約 64,889 件
https://w.atwiki.jp/senjounokizuna/pages/67.html
REV.2.xの情報は連邦軍機体/REV2を参照。 地球連邦軍ユニット モビルスーツ 安定した性能を備えた、癖の無い素直な機体が揃っている。 総機体数はジオンより少ないが、高コスト機や地上宇宙両用の機体は多い。 (REV.4.25現在、基本コストが250以上の機体は連邦26・ジオン23。地上と宇宙両方で出撃できる機体は連邦65・ジオン58) 基本的にジオン軍MSを上回る性能を備え、同コストの機体であっても装甲値とブースト性能が勝っている。 また、REV.2から見直されたビーム系武装を多くの機体が持っているのも優れた点だ。 格闘機・近距離機のビーム兵器の数は明らかに連邦が勝っている。 高コスト機体群は耐久力・機動力ともに優れた性能を誇り、ほとんどのジオン軍機体を圧倒する。 中でもデルタプラス、ユニコーンガンダムなどの超高性能機の数々は、連邦軍側の大きなアドバンテージだ。 範囲攻撃+1発ダウンタイプの投擲武装ではハンドグレネイドが代表的。 ジオン軍のクラッカーに比べると支給される機体が少なく、編成時に思わぬ悩みどころとなる場合も。 また、ビーム兵装が多い事により、ジオンの主力武装であるマシンガンの弾幕よりも少なくなってしまう点も備えている。 少ない弾数でよろけ、ダウンを取りやすい長所を活かした運用をしていくのが連邦における戦術であろう。 何に乗るか悩んだ場合は、高コストよりも低~中コスト帯のMSなら問題になることが少ない。 REV.1から主力の陸戦型ガンダムやジム・コマンド、REV.2で追加されたジム(WD隊)、ジム(指揮官機)など、優秀な機体が揃っている。 そしてジオン軍よりもチャージ格闘武装を持った機体がジム・ストライカー、ジム・ナイトシーカー、ジム・ストライカー(ネメシス隊)、プロトタイプガンダムと4機存在し、フライトモード搭載機もジオンが2機に対しリ・ガズィ、リゼル、Zガンダム、デルタプラスの計4機存在し、意表を突いた編成も組み込みやすい。 「欠点が無い」のが連邦軍の強みだ。 磐石の布陣でジオンを圧倒してやろう。 機体一覧 カテゴリ 基礎コスト MS 機体特性 出撃レギュレーション適応 基礎バランサー ステージ カテゴリ コスト 作品 ゲ|ム タイプ よろけ/ダウン 地上 宇宙 コロニ| 移動砲台戦 格近射狙 コスト200以下 1st/MSV/第08小隊登場 Rev1登場 格 120 陸戦型ジム 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ボールK型 低 60/180 ○ ○ ○ ○ 140 ジム(指揮官機) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム・ライトアーマー 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 160 ジム・ストライカー 高よろけ中 100/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム・ナイトシーカー 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ガンキャノン重装型 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 180 ピクシー 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 水中型ガンダム 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ メタル・スパイダー 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 200 ジム・ストライカー(ネメシス隊) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム・レイド 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 220 ガンダムEz8 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ B.D.2号機 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ストライカー・カスタム 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ジェガン 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ リック・ディアス(QV) 超高 140/300 ○ ○ ○ ○ ○ ディジェ 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 250 プロトタイプガンダム 超高 140/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ アレックス 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ リ・ガズィ 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ガンダム 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 280 百式 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ジ・O 超高 140/300 ○ ○ ○ ○ ○ 300 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ 350 ユニコーンガンダム 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 近 120 ジム・トレーナー 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 140 アクア・ジム 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム(WD隊) 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 160 ジム・コマンドライトアーマー 超低 40/160 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ザクII(F2)(連邦軍仕様) 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 180 ジム・寒冷地仕様 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ジム・コマンド 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 装甲強化型ジム 超超高 -/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ガンダム5号機 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ジム・ガードカスタム 超超高 -/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 200 陸戦型ガンダム 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 220 ジム改 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ パワード・ジム 中 80/240 ○ ○ ○ B.D.1号機 中 80/240 ○ ○ ○ ペイルライダー 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ハイブースト・ジム 中 80/240 ○ ○ ○ フルアーマーガンダム(サンダーボルト) 高 100/300 ○ ○ ○ ○ リゼル 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ネモ 中 80/240 ○ ○ ○ ○ 250 ジム・カスタム 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ジム・カスタム(シルバー・ヘイズ改) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ガンダムGP01 高 100/300 ○ ○ ○ ガンダムGP01フルバーニアン 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ジェガンD型 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ガンダムMk-II 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 300 シルヴァ・バレト 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ νガンダム 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 射 140 ジム・キャノン(空間突撃仕様) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 160 デザート・ジム 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ 180 陸戦型ガンダム(ジム頭) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ Gブル 中 80/240 ○ ○ ○ ○ 200 ガンダム6号機 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム・スナイパーII(WD隊) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム・ドミナンス 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 220 ジム・キャノンII 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ B.D.3号機 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ジム改(シャドウズ)(WR仕様) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 250 ガンダム(G-3) 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ガンダムGP03 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ジェスタ 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ トリスタン? 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ガンダムMk-Ⅱ(T) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 280 Zガンダム 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 300 デルタプラス 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ナラティブガンダム B装備 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 支 180 ジム・スナイパーカスタム 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム・スナイパーカスタム(SP) 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ 200 ガンキャノン 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 220 ジム・スナイパーII 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ 220 ヘビーガンダム 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ フルアーマーガンダム 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 240 ガンダム4号機 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ジム・スナイパーⅡ(シャドウズ) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 300 ガンダムGP02A(MLRS仕様) 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ZZガンダム 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ 遠 140 ボール 超低 40/160 ○ ○ ○ ジム・スナイパー 超低 40/160 ○ ○ ○ ○ 160 量産型ガンタンク 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ジム・キャノン 低 60/180 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ジム・キャノン(WD隊) 中 80/240 ○ ○ ○ ○ 180 陸戦強襲型ガンタンク 高 100/300 ○ ○ ○ 200 ガンタンク 高 100/300 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 量産型ガンキャノン 高 100/300 ○ ○ ○ ○ 240 フルアーマーガンダム(TYPE-B) 超高 140/300 ○ ○ ○ MS支給表 機体支給について参照 初期配備される機体は連邦側は陸戦型ジム、ジム(指揮官機)、ジム・ストライカー、ガンダムEz8、ジム・トレーナー、ジム、ジム(WD隊)、陸戦型ガンダム、ジム・キャノン(空間突撃仕様)、陸戦型ガンダム(ジム頭)、ガンキャノン、ジム・スナイパーカスタム。 REV.2.01より、ターミナルでMSの配備申請を行う方式に変更された。 戦闘で獲得したバトルスコアを一定ポイント貯めると申請したMSが支給される。 バトルスコアはどのカテゴリの機体で獲得しても良く、極端に言えばジムのみを使い続けてて全機体を出す事も可能。 配備申請には、「ひとつ上の段に位置するMSを全て取得している事」が条件となっている。 例えばジム・ライトアーマーを配備申請したい場合は、上の段に位置するアクアジム?、ザクII(F2)(連邦軍仕様)、量産型ガンタンクを全て取得している事が必要。 もちろんそのためにはその上の段のMSを全て取得している事が必要。 つまりは、上から一段ずつ埋めて行かないといけない。 ただし、REV.1.xxで既に埋めていた段があった場合、その上の段を埋めずとも先に進める。 例えばREV.1.xxでガンダムEz8、ガンダム、ジム・スナイパーIIを取得していた場合、上段のMSを取得せずともジム・キャノン(WD隊)の配備申請が可能。 連邦軍支給ポイント 拠点・固定兵器 連邦拠点 未実装機体 雑誌やデモ、ロケテ等で存在は確認されているが未実装の機体。 RX-77-4 ガンキャノンII(アナザーミッションにて確認。以降、配備される可能性あり)
https://w.atwiki.jp/theregulation/pages/169.html
ヨーロッパにある連邦共和制国家。 専守防衛に徹している永世中立国ではあるが、中世からの伝統を持つバチカン市国のスイス衛兵のみ、 現在でも唯一の例外として認められている歴史ある傭兵国家でもあった。 近年におけるテロにより政治・経済共に荒廃が著しい国家の一つであり、これらへの対応の為、現在では軍政一体の統治体制が敷かれている。 軍事技術力は飛躍的な発展を見せており、さらにこういった国内情勢も度重なって、国際的な戦略物資輸出規制の対象国に指定されている。 テロによって実戦経験を積んだ事で軍の錬度も高く、総合的な軍事力は非常に大きい。
https://w.atwiki.jp/ty0k0/pages/272.html
教えてくれ 教えてくれ 俺のこの気持ちはどこへやればいいのか 忘れろと言うのか 捨て去れと言うのか 持っていてはいけないものなのか なぜだ 何故だ なぜ 俺は平凡な家庭に生まれ 平凡な両親から愛を受け 平凡に育ち 平凡な友人たちとともに 平凡な大人になった そして平凡な妻を娶り 平凡な子供を授かった でもそれは 周りから見た俺の境遇であり 俺自身の感想とは違う 俺にとってはこうだ 俺はとても幸せな家庭に生まれ とても尊敬する両親から特別な愛を受け 両親に恥じないように成長し かけがえの無い友人たちとともに 頑張って大人になった そしてとても素敵な女性を伴侶とし とても素晴らしい娘を授かった でもそれはこの国では 誰もがそう感じていることであり 俺が特別だと言うわけではない しいて言うならみんなが特別なのだ だから俺は平凡であり みんなも平凡なのだ でも それでも 俺は幸せだった 家族もみな幸せなはずだった だが ある日を境に それは一変した 両親を奪われ 友を奪われ 妻を奪われ 子を奪われた 俺が 俺だけが残されてしまった なぜ 何故だ 俺は何もしていない ただ生きてただけだ 自分のため、家族のため、友人のため ただ幸せであるために 生きていただけだ 何故だ なぜなんだ 誰か答えてくれ! 俺一人がそんな境遇なのではなかった 周りも同じような状況だった 誰も彼も 理不尽に平凡を奪われていた 幸せを奪われたのだ 湧き上がる気持ちがある 抑えきれない衝動もある これが怒りか これが悲しみか これが悔しさか これが憎しみか 何も出来なかった自分が 奪っていった奴等が 何も出来なかった奴等が 全てが・・・! 『憎しみからは何も生まれない』 そんなことは知っている 両親が教えてくれた 『悔やんでばかりでは前に進めない』 そんなことは知っている 友が教えてくれた 『悲しんだままでは幸せはやってこない』 そんなことは知っている 妻が教えてくれた 『怒りでは何も解決しない』 そんなことは知っている 娘が教えてくれた だが こみ上げてくるこの想いは 怒りは 悲しみは 悔しさは 憎しみは どうすればいい どこにぶつければいい どうすれば! 『忘れなさい』 と人は言う 『捨て去りなさい』 と人は言う 『持っていてはいけない』 と人は言う 無理だ 無理だ 無理なんだ 忘れてしまえば全てを忘れてしまいそうで 捨て去ってしまえば全てを捨て去ってしまいそうで 持っていなければもう何も持てなくなりそうで 前に進めない 立っていられない 『俺自身』を維持できない 怖い 怖い 怖いんだ 教えてくれ 教えてくれ 俺はどうしたらいい 俺は何をしたらいい 俺は弱い 俺は強くない 忘れることが出来るほど 捨て去ることが出来るほど 持たずにいられるほど 弱いんだ 強くないんだ 俺がどうすればいいのかを教えてくれ 俺が何をすればいいのかを教えてくれ 今のこの気持ちでは 自分では何も考え付かない 考えられない 誰か 誰か 誰か俺を 俺たちを 助けてくれ 救ってくれ 俺が俺らしく生きるために 俺たちが俺たちらしく生きられるために みんながみんならしく生きていけるように でないと 俺は おかしくなってしまう!! あのころに帰りたい それは無理なことだ 俺が誰かと代わりたかった それは無理なことだ あんなことが起きなければよかった それは無理なことだ 今生きているということが 過去にあった全てを肯定している いいことだけを思い出して生きる それは現実を見ないこと 悲しいことだけを糧にして生きる それは現実を見ないこと 過去にこだわらず 囚われず 理屈ではわかっている 感情が追いつかない どうすればいい どうしたらいい 愛する子らのために戦った結果 愛する子らを失うことになり もう同じ思いはしないと 強く心に誓い この国を建てた建国の祖たち 彼らはどうやってこの怒りを抑えたのか 悲しみを乗り越えたのか 悔しさをこらえたのか 憎しみを止められたのか 教えてくれ 教えてくれ 俺はこの気持ちに どうやって決着を付ければいいのか! 誰か!! /*/ 「…キ、ヘキってば!もう、いい加減にしなさいよ!」 耳元から聞こえてくる、馴染みのある声。 幼馴染の声によって、怪しい衝動に飲み込まれかけていた俺の意識が戻ってきた。 「…何だ、リョウか。いいじゃねぇか、ほっといてくれ」 本当は、すごくありがたかった。 『助かった』と言いたかったが、テレもあったせいで口をついて出てくるのはいつもの悪態。 悪い、とは思っていても、意識して無いとすぐこうなってしまう。 昔からの習慣とは恐ろしいものだ。 「ほう、せっかく食事のタイミングで呼びに来てあげたのに『ほっとけ』と」 「なんだ飯かよだったらそう言えよな!」 ここで素直に謝って変な空気になるのもゴメンだ。 俺は誤魔化しついでに苦笑いでやり過ごそうとした。 が。 そんな俺の気持ちが届くはずも無く、リョウの目はすうっ、っと細められる。 「…その前にあたしに言うことは…?」 …ああ、マズイ。これは怒らせたな… ここで変にゴネても後を引くだけだ。 長年の付き合いでそれを体感している俺は、素直に謝ることにした。 「…ゴメンなさい。呼びに来てくれてありがとう」 きちんと頭を下げて謝る。 すると、張り詰めていた空気が和らぐのがわかる。 「ん。じゃあ行くよっ!」 にっこり微笑んで、リョウは俺の手を取り走り出した。 …やっぱり、リョウには笑顔が似合ってる。 この笑顔は、今度からは俺が、守っていかないといけないんだ。 /*/ 夜はいつも寝付けない。 どんなに体を酷使して、ヘトヘトになっていても。 仮に寝れても、1時間もするとすぐに起きてしまう。 だから俺は、散歩をしている。 今日はいい月夜だ。 こんな月の夜は、以前もこうして、散歩をしていた。 そのころは今よりもっと早い時間に。 ひとりではなく、妻と娘と3人でだが。 家の裏の小高い丘までの、開けた遊歩道を往復するだけの。 他愛の無い会話が幸せだった、あの頃はもう… いかん。 また思考のループにはまってしまう。 久しぶりに緑地のほうへ散歩に来たせいか。 あいつは、ランは…緑が好きで、星が好きで。 だからか、つい思い出してしまうのは。 よし。 俺はくるりときびすを返す。 今日は海岸のほうへ行こう。 そうすれば気分も変わるかもしれない。 俺はわざと気合を入れ、海岸へと歩き出した。 …そういえば、リョウは海のほうが好きだったよな… /*/ 「…リョウ?」 俺が海岸に着くと先客が居た。 あの後姿は見間違えもしない、リョウだ。 あいつも散歩だろうか? 気楽に声をかけようとし、様子がおかしいのに気がついた。 肩が震えて、まるで泣いてるような… そっとしておいたほうがいいかとも思ったが、しかし実際の俺は恐る恐る声をかけていた。 「ふえ?あ、ヘキ…やだな、変なトコみられちゃったな」 驚いて振り向くリョウの瞳には、涙。 やはり、泣いていたのだろう。 「…すまん」 こいつはいつも元気だ。 だからこそ、つらいとき、悲しいときでも涙は周囲に見せてこなかった。 ただふと気付くと、居なくなる時があって。 心配した俺が探しに行くと、いつもひとりで、泣いていたのだ。 海岸の端で、今もこうしているように。 「ん…ま、ヘキならしょうがないか。いいよ、気にしないで」 泣きたくて逃げ出して、その都度俺に見つかっているリョウは『またか』と言うふうに肩を竦めた。 あの頃と、変わらないしぐさで。 だから俺も、あの頃のように… いや、今は状況が違う。 あの頃よりはもう少し素直に、真剣に。 「そんなわけには行かない。いつも心配かけてるのは、俺のほうだしな。少しくらいは心配させてくれても…いいだろう?」 そういって微笑んだ(つもり)の俺の顔を見たリョウの顔が、一瞬はっとして、ゆがみ、苦笑に変わる。 すぐに理由を察してしまった俺に出来ることは、隣に座って、顔を見せないようにすること。 気にするな、と言うように、肩を少しぶつけて。 今までがそうだったように。 「ふぅ。まったく、あんたって…ね、少し、いいかな?」 リョウが、肩を預けてくる。 リョウにも、いろいろ思うところはあるのだろう。 そして、考えているだけでは解決しないことも。 ひとりで居るのが、つらいことも。 だから俺は、今日の俺は。 「ああ、いいよ。おまえの気が済むまで…な」 「ゴメ…、りがと…」 そうしてそっとシャツの袖にすがりつき、リョウは声を殺して泣いていた。 ずっと、ずっと… /*/ そうしてかなりの時間がすぎて。 リョウは泣き疲れて眠っていた。 ある程度おとなしくなったと思ったら、俺の肩に寄りかかったまま眠っていたのだ。 俺は思案した挙句、リョウを横に寝かしつけることにした。 いわゆる膝枕ってヤツだ。 もっとも、俺も寝そべるために脚は伸ばした状態でだが。 万が一でも夜風で冷えてはいけないだろうと、上着をリョウにかけてやる。 手をつき、空を見上げると、星が瞬いている。 星を見つめていると、思い出す。 あいつ…ランが、いろんな星の話をしてくれたことを。 娘が、目を輝かせて聞いていたことを。 いろんなことを思い出して。 「…ふぅ…」 溜め息にして、全部流した。 「考えていても、仕方ないよなぁ…」 そう呟いたとき、俺の視界が歪んだ。 /*/ 「ヘキ、泣いて…いるの?」 歪んだ視界に驚くのと同時に、リョウの声がした。 下を見ると、歪んだ視界の向こうでリョウが心配そうな顔をしている。 そして気付く、ほほを流れる何かの感触。 「え…あれ、何で俺…」 涙。 涙が出ていた。 あの絶望に遭った日からずっと、縁の無かったもの。 立て続けの悲報を聞いてもなお、俺の両の目からは流れ出さなかったもの。 それがどうして、なぜ? 泣いていることに戸惑う俺の姿はリョウの目にはどう見えたのだろうか。 リョウは俺をあやすように、そっと両腕で包んでくれた。 「大丈夫…大丈夫だから…」 リョウの優しい言葉が、心に溶け込んでくる。 あったかい。 そう自覚してしまった俺にはもう、自分の涙腺を止める力は無かった。 「すまん、みっともないところを…」 言いながらも涙は止まらない。 声もかすれている。 情けない。 さっきまで虚勢を張ってたって言うのに、俺は…。 そんな俺に、リョウはやさしく声をかけてくれる。 すべてを許容してくれる、母のように。 「いいのよ、気にしないで…だってヘキ、あれから泣いてないでしょう?」 「!!」 そういわれて俺ははっとなった。 そうだ。 確かにそうだ。 あのときの俺は、悲しみよりも怒りが。 哀悼よりも憎しみが。 そればかりが俺の心を、支配していた。 だが今は。 気丈なリョウが見せた弱さを見て。 そんなリョウの身の上に想いを馳せ。 そして、リョウの優しさに触れて。 俺の心はようやく、人並みの感情というものを、取り戻したんだと思う。 だから、俺は。 「だから、泣いていいのよ。いいえ、泣いてあげて?ランのために、あの人…ソウ兄のために、あの娘達のために…ね?」 リョウのその言葉で、俺は。 我慢するのを、やめた。 「っくぁ、あああああああああああああああああ!!!」 声にならない声を上げ、俺は泣いた。 尊敬する兄がいない悲しみに。 好きだった妻を殺された憎しみに。 愛していた娘を奪われた怒りに。 そして、大切な幼馴染が生きていてくれた喜びに。 すべての感情と共に、俺は涙が枯れるまで、泣いた。 /*/ 俺が落ち着いたのは、もう空も白み始めたころ。 かなりの時間を費やしてしまった。 そうしている間中、ずっとリョウは俺のことを包んでいてくれた。 それが無性に、ありがたかった。 「…迷惑、かけたな」 感謝しようとして、出てきたのはいつものぶっきらぼうな言葉。 俺らしいといえばそうだが、今はどうにもこの性分が恨めしい。 くそ、なんだって俺はこう… でも、長い付き合いのリョウにはわかってもらえる。 そう期待して、リョウの顔を見ると。 案の定、やれやれまったくしょうがないな、といった感じで微笑んでいてくれた。 「それはお互い様でしょ。ま、最初に泣いてたのはあたしなんだしね」 そうおどけて言うリョウの姿は、昔と変わらない。 でも、今回ばかりはそこに甘えるわけにはいかない。 なあなあにせず、きっちり謝るんだ。 そして。 「いや、悪いのは俺だ。俺があの時おまえの邪魔をしなければ…んぐ?」 決意を込めた俺の言葉を、リョウの人差し指が封じた。 なんだ? どういうことだ? 過去に例のない反応をされ、俺は焦った。 そして。 「…ね、傍にいてくれるひとがいるのって、なんか、いいよね」 ぐいと引き寄せられ、耳元でささやかれる、不意打ちの、その一言。 俺の思考ははじけ飛んだ。 俺の本能は何かを悟った。 ヤバイ。 マズイ。 何かわかったような気がするが、思考がまったくついてこない。 それでも返事を。 返事をしなくては。 「あ、ああ…そうだな、うん」 混乱した頭で考え付く、精一杯の返事。 気の利いたことは言えないがしかし、真実は語っている。 よし、ここからいったん落ち着いて、次の、 「あたしね、ヘキが生きていてくれて、良かった…と、思ってる」 リョウの次のひとことは、俺の理性に、無駄な抵抗はやめろと伝えていた。 ああ、俺だって。 俺だって、リョウが生きていてくれて良かったと、思ってる。 「俺も…そう、思うよ、リョウ」 俺たち二人は、はいろんなものを失ってしまった。 だけど、俺たち二人は生き残った。 そんな二人だからこそ、できることがあるんじゃないか。 手を取り合って、生きていくことは出来るんじゃないか。 そう思って、俺は。 「なあリョウ、もし良かったら、俺と…」 /*/ 表紙へ戻る
https://w.atwiki.jp/cgwj/pages/448.html
連邦県境軍(理:fonticco'd glime'd rederr fon fankasastan)、通称FGRとは、連邦軍の軍種の一つ。 目次 概要 任務 概要 FGRは、2010年デュイン・アレス独立戦争中、Xelken.valtoalの過激派の一部が中央から離反し、連邦に軍として前線に配置するよう要請したことに始まる。 連邦政府としては違法な武器所持として検挙するところであったが、Xelken.alesとの戦闘では沿岸警備人員が足りていなかったことから、デイシェス県からパニアル県側の隣接する州境の警備にあたらせた(Xelken県境警備隊)。 2010年3月7日、県境警備隊は正式な県境軍(FGR)として整理され、各地へ配備され各県の行き来が難しくなった。以後、終戦まで県の沿岸警備の任についた。 2011年3月3日の終戦以降、FGRは沿岸警備の任を解かれ、以降のデュインの沿岸警備は連邦沿岸警備隊(LK)が担うことになった。組織改革により、FGRは沿岸警備の用よりも海兵隊様の運用が成されるようになり、連邦軍軍種としての格上げのために様々な人員が補充され、Xelken主体の組織も改革されていくことになった。 組織改革後も「県境軍」の名称を使っているが、デュインのみを任務の対象にするわけではない。 任務 沿岸陸上警備 強襲揚陸作戦 水中潜入作戦
https://w.atwiki.jp/rengosekaiwiki/pages/66.html
国名 グエール連邦 首都 考え中 種族 グエール人 人口 考え中 通貨 考え中 公用語 グエール語 主要母語 グエール語 宗教 考え中 政治体制 保護国、権威主義的 国家元首 国家首席 政府首班 国家首席 現在は銀河系連合政府との全面戦争中であり、国軍長官に戦時大権が与えられている。レプティスの保護国であり、レプティスの統監府及び統監が存在する。
https://w.atwiki.jp/heart2/pages/12.html
概要 アメリカ合衆国を中心に成立した連邦国家。 略称は太諸連。 かつての北米・豪州各国が、NATO(北大西洋条約機構)を拡大する形で政府機能を統合した事で成立。 連邦成立以前、北米・豪州各国は超常敵性体により被った壊滅的な被害をセプテントリオンからの援助を受ける事で急速に再建、連邦成立後は各国首脳部の統合により更に影響力を拡大し、やがてHeartⅡ時空の地球における最大規模の戦力・国力を有するまでに至った。 MS開発の総本山と称されるアナハイム・エレクトロニクスや、戦術人形開発の現状最大手であるI.O.P.社が自国領内に存在する等、基幹産業として兵器開発・IT系が非常に発達している。
https://w.atwiki.jp/mahouka/pages/445.html
風祭 涼歌(かざまつり すずか)は、国立魔法大学付属第一高校の卒業生である。魔法科高校の優等生のオリジナルキャラクター。 「スカートめくり」を得意とする風使い。 漫画「魔法科高校の優等生 第9話」に登場する。設定は原作者考案(*1)。 コメント こんなヘンタイ出てきたっけ? - 2013-04-01 08 51 54 魔法科高校の優等生に登場した人物です。 - 2013-04-01 23 39 33 この人、風のエレメンツだよね? - 2013-07-11 19 58 00 可能性は高いな - 2013-07-13 05 06 52 確定だろ。 優等生の説明に血統操作で植え付けた依存心が・・・ って下りあるから - 2013-09-11 00 20 18 スカート捲りといい、風が得意といい設定だけ見ると佐天さんを彷彿とさせるキャラクターだなぁ…コミックス買って見てみよう。 - 2013-08-07 00 51 24 うーいーはーるー (2020-05-26 09 05 17) 風祭さん (2021-01-29 17 56 04) 風祭さん (2021-01-29 17 56 54) 人物 女性
https://w.atwiki.jp/mw5m/pages/100.html
スチュワート連邦 マーリック家/シュタイナー家の紛争地域 人体強化者を守れ
https://w.atwiki.jp/mahouka/pages/446.html
萬谷 颯季(よろずや さつき)は、国立魔法大学付属第一高校の卒業生である。魔法科高校の優等生のオリジナルキャラクター。 萬谷家の長女で5人兄弟の末っ子。 漫画「魔法科高校の優等生 第9話」に登場する。設定は原作者考案(*1)。 コメント 人物 女性
https://w.atwiki.jp/regulussov/pages/16.html
ここではソビエト共産主義共和国連邦の主要な政治イデオロギーについて記載する。 正統派マルクスレーニン主義 マルクス・レーニン主義は文字通りマルクス・レーニンの主義主張を継承する社会主義勢力である。国際的にはマルクス・レーニン主義はスターリニズムとイコールであると考えられているが、新ソ連ではその限りではない。新ソ連のマルクス・レーニン主義者は主に永続革命と二段階革命論を党是としており、スターリン主義というよりトロツキズムに親和性を持つ。また古典的封建主義国家を敵視しているが、これがあくまで国家的な復讐主義に過ぎないと反対派は主張している。 労働組合主義(サンディカリズム) 加速共産主義 ルクセンブルク主義 ルクセンブルク主義は評議会社会主義とも呼ばれる社会主義の一派で、ローザ・ルクセンブルクとその著作にイデオロギーの源流を有する。ルクセンブルク主義者はマルクス・レーニン主義者の言うところの民主集中制を強く批判し、党を基盤としつつも開かれた議会で言論闘争を行う事を原則に定めている。ルクセンブルク主義はアナーキズムとスターリン主義、トロツキズムにそれぞれ類似する性質を持ちつつも完全に一致しない完全に独自のイデオロギーであり、新ソ連でも有力な主義主張の一つである。 無政府主義 民主社会主義 アラブ社会主義 イスラム社会主義 国家社会主義 新ソ連の国家社会主義は国際主義に立脚する新ソ連では異端と言える思想で、「結束主義国家」レグルス帝国への共感とレグルス民族主義に基づいている。新ソ連では国家主義運動は公式に禁止されているが、アナキストの脅威が蔓延する中で極めて小さなコミュニティしか持たない国家社会主義運動は許容されている。 新ソ連の国家社会主義を主導しているのはミハイル・ロジンスキーの民族労働社会主義党である。ロジンスキーはマルクス主義の反民族性を非人間性と捉え批判し、国民国家の復活を掲げている。また反モレラ国を党の公約に掲げており、エーゲ海の奪還を公式に求めている。党の規模は現在全国で百数十人程度と考えられている。 復讐共産主義 復讐共産主義は国家秩序本部長官オズワルド・ヴェーヴェルスベルクの掲げるイデオロギーである。ヴェーヴェルスベルクは帝国主義と資本主義を人々を搾取する最も悪きイデオロギーと糾弾し、その背景にあるキリスト教とローマ世界に源流を持つ欧州法制を強く批判した。ヴェーヴェルスベルクの史観によればローマ人とキリスト教徒はその傲慢さと過去の罪のために報復を受ける義務があり、全ての非欧州人種は報復をする権利と義務があると述べている。ヴェーヴェルスベルクはまたマルクス主義とレーニン主義、ナチズムが欧州中央(つまりローマ世界の中央)から遠いドイツ、ロシアで興隆したことに着目しこれらを欧州世界の旧秩序に対する自発的な抵抗であると考えた。一方で過去のソ連、ナチスドイツの失敗を旧来の帝国主義へ傾倒したためと批判する。