約 1,690,403 件
https://w.atwiki.jp/akitafj/
秋田小1男児殺害事件(あきたしょう1だんじさつがいじけん)とは、2006年5月18日、前日の17日から秋田県山本郡藤里町で行方不明になっていた小学校1年生の男児が、隣の能代市で他殺体となって発見された事件。正式名称は「秋田藤里町小1男児殺人事件」である。
https://w.atwiki.jp/simamiyako152009/pages/16.html
「白骨洞殺人事件」は少女探偵島都シリーズの事件の1つ。シリーズでも最悪レベルの大量殺人、そしてグロとホラー回でも知られる。 あらすじ 村役場の女性職員与野典子が「爬虫類型人間」という言葉を残して消えた。 彼女のゲーム仲間の千尋に付き添う形で福島県南阿武隈村にやってきた探検部と長川警部。 だが典子の失踪を村の人々はなぜか隠そうとしている。 村では典子の前にも村長の栗原三郎に反対する人間が次々と消され、なぜか赤ちゃんも2人姿を消しているとか。 さらに村には大量殺人鬼岩本承平がやってくることを予測しているハンターが待機している。 そして大雨の中、連続殺人の幕が上がる。 登場人物 容疑者 井上弥子(28) 村の女性。無職。生気のない顔でいつも白いワンピースを着て歩き回っている。 笑い方は「ケケケケケ」。 栗原三郎(47) 村長。人材派遣会社の元社長で村の経済を立て直し、村人から崇拝に近い尊敬を受けている。 だが実際は外国人技能実習生や発達障碍者の奴隷を村に斡旋していた。 ちなみに被害者のうち多数が虐待死して、白骨洞と呼ばれる洞窟で粉骨改葬の骨に見せかける形で放置されている。 また近年は怪しげなQ系反ワクチン運動を村をあげて行っている。 議会で村長席に座った状態で首のない死体で発見される。 典子に議会で村の有力者に「爬虫類人間」を披露していたのを目撃されている。 作間智信(51) 役場職員。 赤ら顔のデブ。 穏やかな中間管理職と言った感じで殺されそうなイメージはなかったが、村の外に停車していた役場の業務車両の運転席で死体で発見される。 黒木勇(31) 医師。 イケメン眼鏡だがどことなく冷徹な印象。 栗原を崇拝している。 自分のクリニックで殺害されているところを発見される。 死体はベッドで宇宙人解剖フィルムのようにグロく腑分けされていた。 岩木成喜(49) 農園社長。 ヤクザのような風貌で暴力的な印象の社長。 しかし都と初めて出会ったときは、既に農場のオフィスで頭に斧が刺さった状態で死亡。 佐藤守(28) 農園幹部。 さわやか背広姿を装っているが、本質的には半グレ。 奴隷にされていた外国人実習生と村長に言われて監禁していた典子を村の外の貸倉庫に監禁、見張っていたが、鈴木刑事らに逮捕される。 松本猛(29) 農園幹部。 サングラスを着用したチンピラ。脳禁。 佐藤と行動を共にしており、一緒に逮捕される。 与野典子(19) 役場職員。千尋のゲーム仲間。かわいい。 議会で爬虫類型人間を目撃し、村長の命令で何者かに拉致され、村長と通じていた岩木の命令で佐藤らに監禁されていたところを、物語の終盤で鈴木刑事らに保護されている。 本田鮎奈(21) 役場職員。典子の先輩。 実は典子よりも前に失踪。技能実習生を奴隷のように扱う村の方針に反対、告発をしようとしていた。 典子と同じ場所に監禁され、物語の終盤で鈴木刑事に保護された。 不破一志(27) ルポライター、意地の悪そうな眼鏡と言う点は黒木とキャラが被っている。 技能実習生が奴隷にされており、それを告発しようとした村人が次々消えている件で取材をしている。 終始探検部と行動を共にする。 坂本京(45) ハンター。スキンヘッドの狩猟狂で、トレジャーハンター風の格好が特徴。 動物では飽き足らなくなり、マジもんの殺意の塊である岩本を狩猟するために村に来た。 本人曰く「岩本の自分を殺してくれと言う声が聞こえる」らしい。 言動は過激で狂っているが、行動自体はまともで、探検部のメンバーをさりげなく気遣っている。 阿字伸介(36) ハンター。髭で熊みたいに大きい体が特徴。 無口。 大森回(39) ハンター。眼鏡と迷彩服がトレードマーク。 ヘビースモーカー。 爬虫類人間 栗原村長が議会で村の有力者に見せた爬虫類型人間。 ドーバーデーモンみたいな姿で、典子が目撃したときには衰弱していた。 そして農場の檻の中で腐乱死体となって都、結城、長川に発見される。 都には人間の皮を剝ぎ取って灰色に塗っただけと見抜かれたが、こんなグロテスクな事をする人間の存在は未確認生物よりも都たちを戦慄させた。 壁に自分を見せものにした村長の名前を書いていた。 子供 村で遊んでいたモブの悪ガキ2人組。 「村の奴隷に反対している同級生の少女が消えた」事を都たちに話してくれるが、あまり心配していなさそうだった。 普通にこのままフェイドアウトするモブだと思われていたが。 レギュラー 島都 ご存じ女子高校生探偵。 早くから岩本の存在を察知し、村で次々と死体、そして不気味な爬虫類人間の死体を発見するが、それは皮をはぎ取られた人間だと見破った。 結城竜 都と一緒に行動し、事件の戦慄を目撃する。 長川朋美 今回は非番でアッシー君として村に都たちを連れてくる。 高野瑠奈 探検部部長として、都を送り出した後、殺人者がうろつく洞窟で精神的に不安定な千尋、勝馬をまとめる。 北谷勝馬 岩本と肉弾戦を繰り広げ、一定のダメージを与え、さらに洞窟に入った都たちを閉じ込める事も阻止する。 実は本作のMVP。 薮原千尋 今回は友人が失踪し、村ぐるみで隠しているという状況に、気が気ではないという感じだった。 岩本承平 ハンターの坂本が予想した通り村に現れ、白骨洞で大量の白骨死体を発見した都たちを洞窟の扉を外から閉めて閉じ込めようとして勝馬に撃退される。 大勢の社会的弱者を奴隷にした栗原村長と農場主の岩木らを標的としていると考えられたが…。 事件の真相 ネタバレにつき注意 栗原三郎 爬虫類人間の正体。 都の目の前にいたのは岩本の変装であり、本物は肉をそぎ落とされて爬虫類人間に見せかけられていた。 つまり都たちが発見した爬虫類人間の死体が残したダイイングメッセージは犯人の名前ではなく、自分自身の名前だったのである。 しかし岩木社長はそれを信じず、結果的に栗原は衰弱死する事になる。 岩本は栗原に変装した上で、彼と長年付き合っていた村の有力者を騙すため、彼らが反ワクチンにハマっている事を利用し、彼らが信じている「爬虫類人間」を見せる事で、支持者が望む陰謀を証明した岩本変装後の村長を本物だと信じさせる刷り込みを使って、決してうまくない変装で村人を騙し切った。 つまり「変装相手を忠実に再現するのではなく、騙す相手に対して見たい事実を見せて変装を完成させる」という手法を使ったのである。 そのガジェットの為だけに栗原村長は生きたまま皮を剥がれるという残虐な方法で衰弱死した。 岩本の目的は「奴隷被害者で村の産業を維持して虐待死させておきながら、そこから利益を得て加担していた」村人全員の殺害。 一方で村の奴隷産業に異を唱えたり、彼らの状況を告発しようとした人々は岩本にとって殺害の対象にはなりえなかった。 村長の立場を得た岩本は「村長に逆らった」として次々彼らを「消して」いったが、それは「彼らを大量殺人に巻き込まない」為の配慮だったのである。 なお議会にあった首のない死体は、無関係な村人(彼も奴隷で利益を得ていたが)に村長の衣服を着せた偽物。 これによって爬虫類型人間と村長は別人と言う刷り込みを行った。 しかしいくら岩本でも200人近い村人全員殺すのは難しい。 村長殺害のインパクトを村人に見せ、あらかじめ仕込んでおいた相互不信や心理誘導を起爆させることで村人全員に殺し合いをさせている。 犠牲者の数は190人近いと言われている。 かなり悲惨な死に方をした被害者だが、奴隷労働を斡旋して村を発展させようという発想とそのために何十人も虐待死している事を考えると同情の余地はない。 岩木成喜 ベトナム人や知的障碍者と言った労働者を大勢虐待、死亡させ、さらに村長に反対する人間の拉致監禁の実行犯としても動いていた。 おそらく今回殺された中では一番罪が重い人間で殺されても文句は言えない外道。 また岩本に変装した村長が連れてきた「爬虫類人間」を飼育していたが、「恐竜人間が誰か」はわからないにしろ「どうやって作られたか」はわかっていた事がうかがえる。 栗原村長に対して心から崇拝などしておらず、実際は彼を利用しているつもりだった。 しかし実際は栗原に変装した岩本に利用されており、そのまま殺害されたのは皮肉としか言いようがない。 斧でぶち殺されていたが、岩本が殺したのか他の村人が殺したのかは明かされていない。 黒木勇 奴隷にされた人々が死亡すると医師としての立場を利用して出鱈目な死亡診断書を提出して火葬させていた、この村の奴隷制度に欠かすことができない人物。 それで報酬も得ており、確信犯であったことは間違いない。 そう考えると殺されたのは自業自得と言えるだろう。 岩木社長と違い、生きたまま解剖と言う残虐な殺され方をしており、恐らく殺したのは岩本だろうと思われる。 作間智信 役場職員として奴隷労働にどれだけ関与したかは不明だが、見て見ぬふりをした事は間違いなく、さらに与野や本田が消えた理由もうすうすわかっていたが上司として何もしなかった。 岩本に殺され、死体は与野らが監禁されている倉庫の前に放置され、警察が彼女たちを救出し、佐藤らを逮捕する誘導に使用された。 死体そのものがトリックにおいて無関係な人間の安全を保障するツールであるため、恐らく彼も岩本に殺されている。 佐藤守 松本猛 奴隷労働に関わっていたが、村の外の施設で村長への敵対者の監禁、見張りを行っていたため、村での虐殺時には生存している。 だが少なくとも10人のベトナム人実習生の殺害に関与し、恐竜人間にされた村長を(村長と知らずにとはいえ)笑っているなど、外道な性格である事には変わりはない。 事件後裁判所で執行猶予の判決を受け、タクシーで帰宅している最中に運転手に化けた岩本が出現し、悲鳴をあげるところで物語は終了。 殺害された事が示唆されている。 坂本京 人間である岩本を狩猟するとのたまう狂人のイメージが被害者臭をまとっていたが、本編では都に対して協力的で、洞窟をきっちりと警護してくれるあたり普通にいい人だった。 そのため作中では普通に生き残っている。 岩本の標的にもなっておらず、殺そうとしていた相手に生き残る手はずを施してもらっていた事にはショックを受けていたようだった。 また目の前で繰り広げられる大虐殺にも衝撃を受け、自分は岩本に叶う相手ではないことを悟り、憔悴した様子でフェイドアウトした。 井上弥子 作中最大の謎。虐殺が発生する前後に村をさ迷い歩き、しかも明らかに岩本に認識されていない。 村長が殺された役場で1人笑っていたり、虐殺の様子を役場の窓から見ていたりと、行動原理や目的がまるで謎で、その正体が一切明かされないまま物語は終わった。 ちなみに笑い方などから「こいつこそが本物の爬虫類人間では」という推察が立てられている。 子供 終盤の虐殺では泣き叫びながら火に投げ込まれて殺されるという最期が描写された。 高校生探偵が活躍する推理作品で回想でもないシーンでモブ子供の殺害場面が明確に描かれるシーンは非常に珍しく、トラウマ必至の場面である。 ただ彼らも過労で瀕死の実習生を暴行して笑うなど悪逆非道な遊びをしており、しかもその遊びをさせてくれる岩木成喜を慕っていた。 作者によると「いじめというものはその場のノリで参加して後で重大な結果を招く」という意味を込めて虐殺シーンを描写したという。 子供ですら殺すときは平気で殺す岩本の冷酷なエピソード。 島都 終盤、岩本の虐殺計画がスタートした事を悟るともう村人を救う事は不可能と判断し、探検部やハンターら無関係な人間だけでも生き残らせるために長川を諭して洞窟に戻る決断をする。 高校生探偵にあるまじき判断ともいえるが、本来岩本が弄した「無関係な人間が生き残る策略」を復活させなければ都たちが虐殺に巻き込まれていた事は間違いなく、恐らく判断は正しかった。 終盤、岩本と迎合し、彼の逮捕への決意を表明する。 長川朋美 警察官として虐殺を止める事に拘っていたが、都に諭されると警察官として全ての責任を負う事を表明、探検部やハンターら無関係な人間だけでも守る最善を尽くした。
https://w.atwiki.jp/simamiyako152009/pages/14.html
「死神トンネル殺人事件」は少女探偵島都の事件の一つで、主人公島都にとって最も辛い終結を迎えた事件の1つ。 山形県鶴岡市にある羽越本線の未使用の複線トンネル、宮内トンネルが事件のメイン舞台として登場する。 あらすじ 自分の母親がヘイトクライムで殺されてから、結城のマンションでふさぎ込む都。 そんな彼女の悲しみを受け止めたのは、都が一時期預けられていた児童養護施設のある山形県鶴岡市の友人本多華凛だった。 彼女が山形に帰ってからしばらく後、中学1年生で闘病の末に死去した都、華凛、そして都に会いに来た中学時代の瑠奈の共通の友人青野望美のドキュメンタリー番組を撮っていたテレビクルーが同窓会企画をやるのだという。 かつての友人に会いに行った都。だが思い出の海辺のトンネルで次々とテレビクルーが殺されていく。 犯人は都の友人の中にいるのか。 登場人物 容疑者 本多華凛(16) 高校1年。 マイペースでいつも気だるそうにしているが、その実友達想いな女の子。 都を心配してわざわざ山形から都にやってきた。 不器用な都が弱さを打ち明けられる数少ない同性の友人。 都が高校生探偵として許されない殺意や憎しみをずっとマンションのベランダで聞き続けた。 現在はひろ子の民宿を手伝っている。 太田純也(16) 高校1年。大柄で色黒で山形弁丸出しの少年。 現在は海洋高校に通い、漁師の父親の跡を継ごうとしている。 無骨ながら初心な性格は勝馬に似ている。 愚鈍に見えるが、都が母親を失って大変なのを知っており、敢えて都の捜査に協力せずに海で遊んだりバイトに行き、高校生探偵ではない島都の友人になろうと気遣った。 実は都の事が好きだった。 松岡哲士(16) 高校1年。イケメンだが女好き。エロ王と言われている。 現在は理奈とはカレカノの関係になっていて、一緒に映画館や美術館巡りをする仲。 都の共感性の強さと森たちの金もうけに望美を利用する事への不信感から、都が無理をして事件に挑む事を懸念していた。 都が自分たちを犯人でないことを確かめるために頑張っている事も理解し、全員にアリバイがあって安心している都を労った。 石田理奈(15) 高校1年。眼鏡をかけた文学少女。 引っ込み思案だが松岡に対してはキツイツッコミを入れてくる。 都との再会を一番喜んでいた。 青野ひろ子(36) 民宿経営。3年前に死去した青野望美の母親。 娘の友人を自分の子供のようにかわいがり、親がいない華凛を実質引き取っている。 穏やかな素朴な美人。 森庄司(38) ディレクター。長髪で眼鏡をかけたニヒルな感じ。露骨に番組を感動路線に仕立て上げようとしている。 酒に酔うと下品になるタイプ。 第一の犠牲者でトンネルでバラバラの惨殺体で発見される。 冴木麗子(28) アナウンサー。美人だがガラの悪さは割とすぐに出る。 事件が起こった時には恐慌状態になり、ヒステリーを起こしていた。 第二の犠牲者で瑠奈と一緒に誘拐され、トンネルの中で助けを求める電話をかけてきた後、犯人に連れ去られ、トンネルの北側で首だけになって発見される。 死体の登場がトラウマ級。 平本宗司(45) カメラマン。 サングラスに無精ひげを生やした無口な人間だが、殺される覚えがあるのか内心はびくびくしていた。 死んだ人間を笑顔で撮影するなど、不謹慎で下劣な所がある。 レギュラー 島都 冒頭で母親を失い、ショックで混乱したり明らかに危うくなっていたが、華凛に母親を殺した人間に対する殺意をぶちまけた事で心を安定させることが出来た。 連続殺人では冷静に事件に当たっていたが、心の中では自分の友人が犯人ではないかと言う可能性に怯えていた。 そして友人全員にアリバイがあることに心から喜んでいたが、ある手掛かりに自分の友人が犯人であると確信。悲壮な覚悟を持ってその鉄壁のアリバイに向き合った。 結城竜 結城秋菜 必死で笑顔で頑張ろうとする都の危うい姿を心配する。 故に適度な距離がある故に都の殺意を受け止めた華凛に感謝をしていた。 山形へは酢だこに当たったため同行していない。 高野瑠奈 山形勢とは面識があり、都に同行する。 冴木禮子と一緒に犯人に攫われるなど散々な目に遭う。 長川朋美 都のアッシーとして山形まで同行し、あつみ温泉を楽しんでいたが、都が殺人事件に巻き込まれたため彼女の捜査に協力した。 友人が犯人かもしれないという悲壮な状況に立ち向かう都を見ていられなくなり、高校生探偵としての義務を投げ出すように諭す場面も。 その他 青野望美 3年前に病死した都、瑠奈、華凛たちの友人。利発なセミロングの美少女で都以上の活発な女の子だった。 闘病生活もいつも笑顔でゲンキンな面を見せており、誰もが「あれじゃ死なないな」と思っていたが、あっという間に病状が悪くなり、死亡した。 彼女の死を知った中学生時代の都は葬式でずっと号泣していたらしい。 彼女の闘病生活はドキュメンタリー番組として世間で大きな反響を呼んでいる。 針本 青野望美の主治医だった人物。 1か月前に温泉街近くの鉄橋から首をロープでくくって飛び降り、首が飛ぶ形で死亡した。 古市 山形県警警部補。 いかつい顔で生真面目な性格。 割と建設的な議論を長川と進めるなど、無能な刑事ではないが、猟奇殺人を前にしていささか混乱していた。 用語 宮内トンネル あつみ温泉駅と小岩川駅の間に作られた実在する羽越本線の複線構造のトンネルだが、羽越線の複線化が中止になったため現在も近代的な大きなトンネルが南側の住吉山トンネルとともに放置されている。 現実には鉄格子で封鎖されているが、作中では誰でも入れる状態になっており、その内部で殺人事件が2件発生する。 第二の事件では瑠奈と一緒にトンネルに拉致された冴木麗子が両手を切断された状態で電話をかけてきているが、都が入った時には冴木麗子の姿はなく、トンネルの北側出口に冴木の生首が転がっているのが発見された。 この時点で都の友人全員はトンネル南側付近におり、トンネルの長さは1.4㎞あるのでアリバイは全員成立している。 事件の真相 以下悲しい事件のネタバレ 本多華凛 この事件の犯人「トンネルの死神」。 都の時と同じように笑顔で頑張っている望美の死の恐怖や不安にも向き合い、望美が不安を口にできる唯一の存在だった。 そんな望美からドナーが見つかったことを真っ先に知らされ、それを2人で泣いて喜んだ。 だがその翌日に容体が急変した望美は死亡。 その経緯や平本が葬儀で号泣する都を大喜びで撮影している事に疑問を覚えた華凛は、3年後ひろ子の民宿に宿泊した森たち3人の部屋に盗聴器を仕込み、そして驚愕の事実を知る。 それは望美が病を克服する事でドキュメンタリーの結末が「命の大切さを表現する」ものではなくなる事を危惧し、売り上げにも影響すると考えた森が、針本医師を買収して消毒液を望美に注射して彼女を殺したという事。 華凛は望美が死ぬことを怖がり未来を夢見ていた、その涙を思い出し、部屋で望美の未来を侮辱した3人への憎しみに身を焦がす。 だが華凛は決して最初から3人に復讐しようと考えていたわけではない。 だから都の所に行き、3人に法の裁きを受けさせるため真実を暴いてもらおうとしたのである。 だが都は母親を殺されたばかり。華凛は彼女の憎しみや怒りをベランダで聞いているうちに、「今都が殺された話をしたら、彼女は名探偵に戻れなくなる」と思って何も言えなかった。 そして望美の関連映画の広告を帰り道のバスターミナルのテレビで見て、そしてその絶望と憎しみの中、心優しき少女は悪魔に耳を傾けてしまった。 なお都は推理時に「華凛ちゃんの心配はその通り、もし話されていたら憎しみに負けていたと思う」と吐露しており、「そのせいで私の代わりに華凛ちゃんが人殺しなんて嫌だよ」と号泣していた。 事件のメイントリックは第二の冴木麗子の事件。 実は冴木麗子が拉致されていたのは南側の住吉山トンネルの北側出口で、トンネルの中からなら、反対側のトンネルに相対する景色は宮内トンネル南側と見分けがつきにくく、さらに現場検証の警察のテープなどを張り巡らせることで、冴木に拉致された場所を宮内トンネル内部に偽装した。 そのうえで冴木にスマホで助けを求めさせた後に斧で首を切断し、それとあらかじめ切断しておいた両手首をリュックに詰めて都たちと合流。そして宮内トンネルを都と一緒に北側に向かって走り、北側出口でこっそり冴木の首を放置して完璧なアリバイを作った。 ちなみに死神の格好で誘拐した瑠奈は宮内トンネルに放置し、住吉山トンネルの冴木は殺す前に瑠奈の人形を見せてこれも現場偽装のガジェットとした。 つまり第一の事件で森を宮内トンネルで殺したのは、警察にトンネルをテープで封鎖させる事が目的だったのである。 この事件では友人のアリバイを重視し自分のアリバイを作ろうとはしていなかったが、太田純也が都に失恋して2分間立小便していたと嘘をつきながら15分号泣していたため、全員の時間間隔が狂って華凛のアリバイも偶然成立した。 だが事件後は警察の管理下に置かれ、また平本殺害を優先した事で住吉山トンネルの冴木の胴体と瑠奈の人形を回収できず、それが決定的な証拠となった。 ちなみに首の放置だけではなく両手首を川に流したのは「首以外の部位が流れているなら胴体も川にあるに違いない」という警察のミスリードを誘うためだった。 最後に平本を殺そうと望美のお墓がある丘の上で待つが、事前に都が平本を警察に確保した上でサシで推理を行ったことで全ての罪を認めた。 その後心配してやってきた青野ひろ子に犯行を打ち明けた後彼女に同行してきた長川に自首した。 その際都に笑顔で「またな」と言い残した。 森庄司 冴木麗子 平本宗司 金と名声の為に病を克服しようとした一人の少女を殺したクズども。 さらに3人は金で殺人を請け負った針本から揺すられており、針本を自殺に見せかけて殺している。 惨殺されて当然の外道どもであり、自分たちの罪を全く反省せず、望美の未来をも侮辱しながら笑っていた点を見ても、同情の余地など全くない。 3人のうち最後の標的の平本は犯人に呼び出される前に都がそれを阻止したため唯一生き残るが、おそらく警察の再捜査で2つの殺人の罪に問われ、かなり重い刑を科せられると考えられる。 針本 森たちに金を渡されて殺人を黙認、さらに境界知能の看護助手の医療ミスに見せかける事で望美の死因を偽装した。 その後森たちを揺すった事で3人の鉄橋の上から首にロープを渡された状態で突き落とされて首ちょんぱ。 同情の余地はゼロである。 皮肉にも針本の死亡推定時刻に華凛は完璧なアリバイを手にしており、死体の首を飛ばすという手法で連続殺人に見せかける事でアリバイを強化した。 高野瑠奈 太田純也 松岡哲士 石田理奈 民宿から帰ってきた都に華凛の事を聞く。慌てて答えを考える都だが、瑠奈は優しい笑顔で言う。 「華凛、ちゃんと自首できたんだよね」 都は瑠奈に縋り付き、号泣するのだった。 青野ひろ子 華凛が犯人である事にうすうす気づいていた描写があり、彼女が亡き娘の為に殺人を犯したことを知ってショックを受けていた。 その後都と一緒に民宿に帰り、号泣する都を優しく見守った。 長川朋美 ひろ子に同行し、自首した華凛に手錠をかけず、淡々と連行した。 終始悲痛な表情で、都の友人を逮捕するという仕事は彼女にとっても辛いものだったに違いない。 島都 この事件で最も辛い思いをした最大の被害者。 推理を終えて民宿に戻ってきた後、全てを察していた瑠奈や太田たちに出迎えられ、号泣するラストシーンはシリーズでも胸を打つシーンの一つである。 華凛が守ってくれた女子高校生探偵という立場に基づき、悲しい殺人を止めるために前を向いていく決意をすることになる。 余談 この事件では「都は推理で犯行を暴いてきた殺人者とは紙一重の存在」「高校生探偵だって憎しみや殺意を持ち、絶望もする」「決して絶対に壊れない存在ではない」事が強調される、ある種高校生探偵推理作品としては異色作である。 また「都の推理力を信頼し、事件解決に協力する」探検部と「事件捜査に協力しないことで都に役割を背負わせず、探偵ではない都を出迎える友人であろうとする」山形勢が対比され、高校生探偵の友人のあり方もテーマにしている。 実質友人の犠牲によって探偵として居続ける事になった都について、作者も「もう呪いだよね。都ちゃんにとって推理力って」と語っている。 ただ一方で「この事件があるからこそ、都ちゃんはこれからも難事件に真っすぐ立ち向かえる」と述べている。 読者からは「JR東以上に住吉山トンネルを一番有効利用している」と言われる作品。ただ実際のトンネルは鉄格子や木の生え方などから作中のトリックは無理だろうと作者は認めている。
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/437.html
前へ ――地獄の炎の部屋 窓の外の空間は薄暗く、今にも雨が降り出しそうであった。 今、ここにはノート警部を含む、事件の関係者が全員集合していた。 「もしかして……分かったのかL?」 ワタリが、Lを見詰めている。 「もちろん、二人を殺害したトリックも……そして犯人もね」 Lの言葉で、皆が戦慄を覚える。 「やっぱり……この中に犯人が居るのか……?」 書こうかが、震えながらLに話しかける。 「……残念ながらね、この中に犯人が居るわ」 「くそっ……なんでこの中に犯人が居るんだ!」 書こうかは、とても悔しそうな顔でしゃがみこむ。 「まず、この事件の起こる原因となったある事件について説明するわ…」 「ある事件…?」 「一年前のキョーコ先輩の失踪事件よ」 "キョーコ"この単語が出てくることによって部員全員が動揺したような表情を見せる。 とくにワタリが…… 「な、なんのことだよ……?お、俺は知らねぇぞ!!」 ワタリの目は再び見開き、冷や汗が浮き出てくる。 「とぼけるな!!」 Lの腹の底からの大声で、ワタリだけでは無くその場に居た全員が怯んでしまった。 「もう調べはついてるのよ、ワタリ、ルビー、赤髪…… あなた達三人がキョーコ先輩の女優生命を絶ったという噂…… あれが本当だってことをね!」 この言葉を聞き、ワタリは頭を抱え込んだ。 「わざとじゃないんだ……わざとじゃないんだ……うわぁあああああああああああああ」 ワタリの悲鳴、それが狭い空間に響き渡った。 「じゃあ犯人はまさか…キョーコ先輩!?」 「違うわ……犯人は別の人間よ」 「一体、誰なんだ!?」 「落ち着いて……順を追って説明するわ まずはルビー殺しのトリックから説明するわよ、これを見てちょうだい」 Lはどこからか袋を取り出す。 その袋は曇っていて、中身を確認することができない。 「中には何が入っているんだい!?」 「いま見せるわよ部長さん……これがルビー殺害の凶器よ!」 Lが持っていた袋を逆さにする、それによって中身が零れ落ちてきた。 「そ、それは……」 「触らないで!!」 Lの大声でドラAAモンは手を退けた。 「それはドライアイス……こんなものでルビーが殺害されたのか?」 「こんなもの……そういう言い方は相応しくないわ ドライアイスは二酸化炭素が固体化したものよ これで実際に事故が何件か起きているみたいだしね……」 「そもそもそんな物がどこにあったんですか」 「演劇で使ったスモークよ。そのくらい覚えておきなさい、常識よ」 「はい、すいません。でも……どうやって?」 「簡単よ。皆が寝静まった後に、地獄の炎の部屋に居た人間を睡眠薬で眠らせ この部屋にドライアイスを設置するだけ これだけでドライアイスが溶けていって部屋に二酸化炭素が充満するわ 睡眠薬は万が一のための保険よ、自動殺人トリック、と言ったところかしら」 「だからワタリ達は今日の騒ぎでも起きなかったのか!」 「そうか、部屋の中央の湿った床は…」 「あそこにドライアイスが置かれていたのよ そこで一つ、犯人は致命的なミスを犯したわ」 「致命的なミス?」 「ドライアイスの置かれた位置よ 鍵の掛かっていて、窓も閉まっていた部屋の中央にドライアイスは置かれていた これがなにを意味するか……分かるわよね?」 「密室の部屋の中央に置かれていたドライアイス……なるほど…」 「気づいたみたいね、ノート警部… 密室の部屋の中央にドライアイスを置くことの出来た人物…それは3人しか居ない ルビー、ワタリ、挑戦者の3人 殺害されたルビー、キョーコ先輩を追いやった張本人のワタリの二人を消去すると…… 残る人物は一人しか居ない……」 「挑戦者……あなたがこの殺人事件の犯人よ…」 【次回予告】 暴かれた罪人の正体―― 仮面を取られた罪人は、光を再び闇で覆い尽くそうとする。 散らばった証拠品という光は、剣となり闇を断ち切る。 次回、解決編2に続く 「嘘だろ…?」「でも、副部長の挑戦者ならドライアイスを簡単に……」 「ククク……俺が犯人だと…?笑わせるなよ 消去法で犯人を編み出しただけじゃねぇーか だいたい、なんでルビー一人だけを殺害することができたんだよ? ひょっとしたら同じ部屋に居た俺だって危なかったんじゃないのか?」 挑戦者は涼しい顔で反論をする、その顔には一切の焦りが見えない。 「フン…その程度のことトリックでもなんでもない、ただの理科の問題よ 酸素より重い二酸化炭素はどんどんと下に溜まっていく だから、二段ベッドの下のほうで眠っていたルビーだけが死亡したのよ」 「そうか、じゃあもう一つ聞かせてもらうぜ ルビーが二段ベッドの下のほうで眠ったのは偶然だ 偶然に頼って人を殺すほど俺は愚かじゃない」 「確かに……それは偶然に過ぎない」 「偶然なんかじゃない……あれは必然だったのよ」 「なんだとっ!?」 「みんな昨日の昼食の時の事を思い出してみて……」 「えーと……確か昼食の時は僕らが一緒にバナナを食べてたり 活劇がLのパシリをしてたり、ワタリ達が屋上に飯を食いに……あっ!」 「そう……ルビーは高所恐怖症だったのよ 高所恐怖症の人間が、進んで上のベッドを使用するはずが無い だからこそ、このトリックは使うことができた…… どう、これであなたの疑問は晴れたかしら?」 「残念ながらまだ矛盾があるぜ……それも大きなな この扉の下には隙間がある、部屋を覗けるぐらいにな ミュウ、お前も知っているだろ!?」 「ああ、確かに隙間がある……」 ミュウの指差す先の扉には、下の方に5cmほどの隙間があった。 「これだけ大きな隙間があれば、 お前の言ったドライアイストリックなんて成立しねーよな?どうだL?反論はあるか?」 「当然あるわよ」 「なんだとっ!?」 挑戦者の顔にも微かに焦りが見え始めた。 「これを使ってあなたは扉の隙間を塞いだのよ」 Lはポケットからガムテープの塊を取り出した。 「これはこの部屋のゴミ箱で見つかったわ これだけの量のガムテープなら、5cmの隙間なんて簡単に塞げるわ テープの粘着面に埃や糸くずなどの、室内でしか見つからないゴミが付着していたしね」 「じゃあ何でそんなものをここの部屋のゴミ箱に捨てたんだ? もっと適当な場所があっただろ」 「あなたはこれを外に捨てに行くことができなかった…… 集合時間になる前に挑戦者は起床し、隙間を塞いだガムテープを剥がし取った でも部屋を出ることができなかった…マリカ四天王が予定よりも随分と早起きをしてしまったから」 挑戦者がガムテープを捨てに行こうとしたら、既に4人が起きてしまっていたのよ だから仕方なく自分の部屋のゴミ箱に捨てた……」 「グッ……だ、だいたい……」 「そもそも挑戦者…なんでミュウが部屋の隙間を覗いたことを知っているのかしら? あの時はまだ寝ていたんじゃなかったの?」 「!?」 挑戦者は、あからさまに動揺した動きを見せた。 「これでどうかしら挑戦者?もう罪を認める気になった?」 「あ、赤髪が殺害された時間には俺は皆と一緒に居たんだぜ これが同一犯の仕業になるなら俺は犯人から外れるはずだ!」 「た、確かに……」 赤髪が失踪したと思われる薪拾い大会中は、ほとんど皆と一緒に居た挑戦者。 そこで赤髪を殺害するのは物理的に不可能である。 「じゃあ聞くけど…カレー作り中の最中に赤髪を見た人はこの中で居るかしら?」 「俺は見なかったな……」「僕も……」「俺も見てない…」 ……………… 「あれ?誰も居ないのかww」 「でも見たって言った奴居たよな?」 「そう、一人だけ見たと言った人間が居た……挑戦者、あなたよ」 《ああ、赤髪ね。赤髪ならとっくに薪を拾いに樹海に行っちゃったよ》 「そうだ、確かに俺らは挑戦者の言葉を聞いて赤髪が居ると判断したんだ!」 「ああ、ギンガの言うとおりだ。僕も自分の目で見たわけじゃない」 「これは簡単な心理トリックよ……何気ない一言… それはカレー作りの忙しい最中で、赤髪を居たと錯覚させるのには十分だったってこと」 「そんな簡単な手に引っ掛かるなんて……」 「赤髪は昼食後に屋上で殺害され、ロッカーに押し詰められた。 かなり拭き取られていたけど、ロッカーから赤髪の血液が検出されたわ」 ノートが写真を見せた。 「その後、赤髪はずっと放置されていたわ……ちょうど12時前までね」 「ちょ、ちょっと待ってよ!」 DPその2が唐突に叫んだ。 「いくら何でも、都合が良すぎなんじゃないか? 5時間近くも人が失踪したのに、気づかないなんて」 「そう……確かに普通の人間なら 5時間も失踪したら誰かがおかしいと気づく。しかし、赤髪は例外だったのよ」 「例外……?」 「皆も知っている通り、赤髪は練習をよくサボったせいでモブの役すら与えてもらってない そのせいで5時間失踪しても、誰も気づかない…というよりは誰も気に留めないのよ」 「なるほど……サボるのが当たり前だった 赤髪だからこそ、できたトリックってわけか……」 「そして、12時になった時に挑戦者は屋上に行き ロッカーから赤髪の死体を引きずりだして、川へ落とした」 「俺が夜に聞いた音はこの音だったのか……」 携帯獣が頷いた動作をする。 「ここの川は流れがとてもゆるやかで、死体が流れていく心配も無いからね」 「……証拠を出せよ…俺がやったという決定的な証拠をさ!」 「分かったわ、これがあなたにとどめを刺す、最後の証拠よ!」 Lが差し出したもの、それは真紅の靴。 「これは赤髪の靴よ…玄関の下駄箱で見つけたわ」 「それがなんなん……しまっ……」 「気づいたかしら?あなたが言うには赤髪は薪を拾いに行くために樹海に行ったのよね? でも、それはおかしいのよ。靴も履かずに樹海に行くはずが無い! 屋上に居た時のままの格好だったから、外靴までは頭に無かったのね……」 挑戦者は、脱力し、座り込んだ。 「もう一度言うわよ、この殺人事件の犯人は挑戦者……あなたよ!」 【次回予告】 照らされた闇は、憎悪と共に消えていく。 しかし、それは完全ではない―― 僅かに残った闇は集結し、再び牙を向く。 次回、完結 「挑戦者、てめぇぇ」 ワタリが挑戦者の元へと駆けてゆく。 そして、鬼のような形相で挑戦者を睨み、胸倉を掴んだ。 「よくも俺の仲間を殺しやがったなぁ!」 「ちょ……きみ!!?」 ノートがワタリを止めようと動いたが、それよりも早く挑戦者が動いた。 「なに勘違いしてるんだ?」 生気の無い顔で、挑戦者は呟く。 「俺の復讐はまだ終わっちゃいないぜ」 この瞬間、挑戦者は狂気を取り戻す。 そして、挑戦者の拳がワタリの頬を直撃した。 「グァアア」 ワタリは数メートル吹っ飛び、転倒した。 「お前ら言ってたよなぁ?キョーコを潰したのは俺らだってさぁ……」 挑戦者は、ポケットの中から小さな何かを取り出す。 それは、光が反射してキラキラと輝いている。 ――ナイフだ。 「なんなんだよ、お前……?キョーコのなんだったんだよお前!?」 「弟だよ……俺はキョーコの弟なんだよ 俺の目から見ても自分の姉は凄いと思ったぜ…… 性格は明るくて、成績優秀、スポーツ万能、皆からの人気者で」 挑戦者の顔は、憎しみによって歪み、ワタリをこの世のものと思わないような視線でみつめている。 「そんな人が突然、失踪するわけ無いだろ?俺はそんなこと分かってた…… だからお前らに近づいたんだ…噂の真相を確かめるためにな」 「わわわるかった………許してくれよぉ……」 「お前の殺し方も考えてあったんだぜ? 手下が次々と死んでいく恐怖に追われて、そして死ぬ 実行できなくなったけどさ、ここまでバレちゃ仕方ないか……」 挑戦者は、ナイフの刃をワタリに向ける。 「じゃあ死ね」 ――挑戦者は鋭い刃物を手に持ち、ワタリ目掛け突進した。 「やめろぉぉぉおおお」 挑戦者が動くのと同時に、ノートも走り出す。 ノートは、挑戦者のナイフを払いのけ、押し倒した。 「………」 この瞬間の出来事を、誰もが圧倒して見ていた。 マリカ四天王も、ワタリも、Lも、そして挑戦者もだ。 挑戦者は必死にもがいたが、ノートの腕力の方が強く、拘束を解くのは不可能だった。 「あと…あと少しで俺の復讐は完了したのに……畜生…畜生ぉぉぉおぉぉおお」 挑戦者はノートを睨みつけながら、再び暴れだす。 「復讐は……なにも生まないんだ……」 ノートは唐突に喋りだした。 「俺が学生時代の頃にもな…殺人事件があったんだ その時の犯人が俺の同級生でさ、親友を殺しちまったんだ、勘違いで…… そいつは今、凄い後悔してるんだ…… お前も人を殺して何かを得たか?姉さんはこんなことして喜ぶと思ってるのか!?」 ノートは涙を流しながら、挑戦者に語る。 それにつられてか、挑戦者の瞳も湿り始めた。 「俺は……俺は………うわあああああああああああああああああああ」 挑戦者の悲しい叫び声、共感するかのように外では雨が降り始めた。 「挑戦者……」 今、挑戦者は手錠をかけられ、両脇には二人の刑事が付いている。 「最後の聞かせてくれL……いつ頃から俺が犯人だと気づいた?」 「…赤髪の靴を発見した時よ、赤髪のサボリ癖、ルビーの高所恐怖症 それぞれの特徴を掴んだトリックだと気づいたときに ひょっとして犯人は被害者たちと仲がいいんじゃなかって思ってね……」 「そうか……」 その場には、再び沈黙が訪れる。 「さあ、行くぞ」 その沈黙は、脇に居る刑事によって破られる。 「ありがとう」 挑戦者は、最後にそう言いパトカーに乗車した。 「では、失礼します…」 ノートが頭を下げると同時に、パトカーは去って行った―― 嫉妬から増幅していった憎悪は、二人の人間の命と代償に沈んでいった。 カタカタカタ……… 「……すごい……学生とは思えない演技だ」 ドラーモンが、口をぽかーんと開け驚いている。 「やったね、皆!!」 出木杉未来が叫ぶと同時に、皆が叫び出した。 その中には、赤髪やルビー、挑戦者も居る。 そう、もうお気づきだとは思うが、今までのは全て演劇。 ドラポケ学校演劇部のお芝居だったのだ。 「俺らは演劇の世界でもマリカか……」 「俺ら=マリカのイメージでもついてるんじゃないか?」 「「かもなwwwwwwwwwww」」 マリカ四天王が、笑いながら談話をしている。 「俺の設定酷くね?」 「俺もちょっと設定が……」 ワタリと挑戦者が不満を言う。 「悪い、本当にスマン……お前らだったんだよ、この役を任せられたのは……」 それに対し、赤髪が侘びを入れた。 「皆、お久しぶり」 突如、その場に現れたのはキョーコ。 去年この学校を卒業し、今は有名な劇団の一員として活躍している。 「皆の創作映画を見てみたけど、すごい出来ね。 これなら、コンクールで優勝できるかもよ」 「キョーコ先輩にそう言われると嬉しいです」 Lがキョーコに対し、礼を言った。 「挑戦者、あなたの演技も凄かったわよ 本当に私の弟かと思っちゃうくらいに」 「すげぇ恥ずかしかった……」 挑戦者の顔は羞恥心で紅潮している。 「あれ、なんだか皆勢ぞろいみたいだな……」 ノートが奥からやってきた。 「ようノート。今回の映画に出演してくれて本当にありがとう」 ドラーモンが、ノートに頭を下げる。 ノートはドラーモンの昔の教え子でありであり、今回の映画には特別出演だったのだ。 「それにしても、ノート警部の学生時代の思い出話って本当の話なんですか?」 Lがノートに尋ねる。 「こら、L!!」 「別にいいですよよドラーモン先生、あれは本当だよ あの時の事件は一番印象に残ってるよ…… なにせ、同級生が一気に3人も居なくなったからね……」 ノートの顔が一瞬だけ曇る、しかしすぐに直った。 「赤髪、悪いと思っているなら態度で示せ!ということでなんか奢れ」 ワタリと挑戦者が赤髪の肩に手を置く。 「じゃあ私もなにか……」「完結記念に俺も……」 キョーコとノートが、赤髪を笑顔で見る それに合わせて、どんどんと赤髪の周りに人が集まってくる。 「ちょ、俺は今サイフの中身がアッー」 ……ドラポケ学校演劇部。 そのメンバーは全員仲が良く、団結力が強い。 この演劇は、県で大きく評価され コンクールで一位を取ることができた。
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/412.html
探偵神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件 探偵神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件データ 概要 裏技 他作品との関連 データ アークシステムワークス:2008年9月2日配信 データイースト:1988年2月26日発売 ジャンル:AVG プレイ人数::1人 コントローラ:GC・クラコン・リモコン 使用ブロック数: 紹介ページVC紹介ページ 概要 裏技 他作品との関連 VCで配信されているソフト神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件(FC) 探偵神宮寺三郎 危険な二人(前後編)(FC) 探偵神宮寺三郎 時のすぎゆくままに…(FC)
https://w.atwiki.jp/oiko2009/pages/442.html
【書きかけ】東野圭吾「仮面山荘殺人事件」 仮面山荘殺人事件 (講談社文庫) 評価 ひとこと 分類 ミステリー(日本人作家) 長編 ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品) ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品) 気になる表現 メモ 参考 主人公
https://w.atwiki.jp/famicomall/pages/222.html
前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:事件を解決する 開始時間:2008/09/14(日) 08 20 06.18 終了時間:2008/09/15(月) 00 03 36.22 船の上で起こった殺人事件を解決するアドベンチャー?ゲーム しかし船にはナイフが飛んできたり落とし穴とトラップがありそれらは避けなくてはいけない。 人を死に至らしめる罠をしれっとスルーされる素敵な人達。 俺ならまず船長を捕まえる。 クソゲーとして有名な作品である。 謎解きも非常に難解。 何も無い場所に隠された証拠をピンポイントで発見できる能力が問われる。 マインドシーカーを突破したおまいらなら楽勝か( ^ω^) 特徴のあるメモと聞き込みシステムが難易度を跳ね上げているゲーム メモは3つまでしか取れない 聞き込みは特定の内容について1回までしか聞けない(もういいましたと言われる) この2つの事実が照合する結果は1つ・・・! 聞き込みした瞬間に重要さを判断し、即座にメモらなければいけない。 ゲームを通してメモする必要のある内容は3より多いので、 3つ必要なメモを取ってある状態でさらにメモが必要な聞き込みをすると・・・詰む。 というわけで、他の FC の ADV ゲームよろしく総当りで解こうとしても無理ですよ? 名探偵ならば誰もが夢見る犯人指名ショーの始まりです そしてワトソンから離れ自由に! ってか今明かされる 24 号室の謎 この部屋だけ他の部屋と扱いが違って、何かの手がかりがあるのでは?と邪推しました ゲ、ゲームオーバー・・・? このメッセージは落とし穴で死んだときと同じ・・・ヒドイ(´・ω・`)
https://w.atwiki.jp/konanmovie/pages/36.html
骨董品コレクター殺人事件 登場人物 事件発生場所 丸家の離れ 江戸川コナン 事件発生時刻 金曜日、午後3時~午後5時ごろ 毛利蘭 毛利小五郎 凶器・遺留品 日本刀、手帳 目暮警部 諏訪雄二(46) 被害者 丸伝次郎 阿久津誠(48) 波多野幾也(37) 加害者 諏訪雄二 丸伝次郎(51) 丸稲子(34) 被害者と加害者の関係 借金の貸し借り トリックダイイングメッセージをメチャクチャにして、目立たないよう他の多くの刀傷を残した。 罪名 殺人罪、器物破損罪 担当刑事 目暮警部 探偵 江戸川コナン・毛利小五郎 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/9939.html
ポートピア連続殺人事件 プレイヤー コメント 堀井雄二がデザインしたアドベンチャーゲーム。当時のゲーム業界は個人による開発が主流で分業がほとんどされておらず、本作もオリジナル版のプログラム・シナリオ・グラフィック等の全ての作業を堀井が1人でこなしている(PC-6001、PC-8801版のみ)。 プレイヤー ボスゴドラ:ボス 名前ネタ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 その他 ダグトリオ:夕日おこい 図鑑ナンバー051から(051つまり、オコイ) カクレオン:マスター -- (ユリス) 2015-09-20 13 42 32
https://w.atwiki.jp/mozuneo2/pages/24.html
スキーロッジ殺人事件 【イベント概要】 ジャンル クイズ イベント年 2001年 期間 2/2~5/25 報酬配布 2001 5/28 リンク ◆テラーマウンテンスキーロッジ◆ テラーマウンテンが舞台のクイズイベント。 以下内容 ネオペットのスタッフたちはテラー・マウンテン頂上にある古くて不気~味なスキーロッジにお泊りする。 実は、そこには彼らの命に関わる隠された秘密が…。 ユーザーは次に誰が殺されるか や、犯人を予想して投票。 入れた票の変更はいつでも可能。 でも、正しい答えを当てたときにもらえる得点は、いつ投票したかによって変わるので、 余り遅くに票を変えてしまうとせっかくの得点が少なくなってしまうという方式。 クイズ全部に正解したユーザーなのかクイズが1問でも当たっていたらよかったのか、 最終的にどう決まったのかは知りませんが、正解したユーザーに報酬が配られたらしい。 【トロフィー】 ・ユーザーのもらったトロフィーはイベントのところではなく、ゲームのところに載せてある。 Murder Mystery チャンピオン!!! Murder Mysteryで2位!! Murder Mysteryで3位!! 【報酬】 ・報酬は クイズに正解したユーザーに配られた限定賞品(賞品説明文より) 「スキ―場で何が起こったか」 「スキ―場で何が起こったか」 「スキ―場で何が起こったか」 「スキ―場で何が起こったか」 マーベリックのぬいぐるみ マーベリックの野球帽 「スキ―場の歴史(1)」 「スキ―場の歴史(2)」 「スキ―場の歴史(3)」 スキー場のミュータント・カチークのぬいぐるみ