約 491,510 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/56628.html
【検索用 いきるいみ 登録タグ 2023年 CeVIO kotono い ただのみず まんまるこーき 可不 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ただのみず (Twitter) 作曲:ただのみず 編曲:ただのみず イラスト:kotono (Twitter) MIX:まんまるこーき (Twitter) 唄:可不 曲紹介 〝 生きる 〟とは何か、〝 生きる意味 〟とは何か 見失い、探し求め、そして見つけていく そんな私の〝 生きる意味 〟を書いた1曲です。 曲名:『生きる意味』(いきるいみ) ただのみず氏、1作品目。 歌詞 (動画より書き起こし) あのさ、私 なぜ生きてるの? それは、私も わからない 正解なんて どこにも無いよ 君がそれを 教えてくれた 「大丈夫だよ」って 言われてもさ 心の傷も涙も 変われないのに そんなに優しく 包み込まないでよ 苦しく なっちゃうからさ 暗闇のトンネル 出口がない 音も聞こえない 何も見えない 彷徨い続け 探し続けてみるの それが私の 答え合わせ 私が 探す 〝 生きる意味 〟 あのね、私 今探してる 正解なんて分からないけど 苦しみ続けた 過去とさようなら でもね、そんな 簡単じゃないの 「大丈夫だよ」って 君の言葉が なぜこんなにも 心に響くのかな 「悲しまないで」 「苦しまないで」って 涙が溢れてきちゃう 暗闇のトンネル 出口がない 前も見たくないし 進みたくもない 落とし穴にはまり 抜け出せない ねぇ ねぇ、 どこなの 探し続ける 〝 生きる意味 〟 彷徨い歩いて 進み探し求め 辿り着いた先に ひとつの光 暗闇だった心が 照らされて 君が 君が、 居てくれた それが、私の 〝 生きる意味 〟 傷だらけの 私の心に 優しく絆創膏 貼ってくれた君 大切なこと 大切なもの 君が 君が、 居るから それが、私の 〝 生きる意味 〟 コメント 何時か見つけられるかもしれないのかも、って思える曲 -- 闇夜月 (2024-07-15 18 44 19) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3512.html
16◇舞台装置 「なあ《私》よ」 「どうした《私》よ」 「《私たち》はここで、この娯楽施設において、一体何を成すべきなのだろうか?」 「ははは、何を言う《私》」 「決まっているだろう《私》。どこであろうと同じだ」 「どこまでも《私たち》は”役者”――」「ならば自らに課せられた”役目”を全うするのみであろう」 「そうだ、その通りだ」 「分かっているじゃあないか《私》」 「だが」 「だが?」 「では《私》の”役目”とは何か? 殺し合うことか?」 「いいや、違う」 「違うぞ《私》」 「《私》に与えられた役名は”鏡花水月”」 「鏡に映る花、あるいは」 「あるいは水面に映る月のように、とらえどころのない美しさ」 「そう、鏡花水月に」 「そうだ、鏡花水月に」 「《私たち》は鏡花水月に成らなければならない」 幻影のような薄い霞みに包まれた駐車場の一角。 白銀の髪を厳かに装い、灰と浅葱の着物を着ている”役者”鏡花水月の声が、 その空間の四方八方からまるでエコーのように響いていた。 第一放送が流れても、鏡花水月は変わることなくA-2に鎮座している。 いいや、より正確にいうなら《鏡花水月たち》だろう。 鏡花水月はそのルール能力によって、エリア一つを貸し切って実体のある幻影を作り出す。 ほら、今霧の中から数人の男が出てきた。 それらはみな揃って鏡花水月の容姿をしている。 ――この中で”本物”の鏡花水月は一人。他は全て幻想だ。 だが、蜃気楼や陽炎と違うのは、それがエリア内であれば実体も持っているということだ。 「精査の結果。幻影の《私》が持つ幻影の武器は、この駐車場の車に確かに傷を与えた」 「ただし、与えた傷もまた幻想だ」 「幻想の傷を与えた車をエリア外に運んだ場合、車は元の状態に戻った」 「そう」 「傷を与える行為もまた、幻影」 「しかしエリアから出るまでは、幻影は実体に限りなく近い」 「つまり、ここで起こる出来事は、真実以外でも真実として扱われるということだ……」 ずっとA-2に座し、来る者は惑わして四字熟語としての”役割”を果たそうとする鏡花水月だが、 だからといって何もせずに時間を過ごしていたわけではない。 自らのルール能力、《自分のいるエリア内に質量をもった幻影を発生させる》というそれについて、 彼はこの数時間を使って調べ上げていたのだ。 「もう一つ分かったのは、作れる幻影には制限が課せられているということ」 「嘆かわしいことだが、どんな幻影でも作れるわけではないようだ」 「大きさの制限、作れるのは親指サイズから車サイズまで」 「被写体の制限、此方以外の参加者の幻影は作れない」 「そして……かなり小さな刺激であっても、”受けた”場合には幻影は立ち消えてしまう」 水面に映る月が、少し水面に波紋を立てるだけで消えてしまうように。 鏡花水月の作り出す幻想もまた、少しの刺激でさえ致命傷となってしまう。 これらを踏まえると――無敵のように見えるこのルール能力にも、弱点は存在していることが分かる。 だが、それらは見破られなければ問題が無いものだ。 そして鏡花水月は見破らせない。だから、この空間のすべては、幻影に包まれる。 「鏡の前に置かれたその花が本当に実体なのかどうか、知る術などありはしない」 「だがしかし、鏡の向こうに見える花は間違いなく幻想だ」 「不確かな実体と、確実な幻想」「人はこの両者を並べられると、幻想を選んでしまう生き物だ」 「自らの愚かさに気付くことはない」 「鏡の中へ抜けてしまった少女から見れば、此方こそ幻影であるかもしれないとは考えない」 「故に人は間違える――此方のような者にさえ、間違えさせられてしまう」 「……少女と言えば《私》。 先の男が言っていた少女は、まだ生きているようだな」 「そうだな《私》。 だが、《私》が騙したあの男は死んでしまったらしい」 「悲しいか?」 「いいや、悲しくはない。それがあの男の”役目”であったのだろうと、不思議と得心している」 「恐いか?」 「いいや、恐くはない。此方も人だ、いつかは死ぬる。 次がもし此方の番であったとしても、悔いのない人生を”演じて”きたつもりだ」 「そうか――なあ、《私》。”演じた”人生は楽しかったか」 「《私》なのだから分かっているのだろう。なぜ聞く」 「いいや、これもまた一つの、《私》の”役目”であるからだ」 「そうか……ああ、そうだな」 「幻想ではない実態を確認しておかねばならないのは、此方もだ」 「《私》がその問いに答えを出せないことも含めて……《私》はいつも、決まった演目を演奏するだけの機械だった」 振り返ると鏡花水月は、自ら役者として役に徹するあまり、 それ以外の記憶がほとんど疎かになっていたらしい。 主催者側からの記憶操作はほとんどされておらず、代わりに嫌がらせのように、 自分の姿と目線以外に×が乱れ飛んで霞みがかっている。 さらに、多くのシーンは、三人称視点から自分を見つめた姿で脳内再生される。 否応なしに、ここに来る前の自分を見せつけられるのだ。 確かに綺麗だった。 鏡花水月と成った男が舞っていた舞台は、とても綺麗で完全だった。 だが――それだけだ。 「元からある”役”を完全に演じたところで。それはただ、言われたとおりに役を再現するのと同じなのだ」 「此方はただ、立派な葦として生えているだけで」 「造花でその身を飾らない代わりに、自分の意志で葉を広げようと考えることを、放棄している」 「ここですら。殺し合えと言われてなお、《私たち》は破綻してしまっている」 「自らの命よりも”役割”を優先している」 「鏡花水月になることで、舞台装置と化すことで」 「もし過ちを犯しても、此方ではなく”役”のせいであると言えるように……弱き心に予防線を張っているだけ」 「弱いのだ、《私》は」 「《私たち》は。結局誰もが、その結論に達する。人間は――弱いのだ」 ああ。 だから此方は、ただこのA-2に鎮座する舞台装置であろう。 誰も聞くものが居ない場所。 虚実の存在が入り混じる霞みの中で、鏡花水月は真実の言葉だけを連ねて、 自らの”役割”を改めて認識した。 ここにあるのは舞台装置。 迷い込んで来たものを惑わすだけ惑わして、ただそれだけの、鏡花水月。 「誰も来ずとも構わない。誰かが来ても、構わない」 「夢を見る者、願う者、信じる者――《私たち》はその幻想を壊さない」 「壊さないことで、救われるか?」 「それとも先の男のように、破滅に向かうか?」 「願わくば、その顛末に最後まで、此方が関与せぬことを」 ふ、と消える。 駐車場のあちこちに薄くかげっていた霞が、鏡花水月の”独り言”の終わりとともに晴れ、 表向きA-2は何もない世界へと回帰する。 ――誰かが。このA-2へと這入ってこようとしているのを、鏡花水月は察知したのだ。 「……うむ。問題はない。心配はいらない」 「此方は今回も、いつもと変わらない演目を成し遂げる」 さあ来いとばかりに発した凛とした視線は、侵入者の”二人”に届いているだろうか? 分からない。 分からないが、どうせ鏡花水月のやることは変わらないのだから関係ない。 惑わして、惑わすだけだ。 他のことをするつもりは、鏡花水月には無かった。 ふと、先ほどの男――心機一転との会話を思い出す。 心機一転をやり過ごすために、あのときは適当なことを言った。 彼を追っていたらしい少女……勇気凛々が現れたら説教でも食らわせてやるなどと。 笑止千万だ。 説教とは人格者が行うものだ。 どこまでも役者でしかない鏡花水月に、説教などできようはずもない。 「まだ生きているのだったな、件の少女は。 もしこのA-2に現れたら人格者の”役”でも演じてやろうか」 「むろん、真実味のない説教など、聞いても疎ましいだけであろうが……」 「ときに真実は、幻想を凌駕するほどに幻想だ。一秒先に何が起こるかなんて、お天道様でも分かるまい」 いつまでたっても曇ったままの空を見上げ、鏡花水月はひとりごちた。 けして日の目を浴びることのない殺し合いは続く。 決められている演目のように、悲劇的に。 【A-2/駐車場A地区】 【鏡花水月/舞台役者】 【状態】健康 【装備】不明 【持ち物】不明 【ルール能力】自分のいるエリア内に質量を持った幻影を発生させる 【スタンス】A-2に迷い込んだ参加者をただ惑わす 真打登場 前のお話 次のお話 一発殴る 前のお話 四字熟語 次のお話 幻影水鏡 鏡花水月 戦乱の演 用語解説 【鏡花水月】 鏡に映った美しい花と水に映った美しい月。見えていても手に取ることはできない、 はかない幻のたとえ。某死神漫画のボスが使う刀の名前としても有名である。 四字熟語ロワでは、それと似たような能力を持つ小さな劇座の舞台役者。 与えられた役に徹することを決めた彼は、果たして役目を全うできるのか。 本編一覧へ 四字熟語ロワTOPへ 非リレーロワTOPへ
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5251.html
SIMPLE2000シリーズ Vol.46 THE 漢字クイズ チャレンジ!漢字検定 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむよんじゅうろく ざ かんじくいず ちゃれんじかんじけんてい】 SIMPLE2500シリーズ Portable!! Vol.7 THE どこでも漢字クイズ チャレンジ!漢字検定2006 【しんぷるにせんごひゃくしりーず ぽーたぶる ぼりゅーむなな ざ どこでもかんじくいず ちゃれんじかんじけんてい2006】 ジャンル 教育ソフト 対応機種 プレイステーション2プレイステーション・ポータブル 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ヴァンテアンシステムズ 発売日 【PS2】2004年3月18日【PSP】2006年8月24日 定価 【PS2】2,000円【PSP】2,500円(共に税別) レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 収録問題数は及第点のレベル制約が多く試験対策として色々厳しい子供向けとしてもお勧めはできずあとは微妙なミニゲームが5個 SIMPLE2000シリーズ SIMPLE2500シリーズ Portable!! 概要 特徴 ミニゲーム 評価点 問題点 総評 概要 廉価ゲームシリーズ・SIMPLEシリーズの1作。 日本漢字能力検定協会(以下、協会)の公式な許諾を受けた、日本漢字能力検定(以下、漢検)の問題を収録したソフトである。 後に大ヒットした『漢検DS』など、漢字検定を扱ったソフトはDSで複数出ているが、本作はそれより前の作品。 ただし、本作の場合あくまで漢字能力の向上を謳っているのみで、「これで漢検に合格できる」という試験対策ソフトの体は取っていない。 PS2レーベル『SIMPLE2000シリーズ』で発売された後、約2年後の漢検ブームが加熱してきた頃にPSPの『SIMPLE2500シリーズ Portable!!』に移植された。 なお、DSレーベルに『SIMPLE DSシリーズ Vol.10 THE どこでも漢字クイズ』があるが、内容は別物。 あちらは漢検とは全く関係ない。 特徴 メインとなるのは漢字検定モード。実際の漢検の過去問に挑戦できる。 時間制限のありなし、音楽のありなしを選ぶことが可能。 複数年分の問題が収録されており、出題される問題はランダム。 ただし、後述の通り解答形式が異なるため、漢検の完全な再現はできていない。 「漢検紹介」として、漢検の簡単な紹介(実質宣伝)も収録されている。 ミニゲーム 漢検の問題とは別に、ミニゲームが5つ収録されている。特に遊ぶ条件はなく、最初から遊べる。 早とき漢字クイズ 30秒以内に次々と「読み」「対義・類義語」の4択問題が出題される。正解数を競う。 漢検の問題からそのまま持ってきたのか、「読み」の問題の難易度に差があり過ぎる。「石」「足」などの超簡単な問題から、「鏑」「蝸牛」などの難しめの漢字まで。 漢字あてクイズ 「早とき」を問題数固定の獲得点数制にして、問題の文字にモザイクなど数種類のエフェクトを入れただけ。以上。問題も同じ。 よって、5つのミニゲームとは言ったが、実質的には4つというのが正しい。 漢字神経衰弱 同じ部首の漢字8種×2個ずつ(しんにょうなら「迎」「送」「遅」「遊」など)が4×4に表向きで並んでおり、ペアにして取る速さを競う。 一回クリアしてそれで終わりなので、10秒程度で終わってしまう。ミニゲームの中では最もしょぼい。 四字熟語クイズ 1~4文字の歯抜けがある四字熟語とその説明文が表示されるので、下部に用意された漢字で歯抜けを埋める。出題はエンドレスに続き、3回ミスで終了。 「汗牛充棟」「会者定離」などのなかなか使わない四字熟語も収録されており勉強にはなるが、いかんせんミニゲームの仕様自体は平凡。 立体漢字クイズ 真上から俯瞰で見ると漢字の形をしている巨大なブロックを、周囲を回りながら横から見渡す映像が流れるので、その漢字を4択で当てる。 説明で気づいた人もいるかもしれないが、往年の人気クイズ番組『マジカル頭脳パワー!!』の「立体文字クイズ」そのままである。 もっとも、オリジナリティのあるものをパクった題材にした分、ミニゲームとしては形になっている方。 結論としては、どれもないよりはマシではあり問題点というほどのことはないが、評価点には決してならないレベル。 2人プレイも可能ではあるが、意義は薄い。 評価点 漢検の問題数は24000問と、十分と言える収録量。 値段が倍近く高い、後の『漢検DS』とほぼ同量ということを考えても評価はできる。 一概に多ければ、というものでもなく、2007年には収録問題数47000問の『250万人の漢検』も出ているのだが、それでも時代や価格を鑑みて力を入れたのは確かだろう。 とりあえずちゃんと問題が収録され、操作感やロードなどといった点でプレイを阻害する要因は特にない。 問題点 1級、及び準1級の問題が収録されていない。最高は2級までである。 一般的に、社会人のまともなステータスになる級位は2級で漸くなるかどうかという程度である。 2級や準2級程度ならある程度読み書きで間違えが出る可能性はあるが、大人がやって実用性のある級は少ない。 そもそも2級以上の問題には点数を稼げる読み仮名を振る問題は存在しない、全て書きか選択肢を選ぶ問題のため書いて覚えるタイプのゲームでなければ実戦形式にならない。 10級でも「左」と「右」の書き順の使い分け(*1)が出てきたりと大人でも間違う要素はあるが、だからと言ってわざわざ小学生レベルの問題をやりたがる大人は少ないだろう。 キャラクターなどを見ても、完全に子供に漢字の素養を身に着けさせたい親向けに作られている。 ただし、本作以外に同じ公式認定を受けた、先述の『漢検DS』(初作)などにも同じ仕様が見られる。 2007年ごろから1級・準1級の問題を収録したソフトが出始め、『漢検DS』でも第二作から収録が行われている。 このことから、当時協会が準1級以上の収録を認めていなかった可能性も十分あるので、一概にこれ自体を問題視はできない。 ……とは言え、製作側の都合はともかく、本作の対象層が大きく限られてしまうのはまた事実である。 全ての漢検問題が択一形式。 言うまでもないが、実際の漢検の問題は一から読み書き、部首の名前などを自分で書かなければならない。 そのため、普通に漢検の問題を解くより格段に易しい。難しい漢字を一から覚える必要はなく、ド忘れの心配もない。 書きについてはハードの都合上手書き入力ができないのは致し方ないものの、読みは普通にかな入力させられるはずなのだが。 とにかく、この仕様では練習問題としては機能しづらい。ゲームが試験対策の体を取っていないのもある意味当然である。 小学生程度の子が漢字を勉強するにはよいかもしれないが、「覚える努力」があまりいらないのはやはり疑問の残るところ。 辞書などの付属機能もモチベーションを上げるご褒美要素もゼロ。 SIMPLEシリーズなのでこの辺りは妥協すべき点もあるとは言え、合格しても「おめでとう」の一言もないのはいただけない。 そもそもせっかくキャラクターがいるのに、ミニゲームの説明ぐらいしかセリフがないのも妙な話。 同じ級を何度も遊び続ける熱心な勉強者でもない限り、明らかなボリューム不足に感じるだろう。 10級~2級までを全部クリアしたとしても、スタッフロールすらない。 成績表(ハイスコア閲覧)があまり意味がない。 漢検の問題やミニゲームのハイスコアは10位まで記録されるが、元のランキングがまったくの空なので、比較対象がなにもない。 家族などで複数人プレイしているならともかく、参考記録がゼロなのに10位まで用意されても…といったところである。 大して目立つわけではないが、「既存」を「きぞん」で正解にしてしまうなどの間違いもある。 本来は「きそん」が正しい。現在は「きぞん」も認められる方向で落ち着いているが、漢字の問題でこれは看過できないだろう。 総評 問題数は評価できる点ではあり、とりあえず問題が見たいだけなら用は足りるものの、試験対策としては明らかに使いづらい。 漢字を学ぶ子供に買い与えたり大人が忘れてしまった漢字を軽く覚えなおすにしても、仕様を考えると身になるかどうかに疑問が残る。 手書き入力のできないハード面の問題や、上級問題が収録できない可能性などといったいくつかの制約と思われる部分は見られるが、 それならそれで他に手を打つべきであり、その「手」が当たり障りのないミニゲーム5本では廉価作品と言えどお勧めはしづらい。 もっとも、2006~2007年ごろの漢検ブームより前に出て、ブームとなった『漢検DS』らの先を行っていた作品である。 それらが出来不出来に関わらず一定の注目を集めているのを見ると、本作の立ち位置も少しは変わって見えてくるところではある。
https://w.atwiki.jp/netrhyme/pages/340.html
今日は - 名の韻学生がこのページに訪れました 昨日は - 名の韻学生がこのページに訪れました 初心者から中級者への道① written by MAGE 語彙の増加と適度な言葉の補完 初心者と中級者の違いで分かりやすいのが、語彙力 語彙力として武器になるのはいわゆるワードセンス これを評価する読み手は意外に多い 二字熟語、四字熟語、カタカナ語、固有名詞などを適度に盛り込むことであるが、センスの部分なので、たくさんバトルを見てセンスを磨いていくしかない そのうえで、語彙力を簡単に強化するために、ツールアシストを使用するライマーもいる 例 スマホからWEBで辞書に繋いで使えそうな言葉をストックしたり 偉人の名言集のような本を買って、参考にしたり カタカナ語辞典、ビジネス語辞典などを所持したり ある意味ドーピングのような手法であるが、センスを磨くという意味では使ってみても損ではないが、あまり頼りすぎると、自分の脳みそを鍛えられなくなるので、ほどほどに また、単発のワードセンス以外にも語彙力を伸ばすのはメリットがあり それはバース全体が厚みを増し、印象としての完成度が高くなることである 嫌でも→否応なく などの変換一つで、なんとなくカッコよく見えたりするものである でもこれに関しては評価に大きく繋がるものではないが、言い回しを練る時、比喩を練る時に役立つ力である 初心者は言いたいことを単刀直入に言い過ぎてしまう人が多い 言葉を重ね、補完することで、厚みが増す 例 ①どうでもいいこと並べて後半は蛇足 ②地に足つけず、つい伸びてしまう蛇の足 ③お前に張り付いた挙句、離脱を拒んだそれは価値が負に傾いた蛇の足 ①は単刀直入過ぎて薄い、初心者にありがちな工夫のない文 ②は個人的には大正解、分かりやすいうえに、工夫と皮肉を対比を用いて、上手くに補填している。 ③これは逆に一部の中級者にありがちな不正解。言葉を重ねすぎてて内容が頭に入ってきにくい 大学入試の論説文みたいな感じで、結局何が言いたいかを読み手が読解しなければいけない まさに蛇足と化す 押韻力を上げよう 初心者から上級者への道や少し難しい韻の話 by 韻踏まんでも語ってるように 韻のうまさは、韻への繋ぎ方のほうにこそある。という話をしているが、 やはり単純な押韻力も鍛えていったほうがベターなのは事実である 少なくとも最強レベルのライマーは皆、韻から生まれるパンチラインでのし上がった人が多い以上は 押韻力を鍛え上げていくこともある程度は必要である それに加えて、3文字~5文字の初歩的な韻しか踏めなければ、相手がガチガチの押韻力を持っていた場合、それだけで判定に不利になりかねないのも事実である しかし、押韻力を鍛えるのは一朝一夕で出来る事ではなく、日々どれだけ韻を踏む練習をしているか たくさんの韻を見る、聴く(インプット) たくさんの韻を作る、口に出す(アウトプット) この繰り返しが、脳を発達させ、押韻力を上げていく 従って、ネットライムとして言えることは 初心者のうちは時間をかけて、韻を作る 日々韻を踏む癖をつける あとは、サイファー上がりの押韻主義ラッパーがよくやるように、常日頃韻を考えて、ノートやメモアプリにストックしておく こんなところかな
https://w.atwiki.jp/noutore_ac/pages/21.html
携帯サイト 基本情報 アドレスはhttp //noutore.net/ docomo,au,softbankに対応。 月額315円(税込)の使用料がかかる アーケード連動 クラスポイントランキング ランキングは全国、地域、店舗の3種類 期間は通算と週間(月曜~日曜) それぞれ上位100人まで閲覧可能 ランキングからその人のカード情報を閲覧可能 カード登録 カードを登録するとカード情報の閲覧とカスタマイズが可能になる 称号、アシスタントカラー、カード印刷イメージは携帯サイトで設定する 全脳アプリ 収録ゲーム(1巻) アラビアンリバース いくつある? 四字熟語 クロス計算 図形あわせ 収録ゲーム(2巻) 足りない数字 あと出しジャンケン クロス計算2 資源ゴミ分別 ハンコドレダ 収録ゲーム(3巻) たして11 順番タッチ 式無し計算 多数決 点灯記憶 収録ゲーム(4巻) 組み木パズル あちこち数字 ペアダンス 回転図形 アミダ予想 収録ゲーム(5巻) 四字熟語2 面通し 断面ドレダ 同類指定 計算比較 収録ゲーム(6巻) 誰がツレた ドロップナンバー パイプ接続 このじナンダ 連続記憶試し トレーニング 5種のゲームの中からランダム?で3種をこなす トレーニングは1日1回。毎日0時にリセット 結果によってトレーニング指数が蓄積されていく 脳年齢測定 種目はランダムで1種 脳年齢測定は1日1回。毎日0時にリセット フリーモード 難易度選択可能(ふつう・むずかしい) 通信 起動時(毎回) キャラクター設定(髪色)変更時(変更後1回) 全脳トレーニング後(任意) 脳年齢測定後(任意) パケット定額に入っていた方が無難かと 全脳ダイアリー 毎日の簡単な日記をつける事ができる 足跡確認があり、メンバーの閲覧履歴が見れる(最大10回分迄) 半角文字は弾かれる 天気(はれ・くもり・雨・雪) 気温(あつい・さむい・てきおん) 食べた物(全角8文字まで) 会った人(全角8文字まで) 行った場所(全角8文字まで) ※当日中であれば、修正可 ※不適切な文字は登録不可 みんなで全脳トレ 対応機種 docomoの情報募集 docomo au 2007/05/10現在 Flashに関しては対応しているはずだが公式に出ていない 機種名 サイト Flash 1巻 2巻 3巻 MEDIA SKIN ○ ○ ○ ○ W44S ○ ○ ○ ○ W51SA ○ ○ ○ ○ W51SH ○ ○ ○ ○ W52T ○ ○ ○ ○ W51T ○ ○ ○ ○ W51S ○ ○ ○ ○ W51P ○ ○ ○ ○ W51K ○ ○ ○ ○ W51H ○ ○ ○ ○ W51CA ○ ○ ○ ○ DRAPE ○ ○ ○ ○ W47T ○ ○ ○ ○ W43H/HⅡ ○ ○ ○ ○ ○ W43CA ○ ○ ○ ○ ○ W43S ○ ○ ○ ○ ○ W41SH ○ ○ ○ ○ ○ W41H ○ ○ ○ ○ ○ W41CA ○ ○ ○ ○ ○ W44K ○ ○ ○ ○ ○ W42SA ○ ○ ○ ○ ○ W42K ○ ○ ○ ○ ○ W43K ○ ○ ○ ○ ○ W45T ○ ○ ○ ○ ○ W44T ○ ○ ○ ○ ○ W43T ○ ○ ○ ○ ○ neon ○ ○ ○ ○ ○ W41T ○ ○ ○ ○ ○ W32T ○ ○ ○ ○ ○ W31T ○ ○ ○ ○ ○ W42S ○ ○ ○ ○ ○ W32S ○ ○ ○ ○ ○ W41S ○ ○ ○ ○ ○ W43SA ○ ○ ○ ○ ○ W41SA ○ ○ ○ ○ ○ W33SA/SAⅡ ○ ○ ○ ○ ○ W32SA ○ ○ ○ ○ ○ W41K ○ ○ ○ ○ ○ W42H ○ ○ ○ ○ ○ W32H ○ ○ ○ ○ ○ G zOneW42CA ○ ○ ○ ○ ○ W32S/SN33 ○ ○ ○ ○ ○ softbank 2007/1/17現在 機種名 サイト Flash 1巻 2巻 703SHf ○ ○ ○ ○ 703SH ○ ○ ○ ○ 705SH ○ ○ ○ ○ 802SH ○ ○ ○ ○ 804SH ○ ○ ○ ○ 810SH ○ ○ ○ ○ 811SH ○ ○ ○ ○ 902SH ○ ○ ○ ○ 903SH ○ ○ ○ ○ 904SH ○ ○ ○ ○ 905SH ○ ○ ○ ○ 910SH ○ ○ ○ ○ 911SH ○ ○ ○ ○ 705T ○ × ○ ○ 803T ○ × ○ ○ 810T ○ ○ ○ ○ 811T ○ ○ ○ ○ 902T ○ × ○ ○ 903T ○ × ○ ○ 904T ○ × ○ ○ 910T ○ ○ ○ ○
https://w.atwiki.jp/okarowa/pages/67.html
11◆因果往訪 えーどうもみなさんお久しぶりです、 わたくし四字熟語うずまくバトルロワイアルな実験に放り込まれてしまいました哀れな一般人、優柔不断と申します。 先の話ではスーツの人(スーツだし多分男だろうからどうでもいいや)から全力で逃げるという大失態をかましたわたくしでしたが、 わたくしはめんどいからオレに戻そう、 オレでしたが、そのあとどうなったかというとまあお察しの通り逃げ切ることが出来ました。 というか逃げまくった結果C-2からA-1まで来てしまったんでございます。 ……というか。というか。 A-1で合ってるんだよな、ここ。 たった9マス分しかないマップで迷子になるとか、子供ならまだしも、 19歳フリーター人生継続中の肩書きを持つ男がやっちゃいけない気がするぜ……。 重度の方向音痴って、たとえ女の子でも萌えキャラと残念キャラのどっちになるかギリギリってとこだよな。 オレはいいと思うけどね。むしろかわいいとさえ思う。 方向音痴かわいい! かわいいよ方向音痴! って連呼攻めしたい。 それで恥ずかしがって涙目になってる女の子の周りをFate/zeroのアニメばりにぐるぐる回りながら鑑賞したい。 少女の周りを回る会会長、優柔不断は少女には手を出さない。 って書くとなんかそこら辺のラノベのタイトルみたいだよね。 ここで話変わるけど、最近のラノベのタイトル。本当に頭沸いちまってるんじゃねーかと思うようなのがごろごろしてません? 一番最近でヤベェと思ったのは「クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門」ってタイトルだな、 もうそれ入門書じゃないですか!? 表紙にマロ眉の女の子がいなかったらラノベと一目で分かりません! ってツッコミ入れそうになったよね。 まあオレは大人だから「クズがそれなりになってもモテないだろ!」って突っ込むけどね。 世知辛い世の中、モテるのはラノベとエロゲとギャルゲーとイケメンリア充だけって相場が決まってるんです。 クズはいつまでたってもクズなんで、クズなりの人生を生きるしか無いわけですよ。 ああ、悲しきかなクズ人生。 優柔不断なオレはクズもみるみるさらなるクズになるような人生を送ってきました。語りたくもねぇよ中学時代とか。 うん、閑話休題(一回使ってみたかった)。 話をもとに戻そう。 いまオレがいるのはA-1でいいとして。 このA-1エリア、多分禁止エリアにはならねーんじゃねーかなってオレ思ってるんですよね。 禁止エリアってのはルールに書いてあったんだけど、 4人死んじゃったあとにされる店内放送ってやつで、9マス中2マスが「入ったら死ぬよ」扱いになるルールでですね。 そうやってだんだん範囲を狭めていって最終的に、殺し合うしかないぜ! って状態にオレらを追い込もう、ってルールみたいなんですけど。 このA-1エリアに関しては立ち入り禁止にする意味が無いっていうか。 マップの9マスの中で唯一、建物も駐車場も屋上駐車場に昇るためのスロープもない、 ただ植木と外への道(当然外には出れないよう封鎖されとる)があるだけの簡素なエリアなんだよね。 誰もこねぇよこんなとこ、っていう。 だからオレもこうして心の中で饒舌に喋れてるわけだけど、 こんなエリアを入るの禁止にしたところで殆どの奴は痛くもかゆくもないと思うんだよな。 ……ごめん、でも待って。 オレと同じこと考えてるやつがいた場合のこと忘れてた。 もし、もしだぜ? オレと同じ考えで「A-1に来るやつなんて居ない」って思ってるやつが、オレと同じくらいのヘタレだったら。 このギリギリ人が隠れられるくらいの植え込みの中とかに隠れてるってことも、なくはない、かもな……。 そうなると――――ん? 今、 「いやいやいや、そんな事より支給品を確認しようぜ、オレ!」 はい、思考停止します。 実は今、植え込みの中で一瞬「ガサッ」って音が聞こえたんだけど、思考停止しました。 よーし、ぼく支給品確認しちゃうぞー。まずは血のついた日本刀! 「うん……これホント怖いんだけど。とりあえず地面に置いとくか」 次! こっちがオレの本来の支給品だった、激辛よもぎ団子三つ! 「うん、カロリー抑えめ、中身はあんこの代わりにタバスコを振りかけた黒胡椒クリームとなっています! って待てえええええ!? これ明らかにハズレだろ! せめて毒入りとかにしろよ!!」 いくらなんでもムカついたのでよもぎ団子のうちの一個(個別に包装されていた)を茂みの方に投げてやった。 ひゅーんと放物線を描いてこの娯楽施設を囲む茂みの外に飛んでいくよもぎ団子は、 突然空中で見えない壁に当たったかのように止まり、ちょっと跳ね返って茂みの中に落ちた。 ……そういう仕組みなのかこの空間。 まさかの発見に、オレは自分を褒めてやりたい気持ちになる。 なんか落ちた茂みのほうから「痛っ!」って女の子の声が聞こえたような気がする、けど気にしない。 はっはー、女の子の声くらいで俺がすぐ理性を失って飛び込むと思った? 残念! オレはあんなハスキーボイスよりはもっと素朴な声の子が好きなんで! 他にもなにか無いかデイパックをがさがさとする、 でもあとは基本支給品の地図や名簿、ルールのおさらい用紙しかないようだった。 そういえば食糧とか水とかは、ホントに現地調達しかないんだよな。 今はまだいいけど後で娯楽施設の中に入ってなんか取りに行かなきゃなあ……、 まさかよもぎ団子(しかも激辛)一個で生き延びるわけにも……いや、 でも中に入ってさっきのスーツの人みたいな危なそうな奴に会ってもなあ……。 「いっそこのまま何にも決めないで、ここでのんびり過ごしてたらいつの間にか優勝してました、 みたいなことになったらいいんだけど~……なんて」 どう考えても無理な願望を呟きながらオレがくるっとその場でターンした、そのときだった。 誰もいなかったA-1エリアに――背の低いおかっぱ頭の男(なんか怒ってる)がいつのまにか入ってきていたのを、 無駄に視力が2.0のまんまのオレの瞳は捉えてしまった。 あ、おはようございます。 ってそんな雰囲気じゃないよねー。あっははは……。 ◆◆◆◆ おかっぱ頭にモノクロ服の男、心機一転は憤慨していた。 道すがら出会ったおっさんをだまくらかして、手に入れたと思った閃光弾を眺めようとしたら煙のように消えてしまった。 となれば、鏡花水月と名乗ったおっさんに一杯喰わされたことに気付いて憤慨するのは当たり前だった。 「おいそこのお前。雰囲気イケメン気取ってるお前だよ。お前、ルール能力は何だ?」 こちらの方を向いて、ようやく自分の存在に気付いたかのように驚いている男にイラつきながらも質問する。 武器の強奪を狙っていた心機一転に対し、《幻影の閃光弾》を自分から渡すことで軽くいなした舞台役者。 鏡花水月に対する心機一転の怒り方を一言で表すなら、安い怒りだった。 他人に悪口を言う人が、いざ自分が悪口を言われる番になると怒り狂うように。 これまで友人たちや恩師を騙し、お金を悠々と手に入れていた心機一転は、 自分が騙されることに対しては非常にナーバスだったのだ。 「えーオレのルール能力っすか? いや、分かんないんですよねー。あの、そちらはどんなルール能力を?」 「私のルール能力は人を殺せる能力だ。お前だってすぐに殺せる。死にたくなければ、私にその武器をよこせ」 「ええー……いやあの、殺せるんならオレを殺してから奪えばいいんじゃ」 「うるさい! おとなしく従えば命までは取らないって言ってんだ! だからさっさと、私に従えー!」 怒りは人を単純にする。 だから心機一転は優柔不断に向かって、ろくな話術も使えずに墓穴を掘ることになってしまっていた。 殺せるのに武器を欲しがる矛盾――考えるより先に言葉が流れ出ていく心機一転のよく陥るミスだった。 (くそっ……くそっ! あの少女と言い、役者のおっさんといい、私をコケにしやがって! あの日本刀を手に入れさえすればあいつらだって殺せる! そうだ、最初に誓ったじゃないか……。 私は殺し合いに乗るって決めたはずだ! だから殺してやるんだ! 文句なんて言わせないぞ!) しかしそのミスすらもカバーしようという気にならないほどに、 心機一転の両目は地面に置いてある血の付いた日本刀に釘付けになっていた。 あれさえあれば人を殺すことが出来る――その欲望への魅惑、誘惑が心機一転を突き動かす。 目の前の男はどうやら、自分のルール能力にまだ気づけていないらしい。 主催者は実験の性質的に多種多様なルール能力を与えているだろうから、 この男は鏡花水月と同じことはできないはず……つまり、日本刀は確かに本物のはず。 そう心機一転は思考していた。 故に自分のルール能力《スタンス180度反転》を「人を殺せる力」と偽って、 (実際人格を殺すわけだから間違いでもないが)目の前の男を脅し、日本刀を手に入れようとしていたのだが……。 もうなりふり構ってもいられないほどに、心機一転はムカついていた。 「えーい、とにかく! そいつは頂くぞ!」 「あっおい」 ダッシュする。 転がり込むようにして地面の日本刀を掴むと、そのまんま転がって優柔不断から離れようとする。 しかし、心機一転はそこまで運動が得意なわけじゃないし、 優柔不断も知らないやつにただで日本刀を握らせるほど馬鹿じゃない。 転がろうとした体を、肩に手を置かれる形で止められて。次いで掴んでいた日本刀の柄を、優柔不断の手に掴まれる。 二人の腕力はほぼ同じ。 危険な刃物を持ったまま――取っ組み合いの形になる。 「くっ……おいお前! 手を離せよぉ!」 「いや、あのすいませんね、ちょっとオレの許可なしにオレの武器取るのはどうかなって思ったもんで。 つーかあんたはまず落ち着こうぜ、な。怒っても人生良いことねーって。いやーオレも中学んときはさー、 いろいろやんちゃして警察沙汰にもなったよ二回くらい? あんときゃ死ぬかと思ったよ。 でもホント、衝動的な行動ってホント人生悪い方向になってくだけだから。だから、さ、落ち着けって」 「うるさいうるさい! 良い人生も悪い人生もない、その人生が今台無しになろうとしてるんだろーが! 殺し合いなんざに呼ばれた時点で、もう人生は狂わされたも同然なんだよ! でもそこで、黙って私の人生が崩れていくのを見つめてろっていうのか!? これが落ち着いていられるか! 私は自分の人生を取り戻すんだ……そして、私をコケにしたやつらを、見返して、踏みにじってやるんだ!」 ぐぐ……と、歯を食いしばった心機一転が、鼻息を荒げながら優柔不断を押した。 鬼の形相にも匹敵するあまりの気迫に、優柔不断は一歩下がる。 しかし、その判断は失策だった。 優柔不断のデイパックにはまだ、よもぎ団子が二つあった。 しかもそのうちの一つは、デイパックから落ちて地面にころころと転がっていたのだ。 「ん、あっ?」 「わあ!?」 団子を思い切りよく踏んだ優柔不断は、後ろ向きに転倒してしまう。 当然、取っ組み合いをしていた心機一転も、優柔不断に覆いかぶさる形で倒れる。 このとき日本刀は、その切っ先を、地面へと向けていた。 心機一転の片手は、もともと掴んでた優柔不断の腕から離れて、自由になってしまっていた。 だから。 《日本刀は優柔不断の心臓付近に突き刺さって》――《心機一転の手のひらは、優柔不断の胸部に置かれた》。 心機一転にとって、これが今までで最大最悪の、いちばんやってはいけないことだった。 しかしもう、時計の針は止まらない。ルール能力は覆されない。 だからこうして、人が死ぬ。 ◆◆◆◆ 「ぐはっ!?」 刺さった。 そんな感触が確かにオレの胸を貫いて――同時に、歯車がカチッと回ってしまうような、不思議な感覚がオレを襲った。 だから確かに同時に、オレは気付いた。 オレの名前は優柔不断。 ――《ぐだぐだぐだぐだと結論を先延ばしにするなんて、決してあってはならない四字熟語》。 ――《だからオレは、自分のスタンスを開始時点ですでに決めていた》。 そして、そんなオレのルール能力は。 《不断の名の通り、どんな刃物であっても斬られることはない》ってんだっていう――二つのことに、同時に気付いた。 「お、おい! お前……!」 「大丈夫っすよ。オレは、こういう能力なんで」 オレは、オレの上から慌てて飛びのいたおかっぱの男に向かって、微笑みかけながら起き上がる。 立ち上がって、くい、っと下を見ると、あの日本刀は見事にオレの胸を貫いて、深々とオレの胸板に埋まってしまっている。 無言で引き抜く。 何の抵抗もなく、本来オレを殺すはずの日本刀は引き抜けてしまい、胸に傷一つ残さない。 「う、わああ……ば、ばけもの」 「いやだから能力なんですってこれが」 さあて形勢逆転だ。おかっぱの男はオレのルール能力にびびって、腰を抜かしてしまったらしい。 《ちょうどいいから、この日本刀の切れ味を試そうじゃないか》。 オレがオレにそう語りかけてくるから、オレはオレに「そうだな」って返して、 日本刀を、振り上げた。 「――な、一つ質問。 なんでかさ、ずっと目を背けてた気がするんだよな。オレ。ここが殺し合いの場だってことにさ。 さっきあんたともみ合いになったあたりから、妙に頭が冴えたというか……《決意してたはずなのに、決意しなおした》っていうかさ。 今やっと、《あ、コロシアイしなきゃな》って気分になれたの、あんたのおかげな気がするんだよね」 思ったことはすぐ垂れ流すオレの口が、すらすらと今の気持ちを読み上げる。 きっといい笑顔してるんだろーなオレ。だって地面のおかっぱ頭、すっげーこの世の終わりを見てるような顔してるもん。 まああれだ、 ここでオレに殺されちゃうってことはさ。 あんたきっと、ここに来るまでになんか重大な失敗でも犯しちゃったんだろうぜ。 「違う……私のせいじゃない……! 私は……私はっ……!」 「あんたの能力はそういう奴なのかな? 煮え切らなかったオレに、ようやく決意をさせてくれたのかな? だとしたら、ありがとな。……お礼になるべく苦しまないように一撃で殺してやるから、天国にでも行ってくれ」 「うあぁ……ひぃ! や、やめ――」 「やめない」 振りおろして。 心臓を、一突きにした。 そんで抜いたら、びゅーって血が出た。 返り血でオレの一張羅はびしょ濡れ。これが人を殺すことなんだって、思う。 白目を剥いたおかっぱ頭の男は、二、三秒痙攣したあとに真っ青になって、そっからはもう動かなくなった。 オレ素人だから、苦しまずに死ぬやり方なんて知らないんだよなあ、ぶっちゃけ。 これで苦しんで死んでたら、ちょっと悪いことをしたかもしんないな。 「さーて、食糧でも調達しに行くか」 感傷に浸る暇はない。 《ここは殺し合いの場なんだから、さっさと最善の行動を取って生き残るべきだ》。 オレは食糧を調達するために、娯楽施設の中に向かう。 さっきまではその選択肢にずいぶん躊躇していたような気がするけれど――《きっとそれは、気のせいなんだろう》。 【心機一転:死亡――あと十三名】 【A-1/娯楽施設入口前】 【優柔不断/フリーター】 【状態】達観 【装備】日本刀 【持ち物】激辛よもぎ団子×1 【ルール能力】どんな刃物でも断たれない身体を持つ 【スタンス】殺し合いから目を背ける(反転) 手を繋ぐ 前のお話 次のお話 遺棄消沈 前のお話 四字熟語 次のお話 幻影水鏡 心機一転 実験終了 曇天霹靂 優柔不断 珈琲牛乳 用語解説 【心機一転】 ある動機をきっかけとして、気持ちがよい方向に変わることを表す四字熟語。 あくまでよい方向に、であるが、四字熟語ロワの心機一転はなぜかスタンスを反転させてしまう能力を持っていた。 これは本人の心機一転ぶりがあまりにもおかしな方向だったのと、 四字熟語ではなく「心機(心の在り方)」を「一転(がらりと変える)」という風に解釈されたからだと思われる。 優柔不断を殺してしまったと思ったら殺されてしまったのも、また一転らしい死に方である
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/919.html
原語 quiz 和訳 名詞 問題、謎謎、問い、当て物、謎解き、問答、謎掛け、判じ物、当てっこ、考え物、検定、考査、試験、学力検査、学力測定、智能検査 慣用句・諺・四字熟語・未分類 一問一答 漢字一字 問、謎、検、査、試、験 やまとことば あどがたり(あど語)、なぞなそあはせ(謎謎合) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (無記載) 新訂大言海 (無記載) 角川国語辞典新版 名 ①なぞ。あて物。②質問。試問。 大英和辭典 〔名〕[一]ジョウダン,シャレ.[二]〘稀〙①變ナモノ,妙ナモノ,ヲカシイモノ,變テコナモノ.②變ナ人,妙ナ人,ヲカシイ人,變人,奇人,變物,變リ者.③變ナ樣子ノ人,變ナ顏付ノ人.[三]人ヲカラカフ人,人ヲ嬲〔ナブ〕ル人,人ヲヒヤカス人,人ヲ嘲弄スル人,人ヲ愚弄スル人.[四]人ヲカラカフコト,人ヲ嬲ルコト,愚弄,嘲弄,ヒヤカシ.[五]片眼鏡〔カタメガネ〕.[六]〘U.S. 俗〙①每週ノ口頭試驗,口頭試問.②「ノート」カラ得タ材料.③作ッテ人ニ廻シテヤル「ノート」.[七]†=bandalore[一].(bandalore:〔名〕[一]一種ノ玩具(今スタレタ).) 同義等式 原語単位 quiz=当て物 カタカナ語単位 クイズ=当て物 附箋:Q ク 英語
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/409.html
原語 clean 和訳 その他の品詞 清潔、綺麗、清い、安全、健全、清らか、清浄、衛生的、無菌、浄化された、純潔、純白、潔白、純正、無垢、清澄 慣用句・諺・四字熟語・未分類 清廉潔白、恙無い 漢字一字 清、潔、白、浄、純、粋、廉、澄 やまとことば きよし(淸)、きよらか(淸) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (無記載) 新訂大言海 (無記載) 角川国語辞典新版 (無記載) 大英和辭典 〔形〕[一]淸イ,淸潔ナ,キレイナ.[二]汚レナイ,卑シクナイ,潔白ナ,淸廉ナ,貞潔ナ.[三]淸淨ナ,神聖ナ,キヨメタ.[四]キレイズキノ.[五]節〔フシ〕ノナイ(材木ナドニイフ).[六]缺點ノナイ,汚點ノナイ,完全ナ.[七]手際〔テギハ〕ノヨイ,不器用デナイ.[八]全ク除イタ,全ク追ヒ拂ッタ.[九]【航】危險ノナイ,妨害ノナイ.[十]脂肪ノナイ(捕鯨者用語).[十一]釣合ヒノヨイ,恰好〔カツカウ〕ノヨイ.[十二]†正直ナ,ホラノナイ.[十三]羽毛ノナイ.[十四]異國語風ノナイ.[十五]†負擔〔フタン〕ノナイ. 活用形 クリーニング 派生語 クリーナー 同義等式 原語単位 clean=清純 カタカナ語単位 クリーン=清潔 カタカナ語の類義語 クリア 附箋:C ク 英語
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/815.html
原語 chaos 和訳 名詞 渾沌 乱雑、雑乱、ごた交ぜ、無法、無秩序、不毛 乱闘、乱戦、乱舞、乱立、乱世、濫用、濫造、濫製、濫作、濫獲、濫伐 その他の品詞 ごちゃごちゃ、ごたごた、渾沌の、渾沌とした、混乱した、波瀾の、乱れた、無秩序な、ちぐはぐな、雑然とした、紛然、紛紜、紛乱、騒乱した、無法な、交錯した、溷濁した、昏迷した 慣用句・諺・四字熟語・未分類 滅茶苦茶、支離滅裂、訳の分からない、落花狼藉、玉石混淆、有りの紛い 漢字一字 乱、混、沌、渾、雑、紛、糾、錯、騒、擾、淆 やまとことば みだりがはし(濫がはし)、しどろ、もどろ(斑)、みだり(亂)、わづらはし(煩)、くだくだし 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (無記載) 新訂大言海 (無記載) 角川国語辞典新版 名 秩序のない状態。 混沌 (こんとん) 大英和辭典 〔名〕[一]天地開闢ノ始ノ狀態,渾沌〔コントン〕,鴻荒〔コウクワウ〕,溟滓〔クグモリ〕,草昧〔サウマイ〕.[二]混亂,紛亂,ゴタゴタ,メチャクチャ.[三]ぎりしや神話デノ神代ノ太初.[四]深サノ測ラレヌ深淵.[五]†無限ノ大空. 同義等式 原語単位 chaos=渾沌 カタカナ語単位 カオス=めちゃくちゃ 附箋:C カ 英語
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/131.html
原語 easy 和訳 その他の品詞 簡単、易しい、容易、 楽 (らく)、楽ちん、容易い、ちょろい、お手軽、楽楽、簡易、単純、易い、安易、平易、易易、楽勝 慣用句・諺・四字熟語・未分類 朝飯前、造作無い、御茶子さいさい 漢字一字 易、安、楽、単、簡 やまとことば やすし(易)、たやすし(容易)、かろがろし(輕輕) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (名) 容易なること。たやすきこと。 新訂大言海 (無記載) 角川国語辞典新版 形動 ①たやすい。②いいかげん。安易。 大英和辭典 〔形〕[一]容易ナ,平易ナ,タヤスイ,ヤサシイ.[二]樂ナ,氣樂ナ,安靜ナ,苦痛ノナイ.[三]懸念〔ケ子ン〕ノナイ,安心ナ,面倒ノナイ,心配ノナイ.[四]裕〔ユタ〕カナ,ラクナ(暮シ向ナドノ),裕福〔ユウフク〕ナ,ユトリノアル.[五]平易ナ,堅苦シクナイ.[六]抵抗シナイ,溫順ナ,順良ナ,感ジヤスイ,情ニ動カサレヤスイ,納得〔ナツトク〕シヤスイ.[七]我儘ナ,縱恣〔ホシイママ〕ナ,放逸ナ.[八]穩當〔ヲンタウ〕ナ,溫和ナ,鷹揚〔オウヤウ〕ナ,寬大ナ.[九]靜カナ,穩カナ,平穩ナ.[十]【商】緩慢ナ(金融市場ナドノ).[十一]†節儉ナ,ツマシイ. 同義等式 原語単位 easy=容易 カタカナ語単位 イージー=容易 附箋:E イ 英語