約 441,813 件
https://w.atwiki.jp/tyuu2nouryoku/pages/69.html
名前 日継 陽真/hitugi haruma 能力 【覇剣剛断】 性別 女 年齢 13 所属 なし Profile 『胸に秘めるは小さな願い それは決して届く事無く』 日継家は【帝國】に存在した士族の一つであり、力を絶対視する家柄であった。 士族であれば力を重視するのはそう珍しい事ではなかったが、日継家はそれが異常であり、力を"狂信"していると揶揄される程。 陽真の両親は日継家史上でも最強とも言われており、そんな両親の下に生まれた陽真もかなりの期待を背負っていたが、陽真は"無能力者"として生まれてしまう。 力を受け継げなかった無能力者など汚点でしかなく、周りからは疎まれ、蔑まれ、陰口を言われ続ける日々。 幸い両親だけは陽真を愛しており心が荒んでしまう事は無かったのだが、陽真が12歳になった日に事件は起きる。 このまま汚点を世に出すまいとして、日継家は陽真の両親を生贄に"禁術"を使ったのだ。 その効果は『生贄の身体能力、技能をある人間に与える』というもの。 こうして得た、得てしまった力が【覇剣剛断】である。 能力を得たその日から家出しており現在は一人暮らし。 と言っても家もなく、賞金稼ぎの真似事をしてその日その日を生きているだけだが。 Skill 『その手に握るは不壊の絶刀 森羅万象断てぬ物無く』 【覇剣剛断】 破壊力-A スピード-B 射程距離-D 持続力-B 精密操作性-A 成長性-D この能力者は何十年と研鑽し、研ぎ澄まされた達人二人の身体能力、技能をその身に秘めている。 その力は身の丈の二倍ある大剣を易々と古い、その技能は規格外の剣を以ってしても剣術を行使することが可能とする。 ≪断刀"絶"≫ 日継家の家宝とされる宝剣。遥か昔の大乱にて君主より賜った物とされる。 一間四尺程の大きさを持ち、刃渡りは三尺もある両刃の剣。大きさ以外の形状は西洋のクレイモアに非常に近い。 刀身は錆色、その見た目の通り切れ味というものは無いに等しく、宝剣と言うにはあまりに無骨。 だがこの武器の素晴らしきは"決して折れず、朽ちぬ"という一点に集約される。 壊れる、折れると言った概念そのものを持ち合わせておらず、いかなる威力の攻撃を受けようとも罅割れる事すらありえない。 元は非常に美しい白銀の刀身を持っていたと言われているが、それが完全な錆色に変質して尚武器としての機能を持ち続けるのもこの"不壊"の性質あるが故。 一間四尺→大体3メートル 三尺→大体1メートルだってウィキペディア先生が言ってた +能力原文 【大剣覇者】//名称変更自由 貴方は巨大な剣を持っている。 大きさは3m未満で、形は好きに決めて良い。 その大剣は、切れ味はあまり良くなく、押し潰して切る様な形になるが、 凄まじい強度を誇り、『絶対に壊れない』。 そして、貴方はそんな人の身に余る大剣を振り回す程の膂力を誇る。 自動車程度ならば切り飛ばせるだろう。 身体能力:剣の達人 初期装備:不壊の大剣 Looks 『その身に纏うは唯の布 着飾る事に意味は無く』 適当に伸びた髪を適当なゴムで後ろに結い、13歳という年齢を考えても小さめな少女。その体は"絶"に隠れてしまうほど。 肌色は不健康に白く血の気を感じず、四肢も細く、振るう武器に比べてあまりにか弱くみえる。 顔つきは年相応に幼いが目つきは悪く、釣りあがった瞳は野良猫の様だ。 着用しているのは家出時にかっぱらった大人サイズの着物。それもちょっと高価なもの。 ただし余分な袖、裾は引きちぎっており動きの邪魔にはならないようになっている。 記録 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1451918891/ 15から
https://w.atwiki.jp/wyswyg/pages/345.html
SAEKI-Hiruhiko モチーフ 昼行灯 所属 世杖学園 称号 肩書き 合唱部 構成因子 普通 善人 幼馴染 主要人物関係 幼馴染:神野霧絵 戦闘体系 なし 外見 典型的な優男であり、結構影が薄い 霧絵とは同じ孤児院の出身なので彼女の過去を知っている 両親が事故で亡くなったので、しばらく孤児園にいたが祖父母である、とある中規模のレストランチェーンの会長夫妻に引き取られた 両親は実家から駆け落ちしたため
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/534.html
立花玲(たちばな れい/Tatibana Rei) 年齢:17 学年/職業:高校三年 性別:男 レベル:1 メイン:魔導士 サブ:探究者 エクストラ:空想術士 追加サブ:- 種族:転生体 参戦回数:-回 コミュニティ/部活動:相撲部 来歴:在校生 身長 180cm 体重:50kg PL名:亞襲 「大丈夫だよ、僕たちは選ばれたんだからね。」 外見 手入れはそうされて無いような亜麻色か暗い金髪の髪が背中まで伸びている。 瞳も同じく薄めの茶色。 細めの長身。ガリガリとかヒョロいとか、食事の心配をされる、そういう次元。顔はまあまあ美形。 病弱気味。だが学生時代に入退院を繰り返しているわけでもなく、ただ体が弱めで人より少し休む回数が多い程度だ。 人格 今までは学園内でほとんど一人だった。病弱気味であることも相まってどちらかというと気弱な性格だった。 が「学園戦争」発覚の前後から人が変わったように社交的になり、また性格もやや自信的なものになった。 滅多に怒らず、悪は特に気にしないが、敵には容赦しない。 勉強はそれなりにできるが、体育などは病弱を理由に休みがち。但し、連合軍襲来後は運動系の授業やイベントににも積極的に参加している模様。無論、ほとんどできていないのには変わりないが。 「学園戦争」に前線として乗り気である。そして、自分のことを転生体だということはない。 来歴 まだ幼児の頃普通の両親と一緒に都会からこの町に越してきた。今も両親と一緒に住んでいる。 両親は戦争には反対だが、いつも内気で将来が心配だった彼が変わったのも見て、完全に否定できない状態である。 + 参加セッション + 友人関係 PickUp もともと帰宅部だった彼は部活を探していたがシャロケッタさんの勧誘テロにより晴れて相撲部に入ってしまったようだ。腕は素人以下だ!(了承済み ありがとうございます) キャラクター情報 + キャラクターメモ ■キャラ 名前(きゃら なまえ) 《基本データ》 年齢:○○歳 性別:?? 身長:ないしょcm 体重:ひみつkg ML1 /HP10/MP10/LP5/行動値5/信仰0 筋1/知1/器1/敏1/感1/精1 《判定など》 命中2D+1/物攻2D+0/射程1~1/魔法2D+1/魔攻2D+0/回避2D+2 探索2D+2/危機2D+1/識別2D+1 ※鑑定等スキルが必要なものは除外 物理防御6/魔法防御5/結界強度2 《スキル》 [パッシブとか] [セットアップとか] [マイナーとか] [メジャーとか] [その他とか] 《所持品1/3》 携帯電話*1 《ダメージロール》
https://w.atwiki.jp/cocomagi/pages/91.html
学園都市アレグレット魔術科第18小隊所属。 色々な魔術に対する知識はあるが、その大半をまだ使えない半人前。 挑発に弱く、何かと突っかかっては情けない姿を見せる。 以前までトッポに魔術を教えていた師は実父。しかし父親は星の智慧との戦争で戦い、死んでいった。 直後に現れた汚染獣によって妹も負傷し、汚染獣を恨むと共に戦闘に対してやや臆病になっている。 現在は新入生に追い抜かれたくない一心で人知れず鍛錬の量を増やしている。 根はイイ奴。 使う魔術 トッポが習得している魔術。使用する前に契約の儀式を行う必要がある。 威力は基本的にトッポの魔力に依存する。 サブレイム(準火炎魔術):目の前に炎を放つ。 サブール(準氷水魔術):目の前に冷気を放つ。 ドーター(泥化魔術):相手の足元を泥のように溶かす。 アレイム(上級火炎魔術):サブレイムの発展型。 アストロー(突風魔術):突風を発生させ、相手の武器等を弾く。 アクーア(水流魔術) モスキュート(魔力吸収魔術):相手が操作できる魔元素を奪い、更に奪った半分程度を自分が操作できるようにする(MP吸収)。効果はトッポの魔力依存だが、通常の魔術一発分くらいは奪い取れる。
https://w.atwiki.jp/bokuori_data/pages/565.html
製作者 ふぇぬりる 出場大会 第九回大会 経歴 設定 「私は悪役になりたい。ヒーローなんてくそくらえだ!」 名前はテューラ。彼女の両親は素晴らしいヒーローであり、彼女もヒーローになるのだろうと期待されて(現在進行形)いる。しかし彼女は反抗心からか悪役になる!と豪語しているも相手にされていない。そんな夢をひたむきに聞いてくれるのは彼女のおじいちゃんぐらいだ。残念ながら両親の素晴らしい能力を継がなかった彼女は、悪役へとなるべくマッドサイエンティストを目指すことにした。 血の滲むような努力をし、彼女は一流のサイエンティストになることはできた。そこからさらにマッドになるべく、テューラは努力を重ねた! 初めに彼女は、悪役になるという夢を真摯に聞いてくれたおじいちゃんを超合金おじいちゃんにした。 次に、超合金で重くて動けないおじいちゃんの超合金を軽い新素材に変えた。 そして、おじいちゃんは寿命で死んでしまった。 彼女は三日三晩、涙を流した。おじいちゃんが深刻な病気だったことなど知らなかったし、それをわざとテューラに話さなかったことも知らなかった。 おじいちゃんが彼女の唯一の理解者で、心の拠り所だった。 最後に、おじいちゃんに新しい命を吹き込んだ。 おじいちゃんの首にはシリンジが埋め込まれている。埋め込まれた自動注入シリンジには、様々な薬品が詰められている。それぞれ4種類×2回分の容量があるが、なくなったら再度詰めなくてはならない。赤、黄、緑、青の薬品があり効果が違う。その操作は全てテューラが行なっている。シリンジが壊れたら修理しなくてはならない。 彼女はもっとも憎むべき両親から、とある番組と大会の話を聞くことになる。おじいちゃんとともに大会で優勝し、マッドサイエンティストとして名を馳せるのだ!と計画した彼女は両親にそのことを打ち明け、法律都市へと向かった。 説明しよう! 赤いおじいちゃん:もりもりむきむきおじいちゃん。大きさは当社比30倍!鋼の筋肉で敵の攻撃を弾き突進! 黄色いおじいちゃん:サンライトおじいちゃん。頭の光沢を活かしレーザー攻撃! 緑のおじいちゃん:緑の気を発するおじいちゃん。身体全体を守るバリアーを張るのだ! 青のおじいちゃん:俊足おじいちゃん。誰に捕まることがあろうか! レインボーおじいちゃん:テューラに危機が迫った時のおじいちゃん。未だにレインボーにはなったことはないと言われているが……!?全ての色の要素を発揮するおじいちゃん。 補足
https://w.atwiki.jp/pokeguil/pages/1056.html
名前: シャン・ライレン 種族: ライコウ 出身: シンファ(出身地名) 性別: ♀ 身長: 180.2cm 体重: 66.1kg 年齢: 26歳 職業: 闘士 所属: 星組 特性: プレッシャー 好き: 強くなること、憎い相手を見返すこと 嫌い: 劣等感に駆られること 武器: 双節棍(長柄のヌンチャクにもなる) ライレンの技・特性 http //www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium illust_id=25535708 シンファ出身のライコウの女性。 幼い頃、両親が武術の修行中に事故で亡くなったが、その両親がシンファ有数の、とある高名な人物の知人だった事もあって、 彼女はその養子として引き取られ、そこで不自由なく育てられた。 だが16歳の時にお家の跡継ぎ問題で、義弟が家督や財産欲しさから彼女に濡れ衣を着せて追い出してしまう。 絶望し、行く宛ても無く路頭を迷っていたところを、ある武術道場の道場長が彼女を不憫に思ったことからライレンを保護し、自身の武術道場に招き入れた。 ライレンも追い出された絶望から逃れるように、ひたすら武術修行を行う。 そんな彼女も25歳の時に道場を離れ、安定した収入を得ようとグラーディアを訪れて氷焔に入ろうかと考えていた矢先で、 これ以上の氷焔の戦力強化を懸念し、かつライレンの実力をある程度使えると感じたメルトが、ライレンに好条件を提示。 ライレンも「星組」の待遇の良さや条件に賛同し、星組の協力者として活動する事を決意。 膨大な収入と、安定し且つ豪華で広々な居場所を手に入れたことで、星組に恩義を感じているようだ。 さばさばとした性格だが、実は劣等感に捕らわれやすく、そこから来る執念や向上心も高い。 暇さえあれば1人で、もしくは星組の協力者達と鍛練を頼み込んでいることも。 愛用する棍は、中心部分をひねると連結を解除し、柄が長尺のヌンチャクとして使うことも出来る。 主に武器や自身に電気を纏わせての、速攻重視の近距離戦を得意とする。 また、メルトが誘った「星組」の役割の中では純粋な戦闘要員だが、標的の施設の電気系統に自身の電力をぶつけて、 過負担を掛けてショートさせたり停電させたりなど、破壊工作やそれに伴う暗殺行為もしてのける。
https://w.atwiki.jp/ssteam/pages/77.html
照波 しいプロローグ 照波しいプロローグSS / ホールド・ユア・ハンド 無色透明な夢に、新たに呼ばれた者が一人。 ルールを認識した彼女――照波しいは目を覚ますと、 寝間着代わりのジャージから着替えもせずに、目的地へと駆け出した。 千時夜滅がその目を開かなくなってから1年半以上の時が経過している。 医者曰く、彼女は生命を維持するための脳の部分がダメになってしまっていて、 大量につながれたチューブやら電極やらがなんとか彼女を生かしているらしい。 そんな近代医学の恩恵を受けている今でさえ、 いつ死んでもおかしくないという嫌な太鼓判を押されている。 五感すら失った滅は、 自らの精神が昏いどこかで落下し続ける錯覚に囚われ続けている。 『ねえ、滅!滅!大変大変、ビッグニュース!』 だから、そんな死に損ないの友人にすら元気に話しかけることができるのは 魔人 照波しいの特権である。 彼女の能力は【ホールド・ユア・ハンド】。 身体的に触れた生物とテレパシーで会話する能力である。 生物であれば、物理的に喋れない相手だろうと問題はない。 口を開くことも手を振り払うこともできない滅には、 彼女の喧しいテレパシーを防ぐ手段はないのである。 『…毎度のことながら、うるさいよ』 『うんうんうん、うるさいよねごめんね。 それでね、無色の夢ってやつを見ちゃったの!』 滅は全く反省していないしいを睨み付けたかったが、 残念ながら目も開かないのであきらめた。 『夢の戦いね…。 勝っても負けても夢を見るって、何か意味あるのそれ?』 『あるよ、もちろん! 好きな夢を好きなだけ見られるんだよ!? しかもその間現実の時間も経過する…… ってことは、夢(・)を(・)見(・)て(・)い(・)る(・)間(・)は(・)死(・)な(・)な(・)い(・)ってことだよ!』 滅は、強制テレパシーを受けているにも関わらず、絶句した。 昔から、こいつは悪気なく無理を通そうとするんだ。 そんなところが嫌いだったことを、滅は久々に思い出した。 『……そういうことになる?』 『なるなる!絶対なるよ!』 その絶対という自信がどこから来るのかは謎だったが、 たしかに話を聞く限り、最低限の理屈は通っている。 しかし、通ったとしても疑問が残る。 『アンタ、ずっと夢を見てまで長生きしたいわけ?』 『いやー、だからさ、滅と一緒に参加したいわけ 滅のことをばっちり直せるぐらい、医療技術が発達するのを 夢の中で待とうよ!その…二人で…』 視覚情報のないテレパシー越しにさえ、 しいの顔が赤くなっていることを察したが、 滅にツッコむ気力はなかった。 この大バカは、あるかどうかも分からない医療技術の発展を夢の中で待ち、 滅を救おうという魂胆らしい。 その代償として自分の人生の大切な時期を棒に振ることに、何の疑問も持っていない。 …そんなしいがそばにいたからこそ、 滅はどこか昏いところに沈んでいく自分の意識を 手放すまいとしてこれたのだけれど。 『…死にぞこないの私にとっちゃ、それなりに魅力的な提案かもね』 『でしょ!でしょ!』 『……アンタだと、冷静に考え直すとかもないわよね』 『ないない!絶対ない!』 きちんと伝わるように、滅はテレパシー越しにわざとらしくため息をつく。 『お前の両親と、私の両親に、きちんと事情を伝えて。それが条件。 私みたいなネボスケがいきなり倍になったら困るでしょう』 『うん。わかった。ありがとう』 ありがとうと言うべきなのは自分の方だろうと思ったが、 滅はそれを伝えることはしなかった。 『私も伝言を残すよ。 いつものある?』 『あるよ!今のっけた』 しいは、可愛らしいクマのぬいぐるみを滅の右手の上に置いた。 滅は、感覚を失った右手に力をこめる。 滅の能力【ガルバナイザー】は、 自分に触れた対象に仮初の生命を与える能力である。 例えば、自我を持たせたぬいぐるみに 私の生存率を高めるために、おたくの娘さんの人生を台無しにさせてください といった内容を伝えてもらうことができる。 伝言を託すぐらいであれば、生命を与える時間は一瞬で済む。 「しいちゃん久しぶり。 こんなご主人のために、随分と思い切ったクマね…」 ぬいぐるみが口をひらき、しいはふふと微笑をもらした。 滅は事故後にこの能力に目覚めたため 自分の下僕がこんなに可愛らしい語尾であることをいまだに知らない。 『じゃあ、事情を伝えに行ってくるね。 何か準備もしなきゃだし、戦いの直前になったらまた来るから』 『はいはい、いってらっしゃい。 …にしても、戦闘相手が雑魚であることを祈りたいものね』 当然のことながら、 非戦闘能力のしいと死にかけの滅が戦いに勝つのは容易ではないだろう。 しかし、しいは頑張ればなんとかんるだろうと根拠のない自信を持っていた。 『うん、頑張ろうね またね、滅』 『とっとと行きなよ』 しいは【ホールド・ユア・ハンド】を解除し、病室を出る。 滅の精神は、また昏いところで一人きりになる。 この単純明快な悪夢が、見たい夢にさしかわるというならば、 それはたしかに十分な褒賞に違いない。 しいがまず訪れたのは、滅の両親の家だった。 なんと伝えるべきかはあまり固まっていない。 (私もぐっすり寝ちゃうけど、滅のためなので気にしないでください。とかかな?) そんな風に考えながら玄関のチャイムを鳴らす。 「こんにちは、照波しいです!」 滅の両親は、自分たち以上に娘を見舞う彼女のことをよく知っていたし、 しいに対して申し訳なさと、それ以上の感謝を持っていた。 「照波さん!」「しいちゃん!」 だから、しいは、滅の両親のその表情を見たのは初めてだった。 混乱と悲しみと怒りとあともろもろの感情が入り混じった顔で、 二人は悲鳴をあげるように玄関から飛び出してきた。 「あ、あの…。どうされたんですか?」 「今 病院から電話があったんだ…」 「滅が。滅が死んだって」 滅はいつも通り病室に横たわっていた。 ただし、大量のチューブや電極はもう彼女に接続してはいない。 しいが滅の手を握る。 その体温は、どこかに失われていた。 "いつ死んでもおかしくない" そんなこと、知っていたけれど。 いったいどれだけの時間が経過しただろう。 既に陽は沈んでいる。 照波しいは望むべき願いすら失ったまま、 その目を閉じた。 夢の戦いが、はじまる。
https://w.atwiki.jp/1548908-tf4/pages/124.html
瀬良(せら)あゆみ:登場デュエリスト:声 ふくざわるみね 「大丈夫、絶対大丈夫です」 デュエルの話 パターン 話の雰囲気 主な答え 好調 △怒る 不調 ×笑う 普通 ○悲しむ 内容 話の内容 返す答え じっと我慢の耐えるデュエルですが最後に勝って笑うのはこの私です! △怒る じっと我慢の耐えるデュエルですが必ずひっくり返す自信があります △怒る じっと我慢の耐えるデュエルですが必ず逆転できると信じています △怒る いつも通りの耐える展開にいつも通りの勝ったり負けたりの結果です ○悲しむ いつも通りの我慢の展開ですが結果的には五分五分というところです ○悲しむ いつも通りの耐える展開で結果は普通に勝ったり負けたりです ○悲しむ 耐えるデュエルが多いのですが…なかなか形勢逆転できなくて… ×笑う 耐えるデュエルが多いのですが…堪えきれないことが多くて… ×笑う 耐えるデュエルが多いのですが…押し切られてしまうことも多くて… ×笑う 特徴 今作のモブキャラの中でも悲しい生い立ちと設定を持つ、サテライトの少女。 両親が原因で龍剛院嬢とレイン恵、5C's以外全ての人間から嫌われ、挙句に突き飛ばされたり石を投げつけられたりと散々である。 同じような過去を持つ遊星や、子供に優しいことに定評のあるクロウにすら嫌われるとは、両親は一体どれほどのことをしたのだろうか…? その両親は既に他界しているが、彼女はそれを知らず、いつか帰ってくることを信じて前向きに生きている。 ちなみにデュエル中の台詞は龍剛院嬢と同じもの。片方は皆に好かれ、もう片方は嫌われるという何とも皮肉なキャラ設定。 なお、彼女と共にトップス中央に行くと「とても懐かしい感じがします…」と言う。元々暮らしていた場所がここなのだろうか? 使用デッキはいずれも【ワイト】。死んだ両親の残したデッキがアンデット系デッキというのも、なかなか後味が悪い。 必要なカードはあらかたそろっているのでこちらも【アンデット族】で統一すれば十分戦えるが、CPUには扱いにくいカードもあるので調整してやろう。パワー・ウォールや一撃必殺!居合いドローなら高速で墓地を肥やし、高攻撃力のワイトキングを出せる。 また、ライトロードとワイトを組み合わせた【ワイトロード】にするのも一つの手。 なお、ワイトキングが戦闘破壊された時、勝手に墓地のワイトをゲームから除外してワイトキングを蘇生させてしまうので注意。 主な出没地点 サテライト 出現条件 最初から登場。 パートナーパック 悪戯好きのフルハウス(P)TF4 もうひとつの正義(P)TF4 お気に入り ピラミッド・タートル×2 ワイトキング×2 生者の書-禁断の呪術-×2 使用デッキ デッキ名 レベル デッキ使用場所 パパとママのデッキ1 2 パートナー、2周目以降ランダム、イベント パパとママのデッキ2 2 1周目、2周目以降ランダム、イベント パパとママのデッキ3 4 2周目以降ランダム、イベント パパとママのデッキ4 5 禁止・制限解除 ストーリー サブタイトル 好感度 相手 ネオ童実野シティ争奪タッグデュエル大会!予選 ハート1 カーリー渚(NO)・龍可 ネオ童実野シティ争奪タッグデュエル大会!準々決勝 ハート2 ミスティ・ローラ(NO)・龍亞 ネオ童実野シティ争奪タッグデュエル大会!準決勝 ハート3 クロウ・十六夜アキ(NO) ネオ童実野シティ争奪タッグデュエル大会!決勝 ハート4 ジャック・アトラス・不動遊星(MA) ストーリーでのセリフ(ネタバレ注意) + イベント1 イベント1 …あっ、おはようございます ごめんなさい… 起しちゃいました? …え? 大丈夫…ですか? よかったぁ … あの… 今日…シティでおっきな デュエル大会があるんです 私…それに出たいんです … みなさん…パートナーに なってくれなくって… それも…しょうがない ことなんですけど …おねがいします! 一緒に…大会に 参加していただけませんか? … よ、よかったぁ… プレーヤーさんに断られたら どうしようかと…思ってました では、早速で 申し訳ないんですけど… これから、予選があります 一緒に行っていただけますか? お願いします! + イベント2 イベント2 …あっ、おはようございます よく、お休みでしたね えっ? ひざ、すりむいてる? あ…これですか? ここに来る途中、突き飛ばされて 転んじゃいました … 心配しないでください こういうのは、慣れっこですから それよりも…この前の予選 ありがとうございました プレイヤーさんのおかげで 勝つことができました あの…それで… 今日は、その大会の 準々決勝があるんです もし、よろしければ… お願いします! + イベント3 イベント3 …あっ、おはようございます 目が覚めましたか? えっ? …この、たんこぶですか? ここに来る途中 石を投げられちゃって… 何個か頭に 当たっちゃいました あ、でも、平気ですよ いつものことですから えっ? どうして…そんなに いじめられてるのかって? … 実は…私の両親… 行方不明で 私、ひとりで暮してるんです その両親が、サテライトの方々に 過去、ひどいことをした、って… それで、その子供である 私が… … でも、いいんです 私をいじめることで みなさんの気が、少しでも張れるなら… それで、パパやママへの恨みが 少しでもなくなるのなら… それで…いいと思います … …でも 私は、パパやママがみなさんに ひどいことをしたなんで(「て」の誤表記?)、思ってません あっ、ご、ごめんなさい 暗い話をしてしまって … …この前の準々決勝 ありがとうございました プレイヤーさんのおかげで 勝つことができました 今日は、準決勝です もし、よろしければ… お願いします! + イベント4 イベント4 …あっ、おはようございます いい…朝ですね えっ? アザだらけだって…? … プレイヤーさんと 私が決勝戦に出ることになって… まわりの大人たちの… いじめ…が… …いつもより、ひどくなって… お前なんかが、決勝に 出るな、って… … で、でも…私は… 決勝に…出たい…です… … …えっ…どうして そこまでして出たいのか…って? … パパとママが行方不明に なる前の日の夜… 私に、言ったんです いい子にしてれば 必ず迎えに来る、って… … その言葉を聞いたときは 意味が理解できませんでした… でも、朝起きたら パパとママはいなくって… … いまは、パパとママがどこにいるかは わかりませんけど この大会で優勝することができれば… きっと、パパやママにも 私のことが耳に届くと思うんです … 私は…私は… こんなにいい子にしてるよ、って パパとママに、伝えたい… … それとも… こんな、わがままな子… 自分のやりたいことのためだけに 大会に出たいなんて言う子は… パパとママに… 叱られちゃうかな… … きゃっ!? な、なんですか!? 急に、抱っこしたりして!? えっ…決勝会場に行く? あっ、だ、大丈夫です! ひとりで歩けますっ! + エピローグ エピローグ あぁ…まさか 優勝できるなんて… これも全て… プレイヤーさんのおかげです … 見てて…くれたかなぁ… … (パパ…ママ…) (私は…元気だよ) (こんなに親切にしてくれる 人もいるし…) (抱っこされたときは びっくりしちゃったけど) (パパとママのこと 思い出しちゃった…) (私のこと、よくああして 抱っこ…してくれたよね) (私、いい子でいるから…) (パパとママが帰ってきたら また、いっぱい抱っこしてね…) … (いろいろ、辛いこともあるけど… 心配…しないで) (それに…) (プレイヤーさんがいれば…) (パパとママが帰ってくるまで… 私…がんばれるよ) (だから…安心して…) パパ…ママ… アイテム 大好 (人)フィギュア(異次元の女戦士、ブラック・マジシャン・ガール)(家)ムービー(大衆アニメーション)(♪)野球帽、ぬいぐるみ(ねこ)ハイヒール(□)カードプロテクター(レッド、オレンジ、イエロー、ホワイト) 好き (人)フィギュア(黒魔導師クラン、レッド・デーモンズ・ドラゴン)(食)牛丼、紅茶(家)グラス、花束、ムービー(恋愛ロマンス) 普通 (人)フィギュア(アマゾネスの聖戦士、ビックバンガール、水霊使いエリア、風霊使いウィン)(家)カミソリ、リンス、整髪料、ワックス、カイロ、孫の手、アイマスク、高性能チップ、ムービー(現代ドキュメンタリー)(♪)サッカーボール、スケボー、スニーカー、水晶玉、トランプ、ぬいぐるみ(くま)(□)カードホルダー(シンプル、エレガント)、カードプロテクター(ベージュ) 嫌い (人)フィギュア(月風魔、ミラクルフリッパー)(食)すいか(家)デーリーデュエル(♪)ヘルメット、テンガロンハット(□)カードホルダー(クラシック) 大嫌 (♪)シルクハット アイテムを渡した時の反応 大好 こんな素敵なものをいただけるなんて…夢のようです!本当にありがとうございます 好き まぁ素敵!ありがとうございます 大事にしますね! 普通 わぁ ありがとうございます! 嫌い ありがとうございます! 大嫌 あ… ありがとうございます パートナー時の会話の相性(D2) 機嫌+1 トップス 龍剛院嬢 機嫌-2 トップス 龍剛院嬢以外全員 シティ レイン恵以外全員 サテライト 全員 挨拶 機嫌 パートナーなし パートナーあり 最高 こんにちは何かお困りですか? ○○さん、プレイヤーさん こんにちは何かお困りですか? 良い こんにちは何かご用ですか? ○○さん、プレイヤーさん こんにちは何かご用ですか? 普通 こんにちはどうかなさいましたか? ○○さん、プレイヤーさん こんにちはどうかなさいましたか? 悪い こんにちは 最悪 こんにちは… こんにちは… ※ 特定のキャラをパートナーにして話しかけた場合、○○は次のように変化する 河合都 → ミャーコ
https://w.atwiki.jp/romasagaaplli/pages/25.html
通常仲間キャラ 初期仲間専用キャラ スポット参戦キャラ 通常仲間キャラ 主人公の仲間になる可能性のあるキャラクターたち。 基本的に、一度仲間から外すと二度と登場しなくなる。 例外はその都度解説。 • ガラハド グレイの友人の聖戦士。ローザリア人。 中盤、アルツールに現れる。 とあるイベントで途中から仲間に加わる事があるが、 仲間にするとそのイベントが終わるまで他の仲間を一時的に外せなくなる。 両親は聖戦士。パラメーターはやや平凡か。 グレイ編で序盤に外した場合、再登場する。 • ミリアム グレイの友人のおねーさん。年齢不詳。クジャラート人。 通常仲間キャラでは唯一術法を最初から習得している。 火の術法のスペシャリストという設定だが、 弓などの武器も鍛えるとバランスが良くなるかも。 彼女だけは、別れたのが序盤なら北エスタミルのパブに再出現する。 父魔術師・母占い師で術タイプのパラメータが伸び易い。 • ゲラ=ハ ホークの相棒でゲッコ族の戦士。(Geckoはヤモリの意か) 寡黙なナイスガイ。戦士の両親から生まれ、腕力と体力が高い。 シルバーの洞窟の場所聞くのに彼が仲間にいる必要がある。 ホーク編以外で彼を仲間にするには、ノースポイントのPUBを探してみよう。 • ラファエル 騎士団領の熱血見習い騎士。 イベントの進め方次第で序盤にスポット参戦する事もあるが、 後半のイベント以降は通常仲間キャラとして仲間にできる。 とあるイベントが終了する前に仲間にすると、ラファエル以外の仲間まで、 PUBでメンバーから外せない状態になる事があるので注意。 通常の仲間キャラとして加わるのは後半なのでステータスは低く感じるかも。 初期仲間専用キャラ 特定の主人公の初期メンバーとしてのみ仲間になるキャラクター。 他のキャラを主人公にした場合は仲間にする事ができない。 SFC版ではバグ技により連れ回したり、キャラグラフィック変化でパーティに組み込めた。 アプリ版でも連れ回せる可能性は否定できないが、現時点ではその様な方法は未発見。 • エルマン バーバラの馬車の会計士。眼鏡で髭という渋い外見。 イベントには全然絡まない、グレイより謎多き人。 魔戦士と占い師の両親を持ち、能力も地味。しっかり。 • ダウド ジャミルの親友。仲間から外すと…。 両親ともシーフという血統はスピード自慢で役に立つ。 • ブラウ クローディアのお友だち。森のくまさん。 装備が変えられないのでずっと「けがわ」等のまま。 しがみつきが特技。 イベントで強制離脱が起こることも。 パンチでも頑張って鍛えればラストまで戦えなくも無いだろう。 • シルベン クローディアのお友だち。わんこ。 ブラウ同様に装備が変えられず、武器はきばだけ(!!)なのが辛い。 やはり、イベントで強制離脱が起こることも。 スポット参戦キャラ イベント限定で仲間になるキャラクター。 最後まで連れて行くことは不可能。SFC版では連れ回せたが…。 • ディアナ アルベルトの姉。アルベルトの初期限定の仲間。 • へいし1 アルベルトの初期の仲間。剣で戦う名無しの兵士。 • へいし2 アルベルトの初期の仲間。弓を持っている。 弓は武器レベルを上げれば使えるので、潜在能力は兵士1より上か? • ナイトハルト 黒い悪魔「カヤキス」と呼ばれるローザリアの皇太子。 アイシャで始めた場合、スポット参戦する事がある。 伝説の防具ブラックシリーズに身をつつむ(入手は不可能。残念) • ジャン バファル帝国の親衛隊兵士。グレイとは旧友らしい。 クローディア主人公の場合に、2回ほど共闘する機会があるかも。 • テオドール 騎士団の剣と呼ばれる頑固親父。 序盤と後半のイベントで、時期限定で仲間になる事がある。 • あかまほうつかい 人間には使えない闇と邪の術法を使いこなす怪紳士。謎に満ち溢れている。 完全に術向きのステータスであり、成長も術系に特化している。 凍った城の探検の間のみスポット参戦。
https://w.atwiki.jp/ratselhappyroute/pages/54.html
白「○○くん!」 主「ん?」 いつもと同じように彼女から声をかけられる。 また今日も他愛のない話をして、退屈なこの時間を潰すのだと、てっきりそう思っていた。 白「今日、放課後空いてますかぁ?」 主「放課後?ああ、暇だけど…」 白「良かったです、大切なお話があるので、屋上に来てもらえますか?」 主「分かった」 白「大切なお話ですから、必ず来てくださいね!」 彼女はそれだけ告げると去っていった。 放課後、言われた通りに屋上へと足を向ける。 さっき教室では見かけなかったけど、白雪はもう来ているのだろうか。 重いドアを開けると、少しひんやりとした空気に肌が触れた。 主「あ……」 羽「ん?…ああ、よっ!」 そこにはいるはずのない友人の姿。 てっきり早々と帰ったと思っていたのに。 主「こんなとこで何してんの?」 羽「うん?待ち合わせ」 主「お前も?」 羽「…って言うか、お前待ってたんだけど」 主「は?」 羽「お、もう一人もきたぜ」 主「え?」 白「ごめんなさい、お待たせしましたです」 未だに自体の飲み込めない俺。 白「今日は、鉄野さんのお話を聞こうかと思って」 主「羽生治の?でも何で…」 白「大切なことだから…」 主「……………」 白「白雪、そう思うから…、だから…」 主「ちょっと待って」 白「はい?」 主「…それって、俺と関係あるの?」 白「……………」 羽「…まあ、良いじゃん。どうせ暇なんだろ?」 主「ああ、まあ…暇だけどさ…」 羽「なら、聞いてって損はないと思うけど」 主「……………」 どうしよう、心の中でそう自分に問いかけた。 聞いた方が良いのか、聞かない方が良いのか。 俺も、バカじゃない。 この面子。 ある程度どんな話なのかは想像がつく。 主「……………」 羽「まあ強制はしないけどな」 もしかしたら、本心は聞きたいと思っているのかもしれない。 いや、多分そうだ。 それでも踏ん切りがつかないのは何故か。 もしも強制してくれるのであれば素直に聞けるのに。 白「…白雪は…○○くんに聞いて欲しいな、と思います」 羽「ほら、可愛い女の子からのお願いだぜ?」 主「………じゃあ、話せよ」 素直になれない自分。 その上、そうは言っておきながら和やかに聞ける気分ではないからため息が出る。 羽「じゃあ、何から…」 白「あ、その前に…」 羽「ん、どぞ」 白「○○くんは知らないと思うから……」 主「……………」 白「白雪…小さい頃は、垂髪さんと暮らしてたんです」 主「…え………」 初耳、だ。 羽「お前、知りたかったんだろ…垂髪のこと」 主「……………」 羽「まあ、良いけどさ………」 白「白雪は…小さい頃に、養子として今の家に来ました。垂髪さんも同じく…白雪よりも前に養子として…」 主「垂髪は…両親はいないって、言ってたけど…」 白「………いますよ、ちゃんと」 主「義理の?」 白「義理も…実の両親も」 主「…………………」 白「今の両親は…小さかった白雪を、実の子供のように良くしてくれました。でも…垂髪さんは違ってたんです。贔屓、なんてレベルじゃありませんでした。垂髪さんは…虐待じみたことまで…されてましたから」 主「なんで………」 白「…ですよね。普通は、そう思うでしょうけど、小さかった私は…ただ、垂髪さんは悪い子なんだって思うだけでした。だから、できるだけ関わらないようにして…見ないようにして…ずっと、そうしてきました。だから…仕方ないんですよね、恨まれても」 羽「で、俺の番か。その理由についてだな」 主「……………」 羽「まあ簡単に言えばさ、あいつの本当の両親………犯罪者、なんだよな。集団強盗及び殺人。当然警察に捕まったわけだけど、そうなれば自然と子供は施設行きだわな。で、その後養子にもらわれていったわけ。まあ子供には何の罪もないんだけど、どっかの世間体とか気にしすぎるバカどもは……な」 主「じゃあ何で養子になんかしたんだよ!」 羽「金だよ、金。養護施設から支給されてる。もっとも、それがあいつのために使われたことなんてなかっただろうけど」 主「……………」 羽「ちなみに俺はその頃に偶然外に出てたあいつと知り合ってからの腐れ縁なんだけどな。………と、まあここまでが過去のお話。で、今から現在のお話。で、上城さんは何が聞きたいって?」 白「垂髪さんは…家を出てから………幸せだったんですか?」 羽「んー…それはあいつに聞いてみないと分かんないけど、確かに明るくはなったわな。………ついこの前までは」 白「……………」 羽「その様子じゃ分かってるみたいだから言うけどさ…今あいつが学校に来てないの、上城さんが原因だからな」 白「…あ…………」 羽「垂髪、さ…もう過去にはこだわらないって言ってたんだ。許しきれるもんじゃないとは思うけど…多分、できるだけ許そうとしてたんだと思う。初めて、本気で人を好きになることが出来たからって…少しづつでも、強い人間になろうって…」 白「……………」 羽「あのさ、デリカシーのない質問で悪いんだけどさ、単刀直入に聞くな。上城さんって、○○のこと好きなの?」 主「!?」 白「……………」 羽「なあ」 白「好き…です。好き………ですけど、それは………お友達としてで………」 羽「だったらさ、もうあいつから奪うような真似は…やめてくれよ…」 白「……………」 羽「まあ、さ…人の気持ちだから、物みたいに言うこともできんけどさ…」 白「………白雪は、どうしたらいいんでしょうか?」 羽「さあ……上城さんはどうしたいの?」 どうしたい、その言葉が胸に閊えた。 どうしたいのか考えている白雪を、ただ見つめる。 今の話…突然、そんなこと聞かされても分からないし、お前は蚊屋の外だと言われている気がしないでもない。 ずっと理解していると思ってたあいつのこと、俺が一番知らなかったのだから。 白「…謝っても…許されるようなことじゃ…ない、ですよね……」 羽「俺には何とも言えないけど………それでも無駄な行為じゃあないとは思う。ようは気持ちの持ちようだ」 白「……………」 羽「例えそれが自己満足でも、相手には一応伝わるんだから、な」 白「……………」 羽「……………」 白「…白雪、ちゃんと…垂髪さんと話、します………」 羽「ああ」 白「ちゃんと、話し合わないと…何も、分からないし…伝わりませんから………」 羽「…そうだな」 白「………それじゃ、白雪、行きますね」 羽「おう、じゃーな」 白「はい…白雪なりに、ちゃんと、考えてみますから…………」 …………… ……… … ガチャ、 ガチャン 重いドアの開閉の音。 羽「あれは…多分、あれで解決だな」 主「……………」 羽「…俺さ、さっき原因は上城さんだって言ったよな」 主「…ああ」 羽「お前、それ聞いてどう思った?」 主「どうって………別に………」 羽「安心、しただろ?」 主「……………」 羽「まあ、あれは垂髪自身から聞いたことだからな」 主「……………」 羽「○○は悪くないからってさ。愛されてんな、お前」 主「……羽生治は…」 羽「ん?」 主「羽生治は…他に何か思い当たることが………あるのかよ」 羽「さぁね」 主「……………」 羽「ところで、お前はまだあいつが好きなの?」 主「……………」 好きかって………? 思わず口から出かかった何かを飲み込んだ。 だって俺は恋愛感情なのかなんなのか最早わからなくなってしまったから。 惰性の恋愛は何も生まないとわかっていたから。 主「……………」 羽「ま、良いけど。…多分、このことは、あれで解決するんだから良いんじゃね?………後は、お前の好きなようにしな」 好きなように。 好きなようにって、何なのだろう。 結局、俺はどうすれば………?