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地球連邦軍女性兵士 一年戦争編 / ベースドブースター3 Generation G-20 青 C (自動A):自軍ターンの間、青国力1を発生する。 (自軍配備フェイズ):《(0)》このカードを廃棄する。その場合、自軍キャラクター1枚に、±0/±0/+1コイン1個を乗せる。
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ラクス・クライン(オペレーター) キャラ解説等はラクス・クラインのページを参照 【台詞】 作戦説明これより、ダータネルス海峡の戦闘に介入します。相手方の戦力を奪ってください。 インド洋地球連合軍基地で戦闘に入りました。私達も戦わねばなりません。参りましょう。(オーブAルートEX8ステージ) (ターゲット確認) 作戦中もう少しです、頑張って下さい(敵軍危機時) これ以上は危険です。(自軍危機時) あきらめてはいけません(無名兵士復活時) いってください。(無名兵士覚醒時) (ターゲット出現時) 乱入(味方乱入) (敵乱入) 作戦成功 作戦失敗作戦失敗です。 戦闘終了時(勝利後) 体勢を立て直します。一時撤退してください(敗北後) 新たなMSが接近しています。警戒を!(GO TO FINAL PLUS!!)
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67 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 37 02 ID softbank060146109143.bbtec.net [11/110] 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「帳の降りた後に」2 C.E.世界 融合惑星 β世界 β世界主観1999年9月後半 アメリカ合衆国 国連総会 大荒れとなった、オペレーション・ジュピターの決算たる国連総会。 控えめに言っても紛糾したそれは何とか終わり、解散が告げられてから、それは起きた。 「なんだ…?」 国連総会の開催されている議事堂に、軽快な音楽が流れ始めたのだ。 その発生源は、地球連合から出席してきた集団である。 さらには、何人かがいつの間にか服装を変えていたのである。ホログラフィックによる瞬時の着替えだ。 実際にその服を着ているわけではないが、見てくれをごまかすことくらいはできるものであった。 それこそ激しく動き回っても、その服装であることを乱さない程度には。 しかし、その服装はなんと全身タイツである。衛士の着用する強化衛士装備にも似ているような、身体にぴっちり張り付くようなものだった。 さらには、顔を覆うようなマスクまで着用している。しかもそれは、ハロウィンでもあるまいに、カボチャであった。 ジャック・オー・ランタンといえば、より伝わりやすいであろうか。 さしもの各国の人員も、なんだなんだと興味をそそられた。 突如として謎の集団が現れて、この場に置いて何かをしようとしているのだから、ある意味当然だ。 そして、イントロを終えた曲はいよいよ本番に突入する。 ドラムのリズムとギターの戦慄が合わさり、調和を以て議事堂という空間を満たしていた。 ただ単調なのではなく、緩急が付いており、それでいて、何かを訴えかけるかのような、そんな切なる感情が乗っていた。 軽快とは言ったものの、決して安っぽいものではない。軽くて、同時に重たい。サッと過ぎてしまいそうで、熱がこもっているのだ。 歌詞もまた、訴えかけるものがあった。男性のボーカルの声は、最初は静かに、語りかけるように、親しい人に声をかけるようであった。 だが、曲が進めばそうではなくなる。曲のそれに合わせるように、熱を帯び、叫び、訴えた。 他方で、歌詞の内容は抽象的だ。具体的に何かを述べるというよりも、何かを描こうとするかのような。 それでいて、何かを感じ取ることができるのだから、音楽の魔法とは恐ろしいものか。 覇権言語ともいえる英語で歌われていることも、各国の代表に理解させる後押しをしていた。 そして、最も奇抜だったのが、黒タイツにカボチャマスクの集団だ。 なんと、曲に合わせて奇妙な踊りを始めたのだ。 手をかくかくと動かしたり、体をくねらせたり、腕を左右に振ったり、曲に合わせて踊っている。 「……」 「何をやっているんだ……?」 「なんというか、うん……」 曲にあっているんだか、あっていないんだか、微妙だ。 だが、不思議と引き付けられる何かがある。その場にいた全員が、それから目を離せなくなってしまった。 これを止めるべき警備員などもまとめて虜にしてしまっていたのだから、奇妙な吸引力があるというべきか。 そう、魅了されたのだ。くだらないと切って捨てるには、あまりにも。 そうして、おおよそ4分ほどの曲と踊りが終わった後には、ぱらぱらと拍手が出る程度には、彼らは好意的に見ていた。 この場において、国家間の折衝を行うというある種神聖な場において相応しいかどうかは議論の余地はあるにしても、音楽などは良かったのだ。 それも無理からぬ話である。連合の音楽というのは、β世界の基準から見れば100年以上は洗練されたものだからだ。 勿論流行り廃りがあり、あるいは変遷というものはある。されども、音楽という根本的なところは何一つ変わっていない。 過去の名曲が未だに奏でられ、人々の記憶に残り続けているのも、それが理由の一つである。 それらに共通して存在する主柱をしっかりとその曲は継承しており、そうであるがゆえに響いたのだ。 68 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 37 48 ID softbank060146109143.bbtec.net [12/110] しかし、如何に優れた曲であり、引き付けるところのあるダンスだとしても、この場に不釣り合いなのは間違いない。 その認識は、その場にいたβ世界の各国の人間に共通したものであったのは間違いない。 それを代表するようにして、国連総会の議長が、ごほんと咳払いをしたうえで注意をした。 「あー……非常に良い曲だった。 だが、申し訳ないが、この場にはふさわしいものとは思えない。以後、注意をしてほしい」 「承知しております」 地球連合の外交官たちの代表は、したり顔でその言葉に頷いた。 彼とて理解はしている。ここは政治・折衝の場。まかり間違ってもダンスホールでもなければ、そういう娯楽の場ではないのだということを。 しかし、この場において、米国の代表団がいる場においてやるべき意味があったのだ。 「ですが、これは必要なことなのですよ。 何しろこれは---『国際協調を行わない国に反省を促すダンス』ですので」 その言葉の意味を理解できた誰もが、一斉に噴き出した。 議長も、各国の代表団も、あるいはこの場において進行などを司る職員などもまとめて、その意味するところを理解して、噴き出したのだ。 中には笑いをこらえきれずに身をよじって必死に抑え込もうとする人もいるほどだった。 ジョークにしても、かなりスレスレというか、攻めたどころではないモノ。ブラックジョークの領域かもしれない。 何しろ、今回の総会の直後なのだから、それの意味するところはおのずと分かろうというものだ。 そう、その「国際協調を行わない国」と言われれば--- 「貴様ら、ふざけるのも大概にしろ!」 英語で、その罵詈雑言の嵐が地球連合の外交団に突き刺さった。 とでも上品とは言い難く、またイギリス訛りとは違うそれは、言うまでもなくアメリカ合衆国の代表たちから放たれたものだ。 「言う事欠いて、お前らは祖国を、アメリカを馬鹿にしているのか!? 先ほどの話し合い以下の会議だけでなく、その後もふざけたパフォーマンスで侮辱するつもりか!?」 「別に貴国のことを言っているわけではないのですが」 「何を……!」 アメリカの代表が思わず続きを言おうとして、慌てて随伴員によって無理やり口を防がれた。 そう、反応しては駄目だったのだ。 反応し、反論しようものならば、それはどういう形であれ「自分たちは国際協調をしていない国です」と発言するに等しいのだから。 故に最も最適だったのは無視してさっさとこの場を離れることであったのだ。 しかし、それができなかった。状況が状況とは言え、それに反応してしまったのだ。各国の目がある状態で。 それを頭に血が上っていたアメリカの代表は認識できていなかったようだが、何やら言い含められることでようやく気が付いたようである。 そして、そこでようやく周囲の状況にも気が付いた。他国の代表らが面白がって見物しているのだ。 別に何かを言うわけでもなく、何かをするわけでもない。ただ、愉快そうに笑って眺めているだけである。 しかして、何も言わなくとも、何を言いたいかは非常に雄弁だ。 何しろ、どの国もオペレーション・ジュピターでの米国のやらかしに腹を立てていたのだ。国家をあげての利敵行為だったから。 さらには協定を破ってのG弾投入までする寸前だったというのだから、各国の苛立ちを誘うのに十分すぎたのである。 それらのミスを現場のミスや暴走とうそぶき、自分たちは無謬と言い張っていたのはとても信用できる国の実態ではない。 語るに落ちるというべきか、米国は自らの無能を自ら証明していたのである。 69 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 38 50 ID softbank060146109143.bbtec.net [13/110] これまでならば米国が圧力をかければ屈していたことであろう。 だが、今の状況は過去とは違う。地球連合という米国以上の勢力が存在しているのだ。 そういうわけで、誰もが感情をこらえることなく、アメリカの醜態を面白がっていたのだ。 これまでさんざん米国の圧力や政治的な事情に振り回されていた各国にとっては、非常に胸がすく思いであった。 特にこの融合惑星に転移してきて以来、米国の言動などは過激になっていた。当然、各国は鬱屈し、鬱憤をためていたのだ。 それが地球連合がきっかけで噴き出した結果ともいえるだろう。 それにあのダンスの名前も直球で、非常にズバリ言い当てていて、いっそ爽快だった。 曲としては真面目で、そのままでもよかったものと組み合わせたおしゃれとは言えないダンスが、妙な相乗効果を発揮していた。 目を閉じても、先ほどまでの踊りが瞼の裏側に残っているような気さえもしてくるほどに。 以上の事もあり、各国は何もしない。 米国の肩を持つこともなく、かといって連合を褒めたたえることもしない。 ただ、状況を面白がるだけにとどめて、推移を見守るだけであるのだ。 笑いをこらえきれずうずくまっていたり、腹を抱えて身をよじっている人員もいるが、まあ誤差であろう。 しばらくして、状況の不利を理解し、落ち着いた米国代表は強い口調で叫んだ。 「この国連の場においてふざけた行動は慎むべきだ。 ここは音楽を流す場でもなければ、踊りを楽しむダンスホールなどではないのだぞ! この件については後々抗議をさせてもらう!」 しかし、出来たのはそれだけ。 いかに怒ってみせようが、圧力をかけようが、まるで意味がない。 肩を怒らせて出ていく米国の代表団は逃げるようにさえ見えて、非常に滑稽ですらある。その動きさえも、コントの一つに組み込まれているかのように。 この出来事は、後々に米国から厳重な抗議が送られてきたのであるが、国連は地球連合に対して注意勧告をするにとどめた。 それは、米国の自分本位のふるまいに国連も看過できない状態であったことを如実に語っていたのであった。 オペレーション・ジュピターの発案に始まった一連の流れから、いや、それ以前にBETAの大侵攻の後から、国連はそれを隠せなくなったのだ。 それほどまでに、米国は協調というものを、そして常識というものを置き去りにして振舞っていたのだから。 米国国内ではこの件は半ばなかったことにされたのであるが、他国ではそうもいかなかった。 他国で地球連合からリリースされたその曲は、そのダンスと共に普及し、各国で爆発的にヒットしたのだ。 その意味するところは尾ひれ背びれがついて回り、アメリカの過剰な反応も相まって、面白いように普及したのだ。 彼らはただ踊る。そこに意味を見出すのは他者であり、政治的な主張などない。 そういう名前の踊りなだけであって、誰かを非難する意図を明確にしているわけではないのだ。 斯くして、これらはミームとなって各国に広まる。これまでの鬱屈した世界を笑うかのように、愉快でへんてこなダンスは、一息に市民権を得たのだった。 そして今日も、β世界のどこかで誰かが躍る。その曲に合わせ、歌いながら、あるいは流しながら、世界を少し愉快にするように。 70 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 39 44 ID softbank060146109143.bbtec.net [14/110] 以上、wiki転載はご自由に。 反省を促しました(晴れやかな笑顔)。
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バーナード コスト:200 耐久力:1000 【武装】 75mmガトリング機関砲×3 小型ミサイルランチャー×4 対宙魚雷発射管×6 爆雷発射管×4 他 【解説】 約130m もっとも数多く配備されている地球連合軍の戦艦。正確には「ドレイク級護衛艦」の一つ。 小回りの利く130メートルという全長だが、MSの機動性の高さにはついてゆくことができない。 ミサイルポッドやバルカンを装備するほか少数のモビルアーマーを搭載できる。 原作ではメネラオス、その他大型戦艦の護衛の任につくことが多かったが ブリッツにアンカーで艦橋を潰されたり、イージスのスキュラ一発で撃沈されるなどあまり役には立たなかった。 本作ではディアッカ(赤服)を選択した時にデブリ帯で出現(出現は此処だけ) メネラオスと同じくかなりの高度を巡航しているだけなので脅威になることはない。 倒す場合は、弾がもったいないのでできるだけ格闘か、弾数を消費しないチャージショットで攻撃するようにしよう。
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ハンドル名『station』 その腕っ節の強さから、喫茶店【狂イ旅】での暴動防止委員の長を務める。 前職は、地球連合軍でドラグナーのパイロットをやっていたとか・・・ 現在はリアルが多忙なのか、出勤率は低めである。 「ドラグナーだ! 当たると痛ぇぞ!!」は彼の代名詞と言えよう。 アイコンが違う? アイコンなんてただの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです。 名前 コメント
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224: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 30 37 HOST softbank126041244105.bbtec.net 憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編SS「境界線に踊れ」4 星暦恒星系 星暦惑星 サンマグノリア共和国内 「グラン・ミュール」 第一区 大統領府 地球連合サンマグノリア共和国駐留外交補助機材室 「歓迎」の準備が整った室内---アンドロイドたちがおのおの割と物騒なモノを用意して待ち構える---中で部屋の前に気配がやってきた。 〈足音、男性。歩幅は平均的だけどバランスが危うい……太り気味?〉 〈重量感知計の数値は30代の男性の適正値内に入っていることを示しています〉 〈呼吸音および心臓の拍動音、少し早いですね……緊張でしょうか?〉 〈まさか……とは思いますけど〉 一瞬でかわされる会話と共有されるあらゆるセンサーの情報。 それらと今ドアの前にいる人物のプロファイリングを行ったアネモネは一つの可能性に突き当たった。 〈各員、プランF-23へ。ひょっとすると、別な意味で警戒しなくてはならないでしょう〉 〈F-23……?〉 〈ええ、正しくおもてなしです。裏はありますけど〉 〈室長、誰がうまいことを言えと……入ってきました!〉 そして、大多数の予想に反してドアはおずおずと開けられて、男性が入ってきた。 「あ、あのう……本日付で地球連合サンマグノリア共和国駐留外交補助機材室付き文官になった、ニコラ・ルマールです…」 その声は、どことなく怯え、反応を窺うかのような、そんな男性の声。 多くが敵意のある、あるいは脅すかのような声を向けてくる中にあって、そんな声音は非常に珍しい。 人間ではないからと入国を許可しておきながら、人間ではないからと敵意や悪意を、時にはあらぬ欲望を向けられるアンドロイドたちには新鮮だった。 〈室長、まさか…〉 〈そのまさか、です〉 通信で返事を返しながら、アネモネは同時に肉声を発する。 「連絡は受けております、ニコラ・ルマール外務局員。どうぞ中へ」 失礼します、という声とともに、ニコラ・ルマールは室内に足を踏み入れる。 おっかなびっくり、という言葉がこれほど似合う振る舞いもあるまい。ゆっくりと足を進め、室内に入ってくる。 「ようこそ。私が地球連合サンマグノリア共和国駐留外交補助機材室 一等機材、いわば室長を務めるアネモネと申します」 「は、はい。よろしく、お願いします…」 優雅に一礼するアネモネに、慌てたようにニコラも頭を下げ、かしこまった。 その様子だけで、いや、部屋に入室する前の動きなどからして、レーナはそのニコラという人物の為人を察した。 (この人は……) 頭をあげた彼は、白銀種の特徴を備えている。しかし、それがちょっと揺らぐくらいには、びくびくしている。 視線は怯えているかのようにせわしないし、落ち着きが感じにくいのが窺えてしまう。 外見上はアンドロイドたちが有色種だから怯えたりしているわけではない。 いや、有色種相手でも怯えてしまっているというべきか。 (とんでもない、臆病者……!) 「お、お役に立てるよう、がんば、ります…」 「こちらこそ、よろしくお願いいたします。両国の関係のためにも」 そんなニコラは微笑むアネモネに少し顔を赤らめながらも、ニコラは精一杯の笑みを浮かべた。 若干身体が怯えから震えているのは、どうやっても隠しきれていなかったのだが。 225: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 31 07 HOST softbank126041244105.bbtec.net 一先ずニコラを室内に通し、アイスブレイクと洒落込んだ。 地球連合が持ち込んでいる天然モノのお茶と茶菓にはさすがのニコラも驚き、緊張を緩ませた。 そんな彼と談笑しながらも、アンドロイドたちは提出された書類の情報の精査を無言のままに行っていた。 ちなみにセレクトされた茶葉はカミモールのハーブティー。鎮静効果が期待できる。 〈ニコラ・ルマール、34歳。 高級官僚を送り出してきたルマール一家の生まれ。幼少期は活発で、それでいて勉学にも熱心だった。 義務教育を完了後、サンマグノリア共和国でも指折りの進学校である国立マルティーヌ高等学院に入学、次席で卒業。 特別進学枠で国立サンマグノリア大学政治学部国際政治学科へ進学し、ここを席次5番で卒業。総合次席こそ5番でも、一部おいてはトップの学力を示す…〉 〈卒業後は親のコネもあってサンマグノリア共和国外務省に入省。下積みのためにギアーデ帝国対応部に配属される。 外向きというよりは内勤、国内での情報収集や分析、折衝などを行う文官として活動。 しかし、8年前の開戦を以て、所属していたギアーデ帝国対応部は事実上解散。入省間もない彼はいきなり放り出されてしまう、と〉 〈その後は約4年の間外務省内のあちこちの部署を盥回し。おそらくギアーデ帝国担当部署に所属していたことによる事実上のいじめとやっかみ。 その後に1年の病気療養のため休職。復帰後は今の所属である統合外務局に配属され、現在に至る……〉 〈理想と熱意にあふれていたけど、それがへし折られて現在のような何かにおびえる性格になってしまった……これで普通なのが怖いところね〉 その経歴を書面で見て、どんよりしているレーナはリーガルリリーに対処を任せてある。 あからさまに嫌がらせ人事だ。こちらへ対しても、そして、彼自身に対しても。 文官の配属を求めたのはこちらであるが、それに対する反応がいきなり今日通知され、配属も今日となれば異論は受け付けない、という意志が窺える。 〈地球連合との外交をほぼ閉じ、この星暦惑星の国家との外交もよろしくない態度をとっている。 これまでサンマグノリア共和国が他国の目がないことをいいことにやってきたことを咎められるのを避けるためでしょう〉 〈つまり、彼の派遣は所詮はアリバイ作りだと?〉 〈イエス。要請には応じたという事実だけを得た。交代は認めない。そういうことでしょうね、室長?〉 〈そういうことになりますね。まあ、必要なのは外交的な知識や経験……言っては失礼ですが、畳水練でも彼は役立つでしょう〉 〈良心が少なからず痛みます、胸がチクチクと……比喩でしかありませんが〉 アンドロイド特有のジョークに、アネモネは一度目を閉じ、しかし続ける。 〈とはいえ、ハリボテの方がマシな人材が来ると警戒していた我々にとっては、非常にありがたいことなのは確かです。 早速ルマール外交局員にはミリーゼ少佐が行っていた業務を引き継いでもらい、外交の戦果を挙げてもらいます。 ミリーゼ少佐は本来は武官。軍事的な知見から情報収集や意見を出す立場なのですから、本来の役目に戻っていただかなくては〉 それは、未だに共和国が認識しようとしない、地球連合の外交オプション---軍事を認識してもらうことにもつながる。 〈積極的な武力を振りかざしての圧はあまり褒められたものではありませんが、そうすることもまた外交です。 武をいたずらに振り回す国は嫌いですが、武がないままに安穏とする国はもっと嫌いです。 共和国には、忘れていた常識を取り戻してもらわねば〉 〈了解〉 〈委細承知〉 〈ヤー〉 〈そう言えばリーガルリリー、貴方はローゼンタール系列でしたね〉 そんな会話をしながらも、彼女らは動くのであった。 226: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 31 38 HOST softbank126041244105.bbtec.net 夕刻を迎え、レーナは久しぶりに本来の仕事、軍事的な分析や情報収集に終始することができた。 無論、新しく配属されてきたニコラに仕事を引き継ぎを行う必要はあった。 だが、政治と軍事両方の情報処理や分析を行う必要があった連日の勤務よりも、はるかに楽だったのは確かだ。 「この調子で、もっと人が来てくれるといいのですが……) 「そうそううまくはいかないとは思いますよ、ミリーゼ少佐」 自分の専用のラップトップパソコンの電源を落とし、大きく吐息をついたレーナに、リーガルリリーはお茶を差し出す。 「共和国の意思は、とうに示されていますからね。これで共和国としては大幅に譲歩したと思っているでしょう」 「……たった一人の派遣だけで、ですか」 呆れたものです、とレーナは悪態を隠さなかった。 「ミリーゼ少佐、地球にはこんなたとえ話があります」 怒れるレーナに、リーガルリリーは静かに語る。 「ある国には3つの目を持つ人間が暮らしていました。ところがそこに2つの目を持つ人間が現れました。 異常なのは、どちらでしょう?」 「……それは」 リーガルリリーは自らの視覚素子を内蔵した人工の眼球に触れる。人間と同じような触感や外観を持ち、機能までも拡張して備えるそれを。 「同じことです。そして、地球連合が幾度となく経験してきたことでもあります。 常識も観念も話す言葉も肉体的な特徴も、あらゆる要素が違う生命体で、この宇宙は満ちている。 分断されていたままならば、互いを知らずに幸せだったでしょう。しかし、互いを認知してしまった以上、最早見なかったフリはできない」 「どうやっても、影響が出る、ということです……と」 その時、リーガルリリーは振り返る。そこには、身を縮こまらせるようにして立つ男性がいた。 「ルマール外交局員、御用でしょうか?」 「あ、あ。はい!はい、えっと……ミリーゼ少佐に。よろしいでしょうか?」 「構いません。リーガルリリー、帰る支度をお願いします」 「はい」 レーナの私物を預かり、席を外したリーガルリリーを見送り、レーナはニコラの方に向き直った。 「いかがなさいましたか?」 「い、いえ。大したことじゃあ……ないんですが」 もごもごとしながら、やがてニコラは口を開いた。 「こんな私でも、仕事をこなせる場を与えてくれて、本当にありがとうございます」 「ルマール外交局員……」 「いやぁ、ルマールと、そう呼んでいただいて結構です。 ここまで親切にされたのは久しぶりで……」 「……」 ともあれ、と深々と頭を下げた。 「今日はありがとうございました。また明日、よろしくお願いしますね」 そうして、ニコラはそそくさと部屋を出ていく。 その言葉尻に、鼻をすする音をにじませながら、その体はどことなくうれしさをにじませながらも。 それを、レーナはただ見送ることしか、出来なかった。彼のことは、まだあって初日で、それだけのことしか知らない。 それでも、彼が良い人だと知ることはできたし、誠実な人だとも理解できた。 (3つ目の人間の中の、2つ目の人間……) その言葉の意味をもう一度かみしめ、レーナは立ち上がる。 また、明日。そういわれたからには、明日も頑張らねばと、そう思えたのだ。 227: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 32 13 HOST softbank126041244105.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 あと1名くらい、ボーダーランドには人員が来ます。 まあ、その話はもうちょい先になります。 次から、オペレーション・スカイフォールとなります。
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キャラクター名 プレイヤー名 所属 搭乗機体 能力値 1.体力 2.精神 3.感覚 4.知覚 5.情報 6.魅力 *.幸運 スキル スキル名 レベル タイミング 対象 コスト 効果 /5 /5 /5 /5 /5 /5 /5 /5 所持品、メモ等 地球連合軍制服、軍用拳銃、通信端末、パイロットスーツ
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* ※当ページは管理人G-maによる、検討中の設定等を扱っています。 GDW設定検討特集「オメガ危機」編 GDW設定検討特集「クロイティス銀河大戦」編 アートロン/セイラ 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2012.03.27 キャラクター(個体) オートボット・プリテンダー アーク・オメガ危機時代にOCD世界で生まれたアートロンの1体。 通常は銀髪の女性の姿を取り、青葉加奈の盟友となる。 メタキャリアとしての加奈の苦労の理解者でもある。 変身(トランスフォーム)後も体格は大きく変わらず、等身大の工作を得意とする。 【プロフィール】 『トランスフォーマー』続編に登場する人間擬態個体プリテンダーがモチーフ。 アニメ版と実写版(アリス)の折衷的なイメージを持っている。 フレイセイバー(仮称) 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2012.05.09 アイテム ライトセイバー コルサディル銀河系の“宇宙騎士”ライディエルが主に使用する刀剣類のグループ。 使用者のサイキック能力と共鳴し、それを触媒に光の刀身を形成する。 熟練の使用者ほど、繊細な刀身として具現化される。 【プロフィール】 『スターウォーズ』シリーズのライトセイバーがモチーフ。 ただし差別化のために、刀身のビジュアルはライトセイバーと異なっている。 アイテム名は捻りが足りない気がするので変わる可能性がある。 セイダム(仮称) 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2012.06.24 キャラクター(個体) サタン 太古に生きた監視者のイレギュラー個体。 古神族オルガテロスの高位体と推測されているが、ベールに包まれており確定的なものではない。 アーク超宙域のゾアクロイド種族、ザタニアンの起源体という説もあり、 魔神オメガの同志“闇の使徒”であったという伝説も残っている。 アーク超宙域の「魔王の遺言」の著者ないし、その起源に関わった存在と考えられており、 グレイポリスにおいては「信仰の対象」となっている。 【プロフィール】 聖書神話の絶対悪ポジション、サタンがモチーフ。 ルシフェルのイメージも入っているため、元監視者というイメージになっているが、 個体名や経歴は掘り下げが不十分で、今後変わる可能性がある。 基準年時代のキャラクターではないが、完全な故人かどうかは固まっていない。 ヴァーツ/ヴォルギャノム型爆撃機獣 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2013.03.12 キャラクター(種族) ヴァーツが機動師団(終末艦隊)に装備しているジェネティック兵器の1種。 複数の球状の「砲塔」を有するモンスターのような形態を持つ。 複数の形態があり、クローン歩兵ギームと連携して作戦展開を行う。 【プロフィール】 1996年頃にイメージしたバイオ戦闘機をブラッシュアップしたもの。 旧作サルベージ設定の1つだが、まだ確立していない(汗) 地球連合/オリンポス級大型母艦 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2013.05.22 メカニック(艦艇) マクロス等 未来史(約1,000年後)の地球連合が開発した母艦タイプの大型宇宙艦艇の1種。 全長1kmを超え、小規模ながらシティキャリア(フリートキャリア)の機能もある。 当時勃発したアトラス危機やエルシアス事変と関わっている。 【プロフィール】 地球連合のキロメートル超え宇宙船としてマクロス(SDF1)をイメージソースとするが、 変形するわけではなく、最終的には「別物」となる可能性が高い。 ブルーノアを大型化したようなイメージもあるかも知れない。 地球連合/AX18モンスター&EA44ドラグーン 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2013.08.10 メカニック 基準年時代に地球連合が開発した「超重戦車」。 全長12m以上、総積載重量300トンと旧ドイツ軍のマウスを凌ぐ巨体を持つが、 この巨体に機動力を与えることが可能な強力なエンジンと重装甲、複数の砲身を有している。 ただしモンスター自体は試作機で、量産機として軽量化されたEA44が作られた。 【プロフィール】 1990年以前にイメージした巨大戦車をブラッシュアップしたもの。 旧作サルベージ設定の1つだが、まだ確立していない(汗) アリエロード 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2013.08.22 キャラクター(種族) 漂流武装勢力アリエル帝国が開発したジェネティック兵の1種。 クローン歩兵アリエロイドの発展型で、タイランタ連邦から接収した強化兵、 メタロイドやザイロードのノウハウを組み込んでいる。 タキオンコイルに似た全身の発光体が亜空間ゲートとなっており、その内部に武器を収納する。 未来史に登場するタイランタの新兵器、ゼオロードの原型という説もある。 【プロフィール】 アリエロイドの発展型としてイメージしたラフ画のキャラから生まれた設定案。 1999年頃に描いたオリキャラのサルベージイメージも入っている。 コンセプトに曖昧な部分があり、掘り下げる余地がある。 ベルコース/エニク・ロシュ・アルタラ 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2014.01.09 キャラクター(個体) 基準年時代に生きたベルコースの外交官。 ベルカナス同盟の元騎士団長で、中立性を重視する堅物として知られる。 中立を維持するために論理を重んじ、対タイランタ問題でアトラス連合のエルベ議員と対峙、 事実上論破するなど、弁達者として「武勇伝」を残している。 【プロフィール】 ユニコーン星人ベルコースの個体として考証中だが確立していないorz 実は種族ビジュアルから生まれた設定に当たる。 バルガロアン/ゲルン・ヴァーロック 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2014.05.07 キャラクター(個体) ヘルム・ゼーリック ヴァーツの幹部級前線将校の1人。 過去にヘクトジェネラルのある将軍の配下だったが「転属」した経緯がある。 戦略指揮官として優れた資質を有するがかなりの自信家であり、 ある種のパワー信奉者であるため、大艦隊による圧倒的な火力を好む傾向が強い。 強硬な野心家でもあり、晩年はその野心が裏目に出て暗殺されるという最期を迎えた。 【プロフィール】 『ヤマト2199』のゼーリック元帥をモチーフとした魔人キャラであるが、 経歴設定が未完成のため保留になっている(汗) ウィゼルノード 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2014.07.30 キャラクター(種族) ディスドゥーム超宙域群発祥が疑われるクリーチャー種族。 結晶状の小天体のような外観を持つが、内部はエネルギー状で空晶族に分類される。 他種族の精神エネルギーを糧として生きる生態を持つのが特徴であり、 「力神」セリュエジアスの特徴的な肉体進化に影響を与えた古種族の末裔説がある。 【プロフィール】 「精神エネルギーを捕食する魔物」のイメージで考証した種族。 複数の版権モンスターの影響を受けているが、固有のモチーフはない。 ザオナン/ガルフ・ラッシュ 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2014.12- キャラクター(個体) グフ ザオナン・ザオク族の戦士の1人。 【プロフィール】 ガンダムシリーズのMSグフをモチーフとした宇宙人キャラだが未完成orz ザオナン/ゾーリン・ヴァザム 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2014.12- キャラクター(個体) バーザム ザオナン・ファルク族の戦士の1人。 【プロフィール】 ガンダムシリーズのMSバーザムをモチーフとした宇宙人キャラだが未完成orz アルファ・オメガ連星 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.02.02 舞台(天体) キング星等 過去にアリオナス銀河系にあった2重惑星。 巨大惑星(当時)アルティラと同じ太陽系にあったが、 主星の崩壊とアルティラの「主星化」で数奇な運命を辿った経緯を持つ。 2重惑星のうち、アルファは軌道から弾き出されて遊星と化し、オメガはアルティラの衛星となった。 後にキングと呼ばれるアルティランの偉人アルファと、魔神オメガの起源に関わっている。 【プロフィール】 ウルトラシリーズのキング伝説やノア伝説からヒントを得た神話ロケーション。 ただし掘り下げはまだ十分とは言えない。 アーク超宙域・神域 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.02.13 舞台 霊界 アーク超宙域と重複する並行時空であるが、監視者達の管理下にある世界。 意識効果が強く反映されるよう空間制御されているため、特殊能力等の鍛錬に向いているが、 メンタルが追いついていないと暴走しやすいため、下位開発者以下には適応が難しい。 アーク超宙域及びオメガシードの監視が主目的だが、オメガ危機時には機能不全に陥った。 知性進化が先行したアークス(人類)の1部の故人の存在場も、ここで活動している。 因みに文明が高度に進化している惑星には、こうした「管理室」のないところもある。 【プロフィール】 オカルトやファンタジーに登場する「霊界」のGDW式解釈例。 まだ掘り下げが不十分だが、基礎的なコンセプトはほぼ固まっている。 クロイティス大戦/セヴラエル・レヴィエムAT演説 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.03.17 歴史(未来史) 空間封鎖を受け孤立したアトラス・テクトラクタでの評議員達の奮闘の1つ。 【プロフィール】 遠未来史の銀河大戦の時代枠のエピソードの1つとして考証。 時代枠の中での位置付けがまだ確立していない。 クロイティス大戦/ギルゼローク戦役 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.03.17 歴史(未来史) ゾーガ超宙域の「暗黒太陽系」における戦役。 魔神オメガがヴァーツに反旗を翻すきっかけになった戦火の1つ。 【プロフィール】 遠未来史の銀河大戦の時代枠のエピソードの1つとして考証。 時代枠の中での位置付けがまだ確立していない。 クロイティス大戦/ディレニウス攻防戦 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.03.17 歴史(未来史) ヴァーツの侵攻によって荒廃し、「魔界化」した惑星ディレニウス(RC555)での戦火。 クロイティス大戦で最も激しい「地上戦」の1つと位置付けている。 【プロフィール】 遠未来史の銀河大戦の時代枠のエピソードの1つとして考証。 想像が比較的容易な「地上戦」の主要な舞台として用意した経緯がある。 時代枠の中での位置付けがまだ確立していない。 クロイティス大戦/オリオン・エタンダム・ベルト大会戦(仮称) 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.03.17 歴史(未来史) クロイティス大戦の中盤、最も激しく混沌とした艦隊戦。 数百光年にまたがり、複数の大艦隊が激突、苛烈な乱戦となった。 【プロフィール】 遠未来史の銀河大戦の時代枠のエピソードの1つとして考証。 安直な数値インフレではない「最も激烈な戦火の表現」を目標としたハイライト。 時代枠の中での位置付けがまだ確立していない。 銀河超特急ISE(インタースターズエクスプレス) 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.04.02 メカニック エルピナス銀河系の流通に大きな影響力を持つ輸送機関。 細長く連結された宇宙船が、あたかも高速鉄道のように振舞うのが大きな特徴。 【プロフィール】 2000年頃にイメージした「大陸横断高速鉄道」の宇宙版とも言えるアイデア。 『銀河鉄道999』のソースもあるが、余り古風なイメージはない。 同銀河系が「欧州テーマ」のため、欧州の鉄道網にヒントを得たもの。 クリティアス危機 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.06.01 歴史(過去史) アムーグア帝国滅亡後、深宇宙に進出した「マレフィオス艦隊」が起こした戦火の1つ。 スピリオーディア龍士団が関与した戦火と考えられている。 基準年時代からおよそ5万数千年前に起きた(エルピナス危機はこの数千年後) 【プロフィール】 ポスト・アムーグア時代枠の軍事危機の1つとして考証。 ティロンヴィア 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.07.07 舞台(建築物) 旧タイタネス帝国の首都として機能した中型のテクトラクタ。 帝国末期(約5万年前)意図的に起こされたテクフェルノにより半壊、甚大な被害を受ける。 この収拾のため、盟主ティロネイドは失墜することになった。 【プロフィール】 「崩壊し失われたテクトラクタ」の実例として考証。 白銀の賢者氏が投稿した宇宙災害テクフェルノに影響を受けて誕生した。 地球連合/偵察哨戒機“ASP-78”(仮) 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.09.25 メカニック 未来史(約1,000年後)の地球連合が開発した多機能艦載機の1種。 【プロフィール】 未来史の宇宙戦艦アレキサンダーの艦載機として設定しているが、 細部の仕様や形状のイメージはまだ確立していない。 地球連合/異人類支援部署“UEPS”(仮) 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.09.25 組織 地球連合内にある、アークス(人類)以外の種族の活動を支援するための部署。 基準年時代に活躍したアクエリアスなどの後継組織に当たる。 【プロフィール】 アクエリアスの遺志を継ぐ組織のポジションだが、未完成orz 組織名も暫定案で、変わる可能性がある。 キュルティロン銀河大戦 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.09.30 歴史(過去史) ヴァーツが関わった過去史の大規模戦火の1つ、約66万年前に起きた。 【プロフィール】 キュルティロン銀河系の「因縁フラグ」の背景ハイライトとして考証。 まだ細部はほとんど固まっておらず、時代枠の設定が存在するだけだが(汗) キュルティロン危機 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.09.30 歴史(過去史) ヴァーツが関わった過去史の大規模戦火の1つ、約26万年前に起きた。 【プロフィール】 キュルティロン銀河系の「因縁フラグ」の背景ハイライトとして考証。 まだ細部はほとんど固まっておらず、時代枠の設定が存在するだけだが(汗) ガロメイル 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.12.02 キャラクター(種族) トラ他 レネヴァイロン銀河系・惑星ガロム出身のエイリアン種族。 濃い灰色の地に銀色の縞模様が入る体毛に覆われ、顔つきはトラに似ている。 大きな耳があり、その先端に角のような器官を持つのが特徴の1つ。 戦士文化を持つザイオノイド種族であり、レネヴァイロン機構に所属する。 【プロフィール】 未完成のオリジナル種族の1つ。 「ティゴリオスの色素反転」をイメージしたトラ型(ただし角がある)の獣人族。 ダグベイロン 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2015.12.02 キャラクター(種族) ドーベルマン ユグレイアス銀河系・惑星ダグバール出身のエイリアン種族。 黒っぽい皮膚に覆われた獣人族であり、顔つきはイヌに似ている。 気性は荒いが誇り高く、忍耐強い気質であり、ある種の騎士道に近い文化を持つ。 サイキック能力の資質は限定的だが、高い身体能力を有するアスリート種族。 【プロフィール】 未完成のオリジナル種族の1つで、上記の通りドーベルマンがモチーフ。 ゾアネスト大系統甲属 原案作成日 カテゴリ(カテゴリ2) モチーフ等 2016.11.05 キャラクター(系統) バージェスモンスター等 ゾアネスト超宙域群周囲での発祥が推測される甲属の大系統。 ゾアネスト大乱の影響で大打撃を受けた可能性があり、絶滅はしていないが衰退の一途をたどっている。 【プロフィール】 未完成のオリジナル大系統で、主に古生代の甲殻類の仲間がモチーフになっている。 ゾロスネスト空属と発祥宙域が被るため、2016年にテキスト草案を作成した時は保留にしていたが、 ゾアネスト大乱をきっかけに入れ替わったとも考えられる。
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あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ・を・ん英数字 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 バイド@R-TYPE バイドとは、 人類が生み出した悪夢。 覚めることのない悪夢。 …バイドとは… 26世紀の地球人が開発した科学や魔道学、遺伝子学等あらゆる叡智(狂気ともいう) を集約して作り上げた対敵対外宇宙生命体兵器(遺伝子構造はなんと人間と同じ)である。 26世紀人が色々とヘマをやらかし太陽系で起動させてしまい、次元抹消兵器を使い何とか消滅させた――― はずであったが、彼らは異次元の中で進化を続け、時間を乗り越え22世紀地球に現れた バイドの特性を簡潔にまとめると 1、なんでも取り込んで、お前とバイドで超融合! 2、ゴキブリのように増殖するよ! 3、肉体だけでなく精神も汚染させちゃうよ! 4、環境に適応して変化するよ! 5、電脳界だろうが平行世界だろうが異次元だろうが何処にでもいけるよ! とボーグ@スタートレックやアパロイド@スターフォックス、ドグラ@虚無戦記に匹敵する兵器である これを消滅させるにはバイド体を利用した「フォース」もしくは波動兵器のみであると言う 文字通り「ぼくのかんがえたさいきょうへいき」である。 現にロワ内でも猛威を奮い、会場内にあったノヴァを汚染する、アースガルズを除く全ゴーレム@ワイルドアームズ を汚染して会場でヒャッハーさせるなど傍若無人の暴れっぷりを見せる のだが「パーフェクトソルジャーズ」と言うアイレムの格闘ゲームでは格闘家が普通にバイドを 倒していたりもする。その設定の生かされて豪鬼やリュウによってバイドが次々と屠られるというカオス な事態もあった、これは二人の使う「波動拳」「殺意の波動」がバイドを消滅させる「波動」と同質であるという 設定が作られたこともあった為でもある。 (メタ的に言うとそのまま設定で暴れさすと1回目放送を行うまで参加者全員乙るから) そんな会場でヒャッハーしたバイドも最終的にバイドを探知して 救援に駆け付けた地球連合軍によって消滅させられることになった。 だが終盤に脱出する参加者達に襲い掛かるジーク・ツヴァイ、それを何とか倒すが、彼の発した今際の台詞が 「…ワレハ バイド ワガタマシイハ フメツ…」 ――――あれ? ま行 や行 ら行 わ・を・ん 英数字 Team R-TYPE この悲劇に「グランドフィナーレ」が訪れる事を信じ 「カーテンコール」を告げよう 我らが「ラストダンサー」であることを願って 今回のロワにおける主催陣営の一つ、バイドに対抗する為に101機種に上るR戦闘機を開発する部署 あのバイドに対抗する為の組織の為まともな組織でもなく 例1 パイロットの手足切断して胴体と頭部のみにして機体と接続するよ! 例2 20代女性を10代幼女の姿に固定してパイロットにするよ! 例3 戦闘機に火炎放射機能を搭載するよ!とっつきを搭載したR戦闘機を作ったったwww 例4 パイロットの脳波をビーム砲のエネルギーにする機体を作ってみたけど、暫く乗っていると廃人化して 自力で降りられなくなるんんだわwwwサーセンてなわけで運転席を試験管型にして『取り替えられる』ようにしますた 例5 今度のは脳波だけでなく生命エネルギーまでビーム砲のエネルギー源にするお 例6 バイドが相手を乗っ取るときに使っている変なゼリーなんだけど、そのゼリーを使った戦闘機作ったったwww 操縦?最低限生命維持装置つけてパイロットをそのゼリー物質内に直接ポイーで 例7 ある悲劇を忘れない為に記念碑作った!無論その記念碑はR戦闘機として戦えるよ! とそこら辺の悪の組織がドン引きするぐらいのやりたい放題のヒャッハー集団であり、バイド研究を行っていた 「あの」アルハザードですら彼らに親近感を持っていが、イカレッぷりには若干引いていたぐらいであった。 ただ彼らがいたお陰で人類はバイドと互角に渡り合っているためある意味仕方ないと言えよう 彼らがロワを開いた理由、それは本来なら99番目の開発機体であり最後のR戦闘機である「R-99 ラストダンサー」 に続く二機のR戦闘機「R-100 カーテンコール」「R-101 グランドフィナーレ」を完成させる為のデータ収集であり 人造的に培養した「ドプケラドプス」と「ゴマンダー」を参加者として送りこみ、会場外に 「R-9ER2 アンチェインドサイエンス」を配備して情報収集にあたった 実質は彼らと一部軍上層部が結託して行ったことであり、救援に駆け付けた地球連合軍は全く与り知らぬ事態であった。 脱出のドサクサに紛れて得た情報を以て彼らは二機のR戦闘機を開発し、対バイド最終ミッション「Last Dance」が発令されて 地球連合軍の総力を以てマザーバイド討伐に赴く傍ら「グランドフィナーレ」は26世紀へ飛び立った 星の海を渡っていこう 振り向くことなく 光を追い越し、時を翔んで いつまでも どこまでも
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347 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/07/20(木) 22 04 21 ID softbank060146109143.bbtec.net [41/110] 憂鬱SRW 融合惑星編「The Hound Dog in Megapolis」SS「前日譚 ゴドーの葬送」2 惑星2113 現地時間西暦2113年 日本 出島 地球連合外交使節艦隊 十和田級外交使節艦 戯曲「ゴドーを待ちながら」。 劇作家「サミュエル・ベケット」が書き上げ、1952年に初演された不条理演劇の一つ。 ゴドーという人物を待つ二人の人間の姿を描き、しかし、その肝心のゴドーが直接登場しないという劇である。 そも、ゴドーを待っている二人はゴドーのことを知らず言及もしないうえに、他の誰もゴドーに関して具体的な説明をしない。 ゴドーとはGod、すなわち神のことをさしているという意見も存在しているが、確たる言及もなし。 劇を通して条理や理論が通るところは非常に少なく、故にこそ不条理と言えるであろう。 そんな劇は、今まさにスクリーン上の上において演じられている。 「----」 西暦年間に演じられた映像という、過去から現代に残された至宝の一つを、自室のスクリーンで眺めるのは女性だ。 大洋連合系の血統において稀に生まれてくるコーカソイド系の特徴を引き継いだ結果、薄い色素の髪と皮膚を持ち、しかし目の色だけは黒の形質に染まっていた。 その一点において多少のずれがあれども、しかし、同時に崩れているところを含めて調和がとれているというのは、彼女の保有する美しさ故だろうか。 そんな彼女、大洋連合政府外務省から派遣されてきた外交官の苅生ソフィアは、その美貌のままにその不条理な世界を見つめていた。 不条理、しかして、現実。 理の通らないものに何かを見出すのもまた人間の性というものだ。 永遠か、それとも神の暗喩か。一流の悲劇に酔いしれ、時に喜劇よりも喜ぶ欧州の感性は、あまり理解しにくいところがある。 「あるいは、ニーチェの語るがごとく、とっくにゴドー(ゴッド)は死んでいるのか」 哲学者「フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ」の言葉を引用し、ソフィアはポツリと漏らす。 このアポカリプス期より少しばかり前には、そのような存在と戦いもしたのだ、地球連合は。 この場合の神とは、条理や世の真理などの方を纏めて指している。 あるいは---もっと彼女にとって不条理で、尚且つかかわりのある「神」のほうであろうか。 主観一度目の生の後に、この世界に放り込んだ誰かの。 (ただ……) ただ、ソフィアがこの不条理演劇において、現在の状況において共感できる点は一つある。 それは、ひたすらに待っている、ということである。 この原作がサイコパスと推測されるこの惑星の日本において、神託の巫女の言葉の向こうからやってくるであろう「誰か」を。 最も、夢幻会メンバーの一人である彼女は開示されている情報から、それが常守朱となる公算が高いことを知っている。 免罪体質ではなく、己の意志で自らを律する強い意志と精神を持ち合わせた、強い人。 神でもなく、システムでもなく、ただ一つ自分の意志でもって立つある種の「超人(ツァラトゥストラ)」だ。 地球連合との接触など、原作では当然なかった展開ではあるが、彼女が己の力で自ら進んでくることは想定内である。 348 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/07/20(木) 22 04 56 ID softbank060146109143.bbtec.net [42/110] だが、同時につまらなくもあるのだ。 彼女のような存在しか、主役とされる人間しか、その超人的な意思を以て進んできてくれないということが。 全てが予定通り、知識通りというのは介入を行う夢幻会としてはありがたくはあるのは事実である。 そうであるからこそ、これまでの長い活動において夢幻会は己のアドバンテージを生かし、影に日向にと動いてきた。 裏を返せば、多くが既知であり、予定通りであり、イレギュラーなどがなく、既視感に捕らわれたような状態なのだ。 勿論これまでの戦いの中に想定外がいくつあったのかは数えきれないほどあるのもまた事実である。 けれども、そんなつまらないと思ってしまい、「退屈」に殺されてしまいそうな感覚さえするのだ。 それこそ、苦痛であり、転生に伴う業と理解している。 仏教で言われている通りだ、何時までもいつまでも転生を繰り返す。終わりのない既視感の迷路。永遠にして刹那の生。 (でも、だからこそ) それでもなお、「なればもう一度」と言える精神の気高さ、強さ、意志の強さ。 長い戦いの中で、夢幻会のメンバーとして活動することをやめていった人々は実のところ多くいる。 何度も転生をして慣れっこになっている人、目的が定まっていてそれからぶれない人、そして、何も知らないままに現実にぶつかる人。 その誰もが、ドロップアウトしてしまう可能性を秘めているのだ。 ソフィアもまた、その一人という自覚はある。既視感の中で生きて行けるか、不安でさえある。 だから、無意識に求めているかもしれない。 自分たちの知る予定調和を超える「例外(イレギュラー)を。運命をねじ伏せる強者を。 (……) 指の一振りの動作で、スクリーンで再生されていた映像は中断された。 それは、そろそろ時間であるからだ。すなわち、この外交を行うための十和田級にやってくるPP日本の外交使節についての通達が来るのだ。 (来た……) タブレットをとり、通知を確認する。予想通り、こちらへの外交使節として派遣されてくる人員のリストだ。 多くはメンタルケアの専門医によって占められているほか、荒事専門の人員も含まれている。 だが、用があるのはそちらではない。外交を行うにあたって PP惑星の日本は外相といった高位の人材の出し惜しみをしている。サイコパスの悪化を恐れての事だろう。 (常守朱……やはり) 公安局からの出向者、ということで彼女の名前が含まれている。 潜在犯である雑賀譲二が含まれているのはおそらく彼女が招へいしたからであろうことは想像に難くない。 また、厚生省大臣官房統計本部長であり、のちに深くかかわるであろう慎導篤志も随行員として選ばれている。これも想定内だ。 「……?」 しかし、その他の人員のリストに目を通した中で、意外な人物の名前があったのだ。 いわゆるネームド。原作において中心に近い位置にいるキャラクターの一人であった。 完全にイレギュラーというわけではないにしても、まさか、という思いがあったのだ。 少なくとも退屈はしなさそうだ、そう思うことにするのだった。 349 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/07/20(木) 22 06 04 ID softbank060146109143.bbtec.net [43/110] 惑星2113 現地時間西暦2113年 日本 東京 成田空港 ティルトローター機内 「お久しぶりです、雑賀先生」 「譲二、随分と久しぶりだな」 「こんな場所で再会するとは思いもよらなかったなぁ……」 関係の浅からぬ二人と出会い、思わずメガネ越しに目を抑えた雑賀はぼやいた。 スーツ姿の女性の方---嘗て雑賀教室の教え子であった花城フレデリカ。 もう片方の初老と言っていい男性---雑賀教室を公安局に創設し、雑賀の大学時代の先輩でもある慎導篤志。 生徒の色相悪化が確認されたことで雑賀教室が閉鎖され、その後に秩父へと隠棲してからどれほどたっただろうか。 さらにその後、教え子でもあった狡噛の犯罪に協力したこともあって自ら隔離施設に入ってから、最早会う機会はないと思っていたのだ。 頭を掻きながらも、雑賀は嘆息を一つ落とした。 「これも常守朱の手繰り寄せた縁という奴かな……」 「そういうな。これでも再会できてうれしく思っているんだぞ?」 「先輩は、確か厚生省のお偉いさんでしたね……」 そう、篤志は自分が面倒を見た後輩が秩父に隠棲し、さらに隔離施設に入れられたことを知ることができる立場だった。 「そういうお前は、公安局に依頼されて渉外活動の手伝いか。半ば宮仕えだな?」 「違いますよ、先輩」 慎導の言葉に、雑賀は目敏く反応した。 「公安局じゃなく、常守朱という人物に協力しているんです」 「それほど目をかけられているのか、常守さんは」 「ええ。優秀な教え子ですよ……まあ、狡噛の依頼で短期集中で指導したのがきっかけです」 その事件については多くは語らない。 表向きには秘匿されているところが多い槙島の絡んだ一連の事件の、そのまた一部の事だったからだ。 それに---この先輩にすべてを明かしすぎると、利用されてしまいそうな恐ろしさがあるのだ。 「ふ、羨ましいな。お前がそこまで入れ込むとは……」 「先輩も、常守監視官の付き添いですか?」 「まあ、な。彼女が余計な粉をかけられないようにするための、いわば盾といったところだな」 そんな雑賀の心情を知ってか知らずか、慎導も苦笑しながらも自分の役割を語る。 一応の所、慎導が本部長として朱に随行しているのは、箔付けであったり、彼女が地位で劣らないようにするための役を担っているからだ。 同時に、外交上のあれこれを振りかざして好き勝手に操作されないようにするための監視役という面もあった。 外務省は自分の領分に突っ込まれた人材を警戒していた一方で、自分たちの都合の良い手駒ともしたかったのだ。 それを追い払うためというのもあり、慎導が朱に付きっ切りで行動しているのだった。 それ以外にも慎導自身が情報収集役というのもあるのだが、それはさておき。 350 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/07/20(木) 22 07 54 ID softbank060146109143.bbtec.net [44/110] そして、雑賀に声をかけてきたもう一人が、花城フレデリカであった。 雑賀教室において臨床心理学を学んだ生徒であり、現在は外務省の海外調整局に身を置いていた。 「なるほど、君もサイコパスが濁らないと判断されたわけか」 「そうです。元々濁りにくいとは思っていましたが、まさかそれだけで選抜されるとは思いもよりませんでした」 海外調整局。名前としての見てくれはいいが、外務省においては国外での汚れ仕事もこなす部署だ。 そんなところにいられる人物というのは、必然的に色相が濁りにくく、尚且つ強い精神を持っているということになる。 外務省としても、数的な優位を他の省庁からの出向組にとられないようにするために、なりふり構っていないようだと朱は推測した。 (でもまさか、雑賀先生とつながりのある人がここに集まるなんて……) これも縁というものだろうか。歓談している3名を見ながらも朱は思う。 違う惑星から来たとはいえ、相手は同じ人間であることに変わりはない。 その外交を行う上でのやりとりや駆け引きにおいて、人の心理に造詣が深い雑賀の力が必要と考えたことが、今回の招聘につながっている。 ともあれ、今回は地球連合の外交使節艦隊の「外交艦」という、いわば外交を行うための専用の船に向かい、渉外活動だ。 これまでは地球連合の使節がこちらの国に来訪するという形で行われていたのであるが、今回は招待される形となった。 持ち込みの難しい資料などを実際に見せるなどのデモンストレーションなども含めての外交となるとのことだ。 これまで滞在している間に防疫処置などを行い、この国に病気などを蔓延させないようにする準備が終わったからこその招待であった。 (専用の場を設けて情報開示をする必要がある、ということだけれど……) 宇宙怪獣やゼントラーディなどを超える外敵などの存在を明かすのか、それとももっと脅威になる何かがあるのか。 外務省をはじめ日本政府は恐怖におびえながらも様々に憶測を立てていた。 この惑星さえも簡単に滅びるかもしれない、という特大の爆弾が放り込まれてからパニック寸前だったのだから、これ以上に何が明かされるのか。 国家全体でのサイコパスの悪化が懸念されるために外交を中断すべき、という声が出てきたのはそういう恐怖故だろう。 だけれども、今外交を拒絶したところで、いずれ来るかもしれない宇宙怪獣などが消えるわけではない。 滅びる可能性のある惑星の生命体と接触してコミュニケーションをとってきた地球連合なのだから、何かしらの打開策があるのかもしれない。 (今は、希望を見つけないと) そして、地球連合の意図や要求を見出さなくてはならない。 協力か恭順か、それともそれ以外の何かなのか。国家が求めることは何かを探り当て、妥協点を見出す情報を得る必要がある。 シュビラによって安寧が約束されている時代は終わっている。 故にこそ、自ら進んでいく先を探していかなくてはならない。その確信が、朱の中にはあった。 351 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/07/20(木) 22 10 02 ID softbank060146109143.bbtec.net [45/110] 以上、wiki転載はご自由に。 何とか形にできました。 いよいよ地球連合の外交使節艦隊に向かい、アレコレと情報開示を受ける予定となっております。 サイコパスが濁っちゃう人も出るかもですが、それはコラテラル・ダメージというものだ、致し方ない犠牲だ…