約 575,902 件
https://w.atwiki.jp/dirista/pages/147.html
第九十九話:(選択) 歩美ちゃんとEVがいなくなってから二日が経った。 相変わらず進は何事にも無気力のままだ。 進はろくに食事も取っておらず、目に見えて痩せてきた。 本気で心配になり、無理矢理食事を取らせようとしたが、進は飲み込んだあとすぐに吐いてしまう。 ポケモンセンターにいるので、進のこの状態が何とかならないかと思ったのだが、 ジョーイさんは進にストレスがたまっているからそのストレスを解消してやるしかないと言う。 あの二人を連れ戻すのはかなり無茶だ。 キリクが昨日霰を使ってからずっと霰が降り、辺りは溶けかけた氷が転がっている。 霰が降っていて足場が不安定な中移動するのは少し無謀だ。 未「何とか出来ないの?」 キ「出来たらとっくにやってる」 未「天候を完全に操れる訳じゃないの?」 キ「そんなの神様かポワルンぐらいだよ。自分にはそこまでのレベルはない」 似たような天気にしか出来ないらしい。 それと、キリクは天気で性格が変わるようだ。 今は普通に晴れている時と違って一言一言が冷ややかだ。 ス「ホントにどうにかしないと、進くん死んじゃうんじゃない?」 ア「縁起でもない事言うなよ」 ペ「でも確かに、何とかしないとまずいな」 フ「うーん・・・」 ミ「他のものに注目させるとか」 シ「そうは言っても・・・、進さんがあの二人以外に興味を持つものと言えば・・・」 みんな未歩ちゃんの方を見る。 未「来ると思ったよ。で?どうしたらいいと思う?」 花「要するに未歩ちゃんの方に集中させてあの二人のことを一時的にでも忘れさせればいいのよ」 ペ「しかし、そうは言ってもどうすれば・・・」 ス「さらわれる?」 サ「それじゃ進が悪化するだけでしょ!」 ス「だよね~、ハハハ・・・」 ミ「ん~・・・」 シ「どんなことなら進さんが未歩さんのことで頭いっぱいになるかな・・・」 一「・・・あれは?未歩さんに好きな人出来るとか」 未「え~・・・」 ペ「いや、意外といけるかも。EVが言ってたんだ、歩美が僕のことを好きになってた時に進が歩美のことを凄く心配してたって」 サ「なるほど、進って未歩ちゃんのこと大事にしてるからそれならいけるかも。やってみましょ」 未「・・・・」 フ「そんな顔しないの。進くんが戻って欲しいでしょ?」 未「わかってるけど何かなぁ~」 花「じゃ、一応それで決まりね。じゃあ相手は誰?」 ペ「アイクは?」 ア「僕?やだよ、進さん騙すみたいで」 サ「もっと予想外な相手が良いんじゃない?だとしたら・・・」 みんな考えることは一緒だった。 わたし達はポケモンセンターに兄ちゃんを残して外に出た。 グ「俺にそのお嬢さんと付き合ってる振りをして欲しいだと?」 グリードは人口施設を嫌って一人外にいた。 サ「そうよ。あんたなら一番進が心配になるはず」 グ「お断りさせてもらおう。俺は女などには興味はない。大体・・・、俺に何のメリットが?」 未「何でもするからお願い」 グ「・・・ごめんだ。美しさのないものに興味など無い。それに俺はあいつのことが気に入らない。やるのならお前達だけでやるんだな」 サ「ケチ」 グリードがダメなら・・・。 フ「意外と一歩くんとか」 一「意外すぎるでしょ」 未「わたしもパス」 ス「告白してもないのにフラれた」 一「いちいちそうゆう事言わない!」 サ「残ってるのは・・・、キリクね」 キ「自分が?嫌だ、アイクと同じ理由」 未「キリクなら予想外だし良いと思う。ねえ、お願い」 キ「・・・・」 未「何でもしてあげる。ね?」 キ「・・・わかったよ。でも約束守ってよ?」 未「うん。ありがとキリク」 さて、作戦開始! ≫第九十八話へ ≫第百話へ
https://w.atwiki.jp/sunaipai72/pages/28.html
【改編途中です】 修行ステージはコンボが重要、コンボ×3以上はLVUP確定、LV10で確定(シンデレラみたいに歌は流れません) バイトステージは50000で確定 制作ステージはレア役が重要、ハートマークの弾丸が確定(金は確定じゃない) 潜入ステージはMAP5で確定 ※累計の振り分け率は保存用ページ 修行 バイト 設定 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 0.1 0.1 0.3 0.5 1 2 10 12 14 30 30 2 0.2 0.1 0.2 0.5 1 2 11 13 17 27 28 3 0.3 0.4 0.5 0.8 1 3 12 14 18 25 25 4 0.4 0.6 1 2 3 7 11 15 20 20 20 5 1 1 2 3 4 8 12 16 17 18 18 6 3 3 5 6 9 10 12 13 13 13 13 制作 設定 0 10 1 0.1 99.9 2 0.1 99.9 3 0.1 99.9 4 0.1 99.9 5 0.1 99.9 6 0.1 99.9 潜入 クリアポイント 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 0.1 0.9 4 5 8 12 14 16 14 13 13 2 0.2 1.8 4 6 9 13 15 16 11 12 12 3 0.3 1.7 4 6 9 13 16 18 12 10 10 4 0.4 2.6 4 6 10 15 20 16 10 8 8 5 1 3 5 7 11 17 18 18 8 6 6 6 3 7 8 8 16 18 13 13 6 4 4
https://w.atwiki.jp/o-rubon/pages/13.html
【難易度選択】 (ノーマル) ⇒安定してクリアしたい人向け ①KPから誘導を掛けるし、技能使用の提案もする ②重要な選択肢では「それでいいですか」など確認を取る ③NPCはPCの行動に対し比較的寛容 ※限度はある (ハード) ⇒状況判断を楽しみたい人向け ①KPから誘導を掛けるが、技能使用の提案はしない ②重要な選択肢では「それでいいですか」など確認を取る ③NPCは人間と同じように判断し行動するようになる ④敵が少し強くなる (インフェルノ) ⇒チャレンジャー向け ①KPから誘導は掛けるが、技能使用の提案はしない ②重要な選択肢でも確認を取らない ③NPCは人間と同じように判断し行動するようになる ④敵が強くなる (マストダイ) ⇒ドM向け ①KPから誘導を掛けないし、技能使用の提案もしない ②重要な選択肢でも確認を取らない ③NPCは人間と同じように判断し行動するようになる ④敵がかなり強くなる ※ステータス強化だけでなく、本気で勝ちにくる。
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/890.html
ノルマさんが入室しました ノルマ- (ミストグローヴ 森の中 ノルマ- (色濃く深い緑の生い茂る、奥の奥に、彼女の住まう集落はある ノルマ- ……。 ノルマ- (森の木々を加工して作られた幾つかの住居。そのひとつから出てくる ノルマ- (住居から離れ、黙ったまま歩いている ノルマ- …(居住区を抜け、大木が生い茂る地に差し掛かると、 ノルマ- 、 ノルマ- (大木の枝のひとつから、影が落ちてくる ルフさんが入室しました ルフ- (たんっ、と、ノルマの前方に着地する ルフ- (銀髪金瞳 紋様入りの褐色肌 軽装に身を包んだエルフ ノルマ- ……ヘルウェティイさん。(目の前の人物に ルフ- (眼前のノルマを見て ルフ- 今度は、頬を張られはせんかったようだな。 ノルマ- …はい。(ルフを見て、複雑そうな表情で答える ノルマ- …ヘルウェティイ家からも、大方の話は行っているようでした。 ルフ- あぁ。伝えた。 ルフ- おまえの選択を、受け入れる心算だと。 ノルマ- ……そう、なのですか。(ルフを見上げ ルフ- ああ。 ルフ- 元々その心算だったが、家の者が五月蝿くてな。 ルフ- だが、次の長は俺だ。 俺のやりたいようにするさ。(腕を組み ノルマ- …………。 ルフ- だから、 ルフ- もう、そんな浮かん顔はしなくていい。 ノルマ- ……、ヘルウェティイさん。 ノルマ- 申し訳ありません、この様な、私の我儘で……。 ルフ- 何を謝る。 ルフ- おまえの決断だ。 堂々としていろ。 ノルマ- ……、…… ノルマ- …その、 ノルマ- …何か、あったのですか? ルフ- ? 何がだ。 ノルマ- 、いえ。 ノルマ- …余りにも、話が早くまとまったものですから。 ノルマ- …少し、困惑しています。 …申し訳ありません、望みの通りになったというのに。 ルフ- …。(ノルマから視線を外し、少し考えるように ルフ- 解らんな。 ルフ- ただ、 ルフ- 決断を先延ばしにするのは好かん。 ノルマ- ……。 ノルマ- そう、ですね。ヘルウェティイさんはいつも直ぐに決断し、答えを出す事のできる方です。 ルフ- あぁ。 ルフ- だが今回は、少し時間が掛かったな。 ルフ- 解らん事が多かった。 ノルマ- ……、 ノルマ- …今は、何か解ったのですか? ルフ- おまえの質問の答えか。 ノルマ- ……、はい。 ルフ- …。 ルフ- 「貴方は、私に恋をしているのか」。 ルフ- それが、おまえの質問だったな。 ノルマ- ……… はい。 ルフ- 残念だが、その答えは出ていない。 ノルマ- …、 ルフ- していないと答えれば、おまえも気が楽なんだろうがな。 ルフ- 解らんのだ、俺には未だ。 恋とやらがどういうものなのかが。 ノルマ- …… ルフ- ふん、自分が何を思っているかが解らんとはな。 ノルマ- ……解ると、思います。 ノルマ- ヘルウェティイさんも…、 ノルマ- ……本当に、恋に落ちれば、きっと。 ノルマ- それは、直ぐに解ってしまうと、……思います。 ルフ- …。(ノルマを見る ルフ- …おまえが、 ルフ- そうだったように、か。 ノルマ- ……はい。 ルフ- …。(ノルマから視線を外し、何かを考える ノルマ- …ですが、その答えを知って、決断された訳では無かったのですね。 ルフ- あぁ。 ルフ- 俺は、森の外を知って、 ルフ- … ルフ- 何かが変わったのかもしれん。 ノルマ- ……何か、ですか? ルフ- 何か、だ。 ルフ- また抽象的だな。(自嘲するように笑って ノルマ- ……。確かに、珍しいですね。 ルフ- …。 ルフ- 落ち着かん。 ノルマ- ………。(ルフを見る ノルマ- …ヘルウェティイさんでも、そういう時があるのですね。 ノルマ- …幼少の頃から知り合っていますが、…貴方のそんな一面を、初めて見た気がします。 ルフ- 不本意だが。(ほんの少しだけむっとした風に ノルマ- … ルフ- … ルフ- だが、おまえは腹を決めたんだろう。 ノルマ- 、 ノルマ- … ノルマ- …はい。 ルフ- ふ、 ルフ- ならば、貫き通せ。 ルフ- この俺を捨ててまで選んだ相手だ。 ルフ- 必ず物にしなければ許さんぞ?(笑って ノルマ- 、、、 ノルマ- ヘルウェティイさん………、 ノルマ- ……はい。 ノルマ- ……そう、ですね。 ノルマ- ……私は、優秀なドルイドですから。 ノルマ- ……あの人の、目に適ってみせます。……必ず。(ルフを見上げて、小さく笑う ルフ- ふっ(満足気に笑み ルフ- そうでなくてはな。 ルフ- ならば、俺は行くぞ。(ノルマに背を向け ノルマ- …はい。 ノルマ- … ノルマ- ……ありがとうございます。ヘルウェティイさん。 ルフ- 礼を言われる覚えは無いがな。(背を向けたまま ノルマ- …いえ。背中を押して頂けた気持ちがしています。 ノルマ- …、 ノルマ- その、ヘルウェティイさんも…、 ノルマ- …いつか、「自分の気持ち」が解る時が来ると思います。 ルフ- ふ、だといいがな。 ノルマ- …はい。応援しています。 ルフ- ああ。(返事をすると ルフ- (森の入口側―人里へ向かう方向へと ルフ- (姿を消す ルフさんが退室しました ノルマ- ……。 ノルマ- …はい。 ノルマ- …私は、 ノルマ- …セイロンさんの事が、好きです。 ノルマさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/daisei-shogi/pages/248.html
珍しく上手く指せたので。 相振り飛車における左玉は以前それなりに研究したし、 細川流右玉の変化で左玉を指した時期もあった。 「自玉は敵の攻撃から遠い場所に、自分の攻撃は敵玉近くに」というmy格言があるので そういう意味では理に適った指し方ではあるのだが、実際問題指してみて 組み上がるまで手数が掛かる 自陣に手が付くと意外と脆い というところが問題点として感じられた。 これに関しては以前参考にしたサイトも参照していただきたい。 Welcome To My Doghouse - 高田流左玉の最終的考察 そういうこともあり、現在は殆ど左玉は最初から狙って指すことはない。 ただ唯一の例外がある。対筋違い角の時だ。 筋違い角に対する有力な駒組みは以下のサイトにあるように、 腰掛け銀+△4五歩の形であることは周知の通り。 江戸川タレ歩のブログ - 振り飛車研究番外編 筋違い角対策 鈴木 - 羽生戦、武市 - 高崎戦のように相振り飛車にする方が合っているが、 形としての安定感は居飛車にしての矢倉の方が断然良い。 しかし居飛車にしたら勝てないことは目に見えているので、 間を取るような形でいつしか左玉を指すようになった。 腰掛け銀+△4五歩の基本図から 4五を厚くし、 飛車を振って玉を左辺に。右辺は金一枚で食い止め、左辺で先攻を目指す。 本譜は形良く銀を引く形になり、 相手が自ら角筋を止めたので自然とまとまり手厚い形に。 こうなれば指しやすい。 馬を作って角をいじめる展開になって必勝。 以下玉頭に手を付け順当に寄せ切った。 金銀分裂で慣れないと陣形をまとめるのに苦労するが、 比較的私には向いている指し方だと思う。 なお左玉といえば某所のk某さんというイメージだが、 某所で最初に指したのは実は私だと無駄に主張してみる(笑)
https://w.atwiki.jp/military_girl/pages/15.html
艦隊これくしょんから「艦娘」。 ただし、実装済みの艦娘に限られます。深海棲艦や提督は不可です。 のちのち公式でデザインされた子と被る恐れがあるので、オリジナル艦娘は不可です。 なおふたなり化は自由です。 ストライクウィッチーズから「空戦・陸戦ウィッチ」。 小説、アニメ、漫画媒体で描かれたキャラクターに限られます。ネウロイも不可です。 これも同様にオリジナルウィッチは不可。 蒼き鋼のアルペジオから「メンタルモデル」。 作中キャラクターでも人間のクルー等は不可です。 作中登場済みのメンタルモデルなら陣営を問わず使用可能です。 うぽって!!から「銃器の少女たち」。 男子生徒や男性は使用できません。 ガールズ&パンツァーから「戦車道部員」。 所属校は不問です。 ミリ姫大戦から「ミリ姫」。 司令官やバタリオンは使用できません。 ばとしす~Battleship Sisters!から「古鷹女学園 水交会」。 OBの三笠、日進、春日なども可。 ソラヒメから「ソラヒメ」。 司令官や原罪は使用できません。 りっく☆じあ~すから「陸自娘(りくむす)」。 駐屯地娘、武器娘などから使用可能。司令官やマグマ軍は不可です。 その他 それ以外の兵器擬人化少女作品のキャラクター。 MS少女や武装神姫の類も拡大解釈的には可です。 これはダメ ×オリキャラ。 ×男性キャラ。(女装、男の娘、ニューハーフ含む) ×キャラクターですらないハンドルネームでの入室。
https://w.atwiki.jp/pay-it-forward/pages/21.html
北海道 関東 中部 関西 中・四国 九州
https://w.atwiki.jp/nihonkaitaisoshi/pages/22.html
選択議定書批准「女性差別撤廃条約選択議定書批准」部会での通過阻止出来ました。平成21年4月21日 次から次に闇法案が出されています。今回ネットで活躍する愛国運動家の活躍で阻止出来ました。日本国家崩壊を企む法案可決を、在宅で活躍する意識の大変高い日本人、特に日本人女性が活躍し、阻止できました。闇法案の危険性に気が付いたネット活動家のメールFAX攻撃が政治家を動かしたのです。山形県民の皆さんも一人では力が弱くても、メールFAX活動で売国勢力の日本国家崩壊阻止をする必要があります。ジャーナリスト・水間政憲氏のホームページから引用させて頂きます。 http //www.freejapan.info/?News%2F2009-04-21 この日本解体法の支援団体は、 VAWW-NETジャパン、 部落解放同盟、 新日本婦人の会( 共産党)、 朝鮮総連女性局など、名うての 左翼団体です。このような団体が支援している法案を自民党が通すことが、皆さん信じられないでしょう。知り合いの民主党議員秘書は、資料をお見せしたところ「自民党は狂ったのかね……」と、一目みての発言です。 http //www.freejapan.info/?News%2F2009-04-18 から引用。 この法案を提出又は賛成したのは猪口邦子衆院議員、 阿部俊子衆院議員 南野知惠子参議院議員 別所浩郎(外務省総合外交政策局長)です。阿部俊子議員と南野知惠子議員は看護協会系の議員です。産科崩壊を招いた産科看護婦内診禁止通達を出したのは厚生労働省看護課の田村やよひらの看護協会系の役人や南野智恵子議員らです。良く覚えて置いて下さい。しかし、自民党にも様々な議員がいます。良識派の自民党議員が国民のFAX陳情を組み入れてくれ、悪法成立を阻止できました。自民党には愛国議員が沢山いるので良い事だと思います。 ↓↓↓産科崩壊の一つの原因に産科看護婦内診禁止通達が上げられる。これに関する説明です。 産科崩壊の立役者田村やよひ氏 女の敵は女 臨床の現場に二年半しかたたなかった看護師出身行政官が「看護師の内診禁止通達」の黒幕 出身高校のサイトで自慢→追記あり 産科崩壊「看護師利権」がお産の場で母子を危険にさらし、産科崩壊を促進 看護師と助産師さえいれば産科は成立するのか「内診問題の真相」 産科を閉じたオーク産婦人科院長の告発 産科崩壊の立役者田村やよひ氏(その2)出身地静岡県の榛原総合病院で来年から分娩制限 とんでもない産科崩壊の事態になっているのに、看護協会系議員から、産科看護婦内診禁止通達に関する一切の反省や修正の声なし。 医療の現場で働かれている看護婦さんは殆んどが使命感に溢れ、優しく立派な方が多いことは実感しています。但し、看護協会上層部と厚生労働省看護課には考え直して頂きたいと思います。 本日閲覧数 - 昨日閲覧数 - 1年間の閲覧数 - 女子差別撤廃条約選択議定書批准問題とは何か? http //neyama.blog31.fc2.com/blog-entry-1019.html ここから引用させて頂きます。 1.女子差別撤廃条約選択議定書とは? ●個人や団体が国連女子差別撤廃委員会に訴えることのできる個人通報制度である。 ●最高裁で敗訴すれば、女子差別撤廃委員会に通報できる。 ●女子差別撤廃条約選択批准書は、国会での承認だけで批准できる。 2.議定書を批准することによって、起こってくる問題 ①非嫡出子の相続、夫婦別姓を認めないことが差別である、女性の権利のために独立人権機関が必要であると、国が、国連女子差別撤廃委員会に訴えられ、民法改正問題、人権擁護法案問題が再び浮上する。 ②過激な性教育、ジェンダーフリー教育等の問題を、個人や日教組などが「女性の権利」として、女子差別撤廃委員会に訴えることが予想される。 ③その他の人権条約、児童の権利条約等の議定書を批准する障害がなくなり、全ての人権条約の議定書が批准されてしまう。 ④その結果、例えば現在論議となっている不法滞在親子の問題は、「父母と共に生活する権利侵害」として国連に通報される。不法滞在者に在留特別許可を与えるか否かという国家の主権行使の問題が、児童の権利の問題にすり替えられてしまい、国家の主権が侵害される。 ④最高裁で敗訴しても、国連にその事柄について訴えることが可能となるため、外国人参政権、同性どうしの結婚の権利などについて、わが国の法律や制度を訴える訴訟が次々に起こされ、最高裁の判決が出た末に国連各人権条約委員会に通報される。 ⑤このシステムの為に、わが国の司法制度は軽んじられ、司法権の独立が侵されることになる。 資料 ①日本が議定書を批准した場合、「非嫡出子」問題、「夫婦別姓」問題、「人権擁護法案」問題が浮上する。女子差別撤廃委員会は、日本政府に下記のような最終コメント(勧告)を行なっている。 371.委員会は、民法が、婚姻最低年齢、離婚後の女性の再婚禁止期間、夫婦の氏の選択などに関する、差別的な規定を依然として含んでいることに懸念を表明する。委員会は、また、戸籍、相続権に関する法や行政措置における嫡出でない子に対する差別及びその結果としての女性への重大な影響に懸念を有する。 374.委員会は、人権擁護法案で提案されている人権委員会が、独立機関として、女性の人権に適切に対処することが確保されるよう、国内人権機構の地位に関する原則(国連総会決議1993年12 月20 日48/134 附属文書、いわゆる「パリ原則」)に基づいて設置されることを勧告する。 特に非嫡出子問題は、最高裁に訴えられて、「立法府に与えられた合理的裁量判断の限界を超えたものということはできない」という判決が下されており、国内での救済は尽くされており、過去の事実ではあるが継続した問題として、女子差別撤廃委員会に通報して受理・審議され、日本政府に、非嫡出子の相続について、嫡出子と同じにせよという勧告が下されることが予想される。この勧告は非拘束だが、国内的には民法改正への大きな圧力になることは間違いない。勿論、民法改正論議が出てくれば、夫婦別姓についても採用すべきであるという意見が出てくることが予想される。 ※法定相続分についての最高裁判決 非嫡出子の法定相続分は嫡出子の2分の1である(民法900条4号ただし書)。 この規定が法の下の平等を保障する憲法14条1項に反するとの下級審の裁判例もあるが[3]、1995年、最高裁は、「立法府に与えられた合理的裁量判断の限界を超えたものということはできない」として、10対5の多数で合憲判断を下した[4]。もっとも、2003年の判決[5]では、合憲3対違憲2という僅差で辛うじて合憲判断を維持したものの、合憲論に与した島田仁郎裁判官までもが「本件規定が極めて違憲の疑いの濃いものである……相続分を同等にする方向での法改正が立法府により可及的速やかになされることを強く期待するものである。」との補足意見を付していることが注目される。 ②この議定著調印を推進しているJNNCには、従軍慰安婦問題で安倍総理を訴えた組織や朝鮮総連、日本共産党の組織が関係している。以下が、その主な所属団体名。 日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク 代表世話人:山下泰子(国際女性の地位協会) 福島瑞穂事務所 反差別国際運動日本委員会(解放同盟) 北京JAC 「婚外子」差別に謝罪と賠償を求める裁判を支援する会 mネット・民法改正情報ネットワーク VAWW-NETジャパン 均等待遇アクション21 国際女性の地位協会 日本婦人団体連合会 新日本婦人の会(共産党) 男女平等をすすめる教育全国ネットワーク 部落解放同盟 ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク 大谷美紀子(弁護士で創価学会) 日本共産党女性委員会 アジア女性資料センター 女性の家HELP 自由人権協会:上野さとし、宋恵淑、女性同盟:趙英淑、 朝鮮総連女性局:梁玉出 Ⅱ緊急「選択議定書批准」継続審議 New今日(21日)午前8時 女性差別撤廃条約選択議定書批准に関する、自民党外交等合同部会を傍聴しました。まず皆様に報告します。今日の部会での、同条約案の通過はなくなりました。 松浪健四郎外交部会長の議事進行で、議事第3項「女子差別撤廃条約選択議定書について」 別所浩郎(外務省総合外交政策局長) 南野知惠子(女性に関する特別委員長)が始まりました。 審議の冒頭、 西川京子衆院議員(自民党環境部会長)が「このようなやり方で、条約に関する重要法案を審議するのはおかしい。他に部会が開かれて無いとき、3議案でなく1議案だけで審議するべきです。この議案は 共産党系が推進しているが、なぜ自民党が通そうとするのか理解できない……」 (「このようなやり方」との発言に松浪部会長が「だから審議するのに…」と不服を述べ、西川議員「[このようなやり方]だけは訂正」します)と、会議の冒頭から議場が緊迫状態になった。 西川京子衆院議員の発言で、審議の流れが決まったようだった。 今日、出席した議員の中で「国籍法一部改正案」に反対してくれ、今日も反対側の立場で出席して頂けた議員は、衆院議員、戸井田とおる衆院議員、 馬渡龍治衆院議員、 土屋正忠衆院議員、 西本勝子衆院議員、 赤池誠章衆院議員、 萩生田光一衆院議員、 西田昌司参院議員、 佐藤正久参院議員の方々です。また、国籍法案一部改正案に、法務委員として賛成したが、今日の議案に反対意見を述べた議員の中に、 稲田朋美衆院議員もいた。国籍法一部改正案のときは、わからないが、今日の議案にたいして、「議定書を批准しても国連の勧告に拘束力はない、と、資料に記載してあるが、社会的影響力から見ると100%拘束力がある」 と、鋭い指摘をした 林潤衆院議員も出席していた。以上の反対派議員の出席は、全国からのFAX要請の賜物のです。その中で、女性の声は強力だったようです。インターネットの力が、日本解体法に「ストップ」をかけたといっても、過言ではないでしょう。反対派議員に対してして、賛成意見を述べた議員は、 猪口邦子衆院議員、 阿部俊子衆院議員の2人だけだった。 http //www.freejapan.info/ ネットだけ転載フリー Ⅲ緊急「選択議定書批准」継続審議 New「選択議定書批准」の恐ろしさは、賛成支援左翼団体の中に、「女系天皇を認めない皇室典範は、女性差別」と、謳っている組織が含まれていることです。 今日配布された、外務省人権人道課作成資料《女子差別撤廃条約選択議定書》の【受入れの意義】は、 (1)[我が国自身の制度・政策を不断に見直す過程への国際的視点の導入] (2)[我が国の人権尊重の姿勢を改めて内外に表明することを通じた人権尊重の普遍化への貢献] の二項を記載しているが、いずれも抽象的で、我が国に取っての実質的意義を明らかにしていない。 そして、【受入れに当たっての課題】は、 (1)[委員会の見解と我が国の基本的な立法政策や裁判所の確定判決(小生・注、意図的か最高裁判決と記載してない)の内容とが異なる場合等における対応の在り方(通報事案として、親族法関係(嫡出でない子、再婚禁止期間)、労働関係の男女差別問題、過去の問題(慰安婦)等が想定される。)] (2)[数多くの通報がなされる場合の事務に対応するための態勢整備(通報された場合は、受理可能性への反論及び本案に関する情報を、書面の形で、半年以内に委員会に提出する必要あり。)] (3)[個人通報制度が設けられている他の人権条約への対応の在り方] が記載されている。 『選択議定書』を批准しようとしている、外務省が作成した資料でも、慰安婦問題を予見しており、課題山積なのが、誰の眼にも明らかでしょう。 《女性差別撤廃条約選択議定書》の批准は、日本を崩壊させることのできる100年に一度、はたまた有史以来、初めての巨大な台風に例えると、「偽人権擁護法案」とか「国籍法改悪」「外国人参政権」「 1000万人移民受け入れ構想」 などは、台風の目の中にある付属物のようなものです。それら付属物には、直接、皇室を破壊する力はないが、「選択議定書」を反国家勢力が悪用すれば、それを可能せしめる超劇薬になりえるのです。 それでは、 西川京子議員が、衆院厚労理事会出席のため、退出前に繰り出して頂いた、強烈な反対意見後、各議員が述べた発言の趣旨を紹介します。 南野特別委員長の主旨説明の後、 稲田衆院議員は「70年代、主人も私も弁護士をしていて、主人には、検察などからいろいろ誘いがきたが、私にはこなかったなどの、差別的なことがあったが、いまはない。男女共同参画社会実現の報告書に、女性管理職の比率を30%に、とあるが、機会均等が保証されいるので、逆差別になる…」などの、反対意見を述べていた。 西田昌司参院議員は「人権、人権と、はやし立てられるようになって、どんどん日本の伝統文化が失われている」などと、反対意見を開陳。 戸井田衆院議員は「人権擁護法のときにも問題になったが、人権侵害事件の事例は、国内にほとんどなかった。男女共同参画基本法が出来て、十代の堕胎率と離婚率が急激に上昇している。これでは、離婚堕胎推進法ではないか。ジェンダーとの言葉にしても使わないようになっていても、使っている。日本の伝統文化を、国連からとやかく云われる必要は無い」との見解を述べた。 すると、初めての賛成意見を、 猪口邦子衆院議員が、「日本に差別などの問題がないのであれば、批准してもいいのではないでしょうか」と発言すると。間髪を入れず「問題がないから批准しなくていいんだヨ」と、ヤジが飛んだ。 続いて、 馬渡衆院議員は「法的拘束力がないとか、他の国が批准しているなら、日本も批准すべきという安易な考えでいいものか、委員会(小生・注、国連)の意見と最高裁判決が異なる場合、最高裁判決を変えるか」と反対し、議論を尽くせとせまった。 ここで、 松浪部会長が「賛成意見の人いませんか」と発すると、 稲葉衆院議員が「カルデロン一家三人は、帰すべきだった。マスコミが情緒的報道をするのはよくない。私も賛成じゃなく反対だが……」と、断ってから国連の勧告と最高裁判決の整合性を指摘していた。 最後は、一番遅れて入ってきた、 阿部俊子衆院議員が「この手の会議になると、右よりの人が、このような発言をすることが、理解できない。」聞き取れたのは、ここまでで、あとは、酷く興奮していたような感じで、「×○△差別と区別☆◆☆∞」と、なにを言いたいのか、聞き取れなかった。この発言のあと、赤池衆院議員が挙手して発言を求めたが、松浪部会長から時間切れを告げられた。そして、議論を尽くすことを約して、散会となった。 終了後、 猪口邦子議員と 阿部俊子議員、それに外務官僚が、顔を突き合わせて、何事かを相談していた。たまたま小生の横を、猪口議員と阿部議員が、顔を寄せ合いながら通り過ぎるとき、阿部議員が「みんな電話で連絡しあってきたのよ…」と、周りに聞こえる声で、猪口議員に訴えていた。 そして、両議員と同じエレベーターに乗り合わせると、こんどは、稲葉議員に阿部議員が「どうして最高裁……と」などと、執拗に食い下がっていました。なにか、恐ろしい体験をしてしまった感じです。 あらためて、 外務省作成文書を検証すると欺瞞に満ちた文章だ。 〈個人通報制度とは、(略)個人等が条約に基づいて設置された委員会に通報し、この通報を委員会が審議の上、委員会としての見解を各締約国等に通知する制度。なお、同見解には法的拘束力はない。〉となっている。まず、委員会が「国連」とは文書に説明もない。また、委員会とての「見解」は、国連の「判断」であり、国連が、通知することを一般的に「勧告」としているが、この文書はすべて「見解」で統一している。 そして、外務省は「同見解には法的拘束力はない」と、断定しているが、日本国憲法第98条2項は「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする」と、最高法規が規定しているのであり、「選択議定書」を批准した瞬間から、国連の勧告に拘束されるように仕組まれているのです。 このような詐欺的文書でも、 国会議員は見抜けないと、外務官僚にナメられているのです。 情けないことです。 現在、 国連加盟国は192カ国あるにも拘わらず、一切総加盟国を明らかにしないで、96カ国が「選択議定書」を締結していることを強調し。また、日米だけが批准していないように、誘導したいのだろうが、中国も日米どうよう批准していない。 国連常任理事国5カ国中2カ国が批准していないだけでなく、大平洋を挟んで日本に一番影響力のある、 米国と中国が批准してないことは、重い意味があるのです。 今回のFAX要請は、女性の力が日本の危機を救ってくれたと、言っても過言ではありません。今後とも「女性関係の法律」には、女性の力が必要ですので、宜しくお願いいたします。 http //www.freejapan.info/ ネットだけ転載フリーだそうです。
https://w.atwiki.jp/fumiduki1985/pages/192.html
通常、Backdropノードのヘッダ部分をクリックして選択すると、Backdrop内部のノードも全て選択してしまう。 Backdropノードのみ選択したい場合は、[Ctrl]キーを押しながらBackdropノードのヘッダをクリックすれば良い。 このページのタグ一覧 NUKE
https://w.atwiki.jp/suproy/pages/321.html
彼らの選択(後編) E-7基地の一室で、コンソールを叩く音が響く。 ユーゼスは何かに取り憑かれたように、ゼスト修復の手段を模索していた。 傷穴は一向に塞がる気配を見せない。 本当に、魂達が悪足掻きをしているとでもいうのか。 これから6時間にも満たない時間で、自己修復できる保証はなかった。 (ならば、私の手で直接修復に着手すれば……いや、時間が足りん) 既にゼストの調整は最終段階に入っている。 傷一つの修復のために調整を中断し、今から後戻りすることなど出来ない。 もう時間がないのだ。修復と調整の両方を完全に終えるには、6時間では到底足りない。 (どうする……どうすればいい……?) とりあえず、この場を凌ぐ方法はある。 新たな別個の機体を、ゼストに取り込むことだ。 取り込んだ機体をゼストの依り代とし、一時的に器として代用する。 修復までの時間稼ぎ……最低でも、この6時間を持たせるくらいは容易なはずだ。 問題は、その依り代となる機体だ。 最低限、ゼストのパワーに耐えられるだけの力を持っていなくてはならない。 ベストはやはりディス・アストラナガンだ。 ディス・レヴを動力とする冥界の神ならば、ゼストの器として相応しくすらある。 グランゾンでもいい。光の巨人の力を得た修羅王でも、可能かもしれない。 そのいずれか一つでも取り込むことができれば、今のこの問題は解決する。 だが、今ゼストを起動している一番の理由は、そもそも彼らに対抗するためということを忘れてはならない。 ゼストで戦える時間は、僅か3分。いかにゼストが強大な力を持っているとしても、 その3分間で、彼らのうちの1体でも確実に捕えられるという保証はない。 今のように、また亡者どもに阻まれる可能性も否定できないのだ。 特にグランゾンはまだ切り札を隠し持っているフシが見受けられたし、 光の巨人の力を得たという修羅王に至っては、未だその全貌を掴めていない。 今のゼストで、正面から無策のまま挑むには、あまりにも分が悪い。 ここまでの成果の全てを、無謀な賭けのチップに使うほどユーゼスは酔狂ではなかった。 では、他に代用できる機体はあるか? この際何でもいい。空いた風船の穴を、一時的にでも塞ぐことができれば。 基地に残っているヴァルク・ベンなどは、論外。 だが、選考漏れした機体の中にある、強力な特機なら、あるいは―― その時。 「む……!?」 ユーゼスは、通信機のランプが点灯しているのを発見した。 「これは……生きていたのか!?」 驚愕と共に、仮面の下の口元が吊り上がる。 点灯しているのは、特殊回線――『ある機体』への直通回線が、稼働していることを示すランプだ。 「そうか……生きていたか、W17……ククク……ハハハハハハッ!!!」 箍が外れたような笑い声が、部屋の中に響いた。 まだ、運には見放されていない。 私には、最高の保険がまだ残されていた――!! * * * * * * * * * * * 白と黒。天使と悪魔。光と闇。 ぶつかり合う二つの力は、その全てが相反していた。 力だけではない。両者の信じるものさえも、もはや交わることがないように思えた。 ラーゼフォンの右手に握られたディバインアームが、勢いよく振り下ろされる。 それをZ・Oサイズで受け止めるアストラナガン。 「くっ……!」 得物と体格の差が、じりじりとアストラナガンを押し込んでいく。 「どうした、そんなものではあるまい……それとも余裕のつもりか、アストラナガン!」 先の戦いでヴァルシオンを吹き飛ばした時のパワーが、今のアストラナガンからは見られない。 「ッ……言ったはずだ、お前と戦うつもりはない!」 「私にはある、お前を倒す理由がな!」 ラーゼフォンの空いている左手に光が集まり、剣が形作られる。 間髪いれずに相手の胴体目掛けて、光の刃を横薙ぎに切り払った。 「ちっ!」 背後に跳び、紙一重で避けるアストラナガン。光は宙を切った。 それでもラーゼフォンは追撃の手を緩めない。すぐさま距離を詰め、斬りかかる。 剣の扱いは、ラミアに分があった。加えて、ディバインアームと光の剣の二刀流。 クォヴレーは接近戦を不利と悟るや否や、上空へ急上昇し、ラーゼフォンより離脱を図る。 「逃がさん!」 追いすがってくるラーゼフォン。振り切れない。 レプリカとはいえ、ラーゼフォンの性能は限りなくオリジナルに近づけられている。 いかに力を取り戻したディス・アストラナガンといえど、決して油断できる相手ではない。 「クォヴレー……どうした!?何故ガン・スレイヴを使わん!?」 その戦いぶりを見るに見かねたか、地上からイキマの叫びが聞こえてくる。 彼の言う通り、クォヴレーは明らかにラミアに対し攻撃を躊躇っていた。 対するラミアも、アストラナガンの不自然な躊躇に警戒し、隙の大きな大技を控えている。 必然的に戦いは、地味な小競り合いの繰り返しとなっていた。 「クォヴレー!!聞こえているのか!?」 「わかっている!だが、彼女もまた……ユーゼスの犠牲者だ」 「私が犠牲者だと?」 クォヴレーの言葉に反応したのはラミアだ。その声には不快感が孕んでいる。 「ラミア、やはりお前はこれ以上ユーゼスの所にいるべきではない! それだけの強い意志を持っているなら、尚更だ!」 その呼びかけに、ラーゼフォンは左掌から光を撃ち放つことで返す。 「このままユーゼスの下にいれば、お前は不幸な結末を迎えることになる!」 放たれた光に対し、アストラナガンは回避運動を取りつつラアム・ショットガンで迎撃。 戦闘は接近戦から、中距離での射撃合戦へと移行する。 「知った風な口を……!」 「知っているんだ!奴の野望の踏み台として、どれだけの犠牲が生み出されたかを!」 クォヴレーは知っている。イングラムの記憶から繋がる、ユーゼスの過去を。 ユーゼスのエゴの踏み台として、どれだけの者達が理不尽に踏み躙られていったことか。 それは彼の部下すら例外ではない。そもそも彼にとって、部下など利用対象でしかない。 ある世界におけるヤプール、ゴッドネロス、ウルベ・イシカワ、神官ポー。 またある世界のレビ、ラオデキヤ、大将軍ガルーダ……そしてイングラム自身も。 もっと広義に捉えるなら、その数はもはや数え切れるものではない。 ラミアも、遅かれ早かれ同じ運命を辿ることは目に見えていた。 「彼らと同じ末路を、お前にも辿らせたくはない……」 説得は絶望的だ。それでもクォヴレーは諦めない。ヴィンデルが自分に対しそうしたように。 「そして、お前にこれ以上の過ちを犯させるわけにはいかない!!」 しかし今の彼女には呼びかけるだけでは通用しない……その現実も理解していた。 だから――ラミアを止める。 光弾と銃弾がぶつかり、爆発が巻き起こった。 爆風と煙が一瞬だけ両者の視界を妨げる。 ――好機。 「俺は、お前をッ!!」 その刹那を見逃さず、クォヴレーは勝負に出た。 「ユーゼスの呪縛から、解き放つ!!」 そこで初めて放出される、ガン・スレイヴ。 蝙蝠達はクォヴレーの意思に従い、ラーゼフォンの動きを封じるように動く。 これは倒すためではなく、救うための一手。 しかし――敵を討つ意思がない以上、それは決してチェックメイトとなり得ない。 「……呪縛から解き放つ……だと?」 ラミアの口から漏れた呟きは、自らを貶められた怒りに満ち溢れていた。 クォヴレーの『説得』は、確かにラミアのことを思っての言葉だったのだろう。 ただし……ラミアにしてみれば、それは最大級の『侮辱』に他ならなかったのだ。 逆鱗を触れられたラミアは、最大級の『侮辱』に最大級の『皮肉』で返す。 「仲間の呪縛に囚われ……無抵抗の人間を嬲り殺したお前が言うことか」 「――!!」 ぞっとするほど冷たい声が、クォヴレーの思考回路を凍りつかせた。 傷跡が深く抉られる。クォヴレーの全思考を、一瞬でも停止させられる程度に。 その一瞬と同時に、ガン・スレイヴもまた動きを止めた。 そこに生まれる隙を見逃すラミアではない。 クォヴレーが我に返った時、ラミアは既にガン・スレイヴの包囲網を突破していた。 さらに、全てのガン・スレイヴを、そしてアストラナガンをも、攻撃射程範囲内に収めていた。 「思い上がるな、虚空の使者ッ!!」 クォヴレーの目に飛び込んできたのは――見開かれたラーゼフォンの、黄金の瞳。 「これは私の意思!!そしてッ!!」 それから――大きく開かれた、ラーゼフォンの口。 「私の……望みだぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」 ラミアの魂の叫びが、ラーゼフォンの猛き歌声となって響き渡った。 歌声は衝撃を伴い、アストラナガンへと押し寄せる。 その途中で、放ったガン・スレイヴが、次々と衝撃に呑まれ爆散していく。 「なっ――」 避けられない。そう判断するや否や、アストラナガンは即座にディフレクトフィールドを全開にする。 しかし――防ぎきれない。 「ぐっ……」 全身の装甲が軋む。装甲の一部に皹が入り、砕けた。 ダメージはコックピット部装甲にも及び、中の搭乗者に相応の苦痛を与えるには十分だった。 「ぐ……あああぁぁぁぁぁぁっ!?」 やがて、歌声は止まった。 悪魔の全身から力が抜け、手から鎌が滑り落ちる。 すぐ後に、悪魔もまたそれを追うようにして、力なく地面へと落ちていった。 搭乗者が意識を失ったか。 (やったか?……いや!) ラミアに油断はない。 同じようにラーゼフォンの歌声を受けたあの男は、しかしそのまま終わりはしなかった。 最期の瞬間までユーゼスに牙を剥き、反撃の狼煙を打ち上げて見せた。 クォヴレーがこれで終わるとは思えない。ましてや、あの男の遺志を継いでいるとなれば。 (とどめはこの手で、確実に刺す……!) ディバインアームを腰に当て、居合いの構えをとる。 ラミアの、ラーゼフォンの鋭い眼光が、手負いの悪魔を貫き―― 次の瞬間。 天使は風を、そして光を超えた。 「奥義……光刃閃!!」 彼女のもう一つの愛機の、必殺の一撃。 その全身を一本の白き矢と変えたラーゼフォンは、一直線に悪魔へと向けて飛ぶ。 悪魔はそれに対応する素振りを見せない。 仮に対応できたとしても、この状態から光刃閃のスピードから逃れることなど不可能だ。 今の悪魔に、破魔の矢に抗う術はない。 勝敗は、決した。 ――しかし。 その手の鉄杭が、悪魔の心臓を貫くことはなかった。 「何ッ……!?」 ラーゼフォンの刃は、異物によって阻まれる。 満身創痍で、まともに戦えないものだとばかり思っていた、赤い異物に。 「クォヴレーを……やらせるわけにはいかん……!」 ラミアの刃は、天使と悪魔の間に割り込んできたブライガーの胴体を貫いていた。 「イキマ……かッ!」 迂闊だった。悪魔を討つことに固執しすぎて、彼の存在を蔑ろにしていたか。 ブライガーの介入の可能性は、十分に考えられたというのに。 (そう、だな……お前達ならば、そうするはずだ……) 身を呈し仲間を庇う姿に、ラミアの奥底から何かがこみ上げてくる。 不快な感覚はない。ただ、それでいて――胸の奥がちくりと痛み、どこか後ろめたかった。 「ふ……ふふふ……!」 ブライガーから聞こえてくる不敵な笑い声に、現実に引き戻される。 感傷に浸っている場合ではない。 本能的に危険を察知し、ラミアの背筋に寒気が走り抜けた。 (まずい、離脱を――ッ!?) 串刺しにしたブライガーから剣を引き抜こうとするも――抜けない。 見れば、ブライガーの両手は、自らに突き刺さったディバインアームをしっかりと掴んでいた。 「なッ!?」 「悪いが、俺はクォヴレーのように甘くはないのでな」 イキマの口元に、壮絶な笑みが浮かぶ。 両肩の大砲の先端が、光った。 「地獄に……付き合ってもらうぞ……!」 そして―― 轟音が、鳴り響く。 同時に、一筋の光が、空へと向けて昇った。 ブライカノンが、火を噴いたのだ。 アストラナガンが、地に叩きつけられる。 「ぐ……っ!」 その衝撃で、クォヴレーの飛んでいた意識が戻った。 どれだけの間眠っていたのか。 いや、現実には彼が意識を飛ばしていたのはほんの数秒にも満たない。 だが、今のラミアを前に、その隙は致命的だ。 「く、そっ……!」 朦朧とする頭を振って強引に覚醒させる。 そして、ラミアがいるであろう空へと視線を移した時―― 最初に目に飛び込んできたのは、上空より落ちてくるブライガーの姿だった。 「イキマ!?」 直後、アストラナガンのすぐ横に、ブライガーの巨体が大きな音と共に落下する。 その姿は、酷いものだった。 ディバインアームが腹に突き刺さり、ブライカノンの砲身も砕けている。 目を覆いたくなるほどの痛々しい姿に、クォヴレーは顔面を青ざめさせた。 「イキマ!!しっかりしろ!!」 喉を痛めんばかりの勢いで呼びかけるクォヴレー。 「返事をするんだ!!イキマ!!」 最も恐れる可能性を過ぎらせる。今度こそ、紛れもなく自分のせいだ。 自分の戦いが、甘さと躊躇いが、仲間を危険に追いやることになってしまった。 不安、恐怖、それらが綯い交ぜになったものが、クォヴレーを包み込んでいく。 「……みっともない声を上げるな、鬱陶しい」 しかしブライガーから返ってきたのは、いつもと何ら変わらぬ調子の、イキマの声が。 「イキマ!?無事なのか!?」 「馬鹿がっ!気を抜くな!」 安堵の声を上げるクォヴレーに、即座にイキマの檄が飛ぶ。 「まだ戦いは終わっていないのだぞ!」 イキマの言葉に、クォヴレーは再び空を見上げた。 暗い空に、白い影が一つ。その金色の眼球が、自分達を見下ろしている。 ラーゼフォンは、未だ健在だった。 あの至近距離の砲撃からよく逃れられたものだと、ラミアは思う。 離脱自体はそう難しくはなかった。 ブライガーが握っていたのは、その腹に刺さったディバインアーム。 ならば、ラーゼフォンはそこから手を離せばいいだけのこと。 それからすぐにブライガーの前方――ブライカノンの軸線上から逃れた。 それでも、タイミングとしてはギリギリ……ほんの1ミリ秒でもラミアの判断が遅れていれば、 ラーゼフォンはあの光に呑み込まれていたことだろう。 ブライガーはピクリとも動かない。元々ダメージを受けていた機体だ。 光刃閃の一撃がとどめとなったようだ。今度こそ、もう放置しても問題はないだろう。 視線をずらし……本命、アストラナガンへと向ける。 ラーゼフォンの歌をまともに受けたはずのアストラナガンだが、既に立ち上がろうとしていた。 フィールドを全開にして防いでいたとはいえ、あれを受けてまだ動けるのは流石というべきか。 自分を、ラーゼフォンを見据えるアストラナガンに、メガデウスの姿が被る。 やはり、今ここで完全に叩き潰さねばならない。私の持てる、全ての力を持って。 歌声のダメージが響いたか、アストラナガンは満足に動けない。討つなら、今だ。 ラーゼフォンの両の腕に光が迸り、一対の武具を形作る。 左手には弓、右手には矢。悪魔を射抜く、必中の光。 弓に矢を番え、引き絞る。 ふいに、心が痛んだ。 あの、イキマがクォヴレーを庇った時に感じたものと、同じ痛みだ。 それと共に、脳裏に一人の少女の顔が浮かんだ。 今のラミアを形成した最後のきっかけとなった、あの娘の顔が。 (すまない、ミオ。やはり、お前はそちらで……私はこちら側だったようだ) 自分の選択が、結果的に彼女を裏切る形となってしまったのが心残りか。 これで、自分はもう戻れないような気がした。 だが、後悔はない。これが彼女の選んだ道だから。 「――さらばだ」 別れの言葉を告げる。 目の前の宿敵に。人の温かさを教えてくれた少女に。きっかけを与えてくれた修羅王に。 そして――『名も思い出せぬ多くの仲間達』にも。 引き絞られた矢は、アストラナガンに向けて―― 『……こえ……か。W…7』 突如聞こえてきた声が、ラミアの思考と手を止めた。 (!?その声……!) 通信機から聞き覚えのある声が流れてくる。 それは紛れもなく、自分が捜し求めていた主の声。 ラミアがその身を案じ続け、再会を望んでいた主の。 「ユーゼス様!?ご無事であられにございましたか!?」 思わず声を上げる。言語機能の障害で些か空気を台無しにしつつ。 『ようやく繋がったか。フォルカを取り逃がし、生き恥を晒しているようだな。W17……』 「申し訳なかっちゃったりするでごわす、ユーゼス様」 『……構わん、普通に喋れ。それに、今は任務の失敗は問わぬ。 何にせよ、お前が無事であるのは僥倖だった』 雑音交じりの中聞こえてくるユーゼスの物言いは、相変わらず冷え切っている。 ラミアの無事を喜んでいるようだが、それはあくまで彼女に利用価値があるからに過ぎない。 そしてラミアもまた、彼がそういう人間であることは十分理解していた。 やはり、主の中に自分の求めるものはなく、自分の選んだ道は険しいであろうことを再認識する。 『今や通信もままならぬ状況だ。用件だけを伝える。 私は今、E-7にいる。大至急、こちらに来てもらう』 「了解した。クォヴレーの始末後、すぐにそちらに向かう」 『その必要はない。奴にそれ以上手を出すことは許さん』 とどめを制止するユーゼスの命令に疑問を抱く。イングラムの時と同じだ。 以前の彼女なら大人しく命令に従っていただろうが……今は違った。 「無礼を承知で言わせて貰うが……あの男を放置するのは危険ではないか」 『ほう……人形風情が、この私に意見すると言うのかね?』 正面から自分の意を主に申し出る。対するユーゼスは感情を崩さない。 「あの男は力と記憶を取り戻した。その危険性を考慮した上での意見だ。 後顧の憂いを完全に断つためにも、ここで確実に始末すべきではないかと」 引き下がらないラミア。それは命令に従うだけのバルシェムのものではなかった。 『フフフ……そうか。そういうことか。ククク……』 突然ユーゼスは笑い出す。 人間のような口を利くバルシェムに怒るわけでもなく、むしろ心底愉快そうに。 「ユーゼス様?」 『ああ……すまない。お前がそこまでの領域に到達したことに、少々嬉しくなってな』 彼らしくもない発言に、ラミアは眉を顰めた。 解せない。彼は人形でしかないバルシェムに、人間らしさなど求めてはいないはずなのに。 疑問を抱くラミアを意に介することなく、ユーゼスは続ける。 『とにかく、奴は放置して構わん。今はむしろ、あれを破壊されては不都合なのでな。 敵はもはやあの男だけではない。私に刃向かう全ての敵に対抗するためにも、 今は一刻も早くお前の力を要する』 「しかし……!」 『ここでお前と、そしてラーゼフォンを失うわけにはいかぬ。 それともお前の独断で、私を不利に追いやるつもりか?』 そうまで言われては、引き下がるしかなかった。 ラミアにはそれ以上の反論を行えるほど、事態を把握できていない。 「……了解。ですが、後で事情は聞かせて貰いますですことよ」 ラミアの最後の言葉に返事をすることなく、通信は切れた。 溜息が、ひとつ漏れる。いつものことだ。 一番知りたかった情報であるユーゼスの消息、そしてその居場所は判明した。 そしてクォヴレーも放置しろと、命令を受けている。 もう、この場に用はない。 眼下のアストラナガンとブライガーを、ラミアはどこか複雑な表情で一瞥する。 「命拾いしたな……番人」 そう一言呟くと、ラーゼフォンは、E-7へと向けて飛び立った。 南東の空に飛び去る天使を、クォヴレーは呆然と見送っていた。 (どういうつもりだ?とどめは刺せたはずだ) アストラナガンのダメージは、決して小さなものではなかった。 ラーゼフォンの歌声をその全身で受けたことで、傷のない箇所などほとんど存在しない。 装甲のあちこちに皹が入っている。砕けている箇所も所々存在する。 フィールドを全開にしていなければ、確実に分子崩壊を起こしていただろう。 既に損傷は自己修復が始まっているが、短時間で癒しきれる傷ではない。 (ユーゼスとの決戦を前にして、なんというザマだ……! 俺が……甘かったのか……?) 明らかに自分のミスだ。ラミアを倒すことを躊躇わなければ、こうはならなかった。 彼女を止めようと説得したはずが、火に油を注いだだけの結果で終わった。 最悪だ。機体に余計な損傷を与え……あまつさえ仲間をも窮地に立たせるとは。 「イキマ、大丈夫か?」 「大したことはない……もっとも、ブライガーは完全に動かんようだがな」 ブライガーに深々と刺さったディバインアームに目を移す。 少しでも刺さり所が悪ければ、イキマの命も失われていただろう。 そうでなくても、急所こそ外れていたとはいえ……あの攻撃で爆発しなかったのが不思議なくらいだ。 「……すまない、イキマ。俺はまた、過ちを犯したらしい……」 謝罪するクォヴレー。その顔は悔しさに歪められ、噛み締めた唇からは血が垂れていた。 「甘い考えで戦ったばかりに、お前を危険に……!」 「ふん……つまり俺の行為は、完全に道化だったと言いたいか」 自分を責め続けるクォヴレーを止めたのは、イキマの苛立たしげな声。 「イキマ……?いや、俺はそんなつもりで言ったのでは……」 「ふざけるな。そんなに過ちを犯すのが怖いか、臆病者が」 クォヴレーはまたも無意識のうちに、何もかもを自分ひとりで背負い込んでいた。 それを察したが故か。イキマの言動はいつになく棘が強い。 「その程度の覚悟では、あの女が説得できなかったのも当然だろうよ」 「なんだと……どういう意味だ……!」 流石にクォヴレーも、そうまで言われては憤る。 だが次の一言で、クォヴレーは押し黙らざるを得なくなった。 「わからんか?ならはっきり言ってやる。 ……いつまでヴィンデルのことを引きずっているつもりだ」 「っ……!そんなことは……」 ない、と言い切れなかった。 彼の魂が許してくれたとしても、彼の命を、可能性を奪い取ったことは紛れもない事実。 まだ、彼の死を乗り越えきれてなかった。そんな自分に気付き、クォヴレーは目を伏せる。 「……言っておく。あの女は手強いぞ。迷いがない。 それも、迷いを捨てたのではなく……乗り越えた口だ」 イキマの言っていることは、クォヴレーにも理解できる。 ラミアの戦いには意思あるものの誇りすら感じられた。 「あれは、半端な覚悟で説き伏せられるような相手ではない」 「そう……そう、だな」 迷いを乗り越えた上で、自らの意思でユーゼスに従うことを選んだ。 それを過ちなどと否定されて、怒らぬ者がいるだろうか。 「俺は……ラミアをユーゼスという呪縛から解放させたいと思っていた。 だが、本人がそれを呪縛ではなく、自ら望んでいたなら…… 彼女をユーゼスと引き離すことが、彼女の意思に反するのであれば……俺は……」 「さあな。何が正しいかなど、俺にはわからんよ。 それよりも……だ」 哲学や禅問答を語るほど余裕はない。イキマはそこまでの話を一旦中断し、仕切り直す。 「ラミアは南東に向けて真っ直ぐに飛び去った。方角から考えて、向かったのはE-7だろうな」 「……何?」 そう言われて、初めてその不可解さに気付く。E-7は、ユーゼスのいる場所だ。 心乱しすぐに気付かなかったが、ラミアのこれまでの行動を考えると、明らかにおかしい。 「待て、奴は最初、俺にユーゼスの居場所を尋ねていたぞ」 「そうだ。ここに来た段階で、ユーゼスの生死すら把握できていないようだった。 だが、奴はユーゼスのいる方角へと向かったのは事実だ。 ……そもそも、お前を殺すとあれだけ息巻いていたあの女が、突然それを放棄したのもおかしい。 確実にお前にとどめを刺す機会があったにも拘らず、な」 ラミアの違和感を次々と指摘するイキマ。 どうやら彼のほうが、感情に先走り気味のクォヴレーよりも幾分冷静なようだ。 それにしても、イキマはいつになく雄弁だった。 「あの女の機体に直接、ユーゼスから連絡が入ったのかもしれんな。 奴のスパイという役割から考えても、ありえる話だ」 「ユーゼスが、ラミアを呼び寄せたというのか……!」 新たな可能性の浮上に、クォヴレーは危機感を抱く。 今になって、何のためにラミアを呼び寄せたのか? ラミアに何らかの利用価値を見出したと考えるのが普通だ。では、それは何だ? 単純に自身の護衛か、あるいはユーゼスが態勢を整えるための時間稼ぎか。 もしくは、彼の野望のために―― 「行け、クォヴレー」 イキマが言った。 「この期に及んでも、まだあの女を助けたいのだろう? 貴様らの甘ったるい思考には、もう慣れたわ」 半ば呆れた様子を見せるイキマ。それでも、そこに不快感は存在していないようだった。 「だが、お前は……」 「俺のことはいい。どの道、ブライガーはもう動けんよ。 遅かれ早かれ、ミオ達がこちらに向かってくるだろう。その時に拾ってもらう。 急げ。ラミアとユーゼスが接触すれば、もう取り返しはつかんぞ」 「しかし……俺に、ラミアの生き方に干渉する資格があるのか……?」 踏ん切りがつかない。まだ、迷いが残っている。 ラミアをこのままにしておけば、いずれ彼女は不幸な結末を迎えるだろう。 だがラミアがそれを覚悟しているなら、それを望んでいるなら―― 自分が、それに口を出すことができるのだろうか。 「クォヴレー、俺がお前に言えるのは一つ……」 そんなクォヴレーに、イキマの導く声が届く。 「間違いを恐れるな。それだけだ」 「イキマ……」 「自分を信じろ。後悔のない選択をすれば、それでいい。 ……少なくとも俺は、そうしたつもりだ」 目を閉じ、イキマは語り続ける。 「俺はお前達人間の敵だ。祖国、邪魔大王国への忠誠も捨ててはいない。 にも拘らず、今俺がお前達と共にいることは、祖国への裏切り行為に等しい。 そのことで苦悩したこともあった……いや、今だって葛藤を続けている」 クォヴレーは声一つ発せず、黙ってそれを聞いていた。 自分自身の過去と向き合い戦い続けてきたという点では、彼もまた同じだったのだ。 「だがな、この選択で……俺は後悔したことはない。 何故なら……ここまで歩いてきた道は、間違いなく自分の意思で選んだ道、だからだ」 そう言って笑うイキマを、クォヴレーは強いと感じる。 「もっとも……元を糺せば、あのアルマナという巫女のおかげなのだがな」 アルマナ。よく知っている少女の名前だ。 その目で彼女の亡骸を弔いながら、自分は情けなくも彼女のことを思い出すことができなかった。 だが、彼女もきっとこの世界で、自分の信念を曲げずに抗ったのだろう。 彼女の想いはイキマに受け継がれているのが、何よりの証明だ。 「まあ……そういうことだ。俺にできて、お前にできんはずはない。 自分の信念くらい……貫いて見せろ」 「自分の意思……信念で、か……」 「お前は、あの女を助けたいのだろう?ならば、本気でぶつかってやるのだな。 ただし、過ちを犯さぬためではなく、自分の意思を乗せて、だ」 「……そうだな」 イキマも、アルマナも、αナンバーズの仲間達も、そして恐らくラミアもやってきたことだ。 自分にも出来るはずだ。いや、やってみせねばならない。 アストラナガンは立ち上がり、ラーゼフォンの飛び去った南東の空に向き直る。 「行ってくる」 自分の中で燻っていたものが、吹っ切れたような気がした。 「ああ。どんな形でもいい……あの女と、決着をつけて来い」 イキマの言葉に、アストラナガンは親指を立てて返す。 そして、ラーゼフォンを――ラミアを追って、空へと飛び立った。 彼女を追う理由は、過ちを恐れてや止めるため、ではない。 自分自身の意思を、彼女にもう一度ぶつけるためだ。 記憶を奪われこの殺し合いに放り込まれて、不安に苛まれた果てに、過ちを犯した。 その経験は、クォヴレー・ゴードンという個に大きな影響を与えた。 それは当然のことだ。時の流れと共に、人は変わっていく。 本人の意思や、その善し悪しに関係なく。そして、昔の自分に戻ることは出来ない。 傍から見れば、彼の変化は弱くなったとも取れるかもしれない。 だが、それだけではない。この戦いの中で得られた強さもある。 (ありがとう、イキマ。 そしてトウマ、リュウセイ、ジョシュア―― 俺はお前達と出会えたことを、誇りに思う――!) クォヴレーは誓った。恐れも迷いも疑いも捨て、自分の信じた道を貫くことを。 どこまでも貫いて見せよう。これから先、どんな苦難が待ち受けていたとしても。 「まったく……世話のかかる」 一言呟いて、イキマはシートに深く背を預けた。 そして大きく深呼吸を一つすると、右手を腹に当てる。 (やせ我慢も、限界……か) 腹を触った手を顔面に掲げた。べっとりと、赤い液体が付着していた。 (さっきの一撃で、傷口が完全に開いたか……) 剣鉄也の襲撃を受けた時の傷だ。 開ききった傷口からは夥しい量の血が流れ、シートのほとんどを赤く染めていた。 イキマ自身の意識も薄れつつあり、視界には霞がかかっていた。 (ふふ……無様だな。二心を抱いた愚者の末路としては、似合いか) 自嘲気味に笑う。もう助からないことは、とうに承知していた。 (いや……その前に、やっておかねばならんことがある) 懐からメモ帳を取り出す。前にE-1で仲間との作戦会議でも使用した、 終わる前に、これまでに得た情報を書き残しておかなければならない。 こちらに向かっているであろう、ミオ達のためにも。 メモ帳を開けて……一緒に挿んでいたペンが見当たらないことに気付く。戦いの最中で落としたのか。 コックピット内を探せば多分見つかるだろうが、そんな余力ももうなかった。 やむを得ず、イキマは自分の指をペンの代わりにする。インクは、自らの血だ。 クォヴレーの復活に成功したこと。 ユーゼスがE-7に移動し、クォヴレーとラミアもまたそこに向かったこと。 その他、可能な限りの情報を用紙に書き連ねた。 (さて、と……) 最後の一仕事を終え、イキマは再びシートに背を沈めた。 霞がかった視界は、やがて白一色になり何も見えなくなる。 ――もう、夢が終わる。 長いようで、あまりにも短い夢だった。 だが、その夢は百の年月にも相当する輝きがあった。 (いい夢を……見させてもらった……) 笑うイキマの表情は、穏やかだった。 自分にもこういう表情ができるものかと、イキマ自身も驚くほどに。 アルマナ。ジョシュア。トウマ。クォヴレー。リュウセイ。セレーナ。エルマ。 リョウト。ガルド。シロッコ。ミオ。フォルカ。マイ。そして、イングラム。 これまでに出会った人間達の顔が、走馬燈となって脳裏を駆け抜けていく。 何もかもが、懐かしく思えた。 だが、夢は覚めるもの。 自分は、アルマナやジョシュア達と同じ所に逝くことはないだろう。 何故なら、自分は決して人間達とは相容れることのない存在なのだから。 (さらばだ、俺のかけがえのない仲間達よ……) 夢の中の仲間達に、別れを告げた。 この瞬間、反逆の牙を掲げ人間と共に戦った戦士イキマは、消滅した。 そして、邪魔大王国の悪しき戦士、イキマへと立ち戻る。 (ヒミカ様……どうか、お許しを) 敬愛する女王の姿が、さらにアマソ、ミマシらの姿が、瞼の奥に浮かぶ。 祖国に戻れなかったことだけが、最後の悔いか。 だが、案ずることはない。もう、宿敵である鋼鉄ジーグはいないのだ。 我らを阻むものはもういない。邪魔大王国の勝利は、約束されたも同然なのだから。 最後に浮かんだのは、今は亡き、その宿敵の姿。 (フフフ……そちらで決着をつけるか、ジーグよ……) 宿敵の姿は、すぐにイキマの前から消えていく。 その消える姿を追うかのように、イキマの意識も闇へと消えていった。 悲劇の中で、一つの奇跡が生まれ、輝いた。 それはこれまでに起きたことのない、そしてこれから先も決して起こりえることはないであろう、 小さく、儚く、しかし確かにそこに存在した奇跡。 今静かに、それは終わりを告げた。 【イキマ 死亡】 ※イキマの死体の手に、情報の書かれたメモ帳が握られています。 ラミア・ラヴレスの悲劇