約 7,636 件
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/396.html
初めての二人の七夕。 『子供のころ天の川も見えない空で七夕を祝うなんてバカだと思ってた』 七夕の日。下町七夕まつりでにぎわう台東区まで電車で行くことにした。 「ロボ~」 窓の下から浴衣姿のニコが声をかけると、窓からロボが顔を出した。 「おう~ちょっとまってて~今帰ったばっかりなんだよー」 「早くしろよー」 『短冊に織姫と彦星がずっと一緒にいられますようにと願う人がいないのはなぜか』 二人が再会したのはつい一ヶ月前だった。ニコは17歳の高校生。 ロボは27才、あいかわらずのオタクリーマンである。 「お待たせしマックス~」 アパートから飛び出てきたロボは、マックスロボ柄の浴衣姿だった。 「・・・やっぱそれ・・・大人として問題あるかも・・」 ニコはその姿をマジマジと見ると渋い顔をした。 「なにを言ってるの!日本の夏も愛と正義と勇気でしょ!」 ポーズを決めるロボ。片手にはやはりマックスロボが握られている。 「それにね、やっぱこれニコが縫ってくれたやつだし」 子供のように嬉しそうに言うロボに、ニコは少し照れて顔をそむけた。 「ほら、もういくよ」 『・・・大人がお祭りが好きな理由が最近わかってきた』 それは数週間前 「ニコ~さっきからなに縫ってんの?」 ベッドの上で縫い物をするニコを、ロボは枝豆を茹でながら横目で見た。 「浴衣」 「へーえ、ニコそんな趣味ができたんだ?」 「ちがうよ、学校の授業の課題なの」 「ああ、ニコ、学校で服飾科だもんね」 都立高校に進んだニコは服飾科に入ったのだ。 中学のころから自分で古着を個性的に改造していた彼女には合っているらしい。 「でも全部手縫いじゃないといけないんだよ・・・面倒くさ」 ニコはうんざりといった顔をした。 「負けるな若者~苦しかったら~はじける希望をかみしめろ~ダイラガー! それが青春~」 ロボットソングを歌うロボは一応励ましているらしい。 「人ごとだと思って・・・」 「そうだ、」 ロボは何事か思いつくと、棚からカラフルな短冊を持ってきて、 テーブルに正座してペンで書き始めた。 「なにそれ?短冊?」 「そう、ニコの課題が完成しますようにってかいとこ」 ニコは窓から下がっている笹の葉の短冊に目をやる。 「ザンボット3の限定フィギュアが買えますように」 「特売のコロッケが買えますように」「ニコが転びませんように」 「水道が止められませんように」「よっちゃんにいじめられませんように」 「・・・ロボの願いごとって・・・簡単すぎない?」 「いいのっ彦星と織姫だって、一年に一回しか会えない日に重たいこと お願いされても、困るでしょ」 ロボは新しい短冊を笹に吊るした。 「ニコもなんか書いたら~?」 「お願いごとかー・・・」 『星に願いごとをするだけまだ世界は平和なのかもしれない』 一週間もすると、浴衣は完成した。 「ロボいるー?みてみて~どう~?」 深夜、アパートに駆け込んでくるなり、ニコが浴衣を広げて嬉しそうに 言うのが可愛くて、ロボは出来栄えを誉めながら心から 「いいなぁ~俺も着たいな~」と口にしていた。 「そうねー、生地があるなら作ってあげてもいいよ」 機嫌のいいニコはついそう言ってしまったのだ。 「ほんと?!」 「うん」 それから少しして、ロボが「これでおねがーい♪」といって持ってきた生地は、 特注で作ってもらったらしいマックスロボ柄の生地だった・・・。 長身の浴衣姿のロボは柄もあってさすがに目立つ。ホームに降り立つ人々の 視線を感じながらも、それを気にするわけもないロボは、マックスロボの歌 を口笛しながら、ベンチに座りニコと電車を待った。 「そういえばさあ、学校の友達とかはー?」 「誘ったけどさーみんな彼氏と行くんだって」 「へーやっぱ高2にもなると、違うねー」 無邪気に言うロボ。ちらりとニコを見る。伸びてきた背とスラリとしてきた 手足、運動部とは無縁のせいか白い肌が長い黒髪にはえる。 ロボはそんなニコを見て最近ドキリとすることが増えていた。 「・・ニコは?って言われなかった?」 「ん?私?・・・彼氏がいていいなぁ、って言っておいた」 ニコはロボから目線をそらす。「ああまた、この目だ」とロボは思う。 3年近く離れていたとはいえ、彼女の表情豊かな大きな目は、ロボが 感情を読み取るには十分だった。 「ふーん。さあてと、電車来るみたいだからいこっか」 阿佐ヶ谷駅から上野まで電車で30分ほどで着いた。 人ごみと模擬店で賑わうお祭りの波の中、アメヤ横丁名物、串刺しパイン を齧りながら、キョロキョロと二人は歩く。 「ね、ねえ」 ニコがなにかをみつけてロボの袖を引っ張った。 「ん?どったの」 「・・・アレ」 前方の金魚すくいの前で、やぶれたモナカを山積みにした全身黒い浴衣姿の 女性がしゃがんでいる。 「アア、アアアアア」 マキがなにやら変な声を上げながら、必死で水面の金魚と戦っていた。 その隣にはいつもの黒いスーツ姿のよっちゃんがいて、金魚をすくっている。 「た、七夕の夜に一番会いたくない人たちがいるぅ~・・・」 「・・・ね・・」 二人はそーっとその場から立ち去ろうとした。 「全然とれないよー・・しくしく」 「だめよ、あきらめちゃ」 マキと隣にいた半べその男の子の会話が聞こえてきた。 「もうあきらめたらどうです?うちは商売になるからいいんだけど」 的屋の男がタバコを吸いながら言った。 「やだっおばーちゃんに金魚すくっていくって約束したんだから」 「しょうがないなー。どれでも好きなの2匹で千円でどうよ」 マキとよっちゃんは親父を見上げたが、無言でモナカ製のポイを構えまた水面を見る。 「なんてことだ・・一大事だっ」 「え?ちょ、ロボ?!」 ロボが的屋の前に走りよっていって、腰に手をあてて指差した。 「おいこら金魚すくい屋っ!」 「あーらーロボ~、ニコちゃーん~」 マキが気がついて手をふった。 「なんだあんた?お客さんか?」 「金魚すくいはなあ、子供にとって真剣勝負な夏の思い出なんだ! それを金でなんとかしようなんて、この俺が許さない、勝負だ」 そういうとロボは親父に100円を差し出した。 「・・・へーい、まいどあり」 男からポイを受け取る。どんな技術で作ったのか?というくらい薄いモナカは 濡れる前から皮が透けているではないか。 「な、なんだこの薄さは~・・・なにか邪悪な匂いがする~いや、 やってみないとわからないじゃないか、マックススタート!」 ロボは金魚の入ったプールの水面を睨む。 「少年、どいつが君の挑むシャークイーンだ?」 「シャー??うん、僕あの赤くて背中に白い点があるのがほしい」 「よおーし、マックスScooping!」 勢いよくすくうロボ。あっというまにモナカは破れて溶けた。 「えええええ、くそーー親父もう一回!」 あきれてみていたニコは、マキと顔を見合わせる。 「はい、おじさん私も」 ニコはロボの隣にしゃがむと、100円を的屋に差し出した。 「へい、まいど」 「真っ黒いの~真っ黒いのおいでーアア、アアアアア」 マキが横で不気味な声をあげている。 「社長その声やめてください・・・」 よっちゃんが呟いた。マキはどうやら黒い出目金だけを追いかけているようだ。 「ギャアアアア 手ごわすぎる、手ごわすぎるーーーなんたることだー」 またモナカが破れたロボの悲鳴を呆れて見ながら、ニコは金魚が水の中で 体を翻す音に神経を集中させる。 「・・・金魚をすくえるのは、宇宙で私だけ!」 「・・・参りました・・どうぞ好きなだけ持って帰ってください・・」 10分後、あるだけのおわんにプールのほとんどの金魚をすくったニコの姿があった。 「もうね、こんなモナカ使ったらダメだからね!」 一匹もすくえなかったロボが両手を腰にあてて的屋を睨んでいる。 「はいこれ」 「ありがとうおねーちゃん」 ニコが赤くて白点のある金魚の入った紐付ビニール袋を渡すと、子供はニッコリと笑った。 「おばーちゃんとかわいがってあげてね」 「うん、すぐ家に帰って見せてあげるんだ、バイバイ~」 子供は走り去っていった。 「ニコちゃん、ありがとう」 両手いっぱいに黒い出目金の入った袋を持って微笑むマキ。 「金魚がすくえなくて泣いてるあの子を見たら、どうにも放っておけなかったのよ」 「そうなんですか・・」 「でも、ニコにこんな才能があったなんてなあ~」 「私子供のころ、全日本金魚すくい選手権に阿佐ヶ谷代表で出たことあるの」 「スッゲー、それなんかかっこよすぎ、マジ憧れる」 「俺だって子供のころ、イナゴ集めで5丁目代表だったもん、ね!」 ニコの隠れた才能に関心するよっちゃんと、変な対抗意識を燃やすロボだった。 四人はしばらく一緒に歩くと、七夕祭りの催し物ステージ会場前まで来た。 「カラオケ大会の参加希望者はステージ横までお集まりくださーい」 場内にアナウンスが流れている。 「よっちゃん」 突然マキが立ち止まった。 「はい?」 「出て」 「は!?」 「カラオケ大会出てっ」 「な、なんで俺が?」 「だってよっちゃん金魚すくってないもの」 「そうそう~よっちゃん一匹もすくってないよねー」 「・・・おまえもじゃん・・・」 思わずロボにつっこみをいれるニコだった。 逃げることのできないよっちゃんの肩をつかむマキ。 「というわけで、私たちここにいるわ。貴方たちまだ他みてきたら?」 ひきつった顔のよっちゃんとマキに別れをつげ、ロボとニコはもう少し縁日 を見て歩くことにした。 「でもさ、あの人たちも優しいところがあるよな、子供のためになんてさ~」 「うん」 二人は少し歩き疲れたので、缶ジュースを買って通りの公園のベンチに座った。 「なんか暑いね」 そういって髪をかきあげるニコの仕草に釘付けになっていたロボは、あわてて ごくりとジュースを飲んだ。 「やっぱジュースはこのスイカジュース種入りにかぎるなっ」 「へえー。ひとくちちょうだーい」 せがむように手をのばすと、ロボの持つ缶を受けとり、ニコは口をつけた。 そんなことのひとつひとつが、ロボには愛しくてたまらなかった。 「ニコ」 「?」 ロボがなにか言いかけたときだった。 「あーーー?ニコじゃーん」「あ、ほんとだ」 若い女の子たちの声が通りのほうから聞こえた。 「あ、恵ちゃん、唯香ちゃん~」 ニコが手をふる。 やってきたのはニコの同級生たちのようだった。若い男の子たちも一緒だった。 「山口くんたちも一緒なんだ?」 「私たちこれからカラオケ屋に・・・あー」 女の子はロボを見て声をあげた。 「この浴衣って、ニコが休み時間もずっと縫ってたやつだよねー?」 「う、うん・・・」 同級生たちはニコとロボを交互にジロジロと見た。 「この人、もしかしてニコの彼氏?」 もう一人の女の子がなにかいやらしく言った。 「ち、ちがうよ!」 立ち上がってニコはロボをバカにするようにふりかぶった。 「こんなおっさんが彼氏なわけないじゃん。 カワイソウなオタクが浴衣がほしいっていうから縫ってあげただけだよ」 その言葉にロボが一瞬悲しそうに目をふせた気がした。ニコはロボから目をそらす。 「ふーん・・まあいいや、ニコもカラオケ屋いく?じっくり聞くわ」 「うんいくいく」 ニコはジュースをロボにつっかえした。 「終わったらメールするからさ、よっちゃんたちと合流してて。じゃね」 そういうとさっさと同級生たちと行ってしまった。 「・・・カワイソウな、オタクか・・」 一人になったロボは喉の奥にジュースを流し込んだ。 そのころ簡易ステージの裏口の外でよっちゃんは歌声の調整をしていた。 「あーあーぷろふぇっしょなーるーなー♪・・よっしゃ、俺ってイケル」 一人自分の歌声に惚れるよっちゃん。 「・・・万円でいいぜ」 ふと見ると、なにか神社の柱の物陰で高校生ぐらいの少年が何人かの男と 話しをしている。 職業病か、身を隠しながら、近づくよっちゃん。 「これ本物だろうな?混じってないよな?」 男たちは疑っているように見える。 「本物にきまってんだろオッサン」 物が本物であることを示すように、少年は懐から出した粉を鼻で吸ってみせ、 恍惚とした表情を浮かべた。 「たしかに」 男たちは万札を渡すと少年から粉の入った小さな袋を受け取った。 「お次の出場者は阿佐ヶ谷からお越しになった名梨秀吉さんでーす」 カラオケ大会のステージでは大勢の観客を前にして、よっちゃんがオズオズと ステージに立っていた。いったいどこで仕入れたのか?趣味の悪いクモ柄の浴衣 を着せられている。 「それでは名梨さんの歌は「プロフェッショナル」でーす どうぞー 」 会場のうしろでそれを見ながら、ロボはうなだれていた。 「あらあら、一人になったらさえない顔ね、さっきとは大違い」 冷えた缶ビールを投げてよこしたマキは、見透かすように言った。 「なにがいいたいんです?」 「ハッキリしたら?それだけのことでしょう、」 「・・・」 マキはふーっとタバコの煙をはいた。 「わかってる癖に、わかってないふりしてるのね、貴方もあの娘も」 ロボは缶ビールを開けると苦味を喉で味わった。 「お互い会いたいと思ったから、3年離れていても会えたのよ。片方の気持ちだけ ではないと思うわ。両方の引力があったからでしょう?」 ステージにはよっちゃんの歌声が響き渡っている。 じゃーん先輩で大学生の川原くんと広瀬くん登場ーでーす」 「まってましたー」 カラオケ屋は新たに呼んだメンバーも入って盛り上がった。 「川原くん、この子がニコだよー、ほらニコ、恵の彼氏の友達の川原くん」 「あ、どうも・・・」 「よろしく、ニコちゃん」 適当に挨拶してニコはソングブックに目をやる。 「よーし川原歌えー」はやしたてられて、川原はマイクを持たされた。 「ねぇねぇニコ」 恵がニコに耳打ちする。 「どうよ川原くん」 「え・・なにが?」 「前からニコのこと話したらさーけっこうその気みたいなんだーあの人」 「その気って・・・」 「なんかすっごくニコのこと、好みみたいなのよ」 歌っている川原を思わず見ると、視線があった。 「彼氏いないならさ、どう?」 『大人になってくると知らないところで値踏みされている』 ロボはまた縁日をふらついていた。 「ん?」 縁日の一角に「氷塊溶かしでお宝発見」と書かれたコーナーをみつけた。 巨大な透明の氷の塊の中に、おもちゃや安っぽい貴金属が凍っている。 氷を溶かして中の景品が取れたらもらえるのだ。氷を溶かそうと、手をつけて はしゃいでるカップルや親子づれの中、ロボは氷の中を覗いた。 「へえー」 ふと見ると、マックスロボのフィギュアが凍りづけになっているではないか。 「こ、ここれは、映画の宣伝用に作られたレアもののマックスロボ!」 「ニコちゃんって、なんか可愛いな」 みんなが歌で盛り上がっている中、ニコと話をしていた川原が笑った。 「・・・なんで?」 「なんか、私男に興味ないんですってオーラがすごく可愛いよ」 「・・・」 「すっげー俺、ニコちゃんに興味ある」 川原の視線がニコの全身をなめまわすように走った。 その視線を避けるように、ニコは携帯を握ると「ト、トイレ~」と部屋を出た。 トイレの個室に入ると、ロボに電話する。突然彼を放置してきたことに心が痛んだのだ。 「あーニコ?いやー今さ、氷塊溶かしの最中~それがさ、レア物のマックスロボが 中に入ってて~、どんくらいレアかっていうとさー」 電話口でマックスロボについて熱く語るロボに、ニコの気持ちは打ち砕かれた。 「ロボのバーカ!氷と一緒に溶けちゃえ」 携帯を切るとニコはなぜ腹をたてているのか、自分がわからなかった。 「待ってるよ」と言ってほしかったのか? 「ニコがいないと寂しいな」とでも言ってほしいのか? 3年間、連絡をよこさずに平気でいたロボが、そんなことを言うわけない。 彼はいつだってそうなのだ。いつもなんともないという顔で。 だが彼を3年放置していたのは自分ではないか?顔をそむけてきたのは自分ではないか? そんな自己嫌悪もあって、ニコはロボに対して素直になれずにいた。 『ロボにこっちを向いていてほしいと思いながら、背中をむけているのは私だ』 ルームに戻ると、調度時間らしく、みんなで撤収してカラオケ屋を出た。 「ねえねえニコどうするー?私たちゲーセンでもいくけど」 「あ、私・・・どうしようかな・・」 ロボのところに戻るのも、気がすすまなかった。 「あーねぇ、ニコちゃん時間があるなら俺とまだ縁日見ない? 俺よく見てないんだよねー」 川原は女の子たちとニコの間にわりこんで言った。 「あ、あ、うん・・・いいよ」 同級生たちはなにやら、ヒソヒソと言い合うと二人を見た。 「わかったーじゃあ、またねー」 「がんばれー」 何をがんばるのか。ニコはみんなに手をふると、川原と歩きだした。 縁日はまだ賑わっていた。 「優勝はーー名梨秀吉さんでーす」 カラオケ大会のステージを通ると、なぜかよっちゃんが優勝して、 金のマントと金の冠をつけられて、拍手喝采を浴びていた。 ふとよっちゃんと目が合ったが、ニコはそのまま通りすぎた。 「あああー冷たい~命の危険を感じる~、 だが待ってろ、俺の熱い愛で救出するからなー」 「・・・・・・」 氷塊のコーナーを通りかかると、氷の塊に抱きつくロボがいた。 「なにあれ、いいオッサンがバカじゃね?」 川原が吐き捨てるように言った。 「あ、ニ・・・」 「先輩行きましょう!」 ニコに気がついたロボの視線を避けるように、ニコは歩き出した。 「ニコちゃん知り合いじゃないの?」 「なわけないじゃん~あんなのと」 ニコはわざとらしく声をあげた。 「だよね。あんなキモいオッサン。死ねよって感じだよな」 川原の手がニコの肩に置かれた。 「・・・」 「ああー俺の体はもう氷点下だーだが俺にはまだ使命がー」 氷を必死で溶かすロボの背中に、なにか冷たいものが飛び込んだ。 「あ?アアアアアアヒィィィィ」 背中を伝う冷たい感触にロボは周囲がドン引きするのも忘れて、暴れて走り回った。 そしてお尻をうしろから足蹴りされた。 「うるせーんだよ、ぼけ」 「よっちゃんひっどーい。なんの恨みがあるのよー!」 ロボは背中に入れられた氷をふり落としながら、冷たい目のよっちゃんを見た。 「ひどいのはおまえだろが。ニコのことも忘れて氷溶かしか? いっぺん氷の代わりにその頭かち割ってやろうか?」 「だってニコは友達と・・」 さっき若い男の子と去っていったニコを思い出しロボはうつむく。 「さっきニコと一緒にいたガキ」 「え?」 よっちゃんの目は全く笑っていなかった。 「ヤクの売人だ、間違いねぇ、やべぇよあれ」 ロボ「・・・」 ロボはごくりとつばを飲んだ。 「あああー名梨さーんこんなところにーーこまりますよー」 町内会の面々がよっちゃんを追いかけてきた。 「カラオケ大会優勝者のパレードがありますからーさあさあ」 「え、ええ??なにそれ」 引きずられていくよっちゃんを見ながら、ロボは意を決すると走りだしていた。 彼氏なんかいないよー。 好きになった人?今までいたかな・・? 年上?あんまり離れてないほうがいいなあ。 真面目でちゃんとしてて頭がよくて頼れる人が好き。 ・・・嘘ばかりついてその度にロボのことが浮かんだ。 いつのまにか縁日から離れて、上野公園まできていた。 夜の上野公園は少し奥に入ると薄暗い。お祭りで人が出歩く駅前とは違い、 動物園がしまったあとの巨大な公園の路地は、ひとけがほとんどない。 しゃべりながら歩いているうちに、いつのまにか暗い通路にきていた。 「・・・あの、もっと灯りのあるほう歩きませんか?」 少し警戒したニコが言う。 「ほら、カツアゲとかお祭りの日は多いっていうし・・・」 「もっとニコちゃんのこと知りたい」 「え?」 脈絡のないことを言うと川原はニコの腕をつかんだ。 「・・やめてください」 振りほどこうとするが、男子の力にはかなわない。 「可愛い。抵抗されると萌えるな~」 川原はそのままニコの体を引き寄せようとする。 「やめて!」 思わず川原の頬を叩くニコ。だが川原がポケットから出したものをみて 硬直した。小型のナイフがニコの脇に突きつけられていた。 「うるせーんだよ。ケガしたくないなら大人しくしろ」 川原の目は正気を失っている。ニコはそれでも川原を睨みつけた。 「なにその目?俺がイヤなの?俺が憎いの?」 「あんたみたいな奴、最っ低」 その言葉でナイフを握る手に力が入る。 「犯してやりてぇ、最低の俺に犯されてヒィヒィ泣けよ」 いきなり、そのまま力まかせにぐいっと草の茂みに引きずりこまれた。 地面に倒されたニコの胸元にナイフを突きつけたまま、川原は片手でニコ の胸倉をつかんで浴衣の胸元を一気に開いた。白いブラがあらわになり、 川原の手がニコの胸をつかもうと伸びる。 だが最後の抵抗でニコはその手をつかんだ。 「てめぇ」 ナイフがニコの肌に食い込む。 「ロ、ロボーーーーーー」 「ニコ!ニコーーー!」 ニコを探して走っていたロボの耳にニコの声が聞こえた気がした。 ロボにニコのような聴力はもちろんない。だが彼にはニコの声を聞き取れる心の力が目覚めていた。 3年間、連絡を絶っていても求めあっていた強い思いが、ロボになにか奇跡をもたらしたのかは定かではない。 握っている携帯の画面を見る。GPS機能がニコの現在地を知らせていた。 「ニコーーーーーー!」 全速力で走る。 (大丈夫、ロボは来てくれる・・・) ニコの耳にはロボが呼ぶ声が聞こえていた。 「俺にやられちまえよ!」 川原はニコの腕をふりほどこうとナイフを振りかざした。 「やめろーーーー!」 その時、川原の背後にロボが飛び込んできて、タックルをくらわせた。 転がったロボはそのままニコに走り寄ると、かばうように身を盾にして立った。 「キモイオタクは死ねよ!」 「人になあー、死ね死ね言うんじゃないよ、子供が~!」 ロボは川原の振りかざしたナイフの腕を両腕でつかんでいた。 一体、普段ひ弱で臆病なロボのどこにこんな力があったのだろう? ロボはナイフをもぎ取ると後方に投げ捨てた。川原の足蹴りがロボの腹に入った。 川原はニコに手をかけようとする。ロボはよろけて地面に倒れかけたが、 起き上がると必死でニコのところに這い、ニコをかばおうとその胸に抱き寄せた。 「てめえ死んじまえ!邪魔だ」 ニコをかばったまま、ロボは川原のキックを背中や頭に受けつづけた。 「ロボ・・ロボ!」 ニコは震えたままロボを見上げた。ロボは苦痛に耐えながら、笑ってニコを見た。 そして歌っていた。かすかな声で。 「~いつつの勇気があつまってー・・・」 ロボは、攻撃にむせながら歌い続けた。ニコを励ますように、自分を励ますように。 と、川原の攻撃が止んだ。後方に飛んだナイフを拾いにいったのだ。 「今度こそ死ねや」 「ごほ・・あらゆる武器を持ってしても、俺を殺すことはなぁ」 ロボは立ち上がって構えた。 「おまえには出来ない!」 ナイフを持ってつっこんできた川原に立ち向かった。 「なぜなら・・・俺は一人じゃないから!マックスフルパワーーーー」 次の瞬間、ロボが袖からだしたマックスロボがナイフを受け止めた。 だがふりかぶったナイフはロボの袖を切り裂いた。それでもロボは立ち向かい 続けた。その顔は一海のデートでダメ男だったロボではなく、男の顔だった。 「そこまで」 するどい声が後方からしたと思った瞬間、川原の体が倒れた。 マキと、川原に背後から一撃を入れたよっちゃんが立っていた。 川原はフラフラになりながら、なおも立ち上がる。 「あら、せっかく手加減してあげたのに。そのオタクは素人だけど、 こっちはプロよ、骨が折れるくらいでは済まないわよ」 「ばばあがきもいんだよ!」 突っ込んできた川原はよっちゃんに取り押さえられると、わき腹が折れる にぶい音と共に地面に沈んだ。 「ニコ・・!ニコ」 ロボはニコをのぞきこみ、抱きしめた。 「ロボ・・、・・・ロボ・・・」 ニコは子供のように腕の中で泣いた。ロボはニコの頭を撫で続けた。 「正義は勝った・・だからもう泣かないで、ニコ」 川原は警察につれていかれた。 「まさか、売人が少年だったなんてね・・・」 四人はマキの車がある駐車場まで帰り道を歩く。 「しかもニコちゃんの先輩だなんて・・・」 「ううん・・・つかまって、先輩もよかったかも・・」 「あーーっ」 ケガをした腕を押さえて歩いていたロボは、氷塊のコーナーの先で 足を止めると、吸い寄せられるように塊に走り寄っていった。 「てめぇ・・・こんなときに。まだそんなもんに未練があんのか」 よっちゃんが怒鳴る。 「もうしらねーぞぼけ。ニコ、行くぞ」 ニコはロボを見た。ボロボロになりながらも、氷に両手を寄せるロボ。 くだらないといわれるものにも、大事だと思う気持ちを通す、 それがロボの生き方だった。 「私まだ残ります、電車あるし」 「おい、いいのか?ケガしてるし車のほうが・・・」 「行きましょう、よっちゃん」 マキがよっちゃんをひっぱった。 「ロボなら、きっとどんな氷も溶かすわよ」 マキは両手の黒出目金の袋をかざしながら、いたずらっぽく笑った。 ニコは笑って頷いた。マキたちが去っていくのを見届けて、 氷に向かいつづけるロボを見た。 「お客さん、申し訳ないんだけどもう終わりなんだよね」 なにやら係員と話しをしている。 「あのもう少し・・もう少しなんです~・・」 「そんなにほしいの?仕方ないな、じゃあ・・・」 氷塊のコーナーをあとにした二人は、上野公園の石段に座って、 天の川の見えない夜空をみていた。 「マックスロボ、とれなかったね、ごめんね・・」 ニコは申し訳なさそうにロボを横目でみた。 「あんなものは、いいんだよ」 ロボはなにやら両手の中に包み込んでいる。小さな氷の塊だった。 「さっきもらったの?」 「うん。塊ごともらってきたんだ もう少しだから」 ケガをしたままのロボの両手から、ポタポタと氷が溶けだしている。 「私 ロボを傷つけてばかりいる みんなの前で言ったことも・・」 「もういいよ、俺は平気だから。それに」 ロボはちょっと間をおいて言った。 「仕方ないだろ?ニコがみんなに俺のこと言いたくないのはさ。 オタクだし年上だし、それでいてかっこよくないしさ~」 「そんなことない、ロボは勇気があって、いつも明るくしてくれて。 ・・・まぁ呆れることもするけど・・・ロボはかっこ悪くなんかない。 私、ロボの気持ちわからないから、勝手にか、かれ」 ニコは赤くなって言いにくそうにチラチラとロボを見る。ロボはニコを見つめる。 「か・・・彼氏みたいに言ったり思ったりして、勘違いだったらどうしようって、 怖くて・・でも3年連絡しなかったの私だし・・・なんか、自分がわかんなくて」 ロボはにっこり笑った。 「さーてと、溶けたぞー」 ロボは両手を開く。溶けて割れた氷のかけらの中から、小さなダイヤが埋まった 指輪が出てきた。ロボは浴衣の袖で丁寧に指輪をふくと、冷たく冷えた手で ニコの左手をとった。 「おもちゃだろうけど、どうか受け取ってください俺の織姫様」 ニコの薬指を左手で支えて、ロボは右手でそっと指輪をはめた。 「・・溶かしてたのってマックスロボじゃなかったの?」 「うん、最初はそうだったんだけど。それが隣の氷の中にあるのを見つけてね。 すごく綺麗だし、ニコにどうしてもあげたかったんだ」 まだ冷たい指輪は、星のように闇の中で光った。 「ニコ、好きだってずっとハッキリ言わなくてごめんね」 ニコは自分の指先に触れているロボの大きな両手を、そっと両手で包んだ。 氷を握りつづけた手は体温を失い、冷たく赤くなっていた。 「ロボの手、すっごく冷たい・・・」 「うん、でもニコの手のおかげで暖かいから平気」 「ごめんね・・・」 「ごめんね、はもうナシな?言ったらおしおきしマックス」 ニコは顔をあげる。ロボは親指をつきたててポーズする。二人は笑った。 「なによーロボのくせに」 「さあ氷も溶けたし帰ろうかね~」 二人は石段から立ち上がった。 「でも、手、冷たいからまだつないでいて、いいかな?」 「もーしかたないなー」 二人はぎゅっと手をつないで笑った。 黒出目金の泳ぐ水槽でいっぱいになった地蔵堂。 マキとよっちゃんが水槽を覗き込んでいる。 「本当に情報屋から黒出目金にダイヤ飲ませたってよっちゃん聞いたの?」 「え、ええほらメールに・・・」 よっちゃんは携帯の受信欄を見直す。 「あれ?なんか見てないメールがあるなあ?あれ」 未読のメールは「引渡し方法は変更。ブツは加工して氷の中」とあった。 「よぉぉぉっちゃん~~」 マキが睨む。 「えーーっと・・・夕方メール着てたの気がついてませんでした~あれー?」 よっちゃんは全身冷や汗をかきながら、マキに壁に追い込まれた。 「あーせっかくの「星の約束」と呼ばれた高価なダイヤが・・探しにいきます?」 「もう、いいわ」 「えっ」 「もしかしたら、どこかの欲のない彦星と織姫のところに渡ったのかも、 しれないじゃない。そのほうがあの星も幸せよ ケースの中にいるよりね」 「へー社長もなかなかロマンチストなんですねー」 「ところで、よっちゃん」 「ハイ」 「あのね。カラオケ大会優勝者として「よっちゃん音頭」をあの町内会と提携して 売り出すことにしたから」 「へ?」 「さあー練習練習」 マキは合成してきた「よっちゃん音頭」のポスターを広げた。 三波春夫ばりの笑顔全開で、よっちゃんが白い浴衣で両手を広げて微笑んでいる。 「ハイーー?!」 駅までの夜道を歩く。 『ロボが溶かしたかったのは指輪でもなくマックスロボでもなくて』 ロボはふっとその手のやわらかさと暖かさに張り詰めていた気持ちがゆるんだ。 「・・・」 「・・・ど、どうしたの?」 ロボが泣いているのに気がついて、立ち止まる。向き合ったロボは、 流れる涙も拭かずにニコを見た。 「怖かった・・ニコになにかあったらどうしようって」 「ロボ」 「怖かった・・怖かったよ・・・」 ニコはつないでいた手を離し、ロボの頬に手を伸ばした。流れる涙に指先が触れる。 ロボの体が震えているのがわかる。 『ロボの涙は綺麗で、暖かくて、私にしか見せないもので』 ニコの指の優しさにゆっくり目を閉じて、ロボはニコを抱きしめてその 肩に顔をよせて泣いた。 『どんなものより私には大切なもので』 「無事で・・無事でよかった・・」 「ロボ」 ニコは彼の髪を優しく撫でた。 『それは私もロボの大切なものなのだと教えてくれて』 「もう大丈夫・・ありがとう」 涙をふきながらロボは恥ずかしそうに顔をあげる。 『ロボと私の中の氷が溶けて』 「ロボ」 二人はお互いをみつめる。瞳が告げる言葉がなにか、ハッキリわかった。 そしてゆっくりと甘い口づけを交わした。 「好き」お互いにしか聞こえない声で、ささやきながら。 『ひとつになった』 ロボのベランダの笹の短冊。「二人の願いがかないますように ニコ」 おわり おまけ 「痛いーいたーい~暗黒の痛みめっ俺の体を蝕む気か~」 勇敢に戦ったロボだったが、翌日にはひどい打撲と打ち身で苦しむことになった。 「もうー静かにしなさいよー」 ニコはベッドにうつぶせたロボの背中に湿布を張りながら怒る。 「・・でもさーロボ、ちょっとかっこよかった、かも」 「俺はいつだってかっこい!・・イタタタ」 「3年前、一海ちゃんのときにああだったらよかったのに、ネー」 ちょっと意地悪なニコの言葉にロボは口を尖らせた。 「俺はそうは思わないなぁ~」 「なんでよ?あのときは一海ちゃんが好きだったんでしょ?」 「そうだった気もするけどさぁ」 たしかに一海のことは好きだったけれど、それは憧れのアイドルやタレントに抱く ような「好き」だった気がするロボだった。 「昨日すごくわかったんだ。一海ちゃんのときに力がでなかったのはさー、 違う好きだったんだなって。だから、昨日みたいな力は一海ちゃんのとき出なかったんだって」 「・・ふーん。はい、終わり」 ニコは湿布を張り終わると、薬箱を片付ける。 ロボは体を起こしてベッドの上にあぐらをかくと、ニコを見ていた。 富士山みたいな口の口角がきゅっと上がって、目が優しく笑う。 ロボはニコに向けてばっと両手を伸ばした。 「・・・なに?」 「~~♪」 そのままロボはニコを見つめる。 「なによ?」 ニコは無視してキッチンに行き、冷蔵庫から麦茶を出すと、二つのグラスに注いで、 もってきた。 「~♪」 まだロボは手をのばしてこちらを見つめている。 「・・・バッカじゃないの?」 グラスをテーブルに置いて、ニコは呆れたように床に座り、テレビをつける。 横目で見ると、ロボはまだそのままだ。 「うーわ、ちょっとキスしたからって、なに?やっだー」 ニコは悪態をついて、しばらくして立ち上がった。そしてその腕の中に進む。 「ふっふっふ」 「な、なによ」 ロボは腕に捕らえたムッとしたニコの顔を満足げにみつめた。 「にこりん大佐捕獲成功~♪」 「ちょーーーっ」 ロボはニコを抱きしめたまま、ベッドの上に転がった。 「なにかんがえてんのよーーーこのスケベッ変態っ」 「スケベで変態ですけどなにか~♪」 ニコはポカポカとロボを叩いて抵抗し、ロボはそれを楽しんだ。 「もうっしんじらんない」 ロボの腕から脱出して床に逃げたニコは、バラバラになった髪を直して、 ベッドの上でニヤニヤと笑うロボを睨んだ。 「ほんと最低!オタクだしバカだし、もうロボなんて・・・」 そう言うと、ニコはロボに口づけた。 終わり
https://w.atwiki.jp/sibesoku/pages/45.html
■ スレ名 [,,|★|,,] 最果てのお地蔵様 [★旅の無事を★] ■ URL http //toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1150044739/ ■ 概要 (二二二@ 。 ο ,.。 ο * / /\ ο ο / /[|★,]\ ,. ゚ ο o ο .∠__/ ( ´ー`) .\ 。 o * 。 。§|| ||§.|| |っ¢ ||§゛"゛""゛""``゛ ゛"゛""゛""``゛゛゛ || || || || /,,, |ゝii~~ | ̄ ̄ ̄|~~~凸( ̄)凸 . . . . 酷寒の永久凍土にひっそりとお地蔵様が建ちました。 御利益の実績も有るようです。 ■ 解説 シベリアの信仰系スレのひとつ。 なぜか和風の宗教が多いシベリア。 多くの板に拡がる地蔵スレのシベリア支部である。 お祈りすれば願いをかなえてくれるかもしれない。
https://w.atwiki.jp/shuinn/pages/2776.html
河泉地蔵霊場 7 野中寺 大阪府羽曳野市野々上5-9-24 8 空圓寺 大阪府堺市美原区黒山436 9 風輪寺 大阪府大阪狭山市半田2-427 12 金剛寺 大阪府河内長野市天野町996 14 子安阿弥陀寺 大阪府和泉市大野町771 -
https://w.atwiki.jp/shuinn/pages/3675.html
地蔵寺 香川県さぬき市、四国八十八箇所霊場第86番・志度寺の奥の院、地蔵寺の御朱印「文殊菩薩」です。 ★住所 香川県さぬき市志度字江ノ口545 -
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5323.html
324 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 12 59 55 ID ??? gdってるくらいなら。 コンベでのささやかな困を報告。 ダブクロのプロ、っていう女性が参加してたが、 これがかなりの地蔵だったんだ。 自分で主役を選んだのに全く動かない。 最後まで本当に動かない。 動くしかない状況を貰っても、とにかく動かない。 そのくせシーンを欲しがる。 で、自分自身の存在について思い悩むだけなロール。 地蔵なら黙ってりゃいいのに。 しかも自分のロールに自信あるみたいで、ゲーム後は満足げ。 あんたが主役できたのは、 GMがうまくて、 ほかのPLが盛り上げ上手で、 あんた以外のみんなが協力して頑張ったおかげだよ。 言いたかったが言えなかった。 325 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 13 05 05 ID ??? 324 GM(窓口の役人) 「そこまでだと愚痴スレの範疇だね。 言ってムギャオったらこっち来なさい。」 326 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 14 22 01 ID ??? ゲーマーとしてはさておき、「ナイーヴな厨二病」のプロとは言えるかもしれん。 乙。 327 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 14 25 27 ID ??? 325 地蔵は古からの由緒正しい困クラスだぞ 崩壊しないと困スレでは認めないというわけでもないだろ 328 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 14 51 31 ID ??? 327 だが、積極的な地蔵は困力が高い気がする。 329 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 15 05 02 ID ??? 主役で消極的な地蔵ってのも結構困る 332 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 16 06 51 ID ??? リアル職業がダブルクロスに関わる何かとか裏切り行為で利益を得る類の仕事なんじゃね 333 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 16 23 36 ID ??? 期待を裏切るプロなんだろ 334 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 16 34 26 ID ??? ダブクロのプロ 非常に興味深い クレバー王子以外にそう呼ばれる(名乗る?)者がいるとはな 335 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 16 40 53 ID ??? 投稿常連でサプリかなんかに名前が載ったとか言うのを 自慢してる奴ってのがなかったっけ 336 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/16(金) 17 05 53 ID ??? 334 王子以外でも、データのバランス調整したり公式シナリオ作ってるスタッフがいたらプロって言ってもいいんじゃね? スレ241
https://w.atwiki.jp/shuinn/pages/5240.html
地蔵院 愛知県名古屋市南区、名古屋二十一大師第15番・地蔵院の御朱印「本尊湯浴地蔵菩薩」です。 ★住所 愛知県名古屋市南区呼続3-11-27 -
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/10358.html
武家屋敷 銅銭交換アイテム 立派なお地蔵 (リッパナオジゾウ) 【家具】 価値 重量 種別 特殊効果 属性 2 9.3 屋外 なし − 幅 奥 高 ◇ ◇ 0.5 0.5 1.1 1 3 備考 古びた銅銭40枚と交換 取引不可
https://w.atwiki.jp/nolnol/pages/11683.html
武家屋敷 銅銭交換アイテム 立派なお地蔵 (リッパナオジゾウ) 【家具】 価値 重量 種別 特殊効果 属性 2 9.3 屋外 なし − 幅 奥 高 ◇ ◇ 0.5 0.5 1.1 1 3 備考 古びた銅銭40枚と交換 取引不可
https://w.atwiki.jp/shuinn/pages/1747.html
大善寺 京都府京都市伏見区、六地蔵・大善寺の御朱印「六地蔵尊」です。京の六地蔵の1つです。 京都十三仏霊場第5番、地蔵菩薩の霊場です。 ★住所 京都府京都市伏見区桃山町西町24 -
https://w.atwiki.jp/pso2himek/pages/18.html
昔々あるところに小さな娘がおりました 娘は継母に苛められ、ろくに飯も食わせて貰えず 毎日殴られて厳しい仕事をさせられていました ある日継母は豆を植えるよう命じました しかしその豆は炒り豆、当然芽を出ません 継母はお前が悪いと難癖を付け家から追い出しました 追い出された娘は夢の中で地蔵菩薩様に会いました 菩薩様は娘に一粒の豆を授けます 娘がその豆を植えると見る見る育ち、たくさんの豆が生りました 村人達は地蔵菩薩様に感謝し、豆の木で地蔵を彫りました 娘は地蔵を背負って日本中を行脚し 地蔵菩薩様のお告げを受けた場所にお堂を作り尼になり 継母に諭して二人でマメキ地蔵を守りましたとさ めでたしめでたし と言うマメキ地蔵のマメキ伝説が実際にあるらしい あれ?これマメキ地蔵何もしてないよね? 注釈:ガチでありました。 https //www.gifureki.com/seki/mame.html