約 301,135 件
https://w.atwiki.jp/sengoku3/pages/138.html
服部半蔵の章・第三話「上田城の戦い」 服部半蔵の章・第三話「上田城の戦い」あらすじ 戦況(解説者 服部半蔵) 勝敗条件 武将データ イベント ミッション 撃破効果 アイテム配置 攻略アドバイス ☆猛将伝&Zの変更点 無双演武一覧 あらすじ 小牧長久手の戦いの後、 家康は秀吉と結び、 秀吉の補佐役となった。 家康は関東の北条家とも和睦。 武田、織田なき後の 上信二州を分配し、 両家の領土争いに決着をつけた。 これを不服とした 上信二州の大名、真田昌幸は 越後の上杉家と同盟し、 家康に抵抗する構えを見せる。 家康は自ら大軍を率いて、 昌幸の居城、上田城に攻め寄せた。 謀に長けた昌幸との対決。 忍びである半蔵の真価が今、 問われる。 戦況(解説者 服部半蔵) 味方が圧倒的に優勢…。 だが敵は謀将・真田昌幸。 万一を考えても考えすぎではない。 敵の奇策により、味方が混乱した場合、 忍びの道より、この上田城二の丸を脱出。 殿の警護に向かう。 敵援軍にも警戒が必要…。 北条が頼れぬ真田が頼るは…上杉。 来援するとなれば、直江兼続らか。 天守の真田昌幸を討ち、仕上げだ…。 拙者は影…。 死角なく、殿を守る。 勝敗条件 勝利条件 真田昌幸の撃破 敗北条件 徳川家康の敗走 武将データ 徳川軍 備考 真田軍 獲得 備考 徳川家康 総大将撃破効果No.2発動で効果あり 真田昌幸 なし 総大将 服部半蔵 プレイヤー 真田幸村 装備品 撃破効果No.3の撃破対象 本多忠勝 撃破効果No.2発動で効果あり 真田信之 巻物 ミッションNo.2の撃破対象 稲姫 矢沢頼綱 巻物 酒井忠次 鈴木重則 巻物 井伊直政 池田重安 素材 撃破効果No.2の撃破対象 榊原康政 色部長実 素材 撃破効果No.4の撃破対象 大久保忠世 水原親憲 素材 鳥居元忠 甘粕景継 素材 撃破効果No.1の撃破対象 大久保忠隣 矢沢頼貞 素材 伏兵イベントで南城下町に出現 渡辺守綱 横谷幸重 素材 平岩親吉 唐沢玄蕃 素材 須田満親 素材 伏兵イベントで東城下町に出現 岩井信能 素材 直江兼続 装備品 ミッションNo.2終了後に出現ミッションNo.3の撃破対象 綾御前 装備品 くのいち 装備品 ミッションNo.3達成後、上田城二の丸に再侵入すると出現ミッションNo.4の撃破対象 雑賀孫市 装備品 プレイヤーが東城下町に侵入すると出現 イベント 冒頭、真田軍の弓伏兵イベント。 忍びの道から天守に侵入すると、天守南門が開門。 上田城本丸がすべて開門し、真田幸村が進軍開始。 ミッション 番号 内容 備考 No.1 上田城ニの丸から脱出せよ! 達成後、真田軍の伏兵・火計イベント真田軍の援軍が両城下町に出現両城下町が炎上戸石城が開門し、真田信之が徳川家康へ進軍開始 No.2 真田信之が徳川家康に接近する前に、真田信之を撃破せよ! 終了後、直江兼続と綾御前が戸石城に出現 No.3 直江兼続と綾御前を撃破せよ! 達成後、上田城ニの丸と天守西門がすべて開門 No.4 くのいちが徳川家康に接近する前に、くのいちを撃破せよ 撃破効果 番号 内容 効果 備考 No.1 開始から3分以内に甘粕景継を撃破 真田軍の秘策が一定時間停止 No.2 開始から2分以上後に池田重安を撃破 徳川家康と本多忠勝と稲姫の体力が回復 No.3 徳川軍の武将数が4人以上の状態で真田幸村を撃破 武器を獲得 No.4 コンボ数が100以上で色部長実を撃破 防具を獲得 アイテム配置 携帯道具 壱 団子 団子 団子 大盛御飯 大盛御飯 大盛御飯 弐 団子 団子 大盛御飯 黒漆太刀 当世具足 荒御霊 参 団子 黒漆太刀 戦草鞋 幻朧時計 秘伝之書 陣太鼓 攻略アドバイス クリアの鍵を握る撃破効果No.2の条件が, 他に類を見ないほど特殊になっているのがこのステージの特徴。 基本的には上田城二の丸で味方が分断されているため、 迂闊に敵を減らすと味方に倒されてしまう。 ここは敢えてミッションNo.1を速攻で達成し、 二の丸の戦いを長引かせるのがポイント。 脱出後は南城下町外縁方面へ向かい、 ミッションNo.2と撃破効果No.1を狙う。 この後、上杉軍は放置して本多親子を中心に、 両城下町の味方を救援に向かうといいだろう。 ☆猛将伝&Zの変更点 ☆第2レア武器獲得ステージ。→第2レア武器獲得のポイントを見る 綾御前のPC化に伴い、敵が僅かながら強化されている。 無双演武一覧 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 伊賀越え 小牧長久手の戦い 上田城の戦い 小田原討伐 大坂の陣
https://w.atwiki.jp/arian-saga/pages/87.html
[ストーリー] ヴァンスターがエルーランに宣戦布告し、世界に不穏な空気が漂い始めた。 唐繰丸は亡き祖母の遺言を果たす為、幼馴染のメイヤと共に冒険者となる。 二人は酒場で幼馴染のトトと再会し、賞金稼ぎ兼冒険者のセーバー、祖母と知り合いであったカッツを仲間に加え、山賊を退治しに向かう。 一方、ギルド「ブルー」は神殿にてロイドに絡んできたヴァーナの少女、ネコを仲間に迎え、ゾウ退治に赴く。 その頃シルヴァー達はクラン=ベルに到着、罪なき少女を悪漢から守るキッドを目撃する。その後、神殿にてトシと出会い、シズネの声を取り戻せる可能性を持った『奇跡の水』を所有する貴族、ロバートの屋敷へと向かった。 頭目であるライカンスロープを捕まえ、山賊を壊滅させた唐繰丸とメイヤ。ゾウを退治し、ネコを正式に「ブルー」のメンバーとして迎え入れたジョウとロイド。ロバートから『奇跡の水』を提供するのと引き換えに、『夢の砦』にある古代のマジックアイテムを手に入れる事を依頼されるシルヴァー。 それぞれの思惑を秘め、世界が動き出した―― [PC] ジョウ登場 ロイド登場 シルヴァー登場 唐繰丸登場 NEW! メイヤ登場 NEW! [公式NPC] フィリス登場 ウェルチ登場 NEW! [NPC] 【ジョウ&ロイド ルート】 リコリス登場 ネコ登場 NEW! 【シルヴァー ルート】 シズネ登場 ジーン登場 キッド登場 NEW! トシ登場 NEW! ロビンソン登場 NEW! ロバート登場 NEW! 【唐繰丸&メイヤ ルート】 トト登場 セーバー登場 NEW! カッツ登場 NEW!
https://w.atwiki.jp/suteteco/pages/248.html
https://w.atwiki.jp/shin_onimusha/pages/12.html
https://w.atwiki.jp/amaterasu/pages/16.html
神社に着くと知床と子分が二人いた。 「よく来てくれました。さあ行きましょう。」 「どこへ行くんですか?」 「宿場にある小さな飯屋だ。仕事内容は着いてから話す。」 (飯でも食べながら仕事の話でもするのかなぁ・・・?) 「油断だけはするなよ!」 「へい!!」 (油断?・・・どうやら仲良く食事という訳ではないらしいな。) ~宿場~ 宿場に着くと刹那達はT字路で作戦会議を始めた。 「ではあなたはここで見張りをしててください。」 「へい。」 「あの、何故見張りを?」 刹那は怪訝そうな顔を浮かべて知床に尋ねた。 「我々を付け狙う組織があるのです。その名も『赤玉党』。」 「なんですか?その赤玉党と言うのは?」 「最近この、六骨峠に現れた士族達の集団です。・・・さあ目的地はすぐそこです。行きましょう。」 知床に案内されとある店の前で止まる。 「ここです。しつこく居座るこの店の連中を立ち退かせなくてはいけません。」 「えっ?立ち退くって・・・」 言いかけた時には店内に何かがひっくり返る音と悲鳴が聞こえた。刹那が慌てて駆けつけると子分が暴れていた。 更に刹那はある人物を見て驚愕する。先ほど助けた女性がいたのだ。 「あ、あなたは・・・!」 (さっきの人!?この店の住人だったのか!?) 「むぅ~、黒生家の新しい用心棒でござるか・・・。」 (もう一人は・・・!!!!) 刹那はもう一人の方を見て固まった。15年間生きてきた中でこの仰天っぷりは間違いなくベスト5入りだろう。その人物とは・・・ (黒人+アフロ+着物+ござる言葉でとってもファンキーだとーーー!?) あまりのインパクトに少し壊れた刹那だったがすぐに落ち着きを取り戻す。そして状況を理解する。 (これが武家のやる事か!?これではチンピラではないか!こんな罪もない人達を・・・。) 「さあ、あなたもやるのです。」 「・・です。」 「何?」 「いやです!こんな事、あなた達は間違っています!」 子分「テメェ―裏切る気かぁっ!」 「おのれ・・・!」 刹那の反抗に対し即座に刀を抜き容赦なく襲う二人。 (店の中で戦うのはマズイ。一先ず外へ・・・) 体術などで応戦しながら何とか外に出ると刹那も刀を抜き構える。 「ぬうぇい!」 力任せの攻撃。そんなものが通用するはずもなく刹那は難無くかわしそのまま後頭部に一撃。 倒れてく様を見ていた刹那だが突然の背後からの殺気にすぐにその場から飛びのく。 遅れて刹那の正面にいた子分が吹っ飛ぶ。知床の念力だ。 「チッ・・・。」 「もうその技は効きません。」 「小癪な。」 次々と念力を飛ばす知床だがそのすべてを避けながら徐々に近づく刹那。 (見えないなら感じるんだ!知床さんからの殺気を感じて・・・、あと少し・・・。あと少しで私の間合い。) その時知床の念力が止まった。その一瞬を見逃さず一気に切りかかる。 ―――――何故だ!? 刹那はうつ伏せに倒れていた。頭がグラグラする。 (な、何故私は倒れている?) あの時、刹那が切りかかろうとした瞬間、知床は鳩尾に一撃を入れた。更に首筋への手刀で崩れ落ちる刹那。 彼は狙っていた。念力を止めたのも刹那が攻撃する一瞬の隙を突く為の罠である。伊達に黒生家の参謀を務めてない。 背後には刀を逆手に持ち今にも突き刺そうとする知床の姿が見える。最早あきらめたその時刹那の耳に聞き覚えがある声がした。 ―せっちゃん! (お嬢・・・様・・・?) やがて知床は刀を振り下ろす。刹那にはそれがスローモーションに見えた。 ―諦めたらあかんよ!がんばって、せっちゃん! 「おおおおぉぉぉ!」 ガッ 「!!」 刀は刹那には刺さらず地面に突き刺さった。刹那は咄嗟に身を捩ってかわしたのだ。 しかしかわしきれず背中に横一文字に傷ができた。焼ける様な痛みに耐えながらも必死に立ち上がる。 「はぁはぁ・・・グッ・・・!」 鳩尾、首筋への手刀、背中の傷でフラフラになりながらも相手を睨め付ける。その目はいまだ光を失っていない。 「そんな状態で避けるとは・・・。しかもその溢れんばかりの闘志。一体何故!?」 「・・・私には大切な人がいます。」 静かに、しかしはっきりと話し始めた。 「・・・その大切な人を護るため私は剣を持ちました。」 知床は黙ってそれを聞いている。 「・・・その人の笑顔のため、その人の下に帰るため・・・。こんな所で負ける訳にはいきません!!」 刹那から発せられる闘志で知床の額に冷や汗が出てくる。本能的に足が下がり距離を取ろうとする。 「はあぁぁぁ!!」 目にも止らぬ攻撃で知床は避けるのが精一杯だ。 (何と言う速さ!それに一発一発が重い!このままでは・・・!) 防御に集中しすぎて腕を上げている。刹那はそこを見逃さず脇腹に強烈な蹴りを入れた。 「ぐはぁっ!」 思いっきり横に吹っ飛ばされ尻餅を着く。なおも攻めてくる刹那をを近寄らせまいと切り払う。 ――バキィィン!! 攻撃と攻撃が激しくぶつかり知床の刀が折れた。そして刹那は知床の眉間に剣先を突き付ける。 「はぁはぁ・・・勝負・・・ありましたね。」 「・・・なぜ殺さない?」 「大切な人の笑顔を護る為です。」 「?」 「その人は人殺しなど望まない。私が人を殺してしまったらその人は悲しむ。そんなのは見たくありません。」 さっきとは打って変わって優しい目で語る。 「・・・フッ。やはりあなたは素晴らしい。仲間にできないのが惜しい。」 刹那が刀をしまうと、知床も立ち上がり立ち去る。 「仲間にできない以上あなたは敵です。・・・この借りは必ず返して貰います。」 「・・・はい。」 去り際に知床が言った言葉に静かに返事をする刹那だった。 第四話へ
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/894.html
https://w.atwiki.jp/nunnally/pages/16.html
ルイズは学園長室にいた。 もちろん、ナナリーのことで呼びだされたのだが。 「彼女の様子はどうかね?」 「あ…はい、いたって問題はありません。」 何故かルイズは先程よりソワソワしていた。 これにはオスマンも、そばにいたコルベールも不信に思う。 「あー…ミスヴァリエール、どうしたのかね?」 ついにオスマンがルイズにそのこと訪ねた。 「あ…、はい、中庭に残したナナリーが心配で…その…」 オスマンはその言葉を聞いておもわす、頬を緩めた。 そして思った。 この娘なら、あの異世界の少女を預けても大丈夫だろうと。 「そうじゃ、ミス・ヴァリエール。 君と、ミス・ランペルージにプレゼントがあるんじゃ」 オスマンがそういうとコルベールが何かをとりだしてきた。 それは車椅子だった。 「ミスタ・コルベールに聞いた話なのじゃが、 ミス・ランペルージの車椅子はあの…なんじゃっけ…」 みかねたコルベールが後を続ける。 「この世界ではありえない技術力で作られたものなんです。 ですから、なるべくあの車椅子は使わないほうが良い、そうですね。」 「お、おう、そうじゃ。 それで急いで手配させたのじゃ。 この車椅子、なかなかのものじゃよ。軽い、丈夫、あと組み立て式になっておるので 外に出るときも安心じゃ。」 ルイズは車椅子の説明をほとんど聞いていなかった。 それほどナナリーが心配だったのだろう。 オスマンはその様子をみるや、 本当はまだ話すことがあったのだが、ルイズをすぐに帰すことに決めた。 ルイズが戻ってきた。 何かを押している。 もちろん車椅子なのだが、 ナナリーにはそれが何かまではわからないだろう。 「ナナリー、いいものもらったわよ。」 ルイズもすこし嬉しそうだった。 「はい?なんですか?」 ルイズは何も言わずナナリーを持ち上げる。 「ひゃ…え?え?」 急に持ち上げられたナナリーも困惑している。 ルイズはナナリーをゆっくり、もらってきた車椅子に降ろす。 「あ…あれ…これは?」 ナナリーも坐り心地で自分の車椅子ではないことがわかった。 「うん、なんでもナナリーの車椅子は……」 コルベールから聞いたことをなんとか思い出しながら説明する。 「ああ、そういうことですか、 わざわざ車椅子まで用意していただいて…」 「私は何もしてないのよ。お礼ならオールド・オスマンに言うべきね」 「はい、そうですね。」 なんやかんやで、もう午前の授業は終わっていた。 この日の授業は「錬金」の実技だった。 ルイズは授業に出なくてよかったことに少し喜んだ。 もうお昼の時間だ。 キュルケがフレイムを迎えにやってきた。 「どうだった、フレイムのボディーガードは?」 「はい、とってもしっかりと私を守ってくれました。」 しっかりしすぎて、ナナリーは暇で仕方がなかったのだが。 「それはよかったわ。 じゃあナナリー、一緒にご飯いきましょ。」 ルイズは自分を無視してナナリーと話をするキュルケに腹がたってきた。 しかし、キュルケには私がいない間ナナリーを守ってもらった恩がある。 ルイズはみけんにアオスジでも浮かびそうなくらいの表情で堪えていた。 昼休みも過ぎ、午後のひと時、 トリステイン魔法学園の生徒たちはお茶を楽しんでいた。 そしてルイズたちもこの中にいた。 「でね、ナナリー。」 ルイズの話題が尽きることはなく、ナナリーにずっと話しかけている。 そんななか、ルイズたちのもとへ、ケーキが運ばれてきた。 「あれ?ナナリー?」 運んできたのはシエスタというメイドだった。 「あ、シエスタさん」 ナナリーもシエスタの声に気づく、 「知り合いなの?」 ルイズが尋ねる。 「はい、シエスタさんとは先程、」 ルイズのいない間に知り合った二人。 ルイズはそれが少しおもしろくない。 ナナリーとシエスタの会話は思いの外はずんでいた。 ナナリーはメイドさんというところに、 シエスタは平民だというところに、 互いに話しやすさを感じていたからだ。 ルイズはやはり面白くない。 このままではナナリーをこのメイドに取られてしまう。そう思った。 「あー…シエスタ」 「はい、なんでしょうかミス・ヴァリエール。」 「あなた、ケーキを運んでいた途中じゃなかったの? こんなところで油を売っていていいのかしら?」 だから二人の会話の邪魔をした。 「あ、そうでした!ナナリー、そういうことだからごめんね。」 「仕方ありませんね…」 ルイズは心の中でガッツポーズをした。 「あ、では、私もいきます。」 ルイズは耳を疑った。今ナナリーは何と言ったのだろうか? 「私もお手伝いします。」 ナナリーはシエスタのケーキを運ぶ仕事を手伝うといっていた。 「あ、ナナリー!シエスタの仕事の邪魔しちゃだめよ。」 このままでは、ナナリーがいってしまう。 だから少しキツイ言い方になるがこう言うしかなかった。 「いえ、むしろ助かります。 では、ケーキのトレイを持っていただけますか?」 ナナリーは仕事の手伝いができるということで、嬉しそうだった。 だからルイズもそれを止めることはできない。 ナナリーの望むようにさせてあげたい。 それがルイズの想いだ。 さいわい、ここから目の届く範囲での作業だ。 ルイズは彼女達を見守ることにきめた。 シエスタがナナリーの車椅子を押し、 テーブルをまわっていく。 テーブルにつくと、シエスタがケーキを配る。 ナナリーはケーキのトレイを持ってるだけなのだが、 それも立派な仕事だ。 ナナリーは頑張ってトレイを水平に保った。 何個かのテーブルをまわっていると、 何かが落ちる音が聞こえた。 シエスタには聞こえない。 ナナリーだからこそ聞こえた音だ。 だからナナリーは音のしたほうを向き、 「何か落としましたよ。」 親切に教えた。 ギーシュ・ド・グラモン。グラモン家の末っ子。 彼は今冷や汗をかいていた。 ケティとモンモランシーという二人の女の子に、 二股真っ最中の今、ケティの目の前でモンモランシーからもらった香水の小瓶を落としてしまったのだ。 だがそこはナイスな判断で、すかさず自分の陰に隠し難をのがれた…… 逃れたはずなのに…ケティにすら気づかれないようにしたはずなのに。 何故か車椅子の女生徒、つまりナナリーに気づかれてしまったのだ。 ギーシュは必死にハンドジェスチャーでナナリーにどこか行くように合図をした。 しかしナナリーにそんなことが伝わるわずもない。 ナナリーはギーシュが女生徒と会話をしているので自分の呼びかけが聞こえないのだと思った。 だからシエスタにケーキののったトレイを預け、ギーシュの方へ車椅子を移動させていく。 ナナリーが小瓶の落ちたところまでたどり着く。 小瓶を拾い、ギーシュにわたした。 「落としましたよ。」 ケティにもハッキリと見えるかたちで。 だが、ギーシュもそれを認めるわけにはいかない。 「これは僕のじゃないな。」 しかし、ナナリーはギーシュの懐から小瓶が落ちるまでをキチンと確認していた。 目は見えなくとも、他の感覚は常人のそれよりも上なのだ。 ナナリーは足音だけでその人物が誰かわかる。 これくらいは朝飯前なのだ。 「これは確かに貴方の落としたものですよ。 確認してみて下さい。」 確認するまでもなく、ギーシュにはこれが自分のものだとわかるのだが。 ここでついにケティが気づいてしまった。 「ギーシュ様…それはまさか、ミス・モンモランシの香水では…」 「あ、これは…」 テンパるギーシュ、もうどうにもならない。 「酷い…他にお付き合いしている女性がいたなんて…」 ケティは涙を流しながら去っていった。 だがギーシュの不幸はまだ続く。 香水のきみ、モンモランシーがこの騒ぎに気づいてかけつけてきたのである。 「ぎぃ~しゅ~」 モンモランシーの顔は真っ赤に茹で上がっていた。 怒りによるものだ。 「あ…あのだね、モンモランシー」 モンモランシーの怒りのボルテージはあがっていく。 「これは…ははっ…違うんだ。」 さらにあがっていく。 「これは間違いなんだよ。」 「なにがどう間違うのよっ!」 モンモランシーの平手打ち。 ギーシュは吹き飛んだ。 一部始終を聞いていたナナリーはオロオロとしていた。 自分のせいでこのようなことがおきてしまった。 ナナリーはそう思っている。 実際は、二股をかけていたギーシュが悪いのだが。 だがナナリーは、責任があると思ってしまう。 そこがナナリーの良いところでもあるのだが、 「…すいません。私のせいでこんなことになって」 ナナリーはまず謝罪することにした。 ギーシュは思わぬ謝罪に戸惑っていた。 ギーシュの性格上、今回のことは小瓶を拾った者のせいにするはずなのだが…… 拾った人物が人物だ。 グラモン家の家訓は女性に優しくすることだ。 彼女をせめるわけにはいかない。 これで相手が平民の男でもあったら。 決闘をふっかけてボコボコにしてやるのだが。 おそらくギーシュでなくともナナリーを責めることはできないだろう。 彼女は自分に否があると思い、素直に謝罪しているのだ。 こんな子をたたいたらたちまち悪役になってしまう。 「いや…いいんだ…えー…ミス…」 「ナナリーです。ナナリー・ランペルージといいます。」 「ミス・ランペルージ。今回の件は僕に否がある。 君は悪くないんだ。」 そのとき、ギーシュは彼女の目が不自由なことに気づいた。 だからあの時のハンドジェスチャーに気づかなかったんだろう。 そう思った。 これで完全に彼女に否はない。 「あ、そうだ。僕の自己紹介がまだだったね。 僕はギーシュ・ド・グラモンだ。」 「ギーシュさんですね。よろしくお願いします。」 「あ、ああ、よろしく。」 ギーシュは思った。 いくら相手が貴族でも、 いつもの僕はここまで穏やかでないはずだ。 これはおそらく、彼女の穏やかな気性のおかげではないだろうか。 「はぁ…彼女たちに謝ってこないと…」 ギーシュは本来ならやるべきことに気づくことができた。 彼は本来こんなことはしない。 決闘や人のせいにするだけで、自分の罪を認めようとしないのだ。 「あの、ギーシュさん。」 そんなギーシュにナナリーが話しかける。 「なんだい?」 「恋人は一人にしぼることをお勧めします。 あまり女性を悲しませないで下さいね。」 ナナリーの言葉はギーシュの胸に響いた。 彼は女性を喜ばすために多くの女性と付き合っていた。 だが、今回、二人の女性をそれ以上に悲しませているではないか。 「そうだね…一輪の花は一人の女性の胸にのみ飾られるべきだ。」 「……は、はい?」 ギーシュの例えばナナリーにはわかりづらかった。 「ところでミス・ランペルージ。」 「なんでしょうか。」 「二人に謝罪が終わったら、一緒にお茶でもどうだい?」 残念なことにギーシュに懲りるという言葉は存在しなかった。 「はい、わかりました。」 ナナリーは、ギーシュに下心はないものだと思っていた。 ナナリーが思ったよりもギーシュ・ド・グラモンという男はしぶとい。 ギーシュは意外にも早く帰ってきた。 二人に謝罪するとなると、それなりの時間はかかりそうだが。 「ケティとは…別れてきたよ…彼女には済まないことにした。」 「では、もう一人の方を選ばれたのですね。」 「ああ、僕が一番愛しているのはモンモランシーさ。」 ギーシュは恥ずかしげもなくこんな台詞を言うことができる、 あるいみそこがギーシュの凄いところだ。 「その、モンモランシーさんには許してもらえたんですか?」 ナナリーは心配そうに訪ねる。別に彼女の気にするようなことでもないのだが。 「あははっ、この頬をみてくれ。」 ギーシュは先程叩かれた。その逆の頬をみせた。 見事な手形だった。 「ケティと別れたことを言ったよ。 そしたらこれだけで許してくれた。 …彼女に感謝したよ。」 ルイズは、ナナリーの帰りがあまりにも遅いことに違和感を覚えた。 辺りを見回してみる。 シエスタはすぐに見つけることができたがナナリーはいない。 シエスタに問い詰める。 「ナナリーはどうしたの?」 ナナリーがいないことにより少し不機嫌なルイズだった。 「えっと…ナナリーなら…」 シエスタはこたえずらそうにどもっていた。 「どこなの!」 ルイズの語調が強くなる。 シエスタは申し訳なさそうにナナリーのいる方向を指差した。 「あ…あれは…」 ナナリーと一緒にいたのは女ったらしで有名なギーシュ・ド・グラモンだった。 「あれ?ルイズさん?」 ナナリーがルイズに気づく。 昨日から共に行動していたため、足音はすでに覚えている。 「ぎ…ぎぃ~しゅ~。」 ルイズの裏返っていた。 ルイズは元々、ギーシュのことは知っていた。 だれかれ構わず女の子に声をかけるいけ好かないやつ。 だが、自分には関わりのない相手なので放っておいた。 しかし、今の状況は別だ。 ルイズの大切なナナリー… 「こ…この…盛りのついた雄犬は…… ま…まさか…ナナリーに手をだすなんてね…」 ギーシュにはなぜルイズが怒っているのかわからない。 「ルイズ…なんで君は怒っているんだい…」 ルイズにはその台詞は白々しく聞こえた。 「なんでですってぇ~」 ナナリーは自分のせいでルイズが怒っているということに気づき、 このままではギーシュに迷惑をかけてしまうのではないかと心配した。 「あ…あの…ルイズさん。 ギーシュさんとはお話をしていただけなんです。」 「それが駄目なのよ!」 ギーシュと関わるということ自体がルイズには気に入らない。 「なぜですか?」 「だって…ギーシュは女たらしなのよ!」 「でも、今の彼は違います。」 実際のところ微妙なところなのだが、 確かに今のギーシュは女性関係はきちんと清算している。 「…そ…そうなの?」 それらをルイズは知らなかった。 「そうなの?」 ギーシュに向き直り話しかける。 「あ…ああ…今はモンモランシー一筋さ、証拠はこれかな」 ギーシュは両頬の平手跡を見せた。 「で、でででも、じゃあナナリーと…」 「私達はただのお友達です。そうですよね、ギーシュさん。」 「あ…ああ…」 ナナリーにたいするギーシュの反応からして、 ギーシュはそのつもりでは無かっただろうが。 いまいちギーシュは信用ならない。 だが、ナナリーを信じないわけにはいかない。 「わかったわ。ナナリーに免じて今回は許してあげる」 何を許してるのかは不明だ。 「ところでルイズ、ミス・ランペルージとは…」 「ナナリーで結構ですよ。」 「あ、うん、ナナリーは君の友達なのかい?」 「…使い魔よ」 使い魔 それは魔法使いの生涯のパートナーである。 いずれもハルケギニアの生き物である。ナナリーは何故か異なる世界召喚されたわけだが… 「使い魔だってぇえええ!」 ギーシュが驚くのも仕方がない。 今までナナリーを生徒だと思っていたからだ。 「た…たしかに君の使い魔は人間だと聞いていたけど…… 平民だって噂だったんだぞ!」 「平民よ、ね。ナナリー」 「はい」 実際のところは皇族だ。 「…えっと、本当に使い魔なのかい?」 「はい、昨日から。」 ナナリーは左手のルーンを見せた。 これこそ使い魔だという唯一にして絶対のあかしだ。 ギーシュは目眩がしてきた。 「じぁあ、本当に平民なのか?」 「はい、魔法は使えませんよ。」 ギーシュは正直そのことを信じられないでいた。 それほど、ナナリーの姿や動作が貴族のそれそのものだったからだ。 「でもルーンがある以上信じないわけにはいかないなぁ…」 「そうよ、平民なんだからギーシュも、もうナナリーには近づかないでね」 ルイズもナナリーに悪い虫を近づかせないために、なりふり構わなくなってきていた。 この世界での貴族と平民は 日本でのブリタニア人と日本人の関係に似ていた。 「じゃ…じゃあ、私とはお友達になっていただけないんですか?」 ナナリーは悲しそうな表情をしていた。 ギーシュはそれを見ていたたまれない気持ちになる。 「いや、もう僕とナナリー既に友達じゃないか。 友達なら貴族も平民も関係ないだろ?」 「ギーシュさん…」 なんだか良い雰囲気になっている二人にたいし、何かたいルイズなのだが 先程のナナリーの表情を思い出し何も言えない状態だった。 友達だちくらい選びなさいよねぇ~ ルイズは心の中で愚痴をこぼした。 ブリタニア人のナナリーには、日本人がどのような境遇か、 完全にわかることはできない。 この世界にきて、日本人に似た境遇になったことで 少しだけ、ほんの少しだけそれがわかった気がした。 (スザクさんもこんな気持ちだったんでしょうか。 ブリタニア人かそうでないか、 貴族か平民か、 たったそれだけのことで差別される世界。 この世界も…優しい世界でありますように。) いつかしたお願いと、同じことを再び願った。 「ところで、ギーシュさんの使い魔って何なんですか?」 ナナリーがそう訪ねた瞬間ギーシュの目が輝いた。 「よくぞ聞いてくれた!ヴェルダンディ!」 すると、地面から大きなモグラが這い出してきた。 人間くらいの大きさはある。 「…じゃ…ジャイアントモール」 ジャイアントモール(アニメではビックモール) まさに大きなモグラである。 「モグラさんですか。」 ヴェルダンディが鼻をヒクヒクさせながらナナリーに近づいていく。 「だ、駄目!食べられちゃう!」 ルイズの過保護っぷりは徐々に過敏なものになっていく。 「大丈夫だよ。ビックモールは人を食べない。 ヴェルダンディなら尚更さ。」 ちなみにモグラの主食は地中の生物、主にミミズである。
https://w.atwiki.jp/raityuu/pages/15.html
「侵入者がやってきました! それでケムッソ4人衆もやられました!」 小さな森の最奥地で、1匹のニドラン♂が言った。 彼が言った相手は――ニドキング。 「そうか……。ご苦労、休め。俺が直々に殺してやる」 「はっ」 ニドラン♂は頭を下げて退いた。 「ふはははは……。態々殺されにくるとは馬鹿な奴よ……。ふはははははははぁ!」 ニドキングは1人で笑っていた。 -小さな森 8フロア- 「あぁ……疲れた」 長く歩いた為、サン達にも疲れが見えてきた。 「そうね。でも、後すこしだからガンバロウ!」 リーフがサンを励ました。 その時――――! 「その必要無い」 低く、響く様な声。 2人の前にはニドキングが立っていた。 「ここを任された、ガルングだ」 「って事はここのボスだな……?」 「そうゆう事になるだろう」 「そうか……。じゃぁ、お前を倒せばいいんだな!」 サンはニドキングに10万ボルトを放った。 バリバリバリバリィ! 「凄い! また1発だ……ね?」 リーフが言葉を発しようとした。が、ニドキングは立っていた。 「今のは……、屁か?」 「っ! 畜生……! やるしか無いか……。リーフ、離れて、隠れててくれ!」 「ぇ、なんで!」 「これから使う技は俺も制御ができない。お前に危害を加えるかもしれない」 「私も戦うよ!」 「いいから、隠れててくれ!!!!」 サンの気迫に押されたかリーフはしぶしぶ頷いた。 「すまねぇ」 リーフは背を向けて走り出した。 「さぁ、これで全力で戦える――!」 “暗黒拳” サンがそう発したのをリーフは聞いていた。
https://w.atwiki.jp/gde854s/pages/18.html
どれくらい時間が過ぎたのだろうか、長かったような短かったような、そんな感覚だ。 突然ノックの音が聞こえた。おそらくは玄関の方向から。 「はたてー?居ますかー?返事してくださーい」 来客だろうか。・・・ってこの格好見られたらやべぇって。 「・・・待ってて」 そう言ってはたてはオレからはなれノックと声の聞こえた方へ向かっていった。 待っててと言われたが少し気になって、盗み聞きしようと思いこっそり後をついていった。 べ、別に変な気持ちがあったわけではない。あがってくるとなったら隠れないといけないし・・・ とゆーわけで物陰からこっそり玄関の会話に聞き耳を立てる。 「ひさしぶりですね・・・はたて」 「文・・・何の用」 「ずいぶんと迷惑そうな顔ですね・・・まぁ私だって来たくて来たんじゃありませんよ」 「何の用よ」 「この妖怪の山に外界の人間が侵入してね・・・あなたが拾ったって報告があったから回収しに来たのよ」 「回収して・・・どうするのよ」 「そりゃもちろん処分するに決まってるでしょ」 その人間って・・・オレだよね・・・ほぼ間違いなく。 「居るんでしょ・・・人間。私だってとっとと帰りたいんだからさっさと差し出して」 「・・・帰って」 「は?」 「帰ってっていったのよ!!」 あのはたてからは想像も出来ないような大きな声だった。 「帰ってって・・・そりゃ人間回収したら帰りますよ、何がそんな迷惑なんですか。」 「うるさい・・・あなたには関係ない」 「関係大有りですよ、上からの命令なんですからやらないわけにはいかないでしょう」 「とにかく・・・彼は渡さない、早く帰って。」 「相変わらずですね、その意固地な所。そんなんだから・・・」 「いいから帰って!!!」 「・・・はぁ。分かりましたよ、今は帰ります。また来ますよ」 ドバン! 思いっきりドアが閉められる音が鳴り響き、会話が終わった。 どうしよう・・・動けない。はたての激しい一面を見て、ショックで動けない。はたてが戻ってくるのに。 「・・・あ」 案の定すぐにはたてに見つかってしまった。 「・・・聞いてたの」 「その・・・ごめん・・・気になっちゃって・・・」 「そう・・・」 そういいはたては少し寂しそうに部屋に戻っていった。 オレは・・・しばらくそこから動けなかった。 はたての激しい一面を見てしまったことよりも、彼女を悲しませた事の方がショックが何倍も大きかった。 しばらくそこにたたずんでいたが、流石に一人でいるのは寂しくなり部屋に戻ることにした。 はたても謝れば許してくれるだろう、多分。許してくれなかったら・・・土下座とかかなぁ。 部屋に戻るとはたてはお茶を淹れていた。一応オレの分も用意してくれているみたいだった。 「あ・・・おかえり」 「た・・・ただいま」 「飲む?お茶・・・」 「じゃあ、いただきます」 とりあえずテーブルのはたての対面に座る。さっきのことはそんなに気にしていないようだ。 けど一応謝っておこう・・・うん・・・ 「あの・・・さっきのことだけど・・・ごめん・・・」 「ううん・・・気にしないで・・・それよりも・・・」 「それよりも?」 「さっきの・・・玄関での話のことなんだけど・・・」 「ああ・・・オレの処分がどうのって・・・そういやなんでオレを処分する必要が?」 「それは・・・ここが元々妖怪が住むべき場所だから・・・その・・・」 「あー・・・大体分かりました・・・」 よそ者は入れられないとかそーゆーことだろうね・・・うん・・・ とりあえずお茶を一口すすり考える。運よくここを追い出されるで済めば何とかやっていけるかも知れんが・・・ いや・・・それは無いか・・・最初から処分って言ってるんだからなぁ・・・ 「けど・・・確か山の上の神社に人間が住んでたはずなんだけど・・・どうしてあなただけ殺されなきゃいけないんだろう・・・」 「へぇ・・・それは不公平と言いたいね・・・」 まぁその辺のことは詳しく知らないんで考えてもしょうがないが・・・しばらくはここにいれば安全だろうけど・・・ 時間がたつと強制突入とかありそうだからな・・・早めに出た方がいいのかなぁ・・・やっぱり・・・ 「それはそうと・・・お腹、空いてない・・・?」 「え、腹?まぁ・・・それなりには・・・」 「じゃあご飯にしよっか、ね?」 ・・・笑顔で言われたらお腹いっぱいでも断れませんよ、普通。 前へ 次へ 射命丸は悪役。・・・かなぁ?まぁそんなに登場はしないかな?
https://w.atwiki.jp/cats-tail/pages/42.html
でも・・・いつまでもここにいてもしょうがないし行かなきゃ!」 しばらくの沈黙の後、光は覚悟を決めたようにいいました。 「そうだよね、1人だと心細いけど2人ならなんでもできるよ♪」 「ふぉっふぉっふぉ、若いもんは元気がいいのうwその意気じゃ。ワシはちと休んでからいくとするよ」 羊に見送られて2人は暗い洞窟の奥に向かって歩き出しました。 しばらく進むと道が二手に分かれていました。 「う~ん、どっちが正解かなぁ・・・?」 「あ、あれ、何かがいるよ。」 そういって月は通路の奥のほうを指差しました。そこには2匹の妖精がいました。 「見つかっちゃったか~、そうだよボクたちはこの洞窟に住むいたずら好きの妖精さ。ボクの名前はユグ。」 「ボクの名前はユノ。ボクたちのうち一人は正直者で一人は嘘つき。君たちにボクらを見分けることはできるかな?」 光と月は困惑しました。いくらみてもその2匹の妖精は同じようにしか見えません。 「いいかい、ヒントをあげるね。」 「右の通路が正解の道さ。ユノに聞いても右って言うだろうね。」 「ううん、左の通路が正解よ。ユグに聞いたら右って言うだろうけど。」 2匹の妖精は2人をからかうように飛び回っています。 しばらく考えこんだ後、月が叫びました。 「あ、これって確か同じようなのを前にピラミッドで見たことある!!」 「ほんと!?すごいや月。で、正解はどっち??」 「うーん、確か正解は・・・」 月はゆっくりと指をあげました。指し示したのは・・・