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武将名 ながいうた 長井雅楽 統一名称:長井雅楽 生没年:1819~1863「狂気が支配する今の世を なんとかせねば……」長州藩士。毛利敬親の小姓となり、のちに直目付の要職を任された。公武合体や海外進出などの開国策を建言したが、藩の改革派や久坂玄瑞ら攘夷志士の反対が激化し、藩論が攘夷に転じると罷免され、自邸での切腹を命じられた。 勢力 緋 時代 江戸・幕末 レアリティ N コスト 1.5 兵種 弓兵 武力 3 知力 8 特技 防柵 技巧 計略 失墜の献策 江戸・幕末の味方の武力が上がる。さらに効果終了時に自身が撤退していない場合、自軍の士気が上がる。ただし自身は撤退する 必要士気 6 効果時間 知力時間 Illust. 鴉羽 凛燈 声優 菅沼久義 計略内容 カテゴリ 士気 武力 知力 速度 兵力 効果時間 備考 号令 6 +5 - - - 8.8c(知力依存0.2c) 江戸・幕末時代限定効果終了時に自身生存で自軍士気+4.5、自身撤退(帰城中も発生) 範囲は直径8.4部隊分の自身中心円。 縦幅は戦場中心に立って城壁攻城中の部隊がぎりぎり入る程度? 横幅は直径で戦場の約6割強? (最新Ver.1.6.0F) 調整履歴 修正Ver. 変更点 内容 備考 Ver.1.0.0D 武力上昇値 +4 → +5 ↑ - Ver.1.0.0F 効果時間 8.3c → 8.8c計略範囲 直径 8部隊分 → 8.4部隊分 ↑ - Ver.1.6.0F 士気増加値 +4 → +4.5 ↑ - 所感 緋の1.5コスト弓兵。武力はかなり低いものの高知力に加え防柵・技巧の特技2個持ち。 戦力としては心許ないが、開幕では相手に伏兵がいる場合は高知力と柵を生かして味方を守りつつ、弓攻撃で流派も稼ぎたい。 計略「失墜の献策」は範囲内の江戸・幕末の味方の武力を上げ、効果終了時に自身撤退と引き換えに士気を増やす号令。 消費士気は6と高いが、効果時間中の士気自然上昇量と合わせると効果終了時に士気6は確保できるため、完遂できればかなりの士気効率を有する。 周囲を上げつつ自身も武力8になり、なおかつ前線でぶつかることの少ない弓兵なので意外と条件を満たすことは容易。 なお、自身撤退と士気上昇は生存さえしていれば城内にいても発生する。 コスト比武力が低い武将で組むと、号令同士のぶつかり合いで不利になりやすい。 長井以外を各個撃破されつつ効果終了で長井自身も撤退してしまう、といった事態も起こり得る。 長井が効果終了時に撤退してしまう都合上連発ができないため、戻ってきた士気をどうするかはあらかじめ視野に入れておきたい。 時代勢力を参照するため江戸・幕末単で組む必要があるが、色勢力が不問であることから混色で組むことも視野に入る。 2色であれば士気流派の最大士気上昇を使わなくとも余裕がある範囲であり、他の流派を選択することも考えられる。 これは単色で組まなくてもよい時代参照計略において、士気バックを伴うこの計略特有の強みと言える。 解説 大江広元を祖としており、毛利宗家とは同族に当たる重臣。 佐幕派であり、また安政の大獄の際には吉田松陰を見殺しにする姿勢を取ったため松陰の門下生から憎まれていた。 このため久坂玄瑞・前原一誠が暗殺計画を企てたことがあり、群雄伝・長州伝一章第五話の題材にもなっている。 また西郷隆盛も「大奸物、長井雅楽を斬れ」と久坂玄瑞に話したとされる。 彼の書いた『航海遠略策』はすごくおおざっぱに言うと 「諸外国を武力で倒すのではなく、開国した上で海外と貿易し国力を養い強い国となって諸外国に対抗する」 というもの。 この考え方自体は吉田松陰も似たような主張をしていたらしい。 後に明治政府は富国強兵・殖産興業をスローガンに貿易で力をつけている。 ただ長井の提唱した案では幕府が主体となって貿易をする事になっていた。 久坂玄瑞達正義派にとって江戸幕府は「諸外国と不平等条約を結んでしまった弱腰集団」「師・松陰を死刑にした仇」であり、その幕府だけが貿易で莫大な利益を得て日本を支配し続ける事は許しがたい話だったと推測できる。 そのため久坂達の策略によって「『航海遠略策』は朝廷を軽んじる愚かな説」とされてしまい、長井は失脚した。 最終的には政争に破れ切腹となるが、人物そのものは評価されており敵対していた松陰の門下生ですら彼の死を惜しんだという。 その中でも坂本龍馬と大村益次郎は彼の残した辞世の句の一つ 「君のため 捨つる命は 惜しからで ただ思わるる 国の行末」を気に入り、自身の手記に書き残していた。 後にそれぞれが非業の死を遂げ、遺品整理の際にこれを自身が書いた辞世の句と遺族が勘違いして各々が書いた辞世の句とされてしまい、それがしばらくの間続いたという。 台詞 \ 台詞 開幕 狂気が支配する今の世をなんとかせねば…… 計略 これが現実だ、受け入れろ └絆武将 まだ見ぬ誰かの為、私は戦っている 兵種アクション 行くぞ 撤退 正しいものが敗れる……か 復活 諦めてなるものか 伏兵 貴殿に真実が見極められるかな? 攻城 開国せねば、本当の強さは得られない 落城 現実を知らない者が、何を変えようというんだ 贈り物① ありがたい。私のことをわかってくれるのは、貴殿だけだ。 贈り物② 航海遠略策……私に何かあればこの思想は貴殿が継いでくれ。 贈り物(新年の挨拶) 世が正しき姿を取り戻す。そんな一年になればいいな。 贈り物(バレンタインデー) 貴殿だけが、私の安らぎ……ふっ、少し言い過ぎかな? 贈り物(ホワイトデー) 夢想家が溢れるこの世界で貴殿だけが信じられる。 贈り物(ハロウィン) そうだ……こうやって国を開いて新たなものを取り入れなければ! 友好度上昇 諦めてなるものか 寵臣 - 情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。 名前 まだ見ぬ誰かの為、私は戦っている - 絆 (2023-01-02 19 46 49) ver1.0.0c 流派知力上昇+2で約9c 知力依存低めっぽい - 名無しさん (2022-04-17 22 04 13)
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2010年――――それは新時代の幕開けの年でもあった。 それまで頂点に君臨し続けた女王QuinRoseは鳴りを潜め、今年はクソゲーのない平和な年になるのだろうかと誰もが 思った。 しかし、それはただ単にQuinRoseという防風壁がなくなっただけで、壁を取っ払ってみると様々な風がスレを 吹き抜けていったのだ。 発売延期を1年以上、計5回繰り返したにも関わらず、微妙な出来の絵に加えてシナリオもシステムも総じて悲惨な 出来栄えの上、 開発元であるディンプルが破産し、タイトル通り全てをゼロにしてしまった『ラブルートゼロ Kisskiss☆ラビリンス』。 ご当地彼氏と銘打っていながらそれらしいことは方言や食べ物くらいでそれ以外はないに等しく、学校の敷地内のみで ストーリーが展開され、膨大な時間とお金をかけてプレイしなければいけない、新ジャンル着メロ乙女ゲーム『大和彼氏』。 初めての彼氏との淡い恋を楽しむというのは実は建前で、彼氏との初体験をどう過ごすかに重きをおいた、倫理観を 疑ってしまう『湘南★初カレDiary』。 そして、100章以上の壮大なストーリーと言われたそれは1章5分あるかないかで1キャラにつき10章というだけ、 「夜伽・夜伽・夜伽」などのトンデモ選択肢、鞍替え寝取られ必須の誰得展開で見事大賞の座に輝いた『天下一★戦国LOVERS DS』。 そよ風と思われいたそれが実は大型台風だと気付いた頃には既に遅く、スレには真っ白な灰になった住人達が残された だけだった。 そんな前年のKOTY審議真っ只中の2月24日、我こそはと門を叩いた来訪者にスレ住人は身構えた。 『遙かなる時空の中で5(遙か5)』(コーエーテクモゲームス) 2008年、前作『遙かなる時空の中で4』がノミネートとなったのは記憶に新しいが、またもや老舗コーエーテクモ ゲームスからの刺客である。 本作は幕末が舞台となっており、かの有名な坂本龍馬、高杉晋作、沖田総司などが攻略対象として名を連ねている。 また幕末と言えば日本の歴史が大きく動いた時代でもあり、様々なドラマであふれている時代でもある。 これだけ聞けば歴史好きには大変おいしい作品だが、蓋を開けてみればあらゆる箇所で常軌を逸していた。 坂本龍馬らは土佐弁ではなく標準語で話す、福地桜智は主人公のストーカーとなり物陰から追い掛け回す、結核で 志半ばでこの世を去ったことで有名な沖田総司は実はただの風邪だったなどはまだ軽い方である。 本作を語るにあたって、1番問題視されているのは主人公蓮水ゆきの存在である。 抱き締められてもキスをされても無反応・無表情を貫き、ドキドキの甘いシチュエーションのはずが一方的に愛を 囁かれているだけで、 ルートによってはこちらから1度も好きと言わない雰囲気をぶち壊す態度や、襲われていた子供を助けた後「今晩、 お姉ちゃんの幸せも神様に願っておくね」と言われたその夜に「あの子、ちゃんと私の幸せを神様に願ってくれて いるかな? ふふっ、今夜はいい気分で眠れそうね。」と思い返す悪人のような思考に『清らかな神子』設定を疑う プレイヤー続出。 幕末と現代を行き来するには白龍の力が必要であり、使う度に命が削られてしまうのだが、それを一切考慮せず 日本史を知らないので図書館で調べたいからという理由で現代へ戻るよう力を使わせるなど、本作のテーマ「大切な ものを、この命で守る」から大きく矛盾している。 また登場する人物のほとんどが彼女を盲目的に慕っており、どれだけ失礼な発言や行動を取ったとしても咎められる ことはなく、ある種の宗教となってしまっている。 彼女のためなら身内の命すら犠牲にする者もおり、様々な葛藤の末、敵となった実の弟に動揺はおろか手を差し伸べる ことすらせず、「早く消しておくべきだった」と言い放つ始末。その弟についての救済措置はないに等しく、そのまま エンディングを迎えた時はさぞ困惑したことだろう。 幕末を語る際に欠かせない薩長同盟などの重要なイベントは全て「神子である彼女がいたから成功した」ことに なっており、まさに無双状態である。 薩長同盟をナンパ大会にしてしまった作品は後にも先にもこの作品だけではないのだろうか。 次にシステムについて。 本作はストーリーが章ごとに分けられており、おおまかに言えば共通ルートの章と個別ルートの章がある。 公式サイトではこの章は1度出現してしまえば章選択画面で何度でもプレイし直す事が可能となっているが、実際に やり直すことができるのは個別ルートのみで、共通ルートには戻ることができない。 そのため中盤までの共通ルートの好感度は強制イベントで強制的に上がるため、フラグを回収し好感度を上げるという シミュレーションゲーム特有の楽しみが激減している。 既読スキップは主人公の名前を変えたら未読扱いになる謎仕様。 遙かシリーズといえば怨霊との戦闘シーンだが、本作に出てくる怨霊のほとんどが過去作の使い回し。 また戦闘で使う武器を強化することができるが、これにはいちいち対応する属性を選ぶ必要があり、手間である。 画面が90年代に跳躍したかと錯覚するようなMAPを歩き、戦闘画面は主人公とその仲間が何人か並んで武器を構えて 戦うような絵は一切なく、中央に動かない敵が並び、下部に主人公や仲間の顔が並び、敵をひたすら殴る。 技使用時に出るカットインも立ち絵の使い回しである。 ボイスは往来通りパートボイスとなっている。 場面は変わらずキャラクターの口は動いているのに突然ボイスがなくなり、また思い出したかの様に喋り出す。 この繰り返しでバグかハードの故障かと勘違いしてしまうプレイヤーが続出したが、全て仕様である。 恋愛イベントでも突然ボイスが途切れるので水を差された気分になる。 コーエーは以前、フルボイスで乙女ゲームを発売した実績があり、フルボイスでの発売が不可能というわけではない。 なぜフルボイスにしないのかは、神(コーエー)のみぞ知る。 季節は春をまたいで夏真っ只中の8月18日。同日に発売された2本のゲームがスレを大いに賑わせた。 まずひとつめが『AMNESIA(アムネシア)』(オトメイト) 「AMNESIA」とは記憶喪失という意味であり、タイトル通り主人公がゲーム開始時から記憶を失っていて、記憶を 取り戻していくことで主人公の立ち位置や攻略対象との関係が浮かび上がってくる。 オトメイトのヒロインといえば立ち絵もデフォルト名も存在し、本編でも大いに活躍するイメージだが、本作は オトメイトでは珍しい、立ち絵はあるがデフォルト名はなく自ら喋ることもない、無個性ヒロインとなっている。 主人公の設定を全面に押し出さないための「無個性」ではなく、プレイヤーと一緒に「個性(人格や記憶)」を 取り戻していき、プレイヤーとシンクロしながら「個性」が出てくる。 「主人公=プレイヤー」を好む乙女ゲー自己投影派にとっては大変興味深いものだろう。 だが実際に記憶を取り戻し始めてわかってきたのは、常に喧嘩腰で年上が相手でも上から目線、どれだけ自分が 悪かろうと決して 謝ることをしないとんでもない人物だった。 話題となったエピソードをいくつかあげると、主人公が世話を怠ったせいで愛犬を死なせたしまった、年上相手に 上から目線で説教、告白をしてくれた相手に対しての行動、フルコンプ後に読むことができるSSの内容など、あげたら きりがない。 またあるルートではまだ記憶を取り戻していない状態の時に攻略対象に謝る選択肢があるが、それを選ぶと攻略対象に 驚かれるというものがある。 ここまで強烈なものに自己投影したがる者、もしくは自己投影できた者はいるのだろうか。 何故オトメイトはこのような主人公をプレイヤーとシンクロさせたがったのか。制作陣はシンクロできたのか。謎である。 システム面にも問題があり、最速にしても遅く感じるスキップモードや電話やメールが来るたび止まるオートモード、 ボイスと口パクが揃わないバグやメッセージウィンドウが表示されないバグなど多々ある。 ルートによっては選択肢が100を超えるものがあり、選択肢が出る度にスキップモードが解除されるためその都度 押し直さなければならない。またこの選択肢も微妙なものが多く、エンディング分岐に必要なパロメーターに全く 関わらない選択肢も多数存在する。 このパラメーターの増減も微量で判別しにくく、パーセンテージ表記もない。選択後のキャラクターの反応でパラメーターの 増減を判別しようにもこちらもわかりづらいため難しい。 もちろんこの作品はマルチエンディング形式で、各ルートには数種類のエンディングが用意されている。 つまりフルコンプするなら1ルート毎に周回プレイ、もしくはかなり序盤に戻ってのパラメータ調整が必須なのだ。 様々な物議を醸したこの作品。 今までと違うものを作ろうとしたが、作っているうちに記憶が失われたのか結局いつものオトメイトの作品に収まった。 そして『アムネシア』と同日に発売されたのが『文明開華 葵座異聞録(葵座)』(フリュー) 乙女ゲーではあまり見ない明治時代を舞台とした作品であり、主人公が明治時代へタイムスリップしてしまうところから はじまる。 そこで出会った葵座という旅の一座に加わり波乱万丈な日々を描く。また水戸黄門を題材とした勧善懲悪の話でもある。 システム面に定評のあるHuneXが開発元となっているだけあって、セーブやロードは快適。スキップモードも早く、 本編はもちろんシステムボイスも充実しており声優で推しているだけのことはある。 システムに関しては非の打ち所がないほどの充実ぶりであるが、発売から3ヶ月経つ頃にはAmazonで新品が75%OFFで 投げ売りされるという脅威の記録を打ち出したこの作品のすごさは他にあった。 まず挙げられる点は、説明不足のままストーリーが進んでいってしまうところである。 序盤で主人公が明治時代へタイムスリップしてしまった際、主人公は一座で大切にされている家紋が擬人化したものだ という説明を一方的に受け、一座に置いてもらえることになる。その後すぐに個別ルートへ突入し、当然のように 明治の衣装に身をくるみ、葵座の一員として馴染んでいる主人公の姿を見ることになる。タイムスリップという非現実的な 体験をしてしまった上知らない場所へ放り出された不安や、一座の皆と打ち解けていく過程などは一切なく、プレイヤーを 世界観に引き込もうという配慮は皆無。 また「蔵でクラクラしちゃった~」をはじめ「迷子のなったらオーマイ、ゴット」「犬ってワンダフル」「妖怪に用かい!」 「宴会行かんでええんかい?」などのオヤジギャグを連発する主人公に失笑したプレイヤー多数。明治時代の人間には 通用しないギャグが多くあり、滑るどころか周囲を困らせている姿には脱力ものである。 明治時代といえば男女の差が今よりずっと厳しく、未婚の男女が並んで歩くことすら難しいとされていたのにも関わらず、 突然抱き締められ、キスをされ、いつのまにか恋人同士となっている。個別のキャラ設定はあるものの共通ルートや 個別ルートで深く掘り下げたエピソードがあるわけでもなく、特に印象に残るものもないので感情移入の余地がなく 正に置いてけぼり状態。 また各ルートも関わるキャラが違うだけでやることは同じ金太郎飴の上、読んだことがある文章のはずなのに既読扱い されずスキップ不能で苛立ちが募る。 本編には様々な伏線が散りばめられているが、上記の通り大事な部分がごっそり抜けているため回収されていないまま エンディングを迎えるため不完全燃焼のまま終わってしまう。 100%回収せずとも、ヒントが置いてあり皆さんのご想像にお任せしますならまだいい。 伏線どころか基本設定がメイン攻略対象5人+隠しの計6人に分散されていて、6人コンプして初めて基本設定がわかる という有様。 コンプするまで意味のわからない設定が多すぎてここでも置いてけぼりをくらってしまう。 これだけでも十分お腹いっぱいなのだが、このゲームで最も度肝を抜かれたのが、攻略対象は武器を所持している者も いるのに「武器に変身する」という点である。 それだけに留まらず、変身する度に呪文のようなものの後に「家紋!家紋!」と叫ぶ攻略対象に開いた口が塞がらなかった。 また人の姿の時に身に着けている武器が使われたことは1度もない。なんのための武器なのだろうか。 余談ではあるが、『文明開華 葵座異聞録 再演』というタイトルのリメイク版が業界最速の5月に発売予定である。 季節はさらに秋を過ぎ本格的な寒さに震えだした11月23日。 めぼしいものは出尽くしたかという雰囲気が漂いはじめたころ、思わぬところからそれは現れた。 『オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ!ドキドキLOVEレッスン(オレキン)』(バンダイナムコゲームス) 漫画が原作のゲームで記憶に新しいのは『ラブルート』だが、本作は少女漫画雑誌「ちゃお」で連載されている 『オレ様キングダム』を原作としたゲームで、正統派少女漫画の乙女ゲームである。 内容は絵や漫画を描くのが趣味の主人公が、原作の主人公でプロの漫画家でもある野々原ののに才能を見出されて 漫画コンテストに応募する作品を描くことを決意し、そのネタ作り兼取材と称した交流を学校一有名人であるイケメン 3人組に持ちかけ、関係を深めていくというものである。 まず乙女ゲームに限らず恋愛シミュレーションゲームではイベントスチルが必要不可欠なものだが、各ルートにつき 1枚しか存在しない。 それもエンディングに差し掛かるあたりにしかなく、ルート進行中は攻略対象と淡々と会話するだけのイベントしかない。 またおまけモードにギャラリーがないため1枚絵としての観覧は不可能であり、イベント回想モードで見るしかない。 メインとなるキャラクターイベントもタッチ画面から選ぶ形式であるが1日1回しかない。また目当てのキャラが必ずしも いるわけではなく、かと言ってイベントは強制のためそれをこなさない限り次に進むことができず、その場合は他の キャラのイベントを見ることになる。 一途にやりたい、ネタバレはいやだというプレイヤーには厳しいものがあるだろう。 イベントは日にちや週で決まっているらしく、知らない内に出かける約束をしていたり、他のキャラと何度も訪れている はずの場所に初めて来たと言い出したり、日曜日なのに普通に登校していたりと所々矛盾が生じている。 登校してから下校まで 朝:「今日も頑張って勉強しましょう!」→ 暗転 → 夕方:「今日も沢山勉強しました!」 とものの数秒で終わることがほとんどであり、下校後のイベントは街中がほとんどでそれ以外で攻略対象と絡むことは ないので学校に行く意味があまりない。月の大半は主人公が勝手に帰宅してしまうためイベントが発生しない。 約2週間ひたすら学校と自宅の往復で終わった月もある。 中間・期末とテスト期間や文化祭といったものがあるが、特に何もなく過ぎていき、終盤に主要キャラ全員で遊園地に 遊びに行ったりもするが、こちらも「楽しく遊ぼう!」→ 暗転して夕方 →「とっても楽しい1日でした!」と数行 文章が流れただけで終わってしまっていた。 エンディングも最後にお互いの気持ちを伝え合って相思相愛になるかと思いきや、主人公の言葉を遮って「これからも 仲良くしよう」と無理矢理会話を終わらせてしまい好き合っているのかどうかわからないまま終わる。 他にベストエンディングがあるから告白がないのかと思いきや、これがベストエンディングだった。 システムについてだがオートモードはあるがスキップモードはなく、話を飛ばしたい場合はひたすらAボタン連打か タッチペンで画面を連打するしかない。おまけの回想モードも同様である。 また、このオートモードも家から学校などに場所が切り替わると強制的に解除されるため、その度に設定し直さなければ ならない。 クイックセーブやクイックロード、バックログといった便利機能も当然のごとくない。 プレイヤーデータは2つ分作成することができる。 この2つは完全に独立しており、1プレイヤー分コンプリートしたとしてももう片方に反映されることはない。 セーブは1プレイヤー3つまでとなっている。それを行えるのは就寝後のみで1日が終わるごとにセーブ画面が強制的に 表示される。9~1月の期間1日も飛ばすことなく話が進んでいき、かつ月のほとんどが1~3分程で終わるものばかりであり、 100回以上否が応にもセーブ画面と対面しなければならない。 ゲーム画面から前にセーブした場所へ戻りたい場合もロード画面へ直接飛ぶ方法はなく、一度タイトル画面付近に戻らな ければならない。 この作品には櫻井孝宏氏、成瀬誠氏、羽多野渉氏、細谷佳正氏といった豪華声優陣が声をあてている。 野々原ののを含めた主要キャラにはボイスが付いている。 だが油断してはならない。この作品、キャラクターがちゃんと喋らないのである。 「ああ、なるほどね。そういことか。」と台詞が表示されているのにボイスは「そっか」のみであったり、他にも 「さ、教室行こうか。」→「さてと」 「何、ボーッとあるいているの?」→「あれ?」 「わかった。それじゃあ。」→「じゃ」 というように、文章は表示されているのにボイスは一瞬なのだ。 世に出ている乙女ゲームには一部の台詞しかしゃべってくれないパートボイスというものが存在するが、これはそれの 遥か上をいくポイントボイスだった。 またそのボイスもあったりなかったりで、どのような基準で入れたのか謎である。 ちゃんとした台詞で喋ってくれるのはエピローグの最後の方でひとつと、ルートクリアしたおまけモードでひとつ。 「声優の無駄遣い」という言葉がこれほど似合うものはそうないだろう。 以上4つのノミネート作品を紹介したところで今年度の大賞の発表に移ろう。 2011年、乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー大賞は・・・『遙かなる時空の中で5』である。 今年は例年の様なシステムの不具合や決定打となるバグなどがなく、どの作品を推すか推さないか様々な意見が飛び交い、 果ては「中立であれ」という掟すら忘れ罵り合う騒然とした雰囲気が続いた。 「主人公含むキャラ設定」や「シナリオ」といった個人の好みで評価が変わる要素が今回のポイントとなったからだ。 ここで考えてみてほしい。「乙女ゲームとはなにか?」 乙女ゲームとは女性向け恋愛ゲームのうち、主人公(プレイヤー)が女性のゲームの総称である。 そして乙女ゲームに限らずゲームはプレイヤーが楽しむために存在するのである。 ではプレイヤーが楽しむためになにが必要か? 「甘い雰囲気に酔いしれることも相手の求愛にも答えない」、「素直に謝ることもせず常に上から目線」、「場の空気を 読むことをしない」、「プレイヤーそっちのけで勝手に行動する」ものに、プレイヤーは楽しさを見出せるのだろうか。 確かに個人的に気に入らないからと大賞に推すことは許されない行為である。 しかし仮にもプレイヤーの分身となり作品の世界へ誘う役目の主人公が多くのプレイヤーに拒否されたという結果が 出た以上、これは個人の好みの域を超えているといえる。 また乙女ゲームは恋仲になるまでの過程が重要とされており、それをすっ飛ばしていきなり恋仲になれば不満の声が 挙がらないわけがない。 それらを踏まえた上でノミネート作品を見てみると、 主人公やシナリオは受け入れ難いものがあるが、恋仲になるまでの過程はちゃんと描かれている『アムネシア』 ごっそりと大事な部分が抜けたシナリオに空気の読めない主人公などがいるが、調理に問題があっただけで攻略対象には 特に問題がなかった『葵座』 主人公が勝手に動いて選ばせてくれない上に恋仲になったかどうかわからないまま終わるものの、結果はどうであれ 攻略対象との交流はしっかりできている『オレキン』 これらは確かに様々なクソ要素が寄せ集まっているが大賞の座につくには難しいとされた。 対する『遙か5』は、過程など一切なく勝手に惚れられどんなに愛を囁かれても反応が薄く、年相応の常識がないにも 関わらず崇拝される主人公を、リアルでも男にも女にも愛される存在にしようとして様々な部分が破錠したシナリオに、 要望があったにも関わらず改善しないどころか改悪してしまったシステムと、どの作品よりもハイレベルのクソゲーと 言える。 近年PCから家庭用ゲーム機に市場が移り、細々としたバグはあるものの、致命的なものは出て来なくなった。 出ていないにも関わらず大賞やノミネート作品が選ばれたのは、問題はそれだけではなかったということである。 去年はPC作品がなく代わりに携帯電話ゲームが複数ノミネートされ、大きな話題を呼んだ。 そして今年はPC作品がノミネートされなかったという点は同じであるが、シナリオやキャラ設定など乙女ゲームであるが 故にクソとなる要素で争った今だかつてない年となり、時代は常に動いていると感じずにはいられないものとなった。 最後に、大賞に輝いた『遙かなる時空の中で5』を販売し、乙女ゲームというカテゴリのゲームを最初に生み出した貢献者で ある老舗コーエーテクモゲームスへ向けて、坂本龍馬の名言を贈ることで2011年乙女ゲー的KOTYの結びとする。 「クソゲーの運命は、九割はメーカーの不明による罪だ。」
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忠臣、亡霊と会い、少女、闇に消える。 ◆KEN/7mL.JI 結果、海岸沿いに進むことになった理由は、主に次の二つだ。 一つは、月明かりしか無い深夜故、山間を進んでは危険であると言うこと。 もう一つは、海岸側からの襲撃を警戒せずに済むと言うこと。 富士原なえかの事を、清河はおそらくは剣術の心得もあるであろうとは見たが、いかんせん女性、しかも若い。 清河の記憶の中では、例えば千葉道場分家、千葉定吉が二女のさな子などは、たしかになかなかの手練れ。 特に彼女の薙刀の腕前などには目を見張るものがある。 しかし、彼女に比類する女剣客などが、そうそう居るものではないとも思っている。 だから清河にとって、同行しているなえかなどは保護すべき弱者。いや、有り体に言えば足手纏い以外の何者でもない。 まして、路なき山野を進むとなれば、どれほどの時間が掛かるものか分かったものではない。 気力、体力の消耗や、道に迷う可能性を考えれば、ここは目立つ危険を差し引いても、周りの開けた、見通しの良い海岸沿いが当然と言える。 理路整然とした (勿論、その中になえかを 「足手纏いだ」 等という表現は一切無い)清河の行動指針に、成る程たしかに、と納得しつつも、なえかの脳裏には別の考えがあった。 これは、ここに来た当初からぼんやりとは考えてはいたことなのだが、つまるところこの変事は、彼女の祖父による「度が過ぎた悪ふざけ」なのではないか、という疑問だ。 祖父・全重郎は日本でも有数の、いや、世界でも有数の資産家であり、そして有り体に言えば奇人変人の類であった。 有り余るほどの資金と、そして有り余るほどの家族愛とで、世間一般の常識からも、そしてなえか自身の常識からも外れた、とんでもないことをしでかすのだ。 特殊なトリックで人の首が切られたかに見せる演出など確かにやり過ぎだが、そこまでのやり過ぎをしないと断言出来ない自分もいる。 なえかにとって、「所謂金持ち」とは祖父・全重郎の様な存在を指し、そしてそんな常識はずれな世界とはなるべく関わらずに、ごく普通の一般的女子高生としての青春を謳歌したいというのが、彼女の切なる願いである。 したいのだが、とはいえ蛙の子は蛙であり、その孫も又蛙。 なえかの望んでいる「ごく普通の、世間一般の常識的世界」の観点からすれば、彼女もまた、ちょっとした奇人変人そのもの。 だから、こんな異常時においても、さほど普段のペースが崩れていないのだ。 「それで、そのときに近藤さんや芹沢さんとかとは別れたんだよね?」 「うむ。あ奴らは結局の所、大儀を解さず小利に動く小物。天下国家の事も勤王精神も無い俗物だったからな」 道すがら、なえかの問いに傲然と、或いは堂々とした態度で清河はよどみなく応える。 なえかはごく普通の一般的女子高生としては過剰な程度に、戦国、幕末の剣士剣客マニアである。 教科書通り一遍以上の、それでいてかなり偏った歴史知識が豊富なのだ。 北辰一刀流の使い手であり、論客。 勤王攘夷の志士でありながら、幕府を騙して将軍守護のための浪士隊を組織させ、近藤、芹沢等の反発に合いはしたが、それら浪士を攘夷の為の尖兵に使おうとした大胆な策謀。 そして、暗殺に散った運命。 それらを、なえかは知っている。 その、なえかにとっては歴史上の、或いは物語の中の人物である清河八郎本人と名乗る男が、目の前を歩いているのだ。 なんとも奇妙な興奮がある。 もしこれが本当に清河八郎なら、なえかは過去の剣客と対面している事になる。映画スターに会うことなどよりも、遙かに興奮する体験だ。 もしこれが、祖父・全重郎の雇った役者か何かなら、それはそれで徹底している。 これだけ清河役に入り込んで演じられると言うのなら、珍しくも祖父・全重郎のお遊びとしては、ちょっとばかり嬉しいプレゼントだろう。 (いや~、すごいね。すごいよ、本当。何聞いてもすらすら答えてくれるし。 清河八郎って、もうチョット粗暴っていうか、ゴーマンでイヤミーなイメージもあったけど、でもこれはこれでピッタリくるしなぁ~…) このときのなえかは、あたかも夢の如き異変の連続に、先の白州で起きた惨事や、殺し合いという宣言の意味を、全く現実的には考えられてはいなかった。 清河八郎はというと、なえかのその天真爛漫さと、同時に異常なまでの情報通ぶりに驚きと不審を感じている。 なえかの聞いてくる事柄は、そのほとんどが清河の行いを熟知してのものであり、庶民はもとより、清河を警戒し探っていたはずの幕閣上層部ですら知っていたとは思えない。 さらには、別れた浪士隊の残りの面々が新選組と名を変えて会津藩預かりで京都守護職に着いたことなど、清河自身も知らぬ事すら詳しい。 それなりの年頃であろう娘ながら、髪も結わず童子のような短く刈った禿風なのもなにやら奇妙だし、この奇怪な状況にも臆したそぶりがない事も益々持って怪しい。 かといって、密偵隠密の類かとも思えない。 そういう人間がする、演技としてのあけすけさや人なつっこさとは何かが違う。そう思えるのだ。 考えれば考えるほどに、一体この娘は何者なのかとの疑問が沸いてくる。 とはいえ。 自分とてまた、既に死したる身。 年端もいかぬ娘が、世の諸事情はもとより、政変政争の詳細に精通していることも怪しければ、死した、或いは死に瀕するほど深く切り込まれたはずの自分自身がこうして生きていることも怪しい。 (まったく、全てが万事、怪しいこと尽くめではないか) 心中そうも考える。 二度目の生。 改めてそう明確な言葉にすると、実に怪しく、胡乱で、また頼りない。 俺は本当に死んだのか? 佐々木に斬られたという記憶はある。 あるが、むしろこう大地を踏みしめ、潮風に当たり、月明かりに目を向けていると、あたかもその記憶こそが幻で、端から自分は死んでなど居なかったのではないかと思えてくる。 清河は、さて御前試合だ、殺し合え、等と言われて、成る程そうかと納得するような男ではない。 むしろ清河は、己の意、己の信念で、縦の物でも横にして見せようという男だ。 自分にはそれだけの能力があり、自分の命にはそれだけの価値がある。 純粋に、ただ純粋にそう信じている。 たとえ一度死んだのだとしても、或いは死んだという記憶がまやかしだとしても、その清河の本性それ自体が変わることはとうていないだろう。 だが果たしてこの、怪しきことだらけの状況で。 何を捨て何を負うべきか ―――。 振り返り、昂揚したかの様に話し続けている富士原なえかを見やりつつ。 一人思案しながら、清河は海沿いの路無き路を進んでゆく。 結果、呂仁村址へと向かう進路を通り過ぎてしまったのは、そういう理由からだ。 ◆◆◆ 先程、富士原なえかと祖父・全重郎を、共にちょっとした奇人変人の類と記したが、その点に関して言うならば、清河八郎とて例に漏れないと言える。 東北は出羽国庄内藩出身の彼は、大老井伊直弼の暗殺で知られる桜田門外の変に触発され、本格的な尊皇攘夷運動に邁進することになる。 幕末期に尊皇攘夷運動に奔走した志士は多くいる。 しかしその多くは、土佐勤王党の武市半平太、薩摩精忠組の大久保一蔵に西郷吉之助、長州、松下村塾門下の高杉晋作等に、肥前佐賀奥村五百子や、肥後熊本の河上彦斎など、所謂西国の、もとより反徳川気質の強い外様の藩から現れている。 唯一、水戸藩などは江戸徳川家に対する近親憎悪的な敵対心から、黄門様として知られる水戸光圀が確立した異常なまでの尊皇思想である水戸学によって、まさに徳川家獅子身中の大敵としての尊皇攘夷派であったのだが、これは希なケースとも言える。 庄内藩は、代々譜代大名の酒井家が藩主を務める、歴とした佐幕派大名の治める藩だ。 戊辰戦争においても、会津藩が降伏するまで薩長官軍を相手に連戦連勝をし、負け知らずのまま降伏したという筋金入りだ。 その中で、藩風に染まらず、かなり早い時期から尊皇攘夷運動を始めていたのだから、時節に対して早すぎるとも言える。 それだけを取ってみても、清河八郎が相当な変わり者、一種の傑物であったことは間違いないだろう。 同時に清河は、大変傲岸不遜な性格であったとも言われている。 本格的な尊皇攘夷運動を始めるより以前、清河八郎は母を連れて、庄内藩清川村を出発し、江戸から京、大阪、奈良、日光、と、およそ東北から関東、関西をぐるりと巡る大旅行をしている。 その記録を綴った日記、『西遊草』には、事細かく各地の名士と会った旨が残されているのだが、その内容がなかなかに辛辣な人物評でもあるのだという。 そしてそれだけ他者に批判的でありながら、尊皇攘夷運動を始めてからもかなり精力的に多くの志士たちと交流をし、あたかも古代中国の縦横家の如く、弁舌巧みに、着実に人脈を広げていったのだ。 同時期の人物で、傲岸不遜な人柄で知られていた者と言えば、河上彦斎が斬った佐久間象山などもそうだ。 しかし彼には清河のような人脈作りの才など無く、あくまで唯我独尊。 勝海舟や吉田松陰等一部の門下以外とは交流も少なく、まさに孤高の天才として生きていた。 なんと言っても、幕末期の人物の中でも相当「人なつっこい」変わり者であった坂本龍馬からすら、いったんは門下になりつつも通い詰めた形跡がないことから、些か煙たがられていたのではと思われるほどなのだ。 そう。象山の傲慢さは、天才故のものである。 彼は紛れもなく天才であり、だからそうでは無い周囲に合わせられなかった。 それが彼の傲慢さの所以であり、そして自身の頭脳を、日本国において比類なきものと称するのも無理からぬ事なのだ。 清河は違う。 彼も又確かに、一種の傑物であることは間違いない。 しかし象山と較べるまでもなく、彼は天才という質ではなかった。 だからこそ、弁舌を持って他者に取り入ることも出来たし、己の活動のために奔走するのも苦ではなかった。 彼は学者肌の天才ではなく、多才な活動家だったのだ。 清河の傲慢の根拠は、才にあるのではない。 ただひたすら、清河の志そのものにあったといえる。 象山は、自分は天才だから価値があると断言している。逆に言えば、天才でなければ己に価値はないと認めている。象山から才を取れば、ただの捻くれた厭世家だ。 清河は天才ではない。多才だが、そこに価値があるのではない。 価値のある志を持ち、価値のある行いをしているからこそ、清河は己の命の価値を誇れるのだ。 言い替えれば、価値ある行いを辞め、価値ある志を捨てたとき、清河には価値がない。 だから彼は、妻お蓮を連座させ、獄死させることとなっても、尊皇攘夷運動を辞めはしなかった。 どれほどのものを失っても、どれほどの犠牲を払っても、価値ある志と価値ある行いを続けることが、清河の生き方であり、清河の命の価値そのものなのだ。 或いはこうとも言える。 彼は天下万民の未来のため尊皇攘夷運動に命を捧げていたのではなく、そもそも自らの命それ自体に、大儀を行う価値があると信じていたのだ、とも。 自らの命の価値を心底信じていたからこその奔走であり、そして傲慢なのだ。 象山は、己は天才だからこそ価値があると考えていた。 清河は、ただ己がそこに在り、己の意に染むよう運動する事で、ただひたすら己の命の価値を耀かせる事が出来ると考えていた。そしてその輝きは、そのまま天下万民の輝きに繋がる、とも。 まずは、己の行い、志には価値があるという傲慢な信念があってこその、尊皇攘夷運動であったのだ、と。 一言で言うならば、理想家というよりは夢想家である。 だから、彼は最後の詰めを誤った。 将軍守護の名目で資金を集め浪士を束ね、それら目的もなく彷徨う者達に、自らの弁舌で尊皇攘夷思想を教え込めば、彼らを意のままに出来ると思い上がった。 嘘をついて、騙して彼らを従えさせようとした、との意識は毛頭無い。 それだけの価値ある志であり、それだけの価値ある行いなのだ。 その大儀の輝きの前には、騙した、謀ったなどと言う事は、些末に過ぎない。 彼の死が、佐々木只三郎による不意打ちで果てたのも、その点で言えば当然とも言えた。 情勢を鑑みれば、幕府側との軋轢は必至。危険極まりない事は明白であったが、それは清河にとってさほどの意味はなかった。 清河は最期まで、自分の命の価値、すなわち志と行いの持つ価値を疑わず、佐々木によって討たれるなどとは思っていなかったのだ。 そしてこのときも、また。 ◆◆◆ なえかがその白刃の閃きを見たときには、既に身体は後ろに飛んでいた。 反応したのではない。 衝撃によって押され、つんのめり、地面に倒れていた。 何が起きたか理解するよりも、鋼の打ち合う音が耳に入る。 地に倒れ伏していた上体をなんとか起こし、暗闇を見据えると、そこには二つの黒い影がもつれ合う様にしていた。 音がする。 鍔迫り合い。地を蹴る脚。息。 呼吸が荒くなり、心音が高まり、腹の奥からじわりと冷たい塊がわき上がる。 なえかは刀を抜こうと柄に手を伸ばすが、身体を起こせぬまま真剣を鞘から抜き放つ等出来ない。 身体が、意志を裏切る。 指先。踵。膝。腰。立てない。力が抜ける。 竦んでいるのか。 竦んでいるのだ。 歯噛みするほどに震えても、しかしなえかの身体は思うようにはならない。 血が。 血飛沫がなえかの頬に掛かる。 生暖かく、鉄錆びた匂い。 誰の血であろうか。 清河のものか。 或いは襲撃者のものか。 「走れッ!」 鋭く、清河の声がした。 す、と、顔の血の気が引き、震えが僅かに治まる。 膝に力が入る。意志が、下半身へと伝達される。 「坂本君か、河上君を捜せ!」 清河の声が、なえかの心に鋭く、強く響く。 血が、なえかの頬に掛かる。 白い羽織を、鮮烈な赤が彩る。 違う。これは違う。これは、なえかがこれまでの人生で経験してきたあらゆるものと違う。 祖父の仕込みでもない。手品奇術の類でもない。祖父の財産に纏わるもめ事でもない。 殺し合いだ。ただの、ただの殺し合い。 そのことを、頭ではなく、心でもなく、身体が識ってしまった。 識ってしまったなえかの身体は、もはやいつも通りのなえかではいられなかった。 「走れッ………!!」 ゾッとするほどに、それまでとは違う清河のか細い叫びが、遂になえかの身体に電流を走らせ、彼女の脚を動かした。 なえかは走る。 ただひたすらに走る。 そのまま、少女は闇に消える。 ただひたすらに走り、闇の中へと消え去る。 清河は既にかなりの血に塗れ、荒く肩で息をしていた。 最初の襲撃。林の中から不意に飛び出してきた白刃の閃きを感じたのが、あと数秒遅れていたら、既に命はなかった。 かわすと同時に、後ろにいたなえかを体当たりで飛ばし、そのまま刀を抜きはなって闇からの襲撃者に向き直る。 佐々木只三郎。 清河は衝撃とともにその顔を見る。 つい先刻、自分を斬ったはず男の顔が、そこにあった。 一度は自分を殺したはずの男の青白い貌が、月明かりに浮かび上がっていた。 あたかも、亡霊を見るかのような憔悴した貌に、清河は奇妙なおかしみを感じる。 俺も今、佐々木から見ればそんな貌をしているのだろう。 佐々木は何も言わず何も語らず、ただひたすらに斬撃を加えてくる。 それは講武所随一の剣士と謳われた佐々木にしては、かなり荒く雑なものであった。 それでも清河は、その斬劇をかわし、或いは受けるのにかなりの神経を使う。 荒く雑な攻めではあるが、息継ぐ暇もなく、畳み掛けるように打ち掛かってくるのだ。 鍔迫り合いになり、それから一旦押し返して後ろに退く。 迫りくる佐々木の切っ先をかわして小手を打ちに掛かるが、僅かに遅れた。 肩口に受けた刃は、しかし鎖骨で弾かれ皮膚を滑る。 「走れッ!」 おそらくは後ろに倒れているだろう少女に向けて、そう叫ぶ。 叫ぶと同時に、再び佐々木の小手に狙いを定め、防戦一転、攻めに掛かる。 「坂本君か、河上君を捜せ!」 坂本龍馬。 通っていた道場は違うが、同じ北辰一刀流門下で、最も信頼の置ける男。 河上彦斎。 西国の若者で、熊本藩に尊皇攘夷を説きに回った際知り合った、小兵にして鮮烈、純粋にして真摯な剣士。 人別帳に見た、清河にとって重要な朋友達の名を告げる。 この期に及んで彼らの名を叫んだとき、清河はかつて無いほどに力がみなぎるのを感じ、昂揚した。 その清河の腹に、佐々木の剣先がずぶりと刺さる。 低く構えた佐々木の剣は、清河の切っ先をかいくぐり、左脇腹に滑り込む。 腸をやられた。 灼熱した火箸を指し込まれたように熱い。 ああ、そう言えば前に斬られたときも、こうだったなとぼんやり思った。 佐々木は刃を回し、抉る。 腹の中で、腸がねじ切られた。 絶叫が喉元まで這い上がるが、奥歯を噛んで飲み込んだ。 ここで悲鳴を上げれば、なえかは走れなくなる。 「走れッ………!!」 我ながら、笑ってしまうほどにか弱い声で、叫びとも言えぬ叫びを絞り出す。 又同じ男に殺されるとは、俺は何という間抜けだろうか。 気配が去るのを感じる。 少女は、なえかは逃げることが出来たようだ。 無垢。 不意に、清河の脳裏にそう浮かんだ。 そうだ、無垢だ。 あの少女の中にあるそれは、ほんのりと明るく、闇に消えゆく清河の意識を照らす。 「蓮の花は、泥水に染まらずに香り高く咲いて、清らかだ」 かつて、妻お蓮に言ったその言葉が、清河の周りに浮かんでいた。 己の愚かさから連座させられ、獄死した妻、お蓮。 その妻のことと、先程の少女のことが、交互に浮かんでは消えてゆく。 「俺は……」 聞こえるだろうか。 俺のこの声は、佐々木に聞こえているだろうか。お蓮に聞こえているだろうか。 か細く絞り出されたこの声は、届いているだろうか。 「俺は、無垢なる花を、二度も散らせはせん……」 聞こえてなどいないだろう。 誰にも届いてはいないだろう。 だが、それでもいい。 小利を捨て、大義に生きて散った清河八郎は、再びの生において、大儀を捨てて小義に散った。 清河を知るものも、また清河自身も、彼がただ一人の少女を生かすために死ぬなどとは、とうてい考えても居なかっただろう。 ◆◆◆ 潮風が男の周りを渦巻き、何も残すことなく去ってゆく。 血と臓物の匂いに咽せ、佐々木は咳き込んだ。 亡霊。 亡霊が、佐々木の前で骸となり転がっている。 俺はこの男を斬った。 佐々木はそう己に言い聞かせる。 俺はこの男を斬った。 上意において討ち果たした。 生々しくも、そう思い起こす。 そして俺は ――― 今再びこの男を斬った。 「俺は清河を斬った」 誰に言うでもなく、佐々木はそう吐き出す。 「俺は清河を斬った。 二度、清河を斬った」 次は ――― 三度、清河を斬るのか? 佐々木の意識の中に、清河と同行していた少女、富士原なえかの事などほとんど入っていない。 居たような気もするし、居たとしてもどうでも良かった。 佐々木はただ、湖の畔で呆然とすること暫く、特にあてもなく潮風に向かって歩き、雑木林から開けた海岸へと目を向けたときに、亡霊と出会ってしまったのだ。 海沿いに、北より来たる影。 月明かりに見える清河を見て、佐々木はただひたすら、遮二無二にそれを切り伏せ、討ち果たさねばならなくなっただけだ。 その意味で言えば、清河がなえかを逃そうとしたことには、何の意味もなかった。 なえかの存在など、佐々木にとっては端から無いも同じだったのだ。 「俺は清河を斬った」 再び、佐々木はそう叫ぶ。 「俺は清河を斬った。 二度、清河を斬った」 次は ――― 何度、誰を斬れば良いのだろうか? 無明の暗闇の中、佐々木のその問いに答えるものはどこにもなかった。 【清河八郎@史実 死亡】 【残り七十五名】 【ろの壱 海岸近辺/一日目/黎明】 【富士原なえか@仮面のメイドガイ】 【状態】健康 【装備】壺切御剣@史実 【所持品】支給品一式 【思考】 基本:殺し合いはしない。 一:逃げて、坂本龍馬、河上彦斎を捜す…? ※逃げている方向は不明。 【佐々木只三郎@史実】 【状態】健康、精神的肉体的疲労 【装備】ソハヤノツルギ、徳川慶喜のエペ(柄のみ) 【所持品】支給品一式 【思考】 基本:主催者の命に従い、優勝する 一:何故清河が…? 【備考】※この御前試合の主催者を徳川幕府だと考えています。 ※斉藤一の名前を知りません。 ※参戦時期は清河八郎暗殺直後です。 ※ろの壱とはの壱の境界近くに、清河八郎の死体と支給品一式、一文字兼正@魁!!男塾 が放置。 時系列順で読む 前話 昔飛衛と言う者あり 次話 血だるま剣法/おのれらに告ぐ 投下順で読む 前話 昔飛衛と言う者あり 次話 鳥獣戯剣 今は未だ、夢の途中~衝撃のダブルマウンテン!?~ 清河八郎 【死亡】 今は未だ、夢の途中~衝撃のダブルマウンテン!?~ 富士原なえか 一人脱落、一人参戦 狼狗相食む 佐々木只三郎 忠誠いろいろ
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登録日:2017/07/12 Wed 10 26 15 更新日:2024/07/01 Mon 15 03 41NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 創作 大政奉還 幕末 戊辰戦争 新選組 日本史 江戸時代 薩長同盟 開国 注:この項目はフィクション作品について語ったものであり、決して特定の人物や歴史書・作品等の誹謗を目的とはしていません。 幕末とは日本の時代背景の内江戸時代末期を指す言葉であり、俗に「黒船来航」から「戊辰戦争」終結までの1853年~1869年までを指す。 ここでは「幕末」を舞台にしたフィクション作品における「一応」の背景を説明する。 ●概要 ●幕末の基礎知識 ●作品の類型●新選組 ●薩摩藩 ●長州藩 ●土佐藩 ●水戸藩 ●佐賀藩(肥前藩) ●奥羽越列藩同盟 ●幕府側(各地の「佐幕派」も含む) ●その他武士 ●蘭学者 ●民衆・女性 ●時代は幕末だが歴史的な影響が殆どない話 ●番外編:幕末をライトモチーフにした作品 ●概要 日本の歴史上最大最後の内乱期であり、多種多様なキャラが登場し歴史を盛り上げる幕末。それは戦国時代と並んで様々な作品の題材となっている。 平時なら活躍させてもらえない様な身分や立場の人間が乱世で大活躍する爽快さ。 鎌倉時代から600年以上続いていた武家による封建社会から、天皇を中心とした立憲君主制へと移り変わる切っ掛けとなった大きな政治的転換点。 開国に伴う外国からの技術・物品の大規模な流入による経済的・文化的変化(伝染病の拡大や不平等条約・貿易による不景気など負の面もあったが)。 それら要素は物語の紬手にとって大変心をそそる時代とも言える。 だがそれと同時に、黒船が来航した1853年からまだ200年も経っていない時代の近さと、思想や歴史の見方等の多様化により、ある意味扱いが難しくなっている。 例えば新選組。彼らは「尊皇攘夷」の旗の元に京都に集い、京都を守る会津藩の旗下で「天皇のいる京を害する」攘夷志士や長州藩に立ち向かった。 だがそれゆえに薩摩・長州連合軍を中心とする「官軍」が優勢になった時、幕府側にいた彼らは「仲間を多数殺した罪人」となり、局長近藤勇は「斬首」という武士として最悪の処刑に処せられた。 例えば長州藩。彼らは幕末における勝者となり、戦後の明治時代に初代総理の輩出から小岩井農場の創設まで日本の歴史に様々な功績を残した。 だがそこに至るまで洒落ではすまなすぎる問題行動を起こしており、明治時代の功績もライバルの抑圧等負の面を併せ持っていた。 例えば奥羽越列藩同盟。個人的な恨みで真面目に治安維持をしていただけの会津藩・庄内藩を罰しようとする「官軍」薩長に服せなかった彼らは、理不尽な「今」に抗おうとして潰された悲劇の存在である。 だがその一途な願いが東北全てだったかというとそうでもなく、彼らが「官軍」に抗えなかった理由の中には藩内の「尊皇派」による内乱や、2重スパイ状態だった藩潰し、寝返り等があった。 「絶対的な正義」等というものは存在せず、時期によって「敵」・「味方」の関係性すら変わり内ゲバも頻発する混沌さ。 観光客向けウェブサイトでは殆ど触れられない程に繰り広げられた凄惨なる戦いと粛清・暗殺。 「領土の拡大・保全」という分かりやすい目的で戦えた戦国時代はもはや御伽話となり、敵も味方もややこしい「思想」や「建前」を掲げねばならない面倒くささ。 「攘夷」を謳いながらも「外国に抗するため」外国から武器などを買い集める矛盾。 一方で民間の農民などは普通に日常を過ごしつつ、戦乱や不景気等に巻き込まれ被害を受け、開国による産物が少しづつ生活を変化させていく様子。 「どの勢力から描くか」・「明治時代まで描くか」等によってエンディングの感触すら変わりかねない流れ。 そして時代が「近めの過去」であるゆえに、史料が多数残り各勢力の子孫が著名人にも複数いるためイフ展開のしづらいこと。 それゆえに、一歩間違えると大変アンチや真面目な批判者等の出来やすい時代背景とも言える。 ゲーム作品では恋愛系等アドベンチャーゲームが多めだが、戊辰戦争周辺は重すぎかつデリケートなためゲームの題材として取り上げられない。 また、著名人物の場合結婚相手はおろか、下手したら「愛人」「彼女」の存在まで明確になっているケースもあるので、現代から見ると最低男になりかねない様な当時の結婚・対女性観をどう料理するかも求められるかも知れない。 ●幕末の基礎知識 ここではとりあえずこれだけは理解していた方が分かりやすくなると思われる用語等の意味を解説する。 開国 嘉永6年(1853年)、アメリカの東インド艦隊司令長官マシュー・ペリーが4隻の「黒船」(蒸気船2隻、帆船2隻)で日本の政治的中心である江戸近くの浦賀(現神奈川県横須賀市)まで来航し、 日本に「アメリカ船への補給及び国交樹立」を要請。そしてその直後ロシアの海軍提督プチャーチン率いる艦隊も長崎へと来航しほぼ同様の内容を要求。 結局翌年のペリー再来訪時の「日米和親条約」樹立により、3代将軍家光の時代より続いていた「鎖国」体制(*1)が事実上終結した事。これ以降やむを得ずロシア等他の西洋諸国との国交も次々開始されていった。 但しその後強行締結された「日米修好通商条約」等はアメリカ等が優位の不平等条約であり、また「国・藩レベル」での限定された開放であり海外船の来訪・外国人居住は箱館・横浜等一部港に限定。 明治維新直前まで「公式に」海外渡航できるのは幕府が派遣した使節団及びその随行者達のみ等、完全に自由とはいかなかった(それでも一揆増加等経済的悪影響は否めなかったが)。 なお最初に開国した国こそアメリカだったが、南北戦争等により日本へ干渉する余裕が減ったため他国の影響が強まり、幕府がフランスよりになったり薩摩藩がイギリスよりになったりした。 攘夷思想 開国以前からの海外船接近遭遇・及び国交樹立要請等に反応して勢いを強めていった、「夷(異国人)を叩きだせ!日本に入れるな!」という思想運動。 当時の日本知識層には清で西洋列強が「アヘン戦争」等好き放題している情報が伝わっており、またキリスト教など海外文化による文化侵略の危険性や、 開国後の海外交易による副作用な超不景気への不満なども込みで「西洋許すまじ」な考えが大きくなるのもやんぬるかなな状況であった。 そしてそれが、江戸時代後半から隆盛していた「国学」による「尊皇・勤皇論(天皇こそ日本古来からの君主であり最も敬うべき存在である)」と結びついたことから生まれたのが… 尊皇(尊王)攘夷運動 「天皇の元、外国を叩きだせ!」という思想がエスカレートした過激運動で、最終的に「いっそ天皇を上にして幕府を倒せ!」まで発展してしまった。 尊皇論自体は「佐幕(幕府支持)」と合体した「幕府と朝廷が密な関係を築く」公武合体論や「朝廷と大名による合同政治」を謳う公議政体論へも発展したが、こっちは開国も、行き過ぎた場合蘭学者等をも否定する考えで、これを口実にした過激な事件が多発した。 ちなみに各種条約締結時の朝廷との手続きやこれら尊皇論の盛り上がりにより、幕末の政治的優位性を得るための要素に「誰が朝廷から一番信頼を得るか」の比重が大きくなった。 長州等の行動動機にもなったが、「官軍」結成頃には彼らは外国武力に打ちのめされていたため「まず海外技術などを身に着けてから攘夷ないし強国化へ」という現実的な考えに転換していた。 大政奉還 慶応3年(1867年)に起こった、15代将軍徳川慶喜の決断による「将軍から天皇・朝廷に政治の中心(大政)を譲り渡す(奉還)」こと。坂本龍馬が発案し、土佐藩の後藤象二郎が幕府に提出した案が基になっている。 これにより幕府は消滅し(一応江戸開城時直前まで譜代大名ら「老中」等はそのままだったらしいが)、徳川家は「日本最大の大名」へと格下げになった。 だが「官軍」は徳川家が「日本最大の大名としてこの後も支配層最大であること」を恐れ、この後武力による徳川家や佐幕派制圧路線へと突き進んだため、現代の幕府や会津サイドから見た史書やフィクションで批判される要因となっている。 名前・名字 江戸時代の武士(及び「名字帯刀」を許された一部庶民)の名は、「武家としてのルーツを示す『本姓』」・「一般的な意味の『名字(氏)』」・「正式な名だが普段使われない『諱』」・「普段使う『通称』」・「幼少時の『幼名』(通称になる事も)」からなり、 大名や旗本は平安時代由来の「官職」の称号を与えられ平時は官職で呼ばれ(*2)、詩や和学・漢文等をたしなむ武士は「詩等を書くときの筆名や隠居後の通称である『号』(雅号)」や「中国名由来の『字』」を自らにつけた。 また通称を一族代々共通のものとして使う家も多数存在したが、明治時代に現在の様にシンプルな「名字+名」となり、武士たちは諱または通称に名前を統一した。 例:福沢「諭吉」(通称)、吉田「松陰」(雅号)・徳川「慶喜」(諱)、河井「継之助」(先祖代々の幼名からなる通称) 通称は時期によって変化させる者も多数いた(伊東甲子太郎は新選組入りする前「大蔵」、抜けた後「摂津」と名乗っていた等)。 さらに当時は養子として別な家を継いだり(伊東甲子太郎、吉田松陰等)、殿から褒美替わりとして名字を授かったり(桂小五郎→木戸孝允)、先祖由来の姓に変えたり(乾→板垣退助)と、時期によって名前の骨格すら変わりかねない程ややこしい時代であった。 女性はそこまでややこしい名前システムではなかったが、状況によっては改名したり、明治時代名前に「~子」をつけたりした(杉(久坂)文→美和→楫取美和子)。 幕末作品ではこれら呼び名をどう描くかは個人差があり、「出来るだけ当時の文章のように呼ばせるもの」から「分かりやすさを重視して歴史教科書に載っている名で呼ばせる」ものまで多数ある。 ●作品の類型 ここでは参考として、主役勢力ごとに作品背景の説明と一般的傾向をまとめる。 あくまで「一般的」な傾向なため、類型とは違う作品が多数ある事もお忘れなく。 また戦国時代ものや『水戸黄門』等を観た後に幕末ものを観ると色々と「変わるもの」・「変わらないもの」を実感するかもしれない。 ●新選組 戦後から人気になった流れの一つ。 芹沢鴨一派の粛清や伊東甲子太郎一派との対立等どす黒い面もあるが、ひょんなことから「武士」となるため奮闘するも時代によって潰された悲劇や、 「終わり」を予感させながらも自らの「誠」を貫くため時代を駆け抜けた物語として描かれることが多め。 近藤勇をメインにすると流山出兵で終わるが、土方歳三をメインにすると戊辰戦争ラストの箱館戦争まで描かれ、永倉新八ら明治期まで生き残ったメンバーによる回顧形式にも出来る。 また他勢力の作品群にも言えることだが、あえて無名の隊員や架空の隊員を主役にすることで史実上のメンバーとの自由なやり取りをさせるケースもある。 ●薩摩藩 鎌倉時代から続く島津家によって徹底的に強化され、琉球をも半ば支配していた西の強国。 主に西郷隆盛と大久保利通がメインとなり、開明派藩主島津斉彬の苦闘と死去による挫折、 斉彬の異母弟で藩主の父たる島津久光の強権的行動による京都・江戸出兵や「生麦事件」・「薩英戦争」等の騒乱を交えながら、 徐々に勢力を伸ばしていき「官軍」として日本を制する話。 どちらかというと安定した「勝ち組」の話になるが、途中政治的工作が多くなるため爽快感にかけたり、壮絶な粛清「寺田屋事件」や明治後の西郷が斃れる「西南戦争」や大久保の暗殺等鬱展開もある。 ●長州藩 関ケ原以降古巣安芸を追われ、こぢんまりと周防・長門を治めていた毛利家とその家臣達。 思想家吉田松陰のしくじり人生が起点となり、桂小五郎(木戸孝允)や彼が晩年「松下村塾」として学問を教えた高杉晋作ら若き志士たちが様々な行動を開始し、その一環として「奇兵隊」等民間人をも採用した軍組織群「諸隊」が誕生。 一時は過激化し過ぎて外国に喧嘩を売って倒され、薩摩や幕府ら全国をも敵に回し藩内の保守派から弾圧されるも、保守派を逆に武力で倒し再興。坂本龍馬のとりなしで薩摩藩と同盟して一気に対幕府力を強め、「第2次長州征伐」での勝利を経て「官軍」となる話。 現代的な視点で観ても問題行動が多く、一応「主役サイド」な松下村塾組も早死にする者や明治時代の行動の是非、奇兵隊の最期も大規模リストラに伴う内乱によって等、個々のキャラの「主役力」や「キャラ単体での物語的ボリューム」が少なめで、功罪のバランスを取って書くのが難しい。 伊藤俊輔(博文)ら5人が英国へ密航留学した話等冒険譚に出来る話もあるし、志士たちの青春群像劇や恋愛譚的にすればましな話になるが、それはそれで「美化しすぎ」と批判されたりもする。 ちなみに司馬遼太郎の『花神』ではそれら志士組とあんまり関係ない村田蔵六を主役にすることでこの問題を解決している。 ●土佐藩 郷士差別など火種を抱えながらも比較的安定した統治が行われていた山内家の領地。 郷士たちが「尊皇攘夷」を夢見て武市半平太の元に集うも、佐幕で公武合体派だった藩に潰され、一方で脱藩した坂本龍馬・中岡慎太郎らが薩摩藩・長州藩等や他藩の志士たちと密な交流をしていくことで力をつけていく。 最終的に脱藩組や藩外からの交渉で上士ながら脱藩組に比較的理解のあった乾(板垣)退助やかつて共に武市らを断罪した参政(最高権力者)後藤象二郎が動き出し、龍馬の提案の「大政奉還」を幕府に薦め一件落着…と思った矢先に龍馬が暗殺されて「大政奉還」は空中分解し、結局薩長に流され武力倒幕に参加する羽目になった話。 役割的に自由な龍馬が圧倒的に主役になりやすく、幕末~維新の流れに乗じて三菱財閥を築いた岩崎弥太郎や、明治後政権に座るも半端に終わった板垣退助や後藤象二郎、活躍した期間が短めな中岡慎太郎の話は少なめ。 ●水戸藩 徳川光圀による「水戸学」の影響で尊皇思想の核の一つとなり、一橋家養子となった徳川慶喜が「最後の将軍」となった「御三家」の一家。 後期水戸学によって日本全国の尊王攘夷運動の先駆けとなった藩だが、その後藩内の思想闘争が権力闘争と絡んで本格的な抗争に発展する。 藩内の人物は「諸生党」「天狗党」の2派にわかれて怒涛の内ゲバを繰り広げ、ついには幕末の諸藩で唯一の内戦(天狗党の乱)にまで至った。 結局戊辰戦争も含めた「幕末」の間中ひたすらな内部抗争に終始したため、「幕末」という時代との関わりが薄く、幕末モノの主役としては押しが弱い。出てくるとしても殆どは慶喜関連や桜田門外の変の背景としてである。 あえて主役勢力として取り上げる場合、女子供も平気で斬首される凄惨な内ゲバに鬱展開不可避だが、逆に開き直ってその方向を突き進みドワォにつなげた山田風太郎の『魔群の通過』のような小説もある。 ●佐賀藩(肥前藩) 戦国末期に主家・龍造寺家から大名の座を奪い取り、『葉隠』を生み出した鍋島家の藩。 幕末随一の技術国にして産業国という面白い個性を持っているが、技術フェチなボス鍋島閑叟(直正)の不干渉主義によって時局に全然絡まなかったため、大政奉還以前は他藩の有名人たちとの接触が全然ないのが痛い(少し接触した江藤新平や大隈重信もすぐ幽閉)。 まあ最終的にはその強大な軍事力によって「勝ち組」の一角に食い込めたし、閑叟の統制力のおかげで他藩のような血なまぐさい内ゲバもなかったのだが、そのそつのなさ故にドラマ性が足りず、幕末モノとして面白味に欠けるのは否めない。 このためか、主役勢力としては司馬遼太郎の『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』や高橋克彦の『火城』、植松三十里『黒鉄の志士たち』のように、技術国としての側面に着目したプロジェクトX的な作品が目立つ。 ●奥羽越列藩同盟 京で天皇を守るため奮闘するも、攘夷志士を裁きすぎたため「官軍」から敵対視され潰された会津藩の悲劇や、長岡藩を守ろうとするも相互不信や誤解等で戦乱となり倒れた河井継之助等、 「官軍」の齎す理不尽に抗おうとして無残に滅ぼされ、明治時代も苦難の中に晒された東北諸藩(佐竹家治める久保田藩など一部除く)の話。 全国的知名度は会津・河井が高いが、各地元等で庄内藩や仙台藩等を舞台にした作品も描かれている。 悲劇的な話になりやすいが、内ゲバや民衆への被害なども入れ込むと純粋な「被害者」ではいられなくなる。 ●幕府側(各地の「佐幕派」も含む) のらりくらりと各所からの開国要請を断っていたら、黒船によって逃げ場を失った日本代表(対外的な意味で)。 黒船来航から政治的混乱が始まり、それと共に外国技術による軍や医術の革新も開始され、「幕府陸軍・海軍」・新選組等市井からの起用部隊も増加。 長州藩等過激派のトラブルに頭を抱えながらも何とか進んでいたら大政奉還発生。最終的に鳥羽・伏見の戦い後江戸に帰還した元将軍慶喜の降伏によって、幕臣が「恭順派」・「抵抗派」・「静観派」に割れてしまう話。 恭順派の勝海舟、抵抗派の新選組含む旧幕府軍派それぞれで視点が異なり、旧幕府軍・佐幕派でも戦死組・生存組どちらの目線にするかで終点が異なる。 他にも井伊直弼を焦点におき「安政の大獄~桜田門外の変」を書いたり、手塚治虫の『陽だまりの樹』等佐幕派の一般武士をメインにして、時代の中で翻弄される話もある。 ●その他武士 各地の脱藩浪人達や、上記の勢力程幕末の騒乱に関わらず、積極的な「佐幕」や「尊皇」、「攘夷」派ではなかった藩や武士たち等を主題にした作品群。 ●蘭学者 緒方洪庵が拓いた「適塾」の卒業生や長崎にいたオランダ人医師「ポンペ」の元で学んだ人々等、西洋言語・学問を身に着けた「蘭学者」を主役にした作品群。 福沢諭吉など政治的な事に殆ど関わらず文明革新に励んだり学んだ技術を生かしたりする学者の話や、長州藩の村田蔵六や幕府の松本良順等歴史の流れに翻弄される蘭学者を描いた話がある。例えば、手塚治虫氏の曽祖父・手塚良仙を主人公にした「陽だまりの樹」はアニメ化やドラマ化が為されており、知る人ぞ知る作品である。また、良仙はかつて治虫と親交のあった漫画家・みなもと太郎の作品「風雲児たち 幕末篇」にも登場しており、治虫の写真に寄せたデザイン(*3)で描かれている。 ●民衆・女性 普通に過ごしていた農民や商人、あるいは乱世の中を生きる男たちと縁を持った女性たちが、幕末~維新へと至る流れに翻弄されたり、それでも日常に生きたりする作品群。 ジョン(中浜)万次郎等漂流民を主題とした話や、市井の活動家の話もこれに含まれる。 ●時代は幕末だが歴史的な影響が殆どない話 幕末を舞台にしているからといっても全てが歴史的話になるわけではない。 維新側についた清水次郎長等の「博徒」(やくざ者)を主役にした話や、『鞍馬天狗』等活劇的要素が強い話、『御宿かわせみ』・『浮浪雲』等日常的話を描いた話はあまり「幕末」ものとしてカウントされない。 ●番外編:幕末をライトモチーフにした作品 史実?何それおいしいの、とばかりに史実キャラの名前や一部要素だけ借りて自由に物語を展開していったり、 「幕末」の流れを元ネタにして、架空のキャラや世界で物語を紡いでいくパターン。 現代人が幕末にタイムスリップする作品群も、未来人による干渉でイフ展開がしやすいという面でこれに入るかもしれない。 追記・修正はフィクションと歴史の違いがきっちりと分かる方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 宇和島藩とか結構面白い話ができそうだが、他の雄藩と比べて比較的平和で地味目だからか題材になることはほとんど無い -- 名無しさん (2017-07-12 12 42 48) 「薩長土肥」の肥前がないのは…仕方ないか ちな肥 -- 名無しさん (2017-07-12 13 21 22) 話を膨らませやすいのは、ジョン万次郎だろうなぁ -- 名無しさん (2017-07-12 23 52 24) タイトルの(フィクション作品の背景)は無くてもよくないか? -- 名無しさん (2017-07-13 09 10 12) 「でも史実は・・・」とか言い出す人が出ると近代史は収拾つかなくなるんで致し方なし -- 名無しさん (2017-07-13 11 38 18) 水戸藩は…いや、うん… -- 名無しさん (2017-07-13 12 33 39) これ読んでてみなもと太郎の「風雲児たち(幕末編)」が記事のやつほとんどや↑水戸藩のこととかにも網羅してて改めてすごいと感じた。 -- 名無しさん (2017-07-13 18 32 46) るろ剣は武士枠か民衆枠か -- 名無しさん (2017-07-14 10 03 50) JINは民衆枠かライトモチーフ枠か。タイムスリップ系だが考証はしっかりしてると思うんだよな。 -- 名無しさん (2017-07-15 15 50 56) 天狗党の乱が「唯一の内戦」ってのはどうかな。第2次長州征伐も最終的に長州藩が2つの藩から領地を担保代わりに分捕ってるから十分内戦なんじゃねえかなー。 -- 名無しさん (2017-08-15 09 21 45) 太平洋戦争でもこの項目作れそうだな。まあ圧倒的に民衆サイドが多いわけだが -- 名無しさん (2018-05-12 14 09 58) ↑、戊辰戦争中には庄内酒井家が三つの大名家(新庄戸沢家、本荘六郷家、亀田岩城家)と太政官に味方した二つの旗本領(矢島家、仁賀保家)を占領していたからね。 -- 名無しさん (2018-07-07 17 57 56) イギリスの犬になっただけなのに美化しすぎ…。 -- 名無しさん (2022-03-11 18 52 21) 経済史がおもしろい -- 名無しさん (2022-03-11 18 54 25) 新撰組のイメージが爽やかになっているから青春みたいなイメージ持ってる人が増えているけど実際は血にまみれた激動の時代。 -- 名無しさん (2022-03-11 19 22 16) 新選組は青春ものなのか、まあ若い青年たちの活劇ではあるから青春ものではあるのかな -- 名無しさん (2022-03-11 20 21 48) たまたま広告で見た幕末ものの乙女ゲーで攻略対象の一人に「帝」がいるのがあったっけなあ… -- 名無しさん (2022-03-11 22 36 55) ↑帝wwww宮内庁的な意味としてだいじょうぶなのかwwwwww -- 名無しさん (2022-03-11 22 54 57) 銀魂とかも元々は幕末モチーフよね -- 名無しさん (2022-03-12 00 25 10) るろ剣は、剣心と志々雄 長州系・左之助と津南 薩摩系傍流(赤報隊)・弥彦と御庭番衆 幕臣系・恵 奥羽越列藩同盟系・斎藤 もちろん新選組、って感じで結構バッツリ別れてるのよ。 -- 名無しさん (2022-03-12 16 55 04) 脇役としての出演率はそこそこ高いのに主役になる事は殆ど無く、そしてこうしたページでも言及される事のない福井藩を見ると、やっぱり都道府県知名度ワースト1の地位は伊達ではないんだなあ・・・ -- 名無しさん (2022-03-15 12 45 05) ↑福井は自ら主役の座を降りているからね。文久政変前後に福井が薩摩と手を組んでクーデターという話を持ち掛けられたが、福井が断り、薩摩は会津武士と組んで文久政変を実施した。戊辰戦争前後も福井は鳥羽伏見の戦いを止められる立場にはあったが、雪で大軍を動かせない土地柄か薩摩と会津武士の激突を見てるだけの立場になった。 -- 名無しさん (2022-07-26 16 24 12) ↑13 長州の乱や戊辰戦争は「国内」の内戦だけど、「藩内」の内戦じゃないよね。「諸藩で起きた内戦」といえるのは事実上全国でも天狗党の乱ぐらい。 -- 名無しさん (2024-02-04 19 50 28) ↑2ある意では味賢い生き方だよな -- 名無しさん (2024-02-04 20 18 51) タイムスリップものでもやたら日本語に詳しい異人で説明が済むのはラク -- 名無しさん (2024-07-01 15 03 41) 名前 コメント
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寿和と修次が全然似てないんだけど、腹違いってエリカだけだよな? - 2013-04-01 08 54 40 エリカだけのはずです。 - 2013-04-01 23 54 38 武器の中にミズチ丸は入れないの? - 2013-04-03 15 31 14 ミズチ丸は五十里家が作って達也が調整した武器だから千葉家は関係ないんじゃね? - 2013-04-03 17 24 47 一応、「ミズチ丸」のページはあるのですが、上記の方の通りWEB版では五十里家が作成した武装デバイスだったので千葉家には入れませんでした。 - 2013-04-03 22 24 16 白兵戦用の武器を製造しているということは軍事産業を営んでいるということだよな・・・ - 2013-11-06 21 16 12 家系図は千葉家党首と正妻の位置を逆にした方がよくね? - 2013-11-14 21 53 46 なんとなく夫が左側ってイメージがあったのですが、見辛いでしょうか? - 2013-11-14 22 05 08 斜め線が引かれている上に他の線を跨いでいるのが綺麗じゃないなと。位置を入れ替えてアンナとも高さを揃えればすっきりすると思うんだけど。 - 2013-11-15 02 11 51 謎の長女は、今後何らかの出番は用意されてるんだろうか? - 2014-06-11 19 56 44 嫁き遅れ陰険女 - 2014-06-11 20 16 45 そういう設定なの? - 2014-06-12 05 42 56 エリカが裸体に近い状態でいるであろう休息室の非常口に、謎の長女がレオを案内した事を知った、エリカの評価です。 - 2014-06-12 07 21 30 長兄に対するものを見ても判るが、エリカの身内への評価はあんまり当てにならない気が。 - 2014-06-15 19 39 59 アニメのキャストクレジットでも、エリカの姉(仮)だったりして。 - 2014-07-07 19 02 24 エリカの姉「仮」は、登場こそしたけどキャスト無し、あれでは、アニメ組にはそもそも誰なのかすら理解できまい。ビジュアル的には嫁き遅れ陰険女の印象もない、兄弟姉妹の誰ともあまり似てない、可愛らしい、いたずら好きそうな外見だったな。 - 2014-08-24 11 32 35 いたずら好きなお手伝いさんとしか思えなかった。 - 2014-08-24 12 01 04 長兄に対してもそうだけど、許婚とか親に用意されなかったのかな? - 2014-06-15 22 30 54 親が親だからねwいたとしてもそこらへんはゆるゆるでしょ。それに千葉家の権力ってその筋ではかなり大きいし、いたとしても対等な関係ではないと思われ。 - 2014-06-15 22 54 56 普通に考えると、妾の子を家に入れるのは、政略結婚要員。ミキ辺りが該当するけど、ミキがこけたんで現在別件を物色中とかでは。 - 2014-06-15 23 09 10 その結果、達也が選ばれてエリカが達也争奪戦に本格参戦w! - 2014-06-15 23 35 02 最近のエリカの達也への想いって、トラブルメーカーや疫病神の方が強いんじゃない? - 2014-06-15 23 38 01 そりゃ達也のエリカへの想いもそうでしょw。 - 2014-07-07 22 35 52 達也はトラブルを呼び寄せているかもしれないけど、エリカはむしろ自分からトラブルを起こしている方なので、達也もエリカには言われたくはないだろうなw - 2014-07-07 22 47 57 達也の能力をたとえ片鱗だとしても知れば、ほしがる家は多いだろうな。千葉家は特にほしがりそう。魔法師の能力にはこだわってないし、CADの知識と達人レベルの体術だけで垂涎だろ。 - 2014-06-15 23 43 25 構図としては、小百合を嫌う深雪と同様だし、千葉家としての実力なら、レオの姉と同じ構図だからねぇ。使いようはあるよね - 2014-06-12 21 28 58 やっぱ剣術嗜んでいるのかね? レオを脱衣中のエリカと鉢合わせするように仕組んだり、悪戯好きの姉さんって感じなんだけど、食卓で顔を突き合わせるのも嫌うって点からガチでの嫌がらせって可能性が高いんだよな(余所の子利用しているあたり相当タチが悪い) 長兄が『実は妹の反骨精神鍛えてた』ってスタンスなあたり、長女はまんま『憎たらしい異父姉妹』のポジションなのかも - 2014-11-19 18 31 35 異母姉妹な - 2014-12-13 10 40 11 この当主とSEXした女は短命だよな。妻は死ぬわ、愛人も死ぬわだし - 2014-07-24 02 30 24 北辰一刀流の千葉家のパクりかな - 2014-09-10 10 20 43 意識してそうだね。 - 2014-09-11 23 28 24 そういえば横浜騒乱編で国防軍に出動要請をしていたな。軍に命令できるのは内閣総理大臣、軍に要請できるのは都道府県知事。千葉家当主は知事かね?でも広域行政にシフトしてるから神奈川県知事なんて居ないよな… - 2014-10-16 10 18 53 国防軍トップの携帯電話の番号を知っているとかじゃね?寿和は警察省で、本来の指揮系統だとたらい回しで緊急事態に対応出来ないから百家千葉家のコネを使ってトップに直接話を通したと。 - 2016-02-10 15 17 15 千葉家ってどこにあるのだろう? 柴田(厚木)と吉田(伊勢原)と司波(府中の隣町)は14巻ででてきたが、千葉はなかった。知ってる人誰か教えてほしい - 2014-10-16 12 10 37 6巻P202で神奈川との - 2014-10-16 12 27 20 境近く、かなり海に近いところ。 とあるので東京都大田区穴守稲荷近辺でOK? - 2014-10-16 12 30 15 いや、神奈川「県」というのは存在しないのだから、神奈川は横浜市神奈川区の神奈川駅周辺のことだろ - 2014-10-16 15 52 15 なるほどそう来たか、道州制移行後だからなぁ。海も近いし国道16号で一本だから辻つまも合う気がする。 キャビネットで通学時間は30分というところか? - 2014-10-16 17 09 08 千葉家と関係が深い警察(機動隊)に近くて神奈川(県)との境に近い、潮の香りが漂うとなると、平和島だな。現実の大森の機動隊には警視庁SATがいたりする - 2015-01-29 16 41 15 現代魔法勃興前からの法術剣士の家系なのか。 - 2014-11-13 23 01 20 この理屈で何で数字が付いていると優秀な魔法師ってなるのかわからん。名前全然関係なくね? - 2014-11-14 21 13 09 改姓したりしてるんじゃない? - 2014-11-14 22 57 43 優秀な魔法師は数字が入った苗字に改姓しなきゃいけない法律でもあるの? - 2014-11-15 00 27 59 さあ? - 2014-11-15 01 10 31 二十八家が研究所の番号の姓を名乗って「数字付」がステ-タスになったので、真似して改姓しただけじゃない? - 2014-11-15 15 36 44 そんな理由で改名申請が通るかよ - 2014-11-19 19 01 59 伏見や高円、有栖川のような宮家としてステータスのある苗字にしたいですという申請が通るのなら問題だな - 2014-11-19 20 20 24 まあ現代でも普通に氏の変更の手続きはできる。許可は降りにくいけどね。何らかの事情があって変更できたタイミングがあったんだろうって程度の話じゃね? - 2014-12-19 20 05 19 「剣の魔法師」は入れないの? - 2014-12-14 21 09 38 追加しました。 - 2014-12-18 20 22 35 千葉家の影響力を考えたら、エリカを雑草って罵ってたモブ崎くんや国防軍志望の生徒は卒業後かなり苦労しそう - 2015-04-13 15 44 07 そんなもん、四葉深雪になった時を考えたら大分マシだろ。達也を雑草と罵った連中がどうなることやら・・・ - 2015-04-13 22 11 05 大丈夫。その時は苦労しなくていい逃げ場所に場所に連れて行ってくれるよ( - 2015-04-14 12 54 55 数は多くない四葉家 - 2015-04-14 16 37 21 の手駒には殺さない代わりに命令を聞かせられている連中もいる - 2015-04-14 16 39 15 死ぬか隷属か・・・どっちにしろ地獄だな - 2015-04-14 23 19 51 エリカ(パラサイト)、寿和(ヘイグ)と、オカルトなものに目を付けられやすい家系 - 2015-11-17 16 07 44 耐性が無いんでしょ。メタ的にはまっすぐにしか行けない奴を洗脳するのは描写が楽で、わかりやすい - 2015-11-17 23 09 48 モラル崩壊って、2095年から50年前までなんだな。とすると、未使用のブルマの持ち主は、寿和・修次・姉から見て祖母(エリカ父の母)が学生だった時代ってことか。 - 2016-02-10 15 09 15 作者の回答を読む限り、 今エリカが住んでいる家に長い歴史はない。わざわざ祖母が結婚後、学生時代のブルマを新築に持ち込むか? - 2016-02-12 17 45 05 家の中を漁って出て来たものだから、持ち主は身内てしょ? - 2016-02-16 10 28 12 アニメでは異様にカッコいい。しかし対人のみの術式で、土木工事や護衛に向かないなど使いどころも難しい。 - 2016-02-28 13 10 19 長女は早苗さん。しかも寿和の姉らしいので行かず後家になってるようだ。寿和の死に泣き崩れる。 - 2016-03-11 09 36 15 魔法師は早婚が推奨されるのにまだ結婚していないのは何か理由があるのかな? - 2016-03-11 15 18 19 藤林さんみたいに婚約者が危険な任務で次々死んでいくとか、弟を愛しちゃってたとか? - 2016-03-12 20 22 04 高弟から早苗さんに婿養子を貰って存続する方法もある。修次は父親と隔意があるようだし、祖父からの伝統の技を継いでもらう方が伝承者としては好都合だから。 - 2016-03-11 13 14 10 千葉家の弟子ってエリカのシンパだらけ。エリカからバレンタインのチョコを貰えないと拗ねるような奴に限って腕がいいから厄介みたいな事言ってたし。 - 2016-03-11 14 58 56 剣の流派の跡取りになるなら皆伝を得る必要がある。そして皆伝を得た者が印可のエリカに勝てないようでは話にならない。 - 2016-03-11 15 45 50 実戦剣術は変化が早い。例えば新陰流は開祖である上泉信綱の弟子が継いだけど、新陰流宗家を継いだ柳生宗厳が伝えた技ですら信綱の技とは差異が存在する。また信綱には四天王と呼ばれる高弟がいたけど、その一人である丸目長恵は新陰流からタイ捨流を創始した。四天王の残り3人(疋田景兼、神後宗治、奥山公重)も新陰流を継いでいるけどそれぞれの流儀に差異が存在する。このように2代目でも違いが生じるほど実戦剣術の変化は早い。実戦剣術においては勝てる剣術が良い剣術であり開祖の技を正確に伝えるのが良い剣術とは限らない。 - 2016-04-09 19 50 58 丈一郎が2097年2月時点で50だと、道場を作ったのいつだ?警察へ採用され、広まり、それがコネになるまでどんぐらいでやったんだ? - 2016-10-15 23 06 04 こまけぇことはいいんだよ() - 2018-02-13 22 05 00 先代当主の現代の上泉信綱さんが頑張ったんじゃないか - 2017-03-10 00 10 32 先代当主は体系化を頑張ったかもしれないが、道場作って広めたのは千葉丈一郎だろ - 2017-03-10 07 54 09 早苗が結婚して間もなく生まれたとすれば、結婚前に道場が既にあったり当主継承後 - 2017-03-10 11 54 53 続き。だったりしないと広める時間が短くなってしまいそう - 2017-03-10 12 01 46 千葉家って誰が飯作ってるんだ?正妻も妾も亡くなってるんだろ?長女?それならエリカの分も? - 2017-04-27 14 56 17 バレンタインデーで女のお弟子さんがいることが判明している - 2017-04-27 18 09 59 別に料理作るために弟子になって千葉道場通ってるわけじゃないだろ - 2017-04-27 18 29 05 普通にお手伝いさんじゃね? - 2017-04-27 20 03 33 HARの人型端末…はあの家見る限りはないか - 2017-04-27 20 14 22 警察に限って言えばエリカの方が十師族より横暴な気がする。 - 2017-06-14 00 26 34 結局、跡取りは誰なんだろうね?長男死亡、次男は父親と不仲で国防軍、エリカは妾の子で表に出したくない。理想は早苗に高弟から婿を取ることだがSMATの小隊長が婿に来たら、事実上エリカの天下だしな。 - 2017-06-17 01 23 17 千葉寿和 - 2018-02-13 20 40 48 司法機関を納得させられるだけの物証が無くても警察を動かす事ができ、国防軍基地内に不法侵入しても拘束されることは無く、事情を聞かれることすら拒むことができる。法治国家ってなんだろね (2018-11-19 00 17 35) この国は魔法師が政治的圧力によって地位を確立してる国。で、達也は更に経済的にも縛り入れようとしてる。インフラを狙う辺りさすおに容赦なしw行き着く先は…… (2018-11-19 01 11 56) 司法機関を納得させられるだけの物証が無くても警察を動かす事なら、現代でもできるぞ?ついでに言うと、権力なくてもできるし、外国人でも不可能じゃないな。 (2019-12-10 20 30 48) この家の道場の教え方についてだが、好意的に解釈するなら「強くなる奴だけを残す篩」なんだろうか? (2019-12-08 11 58 44) 本来一番注力する基礎の指導を捨ててるあたり、千葉道場は、地方の腕自慢が箔を付けに来る場所って感じがするね。 (2019-12-10 22 32 35) ネタ元とおぼしき幕末に坂本龍馬が学んだ「千葉道場」も正にそういう場所だったらしい。 (2020-08-31 15 21 34) ネタ元とおぼしき「千葉道場」は、坂本龍馬が学んだ「千葉道場」とは別だと思うよ。 (2020-08-31 21 17 38) 何で違うと思ったかな?警察機構や軍部に多数の門下がいる「千葉道場」って時点で、ネタ元としてまず間違いないと思うよ。 (2020-09-06 09 35 28) 坂本竜馬が学んだ「千葉道場」は「桶町千葉道場」だからだよ。ネタ元は千葉周作の玄武館の方だと思うんだけど。……混同してない? (2020-09-06 12 13 41) 坂本竜馬が千葉道場で誰に師事したとか、門人には誰がいたとか、知らなかったんだね。というか、千葉道場自体知らないんじゃないかな? (2020-09-06 20 40 02)
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登録日:2024/06/10 Mon 14 19 10 更新日:2024/07/01 Mon 11 13 51NEW! 所要時間:約 40 分で読めるでごわす ▽タグ一覧 上野の西郷さん 九州男児 何故かなかなか立たなかった項目 写真 大河ドラマ主人公項目 巨漢 幕末 愛されキャラ 愛犬家 抜刀隊 日本史 日本男児 最後の侍 眉毛 維新三傑 肥満 薩摩 薩摩隼人 西南戦争 西郷どん 西郷隆盛 長男 風雲児たち 鹿児島県 西郷隆盛(さいごうたかもり)(1827~77)とは、幕末から明治初期にかけて活躍した人物である。薩摩(鹿児島県)出身。 明治維新において多大な働きをした人物で、大久保利通、木戸孝允と並ぶ「維新の三傑」と称されることも。 幕末~明治を題材とする作品ではしばしば取り上げられ、大柄な体躯に着流しの坊主頭(総髪の場合もあり)、愛犬を引き連れているイメージが多い。 ▽目次 生涯青春時代 一度目の流刑 二度目の流刑 江戸幕府、滅ぶ 新政府成立/征韓論問題 不平士族の鬱屈 西南戦争 -日本最後の内乱- 逸話 西郷の「写真」について西郷の写真「もどき」 永山西郷 尾崎西郷 フルベッキ群像写真 薩摩殿の13人 「スイカ西郷」 明治天皇行幸in大阪造幣局 『高貴写真』の「西郷隆盛」 西郷隆盛が登場する作品小説 漫画 映像作品NHK大河ドラマ その他のテレビドラマ 映画 ゲーム 参考文献 生涯 青春時代 鹿児島上下最下級の御小姓組・西郷吉兵衛の長男として生まれる。はじめ小吉と名乗り、やがて吉之助に改名した。 大久保正助(一蔵、利通)とは家が隣同士で、小吉の方が3歳年上であったが、両者はよき親友であった。 また、海軍大将の川村純義や陸軍大将の大山巌(弥助)は西郷からみて従兄弟にあたる。 藩校造士館に学んで、1844年(弘化元)年には郡方書役助、後に書役に命ぜられ、迫田利済から教えを受けて10年間農政を指導する中、 藩の上層部の腐敗を目の当たりにし、藩政改革の必要性を痛感し、藩主・島津斉彬に藩政改革の建白書を提出した。 ちなみにこの頃(1852年~1854年)、伊集院須賀なる女性と最初の結婚をしていたが、わずか2年で別れてしまっている。 1854年(安政元年)には先の建白書がもとで、江戸で斉彬の知遇を受けて御庭方役に就任し国事に奔走する。 当初西郷は藩主に意見したことで「最悪斬首されるのではないか?」と思い、内心びくびくしながら斉彬の御前にまみえたが、 斉彬は「西郷とやら。藩政改革のために、おぬしのような若者の忌憚のない意見が聞きたかったのだ。これから私を支えてくれ」と西郷に命じた。 以降西郷は斉彬に心酔し、斉彬もまた西郷を信頼し、師匠として西郷に武家の慣習や藩の機密情報を教えた。 このさなか、京にて福井藩士・橋本左内と知り合い、友好関係を結んだ。 当初西郷は橋本を「女ンごつなよなよしちょっ」とやや見下していたが、 実際に顔を合わせ、議論を深めていくうちに「橋本さァは、これからの日本になくてはならんお方じゃっど」と思うようになった。 また、これと近い時期に水戸藩の重鎮である藤田東湖や戸田忠太夫(蓬軒)と面会し、その人格と学識に感銘を受け、江戸滞在時盛んに藤田や戸田のもとを訪れ交流している。 両名とも、西郷の飾らない素直な人柄を高く評価していた。 やがて、「ときの将軍・徳川家定の後継者を誰にするか」という政治上の問題が浮上した。 家定はもともと病弱なうえ将軍としては有能とは言えず(*1)、しかも正室・篤姫(斉彬の養女)との間に子供もいなかったので、 後継者は水戸藩主・徳川斉昭の7男の一橋慶喜と、紀伊出身の徳川慶福(家茂)の両方が期待されていたのである。 斉彬は、福井藩主・松平春嶽や土佐藩主・山内容堂などの慶喜擁立派に同調する立場であった。 斉彬の掲げる公武合体策と一橋慶喜の将軍擁立計画を実行する為、盟友・橋本左内や清水寺の僧侶・月照と共に朝廷工作に奔走した西郷だったが、 公武合体策は過激な尊攘志士達に、一橋慶喜の将軍擁立計画は大老・井伊直弼の懐刀であった長野主膳や主膳の息のかかった中山家侍従の青侍(*2)である島田左近(*3)、 同じく主膳の息のかかった目明しの猿(ましら)の文吉(*4)に阻まれてしまう。 更に井伊が勅許を得ずに条約調印を強行し、これに異を唱えた徳川斉昭・一橋慶喜父子や岩瀬忠震(いわせただなり)・松平春嶽・山内容堂などの一橋派の幕臣や大名、三条実万(さねつむ)(*5)などの幕政に異を唱えた公卿、 さらに吉田松陰(*6)・梅田雲浜(*7)・日下部伊三治(くさかべいそうじ)(*8)・頼三樹三郎(*9)・安島帯刀(*10)ら尊王派に対してあの手この手で弾圧を加え始める(世にいう安政の大獄である)と、 斉彬は井伊に対して挙兵の決意を固め、京都に派兵する計画を立て始めた。 ところが、1858年(安政4年)に斉彬が突然病死したことで、出兵計画は立ち消えとなった。 現在、斉彬の死因はコレラ説が根強いが、当時は斉彬の藩主就任前のお家騒動(お由羅騒動)の影響から、 「斉彬の父・斉興とその側室・お由羅、斉興とお由羅の子の久光の3人による暗殺」という噂も流れた。 西郷はこの噂を信じており、これが後述する終生の西郷と久光の不仲につながるのである。 西郷はしばし絶望にひたり自殺を図ろうとするが、月照の説得で思いとどまる。 後に安政の大獄の手が月照に迫ると、西郷はなんとかして月照の身柄を保護しようとしたが、長野主善一派により計画がすでに幕府に漏れており、 しかも薩摩藩も月照の保護を拒絶し「日向送りにせよ」との仰せを出した(*11)ため絶望し、錦江湾で月照と入水自殺を図る。 一度目の流刑 結局、月照は入水前に「末期の酒」とばかりに酒を何杯も飲んでいたためそのままこと切れていたが、西郷は蘇生し、奄美大島に流された。 これは西郷が罪人であるという理由でではなく、藩として西郷の身柄を守るための処置であり、 扶持米も届けられ、同志との手紙のやり取りも許可されていたという。 このころの西郷は月照を救えなかったことで自暴自棄になり、自らを「土中の死骨」「死にぞこないの豚」と自虐していた。 自身に食事を運んでくる給仕係に八つ当たりしたこともあったという。 そうした中で、大老・井伊直弼の主導で進められた安政の大獄による親友・橋本左内の死を知り、さらに意気消沈するが、 ほどなくして桜田門外の変で井伊が斬首されたことを知るや、庭のガジュマルに刀で斬りつける真似をして狂喜乱舞したという。 奄美大島で潜伏生活を送る中、島の酋長・竜佐民の姪の愛加那を妻とし、長子の菊次郎と長女の菊草を設けた。 また、島の子供たちに学問を教え、当初は大柄な体格と鬱状態で暗くなった性格によって恐れられていたが、次第に持ち前の明るさを取り戻し、島民から親しまれた。 しかし、藩の掟で奄美大島の島民を本土に連れ帰ることはできなかったため、やむなく妻子をおいて1862年(文久2年)、藩の命令で帰国した。 明治に改元されてから妻子は鹿児島に行くことができるようになったが、菊次郎と菊草は鹿児島の西郷家に引き取られ、愛加那は島に残ることを選んだ。 その後愛加那は西郷と顔を合わせることは、西郷が徳之島に流された際の数日間しかなかった(愛加那が長女の菊草とともに西郷を訪ねた)が、 再婚もせず、西南戦争後は寡婦として自宅の畑で野菜を育て続ける生涯を送ったという。 なお、あまり知られていないが、実は西郷は若き日の重野安繹(しげのやすつぐ)(*12)と出会っている。 重野は、1857年に同僚との金銭トラブルにより、自身が同僚の罪を被せられる形で奄美大島に流されていた。 ある日、すっかり気落ちしてしまった西郷と出会い、 「あんたがこの島に流されることになったのは、あんたのせいじゃない。時代が悪かったんだよ」 と慰めたという。 不本意ながらも大島に流されてしまった西郷の心情を、重野は自分の心情に重ねたのだろう。 二度目の流刑 斉彬亡き後、藩の実権を握っていたのは異母弟の島津久光(*13)であったが、久光と西郷は終生反りが合わなかった。 例えば、西郷は帰国した後、久光から上洛のための準備の手伝いを要請されるが、久光は上洛のためのノウハウを何も知らなかったため、 これに呆れた西郷が久光に面と向かって「地ごろ」(*14)呼ばわりした。 この発言に久光はプライドをいたく傷付けられ、激しい怒りに襲われたが、どうにか気持ちを抑え「わかった。そちの思うようにするがよい」とその場を収めたという。 しかし、久光から「下関に滞在しておれ」という命令を受けた西郷が、久光の公武合体の目的を誤解していた過激派の暴発を抑えるために彼らを説得しに行った際には、 以前から反りが合わなかったことが災いして、久光にはその行動を感謝されるどころか「命令違反」と受け取られ、 「わしがいつそんなことをしろと言ったのだ?勝手なふるまいをしおって!」と怒りを買ってしまった西郷は、一時切腹を宣告されてしまう。 ただ、久光の「お気に入り」(*15)であった大久保一蔵の必死のとりなしで久光も矛を収め、 切腹を免れた西郷は、最初は徳之島に、ほどなくして沖永良部島に配流となった。 なお、徳之島に配流中、愛加那と長女・菊草と再会しているが、愛加那とはこれが最後の再会となっている。 沖永良部島には罪人として配流されたため、牢内の環境は劣悪で、風土病のフィラリアにかかってしまい、 骨と皮ばかりに痩せこけ、一時は生死の境をさまよったが、島役人の土持政照とその母・ツルが必死に看病に当たり、一命をとりとめた。 また、ここで西郷は詩人・川口雪篷(*16)と出会って意気投合し、交流を深めている。 西郷は川口よりも先に流刑を解かれて本土へ戻っており、川口が赦免されて本土に戻ったのはその一年後であったが、 川口は親戚の家を転々とした後に西郷家に現れると、そのまま居候となった。 以降川口と西郷、そしてその家族の交流は文字通り死ぬまで続き、川口は西郷家と苦楽を共にしたという。 江戸幕府、滅ぶ やがて、大久保一蔵や小松帯刀のとりなしで、西郷は再び召喚を受け、薩摩に帰国する。 この西郷の召喚には、久光は当初は不快感(*17)を示していたが、大久保や小松帯刀のとりなしでやむなく西郷を召喚する運びとなった。 相当悔しかったのであろうか、その時久光は、咥えていたキセルの吸い口を歯型が残るまで強く噛んだという。 召還後、第1次長州征討では幕府側の参謀として活躍。この後、勝海舟に面会し、幕府の現状について語り合ったことで藩の思想を公武合体から討幕へと転換させる。 また1865年には、同じ藩の女性岩山イト(糸子)と再婚。寅太郎(*18)・午次郎・酉三と三人の息子に恵まれた。 1866年には土佐脱藩浪士・坂本龍馬や中岡慎太郎の仲立ちで、長州の桂小五郎(木戸孝允)と薩長連合を結んだ。 当初は西郷も桂も禁門の変の遺恨などの長きにわたる因縁により、なかなか連合に踏み切れなかったが、 薩摩は長州の生産する米を求め(*19)、長州は徳川幕府に明確に敵対し安政の五か国条約で定められた正規の政府(=徳川幕府)以外への販売禁止に抵触し、直接長崎や横浜で武器の購入が禁止されていた(*20)。 薩摩は明確に徳川幕府と敵対する関係をこの段階では見せなかったので、長崎や横浜で堂々と武器を購入していた。 長州からしたら薩摩の要領の良さに腹を立てながらも、薩摩が買った分を横流ししろ!という感じかもしれない。 こうした利益の一致を経て薩長連合が成った。 薩長同盟からしばらくしたのち、坂本龍馬が寺田屋で幕吏の襲撃を受けて負傷する事件が起こった。 この際、西郷は負傷した龍馬を藩邸で庇護し、やがて龍馬とおりょうの結婚を取り仕切った。 西郷や大久保ら薩摩藩は江戸幕府を武力で潰そうと考え、慶応3年(1867年)に倒幕の密勅を降下(*21)するも、 先手を打たれる形で徳川慶喜による大政奉還がなされてしまった。これは、武力討幕の大義名分が消滅したことを意味していた。 その間、龍馬と中岡が「近江屋」にて誰とも知れぬ者に襲撃を受け、33歳の生涯を閉じる。 大政奉還を提言したのが龍馬であることから、龍馬暗殺の黒幕は武力討幕をもくろむ西郷ら薩摩藩の首脳部であるという意見があり、 フィクションではこの説がしばしば採用されるものの、、歴史学会ではこの説はほぼ無視されている。詳細は「逸話」の項に譲ることとする。 西郷達は慶応4年(1868年)1月に御所を藩兵で取り囲んで王政復古の大号令を発布。こうして、薩長は武力討幕の大義名分を復活させた。 さらに西郷達は浪人たちを使って江戸市中で騒擾活動をさせ徳川方を挑発し、市中取り締まりを担っていた庄内酒井家が江戸薩摩屋敷を襲撃(*22)。 戊辰戦争の際には東征軍参謀に任ぜられた。 革命的民衆の抵抗に対する警戒やイギリスの駐日英国公使のハリー・パークスからの圧力をかけられ、徳川家陸軍総裁の勝海舟と江戸城無血開城の会談を行った。 当初は西郷はこの会談には猛反対し、「こん合戦のすべての元凶である徳川慶喜は斬首すら生ぬるか」と息巻いていたが(*23)、 勝の使者として西郷のもとにやってきた山岡鐵太郎(維新後に「鉄舟」と改名)の嘆願を聞き入れ、意見を変えた。 「西郷先生、もし先生の先のお殿様、斉彬様が斬首を宣告されればあなたは何としますか。それでもあなたは敬愛されている斉彬様の斬首の宣告を、はいそうですかと甘んじて受け入れなさるのですか!お答えくだされ!」 これにより、西郷は慶喜の助命、ならびに徳川家存続の条件をのんで江戸城無血開城に踏み切った。 勝との会談が終わったのち、彰義隊の攻撃の指揮を大村益次郎に任せ、鹿児島に一度戻ってから北越に転戦するが、実戦には間に合わなかった。 翌年の1869年にも函館に遠征するが、間に合わず帰国している。 戊辰戦争が一応の終結をみると、西郷は薩摩に戻り、次兄の吉二郎(*24)が行っていた西郷家当主として日々の俗事を過し、吉二郎の菩提を弔いながら生活を送った。 1869年には鹿児島藩の参政に就任(*25)、軍制改革を行い禄高の平均化を行った。 その翌年には大久保利通の要請を受けて上京し、1871年には参議となり、木戸と共に廃藩置県に着手する。 この時、ほとんどの藩主からの抵抗はなかったが、藩主忠義の背後で実権を握っていた久光はこの政策に腹を立て、夜通し花火を打ち上げることでうっぷんを晴らしたという。 新政府成立/征韓論問題 廃藩置県直後には岩倉具視が木戸や大久保と共に欧米諸国に赴いて不平等条約改正に奔走する中、「留守政府」の頂点として政府内の引き締めに努力した。 このころには陸軍大輔の旧長州藩士・山縣有朋が山城屋事件(*26)という汚職事件を起こし、 一時は政府からの永久追放の危機に追い込まれたが、西郷の寛大な処置で事なきを得ている。 そのさなかに西郷は板垣退助や後藤象二郎、江藤新平や副島種臣を味方につけて征韓論を唱えていた。 朝鮮王国は幕末以来鎖国政策を取っており、外国との国交を断絶していた。 明治改元以降、日本は幾度となく使者を送って開国を要請したが、そのたびに「あなたたちの交渉に対する態度では、到底国交を結びたいとは思わない」と拒絶されていた。 日本はこの朝鮮の態度に業を煮やしており、政府は友好的な外交から軍事的支配への方針転換をはかった。 そうして、留守政府は西郷を使節として朝鮮に派遣して交渉させた上で、それでもなお国交要求が受け入れられなければ、 次に朝鮮に日本の軍隊を投入して威圧し、開国を何としてでも実現させようと踏んでいたのである。 岩倉らの帰国後、西郷は征韓論を主張し、ついには明治天皇から朝鮮半島行きの勅許が与えられた。 だが、大久保や岩倉らの策謀により計画は中止され、腹を立てた西郷は政府を辞し、再び鹿児島に帰った。 このころ、幕末より西郷の部下として行動を共にしていた陸軍少将の桐野利秋や篠原国幹、 そして同じく幕末時代からの西郷の仲間で、岩倉使節団に随行した村田新八も政府を辞し、鹿児島に帰っている(*27)。 不平士族の鬱屈 この頃、士族達の多くは新政府に不平不満をため、不平士族と言われていた。 新政府は徴兵令を実施し、国民皆兵制を採用した。 軍の近代化のためには、個人的な武術頼みの軍ではなく、統率の取れた兵の数と装備の質が重要と言う理解があったからである。 これに伴い、新政府は士族の「武力による貢献」を特別視する必要がなくなったことから、財政の足を引っ張りまくりだった秩禄支給(*28)は一時金となる公債を渡して打ち切り。(*29) 武士の魂とまで言われた刀に対しても携行を禁止する廃刀令が出された。 本来明治維新の実現にも、士族の力は非常に重要な役割を果たしていたのに、これでは恩を仇で返されたと考えるのは無理もなかった。 しかも、精強な士族たちにとって「一般人連れてきて訓練すれば精兵になります」などと言われたところで「なんだと?たかが一般人が戦においてどう役に立つというんだ?」と信じられるものではない。 結果として、特に明治維新において中核となった西日本各地で、士族達の反乱が連続発生することになった。 1874年、佐賀県の士族団体「憂国党」に担がれて江藤新平と島義勇が挙兵。 1876年には熊本県で国学者・太田黒伴雄(おおたぐろともお)による神風連の乱、それに呼応した福岡県で秋月藩士・宮崎車之助(みやざきくるまのすけ)とその弟・今村百八郎を中心とする秋月の乱、 山口県で旧参議・前原一誠(長州藩士)や奥平謙輔(同じく長州藩士)による萩の乱が勃発した。 いずれも新政府軍によって鎮圧されたが、新政府にとって士族反乱は重大な頭痛のタネとなってしまった。 他方、西郷は旧友で鹿児島県県令の大山綱吉(格之助)の資金援助を得て、士族のための学校「私学校」を建設し、若き士族の教育に勤めていた。 西郷としては、仕事にあぶれた士族らをきちんと教育して定職に就かせるべく日本のための人材を育てたいという意識であり、反乱を考えていたというわけではなかった。 多くの不平士族らは西郷に期待を寄せており、逃げてきた江藤新平から逗留していた鰻が池温泉を訪ねられるなど士族の反乱の度に援軍を求められていたが、西郷は全て断っていた。 西郷は江藤の援軍を「おいのいう通りになさらんと、当てが違いもす」と拒絶し、激昂した江藤が西郷につかみかかるが、巨体の西郷にかなうはずもなく、すごすごと引き下がった。 だが、政府としてはこの私学校と西郷の存在を「鹿児島県が今や独立国家状態になっている」と危惧していた。 というのも、鹿児島県では士族が廃刀令を無視して相変わらず帯刀しており、しかも政府の未払いの税の督促を無視していたからである。 その上県令の大山は西郷&私学校にベッタリであり、費用を持つどころか公務員の多くを私学校出身者から採用する始末。 例え西郷自身にそのつもりがなくても、周囲からぐいぐい持ち上げ続けられれば、西郷とて抑えきれないだろう。 いずれ最大の士族反乱が鹿児島から起きるのではないかと言う新政府の懸念は無理もなかった。 そうして、薩摩出身の邏卒・川路利良が部下の中原尚雄を密偵として放った。やがて、中原のスパイ活動が露見すると、桐野は中原からその目的を拷問によって問いただした。 これに対し中原は「西郷先生をシサツするためだ」と答え、激高した市学校の生徒たちは政府の弾薬庫を襲撃した。 実際は中原は西郷を「視察」するつもりでスパイとしてもぐりこんだのだが、私学校の生徒たちは「刺殺」と勘違いをしてしまったのである。 この知らせを聞いた西郷は「おはんさぁらは、何チことをしてくれたとじゃ!」と生徒たちを叱ったが、 最早叱ってどうにかなるような状況ではなかったため、「おはんさぁらの体は、この俺(オイ)が預かりもそ!」と決起を決意した。 そうして、1877年2月に「政府に尋問のこれあり」「新政厚徳」をスローガンとして挙兵した。西南戦争の火ぶたが、ここに切られた。 当初、大久保は西郷の挙兵の報を聞いても、フェイクニュースと決めつけてこれを相手にしなかったという。 しかし、挙兵が事実であると知るや、半ば放心状態になり、「そうか、そうか」と言いながら静かに涙をこぼしたという。 向かえば確実に殺されるであろうにもかかわらず自ら西郷に直談判をしようとして伊藤博文らに止められたという話もある。 西南戦争 -日本最後の内乱- 西南戦争では、当初西郷軍は熊本城を包囲した。 しかし、新政府軍からの援軍が来ると、西郷軍は熊本城を包囲したまま転戦を余儀なくされる。 徴兵によって集められた兵達の質は、優れた銃器で統率の取れた戦いをすることで、戊辰戦争を経験した歴戦の士族達にも引けを取らないものになっていた(*30)。 「徴兵した一般人なんか役に立つのか」という不平士族の疑問は、皮肉にも不平士族自ら起こした反乱の中で答えを出されることとなったのである。 西郷軍の得意は刀による接近白兵戦で、実際これに持ち込んだことによる局地戦レベルの勝利はあったものの、 桐野・篠原両名が指揮した高瀬(今の熊本県玉名市)での野戦で敗北し、西郷の末弟の小兵衛が戦死するなど、西郷軍は押されていった。 最大の激戦は、田原坂(現在の熊本市)で行われた。 新政府軍の有利を導いた最新の砲を博多から熊本に通行させられるのは、田原坂しかなかったが、 逆に言えばここを突破すれば新政府軍有利な戦いがずっと継続することになる。 西郷軍は山の木を切り倒して坂道をふさいで新政府軍の大砲の侵攻を阻止し、 さらに森に隠れることで得意の白兵戦に持ち込むことで新政府軍に甚大な損害を与え続けたが、新政府軍も抜刀隊を組織してこれに対抗。 衝突した銃弾が何発も見つかるほどの激戦の末、遂に田原坂は突破された。 予想通り、これ以降の西郷軍は敗北を重ね、熊本城の包囲も解かざるを得なくなった。 従軍していた息子菊次郎が右足を喪い投降する等離脱者も続出。最終的に鹿児島市内の城山に僅か数百の兵で包囲されるまでになる。 同年9月24日、西郷が潜伏していた洞窟から出たところ、銃弾が西郷の腹部と脚を貫いた。 己の死を悟った西郷は別府晋介を呼んだ。そうして、「晋どん、もうここらでよか」とつぶやき、己の腹に深く脇差を刺した。 そして、別府が「ごめんなったもんし!(お許しください!)」と叫び、恩師の頸を刎ねた。 西郷隆盛、享年50歳。 精忠組時代からの西郷の腹心の村田は銃弾飛び交う中一人腹を召し、 桐野や別府も西郷の後を追うかのように敵陣に単身で突っ込み、鉄の雨を浴びて死んだ。 城山の戦いをもって、西南戦争は終結した。 「西郷戦死」の報が届いた大久保は、かつての盟友の死に号泣し、時に鴨居に頭をぶつけながら家中をぐるぐる歩き回ったという。 この際、「おはんの死とともに、新しか日本ば生まれる。強か日本が…」と呟き続けていたと伝わる。 西南戦争の終結・西郷の死と共に、連綿と続いていた旧士族の反乱は途絶えた。 否、西南戦争以降、国内の日本人同士における大規模な軍事衝突は現代に至るまで発生していない。 西郷の真意はどうあれ、西郷が日本国内における不平士族という不満分子をまとめ上げたことで、新政府はそれを一掃することができたのは確かだっただろう。 政府に対する不満や批判は、武力による流血ではなく、自由民権運動のような思想や言論で戦われるようになったのである。 大久保は西南戦争終結からおよそ8か月後、紀尾井坂にて旧加賀藩士族に襲撃されて落命するが、懐には血の付いた西郷からの手紙が残されていた。 なお、西郷は西南戦争を起こしたことで、長く「政府に弓引いた逆賊」とされていたが、 1889年の大日本帝国憲法発布の際に恩赦が下され、正三位がおくられた。 余談だが、上述した川口雪篷は西郷の死後も西郷家に家令(執事)として残り、西郷家のために心を砕いていたとされるが、 西郷に恩赦が下され、彼の名誉回復が行われたことに安心したのか、その翌年にすべての心配事から解き放たれたような穏やかな様子で亡くなったとされる。 享年73歳。その遺体は長年苦楽を共にしてきた西郷家の墓地に葬られたという。 逸話 幼少期、上級武士の子供といさかいになった際、激高した上級武士の子供が西郷の右腕を鞘に刀が収まっている状態で叩いたため、鞘が割れて右腕の腱が切れてしまった。西郷は「家族に心配をかけてはならん」とばかりにそのことを家族に隠していたが、数日後に高熱を発して倒れてしまう。これによって負傷が家族の知るところとなったが、もはや手遅れであった。こうして適切な処置ができなかったことで、西郷は生涯思い通りに刀を握れなくなってしまった。 西郷はよく竹の鞭(杖?)を持ち歩いていたとされ、後述する「フルベッキ群像写真」中の「西郷隆盛」とされる男性は、そうした身体的特徴からも西郷であると断定されている。 「隆盛」は本来は父親の吉兵衛の名前で、本名は「隆永」であった。しかし王政復古が一段落してから役所に改名の申請をする際、同じ薩摩藩出身で幼馴染の吉井友実が誤って「隆盛」で登録してしまい、西郷本人もそれを気にせず以降は「隆盛」で通した。 配流先の徳之島、沖永良部島でフィラリアに罹患し、睾丸がスイカのように肥大化していた。これにより、馬にも乗れず常にガニ股であった。西南戦争後、政府軍が西郷軍側の遺体を確認する際、総大将である西郷の遺体を本人とする決め手(*31)となったのはこの巨大な睾丸であった。 西郷は西南戦争で戦死したが、「判官びいき」の精神や前述の遺体の状況からか、「西郷隆盛生存説」が流れた。後に最後のロシア皇帝となったニコライ二世(当時は皇太子)が来日した時には、「西郷も行方不明になった艦船・畝傍に乗って帰ってくる」という噂が広まった。明治天皇もこの噂を耳にしたが、「もしそうなら、西南戦争で功を立てた人物の褒章は回収しなければなるまいね」と笑って相手にしなかった。しかし、ニコライ二世の警備担当である津田三蔵がこの噂を真に受けてしまった。津田は西南戦争で出世した人物だったため、自身の褒章がはく奪されることを恐れ、ニコライ皇太子に洋剣で斬りつける事件を起こした。これが世にいう「大津事件」である。この結果、恐れた通りに褒章がはく奪された 西南戦争で戦死した西郷を悼み、民間には「西郷星」の噂が流れた。これは西南戦争が終結するころ、地球に火星が接近していたのだが、当時民間に天文学がそれほど浸透していなかったため、「急に現われた異様に明るい星の赤い光の中に、陸軍大将の正装をした西郷隆盛の姿が見えた」という噂が流れ、いつしかそれを題材にした浮世絵が飛ぶように売れた。なおこの時期、土星も地球に急接近しており、そちらは西郷の部下の桐野利秋にちなんで「桐野星」と呼ばれた。 狩猟や漁を好み、山野を猟犬を連れてよく野山を駆けた。これは、晩年の西郷が病的な肥満だったため、これを心配した明治天皇が西郷にドイツ人医師・ホフマンを手配して食事指導やダイエット方法についての教授を行わせたことによる。ちなみに、西郷の体重を示す記録が、明治4年1月に西郷が土佐の豪商・竹村家に宿泊したときの日記の古文書に残っている。 「隆盛殿大丈夫成る御方にて、セエ(背)の高さ五尺八、九寸計り(中略)、目方廿六、七〆(貫目)はこれある様見受け申し候」(桐野作人「さつま人国誌 幕末・明治編3」より抜粋) 現行のメートル法に直せば、身長およそ176~179cm、体重が97.5㎏~101㎏といったところであろうか。 西郷は戊辰戦争終結時、庄内酒井家の占領統治を任され、占領軍による略奪暴行の厳禁と、酒井家家臣団に帯刀を認めさせて謹慎させた。当時としては異例で薩摩内部でも黒田清隆(*32)は敗者に寛大すぎると反発したが、西郷は逆らうなら再度叩き潰すだけと断言。その後の庄内酒井家は太政官から会津若松、次いで磐城平への国替え命令が公式に布告されたが反対運動(*33)を起こして断念、撤回させた。長州系の大村益次郎は負けた大名家が余力を残して存続とかあり得ないと、厳罰を与えて解体と一番乗り気だったが、攘夷派浪士に襲われて死去。大久保利通、黒田清隆、大隈重信らが厳罰で石高を大幅に減らしても、浪人を大量発生させて社会不安(*34)を起こしては身も蓋も無い。太政官内部で厳罰解体論が勢いを失い、本来ならば斬首すると宣言した前会津松平家当主•松平容保や庄内酒井家当主•酒井忠篤の命を救うという寛大な措置に留めた。このことで庄内地方の人々からは西郷は慕われており、酒田市には西郷を祀る南洲神社が鹿児島から分社され建立されている。前述の処置に恩義を感じてか、多くの庄内人が西郷軍に従軍しようとしたが、太政官の監視が厳しく、断念せざるを得なかった。結局、伴兼之(ばんかねゆき)と榊原正治(さかきばらまさじ)という二人の庄内士族が西郷軍に従軍し、いずれも戦死している。彼らはフランス留学の話が出ていたのだが、それを蹴っての従軍であった。伴には12歳年の離れた鱸成信(すずきしげのぶ)という兄がいるのだが、そちらは太政官に与し、兄弟に分かれて争うこととなり、鱸成信も戦死している。 坂本龍馬の人柄にほれ込んだ西郷は、龍馬を鹿児島の自邸に招いたことがあった。龍馬は自身の服装には無頓着で、着た物を破けるまで着続ける癖があり、それを見かねた西郷の妻・糸夫人が夫のお古を差し出した。その様子を見た西郷が珍しく「こんお方は日本の将来のために動いておられるお方じゃっど。今すぐ新しか着物と取り換えて差し上げい」と糸夫人を叱った。糸夫人は、普段温厚な西郷がこの時ばかりは激しく怒ったことに驚き、急いで新しいものと取り換えたという。 坂本龍馬の暗殺の黒幕は、西郷隆盛・大久保利通ら薩摩の首脳部であるという説があり、フィクションではしばしば採用されるが、歴史学会ではほぼ否定されている。というのも、創作では龍馬はしばしば平和主義者の立場で、武力討幕には反対の立場を表明しているが、史実の龍馬はゴリゴリの武力討幕派であったからである。そもそも、龍馬は「土佐藩は薩摩藩と同調して討幕を推し進めるべきである」と考えていたことからもそれが分かる。また、フィクションでは龍馬を不快に感じているとされがちな大久保利通ですら、龍馬の大政奉還案に理解を示し、高く評価していたのである。薩摩藩は長州藩・芸州(広島)藩との武力討幕推進策を推進しており、土佐藩の大政奉還建白案は幕府に対する「最後通牒」であるとみなしていた節がある。西郷は、幕府が大政奉還の建白を拒否することを見越して、そうなった場合は薩・長・芸・土の4藩で武力討幕を実行することを計画していたのである。この薩摩の動きは、幕府への忠誠が人一倍強い会津藩士に知れ渡ることとなり、会津藩士はこの討幕計画の主導者である薩摩藩の首脳の西郷・大久保・小松帯刀を狙っていた。その情報を察知した公卿・岩倉具視は3名に帰国するよう提言し、三名とも岩倉の指示に従う。一方、大政奉還の発案者として龍馬の命も狙われており、薩摩藩士で西郷のもとで活動していた吉井友実(幸輔)は西郷とともに帰国する前、龍馬に帰国するよう助言するが、龍馬は「それでは土佐藩の仲間に『イヤミ』になる」として助言を拒否した。そうして、龍馬は同志の中岡慎太郎とともに「近江屋」にて凶刃に斃れることになるわけだが、これは「龍馬と中岡は西郷・大久保・小松の身代わりになった」と考えることができる。 地元である鹿児島では「西郷(せご)どん」、「うどさぁ」(偉大なる人)、「南州翁」等と呼び慕われ、絶大な人気を誇る。一方、同じく鹿児島出身の大久保利通は、明治維新後に西郷と対立したことから「西郷の敵」とみなされ、長く人気がなかったとされる。 西郷の「写真」について 現在教科書や参考書に記載されている西郷隆盛の画像は、実は写真ではなく肖像画である。 製作者は大蔵省紙幣局で様々な紙幣や切手、証券を作っていた お雇い外国人のキヨソネ である。 政府の依頼を受けて制作されることになったが、1875年に来日したキヨソネは既に政府を辞して鹿児島に帰っていた西郷との面識がなかったので、 政府要人の口伝を参考にしたうえで顔の上半分は弟の従道、下半分はいとこの大山巌の顔をもとに作成した。 やがて、キヨソネによる肖像画を元にした銅像が製作され、その除幕式にはイト夫人も参列したというが、 イトはその銅像を見て「宿んしは、こげなお人ではなか!」(ウチの旦那はこんな顔じゃないわよ!)と叫んだと伝わる。 西郷は、 写真が苦手で生涯一度も写真を撮らなかった という。 その写真嫌いっぷりは徹底していて、明治天皇からの直々の写真提出の要請も断っており(*35)、 また1871年に岩倉使節団に随行した大久保利通からの写真付きの手紙を見て以下の内容の手紙を送っているほどだ。 「尚々貴兄の写真参り候処、如何にも醜態を極めた候間。もはや写真取り(原文ママ)は御取り止め下さるべく候。誠に氣の毒千万に御座候」 (明治五年二月十五日の大久保あての書簡) にもかかわらず、巷では西郷写真としていくつかの写真が論争を呼んでいる。 西郷の写真「もどき」 画像出典 筆者の蔵書『英傑たちの肖像写真』より抜粋; 明治時代のアルバムや土産物写真に、大礼服を着用した無精ひげの西郷隆盛の写真らしきものがみられることはあるが、それはリトグラフを撮影したもので、真影ではない。 リトグラフを複数回写真に撮影すると、いくらか線がぼやけてきて、あたかも本物の写真のように見えることがある。明治天皇の「御真影」が最もよい例である。 これ以外にも、洋装に蝶ネクタイを締めた西郷の画像(こちらも「西郷の写真」という触れ込みで土産物として出回ったことがある)もあるが、それは薩摩出身の画家・床次正精(とこなみまさよし)の肖像画(*36)を写真撮影したものである。 床次は、陸軍服姿の西郷の画像も作成しており、床次の手掛けた西郷の画像はいずれも、西郷の特徴的な顔をよく表している。 また、こうした肖像画を撮影した写真の中には、作者不明ながらも床次の作成した画像と構図がよく似ているものもある。 しかし、そちらは特徴的な顔の構図を示したいがために、ややデフォルメされている。 永山西郷 画像出典 https //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E5%B1%B1%E5%BC%A5%E4%B8%80%E9%83%8E ウィキペディア「永山弥一郎」の記事より引用 洋装の恰幅のいい男性が、片手に帽子を持ち、台に寄りかかっている写真がしばしば西郷のそれではないかとされる。 しかし、この写真の被写体もまた、西郷ではなく、西郷の影武者を務めたといわれる、永山弥一郎であることがわかっている。 この永山の写真は、西南戦争の際に「西郷の写真」という触れ込みで、台紙に「カゴシマ 西郷隆盛君」などと焼き付けたうえで飛ぶように売られたという。 「永山が西郷の影武者を務めた」という説が流布したことで、この写真が飛ぶように売れたといわれるが、 これは戊辰戦争の折、東征軍参謀の西郷の代理として永山が東北諸藩の処遇にあたったことで、「永山=西郷の影武者」という誤解が生じたためであるという。 尾崎西郷 秋田県角館市の旧家・青柳家の蔵に明治政府の高官や明治の文化人の写った古写真が複数枚保存されていたが、 その中の初老の大礼服姿の男性の写真が「西郷隆盛の写真ではないか?」と話題になったことがあった。 しかし、この写真は西郷の写真ではなく、旧土佐藩士で坂本龍馬とも親交のあった司法卿・尾崎忠治(おざきただはる)の写真であることが判明している。 というのも、陸軍の大礼服と文官の大礼服は紋章のデザインが異なり、当初西郷とされた男性(=尾崎)の着用している大礼服は明らかに文官のものであった。 大礼服が開始された当初は「デザインがあまり統一されていなかった」という証言もあるが、陸軍大将の西郷が文官の大礼服を着用するような畑違いはまずありえないのである。 フルベッキ群像写真 画像出典 https //commons.wikimedia.org/wiki/File Verbeck_picture.jpg ウィキメディア・コモンズ 西郷の写真を語るうえで欠かせないのが、 フルベッキ群像写真 (以下、「フルベッキ写真」)と呼ばれるものである。 これは、アメリカ系オランダ人宣教師・フルベッキとその子供が44人の若い武士たちと写っている写真で、 その44人の武士に坂本龍馬などの名前を当てて「幕末の志士が一堂に会した写真」として喧伝されてきたが、 最新の研究で、被写体は龍馬などの幕末の志士ではなく、佐賀藩の学校・致遠館の学生と講師たちであることが明らかになった。 撮影年代も、当初は1865年とされていたが、2013年にフルベッキ群像写真に写っている武士44人のうちの5人とフルベッキが写っている写真が発見され、 その写真と佐賀藩家老・伊東次兵衛(*37)の著した『幕末伊東次兵衛出張日記』の記事と照合したところ、1868年の秋であるという結論が出されている。 となると、その写真に写っているとされる龍馬や中岡慎太郎、高杉晋作は撮影前年に暗殺や病死などで亡くなっているため、幕末の志士説は容易に粉砕される(*38)。 フルベッキ写真に写る男性の中で、最後列の中心にいる黒いマントを羽織った総髪のいかめしい顔つきの男性が西郷であるとされているが、現在ではその男性が誰であるかは不明とされている。 ただ、『禁じられた西郷隆盛の「顔」 写真から消された維新最大の功労者』(*39)の著者・斎藤充功氏は、 同著にて「フルベッキ群像写真の被写体=幕末の志士説」を否定しながらも、 フルベッキ群像写真が撮影された時期の西郷の行動と照らし合わせ、その黒マントの男性を西郷ではないかと推測している。 余談だが、最前列の面長の浅黒い少年が「少年時代の明治天皇=大室寅之祐」と比定され、 この写真が「明治天皇すり替えの証拠」(*40)として陰謀論者の間でしばしば話題となるが、 写真鑑定の結果、「明治天皇とは別人である」という結果が出ている。 薩摩殿の13人 画像出典 斎藤充功『禁じられた西郷隆盛の「顔」 写真から消された維新最大の功労者』二見書房、2020年 こちらは、小説家・加治将一(かじまさかず)氏により、小説『西郷の貌』(祥伝社文庫)にて、 「新発見の写真」かつ「これまでの西郷を描いた肖像画が全てでたらめである証拠を示す写真」として紹介された古写真である。 加治氏は、前述の「フルベッキ群像写真」に写る黒いマントを羽織った男性を、 『西郷の貌』以前に執筆した小説『幕末 維新の暗号』(祥伝社文庫)にて「西郷隆盛」と比定したことを前提に、 本写真の右端の大男を黒マントの男と同一視し、その右端の大男を「西郷隆盛」として結論付けている。 さらに、加治氏は西郷以外の人物を「のちの薩摩出身の陸軍・海軍の重鎮」と推定して、確定や不確定を織り交ぜながらも、 西郷従道や樺山資紀(かばやますけのり)(*41)、川村純義(*42)、東郷平八郎、仁礼景範(にれかげのり)(平助)などに比定している。 結論から言うと、この写真にも 西郷は写っていない 。加治氏が「西郷」と断定した人物は 「床次正義」 という薩摩藩士である。 この写真は、1865年に薩摩藩主島津忠義の名代で、忠義の兄弟である久治(ひさはる)(久光次男)と珍彦(うずひこ)(久光4男)が長崎のイギリス艦隊を表敬訪問した時に、 長崎の写真師・上野彦馬のスタジオで撮影された写真である。 この時、護衛として複数の薩摩藩士が同行したが、同行した薩摩藩士を記した名簿の中には仁礼以外の名は記載されていないのである。 「講和修交交使トシテ英艦ヲ訪問スヘキノ命ヲ拝シ且、其他ノ視察ヲ帯ヒテ鹿児島ヲ発ス床次正義、伊集院彦助共ニ之ニ随フ而シテ伊地知壮之丞(*43)、仁禮平助、平田平六等既ニ長崎ニ在リ」(『島津図書久治及先世事歴』) 加治氏は両写真の「西郷」とみなした人物が同一人物であるということを力説したいがために、 「フルベッキ群像写真」の撮影年代を1865年と仮定したうえで、本写真の撮影年代と照らし合わせて本写真の右端の男を「西郷隆盛」と結論付けたが、 加治氏が用いたものは解像度が悪い画像で、仁礼以外の人物の比定もまた、十分な根拠のもと行われているといえるものではない。 解像度のよい原版とフルベッキ群像写真を丁寧に比較すれば、両者は明らかに異なることがわかる。 「スイカ西郷」 画像出典 筆者の蔵書「さつま人国誌 幕末・明治編4」より抜粋 画像出典 右から二番目の男性の部分を拡大したもの。筆者の蔵書「英傑たちの肖像写真」より抜粋 写真師・内田九一により明治2年から5年にかけて撮影された薩摩藩士6人の写真 (撮影地は浅草の写真館「九一堂万寿写真館」)である。 この写真には島津久光の子息・珍彦(うずひこ)や忠欽(ただたか)(久光3男)のほかに4名の武士が写っており、右から二番目の、髷を結った丸顔の肥満体の男性が西郷であるとされるが、 現在ではその丸顔の男性は西郷ではなく、薩摩藩医・小田原瑞哿(おだわらずいか)と見る向きが強い。 この写真を幼いころから目にしており、また小田原本人とも面識のあった重富島津家当主・珍彦の長女の明子の証言によれば、 小田原は肥満体で、顔も丸くて大きかったことから 「スイカ」 とあだ名されていたようで、この写真は 「スイカ西郷」 の名称で呼ばれることもある。 この丸顔の男性を西郷とした根拠には、医者らしからぬ長い刀とでっぷりとした腹、明治4年1月に西郷が土佐の豪商・竹村家に宿泊したときの西郷の風貌を伝える古文書が用いられている。 「耳筋ほねみぞ(骨溝)これなし、ただもち(餅)を延べたる、此めづらしきみみ(耳)にて御座候」 確かに、西郷とされた男性(=小田原瑞哿)も特徴的な耳の形をしているのだが、 かつてこの人物を「西郷」と断定した人物は、少々西郷隆盛説に拘泥しすぎたものと思われる。 明治天皇行幸in大阪造幣局 画像出典 斎藤充功『禁じられた西郷隆盛の「顔」 写真から消された維新最大の功労者』二見書房、2020年 2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』の人気にあやかり、「西郷が写っているかもしれない写真がある」と噂になったのが、1872年に撮影された 大阪造幣局での行幸の際の集合写真 である。 この写真の撮影者も、『スイカ西郷』と同じく内田九一である。 造幣局を前にずらりと並ぶ兵士たちのうち、最も左にいる、錦旗を持った兵士が西郷ではないかとされているのだ。 その根拠には、1921年に発行された「造幣局沿革誌」に写真とともに左端の旗を持つ人物が西郷隆盛だと記載されており、 1872年当時の新聞にも「西郷が錦旗を手に天皇を御先導した」という記述が見られることである。 ただし、左端の兵士の体格が小柄すぎるという指摘もあり、これは大柄な体躯であるという西郷の特徴に矛盾する。 当時の西郷は 身長およそ176~179cm、体重が97.5㎏~101㎏ で、左端の兵士はそれほど大柄にも肥満にも見えない。 ただ、西郷が写っていると唱える人の中には、「当時近衛兵といえば屈強な肉体の持ち主のそろい踏みだったから、西郷より身長が高い人物がいてもそれほどおかしくはない」と述べる人もいる。 とはいえ、写真にリラックスした状態で写り込む洋犬に注目する意見もあり、その様子から西郷が洋犬の傍らにいつつも、レンズの死角となって写真に写らなくなる位置にいたという説もある。 西郷は犬好きで知られているため、この写真に西郷が移っているという説もあながち否定できない。 これ以外にも、西郷は1872年ごろには明治天皇の遣わしたドイツ人医師の食事指導やダイエット(ウサギ狩り)などが功を奏し、ウエストにくびれが出るまで痩せていたともいわれている。 『高貴写真』の「西郷隆盛」 長崎歴史文化博物館所蔵の『高貴写真09・西郷隆盛 外四氏写真』は、「現在最も鮮明な西郷の真影である可能性が高い」と言われる写真である。 写真自体はおそらく1873年に撮影されたものであろう。 西郷隆盛とされる男性は、一見すると髭から上は明治9年撮影の従道の写真にそっくりで、やや不鮮明ながらも服装はゆったりした洋装であることが見て取れる。 また、西郷は煙管で左側頭部をぼりぼり掻く癖があり、結果としてその搔き続けた部分がハゲになってしまった(*44)のだが、写真をよく見ると、そのハゲた部分が写っていることがわかる。 その写真が西郷隆盛のものであるとされる根拠は、 顎の下のたるんだ皮膚で、二重顎のようになっている という点である。 撮影年を1873年とすると、政変により政府を去る少し前に、西郷はダイエットに成功しており、 ダイエット後も突っ張っていた顔の皮膚がたるみ、そのまま残っていたものであると推測できる。 従道は写真を多く残しており、壮年期や晩年に撮影された写真を比較しても、皮膚のたるみという特徴は見当たらない。 また、この写真で「西郷隆盛」とされる男性は少し口ひげを生やしていることも見て取れるが、 西南戦争後に大量に印刷された西郷の錦絵や肖像画、フランスのル・モンド・イリュストレ紙の西南戦争を報道する記事に描かれた西郷もひげを生やしており、 「髭のある西郷の絵」はこの写真をもとに描かれた可能性がある。 これ以外にも、長男の菊次郎や次男の寅太郎と比較して、顔つきが近いという意見もある。 西郷隆盛が登場する作品 小説 司馬遼太郎『翔ぶが如く』(*45) 林真理子『西郷どん!』 漫画 みなもと太郎『風雲児たち』 小山ゆう『お~い!竜馬』 村上もとか『JIN-仁-』 武田五三『シンパチ-西郷の右腕-』 泰三子『だんドーン』 手塚治虫『陽だまりの樹』 よしながふみ『大奥』 増田こうすけ『ギャグマンガ日和』より『西郷隆盛でごわす』 寺沢大介『ミスター味っ子幕末編』 さいとう・たかを『幕末工作人からす』 外薗昌也『幕末狂想曲RYOMA』『殺戮の鬼剣~鞍馬天狗(原作 大佛次郎)』 諸星大二郎『マンハッタンの黒船』 映像作品 NHK大河ドラマ 『三姉妹』(1967年、演:観世栄夫) 『竜馬がゆく』(1968年、演:小林桂樹) 『勝海舟』(1974年、演:5代目中村富十郎) 『花神』(1977年、演:花柳喜章) 『獅子の時代』(1980年、演:5代目中村富十郎) 『翔ぶが如く』(1990年、演:西田敏行) 『徳川慶喜』(1998年、演:渡辺徹) 『新選組!』(2004年、演:宇梶剛士) 『篤姫』(2008年、演:小澤征悦) 『龍馬伝』(2010年、演:高橋克実) 『八重の桜』(2013年、演:吉川晃司) 『花燃ゆ』(2015年、演:宅間孝行) 『西郷どん』(2018年、演:鈴木亮平) 『青天を衝け』(2021年、演:博多華丸) その他のテレビドラマ 『命もいらず名もいらず~西郷隆盛伝~』(1977年、TBS、演:高橋英樹) 『雲を翔びこせ』(1978年、TBS、演:金田龍之介) 『若き血に燃ゆる〜福沢諭吉と明治の群像』(1984年、テレビ東京、演:ミッキー吉野) 『白虎隊』(1986年、日本テレビ、演:杉山義法) 『田原坂』(1987年、日本テレビ、演:里見浩太朗) 『竜馬がゆく』(2004年、テレビ東京、演:髙嶋政宏) 『南洲翁異聞〜おいどんは、丸腰・平和使節で韓国へ行く〜』(2008年、フジテレビ、演:西郷輝彦) 『JIN-仁- 完結編』(2011年、TBS、演:藤本隆宏) 『黒書院の六兵衛』(2018年、WOWOW、演:竹内力) 『明治開化 新十郎探偵帖』(2020年-2021年、NHK BS、演:鶴見辰吾) 『大奥』(2023年、NHK、演:原田泰造) 映画 『西郷隆盛西南戦争』(1911年、演:尾上松之助) 『西郷隆盛一代記』(1912年、演:尾上松之助) 『西郷隆盛』(1918年、演:尾上松之助) 『維新の京洛 竜の巻・虎の巻』(1928年、浅岡信夫) 『薩摩飛脚』(1938年、演:嵐徳三郎) 『維新の曲』(1942年、演:片岡千恵蔵) 『幕末てなもんや大騒動』(1967年、演:谷啓) 『幕末』(1970年、演:小林桂樹) 『狼よ落日を斬れ』(1974年、演:辰巳柳太郎) 『カムイの剣』(1985年、演:石田太郎) 『竜馬を斬った男』(1987年、演:結城貢) 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌』(1997年、演:なし(*46)) 『半次郎』(2010年、演:田中正次) 『幕末高校生』(2014年、演:佐藤浩市) 『ねこねこ日本史 ~龍馬のはちゃめちゃタイムトラベルぜよ!~』(2020年、演:大森日雅) 『天外者』(2020年、宅間孝行) ゲーム 『維新の嵐』 『龍が如く 維新!』(演:岩崎征実(本家『龍が如く』の郷田龍司))(*47) 『Rise of the Ronin』(演:白熊寛嗣) 『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』 『モンスターストライク』 『新選組群狼伝』 参考文献 石黒敬章「化け物と西郷の写真無し」(『英傑たちの肖像写真-幕末明治の真実-』渡辺出版、2010年より抜粋) 加治将一『幕末 維新の暗号 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか(上・下)』祥伝社文庫、2011年 加治将一『西郷の貌 新発見の古写真が暴いた明治政府の偽造史』祥伝社文庫、2015年 桐野作人『さつま人国誌 〈幕末・明治編〉2』南日本新聞社、2012年 桐野作人『さつま人国誌 〈幕末・明治編〉3』南日本新聞社、2015年 桐野作人『さつま人国誌 〈幕末・明治編〉4』南日本新聞社、201 斎藤充功『禁じられた西郷隆盛の「顔」 写真から消された維新最大の功労者』二見書房、2020年 追記・修正ばしちくぃやせ!お願いしもす! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 田原坂は西南戦争最大の激戦地ではあるが最終戦ではないぞ? 最後は城山の戦いで数百人で立てこもっていたはず -- 名無しさん (2024-06-10 14 24 39) 力作おつかれさまです。でも新規項目申請ページに名前が見えなかったんだけど気のせいかな? -- 名無しさん (2024-06-10 14 39 12) 明治時代にも影響を残した人だし、項目名は「西郷隆盛」だけでいいと思います。「北条義時」とか「今川義元」とか、名前だけの項目も多いし。 -- 名無しさん (2024-06-10 14 43 20) 新規項目を作成する際には、申請ページで登録するべきだったんですね。忘れていました。申し訳ございません。 -- mantaro(この記事の作者) (2024-06-10 14 49 38) 西郷隆盛の写真ってこんなにたくさん候補があるのか…よくまとめたなあ。↑申請は推奨であって必須ではないからそんなに気にしなくても良いかと。 -- 名無しさん (2024-06-10 15 22 51) なんか坂本龍馬殺害したの会津公用方の手代木長官と確定してるのにいまだに近江屋の黒幕とか言われてるの気の毒すぎる -- 名無しさん (2024-06-10 15 56 49) 奥さんがこんなのうちの人じゃない!って言ってもずっと残ってる(想像)西郷隆盛像ってある意味凄いな。奥さん目線では全然だけど少しは似てる箇所あったのかなぁ -- 名無しさん (2024-06-10 17 06 59) 父親が征韓論に負けて云々と言ってたからてっきり反征韓論だと思ってたらまさかの推進派だったでござる -- 名無しさん (2024-06-10 19 37 52) 西郷どんの恩赦を知ってか知らずか、西南戦争の落人は終戦まで隠れ里に息をひそめていたという話がある -- 名無しさん (2024-06-10 19 40 03) ↑ロシアに逃れてた説もありますね -- 名無しさん (2024-06-10 19 49 11) Wikipediaとかの引用はともかく、個人ブログからの画像引用は良いのかな? -- 名無しさん (2024-06-10 21 51 25) クソデカキンタマおじさん -- 名無しさん (2024-06-10 22 18 09) ブログから引用した画像は、万一の場合があると怖いのでいったん削除しました。 -- mantaro(この記事の作者) (2024-06-10 22 18 39) 西郷が徳川家取りつぶしをやめたのは天璋院の嘆願のお陰じゃなかったか? -- 名無しさん (2024-06-10 23 54 02) >makinomantaro氏 短時間での編集回数が多すぎる模様です。修正の際には少ない回数で編集を終えるよう心掛けてください。 参照:編集時のルール #編集回数について ※今回は特にペナルティは設けません -- 副管理人 Fina (2024-06-11 01 24 58) 写真を削除した段落、写真があること前提の文章になってるから修正なり削除なりが必要でしょう。 -- 名無しさん (2024-06-11 08 30 53) JIN-仁-だと盲腸で死にかけた人。 -- 名無しさん (2024-06-11 13 28 09) 庄内人で西南戦争に直接参戦したのは、私学校に留学していた榊原政治と伴兼之の2人。大半の庄内人は太政官の監視が厳しかったから諦めた。因みに武器は戊辰戦争後に太政官に提出したのは別に個人で保管していた模様。 -- 名無しさん (2024-06-11 17 18 41) モンストだと獣神化後がカオスな姿になってたな…あれが結構不評だったみたいだし -- 名無しさん (2024-06-11 18 48 48) 熱量を感じるいい記事だぁ -- 名無しさん (2024-06-12 10 04 25) 生前に肖像画書こうとした人もいなかったの?は疑問。写真は無理でも吉田松陰みたいに身近な人が絵を描いた例もあるし。 -- 名無しさん (2024-06-12 11 02 50) ↑庄内士族の石川静正が明治三年(1870)と明治八年(1875)に鹿児島に赴いて西郷隆盛と面会したことがある。西郷没後30年の節目に肖像画を描いた。 -- 名無しさん (2024-06-12 12 25 48) 西郷が庄内酒井家の為に行ったのは占領軍による略奪暴行の厳禁と、酒井家家臣団に帯刀を認めさせて謹慎させた事。当時としては異例で薩摩島津家内でも黒田清隆は敗者に寛大すぎると反発したが、西郷は庄内が逆らうなら叩き潰すだけと意にも解さなかった。その後の庄内酒井家が寛大な処分で済んだのは大久保利通、黒田清隆、大隈重信らが敗戦処理で痛めつけるより、体制内に取り込んだ方が利益があると見たのが大きい。蝦夷地開拓のノウハウがあるのも大きく、庄内人の中には松本十郎みたく黒田清隆が北海道開拓使長官を務めていた頃、ナンバー2に就任していた人もいた。元殿様の酒井忠篤、忠宝兄弟みたく西郷隆盛の斡旋でドイツへ留学(忠篤は当時世界最強のドイツ陸軍の士官学校へ留学、モルトケ兵学を学んできた。忠宝はドイツ民法を学んだ。西郷からは直接ドイツの若者に負けないようにと激励された)したが、西郷の斡旋で留学していたのが太政官内部で嫌われ、留学時陸軍少佐だったのが帰国後陸軍中尉・予備役となり忠篤・忠宝は故郷に引きこもった。西南戦争で戦死した庄内人二人も本来はフランスへの留学が決まっていたが、その話を蹴って西郷軍に従軍した。 -- 名無しさん (2024-06-12 12 31 35) 地主の本間家が300万坪の大富豪で徳川家すらも国替えしたら反対運動が起きて断念したといういわくつきの藩だからな~庄内藩 -- 名無しさん (2024-06-12 13 23 41) ↑太政官から会津若松、次いで磐城平への国替え命令が公式に布告されたが反対運動を起こして断念、撤回させた庄内だからね。長州系の大村益次郎などは負けた大名家が余力を残して存続とかあり得ないと、厳罰を与えて解体と一番乗り気だったが、攘夷派浪士に襲われて死去。太政官内部で厳罰解体論が勢いを失い、庄内としては命拾いした。 -- 名無しさん (2024-06-12 18 18 46) ただ大村の言い分も分からなくはない。すでに容保や手代木みたいな保幕派の幹部たちを免罪してさらに酒井家もだとさあ -- 名無しさん (2024-06-12 21 28 46) 昔コンビニで買った本には『西郷の家は忍者=スパイだった為に、写真を撮られると顔を知られてスパイ活動がしにくくなってしまう為に写真を一枚も撮らなかったのではないか?』って説が書いてあった。元々本名が『隆永』だったのに知り合いの勘違いだけで『隆盛』に変えたのもスパイ活動をしやすくするため、とかなんとか………… -- 名無しさん (2024-06-12 21 44 42) ↑2庄内士族が上手く立ち回り、廃藩置県後、旧庄内地方を丸々酒田県と認めさせ、県の役人を全て庄内士族で独占。当時、鹿児島県と酒田県だけが旧支配層による県の運営を独占した。これは西郷隆盛の影響だと言われている。知らない人が来て混乱を招くよりは馴染みの人に任せた方が良いという西郷の話。庄内士族は西郷の威を狩る何とかで士族の権益保護を露骨にしたので、西郷が明治六年の政変で失脚すると民衆が反発、庄内士族も県の役職を辞職した。西南戦争は西郷からの呼びかけが無いから蜂起しないという庄内側の言い分、太政官側も西郷教庄内支部と見做して厳重に監視したし、旧士族にとっての象徴である殿様兄弟が西郷の斡旋でドイツに留学。殿様に迷惑が掛かるからと蜂起は止めようと言う話もあった。西郷死後は御家禄派と名乗り、開墾事業と殖産興業に力を注ぎ、西郷教庄内支部として西郷隆盛の言葉を後世に伝えようと、「南洲翁遺訓」を編纂し、活字にした。 -- 名無しさん (2024-06-12 22 26 48) ↑2茶坊主や御庭番は身分は低いが日常的に藩主と交流できるので忍者とかスパイの表向きの役職に任命される事が多いらしい。豊臣秀吉が若い頃信長の草履取りだったのは有名だけど、その前は今川家の家臣の松下之綱に仕えていてそれも今川家の情報を収集する為に織田家から派遣されたスパイだったからって説もある -- 名無しさん (2024-06-14 01 04 48) ↑西郷も若い頃御庭番だったから、が抜けてた -- 名無しさん (2024-06-14 01 06 50) 地元で人気過ぎるせいで彼と対立した大久保利通は地元でも不人気なの少し可哀想 -- 名無しさん (2024-06-14 12 47 33) 西郷が下野しなければ、大久保が暗殺されなければ、日本はどうなっていたかなと思う -- 名無しさん (2024-06-14 15 20 17) ↑一番の不幸は小松帯刀が明治3年に早死して、太政官と薩摩の利害関係を調整してくれる人が居なくなった事。大山綱良が鹿児島県令の時に東京に呼び出されて大久保利通、木戸孝允にやり方が生温い、もっと徹底的に東京の方針を押し付けろ!と吊し上げられると大山はブチ切れた。大山はそんなに言うなら大久保、木戸、お前らが鹿児島に来て実行しろ!安全な東京でオレは内務卿なり内閣参与をヌクヌク務めてやるから、と広言。久光は大山を茶坊主と見下すし、鹿児島士族も顔なじみで大山の昔話を持ち出して馬鹿にしたりするから話を聞かないのが鹿児島。小松の様に人柄に優れ見識があるか、西郷の様に人望のある人でないと、鹿児島はまとまらなかった。 -- 名無しさん (2024-06-14 16 27 51) 劇場版ドラゴンボールZ 敬天愛人!!児孫のために美田を買わず -- 名無しさん (2024-06-15 07 42 56) ちなみに弟も弟で本来の諱は隆道でこっちは本人が直接伝えたんだけど聞き取った役人がリュウドウをジュウドウと聞き違えた結果従道になったというエピソードがある。 -- 名無しさん (2024-06-21 18 21 25) 士族は政府に切り捨てられた側だから時代劇ではしばしば旧時代の残党として描かれる人物。 ただ、誤解しちゃいけないのはあくまで権力争いに敗れた人物で、引退した大塩平八郎のような庶民の代表ではないこと。 明治以降の歴史は権力争いの連続で庶民の出る幕はほぼない。 -- 名無しさん (2024-06-25 07 14 40) 名前 コメント
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千の目先生をお気に入りに追加 情報1課 <千の目先生> #bf 外部リンク課 <千の目先生> ウィキペディア(Wikipedia) - 千の目先生 Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <千の目先生> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <千の目先生> #blogsearch2 成分解析課 <千の目先生> 千の目先生の38%は毒電波で出来ています。千の目先生の30%は歌で出来ています。千の目先生の19%は苦労で出来ています。千の目先生の13%は食塩で出来ています。 報道課 <千の目先生> 【対談連載】ハンブル・マネジメント 代表 宮田一雄(BCN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 今では妹分と毎日ケンカ 奇跡の回復で家族を照らす猫・陽太ちゃん〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 埋もれているWeb講演会の視聴データを掘り起こし | 企画広告 - ミクスOnline 明日で最後?。 千眼美子(清水富美加) 公式ブログ - lineblog.me 今度は無限列車編!鬼滅の刃「キメケシコレクション 第二弾」発売決定! - funglr Games 「総長」廃止で強めた支配 日大・田中理事長(産経新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『FGO』「 5 坂本龍馬(ランサー)」ガチャに約3割がガチで挑む! 高杉・武市・新兵衛らで最も実装して欲しかったのは…?(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 今村裕の一筆両断 不登校対策「生徒指導」専門の教師育成が要(産経新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 選挙に出ると借金数千万円?新人議員だから語れる政治と金・・・領収書のいらない資金は必要?【報道1930】 - TBS NEWS 『ドクターX』6話晶さんが大門を裏切るか?「大門未知子はもう不要ですね」(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ニャンコ先生スケジュール帳2022」がふろくに! 「君は春に目を醒ます」はついに完結! 『LaLa』1月号11月24日発売!! - PR TIMES 大谷翔平は重度の心臓病と闘う“翔平ちゃん”を抱きしめた「あったかいね」…19日後、寄付金は3億5千万円に到達した(Number Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アニメ『神無月の巫女』のOP『Re-sublimity』、KOTOKOさんの作詞力と前奏の長さに注目!?(ファミ通.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 越境フットボーラ―中村元樹 笑顔で“6大陸”渡り歩いた男が伝えたいコト(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『千銃士R』リリース迫る!魅力詰まったストーリー&ゲームシステムをいち早くお届け【先行プレイレポート】(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <日本沈没―希望のひと―>東仲恵吾Pが制作の裏側を語る「小栗旬さん、松山ケンイチさん、杏さんが与田祐希さんに指導してあげて…」【インタビュー後編】(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 段田安則、『カムカム』の“息子”松村北斗と村上虹郎を絶賛 「気持ちがいい俳優さん」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 永井佑一郎、芸歴8年目で月収“ほぼゼロ”→アクセルホッパーで“80万円” 当時の苦労を回顧(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『顔だけ先生』神尾楓珠さん。「“目ヂカラ封印”を心がけています」(ESSE-online) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 歴史学者やめました 違和感を抱く僕を救った恩師の言葉 - 朝日新聞デジタル 星野源、楽曲作りへの変化を告白「楽しくてしょうがないっていう感じです」<初耳学>(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 人気教育系YouTuber葉一 偏差値が「20足りなかった」東京学芸大に合格した勉強法とは〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 夜の「千の目」って何?【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道126】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 四千頭身・後藤「高級外車にタワマン、全部間違ってました」調子に乗った過去を反省:あちこちオードリー - テレビ東京 LaLa45周年特集「君は春に目を醒ます」縞あさとインタビュー|現代ものに“少し不思議”を加えて独自の魅力を生み出すストーリーテリング - コミックナタリー 特集・インタビュー - コミックナタリー 【番組公式】眼精疲労と老眼 | 健康カプセル!ゲンキの時間 - CBCテレビ 情報3課 <千の目先生> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ 千の目先生 このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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「た」行のメダロット メダロット一覧 ⇒ 五十音順 ⇒ あ行 - か行 - さ行 - た行 - な行 - は行 - ま行 - や行 - ら行 - わ行 ▲←これを押すとこのページの一番上(ココ)に戻れるよ あ か さ た な は ま や ら わ 「た」行のメダロット「た」から読みがはじまるメダロット達 「ち」から読みがはじまるメダロット達 「つ」から読みがはじまるメダロット達 「て」から読みがはじまるメダロット達 「と」から読みがはじまるメダロット達 「た」から読みがはじまるメダロット達 メダロット名 モチーフ 登場作品 ダークウィザー 魔女 G ダークタイガー 魔神英雄伝ワタル/邪虎丸 S ダークトランス ロックマンエグゼ/ダークロックマン S ダークネスメイジ 魔術師 2・R・弐CORE・S ダークパンサー 黒ヒョウ 3・OCG・4・navi タービュレント 坂本龍馬 7・DUAL・8・9・GM・S ターンダウン アリジゴク 4 ターンモンキー サル 2・R・弐CORE ダイアンサス カーネーション 5 ダイダラスリー 丸太 R ダイチャンコ 力士 GM・S タイヅクシー タイ 5 ダイテンシュカク 日本の城 R タイムフォーラー 時計 8・9 タウルス 牡牛座 OCG・navi・S タカノメ 攻殻機動隊SAC_2045/サイトー S ダクシュー 雪だるま 真型 タケワッター タケ 5 タッキー 洗濯機 4 ダックビル カモノハシ OCG・navi ダッシュボタン イノシシ 2・R・弐CORE・S ダッシュラプトル ヴェロキラプトル 3・OCG・4 タッチダイン アメフト R タツマキジュード 柔道 R タトルバグー カメムシ 5 ダニン ダニ 3・OCG・4 タマノリパンダ パンダ 4 タラバクラバ タラバガニ 2・R・4・弐CORE・9・S ダルダルダルマン ダルマ 4 タワラヤレフト 雷神 DUAL・8・9 タンクソルジャー 装甲車 1・2・R・カード・弐CORE タンクダンク 戦車 R・S ダンプスター ダンゴムシ navi タンボウジャー カブトエビ 5 ▲ 「ち」から読みがはじまるメダロット達 メダロット名 モチーフ 登場作品 チーパー セミ OCG・navi チアフルバニー アイドル S チアフルバニー2 アイドル S チアンツー スナメリ 5・7・DUAL・8・9・GM チェアピクシー ピクシー 3・OCG・4 チェインブル イヌ 真型 チェネッツ カンガルー 5 チェンジガーゴー ガーゴイル 3・OCG・4 チェンジリング 可変 3・OCG・4 チクタクロック 爆弾 R チベヒーモス ベヒーモス OCG・4・7・DUAL・8・9・GM・S チャージドシーズ 花 2・R・弐CORE・S チャーリーベア クマ 2・R・弐CORE チャオシェンコー チャイニーズドラゴン R チャッキー クマノミ 5・G・S チュウゲンハオー 呂布 7・8・9・S チュリッパー チューリップ 5 チョンギース キリギリス 5 チルドシッター ベビーシッター 3・OCG・4 チンペット 骨 4 ▲ 「つ」から読みがはじまるメダロット達 メダロット名 モチーフ 登場作品 ツーシーター トースター OCG・navi ツァファベヒモス? ベヒーモス S ツインテキャット 猫又 9・S ツンドル 白虎 3・OCG・4・S ▲ 「て」から読みがはじまるメダロット達 メダロット名 モチーフ 登場作品 デーヴ スペクター 2・R・4・弐CORE・S デアタウロス 牡牛座 R デアベイル ハチ 真型 ディシケンタルス ケンタウロス S ティーピー ネイティブアメリカン 1・2・R・カード・OCG・弐CORE・S ディアアイドル 学園アイドル 3・OCG・4 ディアステージ アイドル 9・S ディオーザ 女神 真型 ディグモール モグラ 1・2・R・カード・弐CORE ディスクラッチ DJ(?) navi ティタンビートル オオクワガタ 8・9・S ディスティニー タロットカード占い師 OCG・4・7・8・9・S ディストスター ザリガニ 3・OCG・4 ディックスネイク 蛇 9 ディップ 氷 OCG・navi ディティラノ ティラノサウルス navi ティレルビートル オオクワガタ OCG・4・navi・8・9・S ティンクル コンパニオン 2・R・弐CORE ティンクルスター 妖精 8・9・S テオドラベリル エメラルド 7・8・9・S テケテケマミーラ ミイラ R デゴイチャージ 機関車(D51) R デコトム カブトムシ G・S デストルグレア ウロボロス S デスフェニックス フェニックス 2・R デスプロビデンス 兵器 8・9・S デスリッパー 死神 R デッドクエーサー 十三星座の統率者 S デッドッグ ゾンビ犬 S デッドパイル フィリピンワシ 9・S テッピー テレビ 4 テッペン コウテイペンギン DUAL・8・9・GM・S テツワンパンダム パンダ navi デューケン 魔術師 真型 デュオカイザー 兵器 真型 デュラホース デュラハン 3・OCG・4 デリーマウス 十二支(子) R テルヤマモミジ しゅうぶんのひ 5 テレスコクレーン クレーン R テンガイキソー ウェルウィッチア 8・9・S デンキャット ネコ 5 デングリロール ダンゴムシ 3・OCG・4 デンジャーパワー スパイ R でんしレンジャー 電子レンジ 3・OCG・4 テンタランサー ヤリイカ 5 テンテンボマー 爆撃機 R テンプトバニー クロウサギ DUAL・9・GM・S テンペストブルー 風神 R ▲ 「と」から読みがはじまるメダロット達 メダロット名 モチーフ 登場作品 ドークス クワガタムシ 3・OCG・4・navi・BRAVE・DS・7・DUAL・8・9・GM・S ドールハンド ふくわじゅつし 5 ドーンオブクロウ カラス 5 トイワールド おもちゃ 2・R・弐CORE・9・S トゥーンアーミー おもちゃ 5 ドクタースタディ 学者 1・2・R・カード・弐CORE・BRAVE・DS・7・DUAL・8・9・GM・S ドクタランチュー タランチュラ 5 ドコカノオージ プリンス 5・7・8・9・S トッター トースター 4 トップガンナー F-14トムキャット GM・S トデス キノコ 真型 ドメスティック ニワトリ navi トモエ 巴御前 8・9・S ドライギュアス タマムシ OCG・navi ドライシイスト カミキリムシ OCG・navi トライジラフ キリン 5 トラトーリョ サイボーグクロちゃん/マタタビ S ドライビンホバー ホバークラフト 5 ドラゴンビートル トンボ 2・R・弐CORE・BRAVE・DS・7・DUAL・8・9・GM・S トラップスパイダ クモ 1・2・R・カード・navi ドラミンビート ゴリラ 5 トランキュリィ セイレーン 2・R・弐CORE トランスプッカー クラゲ 5 トリケラボッツ トリケラトプス R トリトビートル アプデルスツノカブト S ドレザディエーチ ダイヤモンド S ドンドラキュリオ ドラキュラ R トリプテラ プテラノドン navi トリプルゴッツン キメラ 2・R・弐core・S ドリモゲラ モグラ navi トリロバイド 三葉虫 3・OCG・4 ドルドルフィン イルカ 3・OCG・4 トレイナー 練習機? GM トレミー テントウムシ OCG・navi・8・9・S トレミック テントウムシ OCG・navi ドンドグー 土偶 1・2・R・カード・OCG・4・navi・G・BRAVE・DS・7・DUAL・8・9・GM・S ドンドリル マンドリル S ▲ メダロット一覧 ⇒ 五十音順 ⇒ あ行 - か行 - さ行 - た行 - な行 - は行 - ま行 - や行 - ら行 - わ行
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エルレイド:峯義孝 れいせい まじめ ちのけがおおい -- (名無しさん) 2014-05-29 18 54 49 バルキー:堂島大吾 やんちゃ→れいせい -- (名無しさん) 2014-05-29 18 55 58 ピジョン:伊達真 うっかりや うたれづよい オニゴーリ:瓦次郎 ずぶとい ぬけめがないorかんがえごとがおおい -- (名無しさん) 2015-02-11 13 07 30 草案 龍が如く初代 ユキメノコ:狭山薫 ユレイドル:長谷部 アギルダー:西田 ヤドキング:浜崎豪 -- (ユリス) 2015-02-20 18 26 42 バシャーモorゴウカザル:桐生一馬 主人公の勇敢なイメージ オーダイル:冴島大河 剛腕、厳ついイメージ。 リザードン:風間新太郎 渡世の親、御三家つながり。 色違いのリザードン:風間譲二 カメックス:田宮防衛大臣 龍が如く0 久瀬:エンテイorオノノクスorグラードン 阿波野:ライコウorガブリアスorカイオーガ 渋沢:スイクンor色違いボーマンダorレックウザ -- (名無しさん) 2015-05-10 20 29 02 龍が如く0 神室町マネーアイランド 山野井→クイタラン 茉莉奈→サーナイト 娯楽王→エレキブル 電脳王→ユンゲラー 風俗王→カイリキー 賭博王→ボスゴドラ 芸能王→チャーレム 金融王→アイアント 蒼天掘水商売アイランド 陽田→ソルロック ユキ→イーブイ 亜衣→ブースター 沙希→リーフィア ひびき→シャワーズ 千佳→サンダース まな→ニンフィア 火野→ブーバーン 木塚→ドダイトス 水村→トリトドン 金原→エモンガ 月山→ルナトーン ことみ→エーフィ -- (名無しさん) 2015-07-29 22 26 17 草案 龍が如く初代 ルナトーン:沢村由美/沢村美月 ビクティニ:世良勝 名前から 龍が如く4 リリーラ:リリ/冴島靖子 名前ネタ 龍が如く5 ガーディ:森永悠 主人には忠実なので コイキング:相沢聖人 鯉の刺青から 龍が如く0 チャーレム:マキムラマコト/シャオ喬 -- (ユリス) 2015-07-30 18 01 47 主人公たち ガブリアス:真島吾朗 素早いし斬る技も多い 1以降で ボーマンダ(桐生)と張り合える -- (名無しさん) 2017-12-24 11 43 08 草案 龍が如く6 オシャマリ:宇佐美勇太 アシマリ:沢村遥勇 -- (ユリス) 2017-12-27 18 43 10 草案 龍が如く0 ラムパルドorサザンドラ:嶋野太 -- (名無しさん) 2017-12-30 22 09 19 草案 龍が如く初代 ヨノワール:田中シンジ 龍が如く0 コジョンド:老鬼 龍が如く6 カラカラ:広瀬徹 -- (ユリス) 2017-12-31 10 32 33 龍が如く初代 クレセリア:澤村由美・美月 ミロカロス:松重 -- (名無しさん) 2018-06-23 10 14 53 主要人物 ウインディ:伊達真 -- (名無しさん) 2018-06-23 10 22 36 ウルトラビーストで統一するなら マッシブーン:桐生一馬 デンジュモク:秋山駿 ウツロイド:冴島大河 -- (ユリス) 2018-06-24 15 08 51 龍が如く初代 サーナイト:麗奈 ミロカロス:松重 龍が如く0 グラエナorラムパルド:嶋野太 -- (名無しさん) 2018-06-24 15 37 03 草案 主人公たち バンバドロorガオガエン:春日一番 すなおorむじゃき まけんきがつよい もうか 龍が如く初代 ブロスター:亜門丈 龍が如く2 オノノクス:亜門一也 キングドラ:亜門治朗 スピアー:亜門三吾 龍が如く5 チラチーノ:亜門乃亜 龍が如く0 ドデカバシ:亜門創 龍が如く 維新! ボーマンダ:坂本龍馬/斎藤一 ミロカロス:おりょう ハハコモリ:お登勢 -- (ユリス) 2018-10-07 22 05 41 龍が如く0 ダークライorラムパルド:嶋野太 -- (名無しさん) 2018-10-08 09 02 13 龍が如く初代 エンブオー:錦山彰 バシャーモ&ゴウカザル(桐生) リザードン(風間)なので御三家統一で -- (名無しさん) 2018-10-21 17 41 52 龍が如く初代 ギャラドスorエンブオー:錦山彰 バシャーモorゴウカザル(桐生) リザードン(風間)なので御三家統一 クレセリア:澤村由美・美月 名前から ウルビアルorミロカロス:松重 後者は見た目は合わないがギャラドス(錦山)と関りのある関りのある人物 龍が如く0 ダークライorラムパルド:嶋野太 ダークライは龍が如くシリーズでもっともひどい悪行から 後者は見た目 お願いします。 -- (名無しさん) 2019-08-03 13 10 22 龍が如く初代 訂正 ×ウルビアルorミロカロス:松重 後者は見た目は合わないがギャラドス(錦山)と関りのある関りのある人物 ○ ワルビアルorミロカロス:松重 -- (名無しさん) 2019-08-03 13 11 49 草案 龍が如く初代 ルチャブル:ユウヤ 3を意識するならパンチ技を覚えさせても マニューラ:マイ どろぼう必須 龍が如く3 ジュナイパー:アンドレ・リチャードソン 龍が如く0 アルセウス:ムナンチョ・鈴木 龍が如くONLINE カラカラ:瀬戸真弓 ピジョット:辻隼人 アブソル:阿部雅也 -- (ユリス) 2019-08-03 18 47 31 龍が如く0 クロバットorオンバーン:立華鉄 グライオン:尾田純 声優繋がり -- (ブロード) 2019-09-24 01 07 42 龍が如く0 ダークライorサザンドラorラムパルド:嶋野太 -- (名無しさん) 2019-09-24 20 22 05 草案 龍が如く7 ジュナイパー:沢城丈 一番と対になるので タブンネ:ナンバ ミロカロス:向田紗栄子 ウィンディ:足立宏一 -- (ユリス) 2019-09-24 20 59 52 草案 龍が如く0 ダークライorラムパルドorマルマイン:嶋野太 -- (名無しさん) 2020-05-06 12 57 39 捕獲日・孵化日 桐生一馬:6月17日 秋山駿:6月17日 冴島大河:12月18日 谷村正義:3月8日 品田辰雄:1月26日 澤村遥:5月30日 真島吾朗:5月14日 -- (ユリス) 2020-05-07 21 06 25 草案 龍が如く0 ダークライ:嶋野太 龍が如く初代 ギャラドスorエンブオー:錦山彰 バシャーモorゴウカザル(桐生) リザードン(風間)なので御三家統一 クレセリアorルナトーン:澤村由美・美月 名前から ミロカロス:松重 見た目に合わないがギャラドス(錦山)と関りのある関りのある人物 -- (名無しさん) 2020-05-10 16 50 30 追加 捕獲日・孵化日 郷田龍司:10月25日 春日一番:12月31日 -- (ユリス) 2020-05-10 16 57 53 草案 推奨オシャボ 主人公全般:プレシャスボール 亜門丈:ダークボール -- (ユリス) 2020-09-06 22 03 47 ラッキー 花ちゃん(ダブルバトルの時は秋山と組もう、うたう必須) -- (R) 2021-11-16 22 26 11 草案 ガオガエンorモルフォン:千石虎之介 後者は特性いろめがね -- (名無しさん) 2024-07-03 21 22 57