約 225,585 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4444.html
京太郎「どうしてこうなった……?」 玄「ゴゴゴメンね京太郎君!この料理、菊の間のお客様のとこに運んで!」 京太郎(年末年始、うちの旅館でゆっくり過ごすのはどうでしょうか!って玄さんに誘ってもらって……染谷先輩家の雀荘でアルバイトして資金を貯めて――――) 玄「きょきょきょ京太郎くーんッ、このビールを薔薇の間にー……!」 京太郎「何で奈良に来てまでバイトしてんだ、俺……?」 玄「あーっ、百合の間のお客様にお鍋を持っていってー!」 京太郎「―――ァイ、喜んでー!」 玄「居酒屋さんみたいな挨拶しないでよー!?」 京太郎「――――だはぁ!つ……疲れた……」 宥「ふ、ふふ、ゴメンね……。なんだか夏の大会が終わった後からウチの旅館……とっても人気になっちゃって……」 京太郎「…………あー、全国大会を破竹の勢いで勝ち進んだ選手の実家ですもんね。一度来てみたい、って考える人は多いですか……」 宥「う、うん、そうだねー……」 京太郎「玄さんみたいな美少女が仲居やってたらなおさらですしね……」 宥「玄ちゃん、すごく張り切っちゃってて……頑張りすぎないか、少しだけ心配……」 玄「心配ご無用だよ、お姉ちゃん!」 宥「わ、うわ……く、玄ちゃん驚かせないでよぉ……」 京太郎「玄さん、お客様はもう大丈夫なんですか?」 玄「うん!皆さん酔い潰れたり、二年参りに出掛けたりですっかり落ち着いたから」 京太郎「そですか、それはよかった」 玄「この度はまことに申し訳ありませんでしたー……」(深々 京太郎「え?あぁ、旅館の手伝いのことですか?」 玄「はいー……せっかくウチの旅館に遊びに来てもらったというのに、猫の手も借りたい忙しさに、つい悪魔の囁きに耳を傾けてフラフラとぉ……」 京太郎「ア、アハハ……大丈夫……大丈夫ですから……」 玄「ちゃんとお手伝い料、色をつけてもらえるよう交渉しておくからね!」 京太郎「悪いですよ。ここはいい経験させてもらったってことで、一つ」 宥「うふふ……今年は最後まで京太郎君に助けてもらっちゃったね、玄ちゃん……」 玄「うん、そうだねお姉ちゃん……。何だか年上として肩身が狭いよー……」 京太郎「あの……俺、なにかしましたっけ?」 玄「えっとほら、初めて龍門渕で会った時とか……全国大会でもイロイロとしてもらったでしょ?」 京太郎「…………?」 宥「きょ、京太郎君……?」 京太郎「………………………………あ、会うたびにに、阿知賀のみんなと麻雀したのは覚えてますよ?」 玄宥「………………」 玄「あ、お姉ちゃん、私年越し蕎麦もってくるね。京太郎君もお腹すいたでしょ?いっぱい食べてね!」 宥「うんー、ありがと玄ちゃんー。うふふ、あったかいお蕎麦、楽しみだね……」 京太郎「あ、や、やめてください、そんな腫れ物に触るような反応やめてください……!」 宥「ハム……ン、あったかーい……♪」(チュルチュル 京太郎(……なんか言葉の響きがエロく感じるのは俺だけなんだろーか)(ズルズル 玄「おかわりもあるから、遠慮なく言ってねー♪」 京太郎「うーっす」 宥「――――ぁ……除夜の鐘」 玄「今年もついに終わりだねー」 京太郎「新年かー。なんかあっという間に一年が過ぎた気がしますね」 玄「うん……」 宥「私は……とっても楽しかった、よ?」 玄「私もだよ、お姉ちゃん……」 京太郎「俺もちょー楽しかったです」 玄「麻雀三昧だったもんね!」 京太郎「ハイ!!」 玄「即答ですか……ムムッ、これは病気が悪化してるよね。最近はおもち力も落ちてきてるし……せっかくの同志が……」(ブツブツ 宥「きょ、京太郎君はなにか抱負、あるの?」 京太郎「来年……いや、もう今年のですか?抱負、抱負かー……」 玄「お、それはぜひお聞かせ願いたいですよー」 京太郎「んー……やっぱり麻雀強くなりたい、ですかねー」 玄宥「や、やっぱり……」 京太郎「ああ、あとはあれですね、せっかくの青春なんだからいい加減、彼女が欲しいなー、なんて」 玄「恋人ですかー、ふんふむ」 宥「わ、わー……」(ポッ 京太郎「お二人みたいに、俺ももっと才色兼備な感じだったら、こんなこと抱負にしなくていいんですけどね」 玄「アハハ、お世辞でも嬉しいよ京太郎君」 宥「ああ、あり、ありがとー……」 京太郎「お世辞じゃないですって。…………うん、でも」 玄宥「?」 京太郎「とりあえず今は、こうやって親しくしてくれる人たちとお蕎麦食べられるだけで十分幸せだよなー、って思います」 玄「京太郎君……」 京太郎「玄さん、宥さん……明けましておめでとうございます。今年も、よろしく」 宥「ここっ、こちらこそ、ふ、ふつつかものですがー……」 玄「お姉ちゃん、その挨拶は何か間違ってるよー!?」 宥「はわぅわわ……!?」 京太郎「アハハハ!そんな風に言われたら、もうこのままよろしくお願いされるしかないですね」 玄「やめるのです京太郎君!あまりお姉ちゃんをからかうのはダメー!」 宥「うぅ、か、顔……熱くなってきちゃたよぉ……」 そんなこんなでゆく年くる年が過ぎ…… 後日、松実館には須賀京太郎少年が接待してくれるサービスがあるという記事が麻雀TODAYに掲載されて、とあるご新規のお客様が数名同時に訪れて一波乱起きるのだが――――それはまた別のお話。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4441.html
透華「あ、あの……お父様、お母様、お風呂いただきました……」 須賀父「狭い風呂で悪いね。でも、さすがにこの寒空の下、帰すのは気が引けるから……。ま、今夜は適当にくつろいでってください」 須賀母「ごめんなさいねー、私のパジャマがらいしか着るものなくて」 透華「い、いえっ、そんなことありませんわ!……ぁ、な、ないです」 須賀母「ウフフ、いいのよ別に無理して普通の喋り方しなくても。ちょっと変わってても、ウチの子で慣れてるから」 須賀母(下着、すぐ近くのお店で買ってきたものだけどサイズは大丈夫だった?) 透華(ピ、ピッタリでしたわ……悲しいぐらいに) 須賀母(ウフフ、おもちのサイズ判定は密かな特技なのよー。大きいおもちもいいけど、ちっちゃなおもちも可愛くていいのよねー、これが) 透華(……京太郎のおもちに対する執着って、もしや――――) 京太郎「ちょいウェイトだぜ、母さん!俺の喋り方のどこが変わってんの?」 須賀母「アラ、あなたよく変なこと口に出してるじゃない?ペーポンペーポンとかリーピンチャンタイーペードラドラーとか」 京太郎「それただの麻雀用語だよ……」 須賀母「あら、そうなの?ごめんなさいね、この子、最近大会で優勝したとかで、ずっと麻雀のことばかり口にしてるのよー」 透華「そ、そうですの……」 須賀父「しかし、京太郎が家にこんな可愛いお嬢さんを連れてくるとはなー。立ち振舞いも上品だし、本当にいいとこのお嬢様みたいだよ」 須賀母「あらあら、じゃあ京ちゃんには頑張って玉の輿を目指してもらわないと♪」 透華「た、玉の輿……」 京太郎「やめれ母さん!別にそーいう考えで透華さんと仲良くしてないから!」 須賀父「お、じゃあどういう考えなんだ?」 京太郎「そ、それは………………せ、切磋琢磨する麻雀仲間としてとか、イ、イロイロあんだろ」 須賀父「………………チッ、カスみたいなテンプレ回答しやがって」(ペッ 須賀母「本当に私たちの息子かと思うぐらいクズだわー」(ペッ 京太郎「やめてよっ、そんな道端のゴミ見るような目で我が子を見んなよ!」 須賀父「ゴミどころか、なあ?」 須賀母「ダメですよ、アナタ。透華ちゃんの前でそんな言葉口にしたら、彼女が卒倒しちゃうわ」 京太郎「どんだけヒドイこと言おうとしてんの!?」 透華「ゆ……ゆにーくなご両親、ですわね」 京太郎「ちが、違うんです透華さん。いつもはもう三割ほどマトモなんですけど、きょ、今日は透華さんが来てはしゃいじゃってるだけなんです……!」 透華「それって……か、歓迎していただけている、ということ……ですわよね?」 須賀父母「「ウェルカーム」」 京太郎「マジで恥ずかしいからやめてくれよ、そのノリ……」 透華「――――ウフフ……♪」 京太郎(うぅ、変な見栄張らずにイベントが被った、って言っとけばよかった……。つーか、家誘ってそのままお泊まりとか、いろいろすっ飛ばしすぎじゃねえの……?) 須賀母「―――さて、せっかくのクリスマスイヴだし、お茶とケーキでささやかにパーティーといきましょうか」 須賀父「よかったな京太郎、お前の好きな母さんお手製のイチゴケーキだぞ」 京太郎「オイ、マジでやめろよブッ飛ばすぞ、いつの頃の話してんのさ!」 須賀父「男はいつまで経っても母離れできないもんさ……」 須賀母「今度、私のケーキのレシピ教えてあげるからね透華ちゃん♪」 透華「ハ、ハイ、よろしくお願いいたしますわ、お母様!」 京太郎「うっわ、もう本気で部屋に引きこもりたくなってきた……。地味に透華さんもノリノリだし……」 須賀父「とりあえず何の話をしようか……。うん、普段学校で京太郎がどんな奇異な行動をしてるか、なんてどうだろう」 須賀母「まあ、面白そう♪透華ちゃん、いろいろ教えてちょうだいね、お礼は弾むから」 透華「お、お礼……?」 須賀母「例えば、この京ちゃんの成長を事細かに記録したアルバム(複製)とか」 須賀父「小さかった頃の京太郎の冒険譚から、当時の交遊関係まで網羅してあるよ」 透華「おまかせあれっ、ですわ!!お父様、お母様、何でも聞いてくださまし!」 京太郎「ヤメテッ!?」 そんなこんなで(京太郎を除いて)会話は弾み―――― ――AM1:07 須賀父「おっと、もうこんな時間か……」 須賀母「あらホント、もう寝ないと明日に響いちゃいそう」 透華「そ、そうですか……。できれば、その幼少の頃に出会った女の子たちについて、もっとじっくりしっかり聞いておきたかったのですが……」 須賀母「大丈夫よ透華ちゃん、それについては巻末に私のレポートを掲載してあるから」 京太郎「もういっそ殺せよ……」 須賀父「さて、それでとうかちゃんの寝る場所だが……どうしようか」 須賀母「実は客間、お掃除サボっててあまり綺麗じゃないのよねー」 須賀父「すまないんだがね、京太郎の部屋を使ってもらうということで構わないかい?」 透華「(京太郎の部屋、京太郎の部屋で一泊……!)わ、私は問題ありませんわっ!」 京太郎「まあしょうがないよな、場所ないし。それじゃ、俺はカーたんと一緒に居間で寝る―――」 須賀母「あらあら、ホントにそこでいいのかしら?」 京太郎「は?」 須賀父(そんな場所で寝て、明日から父さんと母さんの目を見て話せなくなるような、トラウマ級の大人のイチャイチャを目撃しても知らないぞ、という意味さ)(ヒソヒソ 京太郎「」 透華「?」 京太郎「この……外道どもがっ……!」 須賀母「あら心外。京ちゃんはその場の勢いで一夜の過ちを犯しちゃう子なのかしら?」 京太郎「普通、逆だろ!なんで親が同衾せざるを得ない流れ作るかなあ!?」 透華「ど、同き……え……ええぇぇぇぇえっ!?」 親のごり押しなんかには負けない! ……親には勝てなかったよ―――― 【京太郎自室】 京太郎「………………本当に、本当にウチの親がすみませんでした」 透華「い、いえ、わ、私は……たの、楽しませてもらいましたし……」 京太郎(せ、背中が当たってて、全然眠くなんねー……) 透華(ふわぁぁ……!?事情が事情とはいえ、背中合わせでいい、一緒の布団でねむ、眠るなんて……!) 京太郎「あの、ホントに無理だと思ったら言ってくださいね。すぐに俺、居間に行きますから……」 京太郎(それでトラウマ負っても……後悔なんてしないさ、ああ、しないとも) 透華「――――た、確かにこのままだと眠るのは……難しい、かもしれませんわね」 京太郎「じゃ、じゃあ……」(モソ… 透華「っ!……それでも、こ、ここで居間に行かれると……少し……いえ、とても傷つきますわよ、私……」(ギュッ 京太郎「――――ぅぅ……」 透華「…………」 京太郎「…………」 透華「あの、京太郎……?」 京太郎「な、なんですか透華さん……」 透華「お母様のお話に出ましたけど……や、やっぱり男の人というのは、その、ですわね…………た、玉の輿というのを気にしてしまいますの?」 いつの間に寝返りを打ったのか、背中にヒタリと寄り添うようにして投げ掛けられた質問。 その問い掛けの意味が分からないほど、須賀京太郎という少年の頭は鈍くない。 京太郎「俺、は――――」 トッ、トッと背中に透華の胸の鼓動を感じながら、京太郎は緊張に震える唇を静かに開いた―――― ちなみにその夜、京太郎が何と答えたか知っているのは、透華とカピバラのカーたんのみであることをここに記す。 そして、次の次の日の会話へ繋がるんだなこれが。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6287.html
番外編 シズと無意識のいちゃいちゃ 穏乃「京太郎、お腹空いたよー」 京太郎「さっき朝ご飯食べただろ…全く、ほら俺の食いかけだけどパンがあるぞ」 穏乃「もらう!」 憧「あんたら本当に付き合ってないの?」 穏乃「私と京太郎が?ないない。ただのお隣さんだよねー」 京太郎「そうだぞ、憧。俺と穏乃は…あっ、穏乃、ほっぺについてるぞ」 ヒョイ、パク 穏乃「ああもう、食べたら駄目だよ京太郎」 京太郎「何言ってんだ今更。ほらジュース」 穏乃「ありがとうー」 憧「…おかしい、絶対におかしい」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4413.html
アナウンサー「――――それでは、清澄高校・須賀選手に優勝したことについてのコメントを頂きたいと思います!」 京太郎「え、あ、は、はは、はい、その……や……やってやったぜ、って感じです、ええ……」(カチコチ アナウンサー「おや、対局中の自信溢れる様子からは想像できないぐらい緊張してますねー」 京太郎「す、すみませんっ……」 アナウンサー「いえいえー、これも一種のギャップ萌えで受けがいいと思いますよ」 アナウンサー「聞けば須賀選手、麻雀を始めてまだ半年程度とか。それでこれだけの結果を残せたのには、何か理由があるのでは……!?」 京太郎「…………そうっすね」 アナウンサー「も、もしよければ教えておただけませんか!?」(スクープ!盛り上がる! 京太郎「友人に……伝えたったんです。『俺はあなたのことが大切です』、って!」(キリッ 会場「ざわ…… ざわ……」 アナウンサー「お、おお……思いの外、お熱いコメントいただきました!この言葉を送られた人は幸せ者ですね!」 京太郎「は、はあ……?」 妙にテンションの上がったアナウンサーに首を傾げる。 後で振り返ってみれば、この時の彼はまだ幸せだったのだろう。 アナウンサー「しかし、伝えたった……アハハ、少し噛んじゃいましたね」 京太郎「――ス、スミマセン」(カァッ アナウンサー「まあ、緊張しちゃうのも無理ないですよね」 恥じ入る京太郎に苦笑を浮かべ、アナウンサーがフォローの言葉を口にする。 アナウンサー「流石に日本全国に放送されてる中での告白ですし」 京太郎「――――――――ハ?」 アナウンサーの言葉に目を丸くする。 アナウンサー「県予選レベルまでいけば、民営放送や動画で視聴できますからね!きっと須賀選手の言葉は届いていますよ!!」 京太郎「え?あれ……ちょっと待って――――」 アナウンサー「ではっ、これにて優勝者インタビューを終了したいと思いまーーーーすッ!」 図らずとも全国に向けて京太郎が発してしまった意味深なコメント。 それはまず会場にいた少女達に、さらに長野県の県予選に関心を寄せていた人物――達へと届く……届いてしまった。 透華「……………………!!」 一「とーか、大丈夫~?」 透華「ちょっ、ちょ……ちょっと……そっとしといてくださいませんか!?」 一「目立ってなんぼな透華が、顔覆ってしゃがみ込んじゃってるよ……須賀くん、これで責任取らなかったら犯罪だよコレ」 透華(た、大切です……?俺はあなたのことが大切ですって……それって、それってどう考えても―――!!) 透華(あ、ダ、ダメ、まだ早いですわ……!いくら両想いになれるからといって、あっさり受け入れては品位が疑われてしまいますし……!) 咲「俺は……あなたのことが大切です――――アハ、ハハ……そ、そんな風に言われたら……て、照れちゃうよ」 和(宮永さん……ここ数日、精彩を欠いていましたが、復活したようですね) 咲「よーし……京ちゃんの応援は終わったし、県予選女子の部がんばろうね、原村さん!」 和「――――ハイ!!」 優希「おー、だじぇ!」 まこ「とりあえず、やる気が出たんはええことかのう?」 久「後が怖いけど、とりあえず今は県予選を突破することを考えるべきよね」(キリッ まこ「面倒ごとはゴメンじゃいうとるんはよく分かった……」 ―――大阪 京太郎『伝えたったんです。「俺はあなたのことが大切です」、って!』(キリッ 怜「――――ゴホォッ……!」 竜華「と、怜……!?怜ぃぃぃぃぃィッ!?」 浩子「ああ、園城寺先輩がおっ立てた立直棒が真っ二つに折れてもうた……!」 泉「いや、そこは今驚く場所ちゃいますて!?」 セーラ「アカン、怜が……怜が血ぃ吐いて倒れてもうた――――って、これ鼻血かーーーーい!?」 怜「京ちゃん……アカンで……。こ、こんな全国ん人が見とる中でそんなん言うたら、て、照れてまうやん……」(エヘヘ 浩子「まあ、これ以上ない熱烈な告白でしたけど……たぶん意図してのもんちゃうん思うのうちだけでしょーか?」 泉「あ、実は私も……」 セーラ「ゴメン、俺もや」 竜華「…………怜には悪いけど、うちも」 ――――同大阪 京太郎『伝えたったんです。「俺はあなたのことが大切です」、って!』(キリッ 郁乃「やぁん、いくらなんでも日本中の人が見てるかもしれんとこでは……」(テレモジ 漫「うはあ、監督がなんかクネクネしとる……」 由子「須賀君のこと気に入ってたしなあ、しゃあないのよー」 漫「丁度、愛宕先輩とかが買い物に行ってたんが不幸中の幸いかも」 由子「主将とかおったら大騒ぎだったのよー。ねえ、大将…………大将?」 恭子「――――――――」(ドンッ……! 漫「す、末原先輩……仁王立ちの姿勢で固まってもうてる――――!?」 恭子「ぇ、ぁぅぁ……あ、ひゃう……?」(ガクブル 漫「ああー、これは『俺はあなたのことが大切です』発言を頭が処理しきれてないっぽいのよー」 由子「バンカラスタイルの仁王立ちで真っ赤な顔と涙目って新し過ぎるのよー」 郁乃「末原ちゃ~ん、須賀君が県予選で優勝したお祝いにえっちぃ写真でも撮って送ったろうや~♪」 恭子「へ……ぇ、な、なんで私なんですか……?」(ウルウル 郁乃「そんなん決まっとるやん~、次会った時にガッツリいくためやよ~」(ニッコニッコ 恭子「え、ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~……」(ズルズル 絹恵「お姉ちゃん~、なにしてんの早よ戻らな練習できへんでー」 洋榎「お、おー……!」 絹恵「もー、携帯で動画見ながら歩いたら危ないで、お姉ちゃん」 絹恵「っちゅーか、なんか顔赤いで。も、もしかして風邪ひいたん!?」 洋榎「だ、大丈夫、大丈夫やよ絹……心配せんでええからっ!」 絹恵「んー……ホンマに?」 洋榎「ホンマホンマ」 洋榎(『伝えたったんです。「俺はあなたのことが大切です」、って!』……肝心なとこで噛んでんとちゃうわ、アホ……)(ニマニマ 絹恵(なんかお姉ちゃん、ええことあったんかなー?) 波及する。 やえ「フ、フッフ……これだからにわかは話にならんよ……!」 下級生(小走先輩、なんか腕組みながら真っ赤になってる……) 京太郎の不用意な全国に向けての発言が問題を波及させていく。 咏「おほー、言ってくれるねー♪」 えり「ちょっと三尋木プロ、解説中に動画見ないでくださいよ……!」 咏「いいじゃん別に~。こっちは今、年下の少年にあっつい告白されたとこだぜ」 えり「そ、そうですか、よかったですね……」(イラァ 健夜「ぅ、うあー……うあー……!」(ゴロンゴロン 恒子「なんか悶えてんねー、すこやん。なーんかいいことあったの?」(ジー 健夜「うわっ、いつの間に部屋に!?べ、別に、こーこちゃんにはあまり関係ないから……」 健夜(動画越しにだけど、あなたが大切ですなんて告白されちゃったなんて言えないよ……) 恒子「ふーん?あ、これは……長野の県予選!さっすがアラフォー、オフの日でも麻雀以外興味なし!」(ジジー 健夜「アラサーだよ!!……って、あの、こーこちゃん、その手に持ったカメラは何?」 恒子「あ、コレ?ちょっと『今日のすこやん』って企画に使う映像がほしくって。休みの日に、ベッドの上で長野の県予選の男子!個人戦見ながらモゾモゾモジモジ怪しい動きをしてる小鍛治プロの様子を記録――」(ジジジー 健夜「いつから撮ってたの!?」 恒子「え、男子個人戦決勝の東3局辺りから特定の子を応援――――」(ジジジノジー 健夜「――――」(ガッ!! 恒子「うお……力強――――って、これもしかして本気ッ!?」(グググッ ひろゆき「…………なんていうか、コレは荒れますね」(苦笑 天「本当になにやってんだろうな、あの坊主は……」(呆れ 赤木「ククッ……注意散漫だぜ、京ちゃん」 ひろゆき「赤木さん……楽しんでますね」(ヒソヒソ 天「最近、暇だ暇だ言いまくってたからな……」(ボソボソ 赤木「そういえばひろ、今日はどっかに用事があるんだろ」 ひろゆき「ええ、プロ麻雀せんべいのプロモーションカード用の写真撮影です」 天「まさか、俺達にまで声がかかるとはなあ」 ひろゆき「まあ、大沼プロや僧我さんなんかに『お前らもやれっ……!』てお願いされましたし」 天「いやあ、ありゃ脅迫だったろ……。ったく、若いねーちゃんにも人気なひろならまだしもよー」(頭痛 ひろゆき「ハハハ……天さん達だって根強いファンがいるじゃないですか」 赤木「ククッ……ま、暇潰しにはなるか」 赤木「――――――――だが、俺達だけが見世物にされるってんじゃ……面白くないな」 ひろゆき(赤木さんがまたなにか考えてる……) 天(ありゃあロクなこと考えてねえ顔だな) 赤木「…………この間、龍門渕の爺でも使うか」 赤木「最近は女子供にも有名な連中がいるからな……求める奴はいるだろうっ……!」 ひろゆき「天さん……」 天「…………まあ、いずれはプロになるガキもいるんだ、面通しにはいいんじゃねえか」 ひろゆき「こっち見て言ってくださいよ……」(頭痛 終われ。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4372.html
恒子「ふくよかすこやかインハイレディオの時間ですよー!いぇーい!」 健夜「こーこちゃん、テンション高いよ……」 恒子「ご存知ふくよかじゃない福与恒子です!」 健夜「ええと、すこやかじゃない小鍛治健夜です」 恒子「お腹出して寝てちゃ駄目だぞすこやん」 健夜「そんなことしてないけど!?」 恒子「すこやんのお腹はともかく、今回は新しいアシスタントをよんでるよっ!」 健夜「私初耳……」 恒子「すこやんの付き人、須賀京太郎くんだぁーっ!」 健夜「ええー……」 京太郎「ええと、須賀京太郎です。よろしくお願いします……?」 恒子「さーってゲスト紹介した所でまずはこのコーナー!」 恒子「『すこやんに聞いてみよう』のコーナー!はい須賀くん説明して!」 京太郎「ええと、このコーナーではリスナーの皆さんからのお便りに健夜さんが答えるコーナーです」 京太郎「採用された方には小鍛治健夜特性プロマイドをプレゼント、だそうです」 健夜「聞いていないことが多すぎる!?」 恒子「それじゃお便り行ってみよう!」 京太郎「えー、RN牌のおねぇさんから。『この前一緒に仕事をした人のことを忘れられない』」 京太郎「だそうです。健夜さん、回答お願いします」 健夜「あ、これそういうコーナーなんだね」 健夜「といっても忘れらないっていうお便りに回答もへったくれもないと思うんだけど……」 健夜「え、そういう意味じゃない?」 健夜「うーん、まあ仕事をしたってことはそこまで親密ってことでもないんだろうし……」 健夜「まずは仲良くなってみたらいいんじゃないかな?」 恒子「さすがすこやん!年の功!」 健夜「そんなに年取ってないよ!?」 恒子「調子出てきた所で次のお便りだー!」 ――― ―― ―
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2142.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362651685/ 和「だってあの咲さんですよ」 京太郎「どの咲さんだよ…」 和「皆が学食でワイワイキャッキャウフフしてる時に校内の片隅で一人で本読んでる咲さんですよ!」 京太郎「あー」 和「私やゆーきより昼寝を優先する咲さんですよ!?」 京太郎「おぉ、もう…」 和「どうやってあの咲さんと仲良くなったんですか!」 京太郎「いや、知らんし」 和「案外私が咲さんと結ばれるための手がかりはそのへんに隠されているのかもしれません」 京太郎「諦めろ和。今のあいつには、照さんしか見えてねえよ」 和「知り合いなんですか?」 京太郎「面識はあるけど知り合いってほどではないって感じで」 和「やはり咲さんの過去を知ることは大きなアドバンテージなのですね…!」 京太郎「多分そうでもないと思うぞ、あいつの過去的に考えて」 和「…まあ、あまりいい思い出はないようでしたしね…」 和「ともかく! 須賀君、咲さんとの馴れ初めを教えてください! 私の輝かしい未来のために!」 京太郎「馴れ初めってまた大げさな。えっとだな、家が近かったから昔から知り合いではあったんだ」 和「咲さんは、中学で同じクラスだったと言ってましたが」 京太郎「家は近かったけど校区が違ったもんでな。同じクラスだったのは確かに中学生の頃だよ」 和「ほう」 京太郎「んで、たまたま中一の時に同じクラスになってだな…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「あ、京ちゃん。同じクラスになったんだね」 京太郎「んあ? あぁ、咲か」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「おかしいです!」 京太郎「何が!? 人の過去にケチつけられても困るんですけど!」 和「私なんて『は、原村さん(怯え)』って感じのスタートですよ!? なんでいきなり渾名呼びなんですか!」 京太郎「だから小さいころから面識はあったって言ったろ」 和「ぐぬぬ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「何か委員会に入らなきゃいけないんだって。どうしよう」 京太郎「俺は仲良くなった奴がいるからそいつと一緒に体育委員やるつもりだけど」 咲「もう仲のいい子が出来たの? 京ちゃん凄いね」 京太郎「人と仲良くなることだけなら自信があるぜ」 咲「私は…どうしよう…あわわわわ」 京太郎「落ち着け咲、お前の得意なこととか好きなこととかが出来る委員会やればいいだろ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「だからってこれは仲良すぎやしませんか!」 京太郎「知らんし」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「私…本読むのが好きなんだけど…」 京太郎「いいじゃねえか、隣の席の奴にでも本の話振ってみれば?」 咲「そ、そんなの無理だよう!」 京太郎「人見知りかいっ。ったく、しゃーねーなー…」 京太郎「はいはーいっ、俺図書委員やりまーすっ」 先生「ん、じゃあ図書委員は後二人な」 咲(京ちゃん…) 京太郎(これでいいだろ、ほらっ) 咲「う、うんっ。あ、あああのっ、私も図書委員やります…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「イケメンですかっ!!」 京太郎「何その突っ込み。なんで俺は褒められながら突っ込まれてるの」 和「どうしてもちょっとエッチな雑用の須賀君と須賀君の回想の中の須賀君が結びつかないんですけど」 京太郎「酷い言われよう」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 友人「ったく、話が違うだろ須賀ー」 京太郎「悪い悪い、咲があんまり人見知りなもんだから」 咲「ごっ、ごめんなさいぃ…」 友人「あー、いいよ別に。どうせ何やっても面倒臭いんだから、何委員でも良かったし」 咲「でも、その…」 京太郎「まーまー、せっかく同じ委員になったんだし仲良くやろうぜっ」 友人「それな。よろしく宮永さん」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「めっちゃいい人じゃないですか友人さん!」 京太郎「ちなみに1話の彼とは別人だ」 和「1話の彼とは?」 京太郎「俺と咲を夫婦扱いしてからかってきた奴」 和「始末してきます」 京太郎「和さん落ち着いて」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「京ちゃん、本棚の上のほうに手が届かなくて…」 咲「京ちゃん、ちゃんと勉強してるのー?」 咲「京ちゃん、一緒に帰ろうっ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「依存か何かですかッ!!」 京太郎「落ち着いて和さん」 和「おかしいでしょう! さっきの流れなら人見知りを克服して他の友人がどんどん増えてく感じでしょう!」 京太郎「それは俺も思った」 和「咲さんを甘やかし過ぎたんじゃないですか?」 京太郎「それはあるかも…何かあったらすぐ頼ってきたし」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「咲ー、メシ食おうぜメシ。クラスの奴誘ってあるから皆でさ」 京太郎「咲ー、文化祭俺とお前で小道具係やろうぜ。楽そうだし」 京太郎「咲ー、運動会どうするよ。お前運動苦手そうだけど、どれ出たい?」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「ほらやっぱり!」 京太郎「うん、我ながらこれは…」 和「保護者か何かですか!」 京太郎「逆に考えるんだ和、咲を攻略するにはそれくらいしなければならないんだと」 和「はっ!」 京太郎「いやまぁ適当だけどさ」 和「結局咲さんを攻略するにはどうすればいいのか…」 京太郎「いや、知らんし」 京太郎(むしろ和を攻略したいのに和から他の奴を攻略する話聞かされる俺の身にもなってほしいの) 和「こっ、これからも咲さんを攻略し隊の一員として私の情報を提供してもらいますからね!」 和(こっちの態度がこれなのも問題なのかもしれませんが…いい加減、察してくれてもいいと思います!) 京和『はぁ…』 京和(溜息つきたいのはこっちなんですけど!?) 咲「…相変わらず仲いいなぁ二人とも」 和「さあ! 今日も聞かせてもらいますよ須賀君! 中学時代の咲さんの話を!」 京太郎(目的が「咲と仲良くなれるコツを知る」から「咲の過去を知る」に変わっちゃってるけどいいのかな) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「運動会だー」 咲「だー」 京太郎「とりあえずお前は足速くなくても運次第でどうにかなる借り物競争に登録しといたから」 咲「う、うん。頑張るね京ちゃん」 京太郎「おう、頑張れ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「もう嫌な予感しかしないんですけど!」 京太郎「お察しの通り、咲が俺を借り出したぞ」 和「もうやだ! ちなみにお題は?」 京太郎「輝いてるもの」 和「ああ、髪の毛的な意味ですか」 京太郎「そう思いたいな」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 友人「文化祭で劇とかだるいなぁ」 京太郎「もっと楽な出し物あるだろうになぁ」 友人「でも、咲ちゃんヒロインにすれば可愛いんじゃね?」 咲「むっ、無理だよぅ!」 京太郎「こいつが台詞覚えられると思うか?」 友人「あー」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「友人さんまで名前呼びになるくらい仲良くなってるじゃないですか!」 京太郎「俺頑張った。委員会一緒になった奴とは咲も俺抜きで話せるまでになったぞ」 和「普通でしょそれくらい!」 京太郎「普通じゃないんだよ咲の場合!!」 和「完全に保護者目線ですね」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「大道具小道具は本番楽でいいね」 咲「京ちゃん、一緒に回ろうよ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「ベタなフラグゥゥゥ!!」 京太郎「落ち着いて和さん」 和「どうせこの後一緒にお化け屋敷入ったりするんでしょう!?」 京太郎「よくお分かりで」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「ひぅっ、怖い、怖いよ京ちゃん!?」 京太郎「中学の文化祭の出し物にしては本格的だな」 咲「ふええええっ!?」 京太郎(それでもこいつはビビり過ぎだと思うが) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「もうなんなんですか、須賀君なんて爆発すればいいんですよ」 京太郎「理不尽すぎる」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「あ、焼きそば。おいしそう」 京太郎「こういう時の露店の食い物ってやたらうまそうに見えるよな」 咲「あ、わたあめも…」 京太郎「両方食べたいけど本買うためのお小遣い足りなくなるとか思ってるだろ」 咲「はう!?」 京太郎「片方買ってやるよ、半分こしようぜ」 咲「あ、ありがとう京ちゃん!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「またイケメン行動! 須賀君のくせになんなんですかもう!」 京太郎「理不尽すぎる」 和「どうせ高いほうを須賀君が買ったんでしょう!」 京太郎「よくお分かりで」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「もうすぐ卒業だね、京ちゃん」 京太郎「長いようで短かったな」 咲「うん…ありがとうね、色々」 京太郎「お前の友達を増やそう計画は長いようで普通に長丁場だったな」 咲「うぅ…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「3年間一緒のクラスでずっと仲良しとかなんですかそれ爆発しろ!!」 京太郎「落ち着いて和さん、口調崩れてる」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 咲「京ちゃん、高校どこ受けるの?」 京太郎「んー? まぁ清澄かなー。近いし」 咲「わ、私もそこにしようかなぁ」 京太郎「おいおい、ちゃんと考えなくていいのか?」 咲「図書室の蔵書が近場の他の高校よりは多いらしいし…」 京太郎「そういえばお前はそういう奴だったな」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和「これもう絶対須賀君を追ってここに来た感じじゃないですか!!」 京太郎「いや、図書室の本っつってんだろ」 和「どう聞いてもそっちが口実だとしか思えないんですけど!!!」 京太郎「つーかさ、もうこれ聞く必要なくね?」 和「なっ、なんでですか! 私と咲さんが結ばれるための研究は…!」 京太郎「いやだってさ、聞いたところで再現できるもんでもないし」 和「うっ」 京太郎「そもそも時期も関係も性別すら違うから同じことしたところで同じ結果にはならんだろ」 和「ううっ」 京太郎(いい加減、想い人が他の奴を攻略するための話に付き合うの辛いのよね) 和「だ、だって…咲さんと須賀君がしたこと、私だってしてみたいんです…」 和(須賀君と) 京太郎(咲とか…) 京和『はぁ…』 京和(だから溜息つきたいのはこっちだってーの!!!) 咲「ほんと仲いいなぁ二人とも」 和「というわけで私と咲さんが結ばれるための研究の一環として出かけますよ!!」 京太郎「もうこの子末期なんじゃないかな」 和「咲さんが喜びそうなところというと、やはり本屋でしょうか」 京太郎「うーん。本読むだけなら図書館で済むし、よほど買いたい本がない限り本屋に咲が行くことはなかったような」 和「じゃあどうすればいいんですか!!」 京太郎「いやだから、何度も言ってるけど知らんし…」 和「須賀君が咲さんと仲良くなったときのことをそのまま教えてくれればいいんですよ!!」 和(あの仲の良さは絶対無自覚なデートとかまでやっちゃってるはずです! つまりそれを再現してもらえば…須賀君とデート…) 京太郎「いや、だから知らんってば…」 和「ええい、こうなったら咲さんの心を射止められそうなデートスポットを見つけるまで…つ、付き合ってもらいますからね須賀君!!」 京太郎(ま、和とデートごっこ出来ると思えば我慢できるかなー) 和(つ、付き合うってワードまで出したんだからそろそろ察してくださいよ!) 京和『…はぁ』 京和(だから溜息つきたいのはこっちなんだってばぁぁぁ!!!!) 和「と、というわけで須賀君! 今週末も出かけますよ!」 京太郎「えー…先週もその前も出かけたじゃねえか」 和「私と咲さんが結ばれるための研究が一向に進んでいないんだから仕方ありません!」 京太郎「あーもう分かりましたよ! でも優希がタコスタコスうるさいから途中でスーパー寄って食材買わせてもらうからな」 和「須賀君こそ、咲さんが気に入りそうなファッションを知るために服選びに付き合ってもらいますよ!」 京太郎「はいはい」 和(そこで作ったタコスを私に食べさせてくれたりしたら嬉しいのに…) 京太郎(そこで嘘でもいいから俺好みのファッションって言ってくれたら嬉しいんだけどなあ) 京和『はぁ…』 京和(だから溜息つきたいのはこっちだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!) 咲「ほんと京ちゃんと和ちゃんって仲いいよね」 京太郎「どこがだよ。俺はあんまりにもあんまりな級友の発言に心が折れそうだよ」 咲「暇さえあればいっつも二人で話し込んでるじゃない」 京太郎「咲はフラグを立てたい子が別の子にフラグ立てる手伝いさせられる俺の気持ちを考えるべき」 咲「ほんと京ちゃんって気が効くわりに察しが悪いよね」 京太郎「男にレズカップル成立の手伝いをさせようとする子の気持ちなんてそうそう察せるもんじゃないと思うの」 優希「のどちゃんがここまでヘタレだったとは知らなかったじぇ。正直見損なったじぇ」 和「し、仕方ないでしょう! 引っ込みがつかないんですよ!」 優希「まさかのどちゃんがノンケになるとは、この優希さまの目を以てしても見抜けなかったじょ」 和「茶化さないでください!」 優希「いやでも、毎日二人で話し込んでて週末には一緒に出かけるって客観的に見てこれカップルじゃないか?」 和「うぅ……実態が伴ってないのが問題なんです」 優希「だったら実態を伴わせればいいんだじぇ」 和「さっきも言ったけどもう引っ込みがつかないんですよぅ!」 和「と、というわけで、す、須賀君…ここ今週末、一緒に出かけ…ませんか?」 京太郎「今日は勢いがないな、和」 和「こ、今回は…その、咲さん研究ではなく…日頃のお礼、ということで…」 京太郎「なんですとっ!?」 和(本当にこれでいいんでしょうねゆーき…! 駄目ならあなたを恨みますよ…) 京太郎(え、和が咲目当て以外で俺に話しかけてきただと…SOA! これは俺が見ている都合のいい夢に違いない!) 和「ま、毎日咲さん研究に付き合ってもらっていますし…」 京太郎「でっ、デートとかんがえてよろしいんでひゅかっ!?」 京太郎(噛んだ、しにたい) 和「そ、そそそういうことですっ」 和(どもった、しにたい) 京太郎(そんなわけでものっそいオシャレ頑張って出かけてみたはいいものの) 和(か、会話が続かない…!?) 京太郎(おかしい、普段は気付いたら一時間くらい話し込んでたりするのに) 和(うぅ、普段から咲さんをダシにしていたツケが回ってきたということでしょうか…) 京太郎「あー…そうだ、飯でも食いに行くか」 和「そっ、そうですね…」 京太郎「あー、もうすぐ新人戦か…うぅ、こないだの個人戦みたいにトビ終了は嫌だな…」 和「そ、それなら私が特訓してあげます。いつも相談に乗ってもらっているお礼、ってことで」 京太郎「ははっ、そのお礼が今日のデートじゃないのかよ。でもありがとな」 和「はぅ、い、いきなり頭を撫でないで…」 京太郎「あ、ごめんつい。癖だ、癖」 和(…いつも咲さんを撫でてたってことでしょうかね) 京太郎「んじゃ、せっかくだし映画でも見に行くかー」 和「そ、そうですね…とはいっても、どんなのがやってるか分からないんですけど」 京太郎「俺も。適当に面白そうなの選んでくれよ、和」 和「は、はい。じゃあ……」 イッショニタノシモウヨ!! ゼンブゴッタオス!! 和(百合ものだったしにたい) 京太郎(やはりレズピンクか…) 京太郎「お、面白かったなぁ。終盤の逆転劇は燃えた」 和「あ、あの、勘違いしないでください須賀君。別にあれを狙って選んだわけではなくてですね」 京太郎「今更勘違いも何もないだろ。別に軽蔑したりしないって」 和「いや、あのっ、そうじゃなくて…」 京太郎「よーし、じゃあ今日のお礼に中学の時のアルバムでも見せてやろうか? 何か思い出すかも――」 和「違うんですっ!!」 京太郎「…和?」 和「…違うんです。もう本当は、咲さんの研究が目的じゃなくなってたんです」 京太郎「何、を…」 和「最初は、ただ咲さんに近づく口実のためだった」 和「けど、聞くたび会うたび話すたび、あなたのことを知って…あなたに惹かれていく自分がいた」 京太郎「何を、言って…」 和「…好きになってしまったんです、あなたのことが」 京太郎「――え?」 和「今更虫のいいことを言っているとは思います。けど、それでも…」 和「原村和は、須賀京太郎君のことを――わぷっ」 京太郎「…今更冗談とか言っても、遅いからな」 和「なっ、何をっ」 京太郎「一度しか言わないぞよーく聞け! 俺はずっとずっとずーっと、和のことが好きだった!!」 和「」 京太郎「だから、おお俺と付き合って下さいっ!!」 京太郎(どもった…しにたい…) 和「…わたしもでひゅっ」 和(噛んだ…しにたい…) 咲「で、付き合うことになったと」 京太郎「我ながら急展開だったと思う」 咲「見てたこっちとしては牛歩もいいところだよ!」 京太郎「マジか」 咲「大マジだよ」 京太郎「マジか…ま、いっか。あ、和に呼ばれてるからもう行くわ」 咲「いってらっしゃい」 京太郎「おう。今日はこの卒業アルバムを見せないと…」 咲「昔話という名の黒歴史暴露は続けてるの!? やめてよ!!」 優希「はっはっは、私の策は見事的中だったようだなのどちゃん!」 和「ドヤ顔が腹立たしいですが反論できないのが悔しいです」 優希「京太郎がのどちゃんにベタ惚れなのは見てて丸分かりだったしなぁ」 和「分かりませんよ普通は!」 優希「いや、分からないのどちゃんが異常なんだじぇ。前々から鈍感だとは思ってたけどここまでとは」 和「ぐぅ」 優希「自分のことが好きな奴を別の奴との恋愛相談に付き合わせるなんて、のどちゃんは中々の鬼畜だじぇ」 和「ぐぬぬ…ええい、事が済んでしまえばこっちのものです。京太郎君と待ち合わせがあるので失礼します」 優希「いてらー」 和「きょ、今日も咲さんの情報と引き換えに一緒に学食に行きますよ…きょ、京太郎君!」 京太郎「はいはい分かりました分かりました! ただし日替わりのレディースランチは頼んでもらうからな!」 和「分かってます! 急ぎますよ京太郎君、昼時は席が取れないんですから」 京太郎「おうよ! そういえば弁当忘れるなんて珍しいな和」 和「きょ、京太郎君と一緒に食べたかったんでひゅっ!」 和(噛んだ! しにたい!) 京太郎「そっ、そそそりゃうう嬉しいな!」 京太郎(どもった! しにたい!) 咲「…仲いいなぁホントに」 優希「全く、手のかかるカップルだじぇ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6298.html
番外編 ダヴァンと食べ歩き ダヴァン「大阪は良い所デス!」 京太郎「そうですね。大阪の粉もんは美味しいですから」 ダヴァン「そうデス!たこ焼き、焼きそば、キャベツ焼き!歩いてるだけでお腹一杯にナリマス」ニコニコ 京太郎「あっ、ダヴァンさん、ちょっと待ってください」 ダヴァン「ハイ?」 スッ…ソースを拭いてやり 京太郎「とれました」 ダヴァン「あ、ありがとうごさいマス…」カァァ 京太郎「いえいえ。そろそろラーメンでもたべに行きますか?」 ダヴァン「Yes!ラーメンを食べに行きまショウ!」 ギュ…手を握り 京太郎「は、はい!」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/576.html
1 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 42 35.57 ID dsKkmcJio ・このスレは咲-saki-の空気雑用こと須賀京太郎を主人公にした安価SSスレです。空気って生きてく上で必須なものだから…(震え声) ・スレタイにあるように、舞台は岩手の宮守高校麻雀部です。このスレでは共学。 ・行動の成否判定はコンマで行います。 ・ぶっちゃけこの板の某スレに影響を受けまくってます。イッチが怒ってなくて良かった… ・主要なパラメーターに「好感度」と「麻雀力」があります。一定値を超えるとイベント発生。 ・またパラメーターはコンマの補正にも影響します。 ・主人公である須賀京太郎は、一日2回安価で行動することができます。 ・安価は基本自由ですが、あまりに無茶であったりする場合は下の安価を採用します。 ・基本行動として全体特訓と個別特訓が存在します。 ・前者は成功すると麻雀部員全員の麻雀力がアップ、後者は選択したキャラクターの好感度がアップし、さらに成功で京太郎と選んだキャラクターの麻雀力がアップします。 ・自由安価は内容次第で5段階の難易度に振り分けられます。 難易度 激高 (大失敗:00-19 失敗:20-79 成功:80-99) 難易度 高い (大失敗:00-09 失敗:10-49 成功:50-89 大成功:90-99) 難易度 普通 (失敗:00-29 成功:30-79 大成功:80-99) 難易度 低い (失敗:00-19 成功:20-79 大成功:80-99) 難易度 極低 (失敗:00-09 成功:10-79 成功:80-99) ・これに好感度や麻雀力の補正を加えてコンマ判定です。 ・ちなみに基本行動である「特訓」の難易度は「低い」、麻雀力によりプラス補正があります。 ・好感度、麻雀力はマスクデータです。 ・現在好感度はシロ=豊音>エイスリン>胡桃>塞 ・試合方法についても考えていますが、試合は相当先なのでその時に解説します。 SSWiki http //ss.vip2ch.com/jmp/1343400155 35 名前:前スレ 1000把握 ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 04 14.49 ID 5h4qjtxLo 「なんかいつも教えてもらってばかりで申し訳ないし、何かお手伝い出来ることはないですか?」 いつもの麻雀指導が終わり、休憩していると後輩が突然そう切り出した。 「俺、結構雑用には慣れてるんで、何でもいってください!」 雑用に慣れている…。妙に哀愁の漂うワードだ。 少し考える。特に今は困っていることはないが、ちょっとした頼みごとを思いついた。 「オテツダイハナイケド…」 「スガクンノカクエ ミタイ!」 60 名前:わざわざ岩手に訪ねてきてくれる咲さんは幼馴染の鑑[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 14 07.01 ID 5h4qjtxLo 京太郎side 京太郎(絵か…) 描きたいものはすんなり決まった。 京太郎「わかりました、描いてみます!」 エイスリン「アリガト!」 しばらくお互い無言でペンを走らせる。 (ちなみに今使っているペンはエイスリン先輩の耳に掛かっていたものである) 京太郎「で、出来た…」 完成した。正直自信はないが、全力は尽くした。 エイスリン「ミセテクレル?」 京太郎「はい!」 80 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 22 55.68 ID 5h4qjtxLo エイスリンside 後輩が差し出した絵を見る。 その絵は決して技術的に優れたものではなかったが、 対象への優しい思いが真っ直ぐに伝わるような絵で。 「コレ ワタシ?」 93 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 29 47.55 ID 5h4qjtxLo 京太郎side 「はい。「絵が見たい」って言われて最初に描きたいと思ったのが先輩の姿だったので」 先輩の顔が赤い。勝手にモチーフにしてしまったことを怒っているのだろうか。 「お気を悪くされたんならごめんなさい!」 「……!?」ブンブン 首を振るエイスリン先輩。よかった、怒ってはいないようだ。 先輩が絵をそっと抱える。 「スガクン」 「コレ チョーダイ?」 小首を傾げる先輩。断るはずもなく。 「え?は、はい、もちろん差し上げます!」 「アリガト!」 その先輩の笑顔は、今まで見た中で一番素敵な笑顔だった。 103 名前:遅筆ですまんな[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 31 50.44 ID 5h4qjtxLo エイスリンの好感度が上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! エイスリンの麻雀力が上がった! エイスリンの好感度ランクが上がった! という話だったのさ! きょうはまだまだやるけどちょいタンマ。風呂入るー 117 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 36 57.30 ID 5h4qjtxLo 109 >いつもの麻雀指導が終わり、休憩していると後輩が突然そう切り出した。 ここ。わかりにくかったかな できるだけ 1000の要望には応えようと思ってるんだけど、色んな意見があるし風呂はいってる間多数決でも取るよー 咲さん来襲?はいかいいえで 119- 125 143 名前: 137 咲さん嫌われすg… ハッ![saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 45 40.20 ID 5h4qjtxLo まだ来なくていいって意見が多いみたいですね。了解です まぁ結局安価次第では来るんですけどね。何度も言うけど病ませないつもりではいるやで 京太郎「エイスリン先輩マジ天使(EMT)」 京太郎「さて、午後は何をしよう?」 152 158 名前:AMTだ…恥ずかしい…[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 00 48 24.21 ID 5h4qjtxLo 豊音先輩と特訓 難易度 低い (失敗:00-13 成功:14-73 大成功:74-99) 160 188 名前: 159 まぁまぁそう熱くなりなさんな 咲さんが可愛いのも確かだからな[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 01 12.98 ID 5h4qjtxLo 177 まぁあっちよりは遥かに甘いね。僕自身京太郎と宮守メンバーをいちゃいちゃさせたいという気持ちはあった 判定→大成功 姉帯「前回は指導失敗しちゃったからねー」 姉帯「今日はばっちりやっちゃうよー」 京太郎「よろしくお願いします!」 京太郎「牌は壊さない方針で行きましょう!」 姉帯「うぅ…。須賀君意地悪だよー」 ……… 姉帯「~~~♪」ハナウタ 京太郎「豊音先輩なんかご機嫌ですね?」 京太郎「何か良い事あったんですか?」 姉帯「んー?」 姉帯「須賀君とこうやって二人で特訓してるのってのがいいことかなー」 京太郎(なにそれ照れる) 191 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 06 32.04 ID 5h4qjtxLo 姉帯「村から出てあの4人と出会って友達になって」 姉帯「そして須賀君とこうして出会えて先輩になれて」 姉帯「これって私がずっと夢見てた世界なんだよー」 姉帯「まだまだ続けてたいから」 姉帯「IH、頑張らないとねー!」 京太郎「豊音先輩…」 京太郎「はい、頑張りましょう!」 豊音の好感度がグーンと上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! 豊音の麻雀力が上がった! 205 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 12 16.20 ID 5h4qjtxLo 宮守の天使の多さに今頃気付くなんて… というわけで6日目終了。まだまだいくやでー 地区予選開始まであと8日 京太郎「昨日は天使にあったよ、それも二人同時にだ…」 京太郎「さて、今日は何をしようかな?」 211 214 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 14 32.87 ID 5h4qjtxLo シロとダラダラ 難易度 極低 (失敗:00-03 成功:04-73 成功:74-99) 216 240 名前:ちょいごめん電話[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 20 50.69 ID 5h4qjtxLo 判定のコンマは近くても大丈夫かと思ってたんだけど、どうなのかな? 判定→成功 京太郎「昨日は丸一日特訓してて疲れたなぁ」 京太郎「午前中はダラけるか…」 京太郎「ダラダラと言えばシロ先輩だよな!」 ……… 京太郎「というわけでシロ先輩、ダラダラしましょう!」 250 名前:結局焼き直しっぽくなっちまった[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 30 19.06 ID 5h4qjtxLo シロ(元気よく「ダラダラしましょう」って…) シロ(まぁいいか…) シロ「いいけど…」 京太郎「ありがとうございます!」 京太郎「あ、これ、俺が作って来たタコスです」 京太郎「良かったらどうぞ!」 京太郎「じゃあ俺、お茶淹れてきますね」タッタッタ シロ(全然ダラダラしてない…) シロ「……」 シロ「……」モグ シロ「美味しい…」 シロの好感度がグーンと上がった 257 名前:イッチ帰ってきとる[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 34 49.02 ID 5h4qjtxLo 京太郎「午前中は存分にダラダラ出来たな」 京太郎「シロ先輩のダラダラっぷりは流石だったぜ!」 京太郎「さて、午後は何をしようかな?」 258 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 35 27.92 ID 5h4qjtxLo すまん 268 287 名前:バランスよく上がるな。みんな天使だからな[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 37 40.28 ID 5h4qjtxLo 塞さんと特訓 難易度 低い (失敗:00-15 成功:16-75 大成功:76-99) 316 名前:思ってた倍のレスが付いて直下だったでござる。あぶねぇ[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 42 45.73 ID 5h4qjtxLo 判定→成功 塞「さぁ、今日も頑張ろう、須賀君!」 京太郎「よろしくお願いします!」 325 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 52 52.67 ID 5h4qjtxLo 京太郎「塞さんって特訓の時たまにモノクル付けてますけど、右目だけ視力が低かったりするんですか?」 塞「アハハ、違う違う。これはトシ先生に貰ったものでね」 塞「これを付けて見つめた相手の手を「塞ぐ」ことが出来るんだ」 京太郎「塞ぐ?」 塞「百聞は一見に如かず、やって見せよう!」 ……… 京太郎「ホントだ…全然テンパれない…」 京太郎(見つめられるとなんかドキドキするな) 塞「まぁ、全国クラスの化物相手だと体力の消耗が激しいから、乱用は出来ないけどね」フフ 塞「あ、そうそう、明日トシ先生が帰ってくるよ」 塞「さっき連絡があったんだ!」 京太郎「本当ですか?明日が待ち遠しいなぁ!」 塞の好感度が上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! 塞の麻雀力が上がった! 329 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 55 02.53 ID 5h4qjtxLo またやっちまった! 325 一行目 塞さん→先輩でオナシャス! ああ、めげるわ… 334 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 01 58 02.07 ID 5h4qjtxLo 7日目終了。明日はついにトシ先生登場です。 強制イベントに付き、午前中は特訓withトシ先生で固定。 341 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 01 38.94 ID 5h4qjtxLo あと1回個人特訓大成功か、好感度上がりそうなイベント成功でランクアップやで 地区予選開始まであと7日 京太郎「さて、今日の午前中は全体特訓だったな」 京太郎「先輩たちに一矢報いれるように頑張ろう!」 347 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 11 28.85 ID 5h4qjtxLo 京太郎(ん、もう部室に誰かいるな) 京太郎「おはようございます!」 ???「おや?君が塞の言ってた新入部員かい?」 ???「麻雀部顧問の熊倉トシです、よろしくね」 京太郎「はい、長野から転校してきました、1年の須賀京太郎です。よろしくお願いします!」 トシ「ふふ、元気な子だね」 ……… 塞「あ、トシ先生、もう来てたんですか。おかえりなさい!」 胡桃「先生おかえりっ!」 トシ「ああ、ただいま、塞、胡桃」 トシ「丁度4人揃ったし、早速新入部員の腕を見せてもらおうかね…」 350 名前:京太郎の麻雀力伸びまくっとるから意外と難易度低い[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 14 31.00 ID 5h4qjtxLo 京太郎強化判定 大成功で… 難易度 高い (失敗:00-38 成功:39-78 大成功:79-99) 355 369 名前:まぁコンマはしゃーない 赦しの心が大切やで[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 18 33.29 ID 5h4qjtxLo 判定→失敗 京太郎「つ、強い…」 京太郎「ありがとうございました!」 京太郎(ほんとに教師かこの人?) トシ(ふむ…) トシ(潜在能力は感じるが、今の段階ではこんなものかね) 麻雀力変動なし 374 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 25 14.65 ID 5h4qjtxLo 姉帯「あー、熊倉先生だー」 姉帯「おかえりなさいー」 シロ「おかえりなさい……」 トシ「はい、ただいま、豊音、白望」 トシ「大会まで日もないし、特訓といこうかねぇ」 特訓 難易度 極低 (失敗:00-04 成功:05-74 大成功:75-99) トシ初回イベントに付き、難易度ダウン 377 382 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 28 27.80 ID 5h4qjtxLo 判定→成功 京太郎(おお、指導の一つ一つが的確でわかりやすいな) 京太郎(先輩達が強くなるのも納得だ) 京太郎(俺もこの人について行けばきっと…) 全体麻雀力が上がった! 383 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 32 10.81 ID 5h4qjtxLo トシ「さて、私はちょっと行かなきゃいけないところがあるからもう行くけれど」 トシ「みんな、その調子で頑張るんだよ」 トシ「須賀君もきっと強くなれるからね」 一同「ありがとうございました!」 京太郎「いやー、すごい人だったな」 京太郎「さて、午後は何をしようかな」 406 名前:まだ結構起きとるやないか(驚愕)[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 36 56.63 ID 5h4qjtxLo トシさんの「行くところ」がもしかしたら今後の伏線になるかもしれない(ならない可能性も結構ある)ので 申し訳ないですが安価は「全員でお茶会」に変更させて頂きます 全員でお茶会 難易度 普通 (失敗:00-18 成功:19-68 大成功:69-99) 411 419 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 39 28.34 ID 5h4qjtxLo 判定→成功 この成功で胡桃の好感度もランクアップです。また時間かかるだろうし丁度いいね という訳で今宵の地獄はここまでとしよう 明日は来れるかどうかわからないです。昼ごろにアナウンスします 質問とかあればどぞー 420 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2012/07/28(土) 02 40 52.06 ID 3H9RAfejo 419 行動選択の【能力開発】は解禁ですか? 428 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 42 23.68 ID 5h4qjtxLo 420 おお、書き忘れてた。ありがとうございます トシ先生帰還により、以後京太郎のスキル開発が行えます 麻雀力で補正がかかるので、取得は後のほうが有利かも知れません 426 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage] 投稿日:2012/07/28(土) 02 41 43.84 ID kd9vS222o 白ちゃんが脱ぐのはまだですか? 436 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 45 30.85 ID 5h4qjtxLo 426 無理やり脱がせようとすればいいんじゃないかな… 難易度激高に加えて好感度によるマイナス補正が入りますが 438 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県)[sage] 投稿日:2012/07/28(土) 02 46 26.19 ID J3e7Fw0ro つまり好感度を上げまくってから勝負……今は落ち着いて上げる時期 440 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 48 46.39 ID 5h4qjtxLo 438 いえ、乱暴する系の安価は逆に好感度上がる前が勝負でした。まだ成功の可能性はありますけどね 失敗は逮捕でゲームオーバーです 441 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[sage] 投稿日:2012/07/28(土) 02 49 21.94 ID c1OPt7ce0 塞ちゃんの顔面騎乗ハプニングイベはまだ無理か… 442 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/28(土) 02 49 22.65 ID uNgGLsjDO 乙 安価が終わるの早いな…明日こそは 445 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 02 52 37.25 ID 5h4qjtxLo 441 現状だと判定は「難」になりますかね 好感度ランクが上がれば「普通」かな? 442 とりあえず最近は+10程度を目安に出しています 472 名前: ◆Yt274QAsSB3/[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 10 26 47.48 ID 5h4qjtxLo 昨日見られなかったお気に入りのスレの更新見てたら、主人公がヒロインの絵を描いてた。ダダ被りやないかこれ… 信じてもらえないかもしれないけど、パクリじゃないよ、本当だよ!こんなことになるだなんて スクラン、GAどっちか好きならおすすめのスレです ←勝手に宣伝 【ハーレムの要望が多いのでエンディング絡みの情報を整理します】 ・好感度ランク1段階上昇→告白自動失敗。難易度「激高」判定 成功or大成功で好感度は上がる ・好感度ランク2段階上昇→告白難易度「高」。大失敗以外なら好感度は上がる ・好感度ランク3段階上昇(MAX)なら告白の難易度は「低」。ほぼ失敗しない。失敗でも好感度は上がる ・スレ終了時彼女がいると、好感度ランク、大会結果によってED分岐 ・彼女状態なら様々な判定にプラス補正がかかる ・スレ終了時、誰にも告白しておらず、好感度ランクMAXの娘が複数いる場合、各キャラに難易度「高」で判定、成功したキャラによるハーレムEDとなる ・但し5人全員3段階目は相当厳しい。個人戦で勝てば勝つほど全員の好感度にボーナスが入る仕様なので、勝ち進めばあるいは、といった感じ。ちな個人戦に関しては全国出場も結構ギリの難易度設定 っつ-ことに決めた!(設定厨で)すまんな 487 名前:清澄全員転入!そういうのもあるのか[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 12 30 59.48 ID 5h4qjtxLo 京太郎「ふぃー、疲れたー…」グッタリ 姉帯「あははー、須賀君頑張ってたもんねー」 塞「よし、午後はお茶でも飲みながらゆっくりしよっか」 シロ「賛成…」 京太郎(こういう時だけ反応早いなぁ!) 京太郎「シロ先輩のそういうブレないとこ、俺好きですよ」ハハ 姉帯(!?) シロ(好き…) 胡桃「……」 胡桃(シロ先輩、かあ) 京太郎「じゃあ俺、買い出し行ってきます!」 胡桃「あ、私も行くっ!」 京太郎「?」 京太郎「要るものがあるなら、言ってくれればついでに買ってきますけど」 胡桃「いいのいいの、行こっ!」 493 名前:とりあえず胡桃コミュ投下までやる。その後どうするかは考えとらん[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 12 40 24.39 ID 5h4qjtxLo 京太郎side コンビニ店内 京太郎「うーん…」 京太郎(ウォータースライダーの一件以来、鹿倉先輩と微妙に気まずいんだよな) 怒っているわけではなさそうだが、二人でいると妙に沈黙が多くなるのだ。 実際買い出しに来る途中は、ほとんど会話することが出来なかった。 京太郎(このままじゃ…いけないよなぁ) このまま疎遠になってしまうのは悲しい。 鹿倉先輩も、大好きな先輩たちの一人である。 京太郎「よし、正面からぶつかってみるか!」 497 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 12 56 44.83 ID 5h4qjtxLo 胡桃side コンビニ店内 胡桃「はぁ…」 溜息を付く。折角彼と二人きりになったというのに、ろくに話しも出来ないまま目的地に到達してしまった。 ちなみに現在は二手に別れて買い出し中である。 胡桃(このままじゃ…いけないよね…) 彼女としても後輩と元通り仲良くしたいのだ。だが、あれ以来、彼のことを妙に意識してしまう。 胡桃(だって、胸触られちゃったもんっ) …あるのかないのか分からないレベルの胸ではあるが。 胡桃(そりゃ須賀君も謝ってくれたけど) 胡桃(簡単に元通りってわけには行かないよっ!) 500 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 13 04 03.05 ID 5h4qjtxLo 京太郎side 帰り道 京太郎「鹿倉先輩!」 意を決して切り出す。 胡桃「な、何かなっ?」アセ 京太郎「俺、鹿倉先輩とこのままギクシャクしたままなのすっげー悲しいです」 こうなれば直球勝負だ。 京太郎「また前みたいに、俺と仲良くして下さい!お願いします!なんでもしますから!」 508 名前: 501 先に言われた![saga] 投稿日:2012/07/28(土) 13 16 22.59 ID 5h4qjtxLo 胡桃side 京太郎「また前みたいに、俺と仲良くして下さい!お願いします!なんでもしますから!」 勢い良く頭を下げる後輩。 そんなに自分と仲良くしたいのか。嬉しい。 意識して、彼を遠ざけていたのがバカバカしくなる。 胡桃「ん?今何でもするって言ったよね?」 京太郎「は、はい。出来る範囲で、ですけど」ハハハ… 胡桃「ふーん、どうしよっかな…」 悩むフリをしてみる。焦る後輩の顔が可愛い。 実際もう、してもらうことは決まっているのだ。 本当はずっと、シロやトヨネが羨ましかったのだ。 胡桃「じゃあ私のことはこれから…」 胡桃「胡桃先輩って呼ぶようにっ!」 545 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 20 11 20.24 ID 5h4qjtxLo このスレ立てたせいであのスレ見れないとか本末転倒だからなぁ 胸を揉んでしまい好感度が下がってしまったのは残念だが、切り替えて姉帯さんのお見舞いを狙っていく --- 部室 京太郎「ただいま戻りました!」 胡桃「ただいまっ!」 塞「おかえり、暑かったでしょ?」 姉帯「おかえりだよー」 シロ「おつかれ…」 京太郎「すぐにお茶の準備しちゃいますね?」 胡桃「こらこら、須賀君は休んでなさい」 胡桃「お茶は私が入れるから、みんなはお菓子の用意しておいてっ!」 姉帯「了解だよー」 京太郎「はい、ありがとうございます、胡桃先輩!」 塞(あれ?呼び方変わった?) 550 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 20 17 35.88 ID 5h4qjtxLo 塞(そう言えばシロはシロ先輩って呼ばれてるし) 塞(豊音も豊音先輩って呼ばれてるよね) 塞(エイスリンさんとも最近仲良さそうだし) 塞(あれ?あれ?) 京太郎「臼沢先輩、どうかしましたか?」 塞(やっぱり私だけ苗字呼び…) 塞(なーんか距離置かれちゃってるのかなぁ…) 塞(寂しいなぁ…) 全員の好感度が上がった! 胡桃の好感度ランクが上がった! 555 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 20 23 59.34 ID 5h4qjtxLo 塞さんは不憫かわいい。廊下で寝てる塞さんのシーンとかヤンガン切り抜くレベルでした そこそこ人いるっぽいし、次の日の午前安価だけ出して今日は終わります 地区予選開始まであと6日 京太郎「とうとう予選会まで1週間切ったな」 京太郎「個人戦まではもうちょっとあるけど、気合入れていこう!」 京太郎「さて、今日は何をしようかな?」 562 568 名前:やっぱ塞さん人気やん(歓喜)[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 20 27 39.73 ID 5h4qjtxLo 塞と特訓するぞ×3 難易度 低い (失敗:00-19 成功:20-79 大成功:80-99) 571 579 名前:やっぱ塞さん人気やん(歓喜)[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 20 29 08.11 ID 5h4qjtxLo 補正忘れてたアカン コンマ+5なので 判定→成功です これで塞さんもめでたくランクアップや! 今日のうちに安価出しといて良かった! 番外編 611 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 21 59 28.82 ID 5h4qjtxLo 京太郎「豊音先輩、ちょっと屈んで貰っていいですか?」 姉帯「いいけどー、どうかしたのー?」カガミッ 京太郎「………」 京太郎「すみません先輩!宇宙意志が俺に!先輩を撫でろと!囁いているんです!」ナデナデナデナデ 姉帯「うひゃあ!」 姉帯「ちょ、ちょっとー、須賀君!?何するのー!?」 姉帯「や、やめてよー」 京太郎「やめられないです!すみません!本当にすみません!」ナデナデナデナデ 姉帯「恥ずかしーよー…」 姉帯「うぅ…」 姉帯「須賀君の意地悪ー…」 姉帯(ああ、でも須賀君の手、あったかいなー) 姉帯(もうちょっとだけなら…いいかもー…) 640 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 23 28 26.60 ID 5h4qjtxLo エイスリン「……」カキカキ バッ なんか撫でてるっぽい絵 京太郎(うっ、さっきの見られてたのか…) 京太郎「いや、あれは、俺の意志じゃなくて宇宙意志がですね…」 エイスリン「……」キラキラ 京太郎(なんかすごく期待されてる!?) 京太郎「な、撫でてもいいんですか?」 エイスリン「……」コクコク 京太郎「じゃあ…行きます!」ナデナデナデナデ エイスリン「……♪」 657 名前: 638 ワイはイケメンシロをめぐる5角関係とか見たいんや[saga] 投稿日:2012/07/28(土) 23 51 44.19 ID 5h4qjtxLo なんかあっち大変なことになっとる。人気スレはつらいな… 644 胡桃「先輩を無理やり撫でるなんて、ダメなんだからねっ!」 京太郎「も、申し訳ありません先輩…。宇宙意志が…」 胡桃(宇宙意志!?) 胡桃(つ、疲れてるのかな須賀君…) 京太郎(ああ、哀れみの目がつらい…) 胡桃「じゃあ私が須賀君を撫でてあげるよ!」 胡桃「他の子を須賀君の毒牙にかけるわけには行かないからねっ!」 胡桃「……」セノビッ 胡桃「……須賀君届かないよっ!屈んで?」セノビッ 京太郎(……一生懸命背伸びする先輩可愛いなぁ!!!) 京太郎(もう我慢できん!)ガバッ ナデナデナデナデ 胡桃「ひゃー!」 胡桃「もう、だからダメだってばー!」 694 名前:書いてたら範囲安価のがしたあああああああああ[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 00 12 13.97 ID yAsHID5Io 650 塞「あのね、須賀君」 塞「別にああいう行為自体を否定するわけじゃないけど」 塞「部室内でああいうことするのは、やっぱり良くないと思うなぁ」 京太郎「……」 京太郎「先輩、ちょっと外に出ませんか?」 塞「へ?」 塞「う、うん、急にどうしたの?」ガチャ 京太郎「先輩!」ガシッ 京太郎「部室外なら良いって言いましたよね!」ナデナデナデナデ 塞「!?ちょ、違うよ!そういう意味じゃないよ!」 京太郎「すみません!先輩のこと、撫でたくて仕方ないんです!宇宙意志なんです!」 塞(え…) 塞(そ、そっか…フフ) 塞「しょ、しょうがないなぁ、ちょっとだけだからね…」 703 名前:スタメン発表の時間だあああああああああ[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 00 17 40.03 ID yAsHID5Io 京太郎「……」ナデナデナデナデ シロ「……」 京太郎「……」ナデナデナデナデ シロ「……」 京太郎「……」ナデナデナデナデ シロ「……」 京太郎「……」ナデナデナデナデ シロ(だるい……) シロ(でも、悪くない……) 755 名前:あのスレ見てなかったらホンマすまん[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 01 41 33.19 ID yAsHID5Io 京太郎「豊音先輩!」 京太郎「エースになったみたいですよ!おめでとうございます!」 姉帯「え、エース!?なんのエースなのかなー?」 京太郎「そりゃエースと言えば野球ですよ」 京太郎「豊音先輩、156km/hのストレートが投げれるんですね!」 京太郎「そんな特技があったなんて、流石先輩だなぁ!」 姉帯(ど、どういうことなのー!?) 姉帯「え、えーとー…」オロオロ エイスリン「……」カキカキ バッ 姉帯(あ、カンペだー、良かったよー)ホッ 姉帯(エイスリンさんありがとー!) 姉帯「んと、皆さん応援ありがとうございましたー!」 姉帯「エースとしての自覚を持って頑張るよー」ゴッ 京太郎(なんか威圧感が増したなぁ先輩) 758 名前:書いててよく分からなくなってきた…[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 01 56 51.50 ID yAsHID5Io トシさんの若い時の写真拝見 京太郎「へぇ、これが先生の小さい頃の写真ですか」 妙齢の、おそらく父親であろう男性に撫でられて目を細める少女の写真を眺める 京太郎「すごく可愛いですね!」 京太郎「あ、もちろん今もお綺麗ですけど」 実際、先生は〇〇歳だとは思えない程に若々しい。 トシ「フフ、須賀君はお世辞が上手いねぇ」 いたずらっぽく笑う先生に、思わずドキドキしてしまう。 トシ「しかし…私にもこんな頃があったんだねぇ」 トシ「こんなに気持ちよさそうに撫でられちゃって…」 先生が遠い目をする。 トシ「この歳になると、誰かに撫でられることなんてまず無いからねぇ…」 宇宙意志を感じた。 先生の側に行き、頭にゆっくりと手を伸ばす。 抵抗されたなら即座にやめるつもりであったが 先生は目を閉じて俺の手を受け入れた。 京太郎「……」ナデ ナデ トシ「ああ、須賀君の手は大きいね」 トシ「まるでお父さんみたいだよ…」 まるでこの写真のように、 先生はあどけなく可愛らしい表情を浮かべていた。 764 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 02 11 01.41 ID yAsHID5Io 咲「きょ、京ちゃん!?」 咲「恥ずかしいからやめてよっ」 咲「そ、そりゃ、嫌なんかじゃないけど・・」 咲「うぅ…わかったよぉ…」 咲「……」 咲「あ…」 咲「違うよ!ちょっと残念だなんて思ってないよ!」 咲「…あ♪」 久(なんだかすごい寝言を聞いちゃったわね…) 久(はぁ、須賀君ったら…) 823 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 14 56 01.11 ID yAsHID5Io エイスリン「キョウタロー…」 エイスリン「イッショニ オエカキ シヨ?」 彼の「右手」にペンを持たせ、上からそっと握る。 これからはずっと、彼と絵を描けるのだ。 嬉しくて仕方がない。 さぁ、共に夢を描こう。 エイスリン「キョウハ ナニ カコウ?」 エイスリン「……」 エイスリン「ウン アリガトウ…」クスクス 今日も明日も「彼」が 私以外を描くことはない。 972 名前:安価取ったのイッチかい![saga] 投稿日:2012/07/29(日) 22 45 00.37 ID yAsHID5Io 部室でラッキースケベ 胡桃 京太郎「遅くなりましたー!」 放課後、部室のドアを開けると胡桃先輩が着替えでいる最中だった。 京太郎(………) 京太郎(へぇ、一応ブラジャー付けてるのか) 白だった。 京太郎「あ、その下着よくお似合いですよ先輩!」 京太郎「じゃ、俺帰ります。お疲れ様でした!」 胡桃「こ、こら、逃げるな須賀君!トヨネ!捕まえてっ!」 姉帯「了解だよー!」 986 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 22 56 26.34 ID yAsHID5Io 姉帯「じゃー須賀君、あっちで先輩とお話しよーねー?」ニコ ストライドが違いすぎた。 京太郎「もう逃げませんから!片手で引き摺るのはやめてください!」 姉帯「んー?だめだよー」ズルズル ……… 胡桃「た、確かに鍵を閉めてなかった私も悪いけど!」 胡桃「ノックくらいするべきじゃないかなっ!」 京太郎「スミマセンほんとにスミマセン」 平謝りである。 こういう時「どうせなら豊音先輩の着替えが見たかった」などと余計なことを言うのは素人。プロは相手が馬鹿馬鹿しくなるまで謝り倒す。 なんてことを考えていたら胡桃先輩に蹴っ飛ばされた。 胡桃「今失礼なこと考えてたでしょっ!」 京太郎「…スミマセン」 992 名前:マゾ多すぎィ![saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23 12 58.29 ID yAsHID5Io 972 放課後、部室のドアを開けると胡桃先輩が着替えでいる最中だった。 →部室のドアを開けると胡桃先輩が着替えている最中だった。 に修正で。夏休み設定忘れてるし誤字っとるし --- 胡桃「とにかく、須賀君には罰を与えるよ!」 京太郎「はい…」 観念して沙汰を待つ。 胡桃先輩はしばらく考えた後、 胡桃「じゃ、じゃあ、部活終わった後、前に行った喫茶店に付き合って!」 少し顔を赤らめて言った。どうやらまだ怒りは治まっていないようだ。 しかしだいぶ罰が軽いような? 京太郎「そんなことで良いんですか?」 京太郎「胡桃先輩と喫茶店とか、むしろこちらからお願いしたいくらいなんですが…」 995 名前:猿野かー。守備の不安もある程度解消されたしな。後はミートや[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23 25 57.94 ID yAsHID5Io 胡桃「なっ!?」 姉帯「むぅー…」 絶句する胡桃先輩と少しむくれる豊音先輩。 何かおかしなことを言っただろうか? 京太郎「別に罰って形じゃなくても、先輩のお誘いならいつでもご一緒しますって」 京太郎「流石に毎日は金銭的にキツイですけどね」ハハ 胡桃「う、うん…」 顔を伏せてしまう先輩。 姉帯「わ、私も誘っていいかなー?」 996 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23 38 42.15 ID yAsHID5Io 胡桃「!?」 姉帯「私も須賀君と喫茶店行きたいよー!」 嬉しいことを言ってくれる。 京太郎「じゃあ今日は3人で行きますか?」 胡桃「……」 胡桃「だ、ダメっ!」 京太郎「へ?」 胡桃「これは須賀君への罰なんだから、私と二人きりじゃないとダメだよっ!」 そういうものだったのか…。 何一つ罰になっていないとは思うが、着替えを覗いてしまったのは事実なので、反論し難い。 997 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23 48 33.64 ID yAsHID5Io 胡桃「だからごめんねっ、トヨネ」 姉帯「うー、残念だよー」ションボリ しょげる豊音先輩も可愛い。 京太郎「じゃあ、明日の部活後空いてますか?豊音先輩」 京太郎「一緒に喫茶店行きましょうよ!」 姉帯「え?」 姉帯「いいのー?須賀君」 京太郎「もちろんです!」 姉帯「あはは、ちょーうれしーよー!」 ……… しかし、この時の俺はまだ知らなかった。 この会話がドアの外で残りの3人に聞かれていたということを。 そして、この日から5日連続で喫茶店に行く羽目になることを…。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4409.html
憩「ウッフッフッフー、京太郎君ーあーそーぼー♪」 京太郎「はーあーいー……って、反射的に返事しちゃいましたけど、気軽に遊びに来れる距離じゃないですよね!?」 憩「いやいやー、大阪―長野って結構遠いんねえー」(家入れて入れて 京太郎「なんでまた、こうもいきなり……」(招き招き 憩「そりゃあもちろん……京太郎君に会いたなったからやよー」(おおきにおおきに 京太郎「……………………」(絶句 憩「…………エヘヘヘヘへ」(テレ 京太郎「お、お茶淹れてくるんで、さ、先に部屋へどうぞ!」(テレレ 憩「はーい、お邪魔しますぅー♪」 京太郎「……ちくしょう、不意打ちすぎだぜ」 カーたん「?」(パコッ……パコッ……! 憩「うえっ、なんなんこの子…………ね、ネズミ?」 カーたん「……?」(フンスフンス 憩「ヒァ……ちょ、ちょっと、ゴメンやけどあんま引っ付いてこんといてーや……!」(逃げ逃げ カーたん「――――♪」(ククッ……鬼ごっこか、面白い……! 憩「だ、だからー、足に抱きついてこんといてーって……ちょ、やめ――――あっ!?」(本棚の本、倒壊! カーたん「!?」(パコッ……! 憩「あ、し、しもた、変に手ぇついたせいで本落ちてもうた…………んー?」 憩「なんやろ、この本、カバーと中身が違って――――」 えちぃ本「ほう……我が擬態を見破るか」 憩「お、おー……コレはあれかな、全国の思春期な男の子のマストアイテム……エ、エロ本」(まじまじ 憩「へー……ほー……ふーん……っ、こ、これはこれは……立派なオモチをお持ちで、なーんて―――」 京太郎「………………」(ジー 憩「………………あ」(カッ 京太郎「……………………ンッ、ンンッ!」(目そらし 憩「ぁ、あー……ゴメンなー、本落としてもうたんよー」(戻し戻し えちぃ本「さらば……また会おう」 京太郎「…………お茶、どうぞ」 憩「ど、どーもー」 京憩「………………」(カチコチ 憩「えーっと、ど、どの辺から?」 京太郎「ほー……ふーんの辺りから……です」 憩「そ、そうなんやー、アハ、アハハハッ!」 京太郎「意外と女の子も、あーいう本を食い入るように読んだりするんですね……」 憩「ちゃうねん!あれは不可抗力、そう不可抗力やってん!!」(アタフタ 京太郎「い、いやいや、大丈夫っ……大丈夫ですからっ……!あーいうのに興味を持つのは、俺達の年齢なら当然……!なんら非難されるいわれは……ないっ……!」(ざわ……ざわ…… 憩「そんな顔濃うしたシリアスモードで慰めてくれんでええからっ……!?」 憩「だ、だって……しゃーないやん、京太郎君ってど、どーいうシチュエーションとか……ぶ、ぷれい……が好きなんかなー、って……」(上目遣い 京太郎「ゴブフッ……!?」(茶を噴いた 京太郎「ぷ、ぷぷぷぷれい!?いきっ、いきなりなに言ってんですか!?」 憩「え?あ、いやー……テヘッ♪」(ポッ 京太郎(これは――――どう受け取ったらいいのかわかんねえー、まったくもってわっかんねえー……!)(モンモン 京太郎(誘われてる……まさかっ……!ちょっと気のありそうな言葉に心踊らせる……期待する……痩せた考えっ……!) 京太郎(いい加減、気付けっ……!世の中そうそう、エロゲやエロ本みたいな展開は望めないっ……!)(ざわ……ざわ……! 憩(………………危険牌切ったんやけどなー、見逃しかな今回は) 憩(山越し狙うんもありやし……今度はもうちょい際どい服で来たろうかな♪)(主にナース服など 荒川さん、実は策士説。 終われ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3305.html
京太郎「なんだマホか、久しぶりだな」 マホ「久しぶりです、須賀先輩!」 京太郎「何しに清澄まで来たんだ? まだ部長が何か企んでるのか?」 マホ「なのです!」 京太郎「なのです?」 マホ「あうあう」 京太郎「あうう?」 マホ「あううあうあう」 京太郎「あううあ?」 マホ「あうあう!」 京太郎「なるほど、分からん」 マホ「つまりなn」 京太郎「無限ループ止めろ! つまりマホはクリスマス会の手伝いに来たんだな?」 マホ「えっ、違いま」 京太郎「いやあ助かったよ。部長から言いつけられたものの、一人じゃキツいと思ってたんだ」 マホ「そんな話聞いてま」 京太郎「ほら、折り紙。一緒に部屋の飾り作ろう、な?」 マホ「あうう……」 マホ「~♪」チョキチョキ 京太郎「……割に楽しそうだな、マホ」 マホ「はい! 工作は得意なんです!」 京太郎「器用なのか? チョンボはするのに」 マホ「うう……」 京太郎「いや、ごめんごめん」 マホ「大丈夫です、事実ですから……」 京太郎(うーん、思ったより作業が早く済みそうだな) 京太郎「よし、先輩がご褒美をあげよう」 マホ「ご褒美ですか?」 京太郎「ああ、おちn」 久「せいっ!」ドスッ 京太郎「ぬぐぅ!?」 マホ「わっ、須賀先輩!?」 久「危ないところだったわね、マホちゃん。まさか須賀君がFKウィルスに感染してたなんて……」 京太郎「なんすかそれ……」 久「ちなみにFKはFujitayasuKoの略よ。かかると性的対象年齢が著しく下がり……」 京太郎「FukuKaichoじゃないんですね」 マホ「須賀先輩、大丈夫ですか!?」 京太郎「ああ、大丈夫だ」 京太郎(部長も本気でやった訳じゃないし) マホ「竹井先輩、どうしてこんなことするんですか!」 マホ「須賀先輩は、部活のために一生懸命……」グスッ 久「えっ? ちょ、ちょっと須賀君……」 京太郎「えっ、あっ、はい」 京太郎「はっ! 部長のおかげで邪悪な心が祓われたぞ!」 京太郎「もうはっちゃんを見ても日焼け跡ペロペロと思わないし、胡桃を見ても俺の充電器をプラグインとは思わない!」 京太郎「ありがとう、部長! 愛してます、部長!」 マホ「わー、竹井先輩すごいんですね!」パァア 久「そ、そうかしら」 久「あら、もう終わらせたのね」 京太郎「はい。紙飾りの分は」 久「んー、企画は私達、料理準備は咲達がやるとして、後はツリーね」 京太郎「oh...そりゃなかなかヘビーですね」 久「ツリーと言ってもそこまでの大きさじゃないけれど。それでも結構な重労働になりそうね」 久「お願いできるかしら?」 京太郎「お任せあれ!」 マホ「何処か行くんですか?」 京太郎「ああ、ちょっと街までな」 マホ「マホもついて行きます!」 京太郎「そうか? じゃ、行こうか」 マホ「はい!」 マホ「うわー、街はイルミネーションで綺麗ですね!」 京太郎「ああ、そうだな」 京太郎(長野にそんな街があるかどうか知らんが) 京太郎「んー、ついでだし何処か店でも寄ってこうか」 マホ「本当ですか!?」 京太郎「ああ、何処がいい?」 マホ「ジャスコがいいです!」 京太郎「ジャスコ? ノンノンノン、今はイオンって言うんだぜ?」 京太郎「それにしてもジャスコか、ベリーナイスな選択肢だな」 京太郎「オシャレなブティックも、みんな満足なフードコートも」 京太郎「暇つぶしに最適な本屋も、映画館にボーリング場まである!」 京太郎「ジャスコ最高だなぁおい!」 マホ「はい!」 京太郎「どうだ、美味いか? そのクレープ」 マホ「はい、美味しいです!」 京太郎「ふぅむ、皮がふっくら……俺としてはもう少しパリパリな……」 マホ「人がいっぱいですね!」 京太郎「えっ、ああ、クリスマスだからな」 マホ「クリスマスって何だか楽しくなってきちゃいますね」 京太郎「そうだな」 京太郎(サンタを信じてる訳でも一緒に過ごす彼女がいる訳でもないが)」 京太郎「(クリスマスのBGMやイルミネーションは、何故か心をくすぐるんだよな) マホ「……」 京太郎「どうした、マホ? もう食べないのか?」 マホ「手をつないでる人が多いですね」 京太郎「あー、まあ、クリスマスだからな」 京太郎(確かにクリスマスは家族連れとカップルがやたら目立つ) マホ「皆さん仲良しなんですね!」 京太郎「えっ」 マホ「クリスマスは楽しい日だから、仲良くしないとですね!」 京太郎「おっ、おう」 京太郎(何だこの謎理論) マホ「はい」スッ 京太郎「?」 マホ「マホ達も手をつなぎましょう。ねっ、須賀先輩?」 京太郎「……あー、うん」 マホ「決まりですね!」ギュッ 京太郎(……これ、良いんだろうか。いや、単に仲が良い先輩後輩だから! うん、大丈夫!) マホ「それじゃ、行きましょう!」グイッ 京太郎「おっ、おい、急に引っ張るなって」 マホ「マホ、ゲームしたいです、ゲーム!」 京太郎「ったく、しょうがないな」 京太郎「……ゲームセンターに熱中し過ぎて、用事のことすっかり忘れてた」 マホ「クリスマスツリーって、どこに売ってるんですか? 植物屋さん?」 京太郎「いや、ジャスコ内のおもちゃ屋だよ」 マホ「クリスマスツリーって、おもちゃなんですか?」 京太郎「うーん、本物の木じゃないんじゃないか? サイズは小さいって言ってたし」 マホ「なるほどー」 京太郎「しかし小さくても、今から運ぶって結構大変だよな……」 京太郎「あれ、あの後ろ姿……おーい、ハギヨシさーん!」 ハギヨシ「おや、京太郎君ではないですか」 京太郎「どうしたんですか、こんなところで?」 ハギヨシ「クリスマスの準備ですよ。恐らく、京太郎君と同じく」 衣「……ハギヨシ? 誰だ、この馬の骨は」 京太郎「う、馬の骨……」 ハギヨシ「友人です」 衣「友人! ハギヨシの友人なのか! それは不躾なことをした、陳謝する」 京太郎「いや、それは構わないけど……」 マホ「はわぁ……」 衣「むっ、こやつ……」ゴゴゴゴゴ ハギヨシ「衣様! この飾りとこの飾りはどちらがよろしいでしょうか!」 衣「えっ? うーん、この飾りも華美ではあるがこちらも……」ウーン ハギヨシ「ふう、危ない危ない」 ハギヨシ「ところで何を買うつもりで?」 京太郎「クリスマスツリーです」 ハギヨシ「ふむ……歩いて運ぶつもりですか?」 京太郎「そのつもですけど」 ハギヨシ「良ければ、車で一緒に運んで行きましょうか?」 京太郎「えっ、いいんですか?」 ハギヨシ「歩いて運ぶのは大変でしょうし、友人のためなら」ニッコリ 京太郎「ありがとうございます! おーい、マホ、この人が……ってあれ?」 マホ「わー、すごい大きいです!」 衣「これはエトペンと言う。エトピリカになりたかったペンギンというのが其の正式な……」ウンヌン マホ「そうなんですか。物知りなんですね!」 京太郎「……あら、仲良くなってる」 京太郎「よいしょ、と」 ハギヨシ「では、参りましょうか、清澄まで」 ブロロー 衣「ほう、清澄なのか! サキとノノカの!」 マホ「マホはまだ中学生です」 京太郎「高校に上がるのは二年後ですから、当たりませんね」 衣「そうか、残念至極だ。麻雀は打てるんだな?」 マホ「いえ、私はまだまだで……」 京太郎「当然。咲も認めてましたからね」 マホ「いやっ、そんな」 衣「この衣の目はごまかせん。マホには怪力乱神を感じる。サキや、全国の魑魅魍魎と同じく……」 マホ「ひいっ」 ハギヨシ「衣様、あまり脅かさないように」 衣「う、うむ、失敬した」 衣「おー、清澄だ!」 マホ「うわわわわ」 京太郎「ちょっ、どうしたんだ、マホ?」 マホ「夜の校舎って何だか怖いです……」カタカタ 京太郎「確かに、夜の校舎って不気味だな」 衣「ふふふ、それくらいで怯えるとは臆病千万! ころもは決してそn」 ガタンッ 衣「ひぃいー!!?」ブルブル ハギヨシ「失礼、ぶつけてしまいました」 京太郎(嘘だ、ハギヨシさんがそんなミスをするはずがない。これは……) マホ「せ、先輩……」 京太郎「大丈夫だってマホ、俺達がいるんだから」 マホ「手、つないでくださいぃ……」 京太郎「……ああ」ギュッ 京太郎(何故だろう。守ってやりたい、守ってやらなきゃという衝動が湧き上がる。これが父性……?) 京太郎「部室も、夜に来ると新鮮だな」 衣「……ノノカは?」 京太郎「……いる訳ないでしょう」 衣「そ、そうだな」 マホ「えへへ、クリスマスツリーがあると、一気にクリスマスらしさが増しますね!」 衣「うむ」 京太郎「うん、小さいけど、やっぱりいいな」 ハギヨシ「それではクリスマスツリーも運んだことだし、お帰りになりますか?」 京太郎「うーん」 京太郎「そうですね、用事は済んだんで」 ハギヨシ「では、行きましょうか」 衣「麻雀卓もあるし、折角だから4人で!」 ハギヨシ「衣様、もうおねむの時間でしょう」 衣「衣はそんな子供じゃない!」 ―車内― 衣「むにゃ……」 京太郎「じゃあまずマホの家にお願いします」 マホ「あの、先輩……」 京太郎「ん? どうした、マホ」 マホ「実は今日お父さんとお母さんの帰りが遅いんです。それで……あの……」 マホ「先輩の家にお邪魔してもいいですか?」 京太郎「俺の家にって……いや、それはマズいだろ……ねえハギヨシさん?」 ハギヨシ「大丈夫でしょう、須賀君なら」 京太郎「か、軽くないですか」 マホ「お願いします……」ウルウル ハギヨシ「可愛い女の子の助けを無下にするのですか」 京太郎「ぬ、ぐぬぅ……」 京太郎「分かった、分かりましたよ! 警察でも何でも来いってんだ!」 マホ「ありがとうございます、先輩!」ギュッ 京太郎「う、うん、分かったからとりあえず離れてくれないか」 ハギヨシ「それでは、須賀君宅へ」 衣「むにゃむにゃ」 ハギヨシ「それでは、メリークリスマス」 京太郎「メ、メリークリスマス」 ブロローン マホ「わー、大きいですね!」 京太郎「そうかな。こっちも両親いないけど、ゆっくりしてってくれ」 マホ「えっ、そうなんですか!」 京太郎「ああ、とりあえずご飯にするか」 マホ「あっ、でもご飯が……」 京太郎「何がいい? 作れる範囲で作るけど」 マホ「えっ、先輩料理出来るんですか?」 京太郎「まあな。さっきの人に一通り仕込まれたから」 マホ「はあー、コックさんなんですね」 京太郎「いや、コックさん違います」 京太郎「何がいい?」 マホ「タコスです!」 京太郎「タ、タコス?」 マホ「はい、須賀先輩が得意だと聞きましたので」 京太郎「確かに図らずも得意料理だが……よし、究極のタコスをご覧に入れてみせよう」 マホ「何か凄みを感じます!」 ―クッキングタイム― 京太郎「よし、完成!」 マホ「美味しそうな匂いです! 食べてもいいですか?」 京太郎「どうぞどうぞ、召し上がれ」 マホ「いただきます! ……これは!」モグモグ 京太郎「タコスと言えばスパイシーな味付けだが、今回は違う」 京太郎「ミートソースにチーズをトッピングして、お子様でも安心して召し上がれる味付けになっている!」 マホ「もごむぐもが」モグモグ 京太郎「うん、無理に喋らなくていいからな」 マホ「ごくん! 美味しいです、これ!」 京太郎「だろー? 流石だろー?」 京太郎「他にもあるぜ、醤油ダレと餅を使った和風タコス! クリームとフルーツを挟んだデザートタコス!」 マホ「すごいです、天才です!」 京太郎「まあ優希には邪道って言われたんだけど」 マホ「~♪」モグモグ 京太郎「そんなにうまそうに食べられると、俺も食べたくなってくるな」 マホ「! はい、先輩どうぞ!」 京太郎「えっ?」 京太郎(それ、マホの食べかけの……。これはいわゆる「はい、あーん」) マホ「……? 大丈夫ですよ、ちゃんと美味しいです」 京太郎(いや、こんな純真な子に何考えてんだ。そんな邪なこと、マホには思いもよらないに違いない。大丈夫大丈夫、平気平気) 京太郎「サンキュ、あむあむ」モグモグ マホ「どうですか、先輩?」 京太郎「うん、美味しい! やっぱ俺のタコスは最高だな」 マホ「えへへ、そうですね!」 京太郎「ありがとな」 マホ「まるで間接キスみたいになって―――えっ、あっ」アタフタ 京太郎「ああ、そうだな。ん?」 マホ「ど、どうしよう! 間接キスしちゃいました!」 京太郎「い、今更!?」 マホ「ああうう、先輩と……間接キスしちゃった……」カァア 京太郎「お、落ち着けってマホ」 京太郎(正直部活ではよくあることだし……主に2名で、和とは決してないけど) マホ「ど、どうしましょう先輩?」 京太郎「どうしましょうって言われても……」 マホ「あうあうあう」 京太郎「……」スッ 京太郎「マホ」ギュッ マホ「せ、先輩?」 京太郎「……大丈夫だから、落ち着けって」 マホ「先輩……」 京太郎「俺とマホの仲だろ? 仲良し先輩後輩、いや親友、いや家族みたいなもんだ。これくらいでどうにかなる関係じゃないって」 京太郎「どうだ、落ち着いたか?」 マホ「先輩……あったかい」 京太郎「あったかい?」 マホ「まるでお父さんお母さんみたいです」 京太郎「家族だからな、兄と慕ってくれてもいい」 マホ「……お兄ちゃん?」 京太郎「……いや、やっぱ先輩にしとこうか」 京太郎(いや別に問題はない、問題はないんだが……) マホ「?」 マホ「マホの家、いつも忙しくて、あまりお父さんお母さんがいなくて……。クリスマスも一緒にいれるか分かんなくて」 マホ「今日も、先輩が料理作ってる時に、帰れないってメールが来たんです」 京太郎「そうなのか」 マホ「だから、先輩がお兄ちゃんになってくれるって、すごい嬉しいです!」 京太郎「……よし、今日は、いやクリスマスまで俺は京太郎お兄ちゃんだ!」 マホ「本当!?」 京太郎「ああ、一緒にいような」 マホ「はい!」 京太郎(俺の内に眠る父性、いや兄性が雄叫びをあげている……!) マホ「……ふわぁ」 京太郎「眠たいのか?」 マホ「あっ、ええとその…」 京太郎「眠いんだな。そうだな、もう夜も遅いし、寝るか」 マホ「あっ、でもマホはまだ……」 京太郎「大丈夫だよ、遊びたいなら明日また遊ぼう。明日も俺は京太郎お兄ちゃんだ」 マホ「……はい!」 京太郎「うーん、それじゃ寝床どうしようか。マホ、俺のベッドと母さんのベッドどっちがいい?」 マホ「えっ? そ、それって……」 京太郎「ああいや、もちろん別々だぞ。マホが俺のベッドなら、俺は親父の部屋にでも」 マホ「……ぃです」 京太郎「ん?」 マホ「お兄ちゃんと一緒がいいです……」 京太郎(……大丈夫なのか、俺?) 京太郎(もちろん、大丈夫だ。何たって俺は―――) 京太郎「いいぞ。俺はマホのお兄ちゃんだからな」 マホ「! 嬉しい!」ギュッ 京太郎「じゃあ行こうか」 マホ「はい!」 京太郎「大丈夫か、寒くないか?」 マホ「ん、ちょっと……あっ」ギュッ 京太郎「ど、どうしたくっついて?」 マホ「お兄ちゃんの近くだとあったかいです……」 京太郎「マホも、温かいな」 マホ「そうですか?」 京太郎「……なあ、マホは清澄のクリスマスパーティーに来るのか?」 マホ「えっ、まだ考えてません……」 京太郎「是非来い、みんなといるときっと楽しいぞ。咲もみんなも、絶対歓迎してくれるから」 京太郎「クリスマスって、みんなとはしゃいで、笑って。そういうもんだろ?」 京太郎「俺が、楽しいクリスマスにするから、な?」 マホ「はい! お兄ちゃんと一緒なら、私楽しいです!」 京太郎「嬉しいこと言ってくれるな。それじゃ、明日のために早く寝ようか」ナデナデ マホ「えへへ。はい、お兄ちゃん」 京太郎「お休み、マホ」 マホ「お休みなさい、お兄ちゃん」 ―翌日― マホ「お兄ちゃん!」 咲「えっ、何その呼ばせ方は(ドン引き)」 和「これはシスコンですね……間違いない」 久「どうりでねえ!」 京太郎「やべえよ、やべえよ……」 カン