約 3,618,901 件
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/59.html
カズマ [名前]カズマ [出典]スクライド [声優]保志総一郎(参加者内では前原圭一、ミハエル・ギャレットが同じ声優) [性別]男 [年齢]16 [一人称]俺 [二人称]お前、テメェ [三人称]あいつ スクライド本編の主人公。インナー(ロストグラウンドの未開発地区)で自らのアルター能力を使い、専ら非合法の依頼を請け負う便利屋の少年。 元から強力なアルターを有し負け知らずだったが、ネイティブアルター狩りに出動した劉鳳に敗れる。 それ以降彼をライバル視し、時にはその力を認めながら急激に成長していく。 「カズマ」という名前は飽くまでも仮の名前であり、本名・年齢・出身地は不明で本人もまったく覚えていない。同様に血縁者も定かでない。 過去に共同生活を送っていたストレイト・クーガーを兄貴と呼ぶが、義理の関係である。 拳の破壊力は強く、アルターに侵食された腕になってからはコンクリートさえも軽々破壊出来るほどに。 劉鳳との戦いで右目を潰されたとあるが、小説版によると視力自体は無くなっておらず単に瞼が上がらなくなってしまっているだけのようだ。 [能力] アルター能力(近くにある物質を分解・再構成する能力) 。 能力名は『シェルブリット』。右腕を覆う『殴る』だけに特化したアルターで三段階に進化する。 地面や壁を殴った反動で高く飛び上がり殴りかかるのが基本的な使い方。 第一形態では右肩の三枚の羽を順に消費する事で強力な推進力を得て放つ放つ必殺技、 衝撃のファーストブリット、撃滅のセカンドブリット、抹殺のラストブリットを順に放てるが、三発とも放つと羽が無くなる為アルターを再構築する必要があるようだ。 第二形態では右腕が全対的に強化され、右肩の羽が大きな一枚なり、回転させて浮遊も可能。 そのまま勢いを付けたパンチ『シェルブリットバースト』が必殺技となる。 最終形態は全体装着型で全身が強化されており、これといった必殺技は持たない。 [性格] 身勝手で負けず嫌い、短気で喧嘩っ早く、他者に媚びない性格だが、かなみを始めとした親しい者に対しては彼なりの優しさで接する。 が、他者に甘えることを良しとせず、基本的に自らの掲げたルール・モラルにのみ従い、自分の始末は自分でつけるタイプ。 人質を取られていようと相手の話を聞かず、とにかく攻撃をしかけるかなりの無謀っぷり。 他人の名を覚えるのが苦手で、接する機会が少ない相手に対して名を思い出せずに悩む場面が幾度か存在する。 これは義兄クーガー譲りの特徴であり、クーガーは他人の名を「間違え」、カズマは他人の名を「思い出せない」。 反面、大切な存在であるかなみや親友の君島の名前は普通に覚えており、劉鳳に対しては直に名を問うた上で強く脳裏に刻み込み、更に自分の名を劉鳳へ明かして刻ませている(劉鳳がカズマにとって特別な存在である旨を印象付けている)。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む + 開示する カズマの本ロワにおける動向 登場話 017 053 062 081 098 117 125 131c 134 146a 146b 登場話数 10 スタンス 対主催 初期支給品 暗視ゴーグル@現実、タバサの杖@ゼロの使い魔 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 劉鳳 中立 劉鳳 てめえ 宿敵 未遭遇 由詑かなみ 家族 かなみ お前 保護対象 098 131c ストレイト・クーガー 友好 クーガー、兄貴 あんた、てめぇ 兄貴分 未遭遇 橘あすか 橘 お前 知り合い 未遭遇 岩崎みなみ みなみ あんた 53話まで同行 017 053 131c 134 146b 杉下右京 杉下 情報交換 053 L L てめぇ 情報交換→かなみと合流後は警察者に向かうことを依頼される 053 131c 134 146b ルパン三世 ルパン あんた 情報交換→月は殺人者だと言いふらさない約束をする 062 夜神月 警戒→友好 月 情報交換をする 062 蒼星石 友好 お前 情報交換。Lたちが警察署に行くと教える、117話から125話まで同行 081 117 125 桐山和雄 友好→敵対 情報交換、Lたちが警察署に行くと教える、117話から125話まで同行→かなみの仇、146話にて殺害される 081 117 125 131c 146a 146b 浅倉威 敵対 81話にてD-6で戦闘、131話で接触 081 131c 上田次郎 友好 おっさん あんた 胡散臭い男。一応かなみを任せる 098 131c 134 146b 146a 瀬田宗次郎 敵対 ソウジロウ あんた、テメェ F-6市街地北部にて戦闘 098 117 枢木スザク 敵対 F-7にて戦闘 125 南光太郎 友好 あんた 134話まで同行 125 131c 134 翠星石 G-9で共闘 131c 134 城戸真司 G-9で共闘 131c 134 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J C-4廃洋館付近→C-4廃洋館→D-5展望台→D-5展望台付近→D-6→F-6市街地北部→F-6市街地東部→F-7北部→G-9→H-9警察署霊安室→G-9
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/80.html
[名前]南光太郎 [出典]仮面ライダーBLACK [演優]倉田てつを [性別]男 [年齢]19 [一人称]僕、俺 [二人称]呼び捨て、○○くん、○○ちゃん、貴方、君 [三人称]彼、彼女 秋月信彦と同じく19年前の日食の日の同時刻に生まれた。3歳の時に両親と死に別れ、父の学者仲間だった信彦の父・総一郎の養子となる。 19歳の誕生日パーティの最中に起こった不可思議な現象に疑惑を抱き、主催した総一郎の真意を突き止めるべく家に戻ろうとした所を信彦共々三神官に連れ去られる。 改造手術を受け世紀王ブラックサンとされたが、脳改造の前に総一郎の手引きでバトルホッパーに跨り脱出。 以後仮面ライダーBLACKを名乗り、ゴルゴムの陰謀に立ち向かう事になる。 [能力] 仮面ライダーBLACKに変身できる。 南光太郎が変身する。キングストーン「太陽の石」を体内に持つゴルゴムの世紀王として改造手術を受けた。 改造人間として驚異的な筋力の他に高い治癒能力や解毒能力を与えられており、五感も赤外視、志向性聴覚など強化されている。 「変身」の掛け声と共に変身ポーズを取る事でキングストーン周辺の細胞が強烈な閃光と共に変身ベルトの形を創り、ベルト中心部のエナジーリアクターがエネルギーを増幅して全身へと送り込む。 それにより特殊冬眠遺伝子・MBGが活動し、身体が奇怪な「バッタ男」の姿へと変わる。 更にその上を強化皮膚・リプラスフォームが包み込むことによって変身が完了する(その時、関節部から変身に使われたエネルギーが蒸気となって噴出する)。 腹部に埋め込まれたキングストーンをエネルギー源とし、「ライダーパンチ→ライダーキック」の連続攻撃(他の技は痛め技程度にしか使われず、ほぼ全ての怪人をこの連続攻撃で倒している)を必殺技としてゴルゴムの怪人達を打ち倒す。 また13話以降からはエネルギーを一点集中させるバイタルチャージを併用して、技の威力を強化させている。 終盤クジラ怪人の命のエキスによって蘇生した際にパワーが数倍強化された。 身長 198.7cm、体重 87kg、ジャンプ力 一跳び30m、水中での活動時間 10分。 強化筋肉・フィルブローンは常人の30倍の力を発揮し、センシティブイヤーは500m先の囁き声を聞き取ることができる。 マルチアイは望遠、広視界、暗視の能力を有し、主に敵の動きや弱点を見抜くために使われる。 [主な必殺技] ライダーパンチ 右の拳にキングストーンエネルギーを集中させて繰り出すパンチ。ライダーキックの直前に繰り出されることが多い。 第13話で従来のパンチをカニ怪人に破られた為、特訓の末にパンチの前に身体の屈伸のアクションが加わり、バイタルチャージとの併用で威力を強化している。 ライダーキック 足先にキングストーンエネルギーを集中させて繰り出す跳び蹴り。空気との摩擦で足先が赤熱するほどのスピードである。 第13話よりキックの前に身体の屈伸のアクションが加わり、バイタルチャージによって威力が強化された。 ライダーチョップ 右の手のひらにキングストーンエネルギーを集中させて、空中からチョップを決める。直径100ミリメートルの鋼鉄を切り裂くほどの威力がある。 ライダー投げ 敵を抱え上げて地面に叩きつける技。 ライダージャンプ その場で垂直ジャンプする。 キングストーンフラッシュ ベルトのエナジーリアクターからキングストーンエネルギーを発射する。 パワーストライプス 体の赤と黄のラインから蓄積されたエネルギーを放出する。 因みに歌唱力は破壊的である。 [性格] 正義感の塊の様な人物。 事あるたびに「自らが改造人間にされたことへの苦悩」や「自らと同じ境遇ながら、自我をなくした信彦と戦う苦悩」などにさいなまれるナイーブなシーンが描かれた。 また些細な事件(マグロ泥棒等)であっても「ゴルゴムの仕業か!」の台詞と共に調査を開始する事がよくあり、その事をパロディのネタにされることも多い。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 南光太郎の本ロワにおける動向 登場話 021 073 097 103 108 111 125 131c 134 登場話数 9 スタンス 対主催 初期支給品 角砂糖@DEATH NOTE、炎の杖@ヴィオラートのアトリエ、ゼロの剣@コードギアス 反逆のルルーシュ キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 シャドームーン 家族 信彦 お前 親友 未遭遇 劉鳳 警戒→友好 劉鳳 少女を連れ去ったと勘違い→誤解が解ける 021 翠星石 友好 翠星石ちゃん 連れ去られたと勘違い→誤解が解ける 021 131 134 L 仲間 Lさん 125話まで同行、131話で合流→みなみを託す 073 097 103 108 111 125 131c 134 杉下右京 右京さん あなた 103話まで同行 073 097 103 岩崎みなみ みなみちゃん 君 103話まで同行、131話で合流→殺害される 073 097 103 131 134 ストレイト・クーガー 敵対 お前 F-7にて戦闘 108 泉こなた 仲間 こなたちゃん 君 保護する 108 111 125 上田次郎 上田さん F-7にて保護 111 125 131c 134 由詑かなみ F-7にて保護 111 125 枢木スザク 敵対 F-7にて戦闘 125 カズマ 仲間 カズマ君 君 134話まで同行 125 131c 134 桐山和雄 敵対 G-9で戦闘 131c 城戸真司 友好 G-9で出会う 131c 134 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J C-3西部→C-4廃洋館→E-4道路→E-5山中→D-7→F-7東→F-7北部→G-9→H-9警察署霊安室→H-9警察署二階会議室
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/506.html
3/5 ◆.WX8NmkbZ6 nのフィールドを経由してモニタールーム前に戻った志々雄を出迎えのは、観柳だった。 しかし浮かべる表情は決して明るいものではない。 「少し遊びが過ぎるのでは」 「お前には分からねえかもな。 お前は商人、俺は侍。 ある程度は馬が合わねえのも仕方がねェ」 ランスロット、そして煉獄・改。 そしてリュウガのデッキや志々雄の実力あれば、会場にいる八人を『詰み』に追い込むのは容易。 しかし志々雄はそれをしない。 枢木スザクの遺体の回収やランスロットと煉獄の起動に薔薇水晶を行使し、周りくどい事をしておきながらもどこかで手を抜いている。 「殺すのは簡単だ。 だがそれじゃあ楽しめないだろ」 「それは油断では?」 「これは余裕ってもんだ」 志々雄が言う通り、この点では馬が合わないと言う他ないだろう。 KMFも鋼鉄艦も、今後の志々雄の世界掌握に一役買う事になる。 その前の予行演習と動作確認を兼ねて実戦投入するのは利にかなっている。 またあれらは今はV.V.の所有物であって観柳のものではなく、これから先にも手に入る機会はある。 納得に足る理由は多く挙げられるのだが、それでも観柳は愚痴を零してしまう。 何しろ、高いのだ。 売った時の利益や効果を考えると口の端から涎が垂れそうになる二つの兵器が、使い潰されようとしている。 それが残念でならなかった。 だが説得は無駄と理解しているので、諦める。 「そう落ち込むなよ。 さっきも言ったが、俺と組んで悪いようにはしねェさ」 そう、観柳は志々雄と組んだ。 だから今更ぼやいても仕方がないのだ。 ――俺が、儲けさせてやるよ。 それは観柳にとってこの上なく甘美な響きを持つ文句。 儲ける。 この世にこれ以上素晴らしい事はない。 志々雄と観柳は馬が合わない――だが志々雄は商人というものを理解していた。 これからバトルロワイアルが壊されても先進技術を持ち逃げする準備は既に済ませているが、欲が出る。 会場に残った連中が勝つよりも、志々雄が勝った方が観柳が儲かる世界が訪れる。 武器、麻薬、観柳の『商品』が活躍するのは志々雄が作る世界なのだ。 志々雄の甘言に、観柳は二つ返事で協力を約束した。 鷹野三四のように処分される恐怖はあった。 しかし「飽くまで志々雄の要求に従って」という体裁を取れば大抵の事は大目に見ると、V.V.にも確認済み。 観柳は志々雄に対し、迷いなく尻尾を振る。 「煉獄については任せていいんだな?」 「ええ、お望み通り攻撃目標だけ設定してオートで航行させていますよ」 元は明治時代の船だった煉獄。 一度は沈没したものをV.V.が引き揚げて改修・改造を行った結果、ほぼ別物として生まれ変わった。 その最たる特徴が、ブリタニアと惑星エンドレス・イリュージョンの技術の粋を集めた遠隔操作システム。 パソコンから指示を出せば乗組員無しでも動作するのだ。 状況次第でV.V.から参加者に与えられるはずだったパソコンは、今はこうして観柳の手に渡っている。 座礁船に偽装する為の外装を爆破した後は研究所を砲撃、もし攻撃を受けた場合は自動反撃。 手動で操作しなくとも充分な成果が期待出来た。 「残るはらんすろっとの方だが――」 「志々雄、その笛は返して貰えるかな」 モニタールームから顔を出し、観柳と志々雄の会話に割り込むV.V.。 ランスロットのパイロット、スザクの死体を操るさざなみの笛の事だろう。 「主催側の者が持ち出したものとは言え、ランスロット達とは別の形でパワーバランスを崩してしまう品だからね」 「ああ、いいぜ」 特に逡巡する間もなく、志々雄はV.V.にさざなみの笛を返却してしまった。 それがあればもっと優位に立てるのに、幾らの値が付くかも分からない価値があるのに、と観柳は密かに涙を飲む。 それでもこれが志々雄の余裕の余裕の表れだと思うと、一人肩を落とすしかなかった。 「枢木にはもう必要な指示は出してある。 暫くは見物と行くか。 あの二つが落とされるなら、そん時はそん時だな」 「追い打ちは掛けないので?」 「俺の体の事は知ってるだろ」 幕末に全身を焼かれた事による発汗機能の死滅。 以来体温調節が出来なくなった志々雄は一度に十五分以上の戦闘が出来ない――志々雄が持つ『弱点』だ。 それを観柳が知っていると明かした事はないのだが、主催側の人間なら知っていて当然と考えたのだろう。 現に観柳はその弱点を把握しており、志々雄の読み通りと言える。 先程の戦闘はデッキで変身している間の約十分間。 それでも肉体に帯びた熱は未だ冷め切っていないのだろう。 「俺はゆっくり体を冷ますとするぜ。 新しい煉獄とらんすろっと、それに残ってる連中のお手並み拝見ってとこだな」 上機嫌な様子で観柳に背を向ける志々雄。 それを見送った後、観柳もその場を後にする。 行き先は自身にあてがわれた部屋だ。 「これはV.V.から譲り受けたもの、つまり元手はタダ。 使用にあたってのリスクも無し。 ホォッホー!! たぁまんねぇなあッ!!」 志々雄の前で見せていた大人しい姿から一変し、観柳は欲望を晒け出す。 志々雄が手を抜くなら自分がその分を補えばいい。 志々雄の勝利、そしてV.V.の技術さえあれば最早『国』という器すら狭くなる。 そう、覚えたての横文字で言うならば。 「観柳帝国どころの話ではない……ワールド オブ 観柳……!!」 目の前にあるのは悪魔召還プログラム。 金の亡者の手によって、プログラムが起動しようとしていた。 【二日目/黎明/???】 【志々雄真実@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-(漫画)】 [装備]:サバイバルナイフ@現実、ヒノカグツチ@真・女神転生if...、サバイブ(烈火)@仮面ライダー龍騎 [所持品]:支給品一式×4、リュウガのデッキ@仮面ライダー龍騎(一時間変身不可)、確認済み支給品0~4(武器ではない)、林檎×8@DEATH NOTE、鉄の棒@寄生獣 マハブフストーン×4@真・女神転生if…、本を数冊(種類はお任せ)、工具@現実(現地調達)、首輪の残骸(銭形のもの)、首輪解除に関するメモ 逆刃刀・真打@るろうに剣心、玉×5@TRICK、紐とゴム@現実(現地調達)、夜神月が書いたメモ、菊一文字則宗@るろうに剣心、 鷹野のデイパック(魔力の香@真・女神転生if...、体力の香@真・女神転生if...、???@???、その他不明支給品)) [状態]:各部に軽度の裂傷、首輪解除済み [思考・行動] 1:ぶいつぅの掌の上にいる。(飽きるまで) 2:気が向いたらガリア王国のジョゼフを持て成す。 3:翠星石の中のキングストーンが欲しい。 4:間引く。 [備考] ※クーガー、C.C.、真司らと情報交換をしました。ギアスとコードについて情報を得ました。 ※さざなみの笛@真・女神転生if...はV.V.が回収しました。(効果は持続中) ※J-1の座礁船は動き出しました。 ▽ 古手梨花はアジトの中を探索していた。 これまでの殆どの時間を鷹野の部屋で過ごしていたので、アジト内部の土地勘はない。 しかし鷹野がどこからか支給品を調達していた事などから、どこかに武器庫のようなものがあるとあたりを付けていた。 「絶対……これ以上、好きにさせないんだから……!」 中立を謡いながら、主催者達は明確に志々雄に肩入れしている。 会場にいる者達は不利になるばかりだ。 ならば自分こそが動かなければならないと、梨花は奮起する。 ただ見ているだけでは、逃げ帰るのと何も変わらない。 圭一なら、魅音なら、レナなら、沙都子なら、悟史なら必ずこうするはずだと信じて。 志々雄や薔薇水晶には敵わない。 だが観柳ならまだ付け入る隙があるはずだ。 既に観柳を尾行して部屋の位置は確認してある。 後は子供の自分でも扱える強力な武器さえ手に入れれば、戦える。 「私は絶対諦めない……!」 百年の魔女は一人、誰にも知られない場所で戦う。 【二日目/黎明/???】 【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】 [装備]無し [支給品]ワイン [状態]健康 [思考・行動] 1:殺し合いを最後まで見届ける。 2:武器庫を探す。 ※銀髪の少年により『鷹野三四に従え』というギアスをかけられています。 ▽ 「でかいだけあって速いッ!! まさかこんな所でうちのスーパーピンチばりのロボットと出会う事になるとは驚きだっ、だが!!! 俺の方がっ速いッ!!!!」 ヴァンがクーガーの車の上部に飛び乗り、シャドームーンはバトルホッパーに跨ってエンジンを掛ける。 そしてクーガーはガン、と蹴飛ばすようにアクセルを踏み込んだ。 乗っている者達全員に強烈なGが掛かる程の急加速で、ランスロットの上空からの強襲を回避する。 そのまま舗装された道路を東へ一直線。 ランスロットは小さくなって見えた――が、見えなくはならない。 「追って来ているな……」 普通の車のものよりも広い助手席に座り、狭間は誰よりも速く、深く、考える。 ランスロットと車のお互いがこのスピードでは数分で沿岸部に出てしまう。 そうなれば最悪の場合、煉獄とランスロットの挟み討ちに遭う。 志々雄の言葉を信じるなら煉獄の攻撃目標は決まっているようだが、こちらに標的を移さない保証はないのだ。 ランスロットが研究所に接近する前に、この数分で打つ手を決めなければならない。 「二手に別れるしかないか……」 いつでも奇襲を仕掛けられる立場にある志々雄の動きが分からない以上、当然全員で動いた方がいい。 それでも煉獄とランスロットを同時に相手にするにはこれしかない。 チームを分割するにあたって最も問題になるのがシャドームーンだ。 契約上シャドームーンの安全を確保し、かつ狭間が目を離さずに見張っている必要がある。 そうなると狭間は細かく動き回るランスロットではなく、ある程度動きが読めるであろう船の方へ向かう事になる。 そしていつ砲撃が始まるか分からない為クーガーはこの速度を保ったまま沿岸部へ。 KMFの知識があるジェレミアはランスロットへ。 残るは北岡、つかさ、上田、ヴァン。 「ジェレミア、あれはどの程度不味い相手だ?」 「そもそもKMFは生身の人間が相手に出来るような兵器ではない。 あのランスロットはそのKMFの中でも特別製だ」 「具体的な装備は?」 「私が知る限りではスラッシュハーケン……攻撃と移動用の錨が四機、MVSが二振り。 それから両腕にブレイズルミナスというエネルギーシールドがある。 幸いフロートユニットは装備されていないようだが……」 エネルギーシールドと聞き、アギダインを弾いたのはそれかと得心する。 同時に舌打ちもしたくなった。 「……厄介なもん作ってくれるねぇ」 「次に会う事があれば、開発者に良く言っておこう」 北岡が狭間の心中を代弁するようなぼやきを漏らした。 状況は最悪。 狭間はその中でも打てる手を探す。 「破壊は可能か?」 「……難しいな。 だが機能を停止させるか機動力を奪うだけなら、まだ可能性はある」 かろうじてだが、とジェレミアは付け足した。 曰く、付け入る隙は相手が対人兵器ではないという点にある。 サイズが異なりすぎる上に、主な脅威となるハーケンは『点』、MVSは『線』の攻撃。 超至近距離で動き回ればランスロットの攻撃手段は限定され、持久戦に持ち込みやすくなる。 弾幕を張ってブレイズルミナスを発生させ続ける事で電力を消費させ、エナジー切れを誘う事も可能。 また移動に用いる脚部のランドスピナーを破壊すれば著しく機動力が落ちる。 「とは言えどの道、私一人ではどうにもならん。 攻撃が当たりにくいとは言えランスロット自体が速すぎる。 火力も足りない」 「それ、俺に付き合えって言ってない?」 ジェレミアの呟きに、北岡が呆れたような声を出す。 遠距離からの牽制があれば戦い易さは格段に上がるだろう。 それにジェレミアと北岡は既に何度か共闘しており、互いの勝手を知っている。 「うむ、協力してくれ」 ジェレミアの方は既に覚悟を決めているようだった。 北岡は返事代わりに肩を竦めて溜息を吐く。 「ヴァンもそちらに行かせるか?」 狭間は車の上に視線をやる。 しかし北岡は「いいよいいよ」と手を振った。 「さっきも言ったけど、俺達は狭間が死んだら詰みなんだよね。 護衛がいた方がいいでしょ――って思うんだけど、どう? やっぱ二人だけでロボ相手は無理?」 北岡がジェレミアの方を伺うと、難しい顔で「何とかするしかないだろう」と答えた。 狭間としてはそんな気遣いで二人の生存率を下げさせたくなかった、しかし『詰み』というのは確かに正論なのだ。 戦力的な意味もあるが、狭間が死ねばシャドームーンとの契約が切れる。 それに煉獄の装備自体が不透明だった。 志々雄があのランスロットと同じタイミングで持ち込んだ品である以上、ただの船であるはずがない。 志々雄が購入したという事は明治時代の船。 しかしV.V.が『改造』したというのなら、それは狭間から見て未来の兵器になる。 戦力が必要になるのはランスロット側も煉獄側も同じなのだ。 「……ランスロットには北岡とジェレミアで対応してくれ。 柊は――」 「志々雄さんが言ってた場所に行かせて下さい……箒がありますから、すぐに行けます!」 「……聞いていたのか」 つかさは逡巡する事なく応える。 自分に出来る事を、自分なりに考えていたのだろう。 「罠かも知れない――いや、罠の可能性の方が高いぞ」 「何があるか見てくるだけです、近付きません。 私が弱いのは分かってますから……だから、これだけはやらせて下さい」 引く気がないのはすぐに分かった。 それに、これが一番つかさを戦線から遠ざけれる形でもある。 更に言えば、狭間は志々雄の言う『プレゼント』が本当に主催に関わるものである可能性を捨て切れなかった。 ジェレミアとV.V.が知り合いだという点で、妙な信憑性を感じたのだ。 「分かった。 G-9を確認次第、北岡達に合流してくれ。 くれぐれもランスロットには近寄るな」 「はい!」 ▽ 「私はどうしたらいい?」 「好きにしてくれ」 そんな上田と狭間の随分雑な会話を余所に、ジェレミアは北岡にランスロットの説明をしつつ支給品を調える。 ジェレミアがランスロットの戦闘を直接目にしたのは一度だけだ。 しかし第二次東京決戦での交戦に備え、黒の騎士団が集めた情報を与えられていた。 その際は自らの乗機での戦闘を想定していたが、まさか生身で戦う事になるとは思いもよらなかった。 その間にアイテムの受け渡しをしながら、特に必要だと言われたのが昇天石だった。 縁のデイパックが発見出来なかった時点で「笛が志々雄の手に渡った」と判断した狭間が、皆に分けさせたものだ。 笛でUNDEAD状態になった者にはあらゆる攻撃が通じないが、回復魔法やこの石による破魔魔法ならば死体に戻せるという。 狭間が一同にタルカジャとラクカジャを何度か掛け、支度を終えたところでジェレミアは車のドアを開けた。 時速は百キロか、二百キロか、それ以上か。 吹き込んで来る強い風に思わず目を細め、外の景色は瞬く間に流れていく。 北岡の「あーあ」という何度目になるか分からない溜息も、暴風の中へ飲み込まれていった。 「危険だと判断したら逃げていい。 それで研究所や我々が襲われる可能性があるとしても、とにかく絶対に死ぬな」 「分かってるよ、ついでにそっちもお互い様だからね」 「武運を祈る」 「狭間さん、また後で……!」 ジェレミアが北岡とつかさを抱えて飛び降りる。 着地の衝撃を両足で受け止めて殺し、振り返れば車は三人を置いてすぐに見えなくなった。 地面に二人を降ろしてやると、つかさはデイパックから箒を取り出して浮き上がる。 「すぐに戻りますから!」 「うん、つかさちゃんも無理しないでね」 つかさが夜空へ舞い上がると北岡はもう一度、小さく「あーあ」と諦めの声を出す。 そして道路脇に設置されたカーブミラーにデッキを翳し、変身した。 「ロボットは好きだったけど、まさか戦う事になるとはねぇ」 「変身が解けた時は逃げて構わんぞ」 「安心してよ、俺は言われなくても逃げる時は逃げるから」 場所は市街地の中でも十階建て程のビルが立ち並ぶオフィス街。 足から伝わってくる振動が、接近してくるランスロットの姿が大きくなっていく。 二人の間にハーケンが打ち込まれ、左右に別れて避ける。 そしてジェレミアは贄殿遮那を構えて前へ、北岡はマグナバイザーを手にビルの上へと跳躍した。 ランスロットが二つのランドスピナーのうちの一つを止め、そちらを軸足として旋回。 その巨体の回転が生み出す暴風は竜巻に等しく、完全に停止するのも待たずに二機のハーケンを射出した。 両の手の甲から打ち出されたそれぞれがジェレミアと北岡を狙う。 ビルの屋上にいた北岡は一歩後方へと跳んで避け、ジェレミアはランスロットの間合いに踏み込む事で回避した。 粉塵が巻き上がる中、ランスロットがハーケンを巻き取りながら蹴りを繰り出す。 鋼鉄、大質量にして高速の蹴り。 命中すれば一撃で文字通りの命取りとなる。 ジェレミアは進路を横へと変えてそれを躱した。 下手に跳躍すれば足場がなくなり、続く攻撃を避けられなくなるからだ。 ランスロットはハーケンの先のブレード部分だけを手の甲から突き出させ、その拳を地面に打ち下ろす。 ジェレミアが足に力を籠め、前へと加速してその地点から逃れた。 ランスロットが拳を下ろした状態で旋回してジェレミアを狙うが、そのタイミングで北岡がマグナバイザーを連射。 ランスロットは振るおうとしていた腕のブレイズルミナスを展開して受け止め、追撃を免れたジェレミアが走り抜ける。 そのままランスロットの背後を取り、脚部や肩を足場にして駆け上がった。 そして贄殿遮那を振るう対象は、胸部に二機設置されたファクトスフィアのうちの一つ。 赤外線等様々な外部情報を一括して収集・処理するオープンセンサーカメラ――これを破壊すれば夜目が利くジェレミアとゾルダが一気に有利になる。 しかしファクトスフィアは展開していない時は装甲に覆われており、展開するのは一時のみ。 その瞬間を狙うよりは、装甲ごと何度も攻撃した方が破壊しやすいという判断をした。 刀を突き立て、軋むような金属音。 KMFの装甲は当然刀で傷付けられるようなものではないが、この刀はヒノカグツチとドラグブレードとの衝突さえ物ともしなかった特別製。 更に今のジェレミアはタルカジャの重ね掛けにより攻撃力が強化されている。 ファクトスフィアの外装に亀裂が走った。 ランスロットが拳のブレードをジェレミアに叩き込む。 ジェレミアはそれを贄殿遮那で受け止めるがその威力を完全に殺す事は出来ず、ビルの内部へと吹き飛ばされた。 ジェレミアに向けて拳を振り抜いたランスロット――その目の前に、フラムがあった。 北岡が投げ込んだものだ。 ジェレミアの攻撃を成功させた上でそれを囮にし、ブレイズルミナスに防がれる事なくフラムを命中させるところまでが作戦。 ゾルダが素早いランスロットを相手にするには重火器を捨てざるを得ない、その上で装甲を破る為の策だった。 フラムが炸裂し、ビル街が一瞬照らし出される。 煉獄の一撃に比べれば花火程度の爆発であっても、その威力は既にこの会場内で証明されている。 傷付いていたファクトスフィアは破壊され、残るは一機となった。 ガラスが割れ、室内に整然と並んでいた机や椅子は瞬く間になぎ倒され、ひしゃげて壊れ、原型をかろうじて残すのみとなった。 窓から投げ込まれて反対側の壁に叩き付けられたジェレミアは、切れた口から滴る血を拭いながら立ち上がる。 ラクカジャで防御力を底上げされていなければこの程度では済まなかっただろう。 一歩進み、左の脇腹から火花が散って膝を着く。 志々雄に斬られて装甲の奥深くまで達した傷。 焼けるような痛みと共に思い出されるのは、志々雄に突き付けられた言葉だった。 生き残る気がない。 空っぽだ。 それらは何ら言い訳の出来ない事実だった。 「狭間に命を預けた」等と宣っても、ジェレミア自身がその命に価値を見出していなければ何の意味もない。 「だが私は……こんな所で死ぬつもりは、ない」 全てが終わった後、主を追って死ぬ。 今はまだ、何も終わってはいない。 生き残った者達が元の世界に帰る、その背を見送るまでは死ねはしない。 柊つかさが家族や友人のいない日常に戻る。 狭間偉出夫が学校と向き合って罪を清算する。 帰った後に辿る道を決めるのは彼ら自身、だがそこに至るまでの道を切り拓くのは大人の役目だ。 「その為にも……私は今度こそ君を止めるぞ、枢木!!」 ジェレミアはスザクの死後にサイトを閲覧し、生前の彼が惚れ薬によって生き方を狂わされたのだと知った。 会場内で二度もスザクに接触しながら、彼を正気に戻す事も凶行を止める事も出来なかった。 涙を流している姿さえ目にしながら、何も出来なかった。 ならばここで、死してなお弄ばれるスザクを止めるのは自らの役目。 ジェレミアは己を鼓舞し、再びランスロットの駆ける戦場へ戻る。 【二日目/黎明/F-9 市街地上空】 【柊つかさ@らき☆すた】 [装備]空飛ぶホウキ@ヴィオラートのアトリエ、 [支給品]支給品一式×2(水のみ3つ)、確認済み支給品(0~1) 、レシピ『錬金術メモ』、陵桜学園の制服、かがみの下着、食材@現実(一部使用)、 パルトネール@相棒(開封済み)、こなたのスク水@らき☆すた、昇天石×1@真・女神転生if…、メタルゲラスの角と爪、リフュールポット×2 フラム×1 [状態]精神的疲労(中)、タルカジャとラクカジャ重ねがけ [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:錬金術でみんなに協力したい。 2:G-9に何があるのか確認し、北岡達に合流する。 [備考] ※錬金術の基本を習得しました。他にも発想と素材次第で何か作れるかもしれません。 ※アイゼルがレシピに何か書き足しました。内容は後続の書き手氏にお任せします。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※調合したリフュールポット×6は北岡とクーガーとつかさで二個ずつ(北岡とクーガーが一個ずつ使用)、琥珀湯×3は狭間に(一個使用)、 フラム×3はつかさとヴァンと北岡(北岡が一個使用)で配分しました。 【二日目/黎明/F-9 市街地】 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎(実写)】 [装備]:レイの靴@ガン×ソード、ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎 [所持品]:支給品一式×3(水×2とランタンを消費)、CONTRACTのカード@仮面ライダー龍騎、CONFINE VENTのカード@仮面ライダー龍騎 FNブローニング・ハイパワー@現実(12/13) 、RPG-7(0/1)@ひぐらしのなく頃に、榴弾×1、デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、 五ェ門の確認済み支給品(0~1)(刀剣類では無い)、昇天石×1@真・女神転生if…、リフュールポット×1 [状態]変身中、タルカジャとラクカジャ重ねがけ [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:つかさに対する罪悪感。 2:ランスロットを倒す。 ※一部の支給品に制限が掛けられていることに気付きました。 ※病院にて情報交換をしました。 ※レナ、狭間と情報交換をしました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 【ジェレミア・ゴットバルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [装備]贄殿遮那@灼眼のシャナ、ブラフマーストラ@真・女神転生if… [所持品]支給品一式×2(鉛筆一本と食糧の1/3を消費)、咲世子の煙球×1@コードギアス 反逆のルルーシュ、リフュールポット×2、 不明支給品(0~1)、昇天石×1@真・女神転生if…、フラム×1 [状態]機械部分に深い裂傷、疲労(小)、ダメージ(小)、精神磨耗、両腕の剣が折れたため使用不能、タルカジャとラクカジャ重ねがけ [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:V.V.を殺す。 2:他の参加者に協力する。クーガーとの約束は守る。 3:全て終えてからルルーシュの後を追う。 4:ランスロットを倒す。 [備考] ※病院にて情報交換をしました。 ※制限により、ギアスキャンセラーを使用すると疲労が増大します。他にも制限があるかも知れません。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ▽ 風圧にテンガロンハットが飛ばされないよう手で押さえ、進行方向とは逆の方を向いて鎮座する。 ヴァンは車内の会話へは関心を寄せず、後方から追ってくるランスロットを眺めていた。 ヨロイより小さいな、などと考えていると後部のドアが開いてジェレミア達が飛び降りる。 ランスロットと相対する顔ぶれは決まったらしい。 彼らの背を、ヴァンは眠たげな目のまま見送った。 やがて降りた三人もランスロットも見えなくなった頃、狭間が窓から頭を出した。 風に流されないようにしているのか、声はやや大きい。 「ヴァン、これから海に出て煉獄を落とす。 接近には上田の支給品にあるクルーザーを使う予定だ」 狭間が「クーガーのアルターは船にも」などと説明を加えているが、ヴァンは聞き流す。 「それで?」 「煉獄を実際に見てみない事には動きが決められない。 しかし、……不本意だろうが、貴様には私とシャドームーンの護衛を頼む事になるだろう」 ヴァンは露骨に顔をしかめた。 気が進まない、どころの騒ぎではない。 「契約の事は既に話してあるな。 シャドームーンに及ぶ危害は――」 「そいつは、生き残るのに要るのか」 狭間の話を遮り、ヴァンは確認する。 ヴァンにとってはそれが最も重要だからだ。 「そうだ、必要だ。 鷹野の残した支給品が奪われた以上、この契約を守れなければ脱出は不可能だ」 「分かった」 ヴァンは馬鹿だが、優先順位は理解している。 まずは生き残る。 生き残らなければならない。 殺すのはその後でいい。 「それなら、これを渡しておく。 必要になった時は使ってくれ」 狭間から渡されたのは飴だった。 水中呼吸が可能になるという説明を受けつつ、ヴァンはそれを適当にデイパックに突っ込む。 一度それを口にした事があるのだが、ヴァンは覚えていなかった。 話は済んだようで、狭間は頭を車内に戻した。 ヴァンはクーガーの車の速度に悠々と併走するバトルホッパー、それに乗ったシャドームーンの方へ視線を動かす。 銀の仮面は当然微動だにせず、ヴァンは一つ舌打ちをした。 ▽ 車内に三人、車外に一人を乗せるのみとなった車は海に向かって走行する。 海岸へ続く道路はひたすらに一直線。 既に道の先には水平線が見え始めていた。 戦闘が近い、しかし狭間が纏う空気はひたすらに重い。 ランスロットと煉獄の突然の出現。 鷹野から託されたという脱出手段を奪われ、北岡とジェレミアを死地に追いやってしまった。 狭間が如何に優秀でも狭間はつかさとさして変わらない年齢の学生なのだ。 重くのしかかる責任に対し、いつまでも平然とはしていられない。 クーガーは狭間の肩をバシバシと叩いて笑ってみせる。 「心配しなくてもどうにかなる、あの二人だって大人だ。 こっちは研究所の死守が最優先、って事でいいのか?」 「ああ、しかし……」 確認を取ったクーガーに、狭間は返事を濁らせた。 上田が「YOU、言いたい事があるならはっきり言いたまえ」と無理矢理促し、狭間に続けさせる。 「……研究所を落とされたとしても、手がないわけではない」 「はぁ!?」 「何という事だ、そういう話ならもっと早く――」 「確証がなかった、だから全員の前では言えなかった。 出来れば取りたくない手段だ」 研究所でゲフィオンディスターバーを使って首輪の爆破機構を停止させる、以外の手段。 狭間は躊躇いがちに告げる。 それは首輪の構造が至極単純だからこその方法――“解除されて機能停止した首輪の配線を繋ぎ直し、再起動する”。 通常の方法では、首輪を解除出来るのは五人の中で一人だけ。 爆破機構を停止させるには、解除されていない首輪が四つ必要だからだ。 逆に解除されていない首輪が四つありさえすれば、全員の首輪を解除出来る。 だから解除済みの首輪を再利用する、という発想だった。 幸いにも上田が三人分の停止した首輪を所持しており、練習台として使える。 理屈では、だが。 「……出来たら最高だが、失敗したらアンタの手首から先が吹き飛びそうな話だな」 「それもあるが、これはあのサイトに掲載されていない方法だ。 薔薇水晶に妨害される可能性がある」 「なら、せいぜいそんな手に頼らなくていいように頑張りますか……!」 海岸に出る。 即座にハンドルを回し、研究所がある北へ。 急なターンではあったがシャドームーンの駆るバトルホッパーはピタリとついてきた。 「気に入らないッ、が、今はあのデカブツを潰すのが先だな……!」 沖には志々雄の言葉通り船が浮かび、やはり北へと航行していた。 しかしクーガーは目を疑った。 助手席の狭間もまた眉間に皺を寄せて船を注視している。 志々雄がランスロットと共に用意したその兵器は、「明治時代の船」に相応しい薄汚れた木造船だったのだ。 大きさもクーガーの世界にはもっと大型の戦艦がある。 『肩透かし』に近い感覚があった。 「はっはっは、あれなら私だけでも充分落とせ――」 途端に調子付いた上田の声を一つの爆音が遮る。 船が爆発し、炎に包まれたのだ。 「自爆……!?」 「違う、あれは……!」 火が収まり、夜の闇が海に戻ってくる。 同時にそこには志々雄が語った“甲鉄艦”が鎮座していた。 爆発したのは木造船に偽装する為の外側部分のみで、その内部は確かに未来の技術によって作られている。 「わざわざ手が込んでいるな、腹立たしい……」 言いながら、狭間の額には汗が浮いていた。 北岡達が向かったのは確かに死地であったが、こちらもさして変わらないようだ。 「ま、デカかろうと強かろうと俺が片を付ければいい話だ。 俺は最速の男だからな!!」 速さはサイズに、強さに優る。 クーガーの意思に呼応するように、車のエンジンが唸りを上げた。 【二日目/黎明/F-10 沿岸部】 【狭間偉出夫@真・女神転生if...】 [装備]:斬鉄剣@ルパン三世 [所持品]:支給品一式×2、インスタントカメラ(数枚消費)@現実、真紅の下半身@ローゼンメイデン、USB型データカード@現実、ノートパソコン@現実、 鉈@ひぐらしのなく頃に、琥珀湯×2 [状態]:人間形態、疲労(小)、魔力消費(中)、タルカジャとラクカジャ重ねがけ [思考・行動] 0:殺し合いから他の者達と一緒に脱出する。 1:シャドームーンとの契約を遵守する。 2:研究所を防衛する。 3:翠星石を保護する。 [備考] ※参加時期はレイコ編ラストバトル中。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページのユーザ名はtakano、パスワードは123です。 またこれらを入手したことにより、以下の情報を手に入れました。 全参加者の詳細プロフィール 全参加者のこれまでの動向。 現時点での死者の一覧。 各参加者の世界観区分。 nのフィールドの詳細及び危険性。 「彼」が使用したギアスの一覧。 ※目的の欄を閲覧することはできませんでした。 【ストレイト・クーガー@スクライド】 [装備]:車 [所持品]:基本支給品一式、昇天石×1@真・女神転生if…、リフュールポット×1 [状態]:身体中に鈍い痛み、疲労(大)、タルカジャとラクカジャ重ねがけ [思考・行動] 0:生きる。 1:煉獄を落とす。 2:翠星石を迎えに行く。 ※総合病院にて情報交換をしました。 ※ギアスとコードについて情報を得ました。 ※真司、C.C.らと情報交換をしました。 ※田村玲子が同化して傷を塞ぎました。アルターについては応急的な処置なので寿命が延びる事はありません。 それ以外の影響があるか否かは後続の書き手氏にお任せします。 ※君島の車@スクライドとミニクーパー@ルパン三世はクーガーのアルターで同化しました。 【ヴァン@ガン×ソード】 [装備]:薄刃乃太刀@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-(先端部欠損)、ヴァンの蛮刀@ガン×ソード [所持品]:支給品一式、ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎、昇天石×1@真・女神転生if…、 フラム×1、エアドロップ×2@ヴィオラートのアトリエ、調味料一式@ガン×ソード [状態]:右目欠損、疲労(大)、タルカジャとラクカジャ重ねがけ [思考・行動] 0:カギ爪の男に復讐を果たすためさっさと脱出する。生き残る。 1:V.V.を倒した後シャドームーンを殺す。 [備考] ※まだ竜宮レナの名前を覚えていません。 ※C.C.の名前を覚えました。 【上田次郎@TRICK(実写)】 [装備]ベレッタM92F(10/15)@バトルロワイアル(小説)、ニンテンドーDS型探知機 [支給品]支給品一式×4(水を一本紛失)、富竹のポラロイド@ひぐらしのなく頃に、デスノート(偽物)@DEATH NOTE、予備マガジン3本(45発)、 上田次郎人形@TRICK、雛見沢症候群治療薬C120@ひぐらしのなく頃に、情報が記されたメモ、浅倉のデイパックから散乱した確認済み支給品(0~2)、 小型クルーザー@ルパン三世、ファサリナの三節棍@ガン×ソード、倭刀@るろうに剣心、レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード [状態]額部に軽い裂傷(処置済み)、全身打撲、タルカジャとラクカジャ重ねがけ [思考・行動] 0:ヴァン達に協力する。 ※水銀燈、真司、C.C.、縁の遺体がF-8民家に安置されました。 ※水銀燈、L、真司、C.C.のデイパックが車内に置かれています。 ※水銀燈のデイパック 支給品一式×10(食料以外)、しんせい(煙草)@ルパン三世、手錠@相棒、双眼鏡@現実、首輪×3(咲世子、劉鳳、剣心)、 着替え各種(現地調達)、シェリスのHOLY隊員制服@スクライド、農作業用の鎌@バトルロワイアル、前原圭一のメモ@ひぐらしのなく頃に、 カツラ@TRICK、カードキー、知り合い順名簿、剣心の不明支給品(0~1)、ロロの不明支給品(0~1)、 三村信史特性爆弾セット(滑車、タコ糸、ガムテープ、ゴミ袋、ボイスコンバーター、ロープ三百メートル)@バトルロワイアル ※Lのデイパック 支給品一式×4(水と食事を一つずつ消費)、ニンテンドーDS型詳細名簿、アズュール@灼眼のシャナ、角砂糖@デスノート、 情報が記されたメモ、首輪(魅音)、シアン化カリウム@バトルロワイアル、イングラムM10(0/32)@バトルロワイアル、おはぎ×3@ひぐらしのなく頃に、 女神の剣@ヴィオラートのアトリエ、DS系アイテムの拡張パーツ(GBA)、才人の不明支給品(0~1)、ゼロの剣@コードギアス、 ※真司のデイパック 真司の確認済み支給品(0~2) 、劉鳳の不明支給品(0~2)、発信機の受信機@DEATH NOTE、カードキー、神崎優衣の絵@仮面ライダー龍騎 ※C.C.のデイパック 支給品一式×4、ゼロの仮面@コードギアス、ピザ@コードギアス、カギ爪@ガン×ソード、レイ・ラングレンの銃の予備弾倉(60/60)@ガン×ソード、 白梅香@るろうに剣心、確認済み支給品(0~1)、S&W M10の弾薬(17/24)@バトル・ロワイアル ※浅倉のデイパックから散乱した確認済み支給品のうちの昇天石×5@真・女神転生if…は、北岡・つかさ・ジェレミア・ヴァン・クーガーで配分しました。 【シャドームーン@仮面ライダーBLACK(実写)】 [装備] サタンサーベル@仮面ライダーBLACK、バトルホッパー@仮面ライダーBLACK [支給品] 支給品一式、不明支給品0~2(確認済み) [状態] 疲労(中)、ダメージ(極大)、全身に負傷、全身に火傷、右腕欠損、シャドーチャージャーに負傷 [思考・行動] 0:創世王を殺す。 1:創世王を殺した後、他の参加者を皆殺しにする。 2:狭間との契約は守る。 3:キングストーン(太陽の石)を回収する。 【備考】 ※本編50話途中からの参戦です。 ※殺し合いの主催者の裏に、創世王が居ると考えています。 ※会場の端には空間の歪みがあると考えています。 ※空間に干渉する能力が増大しました。 ※nのフィールドの入り口を開ける能力を得ました。 ※回復が始まっていません。回復するかどうかは後続の書き手に任せます。 ※狭間偉出夫とシャドームーンは契約を交わしました。内容は以下の通りです。 シャドームーンは主催者を倒すまで他の参加者を殺害しない。(但し正当防衛の場合は例外とする) 狭間はシャドームーンの首輪を解除する。 狭間はシャドームーンが首輪を解除するまで護衛する。 シャドームーンは首輪を解除できれば他の参加者と協力して主催者と戦う。(シャドームーンは会場脱出や主催者の拠点へ侵攻する際は他の参加者と足並みを揃える) 主催者(の黒幕)の殺害はシャドームーンに一任する。 主催者を倒した後はシャドームーンと他に生き残った全ての参加者で決着を付ける。 主催者を倒すまでにシャドームーンが誰かに殺害された場合、狭間は必ずその報復を行う。 ▽ 会場から戻った薔薇水晶は一人佇み、頬に手を当てる。 そこには先程負った小さな傷があった。 「……」 表情は動かない。 ただ立ち尽くす。 そこに小さな足音と、啜り泣く声が聞こえた。 「翠星石……」 名を呼ぶと、翠星石は顔を覆っていた手を離す。 憔悴しきった彼女の目元は赤く、ずっと泣いていたのだと分かった。 闇雲に歩き回っているうちにここに着いたらしい。 薔薇水晶が崩れ落ちそうになった彼女を支えてやると、薔薇水晶の胸に顔を埋めて泣きじゃくった。 「分からない」「分からない」と、何度も口にしながら。 数分程そのままでいると、少しは落ち着いたのか泣き止んだ翠星石が顔を上げる。 しかし目が合った途端、翠星石の表情が歪んだ。 「その、傷は……どうしたですか、薔薇水晶……?」 不安そうに、心配そうに、翠星石が薔薇水晶の頬に手を伸ばす。 そこで二の腕の傷にも気付いたようで、顔がますます強張った。 「これは、会場で襲われたの。 彼らに攻撃された」 翠星石の涙が落ちる。 一度は止まったはずなのに、次から次へと滴っていく。 「悲しいの?」 「だってっ……同じ、姉妹なのに……っ」 真紅も、蒼星石も、水銀燈も死んだ。 雛苺も脱落した。 金糸雀も今となってはどこにいるのか分からない。 翠星石にとって、今や残る姉妹は薔薇水晶ただ一人。 その薔薇水晶が傷付く事に、まして死ぬ事に、翠星石が耐えられるわけがないのだ。 薔薇水晶に縋って泣く翠星石。 小さく一度だけ、嗚咽に「あんな奴ら」と呪う言葉が混じった。 彼女が薔薇水晶の手の中に落ちるまで、恐らく時間は掛からない。 【二日目/黎明/???】 【翠星石@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]真紅と蒼星石と水銀燈と雛苺のローザミスティカ@ローゼンメイデン、キングストーン(太陽の石)@仮面ライダーBLACK(実写) ローゼンメイデンの鞄@ローゼンメイデン、庭師の鋏@ローゼンメイデン、庭師の如雨露@ローゼンメイデン [支給品]支給品一式(朝食分を消費)、真紅のステッキ@ローゼンメイデン、情報が記されたメモ、確認済支給品(0~1) [状態]首輪解除済み [思考・行動] 0:??? [備考] ※スイドリームが居ない事を疑問に思っています。 ※ローザミスティカを複数取り込んだことで、それぞれの姉妹の能力を会得しました。 ※キングストーンを取り込んだことで、能力が上がっています。 またキングストーンによる精神への悪影響が見られ、やがて暴走へ繋がる危険性があります。 ▽ V.V.は一人、モニタールームで会場を見守る。 「それが君の選択なんだね、C.C.」 数刻前、誰よりも長い月日を生きた魔女が自ら凶刃の前に躍り出た。 それはつまり、死のうとしたという事。 自ら死を選んだという事。 「随分満足そうだったね……僕からの贈り物は、気に入って貰えたのかな」 監視しても、盗聴しても、参加者の心の内までは分からない。 C.C.は最期に何を思ったのか。 想像し、クツクツと声を殺して笑う。 「志々雄に追い詰められれば、残された彼らはまた新たに『選択』を強いられるだろう。 僕はそれを見られる時が、楽しみでならないよ」 画面に映るのは白い鋼鉄の騎士と戦艦。 そしてそれに立ち向かう者達。 「彼の策は成功するかな……? 彼は素直にあれを受け取ってくれるかな……? それに彼女達は――」 丸一日以上続いたバトルロワイアルの、全ての結果がもうすぐ出る。 V.V.はその時を待ち続ける。 薄く笑いながら、楽しみにしながら、待ち続ける。 【ランスロット@コードギアス 反逆のルルーシュ】 特別派遣嚮導開発部が開発したKMF(ナイトメアフレーム)。 B-5山頂付近、外観を偽装したKMF格納庫に収容されていた。 起動キーはV.V.の手元にあり、バトルロワイアルの進行状況次第で参加者に渡す予定もあった。 型式番号 Z-01 全高 4.49m 重量 6.89t 装備 スラッシュハーケン×4、ブレイズルミナス×2、メーザーバイブレーションソード×2、ヴァリス、ハーケンブースター 従来の量産型よりも性能が高い分扱いが難しいが、枢木スザクが操縦した場合の通常稼働率は94%となる。 ファクトスフィアが頭部でなく胸部に2基装備され、スラッシュハーケンも腰部の2基に加え手の甲から射出するメッサーモードが2基、計4基装備されている。 腕部中央からブレイズルミナスというシールドを発生し、様々な攻撃を弾く。 脱出装置とフロートシステムは実装されていない。 【煉獄・改@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-】 元は十本刀の一人である佐渡島方治が、雪代縁の組織から買い取った大型甲鉄艦。 一度は沈没したものをV.V.がブリタニアやエンドレス・イリュージョンの技術を用いて修理・回収・改造を施した。 J-1の座礁船として偽装されていて、観柳が持つ専用パソコンをバトルロワイアルの進行状況次第で参加者に渡す予定もあった。 志々雄「この大型甲鉄艦“煉獄”には全財力の五分の三をつぎ込んだんだ」 アームストロング砲や回転式機関銃を装備していたが、改造後の装備は不明。 専用パソコンによる遠隔操作やオート航行が可能になっている。 【昇天石@真・女神転生if…】 ルルーシュ・ランペルージに支給。 敵2体に破魔属性の魔法をかけるアイテム。 5個セットで支給。 【小型クルーザー@ルパン三世】 銭形警部に支給。 TV SPECIAL「霧のエリューシヴ」に登場し、ルパン達が使用したクルーザー。 時系列順で読む Back Marching Ever Onward To Tomorrow Next HELL ON EARTH(前編) 投下順で読む Back Marching Ever Onward To Tomorrow Next HELL ON EARTH(前編) 164 Marching Ever Onward To Tomorrow 北岡秀一 167 CODE GEASS――鋼のレジスタンス ジェレミア・ゴットバルト 柊つかさ 上田次郎 165 HELL ON EARTH(前編) ヴァン ストレイト・クーガー 狭間偉出夫 翠星石 シャドームーン 志々雄真実 薔薇水晶 165 HELL ON EARTH(後編) V.V. 161 第四回放送 古手梨花 武田観柳 165 HELL ON EARTH(前編)
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/85.html
[名前]前原 圭一 [出典]ひぐらしのなく頃に [声優]保志総一郎(参加者内ではカズマ、ミハエル・ギャレットが同じ声優) [性別]男 [年齢]学生 [一人称]俺 [二人称]呼び捨て、お前、あんた、○○くん、○○ちゃん、○○さん [三人称]あいつ 鬼隠し編・綿流し編・祟殺し編及びPS2版「祭」、DS版「絆」の主人公。身長は164cm。血液型はO型。 茶色の髪と紫の目を持ち、髪型はロングショートのボブタイプ。目はやや長くのびた三白眼である。 昭和58年5月に東京から雛見沢へ引っ越してきた少年。転校してきて間もないが、村の人に名前を覚えられるほど溶けこんでいる。 4月1日生まれ(生年は不明)。「祭」では昭和41年(1966年)生まれだが原作・アニメ版では1969年生まれとされている。泳ぎが得意。 受験を控えた魅音に代わりクラス委員長と部活の部長になった。 委員長就任パーティー終了後に梨花から鷹野三四の陰謀を聞かされたことで、それを打ち砕くために仲間と共に奔走することとなる。 部活のゲームスタイルは、相手に翻弄されることも多いが窮地に陥ることで本領を発揮する。 モチベーションやその日のコンディションによってかなり浮き沈みが激しいが、持ち前の頭脳と口先の魔術を活かしたアジテーションや心理戦による一発逆転を得意としている。 ただ詰めが甘いので、主に魅音や沙都子の手痛い反撃にあうことも多い。 [能力] 成績優秀で頭の回転は速い。身体能力は普通。 口先が大変達者で、特に同性に対しての効果は絶大(しかし、ここぞと言うときには吃驚するくらいの動揺・口下手・説明不足で相手によく誤解を与える)。 まわりを扇動させる天性の才能を指して、古手梨花から「口先の魔術師」との二つ名が付けられるほどである。 追い詰められた時にこそ力を発揮するタイプ。 料理は苦手で、野菜炒めを作ろうとして家を焼きかけた事がある。だがデイキャンプの経験で飯ごう炊爨はできる。 「口先の魔術師」と呼ばれるのはあまり好きではないようで、澪尽し編では「何だ口先の魔術師とは?せめて『K・ザ・マジシャン』とでも呼べっての!」と言ったが即却下された。 [性格] 直情的で熱血漢、好奇心旺盛で行動派な少年でありお調子者。 反面、無神経でデリカシーがなく、女心には相当鈍感なところがある。 出題編では、追い詰められると精神が非常に薄弱となり(もちろん症候群の影響もあるが)感情が非常に不安定になる。 当初は好奇心だけから怪死事件に関わって、自分の一身の為に仲間達を疑い殺害する醜態も見せた(鬼隠し編)。 だがやがて仲間を思う気持ちから行動するようになり、最後は仲間達の死(綿・目編)や雛見沢を呪う結末(祟殺し編)になったにせよ、次第に主人公らしい姿を見せるようになる。 罪滅し編では惨劇そのものを未然に防ぎ、皆殺し編以降は村全体の悪弊を打ち破る「新しい風」と呼ばれるほどにまで成長した。 それと同時に、自ら燃え上がることで仲間たちの心に火を付ける着火点となり、持ち前の行動力や瞬発力を生かして先陣として道を切り開く「赤い炎」としての役割にも目覚める。 疑心暗鬼に負けずに仲間を信じる強い気持ち、絶望的運命にも諦めず打破してみせる行動力、周囲の人間を次々味方に引き込んでいくカリスマといったものを繰り返される悲劇の中で身に着けていった成長型の英雄といっても良いであろう。 [備考] 彼の口癖の一つに「クールになれ、前原圭一!」がある。 これは彼が追い詰められた時に冷静(クール)になろうとして言うセリフ。しかし実際は余計に錯乱し事態を悪化させてしまう事から、彼の渾名の「K」と英語の「COOL」を組み合わせた「KOOL」という造語が生まれた。 これは当初圭一のあだ名だったが、解答編にて「クールになれ! ○○!」という発言をするキャラクターが度々現れ、彼らの言う「クールな行動(自称)」を指すようになった。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む + 開示する 前原圭一の本ロワにおける動向 登場話 026 059 076 093 登場話数 4 スタンス マーダー 初期支給品 鉄パイプ@現実、デスノート(偽物)@DEATH NOTE、雛見沢症候群治療薬C120@ひぐらしのなく頃に キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 竜宮レナ 警戒 レナ お前 一度殺害する 未遭遇 園崎魅音 魅音 一度殺害する 未遭遇 北条沙都子 沙都子 悟史の妹。自分を殺そうとしている連中の仲間 未遭遇 北条悟史 仲間 悟史 同じ境遇の人物 未遭遇 北岡秀一 敵対 北岡 F-7で襲撃する 076 石川五ェ門 F-7で襲撃する 076 柊つかさ F-7で襲撃する 076 上田次郎 北岡 北岡秀一と勘違いする 093 由詑かなみ 柊つかさと勘違いする 093 稲田瑞穂 レナ 竜宮レナと勘違いし、殺害される 093 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J G-8総合病院内→F-7図書館→F-7図書館周辺→G-6水族館→F-6→E-7最南端→E-6山道
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/206.html
[名前]C.C. [出典]コードギアス 反逆のルルーシュ [声優]ゆかな [性別]女 [年齢]不明 [一人称]私 [二人称]呼び捨て、お前 [三人称]あいつ ブリタニア軍に捕獲されていた不老不死の少女。 自分の願いを叶えることを条件にルルーシュ・ランペルージに絶対遵守のギアスを授け、 その後ブリタニアに反逆するルルーシュの「共犯者」としてルルーシュと行動を共にした。 緑の髪と金色の瞳の容姿に、額には不死者の証である刻印・コード、胸にはギアスの紋章に似た傷跡がある。本名は不明(ルルーシュは知っている)。 かつてはギアス嚮団に迎え入れられ「お飾り」の嚮主として悠久の時を過ごし、ルルーシュの母・マリアンヌや、V.V.とシャルルの兄弟とも交流があった。 「神を殺す計画」の同志だったが、マリアンヌ殺害の経緯を知ってからは嚮主の座をV.V.に譲り彼らの元を去った。 基本的に食事の必要はないが、大好物はピザ(ピザハットの物)、またポイントを貯めてもらった「チーズくんぬいぐるみ」がお気に入り。R2ではわざわざそれを取りにアッシュフォード学園に入ってルルーシュとカレンを苦労させた。 目玉焼きにマンゴーソースをかけるなど、味覚がずれている。 [能力] 他人にギアスを発現させる能力を持つ。 不思議な力を度々見せており、KMFごしに搭乗者に間接接触する事でショックイメージを見せたり、ナナリーがV.V.に攫われた際にもそれを知覚するなどしていた。 黒の騎士団に入団後しばらくしてKMF操縦技術を身につけ、ガウェインの操縦を担当したり、暁に搭乗したこともあり、最終決戦時にはランスロット・フロンティアに搭乗した。 [性格] ルルーシュの部屋に押しかけて居候したり、追われている自覚を持ちながらも堂々と外を出歩いたりとその性格は気楽かつ傍若無人。 辛辣な口調で棘のある言葉を投げかけることもある一方で、ルルーシュやカレンなどとは冗談めいた雑談を交わす様子も多く見られ、彼らをからかう事が多い。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する C.C.の本ロワにおける動向 登場話 000 035 060 077 084a 104a 104b 121 128 136 143 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 160f 162a 162b 登場話数 16 スタンス 対主催 初期支給品 ブリッツスタッフ@ヴィオラートのアトリエ、エアドロップ×3@ヴィオラートのアトリエ、ピザ@コードギアス 反逆のルルーシュ キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 ルルーシュ・ランペルージ 仲間 ルルーシュ お前 共犯者 000 ロロ・ランペルージ ロロ ルルーシュの偽りの弟 未遭遇 篠崎咲世子 咲世子 アッシュフォード家のメイド 未遭遇 枢木スザク 中立 スザク ブリタニアサイドの人間 未遭遇 ジェレミア・ゴットバルト オレンジ ブリタニア軍人 160d 160e 160f ヴァン 仲間 ヴァン 同行者 035 060 077 084a 104a 104b 121 128 136 143 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 160f 162a 162b 竜宮レナ レナ 77話から104話まで同行 077 084a 104a 104b ミハエル・ギャレット 敵対 F-2にて戦闘 077 084a 東條悟 77話にてF-2で戦闘、104話にてF-1で戦闘 077 084a 104a 104b 雪代縁 104話にてF-1で共闘、143話にてF-7で戦闘、162話にて殺害される 104a 104b 143 162a 162b シャドームーン 104話にてF-1で戦闘、128話にて会話、158話にてF-8で戦闘 104a 104b 128 158 160a 160b 160c 160d 160e 160f 蒼嶋駿朔 友好 F-1にて共闘 104a 104b 千草貴子 F-1にて共闘 104a 104b 杉下右京 中立 右京 お前 情報交換をする 121 ルパン三世 情報交換をする 136 城戸真司 友好 情報交換をする、同行者 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 翠星石 情報交換をする、同行者 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 160f ストレイト・クーガー クーガー 情報交換をする、150話から157話まで同行 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 志々雄真実 中立 情報交換をする 150a 150c 三村信史 情報交換をする 150a 150c L 友好 L お前 情報交換をする、156話から157話まで同行 156a 156b 156c 156d 157 上田次郎 情報交換をする、同行者 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 160f 162a 162b 水銀燈 情報交換をする、156話から157話まで同行 156a 156b 156c 156d 157 後藤 敵対 G-8総合病院にて襲撃される 157 狭間偉出夫 中立 F-8にて接触 160c 160d 160e 160f 北岡秀一 160d 160e 160f 柊つかさ 160d 160e 160f 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J F-1小屋→F-2西部→G-1道→F-1→H-1砂浜→H-2ホテル→G-1道→F-1小屋→E-1分岐点前→F-6市街地→F-7民家→F-7東→F-8市街地→G-8総合病院→G-8総合病院付近→F-8小病院→F-8市街地
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/171.html
[名前]東條悟 [出典]仮面ライダー龍騎 [演優]高槻純 [性別]男 [年齢]25 [一人称]僕 [二人称]呼び捨て、○○くん、君 [三人称]あいつ 原作後半の主要キャラ。 清明院大学・香川の研究室に属する大学院生。英雄を目指してライダーになる。 しかしその言葉の解釈において恩師・香川との間には徐々に齟齬が生まれており、歪んだ理想と憎悪に取り付かれていくようになった。 「みんなが僕を好きになってくれるかもしれない」という理由で、英雄になる事に固執する。 さらには戦いの中で次第に、ライダー同士の戦いに勝ち残ることで自らが英雄になろうと考えるようになる。 その結果、香川の言葉を”大切な人”を倒せば強くなれると曲解し、仲間である仲村と香川を相次いで殺害し、さらには戦いに敗れた自分を介抱した佐野も手にかけようとする。 その後は自暴自棄に近い形でライダー同士の戦いに身を置くが浅倉威に敗れ、北岡秀一に「英雄は英雄になろうと思ったら失格」と図星を突かれることなどが重なり、徐々に情緒不安定に陥っていく。 そんな中浅倉達を罠にかけた後、次に為すべきことが分からないまま街を彷徨ううちに前を行く親子に突っ込んできた暴走トラックからとっさに親子を守り、身代わりとなってはねられて死亡。 息を引き取る瞬間まで自分が英雄になる夢を捨てなかった彼であったが、皮肉にも死んでようやく「親子を救った英雄」として新聞で語られたのであった。 [性格] 過去に辛い境遇にあったからなのか皆に好きになって欲しいと思い、その為に自分が「英雄」になることを夢見ている。 一見すれば大人しく無邪気な性格のようだが人の感情を喪失しており、英雄になるためなら自分にとって大切な人さえも平然と裏切る冷酷さも持ち合わせているようだ。 神崎からもそんな性格を見込まれて選定された。 [仮面ライダータイガの能力] 身長/197cm 体重/97kg ジャンプ力/ひと飛び40m パンチ力/250AP キック力/400AP 走力/100mを5秒 最高視力/約20km 最高聴力/約15km デストバイザーやストライクベントにより召喚するデストワイルダーの両腕を模した巨大な鉤爪・デストクローを用いた白兵戦を得意とし、デストワイルダーとのコンビネーションによる奇襲戦法で標的を仕留める。 [タイガの召喚機デストバイザー] 「白召斧」という異名を持つ、斧の形をした召喚機。 刃の付け根の虎の頭をスライドさせて、その中にアドベントカードを装填して使用する。 [契約モンスターデストワイルダー] 身長/2m45cm 体重/280kg 移動時速/300km 攻撃力/5000AP ミラーワールドの白虎型モンスター。格闘戦を得意とし、ダイヤモンドをも切り裂く威力がある両手の爪で敵を攻撃する。 勢いよく飛びかかっての戦法も得意である。また、100tの鉄球をも持ち上げるほどの強靭な筋肉を有する。 [アドベントカード] アドベント(デストワイルダー)[5000AP] デストワイルダーとの契約カード。デストワイルダーに敵を攻撃させる際に使用。 ストライクベント(デストクロー)[3000AP] デストワイルダーの腕の形をしている手甲。両腕に装着して使用。防具のように使用することも可能。 フリーズベント[1000AP] 絶対零度で敵モンスターを凍らせて、標的の動きを封じる。 リターンベント 仮面ライダーガイが持つコンファインベントで無効化されたカードの効果を再発動させるカード。 ファイナルベント(クリスタルブレイク)[6000AP] デストワイルダーが敵をタイガのいる方向へ引きずり、タイガがデストクローを突き立てて持ち上げ結晶爆発させる。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 東條悟の本ロワにおける動向 登場話 002 050 065 070a 070b 077 084a 084b 104a 104b 登場話数 7 スタンス マーダー 初期支給品 タイガのデッキ@仮面ライダー龍騎、レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード、レイ・ラングレンの銃の予備弾倉(60/60)@ガン☓ソード キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 城戸真司 中立 城戸君 君 ライダー(龍騎) 未遭遇 浅倉威 敵対 ライダー(王蛇) 未遭遇 北岡秀一 あなた ライダー(ゾルダ) 未遭遇 北条沙都子 仲間 沙都子ちゃん 君 65話まで同行、殺害する 002 050 065 上田次郎 友好→敵対 上田先生、上田さん あなた ベストを尽くすことを教えてくれた恩人 050 065 070a 070b 由詑かなみ 上田の同行者 050 065 070a 070b ミハエル・ギャレット 仲間 ミハエルくん 君 84話まで同行、殺害する 065 070a 070b 077 084a 084b シャドームーン 敵対 シャドームーン 70話にてF-5公園で、104話にてF-1で戦闘→殺害される 065 070a 070b 104a 104b 亀山薫 中立 F-5公園にて共闘 070b 稲田瑞穂 F-5公園にて共闘 070b ヴァン 敵対 77話から84話までF-2で、104話にてF-1で戦闘 077 084a 104a 104b C.C. 君 77話から84話までF-2で、104話にてF-1で戦闘 077 084a 104a 104b 竜宮レナ F-2にて戦闘 104a 104b 蒼嶋駿朔 F-1にて戦闘 104a 104b 千草貴子 君 F-1にて戦闘、殺害する 104a 104b 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J G―4森→G-5→森→F-5公園→F-4西部→F―2西部→F-2道→F-1
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/88.html
[名前]北条沙都子 [出典]ひぐらしのなく頃に [声優]かないみか [性別]女 [年齢]小学生 [一人称]私(わたくし) [二人称]呼び捨て、○○さん [三人称]あの人、あいつ 祟殺し編のヒロインであり、アニメ第二期厄醒し編の主人公。 6月24日生まれで圭一の下級生。相手の動きを予測して巧みにトラップを仕掛けるというとんでもない趣味を持ち、「トラップマスター」の二つ名で呼ばれる。 その種類はイタズラから本格的なものまで様々で、到る所にトラップの散りばめられた裏山は彼女のテリトリーとなっている。 髪の色は金色であるが他のキャラ同様アニメ的な配色の結果であり、金髪というわけではない。ショートカットでカチューシャをつけている。 ちなみに嫌いな野菜はカボチャを始めとしてかなり多い。だが身体的発育は同年代と比べてもかなり進んでいる模様。 部活でのゲームスタイルは、言うまでも無くトラップを用いる戦いを得意としている。どのような状況でもトラップを使用でき、綿流し編では神経衰弱のカードを入れ替えるという荒業をこなした。 またトラップ設置の際は「相手の心理を読み取り、そこからとる行動を予測する」という手順が必要なため、それを生かす事で相手の行動を予測、裏をかいて欺くなどの戦術立案も得意としている。 いつも強がっているが、両親の不仲による確執、ダム賛同派の子供という村八分、両親死後に引き取られた叔父夫婦からの虐待、そして兄・悟史が突然の失踪など、本編中でも一二を争う不幸の運命を背負ってきた薄幸の少女と呼ぶべき存在。 兄が失踪した原因は自分が兄に甘えすぎた事にあると深く反省しており、自らが強くなるために努力をしている。 悟史に頭を撫でられる事を嬉しく思っているが、精神的に不安定な状態では叔父・鉄平に散々殴られた事によるトラウマの対象になっている。 実の親の結婚と離婚を繰り返しのストレスによって雛見沢症候群に罹り、L5の末期感染者となる。 沙都子のL5の症状は即錯乱状態になるタイプではなく、表面上はいつも通りに見える。しかしおぞましいほどの狂気を内面奥深くに隠しており、ちょっとしたきっかけで目を覚まし凶行に走る。 本編においては大分落ち着いてきているが、毎日薬(注射2本)を投与しないと発症してしまう。 なお彼女は自分が感染者であることを知らず、週に一度の検診も「生活費の援助を引き換えにした栄養剤実験の協力である」と古手梨花に言われており、自分の治療のためだということは知らない。 [能力] 趣味であるトラップの設置、使用する事の腕前に関しては子どもの仕業とは到底思えないようなレベルに到達している。 原作最終章「祭囃し編」、PS2版最終章「澪尽し編」においては黒幕である鷹野と小此木率いる山狗部隊を相手にした。その際裏山のトラップを生かした篭城戦を部活メンバーのみで行い、その結果文字通り「完膚なきまでに」叩き潰している。 このことから山狗のような「プロの部隊」さえも相手にできるシロモノという事が覗える。 「祭囃し編」では山狗駆逐後に裏山を現場検証した番犬部隊(自衛隊の特殊部隊)からもトラップが絶賛されており、部隊へのトラップの教授、そして部隊が年末に行う富士の樹海での実地訓練に使用するトラップの設置を依頼される場面も見られる。 運動神経が大変良く、兄の悟史がやっていた野球は大得意。 家事はどちらかといえば苦手で、特に料理の腕はブロッコリーとカリフラワーの区別が付かないほど。 [性格] 「〜ですわ」などといったお嬢様口調で話すがその口調には間違いが多く、喋っている本人は上品なつもりでも周囲には挑発的に聞こえる。 その口調や特技のせいで一見無茶苦茶な性格に見えるが、実際は仲間内で一番の常識人。 生意気盛りでことあるごとに圭一に対抗意識を燃やしてちょっかいを出すが、まだ幼いため逆に魅音や圭一にからかわれて泣いてしまうことも。 しかし負けず嫌いな上に懲りないので、決してめげることはない。圭一にツンデレであると分類され、ストーリーの落差が激しい本作を象徴するヒロインとして「ミスひぐらし」の称号を与えられる。 なお独特の口調やトラップを仕掛ける趣味は、誰かに構ってもらいたい気持ちと自立しようとする心の表れである。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む + 開示する 北条沙都子の本ロワにおける動向 登場話 002 050 065 登場話数 3 スタンス 対主催 初期支給品 ファサリナの三節棍@ガン×ソード、白梅香@るろうに剣心、不明支給品(確認済)0~1 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 北条悟史 家族 にーにー 失踪した兄 未遭遇 前原圭一 仲間 圭一さん あなた 部活メンバー 未遭遇 竜宮レナ レナさん 部活メンバー 未遭遇 園崎魅音 魅音さん 部活メンバー 未遭遇 東條悟 友好 東條さん あなた 65話まで同行、殺害される 002 050 065 上田次郎 上田さん 同行者 050 065 由詑かなみ かなみさん 同行者 050 065 ミハエル・ギャレット ミハエルさん 圭一と似た声の人物 065 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J G―4森→G-5森→F-5公園
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/235.html
バトルロワイアルの参加者の支給品の経過と消費 稲田瑞穂 ・模擬刀@現実 →【E-6 山道に放置】(半分に折れている) ・ランダム支給品0~2 千草貴子 ・ブラフマーストラ@真・女神転生if... ・鉈@ひぐらしのなく頃に ・織田のバイオリン@バトルロワイアル 三村信史 ・ランダム支給品(確認済み)0~2(武器ではない) ・マハブフストーン×5 →【タバサ@ゼロの使い魔】(2個)
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/502.html
聖少女領域/薔薇獄乙女 ◆ew5bR2RQj. 「ったく、無茶し過ぎだよ」 「いやぁ、スイマセン……」 荒れ果てた地面に座り込んでいる北岡とクーガー。 愚痴を吐く北岡に対し、クーガーは困ったように笑っている。 空から墜落する寸前、北岡が彼を受け止めることで事無きことを得たのだ。 「あーあ、さっきので腰に来ちゃったよ、どうしてくれるのさ」 「歳ですか? 普段からもっと鍛えないと駄目ですよ」 あくまでも軽い調子を崩さないクーガーに、北岡は露骨に肩を竦める。 「ふぅ……」 彼らが談話を続けていると、溜息を吐きながら狭間が戻ってきた。 「ジェレミアは大丈夫だったの?」 「ああ、辛うじてな」 回復魔法を連続で使用した影響か、元々青白い狭間の顔はさらに血の気が失せている。 血の海の中に沈んでいたジェレミア。 騎士服には大きな十字傷が刻まれ、その淵には黒々とした焦げ跡もあった。 北岡が気付いた時点で相当危険な状態だったが、狭間の応急処置で辛うじて命を繋いだのだ。 「私の魔法では機械部分の修復まではできない、しばらくは眠ったままだろう」 沈痛な面持ちで告げる狭間。 ジェレミアを斬り裂いた斬撃は、彼の左半身に深い傷跡を残していた。 後藤の猛攻ですら耐え抜いた装甲。 それを容易く斬り裂いた志々雄の実力は、想像を絶する段階に達しているだろう。 「だが、生体部分であの斬撃を受けていれば即死は免れなかっただろう、皮肉な話だがな……」 瓦礫の傍で眠り続けるジェレミアを見ながら狭間は言う。 彼の隣では、つかさも寝息を立てていた。 「次はお前達が回復する番だ」 「いや、俺はいいよ」 「俺もいらねえな」 狭間の申し出に対し、北岡とクーガーは首を横に振る。 「俺達よりもお前の方がヤバそうじゃない、さっきも言ったけど頑張り過ぎだよ」 回復魔法には大きな枷が嵌められている。 それを乱用した狭間は、大幅に魔力を消費していた。 「迷惑をかける……」 悔しそうに奥歯を噛み締める狭間。 だが、彼はまだ休憩を摂らない。 北岡とクーガーに背を向け、ゆっくりと歩き始める。 その先に居るのは、シャドームーン。 「随分とあの男に深手を負わされたようではないか」 接近してくる狭間を一瞥すると、シャドームーンは嘲るように言葉を投げ掛ける。 「問題はない、既に回復済みだ」 「忘れていないだろうな? 私が貴様らに失望した瞬間、契約は無効になることを」 「忘れてないさ。だがあの志々雄という男。 悔しい話ではあるが、剣の腕では確実に私やお前の上を行くだろう」 剣を携えて悪魔が巣食う塔を登りつめた狭間。 脳に直接剣術を刻み込まれたシャドームーン。 彼らが剣術を嗜んでいるのは事実だが、それは戦術の一つでしかない。 一方で志々雄は、刀一つで明治政府を掌握する寸前までのし上がっている。 期間にして十年以上、殺した人間の脂が刃先に染み込む程だ。 文字通り、彼らとは年季が違う。 「だとしても、越えるだけだ」 「頼もしい限りだ。それよりも翠星石が攫われた以上、主催に乗り込むには貴様の力を借りる他ない」 「勝手にしろ」 一つ一つの言葉のやり取りですら、異様な重さを秘めている二人。 静寂が訪れると、彼らがそれっきり言葉を交わすことはない。 くるりと身体を反転させ、狭間は北岡達の休憩する場所に戻った。 「何しに行ったんだ?」 「翠星石が居なくなったからな、確認のようなものだ」 「それよりもこれからどうするのさ?」 「主催に乗り込む方法は整えた。後は首輪を解除する手段だ」 「研究所にあるゲフィオンディスターバーってやつで無効にできるんだっけ?」 首輪の機能を停止させる手段は二つ。 一つ目は停止させる首輪の半径二メートル以内に機能停止していない首輪を四つ用意すること。 しかしこの方法では、全員の首輪を解除することができない。 全員での脱出を約束した以上、この方法は使用不可能だ。 となると、残った方法は一つ。 研究所にあるゲフィオンディスターバーを起動させることだ。 「だが、それを起動させるためのカードキーが無い」 「カードキー? それっぽいのを城戸とC.C.が持ってたぞ」 「それは本当か!?」 思わず声を張り上げる狭間。 棚からぼた餅はまさにこのことだろう。 「首輪を解除する手筈は整った、か」 「でも研究所ってちょっと遠くない?」 「移動に関しては任せてください、俺のアルターなら一っ飛びですよ」 クーガーのラディカル・グッドスピードは、あらゆる乗り物を超高速仕様に改造できる。 ここから研究所までの道路も整備されているため、移動は容易に行えるだろう。 「でもそれってあいつと同じ車に乗るってことでしょ? 正直勘弁して欲しいなぁ」 傍目にシャドームーンを捉えながら北岡は愚痴を零す。 先程の防衛戦の際、シャドームーンの独断専行によって彼らの連携は崩れた。 しかも翠星石が奪われた最大の原因は、シャドービームによる無差別攻撃である。 「奴が手出しすることは有り得ない、私が保証する」 「それにアイツは自前のバイクを持ってますし、俺達と車に乗るってことはないでしょう」 「あっ、そっか。でもやっぱりアイツと仲間ってのは難しいんじゃないの?」 拡散して放たれていたためか、シャドービームによる負傷は大きくない。 それでも身体の節々に鈍い痛みは残っている。 シャドームーンは停戦協定に同意したが、他の参加者を気遣うつもりはない。 この一戦で、それがはっきりと理解できたのだ。 「どちらにせよ、もう引き返すことはできません 進むも地獄、退くも地獄なら、せめて進むしかない、そうでしょう?」 普段と変わらない微笑を浮かべ、クーガーは問いかけてくる。 だが、その瞳の奥には強い覚悟が秘められていた。 目の前に広がっているのは地獄への直通路。 退路は断たれ、道を逸れることも許されない。 最大の武器は自分達すらも巻き込みかねない諸刃の剣。 導火線は、今も減り続けている。 「ま、分かってるけどさ」 北岡は何度目か分からない溜息を吐き、疲れを隠すように笑った。 【二日目/深夜/F-8 市街地】 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎(実写)】 [装備]:レイの靴@ガン×ソード、ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎 (一時間変身不可) [所持品]:支給品一式×3(水×2とランタンを消費)、CONTRACTのカード@仮面ライダー龍騎、CONFINE VENTのカード@仮面ライダー龍騎 FNブローニング・ハイパワー@現実(12/13) 、RPG-7(0/1)@ひぐらしのなく頃に、榴弾×1、 デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、五ェ門の確認済み支給品(0~1)(刀剣類では無い) [状態]ダメージ(中) [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:つかさに対する罪悪感。 ※一部の支給品に制限が掛けられていることに気付きました。 ※病院にて情報交換をしました。 ※レナ、狭間と情報交換をしました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※ミニクーパー@ルパン三世は近くの民家に駐車してあります。 【柊つかさ@らき☆すた】 [装備]なし [支給品]支給品一式×2(水のみ3つ)、確認済み支給品(0~1) 、レシピ『錬金術メモ』、陵桜学園の制服、かがみの下着、食材@現実(一部使用)、 パルトネール@相棒(開封済み)、こなたのスク水@らき☆すた [状態]気絶中 [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:錬金術でみんなに協力したい。 [備考] ※錬金術の基本を習得しました。他にも発想と素材次第で何か作れるかもしれません。 ※アイゼルがレシピに何か書き足しました。内容は後続の書き手氏にお任せします。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 【ジェレミア・ゴットバルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [装備]贄殿遮那@灼眼のシャナ [所持品]支給品一式×2(鉛筆一本と食糧の1/3を消費)、咲世子の煙球×1@コードギアス 反逆のルルーシュ、USB型データカード@現実、ノートパソコン@現実、 琥珀湯×1、フラム×1、リフュールポット×2、不明支給品(0~1)、薬材料(買い物袋一つ分程度)、エンドオブワールドの不発弾(小型ミサイル数個分)、 メタルゲラスの装甲板、メタルゲラスの角と爪 [状態]気絶中、機械部分に深い裂傷、疲労(小)、精神磨耗、両腕の剣が折れたため使用不能 [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:V.V.を殺す。 2:他の参加者に協力する。クーガーとの約束は守る。 3:全て終えてからルルーシュの後を追う。 [備考] ※病院にて情報交換をしました。 ※制限により、ギアスキャンセラーを使用すると疲労が増大します。他にも制限があるかも知れません。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 【狭間偉出夫@真・女神転生if...】 [装備]:斬鉄剣@ルパン三世 [所持品]:支給品一式×2、インスタントカメラ(数枚消費)@現実、真紅の下半身@ローゼンメイデン、空飛ぶホウキ@ヴィオラートのアトリエ、 ブラフマーストラ@真・女神転生if…、鉈@ひぐらしのなく頃に [状態]:人間形態、疲労(大)、魔力消費(極大) [思考・行動] 0:殺し合いから他の者達と一緒に脱出する。 1:シャドームーンとの契約を遵守する。 2:翠星石を保護する。 [備考] ※参加時期はレイコ編ラストバトル中。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページのユーザ名はtakano、パスワードは123です。 またこれらを入手したことにより、以下の情報を手に入れました。 全参加者の詳細プロフィール 全参加者のこれまでの動向。 現時点での死者の一覧。 各参加者の世界観区分。 nのフィールドの詳細及び危険性。 「彼」が使用したギアスの一覧。 ※目的の欄を閲覧することはできませんでした。 【ストレイト・クーガー@スクライド】 [装備]:なし [所持品]:基本支給品一式 [状態]:身体中に鈍い痛み、疲労(極大)、貧血 [思考・行動] 1:生きる。 2:翠星石を迎えに行く。 ※総合病院にて情報交換をしました。 ※ギアスとコードについて情報を得ました。 ※真司、C.C.らと情報交換をしました。 ※田村玲子が同化して傷を塞ぎました。アルターについては応急的な処置なので寿命が延びる事はありません。 それ以外の影響があるか否かは後続の書き手氏にお任せします。 【シャドームーン@仮面ライダーBLACK(実写)】 [装備] サタンサーベル@仮面ライダーBLACK [支給品] 支給品一式、不明支給品0~2(確認済み) [状態] 疲労(大)、ダメージ(極大)、全身に負傷、全身に火傷、右腕欠損、シャドーチャージャーに負傷 [思考・行動] 0:創世王を殺す。 1:創世王を殺した後、他の参加者を皆殺しにする。 2:狭間との契約は守る。 3:キングストーン(太陽の石)を回収する。 【備考】 ※本編50話途中からの参戦です。 ※殺し合いの主催者の裏に、創世王が居ると考えています。 ※会場の端には空間の歪みがあると考えています。 ※空間に干渉する能力が増大しました。 ※nのフィールドの入り口を開ける能力を得ました。 ※回復が始まっていません。回復するかどうかは後続の書き手に任せます。 ※バトルホッパーは近くに停まっています。 ※狭間偉出夫とシャドームーンは契約を交わしました。内容は以下の通りです。 シャドームーンは主催者を倒すまで他の参加者を殺害しない。(但し正当防衛の場合は例外とする) 狭間はシャドームーンの首輪を解除する。 狭間はシャドームーンが首輪を解除するまで護衛する。 シャドームーンは首輪を解除できれば他の参加者と協力して主催者と戦う。(シャドームーンは会場脱出や主催者の拠点へ侵攻する際は他の参加者と足並みを揃える) 主催者(の黒幕)の殺害はシャドームーンに一任する。 主催者を倒した後はシャドームーンと他に生き残った全ての参加者で決着を付ける。 主催者を倒すまでにシャドームーンが誰かに殺害された場合、狭間は必ずその報復を行う。 ☆ ☆ ☆ 翠星石が目を覚ました時、目の前の景色は大きく移り変わっていた。 物がない荒廃した街中から、大量のモニターが壁に埋め込まれた屋内へと。 照明は設置されているものの頼りなく、モニターが不気味に光っている。 しばらく周囲を見渡していると、自分がソファーに座らされていることに気付いた。 「やぁ、起きたんだね」 背後から声。 振り向いた先にいたのはV.V.。 一度しか姿は見ていないが、特徴的な外見のため間違えようがない。 「V.V.……ッ!」 黒翼を展開して飛翔。 V.V.の頭上を取った後、頭部に掌を翳す。 「そんなに怒らないでよ、僕は説明しに来ただけなんだから」 「どういうことですか!?」 「君は条件を満たした上で脱出する意思を表明したからね、ちょっと乱暴だったけど脱出してもらったのさ」 長い白髪を地面に引き摺らせながら、V.V.は説明を続ける。 「条件……?」 「首輪を外した上で、十二時間同行した参加者を殺害する 君は城戸真司を殺害したことで、この条件を満たしたんだよ」 人を小馬鹿にするような口調。 真司の名前を告げられ、翠星石の頭は憤怒に侵されていく。 「だったら私の願いを叶えるです! 蒼星石達を生き返させやがれです!!」 「ううん、それはで出来ないよ 君は脱出しただけで、殺し合いに優勝したわけじゃない 願いを叶える権利があるのは、殺し合いに優勝した人だけなんだ」 「黙るです!!!」 叫びと同時に噴射される花弁。 弾丸の如き速度で床へと到達し、V.V.の周辺を抉り取る。 「次は外さないです、さぁ、さっさとするです!!」 「はぁ……僕は話をしに来ただけなんだけどなぁ……」 困ったように溜息を吐くV.V.。 その素振りも憐れむようなもので、翠星石の怒りは更に募っていく。 「翠星石への説明は私がしましょう……」 V.V.の背後から現れる新たな来客。 ローゼンメイデン第七ドール・薔薇水晶。 「V.V.は休んでてください」 「うん、そうさせてもらうね」 踵を返して、部屋から立ち去ろうとするV.V.。 逃すわけがない。 庭師の鋏を召喚し、V.V.の背中へと急降下。 一瞬で肉薄し、開いた鋏をV.V.の首に伸ばす。 そのまま閉じようと力を込めるが、刃は閉まらない。 内側に水晶が挟まれ、支え棒の役割を果たしていた。 「待ちやがれです!」 翠星石は叫ぶが、V.V.は振り向かない。 自動扉を潜り、そのまま立ち去ってしまう。 「よくも邪魔したですね……絶対に許さねぇですよ!」 さらに力を込めることで、挟み込まれた水晶を強引に砕く。 間髪入れずに腕を伸ばし、薔薇水晶の首に鋏を宛てがった。 「その鋏で、どうするの?」 「決まってるです! 滅多刺しにした後、身体を細切れにして……ッ!?」 激情に任せて言葉を吐き出し、途中で止める。 遅れるようにやってきた悪寒は、瞬く間に全身を支配していく。 耐え切れずに鋏を下ろし、背後へと後退る。 自らの口から漏れ出た血腥い言葉に、言いようのない恐怖を覚えたのだ。 これではまるで―――― 「では、乗るのですね……アリス・ゲームに」 「ち、ちが……ッ!」 薔薇水晶の言う通り、アリス・ゲームに乗っているようではないか。 「乗っていないのなら、どうして貴女はローザミスティカを四つも持ってるの?」 薔薇水晶の詰問に言葉を詰まらせる翠星石。 彼女の中には、他の姉妹のローザミスティカがある。 手を掛けたのは他の参加者だが、ローザミスティカが眠っている事実は変わらない。 「それに、もう一人殺してるじゃないですか」 くすり、と薔薇水晶の顔が歪んだ気がする。 翠星石にとって、最も触れられたくない領域であった。 「翠星石は……戦いたくなんか……殺したくなんか……」 しかし、反論することができない。 北岡やクーガーとの口論を経て、既に彼女の精神は磨り減っている。 「翠星石は、城戸真司を殺したことを後悔してるの?」 「当たり前です!」 唐突に投げ掛けられる質問。 分かり切っている答えに、翠星石はしきりに首肯する。 「なら、話は簡単」 「え……?」 「あと、九人」 「何が……九人なんです?」 恐る恐るといった様子で尋ねる翠星石。 尋ねた瞬間、彼女は自分が質問の答えを知っているのではないかと気付いた。 故に声が震えているのだ。 耳を塞ごうとするが、既に賽は投げられている。 抑揚のない声で、薔薇水晶は答えを口にした。 「願いを叶えるため、翠星石が殺さなければいけない人の数」 心が凍り付くように冷えていく。 「お前、何を馬鹿なことを言ってるですか!」 取り繕うように反論の言葉を述べる。 だが、余りにも中身が無い。 妙に白々しい発言であると、放っている彼女自身が思ってしまった。 「今、生き残っている人達は、貴女にとってそんなに大事?」 「え」 「今、生き残っている人達は、真紅達や城戸真司、劉鳳、泉新一よりも大事なの?」 狭間偉出夫、北岡秀一、ジェレミア・ゴットバルト、柊つかさ、ストレイト・クーガー、上田次郎、ヴァン、シャドームーン、志々雄真実。 現在の生存者である九人。 狭間の連れて来た四名――――狭間、北岡、ジェレミア、つかさ。 彼らは後から現れた癖に、新一や水銀燈の犠牲を踏み躙るような協定を結んだ。 しかも四人が全員危険人物であり、全く信用することができない。 上田やヴァンもその協定に乗った時点で同罪だ。 シャドームーンは考えるまでもなく、志々雄も決して善人では無いだろう。 「でも、クーガーは……」 「彼もシャドームーンとの協定に乗ってる、だから変わらない」 「違う! クーガーはあいつらとは違うです!」 「……確かにストレイト・クーガーは違うでしょう」 薔薇水晶はやけにあっさりと退く。 訝しげに首を傾げるが、不意打ちを掛けるように再び口を開いた。 「むしろ彼らよりよっぽど酷い、翠星石は騙されてる」 目を丸くする翠星石。 クーガーに、騙されている。 脈絡もない言葉なのに、翠星石は聞き行ってしまう。 「シャドームーンと協力するのは分かる……でも、狭間偉出夫達と協力するのは何故? 狭間偉出夫も、北岡秀一も、ジェレミア・ゴットバルトも、柊つかさも 他の参加者を襲ってる……危険な人達 ストレイト・クーガーは……それを伝えてない」 薔薇水晶の指摘で気付かされる。 確かに話し合いの際、クーガーは狭間達が危険人物である可能性に一切触れていない。 シャドームーンや真司ばかりを抽出し続けた。 狭間やジェレミアへの嫌疑は微弱であるものの、北岡に関しては確かな証拠が上がっている。 北岡に関しては疑いようもないだろう。 その北岡の仲間なら、他の三人の余罪もあるかもしれない。 そして、クーガーは狭間達の仲間のように振舞っていた。 「じゃあ、クーガーは……」 「そう、ストレイト・クーガーは……狭間偉出夫の仲間」 クーガーは狭間達の仲間なら、何故翠星石を騙したのか。 そんなこと決まっている。 一人では倒せない主催陣営やシャドームーンの打倒に協力させるためだ。 「じゃあ、翠星石はもうひとりぼっち……」 今になって、北岡の暴言が心を抉る。 真司が死んだ時点で、翠星石は孤独になっていたのだ。 「違う……翠星石はひとりぼっちじゃない」 「え……?」 「翠星石には、私がいる」 薔薇水晶が両手を広げる。 ぎこちない笑顔を浮かべながら、翠星石を抱き締めるように大きく。 「たった七人の姉妹、どうして嫌いになれるですか」 新たに言葉を放つ薔薇水晶。 それは、総合病院で翠星石が水銀燈に放った言葉。 よくよく考えてみれば、翠星石は薔薇水晶のことをよく知らない。 真紅から話を聞いただけだし、一時間前に会ったばかりである。 それだけで敵と断定するのは、余りにも酷ではないだろうか。 「世界の全てが翠星石を裏切っても……私だけは貴女の味方」 「薔薇水晶……」 「だから……私と共に戦いましょう」 一歩ずつ、前へと。 薔薇水晶の腕の中へ飛び込もうとする。 その、瞬間だった。 ――――翠星石さん! 待っていてください!! 耳の奥底で。 ――――必ず、必ず、貴女を迎えに行きます!! クーガーの叫び声が聞こえた気がしたのは。 「……どうしたの?」 抱き締める直前で後退った翠星石を訝しむ薔薇水晶。 小さな顔を可愛らしく横に倒している。 「す、少し考えさせて欲しいです!」 動揺を隠すように、翠星石ははにかみ笑いを浮かべる。 理由は分からないが、咄嗟にそう言い放っていたのだ 「……そう」 薔薇水晶は残念そうに顔を伏せている。 その仕草に心が痛めるが、すぐに決断するべきことではない。 少しは考える時間があってもいいだろう。 「決めるのは翠星石……私は待ってる」 穏やかな口調で薔薇水晶は語る。 「でも、その前に、渡したい物がある」 「何ですか?」 「脱出の褒章……きっとこの子も翠星石と一緒の方がいいと思うから」 薔薇水晶の身体が淡い光を放ち始める。 それを見つめる翠星石。 光は彼女の胸部へと集合し、強い輝きに変化。 そして発芽するように胸部から小さな欠片が解き放たれ、翠星石の身体へと吸い込まれた。 「これは……雛苺のローザミスティカ!?」 薔薇水晶が差し出したのは雛苺のローザミスティカ。 身体の中で五つのローザミスティカが共鳴する。 にわかには信じ難いが、これが雛苺のローザミスティカであることは間違いない。 「まさか、お前」 「誤解しないで……雛苺はもう脱落してたの」 薔薇水晶は語る。 過去に雛苺は真紅に敗退し、彼女の軍門に下った。 そうすることでローゼンメイデンで在り続ける道を選んだのだ。 だが、真紅は死んだ。 それで雛苺もアリスゲームに敗退したと判断され、機能停止したのである。 「それでnのフィールドを彷徨っていたところを……私が預かった」 「そうだったんですか、疑って悪かったです」 雛苺が敗退しているのは知っていたし、三人も脱落した現状となっては有り得ない話ではない。 薔薇水晶の説明は十分に納得のできるものだった。 「それじゃあ翠星石……また、なにかあったら呼んで」 背を向ける薔薇水晶。 正面にあった自動扉が開き、薄暗い廊下が顕になる。 ヒールの足音を響かせながら、薔薇水晶は去っていった。 「あ……」 薔薇水晶を呼び止めようとして、声が出ない。 寂しさが込み上げてくるが、ぐっと胸の中に仕舞い込んだ。 薔薇水晶の申し出はとても魅力的なものだった。 にも関わらず、何故か断っている自分がいた。 クーガーの声が聞こえたからなのか。 しかし、クーガーとの共闘も正しいものとは思えない。 もはや何が正しいのか分からない。 「どうすれば、いいですか……」 呟いた言葉は、薄暗い部屋の静寂の中で霧散した。 ☆ ☆ ☆ 薄暗い廊下に響き渡るハイヒールの足音。 寸分の狂いもなく、常に一定の間隔でそれは刻まれている。 足音の主は薔薇水晶。 美麗な顔に無表情を貼り付けながら、片目だけで目前を見据えている。 「よお」 暗闇から音もなく現れる影。 それだけでも恐怖に値する上、その影は全身に包帯を巻いた異形。 一般人なら卒倒しかねないが、薔薇水晶は表情すら崩さない。 「なかなか面白いもんを見せてもらったぜ」 包帯の合間にある口を薄く笑わせながら、志々雄は悠然とした口調で話し掛ける。 「ああいうのを迫真の演技って言うのか? なぁ、ローゼンメイデン第七ドールさんよ」 皮肉交じりの志々雄の言葉を受けても、薔薇水晶は眉一つ動かさない。 そう、薔薇水晶はローゼンメイデンでは無い。 本来のローゼンメイデン第七ドールは雪華綺晶という名前である。 なら、彼女は何者なのか。 ローゼンメイデンを越えるため、ローゼンの弟子である槐が作り上げた人形。 つまりは贋作なのである。 「黙りか、せっかく協力してやったんだから少しは話してもいいんじゃねぇのか?」 「貴方にはサバイブを試す場所をあげた……それでおあいこ」 これこそが志々雄が協力した理由。 新たな切り札を渡された志々雄は、それで試し切りをしたくなったのだ。 いずれV.V.を出し抜くことを画策している志々雄。 自らがどの程度の力を有しているか把握するため、自らの力を推し量る戦場が必要だったのだ。 それを考えていた時、薔薇水晶に話を持ち掛けられたのである。 「サバイブは悪くねぇ、刀を折っちまったのが残念だがな」 「そう、私はこれで……」 「おいおい待てよ」 「なに? 私に用は無い」 「当ててやろうか?」 「何を?」 「お前が俺に力を借りてまで、翠星石を誘拐した理由」 威勢よく言葉を紡ぎ続ける志々雄。 対する薔薇水晶は無口。 数秒の間、二人の視線が交差する。 沈黙を肯定と判断したのか、志々雄は再び口を開いた。 「翠星石の中にあるキングストーンが、シャドームーンの手に渡ることを恐れたからだろ?」 シャドームーンはキングストーンを回収しようとして、ラプラスの魔にそれを妨害されている。 鷹野の独断専行を除けば、これが主催陣営によって初めて行われた参加者への干渉だ。 二つのキングストーンが一箇所に集合することは、主催陣営も恐れているのである。 「……」 そこまで分かっているのなら仕方がないと言うように、薔薇水晶は首肯する。 彼女の解答に満足したのか、志々雄は満足気に笑う。 「――――それともう一つ」 追撃が訪れる。 「実験だろ?」 志々雄の浮かべていた笑みの真意に気付かされる。 満足気に笑っていたのではなく、薔薇水晶を手玉に取っていたが故の笑みだったのだ。 「図星って顔してやがるな」 傍に設置された窓に目を移す薔薇水晶。 自身の目が僅かに見張っていることに気付いた。 普通の人間であれば小さな変化だが、感情に乏しい彼女ならば話は別である。 そして、志々雄はそれを見逃すほど愚鈍ではない。 「……そこまで気付いているのなら仕方がありません」 観念したように薔薇水晶は自らの真意を語り始める。 「ローザミスティカは元々一つの石 それをは七つに割られ、それぞれのドール達に分けられた 欠片を奪い、一つの石に戻すのが……アリスゲーム」 薔薇水晶の話を志々雄は黙して聞き続ける。 「でも、翠星石はあれを取り込んでしまった」 「キングストーンか?」 「そう、だから翠星石は強くなった」 キングストーンを取り込んで以降、翠星石は比類なき力を手に入れている。 力も、速さも、能力も、以前とは比べ物にならないだろう。 「ほう、ならアイツから奪い取ってやろうか」 「止した方がいい、あれは危険」 「あぁ?」 「キングストーンは完全な状態のローザミスティカみたいなもの……もしかしたらそれ以上かもしれない」 キングストーン自体に善悪は無く、純粋な力の源に過ぎない。 そしてその力は、使う者によって大きく変質する。 例えば本来の歴史で南光太郎がゴルゴムを壊滅させた後、クライシス帝国が地球を侵略しようとする。 無論彼は立ち向かったが、仮面ライダーBLACKへの変身機構を破壊された上で宇宙空間に放り出されてしまった。 しかし彼の地球を守りたいという強い意思にキングストーンが応え、太陽光線を浴びることで仮面ライダーBLACK RXへと進化を遂げたのだ。 他にも更なる進化形態を生み出すなど、キングストーンの力は想像に及ばない。 「翠星石はおそらくキングストーンに耐えられないでしょう」 淡々と告げる薔薇水晶。 アリスになる義務が課せられている以上、翠星石には七つのローザミスティカに耐え得る器がある。 だが、それ以上はどうなのか。 「今のところ肉体に変化は無い、けど、精神の方には兆候がある」 南光太郎は改造でそれに耐え得る外殻を手にし、強靭な精神力で押さえ込んだ。 しかし、翠星石にそれは出来ない。 器から溢れるほどの力は、暴走に繋がる。 目覚めた直後の記憶喪失や、クーガーとの会話の最中に起きた突然の恐慌がいい例だろう。 既に彼女の精神は、キングストーンの巨大な力に呑み込まれつつある。 「私が翠星石を回収したのは、キングストーンを取り込んでどうなるかを観察するため」 「なるほどねぇ。新しいローザミスティカを取り込ませたのも暴走を早めるためってところか」 志々雄の問いに、薔薇水晶は首肯する。 「ククッ……小さい癖して末恐ろしいもんだぜ だが、一つだけ覚えときな」 喉を鳴らして志々雄は笑う。 「全ての力を手にするのは、この志々雄真実だ キングストーンも例外じゃねぇ、必ず俺の物にして見せるぜ」 笑い続ける志々雄の顔は、何処までも狂気的なものであった。 【二日目深夜/???】 【翠星石@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]庭師の如雨露@ローゼンメイデン、真紅と蒼星石と水銀燈と雛苺のローザミスティカ@ローゼンメイデン、キングストーン(太陽の石)@仮面ライダーBLACK(実写) ローゼンメイデンの鞄@ローゼンメイデン、庭師の鋏@ローゼンメイデン [支給品]支給品一式(朝食分を消費)、真紅のステッキ@ローゼンメイデン、情報が記されたメモ、確認済支給品(0~1) [状態]首輪解除済み [思考・行動] 0:??? [備考] ※スイドリームが居ない事を疑問に思っています。 ※ローザミスティカを複数取り込んだことで、それぞれの姉妹の能力を会得しました。 ※キングストーンを取り込んだことで、能力が上がっています。 またキングストーンによる精神への悪影響が見られ、やがて暴走へ繋がる危険性があります。 【志々雄真実@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-(漫画)】 [装備]:サバイバルナイフ@現実、ヒノカグツチ@真・女神転生if...、サバイブ(烈火)@仮面ライダー龍騎 [所持品]:支給品一式×3、リュウガのデッキ@仮面ライダー龍騎(一時間変身不可)、確認済み支給品0~3(武器ではない)、林檎×8@DEATH NOTE、鉄の棒@寄生獣 マハブフストーン×4@真・女神転生if…、本を数冊(種類はお任せ)、工具@現実(現地調達)、首輪の残骸(銭形のもの)、首輪解除に関するメモ [状態]:各部に軽度の裂傷、首輪解除済み [思考・行動] 1:ぶいつぅの掌の上にいる。(飽きるまで) 2:気が向いたらガリア王国のジョゼフを持て成す。 3:可能なら武田観柳を利用する。 4:翠星石の中のキングストーンが欲しい。 [備考] ※クーガー、C.C.、真司らと情報交換をしました。ギアスとコードについて情報を得ました。 時系列順で読む Back 聖少女領域/黒龍見参 Next Marching Ever Onward To Tomorrow 投下順で読む Back 聖少女領域/黒龍見参 Next Marching Ever Onward To Tomorrow 163 聖少女領域/黒龍見参 ストレイト・クーガー 164 Marching Ever Onward To Tomorrow シャドームーン 狭間偉出雄 北岡秀一 柊つかさ ジェレミア・ゴットバルト 薔薇水晶 志々雄真実 翠星石 161:第四回放送 V.V.
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/73.html
[名前]高良 みゆき [出展]らき☆すた [声優]遠藤綾 [性別]女 [年齢]18 [一人称]私 [二人称]○○さん 身長は166cm、左利き。胸ランクは巨。東京都在住で陵桜学園に通うお金持ちのお嬢様。 容姿端麗、成績優秀、品行方正、文武両道な優等生。こなたに“歩く萌え要素”と命名された最初の人物。 1年の時から学級委員長を担当し、1年の時に同じく学級委員長だったかがみと親しくなった。 胸が大きくプロポーションはかなり良い。かなり癖のあるライトピンクの超ロングヘア。瞳は薄い青紫色。 いわゆる天然系の眼鏡っ娘だが怒ると怖く、笑いながらも怒りオーラを出すことがある。 好きな物は茶碗蒸し、和菓子、勉強(知識を得ること)。嫌いな物は生魚、お医者さん(特に歯医者)。 好きな色はオレンジ。動物に例えるとヒツジ(フモフモしてるから)だがこなたによるとウシ(胸で)。 [能力] 勉強のことから雑学に至るまで非常に博識。本人は謙遜しているが料理は割と上手らしい。 運動に関しては水中で目を開けられないため泳ぎは苦手だが、意外と足は速い。 ゲームはあまりしないものの、単純な物に熱中する傾向がある。 Windowsに付属のソリティアで1万点をたたき出し、マインスイーパでは上級で100秒を切り、他のゲームでもこなたが記録更新できないほどのハイスコアをマークするほどである。 [性格] 穏和な性格であることから、こなたたちのフォロー役になることが多い。また他人の言動を悪い方へ考えず、常に良い方へとらえる。 かがみ曰く「聖人君子」。「お恥ずかしながら…」が口癖。 また、親や年下が相手でも、独り言の時さえも常に敬語で話している。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む + 開示する 高良みゆきの本ロワにおける動向 初登場話 020 BLACK&WHITE 登場話数 2 スタンス 対主催 死亡話 047 スザク と 銃口 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 枢木スザク 友好 枢木さん 貴方 殺害される 020 BLACK&WHITE 泉こなた 友好 泉さん 貴方 友達 未遭遇 柊かがみ 友好 かがみさん 貴方 友達 未遭遇 柊つかさ 友好 つかささん 貴方 友達 未遭遇 岩崎みなみ 友好 みなみさん 貴方 友達。幼馴染み 未遭遇 水銀燈 友好→敵対 スザクを洗脳される 047 スザク と 銃口 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D-8山道→D-8北西部