約 27,622 件
https://w.atwiki.jp/progolf/pages/4085.html
楽天GORAで予約する 千葉桜の里ゴルフクラブ
https://w.atwiki.jp/butubutuhitori/pages/49.html
夢は、願望。。。 計画は、期限を切って実行すると契約すること。。。 夢と現状のギャップを埋めるため何をするのか。。。 何が足りなくて夢に終わっているのか。。。 自分を知っていないと計画は立てられない。。。 原因が判らずにとんちんかんな努力をしている人。。。 期限。。。いつまでに何を解決するか決めないがために。。。 ずるずる。。。明日すればいいさ。。。先延ばしする人。。。 人生。。。自分との契約をどれだけ履行できるか。。。 なかなか守れないんだよね。。。これ。。。
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/334.html
夢と現と幻 ◆.WX8NmkbZ6 道の真ん中に、白髪の青年は突っ立っていた。 その年齢に見合わない色の髪は先の戦闘で乱れたままだが、青年――雪代縁が気に掛ける様子は無い。 「そうか……そういう事なんだネ、姉さん。 緋村剣心はもう死んダ……」 縁はただ道の先の虚空に向かって淡々と言う。 話し掛けるというより呟くといった方が近い、そんな小さな声だった。 俯き加減の表情は前髪と黒眼鏡に隠れ、口元以外うかがえない。 その奥の虚ろな瞳が映すのは、在りし日の姉の姿だった。 ▽ 縁が姉の緋村巴を亡くしたのは十五年前、雪が降りしきる年の瀬の寒い日の事だった。 前後に姉と緋村剣心の間で行われたやり取りを縁は知らず、ただその死の瞬間だけを目撃する。 早くに他界した母に代わって縁に愛情を注ぎ育てた、縁の最愛の姉。 彼女の鮮血が雪景色の中を舞う光景は、まだ少年だった縁の脳裏に深く深く刻み込まれた。 それは髪が真っ白く染まるほどの衝撃であり。 若い女性に対し無意識のうちに姉の面影を見、殺せなくなるほどの傷であり。 その傷によってもたらされた結果が現状―― 「クソォッ!!」 時間の経過と共に緩んだいきてるナワを振りほどき、地面に落ちたそれを何度も踏みつける。 ――抜刀斎の『不殺』の象徴とも言える逆刃刀で女を殺して回り、最後に本人に血刀を投げ渡す。 縁の決意と裏腹に女性は誰も殺せず、その上手痛い反撃を受けるという不本意な結果に終わった。 毎回あと少しのところで対象を逃がし、或いは対象からの逃走を余儀なくされ、縁は苛立ち、焦る。 復讐の為だけに縁はこの十五年間を生きてきた。 日本語の発音を忘れるほどの期間を上海で過ごし、闇社会の頭目にまで登りつめた。 そして剣心と再会してから更に九日、人誅の日を待っていた。 その間ずっと、姉を待たせ続けているのだ。 九日前に抜刀斎に宣戦布告をした直後、姉――の幻影――も縁に言った。 「もっと早く」と。 十五年も待たされた上での言葉なのだから、それはもっともな言い分に聞こえた。 姉も人誅の時を待っている。 少なくとも縁はそう解釈した。 だからこそ姉をいつまでも待たせておくわけにはいかず、焦りがつのるのだ。 縁のその解釈は、姉の望みから自ら遠ざかるような大きな勘違いだと言っていいだろう。 だが縁本人にとっては紛れもない真実だ。 焦燥、そして弱点を克服出来ない己への怒りで、脇にあった道路標識に拳を打ちつける。 「殺してやル……次は、必ず……!!」 そうしているうちに流れ出したV.V.による定時放送を、縁は無視した。 禁止エリアでさえ「関係ない」と言わんばかりに聞き流す。 縁にとって自分をこの会場に連れてきた主催者は姉なのだから、当然と言えば当然だ。 抜刀斎以外の誰が死のうが生きようが、それらの情報は縁には何の意味も成さなかった。 ――故に縁は己の耳を疑う。 「何だと……?」 しばしの間、縁は呆気に取られる事になった。 宿敵、仇敵、怨敵。 そのどれもが当てはまる敵の名が、死者の名として読み上げられてしまった。 縁には姉の意図が分からなくなった。 まだ人誅は終わっていない。 むしろこれからが人誅の完成の始まりで、今までの襲撃はあくまで下準備に過ぎない。 そんな時期に姉が抜刀斎ごと自分をこの場に誘った理由――それは自分の弱点の克服の為。 縁はそう捉えていた。 だというのに肝心の抜刀斎が死んだとあっては、全てが水泡に帰してしまう。 「どういう事なんだ、姉さん……!? 抜刀斎への復讐はまだ……!」 姉が間違いを犯すわけがない、ならば自分が何か大きな勘違いをしているのかも知れない。 抜刀斎が苦しみもがく様を、姉も見たがっているはずだ。 では姉が連れてきたこの場で何故抜刀斎が死ぬのか――何か重大な見落としをしているのではないか。 縁は熟考し、そして時間を掛けて結論を導き出す。 「そうか……そういう事なんだネ、姉さん。 緋村剣心はもう死んダ……」 縁はただ道の先の虚空に向かって淡々と言う。 話し掛けるというより呟くという方が近い、そんな小さな声だった。 俯き加減の表情は前髪と黒眼鏡に隠れ、口元以外うかがえない。 だが「破顔ィィ」とその口の端を吊り上げると、それまでの静かな様子から一変した。 「つまり、後は『人斬り抜刀斎』に人誅を下せばいいという事だネ!?」 “六人の同志”と最初に一堂に会した場での己の発言を思い出す。 ――このまま抜刀斎に「あくまで自分は剣心だ」と開き直られたままでは ――例えどんな圧倒的な力でブチ殺したところでのれんに腕押し ――復讐は達成出来ません そう、彼らを集めたのは抜刀斎を追い詰め、過去の罪を再び認識させる為だった。 だが「『緋村剣心』が死んだ」という事は、つまり抜刀斎が「自分は抜刀斎だ」と自覚したという事。 緋村剣心は己の罪を認め、『剣心』などという名を捨てて『人斬り抜刀斎』に立ち返ったのだ。 同志達の力を借りるまでも無く目的は成った。 逆刃刀を手にした時点で既に同志に頼る気は無くなっていたが、喜ばしい事に変わりは無い。 後は弱点さえ克服出来れば、抜刀斎を生き地獄に叩き込んでやれる。 これはきっと姉が計らってくれた結果に違いない、そう納得して縁は幻影に声を掛けた。 「ありがとう姉さん、次はきっと成功させるからネ」 縁は今もこれからも、常に共にいると信じてやまない姉の姿を凝視する。 その口に、眼に、笑みは無かった。 静寂な一時を愛した彼女は、元々喜怒哀楽を余り表に出さない女性だ。 縁にはそう見えていただけの話ではあるが――それでも今までは確かに微笑んでいた。 しかし縁がこの場に連れて来られてからは、一度も笑顔を見せていない。 そして姉は目を伏せた。 深い漆黒の眼は瞼に隠れ、より哀しげな様相になる。 「……姉さん」 長らく待たせてしまった。 人誅を半端に済まそうとしてしまった。 失敗を重ねてしまった。 いくら姉が穏やかとは言え、怒るのも無理は無い。 「次に会った女は必ず殺すヨ。 抜刀斎への復讐だって果たしてみせる」 心優しい姉は全てを終わらせればきっと許してくれる、きっと今まで通り微笑い掛けてくれる。 縁はそう信じた。 縁には信じる以外に選択肢が無かったと、そう言ってもいいかも知れない。 踏みしめる地面の固さ。 首に嵌められた金属の冷たさ。 心の奥底で僅かな違和感を覚えながら――縁はそれに蓋をする。 「……そうすれば、また微笑ってくれるよネ?」 全ての現実から眼を逸らし、肯定の言葉を求めて縋るように問う。 「……そうだと言ってくれよ、姉さん……」 しかし縁の問いに、姉は答えなかった。 バトルロワイアルが始まってから六時間。 連戦が途切れ、縁には振り返り考える機会が与えられた。 だが姉が微笑わない理由――己の犯している根本的な間違いに気付くには至らない。 痛みも疲労も感じずに、縁は道なりに進む。 方角は北、装備は逆刃刀一つ。 夢と現、現と幻の区別も付かぬまま、その先に姉の笑顔があると信じて。 【一日目朝/H-2 道】 【雪代縁@るろうに剣心】 [装備]:逆刃刀・真打@るろうに剣心 [所持品]:無し [状態]:左肩に刺し傷、両拳に軽症 [思考・行動] 1:逆刃刀を使って、女を殺しまわる。 2:抜刀斎に会ったら、血塗れの刀を投げつける。 [備考] ※殺し合いを姉が仕掛けた夢だと思っています。 ※ぶっちゃけ、姉と抜刀斎以外のことはあまり考えていません。抜刀斎も人誅まで殺すつもりはありません。 ※『人斬り抜刀斎』がまだ生きていると思っています。 ※『緋村剣心』以外の死者の名前、及び禁止エリアの放送を聞き逃しました。 ※H―2にいきてるナワが放置されています。 時系列順で読む Back RIP Next がるぐる! 投下順で読む Back RIP Next がるぐる! 075 二人の超人 女の意地 雪代縁
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/652.html
霊夢と幻想入り 動画リンク コメント 霊夢と幻想入り 何人目の幻想入りか 作者 ひとこと 頑張ります!よろしくおねがいします 主人公 松茸 動画リンク 新作 一話 コメント・レビュー まさに逆送の発展、霊夢が現代に出てくる話 -- (名無しさん) 2008-06-03 11 57 59 483 -- (名無しさん) 2008-06-11 06 43 47 牛乳を口に入れたら開始10秒で吹ける作品。ネタの使い方にも異常なセンスを感じる。 -- (名無しさん) 2008-07-06 13 58 57 いまさらながら、クロスされていることを知りましたw 私のキャラを使ってくれて、ありがとうございます。 今後ともよろしくお願いしますね。 -- (野球の人(553)) 2008-07-29 17 35 23 人気あるなこれ・・・・・・・・・・ -- (名無しさん) 2008-09-04 12 48 16 ・・・本当に止めてしまわれるのか。乙です。 -- (名無しさん) 2008-09-12 20 16 25 http //www14.atwiki.jp/gensouiri/?cmd=word word=%E5%8D%8A%E9%9C%8A type=normal page=%E5%B9%BB%E6%83%B3%E9%83%B7%E3%81%A7%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%94%9F%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B 半霊さんは受験後 復活ですよ・・・・・・・。 -- (名無しさん) 2008-09-12 20 25 29 後悔はない・・・だと? 受験終わってからでいいさ。落ち着いてからでいいさ。やりたくなったらでいいさ。 頼む。続けてくれ。その時まで俺はマイリスを外さない。 視聴者としてはいきすぎた意見だとは思っているけど聞いてほしい。 この動画を見て何人の人が感銘を受けたと思っている? 俺にはこんな力はない。この力をもっと大切にしてくれ。 最後に主に敬礼!ご苦労様でした。 -- (名無しさん) 2008-09-13 00 03 01 受験で打ち切りだって http //www.nicovideo.jp/watch/sm4589522 -- (名無しさん) 2008-09-13 02 08 40 これなんてソードマスター? 受験後でいいから続きを頼む。 流石にあの終わり方は視聴者納得出来んぞ -- (名無しさん) 2008-09-22 16 24 49 帰って来てください -- (名無しさん) 2009-04-01 19 54 15 復活したね。 -- (名無しさん) 2010-01-05 02 35 09 おお…復活したか! -- (名無しさん) 2010-01-07 15 03 10 名前 コメント すべてのコメントを見る ※この作品のレビューを募集しています。レビューについては、こちらをご覧下さい。
https://w.atwiki.jp/tohomusicdb/pages/100.html
夢と現の境界 作品:夢違科学世紀 ~ Changeability of Strange Dream トラック:9 データ BPM 137.0 拍子 3/4 再生時間 4 43 調性 使用楽器 コード進行 ZUN氏コメント 曲名とテーマは、明らかにストーリーから決めたもの。 この曲自体が境界という役割を持ちつつ、 実は境界自体は曲の中にも封じ込めてある。二重の結界です。 と言うのも、イントロまでは明らかに夢である事を意識していて、 メインのメロディ自体は現実を意識しているからです。 まぁ、曲自体はどうなのか? という感じもしなくもないですが、 そういった意味を持った曲と言うのも、意味さえ分かれば楽しめます。 逆に言えば、曲の中の幻覚のバランスが大きいのでしょう。 (書籍文花帖 幻想の音覚 より) 解説 コメント この曲の話題なら何でもOK! 拍子は4分の3か6、楽器はとりあえずピアノ。どなたか編集お願いします -- (名無しさん) 2015-08-26 04 20 51 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kagakyon/pages/1146.html
『病の快方』の続編です。 「私、キョンキョンのことが……好きなの」 放課後、SOS団の活動が終わった後の部室、私と彼だけが残っている 私は、一世一代の告白をした 彼は私のいきなりの告白に戸惑ったのか、数分悩んだうちに返事をした 「……悪い。俺、実は付き合ってるんだ」 え? そんなの初耳だよ 「い、一体誰と?」 「あぁ、それはだな……」 彼が返事を鈍らせているうちに、答えがわかった 廊下から彼を呼ぶ声がする。モチロン、聞き覚えのある声が 「おーキョン、こんなとこにおったんか。ん、何や泉も一緒やないか。何しとったんや?」 「いえ、ちょっと……ね」 「は、はい……なんでもないですヨ」 「そうか。ならいこか、キョン」 彼の相手、私たちの世界史の担当であり、私のネトゲ仲間の先生は彼の腕に手を回す 「わかりましたよ、黒井先生。じゃあな、こなた」 「あっ、また先生言うたな」 先生は頬を微かに膨らませる 「……だったら、俺のことも名前で呼んでくださいよ。ななこさん」 んなっ、先生を名前で呼ぶなんて。私だってつい最近こなた、って呼ばれるようになったのに。ってそれどころじゃない 「オッケーオッケー。じゃあな泉、ネトゲもほどほどにしぃや」 そうして二人は腕を組みながら部室を出て行った 一人しかいない部室 開いた窓から入る風によりカーテンが揺れる そのカーテンを背に、私は彼が出て行った後を眺めていた ハァ、と落胆のため息をこぼす ……それにしても、彼に年上属性があったなんて 年上属性じゃ、私は無理だよね 二十歳を過ぎても、幼児体系でありそうな私には 彼が去ってから、どれくらいの時間が過ぎただろう 私は依然、部室の中で一人立っている ガチャリ、とドアの開く音がする 「こなたー?なにやってんの?」 どうやら、かがみが遅い私を心配して見に来てくれたらしい 「こなた帰るわよ……ってアンタ泣いてんの?」 そういわれ、私は初めて頬を伝う涙に気がついた 「ちょっとどうしたのこなた?何かあったの?」 私の肩を持ちかがみが聞いてくる 「実は……振られちゃってサ」 「キョン君の事ね」 え?かがみは知ってたの? 「ええ、この前偶然一緒に先生と帰ってるのを見てね。そうじゃないかと思ったのよ」 そうじゃなくて、何で私が彼のことを好きだと知ってたの? 「そんなの、すぐにわかるわよ。生憎、彼は気づいてないみたいだったけどね」 そうだったんだ……なるべくポーカーフェイスを気取っていたのにね するとかがみはニッコリと母性を含んだ笑みで言った 「アンタにポーカーフェイスは無理よ。だって、今も泣いてるじゃない」 「そ、それは……」 「いいのよ、こういう時は。思いっきり泣くものよ」 かがみは私を包み込むように抱いた 「自分の気持ちに、正直になることも大事なのよ」 抱きしめながら、かがみは私に優しく言った 私も我慢が限界に達し2人きりの部室で泣いた 大声で、将来もう涙が流れないというほどに―― 「……なた。こなた!」 名前を呼ばれ、布団から起き上がる 布団?ってことは…… 「こなた、大丈夫か?結構うなされてたみたいだが、それに泣いてるぞ?」 お父さんが心配そうに私に聞いてくる そうか、夢だったんだ。よかった 「あ、うん。大丈夫だヨ。嫌な夢見ただけだから」 「そうか。ならいいんだが。それより、急がないと遅刻するぞ」 時計を見る、時刻は既に八時を回っていた 私は慌てて制服に着替え、朝食も食べずに学校へと向った それにしても、結構リアルな夢だったのは何でだろう しかも、かがみが結構良いキャラだったのも何でだろう とりあえずは、夢であった事に安堵のため息をつく、私だった そして、正夢にならぬよう、こんなときにしか信じない神に祈った こんなに困るものならやっぱり誰かに相談したほうが良いのかな 「おはよー」 「おはよう、こなちゃん」 「おはようございます、泉さん」 教室のドアを開け、一緒にいたつかさ、みゆきさんに挨拶をする 彼を見ると、彼はいつものように谷口くんと国木田くんと一緒に喋っている姿が見える 「今日は遅刻スレスレだったねー」 明るい笑顔を浮かべ、つかさは聞いてきた 「うん。ちょっといやな夢を見てネ。憂鬱な気分だったんだヨ」 あんなのは私にとって悪夢でしかない 「へぇ~。どんな夢?」 私が彼に告白して振られ、挙句の果てには黒井先生と付き合っていた夢とは言えない 「あんまり人には言いたくないかナ」 「そっかぁ。正夢にならないように気をつけてね」 「夢と言えば、人間は寝ている時にレム睡眠と、ノンレム睡眠と言った二つに分かれるのですが主に夢を見るのは……」 みゆきさんがいつものように知識を披露しているとチャイムが鳴った 「あっ、一時間目は世界史だったよね。用意しとかないと」 つかさはそう言って急いで自分の席に戻った。私も用意をしないと それにしても、いきなり黒井先生ですか……。出来れば今日は会いたくなかったんだけどね 「……私の扱いってやっぱりこんなものなんでしょうか?」 授業も終わり放課後となった いつものように部室へ行こうとしている最中、ある考え事をしていた 夢での出来事についてである 「私は今、ポーカーフェイスを気取れているのか」 これが考え事の主な内容である 夢でも現実でも、彼の事が好きだとばれないようにはしているつもりなのだが、ばれてしまっていたらどうしよう、とふと思う 何故ばれたくないのか。と言うのは別にばれても言いと私は思っているのだけれど、何しろキャラがキャラな為に人を好きになった、とは言い難いものなのである 夢の中ではかがみにはばれていたようだけど、あの言い方だと恐らくかがみ以外の人にもばれていたのだろう ただ、鈍感な彼は気づいていなかったらしいし、当面は彼にばれなければ問題はない そんな考え事をしているうちに私は部室へと付き、いつものように活動を楽しんだ。モチロン、彼との会話も パタン、とながもんの本が閉じられる音とともに活動は終了する それにしても、いつもながもんは時間に正確だね。おなかの中に時計でも携えてるのかな 今日も私はいつものように部室でゲームをしていた。携帯ゲーム機を持ってきているのだ。最近は、これにも余り身が入らない 彼は古泉くんと将棋を、かがみは読書、ハルにゃんはネット、つかさとみゆきさんとみくるんは3人で談笑していた これがSOS団のいつもの風景なのだ 帰宅の準備をしていると、かがみが私に話しかけてきた 「ねぇこなた。相談があるんだけど……ちょっといいかな?」 かがみが私にこんな下手に出るなんて珍しい。少し事の大きな相談なのだろうか 今日はもう遅いし、明日の方が良いかと思うけど 「ゴメン、今日ちょっと見たいアニメがあるからサ。また今度にしてくれない?」と適当に嘘をつく 「ダメ、今日じゃないとダメなのよ。……お願い」 これは本当に事が大きそうだ。それにしても、なんでかがみはこんなにもじもじしてらっしゃるのでしょうか? 「ムゥ~わかったヨ。そのかわり、ちゃっちゃと済ませてよネ?」 私も渋々了解する。するとかがみはつかさとみゆきさんに先に帰るよう指示をし、部室は私たちだけ二人となった この状況、夢で見たような…… 二人きりになり、静寂した部室で私とかがみはお互い向き合うように座っていた 「実は、相談したい事があってね」 相談事?かがみが私に相談って何のことだろう 「その何というか……恋の悩みって言うか」 「こ、恋っ!?」 私は思わず叫んでしまった 「ばかっ、声が大きいわよ」 やはりかがみも年頃なのだろう。私でも恋をしてるわけだし、かがみが恋するのも当たり前か 「ホホゥ、とうとうかがみにもこの時期が来たわけですな」 とりあえずは、軽くあしらう。私も恋をしていることがばれないように 「なっ、いいじゃない。人並みに恋ぐらいしたって」 かがみは恥ずかしそうに髪をクルクルと指で巻いている 「それで、何で私に恋愛の相談なんかしたの?」 「アンタ、いっつもギャルゲとかそういったのやってるでしょ?だから、そういうの詳しいかなって……」 なるほど、かがみんは私の二次元での恋愛経験値を頼ってきたわけですか。最近はやってないけどね。 と言うより、私の三次元での恋愛経験値には最初から期待してないんだね それよりも、気になることがある 「で、相手は誰なんだい?」 「アンタもよく知ってる人よ」 知ってる人……ですか。嫌な予感がする 「古泉くん?」 「古泉君もかっこいいけど違うわよ」 「んじゃ谷口くん?」 「誰よ。知らないわよそんな人」 谷口くん。君の知名度は意外に低かったよ 「国木田くん?それともセバスチャン?」 「その二人も知らないわよ。もっと身近に男子がいるでしょ?」 それってもしかして…… 「キョンキョン?」 「う……うん」 彼の呼び名を言った瞬間かがみは顔を赤くさせた 嫌な予感って当たるもんなんだね 「古泉くんの方がかっこいいんじゃない?」 「私には、キョン君のほうがかっこよく見えるのよ」 かがみもどうやら引く気はないらしい 「何でキョンキョンの事好きになったの?」 「それは、キョン君は優しい所あるし、人の感情の機微に敏感なところとか……」 かがみは話しているうちにうちにさらに恥ずかしくなったのかさらに顔を赤らめている 「で、でもさ。キョンキョン、鈍感だしさ、攻略は難しいと思うヨ?」 私は少し動揺しているのが分かる かがみと恋敵になってしまったら、私は友情と愛情どちらをとれば言いのかわからない だから、なるべくかがみにはあきらめて欲しい。そう思うのは勝手な自己中心的でしかないのだが、私の彼に対する気持ちはかがみに負けているつもりはない するとかがみはフゥ、と一息ため息のように息を吐き一言言った 「……やっぱりね」 「え?やっぱりって……どういうこと?」 私がきょとんとした顔でかがみを見ると、先程までの顔の赤さが嘘の様にかがみの顔はいつものようになっていた 「そのまんまよ。アンタ、キョン君のこと好きでしょ?」 「えっ、いや。そんなことは」 動揺をさらに隠せなくなる こんな態度をとると、「そうですよ」と言っているようなものだ 「もう隠したって無駄よ。薄々感づいてたんだけど、やっぱりそうだったのね。さっきの反応でよく分かったわ」 薄々感づいていたって……どこら辺から気づいていたんだろう 「まずはキョン君がアンタの事をこなたって呼んでからよ。あの時は理由に納得したけどね」 「それだけだったらわからないんじゃ……」 そういうとかがみは机の上においてある私の鞄を指差した 「そのキーホルダー。キョン君に貰ったんでしょ?」 え?なんでわかったの? 「あんたのキーホルダーに気づいた後、キョン君の鞄にも新しいキーホルダーが付いてる事に気づいたのよ。キョン君に聞いたらこなたに貰ったって、素直に言ってくれたわ」 軽々と口を滑らしおってからに、やはり鈍感が故なのだろうか 「それだけじゃないわ。アンタ最近私にアニメとか、そういった話しないでずっとうわついていたでしょ。だから、ピンと来たのよ」 凄い洞察力をしてるね。感服するよ すると、かがみは続けざまに言った 「自分の気持ちに、正直になることも大事なのよ」 私が夢の中で聞いた台詞をかがみはそのまま言った 正夢、と言えるのだろうか。違うのだろうが、その言葉は私を少し素直にさせてくれた 「分かったよ、認めるヨ。キョンキョンの事は好きだけど、それを知ってどうするのサ」 するとかがみは、夢で見たような笑顔で言った 「さっきのも嘘だから安心しなさい。私はあんたを応援してるわよ」 その言葉を聴き、私は安心した かがみが恋敵にならなくてよかったからだろうか。それとも、頼れる仲間が出来たからだろうか とりあえずは、私のこの病の主治医とも言える存在が見つかったことだけは確かである 「とはいっても、私もあんまり恋愛した事はないから、よくはわかんないけどね」 かがみはこめかみ近くを人差し指で掻きながら言った作品の感想はこちらにどうぞ
https://w.atwiki.jp/heroeswiki/pages/328.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 Previous Episode⇒クレアの恋 Next Episode⇒境界線 What Happened?(シーズン2 第5話「悪夢との戦い」) マットはネイサンと共にナイトメアマンの正体を確かめようとする。 ヒロはケイセイと冒険を続ける。 モニカとマイカは互いに能力について知る。 モヒンダーはモリーを助けたいと願い、ノアに連絡を取る。 ピーターは自分が未来予知能力を持ってることに気づく。 エル怪しげな電光を発しながら初登場。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。マットは父マウリーと対峙するが・・・ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。ニキは能力を制御しきれない imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。青い電気を手から這わせるエル imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。ネイサンは街が崩壊する夢を見る imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。ノアとハイチ人はモスクアである任務を imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。モニカの指はピアノの上で軽やかに動きだす -
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/6928.html
ゆめとふぁず【登録タグ ゆ クワガタP 初音ミク 曲 殿堂入り】 作詞:クワガタP 作曲:クワガタP 編曲:クワガタP 唄:初音ミク 曲紹介 ファズがかけられたギターが激しく掻き鳴らされるロックナンバー 曲を通してクワガタPが演奏するギターが感情を爆発させたように掻き鳴らされる。 ギターと哀愁のあるメロディと叙情的なミクの歌声が心に響く曲 イントロ、間奏、ラストとクワガタPのギターが一番楽しめる一曲。特に間奏のギターソロは必聴。 2:59頃の間奏でのミクのシャウトの歌詞は今現在非公開。 ファズとはロックでよく使われるエフェクター。楽器や歌声を歪ませたり毛羽立たせたり、壊れ掛かった様な効果をもたらす。 歌詞 (Blogより転載分と動画より追記) 生活なんて言葉が現実を濁してる 僕らは夢の奴隷 届かなくても手を伸ばす あぁ! 日常が作る単調なリズムを振り払うように 歌うのは埃をかぶったカビ臭いメロディー 世界の果てに届かせて 歪んで汚いこの歌を 歪んだファズでかき鳴らす さび付いたギター 響く独りの部屋に 変わらない街並みに溶かす夢の残骸 歌うべきことは?抜け殻の自分に問う さぁ! 日常が作る感傷の旋律に染まらぬように 刻むのは単純で五月蝿いだけのパワーコード 世界の終わりに響かせて 最低で醜い言葉で 枯れない声で叫んでよもっと 孤独な幻想を描いて 世界の果てに届かせて 歪んで汚いこの歌を 単調な人生を歪ませて 壊してよ全部笑えるくらいに コメント パズルからこの人に夢中です!!イイ曲つくるなぁ -- 名無しさん (2009-10-19 23 52 05) クワガタPサマ最高です!! 夢とファズ毎日聴いてます! -- 儚 (2009-10-20 20 42 08) 間奏のギター格好良すぎる!調教も動画も良いね。でも…曲調がちょっとありきたりかな?と思ってしまった。でも好きです! -- 毬藻 (2009-10-21 19 43 16) 仕事早いなwwww -- 名無しさん (2009-10-24 23 28 37) 2 59頃のミクのシャウトがわからない ミク シャウトしてるか? -- 名無しさん (2009-11-15 01 54 43) ↑確かに、俺も思った。ギターみたいな音がそうなのかな? -- 名無しさん (2009-11-15 09 42 34) 神 -- 名無しさん (2009-11-15 12 33 42) クワガタP大好きだ! -- 名無しさん (2009-11-15 13 00 53) どうしてシャウトの所非公開になったんですか? -- 名無しさん (2009-12-08 20 49 59) この曲かっこいいです!クワガタPさん応援しています! -- 名無しさん (2010-01-02 22 13 21) ウッホwwwいい曲!クワガタPは、生きたミクと生きた音楽を作れる人だと思う -- 名無しさん (2010-03-11 21 31 16) イイ曲だ。ギターも。 -- 名無しさん (2010-08-31 23 22 44) すきすぎる。クワガタP最高! -- 名無しさん (2010-10-31 15 26 59) クワガタP最高だぁぁッ!! -- 名無しさん (2010-11-16 07 37 00) クワガタPの中でも五本の指に入るくらい好き。カラオケ配信とか嬉しすぎる。 -- 名無しさん (2010-12-23 01 31 17) カラオケ配信決定おめでとう!! -- zann0 (2010-12-23 10 05 10) りょーのさんとのコラボもいいwwb -- 梨絵 (2011-01-08 12 47 29) カラオケで間奏のシャウトの歌詞が表示されて感動したw もし記録した方が居るなら追記して頂けないだろうか? -- 名無しさん (2011-01-15 07 12 26) ↑ついさっき私もカラオケで見たけどもう忘れたわ…すみません。 -- ときぃ (2011-01-17 15 15 07) カラオケでシャウト部分の存在を初めて知った… あれはギターに聞こえるのがそうなのか? 一応歌詞にその音程を綺麗に合わせられるんだが 長文失礼した -- 名無しさん (2011-01-24 18 39 02) (あぁ -- iii (2011-02-04 14 20 49) (あぁ 叶わない夢なんてクソなだけ) (勘違いしちゃってごめんなさい) (あぁ それでもまだ夢みていたい) (あぁ 神様 僕に才能を!) だったと思う。他サイトでみたのをメモしたものだから分からん。 -- 上は俺のミス (2011-02-04 14 29 58) badBy -- 名無しさん (2011-02-15 20 42 17) クワガタPのミクの声、やっぱり好き。生きてるみたい。神調声。とにかく一番好き。 -- 名無しさん (2011-02-19 22 52 24) クワガタPのギターやっぱ最高っすね!!カラオケで歌詞あるとこがこっちにはないのはなんでなんすか? -- 九条 (2011-03-05 12 08 13) クワガタPの大ファンだぜい♪ -- ゆう (2011-12-22 10 14 32) ドライブの時よく聞いてる -- ノア (2012-09-03 23 26 45) 『壊してよ全部笑えるくらいに』のところが好き… もうどうでもいいって思ったときは、そう思うから。 -- シャト (2013-11-22 22 08 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/335.html
夢と現と幻 ◆.WX8NmkbZ6 道の真ん中に、白髪の青年は突っ立っていた。 その年齢に見合わない色の髪は先の戦闘で乱れたままだが、青年――雪代縁が気に掛ける様子は無い。 「そうか……そういう事なんだネ、姉さん。 緋村剣心はもう死んダ……」 縁はただ道の先の虚空に向かって淡々と言う。 話し掛けるというより呟くといった方が近い、そんな小さな声だった。 俯き加減の表情は前髪と黒眼鏡に隠れ、口元以外うかがえない。 その奥の虚ろな瞳が映すのは、在りし日の姉の姿だった。 ▽ 縁が姉の緋村巴を亡くしたのは十五年前、雪が降りしきる年の瀬の寒い日の事だった。 前後に姉と緋村剣心の間で行われたやり取りを縁は知らず、ただその死の瞬間だけを目撃する。 早くに他界した母に代わって縁に愛情を注ぎ育てた、縁の最愛の姉。 彼女の鮮血が雪景色の中を舞う光景は、まだ少年だった縁の脳裏に深く深く刻み込まれた。 それは髪が真っ白く染まるほどの衝撃であり。 若い女性に対し無意識のうちに姉の面影を見、殺せなくなるほどの傷であり。 その傷によってもたらされた結果が現状―― 「クソォッ!!」 時間の経過と共に緩んだいきてるナワを振りほどき、地面に落ちたそれを何度も踏みつける。 ――抜刀斎の『不殺』の象徴とも言える逆刃刀で女を殺して回り、最後に本人に血刀を投げ渡す。 縁の決意と裏腹に女性は誰も殺せず、その上手痛い反撃を受けるという不本意な結果に終わった。 毎回あと少しのところで対象を逃がし、或いは対象からの逃走を余儀なくされ、縁は苛立ち、焦る。 復讐の為だけに縁はこの十五年間を生きてきた。 日本語の発音を忘れるほどの期間を上海で過ごし、闇社会の頭目にまで登りつめた。 そして剣心と再会してから更に九日、人誅の日を待っていた。 その間ずっと、姉を待たせ続けているのだ。 九日前に抜刀斎に宣戦布告をした直後、姉――の幻影――も縁に言った。 「もっと早く」と。 十五年も待たされた上での言葉なのだから、それはもっともな言い分に聞こえた。 姉も人誅の時を待っている。 少なくとも縁はそう解釈した。 だからこそ姉をいつまでも待たせておくわけにはいかず、焦りがつのるのだ。 縁のその解釈は、姉の望みから自ら遠ざかるような大きな勘違いだと言っていいだろう。 だが縁本人にとっては紛れもない真実だ。 焦燥、そして弱点を克服出来ない己への怒りで、脇にあった道路標識に拳を打ちつける。 「殺してやル……次は、必ず……!!」 そうしているうちに流れ出したV.V.による定時放送を、縁は無視した。 禁止エリアでさえ「関係ない」と言わんばかりに聞き流す。 縁にとって自分をこの会場に連れてきた主催者は姉なのだから、当然と言えば当然だ。 抜刀斎以外の誰が死のうが生きようが、それらの情報は縁には何の意味も成さなかった。 ――故に縁は己の耳を疑う。 「何だと……?」 しばしの間、縁は呆気に取られる事になった。 宿敵、仇敵、怨敵。 そのどれもが当てはまる敵の名が、死者の名として読み上げられてしまった。 縁には姉の意図が分からなくなった。 まだ人誅は終わっていない。 むしろこれからが人誅の完成の始まりで、今までの襲撃はあくまで下準備に過ぎない。 そんな時期に姉が抜刀斎ごと自分をこの場に誘った理由――それは自分の弱点の克服の為。 縁はそう捉えていた。 だというのに肝心の抜刀斎が死んだとあっては、全てが水泡に帰してしまう。 「どういう事なんだ、姉さん……!? 抜刀斎への復讐はまだ……!」 姉が間違いを犯すわけがない、ならば自分が何か大きな勘違いをしているのかも知れない。 抜刀斎が苦しみもがく様を、姉も見たがっているはずだ。 では姉が連れてきたこの場で何故抜刀斎が死ぬのか――何か重大な見落としをしているのではないか。 縁は熟考し、そして時間を掛けて結論を導き出す。 「そうか……そういう事なんだネ、姉さん。 緋村剣心はもう死んダ……」 縁はただ道の先の虚空に向かって淡々と言う。 話し掛けるというより呟くという方が近い、そんな小さな声だった。 俯き加減の表情は前髪と黒眼鏡に隠れ、口元以外うかがえない。 だが「破顔ィィ」とその口の端を吊り上げると、それまでの静かな様子から一変した。 「つまり、後は『人斬り抜刀斎』に人誅を下せばいいという事だネ!?」 “六人の同志”と最初に一堂に会した場での己の発言を思い出す。 ――このまま抜刀斎に「あくまで自分は剣心だ」と開き直られたままでは ――例えどんな圧倒的な力でブチ殺したところでのれんに腕押し ――復讐は達成出来ません そう、彼らを集めたのは抜刀斎を追い詰め、過去の罪を再び認識させる為だった。 だが「『緋村剣心』が死んだ」という事は、つまり抜刀斎が「自分は抜刀斎だ」と自覚したという事。 緋村剣心は己の罪を認め、『剣心』などという名を捨てて『人斬り抜刀斎』に立ち返ったのだ。 同志達の力を借りるまでも無く目的は成った。 逆刃刀を手にした時点で既に同志に頼る気は無くなっていたが、喜ばしい事に変わりは無い。 後は弱点さえ克服出来れば、抜刀斎を生き地獄に叩き込んでやれる。 これはきっと姉が計らってくれた結果に違いない、そう納得して縁は幻影に声を掛けた。 「ありがとう姉さん、次はきっと成功させるからネ」 縁は今もこれからも、常に共にいると信じてやまない姉の姿を凝視する。 その口に、眼に、笑みは無かった。 静寂な一時を愛した彼女は、元々喜怒哀楽を余り表に出さない女性だ。 縁にはそう見えていただけの話ではあるが――それでも今までは確かに微笑んでいた。 しかし縁がこの場に連れて来られてからは、一度も笑顔を見せていない。 そして姉は目を伏せた。 深い漆黒の眼は瞼に隠れ、より哀しげな様相になる。 「……姉さん」 長らく待たせてしまった。 人誅を半端に済まそうとしてしまった。 失敗を重ねてしまった。 いくら姉が穏やかとは言え、怒るのも無理は無い。 「次に会った女は必ず殺すヨ。 抜刀斎への復讐だって果たしてみせる」 心優しい姉は全てを終わらせればきっと許してくれる、きっと今まで通り微笑い掛けてくれる。 縁はそう信じた。 縁には信じる以外に選択肢が無かったと、そう言ってもいいかも知れない。 踏みしめる地面の固さ。 首に嵌められた金属の冷たさ。 心の奥底で僅かな違和感を覚えながら――縁はそれに蓋をする。 「……そうすれば、また微笑ってくれるよネ?」 全ての現実から眼を逸らし、肯定の言葉を求めて縋るように問う。 「……そうだと言ってくれよ、姉さん……」 しかし縁の問いに、姉は答えなかった。 バトルロワイアルが始まってから六時間。 連戦が途切れ、縁には振り返り考える機会が与えられた。 だが姉が微笑わない理由――己の犯している根本的な間違いに気付くには至らない。 痛みも疲労も感じずに、縁は道なりに進む。 方角は北、装備は逆刃刀一つ。 夢と現、現と幻の区別も付かぬまま、その先に姉の笑顔があると信じて。 【一日目朝/H-2 道】 【雪代縁@るろうに剣心】 [装備]:逆刃刀・真打@るろうに剣心 [所持品]:無し [状態]:左肩に刺し傷、両拳に軽症 [思考・行動] 1:逆刃刀を使って、女を殺しまわる。 2:抜刀斎に会ったら、血塗れの刀を投げつける。 [備考] ※殺し合いを姉が仕掛けた夢だと思っています。 ※ぶっちゃけ、姉と抜刀斎以外のことはあまり考えていません。抜刀斎も人誅まで殺すつもりはありません。 ※『人斬り抜刀斎』がまだ生きていると思っています。 ※『緋村剣心』以外の死者の名前、及び禁止エリアの放送を聞き逃しました。 ※H―2にいきてるナワが放置されています。 時系列順で読む Back RIP Next がるぐる! 投下順で読む Back RIP Next がるぐる! 075 二人の超人 女の意地 雪代縁 104 英雄
https://w.atwiki.jp/suifuden/pages/89.html
結界『夢と現の呪』 結界『夢と現の呪』 コスト:(1)(B)(B) タイプ:インスタント - スペルカード あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。ターン終了時まで、 あなたはそれをプレイしてもよい。このターン、そのカードが 墓地に置かれる場合、代わりにそれをゲームから取り除く。 宣言([[八雲紫]]) - 結界『夢と現の呪』をプレイするための追加コストとして、 (X)を支払うとともにパーマネントをX個生け贄に捧げてもよい。 そうした場合、宣言を除き、この呪文をX回コピーする。 あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。 結界『夢と現の呪』をゲームから取り除く。 コメント 関連 第一弾