約 858,544 件
https://w.atwiki.jp/kknpnews/pages/34.html
lt; nbsp;2007-08-10 | 2007-08-12 nbsp; gt; 目次 石橋克彦氏 『私の視点』 その他 石橋克彦氏 『私の視点』 POINT OF VIEW/ Katsuhiko Ishibashi Nuclear plants at grave risk of quake damage (朝日英語版) 《要約》 40 年間、日本は原発を建設し続けたが、その間地震活動は相対的に小さかったために、政府・電力会社・学術界は地震による潜在的な危険を過小評価する傾向を作り出した。 しかし、阪神大震災の頃から日本列島のほとんど全域が地震の活動期に入った。 過去 2 年で、宮城県の女川原発 (2005 年 8 月)、石川県の志賀原発 (2007 年 3 月)、そして柏崎刈羽原発と 3 つの原発が耐震設計基準を上回る地震の影響を受けた。 柏崎刈羽原発に起こったことは 『想定外』 とされるべきではなく、もっと酷いものになっていたかもしれない。 地震の震源がもう少し南西で新潟地震 (1964 年) と同じく M 7.5 であり原子炉 7 基がすべて稼働中だったなら、「原発震災」、地震と炉心溶融の複合災害を引き起こしていても不思議ではなかった。 今後も地震の活動期はさらに 40 年以上続くと思われ、原発の耐震対策に抜本的な一歩が踏み出されない限り、真の核の惨事を経験してもおかしくない。 この危険性は浜岡原発と若狭湾に沿った原発群においてとりわけ高く、そこでの事故は東京、名古屋、大阪の 3 大都市圏に計り知れない影響を及ぼしうる。 今回の地震は、古い耐震設計審査指針の欠陥を浮き彫りにしたが、去年の 9 月に制定された新指針でも耐震設計の基礎となる地震動は過小評価されている。私は新しい耐震設計審査指針を作った専門家委員会の委員であったが、この問題に関する委員会の姿勢に抗議するため去年 8 月の作業の最終段階で辞任した。 東電は海底活断層を十分に考慮しなかったことで批判されているが、完全な調査が行われ活断層を発見できなくても、M 7.3 程度までの強い地震が直接的な打撃を与えてもおかしくはなく、よって原発がどこにあっても少なくとも M 7.3 程度の地震による加速度 (およそ 1000 gal) を想定して設計すべきことを求めるべきだ。 しかるに新指針はおよそ 450 gal までしか要請していない。 全ての既存の原子力発電所はこの基準において検査されるべきで、そうできないものは廃棄されるべきだ。 最も深刻なことは新指針の欠陥だけでなく、それを実行する体制がデタラメであることだ。 柏崎刈羽原発のそばの活断層の過小評価に対する非難は東電の設計の粗雑な調査に向けられている。 去年私は、島根原発の設計で活断層を見落としていることを指摘したが (私の視点、朝日、2006 年 9 月 16 日)、何らの対策も採られず、当局の無責任さを証明した。 断層の過小評価に責任を持つ人物は依然として保安院の委員として重要な地位にある。 当局のある高官は、現在のところ耐震設計審査指針の再検討は行われないだろうと語っているが、これは独立・中立な原子力安全委員会に対する職権を逸脱した発言であり、実際には安全委がいかに政府の干渉を受けているか証明している。 これらの事柄は、HIV 汚染血液製剤の事件や年金記録の混乱と同じく深刻な政策上の失敗である。 国会は、原発の安全政策を十分に監視すべきである。 (神戸大学都市安全研究センター教授、地震学) ★原文は 7 月 26 日紙面上の『私の視点』と思われる。サイト上では対応する日本語版は見当たらないので英語版から翻訳要約した。 その他 Report Closure of Japanese nuclear plant expected to boost greenhouse gas emissions (AP, 11 Aug. local time) 柏崎刈羽原発が来年 3 月まで停止することで日本の CO2 排出量は 2 %、2,800 万 t 増加すると NHK が報道したことを伝える。★環境省「中央環境審議会」と経産省「産業構造審議会」の 10 日の地球温暖化防止に関する京都議定書目標達成計画の見直しに向けた中間報告を受けての報道と思われる。 ただし、柏崎刈羽原発に関する NHK 報道の数値は 2007-08-02 に東電が推計したものと思われる。 原発:耐震性に「不安」が9割 特に女性で 毎日世論調査 (毎日、18:16) 4–5 日の毎日世論調査を報告。 原発の耐震性『非常に不安』が 56 %、『ある程度不安』 35 %。 原発立地県とそれ以外で大きな差はない。 原発増設に関して、原発の数は『現状程度でいい』 57 %、削減を求める人は 23 %、など。★調査方法についての記述はない。 おわり lt; nbsp;2007-08-10 | 2007-08-12 nbsp; gt;
https://w.atwiki.jp/parallelworld2014/pages/20.html
これからお伝えをする内容は、私たちOFFICE GUARDIANが極秘で入手をしました、南海トラフ地震発生時の国家機密情報です。特定秘密保護法にはもちろん該当することは分かっていますが、いまお伝えをしておかなければならないと判断をしましたので、政府が隠蔽をしている全てを暴露させていただくことにしました。まずは下記のマップの画像をご覧になってください。 防衛省はマグニチュード9.0の南海地震を想定した複雑な計画を打ち出しています。南海地震は20年から30年の間に起きると予想されていることは、既に報道で周知のとおりですが、救助作業は主に自衛隊が担うことになっています。それが実際には今年の12月1日の16:20ごろに発生をすることを想定までしているということは、国民がパニックにならないように特定秘密保護情報として、これまで隠蔽をし続けてきたのは紛れもない真実です。OFFICE GUARDIANとしましては、この真相をいち早く国民の皆様へお伝えをすることで、いまならまだ間に合うと思いまして、暴露をさせていただくことを決意しました。 津波が発生したときは、65の自衛隊艦船、300機の航空機、11万人の自衛隊員が即座に現場に向かうことになっている計画をしているようですが、ただ地震発生してから20分以内に、多くの住民を避難させることなど到底できるわけがないのです。犠牲者の数は32万人とも予想されており、さらに34万人がリスク地域に取り残されてしまう。さらには、約240万棟の家屋が強いたて揺れと未曾有の津波で倒壊し、ライフラインも寸断されて、経済的被害は220兆円という国家予算をはるかに上回る被害額にのぼるとも言われている。 このことを踏まえて、今からならまだ南海トラフ地震が12月に発生をする前に避難対策を考える時間はありますので、どうかご家族やご友人と話し合いをししていただいて、日ごろからの避難準備にお役立ていただければと思います。私たちは国家機密情報漏洩罪に問われてしまうかもしれませんが、少しでも国民の皆様を守るためにお役に立ちたいと考えています。 今日: - 昨日: - このページの閲覧者数の合計: - 前月 2021年12月 翌月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 2021-12-12 09 45 12 (Sun)
https://w.atwiki.jp/saigaihelp/pages/16.html
必ず窓を開けてください。 そして、家にいる人は、水道が止まる前に、お風呂に水をためてください。 まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。 ※こちらも参考にしてください。 履物を確保しよう ガスの元栓はしめよう 停電したらブレーカーをおとそう
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/9.html
1.心は神を蔵し、五臓六腑を統括する。 神は全ての精神活動の中心であり、意識的、無意識的精神活動を支配統括しているまた、五臓六腑や自律神経などが調和を保って活動することを司る。 2.心は血脈を司る。 心は血脈を全身にくまなく運行させ、全身の器官の活動を支える。 3.心の栄は色なり。 心の状態は顔の色艶に反映する。 4.心は舌に開竅する。 心は舌の運動を支配し、味覚を司る。 5.心の液は汗である。 心の働きが正常であれば、暑いときや運動をしたときなどには適度の汗がでる。 心の働きが衰えている時は、無汗になったり、自汗となる(自汗とは暑くないのにむやみに汗が出る状態)。
https://w.atwiki.jp/tokimekicn/pages/568.html
Tokimeki Memorial Private Collection 心跳回忆 Private Collection【プライベートコレクション】 『1』的衍生作品之一。 名为「Collection」,此作品基本没有什么游戏性,不如说是面向Fans的设定资料集。 内容为『幸运检测』(占卜)•『心跳问答』•『CG画廊』•『音乐鉴赏』四种模式。 音乐鉴赏中收录了『PC-E版』的OP动画及「夏に、まだ少し…」的MTV动画。 幸运检测为输入生日后,诗织会穿着巫女装的Cosplay公布幸运值的结果。 本作的核心内容是CG画廊与问答。 CG画廊细分为「CG诗篇」•「图书馆」•「人物相册」三种模式。 「CG诗篇」内为一枚女生的CG,该女生会朗诵诗篇。 「图书馆」为PS版的人物立绘打包,以及说明书上各人物的CG,可以扩大显示。 「人物相册」为游戏中出现的各女生的12~22张全身立绘(伊集院丽和早乙女好雄各有3张•外井雪之丞有2张)。 本作的诚意之处在于,此时可以重现当时女生所说的台词,从心动状态到讨厌状态均可自由选择,女生的表情会随之变化,说出的台词也会有所不同。 藤崎诗织的许多服装只有在同一社团的夏日合宿时,或是参加文化祭时才得以一见的珍贵服装, 在本作中可以自由阅览,同时听到许多非常难以触发的台词。 问答可以视为CG相册的延伸。 玩家需要先选择同伴,之后会面对诸多和此同伴相关的问题。 共10问,答错3问以上则会受到惩罚,顺利通关后则可以欣赏该人物的泳装画面,同时有对应台词。 顺便一提,所谓的惩罚内容是强制玩家观看外井和他的奇怪的好基友的CG。 问答的题目均为三项选择,也有不少玩家明知正确答案,故意选错,只为欣赏女生困惑的表情。 相关页面 系列作品
https://w.atwiki.jp/kknpnews/pages/24.html
lt; nbsp;2007-07-31 | 2007-08-02 nbsp; gt; 目次 プラント状況 新潟県、立ち入り調査 東電、軽微なものを含めた地震被害が 1263 件に及ぶことを発表 その他 他のプレスリリース プラント状況 東京電力 新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の主なプラント状況 (1 日午後 3 時現在) 6 号機数ヶ所に約 3 t の水溜りを確認。 油漏れへの対処。 1 号機協力企業現場作業員さらに 1 人が負傷していたことを発表。★下記報道の 1200 件強の地震被害に関しての情報は含まれていない。 新潟県、立ち入り調査 新潟県が原発立ち入り調査 専門家同行、被害を確認 (共同、17:55) 宮健三法政大院客員教授 (原子炉機器工学) の他、材料力学、地質学、電子工学、耐震工学などの専門家で構成する県の「技術委員会」 8 人も同行。 東電に『原発の被害状況を確認するのが目的』と説明。 2 日に渡り調査を行い、1 日は 3 号機を中心に非公開で調査を行った。★宮健三氏は東大名誉教授、NPO 「日本の将来 (あした) を考える会」代表。 県が柏崎原発を立ち入り調査 (新潟日報) 宮氏、『30年以上、原発にかかわっているが、こういう事態は予想せず、大変なショックを受けた。視察の結果を踏まえて今後の議論に役立てたい』。 東電、軽微なものを含めた地震被害が 1263 件に及ぶことを発表 ひび、水漏れなど1200件=柏崎刈羽原発の地震被害-軽微なもの含め・東電 (時事、20:19) 2002 年以降毎月 5 段階 (重要なものから As, A, B, C, D 各クラス) で公表しているトラブルとして。 通常は毎月 200–400 件程度だが、7 月は延べ 1527 件、うち地震によるもの 1263 件。 As クラス 10 件、A クラス 33 件、B クラス 21 件、C クラス 491 件、D クラス 706 件、対象外 2 件。 地震による異常1200件 柏崎刈羽原発、大半は軽微 (共同、20:20) 新たに発見された 6 号機の約 3 t の水溜りについて、放射性物質は検出されず、『地震で変形した床などから雨水が染み出したらしい』。 柏崎刈羽原発の被害は1263件 (毎日、20:31) 1527 件のうち、建物のひびなど約 370 件、機械の破損や変形約 290 件、水漏れ約 270 件、油漏れ約 60 件。「同原発1、4、5号機では、原子炉の本体がある原子炉建屋の壁や床、階段に亀裂や破損が見つかった。 タービン建屋など他の建物にも亀裂などがあった。 6、7号機共用の中央制御室では、天井の化粧板や照明が落下していた。東電によると、原子炉建屋などは建築士の資格を持つ東電社員が調べ、放射能の封じ込めを含め機能に支障はないと判定したという。」 刈羽原発トラブル、計1263件に 中越沖地震 (産経、20:31) 東電 『建物に大きな被害はないが、不具合がこれほど多いのは通常の事態ではない。さらに詳しく調べて対応を検討したい』。 柏崎刈羽原発のトラブル1263件、新たに浸水3tも発見 (読売、20:54) 毎月のトラブル公表は 2002 年のトラブル隠し発覚後から行われている。 6 号機の 3 t の水は仮設ポンプで屋外に排出する。 柏崎刈羽原発、地震による異常1200件超す (日経、21:14) 「同原発の放射線管理区域でたばこの吸い殻が発見されたことも分かった。」 柏崎刈羽原発の不具合1263件 修繕はほとんど進まず (朝日、23:01) トラブルが地震で多発したため 26 日までに確認されたものを前倒しして発表。 地震発生後の 11 日間で、過去最多の 2003 年 4 月の 805 件の 1.5 倍になる。 「東電によると、修繕はほとんど進んでいないという。」★As クラスは「最も危険度が高く、法律や安全協定に反する不具合」、A クラスは「危険度が高く、社外に大きな影響を及ぼす不具合」、B クラスは「周辺自治体に限定的な影響のある不具合」、C クラス「軽微な不具合」、D クラス「日常の修繕で対応できる不具合」。 その他 科学記者が見た現場 相次いだ「想定外」 (毎日東京朝刊) 夏の新潟へどうぞ=泉田知事らが東京でPR (時事、19:32) 柏崎刈羽原発「地域の会」で厳しい意見相次ぐ (毎日、20:43、20:49) 市民団体代表などの 24 委員で構成される「地域の会」の定例会において、『原発を造ってはいけない場所に造ったのではないか』、『柏崎市民は、とんでもないものを背負わされている』、『設置許可を取り消すべきだ』、『原発の知識がない住民にも分かる情報提供をお願いしたい』などの意見。 他のプレスリリース 原子力安全・保安院 7月20日の原子力安全・保安院長指示を受けた日本原子力研究開発機構からの報告に対する指示について (31 日付、1 日サイト上公開) 原子力安全・保安院 平成19年新潟県中越沖地震における東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の影響について(第11報) (31 日付、1 日サイト上公開) 原子力安全・保安院 原子力施設安全情報申告調査委員会の開催について (1 日付) 原子力安全・保安院 平成19年新潟県中越沖地震における東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の影響について(第12報) (1 日付) おわり lt; nbsp;2007-07-31 | 2007-08-02 nbsp; gt;
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/2101.html
amazonで探す @楽天で #星ひとつの夜 を探す! フジ21 00 2007.05.25 18.4% wikipedia Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索
https://w.atwiki.jp/kknpnews/pages/19.html
lt; nbsp;2007-07-26 | 2007-07-28 nbsp; gt; 目次 東電、武黒副社長外国特派員協会記者会見 (25 日) 原子力安全委、大事故のリスク開示を義務付けへ? (26 日) 原子力安全委は日経報道を否定 保安院、変圧器等の早期の耐震補強工事を要請する方針 東電、雨漏り 35 t に増加と発表 東電、クレーン点検など今後のスケジュールを発表 東電、ディーゼル発電機の定期点検終了 東電、30 日より柏崎刈羽地域に副社長を駐在させる 東大地震研、余震の分布より断層「へ」の字を推定 他のプレスリリース 毎日新聞朝刊に連載された記事「原発震災」 (20 – 23 日) 海外報道から 東電、武黒副社長外国特派員協会記者会見 (25 日) 東電、柏崎刈羽原発「隠すことは何もない」と明言、IAEAの調査を前に (AFP, 25日 21:30) 「報道陣から、『調査団到着前に早急に原発を修理するつもりではないか』などの質問を受けた同社の武黒一郎(Ichiro Takekuro)副社長は、『いかなる修復作業もしない』と否定。隠し立てをすれば同社の企業価値は失われ、将来的に支払う代価は計り知れなくなるだろうと強調した。」 原子力安全委、大事故のリスク開示を義務付けへ? (26 日) 原発耐震基準、強化へ・原子力安全委 (日経、7:09) 全文「国の原子力安全委員会は26日、昨年決めた原子力発電所の耐震設計審査指針を見直す方針を固めた。新潟県中越沖地震で想定を超える揺れに柏崎刈羽原発が見舞われ、不安が広がっていることを重視。耐震基準の強化が必要と判断した。大事故が起こるリスク(確率)を開示、最小限に抑える追加工事などを義務付ける。2008年度にも結論を得たい考え。老朽化した原発は抜本的な補強工事が必要になる可能性もある。耐震指針の見直しでは、「絶対安全」を事実上前提とする従来の考えを転換。未知の地震で大事故が起こりえることを前提にする。未知の活断層の存在を加味するなどし、想定を超える大地震で外部に大量の放射能が放出される確率などを求める。その確率を一定水準以下にすることを各電力会社に義務付ける。」★新指針で推奨されつつも義務つけられてはいなかった確率論的安全評価 (PSA) の開示を義務付ける方針というように読める。 原子力安全委は日経報道を否定 原子力安全委 本日の日本経済新聞の報道について ★新指針を変更する方針はなく、PSA の義務づけを求めることもないということのよう。また『残余のリスク』を認めていることで新指針も「絶対安全」ではないということのようだ。 保安院、変圧器等の早期の耐震補強工事を要請する方針 原発耐震対策、周辺機器も補強・保安院、電力会社に要請方針 (日経、18:37) 保安院、変圧器など周辺機器や施設について耐震補強工事を早期に実施するよう各電力会社に求める方針を固める。 詳細は班目委員会で検討する。 東電、雨漏り 35 t に増加と発表 東京電力 新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の主なプラント状況 非常用ディーゼル発電機定例試験終了。 1 号機オペフロ水拭き取り完了。 その他、作業のほとんどは昨日公表された豪雨による管理区域の浸水関連: 1 号機タービン建屋雨漏りによるポンプ室の水を廃棄物処理系へ移送完了。 3 号機タービン建屋雨漏りによる水の回収実施。 固体廃棄物貯蔵庫雨漏り拭き取り完了。 他、点検・復旧作業予定表。★固体廃棄物貯蔵庫の 17 t と報告されていた水に対して 1 日で「拭き取り完了」という記述は奇妙だが、水は排水されていない模様。 柏崎刈羽原発の大雨浸水、新たに5トン確認 (読売、20:23) 「東電は27日、新たに補助建屋の管理区域で約5トンの浸水を確認したと発表した。浸水は計5か所で35トンになる。」 補助建屋は『一般の建築物と同程度』の耐震性。 「管理区域で使用した作業服を洗濯したり、工作機械を置く部屋などがある。」 写真では壁に 4 m ほどの割れ目。 地下への雨漏り35トン 壁の内部にひび (毎日、22:06, 22:26) 「27日は雨がやんで水の流入は3カ所で止まり、残り1カ所でも、しずくが垂れる程度になったという。」 東電、クレーン点検など今後のスケジュールを発表 東京電力 新潟県中越沖地震後の主な点検・復旧作業予定 柏崎刈羽原発の復旧・点検、東電がスケジュール公表 (読売、20:59) 「1~7号機のクレーンを8月12日までに調査・点検する。」 「主排気筒に接続されているダクトについて放射能漏えいの有無などを調べる作業は8月17日に終了する予定。」など。 東電、ディーゼル発電機の定期点検終了 東京電力 柏崎刈羽原子力発電所ディーゼル発電機における定例手動起動試験の結果について 定期点検の終了を通知。 非常用ディーゼル発電機、正常に作動 (毎日、21:16) 「非常用ディーゼル発電機20台の試験を終え、すべて正常に作動したと発表した。」 「原発トラブルが起きて発電所外からの電気も途絶えた際に、原子炉を安全に冷やすなどの電源に使う。」 「同原発の規定は、月に1度ずつ起動し正常に動くことを確認するよう定めている。」 東電、30 日より柏崎刈羽地域に副社長を駐在させる 東京電力 (お知らせ)柏崎刈羽地域への当社副社長の駐在について 30 日より現地に武黒副社長を駐在。 東電、副社長を現地に常駐 刈羽原発、地元への情報提供など強化 (産経、20:01) 「原発復旧の陣頭指揮や地元自治体や住民との調整にあたらせる。」 「武黒氏は6人いる副社長の1人で同原発の所長経験者。東電の地震対策本部副本部長も兼任している。」 東大地震研、余震の分布より断層「へ」の字を推定 断面「ヘ」の字形に2枚か=中越沖の震源断層-東大地震研教授 (時事、21:58) 東大地震研究所の平田直教授が地震計で余震を観測したデータを解析して 27 日公表。★断層については当初気象庁が東に下がった逆断層を推定し、産総研と国土地理院は地上部の動きの測量からそれぞれV字状と西に下がった断層とからなる 2 枚の断層を推定している。 東大地震研究所 平成19年新潟県中越沖地震 特集ページ 本震は「へ」の字の西が下がった側で起き、そのは延長は越後平野西縁の鳥越断層群かもしれない。★鳥越断層は耐震設計審査の対象になっていた。 他のプレスリリース 原子力安全・保安院 中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会(仮称)の設置について (26 日付、27 日サイト上公開) 原子力安全・保安院 7月20日の大臣指示を受けた電力会社等からの報告について (26 日付、27 日サイト上公開) 原子力安全・保安院 平成19年新潟県中越沖地震における東京電力㈱柏崎刈羽原子力発電所の影響について(第8報) (26 日付、27 日サイト上公開) 原子力安全・保安院 柏崎刈羽原子力発電所における安全確認の状況について (26 日付、27 日サイト上公開) 毎日新聞朝刊に連載された記事「原発震災」 (20 – 23 日) 原発震災:中越沖地震の衝撃/上 自衛消防隊、機能せず (毎日朝刊、20 日) 原発震災:中越沖地震の衝撃/中 「20キロ断層」指摘を放置 (毎日朝刊、21 日) 原発震災:中越沖地震の衝撃/下 大事故のリスク明示を (毎日朝刊、23 日) 海外報道から Japanese power company unsure when quake-hit nuclear plant will resume operations (AP, 25th local time) 東電の損失見積もり、再開のめどが立たないこと、クレーンも壊れててIAEA調査の前には直せそうにないこと、グリーンピースの調査結果などについて。 Uranium slides in wake of Japan nuclear leak (Financial Times, Javier Blas, 26th 22:19 local time) 4 年以上に渡って 10 倍にまで上がり続けていたウランの価格が初めて値下がり。柏崎刈羽の影響があると思われる。 おわり lt; nbsp;2007-07-26 | 2007-07-28 nbsp; gt;
https://w.atwiki.jp/tokimekicn/pages/858.html
Tokimeki Memorial With You! あなたと!ときめきメモリアル【与你同在!心跳回忆】 简介来宾 广播CD「与你同在!心跳回忆」Vol.1 Vol.2 Vol.3 更加!与你同在!心跳回忆 注释 相关页面 简介 2010年1月21日~7月22日期间,网络广播网站音泉放送的『心跳回忆4』的网络广播节目,主持人为星川真希的声优大亀あすか与皋月优的声优滝田樹里。 前四期的主题为「问题三角」,「我现在是玩家」,「满载回忆的邮件」,「特技之星之路!」,第五期开始邀请来宾进行互动。 4月1日当期为愚人节特别企划『与你丫同在!心跳回忆』,主持人临时更换为小林学的声优阪口大助与七河正志的声优中村悠一,自然,4月2日开始又变回了普通的『与你同在!心跳回忆』。 此外,4月1日心跳回忆4官网的隐藏壁纸亦变成了学和正志,4月2日之后变为了星川和皋月,内容均为两人用手指合作摆出一个心形。 再之前的隐藏壁纸内容为心动状态的大仓都子一人独占,穿着和服,梳着高马尾,向玩家喂食。 5月27日发售了此节目的2张CD合辑,DISC1中大仓都子的声优福圓美里作为特別来宾新录了一期节目, 此外,由于2010年5月27日是『1』(PCE版)的发售16周年纪念日,当期的特别来宾自然是初代女主角藤崎诗织的声优金月真美。 7月22日,本节目迎来了令人依依不舍的最后一期,然而,一切还没有结束…↓ 来宾 第05期(2010年2月18日放送):井口裕香(柳富美子的声优) 第06期(2010年2月25日放送):井口裕香(柳富美子的声优) 第07期(2010年3月4日放送):矢作紗友里(语堂亚美的声优) 第08期(2010年3月11日放送):矢作紗友里(语堂亚美的声优)[1] 第13期(2010年4月15日放送):松浦チエ(龙光寺海的声优) 第14期(2010年4月22日放送):松浦チエ(龙光寺海役) 第15期(2010年4月29日放送):加藤英美里(前田一稀的声优) 第16期(2010年5月6日放送):加藤英美里(前田一稀的声优) 第17期(2010年5月13日放送):立野香菜子(艾丽莎•D•鸣濑的声优)[2] 第18期(2010年5月20日放送):立野香菜子(艾丽莎•D•鸣濑的声优)[3] 第19期(2010年5月27日放送):金月真美(藤崎诗织的声优)[4] 第23期(2010年6月24日放送):庄司宇芽香さん(郡山知姫的声优) 第24期(2010年7月1日放送):庄司宇芽香(郡山知姫的声优)[5] 第25期(2010年7月8日放送):阪口大助(小林学的声优) 第26期(2010年7月15日放送):阪口大助(小林学的声优) 广播CD「与你同在!心跳回忆」 Vol.1 |2010年5月27日发售的「与你同在!心跳回忆Vol.1」的DISC1中,福圓美里作为特别来宾出演。 DISC1的内容如下: 由都子进行节目介绍 序幕(主持人自我介绍,寒暄,介绍特别来宾等) 问题三角(与原版节目中的形式相同) 都子电话(特別企划。福圓离开录音棚,两名主持人给「都子」打电话,询问她们的评价) 光辉高校•小测验(特別企划。进行普通的测验,成绩好的人可以吃到便当,最后有小剧场。) 结局 兔子先生登场 DISC2中则收录了含井口裕香,矢作紗友里两名来宾在内的第1~9期放送的内容,MP3格式。 Vol.2 |「与你同在!心跳回忆Vol.2」于2010年7月23日发售,Vol.2的DISC1中,特别来宾依然是福圓美里。 DISC1的内容如下: 由兔子先生进行节目介绍 ※Track 1 序幕(主持人自我介绍,寒暄,介绍特别来宾(Vol.1最后「病娇」化的福圓美里)) ※Track 2 找扣子事件(两名主持人的才艺表演),恢复正常的福圓和她们一起三人自由谈 ※Track 2 满载回忆的邮件 ※Track 3 福圓的妄想具现化企划(Vol.1中都子电话的反转版) ※Track 4 结局 ※Track 5 兔子先生登场 ※Track 6 DISC2中收录了含松浦チエ,加藤英美里,立野香菜子三名来宾的放送内容,此外收录了愚人节特別企划「与你丫同在!心跳回忆」,即第10~18期放送的内容,MP3格式。 Vol.3 |「与你同在!心跳回忆Vol.3」于2010年9月24日发售。DISC1中的特别来宾是七河瑠依的声优水橋かおり。 DISC1的内容如下: 由星川真希改变风格进行节目介绍,主持人寒暄 再现心跳回忆4的名场面(基本算是小剧场) 特别来宾水橋かおり登场。自由谈 分别由1人扮演老师教学 两名主持人扮演女学生,水橋扮演男学生,告白大会 结局 DISC2中收录了含金月真美,庄司宇芽香,阪口大助三名来宾的放送内容,即19~27(最终)期,MP3格式。 另外,8月13~15日于东京巨蛋举行的Comike上,音泉率先发售了此CD。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。 更加!与你同在!心跳回忆 2010年7月22日,「与你同在!心跳回忆」迎来了最后一期, 9月14日起,小林学的声优阪口大助担任第三名主持人,开始继续放送「更加!与你同在!心跳回忆」。 之前的节目是于每周四放送的,「更加!与你同在!心跳回忆」则是隔周的周三放送。 主题「特技之星之路!」更名为「更加!特技之星之路!」,其余的主题亦完全焕然一新, 如「妄想心跳妹妹」,「…骗你的!」,「目标是!文武双全!」,「人头录音耳语」等等。 不过「妄想心跳妹妹」的内容其实与之前的「问题三角」差不多。 此节目放送了14期后,亦迎来了最终回,可谓善始善终。 注释 ^当天亦是TV动画『心跳回忆OnlyLove』中弥生水奈的生日。 ^当天亦是都子的生日,节目中提到了这一点。 ^当天亦是『2』中八重花樱梨的生日。 ^当天亦是「Private Collection」中设定的诗织的生日,节目中提到了当天为初代发售的周年纪念日。 ^当天亦是『GS3』中樱井琉夏的生日。 相关页面 游戏用语 声优
https://w.atwiki.jp/fukumotoroyale/pages/271.html
ひとつの決着 ◆zeQAuI6x.c氏 利根川は地図上F-3の大通りを北上していた。 標的は赤木しげるただ一人。 和也から下った「赤木を殺せ」という直々の命令を、利根川は果たすつもりでいる。 森の中へと逃げ込まず、大通りというあまりに分かりやすい道を、道に沿って歩いてゆく……。そのような行為は、この命をかけたギャンブル、バトルロワイアルにおいてあまりにも愚かしい、危険な行為だと利根川は思っている。普段ならば絶対に選択しない道だ。 だからこそあえて、利根川はこの道を選んだ。 それをするのが赤木しげるという男。和也が警戒する、値千金の男。 病院前で一度、一条と二人がかりでこの男を追い詰めておきながらそれを逃がしたのは、あまりに痛かった。 だがあの場面は、いくら地雷の爆発が場を混乱させたとは言え、二丁の銃を向けられていながらそこから姿をくらまし、しかもあえて逃げ出さずに近くの物陰に隠れるという選択をした赤木こそがファインプレーだった。 普通なら、人は危機から少しでも早く、少しでも遠くに逃れたいと思うはずだ。しかし赤木はあの時留まった。先程まで一条が隠れていた茂みに身をひそめ、危機――利根川と一条が去るのを――じっと待っていた。 あまりにも冷静な対処。「普通」を裏切る選択。こちらの思慮をあざ笑うかのような一手。 そもそも、あの絶体絶命、危機のさなかに、地雷の爆発という虚を生じさせることそのものが、赤木しげるという男の役者なのかもしれない、と利根川は考える。 利根川は赤木を「本物である」と評価している。そしてその上で、その赤木を殺ってみせようと、心に誓っている。 相手というものを見誤らないことだ。警戒しすぎて、あるいは、疑心暗鬼にかられて、相手の心を読んでいたつもりが、それは鏡に映った己の心だった。――そんなことが二度ないように。 己は指示待ち人間ではない。己の判断で、動き、勝負し、結果を残す。自分にはそれが出来る。俺は今まで見てきたクズ共とは違う…!! 利根川は右手の中にあるデリンジャーをギリ、と握りしめ、唇を噛む。己が受けた屈辱を、絶望を、苦痛を思い起こす。顔と両手のやけどの痕がうずくようだ。 ◇◆◇ 利根川は大通りを歩いているが、辺りへの警戒は怠っていない。急に視界が開ける場所、あるいは死角の多く存在する場所に到れば、物陰や茂みに身を潜め、人のいないことを確認して、また歩みを進める。 利根川は過ぎるほどに慎重であった。だが、それも利根川の手にある武器を思えば当然のことである。 利根川の右手に収まるのは、デリンジャー。片手の中に収まるサイズである為に、殺傷力は決して高いと言えず、さらに弾も一度に二発しか込められない。これで人を殺そうと思ったら、近距離での不意打ち、奇襲しかない。 利根川は、相手に気づかれることなく距離を詰め、死角に潜み、相手の隙をついて突撃、タックル等で相手を転倒させ、腕力と体力で劣る己の優位を作り、そして反撃の間も与えずに頭を撃ち抜く、ということを、赤木相手にやらねばならない。 もっと確実な方法はないかと策を弄してみもしたが、赤木のような切れ者が相手では、あれやこれやと思考を巡らせることこそ赤木の主戦場のように思える。プランそのものはシンプルな方がいい。一気に近づき反撃の隙を与えずに頭を撃ち抜く。 強引な手に思えるが、利根川はあまり気にしていない。なぜなら利根川の読みでは、赤木はおそらくまともな武器を持っていないからだ。 病院で赤木を取り逃がした時のことを思い出す。 赤木はあの時、多くの参加者と同様にデイパックを背負い、そして右手には大きなジュラルミンケースを下げていた。一条と自分が発砲すると、赤木はそのケースの中身をぶちまけて、身を隠した――。 中身が大量の新聞紙と、カラーコピーされた一万円札数枚であったことは、一度病院に戻った際に確認している。――ニセ札――。使い道は幅広くあると言える支給品だが、こと戦闘において役立つかと言えば、外れの部類であろう。 赤木が、ニセ札よりも有効な武器を隠し持ちながら使わなかったという可能性はあるだろうか。いや、その可能性は低い、と利根川は踏んでいる。 あれだけの大きさのジュラルミンケース、中身がただのニセ札だというのなら、持ち歩くよりも、どこかに隠しておいた方がよい。 他に武器があるというのなら、わざわざ大きなケースを持って右手を塞いでいるのは得策とは言えない。ジュラルミンケースなど捨ててしまってもいい。 いくら赤木が、あえて危険を選択し相手の逆手をとるあまのじゃくだったとしても、そのようなめちゃくちゃをやる男ではないだろう。武器を保有していながらケースを手に持っている、という状況は、よほど手持ちの武器が使いにくい場合しか考えられない。 つまり、あの時赤木は、戦闘となったら盾か目くらましぐらいには使えるかもしれないジェラルミンケースしか頼るものがなかった、という可能性が極めて高い。 これならば、機を逃さなければ勝てる。 ――無論、これらは全て、赤木を見つけることが前提になっている。このまま見つかることなく、和也から「戻ってこい」とでも連絡が入れば……これらの計画はひとまずご破綻である。 が、今、その前提が成った。 利根川は赤木の姿を見つけたのだ。 ここで利根川は不審に思う。和也からの話では、赤木はしづかと共にいるはずである。しかし、利根川が物陰に隠れて伺う赤木に連れなどいない。 ……あの後別れたのか? 利根川は声を潜めて、ギャンブルルームの和也と繋がっているはずの盗聴器に話しかける。 「和也様、赤木を見つけました。ですがしづかの姿は見当たりません。奴一人です」 しかし返答はない。 やはり、和也様の身に何かあったのか…? 一瞬、すぐ傍に赤木がいるということも忘れて、わが主の安否に思考が流れる。が、しかし、あちらは一条に任せたのだ。 何、構わん。赤木を見つけましたという報告ではなく、赤木を殺しました、という報告をすれば良いだけの話……!! 利根川は、少し急いている。 赤木を何としても殺さねばならん、と、その思いは強迫観念にも似た強さでもって利根川の心を縛り付けていた。 仕方あるまい、利根川は今度こそ失敗するわけには、負けるわけにはいかないのだから。 この島で結果を残すことは、再び返り咲く為には、必須。 何より、この島に和也様がいて、さらに今その方の下についているというのはこれ以上ない幸運ではないだろうか。 この島での働きが和也様の利となり、さらに己の能力も認めて頂けたならば、私はまた戻れる。持たざる者から、持つ者に。再び、築き、積み上げる者になる。 その為の第一歩であり、大金星が、この、赤木しげるの始末……!! 利根川は息を潜めて赤木との距離を詰めていく。慎重に、しかし素早く。 赤木は、追われているという自覚があるのだろうか、平然と、ゆったりとした速度で大通りを歩いている。 ちょうど辺りは地図上で言うところのE-3、道の両脇に森が生い茂る、身を隠すには絶好の場所である。音を立てないよう、細心の注意を払いながら赤木を追う。 赤木はやはり、武器を持っているようには見えない。どこかに隠している可能性もあるが、シャツはきっちりジーンズの中に仕舞われ、袖も半ばから折り返されていて手首から先が良く見える。何かを仕込めるような箇所はあまりない。 赤木の、時折伺える横顔から得られる情報は極端に少ない。 利根川とて、多くの修羅場を見、時には経験し、なにより帝愛のナンバー2まで昇り詰めるに相応しいだけの、「人間」を見てきた。 その経験をもってしても、赤木という男は全くの未知。 種類分けだとか、こういうタイプと見当付けるだとかいうための嗅覚が働かない。 いわば、無臭の男。 そんな不気味な男を相手にしなくてはならない。そのことに関して恐怖がない、というのは全くの嘘である。 しかしそんな危険人物だからこそ、仕留める価値があるのではないか! 利根川はそっと音もなく腰を浮かせた。 幾度と繰り返したイメージを再度思い浮かべる。 俺は一気にこの茂みから飛び出し、赤木に体当たりをする。揉み合いになる前に、この、右手のデリンジャーの銃口を、眉間か眼球か、確実に死を取れる場所に押し当てて、素早く引き金を引く。 それで、ジ・エンドっ! 利根川は小さくほくそ笑む。 右足に力を込めて第一歩を踏みしめたその時。 「ビーーーーーーーーーーーーーーーッ」 背後から突然の大音量。一瞬動きが止まる。 何の音だ、何が起こった!? 音のした方――左後方を振り返る。 緑の森が広がっているだけだ。 次の瞬間、右肩に鋭い熱!いや、これは痛み!? 思わず右肩を抑える。ぬるりとした温かい感触……。 そして利根川は視界の中に、日本刀を構えた男をとらえた。 目の前の男は肩で息をし、必死の形相で血に濡れた日本刀を掲げている。そんな男の姿に利根川の背中がスッと冷たくなった、が、それも一瞬のこと、こちらにもデリンジャーがある。 半ば反射的に右腕を動かし銃を撃とうとした、途端に、鋭い痛み。利根川はうめいた。発砲はしたもののろくに狙いはつけられず、銃弾は明後日の方向へと飛んで行った。しかしながら、日本刀男が怯んだのは分かった。 そのとき、利根川は見た。日本刀を掲げる男のその先に、赤木しげるの姿を。 見られた。見つかった。失敗だ。大失敗もいいところ……!! 頭がクラクラした。地面が歪んでいる。貧血を起こしたかもしれない。世界がねじ曲がってゆく。自分がぐにゃぐにゃと芯を失っていく。 心が、打ちのめされてしまう……っ!! 膝をつきそうになったところを、利根川はしかし堪えた。 耐えて――再度右腕を掲げる。激痛が走る、が、こいつも耐える。 デリンジャーをかざして威嚇とする。日本刀男はやはり怯んだ。 この距離では利根川のデリンジャーよりも、若い男が振り回す刀の方に軍配が上がる。 だがそういう現状を見てとれずに自分に向けられた銃口に怯えるさまは、利根川にほんの少しの勝機を見せた。 逃げおおせることが出来る、というだけの、「勝ち」でもなんでもない、「機」……! だが利根川はそれに縋るほかない。 利根川は大仰にデリンジャーを振りかざし、右に左に構えて見せる。最後に残弾一発を放って隙とし、彼らから距離を取る。 そして利根川は、翻り、走った。後ろを振り返らずに。敗走。一目散に、背中を向けての退散、撤退である。 負け……負けた……一度ならず二度までも、赤木に届く前に邪魔が入ったのだ……。 ◇◆◇ 利根川は動揺していた。赤木への不意打ちがそうそう上手くいくものではないと、分かっていた。失敗する可能性について考えていなかったわけではない。それでも、こんな形での「負け」はあまりにも想定外だった。 赤木ではない、別の者による妨害。さらに自分は右肩に傷を負った。応急処置は施したものの、利き腕の怪我は致命的である。 その時、外れかけていたイヤホンから声が聞こえた。 ずっと気にかけ、聞きたかった声。 しかし今となっては、最も聞きたくなかった声。 主たる和也からの通信であった。 『よう、利根川。赤木を追ってから結構経ったけど、そっちはどーよ』 咄嗟に、利根川は何とも答えることが出来なかった。まだ敗北のショックから立ち直ってはいない。無言のままただ唇を舐め、口を開くも言葉は出ずに、再び口の端を湿らす。 そんなしばしの無言に和也はなぜだか頓着しない。 彼の声色は、妙に明るい。元々、場違いなほどに飄々とした態度でこの殺し合いに参加していた彼だったが、今の和也の声は、上機嫌と言ってもいいほどのものだ。 上機嫌。そう、在全とのギャンブルに見事勝利して、その結果手に入れた武器庫の武器に、和也は今現在夢中だった。大興奮している。 『つーかさ、正直、今はもー赤木とかほっといていいぜ。お前ら帰って来いよ』 無邪気が残酷な和也は今、己のその無邪気さにすっかり身を委ねている。 在全とのヤバいギャンブル、小太郎とかいう道化の、図星をついたら顔を真っ赤にしてもがき苦しんでいたその間抜け面、そして見事正解を導き出した先にあったこの武器の数々! 早く利根川と一条に武器を見せびらかして、そしてことの次第、オレの武勇伝を聞かせたい。 和也の事情などひとつも知らず、さらに予想外の敗北に打ちのめされている利根川には、和也の言葉はまるで「最初からお前には別に期待とかしてなかったぜ」と聞こえた。 「……いえ、和也様、私と一条は先程別れまして、一条がそちらに向かっています」 『ん?そーなの?じゃあ、お前は?』 「私は、……赤木を見つけまして、ヤツを仕留めるべく後を追っています…!!」 利根川の、覚悟を決めた嘘の報告。 対する和也は気のない返事。終いには、『いーからお前も戻って来いって』と利根川の決意に泥を塗る始末。 普段の和也ならばこんなヘマはしなかっただろう。場合によっては、利根川の嘘の報告を見破ったかもしれない。 しかしこの時の和也は、珍しく年相応に浮かれていた。利根川の心の内を考えていない。己と利根川の関係を失念している。――彼らは互いに互いを利用している。 利根川にとって和也とは己の再起のための糸である。 和也にとって利根川とは己の優勝のための駒である。 糸はただ垂れ下っているだけで掴み進み上りあがるのは己の腕力のみ。 駒は「特別ルール」と言うその場しのぎから出た脆い嘘の上に立っている。 和也はそういうことを忘れて、まるで、村上をも含めたこの4人が嬉しも悲しも苦痛も喜びも分かち合う、一蓮托生の仲間のように錯覚したのかもしれない。村上と共に死線を越えた直後の勝利が、未だ若い和也をこの瞬間だけ阿呆にさせた。 はしゃぐのは和也。利根川は苦い。 特に和也は、現在、しづかに仕掛けた(実際は赤木が持っている)盗聴器の盗聴も怠っている。 そこまで知るよしもないが、決死の覚悟でバトルロワイアルを生き抜こうともがく利根川にとって、今の妙に浮かれた和也の軽さは、怒りと苛立ちを抱かせる。 和也様、私を見下し馬鹿にするのもいい加減にして頂きたい! 利根川は心の内で叫んだ。 私は和也様への従属を誓ったが、しかし人間としての誇りを失い、ケモノか奴隷になったつもりは微塵もない。無論、和也様にとっては落ちるところまで落ちた私などは、ケモノや奴隷と同等なのかもしれないが。 ならば、示せばいいだけの話。 ケモノでも奴隷でもない、人間であることを示せばいいだけの話。 「和也様、私が赤木を殺して御覧に入れましょう。ヤツを仕留めるまで、戻りません」 一方的に言って、利根川は和也と繋がるイヤホンを耳から抜いた。コードをぐるぐるに丸め、盗聴器と一緒にデイパックの奥底に片づけた。指示はいらない。私がやるのだ。 和也様、私が赤木を殺して御覧に入れましょう。 ◇◆◇ 利根川に味方したのは、天か、魔か。 赤木との三度目の遭遇である。 そして、赤木の傍に先程の日本刀男とは別に、見知った顔があるのに利根川は気付いた。 「平山…幸雄……」 そう、一時期、利根川の手駒だった男。 しかし今はあのような小物、どうだっていい。眼中にない。 今、オレが求めるのは赤木の死体、それだけ……!! 3人は道の端で何やら話をしている。やや揉めているような雰囲気であった。特に、平山が赤木に対して怖気づいているようなのが利根川の位置からでもよく見て取れた。 決して険悪ではないが、和平的とも言い難い。間延びした空気を感じる。 そういう時こそ隙は多い。 利根川は躍り出た! 右手に握りしめたデリンジャー。弾は2つきりしか込められず、殺傷能力も低い銃。予備の弾はすぐに取り出せるポケットの中に入れたが、果たして補充が間に合うものなのか? 何はともあれこれひとつを武器に、3人を相手にするのは愚行以外の何者でもない。 たとえ赤木を仕留めたとしても日本刀男――ひろゆき――がいる。平山もいる。平山は、利根川の知る限りでは有効な武器など持ってはいなかった。しかし、新たに何かを手に入れた可能性も十分にある。 赤木は大金星だ。だが残りの二人は――利根川の見立てでは凡人。 何も築けぬ、何も積み上げられぬ。ただ生産と消費を繰り返すだけのクズ。 だから問題ないとでも言うのだろうか。 3対1には成りえぬ、1対1、赤木さえ始末すればカタが付く、と。 それとも。 利根川のこれは特攻なのか。赤木を仕留めることが出来ればその後日本刀で切り刻まれても構わない、己の命も惜しくないとでも言うのだろうか。 本末転倒。 目的のための手段であったはずだのに、利根川は今、手段のために殉じようとでも言うのだろうか。死を見据えている? もはや和也に己の力を見せつけることのみに執心したのか。 実のところは分からない。 利根川の考えは利根川自身にも分からない。考えることをやめてしまっている、と言っていい。 ただ、やるしかないのだ、と。 あの焼き土下座と同じである。 マシンに体の自由を奪われ無理矢理やらされるか、それとも自分の意思で膝をつき、手をつき額を押しつけるか。その二択と同程度の選択肢しか今の利根川には存在しない。 利根川はいつの間にかすっかり追い詰められていた。もはや前に進む以外の道はない。 (本当はある。きっとある。多様にある。いくらでもある。利根川には見えないだけである)(そしてそれが利根川の限界……)(圧倒的立場から弱者をいたぶることしか出来ない利根川の限界……) どこで間違えたのだろうか。 いいや、間違えてなどいない。私は間違えていない。 走馬灯のように駆け巡っていく、帝愛という巨大な組織のピラミッドを駆け上がってきたことを、高みを臨んだことを。 オレは成功者だと確信しながら生きてきた。選ばれた人間である。 カイジに負かされ全てを失った今でも、利根川はそう信じている。 「己」というものを信じている。 私がここで終わるはずがないのだ。 利根川のそれは信仰のよう。 思えば利根川は、惨めに落ちぶれてからは誰にも相手にされず、現状を打破する機会もなく、腐らぬよう闘争心を掲げ、維持することにすら強い精神力を要した。 そのような生き地獄を経ての、このバトルロワイアルである。利根川が奮起しないはずはなかったのだ。 ここで勝たねば死ぬのと同等……!! ◇◆◇ 目の前に赤木の横顔。涼しい顔をしている。 すぐにその顔を死の色に染めてやる。 利根川は指を引き金にかけた。 パァン 鳴り響く銃声。 目を見開く赤木の顔。驚愕の表情。 しかし利根川も驚いていた、右腕を掴む者の存在に。 ――平山!! 平山が赤木と利根川の間にいた。両手で、利根川のデリンジャーを握る右手をしっかりと掴んでいる。弾は上空へ消えた。 利根川は左手で平山の腕を掴み、引きはがそうと力を込める。 「平山っ!その手を離せ!」 「は、離すかよっ!」 平山は心底怯えていた。利根川の後をつけている最中もそうだったし、赤木が狙われているのを発見して、ひろゆきとの事前の打ち合わせ通りに防犯ブザーを鳴らしたときも、自らこちらの位置と存在を教えるような自殺にも等しい行為に、心底怯えていた。 今だって平山は怯えている。 己の命を握っている男との直接対決。汗をかく。体が熱い。利根川の腕を抑える両手が、ブルブルと震えているのが分かる。しかしそれでも、この手は離さない。 視界の端に、日本刀を構えながらオロオロしているひろゆきの姿を確認した。 密着し、激しく揉み合う2人に、手を出すに出せないのだろう。 ひろゆきは、赤木に出会えたことに舞い上がり、利根川の接近に全く気付けなかったことばかりを考えてしまう。 首輪探知機という武器を持ちながら、それの起動を怠った己のミスは悔いても悔いきれない。 その結果、平山が今、危険に身を晒している。援護しようにも、利根川の右手にしっかりと握られた銃が、右へ左へ、上へ下へとあちこちへ銃口を向けている中では、軽率な行動は取れなかった。 平山が赤木をかばうように利根川の前へ出て行ったのは、考えがあってのことではない。利根川の姿を認識したその時、咄嗟に体が動いてしまった。 姿を見られた以上、後には引けない。そう思った。 首輪につけられた装置という弱みがあるからこそ、逃げるのではなく立ち向かう。その選択は、かつての平山では考えられないことだった、けれど、ひろゆきやカイジと出会い、彼らに触発され、平山は少し変わった。 怯え、逃げまどうだけの自分とは決別、おさらばだ。立ち向かうことでしか、きっと道は開かれない。そう言い聞かせながら心を奮い起こす。 利根川は必死である。まさかクズと見下し、さほど気に留めていなかった男に阻まれるとは。そんなこと、あっていいはずがない。 しかし必死さで言えば、平山もかなりのものである。 利根川の腕を自由にさせてしまったら、平山にはデリンジャーで撃たれる以上の確実な死が待っている。 リモコンで、首輪に付けられた装置を作動させられれば、首輪は爆発。首は切断されて――死。 ホテルで首輪を爆破して殺された、山口という男のことが頭をよぎる。 あっけない爆発音。 かすかな肉の焦げたにおい。 鮮血。 静まり返った広間。 横たわる首の取れた遺体。 頭のない首から広がってゆく血だまり。 侵食してゆく、死が、どんどん広がっていく。 ひょっとして、もう平山のすぐ足元にまで来ているのかも、しれない。 そうだ、いつ自分があのようになってもおかしくない状況なのだ。 オレも死ぬ――このままでは死ぬ――死ぬ――死ぬ――死ぬんだ…………!!! 二度目の銃声が響き渡った――。 ◇◆◇ 「ハァ、ハァ、」 荒い呼吸を繰り返すのは平山。茫然と立ち尽くしている。その視線の先には、利根川。血の海に伏した利根川。落命している。 揉み合いの中発砲された銃弾は利根川の顔面を撃ち抜き、脳にまで食い込んで、その命を破壊した。 平山は広がってゆく赤い海を眺めている。その様は平山の脳内にあった死のイメージそのもの。 殺した。 自分が、利根川を殺した。 平山は揉み合いの最中、必死だった。必死だったくせに妙に落ち着いていた頭。 その頭の中の自分が言ったのだ、さぁそこだ、今だ、銃の引き金にかかる利根川の指を思い切り押さえ込め。 頭の中の声は、銃の引き金を引けとは言わなかった。利根川の指を押さえ込め、と言った。 銃口が利根川の顔面に迫った瞬間に聞こえた声。「指を押さえ込む」も「引き金を引く」も、結果はどちらにしても同じである。同じであるのに、声は直接的でない表現を選んだ。 ギリギリの中、生きるか死ぬかの中にいて、死にたくない、死ぬくらいなら殺してやるとまで思ったはずなのに、別のところではそんな自分を正当化しようとしている。ヤツの手を握りこんだだけだ、引き金を引いてはいない、だなんて、詭弁もいいとこだ。 手の中には、利根川の指ごと引き金を引いた時の感触が残っている。 その瞬間、利根川はどんな顔をしていたのだっけか。見たはずなのに覚えていない。いや、銃しか見ていなかったのかもしれない。 ひろゆきは、かける言葉を失っていた。 揉み合っているうちに銃が発砲されてしまっただけだ。それにもし、あの瞬間の平山に殺意があったとして、それは仕方のないことだ。平山の行動は正当防衛である。殺さなければ、殺されていた。 そんな当たり前の理屈を述べたところで、それが平山の慰めになるわけがない。罪になるとか、ならないとか、そんな話ではない。そもそも、ここでは殺人が認められている。 そうじゃない、これは、当人の心の問題。 理由も理屈もない。人を殺めたということについての、恐怖感。 正当性を主張した程度でぬぐえるような感情ではない。 折り合いが簡単につくようなものではないし、そもそも、折り合いをつけてもいいような事柄なのか、ひろゆきには疑問である。 異常な場所にいて異常なことばかり身に降りかかってくるからこそ、自分は自分を失いたくない、人としての心を失いたくはないと、ひろゆきは強く思っている。おそらく平山もそうだ。 そんな彼に今かけてやれる言葉など、何もない。 下手な慰めはむしろ平山を愚弄することになるだろう。 重苦しい沈黙。それを打ち破ったのは赤木の声。 「……助かった」 囁くような静かな声。 平山は赤木を見た。 赤木は死体となった利根川を見ていた。じっと、目をそらさず。死を見つめている。 その視線が上にあがり、平山のものとかち合う。 相変わらず何を考えているのか全く読めない瞳だ。しかも無表情である。 「…フン、コイツは、オレが自分で決着つけなきゃならない相手だったんだよ」 平山の言葉は苦し紛れだった。だが口にしてみれば、確かにその通りだった、と、この殺人という行為を正当化したわけではないが――何か奇妙な納得のようなものを心に得た。 業と言うのか、定めとでも言うのか。何かそういう、縁にも似たものが、オレと利根川を何度も出会わせて、そして今、こういう結末を迎えたのだ。 実は赤木は、かなり早い段階で利根川が接近してくる気配に感づいていた。 一回目の奇襲のときと異なり、今度はあまりにも殺気がただ漏れだったのだ。赤木にしてみれば、利根川の毒々しいまでの殺気は、大声で殺人予告をしているのと変わりない。 そこを赤木は気付いていないふりをして、利根川を、引きつけられるギリギリまで引きつけて、返り討ちにし、捕えるつもりだった。帝愛元ナンバー2という男を逃すのはあまりにも惜しいし、この男には聞きたいことが多くある。 利根川の武器は一回目の奇襲のときに分かっていた。赤木の身体能力をもってすれば、銃を奪い、利根川を捕えることは可能。そういう考えでいた。 赤木にとっての誤算は、あそこで平山が自分をかばったことだった。 しかし赤木は余計なことは言わず、ただ平山に礼を言った。 赤木の立場になってみれば、平山の行動でプランを駄目にされたとも言える。だがこれは、平山もひろゆきも動かないだろうと勝手に決め付けて、自分一人で利根川に対処するつもりでいたそのツケだと赤木は思った。 こちらのプランを二人に伝えておけば、平山が利根川を殺すこともなかっただろう。 だからオレが利根川を殺したも同然だ。いや、平山に引き金を引かせている分だけ余計タチが悪い。 そう思ったので、赤木は伏した利根川の遺体から目をそらさなかった。 赤木は改めて平山を見る。 己が知っている、自分の偽者を名乗っていた平山とは少し違っていた。 あれから何かあったのか、それともこの島で修羅場をくぐって来たのか。今さっきの返答にしても、赤木の気に入るところだった。 平山の変化に赤木は感心していた。だから、平山の覚悟に敬意を表す。 そういう意味も込めて、赤木は事実を話さない。そうか、と小さく答え、「それでも礼は言っておく」と赤木なりのけじめをつけた。 「それに、おかげで爆発していない首輪が手に入った」 赤木の言葉に、平山とひろゆきの頭上にクエスチョンマークが出現する。赤木は無表情のまま、ひろゆきの手にある日本刀を示し、続けた。 「刃物もちょうどある」 そしてニヤリと冗談めかして笑う。 「ちょっ、まさか……!?」 平山は気付いた。つまり、首を切断して首輪を手に入れる、ということか?しかも口ぶりからすると、爆発済みの首輪はもう持っているということになる。 コイツ、この島で一体何をやってるんだ……!? 怖気づきながらも、平山は赤木に食ってかかる。 何考えているんだ、普通じゃない、異常だ、と、赤木に詰め寄る。 だが、「考えの読めない普通じゃない異常者」とはまさに赤木そのものじゃあないかと思い当ってしまい、そうなると、今度は何も言えなくなってしまう。 赤木はククク、と小さく笑う。その目は冗談とも本気ともつかぬ表情をしていて、平山はますます引いていく。 成り行きを眺めていた年長者であるひろゆきは、張り詰めた糸のようだった緊張感がいつの間にやらすっかり緩み切っていることに気付いた。 顔だけはとても似通っている2人のやり取りが可笑しくて仕方がない。場違いに違いないはずなのに、思わず笑ってしまった。そうしたら、平山に睨まれた。 【E-5/ギャンブルルーム内/黎明】 【兵藤和也】 [状態]:健康 [道具]:チェーンソー 対人用地雷残り一個(アカギが所持) クラッカー九個(一つ使用済) 不明支給品0~1個(確認済み) 通常支給品 双眼鏡 首輪2個(標、勝広) [所持金]:1000万円 [思考]:優勝して帝愛次期後継者の座を確実にする 死体から首輪を回収する 鷲巣に『特別ルール』の情報を広めてもらう 赤木しげるを殺す(首輪回収妨害の恐れがあるため) 利根川、一条の帰りを待つ ※伊藤開司、赤木しげる、鷲巣巌、平井銀二、天貴史、原田克美を猛者と認識しています。 ※利根川、一条を部下にしました。部下とは『和也同盟』と書かれた誓約書を交わしています。 ※遠藤、村岡も、合流して部下にしたいと思っております。彼らは自分に逆らえないと判断しています。 ※『特別ルール』――和也の派閥のみがゲームで残った場合、和也の権力を以って、その派閥全員を脱出させるという特例はハッタリですが、 そのハッタリを広め、部下を増やそうとしています。 ※首輪回収の目的は、対主催者の首輪解除の材料を奪うことで、『特別ルール』の有益性を維持するためです。 ※しづかの自爆爆弾はアカギに解除されましたが、そのことに気づいていません。盗聴器はアカギが持っています。 ※第二放送直後、ギャンブルルーム延長料金を払いました。3人であと3時間滞在できます。 ※武器庫の中に何が入っているかは次の書き手さんにお任せします。 ※アカギの盗聴を怠っています。利根川の死にも気付いていません。 (補足>首輪探知機がある、としづかが漏らした件ですが、それは和也しか盗聴していません。利根川と一条はその頃、病院に爆弾を仕掛けに行っていました。) 【E-3/道路沿い/黎明】 【井川ひろゆき】 [状態]:健康 [道具]:日本刀 首輪探知機 懐中電灯 村岡の誓約書 ニセアカギの名刺 アカギからのメモ 支給品一式×2 (地図のみ1枚) [所持金]:1500万円 [思考]:赤木しげるから事の顛末を聞いた後、ギャンブルで闘う この島からの脱出 極力人は殺さない ※村岡の誓約書を持つ限り、村岡には殺されることはありません。 ※赤木しげるの残したメモ(第二回放送後 病院)を読みました。 ※カイジからのメモで脱出の権利は嘘だと知りました。 ※鷲巣から、「病院に待機し、中を勝手に散策している」とアカギに伝えるよう伝言を頼まれました。 【平山幸雄】 [状態]:左肩に銃創 首輪越しにEカードの耳用針具を装着中 [道具]:支給品一式 カイジからのメモ 防犯ブザー [所持金]:1000万円 [思考]:田中沙織を気にかける カイジが気になる ※計器に不具合が起きていることを知りません。 (計器の生体信号の不具合だけです。利根川の持つリモコンからの電波では正常に作動します) ※カイジからのメモで脱出の権利は嘘だと知りました。 ※カイジに譲った参加者名簿、パンフレットの内容は一字一句違わず正確に記憶しています。ただし、平山の持っていた名簿には顔写真、トトカルチョの数字がありませんでした。 ※平山が今までに出会った、顔と名前を一致させている人物(かつ生存者) 大敵>利根川、一条、兵藤和也 たぶん敵>平井銀二、原田克美、鷲巣巌 味方>井川ひろゆき、伊藤開司 ?>田中沙織、赤木しげる 主催者>黒崎 (補足>首輪探知機は、死んでいる参加者の首輪の位置も表示しますが、爆発済みの首輪からは電波を受信できない為、表示しません。) 【赤木しげる】 [状態]:健康 [道具]:ロープ4本 不明支給品0~1(確認済み)支給品一式 浦部、有賀の首輪(爆発済み)対人用地雷 盗聴器 [所持金]:500万円 [思考]:もう一つのギャンブルとして主催者を殺す 死体を捜して首輪を調べる 首輪をはずして主催者側に潜り込む ※主催者はD-4のホテルにいると狙いをつけています。 ※2日目夕方にE-4にて平井銀二と再会する約束をしました。 ※鷲巣巌を手札として入手。回数は有限で協力を得られる。(回数はアカギと鷲巣のみが知っています) ※鷲巣巌に100万分の貸し。 ※鷲巣巌と第二回放送の前に病院前で合流する約束をしました。また第二回放送後に病院の中を調べようと考えていましたがどちらも果たせず。(ひろにメモが渡ったのは偶然です) ※首輪に関する情報(但しまだ推測の域を出ない)が書かれたメモをカイジから貰いました。 ※参加者名簿を見たため、また、カイジから聞いた情報により、 帝愛関係者(危険人物)、また過去に帝愛の行ったゲームの参加者の顔と名前を把握しています。 ※過去に主催者が開催したゲームを知る者、その参加者との接触を最優先に考えています。 接触後、情報を引き出せない様ならばギャンブルでの実力行使に出るつもりです。 ※危険人物でも優秀な相手ならば、ギャンブルで勝利して味方につけようと考えています。 ※カイジを、別行動をとる条件で味方にしました。 ※村岡隆を手札として入手。回数は有限で協力を得られる。(回数はアカギと村岡のみが知っています) ※利根川と一条は任務中の為、アカギの盗聴器から盗聴しているのは和也だけですが、和也は今、それを怠っています。 【利根川幸雄 死亡】 【残り21人】 135 本物と偽物 投下順 137 紫苑の底闇 131 一致 時系列順 137 紫苑の底闇 130 宣戦布告(前編) (後編) 兵藤和也 142 逆境の闘牌(前編) (中編) (後編) 131 一致 井川ひろゆき 142 逆境の闘牌(前編) (中編) (後編) 131 一致 平山幸雄 142 逆境の闘牌(前編) (中編) (後編) 124 光路 赤木しげる 142 逆境の闘牌(前編) (中編) (後編)