約 104,867 件
https://w.atwiki.jp/hachimanjinja/pages/856.html
六芒星病院 院長兼全身科医 六芒星 副院長 はやぶさ 外科 青鳥 内科 YOU X 小児科 はやぶさ 耳鼻咽喉科 ショウ。 歯科 粒粉石岩 整形外科 おっ(^ω^) 皮膚科 産婦人科 青鳥 眼科 YOU X 呼吸器科 消化器科 麻酔科 棒レンジ 泌尿器科 形成外科 精神科 青鳥 薬剤師 フリーダムX スポンサー 募集 棒レンジワープゾーン なりたければ↓に 脳外科 心臓血管外科が欲しい -- はやぶさ (2010-11-04 16 30 22) あくまで要望なんで無理でしたら結構です -- はやぶさ (2010-11-04 16 30 55) それと副院長希望します -- はやぶさ (2010-11-04 16 31 20) 外科にだれかがくれば細かくします。 -- 六芒星 (2010-11-04 16 32 41) 分かりました。早い返事と副院長の件ありがとうございます -- はやぶさ (2010-11-04 16 34 34) 誰か来ないかな~ -- 六芒星 (2010-11-04 16 35 37) 部下が欲しいw -- はやぶさ (2010-11-04 16 36 41) はやぶささんなに科にいきますか? -- 六芒星 (2010-11-04 16 38 05) 副院長と兼任ですか! -- はやぶさ (2010-11-04 16 42 12) そうです! -- 六芒星 (2010-11-04 16 42 46) 小児科?かな -- はやぶさ (2010-11-04 16 43 48) は~~~い -- 六芒星 (2010-11-04 16 44 19) 麻酔科追加 -- 六芒星 (2010-11-04 16 47 14) 泌尿器科が欲しい。ならないけどw -- はやぶさ (2010-11-04 16 48 57) ありがとうございます -- はやぶさ (2010-11-04 16 54 20) なぜ外科内科小児科だけ医とついているのですか? -- はやぶさ (2010-11-04 16 55 25) あ -- 六芒星 (2010-11-04 16 57 14) わざとじゃなかったんですね -- はやぶさ (2010-11-04 16 58 59) そーです -- 六芒星 (2010-11-04 17 00 16) 形成外科がないですな -- 八幡神社 (2010-11-04 17 24 00) 歯科になりたいです -- 粒粉石岩 (2010-11-04 18 01 18) 眼科にしてください。 -- YOU X (2010-11-04 18 05 09) 外科にいきたいです -- 青鳥 (2010-11-05 13 31 47) 整形外科と形成外科は別物ですよ・・・ -- はやぶさ (2010-11-05 15 58 26) ありがとうございます -- 青鳥 (2010-11-05 17 11 19) ありがとうございます。 -- YOU X (2010-11-05 17 15 38) ありがとうございます! -- 粒粉石岩 (2010-11-05 19 51 30) スポンサーを募集中です -- 六芒星 (2010-11-10 15 44 27) 耳鼻咽喉科にしてください。 -- ショウ。 (2010-11-19 21 32 10) ありがとうございます! -- 棒レンジ (2010-11-19 22 53 03) ありがとうございます。 -- ショウ。 (2010-11-20 15 15 16) 毎月最終日におろせばいいですよね? -- フリーダムX (2010-11-21 00 50 11) 給料・・・ -- フリーダムX (2010-11-21 00 50 29) そうです -- 院長 (2010-11-25 15 57 56) 100000ddらしいです・・ -- 棒レンジ (2010-12-05 18 41 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/846.html
620 :1/3:2013/04/01(月) 23 09 16.99 ID BnzdtrEd0 友人数人と廃病院で肝試し。 雰囲気はあったが特に心霊的なアクシデントは無く、手土産に受付からカルテを持って帰った。 その後友人宅で酒飲んで騒いで明け方寝落ち。 携帯の着信音で目が覚めた。相手は『非表示』。 寝ぼけた頭で何も考えずに電話に出た。 『・・を・・ザザッ・・して・・まザザッ・・・』 女の声だというのは分かったが、寝起きの頭な上に雑音交じりで聞き取りにくい。 暫くぼうっと聞いていたのだが。 『カルテを返却していただけますか?』 突然はっきりと耳に入ってきた。 悲鳴を上げて慌てて携帯を切る。俺と同時に友人達も悲鳴を上げた。全員が、携帯を手に震えている。 誰も何も言わないが、互いに何が起きたのか理解した。 全員で返しにいくことになった。真昼なら出ないと思っていたのだが。 予想は見事に裏切られた。 621 :2/3:2013/04/01(月) 23 10 56.17 ID BnzdtrEd0 病院へ一歩踏み込んだ途端、全員が金縛り。受付から現れ近づく白く霞む人影。 陰鬱なおどろおどろしい幽霊――だという予想も見事に裏切られた。 エロゲでしか見ないような、ナイスボディにきわどいナース服のお姉さん、ただし片手にメス装備。 こここの展開はあれですか取り憑かれて検査するからと服を切り裂かれて全裸にされて精気を吸われるためにあんなこんなくんずほぐれt 『妙な妄想しないでいただけますか』 不快そうな表情で、片手でメスをもてあそびながら、代表して持たされていた俺の手の中のカルテをすっと抜き取るお姉さん。 『逃走したり神仏に頼るような憐れなお馬鹿さんは、時期が来たらわたくしが一人ずつこのメスで綺麗に切り刻んで病床は標本にして差し上げたのですが。 意外と屁垂れで残念です』 心底残念そうに溜息をつく。 そのまま背を向けて立ち去ろうとした彼女は、数歩行った所でふと振り返り、眉をひそめて不審そうにこちらを見やった。 『・・・何をしているのですか。用は済んだのですからさっさとお帰りなさい』 いやまだ金縛り続いています動けません。 『そういえばそうでした・・・解除するのも面倒ですね、自力で何とかなさいな。 この病院には良くないものもたくさん居ますのでなるべく早く逃げたほうが宜しいですよ』 良くないもの・・・前来た時は見なかったけど、例えば何だろう? 『そうですねぇ』 こちらに向き直り再び近づきながら、顔の前まで持ち上げたメスの刃にそっと指を当て、嗜虐的な笑みを浮かべるお姉さん。 『生きた人間を切り刻み、その苦しむ様を見るのが大好きな方とか』 そりゃあんただろ。 心の中で突っ込むとかすかに指先が動いた。直後に友人の一人が悲鳴を上げた。 「っぅぅうううわあああああぁぁぁ!!!」 その途端、俺達全員金縛りから解放された。 そのまま一度も振り返らずに遁走した。 622 :3/3:2013/04/01(月) 23 12 14.93 ID BnzdtrEd0 後日。 会話の内容からなんとなく思い立ち、友人達が落ち着いた頃を見計らってうまく言いくるめて大きめな病院で検査を受けた所、全員に何らかの疾患が見つかった。 もっとも全て初期だったので、早期治療で全員完治した。 も一つ。 後から確認した所、友人達には彼女が陰鬱なおどろおどろしい幽霊にしか見えなかったとか。 はっきりくっきりエロエロな姿に見えたのも、彼女と『会話』していたのも俺だけらしい。 それを聞いて浮き足立った俺、勇んで彼女に会いに行き、呆れ顔の彼女に病室に監禁され今まさに切り刻まれそうになっています誰か助けt
https://w.atwiki.jp/birdtaka/pages/65.html
ICRPダイアログセミナーへ・飯舘・双葉大熊 双葉地方におけるダイアログセミナー 10月1日2日「双葉地方におけるダイアログセミナー」開催のお知らせ 2016年10月1、2日(土・日)いわなの郷体験交流館 プログラム(日本語) プログラム(英語)
https://w.atwiki.jp/cryuni/pages/21.html
負傷した兵士を治療する施設です。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sentai-chara/pages/555.html
【名前】 聖都大学附属病院 【読み方】 せいとだいがくふぞくびょういん 【登場作品】 仮面ライダーエグゼイド 【初登場話】 第1話「I'm a 仮面ライダー!」 【分類】 病院/医療施設 【詳細】 『仮面ライダーエグゼイド』の舞台の1つとなる大学病院。 鏡灰馬が病院長を務め、主人公などが勤務する。 通常は人々が様々な病気を治す医療施設である。 だが、地下には衛生省協力の下に設立された極秘部署・電脳救命センター(CR)がある。 そこで正体不明のウイルス、「バグスターウイルス」を撲滅するために思案している。
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/459.html
ラノで読む 耳元で、呼び出し音が鳴っています。 一回、 二回、 三回、 四回、 五回、 六回。 そうしてようやく繋がったらしく、受話器から声が聞こえてまいりました。 「…はい、こちら双葉学園中等部です。 現在教員の方々が出払っておりますので、私でよければご用件を承りますが」 私《わたくし》はある生徒の名前を、相手の人物に告げました。 私の良く知る名前。いとおしくて堪らない存在。その名前を口にする度に、私の心の内には、さまざまなものが溢れます。 「その方は存じております。 ですが今日は土曜日ですので、直接学生寮に連絡をした方がよろしいかと…」 と、そこで相手様の言葉が一旦途切れました。 「そう言えば……今日、課外授業の予定が組まれていたのを思い出しました。そちらの方へ、用件をお伝えしましょうか?」 私は判断を求めたくて視線を上げました。 そこにあるのは、円らな瞳。私を凝視していらっしゃる。 ああ、そんなに不安がらないでくださいませ。 私はゆるゆると用件を述べ、宜しくお願い致しますと相手様に伝えました。 「…はい。それでは代理として、中等部2年の神那岐《かんなぎ》観古都《みこと》が承りました。 それでは失礼致します。秋津《あきつ》 末那《まな》様」 ぷつり、途切れる音を残して、通話は終わりました。 私の顔の傍に構えられていた受話器が、定位置へと戻されてゆきます。 かつり、と。樹脂どうしが触れ合って、かすかな音を立てました。 遠藤 雅は学園へと徒歩で向かいながら、そこにはいない母に向かって愚痴っていた。主に内容は今日の呼び出しのことだ。 その横に並んで歩く、彼よりより小さな生徒。小等部の制服を着た気の強そうな少女の名は、立浪 みく。 最近、遠藤のアパートを棲家にしている家猫、もとい居候である。今日は授業を受けにいくわけではないから、ランドセルは背負っていない。 遠藤は今年から双葉学園大学一年に入学した新入りである。休日は、そうした新たな土地での気疲れを取る意味で重要な時間だった。 その貴重な休みに学園から呼び出されて、自分の訓練でもないのに数時間拘束されるのだ。しかも実質ロハ。 「ちょっと、いつまでグチグチ言ってるの! せっかくバイト料貰えるんだから文句言わない!」 本人曰く『暇だから』という理由でついてきたみくが遠藤に発破をかける。このペースでとろとろ歩いていては、指定時刻に遅れてしまうのだ。 本日土曜に遠藤が呼び出された実践演習場は学園敷地のうち、自然再現という名目で作られた丘にあるものだ。学園中心部からは少し離れて位置している。 この土地は表向き、新世代の農学技術研究用として学園が確保しているのだが、実際は異能力者が様々な訓練を実施するためのフィールドとして使われている。 ここには対ラルヴァ戦闘の主戦場としても使えるような実戦用設備も用意されているらしい。 もし奴らが学園敷地に大規模発生するようなことがあれば、ここに追い込んで漏らさず殲滅するというわけだ。 みくの言う通り、今回の立会いは学園側からの単位を名目にした強制ではなく、あくまで『依頼』という形の例外で謝礼金が出る。 だがそのバイト料が全てみくに『生活費』という名目で差し押さえ済みという事実を前にしては、やる気が出る筈もない。 「生活能力のない奴に持たせたら、ろくなことにならないでしょ」 「いや、それじゃ俺が甲斐性なしみたいじゃないか。そりゃ料理はできないけさ」 「あら。甲斐性なしみたいに思われたくなかったら、しっかり稼いでもらわないとね、だ・ん・な・さ・ま?」 みくがおどけて笑い、遠藤は気恥ずかしさからか顔を逸らした。足が止まってしまう。 「べ、別にそういうことじゃ……うわっ」 「ほら、そんなことはいいから急ぐわよ!」 言いかけた遠藤の手をみくが取り、強引に引っ張り始める。 どうやらバックレるのは無理なようだった。 大体こういう頼みごとは、一度ホイホイ受けてしまうと、二度三度と体良くお願いされるようになってしまうのだ。 どうせこれから先も、みくが断らせてくれないだろうな……と、遠藤は暗澹たる想いだった。 ああ、母さん。今日もこの力は俺を勝手に引っ張り回します。 俺はそんなこと願ってなんかないのに。 俺はもともと、平々凡々とした大学生活を送りたかったんだよなぁ……。 と、遠藤は心中の母へとまた愚痴をこぼした。 この一ヶ月後には(犯罪的な意味で)人としての道を踏み外しかける羽目になるとは、彼は露ほども考えてはいなかった。 そしてその罪な幸福が、喪われてしまうということも。 遠藤ら二人が、ようやく辿り着いた訓練区域のゲートを通過したとき、区域内では午前一度目の課外訓練を終えたグループが撤収を行っていた。 ここは校舎側にある実技演習場と異なり、より実地向きを目指して作られている。屋内戦闘訓練用の施設もあり、外周は結界機能もあるフェンスでぐるりと囲まれていた。 「おいこらヤマダぁ! 技名叫ぶのはいいがちゃんと一回で当てろっての!」 「ヤマダじゃない! 俺の名前は天空院《テンクウイン》 翔《カケル》だ!」 綺麗に真っ二つになった板状の擬似ターゲット。そして目測を誤って粉砕した低木を片付けながら、自称・天空院 翔はチームメイトへ堂々と言い返した。 熱血だけで生きているという噂は、この場合真実の一端を突いている。それ以外では生きていけない、という意味で。 「いやー、やっぱ天空院センパイは絵になるッスねえ! 俺もあれくらい華麗に立ち回りたいもんです!」 訓練を観戦していた市原和美はやたらと盛り上がっていたが、対する誠司はそんな彼の様子にあきれ顔だ。 彼女は服装こそいつものブレザーだが、使い慣れた得物である六尺棒をフェンスに立てかけ、手を保護する為のグローブをつけている。腰にはポーチと、その側面に差し込まれた模擬戦用のシースナイフ。 本日午前の課外訓練にねじ込まれた、秋津との模擬戦に備えた格好だ。普段は付けていないネクタイをわざわざ締めてきているのは、誠司なりの出動時の備えなのだと市原は知っている。 「バカはバカに惹かれるってことかな…」 誠司は聞こえないように呟いてから、その理屈だと、彼に慕われている自分もバカの部類なのだろうかと考えてみた。まあ大体あってる、と結論する。 クラスは異なるが、天空院は誠司と同級生にあたる。前線大好き(と、誠司には見える)の彼と誠司は知らない仲ではない。 加えて言えば彼は、数少ないレスキュー部に友好的な生徒の一人でもあった。 ちなみに本名は山田なんとかだった気がするが誠司は覚えていない。今や出席簿ですら天空院で通しているから、本名を知る者はごく少数だ。 彼は極度のヒーロー願望が高じて異能力者になってしまった類なので、その精神状態を高く安定させるために必要な措置なのだという。 学園も考慮して名簿を変えるくらいなのだから、もっともな理由……なのだろう、多分。誠司はそう納得することにした。 そして天空院とは少し方向性は違うが、市原和美もその顔に似合わず、ヒーローに成りたくて学園に在籍している者の一人である。 ただ、彼の場合はまだ現実的なタイプだ。 「決めポーズとかをこだわるあまり、周りに被害を出すのは、ちょっとね」 誠司は天空院を眺めながら呟いた。 高等部2年生の中でも、前衛に必要な全ての性能を満たしうる彼の異能力は特筆すべきものがある、と誠司は思う。逆に少々ワンマン気味なところがあって、考課ではマイナス点を付けられてしまっているが。 技名叫びながら戦うのも周りからすればいい迷惑だろうし、正に今の訓練のように、勢い余って物を壊すこともある。ただ、前線維持能力・破壊力は折り紙つきだ。 「それにしてもセンパイ、落ち着いてますね。やっぱアレですか、禅の心得とか」 ようやく熱が醒めてきた市原の言葉に、誠司はやや複雑に、あはは、と苦笑した。 「残念だけど私は実家の習俗すら知らないんだ。農家だからって農業に詳しくないのと同じ」 教わるのはもっぱら武道ばかりだったし、と続ける。彼女の父はもう齢五十を過ぎているが、腕っ節ではまだ到底かなわない、と誠司は思う。 「あれ、華道とか茶道とかもできるんじゃなかったッスか?」 「教わりはしたけど、ナントカ流、ってわけでもないからね。礼儀作法としては参考になるけど、実際の役に立つとはとても……ん、出番かな」 春出仁先生がこちらを見ているのに気付き、誠司は得物を取って……ふとその隣に、彼より頭半分背の高い、見慣れない男が居ることに気がついた。 歳の頃は三十か、四十か。歳の特定し難い中性的な顔立ちに、中分けのだらりとした長髪。 スーツは基本フォーマルだが、少し隙を見せるよう、見苦しくない程度に着崩している。 学園の教職員、という雰囲気ではなかった。 だが、先生からすぐにフィールドに入るようにと言われ、誠司はその人物のことを、それ以上分析することは出来なかった。 障害物多数あり。開始時は別々の、互いに目視出来ない地点から。リミットはお昼までで、タイムオーバーは双方負け。 以上のようなルールで開始された模擬戦は、正直なところ全ての点で誠司に有利な条件を整えてある。逆に言うと、それでやっと勝ち目が見えるというところだが。 どちらにせよ一対一では、訓練としては全く意味がない、と誠司は思う。そんな状況は滅多に来るものではなく、彼女達の行うだろう戦いは大抵一対多か、多対多だからだ。サシの決闘ではない。 誠司はスタート地点の林から、屋内訓練用として備えられている施設へと向かって進んでいた。 移動目標として目立ち、彼ならば見通しの悪い雑木林より、建物の周りを主戦場にすると踏んだからだ。 遠ければ遠いほど彼女には不利になる。ならば最善は待ち伏せることだと考えて、誠司は林から建物周りを観察出来る位置で、低木の陰に屈んだ。 彼女はそうして一息ついたが、父から教えられたこと……相手を常に慮り警戒心を維持することを、このときも忘れはしなかった。 彼女は正直なところ、父親をあまり好いていない。しかしその教えが、結果的にその身を度々救ってきたのは皮肉な話である。 誠司が一撃目を辛くも避けることが出来たのは、彼女の反射神経の賜物ではない。 姿を現すのが遅すぎるという点から一つの可能性を思いつけたことが、葉の凍る音に対する一瞬早い反応を呼び起こしたからだった。 咄嗟に棒を手離し、近くの葉が多い広葉樹の下へと素早く転がり込む。彼女を追跡するように地面と雑草が凍り付いていくが、彼女の身体に届くことなく停止。 それを確認しながら、誠司は秋津の発想に感心する。 彼は、屋根の上からこちらを狙ってきていたのだ。 秋津宗一郎は別に、高い方が有利という古典兵法を知っているわけではない。 もっと単純に、自身の異能力……眼で捉えた相手を狙う、という性質を、ここなら十分に活かせることだけを自覚していた。 彼は施設の陸屋根の上を歩き、誠司の姿を視界に収められる位置を探す。こちらに位置が割れている以上、彼女は動くことが出来ないだろう、と彼は考えていた。 だから予想に反して誠司が木陰から飛び出してきたとき、彼は面食らって一瞬反応が遅れた。が、彼はすぐに自身の異能力を起動。 建物に向かって疾走する誠司の背後に細長い霧が現れ、彼の視線の動きに従って、彼女を追いかけ始める。 それを誠司は空気や草が凍結する音で捉え、すぐさま別の木陰へと飛び込む。冷気の霧は彼女まで届かず、再び追跡は途切れた。 彼女は体勢を素早く立て直すと、上着を脱いで軽く丸め、開けた場所へと放り投げた。一瞬遅れて反対側に飛び出す。 投げられたブレザーが空中で凍りつき、地面に落下する間に、誠司は軒下にダイブ。 視線を誘導されたこともあって、宗一郎の異能力は届かず、追いかける彼の視界は屋根に遮られた。 彼は慌てて身を乗り出して下を確認する。軽率な行動だったが、誠司が飛び道具を持たないため、まだ致命的ではなかった。 せり出したひさしに阻まれて、相手の姿は見えない。 宗一郎は歯噛みした。 誠司はふう、と息をついて、地面に腰をおろした。泥を払いながら、自分を隠すひさしを見上げる。 ここまではそれなりに上手くやれたかな、と彼女は思った。宗一郎の異能力に対して、彼女の立てた推測――見えない場所には攻撃出来ない、が当たっていたことも大きい。 誠司はポケットから私物の携帯端末を取り出し、時間を確認する。正午まで、あと一時間強。 相手が建物の上に居る限り、誠司の姿を捉えることは出来ない。つまりこれ以上無茶をしなくても、ここで時間一杯まで膠着状態を維持すれば十分ではある。 彼女には別に、勝つ必要がないのだから。だが、 「秋津くん、聞こえる?」 大きく深呼吸すると、誠司はやや大きめの音量で、彼に声をかけた。建物は高めの四階建てだが、声は届いているはずだ。 返事はないが、誠司は構わず続ける。 「聞き忘れていたんだけど。先生に何を言われたんだい?」 何となく予想はついていたが、誠司は敢えて尋ねることにした。 察することも重要だろうけれど、ヒトはせっかく言葉を話すのだから。彼女は、自分は話すことも決して得意ではないと思っているが、それでも必要だと思うからこそ、誰とでも言葉を交わそうとするのだ。 回答は、彼女が別の話題を振ろうかと考え始めた頃に返ってきた。 「……今のお前じゃ、誠司先輩にも到底敵いはしない、と言われました」 誠司は、ああそれは腹が立つね、と思い、同時に、彼もごく普通の少年だったんだなと少し安心もした。 無能力者に劣ると言われて、腹が立たない人もそういるまい。まして、彼はまだ子供なのだから。 ただ、それだけでは勝負して白黒付けようとする理由には弱いから、彼女は質問を続けた。 「勝って、先生を見返したいだけ?」 それだけだったら、負けてやってもいいし、引き分けでもいい。単に自分が満足したいだけなのだとすれば。 誠司は名誉に頓着しないし、そうした相手の為に何かしてやる義理も感じない。 「…僕は、評価されなければならないんです。」 だが、彼女の予想は外れた。 「父も、母も、いないんです。だから、僕が頑張らないといけないんだ」 それは誠司宛の返答というより、自分に言い聞かせる、暗示のような呟きだった。 「だから――」 「分かったよ。もう、いい」 誠司はそれ以上聞く気がせず、話を打ち切った。 うんざりしたわけではない。 彼にそれ以上語らせるのが忍びなかった。 彼の想いを思慮が浅いと断ずることは出来るだろう。 しかし童にも、童の考えがあるのだ。それが言葉だけで覆せるものならば、苦労はしない。 だからこそ彼女は宣言した。立ち上がり、あくまでいつも通りの調子で。 「決着を付けようか。 こうしているのも何だしさ」 勝たなければいけない理由が出来たと彼女は思う。 彼の論理が間違っていると感じるように、自分の論理もまた、彼には受け入れられないのかもしれない。 それでもきっと、彼の為になる筈だと。 「……そうだよね、兄さん」 誰にも聞こえないように、誠司は呟いた。 施設は室内の階段を用いて屋根の上に到達出来るようになっていた。屋上と言わないのは、柵が無いからでしかない。 現実には、家屋の屋根にはよじ登ったりすることになるから、訓練でもそうした方法を用いて上がるべきである。 故に怪我人が出たなどの緊急時のみ利用されるはずの階段だが、宗一郎は気にせず使用した。 誠司先輩もまたそうするだろう。 宗一郎はそう考えて視界を遮る扉を開け放ち、距離を取って待った。 彼はこの段階になっても、自分の異能力の欠点を理解しきっていなかったのだろう。 故に階段の奥から発煙筒の白い煙が現れたとき、彼はその意図を理解するのが遅れた。 うっすらと人影が見えるのを確認し、彼は異能力を発動する。だが、彼の『眼』が煙幕の奥の人影を見失った瞬間、冷気の源は混乱するかのようにうねり、相手まで到達することは出来なかった。 対象が取れないのだ。 宗一郎がそのことに思い至った瞬間、煙の中から彼の顔めがけて何かが飛んできた。 彼は咄嗟に屈んで避けたので気付かなかったが、それは誠司の携帯端末。 そしてそれに続いて、彼女自身が煙の中から飛び出す。右手に首から引き抜いたネクタイを輪に持ち、左手は腰の後ろへと。 宗一郎は誠司の姿を視界に捉えようと顔を上げる。 距離はまだ5メートル以上。このままでは相打ちにもならない。 だがその瞬間。彼の眼は強烈な閃光に灼かれた。 勝敗は決した。 戦っていた二人だけでなく、状況観察用のカメラ映像を確認した誰もがそれを確信した。 宗一郎が目を押さえてうろたえる間に誠司は素早く後ろに回りこみ、ネクタイを引っ掛けて目隠し。同時に腰のナイフを抜いて首筋に押し当てた。頭を後ろに強く引っ張られる形になり、宗一郎が僅かに呻く。 一瞬遅れて、今回の勝利の立役者である、装備開発局製作の高出力ライトが屋根の上を跳ね転がる。かなり頑丈に作ってあるらしく、投げ捨てられたにも関わらず外装は割れなかった。 誠司は始めから彼の視覚を潰すことだけを目的としていた。相手は必ずこちらを目視する必要があるのだから、タイミングは非常に簡単だ。 もし彼が閃光対策を行ってきた際には、誠司はもう一つの隠し玉――音響手榴弾を使うつもりだった。 そこまでやるのは若干、大人げないとは思っていたが。 「……こんな負け方は不満かもしれない。でも、『君はあまりに能力に頼り過ぎている』」 誠司は宗一郎の耳元で、それだけを言った。自分語りはともかく、説教は柄ではない。 ぐっ、と彼が言葉に詰まるのを感じたが、誠司はフォローの言葉を継ぐ気はなかった。 ここで彼女が何を言っても、慰めにはならないのだから。 強力過ぎるが故に、それだけで何でも出来ると思い込んでしまうことは、よくある。 異能力は、一対一で人を殺すには過剰過ぎるし欠点もある。それを省みず、『異能力で戦うこと』に拘り過ぎたのが敗因なのだと伝わればいい。誠司はそう思った。 「そこまでだ。訓練終わり。二人ともこちらに戻ってくるように。 菅君、投げたものはキチンと回収してくること」 スピーカーから春出仁先生の声が流れ、誠司は安堵する。 正直、遠くから見ると下級生虐めのような姿に見えそうで、嫌だったのだ。 誠司はナイフを仕舞い、目隠しのネクタイを外す。 そして投げ付けた携帯端末が何処に行ったか探そうと、辺りを見回した。 ……彼女は詰めが甘かったのかもしれないが、それを責めることは出来ないだろう。 それでも、宗一郎の目つきに気付いたその瞬間。 誠司は咄嗟に彼の視界から身を逸らしつつ右手で彼の目元を覆い隠そうとし。 その右腕が肘辺りまで凍りついていく。 「――っ!」 だが、誠司はそのまま右手を振り抜いた。 硬化した手のひらで頬を思い切りぶん殴られ、宗一郎は屋根を転がった。 身体が急に重くなったような感覚がして膝が折れ、誠司もそのまま倒れこむ。 油断したなぁ、と彼女は苦笑する。 うまく彼を昏倒させられただろうか。まだ戦う気だったら……いやそもそも、このままでも死ぬかもしれないか。 そう考えながら、誠司は、眠るように意識を手放した。 次に目覚めたとき、誠司がまず見たのは知らない青年の顔だった。 だれ、と誠司が口を開くと、彼は表情を輝かせた。横合いから覗く市原の顔にも彼女は気付く。 そこでようやく、誠司ははっきりと覚醒した。 「今、何時くらい…?」 「1時を回ったところッス。中々起きないから心配しましたよ」 安堵からか、答える市原は妙にテンションが高い。そう、と返事をして、誠司は右腕へと視線を向ける。 彼女の右腕は何事もなかったかのようにそこにあった。 が、夏服のブラウスに血がしぶいた跡があったり、付けていた筈のグローブがなかったりするのに彼女は気付く。 思いつくのはあまりぞっとしない事実だったので、誠司はそれ以上のことを想像するのは止めておいた。 「調子はどうッスか?」 「……悪くはないよ。むしろいいくらい。 どうも、お世話になりました。…ええと」 誠司は礼を言おうと、身体を起こす。 「遠藤。遠藤 雅って言います」 「私は立浪みく。マサのおかげで助かったんだから、せいぜい感謝しなさい?」 誠司は少女の物言いに思わず笑ったが、ありがとう、と言葉を返した。 ヘマをやった、という落ち込んだ気分が、幾分安らいだからだった。 そうして彼女はようやく、周りの慌しさに気付く。 誠司が寝ていたのは始めに控えていた、フェンスの外だ。そこに午後の訓練予定者を含め、十数名の生徒が集まっていた。 春出仁先生は何か打ち合わせをしているようだし、他の教員も状況確認がどうのこうの、と話しているのが誠司に確認できた。 「市原くん、状況説明」 「え。えーとですね…」 市原は言いにくそうに口ごもる。仕方ないので誠司はみくへと説明をお願いした。 「ついさっきだけど、山口の方でラルヴァが建物を占拠したって。 たまたま向こうに醒徒会役員がいて被害は抑えられてるらしいけど、増援を送るとかなんとか…」 なるほど、と誠司は納得した。恐らく今訓練に来ている面子から増援を選抜するのだろうな、と。 市原がこわごわ尋ねる。 「センパイ、まさか……」 「まさか、なんて言われるのは心外だけど」 誠司は、彼が何を危惧しているか分からないでもなかった。身の心配をして貰えるのは純粋に幸せなことだ、と彼女は思う。 それでもレスキューを掲げている以上、 「自分の好きなときだけ出動できるものじゃない、ってこと」 誠司はそう言って、気合を入れるように立ち上がった。 彼女は秋津宗一郎がどうしたかについて、敢えて尋ねなかった。 それは、自分が今知っても詮無いことだと考えたからで。せいぜい叱られた程度だろうし、反省してくれればそれでいい、と思っていた。 神那岐観古都がことづてを伝えた後、彼が学園都市からいなくなっていたことを誠司が知るのは、まだ少し先のことである。 蛟の四 へ トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/haru1000s/pages/19.html
▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬ 四葉町にある病院で、怪我や病気を患った際に治療を受けることが出来る。 当然探索者も受けることが出来るが、治療を受けることは料金が発生することを意味する。
https://w.atwiki.jp/kurogiri_all/pages/86.html
データ作成:猫野和錆@宰相府藩国、ダーム@無名騎士藩国、マリモ@玄霧藩国、小鳥遊@玄霧藩国 ページ作成:マリモ 2017/08/16 部品 点滴セット、部品 分野ごとの専門診療 において誤字を修正 2017/08/10 部品 診療記録の保管 においてネットワーク危険を回避するための修正 2017/08/08 大部品:チーム医療 の表記揺れを修正 部品構造 部品定義部品 医療機能 部品 診療規模による機能性の違い 部品 人と物の動線の最適化 部品 患者に負担を掛けない空間 部品 診察室 部品 診療器具 部品 点滴セット 部品 薬品保管庫 部品 診療記録の保管 部品 清潔を保つ 部品 感染予防の基礎 部品 医療用廃棄物の適切な処理 部品 総合受付 部品 分野ごとの専門診療 部品 より高度な検査設備 部品 入院設備 部品 手術診療 部品 集中治療センター 部品 薬剤部 部品 患者中心の医療の提供 部品 他職種との連携 部品 情報共有の推進 部品 専門性の推進 部品 社会的資源の管理 部品 紹介患者の受け入れ 部品 救急診療 部品 逆紹介 提出書式 インポート用定義データ 部品構造 大部品 中核病院(施設) RD 27 評価値 8大部品 中核病院の概要 RD 4 評価値 3部品 医療機能 部品 診療規模による機能性の違い 部品 人と物の動線の最適化 部品 患者に負担を掛けない空間 大部品 病院施設 RD 15 評価値 6大部品 基本的な診療設備 RD 8 評価値 5部品 診察室 部品 診療器具 部品 点滴セット 部品 薬品保管庫 部品 診療記録の保管 部品 清潔を保つ 部品 感染予防の基礎 部品 医療用廃棄物の適切な処理 部品 総合受付 部品 分野ごとの専門診療 部品 より高度な検査設備 部品 入院設備 部品 手術診療 部品 集中治療センター 部品 薬剤部 大部品 チーム医療 RD 5 評価値 3部品 患者中心の医療の提供 部品 他職種との連携 部品 情報共有の推進 部品 専門性の推進 部品 社会的資源の管理 大部品 地域連携 RD 3 評価値 2部品 紹介患者の受け入れ 部品 救急診療 部品 逆紹介 部品定義 部品 医療機能 診療所より多くの患者を通院治療させる、もしくは収容して治療に当たることが可能な医療設備と人員が在籍する。そしてそれぞれの分野、具体的には患者の病状を診断治療をする分野、患者が治療を受けれるように看護をする分野、患者が療養生活を送るための支援をする分野が協力して、日々患者のための医療を展開維持する機能を持つ。 部品 診療規模による機能性の違い 中核病院は街ごとに点在する診療所の診療範囲を複数カバーするように設立される。事務部門、薬剤部門、診療部および看護部など各部門の当直業務によって入院患者管理のほか時間外の緊急症例などにも対応が行われる。 部品 人と物の動線の最適化 医療提供者は、医療を受けるべき患者数より絶対数が少ない。その為、医療者がその場(診療室や病室)でどのように動くか考え、利便性の向上や事故防止、院内感染の防止、そして医療者にかかる負担を減らすために動線の交差や長さを考えた施設作りを行うことで、患者によりよい医療を提供できるようにしている。 部品 患者に負担を掛けない空間 治療中の患者は、通院や入院といった日常ではない状態を送っている。患者に対し少しでも安心安楽を提供できるような空間が必要である。その為になるべく新鮮な空気で空調を整え、暗い印象を与えないように適度な光線が入る部屋、閉鎖感を与えないような間取りと十分な空間、病状に応じて病棟を分けるなどの工夫を行っている。 部品 診察室 医師のための書き物机と椅子、患者用の椅子、診察台がある。待合とはきちんと区切られており、防音とまではいかなくても患者のプライバシーにも配慮されている。診察には医師が視覚から得る情報も重要であり、採光と灯火など適切な明るさの確保も重要である。 部品 診療器具 聴診器、舌圧子、ペンライト、打腱器などの簡便で非侵襲的な診察器具の他、酒精綿などの消毒器具、絆創膏、駆血帯、注射針とシリンジなどの日常的な診療に用いられる道具が備えられている。盗難と消毒期限に注意して保管される。 部品 点滴セット 日常的な診療でよく行われる点滴処置に必要なカテーテルと点滴管、薬品の静脈内投与のための三方活栓なども、取り出しやすいところに整理して保管される。これらも消毒期限に注意が必要である。 部品 薬品保管庫 冷蔵、遮光など特別な保存を必要とする薬品にもそれぞれ対応し、適切な環境での保管を行う。医療用麻薬や毒物劇物指定など医療目的以外の投与が絶対にあってはならない薬品は鍵付きキャビネットに収容し、またそれらの厳重保管対象薬品については、使用量と残量を毎日チェックして時々は二重チェックも行い、盗難・不正があったら行政機関に届け出ることが義務づけられている。 部品 診療記録の保管 患者一人一人の診療記録をファイルしたもの。他院への紹介を行うときに患者の病歴やこれまでの経過、検査結果などをまとめた医療情報を一緒に送ることで確定診断をより迅速に得ることを可能にする。 診療記録は個人情報であるため、たとえ紙媒体であろうと、情報管理のセキュリティ対策は必須である。 なお、ネットワーク使用には危険が認められているため、記録は紙媒体が主流であり、大規模施設ではメイン記録装置への記録蓄積だけが行われている。 部品 清潔を保つ 整理整頓と清掃を基本とし、感染経路となりうる器具・物品については消毒・静菌された状態で保管される。必ずしもすべてが常に消毒されている必要はない。 部品 感染予防の基礎 診療を受けに訪れる患者や付き添い者から未知の感染症がもたらされる可能性は常にあると考えなくてはならない。診療に携わる者が罹患した場合さらに多くの患者を生み出す感染源になりうるため、つねに感染防止を心がけてディスポーザブルの手袋やマスクを着用して診察に当たるべきである。 部品 医療用廃棄物の適切な処理 診療の現場で使用された注射針やカテーテル、体液で汚染されたガーゼなどの布類などは触れた者に感染の危険を与えるものとして、適切に処理される必要がある。とくに金属物による刺傷の予防には注意しなければならない。 部品 総合受付 この病院に初めてかかる患者は、まず総合受付に案内される。中核病院は診療所からの紹介も受け付けているため、紹介状があればかかりつけ医師が指定した専門科へ直接行くことができるし、まったくの初診である場合は、悩んでいる主訴を精査し、正しい科での診療を行ったり、軽微な症状であればそのまま診療を完了させるため、総合診療科へまず案内を受ける。 総合受付は他に全体的なカルテの管理や、経費の管理も行っている。診察カードの発行や、電話、手紙の応対もここで行う。 部品 分野ごとの専門診療 中核病院は都市の中核を担う総合病院、所謂二次医療機関として多数の専門診療科を持つ。 消化器内科、循環器内科、腎臓内科、呼吸器内科、内分泌・糖尿病・代謝内科、血液内科、消化器内科、心臓血管外科、呼吸器外科、内分泌・乳腺外科、一般外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、眼科、皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、精神科・心療内科、放射線科、麻酔科、ペインクリニック、小児科、小児外科、小児循環器・腎臓科、歯科、救急医療科などが一般的だ。 部品 より高度な検査設備 中核病院には、診療所には設置できないより高度な検査設備が設置されている。 所謂超音波エコー検査装置やCT、MRI、生化学検査装置や血液検査装置などの大型で、高価な装置が設置されている。これらは高価だが、これでしか判明しない医療情報もあり、中核病院の基本機能として、必要な部分である。 部品 入院設備 中核病院には、20床以上の入院設備が求められる。救急搬送の受け入れや、手術後の治療経過確認、検査入院など、入院設備は二次医療機関になくては成り立たない。 ちなみに入院設備にはベッドだけではなく、患者が文化的な生活を遅れるよう、洗濯機、乾燥機が付帯したり、テレビや電話、郵便ポストがついていたりもする。日用品の売店が併設されていることも多い。 部品 手術診療 中核病院には外科内科問わず多数の専門科がある。手術センターにおける手術環境の整備は必要である。 衛生的で安全性が高く、高度な医療を受けることが可能な手術室が、中央病院には備えられている。 この環境は外科系医師、麻酔科医師、看護師、薬剤師に加え、臨床工学技師、放射線技師、その他滅菌・清掃技術員・物流業者などのコメディカルが協力することで維持されている。 部品 集中治療センター 集中治療室は急性もしくは重症患者を収容する病棟として設置される。人工呼吸管理や、持続的血液ろ過透析、血漿交換、人工肺、体外循環装置など、重症患者の生命を維持するための設備が用意され、集中治療の名の通り、入室患者は24時間のバイタルサイン監視下に管理される。 部品 薬剤部 院内で使用される薬品の管理を集中して行う。院内処方の薬剤は、病院内での手続きの上、ここで調製され各病棟へ分配される。また、外来治療の結果薬剤の処方がある場合に院外処方箋の発行も行われ、通院患者が個別に病院外の調剤薬局へ提出して薬剤を受け取ることもできる。盗難対策を含め薬剤の在庫管理は厳重に行われる。 部品 患者中心の医療の提供 チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。 部品 他職種との連携 医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。 部品 情報共有の推進 常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。 部品 専門性の推進 それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。 部品 社会的資源の管理 患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。 部品 紹介患者の受け入れ 中核病院では、診療所でのプライマリケアよりも専門的な治療を行う。一日に診療可能な患者数は職員数に依存するが当然マンパワーには限りがあるため、診療所で初期診療を受けて、より専門的な治療が必要であると診断された症例について医療情報(経過、現在の治療とその効果、鑑別診断)を添えての紹介を積極的に受け入れる。 部品 救急診療 一方で、地区診療所では時間外の急患対応には自ずと限界があり、それらを受け入れることも中核病院の使命となる。医療資源の集中、マンパワーの集中などでそれらは遂行される。すべての中核病院がすべての診療科について同じ機能をもつ必要はなく、専門科ごとに異なる病院で対応を行うことも普通である。 部品 逆紹介 急性期、重症症例の診療を中核病院で行ったのち、症例が慢性期の定期的な通院と薬剤処方で管理されうるようになると患者の居住区域の診療所への逆紹介も行われる。地区診療所はこれらの慢性期治療と経過観察を受け持ち、再び急性治療が必要な徴候があれば再度しかるべき中核病院へ紹介を行う、という循環が行われる。 提出書式 大部品 中核病院(施設) RD 27 評価値 8 -大部品 中核病院の概要 RD 4 評価値 3 --部品 医療機能 --部品 診療規模による機能性の違い --部品 人と物の動線の最適化 --部品 患者に負担を掛けない空間 -大部品 病院施設 RD 15 評価値 6 --大部品 基本的な診療設備 RD 8 評価値 5 ---部品 診察室 ---部品 診療器具 ---部品 点滴セット ---部品 薬品保管庫 ---部品 診療記録の保管 ---部品 清潔を保つ ---部品 感染予防の基礎 ---部品 医療用廃棄物の適切な処理 --部品 総合受付 --部品 分野ごとの専門診療 --部品 より高度な検査設備 --部品 入院設備 --部品 手術診療 --部品 集中治療センター --部品 薬剤部 -大部品 チーム医療 RD 5 評価値 3 --部品 患者中心の医療の提供 --部品 他職種との連携 --部品 情報共有の推進 --部品 専門性の推進 --部品 社会的資源の管理 -大部品 地域連携 RD 3 評価値 2 --部品 紹介患者の受け入れ --部品 救急診療 --部品 逆紹介 部品 医療機能 診療所より多くの患者を通院治療させる、もしくは収容して治療に当たることが可能な医療設備と人員が在籍する。そしてそれぞれの分野、具体的には患者の病状を診断治療をする分野、患者が治療を受けれるように看護をする分野、患者が療養生活を送るための支援をする分野が協力して、日々患者のための医療を展開維持する機能を持つ。 部品 診療規模による機能性の違い 中核病院は街ごとに点在する診療所の診療範囲を複数カバーするように設立される。事務部門、薬剤部門、診療部および看護部など各部門の当直業務によって入院患者管理のほか時間外の緊急症例などにも対応が行われる。 部品 人と物の動線の最適化 医療提供者は、医療を受けるべき患者数より絶対数が少ない。その為、医療者がその場(診療室や病室)でどのように動くか考え、利便性の向上や事故防止、院内感染の防止、そして医療者にかかる負担を減らすために動線の交差や長さを考えた施設作りを行うことで、患者によりよい医療を提供できるようにしている。 部品 患者に負担を掛けない空間 治療中の患者は、通院や入院といった日常ではない状態を送っている。患者に対し少しでも安心安楽を提供できるような空間が必要である。その為になるべく新鮮な空気で空調を整え、暗い印象を与えないように適度な光線が入る部屋、閉鎖感を与えないような間取りと十分な空間、病状に応じて病棟を分けるなどの工夫を行っている。 部品 診察室 医師のための書き物机と椅子、患者用の椅子、診察台がある。待合とはきちんと区切られており、防音とまではいかなくても患者のプライバシーにも配慮されている。診察には医師が視覚から得る情報も重要であり、採光と灯火など適切な明るさの確保も重要である。 部品 診療器具 聴診器、舌圧子、ペンライト、打腱器などの簡便で非侵襲的な診察器具の他、酒精綿などの消毒器具、絆創膏、駆血帯、注射針とシリンジなどの日常的な診療に用いられる道具が備えられている。盗難と消毒期限に注意して保管される。 部品 点滴セット 日常的な診療でよく行われる点滴処置に必要なカテーテルと点滴管、薬品の静脈内投与のための三方活栓なども、取り出しやすいところに整理して保管される。これらも消毒期限に注意が必要である。 部品 薬品保管庫 冷蔵、遮光など特別な保存を必要とする薬品にもそれぞれ対応し、適切な環境での保管を行う。医療用麻薬や毒物劇物指定など医療目的以外の投与が絶対にあってはならない薬品は鍵付きキャビネットに収容し、またそれらの厳重保管対象薬品については、使用量と残量を毎日チェックして時々は二重チェックも行い、盗難・不正があったら行政機関に届け出ることが義務づけられている。 部品 診療記録の保管 患者一人一人の診療記録をファイルしたもの。他院への紹介を行うときに患者の病歴やこれまでの経過、検査結果などをまとめた医療情報を一緒に送ることで確定診断をより迅速に得ることを可能にする。 診療記録は個人情報であるため、たとえ紙媒体であろうと、情報管理のセキュリティ対策は必須である。 なお、ネットワーク使用には危険が認められているため、記録は紙媒体が主流であり、大規模施設ではメイン記録装置への記録蓄積だけが行われている。 部品 清潔を保つ 整理整頓と清掃を基本とし、感染経路となりうる器具・物品については消毒・静菌された状態で保管される。必ずしもすべてが常に消毒されている必要はない。 部品 感染予防の基礎 診療を受けに訪れる患者や付き添い者から未知の感染症がもたらされる可能性は常にあると考えなくてはならない。診療に携わる者が罹患した場合さらに多くの患者を生み出す感染源になりうるため、つねに感染防止を心がけてディスポーザブルの手袋やマスクを着用して診察に当たるべきである。 部品 医療用廃棄物の適切な処理 診療の現場で使用された注射針やカテーテル、体液で汚染されたガーゼなどの布類などは触れた者に感染の危険を与えるものとして、適切に処理される必要がある。とくに金属物による刺傷の予防には注意しなければならない。 部品 総合受付 この病院に初めてかかる患者は、まず総合受付に案内される。中核病院は診療所からの紹介も受け付けているため、紹介状があればかかりつけ医師が指定した専門科へ直接行くことができるし、まったくの初診である場合は、悩んでいる主訴を精査し、正しい科での診療を行ったり、軽微な症状であればそのまま診療を完了させるため、総合診療科へまず案内を受ける。 総合受付は他に全体的なカルテの管理や、経費の管理も行っている。診察カードの発行や、電話、手紙の応対もここで行う。 部品 分野ごとの専門診療 中核病院は都市の中核を担う総合病院、所謂二次医療機関として多数の専門診療科を持つ。 消化器内科、循環器内科、腎臓内科、呼吸器内科、内分泌・糖尿病・代謝内科、血液内科、消化器内科、心臓血管外科、呼吸器外科、内分泌・乳腺外科、一般外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、眼科、皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、精神科・心療内科、放射線科、麻酔科、ペインクリニック、小児科、小児外科、小児循環器・腎臓科、歯科、救急医療科などが一般的だ。 部品 より高度な検査設備 中核病院には、診療所には設置できないより高度な検査設備が設置されている。 所謂超音波エコー検査装置やCT、MRI、生化学検査装置や血液検査装置などの大型で、高価な装置が設置されている。これらは高価だが、これでしか判明しない医療情報もあり、中核病院の基本機能として、必要な部分である。 部品 入院設備 中核病院には、20床以上の入院設備が求められる。救急搬送の受け入れや、手術後の治療経過確認、検査入院など、入院設備は二次医療機関になくては成り立たない。 ちなみに入院設備にはベッドだけではなく、患者が文化的な生活を遅れるよう、洗濯機、乾燥機が付帯したり、テレビや電話、郵便ポストがついていたりもする。日用品の売店が併設されていることも多い。 部品 手術診療 中核病院には外科内科問わず多数の専門科がある。手術センターにおける手術環境の整備は必要である。 衛生的で安全性が高く、高度な医療を受けることが可能な手術室が、中央病院には備えられている。 この環境は外科系医師、麻酔科医師、看護師、薬剤師に加え、臨床工学技師、放射線技師、その他滅菌・清掃技術員・物流業者などのコメディカルが協力することで維持されている。 部品 集中治療センター 集中治療室は急性もしくは重症患者を収容する病棟として設置される。人工呼吸管理や、持続的血液ろ過透析、血漿交換、人工肺、体外循環装置など、重症患者の生命を維持するための設備が用意され、集中治療の名の通り、入室患者は24時間のバイタルサイン監視下に管理される。 部品 薬剤部 院内で使用される薬品の管理を集中して行う。院内処方の薬剤は、病院内での手続きの上、ここで調製され各病棟へ分配される。また、外来治療の結果薬剤の処方がある場合に院外処方箋の発行も行われ、通院患者が個別に病院外の調剤薬局へ提出して薬剤を受け取ることもできる。盗難対策を含め薬剤の在庫管理は厳重に行われる。 部品 患者中心の医療の提供 チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。 部品 他職種との連携 医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。 部品 情報共有の推進 常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。 部品 専門性の推進 それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。 部品 社会的資源の管理 患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。 部品 紹介患者の受け入れ 中核病院では、診療所でのプライマリケアよりも専門的な治療を行う。一日に診療可能な患者数は職員数に依存するが当然マンパワーには限りがあるため、診療所で初期診療を受けて、より専門的な治療が必要であると診断された症例について医療情報(経過、現在の治療とその効果、鑑別診断)を添えての紹介を積極的に受け入れる。 部品 救急診療 一方で、地区診療所では時間外の急患対応には自ずと限界があり、それらを受け入れることも中核病院の使命となる。医療資源の集中、マンパワーの集中などでそれらは遂行される。すべての中核病院がすべての診療科について同じ機能をもつ必要はなく、専門科ごとに異なる病院で対応を行うことも普通である。 部品 逆紹介 急性期、重症症例の診療を中核病院で行ったのち、症例が慢性期の定期的な通院と薬剤処方で管理されうるようになると患者の居住区域の診療所への逆紹介も行われる。地区診療所はこれらの慢性期治療と経過観察を受け持ち、再び急性治療が必要な徴候があれば再度しかるべき中核病院へ紹介を行う、という循環が行われる。 インポート用定義データ [ { "title" "中核病院(施設)", "children" [ { "title" "中核病院の概要", "children" [ { "title" "医療機能", "description" "診療所より多くの患者を通院治療させる、もしくは収容して治療に当たることが可能な医療設備と人員が在籍する。そしてそれぞれの分野、具体的には患者の病状を診断治療をする分野、患者が治療を受けれるように看護をする分野、患者が療養生活を送るための支援をする分野が協力して、日々患者のための医療を展開維持する機能を持つ。", "part_type" "part" }, { "title" "診療規模による機能性の違い", "description" "中核病院は街ごとに点在する診療所の診療範囲を複数カバーするように設立される。事務部門、薬剤部門、診療部および看護部など各部門の当直業務によって入院患者管理のほか時間外の緊急症例などにも対応が行われる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "人と物の動線の最適化", "description" "医療提供者は、医療を受けるべき患者数より絶対数が少ない。その為、医療者がその場(診療室や病室)でどのように動くか考え、利便性の向上や事故防止、院内感染の防止、そして医療者にかかる負担を減らすために動線の交差や長さを考えた施設作りを行うことで、患者によりよい医療を提供できるようにしている。", "part_type" "part" }, { "title" "患者に負担を掛けない空間", "description" "治療中の患者は、通院や入院といった日常ではない状態を送っている。患者に対し少しでも安心安楽を提供できるような空間が必要である。その為になるべく新鮮な空気で空調を整え、暗い印象を与えないように適度な光線が入る部屋、閉鎖感を与えないような間取りと十分な空間、病状に応じて病棟を分けるなどの工夫を行っている。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "[[病院施設]]", "children" [ { "title" "基本的な診療設備", "children" [ { "title" "診察室", "description" "医師のための書き物机と椅子、患者用の椅子、診察台がある。待合とはきちんと区切られており、防音とまではいかなくても患者のプライバシーにも配慮されている。診察には医師が視覚から得る情報も重要であり、採光と灯火など適切な明るさの確保も重要である。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "診療器具", "description" "聴診器、舌圧子、ペンライト、打腱器などの簡便で非侵襲的な診察器具の他、酒精綿などの消毒器具、絆創膏、駆血帯、注射針とシリンジなどの日常的な診療に用いられる道具が備えられている。盗難と消毒期限に注意して保管される。", "part_type" "part" }, { "title" "点滴セット", "description" "日常的な診療でよく行われる点滴処置に必要なカテーテルと点滴管、薬品の静脈内投与のための三方活栓なども、取り出しやすいところに整理して保管される。これらも消毒期限に注意が必要である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "薬品保管庫", "description" "冷蔵、遮光など特別な保存を必要とする薬品にもそれぞれ対応し、適切な環境での保管を行う。医療用麻薬や毒物劇物指定など医療目的以外の投与が絶対にあってはならない薬品は鍵付きキャビネットに収容し、またそれらの厳重保管対象薬品については、使用量と残量を毎日チェックして時々は二重チェックも行い、盗難・不正があったら行政機関に届け出ることが義務づけられている。", "part_type" "part" }, { "title" "診療記録の保管", "description" "患者一人一人の診療記録をファイルしたもの。他院への紹介を行うときに患者の病歴やこれまでの経過、検査結果などをまとめた医療情報を一緒に送ることで確定診断をより迅速に得ることを可能にする。 \n診療記録は個人情報であるため、たとえ紙媒体であろうと、情報管理のセキュリティ対策は必須である。\nなお、ネットワーク使用には危険が認められているため、記録は紙媒体が主流であり、大規模施設ではメイン記録装置への記録蓄積だけが行われている。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "清潔を保つ", "description" "整理整頓と清掃を基本とし、感染経路となりうる器具・物品については消毒・静菌された状態で保管される。必ずしもすべてが常に消毒されている必要はない。", "part_type" "part" }, { "title" "感染予防の基礎", "description" "診療を受けに訪れる患者や付き添い者から未知の感染症がもたらされる可能性は常にあると考えなくてはならない。診療に携わる者が罹患した場合さらに多くの患者を生み出す感染源になりうるため、つねに感染防止を心がけてディスポーザブルの手袋やマスクを着用して診察に当たるべきである。", "part_type" "part" }, { "title" "医療用廃棄物の適切な処理", "description" "診療の現場で使用された注射針やカテーテル、体液で汚染されたガーゼなどの布類などは触れた者に感染の危険を与えるものとして、適切に処理される必要がある。とくに金属物による刺傷の予防には注意しなければならない。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "総合受付", "description" "この病院に初めてかかる患者は、まず総合受付に案内される。中核病院は診療所からの紹介も受け付けているため、紹介状があればかかりつけ医師が指定した専門科へ直接行くことができるし、まったくの初診である場合は、悩んでいる主訴を精査し、正しい科での診療を行ったり、軽微な症状であればそのまま診療を完了させるため、総合診療科へまず案内を受ける。\n総合受付は他に全体的なカルテの管理や、経費の管理も行っている。診察カードの発行や、電話、手紙の応対もここで行う。", "part_type" "part" }, { "title" "分野ごとの専門診療", "description" "中核病院は都市の中核を担う総合病院、所謂二次医療機関として多数の専門診療科を持つ。\n消化器内科、循環器内科、腎臓内科、呼吸器内科、内分泌・糖尿病・代謝内科、血液内科、消化器内科、心臓血管外科、呼吸器外科、内分泌・乳腺外科、一般外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、眼科、皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、精神科・心療内科、放射線科、麻酔科、ペインクリニック、小児科、小児外科、小児循環器・腎臓科、歯科、救急医療科などが一般的だ。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "より高度な検査設備", "description" "中核病院には、診療所には設置できないより高度な検査設備が設置されている。\n所謂超音波エコー検査装置やCT、MRI、生化学検査装置や血液検査装置などの大型で、高価な装置が設置されている。これらは高価だが、これでしか判明しない医療情報もあり、中核病院の基本機能として、必要な部分である。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "入院設備", "description" "中核病院には、20床以上の入院設備が求められる。救急搬送の受け入れや、手術後の治療経過確認、検査入院など、入院設備は二次医療機関になくては成り立たない。\nちなみに入院設備にはベッドだけではなく、患者が文化的な生活を遅れるよう、洗濯機、乾燥機が付帯したり、テレビや電話、郵便ポストがついていたりもする。日用品の売店が併設されていることも多い。", "part_type" "part" }, { "title" "手術診療", "description" "中核病院には外科内科問わず多数の専門科がある。手術センターにおける手術環境の整備は必要である。\n衛生的で安全性が高く、高度な医療を受けることが可能な手術室が、中央病院には備えられている。\nこの環境は外科系医師、麻酔科医師、看護師、薬剤師に加え、臨床工学技師、放射線技師、その他滅菌・清掃技術員・物流業者などのコメディカルが協力することで維持されている。", "part_type" "part" }, { "title" "集中治療センター", "description" "集中治療室は急性もしくは重症患者を収容する病棟として設置される。人工呼吸管理や、持続的血液ろ過透析、血漿交換、人工肺、体外循環装置など、重症患者の生命を維持するための設備が用意され、集中治療の名の通り、入室患者は24時間のバイタルサイン監視下に管理される。", "part_type" "part" }, { "title" "薬剤部", "description" "院内で使用される薬品の管理を集中して行う。院内処方の薬剤は、病院内での手続きの上、ここで調製され各病棟へ分配される。また、外来治療の結果薬剤の処方がある場合に院外処方箋の発行も行われ、通院患者が個別に病院外の調剤薬局へ提出して薬剤を受け取ることもできる。盗難対策を含め薬剤の在庫管理は厳重に行われる。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "チーム医療", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "患者中心の医療の提供", "description" "チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "他職種との連携", "description" "医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "情報共有の推進", "description" "常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "専門性の推進", "description" "それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。", "part_type" "part" }, { "title" "社会的資源の管理", "description" "患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。\n", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "地域連携", "children" [ { "title" "紹介患者の受け入れ", "description" "中核病院では、診療所でのプライマリケアよりも専門的な治療を行う。一日に診療可能な患者数は職員数に依存するが当然マンパワーには限りがあるため、診療所で初期診療を受けて、より専門的な治療が必要であると診断された症例について医療情報(経過、現在の治療とその効果、鑑別診断)を添えての紹介を積極的に受け入れる。", "part_type" "part" }, { "title" "救急診療", "description" "一方で、地区診療所では時間外の急患対応には自ずと限界があり、それらを受け入れることも中核病院の使命となる。医療資源の集中、マンパワーの集中などでそれらは遂行される。すべての中核病院がすべての診療科について同じ機能をもつ必要はなく、専門科ごとに異なる病院で対応を行うことも普通である。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "逆紹介", "description" "急性期、重症症例の診療を中核病院で行ったのち、症例が慢性期の定期的な通院と薬剤処方で管理されうるようになると患者の居住区域の診療所への逆紹介も行われる。地区診療所はこれらの慢性期治療と経過観察を受け持ち、再び急性治療が必要な徴候があれば再度しかるべき中核病院へ紹介を行う、という循環が行われる。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" } ], "expanded" false, "part_type" "group" } ]
https://w.atwiki.jp/shikyuukinsyu/pages/152.html
東京厚生年金病院 東京厚生年金病院 産婦人科より患者さまへ コメント 名前 コメント ブログサーチ #blogsearch2
https://w.atwiki.jp/splintercell/pages/275.html
交戦地点:レバノン、ベイルート レバノンのヒズボラ支配地域で病院が攻撃を受けた A B C スパイ側ルート 傭兵側ルート 名前 コメント