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◆ 加賀ヒトミ ~ Hitomi Kaga. 「シークレット・オブ・エヴァンゲリオン?」オリジナルキャラクター。 ネルフ技術開発部第一課所属。大学では形而上生物学を学ぶ。物理学者である父の知人でもあった冬月にその優秀さを認められてネルフに入り、リツコの片腕としてE計画に従事する。尊敬する父の影響から、高い倫理をもって子供たちの未来を切り開くために科学を用いるべきという信念を持つ。物理に進まず生物学を専攻したのは、碇ユイのレポートを読んでそれに強く刺激されたためである。優秀な頭脳の反面、ドジも多い。 Birth 1991/05/25 Sex Woman Age 24 Blood Type O Father ** Mother ** ◇ 名前の由来 大日本帝国海軍航空母艦「加賀」から。
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94 :ヒナヒナ:2012/07/18(水) 19 39 51 最近支援ssが少なくて悲しいので自分で書くことにしました。 いつも通り会話文に乏しいssです。 とあるコピペを読んで、憂鬱日本だと尚更深刻だろうと思って書きました。 ○日本への恐怖 二回目の世界対戦が終わって幾年。現在、この世界では環太平洋日本勢力圏対、枢軸陣営ドイツ帝国勢力圏といった対立構造が成り立っていた。その間にソ連が脱落したり、中国大陸がリアル三国志状態に突入したり、北アメリカ大陸が暗黒大陸化したりと、さまざまところで明暗が分かれる事となった。しかし、新たな領地の取り込みや、戦時経済からの立て直し、政争などの現実的な問題が噴出し、宗主国たる日本とドイツが互いに矛を収めたことで、とりあえず世界は平和になっていた。 さて、この世界で日本とドイツは、敵対する中小国からそれぞれ恐怖の対象であったわけであるが、日本人が怖がられる理由は大まかに2種類あった。 一つは敵対する恐怖。 これは単純だ。つまり現在太平洋にその勢力圏を広げた日本の戦力は脅威である。正面切って戦争をして国家崩壊に追い込まれた中国とアメリカ合衆国、日本を舐めて掛かり、核兵器の実験場となったメキシコが証明している。 また、実戦力もさることながら、政府民間を含めた経済的な攻撃力も有するのだ。各国上層部しか知らないことだが、ソ連のスターリン体制崩壊については、独ソ戦や、末期の世界規模での共産主義排斥運動と同じくらいに、日ソ貿易などによる経済的攻撃により財政がメタメタにされていた事が原因だとする意見がある(※1)。また、経済的制裁については、やや過剰気味に空気を読む日本人的気質から、何か国際問題が起こると民間で自主的に不買運動が成立することがあり、逆に日本政府が自国民に自粛を求める事態もあった。ある意味、周辺中小国にとっては軍事制裁よりも怖い反応だった。 まあ、これは日本への恐怖と言うよりは大国が普遍的に持つ性質であり、強者への恐怖・不満というところであった。 二つ目は自国文化への侵略である。 これがいわゆる「同化される恐怖」と表現されるものだ。日本になにか新しい文化が投入されるとき、今ある文化と矛盾がないように、ゆっくり吸収し同一化する。まず此処が分からない。普通は拒否反応か諸手を挙げて歓迎されるかどちらかなのだ。 次に、日本文化が外国に投入されるとき、はじめ拒否反応を起こされることが多いが、いつのまにか評価をひっくり返して、ゆっくりとその国の文化の中に溶け込んでいく。「いつか自分たちが日本の文化に染まってしまうのではないか」という恐怖を他国(主に欧州)の人間に植え付けた。 「同化される恐怖」を世界が意識しだしたのは、奇しくも枢軸国家たるイタリアの所為であった。 日本人はパスタという極めてイタリア的な料理を一般家庭単位で習得し(通常、一般市民に対する食文化の改変は障壁が高い)、魚卵や醤油、ケチャップといったものと合わせていろいろと改造を図ったあげく、ついには「ナポリタン」なる別次元の創作料理を作り出し、逆にイタリアに送り返す始末だった。もちろんイタリアではナポリ市を中心に嫌われたが、一部政府高官がこの悪魔の料理に攻略されたという噂が囁かれ(※2)、徐々にだがイタリアの地を侵食していった。 この顛末を知った各国の知識人達は困惑した。「イタリア人が若い女とワインと並んで必須としているパスタを侵略するとは!」と。 ちなみにドイツでは、宣伝相が新たな戦略として世界同時公開国策映画の製作に乗り出したり、英仏ではメイドや執事という自国の職業のあり方が、日本から訳のわからない文化侵略(※3)を受けているという報告を受けて慌てたりした。ちなみにフィンランドでは、日本から送られた戦闘機などが通常と違う多分に趣味成分の入ったペインティング(エスコン仕様)であることにやっと気がつき始めたが、マンネルヘイム元帥はため息を付くだけだったと言う(※4)。 95 :ヒナヒナ:2012/07/18(水) 19 40 24 後に判明し、そして最も各国を恐れさせたのが、それが異文化に対する攻撃ではなく、基本的な日本人の性質であったということだ。日本人は意図しないで普通にやっていることであり、なぜか心地よく調整されたその謎の文化は、受け入れになんら苦痛をもたらさず、むしろ心地よいため自然に受け入れてしまうといった具合だった。規制をしたくても、確たる形で入ってくるわけでもなく、極普通の民間人を含むすべての日本人や日本製品に注意を払うことは難しかった。それどころか、侵食された人間に聞いてみると、いつの間にか自らそれを望んで染まっていくというのだ。 目が異様に巨大で平面的なアニメーションキャラクター達や、職業や性格、果ては靴下の種類にまで及ぶ偏執的なフェチズム。それらが自国で持てはやされる未来を想像した各国文化人達は頭を抱えたという。 外国、特に枢軸国家から、「苦痛もなく、むしろ快感の中でスライムにゆっくり消化されていく状態」(※5)と言わしめた恐怖。これを各国では日本的文化侵略と名づけた。 大戦後すぐの時代。次第に明らかになっていく夢幻会の概要と、その中にあって秘密組織と目される「MMJ」と呼ばれる巨大組織。文化侵略時に活発に活動していることが観測されたこの組織を、各国は日本の文化侵略中枢とみなし、各国諜報機関とMMJ(及び、その他趣味文化部組織)との静かな戦いがあったことについては、また別の話。 ※1:日ソ貿易について、当時のドイツ帝国高官の資料より、「銃火を交えている敵国のことではあるが、哀れさを催すほどの悪辣振りであった」とドイツ総統が発言したという記録が残っている。 ※2:関連を噂されたイタリア王国の重臣は一切のかかわりを認めなかったが、彼の死後発見された手稿や、官邸の食材管理を行っていた調理人の証言により、この噂が事実であったことはほぼ共通の見解となっている。 ※3:当時の資料で、「エマという名のメイドを日本人に引き抜かれた」、「暗器をメイドや執事に隠し持たせるのが流行っている」、「ロンドンに多量のメイドが給仕するカフェが出来た」などという記述がある。 ※4:冬戦争時に日本人が持ち込んだ「ミニスカサンタ」などが登場する漫画形式の兵器解説書がフィンランドの兵器博物館に所蔵されているが、何故か日本側ではそういった兵器付属品記述や記録が一切抹消されている。 ※5:当時大日本帝国のコミックマーケットにてこの表現についての風刺画が描かれた書物が出版されている。大日本帝国国会図書館所蔵の閲覧制限図書『ドS☆撫子タンの枢軸いぢめ・スライム地獄編』参照 (了)
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三式中戦車(チヌ) 大日本帝国で量産された最後の中戦車だよ。 四式中戦車とか五式中戦車もあったんだけど、 四式中戦車は量産に至らず、五式中戦車は試作車完成直前に終戦になっちゃいました。 作った経緯としては、M3軽戦車の対抗策に九七式中戦車チハ新砲塔や一式中戦車チヘを作って よーしなんとかなるでーと思ってたんだけど、アメリカの中の人が 「オウ ダッターラ M4ミドゥータンク モッテクルーワ」なんて感じでM4中戦車を持ち出してきたモンで 日本的にはまーた対抗できなくなっちゃって、しかも対抗できる戦車の完成はまだまだ先になる予定だったので 「しゃーないからとりあえず一式中戦車に強い大砲のっけようぜ」といった感じで作ったシロモノ。 ドイツでIV号戦車を短砲身⇒長砲身にした理由とちょっぴり似てるかも知んない。 まあ、量産されはじめたのが1944年10月だったもんで その頃には大日本帝国は輸送船を軒並み沈められちゃってたせいもあって 本土決戦用に配備されたので、実戦は経験することなく終戦をむかえちゃいました。 終戦後、ほとんどは連合軍に引き渡されてぶっこわされちゃったけど 色々あって土浦の陸上自衛隊武器学校に一両だけ生き残りがいるよ。 アメリカにもたしか一両のこってたと思うよ。 ちなみに茨城の土浦の陸上自衛隊武器学校にはみんな大好き八九式中戦車も自走できる状態で残ってるよ。 見学無料らしいから、大洗巡礼の折に立ち寄ってみるのもいいんじゃね? 下調べはきちんとね!公式サイトあるからそこ見るといいよ! そんで、まあ、性能だけど、実戦を経験してないのでスペックから見るしかないんだなこれが。 75mm38口径の威力とか、最大装甲厚をみるなら、なんとかIV号戦車と同程度…と見ておきたいといったところ。 M4シャーマンとも、少なくとも勝負出来る程度にはなったのかなーって感じ。 もっともその頃には、シャーマンよりずっと強いM26パーシングとかが出現していたわけだけども。 総じて、44年当時の他国の戦車に比べて、2年近く遅れている感じだろうか。 とはいえ、当時のもうぼろっぼろの日本の工業力で果たしてスペックどおりに大量生産できてたのかわかんないけどね。 車体が良くても、砲弾の性能とか、燃料の質とか、予備部品とか、中の人の使い勝手とか、スペックで見えない部分はいっぱいあるかんねー。 戦争ってのは数だけでも性能だけでもあかんのです。総合力が大事なんだねーって言うお話。 ちなみに砲塔からアホ毛みたいにひょろっと伸びてるのは、対空機関銃を取り付けるための銃架です。アンテナじゃないよ。 あと特徴として、大砲を撃つときにヒモを引きます。まじで。 九〇式野砲ってのをちょいといじって乗っけたんだけど、 戦車用にきちんと改造してる時間なんて日本にはもう無かったのです。 ガルパン制作陣みたいなもんです。時間は大切。
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Template 日本の法令? 廃刀令(はいとうれい)とは、Template 和暦?3月28日に発せられた大禮服竝ニ軍人警察官吏等制服著用ノ外帶刀禁止の太政官布告の略称。いわゆる帯刀禁止令のことである。 概略 すでに1869年(明治2年)ころから廃刀の議論はおこなわれていた。明治2年3月、公議所がひらかれたとき、制度寮撰修森有礼は佩刀禁止を提議した。はやく蛮風をのぞくべしというものであったが、王政復古からまもないころであったから、公議所の公議人らは反対意見で、廃刀をもって武士の精神をなくし、皇国の元気を消滅させるものとして否決された。明治3年(1870年)には庶民の帯刀を禁止、明治4年8月9日(1871年9月23日)には士族の帯刀・脱刀を自由とする散髪脱刀令を発していた。そして、Template 和暦?3月28日、廃刀令の発布をみた。 発布の直接の因となったのは、Template 和暦?12月山縣有朋の建議が採用されたことである。長文の建議であるが、ようするに、従来武士が双刀を帯びていたのは倒敵護身を目的としたが、いまや国民皆兵の令がしかれ、巡査の制がもうけられ、個人が刀を佩びる必要はみとめない、すみやかに廃刀の令を出して武士の虚号と殺伐の余風を除かれたい、というものであった。 大礼服着用者、軍人、警察官以外の帯刀を禁じる内容。廃刀令が禁じたのも刀の携帯であり、所有そのものは認められていた。しかし、帯刀はもともと実質的な武備というよりも特権身分の表象としての意味合いが大きく、それを否定する事は、実質的な特権の否定である同年の徴兵および秩禄処分とともに身分アイデンティティーの否定であった。一部の士族はこれらの四民平等政策に反発し、士族反乱が起こる。 法令の沿革 太政官布告として布告された本法は、その後も長らくこの状態を保っていたが、時間の経過につれ、次第にこの規定の実効性が喪失していくこととなった。実行性が喪失していった過程として、以下の事項があげられる。 警察官について Template 和暦?の警察官及び消防官服制(昭和21年勅令第367号)で原則として佩刀を禁止された。 大礼服について 主に皇室令により規定されていたが、日本国憲法施行の際、これらは全て廃止された。 軍人について 第二次世界大戦が終了した結果、大日本帝国陸軍、大日本帝国海軍が解体され、旧来その対象とされていた軍人が存在しなくなった。 Template 和暦?当時においては既に実効性を喪失していると判断した政府は、内閣及び総理府関係法令の整理に関する法律(昭和29年法律第203号)の本則第4号により本法を廃止することとした。結果本法は、Template 和暦?昭和29年7月1日をもって廃止された。 関連項目 日本史の出来事一覧 銃砲刀剣類所持等取締法 刀狩り 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年10月31日 (金) 09 53。
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メニュー 世界設定 世界の言語 大日本帝国 中華帝国 ラムリアース帝国 戦争について 狩野粒子 魔晶石 戦争の特異性 キャラクター キャラクター あ行 キャラクター か行 キャラクター さ行 キャラクター た行 キャラクター な行 キャラクター は行 キャラクター ま行 キャラクター や行 キャラクター ら行 キャラクター わ行 メカニック メサイア メサイア 概説 メサイア 近衛1 メサイア 近衛2 メサイア 米軍 メサイア 欧州軍 メサイア 中華軍 メサイア ロシア軍 メサイア 豪州軍 メカニック メサイア装備 装備 近衛 装備 米軍 メカニック メース メース1 メカニック 陸軍 日本軍 戦闘車両 日本軍 歩兵武装 日本軍 特殊武装 中華軍 特殊武装 メカニック 航空機 日本軍 航空機 中華軍 航空機 米軍 航空機 欧州軍 航空機 メカニック 海軍 日本軍 艦艇 騎士に関する設定 騎士概説 魔法騎士概説 近衛騎士団 皇室近衛騎士団 近衛騎士団 軍服 各国騎士団 欧州の騎士団 中華帝国の騎士団 大韓帝国の騎士団 神族・魔族系設定 妖魔 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
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【作品名】大日本帝国スーパーマン 【ジャンル】小説 【名前】宮本武兵衛 【属性】クリプトン星から地球にやってきたクリプトン星人 【大きさ】老人男性並み 【攻撃力】身の丈はある大岩を持ち上げられる 自分と同等の防御力の同種族に打撃でダメージを与えられる 神風:全霊を込めて深く大気を吸い込み、念力で口から発射する息吹、発射までに2,3秒かかる 射程と範囲は数百m、弾速はそれを一秒ほど 巨大な空母を上下左右に大きく揺らし、戦闘機の発進を不可能にする風速 【防御力】WW2時代の軍艦の機関砲、高射砲が何発か直撃しても無傷 マント:鋼鉄を超える強度を持ち、WW2での軍艦の機関砲、高射砲が何発かで損傷し飛行ができなくなる 【素早さ】達人並み マント:零戦並の速度で空を飛べる 【特殊能力】マント:背中に付けているマント、空を飛ぶための機器であり壊れると使用不能になる 透視:鉛に遮断されない限り、1km先まで壁も透視して見渡せる 聴力:4km先の話声を聞ける 【長所】少なくとも超人の域ではある 【短所】米軍が沖縄上陸寸前の状態から戦況を引っくり返すのは全盛期のスペックでも不可能 地球に来てからの度重なる酷使のせいでマントが壊れかけている 元ネタと同じくクリプトナイトが弱点で近付けられるだけで昏倒する old 【作品名】大日本帝国スーパーマン 【ジャンル】小説 【名前】宮本武兵衛 【属性】クリプトン人 【大きさ】老人並み 【攻撃力】岩を砕き、鉄板を貫く腕力 小刀所持、切腹に使えるだけの切れ味はある 【防御力】第二次世界大戦時の戦艦の砲撃に耐えられる クリプトナイトには弱い 【素早さ】B29と同等かやや下の飛行速度 バズーカ砲の弾を手裏剣で撃ち落せる 【特殊能力】神風:大きく息を吸い込んで突風を起こす 戦艦が大きく揺れ、戦闘機が出撃不可能になる 【長所】大和魂 【短所】色々と微妙 【戦法】戦闘機やヘリなら神風 他は斬りつける 修正 vol.124 565 vol.140 0058格無しさん 垢版 | 大砲 2024/06/20(木) 22 35 02.19ID QwPLUgsW 宮本武兵衛考察 攻防は戦車砲クラスかな ×ミスト ドッペルンシュトライヒ負け ×ジェームズ・ボンド 近づかれてスタンガン負け ×波間七海 スペック負け ○秋葉サユリ ロケラン耐えて勝ち ○クロービス 殴って勝ち ○鴉のゴウ 同上 波間七海>宮本武兵衛>秋葉サユリ 10スレ目 490 :格無しさん:2008/01/17(木) 22 17 08 宮本武兵衛考察 ○草壁健一郎 斬殺勝ち △バル・クロウ 倒せない倒されない ○沢渡憂作 斬殺勝ち ○サンレッド 斬殺勝ち ○虎水ギンタ クッションゼリー発動前に斬れる ○不動明 斬殺勝ち ×ウッドペッカー 突かれ負け △アダッチマン 倒されないが速くて斬れない △△慶次、シェリフ 同上 △雷 倒せない倒されない ×シロー 撲殺負け ウッドペッカー>宮本武兵衛>不動明
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鋼鉄天使のボディーを構成している半生体金属 その強度は女性の肉体を連想させる柔らかさの時もあれば ガトリング砲や鉄球すらも傷つけることの出来ない 超強度を発揮する事もある 綾小路博士の言によれば、大正時代の技術でも ボディーを作成する事が可能らしい為 恐らく、呪術知識と科学知識の双方に長けていれば さほど錬成は難しくないと思われる 現に大破したくるみとサキは 大日本帝国軍の技術によって再生している ただし、鋼鉄兵士金剛に使われている様子は無い為 エンゼルハートを使用しなければ、価値は全く無いと思われる なお、鋼鉄天使に使用されているのはエンゼリウムγ(ガンマ) エンゼリウムα、エンゼリウムβ 及びエンゼニュウムが存在するかはさだかではない
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470 :ルルブ:2013/02/12(火) 00 05 39 タイ王国の事情・『遠き誓いの果てに』 タイ王国から使者が派遣された。それも王族、史実のラーマ9世が全権委任の代表であり、これには流石の外交下手の大日本帝国外務省も本腰を入れざる得なかった。 何せ次期王位継承権者の一人である。 しかも史実を知る夢幻会のメンバーから見てクーデターを無血で集結させるカリスマ性を持ったタイ王国の英雄王だ。 馬鹿な木端役人など派遣しようものなら東南アジアの真っただ中に親独政権(しかも有色人種)の国家が出来かねない。 ここにきて夢幻会は急遽会合を開いた。 「白洲君から報告は聞いたかね?」 宮様が発言する。いつもの彼では無い。転生したとはいえ皇族として生きてきた彼だ。 そしてラーマ9世の決意が並々ならぬモノだと言う事も分かった。(以後はラーマ殿下と統一する) それに辻大蔵大臣が対応する。 「はい、彼らは我が国の援助を求めています。それも大規模な公共投資を」 「公共投資? 王族の殿下自らが? 冗談では無いのですかな?」 「いえ、冗談では無いです。 既にトヨタや鹿島、三菱、三井、住友らこちらの経団連上層部と会談を組み込んでいる事が発覚しております。 詳細は情報部の村中大佐から。ああ、これです。資料の12ページをご覧ください。若造と侮ってはいけませんよ、この代表団は中々のやり手です。 伊達にタイ王国の王族ではありません。現国王ラーマ8世から何らかの密命、或は厳命を帯びていると考えるべきではないでしょうか?」 「しかし・・・・王族ですぞ?」 それでも山本海相が聞き返す。彼は逆行者では無く純粋な軍人であり天皇や皇室に仕える事に忠義を見出すタイプの昭和の軍人。 彼から見れば皇太子殿下に当たる人物が他国の官僚や企業に頭を下げにくると言うのがいまいち理解できないのだろう。 この点、逆行者であり中小企業などの経理や営業を経験している同期とは異なると言える。山本五十六にとって皇族=絶対尊重であり、決して外交官の様な真似をする立場では無いのだから。 「・・・・辻大臣、本当にこの方が全権代表なのですか? 裏で操っている者がいるのではないのですか?」 そこで嶋田首相が山本の袖を引っ張る。 (なんだ?) (今は報告を聞こう。ラーマ殿下が何を・・・・本当は何を目的に来日したかは分からないがそれを調べるのが外務省と宮内庁の仕事だ。 今の我々はそれを知る事しか出来ないのだからな。とりあえず、湯から上がろうか) 因みにここは夢幻会が使っている北陸地方石川県にある和倉温泉の保養地。 471 :ルルブ:2013/02/12(火) 00 06 11 さて彼らがなぜ東京を離れてこんな地にまでいるかと言う事少しだけ説明させてもらおう。 日ソ貿易、つまりシベリア=ウラジオストック=舞鶴間だけでなく、拡張中のウラジオストック=金沢港を使った日ソ貿易の活性化、つまり古代の日本海航路の再現を行うための現地視察中である。 また新幹線こそできてないが、北陸本線複々線化、北陸方面の軍民共同空港である小松空港の強化と言う目的もある。 この世界に史実で日本や世界を散々悩ませた北朝鮮は存在しないが、逆にソ連は健在であるし(無論、名前だけ、という意味もあるが)、大韓帝国からの国外逃亡者=難民もいる。更に逆行者にとって3.11を経験した者の中に、東南海大地震で東京=大阪間の新幹線や東海道の寸断による国家経済の崩壊をシミュレートした者もいた。そしてそれを上層部に命がけで上げた。 その試案から提出された被害。それは大日本帝国全体にとって悪夢以外の何物でもなく、この事から未来を知る夢幻会とそのアドバンテージ故に、彼らは関東=甲信越=北陸=近畿流通網の確立(北回りルート)を望んだからである。 ちなみに何故温泉にまで来たかと言うと、ある構成員の、「首相らが電撃的に現地に行けば東京の連中もやる気出るんじゃねぇの? ついでに骨休めすればよくねぇかな?」という一言が決め手となった。 その結果、辻(財務)、山本(日本海方面防衛)、宮様(箔付け)、嶋田(自治体との調整役兼客寄せパンダ)らが保養も兼ねて和倉温泉を訪れた。 後に分かったが、この逆行者、前世は石川県出身であった。 そんな中の史実のラーマ9世の電撃訪問。現在は宮内庁と外務省の白洲次郎、皇太子殿下が必死に対応しているが東京からは直ぐに帰れと矢の催促であり、先に戻ってラーマ殿下の対応をするべく、小松からチャーター機と護衛機を使い羽田空港に帰還する嶋田。そして帝国ホテルに向かうべくゲートに降り立った嶋田は驚くべき光景を目にした。 そこには帝国警察と明らかに外国人のSPと思われる人物が白を基調とした服を着た青年を護衛しながら待っていたのだ。 「ハジメマシテ、わたしハこくおうへいかノみょうだいヲうケテきマシタ、『プーミポンアドゥンラヤデート』デス。だいにほんていこくノきゅうこくノえいゆうニオ会イデキテこうえいデス」 と片言の日本語、だが誠意のこもった言葉で挨拶してきた。 護衛に囲まれてはいた、だが、アメリカを滅ぼし、中国を分断し、メキシコを焼いた男を、アドルフ・ヒトラーさえ勝てない、ヨシフ・スターリンを葬ったとも言われる大日本帝国の独裁者を前にもこの青年はしっかりと自らの足で地に立ち、語りかけてきた。 「ニィー・ゴー・チェン(こちらこそ)、ジャオ・シャーイ(王子殿下)」 咄嗟にタイ語で返す。昔タイ語の授業を受けていた甲斐があった。そしてそれに驚くラーマ殿下。それはそうだ。 世界最大の日ノ本ノ大帝国の宰相が、東南アジアの後進国の言葉を喋ったのだ。 これだけでも大日本帝国に来た甲斐があったものだ、と後にラーマ9世は身近らの妻子に述べている。 472 :ルルブ:2013/02/12(火) 00 07 30 3日後。帝国ホテル。 この時のラーマ殿下の外交手腕と白洲次郎の能力はかみ合った。本来バラバラで行われる筈の経済界との会合と政界との会合を同じ日、同じ時間、同じ場所で行ったのだ。 ちなみにデスマーチ嶋田の異名もさらに高まったが、この点は内務省の阿部大臣の活躍があったと言える。 無論現場は帝国ホテル中にSPを、非常事態に備えて厚木に展開しているヘリコプター部隊を、横須賀にはラーマ殿下らの避難用に軽巡洋艦と駆逐艦の部隊が展開していた。 そしてここで軍部に負けてたまるかと言う気迫に鬼気迫る外務省らは外務次官らにタイ語、英語の専門家を派遣、宮内庁も日本の皇族に準ずる、否、まったく同じ対応を行った。 この辺りは松岡外相と牧野宮内庁長官の強い意向があった。 第一だ、このプレゼンテーションはラーマ殿下自ら行う。そしてその後の晩餐会には今上天皇陛下がご臨席するのだ。手を抜く訳にはいかない。 これは大日本帝国の面子もかかっている。ある意味で国家の面子と言うのは最大の利害関係を生み出すし外交の武器になるので、以後に続くであろう東南アジア各国への訪日対策の試案として行われている。 そしてプレゼンが始まった。 「我がタイ王国は以下のプランを提案します。それはインドシナ半島横断道路、横断鉄道の建設です」 ざわめく日本側。 「ご列席の方々にはこの件に関してご不明な点、ご不安な点があるのは分かります。 大日本帝国の方々もご存知の通りインドシナ半島はメコン川などの大河川があり交通の障害となっております。また我が国が隣国であるベトナム、カンボジア、インドネシア、英領マレー半島、英領ビルマと外交問題、国境紛争を抱えている事は重々承知の上であります」 それ見た事か。 所詮は田舎国家ではないか? 邦人の安全を守れるのか? 確かに利益は出そうだが内陸部開拓の意味はあるのか? 犠牲が出た場合にタイ王国は我が帝国に補償をする気はあるのか? 福建との国境線はどうなる? タイ国軍はそもそも戦えるのか? 国境の安定しない地域に家族を派遣できん。 先ずは国内を安定してもらわない事には。 暴走しないと言う保障がどこにある? 英仏は撤退するのだぞ? その時の怨念や怒りに現地軍が暴走したら利権も何もかも無くなる。 ざわめきが大きくなる。だが、それも一部の者達には違った。 内陸部にある銅鉱山の存在を知る逆行者、多彩な植物からとれるバイオテクノロジー。つまりは遺伝子工学の宝庫。 更には東南アジアにおける君主国家として安定した国家の存在。君主国家ならばアナスタシア皇女の様な婚姻同盟も可能だという政治家の判断。 しかも一部の聡い者は賃金格差の利点を見出した。 『衣服などの軽工業はタイ人に任せれば良いのではないか? そうすれば人件費も浮く』 何の事は無い、1990年代の中国をタイで再現しようと言う考えだ。 が、ラーマ殿下にとってはそれも良い。 (この国の、日本円は今や世界最大の通貨であり最も安定した基軸通貨だ。 外貨として入ってくれば日本以外との貿易にも役立つ。それに衣服とはいえ工場などの工業化を後押ししてくれる。工業化には電力が必要であり一度日本企業を利権で引きずり込めばそう簡単には撤退できない筈だ。 工場も電力がいる。更に働き手が出来れば多く人間が収入を得る。その収入が国内の経済を活性化させ経済を回す。 それが可能な筈だ。大日本帝国から出来うる限りの支援と投資、そして大量の書物にノウハウを手に入れる!!) 473 :ルルブ:2013/02/12(火) 00 08 17 だが、タイ利権を悟った聡明な者、それはごく一部の者だけ。大多数は利益よりも犠牲や不透明な現実に押し潰されて話を聞こうとしなくなりつつある。 そもそも東南アジアを武力制圧しろと言った連中も中に入るのだ。そう簡単にタイ側の思惑に乗る筈も無い。 それを察知するラーマ殿下。会場は非常に懐疑的だ。タイに投資するくらいならカルフォルニアやインドネシア、ベトナム、更には漸く安定した台湾(純軍事的という意味で)、南太平洋の委任統治領や北海道などの国内に目を向けるべきだろう。 そう言う囁きがあたりを充満する。 嶋田らもこの空気は不味いなと思うのだが、ここで嶋田や閣僚が経済界に圧力を加えては後の世代に悪例を残す。 政界の権力者が諸外国の前で自国経済を統制すると言う悪例が。 確かに統制が必要な時もあるだろうがそれを国外の、しかも殿下と尊称がつく王族の前でやって良い事では無い。 だがラーマ8世の厳命と祖国タイへの愛と未来への理想に燃える若者は必死だった。殆ど喋れない片言の日本語で話しかけ、時には頭まで下げようとして慌てて日タイ双方の侍従らに止められる。 だが、経済界の人間、というより既得権を既に持つ者は興味を失いつつあった。そもそもこの会合とて帝国最大の実力者嶋田総理に名前を覚えてもらいたいが為だと言う人間が多い。 それでも必死にアプローチするラーマ殿下。 「しかし我が国は・・・・は?」 その時だった。一人の日本人実業家が手を挙げていた。 「失礼ですが・・・・貴方は?」 彼の事前に配布されたリストに彼の顔写真は無かった。因みに驚いたが写真もカラー写真だった。 (半身不随とはいえあのアメリカに勝てるわけだ。) あのアルバムを見せられて彼はそう思った。 とにかく外務省の役人はそれを通訳する。因みにラーマ殿下も英語は話せる。 彼が生まれた時はアメリカ合衆国と大英帝国が世界の覇権を握っていたのだ。 大西洋大津波が無ければ今も世界共通の公用語は英語だったろう。 因みに現在は日本語とドイツ語が幅を利かせており、次に英語と言う順番である。東南アジアは言うまでもなく日本語重視だ。 そして今手を挙げた彼は普通の姿をしていた。招待客には見えない。当然だ、彼は正確にはスーツを着て何食わぬ顔で紛れ込んだと言うのが正しいのだから。 その姿を見て嶋田は思った。 (この青年は誰だろう?) と。そして次の瞬間、口に含んだお茶を吹き出しそうになる。 「殿下、私は井深大、イブカマサル、と申します。ソニーの共同経営者をやらせてもらっております」 それはまだ無名の存在。 だが史実ではウォークマン、プレイステーションを初め世界中に日本製品を売り込んだ、メイド・イン・ジャパンの先駆け。 彼は独自に学習した英語で語りかけた。 これからの世界はどうあるべきか。軍需に偏った、偏見と争いに満ちた世界で我々はどうあるべきか。 それは理想だったかもしれない。だが、青臭い青年が語るからこそ意義のある理想だっただろう。 彼は無名だ。故に夢幻会の事も知らない。ソニーからの転生者も居たかもしれないが少なくとも会合の議題に上った事は無かった。 それに彼らが活躍するのは1950年代以降。いわばノーマークだ。 だが、彼はその行動力でここに来た。もしもこの中の誰かに睨まれればそこで企業家としての命は終わりなのだろうに。それを恐れなかった。 そして井深大、その瞳は決して夢幻会のメンバーと変わらない。彼もまた夢を追う、諦めを知らない人間。 474 :ルルブ:2013/02/12(火) 00 09 10 「自分は思うのです。誰もが参加しない。だからこそ、参加するべきであると」 沈黙。 「失礼ですが・・・・ソニーでしたか・・・・貴社の得意分野は?」 笑顔。 「電気です。いえ、全てです」 即答に困惑するラーマ殿下。 「申し訳ありませんが我が国が欲しいのは・・・・正直に言いまして土木の技術です。 申し出はありがたい。ですが貴社では報酬を用意する事さえ難しいかと思いますが? しかも我が国の民はラジオさえ満足に持ってないのです。カラーテレビ放送がなされている貴国とは何もかも違うのですよ?」 が、その時の井深はにやりとわらって第二部と印刷されたパンフレットを取り出す。 会場中に響くようにそれを叩く。パン!! 小気味いい音が会場に響いた。 「そうでしょうか? 確かこの会合の第二部ではお国の海洋観光資源も開発対象なのでしょう? その観光地で音楽も聞けない様では、帝国の、いえ、世界から人は集まらないと愚考します。 それに、殿下。 無いのならば作れば良い、そう言ったのは殿下御自身では無かったのですか? なるほどなるほどラジオが無い? 電気が無い? 技術が無い? よろしいでしょう、ならば我がソニーのラジオが貴国を席巻させて頂く。 そしてソニーのラジオが一人一台持った暁には、我がソニーのカラーテレビがタイ王国と帝国を繋ぎましょう」 それは夢。そして律儀にこれを翻訳した外務省の人間。 気が付いたら目の色を変えた者がいた。何やら考える者もいた。そして彼らに共通するのは決まっていた。 (・・・・・これが本当の日本人。俺たち平成の日本の基礎を築いた先人たち。あの、本当の焦土と化した日本を70年で世界でも最も豊かな国に変えた人々) 嶋田は漸く思い出した。 なんとこのメンバーの中には松下幸之助をはじめ日本を代表する大企業を築いた人が幾人もいた事を。若いから気が付かなかった。 だが、それが良い。1905年、この世界に転生した自分。 いつの間にか伝説の人間と思っていた彼らより年を取ってしまった。もう会う事もないと思った。だが、それでも彼らは居た。現実に。 自分達が変えてしまった歴史の中で。嶋田は知らない。知ってはならない。 だが知りたいとも思った。これからの日本を。この若き無名の偉人達が作り出す、史実とは異なる『ジパング』を。 その沈黙を破ったのはラーマ殿下だった。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・我がタイ王国の6600万人の民の為にこの未曾有の大事業を引き受けてくれますか?」 「少なくとも、我々日本人は諦めませんな」 その言葉が後に歴史を変える切っ掛けとなった事を、四半世紀の時を経過してその場に居た全ての者が知る。
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日本史まとめ 時代別まとめ 旧石器~平安(原始・古代) 日本列島への人類居住~公家の時代 鎌倉~江戸後期(中世・近世) 武士の時代 幕末~終戦(近代) 開国~大日本帝国の時代 戦後の日本(現代) 第二次世界大戦後~現在に至るまで 全般 替え歌歴史シリーズ アンケート・クイズ 勉強 全般 MAD kannon よくわかる日本史B「日本の開国」 もしもの日本史 天皇陛下の御先祖様を16代前まで遡ってみた~その1~ 天皇陛下の御先祖様を16代前まで遡ってみた~その2~ 歴代天皇陛下は日本のスーパースターです。 歴代天皇125代 替え歌歴史シリーズ 歴史ネタがわからない 高速文明堂CMで日本の時代覚え歌 フィクション 日本史のアクエリオン 東條の人『日本史のアクエリオン』を歌ってみた。 lemon 『日本史のアクエリオン』を歌ってみた 104 日本史のアクエリオン : 初音ミクで歌ってみた 七誌 お勉強の歌 4時限目 「日本史のアクエリオン」 (担当:Yan教授) 組曲「浄土教」ヘタレが組曲『浄土教』を称えたり歌ったりしてみた。 【日本が】愛国者のための創聖のアクエリオン替え歌【好きだ】『愛国者のための創聖のアクエリオン』を歌ってみた ≪オリジナル≫天皇言えるかな?≪ポケモンパロ≫ ニコニコ日本史流星群リバース ニコニコ日本史流星群 アンケート・クイズ 歴史好きな奴にありがちな事特集 歴史好きな奴にありがちな事特集 激闘編 逆再翻訳クイズ~歴史中の条約・出来事編~ 日本史クイズ―人名(35問)―第1回 勉強 日本史の教科書を空欄補充しなさい(キャラver) 日本史の教科書を空欄補充しなさい(四択式) 年表の覚え方(日本史編) ゴロで覚える日本史年号 東方で覚える日本史年号 繰り返しの2分で覚えるロイツマ天皇 組曲「古典文法+α」組曲「古典文法+α」歌ってみた
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天皇制廃止論(てんのうせいはいしろん)とは日本国憲法?(日本国憲法第1章|第1章?「天皇?」)に定められている象徴天皇制?を廃止すべきだとする主張。諸外国での君主制廃止論?に相当する。 == 経緯 == === 自由民権運動期 === 日本において最初の君主制?の廃止を論じたものは自由民権運動?における「共和主義?」的な主張である。ただし、後世の天皇制廃止論と違うのは幕藩体制?に代わる専制的な権威に対する否定を目的とした主張であったこと、当時はまだ天皇を中心とした国家観が完成されておらず、未だ流動的な時期におけるものであったことである(したがって、「天皇制」という言葉がまだ存在していなかった時期に相当する)。 中江兆民?の『三酔人経論問答』では、洋学紳士なる人物に、立憲制より民主制(共和制)の方が優れており、立憲制は君主の専制から脱出するための(途中駅の)「駅舎」に過ぎないといわしめた。また、植木枝盛?や馬場辰猪?なども国家は君主制から立憲制を経て共和制に向かうとする説を唱えている。小田為綱?によるとされる私擬憲法?『憲法草稿評林』には国民投票?によって皇帝(天皇)は廃立出来るとした。 天皇を「神聖不可侵」と位置づけた大日本帝国憲法?の制定以後、天皇制そのものの是非を語ることは次第に禁忌となっていったが、坂野潤治?は尾崎行雄?の共和演説事件?を自由民権運動時代の頃の共和制論議の時のように安易に共和制について触れたことが政治問題化したと唱えている ref {{Cite book|和書 |author=石井孝 |authorlink=石井孝 |title=明治維新と自由民権 |origyear=1993 |publisher=有隣堂? |isbn=4896601157 }} /ref 。 === 第二次世界大戦前 === 戦前?における天皇制廃止論の原点というべきものは日本共産党?や講座派?による二段階革命論?である。これは天皇制をロシア?の絶対君主制?ツァーリズム?になぞらえ、封建勢力である寄生地主とブルジョアジー?の結合が天皇制を形作っているとし、ブルジョア革命の後に社会主義革命を起こすという理論であった。 しかし、当時の大日本帝国憲法下では「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」とされ、天皇制廃止論を主張することは不敬罪?等に該当することがあり、死刑?になることもあったため、戦前には公然と議論することすらできない状態が続いていた。 !--また、天皇制廃止論が日本共産党によって主張されたことから、反共的な立場などから天皇制廃止論は共産主義を中心とした左翼勢力の主張であるとの主張がなされることがある。←この一文がここにあるべき意義が不明。-- たとえば、特別高等警察?を管掌する内務省 (日本)|内務省?警保局?は日本反帝同盟? ref 「反帝」は「反帝国主義」の略。共産党?系の組織。後に弾圧されて解散。 /ref の「天皇制?に対する反対運動」として「警察的軍事的天皇制反対」「朝鮮、台湾に於ける天皇制白色テロ|テロル?反対」「天皇主義的ファシスト?反対」などのスローガンがあったことを調査し ref {{Cite book|和書 |editor=警保局 |title=昭和八年中に於ける社会運動の状況 |origyear=1934 |publisher=内務省 }}「天皇制に対する反対運動」の項。 /ref 、また、1933年?2月4日?の『反帝新聞』を「戦争と飢餓と白色テロ|テロ?の天皇制ファシズム?に反対せよ」という記事によって発禁?にしている ref {{Cite book|和書 |author=小田切秀雄 |authorlink=小田切秀雄 |title=昭和書籍雑誌新聞発禁年表 |origyear=1981 |publisher=明治文献資料刊行会 |volume=中巻 |pages=p. 485 }} /ref 。 === 連合国軍占領期 === {{seealso|連合国軍占領下の日本}} 戦後?の1945年?10月4日、連合国軍最高司令官総司令部|GHQ?は日本政府へ「政治的民事的及宗教的自由に対する制限の撤廃」という覚書(いわゆる「自由の指令」)を発した。この覚書は主要命題のひとつとして「皇室?問題特にその存廃問題に関する自由なる討議」を含み、治安維持法?など弾圧法令の撤廃、特別高等警察?の廃止、また山崎巌?内務大臣?の罷免? ref 山崎は前日の3日に「これからも天皇制廃止を主張するものはすべて共産主義?者と考え、治安維持法によって逮捕する」と発言した。 /ref などを指令している。 10月20日、ハリー・S・トルーマン|トルーマン?アメリカ合衆国大統領|米国大統領?が「天皇制の存廃は日本人民の民意によって決定されるべき」と発言すると、日本国内の大手新聞はこれを紹介するとともに、以後天皇制の存廃についての記事や投書を多く掲載するようになった。なお、この問題について当時の『朝日新聞?』の報道姿勢は中立、『読売新聞?』は左派、『毎日新聞?』は右派であった ref 『産経新聞?』の創刊は1950年?のことである。 /ref 。 日本国内の大手新聞による天皇制論議は1946年1、2月を境に「天皇制の是非」から「天皇について」へと変化し、それすらも同年6月をもって後退していった。 === 第二次世界大戦後 === 終戦直後、日本に対する諸外国の視線は厳しく、オーストラリアやアメリカの国民世論が天皇制廃止を支持していたほか、イギリスのウィンストン・チャーチル|チャーチル?、ソビエト連邦|ソ連?なども天皇制廃止を求めていた。 戦中からアメリカ国内では「天皇戦犯論」が高揚した。1945年6月初旬に実施されたギャラップ社の世論調査では、「戦後、日本国天皇をどうすべきであると考えるか?」との問いに対し、殺害・苦痛を強い餓死36%、処罰・国外追放24%、裁判に付し有罪ならば処罰10%、戦争犯罪人として処遇7%、不問・上級軍事指導者に責任有り4%、傀儡として利用3%、その他4%、意見無し12%との結果が出た(山極晃・中村政則編集『資料日本占領1 天皇制』大月書店)。1945年9月には上院で「天皇を戦争裁判にかけよ」と決議されるに至った。 これに対し、アメリカ政府は天皇制によって日本国民を統合し、間接統治をした方がアメリカの国益に適うと判断したため、天皇制は連合国軍最高司令官総司令部|GHQ?によって存置された(昭和天皇?の国内巡幸が大歓迎を受けたことも影響している)。ただし、天皇制に関して民主化を行う必要はあると判断し、皇室財産の凍結、不敬罪?の廃止などを日本政府に求めたほか、新憲法によって天皇の権限を大幅に縮小することを求めた。 戦後、日本国憲法によって思想・良心の自由|思想?・信条・言論の自由?が保障されているため、言論によって天皇制廃止論を主張することが罪に問われることはなくなった。 用語面としては、廃止論者は天皇、皇族の実名を名指しして呼ぶ他(目上の諱?を避ける習慣である「避諱?」は当然否定されることになるため。また天皇家には姓がない)、実名をカタカナ表記する傾向が目に付く(「明仁?」を「アキヒト」など)。ただし阿川弘之?によると「天皇制廃止論者の親しい文人に『ヒロヒトって書くのはよくない、お前だって知らない人間にヨシオって書かれたら嫌だろう』と言ったら『それもそうだ』といってその後ヒロヒトと書かなくなった」ということがあったという。 == 廃止論の種類 == {{独自研究|section=1}} === 進歩派の観点からの廃止論 === 戦後の一時期、丸山真男?らいわゆる戦後の進歩派?は、ヨーロッパ?の市民革命?思想への共感から、 !--公法研究会における憲法改正意見の中で←不要-- 当面は天皇の政治的権能を縮小し、将来はフランス?の共和制?(ここではフランス第四共和政|第四共和制?を指す)の議会制民主主義?による象徴大統領制?を実現すべきだと主張した。 また、高野岩三郎?は天皇制を封建制?の遺物であるとし、日本共和国憲法私案要綱?を作成するなどした。 === 昭和天皇の戦争責任の追及 === {{seealso|昭和天皇の戦争責任}} 大日本帝国憲法において、天皇は「陸海軍を統帥権|統帥?す」と規定されていたことから、天皇に開戦・戦争遂行の責任を取らせるため、天皇制を廃止して共和制へ移行するべきとするものがある。 ただし、この種の意見は天皇制に対する批判と昭和天皇?個人の戦争責任追及とを混同してしまうことが多く、必ずしも天皇制廃止論に結びつくものではない。そのため、1989年?に昭和天皇が崩御し明仁|明仁親王?が天皇に即位すると、昭和天皇?の戦争責任追及とそれを根拠とした天皇制廃止論とが分離し、戦争責任論からの廃止論は下火になった。 また、日本の周辺諸国(朝鮮半島?、中国?など)においては大日本帝国時代の日本の植民地?政策や戦争が天皇大権によって遂行されたことから、天皇制が存続していることに反発する動きもある。 === 法の下の平等および人権との矛盾 === {{seealso|法の下の平等|人権}} 天皇および皇族?は、職業選択の自由?や居住移転の自由?、言論の自由など自己決定権?にかかわる多くの人権?を制限されており、また、プライバシー?を侵害されることもあることから、これら非自然人?的立場から解放するためにも天皇制そのものを廃止すべきだと主張する立場(この思想は天皇解放論とも呼ばれる)。 このことで「皇室は治外法権?」という指摘もある。平成期の廃止論はこれが主流である。詳細は下記#法律上の問題を参照。天皇制を含め君主制は人権侵害だという批判の例として以下が挙げられうる。天皇・皇族はマスコミ?に追い回されて仮に嫌な思いをしても笑顔を絶やさないことが求められる。 イギリス王室?の子息はスパルタ教育?の寄宿生学校やサンドハースト陸軍士官学校に入れられ、戦時には最前線に出征することが求められる。また、エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス女王?は王位継承権第1位に決まったとき、人前で感情を露わにすること(声を出して笑ったり泣いたり)が禁じられたなどである(『世界ふしぎ発見?』で扱われた)。 さらに、フィクションではあるが『ローマの休日?』の王女が過密スケジュールと自由のない生活でヒステリー?を起こしたこともこのような例を象徴している。 === 封建制・身分制の名残への反発 === {{seealso|封建制|身分制}} 特定家系への敬意の押し付けは国民を大日本帝国憲法下での臣民?とさほど変わらぬ位置に置くのと等しく、時にはそのために批判が行いにくい状況が発生することを危惧する立場。また、皇室の家族制度のあり方が旧民法?の家制度?と同一とする立場である。 日本国憲法において天皇の地位は「日本国及び国民統合の象徴?」(日本国憲法第1条|第1条?)であると規定されているが、日本国民?の平均的な生活とおよそ懸け離れた生活を送っている天皇を「日本国の象徴」とすることや「天皇」という身分が[[世襲]]によって受け継がれることを疑問とする意見もある。部落解放同盟?の指導者松本治一郎?は「貴族あれば賤族あり」と言っている。 === 平等性の観点 === 国民が就職?に苦労し、常に失業?や賃金削減の危険に脅かされているのに比べ、天皇?や皇族?が生まれながらにして一定の職務と生活水準とを保障されているのは不平等であり(極端な形の世襲?の“国家公務員?”)、また、天皇一族のためのみに存在する宮内庁?は公務員?の地位について定めた日本国憲法第15条?違反であると批判する立場。 === 権力の正当性からの観点 === 日本国憲法は、大日本帝国憲法の改正規定に基づき制定されたものであるが、この大日本帝国憲法の制定は明治天皇?による発布に基づくものに過ぎず、日本国憲法自体を正当化できないという主張もある。大日本帝国憲法自体が国民の意思に基づかないものであり、その憲法の制定権が明治天皇にあったかどうかを疑問視するのである。 天皇の歴史は神話までに遡ることができるとされる。大日本帝国憲法で「大日本帝國ハ萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と定められていたように、天皇家の正統性や大日本帝国憲法の正統性は神話の時代から続く血統によって担保されていたものであるが、仮に途中で神話の時代から続く血統に断絶が起きていた場合、天皇の正当性を担保することが出来ず、大日本帝国憲法自体が無効となり、ひいては大日本帝国憲法の改正によって成立した日本国憲法の無効をも意味することになる。大日本帝国憲法が無権利者によって制定された憲法であれば、それに基づいた日本国憲法自体も正当化されず、場合によっては天皇制のみならず日本国政府の正当性までも疑問視できることになる。 天皇家の歴史に仮に虚偽があれば、天皇について定めのある日本国憲法自体が何らの意味も持たなくなる。天皇家の断絶は歴史上強く疑われており、最も最近のものでは、明治天皇が替え玉だったという説がある。正統でない天皇家を戴く天皇制は無意味であり、廃止すべきという論調もある。 === 税制の観点 === 毎年、皇族の生活資金や公務費、約1000人存在する宮内庁の職員の人件費、また皇居の維持補修費などに巨額の税金が投入されており、その点を税金?の活用方法として有効でない、または税金の無駄であると批判する立場。 === 宗教上の観点 === 天皇は日本神話?や神道?儀礼と不可分一体の関係にあることから、天皇を国家体制の一部とすることは日本国憲法?で保障された政教分離?や信教の自由?に違反すると批判する立場。ちなみに、天皇という呼称は神道では「スメラノミコト」、「スメラギノミコト」とも呼び、「スメラ=統べる」、「ミコト=カミ」、つまり「統べるカミ=統治、君臨するカミ」、という意味である。これが戦前?の天皇制の最大の根拠であった。 宗教別にみると以下のような特徴が見られる。 ;仏教? 仏教を開祖釈迦?はシャカ族?の王子として生まれたが、厳格な身分制度に嘆き出家して覚りを開いてカースト?制度を否定したことで知られる。そのことから、仏教徒の一部には天皇制に反対する者がいる。 しかし、仏教国で君主制が続いている国も多く存在することや、仏教の僧侶?が自分の子に住職の跡継ぎを期待する風潮、さらには、我が国への仏教伝来時から天皇、皇族、朝廷の長らく且つ多大な信仰、神仏習合?の慣例により日本仏教?が興隆しているので、その矛盾は否めない。 公明党?の支持基盤の創価学会?の創立者・牧口常三郎?は戦前に治安維持法?違反・不敬罪?の容疑で逮捕され、取り調べで「国家が隣組?その他それぞれの機関或いは機会に於いて国民全体に奉斉せよと勧めております処の伊勢大廟から出される天照皇太神大麻を始め明治神宮?、靖国神社?、香取鹿島神宮?等その他各地の神宮・神社の神札、守札やそれ等を祭ってある例えば荒神様とか稲荷?様、不動様という祠等一切のものを取払い、焼却破棄しています。(中略)もちろんこれ等の神宮神社仏寺等への祈願の為参拝することも謗法?でありますから、参拝しない様に、謗法?の罰は重いから、それを犯さないように指導しているのであります。」と述べた。 このように牧口は自らの信仰を守り、1944年11月に東京拘置所内で死んだ。 ;キリスト教? 弓削達?(元フェリス女学院大学?学長)、福田歓一?らキリスト教徒?の学識者によって天皇制廃止論が唱えられた。 1927年?創立のWatch Tower(日本燈台社:現在のものみの塔?)の日本支部員の3名が1939年?に召集され、「天皇は元来宇宙の創造主ヱホバに依り造られたる被造物にして、現在は悪魔?の邪導下にある地上の一機関に過ぎざるが故に、天皇を尊崇し、天皇に忠誠を誓う等の意思は毛頭なき」ことなどを述べ、不敬罪に問われた ref 同調した信者53名は治安維持法で起訴され、同支部は宗教団体法により結社?を禁止された。主幹者明石順三は懲役12年。{{Cite journal 和書 |author=蔵田雅彦 |authorlink=蔵田雅彦 |year=1990 |month=3 |title=日本統治下朝鮮における灯台社の活動と弾圧事件 |journal=国際文化論集 |volume=1 |pages=pp. 109-122 |publisher=桃山学院大学? |issn=09170219 |url=http //ci.nii.ac.jp/naid/110004694880/ |accessdate=2009-02-12 }}および{{Cite journal|和書 |author=法政大学大原社会問題研究所 |year=1965 |month=10 |title=第四章 宗教運動 |journal=日本労働年鑑 特集版 太平洋戦争下の労働運動 |publisher=法政大学? |url=http //oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/rn/senji2/rnsenji2-212.html |accessdate=2009-02-12 }} !--2007年11月2日の版。-- を参照。 /ref ;神道? 大本?の「十二段返しの歌」という七五調の宣伝歌の四段目を右から左に読むと「綾部市|綾部?に天子を隠せり」、八段目を左から右に読むと「畏多くも、今の天子偽者なり」とあった。出口王仁三郎?は不敬罪?・治安維持法?違反で起訴され、裁判?では出口は関与を否定したが不敬罪?で有罪となった。 教団の綾部市|綾部?・亀岡市|亀岡?の聖地はダイナマイトで破壊された。逮捕された信者のうち16名が拷問で死亡した。大本事件?参照。 ;イスラム教? イスラム教国、特にアラビア半島にはカリフ?、スルタン?、首長?などと呼ばれる君主のもとで、いまだに選挙制度?が導入されず、伝統的な専制君主制?が続いている国が多い。しかしながら、日本の天皇との関連では、天皇は現人神?とされたため、「いかなる場合においても神が人間として現れることはない」というイスラム教の考え方との矛盾が生じる。 戦中、日本がインドネシア?(大半がイスラム教徒)を占領していた頃、皇居の方角へ向かって拝む「東方遥拝」を強制したため、国際的な批判があった。 == 法律上の問題 == 天皇・皇族は憲法や法律上、国民とはやや異なった立場にある。 天皇が国民と比較して制限されているものとして憲法の人権#基本的人権|基本的人権?の規定の適用が考えられる。実質上、天皇はその立場と矛盾ある憲法の人権規定については制限されているといってよい。ただし、多くの場合、具体的に法律で制限されているわけではない。 天皇が国民であるかどうかについては憲法上の論争があるが、国民であると考える場合には皇族は特別権力関係にあることから一部人権を制約されると解するのが通説である ref 廃止論者はこれら人権の制約を断ち切る事も天皇制廃止の目的のひとつとして挙げている。 /ref 。 他方、天皇の「特権的」なものとしてまず考えられるのは生活と住居の保障が考えられる。国民の生存権で保護されるそれよりはるかに厚く保護されている状態にある ref なお、天皇は納税を負わないというのは誤りである。貯金に対する利子や出版物の印税など個人資産の収入については所得税や住民税を納める。昭和天皇の崩御に際しても明仁|今上天皇?は4億2,000万円もの相続税を納めている。 /ref 。 皇室典範?21条の類推により刑事訴追・民事訴追ともに受けない。これによって天皇の側から訴追する権利も失われないので天皇の側に有利な規定となっている。 === 法律の適用 === ;日本国憲法第14条|第14条?:法の下の平等? 「社会的身分または門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない」、2項の「華族?その他貴族?の制度は認めない」という条文と、第1章「天皇」で特別な地位に置かれ、皇室典範?を適用していることは矛盾している ref ただし、明治憲法のような大権が与えられているわけではないことから法的な貴族制度には該当せず、天皇・皇族を貴族とみなす慣習にすぎないと解することもできる。 /ref 。 憲法学上は、天皇制は本条に対して法 (法学)#法の優先順位|特別法?にあたる日本国憲法第1章?の存在により適用範囲外となると解釈されている。天皇制の他にも、憲法で禁止しているが憲法自身が例外を認めている例として特別裁判所?に対する弾劾裁判所?がある。 行政機関における皇族に対する敬語?の使用(乳幼児にさえも)。憲法は私人間には原則適用されないことからメディアにおける敬語使用は憲法上問題とはならないが、行政機関が皇族に対し(一般国民に対する敬語以上の)敬語を用いることは憲法上の問題を提起する余地はある。例:皇室典範における敬称の規定(一般国民を拘束するものではないが)・宮内庁公式サイトにおける敬称使用等。 また、憲法上の問題とはならないが、メディアにおいては皇族に対して敬語を使用しないメディアもある(朝日新聞?・共同通信?など ref これについて『朝日新聞?』などは保守派からの批判を受けたり、ときにはそれを理由に行動右翼?のテロリズム|テロ?被害を受けたりした媒体もある(『噂の眞相?』など) /ref 。ただし、これらのメディアでも「陛下」「殿下」などの敬称?は使用しており、「敬称を使用した対象に敬語を使用しないのは日本語?としておかしい」という批判がある)。また、皇族の結婚・出産等の行事があった際には朝日新聞等でも大々的に祝賀記事を掲載し系列雑誌の祝賀増刊を発行しているのはよく知られたところである。 ;日本国憲法第15条|第15条?3項:国民の公務員?選定罷免権、普通選挙?の保障 「政治関与の禁止」から参政権?が認められず、あらゆる物事について「政府に白紙委任?」となる。 ;日本国憲法第18条|第18条?:奴隷?的拘束及び苦役からの自由 皇族に生まれれば、本人の希望・適性にかかわらず、(非常に困難な)皇籍離脱をしない限り皇族の公務がついて回る。営利企業への就職は不可能であり、学習院?以外への進学も困難である。 皇族は外出時には常にセキュリティポリス|SP?により警護される(ただ、護衛?が付いていて単独行動が出来ないことを奴隷的拘束と言えるかどうか疑問もある)。 ;第19条:思想および良心の自由 天皇および皇族が日本国の象徴としてふさわしくない思想をもつと、批判されることがある。 ref http //inair.jugem.jp/?eid=85#comments /ref ;日本国憲法第20条|第20条?:信教の自由? 神道?の流れを汲む皇室行事を行っていること ref 全皇族は否応なく、神道(1947年?までは国家神道?)の信徒である事を要求されている。なお、天皇家は奈良の大仏?を建立した聖武天皇?の例にも見られるように、元は仏教徒であり泉涌寺?の檀家?である事はあまり知られていない。明治政府が権威付けのために天皇家と神道を利用したのである。 /ref 。 ;日本国憲法第21条|第21条?:集会の自由|集会?・結社の自由|結社?・表現の自由?、通信の秘密 発言は宮内庁によって“品位・品格あるもの”が常に求められる ref 承子女王?がブログ?に記述した内容が問題視されたことがあった。 /ref 。 ;日本国憲法第22条|第22条?:居住・移転・職業選択の自由?、外国移住・国籍離脱の自由 皇居?、および東宮御所?や各宮邸の存在。 ;日本国憲法第24条|第24条?:婚姻?、個人の尊厳?と両性の平等 天皇・皇族の婚姻は皇室会議?の議を経て承認を得なければならない。両性の平等については、女性に皇位?の継承が認められていないこと、皇族離脱に関して男性は女性に比べて意思による皇族離脱が制限されているなどに男女差別が見られる。 === 天皇制廃止にかかる憲法上の手続き === 日本国憲法第96条?2項の「憲法改正?について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する」と規定されているとおり、憲法改正によって天皇制が廃止される場合も同様に、天皇が改正憲法を公布するものと解釈される。施行によって自動的に天皇制廃止が実行されるものと考えられる。 == 著名な天皇制廃止論者 == 高野岩三郎? 中江兆民? 難波大助? 横田喜三郎? 徳田球一? 宮本顕治? 丸山眞男? 福田歓一? 大西巨人? 奥平康弘? 弓削達? 網野善彦? 永六輔? 大江健三郎? 小谷野敦? 鎌田哲哉? 鵜飼哲? 中山千夏? 浅田彰? 中沢啓治? 小森陽一 (国文学者)|小森陽一? 菅野茂? ただし、これらの人物の中には護憲?論者(天皇制廃止には当然憲法改正が必要である)や各種勲章?受章者も存在する。 横田は天皇から親任官|親任?される最高裁長官?にも就任、勲一等旭日大綬章?・文化功労者?・勲一等旭日桐花大綬章?・文化勲章?など天皇から親授される栄典もすべて受章。さらに紺綬褒章?や賞杯?も受賞。昭和天皇?に敬語を用いる一方、かつての天皇制批判の著書を回収した(公式な自己批判?は行っていない)。横田は死去に際し従二位?に叙されるにいたっている。 また、中山は「女帝?が良い。女帝になれば、そのうち皇室?が消滅するから」と天皇制廃止への期待を込めているとはいえ女帝の即位自体は支持する発言をしている。 == 脚注 == references/ == 関連項目 == 日本共産党? 進歩的文化人? 左翼? 反体制? 日本教職員組合? 君が代?・日の丸? 君主制廃止論? 国民主権? 天皇機関説? 日本人民共和国憲法草案? 女系天皇? 皇位継承問題 (平成)? 人格否定発言? 共和演説事件? 菊タブー? 絶対王政? 日本シャンバラ化計画? 共和制? 創価学会? 公明党? 社民党? 民主党? 革新自由連合? == 参考文献 == 竹田昭子? 「アメリカの占領期メディア政策と放送 ―天皇制論議解禁―」『学苑?』666号、1995年。 竹田昭子 「「天皇制論議」解禁とマスメディア ―新聞の天皇制論議―」『学苑』673号、1996年。 『教科書・日本国憲法』 一橋出版?、2004年。教科書・日本国憲法 新訂版2007年 ISBN 4834833011 == 外部リンク == [http //web.archive.org/web/20050215094052/www.jimin.jp/jimin/saishin97/seimu-13-2.html 憲法に関するアンケート調査 調査報告書] (インターネット・アーカイブ?による。以前自由民主党 (日本)|自民党?サイト内に掲載されていたもの) [http //www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?KEYWORD= LANG=jpn BID=F0000000000000364847 ID=M0000000000000323861 NO= 「投書に現れた天皇制の批判」(十月分)朝日新聞研究室、1945年12月24日。] [http //www.jcp.or.jp/jcp/22th-7chuso/key-word/b_1.html#Anchor-0501 日本共産党綱領案 天皇制への共産党の基本的態度] {{DEFAULTSORT てんのうせいはいしろん}}