約 1,001,580 件
https://w.atwiki.jp/me_novel/pages/102.html
639 :優しい名無しさん:2008/08/04(月) 21 08 30 ID wkV8Qfyq 635に影響されてキスについて書いてみた 「ねえ…ほんとにするの?」 「だめ、かな?」 夕暮れの校舎内。窓から差し込む赤の光。人気の無い赤い教室。 奇妙に現実感を喪失したその場所に、二人の人間がいる。 一人は少女だ。肩までのセミロング。光を反射する艶やかな黒髪。着ている服はセーラー服だ。靴下を覗けば全身黒色。その中で、夕陽のそれよりなお赤いスカーフが風に踊っている。やはり黒の瞳は、今は憂い気に伏せられている。 もう一人は少年だ。髪は短髪。少女よりも頭一つ背が高い。着ているのは学生服だ。少女とは対照的に、その瞳は少女の姿を真っ直ぐに捉えている。 「だめ、かな?」 少年がもう一度言葉を紡ぐ。少女を見据え、言う。 「だめっていうわけじゃ、ないけど…」 少女は恥ずかしさに目線を逸らす。その頬が赤いのは何も夕陽のせいだけではない。 少年の言葉が、少女の胸に染み込む。答えてあげたいな。それが少女の気持ちだ。 でも、言葉は気持ちを裏切って自動的に排出される。 「わたし、はじめてだし…」 「僕もだよ」 だからじゃないか。少年はそう続ける。少女は思う。確かにそうだと。お互いに初めてだから意味があるのだ。今、この場所でするからこそ意味があるのだ。 少女は。 少女は覚悟を決める。少年の気持ちに答えようと思う。だから言う。 「そ、それじゃ…目、つむってて」 「うん」 少年は瞼を閉ざす。無防備に、少女の言葉を疑う様子もなく。 それを見て、少女は思う。嬉しいなと。喜びが胸に溢れる。彼はわたしのことを信じてくれる。だから。だからそれに答えないと。答えないといけないと。 「はっ…」 少女は顔を近づける。愛しい人の顔へと。 視界一面に広がる顔。長い睫。高い鼻。夕陽の光が顔に陰影を形作る。その顔を見ながら、少女は更に顔を近づける。 「ん……」 唇が。 唇が重なる。一つになる。 温かいな、と少女は思う。彼の体温が伝わってくる。初めてのキスはレモン味だという。わたしの場合はどうなのだろう。 そんなとりとめもない思考が一瞬で頭を巡り、消える。伝わってくる熱が頭を溶かす。意識が一点に集約される。 「んぅ…」 少女の意識はただ、唇にだけある。他の感覚は最早ない。それがすべてだ。少女のすべてだ。 熱に浮かされた思考で少女はぼんやりと思う。 ああ、キスってこんなに気持ち良かったんだ、と。 二人は互いの背に腕を回し、抱き合う。唇が更に深くつながる。それを見咎めるものはいない。今この場所には二人しか居ない。 二人は抱き合う。身動き一つせず、唇を重ねつづける。 赤い夕陽に照らされて出来る二つの影は、今やただ一つとなっていた。
https://w.atwiki.jp/crackingeffect/pages/146.html
人の死には三つの種類が存在する。 一つは生命活動が停止した時。 一つは誰からも忘れられた時。 一つは、在り方を損なった時。 ▼ ▼ ▼ 【つまり百合香さんは、みんなを助けようとしてくれてるんですね!】 友奈は喜色に染まった声を、感極まったように張り上げた。 とはいえ実際に大声で叫んだわけではなく、あくまで念話でのことである。友奈は今索敵行動中であるからして、その程度の分別はついている。 夜になりかけ、薄暗がりと街灯の明かりが目立つ街並みを見渡して。 友奈は遠く離れた百合香に、快然たるありったけの気持ちをぶつけた。 【………………。 まあ、そうとも言えるかもしれませんね】 返答は、たっぷりの間が空いた後だった。 【わたくしの目的はあくまで原因の究明と事態の解決になります。現状、その最終的な着地点は聖杯の解体に行き着く可能性が高いというだけに過ぎません。 無論、その過程において発生する人的な被害を最小限に食い止めるための努力は尽くしましょう】 【それならやっぱり百合香さんはみんなを助けようとしてくれてるんですよ! 良かったぁ、百合香さんみたいな良い人に会えて!】 百合香の静かで落ち着いた声音とは正反対に、友奈の声は破顔したように明るかった。 【あ、でも……だとすると、ちょっと困るかも】 【何かなさいましたか?】 【えっとですね……実は私のマスター、呪いみたいなのにかかったっていうか、ちょっとだけ"普通じゃない"ことになってて…… できれば聖杯の力で元に戻してあげたいなって思ってたんです】 【ランサーさんのマスターというと、確か極道者に組するライダーに囚われているというあの。 ……なるほど、事情は概ね分かりました。それでしたら救う手だては存在します】 【え、本当ですか!?】 食い入るように問い返す。あのマスターをまだ助けることができるというのか。 【願望器たる聖杯が持つ力とは、脱落したサーヴァントの魔力そのもの。七騎のサーヴァントが相争う元来の聖杯戦争においては六騎の脱落を以て願望器として完成します。 それを踏まえるとこの地にある聖杯もまた、既に十全の魔力が貯蔵されていることになるでしょう。無論、未だ多くのサーヴァントが現界している以上は真の意味で完成はしていないでしょうが、ランサーさんのささやかな願いを叶える程度の力はあるはずです】 【な、なるほど……】 言われてみれば確かに、聖杯の構造としてはその通りだ。今までは知識こそあれど実感として感じられなかったから曖昧だったが、それならば話は別である。 【ところで一つお聞きしてもよろしいですか?】 【え? はい、なんですか?】 【ランサーさんの言う"呪い"とは、どのようなものなのでしょう】 ……まずい質問が来た、と友奈は内心思った。 屍食鬼のことはあまり言いふらしたくはなかった。単純に協力や信頼が得られないというのもあるし、言ったが最後自分が責められているように思えてならなかったからだ。 しかしこうして問われた以上は"言うしかあるまい"。無意識に歪曲させられた思考のもと、友奈は口を開きかけて。 【これはあくまで推測ですが、もしやその呪いとは噂に挙がる"屍食鬼"のことではないですか?】 ……意表を突かれ、一瞬だが唖然としてしまった。 【……はい、その通りです。でもなんで分かったんですか?】 【単純に当てずっぽうです。私の知る限り致命的な"呪い"の類はそれしかなかったので。キャスターや魔術師による別個の呪いという可能性も、というかそちらのほうがずっとあり得ましたが、どうやら当たってしまったようですね】 しかしあまり嬉しくはないですね、と一人ごちる百合香を後目に、友奈は観念したかのように黙りこくった。 【別段私はあなたを責めるつもりはありません。むしろ納得いたしました。そのような事情があれば隠したくもなるというもの、他人に言えず一人で抱え込むしかなかったあなたの気持ちは察するに余りあります。 どうかご安心を。私はあなたを咎めません】 【百合香さん……】 思わず足を止め、感じ入るように息をつく。 百合香の暖かな言葉が胸にしみるようだった。聖杯戦争が始まって以来ずっと燻り続けた不安や痛みが、ほんの少しではあるが和らいだように思えた。 【つもる話もありましょうが、それはあなたが帰ってきてから改めてといたしましょう。 付近の様子はどうですか?】 【特に異常は見当たらないです。魔力の反応もありませんし】 【では早急な帰還を。極道者のライダーへの対策も含め、今後の方針について協議したいと思います】 【はい、分かりました!】 そうして念話が遮断された。 ………。 ……。 …。 ────────────。 ▼ ▼ ▼ 「まだいける……まだ、大丈夫」 念話を打ち切ると同時、友奈の表情は先程までの明るいものから、険しい無表情へと変化した。 明るい声も、明るい顔も、無理して作られたものだった。未だ事態が何一つ解決を見せていない以上、手放しで喜ぶことはできなかった。 マスターは囚われの身で。 ライダーへの対抗策はなく。 いざ取り返しても屍食鬼と化したマスターを前にどうするか。 問題は山積みで、ともすれば挫けそうにもなってしまうけど。 それでも。 「マスターを助ける」 自分を頼ってくれた人を、見放しなんてしない。 「あの女の子に報いる」 自分を信じてありがとうと言ってくれたあの子。あんな悲劇を二度と生まないことが、死んでしまったあの子に報いるただ一つの方法だ。 「大丈夫。だって、私はもう一人じゃない」 かつて天夜叉のライダーに敗北を喫した時とは違う。今の自分にはもう、頼れる仲間がたくさんいる。 百合香さんとアイちゃんは、こんなボロボロの私にも手を差し伸べてくれた。 あのセイバーさんだって、本当なら手と手を取り合えたはずだ。あの時は私がいくじなしで本当のことを言えなかったけど、でも今ならきっと大丈夫。 百合香さんに言えたんだから、きっともう一度できるはずだ。 一度諦めかけるほどの逆境でも、諦めなければ必ず道は拓けるから。 今なら心の底から言える。かつての時と同じように、為せば大抵なんとかなるのだと。 故に。 「讃州中学勇者部所属、結城友奈。 私はもう、二度と諦めない!」 ───不屈の心は、この胸に。 【B-1/孤児院周辺/一日目 夕方】 【ランサー(結城友奈)@結城友奈は勇者である】 [状態]覚悟、ダメージ(小)、精神疲労(小)、解法の透による気配遮断 [装備] [道具] [所持金]少量 [思考・状況] 基本行動方針:マスターの為に戦う 0:───私はもう、二度と諦めない。 1:聖杯によりマスターを普通の人間に戻し、その願いを叶えてあげたい。けど必ずしも他の全員を殺す必要はない? 2:ライダーからマスターを取り戻す。そのためにも百合香さんたちに協力したい。 3:あの女の子の犠牲を無駄にはしない。二度とあんな悲しいことは起こさせない。 4:セイバー(アーサー)とも、今度こそ本音で向き合いたい。 [備考] アイ&セイバー(藤井蓮)陣営とコンタクトを取りました。 傾城反魂香に嵌っています。百合香に対して一切の敵対的行動が取れず、またその類の思考を抱けません。 現在孤児院周辺を索敵しています。 咒法の射により百合香と疑似的な念話を行うことができます。 ▼ ▼ ▼ (さて、ライダーへの対策も含め、厄介なことになりつつありますね) 念話を切ったと同時、それまで温かみのあった百合香の言葉から、それらが一切合財消え失せた。いや、そもそも思考に限れば、彼女は最初から慈悲や慈愛の類は一切見せていなかったのだろう。 では彼女は冷酷な悪人なのか───違う、そうではない。彼女はそんな次元で話をしていない。 事実、彼女は友奈に対して一切嘘を言っていない。 彼女の目的も、聖杯を利用できるかもしれない可能性も、友奈を咎める気はないということも、ライダー対策に協力するという言も。 嘘は一切含まれない。ただ意図的に"一言"少なくしただけだ。 百合香の目的は貴族院として事態の収拾にあたること。"みんなを助ける"というのは友奈の勝手な解釈に過ぎない。 無論、彼女の言ったように人的被害は極力少なくするが、必要とあればその限りではないのは明白だ。 聖杯を利用できる可能性があり、ささやかな願いは叶う。これも嘘ではない。しかし百合香はそれで友奈のマスターが救われるとは一言も言っていない。 聖杯に為し得ることは人の領分で為し得ること。故に既に死んでいる屍食鬼を蘇らせることなどできない。過去は変えられず、できるのは解釈を書き換える程度。 友奈を咎める気は全くない。そもそも咎めるだけの期待も興味も持ち合わせない。 極道のライダーに共に対抗する気もある。ただし友奈やそのマスターの生存は度外視だ。いざとなれば捨石や肉壁に使うことも辞さない。 それが辰宮百合香という女だった。彼女は決して人並の感情がない冷血漢ではないが、少なくとも"香"に対して耐性のないものにそれは向けられない。 傾城反魂香、万人を等しく百合香へと隷属させる支配の香り。 "最初から自分に好意的な人間など信じるに値しない"。病的なまでに歪んだ思考は、百合香から切り離すことなどできない。 友奈とて、本来なら分かったはずだ。百合香の話す事柄が信用ならないということなど。 見誤ったのは香による思考能力の低下もあるが、それ以上に百合香がセイバーへと向けた感情と、友奈に向けた感情が同一のものだと錯覚したことが大きい。 セイバー陣営はその来歴も、鎌倉での行動も、壇狩摩に全てを託されたという事実も、その全てが信頼に値する陣営だった。故に百合香が彼らに向けた感情は、純粋な好感の眼差し。 しかし友奈は? 決まっている。相当のお人よしや愚か者でもない限り、信頼などできるはずもない。 香で嘘偽りのない来歴を聞きだしたということが、この場合はむしろ疑惑を強める結果となっていた。マスターの状態、屍食鬼という存在、行動の矛盾に言動の不和。その全てが友奈という存在そのものを疑わしいものにしている。 これはただ、それだけの話。 単なる些細な擦れ違い。どこでも見られる、ありふれた光景の一つに過ぎなかった。 (全く面倒なことをしてくれたものです。これもどこまであなたの掌の上なんでしょうか、狩摩殿……?) 百合香は腐乱した内腑をおくびにも出さず、ただ静かに微笑み続ける。 その思考には既に、友奈の面影など欠片も残ってはいなかった。 【B-1/孤児院周辺/一日目 夕方】 【辰宮百合香@相州戦神館學園 八命陣】 [令呪]三画 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [所持金]高級料亭で食事をして、なお結構余るくらいの大金 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争という怪異を解決する。 1:セイバー陣営と共に鶴岡八幡宮へと赴く。諸々の説明もしなくては…… 2:ランサーも手元に置くが信頼はしない。 [備考] 古手梨花の死と壇狩摩の消滅を知りました。 アーチャー(エレオノーレ)が起こした破壊について聞きました。 孤児院で発生した事件について耳にしました。 キーア、セイバー(アーサー)の陣営とコンタクトを取りました。
https://w.atwiki.jp/zzzhonki/pages/119.html
おじいちゃん -人間国宝ガイバラ- おじいちゃんとは、SFCのゲーム『不思議のダンジョン2 風来のシレン』に登場するNPCであり、即死トラップでもある。じじいとも呼ばれる。正式名称は『ガイバラ』。 「おじいちゃんって何ですか? こんな危険なダンジョンにおじいちゃんなんているわけないでしょう」 「おじいちゃんこれあげる!(不要なアイテムを投げつけダメージを与えながら)」 『掛軸裏の洞窟』のクリア条件は16F以降から出現するこのガイバラに話しかけることなのだが、話しかけなければダンジョンを進み続けることができる。 そのため一部のシレンプレイヤーは、あえてこれを無視し、99Fを目指すという遊び方をしている。 そして、99F以降も階層表示こそ変わらないものの、階段を下りれば無限に99Fが繰り返されるため、どこまでも潜り続けることができる。これが通称『掛軸裏の洞窟エンドレス』である。 さらに、これに加えて「肉」「ワナの巻物」などの有用アイテムまで縛るイカレたプレイをしている者たちがおり、ぷーれもその一人である。99Fに至るだけでも相当なプレイスキル、知識、運が要求される。その先のエンドレス、そして縛りプレイの難度は想像を絶する。 『掛軸裏の洞窟』においてはその性質上、ガイバラに話しかけてしまうと強制的にダンジョンを脱出してしまう。そのため誤って話しかけるとすべてが水の泡になる。ある意味最も危険な存在と言える。なお、ガイバラには水上を挟んだ位置からでも話しかけることができる。通常はそれこそが本来のクリア条件なので、話しかけやすいのはいいことなのだが、エンドレスでは完全に余計なお世話である。素振りの際には注意しよう。 ぷーれ枠では主に、地雷で爆破されたり、矢で串刺しにされたり、地形加工の一部として使われたり、トドにもみくちゃにされたりする。 そのあまりに非人道的な行為にリスナーからは「老人虐待」「クソニンゲン」とコメントがされる。 だがぷーれはその非を認めず「こんなところにおじいちゃんがいるわけない」などととぼけた発言をし、卑劣な行為を繰り返す。 そんなぷーれの悪行を咎めるべく、今日も正義のグレートチキンさんはぷーれに倍速で殴りかかり、豚さんは岩を投げるのだった。 因みに、ガイバラを倒しても次の階では何事もなかったかのように復活する。 強い盾をおじいちゃんにプレゼントするぷーれ おじいちゃんを始末しておにぎりを強奪した上にしらばっくれるぷーれ ※上の動画はほんの一例である。 なお、シレンがガイバラを倒しても経験値は得られないが、モンスターが倒した場合はレベルが上がる。 仮にスカイドラゴンのレベルが上がり、フロアのどこからでも固定50ダメージの炎を吐いてくるアークドラゴンになった日にはゲームが終了する危険がある。 そのためガイバラの近くに混乱罠がある場合は、安全を考えて始末することが多い。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/2032.html
「我々はMAIDを保有し過ぎた。それが結局のところ全ての原因だろう」 暗い部屋の中で放たれた声に、鶯妃は目元を軽く上げた。 「……緩やかなMAID不拡散条約の締結、それは確かに世論の流れではある。対G戦争の終結と共に、大規模な破壊を実行する兵器の早期廃棄が求められてきたのは事実だ。 ――しかし、それだけがエントリヒの行動原理なのか?」 「永核兵器については研究が急速に進んでいる。そのテクノロジーは十年前とは比べ物にならない水準に達しているよ」 エントリヒの危惧はそこさ、と少女は続ける。 長い黒髪の少女は、そう言いつつグラスを手に取って、軽く口を付けた。 鶯妃は黙りこくったまま、その空間で円卓に座している人々にゆっくりと目を通していく。異形の人々はそれぞれに顔を歪め、そして彼女と同じくして黙りこくっていた。鶯妃は一つ溜息を吐く。 黒髪の少女がグラスを机に置いた。そして彼女は周囲に視線を走らせる。 「必要なのは対立軸だ」 そう彼女は言う。 「――大国と小国。MAIDを保有するべき国とそうでない国、……MAIDと非MAID。誰にとっても分かりやすい二項対立を示すことが肝要だ。 連中がやろうとしてるのはそれだ。我々はそれを利用しなくてはならない」 そう言って、黒髪のメードはくつくつと肩を揺らした。「MAIDが生き残るには、MAIDが滅ぼされようとしていること自体を訴えなければならない。そうだろう? 我々が生き残るには、相応の大義が必要になる」 「……MAID削減を条件として受け入れ、外交によって解決を計ることはできないのか」 ふと、暗がりの中に響き渡った言葉に、少女が顔を上げた。 先程から黙りこくっていた連中の内の一人だった。人間とはかけ離れた容貌をしている。その男に対して、少女は冷淡とも言える視線を向けた。 「駄目だね、残念ながら」 「何故だ、つまり、君は戦争がしたいというのか? ええ? 君はもう散々戦ってきたじゃないか、なのに――」 男が言い募ろうとして、口を噤んだ。 少女の目の中に、赤い光がちりちりと舞っていたのだ。 「シーア」と鶯妃が咎めるように呟いた。 そこで、暗闇の中で揺れていた光は、ゆっくりと消えていくことになる。直後に、その暗くなった一角から、笑い声が漏れ始めた。喉を鳴らすような断続的な笑い声が響く中で、居心地悪そうに人々は身じろぎしていた。その中でただ一人鶯妃だけが、少女の方へとただ黙って視線を向けていた。 少女の笑い声が止む。 「MAIDの削減を条件として飲むことはできない。 彼らは人的資源だ。理由はそれだけさ」 そう彼女が述べると共に、再び微かな赤い光が暗闇に舞った。 Next
https://w.atwiki.jp/ova-v/pages/446.html
概要 「カストリカ同盟第三種混成機甲部隊」(Third hybrid armor team of Kastricca Alliance)。 しかし、同部隊の活動から「インシディアス(insidious)」(狡猾な、陰険な、油断のならない)という呼称が多い。 同部隊の設立はバンガードによるクーデター決行当初に遡る。旧政府軍はバンガードとの戦力差を埋めるために、苦肉の策として雇用した傭兵部隊が前身となっている。 彼らの働きは素晴らしく、ごく一部の違法行為――無益な殺生――を除けば、バンガード正規部隊とひけをとらない戦果を上げたとされる。その功績が認められて、同傭兵部隊はカストリカ同盟の正式な所属部隊として編入された。 部隊での主な活動 「インシディアス」はカストリカ同盟の正規部隊としての扱いを受ける一方で、傭兵のような柔軟な行動、権限を所有し、各方面の戦線を転々としながら活動をしている。 「独立した行動によって、広範囲における『情報』を収集し、報告せよ」という任務を与えられているか、彼らはそれを過大解釈し、合法非合法問わずの手段を使い、「バンガード」や「財団」の情報を集めているとされる。 そのため、「インシディアス」の「非合法的な活動」を咎めるものはおらず、同盟内では「非合法部隊」と揶揄される。 部隊編成/戦術 「インシディアス」はAC/機甲兵器/歩兵からなる混成機甲部隊である。 「歩兵部隊による偵察」 「機甲兵器による小規模な戦闘から敵部隊の戦力把握」 「収集した情報を整理し、ACを使用しての殲滅戦」 というプロセスを趣に置いている。これは隊長であるクラフティが考案したものだが、さほどの強制力はなく、その場その場の柔軟な行動も認められる。 部隊活動範囲 第九領域全域に渡る。特にバタリア、バンガード領での侵攻活動がメイン。 現在の動向 バンガードや敵対する他勢力からは、その設立経緯故に「飼い犬部隊」と嘲笑される一方で、彼らによって殲滅された拠点、部隊は決して少なくはない。 またカストリカ同盟内でも軋轢があるらしく、特に隊長であるクラフティの言動や行動はかなりの顰蹙を買っている。 現在は各方面の戦線に出向きながら、バンガードと結託している「財団」や「未確認兵器」、「OW」に関する情報を集めていると噂されている。 募集要項 ・カストリカ同盟軍所属もしくは元傭兵の経歴を持つ人物。 ・殲滅戦時には、所有するACにOWを装備することが許可されている ・資金稼ぎという名目で、アリーナに参加。 敵対関係 バンガード――カストリカ同盟軍の敵。過去に、クラフティと「大佐」はクーデター前に確執があったという。 STCC――OWを収集しているため、バンガード以上の敵対関係となっている。 バタリア――領域近辺での活動によって、かなりの敵対心を抱いている。 部隊メンバー クラフティ
https://w.atwiki.jp/theurgy/pages/470.html
0話:MK-1301 古い教会だった。その原型を留めているかどうかさえ怪しいほどに、建物は朽ちている。 祭壇の背にある窓から落ちた陽光が、広い空間を仄かに照らした。 高い天井の隙間からこぼれ落ちる光が、その空間に縦の線を何本か引いて、床に光点を作っている。 立ち並ぶ長い椅子は至るところに腐食が進んでいる。 隅には鍵盤の抜け落ちたオルガンがあった。しかしひと目で、埃とカビに塗れているのがわかる。パイプにも錆びが回っているだろうと想像するまでは難しくない。 壁に刻まれた十字架も色褪せて、辛うじてわかるかわからないか、ぐらいにしか残されていない。 空気中を縦横無尽に漂う埃の数々。 祭壇に載せられた、異様に真新しい十字架が煌めく。 そして吐き出された紫煙が、ふわりと霧散して埃と光ばかりの空気へ溶けていく。 祭壇の脇……教会という場所で、本来ありえない喫煙を咎める者すら、いない。 彼女、一人だった。 ミシェル・クランという名前で登録されているか、本来の名前は誰も知らない。 そもそも本来の名前があるかどうかすら、本人でさえわからない。 だが彼女は、名前があること自体へ違和感を覚えてしまうほど……陽光に溶けてしまいそうなほどに、稀薄だった。 人形と呼べるほど幼くない……さながら白塗りのマネキンが座っているのかと見間違えてしまう。 あちこちがほつれた、しわくちゃのシャツと色褪せたデニム。 金髪も、褪せているというより、白金(プラティン)に思える。強いて、寝癖が跳ねていることが数少ない人間らしさか。 とても薄く乾いた唇。ついばまれた煙草の白でさえも、同じ身体とさえ見間違えてしまいそうなほどに白い肌。 微睡みの垢抜けなさなのか、それとも洗練された鋭敏さなのか……どちらとも取れないが、細く開かれた瞼の奥で、アクアマリンのような透き通った碧眼が、何かを見つめている。 ――教会に落とされた光か、自分の吐き出した紫煙か、あるいはどことも知れない場所。 その視線が、手中へ動いた。 ヘアライン加工で光沢を抑えられた、銀の、薄い長方形。ところどころに見える錆を拭う。 ライター『MK-1301』……彼女の名前でもある『ミシェル・クラン』のもの。 着火レバーの尻に、小さく鎖がぶら下がっている。 本来なら何かしらのキーチェーンがついていただろう鎖の先端に……今は、何もない。 ずっと前から、ミシェルはそれを持っていた。 記憶にある限りで最も古い物。 だが古びた記憶のどこにも、鎖の先にあったものがなんだったのかを示すイメージはない。 じっと、ミシェルは見つめていた。 ……やがて煙草の火がフィルターにまで回って、指先と唇に熱を覚える。 ライターをポケットへ仕舞い、煙草の吸い殻を祭壇に隠して、さびれた場所(・・・・・・)を後にする。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1790.html
(投稿者:めぎつね) 「素体が、姉妹らしいわよ? 私達」 不意に飛び出したそんな話題に、少しだけ応えあぐねて。 幾許かの逡巡を経て突き返した台詞は、まぁ面白味のないものだったと思う。 「だとしても、わたし達には血縁の有無など無意味でしょう」 「それはまぁ、そうだけどね」 にべもなく突っ返してしまったこととその後の何か残念そうにしょげ返った彼女の表情に、多少の罪悪感を胸に奥に感じはしたが、嘘は言っていなかった。素体に血縁があったからといって、自分と彼女が姉妹ではないのは明白だ。共通の記憶も無ければ、共有する過去もなく、各々のコアに何かしらの特別な関連性もない。生まれた場所は同じだったが、それは他にメードの研究施設がない以上必然的にそうなるというだけの話だ。 「まぁ、誰が咎めるわけでもなし。姉妹であっても問題ないとは思いますがね」 一度否定されたものを急に肯定されて驚いたのか、彼女は目をぱちくりとさせて何度かまばたきした。 不安なのだろう。それは自分にも分かる。ここに居るメードは自分と彼女の二人だけ、生物兵器とさして変わらない立場にあるこの身に注がれる視線にはろくなものがない。幸いにして自分は割り切ることに成功したが、誰しもが納得できる環境ではないのは明白だった。彼女が縋れるような相手は、当面自分しか居ない。 尤もそれを口に出すことはせず、彼女への返答は肩を竦めるだけに留めた。言葉にできるほど、自分は大層ではない。 (わたしは、誰かに手を差し伸べてやれるほど器用じゃない) そも、起用云々の前に自分のことだけで手一杯だ。きっと彼女の期待には応えられない。それを解っているから、最初から期待させるべきではない。 「それなら、私が姉になるのかしら? 背丈から鑑みて」 「おや、妹の身長が姉より高くてはいけないなどという決まりは御座いませんよ。義理になれば、年上の弟妹すら幾らでも湧いて出るものなのですし」 「あら。それでは貴方がお姉さん?」 「いいええ、長男であれ長女であれ、一番上には何かと色々な責任が付き纏いますからねぇ。わたしは妹で結構」 「そう。分かった」 そう笑った彼女の顔は、今でもよく憶えている。 そして結局、彼女と言葉を交わしたのはそれが最後になった。別段珍しくはない。何れそうなるだろうとは思っていたし、覚悟というほど大仰なものではないが諦観の念はあった。少し違ったのは、予測していた未来――自分が死んでそうなるのだろうというもの――にはならなかったという所だけだ。 そうならなくて良かったというのは紛れもない今までの本音だ。 そうなればよかったというのは、今この瞬間の本音だ。 その姿を赤く濁った網膜に映し、自分に出来ることは一つしかない。 選ぶ余地など、何処にもなかった。
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2138.html
「……佐助」 そっと、その名を呼びかける。 何はともあれ、まずはこの手枷を外してもらわなければ、行動を起こすことはできないのだ。 だが、佐助はびくりと肩を震わせただけで、起き上がらない。 やはり、薬の効果が辛いのか、それとも精神的によっぽど堪えたのか――。 小十郎自身、この忍がひどい辱めを受けたのだと考えるだに腸が煮え繰り返って仕方がなかったが。 もう一度、声を掛ける。 「平気か、佐助」 「……ん、ッ……」 返ってきたのは僅かな呻きのみだった。 だが、根気強く待っていると、やがて佐助は、ふらりとその身をを起こした。 それに小十郎は、この状況下においてでも少しばかり安堵して、 ――だが、直後に、戦慄を覚えた。 「かたくら、さん」 顔を上げた佐助は、とてもとても幸せそうに、愛しげに、その名を呼んで、微笑んだ。 凄艶に、それは、淫靡に。 ぞくり。小十郎の背に走った怖気は、恐怖だったのか、それとも。 よろり。佐助は獣のような四つん這いで、のろのろゆっくりと、だが着実に小十郎との距離を詰める。 やがて間隔は零になり、その掌が、小十郎の膝を撫でた。そろり、そろり。 息を呑みながら、間近に迫る橙の髪の毛を見つめれば、佐助はその視線に気が付いてゆっくりと小十郎を見上げた。 そして、今に蕩けてしまいそうに微笑んで。 「かたくらさん……」 酔いしれたような甘い甘い声音で、また小十郎の名を呼んだ。 ……何だ、これは。 「さす、」 呼ぼうとした名前は、口付けに吸い取られて、声にならずに消えた。 啄ばむような口吸い、時折、赤い舌で擽るように唇を舐められる。 はふ、と熱い息を漏らしながら、佐助は何度も何度も繰り返し口付けてきた。 さわさわ、と細い指が頬を撫でて、小十郎の整えられた髪の毛に差し入れられた。 体と心を、同時にじわじわと侵食されるような感触に、口吸いに、ざわりと肌が粟立った。 ちゅ、ちゅるり、息継ぎの合間に唇の隙間から舌を差し込まれる。小さいが熱い舌は、 隅々まで感じたいのだとばかりに小十郎の舌に絡み、口内を舐ってきた。 余りにも激しく性急な求めに、小十郎でさえ応じきれずに僅かに翻弄される。 やがて名残惜しげに唇が離れたかと思えば、再び、もっと深く。 最早小十郎は、息を乱さぬように意識することしか出来ない。 合間合間で、咎めるようにその名を呼んでも、名を呼ばれること自体が嬉しいのか、佐助はうっとりと目を細めるだけだった。 ……これは、完全に正気を失っている、止めなければ。 分かっているのに、自由を奪われた身の小十郎には、為す術など何一つ無い。 ようやっと濃厚な口付けが終わる。 低く低く、佐助、と呼びかければ、当の忍は少し首を傾げて、いっそ無邪気なほど艶やかに笑った。 松永久秀の恐るべき計画9
https://w.atwiki.jp/astrallinks/pages/138.html
雪初ちゃん歓迎会 report by AII 2009/03/23 23 00 - 新しいクラン・メンバーの如月雪那ちゃん&初菜ちゃんの歓迎会が行われました。 シーン1 ヒロイン 初菜 まずは主役の一人、初菜ちゃんをレポートです! アンティカ出発後、コラル湾にてイベンターに経過報告をしました。順調な滑り出しです。 写真は、コラル湾から聖なる森を目指して、デーユ墓苑を駆け抜けているところです。 余談ですが、SS を編集してたら、あたかもヒロインを狙う悪役のように見えなくもなかったので、写真にちょっと細工してみました。 とは言え、今回 AII は帰宅時間の都合で、PK 可能であった HP に参加することができず、イベント参加者と一緒になって敵を倒すなど、珍しく人助けをしました!(アピール) シーン2 最速の tasya 皆がイベンターを探している頃、クラン最速の女、tasya ちゃんは、早くも討伐対象のクマに攻撃中です。 今回のイベント主催者 兼 邪魔した Girl の Latias ちゃんの妨害にあうも、鮮やかに覚醒してこれに対処、クマの殲滅も当然最速です! シーン3 むっつr夫を咎める嫁 出会ってしまったが100年目、仲良し夫婦のまどたか(夫)& Latias(嫁)。 Latias ちゃんは、むっつr夫のまどたかさんを見るや否や、迷うことなく攻撃開始。 それを見かねてクマが仲裁に入るも、あえなく返り討ちにあい、あたりは毛皮と血の海に。 シーン4 隊長「ガチャはまわしたいだけなんだ」 とのブルジョア名言が生まれた記念日でもある、3月23日。 華麗にアイスボルトを決めるも、ここでサーバーが保護状態に。 きっとこのときの隊長、ものすごいクマの断末魔がきこえてるはず! シーン5 遅れてきた勇者、雪那 21時開始のラビが強敵続きだったため、主役の一人ながらも、ぎりぎりの登場となった雪那ちゃん。 クラン最速と名高い tasya ちゃんと唯一張り合える可能性があっただけに、次回イベント時の活躍に期待してます! とは言え、HP終了後に皆で花火を打ち上げることができ、めでたく二人を歓迎することができました。 サーバー保護が続く不安定な状況の中、イベント参加した皆、イベントを主催してくれた Latias ちゃん、おつかれさまでした☆ 初菜ちゃん、雪那ちゃん、ようこそ Astral Links へ! いっぱい盛り上げて、一緒に楽しもうー☆ このページへのコメントは以下へどうぞ☆ うぅ><; 素敵なページをありがと~♪ これからもよろしくですw -- 雪 (2009-03-24 02 44 02) ありがとうございました♪ こんな楽しくて素敵なクランと皆さんに出会えてしあわせです^^ -- ハツナ (2009-03-24 07 44 54) こちらこそよろしくですよ('ω'o)/ 今回は受付時間に間に合わなかったので、こそこそ撮影していましたw -- AII (2009-03-28 01 41 58)
https://w.atwiki.jp/enemy/pages/1065.html
スレ232より 707 :名無しさん@HOME:2011/02/02(水) 23 20 15 0 旦那再婚、私初婚なのですが、ウトメ、コトメ夫婦が結婚式には出ないと 言っていることがわかりました。 もう、入籍はしているのですが、今後のことが不安になっています。 しかも、ウトメ、コトメ夫婦は、前妻とその子といまだに付き合いがあるそうです。 それを知ったとき旦那に、前妻との関係を絶ってほしいとお願いしてくれと頼みました。 旦那はわかったと言っていたのに、籍を入れた今も何も言っていませんでした。 旦那を問い詰めると、前妻の子をウトメ、コトメ夫婦がかわいがるのは仕方がないと言われました。 籍入れる前には、こんなことになると思いませんでした。 悲しいです。 710 :名無しさん@HOME:2011/02/02(水) 23 22 17 0 707 それは貴方の考えが甘い ウトメからしたら孫の方が新しい嫁より大事だから 孫についている前妻の方がやっぱり新しい嫁より大事 初婚でなく、子供もいる相手と結婚する覚悟があなたにたりてない 719 :名無しさん@HOME:2011/02/02(水) 23 31 22 0 707 旦那とウトメ・コトメとの関係はどうなのかな。 離婚の原因が身内でも許せないくらい旦那に非があって 旦那自体と疎遠にしたいとかではないの? でもウトメ・コトメが前妻+子と付き合うのを咎めるのは無理と思うよ。 前妻の子がウトメにとって孫、コトメにとって甥なのは離婚しても変わらない。 728 :707:2011/02/02(水) 23 47 45 0 離婚理由は性格の不一致と聞いています。 前妻は住む場所、子の進学先など、なんでも自分の思い通りにしたがる人だったそうです。 前妻の子を大事にするのはまだわかりますが、式に出ないと言うのはやり過ぎだと思います。 旦那の離婚を、ウトメ、コトメがよく思っていなかったのは聞いています。 でも、食事などはたまにしていたようなので、疎遠ということはないと思います。 742 :名無しさん@HOME:2011/02/03(木) 00 17 07 0 707 養育費も払ってるだろうに そこまでして子持ちバツ1との結婚式挙げたいか? とまず思うが、普通は前妻との子が可愛いくらいでは 義実家全員に結婚式欠席宣言されないよ 祝福されない理由があなた自身に思いあたらなければ 離婚理由について重要な何かを旦那が隠してると思ったほうがいい 750 :名無しさん@HOME:2011/02/03(木) 00 33 35 0 707 子供には親に会う権利も、親に自分を養わせる権利もあるからねえ。 後妻には、先妻の子に何一つ文句言える権利もなけりゃ、義一家が孫や姪甥を 可愛がるのを止める権利もない。将来結婚式に旦那だけ呼ばれたり、入院葬式に 先妻の子が来る事も親族席に座る事も止められない。目くじら立てたら707が心の 狭い嫌な女に思われちゃうしね。 結婚にいい顔されてないなら、むしろ義実家との付き合いが薄れてラッキーだと 思いなよ。後妻が来ない義実家に先妻の子が入り浸ってもむかつかなくてすむよ。