約 16,213 件
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/783.html
二月十五日のバレンタイン 時計の短針が十二時を示し、バレンタインになったばかりの十四日。 皆が寝静まった頃にシャワーズが台所へとやってくる。 できるだけ音を立てずに静かに動く様子は、萌えもんバトルなんかよりも真剣だ。 最小限の明かりをつけて、ごそごそと棚からボールや泡だて器やハート型の型を出していく。 テーブルにそれらと本を並べ終えたシャワーズは一つ頷き、冷蔵庫からチョコレートを取り出す。 冷蔵庫の中には、すでに型に入れられ冷やされているチョコが数個並んでいる。 これは昼間にシャワーズの仲間が主のために作ったものだ。 一緒に作ろうと誘われたのだが、恥ずかしさのあまり断ってしまった。 一度断ってしまうと、参加したくても声をかけづらく、興味のないように振舞ってしまった。 結果、誰にも知られないように、真夜中にこっそり作るということに。 「これで準備はできたわ。 さてチョコ作りに取り掛かろ」 本を開いて作り方を探す。 その際にこれであの人のハートは貴方のもの、という謳い文句が目に入り、 妄想していてしまい、自らを抱き顔を赤くしてくねくねと動く。 きゃーっと声を上げかけて、そんな自分に気づいて恥ずかしさのあまり、とけるで隠れてしまった。 誰もいない台所にほんのり赤い水溜りが一つ。 なかなかにおかしな光景だ。 しばらくして我に返り姿を現す。 「え、えーとお湯を沸かして、その間にチョコを包丁で刻むのね」 誤魔化すように作業を進める。 誰もいないのに誰に対して誤魔化しているのか、それはシャワーズだけの秘密。 サクッザクッとチョコを刻む音だけが響く。 単調な作業にシャワーズの思考は、チョコを渡した主の反応を妄想し始める。 「ありがとう、嬉しいよシャワーズ。俺からのお礼は……なーんて、きゃーっ」 今度は声を出してしまう。 それに気づいて、またとけるで隠れる。 こんなふうに妄想、とけるを繰り返してチョコ作りは少しずつしか進まず、完成する前に朝が来てしまった。 「マスターあげるー」 シャワーズの仲間たちが次々と主にチョコを渡していく。 主は嬉しそうに萌えもんたちからのチョコを受け取っていく。 そして全員分もらって気づく、 「あれ? シャワーズのはないの?」 「シャワーズはこういうイベントに興味ないんだって」 「なんで私があげないといけないのよ」 チョコを渡せる仲間が羨ましいが、そんなことは微塵も感じさせずに強がる。 「楽しみにしてたんだけどな」 「マスター味見してよー。自信作なんだよー?」 シャワーズのことを気にしていた主は、腕をひっぱる仲間に注意が向き、せがまれるがままチョコを食べていく。 美味しいよと満面の笑み浮かべる主を見ていられず、シャワーズは部屋を出て行った。 「今日は完成させる!」 頑張るぞと気合を入れたポーズでシャワーズは台所に立っている。 昨夜と同じように、皆が寝静まってからシャワーズはチョコを作り始めたのだった。 シャワーズの脳裏に浮かぶのは、昼に見た主の笑顔。 今度は、自分の渡したチョコであの笑顔を見たいと、チョコ作りにも熱が入る。 再び妄想ととけるを繰り返していくが、なんとか夜明け前に完成させることができた。 二日続けての徹夜はつらいが、高い達成感が心を満たす。 短い睡眠もドキドキとワクワクで削られてしまった。 「マスター」 居間で本を読んでいた主に、チョコを後ろに隠した状態で近寄るシャワーズ。 「これ、あげる」 なんでもないように差し出すのは夜明け前に完成したチョコ。 完成させるのが精一杯で、包装することまで気が回らなかったのでむき出しだ。 「興味……なかったんじゃ?」 呆然と驚きが入り混じった表情で尋ねる主。 「私からもらえなくて寂しそうだったからよ。 大切に食べなさい」 「うん、ありがと」 そう言って主はハート型のチョコをかじる。 浮かべた笑顔は、昨日と同じもの。 シャワーズの心にも嬉しさ浮かび溢れて、表情に笑顔となって表れる。 一日遅れてもチョコはチョコ。 気持ちが込められていれば、いつでもバレンタインだ。 少なくとも当人たちは満足しているので、それでよかった。
https://w.atwiki.jp/genshikenss/pages/359.html
不快指数 【投稿日 2006/07/20】 カテゴリー-笹荻 七月のある週末のこと、生ぬるい空気の中、小雨が金曜夜から しとしとと降り続いていた。そんな中、土曜も朝から起き出して 荻上は、夏コミに向けての原稿を書いている。 個人的なものと、現視研としての出品分なので、描くのが早い 荻上も大変なようだ。部屋は修羅場らしく衣類やゴミが散らかり、 台所の流し台にも洗い物が溜まっている。 クーラーはつけているが、その額には汗が浮かび、前髪が 数本、ぴたりと張り付いている。 いや、前髪だけではない。Tシャツも背中に張り付いて うっすら透けていて、かなりの汗だ。 「あーーもう!動いてないのに汗が出るなんて!」 ガタッと立ち上がると台所の冷蔵庫に向かうのだった。 台所へ移動しただけで眼鏡が曇るほどに湿気ている。 「はー、シャツ、着替えよう…。」 寝室の扉の向こうで、タオルを使う音と衣擦れの音が聞こえてきた。 ごしごしと汗を拭いて着替えたようだが、 「…着替えてもすぐ汗で濡れるって!うー、ムカツク!」 こんなに独り言を言うほどの状態に追い込まれている。 しかし原稿は、やらねばならない。 その時、「~~~♪」机の上の携帯が鳴る。 (あっ、笹原さんだ。) 電話をぱかっと開くと、受話ボタンを押す。 「はい、荻上です…や、いえいえ、すみません、原稿が―――。」 しばらく電話に耳を傾け、話を聞いているようだ。 「いえ、嬉しいんですけど、来て貰っても原稿やってるから、 今週末は無理ですよ。うちの部屋には入れませんから。」 そして左手で額の汗をぬぐいながら、また笹原の言葉を聞いている。 「え?そんなつもりじゃ……。そんな事言ってないですよ!」 「もう!私だってホントは―――!……もう、いいです!」 そう言って電話を切ってしまった。 その携帯電話の液晶画面をしばらく見続けると、ティッシュを1枚取り 表面に付いた汗をふき取りながら、溜息をついた。 「はー、もう…いくらなんでも、こんな荒れた部屋に入れるなんて 恥ずかし過ぎて絶対、嫌なのに…。」 ティッシュをゴミ箱へ投げつけてから、机の上の原稿に眼をやる。 「私も行きたいけど、原稿有るし…会いたいのに…それを!あーもう!」 ソファのクッションをボスボスと殴りつける荻上。 こんな状態では原稿も出来ない…かと思えば、ちょうどハードかつ欝な場面 を描くところで、荻上は机に向かうと、猛然とこのストレスを紙面にぶつけ、 強くなったり弱くなったりする雨音も耳に入らない様子で、その日の午後は 原稿がすごい勢いで進んだのだった。 ひと段落した夕方のこと、荻上は霧雨のような弱い雨の中に傘を差して 歩き出すと、コンビニに向かった。冷房で冷えていた眼鏡が曇ったが、 歩くうちに温まり、眼鏡の曇りは晴れた。空は晴れない。 とめどなく、汗も出てくる。 道路の向こうに、見慣れたコンビニが見えるが、ガラスが擦りガラスの ように真っ白で、中が見えない。見慣れない光景だ。 ゴロッ…ドドド…。 その時、低い空から雷鳴が響いてきた。雲も光り始めた。 急いで店内に駆け込むと、カミナリを伴って大きな粒が地面を叩きつける ようにして、強い雨がやってきた。 みるみるうちに、道路に川のような流れが出来る。 曇っていたガラスを雨が洗い流し、そんな様子をしばらく眺めていた 荻上は、食べ物や飲み物をカゴに確保すると、雑誌の立ち読みを始めた。 20分もすると雷が少し鳴り、急に日の光が差して景色が照らされ、 明るくなってきた。白いもやが遠くに立ち上っている。 買い物カゴをレジに運ぶと、荻上は店外に出た。さっきまでの どうしようもない湿気と暑さはどこへやら、ひんやりとした空気が 肌に心地良い。荻上は、はっと思い出して傘立てから自分の傘を抜き取り、 ずれていた眼鏡を上げると、遠くの空を見て歩き出した。 「ん?………あ!」 荻上が急に携帯を取り出して、写真を撮り始めた。 そして、歩きながら携帯をいじると、嬉しそうに歩き始めたのだった。 やがて掛かって来る電話。 「あ、もしもし!メールの写真見ました?まだ今なら虹、見えますよ!」 苛々していたのが嘘のように、笑顔で話をしている。 「や、とんでもないです、…こちらこそ。そうそう、アレが―――。」 大きな虹の下を歩きながらの長電話は続く。
https://w.atwiki.jp/blue-dragon/pages/26.html
青い龍の宿り木亭 リュドミーラ共和国コルネイにある冒険者の店のひとつ。 イーグル(歌姫/ステラ)が店員であることは知られているが、肝心の店長の姿はいつも見ることが出来ない。 イーグル曰く、「こんな所で落ち着くつもりはないって冒険に行っちゃったわ」らしい。 青い龍の宿り木亭1階図 だいたいこんな感じ。 台所から外にも出られます。 2階~3階は宿屋、地下は宿泊客の貴重品や食料庫などになっていて、画面向かって3時方面に馬車とかが駐められるスペースあり。
https://w.atwiki.jp/kuizu/pages/3121.html
おおさか 自作 元は上町台地の北部を指す言葉で、 あずまきよひこの4コマ漫画『あずまんが大王』の登場人物・春日歩はここからの転校生という設定から このあだ名で呼ばれている、江戸時代には商業が栄えたことから「天下の台所」と呼ばれた近畿地方の地名は何? (2012年10月19日 無(6)と死(4)の間にある荷(2)を背負い ) (2013年6月26日 PQG第5回ペーパー ) タグ:地理 Quizwiki 索引 あ~こ ムッシュ・ピエール 救急車 森清 田中啓文
https://w.atwiki.jp/mogitatepurin/pages/511.html
【種別】 施設名 【読み方】 せいくうりょう 【登場作品】 恋桜 ~君と僕と桜の木の下~ 【初出】 6話 【解説】 明星高校の寮。男子棟と女子棟に別れている。 ここに寄宿している生徒の大多数は、地方からスポーツ特待生で入学した者が多くだが、特待生関係なく地方から受験して合格した生徒も、ここに住んでいる。 トイレと風呂は共有だが、各部屋にテレビ、冷蔵庫、ベッド、台所が備え付けられている。 【元ネタ】 特に無し 【寄宿者】 岡村陽次
https://w.atwiki.jp/bs_dicetrpg/pages/52.html
キャラクター名 メアリ=キャンベル プレイヤー名 もみあげ メイン ランペイジ サポート バイキング 称号:バンガード/ルーンマスター 種族:ヒューリン 年齢:17 性別:女性 ライフパス 出自 孤児 境遇 略奪 運命 渇望 「あのう…わたし、人を探しているのですが御存じないでしょうか」 「ひゃああ!ご、ご、ごめんなさい!」 幼い頃に戦争で両親を亡くし、ゴルフォード近辺の神殿に保護される。 神殿の業務を手伝いながらすくすくと育ったものの、幼馴染が行方不明となったのをきっかけに旅に出る。 が、人探しの依頼をしようとNHKへ訪れたところ偶然再会。そのまま加入に至った。 がっつり一途。 旅に出始めた頃は武器の扱いすらおぼつかない状態だったが、努力家ゆえ少しずつ強くなっていった。 なお、神官に囲まれて育ったとはいえ本人にその才能はなかったらしく、 気づけば歌って踊れるランペイジになっていた。どういうことだってばよ。 魔術の才能はないが、アコライトへのあこがれか歌や踊りを使用し他人を癒したり元気づけたりする。 性格は所謂ドジっ子。取り繕っているものの毎度毎度どこか抜けている。 戦闘方法は二対の短剣で攻撃+シャドウハイドからの視界呪歌。 ジョイフルジョイフル/オラトリオ/アンセム/ラストソング/ファイトソングといった味方に影響するスキルを取りそろえている。 シーン1回ヒールオールもどきをやりたかったんや。 ついでにフィンジアスソングでおまけ軽減もできます。ウォロのみなさんのダメコンに。 Lv 27 HP 228 MP 224 フェイト 11 使用経験点 3939 能力 基本値 ボーナス クラス修正 能力値 筋力 13 4 0 4 器用 36 12 2 14 敏捷 42 14 4 18+5 知力 8 2 0 2 感知 42 13 1 14 精神 8 2 0 2 幸運 10 3 1 4 行動値 45→(ブライトルーン後)48 移動力 13+25m 場所 名前 右手 大精霊のナイフ 左手 大精霊のナイフ 頭部 ウィンドベレー 胴部 コンバットクローク 補助防具 必殺の手袋 装身具 春風の羽根 コネクション 相手 関係 解説 エリック=トンプソン 幼馴染/慕情 何があってもエリックくんはエリックくんだよ レスター 台所友の会 ✿お料理教えてくださいね!✿ ジフェニル=アセット=イクアシード 台所友の会/尊敬 お茶を入れるのが上手な心優しい神官さん メルウォー 尊敬 追う理由、わかる気がします
https://w.atwiki.jp/erogem/pages/62.html
Scramble Heart メーカー 確認バージョン セーブデータ Bonbee! 修正なし SAGAOZ Scramble Heart 陽子 セーブ2から セーブ3から セーブ4から セーブ5から 陽子END後にセーブ5から 菜月 セーブ1から セーブ6から セーブ7から 陽子 11月16日 エッチするリビング 11月17日 誘うエッチするリビング 11月18日 エッチする自室 11月19日 試してみる続きを促す佳奈子に話しかける [セーブ1] エッチする自室 11月20日 頑張れ、と応援する考えてみるエッチする台所 11月21日 抜いてもらう…そりゃそうだろう声をかける遠慮する先に買っとくか [セーブ2] 話しかけるエッチしない 【蛍 END】 セーブ2から 11月21日 通り過ぎるエッチする台所 11月22日 [セーブ3] 佳奈子の傘の中に入るキスする… 【佳奈子 END】 セーブ3から 11月22日 1人で帰る 11月23日 [セーブ4] そのまま流される 【直後のシーン回収】 セーブ4から 11月23日 こんな状態じゃ…と断る 11月26日 エッチする風呂場風呂場玄関玄関 11月27日 [セーブ5] (2回使用)抱いてあげる 【歩 END】 セーブ5から 11月27日 抱かない 【陽子 END】 陽子END後にセーブ5から 11月27日 抱かない 【END直前のシーン回収】 菜月 セーブ1から 11月19日 エッチしない 11月20日 鞄を交換するエッチしない自分で…訊いてみただけ声をかけないちょっとからかってみる後でいいやエッチしない 11月22日 見ないキスするエッチしない 11月23日 菜月の髪の毛をもっとしてみるエッチしない 11月24日 下ろした方エッチしない 11月25日 [セーブ6] このまま身を委ねてしまう★以下全回収 眼鏡を取る → 下ろした方が似合う 眼鏡を取る → そのままの方がいい 構わずキスをする → 下ろした方が似合う 構わずキスをする → そのままの方がいい 【智美 END】 セーブ6から 11月25日 …ごめんエッチしない 11月26日 エッチしない 11月27日 もっと求めるエッチしない 11月28日 真面目に確かめてもらうエッチしない 11月29日 息を吹きかけてもらうエッチしない 11月30日 [セーブ7] そう言われれば一言もない 【陽子 菜月 END】 セーブ7から 11月30日 …冗談じゃない嘘も死ぬまで貫けば真実だ 【菜月 END】
https://w.atwiki.jp/mamegagotoku/pages/13.html
グループ技 スキル グループに参加しない物件 グループ技 グループ名 アビリティ 加入物件/説明 物件かぶり ジャックと豆の木 明日への希望 ジャック商会 ライムの織工房 コクマー豆畑 農具、イスカリオテ工房織物、じゅうたんルツーク織、セラミックスセイブザクイーン、造船酒、大陸キャラバン兵達が夢のあと、馬ディランダの台所 信頼のきずな ラグナグ陶器 セレーネ造船 ラターシュワリー グランキャラバン クロコダイン牧場 豆にゆかりのある者たちです。 ワンダーツアーズ あゝ無情 マナの神殿 ロブスターズ セフィロトの迷宮 マイトレーヤ、トロピカルサマー イニヨルの塔 ユバール儀式会場 バルスカンパニー 新しい観光スポットの連合です。 ワイズ星将 偉大なる夢 木こりのグラナ ウラヌスちゃん タヴー生成炉 木材、オレの名ポーション、金と宝石毛皮x2 土俵際の魔術師 宝石商工ミスラ 狩人のヴィーゴ 毛皮仕立カプリコ ドルキ商会 ワイズに生きる者たちです。 トロピカルサマー 限りある資源 ティターンウッズ ラジさとうきび オリオンコーヒー 木材x2、さとうワンダーツアーズ 黄昏の胡椒店 ラジスパイス ラジ木材 バルスカンパニー ジャングルのめぐみをうける者たちです。 オレの名 イヴァン雷帝 ジャギさま ウラヌスちゃん 妖精ちゃん ワイズ星将、エデンの果実お茶とコーヒー、情報 ベビーサたん しずくくん 個性のつよい者たちの連合です。 ハドラー親衛騎団 居合出資 シグマ工芸 フェンブレン陶器 ブロック造船 馬、セラミックス造船 機械仕掛けの神 アルビナス織物 ヒム牧場 キャスリング チェスの駒をモチーフにした連合です。 電光石火 居合出資 サナの剣術道場 カゲミツ刀鍛冶 シャマシュの炉 アマテラス、じゅうたん ずっと私のターン 風神風車 ほむらぎつね 明日への希望 信頼のきずな 刹那に情熱をそそいだ者たちです。 グランドリオン 岩窟王 グラン岩塩鉱山 リオン水運 ドリン木材 食の千年王国、大いなる水の恵み大陸キャラバン ランドキャラバン グランドリオンを守る者たちです。 パズルのピース 三銃士 ローレ武器工房 トリア農具 ムーン宝石店 紅き魔術師たち、農具金と宝石 明日への希望 つよいきずなで結ばれた者たちです。 兵達が夢のあと 影の地帯 飛龍建築 クロコダイン牧場 ヤムティー ファンゴル工房、ジャックと豆の木馬、ディランダの台所お茶とコーヒー、サイヤパラダイス 哀愁を感じる者たちです。 紅き魔術師たち 器用貧乏 レッドリボン トリア農具 サマルとリア兄妹 ポーション、パズルのピース農具、情報千一夜物語、アマテラス 明日への希望 アブドゥル綿花商 レフィア工房 メラミ魔法ギルド 連続出資 カサイ手品広場 熱き想いを秘めた器用貧乏たちです。 大いなる水の恵み 信頼のきずな アクア天然水 リオン水運 マリン天然水 かんばんむすめ、グランドリオン あなたにスマイル 流仙蟲の水路 アクア商会 ミウ深層水 祈祷師集会 アクアリウム 水のめぐみをうける者たちです。 アマテラス わがまま クオン神社 精霊織物 カサイ手品広場 織物、紅き魔術師たち電光石火、じゅうたん みつがせる アマテラス商会 ほむらぎつね 古来より伝統ある神秘的な集団です。 エデンの果実 限りある資源 スプライト花樹園 タイタニア宝石 妖精ちゃん さとう、金と宝石オレの名、お茶とコーヒー 俊足のてびき シルフりんご コロボックル農場 大自然のめぐみを受ける者たちです。 マイトレーヤ 歌舞伎町の女王様 リット技術店 ゴウン商店 サンカ魔法店 ワンダーツアーズ、金と宝石かんばんむすめ、 イニヨルの塔 アラーヤ宝石店 弁財といち 恵比寿釣堀 識をつかさどる者たちです。 かんばんむすめ 俊足のてびき アクア天然水 ドラゴンキッス ロクソンの酒場 大いなる水の恵み、ホテルディランダの台所、マイトレーヤ 明日への希望 星幽の宿 ハニー・ビィ 弓作りのアーシャ 沈まぬ太陽 弁財といち 各地の看板むすめたちです。 セフィロト たゆまぬ努力 ティファレト水産 ケテルコットン イェソド海運 ディランダの台所、ポーション鉄、紙ディランダ工房、さとう マルクトドラッグ ゲブラー鉄鉱 ネツァク製紙 ホドさとうきび 生命の木を重んじる者たちの連合です。 七元徳 三銃士 木工職人フェイス 工芸家プルーデン フォーテテュ牧場 木材、グランボア工房毛皮、鉄グランボア工房、ディランダ工房 木こりのホープ 黄金テンパランス ハンターのラヴ ジャスティス鉄鉱 7つの徳を重んじる者たちの連合です。 流派東方不敗 そこぢから マスターアジア 風雲馬房 シャッフル織 馬、木材 シャッフル木職人 シャッフルシルク シャッフル林業 シャッフルティー 東方では敗北なしの連合です。 セイブザクイーン そこぢから ラズベリー水運 セレーネ造船 バトウラ鉄鉱 ジャックと豆の木、造船鉄、紙農具、武器木材 明日への希望 スピア製紙工場 スピア工房 セレーネとりで 信頼のきずな セレーネ海運 スピア木材 スカラ陸送隊 アルテマパリング スピアの水運で結びつく工業連合です。 ファンゴル工房 そこぢから ファンゴル武器工 ファンゴル軍 ファンゴル鉄山 兵達が夢のあと ファンゴル金山 ジバクナビール オラグランデ書店 飛龍建築 ファンゴルの工業技術をささえる者たちです。 ネペンテ天龍紋 イヴァン雷帝 クーロン天文織 ネペンテ絨毯工房 ネペンテバザール じゅうたん ネペンテ商隊 ネペンテ岩塩鉱 スチクリファーム マザーグロー水産 ネペンテの折をささえる者たちです。 クーロンの闇姫 だましうち クーロン繁華街 クーロン茶 クーロン農具 ポーション クーロン薬局 クーロン老龍酒造 クーロン製紙 ブリガンワイン ファウストの館 クーロンの食をあずかる者たちです。 千一夜物語 秘めたる野心 ジンキャラバン ジン金鉱 ジン宝石鉱 大陸キャラバン、金と宝石さとう、造船紅き魔術師たち ジン農場 ジンカルテル マハラジャ・ジン デスポシロップ ウリクミ造船 メラミ魔法ギルド ジンの伝統を守り続ける者たちです。 さとう 純情な感情 アルカナシュガー ラジさとうきび セフィラシュガー トロピカルサマー、キングアデュイセフィロト、エデンの果実千一夜物語 明日への希望 ホドさとうきび スプライト花樹園 デスポシロップ あなたにスマイル ずっと私のターン さとうを生産する者たちです。 お茶とコーヒー だましうち ルカティー カバラティー オリオンコーヒー ディランダの台所、ワイトスレイヤートロピカルサマー、兵達が夢のあとサイヤパラダイス、ジョジョの熱き血オレの名、エデンの果実 のませる ヤムティー ザフールコーヒー 妖精ちゃん アバッキオ茶工場 お茶やコーヒーを生産する者たちです。 酒 決闘 ディバインビール サスーンワイン バーダックワイン メイドインヘヴン、ワイトスレイヤーサイヤパラダイス、キングアデュイx2ジャックと豆の木、食の千年王国ディランダの台所 セフィロトワイン セレーネワイン ラターシュワリー グランボアビール ディランダワイン 酒を作っている者たちです。 馬 たゆまぬ努力 ルツークの羊飼い ハッサン羊毛商店 グランボア牧場 ルツーク織、ジョジョの熱き血食の千年王国、イスカリオテ織ジャックと豆の木、兵達が夢のあとディランダの台所、流派東方不敗ハドラー親衛騎団 クロコダイン牧場 風雲馬房 シグマ工芸 馬をそだてている者たちです。 毛皮 そこぢから スピア毛皮商店 テット毛皮加工 ギーメル隊 アルカナタロッツx2、大陸キャラバン七元徳、ワイズ星将x2 ハンターのラヴ 狩人のヴィーゴ 毛皮仕立カプリコ 毛皮をあつかっている者たちです。 木材 居合出資 ティターンウッズ べジータ林業 スピア木材 トロピカルサマー、セイブザクイーン七元徳、グランボア工房ワイズ星将、トロピカルサマー流派東方不敗 明日への希望 木こりのホープ 木こりのグラナ ロゴス林業 ラジ木材 シャッフル林業 木材をあつかっている者たちです。 鉄 岩窟王 ルツーク鉄鉱 サスーン鉱山 バトウラ鉄鉱 セイブザクイーン、七元徳グランボア工房、ディランダ工房セフィロト ジャスティス鉄鉱 ゲブラー鉄鉱 鉄をあつかっている者たちです。 金と宝石 信頼のきずな アラーヤ宝石店 タイタニア宝石 エイジャの赤石 マイトレーヤ、エデンの果実ワイズ星将、パズルのピース千一夜物語 賭博王 宝石商工ミスラ デルム金取引所 ムーン宝石店 ジン宝石鉱 金と宝石をあつかっている者たちです。 ポーション 純情な感情 レッドリボン グランポーション タヴー生成炉 紅き魔術師たち、ワイズ星将セフィロト、クーロンの闇姫 宅配ナース マルクトドラッグ 寿老薬局 クーロン薬局 薬をあつかっている者たちです。 織物 たゆまぬ努力 精霊織物 ライムの織工房 サスーンローブ アマテラス、ジャックと豆の木じゅうたん、ルツーク織x2ジョジョの熱き血、イスカリオテ織イスカリオテ工房、アルカナタロッツディランダ織 サスーンシルク ジョセフ織工房 セフィロト織工房 ツァディー織物 ディランダ織工房 織物を作っている者たちです。 じゅうたん イヴァン雷帝 カメルじゅうたん ライムの織工房 ツァデー織物 ジョジョの熱き血、ジャックと豆の木織物、ルツーク織電光石火、アマテラスネペンテ天龍紋 インガじゅうたん ほむらぎつね ネペンテ絨毯工房 じゅうたんを作っている職人たちです。 セラミックス 機械仕掛けの神 マタイ陶器 スタープラチナ セレーネグラス ほしくず工房、最後の晩餐ジョジョの熱き血、ジャックと豆の木アルカナタロッツ、ハドラー親衛騎団 ラグナグ陶器 ラメド工房 フェンブレン陶器 ラミパス鏡工芸 布袋工芸 陶器やガラスを作っている職人たちです。 紙 岩窟王 アトランテ製紙 ディバイン製紙 イスカリオテ製紙 ほしくず工房、イスカリオテ工房セイブザクイーン、セフィロトディランダ工房 スピア製紙工場 ネツァク製紙 紙を作っている者たちです。 農具 そこぢから ドドリア農具工房 スピア工房 グランボア商会 サイヤパラダイス、セイブザクイーン武器、グランボア工房パズルのピース、紅き魔術師たちジャックと豆の木、イスカリオテ工房 開拓者協会 トリア農具 ジャック商会 農具を作っている者たちです。 武器 無敵の進撃 ジェスウェポンズ DC武器工場 シュトロ自由工房 ほしくず工房x2、イスカリオテ工房セイブザクイーン、農具グランボア工房、ディランダ工房 ユスタス武器工房 スピア工房 グラン武器工房 ディランダ工房 武器を作っている者たちです。 造船 巨象も踊る アトランテ造船所 ディバイン造船所 ユーフォニア造船 ほしくず工房x2、イスカリオテ工房ジャックと豆の木、セイブザクイーンハドラー親衛騎団、千一夜物語 イスカリオテ造船 セレーネ造船 ディランダ造船所 ブロック造船 ウリクミ造船 各地の造船所のグループです。 ホテル 五せる接待法 ディランダホテル アインソフオウル 黄金の夜明け サイヤパラダイス、かんばんむすめ 明日への希望 ホテルザーボン ホテル・バニー 星幽の宿 ホテルシャッフル 各地のホテルのグループです。 情報 加速する時間 アトランタタイムズ ヨハネ書房 サマルとリア兄妹 最後の晩餐、紅き魔術師たちグランボア工房、オレの名 ラミパス研究所 ベビーサたん ファンゴル諜報員 情報をあつかっている者たちです。 キングアデュイ 明日への希望 セフィロトワイン セフィラシュガー バルトロマイ商会 酒x2、さとう最後の晩餐 セフィロト農場 セレーネワイン セレーネ農協 セレーネ水産 イスカリオテの食をあずかる者たちです。 メイドインヘヴン 加速する時間 ディバイン製粉所 スピア農場 ディバイン塩鉱 ルツーク織、酒 DC牧羊ギルド ディバインビール ラグナグ農協 ラグナグ牧場 ディバインで食料を生産する者たちです。 ワイトスレイヤー 純情な感情 リディ水産 カバラティー フィリポ水産 お茶とコーヒー、最後の晩餐酒、ルツーク織 サスーンワイン サスーングレイン サスーン牧場 サスーンビスケ サスーンで織をささえる者たちです。 食の千年王国 そこぢから シュプリームS グランボア製粉所 グランボアビール 酒、馬イスカリオテ織、グランドリオン 明日への希望 グランボア牧場 グラン岩塩鉱山 グランボアホール グランボア地方の食をあずかる者たちです。 ディランダの台所 メイジキッチン ティファレト水産 ディランダワイン ディランダ製粉所 セフィロト、酒お茶とコーヒー、かんばんむすめジャックと豆の木、兵達が夢のあと馬、ディランダ工房 ルカティー ハニー・ビィ クロコダイン牧場 ハドラー農場 開拓者教会 ディランダの食をあずかる者たちです。 イスカリオテ織 信頼のきずな シルクフィールズ イスカリコットン セフィロト織工房 織物、イスカリオテ工房馬、食の千年王国 明日への希望 グランボア牧場 イスカリオテで織をささえる者たちです。 ルツーク織 明日への希望 ルツークの羊飼い ライムの織工房 DC牧羊ギルド 馬、ジャックと豆の木織物x2、じゅうたんメイドインヘヴン、ワイトスレイヤー ほほえみがえし サスーン牧場 サスーンローブ ルツークで織をささえる者たちです。 ディランダ織 明日への希望 カカロット牧場 ブロリー農場 ラグナク牧場 サイヤパラダイスx2、織物x2 ディランダ織工房 どうくつじいん ディランダで織をささえる者たちです。 イスカリオテ工房 明日への希望 ジャック商会 セフィロト織工房 ユスタス武器工房 ジャックと豆の木、農具織物、イスカリオテ織武器、最後の晩餐造船、紙 決闘 タダイ工房 イスカリオテ造船 イスカリオテ製紙 イスカリオテの工業技術をささえる者たちです。 ほしくず工房 メイジキッチン アトランテ製紙 ジェスウェポンズ アトランテ造船所 紙、武器x2造船x2、セラミックス最後の晩餐 マタイ陶器 ユーフォニア造船 シュトロ自由工房 アトランテの工業技術をささえる者たちです。 アルカナタロッツ 秘めたる野心 テット毛皮加工 ツァディー織物 ラメド工房 毛皮x2、織物セラミックス、大陸キャラバン アレフ工房 ギーメル隊 ダレット社 レーシュ水産 北海の町で文化をささえている者たちです。 グランボア工房 そこぢから 木こりのホープ ジャスティス鉄鉱 グラン武器工房 七元徳x2、木材鉄、ディランダ工房武器、農具情報 未来への遺産 グランボア商会 ラミパス研究所 グランボアの工業技術をささえる者たちです。 ディランダ工房 明日への希望 ネツァク製紙 ジャスティス鉄鉱 ロゴス木工 セフィロト、紙七元徳、鉄グランボア工房、武器ディランダの台所 ディランダ工房 開拓者教会 ディランダの工業技術をささえる者たちです。 最後の晩餐 メイジキッチン マタイ陶器 ヨハネ書房 フィリポ水産 セラミックス、ほしくず工房情報、ワイトスレイヤーイスカリオテ工房、キングアデュイ タダイ工房 バルトロマイ商会 ヤコブ海運 12使徒を名乗る者たちの連合です。 サイヤパラダイス メイジキッチン カカロット牧場 ブロリー農場 バーダックワイン ディランダ織x2、酒兵達が夢のあと、お茶とコーヒーホテル、農具 ヤムティー ホテルザーボン ドドリア農具工房 ナッパ製粉場 ラディッツ水産 ミルキィウェイ ジタブルの自然環境を守る者たちです。 ジョジョの熱き血 秘めたる野心 カメルじゅうたん ハッサン羊毛商店 スタープラチナ じゅうたん、馬セラミックス、織物お茶とコーヒー、 限りある資源 アヴドゥル綿花商 ジョセフ織工房 ザフールコーヒー シルバー塩取引 ジョジョの伝統を守り続ける者たちです。 大陸キャラバン だましうち スピードワゴン グランキャラバン デルム東方貿易 ジャックと豆の木、グランドリオン毛皮、アルカナタロッツ千一夜物語 ランドキャラバン ギーメル隊 ラグナキャラバン ジンキャラバン 大陸の東と西を結ぶキャラバン連合です。 スキル スキル名 効果 習得グループ あゝ無情 相手の強化効果を消しさります。 ワンダーツアーズ 明日への希望 資金力にボーナスが加算されます。 ジャックと豆の木、電光石火パズルのピース、紅き魔術師たちかんばんむすめ、セイブザクイーンさとう、木材ホテル、キングアデュイ食の千年王国、イスカリオテ織ルツーク織、ディランダ織イスカリオテ工房、ディランダ工房 あなたにスマイル 相手が見とれることがあります。 大いなる水の恵み、さとう アルテマパリング 出資時、敵社側のゲージ速度がさがります。 セイブザクイーン 居合出資 稀に一瞬で資金を投資することがあります。 ハドラー親衛騎団、電光石火木材 イヴァン雷帝 かけひきを使うまでの間、資金力があがります。 オレの名、ネペンテ天龍紋じゅうたん 偉大なる夢 相手の強化効果をぬすむことがあります。 ワイズ星将 限りある資源 使えば使うほど資金力がさがります。 トロピカルサマー、エデンの果実ジョジョの熱き血 五せる接待法 発動後の、おもてなしの効果があがります。 ホテル 影の地帯 自分にかかったニセ情報を整理します。 兵達が夢のあと 加速する時間 時間が2時間ほど経過します。 情報、メイドインヘヴン 歌舞伎町の女王様 敵が資金をみついでくれます。 マイトレーヤ 岩窟王 劣勢時に相手を少し吹き飛ばします。 グランドリオン、鉄紙 機械仕掛けの神 変動値の少ない正確な出資をします。 ハドラー親衛騎団、セラミックス キャスリング ハドラー農場が代わりに独立します。 ハドラー親衛騎団 器用貧乏 物件の独立危険度が1%さがります。 紅き魔術師たち 巨象も踊る 相手を少し吹き飛ばします。 造船 決闘 物件が独立すればするほど資金力があがります。 酒、イスカリオテ工房 三銃士 使えば使うほど資金力があがります。 パズルのピース、七元徳 沈まぬ太陽 劣勢時は常に資金力があがります。 かんばんむすめ 純情な感情 初撃のみ資金力が2倍となります。 さとう、ポーションワイトスレイヤー 俊足のてびき 行動値へボーナスが加算されます。 エデンの果実、かんばんむすめ 信頼のきずな 物件が独立しづらくなります。 ジャックと豆の木、電光石火大いなる水の恵み、セイブザクイーン金と宝石、イスカリオテ織 ずっと私のターン 行動値へボーナスが多く加算されます。 電光石火、さとう そこぢから 劣勢時に真の力を発揮します。 流派東方不敗、セイブザクイーンファンゴル工房、毛皮農具、食の千年王国グランボア工房 宅配ナース 一部の悪い効果を治療します。 ポーション だましうち 相手の行動値をさげます。 クーロンの闇姫、お茶とコーヒー大陸キャラバン たゆまぬ努力 生産力にボーナスが加算されます。 セフィロト、馬織物 賭博王 ランダム変動値の幅が大きくなります。 金と宝石 土俵際の魔術師 敗色濃厚でも諦めずに最後まで粘ります。 ワイズ星将 のませる 敵社の次の資金力が低下します。 お茶とコーヒー 秘めたる野心 物件が独立しやすくなってしまいます。 千一夜物語、アルカナタロッツジョジョの熱き血 ほほえみがえし 相手が物件から得た好感度をさげる。 ルツーク織 未来への遺産 次の資金力があがります。 グランボア工房 みつがせる 物件の独立危険度が1%あがってしまいます。 アマテラス 無敵の進撃 優勢時に真の力を発揮します。 武器 メイジキッチン 統合性をもたせ独立しづらくします。 ディランダの台所、ほしくず工房最後の晩餐、サイヤパラダイス 連続出資 知っていますか?紅き炎は二度燃えるのです! 紅き魔術師たち わがまま 連続で要求すると独立危険度が急上昇します。 アマテラス グループに参加しない物件 物件始末屋 アトランテ イスカリオテ水産 イスカリオバンク 海の鷹 グランボア海運 グッドフェローズ ゲバル海賊団 ジュナス物産 シリウス海運(本社) ゾルダーク海運 セフィロト商隊(本社) ゼロブライン商会(本社) ディランダ社(本社) フリーザ商会(本社) 掘出物小屋事務所 ラグナグ軍団 レッドキャラバン ゾルダーク商会(本社) シモン商会(本社) ミロク商会(本社) 毘沙門だるま 福禄寿鉱山 大黒食堂 地上げ屋ホーク ラピュタ鉄人兵団 古代文明遺産 蚩尤門:青竜(本社) 蚩尤門:白虎(本社) 蚩尤門:朱雀(本社) 蚩尤門:玄武(本社) ※グループ参加するが☆表示されない物件 スカラ陸送隊 ベビーサたん 弁財といち 恵比寿釣堀 ファンゴル諜報員
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/712.html
fuku5629.txt『重箱の隅』?の続きです。 豆れみりゃと二重人格お兄さん by ”ゆ虐の友”従業員 俺は豆れみりゃ一家の入った重箱を、家事の邪魔にならないよう台所の片隅に移動させる。 それから通常サイズのれみりゃの入ったガラス箱も、同じように移動させた。 そうした上で、その一角を手製の柵で囲い、さらに蚊帳を張ってれみりゃが勝手に飛び出ないようにする。 かつて、台所全体を我が物顔に飛び回っていたころからは想像もできないほどの都落ち―― 豆れみりゃ用のこーまかん(重箱)、通常れみりゃ用ガラス箱、それと豆れみりゃ数匹が踊れる程度の面積の床。 それが、俺がれみりゃ達に与えたあたらしい住処だ。 「こんなせまいとごろやだどぉー」 「おぞどにでだいどぉーー!!」 俺は通常れみりゃに、あることを言い聞かせた。 「これからは、お前がこのおちびちゃんたちをきちんと世話してやること。いいね」 通常れみりゃは豆れみりゃ達を見ると、元気よく頷く。 「わかったどぉ~!」 なかなかものわかりがいい。 「餌もすべてお前にまかせるからな、きちんとわけてあげるんだぞ」 「う~わかってるどぉ!おぜうさまはりっぱなおねーさまだどー」 * * * * それから数日が過ぎた。 「うっう~おちびぢゃんたち~ごはんだどぉ~」 「うー!」 「ぷっでぃんー!」 俺が通常れみりゃのガラス箱に与えた餌を、通常れみりゃはきちんと豆れみりゃ達に分け与えている。 親豆れみりゃはというと… 「おっきいおちびちゃんはぁ、いっぱいたべなきゃだめだどぉ!」 相変わらず子ども扱いされている。無理もない。通常種のれみりゃから見れば親豆れみりゃも子豆れみりゃも小さいことには 変わりないのだ。 「おぜうさまはまんまぁなの~!おちびちゃんじゃないどぉ~!」 おちびちゃん扱いされてぐずる親豆れみりゃだが、不承不承に餌の施しを受ける。 親豆れみりゃが泣こうがわめこうが、俺は通常れみりゃにしか餌を与えていないからだ。 「ぐやじいどぉー!でもおながずいだがらごはんたべるんだどぉー!」 「うー!でっかいおぜうさまのおうち、とってもえれがんとだどぉ~」 一匹の豆れみりゃが、通常れみりゃのガラス箱を見てそう言った。 今や、豆れみりゃだけに与えられた空間は”こーまかん”重箱と、数匹の豆れみりゃが踊ることができる程度の 床の広さしかない。 それに比べ、通常れみりゃのガラス箱は体に比例して大きく居住区全体の半分以上の場所を取っている。 新しいれみりゃ居住区はそれほどに狭いのだ。 通常れみりゃは胸を張って答える。 「おぜうさまのこーまかんだどぉー!えれがんとなのはあたりまえだっどぅ♪」 「おぜうさまたちのこーまかんのなんばいもおっきくてりっぱだどぉー」 他のれみりゃも追従する。 「ぴかぴかしてきれーだどぉー」 「いっぱいうーできるどぉー!」 気をよくした通常れみりゃ。 「そうだっどぉ!いいことかんがえたど♪ おちびちゃんたちぃ、おぜうさまのこーまかんのおちびちゃんになるどぉ♪ おぜうさまをまんまぁだとおもっていいどぉ~♪」 当然怒るのが親豆れみりゃだ。 「あうー!もうゆるざないどー!」 何倍も大きい通常れみりゃに飛びかかり、ぽかぽかと打ち据える。 「あう?おっきいおちびちゃん、おいたはだめだどぉ♪」 「うううーーー!!」 はっはっは、ぜんぜん相手にされてないでやんの。 と、そのとき、俺は脳の奥が疼くのを感じる。それは俺と”もうひとり”が人格交代する前兆だ。 「まったく、いいところで……」 しかし、考えようによってはむしろいいタイミングかもしれない。 この状況を見れば、俺が”もうひとり”の仕掛けたゲームに乗ったということは一目瞭然のはず。 ここから”もうひとり”がどうするのか。お手並み拝見といこう。 「あとは、任せた――」 次に戻ってくるのが楽しみだ。 * * * * ――数日して”戻ってくる”。 いつものように”もうひとり”が散らかした部屋を掃除すると、俺は台所へと向かった。 台所の隅のれみりゃ居住区の外観は変わっておらず、れみりゃの数や状態にも変化はない。 しかし、 「うあー!うあー!」 「まんまぁ~」 「うー!おぜうざまのおっきいおちびぢゃん~~」 「おぢびぢゃん~まんまぁをだずげでぇ~!!」 蚊帳で手狭に囲われた居住区の中で一匹のハエが親豆れみりゃを追い回している。 大きさからいえばいい勝負だが、鈍重なれみりゃと俊敏なハエでは勝負にならない。 すでにババくさい衣服はぼろぼろに食い破られ、ところどころから肉餡がはみ出ている。 「あっ、まんまぁのじゅうしゃだどぉー!まんまぁをはやくたすけるんだどぉー!!」 「まんまぁはつよいんだろう?ハエぐらいどうとでもなるんじゃないのか?」 「つべごべいわずにだずげなきゃだめなのーーー!!!」 親豆れみりゃは手をばたつかせてハエを追い払うが、すぐさまハエは舞い戻ってきてれみりゃに食らいつく。 「うんぎゃーー!!ぶんぶんいやだどぉーー!!」 俺は通常れみりゃにハエ叩きを握らせた。 「これでぶんぶんをやっつけるんだ」 「わかったどぉ!おっきいおちびちゃん、いまたすけるどぉーー!」 すっかり豆れみりゃを自分の所属物と思っている通常れみりゃである。発奮してハエを追い回し始める。 (やっぱりゆっくりしてるけど) 「いっくどぉー!」 大きく振りかぶって、べちん。 「いだいどぉぉぉぉ!!!」 思いっきりハエ叩きを振り下ろされた親豆れみりゃの悲鳴が上がった。 しかし、ハエはとっくに飛び立ってしまっている。 「うー!?おちびちゃんごめんだどぉ!こんどこそ……うー!」 「うっぎゃーーー!!」 「どーじでぶんぶんにげるんだどぉーー!ずるいどぉーー!」 「もうやだどぉーー!!」 「まんまぁ~!まんまぁ~!」 やると思ったぜ……期待通りだ、通常れみりゃ。 むきになってハエ叩きを振り回しながら親豆れみりゃを追い回す通常れみりゃ。子豆れみりゃはぴーぴーと泣きながら それをみまもることしかできない。 「びゃぶぅぅぅ!!!」 「またしっぱいだどぉ!だけどだいじょうぶだどぉ♪」 何が大丈夫なのかわからないが、大した自信だ。 「つぎこそほんとーにまちがいなくほんきのふるぱわーでぇ、いちげきひっさつだどぉ! おねーさまに、お☆ま☆か☆せ☆だっどぉ♪」 「いだいのやぁぁぁぁ!!!!」 * * * * 「さて」 通常れみりゃからハエ叩きを奪い取り、ハエを始末してやる。 すでに親豆れみりゃは全身打撲状態で、虫食いよりもハエ叩きのダメージの方が深刻というありさまだ。 通常れみりゃはというと、悪びれる様子もなく親豆れみりゃをなでている。 「う~おっきいおぢびちゃんごめんだどぉ。でもでもぉ、けっかよければすべてよしだっどぉ♪」 「ぜんぜんよぐないどぉぉぉぉぉ!!!ぞれにおぜうざまはおちびちゃんじゃないどぉぉぉ!!! でっかいおぜうざまなんがぎらいだどぉぉぉぉぉ!!!!」 「これからどうしたものか……」 思案するが、すでに十分痛めつけられたれみりゃをどうするか判断に迷う。 「あう?おふろだどぉ♪きもちいいどぉー♪」 とりあえず鍋にお湯にを入れ、そこに親豆れみりゃを入れてみた。通常種のゆっくりに与えるオレンジジュースとやらの代わりだ。 ひょっとしたら出汁が取れるかもしれないしな…… そのまま火にかけ、ことこと煮込む。 「あう~?ひかげんがあつすぎるどぉ!きのきかないじゅうしゃだどぉ!もっとぬるくするどぉ~」 蓋の下から何か声がするが、気にしない気にしない。 「~♪~♪~♪」 「あぢゅいぃぃぃぃぃ!!!!!!」 「本当に、これからどうしよう……」 折角”もうひとり”がいるのだから、たまには手抜きもいいかもしれないという結論に達した。 れみりゃ居住区を区切っている蚊帳を広げ、れみりゃ達の行動可能な空間を倍ほどに広げてやる。 「うっうー!ごーじゃすだっどぉ~」 「ひろびろ~だっどぉ~!」 早速うれしそうに飛び回る豆れみりゃ。 ほんの少し前まで、この台所すべてを勝手気ままに飛んでいたのだが……そんなことはもう忘れているのかもしれない。 通常れみりゃの方は、このぐらいの空間ではまだ飛ぶには手狭なようで、床に座り込んで豆れみりゃ達を応援している。 「うーみんなかわいいどぉ♪とってもえれがんとだどぉ♪」 ひとしきり飛び回った後、豆れみりゃ達は床に降り立って踊り始めた。 どうせならここで邪魔してやりたいところだが、今日は安息日だ。 (命拾いしたな……) 「うっうーうあうあ☆」 「じょーずだどぉー!」 「うあ☆うあ☆」 「せくしぃだどぉー!」 こんなときばかり手際のいいことに、順番に列を抜けて声援を送る役に回っている。 「……」 通常れみりゃが音頭を取り、手足をばたばた、翼をぱたぱた。 「れみ☆りゃ☆」 「しびれるどぉー!」 「う……」 「しゃおらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 その瞬間、俺は沸かせていたお湯を蚊帳の向こうへぶち撒けていた。 「うびぃぃぃぃぃ!!??」 「あうあーーー!!」 「まんまぁ~!まんまぁ~!」 「あ、ご、ごめ、つい」 まったく無意識に体が動いていた。 そうか、何で湯なんか沸かせていたのか自分でも不思議だったんだが、こういうことだったのか。 「大変だ、大変だ」 俺はいそいそと床を拭き始めた。 「それじゃあ、俺は一旦出て行くからゆっくりしていってね!」 「うー!ばいばいだどぉ!もうもどってこなくていいどぉー!」 「ぽーいだどぉー!どっかいっちゃえだどぉー!」 「そういうなって。俺がいなくなったら、お前ら飢え死にだぞ☆」 「とっととでていくどぉー!」 「わかったよ、ばいばい」 俺はそっと引き戸を引く。……少し待ってまた開ける。顔だけを出して、 「ゆっくりしていってね!」 「うざいどぉぉぉぉぉぉ!!!!」 もう一回。 「……ゆっくりしていってね!」 「ゆっぐぢでぎないどぉぉぉぉ!!!!」 * * * * しばらくして台所へ戻る。 「うーおなかすいだどぉ~」 「ぷっでぃんー」 いつものようにわめくれみりゃ達に餌を用意する。 「安息日、安息日……」 そうだ、今日は特別に親豆れみりゃにも餌をくれてやろう。結果については責任持たないけど。 「うっうー!おぜうさまのかり☆すまにやっときづいたんだっどぅ? と☆く☆べ☆つ☆にゆるしてやるんだどぉ♪もうわるいことをしてはだめだどぉ♪」 重ねて言うが、結果については特に責任持たない。それに”もうひとり”が俺のあとを引き継いでどうするかは なおさら知ったことじゃないのだが…まあ安息日だしな、いい気にさせておいてやろう。 俺から餌を得た親豆れみりゃは、両手にそれを抱えて子れみりゃのもとへと飛ぶ。 「うっうー!まんまぁがでぃなーをもってきたどぉー♪おちびちゃんたちいっぱいたべてえれがんとにそだつんだどぉ♪」 威信回復をかけて、目いっぱい餌を抱えてきた親豆れみりゃだが、子豆れみりゃたちの反応は今ひとつ。 「うー?」 「おぜうさまはおっきいおぜうさまからもらうからいらないどぉ?」 「どーじでーー!!!???」 (尺が違うんだよ) 親豆れみりゃが一生懸命に餌を抱えたところで、その量はたかが知れている。 それよりも通常れみりゃ用の――豆れみりゃには巨大な――皿に群がって餌を食む方が手っ取り早いのは当然だ。 それに、長い習慣づけによって『おっきいおぜうさま=ごはんをくれる』という風に記憶が上書きされているのだろう。 「まんまぁがまんまぁなのーーーー!!!」 * * * * それからまた”もうひとり”と交代し、戻ってくると、何やられみりゃ居住区にみょんな植物がしげっている。 百日紅(さるすべり)のようにつるつるとした幹。枝からはまばらに葉が茂り、いたるところに棘が生えている。 れみりゃ達はそれに絡まって遊んでいるように見えたのだが、 「いだいどぉーー!!」 「だじでーー!だじでーー!」 「?」 居間の机の上に紙切れが置いてあった。 「何々……?」 <カザリガリノキ カザリガリノキは、ゆっくりの髪飾りを取るよう開発された植物です。 庭に植えるなどして防ゆっくりにどうぞ。 棘があり、外部からの刺激によってオジギソウのような就眠運動を誘発します。お手を触れる際にはご注意ください> 「世の中にはいろいろなものがあるものだなぁ……」 俺は感心した。 そういうことなら。俺は早速台所へもどって観察を始める。 「いぢゃいぃ~~!!」 「だずげでぇ~まんまぁ~」 子豆れみりゃはすっかり枝と枝の間に入り込んでしまっている。出ようとしても翼や手足が枝のどこかしらにひっかかり、 その度に枝はよじれて豆れみりゃを刺す。 今やいっぱしの虐待お兄さんとなった俺には、こうなった経緯が容易に想像できた。 「えれがんとないんてりあだどぉー!」 「おぜうさまがじきじきにたんっけんしてあげるどぉ~!」 意気揚々と、生い茂るカザリガリノキの突っ込んでいく豆れみりゃ。しかし豆れみりゃに触れられ動き出した木に捕らわれ、 そのうちにれみりゃが大事にしているお帽子を取られてしまう。 「おぜうさまのおぼうしかえすんだどぉー!」 「かえさないとたーべちゃーうどー!」 腹を立てた豆れみりゃ達は、茂みのより奥へと進んで行き―― 「どーじででられないんだどぉーー!!??」 そして現在にいたる、と。 「じゅうしゃー!なんとかずるんだどぉー!」 俺は適当に返事をする。 「自分でしなさい、まんまぁでしょ」 「うー!そうだどぉ!まんまぁがいまたすけてあげるどぉー! うっうー!」 こいつら本当に面白いな。 「うー!……あう?」 先ほどの俺の想像通りに木に突っ込み、絡まってもがく親豆れみりゃを見て俺は心からそう思ったのだった…… 「だれが~!!まんまぁをだずげでぇ~!!」 * * * * それにしても、最近床が汚れてきたな…… もちろん台所のこちら側は俺が掃除している。問題なのはれみりゃ居住区の床である。 「自分のこーまかんは、自分できれいになさい」 俺はれみりゃ達に布きれをやり、そう言い渡す。 「う~?なにばかなこといってるんだどぉ~?」 「おそうじはぁ、じゅうしゃのしごとだどぉ☆」 「あ、そ。 お兄さんは言うこと聞かない子にはご飯あげないよ?」 「そんなのめっだどぉー」 それから最初の食事の時間が来た。 「うっうー!おぜうさまはおなかがすいたどぉ♪」 「ぷっでぃーんはやくぅ☆」 昨日までと同じくそう命令してくるが、無視。 「おながずいだどぉー!!」 「ぷっでぃんたべたいどぉー!!」 れみりゃ達はその次の食事にも、そのまた次の食事にもありつけなかった。 うおんうおん泣くその声がいくらか鬼気迫ってきた。それでも掃除に取り掛かる気配はない。 こちらとしては一匹生き残れば繁殖させられるのだから譲歩するつもりはない。全滅という一線を越えなければいいだけなのだ。 三日目に入って、通常れみりゃが布切れを使って自分のガラス箱をのろのろと掃除し始める。 しかし、やはり気が進まないようですぐに投げ出してしまう。 「う゛ーづまんないどぉー!」 「そろそろ昼飯だどー……じゃなかった、昼飯だぞー。お掃除終わらさないとご飯抜きだぞー」 「ううー!」 俺の言葉で、ようやく豆れみりゃどもも通常れみりゃを真似て掃除を始める。 「うー!ごんなのえれがんとじゃないどぉー」 「づがれだどぉー!!」 飛び回るには狭くとも、むらなく拭くのには広すぎる空間だ。しかもれみりゃ達は統率を図るでもなく、 それぞれ思うがままに動いて頭をぶつけ合ったりしている。 俺は料理に取り掛かった。今日は豪勢に肉饂飩だ。 「えれがんとならんちだどぉー!」 「はやくたべたいどぉー♪」 どうやら飯にありつくつもりらしい。今までの流れでどうやったらそう思えるのか、不思議でならない。 「いいにおいだどぉー」 「……」 深く考えるのも馬鹿らしい。俺は気にせず料理に集中しよう。 近所の猟師からもらった肉を取り出し、普段はあまり使わない香辛料類もふんだんに使って調理を進めていく。 俺が葱を切る包丁の音が、れみりゃ達の物音をかき消して台所に響く。 「うっうー!まちきれないどー!」 「はやくつくってほしーどぉ-!」 「……」 「よし、完成だ!」 テーレッテー 「奥義・肉煮込み饂飩みそ風」 品名の前に奥義を付けたことにより味わいと風格がそなわり最強に見える。 「はやくはやくぅ、おぜうさまにちょーだいだどぉー!」 「おなかすいたどぉー!」 何だ、早速いただこうと思ったのに麺が延びてしまうじゃないか。 俺は一応床を一瞥するが、もちろん掃除が終わっているはずもない。 「お前ら、掃除、終わってない、以上」 簡潔に切って捨て、居間へと向かう。 「あうーー!!やだどぉーーー!!」 「おなかぺこぺこだどぉぉぉぉぉ!!!」 俺は少し考えたあと、丼を持ったまま台所へ戻る。 「あう!」 「いじわるしないで、はやくたべさせるどぉー!」 「いや、俺ここで食うことにしただけなんだけど。何勘違いしてるの?馬鹿なの?死ぬの? ……うっめ!これめっちゃうっめ!」 「あうーーー!!!!」 半ば錯乱状態なのか、仰向けになってごろごろ転がりだすものまでいる。いいぞもっとやれ。 「しばらく、料理に凝ってみようかね……」 俺はやけに美味く感じる饂飩をすすりながら、そう思ったのだった。 END □ ■ □ ■ ”もうひとり”視点からとか、野生で生活したら?とかは書ききれないのでいったん締め。 豆れみりゃは初心者向けな一方ダイナミックないじめができないので結構ストレスなのぜ…… ぬるいじめ用ゆっくりってことで。 読了ありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3917.html
fuku5629.txt『重箱の隅』の続きです。 豆れみりゃと二重人格お兄さん by ”ゆ虐の友”従業員 俺は豆れみりゃ一家の入った重箱を、家事の邪魔にならないよう台所の片隅に移動させる。 それから通常サイズのれみりゃの入ったガラス箱も、同じように移動させた。 そうした上で、その一角を手製の柵で囲い、さらに蚊帳を張ってれみりゃが勝手に飛び出ないようにする。 かつて、台所全体を我が物顔に飛び回っていたころからは想像もできないほどの都落ち―― 豆れみりゃ用のこーまかん(重箱)、通常れみりゃ用ガラス箱、それと豆れみりゃ数匹が踊れる程度の面積の床。 それが、俺がれみりゃ達に与えたあたらしい住処だ。 「こんなせまいとごろやだどぉー」 「おぞどにでだいどぉーー!!」 俺は通常れみりゃに、あることを言い聞かせた。 「これからは、お前がこのおちびちゃんたちをきちんと世話してやること。いいね」 通常れみりゃは豆れみりゃ達を見ると、元気よく頷く。 「わかったどぉ~!」 なかなかものわかりがいい。 「餌もすべてお前にまかせるからな、きちんとわけてあげるんだぞ」 「う~わかってるどぉ!おぜうさまはりっぱなおねーさまだどー」 * * * * それから数日が過ぎた。 「うっう~おちびぢゃんたち~ごはんだどぉ~」 「うー!」 「ぷっでぃんー!」 俺が通常れみりゃのガラス箱に与えた餌を、通常れみりゃはきちんと豆れみりゃ達に分け与えている。 親豆れみりゃはというと… 「おっきいおちびちゃんはぁ、いっぱいたべなきゃだめだどぉ!」 相変わらず子ども扱いされている。無理もない。通常種のれみりゃから見れば親豆れみりゃも子豆れみりゃも小さいことには 変わりないのだ。 「おぜうさまはまんまぁなの~!おちびちゃんじゃないどぉ~!」 おちびちゃん扱いされてぐずる親豆れみりゃだが、不承不承に餌の施しを受ける。 親豆れみりゃが泣こうがわめこうが、俺は通常れみりゃにしか餌を与えていないからだ。 「ぐやじいどぉー!でもおながずいだがらごはんたべるんだどぉー!」 「うー!でっかいおぜうさまのおうち、とってもえれがんとだどぉ~」 一匹の豆れみりゃが、通常れみりゃのガラス箱を見てそう言った。 今や、豆れみりゃだけに与えられた空間は”こーまかん”重箱と、数匹の豆れみりゃが踊ることができる程度の 床の広さしかない。 それに比べ、通常れみりゃのガラス箱は体に比例して大きく居住区全体の半分以上の場所を取っている。 新しいれみりゃ居住区はそれほどに狭いのだ。 通常れみりゃは胸を張って答える。 「おぜうさまのこーまかんだどぉー!えれがんとなのはあたりまえだっどぅ♪」 「おぜうさまたちのこーまかんのなんばいもおっきくてりっぱだどぉー」 他のれみりゃも追従する。 「ぴかぴかしてきれーだどぉー」 「いっぱいうーできるどぉー!」 気をよくした通常れみりゃ。 「そうだっどぉ!いいことかんがえたど♪ おちびちゃんたちぃ、おぜうさまのこーまかんのおちびちゃんになるどぉ♪ おぜうさまをまんまぁだとおもっていいどぉ~♪」 当然怒るのが親豆れみりゃだ。 「あうー!もうゆるざないどー!」 何倍も大きい通常れみりゃに飛びかかり、ぽかぽかと打ち据える。 「あう?おっきいおちびちゃん、おいたはだめだどぉ♪」 「うううーーー!!」 はっはっは、ぜんぜん相手にされてないでやんの。 と、そのとき、俺は脳の奥が疼くのを感じる。それは俺と”もうひとり”が人格交代する前兆だ。 「まったく、いいところで……」 しかし、考えようによってはむしろいいタイミングかもしれない。 この状況を見れば、俺が”もうひとり”の仕掛けたゲームに乗ったということは一目瞭然のはず。 ここから”もうひとり”がどうするのか。お手並み拝見といこう。 「あとは、任せた――」 次に戻ってくるのが楽しみだ。 * * * * ――数日して”戻ってくる”。 いつものように”もうひとり”が散らかした部屋を掃除すると、俺は台所へと向かった。 台所の隅のれみりゃ居住区の外観は変わっておらず、れみりゃの数や状態にも変化はない。 しかし、 「うあー!うあー!」 「まんまぁ~」 「うー!おぜうざまのおっきいおちびぢゃん~~」 「おぢびぢゃん~まんまぁをだずげでぇ~!!」 蚊帳で手狭に囲われた居住区の中で一匹のハエが親豆れみりゃを追い回している。 大きさからいえばいい勝負だが、鈍重なれみりゃと俊敏なハエでは勝負にならない。 すでにババくさい衣服はぼろぼろに食い破られ、ところどころから肉餡がはみ出ている。 「あっ、まんまぁのじゅうしゃだどぉー!まんまぁをはやくたすけるんだどぉー!!」 「まんまぁはつよいんだろう?ハエぐらいどうとでもなるんじゃないのか?」 「つべごべいわずにだずげなきゃだめなのーーー!!!」 親豆れみりゃは手をばたつかせてハエを追い払うが、すぐさまハエは舞い戻ってきてれみりゃに食らいつく。 「うんぎゃーー!!ぶんぶんいやだどぉーー!!」 俺は通常れみりゃにハエ叩きを握らせた。 「これでぶんぶんをやっつけるんだ」 「わかったどぉ!おっきいおちびちゃん、いまたすけるどぉーー!」 すっかり豆れみりゃを自分の所属物と思っている通常れみりゃである。発奮してハエを追い回し始める。 (やっぱりゆっくりしてるけど) 「いっくどぉー!」 大きく振りかぶって、べちん。 「いだいどぉぉぉぉ!!!」 思いっきりハエ叩きを振り下ろされた親豆れみりゃの悲鳴が上がった。 しかし、ハエはとっくに飛び立ってしまっている。 「うー!?おちびちゃんごめんだどぉ!こんどこそ……うー!」 「うっぎゃーーー!!」 「どーじでぶんぶんにげるんだどぉーー!ずるいどぉーー!」 「もうやだどぉーー!!」 「まんまぁ~!まんまぁ~!」 やると思ったぜ……期待通りだ、通常れみりゃ。 むきになってハエ叩きを振り回しながら親豆れみりゃを追い回す通常れみりゃ。子豆れみりゃはぴーぴーと泣きながら それをみまもることしかできない。 「びゃぶぅぅぅ!!!」 「またしっぱいだどぉ!だけどだいじょうぶだどぉ♪」 何が大丈夫なのかわからないが、大した自信だ。 「つぎこそほんとーにまちがいなくほんきのふるぱわーでぇ、いちげきひっさつだどぉ! おねーさまに、お☆ま☆か☆せ☆だっどぉ♪」 「いだいのやぁぁぁぁ!!!!」 * * * * 「さて」 通常れみりゃからハエ叩きを奪い取り、ハエを始末してやる。 すでに親豆れみりゃは全身打撲状態で、虫食いよりもハエ叩きのダメージの方が深刻というありさまだ。 通常れみりゃはというと、悪びれる様子もなく親豆れみりゃをなでている。 「う~おっきいおぢびちゃんごめんだどぉ。でもでもぉ、けっかよければすべてよしだっどぉ♪」 「ぜんぜんよぐないどぉぉぉぉぉ!!!ぞれにおぜうざまはおちびちゃんじゃないどぉぉぉ!!! でっかいおぜうざまなんがぎらいだどぉぉぉぉぉ!!!!」 「これからどうしたものか……」 思案するが、すでに十分痛めつけられたれみりゃをどうするか判断に迷う。 「あう?おふろだどぉ♪きもちいいどぉー♪」 とりあえず鍋にお湯にを入れ、そこに親豆れみりゃを入れてみた。通常種のゆっくりに与えるオレンジジュースとやらの代わりだ。 ひょっとしたら出汁が取れるかもしれないしな…… そのまま火にかけ、ことこと煮込む。 「あう~?ひかげんがあつすぎるどぉ!きのきかないじゅうしゃだどぉ!もっとぬるくするどぉ~」 蓋の下から何か声がするが、気にしない気にしない。 「~♪~♪~♪」 「あぢゅいぃぃぃぃぃ!!!!!!」 「本当に、これからどうしよう……」 折角”もうひとり”がいるのだから、たまには手抜きもいいかもしれないという結論に達した。 れみりゃ居住区を区切っている蚊帳を広げ、れみりゃ達の行動可能な空間を倍ほどに広げてやる。 「うっうー!ごーじゃすだっどぉ~」 「ひろびろ~だっどぉ~!」 早速うれしそうに飛び回る豆れみりゃ。 ほんの少し前まで、この台所すべてを勝手気ままに飛んでいたのだが……そんなことはもう忘れているのかもしれない。 通常れみりゃの方は、このぐらいの空間ではまだ飛ぶには手狭なようで、床に座り込んで豆れみりゃ達を応援している。 「うーみんなかわいいどぉ♪とってもえれがんとだどぉ♪」 ひとしきり飛び回った後、豆れみりゃ達は床に降り立って踊り始めた。 どうせならここで邪魔してやりたいところだが、今日は安息日だ。 (命拾いしたな……) 「うっうーうあうあ☆」 「じょーずだどぉー!」 「うあ☆うあ☆」 「せくしぃだどぉー!」 こんなときばかり手際のいいことに、順番に列を抜けて声援を送る役に回っている。 「……」 通常れみりゃが音頭を取り、手足をばたばた、翼をぱたぱた。 「れみ☆りゃ☆」 「しびれるどぉー!」 「う……」 「しゃおらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 その瞬間、俺は沸かせていたお湯を蚊帳の向こうへぶち撒けていた。 「うびぃぃぃぃぃ!!??」 「あうあーーー!!」 「まんまぁ~!まんまぁ~!」 「あ、ご、ごめ、つい」 まったく無意識に体が動いていた。 そうか、何で湯なんか沸かせていたのか自分でも不思議だったんだが、こういうことだったのか。 「大変だ、大変だ」 俺はいそいそと床を拭き始めた。 「それじゃあ、俺は一旦出て行くからゆっくりしていってね!」 「うー!ばいばいだどぉ!もうもどってこなくていいどぉー!」 「ぽーいだどぉー!どっかいっちゃえだどぉー!」 「そういうなって。俺がいなくなったら、お前ら飢え死にだぞ☆」 「とっととでていくどぉー!」 「わかったよ、ばいばい」 俺はそっと引き戸を引く。……少し待ってまた開ける。顔だけを出して、 「ゆっくりしていってね!」 「うざいどぉぉぉぉぉぉ!!!!」 もう一回。 「……ゆっくりしていってね!」 「ゆっぐぢでぎないどぉぉぉぉ!!!!」 * * * * しばらくして台所へ戻る。 「うーおなかすいだどぉ~」 「ぷっでぃんー」 いつものようにわめくれみりゃ達に餌を用意する。 「安息日、安息日……」 そうだ、今日は特別に親豆れみりゃにも餌をくれてやろう。結果については責任持たないけど。 「うっうー!おぜうさまのかり☆すまにやっときづいたんだっどぅ? と☆く☆べ☆つ☆にゆるしてやるんだどぉ♪もうわるいことをしてはだめだどぉ♪」 重ねて言うが、結果については特に責任持たない。それに”もうひとり”が俺のあとを引き継いでどうするかは なおさら知ったことじゃないのだが…まあ安息日だしな、いい気にさせておいてやろう。 俺から餌を得た親豆れみりゃは、両手にそれを抱えて子れみりゃのもとへと飛ぶ。 「うっうー!まんまぁがでぃなーをもってきたどぉー♪おちびちゃんたちいっぱいたべてえれがんとにそだつんだどぉ♪」 威信回復をかけて、目いっぱい餌を抱えてきた親豆れみりゃだが、子豆れみりゃたちの反応は今ひとつ。 「うー?」 「おぜうさまはおっきいおぜうさまからもらうからいらないどぉ?」 「どーじでーー!!!???」 (尺が違うんだよ) 親豆れみりゃが一生懸命に餌を抱えたところで、その量はたかが知れている。 それよりも通常れみりゃ用の――豆れみりゃには巨大な――皿に群がって餌を食む方が手っ取り早いのは当然だ。 それに、長い習慣づけによって『おっきいおぜうさま=ごはんをくれる』という風に記憶が上書きされているのだろう。 「まんまぁがまんまぁなのーーーー!!!」 * * * * それからまた”もうひとり”と交代し、戻ってくると、何やられみりゃ居住区にみょんな植物がしげっている。 百日紅(さるすべり)のようにつるつるとした幹。枝からはまばらに葉が茂り、いたるところに棘が生えている。 れみりゃ達はそれに絡まって遊んでいるように見えたのだが、 「いだいどぉーー!!」 「だじでーー!だじでーー!」 「?」 居間の机の上に紙切れが置いてあった。 「何々……?」 <カザリガリノキ カザリガリノキは、ゆっくりの髪飾りを取るよう開発された植物です。 庭に植えるなどして防ゆっくりにどうぞ。 棘があり、外部からの刺激によってオジギソウのような就眠運動を誘発します。お手を触れる際にはご注意ください> 「世の中にはいろいろなものがあるものだなぁ……」 俺は感心した。 そういうことなら。俺は早速台所へもどって観察を始める。 「いぢゃいぃ~~!!」 「だずげでぇ~まんまぁ~」 子豆れみりゃはすっかり枝と枝の間に入り込んでしまっている。出ようとしても翼や手足が枝のどこかしらにひっかかり、 その度に枝はよじれて豆れみりゃを刺す。 今やいっぱしの虐待お兄さんとなった俺には、こうなった経緯が容易に想像できた。 「えれがんとないんてりあだどぉー!」 「おぜうさまがじきじきにたんっけんしてあげるどぉ~!」 意気揚々と、生い茂るカザリガリノキの突っ込んでいく豆れみりゃ。しかし豆れみりゃに触れられ動き出した木に捕らわれ、 そのうちにれみりゃが大事にしているお帽子を取られてしまう。 「おぜうさまのおぼうしかえすんだどぉー!」 「かえさないとたーべちゃーうどー!」 腹を立てた豆れみりゃ達は、茂みのより奥へと進んで行き―― 「どーじででられないんだどぉーー!!??」 そして現在にいたる、と。 「じゅうしゃー!なんとかずるんだどぉー!」 俺は適当に返事をする。 「自分でしなさい、まんまぁでしょ」 「うー!そうだどぉ!まんまぁがいまたすけてあげるどぉー! うっうー!」 こいつら本当に面白いな。 「うー!……あう?」 先ほどの俺の想像通りに木に突っ込み、絡まってもがく親豆れみりゃを見て俺は心からそう思ったのだった…… 「だれが~!!まんまぁをだずげでぇ~!!」 * * * * それにしても、最近床が汚れてきたな…… もちろん台所のこちら側は俺が掃除している。問題なのはれみりゃ居住区の床である。 「自分のこーまかんは、自分できれいになさい」 俺はれみりゃ達に布きれをやり、そう言い渡す。 「う~?なにばかなこといってるんだどぉ~?」 「おそうじはぁ、じゅうしゃのしごとだどぉ☆」 「あ、そ。 お兄さんは言うこと聞かない子にはご飯あげないよ?」 「そんなのめっだどぉー」 それから最初の食事の時間が来た。 「うっうー!おぜうさまはおなかがすいたどぉ♪」 「ぷっでぃーんはやくぅ☆」 昨日までと同じくそう命令してくるが、無視。 「おながずいだどぉー!!」 「ぷっでぃんたべたいどぉー!!」 れみりゃ達はその次の食事にも、そのまた次の食事にもありつけなかった。 うおんうおん泣くその声がいくらか鬼気迫ってきた。それでも掃除に取り掛かる気配はない。 こちらとしては一匹生き残れば繁殖させられるのだから譲歩するつもりはない。全滅という一線を越えなければいいだけなのだ。 三日目に入って、通常れみりゃが布切れを使って自分のガラス箱をのろのろと掃除し始める。 しかし、やはり気が進まないようですぐに投げ出してしまう。 「う゛ーづまんないどぉー!」 「そろそろ昼飯だどー……じゃなかった、昼飯だぞー。お掃除終わらさないとご飯抜きだぞー」 「ううー!」 俺の言葉で、ようやく豆れみりゃどもも通常れみりゃを真似て掃除を始める。 「うー!ごんなのえれがんとじゃないどぉー」 「づがれだどぉー!!」 飛び回るには狭くとも、むらなく拭くのには広すぎる空間だ。しかもれみりゃ達は統率を図るでもなく、 それぞれ思うがままに動いて頭をぶつけ合ったりしている。 俺は料理に取り掛かった。今日は豪勢に肉饂飩だ。 「えれがんとならんちだどぉー!」 「はやくたべたいどぉー♪」 どうやら飯にありつくつもりらしい。今までの流れでどうやったらそう思えるのか、不思議でならない。 「いいにおいだどぉー」 「……」 深く考えるのも馬鹿らしい。俺は気にせず料理に集中しよう。 近所の猟師からもらった肉を取り出し、普段はあまり使わない香辛料類もふんだんに使って調理を進めていく。 俺が葱を切る包丁の音が、れみりゃ達の物音をかき消して台所に響く。 「うっうー!まちきれないどー!」 「はやくつくってほしーどぉ-!」 「……」 「よし、完成だ!」 テーレッテー 「奥義・肉煮込み饂飩みそ風」 品名の前に奥義を付けたことにより味わいと風格がそなわり最強に見える。 「はやくはやくぅ、おぜうさまにちょーだいだどぉー!」 「おなかすいたどぉー!」 何だ、早速いただこうと思ったのに麺が延びてしまうじゃないか。 俺は一応床を一瞥するが、もちろん掃除が終わっているはずもない。 「お前ら、掃除、終わってない、以上」 簡潔に切って捨て、居間へと向かう。 「あうーー!!やだどぉーーー!!」 「おなかぺこぺこだどぉぉぉぉぉ!!!」 俺は少し考えたあと、丼を持ったまま台所へ戻る。 「あう!」 「いじわるしないで、はやくたべさせるどぉー!」 「いや、俺ここで食うことにしただけなんだけど。何勘違いしてるの?馬鹿なの?死ぬの? ……うっめ!これめっちゃうっめ!」 「あうーーー!!!!」 半ば錯乱状態なのか、仰向けになってごろごろ転がりだすものまでいる。いいぞもっとやれ。 「しばらく、料理に凝ってみようかね……」 俺はやけに美味く感じる饂飩をすすりながら、そう思ったのだった。 END □ ■ □ ■ ”もうひとり”視点からとか、野生で生活したら?とかは書ききれないのでいったん締め。 豆れみりゃは初心者向けな一方ダイナミックないじめができないので結構ストレスなのぜ…… ぬるいじめ用ゆっくりってことで。 読了ありがとうございました。