約 478,641 件
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/907.html
【名前】笛山 篠 (ふえやま しの) 【性別】女 【所属】科学 【能力】微小念動(マイクロムーバー) レベル2 【能力説明】 名前が違うだけでただの念動力と変わらないが、発現当初から同レベルの念動使いに比べて力の量が少ない。レベル2の今でも素の腕力で持てないものは厳しいらしい。 そのぶん力を分割したり形を自由に変えられたりと小回りは効くが、レベルが上がっても物量的に弱いままだったのを嘆いた本人の申請で現在の能力名に付け直された。 【概要】 国鳥ヶ原学園高等部2年の女子生徒。風紀委員にも所属。微妙に後ろ向きな準負け犬系女子。 もともと関西方面の出身で、家庭の事情で学園都市の住人となって以降、どこを見回してもイケメン美人天才巨乳なんでもござれな学園都市において、 多少努力をしても「そうでない側」であることに事あるごとに打ちひしがれている。学園都市に入った直後はそのたびに友人や風紀委員の同僚に愚痴をこぼしていたが、 いい加減慣れてきたのか最近は改善がみられその回数も減ってきたらしい。 風紀委員の中ではやはりというかヨゴレ役。主に外回り担当で、スキルアウトの兄ちゃんたちに潰されそうになったり高位能力者間の仲裁に入って八つ当たりされたりしつつ、 なんとか軽傷ですませてきている。いざ(といってもそこそこの頻度で)戦闘となれば、 そこそこ高い身体能力と能力を駆使した肉弾戦(微小念動を拳にまとった強化打撃、身体にまとった強化防御など)で対処する。 ちなみに、打ちひしがれていないときは割と活発な性格である。他にもやけに数学が得意だったりして、初見の印象とのギャップで驚かれることも少なくない。 【特徴】 全体的な印象は良い感じだが、顔とかじっくり観察するとそこまで美人というわけではない。髪は黒で、肩より下くらいのセミロングを適当に纏めている。 150cm台後半の身長で平均以下の胸に、やや太めの脚。 ただし本人曰くこれは筋肉が付いてしまっているからで、お腹のあたりは良い感じに締まってるとのこと。 【台詞】出身の関西の語尾が時折混じる。状況によってタメ口と敬語の使い分け。一人称は「ウチ」。 「こればっかりは天分やから、嫌なら別の部分磨いて追いつくしかないんよね。ウチはちょっと前からそう思うことに決めてるの。」 「なッ!?あのスタイルでしかも美人………やっぱり学園都市はみんな反則なんやぁぁぁあああ!!ぐすっ……。」 「えっ…『…熱でもあるの…?』って…ウチはもともとこれぐらいうるさい人間なの!あんなブルーな状態がノーマルなわけじゃないんよ?」 【SS使用条件】 どのようにでもどうぞ
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/980.html
ラノ http //rano.jp/1946 前 【藤沢君の合理的強奪】 小学校の頃から、いつも初めて俺のことを担当する教師は俺を一目見て「來栖ちゃん」と言い切った。 中学校の上がると同時にこっちに姉の都合で引越してきて、転入手続きをする時にも担当の先生に女の子かと思ったと言われる始末。 確かに女顔だとは思うし、背も小さい上に頼みの綱の声変わりもそこまで効果があるものではなく、未だにボーイソプラノを保ったままだ。 高等部一年の時の文化祭で強制的に参加させられた女装コンペでは有葉だかなんだかいう男子と並んで『女帝』とかいう、まず性別の時点で間違っている称号をもらったりもした。 「女装……ですか」 「正直こんなことを真剣に頼むのも馬鹿らしいとは思うんだが……最近になって部活棟近くの女子更衣室とシャワールームで異音がすると報告があってね」 「生徒による覗きかもしれないと?」 「それがあくまでも異音なだけでね、現に何度か調査してみたんだが、異音もしないしそういった類のものは見つからなかった、異常はないと報告したんだが気味が悪いのか誰も使わなくなってしまってね」 「他のシャワールームや更衣室にも限りがあるので、遊ばせておくわけにはいかないのが正直なところなんです」 簡潔で分かりやすい風紀委員長の説明に寒川が補足を入れる。 まぁ確かに、異常がないって言われてもそんな気味悪い更衣室やシャワールームなんか俺だって使いたくないし、かといって学校の施設をそうホイホイと増やせるわけもないという事か。 「なるほど、そんで囮を使ってみようと」 「そういう事になるな、あまり他の女子も囮には乗り気でなくてね……その分キミならば男子だし、いざとなればテレポートで増援を呼んでその場で確保することも出来るだろう」 「引き受けたら、何か俺にメリットあります?」 「報酬は当然ある、仕事を頼む立場だからね」 ちょっと女装をガマンするだけの簡単な仕事で風紀委員からご褒美か、悪くない取引ではあると思う。 が、請け負わなかった場合のリスクがないなら女装をガマンする必要もない、意外と話が分かる人間みたいだし、もしかしたらお咎めなしかもしれないと淡い期待を込めて聞いてみる。 「断ったら?」 「ここに2枚の書類がある、片方は風紀委員の協力者としての立場を保証するもの、一般生徒よりかは多少マシな程度の待遇が卒業まで受けられる」 「それがご褒美ですか、もう一枚は?」 「懲罰室の使用許可書だ」 サラッと言い切ったこの人! やっぱ風紀委員怖い! 風紀委員のトップ超強い! 寒川の5倍くらい怖い! これもう直接的に受ける以外の選択肢切り裂いたじゃないか! 「……それ、脅迫に近くありません?」 「あくまでも、お願いだ」 流石は一癖も二癖もありそうな風紀委員を束ねる立場にあると言うべきか、表情ひとつ変えずにそう言い切った。 くぐってきた修羅場の数が段違いなんだろう、俺なんかが最初から交渉できる相手じゃなかったんだと今更ながらに気づいたが、もはや時すでに遅しといった所。 「受けますよ、受けさせてもらいます、痛いのは嫌いですから」 「ありがとう、とても助かる。 早速だが準備をしてくれるかな、必要だと思われるものは全て用意させてもらった」 「じゃあ、着替えてきます」 テーブルの上に置かれた女子生徒の制服の入った紙袋を掴むと、詰所近くの男子トイレの個室に入って着替え始める事にした。 わざわざ新品の女子生徒の制服一式をきちんと用意する辺り流石は風紀委員だと思ったが、何も女物の下着やらパッドまで入れなくてもいいじゃないか、こんなもんつけたら確実に変態だ。 ベストの上にブレザーを着て、スパッツとスカートを履いたあとに靴下を脱いでサイハイソックスを装備する、隠しきれない脚を誤魔化すためらしいんだが、何か大事なものを無くした気分だ。 男子トイレから出るときに人にみられたらどうしようかと思ったが、周囲は掃除中の看板が立っておリ人払いがなされていた、何から何まで完璧な仕事ぶりに感心する。 しかしまぁ、スカートというものはどうしてこうスースーするのか不思議で仕方ない、特にこの季節は寒さが半端ないだろう、成程それでジャージやらを下に履いて防御してるわけなんだな。 非常に不本意な経験でまた一つどうでもいい知識を身につけてしまった。 「戻りましたよっと……」 小走りで風紀委員詰所に戻ると、さっきまで話していた一画に他の風紀委員の視線を避けるように駆け込む。 普通に俺だと気づいた辻堂と、ちょっとあっけに取られて少ししたあとに納得したように頷く寒川、そして誰だコイツという感じに上から下までじっくり眺める風紀委員長。 「委員長、藤沢君です」 それに気づいた寒川が風紀委員長にフォローを入れる。 フォローを入れてもらわないと別人だと思われるレベルで女装が似合うというのも嫌なものだ。 「……あ、あぁ、キミか、誰かと思ったぞ」 「褒め言葉と受け取っておきます」 「久々に見たね、藤沢の女装」 「我ながら今度から見物料取ってもいいと思うぜ」 「何?目覚めた?」 「馬鹿、冗談だ」 「あ、あの、写真撮っていいですか?」 女装について各人が思い思いの感想を述べる中で、寒川一人だけがちっちゃいデジカメをこっちに構えていた。 突然何言い出したんだコイツ、ついに懸念していた様に正義感が暴走して頭がおかしくなったか。 「……」 「……」 「……」 一気に場の空気が氷点下レベルに下がるのを感じる、ここだけ南極大陸みたいだ。 三人の何を言っていいのか分からない微妙な視線に耐えられなくなったのか、デジカメをポケットにしまうとシュンとして寒川が一歩下がった。 「す、すいません、でもほら、報告書に使おうかなって思って……」 何を報告する気なんだコイツ。 「ま、まぁとにかく、仕事始めさせてもらいますよ、さっさと脱ぎたいですからねこんなもん」 「わかった、よろしく頼む、とりあえずこれらを持っていってくれ」 風紀委員長はそう言って生徒手帳型の端末と、万年筆と眼鏡を俺に差し出す。 端末の表には風紀委員の印が押されている特別製だ。 「なんすかコレ」 「端末は今のキミの、要するに女装した方のデータが入ってる、その姿で普通の生徒手帳を使うわけにもいかないだろう? 万年筆には小型のカメラ、眼鏡はインカムが入っている」 「公式な偽造手帳にスパイセットって訳ですね」 「言い方は変だがそうなるな」 「んじゃありがたく……名前は『町田《まちだ》 來栖《くるす》』ですか」 「町田 來栖の方は風紀委員所属ということになっているから何かあったらそれでごまかせばいい」 そんなんでいいのか。 流石風紀委員というか何というか、まぁ確かにこの姿で色々イチャモンつけられるのは喜ばしくない。 まぁとりあえず強制的にとはいえ請け負った仕事だ、張り切りすぎない程度に頑張ってみるとしよう。 生徒手帳を制服の内ポケットにしまい、眼鏡を掛けて万年筆を胸のポケットに差し込む、何だかできる男になった気分だ、見た目は女だが。 「あぁ、私はこれから別の仕事があるので、これからは寒川がキミのフォローをすることになる」 「あくまで覗きの犯人探しですから、まぁ寒川でも出来ますよ、俺らもついてますし」 「ちょっと、何で藤沢くんの方が偉い言い方なの!?」 「今は『町田』よ、寒川さん」 「ぐっ……いつか見てなさいよ」 「じゃあ辻堂、寒川のお守りよろしくな」 「うーい」 何時までもだらだらしてても始まりゃしないし、とりあえず辻堂と寒川を詰所に残して俺だけ現場に向かうことにした。 「ここか」 部活棟近くの女子更衣室前につくが、確かに放課後だというのに誰かが使っている形跡は無いようだった。 辺りに人気も無い上に蔦が全体に生い茂っていて、何だかオフシーズンの甲子園みたいな雰囲気を醸し出している。 ここの女子更衣室は他のとは少し違い、部活でかいた汗を流してそのまま着替えられるようにシャワールームと更衣室が直接移動出来るように中で繋がっている形式だ。 利便性の高さを重視して作られたここが使えないんじゃ、確かに他のシャワールームや更衣室じゃまかない切れないだろう。 『どう、何かありそうですか?』 「まだなんとも言えないな、とりあえず中に入ってみる」 『分かりました、怪しいものがあったら万年筆のおしりを2回クリックで写真が取れますから』 「りょーかい」 女子更衣室に学校公認の元で入る、どれほどの男子生徒がこの言葉の響きを聞くことが出来るのだろうか。 しかしそんな素敵な響きにも関わらず俺の心は全くときめかないしときめけない。 せめて女装してなければ……ただそれだと間違いなく犯罪だ。 だがこれは盗撮の可能性を考えた抜き打ち調査らしいし、もしかしたら誰か利用者がいるかもしれない、そしたら事故ってもんだろう、うん、許されるはずだ。 平静を保てば怪しまれないはずだ、深呼吸して平常心キープ、今の俺は見た目だけなら女子なんだ、落ち着けばイケる。 ドアノブに手をかけながら深呼吸を数回繰り返し、おもむろに扉を開いて挨拶をする。 「し、失礼しぃますぅ」 露骨に声が震えた気がしたが気のせいということにしたい。 「何今の声、お化けでも出た?」 辻堂、お前は本当に空気が読めないな。 「……何でもない、今から入る」 だがまぁ、今の失敗のおかげで逆に冷静さを取り戻せた。 結局は誰もいない更衣室の中は静まりかえっておリ、教室の後ろにあるような扉の無いロッカーが整然と並んでおリ、奥にはシャワールームへ続く扉が半開きになって放置されていた。 「うーん……こんな所に隠しカメラとか仕込めるものかねぇ」 『能力探知が出来る風紀委員の人にも探してもらいましたけど、特にそういう形跡はないようでした』 『じゃあラルヴァとか?』 「まさか、学校の敷地内だぜ?」 『前例が無いわけじゃないしー』 「……なんか怖くなってきたな、帰っていいか」 『駄目です! せめて一通り調べてからにしてください!』 「もし死んだら枕元に立ってやるからな」 壁におかしなところもなけりゃ床の簀の子だって何かを隠せるほどスペースがありそうもないし、第一風紀委員が調べたところを俺が調べて何が出てくる訳もないと思う。 とりあえず一通り写真をとりながら更衣室をぐるりと回るが、これといっておかしな所は無いように思える。 「じゃあ最後はシャワールームか」 『そうですね、お願いします』 半開きになっている扉からシャワールームに侵入する、ここで女子が全裸になってシャワー浴びてるんだなぁと思うと何だかモヤモヤした気分になる。 想像できる女体が想像の範囲でしか無いのが悔やまれる、こんな事になるとわかっていれば事前にイメージトレーニングをしてきたのに。 『変なこと考えないでくださいよ』 「考えてねーよ! エスパーかお前か!」 『考えてたんじゃん』 「……俺だって男だから仕方ないだろ」 『開き直らないでください!』 「耳元で怒鳴るな! 鼓膜がはじけ飛ぶわ!」 シャワールームもシンプルな作りで、中央に排水口があり、それを囲むように右に4つ、左に4つ、正面に4つシャワーの個室が並んでいる。 「うわっ!何だこりゃ!」 『どうしたんですか!? 何かありましたか!?』 「女子のシャワールームお湯出るのかよ! 卑怯だろ! 男女差別だ!」 『……そこだけですよ、灯油式ボイラーが備え付けてあるんです、近くに実習とかで使う燃料置き場もありますよ』 「そうなのか、もしここ以外にもあったら学園に文句言うところだったぜ」 『あれ、でももうすぐ女子のシャワールームは全部お湯――』 『とにかく!そこも一通り調査してください!』 「あいよ、まぁ調査ってもなぁ」 こんな一面タイル貼りの部屋に穴が開いてたり変なものが置いてあるわけもないし、俺が覗きの犯人でもこんな所にカメラを置いたりしない。 可能性があるとすれば中央の排水口だが、ここに置いても回収が大変だし、角度や位置関係的にも可能性は低そうだ。 「……まさかシャワーの本体に隠されてたりしてな」 濡れないように脇にどきながら適当に一つ選んでシャワーのノズルを回す。 軽快な水音を立ててシャワーから水が出て行き、中央の排水口に飲み込まれていく。 「ん……?」 『どうかしました?』 「いや、音が聞こえる」 水音の他に、小さく響くような音が聞こえてくる。 どこから聞こえてくるかは分からないが、確かにこれはシャワーの音以外のものだ。 シャワールームから更衣室に戻っても確かに音は聞こえてくる。 しかし先程聞こえてきた音とは違い、もっとくぐもった何とも言えない音になっている。 「……水を流すと聞こえるんだな、だから前の調査では異常が見つからなかった」 『成程、でも原因がわからないとどうしようもないよね』 「そりゃそうなんだが……水が流れて音が鳴るんだから、排水口が怪しいよな、もしかしたら何か落っこちてそれが音をならしてるのかもしれんな」 『……ちょっと待ってください、藤沢君、その辺りに微弱ですけど魂源力の反応が』 「能力は使ってないぜ?」 『どんどん強くなってます、誰か周りにいます?」 「そんな気配は感じないな……いや、音が強まってる」 寒川に言われてきょろきょろと辺りを見回してみるが、特に変わった様子もなければ誰かの気配も感じない。 ただ音だけが次第に大きくなっていき、次第にぐらぐらと地面が揺れ始めた。 「地震か?こんな時に」 『いえ、こちらじゃ全然揺れてませんけど』 「でもこうして揺れてるわけだし……こんだけ蔦に覆われてりゃ基礎が揺らいでも仕方ないか」 『蔦……?』 「蔦だよ蔦、びっしり覆われてるだろ?」 『いえ、前回調査時はそんなものなかったですけど』 「なっ……!?」 そうこうしている間にも揺れと音は強くなり、次第に壁に亀裂がはいっていく。 音はすでに耳をふさいでも聞こえるほどになり、音の発生源も分かってきた。 排水口に流れる水が原因で音が鳴り、蔦を伸ばせる場所にあり、そして地面をゆらせる場所。 「おいおい、まさかとは思うんだけどよ!」 『ラルヴァ反応!?藤沢君!真下です!』 『今行くからちょっと待ってて!』 寒川と辻堂の叫びと同時に、シャワールームから固い地面が砕けるような音がする。 内ポケットにしまった手帳型端末の警報音もけたたましく鳴り響きだし、この学園に籍を置いている生徒が一度は体験したことがあるような悪寒が全身に走る。 人外の総称、人を食うもの、化物、怪物、人類の敵、ラルヴァだ。 「くそっ! 冗談じゃねぇぞ!」 これ以上更衣室の崩壊が進まないうちに外に飛び出そうと扉に手をかけるが全くノブが回らない。 これじゃ食虫植物の腹の中にいるようなもんじゃねぇか。 押しても引いてもうんともすんとも言わず、俺が扉の前で悪戦苦闘している間にもシャワールームから何かがズルズルとはい出てくるような音が伝わってくる。 「ロードっ!」 ラルヴァの体の一部である蔦で全体を包まれている以上、身体強化じゃない俺の力じゃどうにもならない。 こんな所で死にたくもないし、こういう時のためにいくつかセーブしておいてある実戦用の切札を呼び出す。 ベネリM3、正式な手続きを踏み、3発までしか撃てないように改造すれば日本国内で合法的に入手出来る軍用銃という珍しい類の散弾銃。 銃砲店に務めている祖父が入荷したものをこっそりと何個かの弾薬と一緒に隠してセーブしておいたものだ。 多分後でこっぴどく叱られるんだろうが、生き抜くためには仕方がない。 何度か試し撃ちした経験を思い出し、薬室内にスラッグショットと呼ばれる熊や鹿なんかを撃つ、散弾ではなく一発の弾丸を飛ばす弾薬を詰め込むと、蝶番とドアノブに向かってぶち込む。 火薬の炸裂音とともにドアノブが吹き飛び、蝶番は原型を留めてないレベルまで破壊される。 「おりゃっ!」 支えが無くなったドアを、助走をつけたドロップキックで蹴り飛ばすと、絡まった蔦を何本か引き裂いてドアが表に倒れこむ。 引き裂いた蔦の先が蠢きながらゆっくりとまた伸びていくのを横目にその勢いのまま外に飛び出すと、先程まで無事だったシャワールームがあった部分はすでに崩落し、不気味に生い茂る植物型ラルヴァがその姿を表していた。 「うわ、気持ち悪……怪獣映画のモンスターみたいだな」 「藤沢、無事!?」 「今は町田だ! ご覧の通りなんとか無事だ、あれ、寒川は?」 「いろいろと連絡して、武器取ってからくるって言ってたよ」 「暫く時間を稼げってことか」 「そうも言ってたね」 「まぁ、何とかするしかないか……」 デカいが、地面に根をはっている植物の特性なのか伸ばせる蔦の範囲に限りがあるらしく、距離をとった俺たちを伺うように何本かの蔦がうようよと漂っている。 俺が換えの弾丸をロードして取り出すのと同時に、辻堂が腰に巻いたポーチから端が刃になったトランプくらいの大きさの金属製のカードを10枚ほど取り出す。 辻堂がそれを放り投げると、それぞれが意志を持つかのようにラルヴァの方にそれぞれが刃を向けて静止する。 「私の能力と相性はいいみたいだね、これなら二人でもどうにかなるかな」 「俺を戦力として数えるのは大間違いだとだけ先に言っておく」 「頼りないなぁ……まぁいいけどね! 妖精の《ピクシー》剣舞《ワルツ》!」 辻堂の掛け声と同時にその10枚のカードが不規則な動きでラルヴァに向かって飛んでいく。 辻堂の能力、妖精の《ピクシー》剣舞《ワルツ》は、自分が投擲したものを操作する能力だ。 投げたものの量、大きさ、形に応じて操作出来る範囲と量が変わっていくが、飛距離と量さえ守れるならば3次元的な動きに制限はない。 野球ボール程度ならば戻る魔球やら、直角に落ちてから左右に曲がる等々物理法則を完全無視した軌道で投げつけることが出来るらしい。 そのせいで中等部の時の球技大会の際、学年主任から直々に辻堂を投手にしてはいけないとのお達しが来たほどだ。 辻堂によって操られた10枚の刃は高速で飛び回りながらラルヴァの蔦を次々と切り裂いていく。 が、伐採されて落ちていく蔦は地面におちて枯れるものの、本体に繋がっている方の蔦は切り裂くそばから伸びて行き、結局は元の長さに戻ってしまう。 「ムムム、厄介なヤツ」 「この手の類のは本体がある筈なんだけどな」 「花とか実とかかな?」 「授業、真面目に受けときゃ良かったな、寒川がいりゃ分かったんだろうが」 俺も何発か銃弾を撃ち込んでみるが、辻堂と同じく端部分には効果があるものの本体に適切なダメージを与えてはいないようだった。 おそらくさっきの水を出しっぱなしにしたシャワーで斬られた体の部分を構成するだけの水分を補給しているのだろう。 時間稼ぎは出来そうだが、無尽蔵なあっちと比べてこっちには限りがあるのが厳しい。 さっさと醒徒会か風紀委員の実戦部隊に来てもらいたいのが本音と言うところだ。 「……しかし、一応は植物っぽいな」 「だね、枯れ落ちてるし」 「確か……あった、あれか」 シャワールームを調査していた時に聞いていた情報が確かなら、あのラルヴァを倒せるだけのものがあそこにはある筈だ。 「お、考えあり?」 「寒川が来てから話す、その前に何とかしてあの転がってるドアをこっちに持ってきたいな」 「オッケー、援護するよ」 「俺を切るなよ……いくぞっ!」 俺の能力を使えばとりあえず右手で触るだけでドアは持ってこれる、問題は行って帰れるかどうかだ。 そこに関しては辻堂を信じるしかない、とにかくまた弾丸をショットガンに込めるとドアに向かって駆け出す。 近づいてきた俺を飛んで火にいる夏の虫とばかりに植物型ラルヴァが次々と蔦を伸ばして攻撃を仕掛けてくる。 上下左右に、前後にと殺到してくるその蔦を、辻堂が操作する10枚のカードが次々と切り払っていく。 ボタボタと落ちてくる蔦を払いながら、どうにか先程蹴破ったドアまでたどり着き、右手で触ってセーブをしてUターン、さっきの場所までダッシュで戻る。 辻堂の援護もあり、これならいけると気が緩んだ瞬間、地面を突き破ってきた一本の蔦が俺の目の前を唸りを上げて鞭のように払う。 「っつぅ!」 「來栖!」 叩かれた衝撃で思わず転んでしまうが、追撃は辻堂のカードが切払ってくれたおかげで防ぐことが出来た。 そのままよろめきつつもさっきの場所まで戻り、なんとか息を整える。 「死ぬかと思った……」 「來栖、大丈夫?」 「制服がシャツまで切られちまった、すっげーいてぇ」 さっき叩かれた部分は刃物で無理やり切られたみたいにズタボロになっており、下に着たシャツまで切り裂いて肌が見えている。 うっすらと浅い切り傷が出来ているが、血は吸い取られてしまったのか切り口から血がでてくることはなかった。 「やっぱ液体なら何でもあのラルヴァは吸い取っちまうんだな、それだけ分かれば十分だ」 「二人とも無事ですか!」 「お、噂をすればなんとやらだな」 「遅いよー、藤沢のセクシーショットが見れたのにー」 「えっ、えっ、どういう事ですか!?」 「馬鹿、んなこといってる場合か! ちゃんと武器持ってきたんだろうな」 「え、えぇココに」 そういう寒川が取り出したのは、釘抜きがついてる金槌をそのまま大きくしたような形のハンマーだった。 長さにしておよそ1メートル半ほど、先端の釘抜き部分はまるでピッケルかと思うほどの凶悪な形状をしている。 俺の記憶が確かなら、この武器は確か寒川の能力を使って作られてる筈だ。 「お前の能力、確か超科学だったよな」 「え、えぇ、爆裂金属《デモリッションメタル》、自分で作った金属製の武器に、強い衝撃を与えると爆発する属性を持たせるものです」 「その爆発って本当に熱エネルギーでいいんだよな?」 「はい、フルスイングで当てて手榴弾がゼロ距離で弾ける程度の爆発が起こせますけど……あのタイプのラルヴァはおそらく太い幹の中に本体がいます、私たちじゃとても……」 「よし、次は辻堂、お前このドアを飛ばすとしてどれくらい操作出来る?」 「うーん、ちょっとおっきいかな、これだとアイツを飛び越すくらいで精一杯だよ」 「俺は乗せられるか?」 「まぁ、大人ふたりくらいなら」 「それならいけるな……ちょっと時間稼いでくれ、すぐ戻る」 「あいあーい」 「ちょ、どこ行くんですか!?」 「アイツの本体探すのはヤメだ! 一気に吹き飛ばす手段がある!」 それだけ二人に言い残すと、ラルヴァに背を向けて近くの小屋へと駆け込む。 鍵がかかっているドアを更衣室から出た時のように無理やり破壊すると、能力で運べる限度ギリギリまでセーブしていく。 外では辻堂と寒川が戦闘している音が聞こえる、余裕がありそうだったが能力を使いっぱなしの辻堂と、遠距離の敵に対応しにくい寒川をあまり待たせるわけにはいかない。 「ワリィ! 待たせた!」 「お帰り、んでどうするの?」 「簡単に説明するぞ、俺があのドアに乗って空を飛んで、アイツの上から灯油の詰まったポリタンクとガスボンベを落とす、そんでそれを寒川に叩いて貰って大爆発、めでたしめでたしだ」 「そ、それじゃ私が死んじゃうじゃないですか!」 「俺の能力で呼び出せば爆発には巻き込まれないよ、とりあえずお前をセーブしとかないとな」 寒川をなんとか落ち着かせると、腕を右手で引っつかんで記憶する、これで失敗したら気絶するギリギリのラインを呼び出すことになるがダメで元々だ。 「ほ、ほんとですね、信じますからっ」 「まぁ、失敗しても他にアイツを倒せるヤツなんていくらでもここにはいるさ……辻堂、じゃあ頼む」 「りょーかい、ほいっと」 辻堂が少し持ち上げて放り投げたドアがふよふよと浮かび上がり、その上にしゃがみ込むようにして乗り込む。 乗り心地は良くないがこの際文句は言うまい、今はとにかく成功するイメージだけ持っておけばいい。 「俺らなら出来るさ、やってやろうぜ」 「うん、正念場だね」 「が、頑張ります!」 「いくぞっ!」 俺の掛け声に伴ない、辻堂が能力を使い、ドアを操ってラルヴァに向かって俺を落とさないような軌道をとって飛ばしていく。 何本も寄ってくる蔦をショットガンで吹き飛ばしつつ接近し、ラルヴァの本体があるであろう太い幹の近くに飛びよると、先程仕込んだ予め蓋を開けておいたポリタンクを呼び出して灯油を思いっきりぶちまけていく。 かけられた灯油を次々と吸収していき、ますますラルヴァが活性化していくが、今はそれが狙いだ。 5個ほどポリタンクの中身を空にすると、最後にもういくつか、今度は蓋のあいていないポリタンクを何個も呼び出しては投げつける。 投げつけられたポリタンクを蔦でキャッチし、そのまま本体の幹に蔦ごと巻き込んで吸収していくラルヴァ。 一気に重たいものを呼び出して疲労が確実に溜まっていくが、下準備は整った。 最後にもう一個だけガスボンベを呼び出してラルヴァにキャッチさせると、直後に寒川をドアの上に呼び出す。 「今呼び出したガスボンベを思いっきりぶん殴れっ!」 「了解っ!」 そう言って寒川はドアから飛び降りると、ラルヴァが何本もの蔦でキャッチしたガスボンベに狙いを定め、落下したまま思い切り殴りつける。 俺が乗ったドアは勢い良く辻堂の方に戻リ、直後に襲いかかるはずの爆風から身を守るように横にして地面に立てかける。 「ロードッ!」 鈍い金属音が響いたのを確認した直後、寒川をこの場に呼び出してドアの陰に3人で倒れこむ。 その瞬間、空気が唸りを上げると同時に予想以上の大爆発が起こり、ガスボンベの爆発に呼応するようにしてラルヴァが吸収した灯油にも一気に火が移っていく。 ポリタンクの中の灯油も燃え上がり、太い幹ごと大爆発と炎に包まれたラルヴァは端から次第に消し炭になり、やがて生き絶えた。 「は、ははは、上手くいった……ぜ」 「あれ、來栖? 來栖?」 どうにか作戦が上手くいったのを見届けると、緊張の糸が切れたのと、召喚の疲労からか急に意識が遠くなり始めた。 辻堂と寒川の呼ぶ声を聞きながら、今日はやたらと意識を失う日だなとどこか他人のように思いながら、俺は気を失ってしまった。 「っ……うぅん……」 「あ、おはよー藤沢」 「目がさめたんですか!よかったー……」 「ここは……?」 「保健室、あの後気を失ったからそのまま運び込んだんだよ」 「ラルヴァは完全に撃退できたようです、カテゴリービーストの下級B-3、吸水樹ですね」 「そっか……ならいいんだけど」 寒川の報告では、あのラルヴァは何かの木の実に寄生し、それを鳥が食べて排出することにより活動範囲を増やしていくものだったらしい。 それがたまたま学園のあの辺りに落ちて成長し、近くの更衣室の水道管に根を張っていたというのが結論のようだ。 何にしてもひどく疲れた、能力を酷使したのは物凄く久々な気がする。 明日はこりゃ学校サボって一日寝て過ごさないと駄目だな。 「疲れたぜ、もう帰ってもいいか?」 「え、えぇ、それなんですけど……」 「何か問題あるのか?」 俺が帰るというと、とたんにバツが悪そうな顔をしてそっぽを向く寒川。 ラルヴァは倒したし、音の元凶も突き止めた、これ以上はない仕事をしたつもりだったんだが他になにかあったんだろうか。 「そのですね、藤沢君、正確には町田さんが壊したものと使ったものの被害総額が思ったより凄くてですね」 「ガスボンベにストーブ用の灯油、女子更衣室倒壊に加えて大爆発で地面が抉れちゃったしね」 「そりゃまぁ悪いとは思うが、やっつけたんだしそれでいいんじゃないの?」 「そうなんですけど……ちょっと被害が大きいので、流石に町田 來栖という人物は実在しなかった、ということにするのが難しくなっちゃったんです」 「それで?転校したことにするとかになっちゃうわけ?」 「いえ、それがですね、風紀委員会や先生方、学園の理事会からの要求として、暫く藤沢君には町田 來栖としての二足のわらじを履いて貰うことに……」 「なっ……なんじゃそりゃ!おかしいだろどう考えても!何でそうなる!」 「それが私もそれに巻き込まれちゃってさー、寒川ちゃんと藤沢と私の三人一組で風紀委員のチームを組めって言われちゃった」 「ご、ごめんなさい! 私もどうにかしようと頑張ったんですけど、風紀委員長に使える人間を遊ばせておけないって言い切られちゃって……」 「ハ、ハメられた……今日は厄日だ……」 「で、でも悪いことだけじゃないんですよ! 仕事をするときだけ着替えてくれればいいし、仕事が無いときは普通どおりに、聞いてます? 藤沢君? 藤沢くーん?」 「あー、ダメだこりゃ、また意識が飛んじゃってるよ」 あまりに衝撃的な事実を聞かされ、理解するのを拒んだ脳味噌が真っ白にショートする。 一度の仕事がまさかこんな大事に発展するとは思わなかった。 これなら懲罰室に行った方が何倍もマシだった、せめて目が覚めたら全て夢だったと言ってもらえるとだけ最後に祈りながら、俺は今度は自分から望んで意識を手放していった。 藤沢君の合理的強奪 完 トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/abnormald/pages/18.html
用語集 萎(なえ) 恐るべき力を持つ大妖怪。その妖気にあてられた者は精力を失い、EDや不感症になってしまう。かつて1000年前に大暴れし、かの光源氏ですらEDにしたという伝説を持つが、陰陽師・貝開院酷元(かいかいんひどもと)によって封印され今日に至る。だが、1000年の時を経て、その封印は確実に弱まってきている・・・。 全国風紀委員連合 「健全な青少年の保護と育成」をスローガンに、国中の学校から集められた風紀委員の精鋭集団。名だたる学校の風紀委員長が数多く参加しており、日々情報交換と風紀の維持に励んでいる。 彼らは希望崎学園を中心とした関東地区の風紀の乱れを特に危険視しており、今回一部の過激派が「萎」の復活を画策するに至った。 変態が丘(じゆうがおか) 触手たちと、彼らに魅了され共存する変態たちが人目を忍んで暮らす小規模な街。姦崎家の本家もここに存在する。あたりには異様な瘴気が立ち込めており、並みの人間であれば一歩足を踏み入れるだけで媚薬を飲まされたような状態になるというが、どこかから漏れ出している妖気の影響により現在はその空気も薄まっている。 姦崎電波(かんざき あぶのーまる) 触手の一族、姦崎家。その宗家の幹部クラスとされる一人。口調から高齢なのではないかと予想されるが、ぶっちゃけ見た目にはよくわからない。触手だし。 今回、風紀委員たちの計画を阻止するために動いている中心人物であり、プレイヤーに事件の解決を依頼した張本人。その能力によってプレイヤー側の情報伝達を担当する。 未確認電波触手(インビジブルプレイ) 姦崎電波の能力。電磁波でできた「見えない触手」を操る。要するにテレパシーの一種で、対象の脳波に干渉して好きな情報を伝えることができる。今回はキャラクターの位置情報や手に入れた有益な情報などを伝達するのに用いる。 普段は、女の子の脳にダイレクトに快感を与え、それを自分側にもフィードバックすることで遠隔レイプするのに使ってる。まさに見えない触手レイプである。 警視庁・魔人特殊刑事課 一見すると、ただの度を越した犯罪的変態魔人の集団。だがその正体は、数々の変態行為を公認される事を報酬としてその能力を犯罪捜査に役立てる、対変態犯罪特化型の魔人警官集団である。 今回の件は変態犯罪というわけではないが、世の変態たちに多数の被害が予測されるため、変態の自由を守るために彼らも捜査に動いているのではないかと見られている。 *
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/2764.html
【名前】焼取 紅羽 (やきとり こうは) 【性別】女 【所属】科学 【能力】一点集中(プレッシャーフィンガー)level3 【能力説明】 指で触れた一点に圧力を集め、強い力をかける能力 能力の範囲は両手両足の計二十本の指が触れている場所で、圧力の程度は演算により調整可能 ※但し靴がぼろぼろになる危険性がある 反対に触れた物質の圧力を弱めることも出来る(突き指注意) 過去に複数の能力者との交戦で追い詰められ、重傷を負った際、レベル以上の力 『圧力操作(プレッシャーアクセス)』を使用した事がある 圧力操作では効果は指先のみならず、圧が発生した箇所全てに及んだ 【概要】 葵葉中学付属高等学校の中等部一年 低能力者だった頃、能力者の事件に巻き込まれてしまった所を 謎の風紀委員に救われた事がきっかけで風紀委員に。 ※この謎の風紀委員の正体は現在の支部の先輩であり、焼取自身もそれに感付いてはいるものの、 照れからか先輩はそれをはぐらかしている為、彼女も深く追求しないようにしている しかし、肝心の学校をサボりまくる不良生徒。 何故風紀委員になれたのか不思議なレベルだが、不良と言えども意味も無く暴行を働いたりするわけでは無く、 サボっている間も地域の安全を守るため日々学園都市中を巡回しているのだそう。 余所の管轄に勝手に入って事件に首を突っ込んでは色んな意味で掻き乱し、 いつの間にやら去っている流離いのトラブルメーカー。 彼女の所属支部では彼女の先輩がその始末に追われている。 身体能力が高く、身軽でアクロバットな戦法を得意とする。 【特徴】 目は赤っぽく猫目で、髪をツインテールにし、ニワトリの髪飾りとヒヨコのヘアピンをしている 夏でも冬でもセーラー服のスカートは膝上でグレーや黒のタイツを着用 時々ニーハイ 真っ赤な指ぬきグローブを嵌め直すのが癖 武器は輪ゴム鉄砲 身長は162㎝体重は秘密、胸は佐天さんぐらい 【台詞】 天真爛漫自由奔放だが、目上の相手には一応敬語を使う 語尾が伸びがち 「ヘィ!ジャッジメンタァーイム!」 「サボりでは無く、これはれっきとしたお仕事なのでぇーす!」 「デコピン攻撃」 「よっ、と、後ろのあなたも回し蹴りぃっ!!!」 「……てへっ☆」 「先輩を……傷付けるなァッ!!!!!」 「鬼だぁーっ!」 【SS使用条件】 どんな役回りでも使っていただけたらありがたいです
https://w.atwiki.jp/areb/pages/49.html
戻る イベント90【防御】 評価 11 作戦 ・後衛の風紀委員に攻撃が届かないよう、前衛を防御に長ける騎士が固める。 ・防御した後すぐに反撃に移れるよう、なるべく攻撃は受け流す。 ・もし、受け流せなくとも一人〜二人が防御に専念し、残りの人員が攻撃できるようにする。 ・普段からの戦闘訓練はかかしておらず、自身の鎧、盾の効果的な使い方を熟知している。 ・騎士は守るために立つ。後に立つ仲間を守れずしてぽち姫さまが守れる騎士で在れようか、倒れるわけにはいかない。 ・防御力では騎士には劣るが、装備の面では風紀委員は身軽なので、すばやさを生かして回避する。 ・(風紀委員は)バケモノたるソックスハンターを射止める動きを駆使。 ・4人の騎士を中心にフォーメーションを組んでカバーし合い、敵の攻撃を分散させることで、一人一人への被害を抑える。 ・騎士4名で相手の移動を押さえ込み、防御の弱い風紀委員へ攻撃が向くのを阻止する。 ・重装甲ではない今回の作戦では、騎士は装甲に頼り切らず、移動によって相手の攻撃を分散させ、また命中精度が落ちることを期待する。ただし、爆風・破片被害の予想される武器、範囲を巻き込むであろう詠唱やブレス攻撃に対しては、遮蔽と装甲を重視する。 ・劣勢になったメンバーがいたら近くのメンバーが即座にカバーに入る。カバーして貰った者は一時前列から後退し、体勢を建て直して再度戦闘に参加する。 RP 名前 コメント すべてのコメントを見る 応援 【編集者】(1:2006/0618 1051 イタ)
https://w.atwiki.jp/armorjacket/pages/19.html
AJ バトン内の登場ロボ? AJの紹介です 1番隊風紀委員会 名称=菊一文字(篠木坂 飛鳥機) 型式番号=??? 所属=御剣学園 生徒会執行部1番風紀委員会 開発=四菱重工社 生産形態=カスタムメイド機 頭頂高=??? 重量=??? 全備重量=??? 出力=??? 推力=??? 最大速度=??? 装甲=??? 動力=パラジウムリアクター 駆動系=電気駆動 油圧式駆動 機体色、外見的特徴=黒、ライン部分は赤で塗装 武装=YW-073 単分子カッター 搭乗者=篠木坂 飛鳥 備考=四菱重工社製YAJ-011のカスタムメイドモデルであり御剣学園生徒会執行部1番隊風紀委員会の役員専用機。 同委員会の副委員長が搭乗する同型機がもう1機存在する。 亜紀曰くカタログスペックを見る限りかなりのじゃじゃ馬であり、ドライバーに求められる操縦技術は高いものが要求される。 4番隊監査委員会 名称=ジャッカル(南条 鈴斗機) 型式番号=MAJ-005 所属=???学園 生徒会執行部4番隊監査委員会 開発=Misato Enterprise社 生産形態=量産型 頭頂高=??? 重量=??? 全備重量=??? 出力=??? 推力=??? 最大速度=??? 装甲=??? 駆動系=電気駆動 機体色、外見的特徴=紫、ライン部分は黒で塗装 武装=MWSK-65 近接戦闘ナイフ×2、MWSB-74 近接戦闘長刀×2、MWSG-87 突撃砲×4 搭乗者=南条 鈴斗 8番隊美化整備委員会 名称=ジャッカル(エリオン機) 型式番号=MAJ-005 所属=???学園、生徒会執行部8番隊美化整備委員会 開発=Misato Enterprise社 生産形態=量産型 頭頂高=??? 重量=??? 全備重量=??? 出力=??? 推力=??? 最大速度=??? 装甲=??? 駆動系=電気駆動 機体色、外見的特徴=金色、機体頭部に角 武装=MWSK-65 近接戦闘ナイフ×2、MWSB-74 近接戦闘長刀×2、MWSG-87 突撃砲×4、YW-022 高出力冷機ガス噴射機(特殊兵装) 搭乗者=エリオン・ディ・ヴィリニーアス とりあえずテンプレこんなもんでどうすか?
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/2568.html
autolink() DC/W09-051 カード名:元気な音夢 カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:500 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《風紀委員》? 【自】あなたがこのカードの『助太刀』を使った時、あなたは自分の、《バナナ》?か《風紀委員》?のキャラを1枚選び、そのターン中、レベルを+1。 【起】●助太刀1000 レベル0[手札のこのカードを控え室に置く](あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1000) RR:あ、お腹すいた? SR:ん・・・・・・美味しい レアリティ:RR SR illust.CIRCUS 2010/3/17今日のカード。 “メルヘン少女”小毬同様貴重なレベル0助太刀。 小毬が特定キャラ限定の強化で場に留まる事でも役立つのに対し、 こちらは特定の特徴を持ったカードが場に存在した時に役立つ効果となっている。 相打ち能力を持ったカードを相手にした時には使い易く、 それ以外でもレベル1キャラに使用してレベル2以上対象応援の効果に合わせることで実質+2000のパンプアップを行うなど、 トリッキーな動きも可能。 ただし、あくまで対象は《バナナ》?と《風紀委員》?。 現段階ではさほどプールは広くないため、レアリティに見合っていると言えるかどうかは人それぞれだろう。 スタンやサイド限定では超電磁砲と合わせるといい働きをしてくれる。 一応、ゼンマイ美春、Yシャツの美夏を使えばレベル2まで1コスト1ハンドで相打ち及びバトル中のキャラに+1000出来る。 ・関連ページ 「音夢」? 《バナナ》? 《風紀委員》?
https://w.atwiki.jp/aren1202/pages/203.html
-夢みる宴- 奈々の年、十の月、一の週の祝日のこと 草木も眠る丑三つ時でも、何故か男子寮からは灯りと声が途切れることは無かった きっかけはとある徒士の些細な一言だった -ニジューラを舞台にエ○ゲを作ったら面白いんじゃね?- 火種は一瞬にして燃え上がり、やがてはそこにいた者全てに引火した ●●●は攻略しやすいだろうな~ △△△△は隠しキャラだろ? □□□の落し方はきっとこうじゃね? 火はその威力を弱めることなく燃え続け、 彼らの猥談は日が昇るまで続いた・・・・ 彼らはただひたすらに妄想を描いたのだ なお、この記録(10/07の9スレ目ログ)は何故か抹消されている。 おそらく風紀委員の手による物と思われる。 最後に この文章の存在さえも違法な為、風紀委員の目に触れることのないよう各自気を配ること。
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/737.html
【名前】董篤謎璃(とうとく めいり) 【性別】女 【所属】科学 【能力】緩衝拳掌(バルーンハンド) レベル3 【能力説明】 念動力の一種。外部から空気を取り込み、内部の空気を逃がさない不可視の膜を形成する(風船の材質とは逆の性質) 膜は主に風船型と手型(肘まで)の2種類を使用するが、これ以外の型も形成可能。最大6個形成可能。膜内の空気は操作可能 膜は自身の体にくっついており、離して操作するのは現時点では不可能。主に背中から形成している 大きさは大人一人を手で包み込めるくらいまで拡大可能。最大の大きさ・数なら浮遊出来る 膜内の空気は膜の大きさ以上に空気がギッシリ詰まっている 膜を操作する事で防御や緩衝を行う。攻撃面としては、空気を詰め込んでいるだけなので威力は不足気味…だがしかし!! この膜は任意で穴を開ける事が出来る。つまり、 風船型の膜に穴を開けて空気の噴出量や噴出する穴の数・位置次第で浮遊の向きや速度を変更したり、 手型の掌の中心に穴を開ける事で、大人数の人間を吹っ飛ばしたり、 手型の腕の末尾部分に穴を開ける事で大型トレーラーをも吹っ飛ばすロケットパンチを繰り出したり出来るのだ ロケットパンチに関しては発射した時点で操作範囲外になるので要注意 董篤は能力の用途別に平仮名+片仮名の名前を付けている⇒例 「ろけっとパーンチ!!」「え~あバッキュン!!」etc 【概要】 長月学園中等部2年生。同学園の風紀委員である どこぞのメルヘンチックなお嬢様みたいな性格をしており、世間知らずな面をよく見せる 好きな物は特撮と童謡。毎週○曜日の特撮番組は必ず録画し、童謡小説に至っては自作しているくらいの入れ込み具合 特撮の影響からか正義感が強く風紀委員の仕事にも熱心に取り組んでいるが、これまた特撮の影響からか色々ブッ飛んでおり、 先輩の脆動危壮や鷹凪柚歩をいつもハラハラさせている 性格自体は心優しい少女そのもので、友達も多い。好奇心も旺盛で、自分の知らないもの・事に対して積極的に頭を突っ込んでいく 【特徴】 身長145cm、体重40kg前半のロリ少女。金髪巻き毛のツインテール。貧乳 かわいらしい熊の髪留めを付けている。テンパリ癖がある 【台詞】年上には「~先輩」を付ける 「それでは今日のパトロールいってきます、鷹凪先輩!脆動先輩!…え、脆動先輩も一緒にですか?私一人でも大丈夫ですって!」 「きゃー!ぶつかるぶつかる!!わわわ!!こ、こ、こんな時は…え~あバッキュン!!」 「これが私の必ッ殺ぁ―つっ、ろけっとパーンチ!!いっっけえええぇぇぇ!!!」 【SS使用条件】 特に無し
https://w.atwiki.jp/monookichrome/pages/216.html
ダブルクロス The 3rd Edithion PL名:デイリー 「対象沈黙。制圧まで76秒、前回比+12秒……。うん、いい感じに鈍ってきた」 ――“ルストトリガー”竹上霧葉、暴走したオーヴァード生徒を鎮圧して アカデミア風紀委員会所属の女生徒。拳銃を形成し射撃攻撃を行う。元UGNエージェントであり高い戦闘力を誇っていたが、1年前、任務中に受けた負傷により引退。 現在はアカデミアにて、新しい日常を満喫している。 【基本情報】 名前:竹上 霧葉(たけがみ・きりは) コードネーム:“ルストトリガー”(錆びついた引鉄) 年齢:17歳 性別:女性 星座:双子座 身長:158cm 体重:47㎏ 血液型:O型 ワークス:風紀委員B カヴァー:風紀委員 ブリード:クロス シンドローム:モルフェウス/ノイマン 【能力値】 肉体:1 感覚:3 射撃4Lv、知覚1Lv 精神:3 RC1Lv 社会:2 調達1Lv、情報:UGN1Lv 【ライフパス】 出自:天涯孤独 経験:過去 邂逅:友人 覚醒:死(侵蝕値:18) 衝動:殺戮(侵蝕値:18) 基本侵蝕値:40 HP:25 行動値:9 戦闘移動:14m 全力移動:28m 常備化ポイント:6 財産ポイント:0 【ロイス】 D:裁定者 P: N: 風紀委員の友人 P:幸福感 N:隔意 かつての同僚 P:懐旧 N:疎外感 【エフェクト】 No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 - : リザレクト : 1 : オート : - : - : 自身 : 至近 : 効果 : - : (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 - : ワーディング : 1 : オート : - : 自動 : シーン : 視界 : なし : - : 非オーヴァードをエキストラ化 01 : コンセントレイト(ノイマン) : 2 : メジャー : シンドローム : - : - : - : 2 : - : c値-Lv(下限7) 02 : コンバットシステム : 3 : メジャー : 射撃 : 対決 : - : - : 3 : - : 判定ダイス+(Lv+1)個 03 : マルチウェポン : 1 : メジャー : 射撃 : 対決 : - : 武器 : 3 : - : 二つの武器の攻撃力合計、達成値-(5-Lv) 04 : エクスマキナ : 3 : メジャー : 射撃 : 対決 : - : - : 4 : リミット : 前提条件:コンバットシステム。判定の達成値+10、シナリオLv回 05 : キリングアート : 1 : メジャー : 射撃 : 対決 : - : - : 4 : 殺戮、120% : 攻撃力+(Lv×2)、対象がバッドステータスを受けているなら、ダメージ+3D。シナリオ3回 06 : ハンドレットガンズ : 1 : マイナー : - : 自動 : 自身 : 至近 : 3 : - : 射撃武器作成 08 : ラストアクション : 1 : オート : - : 自動 : 自身 : 至近 : 5 : 100% : 戦闘不能になった際、メインプロセスを行える。シナリオ1回 A : 折り畳み B : 異形の痕 【武器】 名称 : 種別 : 技能 : 命中 : 攻撃力 : ガード値 : 射程 : 常備化 : 解説 ハンドレットガンズ : 射撃 : 射撃 : 0 : Lv+4 : - : 30m : : アサシネイター : エンブレム/射撃 : 射撃 : -1 : 7 : - : 20m : : 経験点15点。行動済みのキャラクターを対象にした場合、判定ダイス+3個、アフターライフで取得 : : : : : : : : 【防具】 名称 : 種別 : ドッジ : 行動 : 装甲値 : 常備化 : 解説 : : : : : : : : : : : : 【一般アイテム】 名称 : 種別 : 技能 : 常備化 : 解説 Aランク:スペシャリスト : : : : コンバットシステム指定。選択エフェクトを使用した判定の達成値+3、侵蝕率基本値+4 コネ:UGN幹部 : : : 1 : 学園の腕章 : : : 3 : 情報判定の達成値+1、シナリオ3回。隠密状態不可 思い出の一品:エージェント時代に使用した銃弾 : : : 2 : アフターライフ : エンブレム : : : 経験点5点、他組織のエンブレム取得可 【コンボ】 【設定等】 洒落っ気の無い黒髪のミドルヘアに、鋭い隻眼が一見冷たい印象を抱かせる、アカデミア風紀委員会所属のオーヴァード生徒。 元々は対ジャーム・オーヴァード戦闘を専門とするUGNエージェントであったが、一年前、任務中に対抗種のオーヴァードの攻撃によって右目を負傷してしまい、引退。 その後はUGNの計らいでアカデミアに転入、風紀委員会の一員として活動することとなる。 現在も右目は常に閉じたままであり、当然、以前ほどの実力は発揮できず、むしろ、学園で送る日常の中でその技能は失われつつある。 しかし、生後間もなく家族をレネゲイド災害で失い、その後長い戦いの日々を送ってきた彼女にとって、アカデミアでの生活は技能の喪失を補って余りあるほど魅力的なものであった。 以来彼女は、日々錆びついていく自身の技量に寂しさを覚えながら、友との日常を大切に送っている。