約 9,777 件
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/1954.html
第13-106章.第13-107章.第13-108章. 第13-107章. ユディシュティラは言った、「高貴なお孫さんよ、あなたは生贄について、その功徳を含め、ここと来世の両方について、私たちによく話してくださいました。しかし、大祖よ、生贄の儀式は貧しい人々には不可能であることを忘れてはならない。大君よ、サクリファイスに付随する功徳は、王と王子だけが得ることができる。その功徳は、富に乏しく能力のない者、一人暮らしで無力な者には得られない。大君よ、犠牲と同等の功徳があり、それゆえ、資力のない者でも行うことができる行為について、どのような規則があるのか教えてください」。 ビーシュマは言った、『ユディシュティラよ、聞け!私があなたに話したこれらの儀式は、すなわち、偉大なリシであるアンジラスによって最初に公布されたものであり、彼らの魂にとって功徳のある事実に関連するものである。昼に一食、夜に一食を摂り、その間にいかなる飲食物も摂らず、この規則を6年間守り続け、その間いかなる生物も傷つけることを避け、毎日定期的に聖なる火に捧げ物をする者は、間違いなく成功に到達する。そのような者は、将来、熱せられた金のような色の車を手に入れ、何百万年もの間、音楽と踊りの音が常に響き、火の輝きで燃え盛る天女の仲間に囲まれて、プラジャパティの領域に住むようになる。このような者は、ヴァーサヴァ自身にとって大切な金貨の贈り物をたくさん携えて生贄を捧げたとみなされる。真実の言葉を実践し、贈り物をし、ブラフマナを敬い、悪意を避け、寛容になり、自制する、 怒りに打ち勝つことで、人は最高の境地に達する。白鳥が引く白雲のような車に乗り、アプサラスたちと何百万年も何千万年も一緒に暮らす。丸一日断食し、二日目は一食しか食べず、丸一年の間、自分の聖なる火に捧げ物をする者、すなわち、このような断食を守り、毎日自分の火に気を配り、毎日日の出前にベッドから起きる者は、アグニストマの犠牲の功徳を得る。そのような人は、白鳥や鶴が引く車を手に入れる。最も美しい乙女たちに囲まれ、インドラの領域に住む。三日目に一食しか食べず、一年間毎日自分の神聖な火に酒を注ぐ者、つまり、毎日自分の火に気を配り、毎朝太陽が昇る前に眠りから覚める者は、アティラトラの犠牲の高い功徳に到達する。彼は孔雀や白鳥や鶴が引く車を手に入れる。7人の(天界の)リシたちの領域へと進み、そこに住居を構え、美しいアプサラたちに囲まれる。このような居住は、3パドマ年間続くことはよく知られている。 日間断食し、4日目に1食だけとり、毎日聖なる火に酒を注ぐ者は、ヴァジャペーヤの犠牲の高い功徳を得る。彼が手に入れた車には、インドラを父に持つ美しい天女たちが乗っている。彼は何百万年も何千万年もインドラの領域に留まり、神々の長のスポーツを目撃することによって大きな幸福を経験する。四日間続けて断食し、五日目に一食だけ食べ、一年間毎日聖なる火に捧げ物をし、愚かさを捨て、真実を語り、バラモンたちを敬い、あらゆる種類の傷害を避け、悪意と罪を避けて生きる者は、ヴァジャペヤの犠牲の功徳を得る。彼が乗る車は黄金で作られ、白鳥が引き、多くの太陽が一緒に昇る光で満たされている。彼は純白の宮殿のような邸宅を手に入れる。彼はそこで1年50パドマの間、大いなる幸福のうちに暮らす。 5日間断食し、6日目だけ食事を取り、1年間毎日聖なる火に捧げ物をし、1日のうちに3回の沐浴を行い、身を清め、祈りを捧げ、礼拝を行い、悪意を捨ててブラフマチャリヤの生活を送る者は、ゴメダの犠牲の功徳を得る。彼は純金で飾られ、燃え盛る炎の輝きを持ち、白鳥と孔雀が引く素晴らしい車を手に入れる。アプサラスたちの膝の上で眠り、毎朝 毎朝、ヌプラとカンチのメロディアスな音色で目覚める。そのような幸福な生活を、万年と三千万年、さらに8パドマと10パドマと2パタカにわたって送る。 そのような人はまた、何百頭もの熊の体に毛が生えているのと同じ年数、梵天の領域に、すべての人から名誉を受けながら住む。6日間断食し、7日目には1食しか食べず、毎日聖なる火に酒を注ぎ、1年間ずっと言葉を慎み、ブラフマチャリヤの誓いを守り、花や香水、蜂蜜や肉の使用を控える者は、マールツの領域とインドの領域に到達する。心の中に湧き上がるあらゆる欲望を成就させ、天空の乙女たちに待ち望まれ、慕われる。豊富な黄金を捧げる生贄の功徳を得る。汝が名指しされた地域へと進み、そこで数え切れないほどの年月を最高の幸福の中で生きる。すべての人に許しを示し、7日間断食し、1年間8日ごとに食事をし、毎日神聖な火に捧げ物をし、定期的に神々を崇拝する者は、パウンダリカの犠牲の高い功徳を得る。彼が乗る車は蓮のような色をしている。間違いなく、そのような男は、若さと美しさを持つ多くの乙女も得る。ある者は色黒で、ある者は黄金のような色をしており、ある者はシャマ族であり、その容姿と態度は最も好ましいものである。8日間断食し、1年間9日目に1食しか取らず、毎日聖なる火に捧げ物をする者は、千の馬の犠牲の高い功徳を得る。彼が天国で乗る車は蓮のように美しい。彼はいつも、天の花輪で飾られ、真昼の太陽の輝きや燃え盛る炎の炎に包まれたルドラの娘たちを従えて、その車に乗って旅をする。ルドラの領域に到達した者は、そこで数え切れないほどの年月を大いなる幸福の中で生きる。9日間断食し、10日目に1食をとるだけの生活を1年間続け、毎日聖なる火に捧げ物をする者は、千の馬の供養の高い功徳を得、すべての生き物の心を魅了する美に恵まれたブラフマナの娘たちとの交わりに到達する。このような美しさを持つ乙女たちは、蓮のような顔色をした乙女もいれば、同じ青い花のような顔色をした乙女もいて、いつも喜びの中にいる。彼は美しい乗り物を手に入れ、それは美しい円を描いて動き、アヴァルタと呼ばれる密雲のように見える。その乗り物は、真珠と宝石の列が絶えず鳴り響き、法螺貝がメロディアスに鳴り響き、水晶とダイヤモンドでできた柱で飾られている。 同じ鉱物で造られた祭壇もある。彼は白鳥や鶴に引かれたこのような車で旅をし、何百万年も何千万年も天国で大いなる幸福の中で暮らす。10日間断食し、11日目にはギーだけを1年間食べ続け、毎日聖なる火に捧げ物をし、言葉でも考えでも他人の妻との交際を切望せず、母や父のためであっても決して真実を口にしない者は、その車の上に座っている偉大なマハデーヴァを見ることに成功する。そのような人は、千の馬の犠牲の高い功徳を得る。彼は、自生したブラフマン自身の車が、彼を乗せるために近づいてくるのを見る。彼はその車に乗り、非常に美しく、純金のように光り輝く顔色をした天女たちを従える。ヨーガの火の燃え盛るような輝きに満たされた彼は、あらゆる幸福に満ちた天上の邸宅で数え切れないほどの年月を過ごす。その数え切れないほどの年月の間、彼は神々やダナーヴァに崇拝されるルドラに敬虔に頭を下げる喜びを経験する。そのような人は、毎日偉大な神の姿を見ることができる。11日間断食し、12日目にわずかなギーだけを食べ、1年間この行いを守る者は、すべての犠牲の功徳を得ることに成功する。彼が乗る車には、12個の太陽の光が宿っている。宝石、真珠、高価な珊瑚で飾られ、白鳥や蛇、孔雀やチャクラヴァカが旋律を奏で、大きなドームで美化されたその車は、ブラフマンの領域で彼が到達する住まいである。王よ、その住まいは常に(彼に奉仕を求める)男女で満たされている。あらゆる義務に精通した、非常に祝福されたリシ・アンギラスが、(このような断食の果実について)こう言っている。十二日間断食した者は、十三日目にわずかなギー(酥油)を食べ、一年間このように耐え忍び、神の犠牲の功徳に到達する。そのような人は、純金と宝石と宝石の山で飾られた、咲いたばかりの蓮のような色の車を手に入れる。彼は、あらゆる種類の天上の装飾品で飾られ、天上の香水で赤く染まり、あらゆる幸福の要素を含む、天上の乙女で溢れるマールツの領域に進む。彼がその幸福な領域に滞在する年月は数え切れない。音楽の音、ガンダルヴァのメロディアスな声、太鼓やパナーヴァの音や喧騒に癒され、彼は常に、非常に美しい天女の乙女たちに喜ばれる。13日間断食した者は、14日目にわずかなギー(酥油)を食べ、こうして1年間耐え忍び、マハメーダ(大神陀)の犠牲の功徳を得る。 何とも言えない美しさを持つ天女たちは、その年齢を想像することができず、その姿はいつまでも若々しく、あらゆる装飾品で飾られ、燃えるような輝きを放つ腕輪をつけ、多くの車で彼を待ち、彼の旅の後を追う。 彼の旅に付き従う。彼は毎朝、白鳥のメロディアスな声、ヌプラの鳴き声、カンチの非常に心地よい鳴き声でベッドから起こされる。ガンガーの岸辺の砂のように数え切れないほどの年月の間、そのような天女たちに見守られながら、実に素晴らしい住まいに住むのである。自分の感覚をコントロールしながら、2週間断食し、16日目に1食しか取らず、1年間このように耐え忍び、毎日自分の神聖な火に捧げ物をする者は、千回のラージャスヤのいけにえに付随する高い功徳を得る。彼が乗る車は非常に美しく、白鳥や孔雀が引く。真珠と純金の花輪で飾られ、あらゆる種類の装飾品で飾られた天女の数々を従え、1本の柱と4つのアーチと7つの祭壇を持つ、非常に縁起の良いこのような乗り物に乗っている、 何千もの旗を持ち、音楽の響きを響かせ、天上の、天上の属性を持ち、宝石と真珠と珊瑚で飾られ、稲妻の輝きを持つ、そのような男は、その乗り物を引きずるために象とサイを従えて、千ユガにわたって天に住む。15日間断食し、16日目に一食を摂り、丸一年間このようにして身を保つ者は、ソーマの生贄に付随する功徳を得る。彼は天国へ行き、ソーマの娘たちと一緒に暮らす。その体は、相馬自身の香水と同じくらい甘い香水で香り立ち、彼は好きな場所にすぐに移動できる力を得る。車に座った彼は、最も美しい容貌と好意的な態度の乙女たちに待たされ、あらゆる享楽品を手に入れる。このような幸福を享受する期間は数え切れないほど長い。 16日間断食した者は、17日目にわずかなギー(酥油)を食べ、1年間このように耐え、毎日聖なる火に捧げ物をし、ヴァルナ、インドラ、ルドラ、マールート、ウサナ、そしてブラフマンの領域へと進む。そこで彼は天女たちに迎えられ、ブールブヴァと呼ばれる天界のリシを目にし、全宇宙をその手に収める。神々の神々の娘たちは、そこで彼を喜ばせる。それらの乙女たちは、好感の持てる態度で、あらゆる装飾品で飾られ、二三十の姿をとることができる。太陽と月が大空を動く限り、知恵のある者はその幸福の領域に長く留まり、アンブロシアと甘露のジューシーさに満たされる。17日間断食し、18日目に1食だけ食べ、1年間この生活を続けた者は、宇宙が構成する7つの領域を自分の中に把握することに成功する。自分の車で旅をしている間、彼はいつも、最も心地よいガラガラを響かせる大きな車の列車に追いかけられ、装飾と美に輝く天女たちが乗っている。最高の幸福を享受している彼が乗る車は、天空に浮かぶような、最高の美しさを備えたものだ。 最高の美しさを備えている。獅子や虎に引かれ、雲の音のように深いガラガラを響かせる。彼はこのような幸福の中で、甘露そのものと同じくらい甘いアンブロシアのジューシーさを糧に、千カルパの間生きている。18日間断食し、19日目に1食だけ食べ、1年間この生活を続けた者は、宇宙が構成する7つの領域をすべて把握することに成功する。彼が到達した領域は、アプサラス族の多様な部族が住み、ガンダルヴァのメロディアスな声が響く。彼が乗る車には太陽の輝きが宿っている。彼の心はあらゆる不安から解き放たれ、天女の中の最上の乙女たちが彼を待っている。天の花輪で飾られ、美しい姿の彼は、何百万年も何千万年もそのような幸福の中で生きている。19日間断食し、20日目には1食しか食べず、1年間この生活を続け、その間、真実の言葉を守り、他の(優れた)儀式を守り、肉も断ち、ブラフマーチャリンの生活を送り、すべての生きとし生けるものの善に献身する者は、アディティヤに属する大いなる幸福の広大な軍団に到達する。自分の車で旅をしていると、天上の花輪や装飾品で飾られたガンダルヴァやアプサラスが乗る大きな車の列車が彼を追いかけてくる。20日間断食し、21日目に一食を摂り、1年間この生活を続け、毎日聖なる火に捧げ物をする者は、ウサナスとサクラの領域、アスウィンとマルツの領域に到達し、そこで絶え間なく大きな幸福に包まれる。あらゆる種類の悲しみを知らず、旅をするために最も優れた車に乗り、最も優れた天人、乙女たちに待たれ、力強さを持ち、天人そのもののように喜びの中でスポーツをする。一日と二十日間断食した者は、二十二日目に一食を摂り、一年間このように耐え忍び、毎日聖なる火に捧げ物をし、いかなる生き物をも傷つけることを避け、真実の言葉を守り、悪意から解放され、ヴァーサスの領域に到達し、太陽の輝きに満たされる。気の向くままにどこへでも行く力を持ち、甘露を糧とし、天上の装飾品で身を飾り、車の一番上に乗り、天上の乙女たちと喜びの中で遊戯する。日と20日間断食し、23日目に一食を摂り、1年間この生活を続け、食事を整え、感覚をコントロールすることで、風神、ウサナス神、ルドラ神の領域に到達する。どこへでも自由に行くことができ、常に気ままに歩き回ることができる彼は、アプサラスのさまざまな部族に崇拝されている。天の装飾品で身を飾った一流の車に乗り、天の乙女たちに囲まれて、数え切れないほどの年月を楽しく過ごす。三日と二十日断食した者は、二十四日目にわずかなギー(酥油)を食べ、一年間このように耐え、聖なる火に捧げ物をする。黄金で作られ、白鳥に引かれた美しい車に乗り、何千何万の天女のもとで喜びを分かち合う。四日と二十日間断食し、二十五日目に一食を食べ、一年間このように耐え忍ぶ者は、あらゆる享楽品で満たされた最高の車を手に入れることに成功する。彼の旅には、ライオンやトラに引かれ、天女の乗る雲の轟音のように深いガラガラを響かせる、純金で作られ、偉大な美しさを持つ車の大列車がついてくる。彼自身、素晴らしい美しさを持つ天の車に乗り、何百人もの天の乙女たちに囲まれて、千劫の間その地に留まり、甘露のように甘いアンブロシアの汁を糧とする。五日と二十日の断食の後、二十六日目に一食だけ食べ、一年間このような食事規則を守り、五感をコントロールし、執着から解放され、毎日聖なる火に捧げ物をする者は、アプサラスに崇拝され、七つのマルトとヴァスーの領域に到達する。旅をするときは、優れた水晶で作られ、あらゆる種類の宝石で飾られた大きな車列に従い、ガンダルヴァやアプサラスが乗り、あらゆる栄誉を彼に示す。彼はそのような幸福を享受し、天空のエネルギーに満たされながら、二千ユガに渡ってその地に留まる。六日と二十日間断食した者は、二十七日目に一食を食べ、一年間このように耐え忍び、毎日聖なる火に捧げ物をすると、大いなる功徳を得、天へと進み、神々から栄誉を受ける。そこで甘露に満たされ、あらゆる渇きから解放され、あらゆる幸福を享受する。その魂はあらゆる穢れを清められ、非常に美しい天の車に乗って旅をし、王よ、彼はそこに住み、天のリシと王家の賢者のように身を飾る。大いなるエネルギーに満ちた彼は、三千のユーガとカルパの間、非常に好感のもてる天女のもとで、大いなる幸福のうちにそこに住む。七日と二十日間断食した者は、二十八日目に一食を食べ、魂と感覚を完璧にコントロールしながら、一年間このように耐え忍び、非常に大きな功徳を得る。あらゆる楽しみを手に入れ、大きなエネルギーに満たされた彼は、真昼の太陽のような輝きを放つ。最も繊細な顔立ちをした、顔色の華麗なスポーティな乙女たちは、深い胸、先細りの太もも、豊かで丸いヒップを持ち、天の装飾品で飾られ、何千、何万ものカルパの間、太陽の輝きを持ち、あらゆる享楽品を備えた楽しく優れた車に乗っている間、彼女たちと一緒にいて彼を喜ばせる。八日と二十日の間断食した者は、二十九日目に一食を食べ、一年間このように耐え忍び、その間ずっと真実の言葉を守り、天界のリシや王家の賢者たちが崇拝する大いなる幸福の吉祥の地に到達する。彼が手に入れた車は、太陽と月の輝きを放ち、純金で作られ、あらゆる宝石で飾られ、アプサラスとガンダルヴァがメロディアスに歌いながら乗っている。そこには、あらゆる種類の天飾りで飾られた殊勝な乙女たちがいる。甘美な気質と魅力的な容姿を持ち、エネルギーに満ち溢れた彼女たちは、彼と一緒にいることを喜ばせる。あらゆる享楽品に満たされ、大きなエネルギーに満ち、燃え盛る炎のような輝きを持つ彼は、あらゆる卓越性を備えた天女のような姿で輝いている。彼が到達する領域は、ヴァーサスとマールートの領域であり、サディヤとアスウィンの領域であり、ルドラの領域であり、ブラフマン自身の領域である。一ヶ月間断食した者は、翌月の一日に一食を摂り、一年間このようにして耐え忍び、すべてのものを平等な目で見て、ブラフマン自身の領域に到達する。そこで、彼はアンブロシアのジューシーさを糧とする。大いなる美に満たされ、誰からも好かれる姿になった彼は、千の光線を放つ太陽のように、エネルギーと繁栄に輝いている。ヨーガに傾倒し、天上の衣と花輪で飾り、天上の香水と香油を身にまとい、些細な悲しみも知らず、大いなる幸福の中で時を過ごす。彼は、自ら発する輝きで燃え盛る乙女たちを従え、車に乗って輝く。天界のリシとルドラの娘たちであるこれらの乙女たちは、崇拝の念をもって彼を慕う。非常に楽しく、非常に好感の持てる様々な姿を取ることができ、その言葉は様々な種類の甘さで特徴付けられ、様々な方法で待ち受ける人を喜ばせることができる。旅をしている間、彼は大空そのもののような色の車に乗っている(それを構成する素材の繊細さのために)。彼の後ろには月のような車、彼の前には雲のような車、彼の右側には赤い車、彼の下には青い車、彼の上には様々な色合いの車がある。彼は常に、彼を待ち望む者たちから慕われている。偉大な英知に恵まれた彼は、ジャムヴドウィパと呼ばれる大地の区画に千年の間に降る雨の滴で測られる年月の数だけ、ブラフマンの領域に住んでいる。本当に、神の輝きを持つ者は、雨の季節に大地に降る雨のしずくと同じ年数、その無上の幸福の領域に住む。一ヶ月間断食した後、翌月の一日に食事をし、10年間この生活を続けた者は、偉大なリシとなる。彼は、生前の行いの報いを享受するために天に向かう間、姿を変えてはならない。言論を慎み、自己否定を実践し、怒り、性欲、食欲を抑え、聖なる火に捧げ物をし、二光を定期的に崇拝することによって、このような地位に達するのである。これらと同様の誓いと実践を守ることによって自らを清め、このように食事をする者は、エーテルのように無垢になり、太陽そのもののような輝きに満たされる。 王よ、そのような人は、自分の肉体の姿でさえも天国へと進み、自分の意志で神のようにそこにあるすべての幸福を享受する。 バーラタ族の長よ、私はこのように、断食の果実次第で次々と犠牲を捧げることに関して、優れた儀式がどのようなものかをあなたに告げた。 プリター(クンティー)の子よ、(犠牲を捧げることができない)貧しい者たちも、(斎戒を守ることによって)その果実を得ることができる。バーラタの一族の第一人者よ、これらの斎戒を守ることによって、たとえ貧しい者であっても、神々とバラモンへの礼拝を捧げながら、最高の境地に達することができる。これほどまでに誓いを守り、これほどまでに注意深く、清らかで高い心を持ち、これほどまでに高慢とあらゆる種類の争いから解放され、これほどまでに献身的な理解力を備え、これほどまでに堅固で目的を堅持し、その道から外れることなく目的を追い求める者たちについて、疑いを抱いてはならない」。 第13-106章.第13-107章.第13-108章.
https://w.atwiki.jp/fuji0831/pages/4.html
1.日程 2013/08/30(金)~2013/09/01(日) 2013/09/06(金)~2013/09/08(日) 候補日は、上記2パターン 2.出発時間 富士山5合に7 00に到着していたい(榎本) 逆算して出発は、4 30ぐらい? 3.集合場所 工藤の車で行くなら、吉祥寺駅集合。但し、電車の始発時間を考えると、上記の4 30は可能? ※参考情報 西国分寺~吉祥寺 始発04 40→04 55着 赤羽~吉祥寺 始発04 58→05 47着 集合時間は朝06 00が理想的? 4.宿泊施設 ルートが富士吉田なら本八合目のトモエ館? もう電話はしてもよい感じかな? 5.参加者 榎本 工藤 岡部
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/301.html
【エピローグ】 夢を見ていた。 始まりはなんだっただろう…。 ああ、そうだ、母の笑顔だ。 母はいつも優しかった。 母は劇団『幻想館』の花形だった。 母の操糸は誰よりも綺麗だった。 糸を使ってまるで自分が空を飛んでいるように見せたり、遠くにあるモノを糸で使ってもってきてまるで物体が意思を持ったように動かす一族の技能、剣糸術を使い、見に来たお客さんに幻想を与えていた。 そんな母を持っていたのがあたしの何よりの自慢だった。 あたしは母のようになりたかった。 だからあたしがお母さんに糸操りを教えてもらうようにお願いしたのは自然な事だった。 初めてそう母に教えてお願いしたとき、母は少し困った顔をした。 そうして母はこういった。 「剣糸は一歩間違えれば人を傷つけてしまう、そんな危ない技能なの、だからね、お母さんと一つ約束しよう。絶対この技を他人を傷つける為に使わないって…。」 いつも優しい母の顔がその時ばかりは怖いぐらいに真剣だった。 それでもあたしはそんな母を恐れずに―― 「うん、頑張る!そしてお母さんみたいになる!」 そういったあたしは母はまた笑って頭を撫でてくれた。 その日からあたしは糸操りを教わり始めた。 母の指導は厳しくもあったがあたしは熱心にそれを聴き練習し一つ一つの技を身に染み込ませていった。 ―――そうして7ヶ月がたったある日。 「ミナ、明日からお母さんと一緒に舞台に上がってみない?」 母はミナに笑顔でそう言った。 「えー、でもあたしはまだ巻きが下手だし…。」 巻きというのは糸を狙った箇所にしっかりとくくり付ける技の事だ。 この結びが強いと解けなくなってしまうし、逆に弱いと糸で自分を釣る時に解けて落ちてしまう。 だからこの巻きをうまく操作する事が糸操りの重要な点の一つだった。 「大丈夫、お母さん練習が終わってもミナが頑張って練習してるのを見てたんだから、あんなに頑張ってるミナが出来ない筈ないよ。」 母の声は優しかった。 「う、うん、なら…頑張ってみる…。」 正直、自信は無かった。 それでも、あたしは母の期待に応えたい一心でそう答えた。 そして舞台の本番。 あたしが任されたのは演目名「天女舞」のオオトリである演目名と同じ天女舞と呼ばれるパートだ。 天女舞というはこういうお話だ。 とある才能ある天女がその才能ゆえに慢心し、天界にての横暴な振る舞いをしていた。 それを見かねた神様は天女を下界に落としてしまう。 天女は下界に落ちて最初は自分をこんな汚いところに落とした神様を呪ったのだが、ある時、心臓に不治の病をもった少年と出会った。 天女は最初はその少年を侮蔑していたが、自身の病気を顧みずいろんな人に健気に尽くそうとする少年に心を打たれ始め、優しさというモノを理解しはじめる。 そうして少年と天女は仲良くなっていった。 だが、そんな幸せな日々にも長くは続かない、少年はその病ゆえに倒れてその息を引き取ってしまう。 天女は自身の能力でなんとか少年を生き返らせようとするが、天女の中でも頭一つ抜けて高い能力をもっていた彼女でも少年を生き返らせる事は出来なかった。 そんな彼女に残されたのは天女の最大にして最後の秘法「転魂の舞」。 自身の魂を削りとり、他者に与える事で死に瀕した他者を救うという禁じられた秘術。 だが天女は迷わなかった。 なんとしても少年を救ってやりたかった。 そうして天女は舞を舞う。 命を賭けて少年を救う為に、その過程で魂を削りとったことで天女はどんどん体が小さくなっていってしまう。 そうして天女が泡ほどの大きさになったとき、少年は息を吹き返した。 それを見た天女は最後に良かったと笑って消えていった。 とまあ、こんな感じの物語である。 天女舞というのはこの物語の肝である転魂の舞を舞うパートだ。 本来ならばこの転魂の舞のパートでは天女役の女性が途中で子役と交代し、体が小さくなっていくのを表現していくのだが、幻想館には子役がおらず、そのパートの表現を飛ばして死んでしまう天女という風に描写していた。 あたしという子役を得た今の劇団はついにこの天女舞を完璧な形で行えるのだ。 演目が始まる。 母は糸操りだけではなく演技も上手い。 記者達はその面からも天才と褒め称えたが、それはとてつもない努力に裏づけされたものだというのもあたしは知っている。 あたしの演技の指導を行ってくれたあとも一人でずっと熱心に演習しているのをあたしは何度も見た。 舞台でついに少年が死んでしまった。 天女は泣き叫び色々な術で少年を生き返らせようとするが生き返らない。 それはまさに迫真の演技だった。 あたしはごくりと息を呑む。 それは自分の出番が近づいているという事だ。 腕が震える。 失敗したらどうしよう。 お母さんがあんなに頑張ってるのに…あたしがそれを台無しにしちゃうんじゃないだろうか…。 怖い…そんなの嫌だ…。 舞台が暗転する。 その間に背景を変える為小道具の人たちは大急ぎで背景を変え始める。 あたしはそれを見ていて逃げ出したくなった。 その怖さからか涙が流れてくる。 逃げたい。 もう、こんなの嫌だよぉ…。 そんな中、母が自分を見つけて、にこりと微笑んだ後、あたしを抱きしめた。 そしてこう言った。 「いい、ミナ、よく聞いてね。今までミナは凄い練習してきたでしょ、きっとお母さんはミナに凄く辛い事もやらせたと思う。 でもミナはそんな中、諦めずに文句も言わず、ずっと、ずっと、ずーーーーーーっと、頑張ってついてきてくれた。 だからね、お母さんはこう信じてるんだよ。ミナは絶対、演技を成功させる事が出来るって…諦めずに、ずっと頑張った人はね、必ず報われるんだよ。 だから一緒に頑張ろう、ミナ。」 そう言う母の腕の中はとても温かくて優しくかった。 「で、でも、もし、もし失敗したら――」 母は笑ってあたしのあたまをポンと叩いた。 「やる前から失敗することなんて考えちゃだーめ。今は演技を頑張ることだけを考えるの、頑張って、頑張って、頑張って演技する。 それでも駄目だったら――お母さんが一緒に謝ってあげる。それにね、ミナに文句をいうような奴がいたら追い払ってあげる。だからね、頑張ろう?」 「うん。」 そして母はあたしをもう一度強く抱きしめた。 なんだろう少し勇気が湧いてきた気がする…。 「それではそろそろお願いします。」 舞台の背景の移動が終り、小道具の人たちが戻ってきて母にいった。 母はあたしを見て、優しく笑って言った。 「じゃあ、一緒に行こうか。」 その時の母の笑顔は本当に天女のような笑顔だった…。 結果から言えば、舞台は大成功だった。 あたしは演技をミス無くこなす事が出来、好評を得た。 舞台最後の挨拶で、舞台上であたしが会場の客に歩いて挨拶した時、会場中から拍手が起こった。 あたしはこの時の事を絶対に忘れないだろう…その時、あたしはそう思っていた。 暗転する。 炎上する舞台。 倒れた柱と床に足を挟まれ母は身動きが出来ない状況だった。 あたしはなんとかその柱から母を引っ張りだそうとしたが、子供の力では抜けない。 「ごめんね、ミナ、お母さんはもういいからあなたは逃げなさい。」 母は笑って言う。 「嫌だ、そんなの嫌だよ、お母さん!!」 あたしはそんなの絶対に認められない。 「嫌だ、お母さんがいないなんて絶対に嫌だ、お母さんが――」 そういって母を引っ張ろうとした時、大きな音と共にあたしの頬の熱い衝撃が走った。 そうして母をもう一度見た後にあたしは気づいた。 母があたしを手を上げたのだと…今までどれほど厳しく言ってもあたしに一度も手を上げた事が無かった母が…。 「ごめんね、ミナ…痛かった?でもね、ミナ、あなたには生きていて欲しいの。」 母は強く言う。 「でも、でも、そんなの嫌だよぉ…。」 それでも泣きじゃくるあたしに母はあーあーと笑った。 「恥ずかしいから言わなかったんだけどね、実はお母さん、ミナが始めて天女舞やったときね、あんまり凄かったものだから感動して舞台裏で泣いちゃったの、それにちょっと、本当にちょっとだけだけど嫉妬しちゃった。」 「え……。」 あたしは驚いた。 いくらミスが無かったとはいえその演技の隅々にはまだ練習の足りない稚拙な部分が多かった筈だ…。 「演技をするにおいてに大事なのは上手い演技をするというだけじゃないの、演技にはね、その人引き付けて離さない妖しさというのが必要なの…。 お母さんは才能なくてね、その妖しさをついに手に入れる事が出来なかった…。 出来ないからより綺麗な演技を、より上手い演技を…そう思って練習していたの…。」 母は続ける。 「だから、ミナの初舞台の時にね、ミナの演技を見ていた時…ミナの演技にはね、その妖しさがあったの。嬉しく思った反面、良いなぁってちょっと思っちゃった。 それでいてね、私はね、ミナの演技に心の底から感動してたの…。 技はまだ拙いところがあるけれどそれ以上にミナの体から発せられる不思議パワーというと変な例えかなと思うけれど、そんな力を持ったあなたがさらに技を完璧に身につけたらどんな凄い役者になるだろう…って…それが凄く楽しみだった。」 火がさらに舞台を包み始めていく…。 そんな中で母はミナに優しくいった。 「だからね、ミナはこんな所で死んじゃ駄目。だってあなたにはまだ未来がある。 まだまだ、先は長くて辛い事もあるかもしれないけれど、頑張れば必ず報われる。 あなたには才能もあるし、何よりもあんなに厳しい訓練に文句一つ言わずついてきた強さもある。そんなあなたが報われない事なんてありえないよ。」 あたしは泣きながら立ち上がった。 お母さんをここに置いていきたくない。 でも、これほどあたしの事を思ってくれている母の意志を蹴り飛ばすような事が出来ようか…。 「お母さん、あたし…あたし頑張るからね!絶対、凄い役者になってみせるからね!」 母は泣きながらそう叫ぶあたしに向かってニコリと笑って―― 「――いきなさい。」 そう言った。 それからあたしは後ろを振り返らなかった。 後ろを見たらきっと決心が鈍る。 きっと母から離れられなくなる。 目の前に火があがる。 死んでたまるものか…。 母を犠牲にしたのだ。 母を見捨てたのだ。 母を…あの母を…。 優しかった。 自慢だった。 ――大好きだった。 火を避ける為に迂回路を探す。 あたしはなんとしても生きなければならない。 こんな所で死ぬことなんてあたしには許されない。 絶対に…絶対に!! まだ火の手の弱いところを見つけた。 あたしはそこに向けて走る。 天井が崩れ始める。 間一髪だった。 あと少し走り出すのが遅れていれば、あたしは落ちてきた天井の下敷きになって死んでいただろう。 あたしは出口を探す。 消化作業が行われているおかげか出口部分の火の手は薄かった。 そしてあたしはまた走った。 涙が止まらない。 それでも走った。 ただ、走った。 母との約束を守る為に……。 ただ―――ただ―――走りぬいた。 外に出る。 先に逃げ出していた幻想館の仲間達はあたしを見つけ、生きていて良かったと抱きしめてくれた。 あたしは生き延びたのだ。 そして、あたしは泣き叫んだ。 その時だったか、周りの人間たちが絶叫をあげたのだ。 燃え上がる舞台を見にきていた野次馬たちが皆、逃げ始める。 何事かと思い、あたしは燃え上がる舞台を振り返る。 燃え上がる劇場の上に何かが立っているのを見た。 そこにいたのは人間ではなく、大きな異形だった。 一つ…そう、一つ目の化け物……。 それが、この炎の原因を作り出したモノ。 そしてその化け物の口には一つの異物が咥えられているのが見えた。 あたしはそれが何かと気になり、凝視する。 その何かが何なのかと気づいた幻想館の仲間はあたしの視線を遮ろうとした。 けれど…遅かった。 あたしは体が動かなくなる。 怒り、悲しみ、恐怖。 なんとも形容しがたい感情があたしの中で渦を巻く。 だって…だって…その化け物の口には上半身が喰いちぎられたお母さんが――― 「うああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!」 絶叫と共にあたしは目を覚ました。 息を吐き、周りを見渡す。 全身汗だらけだ…。 ここは何処だとあたしは確認を始める。 回りには多数のモニターとコントロールバーが手元にあった。 そしてお前は誰だとモニターに微かに移る自分を見て自問自答する。 「夢か…。」 D-40 グレリーナ。 その機体の中にあたしはいた。 妖魔の群れとの戦闘後のデータ整理が終わった所で疲れてそのまま眠ってしまったのだろう…。 「それにしてもね…。」 あんな夢は久しぶりに見た。 昔はよく見てはいたが最近は滅法見ていなかったからだ。 ドライブの副作用だろうか…あとでカタリナに聞いておかないといけない。 しかし、嫌な夢だった。 もし、もしも母が生きていて今の自分を見たらなんと思うだろうか…。 母はこのような事をする為にあたしに剣糸術を教えてくれたわけじゃなかっただろう…。 だが、あたしにはやらないといけない事が二つある。 それを果たす為には―― 「おい!ミナ!!おい!!聞こえてるか!ミナ!!」 無線越しに声が聞こえた。 知っている声だ。 「聞こえてるよ、うるさいからもっと声のトーン落として…。」 クーガ・ラグナグ。 昨日、シャドウミラージュに配属されてきた新入りで王名持ちの名誉騎士。 いきなり機体を壊してやってきた時はどんな名前だけのヘボかと思ったが、セイム曰く腕は確かだそうだ。 あいつはそういう所ではテキトーな事をいわない奴なので本当なのだろう。 「うるさいってなぁー、さっきのお前の絶叫の方がずっと…。」 ん?聞かれていた? そんな筈は無い。 でも、なんであたしはこいつと話しているんだろう…? 無線のスピーカーはOFFに―――――なってない。 寝相でスイッチ弄っちゃったんだよねぇ…これ…。 ちょっと自分が嫌になる。 だからちょっと八つ当たりしてやる事にした。 「えー、乙女の寝言を聞いてたのぉ~もう、クーガっちたら、そんな趣味があったんだぁ~。」 「な、何も聞いてねぇよ、大体ずっといびきかいてたし…。」 「何か言った?(意訳:何、阿呆なこといっとるんじゃ死なすぞ、コラ)」 あたしは出来るだけ優しく答える。 「いえ、なんでも無いです、ミナさんはずっとすやすやお休みになられていました。」 「よろしい。」 からかうのは失敗した。 まあ、無線越しに話してる相手には結構ダメージあったみたいなのでOKとしておこうか…。 しかし、このあたしがイビキか…まずいな…これをセイムにでも聞かれたら永遠にネタにされかねない…気をつけないと…。 「それで一体なんの用?」 「いや、叫び声あげてたからなんかあったのかと心配したんだけどな…その調子じゃ問題なさそうだし…心配して損したと嘆いてる所。」 さっきのあたしの叫び声を聞いてこいつなりに心配してくれていたようだ。 それはちょっと悪いことしたなと思う。 「ごめんね、なんでもないから忘れて…。」 「いいよ、別に…。」 ぶっきらぼうにクーガは答えた。 そこであたしは一つのことを思い出した。 「それよりもクーガっち、約束の件、覚えてる?」 そう、まだあたしは彼に約束を果たしてもらっていない。 「ミナが言った質問に答えるだっけ、最初も言ったけれどゼスに関しての事ならば俺は答えないからな。」 「おーけ、おーけー。」 「んで、何を聞きたいんだ?聞いても面白いことなんてもうほとんど話したと思うが…。」 何を聞くか…それは最初から決めていた。 もし彼の経歴があたしの調べた通りならば知っている筈だ…。 だから、聞こう――全てはあたしの目的の為に―― 「一つ目の妖魔って知ってる?」 <第三話 変幻する糸 了> 次回予告 妖魔の森クロロスペッツゥナ そこから発せられるSOSに向けてシャドウミラージュは決死の救出作戦を決行する そこに待ち受けるのは――― シャドウミラージュ第四話『九曜(ナインデイ)』 それは九つに分かれたオロチの頭蓋 To be continued ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) + ... 名前
https://w.atwiki.jp/excelina/pages/65.html
あ/い/う/え/お/か/き/く/け/こ/さ/し/す/せ/そ/た/ち/つ/て/と/な/に/ぬ/ね/のは/ひ/ふ/へ/ほ/ま/み/む/め/も/や/ゆ/よ/ら/り/る/れ/ろ/わ て アイテム名 上トレイ 下トレイ 方法 時間 猶予(±) 備考 ティー・アルマリック ジェムズアプルの葉 りんご まぜる 1日 2時間 ティー・オランジェン リクニスの葉 オレンジ まぜる 1日 2時間 ティー・キャラメル ティーコジー 紅茶 置く ちょっと 1分40秒 ティー・タオタオ セイ・リューンの葉 桃 まぜる 1日 2時間 ティー・フレェゼ イクティスの葉 いちご まぜる 1日 2時間 ティーメジャースプーン 紅茶 分ける ちょっと 1分40秒 ティー・ラ・イシー グレイトのみ ティー・ラプラディ グレイトのみ でかいマラカス グレイトのみ でかわんこぬいぐるみ まくら 指貫 熱する かなり 15分* 鉄 裁ち鋏 熱する かなり 10分 鉄なべ グレイトのみ デニムのジャケット(ダークブルー) ジャケット 針 まぜる ちょっと 1分40秒 デニムのジャケット(ライトブルー) ジャケット 針 置く ちょっと 1分40秒 デニムのパンツ(ダークブルー) 若草色のズボン 針 まぜる ちょっと 1分40秒 デニムのパンツ(ブラック) 若草色のズボン 針 置く ちょっと 1分40秒 天蓋付きベッド グレイトのみ 天丼 てんぷら 米 まぜる すぐ 30秒 天女のアンダードレス お姫様のブラウス お姫様の袴 熱する かなり 15分* 天女の髪飾り2 お姫様羽衣 牡丹 熱する かなり 15分 天女のブラウス 紫の上着 ピンクのベスト 熱する かなり 15分* 天女ヘアー フレイルお姫様ヘアー(緑) フレイルお姫様ヘアー(ピンク) 熱する かなり 15分* 天の落とし子 てんぷら 魚いろいろ 油 熱する ちょっと 1分40秒 天ぷらそば あ/い/う/え/お/か/き/く/け/こ/さ/し/す/せ/そ/た/ち/つ/て/と/な/に/ぬ/ね/のは/ひ/ふ/へ/ほ/ま/み/む/め/も/や/ゆ/よ/ら/り/る/れ/ろ/わ
https://w.atwiki.jp/garakame/pages/16.html
sizex(7){月刊ガラスの仮面} 「月刊ガラスの仮面」第1号~14号とは… 『花とゆめ』本誌での連載が完全にストップしていた2001(平成13)年―2002(平成14)年に、 花とゆめ増刊号として毎月19日頃発売(定価:各590円)していた。 「ガラスの仮面」本編に限って言えば、2009年現在も入手できる花とゆめコミックス(新書版)41巻までや 白泉社文庫版23巻までと、中身は全く同じです。 <主な特典メニュー> ・美内すずえインタビュー「私のまんが人生」 ・ガラスの仮面新聞(毎回、立花晶の4コマ漫画あり) ・劇中劇ガイド ・ゲストコミック ・付録:ポストカードやシール等 ・ガラスの仮面以外の短編作品「美内すずえ傑作劇場」 u(){【第1号】} ●本編… ●傑作劇場…「妖鬼妃伝/第1回」 ●ゲストコミック…魔夜峰央 ●綴込み付録(バラの香りつきポストカード) u(){【第2号】} ●本編… ●傑作劇場…「妖鬼妃伝/第2回」 ●ゲストコミック…魔夜峰央 ●綴込み付録 u(){【第3号 副題:舞台あらし】2001/07/18(水)発売。。。全650p} ●本編…第5章 あした草+第6章 舞台あらし+第7章 炎のエチュード ●美内すずえインタビュー:4p …初投稿は、講談社の新人漫画賞に中学2年の時に送ったが、規定年齢16歳に達していなかったので、送り返されてしまった。 その後高校1年の時に、わかぎ書房(単行本専門の少女漫画をやっていたところ)にも応募して、 選者の人に丁寧なチェックと指導をしていただいた経験あり。 ●傑作劇場…「妖鬼妃伝/最終回」 ●ゲストコミック:2p…立花晶(1998年秋、立花さんが美内家臨時アシスタントをした話) ●綴込み付録(名場面ポストカード1:嵐ヶ丘) ●劇中劇ガイド 『王子とこじき』 原作:マーク・トウェイン *1881年に発表した児童文学作品/16世紀のイングランドを舞台に、 実在の若き国王エドワード6世を主人公とした冒険譚。 …ガラカメ本編では、亜弓が美少女女優から実力派女優へと脱却するステップとして描かれた。 役柄の為に亜弓は自ら長い髪を切り、一人二役を見事に演じ分ける。 『おんな河』 美内すずえオリジナル作品 …月影の現役時代のライバル、名女優・原田菊子率いる栄進座の舞台。 芝居の端役でいいからアルバイトのように稼ごうとしていたマヤが菊子に実力を認められ、脇役の子守り少女・たずを演じる。 しかし菊子は主役すら霞んでしまう強烈なマヤの役者としての個性を見抜き、その後は使わないと月影に宣言するエピ。 また菊子はマヤの演ずる姿を舞台そでで見ながら、周囲にいた関係者にマヤを「舞台あらし」と呼んでいる。 『嵐ヶ丘』 原作:エミリー・ブロンテ (1847年に発表/唯一の長編小説) *英国文学の名作として名高く、実際に世界中で7回も映画化済み(情報出典…ガラスの仮面新聞)。 ・1939年/監督:ウィリアム・ウイラー/出演:ローレンス・オリヴィエ ・1970年/監督:ロバート・フューエスト/出演:ティモシー・ダルトン ・1992年/監督:ピーター・コズミンスキー/出演:ジュリエット・ビノッシュ ・1988年/監督:吉田喜重/出演:松田優作 …etc. …ガラカメ本編では、オーディションで役を勝ち取ったマヤが、ヒロイン・キャサリンの少女時代を演じる。 その激しいキャサリンの演技に、相手役・ヒースクリフ少年時代を演じた真島良は、本気でマヤに惚れて 舞台が終わった後もつきあって欲しいと申し込む程だった。 しかしこの舞台においても、大人役のキャサリンの女優との演技の違いに大きなギャップが生じ 舞台全体としては失敗に終わってしまう。 『石の微笑』 美内すずえオリジナル作品 …劇団つきかげ+一角獣の芝居に、マヤが人形役エリザベスとして登場。 物体としての動きの稽古で有名作品「巨人の星」の「大リーグボール養成ギプス」のように マヤは竹をまきつけられてしまう。スポ根漫画とファンから評される所以のエピの一つ。 またこの舞台が終わる頃にマヤは、周囲の役者達の演技に自分の演技を合わせる事の大切さを学ぶ。 『夢宴桜』 美内すずえオリジナル作品 …マヤがケガをした役者の代役で臨時出演し、亜弓と初共演した舞台。 マヤと亜弓のアドリブによる応酬は、石の微笑での他の役者に合わせる演技を 学んだ後だったからこそ達成できた芝居となっている。 u(){【第4号 副題:炎のエチュード】2001/08/17(金)発売。。。全638p} ●本編…第7章 炎のエチュード ●美内すずえインタビュー:2p …(デビューした初期の頃)当時流行していた外国少女物のラブコメではなく、女の子が活躍する冒険物や怪奇物が描きたかった。 いつもヒーローである少年に守られて助けられている女の子を見て、女の子はこんなに弱くないと反発する気持ちがあった。 和田慎二くん(←美内呼称)がデビューした時、ライバル出現!と思った。 (※なお、美内すずえは、和田慎二「スケバン刑事」文庫化の際に、あとがきを寄稿している。) ●傑作劇場…「黒百合の系図/第1回」 初掲載時と同じ、カラー扉絵収録。 ●ゲストコミック:2p…克・亜樹(やはり美内家アシスタント経験ありで、子供の頃漫画が大好きだった母の影響もあって、 小学生の頃から美内の大ファンだった話) ●ゲストエッセイ:2p…倉田淳 『我がバイブル「ガラスの仮面」』 ●綴込み付録(名場面ポストカード2:奇跡の人) ●劇中劇ガイド 『奇跡の人』 原作:ウィリアム・ギブソン *実話(アン・サリヴァンの記録)を元に書かれたウィリアム・ギブソンの戯曲・名作。1959年に初演。その後も世界中で何度も映画化・舞台化されている。 …ガラカメ本編では、大都芸能の新しい劇場のこけら落としとして三重苦のヘレン役オーディションを開催。 5人の才能ある少女としてマヤや亜弓、金谷らが参加するが、最終審査に残ったマヤや亜弓がダブルキャストに抜擢される。 また奇跡の人当人のサリバン役には、亜弓の実母である大女優・姫川歌子が共演。 そしてマヤとの初日カーテンコールにおいて、歌子は舞台上でマヤの頬にキスをし、マスコミからも脚光を浴び 亜弓の心は沈んでいく。この舞台で、マヤは亜弓を差し置いて「第17回アカデミー芸術祭・演劇部門・助演女優賞」を獲得する。 そしてこの芸術祭の会場に突如月影が現れ、マスコミの前で演劇界・幻の名作『紅天女』の候補として マヤと亜弓の2人の名前を紹介・宣言する。 ●第1回・人気劇中劇ランキング結果/「月刊ガラスの仮面」の読者アンケート *1位 「たけくらべ」「ジーナと5つの青いつぼ」 …同票・117票 *3位 「ふたりの王女」 …89票 *4位 「奇跡の人」 …79票 *5位 「若草物語」 …49票 *6位 「忘れられた荒野」 …42票 *7位 「真夏の夜の夢」 …37票 *8位 「紅天女」 …26票 *9位 「運命」 …20票 10位 「白い青春譜」「女海賊ビアンカ」 …11票 u(){【第5号 副題:華やかな迷路 (1)天の輝き】2001/09/19(金)発売。。。全636p} ●本編…第7章 炎のエチュード+第8章 炎の華やかな迷路 ●美内すずえインタビュー:2p …ガラスの仮面誕生秘話。当時の花とゆめ編集長・小長井氏(2001年時点:白泉社代表)と 新作連載の相談をしている時に、美内自身は最初将棋の坂田三吉という天才棋士をモデルに お琴をする少女を考えていた。しかし小長井氏からは「演劇やってみない?」と、過去の美内の 読み切り「ナオは光の中で」を覚えていてアドバイスを貰う。 ●傑作劇場…「黒百合の系図/第2回」 初掲載時と同じ、カラー扉絵収録。 ●ゲストコミック:2p…酒井美羽(酒井は漫画家デビュー前に美内家チーフアシスタントだった) ●ゲストエッセイ:2p…葉月陽子 『もうひとりのヒロイン、姫川亜弓』 ●綴込み付録(名ゼリフメッセージカード:1) ●劇中劇ガイド 『天の輝き』 美内すずえオリジナル作品 …MBAテレビの大河TVドラマシリーズの一作で、伯爵令嬢・田沼沙都子役をマヤが演じる。 この作品でも実は亜弓の母・歌子と共演している。 『白いジャングル』 美内すずえオリジナル作品 …角田映画の夏休み全国ロードショーの超娯楽大作として制作されている。 ★そして映画上映期間中に、マヤの母・北島春が他界する。 『虹の記憶』 美内すずえオリジナル作品 …「天の輝き」に続いて放映される連続ドラマ。TVドラマを拒否し続けていた亜弓の初主演作。 『シャングリラ』 美内すずえオリジナル作品 ●読者ページ …読者の年齢層は?→月刊がらかめの読者アンケートは10代・20代・30代・40代以上と それぞれ同じぐらいの量が届き、家族三世代で読んでますとの言葉あり。 今月のアンケートでの最年少は9歳の京都市・梅田○○さん。70歳を超える方々も。 u(){【第6号 副題:華やかな迷路 (2)女海賊ビアンカ】2001/10/19(金)発売。。。全650p} ●本編…第8章 華やかな迷路+第9章 100万の虹 ●美内すずえインタビュー:2p …亜弓さんは、描いていくうちに好きになった。途中で私の思い入れが深くなってきた。 華やかな迷路の章では、「オラあトキだ!」って言う、マヤが蘇る瞬間のシーンをすごく描きたくて、 それまでに延々と挫折を描いた。 ●傑作劇場…「黒百合の系図/最終回」 ●ゲストコミック:4p…くらもちふさこ(やはりくらもちさんもアシスタント経験者。カンヅメホテルで何度もお手伝い) ●ゲストエッセイ:2p…辻真先 『大海のうねり』 ●綴込み付録(名ゼリフメッセージカード:2) ●劇中劇ガイド 『黄金の実』 美内すずえオリジナル作品 『カーミラの肖像』 美内すずえオリジナル作品、とガイドで紹介 *厳密には、1872年にアイルランド人作家ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュが著した英国怪奇小説「吸血鬼カーミラ」を下敷きにした話。 月刊がらかめ第6号のインタビューにおいて、美内は「カーミラは、随分昔に読んだ小説に出てきたキャラクター」であると語っている。 …ガラカメ本編では、亜弓がマヤを卑劣な手段で失脚させた乙部のりえを倒し敵を討つために 珍しく父の姫川氏の親の七光を借りて、主役の乙部の相手役である女吸血鬼カーミラの役をゲットする。 そして亜弓の演じ方(実力・演出)によって、本来悪役だった筈の吸血鬼が観客の涙を誘う悲劇のヒロインになり代わり主役の乙部を圧倒する。 『夜叉姫物語』 美内すずえオリジナル作品 『女海賊ビアンカ』 美内すずえオリジナル作品 …マヤが通っている私立高校・一ツ星学園の文化祭の出し物としてマヤが復帰作第一弾に挑戦した、 汚く小さな体育倉庫で演じられた一人芝居。マヤはパントマイムの特訓をする。 u(){【第7号 副題:100万の虹】2001/11/19(月)発売。。。全652p} ●本編…第9章 100万の虹 ●美内すずえインタビュー:2p ●傑作劇場…「13月の悲劇/前編」 初掲載時と同じ、カラー扉絵収録。 ●ゲストコミック:4p…立野真琴(高校出たての頃、美内家アシスタントを経験/2泊か3泊の泊まり込みで。) ●ゲストエッセイ:2p…室井佑月 『友達とライバル』 ●綴込み付録(名場面ポストカード3:真夏の夜の夢) ●劇中劇ガイド 『通り雨』 美内すずえオリジナル作品 『わが作品No.707 愛しのオランピア』 美内すずえオリジナル作品 …一ツ星学園の演劇部の依頼で、マヤがお手伝いロボット・ルルの役をコミカルに演じる。 その演技は演劇部の部員達の嫉妬や思惑を覆し、役者として「真のプロ」であるマヤとの 歴然とした差を見せつけられる。 『ジュリエット』 美内すずえオリジナル作品 *厳密には、16世紀に書かれた英国の作家・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」を下敷きにした話。 …ガラカメ本編では、ジュリエットだけに焦点を当てた一人芝居として再構成し、亜弓がマヤの 一ツ星学園の一人芝居の噂を聞き付けて発想した自分の才能への挑戦でもあった。 ★この芝居で亜弓は演劇界最高の賞とされる「芸術大賞」を受賞、 その授賞式の席で、月影に「紅天女」の後継者として指名される。 マヤへは最後のチャンスとして2年以内に「芸術大賞」または「全日本演劇協会の最優秀演技賞」を 受賞したら、亜弓と互角とみなし、改めて競わせると宣言される。 この授賞式の直後、マヤ・亜弓共に高校を卒業している。 u(){【第8号 副題:冬の星座 (1)王女オリゲルド】2001/12/19(水)発売。。。全640p} ●本編…第9章 100万の虹+第10章 冬の星座 ●美内すずえインタビュー:2p …昔から自分の胸の奥に漫画の神様が住んでいて…実は、おそらく幼少時代の自分なんです。 幼少時代に自分が読者として面白がって読んでいた感覚が今もあり、ダメ出しする。 ●傑作劇場…「13月の悲劇/後編」 ●ゲストコミック:4p…日渡早紀(駆け出しの頃、投稿作品が目に止まり美内から直にアシスタントの指名を受けた。 また2001年現在、日渡の高校時代の友人が偶然美内のマネージャーをしていると言う、ひょんなつながりが。) ●ゲストエッセイ:2p…小沢章友 『霊感の泉』 ●綴込み付録(おみくじ銀はがし、女優養成すごろく) ●劇中劇ガイド 『真夏の夜の夢』 原作:英国の作家・シェイクスピアの戯曲 …ガラカメ本編では、劇団つきかげ+一角獣の合同公演に、マヤが復帰し、妖精パックの役に挑戦。 ●美内の副業??? ガラスの仮面が完結せず、雑誌掲載中断中にもかかわらず他の仕事を。 (2001年)10月30日、東京・国立劇場にて、美内原作の日本舞踊「猿女(さるめ)」公演が行われた。 猿女とは日本書記などに登場する天(あめ)のウズメのこと。 u(){【第9号 副題:冬の星座 (2)王女アルディス】2002/1/19(金)発売。。。全652p} ●本編…第10章 冬の星座+第11章 紫の影 (本編は、ふたりの王女Only) ●美内すずえインタビュー:2p … ●傑作劇場…「魔女メディア/第1回」 初掲載時と同じ、カラーページ収録。 ●ゲストコミック:4p…杉原涼子 ●ゲストエッセイ:2p…村上知彦 『遅れてきた読者の楽しみ』 ●綴込み付録(ガラカメ開運シール) ●「よくわかる演劇」特集(第1回:劇団訪問Studio Lifeに聞く) ●劇中劇ガイド 『ふたりの王女』 美内すずえオリジナル作品 *第9号のガラ仮面新聞より:16世紀に実在した、イングランドの女王エリザベス1世と スコットランド女王メアリーの2人の女王が美内にインスピレーションを与えたと紹介されている。 …ガラカメ本編では、光・春の女神の娘・王女アルディス役をマヤが 影・冬将軍の娘・王女オリゲルド役を亜弓が演じることが発表され、 マスコミや舞台係者から、ミス・キャストだと騒がれる。 ※この「ふたりの王女」のエピソード辺りから、花ゆめ連載からコミックス化に際しての 美内の加筆修正/大幅な描き直しが顕著になっていき、 コミックスの発刊に時間がかかるようになる。 u(){【第10号 副題:紫の影 (1)狼少女ジェーン】2002/2/19(火)発売。。。全666p} ●本編…第11章 紫の影 ●美内すずえインタビュー:2p …周辺キャラクターのサイドストーリーは、色々考えてるけどやるとしたら、完全な番外編で。 主要人物(亜弓・真澄など)は、わがまま言って描かせてもらった。 ●傑作劇場…「魔女メディア/第2回」 ●ゲストコミック:2p…槇村さとる(漫画家デビューしたての頃、錦友館という名のカンヅメ旅館に時々アシスタントした) ●ゲストエッセイ:2p…新保信長 『マンガの中の役者バカと、マンガのようなの役者バカ』 ●綴込み付録(愛しの真澄さま6点セット/真澄ファンクラブ会員証や名刺など) ●「よくわかる演劇」特集(第2回:劇団Studio Lifeの稽古場取材) ●劇中劇ガイド 『忘れられた荒野』 美内すずえオリジナル作品 *第10号のガラ仮面新聞+美内コメントより:1920年代にインドのベンガル地方のジャングルで発見された 狼少女の姉妹の話が世界中に事件として報じられ、美内にインスピレーションを与えたと紹介。 その話を本で読み、美内はまんがで描きたいとずっと思っていた。 <なお、現在ではこの狼少女の話は、ねつ造であった事が報じられている。> …ガラカメ本編では、発見された狼少女の姉妹の妹・ジェーン役をマヤが演じ、 人類学者の青年・スチュワート役を桜小路優が熱演した。 u(){【第11号 副題:紫の影 (2)忘れられた荒野】2002/3/19(火)発売。。。全666p} ●本編…第11章 紫の影 (本編は、忘れられた荒野Only) ●美内すずえインタビュー:2p…恐怖漫画と美内自身の体験談。 ●傑作劇場…「魔女メディア/最終回」 ●ゲストコミック:4p…西村しのぶ(漫画家デビュー前の、花ゆめ漫画教室・地方スクールの話/講師:美内) ●ゲストエッセイ:2p…藤本由香里 『紅の巫女』 ●綴込み付録(月影先生6点セット/劇団つきかげ団員証、女優七訓、面会謝絶など) ――月影千草の女優七訓 全文―― 一、役の心をつかめないかぎり、役の仮面をかぶることはできない。 一、自分で考えて苦しみぬいてこそ、新しい役が生まれる。 一、役のよしあしは問題ではない。与えられた役を見事に演じれば良い。 一、いくら顔や上半身、セリフで見事に演じても、足がおろそかになっていてはならない。 一、一歩舞台に立てば、そこからはもう自分は自分ではない。 一、どんなことがあろうとも、役者が舞台の上で仮面をはずすことはあってはならない。 一、役者は観客のために演じるのだ。観客を忘れてはならない。 ●「よくわかる演劇」特集(第3回:劇団訪問Studio Life、座談会) ●劇中劇ガイド 『忘れられた荒野』 「月刊ガラ仮面」第10号を参照。 ★「忘れられた荒野」主演・狼少女ジェーン役で、マヤは「全日本演劇協会 最優秀演技賞」を 受賞し、演劇協会・理事長はマヤが「紅天女」の後継者として競う権利を獲得したと宣言。 今後「紅天女」の上演にさいしての制作は、月影千草の希望により 全日本演劇協会が責任を持ち管理することになったと発表される。 ●脇役人気ランキング結果/「月刊ガラスの仮面」の読者アンケート (※マヤ・亜弓・真澄・月影の4名を除外という条件付き) *1位 「水城秘書」 …70票 ※この時点での漫画本編に、水城の下の名前は設定されていない。 *2位 「青木 麗」 …42票 *3位 「桜小路 優」 …40票 *4位 「ふたりの王女/ユリジェス役美青年俳優」 …18票 ※キャラ名なし。 *5位 「北白川藤子」 …17票 *6位 「劇団一獣の面々」 …15票 *7位 「姫川家の梅乃ばあや」 …9票 *8位 「その他の劇団つきかげメンバー」 …9票 *9位 「聖 唐人」 …8票 10位 「里見 茂」 …6票 u(){【第12号 副題:紅天女 (1)風と火のエチュード】2002/4/19(金)発売。。。全666p} ●本編…第12章 紅天女 ●美内すずえインタビュー:2p…恐怖漫画と美内自身の体験談その2。 ●傑作劇場…「金色の闇が見ている/前編」 ●ゲストコミック:2p…一条ゆかり(コミックの筈が中身はほぼ文章/なんと美内と一条は同い年。 どっちも吉祥寺住まいだそう。一条による初美内目撃:「錦友館」←〆切を破るいけない漫画家が ぶち込まれる集英社のすぐ側の旅館として有名だった。) ●ゲストコミック:4p…二宮ひかる ●ゲストエッセイ:3p…わかぎゑふ 『ガラスの仮面の魔力』 ●綴込み付録(名ゼリフメッセージカード) ●「よくわかる演劇」特集(第4回:劇場の解説) ●劇中劇ガイド 『紅天女』 美内すずえオリジナル作品 ●第2回・人気劇中劇ランキング結果/「月刊ガラスの仮面」の読者アンケート *1位 「ふたりの王女」 …92票 *2位 「奇跡の人」 …42票 *3位 「真夏の夜の夢」 …38票 *4位 「忘れられた荒野」 …36票 *5位 「女海賊ビアンカ」 …23票 *6位 「たけくらべ」「ジーナと5つの青いつぼ」「若草物語」「カーミラの肖像」 …同票・各8票 ※具体的に紅天女の稽古が始まったら、人気投票から消えてしまった「紅天女」(笑) u(){【第13号 副題:紅天女 (2)水と土のエチュード】2002/5/18(土)発売。。。全670p} ●本編…第12章 紅天女 ●美内すずえインタビュー:2p…恐怖漫画と美内自身の体験談その2。 ●傑作劇場…「金色の闇が見ている/後編」 ●ゲストコミック:1p…大島弓子(初対面の時に美内に手相や顔相や姓名判断をして貰った) ●ゲストコミック:2p…ももせたまみ(少年漫画一筋だった旦那に無理に勧め、現在は夫婦共にガラカメファン) ●ゲストエッセイ:2p…二階堂黎人 『美内すずえの集大成』 ●綴込み付録(マヤと真澄 愛のピンナップ&恋愛の花道ゲーム) ●「よくわかる演劇」特集(第5回:演劇用語の解説) ●劇中劇ガイド 『紅天女』 美内すずえオリジナル作品 u(){【第14号 副題:紅天女 (3)梅の精】2002/6/18(水)発売。。。全690p} ●本編…第12章 紅天女 ●美内すずえインタビュー:2p…紅天女の仏像の話。 ●傑作劇場…「孔雀色のカナリア」「白い影法師」 ●コミックス未収録…「ナオは光の中で」←ガラスの仮面の原点。 ●ゲストコミック:4p…青池保子(1980年に冷戦下のドイツで萩尾望都や美内すずえと共に旅行した話。 そして!この旅行の時点では、美内は「あと2年ぐらいで終わる予定」と発言。 青池さんは漫画家の意欲で予定は流動するものだと描いている/笑) ●ゲストコミック:2p…浅田弘幸 ●ゲストエッセイ:2p…夢枕獏 『ガラスの仮面事件』 ●綴込み付録(名ゼリフゴールドメッセージカート、オールキャラクター名鑑、劇中劇年表) ――劇中劇年表―― *1「国一番の花嫁」 …中学校の学園祭 *2「若草物語」 …劇団つきかげの芝居。 *3「たけくらべ」 …全日本演劇コンクール東京地区予選第1位。 *4「運命」 …劇団一角獣の芝居。全日本演劇コンクール第2位。 *5「灰の城」 …劇団オンディーヌの芝居。全日本演劇コンクール第1位。 *6「ジーナと5つの青いつぼ」 …劇団つきかげの芝居。全日本演劇コンクールの一般投票第1位。本選は失格。 *7「白い青春譜」 …アイドル映画 *8「古城の愛」 …演劇部の芝居。マヤ、女王役の代役。 *9「王子とこじき」 …亜弓主演 10「おんな河」 …栄進座の舞台。子守り少女・たずをマヤが演じる。 11「嵐ヶ丘」 …舞台。マヤ、キャサリンの少女時代を演じる。 (書きかけ/後日追記予定) ●特別インタビュー:3p…「こな爺、『ガラスの仮面』と美内すずえを語る」 こな爺とは…1967年に美内すずえをデビューさせた初代担当編集者・小長井信昌氏(2002年現在、白泉社代表取締役)。 ・美内すずえは、デビュー作以外、編集から催促されなかった作品がないと言うぐらい、〆切を破る。 ・美内すずえは、絵はアレだけどお話が初めから本当にうまかった!大衆性・エンタテインメント性があった。 ・「花とゆめ」創刊当時はあまり売れてなくて、最後の手段で2大人気漫画家一挙連載しかないと思っていて 和田慎二と美内すずえを一緒に載せたら、売れ始める。 ・美内すずえは、原稿は遅いけど、ストーリー力・構成力・次号へのひきなど、最高の漫画家だと思う。 ●『ガラスの仮面』コミックス42巻のスペシャル予告編:7p 2002年現在では、1997年まで花とゆめ本誌で連載されていたストーリーを使う予定だったらしく 真澄が暴漢に襲われたマヤを助けて怪我をし、その真澄を看病するマヤが愛の告白をするシーンや 稽古中の亜弓の上にライトが倒れかかって「最大の危機とは…!?」と煽りがついたページがある。 しかし2008年12月現在、それらの原稿がコミックスに収録されることはなかった(苦笑)。 「月刊ガラスの仮面」第14号(最終号)の巻末/目次ページにある編集長のことば 編集部より:月刊ガラスの仮面最終号をお届します。長い間のご愛読有り難うございました。 全14号総ページ9152ページ、立てて並べて背幅63センチの虹色のデザインコンテがついに そろって、編集部の壁にいま輝いています。本当にあっという間の一年半でした。私たちもみ なさんと一緒に、ガラスの仮面の面白さ、素晴らしさを再確認できたことが一番の喜び、感激 です。心より御礼申します。読者のみなさんもこのあとの展開こそ、絶対の関心、ご興味でし ょう。いましばらくお待ち下さい。美内先生は本格的に続きの最新を、ただいま執筆中です。 そしてまたいつか紅天女も、一気に通して読める私たちの「月刊ガラスの仮面」完璧版でお 会いしましょう。ガラスの仮面も少女マンガも、みなさんの愛情も、不滅、永遠です。 (編集長 三浦修二) ※編集長の氏名のところ以外は、改行も漢字も全文、原文まま。
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/17502.html
がるメタる! 吉祥寺メタルガールズ 異星人 コメント タイプ1:はがね DMM.com(現DMM.GAMES)より2018年2月8日に発売されたNintendo Switch専用ゲームソフト。 吉祥寺メタルガールズ ゴリランダー:星乃凜子 異星人 テッポウオorタタッコ:オクト星人 オクタンorオトスパス:オクト王 マーイーカ:スクド星人 ウデッポウ:シュリブ星人 カブト:カブト星人 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 吉祥寺メタルガールズ メタグロス:主人公 図鑑説明文ではメタングが合体して進化したので コモルー:潘水キア マシェード:新取椎美 ペルシアン:黒薔薇院摩丹 サーナイト:倉太恵理衣 異星人 デオキシス:エクス星人 -- (ユリス) 2020-05-17 16 47 41
https://w.atwiki.jp/bokurobo/pages/289.html
【エピローグ】 夢を見ていた。 始まりはなんだっただろう…。 ああ、そうだ、母の笑顔だ。 母はいつも優しかった。 母は劇団『幻想館』の花形だった。 母の操糸は誰よりも綺麗だった。 糸を使ってまるで自分が空を飛んでいるように見せたり、遠くにあるものを何も使わずもってくるように見せたりする一族の技能、剣糸術を使い、見に来たお客さんに幻想を与えていた。 そんな母を持っていたのがあたしの何よりの自慢だった。 あたしは母のようになりたかった。 だからあたしがお母さんに糸操りを教えてもらうようにお願いしたのは自然な事だった。 初めてそう母に教えてお願いしたとき、母は少し困った顔をした。 そうして母はこういった。 「剣糸は一歩間違えれば人を傷つけてしまう、そんな危ない技能なの、だからね、お母さんと一つ約束しよう。絶対この技を他人を傷つける為に使わないって…。」 いつも優しい母の顔がその時ばかりは怖いぐらいに真剣だった。 それでもあたしはそんな母を恐れずに―― 「うん、頑張る!そしてお母さんみたいになる!」 そういったあたしは母はまた笑って頭を撫でてくれた。 その日からあたしは糸操りを教わり始めた。 母の指導は厳しくもあったがあたしは熱心にそれを聴き練習し一つ一つの技を身に染み込ませていった。 ―――そうして7ヶ月がたったある日。 「ミナ、明日からお母さんと一緒に舞台に上がってみない?」 母はミナに笑顔でそう言った。 「えー、でもあたしはまだ巻きが下手だし…。」 巻きというのは糸を狙った箇所にしっかりとくくり付ける技の事だ。 この結びが強いと解けなくなってしまうし、逆に弱いと糸で自分を釣る時に解けて落ちてしまう。 だからこの巻きをうまく操作する事が糸操りの重要な点の一つだった。 「大丈夫、お母さん練習が終わってもミナが頑張って練習してるのを見てたんだから、あんなに頑張ってるミナが出来ない筈ないよ。」 母の声は優しかった。 「う、うん、なら…頑張ってみる…。」 正直、自信は無かった。 それでも、あたしは母の期待に応えたい一心でそう答えた。 そして舞台の本番。 あたしが任されたのは演目名「天女舞」のオオトリである演目名と同じ天女舞と呼ばれるパートだ。 天女舞というはこういうお話だ。 とある才能ある天女がその才能ゆえに慢心し、天界にての横暴な振る舞いをしていた。 それを見かねた神様は天女を下界に落としてしまう。 天女は下界に落ちて最初は自分をこんな汚いところに落とした神様を呪ったのだが、ある時、心臓に不治の病をもった少年と出会った。 天女は最初はその少年を侮蔑していたが、自身の病気を顧みずいろんな人に健気に尽くそうとする少年に心を打たれ始め、優しさというモノを理解しはじめる。 そうして少年と天女は仲良くなっていった。 だが、そんな幸せな日々にも長くは続かない、少年はその病ゆえに倒れてその息を引き取ってしまう。 天女は自身の能力でなんとか少年を生き返らせようとするが、天女の中でも頭一つ抜けて高い能力をもっていた彼女でも少年を生き返らせる事は出来なかった。 そんな彼女に残されたのは天女の最大にして最後の秘法「転魂の舞」。 自身の魂を削りとり、他者に与える事で死に瀕した他者を救うという禁じられた秘術。 だが天女は迷わなかった。 なんとしても少年を救ってやりたかった。 そうして天女は舞を舞う。 命を賭けて少年を救う為に、その過程で魂を削りとったことで天女はどんどん体が小さくなっていってしまう。 そうして天女が泡ほどの大きさになったとき、少年は息を吹き返した。 それを見た天女は最後に良かったと笑って消えていった。 とまあ、こんな感じの物語である。 天女舞というのはこの物語の肝である転魂の舞を舞うパートだ。 本来ならばこの転魂の舞のパートでは天女役の女性が途中で子役と交代し、体が小さくなっていくのを表現していくのだが、幻想館には子役がおらず、そのパートの表現を飛ばして死んでしまう天女という風に描写していた。 あたしという子役を得た今の劇団はついにこの天女舞を完璧な形で行えるのだ。 演目が始まる。 母は糸操りだけではなく演技も上手い。 記者達はその面からも天才と褒め称えたが、それはとてつもない努力に裏づけされたものだというのもあたしは知っている。 あたしの演技の指導を行ってくれたあとも一人でずっと熱心に演習しているのをあたしは何度も見た。 舞台でついに少年が死んでしまった。 天女は泣き叫び色々な術で少年を生き返らせようとするが生き返らない。 それはまさに迫真の演技だった。 あたしはごくりと息を呑む。 それは自分の出番が近づいているという事だ。 腕が震える。 失敗したらどうしよう。 お母さんがあんなに頑張ってるのに…あたしがそれを台無しにしちゃうんじゃないだろうか…。 怖い…そんなの嫌だ…。 舞台が暗転する。 その間に背景を変える為小道具の人たちは大急ぎで背景を変え始める。 あたしはそれを見ていて逃げ出したくなった。 その怖さからか涙が流れてくる。 逃げたい。 もう、こんなの嫌だよぉ…。 そんな中、母が自分を見つけて、にこりと微笑んだ後、あたしを抱きしめた。 そしてこう言った。 「いい、ミナ、よく聞いてね。今までミナは凄い練習してきたでしょ、きっとお母さんはミナに凄く辛い事もやらせたと思う、でもミナはそんな中、諦めずに文句も言わず、ずっと、ずっと、ずーーーーーーっと、頑張ってついてきてくれた。だからね、お母さんはこう信じてるんだよ。ミナは絶対、演技 を成功させる事が出来るって…。諦めずに、ずっと頑張った人はね、必ず報われるんだよ。だから一緒に頑張ろう、ミナ。」 そう言う母の腕の中はとても温かくて優しくかった。 「で、でも、もし、もし失敗したら――」 母は笑ってあたしのあたまをポンと叩いた。 「やる前から失敗することなんて考えちゃだーめ。今は演技を頑張ることだけを考えるの、頑張って、頑張って、頑張って演技する、それでも駄目だったら――お母さんが一緒に謝ってあげる。それにね、ミナに文句をいうような奴がいたら追い払ってあげる。だからね頑張ろう?」 「うん。」 そして母はあたしをもう一度抱きしめた。 なんだろう少し勇気が湧いてきた気がする…。 「それではそろそろお願いします。」 舞台の背景の移動が終り、小道具の人たちが戻ってきて母にいった。 母はあたしを見て、優しく笑って言った。 「じゃあ、一緒に行こうか。」 その時の母の笑顔は本当に天女のような笑顔だった…。 結論から言えば、舞台は大成功だった。 あたしは演技をミス無くこなす事が出来、好評を得た。 舞台最後の挨拶で、舞台上であたしが会場の客に歩いて挨拶した時、会場中から拍手が起こった。 あたしはこの時の事を絶対に忘れないだろう…その時、あたしはそう思っていた。 暗転する。 炎上する舞台。 倒れた柱と床に足を挟まれ母は身動きが出来ない状況だった。 あたしはなんとかその柱から母を引っ張りだそうとしたが、子供の力では抜けない。 「ごめんね、ミナ、お母さんはもういいからあなたは逃げなさい。」 母は笑って言う。 「嫌だ、そんなの嫌だよ、お母さん!!」 あたしはそんなの絶対に認められない。 「嫌だ、お母さんがいないなんて絶対に嫌だ、お母さんが――」 そういって母を引っ張ろうとした時、大きな音と共にあたしの頬の熱い衝撃が走った。 そうして母をもう一度見た後にあたしは気づいた。 母があたしを手を上げたのだと…今までどれほど厳しく言ってもあたしに一度も手を上げた事が無かった母が…。 「ごめんね、ミナ…痛かった?でもね、ミナ、あなたには生きていて欲しいの。」 母は強く言う。 「でも、でも、そんなの嫌だよぉ…。」 それでも泣きじゃくるあたしに母はあーあーと笑った。 「恥ずかしいから言わなかったんだけどね、実はねお母さん、ミナが始めて天女舞やったときね、あんまり凄かったものだから感動して舞台裏で泣いちゃったの、それにちょっと、本当にちょっとだけだけど嫉妬しちゃった。」 「え……。」 あたしは驚いた。 いくらミスが無かったとはいえその演技の隅々にはまだ練習の足りない稚拙な部分が多かった筈だ…。 「演技をするにおいてに大事なのは上手い演技をするというだけじゃないの、その演技にはね、その人引き付けて離さない妖しさというのがあるの…。お母さんは才能なくてね、その妖しさをついに手に入れる事が出来なかった…。出来ないからより綺麗な演技を、より上手い演技を…そう思って練習していたの…。」 母は続ける。 「だから、ミナの初舞台の時にね、ミナの演技を見ていた時…ミナの演技にはねその妖しさがあったの。嬉しく思った反面、良いなぁってちょっと思っちゃった。それでいてね、私はね、ミナの演技に心の底から感動してたの…。技はまだ拙いところがあるけれどそれ以上にミナの体から発せられる不思議パワーというと変な例えかなと思うけれど、そんな力を持ったあなたがさらに技を完璧に身につけたらどんな凄い役者になるだろう…って…それが凄く楽しみだった。」 火がさらに舞台を包み始めていく…。 そんな中で母はミナに優しくいった。 「だからね、ミナはこんな所で死んじゃ駄目。だってあなたにはまだ未来がある。まだまだ、先は長くて辛い事もあるかもしれないけれど、頑張れば必ず報われる。あなたには才能もあるし、何よりもあんなに厳しい訓練に文句一つ言わずついてきた強さもある。そんなあなたが報われない事なんてありえないよ。」 あたしは泣きながら立ち上がった。 お母さんをここに置いていきたくない。 でもこれほどあたしの事を思ってくれている母の意志を蹴り飛ばすような事が出来ようか…。 「お母さん、あたし…あたし頑張るからね!絶対、凄い役者になってみせるからね!」 母は泣きながらそう叫ぶあたしに向かってニコリと笑って―― 「――いきなさい。」 そう言った。 それからあたしは後ろを振り返らなかった。 後ろを見たらきっと決心が鈍る。 きっと母から離れられなくなる。 目の前に火があがる。 死んでたまるものか…。 母を犠牲にしたのだ。 母を見捨てたのだ。 母を…あの母を…。 迂回路を探す。 あたしはなんとしても生きなければならない。 こんな所で死ぬことなんてあたしには許されない。 絶対に…絶対に!! まだ火の手の弱いところを見つけた。 あたしはそこに向けて走る。 天井が崩れ始める。 間一髪だった。 あと少し走り出すのが遅れていれば、あたしは落ちてきた天井の下敷きになって死んでいただろう。 あたしは出口を探す。 消化作業が行われているおかげか出口部分の火の手は薄かった。 そしてあたしはまた走った。 涙が止まらない。 それでも走った。 ただ、走った。 母との約束を守る為に……。 ただ―――ただ―――走りぬいた。 外に出る。 先に逃げ出していた幻想館の仲間達はあたしを見つけ、生きていて良かったと抱きしめてくれた。 あたしは生き延びたのだ。 そして、あたしは泣き叫んだ。 その時だったか、周りの人間たちが絶叫をあげたのだ。 燃え上がる舞台を見にきていた野次馬たちが皆、逃げ始める。 何事かと思い、あたしは燃え上がる舞台を振り返る。 燃え上がる劇場の上に何かが立っているのを見た。 そこにいたのは人間ではなく、大きな異形だった。 一つ…そう、一つ目の化け物……。 それが、この炎の原因を作り出したモノ。 そしてその化け物の口には一つの異物が咥えられているのが見えた。 あたしはそれが何かと気になり、凝視する。 その何かが何なのかと気づいた幻想館の仲間はあたしの視線を遮ろうとした。 けれど…遅かった。 あたしは体が動かなくなる。 怒り、悲しみ、恐怖。 なんとも形容しがたい感情があたしの中で渦を巻く。 だって…だって…その化け物の口には上半身が喰いちぎられたお母さんが――― 「うああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!」 絶叫と共にあたしは目を覚ました。 息を吐き、周りを見渡す。 全身汗だらけだ…。 ここは何処だとあたしは確認を始める。 回りには多数のモニターとコントロールバーが手元にあった。 そしてお前は誰だとモニターに微かに移る自分を見て自問自答する。 「夢か…。」 D-40 グレリーナ。 その機体の中にあたしはいた。 妖魔の群れとの戦闘後のデータ整理が終わった所で疲れてそのまま眠ってしまったのだろう…。 「それにしてもね…。」 あんな夢は久しぶりに見た。 昔はよく見てはいたが最近は滅法見ていなかったからだ。 ドライブの副作用だろうか…あとでカタリナに聞いておかないといけない。 しかし、嫌な夢だった。 もし、もしも母が生きていて今の自分を見たらなんと思うだろうか…。 母はこのような事をする為にあたしに剣糸術を教えてくれたわけじゃなかっただろう…。 だが、あたしにはやらないといけない事が二つある。 それを果たす為には―― 「おい!ミナ!!おい!!聞こえてるか!ミナ!!」 無線越しに声が聞こえた。 知っている声だ。 「聞こえてるよ、うるさいからもっと声のトーン落として…。」 クーガ・ラグナグ。 昨日、シャドウミラージュに配属されてきた新入りで王名持ちの名誉騎士。 いきなり機体を壊してやってきた時はどんな名前だけのヘボかと思ったが、セイム曰く腕は確かだそうだ。 あいつはそういう所ではテキトーな事をいわない奴なので本当なのだろう。 「うるさいってなぁー、さっきのお前の絶叫の方がずっと…。」 ん?聞かれていた? そんな筈は無い。 無線のスピーカーはOFFに―――――なってない。 寝相でスイッチ弄っちゃったんだよねぇ…これ…。 ちょっと自分が嫌になる。 だからちょっと八つ当たりしてやる事にした。 「えー、乙女の寝言を聞いてたのぉ~もう、クーガっちたら、そんな趣味があったんだぁ~。」 「な、何も聞いてねぇよ、大体ずっといびきかいてたし…。」 「何か言った?(意訳:何、阿呆なこといっとるんじゃ死なすぞ、コラ)」 あたしは出来るだけ優しく答える。 「いえ、なんでも無いです、ミナさんはずっとすやすやお休みになられていました。」 「よろしい。」 からかうのは失敗した。 まあ、無線越しに話してる相手は結構ダメージあったみたいなのでOKとしておこうか…。 しかし、このあたしがイビキだと…まずいな…これをセイムにでも聞かれたら永遠にネタにされかねない…気をつけないと…。 「それで一体なんの用?」 「いや、叫び声あげてたからなんかあったのかと心配したんだけどな…その調子じゃ問題なさそうだし…心配して損したと嘆いてる所。」 さっきのあたしの叫び声を聞いてこいつなりに心配してくれていたようだ。 それはちょっと悪いことしたなと思う。 「ごめんね、なんでもないから忘れて…。」 「いいよ、別に…。」 ぶっきらぼうにクーガは答えた。 そこであたしは一つのことを思い出した。 「それよりもクーガっち、約束の件、覚えてる?」 そう、まだあたしは彼に約束を果たしてもらっていない。 「ミナが言った質問に答えるだっけ、最初も言ったけれどゼスに関しての事ならば俺は答えないからな。」 「おーけ、おーけー。」 「んで、何を聞きたいんだ?聞いても面白いことなんてもうほとんど話したと思うが…。」 何を聞くか…それは最初から決めていた。 もし彼の経歴があたしの調べた通りならば知っている筈だ…。 だから、聞こう――全てはあたしの目的の為に―― 「一つ目の妖魔って知ってる?」 <第三話 変幻する糸 了> 次回予告 妖魔の森クロロスペッツゥナ そこから発せられるSOSに向けてシャドウミラージュは決死の救出作戦を決行する そこに待ち受けるのは――― シャドウミラージュ第四話『九曜(ナインデイ)』 それは九つに分かれたオロチの頭蓋 To be continued シャドウミラージュ・SSに戻る back
https://w.atwiki.jp/gods/pages/17273.html
ヨンシマイニョテン(四姉妹女天) 胎蔵曼荼羅文殊院に描かれる四人の女天の総称。 内訳: アジタ(3) (阿耳多) アハラジタ (阿波羅耳多) ビジャヤ (肥者耶) ジャヤ (者耶) 別名: ヨンシマイテンニョ (四姉妹天女) シシマイテンニョ (四姉妹天女)
https://w.atwiki.jp/amanojackled/pages/22.html
各停 渋谷 吉祥寺 急行 吉祥寺
https://w.atwiki.jp/ronde/pages/235.html
トップページ|基礎知識|キャラクター|悪魔会話|REMIX|攻略|ステータス|魔法・アルカナ|アイテム|SHOP|その他 多摩 ワールドマップ|ステージマップ|SHOP|RAG SHOP ワールドマップ 地名 パネル 備考 荻窪 MOVE ワールドマップ【東京】・中野へ移動 SHOP 武器・防具 吉祥寺 RAG RAG SHOP 相模原 MOVE ワールドマップ【湘南】・横浜へ移動 立川 SHOP MAG SHOP(MAG10=100G) 八王子 MOVE ワールドマップ【富士】・足柄へ移動 上へ ステージマップ 地名 パネル シナリオ 備考 立川 FIGHT 立川米軍基地跡地 ソロモン・マリア加入 吉祥寺 FIGHT 悪魔達の反乱 省略可 八王子 FIGHT 八王子 多摩川 FIGHT 東京解放戦「多摩川河川敷」 クリア後、次ステージ東京解放戦「渋谷」 吉祥寺 FIGHT 東京解放戦「吉祥寺」 クリア後、次ステージ東京解放戦「新宿」 上へ SHOP 荻窪 仮想空間「シェオール」後 仮想空間「ドゥアト」後 サタデーの反乱後 富士後 仮想空間「エレボス」後 名称 値段 名称 値段 名称 値段 名称 値段 名称 値段 チャンスン 5100 チャンスン 5100 メイス 18600 メイス 18600 メイス 18600 ダート 7800 ダート 7800 ショートスピアー 24600 ドルイドのつえ 87300 ピラ 78000 ニフルガード 4200 ニフルガード 4200 インビジブル 10500 ショートスピアー 24600 エアロガード 19500 ブレストプレート 2100 インビジブル 10500 エアロガード 19500 ピラ 78000 マグネガード 44700 ブレストプレート 2100 シルバープレート 8100 エアロガード 19500 ゴールドプレート 17100 シルバープレート 8100 ゴールドプレート 17100 ゴールドプレート 17100 チョバムプレート 44400 上へ RAG SHOP 吉祥寺 名称 必要な宝石 名称 数量 名称 数量 チャクラドロップ オニキス 1 ターコイズ 1 チャクラチップ アクアマリン 1 ターコイズ 1 クラウン アメジスト 1 アクアマリン 1 タリスマン ガーネット 1 トパーズ 1 精霊 必要な宝石 ノーム ガーネット・パール・トパーズ シルフ サファイア・オパール・オニキス ウンディーネ アクアマリン・エメラルド・ターコイズ サラマンダー ルビー・ダイヤモンド・アメジスト 上へ