約 841,311 件
https://w.atwiki.jp/105kokushi/pages/16.html
更新日時 2012-04-25 10 10 12 (Wed) 問題1 右心不全の徴候はどれか。2つ選べ。 ①肝腫大 ②呼気延長 ③肺うっ血 ④起坐呼吸 ⑤頸静脈怒張 +... 解答 1、5 解説 ①中心静脈圧の上昇に伴い、うっ血肝、肝腫大を生じる。 ②気道の狭窄に伴い口すぼめ呼吸を行う。COPDに特徴的な所見。 ③左心不全では左室拡張末気圧(=左房圧)が上昇→肺うっ血 ④左心不全徴候の一つであり、臥位を取るとすぐ呼吸困難を生じることを指す。 ⑤頸静脈には静脈弁がなく、中心静脈圧の上昇により怒張する。 右心不全では、頸静脈怒張、胸水、腹水、うっ血肝、下腿浮腫を生じる。 左心不全では肺うっ血に伴い労作時呼吸困難、夜間発作性呼吸困難、 起坐呼吸を生じ、低心拍出に伴い血圧低下、尿量減少、 全身倦怠感などを生じる。 問題2 ファロー四徴症で、生後半年くらいでチアノーゼが出たら、 Blalock-Taussig 手術(鎖骨下動脈を肺動脈につないで低酸素血症を改善する)を行う目的は? +... 解答 ファローでは成長に伴い右室流出路が狭窄するので、肺血流が低下する一方でVSDを経由した右左シャントが亢進してチアノーゼが出現する。 だから手術ってことになるんだけど、幼い間は開心術による心臓形成術には耐えられない。 そこで、開心術に耐えられる様になるまで姑息的なBTを行って成長を促す。 BTシャントは839のように鎖骨下動脈と肺動脈の間にシャントを作り、肺血流を増やすことでより酸素化不足を改善するのが目的。 つまり、右左シャントで低下した肺血流をBTシャントという左右シャントで補うってこと。 でも、肺血流は少なくとも保たれるけど、左室の容量負荷は大きくなるし、右左シャントがある以上はSaO2は健常よりは低いまま。 問題3 Fallot(ファロー)四徴症で、Blalock-Taussig(ブラロック-トーシグ)短絡手術後には 手術をした側の腕の脈拍が触れ難くなるとあるが、聞こえなくなる腕はどちらの腕? +... 解答 右腕 解説 BTは解剖・成長の関係で右の鎖骨下動脈を利用することが多いので、右の脈に変化が起こると考えてよいのでは? 脈拍を触れがたくなるのは、血流の一部がシャントによって奪われるために、血圧が低下するからじゃね? 問題4 小児の心電図は右軸偏位?左軸偏位? +... 解答 右軸偏位 解説 新生児の心電図: 正常では、右軸偏位が著明。 左軸偏位が認められた場合→先天性心疾患の疑い →①チアノーゼあり→三尖弁閉鎖症 →②チアノーゼなし→心内膜床欠損症 問題5 59歳の男性。4時間持続する前胸部痛のために搬入された。 現病歴:1ヶ月前から階段を上がった際に前胸部絞扼感を自覚した。 安静にすると消失するので放置。本日そうちょうに前胸部絞扼感で覚醒した。 次第に増強してきた。 既往歴:5年前から高血圧症で降圧薬を服用している。 現症:意識清明。身長168㎝、体重82㎏、体温36.6℃。呼吸数24回/分、 脈拍104回/分、欠代あり、血圧160/94mmHg。冷感を伴い、四肢は冷たい。 心雑音はないが、奔馬調律を 聴取する。呼吸音に異常なし。 腹部は平坦で、肝臓、脾臓は触知しない。下肢浮腫なし。 検査:尿蛋白(-)、尿糖(+)。RBC480万、Hb15.8、Ht46%、WBC9800、血小板48万、血清生化学所見:総蛋白7.6、クレアチニン1.0 AST88、ALT24、CK540(基準40~200)、SPO296%、 心電図:Ⅱ、Ⅲ、aVF、V2~V6のST上昇、Ⅲ、aVFの異常Q波から急性の前・下壁梗塞(心電図は図のみ) 治療として適切でないのはどれか。1つ選べ。 ①酸素吸入 ②ヘパリン投与 ③リドカイン投与 ④アドレナリン投与 ⑤ニトログリセリン投与 +... 解答 4 解説 ②ヘパリンは冠動脈内血栓の発生や増大を防ぐのに有効で、特に急性心筋梗塞でPCI(経皮的冠動脈形成術)を施行する場合には不可欠。 ③リドカイン:急性心筋梗塞では、PVC、VT、Vfなどの心室性不整脈を伴いやすく、特にVfは致死的である。 VTやVfは、PCVの多発から進展して生じることが多いが、脈の欠代がある本例では既にPVCが発生しているものと考えられる。 従って、VTやVfへの進展を防ぐ意味でも、心室性不整脈の治療薬であるリドカインを早期に投与する必要がある。 ④アドレナリンは、非選択性のβ刺激薬で、血圧上昇作用を有するが、逆に心筋の酸素需要を亢進させ、さらに心筋虚血が促進されてしまうため使用しない。 ⑤ニトログリセリンは、心筋梗塞の胸痛自体を抑える作用に乏しいが、PCI後の冠動脈攣縮の予防、改善や左心不全の改善などの効果を有し、 治療薬として用いることが多い。 AMIの初期治療はMONAが主流 モルヒネ O2 ニトログリセリン アスピリン 問題6 58歳の男性.夜間の呼吸困難のため救急車で搬入された. 現病歴:4年前に狭心症と診断され,アスピリンと硝酸薬とを服薬していたが, 半年前から中断していた。 3ヶ月前から駅の階段を昇るとき軽度の胸痛を感じていた. 2日前冷汗を伴う前胸部絞捉感が数時間持続し,自宅での安静で軽快した. しかし,昨夜就寝後呼吸困難のため覚醒した.横になると呼吸困難が再発するので眠れず,午前3時に来院した. 既往歴:8年前に糖尿病を指摘された. 意識は清明.身長169cm,体重75kg.呼吸数28/分.脈拍104/分,整.血圧102/88mmHg. 頸静脈の怒張を認めるが,心雑音はない.両側下肺野にcoarse cracklesを聴取する. 右肋骨弓下に圧痛を認める.両側下腿に浮腫を認める。 検査所見:尿所見:蛋白1十,糖2十.血液所見:赤血球430万, Hb 14.2g/dl, Ht42%,白血球9,500,血小板30万. 血清生化学所見:血糖150mg/dl, HbA1c8.8% (基準4.3~5.8),総蛋白7.0g/dl,尿素窒素26mg/dl、 クレアチニン1.2mg/dl,総コレステロール224tng/dl,トリグリセライド190mg/dl,総ビリルビン0.8mg/dl, AST 60単位, ALT 34単位, LDH 620単位(基準176~353), CK 960単位(基準10~40)、 Na 148mEq/l, K 4.6mEq/l, Cl 103mEq/l. 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(酸素3 l/分投与下). 入院時の胸部X線写真(A)と心電図(B)とを次に示す. Aの内容:著明な心拡大と両肺門を中心として末梢に広がるbutterfly shadowを認める。 Bの内容:洞調律。V1でP波は左房負荷。Ⅰ、aVL、V1~V3に異常Q波、 V4~V6のR波が減高、Ⅰ、aVL、V2~V6に陰性T波(異常Q波とあわせて考えると冠性T波)、 V1~V4にST上昇が認められる。 (発症数日程度の左前下行枝領域の急性前壁梗塞または心室瘤を伴う陳旧性心筋梗塞の所見) この患者にまず必要な治療薬はどれか. a 血糖降下薬 b フロセミド c リドカイン d カルシウム拮抗薬 e ノルエピネフリン +... 解答 b(正答率:97.0%) 解説 解説のポイントによると 発症後数日経過した急性心筋梗塞で、初期の治療を受けなかったために心不全を発症してしまったケース。 血圧が保たれているうっ血性心不全例に対しては、静脈還流量の減少、後負荷軽減、左室拡張末期圧の低下、肺血管抵抗の低下などの血行動態の改善を速やかに図るため、硝酸薬(ニトログリセリン)の舌下、または口腔内噴霧をまず最初に行う。 フロセミドも肺うっ血の改善には非常に有効であるが、静脈路確保後に静注で投与しなければならず、効果発現までに多少の時間を要することが短所である。 a血糖降下薬:来院時の血糖は150mg/lであり、最優先で治療すべき事態ではない。 ○bフロセミド:頸静脈怒張、肺うっ血とそれによる呼吸困難がありうっ血性心不全のためループ利尿薬が適応となる。 ほかにニトログリセリンなど血管拡張薬も良い。 cリドカイン:心室性不整脈をきたしているわけではないので必要ない。 dカルシウム拮抗薬:高血圧の合併や冠攣縮が病態に関与している場合は投与することを考慮するが、本症例では血圧102/88と高くなく、適応にならない。 eノルエピネフリン:心原性ショックの場合には血圧を保つために組織循環を犠牲にしてでもやむなく、ノルエピネフリンを投与するが、カテコラミンは心筋酸素消費量の増加、促不整脈作用などを有するためなるべく使用しない。 問題7 急性心筋梗塞の診断で最も特異的なのはどれか?1つ選べ。 ①AST ②LDH ③心筋トロポニンT ④クレアチンキナーゼ ⑤コリンエステラーゼ 出典:100B29 +... 解答 3。(正答率:99.9%) 解説 心筋トロポニンTは主に心筋細胞内の筋原線維に含まれるもので、 心筋細胞傷害を起こす心筋梗塞の際には血中に流れ出し陽性となる。 簡単な試験紙で迅速に測定できるので、どこでも使われている。 問題8 大動脈瘤の原因 好発部位 特徴 大動脈瘤の形状 を述べよ。 +... 解答 ①動脈硬化 腹部大動脈 60~70歳代の男性 紡錘状 ②感染 上行大動脈 梅毒性・大動脈弁閉鎖不全症を伴うこと多い 嚢状 ③外傷 左鎖骨下動脈起始部の下行大動脈 仮性大動脈瘤が多い 嚢状 ④Marfan症候群 上行大動脈 大動脈弁輪拡張症(AAE)の形が多い AAE 問題9 Ⅲ音の聴取で正しいのはどれか?1つ選べ。 ①Ⅰ音の前後に注目する。 ②左側臥位で聴取しやすい。 ③聴診器は膜型を使用する。 ④下肢を挙上すると減弱する。 ⑤胸骨左縁第4肋間で最強となる。 +... 解答 2(正答率:58.4%) 解説 ①拡張早期の心室への流入血流による音であり、Ⅱ音のすぐ後に聴取される。 ②心室筋や房室弁が振動する音のため、心尖部で聴取され、胸壁に心尖部が 接しやすくなる左側臥位でさらに聴取しやすくなる。 ③音の調子は、短く弱い低調音である。聴診器の膜型部は低音をカットする フィルターの役目をしており、低調音を聴取しやすいベル型を使用する方が 良い。 ④下肢を挙上すると、静脈還流が増加し心房から心室への流入血流量も 増加し、音は強くなる。 ⑤胸骨左縁第4肋間では半月弁(大動脈弁、肺動脈弁)の閉鎖音(Ⅱ音)が 強く聴かれる。 Ⅲ音は心尖部で聴かれる。 Ⅲ音は拡張期早期に心房から心室へ血液が流入するときに発生する。 すなわち半月弁が閉じ(Ⅱ音)、房室弁が開いたところで発生するので、 Ⅱ音のすぐ後に聴かれる。 傘の開くときや、ヨットの帆が風を受けてぱっと開くときに聴かれるような音で、 低く短い音(ベル型が良い)である。聴取部位は心尖部が良い。 Ⅲ音のポイントは 左側臥位、ベル型、心尖部、Ⅱ音のすぐあと 問題10 チアノーゼを判定する部位で最も適切なのはどれか?1つ選べ。 ①眼瞼結膜 ②口唇 ③舌 ④手掌 ⑤足底 +... 解答 ②(正答率:90%) 解説 ×①眼瞼結膜は貧血を見るのに適しているが、チアノーゼは出現しにくい。 ○②口唇は、口腔粘膜、四肢の爪などとともにチアノーゼの視診に適している。 ×③舌にチアノーゼが出現することもないことはないが、最も適切な部位ではない。 ×④手掌は貧血の視診に役立つことはあるが、チアノーゼの視診には適さない。 ×⑤足底も手掌と同様。 チアノーゼは、血中の還元Hbや異常Hbの増加により、皮膚・粘膜が暗紫赤色を呈する状態。 チアノーゼとなる還元Hb濃度は5g/dl以上とされている。 生体の低酸素状態や末梢循環障害を示す生体反応の一つである。 貧血や大量失血患者では、ヘモグロビン量が少ないためチアノーゼが出現しにくく、 多血症ではチアノーゼが出現しやすい。 問題11 32歳の女性。2週以上続く37℃台の発熱を主訴に来院した。 3週前に抜歯を行った。 体温37.8℃。脈拍84/分,整,Ⅲ音と心尖部を最強点とする3/6度の全収縮期雑音とを聴取する。 血液所見:赤血球320万. Hb 9.8g/dl, Ht 32%,白血球9800,血小板20万。 血清生化学所見 AST 18単位, ALT 16単位, LDH 260単位(基準176~353), CK 35単位(基準10~40)。CRP 7.6mg/dl。心エコー検査で僧帽弁に疣贅を認める。 この疾患に特徴的でないのはどれか。 ①黄色腫 ②爪下線状出血斑 ③Osler結節 ④Roth斑 ⑤脾 腫 出典:100F-23 +... 解答 ①(正答率:93%) 解説 ①抜歯3週間後の,発熱の持続(→感染性心内膜炎IEを疑う) 起因菌は口腔内常在菌の緑レン菌であることが多い。 ②Ⅲ音(左側臥位、ベル型、心尖部、Ⅱ音のすぐ後で聴取)が心尖部を最強点とする 3/6度の全収縮期雑音→典型的な僧帽弁閉鎖不全MRの雑音であり,MRによる房室血流の増大により, Ⅲ音を聴取するようになる ③赤血球320万, Hb 9.8g/dl一消耗性炎症疾患による低色素性貧血 ④CRP 7.6mg/dl→炎症性疾患,腫瘍性疾患などで組織の崩壊が起こると, CRPが上昇する。 ⑤僧帽弁に疵贅を認める。 もともとMRがあり,その激しい逆流性血流によって傷つきやすい心内膜に,抜歯後に に血中に入った常在菌がtrapされ,IEを生じるようになったものと考えられる。 診断:感染性心内膜炎 ×①黄色腫(xanthoma)は高コレステロール血症で,上眼瞼内側や内眼角上方に認められることが多い。 ○②IEに伴う塞栓症状の一つである。 ○③手指手掌に生じる有痛性の小結節であり,やはりIEによる塞栓症状の一つ。 無痛性のものはJaneway斑と呼ばれる。 ○④IEによって生じる眼底の出血斑であり,やはり塞栓症状の一つと考えられている。 出血性梗塞により、中心部が白く見えるのが特徴。 ○⑤重症の感染症であるIEでは,しばしば脾腫を伴う, IEの症状は, ①感染症状:(発熱,白血球増多, CRP上昇,脾腫,貧血), ②心不全:(呼吸困難,肺うっ血、浮腫) ③塞栓症状:(Osier結節, Janeway斑,Roth斑,爪下線状出血斑) 問題12 42歳の男性。就寝中に出現する前胸部痛を主訴に来院した、日中には自覚症状はない。 安静時心電図に異常を認めないが、ホルダー心電図では、症状出現時に一致して ST上昇を認めた。 発作を誘発するのはどれか。2つ選べ。 ①酸 素 ②過 食 ③過換気 ④a受容体遮断薬 ⑤アセチルコリン +... 解答 ③⑤(正答率:1つが43%、もう1つが88%) 解説 就寝中の胸痛、日中に自覚症状無し→REM睡眠と関係があると言われる冠攣縮(spasm)による 異型狭心症または冠攣縮性狭心症(VSA vasospastic angina)を疑う。 ホルター心電図で、一過性のST上昇(異常Q波はなし)→VSAに特徴的所見。 診断:異型狭心症または冠攣縮性狭心症(VSA vasospastic angina) ×①酸素投与は、発作中に行う治療の一つ。 ×②過食は、発作とは特には無関係。 ○③過換気はVSAを誘発することがある。 ×④a受容体遮断薬では誘発されない。β受容体遮断薬では相対的に血管攣縮性作用が優位となり VSAが誘発される可能性がある。 ○⑤アセチルコリンやエルゴノビンは、発作を誘発するための負荷試験にも用いられる。 VSAは、飲酒、コーヒー、寒冷によっても誘発されたり悪化したりする。 問題13 60歳の男性。1ヶ月前から始まった頭重感を主訴に来院した。 初診時と2週間後の血圧は それぞれ150/90mmHg、140/90mmHgである。 血圧はどれに分類されるか。 ①正常血圧 ②正常高値血圧 ③軽症高血圧 ④中等症高血圧 ⑤収縮期高血圧 +... 解答 ③(正答率:75%) 解説 ×①正常血圧は、収縮期血圧<130かつ拡張期血圧<85 ×②正常高値血圧は、収縮期血圧=130~139 かつ拡張期血圧=85~89 ○③軽症高血圧は、収縮期血圧=140~159 または拡張期血圧=90~99 ×④中等症高血圧は、収縮期血圧=160~179 または拡張期血圧=100~109 ×⑤収縮期高血圧は、収縮期血圧≧140 かつ拡張期血圧<90 問題14 ①と③を結ぶ線は胸骨右縁、②と④を結ぶ線は胸骨左縁、 ①と②を結ぶ線は第2肋間、③と④を結ぶ線は第4肋間、 ⑤は心尖部とする。 大動脈弁領域はどれか? ……………①…………②……………………………………… ……………③…………④……………………………………… ………………………………………⑤………………………… 出典:104H20 +... 解答 ①(正答率:82.1%) 解説 ○①大動脈弁:胸骨右縁第2肋間の位置にある。 ×②肺動脈弁:胸骨左縁第2肋間の位置にある。 ×③、④:第4肋間のこのあたりは三尖弁の位置。 ×⑤:僧帽弁:第5肋間鎖骨中線上(心尖部) ⑤僧帽弁部位で、左側臥位だとⅢ音を聴くことができる。 (小児~40歳くらいまで健康人でも) 問題15 AとGを結ぶ線は右鎖骨中線上、BとHを結ぶ線は左鎖骨中線上、 AとBを結ぶ線は肺尖部、CとDを結ぶ線は肺の比較的上部、 EとFを結ぶ線は肺の比較的下部、GとHを結ぶ線は肺下部とする。 肺の聴診をするときに正しい順序はどれか? ①ABCDEFGH ②ABDCEFHG ③ACEGBDFH ④ACEGHFDB ⑤HECABDFH ……………A……………………B…………………………… ……………C……………………D…………………………… ……………E……………………F…………………………… ……………G……………………H…………………………… +... 解答 ② 解説 ○②胸部では、この聴診の方法が移動も最小限であり、適切な聴診方法である。 問題16 Ⅳ音につき正しいのはどれか?2つ選べ。 ①正常な心臓では聴取されない。 ②Ⅰ音の直前に低調音を生じる。 ③心雑音である。 ④左側臥位で、心尖部で聞こえる。 ⑤心房細動でも聴くことができる。 出典:スレ7 45氏 +... 解答 ②④ 解説 ①Ⅳ音は高齢者やスポーツ選手では、正常な心臓であっても聴取されることがある。 ②Ⅳ音はⅠ音の直前に低調音で聴取するので正しい。 ③Ⅰ音、Ⅱ音、Ⅲ音、Ⅳ音は心音である。うちⅢ音、Ⅳ音は過剰心音と言われる。 ④Ⅲ音、Ⅳ音ともに左側臥位、心尖部、ベル型で聴取される心音である。 ⑤心房細動が起きると左房が強く収縮できず、Ⅳ音は消失する。 心房の収縮に伴って発生する前収縮期の過剰心音であり,一般には正常な心臓では聴取されないが、高齢者やスポーツ選手では聴取されることがある。 高血圧や肥大型心筋症,虚血性心疾患などによって心筋コンプライアンスが低下すると,拡張早期に左心室に流入する血液量が減る。 左心房は強く収縮して左室に流入する血液を増やすために、その衝撃で左心室壁が振動し(衝撃音)、Ⅰ音の直前に低調音を生じる。 左室の低い音のため、心尖部で聴診器のベル型で聴取できることが多い。 Ⅰ音,Ⅱ音に加えて Ⅳ音が聞こえるとギャロップリズムとなる。 Ⅲ音、Ⅳ音ともに左側臥位、心尖部でベル型で聞こえる低い音。←106回出題(低調音を選ぶ) Ⅲ音とⅣ音の違い 心拡大を起こすとまずⅢ音が、心肥大を起こすとまずⅣ音が発生する。 重症化に伴い、心拡大ではⅣ音、心肥大ではⅢ音も発生するようになる。 問題17 僧帽弁狭窄症の症候としてまれなのはどれか A喀血 B肝腫 C失神 D塞栓症 Eチアノーゼ 出典:スレ9 701氏 +... 解答 C 解説 失神はMS単独で起こる可能性が最も低いです 出題者コメント 難問です 問題18 電気的除細動の適応がないのはどれか. a asystole b atrial fibrillation c atrial flutter d ventricular fibrillation e pulseless ventricular tachycardia 出典:スレ18 448氏 +... 解答 a 解説 a asystole 心静止 b atrial fibrillation 心房細動 c atrial flutter 心房粗動 d ventricular fibrillation 心室細動 e pulseless ventricular tachycardia 無脈性心室頻拍 問題19 40歳女性。健診で血圧高値を指摘され、来院した。身長156cm、体重72kg、脈拍72整、血圧164/96mmHg、尿所見:蛋白2+、糖(ー)、沈渣異常なし 問診で重要なのはどれか? a.飲酒歴 b.妊娠出産歴 c.海外渡航歴 d.尿路感染の既往 e.アレルギーの既往 出典:スレ18 902氏 +... 解答 b 解説 a 高血圧のリスクファクターだが、肝機能などの異常は検診では指摘されておらず、飲酒が原因とは考えにくい b.妊娠高血圧症候群の既往がある女性は中高年になると高血圧になりやすい。 問題20 脈圧の上昇する疾患はどれか? 全て選べ。 ①PDA ②AR ③甲状腺機能亢進症 ④頭蓋内圧亢進 ⑤動脈硬化症 出典:スレ19 970氏 +... 解答 ①②③④⑤ 解説 Cushing現象 脳血流の減少による脳酸素不足に対し、生体は増大した末梢血管抵抗に対応して、 全身血圧の上昇と脈圧の増大を示す。またこのとき徐脈、深大性呼吸がみられる。 この防御反応をCushing pressure response、 Cushing現象と呼び、 延髄の血管運動中枢vasomotor centerの反応と考えられている。 trias:①血圧上昇 ②徐脈 ③緩徐深呼吸 頭蓋内圧が亢進すると、延髄の血管運動中枢の反応で、最高血圧だけあげるから脈圧が増大する。 問題21 次のうち電気的除細動の適応でないものを3つ選びなさい a.PEA b.PSVT c.VT d.心静止 e.AF f.期外収縮 出典:スレ20 243氏 +... 解答 adf 解説 PSVTは薬物治療不応例には行います。 問題22 正しい位置関係はどれか a 大動脈弁は肺動脈弁の左前方にある b 上行大動脈は右肺動脈の後方にある c 右心室は左心室の右後方にある d 右心房は左心房の後方にある e 上大静脈は右肺動脈の前方にある 出典:96B-13 +... 解答 e 問題23 103D40 [臨床] 36歳の男性。息切れと疲労感とを主訴に来院した。2年前から労作時の息切れを自覚していた。意識は清明。 脈拍84/分、整。血圧112/72 mmHg。胸部聴診でⅢ音を聴取するが、心雑音は聴取しない。 呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。 胸部エックス線写真での心胸郭比66%。心エコー図(別冊No.16)を別に示す。 (心エコー:LVDd≒60mm(正常<55mm)、左室径は収縮期、拡張期とも殆ど変化なし。右室、左房とも拡張) この患者の予後を改善するのはどれか。2つ選べ。(正答率85.9%、MLECでの正答率:57.14%) a.強心薬 b.α遮断薬 c.β遮断薬 d.カルシウム拮抗薬 e.アンジオテンシン変換酵素阻害薬 出典: +... 解答 正解:ce 解説 (拡張型心筋症はβ遮断薬とアンジオテンシン変換酵素阻害薬) 拡張型心筋症に関してはコクシマンが言うように 106回でもまた出題される可能性が極めて高いでしょうね というのも臨床的に重要な疾患だからです 原因自体は不明であるものの薬物治療により 5年生存率すなわち予後は劇的に改善しました だから薬物治療については必ず聞いてきます ① アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE-阻害薬 ) レニベース⇒を初期量から開始し,効果がなければ漸次増量する. なお,血圧の低下・頭痛などに注意が必要である. ②β遮断薬(βブロッカー) 慢性心不全の症状・心機能・予後改善にβ遮断薬が有用であることが認められている.その効果発現には3~6か月を要し,長期投与が原則である. ただし,徐脈・低血圧の場合は禁忌である.通常はアーチスト⇒の使用頻度が高く,気管支喘息患者にはセロケン⇒を用いる. β遮断薬治療は拡張型心筋症の治療法として確立し,虚血性心不全患者へと適応が広がってきた. 交感神経の過剰刺激とレニン・アルドステロン系の活性化を同時に抑制する. 本邦でもMUCHA試験により約70%の心事故回避率が認められている. 少量から漸増し徐々に至適用量にもっていくことがコツである.駆出率の改善は用量依存性に達成される. (β遮断薬: 左室流出路狭窄の軽減,心筋酸素消費量の減少, 頻脈の抑制などにより自覚症状の改善に有効で,HOCM(肥大型心筋症)では第1選択薬である. 心室頻拍抑制効果も有する.気管支喘息患者には禁忌である) ③利尿薬 ラシックス⇒およびアルダクトンA⇒を併用する. (CA拮抗薬は、DCMの予後自体を改善せず、心不全を悪化させることもあるので使用しない) 職場や住民検診による調査では,肥大型心筋症の有病率は37~170人,拡張型心筋症は1~15人と報告されている. 海外での調査では有病者を対象としたものが多いが, 肥大型心筋症は人口10万人あたり13~1,100人,拡張型心筋症は37~183人と報告されている. 問題24 閉塞性肥大型心筋症(HOCM)の治療で適切な物2つ選べ a,利尿薬 b,硝酸薬 c,β遮断薬 d,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 e,ベラパミル 出典: +... 解答 正解:ce 解説 HOCM(閉塞性肥大型心筋症) DCM(拡張型心筋症) ……………………………………………………………………………………………………………………… 薬剤 β遮断薬とベラパミル(ワソラン) β遮断薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 過剰心音 まずⅣ音 まずⅢ音 質問があったので簡単に説明しますね HOCMやASでは心臓の拡張期に血液が多く入って欲しいんです βブロッカーは心拍数を減らして拡張期に入る血液を増やせます ACEなどは前負荷を減らすお薬に相当します。心腔の大きさが減る、わけですよ。 この場合は症状が悪化しちゃいます ゴロ合わせとかでACE禁忌にAS HOCM出るはずなので問題出しました ACEは他にも心タンポや妊娠,高K,高Cr,両側腎動脈閉塞などが禁忌です ACE禁忌にAS (ACEはHOCMではあまり使用しない??) 問題25 拡張型心筋症(DCM)の治療で適切な物を選べ a 硝酸薬 b α遮断薬 c β遮断薬 d カルシウム拮抗薬 e アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 出典: +... 解答 正解:ce 解説 HOCM(閉塞性肥大型心筋症) DCM(拡張型心筋症) ……………………………………………………………………………………………………………………… 薬剤 β遮断薬とベラパミル(ワソラン) β遮断薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 過剰心音 まずⅣ音 まずⅢ音 拡張型心筋症には、少量のβ遮断薬とACE阻害薬かな。 なぜかARBよりもACE阻害薬の方に軍配が上がる。 まあ、疲れ切った馬は、休ませた方が長持ちするってことだな。 鞭を使って走らせても、息切れして倒れて死ぬって感じ。 サンクス。 ACEで疲れ切った馬を休ませるのか。 分かりやすいね。 閉塞性肥大型心筋症HOCM 肥大型心筋症の中で左室流出路狭窄を認めるもの。 治療は陰性変力作用のあるβ遮断薬や, 流出路狭窄を軽減する目的でカルシウム拮抗薬が用いられる。 問題26 心不全に関して長期予後を改善するエビデンスがあるものを2つ選べ 1 ループ利尿薬 2 サイアザイド系利尿薬 3 カリウム保持性利尿薬 4 βブロッカー 5 ジギタリス +... 解答 正解:34 解説 心不全投薬ガイドラインより ジギタリス:1995年ジギタリスの大規模臨床試験の結果が発表され, 洞調律の心不全患者の心不全による入院は減らすが,不整脈死が増加し, 長期生命予後は改善しないことが明らかとなっており, 頻脈を伴う心房細動以外は有効性は期待できない. カルシウム拮抗薬(ジルチアゼム,ベラパミル)は心不全の長期予後を悪化することが報告されている。 カリウム保持性利尿薬:NYHAⅢ度以上の重症心不全患者を対象とした大規模臨床試験(RALE)では, カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン)の併用が,全死亡, 心不全死亡,突然死を減少することが明らかにされた。 β遮断薬はCIBIS,MDC試験などの大規模臨床試験により,その有効性が明らかとなった. 症状のある心不全患者のすべてに,ACE阻害薬を用いたうえでβ遮断薬を追加すべきであることが勧められている. 問題27 I10 恒久的心臓ペースメーカー植え込み術の適応となるのはどれか.2つ選べ. a 完全右脚ブロック b Wenckebach型2度房室ブロック c 急性下壁心筋梗塞に伴う完全房室ブロック d MobitzⅡ型2度房室ブロック e めまいを伴う洞不全症候群 +... 解答 正解:de 解説 ×a 右脚ブロックだけで問題になる事は殆どない ×b ウェンケバッハはそれほど重症でない ×c 梗塞に伴うブロックは大抵一過性 ○de 恒久的心臓ペースメーカー植え込み術の適応となる。 問題28 D9 降圧薬の選択で禁忌はどれか. a 妊娠中の高血圧へのACE阻害薬 b 心不全を合併した高血圧への降圧利尿薬 c 脂質代謝異常に合併した高血圧へのα遮断薬 d 腎障害を合併した高血圧へのカルシウム拮抗薬 e 糖尿病を合併した高血圧へのアンジオテンシン受容体拮抗薬 +... 解答 正解:a 解説 ×a 妊婦にACE、ARBは禁忌 ○bはベストはβ遮断もしくはACEだけど利尿もイイんじゃねくらいの認識 ○cは聞いたことがない(知らないだけかも)、多分大丈夫 ○dはベストはACE、ARBでカルシウム拮抗薬もまあおk ○e良い適応だった気がする… 問題29 B108 IABPで誤っているのはどれか.1つ選べ。 <大動脈内バルーンパンピング法Intraaortic Balloon Pumping(IABP)> a 心拍出量の増加 b 冠血流量の増加 c 収縮期血圧の上昇 d 拡張期血圧の上昇 e 左心室後負荷の減少 +... 解答 正解:c 解説 ×c 収縮期血圧は低下させる。 IABPは薬物療法に抵抗性の心原性ショックや重症心不全に対して比較的容易に施行できる経皮的補助循環法である. 容量25-40ccのバルーン付きカテーテルを大腿動脈から下行大動脈に経皮的に挿入し, 接続したポンプにより駆動させる. バルーンはヘリウムガスにより拡張期に膨張し,収縮期に弛緩する. これにより拡張期血圧は上昇し,冠動脈血流の増加が起こり(diastolic augmentation), 収縮期には血圧を低下させ心臓の後負荷を軽減させ(systolic unloading)心筋酸素量の減少,心拍出量の増加がもたらされる. A.適応 一般的に薬物抵抗性の重症心原性ショックや心臓術後が適応である.血行動態上の開始基準は収縮期血圧90mmHg以下,肺動脈楔入圧20mmHg以上, 心係数2.0L/分/m2 以下,尿量20mL/時/m2以下であり,いわゆる低拍出量状態のときに用いる. 1999年AHA/ACCの報告では急性心筋梗塞症例を対象としており, 経皮的冠動脈形成術やバイパス手術までのつなぎ役として重要な役割をはたしている. 近年,予防的使用として急性心筋梗塞のみならず重症の開心術が対象となり, IABP装置やバルーンの改善に伴う危険性が低下していることが普及した一因になっている. また,難治性心室性不整脈でも有効であることが多い. B.禁忌 大動脈弁閉鎖不全,解離性大動脈瘤,下行大動脈の高度動脈硬化病変. 問題30プロプラノロール使用中の人の意識障害、低血圧への投薬 78歳男性、呼吸困難と意識障害のため搬入された。3年前より慢性心不全の治療のためACE阻害薬とプロプラノロールを処方されている。 本日咽頭痛と発熱のため近医で抗菌薬と解熱薬を処方され、薬を内服後5分で呼吸困難を生じ、その後意識消失した。 呼吸数25/分 脈拍125回/分 血圧78/45mmHg。 直ちに投与すべき薬はどれか a,アトロピン b,エピネフリン c,イソプロテレノール d,グルカゴン e,コルチゾ-ル +... 解答 正解:d 解説 ○d:β遮断薬を長期投与されている患者は、アドレナリンのβ刺激作用に対する反応が 低下してる可能性があるので、グルカゴンが第一選択となる そろそろこんな引っ掛けが必修で出るかもだから、出たら感謝しろよな ニューキノロンと酸性NSAIDsを同時服用すると意識がぶっ飛ぶ可能性があるからな。 開業医で知らない奴は、ボルタレンとかロキソニンと一緒にクラビットを出すんだろう。 ◎高血圧でβブロッカー(まれにαブロッカーやACE阻害薬でも)を服用している患者ではエピネフリンが効かないことがあるので、 グルカゴン1~5mgが効果があり使用される(交感神経を介さず、cAMPを増やすことで効果が出る)。 ステロイドや抗ヒスタミン薬は4時間くらい効果がでるのにかかるので救急では使えないので注意が必要であるが、 遷延性や二峰性の後半の反応を予防するためにステロイドを用いることはある。 また、鯖を食べた場合にアナフィラキシーのような症状を示す場合もあるが、 鯖の場合はヒスタミンを含んでおり肥満細胞を介するものではないので、抗ヒスタミン薬やステロイドで充分である。 問題31 105E44 65歳の男性。1時間前からの胸内苦悶を主訴に来院。10年前から脂質異常症を指摘され服薬治療中。 意識清明。呼吸数20/分。脈拍60/分。血圧108/72mmHg。12誘導心電図でⅡ、Ⅲ、aVf誘導でST上昇を認めた。 直ちに緊急冠動脈造影を行ったところ、右冠動脈に99%の狭窄を認めたため、 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行した。 再潅流直後に脈拍が120/分に上昇しショック状態となり、意識レベルが低下した。 この患者に発生した可能性が高いのはどれか?(正答率:40.9%) ①脳梗塞 ②乳頭筋断裂 ③心室中隔穿孔 ④肺血栓塞栓症 ⑤心タンポナーデ 出典106スレ10 864氏 +... 解答 正解:⑤ 解説 診断:急性心筋梗塞後の心タンポナーデ 105E44 難問だね。 問題なのは、下壁梗塞なので、乳糖筋断裂がたまたま発生したと、もしくはPCIでつっついて心タンポを起こしたとも考えられる。 講師陣の中でも割れたんですが、PCIの直後から、再灌流直後にと言ってますから、 そこから考えると心タンポで、心拍数が増えた、さらに脳血流が低下して意識が低下してきたと考えるのが妥当でしょう。 再潅流直後にショック状態になっていることから、PCIによる冠動脈損傷→心タンポナーデで良いでしょう。 問題32 89E8 65歳の男性.結腸癌による腸閉塞のため入院した.脈拍108/分、整.血圧96/70mmHg.下腿に浮腫を認める. 心尖部にLevine 4/6度の汎収縮期雑音と肺野に笛声音とを聴取する. 血清生化学所見:総蛋白5.5g/dl,アルブミン2.0g/dl,尿素窒素25mg/dl,クレアチニン1.4mg/dl.呼吸機能検査:%VC 85%,FEV1.0%72%. 術前準備として5%アルブミン400mlを1時間で静脈内に点滴投与したところ,急に息苦しさを訴え,起坐呼吸となった. 起坐呼吸の原因として最も考えられるのはどれか.(正答率 86.3%) ※ ちなみにQBに非収録問題 [別紙 Doppler心エコー:左房-左室間にモザイク流] a 肺塞栓 b 気管支喘息 c 急性右心不全 d 急性左心不全 e 急性腎不全 出典106スレ11 117氏、121氏、122氏、124氏 +... 解答 正解:d 解説 診断:僧帽弁閉鎖不全+医原性の急性左心不全 起座呼吸=左心不全でいいんじゃないの? 「左房-左室間にモザイク流」と丁寧に書いてくれているし 急な輸液→左心不全(逆流UP)→肺うっ血→起座呼吸じゃないかな MRに輸液による急激な容量負荷が加わり左心不全をきたした症例 右心不全では起座呼吸を説明できません 問題33 ASD・Ebstein・corrected TGA これら3種の先天性心疾患に共通する症状とは何か? 出典106スレ12 106氏、109氏 +... 解答・解説 不整脈 ASDはAf、IRBBB EbsteinはWPW correctedTGAはAVblock をそれぞれ合併する 問題34 101F24 疾患と心血管異常の組合せで誤っているのはどれか. a DiGeorge症候群 - Fallot四徴症 b Marfan症候群 - 僧帽弁逸脱症候群 c Osler病〈遺伝性出血性末梢血管拡張症〉 - 肺動静脈瘻 d Turner症候群 - 大動脈縮窄症 e 先天性風疹症候群 - 完全大血管転位症 出典106スレ13 461氏 +... 解答 正解:e 解説 ×e 先天性風疹症候群の心奇形は、動脈管開存症、末梢肺動脈狭窄、心房中隔欠損の頻度が高い 。 小児科 問題1 参照 http //www35.atwiki.jp/105kokushi/pages/29.html ターナー症候群:性腺発育不全,翼状頸,外反肘,低身長を4主徴とする性染色体異常症候群。 4主徴のほか,新生児期の手足のリンパ浮腫,被髪部低位,西洋鎧状の胸郭,黒子が特徴で,先天性心奇形・腎奇形がしばしば合併する。 ターナー症候群の心奇形は,大動脈縮窄症、肺動脈狭窄,心房中隔欠損,心室中隔肥大が特異的である。 問題35 急性大動脈解離の診断に通常用いられないものは? a 左右上下肢の血圧測定 b 血中Dダイマー測定 c 経食道心エコー d 造影CT e 胸部MRI 出典106スレ15 ??氏 +... 解答 正解:e 解説 ガイドラインによると、慢性期にはMRIは有用らしいですが緊急性の高い 急性期には推奨しないとありました MRはとるのに時間かかりそうだし‥ 解離腔に血流あるかフローボイドの有無で観察出来そうだが‥ うーむ 除外診断でDダイマー使うって知らなかったから勉強になった ガイドラインを見て頂きたいのですが、フローチャートでは救急外来での診察で 採血でD-ダイマーを見ることが書かれています 問題36 脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血の危険因子とされているのはどれか?3つ a) 高血圧 b) 喫煙習慣 c) 糖尿病 d) 脂質異常症 e) 過度の飲酒 出典106スレ15 ??氏 +... 解答 正解:abe 解説 脳卒中治療ガイドラインでは、クモ膜下出血の危険因子として、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、喫煙習慣 高血圧、一週間に150g以上の飲酒があげられています ちなみに、肥満度とクモ膜下出血の発症は逆相関していて、痩せた高血圧の人、 痩せた喫煙者ではリスクが上がったという報告もあるそうです 問題37 適切な問診が診断に不可欠なものは?一つ a 気胸 b 肺塞栓症 c 労作性狭心症 d 急性心筋梗塞 e 大動脈解離 出典106スレ16 ??氏 +... 解答 正解:c 解説 労作性狭心症は問診だけで9割がた診断はつく 一応の解説ですが、C以外はエコーとかX線とか検査が必要ですね 狭心症という診断は患者の訴える症状に与えられた名称なので、問診が不可欠なわけです 問題38 97H21 Fallot四徴症の手術で正しいのはどれか.2つ選べ. a 肺動脈絞扼術 b 心室中隔欠損孔閉鎖術 c 右室流出路再建術 d Jatene手術 e Fontan手術 出典106スレ16 ??氏 +... 解答 正解:bc 解説 Fallot四徴症(ファロー四徴症):心室中隔欠損、右室肥大、肺動脈狭窄、大動脈騎乗の4つ 肺血流量増加目的に、Blacock-TaussigシャントやCentralシャントなどの姑息的手術が行われる場合もある。 根治手術は3歳前後に行われ、心室中隔欠損孔閉鎖と肺動脈の拡大あるいは右室流出路形成術が行われる。 通常チアノーゼ発作は6ヶ月以降、著明になるのは1歳前後である。 問題39 バージャー病と閉塞性動脈硬化症の違いって何? 出典106スレ16 ??氏 +... 解答 解説 バージャーが炎症で、ASOはその名の通り動脈硬化。だから高齢者に多い すごーく簡単に言うと バ⇒若年喫煙者の中小動静脈に生じる謎の血管炎 ASO⇒太い血管の動脈硬化 前者は血管炎 後者は動脈硬化 問題40 104B31体血管抵抗低下によって心筋虚血に陥る可能性が最も高いのはどれか。正答率30% a MS b MR c AS d AR e 大動脈弁置換後 出典106スレ16 ??氏 +... 解答 正解:c 解説 失神発作頻発するし 冠血流って拡張期に流れるのに、心臓は圧が高くて、大動脈は圧低かったら流れにくいじゃん 問題41 左室容量負荷をきたすのはどれか。(正答率74%) a.動脈管開存 b.僧帽弁狭窄症 c.心房中隔欠損症 d.大動脈弁狭窄症 e.三尖弁閉鎖不全症 出典106スレ17 ??氏 +... 解答 正解:a 解説 ×dを選んでしまった人は15%でした 左室容量負荷をきたす疾患は逆流病変とシャント疾患です 僧帽弁閉鎖不全症 大動脈弁閉鎖不全症 心室中隔欠損症 動脈管開存症 Valsalva洞動脈瘤破裂 心内膜床欠損症 この辺り bを選びそうになったお… マジ本番は気を付けないとな MRってなんで左室容量負荷?→左房と左室で行ったり来たり 問題42 術後とかで深部静脈血栓が疑われる時のまずする検査はエコー?血ガス? 国試的には足痛がってたらエコーで 呼吸困難きたしてたら血ガスでいいかな? 凝固系とかっていう選択肢もあった気するけど。 出典106スレ18 ??氏 +... 解答 解説 問題を見てないから詳しくはわからんが、検査の意味を考えるといいよ 下肢エコー⇒下肢血栓検索 血ガス⇒呼吸困難によるpH・PaO2・PaCO2評価 D-dimer⇒診断のため(感度高い) 優先順位も自ずと決まるでしょ 必修で聞かれてたな 血ガス選んで間違えた記憶が 問題 出典: +... 解答 解説
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1369.html
G 心筋梗塞後合併症 101F28 急性心筋梗塞の患者に新たに収縮期心雑音が出現した。 考えられる合併症はどれか。 a 心室瘤 b 心内膜炎 c 心室中隔穿孔 d 左室自由壁破裂 e 大動脈弁閉鎖不全症 × a × b ○ c × d × e 正解 c
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1839.html
N ミトコンドリア脳筋症 備考 MELAS,MERRF,Kearns-Sayre症候群,Leigh脳症 100A47 4歳の女児。けいれん発作を主訴に来院した。3歳児健康診査で言葉の遅れを指摘された。4歳5か月時,保育所で昼寝中に意識障害と全身けいれんとを起こした。身長 94.0cm(-2.5SD),体重 12.0㎏(-2.0SD)。体温 36.8℃。呼吸数 30/分。脈拍 80/分,整。四肢と腰背部とに多毛がみられる。脳脊髄液所見:細胞数 2/μl(基準 0~2),蛋白 25mg/dl(基準 15~45),糖 59mg/dl(基準 50~75)。血清生化学所見:血糖 130mg/dl,アンモニア 40μg/dl(基準 18~48),乳酸 82mg/dl(基準 5~20),ピルビン酸 4.0mg/dl(基準 0.3~0.9)。頭部単純MRIのT2強調像を別に示す。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (100A47.jpg) 最も考えられるのはどれか。 a MELAS b もやもや病 c 多発性硬化症 d 結節性硬化症 e 急性散在性脳脊髄炎 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 MELAS
https://w.atwiki.jp/shin12m0408/pages/19.html
2012/7/21 石田です。概論の予想問題をアップしました。エクセルで102~106回の医師国家試験の過去問です。 エクセルを使っていて、各セルないの文章が切れて見えますが、そのセルをクリックすれば 上のボックスに全文表記されます。 試験前にざっと見直す程度で恐らく大丈夫です。 やまざきです。 医学概論の過去問をあっぷしておきます。 2012/6/5 石田です。 医学概論の試験について。 とりあえずここ2年ほどは医師国家試験の過去問から、概論で学んだ範囲を出したようです。
https://w.atwiki.jp/tumst2009/pages/39.html
過去の医師国家試験問題&解答(厚生労働省サイト)へのリンクです。 このページを編集 医師国家試験 過去の問題&解答 第103回医師国家試験問題および解答について 第102回医師国家試験問題および解答について 第101回医師国家試験問題および解答について 第100回医師国家試験問題および解答について 医師国家試験問題および解答について(第95~100回) ☆メック講師一茶先生より、「第100回、101回試験の各一般問題について、120題を2時間で解く」というトレーニング方法が紹介されました。上記リンク先から、試験問題および解答をPDFファイルでダウンロードすることができます。 平成21年度 医師国家試験出題基準(いわゆる「ガイドライン」)について 厚生労働省ウェブサイト ホーム 上へ
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/122.html
12 主要疾患・外傷・症候群 約10% A 基本的疾患・症候群 基本的疾患・症候群2 基本的疾患・症候群3 正常妊娠,妊娠悪阻 子宮外妊娠(異所性妊娠) 認知症 アルコール・薬物依存症 うつ病,双極性障害(躁うつ病) 統合失調症 不安障害(パニック障害,社会不安障害) 身体表現性障害(心気症,心身症),ストレス関連障害(外傷後ストレス障害(PTSD),急性ストレス障害) 睡眠障害 睡眠時無呼吸症候群 湿疹・皮膚炎,接触皮膚炎,アトピー性皮膚炎 蕁麻疹 ウイルス性発疹症(麻疹,風疹,水痘,ヘルペス) 結膜炎,角膜炎 白内障 緑内障 糖尿病・高血圧・動脈硬化による眼底変化 急性中耳炎 良性発作性頭位眩暈症 アレルギー性鼻炎 急性・慢性副鼻腔炎 上気道炎,扁桃炎,急性気管支炎,急性細気管支炎 気管支喘息(小児喘息を含む) 肺炎,胸膜炎 慢性閉塞性肺疾患(COPD) 肺結核 慢性呼吸不全 肺癌 自然気胸,緊張性気胸 気道閉塞 急性呼吸不全,急性呼吸促(窮)迫症候群(ARDS) 肺循環障害(肺梗塞,肺塞栓症) 肺水腫,うっ血性心不全 過換気症候群 不整脈 先天性心疾患 弁膜症(僧帽弁膜症,大動脈弁膜症) 急性心筋梗塞,急性冠症候群,狭心症 心筋症 高血圧症 動脈硬化症 急性大動脈解離,大動脈瘤破裂 閉塞性動脈疾患 深部静脈血栓症,下肢静脈瘤 胃食道逆流症(逆流性食道炎(GERD)) 胃・食道静脈瘤 食道癌 胃潰瘍,十二指腸潰瘍(消化性潰瘍) 食道癌 急性胃腸炎 便秘症 乳児下痢症 急性虫垂炎 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,Crohn病) 機能性消化管障害(機能性ディスペプシア,過敏性腸症候群) 大腸癌 痔瘻,痔核 急性・慢性肝炎,脂肪肝 肝硬変,肝不全,肝性脳症 肝癌 胆石症,胆嚢炎,胆管炎 急性・慢性膵炎 膵癌 鼠径ヘルニア 腸閉塞 腸重積症 汎発性腹膜炎 鉄欠乏性貧血,二次性貧血 急性白血病 出血傾向,播種性血管内凝固(DIC) 悪性リンパ腫 急性・慢性糸球体腎炎症候群,ネフローゼ症候群 急性腎盂腎炎,尿路感染症 糖尿病性腎症 急性・慢性腎不全 腎癌,膀胱癌 尿路結石 前立腺肥大症,前立腺癌 子宮内膜症,月経困難症 卵巣癌 子宮筋腫 子宮頸癌,子宮体癌 更年期障害 緊張型頭痛頭痛,片頭痛 脳出血,くも膜下出血,頭蓋内血腫 脳梗塞 脳卒中後遺症 Parkinson病 髄膜炎,脳炎,脳症 熱性けいれん てんかん 脳性麻痺 変形性脊椎症,脊柱管狭窄症 椎間板ヘルニア 肩関節周囲炎 変形性関節症 関節リウマチ 骨折 頭部外傷,脊髄損傷 甲状腺機能亢進症・低下症 糖尿病,メタボリックシンドローム 脂質異常症(高脂血症) 高尿酸血症,痛風 骨粗鬆症 乳癌 アナフィラキシー 薬疹 敗血症 急性食中毒 皮膚潰瘍,褥瘡 熱中症,寒冷による障害
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/425.html
B 突然死 小項目 乳幼児突然死症候群〈SIDS〉,心臓突然死 102E33 乳幼児突然死症候群〈SIDS〉について正しいのはどれか。 a 窒息などの外因死を含めた疾患概念である。 b 我が国には診断のガイドラインがない。 c 生後6か月以降に発症することが多い。 d 予防のためにうつぶせ寝が勧められる。 e 予防のために両親の禁煙が勧められる。 × a × b × c × d ○ e 正解 e 102G50 19歳の女性。以前から心疾患のため外来に通院していた。日常の動作はできるが階段や坂を上ると息苦しくなった。2年前に少量の喀痰があった。1か月前に受診したときの現症は,身長 157cm,体重 42kg。軽度のチアノーゼとばち指とを認めた。Ⅱ音の亢進を認めたが,心雑音は聴取しなかった。呼吸音に異常を認めなかった。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しなかった。浮腫を認めなかった。この時の心電図と胸部エックス線写真とを別に示す。今朝,起床して洗顔をしている途中に倒れ,心肺停止状態で搬入された。蘇生術が行われたが死亡が確認された。 診断はどれか。 a Eisenmenger症候群 b QT延長症候群 c WPW症候群 d 拡張型心筋症 e 完全房室ブロック ○ a × b × c × d × e 正解 a 101B67 乳幼児突然死症候群の危険因子でないのはどれか。 a 発熱 b 人工栄養 c 受動喫煙 d うつぶせ寝 e 出生時低体重 × a ○ b ○ c ○ d ○ e 正解 a 101H22 2か月の乳児。午前7時40分に搬入された。心肺停止状態で,当直医が直ちに蘇生を試みたが午前8時15分に死亡が確認された。患児は昨日の午後11時に自宅で乳児用のマットを敷いて仰向けに寝かせられていた。今朝7時に母親が見に行くと,マット上でうつぶせになっており呼吸が止まっていたので直ちに119番通報した。救急隊が到着時に脈拍は触知せず,呼吸は停止していた。これまでの発育は順調で,外表では奇形や外傷を認めない。 当直医がまず行うべきことはどれか。 a 病埋解剖を勧める。 b 所轄警察署に届け出る。 c 児童相談所に通告する。 d 死亡診断書を発行する。 e 死体検案書を発行する。 × a ○ b × c × d × e 正解 b
https://w.atwiki.jp/iryoujousei/pages/70.html
歯科医師法 (昭和二十三年七月三十日法律第二百二号) 最終改正:平成一九年六月二七日法律第九六号 第一章 総則 第一条 歯科医師は、歯科医療及び保健指導を掌ることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。 第二章 免許 第二条 歯科医師になろうとする者は、歯科医師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。 第三条 未成年者、成年被後見人又は被保佐人には、免許を与えない。 第四条 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。 一 心身の障害により歯科医師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの 二 麻薬、大麻又はあへんの中毒者 三 罰金以上の刑に処せられた者 四 前号に該当する者を除くほか、医事に関し犯罪又は不正の行為のあつた者 第五条 厚生労働省に歯科医籍を備え、登録年月日、第七条第一項又は第二項の規定による処分に関する事項その他の歯科医師免許に関する事項を登録する。 第六条 免許は、歯科医師国家試験に合格した者の申請により、歯科医籍に登録することによつて行う。 2 厚生労働大臣は、免許を与えたときは、歯科医師免許証を交付する。 3 歯科医師は、厚生労働省令で定める二年ごとの年の十二月三十一日現在における氏名、住所(歯科医業に従事する者については、更にその場所)その他厚生労働省令で定める事項を、当該年の翌年一月十五日までに、その住所地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に届け出なければならない。 第六条の二 厚生労働大臣は、歯科医師免許を申請した者について、第四条第一号に掲げる者に該当すると認め、同条の規定により免許を与えないこととするときは、あらかじめ、当該申請者にその旨を通知し、その求めがあつたときは、厚生労働大臣の指定する職員にその意見を聴取させなければならない。 第七条 歯科医師が、第三条に該当するときは、厚生労働大臣は、その免許を取り消す。 2 歯科医師が第四条各号のいずれかに該当し、又は歯科医師としての品位を損するような行為のあつたときは、厚生労働大臣は、次に掲げる処分をすることができる。 一 戒告 二 三年以内の歯科医業の停止 三 免許の取消し 3 前二項の規定による取消処分を受けた者(第四条第三号若しくは第四号に該当し、又は歯科医師としての品位を損するような行為のあつた者として前項の規定による取消処分を受けた者にあつては、その処分の日から起算して五年を経過しない者を除く。)であつても、その者がその取消しの理由となつた事項に該当しなくなつたとき、その他その後の事情により再び免許を与えるのが適当であると認められるに至つたときは、再免許を与えることができる。この場合においては、第六条第一項及び第二項の規定を準用する。 4 厚生労働大臣は、前三項に規定する処分をなすに当つては、あらかじめ医道審議会の意見を聴かなければならない。 5 厚生労働大臣は、第一項又は第二項の規定による免許の取消処分をしようとするときは、都道府県知事に対し、当該処分に係る者に対する意見の聴取を行うことを求め、当該意見の聴取をもつて、厚生労働大臣による聴聞に代えることができる。 6 行政手続法 (平成五年法律第八十八号)第三章第二節 (第二十五条、第二十六条及び第二十八条を除く。)の規定は、都道府県知事が前項の規定により意見の聴取を行う場合について準用する。この場合において、同節 中「聴聞」とあるのは「意見の聴取」と、同法第十五条第一項 中「行政庁」とあるのは「都道府県知事」と、同条第三項 (同法第二十二条第三項 において準用する場合を含む。)中「行政庁は」とあるのは「都道府県知事は」と、「当該行政庁が」とあるのは「当該都道府県知事が」と、「当該行政庁の」とあるのは「当該都道府県の」と、同法第十六条第四項 並びに第十八条第一項 及び第三項 中「行政庁」とあるのは「都道府県知事」と、同法第十九条第一項 中「行政庁が指名する職員その他政令で定める者」とあるのは「都道府県知事が指名する職員」と、同法第二十条第一項 、第二項及び第四項中「行政庁」とあるのは「都道府県」と、同条第六項 、同法第二十四条第三項 及び第二十七条第一項 中「行政庁」とあるのは「都道府県知事」と読み替えるものとする。 7 厚生労働大臣は、都道府県知事から当該処分の原因となる事実を証する書類その他意見の聴取を行う上で必要となる書類を求められた場合には、速やかにそれらを当該都道府県知事あて送付しなければならない。 8 都道府県知事は、第五項の規定により意見の聴取を行う場合において、第六項において読み替えて準用する行政手続法第二十四条第三項 の規定により同条第一項 の調書及び同条第三項 の報告書の提出を受けたときは、これらを保存するとともに、当該処分の決定についての意見を記載した意見書を作成し、当該調書及び報告書の写しを添えて厚生労働大臣に提出しなければならない。 9 厚生労働大臣は、意見の聴取の終結後に生じた事情にかんがみ必要があると認めるときは、都道府県知事に対し、前項の規定により提出された意見書を返戻して主宰者に意見の聴取の再開を命ずるよう求めることができる。行政手続法第二十二条第二項 本文及び第三項 の規定は、この場合について準用する。 10 厚生労働大臣は、当該処分の決定をするときは、第八項の規定により提出された意見書並びに調書及び報告書の写しの内容を十分参酌してこれをしなければならない。 11 厚生労働大臣は、第二項の規定による歯科医業の停止の命令をしようとするときは、都道府県知事に対し、当該処分に係る者に対する弁明の聴取を行うことを求め、当該弁明の聴取をもつて、厚生労働大臣による弁明の機会の付与に代えることができる。 12 前項の規定により弁明の聴取を行う場合において、都道府県知事は、弁明の聴取を行うべき日時までに相当な期間をおいて、当該処分に係る者に対し、次に掲げる事項を書面により通知しなければならない。 一 第二項の規定を根拠として当該処分をしようとする旨及びその内容 二 当該処分の原因となる事実 三 弁明の聴取の日時及び場所 13 厚生労働大臣は、第十一項に規定する場合のほか、厚生労働大臣による弁明の機会の付与に代えて、医道審議会の委員に、当該処分に係る者に対する弁明の聴取を行わせることができる。この場合においては、前項中「前項」とあるのは「次項」と、「都道府県知事」とあるのは「厚生労働大臣」と読み替えて、同項の規定を適用する。 14 第十二項(前項後段の規定により読み替えて適用する場合を含む。)の通知を受けた者は、代理人を出頭させ、かつ、証拠書類又は証拠物を提出することができる。 15 都道府県知事又は医道審議会の委員は、第十一項又は第十三項前段の規定により弁明の聴取を行つたときは、聴取書を作り、これを保存するとともに、当該処分の決定についての意見を記載した報告書を作成し、厚生労働大臣に提出しなければならない。 16 厚生労働大臣は、第五項又は第十一項の規定により都道府県知事が意見の聴取又は弁明の聴取を行う場合においては、都道府県知事に対し、あらかじめ、次に掲げる事項を通知しなければならない。 一 当該処分に係る者の氏名及び住所 二 当該処分の内容及び根拠となる条項 三 当該処分の原因となる事実 17 第五項の規定により意見の聴取を行う場合における第六項において読み替えて準用する行政手続法第十五条第一項 の通知又は第十一項 の規定により弁明の聴取を行う場合における第十二項 の通知は、それぞれ、前項の規定により通知された内容に基づいたものでなければならない。 18 第五項若しくは第十一項の規定により都道府県知事が意見の聴取若しくは弁明の聴取を行う場合又は第十三項前段の規定により医道審議会の委員が弁明の聴取を行う場合における当該処分については、行政手続法第三章 (第十二条及び第十四条を除く。)の規定は、適用しない。 第七条の二 厚生労働大臣は、前条第二項第一号若しくは第二号に掲げる処分を受けた歯科医師又は同条第三項の規定により再免許を受けようとする者に対し、歯科医師としての倫理の保持又は歯科医師として具有すべき知識及び技能に関する研修として厚生労働省令で定めるもの(以下「再教育研修」という。)を受けるよう命ずることができる。 2 厚生労働大臣は、前項の規定による再教育研修を修了した者について、その申請により、再教育研修を修了した旨を歯科医籍に登録する。 3 厚生労働大臣は、前項の登録をしたときは、再教育研修修了登録証を交付する。 4 第二項の登録を受けようとする者及び再教育研修修了登録証の書換交付又は再交付を受けようとする者は、実費を勘案して政令で定める額の手数料を納めなければならない。 5 前条第十一項から第十八項まで(第十三項を除く。)の規定は、第一項の規定による命令をしようとする場合について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 第七条の三 厚生労働大臣は、歯科医師について第七条第二項の規定による処分をすべきか否かを調査する必要があると認めるときは、当該事案に関係する者若しくは参考人から意見若しくは報告を徴し、診療録その他の物件の所有者に対し、当該物件の提出を命じ、又は当該職員をして当該事案に関係のある病院その他の場所に立ち入り、診療録その他の物件を検査させることができる。 2 前項の規定により立入検査をしようとする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人の請求があつたときは、これを提示しなければならない。 3 第一項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。 第八条 この章に規定するもののほか、免許の申請、歯科医籍の登録、訂正及び抹消、免許証の交付、書換交付、再交付、返納及び提出並びに住所の届出に関して必要な事項は政令で、第七条の二第一項の再教育研修の実施、同条第二項の歯科医籍の登録並びに同条第三項の再教育研修修了登録証の交付、書換交付及び再交付に関して必要な事項は厚生労働省令で定める。 第三章 試験 第九条 歯科医師国家試験は、臨床上必要な歯科医学及び口くう衛生に関して、歯科医師として具有すべき知識及び技能について、これを行う。 第十条 歯科医師国家試験及び歯科医師国家試験予備試験は、毎年少くとも一回、厚生労働大臣が、これを行う。 2 厚生労働大臣は、歯科医師国家試験又は歯科医師国家試験予備試験の科目又は実施若しくは合格者の決定の方法を定めようとするときは、あらかじめ、医道審議会の意見を聴かなければならない。 第十一条 歯科医師国家試験は、次の各号の一に該当する者でなければ、これを受けることができない。 一 学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)に基づく大学(第十六条の二第一項において単に「大学」という。)において、歯学の正規の課程を修めて卒業した者 二 歯科医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後一年以上の診療及び口腔衛生に関する実地修練を経たもの 三 外国の歯科医学校を卒業し、又は外国で歯科医師免許を得た者で、厚生労働大臣が前二号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定したもの 第十二条 歯科医師国家試験予備試験は、外国の歯科医学校を卒業し、又は外国で歯科医師免許を得た者のうち、前条第三号に該当しない者であつて、厚生労働大臣が適当と認定したものでなければ、これを受けることができない。 第十三条 削除 第十四条 削除 第十五条 歯科医師国家試験又は歯科医師国家試験予備試験に関して不正の行為があつた場合には、当該不正行為に関係のある者について、その受験を停止させ、又はその試験を無効とすることができる。この場合においては、なお、その者について、期間を定めて試験を受けることを許さないことができる。 第十六条 この章に規定するものの外、試験の科目、受験手続その他試験に関して必要な事項及び実地修練に関して必要な事項は、厚生労働省令でこれを定める。 第三章の二 臨床研修 第十六条の二 診療に従事しようとする歯科医師は、一年以上、歯学若しくは医学を履修する課程を置く大学に附属する病院(歯科医業を行わないものを除く。)又は厚生労働大臣の指定する病院若しくは診療所において、臨床研修を受けなければならない。 2 厚生労働大臣は、前項の規定により指定した病院又は診療所が臨床研修を行うについて不適当であると認めるに至つたときは、その指定を取り消すことができる。 3 厚生労働大臣は、第一項の指定又は前項の指定の取消しをしようとするときは、あらかじめ、医道審議会の意見を聴かなければならない。 4 第一項の規定の適用については、外国の病院又は診療所で、厚生労働大臣が適当と認めたものは、同項の厚生労働大臣の指定する病院又は診療所とみなす。 第十六条の三 臨床研修を受けている歯科医師は、臨床研修に専念し、その資質の向上を図るように努めなければならない。 第十六条の四 厚生労働大臣は、第十六条の二第一項の規定による臨床研修を修了した者について、その申請により、臨床研修を修了した旨を歯科医籍に登録する。 2 厚生労働大臣は、前項の登録をしたときは、臨床研修修了登録証を交付する。 第十六条の五 前条第一項の登録を受けようとする者及び臨床研修修了登録証の書換交付又は再交付を受けようとする者は、実費を勘案して政令で定める額の手数料を納めなければならない。 第十六条の六 この章に規定するもののほか、第十六条の二第一項の指定、第十六条の四第一項の歯科医籍の登録並びに同条第二項の臨床研修修了登録証の交付、書換交付及び再交付に関して必要な事項は、厚生労働省令で定める。 第四章 業務 第十七条 歯科医師でなければ、歯科医業をなしてはならない。 第十八条 歯科医師でなければ、歯科医師又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。 第十九条 診療に従事する歯科医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。 2 診療をなした歯科医師は、診断書の交付の求があつた場合は、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。 第二十条 歯科医師は、自ら診察しないで治療をし、又は診断書若しくは処方せんを交付してはならない。 第二十一条 歯科医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当つている者に対して処方せんを交付しなければならない。ただし、患者又は現にその看護に当つている者が処方せんの交付を必要としない旨を申し出た場合及び次の各号の一に該当する場合においては、その限りでない。 一 暗示的効果を期待する場合において、処方せんを交付することがその目的の達成を妨げるおそれがある場合 二 処方せんを交付することが診療又は疾病の予後について患者に不安を与え、その疾病の治療を困難にするおそれがある場合 三 病状の短時間ごとの変化に即応して薬剤を投与する場合 四 診断又は治療方法の決定していない場合 五 治療上必要な応急の措置として薬剤を投与する場合 六 安静を要する患者以外に薬剤の交付を受けることができる者がいない場合 七 薬剤師が乗り組んでいない船舶内において、薬剤を投与する場合 第二十二条 歯科医師は、診療をしたときは、本人又はその保護者に対し、療養の方法その他保健の向上に必要な事項の指導をしなければならない。 第二十三条 歯科医師は、診療をしたときは、遅滞なく診療に関する事項を診療録に記載しなければならない。 2 前項の診療録であつて、病院又は診療所に勤務する歯科医師のした診療に関するものは、その病院又は診療所の管理者において、その他の診療に関するものは、その歯科医師において、五年間これを保存しなければならない。 第二十三条の二 厚生労働大臣は、公衆衛生上重大な危害を生ずる虞がある場合において、その危害を防止するため特に必要があると認めるときは、歯科医師に対して、歯科医療又は保健指導に関し必要な指示をすることができる。 2 厚生労働大臣は、前項の規定による指示をするに当つては、あらかじめ医道審議会の意見を聴かなければならない。 第五章 歯科医師試験委員 第二十四条 歯科医師国家試験及び歯科医師国家試験予備試験に関する事務をつかさどらせるため、厚生労働省に歯科医師試験委員を置く。 2 歯科医師試験委員に関し必要な事項は、政令で定める。 第二十五条から第二十七条まで 削除 第二十八条 歯科医師試験委員その他歯科医師国家試験又は歯科医師国家試験予備試験に関する事務をつかさどる者は、その事務の施行に当たつて厳正を保持し、不正の行為のないようにしなければならない。 第二十八条の二 厚生労働大臣は、歯科医療を受ける者その他国民による歯科医師の資格の確認及び歯科医療に関する適切な選択に資するよう、歯科医師の氏名その他の政令で定める事項を公表するものとする。 第五章の二 雑則 第二十八条の三 第六条第三項、第七条第五項及び第九項前段、同条第十一項及び第十二項(これらの規定を第七条の二第五項において準用する場合を含む。)、第七条第六項において準用する行政手続法第十五条第一項 及び第三項 (同法第二十二条第三項 において準用する場合を含む。)、第十六条第四項、第十八条第一項及び第三項、第十九条第一項、第二十条第六項並びに第二十四条第三項並びに第七条第九項後段において準用する同法第二十二条第三項 において準用する同法第十五条第三項 の規定により都道府県が処理することとされている事務は、地方自治法 (昭和二十二年法律第六十七号)第二条第九項第一号 に規定する第一号 法定受託事務とする。 第六章 罰則 第二十九条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 一 第十七条の規定に違反した者 二 虚偽又は不正の事実に基づいて歯科医師免許を受けた者 2 前項第一号の罪を犯した者が、歯科医師又はこれに類似した名称を用いたものであるときは、三年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 第三十条 第七条第二項の規定により歯科医業の停止を命ぜられた者で、当該停止を命ぜられた期間中に、歯科医業を行つたものは、一年以下の懲役若しくは五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 第三十一条 第二十八条の規定に違反して故意若しくは重大な過失により事前に試験問題を漏らし、又は故意に不正の採点をした者は、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 第三十一条の二 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。 一 第六条第三項、第十八条、第二十条、第二十一条又は第二十三条の規定に違反した者 二 第七条の二第一項の規定による命令に違反して再教育研修を受けなかつた者 三 第七条の三第一項の規定による陳述をせず、報告をせず、若しくは虚偽の陳述若しくは報告をし、物件を提出せず、又は検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者 第三十一条の三 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して前条第三号の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても同条の罰金刑を科する。 附 則 第三十二条 この法律は、医師法(昭和二十三年法律第二百一号)施行の日から、これを施行する。 第三十三条 国民医療法(昭和十七年法律第七十号、以下旧法という。)又は歯科医師法(明治三十九年法律第四十八号、以下旧歯科医師法という。)によつて歯科医師免許を受けた者は、これをこの法律によつて歯科医師免許を受けた者とみなす。 2 旧歯科医師法施行前歯科医術開業免状を得た者のする歯科医業については、なお従前の例による。 3 昭和二十年八月十五日以前に、朝鮮総督、台湾総督、樺太庁長官、南洋庁長官若しくは満洲国駐さつ特命全権大使又は満洲国の歯科医師免許を受けた日本国民に対する歯科医師免許及び試験については、この法律施行の日から五年間は、なお従前の例によることができる。 4 前項に規定する者の外、昭和二十年八月十五日以前に、外国でその他の法令によつて歯科医師免許若しくは歯科医業免許を受け、又は中華民国(満洲及び蒙彊を含む。)において領事官の歯科医業免許を受けた日本国民に対する歯科医師免許及び試験については、昭和三十年十二月三十一日まで、前項の例によることができる。 第三十四条 旧法第八条第二項の規定により許可を受け、又は国民医療法施行規則(昭和十七年厚生省令第四十八号)第七十二条の規定により許可を受けた者とみなされ歯科医業中充てん、補てつ及び矯正の技術に属する行為をなすことができる医師のする歯科医業については、なお従前の例による。 2 前項に規定する医師は、第六条第三項、第七条第二項(免許の取消に関する事項を除く。)、第十七条及び第十九条から第二十三条までの規定の適用については、これを歯科医師とみなす。 第三十五条 旧法第八条第二項の規定により許可を受け歯科専門を標ぼうすることのできる医師は、この法律施行の後も、なお従前の例により歯科専門を標ぼうすることができる。 第三十六条 この法律施行の際、歯学の課程を設ける学校において二年以上専ら歯学を修業し、又は現に修業中である医師は、この法律施行の後も、なお従前の例により厚生労働大臣の許可を受けて歯科専門を標ぼうし、又は歯科医業中充てん、補てつ及び矯正の技術に属する行為をすることができる。 2 前項の規定により厚生大臣の許可を受けて歯科医業中充てん、補てつ及び矯正の技術に属する行為をすることができる医師については、第三十四条第二項の規定を準用する。 第三十七条 旧法又は旧歯科医師法による歯科医籍の登録は、これをこの法律による歯科医籍の登録とみなす。 第三十八条 旧法又は旧歯科医師法によつてした歯科医師免許の取消の処分又は歯科医業の停止の処分は、これをこの法律の相当規定によつてしたものとみなす。この場合において停止の期間は、なお従前の例による。 第三十九条 旧歯科医師法若しくはこれに基いて発する命令に違反した者又は右の命令に基いてした処分に違反した者の処罰については、なお旧歯科医師法による。 第四十条 旧法の規定により作成された歯科医師又は第三十四条第一項に規定する者の診療録は、これを第二十三条の診療録とみなす。 第四十一条 この法律施行の際従前の規定によつて歯科医師国家試験予備試験の受験資格を有する者は、第十二条の規定にかかわらず、歯科医師国家試験予備試験を受けることができる。 第四十二条 国民医療法施行令の一部を改正する勅令(昭和二十一年勅令第四百二号)附則第二項の規定に該当する者は、第二条の規定にかかわらず、歯科医師免許を受けることができる。 第四十三条 国民医療法施行令の一部を改正する勅令(昭和二十二年勅令第百三十七号)附則第二項の規定に該当する者は、第十一条の規定にかかわらず、歯科医師国家試験を受けることができる。 第四十四条 学校教育法附則第三条の規定により大学令(大正七年勅令第三百八十八号)による大学又は専門学校令(明治三十六年勅令第六十一号)による専門学校として、その存続を認められた大学又は専門学校は、第十一条第一号の大学とみなす。 第四十五条 国は、当分の間、都道府県に対し、第十六条の二第一項に規定する病院又は診療所に附属する施設のうち臨床研修を行うために必要なものの整備で日本電信電話株式会社の株式の売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する特別措置法(昭和六十二年法律第八十六号)第二条第一項第二号に該当するものにつき、当該都道府県が自ら行う場合にあつてはその要する費用に充てる資金の一部を、都道府県以外の病院又は診療所の開設者が行う場合にあつては当該開設者に対し当該都道府県が補助する費用に充てる資金の一部を、予算の範囲内において、無利子で貸し付けることができる。 2 前項の国の貸付金の償還期間は、五年(二年以内の据置期間を含む。)以内で政令で定める期間とする。 3 前項に定めるもののほか、第一項の規定による貸付金の償還方法、償還期限の繰上げその他償還に関し必要な事項は、政令で定める。 4 国は、第一項の規定により都道府県に対し貸付けを行つた場合には、当該貸付けの対象である施設の整備について、当該貸付金に相当する金額の補助を行うものとし、当該補助については、当該貸付金の償還時において、当該貸付金の償還金に相当する金額を交付することにより行うものとする。 5 都道府県が、第一項の規定による貸付けを受けた無利子貸付金について、第二項及び第三項の規定に基づき定められる償還期限を繰り上げて償還を行つた場合(政令で定める場合を除く。)における前項の規定の適用については、当該償還は、当該償還期限の到来時に行われたものとみなす。 附 則 (昭和二四年五月一四日法律第六六号) この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和二五年三月三一日法律第三四号) この法律は、昭和二十五年四月一日から施行する。 附 則 (昭和二六年六月一四日法律第二三六号) 抄 1 この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和二八年八月一〇日法律第一九三号) この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和二八年八月一五日法律第二一三号) 抄 1 この法律は、昭和二十八年九月一日から施行する。 2 この法律施行前従前の法令の規定によりなされた許可、認可その他の処分又は申請、届出その他の手続は、それぞれ改正後の相当規定に基いてなされた処分又は手続とみなす。 附 則 (昭和二九年四月二二日法律第七一号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、昭和二十九年五月一日から施行する。 附 則 (昭和三〇年八月八日法律第一四五号) 抄 1 この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和四四年六月二五日法律第五一号) この法律は、公布の日から施行する。ただし、第一条中厚生省設置法第二十九条第一項の表薬剤師試験審議会の項を削る改正規定並びに第十条及び第十一条の規定は昭和四十四年九月一日から、第一条中厚生省設置法第二十九条第一項の表栄養審議会の項の改正規定、同表中医師試験研修審議会の項を改める改正規定並びに同表歯科医師試験審議会、保健婦助産婦看護婦審議会及び理学療法士作業療法士審議会の項を削る改正規定並びに同法第三十六条の七第三号にただし書を加える改正規定及び同法第三十六条の八に一号を加える改正規定並びに第二条から第九条までの規定は昭和四十四年十一月一日から施行する。 附 則 (昭和五六年五月二五日法律第五一号) この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和五七年七月二三日法律第六九号) 抄 (施行期日等) 1 この法律は、公布の日から施行する。 (経過措置) 9 この法律(附則第一項第四号及び第五号に掲げる規定については、当該各規定)の施行前にした行為並びに附則第三項第一号の規定により従前の例によることとされる届出に係るこの法律の施行後にした行為及び同項第二号の規定により従前の例によることとされるトランプ類税に係るこの法律の施行後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 附 則 (平成五年一一月一二日法律第八九号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、行政手続法(平成五年法律第八十八号)の施行の日から施行する。 (諮問等がされた不利益処分に関する経過措置) 第二条 この法律の施行前に法令に基づき審議会その他の合議制の機関に対し行政手続法第十三条に規定する聴聞又は弁明の機会の付与の手続その他の意見陳述のための手続に相当する手続を執るべきことの諮問その他の求めがされた場合においては、当該諮問その他の求めに係る不利益処分の手続に関しては、この法律による改正後の関係法律の規定にかかわらず、なお従前の例による。 (歯科医師法の一部改正に伴う経過措置) 第七条 第九十七条の規定の施行前に、同条の規定による改正前の歯科医師法第七条第五項後段の規定による通知がされた場合においては、当該通知に係る免許の取消し及び歯科医業の停止の手続に関しては、第九十七条の規定による改正後の同法の規定にかかわらず、なお従前の例による。 (罰則に関する経過措置) 第十三条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (聴聞に関する規定の整理に伴う経過措置) 第十四条 この法律の施行前に法律の規定により行われた聴聞、聴問若しくは聴聞会(不利益処分に係るものを除く。)又はこれらのための手続は、この法律による改正後の関係法律の相当規定により行われたものとみなす。 (政令への委任) 第十五条 附則第二条から前条までに定めるもののほか、この法律の施行に関して必要な経過措置は、政令で定める。 附 則 (平成八年六月二一日法律第九二号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して六十日を経過した日から施行する。 (経過措置) 第二条 この法律の施行前に歯科医師免許を受けた者については、この法律による改正後の歯科医師法第三章の二の規定は適用しない。この法律の施行前に行われた歯科医師国家試験に合格した者又は国民医療法施行令の一部を改正する勅令(昭和二十一年勅令第四百二号)附則第二項の規定に該当する者であって、この法律の施行後歯科医師免許を受けたものについても、同様とする。 附 則 (平成一一年七月一六日法律第八七号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、平成十二年四月一日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。 一 第一条中地方自治法第二百五十条の次に五条、節名並びに二款及び款名を加える改正規定(同法第二百五十条の九第一項に係る部分(両議院の同意を得ることに係る部分に限る。)に限る。)、第四十条中自然公園法附則第九項及び第十項の改正規定(同法附則第十項に係る部分に限る。)、第二百四十四条の規定(農業改良助長法第十四条の三の改正規定に係る部分を除く。)並びに第四百七十二条の規定(市町村の合併の特例に関する法律第六条、第八条及び第十七条の改正規定に係る部分を除く。)並びに附則第七条、第十条、第十二条、第五十九条ただし書、第六十条第四項及び第五項、第七十三条、第七十七条、第百五十七条第四項から第六項まで、第百六十条、第百六十三条、第百六十四条並びに第二百二条の規定 公布の日 (従前の例による事務等に関する経過措置) 第六十九条 国民年金法等の一部を改正する法律(昭和六十年法律第三十四号)附則第三十二条第一項、第七十八条第一項並びに第八十七条第一項及び第十三項の規定によりなお従前の例によることとされた事項に係る都道府県知事の事務、権限又は職権(以下この条において「事務等」という。)については、この法律による改正後の国民年金法、厚生年金保険法及び船員保険法又はこれらの法律に基づく命令の規定により当該事務等に相当する事務又は権限を行うこととされた厚生大臣若しくは社会保険庁長官又はこれらの者から委任を受けた地方社会保険事務局長若しくはその地方社会保険事務局長から委任を受けた社会保険事務所長の事務又は権限とする。 (新地方自治法第百五十六条第四項の適用の特例) 第七十条 第百六十六条の規定による改正後の厚生省設置法第十四条の地方社会保険事務局及び社会保険事務所であって、この法律の施行の際旧地方自治法附則第八条の事務を処理するための都道府県の機関(社会保険関係事務を取り扱うものに限る。)の位置と同一の位置に設けられるもの(地方社会保険事務局にあっては、都道府県庁の置かれている市(特別区を含む。)に設けられるものに限る。)については、新地方自治法第百五十六条第四項の規定は、適用しない。 (社会保険関係地方事務官に関する経過措置) 第七十一条 この法律の施行の際現に旧地方自治法附則第八条に規定する職員(厚生大臣又はその委任を受けた者により任命された者に限る。附則第百五十八条において「社会保険関係地方事務官」という。)である者は、別に辞令が発せられない限り、相当の地方社会保険事務局又は社会保険事務所の職員となるものとする。 (地方社会保険医療協議会に関する経過措置) 第七十二条 第百六十九条の規定による改正前の社会保険医療協議会法の規定による地方社会保険医療協議会並びにその会長、委員及び専門委員は、相当の地方社会保険事務局の地方社会保険医療協議会並びにその会長、委員及び専門委員となり、同一性をもって存続するものとする。 (準備行為) 第七十三条 第二百条の規定による改正後の国民年金法第九十二条の三第一項第二号の規定による指定及び同条第二項の規定による公示は、第二百条の規定の施行前においても行うことができる。 (厚生大臣に対する再審査請求に係る経過措置) 第七十四条 施行日前にされた行政庁の処分に係る第百四十九条から第百五十一条まで、第百五十七条、第百五十八条、第百六十五条、第百六十八条、第百七十条、第百七十二条、第百七十三条、第百七十五条、第百七十六条、第百八十三条、第百八十八条、第百九十五条、第二百一条、第二百八条、第二百十四条、第二百十九条から第二百二十一条まで、第二百二十九条又は第二百三十八条の規定による改正前の児童福祉法第五十九条の四第二項、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第十二条の四、食品衛生法第二十九条の四、旅館業法第九条の三、公衆浴場法第七条の三、医療法第七十一条の三、身体障害者福祉法第四十三条の二第二項、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第五十一条の十二第二項、クリーニング業法第十四条の二第二項、狂犬病予防法第二十五条の二、社会福祉事業法第八十三条の二第二項、結核予防法第六十九条、と畜場法第二十条、歯科技工士法第二十七条の二、臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律第二十条の八の二、知的障害者福祉法第三十条第二項、老人福祉法第三十四条第二項、母子保健法第二十六条第二項、柔道整復師法第二十三条、建築物における衛生的環境の確保に関する法律第十四条第二項、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第二十四条、食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律第四十一条第三項又は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第六十五条の規定に基づく再審査請求については、なお従前の例による。 (厚生大臣又は都道府県知事その他の地方公共団体の機関がした事業の停止命令その他の処分に関する経過措置) 第七十五条 この法律による改正前の児童福祉法第四十六条第四項若しくは第五十九条第一項若しくは第三項、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第八条第一項(同法第十二条の二第二項において準用する場合を含む。)、食品衛生法第二十二条、医療法第五条第二項若しくは第二十五条第一項、毒物及び劇物取締法第十七条第一項(同法第二十二条第四項及び第五項で準用する場合を含む。)、厚生年金保険法第百条第一項、水道法第三十九条第一項、国民年金法第百六 条第一項、薬事法第六十九条第一項若しくは第七十二条又は柔道整復師法第十八条第一項の規定により厚生大臣又は都道府県知事その他の地方公共団体の機関がした事業の停止命令その他の処分は、それぞれ、この法律による改正後の児童福祉法第四十六条第四項若しくは第五十九条第一項若しくは第三項、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第八条第一項(同法第十二条の二第二項において準用する場合を含む。)、食品衛生法第二十二条若しくは第二十三条、医療法第五条第二項若しくは第二十五条第一項、毒物及び劇物取締法第十七条第一項若しくは第二項(同法第二十二条第四項及び第五項で準用する場合を含む。)、厚生年金保険法第百条第一項、水道法第三十九条第一項若しくは第二項、国民年金法第百六条第一項、薬事法第六十九条第一項若しくは第二項若しくは第七十二条第二項又は柔道整復師法第十八条第一項の規定により厚生大臣又は地方公共団体がした事業の停止命令その他の処分とみなす。 (国等の事務) 第百五十九条 この法律による改正前のそれぞれの法律に規定するもののほか、この法律の施行前において、地方公共団体の機関が法律又はこれに基づく政令により管理し又は執行する国、他の地方公共団体その他公共団体の事務(附則第百六十一条において「国等の事務」という。)は、この法律の施行後は、地方公共団体が法律又はこれに基づく政令により当該地方公共団体の事務として処理するものとする。 (処分、申請等に関する経過措置) 第百六十条 この法律(附則第一条各号に掲げる規定については、当該各規定。以下この条及び附則第百六十三条において同じ。)の施行前に改正前のそれぞれの法律の規定によりされた許可等の処分その他の行為(以下この条において「処分等の行為」という。)又はこの法律の施行の際現に改正前のそれぞれの法律の規定によりされている許可等の申請その他の行為(以下この条において「申請等の行為」という。)で、この法律の施行の日においてこれらの行為に係る行政事務を行うべき者が異なることとなるものは、附則第二条から前条までの規定又は改正後のそれぞれの法律(これに基づく命令を含む。)の経過措置に関する規定に定めるものを除き、この法律の施行の日以後における改正後のそれぞれの法律の適用については、改正後のそれぞれの法律の相当規定によりされた処分等の行為又は申請等の行為とみなす。 2 この法律の施行前に改正前のそれぞれの法律の規定により国又は地方公共団体の機関に対し報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項で、この法律の施行の日前にその手続がされていないものについては、この法律及びこれに基づく政令に別段の定めがあるもののほか、これを、改正後のそれぞれの法律の相当規定により国又は地方公共団体の相当の機関に対して報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項についてその手続がされていないものとみなして、この法律による改正後のそれぞれの法律の規定を適用する。 (不服申立てに関する経過措置) 第百六十一条 施行日前にされた国等の事務に係る処分であって、当該処分をした行政庁(以下この条において「処分庁」という。)に施行日前に行政不服審査法に規定する上級行政庁(以下この条において「上級行政庁」という。)があったものについての同法による不服申立てについては、施行日以後においても、当該処分庁に引き続き上級行政庁があるものとみなして、行政不服審査法の規定を適用する。この場合において、当該処分庁の上級行政庁とみなされる行政庁は、施行日前に当該処分庁の上級行政庁であった行政庁とする。 2 前項の場合において、上級行政庁とみなされる行政庁が地方公共団体の機関であるときは、当該機関が行政不服審査法の規定により処理することとされる事務は、新地方自治法第二条第九項第一号に規定する第一号法定受託事務とする。 (手数料に関する経過措置) 第百六十二条 施行日前においてこの法律による改正前のそれぞれの法律(これに基づく命令を含む。)の規定により納付すべきであった手数料については、この法律及びこれに基づく政令に別段の定めがあるもののほか、なお従前の例による。 (罰則に関する経過措置) 第百六十三条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (その他の経過措置の政令への委任) 第百六十四条 この附則に規定するもののほか、この法律の施行に伴い必要な経過措置(罰則に関する経過措置を含む。)は、政令で定める。 2 附則第十八条、第五十一条及び第百八十四条の規定の適用に関して必要な事項は、政令で定める。 (検討) 第二百五十条 新地方自治法第二条第九項第一号に規定する第一号法定受託事務については、できる限り新たに設けることのないようにするとともに、新地方自治法別表第一に掲げるもの及び新地方自治法に基づく政令に示すものについては、地方分権を推進する観点から検討を加え、適宜、適切な見直しを行うものとする。 第二百五十一条 政府は、地方公共団体が事務及び事業を自主的かつ自立的に執行できるよう、国と地方公共団体との役割分担に応じた地方税財源の充実確保の方途について、経済情勢の推移等を勘案しつつ検討し、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。 第二百五十二条 政府は、医療保険制度、年金制度等の改革に伴い、社会保険の事務処理の体制、これに従事する職員の在り方等について、被保険者等の利便性の確保、事務処理の効率化等の視点に立って、検討し、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。 附 則 (平成一一年一二月八日法律第一五一号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、平成十二年四月一日から施行する。 第四条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 附 則 (平成一一年一二月二二日法律第一六〇号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律(第二条及び第三条を除く。)は、平成十三年一月六日から施行する。 附 則 (平成一二年一二月六日法律第一四一号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、それぞれ当該各号に定める日から施行する。 二 第三条、第五条並びに附則第十一条から第十三条まで及び第二十四条の規定 平成十八年四月一日 (指定病院等に係る経過措置) 第十二条 附則第一条第二号に掲げる規定の施行の際現に第五条の規定による改正前の歯科医師法第十六条の二第一項の規定による指定を受けている病院又は診療所は、第五条の規定による改正後の歯科医師法第十六条の二第一項の規定による指定を受けている病院又は診療所とみなす。 (診療所の開設の届出に係る経過措置) 第十三条 附則第一条第二号に掲げる規定の施行前に第三条の規定による改正前の医療法第八条の規定による届出をした歯科医師は、第三条の規定による改正後の医療法第八条の規定による届出をしたものとみなす。 (罰則に関する経過措置) 第十四条 この法律(附則第一条各号に掲げる規定については、当該各規定)の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (その他の経過措置の政令への委任) 第十五条 附則第二条から前条までに規定するもののほか、この法律の施行に伴い必要な経過措置は、政令で定める。 附 則 (平成一三年六月二九日法律第八七号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して一月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 (検討) 第二条 政府は、この法律の施行後五年を目途として、この法律による改正後のそれぞれの法律における障害者に係る欠格事由の在り方について、当該欠格事由に関する規定の施行の状況を勘案して検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。 (再免許に係る経過措置) 第三条 この法律による改正前のそれぞれの法律に規定する免許の取消事由により免許を取り消された者に係る当該取消事由がこの法律による改正後のそれぞれの法律により再免許を与えることができる取消事由(以下この条において「再免許が与えられる免許の取消事由」という。)に相当するものであるときは、その者を再免許が与えられる免許の取消事由により免許が取り消された者とみなして、この法律による改正後のそれぞれの法律の再免許に関する規定を適用する。 (罰則に係る経過措置) 第四条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 附 則 (平成一四年二月八日法律第一号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (平成一八年六月二一日法律第八四号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、平成十九年四月一日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。 一 附則第十六条の規定、附則第三十一条の規定及び附則第三十二条の規定 公布の日 二 第一条の規定、附則第三条第一項から第三項までの規定及び附則第十七条の規定中健康保険法(大正十一年法律第七十号)第六十五条第二項の改正規定 平成十九年一月一日 三 第三条の規定、第七条の規定、第八条の規定中薬事法第七条第一項の改正規定、第九条の規定(薬剤師法第二十二条の改正規定を除く。)、第十一条の規定、附則第十四条第三項及び第四項の規定、附則第十八条の規定中地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)別表第一保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)の項及び同表薬剤師法(昭和三十五年法律第百四十六号)の項の改正規定並びに附則第三十条の規定 平成二十年四月一日 (検討) 第二条 政府は、この法律の施行後五年を目途として、この法律の施行の状況等を勘案し、この法律により改正された医療法等の規定に基づく規制の在り方について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。 (再免許の交付に関する経過措置) 第十四条 施行日前に第四条の規定による改正前の医師法第七条第二項の規定による取消処分を受けた者に係る第四条の規定による改正後の医師法第七条第三項の規定の適用については、なお従前の例による。 2 施行日前に第五条の規定による改正前の歯科医師法第七条第二項の規定による取消処分を受けた者に係る第五条の規定による改正後の歯科医師法第七条第三項の規定の適用については、なお従前の例による。 3 附則第一条第三号に掲げる規定の施行の日前に第七条の規定による改正前の保健師助産師看護師法第十四条第一項又は第二項の規定による取消処分を受けた者に係る第七条の規定による改正後の保健師助産師看護師法第十四条第三項の規定の適用については、なお従前の例による。 4 附則第一条第三号に掲げる規定の施行の日前に第九条の規定による改正前の薬剤師法第八条第二項の規定により免許を取り消された者に係る第九条の規定による改正後の薬剤師法第八条第四項の規定の適用については、なお従前の例による。 (罰則の適用に関する経過措置) 第三十一条 この法律(附則第一条各号に掲げる規定については、当該各規定)の施行前にした行為並びにこの附則の規定によりなお従前の例によることとされる場合におけるこの法律の施行後にした行為及びこの附則の規定によりなお効力を有することとされる場合におけるこの法律の施行後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (その他の経過措置の政令への委任) 第三十二条 附則第三条から第十六条まで及び前条に定めるもののほか、この法律の施行に伴い必要な経過措置は、政令で定める。 附 則 (平成一九年六月二七日法律第九六号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。
https://w.atwiki.jp/594or2/pages/15.html
医師免許申請の手続き 合格発表後すぐ申請するためにも、国試後早目に準備を始めよう! ※合格発表前に、「戸籍謄本」と「健康診断」と「登記されていない事の証明書」は入手できます。 特に「登記されていない事の証明書」は合格発表後は法務局がとても混むのであらかじめ入手することがお勧めです。 医師免許申請の手続き必要なもの免許申請書(所定用紙) 診断書(所定用紙) 戸籍抄(謄)本 登記されていないことの証明書 登録済証明書用ハガキ 晴れて合格!したら 医師免許はいつもらえるの? 必要なもの 免許申請書(所定用紙) 受験票配布時などに大学から配られていると思いますが、「なくした」「大学の怠慢事務がくれなかった」時は最寄りの保健所に行こう。実はこれを書いている人間も用紙をなくして保健所行って貰ってきました。窓口で言えばすぐにもらえます(もちろん無料)。収入印紙六万円は郵便局で購入できます。 収入印紙は消印しないこと! ろくまんえんパーでっせ。 ※免許申請書の住所について 合格発表を見てから、免許申請書を提出し、そして就職先の病院の宿舎に引っ越す人も多いと思います。 そんなとき、免許申請書にどちらの住所を書けばよいか迷うことがあるかもしれません。 私自身が病院を通じて確認したところでは、「連絡がつくならどちらでもよい」とのことでした。 診断書(所定用紙) 医師法 第4条 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。 1.心身の障害により医師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの 2.麻薬、大麻又はあへんの中毒者 3.罰金以上の刑に処せられた者 4.前号に該当する者を除くほか、医事に関し犯罪又は不正の行為のあつた者 の2.に該当しないことを証明するために必要となる。 用紙は上記免許申請書の2ページ目についてます。 ここで注意しなければならないのは、発行日から一ヶ月前のものでなければならないこと。三月になってから書いて貰おう。知り合いの医師や大学でやってくれるならそれが一番安上がりなんですけどね。 戸籍抄(謄)本 発行から六ヶ月以内のものでなければならない。 本籍地のある市区町村の役所でもらいます。運転免許とかパスポートとか本人確認の出来るものを持って行こう。 大阪市の場合 http //www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000003/3740/02.pdf こんな請求書を書きます。 「筆頭者の氏名」「生年月日」がわからない場合は、空欄のまま窓口で相談すべし。お代450円也。 郵送で請求する場合は、まず自治体のサイトを確認すべし。http //www004.upp.so-net.ne.jp/hitosen/tokutoku.html このあたりを参考に。 「戸籍抄本と戸籍謄本ってどう違うの?どっちがいいの?」 → 戸籍抄本でおk 戸籍抄本は、戸籍原本から必要とする人の部分だけ謄写したもの。 戸籍謄本は、戸籍原本に記載されている人全部を謄写したもの。 免許を申請する本人だけが関係するので、戸籍抄本でおk 登記されていないことの証明書 これも発行から六ヶ月以内のものが必要。 医師法 第3条 未成年者、成年被後見人又は被保佐人には、免許を与えない。 による。だから「証明事項」は一番上の「□ 成年被後見人,被保佐人とする記録がない。」にチェック。 法務局のサイトを参照.平成23年度から収入印紙でも登記印紙でもよくなりました.また値段も300円に値下げされています. 申請書 交付にあたっての留意事項 申請書の記入例 申請書を書いて最寄りの法務局に行けば所要時間五分でちゃっちい紙をくれます。ただし,「○○法務局××出張所」では成年後見登記の業務を行っていない可能性が高いので,事前に業務内容をウェブサイトでチェックしましょう.たとえば大阪法務局の場合、本局でしかもらえないようです.自治体によってはオンラインで受け付けている所もあります.ほかにも郵送など. 登録済証明書用ハガキ 医師免許証が手元に届くまでの仮の証明書になります。52円分の切手を貼り、表に宛先、裏に名前だけ書いてクリップ留めします。来たらすぐ研修先に提出することになるので、宛先は四月からの住所で。 晴れて合格!したら 可及的速やかに!合格発表その日のうちに申請すべし。 以上の書類を全部揃えて所定の位置にホチキス留めし(ハガキをクリッピングするのを忘れずに)、住所の保健所に提出します(本人でなくても可)。研修医全員の申請書を集めて、病院事務の人が保健所に一括して提出する病院もあるようです。 保健所によっては、免許の郵送を行ってくれるところもあります。 可能な場合は、厚紙封筒0号と切手を持っていきます。最寄りの保健所にHPか電話で確認しましょう。 医師免許はいつもらえるの? 保健所に医師免許申請1、2週間後に「登録済証明書」ハガキが届く→勤務先に提出1、2ヶ月後に医師免許交付(保健所へ取りに行く。本人でなくても可.たいていは病院がまとめて取りに行ってくれます)
https://w.atwiki.jp/ishi594/pages/2.html
メニュー トップページ メニュー 右メニュー 試験会場 札幌コンベンションセンター 仙台卸商センター 産業見本市会館サンフェスタ 日本歯科大学新潟生命歯学部 大正大学巣鴨キャンパス 明治学院大学白金キャンパス 愛知学院大学日進キャンパス 石川県青少年総合研修センター 桃山学院大学 広島市中小企業会館 サンメッセ香川 九州産業大学 熊本保健科学大学 自治研修所 免許申請について リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ wikiの編集方法についてはこちら 左メニューの編集方法についてはこちら ここを編集