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侍新生産 武家屋敷 侍家具之へ 名前 生産数 材料 種別 特殊効果 属性 幅 奥 高 ◇ ◇ 黒塗り机 1 榎材2 黒漆4 黒染料2 屋内 なし 物載可 1.0 0.5 0.4 1 2 黒大衣装箱 1 榎材2 鉄鋲8 黒漆4 屋内 なし 物載可 2.0 1.0 0.8 1 4
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侍新生産 武家屋敷 侍家具之ぬ 名前 生産数 材料 種別 特殊効果 属性 幅 奥 高 ◇ ◇ 仕切柱 1 亀甲竹材2 釘4 透漆箔3 屋内 なし ---- 0.5 0.0 2.4 1 6 南蛮丸机 1 榎材1 亀甲竹材1 座鋲2 透漆箔4 屋内 なし 物載可 1.0 1.0 0.7 1 4
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侍新生産 武家屋敷 侍家具之は 名前 生産数 材料 種別 特殊効果 属性 幅 奥 高 ◇ ◇ 扉付き本棚 1 桜材2 楢の枝2 漆箔1 屋内 なし 物載可 4.0 1.5 3.2 1 3 飯入りひつ 1 米5 杉材1 雑穀わら材2 藤蔓2 屋内 なし ---- 0.5 0.5 0.2 1 3
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侍新生産 武家屋敷 侍家具之ぬ 名前 生産数 材料 種別 特殊効果 属性 幅 奥 高 ◇ ◇ 仕切柱 1 亀甲竹材2 釘4 透漆箔3 屋内 なし ---- 0.5 0.0 2.4 1 6 南蛮丸机 1 榎材1 亀甲竹材1 座鋲2 透漆箔4 屋内 なし 物載可 1.0 1.0 0.7 1 4
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アジアカップ韓国戦 試合後のコメント ■試合後、ザッケローニ監督コメント 会心の勝利ですね。良かったのは、我慢しながらも勝てたこと。今日も先制されながら、そこから同点にして、逆転できた。FKからゴールされてしまったが、相手が韓国だから簡単にはいかないという感じ。選手はよく戦ってくれた。フィジカルでは韓国に分がある感じだが、日本はテクニックを生かしたサッカーをしないといけなかった。決勝に行ったので頑張ります。(決勝に向けて)あと1つです。決勝だから相手はどこも強い。今日の韓国とは違ったタイプのサッカーをしてくるだろう。でも、うちはうちの戦いでいいサッカーをするだけです。 ■試合後、川島コメント (PKの情報は)なかったです。120分、フィールドの選手があれだけ走って、チームとして成長してきているんで、自分が仕事をする番だなと。自分が仕事をできて良かったです。今日のゲーム内容は自分たちのサッカーができた。内容だけじゃなく、結果にこだわる気持ちもピッチの上で表せた。あと1つ残っているんで、またいい形で臨めるんじゃないかと思う。(最後に追いつかれたが)向こうもパワープレーでかなりきてたんで、少し冷静さを欠いたかなと。クリアするところも慌ててしまった。そういう部分は、互いにカバーしていかないと。こういう戦いを通して、チームとして、個人として成長できるんじゃないかと思う。本当に厳しい試合が続いていて、何試合も乗り越えてきた。ここで負けたら意味がないんで、最後も勝ってみんなで喜べるようにしたいです。 ■試合後、細貝コメント こぼれ球を狙っていたんで。昔からPKの時は狙うようにしていたんで、それが運良く自分のところに来てくれた。今日はアップをスタートしてから、いすに座ることなく続けていたので。スタメンで出られないとなれば、途中からですから。与えられた時間で、与えられた仕事をしっかりやろうと思っていました。最後をしっかり守り切れなかったので、個人として、チームとしての課題は残りました。韓国も強い国ですから、日本代表として絶対に勝たないといけないと思っていた。あと一戦残っているので、そこをしっかり勝つことだけ考えてやりたいです。 ■試合後、本田圭コメント (試合後、ザッケローニ監督からどんな声を掛けられた?)今日は良かったよ、と。監督は僕に自信を与えてくれるので。毎回自信を持って試合に挑めるのは、僕にとって力になっています。(PK戦になったが)自分たちの力のなさから招いた失点だと思っています。でも、この苦しいPK戦を制したことは、少し自分たちが成長した試合を皆さんに見せることができたんじゃないかと思います。ここまで来れたことは価値のあることだと思います。内容は厳しい試合ばかりで、接戦をものにしてきたことは、1試合1試合本当に成長してこれたと思う。ここまで来たら勝たないと意味がない。僕たちは優勝して帰りたい。(PKは)誰でも外すことはあるんですけど、次は決めてやろうという思いで蹴ったんで、入って良かったです。萌(細貝)にはプレゼントだと冗談で言ったんですけど、結果オーライです。やはり持っているんだと、あらためて思いました。(失敗したPKは)シリア戦で真ん中で決めたんで、もう一度真ん中に決めてやろうかと。でも外した。最後も真ん中に蹴ろうと思ったけど、そこで真ん中に蹴る勇気はなかったです。(決勝に向けて)結果のみです。 ■試合後、長谷部誠コメント 足も全部つった感じなんですけど、ちょっと情けないですね。(PK戦は)チームメートに祈っているしかなかったです。もちろん自分も蹴りたかったですけど、永嗣(川島)もやってくれると思ったし、みんな冷静に決めていたんで。あと先行だったので、先行のチームはすごく(PK戦での勝率が)いいし、試合始まりと延長でコイントスで負けていたんで、ヤットさん(遠藤)が勝って良かったなと思います。 (前半)韓国はもうちょっと来るかなと思ったんですけど、疲れからか分からないけど、動きが重いなって感じはありました。前半もうちょっと決めていたら、楽な試合かなと思ったんですけど。(日本は中3日で中2日の韓国より有利だったが)どうですかね。延長行ったくらいから、みんなきつくなってきたのはあったと思う。韓国はそれ以上に疲れているから、それ以上には走れるだろうってのはあってやりましたけど。 (判定は)PKなんか正直、おあいこだし、今日に関してはレフェリングは、まあしょうがないかなって感じですけど。(細貝が入って)守備的にいくのかなって感じはしましたけどね。真司(香川)に代えて萌(細貝)だったんで。しっかり守備をしてそこから攻撃に出ていこうというふうには考えていました。苦しい時間帯もありましたけど、そんなにやられている感じはしなかった。逆に自分たちの方が決定的チャンスはたくさんあったんで。そういうところを決められたら、もうちょっと楽なゲームになったと思います。 (パク・チソンをマークしていたが)間違いなく危険な選手ってのも分かっていたんで、彼のところを抑えようと。彼は左サイドで、(中に)入ってきて、自分が見るところだったんで、そこはケアしました。でも何回かチャンスを作られているし、まだまだです。 なかなかアジアの大会も楽じゃないなと感じます。ただ、チームも1つになって選手だけじゃなくてスタッフもみんな1つになってやれてきているんで。そういった意味で最後勝ってまたみんなで喜びたいなと思っています。(決勝は)ここまで来たら総力戦だと思うんで、11人だけじゃなくて選手全員でやりたいと思います。 ■試合後、香川真司コメント 後半ちょっと、今大会通してそうですけど、なんか止まってしまうのは自分としても感じる。チームとしても後半のサッカーはどうかと思うんで、そこ以外は前半もボール回しに関してはいい形からフィニッシュまでいっていたんで続けていきたかったですけど、後半に足が止まったり、ラインが下がったりっていうのは今大会通しての課題かなと。やっぱり足が止まってしまっているし、ボランチもサイドバックもそうだし。あとは韓国もしっかりリトリート(撤退)して、コンパクトに2ライン引いてきた中でやっているから。韓国も慣れてきたってのは多少あったと思うし。でも、何より僕らの足が止まっているのは感じるし、サポートの質にしても孤立する場面が多かったりするんで、そういう意味では決勝に向けてそこを修正しないと。 ■試合後、今野泰幸コメント (PKを蹴った感想は)やっぱりチームとして勝ちたかったんで、僕が決めれば勝てる状況だったんで、何とか永嗣(川島)も止めてくれたし、しかも最後は僕で終われるっていうんで、気持ちを込めて蹴りました。永嗣がすごい止めてくれたんで、プレッシャーもありましたけど、楽にさせてくれたんで。ホントに永嗣のおかげだと思っています。 (韓国は前半慎重だったが)でもやっぱり個々の能力は高かったし、個々プラス組織的なボール回しとか、組織的な2人目、3人目の動きとかもあったし、今までにない攻撃のパターンとかもあったから、本当に集中を切らしちゃダメだなと思っていました。 (PKの判定は)ファウルしないことで有名な僕なんで(苦笑)。あれを取られちゃうとちょっと。全く遅れたわけでもないし、ボールも見ていないって言われたけど、ボールも見ていたし、あれがPKになるとちょっと。アジアのレフェリーっていうのはすごく難しいと思ったし、今大会僕もファウルが少なかったですけど、PKにしちゃまずいと思うし、すごく反省材料というか、チームに申し訳なかったなと思います。 AFCアジアカップ2011日本代表
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陰陽師新生産 武家屋敷 陰陽家具之り 名前 個数 材料 文字入り座布団 1 家蚕糸 2 練絹 1 餅座布団 1 家蚕糸 2 練絹 1
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陰陽師新生産 武家屋敷 陰陽家具之り 名前 個数 材料 文字入り座布団 1 家蚕糸 2 練絹 1 餅座布団 1 家蚕糸 2 練絹 1
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侍新生産 武家屋敷 侍家具之は 名前 生産数 材料 種別 特殊効果 属性 幅 奥 高 ◇ ◇ 扉付き本棚 1 桜材2 楢の枝2 漆箔1 屋内 なし 物載可 4.0 1.5 3.2 1 3 飯入りひつ 1 米5 杉材1 雑穀わら材2 藤蔓2 屋内 なし ---- 0.5 0.5 0.2 1 3
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2011年4月30日 大きな地図で見る 最近、日本で北欧ミステリが注目を集めている。その一番の要因としては、スウェーデンの作家であるスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』(1~3、各上下巻、早川書房)が2008年末から2009年にかけて日本のミステリ界を席巻したことが挙げられるだろう。『ミステリマガジン』2010年11月号では北欧ミステリの特集が組まれ、今年に入って以降も、4月にハヤカワ・ポケット・ミステリからスウェーデンの作家ヨハン・テオリンの『黄昏に眠る秋』が出て話題になっているのみならず、5月にはノルウェーの作家カリン・フォッスムの『湖のほとりで』の刊行が予定されており、また年内にはアイスランドの作家アーナルデュル・インドリダソンの長編2作品の東京創元社からの刊行も予定されている(※2012年に延期)。 このページでは、逆に北欧では日本のミステリがどれほど読まれているのかを知るため、国際交流基金が作成している「日本文学翻訳書誌検索」を基礎資料として、それに独自に調査した分を加え、北欧諸言語に翻訳された日本のミステリをまとめている。なお、国際連合の区分では、バルト海を挟んでスウェーデン・フィンランドの対岸にあるバルト三国、すなわちエストニア、ラトビア、リトアニアも北欧5カ国とともに「北ヨーロッパ」に分類しており、また言語系統的にも北欧5カ国の一部とバルト三国の一部は関係があるため、このページではバルト三国での翻訳状況も一緒に扱うことにする。 北欧およびバルト三国の言語について 北欧に「ガラスの鍵賞」というミステリの賞がある。これは、北欧5カ国、すなわち、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの5カ国で1年間に発表されたミステリの中で、最優秀ミステリを決定しこれを表彰する賞である。この5カ国ではどの国でも国名に「 - 語」を付けた言語が使われていて、つまりこの賞は言語の壁を越え、5つの異なる言語で書かれたミステリから最優秀作を選ぶという、非常に手間のかかっていそうな賞なのである。 『ミステリマガジン』2009年10月号でミステリ評論家の松坂健氏は、「仮にアジアでこのようなミステリ大賞をつくって、日本、韓国、台湾、中国などとミステリ作品を競わせることができるだろうかと考えると、難しいだろうなあと思う」と述べているが、これは確かにそうだろう。北欧5カ国でこのような賞が可能になっているのは、その言語の近さによるものだと思われる。北欧5カ国の言語は、まったく言語系統の異なるフィンランド語を除けば、どの言語も北方ゲルマン語群(英語やドイツ語の親戚)に属し、「知識人であればどの北欧語も読めるというほど互いに似通っている」のである。なかでもノルウェー語話者は、特に訓練をしなくても、「スウェーデン人とデンマーク人の間では両者の仲介が出来、アイスランド人の発言の通訳が出来る」のだという。また、唯一系統の異なる言語を使用しているフィンランドでも、フィンランド語とともにスウェーデン語が公用語となっており、国民の94%を占めるフィンランド語母語話者の中にはスウェーデン語を理解できる人も多いという。東アジアの日本、韓国、台湾、中国は同じ漢字文化圏に属するとはいえ、言語は日本語・韓国語・中国語でまったく異なっており、翻訳の手間だけを考えても、北欧の「ガラスの鍵賞」と同じような賞の実現は難しいと言わざるを得ないだろう。 北欧5カ国の言語の中で唯一系統の異なるフィンランド語は、バルト三国のうちのエストニアの公用語であるエストニア語と非常に近い関係にある言語で、「相互理解も困難ではない」という。ただし、バルト三国の言語の中でフィンランド語に近い関係にあるのはエストニア語だけで、ラトビア語とリトアニア語は、北欧5カ国の言語やエストニア語とは異なる別系統の言語である。(言語に関する引用箇所は『世界のことば』(朝日選書、1991年)より) Index アイスランド (Iceland)桐野夏生 (Natsuo Kirino) ノルウェー (Norway)桐野夏生 (Natsuo Kirino) 高見広春 (Koushun Takami) 戸川昌子 (Masako Togawa) スウェーデン (Sweden)桐野夏生 (Natsuo Kirino) 戸川昌子 (Masako Togawa) デンマーク (Denmark)桐野夏生 (Natsuo Kirino) 鈴木光司 (Koji Suzuki) 戸川昌子 (Masako Togawa) 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) フィンランド (Finland)高木彬光 (Akimitsu Takagi) 松本清張 (Seicho Matsumoto) ――北欧5カ国まとめ―― バルト三国のミステリ エストニア (Estonia)松本清張 (Seisho Matsumoto) ラトビア (Latvia) リトアニア (Lithuania)小林久三 (Kyuzo Kobayashi) 鈴木光司 (Koji Suzuki) 松本清張 (Seisho Matsumoto) 森村誠一 (Seiichi Morimura) 参考文献 リンク 以下、ISBNをクリックすると、現地のネット書店等の該当ページが開くようになっている。 「★追加」と注記した書籍は、国際交流基金のデータに掲載されていないものである。 アイスランド (Iceland) アイスランド語:母語話者数 約32万人(北欧5カ国およびバルト三国の中で最少) 桐野夏生 (Natsuo Kirino) Næturvaktin / 『OUT』 ISBN 9789979788157 (2005年) 翻訳者のJón Hallur Stefánsson氏(ノルウェー語版Wikipedia)はアイスランドの推理作家。 アイスランド語から(直接・間接問わず)日本語に訳されたミステリは、イルサ・シグルザルドッティル『魔女遊戯』(集英社文庫、2011年)、アーナルデュル・インドリダソン『湿地』(東京創元社、2012年6月)、『緑衣の女』(仮題/東京創元社から出版予定)などがある。 ノルウェー (Norway) ノルウェー語:母語話者数 約500万人 桐野夏生 (Natsuo Kirino) Ute / 『OUT』 ISBN 9788205352513 (2006年) 翻訳者のIka Kaminka氏は、ほかに村上春樹や夏目漱石、パトリシア・ハイスミスのノルウェー語訳を手掛けている。(日本の作品は、英語からの重訳だろうか?) 高見広春 (Koushun Takami) (ノルウェー語版Wikipedia) Battle Royale / 『バトル・ロワイアル』 ISBN 9788204105134 (2006年) 翻訳者のYngve Johan Larsen氏は、ほかに村上春樹の翻訳などを手掛けている。 戸川昌子 (Masako Togawa) Blodig dagbok / 『猟人日記』 ISBN 9788251403566 (1990年)(リンク先 書影なし) 翻訳者のAtle Næss氏(英語版Wikipedia)は、ノルウェーの小説家。 ノルウェー語から(直接・間接問わず)日本語に訳されたミステリは、ベルンハルト・ボルゲ『夜の人』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ、1960年)、アンネ・ホルト『女神の沈黙』、『土曜日の殺人者』、『悪魔の死』(集英社文庫、1997-1999年)、トム・エーゲラン『狼の夜』(扶桑社ミステリー、2008年)、ジョー・ネスボ『コマドリの賭け』(ランダムハウス講談社文庫、2009年)、カリン・フォッスム『湖のほとりで』(PHP文芸文庫、2011年5月)などがある。 スウェーデン (Sweden) スウェーデン語:母語話者数 約1000万人(北欧5カ国およびバルト三国の中で最多) 桐野夏生 (Natsuo Kirino) (スウェーデン語版Wikipedia) Fri / 『OUT』 (★追加) ISBN 9789170022180 (2007年) ISBN 9789170026645 (2008年) 翻訳者のLars Vargö氏は、ほかに夏目漱石や安部公房の翻訳を手掛けている。 戸川昌子 (Masako Togawa) Kvinnojägaren / 『猟人日記』 ISBN 9789150209181 (1988年)(リンク先 書影なし) 英語からの重訳。翻訳者はÖjevind Lång氏。 ほかの北欧の国々と比べると、スウェーデンのミステリの邦訳は以前からそれなりになされており、古くは『新青年』にS・A・ドゥーゼやフランク・ヘラーの作品が邦訳されていた。1970年代から80年代にかけては、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーのマルティン・ベックシリーズ全10作(角川書店)や、ヤーン・エクストレム『誕生パーティの17人』(創元推理文庫、1987年)が注目を集め、その後もヤン・ギルー(1995年)、シャスティン・エークマン(1998年)の邦訳が刊行されている。21世紀に入ってからは、2001年にヘニング・マンケルのミステリ作品が刊行されたのに続いて、リサ・マークルンド(2002年)、ホーカン・ネッセル(2003年)、カーリン・アルヴテーゲン(2004年)、アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム(2007年)、オーサ・ラーソン(2008年)、スティーグ・ラーソン(2008年)、カミラ・レックバリ(2009年)、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト(2009年)、ラーシュ・ケプレル(2010年)、ヨハン・テオリン(2011年)と、次々に新たな作家の邦訳が続いており、日本ではスウェーデンは、英米やフランスに次ぐミステリ大国として認知されているといっていいだろう。 デンマーク (Denmark) デンマーク語:母語話者数 約600万人 桐野夏生 (Natsuo Kirino) Ude / 『OUT』 (★追加) ISBN 9788791812309 (2008年) 鈴木光司 (Koji Suzuki) (デンマーク語版Wikipedia) Ring / 『リング』 (★追加) ISBN 9788759525012 (2005年) Spiral / 『らせん』 (★追加) ISBN 9788759526132 (2006年) 戸川昌子 (Masako Togawa) En kvindejægers dagbog / 『猟人日記』 (★追加) ISBN 9788777243462 (1993年)(リンク先 書影なし) 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) Skyggefamilie / 『R.P.G.』 (★追加) ISBN 9788711431740 (2010年) 題名から判断して、英訳版『Shadow Family』からの重訳だろう。 デンマーク語から(直接・間接問わず)日本語に訳されたミステリは、アーナス・ボーデルセン『轢き逃げ人生』、『罪人は眠れない』、『殺人にいたる病』、『蒼い迷宮』、アイザック・ディネーセン(カレン・ブリクセン)『復讐には天使の優しさを』、ペーター・ホゥ『スミラの雪の感覚』(新潮社、1996年)、『ボーダーライナーズ』(求龍堂、2002年)などがある。 フィンランド (Finland) フィンランド語:母語話者数 約600万人 高木彬光 (Akimitsu Takagi) Ilmiantaja / 『密告者』 ISBN 9789510064917 (1974年) 翻訳者はMarjukka Iizuka氏。名字から判断して、日系の人が日本語から訳したのかなと思ったが、WorldCatによれば英語からの重訳だそうだ。 松本清張 (Seicho Matsumoto) Junaongelma / 『点と線』 ISBN 9789510059869 (1973年) 翻訳者はKristiina Kivivuori氏。 フィンランド語から(直接・間接問わず)日本語に訳されたミステリは、マウリ・サリオラ『ヘルシンキ事件』(TBS出版会、1979年)、ペンッティ・キルスティラ『過去よさらば』(新樹社、2000年)などがある。 ――北欧5カ国まとめ―― フィンランドを除く4カ国 桐野夏生『OUT』が4カ国すべてで翻訳されているのは、やはりエドガー賞の候補になったというのが大きいのだろう。またアイスランドを除く3カ国では、戸川昌子『猟人日記』が翻訳されている。戸川昌子は、ジュリアン・シモンズの推理小説研究書『ブラッディ・マーダー』でも取り上げられており、欧米ではある程度知名度があるようだ。あとは宮部みゆきの作品がデンマークで刊行されているぐらいで、有名どころの江戸川乱歩、松本清張、夏樹静子の本が出ていないか各地のネット書店等で検索してみたが見つからなかった。広義のミステリまで目を配ると、ノルウェーで高見広春『バトル・ロワイアル』、デンマークで鈴木光司の『リング』、『らせん』が訳されている。 フィンランド 言語系統が違うことが影響しているのか、翻訳されている作品もほかの4カ国とは異なっている。北欧5カ国およびバルト三国の8カ国の中で、唯一、高木彬光の作品が刊行されている。 上では単行本として刊行されたもののみまとめたが、短編では、スウェーデンの雑誌『CDM』(Short Stories of Crime, Detection Mystery)に宮部みゆき「うそつき喇叭」が掲載されている(情報源:『ミステリマガジン』2009年1月号、p.37)。また、国際交流基金のデータによると、ノルウェーのHalldis Moren Vesaas氏(英語版Wikipedia)が1988年に岡本綺堂の「平家蟹」(青空文庫)を翻訳している(ノルウェー語タイトル: Heike krabbane )。 ほかに、小松左京『日本沈没』(日本推理作家協会賞受賞作)のスウェーデン語訳(Japan sjunker、1980年刊行)もある。 国名 人口 公用語とその母語話者の数 推理作家一覧(各言語版Wikipedia) アイスランド 32万人 アイスランド語(32万人) ノルウェー 494万人 ノルウェー語(500万人) Kategori Norske krimforfattere (カテゴリ:ノルウェーの推理作家/146人) スウェーデン 942万人 スウェーデン語(1000万人) Kategori Svenska kriminalförfattare (カテゴリ:スウェーデンの推理作家/111人) デンマーク 556万人 デンマーク語(600万人) Kategori Krimiforfattere fra Danmark (カテゴリ:デンマークの推理作家/35人) フィンランド 538万人 フィンランド語(600万人) Luokka Suomalaiset rikoskirjailijat (カテゴリ:フィンランドの推理作家/74人) (フィンランドでは、国民の6%が母語とするスウェーデン語も公用語になっている) (母語話者数は、国外居住者も含む) バルト三国のミステリ 国名 人口 公用語とその母語話者の数 エストニア 134万人 エストニア語(105万人) ラトビア 223万人 ラトビア語(150万人) リトアニア 325万人 リトアニア語(400万人) (比較:横浜市の人口が約370万人) (母語話者数は、国外居住者も含む) バルト三国のミステリについて書かれている日本語の文献は今までに見かけたことがない。乱歩が世界のミステリについて手紙のやり取りをして苦労して情報を集めた時代とは異なり、現代ではインターネットという便利なものがある。 Google翻訳を使いつつWikipediaの記事を辿っていくと、以下の記事が見つかった。北から順に並べる。 エストニア語版WikipediaKriminaalromaan (推理小説) Eesti kriminaalkirjandusteoste loend (エストニアの推理小説リスト) Kategooria Eesti kriminaalkirjanikud (カテゴリ:エストニアの推理作家) ラトビア語版Wikipediaなし リトアニア語版WikipediaDetektyvas (推理小説) Kategorija Lietuvos detektyvų rašytojai (カテゴリ:リトアニアの推理作家) 「エストニアの推理作家」のカテゴリには10人の作家の記事がある。その中でも一番若い Indrek Hargla (1970年生まれ、男性)の作品はフランス語やロシア語、フィンランド語に翻訳されているとのことだが、amazon.frではそれらしき書籍が見つけられなかった。長編ではなく短編が翻訳されただけなのだろう。SFやホラーも書く作家のようだが、2010年には、15世紀のエストニアの首都タリンを舞台に、薬剤師のメルキオール(Melchior Wakenstede)が事件の謎を解く『Apteeker Melchior ja Oleviste mõistatus』(薬剤師メルキオールと聖オラフ教会の謎)(書影)と『Apteeker Melchior ja Rataskaevu viirastus』(薬剤師メルキオールとラタスカエヴ通りの幻影)(書影)を発表している。 ラトビア語版Wikipediaでは推理小説に関連する記事が見つけられなかった。エストニア語版Wikipediaが約8万の記事を擁しているのに対して、ラトビア語版Wikipediaは総記事数が3万ほどなのでこれは仕方がないか(比較:日本語版の総記事数は約73万)。 「リトアニアの推理作家」のカテゴリには8人の作家の記事があるが、他言語へ作品が翻訳されている作家はいないようだ。古い時期の作家の記事が多いが、1950年以降生まれの作家に、Juozas Šikšnelis(1950年生)とSaulius Stoma(1954年生)がいる。 この3言語では、日本の推理作家の記事は書かれていない。 エストニア (Estonia) エストニア語:母語話者数 約105万人 松本清張 (Seisho Matsumoto) Mäng sõiduplaaniga / 『点と線』 ISBN不明 (1974年版) 1974年?(国際交流基金のデータでは1972年)、エストニアの出版社「Eesti Raamat」から刊行。翻訳者はAgu Sisask氏。 エストニアでの刊行が確認できる日本のミステリはこの一作のみ。エストニアでの刊行とほぼ同じ時期に、フィンランドでも『点と線』が刊行されている。フィンランド語とエストニア語が非常に近い言語であることが関係しているのだろうか。 ほかに、国際交流基金のデータによれば、1962年に江戸川乱歩の短編「人間椅子」が翻訳されているとのこと(エストニア語タイトル: Inimtooi )。 ラトビア (Latvia) ラトビア語:母語話者数 約150万人 国際交流基金のデータでは翻訳なし(ミステリに限らず、ラトビア語への翻訳のデータが1件もない)。上で示したように、日本のミステリのデンマーク語への翻訳については、国際交流基金のデータではゼロだったが実際には翻訳があったので、ラトビア語訳も実際には刊行されているかもしれない。 リトアニア (Lithuania) リトアニア語:母語話者数 約400万人 小林久三 (Kyuzo Kobayashi) Rugpjūtis be imperatoriaus / 『皇帝のいない八月』 ISBN不明 (1984年) 1984年、リトアニアの出版社「Mintis」から刊行。翻訳者は(国際交流基金の記述では)Damute Skuoziuniene氏(正しくは Danutė Skuodžiūnienė か?)。 英訳やフランス語訳、ドイツ語訳も出ていない作品が突如出てきたが、この作品はロシア語訳が出ているので、おそらくロシア語からの重訳だろう(翻訳者の名前 Danutė Skuodžiūnienė で検索すると、ロシア語からリトアニア語への翻訳者であったことが推察できる)。表紙に書かれた作者名は「K. Kobajasis」となっている。 鈴木光司 (Koji Suzuki) Skambutis / 『リング』 ISBN 995597253X (2005年) Spiralė Skambutis II / 『らせん』 ISBN 9955700009 (2006年) Kilpa Skambutis III / 『ループ』 ISBN 9789955700104 (2007年) Tamsus vanduo / 『仄暗い水の底から』 ISBN 9789955972556 (2005年) 松本清張 (Seisho Matsumoto) Juodoji evangelija / 『黒い福音』 ISBN 5415001964 (1991年版) 1969年、リトアニアの出版社「Vaga」から刊行。翻訳者はJuozas Vaišnoras氏。 松本清張の作品の中で、なぜ英訳もフランス語訳もドイツ語訳も出ていないこの作品が?と思ってしまうが、この作品もロシア語訳が出ているので、その重訳だろう。なお、リトアニア語では清張の名前は「Seitė Macumotas」と書くようだ。発音は「セイチョー・マツモタス」でいいんだろうか。 森村誠一 (Seiichi Morimura) Mirties konteineriai/ 『死の器』 ISBN不明 (1986年) 1986年、リトアニアの出版社「Mintis」から刊行。翻訳者はStanislovas Nekrašius氏。国際交流基金のデータではタイトルの綴りに誤りがある。表紙に書かれた作者名は「S. Morimūra」。 国際交流基金のデータでは原題が書かれていないが、1986年以前にロシアで刊行された森村誠一作品を探したところ『Контейнеры смерти』(死の器)が見つかったので、リトアニア語版のタイトルからみても、これの翻訳と見て間違いないだろう。 参考文献 北欧5カ国のミステリについて:『ハヤカワミステリマガジン』2010年11月号【特集 北欧ミステリに注目!】(早川書房、2010年9月)(小山正「北欧ミステリ徒然草」、およびその他の北欧ミステリ特集記事) 北欧5カ国およびバルト三国の言語について:『世界のことば』(朝日選書、1991年)(池上佳助「アイスランド語」、大島美穂「ノルウェー語」、本間晴樹「スウェーデン語」、村井誠人「デンマーク語」、百瀬宏「フィンランド語」、松村一登「エストニア語」、志摩園子「ラトビア語」、村田郁夫「リトアニア語」) リンク Hið íslenska glæpafélag (アイスランド推理作家協会) Rivertonklubben (リバートンクラブ) ※ノルウェーの推理作家団体 Svenska Deckarakademin (スウェーデン推理作家アカデミー) Det Danske Kriminalakademi (デンマーク推理作家アカデミー) Suomen dekkariseura (フィンランド推理クラブ) Asociación Internacional de Escritores Policíacos (国際推理作家協会)北欧支部:Skandinaviska Kriminalsällskapet (スカンジナヴィア推理作家協会)Glasnyckeln - The Glass Key (ガラスの鍵賞) 「日本ミステリの海外刊行」に戻る
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侍新生産 武家屋敷 侍家具之る 名前 生産数 材料 種別 特殊効果 属性 幅 奥 高 ◇ ◇ 掟書きの掛札 1 樫材1 馬毛筆1 黒漆箔1 壁付 なし ---- 2.0 0.0 0.5 1 3 小さな渡り廊下 1 樫材4 実土粘土4 黒漆箔1 屋外 なし 物載可 2.5 2.5 0.5 1 6