約 301,153 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/24039.html
【検索用 きみにととけるうた 登録タグ 2012年 VOCALOID き 初音ミク 曲 曲か 空海月】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:空海月 作曲:空海月 唄:初音ミク 曲紹介 はじめまして、空海月です。 私を含め、聴いた人が少しでも暖かい気持ちになれるよう、明日も元気にやれるようにとミクノポップに思いを込めました。 聴いてくれてありがとう。 曲名:『君に届けるうた』(きみにとどけるうた) 歌詞 (ピアプロより転載) 君はもう起きてる? 目覚まし鳴りひびく部屋 やきたてのトーストほおばり窓を開ける 空は高く晴れて 背伸びを少ししてみる いつもと変わらない街が少しかがやいた 悩み苦み 毎日疲れちゃうけど コーヒー一口 気分を変えてスタート 君に歌うよ 自分を取り戻すことば 胸をおどらせるビート いつまでもひびいてる どんなに辛くても恋する気持ち忘れないでいて 約束だよ 君はおぼえている? こころをふるわせた夜 流れ星尾をひいて 胸がきゅんとなった 空を見上げてみる あのときと同じきもち 流星はないけど 星がきれいに見える 自分が分かんなくて 泣いちゃうこともあるけど チョコレート一口 気分を変えてスタート 君に送るよ 君が君でいることば 気づいてないだけで ほら君はとてもやさしい こんなに温かい 君は一人ぼっちじゃないだから 笑顔でいて コメント この歌、好きだったな。MP3で保存して以降ときどき聞いていた。あんたの作った歌は俺に必要だったよ。ありがとう。 -- 出張人間 (2024-06-26 14 51 55) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2610.html
第三話:篭城姫 アキラとの会話が終わって、健吾を含めた三人で神姫センターへと移動すると、そこには先ほどとは変わらない空気の場所の中から入り口にいる俺を待ち構えている視線を感じる事ができた。それの先を見るとわかってはいたが、それぞれの神姫の準備を終えて、俺との対戦を待つ真那とセツナの姿があった。 戦おうとしている真那の気合に驚きながらも彼女達に足を向けて近づく。改めて見ても、その目は本気だった。 「ようやく来たのね。準備を済ませても来ないから逃げたのかと思っていたわ」 「俺は飯を食うのが遅い。そんだけだ」 「俺も店長に休憩時間をもらって、ちとこいつと打ち合わせもしたからな」 「そう。まぁ、いいわ。今回は私が勝ってみせる。二対二でね」 「その予定より、かなりズレてるけどね。勝ってもこの人に勝った事になるのかさっぱりね」 「う、うるさいわね。賭けなのは変わらないのよっ!」 呆れた様子のセツナの指摘にかっこつけていた真那の目と空気が崩れた。本気でもこの調子なのは変わらないらしい。 「違いないな。勝負は勝負だ」 「ええ。勝ったらあんたと首輪狩り」 「負けたら、そのままだ」 「じゃ、早速始めましょう。今回の私は一味も二味も違うわよ」 「そうか。楽しみにしているぜ」 短い会話が終わると、真那とセツナは取っておいたシミュレータの席に着いた。俺とアキラもそれに倣って、反対側の席に座った。 「さて、お前さんの彼女の目を覚まさせてやるか」 アキラはメリーをシミュレータのポッドにセットしながら俺にとんでもない事をのたまう。 「な!? 何を言うんですか……」 それに動揺しながら俺も紫貴をポッドにセットする。今回は応用性があり、パワーのあるメリーが相方だ。それなら、武装の性質と機動力の高さを考えて、彼女の方が適している。さらに忍者刀「桜花」も用意した。これとエアロヴァジュラで使い分ける事にする。 「どう考えたってそういう風にしか見えん。セツナって子も感づいているぜ。彼氏といちゃつくのに協力させられている事に呆れてる感じさ」 「はぁ……そうですか……」 セットが完了すると、システムが起動し、相手の簡易データが表示される。真那はいつものようにルナだ。セツナはハウリンコアと紅緒素体を組み合わせたハイブリッドタイプで海神ⅡY.E.N.Nという名前らしい。長すぎるのでエンと呼ぶ事にする。今回はデッキが非表示の設定になっている。どうやら、こちらの情報を見れないリスクを冒してでも、武装を見せたくないらしい。 ひとまず、軽くデータを見て、蒼貴とメリーをフィールドに転送した。今回は塔という最近、追加されたフィールドが設定されていた。『ハイスピードバニー』のティアが塔の騎士を倒した対戦が有名だったのを思い出す。あの時は陸戦型の神姫同士の試合だったが、今回はルナという純粋な空戦型がいる。どうにかして同じステージに引きずり込まなくては危険だ。 『Ready……Fight!!』 相手の装備がわからず、戦術をその場で立てないとならないが仕方がない。今は相手の装備から把握しよう。そう思った瞬間だった。いきなりミサイルが俺たちに降り注いできた紫貴とメリーはそれぞれアサルトカービンとポルポロン=ビブラーターで迎撃する。撃ち落としてどうにかしのぐが、今度は黒い翼を羽ばたかせながら、空から紅緒タイプの鎧を纏ったエンが太刀を担いで襲い掛かってくる。さらにその後ろからマシンガンによる援護射撃も降り注いでくる。 「アキラさん、エンの迎撃をよろしく! 紫貴! サブアームで防御しつつ、ルナを牽制しろ!」 「まかせろ! メリー!!」 「OK!!」 「お任せください!!」 俺達が命令を飛ばすと、それぞれの神姫がそれに呼応し、紫貴が牽制、メリーが接近しているエンの相手をする。その行動に反応してルナが回避の上でレーザーを放つ。紫貴は間一髪で避けて、ルナをようやく視認した。 「アーンヴァルMk.2装備か……!!」 紫貴を通して見たその装備はとんでもないものになっていた。アーンヴァルMk.2装備をベースにアーンヴァルとエウクランテの装甲、ブースターを追加し、まるで重爆撃機の様相を呈している。先ほどのミサイルはウェルクストラのミサイルの様だが、それは先ほどの挨拶で全て使い切っているらしい。 「そうよ。あんたを倒すために全て用意したのよ。場も、武装も、対策も!」 「そりゃ、ご苦労なこった。こっちもこれから立てるさ」 「その軽口もこれまでよ! ルナ!」 「今日こそミコちゃんに勝っちゃうよ! 紫貴! 覚悟~!」 今度はエウロス、ボレアス、ゼピュロスを合体させたテンペストをぶっ放してきた。エンはそれに反応して空へ舞い上がり、紫貴とメリーに極太のビームが向かう。 「うわわっ!?」 「くっ!!」 二人はかろうじて避け切ったが、その回避する前の場所には大きな穴が開いていた。直撃なら一撃死、かすっても深手を負う羽目になっていただろう。 「オーナー! あいつ、無茶苦茶よ!」 まったくもって紫貴の言う通りだった。しかし、真那の言葉の通り、塔という空戦機に圧倒的に有利なフィールド、護衛として素早い格闘型のエン、そもそも武装奪取、破壊をさせず、射程圏外からのチャージの安全も確保した長距離砲撃とその無茶を可能とする条件を揃えてきている。このままでは一方的で埒が明かないだろう。 「おい! この塔、入れるようだ! そこに逃げ込もう!」 「賛成です。その場しのぎぐらいにはなる」 アキラの言葉に従い、紫貴とメリーにピサの斜塔の様な形の塔に入るように命令した。塔の壁が何とか盾になるだろうが、ルナがあの装備だ。壁をぶち抜くなど容易な事だろう。すぐに手を打たねばならない。 紫貴とメリーは俺たちの指示を受けて、銃火器で牽制しながら塔の中に撤退する。それを見るとルナはテンペストによる砲撃を止め、チャージが早い方であるGEモデルLC5レーザーライフルに切り替えて、それで壁を破壊し始めた。塔の中の二人は砲撃を察したらしく、すぐに上へと移動し始める。 「炙り出し~炙り出し~楽しいなっと!」 情け容赦ないルナの砲撃が続く。エンも黒い翼に秘められたスキル『ダークスラッシャー』を砲撃で空いた穴に放り込んで、紫貴とメリーを追撃する。中はかなり大きな螺旋階段に配置されており、フル装備のイーダでも問題なく上れそうだ。さらに甲冑や柱などオブジェクトが多く、使える遮蔽物があった。 「こいつは厄介だな。塔の中にいる分、やり方は制限できるがどうするか……」 「手はあります」 「何?」 「シベール・デンジライフルを用意してください」 「なるほど。その手か。OK。メリー、そいつを頼む」 「はいっ」 「紫貴はそのままエクステンドモードで援護射撃だ。デンジライフル程じゃないが、遠距離のルナを牽制できる。エン共々、弾をたっぷり振舞ってやれ」 「お任せよ!」 俺の単語から作戦を理解したアキラが指示すると同時に行動を始める。紫貴はアサルトカービン・エクステンド、メリーはシベール・デンジライフルを用意する。完了した直後にアークブラストが塔の外壁を貫通してきた。二人はあわてて伏せるとビームが頭上を通り過ぎていった。さらにその穴からエンが黒い翼を羽ばたかせてダークスラッシャーを放とうとする。さすがにそこまでは許さず、紫貴がアサルトカービン・エクステンドで反撃をして、放たれる前に塔の穴から離れさせる。 その後も紫貴は連射を続ける。ルナを牽制するためだ。当然、距離的に当たる様な状況ではないものの、かすりでもすれば御の字だ。ルナは紫貴の武器の距離を知っているためか、撃ち続けている事に驚いている様子でさらにルナの腰をかすった。 「痛っ……!? かすった!?」 「今だ!」 「はい!」 幸運にもかすりによって生じたルナの硬直にアキラが反応し、メリーに指示を飛ばした。彼女はシベール・デンジライフルでアーンヴァル用の追加ブースターを撃ち抜いた。 「ビンゴ!!」 「な!? ルナ! ブースターパージ!!」 まさか、狙撃されるとは思わなかったのか、真那は慌てて、ルナに機体バランスを考えたのか無事な方のブースターも一緒にパージさせた。脱落したブースターは二基とも爆発し、ルナはすぐに離れようとしたが、ブースターの破片によって、体の至る所に傷を付けられることになった。 「エン! 援護を!!」 「了解!」 ダークスラッシャーを出し損ねていたエンが穴の中からそれを放ち、さらにルナが破壊した大穴から塔の内部に入り込んできて、紫貴とルナを強襲してきた。 「来たな! 紫貴、桜花を使え! 室内戦ならこちらの方が有効だ!」 「蒼貴! 力を借りるわよ!」 紫貴は転送されてきた蒼貴の忍者刀「桜花」を握るとアサルトカービンで牽制しつつ、太刀の一閃を避ける。さらにその隙にメリーが体当たりして足を止め、次なるエンの反撃に備えてチュロス=フォークを振り回して、回避を強要する。 「はっ!!」 紫貴は忍者刀で回避しきっていて足が止まっているエンの翼を切り裂こうとする。エンは辛うじてそれを回り込むことで回避したものの十分な準備を整える事ができず、体勢を崩される。 「隙あり!」 メリーは隙を見て、まだ持っているシベール・デンジライフルを放とうとした。その瞬間、アルヴォPDW11が大穴からばら撒かれる。紫貴はサブアームでメリーと自身へのその攻撃を防ぎ、アサルトカービンで返す。ルナに向けて放つが、彼女はさっさと大穴から逃げて、それから逃れる。 それを見るとは即座にターゲットをエンに切り替えて連射を続ける。狙われたエンも、それに付き合わず、大穴からその場を去った。 さらにルナが大穴にアルヴォPDW11をばら撒いてくる。紫貴がアサルトカービンで牽制しながら上階へとメリーと共に退却する。幸いにも外壁が破壊されておらず、体勢を立て直されるだろうが、こっちも次の手を考えられる。 「まずは空中待機用のを破壊したってとこか」 アキラの言う通り、ルナは高度を保てそうな塔の頂上やら大砲や旗といった塔から突き出ている足場を定期的に動き回りながら、高度を維持する動きに変わった。どうやら何でもいいから破壊すれば、何かしら弱まっていくと見ていいだろう。飛ぶのにあれだけの武装を積んでいるなら、無理をしていない訳もなかったという事だ。これなら、紫貴のアサルトカービンで当てられるぐらいの距離は詰められる。 「そういう事ですね。Mk.2装備なら、通常飛行であれば問題はないでしょうが、敵は武装をパージしない所を見ると、建物を破壊することを重要視していると見て良いでしょう」 「ま、でねぇと窓の中からぶち込むぐらいしかないからな。次はどうする?」 「今度は翼を奪います。それでやっと、僕達は戦えるってとこです」 「だな。いい加減、近接戦にしたいとこだ。バックユニットの破壊に移ろう」 「了解です。頂上へ上りましょう」 「マジか?」 「ええ。少々無茶をします」 「いいぜ。乗ってやる。聞いたか。頂上を目指せ」 「はい!」 「紫貴も続け。その間にできる限り、奴らにダメージを与えるんだ」 「ええ!」 紫貴とメリーはそれぞれの攻撃手段で反撃をしつつ、頂上を目指し始めた。相手はやはりというべきか、虎の子のLC5レーザーライフル、テンペスト、アークブラストをリロードが終わり次第、代わる代わる撃ち込んで、塔の外壁を破壊していく。しかも、こちらの位置を完全に把握しての砲撃だ。ルナと真那の分析力が高まっている証拠だ。さらにエンも穴から強襲を仕掛けてくる。かなり息の合ったコンビであり、状況は悪い。 だが、足がかりはできている。飛行能力を制限できるだけでいい。可能性を引き出せるはずだ。 「頂上に上るようね。打って出る気という事か」 「ええ。こっちは空中待機できなくて、距離をつめてきたからそうしてきたんでしょう。でもまだまだ距離をとれば行けるはず」 戦いの中、真那達を見る。あちらもあちらで予定よりも押したのが効いたのか、あれこれ話し合いながら、戦術を変えようとしているらしい。しかし、こちらの意図を読んでいる訳ではないらしい。これならそのまま行けるだろう。 見解を固めた時、紫貴とメリーは塔の頂上に出た。円状の地形に王冠の様に配置された手すりがあるだけの広間のようなものとなっていた。その上空にはルナとエンが見下ろしている。先ほどのやり取りでそこまでは読んでいたらしい。 早速、ルナがアルヴォPDW11を地上掃射して、紫貴達の足を止めるとその背後から太刀でなぎ払いを仕掛けてきた。その攻撃を紫貴はエアロヴァジュラを使って防御し、地上掃射から動けるようになったメリーがエンにフラン=スプーンを叩きつける。その速やかな反応にエンは避けきれず、翼で防御し、それによって右の翼が変な方向に折れ曲がった。 「くっ……!!」 エンはすぐにエアロヴァジュラで防御する紫貴を蹴り飛ばして、ルナの援護射撃の中、距離をとるとダークスラッシャーを放とうとする。 「その動作は見切ってます!」 メリーは予想していたのか、頂上に上る際に紫貴から借りたアサルトカービンを連射した。メリーにアサルトカービンがわたっていた事を予想していなかったのか、エンは対応を遅れ、硬直を起こした。さらに間髪入れず、紫貴がその距離を詰めてエアロヴァジュラで横一閃を仕掛けた。 「しまった!?」 「でぃやぁっ!!!」 エンは咄嗟に防御をするが、紫貴のパワーは強く、斬撃は防げたものの、塔の頂上から吹き飛ばされた。翼の傷ついているエンはそのまま落下していき、紫貴達の視界から消えた。 「エン!? セツナ! 彼女は大丈夫なの!?」 「翼は動くから何とか地面に落ちるのは避けられるけど、戻るには時間がかかりそう。ちょっと時間を稼いで」 「OK! ルナ! テンペストで焼き払え!」 「ラジャー!」 落下で叩き潰せるかと思ったが、そうはいかないらしい。だが、待ちに待った2対1の状況だ。ここでルナにどれだけダメージを与えられるかで今後が決まる。正念場だ。その前にテンペストが照射され、極太のビームが紫貴とメリーめがけて襲い掛かってきた。 「散開しろ!」 二人は左右に回避して、テンペストの一撃から逃れる。メリーはアサルトカービンを連射して、ルナを叩き落としにかかる。 ルナはテンペストと外装を捨てた。機動力を高めて可能な限り避け、アルヴォPDW11と温存していたらしいリリアーヌを展開して、連射させた。 それに対して、サブアームでアルヴォPDW11を防御して、高威力であるリリアーヌのレーザーは避けた。そこを紫貴がボルボロン=ビブラーターで攻撃する。しかし、それもまたかわされた。さすがアーンヴァルMk.2装備。重武装をパージすれば、小回りでこちらを翻弄してくる。 「紫貴、武器を返して、デンジライフルを用意してもらえ。また撃ち抜いて、機動力を落とすんだ」 指示により、紫貴とメリーは互いの武器を返して、それぞれの役割を変更する。メリーはデンジライフルの用意、紫貴はアサルトカービンでの攻撃を仕掛け、ルナとマシンガンの撃ち合いを始めた。 彼女はそれに付き合うこともなく、高威力のレーザー攻撃を厄介と見ているらしいメリーに放った。その攻撃に彼女は左に転がり込んで軌道から逃れ、紫貴がメリーに代わってアサルトカービンの反撃を行う。 「ルナ! アークブラスト! セツナも合わせて!!」 「ええ」 「合わせるだと……!?」 その発言に俺はフィールドを見回す。なんと、破棄したはずのテンペストをエンが回収し、上昇の内にチャージを行っていた。さらにルナも命令どおり、LC5レーザーライフルでアークブラストのチャージを始めた。さらにリリアーヌで牽制射撃をし、相手の足を止めようとする。 「おい! こいつは!?」 「紫貴! メリー!!今すぐ、塔から飛び降りろ! アークブラストとテンペストの挟撃が来るぞ!!」 俺はアキラが言い切らない内に二人に命ずる。ルナとエンのチャージを既に見ていた紫貴とメリーは急いで、塔から飛び降りた。その一秒もたたない内にアークブラストとテンペストが一斉掃射され、塔の頂上は回避の隙間もないぐらいに焼き払われた。飛び降りなければ確実にやられていただろう。 しかし、それでも危険に変わりはない。紫貴は飛び降りてある程度、降りた後でメリーをバックユニットに乗せて、サブアームの爪を立てて、壁に打ち込んで、ズルズルと減速させていく。サブアームクローがイカれるだろうが、背に腹は変えられない。その間にもルナが追撃を仕掛けてくる。メリーは必要に応じて、デンジライフルと備え付けのアサルトカービンで牽制射撃を行って、何とか近づけさせない。 なんとか壁を降り終えた紫貴はトライクモードに変形して、メリーを乗せると彼女に攻撃を任せてそのまま、陸地を走り始める。その疾走をルナとエンが追ってくるが、塔でのダメージが効いているようでそのスピードは紫貴においついていない。 「これなら、まだやれそうだな。アキラさん、攻撃をお願いします」 「わかった。アサルトカービンを借りるぞ」 「ええ」 簡単な打ち合わせを済ませると相手が攻撃を始める。疾走を続ける二人に向かって散開しながらエンがテンペストから取ってきたゼピュロスで、ルナはアルヴォPDW11でそれぞれ追撃をする。まだまだ空の飛べるが故の行動であり、自分達の有利がまだ揺らがない事を証明するかのように上空からの攻撃は容赦がない。 それに対して、メリーは予めアサルトカービンを撃ち、同時にデンジライフルを放つ。弾幕によって動きが制限され、最初の勢いを失っている二人に弾丸が着弾し、飛行能力が失われていく。 「真那、そろそろ飛行を維持するのは難しいわ」 「……そのようね。陸戦に切り換えましょう。相手の間合いに入ってしまうけど、パターンを崩された以上は、やるしかない」 「了解。エン、もう上空にいなくて良いわ。低空飛行でも良いから素早く動きましょう」 「ルナ。バックユニットをシンペタラスモードからコーリペタラスモードに移行よ」 その指示によって、スタイルが変わる。ルナはフライトユニットをダッシュユニットに変形させ、エンも低空での移動に切り換えた。どうやら近接戦を挑もうとしているらしい。蒼貴がいないからなのかはわからんが、これで俺達は戦う手段を増やせる。 「空を飛び回るのをやめたか。俺達の間合いに入って良いのか?」 「蒼貴のいない貴方なんて近接でも十分やれるわ。一人で背負っているだけのあんたならね」 「ほぅ。そんな俺と紫貴なら大丈夫とでも言うか? その油断は高くつくぜ?」 「そっちこそ、近づいたら勝っただなんて思わないでよ?」 「ああ。手加減なんて微塵もねぇさ。こればかりは簡単に譲りたくないんでな」 その言葉の応酬のわからない健吾に、理解して苦笑するアキラとセツナの中、言葉の応酬は白熱する神姫達の戦いもまた、燃え上がっていた。これなら、納得のいく結果を叩き出せる気がしてくる。アキラの言っていた事が確信になってきた。 「だとしても、勝ってやるわよ! この陰険メガネ!!」 「やれるもんならな! このはねっかえり!!」 自分の思いを真那にぶつける。こんなにも簡単な事だった。 戻る -戻る
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/442.html
※ここから編集形式が変わります、ご容赦を 749 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11 29 32.30 ID 9uBLqvU+0 450から続き 第3話「かたい、ふとい、おっき~い」 今、俺は宮藤と2人きりで部屋にいる。2人ともベッドに座っている。 向かい合っていると、妙な気恥ずかしさがこみ上げてくる。 宮藤「あの…俺さんのこれって…」 宮藤「触ってみてもいいですか…?」 俺「あ、ああ…いいぞ。」 宮藤「すごい…何だかゴツゴツしてますね。先っぽの所は何でこんな形なんですか?」 俺「そこが一番大事な所だからじゃないか?俺もよく知らないな」 宮藤「それにしても大きいですね…」 俺「そんなことは…まあそうかもしれんな」 750 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11 34 11.20 ID 9uBLqvU+0 宮藤「俺さんの…杖って」 そう、こんなことになったのは朝食の時にあった事が関係している ――――――――――――――――――――― ゲルト「結局あのでかい杖はなんなんだ?武器なのか?」 俺「そうだな…お前らで言うところのストライカーみたいな役割じゃないか? あれが無いと、魔力の変換効率が2~3割程度にしかならないんだ」 宮藤「私達がストライカー履かないと、シールド張れないのと同じなんですね」 俺「そんなところだろ」 宮藤「それにしても大きいですよね…ちょっと持ってみたいなぁ」 俺「部屋にあるから、見たいなら後で来ればいいよ」 宮藤「わかりましたー」 ――――――――――――――――――――― と言った具合だ。おいおい、何を想像してたって? 魔法使いは常に冷静であるべきだ。 こんなのに反応してたら一流の魔法使いにはなれないぞ? それはさておき、話は冒頭に戻る。 751 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11 39 03.31 ID 9uBLqvU+0 宮藤「本当だ、見た目より全然軽いですね」 俺「そうだろう…魔法は使えそうか?」 宮藤「やってみますね!えいっ」ピョコ 宮藤「うーん…駄目みたいですね」 俺「まあそうだろうな、いきなり使われたらたまらないよ」 宮藤「何か出るかなーと思ったのに…」 コンコン 俺「誰だ?入っていいぞー」ガチャ シャーリー「そろそろかと思って来たら…何してんだ2人で?まさか…」ニヤニヤ 宮藤「ち、違います!杖を見せてもらってただけですよー」 俺「それより何の用だ?」 シャーリー「おいおい、今日の朝約束しただろ?勝負しようって」 俺「速さを競うというやつか、そんなこと言ってたな…」 シャーリー「宮藤との約束は忘れない癖に」 俺「いや、そんなつもりは…ほらとっとと行くぞ!」 752 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11 44 11.75 ID 9uBLqvU+0 こうして俺はシャーリーと共にハンガーに向かった。 ハンガーにはミーナ中佐や坂本少佐、ペリーヌが居た。 なんでも速度を計測するらしい。 まあいくら速いと言えど、負けないだろう。 シャーリー「よし、準備はいいか?」 俺「ああ、いつでもオーケーだ」 2人「発進!」 ブーーーーーーーーーーン ヒューーン シャーリー「ついてこられるかな?」ギューン アクセル 俺「そっちこそ!加速!」ヒューン ミーナ「やっぱりシャーリーさんは速いわね」 坂本「俺もまだついていけてるな」 この時俺は、悩んでいた。 このまま行くと俺の通常速度では、おそらくついていけないだろう。 しかしアレやると疲れるしなぁ…といっても、このまま負けるのも癪だ。 背に腹は変えられない。 754 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11 49 08.53 ID 9uBLqvU+0 シャーリー「無理しなくていいぞー?」 リミッター・オフ 俺「仕方ない。――制限解除」キィィン シャーリー「おお、そんな手を隠してたのか!でもまだあたしの方が速い!」ギューン 俺「くそっ、まだ速度が上がるのか!?」 俺とシャーリーの差はちょっとずつ開いていく。俺は全力を出していた、だがここまでのようだ… シャーリーが速度を落として並走してきた。 シャーリー「それで限界か?」 俺「ああそうだ、お前の勝ちだよ」 シャーリー「さすがの魔法使いも、あたしの速さには敵わないんだな。まあ元気だせよ!」 俺「うるさい!悔しいが負けは負けだ…」 シャーリー「拗ねるなってー」 ウーーーーーーーーーーーーーーーー ミーナ「ネウロイ!?すぐに出撃準備を!」 坂本「シャーリー、俺、聞こえるか?お前たちはそのままネウロイに向かってくれ。 方角はそこから西だ。足止めでいい、無茶はするな!」 2人「了解!」 755 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11 54 58.95 ID 9uBLqvU+0 ブーーーーーーーーン ヒューーーン シャーリー「いたぞ!」 俺「なんだあれは…」 俺が見たものは、すごいスピードで飛ぶ高速型ネウロイだった。 俺の限界と同じぐらいはありそうだ、とりあえず今は追うしかない。 シャーリー「速いな…だがあたしの方が速いぞ!」ダダダダダダ ネウロイ「オォオォオォォォォォオオォン」 俺「すぐ再生したぞ!」 シュン バシッ バシッ シャーリー「くっ、コアまで辿り着けない!守るのが精一杯だ!」 シャーリー「このスピードだと、援軍が来る前に街に着くぞ!!」 くそっ!このままでは俺は役立たずだ! 追いつけないまま、シャーリーが… 何か俺にできることは…俺にできること…そうだ! 俺「シャーリー!俺が後ろから魔法で装甲を打ち抜く!すぐに追い越して露出したコアを破壊してくれ!」 シャーリー「お前がその間に撃たれたらどうするんだ!」 756 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11 59 02.52 ID 9uBLqvU+0 サンダーアロー 俺「街を守るためにはやるしかないんだ…いくぞ!貫け、雷の矢!」バチバチバチ ドォンドォン 俺「いまだ!」 シャーリー「うおおおおおおおおおおお」ダダダダダダダ ネウロイ「オォオォオォォォォォオオォン」シュン 俺「しまった、シール…」ビシュ パリィン キラキラキラキラ ネウロイが最後に放ったビームは、防御が間に合わなかった俺に直撃した。 わき腹をやられ、鋭い痛みが体中を走る。意識が朦朧としていたその時、 「俺!おい俺!しっかりしろ!死ぬな!」 ああ…何か声が聞こえてくる…ふわふわとしていて心地いい。 こうして、俺は完全に意識を失った。 ――――――――――――――――――――― 俺「ん…ここは…?」 医務室だ。ベッドに寝かされている。 そうか、俺は生きて帰ってこれたのか… ふとベッド脇をみると、誰かがベッドに突っ伏して寝ていた。 758 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 12 04 10.36 ID 9uBLqvU+0 俺「看病してくれてたのか…?ありがとうな」 そう言うと、そいつは目を覚ました。起こしてしまったか… シャーリー「ふあぁ…ハッ、俺!目を覚ましたのか!体は大丈夫か?痛くないか?」 俺「大丈夫だよ、誰かさんの看病のおかげですっかり元気だ」 シャーリー「うるさい//あ、そうだ。リンゴ食べるか?」 俺「ああ、そうだな。ずっと寝てたせいか腹が減ったよ」 シャリシャリシャリシャリ 俺「リンゴの皮剥き上手いな」 シャーリー「そんなことないよ、誰だってできるさ。ほら、あーん」 俺「そんなこと恥ずかしくてできるか!自分で食うわ!!」 シャーリー「遠慮すんなってほらほら」ニヤニヤ 俺「絶対からかってるだろ!いいだろやってやるよ!」パクッ シャーリー「よくできましたー」ナデナデ 俺「病人だからって馬鹿にしやがって…」 チョットオサナイデクダサル? リーネチャンクルシ… リベリアンメ…ナニヲカンガエテ ドサドサドサッ 760 :魔法使い[ 759未定です][]:2010/10/28(木) 12 09 04.24 ID 9uBLqvU+0 俺「おいお前ら…何してんだ…?」 エーリカ「お見舞いに来たんだけど、いい雰囲気だったからつい…」 宮藤「シャーリーさん、ずっと看病してたんですよ?」 ルッキーニ「ひゅーひゅー」 俺「まったくお前らは…でていけー!」 宮藤が治療してくれたらしく、痕も残らなかった。 体もすぐに良くなり2日後には復帰することができた。 しかし危なかったな…こんな危機に晒されたのはいつ以来だろうか でもこれで、1人のウィッチとたくさんの人の命を守ることができた。 そのためなら安い代償だろう。 こうして、俺の1日は終わった。 次回予告 負傷しながらも、すべて守ることができた俺。 予想ではしばらくネウロイが出ないらしく、珍しくウィッチ達に休暇が出た。 折角だから、街に行こうと思ったが俺は街についてよく知らない。 そこで、案内を頼むことになったのだが… 「こんなことになるなんて…」 次回、第4話「休暇と買い物と黒い悪魔」 魔法と魔法が交わる時、世界は変わり始める――― 762 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 12 13 24.79 ID 9uBLqvU+0 今回の投下はここまで。 √に関してはまだ未定で、成り行きで決まる気がする・・・ また頃合を見て投下します 魔法使い第四話
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/1239.html
爽子誕生日おめでとお!!!^^ - もん 2010-10-09 16 43 49 風早の笑顔好き - 名無しさん 2010-10-10 20 19 31 サワコ&風早あけオメ。サワこは、誕生日おめでとう。 - ミー寸 2010-11-11 20 33 23 同じクラスに龍っていう男の子がいるけど全然真田龍とは違う性格です。 - 麻里ちゃん 2011-01-10 00 28 55 爽子と風早付き合えばいいのに - 名無しさん 2011-03-31 21 52 21
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1752.html
名前:リバース ◆Uw02HM2doE [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00 55 15 ID 6vjtxC6b [2/8] 「…つまり私では役不足だということか」 放課後の空き教室。窓からは夕日が射し彼女の髪をさらに赤く染めていた。 「そうじゃない。役不足とかじゃ、ないんだ」 「じゃあ何なんだ!?」 疲れた顔で返答する少年に対して赤髪の少女は怒りをぶつける。 「じゃあ何で…何でそんなことを言う!?」 思わず涙が頬を伝う。彼女にとっては生まれて初めての屈辱。 「……ゴメン」 「言ってくれただろう!?私を受け止めてくれるって!俺だけは味方でいるって!私を理解してくれるのは要だけなのに!」 彼女の心の叫び。 彼女にとって生まれて初めて出来た失いたくないもの。それが目の前の少年だった。 「はは…何か照れるな」 「ごまかすな!知っている癖に!」 少女は少年に抱き着く。まるで目の前の少年、白川要が自分の物であることを示すように。 「本当に……ゴメン」 要はそんな少女を拒絶する。でなければ対等になどなれるはずもないから。 「す、す、捨て…ないで…!何でも…な、何でもする!もう…もう口答えしない!す、素直になる!だから…だから捨てないで!」 少女の叫び。 滅多に流したことのなかった彼女の涙に、要は改めて自分の罪を自覚した。 「…………」 「要…要っ!!」 いつでも気丈だった。とても強く頼りがいがあった少女。 でも弱さを抱えていて、要はそれに気付いてしまった。 少女は生まれて初めて、本当の自分を見てくれる人に出会った。 「…………」 「…あ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 そして彼女は……壊れた。 「………また夢か」 今までにも体験したことがある生々しい夢。しかし内容が若干違っていた。 「…うわっ、背中の汗やばいな」 季節はもうすぐ秋。少々かきすぎな汗を拭い、俺はベットから起きた。 周りを見回すと窓から暖かそうな日が射していた。 部屋の中はさっぱりとしていたがラケットやテニスボールがあるのを見ると、どうやら俺は本当にテニス部だったようだ。 「…やっぱりあの"趣味"は嘘だったみたいだな」 この部屋の何処にもパソコンはない。 そして鮎樫さんが言ったような、いかがわしいソフトも一切無かった。 「だよな。俺がエロ…じゃなくてそのようないかがわしい物が好きなわけないもんな」 「何がいかがわしいの?」 「だからエロ…っておい!」 素早く後ろを向くとそこにはエプロン姿の妹、白川潤が立っていた。 「朝ご飯出来たから呼びに来たら……兄さんは朝から一体何を考えてたのかな」 「誤解だあべしっ!!」 素早く足払いをされベッドに倒された。そして目の前には覆いかぶさる潤の姿が。 532 名前:リバース ◆Uw02HM2doE [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00 56 32 ID 6vjtxC6b [3/8] 「捕まえた」 「っ!コマンド表示!!」 たたかう どうぐ = にげる 勿論即座に"にげる"を選択! かなめ は にげたした! 「これで…どうだっ!?」 「甘い」 しかしまわりこまれてしまった! 「なっ…!」 敢えて抵抗せずベッドに倒れ、潤が油断して接近する隙をついて脱出する俺の完璧な作戦は 「まだまだだね」 がっちりと両肩を掴んだ潤の両手によってあっさりと破られた。 「くそっ…つーか力強すぎだろ!」 何とか抵抗しようとするが押さえ付けられて全く動けない。 「病み上がりの人には負けません。それに鍛えてますから」 ゆっくりと近付いてくる潤の顔。辛うじて手だけならば動かせる。 「このままじゃ…仕方ない、これだけはしたくなかったんだが」 隙を伺う。潤が俺にキスしようとする一瞬の隙を。 「それでは頂きます」 「…!黄金旋風突(ゴールデンフィンガー)!!」 一瞬の隙をついた俺の攻撃に潤は反応出来ずにただくらうしかなかった。 「ひゃんっ!?」 「今だっ!」 俺の黄金旋風突(人差し指で相手の乳首を突く本来ならば対男用の迎撃技)によって潤の力が弱まり、俺は見事脱出に成功した。 潤はまだ悶えているようだ。 「…お前の敗因はただ一つ。たった一つのシンプルな答え。お前は俺を怒ら」 「セクハラじゃボケェェェェエ!!」 こうして俺の爽やかな朝は妹の飛び膝蹴りによって幕を閉じた。 …そうなのです。私、白川要は自宅へと帰ってきたのです。 533 名前:リバース ◆Uw02HM2doE [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00 57 19 ID 6vjtxC6b [4/8] 「…っ!蹴られたところまだ痛むわ」 白川家1階リビング。前に鮎樫さんが言ったように両親は出張中のようだった。 そして目の前のテーブルには美味そうな朝ご飯が。 「兄さんが変なことするからでしょ!ほら、早く座って」 潤に促され席に座る。やはり朝はしっかり食べないとな。 「変なことって…。潤だって朝から俺にキスしようとしたじゃねえかよ」 「あれは…スキンシップってやつよ。兄さんのはセクハラ!」 「セクハラってお前な…。まあいいや、それより早く食べようぜ」 言い合いは不毛だし折角の朝飯が冷めちゃうからな。 「それもそうね。じゃあせーの…」 「「頂きます」」 まずは味噌汁を頂く。 やはり潤の作った飯は美味い。両親が出張というのもあるだろうが元々のセンスもあるのかもしれない。 「この卵焼き、ちょうど良い甘さでめっちゃ美味いな」 特に卵焼きは天下一品だと思う。この絶妙な甘さ加減は俺のお気に入りだ。 「ふふっ、そりゃあ私が腕によりをかけて作ったんだもの。美味しくて当然よ」 えへんと胸を張る潤。…そのポーズは朝から刺激が強すぎるがそれはスルーしておこう。 「本当に色々とありがとな。潤がいてくれて良かったよ」 「っ!な、何いきなり臭い事言ってるのよ!家族でしかも恋人なら当然でしょ!」 途端に顔を真っ赤にして動揺する妹。なんて分かりやすい奴なんだ。 「まあ恋人かどうかは別にして」 「………」 「黙ってこっちを睨むんじゃない!…とにかく感謝してるよ」 「……ど、どういたしまして」 潤の顔はしばらく赤いままだった。 時刻は昼過ぎ。 ニュースでは残暑というが体感気温はまだまだ真夏日といった感じだ。蝉達もここぞとばかりにミンミンと合唱している。 俺が住んでいる桜ヶ崎市は県内では栄えている方らしい。 桜ヶ崎駅周辺にはショッピングモールや電気街などが建ち並んでおり、休日には近くから多くの人々が訪れ活気が溢れている。 そんな駅周辺、というか駅のすぐ近くにある向日葵という喫茶店に俺と妹の姿はあった。 「で、そいつらはいつ来るんだ?」 「もう少しだよ。あっ、電話だ…もしもし?そうそう“向日葵”の…そうだよ、いつもの席」 電話している妹を見ながら自分を落ち着けさせるために状況を整理してみる。 病院から帰ってきて一週間。 まもなく夏休みが終わり学校ということで一応学校には一通り事情を説明した。 始業式後に詳しい話を聞かせてもらうと言われたけれど。そしてその足でここへ。 何故かといえば 「もうすぐ来るって兄さん。組の皆、兄さんに会えるの楽しみにしてたよ!」 「組って…クラスメイト全員が来るのか?そんなにこの喫茶店に入らないだろ」 知り合いに会うためである。 俺は記憶と一緒に携帯も無くしてしまったらしく、一番仲の良かった奴らに妹が連絡してくれた。 「組ってクラスのことじゃないよ…。本当に覚えてないんだね」 「ん?クラスじゃないってどういう…」 良く分からない。詳しく話を聞こうとした瞬間 「要じゃねぇか!!」 「うおっ!?」 「あっ、来た」 後ろから物凄い大声が聞こえた。恐る恐る後ろを振り向くと 「おっす!」 「どーも」 「………」 三者三様の顔がそこにあった。 534 名前:リバース ◆Uw02HM2doE [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00 59 18 ID 6vjtxC6b [5/8] 喫茶店“向日葵”の店内はこじんまりとしているが、店長自慢の珈琲の香りが落ち着いた雰囲気を醸し出している。 そんな店内の奥、三人ずつが向かい合って座れる六人用のスペースに俺達の姿はある。 一番奥の窓側の席には俺と潤が向かい合って座っていた。 「成る程ね。それで要に連絡がつかなかったわけか」 俺の隣では金髪天然パーマの少年が話している。何処かで見たことがあるような…気のせいか。 「しかし記憶喪失か。羨ましい体験しやがって!」 そしてその少年の隣はさっき俺を驚かせた声の主、赤茶の短髪でいかにも体育会系の少年が話を繋げる。 「亮介(リョウスケ)は少し黙って。人物以外はちゃんと思い出せる?例えば勉強の知識とか」 そして潤の隣に座っている白髪ロングヘアーの少女が質問をしてきた。 「…多分大丈夫だと思うけど」 「思い出せないのは人物関係だけ?」 「う、うん。多分そういうことになるな…」 「…何でビクビクしてるの?」 何故か知らないがこの白髪少女の前だとどうも緊張する。過去に何かされたのだろうか。 「い、いや…つーか、あのさ…」 「三人とも落ち着いて!質問もいいけどまずは自己紹介から!」 ナイスだ潤。 そう、この三人は座っていきなり自己紹介も無しに俺の現状について質問し始めたのだ。 「それもそうだね。じゃあ僕から」 そう言って隣にいた金髪天然パーマの少年が立ち上がった。 「…立つ必要はあるのか」 思わず突っ込んでしまった。 「ん?まあその方が雰囲気出るでしょ。別に要が自分の身長が少し低いのを知っていて、僕の背の高さを自慢しているわけじゃないからね」 「うるせぇ!170はちゃんとあるわ!」 「…四捨五入して?」 「別に切り上げしてないから!」 何か知らんが自然と反応してしまう。…ちょっと待てよ。 「兄さん、自分の身長知ってたの?」 そう、潤の言う通りだ。 「いや、良く分からんが自然と言ってしまった」 「やっぱりね。記憶は失っても絆は消えないから。要と僕のボケとツッコミという絆はちゃんと残っているようだね」 「そんな絆いらないんだが…」 「僕の名前かい?」 「聞いてねえよ!」 …よく分からんが反応してしまう。 「僕の名前は藤川英(フジカワハナ)。英語の英と書いてハナと読む。要とはクラスも委員会も同じ、親友ってところかな」 「英って珍しい名前だな」 「よく言われるよ。もう忘れないでね」 「…ゴメンな」 「謝る必要はないよ。じゃあ次は亮介、頼むね」 そう言って金髪天パの少年、藤川英は座った。 そして代わりに赤茶短髪の体育会系な少年が立ち上がる。 「おっす!俺は如月亮介(キサラギリョウスケ)だ!よろしくな!」 「お、おう…よろしく」 何か握手を求められてしまった。とりあえず握手をするが…何か暑苦しい。 「…もう終わり?」 「他に何か言うことあるのか?」 「いや、別に無いなら良いんだけど…」 「ああ!前に要に借りたエロゲーならちゃんと返すから安心してくれ!」 「そっか、ありが……はあっ!?」 535 名前:リバース ◆Uw02HM2doE [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 01 00 55 ID 6vjtxC6b [6/8] 今いきなり爆弾発言しなかったコイツ…。というか 「あらら」 「………へぇ」 「………ふぅん」 「あ…要、スマン」 空気が重いですよ。息が出来ないほど。そして女子二人の視線が痛い。 「…ちょっと良いかな、兄さん」 「ち、違うんだ…俺は知らない、知らないんだ!」 「言い訳は…後で聞くわ」 「だ、誰か…!…英、助けてくれっ!」 俺は親友へ助けを求めるが…。 「現在電波の届かないところにおられるか電源が入っていません」 「親友じゃねえのかよ!?」 「ダッテウシロコワイ」 「えっ」 後ろ?と思い振り向いた瞬間 「成敗っ!!」 潤の上段回し蹴りが目の前に 「っ!?」 さく…れ……つ…… 「し……ろ………」 最期に見えたのは可愛らしい白い布だった。 「「か、かなめぇぇぇえ!!」」 店内に英と亮介の声が響いた。さようならセカンドライフ。 夕焼けが街を包む頃。桜ヶ崎駅前商店街には5人の若者の姿があった。 「結局会長は来なかったな」 亮介が先頭を歩きながら話す。 「まあ会長は忙しい人だから。今オーストリアだっけ」 続いて英が要に肩を貸しながら潤に尋ねる。 「うーん…。どうだろ?兄さんが見付かったってメールはしたけどまだ返事は来てないから」 尋ねられた潤は茜色の空を見ながら答える。 「……しかし今日は痛い目にあったぜ」 俺は英に肩を貸してもらいながら拗ねた口調で言う。左足には包帯が巻いてあった。 「でも受け身に失敗して足を捻るなんて要らしいね」 英はクスクスと笑いだした。 「元はといえば要に原因がある」 一番後ろを歩いていた白髪の少女、春日井遥(カスガイハルカ)が素っ気なく繋げる。 536 名前:リバース ◆Uw02HM2doE [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 01 01 44 ID 6vjtxC6b [7/8] 「俺は被害者だ!大体春日井は…」 反論しようと春日井を見る。 夕焼けが艶やかな彼女の白髪を強調していて何とも形容しがたい雰囲気を放っていた。 「……春日井は、何?」 スッと音もなく近づく春日井。潤と同い年には到底見えない綺麗な顔立ちに、思わず目を逸らす。 「…と、年下なのに生意気なんだよ」 何故かすくんでしまう。 最初に春日井を見た時から感じる違和感。一体彼女の何に怯えているのだろう。 「ふーん…。そういうこというんだ。エロゲー野郎」 「なっ!?」 「歳とかそういうのは関係ないって言ったのは要。…忘れてると思うけど」 夕焼けを見つめる春日井の横顔は今にも泣き出しそうだった。 「…悪かったよ、忘れちまって」 はたして何を忘れて何を覚えているんだろうか、俺は。 「まあまあ、要も忘れたくて忘れた訳じゃないわけだし」 俺の背中を軽く叩きながら英が言う。 「それに俺達はまた会えたわけだし、何の問題もねぇさ!」 相変わらず先頭を歩き続ける亮介がガッツポーズをしながら俺を励ましてくれた。 「さ、忙しくなるのはこれからだよ兄さん。"要組"も再開しなきゃいけないしね」 「"要組"…?何だその暴力団的な名前は」 「さっき言ってた組のことだよ。クラスじゃなくてこの皆のこと!」 「"要組"…」 何か引っ掛かる。何だろう…すごく大切なことを忘れてるような…。 「聞いて要」 突然春日井が歩くの止める。皆も止まり彼女を見ていた。 「あのね…。わたし、要組が大好き。皆のおかげで今のわたしがいる。だから忘れていてもいい。"また、やり直せばいい"。ね?」 ゆっくりと微笑んだ彼女に皆が頷く。そして俺も 「…そうだな」 ゆっくりと頷いた。 「要…組…」 深夜。まだ慣れない自分のベッドのせいか寝られない。 まあそれだけが原因じゃない訳だが。 「なんだろう…この感じ」 思い出せそうで思い出せない。そんなもどかしさから寝られずにいた。 「…焦る必要なんて無いよな」 気になることはある。 もう一人の仲間らしい『美空優(ミソラユウ)』のこと。一つ上で生徒会長らしい。 というかそもそもなぜ要組が出来たのか。でも気にしていても仕方ない。 「学校か。どんなとこなんだろ」 まるで入学式前の小学生のような気持ちになった。
https://w.atwiki.jp/dendlightning/pages/16.html
攻略(第三話) 「ガキだからって容赦しねーぞ、京津線の恐ろしさを思い知らせてやるぜ」 拓海にバトルを仕掛けたナイトキッズの庄司慎吾。舞台となるのは旧京津線。 彼には何か秘策があるようで…危険なバトルに挑む拓海を止めようとする池谷。 だが、池谷の制止を振り切って、拓海は慎吾とのバトルに挑む…。 勝利条件:800系より先に浜大津駅に到着する ステージ攻略 覚えておくと良いこと(路線概要) このバトルでは一部区間で「併用軌道」を走ることになります。 通常の線路よりも脱線しやすくなっているので、今まで以上にコーナリング速度には要注意。 併用軌道にある電停には複線ドリフトで突っ込むと車体が飛んで自走不能になることがあるので注意。AE86、デキ3の単線ドリフトは大丈夫。 併用軌道以外の部分も急カーブ・急勾配の連続で脱線しやすいため、最初から最後まで油断禁物。 スタート直後~蹴上 「けどなんか忘れちゃいねーかァ」の台詞の後、小さなカーブに差し掛かる。ここで脱輪するとイベントとおりになる。 以降、慎吾に遅れを取る要因となるので(メロンコーナー以外での)脱線は避けるように気をつけて走る。心配ならドリフトで。 先頭車が脱輪しなくても中間車だけが脱輪した場合にもイベントは発生する。 「ゴミ置き場」・「地雷原」・「女子更衣室」・「コミケ徹夜組」は怯まずにフルノッチで突っ込んでいく。地雷原と女子更衣室は、車両が飛ぶので複線ドリフトで突っ込まないこと。 コミケ徹夜組はドリフトしながら突っ込むと一気に蹴散らすことができるが、ビッグサイトの大階段を登ってジャンプするまでにドリフトを解除すること。ドリフトのままジャンプするとそのまま東山三条の電停に突っ込んで自走不能。 ちなみに、スタート直後に右側の線路に転線している場合「ゴミ置き場」と「地雷原」は回避できるが、「女子更衣室」はなぜか回避できない。 2回目以降に京阪800系で走行する場合、スタート直後の90度カーブに全開で突っ込むとほぼ確実に脱輪して走行不能になる。 それ以外でも800系は非常に脱線しやすい車両なので、素直に開始直後は徐行運転しよう。 東山三条~蹴上 非常に脱輪しやすい区間。カーブが来るたびにブレーキを入れながら走っていく。 複線ドリフトでクリアしても良いが、「オラオラさっきの元気はどこいった!?」のイベントと同時に800系が急加速して追い抜きを仕掛けてくる。 ドリフトした状態で800系にぶつけられるとほぼ確実に車体が飛んで自走不能になるので程々に。蹴上駅の電停の存在にも要注意。 余談だが、東山三条を通過して「オラオラ(ry」のイベントが出るまで800系はこちらと同じくらいの速度で走ってくれる。 極端な話、30km/h弱でノロノロと走っても、800系は30km/h程度で走ってくれる。 蹴上~メロンコーナー 専用軌道から再び併用軌道に移る90度カーブでは、複線ドリフトでもブレーキングすること。場合によっては脱輪して飛んで自走不能。 しばらく走っていると、何故かメロンブックスの車が止まっているコーナーに差し掛かる。(以下、メロンコーナー。) メロンコーナーは脱輪しながら車に突っ込むことで、自動的に複線ドリフトになる。(普通に走っていれば勝手に脱輪。) 2300系の場合は傾く。86とデキ3は脱輪して走行不能になりやすいので、単線ドリフトでコーナーに突っ込む。 パッチを当ててない場合(1.00版)はカーブの前の停留所にドリフトして突っ込む。 メロンコーナー~四宮 ドリフト(傾き走行)のまま進んでも良いし、ドリフトを解除しても良い。途中で、S字のコーナーがあるので、そこはドリフトして突っ込む。 あとは四宮まで普通に走行してかまわない。 四宮~大谷 通過後に留置線があり、その手前にかなり急なカーブがあるが、フルノッチのまま通過して大丈夫。 2300系の場合は脱線することがあるのでブレーキ推奨。 追分の手前にあるカーブでドリフトして、反対に車線を切り替えるとこの先楽になる。 大谷手前に急なカーブがいくつかあるので、複線ドリフトやブレーキで通り抜ける。 大谷~浜大津 大谷後のトンネルでドリフトして急カーブに突っ込む。ここでドリフトするとカットインが入る。 2300系ではイベントが起こらないので、脱線覚悟のまま突っ込む…というより相当低速でない限り、ブレーキをかけながら突っ込んでも確実に脱線する。 トンネルを出ると、併用軌道に出るまでかなり急なカーブが続く。車両が傾いたらブレーキをかけて、120~130km/h程度の速度で走る。 併用軌道に入ったら、あとは浜大津まで脱線しないように走行するだけ。カーブに差し掛かったら軽くブレーキ、前に出れていればドリフトもOK。 浜大津手前直角コーナーは常用ブレーキで減速しながら突っ込む。 フルノッチで突っ込んで脱線したまま勝利イベントに入った場合、力行キーを離すと(表示は出ないが)裏で自走不能の扱いになって終了してしまう場合があるので要注意。 ドリフトで無理やり突っ込んで吹っ飛んだ場合も同様。 イベント一覧(2000、8200、21000、800、7000、新快速223系の通常車両) 最初の90度コーナーを抜けた後慎吾「おーおー元気いいなーけど何か忘れちゃいないかー」 拓海「!!」 カットイン → 拓海「くっ 2000の高速セッティングじゃまともに走れない。」 ゴミ捨て場~蹴上拓海「何で軌道の真ん中にゴミ捨て場があるんだよ!! 京津線ってここまでムチャクチャだったのかァ!?」 拓海「地雷原」 拓海「女子更衣室」 拓海「コミケ徹夜組」+慎吾「かまわんひけひけー」 慎吾「ここは天下の往来(ry」 イベント一覧(2300系、86、デキ3) 2300系・・・スタート時に「よーし、みんな手貸せぇ(ry」 86・・・コミケ徹夜組のところで「スイーツアタック♪」、トンネル後の左コーナーをドリフトで抜けると「ヒトリデ・ノレルモン」 デキ3・・・トンネル後に左コーナーをドリフトでターボ演出 どなたか続きを書いてください。。y7 備考 裏技 追記、というか裏技。「おらおら(ry」のイベントまでは800系に当たり判定(と呼んで良いのか?)があることを利用しよう。 つまり、スタート直後に即、相手の線路に転線するのである。勿論後続車両はグダグダになる……のだがしかし。 ノッチオフにしていれば800系が後ろに付いて突き飛ばしてくれるようになるのだ。 以後先頭車両をドリフトさせておけば200㌔/hくらいの速度が出せる。 九条山をノッチ0で200km/h登坂走行し240km/hで駆け下りる中、先行しておきながらブチきれる拓海さんと、追い抜かれてるのに800系の自慢をする庄司 というシュールな光景が見れる。 転線できない2300系を除いた全車種で実行可能。 以下に注意すべきポイントを述べておく。 1)デキ3、AE86、2300系以外の全車種 大階段 ここで飛ぶまでに複線ドリフトを解除しないと東山三条の電停に突っ込んでそのまま自走不能になる。 東山三条電停 複線ドリフトを解除した状態で飛んで通過するが、直後にカーブがあるため着地したらすぐに複線ドリフトすること。 蹴上電停 複線ドリフトしたまま飛ぶこと。そのまま着地して走行できる。 九条山~日ノ岡の併用軌道に出るカーブ このカーブに差し掛かる直前に複線ドリフト解除→再び複線ドリフトを決める。タイミングがややつかみにくい(カーブの直前で複線ドリフトを解除し始めてカーブの終わりで解除が終わるぐらいが目安)ため練習したほうが良い。 日ノ岡電停 複線ドリフトで突っ込んで飛ぶと後のメロンコーナーのタイミングがシビアになるので電停の前後だけ複線ドリフトを解除しておく。 メロンコーナー 車にぶつかると自走不能になるが、直前にコーナーがあるので複線ドリフト→コーナーの直前で解除→解除したらすぐ複線ドリフトとタイミングよく切り替える。 四宮駅直後の折り返し線 複線ドリフトで突っ込んで飛んでも問題ないが見栄えを気にする人は複線ドリフトを解除しておこう。 後は浜大津まで複線ドリフト・ノッチオフを維持しておけばOK 参考動画 https //www.twitch.tv/videos/217614881?t=14h08m05s 2)デキ3、AE86 短いデキ3やAE86だと早い段階で追突されてもあまり加速しないため、転線したあとゆるく走った上で「おらおら(ry」のイベントの途中で追突されるようにブレーキをかけ、速度が200km/hになれば後は単線ドリフト・ノッチオフで最後まで走ればOK ただしAE86では単線ドリフト状態で追突されると加速するどころか800系が脱線してしまうので必ず単線ドリフトを解除した状態で追突されること。 大谷直後のトンネルを出たところのR45カーブでデキ3がターボ演出を行いながら減速するのがシュール。 最速なのはアーバン・2000系で、大谷直後のトンネルで最大300km/h弱まで出すことが出来る。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/610.html
おちーちん! _ _ / . ソ . ;;ヽ / . .. ;;;ヽ / . .. ;;;;ヽ / . .. ;;;;i ( . .. ;;;丿 ...___.. ;;;イ !ヾ. ̄⌒__ ̄彡| iミ ミC= ≡.. ) | ″. ´/ | ヽ / /;| | ( ( . ;;;| | | ミ .ヽ\| | 丶ヽ .. ヽ ) | .i ! ; ;;;| | i .ノ . ;;;;;| | i .ノ . ;;;;;| | i .ノ . ;;;;;| | ( ヽ .. ;;;;;| ( \ l. | .. ;;;;;;| | \∨丿 ″.. ;;;;;| | ( ( ゙ .. ;;;;;| .彡.| | ! ..... ;;;;;|ゞ巛ミ 巛从ミ彡ミ彡从巛彡ミ彡ミ彡》》 巛巛ミ人ミ彡巛彡从ミ巛ミ人ミ》》》》
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/1283.html
プレゼント最高龍やさしいちーちゃんがんばれ徹イケメン - ミント 2011-02-11 20 27 14 龍のにいちゃんかぜはやに似てる気がする - かぜはや大好き! 2011-03-28 19 24 08
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1316.html
127 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話 ◆AW8HpW0FVA :2009/07/30(木) 18 37 34 ID cCf/8k/n 第三話『シグナム・ファーヴニルの失敗』 扉の前で宿代の催促をしている亭主を押し退け、シグナムは町の外に出た。 早速二体のスライムが襲い掛かってきた。 青い水滴の様な体に、悪意の見えないつぶらな瞳、そして半笑いの赤い口。 どう見たって人畜無害のそれに見えるが、 少しでも近付こうものなら、吐き出される溶解液によって、 骨まで溶かされてお陀仏にさせられる凶悪モンスターである。 「出やがったな!前回は油断したが、今回はそうはいかねぇぞ!」 シグナムはすぐさま右手に灰が渦巻くのをイメージした。 二体のスライムは、ヘラヘラ笑いながら、シグナムに近付いてきた。 「くらえ、ザコモンスター!灰に抱かれて切り刻まれろ!」 シグナムは向かってくるスライム達に灰をぶちまけた。 灰はスライム達の周辺を漂い始め、スライム達の足が止まった。 その瞬間、スライム達の体はズタズタに切り裂かれた。 「よっしゃぁあああ!ざまぁあみろ!」 初勝利に沸くシグナム。頭の中ではファンファーレが鳴り響いていた。 ただ、倒した魔物は世界最弱であることは忘れていたが…。 シグナムは、早速倒したスライムの残骸に向かった。辺りに青い体液が飛び散っている。 そんな事には目もくれず、シグナムはスライムの眼球に指を当てた。 そして、なんの躊躇いもなく眼窩に指を突っ込んだ。隙間から、青い体液が漏れ出した。 構う事なく、しかし眼球を潰さない様に慎重に指を奥に進ませた。 しばらくすると、筋に行き当たった。筋は眼球に繋がっていた。 シグナムはその筋を指で挟むと、思いっ切り強く引っ張り上げた。 ブチブチっという音と共に、スライムの眼球が全容を現した。 スライムの水晶体は、ポーションの原料になるので、道具屋で売れば金になるのである。 スライムから全て眼球を取り出したシグナムは、それらを道具袋に入れると、 町に戻らず、北に向かって歩き始めた。 この『灰の力』を以ってして、魔王軍を討ち滅ぼしてやる。 どこから出たのか分からない自信を胸に、シグナムは北の大地を目指した。 128 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話 ◆AW8HpW0FVA :2009/07/30(木) 18 38 23 ID cCf/8k/n こうしてシグナムは、北の大地において魔王軍と決戦し、 世界に平和をもたらした……訳などなく、惨めに敗走していた。 「ちょ……、聞いてねぇえええぞ!なんで一番最初の大陸で、 あんな化け物が出るんだよぉおおおお!」 シグナムの後ろを、首なし騎士やその従者のゾンビ達が追い掛けて来ていた。 振り返ろうものなら、首を跳ね飛ばされ、身体も八つ裂きにされてしまう。 自分の首を、首なし騎士のバレーボールの球にされるのではたまらない。 途中、幾度となく自分の首筋を風が掠り、それが死神の声の様に聞こえた事か。 現に、背後からも死者の軍団が追い掛けて来ているので、 あながち聞き間違えではないのだろうが、その声を受諾しようものなら、 あの軍団のお仲間にされてしまう。それだけは勘弁なので、 シグナムは、息が切れても、体力が切れても、最後は気力で走った。 そして、町まで戻ってきた頃には、既に日は沈み、シグナムの精も根も尽き果てた。 シグナムは宿に泊まりたかったが、金などあろうはずもなく、 しかも既に道具屋も閉まっていたので、どうすることも出来なかった。 地べたで野宿など、王族の沽券に関わるので、それだけは回避しようと、 シグナムは眠気に支配されつつある頭で、必死に考えた。 そして、考えた末に思い付いた案が、 自分の能力を使って図書館に忍び込む、というものだった。 図書館の扉の前までやってきたシグナムは、まず鍵穴に灰を流し込んだ。 そして、鍵穴が灰でいっぱいになったら、灰を固め、それをゆっくりと取り出した。 これで即席の合鍵の出来上がりである。シグナムはそれでもって扉を開け、中に入った。 王族の沽券を守るために、住居不法侵入の犯罪を犯した事は、 考えてみれば本末転倒であるが、考えたら負けである、とシグナムは割り切っている。 要はこの事がばれなければいいのである。シグナムは根っこの部分が犯罪者であった。 129 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話 ◆AW8HpW0FVA :2009/07/30(木) 18 39 08 ID cCf/8k/n 図書館に侵入したシグナムは、テーブルを繋げて即席のベッドを作った。 これなら、あの汚い宿のベッドで寝た方がましであると思えるくらいの出来の悪さに、 シグナムは思わず涙ぐんでしまった。 即席ベッドに寝転んだシグナムは、すぐには眠らず、 『ファーヴニル国風土記』をパラパラとめくりながら、 今日戦った首なし騎士について調べた。 灰による攻撃を受けてもびくともしなかった魔物の弱点を探し出し、 明日辺りにリベンジしてやろうという魂胆だった。 しかし、どのページを見ても、首なし騎士の情報は載っていない。 シグナムは奇妙に思った。 この本は、この大陸の魔物だけではなく、 風土、産物、文化、伝説などがこと細かく書かれた一大書籍であり、 読んで分からぬことはないと言われるくらい信憑性の高い本なのである。 その様な本に載っていないという事は、考えられるのは三つしかない。つまりは、 一つ、記載し忘れた 二つ、新種の魔物 三つ、北の大陸、もしくはそれ以外の大陸からやってきた魔物 と、いう事になる。 多分、二番か三番のどちらかであろう。そうでなければ説明がつかない。 だが、分かった事もある。 それは、今の状態のままで北の地方に行こうとすれば、死ぬ、という事である。 シグナムは、現時点でのリベンジを諦めざるを得なかった。 しばらく風土記を眺めていたシグナムは、伝説の項目に至った。 流し読みをしていたシグナムは、ふと、シグルドの聖剣というページに目を止めた。 『ファーヴニル国の建国者であるシグルドは、魔王討伐に際し、 自らの剣では魔王を殺すことは出来ない事を知り、 天啓に従って、現在のファーヴニル城よりはるか南方にある町、ニプルヘイムに向かい、 そこの湖の精霊から聖剣を授かった』 そこにはそう書かれていた。 つまり、シグルドは聖剣を手に入れたから魔王に勝った、という事になる。 これから魔王を倒そうとするシグナムにとっても、これは重要なアイテムである。 明日か明後日辺りに、ニプルヘイムに向かおう。シグナムは本を閉じた。 130 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話 ◆AW8HpW0FVA :2009/07/30(木) 18 39 53 ID cCf/8k/n 朝になった。こもりこもった湿気を吸い込んだシグナムは、 司書職員が来る前に、図書館から脱出した。 とりあえず、最初にシグナムは道具屋に向かった。 今まで手に入れたアイテムを売って、金にしようというのである。 道具袋に入っていたのは、スライムの眼球四つのみだった。 他にも色々入っていたのだが、首なし騎士から逃げた時に落としたらしい。 どうやら、逃げると物を落としてしまうのが、自分の宿命らしい。 眼球は、一個25Gで売れた。四個で100Gである。 この100Gでどうしよう、とシグナムは考えた。 100Gでは買えるものも限られてくる。 シグナムが考えていたのは、防具を買うか、仲間を雇うかのどちらかであった。 防具だと、単品しか買えない。兜だけ装備して、鎧を装備しないのは格好が悪い。 仲間を雇うにしても、100Gで雇える人物がいるのかも不安である。 考えた末、一度酒場に向かい、雇える人物がいなかったら、 防具を買うで、シグナムの考えは固まった。 酒場は、様々な情報が錯綜する場所であり、腕に自身のある者が集う場所でもある。 シグナムは、マスターに頼み、登録表を見せてもらった。 そこにはずらりと名前と職業と金額が書かれている。 金額が高ければ高いほど、それが優秀な人物である事を表している。 シグナムは、表の頂点の1500000Gの戦士は無視し、持ち金に近い金額を探した。 書かれている金額は、殆どが持ち金以上ばっかりで、 シグナムは半ば諦めかけていたが、表の最後に100Gの金額を見付けた。 名前はイリスと書かれており、職業は字が汚くて分からなかった。 シグナムは誰か一人くらいは旅の仲間が欲しいという楽観から、これにする事にした。 マスターは一瞬残念そうな目付きをしたが、すぐにそれを笑貌で隠した。 前金を払い、契約書にサインをし終えると、マスターは奥へと入っていった。 しばらくしてマスターが連れてきたのは女性だった。 女性の服装は独特だった。 ボンボン付きの帽子をかぶり、ダブダブの服に、ヨレヨレのズボン。 極め付けは、それらが黄色一色で統一されている事だった。 「まっ……マスター……、一応聞くが、イリスの職業は……?」 「お笑い芸人です。表に書いてありませんでしたか?」 シグナムは愕然とした。そして理解した。だから、あんなに安かったのか、と。 安い楽観は、重く苦しい悲観に変わる、という事をシグナムはこの時知った。 131 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話 ◆AW8HpW0FVA :2009/07/30(木) 18 40 41 ID cCf/8k/n 「……ではイリス、君の特技はなにか教えてもらおうか……?」 酒場の片隅では、シグナムのイリスに対する質問が行われていた。 とりあえず、仲間の実力を知っておかないと、魔物との戦闘で支障が出てしまう。 「はっ……はい!人を、笑わせる事です!」 それで返ってきたのが、これであった。 「………………」 正直、それが戦闘でなんの役にも立たない事くらいすぐに分かった。 「人を笑わせる……か……。では、一つ笑わせてもらおうか……」 とりあえずイリスの実力を試す事にした。 戦闘が駄目でも、旅のムードメーカーとして働いてもらおうと思ったのである。 「わっ……分かりました」 イリスがニ、三度咳き込んだ。 「いきます……。隣の家に囲いが出来たんだってね、へぇ~、かっこいい……」 「……………………………………」 酒場の喧騒が一瞬の内に静まった。物音もしゃべり声もなにも聞こえない。 まるで、時間が止まった様だった。いや、凄まじいほど寒いので、 凍った、と言った方が正しいかもしれない。 「あっ……あの……、シグナム様……」 イリスが凍った様に動かなくなったシグナムに声を掛けた。 イリスに呼び掛けられて、シグナムは我に返った。ついでに辺りの喧騒も甦った。 「なるほど……、イリスは氷属性のお笑い芸人だったのか……」 「そっ……そんなんじゃありません!」 一人納得するシグナムに、イリスがつっこみを入れた。 とりあえず、イリスにはギャグでその場を凍らせる能力があると理解したシグナムは、 お笑い芸人としては死活問題のその能力で、 なぜお笑い芸人などという職に就いたのか聞いた。 「お笑い芸人になったのは、戦士や魔法使いになるための才能がなかったからで、 本当の事を言うと、お笑い芸人の才能もなかったんですが、 見た目だけならなんとかなるだろうという事で、この服を着ているんです」 「つまり……、君は本当はお笑い芸人ではなく、ただの平民という事になるのか……?」 「そういう事になります」 イリスがきっぱりと正直に言ってのけた。 シグナムは正直、この契約を解除したかった。 しかし、契約書には二人の内のどちらかが死に別れるまで、 契約を解除することは出来ないと明記されていた。 結局、こいつを連れて行かなければならないのか、と思うと、 シグナムの前途は暗いものに思えた。 「はぁ……、とりあえずイリス。私はこれから南の町のニプルヘイムに向かう。 君は邪魔にならない様に、私の後ろから離れないように注意してくれ」 「分かりました。シグナム様」 イリスは、無駄に元気だった。それがシグナムを余計不安にさせた。
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/1241.html
好きな人いるけど、好きって言ったら・・・関係が壊れるぅ(T_T) - rin 2010-10-12 02 04 49 rinさん、がんばれ!!さわこもがんばったもん♪後悔だけしないで♪ - Y本 2010-10-20 20 36 50 iuryhbtt - middle 2010-11-10 18 55 53 くるみ勇気あったねー。 - middle 2010-11-10 18 57 35 rinさん、自分も好きな人がいるよ!同じことで悩んでます(涙 - 風早大好き人間 2011-01-03 17 11 57 ↑二人とも今は全力で悩むといいよ。自分の気持ちへの答えは自分で出すしかないじゃないか。頑張れ。 - sig 2011-01-13 21 20 55 わぉーーーーーーー - ミント 2011-02-11 18 35 52 好きな人と、両想いっぽい、だけど、好きって言えない・・・。 - 名無しさん 2011-03-31 11 08 33