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めちゃくちゃでかいいぬ【登録タグ 2020年 VOCALOID め サイゼP 初音ミク 曲 音街ウナ】 作詞:カルロス袴田(サイゼP) 作曲:カルロス袴田(サイゼP) 編曲:カルロス袴田(サイゼP) 唄:初音ミク・音街ウナ 曲紹介 ダイナミック自演ズです。めちゃくちゃデカい。 同時公開の「人生はめんどくさい」のおまけソング。 動画作成は「すしプロダクション」。 歌詞 (動画より書き起こし) 将来設計どうすんの ってさぁ? 同僚来年結婚だって 進路安定 アイアンドノウ でさぁ 今晩も ワンルーム 一人缶チューハイ カーチャンは 心配で 節介を焼いた 出会い系は マッチングと 名を変え流行った 友人の連絡で 公園に寄った ざわめいた中心 それはいた めちゃくちゃデカい犬 思ってたよりもデカい 田舎のコンビニ駐車場 丸々収まるほどでかくて めちゃくちゃデカい犬 人の悩みの大きさ 比べたらちょっと野暮だけど 帰り道心は軽い気がしたよ めちゃくちゃデカい犬 ニュース速報で言っていた そこそこでかい隕石が この惑星に着くまで25分ー めちゃくちゃデカい犬 目にも止まらぬスピードで 隕石に本気のタックルを 見せつけためちゃくちゃデカい犬 めちゃくちゃデカい犬 もちろん無事に帰宅 何事もないかのような顔 わたしも何かやれる気がしたよ コメント 作成しました。追記修正よろしくお願いします。 -- 名無しさん (2021-03-09 16 53 15) MVの隕石の「悪気はないんだけどね」が好き -- N進数 (2024-06-03 22 04 15) 名前 コメント
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犬の嗅覚 (イヌノキュウカク)【道具】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (inunokyuukaku.png) 価値 重量 特殊効果 1 0.1 料紙捜し 備考 取引不可 イベント「さくら祭」で使用
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犬の嗅覚 (イヌノキュウカク)【道具】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (inunokyuukaku.png) 価値 重量 特殊効果 1 0.1 料紙捜し 備考 取引不可 イベント「さくら祭」で使用
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名前 忠犬 スヌピ 別名 天野 夜空 / スカイ / 蘭丸くん 愛称 スヌピ / 犬ピ / ミルキーウェイナイトスカイ 職業 警察(2024.05.06時点警視正) 活動者名 kei-naoya / GTAV Heli Pilot 【忠犬スヌピ】 Twitter Twitter YouTube YouTube 基本情報 ▪サングラスをかけたごく普通の見た目の警官。 ▪この街の航空免許を発行できる数少ない人間。 ▪警察ヘリに乗っていることが多く勤務中は地上にいるより飛んでる時間が多い。 そのため基本的に警察ヘリという見た目で覚えられている。 ▪「天野夜空」は前の街での裏の顔での名前だが なんだかんだ気に入ってしまったためこの名前で活動するときもある。 ▪この世界にパトカー50台超を入れた張本人である(ガチ自腹) 軌跡 ロスサントス警察として勤務 出勤日数は少ないが警察の主力として君臨している。犯罪者にとっての局所的ラスボスである。 仲の良い人 + シミュグラ シミュグラ 警察 名前 関係性 エピソード なし なし なし なし なし なし なし なし なし なし なし なし なし なし なし 市民のみなさま 名前 関係性 エピソード 時空野かなた 記者 レースイベントではスヌピヘリの後ろの席で実況をする。彼女の実況は人気が高く信頼している。 花宮かなた レストラン 車の運転に難があり、しょっちゅう止めては注意している。ヘリの運転については誰よりも努力をしている。 個人車両 Police Tailgater S スヌピの個人車両パトカー1台目 多少はスリップしやすく乗り手を選ぶものの性能はバランスよくまとめられている 本人曰く「一番パトカーっぽいから」という理由での購入らしい 基本フルカス済みだが、アンチラグやニトロ、スタンス改造を行わないのは彼のこだわりである。 制作した車両(スヌピ研究所/天野製作所) 車両作成能力を得たスヌピにより、警察向けに様々な乗り物が納入されている。 別の街ではオリジナル車両なども納入していたが、今回はヘリデザイン 性能調整のみの稼働となる。 SIM GRAND Police Maverick この世界が始まるにあたってスヌピが制作した警察ヘリ。 尾翼のロゴデザインが「SIM GRAND」に変更され、グレードに応じて黒・青・赤と色分けがされている。 ノーマル(黒) 基本的な性能を備えた警察ヘリ 最高速度は240km/hとオリジナルの警察ヘリから微調整がされている程度 改善された旧カメラを備えている A型(青) ノーマルの警察ヘリよりも性能を1段階グレードアップさせたもの 最高速度は285km/hとなり、この世界で最速のヘリ「スパロー」の最高速度と同等になる ロールやピッチなどの操作や耐久力などにも強化が入り、より高難度の犯罪にも対応できる仕様となっている。 S型(赤) A型よりもさらに性能をグレードアップさせたヘリ 最高速度は315km/hととんでもない進化を遂げている。 エンジン出力・ロール・ピッチ・旋回性能・耐久力は凶悪的なまでに強化されているほか スタビライザーなどの安定装置の効きを弱めているため、 ヘリにしては変態的とまで言われる挙動を取ることができる。 扱いにはかなりの慣れが必要であり、選ばれたものしか操縦ができない。 より凶悪な犯罪で出てくる他、レースの実況ヘリなどでも出てくる。 SIM GRAND EMS Maverick この世界が始まるにあたってスヌピが制作した救急ヘリ。 尾翼のロゴデザインが「SIM GRAND EMS」に変更され 中心にはシミュグラ救急隊のロゴがあしらわれている。 警察ヘリと同じく改善された旧カメラが装備されているほか ホイスト装置に救助用バスケットを取り付けられるよう改良されている。
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r、 } `ヽ,,,_ /;;;;`イ;;;;;;;;;~,,,_ ノ、r_、;;;;;w、;;;;;ノミ;;;;;;;;;;=-,,,,,,,,-=;;;;;;;;;;;;ー──-----,,,,,,,,,,,,_ rァ ´ (_ッ~、;;;;;;从仆;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;ー-,,,,,..、___ `ーwヤ^ヽ ヾ;;;;;ヾハ州リ;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾw;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;ノ ly′/⌒ ~ミ/ハ;;;r彡ソ〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト、ヾヾヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;w;;;;「 ̄ ヾ/ {彡ノ彡'ノ〉;;;;;;;;;;;;;メ、;;;メハ∨, } }〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;乂 Уミf;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/彡≦メリil}ノノ{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-、;;;;;;;;;;;;;;;;#;;;;;-、;;;、 {州リハミト-~'≦才<<ilililノ;;;;;;;;;;;、丶`  ̄\;;;;;;;;;;;;#州r=;;;;\ ∨仆ハミ|从乂乂\>-//¨ ̄ \;;;;;;/仆ソ^;;;ヾ;;\ ____∨」ミミト= _>.>il、丶` ~'+ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;"''~--、 _ -= ´ ヾソ ./  ̄ ̄ ~'+ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨ / ,ィ y_,.。*'" ̄ ¨¨¨ ¬━' . / ヾ≧=──t-、;;;;;;∨ `^^¨´ / . . . . , `~ミ-_-_l ヾ;;;∨ / . . ./ ヾ-_l };;;;∨ / . . / }-_', \;;;`ヽ _/ . . / _ノ_-_} \_;} 〈 ./ . . _/ /-/_-/  ̄ `^¨¨´ 名前:ゾンビ犬(ゾンビけん)/ケルベロス 性別:オス/メス 原作:バイオハザードシリーズ 一人称:なし 二人称:なし 口調:雄叫び は行-は-バイオハザードシリーズ-クリーチャー(バイオハザード).mlt ドーベルマンを素体にし『T-ウィルス』を投与して生まれたB.O.W.。 開発コードは『MA-39』。 身体の腐敗は進んでいるが、人間をベースにしたゾンビに比べると俊敏さは失われておらず、非常に凶暴で 洋館から脱走したケルベロスによって多くの民間人や『S.T.A.R.S.』の隊員数名が犠牲になった。 リメイク版ではキーアイテムの入った首輪をつけた強個体が登場したが、この個体は元々飼い犬のドーベルマンだった模様。 犬型としては後に別ウィルスベースのフェンリルやオルトロスのようなB.O.W.も登場している。 また「バイオハザード ヴェンデッタ」では『A-ウィルス』を追加接種して強化された改良型も投入された。 意図的ではなく『T-ウィルス』に二次感染した警察犬等はゾンビ犬と呼称されているが凶暴性と殺傷力はケルベロスと遜色ない。 しかし「RE:2」ではリッカーに貪り喰われる描写がある。 ロックフォート島に登場する個体群は島の軍用犬が二次感染したもので、こちらは分類的にゾンビ犬である。 ドーベルマン以外の品種は出てこないのはゲームの都合である。 実写版でも登場するが、ある作品では別のクリーチャーのアジュレと統合されたキメラ個体も登場した。 また別の品種の犬が『C-ウィルス』によってゾンビ化し、こちらはゾンビ犬Cと呼称されている。 解説動画 Wikipedia アニヲタWiki ニコ百 ピクペ ゾンビ犬/ケルベロス 運用法 AAは7枚程ある。 左向き2枚、右向きは画面奥を見ているものが1枚。画面方向に吼えるもの1枚、走るもの2枚、噛み付かんとする頭部1枚。 ゾンビ犬やケルベロスの元絵を元にしたAAが混じっているが気にしなくていい。 主に生物兵器よりアンデッド的な獣系のモブモンスター辺りの起用が良い。 走ってこちらに来て噛み付く動作があるのはモンスターとして使いやすいし、逆に「画面方向を見ていない」のは、 何かの感覚で周囲を探っているとも、逆に感覚がないからこちらを探知できていないとも取れて便利である。
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紀州犬の子犬 名前 最低進化Lv 実の種類 進化後 紀州犬の子犬 30 進化の実 紀州犬 紀州犬の子犬 30 進化の実 タロ(生後3日) タロ(生後3日) 50 すごい実 タロ(生後1週間) タロ(生後1週間) 50 すごい実 タロ(生後1ヶ月) タロ(生後1ヶ月) 80 超絶の実 タロ(偽) タロ(偽) 80 超絶の実 タロ(超) タロ(超) x x 最終進化
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オフィス街の片隅の人気のない公園、月光が煌々と照りつけるベンチの前、 「クソったれっ!」 かーんっ! 夜の静けさを切り裂くような怒声と共に、 リクルートスーツ姿の青年が地面に転がっていた空き缶を勢い良く蹴り上げた。 空き缶は蹴られた事に対して、抗議の声を上げるように良い音を上げながら吹っ飛び、夜の闇の向こうへと消えた。 青年の名は有沢 広(ありさわ ひろし) 今日の彼は不機嫌だった、ある日、何時もの通り仕事をしてた所で呼出され、 何事かと思いつつ、普段は殆ど行く事がない役員室に行った有沢に待っていたのは、 突然のクビの宣告だった。所謂リストラだった。 彼は出来る方とは言えないが役立たずと呼ばれる程、仕事に手を抜いたつもりはない。 むしろ、任された仕事に対しては懸命に取り組んでいたつもりだ。 なのにも関わらず、いきなりクビである。この仕打ちはあんまりである。 無論、彼は辞めさせられる事に納得できず、部長に問い詰めてみた物の、返ってくる返事はあやふやな物ばかり。 結局、有沢は何ら納得できないまま辞めさせられる羽目になってしまった。 腹が立ったので会社のあるビルの壁を蹴ったら警備員さんに叱られたのはついでである。 そんな彼の災難はこれだけではなかった。 どうやらクビになった事が、彼と付き合っていた彼女に早速知られたらしく(同じ職場に働いていたから無理もないが) 携帯に届いたメールで一言『貴方とは別れます。さようなら』 たった一行の別れの宣告だった。 慌てて彼女へ電話するも、既に着信拒否をされたらしく、彼女の電話には2度と繋がる事はなかった…… これで有沢が不機嫌にならないほうがおかしいだろう。 だが、かといってその鬱憤を他人にぶつけられるほど、彼は悪党ではなく。 結局は人気の無い公園で一人、物に当るしか出来ないで居る。 彼は大それた事の出来ない一般人、所謂小市民なタイプなのだ。 がさがさとボンジュー○神戸と書かれた紙袋からメロンパンを取りだし、カブリとひと齧り。 忽ち鼻腔に一杯に小麦の香りが広がり、同時に程よい砂糖の甘さとパン自身の甘味が口内を幸せ色に染める。 仕事に行く時、二日に一度は必ず買っていたお気に入りの店の味、 しかし、もう2度と味わう事は無いだろう。そう、明日からはハローワーク通いの毎日なのだから。 そう思うと、より深くメロンパンの味を噛み締めようと有沢は思ったのだった。 メロンパンを三齧り程した所で、ふと、有沢はこちらを見る何かの気配に気付いた。 「……なんだ、野良犬か」 その気配に目を移すと、白い毛の日本犬とおぼしきやや大きめの犬が一匹、有沢の前に座っていた。 首輪が無い事から見て、恐らくこの白犬はフーテンの野良と言った所か? 犬をよくよく観察して見れば、尻尾をぱたぱたと振りつつベンチの前に座る犬の目線は、 明らかに有沢の手に持つメロンパンへと注がれていた。 恐らく、それが目当てで、彼の前でお座りして物欲しげに片方の前足を上げているのだろう。 それにしても、目の前の犬の純白の毛並みは飽くまで美しく、汚れ一つすら見えない。 そして凛とした眼差しとピンと立った耳が凛々しさと知性を感じさせる。 「あのな、ノラ公。これはお前にやるようなもんじゃないんだ、諦めてとっとと帰れ」 だがしかし、悲しいかな。どの様に犬の姿形が美しかろうとも、 卑しくメロンパンを狙っている以上、一般的な感性しか持ち合わせていない有沢にとっては、 この白犬が只の卑しい野良犬である事には何ら代わりは無かった。 「……こいつ、いい加減諦めろよ……」 そのままメロンパンを半分ほど食べ、缶コーヒーの中身が三分の一になるまで減った頃。 未だに立ち去ろうとしない白犬に対して有沢は苛立ちを感じ始め、思わず呟きを漏らした。 恐らく、このまま白犬の視線に負けた彼がパンの一欠けでも上げよう物なら、 この卑しい白犬はつけ上がり、更におこぼれに預かろうとしつこく有沢に付き纏い始めるに違いない。 その上、彼へおべっかを使う白犬の様を見ていると。 その様子が、先ほど有沢にクビを宣告した部長が上司の専務に対して行う様と重なって見え、 徐々にむかっ腹が立ってきた。 その犬をどうにかできない物かと思念した末に、有沢は一つの名案を考えついた。 有沢は早速その案を実行するべく、残っていた缶コーヒーの中身をひと呷りで飲み干し、 白犬から見えない様に空き缶を側らに置いた後、 「ったく、お前のしつこさには負けたよ、ひとかけらだけだがやるよ」 言って、彼は半分に減ったメロンパンの一部を千切り、目の前の白犬へと差し出す。 当然、白犬は待ってましたとばかりに目を輝かせ、直ぐ様、顔を近づけメロンパンを食べようとする…… 「――ところがぎっちょんっ!」 すっかーん! 『ぎゃんっ!?』 ―――直前に、有沢は電光石火のごとき速さで空き缶を白犬目掛けて投げつける、 その突然の不意討ちに白犬は対処できる筈も無く、空き缶は見事、白犬の顔面にジャストミート。 空き缶だった為、白犬は怪我さえしなかったものの、その一撃にかなり面食らったらしく、堪らず悲鳴を上げると 即座に踵を返しキャンキャンと鳴きながらその場から逃げだし…… ――― 一瞬だけ、有沢のほうを憎憎しげに見やり、夜の闇へと去っていった。 「……へ…へへっ、素直に諦めてりゃ痛い目見なかったのによ……」 逃げ去る寸前に見せた白犬の様子に、言い知れぬ不安を感じた有沢は それを誤魔化す様に白犬の去っていった方へ言葉を投げ掛けると、 そのままメロンパンを喉に詰らせつつも全部食べ、そそくさと逃げる様に公園を後にしたのだった。 「あ~あ、明日からハローワーク通いか……ったく、ふざけるな!」 公園の一件の後、彼は馴染みの居酒屋で店主に窘められるぐらいに酒を飲み、ほろ酔い気分で家路に付いていた。 彼自身、酒には強いつもりだったが今回ばかりは酒に呑まれてしまっていた様だ。 まあ、そうなってしまうのも致し方ない所だろう。 「畜生! あのクソハゲデブメガネ、メタボで苦しんで死んじまえってんだっ!!」 前言撤回、有沢はほろ酔いではなく大分酔っていた。 部長への罵詈雑言を吐く彼の足取りはふらふらとおぼつかなく、今にもその場で倒れて寝てしまいそうな有様。 例え運良く家に帰りついたとしても、翌日は二日酔いの頭痛と荒れた部屋に有沢は頭を抱える事になるだろう。 今の有沢の姿はまさに悪酔いの状態であった。 「………んあ? 誰かいる?」 と、そんな状態のまま有沢がふらふらと歩いていると。 自分の住むアパートまで後十メートルの辺りで、有沢の住むアパート前に立つ誰かの姿に気付いた。 まるでスポットライトに照らされる舞台上の役者よろしく、外灯に照らされながら佇む何者かの姿。 家路を急ぐ者にしては、こんな深夜にこんな場所に待ちつづける理由が思い付かない、否、思い付けない。 とりあえず、気にせずにもう数歩歩いた時点で、アパート前に佇む者の正体が判別できた。 「………女、か? なんでこんな時間に?」 そいつは女だった、それも見た所かなりの美人、 年の頃は二十歳前半、身長は有沢と同じ位か、胸元に掛かる位の長さの長く艶やかな黒髪、 凛とした眼差し、つり上がった眉、形の良い小鼻、輪郭の細い卵型の小顔、と何処か鋭さを感じさせる容貌の女だった。 しかし、問題はその女の格好。白装束に緋色の袴、その上わらじ履きと時代がかった格好な上に。 その頭には白い犬耳が生え、腰には同じく白い毛の尻尾がピンとそそり立っていた。 「……うわぁ、どう見てもイタイ人だよ、ありゃ……」 どう見てもコスプレです、あ(ry な格好を見て、思わず小さく呟きを漏らす有沢。 その呟きに一瞬、女の犬耳がピクリと動き、より眉がつり上がった様な気がするが、 有沢は気にする事無く(気にする余裕がないとも言う)女の横を素通りしようとした、 「お待ちしておりました」 その矢先、女が口を開き、容貌に似合った凛とした声で言った。 有沢は一瞬、女が誰に向けて言ったのか理解できず、思わず足を止める。 暫し躊躇した後、有沢が「俺の事?」と言った感じに自分のほうを指差すと。女は無言で頷いた。 (をいをい、なんだよなんだよ……俺が何をしたってんだ?) 有沢は足を止めてしまった事を胸中で後悔した。 しかし後悔後先立たず。女は有沢が自分を認識した事を確認すると、凛とした調子で続けて言う。 「本日、私(わたくし)は貴方へお礼参りに訪れました」 「……は?」 女が何を言っているのか理解できず、思わず間抜けな声を漏らす有沢。 しかし、それに構う事無く、女は続けて言う。 「先ほどの電光石火の不意討ち、見事な物でした。この点に置いては素直に感服しましょう」 「はあ、そうですか……」 「しかし、期待をさせておきながら裏切るこの仕打ち、なんとしても度し難い物があります」 「はぁ、それはそれは……」 意味が分からぬまま、遂には適当に相槌を打ち始める有沢。 そんな有沢を、女は月の輝きのような金色の瞳でじっと見据えると、 「よって、私は只今より、貴方へ復讐を遂げさせていただきます」 と、とんでもない事を口走った。 そのままきっかり数秒ほどの間を置いた後。 「……い、いやちょっとまて、あのな、お前さんの言っている事が何だか理解できないんだかあんざすたん?」 「言ったまでのとおりです」 有沢が堪らず問い質した所で、きっぱりと一言で切り捨てる女。 その余りにもの訳の分からなさに、遂に有沢の頭の内から湧きあがり始める頭痛、 それを振り払う様に、彼は頭を振ると再度、女に向けて言いなおす。 「いや、そーじゃなくてだな。俺が言いたいのは、 なんで俺がお前さんのような見知らぬ女に、お礼参りやら復讐やらされなきゃならないのか?って事だよ」 「それは自分の胸にお聞きになった方が宜しいかと存じます」 「だぁぁ~~~っ」 あっさり言い切られ、遂にはその場で頭を抱える有沢。 酔いも回っていた事もあって、有沢の脳内は既に混乱で埋め尽くされて混乱カーニバル状態と化していた。 まあ、そうなってしまうのも当然といやあ当然なのだが。 有沢のその様子に、女はやれやれといった感じに腕組みをすると 「仕方ありませんね。貴方がどうしても自分のやった事が思い出せないのであれば きちんと理解出来る様。私がしっかりと教えて差し上げます」 「……へ?」 女の言った言葉に、有沢が思わず首を傾げようとした矢先。 女の身体が光り輝き、刹那、その姿を何処かで見た白犬の姿へと変えた。 そして、白犬は女の声で有沢へ問い掛ける。 「これで分かりましたか?、私の言っていた意味を」 「…………」 驚きで言葉もない。いや、それ所か急速に頭を支配していた酔いが冷めていくのを有沢は感じた。 その白犬こそ他でもない、あの時、公園で有沢がパンをあげるフリして空き缶をぶつけた犬だった。 そう、女は人外だった、最初から変だとは思っていた。こんな深夜にうら若き女性が一人佇む時点でおかしいのだ。 それに今時、白装束に袴姿している人間なんて、余程頭のおかしい人間か、その手の趣味の人間しか思い浮かばない しかし、それが人外ならばある程度は理解出来る。白装束に袴姿が彼らにとって当たり前のファッションならば、 それをここで着ていたとしても、彼らにとっては至極普通な事なのだろう。多分だが。 その人外の女、もとい白犬に対して自分が行った仕打ちを思い返せば、彼女が有沢に怒るのも当然な事である。 何せ、只苛立っていたと言うだけで、騙し討ちをして空き缶を顔面にジャストミートさせたのだ、普通は怒る。 目の前に突き付けられた事実に、只々愕然とする有沢の前で、 人外の女は白犬の姿から再び白装束に袴姿の女へ戻り、笑顔を一つ。 「では、どうやら貴方が理解できました所で、早速始めさせて頂きましょう」 「え、ちょ――――」 言って、女は袴姿とは思えぬ機敏な動きで、驚き戸惑う有沢へ一気に詰め寄り――― 「とう」 どごぉっ 「へばっ!?」 掛け声と共に、有沢の鳩尾へシャ○ズゴッ○ばりの見事な貫き手の一撃、 そのままあっさりと彼の意識は闇の中へと墜ち、くたりとその場に崩れ落ちた。 「……さて」 そして、女は有沢が気を失った事を確認すると、そのまま有沢をひょいと肩に担ぎ上げ、 尻尾をぱたぱたと振りつつ有沢の住むアパートへと向かっていった……。 次へ
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駒犬赤彦(コマイヌ セキヒコ) 〔初登場〕2023年7月 〔通過シナリオ〕忘れじの理想郷 〔一人称〕俺 〔特徴〕 ・そこそこ売れているミュージシャン ・生きている肉親は母親のみ(ババアと呼んでいる) ・音大卒 ・口癖は「俺、バカだからよう」 〈探索者③はクラスで一番頭の良かった「猫山」と仲が良かった。〉 猫山は気さくで話しかけやすく、クラスの中心人物だった。反面、どこか冷めていて、10歳にしては大人びていた気がする。探索者③はそんな彼と頻繁につるんでいた。 猫山あいつは昔っからヤベーやつだった 俺も自分で言うのは何だが周りのやつらには 粗暴なヤベーやつと思われていると思う でも、俺なんかとは訳が違うほアイツはヤベー 初めて会ったのは小坊になった時だった そン時はしょーじきひ弱なお坊ちゃんだなってしか 思ってなかった。 ナマイキだった俺はよく上級生に呼び出されて よく上級生と喧嘩していた。 ある時、猫山が上級生に絡まれていた まぁアイツもなんか冷めたような雰囲気があって 癪に障ったんだろうな。 知ってるヤツがボコられるのも気に食わねーと思って俺も猫山に付いていったんだが、そこでアイツの本性をみた。 猫山は無感情に人を壊す。 正直、俺が手伝うまでもナカッたかもしンねー アイツは何の感情もなく倒れたヤツを何度も何度も踏みつけていた。マジで殺しちまうンじゃねーかって思って俺はアイツを静止した。顔面が陥没してたように思った。マジでヤベー状態だった。 翌日からボコられたやつはガッコに来なかった。 転校しちまったらしい。俺はセンコーに怒鳴られたがそれだけで終わった。アイツはお咎めすらなかった。 今思うと、外面もよくいいとこのお坊ちゃんだったからそーいう事なんだろーな。 それからは、なんとなく・・・いやアイツがこえーから近くに置きたかったのかもしンねー。猫山とよくつるむようになった。 俺も大抵の事はお説教程度で済ませられるようになった。アイツからしても粗暴な俺が身代りになってお咎め無し。winwinな関係だったかもな。 〔関係したPC〕 ・芝居馬希(88) 大神美夜(24) 駒犬赤彦ネタバレ注意!
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「待て優ぅーー!!」 「待ってくださぁーい!!」 真夜中の道を必死に走ってる俺は神島 優(かしま ゆう)って言います。少し普通じゃない生活を送ってる高校生。 村を離れて単身都会の学校に入学して、2年目に突入するところ。 1人暮らしだから、アルバイトと親の仕送りで学費を払って生活している。 少し貧乏だけど、去年まではごく普通の高校生活を送っていた。春休みが終わったら後輩が出来る。 だけど、そんな普通の生活はある時一変した。 なぜなら今、俺を追いかけている女の子達が俺と同じ町に引っ越してきたから。 理由は俺と同じ学校に進学する為。 近くの高校に行けばよかったものを、俺を追いかけてきたらしい。 「どこ行った?」 「近くにいるはずです」 ひとまず今は、空き地の大きな土管の中に身を潜めている。 追跡者達はここから離れて行ったようだ、とりあえず危機は脱した。 相変わらず体力に差があり過ぎる。俺は息切れしてるのに、向こうは全くの余裕。 ちなみに追跡者達の名前は毬奈(まりな)と愛奈(あいな)。 小学校から中学まで一緒だった所謂幼馴染ってやつ。 名前も容姿も身長も似ているから、双子とよく間違えられるけど血がつながってないから姉妹ってわけじゃない。 タダ単に2人の両親の片方が双子だかららしい。俺にはよく分からないけど。 腰まで伸びている黒い長髪なのが毬奈で、茶色い短髪なのが愛奈。 性格は毬奈が活発で、愛奈が大人しめってところかな……ってなんであいつ等の紹介してるんだ俺は…… 「みぃーつけたぁ!」 「げっ!」 毬奈の親父さんもよく俺と同じような体験をしていたらしい。 俺も同じ道を歩むのか。 否、俺は双馬さんのようにはならない、メビウスの輪から抜け出してみせる。 いい加減相手くらい自分で決めたい。 と、心で決意を固めた矢先、土管に毬奈と俺の声が響いた。 ある影響で真紅色になった瞳を光らせて、毬奈はこっちを見て微笑む。 「もう逃げられませんよぉ?」 「げげっ!!」 土管の片方が塞がれたからもう片方か逃げようと思ったけど、愛奈が立ちはだかって出られなくなった。 目が慣れてきたものの、やっぱり暗くて狭い土管の中は更に俺の恐怖心を倍増させる。 「お、お前ら、どっか行ったんじゃ」 「ふりだよふり。どっか行ったふりぃー」 「ずっと聞こえてました、優くんの息遣い。ハァ、ハァって」 「ちぃっ!」 そうだ忘れてた、この2人は耳が良いんだった。 なにせ毬奈と愛奈の耳は普通の、人間の耳じゃなくて狐の耳だから。 さっきからピクピク小刻みに動いている。 毬奈と愛奈は人間じゃない、簡単に言えば狐と人間のハーフかな。 詳しく言えばクォーターだと毬奈のお母さんが言ってたけど、どっちでもいいや。 だからこの2人には尻尾も生えている。2人の上半身ほどある尻尾はどう考えてもでか過ぎだと思うけど。 ちなみに耳と尻尾の体毛の色は共通で、髪の毛と同じ色だけど耳の先っぽだけは白い。 と、こんな説明している場合ではない、俺は今危機的状況。 ジリジリと俺との距離を縮めていく毬奈と愛奈、一筋の汗が頬を伝う。 「もう逃げられないよ優ちゃぁーん♪」 「ちゃんって言うな!」 「そんな事言える立場?」 「さあ、今度こそ大人しくしていてくださいね? 大丈夫、痛いわけではありませんから」 「や、やめっ!」 そしてついに、左右から伸びてきた手が俺の服に触れた。 そのまま押さえられて、俺の上に毬奈と愛奈が覆いかぶさってきた。 息苦しい、でもそんな事言っている場合じゃない。 こうなってしまったら脱出は困難、ズボンのベルトを外そうとしている毬奈の手を振りほどこうとしたが、愛奈に両手首を掴まれる。 走ったときはならなかったのに、2人の呼吸が荒くなってきている。 この2人、今発情期なんです。狐の血が濃いから発情もするんです。 まぁそれは自然の摂理だから仕方ないけど、どうして4月早々俺がエロい意味で襲われなければならんのだ。 年末に帰ってきたときに散々俺を襲っただろうに……てか、今日までずっとムラムラしてたのかこいつ等。 「ズボン取ったぁー!!」 毬奈の歓喜の声が土管内に響いた。 その意味のとおり、俺はズボンを脱ぎ取られてトランクス一丁になってしまった、寒い。 残酷にも毬奈は俺のズボンを外に放り投げ、再び俺に迫ってきた。 「ふっふっふっふ、一緒に気持ちよくなろうね優たぁん」 「たんはやめろ! 絶対にやめろ!」 2人は妖艶な微笑で俺を見下ろす。 もうだめだ、そう思い諦めかけたその時、俺を救う女神が光臨なさった。 「姉さん、毬奈さん、そこに蜘蛛がいるよ?」 「「いやああああああーーーー!!」」 小声でも土管の中だと結構大きく聞こえる。 高い女の子のような声の直後、毬奈と愛奈の絶叫が土管内に響き渡る。 鼓膜が破れそうになったが、愛奈が両手を離した事で耳を塞ぐことができた。 それでも絶叫が終わったらしばらく耳がキーンとしたけど。 体力は有り余るほどある上に愛奈に至っては頭もいい。 だけど誰でも弱点と言うものがあって、それも毬奈と愛奈は揃って同じで蜘蛛が苦手なのだ。 原因は、子供の頃に森で遊んでいたら蜘蛛の化け物に襲われたからである。 ちなみに俺ともう1人いた子は大丈夫だった。 「ゆーう、姉さんたちいなくなったよ! はいっ、ズボン」 「げ……聖奈」 俺を救い出してくれた人物に、正直喜ぶべきか悩んだ。 それだけ色々と微妙なのだ、この聖奈(せいな)は。 土管から抜け出て、聖奈からズボンを受け取って靴を脱いで穿く。 その様子を聖奈はニコニコ笑いながら見ているだけ。こいつが女だったら着替えるのも躊躇うけど、俺は全く気にしない。 「危なかったねぇ、僕に感謝してよ?」 「お、おう……」 この聖奈は愛奈の”弟” その証拠にこいつにも狐耳と狐の尻尾が生えている。。 俺もよく間違われるけど、聖奈は俺よりずっと小柄な体型で、体も細くて童顔。 髪型も金髪に染めた長いのツインテールなもんだから、初対面の奴は高確率で女と間違える。 そして聖奈のある意味恐ろしいところは、女として生きているという点である。今聖奈が着ている服も女物。 聖奈は村の学校ではなくて、村から少し離れた町の中学に通っているのだが、どうやらファンクラブが存在するらしい。 確かに可愛いとは思うが……世の中色んな人がいるもんだ。 そしてこいつも、来年俺が通ってる高校に入学するとか言ってるから恐ろしい。 「あ、ありがとな、聖奈」 「ううん、優のためなら例え火の中水の中!」 「そ、そうか、そりゃ頼もしい。じゃ、俺は部屋に……」 ズボンと靴を履き、俺は早くこの場から立ち去ろうと、少し早歩きで歩き出した。 だが、世の中うまくいかないもんで、聖奈に腕を掴まれて、土管の影に誘導された。 そして押し倒された。 真夜中とはいえ人が通れば気づいてくれそうな体勢だが、残念な事にここは道路から見たら完全に死角なのだ。 「せ、聖奈君? 何をなさっておられるのでしょうか?」 「んふふ、分かってるくせにぃー♪」 「わ、分かんないなぁ」 やばい、忘れていたけどこいつも発情してるんだった。 毬奈と愛奈と同様、瞳の色は真紅に変わっていて俺を見下ろしている。 EXAMシステムでもあんのかこいつ等は……あながち間違ってないかもしれない。 ていうかこいつは年中発情みたいなもんだ、変態だからな。 前の学校の先生曰く、聖奈は俺に惚れているらしい……女なら大歓迎だが、こいつは男、迷惑もいいとこだ。 徐々に近づいてくる聖奈の顔。なぜ目を瞑る…… 何をされるか容易に予想できた、だからこそ俺は聖奈の顔を手で押さえて力を入れた。 「ゆ、ゆーうぅ! 何するのさ!?」 「う、うるさい……お前に襲われるくらいなら、毬奈達の方がマシだ!」 「いいじゃないっ、キスくらいっ!」 「何度も言ったが、男、同士だろうが、俺達はっ!」 「そんなのっ、気にしちゃダメだよ。 姉さんたちが、できない、技だってあるんだよっ。きっと気持ちいいよっ!」 「俺に、やるなっ! ファンクラブの奴らにでも、やれっ!」 「僕は、優にやりたいのっ! それに、ロリショタって、知らないのっ?」 「知りたくもないわっ!!」 聖奈の顔が近づき、そして遠ざけるという攻防がしばらく続いていた。 だが持久戦は俺に不利だ。 何故なら聖奈の身体能力も俺より勝っているから。それもギリギリではなくて余裕で。 こうして取り押さえているだけで、俺は全身全霊なのだ。 力では勝てない、だから俺は別の方法でこのガチホモから逃げる事にした。 「わかった、もう諦めるよ」 「え?」 「お前を受け入れてやる。でも、無理やりってのはあんまり趣味じゃないんだ。退いてくれない?」 「う、うん分かったよ! 嬉しい、やっと僕の想いが伝わったんだねぇ」 「あぁ、伝わった。伝わったから土管の中で待っててくれ。お互い心の準備ってもんが必要だろ? ましてや俺たちゃ同性なんだからな」 「うん! でも早くしてね♪」 我ながらヘタレな芝居もいいところだが、どうやらうまくいったようだ。 聖奈は嬉しそうに満面の笑みを俺に向けて土管の中に入っていく。 土管に入っても大きな尻尾だけ見えてユラユラ揺れている。 いつも思うが、聖奈は何で男として生まれてきてしまったのか…… 少し可哀想だが、俺は男を抱く趣味は無いから土管には当然入らず、そーッと空き地を後にした。 どうやら気づかれなかったようだ、このまま家に帰ってアパートの部屋に鍵を閉めてしまえば俺のものだ。 いかにお隣さんでも、不法侵入になるから毬奈も愛奈も聖奈も諦めるだろう。 「よく考えれば蜘蛛なんていなかったじゃん!」 前方に毬奈を発見した。愛奈と一緒じゃないところを見ると途中ではぐれたらしいな。 それでも俺は毬奈に見つからないように隠れようとするんだけど、ここは普通の道、隠れ場所が無い。 後退しようにも、後ろは聖奈がいる空き地だ。 やばい、これじゃあさっきの状況に逆戻りだ。 「お兄さん、お兄さん……」 「ん? 誰だ?」 「こっちよ、こっち」 まだ気づかれてないようだが、毬奈の姿が近くなっていく。 今度こそ終わった、諦めよう、そう思った時、どこから俺を呼ぶ声がした。 辺りを見渡しても誰もいないが、声は確かに聞こえる。 そしてその声は下から聞こえ、声がした方向を向く。 そこにはコンクリートの、俺がギリギリ通れる位の穴が開いていて、またそこから声がした。 女の人らしき声は穴を潜って隠れろと言う。 壁の向こうはもう何年も誰も住んでいないという、ボロッちいけど大きな屋敷。 「……しかたない」 正直怪しいと思ったが、毬奈から逃れる為だし俺は穴を潜る。 毬奈に捕まったほうがいいと思う人もいるかもしれないがとんでもない。 あいつ等の性欲は底知れないから、毎年毎年ムスコが痛くなるまでヤラされる。 しかもそれが2倍、最初は確かに気持ちいいが、後半は地獄でしかない。 少しケツが通らなくて焦ったが、何とか無理やり引き抜くことに成功した。 毬奈は気づいていないようだ、足音が徐々に遠くなっていく。 茂みの中で俺は安堵の息を吐いた、そして俺のすぐ横にいる存在に気が付いた。 「危ないところだったわね」 「あ、ありがとうございます……では俺はこれで……」 「待ってよ。ちょっとついて来てくれる?」 「え、ちょっと……」 俺を助けてくれた人はやはり女の人だった。 もう夜も遅いし、俺はお礼を言ってさっさとこの場から立ち去ろうとした。 だけど、女性に手を掴まれて強制的に何処かへ連れて行かれた。 少しだけ歩いて着いた場所は屋敷の、雑草だらけの中庭。 そして、この庭で行われている光景に俺はかなり驚いた。 「あぁんッ! も、もっと……っ、んあぁッ!」 3人ほどの全裸の女性がお互いの体を擦り合ったり、舐めあったりしている。 これが俗に言うレズビアンってやつだろうか…… 目の前に広がる淫らな光景と女性達の嬌声、そして興奮が高まっていくようなにおいで、俺は思わず生唾を飲んでムスコが覚醒していく感覚を感じた。 しかし俺が驚いたのはそれだけではない。 女性達には、毬奈たちと同じように人間じゃない動物の耳と尻尾があったのだ。 あの耳と尻尾は、犬か……そういえばこの屋敷に野良犬が住み始めたという噂を聞いたことがある。 同じような犬耳と尻尾を見ると、品種は全員同じのようだ。 1人の女性は体を舐められるたびに嬉しそうに尻尾を振っている、どうやら本物のようだ。 そして俺の横にいる人にも同じような耳と尻尾が生えていた。今気づいたがこの人も裸だ。 その人は俺の手を離さず、妖しく微笑んでいる。。 「みんなぁ、雄を連れてきたわよぉ」 隣の女性が叫ぶように言うと、今までお互いの体を絡めあっていた女性達の動きが止まり、犬耳をピンと張らせて一斉にこちらを見た。 何人もの視線を感じる。どの人、いや犬か……犬の表情はとろけていて、視線は俺の下半身に集中していた。 少し怖い、思わず体が震える。 そして封じられていた手が解放され、隣に居た女性は俺の背後に回りこんだ。 「私達、今発情中なの……お相手、よろしくね?」 「え、ちょ……っ!」 後ろから囁かれ、そして両手を掴まれ後ろに回される。 その直後、俺を見ていた数匹の雌犬さん達が尻尾を振りながら一斉に俺に近寄ってきた。 逃げる事もできず、俺は押し倒されてしまい、雌犬さん達の手によって服が脱がされていく。 「可愛い子ね、女の子みたい♪」 「久しぶりのおちんちん♪ たっぷり味あわせてもらうわぁ」 「抵抗しちゃやぁよ? こんな綺麗な肌に噛み付きたくないもの」 あっという間に全裸にされる俺。 春とはいえ夜中となれば結構寒い。 くしゃみをして体が震えた。 まぁ体の震えは寒さだけではなくて、欲情丸出しの雌犬さん達を見た恐怖に似た感情とか、身体中舐められ始めたという要素もある。 「ふふ、まずはぺろぺろしてあげる。犬は得意ですもの」 「ぅっ、ぁ、ぅ……」 俺の背後に回っていた犬は、囁いた後俺の頬を舐め始めた。 4本の舌が俺の体を張っていく感触は気持ち悪く、確実に俺の力を奪っていく。 俺の体は犬達の唾液でコーティングされていき、1本の舌がすでに天を向いていたムスコに触れた。 ゾクッと体が震えて、我ながら女みたいな声を出してしまう。 「あら、可愛い声♪ 私も、んちゅぅッ」 「ひぅッ、やめ、ろ……」 「やめろだなんて、ご主人様でもないクセに私たちに命令してるわよ。でも、そんな事出来るわけないじゃない」 最初の犬に続けとばかりに、他の2匹も俺のムスコを舐め始めた。 3本の舌はムスコの亀頭を、竿を、袋を舐め上げていく。 その間、もう1匹の雌犬によって口を犯される。 唇を重ねられ、歯を割って俺の口内に舌が進入してくる。 顔を逸らそうにも、彼女の手によって正面を向かされた。 息苦しくなってきた…… そう思った時、タイミングよく俺の唇は解放された。 唾液の糸が俺と雌犬を結び、そして消えていく。 雌犬は興奮し呼吸を荒くしてこちらを見つめている。 彼女の瞳は金色で、とても綺麗だ。 「ねぇーぇ、私が獲ってきたんだから、まず私からでいいでしょ?」 立ち上がり、雌犬の声の後ムスコを這っていた舌の感触が消えた。 射精は何とか抑えたけど、逆に寸止めされて少し苦しい。 そう思っていると、再びムスコが握られる感触が伝わった。 起き上がろうとしたけど他の雌犬達に腕を押さえられて、大の字で俺は寝かされた。 そしてさっき俺の口を嘗め回していた雌犬が、俺の上に跨いでいた。 「それじゃ、久しぶりにいただくわね……」 俺の上に乗っている雌犬は舌舐めずりをした直後、腰を下げていく。 「ぅ、くっ……」 「んっ、おっき……あんッ!」 甘い声を漏らし、雌犬は重力に身を任せて一気にムスコの根元まで挿入した。 暖かくてギュッとムスコを締め付けてくる肉壁。 思わず出してしまいそうになるほどの快感が容赦なく襲ってくる。 体が震えて声が出ない。 しかし、雌犬は俺の上に乗ったまま動かない。 動かずにこの快感、動いたらどうなるのだろう…… 「ふ、ふふ、見て、全部入っちゃったね。これから、動くから、頑張ってね……んッ!」 俺の胸に両手を置いて、雌犬は腰を浮かせて、また沈めた。 ゆっくりこの動きを繰り返し、徐々に動きは速くなってきた。 雌犬の腰のリズムに合わせるように、ムスコを飲み込んでいる肉壁がうねる様に動く。 「あぁんッ、おッぅんッ……、ほ、ほら、君も攻めてよ……ッ!」 「ぐぅぅッ」 まるで雌犬に操られているかのようだ。 彼女の言葉のとおり、俺は自然と腰を突き上げていた。 結合部はテンポ良く卑猥な水音を奏で、雌犬は激しい嬌声を響かせた。 口から唾液を流し、舌を出している彼女の姿はまさしく犬。 その声もどこか犬の遠吠えに似ていた。 「ぉあんッ! 久しぶりだから、も、イッちゃうぅッ!」 雌犬は自らの絶頂を予想したらしい。 犬耳をピクピク動かし、腰を一層激しく動かす。 そして俺もさっきから絶頂感に襲われている。 しかしこのまま雌犬の中で絶頂するわけにもいかない。 せめて外に出そうと俺は彼女を退かそうとするが、声は既に変な声しか出ないし、体は他の雌犬達に押さえつけられてしまっている。 俺を押さえつける雌犬達は、にやにや笑いながら俺の手の指や、胸を舐め始めた。 射精感がこみ上げてくる、もう我慢の限界。 「あんッ、あッ、アッ! アアォオオォオォオオーーーー!!」 ムスコを根元まで飲み込み、彼女の動きが止まった。 その直後、本当に犬の遠吠えみたいな叫びと共に膣の肉壁が今まで以上にムスコを締め付けた。 その衝撃に俺は耐えられず、彼女とつながったまま絶頂してしまった。 白濁した液体が雌犬の膣内に流れていく、もう自分でもどうにもならない。 「あぁー、すごぉい」 「いっぱい出てるわねぇ、溢れてる」 周りから興奮したような声が聞こえる。 まだ出ている精液は、確かに溢れ出ていて、1匹の雌犬が舐め取っていた。 そしてようやく射精感がなくなってきて、精液の噴射は終了した。 雌犬がムスコを引き抜く、ようやく終わったかと思った。 しかしそれは大きな間違いで、ムスコが萎え始める前に別の雌犬が俺の上に乗ってきたのだ。 「あんッ、一度出したのに大きいわねェ……」 「ちょっ! ま、待っ、てぇ……ッ!」 俺の言葉なんて軽くスルーされて、再びムスコは温かな空間に包まれた。 先程の雌犬とは微妙に違う肉壁の動き。 絶頂したばかりでより敏感になってしまっているムスコを刺激されて、俺は体を痙攣させる。 そして両手両足を押さえられ、雌犬達は次から次へと俺の体、というよりムスコを求めてきた…… あれから何時間経っただろうか……なんか空が明るくなってきている。 俺はずっと体の自由を奪われ、今も1匹の雌犬が俺の上に乗って、髪を乱し嬌声を上げながら腰を上下に動かしている。 上体を寝かせて唇も奪い、俺の口内に舌を入れてかき回す。 もう何度目だろう、この雌犬に襲われるのは…… そう思いながら俺は何もせずに、ただ何度目になるか分からない絶頂が来るのを待つだけ。 抵抗なんてしたって無駄だし、何より体がもう動かない。 意識は朦朧とする。だが、ムスコは何度も何度も覚醒してしまうのは、やっぱり俺が男だからか…… 「んんッ! ま、また……んッ、んんんッ!!」 「うッ、ぐうぅうッ!!」 唇を重ねたまま、雌犬はムスコを舌の口で根元まで飲み込んで絶頂した。 絶頂時の膣の締め付けで、俺も絶頂してしまう。 もう射精しても痛みしか感じない、精液も血が混じってた。 エッチが永遠に続くと拷問だと言った人がいたが、本当だったようだ。 口とムスコが解放され、荒くなった呼吸しか聞こえない。 またすぐに誰かが俺の上に乗ってくるんだろう…… 俺はそう考えていたんだけど、誰も俺のムスコを求めてくる気配が無い。 もしかしてもう満足したのだろうか……だとしたらようやく解放される。 しかし、俺のそんな僅かな希望も、最初に俺の相手をした雌犬の笑顔で砕けてしまった。 「空も随分明るくなってきたし、屋敷の中で続きをしましょう?」 雌犬1の言葉に他の雌犬達も賛成していた。 後どのくらい続くんだろうか。 これ以上の性交はこっちの命に関わると感じたものの、自力で逃げる事もできない。 雌犬達は目の前の屋敷内に連れ込もうと、俺の体を持ち上げる。 彼女達の尻尾が目に映る、はち切れんばかりに振られている。 もうだめだ……俺はこの発情雌犬達に死ぬまで犯されるんだ…… そう思った時だった。 「目標を駆逐します」 機械的な声が聞こえたと思ったら、不意に4匹の雌犬がほぼ同時に地面に倒れた。 当然俺も地面に落ちていくのだが、誰かに体を支えられた。 それと同時に意識が遠のいてく…… とてつもない眠気と疲労が俺を襲い始める………… 「裸で眠ってしまったら、風邪を引くであります」 意識が途切れる直前、なんか聞き慣れた声が聞こえたような……気がした…………おやすみ…… 気が付いたらちゃんと服を着て、俺は自分の部屋の布団の上で寝ていた。 そして何故か発情狐の3匹が、俺と同じ布団で眠っていた。
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白い毛の犬 ■白い毛の犬[犬] ゲフェン中央塔(gef_tower) 107, 36