約 4,047,236 件
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/4326.html
【作品名】予め決定されている明日 【ジャンル】小説 【名前】ケムロ 【属性】算盤人 【大きさ】ω次元では成人男性並、下層次元からは認識できない 【攻撃力】上と同じ 【防御力】上と同じ 【素早さ】上と同じ 【特殊能力】 ω次元世界の住人。 これより下層の次元(3次元世界)の存在はこれに干渉できない。 世界は算盤人達が行っている計算(シミュレート)そのものであり、ケムロ及び班長その他はその計算を読み解き改竄することが出来る。 要するに「ラプラスの魔」の強化版。 計算を改竄するなどして新しい計算問題を提示することは任意に世界を創造することと同義であるため、 ケムロのシミュレートする世界は計算に手を加えられる箇所の数(つまり無数)だけ並行宇宙が存在し得ることになる。 世界の全てはケムロ達が計算するようにしかならず、またその計算結果や経過を破棄して新しい結果を作ることもできる。 つまり、原理的にケムロ達は全ての1次多元世界に対する、時間を無視できる任意全知全能=常時全知全能であるといえる。 【長所】ω次元って何だよ・・・ 【短所】同じω次元の住人には多分ボコボコにされる 19スレ目 744 :格無しさん:2008/08/15(金) 13 05 44 ケムロ 【長所】高次元の存在で1次多元全能 【短所】一人の女会社員の人生を滅茶苦茶にした 14スレ目 87 :格無しさん:2008/04/28(月) 18 09 01 ケムロ考察 二次多元全能だから天照大御神と= 93 :格無しさん:2008/04/28(月) 19 20 52 87 同じ階層のやつにはボコボコにされるなら天照にまけるんじゃないか? 94 :格無しさん:2008/04/28(月) 19 21 51 アマテラスと範囲が同じなら 95 :格無しさん:2008/04/28(月) 19 26 53 じゃあアマテラスに負けか 96 :格無しさん:2008/04/28(月) 19 27 53 全能範囲同じなん? 97 :格無しさん:2008/04/28(月) 19 30 02 どっちも無限×無限だろ? 98 :格無しさん:2008/04/28(月) 19 41 29 ケムロ再考察 同じ階層の相手には勝てない 天照>ケムロ 947 :格無しさん:2008/05/21(水) 14 49 28 ケムロ再考察 一次多元全能で、同じ一次多元全能に勝てない扱いなら ウルトラマンキングの下 ウルトラマンキング>ケムロ>エル・カンターレ イスカンダール再考察 一次多元全能なので自動的に ウルトラマンキング>イスカンダール>ケムロ
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/801.html
シリーズ概要 双葉学園の旧校舎に現れるといわれるコンジキグモの噂話。 悪魔と魂を共有する魔術師の少年逢馬空と黄金蜘蛛ゴルトシュピーネの物語。 シリーズ作品 【金色蜘蛛と逢魔の空 】 【金色蜘蛛と逢魔の空 2 】 【金色蜘蛛と逢魔の空 第二話 1】 【金色蜘蛛と逢魔の空 第二話 2】 主な登場人物 逢馬 空 作者コメント なにかあればどうぞ 戻る
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1071.html
有馬 雨流 「バカバカ言う奴がバカって名台詞を知らねーかテメエ!」 基本情報 スペシャルキャラクター(条件付き) 名前 有馬 雨流(ありま うりゅう) 学年・クラス 高等部2-R 性別 男 年齢 17 身長 176 体重 69 性格 中身は正義感だが、口調、言動共にヤンキー 生い立ち 特に問題のない家庭で育ったが、ラルヴァ戦に巻き込まれた事とその際に自身の才能を見込まれてスカウトされる。両親と弟が一人 基本口調・人称 一人称:俺二人称:お前、テメー基本的に昔のヤンキーっぽい キャラデータ情報 レベル 7 総合ポイント 27(通常時) 22(鞠備沙希との行動時) 物理攻防(近) 6 5 物理攻防(遠) 2 2 精神攻防 3 3 体力 6 4 学力 4 4 魅力 2 2 運 2 2 能力 脚部を中心とした全身の筋力強化能力 特記事項 スペシャルキャラクターだが、下記の制限が存在する その他詳細な設定 キャラ設定 謎のラルヴァによって呪いをかけられ、魂源力と生命力を常に垂れ流す状態にされてしまった青年。 そのままではあっという間に魂源力が抜け気って死んでしまうが、魂源力補給のために 魂源力を持つ人間と触れ合っている事で回避可能 (ただし、相手の魂源力をハイスピードで吸い取る。粘膜ならもっと早く吸い取る) 鞠備沙希とほとんどの時間、互いの手(雨流の左手と沙希の右手)を 黄色いバンダナのような布で結んでいる(戦闘時はお姫様抱っこになるので沙希に首を抱かれているだけ) 二人が離れた場合「手を握っていた時間÷2(ただし最大六十分)」だけ時間が経過すると意識不明にまで陥る。 目つきが悪い以外はイケメン。ただしヤンキー口調もあり、怖がられている いちおう学力も標準以上はある。 小学一年時にラルヴァに襲われ、その際に双葉学園の学生に助けられた。 それ以来、隠れた『正義の味方』志望者 能力設定 脚力を中心とした身体能力強化、主な攻撃手段は蹴り、主にヤクザキック 全身が強化されているお陰でバランス感覚に優れ、閉鎖空間では三次元的な動きで相手を攪乱する。 呪いをかけられて以降、戦闘時は沙希をお嬢様抱っこして戦うため機動力、持久力が落ちる。 なお、彼女が居ない場合の活動限界は十分 その他 スペシャルキャラではあるが、鞠備沙希と共に行動する場合 (彼女を抱えて移動する等の理由により)スペシャルキャラ補正が消滅、ポイントに-5 鞠備沙希相手の二人称は、基本「お前」か「テメー」、切羽詰まった状況だと「サキ」 登場作品 星と王子様 【Aパート】【Bパート】 作者のコメント 典型的な『実はいいやつ』、没個性は免れない……!!
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/36.html
■化け物・魔物の強襲パターン 島内で事件勃発・安全な学校内でも発生してしまうケースが近年目立つ 日本各地で事件勃発・即時派遣され双葉学園の生徒としての役割を果たす
https://w.atwiki.jp/harikennuk/pages/16.html
「ザ・ファイター」 【ストリート、上半身裸、賭けファイト、人質】 筋肉度 ★★★ 腹打ち度 ★★★★ ストリート度 ★★★★★ かなり古い映画だと思います。 主人公は金に困りストリートファイトを繰り返すのですが、 オススメは檻の中でのファイト。 大男にボコボコにされます。 他にも夜道に男たちに殴られたり(ボディー有) 他にも色々とあるのでオススメ。 主人公も結構いいガタイ。 ラストの対戦相手が、もう少しいい体ならなあ・・・。 主人公のやられっぷりはとてもいいのだが。 途中で人質が取られてやられるという設定も好き。 戻る 【上記の用語説明】 「ボクシング」 ボクシングの試合、ボクシングスタイルのファイトがある。 「ムエタイ」 ムエタイ・キックボクシングスタイルのファイトがある。 「ストリート」 路上の喧嘩、ストリートファイトがある。 「軍人」 軍人のファイト、トレーニングがある。 「リンチ」 主人公などが集団にやられてるシーンがある。 「一方的」 主人公などが一方的にやられるシーンがある。 「上半身裸」 どちらかが上半身裸になっているファイトがある。 「拷問」 縄や手錠で体を拘束され拷問をかけられるシーンがある。 「人質」 主人公が人質を取られている設定がある。 「八百長」 主人公が八百長試合をするシーンがある。 「賭けファイト」金を掛けたファイトがある。 「トレーニング」主人公などがトレーニングしているシーンがある。
https://w.atwiki.jp/yuifellowship/pages/535.html
タイガー道場は、平戸随一と称される秋山道場と並んで、平戸でも一、二を争うと言われる道場である 氷室一族との関係が深いようで、会合衆の長の娘の氷室も門弟 門弟は裕福な家柄の者が多く、大半は善良だが中には鼻持ちならない奴も、一人二人は混ざっている 藤村は、実戦でも試合でも安定して強い。タイガー道場の傾向。剣だけでなく弓や格闘にも力入れてる 道場主の藤村を除くと、496年の剣術大会出場者で最も強いのは美綴 前回の大会では優勝に近いところまで勝ち進んだが、藤村にボコボコにされた。SSF 青みがかった髪で性格が悪かったら間桐ね。間桐慎二。ちょっとした旧家の息子で癪なことに確かにかなりの才能の持ち主よ。 真の天才である私や剣術馬鹿の貴方と違って、間桐慎二は中途半端に齧ってるだけよ。 まあ、あの歳で目録に達したのは大したものだけど、それを鼻にかけてろくに練習もしてないわ 誠が入門している。間桐ともそれなりに友好的な関係を築けてるようだ ワカメもある程度親しくなれば悪い人間ではないし、バカでもない。誠の妹の奉公先を世話してやったのもワカメ 実力者 何でもありなら、藤村を倒しうるのが美綴 本部や秋山の領域なのが師範の葛木 剣だけで藤村と互角か近い腕なのが、衛宮士郎と間桐桜 道場一の俊足の薪寺は、船での戦いになると戦闘力が跳ね上がる 海が荒れていると、他の奴が命中-20~-30する時に、こいつは+20~+30されたりする
https://w.atwiki.jp/kokigame/pages/279.html
ツンデレでヤンデレな幼馴染み小鳥遊双葉さんとHなことをするゲーム 430 :名無したちの午後:2008/08/30(土) 21 18 01 ID TQIU/36C0 ツンデレで~双葉さんと~以下略、プレイ中。 ヒロイン3で、手コキ足コキ素股で亀頭ナデ等色々ある。 紫のヒロインがかわええ。 関連レス
https://w.atwiki.jp/slumdank/pages/616.html
前半チート級の強さを発揮する鉄男であるが、 アニメでの声が雑魚キャラ過ぎて吹く アマチュアにチンチンにされたプロ 桜木を一方的に殴ったのにクラつかせることも出来ない程の圧倒的パンチ力と宮城に簡単にマウント取られる強さを持つ喧嘩のプロ 「わははっ、漫画とは違うぞ」 それが鉄男の最後の言葉だったチーン 桜木をグラつかせた流川のパンチ>>>蚊と同等の鉄男のパンチ 鉄男って流川にも宮城にも不意討ちでしか勝ててないじゃん 三井と桜木の邪魔が無ければ宮城にマウントとられたままボコボコにされてた鉄男www 桜木の目に血が入らなければ最初の蹴りを受け止められた時点でボコボコにされてた鉄男www ゴリがあの場にいたらボコボコにされてた鉄男www 負傷してる所を不意打ちしなければ流川に勝てない鉄男www 桜木の本気パンチ(助走付き)+頭突き3~5発ほど食らった後にカウンターパンチで一閃。一撃で桜木をクラつかせた流川 桜木にカウンターで吹き飛ばされ更に2発3発と追い討ちを食らうのみ。ようやくくり出したノロノロパンチも完全に見切られ詰んだ鉄男 鉄男って運の良さが重なっただけだよね 鉄男は宮城にマウントとられました ヤンキーだらけの豊玉なら鉄男は校門すらくぐれない てゆーか 鉄夫は花道がいなきゃ普通に湘北バスケ部を制圧してたろ 湘北で鉄夫に勝てるのは青赤花だけだと思うぞ エルボーがネタじゃないなら桜木軍団や鉄男がランキング上位にくる エルボーの凄さって、パワーじゃなくて気付かれるか気付かれないか ギリギリの線を責めるテクニックだからね テツオなんて見た目からしていかにもな感じで即審判に目を付けられて即退場だよ 鉄男はバスケしないから審判とか退場とか関係ないけどな つまり鉄男神>審判神>深津神となる 鉄男は審判神が呼んだ警備員にタイーホされて魚住と牢屋へ お前アホか? 警備員は警察官じゃないから逮捕する権限なんて無いんだよ 後さあ、警備員って言ったら柔道とかやってていかにもマッチョな奴想像してるかもしんないけど そういう訓練された奴がいるのはアルソックとかの大手だけ 高校の部活レベルの大会(甲子園は例外)の警備は地元の中小警備会社が請け負う事が多い そういう警備会社って 「ただ適当に立ってるだけで給料もらえる」事に魅かれた50~60歳のオッサンばっかだぞ 良くて大学生のアルバイトか、リストラされた30代の元サラリーマン そんな奴らに鉄男を止める事ができると思うか? 素人が知った風な口きくなや 残念ながら逮捕権は一般人にもある
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1326.html
天と地と 第二話「0.1%のラルヴァ」 午後九時。斉藤 陽一(さいとう よういち)は宿題を終え、コーヒーを啜っていた。 交際相手である藤野 珠貴(ふじの たまき)の真似をしてブラックにしてみたがこれが全く美味しくない。 なんであいつはこんな苦いもの喜んで飲んでるんだ、と思いつつ電子ブックを起動し最新のニュースに目を通していく。 画面には双葉地区版の記事が映し出されており、中でも『氷河期の地層からラルヴァの痕跡を発見』という見出しが目を引いた。 『アイスランドの百九十万年前の地層から発掘された氷壁の一部から僅かではあるが根源力が確認され、この時代にラルヴァがいた事が明らかになった』 『発掘された氷はラルヴァの体液が凍りついたものとみられている。さらなる研究の為この氷は、三日に双葉地区のラルヴァ研究所に移送された』 三日と言えば一昨日……もう双葉地区のどこかにこの氷が保管されているのかもしれない。 太古の昔、そこではどんなドラマが繰り広げられていたのか。かねてからラルヴァの生態に興味のあった陽一の胸は高鳴った。 氷河期を生きたラルヴァは何を思い、極寒の地を踏みしめていたのか。 原始の人とラルヴァの出会いとは一体どんなものだったのか。 その妄想を中断するように、携帯がブルブルと唸った。 着信『藤野』 電話に出ると「突然ゴメン」と断った上で藤野は切り出した。 「あのさぁ、もしかして今日数学の宿題って出てた?」 「出てたな」 「内容はなんだっけ?」 「問題集の22~25P。23Pの問5と24Pの問3は飛ばす。回収は朝一のHR」 「ああもう、なんでそんな早く回収するの! しかも4ページも」 「早く回収しないと学校で答え写す奴いるからだろ。で宿題がどうしたんだ? 僕は見せてやらんぞ」 甘えは藤野の為にならない、ましては自分は風紀委員、他の生徒の模範になる行動を心がけるべきだ、と思い陽一は先手を取って釘を刺しておいた。 だが、藤野の答えはそんな考えの遥か上を行っていた。 「問題集学校に忘れた……今から取りに行くから付いてきて……」 「今からか!?」 「数学、ヤバいの。本当、ヤバい。少しでも印象をよくしないと大変なこと、なるわ」 電話口の向こうでは切羽詰った声がカタコトになりながらで訴えていた。 相当混乱しているらしい。こんな状態の彼女を見捨てるには忍びない。 少し考えてから陽一は口を開いた。 「問題集を忘れたのは最低だが、やる気のあるところは気に入った。藤野の寮の前の自販機が並んでるところで落ち合おう」 「うん」 落ち合った陽一と藤野は、他愛のない会話をしながら学校へ向かっていた。 「この間、双葉学園に伝わる怖い話聞いたんだけど」 と藤野は切り出した。 なんでコイツはこんな時に嬉しそうに怪談を話すんだろう?と陽一は思ったが、仕方なくうんうんと相槌を打ってやった。 「夜中の十二時に醒徒会室にある醒徒会メンバーが写ってる写真を覗き込むと」 「覗き込むと?」 「存在しないメンバーが写ってるらしいわ。ぱっくり割れた首筋から真っ赤な鮮血を流した7人目の醒徒会役員が……」 「へぇー」 「ち、怖がらないね」 いつもとそう変わらない陽一の対応に藤野は肩をすくめた。 藤野としては少しは怖がる事を期待して話していたのだが。 「この島で起こることは異能かラルヴァで大体説明が付くからな」 陽一はそっけなくそう答え、続いて怪談のおかしな点を指摘する。 「それによりによって醒徒会の本拠地でそんな事があるか。異変があったらすぐ気付いて排除するだろ」 「それもそうか。うーん、私も醒徒会の人みたいに異能をコントロールしたいね」 双葉学園醒徒会。異能者の中でも最強との呼び声の高い集団である。 彼らの凄さは異能の強さはもとより、自分の異能を完全に使いこなしている点である。 例えば水を操る副会長の水分 理緒(みくまり りお)もパワーと精密性の両面においてズバ抜けた素質を見せている。 数多い藤野が目標とする一人であった。 「うーん、こう少しづつ能力を制御するように練習すればいいんじゃないか?」 「それが難しいのよ」 そう言って藤野がすいっと右手を地面に向けると、藤野の拳より少し小さな石が一つ浮かび上がり、二人の目の前までふわふわとやってきた。 「で、もう一つ」 藤野は左の掌を地面に向けると、先ほどと同じくらいの大きさの石がまたふわりと持ち上がった。 が、その瞬間、先に浮かべたほうの石がバチンっと破裂した。 「なっ」 あまりに突然だったので、陽一は反射的に飛びのいた。 「おい、何だ今のは! 危ないな」 「力が上手く分散しないから石を引き裂いちゃうの。……石が一つだけでもたまにこうなるんだよな」 藤野は照れくさそうに頭をぽりぽりと掻く。 「このせいで寮の中で練習できないのよ。困ったわ」 「まず、一つの石を完璧に操れるようになってくれ」 「が、がんばる」 そう言ってもう一度、石を浮かび上がらせると、今度はぐらりと地面が揺れた。 その後30秒にわたって地震は続き、ようやく揺れが収まると陽一は眉をひそめながら藤野を見た。 「藤野……」 「ストップ、今のはあたしじゃなくて普通の地震だからね!」 「クソっ」 高校校舎のすぐ近くにある第二ラルヴァ研究所の一室で、一人の研究員が悪態を付いた。 先ほど起きた地震で外国から送られてきたばかりのサンプルの保管ケースが派手に倒れてしまったのだ。 しばらく奮闘して、人間大の大きな保管ケースを立て直すと、研究員は額の汗を拭う。 「ああ今日は、もう終わり!」とヤケクソ気味に一人で叫び、研究員は部屋の明かりを落とした。 かつんかつんかつん……と職員の足音は少しづつ遠くに離れていき、やがて完全に聞こえなくなった。 明かりが消えて五分と立たない内に、倒れた時に破損した保管ケースの鍵が外れた。 学校に着くまで藤野は石を浮遊させる練習で二つの石を粉砕し、現在は三つ目の石と格闘をしながら二人は校門をくぐる。 二人が来る事は予め電話で伝えられていたので用務員はすんなりと二人を通した。 「ご迷惑をおかけします」 「す、すみません」 と二人が頭を下げると「いやいやいいですよ。では、出るときに声をかけてください」と用務員は笑った。 二人は真直ぐに教室へ向かい、速やかに数学の問題集を回収し元来た道を戻る。 「夜の学校って怖いよねぇ。本当に何かが出たりして」 ふわふわと石を浮かべながら藤野が言った。 「出るわけないだろ。そんなことより廊下で石を割るなよ」と陽一は溜息を吐きながら、用務員室の扉を叩いた。 「すみません、さっきの者ですけど、終わりましたのでー」 返事はない。 「……いいのかな?」 「いや、どこかに見回りしてるんだろ。書置きを残していこう」 幸いカギは開いていたので陽一は中に入ろうとドアノブを捻った。 がちゃり。 扉を開いた陽一の目に飛び込んできたのはバラバラにされた用務員の死体であった。 出血は殆どなく、何故か透明な水溜りに各部位がプカプカと浮かんでいた。 「なっ」 「どうしたの陽一?」 暢気な藤野の声が背中から聞こえた。肩越しに部屋の中を覗き込もうとぴょんぴょんと小さくジャンプしている。 「見るな! くそ、何かに襲われたみたいだ。走れ! 逃げるぞ!」 「戦……」 藤野が何か言おうとした時、陽一はそれを遮った。 「ダメだ! 逃げるぞ!」 風紀委員ではあるが陽一の能力『スカイウォーカー』は戦いには向かない。 藤野の能力『エペセンター』は屋内で使うには危険すぎる。というか屋外でも危険だ。 なら人を殺すような相手と戦う危険を冒すよりさっさ撤退した方がいい。それが陽一の出した答えだった。 陽一が藤野の手を引いて逃げ出そうと一歩を踏み出した、その瞬間。 パシャン、と音がして陽一は水溜りを踏んでいた。 「ん?」 「陽一危ない!」 ドゴッと鈍い音と共に藤野は陽一を蹴っ飛ばした。 「おいっ何を……!?」 蹴られた脇腹をさすりながら陽一が抗議しようと顔を上げると、視界に映ったものを見て思わず異能の力を使い空中に飛びのいた。 水だ。 人間ほどの体積の水が、尺取虫のように蠢いてこちらに向かってきていたのだ。 「な、なんだこれは」 全く想定外の事態に陽一は軽いパニックを起こしていた。 頭に様々な感情と思考が浮かんでは消え、筋道だった考えを阻害する。 どうすればいい?何が起こったんだ? 陽一がグルグルと思考の迷路に迷い込みかけた時、バシャンという音と共に水の中から何かが飛んできた。 身を捻って飛んできたものを辛うじて避けると、『水』を挟んで向こう側の廊下から悔しがる藤野の声が聞こえた。 「ああ、もう、意味ないみたい!」 どうやら先ほど飛んできたモノは藤野が放った石ころらしい。 藤野が放り投げた石は『水』を貫通したが『水』には何の変化もなかった。 だが、その無意味な藤野の一撃で陽一は我にかえった。 『この島で起こることは異能かラルヴァで大体説明が付く』 先ほど自分が言ったセリフだ。大丈夫、これも同じはずだ、なら怖くない。焦る必要もない。 石が透き通ったという事は、カテゴリーエレメントのラルヴァか?それともどこかで異能者が水を操ってるのか? いずれにしろ、ここは自分が囮になって藤野を逃がそう。 そう心に決めると注意深く『水』の動きを観察しながら玄関側の藤野に向かって陽一は叫ぶ。 「藤野、お前は逃げろ! こいつは僕が引き付けるからその間に助けを呼んで来い!」 「ううう分かった。怪我しないでね」 「心配するな、窓さえあれば僕は何階からでも逃げれる」 藤野が走り去っていくと『水』がそちらの方に反応したように動いた。 陽一は慌てて『水』に近づき、藤野の方へ行かないように挑発した。 「来い、こっちだ!」 弾かれたように『水』が飛び掛ってきた。 陽一はさっと身を引いたが『水』は空中で加速し、避けきることはできず左腕の肘から手首の間に『水』が僅かに触れてしまった。 ずきん、と焼け付くような痛みが腕を走る。 『水』が触れた部分の皮がべろんとはげてしまっていた。 「く!? こいつめ」 腕を押さえながら校舎の奥へ逃げると、後ろからちゃぷちゃぷと水筒を揺らしたような音が聞こえてきた。 振り返ってみる余裕はないが恐らく追って来ているんだろう。 広々とした廊下を走り抜け二段飛ばしで階段を駆け上がった。 二階に上がると、陽一は立ち止まって呼吸を整えた。 階段上がって来れないんじゃないか?と少しだけ期待したが、ちゃぷちゃぷという音が下から迫ってきている。 追いつかれるのも時間の問題だろう。 『水』に触れられた腕がじんじんと痛む。藤野に蹴られた脇腹もこれはこれで痛い。 「くそ、本気で蹴りやがって」 何で問題集取りに来ただけで僕がこんな目に会うんだとブツブツ、文句をいいながら、脇腹を押さえて、陽一は思考を巡らせた。 『水』の動きはあまりにも単調的だった。 どういう奴か知らないが恐らくカテゴリーエレメントのラルヴァで知能はそう高くない、とアタリをつけて、どうしたものかと思案する。 藤野が投げた石は全く効果がなかった。 相手は『水』だ。恐らく何かを投げつけたり叩いたりしても、結果は同じだろう。 「……待てよ」 陽一はちらりと痛む左腕を見た。 叩いても効果はなさそうだが、一応触れる事は出来る。 確か最初にアイツを踏んだ時もちゃぽん、と音がして水がはねた。なら、多分……。 「よし、やってみるか」 作戦は決まった。後は実行するだけだ。 「こっちだこっち!」 陽一は二階に上がってきた『水』に叫んで自分の存在をアピールした。 『水』は陽一を再発見すると、再び尺取虫のような動きで距離を詰めてきた。 「ようし、来い来い来い!」 陽一は再び『水』に背を向けて今度は廊下ではなく、教室に向かって走り出した。 室内に入ると、少しでも時間を稼ぐ為に扉を閉めたが、『水』には大した効果はなかった。 ドアの上下の僅かな隙間から身を滑らせて、楽々と室内に侵入してくる。 陽一はその様子を見ながら、少しでも『水』との距離を離そうと壁際へと身を寄せた。 やがて『水』は完全に部屋の中へ入り込み、部屋の隅に縮こまった陽一へとそろりそろりと迫ってくる。 『水』は陽一の頭から覆いかぶさらんとして、液状の身でありながら立ち上がった。 「来い!」 陽一の叫ぶと『水』は滝のように飛び掛ってきた。 『水』が陽一に覆いかぶさる刹那、陽一はその場を左に一歩、右に一歩、左にもう一歩と、タンっタンっタンっと大またでその場から天井近くまで駆け上ると 飛び掛った『水』は陽一に触れることはなく慣性に従って、バシャンと壁にぶつかった。 その部屋隅には、コンセントの差込口が存在した。 壁に激突し一瞬間をおいてから『水』は奇妙に身を捩り、明らかに苦しんでいた。 古典的だが効果はあったらしい。 「ふう」と一呼吸置くと どかんと教室のドアを蹴破って藤野が警備員を引き連れて帰ってきた。 「大丈夫? 陽一ィ!」という藤野の叫びは「なんでもかんでも蹴るな!」という叫びにかき消された。 「全く、管理が甘い!」 陽一は忌々しげにそう叫んだ。 「いやぁ昨日は大変だったねぇ」 寝不足で機嫌の悪い陽一を尻目に藤野は重たい目蓋をこすった。 「外国のラルヴァ? なんだってね、昨日の奴」 あの後、研究所から空の保管ケースが見つかり二人を襲った『水』は研究所から逃げ出したラルヴァだという事が判明した。 体組織の実に99%以上が水で構成された、原始的なカテゴリーエレメントの一種だったらしい。 電気を流されて弱っていた『水』は液体窒素を用いて再び氷づけにされて、研究所にもどされた、という話だ。 ふああ、と大きく欠伸をした藤野の心にふと疑問が浮かんだ。 「ありゃ、そういやなんであたし学校に行ったんだっけ?」 教室に担任が入ってくると開口一番「じゃあ、昨日の宿題を集める」と生徒たちに宣言した。 トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/proforce/pages/587.html
浦田先生vs魔堂組の組長 ある日浦田先生はある人から話を聞いた。魔堂組のことだ。魔堂組は日本最大最強の暴力団で、 あらゆる犯罪行為を犯しており、構成員は30000人に及び、日本の裏社会を牛耳っている 超極悪組織である。組員も他の暴力団の中でも群を抜いて喧嘩が強く、特に組長は日本全体の 暴力団の中でも最強で、その組長の名前は魔堂である。実は魔堂組は浦田先生が20代の頃から 存在しており、組長は24歳という年で既に魔堂組の初代組長となっていた。それを聞いた 浦田先生だがさっそく魔堂組の組員に出会った、その組員は敵対する組の 組員と見られる男を引きずっていた。既にボコボコにされてたようだ。そして魔堂組の組員が 殴り掛かったが、魔堂組の組員は瞬殺されてしまった。そして組長のことについて その組員に話を伺った。どうやら魔堂組の組長は浦田先生と同い年のようだ。 浦田先生は現在74歳だ。そしてやがて組長に出会った。そしてその魔堂組の組長と激突した。 さすが日本最大最強の暴力団の組長だけあって浦田先生と互角だったが、浦田先生が 優勢だった。やがて浦田先生が勝利した。浦田先生は日本で一番喧嘩が強かった。