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『D&D風番長G全キャラ名簿・コモン編』 『D&D風番長G全キャラ名簿・アンコモン編』 『D&D風番長G全キャラ名簿・レア+α編』 『ソードマスターミカゲ』 カッタールキ・オッティソン オープニング前半 カッタールキ・オッティソン オープニング後編 桃爺のセクハラ大作戦×大爆発が起こりました。×「自重力(フォース)と共にあれ」 「鬼無瀬VS鬼無瀬」(生徒会SSの続き) 『タイトル未定』(縞居姉妹と阿天小路) 『D&D風番長G全キャラ名簿・コモン編』 C鬼無瀬未観 攻 2D3+1 防 0 体 2 速 4 『鬼無瀬時限流小目録”再度歪印蛇”』 PAS 敵を殺害するともう一度行動が可能。 C萌木原ジャベリン 攻 0 防 1 体 5 速 4 『サリンジャー』 ACT 敵一体に純ダメージ4点。 制約:味方1体行動不能 Cぺウレカムイ 攻 6 防 0 体 3 速:3 『キムンカムイ』 PAS 敵を殺害するともう一度行動が可能。 C紅月文 攻 5 防 1 体 4 速 4 『鉄拳制裁』 ACT 敵一体の攻撃と防御を入れ替えて通常攻撃。 制約:戦線離脱 C金色 美味 攻 0 防 1D6 体 4 速 3 ACT 仲間一体の「行動不能」を解除。 制約:女性のみ、能力使用後金色を魔人ダスに戻す。 Cカッタールキ・オッティソン 攻 1D3+2 防 3 体 4 速 0 『窮地にあり華々しく』 PAS 味方全員の素早さ+3 制約:両性のみ、LP半分以下の時のみ C佐藤頼天 攻 1D3+2 防 0 体 3 速 3 『アセスルファムK』 PAS 自分死亡時LP減少無し※未実装 制約:能力使用後佐藤を魔人ダスに戻す。 C縞居天 攻 1 防 0 体 4 速 1 『姉妹園芸(シュヴェスターガルテン)』 ACT “縞居多来”を召喚。 (ステータス5/0/2/2、能力『ヴァイスシュヴェールト』:全員に通常攻撃、成功率1D6で3以上) 制約:空きスペースが必要、同時に1体のみ。 C蝦夷廻ねねか 攻 4 防:0 体 3 速 3 『輪廻蘇生(ループ・ザ・ループ)』 PAS 戦闘終了後に復活。※未実装 成功率:1D6で5以上 C赤城一心 攻 0 防 0 体 3 速 3 『熱血ハートヒート』 PAS LP直接ダメージ2点軽減。 制約:前列でしか機能しない 『D&D風番長G全キャラ名簿・アンコモン編』 UC環あとな 攻 0 防 1d6+3 体 5 速 2 『にゅーくりあぶらすと・らいと』 ACT 敵全体に1D3の純ダメージ UC椎木彗香 攻 1 防 1 体 8 速 4 『墜鬼』 ACT 敵1体に攻撃力10で通常攻撃。 制約:行動不能 UC真野孝三 攻 1D6+3 防 1 体 3 速 3 『ダイイングキッチン』 ACT 敵1体に通常攻撃。 UC小野町小道 攻 1D6+4 防 0 体 3 速 2 『性態観察』 ACT LP直接1D3ダメージ。その後敵1体に通常攻撃。 制約:戦線離脱 UCレミイ・虚子・ロー 攻 6 防 1D3 体 3 速 3 『円月殺法』 ACT 敵1体即死 制約:敵のLPが2以下の時しか使えない。 UC錆山五十鈴 攻 1D6+1 防 1D3 体 4 速 3 『酸の雨』 ACT 相手全員の防御力を1D3+1点減らす。 制約:戦線離脱 UC湯川量子 攻 1 防 1D3 体 5 速 1 『PATH CONNECTED φ BROKE』 PAS 通常攻撃を受けても死亡しない。(LPは減少する) 成功率:1D6で4以上 UC羽犬塚猫子 攻 0 防 0 体 3 速 2 『ファック&スラッシュ』 ACT 味方一体の攻撃と防御が1ターン逆転する。 制約:男性のみ 『D&D風番長G全キャラ名簿・レア+α編』 R桃爺 攻:3 防:6 体:3 速:0 『因果を越えて許されない”unforgiven”』 PAS イベント遭遇時、桃爺をロストして回避可能。 R虎 攻 1D3+8 防 0 体 3 速 5 『トラ!トラ!トラ!』 ACT 敵全体に通常攻撃。 制約:戦線離脱 Rダンゲロス子 攻:10 防:0 体:6 速:3 『フレイムブースターver.2.0』 PAS 敵を殺害するとそのターン通常攻撃無効。 R阿天小路御影 攻 2D6 防 0 体 3 速 3 『無形刀〝鵆〟(チドリ)』 ACT 敵1体に純ダメージ2D6点。 制約:召喚されたキャラのみ R松茸香織 攻 4 防 2 体 4 速 0 『トリコローマ・ナウセオスム』 ACT 移動中 使用済みの「一度のみ」制約を使用前に戻す。 制約:女性のみ、一度のみ SR音杭セーラ 攻 0 防 1 体 4 速 5 『C.C.W.大時計塔』 PAS 相手全員の素早さ-1。 SR荻原蔵六 攻 3D3 防 2D6 体 6 速 4 『影解れ』 ACT 敵全体即死 制約:手芸者と名のつくモンスターにしか効かない。 ?エア=カットラス 攻 1 防 0 体 3 速 2 『A.J.フィールド』 詳細不明。 ?無桐紋葉 攻 0 防 0 体 3 速 1 『風と樹のうた』 詳細不明。 『ソードマスターミカゲ』 最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! ガイドラインダンゲロス第1巻は、発売未定です。 御影「チクショオオオオ!くらえ結昨日商!新必殺無形刀〝鵆〟!」 商「さあ来いミカゲオオ!私は実は一回刺されただけで死ぬぞオオ!」 (ザン) 商「グアアアア!こ このザ・ドライチと呼ばれる四天王の結昨日商が…こんな小僧に…バ…バカなアアアア」 (ドドドドド) 商「グアアアア」 空虚「結昨日商がやられたようだな…」 香奈絵「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」 天「阿天翼心流ごときに負けるとは召喚能力者の面汚しよ…」 御影「くらえええ!」 (ズサ) 3人「グアアアアアアア」 御影「やった…ついに四天王を倒したぞ…これで灰色熊のいる生徒会室の扉が開かれる!!」 灰色熊「よく来たなソードマスターミカゲ…待っていたぞ…」 (ギイイイイイイ) 御影「こ…ここが生徒会室だったのか…!感じる…灰色熊の魔力を…」 灰色熊「ミカゲよ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『ペウレカムイ』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」 御影「な 何だって!?」 灰色熊「そしてお前の弟はやせてきたので最寄りの町へ解放しておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」 (ゴゴゴゴ) 御影「フ…上等だ…私も一つ言っておくことがある 番長Gに番長の虎がいるような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」 灰色熊「そうか」 御影「ウオオオいくぞオオオ!」 灰色熊「さあ来いミカゲ!」 ミカゲの勇気が世界を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました! カッタールキ・オッティソン オープニング前半 数年前、メリケン某所にて- 年間ベストモデルグランプリ決勝の舞台に立ちながら、 "彼"――カッタールキ・オッティソンは、絶頂とは何かと考えていた。 人生の頂点、あるいはオーガズムのことを。 満ち足りるとは、いかなる感情なのかを。 "彼"には恋がわからない。 言ってみれば、自分に何が足りないのかわからなかった。 自分に備わった特異な性が、それを生み出した。 自分が人と違うと思うようになったキッカケは小等部の頃、 他の誰より背が伸びたことだったように思う。 男と女が意識され、恋の話題が出るようになる頃には、周囲から完全に孤立していた。 男が、己のあずかり知らぬ女の身体に好奇心を抱くこと。 女が、同じように男に好奇心を抱くこと。 自分に無いものを求めるのが人間ならば、 始めからどちらも持ちあわせていた"彼"には、人並みの「他人への興味」が現れなかった。 成長し、 見目麗しい顔立ちとその長身からモデルにスカウトされ、 自分の身体を他人に晒すようになってからも、その悩みは大きくなるばかりだった。 他人の恋の話を聞くのはとても楽しい。 まるで異世界を旅する冒険譚ような高揚を感じる。 他人から好意を向けられることも好ましい。 人に認められながら歩んでいく道のりは、険しくも充実した人生を自分に与えてくれる。 自分を美しく魅せることが生き甲斐になった。 しかし、ふと立ち止まって考えてしまうことがある。 自分のこの人生の終わり、終着点はどこにあるのだろう。 自分にはあらゆる可能性が眠っている。 自分は今、あらゆる選択肢の瀬戸際にいる。 自分はあらゆることができるが、何をすればいいのかわからない。 自分の絶頂はいったいどこにあるのだろうか。 何をすれば満ちたりたことになるのか。 何が訪れれば、自分の人生は終わるのか。 自分は何者なのか。 嗚呼、自分には見本となるべき手本となるべき人間が居ない。 おお、神よ。 なぜ貴柱は男と女には使命を与え、自分には与えてくださらないのか。 "美"の頂点に立ちながら、 そこから何も得ることはないと知り絶望した"彼"は、 モデル業界から姿を消した。 友人たちはこぞって"彼"を引き止めたが、"彼"はそれを固辞し聞くことはなかった。 "彼"の悩みを真に理解していたものは居なかったのだ。 そして"彼"は、東洋へと居場所を移した。 後半へ カッタールキ・オッティソン オープニング後編 数ヶ月前、東洋のとある山中にて- メリケンから姿を消した人気モデル――カッタールキ・オッティソンは、 その後、仙人を師に置いて武の修行に明け暮れた。 "彼"の恵まれた肉体は瞬く間に教えを吸収し、その力を伸ばしていった。 愛用の武具、三節棍に出逢ったのもこの時だ。 肉体の修練は、"彼"の新たな生き甲斐となった。 己を磨き、より強いモノへと挑戦する姿勢は彼の美学とも適合していた。 自分にはまだ学べるモノがあるという安心感。 教えを乞うに足る師が居ることが、何より嬉しかった。 自分の世界が広がる感覚。 だが、"彼"には二度目の絶望が待っていた。 広がった世界にも果てはある。 "彼"の苛烈な修行について行けず、兄弟弟子が師である仙人に泣きついたのだ。 もうすでに兄弟弟子の誰より強い"彼"は、他の誰でもない自分の師に問いかけた。 己に厳しくあることは、咎められるようなことなのか、と。 すると仙人はこう返す。 人は、他人を見て自分の領分をわきまえ、理解する。 できること、できないことを己ではなく他人を見て覚えるものなのだ、と。 "彼"にないのは、同族。 己の鏡になる、自分の分身。――共感という感情。 "彼"の尺度はいつだって自分が基準で、他人を慮ることがなかった。 "彼"の悩みを真に理解するものが居ないのと同様に、 "彼"もまた、真に他人の悩みを理解することがなかった。 そんな"彼"の分岐点となったのは、 仙人がジャパンから招いたというマジンと面会したときである。 「希望崎の魔人」 噂に聞く世紀末の場所から来たその男――否、 性別も定かではない異形の存在は、 一目"彼"を見ただけで、"彼"もまた魔人であると言い放った。 ――共感能力 近しい人間、近しい属性を持つ存在であればあるほど"彼"の共感能力は強く働き、 図らずも周囲を巻き込んで、意識が一つに混ざり合ってしまう。 魔人は"彼"に言う。 お前のその能力はお前が仲間であると認められる存在と、一つになることができる、と。 絶頂だ。 一つになるということ。 共感するということ。 "彼"は人生で初めて、本当に本当の意味で、それが欲しいと思った。 自分にそんな能力があるのなら、本当にあるのなら。 『アタシはそれを味わいたい!』 希望崎の魔人は、"彼"のその言葉を聞いてニヤリと笑い (それが本当に笑みなのか判別もつかないだろうが) 「希望崎に来い」 とそれだけ伝え、消え去った。 それが、カッタールキ・オッティソンの始まり。 「希望崎の魔人」が一言、来いと言ったから。 "彼"は自分の意思で何かを決める前に、突き動かされるように衝動的に。 ハルマゲドンに参加する。 カッタールキ・オッティソン オープニングEND 桃爺のセクハラ大作戦×大爆発が起こりました。×「自重力(フォース)と共にあれ」 ある日の番長小屋。 中央に置かれたテーブルで、すがすがしい好青年と醜男の老人が並んで喋っている。 「ワシは切った張ったじゃなくだな、盤面の外からこうやって……そう、おなごのケツをなぜまわすようにじゃな。 能力を隠す卑怯モンをじゃな、娘ッ子のちちを揉むように……くどくどねちねちスパムスパム」 醜い顔の老人―――桃爺は、その顔をさらに歪めながら手に持っていた一升瓶をあおる。 「なるほど、確かに強い能力ですよねえ」 対照的に、爽やかさを漂わせる青年―――真野孝三は微笑みを崩さず、無難な言葉で相槌を打つ。 「じゃろう!? ところが何か知らんが、ワシが力を使おうとしたら ワケのわからんお面を被った連中がいきなり現れてじゃな~~…… 『自重力(フォース)と共にあれ』 ……なーどと抜かしおって! おかげでワシは、ワシはあああぁぁぁ……」 「まあまあ、そういう時は飲んで忘れるに限りますよ」 酔った挙げ句に泣きじゃくり始めた老人を労るように、真野が肩を優しく叩く。 実際、こうして桃爺が酔って昔話を始めるのはいつものことであり、 その昔話にしても、ある時は桃爺が盤面外能力で生徒会をちぎっては投げた、といった武勇伝であったり またある時は盤面外能力のせいでつまはじきにされた悲劇的な過去であったりと一貫性がなかった。 しかも同じ話を何度も繰り返す為、最初は話に付き合っていたメンバーも一人また一人と「めんどくせえ」と離れていったのだった。 真野がそれでも話に付き合っているのは、彼がお人好しである証左である。 「ぬー……しかしなんだ、そういやさっきから女子を見かけんのぉ。おかげで酒がマズくてかなわんわい!」 ほぼ空の一升瓶をテーブルに叩き付けるように置きながら、桃爺が叫ぶ。 桃爺は外見もさることながら内面も下郎で、こと女性に対しての発言のひどさには定評があった。 「そういえば、今日はみんなでプールで水浴びしてくるって言ってましたよ。……あ。」 真野が『言わなければ良かった』と後悔するよりも前に、桃爺の濁った目に光が灯った。 「ふおおおおおお!プール!水浴び!水着ィィィィィ!!!」 目から口から耳から鼻から、体中の至る所から光を放出しながら立ち上がる桃爺。 その姿はさながら、アニメ版ミスター味っ子のリアクションを彷彿とさせた。 もう少し刺激の強い妄想をしていたならば、おそらく番長小屋が番長城となっていたであろう。 「も、桃爺さん、今のは僕の記憶違いで」 「よおおおおおし! 桃爺のセクハラ大作戦スタートじゃあああああ!!」 「セクハラって堂々と言ってますよ!?あとパンツをここで脱がないでください!!」 「ムホッホッホホ、スクール水着、ビキニ、ムフフフフ~!」 真野の制止も聞かず、桃爺は衣服を全部脱ぎ散らかしながら番長小屋を後にした。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 数時間後、真野はこう語った。 「それから数分後、プールの方で大爆発が起こりました。 ……どうも『ドキッ!男子更衣室と女子更衣室を間違えちゃったゾ大作戦』を決行した結果、 女子更衣室じゃなく両性更衣室に突入しちゃったみたいで…… そこでカッタールキさんが勢い余って佐藤君を犯してる場面を見ちゃったらしくて…… ……ええ。佐藤君も泣いてました。犯された上に全身ヤケドですしね…… ハルマゲドンに間に合うかなあ、治療……」 「鬼無瀬VS鬼無瀬」(生徒会SSの続き) 戦いは一瞬で決していた。 一撃で仕留めることを至上命題に置く鬼無瀬時限流の仕合としては、珍しくもなんともないことではある。 鬼無瀬未観は小目録の“再度歪引蛇”、鬼無瀬陽観は殺伝の“旋風鬼”。 己の最も得意とする技での打ち合いであったが、その時点で勝負は決まっていたと言えよう。 相手の足を止める“旋風鬼”の前に、素早い立ち回りを要求される“再度歪引蛇”は封じこまれ、リーチとパワーに勝る陽観の野太刀が、小柄な未観の身体を得物ごと叩き飛ばしていた。 一撃で死に至らしめられなかったのは、技の未熟さゆえか、身内への甘さか―― ともかく、この果たし合いは鬼無瀬陽観の勝利で幕を閉じていた。 「はあ、はあ……やっぱ陽君強いね……はあ、……あたしも、もっと修行、しなきゃ……」 息も絶え絶えな未観が、蚊の鳴くような声で陽観に語りかける。 「未観……」 「ハルマゲドン……死なないでね?」 「俺は生徒会なんだぞ?お前の仲間を殺すかもしれない奴に、なんでそんなことが言える」 「でも、あたし、陽君に死んでほしくない……」 そこまで喋ると未観は事切れたかのように目を閉じた。 去り際に未観を一瞥すると、陽観は生徒会室への道を急いだ。 半ば騙すような形で一騎打ちを申し込み、番長Gの戦力を殺ぐ。 会長から指示された作戦は完全といっていいほど上手くいっているが、陽観はそれに対して思うところはない。 今彼の頭を占める決意は、ただ一つ。 「絶対死んでやるもんか」 陽観はひとり、つぶやいた。 『タイトル未定』(縞居姉妹と阿天小路) ある日ハルマゲドンが近づく中、番長小屋周辺には縞居姉妹の姿があった。 多来は天の能力で身体を持った状態である。二人は話をしていた。 「ですから姉さん、綺麗なんですからもう少し身なりに気を使った方が」 「別にいいと思うけ…キャー!!」 いきなり後ろから胸を鷲掴みにされた天が悲鳴をあげる。 振り返ると番長Gの桃爺がいた。 「また貴様か!!セクハラ爺。私の姉に近づくなと言ってるだろう」 愛する姉の胸を揉まれ、御立腹の多来が桃爺にたいし怒りの声を上げる。 「セクハラは失敬な。同じ番長Gなんじゃから交流を深めようとしたただのスキンシップじゃわい、ぐへへへ。」 そういう桃爺からはアルコールのにおいがする。 「桃爺さん、また飲んでますね…」 「酒は百薬の長というじゃろう」 「だからといって飲みすぎは身体に毒ですよ…」 「天ちゃんは優しいのう。より親睦を深めるためさっきのスキンシップの続きを…アイエエエエ」 そういうと天に抱きつこうとした桃爺ったが、伸びてきた蔦が桃爺を拘束し動きを止める 「死んでしまえ」 そういうと多来は右手の蔦を鞭のように振り回し何度も桃爺に叩きつける。 蔦でバシバシ殴られるたびに桃爺の顔がはれ上がっていく。 「あべしっ」 まだ怒りがおさまらないのか、今度は桃爺の身体を持ちあげるとそのまま地面に思いっきりたたきつける。 「多来ちゃんやりすぎやりすぎ。それ以上やったら桃爺さん死んじゃうから」 天のその言葉と主に桃爺は蔦から解放されたが、身体はボロ雑巾のようにぼろぼろになっており、白眼をむいて倒れている。 一応生きているようだが暫く起き上がってきそうにない。 「私は一回死んだ方がいいと思いますけど」 「いやいや、一応同じ番長Gの仲間だからね!」 「汚点としか言いようがないですね」 「多来ちゃん酷いこと言うね」 「むしろセクハラを受けた姉さんが怒るべきでしょう」 「それはそうかもしれないけど…」 そのあとも桃爺の治療をする天をしり目に姉さんの胸揉んでいいのは私だけだとかぶつぶつとつぶやいていたが、ふと見知った顔をみつけ声をかける 同じ番長Gのメンバーであり多来の剣道部の先輩に当たる阿天小路御影であった。 「阿天小路先輩、何か用ですか?」 「生徒会との決戦前に私の剣の鍛練につき合ってもらおうと思ってな」 「…別に私でなくてもレミィや鬼無瀬もいるでしょう。そちらに声をかけてみては」 言外に姉といちゃいちゃしたいからほかをあたってほしいとオーラを漂わせていたがいうが、そんなことは気にせず御影は続ける。 「後輩と久しぶりに剣を交えたいと思ったではだめか?」 これ以上言っても仕方ないだろうと思った多来は受けることに決めた 「まあ、別にかまいませんけど、私は刀は用意してませんよ。姉さんに持ってもらうわけにいきませんし」 桃爺に蔦を絡めたように蔦を自分の腕以上に自由自在に操作できる。竹刀ぐらい持ち扱うのはたやすいが、時間制限がある以上自分で持ち運ぶことはできない。 「それとも素手で?」 「それならちゃんと用意してるぞ」 たしかに、よくみると御影は二本の竹刀を持っていた。 御影からその片方を受け取ると多来は戦闘の準備にうつる。 「負けたからって恨み事はなしですよ」 「私がそんなこと言うと?」 「…先輩はそういうキャラではないですね」 そういうと竹刀を構える。 声をかけれらた時にはのり気であったわけではない多来ではあったが、だからといってやるからには負ける気はない (先輩の能力はたしか…) 声による刃。対象の距離も関係なく切り裂く。 御影相手に距離を取って戦うのはこちらに不利だろう。 (ならば) 「行きます」 その言葉とともに多来が御影との距離を一気に距離を詰め、そのまま御影に竹刀を振り下ろす。 が、御影はそれを予測していたのだろう。横に飛び回避されてしまう。 多来は竹刀を横に薙ぎ払い、わき腹を狙うが、それも防がれてしまった。 「剣の腕は鈍ってないようでなにより」 「当然です。私は姉を護らなければならないですから」 剣道部にほとんど顔を出すことはなくなったが、剣の研鑽を欠かしてはいない。 多来の姉天は学園内でも随一を争う武闘派集団の一つ園芸部の一員ではあるが戦闘能力は決して高くない。 故に自分は何に変えても姉を守らなくてはならない。 それが縞居多来の生前からの思いであり、今も彼女をこの世にとどまらせている未練でもあった。 「ですから、私は誰にも負けません」 そういうと多来は再び御影に向けて竹刀を振り抜く。 対する御影もそれを竹刀で受け止め、弾き飛ばす。そしてその勢いのまま多来に切りつける。 それはギリギリのところで回避されたがそれからも一進一退の攻防が続いていた。 とその時、多来に異変が起こった。 多来の身体がぼろぼろと崩れ出したのだ 「時間みたいですね」 縞居多来の身体は縞居天の能力「姉妹園芸」により構築されたものであり、本来は蘇生能力であるそれは今はまだ不完全なものでしかない。 ゆえに多来の身体は時間がくれば元の土くれに戻り、植物は枯れ果ててしまう。 「残念じゃの。まあ、可愛い後輩の剣が錆びついていなかったことを確認できただけでも良しとするかの」 「後輩といっても私はもう死んでますし」 元の幽霊へと戻った多来が御影に言う。 「ハハハ。死んだとしても可愛い後輩なのは変わらんだろう」 「まあ、辞めたわけではないですけど」 「ならそれでよかろう。私がいなくなっても安心だな」 「いなくなったらなんて、何を言って」 「もうすぐハルマゲドン。誰が死んでもおかしくはあるまい」 「ですが」 「心配するな。あの卑怯者達に正々堂々とし戦い方を教えてやらねばならん。それまで死ぬわけにはいかんだろう」 卑怯者とは生徒会の神有月空虚と結昨日商のことだろう。良く二人を追いかけまわしている御影の姿が学園内で目撃されている。 御影の話によると逃走し変わりの存在に戦わせる能力者らしい。 「では、邪魔をしたな」 そういうと御影は多来の元から立ち去ろうとする。 「あの先輩――」 多来がそれを呼びとめる。 「なんじゃ」 「ハルマゲドンが終わったら、今日の続きを―」 「そうじゃな、それもよかろう」 そして二人は別れ、多来は姉のもとに戻る。
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『生徒会・生徒会長&喜緑書記に決定しました!』 ・・・・・・一気に気が抜けた。 どこかで『出来レ-スだ!』という声が上がったが(その声が谷口に似ていたような気がするが)、まああの二人 なら知名度抜群だし、順当な所ではないか。そういえば、あの生徒会長の傍には必ず喜緑さんがいるような気がする。 『続きまして、特別賞の発表に移ります。特別賞は、文芸部推薦・佐々木&キョンペアに決定しました。 校内放送で、自分の間抜けなあだ名を、佐々木とセットで呼ばれ、少し経ってから俺達は我に返った。 「え、俺達?」 『30分後に授与式を行います。今回選ばれた方は、至急実行委員会本部までお集まりください』 「すごいよ、キョン君、佐々木さん。特別賞に選ばれるなんて!」 長門が興奮気味に話す。 「しかし、特別賞なんてあるとは意外だったね。そんなものがあるなんて、用紙には書いてなかったけど」 確かに佐々木の言うとおりである。何か裏がありそうなきがするが。 「せっかくだから受け取りに行こうじゃないか。その特別賞とやらを」 何故か佐々木の目が生き生きと輝いているように見えるのは気のせいか。 まあ、俺も佐々木とペアで何か賞をもらうというのは悪い気分ではない。どんな内容かはわからんが。 「なら、長門。また後でな」 「うん。また後でね」 長門に手を振って、俺達は実行委員会本部へ向かった。 実行委員会とは要は生徒会のことであり、その本部とは生徒会室である。 「よく来てくれた。キョン君に佐々木君とやら」 自分たちが主催した行事に出場し、自分たちで優勝してしまった生徒会長は、偉そうにしているが、かなり上機嫌 だった。 その横で喜緑さんは静かに微笑んでいる。 「ペアコンテストの優勝者は公正な投票の結果、我々に決まったが、その次に得票が多かったのが君たちだ。投票 用紙に書き込まれたコメントにもかなり君たちを推す声が強かったのでね。特別に賞を授与することにしたよ」 一体なにをもらえるんですかね? 「優勝は我々だったが、それだと特別予算は生徒会に入ることになり、出来レ-スといわれるがオチだ」 すでに言っている奴がいたが。 「こう見えても、私は公正明大と実力主義という言葉が好きなんでね」 そういうふうにはあまり見えないが。 「特別予算は次点であることを考慮し、2割減額の上、文芸部に支給する。それは授与式において正式に表明する」 ほう、なかなか公平じゃないか。どうやら出来レ-スじゃないのは事実のようだ。 「それについては少し面白い余興を考えている。是非、君たちに協力してもらいたい事があるのだがね」 ・・・・・・しかし、高校生の時点でこんなものを着る羽目になるとは思わなかった。余興にしても少し乗りすぎじゃ ないのか、生徒会? 「僕としてはかなり気分がいいのだがね。自分の未来の予行練習のような気持ちだよ」 そりゃ、お前のその姿は誰の目にだってきれいに見えるさ。俺だって見とれてしまうよ。 薄い白銀色のベ-ルに顔を包まれたウエディングドレスの花嫁姿の佐々木。 喜緑さんがばっちりメイクまでしてくれたその姿は、本当に綺麗だった。 しかし、その相手が俺で良かったのかね。一応白のタキシ-ド姿の花婿姿。髪は何とか整えたが、釣り合わないん じゃないか。 「何言ってんだ、キョン。僕ら二人だからこそ選ばれたんだよ。自身を持って行けばいい。言っただろう?君と 組むなら負ける気はしないと」 生徒会=実行委員会の余興とは、優勝者に花嫁・花婿衣装を着てもらうことだったらしい(同性同士だったら どうなっていたんだ?実際、出場者に何組かいたぞ)。 本当なら、生徒会長と喜緑さんが着るはずだったのだが、それでは面白くないと判断したらしく、俺たちにお 鉢が回って来たのだ。 「それじゃ、行こうか。二人とも」 生徒会長が声をかけて来る。 「さあ、キョン。よろしく僕をエスコートしてくれよ」 「それではベストペアコンテストの優勝及び特別賞の授与式を行います」 実行委員の司会で授与式は始まった。 「優勝者は投票の結果、生徒会長&喜緑書記のペアに決定しました。おめでとうございます」 いささか 会場に白けたような空気が流れているのは気のせいか。 生徒会長が司会からマイクを受け取り、喋りはじめる。 「投票でベストペアに選ばれて、喜緑君共々光栄に思う。だが、この結果では特別予算を組んだ意味はなく なる。生徒会及び学園祭実行委員会としては、祭りには多くの生徒が参加し楽しむことに意味がある、と考え る。そこで、投票結果を尊重し、次点のペアを特別賞として表彰し、所属するクラブに予算を支給することに した」 生徒会長の言葉に、会場がざわつく。 「特別賞・文芸部推薦、佐々木&キョンペア」 佐々木の右手を引き、講堂のステージに俺達は立った。 見渡すと、講堂内が大いに盛り上がっているのが解った。 喜緑さんが、花束のブーケを佐々木に渡す。 ベールの下で微笑む佐々木の横顔は本当に綺麗だった。完璧な花嫁姿だ(ドレスのサイズが少々大きすぎたので 、締め付けてはいるが)。 最初はこの姿で人前に立つのは恥ずかしいと思ったが、今は佐々木と並んでこの場に立っているのが、むしろ 誇らしく感じられる。 「全く二人とも良く似合っている。特別賞にふさわしいペアだ」 生徒会長が満足げに頷いた。 「佐々木さん、その花束を会場に向かって投げてみて」 喜緑さんが佐々木に耳打ちする。おいおい、結婚式じゃないんだが。 佐々木は輝くような笑顔を浮かべて、思いっきりブーケを会場に向かって高く投げた。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------- 『ただいまより、最後のプログラム、創作ダンスを行います。参加される方はグラウンドへお集まりください』 学園祭のトリを飾るのは、体育祭の時にはへたれて、全高生徒の前で踊るのを拒否した創作ダンス部によるダン ス、それと参加生徒によるダンスだ。 体育祭の時に、軽音楽部の生演奏で踊った全高生徒のダンスが大好評で、学園祭でもう一度やることを実行委員 会は決めたのだ。 「楽しい時間ももうすぐ終わりだね」 創作ダンス部の演舞を見ながら、佐々木はそうつぶやく。 俺達二人はウエディング姿は脱いでいたが、佐々木にはまだ余韻が残っている様だった。 「それにしても、あのブーケ、まさか涼宮さんが持っていくとは思わなかったよ」 佐々木が投げたブーケは、綺麗な放物線を描き、会場の見物人の中に落ちていった。 そのブーケの落下地点にいたのが、何故か涼宮だった。 まるでひったくるかのような勢いで手を伸ばしてブーケをつかみ取った涼宮の横には、古泉の姿があった。 創作ダンス部の演舞がおわり、割れんばかりの拍手がおこる。素晴らしいダンスだった。 そして、最後の、学園祭を締めるダンス。 「さあ、行こう、キョン」 俺の手を握り、佐々木は駈けだす。 参加する生徒達が輪をつくる。その中には、文芸部の皆、SOS団の団員、それに中河と周防の姿があった。 朝倉が中河に踊り方を教え、周防には谷口が付いていた。 橘の姿は見えなかった。ひょっとすると、橘は帰ったのかもしれない。 古泉の横には涼宮がいた。 軽音楽部の演奏とともにダンスが始った。アップテンポなダンスミュージックにのり、参加生徒が踊る。 俺も佐々木も、涼宮も古泉も、国木田に鶴屋さん、長門に朝比奈さん、朝倉に中河、谷口に周防も踊り 出す。 高校一年生の、今の時にしか体験できない、かけがいのない、佐々木と共にいる時間。 つないだ手に、佐々木の温もりを俺は感じていた。
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第一回放送までの本編SS 【オープニング】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 000 開・演 ◆J5IZ9694XQ ??? アレクシス・ケリヴ、ヤムチャ、ハードゴア・アリス 【深夜】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 001 本当の姿が誰にも見せられない ◆J5IZ9694XQ D-1/浦の星女学院 響裕太、ラ・ピュセル 002 それじゃとりあえず仲間を探そうか ◆EPyDv9DKJs D-4~D-5/海上 内海将、リゾット・ネエロ 003 人間ってそんなものね ◆J5IZ9694XQ F-3/街 キュルル、野比のび太 004 ペットは飼い主を選べない ◆koGa1VV8Rw B-7/天下一武道会場 ゲイツ、イエイヌ 005 優勝に懸ける者たち ◆koGa1VV8Rw G-1/町 ルーラ、間桐慎二、キリヤ 006 なぎさと千歌! 恐怖のバトルロワイアル!! ◆WMl/ihM5l. F-8/町 美墨なぎさ、高海千歌 007 劇薬の操り人形たち ◆koGa1VV8Rw F-3/街 野比のび太、中野四葉、加藤鳴海、キュルル 008 魔法少女とロボット少女 ◆yVXuy0xeGI G-4/街 スノーホワイト、リルル 009 おれはジャイアンさまだ! ◆yVXuy0xeGI F-6/ANGEL LAND 剛田武 010 神と神 ◆J5IZ9694XQ G-2/PENTAGON ピッコロ大魔王、新条アカネ 【黎明】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 011 二人の天才児!海坊主の未来は? ◆koGa1VV8Rw F-3/サーカス場 テレサ・テスタロッサ、出木杉英才、伊集院隼人 【早朝】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 【第一回放送】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 Next 【第二回放送までの本編SS】
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第三回放送までの本編SS 【日中】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 148 思い出以上になりたくて ◆KKELIaaFJU D-4/研究所内 東條希 149 killy killy MONSTER ◆gsq46R5/OE F-5/旭丘分校 衛宮切嗣、針目縫、纏流子 150 記憶の中の間違った景色 ◆DGGi/wycYo G-7/ラビットハウス 香風智乃、天々座理世、紅林遊月、風見雄二、空条承太郎、言峰綺礼 151 ■■■■ your enemies ◆NiwQmtZOLQ E-1/放送局 東郷美森、浦添伊緒奈、小湊るう子、アザゼル、三好夏凜、セルティ・ストゥルルソン、ラヴァレイ 152 たどりついたらいつも雨ふり ◆gsq46R5/OE D-4/研究所内 平和島静雄、一条蛍、東條希 153 時は来たれり ◆X8NDX.mgrA C-6、D-6/ショッピングモール付近 鬼龍院皐月、桂小太郎、コロナ・ティミル、宮内れんげ、セイバー、犬吠埼風、結城友奈 154 孤独なHeaven ◆KKELIaaFJU B-7/ホテル内地下遊技場 DIO 155 EXiSTENCE ◆45MxoM2216 C-2、C-2とC-3の境目 ファバロ・レオーネ、神楽、リタ 157 インタビュー・ウィズ・纏流子 ◆Oe2sr89X.U F-4/旭丘分校、F-4/森林 纏流子、針目縫 158 咲からば、さあ―――『あの■■が無ければ、変わる事も無かっただろうさ』咲からば、さあ―――『この■が届くまで』 ◆NiwQmtZOLQ C-6 結城友奈、犬吠埼風 159 Vivid Survivors(前編) 引き合うように重なる拳Vivid Survivors(後編) 不屈の夢の彼方まで ◆Oe2sr89X.U G-2 ジャック・ハンマー、アインハルト・ストラトス、ホル・ホース 160 夢の跡、帰れない思い出の城 ◆gsq46R5/OE G-7/ラビットハウス 香風智乃、天々座理世、紅林遊月、風見雄二、空条承太郎、言峰綺礼 161 錯覚CROSSROADS ◆KKELIaaFJU B-2/駅近く 坂田銀時、絢瀬絵里 162 悪意の種、密やかに割れて ◆NiwQmtZOLQ B-7/ホテル DIO 165 地獄が噴き出る時を待つ ◆eNKD8JkIOw G-6/映画館地下 ヴァニラ・アイス 156 万事を護る者 ◆3LWjgcR03U B-3/地下闘技場、北西の島のどこか 神威、本部以蔵、宇治松千夜 163 わたしにできること ◆gsq46R5/OE A-3 宇治松千夜 【午後】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 164 足りない箇所をただ埋め合うように ◆Oe2sr89X.U G-7/ラビットハウス 香風智乃、天々座理世、紅林遊月、風見雄二、空条承太郎、言峰綺礼 166 飼い犬に手を噛まれる ◆3LWjgcR03U E-1/放送局、E-1/放送局外、E-1/橋上 アザゼル、小湊るう子、浦添伊緒奈、セルティ・ストゥルルソン、三好夏凜、ラヴァレイ 167 リボルバーにくちづけを ◆X8NDX.mgrA G-2 ホル・ホース、針目縫 169 もしもからきっと ◆3LWjgcR03U C-3/南東の端、D-4/南部の海岸付近 平和島静雄、一条蛍、東條希 171 同じ穴の狢 ◆X8NDX.mgrA E-1/放送局 アザゼル、小湊るう子、浦添伊緒奈 172 Ice Ice Vampire ◆45MxoM2216 E-6/地下通路 ヴァニラ・アイス 173 彼ら、彼女らの約束 ◆DGGi/wycYo C-6/広場付近 鬼龍院皐月、桂小太郎、コロナ・ティミル、宮内れんげ 170 憧憬ライアニズム Tonitrus憧憬ライアニズム Daydream憧憬ライアニズム Adenium憧憬ライアニズム Epigram憧憬ライアニズム Sprinter ◆gsq46R5/OE B-3/地下闘技場 坂田銀時、絢瀬絵里、ファバロ・レオーネ、神楽、宇治松千夜、本部以蔵、神威 【午後と夕方の合間・夕方】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 175 虚ろなる生者の嘆き:End in…?皇帝特権:Emperor Xenotranspranted戦のあとには悪魔が嗤う ◆NiwQmtZOLQ E-1/地下通路、E-1/放送局跡、F-2/上空 アザゼル、小湊るう子、浦添伊緒奈、三好夏凜、ラヴァレイ、ホル・ホース、針目縫 【夕方】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 176 夜へ急ぐ ◆WqZH3L6gH6 F-4/旭丘分校付近 平和島静雄、一条蛍 177 サカサマオツキサマ ◆DGGi/wycYo B-3/地下闘技場、C-3/高架下 東條希、セルティ・ストゥルルソン、宇治松千夜、絢瀬絵里、神威 178 ろうたけたるおもい ◆WqZH3L6gH6 F-7/万事屋銀ちゃん付近 桂小太郎、コロナ・ティミル 168 妹(前編)妹(後編) ◆3LWjgcR03U H-5/路上 香風智乃、天々座理世、紅林遊月、風見雄二、空条承太郎、言峰綺礼、纏流子、セイバー 174 チェンジ・ザ・ワールド ◆gsq46R5/OE B-7/ホテル DIO、ヴァニラ・アイス 【第三回放送】 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 179 第三回放送 -あの思いは漂着- ◆WqZH3L6gH6 ??? 繭 Back【第二回放送までの本編SS】 Next 【第四回放送までの本編SS】
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【ミリマスSS】アイドルに拳銃を撃つフリをしてみたら 執筆開始日時 2015/06/12 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434036867/ 概要 自己満自家発電 短いのですぐ終わります 横山奈緒の場合 P「なーおー、ちょっとこーい」 奈緒「はーい、何か用ですか~?」 P「バーン!」 奈緒「ぅぐあっ!」ビクーン P「バン!バン!バーン!」 奈緒「うっ!がっ!あがぁっ」ビクン ビクン ビクン 奈緒「な・・・なん・・・で・・・ぐふっ」 どさっ P「・・・」 奈緒「で、どやった、プロデューサーさん!」ムクリ P「流石奈緒、いいノリだ」グッ 奈緒「へへへー♪」 タグ ^横山奈緒 ^真壁瑞希 ^篠宮可憐 ^永吉昴 ^望月杏奈 ^伴田路子 ^野々原茜 ^箱崎星梨花 関連SS 次作【ミリマスSS】続・アイドルに拳銃を撃つフリをしてみたら 次々作【ミリマスSS】続々・アイドルに拳銃を撃つフリをしてみたら まとめサイト アムネジアss大全 えすえすゲー速報 えすえすログ ひとよにちゃんねる プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ みりえす!-ミリマスSSまとめブログ- SSびより SS 森きのこ! wiki内他頁検索用 コメディ ミリオンライブ
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「遅かったわね・・・・・・あれ、それは何?」 「カレ―。キョン君の家でもらったの」 長門さんは嬉しそうに答える。 最近では、週に一度はキョン君の家に、長門さんは寄り道している。長門さんが拾って、キョン君が飼っている 三毛猫・シャミセンの様子を見に行っているのだ。 最もそれだけでなく、一緒に勉強したり、学園祭に向けた準備をしているようだけど、夏休みの終わり頃から二人 の距離は縮まっているように感じる。 長門さんが書いた恋愛小説。あれは長門さんとキョン君の物語。 長門さんの話によれば、キョン君は中学時代の長門さんとの出会いを忘れてはいなかった。 それは長門さんの願い。七夕の日に星に願った事。 キョン君と最も親密なのは誰が見ても佐々木さんだ。あの二人の間には誰も入り込めないような気がする。 長門さんだって、そのことは解っている。だけど、彼女はキョン君のことが好きなんだろう。 自分が好きな人が、自分を好きになってくれる。 言葉にすれば簡単なことだけど、一番難しいことだ。恋愛は理屈じゃない。 学園祭で文芸部が出す文芸部誌のサンプルが今日出来たので、最終確認を行う。 最初は文芸部部員だけで執筆するつもりだったのが、何故かSOS団の団員達や喜緑先輩までもが執筆者に加わり、 文芸部誌は結構充実した内容になった。手前味噌になるけど、かなり読みごたえがある、面白いものになっている。 新生文芸部が生み出す第一弾としてはいいものだと思う。 ”そういえば、喜緑先輩も生徒会長と付き合っているんだったけ” 切れ者の少し鋭い感じのする生徒会長。温和な喜緑先輩と合うのかなと思っていたけど、うまくやっているようだ。 あの生徒会長が喜緑先輩とデ-トしている姿なんて、あんまり想像できないけど。 キョン君や佐々木さん、あるいは長門さんや喜緑先輩、それに国木田くんや古泉君立ちを見ていると、私も少し羨ましい気分になる。 恋愛がすべていい形になるとは限らない。思いが届かない、実らない恋もあるだろう。 それでも、誰かを好きになる、その思いは私には輝いて見える。 ”誰かいい人いないかな” 思わず心の中でそう呟いた。 同時刻 キョンの家。 「キョン君、電話だよー」 妹が大きな声で俺を呼ぶ。 「電話?誰からだ?」 少なくとも、この言葉を発したとき、俺の頭の中から最低十人は除外されていた。何か用事があれば携帯にかけてくるからだ。 「ナカガワさんとか言っているよ」 ナカガワ?ナカガワ・・・ナカガワ・・・・・・ 何度か繰り返し、俺はようやく該当する名前にたどり着いた。 「中河か」 しかし、なんであいつが?奴は佐々木と同じく、中学三年の時一緒のクラスだったが、そんなに親しかったわけじゃない。 ガタイが良くてラグビーか何かやっていたはずだが、そいつが何の用事だ? 首をかしげながら、俺は部屋を出て電話の所へ向かった。 「おお、キョンか。俺は一日千秋の思いでお前が電話に出てくれるのを待っていた」 電話口で、いきなり大げさな元クラスメートの声を聞き、俺は一瞬電話をこのまま切ろうかと思ったが、とりあ えず、会話を続けることにした。 「突然の電話でお前も驚いていると思うが、しかし、俺は今藁にもすがる思いなのだ。頼む、キョン。お前を男 と見込んで頼みたい事がある」 まあ、だいたいそんなことだろうとは思っていた。大して話したこともない奴がいきなり電話をよこすのは、何 か下心があって頼み事をするためであるという可能性が高いのだ。 しかし、俺に頼みごととは何だろうか? 「実はだ、キョン。俺には好きな人ができたのだ」 ほう、それはいいことじゃないか。で、どんな子なんだ? 「それがよくわからん。まだ喋ったことがない。実を言うと名前も知らない。しかし、北高の生徒であることは わかっているんだ」 かなり漠然としているな。北高の生徒だと言っても結構いるぞ。 「お前の言うとおりだ。その子を見かけたのは春先のことだったんだ。高校に入学して少し時間が経っていたん だが、ある日北高の制服を着た彼女に出会ってな、俺は一目惚れをしてしまったんだ」 一目惚れか。話には聞くが、それを体験した人物を知るのは初めてだ。 「俺もどちらかといえば、一目惚れなどありえんと考えていたんだが、自分がそうなって考え方を変えた。人間、 何事も経験だ」 しかし、相手のことが解らなければ、その気持ちを伝えようがあるまい。 「お前の言うとおりだ。その後何度か見かけたんだが、声をかけられるタイミングがなくてな。ところが、ついこの間、 彼女がお前といるところを見かけてな、お前の佐々木と国木田もその場にいたのだが、俺は迷った挙句、お前に電話をす ることを決めたんだ」 なるほどな。ところで中河、『お前の佐々木』とはどういう発言だ。 「隠さなくてもいい。お前たち二人の仲はもはや公認のものだろう。それより、俺の話を聞いてくれ。かなりお前は彼 女と親しげに話を話をしていたようだったのでな。お前なら大丈夫と思ったのだ」 俺たちを見かけたのはいつのことだ。 「つい二日前ほどだ。駅の近くだった」 その日は学園祭に必要な物を買いに行った日だ。 あの日は文芸部の部員たちと喜緑さん、それに鶴屋さんも一緒に買い物に行ったのだ。 中河が一目惚れしたのは、佐々木を除いた残り4人の誰かだ。 一体誰だろう?何か特徴があるのかね。 「まずかなりの美人だった」 それだけではわからん。佐々木も含めて皆美人ぞろいだからな。 「いつも微笑んでいるような雰囲気を持っていた。そして髪が長い」 この時点で長門と喜緑さんが除外された。二人ともそんなに長く伸ばしていない。特に長門はショ-トカットだし、それがよく似合う。 「あと、眉毛がけっこう太かった。変に細くしていなくて、ナチュラルな感じが実に良かった」 「朝倉か」 我がクラスの委員長にして長門の親友、朝倉涼子だった。 谷口があいつの独自ランキングでかなり高評価をつけていたが、成程中河も目が高い。 「朝倉さんというのか。そうか、ありがとうキョン。ついでにフルネ-ムを教えてくれないか」 朝倉涼子だ。字面はわかるか? 「ん、なるほど・・・・・・なんて素晴らしい名前だ。あらためてお礼を言う。それとキョン。もうひとつ頼みたいことがある。こっちの 方が重要なのだ。心苦しいが是非に頼む」 電話の向こうで頭を下げまくっている中河の姿が想像できた。
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魔法少女リリカルなのはSHINE~ばーじょんAs~ 著者:空魔神 2009年 10月 19日 更新> 作品の紹介 なのはSHINE~ばーじょんAs~第一話Bパート更新しました。 すずかと揃って図書館にやってきた聖。そこで出会うのは車椅子の少女で……。 それでは魔法少女リリカルなのはSHINE~ばーじょんAs~第一話Bパートに・・・・・・ドライブ・イグニッション!! As再放送が始まったので以前より考えていた番外編に取り掛かりました。 「なのはSHINE~ばーじょんAs~」タイトルの通り、Asでの聖を描いています。あくまでAsの聖の登場シーンを描いているので戦闘シーンは難しいかも。 それでは魔法少女リリカルなのはSHINE~ばーじょんAs~第一話Aパートに・・・・・・ドライブ・イグニッション!! 空魔神自身が初の本格的な原作沿いssに挑戦なので尾見苦しい点があるかもしれません。不明瞭な点があれば遠慮なく仰ってください。 蒼き天の支配空間
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47 名前:ぽっ(ry[sage] 投稿日:2006/11/13(月) 22 45 20 ID a5C8lgKS 龍子「……はっぴばーすでー、とぅーみー。はっぴばーすでーとぅーみー」 社長「なんでそんなにやさぐれてんだよ?」 龍子「……ケーキ」 社長「うぐ」 龍子「シャンパン。プレゼント」 社長「うぐ、ぐふ、でふぁっ!?」 龍子「……何か申し開きは?」 社長「……ありません……盗まれた俺が悪かったです」 龍子「……凄く、凄く楽しみにしてたんだぞ……」 社長(……うーん。こういう所は凄いカワイイんだよなぁ) 龍子「!? あ、や、違う! お、おなかの中の子がケーキとかシャンパンを楽しみにしてたんだっ!」 社長「……お腹の中の子には悪いけど、プレゼントしかあげられないな」 龍子「え? プレゼんっ!?」 社長「ハッピーバースデー。龍子」 龍子「……ダーリンのばか。でも……大好き、ダーリン」 $貧「クッサー! クサイ上にあったかいなんて! なんて、なんて! ……悲しくなんかないもん」 っていうわけで龍子さん誕生日オメ!
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イザヤ×ナオキ/02969さん 一輪の花が咲いた。 彼が教室に入ってきた瞬間、ナオキはそう思った。 「イギリスからの転校生、イザヤ君だ。日本は初めてだそうだから、いろいろと教えてあげること。」 担任の良太郎に紹介され、転校生は一歩前に出る。 「イザヤです。父はイギリス人、母は日本人です。二人とも日本が大好きです。 だからボクも日本のこと、とても興味があります。お友達もたくさん欲しいです。よろしくお願いします。」 少し硬さは残るが、とても流暢な日本語での挨拶。 そして彼が窓際の席に着くまで、ナオキの視線はずっとイザヤの上で止まったままだった。 (美人だ…。) ほとんどブロンドに近い髪や、通った鼻筋、形の良い唇、そしてハーフならではである程よく彫りの深い顔を見て、 ナオキは軽く溜息をつく。授業が始まっても上の空で、何度も振り返り彼を盗み見た。 長い睫毛が碧の瞳に影を落としていた。 「なぁなぁ、イギリスってどんなとこ?」 「日本語上手いよな。英語も話せるんだろ?」 「家はどの辺り?」 「向こうってさ…やっぱ、その…進んでんの…?」 休み時間にはみんながイザヤを取り囲んでいた。 たたみかけるような質問責めにも、彼は嫌な顔一つせず答えている。 転校初日ですっかりクラスに馴染んでしまったようだ。 ナオキは頬杖をつきながらそのやり取りをしばらく聞いていたが、急に立ち上がり クラスメートたちを押しのけると、バン!とイザヤの机に手をつき興奮気味に言った。 「オレ、ナオキ!友達になってやるよ。わからないことがあったら何でもオレに訊けよ。 いいな、オレにだぞ!」 自分が何故こんな行動に出たのか不思議だったが、すぐに答えはわかった。 これは、嫉妬だ。 転校生に親切にしようとしている自分の仲間さえうとましく感じるほど、 ナオキはイザヤに一瞬にして心を奪われてしまっていたのだ。 クラスメートたちは唖然とし、イザヤは目を見開き驚いた表情を見せている。 (失敗した…?) 血の気が引くのを感じた。こういうのは第一印象が大事だというのに。 いきなりなんだと思われたかな。引かれてたらどうしよう。 不安な気持ちばかりがよぎり、ナオキはうつむき、ほとんど諦め自分の席に戻ろうとした。その時、 「すごく嬉しいです。どうもありがとう。」 柔らかな声にはっとし、顔を上げたナオキは、自分がもうこの恋から逃れられないであろうと悟った。 そこにあったのは、花が咲きこぼれるような満面の笑顔だった。
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船橋@キノウツン藩国様からのご依頼品 その日は少女にとっては一大決心な日でした。 少女はこの日のために作り上げた糸電話を持って待ち合わせの場所へとやってきました。なんだか顔が火照ってる気がして、少女は顔をブンブンと振り回すと急いで糸電話を地面に置いて、隠れ場所を探しました。 「うーん、あ」 少女は柱を見つけてそっとその影に隠れ、時間を待つことにしました。 「糸電話……ちゃんと使えるかな?」 少女はこれから先に起るであろうことを考えて、顔を真っ赤にしつつ、時間を待ちました。待ち合わせ時間よりもずいぶん早いかったのですが、少女は顔を火照ったまま、ずっと待ちました。 「船橋くん、来てくれるのかな……」 誘ったのが男の方であることなど関係もなく、少女は時間を気にしつつも、待ち人を待ちます。待っている間にだんだんと前の事を思い出し、なんだかだんだん恥ずかしくなってきました。前回のお祭りから今日までの事を思い出し、ふと手元にある糸電話を見ました。 「糸電話、ちゃんと使えるかな」 少女が昨夜から何度も呟いている言葉を口にした時、下校の鐘がなりました。少女は慌てて柱のより影の方へと寄り添いました。 「んー。終わった終わったー」 「来た」 少女の待ち人である男の声が聞こえると少女は慌てて声のする方向から見えないようにと動きました。 「い、糸電話、ちゃんとしないと」 待ち人である船橋くんの方へと糸電話が行くように空歌は一生懸命手元にある糸電話の糸を手繰らせて片方の糸電話の位置を修正しようとします。そんな空歌の動きで気づかれたのか、船橋くんが空歌に気づき、声をかけてきました。 「お。どうしたん?」 「!」 船橋くんが片手を上げて挨拶しているのにも気づかず、空歌は慌てて隠れようとしましたが、船橋くんの声が思ってたよりも近くに聞こえ、慌ててもう一つ向こう側にある柱の方の影へと隠れるように移動しました。 「あ、ちょっと待って。一緒に帰らないか?」 船橋くんの言葉に、空歌は慌てました。恥ずかしくてつい逃げてしまったけど、ちゃんと返事しないと! と思い一大決心して声を出しました。 「い、いいよ」 空歌は声を出して、少し気持ちが落ち着いたのか、やっと船橋くんの顔を見ることができました。なんだか顔を真正面から見るとちょっと恥ずかしいネと空歌が思っているとその顔がだんだんアップになってきます・ 「あー、ごめん。よく聞こえなかったんだけど」 空歌は急いでその場から離れました。顔が近づいてくるのを思い出し、顔が真っ赤です。 「そんな、いきなりはズルいよ」 空歌が離れて再び近くの柱に隠れて、船橋くんをそっと見ると、船橋くんが糸電話を見つけ手に取ろうとしていました。 「船橋くん……」 船橋くんはやさしいなっと思い、空歌が少し気持ちを落ち着けていると、船橋くんが糸電話をそっと耳に当てました。返事が聞こえてなかったという事に気づき、空歌はそっと糸電話に声を吹き込みました。 「いいよ」 そして、糸電話を耳に持っていきます。なんだか、映画のヒロインみたいと思いつつも返事をじっと待ちます。 「お、よかった。じゃあかえろーぜー」 船橋くんの声が耳に聞こえてきます。それはいつもと同じくやさしい声で空歌は少し嬉しくなりつつも元気に答えました。 「うん」 続きはログにて! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ご発注元:船橋@キノウツン藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=254;id=gaibu_ita 製作:龍鍋 ユウ@鍋の国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=526;id=UP_ita 引渡し日: counter: - yesterday: -