約 301,138 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2064.html
第三話:共感姫 真那が廃人探偵事務所に行くのを見送ると俺は妹や親の真那との関係に関する追及を回避しつつ、引き続き、イーダについての情報を調べる事にした。 俺が調べるのは実際にイーダと戦って取り逃がした者の情報だ。 多少、信用は出来ないが、多量の戦闘情報を集めれば戦い方を探る事が可能となり、そこからイーダを追い込む手段を見つけることが出来るだろう。 まずは大型の情報掲示板に当たってみる。一週間という長い時間が経っているためか、かなりのスレッドが立っており、皆してイーダについての議論をしていた。 ある者はイリーガルとなって暴走した、何らかの試作システムが暴発したなどと噂し、またある者はイーダの目撃情報を求めていた。 しかし、掲示板に巣くう者達はそれを面白がり、笑い、話題を提供する者達をはやし立てる。ここはある種の無法地帯だった。書き込むには相当の覚悟と頭の良さが無くてはやれないものだ。 それを知らずに書き込んだ空気が読めなかったり、軽はずみな事しか言えない奴はそこで喰われるのである。 まぁ、恐ろしい場所だが、見る分には良い情報収入源だ。 情報の取り方を知っていれば何の事もない。 では何を俺はやるのか。……それは『愚痴』を聞く事だ。負けず嫌いそうな奴を探し出し、その人が零す『愚痴』という名の情報を引き出すのである。 俺は早速、その愚痴を聞くべく、イーダの戦闘に関するスレッドを開いてみた。そこにはイーダ捕獲を試みて失敗した者達がそこに集い、イーダが強さについて語り合っている真っ最中だった。 そこには各武装に関する情報がわんさか書かれてあった。書き込みを行っている者のあまりの迂闊さに俺は感謝をしてそれを見る事にした。 まず、イーダの特徴であるビークルユニット『ヴィシュヴァ・ルーパー』。これは可変機構を備え、トライクモードとバトルモードの二つの形態になることが出来る。 トライクモードになると非常に素早くなり、特にグリップ力と加速力が高いため、変則的な機動を得意としている。最高速度は時速四十キロ。普通道路での自動車並みの最高速度だ。平均速度はこれ以下になるだろうが、かなりの性能である。 バトルモードに変形した場合はトライクがイーダのアーマーとなって彼女をサポートする。非常に装甲が厚く、強力な大型クローを内蔵するサブアーム『エアロチャクラム』が最大の武器となる。 近接戦でのパワーはこれまでの機種の中では最強のパワーを誇る建機型であるグラップラップに多少劣る程度とかなりの強さを誇るようだ。これではまともにやりあったら勝ち目はない。 さらに細身の躯体であるにも関わらず、こんなゴツいトライクをぶん回しているにも関わらず、消耗があまり無いらしい。 これは恐らくこのマシンに限ってはソーラーバッテリーか何かの補助動力源を搭載しているためのものと推測できる。 そうでなければ書き込みでのイーダのパワーが成立しない 次は本体に搭載されている武装であるアサルトカービンとエアロヴァジュラに関する情報を見る。 アサルトカービンは中距離をカバーする機銃であり、砲身を追加する事で射程距離を伸ばすアサルトカービン・エクステンドという形態を有した中、遠距離を補うための射撃武器だ。 ノーマルは連射性の高いマシンガンタイプで弾幕を張るのに適し、エクステンドは連射性を捨てて、反動性能と消音性を向上させ、安定性を重視した物になっている。 ノーマルとエクステンド両方に言える事だが、アサルトカービンそのものは自分の得意である近接戦を仕掛けるための牽制武器としての意味合いが強い。 これを主武装とするのも可能であると言えば可能であるが、イーダという機体全体を活かすならこれは牽制として使うのが吉と言えよう。 現に書き込みにはイーダはアサルトカービンを牽制に使用しているという情報が多く、イーダは近接戦を意識した戦闘をしている事を察する事が出来た。 となるとイーダのメインウェポンは肩刃のブレード……エアロヴァジュラになる。 それはナノ単位で振動して焼き切る方式のヒートブレードであり、まともに受ければ一太刀で普通の神姫の躯体は真っ二つになってしまうだろう。 リーチも長く、軽量とメインウェポンとしては申し分の無い性能である。 ――近接戦では装備で押されかねないな……。 俺は書き込みの情報をまとめ、難しい顔をする。恐らくは蒼貴とルナでやりあう事になると思うが、敵は非常に素早く、場所は十中八九、街中になるため、ルナの砲撃では周りを破壊しかねないし、蒼貴が接近するのはそう簡単にはいかない。 それに通常の神姫としてはかなり性能が高い。堂々と賞金を賭ける事から違法改造機であるイリーガルではない事を考慮すると、恐らくは性能テストのためにロールアウトされた量産性を考慮していない高性能なワンオフ機ではないかと推測できる。 まだ量産体制を整えられておらず、公開されていないものだ。そうした可能性も十分にありえるだろう。 もしそうならイリーガルではないにしろ、二対一でも不利であると見るのが道理だろう。 俺は蒼貴とルナの連携戦術を試行錯誤する。しかし、イーダの近接武器の充実と砲撃不可が邪魔をして思いつかない。 ――くそっ。焦るな。俺。手はあるはずだ。完璧なんて言葉なんてあるはずが無いんだからな……。 「オーナー。あの……」 俺と共に掲示板を見ていた蒼貴が突然話しかけてきた。その顔はどこか悲しそうな顔をしている様に見える。いったい、どうしたというのだろうか。 「どうした? 蒼貴」 「この子、辛そうです」 「……どういう事だ?」 蒼貴の言葉に俺は疑問を抱き、彼女に問う。 蒼貴は答える代わりに掲示板に添付されてある携帯電話で撮影されたと思われるイーダの顔を指差した。 「何かから逃げのびようとしている。そんな感じがします」 「賞金を賭けているOHMESTRADA社だろ? そりゃわかりきった話だぞ」 そうだ。こいつは企業に追われているお尋ね者、捕まる事を拒み、逃げるのは当たり前で言うまでも無くやる行為だろう。 しかし、蒼貴はそう思っているわけではないらしい。 「そうじゃないんです。何か私と同じものを感じるんです」 「お前と同じ……?」 蒼貴とこいつの共通点……考えた事が無かったな。 蒼貴は……一ヶ月前に倒した前オーナーに捨てられた神姫であってCSCを何度も取り替えられた神姫だ。 捨てられて何とか生き延びようと俺の家に入り込んできて死にたくないってあの時は必死だったな……。 ―― ……死にたくない? 「おい……。まさか……。こいつは『CSCを抜き取られる』って事に怯えているって言いたいのか?」 俺が思い至った結論を意味する質問を問いかけると蒼貴は無言で頷いた。その瞬間、俺の頭の中で全ての点が一気に一つに繋がり、大体を理解した。 ……なんてこった。それなら話が全て繋がる。俺の推測通り、生産性を考慮していない試験機であるとするならば、役割を終えてバラされる可能性は非常に高い。 試験機は貴重なデータの詰まった研究所にとっての宝だ。それをそのまま、外部に渡すはずが無い。そのためにデータ……記憶を抹消するためにCSCを抜き取り、初期化してしまうという手段は十分、ありえる。 当然、神姫には心がある。それを拒否する心もまた存在する。だからイーダは役目を負え、大人しく、解体される事を良しとせず、脱走したのである。 そうしてしまったイーダのCPUにはOHMESTRADA社の重要な情報も仕込まれている。そのため、OHMESTRADA社は金を掛けてでも捜そうとしているのである。 「まいったな……」 そう。これが正しいとするならばイーダを渡せば賞金は手に入る。しかし、それはイーダの死も同時に意味するのである。 金と命、その二つを天秤にかけるという選択する者の人間性を問うあまりにも残酷なものだった。 「オーナー。捕獲ではなく、保護を提案したいのですがどうでしょう?」 「つまり、説得するって事か。撃破、捕獲以上に難しいぞ。やれるのか?」 蒼貴が提案したのは説得する事で俺達がOHMESTRADA社に渡さず保護し、面倒を見るというものだ。それは神姫の命をとる選択肢になる。 しかし、そうするのは簡単な事ではない。 先に言った通り、イーダはワンオフ機という高い性能を有した機体だ。 それを相手にして自分は一切、攻撃せずに彼女の攻撃を回避し続け、心を動かすなどどうしようもなく難しい手段である。 「……やります。やってみせます」 「……真那への言い訳、考えておけよ」 「お任せ下さい」 戻る 進む
https://w.atwiki.jp/genshikenss/pages/345.html
アルエ・第三話 【投稿日 2006/06/18】 アルエ 澄んだ朝の光がアイボリーのカーテンをぼんやりと照らし上がらせている。 排気ガスの成分をそのまま音に変換したような騒音で走り去るスクーター。 うつ伏せ気味に体を捻っていた笹原の瞼が少しだけ開く。 部屋はまだ薄明るいだけで、それは笹原の充血した目に優しい。 まどろみの中、笹原は徐々に世界を認識していく。 隣に誰かいる。 暗がりに、布団から露になった肩が絹のように白く光っている。それは女性の持つ曲線だった。 不意に身じろぎして、サヤから白い実が抜け出るように彼女の体が空気に触れる。 細い背中は下着を纏っていなかった。 笹原は手を伸ばす。一体誰なのだろう? ある種の期待を込めて。 あるひとを思い浮かべて、手を伸ばし、肩に触れる。そして壊れないようにそっと力を込めた。 クガピー…。 「うわわあああああーーーー!!!!」 跳ね起きたところは久我山の部屋だった。もうかなり陽が高い。エアコンを点けっ放しの部屋は肌寒かった。 ボサボサの髪と隈を従えた目、油の浮いた顔。笹原は動悸を抑えて部屋を見回す。 久我山はテーブルに突っ伏して死んでいた。もとい、死んだように眠っていた。 笹原の絶叫を聞いてもピクリともしないわけだから、どっちでもいい気がする。 自分が眠っていたのもフローリングの床の上。どうやらカーペットにすら辿り着けなかったようだ。 「あ、そっか…。原稿…完成して…」 スキャナーで取り込んで、CD-Rに焼こうとしたところまでは記憶にある。 その後、朝になってるということは、焼き上がりを見守ってるうちに気を失ったのか。 椅子に座っていたはずなのに。よく寝れたな。転げ落ちて怪我してないかな? そういや何だか、変な音がさっきから聞こえる。 ピンポンピンポン、ブゥー、ブゥー。 ピンポンピンポン、ブゥー、ブゥー。 笹原は暫くぼーっとしてその音に聞いていた。まったく頭が働かず、お経でも聞ているような気持ちで 玄関のチャイムと携帯が床の上で暴れ回る音を聞いていた。 思考能力がどうにか小学生レベルぐらいまで回復したところで笹原は電話を取った。 「はい…、もしもし…」 「おー…、生きてる…?」 出たのはハルコだった。チャイムが止んだ。 「はい、何とか…。久我山さんは死んでるみたいですけど…」 「はは…、そっか…。お疲れ様……。取り合えず外いるから、鍵開けてよ」 「うぃス…」 笹原は立ち上がって、ドアへ歩いて行った。が、ピタリと立ち止まった。 何か歩きにくい。そっか、寝起きだもんなあ…、疲れてるし、心持ちいつもより元気…。 「すいません。ちょっと待って下さい…」 「ぅん? どした?」 えーと、どーしよー…。 「あー…、寝起きなんで、ちょっと顔洗います」 「は? や、鍵開けてって。それから洗えばいいじゃん」 ハルコの怪訝な表情が声から伝わってくる。そりゃそうだ。どーしよー。まだこいつは元気いっぱい勇気百倍だ。 「そだ、トイレも行かないと…」 「だから鍵だけ開けてよ。それから好きなだけしなさいって」 そこでハルコの声が小さくなった。 外で階段を下りて行く足音が聞こえた。 「ちょと! ドアの前で電話してるの恥かしいんだけど。開けて、早く」 ドアを開けるとこっちが恥かしいんだけどな…。でもそれは言えないし。 笹原はキョロキョロと部屋を見回す。いい言い訳なんて転がってるわけないのに。 テンパった挙句に出てきたのがコレだ。 「あ、あれです、ダメですこれ。難しい。開けられません。何だろ。暗証番号が…」 「ふざけてると殴るよ?」 ふざけてないんです。むしろ真剣極まりないんですけど。 一度座布団をあてがってみたが、ダメだ。最低だコレ。隠してるけど隠せてない。 もういっそ素直に言っちゃうか? ダメだ、セクハラだソレ。 ハルコに冷ややかな目で見られる自分を想像する。けっこうなダメージだ。それは回避しなければ。 でも、どうやって? 途方に暮れる笹原。結局鎮まるまで右往左往するしかなく、 ドアを開けたときハルコさんにごっさ冷ややかな目で見られることになりました。 合掌。 笹原の座席の隣は空席だ。1つ空けてハルコが座っている。 昼間の電車は空席だらけで、それがより一層物悲しさを誘っていた。 笹原はパイプに肘を掛けて横目でハルコを見やる。 ミントグリーンのブックカバーを纏った文庫本を読み耽っている。 瞳は眼鏡越しに文字を追って上下していて、笹原の方を見る気配もない。口はキュっと閉じられていた。 キマズイ…。 それはミナミ印刷さんの最寄り駅に着くまで続いた。何度か乗り換えたのに。 まあ、いいんですけどね…。徹夜明けで着替えてないし、風呂入ってなくて汗臭いし。 そんで『うわ、笹原クサッ!』とか思われるのヤですから。 いいんですけどね…。最悪から二番目ぐらいには…。 はぁ……、情けな……。 「……では確認いたしますので少々お待ち下さい」 「はい」 ハルコは堅苦しく腕を膝に突っ張って応えた。印刷所に来るのは当然初めて。 ちょっと緊張する。 受付の女子社員が出力見本をめくる。それは言わずもがな、でき立てほやほやのくじアンのエロパロマンガなわけである。 (うあ……、見られてる。まー私が描いたんじゃないけど……) 仄かに赤面して彼女の手元を見つめる。隣の笹原は顔を伏せて置物のように座っていた。 寝てるのかな? 「……笹原?」 「ぅわっ!?」 笹原は突付かれたようにビクッと体を震わせて、精一杯瞼を開いてハルコを見た。 瞼が意思に従わないものだから、額の動きで引っ張ろうとしてオデコに何本もシワが寄っていた。 「すいません…」 「いいけど…」 でもまた見ると12ラウンド戦い切ったボクサーみたいな体勢でパイプ椅子に座っている。 電車の中で寝ないようにしていた分、眠気が半端でないようだった。 ハルコはちょっと反省した。 朝のワケの分からないやり取りからこっち、ちょっと冷たく接していたのだが、それも疲労のせいかもしれない。 三日連続徹夜の後なんだから、頭に変なものが湧きもするだろう。 どんな蟲が湧いたにせよ、大人気なかったな。これだけ頑張った笹原に対して。 入稿が終わると、二人は駅に向かって歩き出した。 いつもは一緒のペースで歩いていく二人だったが、今日の笹原は遅れ気味。 ハルコは何度も振り返って、足を止めて笹原を気遣った。 「ダイジョブ?」 「はい…、大丈夫です……」 笹原は真っ直ぐ歩いているつもりのようだったが、気が付くと道の右へ右へ寄って行ってしまうらしかった。 「まだまだ空だって飛べますよ……」 マサルさんネタで返した笹原だったが、そのセリフは笑えない。 明らかに『オクレ兄さん!』状態に突入している。 「どっか休んでこっか? 昼時だし、何か食べてく? 奢るよ?」 眉を下げて心配そうに覗き込むハルコさん。笹原はブロック塀に手をついて気丈に笑い返す。 「いっす、いっす。悪いっすから…。それにこうなったのも自分の責任ですからね…」 そう言ってまた歩き出すが、地面が傾いているように右へ右へと寄って行く。 ハルコの眉は下がったままだ。 ちょうど喫茶店の横を通ったところで、ハルコは笹原の手首を掴んだ。 「入るよ」 笹原は慌てた。5分の1ぐらいしか開いてなかった目が全開になった。 「いいですよ。大丈夫、帰れます」 笹原はぶんぶんと腕を振ったが、力が入らず振り解けない。 結果として、それはハルコに溜息をつかせる効果しかなかった。 「ちょっと休んでこ? そんなじゃホームから転落するって」 「いや、でも…」 笹原は恥かしそうに顔を伏せた。 「徹夜明けで風呂にも入ってないし、髪ボサボサだし…、汗臭いですから…。……イヤでしょ?」 「そんなの気にしてんの?」 そう言えば印刷所でも妙に離れて座ってたよーな。 ハルコは呆れ顔で笹原の肩を叩いた。 「ほら、入るよ」 笹原はハルコに引き摺られて喫茶店に入った。 何だか、ちょっと嬉しかった。 「あーそう! できたんた!」 部室には春日部と真琴と荻上がいた。 「ええ、今、入稿しに行ってます。笹原先輩と、……ハルコ先輩が」 荻上も久我山たちほどではないとはいえ、連日連夜の執筆に疲れているようだった。 元気がないように見えたのはそういうことだろう。 「クガピーは?」 「力尽きて寝てるそうです」 「アハハハー、ギリギリだなー」 春日部は快活に笑った。 「な、本当ダメなサークルだろ? あまり多くを期待しない方がいいと思うよ?」 荻上は少し思うような仕草をしてから、 「最初から期待なんかしてないです」 と言った。 「あ~~らそ」 春日部はからかうように言って真琴に目配せした。真琴は荻上を見て柔らかに微笑んでいる。 「でも、まあ、笹原のことは許してやってよ」 春日部の唐突な言葉に、荻上はドキリとした。 「何がですか?」 「会議で原稿描かなくていいって言ったこと。あれ一応、笹原なりの優しさなんだよな~、ちょっとズレてんだけど」 春日部は頬杖の上に乗った顔を捻り、まったくなあ、と呟いた。 「別に荻上をおミソ扱いしてるとか、そーいうんじゃないから。女の子だから負担かけないようにしたかったんだろうけど。 まったくな~、会長だからって気張ってんだよな」 荻上の頬が見る見る赤く染まって、彼女はぷいっと顔を伏せた。 耳の奥でどくどくと打つ脈の音色が聞こえる。 「わ、分かってます」 「あ~~らそ、そのわりには泣いちゃったり?」 「そんなことっ、忘れましたっ」 「ならいいや」 クククと笑う春日部を荻上は憎々しげに睨んだが、頭はもう別のことを考えていた。 そっか、ウザかったとか、そういうことでねぇんだよな…。 春日部の言った『女の子だから』というフレーズが、妙にむず痒く感じた。 ハルコはアイスコーヒーにガムシロップとミルクを注ぎ込んで入念にかき回す。 下にガムシロップが溜まってたりすると嫌だし、ちゃんと均等に混ぜないと苦くて飲めない。 笹原はサンドウィッチセットを頼んでいた。飲み物はオレンジジュース。 疲労回復にはビタミンCが効果的。 笹原はソファの隅にハマるように腰掛けて、ゆっくりそれらを口に運ぶ。 お陰で少しは顔色が良くなっていた。 「すいません…。こんな体たらくで…」 「しょーがないって。無事入稿できたし、よく頑張ったじゃん」 ハルコの励ましに、笹原は力なく笑った。心の中は情けなさでいっぱいだった。 初のコミフェスサークル参加に意気込んだものの、久我山との調整は大失敗。 就職活動で忙しいハルコまで会議に駆り出すハメになり、そのくせ自分は久我山を責めていて、 会議では醜い罵り合いを演じて荻上を泣かせてしまい、最終的に春日部が仕切るしかなくなって、 挙句にこんなところでグッタリしているのが自分だった。 笑らけるぐらい情けない。 笹原は、やはり自分は会長に向いてないと思った。 実際、委員長的役割は小中高を通じて皆無だった。よっぽど春日部のが向いている。 グズグズのあの状況から何とか本が出せるところまで持って行けたのは、春日部の決断があったからだ。 決断か、本当は俺がしなきゃいけなかったんだろうなあ。 春日部君、カッコよかったよな。 笹原の頭に浮かんでいたのは、ハルコのために原口に言い返している春日部の姿だった。 「なんか…、悪かったね…」 不意にハルコが言った。 笹原は驚いて顔を上げる。 「え…?」 「うん…、いや…、まあね…」 ハルコは言い難そうにアイスコーヒーをかき混ぜ続けている。 「急に会長を押し付けちゃったしね…。前もって笹原の意志ぐらい聞いとくべきだったなと思って…」 笹原はハルコに向かうように座り直した。 「でも、コミフェス参加は自分が言ったことですから」 「それもノリで言ってみただけってとこあったでしょ? 急な思いつきみたいな…」 正直に言ってその通りだけど…。 「ヤナに引き合わせてサークル参加セット買い取っちゃったのも…、あの辺で冷静になっとけばなぁ…」 「あー……」 ハルコがはははと自嘲するのを見て、笹原は喉の奥が詰まりそうになった。 ついさっきまで自虐に浸っていた自分が、急に腹立たしくなった。頭にきた。 自分で自分のケツを拭けないばかりか、ハルコにまでこんな顔をさせているのが許せなかった。 「でも結構楽しいですから」 笹原は言った。 コーヒー色に染まっていたハルコの目が、笹原を映した。 「つい言っちゃったことがどんどん現実になって、ビビったのはビビリましたけど。当選通知見たときはもーテンション上がりまくりで。 三日徹夜で缶詰とか、それはそれで普段できないですからね」 「ははは、それは無い方が良かったけどねぇ」 表情から憂いの色が薄らいでいく姿に、笹原はほっとした。 うじうじしてたってしょうがない。もう後は当日を楽しむだけなんだから。 「コミフェス楽しみですよね?」 笹原の問いかけに、ハルコが笑って頷いた。 それは笹原にとって、疲労回復に何より効果的に違いない。 つづく
https://w.atwiki.jp/trinanoss/pages/140.html
次の日、なのは達と話をし始めたところはやてから意外なことを言われた 「魔導師として、管理局で働いてみん?」 実はあたしの体にはリンカー・コアとか言う生体器官が備わっていたようでこれがないと魔法は使えないらしい 更には出力は推定Sランクと言う今はリミッターが掛かっているが本気のなのは達には劣るとは言え 強力な出力が出るらしいがあたしにはライブ・メタルがあるからと断ろうとした所なんと モデルX達の中に魔力を、ライブ・メタル・エネルギーに変えるプログラムが備わっていることが判明した上に はやてがすでに、リミッターも管理局の規則に引っかからない嘱託魔道士の試験の受験用意をしてあってどうも断れそうに無かった 第三話『青天の銃士』 それから数週間後、あたしの驚異的な暗記力で あたしは嘱託魔道士の試験をパスして正式に機動六課に配属された 実ははやては最初に話した後にデーターベースで先日大きな次元震があった座標をリサーチしてくれていたのだが、 あまりに遠くって最新鋭の船でも数ヶ月掛かると言い、今六課の発言力はそれなりにあるものの ガーディアン全員運ぶために最新鋭の大型船を幾ら次元漂流者とはいえ譲渡するにはいかず、 ガーディアン・ベースを改装するという手段に至ったのでガーディアン・ベースを六課の格納庫に置いておくためにも あたしが(建前上は)魔道師になることが必要だったのであった。 そして機動六課本格始動の日・・・はやての挨拶が済んだ後、あたし達は自己紹介を済ませなのはを先等に廊下を歩いていた。 「みんなもう自己紹介は済んだ?」 「経験とスキルの確認なら」 「それと部隊分けとコールサインもです」 「そっか、なら訓練始めるから準備して表に来て」 あたし達が準備をして隊舎から出ると海側になのはが立ってるのでそっちへ走っていった。 「なのは(さーん)ー」 「皆、来たね」 「あれ、隣の人は?」 「ああ、こっちはメカニックのシャーリー」 「ええと、機動六課通信主任兼メカニックマイスターのシャリオ・フィニーノ一等陸士です。 皆はシャーリーって呼ぶので良かったらそう読んでくださいね。 たまにデバイスの調整とかの為にこうやって皆の訓練を見させて貰いに来ることも在るので デバイスの事で相談とかあったら何でも言ってね。あっそれと・・・」 シャーリー(だっけ?)が鞄を開けて整備スタッフに預けていたそれぞれのデバイスを取り出した。 「今渡したデバイスには記録用のチップが組み込まれてるからちょっとだけ丁寧に扱ってね さーて訓練を始めるよ」 「えっここでですか?」 確かに、ティアナの言うとおり只だだっ広い埋立地が広がってるだけだ。 「ああそれならね・・・シャーリー」 「はーいなのはさん完全監修、機動六課自慢の立体映像シュミレーターステージセット!」 なんと、さっきまでただの埋立地だったところが町になったのだ。 そして初めての訓練、あたしと殆ど同い年のスバルにティアナ 昔フェイトが保護して、わずか10歳で既に魔道師ランク陸戦Bを持っている、エリオ そして、キャロ そした、あたしこの五人での訓練だ 「いくよ、モデルX」 (僕だけで良いのかい?) 「うん、いきなり本気出す必要はないよ、それに新人に比べたら実戦に関したらあたしの方が場数ふんでるでしょ」 (分かったよ) 他のメンバーは既にスタンバイ済みだ。 「モデルX!ロック!!・・・オン!!!」 (テキゴウシャカクニン・・・R.O.C.K.システム・・・起動開始、) 青白い光が体を包み、光が青と白の装甲へと変わるそして最後にヘルメットの紅いクリスタル部分が煌めき・・・ 右腕がモデルX専用の装備Xバスターに変形する・・・ そこには、それまでの華奢な少女ではなく厚い装甲を纏った青き戦士が立っていた・・・ 「ロックマン・モデルX!!」 「じゃあ訓練を始めよう、まずは軽く八体から・・・私達機動六課が達成しよう としている目的の上で障害として立ちはだかるガジェットと呼ばれる自立型魔道機械」 「これは近付くと攻撃してくるタイプね」 「それじゃあ訓練スタート!!」 そして初めての訓練は始まった。 先行したのは先天魔法ウィングロードを使ったスバルだ、 だがあたしも負けてはいない直ぐにダッシュでガジェットへと向かった。 「さてと、まずは小手調べよ・・・Xバスター!」 軽く三連射そして、発射された弾は真っ直ぐガジェットに向かい・・・突然消えた。 「えっ!!」 『それは、アンチ・マギリング・フィールド略してAMFそれを使われると魔力結合を強制的に出来ないようにされるの』 なのはからの念話通信だ。 「なら、強力な一撃を叩き込んでやるだけよ・・・!!」 あたしは呪文を唱える。 「わが言の葉は光となり無限の可能性を照らすルーメンインフィニタス・・・ダブルチャージショットォォォ!!」 青みを帯びた二つの超特大の光弾があたしの腕から放たれる! ガジェットはあっさり貫ぬかられた。 そして15分後・・・ 新人達がやっとガジェット2体を倒した時にはあたしは、ガジェット6機を倒していた。 少しロックオンを解いて軽く呼吸を整えていると、スバルが話しかけてきた 「ほんとエールったら凄すぎるよ~」 「そんなことないって~ライブ・メタルの力のおかげだよ」 「ううん、そんなこと無いよライブ・メタルの力を使いこなせてるからエールは強いんだよ」 「えへへへ照れちゃうなぁ」 そして、午後の訓練でぼろぼろになりつつもあたし達は六課の割り当てられた自室に戻った。 目次へ
https://w.atwiki.jp/55syota/pages/73.html
327 : [―{}@{}@{}-] 兄×義弟(1/6):2008/05/19(月) 19 16 18 ID Bb38XgIy 「こーにぃ、今日は何か予定あるの?」 んー? 特には、無いけど? とある日曜日の朝、義弟のチビが俺に声をかけてきた。 こいつは、お袋の再婚でいきなり俺の弟になっちまった小学生なんだ。 「あのぉ、ボク、ネットカフェに行きたいんだけどぉ …… 」 へ? ネット見たいんなら、俺のPC使ってもいいぞ? 俺たちの間には、初対面の時から、妙に惹かれ合うものがあった。 普段使ってるパソコンぐらい、融通し合っても困らない程に。 「えぇと、ネット使いたいんじゃなくてぇ、 ネットカフェってどんな所か、いっぺん見てみたいんだけどぉ …… 」 ふーん? 行って見てみればぁ? 俺たちは、互いに惹かれ合う気持ちがエスカレートして、 これまでに何度か、身体を重ねてしまっていた。 が、当然ながらこんなコトは親には絶対の秘密だ。 「ぁ、ぁの、どんな場所か分からないから、ちょっと恐くてぇ …… 」 ははぁ、で、俺に連れていけ、とな? 「ぅ、ぅん。あの、だめ?」 俺に頼み事をするのが、申し訳ないとでも思っているのか、 チビはおずおずとした態度で、小さくなっている。 か、かわいいヤツだなぁ、チビって。 ぬかかか、馬鹿め。 この俺が、せっかくチビと一緒に外出できるチャンスを 無駄にするような間抜けに見えるのか! ほれ、さっさと上着着ろ。さっそく出かけるぞ。 俺は、事態の変化にうろたえるチビを引っ張るようにして、 近くのネカフェへと出かけた。 ええっと、ペア席の5番は、っと …… 席を探しながら、物珍しげに首を突っ込もうとしているチビに、声をかけた。 あー、こらこら、自分が入るトコじゃなけりゃ、 ドア開いてても、あんまり覗き込まんほうがいいぞ。 「え? 見るだけでもだめなの?」 中に人がいて、たまたまドアが開いてただけかもしれんだろ? 置き引きが何かと、間違えられても困るっしょ? パソコン立ち上がったら、適当に触ってていいからな。 ドリンクは、アイスココアでいいよな? 割り当てられたパーティションの中で、電源だけ入れると、 俺はチビを残してドリンクサーバの所へ行こうとした。 「あ! 飲み物だったら、ボクが取りに行くから!」 いいから、いいから。 俺は、自分用にはアイスコーヒーと、適当に漫画本を何冊か取って、 チビの待つパーティションに戻った。 328 : [―{}@{}@{}-] 兄×義弟(2/6):2008/05/19(月) 19 17 30 ID Bb38XgIy ごろごろ …… パーティションの引き戸を閉じる軽い響きに、チビが振り返った。 ほい。これ、ココア。 俺が手渡すコップを受け取りながら、チビが言った。 「こんな狭い所で、こーにぃと二人っきりだね」 なぁにをムードなコト言ってるんだよ。 俺は、そんなチビを笑い飛ばした。 チビもつられて、一緒になって笑った。 「へぇ、料理なんかも頼めるんだぁ」 ココって隣が、サテンとファミレスのアイノコみたいな店んなってるだろ。 あそこから料理が届くみたいだよ。 俺は、適当にポータルサイトとか表示させながら、 メニューを興味深そうに眺めていたチビに答えた。 ふと、画面の中に、聞き覚えのある言葉を見つけた。 あれ、これって、チビがよく見てるマンガじゃん? 公式サイトが出来たってよ。 「え? どこどこ?」 チビがよく見ようとして、ディスプレイに顔を寄せた。 「あ、ホントだ!」 声をあげたチビは、その記事をクリックした。 ほとんど頬ずりしそうな姿勢に、思わず息を飲む。 こんな所で、何を意識してるんだろう、俺。 端末の前の位置を、チビに譲ってやりながら思う。 でも、俺は、チビの横顔やうなじから目を離すことが出来ないでいた。 ついさっき、自分で笑い飛ばしたはずの、チビの言葉を思い出す。 …… こんな狭い所に二人きり …… 緊張感に喉の乾きを感じた俺は、 ぬるくなったアイスコーヒーを飲んで、気持ちを落ち着けようとした。 「あれ? 間違えちゃった」 違うリンクを踏んでしまったのか、 画面には全然関係なさそうな記事が表示されてしまっていた。 「えーと、どうやったら、さっきのトコに帰れるんだろ?」 ちょっと貸してみな、チビ。 マウスに伸ばした俺の手が、チビの手に触れた。 一瞬、チビの手の上に俺の手がかぶさる。 手のひらに感じる、すべすべした感触が、俺の理性を奪った。 操作を譲ろうとして、引きかけたチビの手を、思わず握りしめる。 チビが驚きと当惑の入り混じった顔を俺に向ける。 俺は、チビの顔を見据えたまま、チビに顔を寄せた。 互いの顔が、息が感じられる程に近寄った時、 チビは、軽く目を閉じた。 329 : [―{}@{}@{}-] 兄×義弟(3/6):2008/05/19(月) 19 18 56 ID Bb38XgIy 俺はそのまま顔を寄せ、唇を重ね合わせた。 どちらからともなく、口を開き、舌を絡め合わせる。 俺には、行為をエスカレートさせるつもりは無かった。 少なくとも、最初の時点では。 だけど、沸き上がる気持ちを、キスだけで押さえつけることは出来なかった。 俺は、チビの身体に手を回チビし、撫で付けるようにしながら抱きしめた。 チビも、俺に応えるように抱き返してきた。 何かする度に、もっと次の行為を求める気持ちが、沸き上がってきた。 貪りあっていた唇を離すと、俺はチビの耳許に口を寄せた。 だけど、チビには俺が求めるものが判っていたらしい。 俺が何か話す前に、チビは黙って頷いて見せた。 そんなチビの着衣に、俺は手をかけた。 チビは、恥じらいに頬を染めながら、為すがままに脱がされていった。 上半身を裸にすると、乳首に舌を這わせた。 押し殺した喘ぎが、俺の事を責めるように響く。 チビの身体を、ベンチシートに横たえる。 全身で快感を味わおうとして、俺はチビのことを抱きしめた。 「 …… こーにぃの、服が、痛い …… 」 チビが、俺の耳許でささやくように言った。 俺は身体を起こし、手早く自分の服を脱いだ。 上半身裸になり、一瞬躊躇した後、ズボンのベルトに手を掛ける。 こんなトコで、何やってるんだろう、俺? こんなトコで、何やろうとしてるんだろう、俺? わずかに残った理性の声が、内心に響く。 だけど、目の前の快楽を我慢できる程、俺の自制心は強くなかった。 下着に押さえられていた、勃起したペニスをさらけ出す瞬間、 羞恥心と一体となった快感が沸き上がった。 全裸になった俺は、チビの下半身も剥き出しにした。 いつものように、小さなままのチビのペニスっが露(あらわ)になる。 俺は、ひざ立ちになると、チビのペニスを口に含んだ。 「!」 チビが、一瞬、身体をえびぞらせて、俺の行為に応える。 太股を必死にすり合わせるようにしているが、 女性の身体を持たないチビには、何の防御にもなっていなかった。 喉の奥にまで、柔らかなペニスを飲み込むと、 舌を伸ばして、チビの睾丸を舐め上げた。 チビは、両手で力なく俺の頭をどかせようとする。 いつもなら、声を上げて俺の行為を制止するのだが、 薄いパーティションを隔てたすぐそこに、他の誰かが居るここでは、 声を出すことも叶わなかった。 チビは、漏れ出そうになる喘ぎ声を押し殺しながら、 押し寄せる快感に耐えていた。 330 : [―{}@{}@{}-] 兄×義弟(4/6):2008/05/19(月) 19 20 32 ID Bb38XgIy チビは、男性の機能を完全には持っていないらしい。 これまでの経験で、お互いに薄々分かっていた。 チビのペニスは、今日も勃起することは無かった。 だが、快感と刺激に翻弄されていることは、チビの仕草から十分に分かった。 俺は、チビの腹の上や胸をまさぐり、鼻や口、舌を指先で弄び、 チビの全身に刺激を与えつづけた。 時折身体を震わせながら、快感に耐えようとするチビのペニスに、 丹念に舌と唾液を絡め付けた。 「!」 やがて、チビは息を飲んで身体を一瞬硬直させ、その後ぐったりと弛緩した。 小さなままのペニスの先から、小水がわずかに染み出したのが分かった。 俺は、わずかに躊躇し、そして自分の唾液と共にチビの体液を飲み込んだ。 しばらくして顔を上げ、チビを抱きしめようとしたが、 俺の動作から逃れるかのように、チビはベンチシートを離れた。 「今度は、ボクの番だね」 小悪魔のような笑みを浮かべつつ、俺の股間に手を伸ばす。 俺は、チビに向かって大きく足を開いて腰掛けた。 チビは、俺の両足の間にかしずいた。 俺のペニスに手を添え、舌先を使ってちろちろと舐める。 その刺激に、思わず腰を前に突き出す。 しかし、チビは俺のペニスをよけるようにして、口に含もうとはしない。 チビ! 俺の事を受け入れてくれ、という想いを込めて呼びかける。 だけど、チビは艶っぽく微笑んだ顔のまま、俺のことを見返すだけだった。 「だめだよ。こんなトコロで、ボクをめちゃめちゃにしちゃって。 これは、さっきのお返しだからね」 囁くように返事をすると、チビは今度は、俺の睾丸に舌先を這わせた。 じらすような動きと刺激に、噛みしめた口から喘ぎ声が漏れる。 快感に耐え切れず、ひきつるように腰を前後に動かす。 充分な摩擦を得られない事が、ますます官能を高める。 満たされない苦しさに喘ぐ俺を見ながら、チビが言った。 「ボクのコト、欲しいの?」 チビの顔を見ながら、俺は黙って頷いた。 「ボクが男の子だから、欲しいの?」 俺は首を横に振った。 俺はチビの事が好きだ。だから、欲しい。 男だからとか、そんなんで欲しいわけじゃない。 「うん。分かった」 チビはそう答えると、俺の股間に顔を埋めた。 先走りが滴る俺のペニスの先端を、ねぶる様に口に含む。 331 : [―{}@{}@{}-] 兄×義弟(5/6):2008/05/19(月) 19 21 50 ID Bb38XgIy 軽いうめき声を発しながら、俺は思わず腰を突き出す。 チビは、喉の奥にまで、俺自身を受け入れてくれた。 敏感な亀頭に、チビの口の中や舌が触れる。 腰を前後に振りながら、俺はチビの頭に手を伸ばした。 俺の指に、柔らかなチビの髪の毛が絡み付く。 弄ぶような俺の指先の動きに、かすかに頭を震わせてチビが応える。 俺は、手を動かし、チビの頬に指先を這わせた。 「んっ、んっ」 俺のペニスに塞がれたチビの口から、苦しげな、そして切なげな喘ぎが漏れた。 俺は、チビの耳や目尻にも指先を遊ばせた。 そうしている内に、絶頂が近づいたのを感じた。 チビ。 囁く声で、チビの名を呼ぶ。 チビが俺の気持ちを察して、口をすぼめて摩擦と刺激を増してきた。 俺は、ますます激しく腰を動かした。 やがて、チビの口の中に、自分の全てを放った。 チビは、精液をこぼすまいとしているのか、念入りに俺の体液を吸い取った。 その行為が、射精後の俺に、新たな快感をもたらす。 しばらくして、俺の下腹部から上げられたチビの顔を、自分の口元へと誘った。 身体を重ね合わせるようにして、チビが姿勢を変える。 温かさや重さを感じながら、俺たちは顔を近付け合った。 すまん。自分の欲望に負けて、チビをレイプしてしまった。 俺はチビの耳許で謝った。 「こーにぃ、謝らないで」 チビが囁き返す。 「こーにぃがしたかった事は、ボクも望んでいたコトだから」 チビは俺の胸元に顔を埋め、頬ずりするようにしがみついてきた。 ベンチシートの上で、身体を重ね合わせて、俺たちは快楽の余韻に浸っていた。 「あの、そろそろ、服着るね」 そう言いながら身体を起こしたチビを、俺は呼び止めた。 使い捨てのウェットナプキンを取ると、チビの頬に残る唾液の跡を拭き取った。 そして、胸、へそ、股間と拭き上げていった。 最初、きょとんとしていたチビは、顔を真っ赤にして、 少女のような仕草で、胸と股間を押えて恥じらった。 あ、拭く間だけ、ちょっと手をどけて。 俺の言葉に、困ったような口調でチビが言い返す。 「だって …… そうやって拭かれると、 えっちなコトしてる時より恥ずかしいんだもん」 結局、三・四枚のナプキンを使ってチビの身体を拭いてやった。 チビが服を着ている間に、俺も自分の局部だけざっとぬぐって、 速攻で衣類を身に着けた。 332 : [―{}@{}@{}-] 兄×義弟(6/6):2008/05/19(月) 19 23 24 ID Bb38XgIy 「ええっと、ちょっと喉乾いたね」 あれこれ片付けて一息ついた時、チビが言った。 ん、またドリンク取ってこようか。 「あ、今度はボクが行く」 そんな事言っても、チビ、お前まだ目の焦点が合ってないよ? 気持ち落ち着くまで、もうちょっと、ゆっくり座ってな。 「ごめん」 いいって、いいって。アイスココアでいいよな? 「んー、こーにぃってば、いつもコーヒー飲んでるよね?」 うん? 好きだからな。 「ボクもアイスコーヒー飲む。ブラックで!」 ドリンクサーバーで、チビ用のアイスコーヒーを注ぎながら、俺は思った。 あいつ、ブラックコーヒーなんて、飲めるのかな? 俺は、自分のカップには、アイスココアを注いでおいた。 ほら、ご所望のブラックコーヒーだぞ。苦かったら言えよ。無理すんなよ。 嬉しげに手を伸ばすチビに、飲み物を渡してやる。 一口、口に含んだチビは、苦そうに顔をしかめた。 ほらぁ、無理するから。 こっちにアイスココアあるから、これ飲みな。口付けてないから。 「ごめぇん。あ! どうしよう! ボク、コーヒーに口付けちゃったけど?」 構わないよ。間接キスだ♪ 軽口を言う俺に、赤面したチビがてしてしと叩いてくる。 チビの攻撃に、俺は笑いを返した。 いきなり沸き上がった性欲を発散させた、けだるい軽やかさを感じながら、 俺たちは、残り時間をネットを眺めて過ごした。 もうそろそろ時間だな。引き上げようか。 「うん。面白かった。ありがとう、こーにぃ」 勘定を済ませ、街に出た。 じゃ、帰ろうか。 「うんっ!」 並んで歩き始めた俺たちは、どちらからともなく、手を繋いだ。 手のひらに感じる柔らかさと温もりを、幸せな気分で感じながら、 俺たちは、共に家路を歩んでいった。 ~ 了 ~
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/89.html
第三話 砂クジラの撃退、というか抹殺から3時間がたったころ、 二人は「先生」を探し続けていた。その道中、秋山が切り出した。 「ねえ、青木さんがあの化け物クジラを焼き殺したのってなんの手品?あたしにも教えてよ」 淳子は言葉に詰まった。 あれは手品なんかじゃなくて自分の先天的な能力なのだ。話したところで…いや、見られてしまったのだから仕方ない。 正直に打ち明けよう。 「秋山さん、あれは手品じゃなくて『パイロキネシス』っていう超能力の一つ。 要するに念じるだけで火をおこすことができるの。 火加減も自分の意思で変えられるし…けどこれは結構体力を消耗するから、あまり使いたくはないんだけどね」 「へぇ…青木さん超能力者だったんだ… いいなぁ、あたしにもそういう不思議な力があれば世の中もっと楽しいのに」ぼやく秋山。 その横で苦笑する淳子。 自分はこの力のせいで孤独な人生を過ごしてきた。だけど使い方次第ではもっと楽しい人生が遅れたのかもしれない。 淳子は隣の少女のポジティブシンキングを羨ましく思った。 その時、彼女の名前がふとひらめいた。 ポケットからボールペンと紙を取り出し、名前を書き、秋山に見せながらいった。 「ねえ秋山さん、下の名前、『美伽』さんってよばさせてもらっていい? 将来、あらゆる人に美しさを加えられる、与えられるような人になってほしいという願いを込めて」 「いい名前、ありがとう青木さん」美伽は満面の笑みを見せる。 その時、地平線のかなたに何かが見えた。 「ねえ青木さん。あれ、街じゃない?」「ええ、そうみたいね」 「とりあえず、あの街でいろいろ情報を集めよう」「そうね」 そうして二人は地平線に見える「街」に向かって走り出したのだった。 第三話 FIN
https://w.atwiki.jp/gundam_dollda/pages/97.html
「ガンダムマルス…アレス・ルナーク、出る!」 少年・アレスが乗る機体、ガンダムマルス。 その名の通り、火星コロニーを救う為に製作された機体だ。 紅く塗装された全身には、憤怒を纏わせ宇宙を駆ける少年自身の姿が映されているようである。 プロフェッサー・ティモール…それがこの機体、ガンダムマルスの設計者の名であった。 稀代の天才であり、宇宙一の変人…と称される彼がロストテクノロジーを駆使して作り上げた、彼の最高傑作である。 その目的は、表向きにはマスター・ベイト火星軍大佐及び宗谷陽光火星軍大尉率いる反地球連邦組織・ダイモスによる連邦打倒幇助である。 しかし、その本当の建造目的は、設計者であるティモールと、少年・アレスのみぞ知るところであった。 (シンシア…) アレスは目を細めて険しい表情になる…先程陽光と邂逅した時の無表情さからは信じられないほどに。 (君を何者にでも渡してなるものか…!) MA形態に変形し、その加速はとどまることを知らない。 マルスは間違いなく進宇宙歴102年現在における最速の機体であった。 (そうさ、シンシア…君は、俺が助ける!この俺が…!) ガンダムマルスは、動き出す刻と共にクラン・デイヴのいる建造物地点へと向かう。 アレス…その機体、ガンダムマルスと同じ名を持つ少年は確固たる信念を抱く瞳で、ただ一点のみを見続ける。 約束の地へ、赤き一筋の閃光が降り注ぐ…! 「オラオラ、どうした!連邦の狗共が!」 「ク、ソッ!調子に乗りやがって…!」 クラン・R・ナギサカが謎の機体と邂逅を果たして、また、アレス・ルナークがガンダムマルスを駆るのと同時刻… デイヴィッド・リマーを始めとする六名のMSパイロット達は、同数のローズと交戦中であった。 「こいつを食らいな!」 ビュン!放たれたビームライフルがカマッセを襲う。 「うああああ!」 「カマッセ!応答しろ!」 カマッセ・ドッグの搭乗する機体、ドグッシュは無残にも宇宙の塵と消えた。 「各機、編隊を崩すな!おい、ディック!デイヴィッド!応答しろ!」 叫ぶシヴォーフ。 「…もういい!各機垂直軌道をとりつつ敵機に取り付け!ビームといえども直線だ!」 シヴォーフは右腕に装備したビームライフルでけん制しつつ、スラスターの推力を全開にした。 「うおおおお!」 ザシュ!抜き放ったビームサーベルが、ローズの左腕を切り裂く。 「うっ!」 苦痛に顔を歪ませるローズのパイロット。 (こんな所で死ねるか…帰ったら、言うんだ。彼女に…結婚しようって…!) 自らを鼓舞し、乗機であるムウシコスの体勢を立て直す。 「よし!このまま突っ切るぞ!ネルネ、ゲイリー!援護を頼む!」 シヴォーフの雄叫びが、戦場に勇ましく轟き渡る。 (何で着いてくんだよ、あのガキ…!) シヴォーフ達との編隊から一人離脱したデイヴは、二機のローズと戦闘を繰り広げていた。 射撃C 近接格闘B- 機動性C 精密動作能力C 回避動作B-… 地球連邦軍退役時の階級は曹長…これが、デイヴィッド・リマーの成績であった。 ちなみに、Bを基準値としたものであるので、デイヴの成績はどちらかと言えば芳しくない方に当たる。 「てめえ一人で突っ込んでどうなるってんだ、落ちこぼれ!連邦のエース、オメコスキー様が付いてってやる!感謝しな!」 ローズに突進していくデイヴのグワッシュを援護しつつ、ディックのムウシコスがビームライフルを放つ。 「オラ、ちゃんと避けろよ!落ちこぼれ!当たっても知らねえぞ!」 そう言いつつも、ディックのビームライフルは正確にローズの胸部を捉えていた。 さてはこの男、ツンデレだな? 「ぐおっ!」 仰け反るローズを前に、デイヴは冷静な判断を下す。 (よし、この距離なら…!) グワッシュのリニアライフルで更なる牽制を加える。ただ、その射撃能力からまばらに当たり続けていたのだが。 「調子に乗るなよ!ヘタクソが!」 叫ぶローズのパイロット。すかさずグワッシュに蹴りを入れ、その反動で距離を取り体勢を立て直す。 「うっ!」 デイヴの顔が苦痛に歪む。 「落ちこぼれ!」 ディックのムウシコスがグワッシュを受け止め、すかさずビームライフルを撃つ。 「当たれよ!」 「食らうかよ!」 放たれたビームを避けたローズが、二機でフォーメーションを組み突進してくる。 「二対二なら、ローズが勝つに決まってんだろが!」 「やってみなきゃ、わかんねえだろ…!」 目を細めるデイヴ。 完璧な陣営…見事なほどに隙がない。 デイヴとディックは、お互いの隙をカバーしあうようにしながら二機のローズに向かっていく。 (この落ちこぼれ、意外と動けるじゃねえか…) まさかこの俺の共同戦術に着いて来れる奴がいるとはな…ディックは聞こえないほどの小さな声でそう呟き、唇を舐める。 ディック・オメコスキー… 射撃B+ 近接格闘A 機動性A 精密動作能力B- 回避動作A… 優れたエースパイロットではあるが、いかんせん短気な性格とトリッキーな戦術の為、彼とフォーメーションを組める人間などそうはいない。 故に単機での作戦行動を得意とするが、その為他者との触れ合いもなく、また彼に嫉妬する多くの者のやっかみが、元々ひねくれ者である彼の性格に磨きをかけ、現に至る。 そして彼は知らない。何故デイヴが自らの動きに一分のズレもなく着いて来れるのかを… デイヴィッド・リマー 備考:状況判断能力S そう、デイヴがフィリアにスカウトされた最大の理由が、そこにあった。 人生で最高の親友、最も信頼できる友人など、理由は他にもいくらでもある。 しかし、デイヴの状況判断能力は、その全ての理由をオマケの一言で片づけられるほど優れたものだった。 「落ちこぼれ!前方カバーを…」 ディックが言い終わる前に、デイヴはグワッシュをムウシコスの前方へ。 敵の放つビームを自らの左腕を犠牲にし、ムウシコスの為に時間を作る。 ちょうどムウシコスの全身を庇うようにして、ローズにムウシコスを攻撃させまいとしていた。 「そんなに死にてえなら、まずはお前からだ!グワッシュゥゥ!」 ビームサーベルを抜き放つ一機のローズ。 「よし!上出来だ!下がれ、落ちこぼれ!」 ローズのビームサーベルを、紙一重で避け、今度はムウシコスの左方へと進む。 「チャージ完了!食らいやがれ、アンノウンが!」 ムウシコスが自らの右肩に掲げたビームキャノンが、一筋の軌跡を描きローズの元へと飛んでいく。 「何!?」 断末魔を挙げる暇もなく、ローズの機体は爆散する。 「よしっ!やったな、落ちこぼれ!」 ガッツポーズのディック。久方ぶりの充実感に包まれた表情だ。 それに対して、少しほほ笑んだデイヴが皮肉っぽく言う。 「ええ、クソガキ中尉殿」 「なっ!おまえ!せっかくこの俺が感謝してるってのに!」 言った後、ディックは慌てて弁明を始める。曰く、すべては俺様のお陰だそうな。 …くやしかったからツンデレにしてみた(おいw) 「バカな…!?ローズだぞ!?たかがムウシコスとグワッシュ風情に…!」 もう一人のローズパイロットは、信じられないと言った表情で、体勢を立て直すべく、シヴォーフ達と交戦中の同胞の元へ向かう。 「逃がすかよ!」 ディックとデイヴがローズを追おうとした刹那…! 一閃のビームライフルが、ムウシコスのビームキャノンを破砕した。 「「!!」」 驚愕のデイヴとディックに、喜びの笑みを漏らすローズパイロット。 「マルスだ…皆、ガンダムマルスが来たぞー!」 一斉に視線を向けたその先には、火星の神の名を持つ真紅の機体が、静かにたたずんでいた… 「ドール、ディーエー……ドルダ?」 目の前の機体を、恐怖と郷愁と慈愛とが混ざった複雑な想いで見つめ、クランは呟く。 機械に触れようと手を伸ばす。 しかし次の瞬間、天井に亀裂が入り崩れる。 そう思ったクランの中に、記憶がフラッシュバックする。 『お姉ちゃん!!』 『シンシアぁッ!!』 叫ぶその声は、崩れ落ちる壁に掻き消される。 記憶と重なるように、建造物の天井も、落下してくる。 クランは、意識を手放した。 (何だ?なんなんだよ、この感じ…!) 目の前の紅い機体を見て、デイヴは動揺を隠せないでいた。 いや、機体そのものに恐怖を感じたとか、そういう安っぽい理由から来る動揺ではない。 (機体…じゃ、ない…むしろ、中のパイロット…アイツは…!) 知っている…!俺は、こいつを、知っている…! まるで、遠い昔に別れたもう一人の自分のような、かけがえのない存在のような… デイヴは、フィリアに抱くのとはまた別な親愛の念を、マルスのパイロットに抱き始めている自らに動揺していたのだった。 (俺は…!) そう思ったデイヴの中に、記憶がフラッシュバックする。 『助けてよ、軍人さん!お願いだから、僕はどうなっても構わないから…!』 震えるデイヴ。無力感という非常な刃が、彼の体をゆっくりと蝕んでいく。 (何故、今思い出すんだ!あの時のことを…!) マルスとの邂逅を果たし、唐突なデジャヴに襲われた後、今度は突然のジャメヴがデイヴを襲った。 「システムエラーか!?おい、落ちこぼれ!応答しろ!!」 機体の操縦方法を一瞬忘れるデイヴ。なす術もなく、宙に漂うグワッシュ。 (俺は…!) 大量の冷や汗をかき、ガクガクと震えるデイヴ。 (そうだ、あの時…!助け、られなかったんだ…!) おい、おい!デイヴに呼びかけるディックの叫び声が、虚しく戦場にこだまし続けていた… ハッと覚醒した時には、自分は運良く人型の機械の間に倒れていて。 助かったことを感謝しながらも、落ちた天井と衝突したはずなのに、 横に倒れただけでほぼ無傷に近いそれを心底不思議に思い眺めている。 クランは先程とそれが、一つだけ違っていることに気付く。 胸部が、開いているのだ。 「コックピット……?この機体…?」 人が乗っているのだろうか。 クランはゆっくりと、コックピットらしきそこへ近付いていく。 もしも敵意がある者が乗っているなら、気絶している時に殺されていたはずだ。 そう考え、クランは中を覗いた。 「えっ……!?」 中には、少女がいた。 年齢は、15か16。亡くした妹に近い気がした。 自分と同じように気絶しているのか、或いはもう死んでいるのか。 「うっ……」 「生きてる。貴女、大丈夫!?」 生きていることがわかり、思わずクランは近寄っていた。 外傷がないことを確認し、体を揺する。 すると、少女は静かに、瞼を開いた。 「…………あなた、だれ?」 虚ろな表情で、そう問われる。 クランは少女が無事なことに安堵し、口を開いた。 「私はクラン。クラン・リザレクター・ナギサカ」 出来るだけ柔らかい口調で、そう名乗る。 『ナギサカ君、聞こえるか!?』 今度はこちらから訊き返そうとしたが、ギデオンの声が飛び込んできた。 「は、はい! 聞こえます」 『無事なようだな。良かった。上で大変なことが起こった』 「地上で何かあったんですか?」 『いや、もっと上だ。火星コロニーの独立強硬派が武装蜂起した』 「!」 ギデオンの言葉を聞き、クランに緊張が走る。 以前から火星コロニーでは民衆が独立を訴えていた。 火星コロニーは決して豊かとはいえず、移民を開始して100年以上経過した今も、 管理、統括を行っている地球連邦政府の食料自給の制限によって貧困にあえいでいる。 過激な運動家がいるのは知っていたが、まさか武装蜂起にまで発展するとはと、クランの表情が暗くなった。 「わかりました。……ロープは大丈夫みたいですね。至急戻ります」 外を見て、まだロープが垂れ下がっているのを確認して、クランはそう返した。 『頼む。強硬派の機動兵器、人型らしい。それが軌道エレベータのステーションにも向かっているらしいのだ』 「人型……? 了解しました」 人型と聞いて、すぐにこの機体が浮かんだ。 この施設は、火星コロニーの独立派が建造したものであるのだろうか。だとしたら、この少女は一体…? デイヴが動けないでいる中、マルスに搭乗したアレスも同様に戸惑っていた。 (このグワッシュから、特別なものを感じる…!) この俺が、引き金をひけないでいる?そんな筈はない…!そんなことが、あってたまるか… 頭を振り、必死の思いで自らを鼓舞しようとするアレス。 (俺は、彼女を…シンシアを、助けなければならない…!) そう思ったアレスに、記憶がフラッシュバックする。 『シンシア、シンシア!』 『お姉ちゃん!!』 『シンシアぁッ!!』 崩れ落ちる、世界。叫ぶ己と、終わる世界。 『助けてよ、軍人さん!お願いだから、僕はどうなっても構わないから…!』 「何やってんだよ、アレス!」 ローズパイロットの一言で、引き戻される。 「今がチャンスだ!こいつらさっさと片付けて、アレを持ち帰るぞ!」 ビームライフルの照準をデイヴのグワッシュに合わせ、引き金を引こうとするローズ。 (ダメだ…!) 大量の冷や汗をかき、乱れる瞳。 「ダメだ!」 マルスの持つビームガンブレードが一閃、ローズの機体を切り裂く。 「アレス!何しやが…うわああああ!」 爆散するローズ。ハッ!我に帰り、必死の思いで頭を振るアレス。 「俺は…一体…」 うぅ、わあああああああ!! 少年の絶叫が、戦場に響き渡る。 「……来る」 「え?」 「近付いてる」 少女が、言った。ギデオンの話を聞いていたのだ。 強硬派がステーションに向かっているということ言っているのだろう。クランはそう思った。しかし、それは少し、違っていた。 開いていたコックピットハッチが閉まっていく。 「な、何を!?」 次々と点灯していくモニター。 「起動システム正常……うぅっ」 「どうしたの? 大丈夫!?」 呻く少女に、クランが声をかける。 しかし少女は、クランの声が聞こえないのか、無視するだけだった。 機体が大きく揺れ、クランは少女が座るシート脇にやむを得ず滑り込む。 しがみつき、揺れに耐えるしかない。 「駄目……思い出しては駄目……駄目……」 クランは呪文のように、そう繰り返す。 暗く狭い空間に閉じ込められた悪夢のような記憶…それが彼女を恐怖させていた。 機体が立ち上がり、両翼のように展開していたシールドが、体を包むように前部に展開する。 そして、一気に飛び立った。 「ぐっ……ああああっ!!」 肉体にかかる負荷に、クランが叫ぶ。 機体はそのまま上空まで飛翔を続け、火星を離脱することを示していたのだった。 三話 終 四話に続く 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1997.html
233 :わたしをはなさないで 第三話:2010/12/19(日) 02 14 58 ID kdSC4nYx 「……で、何か申し開きはあるか?」 「ないよー」 スパッと言い切ったなこいつ ただ今、コタツ挟んで家族会議中 議題はもちろんさっきの商店街の出来事についての糾弾 それが延々続いてもう夜になろうとしている ああ、せっかくの休日がこんなことで終わってしまうなんて しかし俺がナツを筆頭に帰ってきたイエノブやイエシゲ達に向かう形になってるせいで、なんだか俺が糾弾されてる気になってくるんだが 「だって、私はフミの家族だもん。家族をほおっておいて他人にうつつを抜かしたりしたら駄目なんだもん」 「じゃああの恋人云々ってのは何だ。おかげで暫くはあの商店街に行けねぇぞ」 「いいじゃん。だってわたし、フミのこと大好きだよ」 「そのわりには色々と迷惑かけてくれるなおい」 早朝にたたき起こしたり、鍋ひっくり返したりな 今日以外でよければ星の数ほど罪状を読み上げられるぞ 冷蔵庫食い荒らしたり本棚ひっくり返したりボヤ起こしかけたり蛇口壊したりetcetc…… 「だってわたしたちは家族だもん。いくら大好きな人でも、顔色を伺うようなことはしないよ」 「限度を知れ限度を」 「ドジっ娘って、好きじゃない?」 「お前のはただのドジと言うんだ。萌えポイントみたいに言うんじゃない」 「……ふーん」 あんまり世間様に背を向けるような行動をしちゃならんってことを分かってくれたと信じたい けれど、そのときのナツの表情を見て悟ったね俺は ああ。こいつ絶対に分かってないって 「でもさ、家族+恋人って、無敵じゃないかな?」 「……わりぃ、君が何言ってんのか俺にはさっぱりすっぱりこれっぽっちもわからない」 「だーかーらー……家族って言うのはぜ~~ったいに手放しちゃいけないものでしょ? 恋人って言うのはぜ~~ったいに守らなきゃいけないものでしょ? その二つをわたしが兼ね備えれば、フミとはどんなことがあってもぜ~~ったいに離れられない存在になれるんだよ!」 「あ、そう、ッスか」 「だからフミ、わたしと付き合おう?」 「お姉様という存在の対極に居る子供には恋愛射程外」 「むぅ~~~」 何度も言うが、お前やっぱ十六歳じゃないだろ ほっぺた膨らませて怒るなんて、いまどき子供ですらやらんぞ 決めたよ、俺 一刻も早くこいつの両親探してやって、親元に帰してやろうって いつまでもここにいたら、俺以上にナツにとってよくないよな いつものふざけた調子じゃなく、真面目に話せばナツもきっと分かってくれるはずだ 234 :わたしをはなさないで 第三話:2010/12/19(日) 02 15 25 ID kdSC4nYx 「ねぇ、晩ご飯食べようよ。お腹すいちゃった」 「もう少し待て。大事な話がある」 「?」 「お前の両親のことだ」 また、昨日のようにナツの体が跳ねる けれども今回はちゃんと聞いてもらわなきゃならない話なんだ 聞きたくないと言いたげに耳に当てた両手を握り、まっすぐに目を見て話す 「明日俺は警察関係者に会うことになってる。そこでもう一度お前の両親か親族を探してくれと頼む」 まあ、どんなに腐っても警察関係者には違いない もともとは遊びに行くつもりだった、なんてこの流れじゃ口が裂けても言えないけどな 「………フミ。冗談、だよね?」 「本気。お前はこの家に長く居すぎたんだよ」 「わたしのこといらなくなったの? 捨てるの!?」 「捨てるんじゃない。いつでも会いに来ていいしお前が携帯買ったらメアドも教える。けど、ここに住むのは駄目だ」 「なんで!?」 「お前は俺に情が移りすぎたんだよ。今は愛と情の区別がつかなくなってるだけだ」 「そんなことないもん!」 「いや、そうだ」 「…………」 「心配するな。今すぐ出て行けなんて事は絶対に言わない。両親や親族が見つかるまではここにいてもいいさ」 「………パパもママももう会いたくなんてない。フミがいい。フミじゃなきゃ嫌」 泣きそうな顔でこんなこと言われちゃ、思わずやっぱりうちにいろと言ってしまいそうになる しかしそれじゃ元の木阿弥だ この、慣れすぎていて忘れていた異様な関係に別離のときが来た。それだけだ ナツは、イエハルたち動物とは違う。人間なんだ 当たり前すぎて忘れてたことが、ようやく俺の悪い頭にも思い出されてきた ここにいろとは言えない だからそのかわり、コタツ越しにその小さい頭を胸に抱いた 「ごめんな、ナツ」 「………謝るくらいなら、ずっとここにおいてよ」 「……ごめん」 この奇妙な共同生活終焉のカウントダウン それが、今日この時から始まった 235 :わたしをはなさないで 第三話:2010/12/19(日) 02 17 13 ID kdSC4nYx この日、飯を食うことなく布団を敷いた 俺もナツも何も言わない 頑張って口を開こうとしても、この場にそぐわないことばかり言ってしまいそうになる それが怖くて、俺は何も言えなかった イエシゲたちもこの張り詰めた空気を理解したのか、一言も鳴かずに寝床に入っていった ようやく言葉が交わされたのは、電気を消してからだ 「フミ」 「ん?」 「わたしって、フミにとってなんだったの? 邪魔な存在?」 「あいにくだが、そんな邪魔者を二年も養うほど広い心は持ってない」 「じゃあ、ただの居候?」 「それも違うな。しいて言えば……姪っ子、かな」 隣人達をごまかすためにそうにナツを紹介したが、今考えると本当にそんな気がする 「姪っ子を追い出したりしないでよ」 「婆ちゃん家に遊びに来て、家に帰りたくないって泣く子供いるだろ。今のナツはあんな感じだな」 「………子供じゃないもん」 目をつぶっていたから、不覚にも俺の布団に進入されるまで気が付かなかった しかも少し触れた感触的に、こいつ服を着てない。この寒いってのに 動揺を悟られないように背中を向けるが、その背中にナツは裸のままくっついてきた 「子供じゃないもん。フミのためだったらなんだってできるもん」 「……服着て自分の布団に戻れ」 「やだ。フミにとってわたしは家族じゃないんでしょ。だったら、抵抗なんて無いでしょ?」 「おい」 「背もちっちゃいし胸もぺたんこだけど、わたしだってできるよ。わたしの体、好きにしていいよ」 「怒るぞ」 「いいよ。怒っても、ぶたれてもいい。だからわたしにフミをちょうだい。わたしを捨てられなくなる印をちょうだい」 「……」 「ねえ、フミはわたしが愛と情を取り違えてるって言ったよね。でもただの情で、こんなことはできないんだよ」 「……それは」 「フミに捨てられるくらいなら、死んだほうがいい。ううん。一緒に死ぬ」 「ちょっと待て」 「そうすれば、天国で今度こそ本当の家族に、恋人になれるかもしれないもん」 「…………」 恐ろしい ほんの一瞬、俺はそんなことを思った 嘘や冗談というものは、どんなに上手く言ってもどこか芝居臭さみたいなものが出るという しかしナツの言葉には、そんなものは一切感じることができなかったから 「な、なーんちゃって……びっくりした?」 「……冗談になってないぞ」 取り繕うような言葉、それが妙にさっきの言葉を際立たせる そうして俺は体を捻り、ナツと正面から向き合って、また抱きしめた 「手は出さない。でもな、ナツ。俺はお前を家族じゃないなんて思ったことは無いぞ」 「うそつき」 「本当だ。それでも、ナツは本当の両親のとこに帰らなきゃいけない。俺のことは従兄弟のイケメン兄さんみたいに思っててくれ」 「やさしいね。イケメンじゃないけど」 「うるせー」 そうして、抱き合ったまま俺達は眠りに付いた しかし、夢なのか現実なのかいまいち漠然としているのだが、こんな言葉が聞こえた気がする 「フミがわたしから離れようとしたって、わたしは絶対に、フミのことを離さない」
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/410.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >君に届け>君に届けで( ^ω^)おっおっおっ】 君に届けで( ^ω^)おっおっおっ YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れる君に届けで( ^ω^)おっおっおっの アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) javascript plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。 お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena(show=はてなブックマークに登録,target=blank)】 ニコニコ動画 【ニコニコ動画】君に届けで( ^ω^)おっおっおっ このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画MAD 君に届け アニメ (^ω^)おっおっおっ 君に届け くるみちゃんに同情 さっさと取りに来い MAD コメント(感想) 動画君に届けで( ^ω^)おっおっおっに関するコメントを気軽に書いてください♪ 馬鹿にすんな。削除願います。君届馬鹿にすんな。 - kkk 2010-03-25 11 57 28 今見るとループが無駄に長いしイライラするところもあるけど、最初に見た時は爆笑した( ^ω^) - (´・с_・`) 2010-03-25 12 37 26 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング そらのおとしもの 第3話「エンジェロイド初体験(0シレイ)」 けいおん!! 第17話「部室がない!」 そらのおとしもの 第12話「逃るること叶わぬ螺旋回廊(クサリ)」 「-BLEACH-ブリーチ」 第224話:3vs1の戦闘!ピンチの乱菊 「2/3」 リクエスト・視聴不可・不具合報告 デュラララ!! ED「Trust Me」Full ストライクウィッチーズ 第5話「はやい、おっきい、やわらかい」 ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第1話「プロムナイト」 ギャグマンガ日和+ 第12話「五月雨をあつめて早し最上川」 ギャグマンガ日和+ 第1話「ルノアールVSセザンヌ」 美味しんぼ 第15話「日本風カレー」 コメント/イナズマイレブン 第68話「集結!日本代表!!」 黒執事II 第2話「単執事」 イナズマイレブン 第1話「サッカーやろうぜ!」 世紀末オカルト学院 第6話「文明の道程/BUNMEI s distance」 涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」 君に届け 第19話「夢」 【けいおん!】にゃいむにゃいむ【あずにゃん×マイムマイム】 ギャグマンガ日和+ 第3話「銭湯に行こう」 BLEACH[ブリーチ] 第233話 敵となった斬月 2-3 昨日の人気ページランキング そらのおとしもの 第3話「エンジェロイド初体験(0シレイ)」 けいおん!! 第17話「部室がない!」 そらのおとしもの 第12話「逃るること叶わぬ螺旋回廊(クサリ)」 「-BLEACH-ブリーチ」 第224話:3vs1の戦闘!ピンチの乱菊 「2/3」 リクエスト・視聴不可・不具合報告 デュラララ!! ED「Trust Me」Full ストライクウィッチーズ 第5話「はやい、おっきい、やわらかい」 ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第1話「プロムナイト」 ギャグマンガ日和+ 第12話「五月雨をあつめて早し最上川」 ギャグマンガ日和+ 第1話「ルノアールVSセザンヌ」 美味しんぼ 第15話「日本風カレー」 コメント/イナズマイレブン 第68話「集結!日本代表!!」 黒執事II 第2話「単執事」 イナズマイレブン 第1話「サッカーやろうぜ!」 世紀末オカルト学院 第6話「文明の道程/BUNMEI s distance」 涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」 君に届け 第19話「夢」 【けいおん!】にゃいむにゃいむ【あずにゃん×マイムマイム】 ギャグマンガ日和+ 第3話「銭湯に行こう」 BLEACH[ブリーチ] 第233話 敵となった斬月 2-3
https://w.atwiki.jp/ondoluru/pages/56.html
第三話『俺は名古屋人』 突然現れた名護という男に殴られるわガタックゼクターを取られるわで踏んだり蹴ったりの加賀美。 彼はまだ戦えるのだろうか? 加賀美「俺…また…がタックになれなかったんですね…」 岬「しょうがないわよ。ゼクターを奪われたんじゃ。とにかく、ZECTでも名護って男について調べてみるわ。貴方は無茶しないようにね」 加賀美の先輩である岬はそう言い去っていった。 加賀美「無茶せずに…か…。そんなの…」 「キャァァァァァ」 加賀美「出来るわけない!」 悲鳴が聞こえた瞬間、加賀美はそこに駆けつけていた。 予想通り、そこにはファンガイアがおり、加賀美が駆けつけた時には被害にあった人は殺された後だった。 加賀美「くそっ…遅かった…」 ファンガイア「チューリッヒヒヒ、お前も喰ってやる」 名護「待ちなさい!!お前の相手は私だ!」 加賀美のピンチに名護が現れた 『I・KU・SA・RE・DE・Y』 名護「変身」 『ビーストオン』 名護は仮面ライダーイクサに変身し、ファンガイアと戦う。 加賀美「くそ!!あいつから、ガタックゼクターをとりかえさないと」 ファンガイア「お前のエナジーをよこせぇぇぇ!!」 加賀美「なっ、まだいたのか・・・しまった、やられる・・・」 「ウェーーーーーーーイ」 加賀美がやられそうになった時、一人の仮面ライダーがファンガイアを倒した。 加賀美「剣・・・崎・・」 そう、それは剣崎一真、仮面ライダー剣だった。ファンガイアを倒した彼は、変身を解除した。 剣崎「大丈夫か?加賀美」 加賀美「まったく・・・、急にいなくなったと思ったら、急に帰ってきやがって・・・」 名護「・・・・、おい、さっき、もう一人ファンガイアがいたな。そいつはどうした?答えなさい!!」 ファンガイアを倒した名護が、剣崎と加賀美に詰め寄った。 加賀美「そ・・・それは・・・」 剣崎「俺が倒した?」 名護「君が?まさか・・・君は・・・」 剣崎「俺は仮面ライダー剣、あんたも仮面ライダーなんだろ?さっき変身してるのを見てた。一緒に戦おうぜ」 名護「ふん、いや、ライダーは私以外にはいないはず。嘘をつくのはやめなさい」 剣崎「なら、証拠を見せてやるよ。変身」 剣崎は剣に変身する。 名護「・・・・ライダーは、私一人で十分だ。変身!!」 名護もイクサに変身し、剣に襲い掛かった。 剣とイクサの戦いは、ほぼ互角だった。 名護「その命、神に返しなさい!」 剣崎「ウェーーーイ」 しかし、徐々にではあるが剣崎が押し始め、ライダーキックで、イクサを吹き飛ばした。 加賀美「すげぇ、剣崎…」 剣崎「加賀美、話がある。俺は、そのために戻ってきたんだ」 加賀美「ああ…」 剣崎は加賀美を連れ、加賀美の家に戻っていった。 名護「ウソダ…オレガ…イクザがマケルナンテ……アア………ウゾダァァァァァ!!!」 数日後 加賀美「ま…まさか剣崎にあんな秘密が隠されてたなんて…ん?名護?」 名護「連続強盗犯のヤオイマサハダラだな… ヤオイ「俺がなにしたって…」 名護はヤオイマサハダラを連れ出し彼を殴り始める 名護「俺熱い!!俺熱い!!」 加賀美「やめろ名護!殺すつもりか?」 名護「体育は関係ねえ!!」 警察「何やってるんだ、やめなさい」 警察に止められる名護さん 名護「反省!俺は叱られるのか?反省!俺は名古屋人!!」 こうして名護は警察に捕まった。 加賀美「荒れてるな」 剣崎「加賀美、こいつを見てくれ」 剣崎が加賀美に見せたのは、また謎のライダーが映っている映像だった。 加賀美「?なんだこいつは?」 剣崎「俺はこいつを探していたんだ。 正直ライダーかどうかすらも怪しいが…」 ―映像― 謎のら(r「でやっ!」 イクサ「俺熱い!!」 加賀美「………」 剣崎「どうした?」 加賀美「いや…」 加賀美は見なかったことにした。 その時、不思議なことが…いや、少女の悲鳴が! ひより「加賀美、助けろ!!!」 加賀美「何だ、どうした!?ファンガイアか?」 ファンガイア「チューリッヒッヒッヒ」 剣崎「ヘシン!!!」 加賀美「くそっ、またこんな時に…!」 剣崎がファンガイアと戦っている頃、しばらく、行方知れずになっていた侑斗は橘と遭遇していた。 橘「お前は、あの時の!!」 侑斗「橘、お前に動かれると困るんだよ。そのカードデッキ、こっちにもらうぞ」 橘「俺はそんなことに屈しない!!ヘンジン!!」 橘は仮面ライダーギャレンに変身した。 侑斗「・・・・」 橘「変身しないのか?」 侑斗「お前の相手は俺じゃない」 橘「何っ?」 デネブ「デネブです。」 橘「しまった!!」 だが、遅かった、デネブは、不意打ちのごとく、指についてる銃で、ギャレンを撃ち倒した。 デネブ「侑斗~、さすがにこれは卑怯すぎる・・」 侑斗「うるさいな、しょうがないだろ。カードは節約しなきゃいけないんだから。それより、こいつのカードデッキを・・・。どうした、デネブ?」 デネブ「た・・・大変だ・・侑斗~。あいつが来ちゃった」 侑斗「っ!?」 そこには一人の仮面ライダーがいた。 侑斗「来たな・・・・シャドームーン・・」 第三話 完
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/1626.html
ホーリーグレイル キャンペーン トレイラー 我が身も共に、その叫びは闇に消え その意向は未来を照らさず 剣はただ虚空を捉えて離さず。 世界はそれを祝福するだろう。 迷いなく彼の地に剣を突き立てようとも。 Double Cross the 3rd Edition ―ホーリーグレイルキャンペーン『My figure』― 第三話 イトしのドールに光はなく ――ダブルクロス それは裏切りを意味する言葉。 PC1用ハンドアウト シナリオロイス・エンプーサ、P・親近感/N・同一視 あなたは夢を見た。片足が真鍮の少女が、仮面をつけて語りかける夢。 同胞よ、黒き巨城、その地下で待つと。 だが忘れてはならない。 血は選べなくても、生は賢明に選べるということを。 PC2用ハンドアウト シナリオロイス・白の聖女、P・興味/N・執着 ゆめゆめお忘れなきよう。 魔女の化身は、いつも末尾に付け加える。 忘れるものかと、あなたは思う。 しかし、今はそれを確かめるすべも、調べに行く力もない。 PC3用ハンドアウト シナリオロイス・モルガン・ル・フェイ、P・無関心/N・食傷 すべてを見透かしたように、妖精はあなたに向けて話しかけてくる。 災難でしたね。 しかし、諦めるにはまだ早いかもしれませんよ。 …いったい彼女は何を知るというのか。 PC4用ハンドアウト シナリオロイス・ミリィ、P・慈愛/N・不安 灰燼と化した人里、その生き残りがいた。 しかし、彼女が語る記憶と、あなたのそれは少し噛み合わない。 あなたの旅路はまだ先があるようである。 名前 コメント