約 6,686 件
https://w.atwiki.jp/sunday-landg/pages/185.html
変態という名の淑女の発言集 2009年6月22日 オナニーショーの妄想 2009年6月14日 和服M女の恍惚 2009年6月9日 ある処女の飲み会 2009年6月8日 JKオナ狂い日記
https://w.atwiki.jp/gazouwrestler2/pages/70.html
ペンネームは結城翔馬 本名、結城翔馬。職業、小説家 和服の似合う美人・・・かと思ったが、実は男性らしい 子供が20歳を超えても、あの容姿を保っていた 画像レスラーSS書きの一人
https://w.atwiki.jp/tyoujoutoshikamiya/pages/114.html
【名前】徒 出雲(ともがら いずも) 【性別】男 【年齢】69 【職業】無職 【容姿】 髭を生やし総白髪な長身の老人。 和服にも拘らず鍛え上げられたゴリラの如き肉体は隠しきれていない。 【概要】 新当流の流れを汲み剣道範士八段を有する知る人ぞ知る剣聖。 屡々超人と見誤られるがその動きは長年の研鑚で培われた技術である。 若い頃から自宅敷地内道場で剣道一筋の人生を歩む。 還暦を過ぎた辺りから徐々に弟子が減り、長年連れ添った妻は半年前に他界、 当の昔に娘は国際結婚で海外に嫁いだ為、自宅には一人という状態になった。 誰も居なくなった道場で日がな一日を過ごすのに辟易しボランティア精神から町内巡回を決意し今に至る。 常に和服で厳つい見た目に反しフットワークが軽い。 スマホを筆頭に最新技術を使いこなしヒップホップやブレイクダンスにも理解が及んでいる。 【装備】 《星廻(ほしめぐり)》 元は遥か昔に儀礼用に打たれた刃のない流星刀。 材料の隕鉄は人間の精神に反応する特殊金属。 持ち手の精神に応じた色で刀身が淡く光る。 この間刀身が触れた超常の力は弱体若しくは無効化される。 刀の能力を遺憾無く発揮するには修練を要し、 使い手ごとの感覚によってでしか発現しない為、 一朝一夕で対超人戦に持ち出せる代物ではない。 弱体や無効化は直接的な能力に限定される。 超常の力で生み出される炎は斬れるが、超常の力で操られる炎は斬った瞬間コントロールを失うだけである。 精神系もかかった瞬間に弱体や無効化と言うプロセスを踏むので場合によっては無事では済まない。 尚、出雲が星廻を振るう場合、その刀身は紫色に光る。
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/2331.html
《平沢 唯(406)》 キャラクターカード 使用コスト2/発生コスト2/赤/AP20/DP30 【和服】 このカードは、自分の「中野 梓」の効果で活動状態になった場合、ターン終了時まで〔天然2〕、+20/+20を得る。 [メイン/両方] [↴]全てのキャラは、ターン終了時まで+10/±0を得る。 (私の方が先輩ですが、あずにゃんの方がちゃっかりしてるんですよー。) けいおん!!Part2で登場した赤色・【和服】を持つ平沢 唯。 中野 梓の効果によって活動状態になった時に天然を得て、AP・DPが20上昇する効果、全てのキャラのAPを10上昇させる使用型テキスト効果を持つ。 1つ目の効果は強化効果。 条件はかなり限定されているが、条件を満たせば脅威のAP40・DP50の天然キャラとなる。 《中野 梓(412)》とのコンボが最も効率的。2つ目の効果のデメリットを帳消しにでき、ノーデメリットで条件を満たせる。 2つ目の効果は全体強化効果。 タップするだけで全てのキャラを強化できるが、相手もその恩恵を受けてしまう。 ただしDPは上昇しないので、うまく使えば有利になる。 1つ目の効果を発動させるためには休息状態でないといけないので、他に手段がない場合はこの効果を使うことになる。 《中野 梓(412)》がいればデメリットを帳消しにできる。 《中野 梓(412)》と併用することで真価を発揮するので、ぜひセットで投入したい。 カードイラストは描き下ろし。フレーバーはけいおん!第9話「期末試験!」での唯のセリフ。 関連項目 《中野 梓(412)》 収録 けいおん!!Part2 04-006 パラレル 編集
https://w.atwiki.jp/kimono21/pages/34.html
こんにちは。皆さんお元気でしょうか。今回も和服のきつけがテーマの記事です。 伝統と日本ならではの気候のなかで生み出してきたしきたりに従うことで、私たちが現代の生活のなかで見失ってしまった季節感を取り戻すことができるのではないでしょうか。 今はインターネットでも「着付入門講座」などがあるようです。 私が、付け下げを着つけた時に、美容院でお任せでしてもらったアップスタイルは、頭の中に偽物の髪の毛を入れて、頭を大きく大きく見せていました。 長襦袢の着付けを紹介しましょう。 結び方になれるまでは、なかなか上手にできないかもしれませんが、見ただけや、1度やっただけでは、そうすぐに上手にはできません。 お母様も、是非、おきもので装われてはいかがでしょう。 7月、8月の真夏は薄物といって、透け感のある絽や紗、麻素材の着物を着つけましょう。 すそよけは、「腰巻き」とも呼ばれます。 布目をとおす、縦糸、横糸の折り目をしかしながら、念のため書いておきますが、しわやよれなどがない状態にすること。 浴衣・・・夏のくつろいだ装いです。 http //浴衣e.com/kituke/kawari-bunko.html 今は自宅で洗える長じゅばんや着物もたくさん出てきています。 信頼できる和服の専門店としては、神奈川県の「丸富」が30代の女性中心に評判を集めています。 ですが、一応申し上げますが、テレビ番組でちょっとだけ見た噂話ですので真偽のご確認はご自分の視点でお願いします。 私の家からもう少し近郊ならば行けたのに少なからず恨めしいと感じています。
https://w.atwiki.jp/ln_alter2/pages/308.html
力の限りを振り絞って、泣いて叫んで伝えるから ◆UcWYhusQhw (……何かつまんないな) 迫り来る銃弾を柱を楯にして避ける和服、両儀式はそう、心の中で愚痴をこぼす。 嫌な予感はしていたが、やはり、貧乏くじを引いたようだった。 相対している制服を着た白髪の少女について、明確に外れだと式は思う。 少女の赤みがかったその目は、何か異様に透明に見えて、何処か不快に感じている。 戦い方もそうだ、多少訓練はしてある様だがその程度でしかない。 先程戦った剣士から比べると、少女の実力は明らかに劣っている。 加えて何処か少女の動きは人形のようだった。 人間と戦っているはずなのに、無機質な物と戦ってるように思えて何処か面白みが無い。 別に、自分は戦闘狂という訳ではない。 だが、この少女と戦い続ける事はこれ以上、したくなくもなかった。 (もういい、さっさと終わらせよう) 静かに、目蓋を閉じながら、式はそう思う。 これ以上時間をかける必要も無い。 元々、少女が持っていた銃が面倒だったから、弾切れを待つ意味でも様子見をしていただけだ。 そして、少女は別に銃の扱いに特別慣れてると言う訳でもない。寧ろ初心者のレベルである。 ならば、もうこれ以上、様子見に徹する必要も無く、銃に警戒する必要も無かった。 第一、時間をかけたら、あいつらに馬鹿にされてしまう可能性だってある。 そんな事を考えたら何処か腹立たしく感じ、式は白髪の少女を狩る最もいい行動パターンを考え始める。 彼女の戦い方は軍で教えるような簡単な戦い方でしかない。 不用意に近づいてきたら、銃を。逆に銃に警戒するならナイフを。 ほんの数回の牽制のし合いで戦闘パターンを読む事ができた。 応用性もなくまるで、教えられた事をそのままやる機械のようだ。 まるで、あのマネキン人形の様で、読むのはたやすい。 戦闘経験が無いものなら狩れるだろうが、場馴れしてるものを狩るのは足りない。 つまり 「―――残念だったな。狩られるのはお前。狩るのはオレだ」 狩る側の立場は自分、両儀式だ。 右手に、一つのナイフを構え、目を開ける。 思考をし始めてから、約十秒。 長すぎる時間だ、さあ、始めよう。 (……つよい) その一方で、相対する白髪の少女こと伊里野加奈は少し焦っていた。 今、戦っている和服の女が予想以上に強かった事に驚きを隠せない。 恐らく、今まで戦った人間の中では一番強いだろう。 何より、速いのだ。和服の動作のスピードが速すぎる。 此方が先制して銃撃したと思えば、もう逃げ込まれていたり。 かといって、接近してナイフで切り結ぼうとすれば、一合目で大きく後退された。 優勢なのは此方なのに、何処か負けている感じがするのは遊ばれてるからだろう。 相手が守勢なのに、全く逃げようとしないのが証拠だ。 銃撃を三回、切り結んだのは二回ほどだが、そう直ぐに感じる事ができた。 このままではいつかは負けてしまうだろう。 だけど 「まけない」 負ける訳にはいかなかった。 全ては大好きな浅羽の為に。 退く事も考えはした、けど、どうせ追いつかれる。 なら、ここで殺すしかない。 大丈夫、浅羽の為なら戦える。 ベレッタとナイフを強く握り直す。 ふぅーと息を大きく吐いて、気を強く持つ。 心にあるのはただ一つ。 「浅羽の為に死んで」 浅羽の為に殺すという事。 その一点だけを強く思い、前を見る。 丁度、柱から和服が姿を現した。 右手に一振りのナイフを持って此方を睨んでいる。 距離は約五メートルぐらいだろうか。 和服は身を低くしてナイフを構える。 接近戦を仕掛けるのだと伊里野は思い、銃で応戦しようとして右手の銃を構えた。 その瞬間 「せいっ!」 和服が、構えていたナイフを伊里野に向けて投擲したのだ。 アンダースローから放たれたナイフは、伊里野の喉元へ真っ直ぐに向かっていく。 「きゃっ!?」 予想だにしなかった投擲攻撃に、伊里野は完全に不意をつかれてしまう。 それでも、目を瞑りながらも、咄嗟に右手のベレッタで、向かってきたナイフを宙へ弾くことが出来た。 伊里野の精一杯の行動で、弾くことが出来たのは偶然だと伊里野は思う。 しかし事実は逆で、偶然ではなく必然。 銃を嫌がった式が、ベレッタを狙ったまでの事だった。 そんな事は伊里野が気付く訳も無く幸運だったと心の中で思う。 伊里野に弾かれたナイフはクルクルと高く斜め上の宙へ飛んでいく。 弾かれたナイフを気にする事なく、直ぐに目をあけ、前を見る。 その先には、投擲した張本人である和服がいない。 走り去って逃げたと言う訳でもない。 直ぐに右側を向いて見るが、そこにも居ない。 左側も振り向いて見るが、やはり居ない。 後ろにも居ない事は、見なくても気配でわかる。 何処かに隠れている訳も無いようだ。 それならば、 「どこ――」 そう、呟いた瞬間の事。 伊里野の疑問に対する答えは、居なくなった本人から解答を告げられる。 「――――上だよ」 言われた瞬間、伊里野は宙を見る。 クルクルと回りながら、宙から地へ落ちていくナイフ。 そのナイフを、空高く、飛んで、和服は逆手で掴まえる。 一連の行為が伊里野には美しく、またスローモーションの様に思えて、ただ茫然と眺めている事しかできない。 そして、そのまま、地に落ちていく。 「しまっ――」 まるで、いつか見た流れ星のように、流線を描き、和服は伊里野に向かって、 「あ――」 鋭く、激しく、無慈悲に切り裂いていった。 ほんの些細な呟きすら許さず。 大好きな人の名前すら呼べず。 伊里野加奈は、地に伏せる。 それが終わり。 それで終わり。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「おや、もう終わったのかい? 流石だね」 剣士シズとの戦闘を勝利で終えて、悠々と帰還した王、フリアグネは向かってくる者に対して労う。 ブーツをカツカツと音を鳴らして歩いて来る者は彼の仮初の仲間である和服――両儀式であった。 フリアグネ自身もそれほど戦闘に時間をかけたつもりではないのだが、和服はその上をいったようだ。 餌を譲って欲しかったのだがと、フリアグネは思っていた所、帰って来た和服の表情は何処か不機嫌そうだった。 「何処か機嫌が悪そうだね“和服”」 「……別に。おまえは仕留めたのか?」 「いや、“少佐”に譲ることにしたよ。其方はどうやら、仕留めたみたいだね」 そう笑いながら言ったフリアグネに、和服は少し顔を顰めて返事する。 「……いや、止めはさしてない」 「ほう? どうしてだい?」 「別に。興醒めしただけだ。けど、大きな傷は負わせたから今は這い蹲ってるんじゃないのか」 目蓋を閉じ、もう興味は無さそうに和服は呟く。 それでも、未だに何処か不機嫌そうで、表情は晴れることは無かった。 フリアグネは和服の態度に嘆息一つ吐いて、 「じゃあ、止めは譲ってもらってもいいかい?」 「……勝手にしろ。オレは少し休む」 「やれやれ」 「ふん」 和服のつれない態度にフリアグネは少し可笑しそうに笑って、餌の居る方向へ歩いていく。 フリアグネとしては、何の条件もなしに獲物を譲ってもらったので特にいう事も無く、和服の元から去っていった。 「くそっ……」 和服――式はフリアグネの後姿をつまらなそうに見ながらも、やがて興味を無くして虚空を見る。 そして、いらいらが募り思わず地面を蹴ってしまう。 溜息を吐き、直ぐ傍にあった商品のチェアに深く身を沈める。 「何なんだよ……おまえ」 右手を蛍光灯にかざし、そのまま自分の顔を覆い被せた。 呟いた言葉は、もうここに居ない誰かへ。 あんなに付き纏っていたのに、死ぬ時は傍に居なかった誰かへ。 死んだなら、黙って欲しいのに。 なのに、あいつは式を縛っていく。 あの時、殺す事に躊躇いなど無かったはずだ。 事実、直前まで式のナイフはあの少女の喉元に喰らいつこうとしていた。 なのに、なのに。 ――――でも人殺しはいけない事だよ、式 どうして、あの声が聞こえてきたのだろう。 今更になって、どうしてまた。 今までそれ以上の言葉なんて、言わなかった癖に。 ずるかった、ずる過ぎた。 ――――――君を、許さないからな そうやって。勝手に人を縛って何をしたい? だったら、何でおまえは死んだ。 私を置いて勝手に死んで。 それでも、なお、縛るのか。 ふざけるなよ、本当に。 結局、不意に響いた言葉のせいで、殺せなかった。 狙いの喉元から大きく外れて、右肩の方へ。 大怪我になるのは違いないし、放置してれば勝手に死ぬだろうが、それでも殺していない。 それに、止めを刺すのはあいつになるんだろうし。 私は『人類最悪』は殺す。 おまえをあんな目にあわせたあいつは絶対に許せない。 その為には、なんだって、してみせる。 なのに、お前はやはり殺人を否定するのか。 『人類最悪』を殺す過程で、違う誰かを殺す事を否定するのか。 否定したおまえは、もうこの世界に居ないのに? どうしようもない殺人衝動を抱えた私を一人きりにして、まだ否定するのか? いい加減にしろよ――――黒桐幹也。 私は、殺さなければならないんだ。 この殺人衝動と共に、立ちはだかる者を。 なのに、もう、居ないお前が縛るな。 くそっ……………… 私は大きく息を吐き、虚空を見上げる。 少なくとも気分は最悪だった。 こんな無様な姿はあいつらには見せたくもない。 そして、あるモノを思い出してデイパックをまさぐる。 だけど、探し物は見つからない。 あれ?……どうしたんだっけ……? ……ああ、そういえば。 顔を隠す狐の面は盗られたままなんだっけ。 参ったな、必要の時に限って無いんだな。 そう、 ――――勝手に死んだおまえみたいに。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「くっ……つぁ……」 凄まじい激痛が伊里野を襲う。 じくじくと斬られたが痛い。 痛くて、動く事すら困難になってしまう。 血がどくどくと溢れ出ている。 地に這い蹲ってるせいで、制服が真紅に染まっていく。 自分の白い髪も血に濡れていくのが解る。 でも、何故かまだ生きている。 狙いが甘かったのかは伊里野には解らないけど、でも、生きていた。 「あっ……うぁ……」 鋭い痛みで顔に、油汗が滲む。 噴出した血で、顔が赤く染まる。 苦しくて、痛くて、たまらない。 言葉にならない呻き声が、静かな百貨店に響く。 「………………ひぅ……ぁく……」 だけど、自然に涙は出なかった。 泣いてる場合では無かったから。 そうだ、痛みに屈してる場合ではない。 苦しみに泣いている暇なんてない。 「あさ……ば……」 全ては大好きな浅羽の為に。 一生懸命、大好きな彼の為に戦わないと。 まだ、まだ伊里野の戦いは終わっていない。 終わっちゃいけないから。 「くぁ……………ふぁ……」 地面を這いずり回ってでも進んでみせる。 少しずつ、少しずつ進んでいた。 出口へ向かって、浅羽を助ける為に。 苦しくても、辛くても、頑張らなければ。 「がぁ………………ぅあ」 痛い、痛い。 無理に動くから、動く振動によって傷が痛む。 苦しくて、苦しくて、涙が出そうになる。 でも、頑張らなきゃ、大好きな浅羽の為に。 「…………浅羽………………っー」 服が、身体が、顔が汚れる。 未だに溢れ出る血と、地面を這ってるせいで、ちりと埃で汚れていく。 でも、気にしない、気にしちゃいけない。 自分はもっと出来る、頑張れる。 浅羽の為に、大好きな浅羽の為に。 「はぁ……はぁ……やった…………ちゃんと……すすんでる……」 どれくらい這っていただろうか。 痛みで、頭がくらくらするけど進んでいる。 最初に地に伏せた位置からすると、大分進んでいた。 紅い血が、か細く、だけどしっかりと伊里野加奈が頑張った道を証明するように続いている。 その調子だ、もっと、もっと頑張らなきゃ。 「ぐっ………………ぅぅ…………浅羽」 あまりの出血で、もう、頭が上手く働いていない。 今、自分が、どうなっているかさえも、解らなくなってきている。 でも、想っていられる。想いだけが存在している。 大好きなひと。 心の底から思っていられる人。 浅羽、浅羽直之。 だから、頑張れる。頑張っていられる。 「あさ……ば…………みぅ………………あさ……ば」 眩暈がしてきた。 でも、進んでいられる。 大好きな人の為に戦える。 だから、泣かない。 痛みなんか、気にしない。 まだ、まだ進んでいられる。 まだ、まだ頑張っていられる。 「あ…………かふっ……………………あさ…………ば」 口から、血が溢れてきた。 紅い、紅い血が。 でも、進まなきゃ。 まだ、頑張らなきゃ。 浅羽の為に。 大好きな浅羽の為に。 伊里野加奈はまだ、戦える。 伊里野加奈はまだ、生きられる。 「あさ…………ば………………だいすき」 走馬灯が巡る。 懐かしい光景。 夜中のプール。 渡した入部届。 二人のデート。 薄暗い映画館。 マイムマイム。 長髪を切った。 二人の逃避行。 晩夏の思い出。 大切なおもい。 「浅羽………………わたしは……頑張る………………」 進んでいた。 頑張れていた。 痛くても、苦しくても。 這って、這って、這って、這って、這って。 精一杯、一生懸命、自分の力で頑張って。 伊里野加奈は、大好きな、浅羽直之の為に、生きています。 「…………やった、進んだ」 ただ、ただ、進んでいく。 普通の人にとっての一歩でしかない距離でも、伊里野はゆっくりと進んでいた。 確かに、しっかりと。 這って、頑張って。 「浅羽…………浅羽」 大好きな人の為に。 浅羽直之の為に。 伊里野加奈は、戦っていた。 そして―――― 「これは………………驚いた」 伊里野加奈の戦いは終わりを告げようとしている。 殆ど見えない目に映るのは白い服を着た男。 伊里野を物珍しそうに、ただ、見ていた。 でも、それすらも伊里野は、理解できる余裕が無くなって来ている。 ただ、耳に声がきこえて、それが現実すらもよく解らなかった。 「この人間の“器”の大きさは普通の人間を遥かに超えている……誇り高い王族の生まれか……それとも救国の英雄か……」 伊里野に向かって、珍しそうに呟いている。 それは驚嘆の篭った呟きで、ただ珍しそうに伊里野を見ていた。 「いや……それ所ではない……そんな比ではない。もっと凄まじい……世界を護った救世主?……人類を救った聖女?……言い過ぎかな?」 興味深そうに、感慨深く頷き、ただ、伊里野を見下ろす。 伊里野は、もはや考えている余裕も無かった。 傍に人が居る事すら、解らなくなって来ている。 血を流しすぎて、動く事すら、困難なのだから。 「しかし……いや、言い過ぎではないか…………ふむ? これは……」 思索にふけ、そして白服の王は見つける。 地に伏せる少女から紅く延々と伸びている道を。 その距離は地を這って進むには長すぎる距離であった。 王はその道を血である事を理解し、感嘆する。 「いやはや…………君の執念は凄いね。“和服”に敗北してから、ここまで這ってきたか……何が君を此処まで進ませるんだい?」 伊里野はもはや、誰に問いかけられているのかすら理解ができなくなっていた。 意識が朦朧として、あやふやで。 朦朧とした中で、何も考えらなくて。 ただ、問われたまま、意味も解らず、素直に、想いを口にする。 「だいすきな……ごほっ……浅羽のため……」 大好きな人の為に。 告げる途中で、むせて赤い血を吹いた。 でも、気にする事もなく、言葉を続ける。 「わたしは浅羽がすき。どんなに浅羽に嫌われても……浅羽だけを護る」 「……ほう」 白服が頷くのに気付かず、熱病にうなされた様に伊里野は言葉を吐き続ける。 浅羽の為に、浅羽を護る為に。 「他の人なんか知らない。わたしは浅羽がいきてればいい!」 想いをただ、吐いている。 自分の偽りの無い、純粋な想いを。 「そのために、殺す。みんな、みんな、殺す。みんな死んじゃっても知らない! 浅羽のためなら、何だって犠牲にする!」 「………………」 それは、みんなの為に犠牲になった少女の想い。 ただ、ただ、純粋な想いの吐露。 伊里野は叫びながら、その頬にはずっと我慢していた温かい雫が流れている。 王は、神妙に黙って、静かに聴いていた。 「浅羽のためなら何だって犠牲にする。世界が滅んでもかまわない。わたしは、浅羽のために、たたかう!」 力の限りを振り絞って。 「浅羽に嫌われても、それが、浅羽のためになるなら、殺す。わたしは浅羽がすきだから、護りたいから!」 泣いて。 「すべて、みんな、犠牲に、しても、浅羽をまもる。浅羽だけの為に、戦って、殺して!」 叫んで。 「そして、浅羽だけのために死ぬ!」 伝えるから。 「浅羽が、だいすきだから!」 その、想いを。 「……………………そう、君は愛の為に戦ったのか。そのためには何でもやる、犠牲にする……か」 王は、深く頷き、言葉を咀嚼し、繰り返す。 その時の表情は、王自身も、理解できないものだろう。 「……君の名は?」 王は、静かに名を尋ねる。 その時の表情は、誰にも理解できないだろう。 伊里野は、力を籠めて、答える。 「伊里野、加奈」 王は、その少女の言葉に、穏やかに微笑んで。 「イリヤ、イリヤか。……イリヤ、君の頑張りは、君の戦いは……」 伊里野の頑張りを褒め称えるように。 伊里野の戦いを肯定するように。 深く頷いて。 「――――素晴らしいものだね。でも、イリヤ、お休みなさい」 静かに、剣を、振るった。 伊里野の髪と同じ色の白い炎が、微かに瞬いて。 そして、散った。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ある所に一人の少女が居ました。 少女は、世界を二人で放浪する恋人達から生まれました。 両親である、恋人達は、その少女をある船の国で生んだのです。 その国は、船の中でで成り立っていて、渡りをしながら海の上で成立してました。 少女の両親は生まれた子を可愛がりましたが、やがて、旅立つにいたって、その子が邪魔に思えてきたのです。 そして、その子を、船の国に置き去りにしたのです。 困った船の国の人達は結局、その子を育てる事にしました。 少女は新たに名前をつけられ、すくすくと育ちました。 船の中で、暮らしていき、色々教えられていったのです。 しかし、ある時、転機が訪れました。 それは、国にある旅人がやってきたのです。 旅人は今までの中には居ないような人で、積極的に船の人々と関わりを持とうとしたのです。 それに困った少女を育てた者達は少女を、その旅人の監視役につけたのでした。 少女を育てた者達は、少女が気に入ったのならば、旅人について行ってさえいいとすら思っていたのです。 そして、旅人が中心となって起きた、クーデター。 少女を育てた者達、いや少女を育て居たの機械達は、結果としていなくなってしまいました。 そして、少女を育てた者達が、少女に残した言葉、「そして、一緒に生きろ」 それは、旅人共に生きろと言う言葉でした。 クーデターが起こした旅人は結局、その船の国から離れる事になりました。 その時、旅人が少女に言った言葉、「戻るがいいよ」と。 残酷な言葉が、少女を苦しめました。 もう、船の国には少女を育てた者は居ないのです。 帰る場所は何処にも、存在しないです。 それなのに、戻ればいいという言葉は少女にとって死刑宣告と一緒でした。 少女は、旅人に言いました。 戻る所など無いと。 そして、旅人は、自らの過ちに気付き、彼女と共に歩む事を決めたのです。 その後、二人はそのまま、旅立ちました。 二人が安住していられる場所を見つけれる為に。 そして、ずっと旅をしていました。 ずっと、二人は一緒でした。 めでたし、めでたし。 ――――とは、いかなかった。 その少女は殺し合いに連れてこられた。 旅人と離されてしまった。 二人は離れ離れ。 そして、二人は再会した。 旅人は、死に。 その死ぬ瞬間を少女は目の前で見てしまった。 それが、物語の結末。 それが、二人の終り。 「……………………」 少女は、黙って見ている。 ほんの少し前に事切れた旅人を。 じっと見て、じっと見続けて 「しんだのか」 そう、短く言った。 感情は篭っていない、ただの言葉。 動かなくなった、旅人に対する問いかけ。 「しんでしまったのか」 一歩、一歩ずつ旅人の下へ近づいていく。 でも、旅人は問いかけには答えない。 だって、死んでいるのだから。 「………………」 そして、旅人の下へ。 だけど、旅人は動かない。 血だまりの中で、死んでいた。 少女は 「ティー」 ティーは、短く名前を言った。 逝ってしまった旅人の問いに対する答えを。 そして、 「わすれてしまったの?」 哀しそうに 怨めしそうに 言葉を紡いでいく。 「わたしのなまえはティー」 確認するように。 何度も、何度も。 名前を紡いでいく。 「いっしょにたすけあうっていった、いっしょにたびをしていた」 今までの事を懐かしむように。 ティーは普段から信じられないほど饒舌に喋っていく。 「わすれてしまったの?」 その言葉には、哀しみが溢れていて。 旅人が最後に言った言葉は、少女の今まで生を否定するものでしかない。 だから、だから、 「わたしにもどるところなんてない!」 叫んでいた。 強い強い言葉を。 「あなたがわたしのいばしょだった!」 ティーが見つけられた、新しい生きる場所だったのに。 旅人は、それを、忘れてしまったのだろうか。 そして、旅人は、死んでしまった。 「どうして、どうして、わすれちゃったの? わたしのこと、きらいになったの?」 もしかしたら、旅人はティーの事を嫌いになったのだろうか。 だから、忘れてしまったのだろうか。 そう、ティーは思ってしまう。 思ってしまった瞬間、想いが溢れた。 「やだ! いやだ! おいていかないで! おいていかないで! いやだ!」 力の限りを振り絞って、泣いて、叫んで、想いを伝えていく。 旅人へ、大切な想いを。 そして、一人になった悲しみを。 哀しくて、苦しくて、自分の居場所を失ってしまった少女に残されてるのは、一つしかない。 哀しみから、逃げる方法。 それは―――― ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 浅羽は、ただ見ているしかなかった。 恐怖を持っていた少女、ティーが哀しみに暮れるのを。 大切な人を失ったティーを見守るしか、無い。 置いていかれたと叫ぶティーが、浅羽にとって、とてもデジャブの感じるものだった。 それは、浅羽が護りたいと思う人物が叫んでいた事と一緒だったもの。 ――――わた、わたしの、ことなんか、もう、きらいに、なっちゃったの? 置いていかれたと思った伊里野加奈の哀しみの言葉。 ひとりぼっちにされたと思った、伊里野の苦しみの言葉。 その時の様子がティーに重なって、酷く、浅羽は苦しくなっていく。 やがて、ティーはふらふらと歩き出して、近くの建物を目指す。 そして、一枚のガラスも石で破り、破片を持ち出した。 「やばいな」 その行為の意味を直ぐに理解したのは、浅羽の隣に居たもの、クルツだった。 ガラスの破片で、手が切れるのはお構い無しに、旅人の下へ戻っていく。 「自殺するつもりだ……!」 焦りながら呟いた言葉は、浅羽にも大きく響く。 悲しみに耐えられなくなった人間が、その悲しみから逃れる方法。 孤独になった人間が、孤独から解放される方法。 命を、自ら、断ち切るという事だった。 ――――やだ! いやだ! おいていかないで! おいていかないで! いやだ! 少女の哀しみが、大好きな人の哀しみと重なる。 少女の苦しみが、大好きな人の苦しみと重なる。 少女のおもいが、大好きな人のおもいと重なる。 浅羽は、とても、苦しく哀しかった。 どうして、こんな事が起きてしまうのか。 ただ、ただ、苦しくて。 見てるしかなかった。 その時、クルツが、ティーの元へ、向かっていく。 走って、彼女の元へ進む。 ティーが旅人の前で、佇んでる所静かにゆっくりと声をかける。 「ティーちゃん。駄目だ、そんなこと」 咎めるように、クルツは言った。 ティーは振り返り、クルツを睨む。 何も、言わず、感情も、籠めず、じっと。 「大丈夫だ、その人は嫌いになったりしてないはずだぜ?」 クルツは、その視線に怯まず言葉を紡ぐ。 浅羽は、光景を静かに見ながら あの時、伊里野加奈に言った時の事を思い出していた。 クルツは優しく、少女に話しかける。 「その人は、置いていってないと思うぜ。居場所はティーちゃんが思う限りあると思う」 「…………え?」 ティーの大きな瞳が、クルツを捕らえる。 無くなってしまったと思う自分の居場所が再び肯定されたから。 クルツは、静かに、優しく、言葉を紡ぐ。 「その人の事、好きか?」 クルツはもう既に亡くなった旅人を指して、ティーに聴く。 ティーは何の迷いも無く、こくんと首を振った。 クルツはその返事に、笑って、ティーの頭を撫でる。 「だったら、大丈夫だ。その人がティーちゃんの事嫌いになるなんて、有りえない」 浅羽はその光景を見ながら、あの時の事を思い出す。 ティーをシズに重ねながら。 「楽しかったんだろ、一緒に居て……きっとその人も一緒だと思うぜ……それに」 「……それに?」 ティーの大きな瞳を見つめながら。 クルツは、そっと口を開く。 「君が死んだら、その人も君と同じ思いをすると思うぜ? いいのか? それで」 ずるい言葉だろうなと、クルツは思う。 その言葉でティーを縛るだろう。 不確かなのに、ティーをそれ以上、させなくする。 ある意味、酷い言葉だった。 「…………だったら、どうすればいい?」 「生きればいいんじゃねえか」 その問いに、クルツは即答する。 頭を撫でながら、笑って。 ティーはそんな、クルツの顔を見て。 「…………あ」 ふと、優しい、旅人――シズの顔を思い出す。 穏やかな、笑顔。 困ったような、笑顔。 楽しかった、あの旅。 自分が死ぬといったら、哀しそうな顔をする。 そんな、表情をして欲しくなかった。 自分が生きると想ったら、嬉しそうな顔をする。 そんな、表情をして欲しかった。 死ねないと思って そしたら、今度は自分が哀しくなって。 なら、シズの居ない世界で、どう生きればいいの?と思って。 シズは答えてくれなくて。 わたしは、どういう生き方をすればいいの?と思って。 シズは困った風に笑って。 そして、消えた。 ティーはずるいと思って、そして、哀しみが溢れ、死すら奪われて。 哀しみの許容範囲を超えて、そっと意識を手放した。 答えは、まだ、出なかった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ (あの、素晴らしい をもう一度 へ)
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/4692.html
autolink() MK/SE09-22 カード名:ボヨヨンの女 アンリエット カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:3000 ソウル:1 特徴:《探偵》?・《生徒会》? 【永】舞台にこのカードがいるなら、このカードは《怪盗》?を得る。 【永】このカードの正面のキャラのソウルを+1。 【自】このカードのバトル中、あなたの受けたダメージがキャンセルされた時、そのターン中、このカードのパワーを+3000。 ノーマル:これは…シャーロックの…? ホロ:これでは胸が窮屈ですわ レアリティ:C illust. 11/08/15 今日のカード。 柵川中学の生徒 初春と同じデメリットを持つ代わりに、条件付きのパワーパンプを得た。デメリット効果に関しては前述のカードを参照。 注目すべきは3つ目の効果。 自分がキャンセルしたとき限定だが、そのパワーパンプは3000となかなかに大きく、レベル1キャラでさえも迎撃出来る程である。さらに、2つ目のソウルパンプとも噛み合っており、相手にデッキトップ操作・確認されない限りは、パンプが発動する機会はそう少なくはない。 しかしながら、ダメージレースに不利になることには違いないので、終盤ではアンコール等のハンドコストやチャンプアタック要員になるだろう。 パワーパンプの回数制限が無いため、浮遊霊 八九寺真宵などのバーン効果を連続してキャンセルした際はボヨヨンと更なるパンプが見込める。 また和服のアンリエットのパンプ効果も受けられ、元がバニラサイズであるため、こちらからも攻めていけないことはない。 和服のアンリエットと同じく、《怪盗》?サーチ効果の対象にはならないが、その機会もあまりないだろう。
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1228.html
優雅に舞い踊る桜 ―――――――――――――ブリーフィングルーム ミーナ「それでは改めて・・・今日、501に配属される事になった私大尉です。」 私「扶桑皇国の私大尉と言います。どうぞよろしくおねがいします。」 凛とした声で敬礼をする。 扶桑出身の特徴である黒い髪。先程の着物姿。 女では無く男だというのが信じられないが・・・ 私「何か、質問はありますか?」 宮藤「あの!!先程の桜の花弁はなんだったんでしょうか!?」 私「あれは私の固有魔法〈桜花蝶〉と申します。」 リーネ「おうかちょう?」 私「百聞は一見にしかず、見ててください。」 パチンッと指を鳴らすと、無数の桜の花びらが形を造り私が二人になった。 更に指でクイックイッとすると歩く。 ルッキーニ「おおおっ!!」 私「この様に分身体を造り出して敵の目くらましになったり、ネウロイをおびき寄せる事も可能です。」 パチンッとまた指を鳴らすとパラパラと崩れて、消える。 「別に指を鳴らさなくても造れますけどね」と言い加えて。 シャーリー「結構便利だなー。でも、それって一体しか造れないのか?」 私「さぁ?限界まで試した事は無いので解りませんね。」 クスクスッと笑う。 バルクホルン「次の質問だが・・・その珍妙な服装は一体何だ?」 私「これは和服と言いまして扶桑の服です。こちらでは珍しいでしょうね。」 バルクホルン「そんな事ではない!!軍人たるもの、そのふざけたヒラヒラとした服はダメだろ!!」 私「これは私の軍服みたいなものですが・・・」 ミーナ「それ以前に男の人が和服を着るのは問題だと思いますが・・・」 坂本「いや、そうでもない。扶桑の和服は男性でも着れる服だ。」 ミーナ「あら、そうなの?って・・・少佐そういう事では無くて・・・」 ペリーヌ「ですが、そんなのを着ては飛行時に支障が出るんじゃありませんの?」 私「先程の戦闘でストライカーを履いて自由に飛んでいましたよ。」 確かにそうだ。 そんな服を着ていたら、風の抵抗とかでまともな飛行操作だってできない。 だが、目の前の男はそれでも操作できている。 エイラ「んー、男でもその服装は・・・」 サーニャ「でも、綺麗な服。」 エイラ「うん!!私もそう思うゾ!!」 私「どうも、ありがとう。」 ヒラヒラと手を振る。 バルクホルンはダンッと席を立ち上がる。 バルクホルン「とにかくだ!!そんな軍規律を乱すような服を着るなと言いたいんだ!!」 エーリカ「トゥルーデ、いいじゃんか~なんか面白いし。」 バルクホルン「ハルトマン!!」 私「解りました・・・。」 スッとバルクホルンに向けて何か投げた。 受け取ると幾つ物の白く小さな花である。 バルクホルン「なんだこれは?」 私「ノコギリソウ。花言葉は"戦"。」 バルクホルン「何?」 私「貴女と私と模擬戦闘して貴女が勝ったら私は和服を脱いでそちらに従いましょう。 ですが・・・私が勝ったら、この服装で通しますので。」 バルクホルン「いいだろう。カールスラント軍人の名にかけて、勝負だ!!」 ―――――――――――――訓練場 バルクホルン「勝敗は先にペイント弾に被弾、もしくは弾切れになったものが負けだ。」 私「固有魔法の使用は?」 バルクホルン「使っても良い。」 私「了解しました。バルクホルン大尉。」 他の皆も見守りながら模擬戦闘が開始された。 ストライカーユニットを履き、二人は使い魔を具現化させ、同時に飛び立つ。 バルクホルンが二丁のMG42を構えて撃つが、私はヒラリッヒラリッと舞う様に回避する。 私も反撃とバルクホルンを撃つが簡単には当たらない。 バルクホルン「そんな射撃では当たらんぞ!!」 私「それはそうでしょうね。カールスラント軍人のエースが簡単に当たったら逆に落ち込みます。」 バルクホルン「なに・・・!?」 私「ですから・・・私も少々ばかり力を出します。」 私が一直線にバルクホルンの方へと向かってきた。 バルクホルン「当たって下さいの様な、物だな!!」 MG42のペイント弾を発射した。 私に当たったと思いきや、桜の花弁へと散った。 バルクホルン「目くらましの戦法か。・・・そこだな!!」 真下に私がおり、狙い撃つがこれもダミーだった。 バルクホルン「!?」 辺りを見渡すと、四人の私がいた。 クスクスッと笑っている。 二人の模擬戦闘を観戦していたメンバーも驚きの声が上がっていた。 宮藤「す、凄ーい!!私大尉が4人になりました!!」 リーネ「あんなに沢山の分身を生み出すなんて・・・」 シャーリー「ひゃー、凄過ぎるなー。」 エーリカ「でも、どれかは本物だよね・・・?」 坂本「確率は1/4という訳か・・・むっ?」 魔眼で確認した坂本は私に何かの違和感を感じた。 ペリーヌ「少佐、どうかしましたのでしょうか?」 坂本「・・・あの4人の大尉はもしかしたら・・・」 バルクホルン「一体、どれが本物なんだ・・・」 いや、落ち付け。 あれだけの分身を生み出し独自に動かすとなれば、念動系に分類されるものだろう。 先程の私は手で分身を操っているのであれば手で動作をしているのが本物だ。 すると、一体の私が手を動かそうとしていた。 その一瞬を見逃さなかった。 バルクホルン「そこだ!!」 MG42を放ち本物を当てたが・・・それは桜の花弁となった。 同時に残りの分身体も連鎖して散った。 バルクホルン「四体とも分身だというのか!?」 視界を塞がれてこれではどこに攻めてくるのか解らない。 チャキと銃口が眼前に向けられていた。 桜吹雪が晴れると黒い髪を靡かせた本物の私だ。 私「バーン♪王手ですね。」 バルクホルン「・・・何処にいたんだ?」 私「分身たちに気を取られているうちに貴女の真上で待機してましたよ。 念動系と見抜いていた点は良かったのですが・・・残念でしたね。」 バルクホルン「・・・私の負けだな。」 模擬戦闘が終わり二人は着陸する。 坂本「お見事と言うべきだな。」 私「いえ、私はまだまだという感じはします。」 バルクホルン「いやっ、固有魔法を使い相手の死角を突いてくるとは・・・流石だな。」 私「それでも、アフリカの星とは違った戦いを学ぶ事が出来ましたよ。」 エーリカ「えっ?マルセイユと戦った事があるの?」 私「まぁ、使い魔が同じだからとか私の事を興味持たれてあちらから勝負を仕掛けられてね。」 シャーリー「それで、勝敗は?」 私「・・・途中でネウロイが出現して勝負は有耶無耶になってしまいましたけどね。」 エーリカ「なーんだ。」 私「それから、私はカールスラント各地に転属されましたね。 そこで出会えた人たちも元気にしているかな・・・。」 ミーナ「そういえば、資料にもそう書かれていましたね・・・。」 私「上層部の方々が是非とも力を貸してくれというわけで、ネウロイ退治をしましたよ。 それで、カールスラントのネウロイが大人しくなって扶桑に戻されて今度はここに転属されたという事。」 宮藤「ず、随分と転属が多かったんですね・・・」 私「それでも、楽しい事も思い出もありましたよ。」 クスクスッと笑う。 ミーナ「宮藤さん、リーネさん。明日は私大尉を基地の案内をお願いしますね。」 宮藤・リーネ「「はい!!」」 私「二人ともそんなに気を使わなくてもいいですよ。」 宮藤「でも、私達より階級は上ですし・・・」 私「普通に私さんと呼んでも良いんですよ。」 リーネ「は、はい。解りました。」 宮藤「明日はよろしくお願いします。私さん!!」 私「ええっ。よろしくね。」 ―――――――――――――執務室 時刻は夜。 私大尉に関する資料を改めて読むのだが・・・ ミーナ「・・・こんな撃墜数、あり得るのかしら?」 坂本「・・・撃墜数が300機。いくら各地の基地に転属されたからってこんなに撃墜数が得られる物だろうか。」 あの時、ネウロイの戦闘があってじっくりと資料を見ていなかったが、 私大尉のこれまでのネウロイ撃墜数が300機と多くしかも公式だという事。 坂本「これは私の推測だが・・・私にもう一つの固有魔法が隠されているのだと思う。」 ミーナ「そうね。でないと・・・こんな撃墜数はあり得ないわね。」 坂本「今度、私に聞いてみるか。教えくれるかどうか解らんが・・・」 ―――――――――――――私の私室 就寝用の白い着物に着替えた私。 ベットに腰をかけて両の手に意識を集中している。 両手から淡い紫色の魔力が帯びている。 同時に部屋の置物がカタカタと動く振動によるものだろう。 念じるのを止めるとピタリッと止む 私「・・・大丈夫の様ですね。」 スクッと立ち上がり窓を見ると満月がポッカリと浮かんでいる。 桜の花びらで造った蝶が羽ばたいて私の指に止まる。 月の光を浴びてクスクスッと笑う。 【次回予告】 バルクホルンだ。 私大尉に負けるのは悔しいが約束は約束だ。 そういえば、基地の周りを色々と散歩をしていたな。 しかし、和服か。 クリスにも着せてみたら・・・(和服姿のクリスに妄想中)・・・ハッ!! な、何も考えてないからな!! 次回天真爛漫な和服少年へ続く
https://w.atwiki.jp/otomadstar/pages/1411.html
▽タグ一覧 CM素材 スーパー戦隊シリーズ ニチアサ パジャマ プリキュア 光 和服 扇子 音MAD素材 ニコニコで【パジャ麻呂】タグを検索する 概要 住居侵入+睡眠妨害+宗教勧誘+洗脳の犯罪オンパレードをかますやべー奴
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/2467.html
《松雪 集(060)》 キャラクターカード 使用コスト3/発生コスト1/青/AP40/DP10 【超平和バスターズ】/【和服】 このカードが登場した場合、デッキの上のカード1枚を表にする。表にしたカードが『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のカードの場合、手札に加える。 このカードが退場した場合、自分のキャラ1枚を活動状態にする。 (何だ?えらい歓迎ぶりだな。) あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。スターターデッキで登場した青色・【超平和バスターズ】【和服】を持つ松雪 集。 登場した時にデッキの一番上のカードを表にし、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のカードなら手札に加える効果、退場した時に自分キャラ1枚を活動状態に戻す効果を持つ。 類似カードの中では唯一作品を参照するため、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』単のデッキなら確実に手札に加えられる。 効果の成否に関わらず、デッキの一番上のカードが相手にばれてしまい、情報アドバンテージを与えるリスクがあるので要注意。 また退場した時に味方を活動状態に戻せる。 妨害中に退場した場合、既に休息状態になったキャラを活動状態に戻せるので後続のアプローチを抑えられる。 効果を確実に生かせる<あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。>になら採用する価値があるだろう。 通常カード、サインカードともにスターター限定カード。 カードイラストは描き下ろし。フレーバーは第3話「めんまを探そうの会」でのゆきあつのセリフ。 関連項目 《高坂 桐乃(012)》 収録 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。スターターデッキ 01-060 サインカード 編集