約 1,556,647 件
https://w.atwiki.jp/ostdeutschland/pages/14.html
トップページ 規則 国歌 歴史 人民議会 幹部 外交状況 ドイツ行進曲 ロシア軍歌集 大日本帝国動画集 アメリカ&イギリス軍 イタリア軍w 革命的動画集 シュタージ 訪問者 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/9158.html
銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようです 幕間 大日本帝国とは その二 カツン、カツンと艦内の廊下を靴底が打ち鳴らす音が近づくのが強化されたセンサーが組み込まれた耳に振動として聞こえ、 その一歩ごとに緊張からサイボーグとして強化され状態も安定している筈のかつての肉体のクローンの背中に汗が流れる。 近づく床をその音を聞きながらとある世界でザンジバルと呼ばれた艦級を模して建造された数十隻以上存在する高雄型一等巡航艦『羊蹄』の会議室で艦長始め同じ理由で集まった同士でもある乗員らはゴクリと息を呑む。 羊蹄のその名も理由に因む。 靴音が会議室の前の扉で止まり機械音と共に扉が開き一人の女性が護衛の肉食獣型無人機を引き連れ入ってくる。 目に入るのは一族の証たるミントグリーンはなく”彼女”ならば着ることはないだろう濃い全てを呑む様な漆黒の軍用礼装、 かつてあった女性用乗馬服にも似た装い。 胸元には多数の勲章が存在し中にはアメリカやイギリスのものもある。 何よりもその水色掛かった髪から生える耳と同じ色の尾が目を引く。 眼前の彼女は足元のロングブーツを打ち鳴らし挙手の敬礼を行う。 「神崎島鎮守府よりヂラール戦観戦武官として派遣されましたメジロアルダンです。よろしくお願い致します。」 挨拶をしたのはガラスの重戦車ことメジロアルダン。 あまりにも理想的な敬礼に見惚れ反応の遅れる乗員たち、中にはその姿に泣き出しているものもいる。 艦名の羊蹄山…その名を取ったのは蝦夷富士のその裾野に生まれた馬達に脳を焼かれた者達だからである。 「少佐…もとい月東(がっとう)大佐これからのご予定は?」 「こちらを。」 アルダンの言葉に某宇宙要塞の悪夢の外見の艦長の月東大佐により羊蹄の会議室にゼルモニターとは異なる小さな輝きが多数映し出された球体の三次元ホログラフが映し出される。 艦長の声と姿に微妙な表情になるアルダン、彼女の中でのあのキャラクターは兵の域を出ないテロリストな頭ジオン星人である。 艦長の月東の転生前は1990年代後半から2000年代初頭の学生ででアバターのキャラクターの評価が理想に殉じた武人、義の戦士と見られた時代である。 自身の感想もそうなっている。 「これは天球儀でしょうか?」 「はい、Z7Q-285643と我々が呼称している宇宙における我々が観測した領域の天球儀になります。」 アルダンの言葉に艦長の月東が答え、そのの一部を拡大すると五つの惑星を有する恒星系が映し出され、さらに拡大され地球型惑星が表示される。 「オルネス星系第三惑星…現地名は不明、我々はZXS-7846と呼称し知的生命が存在しております。 我々の主観時間で20年程前になりますがZXS-7846にヂラールが襲来。 当時はせいぜい初期の農耕文化が発生した段階故に大した抵抗も出来ず多数の死傷者が発生しヂラールコロニー化されかけましたが我々とゼスタールが介入しどうにか排除しました。」 「オルネス…その名の由来は現地種族の?」 「はい、現地知的生命体の呼称で太陽の様な主恒星を意味します、話を戻します。 現在、このオルネス恒星系より数光年の星間空間にBETA…ヂラール先遣隊の出現の兆候が観測。 現在では流れる時間の相違によりZXS-7846では接触時より数千年経過を確認。 ですがそれでもカルダシェフ・スケールに当てはめればレベル1に届くかどうか程度…流石に荷が重い。 故にZXS-7846到達以前にこの先遣隊を叩くのが我々の任務となります。」 「この様なことは以前にも?」 「………地球を脱出してより100年…故郷奪還は叶わずさりとて人の身のままスールとなり果てた人類にとってその時間は長すぎました。 老いず死なず代わり映えのない日々。 転生経験のある我々はともかく彼らの精神の摩耗を防ぐことが必要でした。」 「その結果が宇宙の防人と…ガチャですか…。」 遠い目をする月東だがアルダンの一言に頭に汗を流す。 ちょっと彼も思うところがあるらしいがそのアバターも勿論ガチャである。 会議を終え係の士官に案内されアルダンは艦内視察の退室し艦長の月東と乗員が残る。 副長は月東に話しかける。 「あれがメジロアルダンですか…再びこの目でメジロの馬、いえウマ娘を見ることになるとは思いませんでした。」 「副長、ウマ娘ではないおウマさんだ。」 月東は副長の言葉を訂正する。 488 名前:635[sage] 投稿日:2024/07/04(木) 07 24 19 ID 27-143-183-71.rev.home.ne.jp [10/12] 「しかしメジロアルダンは艦長の推し馬でしたな。」 「幼少の時分、最初の人生の父に連れられて行った競馬場で初めて見た馬が彼女だった…。 当時の私は身体が弱くてな…体質が弱くとも健闘している彼女は私の励みになったものだ。 そういう副長も確か彼女に思入れがあったのでは?」 「勤め先で引退後の彼女の世話を任された時期がありまして思い出が少々…まあその世界も今は遠くになりにけり、ですが…。」 二人の間に沈黙が暫し降り月東が口を開く。 「しかしメジロアルダンとZXS-7846…不思議な縁もあるものだ。」 「艦長が受領したサイサリスで初めて出撃された場所で、 ヂラールからの地球防衛戦時から持ってると幸運になると艦長が御守にしていたアルダン嬢のフィギュアを紛失した惑星ですからな。 その星へメジロアルダンと共に行く…。」 「今でもあの星の何処かにあのフィギュアはあるのだろうか…。」 二人は因果なものを感じずにはいられなかった。 その頃、巡航艦羊蹄の格納庫でメジアルダンは眼の前にあるもの見て後頭部にでっかい汗を浮かべ案内の士官に尋ねる。 「あの…この試作二号機は一体…?」 「この機体は月東艦長の愛機です。艦長はこの機体で今まで多大な戦火をあげていらっしゃるんですよ!」 凄いでしょうと興奮気味に言う士官、そんな彼もまたメジロの馬に焼かれた一人である。 転生前はゲームでトレーナーもしていたとか。 「艦長はトップエースの一人でもありますからね!」 「痛い子とかいう…?」 よくご存知ですねと感心した言葉を零す士官に天を仰ぐアルダン。 そんな二人の前には白と緑に染められた某試作二号機が存在する。 そしてその盾にはデカデカとフリルの付いた黒主体の勝負服の見慣れた水色のウマ娘が描かれていた。 マルチバースに広がるいくつもの宇宙…それらには未だに知られぬ知的生命が誕生した惑星は文字通り星の数程存在する。 そんなとある宇宙の一つZ7Q-285643と大日本帝国が呼称する宇宙のある銀河のある星系のハビタブルゾーン内に存在する第三惑星には知的生命体が存在した。 水と森林の覆うその惑星に暮らすのは地球人やイゼイラ人と類似した体型で身長は平均して1.8メートル程度。 肌の色は多様でイゼイラ人に類似している。 瞳は大きく金や銀の虹彩を持ち、耳は側頭部から外側に広がる形状で羽根のような構造を持っている。 そんな彼らの自称を地球の言語で表現するならばZehnohs…日本語でならばゼノスであろうか? その名前は惑星の名前にもなっている。 そんな惑星ゼノス、恒星 彼らの住む都市には水路が張り巡らされ森林や水辺と一体となり立ち並ぶ高層建築物は有機的な形状をしており、 曲線や自然の形を模したデザインをし植物が生い茂り空中庭園のようになり、季節は春に近いのか花々が咲き季節を謳歌している。 それらの建物の中には多層的な垂直に伸びる農場も存在している。 内燃機関的なものは交通機関を見回しても存在せず技術的には地球より幾分進んでいる様に感じられる。 それら都市を離れると大自然が未だに広がっている。 その中でもこの星の中央平原にある深き大森林エルタリス、静かな水を湛える美しき湖シエルバ、剣の如き鋭き山カルディナ、広大なる豊穣の大草原ルミナ、海に面する風吹きすさぶ険しき断崖アウレリア。 それらには神殿が設けられこの星の者らから信仰を集める女神が祀られている。 神殿には清らかな水が流れ周囲には庭園が広がっている。 内部を見れば動物の耳と尾を生やした女性、女性と同じ耳と尾を生やした地球の馬にも似た動物の絵画、金属質の身体を持つネコ科の大型肉食動物にも似た動物をモチーフとしたレリーフが飾られ、 モチーフになっただろう馬にも似た動物…カリーネルが神殿の周辺で草を食む姿が見える。 489 名前:635[sage] 投稿日:2024/07/04(木) 07 25 00 ID 27-143-183-71.rev.home.ne.jp [11/12] 女神の名はエルテナ、カリーネルに乗り地上に降り立つと大地を創造し原初の大森林エルタリスを育てたとされる。 自然と調和、豊穣と保護の象徴でありカリーネルに似た水色の耳と尾を持ち、同じ色の長い髪と紫の瞳を持つとされている。 そして地球のネコ科の肉食動物にも似た鋼の身体を持つ聖獣メタロキンを使いとし、 メタロキンは神聖な儀式や祭典において重要な存在とされエルテナの祝福を象徴しており豊穣祭や平和の祭りではメタロキンの像が飾られ祈りが捧げられる。 そしてメタロキンの像は神殿の前にも狛犬の様に存在している。 そんなエルテナを祀る神殿の中でも最大のエルタリス神殿には近づく春の豊穣祭の準備の為に信者が大勢いるが話題は一つのことで持ちきりだ。 信者の一人が友人と興奮しながら語り合う。 「もしかしたら異星人かもしれない…!」 「本当なら隣のシリウムでの生物発見以来の快挙だな。」 「エルタリス神殿に祀られた最古のエルテナ様の像もゼノスの外から持ち込まれたことが確定してるしエルテナ様も異星人なのかもな。」 つい先日、オルネス星系第五惑星の外側…星系外縁部にて突如として赤外線反応の増大が観測され天文台や宇宙望遠鏡、天文学のアマチュアだけだえなく一般市民も望遠鏡を持ち出して天体観測するのがブームになったからだ。 観測機を打ち上げるという話まで出ている。 「でもさあ…あれだったらやだよね。」 「アレ…?」 「ほらアレだよ…人々を喰らい鉄の巨人達に打倒されエルテナ様に天の果てに封じられた怪物達だったら…。」 「ああ…伝説の空に開いた穴からやってきたという…。」 その水と緑の惑星ゼノスのあるオルネス星系の外には幾つものゼノス文明より遥かに進んだと思しき航宙艦と多数の一つ目の人型機動兵器の姿があった。 艦艇の周囲には夥しい数の肉と血が無重力の中を漂っている。 それらは幾分原型を留めているものもあるがその姿はまるで神話の怪物の様に恐ろしい…。 その中にある艦艇の多くは楕円形の緑の船体から後方に艦橋はらしき部分が伸び、その伸びた部分から下方に向かいエンジンブロックらしいものが存在している。 そして艦艇らには白地に赤い円から赤い線が放射状に伸びる意匠のマークが施されている。 それらの艦艇の星系内に向け移動を開始開始した。
https://w.atwiki.jp/sponsor16/pages/1652.html
企業提供番組一覧 大日本除虫菊 金鳥 備考 基本春期(4月から5月)と夏期(6月から7月)のみ提供 提供番組一覧(2024年8月現在・暫定) ネットセールス 有吉の壁(カウキャッチャー・2024年4月〜) サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん(2024年4月〜) THE TIME,(木曜B枠ネットセールス・2024年4月〜) ラヴィット!(月曜・C枠ネットセールス・2024年4月〜) 過去の提供番組 ネットセールス アンタッチャブルの早速行ってみた(2024年4月〜6月) 週刊ナイナイミュージック(2024年4月〜6月) 土曜はナニする!?(2024年4月〜6月) ぐるぐるナインティナイン(2024年4月〜7月) ウェークアップ(2024年4月〜7月) ミュージックステーション(2024年4月〜7月) ラヴィット!(水曜・金曜B枠ネットセールス・2024年4月〜7月) EIGHT-JAM(2024年4月〜7月) サタデープラス(2024年4月〜7月) 秋山ロケの地図(2024年4月〜7月) あちこちオードリー(2024年4月〜7月) 土ドラ(2024年4月〜6月)
https://w.atwiki.jp/asaahingaeaw/pages/274.html
1941年から1978年まで存在した日本の政党。大日本帝国の帝国主義の政党で日本が大政翼賛会一党時代の時の政党。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3552.html
212 :ひゅうが:2016/07/31(日) 00 33 53 艦こ○ 神崎島ネタSS――「三匹がゆく! in Britain」その4 ――1937(昭和12)年4月29日 ロンドン ケンジントン宮殿 英国において、王位継承者を示す称号をプリンスオブウェールズと称する。 ウェールズ公と訳されるが、実のところこのときの英国王はこの称号を名乗ったことはなかった。 先代にあたるエドワード8世がはなはだ迷惑な理由によって王位を投げ出し、王位より恋を選んだためだった。 そのため、事実上の大英帝国の君主としてふるまうことになったのちのジョージ6世、すなわちアルバート・フレデリック・アーサー・ジョージはこのケンジントン宮殿に住んでいる。 何より数世紀来の王室の住まいであるこの場所に通常客が招かれることはない。 バッキンガム宮殿という常の住まいがあるのに対し、ここはあまりに彼ら王室(あるいは英国皇室)の私的な空間だったからだった。 だが、今ことのときにあってはここを使用しないわけにもいかなかった。 まだ彼は戴冠前であるからだった。 それに、家族とともにいままで暮らしていたピカデリー145の邸宅の方が、彼にとってはプライベートな場所だった。 2週間後に迫った戴冠式を前にして、町は慌ただしい。 その中を、マールバラ公子と駐英大使に連れられた武官と文官は黒塗りの車と共に進み、歩みゆく。 まだ正式な外交関係を結んでいない「state」である島の代表として親書を届けるためにも、こうした紹介者が必要なのだった。 「大日本帝国 神崎島自治国より代表団の方々が御付きになられました。」 呼び出しも、正式なものではない。 余談ながら、このときの呼び出しの掛け声においては、全権をつとめる金剛の敬称をユア・マジェスティ(妃殿下)にすべきか、アドミラル(提督)とすべきか英国側は大いに悩んだという。 「御意を得まして恐悦至極にございます。陛下。」 足元まで届くロングスカートにネクタイ、幕僚飾緒、終戦記念章そして大日本帝国の宝冠章の大綬章(肩から下げる巨大なタスキ型の勲章)を佩用した金剛が踵をならして敬礼をささげた。 彼女の姿は、ロングブーツは正装として認められている軍人の姿であり、幕僚飾緒は鎮守府の作戦担当幕僚(参謀)の一人であることを示し、終戦記念章は深海棲艦との戦役において最後まで従軍していた証であり、かつ勲一等宝冠大綬章は大日本帝国が女性に贈れる最高位の勲章であることを示す。 つまりは、大日本帝国政府が彼女を少なくとも衛星国とみられる満州帝国などと同等に扱っていること、そしてその島における軍人の中でも高位を占めることをあらわしている。 つまりは、こうした勲章文化の残る欧州において粗略に扱うことが許されないことをあらわしていた。 なお、外国君主などへの謁見においては、よく知られたソ連などの東欧圏とは違って自身が持つ最高位の勲章、または訪問国からいただいた最高位の勲章を組み合わせるのが一般的である。 213 :ひゅうが:2016/07/31(日) 00 34 25 「女性の軍人と会うのははじめてではないが。」 ジョージ6世がゆっくりといった。 緊張しているのか、少しばかり言葉が不明瞭になるところがあった。 「女性の提督とあうことははじめてだね。」 「恐れ入ります。」 左足をわずかに下げ、片手に制帽をかかえる金剛が、見事なキングスイングリッシュで返した。 ジョージ6世はわずかに目を開いた。 彼女が話す言葉は、英語の中でも宮廷言葉に近いわずかな訛を含んでいたからだった。 これだけでも、わずかな時間の間に言葉づかいを修正できるだけの学習能力を有することを示している。 つまりは、そんじゃそこらの田舎から出てきた者ではない。 「貴国は」 その言葉に、そばに控えるスタンリー・ボールドウィン首相が少し反応する。 彼は先代のエドワード8世の退位以来、健康を害していた。 すでに退任も決まっている。 「強大な海軍力を持っているそうだね。」 「はい。」 「とても日本海軍に似た艦艇だという。どうやったのかね?」 その場に緊張が走った。 原罪、欧州では日本が軍縮条約を無視して軍拡を行い、それを見えない島に隠していたという向きも強い。 そんなことはありえないのだが。 「調査できる沈没艦や入手資料もございましたので。」 「ほう。」 ジョージ6世の目が鋭くなる。 周囲に控える侍従たちも聞き耳をたてていた。 イエローペーパーが語る話は彼らの耳にも入っていた。 「それはどのような?」 「たとえば、スカパフローで失われた艦のようなものが唐突にあらわれることもあるものです。あらゆる時を問わず。」 「なんと。」 214 :ひゅうが:2016/07/31(日) 00 34 56 「陛下。」 金剛は微笑する。 「天と地の間には、思いもよらぬことがございますわ。」 「なるほどなるほど。東方からきたオフィーリア。君のような美しい女性を川に流すのはやめるとしよう。」 ジョージ6世は、これは愉快という風に笑い、詰問口調となっていたのを緩める。 後ろで待機する利根が何のことか目を白黒させているが、金剛はかまわずに微笑を浮かべつつ、再び一礼した。 「余の政府は、正直にいえば大日本帝国を大いに警戒している。そんな中でやってきた君たちの国は、大日本帝国に盲従するわけではない。」 言葉を選びながら、デンマークでなくイングランドの王子にして王はいった。 実際、外交権を所掌する帝国外務省は神崎島からの軍艦派遣を断らずにこれを通した。 同じ国というなら、丁重に断るのが当然であるのに。 これだけでも大きなサインだった。 「ならば、『貴国』はわが国の友となる気はあるのかな?手をふりはらいつつあった大日本帝国と違い。」 「わたしどもの提督は、貴国の友とはなりませぬ。」 きっぱりと金剛がいい、紹介者の吉田が思わず口を開こうとするが、金剛は続けた。 「もしも陛下の友となる栄誉を賜るならば、喜んでお受けいたしますが。」 「君の心証として?」 「わたくしの心証として。」 「そこで日本人らしく逃げを打たないところが、君の美点であるな。」 おお、これ以上は妻に怒られる。とジョージ6世は笑った。 彼女は、日本帝国政府とは別の独自の行動をとることを示しつつ、そこから離れる気はないと語ったのだった。 「かつて、日本とわが国は友誼を結んだ。」 ジョージ6世はいった。 「再び友情をもって話を交わせることがあればこれ以上にうれしいことはない。」 「きっとこの耳は不思議な話のとりことなるだろう。――かくあれかしと思います。」 「私は真剣です。いつもとは違います。あなたも真剣にお聞き下さい――そう言ってくるものの手を払うほど余は頑迷ではないよ。」 金剛は深々と礼をし、吉田茂は、感極まり涙を流した。 それは、こののちに大英帝国が展開する宥和政策の一環であり、それは賛否のうち否の方が圧倒的に多い評価であったのがこの政策であった。 さらには、軍事力を持たぬ者がいくら主張したところで受け入れられることがなかったのがこの時代の本質ですらあった。 だが、強大な、世界最大ともいえる軍備を保有しながら、優雅に一礼してのけ、自らの非を認めて強力な指導力をもって政策逆行を実現できる皇帝が極東に存在したことを彼らは示した。 そして、その強大な海軍力の半分を有する不安要素もまた同様だった。 これを確認し、大英帝国の君主と政府は決断する。 ――大日本帝国、御赦免。 かくて帝国は破滅の運命から救われたのだった。 216 :ひゅうが:2016/07/31(日) 00 42 08 【あとがき】 「天と地の間には、君の想いもよらぬ哲学があるのだ」 シェイクスピア『ハムレット』より デンマーク王子ハムレットが先王の亡霊の声におののく友人にいった言葉 「オフィーリア」 同上 ハムレットの復讐のための演技によって深く傷つき発狂し、入水して川を流れ下った妻の名前 「ああ、すばらしい新世界。こういう人たちがいるとは。きっとこの耳は不思議な話のとりことなるだろう。」シェイクスピア『テンペスト』流刑に処された島を離れ、帰還につくときの台詞 「私は真剣です、いつもと違います。あなたも真剣にお聞きください。」同上 無実の罪で流刑に処された主人公たちを帰還させるように夫に嘆願する妻のシーンより 215 :霧の咆哮:2016/07/31(日) 00 39 41 乙 イギリスと日英同盟を再び結べる、とはいかずとも再び友好的付き合いが出来るようになった、で良いのか?>最後 ここら辺のロイヤル差は流石は天下のイギリス王族って所か。 何で吉田は泣いてたんだろ? 217 :ひゅうが:2016/07/31(日) 00 48 11 テンペストは和解と赦しの物語。それになぞらえて二人は台詞を交わしています。 このときまでに英国は、強大な海軍力を結果的に持った日本へある程度の宥和政策をとろうとしていましたが、本気度をはかりかねていました。 そのため、その最終試験としてこの場が提供されたのです。 王と首相が見守る中、金剛は「神崎島が独立国としてどこかに立つことはないが、大日本帝国も冒険主義的政策をとることはない」と言明したのが作中シーンです。 そして吉田茂はもちろんこれらになぞらえられた作品を知っています。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1809.html
141 :二二三:2013/06/24(月) 01 15 40 挑戦の尚人 「決戦の時がきたか」 都内某所のとある政党本部 薄暗い部屋で男は両の目を輝かせていた 大日本帝国第XX回衆議院総選挙 「皆さん!今この大日本帝国に必要なのはマイナス消費税です!世界でも類をみない豊かなサクラダイト資源国である日本は、その立場上サクラダイトのレートを決める国際会議において大きな発言力を持っております! にも関わらず、今日のサクラダイトのレートは非常に低く、我が国はその採掘規模に見合わない収入しか得ておりません! その国家国民の財産であるサクラダイトの安売りを現在進行形で行っているのが現与党であり、枢木総理なのであります! 我が日本公民党はこのレートを解消して財源を生み出すことによって、国民への還元、則ちマイナス消費税を導入し、国民生活の更なる向上の手助けとなることを約束いたします!」 「いいぞ剣!」 「国民生活の更なる向上を!」 代表演説に集まった群衆から湧き上がる。声、声、声 耳障りのいい言葉は、剣尚人の支持者たちを歓喜の渦に巻き込んでいく 「更に!現枢木政権はあろう事かユーロブリタニア勢力による欧州侵略に手を貸そうとしています! 無用な緊張状態を引き起こし、戦争を誘発させるような行為に勤しむ現枢木政権にこれ以上日本の憲政を任せておくことなどできません! 我が日本公民党は国民に戦争の道を歩ませはしない! ユーロブリタニアの侵略主義には荷担しない! NOと言える政治・外交を展開していきます! 平和を望む大日本帝国臣民の皆さん! どうか!どうか我が日本公民党に清き一票を託してください!」 〔剣(けーん)!剣(けーん)!剣(けーん)!剣(けーん)!〕 演説の直後、都心の一角を剣コールが包み込み、怒号のように響き渡る 「我が公民党は常に皆さんと共に歩みます!我々は皆さんのトモダチです!家族です!」 それぞれの思いを胸に出陣する剣を初めとした公民党の幹部たち 「皆さん!ボクは必ずやこの争いの世界に終止符を打ちます!世界は!このボクが友愛する!モニカちゃんの心友であるこのボクを信じてください!」 「1人で駄目なら2人!2人で駄目なら3人!この大沢、二度と党を割るような事は致しません!剣代表・鳩川幹事長・そしてこの私、大沢のトロイカ体制に任せてください!この剛腕をもって必ずや皆さんの期待にお応えして見せます!」 しかし彼らの前に立ちふさがるはあまりに強大な勢力だった 「公民党の甘言などに惑わされてはなりません!今日の日本の発展は我々日本が唯一のパートナーとして共に歩む事を決め、手に手を取って助け合いながら生きてきた家族とも呼べる国、神聖ブリタニア帝国、そしてユーロブリタニアという友人たちの協力が有ったればこそなのです! その友人であるユーロブリタニアを追い出し!金権政治と汚職に塗れてしまったEU! 彼らはそのEU国民の苦しみを思えばこそ立ち上がらんとしているのです! それを頭ごなしに侵略と罵り敵視する彼ら公民党は、日本の信頼を地に落とそうとしている卑劣漢でしかありません! 弱者救済を掲げながら、自分がよければそれでいいとサクラダイトのレートを上げようとしていることこそ!彼らが真に貧しき人たちのことを考えていない何よりの証明ではないでしょうか! サクラダイトの値上がりによって最も苦しむのは発展途上にある国々であり、サクラダイトの恩恵を受けられなくなった人々の生活は破綻します! この世界は日本やブリタニアのような豊かな国ばかりではないのです!」 強敵たちを前に日本公民党は野党第1党の座を死守することができるのであろうか? そして政権の行方は? 次回 真夏の激戦 剣尚人の戦いが、今、始まる
https://w.atwiki.jp/sougougassaku/pages/15.html
世界観 ・時代は第2次世界大戦末期がモデル VIPとラウンジ、2つの国がメイン VIPは大日本帝国、ラウンジはアメリカ合衆国が元ネタ この2つ以外の国は、存在するがややこしくなるので無視 戦争の経緯 19××年:ラウンジ国の輸出禁止令によりVIP国への輸出が禁止される。 19××年:VIP国、再三に渡る交渉を試みるも決裂。ラウンジ国の政策に反発し武力行為にでる。 19××年×月:VIP国はエネルギー採掘の為、鮫島を始めとして本格的なエネルギー採掘に着手 19××年×月 : ラウンジ国による第一回鮫島奇襲攻撃。これによりVIP国は鮫島に居る民間人を立ち退かせる VIPについて ラウンジについて 鮫島について 新型ジェット戦闘機(名称未定)の開発が行われている 油田が存在し、VIPの貴重な石油供給源となっている 少数だが、採掘に携わる民間人とその家族がいる 鮫島を取られたらVIP本土がラウンジ機の航続圏内に
https://w.atwiki.jp/maikuragunzibu/pages/283.html
当内戦は日本に領土を持たない国家以外は参戦できない戦争です。詳しくは参加条件をお読みください。 第二次大蝦戦争勃発。 目次 + ... 当内戦は日本に領土を持たない国家以外は参戦できない戦争です。詳しくは参加条件をお読みください。 第二次大蝦戦争勃発。 目次参加条件第一次大蝦戦争※終戦 参戦支援表明場 戦闘 あらすじ第二次大蝦戦争※終戦 当戦争にて利用している簡易TRPGのルールについては当ページの下部からDLして確認してください。(最新 日本内戦 サイコロルール Ver.4.txt) また戦闘履歴等もページ下部のものにて確認できます。(最新戦闘履歴 第7回戦)あらすじ 講和内容 参戦支援表明場 武氷戦争 ※休戦協定により停戦中。 参戦支援表明場 あらすじ通牒内容 今回の氷山大日本帝國連邦よる皇国への経済制裁は誠に遺憾。 ただちに取り消さなければ、貴国との不可侵条約を破棄し、別件として氷山大日本帝國連邦に武蔵皇国は宣戦布告する。 また2014年9月1日20時までに返答が無い場合、宣戦布告を受けるものとして攻撃を開始する。 協定内容 業務連絡用 参加条件 基本的に、参戦の権利は日本を領土とする国のみしか認められない。 支援については各国の自由とする。勿論、海外領土の方もOK。 支援は物資の支援のみ可。軍事的な支援は認めない。 以上を踏まえて参戦、支援をする方はどうぞ。 第一次大蝦戦争※終戦 + ... 参戦支援表明場 大和側に物資支援などで参戦します。 -- mokuzai (2014-09-01 17 54 43) 歴史上、蝦夷=奥羽社会主義二重共和国にはお世話になってきたことがある。その恩返しとして蝦夷=奥羽社会主義二重共和国側に付きます。 -- Hisame (2014-09-01 18 13 16) 我々は蝦夷共和国と同盟を結んでいる。同士に対し物資支援を行う。 -- シャクベレルギ共和国連邦 (2014-09-01 20 14 47) 大和側の味方に付きます -- かのん (2014-09-01 22 44 34) 支援です -- かのん (2014-09-01 22 45 02) 同盟国である氷山大日本帝國連邦への物資支援を行います。 -- ロンディバルト共和国 (2014-09-02 00 17 12) 大和社会主義共和国連邦様への物資支援を行わせていただきます -- 太陽聖帝国 (2014-09-03 18 25 08) タルト連邦国では蝦夷との深い交流関係にあるので蝦夷を支援します。 -- タルト (2014-09-03 22 38 24) 本日、アストリア帝国は同盟国である大和連邦へ物資支援を行う -- アストリア帝国外務相 (2014-09-06 22 51 58) 名前 コメント 戦闘 蝦夷共和国解放軍は今9月3日を以て新潟、及び群馬に侵攻作戦を開始。 最終目標は金沢市、甲府市である。 戦闘に入り次第順次報告していく。 + ... 蝦夷共和国解放軍 軍備 大和社会主義連邦 軍備 参戦国 参戦国(大和側) 元首 参戦内容 大和社会主義共和国連邦 響也 支援国(大和側) 元首 支援内容 神帝ドネツク大連邦帝国 mouzai 大和連邦への物資支援 ファイアーストーム国 かのん 大和連邦への物資支援 太陽聖帝国 丘元皇帝 大和連邦への物資支援 アストリア帝国 ルウェリン 大和連邦への物資支援 参戦国(蝦夷側) 元首 参戦内容 蝦夷=奥羽社会主義二重共和国 ねころじぃ 関東地方の完全な開放 氷山大日本帝國連邦 Hisame 蝦夷=奥羽社会主義二重共和国への援護 支援国(蝦夷側) 元首 支援内容 シャクベレルギ共和国連邦 鐘冬陸亀 蝦夷共和国に対しての物資支援 ロンディバルト共和国 hromi 氷山大日本帝國連邦への物資支援 あらすじ + ... 蝦夷=奥羽社会主義二重共和国(以下蝦夷共和国と表記する)は以前から度重なる領土拡張により北海道から東北地方へと南下し、度々周辺諸国に影響を与えてきた。 そして蝦夷共和国は当戦争のきっかけになった最新の領土拡張計画で、関東一帯を影響下に置くとこを目的とする侵攻作戦を発表した。 それに対し大和社会主義共和国連邦(以下大和連邦と表記する)は遺憾の意を示し、関東地方防衛のため戦力を展開した。 第二次大蝦戦争※終戦 + ... 当戦争にて利用している簡易TRPGのルールについては当ページの下部からDLして確認してください。(最新 日本内戦 サイコロルール Ver.4.txt) また戦闘履歴等もページ下部のものにて確認できます。(最新戦闘履歴 第7回戦) あらすじ + ... 第一次大蝦戦争(以下第一次)で防衛側であった大和社会主義共和国連邦(以下大和)は第一次中に日本領土を縮小し、一度日本撤退の行動を見せる。 それに乗じ蝦夷=奥羽社会主義二重共和国(以下蝦夷)は中部地方一帯にまで領土を広げる事に成功した。 しかし大和は再び日本領土を拡張。蝦夷の領地を北海道のみにすることを掲げ、蝦夷への侵攻を開始した。 数か月後、双方互いに多くの戦死者を出しながら領地を巡って戦闘を繰り返していた。 しかし隣国の大国によるある行動から日本連邦はただちに各国代表を緊急招集し、会議が行われた。 その会議にて大和蝦夷の講和(浜松講和条約)が決定し、当戦争は終戦した。 講和内容 + ... 大和占領地である長野,山梨の領有権の譲渡。 賠償金2兆円。 石川県の軍港一つの譲渡。 参戦国 参戦国(蝦夷側) 元首 勝利条件 蝦夷=奥羽社会主義二重共和国 ねころじぃ 関東地方すべての県を占領すること、又は大和の首都神奈川県を占領すること 支援国(蝦夷側) 元首 支援内容 参戦国(大和側) 元首 勝利条件 大和社会主義共和国連邦 響也 蝦夷の領土を北海道のみにまで削ること 支援国(大和側) 元首 支援内容 参戦支援表明場 名前 コメント 武氷戦争 ※休戦協定により停戦中。 + ... 参戦支援表明場 名前 コメント 参戦国 参戦国(武蔵側) 元首 参戦内容 武蔵皇国 笑笑笑 支援国(武蔵側) 元首 支援内容 参戦国(氷山側) 元首 参戦内容 氷山大日本帝國連邦 Hisame 支援国(氷山側) 元首 支援内容 あらすじ + ... 大蝦戦争開戦後、氷山大日本帝國連邦(以下氷山連邦と表記する)は蝦夷=奥羽社会主義二重共和国(以下蝦夷共和国と表記する)側につき蝦夷共和国を支援すると発表。 それに対し大和社会主義共和国連邦(以下大和連邦と表記する)は氷山連邦に対し経済制裁を実行。 大和連邦による経済制裁を受け氷山帝国は武蔵皇国に対し経済制裁を実行した。 大蝦戦争に参戦していない武蔵皇国は唐突な経済制裁に対し遺憾の意を示し、最後通牒を打電。 通牒内容 + ... 今回の氷山大日本帝國連邦よる皇国への経済制裁は誠に遺憾。 ただちに取り消さなければ、貴国との不可侵条約を破棄し、別件として氷山大日本帝國連邦に武蔵皇国は宣戦布告する。 また2014年9月1日20時までに返答が無い場合、宣戦布告を受けるものとして攻撃を開始する。 氷山連邦は武蔵皇国からの最後通牒に返答をせず、武蔵皇国と氷山連邦による戦争が開戦した。 開戦からしばらく経ち、武蔵皇国は氷山連邦に休戦協定締結を提案。 氷山連邦は改定案を呑み、武蔵皇国と氷山連邦の休戦協定は成立した。 協定内容 + ... 休戦協定改定案 第一条 武蔵皇国,氷山大日本帝國連邦双方、互いへの軍事的な攻撃を禁ずる。 第二条 武蔵皇国,氷山大日本帝國連邦双方、共有都市である大阪府への軍備配備を禁ずる。ただし氷山大日本帝國連邦所属の大阪警備府を除く。 第三条 氷山大日本帝國連邦所属の大阪警備府において、当警備府の防衛のために必要最低限(1)を超過する兵員・軍備を配備することを禁ずる。 (1) 必要最低限の兵員・軍備の内訳は以下のとおりである。 警備府運用員 500人 警備府護衛用駆逐艦 10隻 警備府護衛用駆逐艦乗組員 3200人 第四条 武蔵皇国,氷山大日本帝國連邦双方、互いへのいかなる制裁も禁ずる。 第五条 以上の内容を違反した場合、この協定は即破棄されたものとする。 なお当戦争では戦闘は一切起こらなかった。 業務連絡用 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jfmc/
JMC軍事/造船/兵器製造会社 組織旗 概要 JMC社は大日本帝国連邦及び大日本社会連邦から 日連/日邦軍事会社へ変わった軍事組織である 元々は大日本帝国連邦内にあった日邦造船会社 や飛燕海空制作会社/桜花陸空制作会社そして 旧大日本帝国連邦軍が併合してできた軍事会社 である。本社は現在新大和に置いている 軍事戦力 製品一覧
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/526.html
276 :名無しさん:2012/01/06(金) 11 39 56 →251で広げた風呂敷だけでも畳もう。 ―――西暦二〇ΧΧ年(平成ΧΧ年) 太陽系第三惑星・地球 某所 どうしてこうなってしまったのか。 人々はそう思いを抱きながら、満天の星空を見上げる。 一見すれば今までとなんら変わりない星空。 だが、あの空で瞬く星は、ある時を境にして、飛躍的にその数を増していた。 何故なら、人類を地球という檻に閉じ込める、無慈悲な星々が新たに加わっていたのだから。 ――天孫たちの憂鬱・星の檻―― 地球人類が己とは異なる己――異次元の地球に由来する星間国家、大日本帝国と接触したのは十数年前の出来事だ。 当初、大日本帝国は地球に対し、『事故』ワープゲートの閉鎖処理が完了するまでの間、 互いに過度な干渉を行わない、とする内容の提案を行なった。 そして、この提案を受け入れた場合、古い技術――地球から見れば最先端という言葉を 余裕で超越するものだが――を無償で提供するとしたのだ。 尤もどちらかと言えば、提案というより通告に近かったかもしれない。 大日本帝国からすれば、文明レベルが世紀単位で離れ、尚且つ縁も情もない異なる次元の地球に配慮する理由はない。 実のところ、『事故』を処理するまで彼らを無視し続けるという選択もあった。 彼らが何かをしたところで、その何かを掃える、あらゆる力が大日本帝国には備わっているのである。 それを敢えてしなかったのは、日本人特有の義理堅さが関係していた。 所謂『事故』処理の過程で迷惑が及ぶかもしれない近隣住民への配慮。 彼らの地球への行為はその延長線上にあったのだ。 だが、これが思わぬ不幸を招く。 大日本帝国の行為を平身低頭、と誤認した地球の国家の一部が厚顔無知にも『事故』に対する更なる謝罪と賠償を求めたのだ。 しかも何故か地球という対象ではなく、自分達だけを対象に。 流石にこれ以上は周囲が止めるだろう、という考えがあった大日本帝国側は一応、国家として取らねばならないポーズである 『遺憾の意』を示しつつ、彼らを無視してワープゲートの閉鎖実験に注力する。 しかし、この『遺憾の意』でさらに勘違いを拗らせた一部の国家は周囲の制止を省みずさらに暴走。 そして<長征>領宙侵犯事件と『事故』処理作業船団への核弾頭投射事件を経て、ついに大日本帝国は一つの行動を取った。 277 :名無しさん:2012/01/06(金) 11 42 19 それが大日本帝国航宙軍が保有する廃棄寸前の旧式迎撃衛星の地球周回軌道への大量投入であった。 レーザーから実弾まで、ありとあらゆる方法で大気圏離脱を試みる全ての物体を迎撃するよう設定を変えられたこれらの迎撃衛星群で、地球の挑発を完全に封じたのである。 最早、そこに最初の慈悲はなかった。 これで地球を気にせずに済むようになった大日本帝国はやがて『事故』処理を成功。 『事故』ワープゲートごと、異次元の星空から姿を消した。 後に残ったのは、壮絶な内ゲバに突入した地球と、地球を包む星の檻だけであったという。