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「ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草/コメントログ」 第4章の最後のせりふがアミバwww -- 2011-09-15 18 22 12 めちゃくちゃおもしろくなってるww この時点で神SSの徒然あきさんだw ムシゴロウ王国5との間に作者様に一体何があったんだろうかw -- 2011-11-06 14 25 32 ちょwwトキwww・・じゃなくてアwミwバwwww -- 2011-12-01 06 19 09 『性教育に胴付を使って問題になった所もあるが』 ここんとこ詳しく教えてもらおうか -- 2012-01-30 21 59 19 ゆゆこは確かにこぼね~♪しかゆわないからかわいいんだよな~(о´∀`о) -- 2016-08-26 00 04 23
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プラネット・ゆース 11KB 観察 パロディ 捕食種 自然界 創作亜種 うーぱっく すぃー 愛で寄り 日頃の御愛顧、ありがとうございます。二行です。 この時間は、『YHKスペシャル プラネット・ゆース』をお送りします。 ゆっくりの知られざる生態を、独自の設定に基づき、ご紹介致します。 脳内デジタル放送による鮮明な映像を、どうぞお楽しみ下さい。 なお、当局は、虐待専門チャンネルではありません。 とにかく、ゆ虐を楽しみたい方は、ゆナッフTV等の専門チャンネルをご利用下さい。 『YHKスペシャル プラネット・ゆース ~うーぱっく&すぃー 誕生の瞬間をカメラがとらえた~』 ここはある森の中。 初めに登場するのは、れみりゃの親子です。 胴付きの成体がうつ伏せに横たわり、顔だけの子供達がそれに群がっています。 「うー、おがあざーん。しっかりするんだどー」 母親は、動きません。 既に顔が潰れ、絶命しているのです。 しかし、頭のお飾りと、胴体部分は無傷。 ここから、新たなる物語が始まります。 子供達が諦めて、どこかへ立ち去っていきます。 時間を、少し進めましょう。 変化が始まりました。 帽子のようなお飾りがひとりでに外れ、地面に転がります。 その姿はまるで、台所に置いてあるボウルのよう。 ゆらゆら揺れながら形を変え、やがて長方形の箱型になっていきます。 そして、片面に、れみりゃの顔のようなものが浮かんできます。 全体の色が、薄いピンクから、茶色に変わっていきます。 メラニン色素が生成され、表皮が丈夫なものに変化しているのです。 サイド部分から、耳のようなものが生えてきました 段々と伸びて、やがてパタパタと動くようになります。 これは、翼です。 ゆっくり、ゆっくりと、お飾りだったものが浮上します。 まるで蓋の開いた段ボールのような外観。 そして、生前を思わせる、ユーモラスな顔。 「うー☆!」 鳴きました。 うーぱっくの誕生です。 うーぱっく誕生のメカニズムは、どうなっているのでしょうか。 その前に、ゆっくりの生態について、興味深い新説をご紹介したいと思います。 ゆっくりのお飾りは、本体と成長を共にすることは、よく知られています。 これは、人間でいうところの神経が、本体からの成長信号を伝達しているためです。 この神経は、餡子を包む皮の中にも、不可視の状態で張り巡らされています。 お飾り部分は、この外皮と同じ構造を持つと考えられています。 違うのは、着脱が可能である、ということです。 取り外した状態の時は、一時的に信号伝達が閉ざされると考えられています。 ゆっくりが死滅する時、お飾りだけが残る場合と、そうでない場合があります。 たとえば、突然の豪雨に遭った時。 あるまりさは、お帽子ごと溶けてしまったのに、隣りにいた同種は、お飾りだけが残る。 この不可解な現象も、信号伝達の阻害、という言葉で説明が付きます。 前者は死滅信号がお飾りまで行き届き、生成組織が崩壊。 後者は、何らかの原因で信号が届かず、お飾り部の崩壊を免れているのです。 『ゆっくりは、思い込みの生物』といわれる所以です。 冒頭に出てきたれみりゃも、死滅信号が、正しく伝達されませんでした。 状況から考えて、死因は、高所からの落下。 恐らく、中枢部に強い衝撃を受け、即死だったのでしょう。 激突時の衝撃により、神経結合は容易に外れます。 だからこそ、お飾りと胴体部分は、崩壊を免れて得るのです。 それでは何故、れみりゃ種のお飾りが、うーぱっくになるのでしょうか。 ゆっくりには元々、『誰かをゆっくりさせたい』という本能があります。 それは、時代の経過と共に、大きな変化を見せていきました。 誰か、という不特定多数から、幼体や、自分自身へと対象が移り変わっていったのです。 この性質の変化が、いわゆるゲス行為などの原因ともなっています。 種の存続を無意識に求めた結果が、これだ、と言われています。 「ゆっくりしていってね!!!」 しかし、この鳴き声にも現れている通り、根底には他者への思いも残されています。 死の間際で、驚く程の改心を見せるゲスゆ。 一方で、簡単に増長する善良ゆ。 自己愛と奉仕の狭間で揺れ動きながら、短いゆん生は過ぎていくのです。 そしてうーぱっくは、基本的に、他者のためにだけ行動します。 脆弱かつ不自由なゆっくりのために、運搬に似た活動を行います。 代償はほとんど求めず、自らは僅かな餌で生命を繋ぎます。 あまりにも、他のゆっくりとはかけ離れた生態です。 ある研究者は、これは無意識の解放によるものだと、考えました。 生前、生き延びるために抑制されていた奉仕の本能。 それが、意識の消滅により解き放たれ、一人歩きしているのだ、と。 しかしそれだけでは、れみりゃ種だけ、という説明が付きません。 研究者は、こう説明しています。 うーぱっくに必要なのは、空を飛ぶ能力。 それを持っているのは、れみりゃやふらん、きめぇ丸等、限られた個体です。 飛行能力を持つゆっくりの中で、最も奉仕に似た感情を保つもの。 それが、れみりゃである、というのです。 確かにれみりゃ種は、他の飛行ゆっくりと比べて、子育てに熱心です。 加えて、さくや種などには、種を越えた愛着を示します。 ともあれ、まだうーぱっくの大部分は謎に包まれている、というのが現状です。 カメラを戻します。 高く飛び立つ、うーぱっく。 どこへ行くのというのでしょう。 その行方を追う前に、れみりゃの胴体部分を観察します。 ここからは、世界初の映像となります。 頭と首から下が、ぷちりと外れました。 映像の速度を速めると、頭部が激しく腐敗していく様子が、見て取れます。 しかし、胴体部は、全く違った変化を見せます。 まず手足がピーンと張り、「土」の字を書くように平行に広がります。 死後硬直のようですが、それだけではありません。 40時間が経過しました。 伸びた四肢が、今度は徐々に根元へとめり込んでいきます。 圧縮された四肢は、密度の高まりと共に、黒く変色していきます。 それと対照的に、胴体部は鮮やかなピンク色へと姿を変えます。 これは、表皮の融解と再構築による変化だとされています。 色だけではなく、造形も、完成に近付いてきました。 縮んだ四肢は円形に収まり、胴体部は、ゆっくりと平べったくなっていきます。 それはまるで、ハンドルの付いてない台車のようです。 れみりゃの死から、3日が経過しました。 頭部はくすんだ土塊と化し、代わりに、色鮮やかなものが生まれました。 ゆっくりの乗り物、すぃーです。 しかしこのままでは、すぃーは一歩も動くこともできません。 乗り物である以上、運転手が必要なのです。 「ゆ? あれは、すぃーなんだぜ?」 早速、野生のまりさが見つけたようです。 「まりさがみつけたのぜ! ゆっくりしないで、いただくのぜ!」 ピョンと、まりさが乗ります。 途端に、すぃーは動き出します。 「すごいのぜ! すぃーは、ゆっくりできるのぜ!」 ゆっくりにあるまじき速度で、森を駆け抜けるまりさ。 まさかあの乗り物が、れみりゃだったなんて、知る由もありません。 すぃーに関して、私たちが最も抱く疑問。 それは、すぃーはどうやって動いているのか、ということです。 すぃーは、れみりゃの胴体から生まれました。 いわゆる胴付きゆっくりの胴体部は、表皮と全く同じ構造になっています。 いわば、胴体とは、ゆっくりにとってたんこぶのようなものです。 こぶとはいえ、神経が通っている以上、自在に動かすことができます。 実は、胴付きゆっくりのの手足とは、手足のように使えるこぶに他ならないのです。 その手足的なものを動かそうとするのは、本体の働きであり、意識です。 ここで思い出して頂きたいのは、先ほどのうーぱっくに関する研究。 中でも、『無意識の解放』についてです。 うーぱっくは、抑制された奉仕の本能が解き放たれた姿です。 そして胴付きの胴体とは、ある意味では頭部に仕える奴隷、奉仕そのものです。 自我を本体に依存し、命じられるままに、運動を行います。 元々の主人から解放された胴体。 しかしその後も、新たなる主・意識を求め、変態を行うものがいます。 それが、すぃーです。 すぃーの上にゆっくりが乗ると、神経がリンクされるといわれています。 あたかも、その時だけ、胴付きゆっくりになるように。 だからこそ、発進、加速、減速、停止などが思いのままになるのです。 ここで再び沸き上がる疑問。 何故、れみりゃ種なのか。 現在確認されているすぃーは、全てれみりゃ種から生まれたものです。 研究者の中では、様々な憶測が飛び交っています。 巨大種であるティガれみりゃからは、ドス種が乗る、どすぃーが発生する。 他の胴付きからも、すぃーは生まれるはずだ、等々。 ある人は、胴付きまりさの胴体から、箒型のすぃーが生まれたと主張します。 しかも別のまりさが、その箒すぃーに乗って、はしゃいでいたと。 「びゅーん、びゅびゅーん」(CGによる想像図で喜ぶまりさ) うーぱっく同様、すぃーの解明も、まだ端緒に着いたばかり。 そもそも何故、車のような形になるのか。 説明できる者は、まだ、いません。 ここからは、追跡型カメラに切り替えます。 うーぱっく・すぃーと共に生きるゆっくり達を、躍動感溢れる映像と共にご覧下さい。 「れ、れみりゃだぁぁぁ!」 先程、すぃーを手に入れたまりさです。 どうやら、捕食種に襲われてるようです。 「うー☆」 「あまあま、まつんだどー」 こちらも、冒頭に登場した子れみりゃのようです。 この付近では、木々が鬱蒼と生い茂っていて、日光が遮られています。 夜行性であるれみりゃも、存分に活動できる空間なのです。 「は、は、はしるのぜ! ゆっくりしたら、えいえんにゆっくりしちゃうのぜ!」 「れみりゃさまからは、にげられないんだどー」 「ばん、ごはん、うー☆」 軽快にすぃーが走り、まりさの逃走を助けます。 もし乗り物がなければ、あっというまに捕食されていたでしょう。 草むらを抜け、石ころを避け、土肌を車輪が切り裂きます。 れみりゃも負けじと、高度を上げ下げし、追いすがります。 迫力のチェイス。 勝つのは、どちらでしょうか。 「うー。つばさが、いたいんだどー」 「しっかりするんだど! あまあま、たべそこなうんだどー!」 「にげるのぜ! まりさは、いきのびるんだぜ!」 距離が、離れていきます。 すぃーには、意識はありません。 つまり、疲労という概念そのものが、存在しないのです。 れみりゃは生き物です。しかも、まだ幼体に近い。 当然、息切れを起こします。 「もう、だめなんだどー・・・」 「うー★・・・」 落葉のように、れみりゃがヒラヒラと落下します。 「ややや、やったのぜー! まりさは、ゆっくりするのぜぇぇぇぇ」 遠ざかるまりさと、すぃー。 2匹のれみりゃは、歯を食いしばって悔しそうです。 「うんんんぎいいい、だどー」 「とびすぎて、おなかぺこぺこだどー」 「このままだど、えいえんに、ゆっくりするんだどぉ」 「ざくやぁ・・・」 遠くから、激しい羽音が聞こえます。 別のれみりゃ。 または、ふらんでしょうか。 だとすれば、子れみりゃの生命はありません。 「うっうー☆」 うーぱっくです。 上空より、舞い降りてきました。 体が少し膨れ上がっています。 何かを、中に詰め込んでいるようです。 「なんなんだど?」 「もしかして、うーぱっく、なんだど?」 「うー☆」 うーぱっくが、地面スレスレにまで高度を下げます。 そして、底を、パカッと開きます。 ドサドサッと、中身が落ちます。 「のいちご、なんだどー!」 「まっかな、あまあまだどー!」 「うっうう、うー☆」 「たべて、いいんだど?」 「うーうー☆」 「あ、あ、ありがとだどー!」 「うーぱっくは、さくやなんだど!」 「うー☆」 2匹のれみりゃは、木の実に貪り付きます。 口の周りを真赤にして、まるで、吸血鬼のようです。 それを見て、満足そうに、うーぱっくは飛び立っていきます。 餌を取り逃がす原因となった、すぃー。 餌を与えてくれた心優しき、うーぱっく。 そのどちらも、子れみりゃの母の、成れの果てなのです。 なんという、皮肉なことなのでしょうか。 そういえば、あのすぃーに乗ったまりさは、どうなったのでしょうか。 別のカメラが、追いかけていました。 大きな木の根元。 そこに、顔面をめり込ませて沈黙しているゆっくりがいます。 あの、まりさです。 傍らには、惰性で動く、すぃー。 どうやらまりさは、暴走した挙句、木に激突してゆん生を終えてしまったようです。 緩やかな傾斜で、すぃーが動きます。 そこに通りかかったのは、これまた、まりさ。 「ゆっ! これはゆっくりした、すぃーなのぜ!」 そういって飛び乗ると、そのまま森の奥へと消えていきました。 同種の死骸には、気付くこともなく。 うーぱっくと、すぃー。 れみりゃから生まれたそれは、ゆっくりとはかけ離れた姿になってしまいました。 それでも2匹は、誰かをゆっくりさせるために、日夜、生きています。 或いは彼らこそ、最もゆっくりの名に相応しい生き物なのかもしれません。 『YHKスペシャル プラネット・ゆース ~うーぱっく&すぃー 誕生の瞬間をカメラがとらえた~』 製作: YHK(ゆっくり放送協会) カメラ: 脳内 音楽: 脳内 脚本・語り: 二行 収録: 餡小話 Wiki 今回の『プラネット・ゆース 第一夜』、いかがでしたでしょうか。 次回は、『ヒマラヤを飛び越える、きめぇ丸の群れ』をお送りします。 お楽しみに。 (終) 【過去作】 ふたば系ゆっくりいじめ 379 れいむ・マスト・ダイ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 402 れいむ・マスト・ダイ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ふたば系ゆっくりいじめ 453 空から降る100万のぷくー ふたば系ゆっくりいじめ 497 DYC ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る これまでほとんど考察されることがなかったすぃーとうーぱっく、そしてゆっくりが溶けても飾りだけが残ることの理由。 これらについての独自の設定を見事なまでに完成させている。 極めて意欲的で、発展的だ。素晴らしい作品だ。 -- 2012-08-04 15 30 14 すぃまりさは食物連鎖の理に逆らったのが原因だと言う仮説を立てるww -- 2012-01-11 18 15 29 Ω ΩΩ<な、なんだってー!? -- 2011-09-18 11 01 02 な、なんだってー!? 確かにうーぱっくのみょんな形状は不思議だったしな。面白いアイディアだww -- 2010-10-17 22 50 47 面白いwww -- 2010-06-22 13 00 27 すぃーまりさザマァwww -- 2010-06-17 17 03 03 な、なんだってー! -- 2010-06-17 06 36 04
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2/コメントログ」 ようやくわかった。タイトルの"種"ってそういうことなんだね。 -- 2010-12-23 18 20 40 SEED・・・ -- 2013-09-04 20 38 45
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森から群れが消えた日(後編) 34KB 虐待-普通 駆除 kujyo 【前編からの続き】 『森から群れが消えた日(後編)』 D.O ここは、とある山のふもとにある、森に囲まれた小さな農村・・・から少し離れた森の中。 里からゆっくりのあんよで、森の中を丸一日ほと入ったところに、 それなりに歴史を重ねたゆっくりの群れがあった。 長はもう30歳以上にもなる偉大なドス。 背の高さも3mを越え、他のドス達からも一目置かれる存在だ。 群れの幹部達も、みんな数代にわたってドスを補佐してきた、尊敬を集めるゆっくり達である。 これまで何度か危機を味わっては来たものの、その知恵と、勇気と、ドスパークによって乗り越えてきた。 「むきゅぅ・・・さいきん、またごはんさんがとれなくなってきたわ。」 「わからないよー。せっかくあたらしいどすが、べつのむれをつくってでていったのにー。」 「そうね、むれのにんずうがへったのに、またごはんさんがたりないなんて・・・とかいてきじゃないわ。」 この群れでは近年、計画的なすっきりによって一年ごとにゆっくり頭数を倍増、 さらにまりさ優遇政策によって、一年に3~4匹のドスまりさを育成していた。 増えた若いゆっくり達を、若いドスまりさに率いさせて、『かいったく』に出す。 あとは今のゆっくりプレイスから程よく離れた、新たなゆっくりプレイスを見つけるまで旅を続け、 そこに入植したのち、相互に交流を行っていく。 そうした計画的な領地拡大によって、初代ドスまりさをトップ、60匹のドスまりさを中心戦力としたゆっくりコミュニティは、 現在では構成頭数5万匹を軽く超え、その勢力圏は人間さんの村をグルっと囲むほどにまで拡大したのであった。 ともあれ、そんな風に群れの頭数調整を進めながらも食糧難になるということは、 このゆっくりプレイスの草花や虫の数の、回復力自体が低下してきている事を示す。 満足するまで際限なく食っては、後先考えずに食料を取りまくるのがゆっくりだから、当然と言えば当然なのだが。 と、言うことは、ゆっくりの能力でどうこう出来る範囲を超えてしまっている訳であり、 解決策はもはや一つしかない。 「ゆっ!ドスは人間さんから『のうっぜい』してもらってくるよ!」 『納税』・・・早い話が、 人間さんにはお野菜の生えるゆっくりプレイスを貸してあげてるんだから、 できたお野菜さんは、ゆっくりにちょうだいね! でもかわいそうだから、人間さんが食べる分だけは残してあげるよ、ドスは優しいね! であった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「なんじゃい、はぁ。またお前さんかね。」 「ドスの群れが、ゆっくりしたご飯さんが足りなくて困ってるんだよ! 人間さんは、いつも通りお野菜さんを持ってきてね!いっぱいでいいよ!」 ドスの交渉窓口は代々、村長が行うと決められていた。 だが、今回の村長はドスより背が低いチビッ子のジジイのクセに、従順さに欠ける所があった。 今回も同様で、ここまでは過去10年以上続けられてきた受け答えであるのに、 ドスが考えているほどのお野菜さんがのうっぜいされる事はまず無い。 と言うのも・・・ 「いや、この間も別の若いドスが来ての。野菜をたーっぷり持って行きおったわ。 わしらも相手がお前さん達だけならいいがの。ドスが来るたんびに野菜やっとったら、 もうわしらの食べる分も無くなってしまいよるんじゃよ。」 「ゆぅぅ。本当なの?」 「嘘なんぞつかんよ。ほれ、あっちの森に住んどるドスの群れじゃわ。」 「ゆぅぅぅ~。しょうがないね。じゃあ、これだけで許してあげるよ。ゆっくりしていってね!!」 「ほいほい。ゆっくりゆっくり。」 と、まあこんな感じなのだ。 「ゆぅ~。お野菜さんが足りないよ。 人間さんをもっとすっきりーさせるか、どこかで捕まえて来ないといけないよぉ。」 ドスはある意味では賢く、お野菜を作れるのは人間さんだけであることを理解していた。 ゆっくりプレイスを貸し与え、森の危険から守ってあげる代わりに、お野菜を上納してもらう。 ただし人間さん自身が、お野菜しか食べられないことも理解しているので、搾取しすぎないように。 言ってみれば働きアリとクロシジミの幼虫の関係、養蜂業者とミツバチの関係。 ギブ&テイクの関係ということだ。 しかし、結局のところ、ゆっくりにしては賢明なドスまりさでも気づけていなかったのである。 新ドスによる開拓に適した土地は、この周辺地域にほとんど残っていないことを。 森の恵みを食いつくさないように、群れを分散させるなどの努力をしていても、 目に付けば種も卵も幼虫も、手加減無しに乱獲するゆっくり達の害によって、徐々に虫や草花が減っていることを。 そしてもうひとつ。 ドスがやってくる少し前までは、この村ではゆっくりによる畑荒らしを防ぐため、 村にゆっくりが下りてくるたびに、森の群れを駆除していた。 しかし、山に入るだけでも重労働、しかも何の収穫も産まない作業に頭を抱えた村人たちは、 ドスが山にやってきたことをきっかけに、一時しのぎの対策を思いついたのだ。 それは、 非常に不愉快ながら、年貢として収穫物の一部をゆっくりに渡すこと。 ゆっくりが農家に特に目の敵にされていた理由は、単に畑に侵入して作物を荒らす、 と言う程度では済まない問題を抱えていたからであった。 その問題とは、畑の荒らし方、そして、被害の大きさである。 ゆっくりは、手も足も無く、背も低い。だから、 大根ならば地上に出ている部分、 トマトやナスは茎の根っこあたり、 白菜などは外側の柔らかい部分だけ、 実にもったいない食べ方をするのである。 しかも、ちょっと味見程度に食われるならまだしも、 美味しいごはんが、しかも周囲一面にある、と見たら際限なく食い続けることができるのがゆっくりである。 腹いっぱい食ってはうんうんをひり出し、腹をすっきりさせてからまた食い始めるのだ。 結果残るのは、あたり一面売り物にならない程度に食い荒らされた畑。 地面から上の部分だけキレイに食べ尽くされた大根が並ぶ、変わり果てた大根畑を見たときの、 泣きたいを遥かに通り越した気持ちは、誰もが二度と味わいたくないものだったのである。 どんな屈辱と引き換えにしても。 そんな訳で、屈辱を噛み殺しながら収穫の一部をドスに渡して、 他の収穫物の安全を保証してもらう方が、計算できる損失なだけマシだったのだ。 当然、自分達が食うに困るような量を差し出すことは無いのだが。 だが、ゆっくり如きにやられっぱなしである事を、いつまでも放っておく人間など居ない。 計画は、間もなく最終段階に入ろうとしていたのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆっくりしていってね!」 「ん?ああ、ゆっくりしていってね。」 「おにーさん、ありすのおうちで、なにしてるの?」 間もなく独り立ちというところの、若いありすがおうちの前で出会ったのは、 笑顔のとても優しそうなお兄さんであった。 よく見ると、根元にありすのおうちがある大きな木に、紅い塗料で×を書いている。 「ああ、おうちを都会派にしてあげようと思ってね。ありすのカチューシャみたいで、キレイだろ?」 「ゆわぁぁ。とってもとかいはね!ゆっくりありがとう!」 「うん、どういたしまして。・・・ところでありす。」 「ゆ?」 「もし良かったら、ありすのお友達のおうちも、都会派にしてあげたいんだけど。」 「ゆ・・・ゆーん!ゆっくりりかいしたわ!おともだちのおうちに、あんないするわね!」 「うん、ありがとう。」 ・・・数週間前から、どの群れのゆっくりプレイスでも、 ゆっくりしたお兄さん、お姉さんを見かけるようになった。 彼らの多くは、こうやってゆっくり達のおうちに都会派な印を描いていってくれた。 この紅い塗料は不思議な事に、夜になると美しい青白い光を放った。 ゆっくり達はそれを知ると、さらにお兄さん、お姉さんに感謝したのであった。 別のゆっくりプレイスでは、たれ目気味でおっとりとした印象の若いお姉さんが、 子ゆっくりを卒業したばかりといった感じの若いちぇんに話しかけていた。 「ねぇえ?ちぇん。」 「わかるよー?」 「お姉さんに、ゆっくりプレイスが、どこからどこまでなのか、教えてくれない?」 「わかるよー?」 「あのね。人間さんも、森に入っちゃう事あるじゃない? そんな時、ゆっくりプレイスに入っちゃって、ゆっくり達のごはんを勝手に取っちゃったりしたら、 ちぇんも嫌でしょ?」 「わかるよー!ちぇんのごはんは、ちぇんのごはんだよー!」 「うん。じゃあ、教えてくれたら、あまあまあげちゃおうかな。」 「わかるよー!!」 お姉さんはゆっくり達に、群れの生息域(ゆっくりプレイス)の境界を聞き取り、 地図にメモしたり、目印の旗を立てたりしていった。 これで人間さんが、勝手に山の果物やキノコを取って言っちゃう事も無くなるだろう。 森のゆっくり達は、あのお姉さんはとってもゆっくりしていると語り合った。 こうして、村を囲む森一帯の、ゆっくりプレイスの場所も、ゆっくりのおうちの場所も、 村人全員に知られることになったのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 一方、村人たちの行動の真意など知る由もないゆっくり達は、 今日が最後となるゆっくりとした一日を、いつも通りゆっくりゆったりと過ごしていた。 このおうちに住むゆっくり一家は、父まりさに母れいむ、子れいむ1匹の3匹家族。 だが、子れいむとは言ってもすでにハンドボールサイズまで育っており、 間もなく独り立ちという事もあって、両親は先日すっきりーを終えていた。 植物型にんっしんで、赤れいむが2匹と赤まりさが3匹。 みんな、産まれる前からとってもゆっくりしていた。 母れいむはこれで5度目になるにんっしん期間を順調に過ごし、 今日は新たな命の誕生を迎えようとしている。 「ゆっ!れいむのゆっくりしたあかちゃんがうまれるよぉ!!」 「おちびちゃん、ゆっくりうまれてね!ゆっくりだよ!」 ぷるぷるっ・・・ぷちんっ!・・・ぱふっ! さすがに両親とも慣れたもので、 父まりさは優しく、赤まりさをお帽子で受け止める。 通常は草や木の皮で作った鳥の巣型のクッションで受け止めるものだが、 やはり親まりさのお帽子に受け止められる以上のしあわせーは無いものだった。 「ゆぅ・・・ゆぴゅう・・・ゆっ・・・」 「おちびちゃん、ゆっくり、ゆっくりでいいよ!」 「ゆぅ・・ゆぅ、ゆっくちしちぇっちぇにぇっ!」 「ゆーん!ゆっくりしていってねー!おちびちゃん!おとーさんだよ!」 「おかーさんだよ!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!ゆっくち!ゆっくち!」 「ゆわぁ!れいむはおねーさんだよ!ゆっくりしていってね!」 新たな命の誕生。 子れいむは、初めての妹、輝いて見えるほど可愛い赤まりさの誕生に、単純ならざる感動を感じていた。 そう、子れいむは間もなく独り立ちの季節。 その時が来れば、将来を誓い合った子まりさと正式につがいとなり、 一緒におうちを作り、夜になれば、れいむのばーじんを捧げるのだ。 そして誕生する初めての自分のおちびちゃん・・・・・・ 自分の、初めてのゆっくりしたおちびちゃん達・・・ それは、どれほどゆっくり出来るのだろう。 ゆっくりした群れ、食糧の心配も、外敵の不安も存在しない、 ドスと多くのゆっくりしたゆっくりに囲まれた、最高のゆっくりプレイス。 たくましく狩りが上手で美しい父まりさと、優しくお歌と子育てが上手な自分。 その最高にゆっくりした環境と、最高にゆっくりした両親の元に産まれたおちびちゃん達は、 どれほどゆっくりしたゆっくりに育つだろう。 どれほどゆっくりした生涯を送るのだろう。 子れいむと、将来を誓った子まりさの独り立ちの日は、今日。 新しい命の誕生の瞬間に立ち会えた事は、 子れいむの新たなゆん生に、どんな影響を与えるのだろうか。 「ゆっくちうまれりゅよ!」 「ゆ!まりさ、はやくおぼうしをよういしてね!」 ま、とりあえずは、両親の出産のお手伝いが先なのだが。 「まりさは、おねーさんがべっどさんにはこんであげるね!」 「ゆっくちー!」 一方、その子れいむと婚約関係にある所の、子まりさのおうちでも両親の出産が行われていた。 こちらもまた、植物型出産。 子まりさにも5匹の可愛い妹達が産まれたのである。 前の子が巣立つ直前に新しい子を産み、育て、また巣立ちの時がきたら新しい子を産む、 というペースがこの群れの、というかドスが決めた掟であり、習慣なのであった。 「ゆーん、げんきないもうとたちだよ。ゆっくりしていってね!」 「ゆぁーん、おにぇーしゃん!ありしゅ、おなかしゅいちゃー。」 「むーちゃむーちゃさせちぇー。」 「ゆぅぅ・・・」 産まれて早々にワガママを言う妹達に、ちょっと気分を害した子まりさではあったが、 父まりさと母ありすは優しくなだめてあげる。 「まりさも、もうすぐおとうさんになるのぜ。わがままなんて、おちびちゃんのとっけんなのぜ。」 「まりさだってむかしは、いっつも『こんなのたべられないよ!ばかなの?しぬの?』とかいってたわよ。」 そう言うと、母ありすは自分の頭に生えていた茎を子まりさに差し出し、 妹達に食べさせてあげるように促した。 「ゆっ・・・まりさがあげて、いいの?」 両親とも、頭だけしかないのに、うんうんと器用にうなずいて見せる。 産まれたばかりの赤ゆっくりに、初めてのごはんとして茎を食べさせてあげるのは、 茎が甘すぎず苦すぎず、赤ゆっくりの味覚調整に最適であるため、 病気への抵抗力が、茎を食べることで初めて備わるという、ゆっくり特有の性質のため、 等の理由が本来のものだ。 だが同時に、初めて食事をくれた、もっとも赤ゆっくりにとってゆっくり出来る存在であるという、 潜在意識への刷り込みの効果もある。 その大事な機会を、子まりさに譲ると言うことは、 妹達と生涯仲良くして欲しい、という両親の意思表示でもあった。 「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」 「おにぇーしゃん、ゆっくちー!」 「ゆぅ。おくちがよごれてるよぉ。ぺーろぺーろ。」 「ゆぁーん。しゅっきりー!」 「ゆぅん!ありしゅ、うんうんしゅるわ!しゅっきりー!」 「ゆわわわ、べっどのなかでしちゃだめだよぉ。」 「ゆぁーん、くしゃいわー!」 赤ゆっくり達は、好き勝手に食べ、汚し、排泄し、とても、とても手がかかる。 子まりさは、しかし、なんだかとってもしあわせーな気持ちになっていた。 「ゆふぅん。まりさも、おちびちゃんのせわをしてしあわせーになるなら、りっぱなおとななのぜ!」 「そうなの?まりさ、とってもゆっくりしてるよ!」 そして、独り立ちの時間はやってくる。 「うふふ、まりさ。ひとりだちしても、たまにはありすたちに、げんきなおかおをみせてね。」 「おかーさん。」 「いもうとたちも、みんなおねーさんにあいたいって、さわぐにちがいないのぜ。」 「おとーさん・・・ゆぅぅぅうう!まりさ、れいむとかわいいおちびちゃん、いっぱいづぐっで、 いっぱいいっぱいゆっぐぢぢで、みんなであぞびにぐるがらねぇぇええ!!」 「まりさ。ありす(まりさ)たちのおちびちゃん・・・ゆっくりしていってね!」 「ゆっぐぢぢでいっでねぇぇええ!!」 「ゆーん、おにぇーちゃん、ないちぇるにょ?」 「みんな、みんなゆっぐぢぢでいっでねぇぇえ!!ずーりずーり、じあわぜぇぇええ!!」 「いちゃーい!ゆっくちできにゃいー。」 こうして子まりさのおうちでは、子まりさが巣立っていくまで、明るい、未来に向かっての、 底抜けにしあわせーな笑いが止む事は無かったのであった。 一方ドスのおうち、崖に掘った洞窟では、次代を担うドス達の教育が、 初代ドス直々に行われていた。 「一つ!ドスは、ゆっくりをゆっくりさせるための存在だよ!」 「ひとつ!まりさは、ゆっくりにゆっくりしてもらうんだよ!」 「二つ!ドスは、虫さんや、お花さんや、人間さんを支配する、ゆっくりの中のゆっくりだよ!」 「ふたつ!まりさは、むしさんや、おはなさんや、にんげんさんをどれいにするよ!」 「ゆぅ~・・・なんだかちょっと違うよ・・・。」 「まりさはゆっくりしてるよ!どすはばかなの?しぬの?」 ・・・じろり 「ゆぴぃいい!?こわいよぉぉおお!!ゆっぐぢにらまないでぇええ!?」 「(ゆ~。まあ、このドスは賢い方だけど、もう少しお勉強がいるね・・・。)」 若いゆっくりの群れを若いドスに任せて『かいったく』に向かわせるのはまだまだ先のようだ。 『先』はもうやってくる事は無いのだが。 こうして、群れの一日は過ぎていく。 今日も多くのゆっくりが生まれ、育ち、独り立ちをした。 体力と精力に満ちた若ゆっくりたちは、つがいを求めて森を駆けまわる。 群れは子れいむと子まりさのように、将来を誓い合ったゆっくりばかりではない。 そんな、お相手の居ない若いゆっくり達は、野生である以上傷一つ、汚れ一つ無いとは言わないが、 お飾りをキレイに洗濯し、あんよの下に敷いてしわを取り、 ごはんをいっぱい食べてゆっくりとした下膨れに磨きをかけて、求婚を繰り返す。 お互いが気に入った相手であったら、その日の夜には即すっきりー。 次はお互いの両親に報告し、当面はお互いのひとり暮らしのおうちを比べて、大きい方を新居にする。 ここは何せ10年近くゆっくり達が暮らす森だ。 新しいおちびちゃん数匹と、つがいで暮らせる程度の木の洞や洞穴などそこら中にある。 こうして群れは大きくなり、ドスも生まれ、また新しい群れを作って勢力圏を広げてきたのであった。 今日もまた、これまで通りのゆっくりとした未来が存在する事を信じて。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 夜。 子れいむと子まりさ。 いや、独り立ちをして同居するようになった以上、 本来は『れいむ』『まりさ』でいいのだが、不便なので子れいむと子まりさでいいだろう。 若い2匹は、ほとんどのゆっくりがおうちの中でゆっくりしている闇の中を、 ゆっくりプレイス(要するに群れの居住区域)の外までお散歩していた。 「れいむ・・・おほしさま、とってもゆっくりしてるね・・・」 「まりさ・・・ここは、とってもゆっくりできるね。」 そこは、2匹だけの秘密のゆっくりプレイス。 森の奥の少し開けた場所にある、小さな草原だった。 そこには小さな泉と、キレイなお花と、木々に隠れない視界いっぱいの星空があった。 子れいむと子まりさは、ドスによってれみりゃもふらんも追い払われたこの森で、 夜になるとココにやって来ては2匹で寝転がり、飽きる事も無く星空を眺めていたのである。 そして、どれくらいゆっくりと星を眺めていた頃だろうか。 ゆっくりプレイスの方から、何やらゆっくり出来ない声と臭いが漂ってきたのは・・・。 この夜のことを、この声と臭いに気づいてゆっくりプレイスを見にいった事を、 子れいむと子まりさは、生涯後悔することになる。 村人たちは全員が、今日、この日が来る事を熱望していた。 ゆっくりと言う目障りな存在に鉄槌を下せる日を。 周到な準備と計画、それは、60匹以上のドス達がそれぞれ支配するゆっくりプレイスを、 赤ゆっくりすらくぐれない、丈夫なゆっくり捕獲用ネットで囲うことから始まった。 ゆっくりプレイスの境界線は、目印の旗まで立てて、完璧に把握している。 まずまともなゆっくりなら、夜に出歩くことも無い。 ゆっくりプレイスに囲いを作る作業は何の妨害を受ける事もなく終了した。 そして、逃げ場を塞がれたゆっくり達に対して、本格的な駆除が始められた。 「おちびちゃん・・・まりさと、ゆっくりしてるよね。」 「ゆふふ、れいむ。もうおちびちゃんなんていっちゃ、わるいよ。」 「ゆぅん。れいむのおちびちゃんは、いつまでもおちびちゃんなんだよ。」 「しゅーや、しゅーや・・・ゆっくち・・・」 ここは、子れいむの両親のおうち。 おうちの上に生えている木は、当然夜の闇に青白く輝く目印がつけられている。 ざくっ! その、ゆっくりした一家が眠りに就こうとしているおうちの中に、何かが突き刺さるような異音が響いた。 「ゆぅ、ゆ?なんなの?」 「まりさ、おうちのいりぐちで、へんなおとがしたよ。」 「ゆぁーん、ゆっくちできにゃいよぉ。」 「ゆゆぅ。まりさがみてくるから、おちびちゃんたちは、べっどさんでゆっくりまっててね。」 「ゆぅん・・・ゆっくちりかいしちゃよ。」 「ゆぅぅ、なんなのぉ?・・・ゆぁぁぁぁあああ!なにこれぇぇぇぇぇええ!!?」 父まりさが入り口に向かうと、おうちの入り口を塞ぐバリケード、 いわゆる『けっかい』を、何か見たことない物が貫いていた。 「ゆぅぅぅううううう!!ゆっくりでていってね!なんなのこれぇぇえええ!?」 それは銀色に輝く金属製の道具、園芸用のスコップであった。 より正確に言うと、園芸用のスコップを長い棒の先端に括りつけたような、 槍に近い形をした道具であったのだが、そんなことは、ゆっくりに理解できるはずもない。 金属製のそれは、まりさの言葉を聞くまでもなく、ゆっくりと左右に動かされ、 『けっかい』の石や木の枝を崩しながら引き抜かれた。 外敵からおうちを守るバリケードは完全に崩され、おうちの入り口は今や、 くぱぁっと大きなお口を開け、そのあられも無い姿を外にさらすばかりとなってしまったのである。 父まりさも母れいむも数年生きていながら、実はこれまでれみりゃにすら出会った事が無い。 ここは、ドスに守られゆっくりの楽園となった、あらゆる外敵の存在しない世界だったのだから。 だから、これまで見た事も無い、聞いた事も無い敵を前にして、 父まりさはおちびちゃんを守る術すら思いつかず、ただ、こう叫ぶことしかできなかった。 「ど、どすぅ!どすーっ!!ゆっぐぢでぎないよぉぉおお!!ゆっぐぢだずげでぇぇえええ!!」 だが、その頃ドスの前には、そのスコップで作った槍とは比べ物にならない危険が対面していた。 「・・・・・・村長さんだね。何なの・・・何やっでるのぉぉぉおお!?」 だが、村長はドスの質問には答えるそぶりも示さず、 着流しの帯を解くと、ふんどし一枚の姿となった。 その全身は、ゆっくりには理解できようはずもない、重々しい鋼の鎧で覆われていた。 そう、筋肉と言う名の鎧で。 だが、ドスにも村長の脅威を感じ取ることはできた。 筋肉そのものではなく、その内側から発せられる、 巨大な岩を思わせる、押しつぶされるような圧力によって。 そして、村長は初めて重々しく口を開いた。 「おぬしで最後じゃよ。」 「ゆ・・・なに言ってるの?」 「・・・・・・この山のドス、全部で62匹。おぬし以外、全て駆除済みということじゃよ。」 「ゆ・・・?」 ドスは、その時初めて気づいた。 村長の足元にある黒いボロキレは、ドスが今日も教育を行っていた、まだまだ未熟な若ドスのお帽子であることを。 「・・・ゆがぁぁああ!!」 シュゴッ!! ドスは、それに気づくと同時にほとんど溜め無しのドスパークを放った。 必殺の一撃!! 村長が立っていた場所は、一瞬で閃光に包まれた。 だが、 その閃光をくぐった村長の低空タックルが、スパークが放たれるとほぼ同時にドスの下膨れに食らいついていた。 「・・!?」 「しっ!!」 村長のクラッチがドスの下膨れに完全に極まる。 いや、それ以上に深くねじ込まれていた。 村長の腕の長さではドスの体を抱え込むことなど本来不可能。 それを、ただ腕力だけでムリヤリ、ドスの体に腕をめり込ませ、 ドスを完全に両腕で抱え込んだのだ! 「ゆぎぃぃいい!?」 「ふんっ!!」 そして、その瞬間ドスの視界が一変した。 ドスの体が宙に浮かび、視界は自分の身長以上の高さに飛び上がる。 そして正面を向いていたはずの視界は、空から地面と向かい合うように変わり、 地面を見ていたと思った次の瞬間には天地逆さまに変わって ぐしゃんっ!! ドスの体は、地面に真っ逆さまに突き刺さった。 村長の技をなんと呼ぶべきなのだろうか。 裏投げ?ジャーマンスープレックス?ある意味ではブレーンバスターと言えなくもないが。 事実を描写すれば、村長の体が後方にキレイなアーチを描き、ドスを脳天から地面に突き刺したという形になる。 そして、ドスの眉毛から上は粉々に弾け飛び、ドスは逆さまのままゆっくりと意識を失っていった。 自分は、永遠にゆっくりしてしまう。 それを悟りながら、ドスは二つだけ疑問を持ちながら目を閉じた。 ・・・どうして自分は、こんな死に方をしなければならなかったのか・・・ ・・・この村長は、村人たちは、本当に自分の知っているあの村の人間さんたちなのか・・・ その答えは、人間達から見ればわかって当たり前のものであった。 為す術を知らず、ドスにも助けてもらえない父まりさと母れいむは、 産まれたばかりで動けないおちびちゃん達を守るため、意を決して外に飛び出した。 中にいようと外にいようと結果は同じであったが。 「ゆぁぁああ・・・あ?にんげんさん?」 「ゆ・・・どうして?」 だが、村人達がそれに答えることはない。 ころりっ、ころりっ。 父まりさと母れいむは、人間さんのあんよでころりと上下さかさまに転がされ、 「「ゆ?」」 そして次の瞬間、 さくっ!さくっ! 「ゆ・・・ゆぎひぃぃぃいいいい!!!」 上を向いた2匹のあんよに、スコップの槍が突き刺された。 「どぼぢでっ!あんよさんが、まりさのゆっくりしたあんよさんがぁぁぁぁ!!」 父まりさの叫びともとれる問いは、村人に完全に無視しされた。 「れいむだぢ、ゆっぐぢぢでだだげなのに、なんにもぢでないのにぃぃいいい!!」 母れいむのその叫びに、村人は一瞬だけチラリと視線を動かしたようだったが、 その視線は、痛みに苦しむれいむを黙らせるほどの、煮えるような悪意だけがこめられていた。 村人の暴力はそれで止まらなかった。 続いて手にした道具はガーデニング用の小さな、金属製の熊手。 村人はその熊手をおうちの中に突っ込むと、まずは赤ゆっくり達をベッドごとそろりと引きずり出す。 枯れ草を鳥の巣状に編みあげたベッドは案外頑丈だが、壊れて赤ゆっくりがこぼれると、 引きずり出すのが面倒になるので、この作業だけは丁寧だった。 「ゆぴゃーん!ゆっくちさしちぇー!」 「おにーしゃん、ゆっくちしちぇぇ!」 ベッドの上でもにょもにょと泣き続ける産まれたての赤ゆっくり達。 しかし赤ゆっくりの可愛らしい泣き声は完全に無視され、 村人は5匹の赤ゆっくり達を、いったん腰にぶら下げた麻袋に放り込んだ。 「ゆぴぃ!いちゃーい!」 「せみゃいよー!ゆっくちさせちぇー!」 「おちびちゃんがいたがってるよぉぉ!ゆっぐぢざぜであげでぇぇえ!!」 村人の作業は続く。 おうちの前の地面にスコップで、幅も深さも3~4cm程度の、細長く浅い溝を手際良く掘ると、 そこに腰の袋から取り出した植物の種をパラパラとまいていった。 それだけを見るなら、ココに花壇でも作るのだろうか、といった感じであっただろう。 実際その種は、この山で普通に生えていたような、ゆっくりにとっても美味しい草花の種であったのだから。 だが、この作業はこれで終わりではなかった。 「ゆぁーん・・・ゆぅ?おそとにだしちぇくれりゅの?」 村人は麻袋から先ほど捕まえた赤まりさを取り出すと、 「おそらとんでるみちゃー『すっぽり!』・・・ゆぁーん。せみゃいー。」 先ほど種をまいた溝に、顔が上に向くように赤まりさをねじ込んだ。 赤まりさはもにょもにょと動いて溝から出ようとするが、 サイズも溝にぴったりで、真上に這い出す力など無い赤ゆっくりには無理な話だった。 「ゆ、ゆぅぅうう!?おちびちゃんにひどいことしないでね!」 「おにーさん!おぢびぢゃんはゆっぐぢしたいいこなんでずぅぅ!ゆっぐぢざぜでぐだざいぃぃいい!!」 赤まりさも、赤れいむも、赤れいむも、赤まりさも・・・ 結局、両親の願いもむなしく、5匹の赤ゆっくりは全員溝にねじ込まれてしまった。 ・・・そして、溝にそっと土がかぶせられた。 「・・・ぴゅ・・・・むぴぃ・・・ぴぃ・・・」 「・・・・・・ゆ、ゆぁぁああああ!!おぢびぢゃん、おぢびぢゃぁぁあああん!?」 「どうぢで、どうぢでぇぇええええ!?ゆっぐぢだずげであげでぇぇえええ!!」 溝にかぶせられた土は、まだモソモソと苦しそうに動いており、 土の下にはおちびちゃん達がもがいているのが、両親からもわかった。 だが、それを掘りだす手段は、父まりさにも、母れいむにもなかった。 逆さまになり、あんよを深く傷つけられ、その場から動く事も出来なかったのだから。 そして、土をかぶせた溝の上に水筒から水が撒かれると、 体がふやけたのか、体力が尽きたのか、赤ゆっくり達のもがく動きは徐々に緩やかになり、 村人がおうちの中から山ほど貯められた食糧や家具、キレイな石などを熊手でひっかき出し終わった頃には、 両親の目の前で、ゆっくりした未来そのものの、可愛い可愛いおちびちゃんは、 まったく動かなくなっていた。 「お・・・ちびちゃ・・・?」 「どうして・・・どうぢでぇ・・・」 これだけ終えると、村人は次のおうち目指し、足早に去っていった。 父まりさも、母れいむも、結局命を奪われる事も無く、おちびちゃん達の埋まる地面を眺めたまま、 雨が降るか、飢え死にするまでこのまま放置されることになる。 わざわざあんよだけ傷つけて生きたまま放置するのも、赤ゆっくりを生き埋めにするのも、 別に大した理由があるわけではなかった。 ゆっくりと苦しむことで甘みが増すという話を聞き、 ならば苦しめて殺せば栄養価もあがって良い肥料になるのでは?と考えただけの、単なる思い付きである。 そう、ゆっくり達は、散々自分達で荒らし続けた森の養分として、 しっかりと役立ってもらわなければならない。 ゆっくりがやってくる以前のような、豊かな森に戻った時に、 ゆっくり達の罪は、初めて完全に浄化されるのだから。 「ゆ・・・なん、なの・・・?」 「ま、まりさも・・・わかんないよぉ・・・。」 子れいむと子まりさはゆっくりプレイスに戻ろうとしたが、その途中には、 途切れる場所も無いゆっくり捕獲用ネットが、ゆっくりプレイス全体を囲っていた。 そして、その中からは、ゆっくり達の泣き叫ぶ声が響きつづけていた。 声だけ聞いて済んでいたら、この2匹にとってどれだけ幸運だったであろうか。 だが、2匹の目には、人間さんにお飾りを奪われて必死でついていく、 大量の子ゆっくり達の姿がうつってしまった。 子ゆっくりと言うのも厄介なもので、 生き埋めにするにはサイズが野球ボール並という、大きさがネックになる。 成体ほどにはまとまった量の肥料にならない。 親子そろって木の根元で肥料になってもらうのは、 手間が子ゆっくりの数に比例して大きくなるので得策でもない。 集めてからまとめて潰して肥料にするのも手だが、 その後森にまくのも無駄手間で、ハッキリ言って処分がめんどくさいのだ。 とは言え生かしておくと成体まで育ってしまうので、確実に殺すしかないのだが・・・。 そんな訳で、村人たちは子ゆっくり用の処分場を、自分達の活動拠点でもある、 山を流れる小川の河原に、片手間で作ってしまった。 その処分場の姿を簡単に言い表すと、河原の大きめの石や木の板で囲った、 水の入っていない大きなプールと言うのが的確であろう。 他に特徴と言えば、そのプールの真上に、 河原に生える木に括りつけた、大きな網がぶら下げてあることくらいであろうか。 子ゆっくり達はイチイチ袋に詰めて持ち運ぶのも重くて大変なので、 お飾りだけ奪われ、この処分場についてこさせられていた。 子れいむと子まりさが見たのは、この光景である。 「ゆぴぇぇぇん、まりしゃのおぼうち、かえしちぇ!かえしちぇぇぇ!」 「ありしゅのかちゅーしゃしゃん、ゆっくちかえってきちぇぇぇ!」 「れいみゅのおりぼんしゃん、ゆっくち!ゆっくちぃぃ!!」 村人たちは子ゆっくりを連れてここまで来ると、プールの上にぶら下げてある大きな網に、 子ゆっくりのお飾りを放り込む。 「ゆぁぁあん!まりしゃのおぼうち、おりてきちぇぇぇ!」 これで子ゆっくり達は、プールの中に勝手に転がりこんでじっとしていてくれるのだ。 そして、ゆっくりプレイス中のおうちの駆除が終わった頃、この子ゆっくり達も最期の時を迎えた。 「おりぼんしゃん、ゆっくち、ゆっく・・・ゆぁぁあああん!!どうしちぇおみずしゃん、はいってくりゅのぉぉおお!?」 「まりしゃのおぼうち!ゆっくちかえってきちぇぇええ!!おみずしゃんがきちゃぅぅううう!!」 川からプールにまでつなげられた水路から、水が一気に注ぎ込まれたのであった。 「たしゅけ・・・がぼっ・・!!」 「おにーしゃん、ゆっくちたしゅけ・・・ごぼごぼ・・・」 「ゆぴぃぃいいい!?どうしちぇ、ありしゅ、ゆっくちしちぇちゃのにぃぃいいい!?」 だが、誰も助ける者はいなかった。 当然だ。 この子ゆっくり達が、『ゆっくりしている』事自体が村人にとって、 森の生き物全てにとって迷惑なだけだったのだから。 ごぽっ・・・ごぼ・・・・・とぷんっ・・・・・・ その光景を見終えた子れいむと子まりさは、声一つ発する事も忘れ、ひたすら逃げた。 その時・・・子れいむや子まりさと同年代の若いちぇんとありすが、 ゆっくり捕獲ネットの外側から、村人たちに向かって叫ぶのを見たが、 2匹は立ち止まりもせず逃げ続ける事を選んだのであった。 いや、立ち止まると言う選択肢が、頭に浮かばなかったというのが正しかっただろう。 一方、ちぇんとありすの方は・・・ この2匹がネットの外、つまりゆっくりプレイスの外にいたのは、 子れいむ達と同様、夜のデートのためであった。 つまり、子れいむ達同様、この夜の惨劇から逃げる事も出来たはずだったのだ。 だが、その幸運を逃してでも、この2匹は叫ばずにはいられなかったのだ。 なぜなら、2匹の視線の先には、 おうちに紅い塗料で目印を描いて回っていた、笑顔の優しそうなお兄さんが、 ゆっくりプレイスの境界を聞いて回っていた、たれ目気味でおっとりとしたお姉さんが、 子ゆっくり達が水没していく様を見下ろしている姿があったから。 そう、この2匹は、お兄さんとお姉さんを案内して回った、あのちぇんとありすだった。 「おにいざぁぁあん!?こんなのとかいはじゃないわぁぁあ!!」 「おねえさぁぁん!わぎゃらないよぉぉぉ!?どうぢでごんなごどするのぉぉ!?」 お兄さんとお姉さんも、2匹の事に気がついたようであった。 ゆっくりと2匹の方に近づくと、ネットをどかして2匹をゆっくりプレイスに迎え入れ、 そっと抱き上げてくれた。 そう、2匹が二人を案内して回った、あの日のように。 「おにぃさん・・・おにーさんは、とかいはよね?」 「わかるよー。おねーさんは、とってもゆっくりしてるんだねー。」 そして二人は2匹を両手で持ち上げると、 思い切り地面に叩きつけた。 両目玉が飛び出し、叩きつけられたあんよが、後頭部が、ぐしゃぐしゃに砕けるほどの勢いで。 ・・・そして、2匹は、二人の足で仲良く同時に踏みつぶされた。 お兄さんとお姉さんにとって、やはりこの2匹は特別だったのであろう。 わざわざ、自分の手でキッチリ息の根を止めてあげる程度には。 子れいむと子まりさは、必死で逃げながら、 ようやく働き出した頭で懸命に考えをめぐらしていた。 あれは何? 人間さん? 違うよ? 人間さんはゆっくりしてるんだよ? いっつも笑いながらお野菜さんをくれたよ? 村に行ってもみんな、優しく森まで送り返してくれたよ? なら、あれは誰? 誰・・・・れいむたち・・・なにをしたの・・・? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 明け方、全ては終わった。 村長は、子ゆっくり達の物であったお飾りが満載された網を背負って、川の中央へと向かう。 そして、川の中央までたどり着くと、網をそっとほどいて、中にあったお飾りを川へと流した。 解き放たれたお飾りが川にぷかぷかと浮かび、川面を色鮮やかに彩りながら、下流へと流されていく。 それはさながら、精霊流しのようであった。 そう、 ゆっくりに生息地を追われた動物達への、 ゆっくりに無駄に消費され続けた虫や草花への、 ゆっくりに食い散らかされ、売り物にもならず腐っていった野菜への、 村人たちからの、せめてもの供養であった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 子れいむと子まりさは、夜通し逃げ続け、 森を抜け、山を駆けあがり、それでも逃げ続けた。 そして朝日が顔を出し始めた頃、性も根も尽き果てた2匹はその場に崩れ落ち、 この日初めて、自分達の後方に広がる光景を目にしたのであった。 あたりは一面、岩肌がむき出しで草もロクに生えない、高原の荒れ地。 その遥かかなた、山のふもとには、木々の生い茂る広大な森が広がっている。 そのさらに向こうには、人間さんの村であろう、美しい畑が見えた。 「ゆぅ・・ゆぅぅうぅ・・・ゆぅぅぁぁああぅぅうぅ・・・」 子れいむと子まりさは、自分達が何を失ったのか、この時初めて正確に理解したのであった。 これまでれいむとまりさを守り、包みこんでくれていた、 森に住む全てのゆっくりの物であったゆっくりプレイスは、もう存在しない。 人間さんや、森の全ての動物達と理想的な(ゆっくり視点で)共存関係を取り戻すことも、もはや無いであろう。 あの森にゆっくりが再び受け入れられる日が来ることは、永久に無い。 人間さんと、人間さん以外の全ての動植物が森から姿を消す日まで、永久に・・・ 2匹はこの後まもなく、この岩肌むき出しの高地で、 大きな石の下に穴を掘っただけの、寒々しいおうちに住むようになった。 そして1週間後、2匹の間には、あれほど待ち望んでいた、ゆっくりとしたおちびちゃんが誕生した。 だが、そのさらに5日後、5匹の可愛いおちびちゃん達は、 ふかふかのベッドも、温かいおうちもない、隣近所もお友達もいない環境に恨み事をこぼし続け、 ロクに食事もとれない両親の元に産まれた事を呪いながら、一時もゆっくり出来ずに飢え死にした。 2匹は、自分達のかつて思い描いた未来が、 決してかなうことのないことを理解し、生涯嘆き続けることになったのである。 ※『ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか』へ続く ※登場キャラ設定 尾根 仁(村長): 身長227cm、体重247kg。 レスリング主体のファイトスタイルで、数々の野生動物を葬ってきた 通称『村最強の生物』。 人気エロ絵師のおねにいさんとは、名前がよく似ている。 挿絵 byおねにーあき 餡小話掲載作品 その他(舞台設定のみ共有) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 ふたば系ゆっくりいじめ 924 みんな大好きゆレンタイン ふたば系ゆっくりいじめ 934 暇つぶし ふたば系ゆっくりいじめ 943 軽いイタズラ ふたば系ゆっくりいじめ 1016 お誕生日おめでとう! ふたば系ゆっくりいじめ 1028 ゆっくり工作セット 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 冬-2. ふたば系ゆっくりいじめ 910 寒い日もゆっくりしようね 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 村長みたいに強くなりてぇ -- 2016-11-21 22 03 51 村長さんが居なかったら… ドスが勝ってたかも? -- 2014-05-11 21 14 34 これでれみりゃとふらんもゆっくりできるね! -- 2013-08-01 21 17 15 ↓*3地球の支配者面も糞も、でかい影響力もってんのは事実だろ^^; っていうか強い生き物が他の動物のニッチ奪うなんて当たり前なんですけどね。 -- 2013-03-19 10 34 50 村長最強じゃん -- 2013-01-23 15 47 42 ちぇんだけぜんぶ助けてね! -- 2012-11-21 21 10 57 ゆっくりに生息地を追われた動物達への、 ゆっくりに無駄に消費され続けた虫や草花への、 ゆっくりに食い散らかされ、売り物にもならず腐っていった野菜への これってさ、「ゆっくり」を「人間」に置き換えても成立するよね。 地球の支配者面して、動物を虫を山を森を海を荒らしまわって多くの生命を絶滅に追い込んできたんじゃん。 ゆっくりより遥かに強い分、自然にとっちゃ遥かに有害でしょ。 -- 2012-09-20 21 40 45 「ゆぅ~。お野菜さんが足りないよ。 人間さんをもっとすっきりーさせるか、どこかで捕まえて来ないといけないよぉ。」 ここスゲェイラッときた 後半で払拭されたけど -- 2012-03-19 15 57 45 れいむ一家のしあわせー描写にイラっときたけど 最後すっきりしたww GJ!! -- 2011-10-17 02 19 09 ↓*3 こいつもしかしてゆっくりじゃね? -- 2011-08-13 01 43 48 村長の人気に嫉妬 -- 2011-07-22 06 54 35 村長様マジパネェっす -- 2011-05-22 18 45 16 あれだな、ゆっくりだって一応は生き物だからなぁ… そう、 ゆっくりに生息地を追われた動物達への、 ゆっくりに無駄に消費され続けた虫や草花への、 ゆっくりに食い散らかされ、売り物にもならず腐っていった野菜への、 この部分がよくわからん。 まあこんなこと言ったらどうせ人間様()が 「ゆっくりなんて生きてる価値ないよ()()()()」とか言うんでしょうがね。 -- 2011-04-14 20 32 39 クソムシにも劣るゆっくり共が駆除されてすっきりー! -- 2010-12-21 01 05 19 村長がイケメンすぎるwww KOFにでてきそうだな -- 2010-12-11 20 50 31 もっと早めに駆除すればよかったとか思えなくも無いが、 害頭共ざまぁwwww 精霊流しするとは、村人は命の重みがわかっているな -- 2010-10-20 18 23 46 村長カッコイイ -- 2010-10-17 16 09 44 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『おれはゆ虐SSを読んでいたと思ったらいつのまにか刃牙SSを読んでいた』 な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった 頭がどうにかなりそうだった… ヒャッハー!だとかヒャア!我慢できねぇ!だとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… -- 2010-10-07 05 36 45 数百匹のゆっくりが描写も無く自然の驚異に飲まれたり駆除されたりするこの作者のゆっくりに厳しい世界でも ゆっくり五万以上にドス60匹のこの駆除劇は最高数なんじゃなかろうかw -- 2010-09-19 23 06 55 今ゆきのなかを読み返してきた。なるほど、最初に暴れまわっていたのがこの話の中で生き延びたいるやつか。 最初読んだときは不思議だったが、今なら分かる気がするなぁ。 -- 2010-09-18 23 37 51
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「ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー/コメントログ」 その発想はなかったわー -- 2010-06-16 12 00 39 スケールが大きくてゆっくりできたよ! -- 2010-07-23 17 47 55 G→ガンダムorゲッターは解ったがWが解らん ウイングゼロじゃあないよなぁ -- 2010-08-30 22 07 38 マジレスしちゃうと宇宙の記憶と太陽の紫外線で饅頭なんか変質して死ぬ -- 2010-10-01 10 08 00 ワロタ -- 2010-11-20 17 27 53 ↓2まぁ、そこはほら、いつものご都合的進化の結果、てことで -- 2011-06-16 21 48 57 なんとかレイwww -- 2012-01-06 00 23 00 ↓5 ウイングでいいんじゃね? バスターライフルでコロニー吹っ飛ばせるし -- 2012-08-15 18 45 04 俺達は死ねぇさん出せばいいんじゃないですかねぇ? -- 2014-05-22 17 28 28 なんとかレイは、アヤナミレイで良いかと -- 2017-01-03 09 22 10
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ゆ身売買 32KB ※独自設定垂れ流し。 ※虐待成分無し。 ※現代設定。 ※設定文章が多くてごめん。 ※会話文章が多くてごめん。ひらがなばかりはよみにくくてゆっくりできないね! ※前回れいむヘイトだったので、今回は優遇されてます。まりさは相変わらずヘイトしてます。 ※正直、「ふたば系ゆっくりいじめ 417 ゆっくりブリーダー」とネタがかぶっている上、あちらのほうが 出来がよくてヘコんでます。 ※さらに「さよなら!ゆっくりまりさ!」とも一部ネタがかぶってます。あちらのほうが 秀(ry。 ※餡子ンペ出展。テーマは『群れ(ミニ社会化)』なんですが…。ちょっとテーマと関連が 弱いかも…。 ※じゃりあき様の「かわいい いもうと」からインスパイアされた部分があります。 じゃりあき様のれいむはかわいいよね! コンクリートの道をゆっ、ゆっ、と飛び跳ねる物体。赤いリボンが特徴的なゆっくりれいむだ。 その後ろ、なにやら小型の生き物(?)がれいむについていっている。 赤いリボンと黒い帽子の2匹。同じくゆっくりれいむとゆっくりまりさ、どちらもまだ子ゆっくり だ。 街中を飛び跳ねる親子。その向かった先には人間用のドアと、ゆっくりが押せるほど下に取り付け られたブザーのスイッチがある。 親れいむがためらいもなくスイッチを押した。 「は~い。」 そしてドアから出てきたのはエプロン姿の女性。エプロンには「ゆっくりショップ ゆじま」 の刺繍がしてあった。 親れいむは出てきた女性に言う。 「おねえさん!うちのおちびちゃんを、ゆっくり買い取ってね!」 「ゆ身売買」 必殺引篭り人 ここはどこにでもあるような地方都市。このごくごくありきたりな街の特徴を探そうとするなら、 街ゆっくりと良好な関係を保っている、というところだろうか。 山や森が近くにあるこの街は、以前は野良ゆっくりに悩まされていた。花壇をあらす、学校に 進入する、ゴミをあさって散らかす、車の前に飛び出す。ありとあらゆる害がゆっくりに よってもたらされ、街の人間を困らせていた。 ゆ害に怒った住人が強硬手段にでた町もある。しかしこの街の住人は、言葉をしゃべり、感情 を吐露するこの生き物(かどうかも怪しいのだが)に多少なりとも憐憫の情を持っていた。 さりとて某ゆっくりんぴーすのような、過激な保護まではする気はない。 駆除すること自体は賛成だがジェノサイドまで行くのは忍びない(し、後味が悪い)。 そういう、なんとも歯切れの悪い住人が大半だったのだ。 あれでゆっくりがもう少し物分りがよければ飼うのになぁ。そんな、神様でもさじを投げる ような叶わぬ願いを抱く住人たち。 しかしそれをかなえようとする人間がいた。ゆっくりのせいで犬(ゆっくりを追いかけてしまい 一緒に散歩している人間を急に引っ張って危険)、猫(ゆっくりから攻撃を受けて怪我をしたり、 逆に狩ってきてしまったり)が売れなくなったペットショップの組合だ。 街の平和のため、そして最終的には売り上げアップのため、ペットショップ組合は立ち上がった。 要するに問題なのは人間の街に適応できないゆっくりなのだ。街での生き方、身の処し方を わきまえているゆっくり達は野良とはいえ、街の人間からそれなりの対応をしてもらっていた。 つまり対処するのは以下のゆっくり。 (1)ゲス。窓を割って進入、お家宣言やら略奪をする。花壇に侵入するなど。 (2)バカ。堂々とゴミをあさる、何度教えても人間の街の掟を学ばない。 (3)注意散漫。子供がお菓子を食べているのを見て、道路を横断するようなゆっくり。 (4)自分勝手。赤ゆっくりはかわいいから、これを見せればなんでも許される、 自分はかわいそうだからなど論理破綻をおこしている。 これらを除けば、それなりにゆっくりと人間は共存できるのだ。まあ野良ではあるのだが。 地域猫の考えに多少近い存在にはなれる。 しかしこの (1)~(4)、矯正と教育でどうにかなるようなものではない。それは今まで学者 やら愛で or 虐待お兄さん達の努力の結果から判っている。 そこでペットショップ組合はより根本的な方法、つまり「淘汰による適応進化」を 実践することにした。 「いいかい?あと3回お日様がのぼったら、その日は絶対にお家から出ちゃダメだよ? どんなことが聞こえても、絶対にお家からでちゃダメ。 出ると、ものすごくゆっくりできなくなっちゃうから。」 「ゆっ!れいむわかったよ!にんげんさんのいうこと、ちゃんときくよ!」 「まりさもわかったよ!」 口々にゆっくり達が答える。公園に集まった野良ゆっくり達に、組合のお兄さんが 注意を伝えている。 「じゃあ、ゆっくりフードをわけてあげるね。今言ったことは、ほかのゆっくりにも 教えてあげてね!」 「わかったよ、おにいさん!」 「まりさがちゃんとつたえるよ!」 「ちゃんとつたえるわ!べ、べつにおにいさんのおねがいだからじゃないわ! ごはんさんをもらったから、しょうがなくなのよ!?」 「みょんもみんなにおしらせしてくるんだみょん!」 お兄さんが袋をひっくり返してバラまいたフードを集めながら答える。 このような光景が、街のいたるところで見かけられた。 そして迎えた3日後。ゴミ収集車に掃除機をくっつけたような不恰好な車が何台も街を走る。 「あまあま~、あまあまだよ~!あまあま欲しいゆっくりは寄っといで~!」 大音量で、ゆっくりを確実に引き寄せる曲を流す。曲は野良ゆっくりれいむに歌って もらっているので、とってもゆっくりした曲になっている。 「ゆゆゆっ!れいむのこえなのぜ!」 「あまあまがもらえるなんて、なんてとかいはなの!」 「わかるよー!きょうはかみさまがくれたたからもののいちにちなんだねー!」 「ゆー!やっとれいむのちからをみとめたんだね!まったくこのまちのにんげんはぐず ばかりだね!」 都合のよいことを口走りながら車に寄ってくる野良ゆ達。しかし彼らの希望はあっという間に、 吸い込まれていった。 文字通り、体ごと一気に。 強力な吸引力が衰えることなく野良ゆ達を吸い込んでいく。 「な、なんなのぜぇぇぇ~!?」 「ご、ごんなのどがいばぁ~!!??」 「わがらないんだよ~!?」 「でいぶはじんぐるまぁああざぁぁ~!?」 どんどん吸い込んでいく。ゆっくりが絶対に逆らえない言葉の一つ、「あまあま」を使って 一網打尽である。 しかしゆっくりは絶滅しなかった。この大虐殺を生き延びたゆっくりもいるのである。 「お、おかあしゃん!?おしょとがきょわいよぉぉ!」 「れいむのおちびちゃん!ゆっくりしていってね!おうちのなかにいればゆっくりできるからね!」 「まりしゃもきょわいんだじぇぇぇ!?」 「おうちのなかにはこないって、にんげんさんがいってたんだぜ!おちびたちはまりさをしんじる んだぜ!」 「そうだよ!おとうさんとおかあさんをしんじてね!」 「「ゆ、ゆっくりりかいしちゃよ(じぇ)!」」 人間の指示をしっかりと守っているゆっくり達はちゃんと生き延びたのである。 ゲス、バカ、自己中、注意散漫なゆっくり達はあっさりひっかかって虐殺されていく。 「ゆっ!おしょとからあみゃあみゃしゃんのこえがしゅりゅよ!」 「ありしゅ、あみゃあみゃしゃんほしいよ!」 「だめよおちびちゃん!おうちにいないゆっくりは、いなかものよ!」 「そうだよ!にんげんさんがおうちにいればあんぜんっておしえてくれたんだよ! れいむとありすのおちびちゃんならりかいできるよね!」 「「しょんにゃのどうでみょいいでちょ!あみゃあみゃほしいよ!」」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉー!?」「 「どがいばじゃないわぁぁぁー!?」 「みょういいよ!れーみゅはあみゃあみゃもりゃいにいきゅよ!」 「ありしゅもときゃいはにもりゃってくりゅよ!」 「だ、だめよおちびちゃん!おそとはあぶないのよ!」 こうして赤ゆっくりを追いかけていった親2匹も、仲良く吸い込まれていった。 子供を監督できない、教えられないようなゆっくりも等しく虐殺である。 ペットショップ組合の説明はこうだ。 まずゲス等の矯正不能個体はすべて排除(虐殺)。これは街に被害を出すからしかたがない。 しかしそれ以外は残す。悪さをしていないのに殺すのはかわいそうだ。 それを何世代かに渡って続ける。ゆっくりは短命。特に街の野良は寿命は短い。せいぜい3年、 長くても5年である。世代交代はそれこそ1年もかからない。 こうして学習する、人間の掟には従うゆっくりだけを街ゆっくりとして残していく。 これを繰り返せばゆっくりは街に適応する(というか、適応しないゆっくりはすべて死ぬ)。 進化学でいう「淘汰圧」を人間が与えてやるのだ。これにより、進化という名の適応が すすむ。街に害を与えないゆっくりだけが繁殖するのだ。 一度このようなゆっくりが繁殖すると、ゲス等の個体が出にくくなるのもうれしいところだ。 街に適応したゆっくり集団に対して、たとえば外部から別の個体が来たとしよう。 当然そいつは問題を起こす。するとゆっくり集団は街から攻撃される危険が高まると判断、 これを排除する。 集団内部から発生した異分子もこうやって排除される。 街の人間の中には排除に抵抗を示すものもいたのだが、最後には折れてこの計画を承認した。 道路に飛び出して、子供と勘違いしてハンドルを切ってしまった車が店に飛び込む事件も起き、 ゆ害が改めて問題になったことが最終的な理由だった。 こうして街のゆっくり達は、人間と共存できるものを除いてどんどんといなくなっていった。 そして数世代が過ぎる。 ペットショップ組合は次の手を打った。ただ売り上げアップを待つようでは この生き馬の目を抜く世の中、生きていけない。街を救うという表向きの裏で、次の策を 進めていたのだ。転んでもタダで起きたら貧乏人。タダより高いものはないのだ。 街のためにお金をだした組合が、その投資を回収する手段。もちろんペットとして ゆっくりを売るのだ。ただし、ただのゆっくりには興味ありません。 この中に「野良出身だけど物分りがよいゆっくり」がいたらペットショップに来なさい! 以上! ではなく。 そういう付加価値のあるゆっくりが求められ始めたのだ。 ゆっくりがペットとして広まってから、しっかりした教育による高品質ゆっくりが市場に あふれるようになった。これはこれで人気があるものの、人間満たされるとさらに欲が 出るもの。ちゃんとした敬語を使ったり、お家での作法をしっかり学んでいるようでは もはやゆっくりではない、というわがままな意見が出てきた。 さりとて単なる野良では物分りが悪すぎる。ひとつ教えるのに一ヶ月などザラである。 それではペットたりえない。 ペットショップ組合は悩んだ。野良出身でありながら物分りがよい、覚えがよいゆっくり。 口調や仕草は野良、お家での作法はあまり知らない。でも人間が教えるとちゃんと覚える。 こんなゆっくりがいればいいのに。 そこで考えたのが先ほどの処置。ゲス等を減らし、街に適応できるゆっくりを増やす 計画だ。これにより野良っぽい飼いゆっくりをペットショップが生産するという手間は省けた。 街に行けばそんなゆっくりばかりなのだから。 次に組合は残ったゆっくり達に取引を持ちかけた。 「子ゆっくりを『巣立ち』させないか。」 「われわれがゆっくりさせてくれる飼い主さんを探してあげる。」 「街で野良生活をするよりも、ずーっと良い生活が子ゆっくりを待っている。」 「ただし、子ゆっくりは親がしっかり教育すること。飼い主さんのところで粗相をすれば 子ゆっくりはすごくゆっくりできなくなる。」 「教える内容は我々が親ゆっくりに伝える。忘れないよう、紙に書いたものもあげよう。」 「子ゆっくりの様子はいつでも教えてあげる。飼い主さんから写真をもらえるからね。 そして子ゆっくりが飼い主さんをゆっくりさせてあげられていれば、 子ゆっくりがゆっくりプレイスに行けたお祝いとして、フードを上げるよ。」 そう、悪魔のささやきを聞かせたのだ。 残った親ゆっくり達にバカはいなかった。だからこの提案が魅力的なものであることはすぐに 理解した。 いくらゲスを筆頭とした、街の害ゆがいなくなったとはいえ、依然として街はゆっくりが住むには 苦労の絶えないプレイスだ。 足りないゆっくり成分を求めて赤ゆっくりを増やそうとしても、食べ物がなかったり お家が狭かったりと、どうしても無理が出てくる。子沢山はゆっくりできるが、街でやろうにも 増えすぎると自分の首を絞めてしまう。 正直、巣立ちさせるには子ゆっくりは幼い。まだ親ゆですら子離れができないくらいだ。 しかしこのまま野良生活で苦労させるよりも、子ゆっくりがゆっくりプレイスに行けたほうが うれしい。 それにぶっちゃけ、食い扶持が減ることはありがたかった。食べ物が少ないなら、 食い扶持を減らせばいい。それだけ残った家族に食べ物がいきわたる。 子ゆと別れるのはつらいが、残された家族がおなかいっぱいご飯を食べられることも大切だ。 さらに飼い主さんを満足させられたなら、ペットショップからご飯がもらえるらしい。 子ゆっくりはプレイスでゆっくりし、残された家族もご飯がもらえてゆっくりできる。 少し寂しくはあるが、両者とも幸せになるのなら万々歳だ。 街の野良ゆっくり達は、ペットショップの提案に乗った。 その日から、親ゆっくり達の勉強が始まった。各ペットショップに集まり講習を受け、 教育内容の書かれた紙をお家に持って帰って子ゆっくり達に教え込んだ。 子ゆっくりは突然降って沸いた教育に、ゆっくりできないと泣き出すものが続出したが、 親ゆっくりに説き伏せられてしぶしぶ従っていった。 そしてはじめての試験日。親ゆっくり達は子ゆっくりを連れ、ペットショップに集まった。 「おねーしゃん!れいみゅあみゃあみゃしゃんがたべちゃいよ!」 「あまあまはまた今度ね。」 「ゆーん…、わかっちゃよ…。でも、こんどはちょうだいにぇ!」 「はいはい。じゃあご飯ね。どうぞ。」 「ゆわーい!むーちゃ、むーちゃ、ごっくん!ち、ちちちあわちぇぇー!」 「まあ、ごっくんしてきれいにたべるのね。」 「おかーしゃんにおちえてもらっちゃの!たべものしゃん、たいしぇつだきゃら、 こぼしゃないようにって!」 「えらいわね。」 「ゆーん!おかーしゃんはゆっくちしちぇるゆっくちだもん!あちゃりまえだよ!」 そばでハラハラとしながら見ていた母れいむも、スムーズにすすむ試験にすこし安心して きたようだ。 この子れいむはもちろん合格。野良出身である口調、仕草をしており、また失敗はあるものの 聞き分けよく注意を聞いて直していくという、まさにペットショップ組合が望んだとおりの ゆっくりだった。 母れいむは最後に子れいむを揉み上げでひっしと抱きしめると、「にんげんさんをゆっくり させていってね!」と別れの言葉を伝えた。 ペットショップからお祝い金としてゆっくりフード(ゆっくりでも開けやすいパッケージ) をもらうと、街中のお家へ帰っていく。 ペットショップの窓から、子れいむは寂しさを感じさせつつも、巣立ちへの期待をにじませた まなざしでそれを見ていた。 「ゆっ!しゃっしゃとまりしゃしゃまにあみゃあみゃだしゅんだじぇ!」 「こら、人間にむかってそういう口の聞き方をしちゃだめだろ。」 「にゃにいっちぇるんだじぇ!?くしょどりぇいはしちゃがうしきゃのうがにゃいんだきゃら、 もんきゅをいわじゅにまりしゃしゃまに『ほーし』しゅりゅんだじぇ!」 「…失格!」 「ゆがーん!お、おちび!なんで教えたとおりに言わないんだぜ!?」 もちろん一夜漬けでは受からない。親まりさはいまだに文句を言う子ゆっくりを帽子にのせる と、ずーりずーりと帰っていった。 「うちには子まりさがいるんだけど、仲良くお友達になれるかな?」 と言って写真を見せると、 「むほぉぉぉ!?まりしゃはちいしゃいわにぇぇぇー!だいじょーぶよ!ありしゅがときゃいは なあいしかちゃをれくちゃーしちぇあげりゅわー!」 あっという間にレイパー誕生。 「退場っ!」 「ち、ちびちゃんん!?どうしてれいぱーになっちゃうのぉぉ!?」 親ありすの願いもむなしくレイパー化する子ありす。これも排除される。 「ちぇんのおちびちゃんはゆうしゅうなんだねー。わかるよー。」 「じゃあ計算問題を答えてみて。1+1=…?」 「うるしゃいんだねー。おにいしゃんはばきゃなんだねー。ちぇんがしょんにゃみょんだい こちゃえるみゃでもにゃいんだねー。」 「そうなんだよー。おにいさん、さっさとじぶんがばかだってきづいてねー。」 「ゲスと認定。排除します。」 ゲスはもとより排除の対象。その日から、このちぇん親子は街の中で見かけなくなった。 どこへ行ったかは誰にもわかない。 悲喜こもごも、初めての巣立ち試験はなかなかに大騒動だったが、人間もゆっくりも徐々に この状況に慣れていった。 ペットショップに陳列された野良出身の子ゆっくりは飛ぶように売れた。自分でしつけをしたい (でも覚えが悪いのはイヤ。手軽に教え込む達成感を味わいたいの☆)という (若干ワガママな)客は、実は多かったのだ。 ペットショップ組合の目論見はスマッシュヒットだった。人間がゆっくりを教育するのは難しい。 結局のところ体罰やらお仕置きやらでゆっくりさせない、という方法になるし、なにより 手間がかかり過ぎる。人件費としつけの成功率を勘案すると、赤字になることもしばしばだ。 だから親ゆっくりに教えさせる。親ゆは子ゆのために必死になって教えるから成功率もわりと良い。 人間の手間は講習会と試験だけで人件費も抑えられる。 なにより一度に大量の子ゆっくりを教え込めるのが大きい。人間がやったら何人必要か わからない作業も、個々の家庭でやれば並列作業で効率が良い。 手間と人件費を抑え、質の高い子ゆっくりだけ売り出し、ダメな個体は親ゆっくりにつき返す。 ペットショップの収益率は飛躍的に高まった。 では子ゆっくりはどうなったのか。 買われて行った子ゆっくりは、慣れない人間との生活にはじめはゆっくりできずにいたが、 元々物覚えの良い個体として選別されたゆっくりである。飼い主さんに教えられ、覚え、 そしてだんだんとゆっくりできるようになっていった。 飼い主さんも覚えのよい子ゆっくりへ教えることに達成感を覚え、お互いにゆっくりとした 生活ができるようになった。 今日も母れいむがペットショップへ来た。 「おねーさん、こんにちは!おちびちゃんたちのようすをゆっくりおしえてね!」 「まあ、れいむ。こんにちは。れいむのおちびちゃんたち、飼い主さんのところでとっても ゆっくりできてるわよ。飼い主さん達も、おちびちゃんがとってもいい子ですごくゆっくり できるってほめてたわ。」 そういって、飼い主からもらった写真やビデオを母れいむに見せた。 子ゆっくりはれいむ、ありす、れいむの3種。どの子も楽しそうに歌い、お兄さんに抱きあげられ、 元気に遊び、おいしそうな山盛りのご飯をむしゃむしゃしていた。 「ゆゆーん!れいむのおちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるよぉ!」 「うちのショップじゃ、れいむの子が一番評価が高いわ。だから、今日は特別にご飯に ケーキをつけてあげる。」 「ゆゆんっ!れいむうれしいよ!つぎにしけんをうけるおちびちゃんも、とってもいいこだよ! つぎもゆっくりおねがいするよ!」 「期待してるわ。じゃ、はいこれ。」 ゆっくりフードとケーキの箱を受け取り、母れいむは意気揚々とお家へ帰って言った。 「おかあしゃん!ゆっくちおかえりー!」 「おちびちゃん、ゆっくりただいま!きょうはとくべつにけーきさんをもらったよ!」 「ゆわーい!けーきしゃんはゆっくちできりゅからだいしゅきー!」 店の裏口で待っていた子れいむがぴょんぴょんとうれしそうに飛び跳ねる。 これも教育の一環。街の歩き方、そしてお店の前でちゃんと待つ忍耐力を教える訓練だ。 母れいむは頭はあまりよくなかったが、教育者としてはなかなかの腕前だった。 街の害ゆ駆除の直前、れいぱーありすにすっきりさせられてしまい、母れいむは4匹の赤ゆっくりを にんっしんっしてしまった。途方にくれた母れいむは、それでも赤ゆっくりを大切にしようと 決めた。れいぱーは許せないが、赤ゆっくりに罪はないからだ。 ほかの野良ゆっくりになんとか協力してもらい、4匹ともを産み落とした母れいむは、 すぐにペットショップの提案に乗った。それしか赤ゆっくり達を育てる方法がなかったからだ。 赤ゆっくりは上かられいむ、ありす×2、そしてれいむの4匹。 姉れいむの教育は本当に大変だった。試験に落ちること3回。そのたびにペットショップから 指導を受けて教育を続けた。幼いゆっくりを4匹も抱えての教育は苦難の連続ではあったが、 姉れいむはお姉さんとしての自覚が強かったため、なんとかペットショップ入りすることが できた。 そして姉れいむは飼い主さんに買われていった。さびしくもあったが、なによりご飯を ペットショップからもらえるようになったのは本当にありがたかった。 母れいむは続けて2匹の子ありすの教育にも取り掛かった。姉れいむへの教育を元に、 今度はより野良らしく、しかし物分り良く育てていく母れいむ。 苦労は実を結ぶ。2匹の子ありすはすぐに飼い主さんを見つけた。しかも妹のほうの ありすはなんと芸能界デビューまで果たす。ゆっくりユニット(略して『ゆニット』) の『Be For Yu!』のメインダンサーとしてデビューしたのだ。 「ゆー!おかあしゃんみて!おねえちゃん、しゅごくゆっくちしちぇるよ!」 ペットショップに置かれたテレビに、Be For Yu! が映し出された。妹ありすが見事なダンス を決めている。両脇にはれいむとみょん。この3匹が Be For Yu! だ。バックダンサーは 4匹のちぇん達。 妹ありすは母れいむのお歌じょうずを受け継ぎ、歌唱力が抜群だった。それもゆっくりが 好む歌ではなく、人間が聞いてゆっくりできる歌だ。 「ゆーん!おねえちゃん、とっちぇもときゃいはだね!」 「そうだね。おねえちゃんはとってもとかいはだね。おちびちゃんもはやくおねえちゃん みたいに、いいかいぬしさんにであえるようがんばろうね!」 「……ゆー、しょうだね…。」 なぜか子れいむは落ち込んでいる。 「どうしたの?しけんさんがこわいの?おちびちゃんはとってもききわけがいいから、 しけんさんはごうかくまちがいなしだよ!」 「ちぎゃうの。れいみゅ、おかあしゃんとはにゃれたくにゃいよ…。」 「おちびちゃん…。おかあさんもおちびちゃんとわかれたくないよ。でも、いっしょうのら ですごすのは、とってもたいへんなことだよ。」 「ゆー…。」 それは子れいむにもわかっていた。いままでどれだけ辛い思いをしてきたか。 食べ物は満足にむしゃむしゃできない。猫や犬に追いかけられたことはしょっちゅうだ。 寒い日には餡子の芯まで冷え切ってしまった。風が吹いてホコリをかけられたり、 太陽に焼かれたり、雨に溶けてしまいそうになった。 飼い主さんのもとでなら、そんなことはおきない。それはわかっていた。 それでも子れいむは母れいむと別れたくなかった。 「おちびちゃん、よくきいてね?ゆっくりはいつか『すだち』をするんだよ。 それはしぜんなことだよ。…たしかにおちびちゃんはまだちいさいよ。 でも、まちではすだちはちいさいときにするものなんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ゆー…、ゆっくち、りかいしゅりゅよ…。」 突然、暖かいものに子れいむは包まれた。母れいむのもみ上げがぎゅっと子れいむを抱きしめた のだ。 「おかあさんのためにも、おちびちゃん、どうかかいぬしさんとゆっくりしてね。 おちびちゃんがかいぬしさんとゆっくりすると、おかあさんもゆっくりできるんだよ。」 「…ゆっ。わかっちゃよ。れいみゅわかっちゃよ!しけんさん、がんばりゅよ!」 「よくいえたねおちびちゃん!それでこそれいむのおちびちゃんだよ!」 2匹は元気を取り戻し、意気揚々と巣に戻っていった。 さて、ここで子ゆっくりへの教育内容を見てみよう。もちろん難しいことはゆっくりには理解 できない。しかし「野良だけど物分りがいい」という条件を満たすだけなら、 実は4つのことを教えれば可能なのだ。 (1)人間はゆっくりの見えないところでちゃんと静かにゆっくりしている。 (2)人間はとても力が強い。れみりゃやふらんより強い。 (3)だからゆっくりは人間をイラつかせてはいけない。人間が教えてくれることは素直に覚えること。 (4)人間をゆっくりさせるとご飯がもらえる。それはゆっくりにとっても人間にとっても幸せ。 基本、ゆっくりは人間を「すごくゆっくりしていないもの」とみなしている。それが教育の邪魔 になるのだ。人間がゆっくりを教育するときに一番問題になるのがこの思い込みで、これがある せいでゆっくりへ教えることの大半が無駄になる。「ゆっくりしていないもの」が自分に教える ことなど何もない、と心の底で思っているからだ(これは無意識にそう考えているのでゲスとは 違う。意識レベルで当然と認識するとゲスとなる)。 まずはこれが間違いだと教えるのが最初の一歩。 次の一歩は人間がとても強いということを教える。これで力関係を理解し、無駄な増長を抑える。 さらに人間をゆっくりさせるには、イライラさせないことがもっとも重要だ。イライラするのは 思い通りにならないとき。だから、人間に言われたことは基本、すべて素直に受け入れること。 ここまでくればもうゴールも同然だ。あとは人間をゆっくりさせるのが自分の仕事だと覚えれば 完璧である。 人間がこれを教えようとすれば、(1) に引っかかって大半が脱落する。結局、暴力と恐怖で教え込む ことになる。人間が何を求めているのか、自分達に言い聞かせていることの後ろにある、本当の目的が 何か、それを類推できるちょっとゆっくりらしからぬゆっくりだけが、人間の教育についてこれる ゆっくりなのだ。これでは大量生産はできない。 しかしこれをゆっくり、しかも親が教えればどうなるか。親ゆっくりは子ゆっくりからすれば とてもゆっくりしている存在だ。だから素直に教えに従い、教育がとてもスムーズに進む。 子ゆっくりにとっても楽しく勉強ができて一石二鳥なのだ。 「ゆっ!おちび!それじゃきょうのおべんきょうをはじめるのぜ!」 「…ゆー、まりしゃ、もうべんきょうしゃんいやなのじぇ…。」 「そんなことじゃしけんさんにごうかくできないんだぜ!ほら、これをよむんだぜ!」 「ゆー…、いち、にんげんはゆっくちのみえにゃいところで…。」 「こんなにちゃんとおべんきょうさせてるのに、なんでなんどもおちるんだぜ…。まりさはひげきの ひろいんさんなんだぜ…。」 これは、悪い例。ただ子ゆっくりに文章を丸暗記させただけでは教育の効果は出ない。この親まりさ は子ゆっくりが試験に落ちるたび、ペットショップの店員からそのことを指導されているにも かかわらず、手のかからないこの方法ばかりを採る。典型的なダメ親ゆだ。 しかしこういう質の悪い親の餡子を受け継いだ子ゆがペットショップに入ったら大変だ。 店員は厳格に試験を行うことでそれを防ぐ。これは街のバカを減らす(試験に受からないので結局 エサももらえない。よって餓死の可能性が高まる)効用も期待できる。 「むきゅ!おちびちゃんはちゃんとりかいしているようね!」 「むきゅんっ!もちろんよ。ぱちぇはおかあしゃんのぱちぇだもの!ちゃんとりきゃいできりゅわ!」 こちらはちゃんと教えることができたようだ。ぱちゅりー種ともなると文章を読むだけで、だいたい 伝えられる。試験に受かるのもぱちゅりー種が非常に多い。 これは、ぱちゅりー種が街での主流種となることを後押ししているので、バカを減らす効用が またもや期待できるのだ。 「さあ、おちびちゃん!きょうもとかいはにおべんきょうをはじめましょうね。」 「おかあしゃん!ありしゅ、にんげんしゃんがれみりゃよりちゅよいなんてしんじりゃれにゃいよ!」 「ふふっ、まだちいさいおちびちゃんはしらないかもね。でもありすはちゃんとみたわ。 れみりゃをかたてであしらえるのがにんげんさんなのよ!ゆっくりとかいはにりかいしてね!」 「ゆっ!そうにゃの!?ゆっくちりかいしゅりゅわ!」 「ゆふふ…。おちびちゃんはとかいはさんね!」 こちらも成功例。ありす種は知能が高いので試験合格率も高いが、『とかいは』という謎の判断基準 により頑なに信じないこともあり、ややムラがあるのが弱点だ。 では先ほどのれいむ親子はというと…。 「じゃあきょうもおべんきょうをはじめるよ!」 「ゆっくちおねぎゃいしましゅ!」 不幸中の幸いか、れいぱーありすはよほど頭脳派だったようだ。その資質が存分に発揮されている。 「きょうはにんげんさんをゆっくりさせるほうほうだよ!まず、にんげんさんがおちびちゃんに なにかしてほしいことをいうよ!そうしたらどうする?」 「ゆっくちできにゃいことだったらむちしゅりゅよ!」 「ゆっ!だめだよおちびちゃん!それはにんげんさんがとってもゆっくりできなくなっちゃうよ! おちびちゃんはほかのゆっくりをゆっくりさせない、ひどいゆっくりなの?」 「ゆゆゆっ!?しょんにゃこちょにゃいよ!れいみゅはゆっくちをゆっくちしゃしぇらりぇりゅよ!」 「そうだね、おちびちゃんはゆっくりをゆっくりさせられるよね。 このまえおしえたように、にんげんさんはゆっくりにみえないところでひとりゆっくりするのが すきなんだよ。だから、にんげんさんをゆっくりさせないのは、ゆっくりをゆっくりさせない ことだよ!」 「ゆー?れいみゅ、わりゅいこちょをしちゃの…?」 「おちびちゃんがにんげんさんのいうことをちゃんとまもれば、にんげんさんはゆっくりできるよ! だから、にんげんさんのおしえてくれたことはすなおにおぼえようね!」 「ゆー!ゆっくちりきゃいしちゃよ!」 これが理想的な形。おおよそ人間には理解不能の論理だが、要は比喩である。ゆっくりに対して 同じことをやったらゆっくりできない、と(同一単語を連発していて人間には気分が悪いが) 教え込むのが一番理解が早い。 この点で、れいむは教えるのが非常にうまかった。れいぱーに襲われ、周りの助けをなんとか借りよう と努力してきたことで、相手の立場を類推する機会が多かったせいかもしれない。 「うん、合格よ。さすがれいむね!」 「おかあしゃん!れいみゅやっちゃよ!しけんしゃんにごうかくしちゃよ!」 「すごいね!さすがれいむのおちびちゃんだよ!」 今日は試験日。子れいむは当然のように試験に一発合格した。 「それじゃ、子れいむはペットショップにお泊りね。」 これは新しい環境に慣れる練習、と親ゆっくりには説明しているが、演技上手のゲスを見抜くための 措置だ。お泊りまで行ってしまうと安心しきって、ほとんどのゲスは本性を現すからである。 親れいむはあらためて子れいむを両方のもみ上げでぎゅっと抱きしめた。 「おちびちゃん、よくがんばったね!れいむうれしいよ!」 「…おきゃーしゃん…。ぐしゅっ。」 子れいむは涙声だ。いくら優秀でも、巣立ちするには幼い。 「あんしんして、おちびちゃん!おちびちゃんがかいぬしさんのいうことをちゃんときけば、 かいぬしさんはゆっくりできるよ!おちびちゃんとかいぬしさんがゆっくりすると、 れいむもゆっくりできるからね!それをわすれないでね!」 「ぐすっ、…わかっちぇるよ!れいみゅ、がんばりゅ!」 「それじゃあね、おちびちゃん。」 しかしそれを言い終わるのを待たず、突然ペットショップに轟音が走った。 「!?れいむはここにいて!ここなら安全だから!」 店員のお姉さんが部屋から駆け出した。 店の裏口は積み上げたダンボールが散らかるひどい有様だった。裏口のドアが吹き飛ばされず、 ひしゃげているだけのところを見ると、そこまで大きな爆発ではなかったようだが。 「ゆーっ!さっさとでてきてね!」 表でなにやら騒いでいるゆっくりがいるようだ。お姉さんは急いで壊れたドアを開けようと奮闘 しはじめる。奥からあわてて飛び出してきた店長が、惨状を見て一瞬固まったものの、お姉さんの 姿を見るとドアの撤去を手伝ってくれた。 「ゆっ!おそいよおねえさん!まりさはまちくたびれたよ!」 裏口前、そこにはドスまりさがぷんぷんと怒りながらいた。 「まりさ、これはなんのつもり?」 ドスとはビックリしたが、お姉さんは強気だ。すでに店長が加工所に連絡を入れに戻っている。 少し時間を稼げばすぐに対処できるようになる。 「まりさはおこってるんだよ!さっさとみんなをかいほうしてね!」 「??何の話をしているの?詳しく教えて頂戴。」 「ゆー!とぼけるき!?ぺっとしょっぷさんがまちのゆっくりたちをだましてかこうじょに うりとばしているのはわかってるんだよ!」 「えっ!?私たちが?加工所に?違うわ!全然違うわ!」 お姉さんは驚いて口調がちょっと変になっていた。 「うそはいけないよ、おねえさん!ひがいゆっくりのしょうげんもあるんだよ!」 「本当よ!私たちは街ゆっくり達が素敵な飼い主さんと出会うお手伝いをしてるのよ! その証拠に、お店の中から悲鳴は聞こえてこないでしょ?」 「…ゆっ、そういえばぜんぜんさけびごえとかきこえないよ?どうなって…、ゆん…、ゆん…。 そういうことなんだね?」 ドスまりさはなんだかボソボソとした声にうなづいている。 「ゆーっ!やっぱりうそをついてるんだね!かいぬしさんとかいってだましてるから、ひめいは でないんだよ!」 「嘘じゃないわ!ほら、この写真を見て。巣立ちした子たちよ!」 お姉さんがドスまりさに写真を見せた。ドスは混乱している。 「ゆゆゆっ!?やっぱりおかしいよ…。このこたちはすごくゆっくりしてるよ!どういうことなの!?」 ドスは上目遣いで怒っている。どうやら帽子の中にいるらしい。 再びボソボソとした声がドスまりさに何やら吹き込む。 「…ゆっ!そういうことなんだね!あれは『ごーせーしゃしん』っていうんだね!」 何をどう合成するのかわかってはいないようだが、それでもドスまりさは納得したようだ。 どうもややオツムの足りないドスらしい。 「もうだまされないよ!おねえさん、まりさのどすすぱーくでゆっくりしてね!」 ドスまりさは頬に隠していたスパークきのこを一気に噛み砕く! さすがに危険を感じ、お姉さんは店の中へ避難しようとした。 そのとき、店から何かが飛び出した! 「ゆーっ!!まって、どす!」 あの教え上手のれいむだった。 「おみせのなかにはおちびちゃんがたくさんいるんだよ!おみせをこうげきしたら、おちびちゃん たちがゆっくりできないよ!」 ゆっくりできない、それはゆっくりにとって最大の抑止力。 ドスまりさは口の中に溜まっていたスパークを飲み込んだ。 「れいむ、そこをどいてね!そのおねえさんはうそをついてるよ!どすであるまりさにはわかるよ!」 「うそなんかついてないよ!れいむのおちびちゃんたちはみんなかいぬしさんとゆっくりしてるよ!」 いつの間にか、ドスまりさの周りには多くの街ゆっくりが集まっていた。 「どす!おみせをこうげきしないで!ありすのとかいはなおちびちゃんをいじめるなんていなかもの のすることよ!」 「わかってねー、どす!ちぇんのおちびちゃんはすだちのさいちゅうだよー。こうげきされたら ゆっくりすだちできないんだねー。」 「どす!まりさのおちびちゃんにけがをさせたらゆるさないんだぜ!」 口々にドスまりさを非難する。やや?とはいえ、さすがにドスまりさも何かがおかしいと気づき始めて いた。 「…どういうことなの?まりさにゆっくりせつめいしてね!」 ドスまりさが帽子を振る。べちっ、と地面に落ちたのは、まりさとれいむの番。 「いぢゃい!なにずるんだぜどず!」 「でいぶをじめんざんにおどずなんでゆっぐりじでないどずはじね!」 …まごう事なきゲスの番だった。 「あ、こいつらは山から下りてきたって言うゲスね!」 お姉さんには見覚えがあった。その汚れて、少し破けた帽子とリボンが目印だ。 山から下りてきて、街ゆっくりから『巣立ち』について聞いたという番。「えさがもらえる」という 都合のよいところだけを覚えたらしく、ペットショップにきていきなり 「おちびちゃんをみてゆっくりしてね(するんだぜ)!それとさっさとごはんをよこしてね(すんだぜ)!」 とわけのわからないことをいっていた番だった。 ゲスということで加工所に引き渡そうとしたのだが、詰め込んだポリバケツを職員がひっくり 返してしまい逃げ出していたのだ。 「どうしてまりさにうそをついたの!ゆっくりせつめいしてね!」 「ごのばばあがまりざにごばんをよござながっだんだぜ!ごいづはげずなのぜ!」 「ぞうだよ!でいぶをげずよばわりずるばばあだよ!ゆっぐりどずがぜいざいじでね!」 追い詰められたせいなのか、はたまた落ちたときよほどいたかったのか、2匹はダミ声でドスまりさ に訴える。 もちろんドスは取り合わないが。 「げすはおまえたちだよ!まちのゆっくりたちみんながしょうにんだよ!」 ドスまりさのゆっくりさせない迫力、そして街ゆっくり達の包囲。2匹はおそろしーしーをもらして 涙を流している。 「はーい、そこまでー!ゲスはこちらで処分します。いいですよね、まりさ?」 お姉さんが割って入った。 「…おねえさん、ごめんなさい。まりさがおみせさんをこわしちゃって。」 「いいのよ。わかってもらえれば。」 「おわびにこのげすたちはすきにしてね。できたらかこうじょにおくってね!」 「「がごうじょはい゛や゛ぁぁぁ!」」 「そうさせてもらうわね。」 お姉さんは崩れたダンボールの中から透明箱を2個取り出すと、手際よくゲスを詰め込んだ。 店の修理費には程遠いが、その足しにはなってもらうつもりだった。 「…それじゃ、まりさはやまにかえるね。」 「まりさ、ゆっくり気をつけて帰るのよ。」 「ゆっ…、おねえさんありがとう…。ゆっくりかえるよ。」 ドスまりさは落ち込んだ様子で山へと戻っていった。 騒動もあったが、1週間後には裏口も直り、いつもの日常が戻ってきた。 街ゆっくり達は今日も子ゆっくり教育に励んでいる。 街の人々は物分りのよい子ゆっくりをペットにして満足する。 子ゆっくりは飼い主さんの下でゆっくりと人間社会を学び、飼い主さんを喜ばせ、そして自分も ゆっくりできていた。 街とゆっくりが、ゆるやかにかみ合い、ゆっくりとした時間をまわしていく。 そんなゆっくりした環境のうわさは、いまや山に住む野生ゆっくり達にも伝わっているようだ。 ペットショップの裏口には、そんなうわさを聞いた野性ゆっくりが時々、子ゆっくりや 自分(!)を売り込みにくるようになった。 ほら、今日もまた裏口のベルを鳴らすゆっくりが来た。 最近、山は不作でエサ欲しさに自分を売り込みにくるようなのが多いのよね、と お姉さんは愚痴を言いながら裏口を開けた。 そこにいたのは…。 「ゆっ!まりさはどすまりさだよ!おねえさん、どすをゆっくり買い取ってね!」 ・ゆっくりユニット(略してゆニット)って、ただ「ゆニット」言いたいだけちゃうん? →…、ごべんなざぁぁぁい! ・ありすの見事なダンスって想像つかないんだけど? →MSX 版ディスクステーションの魔導音頭みたいなものだと思ってください。 ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm1377973 作者は本当は PSG 版の曲が好きです。どうでもいいですかそうですか。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓6 もしドスを殺してそのドスの群れが攻めてきたらどうするんだよー わかれよー -- 2013-09-19 23 56 33 ゆっくりにたいしてなんだからそんなこまかいところまでといつめなくてもいいよー? わかってねー? -- 2012-07-26 13 44 57 ↓4 れいむいかのちのうなんだねーわかるよー -- 2011-07-06 22 12 38 ↓3 ドスって言っても山暮らしなんだろうから、町のルールを知らないのも当たり前だろ そこにいかにも人間に危害を加えられた風体で来られれば、口車に乗せられるのも想像に難くないだろ それに弁償とか言ってるけど、山暮らしのドスに、そんな経済力あんのかよ?www -- 2011-06-16 23 32 01 ドスはオークションかなにかでかければかなり高値つくんじゃないかな 繁殖で増やすこともできない突然変異のみだし 野生のドスは能力、性格含めて捕獲や飼育に困難があるかと 自身を売った固体なら飼育してもむやみに暴れる危険性も少ないだろうしね -- 2011-04-29 16 07 03 ↓↓それは違うと思います なぜなら、ドスは比較的頭が良いので同じ過ちを犯しませんが、 そこでドスをころしたら他の群れのゲスやそのドスの子供が今回 のように攻めて来るかもしれないのです だから逃せばそれが抑止力になって野生のゆっくりによる 被害が減るから逃がしたんだと思います -- 2011-01-05 23 51 28 ゲスに簡単に騙されて人間に戦いを挑み 実際にドアまで破壊した 危険極まりないドスは野放しなんだ・・・ しかも店長の了解もなし勝手にドスを許すお姉さんってw 店長より偉いの?wお姉さんが弁償するの?w このお姉さんを筆頭にこの町の人間は ゆっくり並みの知能しかないんだろうね -- 2010-11-09 19 54 01 どすを買い取る奴はいるのか…? それにしても住みやすそうな町だ ゆっくりも人間も損をしない素晴らしい街だ -- 2010-10-15 00 07 02 きっと不作で群の皆を生かすための食料が欲しかったんじゃないか…? おちわろたけどwww -- 2010-10-10 21 35 48 落ちワロタwww -- 2010-08-02 18 26 18 最後のドス子供じゃなくて自分を売り込むんかwww -- 2010-07-13 23 03 20
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「ふたば系ゆっくりいじめ 883 ゆとせあめ/コメントログ」 もうなんでもアリだな・・・ -- 2010-08-20 02 01 10 これを応用すればゆっくりをピザにできそうだ…ゴクリ… -- 2011-02-25 13 52 02 あっさりしてるな~。家族全ゆん使ってよ。 ↓甘いピザって面白いなwww -- 2018-04-12 19 30 34
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れっつびぎん 3KB *またトライガンネタです。 *アルコール摂取後、自重しなかった結果がこれだよ! *元ネタレイプの駄文です。それでも構わない方はお暇なときにどうぞ *トライガン・マキシマム1巻後半 *声優ネタとか、ないわ・・・ *虐殺もの、かな? 『れっつびぎん』 ある森の中、ゆっくりの群れがありました。 ゆっくり達はれみりあやふらんといった捕食種、 自然災害といったゆっくりできないことから 目をそらしつつ、それなりにゆっくりとして生きていました。 ある日、そんな群れに一人の人間さんがやってきました。 その人間さんは一言で言えば「赤い」人間さんでした。 ゆっくり達は 「にんげんさん、ゆっくりしていってね!あとあまあまちょうだいね!」 と声をかけますが、人間さんはそれには反応せず、 ずんずんと群れの真ん中にある広場まで進んでいきました。 「ゆっくりしてないにんげんさんだね!」 「おわびとしてあまあまちょうだいね!」 いつのまにか周りにはたくさんのゆっくり達がいました。 それを確認した人間はこう叫んだのです。 「俺の名は!ぎゃ~くたい!鬼井散!!」 「突然だが今から勝手に俺的皆殺しタイムに入る!!」 「「ゆ゛っ!!?」」 「ジャパニーズジェントルマンスタンダッププリーーズ!!」 ガーーーーン!!! 鬼井散は懐からえらくゴツい銃(エアガン)を取り出し、空に向かって撃ちました。 どうやら改造してあるらしく、すごい音が響きました。 その大きさは何匹かのゆっくりがびっくりして中身を吐いてしまうほどでした。 鬼井散は目に付いたれいむに照準をあわせ、引き金を引きました。 パンッ!! 「どぼぢで?!」 れいむは弾けました。音に見合う威力のようです。 え?元ネタは殺さないって? 殺してないよ?ゆっくりは饅頭だもの。 「お楽しみはこれからっす!」 そして始まる鬼井散無双。 ゆっくり相手に無駄なほどアクロバティックに銃を撃っていきます。 銃声が響くたびに弾けるゆっくり。 パンッ! 「とかいはー!!」 パンッ! 「わがらないよーー!!!」 パンッ! 「む゛ぎゅん!!!?」 パンッ! 「びっぐまらぺにす!!」 ついには鬼井散、歌まで歌い出しました。 ラララルラ~ジェノサイド~♪ リリルリル~血のオ~シャ~ン♪ レッツビギンさ キリングタ~イ~ム~♪ 「やめでね゛!!?そんなおうたはゆっぐりでぎないよ゛!!?」 ババババババババババッ!! 「ゆげぇ!!」 「ぜっ!!!?」 ついにはマシンガン(エアガン)まで取り出しました。 「ヒァウィ~ゴー!!」 「レ~マン湖っ!」(情熱的に) 「ゆべぇっ!!?」はじけるまりさ 「レ~マ~ン湖っ!」(愛情をこめて) 「んほー!!!」発情してはじけるありす 「レマン湖・・・!」(悲しげに) 「わがらないよーーー!!!!」はじけるちぇん 「レーマーンー湖ー!!」(怒りを込めて) 「ゆびぃ!!!?」はじける赤れいむ 「レマン湖ぉ~!」(喜びながら) 「いんけい!!?」はじけるみょん (レマン湖・・・スイス及びフランスにまたがる、中央ヨーロッパのうち二つめに大きい三日月型の湖。面積の約2/5がフランス(オート=サヴォワ県)に属し、約3/5がスイス(ヴォー州、ジュネーヴ州、ヴァレー州)に属す。英語での名称はジュネーヴ湖(英 Lake Geneva)と言う。決して卑猥な言葉ではない。) 「そこまでだよ!!!」 おや、ついに群れの長ドスまりさの登場のようです。 「これでもくらってね!」 ドスまりさはすでにドススパークのチャージ中のようです。 どうやってチャージしながらしゃべっているのでしょう? 「ドススパークっ!!!」 どかーん!! あたりに砂煙がたちこめました。 鬼井散はどうなってしまったのでしょう? 「ゆっゆっゆ、どすのしょうりだよ!!」 しかし、ドスの背後には人影が! 「ゆ゛っ!!!?」 「ド○パ○チソード!!!!!」 さすが鬼井散、ドススパークを避け、砂煙に紛れて ドスに剣(ネギ)をくらわせました。 「ゆげぇ!!!!?なんなの!?ぞれ!?」 ドスは腹の皮を破られ、中身が出るのが止まりません。 もう長くはないでしょう。 気がつけば群れは全滅していました。 「死して屍、使用後の箸!」 そういうと鬼井散は持ってきた道具をしまい、家路につくのでした。 *ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい *次回こそはおねぇさんの続き書きます。 今まで書いた物 『ふたば系ゆっくりいじめ 272 おねぇさんのゆっくりプレイス』 『ふたば系ゆっくりいじめ 289 詰める』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お兄さんが楽しそうでなにより -- 2018-01-16 17 57 35 お兄さんってダ0テなのかな・・・ -- 2012-02-19 20 20 35 おにいさんが楽しそうでなにより -- 2010-09-11 20 44 35 ところで、近所の野良ネコが可愛いんだよ。触りたいなぁ。 -- 2010-07-04 01 49 06
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「ふたば系ゆっくりいじめ 754 みょんの間/コメントログ」 胴付きみょん、欲しい。 -- 2010-06-27 23 12 53 めーりんを下さい -- 2010-10-04 00 04 57 非合法とはいえゆっくりに職を追われるのも可哀想な話だ -- 2010-11-21 04 19 37 フランは俺がもらった -- 2011-02-14 05 14 45 黙認されているということは、ゲスや野良が中心なんだろうな 誘拐(窃盗?)の被害にあった善良でないならどうでもいい -- 2018-01-09 23 07 57
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クリスマスは、十ゆん十色 9KB ギャグ 小ネタ 現代 ポールあきの肉まんシリーズ *イブに上げようと頑張ったよ!!! でも無理だったよ!!! だからあまあまちょうだいね!!! 飢餓に苦しむ発展途上国の子供たちを笑顔にできるぐらいでいいよ!!! *題名に十とかありますが、十も出ないです。 *今回は、本当に虐めがないですよ。ただし、愛ででもないです。 *ポールあきの過去作に出てきたキャラがけっこう出てきます。 クリスマス。 それは、毎年行われる行事の中でも、リア充が最高にハッスルし、非リア充が最も肩身の狭い思いをするイベントである。 そんな両極端な聖夜は、誰にだって平等に訪れる。 人間にも、ゆっくりにも。 餡子脳お兄さんと賽銭箱れいむの場合 一人と一匹は、お兄さんによって、ド派手なイルミネーションが飾り付けられた、ド明るい部屋の中で、ド小規模なパーティーを楽しんでいた。 本当は、友達も誘って、盛大なパーティーを計画していたお兄さんとれいむであったが、「帝王に愛などいらぬ。クリスマスなど滅びるがいい」と友人からは参加を断られてしまった。 それでも、パーティーは華やかなものとなった。 お酒の飲めないお兄さんは、葡萄ジュース、そこそこアルコールに強いれいむは、シャンパンで乾杯をして、楽しく歓談しながら料理をつついた。 れいむがオーブンの中に閉じ込められるなどして、文字通り命を賭けて作った七面鳥のローストと、お兄さんが意味も無く無駄にたくさん買ってきたクリスマスケーキを、二人して食べ終えたところでパーティーは御開きとなったのだが、お兄さんのテンションは、いまだ下がることを知らない。 それもそのはずだ。 何しろ、お兄さんが楽しみにしているイベントは、これから始まるのだから。 「れいむ! れいむ! 今年もサンタさんは、来てくれるかな!?」 「お兄さんは、いい子にしてたから大丈夫だよ。毎日おしごとをがんばってたし、家事のおてつだいもしてくれたよ。それに、お風呂にも、ちゃんとひとりでゆっくり入れるようになったんだから、サンタさんもきっと褒めてくれるよ」 このお兄さん、社会人になった今でも、サンタクロースの存在を信じているピュアな青年であった。 ただ、当然のことだが、サンタクロースが彼の元に訪れることはない。 サンタクロースからプレゼントを貰えるのは、子供だけなのだ。 当たり前と言えば当たり前の話である。 しかし、飼い主思いのれいむが傍にいる限り、お兄さんの幻想が壊れることなどありはしない。 プレゼントは、既に購入して、倉庫に隠してある。 お兄さんには、「倉庫には、怖いおばけさんがでるよ」と常日頃から言い含めてあるので、見つかる心配はない。 代わりに、お兄さんが倉庫に近寄らなくなってしまったが。 そして、良い子なお兄さんは、夜の九時になると眠ってしまい、翌朝の六時まで絶対に起きない。 こっそりと部屋に侵入するのも楽勝だ。 後は、電子辞書と睨めっこしながら作った英文のクリスマスカードと「罪袋仮面変身セット」を枕元に置いておけば、今年のクリスマスも無事に終了。 そうなるはずであった。 「よかったー! 世界で一番ゆっくりしたゆっくりのれいむがそう言ってくれるなら間違いないな!!! それにしても楽しみだなぁ!!! 『超合金 DXれみりゃザウルス』!!!」 「ゆう!!? ま、まってね、お兄さん……。お兄さんが欲しかったのは、『つみぶくろかめんへんしんせっと』じゃなかったの!?」 「ん? ああ!! それは、お小遣いを貯めて買うことにしたんだ!! あまり高価な物を頼んだら、サンタさんが可哀想だろ!!? 世界で一番ゆっくりした人間の俺は、気遣いも出来るのさ!!!」 ああ、その気遣い、もっと別の場所で発揮して欲しかったよ。 心の中でひっそりとつぶやいたれいむは、お兄さんが書いていた「サンタさんへの手紙」を読まなかった二週間前の自分を呪った。 こうして、どうにかして『超合金 DXれみりゃザウルス』を入手しようと頑張るれいむの、眠れないクリスマス・イブが始まるのであった。 野良まりさと虐待お兄さんの場合 「ヒャッハー。聖夜だけど虐待だー」 「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!! ぎゃくたいおにいさんは、ゆっくりできないぃぃぃぃぃぃぃ!!! ……ゆぅ?」 人気のない公園で、薄汚れた野良まりさが、モヒカン頭の世紀末虐待お兄さんに虐められている。 そんないつもの日常風景かと思いきや、どうやら様子がおかしい。 虐待お兄さんの台詞に覇気、分かりやすく言うと「!」がない。 トレードマークの長大なモヒカンも、どこかくたびれていた。 「ゆう……。どうしたのにんげんさん!? げんきがないよ!? ぎゃくたいされるのは、いやだよ!!! でも、げんきのないにんげんさんにぎゃくたいされるのは、もっといやだよ!!!」 虐待対象のまりさからも心配される始末であった。 「ああ……。なんかさ。俺、何やってんだろうと思ってな。クリスマスに恋人もおらず、友達と騒ぐでもなく……。はっ、ははは!!! そう…だよな!!! プロ虐待士なんて仕事してる俺が、幸せな聖夜を過ごせるわけないんだよな!!! はははははっ……。笑えよ! 笑ってくれよ!!!」 まりさには、その場に跪いて涙を流す虐待お兄さんがとても小さく見えた。 自分よりも、何倍も大きな体を持った人間。 いつも、仲間たちにゆっくりできないことをする人間。 そんなゆっくりできない人間に、ゆっくりしてもらいたい。 普段なら願うはずもない、おかしな願いだが、そのときのまりさは切にそう願っていた。 「おにいさん、げんきだしてね!!! ひとりがさびしいなら、まりさとゆっくりしようよ!!! まりさをいじめたいなら、いじめてもいいよ!!! おなかへったなら、ちょっとだけかじってもいいよ!!! だから、ゆっくりげんきになってね!!!」 「……へ………へへ…………。野良饅頭、お前…いいやつだな。よし!! 今日は、虐待なんて止めだ!! 明日の朝まで、一緒に飲み明かそうぜ!!」 そう叫んだお兄さんは、まりさをむんずっと引っ掴むと、愛車のハーレーに乗って公園から去っていった。 バイクの上で、「「ひゃっはー、さかもりだー!!!」」と叫ぶ一人と一匹は、本当に楽しそうであった。 それは、聖夜に起きたちょっとした奇跡だったのかもしれない。 その後、酔っ払った虐待お兄さんは、嫌がるまりさに無理矢理チョメチョメして、見事に変態お兄さんへとジョブチェンジしてしまうのだが、それは些細なことである。 孤高のメイキャッパー・チルノフの場合 ここは、某国の紛争地帯。 そこでは、クリスマスもへったくれもない。 今日も今日とて、ベースキャンプには、ひっきりなしに死体が担ぎ込まれて来る。 その死体が腐らないように冷凍処理し、さらにメイクを施すという、ほとんどエンバーミングのような処置を行うのがチルノフの仕事であった。 死体に化粧などという、一見無駄としか思えないような行為であるが、これには重要な意味がある。 勇壮に彩られたかつて仲間であった者たちの死体は、残された兵隊の士気を高め、紛争を早期に終結させることができる。 少なくとも、彼女の技術には、それだけの力があった。 「ミス・チルノフー。あたらしいしたいだよー」 「……おうどんたべたい」 ゆっくりおりんが、アンパンマンに新しい顔を持ってくるバタコさんのノリで、全身の皮が焼け爛れた新鮮な死体のローストを運んできた。 また仕事が増えて気が滅入るが、文句など言わない。 黙々と正確無比な仕事を行う彼女であったが、たった一つだけ心配事があった。 日本にいるクリスマス嫌いな友人たちが、また馬鹿なことをしていないだろうか……。 それだけが心配でならなかった。 肉まんと愉快な仲間たちの場合 「帝王に!!!」 「愛などいらぬ!!!」 聖帝お兄さんの言葉に合わせて、お師さんまっちょりーが唱和する。 「クリスマスなど!!!」 「滅びるがいい!!!」 続くのは、ペットショップ店員の胴付きさくやさん。 「リア充ども!!!」 「ばくはつしろだどぅ!!!」 最後を、お兄さんの飼いゆっくりである胴付きれみりゃが締めくくることで、その夜会は開催された。 飾りどころかまともな照明すら存在しない薄暗い密室で、一人と三匹は、蝋燭が鎮座したちゃぶ台を囲って正座していた。 当然だが、そこに七面鳥やクリスマスケーキなどといったハイカラな食い物など存在しない。 唯一の光源である蝋燭の周りには、豚足が堆く積まれた皿と日本酒が満たされた一升瓶、そして土鍋がセットされたカセットコンロが設置されていた。 煮えたぎる鍋の中身は、各々が適当に持ち寄った"何か"である。 ナイフ、毒入りクラッカー、恋空、何の罪もないゆっくりのカップル……などなど、数十種類もの素材がブレンドされた出汁からは、甘い香りとともに、時折 「めちゃくちゃいたくないよ!!! めちゃくちゃいたくないよ!!!」 という呻き声が聞こえてくる。 そんな鍋を無視して、ガツガツ、モシャモシャと豚足を喰らう一同であったが、豚足の山が半分を切った当たりで、唐突にお兄さんが手を止めて笑い出した。 「くっふっふっふ……。はーはっはっはっは!!! 何がクリスマスイブだ! 何が性夜だ! イベントに託けてヤリたいだけのチャラ男にビッチ共め!!! 貞淑を美徳とする大和民族が異国の祭りにうつつをぬかすなど、ちゃんちゃらおかしいわ!!!」 「そうですわ!!! カップルなんて、大人しく家に引篭もって、鬼畜難易度の改造マリオでもやっていればいいのです!!!」 そう言うお兄さんは、育ちも国籍も日本なのだが、彫りの深い顔立ちに金髪という身体特徴は、どう見ても外人にしか見えない。 お兄さんの言葉に賛同するさくやさんにいたっては、もはや人間ですらなく、ゆっくりである。 「うー、うー♪ 『やかい』は、なんだかエキゾチックなふいんきがして、とっても楽しいんだどぅ!!!」 一方、れみりゃはというと、お兄さんたちが放つ瘴気で饅頭の中身をやられたのか、激しく尻を振り、うーうー言いながらひげダンスを踊っていた。 「うっうー、うあうあ♪ お兄さんたちも、れみぃといっしょにレッツ・ダンスィングだどぅ!!! ひげダンスは、ゆっくりできるんだどぅ!!!」 どうやら、本当にひげダンスだったようだ。 「ほう、面白い……。ならば、『聖帝ひげダンス』を披露してやろうではないか」 「お、おぜうさま……。なんと愛らしい……」 そのひげダンスに、目の据わったお兄さんと、鼻プリンを垂れ流すさくやさんが加わることで、場の空気は益々混沌としたものになり、一同のテンションは更にヒートアップする。 おそらく、この馬鹿どもは、朝まで踊り続けるのだろう。 ところで、この状況。 ゆっくりとのお付き合いを真剣に考えたことのあるお兄さんにとっては、まさにハーレム状態である。 その事実に気づいているのは、苦笑いしつつ、十二本目の豚足に手をつけるお師さんのみであった。 聖なる夜は、深々と更けて行く。 小さな命の数だけ、小さな物語を作って。 あとがき どうも、数週間前に、myPCがクラッシュして、ネカフェでSS書いてるポールあきです。 久々に、wikiを覗いたところ、儚いあきさんが前作の挿絵を描いてくださっていたことを知り、思わず嬉しーしーっぽいものを出しそうになりました。 こういったお礼は、どこで行うのが最善なのか、いまいち見当がつかなかったので文末になりましたが、この場を借りてお礼申し上げます。 本当に、ありがとうございました。 ところで、ポールあきは、自他共に認める非リア充ですが、クリスマスとかどうでもいいです。 それよりも、今住んでいるアパートの問題の方がやばいのです。 室内温度の方が、外気温よりも低いってどういうことなのぉぉぉぉぉぉ!!!? わがらないよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!! 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 394 お兄さんと冷めた肉饅 ふたば系ゆっくりいじめ 408 お前もポールさんみたいにしてやろうか!? ふたば系ゆっくりいじめ 442 肉まんと出かけよう 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 491 肉まんと出かけよう 完全版 ふたば系ゆっくりいじめ 501 ゆっくりしたモノの義務 ふたば系ゆっくりいじめ 547 変わらない トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 相変わらず賽銭箱れいむは高性能だなw -- 2013-10-31 02 15 10 面白いと思うけどなぁ -- 2011-07-19 23 59 02 野良魔理沙嫁にしちゃダメかな? -- 2011-04-25 02 30 23 話に起伏が無いSSってのは思った以上に味気無くてつまらないものだな。 -- 2010-09-12 01 47 26 愛でと言うよりむしろお兄さん虐めな気がする -- 2010-08-03 19 51 41 『 ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKI 』 とタイトルにあるからここは虐待専門です! 愛で・ギャグetc は不純物です!!! ………って虐待派は主張してます。 色々なのがあっていいと思うんだけどな。 -- 2010-07-26 22 12 31 つまらん なんで虐スレにこういうの載せるわけ? 一応ここは愛でもありなんだよ、トップページを見てみるといい あとこのページの一番上にも虐めじゃないって書いてあるだろう 作品を読む前に一度作者の注意も読んどいたほうが不愉快な思いをせずに済むよ -- 2010-07-26 22 04 32 れみりゃ・さくやが幸せだったらそれでおなかいっぱい。 素晴らしい。れみりゃ大好き。もっと書いてね!たくさんでいいよ!!! -- 2010-07-26 18 34 24 つまらん なんで虐スレにこういうの載せるわけ? -- 2010-07-26 12 16 15 いい話でした さくや、れみりゃ、むき・・じゃない、むっきゅりぱちゅりーと賑やかに鍋会してるんだから、聖帝お兄さん十分リア充だろうが!! 爆発!!しなくてもいいから一人くれ!! -- 2010-07-20 03 10 40 けっこういけたよ。聖帝お兄さんとれみりぁがすきだ -- 2010-06-20 07 24 09 つまんね -- 2010-06-11 05 54 10