約 90,013 件
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/8543.html
【遠江】 吸血神官 レベル 49-7 構成 名前 種類(外見) 初期付与 使用技 吸血神官 吸血鬼(剣神主) ▲ 反射結界 生命吸収 顔取られ 死人(顔なし) 吸血神官 吸血鬼(剣神主) ▲ 反射結界 生命吸収 悪夢使い 吸血鬼(コウモリ) 反射結界 夢路惑わせ 吸血鬼(蛾) 催眠コウモリ 動物(コウモリ) 吸血コウモリ 吸血鬼(コウモリ) 生息地域 遠江:梓姫の屋敷 破天でボスNPCに変更されたようです ドロップアイテム 不浄衣 情報募集中 遠江へ-ヌで3POP確認 -- 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/2488.html
【遠江】 吸血神官 レベル 49-7 構成 名前 種類(外見) 初期付与 使用技 吸血神官 吸血鬼(剣神主) ▲ 反射結界 生命吸収 顔取られ 死人(顔なし) 吸血神官 吸血鬼(剣神主) ▲ 反射結界 生命吸収 悪夢使い 吸血鬼(コウモリ) 反射結界 夢路惑わせ 吸血鬼(蛾) 催眠コウモリ 動物(コウモリ) 吸血コウモリ 吸血鬼(コウモリ) 生息地域 遠江:梓姫の屋敷 破天でボスNPCに変更されたようです ドロップアイテム 不浄衣 情報募集中 遠江へ-ヌで3POP確認 -- 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/222.html
装填が完了した。リップヴァーンの表情――それは先ほどまでとは違い、 禍々しさが抜けていた。彼女がただの一兵卒だった頃に戻ったようだった。 戦場の恐怖、狂気、それらにただ怯えていた頃の顔だった。じくりと、胸 がうずく。久しく感じていなかった、死への恐怖。遥か昔にしまいこんだはずの ソレが、血液と共に流れ出てきたように感じた。 リップヴァーンは、震えを抑えることが出来なかった。彼女は怯えていた。 目の前に迫った死/敵に。 死――それは彼女が吸血鬼になって、克服したはずの虚無だった。戦場 を駆けてきた彼女は、戦争を楽しんでいたと同時に、死をとても怖れていた。 避けられぬ終焉。それは、いったいどのような姿で、この身に訪れるのだろう。 笑いながら死んだ兵がいた。 泣きながら死んだ兵がいた。 呪詛を唱えながら死んだ兵がいた。 恋人の名前を繰り返しながら死んだ兵がいた。 何が起きたのかわからずに死んだ兵がいた。 すべてを受け入れた表情で死んだ兵がいた。 戦場にはいろいろな死が存在した。 戦場にうち捨てられていた死体を見るたび、背筋に悪寒が走った。私もい つかこういう風に、道端の石ころ同然に見られながら、まるで物を扱うよう に処分されて、いつか、すべての人の記憶から忘れ去られるんだ。夜、死を 思うたびに彼女は泣いた。意識がなくなり、体が朽ち果て、自分のすべてが 無に帰す……それはなんと恐ろしい想像だろう! 死は人を無価値にする。その人間がどんな人生を送ってこようとも、最終的には 奈落に落とされ、虚無になる。それは絶対にいやだった。藁のように、塵のよう に、自分が無価値な存在とされるのがいやだった。彼女は死ぬのがいやだった。 そのまま時は流転する。死と隣り合わせに生きてきた彼女は、敵を殺し続けた。 平原で、街道で、雪山で、敵がいるのなら、あらゆる場所にいった。そして死を 生産し続けた。自分が無価値ではないと証明するには、それしかなかった。他人 に死を与えることで、彼女は虚無に抗い続けることが出来た。彼女にとって戦争 とは、愉悦と抵抗だった。絶えず抗い続ける彼女は、前進し続けた。それは血が 沸騰するような苛烈な旅だった。死はさまざまな形になって、彼女に襲い掛かっ てきた。彼女は全霊を懸け、敵/死と戦い、それに勝利してきた。そしてその虚 無に抗う意思が、彼女に得がたい才能を与えた。 魔弾という、バケモノじみた業だった。 ちょうどそのときだった。彼女にワルシャワ行きの指令が下ったのは。蜂起し たポーランド抵抗軍/目前に迫るソヴィエト軍/攻囲中のドイツ軍。ワルシャワ は激烈な三つ巴状態にあった。その魔女の釜の底で、彼女は悪魔に出会った。 悪魔は、彼女が母親から聞いていたような、鋭い爪や、尖った耳、禍々しい翼 を持ってはいなかった。小さく、余分な肉を纏った、ただの人間だった。 だが、その狂気は本物だった。狂気はその周囲にも伝播していた。ワルシャワ は、まさしく悪魔の遊技場になっていた。人間を切り裂き、その尊厳を踏みにじ る行為が、平然と行われていた。 それは吸血鬼を人工的に精製する過程だった。捕虜は実験のせいで肉腫の塊に なっていたり、その不死性を確かめるべく吊るされていたりした。 悪魔は、彼岸の境を取り除こうとしていた。そのために死も生も、すべてが同 価値に扱われ、処理されていた。そこには一部の無駄もなかった。すべては、吸 血鬼を製造する、それだけに集約していた。 まあ、その実験体は吸血鬼といえるほど全うなシロモノではなく、肉腫の塊の ような形をした失敗作ばかりであったが。 その有様はさながら奇形だらけのサーカスだった。 人間の戯画が闊歩する不思議の国。 悪魔はその国に君臨する王だった。 悪魔は、まるでいい悪戯を思いついたような笑顔で、彼女に契約を持ちかけ た。死との決別、その代償は力と身体。まるで夢のような話。だが、悪魔の目 には偽りは見えなかった。 リップヴァーンは、その契約を結んだ。幾たびも踏み越えてきた戦場、そこ で死んでいったものは、どれもこれも、哀れに見えた。すべて無価値の烙印を 押された者たちだった。私もいずれ彼の仲間入りを果たすのだろうか。果たす のだろう。自分が人間である限り、生物である限り、エントロピーの呪縛から は逃れられない。 だが。彼女は、それを認めなかった。認めたくなかった。自分が価値がない と証明されるのが、この上なくいやだった。それを認めては、自分が虚無に 飲まれる。それは絶対的な敗北だった。その敗北を受け入れてしまえば、自分 はただの抜け殻になってしまうだろう。 だから、彼女は彼女たらしめるものを守るために、人間をやめることを肯定 した。不死を受け入れ、永久にこの世界を彷徨うかりそめの旅人になった。 彼女の心は一時の平穏を得た。これで死という虚無から逃れられた。もう 無様に震えて泣き叫ぶことはない。虚無に犯されることもない。 だがそこで、悪魔は呪いを残した。死から乖離された吸血鬼。それでも、 完全ではない。ルールが破れれば、不死の魔法は解けてしまう。その不死を 解呪する魔物に気をつけたまえ、と悪魔はいった。それと出会ってしまえば、 死はまぬがれない。名を魔王(ザミエル)。その言葉は心の深いところで、彼女 を縛り続けている。 ダメージの蓄積が、彼女から余裕を奪っていた。たった今起こった狙撃の損傷。 それは血液の不足を引き起こしていた。それは、人間にはいうにおよばず、吸血 鬼にも多大な枷になる。体が動かなくなるだけではない。避けられぬ吸血衝動が 襲うのだ。吸血鬼は、常にこの衝動に悩まされる。どんなに強靭な意識でも、そ れを完全に抑えることは難しい。どんなに自分を律しようとも、最後にはその衝 動に身を任せてしまう。それは、彼女が考えることを放棄した、ただの獣に還る ことを意味する。思考する獣は厄介だが、そうでない獣は狩ることが容易い。 リップヴァーンが吸血衝動に負けることは、この場において、彼女が負けること につながる。敗北はすなわち死。死は、絶対に避けねばならない。だから、今は まだ、吸血衝動に屈するわけにはいかない。 リップヴァーンは意識を外に向け、その範囲を広げた。 吸血鬼の目は、二つだけではない。形而上学的位置に、もう一つ有する。 その目を使うことで、吸血鬼は肉にとらわれることはなく、あらゆるものを見渡せた。 だからこうやって、壁に背を向けたまま、周囲の状況を知ることが出来る。 そしてリップヴァーンは知った。標的が、こちらに向かって走ってきているのを。 「――どうして、空中を走ることが出来るの?」 その疑問は、もっともだった。垂直の壁を歩行できる吸血鬼といえども、何もな い空間を疾走することは無理だった。シグバールはそれを可能にする異能を持っ ているのだが、リップヴァーンは知らない。リップヴァーンは、少しの間、あっけ に取られた。だが、彼女とて戦場を踏み越えてきた百戦錬磨の軍人だ。想定外の事 態に、対処せずして、どうやって生き残ることが出来ただろうか。冷徹に、彼女は 断じた。あのスピードでは、ここに着く前に、魔弾で撃墜できる。いつものように やれば、殺せる。 そのために、彼女は必死に、理性を繋ぎとめていた。 感覚を極限まで研ぎ澄ませていた。 イメージを結ぶ。魔弾が、相手を屠る光景を、心の上に投影する。 そして――――それは、なった。 天に向かって、マスケット銃をかまえた。 目を閉じて、ゆっくりと意識を拡張していった。 周囲の空間が、自分のものになっていくのがわかった。 この空間は、私の創った檻だ。 この空間の中では、私は無敵だ。誰も魔弾をかわすことは出来ない。 誰も逃がさない。 引き金にかかった指に意識を向ける。 音。 魔弾が解き放たれた音。 これで終わり。 私はもう一度死に勝つ。 何度でも勝ち続ける。
https://w.atwiki.jp/kisekaemidland/pages/18.html
(1)アニマルパーク(初級) 体力消費6 モンスター体力1800 経験値60(体力換算値10) 麻 木の枝 黄色い毛皮 何かの牙 条件:ここに行くには鉄の斧が必要です。 (2)アニマルパーク(中級) 体力消費8 モンスター体力3950 経験値145(体力換算値18.12) 獣の皮 黄色い毛皮 何かの牙 鋭い爪 条件:ここに行くにはキツネ服が必要です。 (3)アニマルパーク(上級) 体力消費10 モンスター体力11500 経験値260(体力換算値26) 硬い石 黄色い毛皮 何かの牙 鋭い爪 猫目石 条件:ここに行くにはキツネアローが必要です。 (4)アニマルパーク(特級) 体力消費11 モンスター体力17000 経験値292(体力換算値26.54) 黄色い毛皮 何かの牙 鋭い爪 猫目石 ブラックオニキス 条件:ここに行くには黒ネコワンドが必要です。
https://w.atwiki.jp/ohayousex/pages/37.html
※子乃さんが俺補正により大人しかったりします。 ※エス・カーペリオンがウザイと感じた方は俺と同志かも。 日曜日。 学生にとって唯一の休みの日である。土曜日は午前中授業があり、午後から部活があるので、実質は平日とほぼ変わりが無い。 ということで、この日は学生にとっては大変ありがたい、休息の時なのであるが……。 白鳥宅。 午前8時。この時間が休日の白鳥時間である。 実際は、二度寝をするので12時ぐらいにおきるのだが、今日は事情が違った。 そう、あの娘の所為である。 「おい白鳥。朝飯がないではないか。」 冷蔵庫を開けて若干大きな声で喋る少女──若林子乃 ほんの些細な事故により、白鳥はこの娘に命を狙われている。 そして住処がないということで、白鳥宅に居候をしている。 そのおかげで白鳥はいつ殺されるのか分からないという、とてもデンジャーな立ち位置に居る。 「あー……昨日全部食べちまったかな……食パン。」 台所の棚を漁るが、朝飯になるような物は出てこない。 ため息をつく白鳥。そういえば、家には一人分の飯しか置いてないんだった……。 「家には何もない……外食いきましょうよ外食。」 白鳥ではない、もう一つの男の声。 白鳥よりも声は若く、それでいて身長は若干小さい男。というか青年。 「なんでお前がいるんだ……?カーペリオンさん。」 玄関の鍵も閉まっているし、今まで俺と子乃以外の気配なかったこの空間にどうやって違和感なく入ってきたんだ……? 「賢者の石を使えば簡単ですよ。」 へぇ、そんなことも出来るんだ。便利だな、その石。 ってそうじゃねぇよ!さっきから人の心読みまくりだし、勝手に侵入するし、賢者の石ってそんな日常的に使っていいものなのか? と思う白鳥だが、すぐに無駄と悟った。こいつの性格上、一般論など通じないだろう。 「外食か。よし、白鳥。行くぞ。」 「え?まじで?」 「嫌なのか?」 ガチャリと何処からかマシンガンを取り出す。 それ自体は白鳥に向けられては居ないが、白鳥に残された選択肢は一つしかない。 「わー行きますからマシンガン仕舞ってー。」 「じゃあ決定ですね。」 街中。 休日の街中は人が非常に多い。カップル、夫婦、少年少女の群、一人身の男など様々な人が歩いている。 そんな中に、平凡青年と危ない不思議少女、自称錬金術師の逃走青年が歩いている。 「子乃さん、何がいいですかね……。」 「別になんでもいいぞ。できれば洋食がいいが。」 意外なことに子乃は洋食派だった。 そういえば、もう一週間ぐらいたつのに俺って子乃のこと全然知らないんだな……。本人がなかなか喋ってくれないけど。 それにしても近くに洋食店なんてあったっけ? ポケットから携帯を取り出し、この近く一体の店を検索してみる。 「ああ、僕いい店知ってますよ。とびっきりのね。」 カーペリオンが二人の手を取り走り出す。 びっくりする白鳥に、やれやれだ、という顔の子乃。 だが、なんとなく子乃の顔が笑っているような気がした。 レストラン 見た目からして高そうな店である。 財布の中身を確認する白鳥。中には1万円とその他少ない金額の小銭。 「ねぇ子乃さん……?別の店でもいいんじゃないですかねぇ……ってマシンガン出さないでくださいお願いします。」 「金か?それなら前にも言っただろう。」 ああ……確か銀行強盗したんだっけ……。 「じゃあご馳走になりますね。」 だがカーペリオン。てめぇは 「ダメだ、とは言わせませんよ。」 フフフと気味の悪い笑い顔を浮かべるカーペリオン。 なんなんだこいつは……。 洋食店で出てきたのは俺が今まで生きていた中で最も豪勢な料理の数々。 まさかこんなのが「朝食」で喰えるとは……これも何かの運命なのか? てか、なんでカーペリオンはこんな店を知っていたんだ…… という、考えも吹っ飛ぶぐらいに旨かった。 案の定、子乃が強盗してきた金で支払うわけだが、何故か俺の財布から万札が消えていた。え?なんで? そう、子乃がスったのだ。子乃曰く「白鳥が払わぬのはおかしいだろう?それにこっちの金は貸してやっているのだ。」だそうだ。 初耳だった。そんは話。 店から出ると、やはり街には人が溢れていた。朝なのに皆さん元気ですね。 さて帰るか、と思ったところにカーペリオンがこんなことを言い出した。 「せっかくの休日ですし、お二人の親睦を深める為にデート……もとい街でも歩いて買い物とかでもしませんか?」 「それはいい考えだな。丁度暇を持て余して過ごす予定だったからな。」 何故か、カーペリオンの提案に賛同している子乃。 というかカーペリオンさんいつからそんな子乃に気軽く話掛けられるようになったんだ? やっぱりこいつ、普通じゃないな……。 「ええ、そりゃ死にませんからね。」 それだけの理由か……。 街中は人々の笑い声や宣伝の人の大声賑わっている。 こう見ると俺達もただの学生だよなー、と改めて思うのである。やってることが学生と変わりないしね。 「そうですねぇ……子乃さんあまり服って持っていないでしょう?それにあんな闘いしてるからすぐ使えなくなりそうですしね。」 「む?確かにその通りだが……。」 「じゃあ丁度いい。買って行きましょう。」 まて、俺を置いて勝手に話を進めるな。 しかしこの男。誘導力というかそういうのがすごいな。あの子乃を淡々と導いているぞ……。 なんだろうか、悔しいというか……なんというか…… って別に妬いてないぞ妬いて。断じてない。というか俺は子乃に命を狙われているわけであって…… 「置いていきますよ?」 「え、あ、今行くわ。」 と言うわけで散歩兼ショッピングが始まったのであった。 こうして歩いてみると、この街も随分と個性的な店がある。怪しいビデオショップやら名前だけ聞くとまずそうな饅頭屋やら…… 偉そうに説明していくカーペリオン。なんでこいつこんな詳しいんだ? まさか通行人の思考読んでる……なんてことはないよな。 「その通りだったりするかも知れませんねぇ。」 だからいきなり話掛けてくるな……ってもういいや……。 その内とある洋服店に着く。 結構大きい。そしてそれなりに人気のあるブランド物を取り扱っている店らしい。カーペリオン曰く。 楽しそうに会話しながら店に入っていくカップルを見ていると羨ましくなる。 こいつ いや、カーペリオンさえいなければそんな感じには見えるのだろうが、やっぱり無理だな。うん。 しかし、子乃がどんな服を選ぶのかは気になるな……。 と、そんなことを考えながら子乃の方を見ると、カーペリオンがなにやら耳打ちしていた。 こいつの賢者の石をもし俺が持っていたなら、俺はこいつの思考を読んでみたい。一体何を考えているのかを知りたい。 「し、白鳥。そ、そのなんだ……この服、似合うと思うか?」 ボーとしてるときに急に話しかけられる。子乃に。 振り返ると子乃が、顔を赤らめて、可愛いふりふりが付いたワンピースを着ていた。 「え、あ……うん、可愛いと……思いますよ?」 「な、なんだその曖昧な返事は!」 ベシィ!と頬を叩かれた。すげぇ痛い。 そんな俺を見て笑うカーペリオン。腹が立つわこいつ……。 「ダメじゃないですかぁ。彼女が自分で選んだ服なのに。」 んなことは知るか。 しかし意外だったな。子乃があんな服を選ぶとは……。 「服を選んだのは本人ですが、ああするように促したのは私ですがね(笑)」 …………。 殴ってやった。腹に一発。 ウボァーと声を上げていた気がしたが気のせいだろう。 結局子乃は自分ひとりで何十万と買い物をした。服にナイフに包丁に……って殆ど凶器になるものじゃねーか。 帰り道 街から離れた、人が殆ど歩いていない道を通って帰る。これもエス・カーペリオンの考えたことだ。 外は、夕焼けが今にも沈みそうな感じだった。こういうのって結構綺麗だよな。 しかし歩きづらい。荷物を全て持たされているからだ。 こういうのって良く男が持たされるよね……と思うのだが、カーペリオンは何一つ持っていない。 おい、なんでお前が持っていないんだ。 「僕は関係ないじゃないですか。今回はお二人の買い物についていっただけですから。」 いいだしっぺはお前だろ。 「そんなの関係ないです☆」 ないです☆じゃねぇぞおい。というかやっぱ心の中読めるんだな。じゃあもうお前と話すとき声出さなくてもいいな。 苦手だ。どうもこいつは苦手だ。 「ふむ、随分と遅くなってしまったな。」 夕焼けを見ながら喋る少女。 夕日のおかげで影になって分からないが、笑っているような気がした。 が、刹那。厳しい顔になった子乃が急に俺を地面へと押し付ける。に、荷物が……! 一体何が起こった……!もしかして……ついに俺は殺されるのか……! 「……あの距離から避けるとは流石だな。」 聞き覚えのない声。 「誰だ?」 子乃の声が聞こえる。 「俺かい?ただの吸血鬼さ。ただ、一般で言う吸血鬼とは遠く離れているが。」 「……あの姉妹の仲間か?」 「ふむ、よく分かったな。最もあの娘達は俺の足元にも及ばないが。」 一体何が起こっているんだ……! 「そして、初めまして。若林子乃。」 「……何故名を知っている。」 「君の父親とちょっとした関係を持っていてね。 そうそう、俺の名は……一応言っておこうか。エドワードと名乗っているが……まぁ覚えてくれなくても結構かもな。」 「ああ、どうせ貴様が散るからな。」 まさか……子乃の奴……ここで戦うつもりなのか……? 顔を上げる。 既に二人は戦っていた。 「一瞬で殺してやるよ!」 瞬間移動をし、エドワードの後ろへ回る。 そしてそのまま激しく蹴り上げる……はずだった。 しかし、子乃の目の前には既にエドワードの姿はなく、力をこめた蹴りは虚しくも空振りで終わる。 「人間にしては強力な力を持っているな。さすがは血籠の娘といったところか。 ま、未だ人間の域を超えていないところを見ると、父親には劣っているが……」 声がしたのは、子乃の後ろからだった。 それを見た白鳥は思うのである。こいつからは明らかに今までの奴とは違う、もっと恐ろしい気配がすると。子乃でも敵わないと。 そういえばカーペリオンは確か賢者の石を……。 そう思って辺りを見回す。 カ ー ペ リ オ ン は 既 に 逃 走 を キ メ て い た 野郎……! 「……おもしれぇ!!今度は逃がさずぶち込んでやるよ、吸血鬼ッ!!!」 そういって、素早く後ろを向き、エドワードへと殴りかかる。 「威勢のいい嬢ちゃんだこと。」 だが、殴りかかった腕はつかまれ、そして切断された。何もなしに。 血が辺りへ吹き出す。 さすがの子乃も危険を感じ、一旦距離を取る。その間に腕が再生する。 「再生能力まで身につけているとはね。これじゃあ俺の妹がああなったのも理解できる。」 「妹の御礼参りってか!!はッ!!」 何処からともなく、マシンガンを取り出す。 それをエドワードへ向ける。 「これは、また物騒な物を持っているね。」 「ただのマシンガンじゃない。対化け物用の特製水銀弾だ!!!蜂の巣にしてやるぜ!!死ねッッ!!!」 マシンガンを発射する。 子乃の狙い通りエドワードの体は蜂の巣になり、体の至る所から血が流れ出る。 やったのか……と白鳥は思った。だが、現実は甘くはなかった。 「俺をそこらへんの化け物と一緒にしてもらっては困るな。 超越者という存在を知っているか?私はそれもを超越するのだよ。」 穴が開いている箇所が一瞬にして再生する。 そして、ゆっくりと、子乃へ近づく。 「よければだが、君の能力を見せてもらいたい。」 そういって、子乃の目の前に立つ。 「よかろう、見せてやる。我が力、空間を操る力をな!!!」 そう言い放つと共に、空間へ歪みが生じる。 子乃が指を曲げると共に、エドワードの腕が折れ曲がっていく。 「面白い能力だな。さすがは若林の娘……といいたいが、所詮はこんなものか。」 「何を言ってい……!?」 白鳥には何が起こったのか分からなかった。 ただ、血だらけの子乃の姿を見ることしか出来なかった。 その内、吐き気がする。強い血の臭いが鼻に纏わりつく。 「空間を操る……ねぇ。それぐらい出来て当然のことなんだよ。 支配というのは、当然、力の強い方にされる。分かったか?」 まだ傷が塞がりきってない子乃の首を掴み、持ち上げる。 「苦しいか?そうだよな。人間ならそれが当たり前だ。」 「ぐ……!」 地面へと投げつける。 激しい音と共に、血だらけの子乃が倒れる。 ぴくりとも動かない。まさか死んだわけじゃ……!あの子乃が……まさか…… 助けなきゃ。このままじゃ子乃が死ぬ。だけど体が動かない。あのエドワードとかいう奴に自分はこれまでにない恐怖を本能で感じている。 だが白鳥は思い出す。前、子乃が言っていたことを。 ──私の能力は『死』が迫るほど強くなり、その自由度も上がる。用するに世界が終わりに近づいたり自分が死にそうになったりする程強くなる。 「死んだか……?いや、まだ見たいだな。」 「……死ねェ!」 「まだそんな威勢が残っているとはね。今度はきっちり止めを刺してやるよ。」 二人が同時に攻撃をする……瞬間だった。 「先生は異性不純交遊は許しませんよォ──!!」 どこからともなく現れた我がクラスの担任、ギルバート先生が間に割り込んできたのだ。 しかし、これのどこをみれば異性不純交遊に見えるのだろうか。 「飛んだ邪魔が入ったか……まぁいい。若林の娘が未だ人の域を出ていないことを確認できただけでもね。」 そういって、闇へ消えていく男。 白鳥は、永くにわたる緊張から解き放たれ、今までの人生で一度もないほどの大きなため息をつく。 だが、子乃の方は、 「何邪魔してんだ貴様。」 先生に殴りかかろうとしていた。 子乃の攻撃を華麗に避けた(というとおかしいだろうが、まるで予測していたように避けた)先生は、白鳥の方へと歩み寄る。 「えーと、白鳥君だっけー?どうしてこうなったのか後日たっぷり聞かせてもらうよー?」 まるでサディストのような笑みを浮かべながら白鳥へ言葉を告げる。 その言葉を聞いてさらにため息をつく。それは子乃に聞いてくれ……。 「へぇ、あの娘にか。出来るだけ関わりたくないんだけどねー。」 !?……この人も心を読めるのか?もしやカーペリオンと同じように賢者の石を……! 「その話は長くなるから言わないけど、エスカペは俺の後輩のようなもんだな。うん。 それよりもあれだ。ここで会ったのも何かの縁だろう。」 そういって、自分が飛んできた(というより落ちてきた)方へ振り向く。 「もう、いきなりどこに行ってるんですか?」 幼い女の子の声が聞こえる。 屋台を引いている、ピンク色っぽい髪に茶色の割烹着を着ている少女。 「すまんな。それよりもあれだ。ここらへんなら屋台開くには丁度いいんじゃないのか?」 先生、ここは人は全然来ませんが。 白鳥は心の中でそういうのだが、先生はそれに答えなかった。 ようするにこの人はこの娘といちゃつきたいだけ……ってあれ?この人、嫁……だっけ、別の娘と結婚してるんじゃあ……?もしかしてうわk 「まぁ、大人の複雑な関係ということにしておいてくれ。 それよりもあれだ。少し奢るから飲まないかい?」 「いいんですか……?(公務員がこんなことしてて)じゃあご馳走になりますけど……。お酒は無理ですけど。」」 「ダメですよ?勝手に飲んじゃ。」 少女といちゃつくロリコン教師。 「おい、話は終わったのか白鳥。」 背筋が凍る。 子乃が後ろから話かけてきたのだ。さっきまで前に居たはずなのに。 「あ、ああ……夕飯も決まったぜ……。」 「ふむ、あの屋台か。」 いつの間にか道路端で屋台を始めている。 なんで俺の周りの人間は、こうも意味不明なのが多いのか、改めて白鳥は思うのである。 けどまぁ、こんなのも悪くはないかな、と思い直す。 陽は沈み、辺りは闇に飲まれたように暗くなる。屋台の赤く光る提燈が目立つ。 ロリコン教師と少女の笑い声が聞こえる屋台へと足を運ぶ白鳥と子乃。 今日は本当に災難だったな……苦笑いしながら、そう思う白鳥であった。 ──落ちがこんなんでいいのか。 じ・えんど あとがき どうも、役満張ってると他家が毎回和了るぬこです。幽々子は理論値最強ですよね。 誤字脱字誤変換はデフォルトなんです。 今回は、とある方の小説のキャラクターを使わせていただきました。いい加減自分でオリキャラ作れですよね。 まぁでもオリキャラかれこれ何人も作り出してるし、名前も最近思い浮かばないんですよね。こういうキャラいいよなーみたいな感じのはあるんですが。 けど、これ以上オナニーキャラ増やしてもどうしようもないよな。一応まだ小説には出てきてませんが、武妖狂牙とか久流章(くりゅう あきら)とかいるんですが……。 今回のお話は、ほのぼのを中心に書いてました。前半がそれに当てはまりますね。 白鳥、子乃、エスカペの三人はもう三人で一人みたいな感じになりました。自分の中ではですが(笑) エスカペさんがウザいと感じる方もいるかもしれません。俺も若干書いてて「なんなんだこいつww」と思ったりしました。 だけど、危険が迫ると即エスケープっていう……。まぁそれがエスカペなんですがねw 後半のエドワード戦は、主にエドワードの一方的な干渉……のようなものですね。喧嘩を売ったのもあちらですし。 本人は、若林の娘がどの程度危険か確かめているだけなんですが、完全に悪役ですね。はい、すいません。 一応、子乃が言っていた通り、妹の御礼参りってのもありますが。 偶には主人公から悪役になってもいいんじゃなでしょうか。悪役でも結構格好いいですもんね。カリスマがありますし。 後、最後に先生が来るんですが、あのまま戦っていたら子乃さんは確実に死んでましたね。 しかし、よく先生は邪魔をしますね。その内殺されちゃうんじゃないかな(笑) 絶対に死なないんですがね。 しかしまぁ、白鳥さんは本当によく厄介ごとに巻き込まれますね。本家の某恋愛小説でもいきなり幻想郷での殺し合いに巻き込まれますし。メタキゾやフラックスと似てますね。 もし、七夜のときのように前に出てきたら殺されましたね。エドさんに。 では、最後まで読んでくださった皆様方、どうもありがとうございました。 私の文才では、これが限界ですが、これからも精進していきますので、よろしければお付き合いください。 ただ殺し合う話シリーズはまだまだ続けていきます。エドと紫とか唯我と狂牙とか。考えれば沢山ありますね。 最後に。このような小説にお付き合い頂きましてありがとうございます。
https://w.atwiki.jp/mbaashiki/pages/40.html
no
https://w.atwiki.jp/onmyoutetu-jinro/pages/442.html
(ver.1.4.0β19実装/最終更新 ver.1.4.x+) ※ver.1.4.0β19に実装された役職です。 基本データ 特徴 コメント 基本データ 所属 吸血鬼陣営/吸血鬼系 役職表示 吸血姫 占い結果 蝙蝠 霊能結果 蝙蝠 毒見結果 無毒 精神鑑定 正常 夜投票 【吸血】2日目以降/生存者/他人 耐性 罠対象/護衛狩り対象/暗殺反射(常時) 登場 超闇 ログ表記 [血姫] 襲撃先を感染者に、対象の役職を把握する吸血鬼です。暗殺反射能力を持っています。 勝利条件は、生存者が自分+自分の感染者のみになることです。 特徴 吸血鬼系役職です。基本事項は該当項目を参照してください。 【感染者】を付加した相手の役職が分かります。暗殺反射能力を持っています。護衛狩り対象です。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/touhouvision/pages/148.html
《吸血》 No.080 Command <第一弾> NODE(2)/COST(1) 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:呪符 【呪符】 (自動α): 〔このキャラクター〕は「種族:吸血鬼」を得る。 攻撃力(+1)/耐久力(+1) 「私は私を恐れる人間の血しか飲まない」 Illustration:宮森とこ コメント ターン終了時に効果の切れないナイトダンス。 また忘れがちだが、キャラの種族に吸血鬼を加える副次効果も内蔵している。 +1/+1という戦闘修正は強化用としては今ひとつ心許ない。 むしろ軽いコマンド呪符という利点を生かし審判『十王裁判』のプレイ用に使ったり、種族を吸血鬼に変える能力により幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』で死符『ギャストリドリーム』に近い効果を得るなど、相手に貼り付ける事による絡め手的な使い方が出来るのが特徴。 また自分のキャラクターに張る場合も、神鬼『レミリアストーカー』とのコンボを期待したりそれなりに使い道もある。 いずれにしても、自分のキャラクターの強化として使うならば白楼剣やミニ八卦炉のようなコマンド装備を使う方がずっと有利なので、何らかの使い道を用意した上での採用が望ましい所。 あくまで「種族:吸血鬼を得る」なので、元々所持していた種族が消える事は無い。つまり隠密のサポートとしてはほぼ無意味。ただし種族:なしは実質的に消滅する。 関連 第一弾
https://w.atwiki.jp/thvision/pages/93.html
《吸血》 No.080 Command <第一弾> NODE(2)/COST(1) 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:呪符 【呪符】 (自動α): 〔このキャラクター〕は「種族:吸血鬼」を得る。 攻撃力(+1)/耐久力(+1) 「私は私を恐れる人間の血しか飲まない」 Illustration:宮森とこ コメント ターン終了時に効果の切れないナイトダンス。 また忘れがちだが、キャラの種族に吸血鬼を加える副次効果も内蔵している。 +1/+1という戦闘修正は強化用としては今ひとつ心許ない。 むしろ軽いコマンド呪符という利点を生かし審判『十王裁判』のプレイ用に使ったり、種族を吸血鬼に変える能力により幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』で死符『ギャストリドリーム』に近い効果を得るなど、相手に貼り付ける事による絡め手的な使い方が出来るのが特徴。 また自分のキャラクターに張る場合も、神鬼『レミリアストーカー』とのコンボを期待したりそれなりに使い道もある。 いずれにしても、自分のキャラクターの強化として使うならば白楼剣やミニ八卦炉のようなコマンド装備を使う方がずっと有利なので、何らかの使い道を用意した上での採用が望ましい所。 あくまで「種族:吸血鬼を得る」なので、元々所持していた種族が消える事は無い。つまり隠密のサポートとしてはほぼ無意味。ただし種族:なしは実質的に消滅する。 関連 第一弾
https://w.atwiki.jp/pmvision/pages/968.html
《吸血》 No.080 Command <第一弾> NODE(2)/COST(1) 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:呪符 【呪符】 (自動α): 〔このキャラクター〕は「種族:吸血鬼」を得る。 攻撃力(+1)/耐久力(+1) 「私は私を恐れる人間の血しか飲まない」 Illustration:宮森とこ コメント ターン終了時に効果の切れないナイトダンス。 また忘れがちだが、キャラの種族に吸血鬼を加える副次効果も内蔵している。 +1/+1という戦闘修正は強化用としては今ひとつ心許ない。 むしろ軽いコマンド呪符という利点を生かし審判「十王裁判」のプレイ用に使ったり、種族を吸血鬼に変える能力により幽鬼剣「妖童餓鬼の断食」で死符「ギャストリドリーム」に近い効果を得るなど、相手に貼り付ける事による絡め手的な使い方が出来るのが特徴。 厄介な相手のアタッカーに対して使用し、節分でその攻撃を止めることもできる。 また自分のキャラクターに張る場合も、神鬼「レミリアストーカー」とのコンボを期待したりそれなりに使い道もある。 いずれにしても、自分のキャラクターの強化として使うならば白楼剣やミニ八卦炉のようなコマンド装備を使う方がずっと有利なので、何らかの使い道を用意した上での採用が望ましい所。 あくまで「種族:吸血鬼を得る」なので、元々所持していた種族が消える事は無い。つまり隠密のサポートとしてはほぼ無意味。ただし種族:なしは実質的に消滅する。 収録 第一弾