約 301,183 件
https://w.atwiki.jp/amaterasu/pages/154.html
第三話「新幹線パニック!」 何者かに操られた夏海との戦闘から一夜明けた後、光写真館で夏海は気だるそうにしながらテーブルに突っ伏していた。 「あ~…だるい~…。」 「昨日は災難だったねー、これ、眠気覚ましにどう?」 そう言って栄次郎は夏海にコーヒーを出した。 「ありがとうおじいちゃん…。」 「あーあ。今頃士は京都行の新幹線か…いいなあ…。」 夏海の向かいに座っていたユウスケは朝食の目玉焼きをプスプスフォークで刺しながら愚痴をこぼした。 「しょうがないですよ、士君は3-Aの副担任なんですから…。」 「でも夏海、なんで昨晩は士君を襲ったりしたんだい?」 「それが…買い物帰りの時、金髪の外国人の女の子に話しかけられたんですよ。そこからの記憶があいまいで…。」 その時だった。 「ごめんくださーい。」 「あれ?お客さんかな?」 突然の来客に、栄次郎が応対に出る。そして彼は仙人のような髭を纏った老人と、金髪の十歳ぐらいの少女、そして妙な耳あてをした少女を連れて来た。 「ほっほっほっ!ここが最近できたという写真館かえ。」 「まったく、なぜ私がこんなほこり臭いところに…。」 「修学旅行に行けないマスターへの配慮だと思われます。」 すると夏海は、金髪の少女を見て声を上げる。 「あー!昨日の!?」 「ん?ああ、昨日の…お前の血、なかなかうまかったぞ。」 「へっ!?」 「な、何言ってんだ君…!?まさかファンガイアか!?」 とっさに身構えるユウスケ、だがそんな彼を老人が手で制した。 「お待ちなされ、この子の無礼は謝罪する…貴方達が何者か、この子なりに見極めようとしてたのじゃよ。」 「正体…?貴方達、一体何者なんですか?」 その頃京都行の新幹線の中、そこで麻帆良学園の三年生達は修学旅行に向かうために新幹線に乗っていた。 「いやー!楽しみですね士先生!」 うきうきしているネギの隣で、士は眠そうな目をこすりながら体を伸ばした。 「うー…電車の旅は窮屈だな…デンライナーみたいな構造ならいいんだが…。」 「デンライナー?なんですかそれ?」 「ん?ああ、旅の途中で見つけた時を走る列車だ、妙な怪人共が巣くっているが…面白い列車だったぞ。」 「えー!?すごいです!僕も乗ってみたいですねー!恐竜時代とか行ってみたいです僕!」 士の話を聞きながら、ネギは目を輝かせていた、がそこに、明日奈がやってくる。 「士先生!ネギに変なこと吹き込まないでください!」 「え!?ウソなんですか!?」 「まあどっちに捉えてもいいが…神楽坂、お前ネギと仲いいんだな。」 「んなっ!?」 士の指摘に、明日奈は顔を真っ赤にする。 「へ…変なこと言わないでください!こいつはただ一緒の部屋ってだけで!」 「一緒の部屋なのかおまえら…。」 「いえ、木乃香さんも一緒ですよ。」 「はいはい、じゃあこいつの面倒でも見てろ、お姉ちゃん。」 「え!?ちょっと!?」 士は明日奈にそう言い残し、席を立ってトイレに向かった。 数分後…電車のドアの窓から士は外の景色を見ていた。 「呑気なもんだ…魔化魍やワームまでいるっていうのに…それにしても…。」 士は頭の中にある疑問が浮かびあがっていた、その時。 「時を走るモツライナー~次の停車駅は過去か未来か~、いい意味で。」 「いい意味でだみゃ~。」 おもちゃのデンライナ―に跨った車掌姿のモツとしちみがやってきた。 「お前ら…ついてきたのか。」 「ええ、私達のマスターが貴方と行動しろというもので~。」 「マスター…?」 士はこの世界に来る前に、夢に出てきたネギ似の青年の事を思い出す。 「ちょうどいい、お前らに聞きたいことがある、この世界のライダーはどんな奴だ?」 士は前から疑問に思っていたことをモツ達にぶつける、だがモツの返答は士の予想を遥かに覆していた。 「いえ~この世界にライダーはいません~いい意味でもなく~悪い意味でもなく~。」 「は…?」 その時だった。 「「「「「きゃー!!!!」」」」」 突如3-Aの生徒がいる車両から悲鳴が木霊した。 「なんだ!?」 士はすぐさま、先日倒し損ねた2匹の魔化魍の事を思い出し、すぐさま駆けだした。 「おいどうし……!?」 士はそこで世にも奇妙な光景に出くわした。 「士先生助けて~!カエルが~!」 「ゲロゲーロ。」 「ゲロゲロゲロ」 「うわ!こっち来た!」 「しずな先生~!」 3-Aが乗る車両の中に大量のカエルが跳びまわっていた。 「……この世界、マジでおもしろいな。」パシャ 「写真撮ってないで助けろグータラ教師!!」 「今のは長谷川か…お前今学期オール1」 そう言って士はそこらへんのカエルを手当たり次第捕まえた。 数分後… 「カエル109匹回収終わったアルよ。」 「し、しずな先生が失神してるー!」 「ほ、保健委員は介抱を!いいんちょさんは至急点呼をお願いします!」 「保健委員も失神してるよー!」 「たく…世話を焼かせる。ふん!」 そう言って士は亜子に気付けする。 「は、はへぇ…。」 「たく…何なんだこのカエル共は…。」 すると鳴滝姉妹が士の元に近付き、小声で話しかけてきた。 (もしかしてこの前の怪人さんの仕業ですか?) (いや…ヤツ等ならこんなかわいい手は使わんはずだ。) (そういえばそうだね…あれ?) 風香はふと、慌てて別の車両に行くネギを目撃する。 「ネギ先生どこ行くんだろ?」 「俺が見てくる、お前らは亜子の介抱を頼む。」 「「りょーかい!!」」 士はネギを追って車両を移動する。すると。 「あ…門矢先生。」 「桜咲…?」 反対方向から歩いてくる3-Aの生徒の一人、桜咲刹那とはち合わせた。 「こんなところでなにをしている?向こうは大変なことになってるぞ。」 「そうですか…。」 そう言って刹那は士の横を通り過ぎて行った。 「……なにやら秘密が多そうだな、この世界は…。」 そこに封筒を大事そうに持ったネギがやってきた。 「士先生?何してるんですかこんなところで?」 「ああ、お前が走って行くのが見えて…ていうかその封筒はなんだ?」 「え!?こ、これはその…。」 「先生―!カエルが一匹逃げたですー!」 「自由な明日へ向かってスクランブルダッシュ!いい意味で!」 「なんかこのカエル喋ってない!?」 「あー大変だー!僕行ってきますねー!」 ネギはセリフ棒読みでその場から去って行った。 「なんだあいつ…?」 士は疑問に思いながらも、生徒達のいる車両へと戻って行った。 その数時間後…… 「京都だぁーーーーーーー!!!!!!!」 一行は無事目的地である京都の清水寺に到着していた。 「これが噂の飛び降りるアレ!」 「誰か飛び降りれ!」 「では拙者が…。」 「おやめなさい!」 「テンションたけーな…。」 「ここが清水寺の本堂、いわゆる『清水の舞台』ですね。本来は本尊の観音様に能や踊りを楽しんでもらうために(長いんで以下省略)」 「うわ!変な人がいるよ!」 「夕映は神社仏閣仏像マニアだから。」 「いやー!晴れてよかったですね士先生!」 「ああ…。」 パシャ 「また写真撮ってる…。」 「あ!次私達撮ってくださーい!」 まき絵と裕奈は京都の街をバックにポーズをとる。 「よっしゃ。」 まかせろといわんばかりに士はシャッターを切った。 「現像したら見せてくださいね~♪」 そう言って二人は他のクラスメートと一緒に地主神社に向かって行った。 「あいつらどこへいくんだ?」 すると隣にいた夕映が説明した。 「この先に恋占いで有名な神社があるです。皆そこに向かってるです。」 「マジでか、ゆえきっつあん。」 「マジです…てかそのあだ名なんですか?」 士は写真を撮りながら皆より一足遅く神社へ向かうと、そこではあやかとまき絵とのどかが恋占いの石に向かって競争していた。 「まき絵に50円!」 「いいんちょに100円!」 「雪広あやか流恋の心眼術!」 「いいんちょずるいー!目え開けてるでしょー!?」 「テンションたけーな…。」 「そうですね…。」 呆れ返る士の元に、生徒のうちの一人、龍宮真名が話しかけてくる。 「…?お前は一緒にはしゃがなくていいのか?」 「そうしたいのは山々なんですけど…。」 チャキッ 「……。」 士は自分の背中に銃らしきものが突き付けられている事に気付いた。 「うごくな、大人しくしていろ。」 「ほんとうちのクラスは個性強いな。」 「とりあえず大人しくしてもらえません?悪いようにはしないですから。」 真名の指示通り、士は一声も喋らなくなった。 「うわー!?音羽の滝の水を飲んだ人達が酔い潰れちゃいましたー!」 「起きていいんちょ!このままじゃ修学旅行中止になるわよ!」 「タイミングよくトラブル発生だ、じゃあ先生、ちょっとこっちに来てもらえます?」 そして士は真名に連れられて、清水寺の方へ引き返していった…。 先程の場所に戻ってきた二人はお互い対峙していた。 「さて…俺に何の用だ?告白なら大歓迎だが?」 真名は士の言葉を無視して、淡々と話し始めた。 「美空から聞いた…アンタ、異形の怪物からうちのクラスメートを守ってくれたそうだな。」 「見られてたか…まあ別に隠すつもりもないんだがな。それで俺にどんな用だ?」 するとマナはどこからか二丁の銃を取り出し、士に銃口を向ける。 「“ディケイドを消してくれ”、それが私の雇い主が出した条件だ。」 「やれやれ…大方俺が世界の破壊者だとかふきこまれたんだろ?」 「……?あの男と知り合いなのか?」 「さあな。」 そう言って士はディケイドライバーを腰に付ける。 「教師に銃を向けるとは…教育的指導が必要だな」 『カメンライド!』 そしてディケイドのカメンライドカードを装填した。 『ディケイド!』 そして士は仮面ライダーディケイドに変身した。 「こおおお……。」 真名は銃を構え精神統一したあと、士に向かって発砲した。 「容赦なしかよ!実弾か!?」 「BB弾ですよ、いろいろ改良してますが。」 「そうかい!」 士は銃弾の雨をかわしながら、ライドブッカーをガンモードにして真名に向かって威嚇射撃する。 「なんだなんだ?」 「映画の撮影か?」 野次馬が少しずつ集まってきたが、二人は構うことなく戦い続けた。 「ちっ!銃撃戦なら…こいつにリベンジさせるか。」 そう言って物陰に隠れた士はディケイドライバーにあるカードを装填した。 『カメンライド!キバ!』 するとディケイドの体に幾つもの鎖が巻き付き、仮面ライダーキバに変身する。 「次はこいつだ。」 『フォームライド!キバ!バッシャー!』 するとキバのカラーリングが赤から緑に変わり、手にはバッシャーマグナムが握られていた。 「エアガンには水鉄砲だ!」 物陰から飛び出した士は真名に向けてバッシャーマグナムの銃弾を放った。 「なるほど…美空の言っていた変身能力か。」 真名は銃弾をかわしながら屋根に飛び移り、士に向かって跳躍した。 「!!」 士はキバを通常のキバフォームに戻すと、真名に向かって大ジャンプする。 カっ!という効果音と共に交錯する二つの戦士。野次馬達はその光景を固唾を飲んで見守っていた。 ほぼ同時に着地する二人、キバの体には複数の銃弾が埋め込まれており、真名の制服は右脇腹辺りが破れて彼女の褐色の肌とへそが見えていた。 「すげぇー!」 「なんだこれ!?なんだこれ!?」 辺りに歓声が沸き起こる。 「おまえ…生身のくせになかなかやるな。」 士は変身を解くと真名のほうを向いた、一方彼女の方は不敵に笑いながら銃をしまった。 「この勝負…次回に持ち込みましょう、ギャラリーが増えてきているうえに先生達に気付かれる。」 「ま、次は俺が勝つがな!」 するとそこに二人を探しに来たネギが息を切らしながらやってきた。 「いたいたー!士先生!龍宮さーん!旅館に行く時間ですよ~!バスに乗ってくださーい!」 「だとよ、行くぞ真名。」 「………。」 真名は黙って士とネギについて行った。そんな彼女の態度に、士は苦笑するしかなかった。 「やれやれ…これがヤンデレってやつか。」 その光景を、物陰から観察する一つの影があった。 「まったく…スゴ腕のスナイパーだというから雇ったのに役に立たんではないか、しょうがない…。」 すると男の背後にオーロラが現れ、その男は何処かへ消えてしまった。 「ディケイド…!お前がどこに行こうと世界はお前を拒絶する…せいぜい楽しんでおくんだな!」 おまけ 3年A組!仮面ライダー先生!二時限目! 士「今日はイマジンに取りつかれた時の対処法の勉強をしまーす。」 円「国語関係ねぇー!!!」 士「それでは特別講師、ウラタロスさんに来て頂きました。」 ウラタロス「僕に釣られてみる~?」 ハルナ「なんじゃあの腐女子に人気ありそうな青い怪人は…。」 士「じゃあそこの図書委員にとりついてくれ。」 のどか「え!?ええ!?私ですか!?」 ウラタロス「やれやれ、女の子にとりつくのは趣味じゃないんだけどね。」 バシュン! のどか「はう!」 Uのどか「うふーん、私に釣られてみる~?」 夕映「のどかー!?」 美砂「ボイスも能登麻美子から遊佐浩二にチェンジしてるわ!」 桜子「エロ度が70%増しだね!」グッ Uのどか「そこの色々透けてるお譲さん、僕と一緒にお茶でもどう?」 さよ『えー!?これってもしかして百合って奴ですか!?』 士「さて、手遅れにならないうちに…風香。」 風香「りょーかい!笑いのツボ!」ドブシュ! Uのどか「ぶっ…!ぶわははははははは!!!」びよーん 木乃香「おお!のどかからなんか出てきよった!」 士「このようにイマジンを追い出す時は笑いのツボが有効です、あと人間に擬態したワームを見分けるにも使えます。」 鈴音「以外と笑いのツボ便利ネ!」 キーンコーンカーンコーン 士「今日の授業はここまで、次回は(0w0)の絵描き歌を教えるぞー。」 明日奈「まだ続くのかしらこのシリーズ…?」 モモタロス「てめえ!何出番貰ってんだ!?」 リュウタロス「カメちゃんばっかりズルイ~!」 ウラタロス「はっはっはっ!人気者はツライよね~!」 キンタロス「ぐごー。」 ちうちう「なんだこの黄色い怪人は!?私のイスに無理やり座るな!!」 夕映「狭いです~!いびきうるさいです~!」 デネブ「侑斗をよろしく、はいデネブキャンディー。」 史伽「わーい、アメちゃんもらいましたー♪」 テディ「あの…私の出番は貰えるんでしょうか…?」 ザジ「私に聞かれてもイマジン(イマイチ)わかりません。」 真名「マイナス30点」 ザジ「手厳しい。」 まき絵「なんか怪人増えてる!?」
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/351.html
https://w.atwiki.jp/koihime_gakuen/pages/40.html
恋姫†学園第三話『黄金週間』選択肢① 愛紗と出かける事にしよう。 「愛紗、いるか?」 「ご主人様?どうぞ」 「愛紗、明日俺と出かけないか?」 「明日ですか・・・・・」 どうにも歯切れが悪い 「何か用事なら構わないけど・・・・」 「いえ、そう言うわけではないのですが・・・・」 「明日からは、その、この世界でいう、ゴールデンウィークとか言う、 休みがもらえるとか・・・・」 「そうだよ」 「それでその・・・友人から・・・旅行に誘われて居りまして・・・」 「そうか、なら仕方ないな」 「すみません」 バァーン 「なら鈴々が行くのだー」 「なら私も混ぜてもらおうか?主よ」 「はわわ、えっと、これはですねー」 「ご主人様ーアタシも居るぜー」 「鈴々、星、朱里に翠まで、お前達~~~#」 「待て待て、何故お前が腹を立てる事がある?愛紗」 「う、それは・・・揃いも揃って立ち聞きをだな・・・」 「なに、自分だけ行けないからではないか」 「ち・・・違!!」 「あ、あの、ご主人様出掛けるとは、どちらまで?」 「ああ、五日間もの休みになるから、前々から言われてたから、 皆で俺の実家に行こうと思ってる」 「じ、じじ、実家~~~~~~~!!」 「どうした?おかしいかな?」 「いや、全く以て問題ありますまい(ニヤリ)」 「お兄ちゃんのお家に行くのか~」 「はわわ、そ・・・その、あの」 「構わないぜ」 「ま、待ってください!そ、そのご主人様のご実家にその様な大人数で 押しかけるわけには・・・。」 「うん、俺も大人数は無理かなって思ってたんだけど、小人数ずつ行けば 問題ないと思うよ」 「そ、それにしても、急なのでわ・・・・」 「愛紗、耳まで真っ赤なのだ」 「やかましい!!」 「どうしたんだ?何か悪い事言ったか?」 「い、いえそう言う事では・・・」 「では、もう良いではないか」 「なら、皆、明日は早くに出るからもう寝ておけよ」 ばたん 「星、貴様、覚えて置けよ・・・・#」 「忘れておこう」 「皆、用意は良いか?」 「ああ、行こうか主」 「お、お、お待ち下さい!!」 「愛紗?」 「ご主人様、私もお連れ下さい」 「でも、友達は?」 「昨日、電話を入れておきました」 「そう・・・」 「ほう、我等が関雲長将軍は男の為に約束を反故にされると・・・?」 「星・・・キサマ、そこに直れ~~~~」 円月刀を振りかぶる愛紗は今にも星に切りかかろうとする ・ ・ ・ ・ ・ ・ 家に着くと、両親は何を勘違いしたのか、一刀が嫁を連れてきたと 当初心配していたこの状況を一切黙認。いつの間にか公認の許婚になって いた。出立ちに星がからかってたり、愛紗が急に旅行を取りやめたのは、 こうなるのが解っていたのだろうか? 母は五人にこの世界の常識を叩き込み、父は美少女にいい所を見せようと 必死になり・・。その合間を縫って色々な所を案内し、 4日後無事に帰ってきた。 彼女達は・・・・ 「さぁ、また明日から学校だ今日はゆっくり休めよ」 「はぁ~~~ぃ」 へろへろになっていた。 慣れない花嫁修業に精を出し、長旅であったりした為に、かえって来る頃に は朝の元気は残って居なかった。 最後に各人の部屋を覗いて見よう。 「はぁ、まさか天界では嫁はこんなに苦労するとは。しかし、これでご主人様に朝食を作って差し上げられる」 「お兄ちゃんの母様のご飯美味しかったのだ~」 「主の父上殿、酒もなかなか・・・・」 「はわわ、私がご主人様の・・・・。(真っ赤)」 「ぐおー、すぴー」 ちゃんちゃん。 P.S す、す、すみません。orz 阿呆な事ばっか書いてすみません。 そして、これまた阿呆みたいな長さですみません。でも言い訳させて頂くと 之には訳が在るんです。先ず真ん中へん、旧恋姫では登場しない たんぽぽっぽさを出す為にドアを開く擬音はバタンとかガチャではなく バァーンです。皆が乱入して来るときのシーンなので”ここにいるぞー” 的な仕様になってます。そして、長すぎる出発前夜のシーンですが、 これの構想を始めた頃思いました。全然知らない世界なのにどうやって 車とか携帯とかPCとかメールとか冷蔵庫とか交通ルールとか誰が教えるんだ?と、そりゃあ一刀でも可能ですが、女らしさとか(之は恋姫†無双お返しディスクである謝謝†無双をお持ちの方しか解らない事ですが、謝謝†無双には、後日談イラストとして現実世界で料理が上手くなった愛紗が書かれています)一刀には無理な事も在ります。之のこじ付けをする為に、礼流さんが無理だと書かれていた実家に帰ると言うイベントを起こすためこんなに長くなってしまいました。想像力と文章力無くてすみません。そして、大抵の方は ケッって感じだと思いますが、例え一人でも居てくだされば、旅行中の事を番外編か、追加で書こうと思います。読んでくれた方本当に有難う御座います(感涙)作者の言い訳でした・・・・。 自分的には読んでいておもしろかったです。旅行編の続き楽しみにしています。 -- 葵 (2009-03-18 23 47 43) 愛紗の友人というのが気になる…。…不動さんか? -- MARK-2 (2009-04-05 21 13 41) 魏や呉の話しはまだですかー。楽しみにしてまーす。僕も愛紗の友人がきになります。 -- 銀吟 (2009-04-06 15 56 24) 皆さんコメ有難う御座います。御三方には本当に感謝致します。愛紗の友達はクラスメイトの名も無きオリキャラと言う設定でした。しかし、不動さんは何れ三国の姫達16人VS不動さんみたいなシナリオで出したいと思います。本当に有難う御座います。 -- クォーツ (2009-04-23 03 41 53) とても面白かったです 華琳と蓮華の話もみたいです そして一つ気になったこと …紫苑は? -- 一般兵 (2009-09-08 04 23 14) とてもよかったです 僕は愛紗と星が好きなので2人と一刀の話が読みたいです。 -- 義政 (2009-10-05 07 29 19) とてもよかったです 僕は愛紗と星が好きなので2人と一刀の話が読みたいです。 -- 義政 (2009-10-05 07 30 57) 面白かったので -- 竜王 (2010-01-09 19 14 06) 華琳編、蓮華編見たいでーす -- ちょ、おま (2010-10-19 23 26 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki7_vipac/pages/202.html
やってきたのは、とあるオフィス街のとある洒落たカフェテラス。そこに一組の男と女の密会が。 残念ながら、そのテーブルの上で交わしている内容はロマンスな事とは程遠い内容であった。 「では、一週間を期限に全額、あるいはそれ相応の返金ができない場合、こち らの契約書に書いてあることをよく読み、直筆でご記入をお願いします。」 「…わかりました。」 「一応契約内容を確認しますと、貴方の身体を担保として、我々キサラギ社から150000cと一部AC用パーツを提供します。」 「…はい。」 「繰り返しますが、期限内にお返しできない場合は、貴方の戸籍情報等を全て抹消し、社会的に抹殺… あぁ言い方が悪かったですね、社会的に貴方の記録を抹消した後、我が社に貴方の“身体の全て”を提供していただきます。」 「…わかってます。」 キサラギ社生物化学研究所からやってきた女性から契約書を受け取り、僕は契約内容を読む。 古い友人というのは、非常に優秀な頭脳を持っていて、同じハイスクールを卒業後超一流のアカデミーに入学、主席で卒業した後今のキサラギの生物化学研究所にスカウトされたらしい。 もっとも、アカデミーを卒業する頃には頭は良いが中身はイカれてたけど。 履歴書の趣味特技に「生物」「解剖」「実験」とか堂々と書いているのを見て、 必要最低限の距離を置くようにしながらも、いつ役にたつか判らないので連絡先は教えてもらっていた。 まさかこんなときの最後の手段として役に立つことがあるとは。 契約書に黒のボールペンでサインを書いていると、彼女が口を開いた。 「チーフが貴方には特別譲歩するようにと申しておりました。なんでもチーフの昔の友人で、しかもアーキテクトをなさっているとか。」 「えぇ、そうです。彼は元気ですか?」 「正直、私たちにはチーフが元気なのかどうかよくわかりません… というのも、チーフは…そのあまり人付き合いがよくないので我々営業課や人事部、研究員すらともほとんど会話をしないのですよ。」 それでよく研究所のチーフなんか出来るな… 「それにしても、自分の身体を担保なんてよくできますね…」 「ははは、どの道僕はこの先、失敗したらお先真っ暗ですから。」 「チーフは生きた人間のサンプルが取れる可能性が出来て珍しく笑顔を輝かしていましたよ…」 そう言ってキサラギ研究員の彼女は引きつった笑顔をする。僕に同情でもしているのだろうか。 そうこうしているうちに、サインを書き終え、契約書を彼女に渡す。 「えっと、イルス・ブレーム…さんで間違いないですね?」 「そうです、イルス・ブレームで間違いありません。」 書き上げた契約書を女性が持つにしてはやけに厳重なジェラルミンケースに仕舞い込む。 仕舞い込んだらジェラルミンケースに指紋静脈センサーと思われるシークレット・キーがケースの鍵をかける。 「…ずいぶんと厳重ですね。」 「一応、本件は民間には決して流れてはいけないスキャンダラスな意味合いの持つ契約ですから。」 彼女は続ける。 「契約金等の発送は明日の午後には到着する筈ですので、受け取りの際には本人の署名をお願いします。 それと、取立て時期につきましては、我が社からおってそちらへ連絡させていただきます。」 事務的にそう告げると、彼女は「それでは私はこれで…」といって足早に去っていった。 …後姿が魅力的だ、特に美尻が。 今度会ったらデートにでも誘ってみようか。 おっと、今はそんなことを考える余裕なんかなかった… 自分の身体を担保に資金を調達する。こんなアーキテクトは世界広しといえども僕くらいであろう。 もはや自分の命すら危ない本当の崖っぷち人生。 あとは…なるようになるしかないか。 ガレージに戻り、もう一度前回の対戦結果をよく見て、万全の対策を考えるとしよう。 カランカラン・・・ 「いらっしゃい…なんだ、イルスじゃないか。」 「叔父さん、なんかキツいの一杯…」 僕は、親戚がやってるバーへやって来た。 なにしろ自分の身体を担保で金を借りてきたんだ、表面上、平然を保ってはいたが、実際普通の神経でいられるわけがない。 すごく・・・一杯やりたい気分だった。 叔父さんは僕の注文を聞くと、カウンターであれ―カクテル混ぜるヤツ、名前忘れた―をシャカシャカさせながら聞いてきた。 「どうしたお前、明後日にはBリーグの対戦だろ?こんなところで油売ってていいのか?」 さすが、バーでフォーミュラFの大きな試合がある日は、フォーミュラF観戦専用バーになる店なだけある。 「さすが叔父さん、情報が早いね・・・そうだよ、明後日には僕の人生を賭けた戦いが始まるんだ。」 「人生を・・・ねぇ。」 シェイクされたカクテルが僕の前にスッと置かれた。なんかすごく青いが下が赤い、なにこれ? 「“青い朝焼け”・・・朝焼けは夜から朝へと変わる時間だ。」 顔で「早く飲んでみろ」というので、恐る恐る口に含んでみる。 「・・・!ナニコレ、うぇっ辛い・・・!!!」 「夜は長く、全てを暗闇に包み込み、そして恐ろしい・・・だが、明けない夜は無い。」 叔父さんがどこか遠くを見たまま、話を続ける。僕はそれどころじゃないんだけど。 「み、水・・・辛すぎて…苦しい・・・」 「一気に飲み干せ、イルス。」 口に含みたくなかったが、言われたとおり一気に飲み干す。すると、不思議なことに辛さが一気に引いていく。 するとどうだろう、口の中になんというか甘いようなすっぱいような、よくわからないがスッキリした味わいが広がっていく。 「…確かに今は辛い時期かもしれない。だが、明けない朝は無い。そのカクテルのように、最初は辛(ツラ)いかもしれない、だがいずれその辛さは過ぎる。 朝焼けを見ることができれば、その先はよく晴れた青空だ。」 「・・・叔父さん。」 「ま、老マスターの独り言だと思ってくれ。・・・そうじゃイルス、今日お前さん以外にもひとりアーキテクトが客としてきておるぞ。」 「ん・・・?僕以外にもアーキテクトが?」 「うむ、カウンターの奥にいる・・・呼んできてやるぞ。」 いや、別にいいって…と言おうとしたが、言う前に叔父さんは行ってしまった。 …僕、一応世間一般的に見たら、落ちぶれたアーキテクトなんだけど。 ま、こんなとこに「暴君」だの「賢帝」だの大御所がいるはずもないから、別に誰でもいいか。 「イルス、この人だ。」 そういって紹介された相手を見た。 歳は・・・30半ばといったとこか、服装はフォーミュラFに参加する人達がよく着る様なユニフォーム姿で、 すこし無精ヒゲを生やした顔には人懐っこそうな笑顔が張り付いている。 「君がマスターの言ってた若きアーキテクトか。なるほど、確かに・・・若いな。」 「イルス・ブレームです、よろしく。」 「俺はブラウ・グレイズ。とあるチームでメインアーキテクトをやっている、よろしくな!」 そういうと彼…ブラウ・グレイズ氏は力いっぱい僕と握手した。少し痛い・・・ 「イルス、彼はなぁすごいんだぞ?」 「なにがすごいって?」 なぜか叔父さんは胸をエヘンと張る。 「彼は、あのフォーミュラXに参戦しているチームのアーキテクトなんだぞ!」 「え・・・フォーミュラX参戦のアーキテクト…?」 驚いた。まさかこんなところに憧れの場所の戦いへと身を寄せている人がいるなんて。 フォーミュラX(Formula-X/Formula Xpert)…通称エキスパートリーグ。 A級ライセンス(Bリーグ優勝が取得最低条件)を持つアーキテクトのみが参戦を許されるリーグの中の、特に最高峰に位置するリーグ。 数あるA級ライセンスのリーグの中でも、特にハイレベルなリーグで、特記すべきはその枠の狭さ。 参加可能なチームは全世界の中からわずか18チームのみしか参加できない。 Bリーグや、フォーミュラR(レギュラーリーグ)とは違い、5体のu-ACで世界各地のグランプリを勝ち抜き続けなければならない。 各ACに対するAIチューン、パーツアセンブリ、出撃させるACの順番、とあまりにハイセンス、ハイレベルなリーグで、 フォーミュラFの中で行われるリーグの中ではもっとも知名度、ファンの熱狂度が高い。 僕がかつて熱狂し、アーキテクトを目指すきっかけを与えてくれたのも、このエキスパートリーグだった。 僕が目指していた所へ到達している人が目の前に…僕は頭が興奮していくのを感じた。 「マスター、よしてくれよ。俺はエキスパートリーグでは新参者だぜ?今年度の成績もそんなに輝かしいものでもなかったしよぉ。」 「なにを言ってる…あのフォーミュラFの名解説者、フェルノ・ルカーチも誌面で褒めていたではないか。 『今年のエキスパートリーグでの一番の成長率を誇るのは、ブラウ・グレイズ率いるチーム』だって。」 「その後ろに『だが、油断すればすぐに首を狩られる、まだまだチームとしては煮込む必要がある』とも書かれてただろうに。」 マスターとブラウ氏がなにやら盛り上っていたが、僕はよく聞いていなかった。 エキスパートリーグの参戦しているアーキテクトだって…? 「あ、あの!」 僕はいつのまにか大きな声をだしていた。 「ん?どうしたイルス君。」 「あ、すいません、大声だして…あの、グレイズさんに…聞きたいことがあるんです。」 「グレイズさん…あ~ブラウでいいぞ、普通に呼び捨てで。」 「え、でも…」 憧れの相手を呼び捨てで呼ぶのはちょっと…抵抗が。 「じゃ、じゃあ、せめてブラウさん、で…」 「さん付けもちょっと…まぁいっか。んで、なんだい、イルス君?」 ――僕は今まで自分のアーキテクトとしての活動、今回の試合によって崖っぷちに立たされていることを話した。 …当然キサラギの一件は伏せたけど。 「僕が…この先戦い、勝ち続けるにはどうすればいいんでしょうか?」 「うーん、俺も人になにかを教えられるほど、アーキテクトとして優秀であるわけじゃないしなあ・・・」 ブラウさんは、右手で自分のアゴヒゲをジョリジョリさせながら考える。 「・・・そうだな、基本を忘れないこと、かな?」 「基本?」 「そうだ。アーキテクトとしての基本だ。すなわち、相手をよく見る観察力、出来る限りの情報収集、それと忘れちゃいけないのが、負けない心。」 「負けない心…?」 「うむ。確かにアーキテクトはレイヴンとは違う。自分の手足でACを動かすわけじゃないからな。だが、そこに『折れない心』みたいなのがないと、ダメだと思うんだ。」 「折れない・・・心。」 ブラウさんは、煙草を一本取り出す。 「…吸うか?」 「いえ、煙草は、吸わないんで・・・」 「そうか…ちょっと失礼。」 煙草に火をつけ…フーッと紫煙を天井に吐き出す。紫煙が洒落たシャンデリアのような電燈へと上がっていく。 ・・・そして一息入れてから、話を続けた。 「AIで動くu-ACはKIAIだの何だのは直接は関係ない。 だが…なんというか、時の運というか…そーいうものを呼び込むんだよ、強い心は。 もし劣勢の状態で戦い続けて、このまま負けてしまうかもしれない。 だけど、そういうときこそ負けてたまるかっていう心が必要だと思うんだ、俺は。」 「ブラウさんは、実際にそう考えて…『心』の関係で効果がありました?」 ブラウさんは一度煙草を口にくわえ、吸って…紫煙をまた吐き出す。 「・・・・・・あったぜ。」 叔父さんが持ってきたビールを勢いよく口へ持っていくと…そのままグイッと飲み干した。 ぷはっと気持ちよさそうに息を吐くと、ブラウさんは語りだした。 「俺が…そう、あの「暴君」レイヴィング率いるネオニアと対戦したときのことだ。」 「あーあの時のヤツか!あれは記憶によく残ってるよ。」 横で叔父さんはしきりに「ウンウン」と唸ってる。 「叔父さんは黙っててよ!それにしてもネオニアって・・・レギュラーリーグでも常に上位にいるあのネオニア・・!?」 「そうだぜ。あれは・・・確かグレイシャ・アリーナでの順位決定戦の時だった。」 ブラウさんは、その時の事を静かに話し出した・・・
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/1681.html
https://w.atwiki.jp/oretatino/pages/93.html
まえがき 前回はちょいと短すぎましたねww 今回は長めを目指して頑張ります! 第3話 灰色=幽霊!? 『私は906号室だよ』 『は?』 いやいやいやいや、そんなはずない。そんなの冗談に決まってる。冗談だと言ってくれ! 「…冗談だよね?」 「ホントだよ」 ねえ、冗談なんでしょ。冗談なはずだよね。だってうちには家族以外誰も…いなかった……よね? 何か忘れてる気がするんだ。朝、何かがあった。 「…思い出した」 転校生、しぐれの意味不明な言動に気を取られ忘れていた。そういえば朝いたじゃないか。あの得体の知れない女の子。全身が灰色がかってて幽霊みたいな女の子。髪は長くて背が小さい。 ・・・・・これってしぐれと同じじゃないか! さて、パニックだ。あの女の子がしぐれだとすると、母さんには見えなかった。別に母さんは特別じゃないし、先生だって見えていたんだからあの女の子がしぐれだと決めるのは早いんじゃないか?いや、でも俺はしっかりと覚えている。これでも俺は記憶力はいい方なんだ。ということは朝いたのはしぐれ?もしそうだったらなぜ? 「じゃあ、帰ろっか」 彩がそう言うと、しぐれは黙って頷いた。 俺の家は学校に結構近いところにある。 最近マンションが増えてきたと感じる。そんな田舎と都会の中間のような中途半端な街だ。 観光するところなんてない。ただ、マンションが並び、コンビニがあり、駅がある。生活には困らないが、とても寂しい場所だ。 観光するところがないと言ったが、遊園地が比較的近いところにある。 とてもさびれたところで、乗り物も少ないし、しょぼい。そんなところに行くとしたら、家族連れか友人同士かカップルくらいだろう。 その遊園地はここから2駅、自転車で行けるくらいの距離だ。 まあ、親が共働きで帰ってくるのが遅いし休日もいない俺はここには行くことはないだろう。 …友達も少ないし。 見覚えのある建物が見えてきた。俺がいつも帰るマンションだ。 いつも感心するのは、その大きさである。 30階まであって、ひとつの階に12部屋。つまりは360部屋あることになる。 でも上の方の人は金持ちばっかで、3部屋ぶち抜いたりとかを平然とやってのける。そこにシビれる!あこがれるゥ! なんだったかなこのアニメ。偶然夜中に起きたときにオヤジが見てたんだよな。 360部屋あるって言っても、30階に住んでる人なんてひとつの階を全部使ってるし、20階を越えたあたりからはみなさんそんな感じだ。 こんなマンションが、最近はどんどん建つから驚きである。 なぜこんなに中途半端な街なのに金持ちがいっぱいいるかって? それは、ここの近くにある学校が関連しているんだが、この話はまた次の機会に。 「ちょっと!遅いわよ!」 この通り彩がご立腹だからな。 「それにしてもでかいよな」 「そうね」 「そうですね」 俺がポツリとつぶやくとほかの2人が同意する。 それもそのはず。このエントランスは学校の体育館くらいの広さがあるのだ。 「なんでこんなに広いのですか?」 しぐれが不思議そうに言った。 「ほら、さっき階段降りたろ?」 「はい」 「ここは地下なんだよ」 「えっ!そうだったんですか!なるほど、だからさっきから光がないのですね」 「そういうことだ」 最近は節電とかでこの地下の電気は消されている。日光も入らないから真っ暗だ。 「でも、なんでここだけ光っているのですか?」 「そこはエレベーターだ。乗るぞ」 光に向かって歩き、ボタンを押す。 扉が開いて中に入ると大きな空間が広がっていた。 「しっかし、ほんとにこのマンションは全部でかいな」 「ほんとうね」 「9」のボタンを押して到着を待つ。 『9階です』 扉が開いて外に出る。 俺の部屋は906なのでエレベーターから降りて少しだけ右に曲がったところにある。 「じゃあな」 「うん、じゃあね」 「さようなら」 いつも俺たちはここで別れる。 …よし 彩が家の中に入ったのを確認して後ろを向く。 「おい、しぐれ」 「なに?」 「なんで勝手に入ろうとしてるんだ?」 「だって私の家じゃん」 「どうしてこうなった・・・」 「・・・・・」 「えっ!?聞いてなかったの!!」 「・・・・・」 「・・・・・」 「え、聞いてないけど」 まさか母さん、あれは演技だったのか? いや、違うな。母さんは最近メガネをなくしたんだ。 朝はかけてなかった。つまり母さんは目が悪くて見えなかったんだ! 「いや待て、ならなんで朝いたんだ?」 「ああ、それね。朝挨拶しに行こうと思ってきたんだけどなんかタイミング逃しちゃってね。あなたたちが出て行ってから挨拶してたの」 「なるほど」 「ま、とりあえず家に入ろうか」 「うん!」 それにしても、俺と2人きりになるとなんか性格変わるな。喋り方とか。 「ただいま」 「おかえりー」 「詳しく説明してくれ」 「ちょっと待ってね、今から準備するから」 準備とは、この家で開かれる「家族会議」の準備である ホワイトボードを持ってくるだけだが。 「え~それでは、今から・・・えと、第何回だっけ?」 「43回目」 「え~気を取り直して、それでは今から、第43回家族会議を始めます!」 つづく ---- あとがき 今回は結構長いと思う。テスト前日の2時間を使って書いたので逆に集中できたのかもww 書いた割に話が進まないのが残念なところ。 次はもっとストーリーを進めたい。 by りんご
https://w.atwiki.jp/trpggo/pages/46.html
プリプレイ/キャラクター紹介Ⅱ―――― ◆イソップ フィルボル/シーフ/バード等、やたら転職してる 物語上の役割は【愚者】。由来は解説するまでもない。 富を得て、欲をかき、最後には失敗するという人物のアーキタイプ。お調子者でもある。 我らが無能。居ても居なくても話に何の問題もない賑やかしであるが、なんだかんだ賑やかではある。 一応シーフではあるが多分レベルも低いし、《インタラプト》取ってないまである。ホント無能。 ◆シャロン エルダ/メイジ(→ソーサラー)/セージ 物語上の役割は【魔女】。名前の由来はシャルル・ペロー。 惑わせ、計略を巡らせ、”間違えた幸福”をもたらすもの。 お菓子の家や眠りの魔法など、魔女は大概において敵対者ではあるが、直接の害意というより、単に正道とは違った幸福の形を示すことが多く、それに沿ったイメージを元に構築されている。 知恵者であり、よく気の回る縁の下の力持ち。居ても大して目立たないが、居なくなって初めて彼女が居てくれた大事さに気付くようなタチ。 ◆サガ ドゥアン(有角族)/ウォーリア/ドルイド/ハイランダー 物語上の役割は【魔剣使い】、より大枠には【契約者】。名前は英雄譚(サガ)、とりわけグラムなどの神話に連なるものをモチーフとする。 約束に縛られ、破滅へと向かい進むもの。成功の代償に滅びを得るもの。 感情のこもらない、抑揚のない声で話す。 オープニング/新たな街、冒険者ギルド――― [前の街よりは発展していないけれど、人口や広さとしては巨大な街だ] バルド:「ここらじゃ、ここが一番大きい街だな。……あぁ、ここだったら、冒険者登録と、ギルドの申請ができるかもしれんな」 レゼド:「あぁ……いよいよ、名実共に、冒険者となるんだな、俺達」 バルド:「おうよ」 レゼド:「この街は……大きいけれども、煙とかもそんなになくて」 バルド:「そこそこ空気がいい。ま、多分、良い領主が納めてるんだろうさ」 レゼド:「でも街が薄暗い……」 バルド:「そりゃ、どこに行っても変わんねぇよ」 レゼド:「それもそう……いや、そうじゃない。……人通りが、妙に少なくないか?」 アカタ:「確かにそうね、これくらい大きい街だったら、もっと、人通りがいっぱいあって、活気があったっておかしくないのに……この前の街より、人が居ないなんておかしいわ」 グリム:「……なんだか、何かをこわがってるみたい」 レゼド:「何かがあったんだろうか……でも、全くいないというわけでもないし、……村人に聞くのも失礼だよな、もっと大きな……それこそ、冒険者の店に聞くべきだろうな。――うん。何よりも先に俺達がやるべきことは、ギルドに行くことだろう」 アカタ:「うん! これでわたしたちも、ついに! ギルドを結成するような冒険者なんだから!」 レゼド:「そうだね」 アカタ:「えっへへへー。……楽しみだなあ」 レゼド:「そういえばグリムは……。今まで、成り行きで連れて来ることになったけれど、ここまで大きい街だったら、もしグリムが俺達と一緒に居るのが嫌なら……他の手段も」 グリム:ふるふる、と首を横に振って レゼド:「……いや、野暮な質問だったね。ごめん」 グリム:「わたしは、みんなといっしょがいい。いっしょに、旅してたい」 レゼド:「……そっか。そう言って貰えるなら、俺も嬉しいよ。俺達4人で、パーティだな」 グリム:「うん!」……はぁ ああああ:えいなあ。――では、冒険者のギルド。ギルドの人はお願いしたく。そう言うの苦手だ。 夢見/ギルドマスター:「ようこそ、冒険者の宿へ」 レゼド:「初めまして、俺は辺境のほにゃららって村から来た、レゼドって言います。こっちは……」と、全員を紹介して、「今日は、冒険者としてギルドを登録したくて」 ギルマス「なるほど、なるほど。新規登録者さんでしたか。いやぁありがたい。というのも、うちもかなりの人手不足でしてねえ」 レゼド:「そうなんですか? これだけ大きな街なのに……」 ギルマス:「大きい街だからこそ、っていうのもあるんでしょうが、ここのところ、妙な事件が頻発していて」 レゼド:「妙な事件、ですか……?」 ギルマス:「あぁ、せっかくです。ギルド登録の条件として、あなたたちの実力を測る、って言うのも兼ねて、どうです? この事件の調査、担当してみませんか?」 レゼド:「はい。俺達で役に立てるなら、是非に。――皆も、それでいいよね?」 アカタ:「勿論! 腕が鳴るね!」 バルド:「ったく」 レゼド:「そういうことで、よろしくお願いします」 ギルマス:「いやぁしかし、立派になったもんですなあ」(アカタを見て) バルド:「だろう?」 夢見:と、気さくな会話を。多分10年前の仲間だったりするんじゃないかなあ。 ああああ:なるほど。 ギルマス:「あんたもだよ、バルド。この十年で随分と老け込みやがって」 バルド:「うるせぇ!」みたいな話を レゼド:「昔の知り合いだったんだな」と、後で言ったり。 バルド:「あぁ。まさかここに居るたあ思わなかったが。しっかし普通、登録すんのにこんな試練みたいなもんは課さないんだがねえ。あいつ横着しやがったな?」 レゼド:「まぁ、報酬は出るようだし。どちらにせよ登録したら俺達は仕事をするんだから、それが早いか遅いかの違いだよ」 バルド:「ったく、お前は良い奴だよなあレゼド」髪をわしゃわしゃ レゼド:「そんなこと……(恥ずかしそう)それにしても、生き血の魔女、か」 ミドル1/魔女の噂と、今週の――― ああああ:魔女という噂はもう言われてる気がする。魔法で眠らせて、血を抜いて。 夢見:突然行方不明になって、何日かしたらぼうっとした様子で見つかって、体調悪くなってる。 レゼド:「とりあえずは情報収集、かな?」 アカタ:「そうだね。事件のことを、ほかに追い掛けてるひともいるかもしれないし」 レゼド:「色々探してみよう」と、色々情報収集の判定とかをしたのちに…… 夢見:今日のイソップかw ああああ:そうだねw イソップ:「おやおや、あなたはいつぞやの!! いやちょっと聞いて下さい、聞いて下さいよ実はですね! いやぁ一時期はどうなる事かと思ったんですよあのポーションの件で、なんとか割損しながらも粗悪品のポーションを捌いてその資本を元手になんの商売をしようかと思っていたところですね、王都の方から大口の注文が入りまして!!! この街の下水道にたぁくさん生えているキノコが必要だとかで、今丁度護衛を募っていたんですよ」 アカタ:「キノコ?」 イソップ:「はい! あんな毒にも薬にもならない毒キノコをどうするつもりなのかは知りませんが……。ともかく一本10Gで換金してくれるとかで! まぁ割と生息地の限られているものではありますからね、存在を知らなければ集めるのは大変でしょうけど」 レゼド:「毒にも薬にもならない毒キノコ……って、存在が矛盾しているような」 イソップ:「いや、瘴気を貯め込む毒キノコなんですけど、味が悪くて吐き気が強いし、毒性もそこまで劇的じゃないので毒として用いるには使いにくいんですよね……。薬効もないし、妖魔寄せにするほどの匂いも出ないし。あんなの何に使うつもりなんでしょう……? まともあれ王宮からの要求なので詐欺でもないでしょう!! あ、良かったら護衛、皆さんでどうです? 下水の魔物はそこまで強力でもないですが、僕みたいな商人だけだと辛いですからね、彼はなんだか肝心なところで頼りになりませんし」 魔剣使い:ぽーっと。 ああああ:ぽーっとしてるw 魔剣:「――あぁ。来てくれると、助かる。――前に来た時に、妙な人の気配が、あった。あれは、かなりの手練れだ」 イソップ:「……(聞き流していたがちょっとして気付いた顔)え、そんな話一言も聞いてませんけど!? てか言わないで下さいよそうだとしても今ここで!! 報酬上げなきゃいけなくなるじゃないですか!!」なんだかんだ人が良いんだよなあ。 魔剣使い:「――仲良く、下水のどぶになるよりはマシだろう」 イソップ:「ええい、仕方ないですねえ、どうせこの商談が終われば大量の報酬が入るんです! あ、ただちょっとツケにして貰っても……? 今マジで手持ちが死んでるので。」 バルド:「仕方ねえなあ」 レゼド:「分かったよ。元々、俺達も調査したかったんだ。魔女が所在不明なら、その水道の手練れっていうのは気になるからな」 イソップ:「魔女って、あの、生き血の?……や、やめて下さいよ怖いじゃないですか」 アカタ:「……え、何か知ってるの?」 イソップ:「街で噂になっていることだけですよ……、人を眠らせて血を抜くっていうあれですよね? 死んだ被害者はいないみたいですけれど、未だに正体を掴んだ人のいないような秘密主義ですから、顔を見ちゃったらどうなることか……ひぇぇ、怖いなあ。あったら僕も血を抜かれてしまうかもしれない、だって僕の血とか絶対高級ですもん!」 夢見:えー…… バルド:「若い乙女の生き血、って話じゃなかったか?」 レゼド:「言わないでおこう……」 イソップ:「ま、ともあれ! そういうことで、ではお願いします。あなた方なら素性も知れてますし、安心、安心!」 夢見:全く調子がいいなあ ミドル2/下水道、攻略。――― ああああ:というわけで下水道、かしら。他にやる事あった? 夢見:魔女の人となりについての噂を集めたり? ああああ:あー。どんな噂を聞くのだろう。 夢見/市民:「魔女と言えば、あの占い師さんたち最近見ませんねえ。指定仲良く睦まじい様子だったのに……」 レゼド:「それは、……良かったら、話を聞かせて貰ってもいいですか?」 市民/:「ああ、実は、薬草を作ったり、危険を占ったりしてくれる占い師さんがいたんだけれど、最近、姿を見せなくなってねえ」「もしかしたら、件の魔女に襲われているのかも」 レゼド:「なるほど……。そうでないと良いのですが。情報提供ありがとうございます」 市民「いやいや。心の片隅にでも留めといておくれ」 ああああ:では、下水道。 イソップ:「うやっふう!! 宝の山ですよ、これは!!!」と、目をダイヤにしてしぱしぱっとあちこち飛び回ってキノコを採取している。 魔剣使い:「――宝。――宝、なあ」 イソップ:「いち、じゅう、ひゃく、せん……ふふ、うふふふあははは」 バルド:「……この兄ちゃん、いつもこんな感じなのか?」 魔剣使い:「――凡そ、このような感じだ」 バルド:「なぁんか、にわかに不安になってきたぜ、俺は」 イソップ:「ちょっと! 冒険者の方はともかく、あなたは専属なんですから! キノコ集めるの手伝ってくださいよ!! 雑談なんてしてないで!」 魔剣使い:「――嗚呼。判った」 イソップ:「ふぅ、大量大量。それじゃ、僕達は――」と言ったところで、下水のモンスターが襲い掛かってくるのだな。 夢見:鼠とか ああああ:そうそう。あとバケツモンスターとか、あのあれとか。Motherかな? 夢見:あのあれw イソップ:「ぎゃー!!!?」と、キノコを必死に背中で庇いながら ※録音データ遺失につきしばらくあらすじ。気力が戻ったら復旧する。 下水モンスターを倒す 逃げてきたのでは? 来た方向を探る、魔術の痕跡をアカタが見つける レゼド「しかしこのモンスター何処から」 アカタ「あ、見て。ここ魔術の痕跡がある。多分これでこの通路を隠してたんだ!」 バルド「でかした嬢ちゃん。見るからに怪しい所だ、言ってみようぜ」 シャロン「どなたですか?」 冒険者だ 貴方が生き血を抜く魔女か シャロン「でしたら、どうだというのでしょう?」 何故そんな事をする、話してくれないか シャロン「話して何になるというのでしょう。……大人しく帰ってくれるならばよし、そうでないのなら。貴方の生き血、頂きますね」 Yume_mi_tuki昨日 午前1時5分 御師様が庇う シャロン「御師様……!?」 御師様……? なあ、一体どういう事情なんだ? シャロン「話した所で、どうなることなんて、ない」 グリム「そのひと。もう止めてって言ってる、もう十分だって」 シャロン「何を……」 レゼド「グリムは、色んなものの声が聞こえるんだ。なあ、話してくれないか?」 魔術儀式でヘマして妖魔にとりつかれそうな所をかばわれた 変異を押さえるための薬の作り方を師匠から伝授され、それを作り続けている 生き血はその原料の一つ アカタ「だからって、こんな劇薬……!」 シャロン「え……?」 実は薬と教えられたそれが、妖魔化の進行こそ抑えるものの激痛を伴って衰弱する劇薬だと知らされる。 アカタ「確かに妖魔化は防げるだろうけど……こんな薬じゃ、その前にとりついた妖魔ごと死んじゃう!」 どうにか、他の方法はないのか、となる一行。 ※ここまで バルド:「……嬢ちゃんになら、多分、それは出来る……」と、苦悶の顔で レゼド:「どういうことだ……バルド、何か、知ってるのか」 バルド:「絶対、はねぇ。だがまぁ……俺が言えんのは。そのペンダント……アカタの母さんが、嬢ちゃんに遺したそれの力なら……嬢ちゃんの結界術の力なら、人の魂に結び付いてそれだって、弾き出せる。それだけの力がある、ってことだけだ。詳しい事情だとか、なんでそれ知ってんだ、とか、そういうのは聞かれても一切答えねぇ。約束だからな……」 レゼド:「わかった、ありがとう!」と、礼を言って、「アカタ、できる? ……出来るか!?」と。この状況に当たって、そういう事は分からなくてもいいレゼド。信頼がある。 アカタ:「――やってみる!」 バルド:「礼なんか言われる筋合いは……」 レゼド:「シャロンさん、初めて会う俺達に、命を預けるような事は不安かもしれないけれど。でも、どうか、俺達に任せて欲しい」 シャロン:「僕に……他に取れる手段なんてなかったもの。藁に縋るような思いで、ずっと、ずっと……。お師様の言いつけ通り、その薬を……毒を作り続けていたんだ。任せるよ……何か、協力できることがあるなら、僕にも、何か、させて欲しい」 レゼド:手伝えること……、アカタに視線を向けます。 アカタ:「えっと……。まずは、瘴気を逃がすための魔法陣が……。後は……」と。 ああああ:じゃあそんな感じで皆で協力しながら。いや、勇者は何も手伝えないのだけれど。グリムは手伝えそう。 夢見:グリムはまぁ……そうね。 ああああ:そんな感じで魔法使い組が協力して。……勇者たちはあれだ、見張りとか単純作業とか、した。 アカタ:「あとは……魔力を、このペンダントに込めて……」 グリム:「込めるための魔力は、私が! ……私の魔力、使って……!」 シャロン:「あぁ。僕の力も……」 夢見:と、そんな? ああああ:そんな感じだろう。 クライマックス/師匠と弟子。不可視の―― アカタ:「これでっ!」と、バチッ、と弾かれて。 ああああ:お師様が元の姿に戻る。多分妖魔は姿が見えないから。皆、自然と、助かったお師様に気を取られてしまう。 シャロン:「お師様っ……!」と、駆けよって、抱きつこうとしたところで、……じゃっ、と。 ああああ:お師様が魔女を突き飛ばして、その攻撃から庇うのだね。 シャロン:「何を……あっ!」 師匠:「全く……詰めが甘いのは、相変わらずだね。……や、だけど。怪我はないね? うん。良かった、良かった」 シャロン:「お師様、喋らないで……怪我が、血が、一杯……!!」 レゼド:「アカタ……、治せるっ!?」 アカタ:「今、やってる……だけどっ! 魂の消耗が激しすぎて、これ以上……!!」 師匠:「……は、は。随分と、弱ってしまったからね。だけど、良かった。こうして、最後に、君と、話が、できて」 シャロン:「なんで、……なんで? お師様、だって……」 師匠:「言っただろう? 正気を失って、君を、傷付けてしまいたくは、なかったんだ……。うん。気に病む、ことはない。これは、僕がしたくて、やった結末さ……」 シャロン:「……いや、やだよ、お師様、お師様っ!!」 グリム:「……いる。そこに、いるよ?」 レゼド:「分かってる!」 師匠:「……どれ、最後にひとつ、手助けをしておこう。……これで、見えるようになっている筈さ」 シャロン:「だめだよ、お師様、そんな……っ! そんな魔術、使って!」 師匠:「どうせもう、ここで潰える命さ……。生き残っておくれ、シャロン……。僕の自慢の、愛、弟子よ……」 夢見/妖魔:「あと少し、あと少しだったのに、おのれ、おのれ邪魔をして……!!」 ああああ/妖魔(台詞引き継ぎ):「あの女の、より上質な命を差し出せば、お前は見逃してやろうというに、結局最後まで一言も、首を縦に振らなんで……! これだから、人というのは面白くない!」 夢見/妖魔:「……頑固者め、あぁ、腹が立つ。吐き気が止まぬ! この腹いせ、貴様らの命で贖って貰おうか!」 ああああ:最後まで己の保身に走らなかったことが、その理解不能な高潔さが腹立たしいのだ。 夢見:そうそう。 レゼド:「……やるぞ。皆。仇を討つんだ!」剣を正眼に構えて。 ああああ:見えない妖魔。魔法で見えるようになって尚、一時的には透過して、攻撃をすり抜けたりする。 夢見:というかあれね、回避がクッソ高くて。命中が足りないのを、魔女のバフとデバフでなんとかこうとかする。バステに弱い。 ああああ:そんな風にして、煙のような妖魔を倒して、このセッションは終わりですね。 エンディング/拾えなかった命、選べなかった道―― レゼド:「やった……! やったけど、……俺は、また……」 バルド:「そう、気に病むな。出来ることはやったさ」 レゼド:「そう、かな……? 俺が、分離した妖魔がまだ生きていることは分かっていた、姿がなくたって、居ない筈がないんだ……もっと、上手くやっていれば……。俺の、せいで……」 グリム:「レゼド……。レゼド。泣かないで、レゼド」 レゼド:「あぁ……。ごめんな、グリム。心配かけて。……そう、だな。気に病んだって、戻ってくる、わけじゃないんだ」 夢見:「ごめんね……もっと、上手く、出来た筈なのに」っていうのは、きっと同じときに、アカタも言ってる。 ああああ:うんうん。 レゼド:「大丈夫……分かってる。次からは、次からもっと上手くやれば、それで、良いんだ」 アカタ:「私……もっと頑張るよ」 レゼド:「そうだな……。一緒に頑張ろう」 アカタ:「あなたが、泣かなくっていいくらい……」 レゼド:「……泣いてた? 俺。……そっか、駄目だな」 夢見:まだ泣けてたんだろうな、きっと。 レゼド:「……そんなところは、もう見せないよ。見せたく、ないんだ」 バルド:「……んで。魔女さんや。あんたはこれからどうすんだ」 魔女:「あたし……は」 バルド:「もうこの街にはいられませんぜ。ここのギルド長とは顔見知りだからな、便宜くらいはあるいはだが、だからっつって、罪に問わないことはできても……」 魔女:「いえ、……いいえ、でしたら、そう……。僕を、あなたの旅に、連れていって下さい。罪滅ぼし……では、ありませんけれど」 レゼド:「貴女が、それを望むなら……俺は、勿論。歓迎するよ」 シャロン:「役……立たせて下さい。僕の力を……。それが、あの人の残した、最後の……」 バルド:「んじゃま、そういう方向で話進めておきますわ。報告は任せといてくださいな」 レゼド:「ああ。よろしく頼む。いつも世話をかけるな」 バルド:「それが、年上の役目ってやつですよ」 レゼド:「……有難う。俺達は宿を取って、今日はもう休もう」 バルド:「……ごめん、アカタ。俺は、お前を護れなかった」 アカタ:「バルド?」 バルド:「……何でもねえ。んじゃ、また宿でな」と、飄々と去っていく。……ああ、この辺からなんだなあ。バルドが約束を守れなくなっていくの。 夢見:んで、また出発の段になって。 アカタ:「……よし! じゃあ行こうか! まだ王都にも着いてない。冒険は、まだまだこれからなんだから!」 イソップ:「みなさーん!!」とか、その辺でやたらキノコ背負ったイソップが駆けてきて、「王都に行くんですよね!? でしたら宜しければ僕も道中ご一緒させて頂きますよ!!」とか言い出す。 魔剣使い「お前達が同道するなら――楽が、できるな」 イソップ:「護衛はちゃんと護衛として働いて下さいね!?」 バルド:「……なぁ、アカタ」 アカタ:「? なぁに、バルド?」 バルド:「……これからの旅、楽しくしていこうぜ。――約束だ。俺も頑張るからさ」 アカタ:「……なにそれ? ……でも、うん。約束だね!」
https://w.atwiki.jp/pikuminbunko/pages/182.html
物語第一章・学校編 第三節~ゴングは鳴った~ Bパート 「さぁ~て・・・妖架を襲った分も含めて・・・今から・・・叩き潰しに行くかな・・・いや・・・やめておこう・・・妖架が治ってからでいいや・・・」 白箕は徐々に興味が薄れていった。 そう、相手が弱すぎてつまらないからだ。 ならば、今潰すよりも、後で潰した方が楽できるからだ。 「ん・・・白箕か・・・おはよ。」 「おはよ・・・じゃねぇよ・・・ったく・・・」 白箕は呆れた感じで妖架に言った。 「あ、そうだ・・・あいつ等潰すのは・・・おまえが治ってからに・・・する・・・」 「マジか!やったねー!」 ~それから、三日後~ ~~~鳳凰学校~~~ 「う~ん・・・はぁ~、久々の学校だー!」 「・・・よかったな・・・」 白箕は学校に行く途中に妖架に出会い、一緒に学校に来る事にし、今教室に向かっている。 ~~~教室~~ 「ん?」 妖架は教室に入った瞬間に違和感を感じた。 そう、溢れ出る殺気を感じ取ったからだ。 「よう・・・怪我人、もう傷は癒えたかい?」 教室に居る生徒の一人がそういった瞬間に、教室にいた男子達が一斉に武器を取り出した。 「何のつもりだ?」 妖架が尋ねると、意外な返答が返ってきた。 「お前ら二人の首を帝王都中学の五人衆に引き渡せば、俺達は助かるんだよ!」 こんな意外ん返答が返ってくるとは思わなかった。 「お前ら・・・頭・・・大丈夫か?・・・利用されてるだけってのに・・・気付けよな。」 白箕が、男子達に言う。 「黙れぇ!!やれ!」 さっきから喋っている奴が、リーダーの様だ。 彼の一声で一斉に教室の男子達が襲いかかって来た。 「「はぁ~・・・面倒だな・・・」」 二人は同じセリフを喋ると、一斉に廊下に飛び出た。 妖架は左、白箕は右に逃げた。 ~~~廊下~~~ 「逃がすなぁ!追えぇ!!」 白箕は逃げる前に一瞬、男の顔を見た。 白箕はその男を知っていた・・・そう、彼は以前教室でからんできて、白箕に吹き飛ばされた奴だった。 男が叫ぶと、教室から溢れんばかりに生徒が出て来る。 そして、その大量の足音が引き金になり、他の教室の奴ら、挙句の果てには一年、三年の教室の男子が全員出てくる始末。 殆ど、白箕&妖架VS鳳凰学校の男子全員状態になっていた。 だが、その時、白箕達の教室では、嵐の後の静けさの中・・・教室に1人の女子が窓際の席に座っていたのは、誰も知らない。 本家・破滅への鎮魂歌~レクイエム~・第三話C
https://w.atwiki.jp/ganpura/pages/68.html
アクセルの冒険 漆黒の天使編 第3話 天使VS天使 カラツマ渓谷 ア「デルエンジェルだと!?」 デルマックス「そうだ!天使軍を滅ぼすために結成された部隊だ!」 ア「やるしかなさそうだな・・・みんないくぞ!」 Z タ ド「了解!!」 デマ「こっちも一人じゃないんだよ!こいお前達!」 3機のロボが目の前に現れた デルポォル「俺はデルポォルだ!」 デルウィング「デルウィング・・・」 デルパライド「デルパライドだぬ」 ア「数は互角だ、いくぞ!」 Z「クルーエルスラッシャー!!!」 ZEKRがデルポォルに切りかかった デポ「そんなのきくかよお!」 デルポォルは黒いオーラを放った デポ「デルヒーリング!!」 Z「ぐわああああ!!!」 ZEKRは黒いオーラに包まれた ターボ「先輩!よくも!!」 ターボはフレイムロッドを放った デウィン「貴様の相手は私だ・・・」 デルウィングは羽から竜巻を放つ デウィン「デルトルネード!!」 タ「ふ・フレイムが!?」 デウィン「破壊する・・・」 デルウィングは再びデルトルネードを放った タ「うわあああ!!!」 ターボは吹き飛ばされた ア「ターボ!!これ以上俺の仲間を傷つけさせるか!!」 デマ「威勢のいいこったな、だがなアクセルお前の技はすべてお見通しだ!」 「ヒュンヒュン」デルマックスはアクセルの技をすべて避けた ア「なにっ!?読まれているだと!」 デマ「次はこっちからいくぜえ!」 デルマックスはデルスレイヤーを振り上げた デマ「疾風斬・連撃!」 「ズバン!ズサッ!バシュン!」 ア「ぐ・・・その技は・・・お前まさかムサシなのか!」 新たに現れた3人のデルエンジェル デルマックスの正体は本当にムサシなのか 次回 ムサシとアクセル ☆アクセル情報局Z☆ 質問が一つも無かったので今回は デルエンジェルについてです リーダー デルマックス:ミカドマックスに似たロボ、武装はデルスレイヤー2本 デルポォル:ポォウルに似たロボ 背中のデルパーポBSで悪魔を癒し天使を破壊する デルウィング:ソードウィングに似たロボ 背中のデルウィングBSからはデルトルネードを放つ デルパライド:パラボロイドに似たロボ 能力は未知数 武装はハイパー電卓とトランク 謎に満ちたデルエンジェルの紹介でした! 次回こそ皆様の質問に答えていきたいです! なので質問書いといてねえ~~~
https://w.atwiki.jp/wiki16_novel/pages/52.html
揺れるトラックの中で再び情報を確認してみる。 場所は○○にあるコントローラーの専門教育学校。 敵対象の数は約10。 形態は全長50cm、体高30cm大の蜘蛛のような姿。 しかし、その学校の生徒や教師が攻撃する度に その数と戦闘能力を高めているとの情報あり。 既にその数は60を超え、全長は1m50~2mはあり、 皮膚の変化した頑丈な装甲板と元の数倍の筋力を 有しているとの情報も確認。 単純に考えれば非常に厄介なエネミーである。 しかし水上は全く心配していなかった。 オフィシャルメンバーとして常に第一線で あらゆるエネミーを葬り去った水上にとって 今から向かうところにいるであろうエネミーも ただ「駆除」するだけの対象であり 自身の敗北などはまず公算にいれる必要な無いのだ。 「ついたぞ。総員リボルブし次第各個対象を駆逐開始」 水上はもうとっくにリボルブしていた。 そして真っ先にエネミーの中へ突っ込んでいく。 隊列を組み、まとまって戦うばかりが能ではないと 水上は考えている。 校門の外に数匹のエネミーが見える。 最初に聞いた敵対象の情報に近い形態。 「…情報の真偽を確かめさせてもらおう」 そう水上は呟いき、いつも通り水でエネミーを 一刀両断した。 エネミーはすぐに沈黙してしまった。 他のエネミーが水上に気づいて近づいてくる。 水上はそれらも次々と切断していく。 数体のエネミーを駆除し終えたのち、 ふと最初に切断したエネミーを見ると 再生を終え、より屈強な姿に変わっていた。 「情報は確かに真だったか。 これならそうやすやすと切断するわけにもいかないな」 そう言いつつも、水上に焦りの表情はない。 水上は一旦全神経を回避行動に集中させ どう戦うべきか考えていた。 おそらく、単に分断するだけでは即座に復活する。 となれば、核となる部分を破壊するしかない。 しかし、それは一体どこなのか? もし自在にその位置を変えられるのならば 無闇矢鱈と切り裂くのは得策ではない。 ではどうするべきか。 「仕方ない。あまりいいものじゃないが、アレをやるか」 水上は素早く一匹のエネミーに近づき、 すれ違いざまに一瞬そのエネミーに触れた。 エネミーは自分の後方へ回った水上を追いかけようとするが どうも様子がおかしい。 体勢をガクンと崩し、そのまま地面に倒れこんでしまった。 そして次の瞬間、エネミーの体が突如膨らんだかと思うと 爆発して四方八方に肉片が飛散した。 水上は水の壁で飛んできた肉片を避け、 バラバラになったエネミーの残骸を見た。 エネミーはいっこうに再生しない。 水上はエネミーが完全に沈黙したことを確認し、 同様の手法で次々とエネミーを駆逐していった。 水上はまず水分子が激しく振動する光景を想像し、 そのイメージを維持したまま片手に力を集中した。 次に、エネミーに一瞬触れた際にその力を体内に送り込む。 送り込まれた力はエネミーの体内にある水分子を激しく振動させる。 体内の水はすぐさま沸騰して水蒸気となり、その熱で 行動不能になったエネミーに追い討ちをかけるかの如く 水蒸気による内部の圧力に耐え切れなくなった体を爆発させる。 非常に強力な戦闘術だが それに比例して後片付けが面倒ではある。 水上はエネミーの駆逐に集中すると、後始末のことなど 頭から完全に抜けてしまう悪い癖があった。 校庭では教師・生徒・エネミーが入り乱れて戦っている。 オフィシャルメンバーの一人が学校のスピーカーを シンボルの力で拝借して呼びかける。 「校内で戦闘中の皆さん!只今オフィシャルメンバーが到着しました! これより駆逐作業に入ります!教師・生徒の皆さんは 校舎内に避難し出入り口にてエネミーの進入を防ぎ これ以上負傷者を出さないことにだけ集中してください!」 入ります、というか既に入っている。 水上はかれこれ15匹は爆砕している。 今の放送で校内に逃げ込む人が多くなり それを追いかけるエネミーも数を増す。 途中で数名がエネミーの攻撃により地面に倒れる。 近くに助けてくれる仲間がいない生徒3名を 水上は水で縛って引き連れる。 生徒を玄関に降ろした後、水上は玄関前にて 最後の仕上げにとりかかった。