約 301,118 件
https://w.atwiki.jp/notsadako1231/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/notsadako1231/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/shousetu0515/pages/20.html
第三話 採取命令 ホス・リリ「ええ!?」 ギー「お前達にはまだ早いと思ったんだが」 ホス「僕もそう思うけど?」 ギー「最初は食糧調達の為、食物の採取らしい」 リリ「それなら、俺にもできそうだ」 ホス「僕もそう思うよ」 ギー「あぁ、一応採取命令の紙を渡しておく」 2224519?e=1342234456 h=c8fd93bae2488722ed6b6a690c3f0089dd6a4b81 リリ「何このリンゴとバナナが混ざったみたいなの」 ギー「あぁ、これは村を出て少し歩いた所の木に成る果実だ」 ホス「これを・・・3つ?ってこと?」 ギー「そうだ。だが万が一の事を考えて 二人で行ってきなさい」 ホス「うん 分かったよ」 ギー「気を付けて行きなさい」 ホス「分かってるって」 リリ「ほら、行くぞ」
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/1773.html
第三話 暗示リスト 暗示:差笠 路之 「あなたは与論島、そして沖永良部島攻略の際、グランの真実を垣間見てしまった。 その矢先に、彼女が先行すると書き残して徳之島に向かったことを知る。あまり良い予感はしない。 あなたの任務は『グランを「助ける」』ことである。」 暗示:相去 果子 「あなたは沖永良部島攻略の際、グランがなにやら不穏な行動をしているのを見た。 内通者だとしても、なにか事情があるにしても、まあ面白そうだ。 あなたの任務は『何が起きているのか知る』ことだ。」 暗示:梔 咲綺 「『聞いてくれよ!あの婆さん、昔はすっげえ可愛かったらしいんだ! トトのやつに若返らせらんねえのかって言ったらさ、連絡が取れないってはぐらかされて ……え?だから…』 あなたの任務は『グランとトトが連絡をとれるようにする』ことである。」 暗示:蒲池 健 「『こ、こんな短期間にふたつも島を解放するなんて、すごい! つぎも一緒に、がんばりましょうね!えへへ……』 与論島、沖永良部島と解放してきた。次は徳之島だ。心底誇らしげに、タウエレトはあなたに告げる。 あなたの任務は、『無事に徳之島を攻略する』ことだ。」 暗示:グラン・グランマ(NPC扱い) 「与論島、沖永良部島と続いて、奇怪島絶界郡の解放を果たした。次は徳之島だ。あなたは徳之島攻略の手がかりを捜すため、一足先に徳之島へと向かった。 あなたの任務は、『徳之島攻略の手がかりを見つける』ことである。」
https://w.atwiki.jp/notsadako1231/pages/34.html
田中貴之(たなかたかゆき) アニメ版の1-Dのクラスメイト。原作の田中に相当するキャラと思われる。 人物 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/notsadako1231/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/notsadako1231/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/98.html
- 第三話 - 定食屋「…なんじゃこりゃ…」 学校を包む霧の中に、自分は確かに足を踏み入れた筈だった。 しかし、そこは校門ではなく学校の向こう側――― 振り返り、もう一度霧に入るとそこには―― 美容師「あれ?なにしてんスかwwww」 見間違えるはずもない古びた自らの定食屋と、美容師のにやつき顔があった。 定食屋「ワケが分かんねえ…」 俺はこの異変を、指をくわえてみているしかないのか。 定食屋「くそぉ……泣いてない、泣いてないもんね!」 ツン「ううっ…どうなってんのよっ…ぐすっ」 男「まあ落ち着け、な?」 シュール「あのモンスターかっこよかったな」 クール「………」 教室から逃げ出た俺たちはまずいくつかのグループに別れて散った。理ンデレが 「まずは細かく別れること。大人数じゃどうしても動きが鈍るから」 と言い、それにみんなが従った形となった。 ちなみに俺はツン、クール、シュール、プロセスの四人と一緒にいる。 プロセス「……脱出は無理みたいですね。」 ――なにぃ? みんなが一斉にプロセスに注目する。 プロセスはなにもいわずに窓の外を指差した。 紫色の霧。 なんとも不気味な霧が学校をドーム状に覆っている――― ……なんじゃこりゃ。 プ「あんなものは初めて見ました、計算不可能ですが…おそらく危険です」 重い空気が場を支配する。脱出できない?じゃあ―― ツン「じゃあどうしろってのよっ?!」 ツンがやつあたり気味にプロセスに詰め寄る。 プ「そ、それは…」 困惑しているプロセスにツンが更に詰め寄ろうとした瞬間、 ???「ガー……聞こえますか、生徒の皆さん?」 不意に校内放送が流れ始めた。 機械で加工された妙に高い声だ。 ???「私はこの学校の何処かにいます。私を捕える事が出来れば化け物達を消しましょう」 ???「ゲームマスターの私を捕えれば化け物によって消えていった人達も生き返りますから安心して下さいね」 ???「なに、簡単なゲームです。あなたがたが全滅するか、私が捕まるか」 ???「ククク…では、スタート」 ノイズと共に不愉快極まりない放送は途絶えた。 俺たちはしばらく何もしゃべらずに、ただ呆然としていた。 はあ、はあ、はあっ…… 走らなくては、いけない。 この異常を外に伝えなくてはいけない。 走っている少女はこの学校の生徒の一人であった。 化け物。殺される。 死にたくない、まだ死ねない。私はまだ――男くんと手も繋いでいないんだから。 下駄箱まで来たところで、彼女は生徒を一人みつけた。 生徒は彼女と同じD組の、数少ない友達だった。彼女は迷わず話しかけた。 日下「よかった、無事だったのね。さあ、早く外へ逃げて」 女子「…あなたは?」 ひどく冷たい瞳で自分を見つめる友達に日下は違和感を覚えた。 しかしそれを気のせいだと割りきり、答える。 日下「まずは外へ出て助けを呼ぶわ。それで」 女子「逃げるの?みんなを見捨てて」 日下の背中にぞくり、と寒気がはしった。 違う 「違わないわ」 私は見捨てたりなんか 「見捨ててるじゃない」 …私は… 「卑怯者」 おかしい。この子はこんな事を言うタイプではない。 日下はまだ気がついてはいなかった。 その女子の瞳に光が無いことに。そして―― 自分の胸に、ナイフが深く突き刺さっていることに。 「あ…たかさ…?」 こぽ、と日下の口から血が吐き出された。日下が男と手を繋ぐことは、ついになかった。 一方、日下を殺した女生徒は『物』になった日下を少しの間見下していたが、ぶつぶつと何かを呟きながらどこかへと歩き始めた。 ――姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉を吐く…♪――― そこは闇の中だった。 ひとりの男が絶えずパソコンのキーボードを叩き続けている。 そしてそのカシャカシャという音のみが響き続ける。 ……全ては私の思い通りに進んでいる。 自我を持ったキャラクターほど疎ましい物はない。 所詮、キャラクターなどは暇潰しや欲望のためのみに存在する駒。 片っ端から、楽しみながら、いたぶりながら――― みんな消してやる。 すでに数人の『心』 ――全く無駄な物だ―― に『影』をしのばせている。 せいぜい楽しませてくれよ…… 渇いた笑いが闇に響いた。
https://w.atwiki.jp/narumi/pages/26.html
本編 第一章 第三話 第三話 今日も今日で気持ちよく晴れていた。 雲一つ無い青空はどこまでも広がっているように思え、加えて成美高校の建つこの地域は田舎なので景色を阻害する物なんて無い。 すっきりさわやかとした、そんな日の放課後。 前を向けば不敵に笑う野球部部長一条叶。 自分の右前、即席左バッターボックスには金髪ツンツン頭のヤンキー野郎。 「早く来いよチビ助! かっ飛ばしてやっからよぉ!」 「言ったな? 後悔するぞチョ○ボ頭!」 互いに挑発しあうバカ二人。 今からこの二人は一打席勝負を行おうとしていた。 叶が勝てばチョ○ボ頭が野球部に。チョ○ボ頭が勝てば叶は野球部部長の座から引きずり下ろされ、代わりにチョ○ボ頭が部長になる。 結局勝負がどう転んだところでチョ○ボ頭が野球部に入ることは決定事項という、何とも下らない勝負なのだ。 即席キャッチャーボックスに座る城崎秋人は、何故自分までこんな面倒なことに巻き込まれねばならないのだろうかと自らの不運を嘆き、そして嘆息した。 その日の朝。城崎秋人はグラウンドにいた。 無論、叶に自らの気持ちを伝えるためである。野球部に入部するという自分の決意を。 「……というわけだ。自分でも情けないとは思うが、野球部に入れてくれ」 「……」 自分では珍しく自発的に秋人は頭を下げた。 しかし、叶の表情は硬い。それも無理はないか、と秋人は思う。 昨日あれだけ熱心に勧誘したのに断られ、だが翌日掌を返したように入部させてくれと言われたのではイラッと来るのも当然のことだろう。 もし断られてしまったのならばそれはそれで諦めて、三年間をゆっくり勉強に充てようと思う秋人であった。 「……本当に、入部したいんだな?」 顔を上げ、念入りに叶が尋ねる。その瞳は真剣そのもので、やはり生半可な気持ちで野球部を設立したわけではないとわかった。 彼の問いに秋人は無言で頷き、そして野球部部長である叶の言葉を待った。 「良いぜ、大歓迎だ。……やっぱさ、初めての友達は大事にしたいしな」 「……そうか、恩に着る」 照れくさそうに笑う叶の姿を見て、秋人は何だか申し訳ない気持ちになった。 それと同時に、叶とはきっと親友同士になれるだろうな、と根拠なく思うのであった。 「そうだ、早速お前のポジションを聞きたい。どこだ?」 「キャッチャーだ。ほら」 そう言って秋人は脇に抱えていたキャッチャーミットを掲げて見せた。愛用品である。 「おぉ、そうか、キャッチャーか。じゃあ俺とお前のバッテリーで決定だな」 「一条は投手なのか」 「ああ、サウスポーのな」 言って、叶は左手を開いたり閉じたりして見せた。 なるほど確かに投手だろう。至る所に豆がつぶれたような跡が見える。 そして同時にそれは、彼がかなり投げ込みを重ねていることを意味していた。 「一条、お前の球が見たい。ちょっと軽く投げてくれないか」 「あ? 良いぜ」 グラウンドに適当な四角を作り、秋人はそこに屈んだ。 叶はそこからおおよそ十八メートルくらい離れ、右手にグローブをはめる。左手には白球だ。 叶の身長は高校生の男子にしてはかなり低い。その事から秋人は勝手に彼が軟投派であると決めつけていた。 背が高い方が当然球威が増すため、背が低い投手は変化球に頼りがちになるからだ。とはいえそれは投手が上手投げの時の話であるが。 「行くぜー?」 「ああ、来い!」 「じゃー、ストレートな!」 自らの左手にもミットをはめ、秋人は叶の球を待った。 ゆっくりと、叶の両腕が上がる。一歩左足が下がり、上半身が反った形になった。 そのまま左足を軸足に半回転、右足が振り上がる。 左腕が後ろで捻られ、右足が地に着いた瞬間捻りを戻しながら大きく腕が振り抜かれた。 (な――!?) 秋人は驚いた。 構えたところにボールが来ない。それもある。 だが、それ以前に……球の速度が思っていた以上に速かった。 目測で――130km/hくらいだろうか。あの小柄な体から出されるファストボールとは思えない。 叶の手を離れた球は右バッターボックスのど真ん中を突っ切るように通り過ぎていった。右打者がいれば文句なしのデッドボールである。 「こらぁぁぁ! 何で捕らないんだよ!」 球を見送った秋人に腹を立てたのだろう、怒った顔で叶が殴り込みに来る。 「いや、速球に驚いていたんだが……お前コントロール悪すぎないか?」 「だ、黙れ! 左で速球派なんだ、貴重だろうが! コントロールなんて二の次だ!」 どうやら制球力がないのは自覚しているらしい。 高校球児としてそれはどうなのだろうかと思った秋人だったが、特に何も言わずに黙っておいた。 言えば叶の機嫌が悪くなるのは必至だからだ。出会って二日、だが既に秋人は叶の性格を心得たようである。 それから二人は何度か投球練習を行った。 叶の持ち玉はストレートにカットファスト、シュート、そして……、 「これが俺の決め球だ、覚悟しろよ城崎!」 「それ味方に言う言葉か?」 「うっさい、行くぜ――ひっさ」 きーんこーんかーんこーん……。 間抜けな音が二人を包んだ。いつの間にか、授業開始時刻である。 二人とも熱中しすぎて時間の過ぎるのを忘れていたのだ。 「ちっ、お預けだな!」 「ああそうだな。しかし授業初日で遅刻というのは頂けない。走るぞ一条」 「おうよ!」 一目散に校舎へと駆けてゆく二人。 しかし、自分たちを見つめる影があることに二人は気付いていなかった。 「……野球か。面白そうじゃねぇか……ククク」 「な、何でここにアンタがいるんだっ!」 放課後、顧問と初対面した秋人の口を衝いて出てきた言葉がこれだった。 「だって教師だし」とその顧問――タイトなミニスカートに胸元をやけに強調した服、そしてその上に白衣を着ている――館山葉月は不服そうに口を尖らせた。 ただ一人、叶だけがわけがわからないといった風に秋人と葉月の二人を交互に眺めている。 「なあ城崎。館山先生とはどんな関係が?」 「ふ、ふふふ……あろう事か、信じられないことに、世も末なんだが……」 「従姉妹よ」 長々とタメを置いた秋人の言葉を遮り、葉月が口を開いた。 そう、館山葉月は城崎秋人の従姉妹であった。 今でも鮮明に思い出せるこの従姉妹の悪行の数々。 いつからか葉月は、秋人の天敵となってしまっていた。流石にもう会うことはないだろうと高を括っていたのだが、まさか自分が通う学校の教師、しかも野球部の顧問を務めているとは予想外であった。 普段冷静な秋人であるが、彼女の前ではどうにもこうにも平静を保っていられないらしい。そろりそろりと葉月から距離を取っていた。 「あら、アキ? あなた、まさか――この私から逃げようとでも?」 「は、はは、何言ってるんだ葉月、そんなわけ無いだろ? あ、あはははは」 「そうよねぇ、うふふふふ」 「当然だろ? あはははは」 「……馬鹿らし」 叶は一人呆れたようにため息を吐いた。 未だ乾いた笑い声を上げる二人を横目に見ながら、叶は足下に置いてある自分の鞄からグローブとボールを取り出し、野球部に宛がわれた部室――と呼ぶのもおこがましいただの小さな倉庫――の扉を開けた。 「さぁて、練習れんしゅ……」 「……邪魔するぜチビ助」 扉を開けた瞬間、叶の目の前に現れたのは自分よりも二十センチは背が高いであろう人影だった。 彼が呆然としてる間に、人影はずかずかと部室に入り込む。 数秒固まっていた叶だったがようやく我に返り、その人影に尋ねた。 「な、なんなんだお前は」 「あん? ここって野球部だろ?」 全く的を射ていない回答だ。だが一応この男の言っていることは正しいので頷いておいた。 「そうかそうか。……じゃあ俺を野球部に入れてくれや」 「え?」 「ふぅん」 「ほぅ」 三者三様の反応である。上から叶、葉月、秋人の反応だ。 叶に至ってはこの男の言っていることがいまいち理解できてないらしい。 創部二日目でいきなり入部希望者が来たことに驚いているのか、はたまたその男の髪型に驚いているのか。 ちなみに男の髪は金髪でツンツン頭、つまりチョ○ボ頭であった。 「で、部長はどいつだ? お前か?」 「いや、俺は違う。部長ならあいつだ」 チョ○ボ頭に尋ねられた秋人が首を振り、叶を指さす。 それを見たチョ○ボ頭は叶に視線を合わせると、獰猛な笑みを浮かべた。 「おいチビ助。部長の座を寄越せ」 「は、はぁ!? 何言ってんだこのチョ○ボ!」 「んだと? 大人しく渡せっつってんだよチビが!」 「背が低いのは仕方ないだろ! というか野球部は俺が作ったんだこのクソ野郎!」 「うるせぇ。俺は一番上じゃねえと気がすまねぇんだよ」 まさしく一触即発の雰囲気である。 しかし秋人はどうでも良いといった風に虚空を見つめていた。 彼の基本スタンスは受け身。自分の役目が回ってこない限りは動こうとしない男なのだ。 だが叶とチョ○ボ頭の口論に水を差す物が一人いた。顧問の館山葉月である。 「はいはーい、ちょっと良いかしらお二人さん」 二人の注目を集めた葉月は得意げに指を立て、秋人を悩ませる――反面簡単に部長の座を決める事の出来る方法を口にした。 「ねぇそこの金髪君。あなた、野球の腕は確か?」 「中学一年の終わりまでは四番を打ってたぜ」 「なら決まりね。一条君に金髪君。一打席勝負で部長の座を決めなさい。これは顧問、いえ、監督の命令よ」 秋人にとっては何ともはた迷惑な命令である。彼は別にどちらが部長に就こうと構わないのだから。 だが、ここまでノッてしまった葉月を止められる者はいない。 そして当の本人達も……。 「ナイスアイデアだな、先生。このチョ○ボに、格の違いを思い知らせてやるよ!」 「ククク……ホームランかっ飛ばしても泣くんじゃねぇぞチビ助」 「決まりね。審判は私、キャッチャーはアキがやるわ。一条君の球が外野に飛ばされたら金髪君の勝ち、逆に外野まで飛ばせなければ一条君の勝ちよ」 「つまらないな、先生。……俺の勝利条件はこの金髪を三振に仕留めるで構わないぜ」 「あ? 言ったなチビ助。後で後悔しても遅いぜ」 勝手に追加された叶の勝利条件。それを聞き、秋人はため息を吐いた。 (……自分の制球力を考えて言ってるのか、一条……) そんなわけで、即席左バッターボックスには金髪、マウンド――盛り上がってはいないのだが――には叶、即席キャッチャーボックスに秋人がつき、部長の座を賭けた一打席勝負が執り行われようとしているのであった。 「……ふ、ふ、ふ……おい、金髪。どうせお前の負けは決定だけど、せめて名前だけは聞いてやるよ」 顎をくいっと持ち上げ、叶が挑発したポーズを取る。 だが残念なことに叶の背丈は百六十センチ未満、対して金髪は百八十センチ以上あったため、挑発どころか逆に哀れみの目を向けられていた。 「……チビ助、お前……」 「ゴチャゴチャうるせー! 俺の名前は一条叶だ! さぁ、名乗りたまえ負け犬君よ!」 「ったくよぉ……」 頭を掻きながら、金髪がバットを右手だけで持ち、先端を叶に向けた。 そしてそのまま上へ上へとずらしていき、動きを止める。 ――ホームラン宣言。投手にとっては屈辱にも近いこの動作。 どうやらこの男、それだけの自信があるようだ。秋人は少しだけ感心した目でこの金髪を見つめた。 「俺の名前は姫島桜だ。……さぁ、来やがれ一条!」
https://w.atwiki.jp/dxhourai/pages/42.html
ハンドアウト 登場PC 登場NPC シナリオ内容 ハンドアウト 平和な世界、平和な街。しかし、裏切りの世界の中では、指先一つで破壊される危うい平和。 狂気の淵は、いつでも牙をむいている。その方向に向くのはいつの日なのか。 残虐な戦闘狂、伊庭宗一。彼が見せたほんのわずかな、現実への回帰。 彼の見せた表情は、何を意味するのか。 ダブルクロス≪Never seen her again≫ 誰が加害者? …誰が、被害者? PC1 伊庭宗一 尊敬/脅威 FHのテロ計画に交わっていた伊庭宗一との対峙。拮抗した戦闘は、伊庭の突然の離脱で終焉を迎える。いったい何が。 PC2 薔薇の人 誠意/不信感 しとしと降る雨の中、散っていった仲間たちを参る。そういえば、ここにはいつも薔薇の花をたむけられている墓がある。今日はたまたまその主の顔が見られた。 (今まで謎だったんですよ) PC3 “復讐者” 同情/悔悟 全国的に被害者が増えている。その対象はUGN、FH、RB、一般人と数知れず。君はその調査に乗り出す。 PC4 蓬莱人形 好奇心/嫌悪 妙にざわざわしている。ざわざわ。…何か受信したりしてんのか? 登場PC PC1 狛井篠乃 PC2 加賀山杏里 PC2 葉風真夜 PC3 春日愛理 PC3 零 ……PC4は? こまけぇこたぁいいんだよ!! 登場NPC NPC "狩猟者"伊庭宗一 "復讐者" その他K市の支部員さん シナリオ内容 FHテロ活動に加担していた伊庭宗一。当然その任務は高難度、危険極まりない状況に追い込まれるUGN。 しかし、その状態から月を見つめたかと思えば、急に立ち去る伊庭宗一。わけわからん状況。 狛井はその謎の状況を迎えつつも、とりあえず任務を達成する。 その二日後、UGNの散って逝った仲間たちに墓参りに行った加賀山、葉風。 献花している中、薔薇を献じられる墓があることをふと思い出す。ちょうど、その墓の近くに行ったら薔薇を献じる者、伊庭宗一の姿があった。 伊庭の姿に驚く二人。対して、伊庭はどこ吹く風。戦闘の気配も感じられない。二人が煽ってもそれすら冷静に返すその姿は、狩猟者として知られる伊庭の姿ではなかった。 時は同じく、春日と零がグダグダ買い物などをしている中、部下の田中から"復讐者"の情報を聞く。 最初は聞き流していた二人だったが、唐突なそれと思われる者に対して襲撃を食らう。 その襲撃は奇妙なものであり、張られるワーディングを消され、大きな騒動となる。それに駆けつけるUGN側の三人。 この妙な状態に、今は協力体制になろうという提案により、その"復讐者"について情報収集をすることとなった。 それと並行して調べられる、伊庭の奇行。あの墓は誰の墓なのか。何故、あの伊庭がこのような人間らしい行動を取ったのだろうか? 調査を進める結果、推論される伊庭の過去。あの墓―――吉田家、と書かれた墓―――は、伊庭の家族の墓なのではないか。明確な証拠はないが、もしかしたら伊庭は亡き家族を悼んでいたのではないだろうか。……そういう結論に至る。 "復讐者"はその"狩猟者"によって殺された想念の塊がレネゲイドの力によって実体化した物であり、伊庭を狙っているのではないか。こちらもそのような結論に至った。 "復讐者"の行動は続く。伊庭を良く思う心に理解ができない"復讐者"はその心を持つ一人、葉風の心を乱す。 その心の乱れにより、元々不退転の仲。対立の溝が深まる一行だったが、伊庭が動き出したという状況を聞き、一行もそれに向かうことになった。 "復讐者"は伊庭を呼び、伊庭に対する憎しみを吐き出す。その力はあたり一帯に及ぼし、空間は戦乱と化す。 一行がこの場に来た時のその一瞬、"復讐者"は少女の姿に変わる。それを見た伊庭は一瞬の硬直を作ってしまう。その硬直は、"復讐者"が一撃を食らわせるに十分すぎる物だった。 その一撃は伊庭を戦闘不能とし、レネゲイドの力の大部分を奪われてしまう。その力を得た"復讐者"は、力の矛先にこの力と感情を理解できぬ者。一行に向けてきた。 無様な姿を晒し、涙を流す男は語った。 「血を好み、散る様を与える男は、一人の女も守れぬ。俺はいったい何なのだ……」 その姿は、"狩猟者"ではなく、今は亡き吉田家の人間に見えた。 何を学ぶか、人形は。 その胸には憎悪、遺志、尽力、悔悟を学ぶ。 + ちなみに 蓬莱人形、シナリオに関わるかと思った? あんまり関わってないよ。 ……詳しくは裏話。 第三話の感想があればこちらへどうぞ。 名前 コメント