約 301,145 件
https://w.atwiki.jp/roseofmay/pages/219.html
不意打ち。 後ろをとられるということが死を意味するという台詞を考えた人は誰だろう 何があったとしても、その誰にあたる人物がギャルゲーの主人公ではないことは確かなのだが… 女の子が後ろからぎゅーって。 死んでまうやろ! 【第三話「可愛いは正義」】 おれ背中に一人の女の子がくっついていた 彼女の名前は瀬尾七海。 一言、で言うと幼なじみ 二言三言、で言うならば可愛い系天然娘 四言五言六言、で言うと許嫁、フィアンセ(というのは幼稚園の時のお遊び) 「ねぇ、こーちゃん!」 「なんだよもう…ってか大学生にまでなってその呼び名と抱き着くのはなんとかならないのか…」 「えー、んじゃ…こうようさん…?」 「おれはお前のお婿さんじゃねぇ!」 幼稚園の時の遊びじゃなかったのかよ 「久しぶりにあったんだから、そりゃ抱きつきたくなるよぅ」 そういえば久しぶりである そもそも七海とは地元の幼稚園から一緒で、高校は違ったものの中学までの付き合いもあったし家も近かったから高校に上がってもやりとりはしていた そんな高校生活の真っ只中のある日、おれが志望する大学を七海に伝えた途端、急に自分も同じところに行くと言いだしたのだ そんな軽い考えで大学を決めるなと忠告したつもりではあったのだが これがあまり彼女の耳に入らず どころか、七海の両親まで、こうくん(と呼ばれている)と一緒の大学なら安心して上京させることができるわ などと後押し(必要ない?)もあり 結局のところ同じ大学に進学することとなったのである そして無事に2人とも合格 その後は上京の準備等で忙しかったので、会うのは一緒に受験番号をみつけて喜んでいたあのとき以来である 「あーわかった、わかったから。ところでお前どこにいたんだ?」 「そこ」 門の近くにあった木の下を指さす 「え、ずっといたの?」 「そ、そんなわけないじゃないっ、あんたのために待ってたわけじゃないんだからっ」 「七海、そのネタはおれの前だけにしてくれよ?」 ただでさえ天然な彼女である 本気に言ってるようでいろいろと怖い 「むぅ。。。でもこうちゃんを待ってたのは本当だよ?」 あぁドキがムネムネ 「あぁ、そうなのかそれは悪かったな。でももしおれの方が門を出たのがはやかったらどうするつもりだったんだ?」 「そんなこと絶対ないもん!入学式終わってからすぐ門を出たもん!」 「お前どんだけ待ってたんだ!?」 「えーっと入学式終わってからダッシュで3分ぐらいで外に出たからー・・・」 「地獄の細道はどこへ!?」 地獄の細道って最低でも1時間はかかるんじゃなかったのか・・・ 天然は常識をも覆す なるほどわからん 「地獄の細道ー?んー・・・?」 「あぁ、なんでもないなんでもない。ってかお前じゃあサークルとかどうすんの?」 「え、こうちゃん何言ってんの。私陸上部に入るに決まってるじゃん」 「あぁ、そうだったなそういや」 実のところ七海は見た目から想像もつかないぐらい運動神経万能であり 中学の頃から陸上の県の大会では常にベスト3には入っていたりするのである そんな彼女はもちろん大学に入っても陸上部で運動するつもりで入学したわけで この大学の陸上部はけっこうレベルが高いとか、そのこともこの大学に入学した1つの理由になっているらしい(本当かどうかは定かではないが) そういえば彼女は陸上部も見学するからと言ってオープンキャンパスに参加したはずである だから陸上部も覗かずに出てきたのか あれ、でも地獄の細道の説明は聞いてたはずだよな・・・? 「あーでもサークルとかには入らないの?」 「いやー、私そういうのよくわかんないしさ」 困ったような微笑みで話す 「陸上の方は大学でも結果残すつもりなんだろ?」 「もちろん!」 「そっか、なら陸上頑張れ!」 「おー!」 もっとサークルでも見てみたら面白いものがあるかもよ なんて言おうと思っていたが余計なお世話だろうなと心の中でボソッとつぶやいた というか不本意に漫研に入ったおれが何を言おうとしてたんだろうか赤面。 その後も七海と話しながら今後の大学生活や講義の事について話しながら一緒に歩いて帰っていったのだった
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/635.html
なかよしハウス第三話 第三話『くらとうさんのなやみごと』 さてさて、住民の方達の好感を得るどころか不信感を増幅させてしまったゆゆるちゃん なのだが、ここで諦めてしまっては魔女の名折れ。 早速自室へ戻り、難しい顔で歩き回りながら、次なる作戦を考えているところである。 「ゆゆる、かんがえついた!」 ぱちんと手を叩いて部屋を飛び出すと、ドアの前に一枚の画用紙を貼り付けて、そこに マジックで「おなやみそうだんじょ」とダイナミックに書きなぐった。 「これはめいあん」 確かに住人の方たちが他の人に言いづらい悩みを抱えている可能性は高く、新参である ゆゆるちゃんになら、それをぽろりとこぼすこともあるかもしれない。そうするとこれは 中々に良いアイディアと言えよう。 ――暫くすると、ドアをノックする音が聞こえた。 「おなやみならたちまちかいけつ、ゆゆるのなやみそうだんじょへようこそ」 「表の張り紙を見たんだけど……だ、大丈夫かな。この子」 半開きのドアからこちらを覗く青年は、ここで暮らしている倉刀くん。 怪訝な顔で部屋を見回したあと、かちゃりと後ろ手にドアを閉め、自分の悩みをぽつり ぽつりと話し始めた。それは彼に対する、住人たちの態度のことであるらしい。 「大体みんな僕の事をバカにしすぎなんだよ。いっつも損な役回りばかりでさ」 倉刀くんの言葉に頷きながら、なにやらメモをとるゆゆるちゃん。 「いじられ役は嫌いじゃないよ。でも、たまには優しくしてくれてもいいじゃないか」 「なるほどよくわかりました、キャンディどうぞ」 「あ、どうも」 ころりとキャンディを頬張る倉刀くんの前、手をゆらゆらと揺らすと、ぽんという音と ともに小さな木の実が現れた。 「これはホメオスタシスのたね。ひとのおなやみをすいとるの」 ゆゆるちゃんが種を一粒とりだして手に乗せると、ぴこんと芽が出てぐんぐんと伸び、 最後に小さな黄色い花が咲いた。当然ながら倉刀くんは眉を寄せるばかりである。 「このように、おなやみはすいとられ、はなになるわけです」 「ははあ、なるほど。要するに溜まったストレスを吸収してくれるわけか」 「そういうこと。さいたら、おしばななどにするといいです」 ゆゆるちゃんは魔女なので、人間関係という大変デリケートな悩みですら臭いものには 蓋の原理なのだ。しかしそれではさっきまで取っていたメモは一体なにかというと、ネコ やイヌなどのイラストであったりして、器の大きさを物語っている。 「おだいはけっこう」 「ありがとうゆゆるちゃん。これならまだまだ頑張れそうだ」 倉刀くんは嬉しそうにばたんとドアを閉めて出て行き、ゆゆるちゃんもまた満足そうに 何度も頷いていた。 それからしばらくの間、いくら待っても誰も訪ねてくることがないので、ついにベッド でうとうとし始めたところ、がしゃんと窓を破る音にゆゆるちゃんが跳ね起きる。 「うわー、助けてくれー」 続けて聞こえてきたのは倉刀くんの叫び声。 窓の外に目をやると、ホメオスタシスの実と思われる巨大な茎が、物凄い勢いで空へ向 かって伸びているのだ。その先端にひっかかった倉刀くんも、どんどん空へと登っていく。 「わ、たいへん」 彼が一体どれほどのストレスを溜め込んでいたのか、それはこの巨大な茎を見れば一目 瞭然。さすがのゆゆるちゃんもこれには驚き、ぺたぺたぺたと外へと走る。 倉刀くんの部屋から伸びた巨大な茎は、館の屋根あたりで動きを止めており、その根元 には住民の方たちが集まっていた。 「これはこれは、また随分と派手なお遊戯ですね」 「お前、また面白そうな事をやっているな!」 「倉刀! 全く何をやっているんだ、みっともない!」 住人たちの声が上がるたびにずるずると茎が伸びる。これは大変な異常事態なのである が、住民の方たちは一向に倉刀くんを心配する様子がなく、そればかりか罵声を浴びせ続 けるせいで彼のストレスは高まり、茎は再び空へと伸び始めた。 「わ、わたし、たすけてくる」 たまりかねたゆゆるちゃんが両手を広げると、その身体がゆっくりと浮かびあがる。 ゆゆるちゃんのウサギスリッパは上昇と下降に限り空を飛べるのだが、その速度は非常に のんびりしたものであり、倉刀くんを救出して戻った頃にはすっかり夜になってしまっていた。 とん、と着陸した先では住民の方たちが焚き火を囲って待っていたのだが、ここで猛烈 に怒っているのがゆゆるちゃんである。 「もー、ゆゆるあきれた! どうしてみんなくらとうさんにつめたいの!」 しかし、詰め寄ろうとするゆゆるちゃんを、倉刀くんがそっと手で制する。 「いいよ、ゆゆるちゃん。みんな僕を心配して待っててくれたんだ」 「ひどいこといってたよ?」 「この茎にぶら下がりながら、ずっと考えてたんだ。こんなにストレスが溜まってるのは 自分のせいなんじゃないかって。みんな不器用なだけで、本当はいい人なんだ。僕はそれ を知ってたのに……」 口を尖らせるゆゆるちゃんを優しく撫でる倉刀くん。 頭の上で結わえた髪がぱたぱたと音を立てる。 「でもいいたことは、ちゃんといわないとダメだよ」 「柄じゃないんだ。この植物が僕のストレスだってことは、二人だけの秘密に――」 その時突然、ゆゆるちゃんの胸のあたりが輝き始め、一瞬の閃光を放ってそこに現れた のは、金色に輝く小さなハートのバッジだった。 「あ」 「何だい? それ」 「ともだちにんていバッジだ!」 こうしてめでたく一人目の友達を獲得したゆゆるちゃんなのだが、伸びきったホメオス タシスの茎は結局そのままになっており、箱庭館の新しい名物となるのであった。 その先で咲いているであろう大きな花は、きっと月の光を浴びて輝いていることだろう。 つづく
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/2417.html
色とりどりの華やかなライトが店内を鮮やかに染めているが、ここが僕達の本拠地となるアジトの表向きの姿か。 「お客様3名入りま~す。VIPルームへご案内して~」 この店を取り仕切る店長の野太い声と共に従業員が僕達を先導する。普通の人間なら彼女達の奇抜な姿に顔を顰めるかもしれないが、僕にとっては感情を動かす漣にすらなり得ない。 「ここがあたし達のアジトになるわけ?・・・いえ、なるんでしょうか?」 「そうだ。薊蘭。何か問題でも?」 「アジトにしては目立ち過ぎるんじゃないかと思っただけです」 「僕も最初は同じ意見だったが、これはこれでよい隠れ蓑になる。ここで働く従業員も一応『闇』に生きるはしくれ達だ。そう簡単に露呈する真似は犯さない」 「あいつらも?お、おおうぅ・・・」 多少破損した駆動鎧を白衣に身を包む老人を中心とした整備班に預けた薊蘭がVIPルームに入った途端顔を顰めながら僕に質問してくる。 どうやら店の従業員と自分が同じ立場にいると考えてゲンナリしてるようだ。僕にとっては全く気にも留めない事柄なのだがそこまで気になるものなのか。 今後の組織運営を鑑みると注意深く観察していかなければならない事柄かもしれない。部下の趣味趣向を把握する事も余り馬鹿にはできない要素だ。たとえそこに同情、共感、嫌悪、忌避が発生しなくとも。 「渡瀬・・・チーフでよろしかったでしょうか?」 「ああ。その呼び名で構わない。まだ組織の名前すら定まっていないが幹部以上は全員チーフという呼び名が付く事になっている。碓氷マチ。君も何か質問が?」 「質問ではありません。改めて御礼を申し上げたいと思った次第です。渡瀬チーフ。私を拾い上げて下さり本当にありがとうございました」 黒のスーツを纏い、サングラスで目元を隠す少女碓氷マチが僕に向かって仰々しく頭を下げる。彼女は上層部の指示で僕が確保に向かった人間だ。 ある研究者の手足となって動く事を前提に脳まで改造された戦闘部隊。通称白鰐部隊の元メンバーの彼女の戦闘能力を見込んだ上層部の判断が僕を確保に向かわせた。 その時のやり取りを詳細に語る気は無いが、何故か碓氷は僕の説得に感銘を受けたらしく一通りの説得の後あっさり勧誘に乗った。 僕の事前の予想ではもっと難航する勧誘の筈だったのだが、一般人の目線では拍子抜けという言葉が相応しい程に事が運んだ。 別に事が上手く運ぶ事を気に入らないというわけでは無い。順調という過程は裏返った時のリスクに気付きにくいという事を肝に銘じる必要があるというだけだ。 「君が喜んでいるのならそれでいいし恩義を感じるなとも言わない。その分君には持ち得る限りの力でもって働いてもらう事になる」 「わかっています。この命、渡瀬チーフのために燃え尽きさせる所存です」 「僕のために働いてくれるのはありがたいが、あくまで僕は組織における幹部の域を超える事は無い。組織のため、あるいはトップリーダーのために。この優先順位は間違えないでくれ」 「・・・・・・・・・」 無言か。さっきまでとは打って変わって無表情になったが無反応では無いな。これは少々危うい傾向かもしれない。 個人の信望対象を強制させる事まではしないが、せめて任務で動く際の優先事項は遵守してもらわなければ組織として成り立たない。 それが『闇』の世界で様々な危険人物を相手取る暗部組織の一員なら尚更だ。 「そういえば、そのトップリーダーはまだ到着しないの?あいつがここへ来てから顔合わせするんでしょ・・・するんでしょうか?」 「ここへ来る前に連絡があった。アジトの殲滅に成功してこの店へ向かってるようだが、少し遅れるそうだ」 「渡瀬チーフを待たせるなんて、余程そのトップリーダーは偉いってのか?ったく、『刺客人』か何だか知らねぇが遅刻厳禁はどの世界でも常識だろうが」 「何こいつ?同じ上司でもあいつと渡瀬チーフとじゃ全然態度が違うんだけど?」 碓氷の態度が豹変した事に薊が再び顔を顰める。上層部から聞いた話では、白鰐部隊のメンバーは画一的な能力を発現させるために身体や精神を切り刻まれたそうだ。 碓氷の豹変振りもその影響が色濃い可能性が高い。これもまた要注意すべき事項か。これまで幾度か暗部を渡り歩いてきたが結局僕がやる事は何も変わらないというわけだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 数十分後VIPルームのドアが勢い良く開いた。 「悪い。遅くなった。アジトを殲滅してさあ合流しようと思ったら丁度キャンディーが切れちまってよ。わざわざ学区を越えていきつけの店に行って買ってきたぜ」 そこに立っていたのは僕達が新しく所属する事になる暗部組織のトップリーダー澤村慶。薊蘭を追っていた『闇』の組織を全滅させてきたのはいいが、 合流が遅れた理由がまさか『嗜好品のキャンディーを買いにいって遅れた』とは僕にも予想できなかった。趣味思考だけでなく嗜好品まで調べておくか。 「・・・・・・・・・」 「うわぁ不機嫌度MAXになってる!あんた!こっちがどれだけあんたを待ったと思ってんのよ!」 「だから悪いって言ってんだろ?別に命のやり取りしてる現場じゃねぇんだし。ほら、お裾分け。甘いもん食って機嫌直せ」 遅刻の詫びのつもりか澤村がキャンディーを薊や僕へ渡す。殻を破り咥える。甘い。悪くない。調査ついでに後でいきつけの店とやらを教えてもらおう。 碓氷は受け取らず、澤村が首を捻っている。これは先々が不安・・・という表現が正しいかどうか僕には断言できないが見通しが悪いのは確かか。碓氷の確保にも澤村を向かわせるべきだったか? 「しっかしよぉ、何でこんなオカマバーの地下が本拠地なわけ?さっきも店長らしきオカマに顔を思い切り近付けられて・・・」 『あなたが噂の「刺客人」ね?忠告しておくけど、あたしの事をオカマではなく男の娘と呼んだ日には三途の川を渡る羽目になるから気をつけてね』などと半ば脅迫されたと澤村は零す。 それは僕も言われた。薊も碓氷にも同様に忠告していた。薊や碓氷は懸命に顔を逸らしていたが僕からすれば一般的に大変失礼にあたる態度だと言わざるを得ない。 「あぁ。あんたもか。あいつが渡瀬チーフと同格の・・・はぁ」 「ちっ。あのオカマ野郎・・・くそっ、今度から表面上でも野郎って言っちまったら駄目なんだよな」 澤村に反抗的な態度を見せる薊や碓氷ですら澤村の愚痴に複雑な表情を浮かべている。彼女の忠告にも問題があったかもしれないが、これから彼女とも・・・・・・うん? 「澤村。一つ聞いていいか?」 「聞いていいかだって?いいぜ。何だよ」 「お前。あの店長の事、何も聞いていないのか?」 「何も聞いていないのかだって?あぁ。何も。あいつが何だってんだよ」 僕の予感は当たっていた。澤村。お前。あの時僕の横にいた男。澤村が言うところのオヤジから何も聞いていないのか? 「お前。今回新しく生まれる暗部組織について今に至るまで何も・・・何も知らされていないのか?」 「俺がトップに据えられるって事とその暗部が少々『特殊』だって事以外はオヤジから何も聞かされてねぇわ。そういや社会勉強してこいってオヤジ言ってたな」 「あんたマジで言ってんの!?あんた本当にトップリーダー!?」 「・・・それでトップリーダーをお務めになられるおつもりですか?『刺客人』」 「何で怒ってんだよ?事前に互いの素性を明かさずに顔合わせなんて『闇』の組織じゃよくある事だろ?普通に常識の範囲内だろ?」 確かによくある事だが、今回の暗部組織の『特殊性』は従来の常識に当て嵌めるのは難しい面がある。 あの男。何故澤村に肝心要の『特殊性』について説明していない?何か説明できないわけでもあるのか? 「もういい。澤村。行くぞ。この段階まで来れば、後は直に顔合わせした方が話は早い。時間も頃合いだ」 「そうだな。これでも俺、それなりに腹括ったつもりだぜ?ずっと一匹狼生活だったせいでチームを組むのはほんと初めてだからなんか緊張するわ。 俺も晴れて暗部組織のトップリーダーか・・・うん?何で『トップ』が付くんだ?普通に『リーダー』じゃ駄目なのか渡瀬?」 そこに気付く勘がありながら組織全体を俯瞰する視点に欠けている。これはちゃんとチームを組んで行動した事が無い澤村の欠点だな。 単独活動で身に付く度胸や技術もあるだろうが、当然身に付かないものもある。特に組織の頂点に立つ者として必要なものが。 そうか。だから事前に澤村へ説明が無かったのか。画面でのやり取りを見て推測していたが、あの男澤村を痛い目に合わせる気満々だな。何か恨みでもあるのか。僕達にも影響があるというのに。 「その答えはこの扉の先にある。トップリーダー澤村慶。さぁ」 VIPルームから出て数分後、店の地下にある本拠地へ足を踏み入れた僕達は司令室となる部屋の前まで来た。 僕はトップリーダーである澤村に道を開ける。薊や碓氷も僕に倣って退く。ここから先は誰にとっても未知の世界。 「・・・そんじゃお言葉に甘えて」 多少緊張の色を表情に浮かべる澤村が司令室の扉を開ける。ゆっくり歩む彼に僕や薊達も続く。さて今度の組織では何処までやれるだろうか。 まあやる事は変わらない。今までも。これからも。ずっと。ずっと。『だいたい死なないように行動する』。それだけだ。 第三話~渡瀬瀬~
https://w.atwiki.jp/coco11papi/pages/50.html
第三話:教科書の偽装問題 昨今、新聞やテレビなどを賑わして偽装問題に相当します。 文科省や教科書会社がこぞって教科書のミスを隠しているのです。 マスコミは、それを暴くことができないでいます。 教科書の問題: (3/4)㎗のペンキで(2/5)㎡の板を塗ることができます。1㎗のペンキ で何㎡の板を塗れますか? 単元:分数の割り算: 分数(2/5)÷分数(3/4)=分数(2/5)×分数(4/3) 教科書の説明: ペンキ量が2倍になれば、塗れる面積も2倍になります。 だから、次のようになります。 (3/4)㎗÷3×4=1㎗ (2/5)㎡÷3×4=(2×4)㎡/(5×3)‥‥② 註:②式 面積÷係数(ペンキ量ではありません) ここから後は【マジックショウ】です。 見破ってください。 公式:面積÷ペンキ量=1㎗で塗れる面積 (2/5)㎡÷(3/4)㎗ ←公式通りに単位をつければこうなります。 =(2/5)㎡÷3×4 ←上の②式…なぜ㎗が消えたのか? =(2×4)㎡/(5×3) 解説: 教科書では、(3/4)㎗で割るところを(3/4)にして、 ②式と公式を結びつけたのです。 つまり、②の説明ではペンキ量で割っていないのに、公式では ペンキ量で割っているのです。 すべて無単位式にすると誰も気づきません。 意図したものなら、巧妙な【すり替え】です。 意図したものでないなら、単なる【誤り】です。 まさに「知ってやった」「知らないでやった」の偽装問題です。 しかし、この誤りを指摘しても、文科省は【ノーコメント】です。 教科書会社も、誤りを公表しません。 世の人が知らなければ、隠し通すということです。 どう考えても偽装問題です。 何も知らない子供たちはどうするのでしょうか? 彼らに、教育を語る資格があるのでしょうか? →教科書問題の正解は別途紹介。 公式の無理: 公式の使えない問題でも、むりやり公式を使おうとします。 ここまでくると【公式依存症】です。 先生が自ら治さない限り、更に蔓延を続けます。 例題3: みかんなら20個、りんごなら15個買える金額で、みかん12個買い、 残りのお金でりんごを買ったところ、ちょうど買うことができました。 りんごを何個買えたのでしょうか。 参考書: 個数と代金の問題は、例題3で説明した通りです。 その公式を忘れられない先生方は次のように考えます。 みかんなら20個、りんごなら15個買える金額を1と仮定します。 それぞれのねだんは、みかん(1/20)、りんご(1/15)となります。 この参考書では、仕事算と言っています。 一般公式でも無駄なのに、仕事算の公式を使って更に無駄を重ねます。 習う生徒は気の毒なものです。 新算数:万能式 みかん 4 8 12 16 20 ‥‥ 両数列は比例しています。 りんご 3 6 9 12 15 ‥‥ 表の中に答があります。6です。 みかん 20-12=8 りんご 15-9=6 頭の中で(ドル、りんごの数)と仮定します。 (20、15)→(8、X) (20、15)÷5×2=(8、6) 答 6個 比例していれば、いかなる単位にも対応します。 【比例の法則】です。 従って、頭の中で、好きな単位に置き換えれば良いのです。 単位に捉われるから、思考範囲が狭くなるのです。 - - -
https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/526.html
夕焼け色の贄 第三話 赤い水は底の泥によるものだった。 連日のスコールに薄まりもせず、赤い大河はたっぷりと養分を森へ運ぶ。 大河はこの地の象徴であり、なくてはならないものだった。 サルたちがどれほどこの河を、この土地を愛してきたか知る者は少ない。 それは彼らが多くを語らず、自ら使い捨てられることを望み、それを誇りとしてきたからだろう。 その彼らが唯一執着を見せたのが一本の霊木と― 夕焼け色の贄 第三話「朱色の扉“倫人会”」 この森の朝は霧が深い、しっとりとした空気が肌一枚隔てた所に渦巻いている。 今日僕達は、昨日フィオ君たちが行っていたカカルヒという人に会いに、下流…つまり海の方へ行くらしい。 まだ眠い目をこすりながら足元に視線を落とすと、石のタイルが苔に覆われながらも河の方向へ続いていた。 そのタイルを目でたどるように後ろを振り向き、僕はこっちに来て始めてフィオ君たちが住んでいる建物を見上げた。 この樹海には似合わないコンクリートの建物だが、薄汚れてツタが巻きついている壁は廃墟のようで、不思議とぴったり合っているような気がした。 玄関脇に乱雑に置かれ、草に覆われた資材の中に“HOTEL PUSSY”と書かれた看板がある。 僕の稚拙な英語力で想像するけれど…多分、健全なホテルではない、だろう。 「なんでこの森にこんな建物が?」 「ここはリゾート用に開発される予定だったらしいんだよね」 「だった?」 「うん、他にもいくつかこんな建物があるよ」 そう言われてあたりを見回すが、木が多すぎてよくわからない。 見捨てられてどのくらい経つんだろう。 「ぼくたちはもともとこっちに住んでなくてね、もっと奥の方に住んでたんだけど…」 そう言って歩きだしたフィオ君の後を、僕と姉さんが追いかける。 「ここ数百年で各地の小国同士での戦争が乱立してね、その密偵としての需要で森の奥から、多少は融通の効くこっち側に降りてきたんだ」 「この国には戦争があるの?」 「うん、きみたちのいた所にはないの?」 僕と姉さんは顔を見合わせた。 今もないというわけじゃないけど、僕たち日本人にとって戦争は過去の話だ。 「昔はあったけど、今はない」 「そう」 さして興味もなさそうにフィオ君は歩く。 会話が途切れてなんだか気まずい、聞きたいことはたくさんあるはずなのにうまく言葉が出てこない。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ しばらく歩くと河の音が聞こえてきた、それに混じっていくらかの人の声。 「これがマーケットだよ」 川沿いに竹組みのテントがならんでいる、その隙間にシートを敷いただけの簡易露店が立ち並ぶ。 いつかテレビで見た東南アジアの映像を思い出させるような市場だ。 見たこともない鮮やかな果物や魚、それに日用品なんかが店先に並んでいた。 「わっ」 ぬっと砂糖屋から出てきた男に姉さんが驚いて声を上げる。 魚だった。二足歩行で服は着てるものの、頭から足まで魚とわかる構造だ。 ぽかんと口を開けたままの僕を一睨みして魚男は人並みに消えていった。 見渡せばそうだ、魚、ネコ、サル…とよく物語に出てくるような人たちが何人もいる。 フィオ君たちだけじゃない、やっぱりここは本当に異世界なんだ。 「ようフィオ、また新しくヒトが入ったのか。今度は随分若いな」 果物屋から身を乗り出したサルの男がこちらに向かって手を振る。 それにつられるように店の客数人が僕たちを見た。 「あぁうん、どっちもペットにしちゃ不能でね。カワイソウだからぼくが引き取ったんだ」 「ちょ、ふのうって…もが」 言い返そうとした姉さんの口をフィオ君の手がふさぐ。 「しっ、こうでも言わなきゃ売り飛ばされちゃうよ」 「…不能だったら売り飛ばされないの?」 「うん」 小声でそう話しながらにこやかに店主に手を振り返して足早に進むフィオ君。 歩くたび店先の客が僕たちをチラチラと見てくる。 「気になる?」 「…かなり」 「そう、でもこれはマシな反応だよ」 君たち奴隷にしてはね、と付け足す。 昨日のことを思い出して急に体に震えが走った。 女の人にあんなことされるだけで相当に参るのに、もし相手が男だったらと思うと…。 この世界にはトラやクマなんかもいるって聞いた、そんなのに襲われたら絶対に死んでしまう。 僕より少し後ろを歩く姉さんを見る、僕より年上だけれど背はあんまり僕と変わらない。 この世界で唯一の家族、他の一人で落ちてきたヒトたちに比べれば僕は姉さんがいるだけ幸せだ。 人並みの隙間から河が見える。 露店は河の方にまで続いていて、岸辺に桟橋のように足組みを作ってその上でまで売っている。 「船だ」 姉さんが河の方を見て呟いた。 僕は姉さんより視力が悪いから目をこらさなきゃ見えなかったけれど、確かに河に船が浮かんでいる。 その上で果物なんかを売ってるみたいだ。 「結構人が多いんですね」 「河にサカナが住んでるんだ、あと結構あちこちからも人が来てる」 マーケットにいるのはたいていサルやサカナ、それに何人かネコと・・・あのウロコはトカゲ?だろうか。 人並みはそんなに大きくない街の繁華街ぐらいだろうか、ごった返してはいないけれど活気があるように思える。 にぎやかな声があちらこちらから聞こえてくる、それはいろいろなことがあって疲れた僕の体をほんの少し軽くしてくれた。 「姉さん、僕たち大丈夫だよね」 「え、そう…そうね、大丈夫よ」 僕が声をかけると一瞬の不安を振り払うように笑顔を見せてくれる姉さん。 姉さんの笑顔はほっとする、いつだって僕を支えてくれた笑顔だ。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ 夕日がぼんやりと空を覆い始めた。 僕は歩き続けて足が痛いのに、フィオ君は特に疲れも見せず前を歩いている。 姉さんは少し疲れてるみたいだけど僕ほどじゃない、流石フィールドワーカーは強いなあ。 河にかかる橋を4つこえた所で、反対の岸に巨大な建造物が見えた。 リゾート地に開発されるはずだった、とさっきフィオ君が言った言葉を思い出す。 あれはきっと大型ホテルか何かだったんだろう、それともショッピングモールだろうか。 遠めから見ても雨風に荒れ、ツタが巻きついているのがわかる。 「大きい…」 「ここらへんで唯一街っていえる街だからね」 露店がまばらになってくると5つ目の橋が見えてきた。 小さな看板に「五の橋」と書かれている。 それじゃあこれより前の橋は一の橋二の橋三の橋四の橋なんだろう、順当からすると。 「この先は海?」 「そうだよ、ぼくたちは行ったことないけれど」 「たち?」 「サルは海に行かない、サルだけじゃなくて河と森の生き物は海に行かないよ」 ということは、橋は五つしかない、ということか。 この国のことを片っ端から覚えようと僕は反すうを繰り返した、ただのペットなんかで終わるなんて信じたくない。 戻れないなら今、できる限りのことをしよう。 五の橋は石でできている。 河といってもとても大きい川だ、学校の校庭五つ分くらいはあるんじゃないだろうか。 だったら多分これはリゾート開発のときにかけられた橋だろう。 四の橋も石でできていたけれど、マーケットの中腹にかかる三の橋は木でできた簡単な作りだった。 あれはきっとサルかサカナがかけた橋なんだろうな、一の橋二の橋も同じように木の橋なんだろうか。 ぼんやりとそんなことを考えながら橋を渡る。 向こう側には市場はなく、船が一艘止まってサルの船主が昼寝をしているだけだった。 隙間に苔がふかふかと生えている石畳が森の奥へ続いている。 薄ぼんやりとした霧が晴れて、木々の隙間から見えるのは先ほどのツタに覆われた建物だった。 「あれがカカルヒのいるルュンレンガーデンだよ」 ・・・・ ・・・・ ・・・・ そこはさっき思ったとおり、リゾート地に作った小さな町のような所だった。 入口に商店街のようなアーチが掛かっている 無国籍風の建物は互いにどんよりとした暗い影で覆いあい、霧の深さも手伝って活気というものが全く感じられない。 路地の隙間に怪しげな露店がひしめき、時折点滅する電灯が照らす。 フィオ君が道端に寝転んでいる物乞い風の男に話しかける。 茶色い帽子を目深にかぶったサルの男だろうか、コートの裾からフィオ君に似た尻尾がゆらゆらと動いている。 「フィオじゃないか、久しぶりだな…」 「やあ目深、カカルヒはいつもみたいに歓楽中心にいるかい?」 そう言って足もとの汚れたびんに銀色の小さな塊を放り投げる。 男はゆっくりとした動作で中の銀を手に取り出してポケットにしまうと口を開いた。 「いいや、今日は倫人会にいるんじゃないかな…朝にネコの客人が組合に来てた…」 「そう。ありがとう」 フィオ君はもう一度さっきと同じくらいの大きさの銀の塊を取り出してびんの中に投げ入れた。 「行こう、もうすぐカカルヒに会えるよ」 先に歩きだしたフィオ君の後を小走りで追いかける。 振り返ってさっきの男を見ると大きな欠伸をして寝ころぶ体制を変えていた。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ 僕たちが入った路地は学校帰りに見かける路地裏の飲み屋街のように看板がひしめいていた。 「空が見えない…」 その看板の中でもひときわめだつのが”倫人苑”と書かれた看板だった。 “倫人苑”でルュンレンガーデンと言うらしい。 ネオンの蛍光灯がパチパチと耳障りな音が路地を歩く僕の耳をかすめていく。 僕たちがいた世界のネオンとなんら変わりない…。 「うわっ」 水たまりをよけるために下を向いた途端フィオ君の肩に鼻がぶつかった。 フィオ君はちょっと首を傾げてから一つの建物を指さした。 「カカルヒに会うけど、準備は出来た?まあそんな緊張して会うような人ではないけど…」 店と店に挟まれた三階建てぐらいのコンクリートのビル。 他の場所と違って唯一重たそうな看板が付いていない、入口に白いペンキで”倫人会”と書いてある。 駐車場にあるような薄暗い階段を上っていくと朱色の木の扉が蛍光灯にぼんやりと浮かび上がった。 薄暗いせいか目がしばしばする。ふらつく頭はドアノックの音で引き戻される。 「入りなさい」 しわがれた男の人の声。 部屋に入ると、そこは応接間のような場所だった。 セットなんだろうかソファとテーブル、が絨毯の上に置かれている。 小学校の時に見た校長室あたりの部屋みたいだと思ってきょろきょろしていると、奥の方のドアが開いて、がたいのいいサルの男とその後ろに背中の丸まったおじいさんがでてきた。 一瞬人間か、と思ってしまった。 赤ら顔に、フィオ君たちとは違ったむき出しの耳。それに尻尾もない。 先ほどのマーケットで多様な種族に面食らったあとでは、サルのおじいさんは僕にとって”そう見えた“んだ。 「始めましてヒトの客人、私がカカルヒだ」 ひょこひょこという擬音が出そうな足取りで近づいてきて手を差し伸べる。 しわくちゃの手だ、手の甲より先はやはりサルだったけれど、毛のない掌の感触はヒトのそれだった。 「どうも…」 「お嬢さんも」 「あ、はい。私はヨネ、そちらがツグと言います」 姉さんが名乗ると、黄色い葉をむき出してにぃっと笑った。 「初めてだよ、この倫人苑に君たちのような若いヒトが来るのは」 「初めて?」 「いや、倫人苑には初めて、と言った方がいいかな」 黄色く濁った眼を細めてカカルヒさんは目をしばしばさせた。 懐から眼鏡でも取り出しそうな雰囲気だ、この人は見た目もだけど動作の端々が僕たちの世界のヒトによく似てる。 「お久しぶり、カカルヒ。さっそく本題に入りたいんだけど…」 「ああフィオお前さんも久しぶりだね。話は聞いてるよ、大変なことになってるようだね」 言いながらソファに座ると、対面のソファを指して「かけなさい」と促す。 ソファに座るとがたいのいいサルの男がちょうど盆にお茶を入れて持ってきたところだった。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ 「さぁて、どこから話せばいいのか…」 「せっかくだからいろいろと教えてあげてよ、ぼくはあんまり説明が上手じゃなくて」 フィオ君が首を傾けて頬をかくような動作で苦笑い。 僕たちの前にいる時よりも、なんだか子供っぽいというか年相応のような仕草を見せている。 「そうだね…サルが守るものについて君たちは聞いたかい?」 「はい、霊木の話…」 「僕たちがその実を食べてしまったこと」 「そうか、では君たち自身が危険にさらされているのは知っているかね?」 「え?」 驚いてフィオ君を見る。 「どうせだからここに来た時にでも話そうと思って」 「…フィオ、カニを甘く見てはいけないよ。彼らの嗅覚は優れている」 「最近は動きが緩慢なんだ。内部で何か起こってるんじゃないかな」 さっきもカニ、と言っていた。 この世界には多様な種族がいるらしいから、きっとカニもその中の一つなんだろう。 「カニってあの、ハサミの?」 「そうだよ。強固な鎧を持ち、力も強い。そして彼らは魔力を持たない故に、それらに貪欲だ。 どのくらい前だったかな、新しい霊木の苗床を決めてそこを新しいサルの住処としたらそこの周りにカニが住んでたんだ」 「お互い断固として場所を譲らないし、そのうえカニは僕らの霊木の魔力を欲しがってる」 隣のフィオ君が膝の上で小さな拳を握った。 眉をしかめてうつむいたまま、大きなため息をつく。 「…ごめんこの先は機会を見て話すよ。今は言えない」 尻尾がゆらゆらと揺れている。 感情が尻尾にでるのは、わかりやすくていいいような悪いような。 もう少し付き合えば何を考えてるのかわかるようになるのかな。 「ただ、僕たちは君ら二人を守り通すよ。霊木もしっかり芽吹かせる、カニになんて渡さない」 いつも淡々としたフィオ君が初めて切羽詰まったような声を出した。 その時僕は、もっと知りたいと思った。 フィオ君のこと、サルのこと。この世界のこと。 お腹の奥の方で何かが動くような感覚だ、きっと僕の中のマーロウが呼んでるんだ。 ふと姉さんを見る。 姉さんはきっと一割しかこの世界と繋がってない、僕は多く食べたぶん姉さんよりこの世界の外側じゃない。 「もっと教えて下さい」 そんなことが自然に口をついて出た。 「サルのこと、倫人会のこと、この世界のこと」 僕が、姉さんを繋ぎ止めるんだ。 「…君はいい“ヒト”だね」 カカルヒさんが目を細めてそう言った。 憐れむような優しさから、興味へ変わるような視線で向き合う。 短い沈黙の後、カカルヒさんが口を開く。 「私を含め、一部のサルはただの奴隷であるヒトに深い興味を持った。それは多くの種族が好む性的なものではなく、もっと根本的な興味だ。 …ヒトの寿命は短い、奴隷として使い古され老いたヒトが処分されるのを見て私は愕然とした。 彼らはなんと私たちに似ていることだろうか、毛のない耳、手、しわの刻まれた額…」 そこでカカルヒさんの言葉が途切れた。 湯気が消えかかるお茶を一口飲んで、また話を続ける。 「私は昔一人のヒトと会った、彼女はサルの全てに疑問を投げかけ、問うた。そして私はそれら全てに答えられることないまま、彼女は居なくなってしまった。 私はどうしてもあの時の答えを出したくて、この倫人苑…老いて、あるいは病気で使い物にならなくなったヒトを住まわせる場所を作ったんだ」 保護施設、そんな言葉が頭をよぎった。 アメリカだったかな、天使の家という捨て犬を保護するボランティアの人たちが作ったところがあったと思う。 僕はぼんやりそれを思い出していた。 「倫人会はその中心ということですか」 「そうだよ、ヒトから得た知識を主に扱っている。これを欲しがる商人が多いから、渡す相手を見極めてるんだ」 笑顔でテレビに移る天使の家のおばさんがいた。 そしてその周りで尻尾をふって駆け回る犬たち、僕らヒトはあの犬なんだろうか。 でもそれを非難なんてできない、事実助かっているし、きっと嬉しいんだろうな…。 それでも、僕は。
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/487.html
夕焼け色の贄 第三話 赤い水は底の泥によるものだった。 連日のスコールに薄まりもせず、赤い大河はたっぷりと養分を森へ運ぶ。 大河はこの地の象徴であり、なくてはならないものだった。 サルたちがどれほどこの河を、この土地を愛してきたか知る者は少ない。 それは彼らが多くを語らず、自ら使い捨てられることを望み、それを誇りとしてきたからだろう。 その彼らが唯一執着を見せたのが一本の霊木と― 夕焼け色の贄 第三話「朱色の扉“倫人会”」 この森の朝は霧が深い、しっとりとした空気が肌一枚隔てた所に渦巻いている。 今日僕達は、昨日フィオ君たちが行っていたカカルヒという人に会いに、下流…つまり海の方へ行くらしい。 まだ眠い目をこすりながら足元に視線を落とすと、石のタイルが苔に覆われながらも河の方向へ続いていた。 そのタイルを目でたどるように後ろを振り向き、僕はこっちに来て始めてフィオ君たちが住んでいる建物を見上げた。 この樹海には似合わないコンクリートの建物だが、薄汚れてツタが巻きついている壁は廃墟のようで、不思議とぴったり合っているような気がした。 玄関脇に乱雑に置かれ、草に覆われた資材の中に“HOTEL PUSSY”と書かれた看板がある。 僕の稚拙な英語力で想像するけれど…多分、健全なホテルではない、だろう。 「なんでこの森にこんな建物が?」 「ここはリゾート用に開発される予定だったらしいんだよね」 「だった?」 「うん、他にもいくつかこんな建物があるよ」 そう言われてあたりを見回すが、木が多すぎてよくわからない。 見捨てられてどのくらい経つんだろう。 「ぼくたちはもともとこっちに住んでなくてね、もっと奥の方に住んでたんだけど…」 そう言って歩きだしたフィオ君の後を、僕と姉さんが追いかける。 「ここ数百年で各地の小国同士での戦争が乱立してね、その密偵としての需要で森の奥から、多少は融通の効くこっち側に降りてきたんだ」 「この国には戦争があるの?」 「うん、きみたちのいた所にはないの?」 僕と姉さんは顔を見合わせた。 今もないというわけじゃないけど、僕たち日本人にとって戦争は過去の話だ。 「昔はあったけど、今はない」 「そう」 さして興味もなさそうにフィオ君は歩く。 会話が途切れてなんだか気まずい、聞きたいことはたくさんあるはずなのにうまく言葉が出てこない。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ しばらく歩くと河の音が聞こえてきた、それに混じっていくらかの人の声。 「これがマーケットだよ」 川沿いに竹組みのテントがならんでいる、その隙間にシートを敷いただけの簡易露店が立ち並ぶ。 いつかテレビで見た東南アジアの映像を思い出させるような市場だ。 見たこともない鮮やかな果物や魚、それに日用品なんかが店先に並んでいた。 「わっ」 ぬっと砂糖屋から出てきた男に姉さんが驚いて声を上げる。 魚だった。二足歩行で服は着てるものの、頭から足まで魚とわかる構造だ。 ぽかんと口を開けたままの僕を一睨みして魚男は人並みに消えていった。 見渡せばそうだ、魚、ネコ、サル…とよく物語に出てくるような人たちが何人もいる。 フィオ君たちだけじゃない、やっぱりここは本当に異世界なんだ。 「ようフィオ、また新しくヒトが入ったのか。今度は随分若いな」 果物屋から身を乗り出したサルの男がこちらに向かって手を振る。 それにつられるように店の客数人が僕たちを見た。 「あぁうん、どっちもペットにしちゃ不能でね。カワイソウだからぼくが引き取ったんだ」 「ちょ、ふのうって…もが」 言い返そうとした姉さんの口をフィオ君の手がふさぐ。 「しっ、こうでも言わなきゃ売り飛ばされちゃうよ」 「…不能だったら売り飛ばされないの?」 「うん」 小声でそう話しながらにこやかに店主に手を振り返して足早に進むフィオ君。 歩くたび店先の客が僕たちをチラチラと見てくる。 「気になる?」 「…かなり」 「そう、でもこれはマシな反応だよ」 君たち奴隷にしてはね、と付け足す。 昨日のことを思い出して急に体に震えが走った。 女の人にあんなことされるだけで相当に参るのに、もし相手が男だったらと思うと…。 この世界にはトラやクマなんかもいるって聞いた、そんなのに襲われたら絶対に死んでしまう。 僕より少し後ろを歩く姉さんを見る、僕より年上だけれど背はあんまり僕と変わらない。 この世界で唯一の家族、他の一人で落ちてきたヒトたちに比べれば僕は姉さんがいるだけ幸せだ。 人並みの隙間から河が見える。 露店は河の方にまで続いていて、岸辺に桟橋のように足組みを作ってその上でまで売っている。 「船だ」 姉さんが河の方を見て呟いた。 僕は姉さんより視力が悪いから目をこらさなきゃ見えなかったけれど、確かに河に船が浮かんでいる。 その上で果物なんかを売ってるみたいだ。 「結構人が多いんですね」 「河にサカナが住んでるんだ、あと結構あちこちからも人が来てる」 マーケットにいるのはたいていサルやサカナ、それに何人かネコと・・・あのウロコはトカゲ?だろうか。 人並みはそんなに大きくない街の繁華街ぐらいだろうか、ごった返してはいないけれど活気があるように思える。 にぎやかな声があちらこちらから聞こえてくる、それはいろいろなことがあって疲れた僕の体をほんの少し軽くしてくれた。 「姉さん、僕たち大丈夫だよね」 「え、そう…そうね、大丈夫よ」 僕が声をかけると一瞬の不安を振り払うように笑顔を見せてくれる姉さん。 姉さんの笑顔はほっとする、いつだって僕を支えてくれた笑顔だ。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ 夕日がぼんやりと空を覆い始めた。 僕は歩き続けて足が痛いのに、フィオ君は特に疲れも見せず前を歩いている。 姉さんは少し疲れてるみたいだけど僕ほどじゃない、流石フィールドワーカーは強いなあ。 河にかかる橋を4つこえた所で、反対の岸に巨大な建造物が見えた。 リゾート地に開発されるはずだった、とさっきフィオ君が言った言葉を思い出す。 あれはきっと大型ホテルか何かだったんだろう、それともショッピングモールだろうか。 遠めから見ても雨風に荒れ、ツタが巻きついているのがわかる。 「大きい…」 「ここらへんで唯一街っていえる街だからね」 露店がまばらになってくると5つ目の橋が見えてきた。 小さな看板に「五の橋」と書かれている。 それじゃあこれより前の橋は一の橋二の橋三の橋四の橋なんだろう、順当からすると。 「この先は海?」 「そうだよ、ぼくたちは行ったことないけれど」 「たち?」 「サルは海に行かない、サルだけじゃなくて河と森の生き物は海に行かないよ」 ということは、橋は五つしかない、ということか。 この国のことを片っ端から覚えようと僕は反すうを繰り返した、ただのペットなんかで終わるなんて信じたくない。 戻れないなら今、できる限りのことをしよう。 五の橋は石でできている。 河といってもとても大きい川だ、学校の校庭五つ分くらいはあるんじゃないだろうか。 だったら多分これはリゾート開発のときにかけられた橋だろう。 四の橋も石でできていたけれど、マーケットの中腹にかかる三の橋は木でできた簡単な作りだった。 あれはきっとサルかサカナがかけた橋なんだろうな、一の橋二の橋も同じように木の橋なんだろうか。 ぼんやりとそんなことを考えながら橋を渡る。 向こう側には市場はなく、船が一艘止まってサルの船主が昼寝をしているだけだった。 隙間に苔がふかふかと生えている石畳が森の奥へ続いている。 薄ぼんやりとした霧が晴れて、木々の隙間から見えるのは先ほどのツタに覆われた建物だった。 「あれがカカルヒのいるルュンレンガーデンだよ」 ・・・・ ・・・・ ・・・・ そこはさっき思ったとおり、リゾート地に作った小さな町のような所だった。 入口に商店街のようなアーチが掛かっている 無国籍風の建物は互いにどんよりとした暗い影で覆いあい、霧の深さも手伝って活気というものが全く感じられない。 路地の隙間に怪しげな露店がひしめき、時折点滅する電灯が照らす。 フィオ君が道端に寝転んでいる物乞い風の男に話しかける。 茶色い帽子を目深にかぶったサルの男だろうか、コートの裾からフィオ君に似た尻尾がゆらゆらと動いている。 「フィオじゃないか、久しぶりだな…」 「やあ目深、カカルヒはいつもみたいに歓楽中心にいるかい?」 そう言って足もとの汚れたびんに銀色の小さな塊を放り投げる。 男はゆっくりとした動作で中の銀を手に取り出してポケットにしまうと口を開いた。 「いいや、今日は倫人会にいるんじゃないかな…朝にネコの客人が組合に来てた…」 「そう。ありがとう」 フィオ君はもう一度さっきと同じくらいの大きさの銀の塊を取り出してびんの中に投げ入れた。 「行こう、もうすぐカカルヒに会えるよ」 先に歩きだしたフィオ君の後を小走りで追いかける。 振り返ってさっきの男を見ると大きな欠伸をして寝ころぶ体制を変えていた。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ 僕たちが入った路地は学校帰りに見かける路地裏の飲み屋街のように看板がひしめいていた。 「空が見えない…」 その看板の中でもひときわめだつのが”倫人苑”と書かれた看板だった。 “倫人苑”でルュンレンガーデンと言うらしい。 ネオンの蛍光灯がパチパチと耳障りな音が路地を歩く僕の耳をかすめていく。 僕たちがいた世界のネオンとなんら変わりない…。 「うわっ」 水たまりをよけるために下を向いた途端フィオ君の肩に鼻がぶつかった。 フィオ君はちょっと首を傾げてから一つの建物を指さした。 「カカルヒに会うけど、準備は出来た?まあそんな緊張して会うような人ではないけど…」 店と店に挟まれた三階建てぐらいのコンクリートのビル。 他の場所と違って唯一重たそうな看板が付いていない、入口に白いペンキで”倫人会”と書いてある。 駐車場にあるような薄暗い階段を上っていくと朱色の木の扉が蛍光灯にぼんやりと浮かび上がった。 薄暗いせいか目がしばしばする。ふらつく頭はドアノックの音で引き戻される。 「入りなさい」 しわがれた男の人の声。 部屋に入ると、そこは応接間のような場所だった。 セットなんだろうかソファとテーブル、が絨毯の上に置かれている。 小学校の時に見た校長室あたりの部屋みたいだと思ってきょろきょろしていると、奥の方のドアが開いて、がたいのいいサルの男とその後ろに背中の丸まったおじいさんがでてきた。 一瞬人間か、と思ってしまった。 赤ら顔に、フィオ君たちとは違ったむき出しの耳。それに尻尾もない。 先ほどのマーケットで多様な種族に面食らったあとでは、サルのおじいさんは僕にとって”そう見えた“んだ。 「始めましてヒトの客人、私がカカルヒだ」 ひょこひょこという擬音が出そうな足取りで近づいてきて手を差し伸べる。 しわくちゃの手だ、手の甲より先はやはりサルだったけれど、毛のない掌の感触はヒトのそれだった。 「どうも…」 「お嬢さんも」 「あ、はい。私はヨネ、そちらがツグと言います」 姉さんが名乗ると、黄色い葉をむき出してにぃっと笑った。 「初めてだよ、この倫人苑に君たちのような若いヒトが来るのは」 「初めて?」 「いや、倫人苑には初めて、と言った方がいいかな」 黄色く濁った眼を細めてカカルヒさんは目をしばしばさせた。 懐から眼鏡でも取り出しそうな雰囲気だ、この人は見た目もだけど動作の端々が僕たちの世界のヒトによく似てる。 「お久しぶり、カカルヒ。さっそく本題に入りたいんだけど…」 「ああフィオお前さんも久しぶりだね。話は聞いてるよ、大変なことになってるようだね」 言いながらソファに座ると、対面のソファを指して「かけなさい」と促す。 ソファに座るとがたいのいいサルの男がちょうど盆にお茶を入れて持ってきたところだった。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ 「さぁて、どこから話せばいいのか…」 「せっかくだからいろいろと教えてあげてよ、ぼくはあんまり説明が上手じゃなくて」 フィオ君が首を傾けて頬をかくような動作で苦笑い。 僕たちの前にいる時よりも、なんだか子供っぽいというか年相応のような仕草を見せている。 「そうだね…サルが守るものについて君たちは聞いたかい?」 「はい、霊木の話…」 「僕たちがその実を食べてしまったこと」 「そうか、では君たち自身が危険にさらされているのは知っているかね?」 「え?」 驚いてフィオ君を見る。 「どうせだからここに来た時にでも話そうと思って」 「…フィオ、カニを甘く見てはいけないよ。彼らの嗅覚は優れている」 「最近は動きが緩慢なんだ。内部で何か起こってるんじゃないかな」 さっきもカニ、と言っていた。 この世界には多様な種族がいるらしいから、きっとカニもその中の一つなんだろう。 「カニってあの、ハサミの?」 「そうだよ。強固な鎧を持ち、力も強い。そして彼らは魔力を持たない故に、それらに貪欲だ。 どのくらい前だったかな、新しい霊木の苗床を決めてそこを新しいサルの住処としたらそこの周りにカニが住んでたんだ」 「お互い断固として場所を譲らないし、そのうえカニは僕らの霊木の魔力を欲しがってる」 隣のフィオ君が膝の上で小さな拳を握った。 眉をしかめてうつむいたまま、大きなため息をつく。 「…ごめんこの先は機会を見て話すよ。今は言えない」 尻尾がゆらゆらと揺れている。 感情が尻尾にでるのは、わかりやすくていいいような悪いような。 もう少し付き合えば何を考えてるのかわかるようになるのかな。 「ただ、僕たちは君ら二人を守り通すよ。霊木もしっかり芽吹かせる、カニになんて渡さない」 いつも淡々としたフィオ君が初めて切羽詰まったような声を出した。 その時僕は、もっと知りたいと思った。 フィオ君のこと、サルのこと。この世界のこと。 お腹の奥の方で何かが動くような感覚だ、きっと僕の中のマーロウが呼んでるんだ。 ふと姉さんを見る。 姉さんはきっと一割しかこの世界と繋がってない、僕は多く食べたぶん姉さんよりこの世界の外側じゃない。 「もっと教えて下さい」 そんなことが自然に口をついて出た。 「サルのこと、倫人会のこと、この世界のこと」 僕が、姉さんを繋ぎ止めるんだ。 「…君はいい“ヒト”だね」 カカルヒさんが目を細めてそう言った。 憐れむような優しさから、興味へ変わるような視線で向き合う。 短い沈黙の後、カカルヒさんが口を開く。 「私を含め、一部のサルはただの奴隷であるヒトに深い興味を持った。それは多くの種族が好む性的なものではなく、もっと根本的な興味だ。 …ヒトの寿命は短い、奴隷として使い古され老いたヒトが処分されるのを見て私は愕然とした。 彼らはなんと私たちに似ていることだろうか、毛のない耳、手、しわの刻まれた額…」 そこでカカルヒさんの言葉が途切れた。 湯気が消えかかるお茶を一口飲んで、また話を続ける。 「私は昔一人のヒトと会った、彼女はサルの全てに疑問を投げかけ、問うた。そして私はそれら全てに答えられることないまま、彼女は居なくなってしまった。 私はどうしてもあの時の答えを出したくて、この倫人苑…老いて、あるいは病気で使い物にならなくなったヒトを住まわせる場所を作ったんだ」 保護施設、そんな言葉が頭をよぎった。 アメリカだったかな、天使の家という捨て犬を保護するボランティアの人たちが作ったところがあったと思う。 僕はぼんやりそれを思い出していた。 「倫人会はその中心ということですか」 「そうだよ、ヒトから得た知識を主に扱っている。これを欲しがる商人が多いから、渡す相手を見極めてるんだ」 笑顔でテレビに移る天使の家のおばさんがいた。 そしてその周りで尻尾をふって駆け回る犬たち、僕らヒトはあの犬なんだろうか。 でもそれを非難なんてできない、事実助かっているし、きっと嬉しいんだろうな…。 それでも、僕は。
https://w.atwiki.jp/16101116mdmghmhm/pages/21.html
期末テスト……それは学生にとって悪夢のような日である。学校によっては一日で全て終わらせる所もあれば、二日かけて行う所もある。まどかたちの通う見滝原中学校は一日で行う事になっている。そう、明日一日で……。 「まどか、明日は何……?」 さやかが訊いた。 「明日?明日はタッくんの誕生日だけど?」 「知らないよ!あんたたまに天然な一面あるよ!」 「さやか……、まどかにそんなに怒鳴らないで。」 ほむらが言った。 「これ怒鳴ってるんじゃない!ツッコんでんの!」 「……同じよ。」 「いや全然違うから!……そんな事はどうでもいいよ。明日期末テストだよ!」 「「ーッ!!」」 「知らなかったのかよ!」 「まぁいいわ。私は今回のテスト範囲なら何度も授業を受けた。」 「……その魔法、便利だな……。」 「私は大丈夫だけど、心配なのはまどかよ。」 「あたしは!?」 「でもほむらちゃん、私、どうやって勉強したらいいかわかんないよ。」 「スルーかよ……。」 「それなら私に考えがあるわ。今日の放課後に巴マミの家に行きましょう。 私と巴さんの二人でまどかに教えればなんとかなるはずよ。」 「ほむらちゃん、ありがとう!」 「それで?あたしは誰に教えてもらえばいいのかな?」 帰り道。 「私が繰り返した時間軸の中にも、皆で勉強をした事があったわ。」 「そうなんだ。どんな事をしたの?」 まどかが訊いた。 「パスタの巻き方を教えていたわ。」 「勉強どこいった!?」 「おっじゃまっしまーす!」 マミのマンションについた。さやかが一番に入っていく。 「美樹さん、いらっしゃい。」 奥からマミの声が聞こえる。 「さやかじゃん。よく来たな!」 「杏子!?何であんたがここにいるのよ!?だいたいここあんたの家じゃないでしょ!?」 「あら、言ってなかったかしら?今は私と佐倉さんとゆまちゃんの三人で暮らしているのよ。」 マミが答える。 「そうだったんだ……。」 「ゆまは今、友達と遊んでるけどな。」 「さて、そろそろ始めましょうか。」 「え、でもまどk「ここにいるわ。」 「うおっ!いつの間に……。」 「魔法少女ということを忘れないで。」 「完全に忘れてたよ……。」 実は三話にして初めて魔法を使った瞬間である。 「少数を含む連立方程式は10や100をかけて整数にしてから解くのよ。」 「なるほどねほむらちゃん、分かりやすいよ!」 「やべぇ、全然わかんねぇ……!」 隣では杏子が頭を抱えている。 「杏子ちゃん、学校行ってないのにね……。」 まどかが呆れたように言った。 「そういえばマミさんって今年受験ですよね?」 さやかが訊いた。 「…………………。」 マミの笑顔が一瞬にして凍り付いた。 それから一週間ほどの間、マミは魔女狩りに参加しなかった……。
https://w.atwiki.jp/hamiyalog/pages/86.html
TOPIC 子犬たちの冒険譚 第三話「ロストメモリー」 GM高梨千里 21 03 !? あ、いや、なんでもないですすみません TOPIC 子犬たちの冒険譚 第三話「ロストメモリー」 15 40 GM高梨千里 21 07 前回のあらすじ 地下通路に潜んでいたオーガ3体を倒し、神殿を検めた一行 TOPIC 子犬たちの冒険譚 第三話「ロストメモリー」 15 40 フィア 21 14 2d+1 ダイス 21 14 フィア - 2d+1 = [4,1]+1 = 6 ウィル 21 14 何を剥いでるのだろうか…… ノクス 21 14 おーが フィア 21 14 前回剥ぎ忘れたオーガね ウィル 21 14 2d+1 まあ、とりあえず剥ぐ GM高梨千里 21 14 オーガのところに戻って剥ぎ取りですー ダイス 21 14 ウィル - 2d+1 = [4,6]+1 = 11 マテル 21 14 べりべり ウィル 21 14 お ルセリナ 21 15 2d6 振れと言われたので ダイス 21 15 ルセリナ - 2d6 = [6,6] (6ゾロ) = 12 GM高梨千里 21 15 おっとw ルセリナ 21 15 ふりました ら こうなりました フィア 21 15 おお 惜しい、あと1 GM高梨千里 21 15 では、フィアースとウィリアムは1dをお願いします ウィル 21 15 1d ダイス 21 15 ウィル - 1d = [6] = 6 フィア 21 15 1d ダイス 21 15 フィア - 1d = [6] = 6 ウィル 21 15 おや ノクス 21 15 www GM高梨千里 21 15 ルセリナは剣のかけらを追加で3個、 フィア 21 16 出目は最大だった GM高梨千里 21 16 ウィリアムは600G分の銀貨、 違うフィアースが銀貨、 ノクス 21 16 おや、強化ぶんか何かなのかな。<表の出目 GM高梨千里 21 17 ウィリアムが900G分の宝石を手に入れました ノクス 21 17 えーとカードの無い世界だったね (笑) PT金につけておくね ウィル 21 17 「……血まみれの宝石か」 (嫌そうな顔) GM高梨千里 21 17 剣のかけらが合計24個、報酬が1500Gですね では、1区にある入口に戻りました。確か、ロックをかけていましたね? ルセリナ 21 18 「血にまみれようが、土がついていようが宝石は宝石です。ありがたくいただきましょう」 シーン式に祈りつつ、はぎ取ったということで フィア 21 18 ですね。アレックスに外してもらおう ノクス 21 18 開錠しましょう。 いやロックは別に GM高梨千里 21 18 はい、では問題なく。 ノクス 21 19 達成値さえ足りればフィアースで空くよ フィア 21 19 いや、アレックスの持続切ってもらえば良いんじゃないのか GM高梨千里 21 19 これは自分が掛けた魔法ですので、きっと何もなしに開けます……よね? ノクス 21 20 GMもフィアースも勘違いをしているのですが ロックは「通常鍵をかける」という魔法であり、持続魔法では有りません GM高梨千里 21 20 あ、そうなのですか フィア 21 20 おおう ノクス 21 20 またかかる鍵も魔法鍵では有りません フィア 21 20 達成値いくらだっけ ノクス 21 20 それはおぼえてない (笑) ウィル 21 20 えーっと……みてきます ノクス 21 20 とりあえず何回かやりゃあくよ!w きっとw 良いよ時間勿体ないし進めようよ (笑) フィア 21 21 15か ウィル 21 21 15 GM高梨千里 21 21 いや、もう自動成功でいいですよ フィア 21 21 では開けたということで…… GM高梨千里 21 21 はい ウィル 21 21 優しい…… ルセリナ 21 22 優しい世界 GM高梨千里 21 22 扉を開けると、リリエがアレックスの使い魔とともにこちらを覗き込みます 【リリエ】「お兄ちゃん! お姉ちゃん!!」 ノクス 21 22 「……」無言で頷く フィア 21 22 「よう嬢ちゃん、変わりなかったか?」ひょい、と顔を出して声をかけよう GM高梨千里 21 22 【リリエ】「うん! だいじょうぶだったよ!」 ウィル 21 23 「……そうか」 GM高梨千里 21 23 【リリエ】「えっと、お水とかださなきゃだよね? でも、6個もコップ、ないの……」としょんぼりしています フィア 21 24 「そっか、何もなかったなら何よりだ。あー、水は大丈夫、俺ら今喉乾いてないからさ」 ウィル 21 24 ここにティーセット持ちがいてのう GM高梨千里 21 24 【リリエ】「そうなの?」 ノクス 21 25 「ああ、問題ない」 ウィル 21 25 (無言で頷く) マテル 21 25 「でも、ありがとね」 GM高梨千里 21 25 【リリエ】「うん!! ねえ、この扉、どこにつながってたの? お話、楽しみにしてたの。聞かせて!」 そういってリリエは避けますね。皆さん上に上がってください ノクス 21 26 「神殿だ」 GM高梨千里 21 26 【リリエ】「神殿? ティダン様の?」 ルセリナ 21 26 あら、言ってしまいますのね ウィル 21 27 ……まあ、ノクさん隠さなそうやのうw ノクス 21 27 頷き。 GM高梨千里 21 27 【リリエ】「なんでだろう……お外からいけるのに」 ノクス 21 27 そう言う問題ではない (笑) 打ち合わせ通りだろ!>2名 GM高梨千里 21 27 リリエはきょとんとしていますね ノクス 21 28 「何か事情があったのだろう」 ルセリナ 21 28 裏で適当にごまかす などと話しておりましたので(のヮの フィア 21 28 「ああ、そうそう。お母さんの勤め先に続いてたんだが…… すまんな、この通路は、大人じゃないと危ないから入っちゃダメなんだってさ」 ルセリナ 21 29 まあそれはともかくとして グレゴワール老のところに預ける、でしたっけ。 GM高梨千里 21 29 【リリエ】「え、そうなの? 探検、楽しみにしてたのに……」(しょぼん) ノクス 21 29 「足場が悪いからな。今はあきらめておけ」 GM高梨千里 21 30 【リリエ】「はぁい……」 フィア 21 30 「ゴメンな。……代わりと言っちゃ何なんだが、これから一緒にグレゴワールさんの家に行かないか?」 GM高梨千里 21 30 【リリエ】「おじいちゃんの? なんで?」 【リリエ】「おじいちゃん、もう寝てるよ? おじゃましちゃだめだよ」 フィア 21 31 「神殿に行った時、お母さんから今日は遅くなるから家に帰れないかもしれないって話を聞いたんだ。それなら、嬢ちゃん一人で居るよりじいちゃんの家に行っておいた方が安心だと思ってな」 ノクス 21 31 頷き GM高梨千里 21 31 【リリエ】「わたし、一人でも大丈夫だよ? いっつもそうだもん」 ウィル 21 31 いっつもに突っ込みたい…… フィア 21 32 「じいちゃんには俺らから話しておくから大丈夫だよ。じいちゃんは寝てるかもしれんけど、フィデリーテさんは起きてると思うし」 ノクス 21 32 いつも夜半だという話はされていたよ GM高梨千里 21 32 【リリエ】「でも……明日、お母さんが帰ったら、パンとお水を用意しなくちゃ」 フィア 21 32 「明日のパンなら……」 誰か、土産のパン買ってたやつ居たよな? ウィル 21 33 1Gの奴か GM高梨千里 21 33 【リリエ】「お店にね、」 【リリエ】「子どもに1Gでパンをくれるお姉さんがいるの。その人にもらいにいかなきゃ」 ウィル 21 34 「……グラスランナーか?」 GM高梨千里 21 35 【リリエ】「ぐらすらんなー……えっと、11才くらいのお姉ちゃんだよ。白い、羽根の生えたお馬さんといっしょなの!」 ヒカルのことだと分かるでしょう。 ウィル 21 35 ふむ GM高梨千里 21 37 【】 フィア 21 37 「ああ、そのお姉さんなら俺らも知り合いだよ。ちょうどパンを預かってきてるから、それを明日食べると良い」 GM高梨千里 21 38 【リリエ】「わあ! ほんと? これ、食べていいの?」 【】 【リリエ】「ありがとう! ……でも、お母さんを待ってたいの。おかえりって、言ってあげたいの」 フィア 21 38 「おう。いつも頑張ってるから、ご褒美だな」 「そっか…… そしたら、明日帰ってきてから言ってあげなよ。どっちにせよ、今日の内は帰ってこれないみたいだからさ」 GM高梨千里 21 40 【リリエ】「でも……」 リリエはきょろきょろと皆さんの顔を見回しています。 本当に良いのか、不安そうですね ノクス 21 41 「……もしお前に何か危険があれば、その方が悲しまれるだろう」 GM高梨千里 21 41 【リリエ】「……」 じっとノクスのことを見上げています ノクス 21 42 淡々と見返します GM高梨千里 21 42 【リリエ】「お母さんが、悲しむ……?」 ノクス 21 43 頷。 GM高梨千里 21 43 ゆらゆらとリリエの目が揺れています。葛藤しているようですね ノクス 21 44 「明日、また元気な顔を見せてやれ」淡々 GM高梨千里 21 45 【リリエ】「……うんっ」納得したようにうなずきます ノクス 21 45 少し沈黙してから、ぽん、とリリエの頭に手をのせます。 直ぐに離しますが。 フィア 21 46 「よし。じゃあ、じいちゃんの家に行こうか。何か持っていくものとかあるか?」 GM高梨千里 21 46 ふにゃっと笑み崩れます。話そうとすると手を伸ばして、指をつかんでじっとノクスを見上げます ノクス 21 46 「……どうした」 GM高梨千里 21 47 【リリエ】「……」何かをねだるような目の後、おずおずと手を離します。 フィア 21 48 「……手、手」 繋いでやれ、とジェスチャー付きで指示 ノクス 21 48 「……」その手を取ろう。 フィア 21 48 するまでも無かったか ノクス 21 48 わかってるよ (笑) いやありがとうw GM高梨千里 21 48 【リリエ】「……えへへ」ふにゃ、と嬉しそうな笑み。懐かれました。 ウィル 21 48 おお……ノクさん…… ノクス 21 49 やや爪の長い、形はいいですがごつごつとした手です。 「支度はいいか」 GM高梨千里 21 50 おそらく、ノクスの身長的に、リリエが目一杯腕を伸ばしてもちょっと中腰になるくらいですね。擦り寄るようにつないでいます ウィル 21 51 ああ、微笑ましい…… GM高梨千里 21 51 想像してみよう、長身のイケメンと5歳の幼女が手をつないでいる様子を…… ノクス 21 51 別段辛くはないが、移動するには歩きづらいな。で、支度はよろしい? マテル 21 52 それは描けというお告げでしょうか 支度はよろしいです フィア 21 52 ファミリアはここに残していこう。アウラが帰り次第確保で。 ノクス 21 52 カモフラージュしておいて。フィアース。 フィア 21 52 了解。隠蔽判定でいい? >GM ノクス 21 52 ファミリア隠蔽と、あとは地下扉 で、支度はよろしいはGMに聴いているのだが (笑) GM高梨千里 21 53 はい、では隠蔽判定を2回どうぞ。対象は宣言してください フィア 21 53 2d+8 ファミリア隠蔽 ダイス 21 53 フィア - 2d+8 = [2,3]+8 = 13 GM高梨千里 21 53 支度は特に何もないですね フィア 21 53 2d+8 地下扉隠蔽 ダイス 21 53 フィア - 2d+8 = [1,6]+8 = 15 GM高梨千里 21 53 どちらも、一般人には見破れないような隠蔽をすることができました。 フィア 21 53 あんま奮わないが、まあ素振り相手なら十分。 GM高梨千里 21 54 リリエは特に準備はないようで、ついていこうとしますね ノクス 21 54 ではリリエが頷いたらそのままひょいと抱え上げる。片腕に腰掛けさせる形の子供抱きだね GM高梨千里 21 54 【リリエ】「……わあ……!! 高ーい!!」大はしゃぎ ノクス 21 55 もう片手には鎌 (笑) 当たらないように位置取りを気をつけておく。 ウィル 21 55 「……子供連れが似合わんなお前」 GM高梨千里 21 55 【リリエ】「えへへ、ありがとう、お兄さん!」にっこにこ。 フィア 21 57 それでは、諸々済ませたらグレゴワール宅へ移動しよう GM高梨千里 21 57 はい、では他にすることがなければ移動します。よろしいですか? フィア 21 57 OK ウィル 21 57 はーい ノクス 21 58 「そうだな、竜人は子供をあやしたりはせん。だが、こういったものを神殿で見た」 ウィルに答えつつ、ちらとルセリナを見やりました。 移動どうぞ GM高梨千里 21 59 マテルもよろしいでしょうか? マテル 21 59 「……似合わないこともないわね」 おkですよ GM高梨千里 21 59 はい、では移動しました。 TOPIC 子犬たちの冒険譚 第三話「ロストメモリー」 15 50 GM高梨千里 21 59 ノッカーを鳴らすと、フィデリーテが ノクス 22 00 ウィルたちを前にしておく GM高梨千里 22 00 【フィデリーテ】「いらっしゃいませ。拙宅はグレゴワール・マルブランシュの家でございます。何か御用でしょうか」 と出てきます。 【フィデリーテ】「……ああ、皆様でしたか」 フィア 22 02 「ども、初めまして。俺は昼間伺った3人のツレっす。こいつも同じ」 と、マテルもついでに紹介。 ウィル 22 02 「重要な話がある……中に入りたいがいいか?」 ノクス 22 02 無言で頷き。 GM高梨千里 22 02 【フィデリーテ】「お初にお目にかかります。ちょうど、私も皆様にお話したいことがございます。こちらへどうぞ」 マテル 22 02 「どうぞお見知りおきを、ええ?、わかったわ」 促され GM高梨千里 22 03 そう言って、フィデリーテは6人を中に通してくれます 通されたのは、応接間のようなところです。前回入れてもらった部屋とは違うようですね。 ウィル 22 04 ふむ……リリエもいる? フィア 22 04 一旦、リリエはルセリナに頼んで別室で相手してもらうか? ノクス 22 05 そうするなら俺が行こう。 GM高梨千里 22 05 【フィデリーテ】「……リリエ様、いつもの部屋にて遊んでいて下さいますか」 フィア 22 05 そうだな。懐かれてるようだし、頼むわ GM高梨千里 22 05 【リリエ】「うん、わかった!」 そう言っていますが、誰か一緒に向かいますか? ノクス 22 05 ではリリエを伴ってというかリリエに案内してもらいつつ退室 ウィル 22 06 いってらっしゃい GM高梨千里 22 06 はい、ではノクスが退室して、女の子向けの魔動機(おもちゃ)がたくさんある部屋へむかいました。 フィア 22 07 「あーっと…… それじゃあ、先にお話したいことってのから聞かせていただけますかね」 一旦話を聞く姿勢。 GM高梨千里 22 07 5人に席を促したフィデリーテは、皆さんが着席するのを待って、自分も椅子に腰掛けます。 【フィデリーテ】「……13 00ごろ、主人が永久の眠りに入られました」 マテル 22 07 !? GM高梨千里 22 08 【フィデリーテ】「主人より言伝を受け取っております。お聞き下さいますか」 ウィル 22 08 !? マテル 22 08 「なっ!、……え、ええ」 フィア 22 08 「な、ん…… ……いや、分かりました。聞かせてください」 ノクス 22 08 そりゃあまた。 GM高梨千里 22 08 【フィデリーテ】「音声プログラムを起動します。翻訳がなされておりますの」 ウィル 22 09 「……やはりか」 (医者の視点で) GM高梨千里 22 09 【マルブランシュの音声】『……この音声を聞いているということは……私はもう天に召されたのであろう……。 もし、悪しき霧が払われたのであれば……剣の結界を……臨時ではあるが、再生ができるやもしれぬ……手順はすべて、フィデリーテに……。 ……あとは、神殿の……司祭室に、剣の欠片を砕いたものが、あるはずじゃ……。それをフィデリーテに渡し、剣のもとに連れて行っておくれ……』 という内容が流れます。 フィア 22 11 「……まずは、グレゴワールさんのご冥福をお祈りさせていただきやす。お会いできなかったのが、残念です」 ノクス 22 11 ルセリナ「あとで、お祈りをさせて頂けますか」 GM高梨千里 22 11 【フィデリーテ】「……はい、お願い致します」 ウィル 22 11 (何も言わずに目を瞑っている) マテル 22 11 「……略式で申し訳ないけどこちらもいいかしら」 ノクス 22 12 ルセリナ「有難うございます」 GM高梨千里 22 12 【フィデリーテ】「きっと、主人もお喜びになるでしょう。こちらの用件は以上でございます。そちらのご用をお聞きいたします」 ウィル 22 14 「……話に出ていた剣の欠片の粉末を入手した」 フィア 22 14 「そうすね、それじゃあ……」 祝福された剣の欠片を見つけたこと、リリエとサイズが合う首輪が神殿で見つかったことを話そう GM高梨千里 22 14 【フィデリーテ】「なるほど。……確認いたします。見せていただけますでしょうか」 【フィデリーテ】「リリエ様と……? それは、どういう意味なのでしょう」 ノクス 22 17 ルセリナ「まだわかりません。ただ、そのまま家に置いておくのは危険だと判断しました」 マテル 22 18 「ここだったら安全、かと思ったのだけれど……実際どうなのかしら>」 ? フィア 22 18 「正直、首輪の意味については俺らにも分からんです、が。……フィデリーテさん。あんたの所感で良いんだが。アウラが、リリエを犠牲にしても叶えたい事になんか心当たりはありますかね?」 ノクス 22 18 ルセリナ「こちらで預かってあげては頂けませんか?」 GM高梨千里 22 18 【フィデリーテ】「……そうですか。しかし、ここも安全とは言えなかろうと存じます。私は世話用のルーンフォークでございますゆえ、戦うことが不可能でございます」 【フィデリーテ】「……アウラ様は、リリエ様が生まれた時から、たった一人の姪御としてとても大切にしていらっしゃいました」 【フィデリーテ】「無論、兄であらせられるリリエ様のお父君、義姉であるリリエのお母君ともとても親しくしていらしたように記憶しております。その分、お二方がお亡くなりになったときの嘆きようは……」 【フィデリーテ】「愚考でございますが、アウラ殿は騙されておられるのではないでしょうか。確か、不死神は死者の蘇生を得意とする神でございます。……主人は、リリエ様の蘇生にも関わっているのではないかとおっしゃっておりました」 フィア 22 22 「リリエと、兄と義姉の二択を迫られれば、心が揺れる可能性はある……か?」 ウィル 22 24 「同じくらい大事な物が一つと二つ……傾くなら大きい方だろうなぁ」 フィア 22 24 「……これについては、アウラに直接聞かなきゃ推測しか出来んな。一旦置いとこう」 GM高梨千里 22 25 【フィデリーテ】「はい。剣のかけらを、見せていただけますでしょうか」 フィア 22 26 「ああ、それならウィルが持ってるよ」 確かウィルが回収してた記憶 ノクス 22 26 うん マテル 22 26 投げられた記憶が フィア 22 26 あ、マテルに渡ってたっけ。 ノクス 22 26 そうだったなw マテル 22 26 「はい、コレよね」*手渡す ウィル 22 26 うむ GM高梨千里 22 28 【フィデリーテ】「拝見いたします。……メモリとの一致を確認。確かに、これで間違いないようでございますね」 フィア 22 28 「よし、それなら、フィデリーテさんの方で儀式は行える……で、いいよな?」 GM高梨千里 22 28 【フィデリーテ】「剣の結界の儀を行うことが可能でございます。何時から開始いたしましょうか」 フィア 22 29 「いや、その前に確認しときたいことがある。この街の警備兵は、メティシエの連中に取り込まれてんのか? その辺り、主人から何か聞いてないすかね」 GM高梨千里 22 30 【フィデリーテ】「警備兵は5区の者が主でございます。3区にも多少心得のあるものがおりますが、蛮族相手には不可能でございましょう」 フィア 22 32 「5区の警備兵は、完全にメティシエ信者になっていると考えていいのか?」 GM高梨千里 22 32 【フィデリーテ】「5区の者相手であれば、多少は渡り合えるかと存じます」 【フィデリーテ】「そう考えて差し支え無いかと存じます」 【フィデリーテ】「ただし、5区の警備兵もボガートを数人で追い払える程度であったかと。皆様であればお一人でも抑えることは叶いましょう」 フィア 22 34 「……畜生め。そうなると、儀式中の街の守りをどうすりゃいいんだか…… この街で戦えるのは、各区の警備兵ぐらいのもんだよな?」 ノクス 22 35 冒険者は死んでるか助けを呼びに出されてるからねぇ ウィル 22 35 「……警備兵に魔法使い、ソーサラーはいるか?」 ノクス 22 36 仮にいても1,2レベルじゃどうしようもないよ (笑) GM高梨千里 22 36 【フィデリーテ】「……いえ。5区の者は皆、細剣、両手剣か弓の類を扱っていたかと記憶しております。3区の者は棒術が主であったかと」 ウィル 22 37 「区を区切る扉に魔法を掛けて開かないようにすればどうだ?」 フィア 22 37 向こうに鍵があれば開けられちまうんじゃないのか? ハードロックにはレベルが足りんし GM高梨千里 22 37 【フィデリーテ】「……!! 有効かと思われます」 ウィル 22 37 ……一番欲しい魔法はハードロックだが、ロックでもアレックスなら良い感じにいける筈 ノクス 22 37 5区の人間をある程度の時間だけ閉じ込めておく、のには使えるかもしれないね。蛮族対策にはならないが。 ウィル 22 38 鍵穴にガム詰めるも良い ノクス 22 39 抜け道があったり、兵を上れる程度の警備兵がいる可能性はあるけどね。 ルセリナ 22 41 むう…… ノクス 22 42 因みにロックでかけたかぎがその扉の鍵で開くのかどうかはよくわからないんだけど、開く気がするね フィア 22 42 「これまで儀式を行っている間は、警備兵が蛮族の襲来に備えていたってことで合ってるのか?」 GM高梨千里 22 44 【フィデリーテ】「そうですね。それに加え、司祭様が蛮族を退けるための祈りを捧げておられました。」 ノクス 22 45 なるほどね。それで二人がかり フィア 22 45 「その手にはもう期待できない、か……」 ウィル 22 46 「……守りの剣の場所は固定されているのか?」 GM高梨千里 22 47 【フィデリーテ】「守りの剣は、剣の形をした魔動機だと考えてくださいませ。よって、移動は可能でございます」 ウィル 22 47 もっと守りやすい場所に移動させるとかどう……? マテル 22 47 地下道? ウィル 22 48 うむ 暗いのが問題だがのう だが少なくとも全方位からは来られぬ ルセリナ 22 48 来る方向に備えらえるのはよいですね フィア 22 49 地下だと燻されでもしたら一網打尽にならんか ウィル 22 49 あー…… 香水テロ的なあれか ノクス 22 49 根本的なところを確認するんだけど たしか枯れ掛かってるのは「3区の」守りの剣だよね。5区にも別のがあると聞いた気がするが それがどうなってるかは確認していない、よね ウィル 22 50 ……ほんまや フィア 22 51 別のがあるって話だったっけ? ノクス 22 51 実はそれもあやふや。3区が枯れてるって話が出た時に 5区に回されているのかも、みたいな話が出ていたというだけね フィア 22 54 「……駄目だ、現状じゃどっかにボロが出る。ダメ元で、地下から工業区に行ってみようぜ。もし、神官が生きてるとしたらそっち方面しか行く場所がない。リリエの家と神殿近くには居なかったしな」 ルセリナ 22 58 「アウラさんがお戻りになるのは夜遅くとのことですし、それまでにそちらを探してみましょう。その結果次第で、選択肢も広がるやもしれません」 マテル 23 00 「なら時間も無いしさっさと工業区に行きましょうか」 ノクス 23 01 フェデリーデに青目を1つ握らせておく提案。 フィア 23 01 「ああ。じゃあフィデリーテさん、リリエを頼んます。戸締まりはしっかりしといてください」 ノクス 23 01 を、電波で送る (笑) フィア 23 01 そうね、10分のラグがあるけど、それが割れたら緊急事態ということは伝えて渡しておこう ルセリナ 23 02 では受信しましょう( GM高梨千里 23 02 【フィデリーテ】「承知いたしました。これを割ればよろしいのですね?」 ノクス 23 02 対のやつは出来るだけ誰かが確認するようにしておこう。何か映ったのを知覚出来れば10分より早まるしw 割る道具じゃねーからwwww われるのは副次効果で本来、映像を送るアイテムだからな!w フィア 23 04 「青目が割れたら緊急事態だから、警戒してくれ」 GM高梨千里 23 04 【フィデリーテ】「??? 持っておくだけでよろしいのでしょうか」 ノクス 23 04 使い方を説明しておいて (笑) 駄目だこいつセージ技能すらないw GM高梨千里 23 05 ああ、公開しましょうか フィア 23 05 ああ、ついでに赤目も渡しておこう。 ノクス 23 05 双方向通信にしておくのね ルセリナ 23 05 別の組の赤青を渡しておきましょう フィア 23 06 ・やばくなったら赤い方にコマンドワードを唱える ・青いほうが割れたら緊急事態なので避難の準備、バリケード設置などを行う この2点だけ覚えててくれりゃ大丈夫だ GM高梨千里 23 06 【フィデリーテ】「……メモリに保存しました。承知いたしました」 ノクス 23 06 そうね、後青い方は出来ればこまめに見て置いてって感じかな フィア 23 07 「何かあったら全速で駆けつけるから、何とか踏ん張ってくれ。じゃあ、行ってくる」 で、再度地下道へGOで良いかな GM高梨千里 23 08 フィデリーテは全てを承知します。 ノクス 23 08 じゃあままごとを終了して合流しよう。 GM高梨千里 23 08 【フィデリーテ】「ご武運をお祈りいたします。いってらっしゃいませ」 ノクス 23 08 道すがら情報共有宜しく GM高梨千里 23 08 【リリエ】「お兄ちゃん、遊んでくれてありがとう! いってらっしゃーい!!」 フィア 23 09 俺の方から話しとく。 >ノクス ノクス 23 09 「ああ。……」少し考えて。「……良い子にしていろ」 ウィル 23 09 「なつかれてるなドレイク」 (ニヤニヤ) GM高梨千里 23 09 【リリエ】「はーい!!」 マテル 23 09 「いいお父さんになりそうね」 ルセリナ 23 09 可愛らしい フィア 23 10 「……」 ウィルとノクスを見比べて。「……モテるよな、お前ら。妬ましいぜ……」 ノクス 23 10 「そのようだ。アレックスで慣れておいてよかった」真顔で頷く。 「父、か……。……」 ウィル 23 10 「お前……ら?」 (?を浮かべてる) マテル 23 11 「あー……ごめん」 ルセリナ 23 11 「(神殿の方はよい顔をしておりませんでしたが、孤児院の手伝いもお願いしておけばよろしかったですね)」 ノクス 23 11 「いや。問題はない」 マテル 23 12 「ん、でもごめん」 じゃあ行く感じなのでしょうか ノクス 23 13 「俺は父を尊敬しているが、『人族風』ではなかろう。人の価値観としての良い父親、というものは俺にはわからないな」 いきましょー ルセリナ 23 13 「マテルさん、ルキスラに戻ったらシーン神殿の孤児院に遊びに来られませんか。いつか子供を持った際の練習に」 参りましょうかー GM高梨千里 23 13 はい、では移動します。会話で……そうですね、10分。移動で20分としましょう。 TOPIC 子犬たちの冒険譚 第三話「ロストメモリー」 16 20 GM高梨千里 23 14 ノクス 23 14 ところで工業区に入る前にMP確認を マテル 23 14 「子供?ないない!」*カラカラ笑う ウィル 23 14 (ノーメコント) ノクス 23 14 休息するという話もあったぐらいですしね ウィル 23 14 (ノーコメント) ルセリナ 23 15 私は問題ありません マテル 23 16 「でも孤児院にはおじゃまさせてもらうわね」 自分も貼りましたが問題ないはず フィア 23 16 一応1回戦闘できるぐらいにはしてたはず ウィル 23 16 うむ 「子供か……いつかは作らなければならないな (ボソリ」 (独り言) ルセリナ 23 18 あらあら マテル 23 18 あらあら GM高梨千里 23 19 えっと、ハイマンは人間となら子供が作れるんですっけ(すっとぼけ) ウィル 23 19 種族的にね、作らないと消えるからね フィア 23 19 この代限り、って意識ではないのな ノクス 23 19 GM、脱線 (笑) GM高梨千里 23 19 はーい ノクス 23 19 いどうしいたよ フィア 23 19 裏でやろうぜw GM高梨千里 23 19 それでは、工業区に移動して現在16 20。霧は出ていないようです。 ノクス 23 20 ん、地下からきたの? 上からいったの フィア 23 20 地下道を通って移動したつもりでしたが、途中神官の痕跡とかありませんでしたか? ノクス 23 20 個人的には地下押し GM高梨千里 23 21 とくにあなたたちがいたときと変わったところはありませんね ウィル 23 21 ふむ フィア 23 21 あっれ、マジでどこ行ったんだろ…… ノクス 23 22 では工業区方面への地下道を行きました、で。何がありますか GM高梨千里 23 22 はい。地下道から上に上がる扉は天井についていますが、鍵がかかっておらず、すんなりと開きます。 高さは神殿に会ったものと同じ、2m強ほどですね それ以外に、地下道に気になるものはありません。 フィア 23 23 地下道の道中は特に何もなし、と。じゃあ上にあがるよ ウィル 23 23 偵察まかせたー ルセリナ 23 23 お願いします ノクス 23 24 たぶんしまっていたフラトスを出しておきますー GM高梨千里 23 24 はい。では、先程も言ったとおり霧は出ていません。エメラルドの指輪はどなたが持っていましたか? ノクス 23 24 俺以外 (笑) フィア 23 24 前と変わりなく、ルセリナが所持してると思う ルセリナ 23 24 私が装備しておりますね フィア 23 25 辺りを見渡すけど…… GM高梨千里 23 25 それじゃあ、今はフィアースのみが出ているということで大丈夫ですかね フィア 23 25 それでOK GM高梨千里 23 25 はい、ではぱっと見て取れる情報を。 ここは工業区の廃墟のようです。コンクリート(のようなもの)で出来た、無機質な壁が見えます。 そして、通路の知覚にパイプのようなものと、それがつながった機械が見受けられます。薔薇の甘い匂いがかすかにしますね。 以上です。ここでフィアース、危険感知判定をどうぞ。目標値は9です。 フィア 23 28 2d+7+1 危機感知 ダイス 23 28 フィア - 2d+7+1 = [3,2]+7+1 = 13 GM高梨千里 23 28 余裕ですね。 フィア 23 28 キタローアンテナに反応! GM高梨千里 23 28 では、建物の影から、人間の男性らしき人影があなたに襲いかかってくるのがわかりました。 フィア 23 29 パット見、どんな人物か分かる? 若いとか年寄りとか腐ってるとか GM高梨千里 23 30 うつろな目をした、つなぎを来た青年~壮年の男性ですね。何かの作業員であることがわかります。 ここで、真偽判定をどうぞ。目標値は13。 冒険者レベルと知力ボーナスを使用してください。 フィア 23 32 「おい止まれ! 止まらねえなら……」と言いつつ、真偽判定。 2d+8 ダイス 23 32 フィア - 2d+8 = [2,2]+8 = 12 GM高梨千里 23 32 おしい……!! フィア 23 32 指輪ぱりーん マテル 23 32 ああ500ガメルが…… ルセリナ 23 33 景気がよろしいですね ウィル 23 33 金で命が買えるならやすい GM高梨千里 23 33 はい、では、彼らがやけに戦闘慣れをした身のこなしであることに気が付きます。おそらく、何者かが化けていると判断できます。 ウィル 23 33 一万越えたら考える ノクス 23 33 ら? 複数なんですか GM高梨千里 23 33 4人ですね。工業区の作業員である被害者の数と合います。 フィア 23 34 「……止まらねえなら、ぶっ倒す!」 戦闘体勢に入るよ。この問答で以上は伝わったと思いたい 異常は ノクス 23 34 では駆け上がろう マテル 23 34 とうっ ノクス 23 34 魔物知識判定は可能ですか? GM高梨千里 23 34 全員で応戦するのであれば、戦闘はイベントとして処理をします。 ノクス 23 35 ほい GM高梨千里 23 35 戦闘は行わず、自動勝利ですね。 マテル 23 35 処理しましょう ウィル 23 35 ふむ? GM高梨千里 23 35 剥ぎ取りをどうぞ。 フィア 23 35 まあ、全員でかかるよ というか何だったんだw ウィル 23 35 因みに正体は? GM高梨千里 23 35 レッサーオーガですね。 ウィル 23 35 めっさ大柄か ノクス 23 35 いやまもちもしてないのに (笑) 人間ならはぎたくないし ほい フィア 23 35 ああうん、処理していいやつやね GM高梨千里 23 36 剥ぎ取り3体分、どうぞ。 フィア 23 36 4体では? ともあれまだ剥ぎ取りはせず、レッサーが襲いかかってきた方向に行って何かあるか様子を伺うよ GM高梨千里 23 37 あ、すみません4たいですね フィア 23 37 あと、知力指輪を再装填する ルセリナ 23 37 さきほど同様確認を優先しましょうか ノクス 23 37 そうしよう ウィル 23 37 うむ GM高梨千里 23 38 はい、探索判定、目標値9をどうぞ。 フィア 23 38 探索するなら、その間に剥ぎ取りしといてくれ 2d6+7+1 探索判定 ダイス 23 38 フィア - 2d6+7+1 = [3,6]+7+1 = 17 ウィル 23 38 あいよー ノクス 23 38 ああそうね 2d6 れっさー ダイス 23 38 ノクス - 2d6 = [1,2] = 3 マテル 23 38 2d+1 じゃあ一人分貰ったり ダイス 23 38 マテル - 2d+1 = [3,5]+1 = 9 ウィル 23 38 2d+1 剥ぎ剥ぎ ダイス 23 38 ウィル - 2d+1 = [3,2]+1 = 6 ノクス 23 38 2d6+1 あれっくす ダイス 23 38 ノクス - 2d6+1 = [3,2]+1 = 6 GM高梨千里 23 39 はい、ではフィアースは、「レッサーオーガたちがここの侵入者に対し襲いかかるよう、見張りを命じられていた」ことに気づきます。 足跡が点々と、工業区をぐるっと回るように付いているようにお思いますね。 マテル、ウィリアム、アレックスは1dをお願いします(代振りありがとうございます!) フィア 23 41 「ここの斥候か。ここで何か守ってたのか……?」 一旦戻って、通路にあったパイプの繋がった機械に対して探索を行いたい マテル 23 41 1d ダイス 23 41 マテル - 1d = [1] = 1 ウィル 23 41 1d ダイス 23 41 ウィル - 1d = [6] = 6 ウィル 23 41 フフン ノクス 23 41 1d6 ダイス 23 41 ノクス - 1d6 = [5] = 5 マテル 23 41 (´・ω・`) ノクス 23 41 マテルが低いのは惜しいね (笑) ノクス 23 42 #30*11 GM高梨千里 23 42 100G+180G+150Gです。 ダイス 23 42 ノクス - 30*11 = 330 ノクス 23 42 430Gと GM高梨千里 23 42 機械に探索、了解しました。目標値は11としましょう。 フィア 23 42 2d6+7+1 探索判定 ダイス 23 42 フィア - 2d6+7+1 = [1,2]+7+1 = 11 フィア 23 43 あっぶね GM高梨千里 23 43 では、ここに入っているのは「青薔薇のエキス」を何らかの媒体に溶かしたものであることがわかります。 青い霧の元凶であり、現在は動作していないようです。 フィア 23 44 うーん、別にそういうことを知りたいわけじゃねえんだよな…… ノクス 23 44 動作できないようにすることはできないかな GM高梨千里 23 44 これを操作するのは、神殿にあった仕掛けであることにも気づくでしょう。もう作動はしません。 ウィル 23 45 ふむ…… GM高梨千里 23 45 ただ、青薔薇のエキスがここにあるのには変わらないので、何らかの根回しは必要になるでしょう。 回収する、ヒカルに知らせて持って行かせる、宿に戻った時に処理を誰かに頼む、などですね。 ルセリナ 23 46 作動しないのはともかく、ここにあるままというのもどうなのでしょう ノクス 23 46 とりあえず今どうこうできることじゃなかろう。 フィア 23 46 回収しておくか。処理は後でどうにかしよう 最悪5区にぶちまける ノクス 23 46 量によるけど大丈夫かな? GM高梨千里 23 47 では、青薔薇のエキスをもらさずに取り外すことができたか、解除判定をどうぞ。 目標値は13です。 フィア 23 47 2d+8 解除判定 ダイス 23 47 フィア - 2d+8 = [3,4]+8 = 15 ノクス 23 47 変な媒体にとかしてあるらしいから撒くのはやめとけw ウィル 23 47 キャーニンゲーン GM高梨千里 23 47 はい、では無事に取り外すことができました。 マテル 23 47 漏らしてたら局地的大惨事 フィア 23 47 正直5区連中がどうにかなってもどうでも良いかなー、と思う今日このごろ マテル 23 48 ジャマをされるくらいなら少し暗い くらい GM高梨千里 23 48 そうこうしていると、アレックスが首を傾げます。 ウィル 23 49 おや、ウサセンサー起動? GM高梨千里 23 49 【アレックス】「なんか、変な臭いがするね」 ウィル 23 49 「……玉ねぎの腐った匂いか?」 (ガスの匂い ルセリナ 23 49 あらかわいらしい 首傾げ フィア 23 49 「匂い? ……どっちから臭うか分かるか? マテル 23 50 ウサセンサーとかヤバイ奴では GM高梨千里 23 50 【アレックス】「なんか、お肉が腐ったみたいな……」そう言って、不快そうに鼻をおさえています ルセリナ 23 50 「私にはわかりませんが……どちらからでしょう」 一応鼻を覆います 布か何か使ったほうがよいでしょうか マテル 23 50 「……アンデッド?」*聖印ぎゅっと ノクス 23 50 「……。行ってみよう」 ウィル 23 50 ……知識的な判定ありますか? フィア 23 50 この一帯探索して、ニオイのもとを探るとか出来ますか GM高梨千里 23 51 はい、可能です。目標値は11です。 フィア 23 51 2d+7+1 探索判定 ダイス 23 51 フィア - 2d+7+1 = [4,4]+7+1 = 16 GM高梨千里 23 52 はい、ではフィアースが辿って行くと、そこには乱雑に捨てられた人骨がありました。。 フィア 23 52 推定、犠牲者の骨。身元がわかるものはないか? ノクス 23 52 同行します ウィル 23 52 ……はい、検死入りますよー (顔色真っ青 GM高梨千里 23 54 数としては5人分。見慣れた背負袋と、高位の聖職者がまとう独特の衣の切れ端があるのがわかります。 ノクス 23 54 推定高司祭と冒険者か。 ウィル 23 54 ということをかくしか ノクス 23 54 それウィルじゃなくても分かるやつw 可能な範囲で遺品回収しておこう。 GM高梨千里 23 55 なお、全て心臓が食われており、他の肉もかなり食われていることがわかります。腐臭の元は、骨に僅かについた肉片からのようです。 マテル 23 55 「……・……なんて酷い、最悪……」 アンデッドにならないように浄化って何か魔法有りましたっけ ノクス 23 56 ないよ、埋葬すること。 ウィル 23 56 「……ちょっと、離れる」 (口を押さえてみんなから離れる) マテル 23 56 埋め埋めですか…… フィア 23 56 「ここでやられたってワケか。……くそっ、調べれば調べるほど、八方ふさがりだな ノクス 23 57 「終ったことを憤っても仕方ない。他の探索をしよう」 ルセリナ 23 57 「……迷わずティダン様の御許へ行けたことを祈るしかできませんね。歯がゆいです」 ノクス 23 57 工業区には他にはなにもないのかな フィア 23 58 「他、っつってもな。そういやノクスにウィル、昨日霧が吹き出すトラップがあったって場所はどこだ?」 GM高梨千里 23 58 はい、何もありません。しいて言うのであれば、冒険者達の最期のあがきのあとがあるくらいでしょうか。 ルセリナ 23 58 心臓も食べられているようですけれど、偽物らしき者は出現しておりませんよね どういうことなのでしょう フィア 23 58 ああ、何もないのね ノクス 23 58 さっきの作業者や、神殿のオーガの可能性もある 別に1つの姿しか記憶できないわけじゃない。 ウィル 23 59 ……そういえば、宿戻ってないよね今のところ ノクス 23 59 勿論別の可能性もある フィア 23 59 食った奴がこの場を離れてどこかに居るか、今まで倒したやつの中に食った奴が居るか そうね、しばらく宿に寄ってないはず ノクス 23 59 宿って冒険者の店? まだ5時間ぐらいだぞ (笑) ルセリナ 23 59 冒険者の方の外見は確認しておりませんものね……過ぎたことを考えてもどうしようもありませんけれど TOPIC 子犬たちの冒険譚 第三話「ロストメモリー」 16 50 ウィル 00 00 まだ五時間か…… ルセリナ 00 00 朝出たばかりですね(笑 ノクス 00 00 昼ね ルセリナ 00 01 昼でしたか まあそれほど時間が経ってないことだけは事実です( ノクス 00 01 正確にはヒカルに言伝した後に出立だから、実質3時間もたってないな GM高梨千里 00 02 さて、区切りもいいですし、ここで今日は終わりにしましょう。 お疲れ様でした! ノクス 00 02 おつでしたー ルセリナ 00 02 お疲れさまでした フィア 00 02 お疲れ様でしたー ウィル 00 02 お疲れさまでしたー マテル 00 03 お疲れ様でした GM高梨千里 00 03 次回は16 50、工業区でスタートします! フィア 00 05 了解です。うーむ、もう現状の材料で何とかするしか無いのか…… ノクス 00 05 そうねぇ。 もう儀式するしかない感じだね 切れる時期を前倒しにすることで御大は防げるかもしれない フィア 00 07 あ、そうだ GM、奇跡の香水の効果について詳しく聞いておきたいのですが GM高梨千里 00 07 はい フィア 00 08 「自分に振りかけることで、5時間 (1800ターン)の間「達成値20のチャーム」と同等の効果をもたらす。」というのは、吹きかけてから5時間の間隣接するすべてのキャラクターにチャームがかかるということでしょうか? GM高梨千里 00 08 はい、そういうことですね。 フィア 00 09 そのチャームの持続時間はどんなもんでしょう ウィル 00 09 ……そしてそれがここには五個ある GM高梨千里 00 09 香りが到達すれば隣接していなくても可能です。 その代わり、相手を選択することは出来ません。 この香りを認識した人は、全員が精神抵抗判定を行うと考えてください。 ノクス 00 11 うん、でその持続は? GM高梨千里 00 11 5時間ですね ノクス 00 11 振りかけた人に出会ってから、離れても5時間、なんですね? GM高梨千里 00 11 はい、そうです。 ノクス 00 12 ひどいチートアイテム (笑) ほんとこれあかんやつ (笑) ウィル 00 12 ……匂い感じるのは、どのくらいの距離までだろうか GM高梨千里 00 13 人の手の距離、だと考えているのですが……半径1mくらいですかね ノクス 00 13 そんなもんじゃないかな ウィル 00 13 1mか……五時間ごとに交代で振りかける? フィア 00 14 5区の警備兵全員たらしこむか…… ノクス 00 14 正直あまり意味を感じない (笑) たらしこんだとしてさせたいことは何よw ウィル 00 15 門の鍵をこちらに渡してもらう フィア 00 15 街の警護 ノクス 00 15 5区の残りのヤツをみはれということならそれなりの成果は期待できるかもしれないけど 街の警護は正直、期待できない ボガードを数人で何とか出来る程度のレベルだよ。 フィア 00 16 そういう、儀式中によってくる雑魚を対処させられれば俺たちは剣の警備に集中できるかなと思ってな 俺達だけで街全域の警備は無理だし、剣が復活したけど犠牲が出ましたじゃ寝覚めが悪い ウィル 00 18 町の人たちを避難させるとか? ノクス 00 18 まぁそうだけどねぇ。 ウィル 00 18 避難場所候補は……工場 ノクス 00 18 非難はもっとムリ (笑) マテル 00 19 ←10を救うためなら1くらいとか思ってしまう奴 フィア 00 20 避難を呼びかけようにも、まず俺たちに信用がないからな。信用ありそうで味方になってる奴は死んでるし 味方になりそうなの ウィル 00 20 それでいいのか調和神神官 ルセリナ 00 21 すべてを救える、などと傲慢な考えは持ち合わせておりませんが 最初から切り捨てて考えることはできませんねえ ノクス 00 21 因みに、儀式に入って決壊が消えたからと言ってそれを知覚するのは、たまたま近場にいた蛮族とかぐらいだとはおもんだ。 ウィル 00 21 確か、1区にはコボとかラミアいるそうね ルセリナ 00 22 そういう話でしたね フィア 00 22 で、避難させようにも1区の連中を他の区の連中が受け入れるかっつーとね…… ノクス 00 24 正直1区の警備兵だけでは全体警備には数が足りないと思うし、それをやるなら、町全体をチャームして、1区にひとを全部集めて警備兵に見張らせる。とか そう言う規模の事をやらんとあかんと思うよ ウィル 00 24 ……確か、パイプは町中に張り巡らされてるのよね ノクス 00 24 そうだったっけ? GM高梨千里 00 25 はい、そうですね。 フィア 00 25 ああ、そういや仕掛けを動かせば街中に煙が充満するとか言ってた ウィル 00 25 確か、神殿のパイプをどうかしたらえらいこっちゃになるって GM高梨千里 00 25 ただし、5区には無いですが ウィル 00 25 つまり、5区をなんとか封じ込めたら後はなんとでも出来る フィア 00 26 ……それで、奇跡の香水の効果をばらまくことは可能? ノクス 00 26 霧も家の中までは入らなかったんだから普通に不可能かと。 GM高梨千里 00 27 魔動機の知識がある人か、操霊魔法と真語魔法を知っている人がいて、奇跡の香水を注ぐときに抵抗ができ、なおかつ外にのみなら効果がありますね (訳:不可能です) ウィル 00 27 ……出目11か ノクス 00 28 あと香水をまいてどうするのよ (笑) 匂いを纏った人同士がラブラブするのを見るんかw わけがわからんw GM高梨千里 00 29 その可能性は十分というか、皆さんが香りをまとっていないと皆さんの言うことは聞きませんよ、とだけ ウィル 00 29 低級蛮族とか、メティシエ神官 (低Lv)たちを封じ込める? 数で圧されたらこちらは圧倒的に不利だし フィア 00 30 PCの誰かがまとった香りをばら撒ければ街全体チャームができるかなーと思ったけど、いくらなんでも無理か ノクス 00 30 それは別に、比較的頑丈な屋内でやれば問題ないな フィア 00 30 パイプに誰か押しこむわけにも行かん GM高梨千里 00 31 そうですね。『「香り」+「その人の独特の匂い」を対象に嗅がせ、その持ち主を友人のように認識する』という感じのイメージです ウィル 00 31 独特の匂い……消毒液の匂いとかか GM高梨千里 00 32 体臭といいますか……無臭に感じても超微量な匂いは出ているそうですし ノクス 00 32 正直、結界が関係がある上級蛮族は警備兵では相手にならないんだし、頑丈な建物で邪魔されないように儀式する、でいいのではと思う ウィル 00 32 ふむ……頑丈そうなのは5区とか神殿かな フィア 00 32 あー…… 駄目だ、もう手が思い浮かばん。3区の警備兵は話が通じるようだし、5区連中を抑えてもらいつつ、結界が消えることを街全体に周知してもらってあとは自己防衛。もうこれぐらいしか無いか 今剣が安置されてる建物は? ノクス 00 33 個人的には周知も反対かなぁ 暴動が起きかねない 3区の町民会館の筈 ウィル 00 34 うん、その隙にルーンフォーク殺られたらもう勝てない フィア 00 34 剣の儀式を始めます、一時的に結界が解かれますので家から出ないでください、って通知で良いんじゃないのか? これくらいは普段からしてるのでは ルセリナ 00 34 多勢を相手取れませんし、隠れてやれればいいのでしょうけれど……むぅ ノクス 00 36 誰がやるんだって質問にはどう答える? そもそも今まではおそらく前もって司祭が通知していたのではないかな ウィル 00 36 ……司祭いないしなぁ ルセリナ 00 36 司祭の顔をしたオーガが出た場合面倒ですね フィア 00 37 最悪だな! ノクス 00 37 そうだね マテル 00 37 おーが「奴らは蛮族の手先だ!」 ウィル 00 37 詰みに近いなぁ……GMGM GM高梨千里 00 37 はい、何でしょう ウィル 00 37 ヒカル、まだ戻らない? (涙目 ノクス 00 37 もどるわけないだろ (笑) ルセリナ 00 37 出たばかりではありませんでしたっけ( ノクス 00 38 3時間 (笑) フィア 00 38 まだ3時間しか経ってねーぞw ウィル 00 38 もう、1ヶ月くらい経ってる気がしたよ!……うわーん フィア 00 38 それはリアル時間w ノクス 00 38 相変わらずメンタル弱いな (笑) GM高梨千里 00 38 そうですね、今頃ケツの重い神官(ヒカル談)をリュシアとともにおd……交渉しているところでしょうね ウィル 00 39 はやっ!? ノクス 00 39 はやいな。 マテル 00 39 拉致ってこい! ノクス 00 39 それはさておき いや一人や二人拉致ってもあまり意味はないからね (笑) フィア 00 39 じゃあもう、出来る限り町民会館か神殿か、どっか丈夫な建物を要塞化しつつ、こっそり儀式を行う。3区の警備兵はできれば味方につけて5区を抑えてもらう ノクス 00 40 国からの免状でも持ってきてもらわないと (笑) フィア 00 40 結界が消えてる間の雑魚の襲来は無いことを祈る。……か? ウィル 00 41 ……そもそも、どんな奴がここらへん来るのだろうか ノクス 00 41 雑魚が襲来するなら別に結界が消えてる間じゃなくてもいつでも来れるんで ウィル 00 41 ボガードとは言われたがソードマンなのか無印なのか ノクス 00 41 それは正直俺らに関係のない不幸である フィア 00 42 しょうがないと言いたくはないが、俺らに拾いきれる範囲じゃないか。 ノクス 00 42 3区の警備兵に、グループで周回ぐらいはさせたら? まぁいつもやってるとおもうけど フィア 00 43 まあ、そのへんも出来うる限りやってもらおう ノクス 00 43 5区には別に手を出させなくていいよ。 フィア 00 43 あとは、アウラか どこに居るんだあいつ ノクス 00 44 5区一般人なら何かしに来ても何もできないし、化けてる何かがいたら3区の警備兵を差し向ける方がヤバい ルセリナ 00 44 勝手に規模が大きくなっておりますが、私たちただの駆け出しも駆け出しの冒険者ですし できることをできる範囲でするしかありませんわね ノクス 00 44 そうね フィア 00 45 了解。まあ、事情を話して協力を取り付けるのは必須で。 マテル 00 45 ヤれることヤったもん勝ちです ウィル 00 45 殺らなきゃ殺られるしのう フィア 00 46 できれば事を起こす前にアウラと話し付けておきたいんだが、それを待ってる時間が惜しい…… ノクス 00 47 帰ってくるかも怪しいしな フィア 00 47 リリエの家に置き手紙でも出しておくか 「お前の娘は預かった」 的な マテル 00 47 娘は預かった 言われた ノクス 00 47 誘拐w ウィル 00 47 でも事実 ルセリナ 00 47 間違っておりませんわね ウィル 00 48 「お前の娘は丁重に扱っている」 マテル 00 48 「父親役も出来て幸せそうだ」 フィア 00 48 ……ああ、でもその場で5区に報告に行かれたりするとヤだな。誰か張っておくか ウィル 00 49 『ニャーン』 ルセリナ 00 49 (フィアリーテさんが) ですね ノクス 00 49 まぁ手紙とかはいらんとおもうよ。 こっちはこっちで儀式に動いて、猫はそのまま残しておこう フィア 00 49 で、アウラが戻ったら急行? ノクス 00 50 猫の視界に何か入ったら、猫が尾行だけは試みる、でいいんじゃね? しねぇよww<急行 儀式ほったらかしてどうする!w 優先順位を見誤ってはいけない フィア 00 50 いや、放っておきたくなくてさ…… ノクス 00 51 アウラを優先して、戦力を分散して儀式をしますか? フィア 00 51 俺単騎なら道中襲われても逃げれるし、後味悪いことになる前に確保したいんだよ ノクス 00 52 推奨できない。それは、儀式側のPTが先制判定に失敗してもいいのか、という選択肢になる。 フィア 00 53 だよな…… ノクス 00 53 かといって流石に俺が離れるとは言ってあげられない。 今回の場合はね こと守備戦となると俺は要だから。 フィア 00 53 わかった。じゃあ、置き手紙だけは出させてくれ。それで真っ先にリリエのとこに来るならまだ望みがある。どっかに報告しに行くようならもう諦める。 ノクス 00 54 それは儀式の場所を敵に教えることになる可能性があるということになるけど、いい? リリエをほったらかしにして儀式上に立てこもりはしないよね? ってことはリリエもフェ……なんとかさんも抱え込んで全部護る布陣で儀式だよね フィア 00 57 そうなるな ノクス 00 57 ってことは、リリエの居場所を知らせる手紙=儀式場の場所暴露、なわけですよ フィア 00 58 最後までバレずに儀式が行えるのは流石にありえんだろうから、それほど変わらない……と、思うんだが 自分で言ってて苦しいな ノクス 00 58 探査時間が必要かそうでないかは大きいかも知れない フィア 01 01 最初はでたらめな場所を書いておく。で、その時の反応を見て、望みがありそうなら正しい場所を書いたメモをファミリアに持って行かせる ノクス 01 01 それならまぁあり。 フィア 01 02 ……別に場所書かなくても、「その場で待て。追って連絡する」で良いな ノクス 01 02 ただ、その場所って、信憑性がありそうな場所である必要があるので そうね フィア 01 06 自分のワガママになって申し訳ないが、その方向で行かせてくれ。 ノクス 01 06 いえいえ。そのラインなら有、で フィア 01 06 ……ここのやり取り、来週またロールすんのかな ノクス 01 07 軽くやってもいいけどいきなり作戦実行でいいんじゃ (笑) やるならノクスとして応えるよ (笑) フィア 01 08 ガッツリやると流石に面倒だなーとw まあGMにも聞いて軽く済ませられるならそうしよう GM高梨千里 01 08 実行でいいですよ、かくしかということで ノクス 01 08 うん (笑) フィア 01 08 了解です ルセリナ 01 08 話が早い……w( 説得ロール 今ここでやってもいいのですよ|д゚) フィア 01 09 ノクスを説得するロール? ノクス 01 09 上の流れの口調を変えただけだよ!! (笑) フィア 01 09 だよなw ルセリナ 01 09 ^^ フィア 01 10 まあ、フィアースとしてアウラに拘る理由とかはあるけど ノクス 01 10 ほう ルセリナ 01 11 詳しくお聞きしても? ウィル 01 12 ほう フィア 01 12 そんな複雑でもないですけどね。 フィアース自身が前のパーティで一度失敗してて、問題から逃げ出してしまっていたので 今まさに失敗を犯そうとしてるヤツに、ホントにそれで良いのか、何か他にやり方はないのか問いたい ノクス 01 14 いいねぇ フィア 01 15 アウラの返答如何によっては更に心の傷が抉られるやつですw ウィル 01 15 (´・ω・`)人間かわいそう (抉られたら フィア 01 16 抉られる前提で哀れまないでくれw ノクス 01 17 俺は若々しくていいなぁって (笑) フィア 01 18 若い子だし…… ウィル 01 18 ウィルはどうだろうなぁ……多分、もうアウトと決め打ってるな ノクス 01 19 別にアウトと決めてもいないが、優先順位をつけているな。ノクスは フィア 01 20 優先順位はわかってるけど、放置は自分に納得がいかないのでなるべく粘りたい。というスタンス ノクス 01 20 いいとおもうよw フィア 01 21 この辺ロールしても面白かったかもだけど、今からじゃ茶番だなw ウィル 01 21 さて、そろそろおちますー お休みなさいー フィア 01 21 全部終わったあとで機会があったらにしよう おやすみなさい GM高梨千里 01 21 おやすみなさいませ、私もそろそろ落ちます フィア 01 21 お疲れ様でしたー GM高梨千里 01 22 ありがとうございました、お疲れ様でした! ルセリナ 01 22 おやすみなさいませ ロールしてもよかったのに|д゚) フィア 01 23 やるならPL発言で暴露する前にロールに入っておくべきでした ちょっと勿体無い ノクス 01 24 あははw ルセリナ 01 25 唐突に「」つけてRPしだしてもいいのですよ( 稀によくやります われわれ ノクス 01 28 でも、フィアースとじっくり話せた感があるw(RPではなかったけどもw フィア 01 29 そうですね、RPじゃないのが残念ですがw ノクス 01 30 話をしたという事実にはしておきましょうw フィア 01 30 まあ本編でこの辺りつついていただければ反応します というかこの話題自分からするの難しいw フィアースにとっては過去の恥部なわけですし ノクス 01 31 はい……w フィア 01 31 というわけで、そろそろ自分も落ちますね ノクス 01 31 おつー^^ フィア 01 31 おやすみなさい ルセリナ 01 31 おやすー
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/1118.html
さわこちゃん 可愛い - 名無しさん 2010-08-16 00 46 46 これって無料? - 名無しさん 2010-08-28 12 06 26 面白い^-^ - 名無しさん 2010-11-16 20 09 53 風早クンかっこよすぅー^p^@ - 名無しさん 2011-01-06 11 36 19 ありがとう!これ探していたんですぅ~☆ - りりぃ☆ 2011-01-08 19 50 37 もうーうんざりー - 名無しさん 2011-01-15 21 43 09 くるみうっざーうめのくせにーー!だまれや! - 名無しさん 2011-01-18 19 23 07
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/418.html
第三話 寺子屋にて 「今日はここまで。宿題はちゃんとやってくるように」 生徒たちに問題の書かれた紙を手渡し、算数を教えている先生ことパンナコッタ・フーゴは教室を後にした。 それを合図に、子供たちは教室から飛び出し、それぞれの家や遊び場へと向かって行く。 寺子屋最年長(?)のナランチャも、例外ではなかった。 「よっしチルノ! 釣り行こうぜ釣り!」 鞄を持って、ナランチャは同じクラスの氷精、チルノを呼ぶ。 「釣りでもあたいはサイキョーなんだからね!」 チルノも鞄を持って、教室の窓から飛び出していく。 「うおぃ! 待ってよチルノォォォー! 飛んでいくなんてヒキョーだぞー!」 ナランチャも慌てて廊下を走り出す。 「さて、私も帰ってマンガでも読もうかな」 フランも、鞄を持って教室の窓から飛び立つ。 背後から、窓から飛び出すなー! と叫ぶ慧音の声が聞こえたが、フランもチルノも気にしなかった。 紅魔館の近くにある湖で、チルノとナランチャは釣り糸を垂れ始めた。 その背後ではチルノの姉的な存在である大妖精がその様子を見守っている。 釣竿、とは言ったものの、そこらへんの木の枝に糸と針、そしてミミズを付け足しただけという簡素なものだ。 むしろそんなもので魚が釣れるのかと言いたくなって来る。 しかし、 「きたッ! きたきたきたァーッ!」 ナランチャの持つ枝に衝撃が走ってきた。 枝を思い切り引っ張ると、それは勢い良く湖から飛び出した。 魚、というには彼は大きすぎた。 魚、というには姿がかけ離れすぎた。 それは人間だった むしろディアボロだった。 彼は意識を失い、湖畔の草むらにその体を投げ出している。 もちろん、釣り上げられたばっかりなので全身びしょ濡れだ。 「……人が釣れたぞ」 唖然とした表情を浮かべるナランチャ。 「誰かなコイツ?」 好奇の表情を浮かべるチルノ。 「とりあえず、こんなときは胸の部分を押して水を吐かせたほうがいいかと……」 戸惑う大妖精。 「よ、よし。じゃあオレがやってみるよ」 ナランチャは、ディアボロに近づいて、 「胸の辺りを押すんだな……」 心臓マッサージの要領で胸を圧迫すると、ディアボロの口から水が噴水のように吹き出た。 それと一緒に、口から魚が一匹飛び出した。 「ぷっ!」 それを見たチルノは、思わず噴き出してしまった。 「ぷっ……ククク……まるで人間ポンプだぜ……」 ナランチャはディアボロの胸を圧迫するのを忘れ、笑いをこらえるために口元を押さえる。 すると、 「ガハッ!」 ディアボロは更に口から魚を2、3匹ほど飛び出させてから跳ね起きた。 そして、 「オウェェェェェ……」 その場に大量の魚を吐き出し始めた。 「「アーッハッハッハ!」」 チルノとナランチャはその光景に耐えられず、ついに⑨笑いこと馬鹿笑いを始める。 ディアボロが延々と魚をはき続ける光景を見て、大妖精が、 「まるで鵜飼いの鵜みたいですね……」 と呟くと…… 「「鵜飼いって何だ?」」 チルノとナランチャが食いついてきた。 「鵜飼いって言うのはね、川とかで鵜という鳥に魚を食べさせて、船とかに集めて鵜の中の魚を吐かせて魚を取ることを言う……ハッ!」 そこまで言って、大妖精はチルノの目がキラーンと光っているのに気がついた。 しまった……大妖精は、後悔した。 「あたい……いいこと考えた」 「奇遇だなぁ! オレもだ!」 チルノとナランチャは、目を輝かせながらディアボロに迫る。 魚を吐きながら話を聞いていたディアボロは、 「なんだかよくわからんがヤバイッ!」 すぐに立ち上がって走り始めた。 「あっ! 逃げた!」 チルノは飛んでそれを追う。 「待ちやがれッ!」