約 2,934,027 件
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/2279.html
A 金属中毒 100F59 48歳の男性。易疲労感と食思不振とを主訴に来院した。自動車用バッテリー再生工場内でフォークリフト運転等の作業に従事している。身長 163cm,体重 54kg。血圧 142/88mmHg。眼瞼結膜は蒼白。胸腹部に異常を認めない。便潜血(-)。血液所見:赤血球 370万,Hb 9.8g/dl,Ht 29%,網赤血球 7‰,白血球 7500。鉛健康診断で血液中鉛 68μg/dl(生物学的許容値 40),尿中のデルタアミノレブリン酸 7mg/l(生物学的許容値 5)。上部消化管造影で異常を認めない。 異常が予想されるのはどれか。 a 心電図 b 腎機能検査 c 肝機能検査 d 神経学的検査 e 呼吸機能検査 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 無機鉛中毒
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1465.html
AC 結腸癌 備考 TNM分類 100B33 大腸癌治癒切除後の再発が最も多いのはどれか。 a 脳 b 肺 c 肝 d 骨 e リンパ節 × a × b ○ c × d × e 正解 c 99A26 62歳の男性。血便を主訴に来院した。悪心,嘔吐および腹痛はなく,排便は1行/日である。腹部は平坦,軟で,肝・肺を触知しない。血液所見:赤血球 380万,Hb 12.1g/dl,白血球 5800,血小板 24万。血清生化学所見:総蛋白 7.8g/dl,尿素窒素 21mg/dl,総コレステロール 198mg/dl,総ビリルビン 0.8mg/dl,AST 28単位,ALT 22単位。注腸造影写真を別に示す。 上昇が予想されるのはどれか。 (1) CEA (2) CA19-9 (3) SCC (4) PSA (5) PlVKA-Ⅱ a (1),(2) b (1),(5) c (2),(3) d (3),(4) e (4),(5) ○ (1) ○ (2) × (3) × (4) × (5) 正解 a 診断 S状結腸癌
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/880.html
A 胎児機能不全(non-reassuring fetal status〈NRFS〉) 備考 BPS〈biophysical profile score〉 100A2 32歳の1回経産婦。胎動が少なくなってきたことを心配して来院した。1週前,妊娠36週の妊婦健康診査で異常を認めなかった。ノンストレステスト〈NST〉を20分間行ったが,胎動がみられず,胎児心拍数図にも一過性頻脈がみられないのでnonreactiveと判定した。 次に行う対応として適切でないのはどれか。 a 緊急帝王切開 b NSTの再検査 c 胎児への音響振動刺激 d BPS〈biophysical profile score〉検査 e コントラクションストレステスト〈CST〉 × a ○ b ○ c ○ d ○ e 正解 a 診断 胎児機能不全疑い
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1585.html
E 急性リンパ性白血病 100A35 4歳の男児。1週前からの発熱と関節痛とを主訴に来院した。意識は清明。皮下に出血斑を認める。眼瞼結膜は軽度貧血様。腹部はやや膨隆している。肝は右肋骨弓下に4cm触知し,脾は左肋骨弓下に3cm触知する。血液所見:赤血球 380万,Hb 8.2g/dl,白血球 320000,血小板 2万。骨髄塗抹染色標本で小型リンパ芽球様細胞を97%認める。 抗腫瘍薬による寛解導入療法開始時に生じやすいのはどれか。2つ選べ。 a 敗血症 b 高尿酸血症 c 高カリウム血症 d 低ナトリウム血症 e 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉 × a ○ b ○ c × d × e 正解 bc 診断 急性リンパ性白血病 99E38 小児急性リンパ性白血病の再発部位で多いのはどれか。 a 中枢神経 b 皮膚 c 肝臓 d 腸間膜リンパ節 e 骨 ○ a × b × c × d × e 正解 a
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/2019.html
X 有機酸代謝異常症 102I61 生後2日の新生児。哺乳不良と嘔吐とが出現し,診察依頼があった。在胎39週,頭位自然分娩で出生した。出生体重 3365g。生後9時間から哺乳を開始したが,生後24時間ころから哺乳不良となり,頻回の嘔吐を認めるようになった。体温 37.2℃。呼吸数 36/分。心拍数 120/分,整。啼泣は弱く,皮膚の軽度黄染を認める。大泉門は平坦。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軟で,肝・脾を触知しない。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.18,PaO2 88Torr,PaCO2 32Torr,HCO3- 15mEq/l。アニオンギャップ 24mEq/l。 診断に有用な血液検査はどれか。 a CRP b アミラーゼ c アルブミン d アンモニア e 総ビリルビン × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 何らかの先天性有機酸または脂肪酸の代謝異常症
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1595.html
B 非Hodgkinリンパ腫 小項目 B細胞リンパ腫,T/NK細胞リンパ腫 備考 濾胞性リンパ腫,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫,Burkitリンパ腫,粘膜関連リンパ組織〈MALT〉リンパ腫,末梢T細胞性リンパ腫,菌状息肉症,Sezary症候群 101A34 32歳の男性。頸部と鼠径部との腫瘤を主訴に来院した。1か月前に歩行中,右鼠径部の違和感を覚え腫瘤に気付いたが痛みはなかった。その後,髭を剃っている時に偶然右頸部の腫れに気付いた。喫煙 30本/日を12年間。体温 37.6℃。脈拍 76/分,整。血圧 122/76mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。体表リンパ節は表面平滑,弾性硬で,右頸部に径2cmを3個,右鎖骨上窩に径3cmを1個,左頸部に径1.5cmを2個,右腋窩に径1.5cmを2個,右鼠径部に径2.5cmを1個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。左肋骨弓下に脾を3cm触知し,臍下正中部に径5cmの腫瘤を触知する。血液所見:赤血球 460万,Hb 14.2g/dl,Ht 42%,白血球 6700,血小板 18万。血清生化学所見:総蛋白 6.3g/dl。アルブミン 4.2g/dl,尿素窒素 20mg/dl,クレアチニン 1.3mg/dl。総コレステロール 156mg/dl,総ビリルビン 1.0mg/dl,AST 42IU/l,ALT 30IU/l,LDH 875IU/l(基準 176~353)。免疫学所見:CRP 4.2mg/dl,可溶性IL-2受容体 2300U/ml(基準 550以下)。右頸部リンパ節生検H-E染色標本を別に示す。 治療開始後に注意すべきことはどれか。2つ選べ。 a 高尿酸血症 b 高乳酸血症 c 高カルシウム血症 d 低リン血症 e 低ナトリウム血症 ○ a ○ b × c × d × e 正解 ab 診断 non-Hodgkinリンパ腫
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1489.html
L 脂肪肝 備考 非アルコール性脂肪性肝障害〈NAFLD〉,非アルコール性脂肪(性)肝炎〈NASH〉 101G28 40歳の女性。軽度の全身倦怠感と易疲労感とを主訴に来院した。5年前から1日3合の冷酒を飲むようになった。身長 152cm,体重 44kg。右肋骨弓下に表面平滑の肝を3cm触知し,圧痛を認めない。血清生化学所見:総ビリルビン 1.0mg/dl,AST 80IU/l,ALT 50IU/l,γ-GTP 580IU/l(基準 8~50)。肝生検組織H-E染色標本を別に示す。 この疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。 a 同一飲酒量では男性の方が羅患しやすい。 b 飲酒を続けても肝硬変には進展しない。 c γ-GTPは禁酒により速やかに改善する。 d 肝に蓄積しているのは中性脂肪である。 e 肝の組織学的変化は不可逆性である。 × a × b ○ c ○ d × e 正解 cd 診断 アルコール性脂肪肝 99G27 45歳の女性。1か月前から倦怠感が出現したため来院した。飲酒歴なし。身長 153cm,体重 68kg。肝・脾を触知しない。血清生化学所見:総コレステロール 230mg/dl,トリグリセライド 140mg/dl,総ビリルビン 0.8mg/dl,AST 85単位,ALT 130単位,アルカリホスファターゼ 275単位(基準 260以下),γ-GTP 85単位(基準 8~50)。免疫学所見:HBs抗原陰性,HCV抗体陰性,抗核抗体陰性,抗ミトコンドリア抗体陰性。腹部超音波写真を別に示す。 この疾患について正しいのはどれか。 a 薬物では起こらない。 b 糖尿病に合併しやすい。 c 肝硬変に高率に移行する。 d 肝細胞癌は合併しない。 e 副腎皮質ステロイド薬が有効である。 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 脂肪肝
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1601.html
H 血球貪食症候群〈hemophagocytic syndrome〉 99G34 3歳の男児。10日間続く発熱を主訴に来院した。病初期に咳が強く,マイコプラズマ肺炎と診断されて治療を受けた。咳は少なくなり,胸部エックス線写真で所見はほぼ正常化したが,39℃前後の発熱が続いている。発疹はない。心雑音はない。肺野にラ音を聴取しない。右肋骨弓下に肝を2cm触知する。血液所見:赤血球 330万,Hb 11.8g/dl,白血球 3200,総鉄結合能〈TIBC〉 380μg/dl(基準 290~390)。血清生化学所見:AST 238単位,ALT 307単位,Fe 75μg/dl。骨髄有核細胞数 35500/μl。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。 この患児の血中で増加するのはどれか。2つ選べ。 a 血小板 b フィブリノゲン c フェリチン d 総コレステロール e LDH × a × b ○ c × d ○ e 正解 ce 診断 感染症に伴う血球貪食症候群
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1402.html
F 乳癌 102A55 40歳の女性。左乳房のしこりを主訴に来院した。左の乳頭が右に比べて頭側にある。左乳房上外側に腫瘤を触知し,同部位に皮膚の陥凹を認める。 正しいのはどれか。2つ選べ。 a 乳頭の偏位は良性を示す。 b 皮膚の陥凹は良性を示す。 c 超音波検査を行う。 d 乳房エックス線単純撮影(マンモグラフィ)を行う。 e 外科的生検を直ちに実施する。 × a × b ○ c ○ d × e 正解 cd 99A17 58歳の女性。入浴時,乳房に腫瘤を触知したため来院した。左乳房外側上部に径1.3cmの辺縁不整な腫瘤を触知する。乳頭と皮膚とに陥凹はなく,えくぼ徴候〈dimpling sign〉も認めない。左腋窩リンパ節を触知しない。乳房エックス線単純撮影〈マンモグラフィ〉と乳腺超音波検査とで,触知する腫瘤に一致して微小石灰化を伴う陰影を認める。生検の結果は浸潤性乳管癌であった。 治療として適切なのはどれか。 a 抗癌化学療法 b ホルモン療法 c 手術 d 放射線治療 e 免疫療法 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 浸潤性乳管癌
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/783.html
10 2次・3次救急患者の治療 約13% A 救急医療システム 病院前救護 集中治療室 B 脳心肺蘇生 気道確保 気道内異物除去 人工呼吸 心(臓)マッサージ〈胸骨圧迫式,開胸〉 除細動 自動体外式除細動器〈AED〉 致死的不整脈の治療 緊急ペーシング 静脈路確保 酸素療法 薬物療法 脳蘇生 血液浄化法 機械的循環補助〈IABP,PCPS〉 C 2次・3次救急に必要な処置 心嚢穿刺・ドレナージ 胸腔穿刺・ドレナージ 腹腔穿刺・ドレナージ 膀胱穿刺・ドレナージ 輸液,輸血 薬物療法 内視鏡的止血術 インターベンショナルラジオロジー〔interventional radiology〈IVR〉〕 (カテーテル)塞栓術 消化管内圧減圧治療 D ショックの治療 循環血液量減少性ショック 心原性ショック 血管原性ショック 閉塞性ショック E 重症救急病態 急性呼吸不全,急性肺障害〈ALI〉,急性呼吸促〈窮〉迫症候群〈ARDS〉 急性心不全 急性腎不全 急性肝不全 播種性血管内凝固〈DIC〉 多臓器不全〈MOF〉 F 外傷の治療・処置 創傷の治療・処置〈洗浄,デブリドマン,止血,縫合,創閉鎖,皮膚欠損の処置,破傷風とガス壊疽の予防〉 骨折・捻挫・脱臼の治療・処置 頭部外傷 顔面・頚部外傷 胸部外傷 腹部外傷 骨盤・四肢外傷 脊椎・脊髄外傷 泌尿器・生殖器外傷 挫滅〈圧挫〉症候群〈crush syndrome〉 デグロービング損傷 高エネルギー外傷 多発外傷 G 急性中毒の治療・処置 維持療法 胃・腸洗浄 強制利尿 血液浄化法 解毒・拮抗薬 高濃度酸素療法 H 熱傷の治療・処置 全身療法〈輸液の公式,感染防止〉 重症度判定 局所療法〈減張切開,デブリドマン,局所療法剤,早期焼痂切除,植皮〉 気道熱傷の治療 特殊部位の治療〈顔面,手,外陰部〉 合併症〈急性腎不全,Curling潰瘍,敗血症,栄養障害〉 電撃・雷撃症の治療・処置 化学損傷の治療・処置 I 環境異常の治療 熱中症 偶発性低体温(症) 凍傷 減圧症,酸素欠乏症,高山病 急性放射線障害 J 異物・溺水,刺咬症の治療・処置 異物 窒息,溺水 刺咬症 K 産科的救急治療・処置 母体・新生児搬送 急速遂娩 産科ショック 胎児機能不全〔non-reassuring fetal status〈NRFS〉〕 L 新生児の救急治療・処置 新生児蘇生法 新生児集中治療室 M 乳児の救急治療・処置