約 84,464 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2860.html
喜緑「会長、タバコは少し控えたほうがいいと思います」 会長「な!?どうしてわかったんだ?ファブリーズしたのに・・」 [バリバリバリ] 会長「お、お前は!?」 ??「わたしは、コスの天使!!あと月の戦士!!あと、あと・・」 会長「思いつかないならもういい、あまり無理するな喜緑くん」 喜緑「・・・うるさいうるさいうるさい」 喜緑「最近わたしのことデコだのワカメだのいってる人がいるみたいですけど わたしが本気をだしたらこんな星すぐに潰せるんですよ?一回本気出しましょうか?」 会長「どうした喜緑君、なにかあったのか?」 喜緑「いえ、先日コンサートにいったんですけど、ふざけたガンダムオタクのせいで時間がなくて、 なんのために行ったのかわからないまま帰らされたんです」 会長「それじゃあ俺だけのために歌ってくれるか?」 喜緑「198000円になります」 会長「カードで」 喜緑「ほらほら長門さん、いつまでも本を読んでないでお風呂に入ってください」 長門「・・・うるさい」 喜緑「・・・・はやくしないと夕飯抜きですよ?」 長門「ごめんなさい、今いく」 喜緑「はあ、今日は一本もマッチが売れません、まったく人間のくせにマッチくらい買ってくださいよ 人間の分際で・・・寒い、一本火をつけてみましょう」 [シュ] 会長「やあわたしはマッチの精だよ」 喜緑「あなたの存在は近藤まさひこの所為なんですか?」 会長「いやいや、マッチの精霊ってことだ、君はマッチが売れなくて困ってるな?」 喜緑「いえ別に」 会長「え?だって売れないと生活できないだろう?」 喜緑「いえ、わたしは趣味でマッチを売っているだけですから」 会長「まじで?じゃあわたしはなんのために出てきたんだ」 喜緑「知りません、それにしても精霊ですか・・・珍しいですね、ちょっと解剖させてください」 会長「ち、ちょっと・・・・アッ---!!!」 喜緑「今日は生徒会の親睦会、人間ごときと休日まで一緒にすごすなんて・・・疲れますね」 会長「すまん待ったか?」 喜緑「はい待ちました、会長の分際でわたしを待たせるなんていい度胸ですね」 会長「そ、そこまで言わなくても」 喜緑「ところで他の人はどうしたんですか?」 会長「実は・・・誰もこないんだ」 喜緑「さようなら」 会長「そんなツンツンな喜緑君も・・・いい」 喜緑「あのセガールって言う人の声かっこいいですね」 会長「ふっ、あれは吹き替えといって、本当に喋っているのは大塚明男さんだ」 喜緑「し、知ってましたよそれくらい」 会長「ふふん」 喜緑「今日の議題は会長のめがねのデザインについてです・・・って何で誰もいないんですか?いじめですか?」 [ガラ] 会長「ハッピバースデーえーみりーんハッピバースデーえーみりーんハッピバースデーディアえみりーん ハッピバースデートゥーユー」 喜緑「会長・・・・」 会長「おめでとう、歳の数だけ包ませました」 喜緑「1,2,3、・・・18本?一応わたし17歳って設定なんですけど」 会長「この一本は来年も一緒に祝おうって意味だ」 喜緑「・・・まあいいですよ、薔薇をくれたお礼です」 会長「なあ喜緑君、明日うち両親が出掛けて誰もいないんだ」 喜緑「え?・・・」 会長「弁当を作ってきてくれないか?」 喜緑「お、お弁当ですか・・・」 会長「おや?何を考えていたのかな?」 喜緑「・・・そんなことを言うと作ってきてあげませんよ」 会長「なにも言っていないが」 喜緑「うぐぅ」 会長「うん、美味い」 喜緑「当たり前です、もし人間ごときがまずいなんて言ったら宇宙空間へ放り出します」 会長「そうか、喜緑君はいいお嫁さんになれそうだな」 喜緑「そ、そんなこと言ったってなにも出ませんよ」 会長「この弁当だけで充分だ」 喜緑(もう、なんでわたしが人間ごときと二人で帰らないといけないんですか) 会長「どうした?」 喜緑(それもこんなひょろメガネと) 会長「わたしの顔になんかついてるかな?」 喜緑「いえ別に」 会長「そうか・・・お?雨だ、傘持ってるか喜緑君」 喜緑「ありますけど」 会長「入れてくれ」 喜緑「・・・仕方ないですね」 会長「助かるよ」 喜緑「ちょっと会長、狭いですよ。これでは濡れてしまいます」 会長「ああすまん」 キョン「なあ、長門腕相撲しないか?」 長門「なぜ?」 キョン「暇だから」 長門「そう」 ガシ] 古泉「ではいきますよ、レディ、GO!」 [ズガン!ボキ!] キョン「ぎやあああああああああああああああああああああああ」 長門「ふっ、雑魚め」 キョン「痛いよぅ、ぅぅぅ」 [ガチャ] 喜緑「長門さんなにしてるんですか?そんなことをしちゃダメですよ」 長門「・・・うっさいワカメ女」 喜緑「まったく、そういうことを言ったら駄目って何回言ったらわかるんですか?」 キョン「うぅ、喜緑さん、俺の仇を討って・・・」 喜緑「わたしはそんな馬鹿なことするほど子供じゃありませんから」 長門「ふっ、チキンワカメめ」 喜緑「ぷっちーん、いいでしょうわたしの恐ろしさを教えてあげます」 [ガシ] 古泉「では、レディ、GO!」 [ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!」 その日、兵庫を震度8の地震が襲った・・・ 喜緑「ねえ長門さん、あなたのキャラソン暗すぎないですか?」 長門「腹黒ワカメに言われたくない」 喜緑「もう、どうしてそんなに機嫌悪いんですか、なにかありました?」 長門「・・・・わたしのプリン食べた」 喜緑「プリン?食べてないですよ」 長門「嘘つくなワカメが」 喜緑「・・・もう一回言ったら許しませんよ?」 長門「わ・か・め・お・ん・な」 喜緑「反省してください」 [チュドーン!!ズガ-ン!!バッコーン!!!] 朝倉(い、言えない、あたしが食べたなんて) 長門「あなた、最近妙に人気が出てきてるみたい」 喜緑「そうなんですか、ところでいつになったら名前で呼んでくれるんですか?」 長門「・・・ワカメ」 喜緑「それじゃ某アニメのパンツ見えてる娘になっちゃいますから、江美里ですよえ・み・り」 長門「喜緑」 喜緑「ま、今日のところはいいとしましょう、夕飯なに食べたいですか?」 長門「カレー」 喜緑「ふふ、長門さんはホントにカレー好きですね、じゃあちょっと待っててください」 [ガチャ] 朝倉「ただいまー」 喜緑「おかえりなさい」 朝倉「あれ?またカレーなの?一昨日もカレーだったじゃない」 喜緑「ふふっいいじゃないですか」 朝倉「ん?なにかいいことでもあったの?」 喜緑「秘密です」 [ガチャ] 喜緑「どうぞ入ってください」 会長「邪魔するぞ」 長門「・・・誰?」 喜緑「な、長門さん!?SOS団はどうしたんですか?」 長門「今日は休み、誰?」 会長「わたしは喜緑くんの友人だ、今日は本を借りるためにきたんだが迷惑かな?」 長門「・・・・迷惑」 喜緑「長門さん!どうしてそんなこと言うんですか?」 長門「・・・だって」 会長「今日のところは退散するとしよう、ではまた」 喜緑「どうもすいません、じゃあ学校で」 [バタン] 喜緑「どうしてあんなことを言ったのか説明してください」 長門「だって・・・」 喜緑「だってじゃわかりません」 長門「・・・江美里がわたしのこと邪魔だと思うんじゃないかと思って」 喜緑「長門さん・・・わたしが長門さんのことを邪魔に思うわけがないでしょう?」 長門「・・・ヒック」 [ギュ] 喜緑「初めて名前で呼んでくれましたね」 長門「・・・大好き」 喜緑「ふふふ、今日はなにが食べたいですか?」 長門「・・・カレー」 喜緑「ふふ、それじゃ美味しいカレー作りますからちょっと待っててくださいね」 長門「手伝う」 喜緑「じゃ、一緒に作りましょっか」 [ガチャ] 朝倉「ただいまー」 喜緑「はいお帰りなさい」 朝倉「またカレーなの?って有希が手伝ってるなんて珍しいわね、なんかあったの?」 長門「ひみつ」 喜緑「秘密です」 朝倉「今から名前であいうえお作文大会するから」 喜緑「するからって・・・まあいいでしょう、長門さんはどうします?」 長門「やる」 朝倉「じゃあわたしから 愛らしくて 才色兼備で 雲さえ散らす ラブリーガール」 長門「自分大好きか」 朝倉「文句あるの?」 喜緑「ほらほら喧嘩しないでください」 長門「・・・じゃあ次わたし NASAが 頑張っても 解けない美しさ」 朝倉「ぷっ・・・いいんじゃないですか?」 長門「・・・・・・・・」 喜緑「じゃあ次はわたしですね 気をつけても 身からあふれ出てしまう どうしようもない 理性と美貌と教養と優しさと美しさと可愛さとちょっとドジっ娘なところとたまにみせる油断した表情と全人類を骨抜きにする微笑み」 喜緑「綺麗で 見惚れてしまう どこからみても 理知的なわたし」 会長「喜緑君?今は会議中なんだがいきなりなんだ」 喜緑「すいません、て二人しかいないじゃないですか」 会長「それはそうだがさっきのはなんだ?ずいぶんと自分を褒め称えていたようだが」 喜緑「この前自分の名前であいうえお作文っていうのをやったんですけど、その時にちょっと失敗しちゃいまして、 新しいのを考えてたんです」 会長「ほう、今のは成功だったのかね」 喜緑「うーん、今のじゃわたしの魅力がうまく伝わらないと思うんですよね」 会長「・・・そうか」 喜緑「そうだ、会長のやつも考えてあげましょうか?」 会長「遠慮しておく」 喜緑「借りたら借りっぱなし 一回じゃ覚えない 知的ぶった 様子の 海がめ」 会長「勝手に考えてくれるな・・・って海がめ?」 喜緑「途中で考えるの面倒になっちゃいました」 会長(勝手にやっといてそれはないぜだろう) 喜緑「貝かな? いや 蝶かな? ヨーダかもしれない 海がめ」 会長「またあいうえお作文か・・・ってまったく意味がわからないんだが」 喜緑「人間ごときには無理です」 会長「え?」 喜緑「なにも言ってませんよ?でも会長って考えづらいですよね、ホント。空気を読んで欲しいです」 会長「いやわたしにもちゃんと名前はあるぞ、よく聞きたまえわたしの名前は」 喜緑「なんか今日は飽きちゃったんで帰ります、それじゃまた明日」 会長(・・・あんなキャラだったか?最近違う気がする) 喜緑「今日の議題は会長のあいうえお作文についてです」 会長「言いたいことが二つある」 喜緑「はい会長くん」 会長「会長くん・・・まあいいだろう、まずどうしていつも生徒会室にわたしときみしかいないのか、それとなんだこの議題は」 喜緑「それは会長に人望がないからです、じゃあ他になにか議題あるんですか?」 会長「・・・今さらっとひどいこと言った?聞き違いか?」 喜緑「聞き違いじゃありません、他に質問は?」 会長「・・・ありません」 喜緑「それじゃあなにか意見はありますか?」 会長「まず会長で考えないでわたしの本名で考えたらいいんじゃないか?」 喜緑「却下、他には?」 会長「・・・それじゃあ喜緑君はどう思ってるんだ?」 喜緑「そうですねえ・・・どうでもいいです」 会長「・・・じゃあなんで議題にしたんだ?」 喜緑「暇だったからです、あ、もうこんな時間ですか、いい暇つぶしになりましたね。それではまた明日」 会長(どこまで自分勝手なんだ・・・そんなところも可愛いが) 喜緑「昨日うちで考えてきたんですけど、最後の『う』が厄介なんですよね」 会長「そうか」 喜緑「ちゃんと聞いてますか?人の話を聞けないとろくな大人になりませんよ?」 会長(きみだけには言われたくないがな) 喜緑「で、いくつか候補を考えてきたんです『海がめ』『牛』『ウミウシ』『浮き輪』『ウクライナ』どれがいいですか?」 会長「・・・どういう理由でこの5つを選んだんだ?」 喜緑「それは言えません、さあ選んでください」 会長「撰ばないといけないのか?」 喜緑「いけません」 会長「・・・じゃあ浮き輪」 喜緑「賢くて イケてる 知的な 要注目な 浮き輪」 会長「絶対いま考えただろう。卑怯じゃないか?それにどれ入れてもわたしに関係ないじゃないか」 喜緑「子供みたいなこと言わないでください、それではまた明日」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2957.html
喜緑「そういえば明日はホワイトデーですね」 会長「ほう、喜緑君があんな俗っぽいものの話をするなんて意外だな」 喜緑「・・・なんでもありません」 翌日 会長「今日は生徒会は休みにする、解散」 喜緑「はぁ」 会長「喜緑君、たまには一緒に帰らないか?」 喜緑「・・・別にいいですよ」 会長「これを」 喜緑「え?」 会長「まあなんだ、ホワイトデーなど知らんが一応お返しにな」 喜緑「・・・ありがとうございます」 会長「開けていいぞ」 [ガサガサ] 喜緑「バレッタ?」 会長「ああ、君の綺麗な髪に合うのを探すのは苦労したんだぞ?」 喜緑「・・・ありがとうございます」 会長「さっき聞いたぞ」 喜緑「いいじゃないですか」 会長「そうだな」 喜緑「これどうですか?」 長門「・・・似合ってる」 喜緑「ふふふっありがとう、長門さんも髪型変えてみたらどうですか?」 長門「こう?」 喜緑「うん、いいですね。でもなんでポニーテールですか?」 長門「・・・別に」 喜緑「でもいきなり髪が伸びてたらみんなびっくりしちゃいますね」 長門「エクステ」 喜緑「あら、長門さんがそんなこと知ってるなんて意外ですね」 長門「・・・わたしも雑誌くらい読む」 喜緑「そうですか、それより今日は心なしか嬉しそうですけどなにかいいことありました?」 長門「・・・」 喜緑「本?これを貰ったの?」 長門「・・・」コクン 喜緑「よかったですね・・・それじゃ夕ご飯つくりましょうか」 長門「手伝う」 喜緑「ありがとう、でも本は置いていったらどうですか?」 長門「やだ」 喜緑「あ、会長。どうですか?」 会長「なにがだ?」 喜緑「・・・いいです、(もう、せっかくつけてきたのに) 会長「ああバレッタ似合ってるぞ」 喜緑「気づいていたなら最初に言ってください」 会長「いや正面からじゃ見えないだろう?」 喜緑「あ、そうか」 会長「ふっ」 喜緑「・・・笑わないでください」 会長「すまない」 喜緑「罰としてコーヒー奢ってください」 会長「駅前の喫茶店でいいか?あ、生徒会室に財布を忘れた。取って来る」 喜緑「早くしてください。置いて行っちゃいますよ?」 会長「わたしが奢るのに先に行ってもしかたないだろ」 喜緑「屁理屈言ってないで早くしてください」 長門「・・・大好き・・・大好き・・・大好き・・・ふふ」 喜緑(長門さんなにしてるんでしょう・・・笑った?) 長門「・・・大好きっ・・・だーい好き」 喜緑(これは・・・隠れた一面を見ちゃいましたね) [カタ] 喜緑(しまった!) 長門「・・・誰?」 喜緑「あ、あれ?いたんですか長門さん、まったく気付きませんでしたよ」 長門「・・・聞いてた?」 喜緑「な、なんのことですか?」 長門「今のことは誰にも言わないで」 喜緑「言いません、絶対言いません」 長門「・・・やっぱり聞いてたんだ」 喜緑「あ・・・聞いてません」 長門「言ったら許さない」 喜緑「だから言いませんって」 長門「・・・約束」 喜緑「はい、約束です」 長門「・・・」 朝倉「・・・大好き」 [スタタタタ] 長門(・・・いつか消してやる) 喜緑「ねえ長門さん、自分の異時間同位体と同期できないのってどんな感じなんですか?」 長門「どんな感じ、とは?」 喜緑「たとえば、今から4分23秒後に長門さんは本を読み終わります。ちなみにオチは主人公が記憶を失うんですけどね、 でも長門さんはどう展開するか今はわからないでしょう?それってどんな気分なんですか?」 長門「このワカメ女」 喜緑「なんですか急に」 長門「オチ言うな」 喜緑「ああすいません、先がわからないってどんな気分なんですか?」 長門「もう先がわかった」 喜緑「そんなに怒らないでくださいよ、じゃあ今から3時間43分後に長門さんにとっても大変なことが 起こるんですけど今はなにが起こるかわからないでしょう?怖いですか?」 長門「なにがあるの?」 喜緑「それは秘密ですよ」 長門「教えて」 喜緑「嫌です」 長門「・・・性悪ワカメ」 喜緑「・・・ちなみにですけど次に読む本のオチは夢オチでその次は主人公が実はコピーでその次は・・・」 長門「わたしの負け、許して」 喜緑「ふふふ、次にワカメって言ったらこの先一週間読む本のオチを言い続けますからね」 長門「もう言わない」 喜緑「そうですか、じゃあ夕ご飯の支度をしますから」 [バタン] 長門「・・・ってなにしに来たんだよ!意地悪しに来ただけか!この海藻女!」 [ガチャ] 喜緑[ジー] 長門「ヒィィィ!怖い!」 喜緑「むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました」 会長「どうしたんだ急に、昔話か?」 喜緑「おじいさんは山へ芝刈りに、でも芝を刈ったからってなんの意味があるんでしょうね? おばあさんは川へ洗濯に、川で洗濯なんて川が汚れるじゃないですか、これだから人間は」 会長「まあ昔話だからな」 喜緑「おばあさんが川を汚していると上流から大きな桃がドンブラコドンブラコと ながれてきました、大きさは約60.45㌢といったところです、重さは27.32㌔ほどでしょうか、その桃をおばあさんは 年齢を超越したパワーで持ち帰りました。うちに帰っておじいさんと桃を食べようと割ると、 てゆうか、川を流れてきた巨大な桃を食べようなんて相当切羽詰ってたんですかね。 まあいいでしょう。桃の中からなぜかメガネをかけた小憎らしい男の子が出てきました」 会長「小憎らしい・・・」 喜緑「二人はその子に会長と名前を付けて育てました、未成年者略取にならないんでしょうか? 数年後会長は性格の曲がった青年に育ちましたが二人の前では猫を被っているので二人は最高の息子だと 村中に自慢していました。そんなころ鬼が村を襲うという事件が発生しました、二人は会長に鬼退治を してはどうかと提案しました。会長はニヤリと笑って承諾して旅にでました。途中サルとかイヌとかキジとか をキビ団子で買収して、一行は鬼が島に乗り込みました。さすが脳が小さい動物です。 キビ団子程度で命を掛けるなんてね、ちゃんちゃらオカシイです。」 会長「それはその本に書いてあるのか?それともきみの感想なのか」 喜緑「書いてあるわたしの感想です。 鬼ヶ島に着くと会長は偉そうに動物たちに命令して自分は高みの見物を決め込んでいました。 そしてだいぶ鬼たちが弱った頃、とどめを差して宝を強奪していきました。普通ならここでめでたしめでたしですがさすが会長、目を覚ました 鬼たちを組織化して悪の軍団を作り世の中を恐怖のどん底に叩き落としました。」 会長「おっと風向きが変わってきたな」 喜緑「村人達が恐怖で眠れない日々が続くなか、魔法の国から美少女魔法使いエミリちゃんが やってきました。勇者ともに鬼たちを退治し、会長をイヌに変え、勇者と結婚して、 三人の可愛い子供に囲まれてエミリちゃんは幸せに暮らしましためでたしめでたし」 会長「意味が分からん、なにがしたかったんだ?」 喜緑「文芸部に対抗して生徒会でも本を出そうと思いまして、てゆうかもう作っちゃいました。 会長のポケットマネーで」 会長「昨日からカードがないと思ったら。ちなみに何部刷った?」 喜緑「100万部ですけど?」 会長「ですけどじゃねえええ!!!こんなもん買う奴いるか!!」 喜緑「います」 会長「もし売れたら全裸で交番にボウリングの玉投げ込んでやるよ!!」 喜緑「楽しみです♪」 [日本中が衝撃を受けた!『桃会長は悪い人』プリティエミリ著、100万部突破!大量増刷中] 会長「嘘だ・・・」 喜緑「さあいきましょうか」 会長「うそだああああああああああ!!!」 [ダダダダダ!!] 喜緑「わたしから逃げられると思いましたか?」 会長「ヒィィィ!脚速すぎ!!たすけてえええええええええ!!!」 [ガシ!] 会長「い、痛い!許してくれ!!」 喜緑「だめです♪いきますよ?」 会長「いやだ!!やだやだやだ・・・」 [ズルズルズル] 喜緑「はい、着きましたよ、これボーリングの玉です」 会長「うぅぅ・・・やらないと駄目か?」 喜緑「駄目です」 会長「なんでもするから」 喜緑「それじゃはやくやってください」 会長「・・・俺も男だ!!こうなったらやってやる!!」 [ヌギヌギ] 喜緑「それじゃ逝ってらっしゃい」 会長「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 [ゴロゴロガッシャーン!!] 警官A「なんだお前は!!こら待て!!」 警官B「HQ!!変態メガネを発見!!至急応援を!!」 HQ「こちらHQ!至急応援を出す!!絶対に逃すな!!」 会長「うおあああああああああああああああああああああああああ」 喜緑「あははははははは、逃げてる逃げてる」 会長「こんなところで捕まるか!!わたしは新世界の神になるんだ!!!」 喜緑「あ、壊れましたね・・・会長も壊れたところだし今日は帰りますか」 会長「つかまえてみろ~い」 警官A「速い!!なんだあの全裸メガネは!!」 喜緑「いらっしゃいませ」 会長「こんなところでなにをしているのかな?」 喜緑「お一人様ですか?」 会長「私の質問が聞こえなかったのか?生徒会の役員がこんなところでなにをしているのかと訊いたんだが」 喜緑「おタバコはお吸いになりますか?」 会長「ああ、ってあくまでもシラを切るつもりか喜緑くん」 喜緑「こちらの席になります、ご注文がお決まりになったらこのボタンを押してください。ではごゆっくり」 [ピンポーン] 喜緑「ご注文はお決まりですか?」 会長「それよりどうしてこんなところで働いているのか教えてもらおうか」 喜緑「なんのことですか?生徒会とか・・・もしかして妹の知り合いですか?」 会長「妹?なにを言ってるんだ」 喜緑「わたし、双子の妹がいるんですよ」 会長「・・・きみの名前は?」 喜緑「喜緑江美瑠です」 会長(これは・・・本当なのか?嘘をついているようには見えないが) 喜緑「いつも妹がお世話になっています」 会長「こちらこそ、しかしそっくりだな、今度妹さんと三人で食事でもどうだ?」 喜緑「調子に乗っちゃいけませんよ会長の分際で、ご注文はお決まりですか?」 会長「それじゃあ、アイスコーヒーをっておい!今明らかに会長って!!」 喜緑「アイスコーヒーお一つでよろしいですか?」 会長「生徒会役員はバイトしてはいけないって知ってるだろ?」 喜緑「それでは少々お待ちを」 会長(あくまでもシラをきるか・・・それならばこっちにも考えがある) 喜緑「アイスコーヒーお待ちしました」 会長「ああ、ありがとう。ところで妹さんは今なにをしてるのかな?」 喜緑「さあ、わかりません」 会長「そうそう、妹さんがいつも私につきまとってきて困っているんだ。注意しておいてくれるかな?」 喜緑「いっぺん頭を検査してください。他に御用がないならこれで」 会長「おい!明らかに喜緑くんじゃないか!いつまでもシラを切るなら校長に言いつけるぞ!」 喜緑「仕方ありませんねぇ・・・今日は何月何日ですか?」 会長「4月1日だ」 喜緑「世間一般では何の日と言いますか?」 会長「エイプリルフールだ」 喜緑「そうです、それです」 会長「なにが言いたいんだ?」 喜緑「嘘ですよ、う・そ」 会長「なにが嘘なんだ?」 喜緑「まったく会長はお馬鹿さんですね、バイトなんて嘘ですよ」 会長「嘘なのか?」 喜緑「嘘です♪」 会長「なーんだ嘘か、会長納得♪・・・・って馬鹿!!意味わからん!!」 喜緑「まったく・・・お馬鹿さんなんだから騙されてればいいのに」 会長「さっきからひどいな、エイプリルフールは暴言を吐いていい日ではないんぞ」 喜緑「仕方ありません、最終手段です。えいやっ!」 会長「痛い!・・・・あれ?わたしはこんなところで何を」 喜緑「もう帰るんじゃなかったですか?」 会長「そうなのか。それじゃあ帰るとしよう」 喜緑「ありがとうございました~」 会長(あれ?今喜緑くんバイトして・・・・) 喜緑「今日は偶然街で会った九曜さんを夕食に招いちゃいました」 長門「・・・・」 九曜「――――」 朝倉「あなたなに?人間じゃないわよね」 喜緑「こらこら二人とも、いきなりそんなジロジロ見ては失礼でしょう?」 長門「・・・フン」 朝倉「ねえあなたなんなの?面白い髪型ね」 九曜「――眉毛―」 朝倉「喧嘩売ってるのかしら?このビックリキノコさん」 喜緑「朝倉さん?今日は天蓋領域の思考を理解する貴重な機会なんですからね、喧嘩はわたしが許しません」 朝倉「・・・わかったわ」 喜緑「長門さんは?」 長門「・・・了解」 喜緑「それじゃ、わたし夕ご飯作ってきますから、三人で談笑してて下さい」 [バタン、スタスタ] 朝倉「どうする?長門さん」 長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 九曜「―――――――――――――――――――――――――」 朝倉「怖いよ!なんか喋って!」 長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 九曜「――――――――――――――――――――――――――――――――」 朝倉「もう限界、助けて喜緑さん!!」 [ガチャ、ガチャガチャガチャ] 朝倉「開かない!なにこれ!?」 長門「・・・押し戸」 朝倉「まじで!?開いた!!」 [バタン!] 喜緑「あらどうしたんですか?もうすぐできますからもうちょっと待ってください」 朝倉「あの部屋怖すぎるの!!耐えられない!!」 喜緑「なにを言ってるんですかまったく、早く戻ってください」 朝倉「絶対いや!!」 喜緑「・・・わたしの言うことが聞けないんですか?」 朝倉「うぅ・・・わかったわよ」 [カチャリ] 朝倉「失礼しまーす・・・オセロ?」 長門「・・・・・・・・」パチ、カタカタ 九曜「――――――――」パチ、カタ 朝倉(ただのオセロなのに・・・なにこの迫力・・・・あ、長門さんの勝ち) 長門「・・・・・・・」 九曜「―――――――」 朝倉(また始まった・・・楽しんでるのかな?・・・・・また長門さんの勝ち) 長門「・・・・・やる?」 朝倉「ええ!?え、遠慮しとくわ」 長門「・・・・やれ」 朝倉(もう!いくらバックアップだからってこの扱いはひどすぎるわ!) 九曜「――――綺麗な髪」 朝倉「あ、ありがとう(誉められた・・・」 九曜「―――――――」パチ、カタ 朝倉(もう始まってるし!仕方ない)パチ、カタ 九曜「――――――――――」パチ、カタカタ 朝倉(なんか喋れよ!長門さんはいつの間にか本読んでるし、早く来て喜緑さん!!) 九曜「―――――」パチ、カタ 朝倉(てゆーか強い!長門さんこんなのに勝ったの!?TFEIのプライドにかけて負けられないわ!!)パチ、カタカタ [ガチャ] 喜緑「できましたよ、おや?オセロですか。でも冷めちゃうので早くしてください」 朝倉(ちょ、黙ってろワカメ!!今思念体対天蓋領域の代理戦争してんだ!!)パチ、カタカタ 喜緑「仕方ないですね、それじゃあ長門さん先にリビング行ってましょうか」 長門「わかった」 [バタン] 朝倉「・・・・これで終わりよ!」パチン!! 九曜「―――――――」 朝倉(勝った・・・) 九曜「―――――) 朝倉「・・・それじゃリビングいこうか、着いてきて」 喜緑「終わったんですか?それじゃ頂きましょうか」 朝倉「いっただきまーす」 喜緑「どうですか?九曜さん」 九曜「――――不味い」 [ピキ――――――――――ン] 朝倉(・・・空気が痛い) 喜緑「・・・今なんて?」 九曜「――――不味い」 朝倉「会話が成立した!ってやばい!!早く謝って!!」 長門「こりゃやばい」 喜緑「わたしの料理が不味いですって?」 九曜「――――――ゴミ」 朝倉(ヒィィィィィィィ!!なんてことを!!!」 喜緑「・・・・お二人とも、外に出ててくれますか?ちょっと九曜さんとお話があるので」 朝倉「長門さん逃げるの早すぎ!!待って喜緑さん!今日は喧嘩しないって」 喜緑「堪忍袋の緒がぶち切れました、早く逃げないと朝倉さんも被害を受けますよ?」 朝倉「退避!退避!!」 [バッコオオオオン!!] 長門「・・・地球が」 喜緑「いらっしゃいませー、何名様ですか?」 ギャルA「なんにーん?」 ギャルB「しらねー、つーかバイトなんだから自分で数えろっての」 ギャルC「まじつかえねーバイト」 喜緑「・・・三名様ですね?こちらへどうぞ」 ギャルB「最初っからそうしろよまじめんどくせーな」 喜緑「ご注文が決まりましたらボタンを押してください」 ギャルB「ちょっとあのバイトからかってやろうよ」 ギャルC「いいねーとりあえずボタン押して呼んで」 喜緑(丸聞こえです、わたしに喧嘩を売ろうなんていい度胸ですね) [バチッ!] ギャルA「いたっ!なにこのボタン!!」 ギャルB「どしたの?」 ギャルA「静電気みたいのきた!ふざけんじゃねーよ」 [ピンポーン] 喜緑「ご注文お決まりですか?」 ギャルA「このボタン押したら静電気きて痛かったんだけど、どうしてくれんの!?」 喜緑「どうしてくれると言われましても。ちなみに体脂肪の多い人は静電気がよくくるらしいです」 ギャルA「ああ?喧嘩売ってんのかワカメみたいな髪しやがって」 ギャルC「ぎゃはははは、ワカメ」 ギャルB「ワカメちゃんはタラちゃんとでも遊んでろっての」 喜緑「・・・・・プチ」 ギャルA「あれ?なにここ」 ギャルB「なんだこれ、喫茶店は?」 ギャルC「まじなんだよこれ・・・ヒィィィィ!!!」 ギャルB「どうし・・・ぎゃあああああああああああああああ!!!」 ギャルA「二人ともどうしたの!?・・・うわ!!お前なにしたんだよ!!」 喜緑「ふふふ、わたしをワカメと言ったのが間違いでしたね。安心してください存在が消えたら恐怖も消えますから」 ギャルA「いやあああああ助けて!!助けてええええええ・・・」 喜緑「さ、バイトバイト」 喜緑「いらっしゃいませー(・・・こいつは確か) 山根(やや!?懐かしい匂いがするな)クンクンクンクン 喜緑(やっぱり!朝倉さんが言ってた突然変異型変態眼鏡だわ) 山根「失礼ですが朝倉さんって知ってます?」 喜緑「さあ知りません、一名様ですか?(どうしてわかったんでしょうか。ちょっと観察する必要がありますね) 山根「はい」 喜緑「ではこちらへ」 山根(どこか朝倉さんと似ている匂い・・・これは要観察だ) 喜緑(ものすごい視線を感じますね、まさかわたしの正体に気付いた?) 山根(この隙がない感じも似ている・・・新しい女神か?) 喜緑「ご注文がきまったらこのボタンを押してください」 [ピンポーン] 店長「ほら喜緑くんボーっとしない」 喜緑「すいません」 山根(お?キタキタ) 喜緑「ご注文はお決まりですか?」 山根「そうですねぇ」クンクンクンクン 喜緑(わたしのデータにはないタイプの人間です、なぜかわからないけど消したくなってきました) 山根「コーヒーを」クンクンクンクンクンクン 喜緑(なんでしょうこの衝動は・・・抑えきれません!!) 山根「どうしたんですか」クンクンクンクンクンクンクン 喜緑「消えろ!!」 山根「え?」 [サラサラサラサラサラ] 山根「う、うわあああああああああああ体がああああああああ!!!」クンクンク・・・ 喜緑「わたしをここまで追い込むなんて・・・恐ろしい人間でした」 店長「ちょっと喜緑くん?お客さん消しちゃだめでしょ、バイト代から引いとくからね」 喜緑「がちゃがちゃきゅーとふぃぎゅあっとどとうのトラブルエ~ンジェ~ル見とれるような 造形美もっと・ちゃんと 愛でなさい・磨きなさい・拝めなさ~い!」 会長「ど、どうしたんだ急に」 喜緑「まさにわたしにピッタリです、そう思いません?」 会長「た、確かに(・・・今の歌声はしびれたぜ、ちょっとノッてるところなんてたまりませんなぁ!!) 喜緑「残酷な天使のように会長よ神話にな~れ~」 会長「今度はエヴァか、古いぞ」 喜緑「古いですって?長門さんに謝ってください」 会長「なぜ長門くんに?」 喜緑「あ、間違えました。綾波さんに謝ってください」 会長(まちがえんなよ) 喜緑「ついうっかり、で会長はなんのアニメが好きなんですか?」 会長「話が飛ぶな。そうだな・・・引かないか?」 喜緑「引きません」 会長「約束だぞ」 喜緑「約束です」 会長「プリキュア」 喜緑「・・・はは」 会長「引いてるじゃん!!もういいよ!!」 [ガチャ、スタタタ] 喜緑(プリキュアは予想外すぎます、せめてセーラームーンなら) 喜緑「朝倉さんはどんなアニメが好きですか?」 朝倉「ガンソード」 喜緑(そのままですね) 喜緑「長門さんはどんなアニメが好きですか?」 長門「涼宮ハルヒの憂鬱」 喜緑(自分大好きか) 喜緑「調理実習でマラコフトルテ作ったんですけど、食べてくれます?」 会長「なんだそのロシア人スパイみたいなものは」 喜緑「・・・いいです忘れてください」 会長「いや丁度腹が減ってたんだ、頂こう」 喜緑「よかった、はいどうぞ」 会長「うん美味い」 喜緑「会長のために作ったんですから、残さず食べてくださいね?」 会長「ああわかった」 15分後 会長「も、もう限界だ」 喜緑「駄目です、あと122個あるんですから」 会長(・・・俺はどこのフードファイターだ) 喜緑「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?」 朝倉「うーん、フライパンじゃありきたりすぎるもんね。それじゃ海パン」 長門「フライパンではないのなら、サンドパン」 喜緑「あ、あの・・・」 朝倉「正解は?これだけ王道ななぞなぞ出したんだからもちろんちゃんとしたオチあるわよね?」 長門「楽しみ」 喜緑「え、あの・・イパン」 朝倉「え?よく聞こえなかった。もう一回いい?」 長門「楽しみ」 喜緑「パン・・・パン・・・ジーパン!正解はジーパンです!」 朝倉「うわぁ」 長門「やっちまったな」 喜緑「うぅ・・・次は負けないです」 喜緑「会長。じゃんけんしませんか?」 会長「構わないがどうしてだ?」 喜緑「わたしが勝ったらジュース買ってきてください」 会長「わたしが勝ったらどうするんだ?」 喜緑「もちろんわたしが買って来ます」 会長「いいだろう」 [じゃーんけーんぽん!] 喜緑「それじゃ、0カロリーコーラを買って来て下さい」 会長「そんなもの校内で売っていないぞ」 喜緑「それなら校外で買えばいいじゃないですか」 会長「ぐむぅ。仕方ない、行って来る」 1時間後 会長「買ってきたぞ」 喜緑「あ、会長が遅くてお茶飲んじゃったんでもう結構です」 会長(わがままな喜緑くん・・・・いい) 会長「喜緑くん、じゃんけんをしないか?」 喜緑「またジュースを買ってきてくれるんですか?」 会長「きみが勝つこと前提で話をしないで貰いたい。今度は負けないからな」 喜緑「ふふ」 [じゃーんけーんぽん!] 会長「むう・・・もう一回!」 [じゃーんけーんぽん!] 会長「まだまだ!」 [ぽん!ぽん!ぽん!・・・・・」 喜緑「まだやりますか?」 会長「おかしい・・・一回もあいこにすらならないなんておかしいだろ!」 喜緑「負け犬の遠吠えは聞こえませんね。さあ0カロリーコーラ186本買ってきてください」 会長(金が足りない・・・お母さんにおこずかい前借りしなきゃ) 会長「どうしてそんなに強いんだ。裏技でもあるのか?」 喜緑「筋肉、関節の動きを見ればなにを出すのかなんて簡単にわかります」 会長「普通わからないと思うが・・・それじゃあ誰もきみには勝てないんじゃないか?」 喜緑「わたしでも勝てない人はいます」 会長「誰だ?ぜひ会ってみたい」 喜緑「サザエさんです」 会長「サザエさん?」 喜緑「ええ、彼女は間違いなく最強のじゃんけん士でしょう」 会長「よし、それじゃちょっといってくる」 喜緑「どこにですか?」 会長「サザエさんのところに決まってるだろう。それじゃ」 [バタン] 喜緑(・・・・) [ガチャ] 会長「サザエさんの家を教えてくれないか?」 喜緑「ぐぐれ」
https://w.atwiki.jp/animechikan/pages/83.html
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/26(土) 23 15 46.51 ID sp8IwYP+0 俺は今日も上機嫌で改札を抜ける。強敵・伸姉を責めきった充実感を感じていた。 ことみの成長も楽しみだし、長門やかがみんなどご無沙汰の連中にも再会したい。 満員電車はパラダイス。動くイメクラ。動く乱交会場。 昨日の伸姉の後姿とお尻の感触、オマ○コ・・・思い出すと顔がにやけてしまう。 そんな俺のアホ面をじっと見つめるひとりの少女に気がついた。 喜緑さんだ。 俺はあわてて表情を作り直す。喜緑さんは静かに俺に近づいてくる。 改札で待ち伏せといえば朝倉さんだが、今日は喜緑さんだ。 どうしたんだろう。今日は一人か? 喜緑さんは潤んだ目でじっと俺を見つめた後、無言で踵を返して階段に向かった。 ついてこい、ということだろう。 行けば朝倉さんもいるかもしれない。今日は痴女と遊ぶことになりそうだ。 それも、神経をすり減らす、非常に疲れる遊びだが。 俺は歩調を速めて喜緑さんに追いつき、横を歩いた。 こうしてみると友達か恋人みたいだ。 178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/26(土) 23 21 40.10 ID sp8IwYP+0 ホームにたどり着く。ぐるりと見渡すが、朝倉も長門もいない。 俺は喜緑さんを見た。喜緑さんは俺を見ずに、乗客の列に並んだ。 何だ、今日はひとりでやられたいのか? あるいは次に来る電車にハルヒあたりが乗っているのかもしれない。 情報統合ナントカならそのくらいの都合も簡単だろう。 ていうかその能力欲しいな。姫がどの車両に乗ってるか分かる能力。 おい喜緑さん、いっそ手を組まないか? とかなんとか、喜緑さんの後ろ頭を見ながら考えていたら電車が到着した。 いい混雑具合だ。俺は喜緑さんに続いて乗り込んでいく。 さすがに喜緑さんもよく分かっている。死角になりやすい角に自ら移動していく。 俺はそれについていくだけで、簡単に最良のポジションを確保できた。 扉が閉まって電車が動き出す。同時に俺は両手を喜緑さんのお尻に宛がった。 180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/26(土) 23 28 57.62 ID sp8IwYP+0 朝倉さんのようなプリップリの健康的なお尻ではなく、もう少し控えめで柔らか味のあるお尻だ。 見た目も大人しそうだし、これが痴女なんて絶対に誰も気づかないだろう。 朝倉さんはなぜ知っていたのだろう?やっぱり同じ統合ナントカだからか? いや或いは、朝倉さんは痴漢なんてイヤだという喜緑さんを無理矢理俺の前に引張ってきて それで喜緑さんが痴漢に目覚めてしまったのか・・・とも考えられるな。 そうだとしたら朝倉さん恐ろしすぎる。喜緑さん目覚めすぎ。 俺はすりすりと指を動かして喜緑さんのお尻を撫で回す。・・・ん? 何だか感触がいつもと違う。こう、張り付くような・・・ 続けて優しくお尻を揉んでみる。やはり・・・何か違う。 パンティーラインが見当たらないのだ。 Tバックか? 今までの姫でTバックを履いていたのは雛見沢の鷹野さんだけだ・・・ったはずだ。 しかし鷹野さんはパンツルックだったので生尻は触れなかった。 女子高生の喜緑さんがTバックとか・・・淫乱すぎる。 やはり今日は俺に痴漢されに来たのだろう。 俺はその淫乱っぷりに少し引いたが、それ以上に喜緑さんがいとおしく思えた。 最近会えなくて不安だったんだろう。朝倉さんには黙って出てきたのだろう。 可愛い奴だ。望みどおり可愛がってあげよう。 181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/26(土) 23 36 12.44 ID sp8IwYP+0 さてさて。喜緑さんがせっかく張り切ってくれたんだ。 俺もそれに応えないと。具体的に言うと、スカートに手を入れて生尻を触ってあげないと。 俺ははらりとスカートをめくって、簡単にその生尻を両手に掌握した。 すべすべした尻肉が、ぴったりと指に張り付いてくる。いい尻だ。 柔らかいお尻は喜緑さんの受け身なエロを象徴しているようだ。 俺はすりすりと指を動かし、お尻を撫で回していく。 指先を使って,くすぐるように刺激してやる。 喜緑さんの肩に力が入ってきた。もう感じているのだ。 こんな公衆の面前で感じちゃうことに快感を覚えているのだ。どうしようもない子だ。 俺を頼ってきてくれてありがとうな。絶対お前の快感を守るぜ。 手のひら全体を動かし、喜緑さんの柔らかいお尻を揉んでやる。 小ぶりだが肉厚で柔らかい。その小さなお尻にありったけのエロを詰め込んだような、 小粒でピリッと辛い山椒のようなお尻だ。 俺は緩急をつけて喜緑さんのお尻を揉みしだいてやった。 喜緑さんの呼吸は早くも、少し乱れ始めている。 183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/26(土) 23 41 46.33 ID sp8IwYP+0 さて、谷間を責めていこう。定石どおりだな。 俺は右手を動かして、小指を谷間に侵入させていく。 谷間はじっとりと汗で濡れて・・・・ こいつ、 ノ ー パ ン だ。 スカートの中で、喜緑さんのお尻を包むものはなかった。完全にノーパンだ。 パンティを履いていないのでノーパンだ。 なんだこれ。俺は驚いて指を動かし、喜緑さんのお尻全体を撫でて確認する。 何度触ってもノーパンだ。ノーパン。 ノーパンしゃぶしゃぶ、ノーパン喫茶に続く第三弾。ノーパン痴漢電車。 ノーパンってお前・・・俺はさすがに驚いて、手が止まってしまった。 喜緑さんはそんな俺に気づいて、控えめにお尻を俺の手に押し付けてくる。 朝倉さんのようにぐりぐりとではなく、恥ずかしそうに、控えめにだ。 いや・・・お前、実は朝倉より淫乱なんじゃないか・・・ 187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/26(土) 23 47 37.85 ID sp8IwYP+0 俺はあわててお尻に手を当てなおし、優しく揉んでやる。 しかし・・・ノーパンですと? つまり、前に手を回したらそこには何にも覆われていない草むらが晒されていると? 股間に指を入れたら熱い蜜の流れる口がダイレクトであると? こんなことは初めてだ。どうしたらいいんだ・・・ 戸惑いながらも、俺の股間には血が急激に血が集まっていく。 ノーパン。つまり、喜緑さんは、生マンを責めて欲しいと思っているんだ。 俺は右手の中指を、恐る恐る尻たぶの谷間に侵入させていった。 間違いない。内腿がヌルヌルだ。 もう愛液がこんなに溢れているんだ・・・ 俺はまたちょっと引いた。しかし、やはりそれ以上に喜緑さんが愛しくなった。 お前を愛してる。そんな気持ちで痴漢するなんて初めてだ。 俺のブツは完全に勃起して、パンツの中で窮屈そうにしている。 190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/26(土) 23 54 05.99 ID sp8IwYP+0 俺は中指をつついと喜緑さんの股間に挿入してみる。 ぬるりとしたその入り口は、簡単に俺の指を迎え入れた。 しかし、奥のほうはまだきつそうだ。もう少し濡らしてやる必要がある。 それならオッパイの方も責めてみよう。 今日は喜緑さんの協力もあって完璧に近い位置取りだ。 左手だと苦しいが、右手ならオッパイを攻められそうだ。 俺は喜緑さんのオマ○コからぬぷりと指を抜いた。 指といっしょに、とぷりと愛液が溢れ出し、また内腿を伝う。 入り口はもう濡れ濡れだ。 俺は左手で裸のお尻を揉みながら、右手をつついと上に上げていく。 もちろん喜緑さんは抵抗しない。むしろ触りやすいように体勢を作ってくれる。 俺の右手は簡単に喜緑さんの右乳を包み込んだ。 193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 00 42.35 ID BzKKVDSJ0 さすがに胸のほうはノーブラではないようだ。 シャツから乳首が透けるのは恥ずかしいのだろうか。この子は淫乱だが羞恥心がある。 喜緑さんはふっとうつむいた。さすがに目の前で自分のオッパイが触られているのは恥ずかしすぎて見てられないか。 俺は右手をうにうにと動かす。やや小ぶりではあるが、形がいい上に柔らかみのあるオッパイだ。 その中指はてらてらと光沢がある。喜緑さんの愛液によってだ。 右手も服の中に入れて生乳を目指そう。下から手を入れやすそうだ。 俺はいったん右手を下げて、ブラウスのすそから中に侵入した。 同時に左手を動かして、中指で再びオマ○コを目指す。 もう少し刺激してやらないと奥までは指が入らない。 右手が喜緑さんのお腹に触れる。細かく震えている。快感に耐えているのだ。 それをさすりあげながら、俺の右手は喜緑さんのブラジャーに到達する。 同時に左手も動かしてく。中指でその入り口をくいくいとなぞってやる。 その口からは今も少しずつ愛液が溢れ出していた。 195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 07 25.54 ID BzKKVDSJ0 俺は右手の人差し指を、下から胸の谷間に侵入させる。 そしてその指をつついと右に動かす。 その際指に触れた乳首は、大きく屹立していて、俺の指でオッパイに押し込まれ、 ぷるんとはじき出された。 そしてその指をぐいっと上に上げてやる。これで右乳が完全にあらわになる。 俺は指先で下乳をくすぐるようにしながら乳首に近づいていった。 左手も攻めなければならない。まだ触り始めなのに俺の左手も愛液まみれだ。 喜緑さんの股間に指を押し込んで、クリトリスを目指す。 喜緑さんは少し脚を開いて、俺の指を迎え入れた。もう耳が真っ赤だ。 俺の指がクリトリスに触れた瞬間、喜緑さんはぞくぞくと震えて「んっ!」と声を出した。 声が出そうになるのを必死に食い止めて、それでも声が出てしまったという感じだ。 さて、そうなると喜緑さんが感じすぎるのも問題だ。 あんまり大声で喘がれたらさすがに周囲の乗客に気づかれる。 俺は身長に左手を動かして、つんつんとクリトリスをつついた。 197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 12 33.83 ID BzKKVDSJ0 右手はコリコリと乳首を刺激して完全に勃たせてから、生乳を掌握した。 手に収まる程度だが、非常に柔らかみがある。 表面はしっかりと張っているようで、その証拠にブラジャーを剥いでも形が崩れていない。 喜緑さんの勃った乳首はつんと上を向いていた。 いい乳だ。みくるの乳がもちろん極上なのだが、それをそのまま小ぶりにした感じだ。 左手は喜緑さんの様子を見ながら、入り口とクリトリスを交互に刺激してやる。 愛液はなおも溢れ出す。 しばらく、右手で生乳を、左手でオマ○コを弄んでいたが、もう愛液の量は十分すぎるほどだ。 俺の左手はベタベタになっている。 さて、そろそろその口が俺の指を咥えられるかな。 198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 17 34.72 ID BzKKVDSJ0 俺は右手で喜緑さんのオッパイを堪能しながら、左手の中指をオマ○コに侵入させていく。 ぬるりとしたその入り口は、簡単に俺の指を迎え入れた。 しかし・・・やはり奥のほうがきつい。十分に濡れているはずだが・・・ もしや喜緑さん。処女なのではなかろうか。 いや、ありえる話だ。こいつが生まれたのは3年前。現在高校生。 人間で三歳ならまず間違いなく処女だし、高校生でも処女なんてざらにいる。 これだけの淫乱で処女というのは納得がいきにくいところだが、 朝倉さんに連れ出されて体験した俺の痴漢で目覚めたとすれば納得がいく。 だとしたらこれ以上は無理か・・・ じゃあここからは俺が楽しませてもらおう。マグナムを押し付けて生尻にぶっかけだ。 俺は指を抜こうとした・・・その時、喜緑さんはまたお尻を押し付けてきた。 挿れて欲しいのか。 たしかにこれだけ濡れていて、しかも指の太さなら、 丁寧にすれば出血もなく痛みのない範囲で入っていけるかもしれない。 200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 23 45.91 ID BzKKVDSJ0 痴漢に指で処女膜を破られる。それはあまりにも苦痛で、屈辱だと思う。 かがみんのオマ○コに指を入れようとしたことがあったが、ほとんど入らなかったうえ、 かがみんは泣き叫んでへたりこみ、その後しばらく学校を休んだほどだ。 喜緑さんはそれを望んでいるというのか。 しかし俺は気が進まなかった。 こんな所で、痴漢なんかに、指で処女膜を貫通されて、本当に喜緑さんはそれでいいのか。 まだちゃんと男を知らないから、一時の快感におぼれているだけではないのか。 やはり処女膜は、痛みや出血を伴ってもチンコで破るべきだ。 俺は喜緑さんの耳元で囁いた。 痴漢しながら姫に話しかけるなんてのも初めてだ。 ただし長々と話すわけにはいかない。ただ一言、「もったいないよ」と言った。 喜緑さんは赤い耳をさらに真っ赤にしてうつむいた。 俺も欲望に任せるのなら、ここで指を入れてしまってもよかったかもしれない。 しかし、そうはしなかった。 やはり俺は、この喜緑江美里という子を、他の姫とは違う意味で、 少しだけ愛しているのかもしれない。 201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 29 37.64 ID BzKKVDSJ0 さて、もう駅まで時間もない。 せっかくノーパンの生尻なのだ。最後は俺も気持ちよくなりたいじゃないか。 俺は左手を喜緑さんのお尻から離して、チャックを下ろし、ギンギンに勃起したブツを取り出した。 触り初めから勃起しっぱなしでもう痛いほどだ。 俺は右手で喜緑さんのオッパイを堪能しながら、そのマグナムを、下を向けて喜緑さんの股間に当てた。 尻たぶが左右から俺のマグナムを刺激する。 しかも勃起しようとしてブツは上にある喜緑さんの尻肉を押し込んでいく。 俺は左手を喜緑さんの腰に当てた。ちょうど電車が減速を始めるころだ。 ブレーキがかかり始める大きな揺れを利用して、俺は喜緑さんに思い切り腰をぶつけた。 喜緑さんの息も荒い。オッパイまで熱くなってきたように感じられる。 これは効く・・・俺は射精をぐっと耐えた。 そして控えめに腰を振って俺のブツと喜緑さんの生尻をこすり合わせる。 喜緑さんも協力して腰を動かしてくれる。 202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 35 34.48 ID BzKKVDSJ0 ブレーキに車内が傾く。俺は再度強く腰を振って喜緑さんにぶつけ、そして果てた。 どくん、どくんと吐き出される熱い液。それは喜緑さんのお尻の谷間に発射され、 喜緑さん自身の愛液と混ざり合って太腿を伝い落ちた・・・ といっても見えたわけではない。おそらく下半身ではそんな光景が広がっている。 余韻を楽しむのは後だ。俺は急いで右手を胸から出し、しおれたブツをしまう。 そしてちょうど扉が開く。最近は車内射精にも慣れてきた。今日のタイミングはバッチリだ。 人波に押され、俺は外に出るが・・・ 喜緑さんはよろめきながら車外に押し出された。 顔が真っ赤で、目が充血している。 そしてその脚には、幾本もの線が伝っていた。愛液と、精液である。 205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/27(日) 00 40 20.12 ID BzKKVDSJ0 俺はよろめく喜緑さんの肩を抱いて受け止めた。 喜緑さんとはもちろん言葉を交わしたことがない。さっきの囁きだけだ。 俺と喜緑さんは、お互いどうしていいか分からず、ただ見つめあった。 喜緑さんの背後で電車の扉が閉まり、ガタンゴトンと音を立てて走り始める。 喜緑さんは俺の手から離れ、一人で立った。 そして、潤んだ目でにっこりと微笑んで、右手で俺の左手をちょっと握った。 そしてすぐに踵を返して、愛液と精液まみれの脚で小走りに階段に駆けていった。 朝倉さんの真似だろうか。しかし、どうもサマにならない。 喜緑さんは正真正銘の変態だと思うが、朝倉さんのような痴女にはなりきれないのではないか。 その仕草は、朝倉さんのように自然ではなく、どこかぎこちなくて幼かった。 俺は愛しい思いで喜緑さんの後姿を見つめた。そして、やっと落ち着いて射精の余韻を味わっていた。 喜緑江美里編 終了
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2291.html
喜緑「失礼します…あーっ、会長! また隠れてタバコ吸ってましたねっ!」 会長「ななな、何の事かな? 私にはさっぱり」 喜緑「ウソおっしゃい! こんなに部屋の空気が淀んでるじゃないですか! まったくもう、聞きわけがないんだから!」 会長(カーテンを開けて、何を…? げげぇーっ! こ、これは!? 喜緑くんの髪が輝いて…部屋の空気があっという間に浄化されていく…?) 喜緑「ふう、ようやくスッキリしました」 会長「き、喜緑くん…キミはもしや、キン肉星の王位継承者…?」 喜緑「なにバカなこと言ってるんですか、もう! そんなわけないでしょう!? これはただの光合成ですっ!」 会長「む、降ってきたか?」 喜緑「きっとにわか雨ですよ。会長、あそこの軒先で雨宿りしていきましょう!」 会長「(バシャバシャ)ふう、さすがに少し濡れてしまった…なっ!?」 喜緑「どうかしましたか?」 会長「いいいいや、何でもないぞっ、うむ! (き、喜緑くんのセーラー服が透けて、下着が…これはなんとも扇情的な。 ああしかし肝心な所が髪で隠れて見えない…)」 喜緑「うふふ、ヘンな会長☆(ゴワゴワゴワ)」 会長(いや、いかんいかん! こんな目で見ては喜緑くんに失礼だ… って、髪増えてる? 増えてるーーーっ!?) 会長(それにしても、喜緑くんの髪は綺麗なウェーブが 掛かっているな。 いや、美しい事は美しいんだが…まさか生徒会役員が パーマを掛けている、などという事は…?) 喜緑「あら、どうしたんですか、会長? わたしの髪を まじまじと見つめたりして?」 会長「ああ、つまらない疑問なんだが。一応念のために 確認させてくれ。 喜緑くん、キミの髪は天然(パーマ)だよな?」 喜緑「当たり前じゃないですか! 天然ミネラルたっぷりですよ!」 会長「(ミネラル?)い、いや、すまん。変な事を訊ねたりして 悪かった」 喜緑「まったく、言っていい事と悪い事がありますよ? 養殖物なんかと一緒にしないでくださいっ!」 会長「(養殖?)すまなかった。以後、気を付けるよ…」 喜緑「本当にいいんですか? このお寿司屋さんって結構お高いんじゃ…?」 会長「フッ、そう畏まらないでくれたまえ。先日のお詫びだ。 それにこの店、実はランチは割とリーズナブルでな。遠慮は無用だよ」 喜緑「じゃあ、お言葉に甘えてご馳走になっちゃいますね。うふふ」 店員「へい、らっしゃい!」 喜緑「それじゃ、わたしはこのマグロ丼を」 会長「私はウニ丼を貰おうか」 喜緑「う、ウニ!? ウニですって!?」 会長「どうかしたかね、喜緑くん?」 喜緑「どうかしたか、じゃありません! 会長…わたしは会長を 見損ないましたっ!」 会長「な、何だというんだ、いったい?」 喜緑「ウニ…それは海の悪魔…鋭い棘皮で周囲を威圧しながら 海藻類を食い荒らす…。 あの乱暴者たちに圧し掛かられ! 好き放題になぶられ! 無残に穴を空けられる海草たちの気持ちが、会長、 あなたには分からないんですかっ!?」 会長「あー、いや…すまんがそこまで海の生態には詳しくないもので…」 店員「へいっ、ウニ丼お待ちっ」 喜緑「ひどい! ひどいです! うわああああん!(ばくばくっ)」 会長「(でも食べるんだな…)って喜緑くん! それは私の注文した ウニ丼だぞっ!?」 喜緑「うわああああん!(ばくばくばくばくっ)」 会長「どうしたんだ、喜緑くん。こんな所で一人で… な、泣いているのか?」 喜緑「あっ、会長…。いえ、これはその…。 もうすぐわたしたちの任期も満了するかと思ったら、 少し感傷的な気持ちになってしまって…」 会長「そうだな。この一年、いろんな事があった。厄介事も多かったが、 振り返ってみれば皆いい思い出だ」 喜緑「ええ。でもわたしが思いを馳せているのは、過去の事じゃ ありません。未来の、あなたの事です――」 会長「き、喜緑くん!?(ドキドキ)」 喜緑「あなたが会長でなくなってしまったら、わたしはあなたを どう呼称したらいいんでしょうか?」 会長「って、俺の名前まだ憶えてなかったのかよ、おいっ!?」 喜緑「ええまあ、特に興味とか無かったもので」 会長「ひ、ひでえよ! うわああああん!」 喜緑「もう、会長ったらこんな所で膝を抱え込んだりして。 本気で落ち込まないでくださいよ。あんなの冗談に決まってるじゃ ありませんか」 会長「ひっく、ぐすっ、うう…」 喜緑「仕方の無い人ですね。じゃあ、呼び方に困らなくなる方法を 教えてさしあげます。 会長が…わたしをお嫁に貰ってくれればいいんです。そうしたら いつでも呼んであげますよ。あ・な・た、って」 会長「き、喜緑くん…。 よし、分かった! 私も男だ! キミを娶らせて貰うぞ!」 喜緑「うふふ、ふつつか者ですがよろしくお願いしますね(/// あ、でも…」 会長「んっ、どうかしたかね?」 喜緑「名前が分からないんじゃ、婚姻届の出しようがないですね☆」 会長「ひでえ、結局こんなオチかよ!? うわああああん!」
https://w.atwiki.jp/haruhiko/pages/19.html
喜緑 江美里 →喜緑 エミリオ CV.浪川大輔(緑川光、小野大輔、平川大輔という意見も)
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2969.html
会長「時に喜緑くん」 喜緑「なんでしょう会長」 会長「宝くじが当たったらどうする?」 喜緑「換金します」 会長「そうじゃなくて、当選金を何に使うかと訊いてるんだ」 喜緑「そうですね、一番金利のいいところに貯金します」 会長「堅実だな」 喜緑「じゃあ会長は何に使うんですか?」 会長「そうだな、どうしようか」 喜緑「わたしに訊かれても」 会長「今一番何がしたい?」 喜緑「なんですか急に」 会長「いいから」 喜緑「そうですね、ハワイ旅行なんてどうでしょうか」 会長「どうしてまた?」 喜緑「夏休みにハワイなんていかにも人間らしくていいじゃないですか」 会長「理由がよくわからんな」 喜緑「人間ごときには無理です。で、当選金は何に使うんですか?」 会長「ハワイ旅行にでも行こうか」 喜緑「え?」 会長「もし当たったらハワイ旅行に行こうと言ったんだ」 喜緑「二人でですか?」 会長「あの二人を連れて行ってもいいな、当たったらの話だが」 喜緑「そうですか」 会長「まあ当たるはずもないが」 会長「喜緑くん話があるんだが」 喜緑「なんでしょう会長」 会長「サマー○ャンボ一等が当たった」 喜緑「それはおめでとうございます」 会長「まさか当たるなんてな」 喜緑「そうですね。まさかですね」 会長「さてどう使おうか。今なら米ドルに投資でも」 喜緑「会長?」 会長「なんだね」 喜緑「なにか忘れていませんか?」 会長「ああ、家のエアコンをつけたままだ」 喜緑「そうではなくて、前に宝くじが当たったらどうするかという話をしたじゃないですか」 会長「そんな話をしたか?」 喜緑「・・・もういいです」 会長「そうか。ああもう一つ忘れていたことがあった」 喜緑「なんですか」 会長「急に冷たいな。これをちょっと見て欲しいんだが」 喜緑「・・・チケットですか?」 会長「ああ、三人ともその日までにパスポートは取っておいてくれよ」 喜緑「はい」 朝倉「パスポート?どうしてそんなもの」 長門「面倒」 喜緑「無理にとは言いません。わたしだけでハワイに行きますから」 長門「ハワイ?」 朝倉「ワイキキ?」 喜緑「そうです。無理にとは言いませんが」 朝倉「やったあああああああああ、ほら有希、水着買いに行くわよ!!」 長門「いく」 喜緑「水着もいいですけどパスポートも忘れないでくださいよ」 出発前夜 喜緑「早く寝ないと明日起きられないですよ?」 朝倉「だってハワイよ?人間がこぞって群がる場所なんでしょ?興奮して寝られないわよ」 長門「ロコモコ」 喜緑「気持ちはわかりますけど夜更かしはいけません」 朝倉「まずどこにいこうかしら。やっぱりワイキキ?白い砂浜か~」 長門「でっかいアイス」 喜緑「いい加減にしないと連れて行ってあげませんよ?」 朝倉「なにも怒らなくたっていいじゃない」 長門「Tボーンステイク」 喜緑「そうですか」 朝倉「あ、もう寝るから!」 長門「オヤスミなさい」 喜緑「はいおやすみなさい」 [ピンポーン] 喜緑「はいただいま」 朝倉「トランプ持った?飛行機で勝負するわよ」 長門「UNOも」 [ガチャ] 会長「おはよう喜緑くん」 喜緑「おはようございます会長。朝ご飯一緒にどうですか?」 会長「折角だからな。いただこう」 会長「ご馳走様。非常に美味かった」 喜緑「お粗末さまでした、お茶はいかがですか?」 会長「ゆっくりお茶を飲むのも捨てがたいがそろそろ出発しないと飛行機に間に合わなくなる」 喜緑「それは大変です。お二人とも準備はいいですか?」 朝倉「ばっちりよ・・・」って有希?」 長門「ばっちり」 喜緑「長門さん水着はちょっとフライングですね。着替えましょうか」 長門「なんで?」 喜緑「なんでもです」 会長「そろそろ本格的に間に合わない可能性が出てきたが」 喜緑「朝倉さんがちゃんと長門さんを見ていないからですよ」 朝倉「なんでわたしが怒られるの?それより二人が談笑しながらゆっくり朝ご飯なんて食べてたからでしょ」 会長「すまない」 喜緑「大丈夫ですよ会長。今のペースなら搭乗時間78秒前には飛行機に乗れるはずです」 会長「さすが我が校の書記だ。そこまで正確に」 朝倉「わたしだってそれくらい」 長門「トイレ」 喜緑「はい?」 長門「トイレ」 喜緑「我慢できませんか?」 長門「できない」 朝倉「あんなにポ○リ飲むからよ」 喜緑「仕方ないですね、会長と朝倉さんは先に行っていてください」 会長「間に合うのか?」 喜緑「間に合わせます。それじゃ朝倉さんを頼みましたよ」 会長「ああ」 朝倉「わたしは子供じゃないんだから大丈夫よ」 喜緑「では。長門さんほら走ってください」 長門「走ったらダメ」 喜緑「それなら競歩で」 会長「ハワイだな」 朝倉「ハワイね」 会長「暑いな」 朝倉「暑いわね」 会長「二人だな」 朝倉「そうね」 会長「さてどうするか」 朝倉「とりあえずワイキキいきましょうよ」 会長「ああ」 会長「待てよー」 朝倉「うふふふ、捕まえてみて?」 会長「よーし」 朝倉「あ」ドサ 会長「捕まえた」 朝倉「いつまで押さえつけてるつもり?」 会長「・・・これのどこが面白いのかな?」 朝倉「途中で止めちゃダメじゃない」 会長「いや面白さがわからないのでな」 朝倉「そう?意外と楽しかったけど」 会長「意外なのか」 朝倉「で、いつまで押さえつけてるの?」 会長「ああ、すまん」 喜緑「なにをしているんですか?」 会長「おお喜緑くん随分早いな、次の飛行機に乗れたのか?」 喜緑「はい、それより質問に答えてください朝倉さん」 朝倉「え?なにって、別にちょっと」 喜緑「ちょっとなんですか?」 朝倉「折角ワイキキに来たんだからこういうことしてみたいなーって」 喜緑「どういうことですか?」 会長「なにを怒っているんだ?」 喜緑「怒ってなんかいません、ただ何をしていたのか単純に興味があっただけです」 会長「まあいいじゃないか。それより長門くん、なにか食べるか?」 長門「食べる」 会長「よし買いに行こう」 長門「アイス」 喜緑「・・・」 会長「いやしかし日本人が多いな」 喜緑「そうですね」 朝倉「どこもかしこも日本人でいっぱいね」 会長「しかし朝倉くんは日本人離れしたプロポーショ」 [ガン!] 会長「ぐわ!・・・いま後頭部に物凄い衝撃が」 喜緑「カモメでもぶつかったんじゃないですか?」 朝倉「・・・」 店員「ご注文は?」 長門「チョコアイス3キロ」 喜緑「お腹いっぱいになりましたか?」 長門「まだ」 会長「アイス3キロを7分とは恐るべきだな」 喜緑「次はなにが食べたいですか?」 長門「ロコモコ」 喜緑「会長、それはどこにいけばありますか?」 会長「ちょっと聞いてみるか」 会長「「英国式英語」」 現地民「「ハワイアン英語」」 会長「なにを言っているかわからん」 喜緑「この道をまっすぐ300メートルくらい行ったところにあるようですね」 会長「さすがだ喜緑くん。あれだけ離れた会話を聞き取るとは」 朝倉「さすがって、普通驚かない?」 喜緑「いたんですか朝倉さん」 朝倉「いたわよずっと!」 喜緑「ずっと黙って後ろを歩いていたからエキストラの方かと」 朝倉「なんでやねん!しかもエキストラって今撮影中とかそんなんちゃうやろ」 喜緑「そうですね」 朝倉「スルーするなんてひどいのね」 長門「はやく」グイ 会長「そんなに引っ張らないでもちゃんと行くから大丈夫だ」 喜緑「ちょっと長門さん?」 長門「なに?」 喜緑「あの、えっと」 会長「どうしたんだ?」 喜緑「あの・・・なんでもありません」 朝倉「わかった。喜緑さんも会長と手」 [ガボ] 朝倉「モガ!」ペッペ 喜緑「あら朝倉さん、そんなにお腹が空いていたんですか?なにもカモメなんて食べなくても」 朝倉「三週間寝かせた豆腐の味がした・・・ってなにするの!」 喜緑「なにがですか?偶然カモメが飛んできてそれを朝倉さんが食べたことがどうかしたんですか?」 朝倉「食べてないから!それに絶対カモメ操ってたでしょ!?」 喜緑「さてなんのことでしょう」 朝倉「とぼける気?」 喜緑「とぼけるもなにも普通そんなことできるわけないじゃないですか、ねえ会長?・・・会長?」 朝倉「いないわね」 喜緑「わたしが見失うなんて。会長?どこですか会長?」 会長「何人前頼もうか」 長門「20」 会長「ロコモコ23人前」 店員「はい喜んで」 朝倉「ハワイって意外とやることないわね。海もそんなに綺麗じゃないし日本人ばっかりだし」 喜緑「それで、長門さんったら飛行機のお茶全部飲み干しちゃったんですよ」 会長「それはお茶目だな」 長門「お茶?」 喜緑「お茶目です。とっても可愛いって意味ですよ」 長門「可愛い?」 会長「まあそんなところだ。それよりそろそろ食事に行かないか」 喜緑「そうですね、もういい時間ですし」 会長「長門くん、フランス料理は好きかな?」 長門「食べたこと無い」 会長「そうか。それじゃ今日がフランス料理デビューだな」 喜緑「フランス料理ですか。長門さん、ちゃんとスプーンとフォークは外側から使うんですよ」 長門「お箸がいい」 喜緑「ちゃんとマナーを守らないと他のお客さんに笑われちゃいますよ?」 長門「むぅ」 会長「貸切だから他の客はいないぞ。自由にするといい」 喜緑「貸切?それは豪勢ですね」 長門「お箸は?」 会長「用意させよう」 長門「ありがとう」 喜緑「でも折角の機会なんですから、ちゃんとマナーを覚えましょう?」 長門「やだ」 喜緑「意外と簡単ですから。ね?」 長門「やだ」 喜緑「そう言わずに」 会長「まあいいじゃないか」 喜緑「でもこういうことは早いうちに覚えておいたほうが」 長門「やだったらやだ」 会長「嫌がっているのに無理に教えても折角の食事がつまらなくなるだろう?」 喜緑「それはそうですが」 長門「お腹すいた」 会長「長門くんもこう言ってるしもう行こうか」 喜緑「仕方ないですね。でも次はちゃんと」 長門「やだ」 朝倉「わたしもフランス料理初めてだわ」 喜緑「あら朝倉さんいたんですか」 朝倉「ずーっといたわよ!三人があまりにもなんていうか家族みたいなオーラ出してるから発言するタイミングが」 喜緑「会長フランスには行ったことあるんですか?」 朝倉「人の話を聞けー!」 長門「お腹一杯」 会長「満足してもらえたかな?」 長門「うん」 会長「それはなによりだ」 喜緑「いつもより随分食べましたね。フランス料理は気に入りましたか?」 長門「うん」 喜緑「じゃあ次はちゃんと作法を」 長門「やだ」 喜緑「もう、困ったものですね」 会長「ふっ。さてどうする?もうホテルにいくかそれともまだどこか行きたいところはあるかな?」 長門「ホテル」 喜緑「それじゃホテルにいきましょうか」 朝倉「ほんとにいつ発言すれば良いかわからないわね」 長門「まずはババ抜き」 朝倉「罰ゲームは?」 喜緑「勿論ありです」 会長「それは怖いな」 朝倉「じゃあ負けたらロビーでハレ晴れダンスね。もちろん歌って」 喜緑「それは面白いですね」 会長「負けられないな」 会長「笑いながーらハーミングー」 喜緑「ぷ・・・ぷふ」 朝倉「一流ホテルのロビーがすごいシュールな空間になったわね」 長門「REC」 長門「次はUNO」 朝倉「ビリはロビーでブートキャンプね」 喜緑「ビリーだけにですか。つまらないですね」 会長「確かにつまらないが負けられないな」 朝倉「なかなか決着がつかないわね」 喜緑「あがりです」 会長「さすが喜緑くんだな。二連続で1番とは」 朝倉「むう、どうしよっかなー」パク 長門「あ」 朝倉「ん?」 長門「わたしのばかうけ煎餅」 朝倉「一枚くらいいいじゃない」 長門「ダメ」 朝倉「ケチくさいこと言わないの」ボリボリ [ボフ!] 朝倉「ふが!・・・なにするの?」 長門「枕を投げたら偶然涼子の顔に当たっ」ボフ! 朝倉「偶然ってあるの」ボフ! 長門「・・・」 朝倉「・・・」 [オラー!ボフ!ビリビリ・・・」 会長「枕投げか。どうだ喜緑くん童心に帰ってわたし達もやってみないか」 喜緑「わたしは遠慮してお」ボフ! 会長「いこうか」 喜緑「いきましょう」 長門「zzzzz」 朝倉「zzzzz」 喜緑「ふぅ、やっと静かになりましたね」 会長「暴れるだけ暴れて寝てしまうところはまだまだ子供だな」 喜緑「ふふ」 会長「さてと、喜緑くんはもう眠いかな?」 喜緑「いえまだ」 会長「そうか、すこし行ってみたい場所があるんだが付き合ってくれるか?」 喜緑「いいですよ」 喜緑「ただの屋上じゃないですか」 会長「まあそうだがとりあえず上を見てみないか?」 喜緑「上ですか?」 会長「どうだ?」 喜緑「・・・星がこんなに綺麗なものだとは知りませんでした」 会長「それはなによりだ」 会長「一つ訊いてもいいかな?」 喜緑「どうぞ」 会長「いつか別れることがわかっているとしたら、別れが辛くないように距離を置くのと後悔しないように 今できることを精一杯楽しむ。どっちが正解なんだと思う?」 喜緑「・・・」 会長「わたしは今を精一杯楽しむことが正解だと思う。先のことを考えて今を捨てるなど愚か者のやることだ」 喜緑「・・・わたしも、それが正解だと思います」 会長「そうか・・・今は楽しいか?」 喜緑「はい」 会長「それはなによりだ」 会長「ではおやすみ喜緑くん」 喜緑「おやすみなさい会長」 喜緑「はぁ・・・」 朝倉「ん・・・どうしたの喜緑さん」 喜緑「あ、すいません起こしちゃいましたか」 朝倉「いいよ、それより溜息なんかついてどうしたの?」 喜緑「・・・わたし達はいつまでここにいられるんでしょうね」 朝倉「ハワイ?会長に訊いてみたら?」 喜緑「・・・そうですね、明日訊いてみます。もう寝ましょうか、明日も明後日も明々後日も沢山やることはありますからね」 朝倉「うん、おやすみ」 朝倉「次はグレートバリアリーフ」 長門「リーフ」 喜緑「国が違いますよ」 朝倉「次はダイビング」 長門「潜水」 喜緑「長門さん、ボンベを忘れていますよ」 会長「素もぐりだな」 朝倉「ちょっと休憩」 長門「ダメ。ダンス」 喜緑「あそこにダンス教室がありますね」 会長「ワルツなら得意だが」 朝倉「イエ~!リンボー」 長門「点火」 朝倉「え?」 [ジュ] 朝倉「あつあつあちああ!!!」 長門「ナイスリンボー」スタタタ 朝倉「待てい!」ダダダダ 喜緑「そのジュース美味しいですか?」 会長「まあまあだな、飲むか?」 喜緑「それじゃ少しだけ」 会長「今日はハワイの料理を用意させた」 喜緑「長門さん今日はちゃんと」 長門「お箸」 朝倉「いっただっきまーす」 会長「三人とも、もう土産は買ったか?」 喜緑「まだですけど、まだいいじゃないですか邪魔になるし」 朝倉「そうよ、帰る前でいいじゃない」 会長「言ってなかったか?明日の12時の便で日本に戻る」 朝倉「ええ!?聞いてないわよそんなこと」 長門「・・・」パクパク 喜緑「確かに聞いていません」 会長「言うのを忘れていたようだな。明日の12時に出発だ」 朝倉「明日の12時って、あと16時間32分しかないじゃない。まだやりたいこといっぱいあるのに」 長門「・・・やふぁ」パクパク 喜緑「口の中に物があるときは喋っちゃいけません。どうしても明日じゃなければいけないんですか?」 会長「ああ、父親の実家に帰らないといけないんでな。少々面倒だが致し方ない」 朝倉「いいじゃないそんなの」 会長「そういうわけにもいかんのだ。すまんな」 喜緑「そうですか、仕方ないですね」 朝倉「ウインドサーフィンは?」 喜緑「諦めましょう」 長門「やふぃあい」パクパク 喜緑「そうは言っても時間が」 会長「・・・明日は早起きして朝からウインドサーフィンをするか」 朝倉「やった!」 喜緑「大丈夫なんですか?」 会長「まあなんとかなるだろう。ということだから今日はあまり夜更かししないようにな」 朝倉「すぐに寝るわ。ね?有希」 長門「寝る」 朝倉「気持ちいいわね!」 長門「うん」 喜緑「あんまり沖のほうに行っちゃダメですよ」 会長「そろそろ時間だが」 喜緑「もう少しだけいいですか?あんなに楽しそうな二人に止めろなんてとても言えません」 会長「・・・まああと少しくらいならば」 会長「もう少し急いでもらえるかな?」 運転手「これ以上は捕まってしまいます」 朝倉「有希がいつまでも止めないからよ?」 長門「涼子のせい」 朝倉「なによ」 長門「なに」 喜緑「まだ乗り遅れるって決まったわけじゃないんですから」 会長「走るぞ」 朝倉「ぜんぜんお土産買って無いわね」 喜緑「楽しかったからいいじゃないですか」 長門「・・・トイレ」 朝倉「また!?」 喜緑「我慢できませんか?」 長門「できない」 喜緑「しかたないですね。先に行っててください。すぐに追いつきますから」 会長「わかった」 朝倉「急いでね」 朝倉「日本は蒸し暑いわね」 会長「そうだな、だがこれが日本の夏というものだ」 朝倉「わたしはハワイのがいいわ」 会長「そうか」 朝倉「いつまでもここにいても仕方ないしアイスでも食べない?」 会長「そうしよう」 朝倉「うん、でオチはどうするの?」 会長「・・・一発芸でもしよう」 朝倉「いいわね。じゃあ3,2,1」 会長「・・・・・・ムムー、ソレッホイ!」 朝倉「すごい!なに今の!ビックリ人間に出られるわよそれ」 会長「他言無用でな」 喜緑「はっ!今すごい気配を感じました」 長門「・・・シメジ」zzzzz ハルヒ「そういえば有希はどこいったの?」 キョン「ハワイだそうだ」 ハルヒ「ハワイ?有希が?」 キョン「ああ」 ハルヒ「誰と?」 キョン「そんなもん俺が知るわけ無いだろう」 ハルヒ「家族と行ったのかな・・・でもなんかゴタゴタがあったってあんた言ってたわよね?」 キョン「そうだったか?それより長門がどんな土産を買ってくるか楽しみだな」 ハルヒ「有希のことだからいっぱい食べ物買ってきそうね」 キョン「そうだな」 ハルヒ「あ!りんご飴発見。ほらいくわよ」グイ キョン「そう急に引っ張るんじゃない、肩が外れたらどうする」 ハルヒ「うるっさいわね。りんご飴よ?お祭りでしか食べられないレア食品なのよ?あんたの肩よりずっと大事だわ!」 キョン「はいはいそうですか」 ハルヒ「お帰り有希!ハワイは楽しかった?」 長門「・・・」コクリ キョン「それはなによりだな」 ハルヒ「お土産は?」 長門「・・・」 キョン「お前はもうちょっと慎みをいう物を知ろうぜ」 ハルヒ「あたしと有希の間にそんなもんいらないの!」 キョン「親しき仲にも礼儀ありと言ってだな」 ハルヒ「うるっさい!で、お土産は?」 長門「・・・い」 ハルヒ「え?」 長門「・・・ない」 ハルヒ「ない?なんで?」 キョン「なんで?はおかしいだろう」 長門「・・・家に忘れた」 ハルヒ「そうなの。じゃあ明日楽しみにしてるわ!」 キョン(長門が忘れた?) [ガチャ] 喜緑「お帰りなさい」 朝倉「お帰りー」 長門「・・・」 [バタン] 喜緑「どうしたんでしょう」 朝倉「なにかあったのかな」 [コンコン] 喜緑「長門さん、なにかあったんですか?」 朝倉「どうしたの?」 [シーーン] 喜緑「開けますよ」 [ガチャ] 喜緑「どうしたんですか?」 長門「・・・お土産」 朝倉「お土産がどうかしたの?」 長門「・・・涼宮ハルヒ」 朝倉「涼宮さんがどうかしたの?」 長門「・・・」 喜緑「涼宮さんにお土産を買って無くて困ったんですね?」 長門「・・・」コクリ 朝倉「よくわかったわね」 喜緑「お土産ですか・・・ちょっと待っててくださいね」 長門「あるの?」 喜緑「はい」 喜緑「これを」 長門「・・・砂?」 朝倉「ただの砂じゃない。こんなものどうしようっての?」 喜緑「これは星の砂といって願い事が叶うそうなんです。ハワイで拾っておきました」 朝倉「願いが叶うの?」 喜緑「はい」 長門「・・・貰っていいの?」 喜緑「はい、沢山ありますから」 長門「ありがとう」 喜緑「はい」 朝倉「わたしにもくれない?願い事が叶うなんてちょっと興味があるわ」 喜緑「すいません、さっき長門さんにあげたので全部なんです」 朝倉「だって沢山あるって」 喜緑「そう言わないと長門さん貰ってくれないでしょう?」 朝倉「それもそうね・・・でもいいの?」 喜緑「いいんです。長門さんが笑ってくれれば」 朝倉「そう。また行こうね」 喜緑「そうですね、会長に頼んでおきます」 長門「これ」 ハルヒ「なにこれ?砂じゃない」 長門「星の砂」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2874.html
会長「時に喜緑くん」 喜緑「なんでしょう会長」 会長「宝くじが当たったらどうする?」 喜緑「換金します」 会長「そうじゃなくて、当選金を何に使うかと訊いてるんだ」 喜緑「そうですね、一番金利のいいところに貯金します」 会長「堅実だな」 喜緑「じゃあ会長は何に使うんですか?」 会長「そうだな、どうしようか」 喜緑「わたしに訊かれても」 会長「今一番何がしたい?」 喜緑「なんですか急に」 会長「いいから」 喜緑「そうですね、ハワイ旅行なんてどうでしょうか」 会長「どうしてまた?」 喜緑「夏休みにハワイなんていかにも人間らしくていいじゃないですか」 会長「理由がよくわからんな」 喜緑「人間ごときには無理です。で、当選金は何に使うんですか?」 会長「ハワイ旅行にでも行こうか」 喜緑「え?」 会長「もし当たったらハワイ旅行に行こうと言ったんだ」 喜緑「二人でですか?」 会長「あの二人を連れて行ってもいいな、当たったらの話だが」 喜緑「そうですか」 会長「まあ当たるはずもないが」 会長「喜緑くん話があるんだが」 喜緑「なんでしょう会長」 会長「サマー○ャンボ一等が当たった」 喜緑「それはおめでとうございます」 会長「まさか当たるなんてな」 喜緑「そうですね。まさかですね」 会長「さてどう使おうか。今なら米ドルに投資でも」 喜緑「会長?」 会長「なんだね」 喜緑「なにか忘れていませんか?」 会長「ああ、家のエアコンをつけたままだ」 喜緑「そうではなくて、前に宝くじが当たったらどうするかという話をしたじゃないですか」 会長「そんな話をしたか?」 喜緑「・・・もういいです」 会長「そうか。ああもう一つ忘れていたことがあった」 喜緑「なんですか」 会長「急に冷たいな。これをちょっと見て欲しいんだが」 喜緑「・・・チケットですか?」 会長「ああ、三人ともその日までにパスポートは取っておいてくれよ」 喜緑「はい」 朝倉「パスポート?どうしてそんなもの」 長門「面倒」 喜緑「無理にとは言いません。わたしだけでハワイに行きますから」 長門「ハワイ?」 朝倉「ワイキキ?」 喜緑「そうです。無理にとは言いませんが」 朝倉「やったあああああああああ、ほら有希、水着買いに行くわよ!!」 長門「いく」 喜緑「水着もいいですけどパスポートも忘れないでくださいよ」 出発前夜 喜緑「早く寝ないと明日起きられないですよ?」 朝倉「だってハワイよ?人間がこぞって群がる場所なんでしょ?興奮して寝られないわよ」 長門「ロコモコ」 喜緑「気持ちはわかりますけど夜更かしはいけません」 朝倉「まずどこにいこうかしら。やっぱりワイキキ?白い砂浜か~」 長門「でっかいアイス」 喜緑「いい加減にしないと連れて行ってあげませんよ?」 朝倉「なにも怒らなくたっていいじゃない」 長門「Tボーンステイク」 喜緑「そうですか」 朝倉「あ、もう寝るから!」 長門「オヤスミなさい」 喜緑「はいおやすみなさい」 [ピンポーン] 喜緑「はいただいま」 朝倉「トランプ持った?飛行機で勝負するわよ」 長門「UNOも」 [ガチャ] 会長「おはよう喜緑くん」 喜緑「おはようございます会長。朝ご飯一緒にどうですか?」 会長「折角だからな。いただこう」 会長「ご馳走様。非常に美味かった」 喜緑「お粗末さまでした、お茶はいかがですか?」 会長「ゆっくりお茶を飲むのも捨てがたいがそろそろ出発しないと飛行機に間に合わなくなる」 喜緑「それは大変です。お二人とも準備はいいですか?」 朝倉「ばっちりよ・・・」って有希?」 長門「ばっちり」 喜緑「長門さん水着はちょっとフライングですね。着替えましょうか」 長門「なんで?」 喜緑「なんでもです」 会長「そろそろ本格的に間に合わない可能性が出てきたが」 喜緑「朝倉さんがちゃんと長門さんを見ていないからですよ」 朝倉「なんでわたしが怒られるの?それより二人が談笑しながらゆっくり朝ご飯なんて食べてたからでしょ」 会長「すまない」 喜緑「大丈夫ですよ会長。今のペースなら搭乗時間78秒前には飛行機に乗れるはずです」 会長「さすが我が校の書記だ。そこまで正確に」 朝倉「わたしだってそれくらい」 長門「トイレ」 喜緑「はい?」 長門「トイレ」 喜緑「我慢できませんか?」 長門「できない」 朝倉「あんなにポ○リ飲むからよ」 喜緑「仕方ないですね、会長と朝倉さんは先に行っていてください」 会長「間に合うのか?」 喜緑「間に合わせます。それじゃ朝倉さんを頼みましたよ」 会長「ああ」 朝倉「わたしは子供じゃないんだから大丈夫よ」 喜緑「では。長門さんほら走ってください」 長門「走ったらダメ」 喜緑「それなら競歩で」 会長「ハワイだな」 朝倉「ハワイね」 会長「暑いな」 朝倉「暑いわね」 会長「二人だな」 朝倉「そうね」 会長「さてどうするか」 朝倉「とりあえずワイキキいきましょうよ」 会長「ああ」 会長「待てよー」 朝倉「うふふふ、捕まえてみて?」 会長「よーし」 朝倉「あ」ドサ 会長「捕まえた」 朝倉「いつまで押さえつけてるつもり?」 会長「・・・これのどこが面白いのかな?」 朝倉「途中で止めちゃダメじゃない」 会長「いや面白さがわからないのでな」 朝倉「そう?意外と楽しかったけど」 会長「意外なのか」 朝倉「で、いつまで押さえつけてるの?」 会長「ああ、すまん」 喜緑「なにをしているんですか?」 会長「おお喜緑くん随分早いな、次の飛行機に乗れたのか?」 喜緑「はい、それより質問に答えてください朝倉さん」 朝倉「え?なにって、別にちょっと」 喜緑「ちょっとなんですか?」 朝倉「折角ワイキキに来たんだからこういうことしてみたいなーって」 喜緑「どういうことですか?」 会長「なにを怒っているんだ?」 喜緑「怒ってなんかいません、ただ何をしていたのか単純に興味があっただけです」 会長「まあいいじゃないか。それより長門くん、なにか食べるか?」 長門「食べる」 会長「よし買いに行こう」 長門「アイス」 喜緑「・・・」 会長「いやしかし日本人が多いな」 喜緑「そうですね」 朝倉「どこもかしこも日本人でいっぱいね」 会長「しかし朝倉くんは日本人離れしたプロポーショ」 [ガン!] 会長「ぐわ!・・・いま後頭部に物凄い衝撃が」 喜緑「カモメでもぶつかったんじゃないですか?」 朝倉「・・・」 店員「ご注文は?」 長門「チョコアイス3キロ」 喜緑「お腹いっぱいになりましたか?」 長門「まだ」 会長「アイス3キロを7分とは恐るべきだな」 喜緑「次はなにが食べたいですか?」 長門「ロコモコ」 喜緑「会長、それはどこにいけばありますか?」 会長「ちょっと聞いてみるか」 会長「「英国式英語」」 現地民「「ハワイアン英語」」 会長「なにを言っているかわからん」 喜緑「この道をまっすぐ300メートルくらい行ったところにあるようですね」 会長「さすがだ喜緑くん。あれだけ離れた会話を聞き取るとは」 朝倉「さすがって、普通驚かない?」 喜緑「いたんですか朝倉さん」 朝倉「いたわよずっと!」 喜緑「ずっと黙って後ろを歩いていたからエキストラの方かと」 朝倉「なんでやねん!しかもエキストラって今撮影中とかそんなんちゃうやろ」 喜緑「そうですね」 朝倉「スルーするなんてひどいのね」 長門「はやく」グイ 会長「そんなに引っ張らないでもちゃんと行くから大丈夫だ」 喜緑「ちょっと長門さん?」 長門「なに?」 喜緑「あの、えっと」 会長「どうしたんだ?」 喜緑「あの・・・なんでもありません」 朝倉「わかった。喜緑さんも会長と手」 [ガボ] 朝倉「モガ!」ペッペ 喜緑「あら朝倉さん、そんなにお腹が空いていたんですか?なにもカモメなんて食べなくても」 朝倉「三週間寝かせた豆腐の味がした・・・ってなにするの!」 喜緑「なにがですか?偶然カモメが飛んできてそれを朝倉さんが食べたことがどうかしたんですか?」 朝倉「食べてないから!それに絶対カモメ操ってたでしょ!?」 喜緑「さてなんのことでしょう」 朝倉「とぼける気?」 喜緑「とぼけるもなにも普通そんなことできるわけないじゃないですか、ねえ会長?・・・会長?」 朝倉「いないわね」 喜緑「わたしが見失うなんて。会長?どこですか会長?」 会長「何人前頼もうか」 長門「20」 会長「ロコモコ23人前」 店員「はい喜んで」 朝倉「ハワイって意外とやることないわね。海もそんなに綺麗じゃないし日本人ばっかりだし」 喜緑「それで、長門さんったら飛行機のお茶全部飲み干しちゃったんですよ」 会長「それはお茶目だな」 長門「お茶?」 喜緑「お茶目です。とっても可愛いって意味ですよ」 長門「可愛い?」 会長「まあそんなところだ。それよりそろそろ食事に行かないか」 喜緑「そうですね、もういい時間ですし」 会長「長門くん、フランス料理は好きかな?」 長門「食べたこと無い」 会長「そうか。それじゃ今日がフランス料理デビューだな」 喜緑「フランス料理ですか。長門さん、ちゃんとスプーンとフォークは外側から使うんですよ」 長門「お箸がいい」 喜緑「ちゃんとマナーを守らないと他のお客さんに笑われちゃいますよ?」 長門「むぅ」 会長「貸切だから他の客はいないぞ。自由にするといい」 喜緑「貸切?それは豪勢ですね」 長門「お箸は?」 会長「用意させよう」 長門「ありがとう」 喜緑「でも折角の機会なんですから、ちゃんとマナーを覚えましょう?」 長門「やだ」 喜緑「意外と簡単ですから。ね?」 長門「やだ」 喜緑「そう言わずに」 会長「まあいいじゃないか」 喜緑「でもこういうことは早いうちに覚えておいたほうが」 長門「やだったらやだ」 会長「嫌がっているのに無理に教えても折角の食事がつまらなくなるだろう?」 喜緑「それはそうですが」 長門「お腹すいた」 会長「長門くんもこう言ってるしもう行こうか」 喜緑「仕方ないですね。でも次はちゃんと」 長門「やだ」 朝倉「わたしもフランス料理初めてだわ」 喜緑「あら朝倉さんいたんですか」 朝倉「ずーっといたわよ!三人があまりにもなんていうか家族みたいなオーラ出してるから発言するタイミングが」 喜緑「会長フランスには行ったことあるんですか?」 朝倉「人の話を聞けー!」 長門「お腹一杯」 会長「満足してもらえたかな?」 長門「うん」 会長「それはなによりだ」 喜緑「いつもより随分食べましたね。フランス料理は気に入りましたか?」 長門「うん」 喜緑「じゃあ次はちゃんと作法を」 長門「やだ」 喜緑「もう、困ったものですね」 会長「ふっ。さてどうする?もうホテルにいくかそれともまだどこか行きたいところはあるかな?」 長門「ホテル」 喜緑「それじゃホテルにいきましょうか」 朝倉「ほんとにいつ発言すれば良いかわからないわね」 長門「まずはババ抜き」 朝倉「罰ゲームは?」 喜緑「勿論ありです」 会長「それは怖いな」 朝倉「じゃあ負けたらロビーでハレ晴れダンスね。もちろん歌って」 喜緑「それは面白いですね」 会長「負けられないな」 会長「笑いながーらハーミングー」 喜緑「ぷ・・・ぷふ」 朝倉「一流ホテルのロビーがすごいシュールな空間になったわね」 長門「REC」 長門「次はUNO」 朝倉「ビリはロビーでブートキャンプね」 喜緑「ビリーだけにですか。つまらないですね」 会長「確かにつまらないが負けられないな」 朝倉「なかなか決着がつかないわね」 喜緑「あがりです」 会長「さすが喜緑くんだな。二連続で1番とは」 朝倉「むう、どうしよっかなー」パク 長門「あ」 朝倉「ん?」 長門「わたしのばかうけ煎餅」 朝倉「一枚くらいいいじゃない」 長門「ダメ」 朝倉「ケチくさいこと言わないの」ボリボリ [ボフ!] 朝倉「ふが!・・・なにするの?」 長門「枕を投げたら偶然涼子の顔に当たっ」ボフ! 朝倉「偶然ってあるの」ボフ! 長門「・・・」 朝倉「・・・」 [オラー!ボフ!ビリビリ・・・」 会長「枕投げか。どうだ喜緑くん童心に帰ってわたし達もやってみないか」 喜緑「わたしは遠慮してお」ボフ! 会長「いこうか」 喜緑「いきましょう」 長門「zzzzz」 朝倉「zzzzz」 喜緑「ふぅ、やっと静かになりましたね」 会長「暴れるだけ暴れて寝てしまうところはまだまだ子供だな」 喜緑「ふふ」 会長「さてと、喜緑くんはもう眠いかな?」 喜緑「いえまだ」 会長「そうか、すこし行ってみたい場所があるんだが付き合ってくれるか?」 喜緑「いいですよ」 喜緑「ただの屋上じゃないですか」 会長「まあそうだがとりあえず上を見てみないか?」 喜緑「上ですか?」 会長「どうだ?」 喜緑「・・・星がこんなに綺麗なものだとは知りませんでした」 会長「それはなによりだ」 会長「一つ訊いてもいいかな?」 喜緑「どうぞ」 会長「いつか別れることがわかっているとしたら、別れが辛くないように距離を置くのと後悔しないように 今できることを精一杯楽しむ。どっちが正解なんだと思う?」 喜緑「・・・」 会長「わたしは今を精一杯楽しむことが正解だと思う。先のことを考えて今を捨てるなど愚か者のやることだ」 喜緑「・・・わたしも、それが正解だと思います」 会長「そうか・・・今は楽しいか?」 喜緑「はい」 会長「それはなによりだ」 会長「ではおやすみ喜緑くん」 喜緑「おやすみなさい会長」 喜緑「はぁ・・・」 朝倉「ん・・・どうしたの喜緑さん」 喜緑「あ、すいません起こしちゃいましたか」 朝倉「いいよ、それより溜息なんかついてどうしたの?」 喜緑「・・・わたし達はいつまでここにいられるんでしょうね」 朝倉「ハワイ?会長に訊いてみたら?」 喜緑「・・・そうですね、明日訊いてみます。もう寝ましょうか、明日も明後日も明々後日も沢山やることはありますからね」 朝倉「うん、おやすみ」 朝倉「次はグレートバリアリーフ」 長門「リーフ」 喜緑「国が違いますよ」 朝倉「次はダイビング」 長門「潜水」 喜緑「長門さん、ボンベを忘れていますよ」 会長「素もぐりだな」 朝倉「ちょっと休憩」 長門「ダメ。ダンス」 喜緑「あそこにダンス教室がありますね」 会長「ワルツなら得意だが」 朝倉「イエ~!リンボー」 長門「点火」 朝倉「え?」 [ジュ] 朝倉「あつあつあちああ!!!」 長門「ナイスリンボー」スタタタ 朝倉「待てい!」ダダダダ 喜緑「そのジュース美味しいですか?」 会長「まあまあだな、飲むか?」 喜緑「それじゃ少しだけ」 会長「今日はハワイの料理を用意させた」 喜緑「長門さん今日はちゃんと」 長門「お箸」 朝倉「いっただっきまーす」 会長「三人とも、もう土産は買ったか?」 喜緑「まだですけど、まだいいじゃないですか邪魔になるし」 朝倉「そうよ、帰る前でいいじゃない」 会長「言ってなかったか?明日の12時の便で日本に戻る」 朝倉「ええ!?聞いてないわよそんなこと」 長門「・・・」パクパク 喜緑「確かに聞いていません」 会長「言うのを忘れていたようだな。明日の12時に出発だ」 朝倉「明日の12時って、あと16時間32分しかないじゃない。まだやりたいこといっぱいあるのに」 長門「・・・やふぁ」パクパク 喜緑「口の中に物があるときは喋っちゃいけません。どうしても明日じゃなければいけないんですか?」 会長「ああ、父親の実家に帰らないといけないんでな。少々面倒だが致し方ない」 朝倉「いいじゃないそんなの」 会長「そういうわけにもいかんのだ。すまんな」 喜緑「そうですか、仕方ないですね」 朝倉「ウインドサーフィンは?」 喜緑「諦めましょう」 長門「やふぃあい」パクパク 喜緑「そうは言っても時間が」 会長「・・・明日は早起きして朝からウインドサーフィンをするか」 朝倉「やった!」 喜緑「大丈夫なんですか?」 会長「まあなんとかなるだろう。ということだから今日はあまり夜更かししないようにな」 朝倉「すぐに寝るわ。ね?有希」 長門「寝る」 朝倉「気持ちいいわね!」 長門「うん」 喜緑「あんまり沖のほうに行っちゃダメですよ」 会長「そろそろ時間だが」 喜緑「もう少しだけいいですか?あんなに楽しそうな二人に止めろなんてとても言えません」 会長「・・・まああと少しくらいならば」 会長「もう少し急いでもらえるかな?」 運転手「これ以上は捕まってしまいます」 朝倉「有希がいつまでも止めないからよ?」 長門「涼子のせい」 朝倉「なによ」 長門「なに」 喜緑「まだ乗り遅れるって決まったわけじゃないんですから」 会長「走るぞ」 朝倉「ぜんぜんお土産買って無いわね」 喜緑「楽しかったからいいじゃないですか」 長門「・・・トイレ」 朝倉「また!?」 喜緑「我慢できませんか?」 長門「できない」 喜緑「しかたないですね。先に行っててください。すぐに追いつきますから」 会長「わかった」 朝倉「急いでね」 朝倉「日本は蒸し暑いわね」 会長「そうだな、だがこれが日本の夏というものだ」 朝倉「わたしはハワイのがいいわ」 会長「そうか」 朝倉「いつまでもここにいても仕方ないしアイスでも食べない?」 会長「そうしよう」 朝倉「うん、でオチはどうするの?」 会長「・・・一発芸でもしよう」 朝倉「いいわね。じゃあ3,2,1」 会長「・・・・・・ムムー、ソレッホイ!」 朝倉「すごい!なに今の!ビックリ人間に出られるわよそれ」 会長「他言無用でな」 喜緑「はっ!今すごい気配を感じました」 長門「・・・シメジ」zzzzz ハルヒ「そういえば有希はどこいったの?」 キョン「ハワイだそうだ」 ハルヒ「ハワイ?有希が?」 キョン「ああ」 ハルヒ「誰と?」 キョン「そんなもん俺が知るわけ無いだろう」 ハルヒ「家族と行ったのかな・・・でもなんかゴタゴタがあったってあんた言ってたわよね?」 キョン「そうだったか?それより長門がどんな土産を買ってくるか楽しみだな」 ハルヒ「有希のことだからいっぱい食べ物買ってきそうね」 キョン「そうだな」 ハルヒ「あ!りんご飴発見。ほらいくわよ」グイ キョン「そう急に引っ張るんじゃない、肩が外れたらどうする」 ハルヒ「うるっさいわね。りんご飴よ?お祭りでしか食べられないレア食品なのよ?あんたの肩よりずっと大事だわ!」 キョン「はいはいそうですか」 ハルヒ「お帰り有希!ハワイは楽しかった?」 長門「・・・」コクリ キョン「それはなによりだな」 ハルヒ「お土産は?」 長門「・・・」 キョン「お前はもうちょっと慎みをいう物を知ろうぜ」 ハルヒ「あたしと有希の間にそんなもんいらないの!」 キョン「親しき仲にも礼儀ありと言ってだな」 ハルヒ「うるっさい!で、お土産は?」 長門「・・・い」 ハルヒ「え?」 長門「・・・ない」 ハルヒ「ない?なんで?」 キョン「なんで?はおかしいだろう」 長門「・・・家に忘れた」 ハルヒ「そうなの。じゃあ明日楽しみにしてるわ!」 キョン(長門が忘れた?) [ガチャ] 喜緑「お帰りなさい」 朝倉「お帰りー」 長門「・・・」 [バタン] 喜緑「どうしたんでしょう」 朝倉「なにかあったのかな」 [コンコン] 喜緑「長門さん、なにかあったんですか?」 朝倉「どうしたの?」 [シーーン] 喜緑「開けますよ」 [ガチャ] 喜緑「どうしたんですか?」 長門「・・・お土産」 朝倉「お土産がどうかしたの?」 長門「・・・涼宮ハルヒ」 朝倉「涼宮さんがどうかしたの?」 長門「・・・」 喜緑「涼宮さんにお土産を買って無くて困ったんですね?」 長門「・・・」コクリ 朝倉「よくわかったわね」 喜緑「お土産ですか・・・ちょっと待っててくださいね」 長門「あるの?」 喜緑「はい」 喜緑「これを」 長門「・・・砂?」 朝倉「ただの砂じゃない。こんなものどうしようっての?」 喜緑「これは星の砂といって願い事が叶うそうなんです。ハワイで拾っておきました」 朝倉「願いが叶うの?」 喜緑「はい」 長門「・・・貰っていいの?」 喜緑「はい、沢山ありますから」 長門「ありがとう」 喜緑「はい」 朝倉「わたしにもくれない?願い事が叶うなんてちょっと興味があるわ」 喜緑「すいません、さっき長門さんにあげたので全部なんです」 朝倉「だって沢山あるって」 喜緑「そう言わないと長門さん貰ってくれないでしょう?」 朝倉「それもそうね・・・でもいいの?」 喜緑「いいんです。長門さんが笑ってくれれば」 朝倉「そう。また行こうね」 喜緑「そうですね、会長に頼んでおきます」 長門「これ」 ハルヒ「なにこれ?砂じゃない」 長門「星の砂」
https://w.atwiki.jp/haruhi-suzumiya/pages/36.html
ハレ晴レユカイ(喜緑ver) fixed mind
https://w.atwiki.jp/projecter/pages/934.html
番号 KD07045 名前 喜緑江美里 読み きみどりえみり Lv 4 スター 種別 ユニット BP 5000 SP 1500 【あの時はお世話になりました】 移動方向 ←↑→ 属性 北高校生徒会宇宙人♀ ブロック 角川書店2.0 作品 涼宮ハルヒシリーズ レアリティ C
https://w.atwiki.jp/tanigawa/pages/71.html
39章 喜緑江美里の校内放送シリーズ /『喜緑江美里の校内放送第1回』 /『喜緑江美里の校内放送第2回』 /『喜緑江美里の校内放送第3回』 /『喜緑江美里の校内放送第4回』 /『喜緑江美里の校内放送第5回』 /『校内放送第5回番外編 その頃の長門有希』 /『校内放送第5回番外編 その後の喜緑江美里』 /『喜緑江美里の校内放送最終回』 48章 『脱出プログラムはうっかりさん』 /『脱出プログラムはせっかちさん』 /『脱出プログラムはやりすぎ』 /『脱出プログラムは面倒臭がりさん』(ここから喜緑さん登場) /『面倒臭がりさんな脱出プログラムもこれは想定外』 52章 喜緑江美里の憂鬱 ~fake star~ シリーズ /『喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~』 /『喜緑江美里の告白~the melancholy of fake star~』 /『喜緑江美里の暴走~The sigh of fake star~』 /『喜緑江美里の溜息~The sigh of fake star~』 /『喜緑江美里の消失~the boredom of fake star~』 /『喜緑江美里の消失~the disappear of fake star~』