約 3,281,669 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/22048.html
じさつのうた【登録タグ VOCALOID し しゃむ 初音ミク 曲】 作詞:しゃむ 作曲:しゃむ 編曲:しゃむ 唄:初音ミク 曲紹介 ……くれぐれも自殺なんてするんじゃないゾ! しゃむ氏の初調教・初MikuMikuDance挑戦曲。 歌詞 はぁ… 死にたい… 首を吊って 死にたい… 苦しい世界に さようなら きっと 幸せになるよ あぁ… 死のう… どんな場所(とこ)で 死のう…? 誰にも 迷惑かけない ふいに 涙が零れた 期待されることが 辛いだとか そんなことじゃなくて 自分を認められない自分が 許せなくて はぁ… なんで… なんで僕は 生きる…? 楽しい事なんて一つも 探しても 見つからない あぁ… 嫌だ… 何もかもが 嫌だ 理解されなくてもいいの ずっと 一人なんだから 愛されたいとか 愛したいとか そんなことじゃなくて 自分が大嫌いな自分が 悲しすぎて 死ぬのは 痛いかな… 綺麗に 死ねるかな… 神様 お願い どうか 助けて… 僕は僕を 好きになりたい 簡単じゃないけど どうしようもない 心の霧を 晴らしたくて 本当は死にたい 訳じゃなくて ただ 逃げてるだけで でも 死ぬことを考えるのが やめられない… はぁ… もう寝よう コメント こ、怖ぇ… -- ミリオン (2012-06-26 22 58 29) この歌詞を笑い飛ばせるような生き方をしたかったなぁ・・・ -- 名無しさん (2012-06-27 06 44 01) …(´;ω;`) -- 名無しさん (2012-06-27 09 18 41) 最後が何となく共感できる… -- 名無しさん (2012-06-28 13 44 06) 完全に否定できない自分がこわいな・・・ -- 6の4 (2012-06-28 14 29 14) ......共感 -- 咲夜 (2012-06-28 15 24 53) 「この歌詞を笑い飛ばせるような生き方をしたかったなぁ・・・」の人に共感します。いやはや、何がどうしてこうなった。。 -- 名無しさん (2012-06-28 16 22 44) ...。(´;ω;`) 悲しい...。 -- はにわ^p^オ・ワ・タ・☆ (2012-06-28 16 41 57) 共感します… -- 名無しさん (2012-06-28 16 55 18) 笑い飛ばせない自分が居る -- 蜻蛉切 (2012-06-29 16 21 28) 何度も聞いてしまう。。。(/ _ ; ) -- 名無しさん (2012-07-11 21 43 52) 悲しいね -- 政宗 (2012-07-11 22 22 30) やばい、共感してしまう。笑い飛ばせないや…。 -- 摩 (2012-07-11 22 27 56) く、暗い・・・ -- 名無しさん (2012-07-11 23 42 59) めっさ共感。 笑い飛ばせんわ。 -- 名無しさん (2012-07-12 08 44 42) 悲しい曲。。。でもなんか救われる気がする。。。 -- 名無しさん (2012-07-21 21 50 09) もう寝ようって言ってるから少しは明るくなるなぁー -- 名無しさん (2012-08-09 15 23 28) 好きだ。 -- 名無しさん (2012-08-09 15 37 43) なんか・・・こうやって自殺のこと考えて、でも結局死ねずに、寝ることしかできない、死ぬことができない、勇気がないってことにものすごく共感します。この曲、ものすごく好きです。笑い飛ばせない。 -- 名無しさん (2012-08-25 21 56 10) 最悪な一日よ。精々昨日の最高の思い出になれ!!! -- 名無しさん (2012-09-20 01 28 57) この曲のCDは発売されないんですか?すごく欲しいです -- ちゃめ (2012-10-18 20 46 15) 曲名でビックリするけど綺麗な曲でした。ミクさんの声も透き通ってます!すき! -- 名無しさん (2012-12-17 10 31 43) ( TДT)って最後寝るんかい!! -- 初音すき! (2012-12-18 22 00 02) 曲名を見て、最初は驚いたけど -- 名無しさん (2013-04-12 21 41 39) すごい共感できます。↑の続きです。 -- 名無しさん (2013-04-12 21 42 30) すごい良い曲ですね♪ 曲事態は暗い曲だけど、共感できる -- 名無しさん (2013-04-13 23 18 01) 「理解されなくてもいいのずっと一人なんだから」と「本当は死にたい訳じゃなくてただ逃げてるだけで」が共感する! この歌聞いて一人で超号泣した(;o;) -- アップル (2013-05-21 20 01 50) 歌詞を見ただけで泣けてきた… -- 名無しさん (2013-05-21 20 57 29) こんなに共感できる曲と出会えて、よかったです…。 -- はる (2013-05-21 22 29 16) 皆さんのコメにハゲド(激しく同意) -- 39 (2013-06-19 22 15 40) 初調教でこのクオリティかよ!すげえ! -- 名無しさん (2013-08-22 13 28 54) 特に『僕は僕を好きになりたい」『本当は死にたいわけじゃなくてただ逃げてるだけで」のところにきょうかんした。 -- か行与太郎 (2013-08-26 12 35 42) ところで、『きれいに死ねるかな・・・」については、自殺する人って大概楽な死に方を選ばないそうです。自らを磔刑にしたり毒を飲んだりまた日本では水死体が出たとき美人であるように報道されていたこともあったらしく、美人と書かれたいがために自殺した人もいたようで・・・。 -- か行与太郎 (2013-08-26 12 40 43) 去年を思い出す・・病んでた時に聞いてたなぁ -- ましょ (2013-10-11 16 22 47) この歌詞怖すぎっ( ( ( (;゚Д゚) ) ) ) ) ) ) -- 名無しさん (2013-10-13 17 18 05) 死の世界へようこそ -- 死神 (2013-11-07 21 33 01) しにたいと笑い飛ばせないやどこでしのうひとにめいわく -- 名無しさん (2013-12-15 23 47 38) この歌を聴いた瞬間に泣いた。自分に似ている。期待されるのが一番嫌いだった。自分を認められない、、、全て、、、似ている、、、ありがとう、、、ありがとう。なんか、眠くなって来ちゃった、、、寝よう。おやすみなさいっ、、、。 -- リスカ依存症 (2013-12-28 19 58 53) 残酷な歌だけど感動する(泣) -- ふなっしー (2014-01-11 18 33 11) CD化するべき!! -- 京極マリア (2014-04-26 16 16 43) 共感できる。ほんとは死にたいわけじゃなくてただ逃げてるだけででも死ぬことを考えるのがやめられないってとこが特に共感できた。この歌に出会えてよかった。 -- りり (2014-05-02 17 19 51) 歌詞に共感します。とくに、本当は死にたい 訳じゃなくて ただ 逃げてるだけで のところ。 -- 葉月 (2014-07-10 09 11 53) 最初から最後までめっちゃ共感する。死にたいって何回も思うから、でも死ねない。CD 希望 -- 名無しさん (2014-07-16 18 18 12) 悲しい -- たく (2014-07-17 19 08 56) この歌を聴くと自分はひとりぼっちなんだなぁと改めて思った。でもこの歌は心の穴を埋めてくれる。しゃむさん、ありがとう。この歌を聴くと自然に涙がでる。 -- ななせ (2014-07-22 19 26 44) ニコニコはコメなしのがいいな・・・ 歌詞がじーんとくるし落ち着ける -- 名無しさん (2014-07-22 19 46 44) この歌を聞くと「確かに自分が好きになれないな…」と、思います。 自分なんて要らないんだ、必要ないんだ、と思います。けど周りには友達や家族がいる。そう思うと自殺したら駄目だなと、思うようになって明日も生きていくことを決めるので、いい歌です 長文失礼しましたm(_ _)mペコリ -- 七紙の柿食い子 (2014-10-01 18 21 16) 僕もいじめを受けたりしましたがミクの歌を聴き自殺をせずすみました自殺しよう何て考えを捨てミクの曲を聴いてください明日に向かってみてください聞くだけで勇気をもらえますそれでミクオタになりました勇気をだし自分をいじめている奴らにはなしかけてみると仲良くなりましたどうかミクの曲を聴いて考えてみてください長文失礼致しました -- ミクオタ (2014-10-01 21 19 42) 今まさに死にたい。すごく全部に共感できる。自分が嫌いで嫌いで仕方なくて、絶対消えたほうがいいと思ってて、昨日ロープ買ったんだけど、もう少し頑張ろうと思う。 -- 名無しさん (2014-10-30 09 52 14) この曲聴いてると共感するところがめっちゃあるでも自殺はしちゃダメだな -- 人喰いさん (2015-01-11 08 47 43) 同感。 -- ポいう、うおhhぅt (2015-07-10 19 34 40) 同感だあ。もう寝ようのとこ -- ほのの (2015-12-18 14 46 49) こういう歌詞大好き。 -- ミニミニ (2015-12-18 19 02 42) 共感しました。僕も…助けてほしい気持ちでいっぱいです。 -- みおんorれおん (2015-12-27 18 25 01) とても共感出来る歌で私も心のどこかで死にたいとか誰かを殺したいと思っているんでしょうか -- サクラ (2016-02-15 23 26 41) 共感しまくりで涙出てきた。 -- 豊 (2016-03-10 14 20 39) うぅ~···何回‹死›をつかうんだ?作者はどうゆう意味でこの唄を作ったんだ?w -- マロン (2016-05-14 19 46 09) 心に刺さる -- ありゃ (2016-07-16 23 34 52) 自分も死にたいと思ったときめちゃくちゃあります -- 名無しさん (2016-07-21 10 39 54) 涙があふれたなぁ、死にたい思考とまらないよね。この波が少しでも和らぎますように。。。 -- ゆきりん (2016-08-17 09 09 25) 一番死のうか悩んだときに聴いた曲だ〜久々に聴くと昔を思い出すよ〜 -- 通りすがりの夏休み (2016-08-24 07 08 02) 中学の頃は死にたいと思ったけどこれ聴いたら未来が或るんだと思った、 -- 良太 (2016-09-25 19 22 10) んー。誰にも迷惑かけずに死ぬって無理だと思う。。だから、死にたいとか思ってる人は他の人のためにも死なない方がいいんじゃないかな。 -- 櫻宮 (2016-09-25 19 25 24) ↑そーですよね。ありがとうございました -- かのん (2016-09-25 19 28 24) どこまでついてきてくれるかお手並み拝見 私もそういやこんなことさんざん思ったな…櫻宮さん、ありがとうございました。コメ欄に救われたような気がする -- TKY (2016-09-25 19 42 59) ほんとに死にたくても、死ねなくなるだよな -- ななみ姫 (2016-10-26 08 22 26) 共感できますね。自分も同じような感じでしたから -- 亜蓮 (2016-12-18 23 44 32) 私もそんな感じの考えが辞められません。みんな信用してくれないし…死んだ方がみんな喜ぶしねw -- スミレ (2017-03-05 21 25 22) 死ぬ勇気がないとか、言ってる人居るけど実際死のうと思ったら衝動的でしょ。 -- みにみに (2017-06-08 17 42 33) ・・・聴いてると、笑えるけど多分、自分が壊れてるからだと思う -- 月影輝 (2017-08-19 11 01 46) 凄い共感…最後のもう寝ようが自分も重なる。夜になると考えちゃってでもどうしようも無くて何も出来なくて結局は寝て明日になって繰り返しちゃう -- 名無しさん (2017-10-27 01 23 57) すごい分かる結局ウチは、弱いから何も言えないそしてまた耐えて耐えて苦しい悲しいもういやになるいっそのこと殺して。 -- 消6女 (2018-01-21 08 45 19) やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- 名無しさん (2018-03-16 20 28 18) まあ、無理も程々にね。 -- ななめ (2018-03-30 11 32 29) 自殺した兄のことを思い出して泣けました。。。 -- Charlotte (2018-07-12 18 55 19) 一字一句違わず、まさに今の自分そのもの -- 名無しさん (2018-11-27 12 39 01) 共感でしかない -- みりん (2019-05-04 10 39 43) 共感しかない。私も死にたい、、、 -- ねむ (2021-08-07 00 40 30) なんだか自分のようで共感するな -- 名無しさん (2022-01-04 22 40 04) まさに俺を鏡写したみたいだな... -- 無限の三乗根 (2022-04-29 07 28 22) こんな気持ちだわ、今 -- 時雨 (2022-04-29 10 26 41) 毎日なぜ生きるのかがわからなくなる -- 名無しさん (2022-05-10 22 53 02) 歌詞と同じことをいつも考えてしまう…。 -- 名無しさん (2022-07-28 09 09 46) 今の僕と同じだー! -- 名無しさん (2022-07-28 20 15 55) この曲作った人は現在、消息不明 -- 名無しさん (2022-09-08 06 41 07) ↑え、まじ -- 名無しさん (2022-09-08 14 40 25) 辛い時や泣きそうな時は人間の声よりもVOCALOIDの方が落ち着くからこの曲に感謝してる -- 果て (2022-09-30 20 54 00) すげ~ こっわ -- あqwせdrftgyふじこlp;@: (2022-10-08 19 52 11) 私も死にたいなって思うからめちゃ共感できる… -- ななこ (2022-11-10 17 07 56) 確かに死にたいなと思うし共感できるようなできないような… -- 🍎 (2022-11-10 17 22 13) この歌聞いたら自殺したくなる! -- 名無しさん (2022-11-10 17 22 42) いっそのことみんな死んじゃえ! -- るる (2022-11-10 17 23 15) そんなこと言ったらだめだよ -- 福田未来 (2022-11-10 17 53 12) めっちゃくちゃ怖すぎ💦 -- 名無しさん (2022-11-11 19 54 10) 痛いのはやだけど、死にたい、この現実から逃げたいと思ったことがあるからすごく共感します -- 名無しさん (2023-06-01 09 04 25) 現実から逃げたい 消えたい 居なかったことにしたい 自分が嫌い。僕の気持ちがこの曲になってるみたいで好き。でも、僕は生きなきゃ。女優になるから -- 無名1127(病み中) (2023-07-14 10 30 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1568.html
金バッジ 5KB 虐待-いじめ 理不尽 差別・格差 ゲス 都会 現代 独自設定 三作目です ※MFYPの作品です。 ここは都会の一角にあるオフィス街……の路地。 そこにはダンボールを使った都会野良ゆっくりにしてはかなり上出来なゆっくりハウスが存在した。 「おきゃーしゃん、おかえりなさい!」 「おかーさんおかえりなさい、ゆっくりしていってね!」 「ゆぅ、ただいま」 母れいむを出迎えてくれたのは子まりさに子れいむ、彼女は今日の仕事を終えて帰宅したところだった。 仕事とは二匹の子供のごはんと、飼ってくれる人を探すこと。 「れいむは元金バッジです、お利口なんです、飼ってください!!」 「今金バッジじゃなかったら価値ねーだろ!」 「ゆびっ!」 ある時は蹴られ 「れいむはむーしゃむーしゃしてもごはんさんを散らかしません!おちびちゃんもとってもお利口さんです!!」 「子持ちなんて飼えるか!」 「ゆっぴょう!」 ある時も蹴られ 「うんうんも一人でできます!もちろんおちびちゃんもです!」 「最低条件を当たり前のように自慢すんな!!」 「うぶるわぁ!!」 ある時こそ蹴られ 「れい……」 「喋んな!!」 「ゆっぐべッ!!」 常時に蹴られた。 そんなこんなで生傷の耐えないれいむであった。 今日も特に収穫なく戻り、さらに命がけで手に入れた食事を子供と一緒に取る。 限りありすぎるゆん生を終えるまでこの生活は続くかと思われた。 ところがある日。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ、ゆっくりしていって……ゆゆっ!?」 れいむ邸に一人のお兄さんがやってきた。 その辺りにいる一般人と代わらない装いだが、れいむは袖に違和感を覚える。 「お、おにーさん、な、なんの御用?」 「ああ、何の用かって言うとな、これを見てくれ」 そう言ってお兄さんはれいむに袖を見せ付ける。 するとそこには光り輝かんばかりの金バッジがついていた!! 「ゆ!?き、金バッジさん!?」 「そうだ!最高級品質を保証するあの金バッジだ!!」 ゆっくりにもわかるように、低めの姿勢を保ってポージングをする。 路地裏ではよく見かける光景だ。 「ゆー…お兄さんも金バッジさんなんだね、れいむも元は金バッジさんだったんだよ……」 「なるほどな、確かにれいむからも同じ気品を感じるぜ」 「ゆゆゆゆ!?」 思いがけない一言だった。 今までれいむは金バッジだと必死に訴えたが、返って来る言葉は嘘だのだからどうしただの、本当に金バッジなのかと言った否定ばかり。 ここまでれいむを認めてくれる人間は全くいなかった、だからこそこのお兄さんなられいむを飼ってくれるに違いない。 れいむはそう思い、意を決して売り込みを始めようとした。 「れいむを「だからお兄さんを飼ってね!!」ゆゆゆゆゆゆゆゆ!?」 ありえない、何かの間違いじゃないのか?れいむの餡子をそんな言葉が何度も駆け巡った。 しかし、その呆然としたのがまずかった。 「じゃあ失礼するね!」 特にれいむの反応も聞かずにお兄さんは奥へと入っていく、そしてれいむ邸を前に子ゆっくりと対峙して…… 「ゆ!おにーしゃん、ゆっくりちていっちぇね!」 「おにーさん、ゆっくりしていってね、まりさたちはゆぴょ!」 踏み潰された。 「おっとお兄さんの新居にバッジのないゴミゆっくりがいるよ、邪魔だから消えてね!」 「ゆわぁあああああああああああああああ!なにをしているのおおおおおおおおおお!?」 「何って……お兄さんのおうちにゴミがあったんだから潰したんだよ、れいむは元金バッジなのに掃除もできないんだね、本当に金バッジなの?」 「ゆがぁぁぁああああああああ!れいむは金バッジだぁっぁあああああああ!」 なけなしの体力を振り絞ったれいむの体当たりも、ペチペチとした虚しい音を響かせるだけであった。 「金バッジお兄さんを虐めるなんて最低のクズれいむだね!」 ありあまる体力を振り絞ったお兄さんの蹴りは、ボゴォッ!ベゴォッ!ブチブチィ!ビダァアアアアン!!とした激しい轟音を響かせるだけであった。 「ゆぐっ……ゆびび……だずげで……」 「全く、こんなゲスだったとは思わなかったよ!こうやって金バッジを騙るゆっくりが多いから、金バッジの価値が下がってお兄さんも大変だよ!」 左頬を地面に、右頬を足で踏みつけながら器用に唾を吐きかける。 満身創痍のれいむではあったが暴力や恥辱よりも、ただ一言に反応した。 「れ……れいむは……も、もときんばっじさんなん……だ……よ……」 どうしても譲れない真実。 人間から見れば大げさではあるが、まさに命がけで取得した金バッジ。 飼い主から金バッジ同士と言う事で番になり、一緒にすっきりした愛するまりさ。 そして金バッジ同士の完璧な餡子を受け継いだ最愛のおちびちゃん。 夫婦はもちろんの事、おちびちゃん達も餡子の涙を流しながら取得した金バッジ。 金バッジ、れいむ唯一にして最大の称号。 その真実を覆されるのだけは、れいむには耐える事ができなかった。 それゆえもはや風前の灯火を超越した身体に鞭を打って反論する。 「ふーん……でもお兄さんは“現”金バッジなんだよ!聞いてるの?“元”金バッジれいむ!」 灯火は消えてしまった。 あとがき お久しぶりと言って覚えている人はいるのでしょうか、MFYPです。 虐待シーンが書けない致命的な者ですがよろしくお願いします。 効果音に頼らない虐待表現を習得したいです。 今までの作品 ふたば系ゆっくりいじめ 266 おやさいやるよ ふたば系ゆっくりいじめ 375 晩年の夫婦 書いた人 MFYP(Most favorite yukkuri is Patchouli) おまけーね(非ゆっくり、人間重視SS) 瀕死のれいむを尻目に別の宿主……と言う名の面白そうなゆっくりを探し出す金バッジお兄さん。 そこへ…… 「全く、最近は金を騙るゲスゆっくりが多すぎるね!」 「おい待てやぁ!」 「うん?」 「このお兄さんの縄張を勝手に通って無事で済むと思ってんのか!?」 「……誰だよあんた」 「俺か、俺は銀バッジお兄さんだ!!」 「銀……なんだ、典型的なゲスお兄さんか」 「な、なんだとぉおおおお!?」 『喧嘩はおやめなさい!』 「「誰だ!?」」 『私?私はプラチナバッジお兄……』 おわれ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お兄さんにもバッジ制度があるのかwwwww もう少し元・金バッジれいむのプライドを潰して欲しかった。 「れいむのおちびちゃん?元どころかバッジすら取得出来ないゴミクズじゃないか!」の一言が欲しかったよ。 -- 2018-03-20 16 59 15 飼いゆ飼うくらいなら賢いゲスのほうがいい -- 2016-01-26 20 43 23 ↓お前を駆除するから、無残に死ね -- 2014-06-09 01 00 40 ↓いっそのこと野良を捕まえてきたほうが げへへへへへへへ -- 2013-09-27 02 07 24 ↓銅バッチお姉さんを調教、もとい躾をすると考えると胸が踊らんかね? -- 2012-09-13 18 05 58 善良銀バッチもしくは金バッチおねぇさんなら飼いたいです・・・。 -- 2011-10-31 00 03 09 メッチャワロタww 金バッジお兄さんが愛すべき馬鹿過ぎるw -- 2011-07-18 13 26 14 うぶるわあが一番ツボった -- 2011-01-22 14 39 55 うぶるわあwww どんな叫びだよwww -- 2011-01-09 03 42 27 良いオチだww吹いたわww -- 2010-10-31 16 32 38 うぶるわあ!に吹いたww -- 2010-09-08 23 30 23 なんだこのオチwwwwww -- 2010-08-18 03 18 43 オチ吹いたw ↓俺は嫌いじゃないぜこうゆう人 -- 2010-08-05 15 10 39 なんか頭のかわいそうな人がいる -- 2010-08-01 16 18 45 ふっ・・・ 語るに落ちたな、お前がプラチナであるはずが無い!! 私こそがプラチナバッジ鬼意惨だ!!銀を越え、金をも超越し、今や宿命となった私は・・・ Mrプラチナだ!!! -- 2010-07-29 02 38 12 季節は春だと見た じゃなかったらこんな変態沸かないだろw -- 2010-07-29 01 43 28 お兄さん達…いつまでお遊戯やってんスか…幼稚園は卒園したでしょ!! -- 2010-07-12 06 10 46 ゲスすぎワロタ -- 2010-06-12 14 17 57 なんだこのオチw -- 2010-06-04 02 47 47 ひどすw -- 2010-05-26 10 57 26
https://w.atwiki.jp/sscnara/pages/1.html
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //atwiki.jp/guide/contact.html 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1113.html
※ゆっくりが虐待されます。前半ぬるいじめ、後半中身の凄惨ないじめ注意 ゆっくりジュース 家に帰るとゆっくりれいむのつがいがいた。 「「ゆっくりしていってね!!」」 ああ、おなじみの甲高いアニメ声でハモッている。 大きさは30~40cmくらいだろうか、黒い髪の毛とダンベルのような横の飾り、そして猫耳入っているりぼん。 自信に満ちた目でこちらを見つめてくるれいむとれいむ。 「何だよお前ら」 そう言うと右側のれいむが 「ぷくうううううううう!!」と言った直後に頬を膨らませた。 ゆっくりは効果音を自分でつけてから効果音に相当するアクションを起こすんだな。 ちょっと涙目で頬を赤く染めて怒ってるのかな? その姿はどうみても虐待されるために生まれてきたような無防備なものである。 「ぷくううううううううう、だって!!!」 知性に欠ける幼稚な威嚇行動に思わず噴出してしまう。 「ゆゆっ!おにーさん、れいむのだいじなれいむをわらわないでね!ぷくううううううううううう!!」 そう言うと左のれいむも同じようにぷくうううううと言ってから頬を膨らませた。 「あっはっはっは」 だってしょうがないじゃないか。お前達ゆっくりはいつもそうやって人生を舐めたような行動を取るんだもんな。 しかしこいつもこいつだ、自分のことをれいむと呼ぶだけでなくつがいのれいむもれいむと呼ぶんだな。 『れいむのれいむはれいむのことがだいすきなれいむなんだよ!!』 といった傑作な言葉を言うこともあるんだろうな。 「あっはっはっは!!れいむのれいむは、れいむのものだってか!!!あっはっは!!」 一通り笑い終えると、まだぷくうううううしているれいむ二匹を観察することにした。 もう1分は経とうとしているが、まだ耐えているようだ。 こいつら呼吸ってどうしているんだろう、そう考えていると 「ぶはああああっ!!ぜー、はー、ぜー、はー・・・」 おっ、右のれいむはもうガタがきたのか目を白黒させながら荒い呼吸をして調子を整えようとしている。 もうぷくうううううううも終わりかなと思っていると、 「ぷくうううううううううううううう!!!」 と再びぷくううううううし始めた。これはたまげた。こいつらゆっくりなのに意外とガッツあるな。 するともう一方のつがいが 「ぶはああああああ!!!ゆゆーん!おにーさんでいむだぢをいぢめないでにぇ!!」 と根が尽きたのか赤れいむのような口調で顔を真っ赤にしながら怒り始めた。 もう一方のれいむは青白い表情でぷくうううううううううを続けている。 俺はもう疲れただろうと膨らんでいるれいむの頬を両手で押さえてやる。 ぷひゅるるるるるるるるるる 空気が、震える口から抜けていく。れいむは青白い顔から凄い呼吸を乱しながら 「ぜっ!・・・ぜぱっ!!ぶひゃっ!・・・・」 おっ、まともになったか? 「ぷひゅるるるるるるるるるる!!!おにーさん、れいむをぷくうううううさせないでね!!」 え・・・・・・?? 「・・・・・あ~っはっはっはっはっはっは!!!あっはっは!!な、なんでお前ぷひゅるるるるまで自分の声出して再現してるんだよ!! バカじゃねーの?あーおかしいいいいーーー!!!あーっはっはっは!!!」 思わずこのゆっくりの理不尽さに床でもんどりうってしまった。普段は紳士的に仕事をこなしているこの私が、だ。 「ゆっ!れいむっこのじじいれいむたちのことをばかにしてるよ!」 「ゆゆっ!そだね!・・・ゆふふふふふ(キラン)」 ん?キランって今作戦通り!しなかったか? 何かたくらんでいるな、こいつら。仲間がいて家のどこかで何かを漁っているに違いない。 というわけで誘導尋問にかかるとするか。 「いやあお前達はおばかなゆっくりだなー」 まずは軽くジャブから。感情的にして情報を引き出そう。 「ゆっ!れいむたちをなじるのやめてね!」「なじっちゃやーよ!」 普段は「ゆっくり」「むーしゃむーしゃ」「むほおおおお」以外の言葉は生来じゃないゆっくりの口から『なじる』とな。 「おっ、『なじる』なんて難しい言葉知ってるんだね。すごいね」 ここはおだてる作戦に変更。 「ゆっへん!すごいでしょ!」「れいむたちをもっとたたえてね!!」 「てことは君達のかぞくにすごく頭のいーれいむがいるんだろうな。」 まずは仲間がれいむかどうかを確かめる。 「ゆっ!れいむじゃないよ!!」「だいどころでえさをさがしているのはぱちゅりーだよ!!」 おっ。そうか、ゆっくりぱちゅりぃ略してゆちゅりーが台所にいるのか。 「へー・・・ゆちゅりーは台所ねぇ・・・」 れいむたちの顔が見る見る青ざめていく。 「ゆゆっ!!!でいぶ、どぼぢでしゃべっぢゃっだのおおおおおおおおお」 「ゆゆゆゆゆ!!!かっこいーおんびーさん!ゆっぐりいまのはわすれてね!!!」 あらあら、墓穴を掘っちゃったよこいつら。おまけに俺のことおんびーさんだなんて、ゆちゅりーの教育もたかが知れてるな。 もっとも、ぷくうううううとかぷひゅるるるるるとか声に出すようなゆっくりだから仕方ないけどな。 さっそく台所に行くこととする。 「かっこいーおにーざん、だいどころにいってもぱちぇなんていないよ!!」 「れいむたちといっしょにゆっくりしていってね!!れいむをいぢめてねえええ!!!」 そうてんこチックになるな。後でじっくりいでめてやるから、な? れいむたちはリビングに閉じ込めておくとして、台所のゆちゅりーは・・・と。 「きゅっきゅっきゅ。・・・むぅん。むきゅ☆」 い た 。 台所の横のゴミ箱を漁って生ごみを散らかしているゆちゅりー。 いつも隠される立場だけに安心しきってだらしなく垂れた汗らしき液体を独特の曲線を描いたもみあげでふき取っている。 こいつらもみあげ動かせるのかよ。 「HAHAHA!!!もみあげ饅頭、可動式MOMIAGE!!!ゲージツはバクハツだー!!」 と普段タイトにビシッとビジネスをしているこの私が床に転げて大笑いするほど滑稽なゆちゅりーの実情はひどかった。 「む・・・むきゅぅん??」 おやおや、ゆちゅりーに気づかれてしまったようだ。 薄い紫色の独特の曲線のモミアゲと後ろ髪、40センチほどの全体に見事なしもぶくれ、半円の目、それから・・・人←こんな形のおくち! 思わずにやけてしまうような妙な虐待感情が心をわしづかみにして離さない。 「おぉ、ゆちゅりー・・・しんぱいしないでね、うふ、うふふうふふ。お兄さんは悪いひとじゃないよ」 「むきゅぅうぅぅうん・・・こっぢごにゃいでぇ・・・汗」 ゆちゅりーは「もっぢぇがないでー」とも聞き取れる言葉で牽制をしている。 後ろへ下がりつつ、半円の目で必死に上目遣いをしながら、『人』みたいな口をきゅっと締めている。 れいむたちほどおばかな牽制ではないのかな。と思っていると 「ぷきゅううううううううううううん!!」 くるぞ、くるぞ。自分で効果音言ってからそれに相当する行動を。 ゆちゅりーはぷきゅうううううんして60cmくらいには膨らませた。やるじゃんこいつ。 目には涙を溜めて必死にこっちを見上げる。無駄な行動でしかないのに。 ひょいっ 「!!??」 「さぁ、れいむたちの元へ連れて行ってあげるからね。」 ぷくうううううしているゆちゅりーを軽く持ち上げて、私はれいむたちの元へ向かった。 続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/300.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 101 どうして挑発するの?/コメントログ」 これを見たらゆっくりのおつむの出来がかわいそうになってきた -- 2010-06-19 11 30 07 ゆっくりは本当に馬鹿だぁw この世から消えてくれていいよw -- 2010-07-07 03 04 59 いやいや、消えたらだめだよ。楽しめないじゃん。あ、ちなみに、私は愛で派です。 -- 2010-07-15 06 27 08 たしかに消えて欲しくない。 -- 2010-07-15 23 21 52 消えたら虐待できないもんねえ。 -- 2010-07-28 22 53 50 振り切って虐待できるだろ?ゆっくりの中でも、特に。 だから必要だろでいぶ。 それと、れいむの赤ゆと実ゆっくりな。こいつらは無条件に振り切れるから関係ないか -- 2010-09-06 03 12 54 でいぶは必要だ 鬱憤を晴らすのに -- 2010-09-27 17 31 51 じじいをせいっさいするから、はやくじじいはれいむをたすけてね なんて言うナマモノだから仕方がない 目から異物が進入しても相手に悪態つくとか信じられんな -- 2010-10-03 05 57 42 確かに何でなんだろうな… この特徴も自然のサイクルに組み込めないものかな? 一定地域内にゆっくりが増えすぎた時に発露する、自殺因子(=ゲス化因子)とかどうだろう? 全てのゆっくりが生まれ持っているが、頭が残念な個体ほど発露しやすく、 個体数の調整や、優秀な遺伝子を残こすことに有益に働いている…とか。 生存に必要な知識を持たずに育った飼いゆも発露しやすいとかね。 発露したゆっくりは、思い通りにならないことに過剰に腹を立てるようになり、 自分の考えが変わったことにも気付かず、何故死ぬのかも理解しないで死ぬんだろうな。 -- 2010-10-03 06 57 09 頭の大きさで強さが決まるゆっくり(ぷくーする理由にも繋がる)は、頭だけで言えば人間の方が小さい=ゆっくり最強 っていうのと、初期のSSで思い込みで自分が地上最強にしか見えなくなっている、という2種類の説を知ってる。 ↓数が増えるとゲス因子発動はイイなー。 純真無垢なゆっくり達の中で、数が増えたことで突然ゲス化する仲間。 なすすべもなく殺される無垢なゆっくり達とかQUNQUNする -- 2010-11-14 11 42 51 ↓↓それって挑発を理解できる人間ありきのシステムだよね。 -- 2011-01-27 08 02 20 こーゆー喋り方するやつも大概ゲスdqnだよな -- 2011-06-30 20 30 00 先に抜いといて、喋っていたらどうなってたろう -- 2012-06-25 22 07 07 れいむは一番馬鹿だよなぁ…特にゲス 特にゲス 大事なことなので2回言いました -- 2012-06-26 16 08 25 いやーお兄さんは忍耐力あるな〜、俺だったら話を聞けと怒鳴って投げつけてるところだよ -- 2012-07-23 04 38 34 さすがゲスれいむだ。俺だったら話もせずなぐりかかってるよ。 -- 2013-09-20 18 39 20 おにーさんはいいひとだね!わたしみたいなおねーさんはすぐつぶすよ! -- 2014-02-08 19 03 55 ↓きたならしいじじいはゆっくりできないよ!はやくしんでね! -- 2015-02-05 18 06 19 れいむってチビ潰すと黙るんだね〜わかるよ〜w -- 2015-09-18 19 38 22
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1381.html
かなう願いかなわぬ望み 19KB 虐待-普通 愛護 観察 理不尽 野良ゆ 都会 透明な箱 現代 虐待人間 愛護人間 独自設定 頭のおかしい人間が出る by触発あき ※独自設定垂れ流し ※頭のおかしい人間さんがでます ※ややハードな愛で描写あり ※作者名をコメント欄に入れてみるテスト。自己主張激しすぎ? でも読みたくない人は避けられるよなあ、とか ゆっくりれいむは、永遠にゆっくりしようとしていた。 雪もちらつき始めた街角。通りの端に、そのゆっくりれいむはいた。 汚れていた。その髪も肌も土埃や排気ガスに染まって元の色もわからないほどだ。ゆっく り特有の丸みも崩れ、ぐにゃりとつぶれたその姿は、栄養不足で体内の餡子が減ったため だろう。紅白で鮮やかなはずのおりぼんもすっかりくすんでいる。 もとは饅頭という食べ物だったはずなのに、その有様は生ごみ以下だった。 今、街を歩くゆっくりは少ない。山と違い、街中は季節を問わず食べ物を得る機会がある。 それでもゆっくりというナマモノは基本的に寒さに弱く、好んで冬空の下、動き回ったり しない。だから暖かいうちに食べ物を集め、冬ごもりをする。 れいむは冬ごもりに失敗した。 食べ物は思うように集めることができなかった。ただの段ボールでしかないおうちは毛布 もなにもなく、大して寒さを防いではくれない。食糧不足と寒さに体力を削られ、なおさ ら冬ごもりの準備は難航した。そして、限界が訪れた。 野良のゆっくりには珍しくない、ありふれた結末だった。 今日もまた、厳しくなる寒さのなか必死に走り回ったが、食べ物は集まらなかった。そし てついに体力が尽き、跳ねるどころかはいずることすらできなくなっていた。 だから、誰か食べ物を恵んでくれる人間はいないかと、人通りのある道に必死にやってき たのだ。 そんな望みがかなうはずないなんてこと、野良としてそれなりの期間を生きてきたゆっく りならわかることだ。しかし、れいむにはそうする他になかった。そんな奇跡と呼ぶのも おこがましい無謀な賭けに出るしか道はなかったのだ。 その目論見は当然かなうことなく、道行く人々はれいむをよけて歩くばかりだ。目を向け ることすらほとんどなく、たまにあっても顔をしかめるだけだ。道ばたのゴミを進んで片 づける世話焼きでも現れない限り、れいむはきっとこのままだろう。 れいむは寒さに遠のく意識の中、自分が「永遠にゆっくり」しようとしていることを自覚 した。 「ゆっくりしたいよ……」 ただひとつの、ゆっくりなら誰もが持つ、しかしなによりも大切で切実な願い。 だが、野良ゆっくりのその願いがかなられる事など、ほとんどない。 だが。 「あなた、ゆっくりしたいの?」 上からの声に目を上げれば、そこには暖かな微笑みがあった。 淡いピンクのコートで包まれたほっそりとした身体。長くきれいな黒髪。細面に大粒の黒 瞳が輝いていた。 れいむは思った。 きれいだ。穏やかで暖かで、なにより……とってもゆっくりしている。 だかられいむは絞り出すように叫んだ。 「ゆっくりしたいよ……!」 れいむの願いを、暖かな笑顔が受け止めた。 「わかったわ。わたしがあなたのことを、責任もってゆっくりさせてあげるわ」 凍えた餡子に響く、穏やかで暖かな声だった。 その声は夢のようにゆっくりしている。だかられいむはこれは夢なのだと思った。 「ゆっくりしていってね……!」 だかられいむは、眠るようにそう答えることしかできなかった。 薄れゆく意識の中、おねえさんがうなずくのを見たような気がした。 「どうせゆめなら、もっとみていたいよ」……そう望みながら、れいむの意識は闇に溶け た。 かなう願いかなわぬ望み 夢は、覚めなかった。現実だった。 れいむはおねえさんに拾われて、おうちにつれていってもらった。広々とした一軒家、お ねえさんは一人暮らしのようだった。 家に上がると、れいむはまず身体をきれいにしてもらった。 お風呂場に連れられ、スポンジタオルで肌を洗い、髪シャンプーで髪の汚れを落としても らった。 ゆっくりは水に溶けるため濡れるのを嫌がるものだ。だが、餡の底まで身体の冷えていた れいむには、水への恐怖よりお湯の暖かさへの喜びの方が勝った。 「ゆうぅ、ぽかぽか、あわあわ、ゆっくりできるよぉ」 おりぼんは別に洗濯されており、そのことが少し不安だったが、おねえさんに優しい笑顔 で大丈夫と言われ、れいむはゆっくりできた。 お風呂が終わると、ドライヤーで丁寧に乾かしてもらった。洗濯が終わり、アイロン掛け で新品のようになったおりぼんを綺麗に結びなおしてもらった。 身支度が済むと、おねえさんはれいむを姿見の前までつれていってくれた。 「どう、れいむちゃん? これが今のあなたよ」 「ゆうう! れいむ、すっごくゆっくりしてるよおおお!」 鏡の中には、先ほどまでの汚い饅頭のできそこないなどとはとても思えない美ゆっくりが あった。おりぼんがなければそれが自分だとわからなかったかもしれない。 「さあ、つぎはごはんをたべましょうね」 おねえさんは様々なあまあまを用意してくれた。ケーキ、焼き菓子、チョコレート。飲み 物はオレンジジュース。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせーっ!」 ゆっくりの心と体を満たすあまあまの数々を、れいむは感動の涙を流しながら存分に味わ った。 「ゆふぅ……ぽんぽんいっぱいだよお……」 食べ終わった後はのんびりとした。部屋の中は暖房で暖かだった。 綺麗になり、腹も満ち、寒さに震える心配もない。生まれたときから野良だったれいむに とって、生まれて初めての「ゆっくり」だった。 「おねえさん、ありがとう!」 れいむは心から感謝の言葉を言った。 ゆっくりは欲望を満たされればさらなる欲を出し、増長するものだ。厚意を見せた人間を どれい呼ばわりすることすらある。だが、死の間際から「しあわせー」へのあまりの急転 直下な展開は、ゆっくりであるれいむにすら素直に感謝する余裕を与えたのだった。 「れいむちゃん、ゆっくりしてる?」 「ゆうう! れいむ、とってもゆっくりしてるよ!」 「本当にゆっくりしている?」 「ゆっくりしてるよ!」 「本当に?」 「……ゆうう? ゆっくり、してるよ?」 しつこく聞いてくるおねえさんに、れいむは違和感を覚える。 綺麗になって、おなかもいっぱい。暖かな場所にいて、これ以上望むこともない。 そこで、はっと気がついた。 「おねえさんはやくそくどおり、れいむのことをゆっくりさせてくれたよ。だから、もう おわかれなの……?」 野良である程度、生き延びたゆっくりなら必ず知っていること。 人間は、おそろしいもの。下手な口を利けば簡単につぶされてしまう。人間を下に見る愚 かなゲスもいる。だが、れいむは冬ごもりを失敗させる無能ではあるものの、分をわきま えてはいた。人間の強さを知っていた。だから今まで生きてこられたのだ。 あまりの「しあわせー」に忘れかけていたが、おねえさんは別に「飼いゆっくりにしてく れる」と言ったわけではない。この「しあわせー」が続くとは限らない。冬空の下の寒さ を思い出し、れいむは身震いした。 そんなれいむを気遣うように、おねえさんは静かに首を振った。 「いいえ。そんなことはしないわ」 れいむはほっと息をついた。だが、おねえさんの言葉はそこで終わりではなかった。 「わたしはれいむちゃんのことを責任を持ってゆっくりさせてあげるって約束したわ。ま だそれを果たせていない」 「ゆうう? れいむ、とってもゆっくりしるよ! おねえさんのおかげで、おりぼんもき れいになって、ぽんぽんもいっぱいで、とってもとってもゆっくりしてるよ!」 質問の意味が分からず、れいむは首を傾げて斜めになった。野良で夢見ることすらできな かった「しあわせー」の数々、これ以上にゆっくりできることはれいむの餡子脳には浮か んでこなかった。 おねえさんの意図を伺おうと顔を見たら、目があった。 そして、れいむは固まった。 おねえさんの目は、ぞっとするほど真剣だった。 「ねえ、れいむちゃん。あなたの一番ゆっくりできることって、なに?」 「ゆ? い、いちばんゆっくりできること?」 「綺麗にしてもらうこと? 食べること? 寝ること? おうたを歌うこと?」 「ゆ? ゆ? ゆゆ?」 矢継ぎ早の質問にれいむは混乱する。自分がゆっくりできることはわかる。今日おねえさ んにしてもらったこと全部だ。だが、どれが一番かと言われると、わからなくなってしま う。 れいむはうんうん唸って、真剣に考えだす。 「……そうね、急に言われてもわからないわよね。じゃあ、みんなのお手本を見せてあげ るわ」 「おてほん?」 おねえさんはれいむを抱き上げると、歩きだした。 向かった先は下へ向かう階段だった。地下へと続いている。この家には地下室があるよう だった。 「さあ、れいむ。好きなのを選んで」 おねえさんが分厚い扉を開いた。 目に飛び込んできた光景、身体に響く無数の音に、 「な、なんなのこれえええええ!?」 れいむは絶叫した。 そこには整然と積み上げられた透明な箱があり、それぞれにゆっくりが入っていた。 そのいずれもが、奇妙な有様で苦しみうめいているのだ。 それなのに、 「みんな、ゆっくりしているでしょう?」 おねえさんはさっきまでとまったく変わらず、穏やかで優しい微笑みを浮かべている。 れいむには訳がわからなかった。 「みんなぜんぜんゆっくりしてないよおお!?」 「そう? たとえば、どのゆっくりがゆっくりしてない?」 「ちぇん! あのちぇん、ゆっくりしてないよ!」 れいむが目で指し示したのは、大きな透明な箱の中で跳ね続けるちぇんだった。 箱の底面はルームランナーのようにベルトが回転している。そして箱の面のひとつ、ちぇ んの背後には、画鋲のピンがびっしりと逆さに張られている。もしちぇんが跳ねるのをや めたら、ベルトに運ばれ串刺しにされてしまうことだろう。 「わか、わか、わかるよおおおお!」 涙と涎を垂らしながら必死に跳ねるその様は、ゆっくりしているとはほど遠い。 だが、おねえさんの微笑みはやはり崩れない。 「ちぇんは、『かけっこするのが一番ゆっくりできる』と言ったのよ」 声もまた、穏やかなものだった。 「危なく見えるかもしれないけど、大丈夫。画鋲のピンはそんなに長くないから、大けが にはならない。ただ、すごく痛いだけ。それにルームランナーはちぇんが限界に来る頃、 一定時間止まるように毎日調整しているわ。食事の時と眠るときも止めてあげる。だから ちぇんは、ずっと『かけっこ』できるの。絶対に死なせない、ずっとやめさせない。ステ キでしょ?」 おねえさんは笑みを深くして、確信を込めていった。 「だってわたし、ちぇんと約束したもの。『責任を持ってゆっくりさせてあげる』って」 ちぇんは死にものぐるいで走っていた。わき目もふらず、ただ延々と。やがて、限界が来 たらしい。ちぇんはぐちゃりとルームランナーの上につぶれ、動かなくなった。同時に、 ルームランナーは止まった。「よし、計算通り」、とおねえさんはつぶやいた。 れいむはぞっとした。 「ゆうう! ちぇんがくるしそうだよ! やめてあげてよ!」 「そうかしら? じゃあ、聞いてみましょう。ちぇん! あなた、ゆっくりできてない?」 動きを止め、息も絶え絶えだったちぇんがびくりとふるえた。そして、チョコの奥から叫 んだ。 「わかるよー! ちぇんはとってもゆっくりてるんだよー!」 そう言うと、再びぐんにょりと潰れた。気を失ったらしい。 「ね? ゆっくりしているって言ったでしょ?」 れいむは呆然とするばかりだった。 それかられいむは「一番ゆっくりできることをしている」ゆっくりたちを、次々と紹介さ れた。 「このまりさは、『静かにゆっくりするのが一番ゆっくりできる』と言っていたわ」 その透明な箱の中にいるまりさは、口がなかった。口のあった場所はつるりとした肌があ るだけだった。その跡形のなさは、ふさがれたとか縫われたとかといった感じではない。 口をのどの奥から口と言う器官すべてを取り除いて、餡子をつめて小麦粉の皮でふたをし たようだった。 ほっぺたのあたりには透明なチューブがつながっていた。 「いろいろ静かにする工夫をしたけど、結局まりさがわめきちらすのが一番うるさかった の。だからおくちをとってあげたわ。動いて音もでないよう、あんよも焼いた。この透明 な箱も防音だから、外の音はなんにも聞こえない。ごはんはチューブからオレンジジュー スを注入してあげているわ」 れいむが見ると、まりさはぎょろぎょろと目を向けてきた。ゆっくりにしても異様に大き く、よく動く目だった。無音のなか、まりさは見ることしかできないのだろう。 「このれいむは『大事なおちびちゃんといっしょにいるのが一番ゆっくりできる』と言っ ていたわ」 そのれいむは、頭に大きなこぶが二つついていた。こぶにはそれぞれ目と口と髪とおかざ りがあった。 赤ゆっくりだ。 赤ゆっくりがれいむにくっつけられているのだ。おそらくあんよをはがされ、親れいむの 頭を切り開き、無理矢理つけたのだろう。 融合させられた親子は、目をギョロギョロとあちこちをバラバラに見ており、だらしなく 開いた口からは涎をたらしている。 「絶対に離ればなれにならないよう、くっつけてあげたの。みんないっしょで、しあわせ そうよね?」 おねえさんがほほえみかけると、「げげげっ」と親子のれいむはわらった。 「このぱちゅりーは、『本を読むのが一番ゆっくりできる』と言っていたわ」 透明な箱の中ではぱちゅりーが淡々と本のページをめくっていた。瞬き一つしない。いや、 できない。 瞼が切り取られていた。 目の縁には、透明なチューブが取り付けられていて、時折そこから水が漏れでていた。 「ずっと本を読見続けられるよう、まばたきをしないで済むようにしてあげたわ。そろそ ろ読み終わりそうね。また本を換えてあげなきゃいけないわ」 ぱちゅりーは機械のように一定時間ごとにページをめくるだけだった。本当に読んでいる のかわからなかった。 ほかにも、様々なゆっくりがいた。 「『すっきりー』が一番ゆっくりできる」と言ったありすは、振動する箱の中で延々とす っきりし続けていた。箱の中に満たされたオレンジジュースと自らが放出したカスタード を栄養に、すっきりーはいつまでも止まらないようだった。 「ありすって本当にすっきりが好きね」とおねえさんは笑った。 「あまあまを食べるのがゆっくり一番ゆっくりできる」と言ったまりさは、チューブから あまあまをちゅうちゅう吸っていた。チューブの元は二つに分かれていて、片方はオレン ジジュースが、もう片方はまりさの後頭部に刺さっていた。まりさは自分の餡子とオレン ジジュースが混ざったものを吸っているのだ。 「あまあまを無限に用意なんてできないから、まりさ自身にも協力してもらったの」と、 おねえさんは笑った。 「おうたがいちばんゆっくりできる」と言ったれいむは、スピーカーの入った透明な箱の 中にいた。おねえさんによると、れいむがおうたを歌っている間は録音し、れいむがおう たをやめるとスピーカーから録音したおうたが流れるのだという。透明な箱は防音なので 外からはわからないが、箱の中は24時間絶え間なくおうたが聞こえるのだという。 「おうたをたっぷり歌えて聞けて、とっても楽しそうよね」と、おねえさんは笑った。 何匹も何匹も、自分が一番ゆっくりできると言ったことを続けさせられているゆっくりを 見せられた。 みな、苦しんでいるようにしか見えなかった。 「みんな、ほんとうにゆっくりしているの……?」 「当たり前じゃない。一番ゆっくりできることをさせてあげてるんだもの。ゆっくりして いないはずがないわ」 「でも……」 「うん、そうね。確かに、もうゆっくりできないって言った子はいたわ。ひどい嘘つきよ ね」 「うそつき……?」 「ええ、嘘つきよ。だって一番ゆっくりしていることをしているはずなのにゆっくりでき ないってことは、最初に嘘をついたことになるもの。そういう子にはお仕置きしてあげる の」 「どんなおしおきなの……?」 れいむはごくりとつばを飲み込んだ。 こんな苦しいことを続けさせられるのなら、おしおきの方がいっそマシだと思ったのだ。 だが、おねえさんの答えはそんな考えを打ち消させた。 「いろいろやったけど……そうね、この前は紙やすりを使ったわ」 「かみやすりさん?」 「そう。目の細かい紙ヤスリ。ザラザラした紙って言えばわかるかな? それでね、全身 をこすってあげたの。毎日、10分ずつぐらいだったかな? すこしずつすこしずつ、慎 重に、皮がやぶれてしまわないように削って、餡子を吐きそうになったらその日はおしま い。それを一ヶ月くらい続けたわ。最後は皮から餡子が透けて、綺麗だった。これ以上は 削りようがなかったから、野良に返してあげたわ」 毎日少しずつ、死なないように削られる。死ねないよう苦しめられる。それも一ヶ月。 それはどれほど苦しいのだろうか。どれほど恐ろしいことだろうか。 れいむはここにいるゆっくりたちが、自分の言った「一番ゆっくりできること」を続ける 理由を理解した。そんなおしおきよりは、死ぬよりは、今の方がまだマシなのだ。 そして、なにより戦慄すべきことを悟った。 自分もまた、お姉さんに言われたのだ。 「責任を持ってゆっくりさせる」、と。 そして問われたのだ。 「なにが一番ゆっくりできることか」、と。 れいむは必死に考えた。 なにを答えてもきっとゆっくりできなくなる。それ以前に思いつくようなことは既にほか のゆっくりがやっている。 逃げることも考えた。だが、おねえさんは大して力を入れないでれいむを抱いているよう に見えるのに、れいむのあんよはびくともしない。まるでゆっくりのあんよを知り尽くし、 要所を完璧に押さえているかのようだった。 「野良でいることが一番ゆっくりできる」と言って逃げ出すこともできない。なぜなら、 れいむは野良で死にかけていて、とてもゆっくりしているとは言えない状況だった。そん なことを言えば、嘘つきとして「お仕置き」されてしまうだろう。 八方ふさがり、絶望的な状況の中、れいむの餡子脳は奇跡的にひらめいた。 みんな、「なにかをすること」を「具体的なお願い」をして大変なことになっている。な ら、「なにもしないこと」を「漠然とお願い」すればいい。 (「おねえさんとずっといっしょにいたい」っていえばいいよ!) いっしょにいるのだから透明な箱に閉じこめられることはない。変なこともさせられない はずだ。すばらしい思いつきをさっそく実行しようとしたところ、おねえさんは語りだした。 「そうそう。まだ加工の途中なんだけど、『わたしといっしょにいるのが一番ゆっくりで きる』って言ってくれたゆっくりがいたのよ」 「……ゆ?」 つれてこられた先は、地下室の一角に置かれた作業机だった。その上にはペットボトルが ある。一度切断したのだろう、そのペットボトルには真ん中あたりがテープでとめられて いる。 なぜ切断したのだろう? きっと口が小さすぎるからだ。「それ」をつめこむには。 「おねえさん、昼間はお仕事があるの。職場にゆっくりをつれていくと、嫌がる人もいる のよね。でも、これなら安心。カバンの中に入れてい行けるもの」 ペットボトルのなかにはみっしりとつまっていた。無理矢理、ぎゅうぎゅうに押し込めら れていた。 肌があった。髪があった。お飾りがあった。目があった。 「さ、ごはんよ」 おねえさんがペットボトルのふたをあけると、ゆ、といううめきが漏れた。そうだ、あん な状態ではもう「ゆっくりしていってね!」と言えるわけがない。口が開けないのだから。 ペットボトルのなかには、無理やりゆっくりが詰め込まれていた。 苦しいのだろう。痛いのだろう。でも、それでもおねえさんにとってはゆっくりできてい るように見えるはずだ。 だってそのゆっくりは、「おねえさんといっしょにいるのが一番ゆっくりできる」と言っ たのだから。 「ゆわああああああああああ!」 れいむは叫んだ。恐怖のあまり、喉もさけよとばかりに叫んだ。目からは涙が、顎のあた りからはおそろしーしーが、とめどなく流れた。 それでもおねえさんはほほえみを崩さなかった。 「あらあら、れいむちゃんったらはしゃいじゃって……」 そして、とん、とれいむを作業机の上に置いた。 「さ、れいむちゃん。ここにいるゆっくりは、みんな紹介してあげたわ。だから、そろそ ろ教えて?」 「……ゆ?」 「れいむちゃんは、なにが一番ゆっくりできる?」 れいむはおねえさんと目が合い、固まった。 ぞっとするほど澄んだ瞳だった。ありえないほど無垢な微笑みだった。 おねえさんは本気だ。本当の本気、かけらの邪心もなく、ただ純粋にれいむをゆっくりさ せようとしている。 このとてつもなく純粋なおねえさんは、きっとれいむが一番ゆっくりできることと言った をさせてくれる。 このあまりにも無垢なおねえさんは、きっとれいむが一番ゆっくりできると言ったこと以 外を、させてくれない。 「ゆ……」 「ゆ?」 「ゆっくりしていってね!」 れいむは叫んだ。このあまりにゆっくりできない状況に、ゆっくりの本能ができたことは それだけだった。 ゆっくりできない。だから、ゆっくりしてほしい。無垢なる望み。 生まれて初めて、野良のれいむが餡子の底から自分のまわりなにもかも、世界のすべてが ゆっくりすることを望んだ全力の叫びだった。 れいむの魂の絶叫を受け、 「ありがとう、れいむ。わたしはゆっくりしているわ。それで、れいむが一番ゆっくりで きることって、なに?」 しかし、おねえさんはまったく動じていなかった。 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくり! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってねーっ!」 れいむは何度も叫ぶ。それに呼応し、透明な箱の中から、声を出せるものはゆっくりの定 型句を叫びだした。 しかし、おねえさんの微笑みは崩れないし、 瞳は揺らぎもしない。 れいむは知らない。こんなこと、何度もおねえさんが経験していることに。 そして最後にはどのゆっくりも何らかの願いを言ってしまう。いつまでも叫んではいられ ない。 おねえさんはれいむが願いを言うのを、ただじっと待つ。過去、おねえさんが根負けした ことはない。 れいむの願いはきっとかなえられる。 しかし、望みはかなわない。 それでも、今は。 れいむは叫び続ける。 「ゆっくりしていってね!」 了 by触発あき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね! ふたば系ゆっくりいじめ 204 餡小話の感想れいむ・その後 ふたば系ゆっくりいじめ 211 むかしなつかしゆーどろ遊び ふたば系ゆっくりいじめ 213 制裁は誰がために ふたば系ゆっくりいじめ 233 どすらりー ふたば系ゆっくりいじめ 465 おぼうしをおいかけて ふたば系ゆっくりいじめ 469 おぼうしをぶん投げて ふたば系ゆっくりいじめ 478 おぼうしのなかにあったもの ふたば系ゆっくりいじめ 513 ネリアン ふたば系ゆっくりいじめ 534 ラストれいむロストホープ ふたば系ゆっくりいじめ 537 地べたを這いずる饅頭の瞳に映る世界 ふたば系ゆっくりいじめ 574 けがれなきゆっくりパーク ふたば系ゆっくりいじめ 596 復讐の為の人生なんて ふたば系ゆっくりいじめ 611 とくべつなあまあま nue010 anko705のあの人の人生 上記より前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゲスになって答えればいい 「おねえさんのおうちはでいぶのゆっくりプレイスだからみんなでていってね!」 どうなるかな -- 2014-03-11 21 04 52 「ゆっ!れいむはふつうのくらしがしたいよ!ゆっくりしていってねっ!」 俺ならこう言うと思う。 希少種の場合はお姉さん、どうするんだろーωー ______ / \/\/\/ \ ←? |° ° | |* ∀ * | \______/ -- 2012-11-03 17 45 48 沈黙が一番の答えか。 -- 2012-01-26 21 06 17 「れいむのぺにぺにをおねえさんのまむまむでえいえんにすっきりーさせてくれるのがいちばんゆっくりできるよ。」 -- 2011-11-02 21 28 02 おねえさんがゆっくりしてるのがいちばんゆっくりできるよ って言ってみたらどうなるかなぁ -- 2011-08-30 11 23 04 とてもゆっくりできました! 上げてから即落としましたねw やせ形で目がギョロギョロしてて人と話すのが苦手なお姉さんを想像しましたw -- 2011-06-06 04 32 44 怖いな…… -- 2011-05-25 12 01 06 ↓その逆ギレするとこめっちゃ見たい。 -- 2011-01-12 01 07 14 お姉さん絶対わざと曲解してやってるだろww ↓の人みたいに「おねえさんがれいむのどれい」云々みたいな、虐待に繋げにくい無茶振りされたら逆ギレしそうw -- 2010-11-14 09 02 56 やったねれいむちゃん、願いが叶うよ!ww 天国から地獄への急降下がえごいなw -- 2010-10-23 17 51 52 素晴らしい。なんて優しいお姉さんなんだ -- 2010-10-10 02 45 39 俺もこういうのはゆっくりできない。このお姉さんを打破するゆっくりの登場を願う。 -- 2010-09-12 00 58 34 「おねえさんがれいむのいうことになんでもしたがうどれいになってくれたらいちばんゆっくりできるよ!」 -- 2010-08-22 21 43 54 こういうのでゆっくりできないのってもしかして俺だけ…? -- 2010-07-26 09 22 37 やさしいお姉さんの話で心がほんわかしました。 -- 2010-07-26 01 20 04
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/661.html
時をかけるまりさ 後編 23KB ※俺設定 ※いろいろと被るかもしれません ※3回に分けると思ったけど4回にします ※ユ○ルイネタじゃないです ※今後、ユ○ルイにも絡ませません ※ただの単体SSです 時をかけるまりさ 中 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 まりさの顔面に大きな穴が開いていた。 『あ~あ、手が汚れちまったよ。え~タオルタオルと・・・。』 じねぇっぇぇえ!!!! じねっぇぇぇえええ!!!! ばでぃざのがわいいでぃぶどぉぉおお!!!!! おぢびじゃんんをごろじだぁぁっぁぁあぁ!!!! にんげんばぁっぁぁぁぁ!!!!!!! じねぇっぇぇえええええ!!!!! まりさは心の中でさえ、平穏な心を保てなくなっていた。 心の中の声でさえ、痛々しく苦しい濁音交じりの怒声になっていた。 それほどまでに、まりさの怒りは衰えることがなかった。 『もう何回目かわかんなくなっちゃったよ!!! 1万回だったかな?2万回だったかな? それとももっとたくさんだったかな???』 頭の中の声が言うように、もう数え切れないくらい、 まりさは、何度も何度も人間に立ち向かっていった。 なんがいばまげようがじっだごどじゃないんだぜっぇぇええええ!!!!! ゆっぐりごろじばいげないごどなんだぁぁぁぁ!!!! ごんなごどばぁっでばぁっぁぁああ!!!! いげないんだぜっぇぇぇえええ!!!! じねぇっぇえええ!!!! ばでぃざのぉおおおぉ!!! でぃぶどぉおぉおお!!!!! おぢびじゃんをおぉおぉおおお!!!! がぇずんだ 「ぜっぇヶrkjrcんfrsmvhんtyしd!!!!!!!」 10秒後。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 まりさの顔面に大きな穴が開いていた。 『あ~あ、手が汚れちまったよ。え~タオルタオルと・・・。』 どぼぢでっぇぇぇぇえ!!!! どぼぢでっぇぇぇえええ!!!! どぼぢでっぇえええ!!!! ばでぃざばぁぁっぁあ!!!! にんげんざんにんがでないのぉぉおぉお!!!!!! 『いい加減、諦めたら??? 実は、自分でもとっくの昔に気づいてるんでしょ??? どうあがいても人間さんに勝てないって・・・』 だがらぁっぁぁあ!!! ぞれがどうじだんだぜっぇぇえええ!!!! ばでぃざのぉおぉおおおお!!! だいぜづなぁっぁあぁ!!!!! だいぜずなぁぁぁああ!!!! でいぶがぁっぁああああ!!!! おぢびじゃんがっぁぁあああ!!!!! にんげんざんにがでないがらどがぁっぁああ!!! がんげいないんだぜっぇえええ!!! でいぶのがだぎぃいいいい!!!! おちびじゃんのがだぎぃいいいぃ!!!! じねぇっぇぇえええ!!!! ぜっだいにじねぇぇえええええ!!!! ぜっだいに 「じねぇmkfjぇくcんfybsんddshvhぶskかdrgせyfhfんcbsでryついえ!!!!!」 10秒後。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 まりさの顔面に大きな穴が開いていた。 『あ~あ、手が汚れちまったよ。え~タオルタオルと・・・。』 ど・・・ぼ・・・・ぢ・・・で・・・ 薄れ行く意識の中、まりさは最後の最後まで、 人間に対する憎しみを燃やし続けるまりさ。 『ふぅ~ん。 ただのバカかと思ってたけど、 ものすごく家族思いっていうことだけは、 認めてあげるよ!!!!』 ぞ・・・れが・・・ど・・・ぼぢ・・・だ・・・ 『正直に言いなよ!!! 何をしたってまりさは人間さんに勝てないって!!! ここまで頑張ったんだから、バカにしたりしないよ!!!』 ばでぃ・・・ざ・・・ば・・・ じら・・・ながっだ・・・ にんげんざん・・・ごんなに・・・づよい・・・なんで・・・ もう・・・なにをじで・・・・も・・・ がで・・・る・・・ぎが・・・ 『正確には、人間さんが強すぎるんじゃなくて、 まりさが弱すぎるんだけどね!!!』 ぞれば・・・ない・・・ばでぃざば・・・ もりの・・・おうじゃ・・・ にんげんざんいがいなら・・・ 『そうなんだ!!! まりさは森の王者だから、人間さん以外なら 勝てるんだね!!!!』 ぞうだ・・・ にんげ・・・ん・・・ざん・・・いがい・・・ な・・ら・・・ 『じゃあ、もう一回、時間を戻してあげる!!!』 でも・・・ばでぃざば・・・ にんげんざ・・・んにば・・・かでないんだ・・・ 「ぜ・・・・ゆっ!?」 「ゆっくりしていってね!!!まりさ!!!」 「「「「「おとうしゃん!!!!ゆっくちちていってにぇ!!!」」」」」 まりさの目の前には、れいむと、5匹の子供たちがいた。 まりさが狩りに行くため、巣から出て行く前までに時間を戻されていたのであった。 まりさは信じられなかった。 幾千幾万と見続けたれいむと子供たちの残骸。 その残骸だったはずの家族が今、目の前で、ニコニコと笑っているのだ・・・。 まりさは嬉しさのあまり、瞼に涙を溜めた。 れいむ・・・ おちびちゃん・・・ まりさは・・・みんなのためなら・・・ どんなことでもするよ・・・ みんなが生き残るなら・・・どんなことでも・・・ まりさは人間さんには適わないけど・・・ それでも・・・それでも・・・ まりさは・・・ まりさは今、久々に見る家族の元気な姿に、号泣寸前であった・・・ 「み・・・みん・・・みん」 『ゆっくりしてる場合じゃないよ!!! あと少しで人間さんが来るよ!!! ゆっくりしていないで早く逃げてね!!!』 まりさの頭の中で声がした。 そうだ・・・ 今なら・・・ 今ならっ!!!! 間に会うっ!!!! 「みんなぁぁぁっぁああ!!!! ゆっぐりじないでっぇぇえええ!!! ばやぐにげるよぉおぉおおお!!! ごわいにんげんざんがあぁぁああ!!! ちがづいでるよぉおおおぉ!!!!」 まりさは泣き喚いた。 その声にれいむや子供たちは、一瞬、固まり、 しばらくした後に・・・ 「きょわいよぉおぉおおぉお!!にんげんしゃんはぁぁぁあ!!!きょわいよぉお!!」 「ゆんやぁぁああ!!!!ゆっくちできにゃいぃいいい!!!」 「もうやじゃぁぁぁぁあああ!!!!おうちきゃえるぅうぅううl!!!」 「どぼぢでしょんにゃこちょいうにょぉぉおおぉおおぉ!!!!」 「おとうしゃんん!!!おきゃあしゃんんんん!!!たしゅけちぇぇぇえ!!!」 下腹部をプルンプルンと震わせて、転げまわるように泣き出す子供たち。 「まりさ・・・おちびちゃんたちがこわがってるよ・・・」 れいむもまた、体を小刻みに震わせる。 みな一様に、ゆっくり出来ない声をあげたまりさを、 畏怖の視線で見つめだす。 自身の逸る気持ちを思わず、声にしてしまい、 家族に必要以上に不安にさせてしまったと、気づき、 失敗したと思うまりさ。 「ゆ゛っ!!! ご・・・ごべんねぇええ・・・ でも・・・にんげんざんが・・・ちがづいでるのば・・・ ぽんどの・・・ごどだぜ・・・」 まりさのもまた、体を震わせていた。 早くこの場から家族を連れて立ち去りたい。 それだけしか頭になかった。 「どぼぢでぞんなごどをいうの・・・」 れいむは、怖がりながら問いかける。 さっきまでゆっくりしていたまりさが、 なんでこんなにゆっくり出来ないことを言うのか、 不思議でたまらなかった。 「おちびじゃんだぢ・・・ ごわがらぜで・・・ごべんねぇ・・・ ぼ、ぼら・・・おどうざんの・・・ おぼうじのながに・・・ ゆっぐりじないでばいっでねぇえ・・・」 まりさは、自身の帽子を脱ぎ、 その中に、子供たちを詰め込んでいく。 「おとうしゃんんん!!!きょわいよぉお!!!」 「しょうだよぉおお!!!もっちょゆっくちちようよぉおぉ!!!」 「きょきょはみんにゃのゆっくちぷれいしゅにゃんだよぉお!!!」 「ゆっくちちちゃいよぉおぉおお!!!」 「ゆんやぁぁあ!!!!どぼぢでしょんなこちょいうのぉぉぉぉ!!!」 相変わらず、泣き続ける子供たち。 それをお構いなしに、無理矢理、帽子に詰め込んでいく。 「いちゃいぃぃい!!!」 「ゆっくちぃいぃいい!!」 「つぶりぇりゅぅうぅう!!!」 「やめちぇぇええええ!!!」 「だちてえぇぇぇええ!!!!」 無造作に帽子に詰められて、それぞれ、悲鳴を上げる子供たち。 そんなことは一切無視するまりさ。 まりさは、もうすぐ襲い掛かってくるだろうと思われる人間への恐怖で、 いっぱいであった。 今、ゆっくりしてたら、殺されてしまう。 まりさは、それ以外のことは考えられなくなっていた。 何万回と挑んで負けた記憶が、ここに来て、やっと餡子に定着したのか、 自分より圧倒的に強い人間たちが、自分たちを潰しにやってくるという恐怖のあまり、 体はプルプルと震え、子供たちを入れるおさげも痙攣を起こし、 入れる最中に急に止まってしまったり、 さらには、れいむの前だというのに、チョロチョロとしーしーを 漏らす醜態を晒してしまった。 ブリュ ブリリィイィイ!!! まりさは、強く目を閉じた。 なんと、抑えきれない恐怖が、うんうんまで漏らしてしまったのだ。 まりさの自尊心は、この時、ポキッと折れてしまった。 いくらなんでも、人間に対して、恐怖心を持っているとはいえ、 最愛の妻の前で、しーしーどころか、うんうんを漏らすとは・・・ 自称、森の王者と名乗っていたことに対して、 まりさは、物凄く恥ずかしくなった。 こんなに人間さんを恐れるなんて・・・ こんなに人間さんが怖いなんて・・・ まりさはかっこ悪い・・・ 大好きなれいむの前で・・・ しーしーさんだけじゃなくて・・・ うんうんさんを漏らすなんて・・・ なんてかっこ悪いんだ・・・ 「ゆ゛ぐっ・・・ゆ゛・・・」 目を閉じたまま、まりさは泣き声を押し殺した。 恐らく、れいむはこんなかっこ悪い自分を見て、ドン引きしているだろう。 なんて情けないんだと言わんばかりに、ただひたすら泣き続けるまりさ。 まりさは、自身のゆん生の中で、心の底から後悔をした。 自分が人間に適うなど思っていた驕りに。 まりさは弱かった。 人間と幾度戦った結果、やっとそのことに気づいた。 そして、餡子には人間への恐怖が今、まりさを完全に支配している。 体のコントロールはまりさの意思に反して、体中の餡子が悲鳴を上げている。 その事実に気づいた時、まりさは人間には絶対適わないということを、 ここで再度理解したのである。 「まりさ・・・」 無様に体を震わせて、時々、ピクピクと痙攣を起こして、動かなくなると思ったら、 しーしーやうんうんを漏らすまりさを見て、案の上、ドン引きしているれいむ。 「ゆ゛っ!!!こんなしてるばあいじゃないんだぜっぇええl!!!!!」 まりさは、れいむの声を聞いて、やっとのことで我に戻った。 「ここはにんげんさんがくるから!!! ゆっくりしないではやくにげるんだぜっぇぇえ!!!」 まりさは、そういうや否や、即、その体をピョンピョンと弾ませて、 森の奥深く目指して、全力疾走していった。 「まって・・・まりさ・・・れいむには・・・あかちゃんが・・・」 まりさに着いて行こうと、身重の体に鞭打って、 まりさのスピードに付いて行こうとするれいむ。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 まりさはゆっくりしないで、とにかく森の中へ目指していく。 森の中なら安全だ・・・ 人間もそこまでやってこない・・・ 森の中へ行くんだ・・・ 急いで森の中へ・・・ 「ばで・・・ざ・・・ま・・・で・・・」 れいむが苦しそうに息を切らしているのにも関わらず、 れいむのことを無視し続けるまりさ。 「ゆげっぇえええ!!!」 「ゆっくちできにゃいぃいいぃ!!!!」 「つぶれりゅうぅうう!!!!」 「れいみゅぅうう!!!あんこしゃんはいちゃだめぇっぇえ!!!」 「おとうしゃんんん!!!ゆっくちちてぇぇぇええ!!!!」 まりさが、飛び跳ねる度、帽子の中の子供たちが、苦しそうな声を上げる。 恐らく、乗り物酔いにでもあったように、 急激な揺れに耐え切れず、餡子を吐いている子供もいるようだ。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 だが、そんなことは一切、気にせずに、ただ走り続ける。 その足取りはドンドン速くなっていく。 人間さんから逃げる・・・ 人間さんから逃げる・・・ 人間さんから逃げる・・・ まりさの頭の中には、もう家族のことは頭になかった。 人間から逃げる。 これ以外のことは何も見えないし、聞こえない。 もうひたすら逃げることに固執していた。 「ばで・・・も・・・だ・・・め・・・・」 れいむが苦しそうな声を上げた瞬間、 ブジュ!!! ブリリリリィイィイ!!!! 何か、まりさは、ふとれいむがいる後ろを振り向いた。 すると、まむまむから、ドロドロになった餡子が流れ出て、 苦しそうに横たわっている顔色の悪いれいむがいた。 あんよとまむまむが薄皮一枚で分かれているゆっくりにとって、 急激な運動は流産の原因にもなるため、胎生にんっしんの場合、 絶対安静が必要である。そのため、にんっしんしているゆっくりは、 その間は巣に徹底して閉じ篭るのが常識なのだが・・・。 まりさはそのことをすっかり忘れていた。 餡子の中には、小さなリボンと帽子が2~3個混じっていた。 おそらく、この餡子は、胎ゆっくりであろう。 「ゆあぁっぁぁぁぁぁ!!!どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!」 まりさは思わず声を上げた。 バカな! まりさはれいむとおちびちゃんたちを守るために!! あそこにいたらみんな殺されていた!!! だから逃げたのに!!! どうして!!!! まりさの頭の中は混乱していた。 『それはそうだよ!!! れいむはにんっしんしてたんだよ!!! あんなに激しく運動したら流産してしまうよ!!!』 まりさの頭の中で、再び声がした。 嘘だっ!!! まりさはれいむとおちびちゃんたちを守るために・・・ 『にんっしんしているれいむもいるんだからもっと考えてよ!!!』 ゆっくりしてたら人間さんがやってきて・・・ れいむとおちびちゃんたちが・・・・ それにゆっくりしないで急げって言ったのは・・・ お前じゃないか・・・ 『だからといっても、これはゆっくりしてなさすぎ!!! その結果、れいむのお腹のおちびちゃんたちがみんな死んじゃったよ!!! そんなこともわからないなんてバカなの?死ぬの?』 そんなこと・・・ そんなこと・・・ そんなこと・・・ まりさは、何もかもがおかしくなっていた。 森の王者だった自負は、砕け散り、 守るはずの家族を自分のせいで殺してしまい、 まりさの中で何かがおかしくなっていた。 『しかし、お笑いだね。 人間さんに勝てるとか言ってた割には、 人間さんに勝てないってわかると、 ビクビク震えて怖気づくなんて・・・』 やめろ・・・ 『その上、しーしーやうんうんまで出して・・・ かっこ悪いよ!!! しーしーやうんうんに塗れて、 おー臭い臭い!!!』 やめろ・・・ やめろ・・・ 『さらに、れいむにドン引きされて、 情けなく涙なんか流しちゃって!!! ホント無様だね!!!!』 やめろ・・・ やめろ・・・ やめろ・・・ 『しまいには、れいむのお腹のおちびちゃんたちを 殺しておいて、 どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) とか・・・・ ホント、まりさはバカなんだね!!! どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) だって!!! ホント、かっこ悪いね!!! どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑)」 やめろ・・・ やめろ・・・ やめろ・・・ やめろ・・・ 『ねえ、どぼぢで辞めないといけないの? ねぇ、どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑)」 やめろ・・・ やめろ・・・ やめろ・・・ やめろ・・・ やめろ・・・ 『どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) どぼぢで辞めないといけないのぉぉお!!!!(笑)』 やめ 「ろっでいっでるのがぎごえないのがぁぁぁっぁぁぁぁdfkljcvmfrヴんlthmszんdfyglvrtm!!!!!」 まりさは、修羅の形相で、まむまむから餡子を流して、 苦しそうにしているれいむに向かって睨みつけていた。 「ゆっ・・・れい・・・む・・・これ・・・はま・・・ちがい・・・なんだ・・・」 ふと、我に戻り、気が抜けた表情で、 れいむに誤解を解こうとする。 「れい・・・む・・・だいじょ・・ぶか・・・なんだ・・・ぜ・・・」 餡子を垂れ流して、苦しそうにするれいむに近づいていく。 「まりさ・・・がわるかったんだ・・・ぜ・・・・ おちび・・・ちゃんは・・・また・・・つくれ・・・ばいい・・・だぜ・・・」 額から汗を流し、れいむから視線を逸らすまりさ。 「・・・じ・・・ね・・・」 れいむは、まりさを睨みつけて、呪詛の言葉を投げかけていた。 「ゆっ!?」 れいむの思わぬ言葉に仰け反るまりさ。 「ゆっぐり・・・でぎないばでぃざば・・・ゆっぐりじ・・・ね・・・」 そんな・・・ まりさは・・・ れいむの・・・ まりさはショックを隠せなかった。 最愛のれいむから、ゆっくり出来ない言葉を言われて・・・。 「ゆっぐりでぎないばでぃざばぁぁぁあ!!! ゆっぐりじねぇぇぇええええええええ!!!!!」 れいむの怒りの叫びが、森に響き渡る。 『ホント無様だねぇ~!!! ねぇ、最愛のれいむに死ねって言われるのって、 どんな気持ち!? ねぇ、どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑)』 再び、まりさの頭の中に声が聞こえ始めた。 うるさいっ!!! 『どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) どぼぢでうるさいのぉぉお!!! ぱぴぷぺぽぉぉおぉお!!!!ぱぴぷぺぽぉぉぉお!!!』 うるさいっ!!! 『どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑) どぼぢでぇっぇっぇええ!!!!(笑)』 うるさいっ!!! 「ゆっぐりでぎないばでぃざばぁぁぁぁっぁぁあぁあ!!!!ゆっぐりじ!!!!」 その時であった。 まりさは空高く舞い上がり、れいむに圧し掛かった。 「ゆぶっ!!!!」 れいむの体から体内の餡子が溢れ出た。 「じねぇぇぇぇええ!!!! じねぇぇぇぇぇぇえええ!!! じねlfkljdmヴォフgンmvtヌモgdvnygvmtノイsンrtm!!!」 まりさは、れいむの体の上を何度も飛び跳ねた。 何度も何度も飛び跳ね、辺りには餡子が撒き散った。 目の色を真っ赤にして、とにかく一心不乱に飛び続けるまりさ。 いつしか、帽子も勢いに負けて、まりさの頭から転げ落ちた。 そして・・・。 「ゆげっぇええ!!!」 「「「「れいみゅぅうぅうう!!!!」」」」 まりさの帽子の中に入っていた子供たちが次女のれいむを押しつぶしてしまった。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 次女のれいむは体から、餡子を漏らして、断末魔の声を上げていた。 「れいみゅぅうぅう!!!ゆっくちぃぃいい!!!」 「ぺ~りょぺ~りょ!!!どぼぢであんごしゃんででぐりゅのぉぉお!!!」 「ゆんやぁぁぁああああ!!!どぼぢでまりしゃのおねぇしゃんがぁぁあああ!!!!」 長女のれいむ、三女のまりさ、四女のれいむは、次女のれいむの体を舐めて、 ひたすら傷を治そうとする。 「おとうしゃんんんん!!!おねえしゃんがいちゃがってるよぉおぉ!!!」 末っ子のまりさはひたすらまりさに呼びかける。 「じねぇjねjしんvもいうvmrのあいsmvんとあ!!!!!」 だが、そんな子供たちのことなど、気にせずに、 ひたすら、れいむの体の上で飛び跳ねるまりさ。 「も・・・ちょ・・・ゆっく・・・ち・・・しちゃか・・・ちゃ・・・」 「「「「れいみゅぅうううぅうううぅうぅうううううう!!!!!!」」」」 次女が死に、大きな声でなく子供たち。 「ゆふぅ・・・ゆふぅ・・・」 まりさが落ち着いた時には、れいむは皮だけになっており、 辺りは餡子塗れになっていた。 息を切らしながら、まりさは、泣きじゃくる子供たちを見た。 「ゆんやぁぁぁああぁぁああ!!!!」 「れいみゅぅううぅうう!!!!!」 「もうやじゃっぁぁぁああ!!!おうちかえるぅうぅうう!!!!」 ふと、我に返り、 子供たちの泣く姿を見て、ここまではいけないと思うまりさ。 あのれいむは、ゲスだった。 まりさがせっかく、人間さんから逃げる手引きをしてあげたのに、 一生懸命に、怖い怖い人間さんから逃げるのに頑張ってる 森の王者のまりさに向かって、死ねだって? そりゃ・・・お腹のおちびちゃんたちにはひどいことをしたと思ってるよ・・・ でも・・・あれは必要な犠牲だったんだ・・・ そうだ・・・まりさは悪くない・・・悪いのはすべて人間さんなんだ・・・ そうだ・・・まりさは悪くない・・・怖いのはすべて人間さんなんだ・・・ 森の王者のまりさでも、怖い人間さんに勝てなくても仕方がないんだ・・・ そんなこともわからないんなんて・・・あの声もゲスなんだ・・・ バカなんだ・・・だって・・・人間さんは怖いんだよ・・・ 人間さんのことを考えると体の震えは止まらないし、 しーしーさんやうんうんさんを漏らすのも仕方がないんだよ・・・ 森の王者のまりさだって・・・人間さんが怖いんだ・・・ そうだ・・・このおちびちゃんたちも・・・ 人間さんが怖いんだ・・・だから泣いてるんだ・・・ まりさのかわいいおちびちゃん・・・ 泣かないでね・・・・ 人間以外なら・・・一番強い森の王者のまりさの子供なんだから・・・ 泣かないでね・・・ まりさは、にこやかな笑顔で、子供たちに話しかけようとした。 「おちびちゃ」 「ゆっくちできにゃいくしょおやはゆっくちちね!!!」 まりさが心配の声を上げようとした矢先、 末っ子のまりさが、涙を流しながら、まりさを睨みつけた。 次の瞬間、 「ゆべぇ!!!」 末っ子のまりさはまりさのによって、潰された。 「おやにしねっていうげすはせーさいするよ!!! まりさはもりのおうじゃなんだよ!!! にんげんさんいがいなら!!!つよいんだよぉおお!!!!」 目が虚ろになり、焦点がどこかに向いているまりさ。 「さぁ、おちびちゃんたち!!! はやくにんげんさんからにげようねぇっぇええ!!!」 再び、にこやかな笑顔で子供たちに話しかけた。 「ゆびぃいいぃいい!!!ころしゃにゃいでぇえええ!!!」 「ゆんあぁぁああぁぁぁああ!!!!しにちゃくないよぉおぉお!!!」 「おきゃあしゃんんん!!!たすけちぇぇええええ!!!!」 残った子供たちは、みな、まりさをもう、父親とは思っていなかった。 ゆっくり出来ない何かだとしか見えていなかった。 「おちびちゃんたち・・・ いいかげんにしてよね・・・ そんなおとうさんがいやなら・・・」 まりさは、笑顔を保ったまま、三度飛び掛ろうとあんよに力を入れた。 「う~う~あまあま~」 その時であった。 れいむと、末っ子のまりさの餡子の匂いに釣られて、 れみりゃがやってきたのだ。 「「「れ、れ、れ、れみりゃだぁぁぁぁあ!!!」」」 子供たちは、一斉に泣き叫んだ。 「ゆぁぁぁっぁあぁっぁああああ!!!!」 まりさもまた、しーしーとうんうんを漏らしながら、 叫び声を上げた。 「おまえだぢばぁぁぁああ!!! ばでぃざのみがわりになるんだぜっぇぇえええ!!!!」 と、言い残し、全力疾走するまりさ。 「どぼぢでじょんなごじょいうのぉぉお!!!」 「じねぇぇええ!!!おまえなんがぁぁ!!!おやじゃにゃいぃい!!!」 「ゆっぐりじねぇぇぇええ!!!」 子供たちは、それぞれ、まりさに向かって、罵声を浴びせた。 「う~あまあまだど~」 れみりゃは子供たちを手に取り、食べ始めた。 「「「ゆんあぁぁぁぁっぁあぁっぁfkjkhdvんfmんあぅm!!!!!」」」 子供たちの悲鳴を聞き、さらに加速するまりさ。 まりさは森の王者なんだ!!! 人間以外だった勝てるんだ!!! でも!!! れみりゃは別なんだ!!! れみりゃだけは!!!! まりさは森の王者!!! でも人間さんとれみりゃだけは!!!! ブリュ!!ブシィー!!! ブリュ!!ブシィー!!! ブリュ!!ブシィー!!! 飛び跳ねるた度に、うんうんとしーしーを撒き散らすまりさ。 その姿は、誰が見てももう・・・。 森の王者とはかけ離れた姿。 「う~めいんでっしゅだど~」 10秒後。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 顔中が穴だらけになり、息絶える寸前のまりさ。 「う~おなかいっぱいだど~」 どうして・・・ どうして・・・ どうして・・・ こうなった・・・ どこでまりさのゆん生はおかしくなったんだ・・・ 『教えて上げようか!!! どぼぢでこうなったか!!!(笑)』 うるさい・・・ おまえなんか・・・ おまえなんか・・・ 『しかし、ホント、笑いが止まらないね!!! 人間さん以外にもれみりゃにも勝てないんだね!! それで森の王者って!!! ホント、おかしいね!!!!』 もういい・・・ 殺して・・・ まりさは・・・ 疲れた・・・ もういい・・・ 『いやいや、どうしてこうなったか知りたいっていったのは・・・ まりさだよ!!! だから、教えて上げるよ!!!』 もう・・・戻りたい時間なんか・・・ない・・・ 『そりゃそうだね!!! あんなゲス(笑)な家族なんて見たくないんでしょ!!!』 そうだ・・・ あんなゲスども・・・ 見たくもない・・・ あんな奴らのために・・・ 人間に戦いを挑んだなんて・・・ なんて・・・バカだったんだ・・・ 『違うよ!!! あの時は、そうだったかもしれないけど・・・ 最初はまりさ自身のために人間に戦いを挑んだんだよ!!!』 嘘だっ!!! そんなこと・・・ 『まあ、いいよ・・・。 教えて上げるね!!!ゆっくりと・・・』 もういいって言ってるじゃないか・・・ もうまりさは・・・ 『いやいや、ここまでいろいろと時間を戻して上げたんだ・・・ せめて・・・ちょっとだけ私に付き合ってよ・・・』 もう嫌だ・・・ 何も見たくない・・・ 『大丈夫だよ。もう痛い目に会うこともないから!!! 安心してね!!!』 もう・・・何も・・・ 『じゃあ、まりさのゆん生がどこでおかしくなった教えて上げるね!!!』 ボロボロになったまりさの体が、光に包まれて消えていった・・・。 つづく あとがき 次回、完結編。 これで終わりです。 自作からは読み切りにします。 連載モノだと、区切るのが難しい。 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 ふたば系ゆっくりいじめ 265 飾りの価値は 承 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 283 飾りの価値は 転 ふたば系ゆっくりいじめ 286 飾りの価値は 始 ふたば系ゆっくりいじめ 292 時をかけるまりさ 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 299 時をかけるまりさ 中編 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1131.html
換 28KB 虐待 理不尽 同族殺し 群れ ドスまりさ 現代 ある意味こいつはゲスですね ※エルダーあき様『「餡子ンペ09」ドスの上手い活用法』、必殺引篭り人様『「餡子ンペ09」ゆ身売買 』リスペクトです ※死なないゆっくりが存在します ※何も悪くないゆっくりが苦しみます 換 作:いむあき ある森にドスが治める群れが存在していた。 400匹程で構成されており、規模がかなり大きいところを除けば希少種が存在しているわけでもない普通の群れだ。 「ゆゆ~。皆おはよう!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!おさ、おはよう」 「おはようなんだぜ!」 「おしゃ、おひゃよ~」 「まじゃねみゅいよ…ゆぴー」 広場に多くの家族がやってきていた。成体のそばにはまだ眠そうな子ゆっくりがおり、そんな親子が広場を埋め尽くしてる。 「ゆゆー!じゃあおちびちゃん達、さっそく学校に行こう。ドスの特大スィィィに乗ってね!先生達は最後に乗ってね!」 この群れにはある掟が存在しており、それが先程ドスが言っていた『学校』だ。 ゆっくりの餡子脳は成体では完全に矯正不可能であることは周知の事実である。ならば、子供のうちに矯正すればいい。 その理念のもとに数世代前に創設されたのが学校である。群れに所属しているゆっくりは、自分の子供をこの学校へ一定期間通わせる義務を負っているのだ。 教員は主にぱちゅりーやその他次世代幹部候補であり、校長等の要職は現幹部が担っている。 「じゃあ教師のみんな!今日もおちびちゃん達のことよろしくね!」 「むきゅ!さあみんな、きょうはたべものをとりすぎたときのおはなしをするわ」 「そのつぎはありすのとかいはなおうちのかくしかたよ!」 「ぜんぎ!むつごと!じご!」 「校長、おちびちゃん達の教育は上手くいってる?」 「むきゅう…うえのこたちはじょうじょうよ。でもしたのこたちはちょっとげす、いえ、おばかがおおいわね」 「かたたま…」 「そうよね。みょんのいうとおり、ちいさいおちびちゃんはかずがおおいからいまのきょうしのかずじゃたいおうしきれないのよ」 「ゆーん。群れが今より少なかった時のシステムだからね…増員を検討しておくよ…」 「まりさはもういくんだぜ。そろそろまりさのたんとうのじかんだぜ」 「ちぇんもいくよー。ろうたいにはつらいけどやらなきゃがっこうがまわらないよーわかってねー」 ドスは帰る前に幹部陣と今後の教育方針について議論していた。 この学校は先程も話したように数世代前に作られたシステムだ。そのころはまだ群れは50匹未満であり、ドスと当時の幹部だけでも十分機能していた。 ところが学校で教育した世代が台頭してくると、数が急激に増えた。越冬成功率や赤・子ゆっくり生存率、家の倒壊防止対策などが向上されたからだ。 当初はゆん口が増えたことを喜んだが、今では飽和状態に近づいてきており、群れの経営に少しずつ綻びが生じ始めていた。 現在の幹部は教育を受けた第1期生であり、いつ永遠にゆっくりしても不思議ではない。 そんな年寄りすら現場に立たなければいけないほど子供が増えていたのだ。 「ただいま!おちびちゃん達は送ってきたよ!大人は狩りに行こうね!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「ちぇんちーむはこっちくるんだよー!さいきんごはんさんがすくなくなってきたからちょっととおくまでかりにいくよー!」 「じゃあまりさちーむはみずうみにいくぜ!まりさいがいのはんいんはみずくささんをかわかすんだぜ」 「えんこー!……」 大人のゆっくり達を狩りに行かせる時は、必ずチームで行かせた。数匹で行かせた方が見落としなどが減るし、捕食種が来ても対処しやすいからだ。 そのような方法でも広い地域を詮索できるのは大所帯のなせる技だ。 だが最近は遠くへ行かなければ必要な食料が確保しづらくなってきていた。 来年のために採りすぎてはいないのだが、故にゆん口を賄うための食料を遠くまで採りに行かねばならない。それも年々範囲が広がっており、限界を迎えるのも時間の問題だった。 この群れの問題の根源…それはドスがすっきり制限を行っていなかったからだ。 ドスは元々野良ゆっくりであった。亜成体時代に森へ移住し、その後ドス化したのだ。 野良時代は仲間がとにかくたくさん死んだ。昨日知り合ったゆっくりが翌日には保健所に連れて行かれ、竹馬の友はゴミ漁り中に見つかって殺された。両親に至っては、人間の子供におもちゃにされて死んでいった。 そして周りの大人もゆっくりでありながら多産を危険視し、子供に囲まれた生活を我慢して胎生による少数の出産や間引きを行った。 そんな大人達の姿を見て育った、後にドスとなるまりさは森に来て衝撃を受けた。 なにせ街では子供はせいぜい1~3匹。なのに森では4=いっぱいどころか2ケタすらいるのだ。 少数であるが故に唯一無二となった仲間が次々と死に、大人は夜な夜なもっと子供が欲しいとため息をつく。そんな姿とは程遠い、ゆっくりできる光景があったのだ。 だからドスは普通は真っ先に行うすっきり制限を行わなかった。なぜなら肝心のドスがそれをゆっくりしていないと群れで一番思っていたから。 だが、それもいずれ破滅を迎える。もうその足音が聞こえてきているのだ。 (仲間を増やすために頑張ったけど、増えすぎて逆に困っているなんて笑えないよ……) ドスは巡回中も問題の解決法について考えていた。 教員増強のための優秀なゆっくりの登用。その穴埋めのための異動や若手の投入。だがそのために若手への指導をより強化しなければいけない。 そういえばちょっと離れた場所に1人立ちの集団が新しく巣を作るらしいからあらかじめ安全確認を…。 次から次へと勝手に生えてくる問題に頭を悩ませていた。 いつのまにか歩くのをやめ、ブツブツと問題点について独り言まで言っていた。 「それならいい方法があるよ!」 何かが喋りながら茂みから出てきた。ドスが驚いて出てきたものを見下ろすと、なんと人間がその場にいた。 人間は白衣を着た色白の男性であり、とてもピクニックや森林浴で来たとは思えない。というか、ドスを見て目の前に飛び出すなど重度の虐待派か同じく重度の愛で派ぐらいだ。 ちなみにこの男はどちらでもない。 「やあ、僕は研究お兄さん!話は聞かせてもらったよ!」 研究一筋で生きていたから少々常識が欠落しているだけだった。 「ゆー!?虐待鬼意山!?鬼意山はゆっくりしないでやっつけるよ!」 「まあ落ち着いてくれよドス。僕は鬼意山じゃなくてお兄さんだよ。それに君に朗報があるのさ!」 「な、何?」 「実は僕は飼いゆっくりになれるゆっくりを探しているんだ。でも今手頃なゆっくりがいなくてね、大量のゆっくりが欲しいんだ」 「それとドスとどう関係があるの?」 「つまりだ、僕が君のところのゆっくりを適正個体数まで引き取るよ!引き取る量に応じて食べ物をあげるし、増えすぎたことによる弊害も未然に防げる。一石二鳥だよ」 「…連れて行かれる皆はどうなるの?」 「ペットショップ関連の企業に行って、適性検査や訓練を受けるんだ。うまくいけばとても快適なゆっくりプレイスを貰える飼いゆっくりになれる!」 「……」 ドスは悩んでいた。 確かにゆっくりの数が減れば問題が一気に解決できる。だか初対面のこの男を信用すべきなのだろうか? いや、信用などできるはずがない。怪しすぎる。信用どころかむしろ長としてこの男を粛清すべきだ。 しかし、ドスの頭にはもう1つの考えが浮かんでいた。 仲間は多ければ多いほどゆっくりできる。だが最近はいくらなんでも多すぎでは?ここ数年は昔比べて親密なゆっくりも少なくなってきている。 それにこのまま冬が訪れれば、久しぶりに大量死が発生するであろう。ならば『信用した』ということにして口減らしすればいいのでは? そうすれば必要な食糧も少なく済み、来年以降への大きな影響も与えずにすむ。何より、ゆっくり殺しの禁忌に触れない。 むしろ長としては、この冷酷ながらも確実な方法をとるべきなのでは? 昔のドスならこんな思考はしなかっただろう。だが今は超ベテランの大規模な群れの長なのだ。 汚いやり方や秘密裏の処刑を行ったことも少なくない。それになまじ頭がいいせいで、長期的な群れの維持まで考えてしまうのだ。 すなわち長という『立場』と、ゆっくりできない制限はしない理想の長という像を守るという『プライド』で物事を考えてしまうのだ。 結局、自分が『最もゆっくりできない』すっきり制限よりも『いくらかマシ』な頭数のリセットを選択した。 「…分かったよ。その提案受けるよ」 「おお!じゃあ大人1匹かおちびちゃん10匹と食糧一食分で換えてあげよう」 「?…おちびちゃん1匹とじゃなくて?」 「おいおい欲張りだなあドス。子供はちっちゃいんだから10匹分で大人と等価だよ」 「ふーん。ゆっくり理解したよ」 「では計画について話し合おう。まずは……」 一週間後 ―――――学校 「おちびちゃんたち!すーぱーすーやすーやたいむだよ!おひるねぷれいすでゆっくりしていってね!」 「教員と幹部は見張りを除いて皆集まってねー!運営について会議するよー!」 学校ではお昼寝の時間を設けていた。ゆっくりはゆっくりすることで成長を促進されるので、こうしてお昼寝させて勉強で疲れた餡子脳を癒すのだ。 ドスはその時間を利用して教師たちを会議という名目で集めていた。 見回りとして若手のれいむ・まりさ・ありすの計3匹だけが残り、他は皆おちびちゃんを起こさないように離れた場所に行ってしまった。 「皆集まったね!じゃあまず増員の件だけど……」 「こっちはいじょうなしなんだぜ。つぎはあっちをみるんだぜ」 いつものルートを見回りをしているまりさがそういいながら移動していた。 がさごそ! 「ゆ?」 「初めまして!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!れいむはだれなんだぜ?このへんじゃみかけないんだぜ?」 れいむの皮を頭からかぶった屈強な若者がまりさに話しかけた。だが、まりさは皮に付いているリボンのせいでれいむと認識してしまい、さほど警戒していなかった。 「この辺にゆっくりした群れがいるって聞いてやってきたんだよ!まりさは知ってる?」 「それだったらちょうどいいんだぜ!いまおさのどすがちかくに『ヒョイ』ゆゆっ!まりさのおぼうしさ…ゆぐ!?」 若者はまりさが後ろを向いたすきを狙って帽子を取った。そして大声を出される前にまりさの上あごと下あごを掴んで引っ張り始めた。 ミチミチミチッ! 実は以外にもゆっくりは潰されることに強い。成体では皮が固く厚くなり破れづらいので、かなり体重をかけなければ1/3の餡子の流出に至らないからだ。 また、餡子量も多いので、中枢餡への力も他の餡子に吸収されてしまうのだ。 だが、引っ張られることには弱い。幾ら皮が固く厚いとはいえ、衝撃に耐えるためのものなのだ。引っ張られることには対応していない。 だから今まりさは今までのゆん生で体験したことのない苦痛にパニックになっていた。 ピッ! まりさの頬が次第に破れてきた。 「ぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 まりさは突然の出来事に驚いていたが、自身の頬が破れた痛みで現実を理解し始めた。 ―――――痛い痛い痛い!どうしてこんなことになっているんだ!?帽子を盗られたと思ったらいきなり口を無理矢理開かされた。 このままじゃ体が裂けてしまう。嫌だ!死にたくない! まりさは必死で抵抗し、若者は逃げられないようにさらに強く握りしめ始めた。 だが強く握りすぎたのか、まりさの唇と歯茎を握りつぶしてしまい、そのまままりさを地面に落してしまった。 「いじゃいよおおおおどぼじでごんな『ガッ』 「危ない危ない。ここで大声出されたら後で教授に怒られるとこだったぜ」 今度は若者はまりさの口に片足を入れ、両手で上あごを引っ張った。先程よりも力が入り、裂けかけていた頬の傷が再び広がり始めた。 (ゆあああああやべでえええええまりさしにたくないいいいいいい) ビリビリビリッ まりさの体は力に耐えきれず、とうとう上下真っ二つなってしまった。 下半分についている舌は伸び切っており、どれだけ必死に助けを求めていたのかを物語っていた。 だがまりさはまだ生きていた。 上半分がについている目がぎょろぎょろ動いており、少しでも苦痛を和らげようとしているかのようであった。 しかし若者はそんなことは全く気にせず、上半分を下半分の横に落とした。 それによりまりさは自分と分離した下顎を嫌でも視界に入れてしまい、自分の状態を理解してしまった。 (どす…わるいやつがいるよ…はやくたすけに…) 死の間際、まりさはドスがこの事態に気付くことを願っていた。せめておちびちゃん達は逃がさないといけない。 だが、まりさは信じられない言葉を聞いてしまった。 「ふぅ。声を出させないように殺してくれ、なんてドスも面倒くさい注文付けてきたなあ。いくら大声を上げる余力が残っちゃうかもしれないからって、潰す方がはるかに楽だな」 ――――――え?ドスが殺せと言った?まさか…。なんで…? だが疑問を口に出すこともその答えを考えることもなく、まりさは永遠にゆっくりしていった。 まりさが死んだことを確認した若者は、その死体を袋に詰めて回収しておいた。 他の2か所でも同様の惨劇が繰り返されており、彼の仲間が飾りを奪った後声を出されないように気をつけてゆっくりを殺した。 「こっち終わったぞーどうぞー」 「こっちも終了どーぞー」 「じゃあぼちぼち始めますかどうぞう」 学校は群れから少々離れた場所にある。 昔は群れの中で行っていたのだが、授業中に子供時代に教育を受けていない新参者が餡子脳丸出しの発言で授業にちゃちを入れてくることがよくあったのだ。 やれ食べ物はいくらでも勝手に生えてくる。やれ冬篭りは早めにするなんてゆっくりしていない。etc… せっかく教育しているのに、そんなことをされては何の意味もない。 だからドスはそんなゆっくりを秘密裏に処刑していたが、子供の数が増えてきたので丁度いいからと遠隔地で行うようになったのだ。 だからこのあたりには大人は教員ゆっくりしかいない。そして彼女らは全員ドスに離れたところに集められ、見張り役もすべて殺した。 だから現在、すーぱーすーやす−やたいむで寝ている子・赤ゆっくりを守れる者はだれもいないのだ。 「うわっ。小饅頭が地面にびっしり敷き詰められてる。気持ち悪りぃ」 「ホントによく寝てるな。勉強疲れだからって無防備すぎだろ。警備はどうした!」 「まったくだ!見張りもいないなんて危機感が無さ過ぎるぜ」 子ゆっくり達が寝ている場所に集合した若者たちは、先程自分たちで葬っておきながら見張りがいないことを非難していた。 とはいえ、離れているが一応教師たちに聞こえないようにトーンを落として話していても、子・赤ゆたちはちっとも起きなかった。 やはり見張りとして最低数匹は常にこの場にいるべきであった。 「じゃあちゃちゃっとやるか」 若者たちは先程奪った見張り達の飾りを新たに装着し、箒とちりとりで子ゆっくり達を回収し始めた。一杯になったら袋に入れて紐で縛り、また集めて袋に入れて…を繰り返していく。 「ゆぴー…ゆ?しぇんしぇい?」 「あ、やべ」 ぷちっ 「ゆぶ」 ときどき起きるものがいたが、その都度すぐに指で潰して騒がせないようにした。 このとき人間の姿や知らないゆっくりの飾りであればすぐに大声で誰なんだ?と質問してきただろう。 ここで先程装着した飾りが生きてくる。生きている状態で外したので死臭も移っていないし、信頼している大人のゆっくりなので騒ぎ立てることもしない。 ゆっくりの飾りをしたまま、という案はもともとあったのだが、見張りの飾りを使って騒ぐ可能性を最小限にするという発想はドスが考えたものだ。 小さいく柔らかいのであまり袋に入れられないので、必然的に袋は多くなった。15袋に入れたところで、これ以上は持てないと判断して作業を終了した。 先程は地面を埋め尽くしていたゆっくりが、今では先程の2割弱しかいない。ドスの所望なので比率は子ゆと赤ゆで2:1ほどだ。 若者たちは再び飾りを変えた後、袋を持って走る準備をした。 「じゃあいくぞ。…ゆっへっへ!!!おちび饅頭がいっぱい落ちてたんだぜ!!!きっとゆっくりしているまりさ様達へのご褒美なんだぜ!!!」 「れいむはシングルマザーだからいーーーっぱいこのおちびちゃん達を食べるよ!!!他の子なんてれいむにとってはただの甘々だよ!!!」 「んほおおおおおお!!!さっきのまりさたちも都会派だったけどこのおちびちゃん達も都会派ねえええ!!!ありすの愛の伝道のためにご飯になってねええ!!!」 若者たちはドスがいる方向へ大声でゆっくり風のセリフを吐いた。 直後、「ゆ゛ー!?どうなってるのおお!?」とか「おちびちゃああん!いまたすけるよおお!」とか「げすゆっくりのしゅうげきだよー!いそぐよー!」という声が聞こえてきた。 最後に、 「ゆうう!ドスの群れのおちびちゃんには手を出させないよ!ゆっくり死ねえええ!」 というドスの声とドシンドシンという音が聞こえてきた。 流石にこの事態には子・赤ゆっくり達も目を覚ましたようで、 「ゆうううう!?どうなっちぇるのおお!?」 「ゆえーん!きょわいよー!」 「みんにゃがいにゃいよー!」 と泣き叫んでいた。 袋の中でも起きたらしく、ずももも、と袋が蠢いていた。 「さあ走るぞ!」 若者たちは駈け出した。 といっても小走り程度の速さであり、まるで追いついてくれ、といわんばかりであった。 「ゆゆっ!!!ドスが来るからまりさ様は逃げるんだぜ!!!」 「れいむが先だよ!!!シングルマザーなんだから優先するのは当然でしょ!!!」 「んほおおお!!!ありすに死ねだなんてドスったらツンデレねえええ!!!」 自分達はここにいるぞ、ちゃんと付いてこいよ、という意味を込めて大声で叫んだ。 「ゆうう!!逃がさないよおお!!ゆっくり死ねえ!!」 分かった、そっちだね。という意味をこめてドスも叫んでそちらの方向へ走った。 それなりに走ったところで若者たちは一旦立ち止り、先程回収しておいた3匹の見張りの死体を地面に置き、今つけている飾りを上に乗せた。 直後にドスの姿が見えてきた。先程は物騒な発言をしていたが、顔には怒りの感情が見られない。 ドスに準備完了のサインを送った後、若者たちはそのまま帰って行った。 そしてドスはその場まで走っていき死体を確認した後、 「とうとう追いつめたよ!ゆっくり潰れてね!」 という掛け声とともに死体を踏みつぶした。 そう、この逃走劇もあらかじめ決められていたことなのだ。 人間への敵対心を群れに抱かせないために、『流れのゲスゆっくりがおちびちゃん達を食べ尽くした』ということにしておいたのだ。 残った子ゆっくり達に飾りを見せてそう思わせ、さらに死体にその飾りを付けてドスに潰してもらうことで『犯人』の確保もできる。 この後大人のゆっくり達にこれを見せれば工作完了だ。 こうして食べ盛りで、対応しきれないほどの子供達を一気に減らすことに成功した。 ――――――群れ 「ぎゃおーアマギった後わさびを塗りたくってラー油を飲ませて食ーべちゃーうぞー」 れみりゃの帽子をかぶった人間が麻袋にゆっくりを詰めていく。 最初は立ち向かってくる者もいたが、枝は厚手のズボンに阻まれ、石も目をゴーグルで守られ全く通用しなかった。 そして何度もれみりゃを退けてきた歴戦のゆっくり達が次々と捕まっていき、ついに全く歯が立たないことを理解した。 「こっちににげるんだぜええええ」 「むきゃああああ」 ゆっくりたちは人間…いや巨大なれみりゃの襲撃にパニックになっていた。 普段はドスが学校から戻ってきた後で狩りなどに出発するので、この場には群れのゆっくりがほとんどいた。 事前にそのことをドスから聞いていた人間達は、ドスが行ったのを見計らって襲撃したのだ。 「皆!こっちだよ!この袋に入ればあのれみりゃは追ってこないよ!」 「都会派な袋の前にはれみりゃも手も足も出ないわ!」 「とっても丈夫なんだよー!分かるねー!」 「(放送禁止用語)!(放送禁止用語)!!(放送禁止用語)!!!」 「ありがとなんだぜ!みんないそぐんだぜえええ」 「いそぐんだねえええわかるよおおおお」 「れいむはしんぐるまざーだからさきにいれてね!」 「むぎゅうつぶれるうううう」 「んほおおありすのぺにぺにふんでるのだれええええ!?」 バサッ! 「はい捕獲完了」 「カチューシャだけでこんな簡単に騙せるなんてすごいわね。すり替わりネタ…アリね!」 「俺の彼女が君らの作品見て目覚めかけてるから本気でやめて!」 「女子もいるのにあんな事ずっと言えってどんな羞恥プレイだよ…」 れみりゃ役以外にも多くの人間がゆっくりの飾りを付けて自分の麻袋に誘導していた。 全滅させるつもりはないが、1匹でも多く確保するために大声を出して安全を主張し、森の奥へ逃げなかったものは次々と自ら中へ入って行った。 「まりさあああこわいわおおおお」 「だだだだいじょうぶなんだぜええおうちのおくにいればつかまらないんだぜええええ」 この番は逃げるのではなく家の中に隠れることを選んだようだ。だがこれは一番悪い選択であった。 ザッザッザ 「ゆひいいいいい」 足音が巣穴の入り口で止まり、れみりゃの帽子をかぶった青年が中を覗き込んだ。 「ゆああああああああ」 「ゆうううううううう」 「ちっ。深く掘って外敵対策してやがる。あのドスの教育能力すげーな」 そういうと青年は立ち上がり入口からどいてしまった。 「ゆ?た、たすかった?」 「ゆああああよかったよおおおお『ドスッ』…ゆ?」 ホッとして互いの安全を喜ぼうとした矢先、まりさのまむまむ付近に銛が突き立てられた。 青年は去ったわけではなかった。先程しゃがむのに邪魔だったので銛を木に立てかけておいたのだ。それを取るために立ち上がっただけだったのだ。 無論この銛を準備したのは、ドスが巣の構造を教えたからだ。自分で考案したのだから、ドスは弱点も把握していたのだ。 「ゆぎゃああああああああああああああ」 銛を見て激痛を自覚してしまい、まりさは悲鳴を上げた。 「ばりざああああああああああああああ」 番のありすもそんな夫の姿を見て悲鳴を上げた。 ズズズズ まりさの体が外に引きずられていく。その先には、無論れみりゃ帽子の青年がいる。 「ゆあああああああぼうさんぬけてええええ!!!っていじゃいいいいいいいい」 まりさは必死で体をよじるが、銛には返しが付いているので抜けることはなかった。それどころかよじったせいで体内で返しがあちこちを傷つけ痛みをさらに大きくしていった。 青年まりさを引きずりだすと、銛を無理矢理引き抜いた。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 銛が体内の餡子を切り裂く。その痛みは今までよりもさらに大きく、まりさの意識を簡単に刈り取った。 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 巣穴からその光景を見ていたありすも絶叫をあげる。 ――――きっとありすもあの棒さんで刺される。そしてまりさのように地獄の苦しみを味わうんだ。 …その予想は間違っていた。ただしより悪い方向で。 青年が再び銛を構え、ありすに向けて放った。しかし手元が狂ったのであろう。あろうことか銛はまむまむでなく左目に突き刺さった。 「ゆ゛っっぎゃあああああああああっっっっ!!!!!!!!!!!」 ぬちゃっという音と共に眼球が崩れた。金属の冷たさが眼球から伝わってきて、その直後に今まで感じたことのない究極の苦痛が襲ってきた。 だがそれで終わりではなかった。銛はそのまま眼球を貫通し、カスタードにまで届いたのだ。 究極の痛みをはるかに超える激痛にありすは声をあげるが、それは口をあけるために上体を起こすということ。銛は口よりも上に刺さっているのだから、それにより銛が体内で動く。 それによりさらに新たに痛みが訪れ、より大きな声を上げる。それで体が振動して銛がカスタードを傷つける。 どうしようもない痛みの無限連鎖の始まりだった。 結局、その後ありすは精神を崩壊させてしまった。青年は仕方ないのでありすごと銛を出すと、引き抜いてそのままありすを捨ててしまった。 この日、群れの大人のゆっくりは死亡1割、行方不明1割、捕獲5割で計7割のゆっくりが群れから消失した。 「いやードス、助かったよ。まさかこんなにたくさんのゆっくりが手に入るとはね」 研究お兄さんは車にゆっくりを積み込みながら楽しげにドスに話しかけていた。 この場には群れや学校を襲撃した若者達もおり、お兄さんの車とは別に用意した車にゆっくりを乗せていた。 「こっちも程良く数が減って助かったよ。まあこの後の再建が大変だけど」 「とか言って重役や優秀な奴はみんな生き残ってるんだろ?抜け目ないね」 「…それより、約束守ってね」 「ああ、帰ったら数を調べてそれに見合った量のごはんを持ってきてあげるよ」 「なるべく早くね。人間さんの特別おいしいごはんでも食べなきゃ今は皆しあわせーになれないよ」 「わかった。でも買い込んだりいろいろ忙しいから1週間は待ってくれ」 「先生!もう行きますよ!」 車から若者が声をかける。いつの間にはゆっくりはすべて乗せられており、あとは研究お兄さんが乗るだけであった。 「いけない!じゃあドス、近いうちに来るから待っててくれよ」 お兄さんが車に乗り込みながらドスに話しかける。 「お兄さん!」 「ん?」 「なるべく苦しませないでね!」 「え?」 車は出発した。ドスの姿がどんどん小さくなっていき、やがてドスも後ろを向いて群れへと帰って行った。 お兄さんは直前のドスの言葉をが空耳だと思いたかった。自分は飼いゆっくり用を求めていると言ったはずだ。 アレは言っていないはずなのに何故あんな言葉が出てきたのだ? 次に会う時は1週間後。お兄さんは底知れぬ不安を感じていた。 ―――――――1週間後 お兄さんは約束通り大量の食料を持って森に来ていた。しばらくすると特大スィィィに乗ってドスも現れた。 お兄さんはドスに引き取った数と食料の量を確認してもらい、その後二人でスィィィに食料を乗せていった。 その間黙々と作業が行われたが、お兄さんは内心先週の言葉を聞くべきかどうか悩み続けていた。 ―――――先週のあの言葉は気のせいだったのか?それとも飼いゆっくり用の訓練について言っていたのか? 聞きたいけど、下手なこと言って襲われたらたまらない。ドスもこのまま何も言わないでくれ! だがお兄さんのは天に聞き入れられなかった。すべて積み終わった後、ドスの方から聞いてきたのだ。 「お兄さん」 「何だい?ドス」 「引き取られた皆は、どんなことを言って永遠にゆっくりしたの?」 「……」 お兄さんの額に汗が浮かんだ。 「何のことだい?」 「別に怒ってないし、お兄さんをどうこうするつもりはないよ。ただ原因を作った張本人として、結末を知りたいだけなんだよ」 「…言ってることが分からないな」 「ドスは共犯者だよ。今さら責めるつもりはないし、他の皆にも言わないよ」 「…ふう。やっぱりドスは一味違うな。どうしてわかったんだい?」 「…おちびちゃん」 「え?」 「本当に飼いゆっくりにしたいんだったら、おちびちゃん達の方が大人よりも価値が高いはずでしょ?でもはるかに低い価値で交渉してきたんだから、絶対飼いゆっくりにしてもらえないって確信してたよ」 「ほう」 お兄さんは流石ドスだ、とゆっくりにあるまじき知能に対し状況を忘れて感心した。 「それに実はね、ドスは元野良なんだよ。だから『飼いゆっくり』とか『ペットショップ』って言葉の意味も分かったけど、他の森育ちのドスだったら始めから交渉の理由自体分からなかったと思うよ」 「参ったな完全に僕の負けだ。OK、教えるよ。だがこの話はとてつもなくゆっくりしてない。それでも聞く覚悟はあるかい?」 「大丈夫だよ。それにドスにはそれを聞く義務があるよ」 「分かった。じゃあ教えよう…僕は研究お兄さん。大学で教授をしていて、今はゆっくりの病気について研究している」 「…」 「そして今僕が調べているのは、中枢餡以外の餡子が急速に腐っていく病気のメカニズムの解明と特効薬の開発だ」 「そのためにまず君の仲間をその都度病気にしたよ」 『やっやめてええええええぷすぷすさんささないでえええ』 ぶすっ。ちゅー。 『ゆがああああいだいいいいいいい』 『おぎゃあしゃああああんごわいよおおお』 『おでがいじまず!おぢびじゃんだげばあああああ』 『ゆぶっゆげええええええ』 『あんござんでじゃだべゆぼあああああ』 『ぎもぢわるい゛あだばいだい』 『ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛』 「その後、サンプル用の個体は鮮度が落ちないように意識があるうちに解体したよ」 『にんべんざん…ぎもぢばるいよ゛…だずげで』 ざくっ 『ゆがあああああだま゛わでるうううううう!?』 ずぼ 『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛なにもびえないよおおおみんなどごおお!?』 『この検体は目の裏側の餡子をホルマリン漬けにする。他はいらないから掘り進もう』 『ゆぎゃあああんござんげずらな゛いでええぇえ゛っ!ぱぴぷぺぽお!ぱぴぷぺぽおおおお!』 「にんっしん中の胎ゆや実ゆへの影響も調べた」 『ゆうううぷすぷすさんいたかったよおお。ゆゆっ!?うっうばれるうう!まだはやいよおおお!?』 『ゆぎゃあああああおちびちゃんれいむのからだのなかたべばいでええええ』 『ゆお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛あだまからでないでえええ』 めりめり 『ゆっぐくgydmydtjysytsjstsyぬfy』 『お、おちびちゃ…がふ』 『ゆ~。ありすのおちびちゃんたちもうすぐうまれるわ♪』 ぷちぷちぷち 『ゆっくりしていってね♪』 『ゆっくちちちぇいっちぇねぇ』 『…』 『ゆfんzgrshtyんtyc、ぉjひう』 『奇形1、死産1、発狂1、確認されている症状と一致』 『ゆああああああ。どぼじでおちびちゃんみんなへんなのおおおお!?』 「他にも薬の致死量を調べたり、中枢餡を移植したり、逆に病気餡を投与したり…いろんな方法をゆっくりに試した」 「糖度によって発症率が変わるかどうかも調べるために、虐待鬼意山に依頼したこともあった」 「子ゆと赤ゆは早期の予防の実験や若い餡子への予防薬の副作用を調べるのに利用した」 「とはいえ多くの犠牲のおかげである程度メカニズムも解明できたし、特効薬の糸口もつかめたんだ」 「ただ、まだまだ謎だらけ。これからももっとたくさんのゆっくりで実験しなきゃならない。そのために残りは冷凍庫で凍り漬けになって自分の番を待ってるよ」 『どすうううううここからだしてえええええ』 『どしゅーちゃしゅけちぇえええゆんやああああ』 『どす……はやく…たす…け…』 「そして既に実験に使われたゆっくりは、最期は皆ドスに助けを求めて死んでいったよ」 「これが君の仲間の末路だ」 ドスはただただ涙を流していた。あまりにもゆっくりしていなさすぎる。 お兄さんの交換条件から主に大人の、すわなち食いでのあるゆっくりを欲しがっていたと解釈し、加工所に連れて行かれて食べ物にされると思っていた。 だがそんな甘いものではなかった。無理矢理病気にさせられ、解体され、薬で生き地獄を味わされたという。 そんな場に皆を送り込んだのだ。ゆっくりの守護者であるべき自分が。浅はかな考えと自分のゆっくりのために。 しかし、、ドスは激情に任せてお兄さんを攻撃はしなかった。 薄々気づいていながらそんなむごい仕打ちに自分も関与していたのだ。自分も共犯者なのだ。それを棚に上げて責めることなどできない。 「僕をどうする気だい?殺すなら、それなりに抵抗させてもらうよ」 「しないよ…しないよ…ゆああああああああ」 その後も、ドスはお兄さんに言った通り他の者には誰一人言わなかった。 群れのゆっくりたちは多くの仲間を失った悲しみをもう乗り越えている。それに数が減ったとはいえ、中核をなすゆっくりは皆学校に集まっていたから残っているのだ。 これからどんどん群れは再生していく。そこへこれを話すなど、ただ無用な混乱を招くだけなのだ。 だが、ドスは一つ大きな変化を与えた。すっきり制限を打ち出したのだ。 これであの規模まで成長することはもうない。環境の崩壊一歩手前までいくことも、教育の手が届かなくなることも、強制的に仲間を減らすことももうないのだ。 今の群れの安定は死んでいった皆の苦しみと換えて手に入れたもの。だからドスも自分のゆっくりを群れの幸せと安定にすべて換えた。 ゆっくりしないために、ドスはすっきり制限を行使した。 研究室では、子供への耐性遺伝を調べるために、あるゆっくりはレイプされ続けて死んだ。 ゆっくりしないために、ドスは捕食種の集団に単騎で挑んだ。 研究室では、経口での病気餡接種の影響を調べるために、あるゆっくりは苦しみぬいた末れみりゃに食われた。 ゆっくりしないために、ドスは睡眠時間を最小限にして群れに尽くした。 研究室では、過剰投与した薬による副作用で、あるゆっくりは体をほとんど動かせなくなった。 ゆっくりしないために、ドスは後継者が育った後でドススパークを暴発させて自殺した。 研究室では、凍り漬けが病気だったため、すべてのゆっくりは殺されるまで苦しみ続けて生かされた。 【あとがき】 「数が多すぎるのをネタにしよう」 ↓ 普通はすっきり制限するだろうがタコ ↓ 「数が少ないのは嫌だからすっきり制限には否定的ってことに」 ↓ じゃあなんで口減らしはOKなんだよトンマ ↓ 「最近は長としての立場で物事を考えるから…」 ↓ じゃあなんですっきり制限しないなんて我を通してるんだよユックリ ↓ 「どすっだてゆっくりなんだよおおお!じぶんのゆっくりをゆうせんしたいんだよおおおおおお!」 という誤魔化しの上に成り立つ今回の小話。 頭の回転が悪いくせに整合性にこだわっちゃうからいつも展開に悩むんですよねぇ…。 【参考資料】 必殺引篭り人様『「餡子ンペ09」ゆ身売買』 エルダーあき様『「餡子ンペ09」ドスの上手い活用法』 お説教されたいあき様『「餡子ンペ09」ゆっくりの電車』 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 498 腐 ふたば系ゆっくりいじめ 488 裁 ふたば系ゆっくりいじめ 452 体3 ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2 ふたば系ゆっくりいじめ 393 体 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る このドス賢いな~ 勉強ができる、という意味ではなく、 矛盾点がわかる、という頭が回る意味で賢い。 -- 2018-01-02 12 05 43 深(・∀・)イイ!! -- 2011-06-04 07 02 41 いきなり出てくる研究お兄さんに噴いたw それはともかくれいむの飾りだけじゃなく皮ごとつけてたのは何の意味があったんだろ? -- 2011-05-11 00 27 35 深い話だったな…賢いどすだ…そのせいで苦しんだか -- 2010-10-14 21 03 52 俺もそう思う。いい作品です。 -- 2010-09-02 14 27 47 研究モノとしては秀逸な作品だと思う。 -- 2010-07-30 22 40 08 どす… -- 2010-07-02 00 11 19
https://w.atwiki.jp/bangaltravel/pages/402.html
宿泊@大津湖西 ハックルベリー最寄りの堅田の宿泊施設はどれもかなり駅から遠いので、 心配な人は多少電車で動いた方がいいと思う。 ■ビジネスホテル西大津 滋賀県大津市皇子が丘二丁目 7-30 【最寄り駅】湖西線大津京駅徒歩1分 【IN/OUT】16 00/10 00 【料金】シングル5,775〜、ツイン10,500〜 ■旅館やまつね 滋賀県大津市皇子が丘二丁目 7-30 【最寄り駅】湖西線堅田駅徒歩20分 条件付きで送迎あり 【IN/OUT】16 00/10 00 【料金】4,730〜 風呂共同 夕食なしプランはアメニティ(寝巻き、歯ブラシ等)は800円別料金
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1547.html
真理の扉 5KB 虐待-凄惨 考証 悲劇 飼いゆ 野良ゆ 都会 現代 虐待人間 愛護人間 新しい表現を求めて・・・ ※今ひとつ、虐待SSとは言い切れないかもしれません 新しい表現方法を模索中ですorz ハロー皆様 お初の方は初めまして。 以前【ふたば系ゆっくりいじめ 515 公認虐待】と言う拙作を読んで頂いた方はお久しぶりです。 改めて自己紹介させていただきますが 私、某市の市長の秘書を勤めている者です。 今回も名を名乗れぬ無礼をお許しください。 何せこの文章も私的なものですから。 と、持論を語る前に申し上げる事がございます。 前回の感想を拝見し皆様の慧眼には感服するばかりです。あえて「何が」とは申しませんが。 ちなみに、市長の愛するカワイイ★れいむは黒ずんだ生ゴミになって 同氏の邸宅の郵便受けに突っ込まれ奥さんが悲鳴を上げて倒れたそうです。おいたわしや。 大体、その一ヵ月後ぐらいでしょうか「レイパー駆除法」が制定されたのは。 クククッ・・ふふぅぅふっ・・・あの時のッ市長の顔といったラ! おっといけませんね、どうも私は筆が滑る癖があるようです。 本題に戻りましょう 今回は少しばかり哲学的な問題に挑んでみようと思うのです。 ずばり「ゆっくりは何故生きているのか?」という事です。 何故でしょう? あんな醜悪で、不細工で、ゴミその物で、不愉快で、傲慢で 不遜で、無能で、無知で、あらゆる意味で神にツバを吐き付ける 排泄物より利用価値の無いクソ饅頭は何故生きているのでしょう? 今日、私はそれが気になり近所の野良まりさに聞いてみました 「何でお前たちは生きているのだ?」と そしたら、ゴミ饅頭はこう答えました。 「ばかなのぜ?ゆっくりするためなのぜ!」 聴覚を苛立たせる甲高い声と、視覚を毒する醜いツラ ・・・まあ、とにかく五感スベテに不愉快だったので たまたま、ポケットに入っていた安価なボールペンで底部を刺しまくってやりました。 (※注) 私は後で酷く後悔しました。何せこれは市民の血税から来る市役所の備品だったのです。 ワタシは一時の激情に流され、野良まりさに23個(排泄肛除く)の穴を作るため血税を使ってしまったのです。 "使用後"のボールペンはもはや"通常用途"には耐えられませんでした。その点は誠に申し訳ございません。 責任をもって今後も"処刑用"にこのボールペンを使用いたします。 確か7個目くらいの穴を貫通させたときでしょうか 野良まりさは酷く耳障りな声で喚いたのです 「いだぁぁぁぁあいいいい!!!いやだぁぁぁぁ!!!じにだぐないぃぃぃ!!」 と、・・・・フヒヒバーカバーカ!! まあ、あまり喧しかったのでポケットからライター(私物です)を取り出し舌を焼いてやりました。 ジュゥゥゥジュジュゥゥ!!と、この前ついカーっとなって市長のぱちゅりーに根性焼きを した時とは別の音が心地よかったですねぇ~・・・失礼忘れてください。 さて、まりさを地面に放り投げると仰向けになりながら 真っ黒焦げになった舌をどーしょーもなくみっともなく口の端からダラリと垂らし 瞳孔(饅頭の癖に瞳孔!?MOTTAINAI)が開ききった目から涙を流し(キタネー) ピクピクと痙攣するたびに底部のビュッビュッと水っぽい餡子を噴出しておりました。 「ゆべべべッベヘ・・・じに・・・な゛い゛」 ワタシは暫しその醜悪な物体を観察していると、ある言葉を繰り返している事に気づいたのです。 「じにだぐなぁい」 シニタクナイ!? 何を戯けた事を。"生"や"死"なんて言葉自体がテメーラには分不相応だ。 百歩譲って、"生死"という物をお前らが持っていたとしても死ぬんだよ!ゴミめ! 痙攣する饅頭を見ながら、漠然とその様な事を考えているとフと 頭に稲妻のような閃きが襲いました。ゆっくりと生死。 ユックリ、イキル、シヌ・・・・ 「まてよ、まてよ、まてよ・・・いや、裏づけが必要だッ!」 私は大急ぎで市庁舎の資料室に駆け込みました。 ちなみに、クズまりさは残り16回、計23回刺してやりました。 回数に意味はありません。たまたまその数で動かなくなっただけです。 話は逸れますが、我が市は全国的に見てもゆっくりに関する調査が進んでいる市です 何せ愛護都市等という「名誉極まりない称号」まで与えられているのですから!ケッ! それ故にゆっくりに関するデータは豊富だったのが幸いです。 これも不幸中の幸いと言うのでしょうか? 誰にとって、イヤ「何にとって」の不幸か幸いかは分かりませんが。 ともあれ、私はゆっくりの生存率に関する資料をひっくり返し つぶさに、丹念に、執拗に統計を確認しました。 そして、1つの結論に達したのです。 「ゆっくりが生きている理由。それは死ぬ為だ!」 ユックリハシヌ。 統計的に見ても老衰で自然死するゆっくりなど僅かしか占めない。 不思議な事に、これは野良でもペットでも変わらない。 年度別でも変わらない、街でも森でも地域別でも変わらない。 愛護法制定以前、以後でも変わらない。 99%近くのゆっくりは何らかの事故、災害で死ぬ! ゆっくりは、人間が望むままに死ぬ ゆっくりは、自然に翻弄されるままに死ぬ! ゆっくりは、我欲に溺れるままにシヌ!!! ゆっくりは、無知に導かれるままにシヌッッ!! ゆっくりは、後悔に絶望するままにシヌッッッゥゥゥ!!!! 私は、わたしは、ワタシハァァァア 無人の薄暗い資料室で大笑いをあげてしまいましたぁあぁあ! 悩む事など無かったのです! ゆっくりは死ぬ為に!殺される為に!存在するのデス!! 愛で派!虐待派!いいでしょう!大いに結構でしょう! お好きな様にしなさい!過程はどうでもイイノデス! しかし、シヌのです!ゆっくりハ!そのゴミノヨウナ存在は! 必ずゆんせいの途中で偶然に、故意に、自らの欲望に殺されるノデェェスウ!! 今日が、休日なのが幸いでした。 市庁舎に数える程しか人が居ないのですから。 さすがに資料室での大笑いはやりすぎたと冷静になった後反省しました。 さて、今私の手には市長の執務室の横に設えた 「ゆっくりルーム」の不細工な饅頭のストラップがついた鍵があります。 私が市長に信頼されている証と言っても良いでしょう。誇りに思います。 しかし、名誉と思想行動は同一ではありません。 私は真理を理解した。手には餡子のついたボールペンがあります。 今日が、休日なのが・・・本当に幸いです ・・・クククゥ・・クフフフフ ・・・フェフェエフェヒヒヒヒ ・・・ヒェッヒェッヒェッヒェッァァァァアアア!!!!! 作:六人 他: ふたば系ゆっくりいじめ 212 下卑た快感 ふたば系ゆっくりいじめ 254 アザーワールド ふたば系ゆっくりいじめ 515 公認虐待 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 秘書に良い感情持たないコメントが多いが、 自分のゆっくりを守るためだけに市政を巻き込む市長の方がクズやろ。 ↓×5 何事にも例外(=その他)があるのだよ? -- 2018-03-11 18 13 08 害虫を保護する害虫 -- 2015-07-20 19 05 05 ↓うまい! -- 2012-02-13 21 56 05 ↓糞饅頭が死んだら汚れが残る -- 2011-12-06 00 08 42 人間はな、死んでも何か残せるんだよ 俺は糞饅頭は死んでも何も残せないと思っている 鳴いてそこらへんグズグズ蠢いてる饅頭なんて食いたくないしな -- 2011-10-16 22 55 28 死なない1パーセントに恐怖を覚える -- 2011-07-29 17 38 17 この秘書みたいに権力を利用して豪快にゆっくりを殺せたらさぞ素敵なことだろう。 -- 2011-01-09 03 34 46 なんとなく、顔が想像できるよな。この秘書さんw 良いキャラだ -- 2011-01-04 05 59 38 貴方のキチガイっぷり臭がぷんぷんするこのSSが大好きですよ。 -- 2010-12-25 02 42 49 “武士道とは死ぬこととみつけたり”という言葉があってだな -- 2010-09-09 00 55 36 人間だって、「血肉と糞尿の詰まった革袋」だよ。 そう考えると、人間なんて、「ソーセージ」みたいなモンだよね。 -- 2010-06-22 23 48 48 ながくなっちゃうけどゆるしてもらえるとたすかるんだねー。 いしつなふんいきをだすSSさんとしてはよくできてるとおもうよー。 でもねー、ギャグさんやシリアスさんやカオスさんがまぜこぜになってるのがざんねんだねー。 ひとつにしぼるのはむずかしいけど、すこしかいへんするだけでもっともっとたくさんのにんげんさんをゆっくりさせられるSSさんになるとおもうよー。 それとあくまでいけんさんはいけんさんだからねー。ほかのひとのいけんさんをたたくのはゆっくりできないよー。 -- 2010-05-16 19 31 01 ↓俺からすればあんたの方がうざいけどな 気に入らないからって作品のカラー自体を否定するんじゃないよ いろんなSSにチクチク突っ込んでるみたいだけど手前の趣味にそぐわない作品を叩くだけのあんたのコメントは見てて辟易するよ あんたと嗜好が同じ人間だけでゆ虐スレが構成されてるとでも思ってるのか? -- 2010-05-16 19 07 19 うっわこいつウザすぎる・・・ゆっくりよりもこいつがウザい こいつの理論で言ったら人間も死ぬために生きていきてることになるだろうが 老衰で死ぬ人間なんて極わずかだぞ? -- 2010-03-26 15 41 56