約 12,464 件
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/55.html
キャラクター別SS追跡表 ↓SSを追跡したいキャラを選んでください。 白坂小梅 № タイトル 作者 登場人物 025 悪夢かもしれないけど ◆j1Wv59wPk2 白坂小梅、和久井留美 039 デッドアイドル・ウォーキング ◆n7eWlyBA4w 岡崎泰葉、白坂小梅 067 彼女たちは袖触れ合うテンパーソン ◆John.ZZqWo 小関麗奈、古賀小春、和久井留美、藤原肇、諸星きらり岡崎泰葉、白坂小梅、喜多日菜子、市原仁奈、双葉杏 082 Two sides of the same coin ◆yX/9K6uV4E 藤原肇、諸星きらり、岡崎泰葉、白坂小梅、喜多日菜子、市原仁奈、榊原里美 105 哀(愛)世界・ふしぎ発見 ◆RVPB6Jwg7w 諸星きらり、白坂小梅 114 ああ、よかった ◆j1Wv59wPk2 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、諸星きらり、白坂小梅、相川千夏 125 KICKSTART MY HEART ◆n7eWlyBA4w 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅 142 みんなのうた ◆RVPB6Jwg7w 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅 160 彼女たちにとって無残で悪趣味なトゥエンティーエイト ◆John.ZZqWo 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅 166 コレカラノタメ×ノ×タカラサガシ ◆rFmVlZGwyw 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅 178 心の雨 ◆j1Wv59wPk2 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅 187 彼女たちがその熱にうなされるサーティセブンポイントトゥー ◆John.ZZqWo 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅諸星きらり、藤原肇、小関麗奈、古賀小春 195 Black in White ◆wgC73NFT9I 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅諸星きらり、藤原肇、小関麗奈、古賀小春 201 彼女たちが生きてこそと知るクラッシュフォーティー ◆John.ZZqWo 小早川紗枝、向井拓海、松永涼、白坂小梅、諸星きらり、藤原肇小関麗奈、古賀小春、北条加蓮、神谷奈緒、渋谷凜、和久井留美 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/saikyouwoman/pages/319.html
【作品名】めだかボックス 【ジャンル】少年漫画 【共通設定・世界観】 この世界の人間は普通(ノーマル)、特別(スペシャル)、異常(アブノーマル)、過負荷(マイナス)の4種類に分類される。 普通と特別については詳細を書いてもあまり意味がないため割愛。 異常(アブノーマル): 何らかの突出した特殊能力を持つ人間。 心を読む、反射神経を意識的に制御できる、殺戮衝動に駆られるなど、 肉体的なものから精神的なものまで様々な異常が存在する。 肉体改造によって得た後天的な異常も存在し、 常人とあまりにかけ離れた能力であれば何でもありだと思われる。 過負荷(マイナス): 特殊能力を持つ人間だが、異常とは異なり科学的に分析が不可能なものを指す。 大抵の人間は向かい合っただけで心が折れる。 「最初から間違えてる過負荷はなかったことにはできないんだよ」との台詞より、過負荷の能力は能力消去耐性を持つ。 過負荷の精神攻撃は人外である安心院さんの端末にも通用したため人外にも効果あり。 死後の世界: 安心院が人の心の中に作った精神世界。作中の全人口(70億人)全員の心の中に存在するのかは不明。 箱舟中学の教室のような場所だが、窓の外には星々なども存在するため、一人の精神世界=単一宇宙として扱う。 作中では、めだか・球磨川・善吉が基点世界で死亡した時、自身の心の中の世界に送られた。 安心院や鳩の任意、大嘘憑きの自動発動によるものなど、送られる理由は様々。 また、球磨川の却本作りがめだかによって弱体化される前の安心院は他人の心の中にしか行けなかったが、 その時点でも7億人の端末と対話が可能と言われているため、全ての端末の心の中には精神世界が存在すると考えられる。 よって世界観は、基点世界とめだか・球磨川・善吉・端末(7億)の精神世界と天国と地獄と魔界で、単一宇宙*7億4個+α*3個 とする。 【名前】黒神めだか 【攻撃力】古賀いたみ・高千穂仕種以上(後述)。 後述する乱神モード時はダンプカーのような力を持つと称され、校舎すら動かせる。 黒神ファントム: 超音速で敵に突っ込み、衝撃波を纏って攻撃する。使うと全身がぼろぼろになるが一応戦闘は可能。 「向かい合っただけで心が折れる」とされる過負荷(マイナス)のスキルを完成させて所持しているので、常時精神攻撃を持つ。 【防御力】古賀いたみ・高千穂仕種以上(後述)+教室爆破耐久+タイムラグなし回復 通常時でも高校の教室1つを爆破する爆発に耐えられる。 後述する改神モード時、ビルを2階分ぶち破れる古賀並の威力の蹴りで腕を骨折したが、 攻撃される前から回復を始め、攻撃を受けた瞬間に完治し、そのまま反撃した。 封印攻撃である却本作りを受けても戦闘続行可能なため封印攻撃耐性。 精神攻撃耐性*6(※後述) 【素早さ】常時全能の安心院なじみを抹殺した獅子目言彦と戦闘できるため時間無視 【特殊能力】見ると戦意喪失する精神+言語解析+収納能力+心読み+王土の特殊能力他 身体能力や知能は通常の人間の限界を明らかに超えている。1歳時点で大学教授を上回る知能を持つ。 めだかの精神を覗き見た場合、常人は戦意喪失してしまう。 王土から理不尽な重税を受けた際、内に秘める闇に触れてしまった王土が完全に戦意喪失してしまった。 通常時は反射神経がなく、自分で思考して反応している(それでも高千穂と互角に戦闘可能)。 反射に頼らないため、動作を最適化して行動可能。 乱神モード:めだかが激怒した状態。通常時より強くなり、回復力も上がる。 改神モード:乱神モードの進化版。 完成(ジエンド): 他人の異常性・性能を本来の持ち主より使いこなし完成された状態で使いこなす。 理不尽な重税が十割なら完成は十全であり、持ち主のスペック以上のことが可能。 心を読める行橋が近くにいただけで行橋の異常をコピーしたので、相手の近くにいるだけで能力をコピーできると思われる。 以下は使いこなせる、または使いこなせると思われる能力。 独自言語:他人が独自で開発した言語を数言で解読し、その言語で会話可能。 反射神経:高千穂仕種参照。オンオフを任意で切り替えられる。 収納能力:物を四次元ポケットのごとく収納する。 古賀の身体能力(改神モード時):古賀いたみ以上の身体能力。 行橋の異常: 他人の心を無差別に読んでしまう。射程数m。オンオフ可能と示唆されている。 また、感受性を極度に上げ、他者の感情をその相手以上に感じてしまう。 王土の異常: 都城王土参照。王土と違って自己洗脳可能。ただし、心読み無効化は人格の問題なので無理だと思われる。 自己洗脳により王土の洗脳を解除したため、条件が揃えば洗脳されても解除可能。 軌道計算(設定上可能だが描写なし): 鍛えた高校生が視認不能な速度で跳ねるスーパーボールの軌道を正確に計算できる以上の計算能力。 五本の病爪: 『病気を操るスキル』 右手から24cmほど長く伸びた爪で相手をひっかくことで 病気を治療・感染させることができる。 作中では夏風邪・貧血・インフルエンザを自在に治癒・感染でき、感染させた場合すぐに最悪の状態になる。 本人のスキル解説いわく、「その気になれば癌とか心臓病にもできる」とのこと。 よって上記の描写・設定より、致死率の高い心筋梗塞に感染→最悪の状態になり即意識不明後死亡などもおそらく可能である。 また、治すという意味では切り傷や骨折などの怪我のほか、細かい持病なども治すことができる。 対象は人間のみで自分、相手問わず使える。 大嘘憑き(オールフィクション): 球磨川禊が持つ過負荷(マイナス)。因果律を操作してあらゆることを「なかったこと」にすることができる。 本人の状態・体制にかかわらず即時発動可能。(恐らく大嘘憑きの速度は思考相応) (大嘘憑きのアラやムラは性格に起因するが、最強スレでは性格無視なので、全てをなかったことにできるとする。) 自分や他人が負った傷や、手術で摘出した内臓など既に失ったもの、相手からの攻撃、 他人の視力や自分の気配などの身体能力・概念的なものや特殊能力もなかったことに出来る。 温度をなかったことにすることができる、温度をなかったことにしているので絶対零度だと思われる。 行動にかかる時間を『なかったこと』にできる。つまり任意で0秒行動となれる。 死後に大嘘憑きで自分の死を無かったことにできるため死なない。 『少なくとも一度 僕は死ぬことになるだろう』『その後 自動発動の『大嘘憑き』で生き返れるけど』より、 大嘘憑きで死亡した場合自動発動する。 また攻撃ごとなかったことにしているので殺されたことによる反応時間のリセットも発生しない。 『死ぬのは嫌だ』『死ぬのだけは本当に嫌だ』『僕は死んでも死にたくない』『死んだら』 『嫌な奴に会わなくちゃいけないから』より、 自動発動の大嘘憑きでの蘇生場所も精神世界になる。 大嘘憑きで死をなかったことにする時は「ロシアンルーレットによる発砲を『なかったこと』にした」と言っているので、 死の原因となる攻撃そのものをなかったことにして蘇生する。 蘇生する時間は自分で調節可能(一週間後に復活する、と宣言したあと殺害されたことがあるため)。 範囲はグッドルーザー球磨川の紹介文に、 『「めだかボックス」に登場する、「不幸」に取り憑かれた最凶最悪の男。全てを「なかったこと」にする能力「大嘘憑き」を持つ。 とあるため大嘘憑きの範囲は世界観相応の単一宇宙*7億4個+α*3個。 「最初から間違えてる過負荷はなかったことにはできないんだよ」との台詞より、過負荷の能力である大嘘憑きは能力消去耐性を持つ。 却本作り(ブックメーカー): 使用者と能力・精神などが同等になる過負荷。 作中で封印と言われているので封印効果もある。 不慮の事故『エンカウンター』: 受けたダメージを自分以外に押し付ける過負荷。 精神ダメージや死も家族等の概念も押しつけることができる。 一度食らってから押し付けるため防御を超えるのを食らえば即死すると思われるが、それを押しつけることによって死ぬことはない。 作中最大描写は物理的ダメージでは全身の骨を骨折する程度のダメージ。 精神ダメージはストレス程度。 射程距離は「隙間があろうとなかろうと私は受けたダメージをどこにだって押し付けられる」より世界観相応。 知られざる英雄『ミスターアンノウン』 誰もが目を逸らし誰もが忘れたくなるほどの強さの結果、他人から認識されなくなる異常性。 視覚だけでなく記憶ごと忘れてしまう。 致死武器『スカーデッド』: 他人の古傷を開く過負荷。 「近づくだけで発動する――」と言われているため常時能力。範囲は自身の周囲5m程か。 『怪我や故障と無縁の人間なんているものかよ』『虫歯だって筋肉痛だって「古傷」なんだぜ』『どんな小さな傷でも積み重なれば致命傷さ』 とのことなので作中大怪我を負ってない相手にも致命的なダメージを与えられる。 肉体的ダメージだけでなくて心の傷も開いて精神攻撃も可能。 上位能力である憎武器では生物だけでなく建物などの非生物にもダメージを与えることが可能。 射程は巨大冷蔵庫とそれがある建物を巻き込んでいるのでそれ相応の範囲。 凍る火柱『アイスファイア』: 体温を操る過負荷。相手を凍らせたり、炎で焼き払ったりもできる、 射程距離は憎武器で傷ついた倉庫を全て凍らせたので憎武器と同じ程度。 【長所】「完成」により習得した複数の強力なスキル 【短所】支持率98%→2% 【補足(球磨川の精神攻撃*4,5)】 過負荷である不知火と対峙しても心が折れない人吉善吉 精神耐性 その人吉善吉が見たら心が折れる球磨川禊 精神攻撃×2 その球磨川禊と戦闘可能な人吉瞳 精神耐性*2 その人吉瞳が、比喩じゃなく心が折れそうと言う球磨川禊の動き 精神攻撃*3 その動きを見ても大丈夫なオリエンテーリングに集まった人間 精神耐性×3 (球磨川が壇上に上がる時に確実に視認しているがその時点では折れていない) そのほとんどの心が折れる球磨川の残酷な選別 精神攻撃×4 その選別に耐え切った悪平等5人 精神耐性×4 その悪平等の一人の財部依真が気持ち悪すぎて見ることに耐えられず戦意を喪失する球磨川 精神攻撃×5 【補足(精神攻撃耐性*6)】 球磨川や過負荷になった安心院なじみの声を聞いても心が折れないため、精神耐性*5持ちとする。 また、球磨川の精神攻撃×5の声を聞いても平気なもぐらは精神耐性*5持ちであり、 球磨川と能力・精神などが同等になる却本作りをくらったもぐらがが心が折れて戦闘不能になり、 解除されても後を引きずるため却本作りは精神攻撃*6を持つ 「却本作り あの安心院さんが解くのに三年かかった封印だ ま 今は弱体化してるし きみでも三十年かければ解けるだろうからがんばってね」 との台詞から以前の却本作りは現在より強力なため最低でも精神攻撃*6以上である その却本作りをくらっても心が折れず行動ができるめだかは精神耐性*6を持つ 【戦法】致死武器と過負荷所持による常時能力。 倒せなければ大嘘憑きなど各能力を試す。 殺された場合は死後の世界で復活して相手が存在する宇宙ごと『なかったこと』にする。 参考 【参考テンプレ】 【名前】高千穂仕種 【属性】箱庭学園3年13組 異常 【大きさ】大柄な男子高校生並 【攻撃力】高校の教室1つを爆破する爆発に耐えられるめだかでも首がもげそうになる打撃力。 【防御力】女子高生が超音速で衝撃波と共に突っ込んできても、間一髪で回避しかければ、 少しダウンする程度で普通に戦闘続行可能。 【素早さ】数mからの視認不能×数十の弾幕回避~超音速対応+達人以上の攻撃速度 詳細 鍛えた高校生でも何を飛ばしているのか分からないのと同程度以上と思われる速度で 数m先から壁を幾度も跳弾しながら向かってくるスーパーボール数十個を完全に回避できる。 数m先からの超音速と思われる突撃に間一髪で反応し、当たり所を変えられる。 達人よりはるかに上だと思われるめだかに数m先から攻撃を当てられる攻撃速度。 上記に加え、動きの最適化を習得しているので、同程度の速度の敵とは速度面で有利に戦えると思われる。 【特殊能力】反射神経を自分で制御可能。反撃や奪取にも転化できる。 【長所】速い。 【短所】攻防がやや低い。 【名前】都城王土 【属性】箱庭学園3年13組 異常 【大きさ】男子高校生並 【攻撃力】【防御力】【素早さ】古賀いたみ並(後述)。 【特殊能力】天井壁立ち+心読み無効化+体力無尽蔵+人間機械金属操作+防御無視能力強奪&即死+操作耐性 詳細 建物の天井や壁などに立てる。王土の描写は壁のみだが、古賀ができるので天井も可能だと思われる(後述)。 「俺。」という自己中心の思考を常に持っており、心を読む能力でも何をするのか読めない。 また、無差別に心を読む能力でも周囲の存在の心を読めなくなるほどの自我を常時発している。 電磁波操作により無尽蔵な駆動力と称されるほどのスタミナを保持できると示唆されている。 言葉の重み: 「跪け。」「平伏せ。」の言葉だけで相手を言う通りにできる。機械にも床にも有効。射程20~30m程度。 人心支配: 電磁波を操り、対象の駆動系に干渉し、人間でも機械でも思い通りに操れる。時間をかければ洗脳も可能。 言葉の重みが効かない善吉にも有効な上、善吉が操られていることすら気づかないほど自然に操れる。 また、床がめり込んだり、潰れて金属塊となったゲーム機なども操れるので、 金属であれば機械として稼動している必要はない。 言葉の重みも人心支配の延長なので射程も同程度だと思われる。 なお、この異常を持っている場合、同種の能力は通用しない。 理不尽な重税: 対象の心臓に素手で直接電磁波を送り、異常の電気信号の周波数を強制的に取り立て、異常を奪う。 作中の異常の定義上、人格だろうが身体能力だろうが文字通りの特殊能力だろうが奪える。 たとえ異常な身体能力を持っていても、身体能力を奪われた上で心臓に負荷をかけられるので、 種のレベルで心臓が強くない限り防御無視の攻撃だと思われる。 作中では、異常な身体能力を持つ古賀の身体能力を奪って瀕死かつ自己回復不可能な状態にした。 使える能力は「相手の10割の能力」。つまり相手と互角の力を引き出せるがそれ以上は不可能。 古賀の身体能力: 古賀の身体能力を理不尽な重税で奪っており、古賀の10割の身体能力を発揮できる。 よって、古賀の身体能力でできることは徴税後王土にもできる。 詳細は古賀いたみのテンプレ参照。 【長所】チートじみた能力。 【短所】自己洗脳はできない。 【戦法】開始即「平伏せ。」と同時に駆動系に干渉して拘束。 人間なら心臓や脳を止め、機械や金属なら潰して終了。 それでもなお生きている場合、理不尽な重税で直接心臓を攻撃。 それで駄目なら肉弾戦or奪った能力で攻撃。 【名前】古賀いたみ 【属性】箱庭学園2年13組 異常 改造人間 【大きさ】女子高校生並 【攻撃力】ビル床直径数m破壊×2 詳細 蹴り一発でビルを2階分ぶち破れる。その際、直径数mの穴を開けられる。※古賀 古賀以上の防御力の改神めだかに蹴りの風圧で傷をつけられる。※王土 蹴りで改神めだかの腕の骨を折れる。※王土 【防御力】ダンプカー以上の攻撃耐久+骨折や内臓破裂をすぐに回復 詳細 複雑骨折程度なら10秒で直る。※古賀 脱臼しても無理やり元に戻せる。※古賀 ダンプカー以上の力の改神めだかのパンチの直撃を受けても内蔵破裂で済む。 さらに、その状態から一瞬で回復して即反撃可能。※王土 改造動物(象など)が気絶する爆音を受けてもなんともない。※古賀 【素早さ】達人よりはるかに上だと思われる通常めだか以上の改神めだかと互角に戦闘可能な徴税後王土の10割。 【特殊能力】建物の天井や壁などに立てる。 壁は王土の描写だが、上位技能として天井立ちが示唆されているので可能だと思われる。 【長所】攻防。 【短所】体力を異常に消耗するため3分しか全力で戦えない。仮面ライダーではなくウルトラマン。 痛覚が強化されているので、ナルトの月読のような精神攻撃には弱いと思われる。 【備考】古賀の異常徴税後の王土は古賀の身体能力を「10割」使えるので、 徴税後王土の身体能力でできることは古賀にもできる。 「※古賀」が古賀の描写。「※王土」が王土の描写。 【名前】球磨川禊 【属性】過負荷 【大きさ】男子高校生並み 【攻撃力】「ダンプカーに三度まで撥ねられても大丈夫」な制服や、100kgの鉄球を螺子で貫ける。 様々な能力(鍛えた常人に絶対触れられない反射神経等)を持つ高校生14人を一人で数十本の螺子で壁や床に磔にする。 ありとあらゆる弱さを知り尽くしているため、相手の弱点が分かる。 常時発動の精神攻撃、声・動きに精神攻撃*2 【素早さ】 光速で移動できる能力を持つ日之影が最光速度で30メートル程度の鉄塔を分身して駆け上がるのを視認して会話できた副会長戦善吉 その善吉が視認できない速度で、数メートル先から善吉の目の前まで移動しつつ 向かって右側の人間にネジを1つ、左にいる善吉に3つ正確に命中させる戦闘速度、反応の会計戦の球磨川 戦闘速度:光速の1/30倍 反応:1mからの光速の1/30倍反応 old 【名前】黒神めだか 【属性】箱庭学園1年13組 異常 【大きさ】女子高校生並 【攻撃力】古賀いたみ・高千穂仕種以上(後述)。 詳細 後述する乱神モード時はダンプカーのような力を持つと称され、校舎すら動かせる。 黒神ファントム: 超音速で敵に突っ込み、衝撃波を纏って攻撃する。使うと全身がぼろぼろになるが一応戦闘は可能。 【防御力】古賀いたみ・高千穂仕種以上(後述)+教室爆破耐久+タイムラグなし回復 詳細 通常時でも高校の教室1つを爆破する爆発に耐えられる。 後述する改神モード時、ビルを2階分ぶち破れる古賀並の威力の蹴りで腕を骨折したが、 攻撃される前から回復を始め、攻撃を受けた瞬間に完治し、そのまま反撃した。 【素早さ】高千穂仕種以上(後述)。通常時でも達人よりはるかに上だと思われる。 【特殊能力】見ると戦意喪失する精神+言語解析+収納能力+心読み+王土の特殊能力他 詳細 身体能力や知能は通常の人間の限界を明らかに超えている。1歳時点で大学教授を上回る知能を持つ。 めだかの精神を覗き見た場合、常人は戦意喪失してしまう。 王土から理不尽な重税を受けた際、内に秘める闇に触れてしまった王土が完全に戦意喪失してしまった。 通常時は反射神経がなく、自分で思考して反応している(それでも高千穂と互角に戦闘可能)。 反射に頼らないため、動作を最適化して行動可能。+ 乱神モード:めだかが激怒した状態。通常時より強くなり、回復力も上がる。 改神モード:乱神モードの進化版。改神モード時で参戦する。 完成(ジエンド): 他人の異常性・性能を本来の持ち主より使いこなし完成された状態で使いこなす。 理不尽な重税が十割なら完成は十全であり、持ち主のスペック以上のことが可能。 心を読める行橋が近くにいただけで行橋の異常をコピーしたので、 相手の近くにいるだけで能力をコピーできると思われる。 以下は使いこなせる、または使いこなせると思われる能力。 独自言語:他人が独自で開発した言語を数言で解読し、その言語で会話可能。 反射神経:高千穂仕種参照。オンオフを任意で切り替えられる。 収納能力:物を四次元ポケットのごとく収納する。 古賀の身体能力(改神モード時):古賀いたみ以上の身体能力。 行橋の異常: 他人の心を無差別に読んでしまう。射程数m。オンオフ可能と示唆されている。 また、感受性を極度に上げ、他者の感情をその相手以上に感じてしまう。 王土の異常: 都城王土参照。王土と違って自己洗脳可能。ただし、心読み無効化は人格の問題なので無理だと思われる。 自己洗脳により王土の洗脳を解除したため、条件が揃えば洗脳されても解除可能。 軌道計算(設定上可能だが描写なし): 鍛えた高校生が視認不能な速度で跳ねるスーパーボールの軌道を正確に計算できる以上の計算能力。 【長所】さらにチートじみた能力。 【短所】たまに自分を卑下するような発言があり、自己申告の信憑性がない。 【戦法】都城王土参照。王土と違い、完成された能力と心読みが使えるので臨機応変に対応。 vol.3参戦 3スレ目 21 :格無しさん:2011/05/15(日) 22 21 39.64 ID DqSDV7VF 返答待つのしんどいから考察しよう 黒神めだか考察 数m(6m)からの超音速(1mからの秒速64m反応)=+行動不能&洗脳(原理的に生物全般に効くだろう)相手の能力コピー ○火乃香 反応ほぼ同じだが思考発動のが速い。勝ち ×御坂美琴 電気系の能力は効かないっぽいか。反応でも負けてるので電撃負け △セレネさん どうしようもない ×シャナ 封絶負け ×レヴィ ロケットランチャー負け。 一応下も見てみる ○源静香(ギガゾンビ) 洗脳勝ち ×久遠 雷負け ○ポポミ 洗脳勝ち ○珠瀬壬姫 洗脳勝ち 御坂美琴>黒神めだか>火乃香 やっと解除か…… これでぼきのアディリシアちゃんを考察待ちにぶち込むことができるな ----- vol/4 320 :格無しさん:2011/08/24(水) 17 42 45.71 ID rq4cRPL7 黒神めだか再考察 精神汚染は人間にしか効かないものとする。カメラ越しも効かないものとするよ! ○美坂美琴 勝手に心折れて勝ち △セレネさん 互いに決め手なし ○シャナ 電磁波勝ち ○○○○○レヴィ~ウルリカ 心折れて勝ち ○妲己 亜光速で校舎動かせる怪力パンチ当て続ければ倒せる ○工藤卑弥呼 心折れて勝ち ×桜リオレイア そのうち毒液で負け ×戦場ヶ原ひたぎ デカすぎ負け ○ライチ 心折れて勝ち ○○v-13、オジョウカ 撲殺勝ち ××死神コンビ 記憶操作負け ○暁美ほむら 心折れて勝ち △羽入 倒せない倒されない ×秘女乃 りくどうれっぱ負け △ヒロ 倒せない倒されない ×××獣神ヘカーテ~アヤノコウジ・スミレ 範囲技やデカさなどで負け ○プリーシア 心折れて勝ち ×マヨちゃん パンチ負け ○行葉棗 心折れて勝ち ××アイナ・サハリン、ハマーン様 カメラ越し2敗 ○○静那、レイ・クウゴ 心折れて勝ち ×ステラ・ルーシェ、レズン・シュナイダー カメラ越し2敗 ○○○たけしのばあちゃん~リリィ・シアフィールド 心折れて勝ち ×セレス 任意全能負け ×波動瑠璃 カメラ越し ×ゆきおんな 吹雪負け ○木船郁子 囁いて勝ち ○リーゼロッテ 一応人間? ×母胎 サイレン負け ×イザナミ 呪怨負け ○浅上藤乃 心折れて勝ち。めんどくせえ・・・。 疲れたのでいったん休憩。続きは気が向いたらやる 328 :格無しさん:2011/08/25(木) 17 40 25.92 ID QN3MRjk2 黒神めだか再考察続き ×アザリン 波動負け △黒の女神 倒せない倒されない。以下めんどくさいのでTTと表記 ×ララァ カメラ越し。 ×冥神明日香 眠って負け ○アディリシア 跪かせて勝ち ○両儀式 心折れて勝ち ○アムネジア 殴りまくり勝ち ○せっちゃん 心折れて勝ち ○ハミュッツ 心折れて勝ち ×ネル 移動速度速いので槍とかで突かれまくって負け。めだかには幽霊は見えないし ×ノキア 範囲技負け ○ルサルカ 心折れて勝ち ×アナブラ 範囲技負け ○美翔舞 心折れて勝ち ×エヴァ 断罪の剣負け ○○凛×2 心折れて勝ち ××黒セイバー、アルトリア エクスカリバー負け ○○○美里葵~ボア・ハンコック 心折れて勝ち ○○○○GB四人衆も勝ちでいいのかな ○○美神令子、八神はやて 心折れて勝ち ×R-ヒナギク 無理 ○バゼット 心折れて勝ち ?メタトロン よくわからん ×G秋葉 デカすぎて見てもらえず熱負け ○○○エステル・ブライト~フェイトさん 心折れて勝ち ×ジアース 踏み潰され負け ×太陽 そもそもなんでこんな低い位置なんだよ ○氏家火生留 蛮や銀二には精神耐性あるんだけどなあ ×ミカル 都市投下負け ×インベル カメラ越し ×神野メイ 感電負け ○宮藤芳佳 心折れて勝ち ×ハリベル 完敗 ×ディアーネ 石化負け ○当真未亜 心折れて勝ち ×ドラミ 時間停止負け ×ティナ デジョン負け ×かぐや 無理 たぶんこの辺で終わると思うんだがなぁ・・・。 カナwithジアース>黒神めだか>フェイト・T・ハオラウン
https://w.atwiki.jp/welovejpop/pages/342.html
Super Grand Prix 2009 2009年度年間最優秀曲 「ひまわり駅」/峰香代子 4月度 逢いたい/ゆず 6P 5月度 うつし絵/メレンゲ 3P 6月度 ひまわり駅/峰香代子 16P 7月度 合鍵/カラーボトル 5P 8月度 待ち合わせ/ハンバート ハンバート 0P 9月度 傘/竹仲絵里 1P 10月度 かけら-総べての想いたちへ-/NICO Touches the Walls 3P 11月度 季節はずっと/ほたる日和 13P 12月度 さくらびと/Sunset Swish 0P 1月度 バンブー/たむらぱん 15P 2月度 Love Song/近藤薫 5P 3月度 初恋/奥華子 5P Amazon.co.jp ウィジェット 4月度 逢いたい/ゆず 5月度 うつし絵/メレンゲ 6月度 ひまわり駅/峰香代子 7月度 合鍵/カラーボトル 8月度 待ち合わせ/ハンバート ハンバート 9月度 傘/竹仲絵里 Amazon.co.jp ウィジェット 10月度 かけら-総べての想いたちへ-/NICO Touches the Walls 11月度 季節はずっと/ほたる日和 12月度 さくらびと/Sunset Swish 1月度 バンブー/たむらぱん 2月度 Love Song/近藤薫 3月度 初恋/奥華子
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/3658.html
百合子「ほらほら、私のほっぺを引っ張らないんですか?」P「くっ……!」 執筆開始日時 2021/03/18 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1616069314/ 概要 アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。 百合子、誕生日おめでとう! 百合子「私のほっぺをムニーってしても良いんですよ? しないんですか?」 P「くっ……!」 紗代子「えっ!? 二人とも一体何が……」 律子「私が説明するわね」 紗代子「律子さん!」 タグ ^七尾百合子 ^高山紗代子 ^秋月律子 ^松田亜利沙 ^馬場このみ ^所恵美 ^野々原茜 まとめサイト あやめ速報-SSまとめ- えすえすゲー速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ SSでレッツゴー SSびより SS 森きのこ! wiki内他頁検索用 Pドル いちゃコメ ミリオンライブ 七尾百合子 作者◆ivbWs9E0to氏
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/2719.html
【ミリマス】超ビーチバレー!妄想シナリオ【TB支援】 執筆開始日時 2017/12/30 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514634346/ 概要 ミリオンライブ!の投票企画TBのシナリオを妄想したものです。 配役は 新入生: 春日未来 先輩: 高山紗代子 キング: ロコ 右腕クイーン: 望月杏奈 同級生: 所恵美 で書いています。(話の都合で6人目が少しだけ出演しています) 次からはじまります タグ ^春日未来 ^高山紗代子 ^伴田路子 ^望月杏奈 ^所恵美 ^最上静香 まとめサイト アイマスSSまとめサイト 456P あやめ2nd えすえすゲー速報 えすえすMode エレファント速報 おかしくねーしSSまとめ ポチッとSS!! SSまとめ SSでレッツゴー SSびより SS宝庫~みんなの暇つぶし~ SSまとめプラス SS★STATION YomiCom wiki内他頁検索用 バトル ミリオンライブ 伴田路子 作者◆1jlBak9bN.氏 劇中劇 所恵美 春日未来 望月杏奈 高山紗代子
https://w.atwiki.jp/niconicokaraokedb/pages/3682.html
ハートの確率 はあとのかくりつ【登録タグ:blue drops そらのおとしものf アニメ 古賀友彌 岩里祐穂 曲 曲は 曲はあ 草野よしひろ】 曲情報 作詞:岩里祐穂? 作曲:古賀友彌? 編曲:草野よしひろ? 唄:吉田仁美? イカロス?(早見沙織?) blue drops ジャンル・作品:アニメ そらのおとしものf カラオケ動画情報 オフボーカルワイプあり オンボーカルワイプあり コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1432.html
新章:together タクシーの後部座席に三人並んで腰掛けて、俺はドアに寄りかかって寝息を立てている美代子を見た。長門のマンションでも寝ていたくせに、車の中でも寝ちまうとはね。ここまでぐーすか眠れるヤツは、そうそういないぞ。 「寝たふりをしているのかもしれませんよ」 と、古泉は言う。ここで寝たふりをする理由がわからん。 「眠っていれば、あれこれ問い質されることもありません。できれば僕も寝たふりをしたいところです」 「だったら寝てろ。先に言っておくが、俺に寄りかかろうものなら窓から放り投げるぞ」 「それは困りますね。なら、眠くならないような話でもしてほしいところです」 「話すことは何もないな」 「そうですか。それなら僕の方から話をしてもよろしいですか?」 拒否権を発動したいところだが、説明したがりの古泉のことだ、何を言ったところで黙るわけがない。目的地に到着するまでの暇つぶしに、相手くらいはしてやるさ。 「どうして、僕を信用したのでしょう?」 「それは喜緑さんに感謝しろ。いろいろ説明してくれたあの人が『自分は味方じゃない』って言ったんだ。なら、俺の味方はSOS団のメンツしかいないだろ」 もちろん、こいつを信じていたのはそれだけが理由じゃない。他にもいろいろあるが、確信を得られたのは「個人的な意見」ってヤツを言ったことだ。 今まで呆れるほど古泉からよもやま話を聞かされているが、こいつは真面目な話の中で一度として「個人的な意見」ってのを出していない。信憑性の高い話であればあるこそ、こいつはさも人から聞いた話とばかりに語るくせに、あの時に限っては「自分の意見」ってのを主張しやがった。 それはつまり、あそこにいるのは『機関』としての任務優先というわけではなく、一個人としてやってきたんだと主張している……と俺は考えたわけだ。 「それはまた、一か八かの賭けをしたものですね」 「そうでもない。一年以上、面を付き合わせているから、なんとなくわかる。伊達に長門の表情分析を半年で終わらせちゃいないぞ」 「それはそれは……」 「おまえこそ、俺やこいつを助けるような真似をしていいのか? 『機関』の古泉一樹として」 「助けたわけではありませんよ。突如発生した異常空間からターゲットを安全地域まで誘導した──ただ、それだけのことです」 なるほどね。こいつには二枚舌があったっけな。心配してやるまでもないことか。 「あの異常空間に僕たちを引きずり込んだのは、長門さんですよね」 「それは知らん。マンションにはいなかった。もしかすると喜緑さんかもな」 「それはないでしょう。あのタイミングで閉鎖空間と類似性を持つ疑似空間を作り出せるのは、長門さんしかいません。喜緑さんにできないのではなく、ね」 「どんな違いがあるってんだ」 「喜緑さんはあなたたち二人に肩入れしているようですが、僕にまで気を回しているとは考えにくい。あの状況なら、僕があなたたちを通常空間に連れ戻して逃がしても、疑似空間を作り出すような第三者の攻撃から守るため──と言い訳ができるじゃないですか。もし喜緑さんが作り出したのなら、あなたたち二人は通常空間に残したままでよかったはずでは?」 長門にそういう気遣いができるとは思わないが……まぁ、古泉がそれで納得しているのなら余計なことを口走る必要もない。 「おまえの話に付き合ってやったんだ、ひとつ聞かせろ」 「なんでしょう?」 「森さんの話はどこまで本当だ?」 「すべてです」 と、古泉は躊躇う素振りすら見せずにそう言った。 「狙撃の話もか?」 「証明しろと言われると困りますが、こればかりは信じていただくしかありません」 今更、古泉の話を疑っても仕方がない。今のこいつがそう言うのだから、狙撃手は『機関』の自作自演ではなく、第三者が行ったものとして間違いない。 なら誰だ? 『機関』の追撃を免れている一般人……なんて、想像もできやしない。それともまだ見ぬ登場人物でも隠れているってのか? 「こういう仮説は如何でしょう」 「なんだ?」 「あなたを狙撃した銃は、今はまだこの世界のどこにも存在していない。けれどこれから先の未来では作られている銃……という仮説です」 「それは……」 どういう意味だと問いつめるより先に、古泉はタクシーを停車させた。 「僕がお付き合いできるのはここまでです。そろそろ『機関』の古泉一樹に戻らねば、妙な疑いを掛けられそうですからね」 「いろいろ助かった、と感謝しておくよ」 「あなたに感謝されるとは僥倖です。ですが、あなたが『機関』に吉村美代子の身柄引き渡しを拒否した時点で、今回の事件はあなたが片を付けなければならなくなりました。どう決着を付けるのか、楽しみにしていますよ」 「他人事みたいに言うな」 「個人的な意見を言ったでしょう? 好きこのんで関わりを持つのは、あなたくらいです。それでは、また」 「待て」 立ち去ろうとする古泉を、俺は呼び止める。このまま帰られても、俺は困るんだ。 「まだ何か?」 「タクシー代、貸してくれ」 今ほど古泉に感謝したことはない。あいつが俺に渡したのは、諭吉さんではなくカードだ。しかも使用制限なしのブラックカードと来たもんだ。なんだってあいつがこんなもんを持ってるのか知らないが、水戸黄門の印籠よろしくどこにでも入れたり買えたりするらしい。今のうちに犬が洗えそうな庭付き一戸建てでも買っておこうかね。 ま、冷静に考えればそんな浮かれていられないんだがな。あいつがこんなカードを俺に渡すということは、それだけ金がかかるぞ、と忠告しているようなもんだ。 どうやら俺は、『機関』の申し出を断った時点で美代子と一緒に行動しなければならないらしい。愛の逃避行ってやつさ。はっはっは。 ……笑えないな。 そもそも今は笑ってる場合じゃない。今の状況は極めて俺の都合が悪い。 家にも帰れず、美代子と離れることもできず、かといって行く当てがどこにもない。鶴屋さんのところは朝比奈さんがお邪魔しているし、そもそもこれ以上、巻き込むわけにもいかない。長門のマンションにしたって、長門自身が外出中なら戻っても仕方がない。 ならばどこかに休めるところを、となっても、ビジネスホテルやファッションホテルに北高の制服のまま入るわけにもいかないだろう。そもそも美代子は小学生だ。 まいったな。体を休める場所がどこにもない。 「マンションに戻りましょ」 うおっ、びっくりした。寝ていたとばかり思っていたが、起きていたらしい。 「寝てたんじゃないのか」 「今起きたの」 タイミングが良すぎるだろう……。本当に古泉が言うように、寝たふりをしてたんじゃないんだろうな? 「マンションに戻ってどうする。長門が帰ってきてるのか?」 「長門さんのことなんて知らないわ。でも、前のあたしが使ってた部屋はそのままだと思うよ」 「引っ越したことになってるだろ」 「あなたが江美里と会う前に確かめておいたから確実。他にアテがあるならどこでもいいけど」 手回しのいいことで。こうなることを予想でもしてたのか? ま、休める場所が確保できるのであれば、それに超したことはない。 長門が住むマンションに戻り、美代子はマンション玄関口にあるインターフォン横のテンキーを手慣れた手つきで操作する。と、音もなく扉は開いた。コソコソすると逆に目立つということで、俺たち二人は堂々とエレベータに乗り込み、7階ではなく5階の505号室へ向かう。 表札にはしっかり『朝倉』と書かれてあったが、中には人の気配もなく、窓から見える室内には灯りもついていない。その窓に美代子は手を伸ばし、がさごそしているとカギを取り出した。元宇宙人でも、そんなベタなところに隠すんだな。王道は永遠の真理と、エライ人はよく言ったもんだ。 「どうぞ」 まるで我が家のように俺を招き入れる美代子の後に続いて玄関をくぐると、中は長門の部屋よりも生活感のある風景が広がっていた。 「引っ越ししたことになってんのに、なんで全部残ってるんだ?」 「なんでだろ? あたしを消した後の処理は長門さんがやったから、不思議に思うなら聞いてみたら? 引っ越したっていう事実を作ればいいと思って、中はこのままにしたのかもね」 長門がそういうところで手抜きをするとは思えないんだがなぁ。かといって、事実部屋の中には家具やらなにやらがそのまま残っている。さすがに冷蔵庫の中はカラッポだし、ブレーカーも落としてあったが、それ以外は『今まで生活してました。すぐに今から生活できます』ってくらい、物がそろっている。 引っ越したことになってから一年経ってるっていうのに……って、そうか、もう一年か。 「どうしたの?」 俺自身は意識していなかったが、見るともなく美代子の顔を見ていたらしい。おおぐま座のミザールの横にあるアルコルでも探すように目を細める美代子へ、俺は首を横に振った。 「いいや、なんでもない」 ただ、つまらないことを思い出しただけだ。ちょうど去年の……明後日になるか。俺がハルヒ関連でイカレタ状況の当事者になった事件に遭遇したのは。 そういう意味では、こいつが発端だったんだな。事実を告げたのは長門だが、真実を突きつけたのは朝倉涼子だったんだと、何故かそんなことを考えた。 「何か身の危険を感じるよ? えっちぃことでも考えてる?」 「…………」 遠い昔を懐かしむ俺の目を、そういう風に捉えるとは上等だ。が、正直言って妹と同い年の小学生を相手に欲情するほど飢えちゃいない。そういやSOS団のサイト更新してるときに、そういう趣味のヤツが管理人をやってるサイトが……って、他人の趣味をとやかく言うまい。それよりも、俺にはひとつの懸案事項がある。 「自宅へ連絡くらい入れておかないとな……」 いったいこのふざけた事件がいつまで続くか知らないが、家には連絡のひとつでも入れておいたほうがいいだろう。連絡さえ入れておけば問題なさそうだが、無断外泊はさすがにマズイ。 問題は美代子のほうだ。小学生で外泊て……どう言い訳すればいいのやら、見当もつかないな。こいつの……というか、ミヨキチの父親はけっこう厳しい人だったと記憶している。無断外泊なんぞしようものなら、どでかい雷が落ちるかもしれないし、連れ回した(と思われても仕方がない状況に追い込まれた)俺は何をされるかわかったもんじゃない。 「うちは平気かな。お父さんは今日から初めての出張で、お母さんはそんなお父さんのフォローでついて行ってるし」 「出張?」 「情報操作は得意らしいよ? 長門さんも、江美里も」 てことは、あの二人の仕業か。なんつー待遇の良さだ。それなら俺にもそれらしいサービスをしてくれたっていいじゃないか。なんでこいつだけ……って、それだけあの二人にとっても美代子の行動は阻害できない、むしろ協力的な行動を取らなければならないものってことと考えるべきか? 普通なら、喜緑さんはともかくとして長門が情報操作を行ってまでフォローするとは思えん。 それがあの二人の自発的な行動なのか、それとも親玉の命令なのかはわからんが、ともかく俺は自宅へ電話しなければならない。ああ、憂鬱だ。これ以上にないくらい憂鬱だ。 俺は携帯を取り出し、傍らでニヤニヤしている美代子に一瞥をくれて自宅の番号をダイヤルした。妹や父親ならともかく、母親が最大にして最強の壁だな。 電話は、すぐに繋がった。 「あ~、もしもし。俺だけど」 『あら、どうしたの?』 よりにもよって母さんだ。最強最後のラスボスがゲームスタートと同時に立ちはだかったくらいの難易度となってしまった。 「え~と、その……」 『なに? 今日、古泉くんのところで勉強会なんでしょう?』 「は?」 『さっき、古泉くんから電話があったわよ。何か忘れ物? 着替えを届けろとか言うんじゃないでしょうね?』 古泉……ありがとう古泉! 今日のおまえは輝いてるぞ。無駄な講釈を垂れまくる無能エスパーなんて、ちょっぴり思っていた自分が恥ずかしいぜ。 「いや、そのことを連絡しようと思っていただけなんだ。うん、それだけ。伝わってるならそれでいいや。うん、それじゃ」 下手なボロを出す前に通話を切った。古泉のおかげで、少なくとも今夜一晩は外泊しても問題なさそうだ。明日以降はどうなるか、知ったこっちゃない。できれば明日で片付けたいところだが……決着か。古泉も、俺がどう決着をつけるか楽しみにしてるとか言ってたな。 そんなもん、どうしろってんだ? 決着もなにも、朝倉とミヨキチが一心同体な状況を打破しない限り、平穏なんて訪れやしない。かといって、その状況を俺が改善できるとは思えない。 長門もそれは『不可能』と言っていた。あいつにできないことを、俺にできるわけがないだろ。せいぜいできるのは、側にいて悪さをしないように監視することくらいだ。 勘弁してくれ。 ハルヒの面倒を見るだけでも精一杯なのに、これ以上の厄介事を背負えるほど、俺の背中は広くないんだ。 「無事にイイワケできたみたいね」 「おかげさまで」 美代子の人を食った物言いに、俺はせめてもの皮肉で返してやったが、小学生で中身が朝倉のこいつには通じないらしい。ミヨキチのままなら、えらく恐縮して何も悪くない俺が「すまんかった」と言いたくなるほどなのにな。 「あのさ」 他人に対する気遣いなんて皆無な美代子が、やはり自分の意見をただ主張するために俺に声を掛けてくる。 「なんだ?」 「おなか空いた」 「……で?」 「何か買ってきてよ」 「断る」 「じゃ、あたしコンビニでも行ってくるね」 はっはっは、こやつめ。何で俺が断ったのかミジンコの体長を秒換算して考えろ。おまえのお願いなんぞ聞いてやりたくないからだし、かと言っておまえ一人をホイホイ外に放り出してたまるか。 「じゃあどうするの? このまま飢え死に? それはちょっとヤだな」 「我慢しろ」 「これから何日も?」 「出前でも取るか?」 「あのね、この部屋、基本的に空き部屋なのよ? そこに出前なんて取ったら、管理人に変に思われちゃうよ? 建設的な意見を出してくれると嬉しいな」 も、もしかして俺は今、小学生にダメ出しをされたんじゃないだろうか? 中身が朝倉でも、それはそれでショックだ。 「ちゃんとここにいるから。ね? 買い物、お願い」 わかったよ、行けばいいんだろ行けば。 少なくとも、美代子が一人で外を歩き回るよりは安全さ。『機関』の連中に見つかれば俺でも面倒なことになるだろうが、美代子の場合は小学生だ。『機関』と関係なく補導されるかもしれないしな。 「いいか! 絶対何があっても必ず間違いなくここにいろ! 誰か来ても、俺以外は中に入れるなよ!」 「いってらっしゃ~い」 ここでもか! ここでも俺は使いっ走りにされなきゃならんのか!? あまりにも理不尽極まりない仕打ちに、心で泣きながらマンションを飛び出し、近くのコンビニに駆け込んで適当に弁当を手に取った俺は、古泉から預かったカードで会計を済ませた。 店員が「温めますか?」なんてもどかしいことを聞いてきたが、爽やかな笑顔で断ってやった。温めなくても食える。ああ、温めてないチーズドリアが美代子の分なのは、言わなくてもわかってると思う。 走ってマンションに舞い戻り、ぜーはーぜーはー肩で息をしながら505号室の扉を開けた。所要時間は十分もかかっていないだろう。我ながら、よくもそこまで必死に走れたな。 「おい、買ってきたぞ」 もちろん、そのとき口にできた言葉はそんなはっきりしたもんじゃない。息切れして、自分自身でも判別不可能な台詞だったような気がする。 だが、俺が戻ってきたことは伝わったはずだ。はずなのに、灯りがついている部屋の中からは何の反応もなかった。 まさかと思い、部屋の中に入ると……俺の予想とは裏腹に美代子はいた。いたのはいいんだが……これも予想外に……美代子は寝ていた。 寝てるんだ。これはどう見ても寝ている。床の上、猫のように丸まって寝息を立てている。長門の部屋といい、タクシーの中といい、こいつはどうしてそこまで寝てるんだ? というか、俺が体力を激しく消耗してまで買ってきた弁当はどうなるんだ? 「本当にそろそろ許してくれ……」 がっくり膝を付き、美代子の顔に油性ペンでラクガキでもしてやろうかと考えたが、さすがにそれは大人気ない。しばらく寝てる美代子を見ていたが、一向に起きる気配はなかった。 しかしあれだ。寝顔を見て思うが、こいつもハルヒと一緒だな。黙って何もせずにおとなしくしていれば美少女なのに、起きて行動すれば面倒を巻き起こす。 その面倒が、ハルヒの場合はポンペイを一瞬にして沈めた大噴火なのに対し、美代子の場合は海底での大地震のような感じだ。つまり地震そのものは陸地に影響ないが、その後の大津波で被害が甚大……みたいな。 「はぁ~……」 疲れてるんだな。美代子が、じゃない。俺が、だ。 とりあえず、こいつをこのまま床の上で寝かせるのは体によくないと思い、寝室のベッドまで運んで、それから俺も寝よう。俺が寝るのは、どうやら必然的に居間のソファになりそうだ。 「……待って」 美代子を寝室のベッドに寝かせて部屋を出ようとしたそのとき、熱を帯びた指が俺の手に触れた。掴まれたわけではないが、俺の足を止めるには十分だった。 「起きたのか。ああ、起こしたか」 そう問うと、美代子は首を横に振って、俺の問いかけに別の言葉で答えた。 「側にいて」 「……は?」 「いるだけでいいから」 「何言ってるんだ、おまえ」 「お願い……」 俺の手ではなく、指をキュッと掴む。掴まれた指が微かに痛むほどの、強い力。美代子はそれ以上、何も言わずにすぐ寝息を立て始めた。 寝惚けているのか、それともちゃんと意識があって言った言葉なのかわからない。ただ、眠りについても俺の指を離そうとしなかった。 強い力と言っても、寝ている上に女の、それも少女の力だ。引き離すのは簡単だ。 なんてな。 引き離すことができるのなら、俺は今、ここにいない。それができるなら、厄介事で頭を悩ませてなんていないさ。 こいつが何を思ってそう言ったのか、俺が何を考えるべきなのか見当もつかないが。 ──今日はこいつの隣で寝てやるか…… 何故か……そう、思った。 次のページへ
https://w.atwiki.jp/millionbr/pages/171.html
武器を持った奴が相手なら、『うみみんバックハンドスプリング』を使わざるを得ない 「うそ……そんなに……?」 どこからか響く無機質な声。 聞き覚えのある男の声だ。 男が話し始めた内容を聞き、海美は愕然とした。 たった半日の間に友人が12人も死んだ。 そのあまりにも非現実的な現実を、海美は受け入れることが出来ない。 ただ呆然と立ち尽くし、虚空を見つめることしか出来なかった。 「……ッ!」 しばらく時が経ち、海美は再び走り始める。 目を瞑り、歯を強く食い縛って。 「いやだよ……死にたくなんてないよ……!」 走っているときだけは何も考えずにいられる。 仲間の死も。自分の末路も。 朋花からの指令さえも頭の隅に追いやり、ただ無心で走り続けた。 この島に放り込まれたときと同じように。 「早く……何とかしてよ……朋花様……ッ!」 ◆ ◆ ◆ ――多すぎる。 確かに、何人かは殺し合いに乗ってしまうかもしれないとは思っていた。 だが、あまりにも多すぎる。 育、ロコ、そしてまつり自身だけで殺しきれる人数ではない。 少なく見積もっても、恐らくもう四、五人は殺害に加担している。 そして、まつりをより動揺させたのは、ロコが未だ生存しているという事実。 我が身可愛さに二人を崖から突き落としたにも関わらず、結果的に死んだのは正しい道を歩んでいた翼のみ。 ロコも決して無事ではないだろうが、生き残っている以上、更に犠牲を拡大させていくだろう。 あまりにもやりきれない現状に、思わず目が眩む。 しかし、もうそんなことは関係ない。 どんな弁明をしようとも。 どんな事象が起ころうとも。 『徳川まつりが敵である』という事実は、もう覆らないのだから。 キャンプ場らしき場所を抜けると、次第に木々が少なくなってきた。 道には植物が生い茂っているが、先程よりも見晴らしが良く、遠くまで見渡すことが出来る。 「……」 しばらく道を進んでいると、一人の少女が視界に入った。 装束と刃を血に染め、虚ろな瞳を揺らし、ふらふらと歩いている。 高山紗代子。かつての面影はもう残っていなかった。 その異様な佇まいに、まつりの脳は警鐘を鳴らす。 彼女もまた敵であると断定するのは早計だが、有事に備え、発砲の準備をしておく。 紗代子もこちらに気付いたようだ。 まつりの存在を認めると、彼女はしばし硬直した。 だが、それもほんの刹那。 紗代子は感情を失った様な表情から一転、目を見開き、口角を大きく吊り上げていた。 まるで新しい玩具を前にした子供の様に、嬉々としてまつりの元へ駆ける。 「――あなたもこちら側なのですね」 まつりは銃の照準を向け、紗代子を牽制する。 しかし、襲撃者に止まる気配はない。 ならば―― 炸裂音と共に、紗代子の足からわずかに血飛沫が上がった。 銃撃を受け、紗代子の顔が苦痛に歪む。 なのに、彼女の勢いは衰えない。 「ッ!?」 斬撃の射程圏内に入ってしまった。 「ッ!……ぐぅッ!」 回避が間に合わない。 まつりの腕に一本の赤い亀裂が走る。 程度が浅くとも、足を狙撃されれば多少なりとも動きが鈍るはず。 しかし、紗代子にはそれが通用しなかった。 恐慌状態による思考回路の麻痺。そして彼女本来の持つ底無しの根性。 これらが合わさり、痛覚を押さえ込んでいるのか。 思考を巡らせている間も紗代子の攻め手は緩まない。 一振り一振りが明確な殺意を持って襲い掛かる。 かわすだけで精一杯だ。 反撃しようにも接近されすぎている。 発砲の為に腕を伸ばせば瞬時に切り落とされてしまうだろう。 だが、徐々に光明が見え始めた。 少しずつだが、攻撃の速度が遅くなっている。 やはり足に受けたダメージは少なくないのだ。 (――今です!) 僅かな隙を見逃さず、まつりは一気に距離を取る。 銃撃の効果が期待できない以上、態勢を立て直すことに専念した方が身の為だろう。 痛みに耐えつつも、なんとか走ることは出来た。 紗代子も負けじと食らい付く。 大人しく逃がしてくれるつもりはないようだ。 まつりは再び木々に囲まれた森林地帯へと飲み込まれていった。 ◆ ◆ ◆ ――殺す。 逃げたまつりを追い、新緑の中へ入っていく。 全身を掠める木の葉が鬱陶しい。 先程から右足が激しく熱を帯びているが、紗代子の意識を向けるには及ばない。 今の彼女には、相手を殺すことしか頭になかった。 遮蔽物が多すぎる為か見失ってしまったが、まだ近くにいるのは間違いない。 何としても見つけ出さんと索敵を続ける。 生い茂る木々に苦戦しつつも進んでいくと、他と比べて妙に整備された地帯に出た。 広場のようになっており、行楽地として用いられていそうな雰囲気だ。 周囲に警戒しながら歩いていると、地面に何かが付着していることに気付いた。 少し濁った赤い染み。血痕だ。 恐らく、まつりが逃走する際に落としていったのだろう。 この跡を辿って行けば彼女の居場所を突き止めるのは容易だ。 しかし不思議なことに、血痕は途中から二手に分かれていた。 一つは遠くに見える建造物に向かって、もう一つはまた別の茂みに向かって伸びている。 果たしてどちらに逃げたのか。紗代子は注意深く血痕を観察する。 すると、二つの血痕には僅かな相違点が見られた。 建物に向かって伸びている血痕は少しだけ乾いているのだ。 これは別人の物である可能性が高い。 そうとわかってからの紗代子の行動は早かった。 彼女は茂みに向かって脇目も振らず疾走する。 再び煩わしい木々に突っ込んで行くのは癪だが、止むを得ない。 今度こそ確実に仕留める。 「止まりなさい」 森の中に入って数歩のところで、後頭部に何かを突きつけられた。 「そんなに急いでどこへ行くのです?」 振り返ることが出来ない。 姿は見えないが、背後には確かに翠の悪魔がいた。 「ずっと……待ち構えていたんですか……」 「紗代子ちゃんならきっとこっちに来ると思っていましたからね。あれは所詮時間稼ぎなのです」 細工を見破られると読んだ上で、紗代子にとって死角となる場所に隠れていた。 まつりの強かさに思わず戦慄する。 少しでも不穏な動きを見せればたちまち引き金を引かれてしまうだろう。 森林は沈黙に包まれていた。 「……撃たなくていいんですか?」 「一つだけ聞きたいことがあるのです」 撃とうと思えば、逃げる最中でも撃つことが出来たはずだ。 そうしなかったのも、その聞きたいこととやらが関係しているのだろうか。 まつりの言葉を、息を呑んで待つ。 「――殺しをやめるつもりはありませんか?」 まただ。 頭がどうにかなりそうだった。 此処に来てから腐るほど聞かされた提案。 何故揃いも揃って同じことを言うのだろう。 「私は……」 「私はもう……戻れない……」 首を縦に振らなければ殺される。 わかっていても、その要求だけは呑めなかった。 「そうですか……仕方ありませんね」 「それじゃ、お別れなのです――」 「待って!撃たないで!」 ◆ ◆ ◆ ――やってしまった。 自ら危険に首を突っ込む必要など何一つなかった。 あの時の様に見て見ぬ振りも出来たはずだ。 なのに、無視出来なかった。 もうこれ以上誰かが死ぬのは耐えられない。 「海美ちゃん……」 「まつりん!早く銃を下ろして!」 海美が叫んだ途端、まつりが横転した。 彼女が一瞬目を離した隙を突き、紗代子が突き飛ばしたのだ。 拘束から解放された紗代子は、遥か遠くへと走り去って行った。 「……海美ちゃん。自分が何をしたのかわかっているのです?」 不機嫌そうに起き上がりながら、まつりは言葉を投げかける。 「う、うるさい!殺そうとする方が悪いんだっ!」 やはりまつりが殺し合いに乗っているというのは本当だった。 もし来るのがもう少し遅ければと思うとぞっとする。 「その威勢は褒めてあげるのです。でも……これを見ても同じことが言えるのです?」 そう言って、まつりは海美へと銃口を向ける。 無我夢中で飛び出したはいいが、その後のことは全く考慮していなかった。 殺意に当てられ、海美は思わずたじろぐ。 「何か言い残すことは?」 「う、うぅ……、まつりんなんて……まつりんなんて……朋花様にやっつけられちゃえばいいんだ……」 不用意に割って入ったことを激しく後悔した。 絶対に死にたくない。 その一心で行動していたのに、一時の感情に流されて最も悪い手を打ってしまった。 死の恐怖に気圧され泣きそうになりつつも、海美は悔し紛れの悪態をつく。 「朋花ちゃん?」 「そ、そうだよ!朋花様はみんなを集めて殺し合いをやめさせるんだから! プロデューサーや、まつりんの思い通りになんて……絶対にさせないっ!」 勢いに任せて啖呵を切ってしまった。 もう助かる見込みはないだろう。 だが、不思議と悪い気はしない。 絶対的な相手に一矢報いることが出来た気がして、胸の中のもやもやとしたものが少しだけ晴れたように感じた。 「う、撃つなら早くしてよ……。私、今すっごく怖いんだから……」 「――やっぱりもういいのです」 「…………え?」 不意にまつりは銃を下ろす。 絶対に殺されると確信していた海美は驚きを隠せない。 「簡単に殺せる相手を殺しても面白くないのです。それより、一つゲームをしませんか?」 「げ、ゲーム……?」 「そう。まつりがみんなを殺し終わるのが先か、海美ちゃんたちが殺し合いを止めるのが先か、勝負するのです」 なんてことはない。 海美を殺すことに興味を無くしただけだった。 「さあ、どうします?」 「――わかった。その勝負、乗る」 何もみすみす命を落とす必要はない。 気紛れだろうと何だろうと、助かるチャンスがあるのなら迷わず掴む。 躊躇うことなくまつりの提案を呑んだ。 「それでこそ海美ちゃんなのです。 まあもっとも、朋花ちゃんに頼りきりの海美ちゃんなんかに負ける気はしませんけどね……」 そう言い残すと、まつりは深い緑の中へと溶けていった。 「こ、怖かったぁ……」 死を免れた安堵からか、海美はその場でぺたんと座り込み、溜め息を洩らす。 彼女の人生の中でこれほどに恐ろしいと感じたことは今までになかった。 「……みんな、死ぬ時はこんな気持ちだったのかなぁ」 殺されていった友人たちに思いを馳せる。 これ以上こんな思いをする人を増やしたくない。 そう思った。 まつりとのゲームに応じたのは助かりたいが為でもあったが、それ以上に本気で彼女を打ち倒したいと思ってのことだった。 彼女は人の生き死にが左右されるこの非常事態をゲームだと思っている。 軽い気持ちで仲間の命を奪っていくまつりのことを、決して許すことが出来なかったのだ。 逃げるばかりだった海美の心に怒りの炎が灯り始めていた。 更に言えば、「朋花に頼りきりだ」と侮辱されたことも気に食わない。 なまじ否定出来ないだけに、余計に腹が立つ。 「決めたっ!この勝負、絶対に勝つ!まつりんより先にみんなを助けて、私を馬鹿にしたこと後悔させてやるっ!」 【一日目/日中/E-5】 【高坂海美】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式、ランダム支給品(1~2) [思考・行動] 基本:走る/伝える。もう誰も死なせない 1:恐怖。決断することへの恐れ。真っ直ぐであるが故の困惑 2:朋花に協力する。その心は盲信気味 3:まつりには絶対に負けたくない ◆ ◆ ◆ 「良い仲間に出会えましたね、朋花ちゃん」 海美からは危うさや不安定さを感じられたが、瞳の輝きだけは失っていなかった。 不器用かもしれないが、きっと朋花の力になってくれるだろう。 「痛っ……、みんなからは嫌われるし、傷も増えるし、本当に損な役回りなのです」 紗代子に斬られた箇所の止血をしながら、つい愚痴を洩らす。 ドリルによる傷。 爆弾による傷。 そして、今負ったばかりの傷。 戦う度に体は傷つき、ぼろぼろになっていく。 最初から殺すつもりで対峙していれば、こんな傷を負うこともないのだろう。 それでも、彼女たちを信じたかった。 共に過ごした仲間との絆を、そう容易くは切り捨てられなかった。 しかし、それでも聞き入れてもらえないなら。 もう容赦はしない。 それが彼女たちの為でもあるのだから。 辛いのは殺す側の人間も同じなのだ。 悪い夢からは早急に解放してやらねばならない。 「姫はそろそろ本気を出すのです。さあ、早くしないとみーんな死んじゃいますよ?」 【一日目/日中/E-5】 【徳川まつり】 [状態]四肢、背中、左腕に傷 [装備]二十六年式拳銃(4/6) [所持品]基本支給品一式、不明支給品0~1、二十六年式拳銃実包×24 [思考・行動] 基本:『敵』を演じるのです 1:殺し合いをやめてくれない子には容赦しないのです 2:紗代子ちゃんとロコちゃんを探す……? ◆ ◆ ◆ 『だから――ね? 一緒に、頑張ろう……!』 どうして……? 『仲間を殺すなんて……ぜったい!ぜーったい!ダメなんだから!』 どうして皆、邪魔ばかりするの……? 『―――バイバイ、紗代子』 私はただ、プロデューサーの言うとおりにしているだけなのに……。 『――殺しをやめるつもりはありませんか?』 どうして皆、真っ直ぐでいられるの……? 私は何も間違ってない。 悪いのはみんなの方。 あの人が殺せって言うんだから、それが正しいんだよ。 だから、もう邪魔しないでよ。 早く私に、殺されてよ……! 【一日目/日中/E-5】 【高山紗代子】 [状態]右足太腿に銃撃、出血多量、錯乱 [装備]冷艶鋸 [所持品]基本支給品一式、不明支給品0~1 [思考・行動] 基本:生き残る為に、殺し合いに乗る 1:春香が、その意思を継ぐ仲間が怖い 2:私は悪くない ◇ ◇ ◇ でもね、ときどき考えちゃうんだ。 もしあそこで諦めてなかったら。 もしあそこで春香さんの手を掴んでいたら、って。 そうしたら、もっといい結果が待っていたのかなぁ。 こんなに、苦しまずに済んだのかなぁ。 何を考えているのなんて 時系列順に読む 砂の城 何を考えているのなんて 投下順に読む 砂の城 Perfect simulation――? 高山紗代子 五里霧中 いっぴきのこぶた 高坂海美 怖い夢なら、目を覚まして 徳川まつり マボロシ ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/kuangels/pages/287.html
2011年度スケジュール カレンダー表示はこちら 月 日時 集合時刻 対戦相手 場所 結果 備考 11 11/6(日) 8 00 松本 東平尾公園 変則ダブル1戦目 11/6(日) 14 00 ケイズ 香椎浜第2 変則ダブル2戦目 11/13(日) 12 00 ロケット 山王公園 10 10/23(日) 8 00 ロケット 社領南 雨天中止 10/30(日) 8 00 ケイズ 榎田中央 雨天中止 9 9/11(日) 10 00 FJQS 福銀古賀G ○9-0 変則ダブル1戦目 9/11(日) 10 00 リーディングス 雁ノ巣1 ○9-2 変則ダブル2戦目 9/18(日) 12 00 ケイズ 香椎浜第1 ●0-2 9/25(日) 8 00 FFG 福銀古賀G ●4-5 8 8/7(日) 8 00 福岡リーディングス 山王公園 ●0-10 8/21(日) 8 00 ロケット 香椎浜第2 雨天中止 場所時間変更 8/28(日) 13 30 FFG 福銀古賀G ●1-4 7 7/2(土) 9 00 西南大 田尻グリーンフィールド ○5-0 7/24(日) 8 00 FJQS 雁ノ巣3 ●2-4 場所変更 7/31(日) 16 00 アイルトン 大井中央 ●0-5 6 6/5(日) 10 00 ブルービーンズ 香椎浜第1 △7-7 ダブル1戦目 6/5(日) 12 00 ロケット 香椎浜第1 ●0-4 ダブル2戦目 6/19(日) 14 00 福岡リーディングス 香椎浜第2 雨天中止 場所変更 5 5/1(日) 9 00 九産大 西部運動公園 ○5-2 5/15(日) 16 00 テラモト 香椎浜第2 △2-2 5/22(土) 7 00 練習 貝塚G 5/29(日) 8 00 福岡リーディングス 雁ノ巣4 雨天中止 4 4/10(日) 10 00 ブレイン 福銀古賀G ○6-2 4/17(日) 16 00 松本 雁ノ巣10 △6-6 4/24(日) 8 00 テラモト 西南の杜 ●1-4 3 3/5(土) 16 30 USB懇親会 九産大 本館3F大会議室 3/6(日) 8 00 福教大(USB開幕戦) 桧原球場 △0-0 3/20(日) 8 00 ブルービーンズ 雁ノ巣10 ○5-1 3/27(日) 12 00 ブレイン 香椎浜第2 ○6-4 場所・時間変更 2 2/5(土) 07 00 練習 貝塚G 2/11(金) 07 00 練習 貝塚G 2/19(土) 07 00 練習 貝塚G 2/23(水) 18 30 決起集会 とんとん 2/27(日) 09 00 開幕式 汐井球場 時間・場所変更 2/27(日) 12 00 アイルトン(開幕戦) 汐井球場 ●3-7 場所変更 1 1/8(土) 7 00 合同自主練習 貝塚G 1/22(土) 07 00 合同自主練習 貝塚G 1/30(日) 07 00 合同自主練習 貝塚G ※黄色網掛けが直前の予定です。 過去スケジュール 2010年度 2009年度 2008年度
https://w.atwiki.jp/shinyweis/pages/253.html
デッキ_放課後クライマックスガールズTD+ カード番号 カード名 種類 色 レベル コスト パワー ソウル トリガー レアリティ 備考 枚数 ISC/S81-T042 283プロのヒナ_園田智代子 キャラ 黄 0 0 2000 1 TD 1ルック,手札交換 4 ISC/S81-T043 ブレイブヒーロージャージ_小宮果穂 1 0 4500 1 TD,SR,SP ストック加速 4 ISC/S81-T044 ビヨンドザブルースカイ_杜野凛世 2 1 5000 1 ソウル TD レベル応援,CXコンボ,ストック加速 2 ISC/S81-T045 ビヨンドザブルースカイ_園田智代子 2 2 7500 2 ソウル TD CXコンボ,1ドロー,ストック加速 4 ISC/S81-T046 ビヨンドザブルースカイ_小宮果穂 3 2 10000 2 ソウル TD ヒール,CXコンボ,スタンド 4 ISC/S81-T047 ブレイブヒーロージャージ_西城樹里 3 2 10000 2 ソウル TD,RRR 2ドロー,手札交換,ストック加速 2 ISC/S81-T048 ブレイブヒーロージャージ_有栖川夏葉 3 2 10000 2 ソウル TD,RRR CX回収 2 ISC/S81-T049 283プロダクション(放課後クライマックスガールズ) イベント 1 1 TD CXサーチ 2 ISC/S81-T050 雨のち、マイヒーロー クライマックス リターン,ソウル TD,RRR,SR CXコンボ 4 ISC/S81-T052 ブレイブヒーロージャージ_杜野凛世 キャラ 緑 0 0 1000 1 TD,RRR 2ルック 4 ISC/S81-T053 白いツバサ_小宮果穂 0 0 1500 1 TD CXコンボ,4ルック 4 ISC/S81-T055 白いツバサ_西城樹里 0 0 2500 1 TD 中央移動 4 ISC/S81-T057 ブレイブヒーロージャージ_園田智代子 1 0 4000 1 TD,RRR アンコール 4 ISC/S81-T060 283プロのヒナ_小宮果穂 2 1 7000 1 ソウル TD 2 ISC/S81-T061 放課後クライマックスガールズ クライマックス トレジャー TD CXコンボ 4 枚数一覧 レベル 0 1 2 3 EV CX 合計 黄 4 4 6 8 2 4 28 緑 12 4 2 0 0 4 22 合計 16 8 8 8 2 8 50 コンセプト 白いツバサ_小宮果穂の効果を重視したデッキ。 後列に2枚並べてCXコンボで手札を2枚増やして戦う。 長所 とにかく白いツバサ_小宮果穂が強い。 それを引き込むためにブレイブヒーロージャージ_杜野凛世と283プロのヒナ 園田智代子を採用している。 どちらも単体で強いので腐ることはない。 短所 パワーが足りない。 それなのに助太刀が入っていない。 動かし方 引き直し レベル0以外のカードは捨てていい。 放課後クライマックスガールズは1,2枚なら残すこと。3枚以上はさすがにいらない。 レベル0 白いツバサ_小宮果穂をいかにしてそろえるかにかかっている。 レベル0帯で1枚、レベル1帯では2枚揃うように動こう。 白いツバサ_小宮果穂が2枚揃っていれば、前列が少なくても放課後クライマックスガールズを使ってしまってよい。 レベル1 選択肢が少なく、ブレイブヒーロージャージ_小宮果穂]かブレイブヒーロージャージ_園田智代子を出していく。 CXが打てるなら前者、なければ後者をメインに出していく。 ブレイブヒーロージャージ_園田智代子のアンコールはしないほうがよい。 283プロダクション(放課後クライマックスガールズ)は手札に放課後クライマックスガールズがないときのみ使用する。 サーチしてしまうとデッキ内のクライマックスが減りキャンセル率が下がるためである。 レベル2 283プロのヒナ_小宮果穂を中央に出したい。 便利なカードであるがしょせんコスト1なので、無理に維持はしなくてもよい。 後列に1枚、ビヨンドザブルースカイ_杜野凛世を出したい。無理に2枚は出さなくてもよい。 最終盤でも白いツバサ_小宮果穂は強いので1枚は残しておきたい。 レベル3 ブレイブヒーロージャージ_西城樹里とブレイブヒーロージャージ_有栖川夏葉で盤面と手札を整え ビヨンドザブルースカイ_小宮果穂のCXコンボを狙っていく。 なおコストが重いので、CXコンボは1面だけあればよい。 CXについて 放課後クライマックスガールズを何回打てるかが勝敗を決める。 手札で余っていてもストック送りなどしないようにすること。 またさっさと使ってリフレッシュでデッキに戻すようにしたい。 雨のち、マイヒーローは終盤に1枚あればいいカードなので温存しなくてもよい。 レベル2帯でビヨンドザブルースカイ_園田智代子のCXを狙ってもいいが、 その状況でも放課後クライマックスガールズで代用できるので優先度は低い。 ブレイブヒーロージャージ_有栖川夏葉で回収もできるので。 入れ替え候補 CX交換ができる白いツバサ_園田智代子は事故を減らせるが、このカードは後列要因であり、 後列には白いツバサ 小宮果穂を並べたいので枠を食い合う。 また283プロダクション(放課後クライマックスガールズ)は集中と相性が悪いので 集中を入れるなら283プロダクション(放課後クライマックスガールズ)は抜く必要がある。 総評