約 301,182 件
https://w.atwiki.jp/hamiyalog/pages/72.html
TOPIC 子犬たちの冒険譚 第三話「ロストメモリー」 GM高梨千里 21 02 それでは、子犬たちの冒険譚、始めていきます。よろしくお願いします! フィア 21 02 よろしくお願いします。 ノクス 21 02 よろしくお願いします マテル 21 02 よろしくお願いします ウィル 21 02 よろしくお願いしますー ルセリナ 21 02 よろしくおねがいします GM高梨千里 21 03 では、今日もすみーさんがお休みですので、代振りをよろしくお願いします ノクス 21 03 はいさ ウィル 21 03 はーい GM高梨千里 21 04 それでは、皆さんは夕食を食べ終わりました。時間としては、……20 30としましょう この後、皆さんはどうしますか? ウィル 21 05 ほいさ フィア 21 05 今日のところは休んで、聞きこみは明日にしようって話だったよな? ウィル 21 05 部屋に集まって情報共有かな (相乗りは内緒な! ノクス 21 05 そうだね。情報共有と明日の行動の話し合いをしておこう。 部屋割りはどうなっているかな?>GM この店の広さがわからない GM高梨千里 21 06 部屋は2人部屋しかないようですね。 ノクス 21 06 それは主人の部屋を含めて? GM高梨千里 21 07 主人の部屋は1階、冒険者用の部屋が2階におよそ5~6つ位を想定しています ボブは明日の仕込み()と掃除をするようで、もうすこし起きているようです ウィル 21 08 仕込み手伝おう ノクス 21 08 他の4部屋は他冒険者の荷物とかがおきっぱになっているということかな ルセリナ 21 08 ……明日の行動に支障が出ない程度に、仕込みを手伝いましょう ノクス 21 08 気持ちがわかるがそこですかさず抜けに行くなww 話し合いができないww ウィル 21 09 はーい (´・ω・`) GM高梨千里 21 09 ふと覗いてみますが、どうやら冒険者の荷物は見当たりません ウィル 21 09 ふむ? マテル 21 09 おろ ノクス 21 10 いや普通に聞くが? いきなり覗くとか失礼だろう。バルバロスの常識としても (笑) フィア 21 10 神殿に持って行ったか、店主が別の場所に預かってるのか ウィル 21 10 荷物持ったまま移動したのか? (恐らく覗いた人 マテル 21 10 そもそも他の冒険者ここに来たんでしょうか ノクス 21 10 店は一軒だけらしいからいたとは思うぞ GM高梨千里 21 11 ボブに他の冒険者について訊きますか? ノクス 21 11 泊まっていたかは知らんが。 ウィル 21 11 聞いてみよう、気になる マテル 21 11 聞いてみます ルセリナ 21 11 聞きましょうか 自室ではありませんし、一定期間いないなら 別の場所にでも置かれそうですけれど ノクス 21 11 神殿に行ったという話と救助を呼びに出された話は聞いた。 ウィル 21 11 聞くのは任せた ノクス 21 12 それ以外があったならその時に話しておくべきな事柄だと思うのだが?>ボブ GM高梨千里 21 12 【ボブ】「ああ……助けを求めに行った奴のは俺が預かってる。 記憶をなくした奴のものな。だから自由に使ってくれていいぜ」 ノクス 21 13 了解。といいますか、私(PL)が気になったのは、冒険者のことじゃない。(既に聞いた情報としていたので GM高梨千里 21 13 そうなんです? すみません、読み取れなくて……なんでしょう ノクス 21 13 6部屋あるのになぜ2部屋しかないとGMが言ったのかだね。別に6部屋使いたいというわけではないが。 GM高梨千里 21 14 2人部屋、です! ノクス 21 14 あ、ごめんなさいw GM高梨千里 21 14 そんなに広い部屋はないよって意味です! ノクス 21 14 理解。見落としでした じゃあまぁ、話し合う分には狭くても問題ないと思うので、とりあえず1部屋に集まろう。部屋割りはあとで。 いいかな?>all ルセリナ 21 15 構いませんよ ウィル 21 15 はーい 夜食に何か貰おうかな GM高梨千里 21 16 【ボブ】「ん? なら俺のとっておきが……」 ウィル 21 16 「角砂糖でいい」 フィア 21 17 「虫歯になるぞ」 マテル 21 17 「甘くなるわよ」 ウィル 21 17 「寝る前に歯を磨けば問題ない」 ノクス 21 17 「……なんでもいい。各自支度が済んだら集まってくれ」 ウィル 21 17 (マテルは華麗にスルー) GM高梨千里 21 17 【ボブ】「すまん、普通の砂糖しかないんだ……」 ルセリナ 21 18 「(……神殿の小さな子たちの会話を彷彿とさせますね)」 ほのぼの ウィル 21 18 「ならそれでいい。行くぞ」 GM高梨千里 21 18 そしてウィリアムは砂糖壺を持ち、上に上がると……他の皆さんはどうしますか? フィア 21 19 同じく、どこかの部屋に集まります ルセリナ 21 19 全員で集まるのですよね? ウィル 21 20 うむ ノクス 21 20 お願いします GM高梨千里 21 20 いや、夜食や飲み物とか(ネタ系の提案あれば) マテル 21 20 はい ノクス 21 20 進まないから流石にこれ以上はいいですって (笑) フィア 21 20 ここで夜食は頼みたくないのでいらん GM高梨千里 21 20 はい、それでは一室に集まりました。 ウィル 21 21 (どかっと胡座かいています) ノクス 21 22 ノクス「まず、先の見回りの報告をしておく」 ルセリナ 21 22 お聞きしましょう ノクス 21 23 ノクス「2区、3区の見回りに関しては特に異常は見られなかった。それから、町民会館には確かに守りの剣がある。だが予測通り弱まっているようだ」 フィア 21 24 「ちらっと見て回っただけだから、街の中の様子に関しちゃ大したことは分からんかったな。明日、夜が明けてから本格的に見て回ったほうが良さそうだ」 ノクス 21 25 ノクス「そうだな。だが明日は至急に見に行った方がよい場所が別にある」 ノクス「俺とウィリアムとで街を上空から俯瞰してみた。その際――……」 しれりw ルセリナ 21 25 強調しますか( ノクス 21 26 いや声は別に平坦ですよw PL的に大事かと思っただけで (笑) ノクスの声はごく普通です (笑) ルセリナ 21 27 「まあ。フィアさんとではなく、ウィルさんと ですか」 スカウト的な意味で フィア 21 28 「俺とノクスで行動しちまうと、荒事苦手な二人が残るからな」補足しておこう ウィル 21 28 「工場地区の辺りから前に運んだ香水が漏れ出ていることが分かった」 (ドレイクの言葉をかき消すように) ノクス 21 28 ノクス「ああ、フィアースは地上の護衛の残ったからな」 ノクス「――その通りだ。いくつか他にも補足しておく。まず、霧の到達高度はおおよそ3m程、5区を除くエルディムのほぼ全域を覆っている」 ノクス「工業区を覆う霧のみ、やや青みがかっていた。ウィリアムの言う通り、「青薔薇のエキス」の香りがしたところを見ると、その成分が混じっているのだろうと予測する」 ルセリナ 21 30 「夜色さん以外夜目も利きませんし、見目を考えれば……そうですね、ウィルさんが適任でしょうね」 とひとり納得しておきましょう ノクス 21 30 見目www ルセリナ 21 30 ディスガイス切れるまでは行動しないでしょうけれど 納得しておきましょう ウィル 21 31 見目ってなんやねん (素 ノクス 21 31 ノクス「現状、工業区にとどまっていはいるようだが、もし強い風でも吹けば、他の地区にも流れ込むだろう。特に、壁が壊れている一区へは間違いなくな」 ノクス「フィアースの所見によれば明日は強い風は吹かないだろうとのことだが、いつ天候が変化するとも限らない。工業区は早々に調べておく必要があるだろう」 フィア 21 32 「ぶっちゃけ、青薔薇のエキスに関しちゃ依頼内容に入ってねえし、関係ないっちゃ無いんだけどな。見過ごすのも気分悪いし、明日早いうちに一度調査しておこうぜ」 ノクス 21 33 ノクス「以上が報告だ。質問、及び補足などはあるだろうか」 フィア 21 33 早いうちと言うか、日が暮れる前にだな マテル 21 35 「実際明日調べてみないとなんとも言えないことばかりだから、私は特に」 フィア 21 36 「俺からの補足は特に無し……というか、さっき言ったとおりだな。明日は二手に分かれて記憶喪失の犯人について聞き込み、それと昼の内に工業区の下見。そんなところか?」 ノクス 21 36 ノクス「明日に関して一つ提案がある」 ルセリナ 21 36 早く解明したいところですね。不確定要素が多すぎます ノクス 21 37 ノクス「 対の青赤目 というアイテムを知っているだろうか」>all ウィル 21 37 知ってていいかな? (中身知識 ノクス 21 37 俺が知ってることになってる形だから知ってていいかとww ウィル 21 37 わーい 「……確か、片方から見えている景色をもう片方も見れるアイテムだったか?」 ノクス 21 39 ノクス「ああ、そうだ」頷き ルセリナ 21 39 「それほど長時間ではなかったような覚えが……、消耗品でしたね」 これくらい フィア 21 39 「連絡取るのには便利そうだな。明日、店主に仕入れてもらうか?」 確か10000Gまでは経費だったはず ノクス 21 40 ノクス「これから分散して行動する機会が増えるだろう。これをいざという時の連絡用……というよりは非常信号のように用いることを提案する」 ノクス「対の景色が見られるのは10分のみのため、状況まで把握ができるかは気づくかどうかによるので確定はできないが。少なくとも使用後には砕け散る性質から、何かがあったことは伝わるはずだ」 ウィル 21 42 「……タイムラグが気になるが、悪くはないな」 マテル 21 42 「調査費用で買えるならいいと思うけど」(賛成 フィア 21 42 「値段が安くないのは気になるけど、便利そうだな。明日朝一から用意するのは無理そうだが、午後までに店主に揃えてもらって午後からはそれ身につけていこうか」 ノクス 21 44 私、買い物も自分たちでしないとダメかと思ってたけどその辺どうなんですGM GM高梨千里 21 44 買い物は自分で行ってください。あとでボブに領収書を渡せばお金を補填してくれるでしょう フィア 21 45 チーム1、チーム2間で相互用に2つ、チームそれぞれにノクスとの連絡用を1つずつ。計4つ買っておきたいかな ノクス 21 45 領収書あるのか (笑) というか先に渡してくれないのかw GM高梨千里 21 46 ああそうか、冒険者の宿だし……先に渡してくれることにします。すみません ルセリナ 21 46 あとはアレックスさんのファミリアもおりますね。文字盤も準備しませんと……。 ノクス 21 46 4つぐらいは同意だけど内訳は違う。まぁそれはかってこれた後で 文字盤はすぐできるだろうから今にでも準備してるってことで ウィル 21 46 色紙通信という方法があってのう (ファミリア ノクス 21 47 それは今回必要ないw ウィル 21 47 (´・ω・`) フィア 21 47 買い出しは自分で、ってことね。了解。じゃあ明日は朝一で調査開始、昼になったらどっちかのチームが買い出しに行って、昼飯食いがてら情報共有。午後からは状況を見て調査の続きか工業区行き こんな感じで行動しようか ノクス 21 48 ノクス「基本的なところは異存ない」 ウィル 21 48 かな チーム分けはどうする? ノクス 21 48 このあいだやったはず。 俺が単独として、他が2:3で別れた フィア 21 49 ウィル・ルセリナ・マテルとフィア・アレックスだったかな ウィル 21 49 おっと ルセリナ 21 49 後ろに回復がおりませんね ノクス 21 50 そうだね ウィル 21 50 代わりに高Lvスカウトおるけどね フィア 21 51 なんかあったら全速で逃げるつもりではある ……アレックスが逃げ切れんな、それだと ノクス 21 51 アレックスとウィルチェンジだと? ウィル 21 51 抱えるのです ルセリナ 21 51 抱えて逃げてくださいませ マテル 21 51 アレックスなら軽いから フィア 21 51 3人組が先制できなくなる >チェンジ ノクス 21 51 見た目はともかくルール上駄目だからな?w フィア 21 52 探索判定も出来なくなるな ウィル 21 52 フィアースと交代だと前衛いないしね ノクス 21 53 そうだよねぇ。マテル移動が一番いい気はするんだけど。神殿に行きたいんだったよね フィア 21 53 まあ、言うても町中だしなんとでもなるんじゃないかなーと ウィル 21 54 うむ、まだ守りの剣はあるから派手に動いて来ないでしょう向こうも ノクス 21 54 敵が、人外であれば、だな。 まぁ、調査初めにはそこまで危険はないだろうというのには同意。 ウィル 21 54 フラグ建てるのらめぇ ノクス 21 55 フラグじゃない (笑) 当然の警戒というか、現状普通に人族が噛んでるとふんでるぞ。 フィア 21 55 午後からはまた考えるとして、一旦これで行こうぜ。行き先は3人組の方が4区、2人組が1区で良かったよな ウィル 21 55 うん ルセリナ 21 55 ですね マテル 21 55 うん ノクス 21 55 OK。 フィア 21 56 ではこの組分けで。もう明日に入っていいよな? ノクス 21 56 買い物に行くのは早めに終わった方でいいかな。ファミリアで連絡取れるだろう? フィア 21 56 それでいいと思う。中の人が居ないとこ悪いけど、今夜の内にアレックスにファミリア作ってもらっておこう。鳥が良いかな。 ノクス 21 57 明日のことは以上で。あとは部屋割りとノクスからの提案1つ。 いや猫で。 夜目増やしておきたい ルセリナ 21 57 暗視は大事です フィア 21 57 了解、では猫で。 ルセリナ 21 57 部屋割りはともかく 提案? ノクス 21 58 ノクス「明日のことはこんなものだろうな。俺が動けなくて悪いが、皆、頼む」 フィア 21 59 「まあ、ルキスラの外に出りゃこんなこともあるさ。荒事の時は頼りにしてるから、下調べは任せとけよ」 ノクス 21 59 ノクス「ふ」 少し笑みを浮かべ ノクス「頼もしいな」 ウィル 21 59 「適材適所だ、お前が無理に動いてやっかいごとになるよりはましだ」 マテル 21 59 「……とれるなら早いとこ名誉称号取っておきなさいよ面倒なのが当たり前なんだから」 (ぶっきらぼう ノクス 22 00 それ取るとかとらないとかいうものなんだろうかなw キャラ的には ルセリナ 22 00 よい景色です、とにこにこ眺めておきましょう ノクス 22 01 ノクス「それで、今夜の部屋割りに関してだが。確か女性側に不安があるという話だったな。明日動けない代わりに、俺が不寝番を努めようと考えているがどうか」 ノクス「屋根の上にでも上っておけば、他所で起きた騒ぎにもあるいは気付けるかもしれん」 フィア 22 04 「ああ、確かに夜の間様子を見ていて貰えれば、気づけることもあるかもしれねえな。それで翌日大丈夫か、ならだけど」 GM、例えば昼間睡眠をとっておけば、夜の間起きていてもペナルティを回避できるとかありますかね? GM高梨千里 22 05 はい。基本的に、6時間睡眠を取っていればペナルティはなしです マテル 22 05 朝(6時)まで起きて昼12時まで寝れば午後行動出来る的な GM高梨千里 22 06 そんな感じです フィア 22 06 どっちにせよ工業区での張り込みをするなら昼間どこかで寝る必要があるし、不寝番はいいかもしれんね 他に異存がないならお願いしたいな ルセリナ 22 07 私はあまり気にしませんけれど(男女混合部屋) 皆様にそれを強要できませんし、 それに不寝番は必要かもしれませんね ノクス 22 07 尚GM、基本は3時間寝てれば大丈夫です (笑) MPが全快はしないだけ。 GM高梨千里 22 08 あ、そうなんですか? 睡眠ペナルティのページが見つからなかったもので……では3時間で (そっか仮眠取れば大丈夫なのかと思ったGM) ウィル 22 08 ふむ……まあ、やるとしたらドレイクしかいないのう ノクス 22 10 夜に存分に動けるのは俺だからな。 フィア 22 11 「宿で待ってもらってる間時間が空きそうだし、良さそうだな。それじゃ、見張りは頼んだ」 ウィル 22 11 「……うっかり眠りこけて屋根から落ちるなんてしたら笑い死ぬ自信があるな」 ノクス 22 11 「ああ、では任された」 マテル 22 11 「何かあったら直ぐ起こしなさいよ」 フィア 22 12 異存なさそうだし、ルセリナマテル同室、男組は適当に2・1で別れてノクスが見張りで決定だな。 ノクス 22 12 「そんなことにはならん。フラトスもともにいるからな」くつ>ウィル ウィル 22 12 「そうか……念のためもっておけ」 (知性の指輪を投げ渡す) ノクス 22 12 「! 有り難い」 ウィル 22 13 「使ったら、代金はお前が無理に払うんだな」 ノクス 22 13 「心得ておくさ」 ウィル 22 13 無理には誤爆 フィア 22 14 というわけでGM、何か夜に事件がなければ翌日まで寝ます ノクス 22 14 器用でも一時的に付け替えておこう。 GM高梨千里 22 14 では、ノクスはどうしますか? 屋根に上る、やフラトスと一緒にいる、という話が出ましたが ノクス 22 14 俺はフラトスと共に屋根の上にでも座っておきます。 3mということだと屋根の上なら大体霧の上じゃないでしょうか。 ルセリナ 22 15 長居するつもりはありませんが、ちょっとだけ上に上がっておきましょう( GM高梨千里 22 15 では、会議が終わったのが9 00。ノクスは霧の上ですね。 ノクス 22 15 どうぞ^^ RPする魁 かい GM高梨千里 22 15 おや、ルセリナも登りますか? ルセリナ 22 16 時間取りそうですし、ないならないで構いませんよ? GM高梨千里 22 16 いえ、イベントが起こりますので ルセリナ 22 16 何か事が起こるなら しますけれど……ってあら ノクス 22 16 え、そんな早い時間にです?>GM ルセリナも睡眠時間あると思うのでそんなに長くはいないと思いますが GM高梨千里 22 17 はい、実は夜のイベントが9 00とあともう一回ありまして ルセリナ 22 17 ほむ ノクス 22 17 じゃあやりましょう。あと、裏で買い物の相談を軽くしましょう。1万予算有るらしいし ルセリナ 22 18 はい GM高梨千里 22 18 ノクス 22 18 じゃ、フラトスを出して上がりかけたあたりでルセリナが来るんだな。 「……ルセリナ?」 ルセリナ 22 19 「少しよろしいですか?」 と近づきましょう 一応武装はしておきましょうか。何もなければ普段着のつもりでしたけど ノクス 22 20 そうね (笑) GMから予告出たしね 「ああ、構わないが。……上がるか?」 GM高梨千里 22 20 といっても、すごく小さなイベントなんですけどね。 ルセリナ 22 21 「はい」 と当然のように手を出しましょう フラトスさん、おじゃましますね ノクス 22 22 では、前に引き上げる で、ふわりと屋根の上まで登るよ。 GM高梨千里 22 23 ではここでお二人とも、聞き耳判定をどうぞ。達成値は13です。 ルセリナ 22 23 2d6 平目です ダイス 22 23 ルセリナ - 2d6 = [6,6] (6ゾロ) = 12 ルセリナ 22 24 まあ GM高梨千里 22 24 ま さ か の ノクス 22 24 (笑) 2d6 ダイス 22 24 ノクス - 2d6 = [4,6] = 10 GM高梨千里 22 24 二人共出目高い……すごい…… GM高梨千里 22 25 では、偶然が重なり、ルセリナの耳に、かすかに門を開く音が聞こえます。 ノクス 22 25 あ、GM +4で14でした。 GM高梨千里 22 25 お、では2人共聞こえましたね ノクス 22 25 地味に俺レンジャーでして。 GM高梨千里 22 25 そうでした ルセリナ 22 25 「……?」 と、そちらの方向を見ましょう。私が気づいたのです、夜色さんも気づくはず。 ノクス 22 26 その信頼感ちょっと怖いわーw いつか裏切りそう 見やりましょう なんでしょう GM GM高梨千里 22 27 方向は、地図で言うと5区の辺りです。この霧の中、わざわざ門が空いたようですね。 ノクス 22 27 俺の目には、それがよく見えましたか? GM高梨千里 22 27 そうですね。夜目が効くノクスなら、霧から僅かに出ている門が見えるでしょうから ルセリナ 22 28 私 夜目がありませんので、気がつくことはできても見れないのですよね。一応ナイトウォーカーをつけましょうか。 GM高梨千里 22 28 ナイトウォーカーどうぞ。 ノクス 22 28 「ルセリナ、一応皆に知らせておけ。まだ休んでいはいないだろう」 「少し、様子を見てくる」 ひらり。>フラトス GM高梨千里 22 29 ノクスが単独で向かいますか? ルセリナ 22 29 「はい」 と、屋根から飛び降りましょう。その前にナイトウォーカーもつけます。 ノクス 22 30 はい フラトスに騎乗して、かなりの高度を保って近づいてみます ノクス 22 30 この暗い夜空の中ならそうそう見つからないでしょう GM高梨千里 22 30 霧の中ですしね。 では、門からぞろぞろと何かが出て行く気配がします。 ノクス 22 31 目を凝らしてみますが霧が邪魔かな GM高梨千里 22 31 霧ではっきりとは見えませんが、黒いフード付きのローブを被った、明らかに怪しい者達です。 ルセリナ 22 31 あ、話の流れを切って悪いですが 一応行使しておきます GM高梨千里 22 31 ティダン神殿方向に向かっています はい、どうぞ ルセリナ 22 31 2d6 ダイス 22 31 ルセリナ - 2d6 = [6,1] = 7 ノクス 22 32 それは5区から、外。つまり4区へ、ということでいいかな? GM ルセリナ 22 32 そうしたら、屋根から飛び降りて 皆さんの部屋へ向かいます。 GM高梨千里 22 32 では、他の皆さんは身支度しているところですかね? ノクス 22 32 何名ぐらいですか。 GM高梨千里 22 32 寝支度です おおよそ30人は超えていると思われます。おそらく、5区の住民全員でしょう ルセリナ 22 33 着替え中ですか ノクス 22 33 うっは。 ルセリナ 22 33 多いですね ノクス 22 33 神殿までつけていきましょう。高度は依然保って。 フィア 22 33 布団に入ろうとしたぐらいかなあ ノクス 22 34 近づくと隠密出来ないんで!w GM高梨千里 22 34 はい。では、その集団はティダン神殿にぞろぞろと列をなして入っていきます。 フィア 22 34 5区って金持ちが居る区域だったよな? 夜逃げ? ルセリナ 22 34 迎え入れられてる感じですか 押し入っているわけではなく ノクス 22 34 そんな雰囲気じゃない。というか、これ、毎日……じゃなくても定期的に繰り返されたりしてるんじゃないか? GM高梨千里 22 35 そうですね。迎え入れられています。そしてノクス、ここで見識判定9をどうぞ。 ノクス 22 35 けんしき…… フィア 22 35 バードある! ノクス 22 35 OK 2d6+4 ダイス 22 35 ノクス - 2d6+4 = [6,2]+4 = 12 ノクス 22 35 でた。 GM高梨千里 22 36 はい、ではノクスは、「ティダン信者が、こんな夜に神殿へ来るのは明らかにおかしい」と判断できます。 ノクス 22 36 あの それ失敗したらわからないようなことかあああああwwwww GM高梨千里 22 37 これはただのGM解釈です。失敗すると違和感を覚えるくらいにしようかと。 ルセリナ 22 37 まあ人族の世界で 夜にここまで活動的なのはおかしいですね 普通に考えても ノクス 22 37 はははw そうね (笑) まぁまだ信者とはわからないけれど GM高梨千里 22 37 ノクスがティダンについてどれくらい造形があるのがちょっとわからなかったので、振ってもらいました ノクス 22 37 この街なら5区だと概ね信者なんだろうな フィア 22 38 シーンなら夜中の礼拝もありそうだし、それが常識だと思ってたかもしれんねw ノクス 22 38 俺がバルバロスだからということなら理解。 GM高梨千里 22 38 人族なら勿論普通に出してた情報です ルセリナ 22 38 宿側は ルセリナが知ってるだけの情報を共有しておきますね 門が開いて、夜色さんが確認しに行った くらいでしょうか GM高梨千里 22 38 はい、了解しました。 ノクス 22 38 んん、神殿の方には明かりがついていたりするんですか GM高梨千里 22 39 開いてる間だけ、かすかに明かりが漏れています。えっと、燭台……でいいのか…… ノクス 22 39 移動してる方も、人族ならランタン位持ってるはずですよね GM高梨千里 22 39 はい、ランタンらしき明かりが視認できます。 フィア 22 40 まだ状況が分からんし、宿組はノクスが戻るまで寝るのを待つぐらいかな ノクス 22 40 それで、30人からが全員中に入ったんですね GM高梨千里 22 40 はい、入って行きました。そして、ティダン神殿の扉が閉められます。 ノクス 22 41 少し悩ましいですが、彼らの歩くスピードから推測して ちょっと知らせに行って戻る間に5区に戻るということはなさそうと思っていいかな? GM高梨千里 22 42 はい、大丈夫です。 ノクス 22 42 まぁ、また開門のおとするでしょうし。あきっぱじゃないですよね GM高梨千里 22 42 はい、門は閉まっていますね ノクス 22 42 OK。じゃあちょっと戻ってフィアースと使い魔かっぱらってく……もとい、報告する。 フィア 22 44 おや、かっぱらわれます? 神殿の中の聞き耳でもするかね ノクス 22 44 入れそうな場所があったら潜入してもいいんだがな。それは状況次第。とりあえず戻るよ、いいかなGM GM高梨千里 22 44 あと、すみません。睡眠ペナルティの記述はⅡ-41(旧37)のものを採用します。 ノクス 22 45 まだ明けてないからペナはない筈 最悪朝にちょっと仮眠すりゃあいい今は気にするなw GM高梨千里 22 46 24時間眠っていない場合、全ての行為判定に-1、HPとMPの最大値が-1ずつ減少、6時間以上眠ることで回復するという記述がありました フィア 22 46 うむ、ペナルティかかるまではそんなに気にしなくて良さそうだ。というわけでかっぱらわれたぞ ウィル 22 46 いってらっしゃーい マテル 22 46 (はんかちひらひら GM高梨千里 22 47 はい、ではフラトスの飛行能力を鑑みて、9 20頃とします。どうしますか? フィア 22 47 4区までフラトス相乗りで移動後、俺だけ降りてこっそり神殿に近寄ります。隠密判定とか振ります? ノクス 22 47 あ、戻った際と言いますか。かっぱらった後に使い魔越しにでも状況は伝達しておきますね フィアースへの説明もかねて。 なので皆情報共有で その方向で >フィア ルセリナ 22 48 あ GM高梨千里 22 48 はい。では情報共有は完了したとみなします。フィアースは神殿に近づく、というのはどれくらい? ルセリナ 22 48 じゃあ出る前に、フィアースさんにナイトウォーカーを掛けたかったのですけれど(遅かった フィア 22 49 あ、掛けてもらったということで良いですかね >ナイトウォーカー ノクス 22 49 ああ、そう、俺もソレしてもらおうと思ってた GM高梨千里 22 49 いいですよ、行使判定どうぞ ルセリナ 22 49 はい 2d6 ナイトウォーカー>フィアさん ダイス 22 49 ルセリナ - 2d6 = [6,1] = 7 GM高梨千里 22 50 はい、では無事にナイトウォーカーがかかりました。 フィア 22 50 とりあえず中の様子を聞き耳出来そうな位置まで近づくかな GM高梨千里 22 50 ちなみに、窓はすべて黒いカーテンが引かれているとだけ伝えておきます。 ノクス 22 51 俺はフィアースを発見できるならフィアースの様子と、神殿とを双方上空から見守る形。 使い魔はフィアースが邪魔にならなければもっていけ。 フィア 22 51 中を覗くのは無理そうかね。流石に中に侵入まではするつもり無いけど。 GM高梨千里 22 51 聞き耳判定、目標値9でどうぞ。ノクスは上空に上がると、フィアースは見えにくいですね。 ノクス 22 51 OK。じゃあ「騒ぎが起こったら」突入する。 GM高梨千里 22 52 はい、了解です。 フィア 22 52 猫だと服の中に隠すのは無理そうですし、使い魔はノクスに持っていてもらおう ノクス 22 52 何があっても助けてやるから安心して無茶して来い!w フィア 22 52 おうw ノクス 22 52 了解、預かった フィア 22 52 それで、隠密判定要りますかね? >GM GM高梨千里 22 53 中に入らなければ必要ありません。 フィア 22 53 2d+7 はい、では聞き耳判定。 ダイス 22 53 フィア - 2d+7 = [2,1]+7 = 10 フィア 22 54 達成値によって聞ける内容変わったりします? 変わるなら変転しよう ノクス 22 54 変転もありだが再判定でもいいのではなかろうか。 GM高梨千里 22 54 では、中から祈祷の様子を聞くことができます。内容は変わりませんのでご安心ください。 フィア 22 55 聞けるのは祈祷だけ? なんか変なやり取りしてたり祈りの文言がおかしかったりしないですかね GM高梨千里 22 55 そして、フィアースは「メティシエ様」という単語を聞き取ることができました。 フィア 22 55 わーお ノクス 22 55 (笑) もはや真っ黒じゃないですかーwwww マテル 22 56 まっくろくろすけェ…… フィア 22 56 アンデッドの神様だったよな? >メティシエ ノクス 22 56 そう。と言いますか正確には不死神 不老不死の神ですね。 自身のために他者は喰らえ。 フィア 22 57 (……邪教じゃねーか、ティダンの皮被るとは大胆なことしやがる) 漏れ聞こえてくる祈りを聞いて戦慄してるかな GM高梨千里 22 57 「次は誰を標的にしようか」「今日、神官の娘を見たぞ」「メティシエ様は乙女がお好きだ」と ノクス 22 57 アンデット、が目的ではなく、主にノスフェラトゥの神です。アンデットは副産物だな。 GM高梨千里 22 57 不穏な会話が聞こえてきます フィア 22 58 具体的な計画まで聞き取れねーかな…… 見回りとか来ないか注意しつつ、聞き耳を続ける。 ノクス 22 59 日程がわかればうれしいよな GM高梨千里 23 00 「決行は3日後」「剣が破壊される日」「きっとあのお方もお喜びになるだろう」 「それにしても、ティダンの司祭はどこにいったのか」「生け贄にしようと思っていたのに」「しかし結界の儀は行えていないようだ」 フィア 23 03 (剣が破壊……? 剣の力が弱まってたのは意図的だったって事か。というか、この神殿乗っ取られたのか?) ティダン司祭を探してるって話だし、この街全部が黒ってわけでもなさそうだ ノクス 23 03 そうな。これは緊急保護が必要そうだ。 GM高梨千里 23 03 「なら、3日に結界は完全に消えるだろう」「そうなれば、あのお方を招くことができる」「我らが不死になれる日がやっとくる」 ノクス 23 03 多分、経過時間次第で敵側にとっ捕まるフラグと見た。 GM高梨千里 23 04 「では、今日も祈ろう。永久の美貌のために」「永久の命のために」 と、祈りの声が続きます。 フィア 23 05 (……つーか、これ神殿が乗っ取られてるってことは、運び込まれた冒険者は…… いや、後で考えるか) そのまましばらく聞き耳を続けますが、特にその後怪しいやり取りはない感じですかね GM高梨千里 23 05 まだ聞き耳を続けますか? まだもう少し出ますが フィア 23 06 それならもうしばらく聞き耳しますよ。情報さらえるだけさらっておきたい。 ノクス 23 07 うん。最悪見つかってもどうとでもしてやる。ま、見つからない方がこちらの手がばれないのでそれに越したことはないが。 GM高梨千里 23 07 「だが、他の冒険者は邪魔だな」「あの霧を街全体にまくか」「そして蛮族にでも食わせておけばいいだろう」 「幸い、あのお方が使わしてくれた蛮族がいる」「では、前と同じように」「ああ、あのアンデッドを仕掛けよう」 と、このくらいです フィア 23 10 (……潮時だな。帰るか) こっそりその場を離れて、十分距離を取ったあたりでノクスを呼び寄せます。 ノクス 23 10 気は払っているけどわかるかなw まぁ霧の合間にでも見えればうれしいw 予めの書定位置とかで。 GM高梨千里 23 11 では、霧が微かに動いたのを感じますね。 ノクス 23 11 では向かいましょう フィア 23 11 どっかの屋根にでも飛び移れば見れるんじゃないかな ノクス 23 11 ああそうね、それで フィア 23 12 というわけでノクスと合流、宿に戻ります ノクス 23 12 フラトスを寄せて手を差し伸べますよ。飛び移れ はい、速やかに回収して帰ります フィア 23 12 「ありがとよ、っと」軽く飛び乗ります GM高梨千里 23 12 はい。では宿に戻りました。 ノクス 23 13 「ああ、お疲れ。首尾よくいったようだな」 尚、回収の都合上お前前な?w >フィア フィア 23 14 「まあ、うまいこといったが…… 思ったよりこのヤマ、ヤバそうだ。帰ったら詳しく話す」難しい顔をしたままフラトスに跨がります 何かこだわりがあるのか、そこw ノクス 23 14 「そうか」 ルセリナ 23 15 大事なところでしょう(しれっ ノクス 23 15 はははw 「急ぐ。戻って皆で話そう」 「舌を噛まないように暫く口を閉じておけ」 ルセリナ 23 16 宿組も警戒してますね 前衛私しかおりません ノクス 23 16 と、フラトスを走らせて戻りました、とw フィア 23 16 「……」言われたとおり黙っておく。 ノクス 23 16 皆が待ってる宿の前にざっとおりますよ GM高梨千里 23 17 はい、では降りました。 ノクス 23 17 そのまま誰かの部屋へどやどやコースかなw フラトスはおつかれ、と首を撫でてから収納します フィア 23 17 そうね。全員に共有しないとマズい情報だし。 ノクス 23 17 うん ルセリナ 23 19 「おかえりなさいませ。……何かあったようですね」 顔を見て さっき全員で話した部屋に向かいますか さすがにもう外の警戒はいらないかなあ ウィル 23 19 うん ノクス 23 20 「ああ、ただいま。こちらには異常はなかったか」 マテル 23 20 「ええ、得には」 ノクス 23 21 「僥倖だ。報告がある、部屋へ」 フィア 23 21 「ああ…… 割と厄介な事になっちまったみたいだ」今まで見せたことが無いほど難しい顔をしてるかな ウィル 23 22 「……」 フィア 23 22 全員が部屋に揃ったら、外で聞いてる奴が居ないか確かめてから声を落として話を始めるよ ちなみに、宿に戻った時ボブは起きてましたかね GM高梨千里 23 22 いえ、休んでいるようですね。ちなみにそろそろ10時です ごめんなさい、0時の間違いです ノクス 23 23 ほいさ フィア 23 24 「何から話すかね…… とりあえず、明日ティダン神殿に行くのはやめたほうが良いかもしれん。どうやら、メティシエの神官だか信者だかに乗っ取られてるらしい」 中からメティシエの祈り文句が聞こえたことを話す ノクス 23 25 「不死神か。危険な神だな」眉根を寄せ 因みにバルバロスからも決して良く思われている神では有りませぬ。 ウィル 23 25 ノスフェラだけが信仰してるのよね基本的には ノクス 23 26 うむ、基本的には フィア 23 26 「で、マテルとルセリナ。落ち着いて聞いて欲しいんだが…… お前達二人が、生け贄候補として狙われてるみたいだ」 ノクス 23 26 「どういうことだ」更に眉根を寄せ ルセリナ 23 26 「……何と」 マテル 23 26 「……ぇっ」(一瞬呆然と ウィル 23 27 「……もう少しで鴨がネギと鍋を背負って逝く所だったか」 ノクス 23 28 「フィアース、詳しく聞かせてくれ」 フィア 23 28 「さあな。『メティシエは乙女がお好きだ』……とか何とか言ってたが、詳しい理由は言ってなかった。知りたくもねーけど」胸糞悪い、って態度を隠しもせずに言う ノクス 23 28 「……。いや、そこじゃない」 フィア 23 28 「結構は三日後、って話だ。守りの剣がその時に破壊されるからそのタイミングで事を起こすみたいだな」 他にも、あの場で聞き取れた話を全部共有するよ ノクス 23 29 「奴らは、どうして、ルセリナとマテルの事を知った?」 ルセリナ 23 29 「……え。」 そういえば来たのは夜中で、普通に歩いたのは母娘に案内された場所くらいですね フィア 23 29 「……聖印を見れば……いや、この街に来て二人はすぐこの店に入ったな」 ノクス 23 30 「俺たちはこの街に来たばかりだ。まともに会ったのは、最初の母子と、ここの店主」 マテル 23 30 「……」 ノクス 23 31 「いかにマテルがわかりやすい格好をしているとはいえ、断定できるほどの接触は他にあったか?」 フィア 23 31 「……あのリリエって子、蘇生した形跡があったよな。マトモな手段でナイトメアの、あんな幼い子を組成するツテなんて滅多に無い。そこの繋がりがあったか、でなければ……ここの店主か」 ノクス 23 31 というか一目はなかったように記憶しています 人目 フィア 23 32 蘇生な。 ルセリナ 23 32 一応じろじろ見られていた と描写はされたような ノクス 23 32 そか ルセリナ 23 32 中からは何者かが覗いていたようですが、あなたたちが来た瞬間にばたんと閉じられました。 とありますので ウィル 23 32 「……別れて行動するのはこれでは悪手になりかねんな」 ルセリナ 23 32 判断できるかは……どうなのでしょう GM高梨千里 23 33 はい、ただ、5区の住民には会っていません。 フィア 23 33 ……店主が寝てる間にこの店家捜ししたい。メティシエの聖印とかあったらもうこの街逃げ出すしか無いだろ ノクス 23 33 まぎれてたんじゃなければ、だけどな 家探しはしよう。その上で何も出てこなければ、 フィア 23 33 1区にスパイが居たとか、誰かが情報を売ったとかだな。あるとしたら。 ノクス 23 34 疑っていると理由付きで説明したうえで拘束されてもらおう。 それが最大限の譲歩。 その可能性も十分あるので完全に3人だけに疑いがあるとは思ってないよ、うん。 フィア 23 35 ……やり過ぎかとも思ったけど。こっちの身が狙われてるこの状況で依頼を続けるって事になるならそれぐらいはしたいよな。 >拘束 ノクス 23 35 同意 ウィル 23 35 あ、神官神官 信仰してる神言わせる魔法あったよね? ノクス 23 36 「フィアース、頼めるか」今の家探しの流れも話した形で。 ルセリナ 23 36 「……ボブさんは味方だと思いたいのですけれど……この状況で日和見はできませんか」 GM高梨千里 23 36 もし家探しをするのであれば、隠密判定達成値7を行ってください。なお、暗視がなければ見えません。 ノクス 23 36 まだフィアースは続行してる気はする 足りなければ再度使おう ルセリナ 23 36 はい、切れそうならば ナイトウォーカーを更新します マテル 23 36 あるわね>ディティクトフェイス ウィル 23 36 「待った、家捜しする前に直線信仰を聞けば良いだろう?その為の魔法が神官にはある筈だが?」 マテル 23 37 でもプリーストじゃなくても効果あるのかしらこれ ウィル 23 37 それを使えばいい、抵抗したらブッ殺 GM高梨千里 23 37 いえ、1時間はすでに経過していますよ。 ノクス 23 37 「信仰はしていない協力者である可能性がある」 フィア 23 37 「疑ってる、って向こうに知られた時点で何か手を打たれるかもしれないだろ? 気づかれない内に調べられることは調べておきたい」 GM高梨千里 23 37 ディテクトフェイスは効きますよ、大丈夫です ノクス 23 37 「例えば金の為、などだな」 ウィル 23 38 「ふむ……」 ノクス 23 38 勿論ただの例で彼がそうだと言っているわけじゃない。ただ疑いの種は残したくない フィア 23 38 じゃ、ルセリナ魔法頼む。 マテル 23 38 「……正直、相手がどう出るかわからないからまだ気づいてないふりのほうが……、いいとは、思う、うん」 ルセリナ 23 38 はい 家探すタイミングでナイトウォーカーを使います ノクス 23 39 ただな、まず、何か隠すなら自室だと思うんだ。 なので、現在本当にそこにいるのかの確認もかねて、家探しなら店主の部屋だと思う どうか? ばれたらばれたで一時拘束ぐらいの気持ちだ。俺としては。 フィア 23 40 そうな。バレるかもしらんがバレたらディテクトフェイスの後事情を話して説得に入ろう。 ノクス 23 40 うむ フィア 23 41 2d+9 というわけで隠密判定。 ダイス 23 41 フィア - 2d+9 = [2,2]+9 = 13 ルセリナ 23 41 すでに寝ている との話でしたけれど スリープを重ねがけたら 周りで探索しても起きなかったrしないですかね ノクス 23 41 しないよw フィア 23 41 ……変転するか? ルセリナ 23 41 2d6 ナイトウォーカーをフィアースさんに ダイス 23 41 ルセリナ - 2d6 = [4,6] = 10 ノクス 23 41 いやここはばれてもいい GM高梨千里 23 41 はい、ではフィアースは無事に隠れられます。 隠密判定:目標値7 ノクス 23 41 一番成功させたいのは探索判定だ。6ぞろでいいよ! GM高梨千里 23 42 では、向かいますか? フィア 23 42 まあ、目標値は超えてるし良いか。店主の部屋に向かいます。 ノクス 23 42 部屋から少し離れたあたりに皆も控えよう 取り押さえ用意組 ルセリナ 23 42 知性の指輪はお持ちでしょうし 遠慮なくどうぞ ウィル 23 43 しまった、人形持たせたらよかった…… ノクス 23 44 そこまでの距離じゃないし 何かあったら騒いでもらえばOK ルセリナ 23 45 あまり手荒なことはしたくないのですけれど……(ロープ準備 マテル 23 45 準備万端じゃない……(アレックス抱きつつ ノクス 23 45 まぁ、白であることを願おう。それなら拘束だけで済む ウィル 23 46 (無言で頭に手をポンポン) ルセリナ 23 46 拘束するのはウィルさんですよ(スカウト的いな意味で ウィル 23 46 ( ゑ? ノクス 23 46 まぁそうな (笑) ルセリナ 23 46 ほら斥候ですし、その辺は専門ではありませんの?(偏った知識 ウィル 23 46 (´・ω・`)……医者に何を期待しとるんだ君たちは まあ、頑張る マテル 23 47 が、がんばれ…… ルセリナ 23 47 私、お姉様方にその辺りは教わっておりませんので…… GM高梨千里 23 47 では、フィアースだけで中に入りますか? フィア 23 47 はい ノクス 23 47 人体知識も豊富で申し分ないということだろう? (笑)>ウィル がんばれ! フィア 23 47 なに、なんかあっても即死はするまい(楽観 GM高梨千里 23 48 はい、ではするりと入ることができます。ややイビキがうるさいですが、ボブはぐっすり寝ていますね ノクス 23 48 よかった (笑) できればこのキャラは疑いたくない。 フィア 23 48 2d+8 では、いびきに辟易としつつ探索判定 ダイス 23 48 フィア - 2d+8 = [6,1]+8 = 15 フィア 23 48 ひっくり返せもしないな…… 17で何か分かるなら割る GM高梨千里 23 48 はい、では以下のものが見つかります。 「太陽が刻まれたメダル」「料理本」「女物の髪紐」「見たことがある人物の肖像画」 見たことのある人物は、金髪に青い瞳の……リュシアです フィア 23 51 (……少なくともこの部屋の主は、ボブに間違いない、と) 一応このボブが偽物って可能性は捨てない。 ノクス 23 51 そうだな GM高梨千里 23 51 知りたいならまもちでもいいですが、言ってしまうとボブです。 ノクス 23 51 オーガとか超楽にはいれそう。この街 フィア 23 53 こっそりメダルをくすねていこう。ティダンの紋章とかだったらメティシエと組むことはまず無いだろうし信用していいだろ ノクス 23 53 うん、それはまぁ後で起こして敵意感知とディテクとフェイスとこんにちバニッシュでもかましてからルール的に信じようか (笑) フィア 23 53 そうね、その一連セットは必要w GM高梨千里 23 53 どうしますか? フィア 23 53 というわけで探索が終わったら皆のところに戻る。今ボブ起こすか? GM高梨千里 23 54 部屋からメダルを持って出ますか? それともボブを(叩き)起こしますか? ノクス 23 54 一応家の他の場所もざっと家探ししとく? ウィル 23 54 起こさんでええんちゃうかなぁ……朝でもまだ間に合う ノクス 23 54 念のため ウィル 23 54 倉庫とか? マテル 23 54 預かってる(と言ってる)荷物とか? ノクス 23 55 いや起こすのは起こそう。疑いは減らしておきたいし、申し訳ないが白でも監視下にいてもらいたい ただ、先に家探しを終わらせよう。頼んでいいかな? フィア 23 55 そやね。ボブは起こさずメダルを皆に渡して鑑定しつつ、家探しの続きをする ノクス 23 56 鑑定担当はセージ。がんばって!w ルセリナ 23 56 フィアースさんとセージで家探しですね 私は警戒を続けます フィア 23 56 一通り家捜しした、で振っていいですかね? >GM GM高梨千里 23 56 はい、では家探し振らなくても結構です。特に怪しい物は見つかりません。荷物もちゃんとありましたね。 マテル 23 56 よかった フィア 23 56 OK、じゃあ家探し終わったら起こす。いいか? ノクス 23 56 荷物の中身も念のため。変な物さえ見つからなければそれでいい 冒険者に対しては多分被害者だからね うん、終わったら起こそう GM高梨千里 23 57 はい、では着替えや特別冒険に必要のないものが固められていることがわかります フィア 23 57 問題なさそうだな。ではボブを揺り起こすぞ マテル 23 58 バニる?ディティる? フィア 23 58 「おい、店長。スマンがちょっと起きろ。この依頼、想像以上にヤバイことになってるぞ」 GM高梨千里 23 58 【ボブ】「んあ……母ちゃん……? 飯かぁ……?」(寝ぼけている) ウィル 23 59 いてもいいかな? ノクス 23 59 うん、全員でかこもう ウィル 23 59 よし フィア 23 59 起こす場には全員居る想定だった GM高梨千里 23 59 【ボブ】「……んん……? どうしたんだ、そんな険しい顔で……なんかあったのか」 目をしょぼしょぼさせながら、ようやく起きたらしいボブがぼんやりとした声で尋ねてきます フィア 00 00 ティダン神殿がメティシエに乗っ取られてること、仲間が狙われてるらしいこと、そんな状況だからアンタも疑ってるので身分証明させてほしいこと、諸々伝えようと思う。問題ないかな? ノクス 00 00 「残念ながらまだ朝でもない。悪いが店主、お前に疑いを持たざるを得ない状況になった」 いいよー ウィル 00 01 ええよー フィア 00 01 では伝えた。 GM高梨千里 00 01 【ボブ】「な、ティダン神殿が……!!? ダニエルっ、マシューは、リリィはっ!!?」 ノクス 00 02 「そう言う事情だ。その前に、大人しくいくつかの魔法を受け入れてくれるだろうか」 ウィル 00 02 「知らんが恐らくは……うむ」 GM高梨千里 00 02 【ボブ】「ああ、何でもかけてくれ」と、抵抗を示す様子はありません」 マテル 00 02 「……呪文を掛けるけど抵抗しないでね」 じゃあバニってもいいかな GM高梨千里 00 02 はい、バニッシュどうぞ ノクス 00 02 ちょってまってw はなれるね!!w フィア 00 02 www マテル 00 02 (舌打ち ルセリナ 00 02 大事ですねw マテルさん マテル 00 02 離れたのを確認してからバニる はい フィア 00 03 バニッシュ、ディテクトフェイス、センスエネミー。この辺りか? ルセリナ 00 03 だめですよ? ウィル 00 03 (神官の頭はたく ノクス 00 03 俺がどうこうの問題もあるが探知自体の邪魔になるだろww ウィル 00 03 だね GM高梨千里 00 03 では、ノクスが半径3m以上の距離をとったということで。どうぞ マテル 00 03 2d+9 バニ ダイス 00 03 マテル - 2d+9 = [1,1] (1ゾロ)+9 = 11 ノクス 00 03 ということで数歩離れた。うい おめでとう (笑) GM高梨千里 00 03 ぶっwww ノクス 00 03 かけなおせw フィア 00 03 おいw マテル 00 03 二回目いこ…… ルセリナ 00 03 ウィルさんが叩くから…… おめでとうございますw マテル 00 03 2d+9 ダイス 00 03 マテル - 2d+9 = [5,1]+9 = 15 ウィル 00 03 えー GM高梨千里 00 03 はい、では特に何も効果はないようです 1ゾロのカウントはしておいてください マテル 00 04 続いてディティクトフェイス 了解 GM高梨千里 00 04 どうぞ マテル 00 04 2d+9 ダイス 00 04 マテル - 2d+9 = [4,2]+9 = 15 GM高梨千里 00 04 はい、でははっきりと、彼がティダン信者であることがわかります マテル 00 04 「……白」(ほっとしたように ノクス 00 04 うむ、よかった マテル 00 04 「多分」 ウィル 00 05 ホッ フィア 00 05 ティダンならまあ、金積まれてもメティシエに与することは無いだろ ノクス 00 05 そうおもう。一応センスエネミーで完全に判断しておこう。 ウィル 00 05 金じゃなかったら? ルセリナ 00 05 よかったです…… ウィル 00 05 人質とか GM高梨千里 00 05 あの、30mって一応半径、ですよね? ウィル 00 05 センスエネミーのアレックスくん! ノクス 00 05 その辺の為にもw<人質<センスエネミー ウィル 00 05 バニッシュの? GM高梨千里 00 06 いえ、センスエネミーの ノクス 00 06 え? 単体だろ? ルセリナ 00 06 単体ですよ フィア 00 06 範囲じゃないすよ ウィル 00 06 うん GM高梨千里 00 06 単体でした……射程のところ見てました ルセリナ 00 06 射程ですね 30は ウィル 00 06 舎弟やそれ ノクス 00 06 それ行使の射程だろw ウィル 00 06 射程 ルセリナ 00 06 行使しますね>センスエネミィ GM高梨千里 00 06 失礼しました! どうぞ ノクス 00 06 まて、今の不穏なのはちょっとwww 30m以内に何か潜んでんのかwwww 俺は何も聞かなかった!w GM高梨千里 00 07 ああいえ、計算がいるなと…… ルセリナ 00 07 2d6 アレックスさんで、ボブさんにセンス・エネミィ GM高梨千里 00 07 なんでもないでっす ダイス 00 07 ルセリナ - 2d6 = [6,3] = 9 GM高梨千里 00 07 はい、では敵でないことがわかります。 ボブはうぷっ……ってなってますけど ウィル 00 08 背中さすってやる GM高梨千里 00 08 【ボブ】「あ、ああ……すまん……何の魔法か知らんが、こんなに気分が悪くなるもんもあるんだな……」 ノクス 00 08 へ? そんな魔法だっけ GM高梨千里 00 08 めまい ウィル 00 08 センスエネミーの効果やね、 ルセリナ 00 09 あるらしいです GM高梨千里 00 09 あれ、吐き気するくらい辛いです(実体験) ウィル 00 09 実はそんな副作用があるのですよ フィア 00 09 一瞬めまいのような不快感を覚える。ボブは乗り物酔いし易いんだろう ノクス 00 09 すっかり忘れてたわ。大体了承済みでしかかけないしなー GM高梨千里 00 09 乗り物なんて、外に出ないと乗りませんしね フィア 00 09 GMはリアルでセンスエネミー掛けられたことがある……? GM高梨千里 00 09 貧血持ちなだけですwww ノクス 00 10 (笑) フィア 00 10 最後に、念には念を入れてノクスが外に出た状態でサーチ・バルバロスかな ノクス 00 10 えーよw じゃあさっきの不穏もあるからやっておくか? (笑) ルセリナ 00 10 そうですね、みはられているかもしれませんし ウィル 00 11 じゃあ、ノクスに付いてっていい? ルセリナ 00 11 私たちの存在を知っている、ということは 本拠にしているということも把握されているでしょう (たぶん ノクス 00 11 「分かった。では行ってくる。結果は使い魔越しに伝えてくれ」 フィア 00 11 付いてくなら止めない。十分離れたらマテル頼む。 マテル 00 11 離れたの確認してさーち行使 2d+9 ダイス 00 11 マテル - 2d+9 = [3,5]+9 = 17 ノクス 00 11 「構わないが……フラトスで出るぞ?」>ウィル マテル 00 12 着いてけ GM高梨千里 00 12 バルバロスは半径30m以内にいないようです ウィル 00 12 「え……」 (一瞬固まるけどついていく) ルセリナ 00 12 (何かを察した様子 フィア 00 12 ……今効果見直してて気づいたんだけど、サーチバルバロスって相手も気づくのな。居なくてよかった…… ノクス 00 13 あぶねw GM高梨千里 00 13 バルバロスは、いないようです ルセリナ 00 13 こういうときマギテックが便利ですね ってあら マテル 00 13 (何も察する様子はない ひぇ ノクス 00 13 うん、大丈夫気は抜いてない フィア 00 13 大丈夫、バルバロス以外は使われても気付かない ノクス 00 13 むしろ人間のが可能性高いと思てたし GM高梨千里 00 14 はい、なので誰にも気づかれてませんよ。 ノクス 00 14 これ、確実に人族の問題の話だ。裏で糸を引いているノスフェラか何かがいる可能性は否定しないが。 じゃ、その報告受けるわけですね フィア 00 15 『「幸い、あのお方が使わしてくれた蛮族がいる』らしいから、何かしら蛮族が居ることは確定っぽいけどね GM高梨千里 00 15 はい、情報は共有できました。 ノクス 00 15 うん。手駒レベルか強いのかはまだわからないけどな じゃその情報を受け、帰路につきつつ GM高梨千里 00 16 ではノクス、どの方向に向かいましたか? ノクス 00 16 有事なのでいつでも庇えるよう腕の中に置いているウィルに話しかけよ……う? うーん、そうだなぁ 地図見つつ GM高梨千里 00 16 1区方向、工業区方向、5区方向、町の外方向 ウィル 00 16 (ガクガクブルブル) ノクス 00 17 こっからだと北でしょうね。南は5区なので、俺一人ならちょっと見に行ってもいいんですけど (笑) GM高梨千里 00 18 はい、では町の外方向ですね。では、探索判定どうぞ ノクス 00 18 ほう GM高梨千里 00 18 目標値は11です ウィル 00 18 あ、振るよー (gkbr状態だけど) GM高梨千里 00 18 どうぞー ノクス 00 18 2d6+7 ダイス 00 18 ノクス - 2d6+7 = [6,6] (6ゾロ)+7 = 19 GM高梨千里 00 18 おおおww ノクス 00 18 完璧です ウィル 00 18 2d+3+4 探索 ダイス 00 18 ウィル - 2d+3+4 = [3,1]+3+4 = 11 ウィル 00 19 よしよ …… ノクス 00 19 まぁウィル、今たぶんうっかり暗視がないしなw どんまい ウィル 00 19 (´・ω・`)高いのアカンから失敗したんや ノクス 00 19 ww GM高梨千里 00 19 はい、ではノクスは、霧の中に2本の青白い腕を見ます。ウィルは暗い夜なので-4ということで、失敗です ノクス 00 20 「……あれは」 ブランクだと思われるのですが、まもち必要ですか? GM高梨千里 00 20 魔物知識に成功しているので、ブランクだということがわかります ノクス 00 20 「ウィリアム」 GM高梨千里 00 20 そしてブランクは、工業区方向に向かっていったようです ノクス 00 21 んー、単数? GM高梨千里 00 21 はい、1匹だけのようですね ……ノクスってどれくらい視力ありますかね? ノクス 00 22 悪くはないイメージですけど (笑) そこはGMさまの裁定にお任せしますよ フィア 00 22 視力ってデータにはなってないからなあ…… 探索判定の数値でいいのでは GM高梨千里 00 22 いや、仮に15.0とか言われたらどうしようかと…… ではなんでもありません。 工業区まで見えるとか言われたらもうすこし情報落とさなきゃと思っただけでぇす ノクス 00 23 ああ、じゃあこれで。 「ブランクが工業区に向かっている。少し近づくぞ」 すいー GM高梨千里 00 24 それでは、ブランクは工業区に入ったあと、ある1地点でするん、と地面に吸い込まれるようにして消えました。 ウィル 00 24 「っ!!」 GM高梨千里 00 25 ちょうど、地図で言う黒い靄がかかっている辺りです ノクス 00 25 「……」 「ウィリアム、調べたい。危険に巻き込むかもしれないが異存はあるか」 淡々 ウィル 00 26 「……地に足がつくなら構わん」 ノクス 00 26 「分かった。しっかり捕まっていろ」 ウィル 00 27 (ガシィッとしがみつく) GM高梨千里 00 27 では、工業区に入りましたね? ノクス 00 27 さっさと終わらせたいので急降下。 靄の地点が工業区の中ならそうなるかな GM高梨千里 00 28 はい、ではここで、罠感知判定目標値13か、探索判定目標値17でどうぞ ノクス 00 28 北側は微妙に道にはみってるようですけど、了解。きついね すまんウィル。 ウィル 00 28 罠関知、ウィルいくよー 2d+3+4 えいやー ダイス 00 29 ウィル - 2d+3+4 = [6,6] (6ゾロ)+3+4 = 19 ウィル 00 29 よし GM高梨千里 00 29 ぶっ……w ノクス 00 29 おっまw すごいw フィア 00 29 嘘みたいな出目だなw GM高梨千里 00 29 今日は6ゾロよく出るなあwww ノクス 00 29 じゃ気楽に振っとくw ルセリナ 00 29 今回6ゾロが面白いタイミングで連発しておりますね ウィル 00 29 恐怖とは、いずれ乗り越えねばならんのだ!! ノクス 00 29 レンジャーで罠感知のがめがあるな、それで 2d6+4 ダイス 00 29 ノクス - 2d6+4 = [3,5]+4 = 12 GM高梨千里 00 29 はい、どうぞ ウィル 00 29 ということで、罠関知成功ですのGM GM高梨千里 00 30 はい、ではウィリアムは、突如青白い霧が濃くなってきたことに気づきます。 ノクス 00 30 パリンで足りるけど、一人成功で良いなら控える。GM如何? GM高梨千里 00 30 大丈夫です。 ウィル 00 30 「っ!離れろドレイク!」 GM高梨千里 00 31 ぶしゅうううう、と音を立てて辺りを霧が覆っていきます。どうしますか? ノクス 00 31 「っ!」上昇します GM高梨千里 00 31 では、2人共特に何も起きることはありませんでした。 ウィル 00 32 セフセフ ノクス 00 32 再び高度を保ちつつ GM高梨千里 00 32 しかし、もうもうと青白い霧が立ち込めています。 ウィル 00 32 「~~~~っ!!……もう少しでナニカされるところだったか」 GM高梨千里 00 33 入るのであれば、この霧を吸い込まないようにして息を止める(行動時間:5分)か、吸い込むことを覚悟で行く必要がるでしょう ノクス 00 33 「そうだな、助かった。……しかし、これは。事態の危険度認識をさらに上方修正した方がよさそうだ」 探索判定できる時間じゃないな。昼間に十分警戒してトライしてみるのがよさそうだ。 昼間なら霧はない可能性がある 「一度、戻るか。流石にこれ以上は二人では踏み込めんな……」 ウィル 00 34 「だな、帰りは……ゆっくりで」 ノクス 00 35 「そうだな。わかった」 世話になりましたし、本当にゆっくりで。 GM高梨千里 00 35 では、戻ってきました。時間にして……1 30としましょう ウィル 00 35 わーい GM高梨千里 00 36 その間、尋問組はどうしますか? ノクス 00 36 尋問 (笑) ウィル 00 36 尋問……? GM高梨千里 00 36 30分ほど時間が空いていますが、特になにもないのであれば合流します マテル 00 36 (アレックスを抱き続ける フィア 00 36 ぶっちゃけ概ね疑いは晴れてるし、特に何かする必要も無いかな ルセリナ 00 37 そうですね GM高梨千里 00 37 縛ったり、なにか情報を聞いたりはしないということでいいですね? フィア 00 37 合流でお願いします GM高梨千里 00 37 はい、では合流しました フィア 00 37 情報聞くなら全員いる時が良いし、縛るつもりも今はない。 ウィル 00 37 (キリッといつも通りの状態で戻る) マテル 00 38 ウィルが帰ってくるとそこには少し持ち直した様子のマテルがウィルを見つめておったそうな ウィル 00 38 ……嫌な予感しかしねぇ ノクス 00 39 普通に戻ってくるよ。屋内に入るのでフラトスはまた労って収納 ウィル 00 39 「……なんだ?」 ルセリナ 00 39 働いてくださってますものね ノクス 00 39 シティなのにこんなに働く場面がくるとはまかさかだったよww フィア 00 40 飛行手段が早速大活躍だったな ノクス 00 40 うむ マテル 00 40 「何も?」(少し愉しげ ウィル 00 40 これが先見の明か…… マテル 00 40 シティ(遊覧飛行) ノクス 00 41 「? ともあれ、いくつか報告ができた。ああ、使い魔で大体は分かっているのか?」 ウィル 00 42 (ハッとした顔) マテル 00 42 「ええ、しっかりと」 ルセリナ 00 43 「逐一お話は聞いておりましたよ」 ノクス 00 43 「そうか、ならば現地の調査を明日、昼間に頼みたい。フィアースが適任になるか」 「というより、皆で赴いた方がいいかもしれんな……」思案気な表情 ウィル 00 43 「……まさか」 (ちょっと顔赤くなる) フィア 00 44 「……調査ね。まあ、適任なのはわかるけどさ」 ルセリナ 00 44 「先ほどのお話を聞いた限り、別行動は禁止かもしれませんね」 ノクス 00 45 「そうだな。……問題は俺か」 フィア 00 47 「……ぶっちゃけるけど。この依頼続けるのか? 最初に想定していた状況とも、店主が想定してた状況とも違いすぎる。街の権力者がまるごと敵ってなると、ここらで尻尾巻いてもいいぐらいだと思うぜ」 仲間が狙われてること考えると、撤退も頭に浮かぶ。 ノクス 00 48 「皆がそう判断するならばそれは構わん。ただし、俺たちが引いても事態は止まらないぞ」 GM高梨千里 00 48 皆さんはこのままほうっておくと、この街がそう遠くないうちに蛮族の手に落ちることを予想します。最悪、ここが拠点になる可能性もあると考えついてもいいでしょう。 マテル 00 48 「……今のところ、どうしても情況証拠だけだし物証がないから逃げても……、それに時間もないみたいだし」 ウィル 00 48 「……あのブランクは街の外から来た、外に出れば襲われる確率が高い」 ノクス 00 49 「ルキスラに報告に戻り、それが信用を得たと仮定して」 「高レベルの冒険者、もしくは軍がここにたどり着くまでに、取り返しのつかない事態になっている可能性もある」 ルセリナ 00 49 「一神官として、この町がメティシエ信者に蹂躙されるのを見逃すことは……。ですがそれで皆様の身を危険に晒すのは……」 ノクス 00 50 「これは、街の多少の犠牲を言っているのではない。収拾がつかない規模に仮想敵の勢力が膨れ上がることを懸念している」 ルセリナ 00 50 少なくとも3日で助けが来ることは期待できませんし、見聞きしただけで 実際の証拠もありません ノクス 00 51 と、ノクスらしい言い方をします (笑) フィア 00 52 「皆様じゃなくて、お前とマテルだよ。最悪俺らは殺されるだけで済むかもしらんが、生贄だなんだ言われてるんだ。フツーに死ぬより酷えことになるかもしれないんだぞ」 マテルとルセリナに、問いかける ノクス 00 53 「無論、生贄などさせるものか」 ルセリナ 00 54 「私のことは夜色さんが守ってくださると知っておりますよ。マテルさんも同じことではありませんの?」 と当然のことのように ノクス 00 55 うん、ルセリナを、とは言わなかったね。敢えて。 マテル 00 55 「正直怖いから逃げたいけど、……ここで逃げるのは違うかなって、私が生きてる意味とか始祖神様の信徒じゃなくなっちゃう」 ノクス 00 55 優先順位と言われると、ノクスの中でルセリナが最上位なのは間違いないけどね。 マテル 00 56 「それに、そんな簡単に負けるとも思ってないしね、私達が」自分以外を見る フィア 00 58 「……OK、分かった。それなら、俺も付き合う。5区の阿呆共に痛い目見せてやろうぜ」 二人の態度を見て、自分も覚悟を決めよう。 ウィル 00 58 「……」 ノクス 00 58 頷いて、ちら、とウィルに目をやるよw アレックスはまぁ中身がいないので同意したってことでよかろう GM高梨千里 01 01 それでは、随分と話し合っていたので、現在時刻は3 00とします。 ウィル 01 01 「お前たちは死んだら終わりなのに……お人好しが極まるとこうなるのか?」 (小声で呟く) フィア 01 03 聞こえてていいかな? >ウィル ウィル 01 04 お任せしよう フィア 01 04 「死んだら終わりだからな。納得行かない選択をして、後悔したくないんだよ」 応えるでもなく、独り言のように呟こう。 ウィル 01 05 「……」 (何も言わない) フィア 01 05 「さて、そんじゃ今夜わかった情報をまとめると、だ」 ・ティダン神殿がメティシエに乗っ取られている ・次のターゲットはマテル・ルセリナの二人 ・3日後に守りの剣が破壊され、「あのお方」とやらがやってくる ・本来のティダン神官はどこかに隠れたらしい ・5区の連中は全員黒 ・「あのお方」とやらが派遣した蛮族が居る ・霧は5区の連中が巻いており、おそらく記憶喪失の原因 ・ブランクがおり、工業区の地下?に消えていった 他なんかあったっけね ウィル 01 07 霧が急に広がる 通るには策を講じないと五分は息止めなならん ノクス 01 07 風が吹いたら危ないってヤツな。リアル的には今日の情報じゃないけど ルセリナ 01 10 霧は昼もあるのでしたっけ GM高梨千里 01 10 普通の霧は昼になると晴れますよ。 工業区の青白い霧に関しては、情報がまだありませんね フィア 01 12 まだ突っ込んだ調査はしてないからね ノクス 01 12 出来なかったしなw さっき ウィル 01 12 うむ ノクス 01 12 まず、これを踏まえて早急にやりたいことはだな フィア 01 12 ・工業区に近づくと霧が出て、策がなければ活動できるのは5分が限界 ・風が吹いたら霧が1区に入ってくる恐れがある ノクス 01 12 うん。 まず、これを踏まえて早急にやりたいことはだな 1つ、ティダン神官とやらの確保 2つ、工業区の調査 3つ、あいてる時間で買い物 とりあえず急ぎ案件はこの3つだと思うんだがどうかな。 フィア 01 14 あ、1区に物知りのエルフが居るとかいう話もあった ノクス 01 14 うん、その辺は1に含む。 どうせさがしまわる必要がありそう ウィル 01 16 だのう フィア 01 17 てことは、5区、4区の調査は危ないから飛ばすとして、全員で1区の調査かね ノクス 01 17 危険だが……午前中は二手に分かれて1,2,3区を聞きこみ調査してはどうだろうか フィア 01 17 5区の連中の目に止まってないってことは、神官も1区に居る可能性が高い気が ノクス 01 18 流石に相手の居城(神殿)の中でなければ乱暴なまねには出にくいと思うのだ。昼ひなかだしな ウィル 01 19 別れるなら、昼間に考えてた奴かな ノクス 01 19 で、昼前に買い物。午後は俺も合流してディスガイズをもらい、皆で工場く調査でどうだろう 工業区 ルセリナ 01 19 安全優先か、調査優先か ですね まあ事が起きるのが3日めならば、目立つようなことはないかな フィア 01 19 まあ、決行は3日目って言ってる以上いきなり来ないだろうとは思うけどな。でも2区3区で有用な情報が出る気があまりしない ノクス 01 20 まぁ念のためかな。それか…… 状況も変わったし、今夜のうちに3区の守りの剣を改めてしまう、というのも もし何か仕込まれているなら解除できるかも ルセリナ 01 20 今夜のうちに、ですか ノクス 01 21 これは夜間じゃないと厳しいだろ? 忍び込みだ フィア 01 21 それやると、その場でバレて襲撃受けそうなんだよな…… いくらなんでも守りを置いてないとは思えない 何か仕込んでるなら人間の護衛ぐらい居るだろ ノクス 01 21 まぁそうかな、普通なら……だが そうな、じゃあやめておくのが無難かな。うん フィア 01 22 今日は寝て、明日別れて調査で行くか。 ルセリナ 01 23 確認自体は賛成しますけれど……うーん、こちらが目立った行動を取っていない 今のうちがいいと言えばいいのでしょうか ノクス 01 23 そうしよう。1区の方に戦力は割きたいかな。 フィア 01 23 まあ、方針は変わらずだな ノクス 01 24 神殿にいくわけじゃないので、神官が固まって行動する意味は無くなったんじゃないかな ウィル 01 24 ターゲットを固めて防御しやすくさせるという……ウィルじゃ、守れないか フィア 01 24 あとあれだ。今から調べに行くと、何かで時間を食ってしまった場合ペナルティがかかる時間になる可能性が。 ノクス 01 25 それはまぁ行動開始を遅らせればいいんだけどな とりあえずじゃあ寝よう。 GM高梨千里 01 26 はい、では現在時刻5 00。何時まで寝ますか? ノクス 01 26 GM、いくらなんでも時間が経ちすぎ (笑) GM高梨千里 01 26 a, ルセリナ 01 26 大分相談に時間を費やしてますね……w ノクス 01 26 さっき随分はなして3時って言われたのに (笑) GM高梨千里 01 26 4 00の宣言したの忘れてました。 4 30です フィア 01 27 リアル相談時間で時間経過してるんでしたっけ? ノクス 01 27 いや、それもたちすぎだと思うんだけど ルセリナ 01 28 メタいですが、変転が復活する6時には起きられるよう睡眠は取るものかと GM高梨千里 01 28 はい、20分相談ごとに30分としています フィア 01 28 まあ、そういうルールらしいですので。4時半として、3時間寝て7時半起床ですかね ウィル 01 29 かな ノクス 01 29 ええと、それは予め言っておくべきですよ、GM ノクス 01 29 チャットの相談はリアルより時間がかかりますし、あまりリアルカウントはお勧めはしないかな…… GM高梨千里 01 29 え、ああそうか、明確には言ってなかったですね…… ノクス 01 29 シティはただでさえ相談に手間取ります。 GM高梨千里 01 30 前回似たようなことがあったので、言ってるもんだと思ってました ノクス 01 30 相談しないと転覆する可能性も高いです リアル時間カウントはお勧めしないです。 GM高梨千里 01 30 では、4 00としましょう。宣言していなかったGMが悪いので 今後、行数で分を算出します ノクス 01 30 いや行数も……まぁあとでにします GM高梨千里 01 30 それなら構いませんでしょうか フィア 01 31 そしたら7時起床ですね。時間カウントは後にするとして、1日目終了ってところで今日は終わりでしょうか? GM高梨千里 01 31 はい、終了です。お疲れ様でした! ノクス 01 31 いいとおもう。俺は不寝番続けますよ フィア 01 31 お疲れ様でしたー。 ウィル 01 31 お疲れさまでしたー ルセリナ 01 31 お疲れ様でした マテル 01 31 お疲れ様でしたー ノクス 01 31 おつかれさまでしたー ルセリナ 01 32 マテルさんとアレックスさんと寝ましたスヤァ ノクス 01 32 よかったな (笑) マテル 01 32 怖くなかった(スヤァ ノクス 01 32 さて、セッション終了で良いならGMは少し話そうかー GM高梨千里 01 33 はい。ルーキー3話のシナリオを見て、時間制限つけたいなと思ったんですが……宣言していないのに後出しは卑怯でした。申し訳ないです フィア 01 33 お手柔らかにしてくださいねー。GMも考えがあったんでしょうし >夜さん ノクス 01 33 うん、責めるつもりではないんだけど。 ええとね。まず根本的なところなんだよね GMは「相談をさせたくないのか」という話。 シティって相談しなきゃ始まらんのですよ。さっきも言ったけど。 此処がおろそかだと、かえって解決せずに変な方向にいって失敗したりする しかも、この卓はRP卓ですよね? そう認識しています GM高梨千里 01 35 はい ノクス 01 35 RP挟めば、勿論時間も行数も伸びますよね? GM高梨千里 01 35 はい、そうですね ノクス 01 35 それを制限するってことは、RPをさせたくないんですか? って話になります どうかな? GM高梨千里 01 36 一応、PL発言をあまりしてほしくはないな、というのはあります。 なので、PL発言もRPの一環として見ようかと考えています ノクス 01 36 それはキャラで相談しろということかな? 大体そうやってると思いますけど、その場合更に時間は伸びるんですよ PL発言でまとめた方が状況整理は早いんですしw フィア 01 37 キャラとして相談しようとすると、セリフで考えなきゃならないから難しいんですよね…… ノクス 01 37 です。 ルセリナ 01 37 キャラで相談って難しいんですよね ウィル 01 37 うむ……毒考えるのも中々のう GM高梨千里 01 37 はい、だからキャラが「そんなふうなことを相談した」という体で進めていきたいと思ってます ルセリナ 01 38 キャラが発想しなさそうなことは 発言できませんし( ノクス 01 38 ルーキー3話の制限がどうだったかちょっとウロいんですが、あれは要するに、中だるみしないための処置の筈なんですよ ごちゃごちゃ話すだけでPCがちっとも行動しない。そういうこともたしかに新人の間はあるんです あるあるだよね?>all フィア 01 39 うん…… マテル 01 39 はい…… ノクス 01 39 でも、この班は違うと思いますよ GM高梨千里 01 39 そういう意図だったんですか。 ノクス 01 39 相談時もちゃんと、建設的に行っていると思います。無駄な相談はしたつもりはないです GM高梨千里 01 40 それは確かに…… ルセリナ 01 40 少し違いますが あきさんGMのキャンペーンで 相談時間に制限を付けて というのはやっていましたが ノクス 01 40 あきさんはちょいちょいあるよね ルセリナ 01 40 進行を止めない手段の一つですしね ノクス 01 40 うん 一応ちゃんといってくださいますし。個人的にはまぁあまり得手じゃあないんだけどww ルセリナ 01 41 ええと なんというか GM高梨千里 01 41 そうですね。シナリオを始める前に言わなかったのは、ダメだったと思います。次からはちゃんと明言します ルセリナ 01 41 進行止まりますし、セッション内での時間をすすめるのは 私は構わないと思っています けどそれは先に言ってからの話ですね GM高梨千里 01 41 はい。申し訳ありませんでした。 ノクス 01 42 うんそうね。あと、時間換算レートの問題もちょっと リアル20分で30分経過はやっばいわwww ルセリナ 01 42 後出しでそういうことがされると それの確認で 余計時間が食われるという 意味のない結果に ノクス 01 43 GM、「あいうえおかきくけこ」って口で言うのとPCでかくの、どれだけ差があると思います? (笑) GM高梨千里 01 43 20分で1時間だと書いてあったので、そんなものかと…… ルセリナ 01 43 えーと ノクス 01 43 それはね、あのシナリオとこのシナリオの複雑さの差もあるね。 ルセリナ 01 43 詳しくはネタバレになるのでそちらには振れませんが うん、情報量が段違いですので 同じように考えてはいけません ノクス 01 44 ぶっちゃけうろ覚えだけど凄く単純な話だったと思いますし……シティ入門的な GM高梨千里 01 44 あ……情報量のことを考えるの忘れていました。そうか……。 フィア 01 44 まあ、GMの気持ちも分かりますけども。3日がかりでやっと一日終わったってのは時間かけすぎたかなと自分で思うw ノクス 01 44 これ、ガチシティですしね (笑) ルセリナ 01 45 よくあることです ノクス 01 45 少なくともPLからするとかなり入り組んでる しかも初日は着手どころがいまいち何処かわからないぐらいにわかりにくかったの、正直。 振ってわいた夜警イベントのおかげでずいぶん状況がわかりやすくなったけども。 GM高梨千里 01 47 はい、ちょっと夜警イベントで情報を落としすぎた気がします……、 ルセリナ 01 47 まあシティ系は 詰まるととことんつまりますので…… ノクス 01 47 落としすぎ位で良いとかとは (笑) フィア 01 47 そのおかげで方向性が決まった感じもしますけどね。次回からもうちょっと速くすすめるかな ノクス 01 47 GMが思う以上にPLは分かってないと思った方がいいです。 ルセリナ 01 47 出せる、と判断したところで出していいとおもいますよ GM高梨千里 01 48 はい、ありがとうございます ノクス 01 48 幸いこの卓のPLは割と優秀ぞろいですけどねー^^ ウィル 01 48 シティとか謎解きではPLを普段の三倍は馬鹿と考えてやれという言葉が…… ノクス 01 49 なので、戻りますが。GMに考えて欲しいのは時間経過のさせ方ということです (笑) 履歴書いてて、なんかすごく不自然に時間経過してるなーとは思っていたのです GM高梨千里 01 49 はい、1週間かけて考えてみます。ご指摘ありがとうございました ノクス 01 50 ういす。基本的に私の卓では、相談時間は時間経過にカウントしてないっすよ PL相談時間は。 ルセリナ 01 50 GM こういうのもあるよ つtb 1日を6つに分けて でしたっけ ノクス 01 50 PCが相談してると思われる場合は、30分ぐらい経過させるよー。1時間ぐらいたたせるよーってその場で言いますな GM高梨千里 01 50 なるほど…… フィア 01 51 ミストキャッスルにあったな、そのシステム ルセリナ 01 51 夜深夜未明朝昼夕方でしたっけ(大分適当 ノクス 01 51 PL相談はお嫌いかもですが、どうしても相談は必要なことです。制限するのは何度もになりますが絶対おすすめしないです (笑) 私はw よほど堂々巡りしてるようだったらその時GMが突っ込めばいいと私は思ってますねw GM高梨千里 01 51 はい、制限するとしてももっとゆるくゆるくですね。勉強になりました ノクス 01 52 まぁ今日のも履歴つける予定なので ちょっと時間経過を見てみてくださいw GM高梨千里 01 52 はい、ありがとうございます「 ノクス 01 52 おこった事象に対して時間経過が不自然じゃないかとかそういうね GM高梨千里 01 52 はい ノクス 01 53 では以上ですーw GM高梨千里 01 53 ありがとうございました。 ノクス 01 53 いえいえ、こちらこそ差し出がましいことを申しました。 フィア 01 53 シナリオの方はすごく楽しめてますので、次も楽しみにさせていただきます! ノクス 01 54 うんうんw GM高梨千里 01 54 いえいえ、指摘いただけるのはありがたいことです。より良いマスタリングのために精進できますので ノクス 01 54 あと明日もよろしくですよー。メール読まれましたか GM高梨千里 01 54 はい。参加させていただきます。よろしくお願いします ノクス 01 55 いえアルケミストの個別メール。 GM高梨千里 01 55 あ、そっちですか。はい、読ませていただきました。だいたい理解できていると思います ノクス 01 55 よかったですw 特に主動作と補助で双方使える点、その効果の相違点はよく理解しておいてくださいw GM高梨千里 01 56 はい、ありがとうございました ノクス 01 56 いえいえー GM高梨千里 01 56 それでは、この辺で失礼します。おやすみなさいませ! フィア 01 56 おやすみなさい。 ルセリナ 01 56 おやすみなさいませ ノクス 01 56 おやすみなさいませ^^ ウィル 01 57 お休みなさいー そろそろおちますー お休みなさいー マテル 02 00 お休みなさいませ フィア 02 00 おやすみなさい。 ウィル 02 00 神官は殴る (真顔 ルセリナ 02 01 おやすみなさいー マテル 02 01 キャァァァァコワィィィ(裏声 ノクス 02 02 www 仲がいいなぁw マテル 02 02 (これで当分対抗できるなって顔 ノクス 02 04 喧嘩は……せんな (笑) 確かに>++ フィア 02 04 なんてテンプレートな反応なんだ…… >++ ノクス 02 05 そこがマテルのよさなんじゃないか。実に素直な反応だ。 ルセリナ 02 05 テンプレにはテンプレで返せと古事記にも フィア 02 06 そういうところがあるからからかって面白いって言われるんだろうなあ…… ルセリナ 02 06 主従の喧嘩ですか だいたい私がむくれて、納得するまで相手させられて終わるパターンが多そうです 先日やりました ノクス 02 07 因みに、ウィリアムのターゲットにはお前もいるようだぞ(語弊のある言い方)>フィア フィア 02 08 大丈夫だ、俺は危機感知で砂糖テロの対策ができる(違う ノクス 02 08 うん。基本的にルセリナに対しノクスが怒ることは殆どない。意見がぶつかったら納得いくまで話し合いをして、むくれているだけだと理解したら好きなだけ付き合うなw マテル 02 09 ノクスにわがまま言ってほしかったりしませんかルセリナさん ルセリナ 02 09 どんどん受け止めましょう( ノクス 02 10 最大のものは既に言ってあるからなぁ (笑) 正直それ以外に現在望みはない。 それも寂しいことだとPLは思うけどね。これから次第ということで^^ でもこれでも大分、感情は変わってきている気はするんだ。 最初はいつ追い出されても構わないぐらいで組んだPTだったけど。 フィア 02 14 ウィルをからかうとき実に楽しそうですよねw ノクス 02 14 今は……離れるとなったら、少し、静けさが染みるんじゃないかな。(それを寂しいという ウィルはあれで素直だからな (笑) ルセリナ 02 16 ウィルさんは可愛らしい方ですものね マテル 02 16 この上位者達の会話…… ノクス 02 17 知ってみれば、好感はもてるし。少々反応を楽しんでしまっているのも否定はしない。 フィア 02 17 なんだかんだ付き合いいいしな ノクス 02 18 戦いの中に身を置いている時とは、また違う楽しさがあるものなのだな。 フィア 02 18 撤退するか、って話振った時、あいつは乗るかと思ってたw ノクス 02 18 ああ、正直俺もそうではないかと考えた。 ウィリアムも、変わってきている……のかも、しれないな。 フィア 02 22 うん、それを確かめるためにも…… すべてが終わったら、旨い酒でも飲みに行こうぜ (フラグ ノクス 02 22 (フラグは大事 ルセリナ 02 23 (フラグは積み重ねるもの ノクス 02 23 そうだな。酒は悪くない(くつ マテル 02 30 RP付き合ってくれてありがとうございましたー >ルセリナさん ルセリナ 02 30 いえいえ、こちらもーありがとうございましたー 楽しかったw マテル 02 30 ウィルのことは意識したら負けだと思うので継続してケンカしていきたい所存 では、自分はお先にお休みさせて頂きます、お疲れ様でした ルセリナ 02 31 おやすみなさいー フィア 02 31 おやすみなさい
https://w.atwiki.jp/dora-eroparo/pages/93.html
名無し[b0Mm4okP]さん 『第三話』 そっと、ひなを抱き上げる。 ひなの方も何をするのかはもう分かっているみたいだが、やはり少し緊張しているみたいだ。 一応『流感ビールス』で『ここで受ける痛みは大分和らぐ』といった風にしてあるけど…そりゃ怖いよね。 ひなのアソコは既にぐっしょりと濡れていた。俺のペニスを見たからか、それとも妄想でもしてたのか。 「いくぞ、力抜けよ」 優しく語りかけ、ゆっくりとひなの体を沈めて行く。 「ひゃぅぅっ……!」 …気持ちいいっ… 初めて体感したけど…これが女の子の膣… ひなの方も、気持ち良さそうに俺に体を預けている。 一気に押し進めたけど、道具の効果で痛みはさほどないみたいだ。 「大丈夫だよな?動くぞ」 そのまま腰を動かし始める。興奮して速く動かしすぎてしまった。 「ひゃんっ、あぁっ、ふぅんっ、きもちいいですっ…、ひゃぁんっ!」 が、それでもひなは嫌そうなどころか、いやらしい言葉を漏らして悶えている。 さらには自分からも腰を動かす始末だ。 少し動き続けてくると、流石にキツくなってきた。初めてだからかな…? 「んぅっ、んはぁっ、きゃふっ…!ご…しゅじんさまぁッ…、ひな…もうダメですぅっ…!」 ひなの方もそろそろ限界の様だ。 俺も、もう限界だな… 「んはぁっ、ひゃふぅんっ、ごしゅじんさまぁぁぁっ!!」 そして、ひなが俺に精一杯抱きついて絶頂した。 「くぅっ…!」 俺もひなの膣に精液を注ぎ込む。 「はぁ……はぁ……」 行為が終わった頃には二人ともぐったりとしていた。 初めての行為の後は動けなくなるとか聞いて事あるけど、本当だったんだな…… 目が覚めると、俺は『壁紙ハウス』の床に横たわっていた。 この床は『材質変換機』で柔らかくしてあるから痛くない。 俺の上には、ネコミミを垂らしたひなが可愛い吐息を立てて眠っている。 …やっちゃったよ… 童貞卒業しちまった… イヤッホォォォォォォォ!!! さて、いつまでも繋がっているわけにもいかないので 名残惜しいが息子をひなから引き抜く。どろり、と精液が垂れた。 妊娠の心配はなかろう。 実は何か物を入れると薬になる機械(何か忘れた)で『異説メンバークラブバッジ』 (『ふえるミラー』でふやしてある)で作ったもので、 妊娠の心配はないとか色々ふきこんでから飲んでおいたのだ。勿論ひなにも飲ましてある。 さて、服を着るか。食事は一日二回だが時間的には大丈夫だろう(多分)。 行為もアレ一回でいいハズだ。そう何回もやって体がイカれちゃったら困る。 現在の時刻を見る。5時前…すると三十分ぐらい寝ていたことになるのか。 …フフ、そうだ……この時間帯ならまだ部活をしているハズ! ちょっと悪い考えが俺の中でとぐろを巻いた。 あの女子中に再び侵入してペット弐号をゲットだ! でてこい、『どこでもドア』! …ちょっと罪悪感を覚えたのは余談。 第四~五話へ進む 第二話へ戻る 前に戻る
https://w.atwiki.jp/16seiten/pages/1068.html
デスメタルの心臓は、これまでにないほど早い鼓動を立てていた 十六聖天ほぼ全員が、“デスメタル”と知らずに、自分の素顔を見ているのだ それにしても何と広い家、そして何という数の客人だろうか この日のためだけに、余った金で作られた バッキンガム宮殿も真っ青と言った様子の、パイソンとブロウのパーティー会場は 余りに広大で、デスメタルは人ごみに流され、迷子になってしまっていた もみくちゃにされ、目を回したデスメタルは、ふらふらと頼りない足取りで 何とか、知り合いであるブロウかパイソンを探そうと努力していた そんな矢先 「いてぇ!」 「!?」 大きな声に驚いてしまったが、どうやら うっかり男の人の足を踏んでしまったらしい 謝るためにその人物の顔を見上げ デスメタルは二度、驚いてしまう。その人物は 「あれ?確かハロウィンの時の…」 「そうだ、ブロウとパイソンの近所に住んでる、近所のこどもメタルちゃんだ」 「ど、どうも…」 恋焦がれている佐藤次郎がに正体を隠している事は、少し胸が痛むものの こうやって頭を撫ぜてもらえるのも、正体を隠しているからこそだろう そう思うと、ウソをついているのも、悪いものではないな、とデスメタルは思った 「足、だいじょうぶ?」 「あー。ツバでもつけてりゃ治るよ、こんなもん」 「ごめんなさい」 「気にすんな。それより、こどもメタルちゃんは一人なのかい?」 「うん。ブロウとパイソンとはぐれちゃって」 「仕方ねー連中だなぁ。よし。俺が一緒に探してやるよ」 思いがけない申し出を受け、デスメタルは心の中で、本日三度目の驚きの声をあげた 正直、次郎と二人になる事を想像していなかったと言えば嘘になるが まさかそれが実現するとは… 「あ、ありがとう」 「パイソンとブロウには世話になってるしな。あいつの友達は俺の友達みたいなもんだ それに子供一人、見捨てて遊ぶってのも寝ざめ悪ぃしな」 豪快に笑う次郎を見て、デスメタルは目を細める 異性の友人などそうはいないが、それを差し引いてもいい男だなぁと思う 「あら次郎さん。来てらしたんですね」 「あぁ、シルヴィアじゃねーか。さっきの賛美歌、なかなか良かったぜ」 先ほど、ステージで教会の子供たち達とうたっていた賛美歌を褒められ シルヴィアは嬉しそうに微笑んだ そして心の中でも1ポイントゲット!と笑ったが、これは心の中なので 誰にも気づかれることはなかった 「ありがとう。子供たちも喜びます。あら…そちらのお嬢さんは?」 「あぁ。こどもメタルちゃんだ。パイソンとブロウの友達でな。あの二人とはぐれたらしい」 「まぁ。それで次郎さんも一緒に探しているんですね。流石です…主の祝福があらんことを」 そう言いながら、次郎の前で手のひらを合わせ小さく祈るシルヴィアを見て デスメタルは素直にきれいな人だなぁ、と思った それと同時に恐らく自分のような死霊使いは最も嫌いなタイプなんだろうな、と思うと 少し悲しくなる 「よし!じゃあ私もお手伝いしちゃいますよ、次郎さん」 「ん?良いのか?」 「はい。正直言いますと、少しその…殿方がしつこくて困っていたのです なので次郎さんと一緒の方が安心できるというか…」 「そういう事ならお願いしようかな。ありがとよ」 「ありがとう」 「いえいえ。こどもメタルちゃん。シルヴィア・フォリナーです。改めてよろしくお願いしますね」 正直、次郎と二人っきりの時間が終わるのは寂しかったが シルヴィアは良い人そうだし、大勢の方が賑やかで楽しいかもしれない、とデスメタルは気持ちを切り替え そして、普段では考えられない行動に出た 自分からシルヴィアに話しかけたのである 「あ、あの…。どうすれば歌がうまくなるの?シルヴィアさんは歌がうまかった。いっぱい練習するの?」 「ありがとう、こどもメタルちゃん」 修道院で子供と触れ合う機会が多く、今現在も教会で子供と接することの多いシルヴィアの目には 眼の前の少女が勇気を振り絞って話しかけているのが、手に取るようにわかる それ故に、少女の目線にしゃがみ込んでニコリと自分に出来る一番の笑顔を浮かべた 「いい?確かに練習は大事な事よ。けどね、それより大事なのは気持ちなの」 「きもち?」 「ええ。そうよ。聞いている人に元気になってもらいたい、幸せになってもらいたい、楽しんでもらいたい… そんな思いやりの心が、歌に力を与えてくれるの。ううん。歌だけじゃないわ。どんな事にでも必要よ」 「思いやりの心…」 「ええ。だから、こどもメタルちゃんも、他者を思いやる気持ちを大事にしてくださいね」 「わかった」 「良い子ですね、子供メタルちゃんは。良かったら今度教会に来てみてくださいね。一緒に歌を歌いましょう」 正体を隠してなら、いってみてもいいかもしれない… シルヴィアの優しい笑顔を見ていると 教会でこの人と歌を歌うのもいいかもしれない、と思えるのだった その時である。鎖鎌が!という悲鳴にも似た絶叫が三人の鼓膜を刺激したのは 夜はまだ、始まったばかりである… 十六聖天外伝~クリスマスの章 第三話~
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1118.html
504 :似せ者 ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/02/01(日) 00 03 24 ID BmLkeDkU 第三話 ~亡くし者~ 別れの言葉を言う事は寂しい 別れの言葉を言えない事は苦しい 「おめでとう」 朝練に参加するや否や、杉下に言われた。 朝のあいさつは、おはよう、だろうとツッコミをいれようかとも思ったが、気分がいいので止めておこう。 「伝わるの、随分早いんだな」 告白した日の次の朝。まだ24時間も経っていないというのに… 「仁衣高校三大美女と付き合うっていうのはそういうことだ。今じゃお前はこの学校の大半の男子の敵だぜ。俺も含めてな」 「お前は姉さん狙いじゃなかったっけ?」 「お前さえよければ狙うけど?」 「俺の家に招待してやるって話、無しにしようか?」 「冗談だよ、未来の弟よ」 おどけて笑ってみせる杉下。こいつがそういう事を言うと本気に見えるから怖い。 「さて、のろけ話でも聞かせてもらおうか。昨日は一緒に下校して、その途中で喫茶店に寄って一時間近く談話で合っているか?」 「おいおい…。そこまで知れ渡っているのか?」 「いや、これは俺が個人的に尾行して知っただけだが」 「…」 昨日は部活がオフ。だから少しでも親交を深めようと優奈を誘って一緒に帰ったのだ。 しかしただ尾行するだけならまだしも、何故、喫茶店に居た時間まで把握しているんだ? 「あそこのカフェラテ美味いよな~。あ、お前はキャラメルラテを頼んでいたっけ?」 「…。全部見ていたのか?」 「もう何から何まで。会話の内容は聞き取れなかったけどな」 「…」 「おいおい、怒るなよ。結構近くで見ていたんだぜ。気付いておかしくない距離だった。んで、気付かれたらちょっと茶化して去ろうと思っていたんだが…。あまりにお前が気付かないから、引っ込みがつかなくなっちゃってな」 「緊張していて、周りなんて見えてねーよ」 「いやいや悪かった。素直に謝ろう。この通りだ」 頭を深く下げる杉下。まったく…、調子のいい奴だ。 505 :似せ者 ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/02/01(日) 00 04 17 ID 0UdZTbIV 「でも、お似合いのカップルに見えたぜ。お前も藤堂優奈も本当に楽しそうに笑っていた。幸せオーラばんばん振りまいていたな」 「お似合いに見えたか?」 「そりゃもう。お前と藤堂優奈ってどことなく雰囲気似ているしな」 「雰囲気が似ている…、か」 優奈の兄と俺が瓜二つなのだから当たり前と言ったら当たり前なのかもしれない。 「まぁお前の妹さんに少し似ているもんな、藤堂優奈って」 「え?」 「なんだよ、突拍子もないことを言われた~、みたいな顔して。自分で気付いてなかったのか?」 「いや、全然」 「お前が藤堂優奈が好きだと聞いた時に自然とそれに納得出来たのも、俺がお前の妹さんの顔を知っていたからだったんだが…」 優奈が唯に似ている。まったく気付かなかった。 確かに優奈の兄に俺が瓜二つなら俺の妹と優奈が似ているのも必然だ。 「俺が唯の面影を求めて藤堂優奈に惹かれたと?」 「俺はそう思っていた」 「俺が好きなのは藤堂優奈。唯の偽者ではないよ」 「さらに妹さんに瓜二つの女の子が居ても、藤堂優奈を選ぶと?」 「もちろんだ」 俺はきっぱり言い放った。 「そろそろ行こうぜ、俺はともかく、お前は昨日、たいした練習してないだろ?」 杉下との会話に終止符を打ち、ランニングに向かおうとした。 「あ、ちょっと待った」 「何だよ?」 「お前の家に行くって話、明日でもいいか?」 明日は土曜、学校はない。部活も午前中で終わる。姉さんは居るか知らんが… 「分かった、姉さんにそれとなく明日の予定聞いておくよ」 「感謝する、我が弟」 まったく、抜け目のない奴だ。 少し長話が過ぎたので俺らは急ぎめにそれぞれの練習を始めた。 506 :似せ者 ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/02/01(日) 00 06 29 ID 0UdZTbIV 昼休み、俺は屋上に向かい優奈と合流した。 「兄さんの弁当を作らせてください。私の料理の腕、さらに上達したんですよ?」 と昨日言われたのだ。 好きな子の弁当を食べる学生生活。絵に書いたような青春だ。 「悪い、優奈。待ったか?」 「いえ、今来たところです」 二人でベンチに腰を掛ける。 「さて、さっそく見てもらえますか?私の作った弁当を」 「おう、楽しみにしてたよ」 持っていた二つの弁当を順に開けていく。 一つは主食のサンドイッチとおかずのステーキ・マリネの3品をメインにして、人参やパセリで彩りを整えた洋風の弁当。 一つは梅干が乗ったご飯と、鮭・ほうれん草の御浸し・黒豆・漬物などの日本の昔ながらのおかずが入った和風の弁当。 「洋風と和風、兄さんがどちらを食べたいか分からなかったので二つ作ってきました。どちらがいいですか?」 「ちょっと待って。これ全部、優奈が作ったの?」 「すみません、こっちの弁当の黒豆は買ってきたものです」 「いや、そういうことじゃなくて…」 凄すぎる。その一言だ。これだけの品数を朝一日だけで作ったのだろうか。しかも一つ一つクオリティーが高い。 「本当に料理上手いんだなー」 「そういうことは食べてから言ってください」 「じゃこっちの和風の弁当を貰うよ」 俺は弁当と箸を受け取った。 「いただきます」 好物のほうれん草から口に運ぶ。 優奈は合格発表を待つ受験生のような顔で俺を見ていた。 「うん、美味い!物凄く美味い!」 「それは良かったです」 優奈の顔がパァーと輝く。やっぱり可愛い。 優奈も洋風の方の弁当を取り、食べ始めた。 507 :似せ者 ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/02/01(日) 00 07 39 ID BmLkeDkU 「友達付き合いとか大丈夫でしたか?昨日の今日で昼休み呼び出してしまって」 「優奈のこの弁当を食べられない方が大丈夫じゃないよ」 俺は夢中になって食べていた。 「兄さん?」 「うん?」 「私の事、恨んでいませんか?」 「え?」 「いえ、何でもないです」 どういう意味だろうか? 「こっちの弁当も少し食べてくれませんか?」 「いいの?」 「私こんなに食べられないですよ。それにこのハンバーグ、自信作なんです」 言われるがままにハンバーグをとる。 「美味い!俺の姉さんの百倍は美味い!」 「姉さんの?」 「俺の姉さんな、料理にはまってるんだけど、これがもう下手で…。この前はハンバーグ食べさせられたんだけど、焦げているわ味付けおかしいわで…。もう勘弁してください、って感じだったよ」 「絵里さんがですか?」 「あ、知っているの?」 「知っているも何もこの学校で絵里さんのことを知らない女子は居ませんよ」 笑いながら言った。 「姉さん、そんなに凄かったのか…」 「でも絵里さんにそんな弱点があるなんて知りませんでした。あまりの完璧ぶりから女神様という通り名まで付いているんですよ」 「食関係はめっぽう駄目なんだよ。作るのは駄目だし、食べるのも瓜科のものは何も食べられない。だからサンドイッチもハンバーガーも食えないんだぜ」 「驚きです」 「瓜科のものは95パーセント以上が水分だからそんなもの食べる腹の空きがあるなら栄養豊富な緑黄色野菜でもとりなさい!なんていつも俺に言ってくるよ」 姉さんの口調を真似しながら言った。俺と優奈から笑い声がこぼれる。 「でも、不思議ですね」 「え?」 「私の兄さんの姉さんは、私の姉さんじゃないなんて…」 「あ…」 「私、頭では分かってるんです。兄さん、いや赤坂君が兄さんの生まれ変わりでもなければ、もちろん偽者でもないって。でも今はまだ…」 「分かってる、優奈の気持ちの整理がつくまで、俺は優奈の兄さんだ」 「ありがとう。兄さん」 ちょっと切なそうに、でも嬉しそうに笑う優奈。 この笑顔が見られるなら、俺はいつまでも偽者で構わない。 いや本心ではそんなことないのかもしれない。でも今の俺には優奈の彼女になることよりこっちの笑顔の方が大事だ。 「なぁ、もう一個ハンバーグくれないか?」 「はい、どうぞ、兄さん。また作ってきますね」 優しく笑う優奈。 うん、今はまだこれでいい… 508 :似せ者 ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/02/01(日) 00 08 59 ID BmLkeDkU その日の深夜、妹の墓参りに行った。 学校帰りに行く事もあれば、ランニングウェアでトレーニングついでに行く事もある。 かなり定期的に妹の墓には通っていた。 「唯。俺な、彼女が出来たんだ。まぁ正確には彼女ではないんだけど…」 墓石に向かって話しかける。もちろん返事はない。 「藤堂優奈って言うんだ。仁衣高校三大美女って呼ばれるほど可愛いんだぜ」 そう言って墓石に優奈の写真を向ける。 「杉下がお前に少し似ているって。お前も三大美女並みだってことだぜ。嬉しいだろ」 唯も姉さんに負けず劣らず相当モテた。兄として、誇らしくもあり、気に入らなくもありとそんな感じだった。 「高校生になったお前、見たかったな。きっと可愛かったよな」 もう涙は出てこない。でも依然、虚しさは湧き上がってくる。 「話、まだまだあるんだ。陸上部の話とか、姉さんの料理の愚痴とか」 映太だけには 「お兄ちゃん」 きっと、そんな声が聞こえている。 死んだ人間はこの世から居なくなる。 この世界に赤坂唯という人間は居ない。 墓石は確かに死者のものだ。 しかし墓参りは死者のためだけのものでない。 生者のためのものでもある。 映太の墓参りは週2・3回。 赤坂唯の死から一年少し。今もそのペースは落ちていない。 深夜の墓場の真ん中に、男が一人。 墓石達はいつもの来客を気にもせず、しんみりと眠っている。 今日も映太の墓参りは長い。
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/970.html
中国大陸南部・石竜近郊 バダダダダダ 帝國陸軍の空中砲兵、その中隊に所属する機体は全部で20機。先日の件で1機が失われており、19機のマングスタが戦脚を索敵、破壊すべく大陸の空にはばたいていた 「流石に広いわね」 基地から飛び立って、早一時間。眼下には人の姿もなく、荒涼とした平原が広がっていた 「どこに居るんでしょう」 ガンナーが聞いてくる 「情報はブリーフィングで言った通りよ」 コンテナ二個に入れられる程度の大きさ、最大で機銃が二基・・・ただ、移動力はそうでもない。歩兵と随伴するのが役目だから。 「何かの移動手段に頼っているはず」 大型トレーラーか、あるいは河川用船舶 「あぁ、それで川沿いを飛ばしてたんですね」 「それぐらいは理解してなさいよ」 まったくこの子は・・・でも、いったいどこへ?まだ海に出るほどの時間は経ってないのに。 ??? 「驚いたな、こんなものがあるなんて」 潜水式運貨筒、物資を潜水状態で運ぶカーゴ。動力はないため船に曳いて貰う必要があるが、潜水状態なら気付かれることはあるまい 「日本人はたいてい川の深さに無頓着ね」 通常より動力を強化してある漁船を操作している女が答えた 「日本は狭いもんでね」 「だから出てきたと?」 言葉尻がキツい。まぁ仕方がないんだが 「・・・それで、どこに連れていくつもりなんだ?」 組織のある場所に行って、何がどこまで出来そうなのかがわからなければ、何も出来ない 「すぐだ」 「すぐといわれてもな。って、おい」 危険と書かれたブイの傍を通る。この先は・・・! 「灰の町、そう呼んでるわ、私達は」 1960年代、九竜半島を中心にパンデミックが発生しかけた。詳細は良く知らないが、インフルエンザのたぐいだったらしい。 患者等を香港島に押し込め、隔離した日英両帝國は協議のうえ、艦砲射撃を間に挟む二度の核による熱殺処分を行った 核を一度実地に使ってみたかったのだという説もある 「被曝しちまうぞ!」 「?」 これは杞憂である。砂漠地帯ならまだしも、東アジアの場合、毎年の台風等が放射能洗浄に役立っており、廃墟内で大暴れでもしないかぎりは、既定値を少し越える程度浴びる程度である 「じゃあ、私は漁をするから、運貨筒に乗って。あとは機械に曳いてもらえるから」 「お、おう」 漁船はカモフラージュの為に漁をしなければならない。現地人が無知のまま穴場として漁をしている。そんなストーリーだ 「ようこそ灰の町へ、同志よ」 漁船から切り離されて鎮座した運貨筒を何かが(アームだろう)ひっぱり入れた場所は、まるで潜水艦基地のようだった 「ここがあんたらの本拠地か」 「まぁそんなとこだ」 無線機の先に居た声の男が出迎える 「この桟橋のホール以外は殆ど潰れてしまっている。見てくれよりは狭い。まぁ、しがないテロリスト集団だがね、我々は。しばらくは我慢してくれ」 自嘲的に笑いながら、男は肩をすくめた 「ま、おたくのところの戦艦がほじくりかえしたせいだがね」 「わかってるよ。十分だ」 こいつら、かなりできる組織だ。こういった基地を設けられる時点で只者ではない 「武器や道具はそのうちクワンチョウの業者から届く手筈さ」 物資は先程の運貨筒を使って運び入れてたわけか、道理で手慣れてるわけだ 「あとは俺のOSだな」 「そうだ」 笑みがこぼれる。ここからだ。ここから戦脚は第三世界やテロリストに広がってゆくだろう 「仕事がしたい、パソコンはあるか、早速取り掛かろう」 彼らには世界に立ち向かう手段が必要だ、それを俺が与えてやる 戦脚は大陸に燃えたか?【第三話】
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/396.html
668 :いない君といる誰か [sage] :2007/01/05(金) 13 04 35 ID w9uu+67R ・三話 如月更紗についてのあれこれ。当年とって15歳。ただし正確な誕生日は不明。同じクラス、同じ学年だから15だと思っているだけで、本当は16歳かもしれない。 実際のところ内情について知っているのはほとんどない。クラスメイト――それはクラスが同じというだけで、なんら共通項を得るようなものじゃない。 例えば彼女がどこの中学校の出身だとか、どこに住んでいるのだとか、野菜と果物のどちらが好きかとか――そんなことが、僕に知り得るはずもない。 分かることといえば、それこそ外見的なことと、彼女の立ち居地だけだ。 こうしてみる限り校則違反はしていない。紺のプリーツスカートは極端に上げたり下げたりはしていないし、白の半袖シャツの下に柄物が見えることもない。 もっともこんなバカでかい鋏を持っている時点で、校則違反以前に法律違反だが――今のところ、誰も気付いた様子はない。かくいう僕もこうして突きつけられる までは彼女がそんなものを持っていようとは夢にも思わなかった。 長く伸びた艶のある黒髪は、こまめに手入れしてあるのか腰のあたりで綺麗に切りそろえられている。その几帳面さが、日本の古い幽霊映画に出てきそうな雰囲気を かもし出していて、何ともいえないくらい絶妙に……似合っていた。学校にいる間中、ぼぅと窓の外を見て一言も喋らない、どこを見ているのか分からない如月更紗と いう少女の雰囲気をひきたてるのに、それは適格だったのかもしれない。あるいは、本人が意識してそうしていたのかもしれない。 そんなことを、つらつらと。 口内を蹂躙されながら、思った。 「ん、ん――! んんん――!」 口の端からだらだらと如月更紗の唾液がたれ始め、呼吸困難を憶える頃になって、僕はようやく抵抗を開始した。 というか、この女。 普通こういうときは触れるだけのキスをするだろうに、まるで攻撃でもしてくるかのように、無遠慮に舌を入れてきやがった。 あまりもの衝撃に突き飛ばすのも驚くのもキスに対して何かを思うのも忘れて、現実逃避してしまった。 しかし一度現実に戻れば、当たり前のように抵抗する。なぜって、それは舌を入れられたことよりも―― 「暴れないで欲しいものだね……」 つぅ、と唾液の糸を引きながら如月更紗の唇が離れた。ぬらぬらと、放課後の光を浴びて輝く液体は扇情的で、未だ唇と唇が繋がっていたことをその身で証明していた。 エロスティックというか、エロいというか、マロいというか、そういうのを否定するつもりはない。 どこか潤んだような瞳で僕を見てくる如月更紗の姿を見ていると、こう、ぞくぞくと背筋にくるものがある。 が、それとこれとは別だ。僕は如月更紗の瞳をしっかりと見返して、言った。 「この――下手糞」 「………言葉遣いが悪いわよ?」 「なら言い直してやる! この下手れ!」 「それはまた別の意味よ。まったく困った同級生だわ」 あっけらかんと、自分に非がないように髪をかきあげる如月更紗。その仕草に再びどきりとさせられるが、意識を総動員して無視する。 「いきなり何すんだって言いたいが……他に言いたいことがあるんで先に言ってやる。歯をがんがんぶつけんじゃねぇ!」 そう――そうなのだ。てっきりいきなり舌を入れてくるくらいだから上手いかと思ったのに、この女ときたら、舌を動かすたびに頭を押し付ける せいで歯ががんがんと当たるのだ。おまけに痛みなんて気にしないかのように続けるから、延々とがち、ガチとぶつかる音が脳内で響く。 最悪だった。 何が最悪かって、キスにわずかに期待してしまった自分が最悪だった。 「仕方ないのよ。慣れてないんだから」 「慣れてないならいきなりキスなんてするな!」 「勘違いしないで。キスには慣れてるのよ」 「……? じゃあ、何に慣れてないんだよ」 僕の問いに、如月更紗はクラスでは絶対に見せないような、そのくせこの屋上では何度も見せた、にたりとした笑みを浮かべて、 「生きてる相手とするのには、慣れてないのよ」 なんてことを、さらりと言ってのけた。 「………………」 冗談か本気か、その妖しい笑顔からでは判別できない。 判別したいとも――思わない。 669 :いない君といる誰か [sage] :2007/01/05(金) 13 34 09 ID w9uu+67R 「とにかく」 こほん、とわざとらしく如月更紗は咳払いした。上体を起こしていないせいで、口から漏れた息が直接顔にかかる。 生暖かいような、甘いような吐息だった。 「何だよ」 問い返すと、如月更紗は、それが当然だと言わんばかりの口調で、はっきりと言った。 「慣れていないのだから、慣れさせてよ」 「なんでそうなる!?」 「あら、あら! 当然の理屈だわ、当然の理屈よ――アインシュタインもニュートンも団鬼六先生も賛同してくれるに違いないわ」 「物理学者と官能小説家を同じラインに並べるのかお前は!?」 恐ろしい女だった。 ある意味、人類平等を体現しているのかもしれない。 「貴方がファーストキスもまだだと言うのならば、やぶさかではないけれど」 ため息と共に、如月更紗はそういった。なんとなくバカにされているようで癪に触る。 「貴方がファーストえっちもまだだと言うのならば、諦めるけれど」 深い深いため息と共に、如月更紗はそんなことを付け加えた。 「いや、それは付け加えなくていい」 「そう?」 大体キスをしたことがあっても初体験もまだだというのは世の中には一杯いるだろう、と思ったが言わないでおくことにした。 余計なことを言えば藪をつついで鬼を出す嵌めになることくらいは想像できる。 どうも、如月更紗という相手は――未知数だ。 何が返ってくるのかわからない。 何を思っているのかわからない。 何のためにここにいるのか、まだ、分からない。 「…………」 そのことに多少の警戒はあれど。 「如月更紗」 「何かな?」 「眼、つぶれ」 僕は――思春期なのだった。 言われた通りに素直に子供のように、如月更紗は眼を瞑った。そのまま微塵も動かない。僕の方から、何かをするのを待っているように。 殉教者のように、如月更紗は待つ。 「…………」 その耳の側から、如月更紗の髪に僕はそっと右手を差し込んだ。手で触れることで、彼女の髪のきめ細やかさがよくわかる。 いつまでも触っていたいような、それだけで幸せになれるような触感だった。 「……動くなよ」 一応、そう前置いて。 手で、ゆっくりと、如月更紗の頭を引き寄せる。如月更紗は何も抵抗することなく、僕の手に導かれるままに顔を寄せて、 眼を瞑り、唇を横一文字に閉じる如月更紗。 その顔に、歯がぶつからないように――そっと、キスをした。 血の味が、するような、気がした。 670 :いない君といる誰か [sage] :2007/01/05(金) 13 56 46 ID w9uu+67R 今度は歯がぶつかることはなかった。もっとも如月更紗のように舌を入れるようなことはしない。 唇をそっと触れて、相手の唇を舌でなぞるだけの、簡単なキスだ。それでも、痛みがないというだけで先よりもずっと良かった。 痛くはない。血の味もしない。温かく、柔らかい、 人間との、キス。 「ん……」 小さな吐息と共に如月更紗の唇が離れていった。気付けば、自分から彼女の頭に差し込んでいた手を話していた。 人の胸板にのしかかるように身を寄せて、如月更紗は僕を覗き込む。至近距離で見る彼女の瞳は、どこか猫のように笑っていた。 「確かに――上手ね」 良し、よし、よし、と子供をあやすように如月更紗は幾度か繰り返した。 上手いと言われて悪い気がするはずがない。僕は思わず微笑みかけ、 「貴方のお姉さんと、練習したからかしら」 微笑みが、固まった。 意識してか、意識せずか、そんなことはどうでもいい。 どうだっていい。 問題は彼女が、如月更紗が何げなく、何事でもないように口にした、軽口のようなその一言にしかない。 僕は押し黙り、恐らくは、明確な敵意を持って――如月更紗を睨みつける。 この距離で、睨みつけられても。 如月更紗は――微笑んでいた。 「どうやら――姉に対して鬱屈したコンプレックスを抱いているシスコンで、正しいみたいね」 くすくす、と笑う。僕は笑わない。僕は笑わずに、黙って、彼女を見遣る。 如月更紗を、見る。 「とはいえ言い過ぎたわ、口が崖から落ちていったようね」 そう言って、如月更紗は唐突に僕から身を離した。両足で立ち上がり、鋏を制服の背中に隠す。 さっきまで濃厚な彼女の匂いに包まれていたことに、僕はようやく気付いた。彼女が離れたことで その甘い蜜のような匂いの存在に、ようやく、気付けた。 脳が痺れるような――如月更紗の匂いだった。 「今日は色々考えてくださいな。色々と、色々と――思い起こして思い返して考えてね、冬継くん」 それでは、また明日。 そう言って、如月更紗は、寝そべったまま身を起こせないでいる僕をまたいでつかつかと歩き去った。 人の顔面の上を通り越していったせいでスカートの中身が見えたのにまったく気にした様子がない。 用は済んだのだとばかりに、振り返ろうともしない。 振り返らず、何も言わず。 がちゃん、という音と共に、如月更紗は屋上から出て行った。 「………………」 今日一日と、昨日のことと、明日のことと、如月更紗のことを思って。 屋上に寝転がったまま、僕は深く、深く深く――ため息を吐いて、舌で唇を舐める。 キスの感触が残っていた。 ・第三話 了
https://w.atwiki.jp/daijirou/pages/32.html
第三話~終焉の銀河へ~ 56 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 06 49 30.05 ID MXDTmHE0 5月19日(月)『私もうだめかもしれん』 普通に学校。 昨日からなぜか俺はエネルギッシュでやる気に満ち溢れていた。 学校に着き、授業をバリバリうける。 上野の後ろ姿を見ながら課題をこなす。 昨日の『別にラブじゃねえよ』という言葉を思い出し、少し胸が痛む。 でもいいんだ!いつか見てろよこのやろー! と勝手に自己完結しながら昼食。 携帯がなる。メールが来たようだ。 アキバからだ。 あれ?そういや今日アキバ学校来てたっけ? いや、見てない。休みだ。 アキバは授業を休むことが結構あるので別に気にとめなかったのだ。 寝坊したーとか、そういうメールでもきたのか? アキバから来たメールを見て俺は仁王像みたいに顔をしかめた。 『私もうだめかもしれん』 絵文字も顔文字も、句読点すらないたった一行だけのメール。 57 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 06 54 36.64 ID MXDTmHE0 俺 『どしたん?まったく意味がわからんぞ(笑)』 送信。 ……。 受信。 アキバ 『すまん笑 1今暇ある?』 俺 『おいサボり魔ー、午後も授業だっつの!!笑 お前今日は来ないの?まだ家?』 アキバ 『今学校の近くーでメール待ちながらボーッとしてる。今日は行かないと思われ』 なんだ、この女は学校サボってなにやってんだ…? メール待ちながら、って俺のメールをだよな? 俺 『なんかわかんないけど、なんかあったなら授業ふけてそっち行こうか?』 送信。…授業をふける?あれ、俺なに打ってるんだろう。 なんかメールって自分の言葉に対する責任感が希薄になるきらいがありますよね? アキバ 『1さま~~(涙マーク)アキバはチュッパチャップスを持ってお迎えいたしまする~~ マジでいいの?』 俺 『いいよ、ちょっと待ってて』 んで先生に早退できるか確認。 俺「ちょっと家の用事で…」 先「おっ、いいよいいよ~」 こういうとこ軽いよな、専門はww 58 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 06 56 07.17 ID MXDTmHE0 俺 『先生から許可もらった!今ドコ?』 アキバ 『市役所近くのローソン~待ってるぜい』 ローソンにつくと、ビニール袋ぶらさげたアキバが立っていた。 ア「ほい」 俺「?」 ア「チュッパチャップスww」 俺「ああwwさんきゅwwww」 律儀なやつだww 俺「んで、学校サボってなにしてんの?ww」 ア「あーうん、ここじゃちょっと…」 俺「場所かえる?」 ア「あんま人目につかないところがいい、かも」 俺「おまえ…人でも殺したのか?ww」 ア「ちゃうわww」 電気屋の屋上。 ベンチと自販機、日よけがあるのでサボりのサラリーマンの聖地になっている。 サボりの学生も然り。 紙コップのジュースを買ってベンチに腰掛ける。 59 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 06 58 45.39 ID MXDTmHE0 俺「…で?」 ア「うん…」 アキバの話は好きな子の話、いや。 “好きだった子”の話だった。 話がディープ過ぎて深くは書けないが、アキバの好きな女の子もバイらしいんだよね。 んでその好きな女の子がまぁ、二股をかけていたという話です。 二股と言ってもアキバとその子は正式に彼氏彼女…いや彼女彼女か? そういうわけでもなかったらしいが、 その… “行為的”なことはしてたらしくて。 でもその子は他の女の子とも“してた”らしいんだ。 裏切られたことに深いショックを受けて、 学校なんていってられっかー!!でも一人でいたくねー!! ってことで俺を呼んだそうです。 60 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 00 06.20 ID MXDTmHE0 ア「結局男でも女同士でもおんなじだよね……」 俺「うーん浮気する人はするし、しない人はしないんじゃない?たぶん」 ア「そうかー?」 俺「俺は付き合ったことないからわかんないけど、浮気なんてビビってできないと思うww」 ア「でも余裕出てきたらしたくなるんじゃない?」 俺「いやー、ないよww」 ア「じゃあ、仮に上ちゃんと付き合えたとして」 俺「うんうん」 ア「上ちゃんよりも可愛い子に誘われたら、どうする?ヤッちゃうでしょ?」 俺「……うーん、俺は」 俺「俺は、上野と付き合えるってことだけで十分満足しちゃうだろうから、 たぶんそんな欲出ないわwwww第一、好きな子裏切りたくないし」 ア「なんかキレイごとー、キレイごとだ」 俺「でも本音だけどな」 ア「……」 61 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 01 26.52 ID MXDTmHE0 俺「アキバを裏切る人もそりゃーいるだろうけど、 アキバを裏切らない人もいっぱいいると思うよ。 少なくとも俺は、裏切らない。 …って断言はできないけどさww“裏切りたくない”とは思ってるよ」 ア「……キモスwwwwww」 俺「うっせwwwwww」 ア「はぁ~ホントキレイごと好きね1さんはww」 俺「心がキレイだからww」 ア「でもそういうのいいと思うよ。うん、いい」 ア「○○(ボーカルの子)は“裏切りたくない”って思わなかったのかな…」 俺「思ってたけど、結果的に裏切ってしまったのかも」 ア「じゃー信じるのって怖いね。信じ切れなくない?」 俺「でも好きな相手だったら信じたくない?」 ア「まーねー…」 信じれない、それでも信じたいとか、延々と話してた。 62 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 02 35.58 ID MXDTmHE0 5月23日(金)『めちゃくちゃ冴えない男だけど』 相変わらず学校に行っては授業の毎日。 2、3日前までは溢れ出んばかりのやる気で心は情熱に満ちていた俺だが、 この頃にはすでに情熱の炎は100円ライターのショボい炎ほどに縮んでいた。 なんだかんだで凹んでたんだろうな。 『べつにラブじゃねえぞこのクソ虫』っていう上野の言葉に。 言われてすぐはショックを受けいれるのに抵抗があって、無理にポジティブぶってたんだと思う。 少し落ち着いて言葉を何度も反芻するうち、 その言葉は日に日に殺傷力を増して、俺の心を深く執拗にえぐりだした。 もう無理なんじゃね? そもそもこんな冴えない俺に彼女なんてできるわけねえっつの…。 63 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 03 48.86 ID MXDTmHE0 授業が終わり、放課後。 上野に話しかけようか、話しかけまいか。 でも話したって俺のことはどうせラブじゃないし…無理じゃん。 いやいや話したいよ、だけど話したら俺の方ばっかラブが強くなって つらいばっかじゃねえかよ!! あ、そうこうしてるうちに上野教室から出ちゃったwwww あああやっぱ話しかければ良かった…orz いや…ま だ 間 に 合 う ! ! 俺「上っ…」 ア「1、ちょっと○○(本屋)寄ってかない?」 俺「おふwwww(アキバ空気嫁wwwwww)いいよ行こうかwwww」 ア「なんでダッシュしてた?ww」 俺「…別にww」 64 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 04 36.88 ID MXDTmHE0 ア「あ、GANTZ出てる」 俺「買うの?」 ア「集めてるからww」 俺「読み終わったら見してwwww」 ア「おkww」 ア「ちょっと話そーぜー」 俺「うん、前とおんなじ場所でいい?」 ア「おー」 電気屋の屋上のベンチに座る。 65 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 06 08.63 ID MXDTmHE0 ア「○○の事は」 俺「うん」 ア「フッ切れそう…かも」 俺「“かも”かww まぁ、ゆっくりでいいと思うよ」 ア「……」 俺「……」 ア「なんでフッ切れそうかって言ったら」 俺「?…おう」 ア「なんでかって言ったらーww」 俺「おう、なんでなんだよ?ww」 ア「アタシ、好きな人、できた…っぽいww」 俺「“ぽい”てww それも曖昧やなwwww」 ア「だって自分でもよくわかんないwwwwなんでコイツ?みたいなww」 俺「聞きにくいけど、また…?」 ア「ううん、今度は男wwww」 俺「おーバンドの人とか?」 ア「全然関係ないwwww」 66 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 06 58.25 ID MXDTmHE0 ア「いやーホントなんか、パッとしないやつ好きになってしまったんだww」 俺「マジかwwww」 ア「マジマジww 顔がいいわけでもないし軟弱っぽいし、言ったら悪いけどめちゃくちゃ冴えないwwww」 なんか、俺にダメだしされてるみたいだwwww 俺「どこがいいんだその男wwww」 ア「…あたしこんなだからさ、いかにも男!って感じの人が無理で。 あんまり男を感じさせないってトコがいいのかなぁー」 ア「それにバンドの人とかは理解してくれるけど、 アタシみたいな格好の奴とか、ふつうはちょっと距離おくじゃん? でもその人は距離とかホントなくて、居心地よくて。 それにアタシが凹んでるとき、駆けつけてきてくれたりしてくれたんだよ、そんで……」 あれ。 67 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 09 09.34 ID MXDTmHE0 ア「…めちゃくちゃ冴えない男だけど、めちゃくちゃこいつカッコいいなって思ったんだよね」 もしかして……。 ア「でもそいつ好きな人がいるんだよwwすごい可愛い子wwww勝てないwwwwww」 アキバの好きな人って……。 ア「はぁー報われねー…ww」 ア「アタシ、1の事……好きっぽい」 68 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 10 44.48 ID MXDTmHE0 俺は生まれて初めて女の子に告白というものをされた。 だからどういう顔をしたらいいのかわからなくて、なんて言ったらいいのかわからなくて 冷たい汗がドッと出て、血液の流れがどんどん速くなって、 なにか言わなきゃ、って焦りが顔に出てしまった。 そんな俺の顔を見てアキバが、あからさまな作り笑いで、 ア「…言わなかったことにしよっかww …ね?」 俺は首を横に振り、小さな声だったけど「ありがとう」を言えた。 とっさに「ごめん」が出てこなくて良かったと思った。 69 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 12 02.91 ID MXDTmHE0 アキバからメール 『今日はいきなりごめん。ホント気にしなくて良いから! わたしの勘違いじゃね?ってことでww 1の恋が成就するように願ってるぜいー』 なんて返したらいいのかわかんなくて、返信できなかった……。 アキバ、ごめん……俺、どうすればいいかわかんねーんだ。 アキバの告白をうやむやにしている自分の男気のなさが、情けなかった。 かっこよくもなんともない、めちゃくちゃ冴えない男そのまんまだ。 70 :1 ◆FIMtiCEuhM :2008/05/26(月) 07 26 24.88 ID MXDTmHE0 アキバは化粧とか格好は派手だが。普通に可愛いと思う、巨乳だし。 俺と並んで歩いてる姿なんて想像もつかないけど、 付き合えたらラッキーだと思う。 ただやっぱり俺は上野が好きだ。 …好きだけど、アキバの告白で気持ちがグラついてしまったのも事実なんだ。 正直俺なんかに上野が振り向いてくれるかなんてことはわかんない。 今の現状は、目の前ににすごい幸運が舞い降りてきたのに、 シカトしてみすみす不幸に突っ込もうとしている状況なのかもしれない。 マジで上野のことは好きなのは本当で、でも本気でなんかなにが正しいのかわかんなくなってしまった……。 上野が好きで、上野が振り向いてくれればいいってそれだけだったのに 今の俺には色んな欲が出てしまっている気がする。 浮気する人はするし、しない人はしない。俺の言った言葉に苦しめられているようだ。 浮気とかとは違うと思うけど、一途でいれないってことは俺にとって浮気に似たものを感じるんだ。 書いててもやっぱり頭の中整理できない…。 とりあえずここまでが最近の流れ。 俺は学校行ってくるよ。アキバと顔合わさなきゃいけないと思うと少し気が引けるが…いてくる。
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/2329.html
https://w.atwiki.jp/tokiwa/pages/21.html
シンセティック・ヴァギナ 第三話 美奈II 本当に俺はどうしてしまったんだ? 宿酔いにずきずきする頭を抱えて、俺は溜め息をついた。 あいつがロボットだって事は解りきっている。 ロボットでも構わないのだ……あいつに『心』さえ存在するならば……。 俺には、健気に俺を慕うあいつに、心が無いなんて信じられない。 女性器に至るまで精巧に造られた身体は、人間そのもの、いや人間以上だ。 心さえあるのなら、完璧な美しさとSEX能力を持つあいつは、本当に俺の理想通りだ。 その場合は、あいつがロボットである事など関係ない。 俺も、あいつを愛する事が出来るかもしれない。 どうせ、人間の女には幻滅していたのだ。 だがあいつが、プログラムに従って、感情が存在するふりをしているだけの『人形』にすぎないのなら、そんなものを愛する事などできない。 その事を考えだすと、眠ることも出来なくて、つい昨夜は飲みすぎてしまった。 心を決めるか……。 いつまでも、うじうじ考えていても仕方ない。 今日……あいつに尋ねるのだ。 ※ 昼になった。 今日は土曜日だからこれで放課だ、俺のクラスは小テストがあったので少し遅くなったが、美奈津は待ってくれているはずだ。「あなた……階くんよね? 美奈ちゃんと、一緒に帰ったんじゃなかったの?」 美奈津のクラスに顔を出すと、美奈津の親友である北川夏湖が、俺にそう話し掛けて来た。 北川夏湖は、170cmを越える大柄な女だが、スレンダーな、なかなかの美人だ。きつめの整った顔立ちで、美奈津とはまた違った魅力がある。こんないい女が居たとは知らなかった。 しかし……これは、どういう事だ? 「半田君があなたから伝言を頼まれたって言って……それを聞いたらあの娘、急いでどこかに行ったわよ。だから、あなたと一緒に帰ったとばかり思っていたんだけど……」「それは本当か!!」「ええ……」 俺は、半田にそんなことを頼んだ覚えはない。 これはいったい……。 その時、俺は半田の奴が向こうの廊下を歩いているのを見つけた。「半田!!」 呼び掛けると、半田は俺に振り向いた。「佑也さん。探しましたよ!!」 半田は、俺のパシリみたいなもので、どこか憎めない奴だ。 だが今日は、妙に真剣な表情をしている。「半田、お前、美奈津は……」「佑也さん、その事なんですけど……彼女だけは許してやってくれませんか?」 はあ?……話が見えない。「お前、まさか俺があいつと、付き合うのに文句があるんじゃないだろな?」 俺がそう脅すと、半田はビビって声を震わせながらも、肝を据えて俺に答える。「本気で付き合おうってのなら、俺も文句はいいません。だけど……彼女はそこいらの淫乱女とは違います。あんないい娘でも、俺達にまわしてくれるのは嬉しく思ってますけど……彼女だけは、許してやってくれませんか? 美奈ッちゃんは、ずっと以前から佑也さんの事が好きだったんス。佑也さんの方も美奈ッちゃんの事まんざらでもないみたいだったから、俺、涙を飲んで橋渡しを引受けたんッスよ、それを……酷いッス」「美奈津をお前等にまわす? 誰がそんなことを!!」「誰がって、佑也さんがおっしゃたんじゃ……由紀子さんがそう……」 なるほどそう言う事か……。「半田……俺はな……由紀子とは昨日きっぱり別れたんだ」 そう言って、俺は半田を鋭く睨みつける。「え……それじゃあ……」 蒼白になった半田を、俺は絞めあげた。「半田……言え……美奈津はどこに居るんだ!!」「部室ッス……」 俺は、半田を放り捨てると、軽音楽部の部室へと急いだ。「佑也さん、急いでください……早くしないと、美奈ッちゃんが……あっわっ!」ずでん……。 そう言って半田は派手にこけた。 相も変わらずどじな奴だ。 こんな奴にかかわっている暇はない、今は美奈津を助けなければ。 俺は軽音楽部の部室へと急いだ。 やがて到着した俺は部室の扉を勢い良く開く。 一応、この4年(この学校は6年制なので、高校1年に当たる)をシメている事になっている大川信吾と、その他の奴の取り巻き数人が俺の方を振り返る。「階さん!!」 悲痛な表情で美奈津が叫んだ。 美奈津は、股間を開いたはしたないポーズで両手足を縛り上げられているが、まだ、下着は付けている。どうやら間に合ったようだ。「まさか!? 今日は小テストだって……後、30分はかかるはずじゃ……」美奈津を剥こうとしていた由紀子が、蒼白な表情でそう言う。 俺は、こいつらを鋭くねめつけると、怒りをこめて、わざと抑えた口調で言った。「大川……俺はな、昨日、由紀子とは完全に手を切ったんだ」 俺がそう言うと、大川達は明らかに動揺している。「そ……それじゃあ……」「苦労して落とした本命を、どうしてお前等にまわしてやらなければならないんだ? 由紀子のようなどうでもいい女なら、もうくれてやってもいいがな」 俺がそう言うと、美奈津の表情がぱっと輝く。 俺は美奈津の方に優しくウィンクしてやると、大川を睨み付けた。「すまん……階……」 大川は俺に一礼すると、由紀子の方に向き直り、胸倉をつかんだ。「このくそアマめ、俺達をだましやがって……」「この娘を抱かせてもらえるって聞いたら、ほいほいにやけ顔でついて来たのは誰だったかしら」「くそぉ!!」「やめろ……大川」 言葉に詰まって、思わず手を振りあげた大川を制して、俺は退場を命じる。「大川、俺が決着をつける。お前達はちょっと席を外してくれないか。終わったら、由紀子はお前にくれてやる。落し前を付けた後は、何でもお前の自由にしていいぞ」「解った」 大川はうなずくと、子分達を連れて立ち去った。「残念だったな、由紀子。俺はあんなテストぐらい、10分もあればできるんだ。さあ、美奈津を返してもらおうか?」 憎々しげに俺を睨み付ける由紀子に、射殺さんばかりの視線を向け、俺はゆっくりと近づいて行く。「近寄るな……近づいたら、この女を刺すよ」 どこからか、由紀子はナイフを取り出すと、美奈津に突きつけた。「階さん!!」「しゃべるな……しゃべると刺すよ」 脅されて美奈津は口をつぐむ。 しまった……油断した。 由紀子は残忍な笑みを浮かべると、ナイフで美奈津のパンティを切り裂き、ま○こをあらわにした。「きれいな……ま○こだね。これで佑也を誘惑したんだ……」 由紀子は美奈津のあらわになった、ピンク色のきれいな人造ま○こに、嫉妬と羨望の入り交じったまなざしを向ける。「クリトリスを削ぎ落としてやろうかなぁ? ラビアを切り刻んでやるのもいいわねぇ……」「由紀子!……やめろ!!」 俺がそう言うと、由紀子はさらに憎々しげな表情になる。「佑也ぁ……本気でこの女に惚れてるんだね……ねえ、佑也……あなたが土下座して謝ってくれるなら、許してやってもいいよぉ?」「由紀子、本当だな」「ええ……ほらぁ、やってみせてぇ……」 俺は巧妙に由紀子との間合いを詰めながら、ひざまづく。「階さん……私なんかのために、あなたがそんなことをする必要はありません。私は構いませんから……止めてください」 美奈津は必死の表情でそう言う。 身体を傷つけられても、ロボットである自分は修理可能だ……。 そう言いたいのだろうが、俺はあいつの美しい身体を傷つけたくない。 それに……これで間合いを詰める事が出来た。 由紀子に隙が出来れば、飛び掛かる事が出来る。「すまなかった。由紀子。俺が悪かった」 そう言って俺は額を床に付けた。 顔を上げると由紀子が勝ち誇った表情で笑っている。 バタンッ! その時、突然この部屋の扉が勢いよく開かれた。「美奈ッちゃんは無事ッスか……」 半田の奴だ。 今だ、由紀子の注意がそれた!! 俺は由紀子に飛び掛かり、右手を手刀ではたいてナイフを弾くと,鳩尾に正拳を叩きこんだ。「ぐふっ……」 気絶したのを見届けて、半田に命じる。「こいつを縛り上げろ」 半田はぽかんと口を開けて俺の後方に視線を集中させていた。「あっ……は……はいっ……」 何を見てボッとしていたのか? 半田の視線の先を見て俺は納得した。 そこには秘処をさらしたままの美奈津が居たのだ。 半田の奴、後で覚えてろよ!!「美奈津……大丈夫だったか?」「階さん……」 美奈津はま○こが露になっているのが恥ずかしいのか、もじもじもがいている。 俺は由紀子が落としたナイフを拾って、美奈津を拘束する縄を切って自由にしてやった。 美奈津はぴっちりと股間を閉じて、手で恥ずかしい部分を隠す。 俺がはぎ取られたスカートを渡すと、美奈津は素早くそれを身につけた。「美奈津……おいで……」「階さん……私……私……」 美奈津は俺の胸に顔を埋めて、泣きじゃくった。 こいつに心が無いはずがない……「美奈津……」 あごをつかんで顔を見上げさせると、美奈津は瞳を閉じる。 俺は優しく、こいつの唇を奪った。「あの~、お取り込み中のところ申し訳ありませんスけど……」 半田が俺に声をかける。 気の利かない奴だ。「由紀子を縛り上げやした。もうそろそろ、目を覚ましそうッス」「そうか……。そうだ半田、お前、昨日、ゲーセンのゲームで取ったパンティ、まだ持ってないか?」「おいらにゃ、プレゼントするような彼女は、いませんしね……有りますけど、どうするんッスか?」「美奈津の替えがいるんだ……出せ……」「はい……」 部屋の隅においてあった鞄を漁ると、その中からプラスティックのカプセルに入ったパンティを取り出して来た。「美奈津……これを奥の部屋ではいて来い……サイズはあわないかもしれないが、ノーパンでいるよりはましだろうからな」「はい……」 俺は美奈津が隣の部屋に行ったのを、見届けてから半田に静かに尋ねた。「半田、お前……さっき美奈津のアレを見なかったろうな?」 俺がそう尋ねると、半田は明らかに動揺して答える。「そ……そんな恐れ多い事。もちろん見なかったッスよ……」「そうか……それならいいんだが……。それともう一つ、美奈津がずっと以前から俺の事を好きだった、って言うのはどういう事だ?」 半田はほっとした表情で答える。「ああ、そのことッスか。いえね、美奈ッちゃんが4月に転校して来て一週間ぐらいした時ですかね……。おいらに美奈ッちゃんが、『さっきあなたが話していた人はだれ?』なんて、ほほを染めて話し掛けて来たのは。その時おいらが話してた相手が、佑也さん、あなたッスよ。それから、あの娘はあなたが運動場で体育をしてたら、溜め息をついてそっちを見てたりして、健気にあなたを思ってたんスよ。まあ本人が明言した訳じゃないッスがほぼ確実ッスね……」「そうか……」「しかし……あんな可愛い娘に、そこまで思われてるなんて、うらやましいッスねえ……佑也さんと美奈ッちゃんは、本当に御似合いッスよ」「そうかな」 照れるじゃないか。「後は、あのくそアマの処分ッスね……本当に酷い女だ」「酷い女で悪かったわねぇ……ドちび虫」 目を覚ました由紀子が、憎々しげにはき捨てる。 由紀子はバージンだったころから、ちょっと可愛いのを鼻にかけた、嫌な女だった。 半田もいろいろ酷い目にあわされていたようだ。「由紀子……解っているな? 美奈津にやった事の、御礼をさせてもらう。まずは……」「きゃあぁ……」 俺はナイフを振るうと、パンティを切り刻んだ。 真っ黒に色素沈着した由紀子の局部が、露になる。「しかし佑也さん、いつ見ても汚ねえま○こッスねえ……さっきの美奈ッちゃんの、ピンク色の素敵なのと、とても同じものとは思えないッス」「半田ぁ……お前、さっき見なかったって言わなかったか?」「あっ……しまった……」「まあその事は後だ。おっ、美奈津の着替えが終わったらしいな」「階さん……着替えおわりました……」 そう言って美奈津が、奥の部屋から現れる。「美奈津……いいものを見せてやるよ……こっちに来い」 そう言って、美奈津に由紀子のま○こを見せる。「階さん……いったい何をしてらっしゃるんですか!?」 驚きから立ち返った美奈津は、由紀子を背にかばって、俺を真剣な表情で見つめた。 美奈津が怒っている……。「何って、お前の仕返しをしてるんじゃないか……こいつはお前に酷い事をしたんだぞ……」「そうです……私もさっき階さんに助けられるまでは、こうして身体の自由を奪われ、酷い扱いを受けました……そして、その時……私の心は張り裂けそうでした。そんな思いを、他の人がするのは耐え切れません……階さん……止めてあげてください……お願いします……」「美奈津……俺に逆らうのか?」 そう言いながら、俺は溢れて来る喜びを隠すのにすごく苦労した。 こいつには……美奈津には心がある……俺は確信した。 もしこいつが心の無いロボットなら、俺に逆らう事など有り得ないはずだ。 そして、俺の質問に、美奈津は小さくうなずいた。 不安げな表情で見返す美奈津に、俺は会心の笑みを浮かべて答えた。「お前は……優しいな……お前が、自分から進んで仕返しをするような女なら……俺はここまで惹かれなかっただろう。美奈津……お前に免じて、こいつは許してやる事にしよう」 だが皮肉な事に、この美奈津の行為によってもっとも傷ついたのは、かばわれた当の由紀子だった。 美奈津の優しさは、由紀子の自尊心を粉々に打ち砕いたのだ。「どこまで……ぶりっこしてんだい? 誰が助けてくれって言った? おまえに助けられるくらいなら、死んだ方がましだよ……この偽善者め……佑也、あんたに最後のお願いがある。最初に言った通り、私をめちゃくちゃにするように大川達に命じてくれよ……。こんな偽善者に助けられるくらいなら、その方がよっぽどましだ……。お願いだよぉ佑也……」 美奈津にも、由紀子が本気で、自分に助けられるくらいなら輪姦された方がいいと、思っている事が解ったらしい。「……」 哀しげな表情でうつむいた。「と、言う事だそうだ。半田……大川達を呼んで来てくれ。俺はこいつを送って返る」 半田は鬼の首でもとったような顔で、美奈津に言う。「美奈ッちゃん、解ったろ? こいつは美奈ッちゃんみたいなまともな女の子とは、違う人種なんだ……慎みとかそう言う感情は全く存在しない、とにかく欲しいのは快感だけなのさ……」 大川達が、下品な笑みを浮かべながら入って来たのと入れ違いに、俺は美奈津の肩を抱いて、部室の外へ出た。 ※ 「ああ良かった。美奈ちゃん、階君と会えたのね……」 昇降口で靴に履き替えようとした時、北川夏湖が、俺達を見つけて話し掛けてきた。「夏っちゃん……」 二人で仲睦まじくしているのを見られたのが恥ずかしいのか、美奈津がほほを赤らめる。「ああ。どうやら半田の奴が勘違いしたみたいでな、部室で待ってたこいつを、いまやっと見つけたんだ。さっきはありがとよ……」「そっか……でも、本当に仲いいんだね、妬けちゃうなあ……だけど階君、こういう娘がタイプだったんだね、知らなかったなあ……」 この北川夏湖とは初めて会ったはずなのに、そんな気がしない。どこかで、見た事が……「あっ……北川先輩じゃあ……」 思い出した……1年半ほど前、俺がまだ2年生だったころ、交通事故で重傷を負い、アメリカへ治療のため渡っていた、一つ上の先輩だ。俺は学生会で世話になった事がある。「階君、もしかして私の事忘れてたの? 薄情ねえ……。それに、私、今はもう同学年なんだから、先輩なんて付けなくていいわ……」「それじゃあ、北川さん……こう呼ばせていただきます。でも、身体良くなったんですね、良かった……」 俺の言葉に、北川夏湖は一瞬、哀しげな表情をした。「あっそうそう……美奈ちゃん。これ……落としてたよ。大切なものなんでしょ……はい……」 そう言うと、北川夏湖は美奈津に、小さなお守り袋を渡した。「夏っちゃん。ありがとう」「どういたしまして……あっと、これ以上邪魔しちゃ悪いわね。それじゃあ、お幸せに……」 そう言って笑って去って行く。「夏っちゃんたら……もう……」「そうか……北川さんが戻ってきてたのか……」「あの……階さん? 夏っちゃん、いえ北川さんが、身体を壊して留年してたって事は知ってたんですけど、どこが悪かったんですか?」「そうか……美奈津は知らなかったんだな。彼女は1年半ほど前、交通事故に遭って重傷を負ったんだ。一時はかなり危険な状態だったらしいが、アメリカで治療を受けて、あそこまで回復したらしい」「そうだったんですか……それで、体育とかは休んでたんですね……」 そうか……かなり良くなったように見えるが、まだ後遺症に苦しんでいるんだ。 それが、さっきの哀しげな表情の意味だろう。「それじゃあ美奈津……いこうか?」「はい……」 それから数分の間。俺達は無言で歩いていった。 俺は、人通りが少ない通りに入ったのを確認すると口を開いた。「美奈津……今日はすまなかったな……俺の注意不足であんな目にあわせてしまって……」 俺がそう言うと、美奈津は小さく首を振った。「私は……いいんです……私は、モノ、ですから……ですけど由紀子さんは、人間です……そして、彼女は階さんの事を、本当に愛してました……私……馬鹿でした、私にかばわれる事で、彼女がどれほど傷つくか、解ってなかったんです。そして私は、彼女が言ったとおりの偽善者です。こうして階さんが、彼女よりも私を選んでくれた事を、本当に嬉しく思ってるんですから……私……私は……」「美奈津、もう由紀子の事などもう気にするな。あいつには悪いが、俺はあいつのことなど、なんとも思っていない。俺が今、関心のあるのはお前だけだ」「階さん……ですけど……」「美奈津……俺はあいつに最初から遊びだと明言してきた。それを今更俺の事を好きだといわれても、どうしようもないだろ?」「階さんにとっては遊びでも、由紀子さんにとっては違ったんです。たとえ相手にとっては遊びでも、愛する人に抱いて欲しかったんだと思います。私には……その気持ち、良く解ります」 そういって、少し哀しげにうつむく美奈津を俺はそっと抱き寄せた。「それは……お前もそう思っているってことか? 半田が、お前は俺が手紙を出す以前から、俺の事を想っていたように見えた、と言っていたんだが、お前が俺の所有物になったのは、ロボットである事がばれたためじゃなく、俺を愛していたからなのか?」 俺の言葉に美奈津は驚いて顔をあげた。「解りません……私には、解らないんです!……私……階さんの事を心から愛していると信じたい……ですけど……御存じの通り私は人間ではありません……私が心だと思っているものは幻かもしれません……階さんは、どう思いますか? 私に心があると思われますか?」 そう……だったのか……。 美奈津自身も自分に心があるかどうか悩んでいたのだ……。 んっ? 悩んでいたって……。「美奈津……お前にはちゃんと心があるさ……俺が保証してやるよ」「階さん……本当に?」 ぱっと顔を輝かせた美奈津に、俺は優しく微笑みかけてやる。「ああ、証拠もあるぜ。美奈津、もしお前に心がないとしたら、どうやって自分に心があるかないか悩めるんだ? そういう悩みがあるって事が、お前に心があるという確かな証拠じゃないか? 本当にお前は馬鹿だな」 俺がそう言うと、美奈津はにっこりと会心の笑みで微笑む。「本当ですね……階さんのおっしゃる通り、私って馬鹿みたいですね……」「美奈津……今からお前の家に行っていいか?」 俺がそう言うと美奈津は、ほほを染めて嬉しそうに微笑む。「はい……階さん……」「そう言えば美奈津? さっき、北川さんから受け取ったお守りは何なんだ?」「これは……」 美奈津は困ったような表情をして口篭る。「見てみたいんだけど……だめかな」「階さんがおっしゃるなら、仕方ありません……どうぞ……」 美奈津が手渡した、お守り袋を開けると、プラスティックで出来た、玩具の指輪が出てきた。 これは……? 何の変哲もないそれは、何かを俺の心に訴えかけてくる。「美奈津?……この指輪は……」 その時、俺に心の中に、忘れていた記憶がよみがえってきた。「美奈津……美奈?……美奈ちゃん?……」 目の前の美奈津に、幼いころ遊んだ、ある少女の面影が重なった。 思い出した……辛くて、忘れていた記憶を。 藤澤博士の本当の娘、藤澤美奈に関する思い出を。 幕間……幼きころの記憶 「美奈ちゃんよ……佑也、ごあいさつなさい」「うっす」「佑也、ちゃんとごあいさつなさい」 祖母にせっつかれて、幼き佑也は無言で頭をさげた。「さっ、美奈、こちらが佑也くんよ、ごあいさつなさい」 美奈も母にせっつかれて、口を開く。「……はじめまして……。私、美奈っていいます。よろしく……おねがいします」 人見知りするタチなのか、美奈は真っ赤になって、それでも、小さな声で必死にそう言うと、ぺこんと頭を下げた。「これ、佑也。美奈ちゃんはちゃんと挨拶できるのに、あなたはどうして出来ないの? きちんと挨拶なさい」「うっす。僕、佑也」 むすっとした表情で、佑也が言う。「もう、ほんとにおまえって子は……美奈ちゃんが可愛いから照れてるんだね?……そうね?」 祖母がそう言うと、佑也はずいっと美奈に近づく。 佑也にじろっと睨みつけられて、美奈はびくっと脅えた。「たしかにかわいいけど、僕の好みじゃないね……僕、暗いコはきらいなんだ」 佑也がませた口調で言う。「これ、佑也。もうどうしておまえって子はそんなにひねくれた事を言って……ごめんなさいね、美奈ちゃん。佑也はあなたがかわいいから照れているのよ、気にしないでね……」「照れてなんかいないよ……本当のこと言ってるんだよ……だって僕、このコとコンヤクってやつするかもしれないんだろ? そして、コンヤクってやつしたら大人になったらケッコンしなきゃいけないんだろ? この前、横田のおじさんが言ってたよ、好きでもないのにケッコンしたら、一生こうかいするって……だからこういうことは、はっきり言わなきゃ」「佑也、どこでそんな事……」「この前、ばあちゃんと由佳さんが話してたの聞いたよ。由佳さん僕をほめてくれててとっても嬉しかったけど、やっぱり好きでもないコとケッコンするのヤだ」「佑也くん、じゃあ佑也くんは、どんな女の子が好みなの? おばさんには教えてくれるよね?」 美奈の母親、由佳がしゃがんで、佑也と視線をあわせて聞いた。「明るくて……優しくて……由佳さんみたいな人がいいな……・それから由佳さん、由佳さんてまだ若くてとってもきれいなんだから、自分で『おばさん』なんて、言っちゃだめだよ」 佑也の言葉に由佳と君江は顔を見合わせて笑った。「もう……佑也くんっておませさんね……・あなたって絶対大きくなったら、女の子にもてるようになるわよ……男前だし、勉強もできるし、運動もできるし、お世辞まで心得てるもんね……」「オセジなんかじゃないよ、本当に由佳さんってすてきだよ……胸も大きいし」「こら! 子供がそんなこと言うんじゃないの!! 本当におませさんね、それなら、佑也くん、今、美奈を振っちゃっても良いのかな? 後、十年もすれば、この娘だって胸が大きくなるわよ。顔立ちだって私の小さいころにそっくりだから、大人になれば私そっくりになるだろうし……それから後悔しても、知らないんだから……」「ほんとう?……ほんとにこのコも、由佳さんみたいになるの?」「ええ、私の娘だもん。保証書書いてあげてもいいわよ」「ま、かわいいのは確かだもんね……横田のおじさんも、女の子をダイイチインショーだけで、判断しちゃいけないっていってたし……」 そう言って、佑也はもう一度美奈を、まじまじと見つめた。 今度はさっきみたいな怖い目じゃなかったので美奈は脅えなかったけど、あまりまじまじと見つめられたので、ちょっと恥ずかしくなったようだ。「あらためて見ると、ほんとにかわいいや、おとなしい女のコっていうのもいいかもしれないし……ごめんね、さっきはひどいこといって、僕、佑也って言うんだ、君は美奈って言うんだよね、美奈ちゃんって呼んでいいかな?」 そう言って佑也は美奈に、にっこりと微笑みかけた。美奈もつられて思わず微笑む。「はい……あの、わたしは佑也さんってよんでいいですか?」 美奈が耳まで真っ赤になって小さな声で言う。「うん、もちろんいいよ。声もすごくかわいいね。よし……決めた。僕、君とコンヤクしてもいいよ……。由佳さんも好きだけど、横田のおじさんが由佳さんはヒトヅマだからだめだって言ってたし……。それに、君みたいなかわいいコはめったにいないし、おおきくなったら由佳さんみたいになるって、由佳さんもホショーしてくれたから……美奈ちゅん、いいよね?」 美奈は意味も解らずコクンとうなずいた。 友達になろうって言われたのだと思ったのだ。「それじゃあ、いいものあげるから目をつむって……」 佑也のことばに、美奈がすなおに目をつむる。 佑也はすっと美奈のくちびるに、自分のそれをかさねた。「佑也くん!! あなた、なにしてんの! もう……本当に凄いおませさんね。でも佑也くん、キスしたからにはちゃんと責任取ってもらうわよ?」「セキニンって?」 聞き返す佑也に由佳は悪戯っぽく笑って見せる。「美奈と本当に婚約してもらうってこと。いいわね?」「うん。男にニゴンはない……です」「ぜったいよ!!」 そして数日後……「美奈ちゃん……左手を出して……」 美奈はいわれたとおりに、可愛らしい手を佑也に差し出す。 佑也はおもちゃの指輪を取り出すと、その薬指にはめた。「佑也さん……ありがとう」「お礼はいいよ、これは男のセキニンってやつだから……横田のおじさんに教えてもらったんだ。コンヤクしたのなら、あいての女のコに、指輪を贈らなくちゃいけないって……ほんとは、だいやもんどとか、ニジュウヨンキンとか、高い指輪を贈らなくちゃいけないみたいなんだけど、僕の今のカイショーではそれでめいっぱいなんだ……それでも十日もばっちゃんの肩たたきをしなきゃならないんだよ」 美奈は、いわれた言葉の意味はあまり解らなかったみたいだけど、本当に嬉しそうに微笑んだ。 しかし、それが、佑也が美奈と会った最後……だった。 話は、いま、に戻る……「美奈津……君は……いったい……」「階さん……思い出されたんですね……」 少し哀しげに……美奈津が笑う。「君は……美奈なのか?」 俺の質問に、美奈津はかぶりをふる。「私は美奈津……美奈さんとは別の存在です……ただ……私は美奈さんの記憶を受け継いだだけ……亡くなった美奈さんの脳から記憶を取り出して、私のAI回路にリンクしたんです。身体が出来上がるまで、10年の間、私は仮想現実空間で暮らしていました。その間……ずっと私、階さんの事を想ってきました。そのころ、私は自分を美奈さんだって、信じて疑いませんでした。無邪気だったんですね……。身体が出来上がったら、階さんが迎えに来てお嫁さんにしてもらえるって信じてたんですから……。やがて……私は本当の事を知りました。私という存在が、本当はお母さんがプログラムした電子回路にすぎなかったのだって事を……。この記憶が私のものではないという事を……階さん……本当に、私には心があるのでしょうか……それとも……あなたに対する、この切ない想いは幻なんでしょうか……」 ぽろぽろと涙をこぼす美奈津が愛しくなって、俺は力強く抱き寄せた。「美奈津……おまえのAI回路の設計図と、ソースコードを、見せてくれないか……確かめられるかもしれない……」 美奈津は俺の言葉に、小さくうなずいた。 ※ 美奈津の家の応接室で、自分の鞄から携帯コンピュータを取り出し、データディスクを取りに行った美奈津を、俺は待った。「この中に私の身体について、すべてのデータが収められています」 やがて現れた美奈津に手渡されたディスクを携帯コンピュータに入れた。 沢山あるファイルの中から、AI回路に関するものを検索すると、メモリ上に展開する。 まずはAI回路の設計図だ……。 携帯ターミナルのモニターに映しだされた内容を見て、俺は溜め息を付いた。 美奈津のAI回路は、ごく一般的なものでしかなかったのだ。 いや……ハードウェアではない、ソフトウェアの方が問題なのだ。 そう言い聞かせて俺は、新たにウィンドウを開いて、AI回路のプログラムリストを表示させる。 ん? これだけか? 膨大な量があるだろうと予想していたプログラムは、ウィンドウを画面に最大化すれば収まってしまう程の量しかなかったのだ。 美奈津のような複雑な反応を、これだけのプログラムで実現するのは不可能だ。 ということは……まてよ? 「美奈津……本当にお前のAI関連のデータはこれだけなのか?」「はい……そのはずですけど……」 美奈津は俺の質問に答えると、哀しげに顔をうつむかせた。「やっぱり……私は……心のないロボットにすぎないんですね……」「違う……美奈津……お前に心があるにしろ、ないにしろ、これだけのプログラムでは、お前にこんな複雑な反応をさせるのは不可能なんだ。まだ、他にもあるはずなんだが……」「いいえ……それだけのはずです……後は頭部に記憶を、左胸の内部に学習内容を、それぞれ格納するメモリがあるだけです」「美奈津……その内容を見る事は出来るか?」「はい、接続ケーブルで、階さんの端末機と、私の身体をつなげば可能なはずです」「それじゃあやってみよう……」「はい……」 美奈津はうなずくと、恥ずかしげに制服の前をはだけ、白いおなかをあらわにする。 へそに指を差し込んで左右に引くと、腹部が観音開きに左右に開いて、複雑な内部のメカニズムがあらわになる。 俺は、自分の端末機からケーブルを引っ張って、美奈津のネットワーク端子に接続した。 美奈津を制御するためのOSを介して、学習データを端末にコピーしようとする。 なんだ……これは……。 美奈津のAIの学習データを、端末にコピーするのは不可能だった。 美奈津のAI学習データは、何千万個の独立素子が連結し、その動作内容を相互にフィードバックしあう、完全な並列システムだったのだ。 これは……ニューロコンピュータだ。 俺は笑った。会心の笑みで。 美奈津には心がある。100%心がある。「美奈津……お前には心が存在する……あれだけしかプログラムが必要ないのは当然だ。完全に心がある存在に対して、どんなプログラムが必要だというんだ?」「階さん……本当ですか? 私……私……」「ああ……美奈津、お前には通常のAI回路の他に、感情回路とでもいえるものがあるんだ。それは藤澤博士によってプログラムされたものではない、10年間かけて育てられたものだ、お前の仮想現実環境での生活は、身体の完成を待つためではなく、感情回路を育てるためのものだったんだろう」 美奈津は俺の言葉を聞くと、会心の笑顔で、そっと自らの左胸に手を添えた。「階さん……私、今なら言えます。心からあなたを愛していると……」 その美奈津の心からの愛の告白に、思わず胸が切なくなる。 だが、照れ隠しに俺はつい美奈津に意地悪な事を言ってしまう。「心があるといっても所詮おまえは作り物、ロボット人形に過ぎない。こうして腹を開けば、内部の機械仕掛けが丸見えだ。いくら人間そっくりに造られていても、心があっても、おまえは人間じゃない。おまえが俺を愛していようがいまいが、俺の所有物であるおまえは、俺の命令に必ず従わなければならない」 その俺の意地悪な言葉に、美奈津は健気にうなづく。「はい……階さん。心も身体も、私のすべてはあなたのものです。階さんのためになら私、どんなことでもいたします」 俺は、そう言って微笑む美奈津の拡張端子からケーブルを引き抜くと、露出している美奈津の腹部の内部メカを見つめた。 内部のギミックを見られるのが恥ずかしいのか、美奈津はほほを真っ赤に染め、左右に開いた腹のカバーを閉じようとする。「閉じるな、おまえのロボット仕掛けをもう少し観察してやるからそのままで居ろ」 そう言って美奈津を制すると、俺はゆっくりと美奈津の露出した内部メカの上に視線をさまよわせた。「おまえはよく出来たロボットだが、目新しい技術は使われていないな。こんなに人間そっくりに造られているおまえの身体に、まさかガソリンエンジンや歯車が使われているとは思わなかったぞ」 俺がそう言うと、美奈津は哀しげに瞳を伏せ、恥じ入るように身体をこわばらせた。「どうした? そんなに俺に内部の仕組み……機械仕掛けの本性を知られるのが、嫌なのか?」 俺の言葉に美奈津は首を振ったが、表情がそれを裏切っている。 ロボットであっても人間と変わらない心を持つ美奈津は、機械仕掛けの自分の身体に対して、コンプレックスを抱いているのだろう。 俺はそんな美奈津に、意味ありげな笑みを浮かべて笑いかける。「美奈津、おまえ、こんな機械仕掛けのロボットでなく、人間として生まれたかったなんて思っているんじゃないだろうな?」 俺の質問に、美奈津は哀しげにうつむき、口ごもってしまう。「どうなんだ、美奈津。俺の質問には必ず正確に答えろ。これは命令だ」 俺がそう命じると、美奈津は小さくうなづく。「はい……」「人間の女だったなら、俺の本物の恋人になれたかもしれないなんて思っていたんだろ? 違うか?」「…………」 無言でうなづいた美奈津の身体を、俺は柔らかく抱きしめ、唇を奪う。「んっ」 短く熱い口付けを終えると、俺は美奈津の耳もとにそっと囁いてやる。「馬鹿だな……おまえは。もしおまえが何の取り柄もないただの人間の女なら、俺はおまえを、歯牙にもかけなかっただろうよ。それでも、おまえは人間として生まれたかったと思うか?」 俺がそう言うと美奈津は、はっと顔をあげた。「よく考えてみろ。由紀子はもちろん人間だが、俺は今日、あいつでなくおまえを、ロボットのおまえを選んだ。理由は簡単。おまえの方が俺の好みにあっていたからだ。美奈津。パンティを脱いで、ま○こが良く見えるように、ソファーに座って足を大きく開いてみろ」「はい」 俺がそう命じると、美奈津は羞恥にほほを染めながらも、パンティを脱ぎ、俺が命じた通りにソファーに座って足を開いた。 薔薇のつぼみのような、愛らしい人造ま○こがあらわになる。「こうして、ま○こに至るまで精巧に造られたおまえのボディは、人間そのもの、いや、人間以上だ。人間では到底不可能な完璧な美しさを持っている。おまえも由紀子の黒々としたま○こを見ただろう。それに比べておまえの人造ま○この、この美しさはどうだ?」「階さん……私……わたし……んっ」 恥じらいながらも嬉しそうに微笑む美奈津と、もう一度短いキスをかわし、抱き寄せながら、股間にそっと指を差し入れる。「はあ……はあ……はあ……はあ……」 弱い部分を巧みにいじられて、うっとりとほほを染め、吐息を乱れさせた美奈津の耳元に、甘い言葉を囁いてやる。「そして、感度も反応も人間以上、女としての性能も完璧だ。美奈津、容姿も性格も、おまえはすべてにおいて俺の理想通りだ。美奈津……おまえにひとつ、重大な命令を与える。おまえは、今から俺の本物の恋人として振る舞うこと。期限は、俺がおまえに飽きるまでだ。解ったな?」「階さん……私で……こんな機械仕掛けの私で、本当に良いんですか?」「機械仕掛けのロボットだからこそいいんだ。俺にとって恋人とは支配する対象であって、決して対等な存在ではない。ロボットだからこそ、俺はおまえのすべてを支配する事が出来る。人間以上に美しいおまえの身体を自由に制御し、俺の望むままに操る事が出来る。そして、いくら心があっても、ロボットであるおまえは、人間と対等に付き合う事は出来ないんじゃないか? おまえも愛する俺に、すべてを支配される事を望んでいるはずだ。違うか?」「はい……階さんのおっしゃる通りです。いくら心があっても私は、他人に所有され支配されるために造られたロボットです。階さん。私を……この機械仕掛けの私のすべてを支配してください」「よし。今から俺はおまえを恋人として支配し、そして愛してやる。おまえは、ロボットとして備えられたすべての機能を使用して、俺に仕えるんだ。いいな?」 俺がそう言うと、美奈津は心から嬉しそうに、会心の笑みで笑った。「はい……不束な私ですが、どうぞよろしくお願いします。階さん。何なりとご命令下さい」 健気な台詞に胸が熱くなる。股間に添えた手を、少し激しく動かしてやる。「あっ……ふっ」 羞恥にほほを染めながらも美奈津は嬉しそうによがり声をあげる。「どうだ。気持ちいいか?」「はい……とっても、とっても、気持ちいいです。階さんにこうして大切な部分をいじってもらってるなんて、本当に夢みたいです……」 美奈津はそんな可愛い事を言う。「夢じゃないさ。おまえが望むならいつでも、この敏感な人造ま○こを可愛がってやる。俺も、おまえがこうして悦ぶ姿を見るのは好きだからな」 既に美奈津の股間は熱く火照り、その中心部の穴からは、甘い蜜が漏れてきている。「あっ。ああんぅ!」 指をその穴の奥に差し入れてやると、美奈津は小刻みに身体を震わせ、はしたなく声を上げた。 ぴゅわっと奥の方から、愛液がほとばしり俺の手を濡らす。 ぐいっ……かちりっ……。「あっ。ああんっ!」 びくびくんっ!! ウィーン……カチャン……。 クリトリスのスイッチを押してやると、美奈津は、人造ま○この内部から機械音を発して、激しく身体を震わせる。 全身から力を失い、俺の胸に顔を埋めて、せつない吐息を漏らす。「はあ……はあ……はあ……はあ……はあっ!」 ぷしゅうぅぅぅぅぅ~。 お尻から勢いよくガスが漏れ、美奈津は羞恥に顔を手で覆ってしまう。「クリトリスのスイッチを押しただけでこんなに感じて、ガスまで漏らしやがって。おまえは本当に恥ずかしい女だな」「階さん……ごめんなさい。ご不快な思いをさせてしまって……・」「馬鹿だな、誰も不快だなんて言ってないだろ。こんなに俺を感じてくれて、嬉しく思ってる。褒美に、もっとおまえを気持ち良くさせてやろう」 そう言って俺は、左腕を美奈津の腰にまわし力強く抱き寄せ、乱暴に唇を奪った。 第三話 完 第四話はずっと鋭意執筆中(泣)
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/92.html
前回のあらすじ 霊夢の荷物を盗んだジョルノは、霊夢&ゆっくりにフルボッコにされて再起不能になりました 「ごちそうさまー!」 「ゆっ……し……果……」 ゆっくりにスタンドを食べられたジョルノは、虚ろな目でうわ言を言っている 「スタンドを喰い尽くされても、かろうじて息はあるみたいね 自業自得とはいえ悪い事したかも…」 ジョルノを哀れむ霊夢だが… 「それにしても敵を倒してもPや点アイテム出ないのね 何も貰えないのはシャクだから、所持金をいただいておくわ」 3秒も経たないうちに思考を切り替えると、霊夢はジョルノの衣服をまさぐって財布を取り出した まさに外道! 「なんだ、スッカラカンじゃない…あれ?他にも何か入ってる この写真…DIOとかいう時を止める変態吸血鬼じゃない それと学生証…名前は、ジョルノ・ジョバァーナ! それじゃあこいつが!」 目の前の少年が捜し人だということにようやく気がついた霊夢 そんな彼女に近づく一つの影があった 「こいつ、『ジョルノ・ジョバァーナ』かい?」 「そうみたいね、ところであなた誰?」 「あんた日本人か…旅行者なら知らなくてもしょうがねえか 俺は『涙目のルカ』ってんだ、覚えておきな ところでそれ、ジョルノの財布かい?ちょっと貸してくれよ こいつからショバ代をもらわなきゃいけないんだ」 「どうぞ」 既に金が入っていないことを確認していた霊夢は、躊躇なく財布をルカに渡した 「なんだこりゃあ~? 家族の写真入れか?写真や学生証しか入ってねえ」 「言っとくけど最初から空だったわよ」 「んなわきゃねーだろ! まさかてめー、この『涙目のルカ』への献上品をギりやがったなァァァ!」 二人とも知るよしのないことだが、ジョルノはすでに警備員にショバ代を払っていたため、一銭も持っていなかったのだ 「2度も同じ事を言わせないでよ… 1度でいい事を2度言わなくちゃならないってのは… そいつが頭が悪いって事だからよ 元から一銭もなかったと言ってるのよ… 3度目は言わせないでよね」 霊夢の言葉に頭に血を上らせたルカは、手にしたスコップで霊夢に殴りかかった だが、霊夢にはかすらせることすらできなかった 「にかいもおなじことをいわせるなんて、ばかなの?」 本体の危機を感じ取ったのか、ゆっくりが姿を現した 「何だ…!?その『何かよく分からんが腹の立つ物』は…? たたき落とせッ!」 どういうわけか、ゆっくりはスタンドを持たない人間にも見えるようだ 「この子は自分の意思を持っている『スタンド』で…自分で考えている… こんなにかわいいのにたたき落とすなんて、私にはとてもそんな事はできないわ…」 「ばーか!ばーか!」 ゆっくりの無邪気な発現に、ルカは大人気なくブチ切れた 「てめーはもう…てめーはもう…てめえはもうおしまいだぁあーっ!」 「おお、こわいこわい」 ルカは怒りに任せてスコップをゆっくりに叩きつけた だが、ルカは知らなかった ゆっくりに食われたゴールド・エクスペリエンスがまだ完全に吸収されきっていなかったため、荷物のカエル化はまだ効果が切れていなかったこと… そのカエルが、ジョルノを追ってきていたこと… そして、ゆっくりの中のゴールド・エクスペリエンスに反応して飛び付いたカエルが、結果的にゆっくりとスコップの間に割り込む形になったことを… カエルにスコップ攻撃を反射されたルカは、頭蓋骨がべっこりと凹んで倒れてしまった 「一体、何が起きたの? もしかして、あなたがやったの?」 「ゆっ!ゆっ!」 特に何もしてないのに、やたら得意気なゆっくり そして、彼女らの目の前で荷物に戻るカエル 「あ、さっきのカエルが! ジョルノはこうやって荷物を隠してたのね…」 「いただきまーす!」 「きゃあ、荷物食べちゃだめぇ!後で何か買ってあげるから!」 荷物を食べようとしたゆっくりを慌てて止める霊夢 「この子って何食べるのかしら… あ、あと捜し人を見つけて荷物も取り戻したことだし、ひとまず紫に報告しないと」 二人(?)は、食糧を求めて空港から街へ向かって歩きだした 東方遅体験 第3話 ルカ涙目www 前へ 目次へ 次へ