約 50,302 件
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1265.html
325 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 02 58 ID o6sBa/R4 三つの鎖 31 お昼休みが終わり、午後の授業が始まっても耕平君は帰って来なかった。 耕平君に告白された後、気がつけば私は教室に戻っていた。どうやって戻ってきたのか、全然覚えていない。 それぐらいに私は動揺していた。 思えば、 告白されたのはこれで二回目だ。 一回目は中学一年生のとき、幸一くんに。 それ以外に告白された事は一度もない。 周りのみんなは、私はモテると思っているけど、実際にはそんな事は無い。実際、今までの人生の中で私に交際を申し込んだのは幸一くんと耕平君だけ。 私がモテない理由は、冷たい人間だからだと思う。幸一くんと梓ちゃん以外の同世代の親しい友達はいないし欲しいとも思わない。他は広く浅い交遊関係しかない。 それだけに、耕平君に好きと言われて自分でも信じられないぐらい動揺している。 幸一くんに好きと言われた時は、全く動揺しなかった。幸一くんが本気じゃないのは分かっていたし、幸一くんは私に恋していたのではなくて恋に恋していただけ。 耕平君は違う。胸が痛くなるほどの気持ちが伝わってきた。 私を好きって。愛しているって。 ここまで男の人に求められたのは、生まれて初めて。 耕平君がそんな風に想っているのを、私は全く気がつかなかった。 そんな素振りは全く無かった。それに耕平君にはいつも恋人がいた。すぐに恋人が変わるとよく噂になっていた。それに耕平君は女子に人気がある。見た目はけっこう格好いいし、話も上手いけど、妙な所で紳士的な男の子。成績も運動神経もいい。 私、耕平君にひどい事をした。耕平君の前で、幸一くんにべたべたしていた。 今なら分かる。好きな人が、他の人にべったりなのが、どれだけ辛いか。 「村田さん?」 クラスメイトに声を掛けられて私は顔をあげた。 気がつけば授業もホームルームも終わっていた。放課後のお掃除のために掃除当番の人たちが机を動かしている。 私は慌てて荷物をまとめて席を立った。クラスメイトは机を運んでいった。 一体どうしたのだろう。私はどうかしている。 耕平君も幸一くんもいない。 私は家に向かって歩き始めた。 耕平君は私のどこを見て好きになってくれたのだろう。 分からない。私に男の人から好きになるようなポイントはあるのだろうか。 私に交際を申し込んできた人は幸一くんと耕平君だけだけど、手を出そうとしてきた人はいた。 中学校や高校での先輩や教師。 みんな立場をかさに迫ってくるような、下劣な男ばかりだった。 もちろん、丁重にお断りした。場合によっては脅迫に近い事もした。 男の人ってなんてつまらないのだろうと思っていた。 相手より上の立場じゃないと、女の子にアタックできない人ばかり。 でも、耕平君は違った。 他にも大勢の女の子がいて、その中には耕平君を好きと言ってくれる女の子もいるに違いないのに、私を好きと言ってくれた。 分からない。何で私なんかを好きになってくれたのだろう。 私が幸一くんの好きになったのは、気がつけばだった。理由なんて分からない。ずっと一緒にいて、それで好きになっていた。 そんな事を考えていると、家に着いた。誰もいない。 自分の部屋に戻り、制服を脱いで私服に着替える。 鏡に映る自分の顔。微かに頬が赤くなっている。 ふいにお昼の事が脳裏によみがえる。 私を抱きしめ、頬にキスする耕平君。 顔が熱くなる。 信じられない。 私は幸一くんを好きなのに、他の男の人に抱きしめられて、頬にキスされて、その事を嫌だと思っていない私がいる。 訳が分からない。私は幸一くんを好きなのに。 今まで、私に似たような事をしてきた男の人はいる。その時は嫌というより、怒りを感じた。付き合ってもいないし、交際を申し込んでもいないのに、 自分の立場をかさにきてそんな事をしてくる男の人に腹が立って仕方が無かった。それ相応の報復をしたけど、心は全く痛まなかった。 耕平君の表情が脳裏に浮かぶ。真剣な瞳で私を見つめ、好きと言う耕平君。 他の人に好きと言われるのが、こんなに恥ずかしく、そして嬉しいなんて。 私の足元に黒い何かが微かに動く。 気がつけばシロが私の傍にいた。つぶらな瞳で私を見上げている。 「シロ。私の事好き?」 わうっと頷くシロ。 326 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 04 27 ID o6sBa/R4 「私っておかしいのかな。私ね、幸一くんを好きなのにね、他の男の人に好きって言われて嬉しいと思う自分がいるの。これって変だよね」 わうっと首を横に振るシロ。 「どうして?だって私は幸一くんを好きなんだよ?それなのに他の男の人から好きって言われて嬉しく感じるなんて、おかしいでしょ?」 シロはしばらく私を見つめた後、部屋を出ていった。 少しして階段を上る足音が聞こえてくる。 シロの足音じゃない。人の足音。 「春子。入るわよ」 お母さんが部屋に入ってきた。いつ帰って来たのだろう。時計を見ると、もう遅い時間。 いけない。やっぱりおかしい。 「どうしたの。変な顔して」 お母さんはそう言って私の隣に座った。 「シロが私を引っ張るから、春子に何かあったのかと思ったけど。何があったの?」 そう言ってお母さんは心配そうに私を見た。 お母さんは綺麗だ。きっと昔は男の人に人気があったに違いない。 相談したら、今の私が変な理由も分かるかもしれない。 「お母さん。相談したい事があるけどいい?」 「あら。珍しいわね。もちろんいいわよ」 お母さんはそう言って微笑んだ。確かに、私がお母さんに相談した事は数えるほどかもしれない。自分で言うのも変だけど、私は何でもそつなくこなす方だ。私に迫るろくでもない男の人も、全部自分で処理した。 「で。何を相談したいの?」 ええと。何から言えばいいのだろう。 「あのね、今日、告白されたの」 「あら。交際を申し込まれたの?」 「うん。断ったけど。告白してきたのはクラスメイトの男の子。私ね、その男の子が私を好きって知らなかった。そんな素振りも全く無かったし。だから、すごくびっくりした」 思い出すだけで頬が熱くなる。 「私、その男の子の事は好きでも何でもなかった。意識した事も無かったし、ただのクラスメイトだった。それなのに、好きって言われて、何だか変な気分なの」 お母さんは不思議そうに私を見つめる。 「変な気分って?気持ち悪いってこと?」 「ええと、そう見える?」 「全然。むしろ嬉しそうに見える」 微かに胸に痛みが走る。 幸一くんを好きなのに、他の男の人から好きと言われて嬉しく感じている自分。 「これって変だよね?好きでもない人から好きって言われて嬉しく感じるなんて」 お母さんは呆れたように私を見つめた。 「この子は何を言っているの。そんなの普通でしょ?好きって言われたら、ろくでもない男でもない限り嬉しいに決まっているじゃない」 「だって、私、その男の子の事、好きでも何でもないんだよ?」 お母さんは額を押さえてため息をついた。 「春子。あなた今まで告白された事はある?」 「一応、あるよ」 「幸一君を除いて」 「…無い」 「じゃあ告白した事は?」 私から告白。 幸一くんのあれは、カウントしていいのだろうか。 「一応、あると思う」 お母さんは呆れたように私を見つめた。 「手間のかからない出来た子だと思っていたけど、やっぱりまだ子供ね」 お母さんの言い方に私は少しムッときた。 「そんな事ないよ」 「おおありよ。あのね、好きな人に気持ちを伝えるってね、すごく勇気がいる事なの。それは分かる?」 どうなのだろう。 「春子が幸一君を好きって言うのとは訳が違うわ。好きって気持ちを伝えるのはね、今までの関係が別の関係になるの。より良い関係になるとは限らないわ。相手に拒絶されるかもしれないし。 だから告白するのってすごく勇気がいるの。それだけの勇気をふるって好きって言ってくれるのよ?ろくでもない男でもない限り、嬉しくないわけないじゃない。 私に言わせてみれば、その男の子は結構見どころあるわ。少なくとも、自分の気持ちを伝える勇気がある子だもの。断るなんてもったいない事したわね。付き合ってもよかったのに」 「でも、私、その男の子の事、好きってわけじゃないよ。それなのにお付き合いするなんて、不誠実だよ」 「あのね、春子は男女交際を勘違いしているわ」 私はムッときた。 「何でよ。好きでもない人と付き合うなんて、不誠実だよ」 「そんな事言っていたら、相思相愛じゃないと恋人になれないでしょ。世の中、最初から相思相愛の恋人なんていないわよ」 …確かに、そうかもしれない。 お母さんは諭すように言った。 327 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 05 53 ID o6sBa/R4 「男女交際ってね、お互いの事を知ってもらって、お互いの気持ちを伝えあうの。最初は片想いでも、付き合っていたら両想いになるかもしれない」 「…分からないよ」 私には分からない。好きって言ってもらったのが、今日が初めてだから。 「例えばね、お父さんいるでしょ?私も最初はお父さんの事、男の人として意識した事は全く無かったわ」 そう言えば、お父さんとお母さんの馴れ初めは余り知らない。 「確か大学で同じ部活だったっけ?」 「そう。体育会の合気道部だった。部活は上下関係がすごく厳しかったわ。お父さんとは同じ学年だった。 お母さんね、かなりモテたの。でもね、全然嬉しくなかった。私の先輩は根性無しが多くて、女の子をデートに誘うのも先輩の立場でしか言えない人ばかりだったから。 本当にひどいわよ。お酒に酔わせてホテルに連れて行こうとする人もいたわ。交際を申し込んでもいないのに あの頃は男の人が大嫌いだった。高嶺の花って言葉があるでしょ?高嶺の花だから止めておけって男の人はいうじゃない。全員とは言わないけど、男の人には努力して女の人に合わせるっていう発想が無いの。 少なくとも大学時代の部活の先輩はそんな男の人ばかりだった。自分じゃ手が届かないと勝手に勘違いして、上下関係を使うの。本当に腹が立ったわ」 すごく親近感を感じる。お母さんも私と同じ苦労をしていたんだ。 「もちろんそんな先輩ばかりじゃなかったわ。私に助け船を出してくれた先輩もいた。素敵な男の人だったわ。でもね、素敵な男の人って希少価値が高いから、そういう人に限って彼女がいたわ。 私、すごく残念だったわ。私が素敵と思う人は恋人がいるのに、魅力を感じない人ばかりにろくでもないアプローチされるし。 でもね、お父さんは違ったの。まっすぐに私に交際を申し込んできたわ。 はっきり言って全然スマートじゃなかったわ。すごく緊張していたし。でも、そこまで勇気を振り絞って気持ちを伝えてくれたのが嬉しかった。 だから、お父さんの気持ちに応えたいって思ったの」 気持ちに応える? 一体どういう事だろう。 「気持ちに応えるってどういう事?付き合うって事?」 「それもあるけど、本質は違うわ。 気持ちに応えるって言うのは、その人を好きになるって事よ。この人を好きになりたいって思ったの。 男女交際ってのはそういうものよ。交際を申し込んだ側からしたら相手を好きにさせる期間で、交際を申し込まれた側からしたら相手を好きになる期間」 「でも、付き合ってはみたけど相手の事を好きになれなかったらどうするの?」 「別れたらいいじゃない」 「そんなのひどくない?好きでもないのに付き合って好きになれないから別れるなんて」 「あのね、何も交際を申し込まれた人間すべてと付き合えって言っているわけじゃないわ。この人なら好きになってもいい、そう思える人とだけ付き合えばいいじゃない。 それにね、付き合うってことは相手にチャンスを与えるってことなの。交際するから私を惚れさせてみろって事よ。チャンスを活かしきれず惚れさせることができなかったら、それは相手の責任よ」 「なにそれ。すごく上から目線じゃない」 「恋愛ってそういうものよ。惚れたら負けって言う言葉もあるぐらいだし」 「…やっぱり納得いかない」 お母さんは呆れたように私を見た。 「春子ってすごくピュアね」 「だってお母さんの言っている事は分からないよ。好きって言われただけでその人を好きになるなんて、やっぱり変だよ」 「あのね、幸一君を見てもそう思う?」 胸に微かな痛みが走る。 「幸一君って一つ下の後輩と付き合っているんでしょ。梓ちゃんと同じクラスの」 「…うん」 「あの幸一君が妹のクラスメイトに手を出すような男の子だと思う?」 「幸一くんはそんな男の子じゃないよ。幸一くんは紳士的だもん」 「でしょ?仮に幸一君がその子に惚れていても、幸一君はその気持ちを秘めると思うわ。だって幸一君は優しすぎるもの。妹やその友達に迷惑をかけたり困らせたりしたくない。そう思う子だわ。 だからね、きっと梓ちゃんのクラスメイトから告白したんだと思う。春子は知っているの?」 知っている。だって、夏美ちゃんに惚れていく幸一くんを傍で見続けたから。 「知っているなら分かるでしょ?」 分からない。分かりたくもない。 お母さんはため息をついた。 「まだ納得してないわね」 「だって、分からないもん」 「そうね。幸一君の恋人ってどんな子なの?勘だけど、どちらかと言えば見た目は子供っぽい女の子じゃない?」 「…何でそう思うの?」 328 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 07 32 ID o6sBa/R4 「幸一君の後輩になるわけだから年下でしょ?それに幸一君はどちらかと言えば落ち着いた父性溢れる男の子だから、年上に甘えたい女の子から人気がありそうな気がするの。となれば子供っぽい女の子かと思って」 お母さんの言う事は当たっている。 夏美ちゃんは芯はしっかりしたいい子だけど、普段の言動は子供っぽい。 「幸一君の好みってどちらかと言えば年上のリードしてくれる女の子だと思うわ。だって女の子に対しては奥手だし。それなのに恋人は年下の子供っぽい女の子。何でか分かる?」 分からない。 そんなの、分からない。 幸一くんが夏美ちゃんを好きになった理由なんて、分かりたくもない。 「その女の子が幸一君を好きって言えたからよ。人に好きと言われるのはそれぐらい破壊力があるの」 そんな理由で? 好きって言った。ただそれだけの事で、幸一くんは夏美ちゃんを好きになったの? だったら私はどうなの? 私は毎日好きって言っていた。 それなのに幸一くんは私を好きになってくれなかった。 「真剣に好きって言ってくれる人と一緒にいたら全部とは言わないけど好きになる可能性はあるわ。好きなタイプに関係なくね」 だったら、何で私を好きになってくれなかったの。 そんなの、おかしいよ。 「春子も分かっているでしょ。今日、男の子に真剣に好きって言われて動揺しているじゃない」 「違うよ」 「違わないわ。相手にもよるけど、求められたら応えたいって思うのが普通よ」 「変だよ。じゃあお母さんはお父さん以外の人から好きって言われたら、応えたいと思うの?」 「お父さんより先に言われたらそう思ったかもしれないわ。でも、お父さんの方が先だった。それに今はお父さんを愛している。お父さんも私の好きって気持ちに応えてくれる。もしお父さんが私の気持ちに応えてくれない人なら、他の人を好きになるかもしれないけど」 「なにそれ。順番なんかで決まるの。そんなのへんだよ」 「何言っているの。恋は早い者勝ちよ」 私はその言葉に頭を殴られたような衝撃を受けた。 恋は早い者勝ち。 私に、チャンスはあった。 幸一くんが好きって言ってくれた中学生の時。 あの時、幸一くんと付き合っていれば違った結果になったかもしれない。 幸一くんは私に恋していなかった。恋に恋していただけだった。 私も幸一くんに恋していなかった。あの頃の私にとって、幸一くんは弟でしかなかった。 でも、付き合っていたらその過程でお互いに好きになっていたかもしれない。 私にチャンスはあった。 でも、私はそのチャンスを活かしていなかった。 だから夏美ちゃんに奪われた。 私に幸一くんを好きにさせるチャンスはあった。 あったのに私は何もしなかった。 ただ、幸一くんのお姉ちゃんとしての立場が心地よくて、そのままでいた。 お母さんの言っている事が分かった気がする。 好きって気持ちを伝えるのってすごく勇気がいる。 今の心地よい関係が壊れるリスクを冒してまで自分の気持ちを伝えるなんて、私にはできない。 私にできたのは、子供のように好きって言う事だけ。脅迫して傍に縛り付けただけ。 夏美ちゃんも耕平君は違った。 自分の気持ちをまっすぐに伝えた。 それがどれだけ勇気を必要として、尊い行為なのか。 「春子?」 お母さんは心配そうに私を見つめていた。 「どうしたの。もしかしたら、交際を申し込んできた男の子に変なことされたの」 「うんうん。ちょっと考え事」 「そう」 お母さんはそれ以上何も言わなかった。 心配そうに私を見つめるだけだった。 戻る 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1209.html
484 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 52 20 ID TckWV/As 三つの鎖 29 今日の朝、私は幸せだった。 幸一くんとのデート。何を着るかを考え、お化粧し、履いて行く靴を選ぶ。 待ち合わせ場所に行くのも足取りが軽かった。 幸一くんは誠実な男の子だ。にもかかわらず、夏美ちゃんという恋人がいるのに私と遊びに行く事を了承した。 本来なら絶対にあり得ない。夏美ちゃんをほったらかしにして、他の女の子と遊びに行くなんて、幸一くんは絶対にしない。 でも今回は私の誘いに幸一くんは応じてくれた。 嬉しかった。例え幸一君が追い詰められていたとしても、私といる事を選んでくれた。 隣町のショッピングモールで私は幸一くんと遊んだ。幸一くんの手を握り、腕を組んでも幸一くんは困ったように笑うだけで嫌がらなかった。 楽しかった。幸せだった。嬉しかった。 夏美ちゃんに勝ったと思った。幸一くんがあるお店に入るまでは。 幸一くんが入っていったのは、シルバーアクセサリーを扱うお店だった。私のしている指輪を幸一くんが購入したお店。 「夏美ちゃんにプロポーズしたいから、指輪選びに付き合って欲しい」 最初、幸一くんの言っていることが分からなかった。 「まだ高校生だし、ちゃんとした指輪は買えないけど、何かいいのをプレゼントしたい」 誰が、誰に、何のために、何をプレゼントするの? どういう意味? 私を選んでくれたんじゃないの? コウイチクンハナニヲイッテイルノ? 視界が歪む。まっすぐ立っているはずなのに、足元が定まらない。 私の考えをよそに、幸一くんは真剣な表情で指輪を見ている。 その横顔に胸が締め付けられる。 私と一緒にいるのに、私の事を考えていない。 幸一くんが考えているのは夏美ちゃんの事。 私じゃない。 私じゃ、ない。 気がつけば幸一くんはすでに指輪を購入していた。 サイズの違う2つのシンプルな銀の指輪。 私は拳を握りしめた。私の左手の指輪の感触。 指輪をケースに入れる幸一くんの横顔。 真剣な決意を秘めた表情。 二人でバスに乗り、私達の街に戻る。 バス停で降り、幸一くんは私を見た。 「今日はありがとう。春子のおかげで気持ちが楽になった」 そう言ってほほ笑む幸一くん。 「今から夏美ちゃんの家に行ってくる。成功しても失敗しても後で報告する。それじゃあ」 そう言って幸一くんは私に背を向けた。 「待って」 私は思わず幸一くんを引きとめた。 振り向く幸一くん。私を見つめる誠実な瞳。 「何で幸一くんは夏美ちゃんのためにそこまでするの?」 握りしめた拳が微かに震える。 「幸一くん、何も悪くないのに夏美ちゃんにひどい事をされたんでしょ?」 幸一くんの瞳の色が微かに揺れる。 「知ってるの?」 全て知っている。リアルタイムで盗聴していた。 夏美ちゃんが幸一くんに言った事は、全て聞いた。 「うんうん。でも、幸一くん、泣いてたじゃない。お姉ちゃん、分かったよ。夏美ちゃんと何かあったって」 幸一くんの表情が微かに陰る。 夏美ちゃんがした事は、幸一くんを傷つける事だった。一人で泣くぐらい、幸一くんは傷ついていた。 昔からそう。どれだけ悲しくても寂しくても、幸一くんは人前では絶対に泣かない。私の前でも泣こうとしない。悲しくて寂しくてどうしようもない時は、誰もいないところで幸一くんは一人で泣いている。 「最近の夏美ちゃん、様子がおかしいよ。学校でも教師に目をつけられているし。噂、聞いたでしょ?」 唇をかみしめる幸一くん。 「夏美ちゃんは悪くない」 「そうかもしれないよ。でもね、夏美ちゃんの評判が悪いのは本当だよ。お姉ちゃんね、心配なの。幸一くんの身に何か起きそうな気がするの」 私は幸一くんの手を握った。 大きくてごつごつした手。でも、温かかい手。 「しばらく夏美ちゃんと距離を置いた方がいいよ。梓ちゃんの事もあるでしょ」 幸一くんの瞳の色が微かに揺れる。 485 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 54 19 ID TckWV/As 「プロポーズなんてしてどうするの。幸一くん、まだ高校生だよ。そんな事してなんになるの。考え直して。今は梓ちゃんの事を解決するのが先決だよ」 うつむく幸一くん。 「お姉ちゃん、協力するから。きっと梓ちゃんと仲直りできるよ。そうすれば誰にもはばかることなく夏美ちゃんと付き合える。だから考え直して」 もし幸一くんが夏美ちゃんにプロポーズしたら、夏美ちゃんはきっと受け入れる。 そうしたら、幸一くんは完全に夏美ちゃんのものになっちゃう。 そんなの絶対にいや。 「春子」 幸一くんは私を見下ろした。 その真剣な表情に胸が痛くなる。 考えているのは夏美ちゃんの事。 私じゃない。 私じゃ、ない。 「馬鹿な事をしているって自分でも分かっている。でも、僕にはそれぐらいしか思いつかないんだ」 大人びて落ち着いた表情。その表情に顔が熱くなる。 それと同時に胸が苦しくなる。 「僕の気持ちを伝えたい。好きだって。愛しているって。夏美ちゃんと一生いたいって。一生傍にいて欲しいって」 幸一くんの一言一言が私の胸に突き刺さる。 全て私の望み。 それなのに、幸一くんが望むのは私じゃない。 「だからプロポーズしようと思う。夏美ちゃんに知って欲しい。それぐらい好きだって事を」 幸一くんはそっと私の手をほどいた。 「馬鹿な弟でごめん。姉さん。行ってくるよ」 そう言って幸一くんは笑った。 落ち着いた大人の笑顔。 私に背を向けて歩く幸一くん。その後ろ姿が徐々に小さくなる。 幸一くんが、私の手の届かない場所に行ってしまう。 気がつけば私は走り出していた。 「幸一くん!!」 振り向いた幸一くんに私は抱きついた。幸一くんの背中に腕をまわし、思い切り抱き締める。 この腕をほどいたら、幸一くんは私の手の届かない場所に行ってしまう。 「いやっ!!行っちゃいやっ!!」 私の声は震えていた。 「お願い!!行かないで!!夏美ちゃんのものにならないで!!」 目頭が熱い。涙で視界がにじむ。 「好きなの!!幸一くんが好き!!愛している!!」 涙の雫が頬を伝う。 幸一くんの胸に額を押し付けたまま、私は喋り続けた。 「ずっと好きだったの!!小さい時からずっと幸一くんを好きだったの!!お願いだから私を見て!!」 私は顔をあげた。幸一くんの顔が近い。 戸惑ったように、悲しそうに私を見下ろす幸一くん。 胸が締め付けられるほど澄んだ瞳が私を見つめる。 幸一くんの瞳が雄弁に語る。 一人の女として愛しているのは私じゃないって。 「何でなの!?何で夏美ちゃんなの!?何で私じゃないの!?私の方が幸一くんの傍にいた!!ずっと見ていた!!ずっと好きだった!!それなのに何で夏美ちゃんなの!?何で私じゃないの!?」 涙がとめどなく溢れる。頬を伝い、足元に落ちる。 幸一くんはそっと私の涙をぬぐってくれた。 「私の何がいけないの!?夏美ちゃんみたいに髪の毛が短い方がいいの!?小さい方がいいの!?お料理ができない方がいいの!?年下の方がいいの!?」 幸一くんが悲しそうに私を見下ろす。 その視線が堪らなくつらい。 「幸一くんが望む女の子になる!!幸一くんが望むならなんだってする!!だからお願い!!行かないで!!夏美ちゃんのものにならないで!!傍にいて!!傍にいさせて!!」 そっと私の肩を押す幸一くん。 悲しそうに私を見つめる澄んだ瞳。 「ごめん」 申し訳なさそうに、本当に申し訳なさそうに答える幸一くん。 「本当にごめん。姉さんの気持ちには応えられない」 「姉さんって言わないで!!」 幸一くんは驚いたように私を見た。 「私が幸一くんのお姉ちゃんだから駄目なの!?お姉ちゃんだから恋人にしてくれないの!?」 私はずっと幸一くんのお姉ちゃんだった。お姉ちゃんとして傍にいた。それが嬉しかった。 でも、今はそれが足かせになっている。 486 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 55 34 ID TckWV/As 「私ね、幸一くんの事が好きだった。幸一くんが望む私になろうって思ってた。覚えてる?最初に会った日。私ね、今でも覚えているよ」 公園で梓ちゃんと一緒にいる幸一くん。梓ちゃんは幸一くんにべったり甘えていた。 幸一くんは寂しそうだった。甘えたい年頃なのに、甘えられるご両親はいつもお仕事。 だから傍にいてあげようと思った。幸一くんが甘えられる存在になろうと思った。 私の方が一日だけ早く生まれたから、幸一くんのお姉ちゃんになろうって思った。だから私は幸一くんのお姉ちゃんだった。 それが幸一くんのためだから。幸一くんの望みだから。 「私ね、幸一くんのためにお姉ちゃんでいたんだよ。幸一くんが望むからお姉ちゃんでいたんだよ」 幸一くんを抱きしめる手が震える。 「それなのに、夏美ちゃんを選ぶの。お姉ちゃんとしての私が必要なくなったから、私はもういらないの。幸一くんはお姉ちゃんとしての私を必要としてくれたのに、女の子としての私は必要としてくれないの」 涙が足元にぽたりぽたりと落ちる。 「こんな事になるなら、幸一くんのお姉ちゃんになるんじゃなかった」 私は顔をあげられなかった。幸一くんの顔を見られなかった。 「春子には言葉に尽くせないほど感謝している。ずっと僕の傍にいてくれた。ずっと僕を助けてくれた。梓に嫌われていた日々、春子の存在にどれだけ支えられたか、春子でも分からないと思う」 落ち着いた声で話す幸一くん。 「春子のためなら何でもしてもいいと思っていた。でも、それだけは駄目だ。僕の恋人は、夏美ちゃんだから」 幸一くんの言葉が胸に突き刺さる。 涙がとめどなく溢れ、地面に落ちる。 「春子の気持ちは嬉しい。でも、応えられない」 嬉しくなくてもいい。感謝してくれなくてもいい。 憎んでもいい。嫌われてもいい。 恋人じゃなくてもいい。都合のいい女でもいい。 お姉ちゃんでも、そうでなくてもいい。 だから、私を幸一くんの傍にいさせて。 そう言おうとして、言えなかった。 幸一くんは泣いていた。 顔をぐちゃぐちゃにして、私を見下ろしていた。 涙は頬を伝い、地面に落ちる。 「ごめん。本当にごめん」 幸一くんは泣いていた。 本当に悲しそうに泣いていた。 私の気持ちに応えられなくて。傷つけて。 その事で、本当に泣いていた。 嬉しくない。嬉しくないよ。 涙なんかいらない。 ただ、私の傍にいてくれたらいい。 それなのに、私は何も言えなかった。 悲しそうに泣く幸一くんに、何も言えなかった。 だって、幸一くんは何も悪くない。 幸一くんは自分の気持ちに嘘をつかなかった。私の言う事に適当に合わせることもできるのに、しなかった。あくまでも誠実に、真剣に私の気持ちに応えた。 その結果が、拒絶。 でも、幸一くんは何も悪くない。幸一くんは私の気持ちに誠実に真剣に応えただけ。 例えその結果が拒絶でも、それは幸一くんが真剣に考えた結果。 幸一くんは悪くない。 悪いのは、私。 「ごめん。僕、もう行くよ」 幸一くんはそう言って私の顔を見た。 大人びて、落ち着いた男の人の表情。 そっと私の涙をぬぐい、私にハンカチを握らせ、幸一くんは私に背を向けた。 だんだんと小さくなっていく幸一くんの背中。 幸一くんは振り返らなかった。 私は追えなかった。 私は失意のままに家に戻った。 その後、夏美ちゃんの家をずっと盗聴していた。 警察に連絡したのは私だ。 非通知設定で、ボイスチェンジャーを使用した。 夏美ちゃんを必死に庇う幸一くん。 もし警察が夏美ちゃんを連れていけば、真実は全て明らかになる。 夏美ちゃんが幸一くんを殺そうとした事も。 警察は尋問のプロだ。素人の夏美ちゃんは簡単に真実を話してしまうだろう。 487 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 58 10 ID TckWV/As 幸一くんはそれを分かっているから、必死に庇う。 夏美ちゃんにあれだけ酷い事をされ、刺されても、幸一くんは夏美ちゃんと別れない。 ただ単に夏美ちゃんにお父さんに頼まれたからだけじゃない。 幸一くんは、心の底から夏美ちゃんに惚れている。 それが悔しい。悲しい。 私は幸一くんのお姉ちゃんだった。 手間のかかる弟は、どこに出しても恥ずかしくない立派な男の子になった。 でも、幸一くんが選んだ女の子は夏美ちゃん。 私じゃない。 姉としての私の期待に応えてくれても、女の子としての私の気持ちには応えてくれない。 弟として幸一くんは私の期待に応えてくれた。けど、男の子としては私の気持ちに応えてくれない。 幸一くんはやってきた警察の人と夏美ちゃんと一緒に部屋を出ていった。 しばらくして、幸一くんと夏美ちゃんは帰ってきた。 音だけだから良く分からないけど、幸一くんは夏美ちゃんの部屋をお掃除しているみたいだった。 きっと、夏美ちゃんが幸一くんを刺した痕跡を全て消すつもりなんだ。 ぼんやりとそんな事を考えていると、がたんという大きな音が聞こえた。 いえ、もしかしたら小さい音なのかもしれない。盗聴器のすぐそばで発生した音は大きく聞こえる。 『春子。聞こえている?』 スピーカーから聞こえた幸一くんの声に、心臓が止まるかと思った。 『警察に連絡したのは匿名だったらしい。僕が刺された状況を知るためには、この家の状況をどこかで知るしかない。盗撮か盗聴。そう思って調べたら、これがあった。多分、盗聴器だ』 淡々とした幸一くんの声。 『盗聴器を仕掛ける人の心当たりは春子しかいない。救急車に連絡してくれたのは感謝している。聞いていたと思うけど、夏美ちゃんにプロポーズした』 幸一くんの言葉が胸に突き刺さる。 『夏美ちゃんは承諾してくれた。もちろん、結婚は当分先になる』 そうだ。幸一くんは夏美ちゃんにプロポーズして、夏美ちゃんはそれを断らなかった。 幸一くんは、夏美ちゃんのものになってしまった。 「やめて」 私の気持ちが言葉となって溢れ出す。 「お願い。そんな事言わないで。夏美ちゃんのものにならないで。お姉ちゃんね、幸一くんの事が好きなの。愛しているの。だから、そんな事言わないで」 幸一くんに言葉は届かないのは分かっている。幸一くんの音声はこっちに届くけど、私の音声は幸一くんに届かない。 それでも、言葉は止まらない。 「お願い!!夏美ちゃんのものにならないで!!お姉ちゃんを見て!!私を愛して!!」 目頭が熱い。頬を涙が伝う。 『春子には感謝している。ありがとう』 「ねえ!!幸一くん!!」 『また会った時に報告する。それじゃあ』 「幸一くん!!」 音声は途切れた。モニターには、盗聴器からの信号が途絶した事を示す表示が映るだけ。 気がつけば随分と時間が過ぎていた。既に夜遅い。 いつの間にこんなに時間がたったのだろう。 遠くでシロの吠える音が聞こえる。 窓から見下ろすと、幸一くんが歩いていた。 見るからに悲壮な表情。 夏美ちゃんにプロポーズして、受け入れられたとは思えない思いつめた瞳。 そういえば幸一くんは梓ちゃんに報告したのだろうか。 まだに違いない。もし報告していたら、幸一くんも夏美ちゃんも無傷のはずがない。 幸一くんは加原の家に入って消えた。 私は急いで盗聴のためのツールを再起動した。 戻る 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/ozawarina/pages/28.html
第3話「未還」 もしくは無垢なる心が呼び寄せた奇跡の物語 依頼主:まなみ 主な登場人物:里奈、なめこ、じぃ、まなみ、ちとせ、妖精ノエル、スケート場管理人 ○事件内容 雪が溶け、春になったある日のこと、スケート場で「雪の妖精」が帰れなくなってしまった。 そのスケート場は、もうすぐ無くなってしまうらしい。 まなみは里奈に、妖精を帰してあげて欲しいと依頼する。 ■■■前編■■■ ~探偵事務所~ まなみと話す。 ホントに…雪の妖精さん? 妖精さんって…どんな感じ? どうしたらいいかな? ○じぃの部屋 じぃは「人口降雪機」を作るらしい。 ~ローゼンハイム夢見崎(アパート)~ ヨネ子と話す 妖精について スケート場について ~パーク公園~ ○公園内 手に入る物:ホットドッグ ホットドッグ屋のビルと話す。 妖精について スケートリンク 買う ※パンの固さの選択 +ソフト +ミディアム +ハード +どこが違うの? ※ソーセージの本数の選択 +1本 +2本 +4本 +どうして3本がないの? ○英国式スケート場(スケート場のドアをタッチすれば入れる) まなみはいるが妖精の姿がない。→里奈に妖精は見えない(まなみには見える) →光る部分をタッチしてからまなみと話す 妖精さんの名前 帰らなかったわけ 見えない理由 奥にある氷の家のドアをノックすると、スケート場管理人が登場。 穴 スケート場をやめるわけ→ダイエットでやせて寒くなった +やめないで +どんなダイエット? +続けて→会話が変更 妖精を見せる→まなみがいなくなっている ○公園内 まなみに話しかける なにしてんの?→寒いから日向ぼっこ 来て…→スケート場の中へ ○英国式スケート場 手に入る物:カイロ 管理人を呼びに行く→まなみがいなくなっている→以後繰り返し →スケート場に落ちているカイロを拾い、何度か触って温める ○公園内 まなみにカイロを渡し、再び中へ入る ○スケート場 管理人を呼びに行く→今度はちゃんとまなみがいるので話しかける ~探偵事務所~ ○じぃの部屋 じぃと話す ※妖精を信じているか 信じる 信じない じぃは? ~パーク公園~ ○英国式スケート場 手に入る物:冷凍食品 まなみに話しかける→ちとせ登場→ちとせには妖精が見えている ちとせに話しかけると、ちとせはエアコンの側にいく。 管理人と話す スケート場について スケート場をやめた後 ダイエットについて→腹痛を起こしてるらしい→ちとせ乱入「あなたの腹痛は、妖精の呪いなのよ。」 まなみに話しかける →三人で作戦会議、案は ☆おじちゃんの体重をもどす ☆他の寒い場所を探す ☆雪を降らせる さて、里奈の意見は? 太らせる 寒い場所を探す 雪を降らせる →どれを選んでも太らせるに決定 穴の側でなめこタッチ→穴から冷凍食品を持ってくる→もう一度やると大量の冷凍食品が。 冷凍食品を管理人に渡す→冷たいのでアウト ちとせに相談→調理済みを。 ~ローゼンハイム夢見崎(アパート)~ 2F奥の電子レンジで調理する ~パーク公園~ ○英国式スケート場 手に入る物:冷凍食品の空き袋 調理済み冷凍食品を管理人に渡す→腹痛を起こす 近くに落ちた空き袋を拾い、調べる(青いラベル部)→期限切れ これをちとせに見せる→原因は食あたり まなみに話しかける→ちとせが妖精に「気合いで乗り切れ」と言う ちとせに話しかけ、次のプラン「妖精誘導作戦」開始→寒い場所を探す ~ショッピングモール~ ○スイートマウンテン 手に入る物:激辛ソース プラリーネに話しかける 寒い場所→冷蔵庫はお菓子でいっぱい +全部使っちゃえばいい○→お菓子パーティを開催する +冷蔵庫を整理すればいい +あきらめる 本日のオススメ お菓子パーティを開くことを、街にいる全ての人(ちとせ以外)に伝えに行く。 終わったらもう一度プラリーネに話す。 ~パーク公園~ ○英国式スケート場 ちとせに話しかける→妖精と外に出ようとするが、妖精は外にでられず ~~~前編終了
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1006.html
506 三つの鎖 17 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/02/27(土) 00 14 27 ID e4NiRrIP 三つの鎖 17 出勤する父さんと京子さんを見送るために僕は玄関まで来た。 父さんは僕を見て微かに眉をひそめた。 「幸一。体調でも悪いのか」 心臓の鼓動が少し速くなる。昨日、梓に外された肩が痛む。 「そんな事ないよ」 僕は平静を装った。父さんはそんな僕を無表情に見つめた。 「何かあったらいつでも言いなさい。行ってくる」 「行ってきまーす」 京子さんは笑顔で言った。 「行ってらっしゃい」 僕はそう言って出勤する二人を見送った。 父さんは相変わらずの無表情、京子さんはいつも通りの明るい笑顔。でも父さんは何か感づいている気がする。 二人が家を出ると、僕はいつも通りの家事を行う。父さんと京子さんの部屋を軽く掃除し、布団を干す。 掃除の終わった部屋を後にし、梓の部屋に向かう。 梓の部屋の前で僕は掃除機を持って立ち尽くした。 この部屋に梓はいない。いま梓はいつも通り下でシャワーを浴びている。 僕は頭を振って部屋に入った。むせた空気。窓を開け換気する。いつも通り軽く整理して掃除機をかけた。 リビングに下りると梓はもうシャワーから出ていた。頭を拭きながらアイスティーを飲んでいる。 いつもならば僕が掃除を終えて降りてきてから梓がリビングに入る。梓の部屋の前でぼんやりした分だけ遅れたようだ。 梓は僕を見て何かを僕に放り投げた。僕はそれを受け取った。ブラシ。 「兄さん。お願い」 そう言って梓はソファーに座った。シャワーを浴びたばかりでしっとりとした黒い髪。僕はブラシを受取ったままの姿勢で立ち尽くした。 脳裏に浮かぶのは昨日の事。病院に運ばれた夏美ちゃん。洋子さんと雄太さん。夏美ちゃんを怪我させた事を告げる梓。僕に覆いかぶさり唇をむさぼる梓。 唇に昨日の感触が蘇る。鳥肌が立つ。 「兄さん?」 梓は振り返って僕を見た。僕は首を横に振った。 「梓。もうやめよう。梓の気持ちには応えられない」 梓が期待するようなことはもうできない。してはいけない。 「兄さん。私悲しいよ」 そう言って立ち上がる梓。僕を見つめる瞳にはまぎれもない悲しみが浮かぶ。 僕はその視線を受け止めたうえで言葉を紡いだ。 「僕が女性として愛しているのは夏美ちゃんだけだ」 梓の表情がゆがむ。 「兄さん。私ね、本当に悲しいよ」 僕にゆっくりと近づく梓。足取りはしっかりしているのに、どこか不安を感じさせる動き。 「私ね、兄さんの事が好き」 梓は僕の目の前でとまった。僕を見上げる。熱を帯びた視線。 「あの女よりも兄さんを愛している」 梓の腕が僕の頬にのびて触れる。柔らかくて熱い小さな手。鳥肌が立つ。 「兄さんのためなら何でもするし、何をされてもいい」 僕は頬に触れる梓の手に僕の手を重ねた。力を入れないようにつかみゆっくりと僕の頬から離した。梓はそんな僕を見上げた。瞳が奇妙な光を放ち僕を貫く。 「僕は梓にそんな事は望まない」 「私が望むの」 梓は僕の手を握った。梓の体温が伝わる。 「兄さんと手をつなぎたい。兄さんを抱きしめたい。兄さんとキスしたい。兄さんの料理を食べたい」 梓は僕の手に口づけした。悪寒が走る。 「兄さんを食べたい」 そう言って梓は僕の指を口に含んだ。梓の舌が僕の指を舐める。梓の口の中の熱い温度が直に伝わり鳥肌が立つほどの嫌悪を感じる。 僕はすぐに手を引っ込めて梓の口から指を抜いた。その動きにくっつくように梓の腕が迫る。 「兄さんに抱かれたい。犯されたい」 両足から重みが消え視界が反転する。梓に腰を払われ投げられた事に叩きつけられてから気がつく。体は自然に受け身をとるも、叩きつけられた衝撃で痛めた肩に鋭い痛みが走る。 そのまま梓が覆いかぶさってくる。両腕を押さえられ動けない。上から僕を嬉しそうに見下ろす梓。その表情に感じる恐怖。 実の兄に懸想する妹の顔。兄を男として求める女の表情。 「ねえ兄さん。私を抱いて」 「断る」 僕は即答した。 「あの女を抱いているのでしょ。私も抱いてよ」 「梓は僕の妹だ。僕は梓の兄だ」 507 三つの鎖 17 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/02/27(土) 00 17 08 ID e4NiRrIP 兄妹で体を重ねるなんておぞましい。 「僕たちは、兄妹だ」 梓は僕を見下ろしたまま笑った。 「あははっ、あはははははっ、ふふっ、あははははははははっ」 腹を抱え笑う梓。その姿に背筋が寒くなる。 何がおかしくて梓は笑っているのか。分からない。血のつながった妹なのに、何も分からない。 「あははっ、まあいいわ」 そう言って梓は顔を僕の顔に近付ける。僕は顔をそむけた。 頬に柔らかくて温かい感触。梓の唇。おぞましさに鳥肌が立つ。梓の舌が僕の頬を舐める。頬をはいずる舌が熱い。僕は嫌悪感を必死に耐えた。 「んっ、兄さんっ、こっちを向いてっ」 僕は梓の言葉を無視して顔をそむけ続けた。 「兄さんっ、んっ、私を見てよっ」 梓の囁き。僕は無視して顔をそむけ続けた 頬の軽く噛まれる感触。梓の熱い息が頬にかかる。 次の瞬間。頬に火を押し付けられたような痛みが走る。神経を直接火で焙られるような激痛。 あまりの痛みに叫びそうになるのを必死に耐えた。体が震える。全身に冷や汗が出る。 何が起きたのか。頬に走る痛みは一向に収まらない。 「ちゅっ、じゅるっ、れろっ、ちゅっ、はむっ」 梓の舌が痛みの走る部分を舐めまわす。頭がおかしくなりそうな激痛。 「ちゅっ、れろっ、ごくっ」 何かを飲み込むように梓は喉を鳴らした。 僕は痛みをこらえて梓を見上げた。 「あはは。やっとこっちを見てくれた」 梓は嬉しそうに僕を見下ろす。 頬に走る痛みは一向に収まらない。一体何が起きたのか。何をされたのか。恐怖に体が震えそうになるのを必死に抑えた。 「ふふっ、あははっ、兄さんすごいわ。声一つ出さないなんて」 嬉しそうな梓の声に体が震えそうになる。 梓は嬉しそうに僕を見下ろしている。その口の周りは赤くなっていた。まるで血のような鮮やかさ。 違う。 今度こそ体が震えるのを抑えられない。 あれは血。 ようやく僕は頬から血が流れているのを感じた。そして痛みの原因も。 「ふふふっ、あはははっ。兄さんのその表情も可愛いわ」 そう言って梓は再び顔を近づけてきた。僕の頬を犬のように舐める。傷口に梓の舌が這いずり回る感触に気が狂いそうな痛みと嫌悪を感じる。 「やめろっ!」 肩が痛むのも無視して僕は暴れた。 梓はしばらく暴れる僕を押さえながら頬を舐めていたが、やあって僕の上から離れた。 僕は転がるように起き上り梓と距離をとる。震える手で頬を拭うと、拭った手の甲は血に染まる。 そんな僕を梓は嬉しそうに見つめている。口周りの血をはしたなく舌でぺろりと舐める。その姿に耐えがたい悪寒を感じてしまう。 「ふふふっ。兄さんおいしかったわ」 梓が僕を見つめる。背中に壁の感触。気がつけば僕は壁まで後ずさっていた。 「兄さん。あの女が大切なのでしょ。私の言っている意味、分かるよね」 病人服を着た夏美ちゃんの姿が脳裏に浮かぶ。 「今度は一日の入院じゃすまないわよ」 脳裏に春子の姿が浮かぶ。僕を脅迫し、泣きながら僕にしがみつく春子。愚かで哀れな僕の姉。 脅しに屈してはいけない。結局は問題の後送りに過ぎない。 「断る」 梓は楽しそうに僕を見た。その視線を僕は受け止めた。 「ふふふっ。まあいいわ。今はこれぐらいにしてあげる」 そう言って梓は背を向けた。 「兄さん。学校に行こう。もうそろそろ出ないといけない時間だわ」 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 兄さんは片手で靴をはいた。もう片方の手はハンカチで頬に添えられている。その紺のハンカチはよく見れば血の色に染まっている事に気がつくだろう。まだ血は止まっていないようだ。 先程の事を思い出して私は頬が緩むのを止められなかった。兄さんの血も頬もおいしく感じた。だけど何よりも兄さんの表情が良かった。私に脅え嫌悪する表情が堪らなく愛おしい。 本当に愚かな兄さん。血のつながった兄妹で体を重ねる近親相姦を恐ろしいと、けがわらしいと言う兄さん。 私たち二人が近親相姦の結果なのに。 この事を知ったら兄さんはどうなるだろう。考えるだけでぞくぞくする。 玄関を出て片手で鍵を出そうとするのに手間取る兄さんから鍵を取り出し私が鍵をかけた。兄さんはそんな私を無表情に見つめるけど、その瞳には苦悩が渦巻いているのが見て分かる。 508 三つの鎖 17 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/02/27(土) 00 19 13 ID e4NiRrIP 私は鍵を兄さんに渡し、兄さんの腕に自分の腕をからめた。兄さんのたくましい腕の感触が心地よい。 「梓」 兄さんが渋い顔で私を見た。私は無視してそのまま歩きだした。 「大通りまでだから」 そう言って家の敷居を出たところに、春子が立っていた。 厳しい表情で私を見つめている。 「梓ちゃん。兄妹でそんな事をしちゃダメだよ」 口調こそいつも通りだけど、その声には強い感情を感じさせる。 「もう兄妹でべたべたしていい年じゃないよ」 兄さんが私の腕を振りほどこうとするのを、私は兄さんの腕にぶら下がるように体重をかける事で防いだ。兄さんの顔に微かに汗がにじむ。昨日、私が外した肩が痛むのだろう。 「梓ちゃん。幸一君が痛がっているよ。やめてあげて」 春子は私を睨んだ。 私は春子を無視して兄さんの頬に触れた。兄さんの頬を撫でる。鳥肌が立っているのが分かる。私は兄さんの汗に濡れた指を口に含んだ。兄さんの味。 ぎりっという歯軋りの音。春子が顔を歪める。いつものんびりした春子からは想像もできない表情。私に向ける視線には隠しきれない敵意。 「いい加減にして!」 春子は叫んで私の腕をつかみ引きはがそうとした。肩に響くのか兄さんの顔が微かに歪む。可愛い顔。 兄さんの顔に気が付き春子は慌てて手を離した。兄さんはその場に膝をついた。微かに上下する肩。額にはびっしりと汗が浮かんでいる。そんなに痛いのだろうか。私は脱臼した事がないから分からない。 「こ、幸一君、その、お姉ちゃんね、そね、ご、ごめん」 春子は泣きそうな顔で兄さんに寄り添う。春子の髪から覚えのある匂いが漂う。どこかで覚えのある匂い。 おろおろする春子に兄さんは微笑んだ。いつも通りの笑顔だけど無理をしているのが一目でわかる。 兄さんは立ち上がった。微かにふらつく足元。 「学校に行こう。遅刻するよ」 そう言って歩き出す兄さん。もうすでに足取りはしっかりしている。その後ろを春子が泣きそうな顔でついていく。 私は春子の後ろを歩いた。春子の髪から漂う覚えのある匂い。 思い出した。夜遅くに帰ってくる兄さんから時々する匂い。 何でなの。何であの時の匂いが春子からするの。 私は学校への道すがらその事を考え続けた。 兄さんは一言も喋らなかった。喋る余裕も無い様子だった。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 授業中、幸一君はずっとつらそうだった。 幸一君を梓ちゃんに何があったかは盗聴器からの音声から把握している。多分だけど梓ちゃんが幸一君の関節を必要以上に痛めたのだと思う。 午前最後の授業が終わると同時に私は幸一君に近づいた。頬にガーゼをテープで留めている幸一君。表情こそいつも通りだけど、額には微かに汗が浮かんでいる。 「幸一君。生徒会準備室に行こ」 幸一君は私を見上げた。疲れ切った眼差し。 耕平君が心配そうに私達を見た。 「こーいちー。どないしたん。えらいつらそうやで」 幸一君は微笑んだ。喋るのもしんどいようだ。 私は幸一君の耳元に顔を近づけた。 「肩の治療をするから」 幸一君は微かに頷き立ち上がった。その手をつかんで引っ張りたいのをぐっと我慢して生徒会準備室まで歩いた。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ お昼休み開始とともに私は梓に近寄った。 「あの、梓。よかったら一緒に食べない?」 梓は私を冷たく一瞥しただけで教室を出て行った。私はため息をついた。朝からこの調子だ。 「なつみー。梓と喧嘩でもしたの」 他のクラスメイトに私はあいまいな笑顔で応じた。何があったかは言えない。 今日の朝、梓は遅刻ギリギリに教室に入った。お兄さんにも会わなかった。 梓の事は私が入院してしまってから何も話しあっていない。 そうだ。約束していないけどお兄さんに会いに行こう。 私はお弁当を片手にお兄さんの教室に走った。 「なつみちゃーん!」 聞き覚えのある声。振り向くと耕平さんがいた。 「もしかしたら幸一に会いに行くん?」 「はい」 耕平さんは手をひらひらさせた。良く分からない仕草。 「あいつ教室におらんで。生徒会準備室に行くて言ってたわ」 509 三つの鎖 17 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/02/27(土) 00 22 18 ID e4NiRrIP 「分かりました!ありがとうございます!」 私は礼を言って生徒会準備室に走り出した。後ろで耕平さんが何か言っていたような気がするけど、まあいいや。はやくお兄さんに会いたい。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 生徒会準備室で私は幸一君をベッドに座らせシャツを脱がして上半身を裸にした。鍛え上げられた筋肉。見とれそうになるのを我慢。今は治療が先。 私は上半身を観察した。両肩、特に左肩に痛めた跡がある。 幸一君の肩に触れ腫れの具合を確かめた。幸一君の表情が微かに歪む。 「脱臼したの?」 頷く幸一君。喋るのもしんどいようだ。 私は用意してあった救急セットから痛み止めを取り出して幸一君に渡した。 「痛み止め。飲んで」 市販品だから気休めにしかならないけど、無いよりはまし。 それなのに幸一君は黙って首を横に振る。 「普通のお薬だから」 幸一君が疑うのは仕方がないけどやっぱり悲しい。お薬を突き付けるとしばらくして幸一君は黙って飲んでくれた。 私は幸一君の上半身を丹念に調べた。どこの筋を痛めているのか。腫れはどれぐらいなのか。そのうえでテーピングを使い肩周りを保護する。 脱臼程の怪我をテーピングするのは久しぶりだ。テーピングは間違えると逆効果にしかならない。特に肩周りは複雑だ。私は肩周りを注意深く調べた。 その時、ドアが開いた。 「お兄さん!ハルせん、ぱ…い」 夏美ちゃんが茫然と私達を見つめる。口元を押さえ震える。目が見開き表情が驚きから悲しみに変わる。両目から涙がぽろぽろ落ちた。 何も言わずに夏美ちゃんは背を向けて走り出した。立ち上がろうとする幸一君を私は押さえた。こんな状況で走るのは危険すぎる。 「待っていて。絶対走っちゃダメ」 私は生徒会準備室を出て夏美ちゃんを追いかけた。 「夏美ちゃん!待って!」 夏美ちゃんは顔だけ後ろを向けようとして盛大に転んだ。 私は夏美ちゃんに駆け寄り膝をついた 「夏美ちゃん大丈夫?」 夏美ちゃんは転んだまま起き上がらない。しゃくりあげながら体を震わす。 私は夏美ちゃんの体を起こした。夏美ちゃんの顔は涙でぐちゃぐちゃだった。 「ひぐっ、ううっ、ぐすっ」 見ているだけで胸が締め付けられるような悲しい表情。 微かに胸が痛む。私は夏美ちゃんを材料に幸一君を脅している。覚悟はしていたのに。 「ひうっ、はるせんぱひっ、ひどひですっ」 「夏美ちゃん。落ち着いて」 夏美ちゃんは激しく頭を振った。涙が飛び散る。 「あのね、誤解だから」 何が誤解なのか。 「幸一君は知ってほしくないと思うけど、幸一君は怪我をしているの。私はその治療をしようとしているだけ」 夏美ちゃんは鼻をぐすぐすいわせて私を見上げる。 「とりあえず来てほしいな。夏美ちゃんも手伝って」 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 春子が夏美ちゃんを連れてきた時はほっとした。 本当は起き上って追いかけるべきだけど、体の調子は予想以上に悪い。 原因は肩を外された事だけではない。梓に迫られた事だ。昨日はほとんど眠れなかった。自分でも信じられないほど疲れている。僕にのしかかり唇をむさぼる梓を思い出すだけで悪寒が走る。 春子は真剣な顔で僕の左肩にテーピングを巻く。夏美ちゃんは心配そうに僕を見ている。目が合うと夏美ちゃんはにっこりと笑った。励ますような笑顔。 最後に春子は三角巾で僕の左腕を首に吊った。 「どうかな」 左肩は痛くない程度に固定されている。腕を三角巾で吊るすことによりずいぶんと楽になった。 「悪くない」 掠れた声しか出ない。夏美ちゃんはペットボトルのお茶を蓋を外して渡してくれた。僕は礼を言い受け取り口にした。喉が潤う。 「右腕は外れてないから大丈夫だけど、あまり動かさないでね」 春子は道具を片づけながら言った。 「ハル先輩ってテーピングも知っているのですね」 「昔に勉強したの。以前に幸一君が痛めた時に覚えたよ。テーピングは場所によっては一人だとできないしね」 感心した風の夏美ちゃんに春子は淡々と語る。 昔は春子によくお世話になった。柔道で痛めた時はいつも春子がテーピングを手伝ってくれた。 「じゃあお姉ちゃん行くね」 510 名無しさん@ピンキー 2010/02/27(土) 00 24 27 ID xCpadtlD しえn 511 三つの鎖 17 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/02/27(土) 00 24 27 ID e4NiRrIP 春子はそう言って立ち上がり背を向けた。 「お昼の時間もあまりないから早くご飯を食べてね」 生徒会準備室を出えいく前に春子は僕を見た。寂しそうな瞳。春子は去って行った。 「あの」 夏美ちゃんはうつむいている。 「その、ごめんなさい」 そう言って夏美ちゃんは頭を下げた。 「私の早とちりでした。本当にごめんなさい」 「気にしないでいいよ。誤解されても仕方がない状況だったし」 本当は誤解でも何でもない。 肩の傷が霞むぐらい罪悪感に胸が痛む。 「その、本当にごめんなさい。私、お兄さんの事を信じられなくて」 夏美ちゃんの目尻に涙がたまる。 「私、不安で仕方がないのです」 涙をぽろぽろ落とす夏美ちゃん。 その姿に罪悪感が募る。 「お兄さんにはハル先輩みたいな素敵な幼馴染がいて、ハル先輩は美人で、身長が高くて、胸も大きくて、賢くて、お料理も得意で、物知りで」 夏美ちゃんの足元に涙がこぼれる。 何も知らない夏美ちゃん。春子が僕を脅迫し抱くように強制している事も、僕と春子が何度も体を重ねている事も。 全てを言いたい。ぶちまけたい。この罪悪感から解放されたい。 でも、そんなことは言えない。 「夏美ちゃんは春子の事を尊敬しているんだ」 夏美ちゃんは首を縦に振った。 「ハル先輩のおかげでお兄さんに告白できました。ハル先輩は私の恩人で尊敬する人です」 夏美ちゃんのまっすぐな瞳。 言えない。本当の事は。 絶対に。 「さっきもハル先輩だったら仕方がないって思っちゃいました。ハル先輩だとお兄さんの隣にいても仕方がないって」 僕は固定していない手で夏美ちゃんの頬に触れた。涙にぬれた頬。 「傍にいたいのは夏美ちゃんだけだ」 びっくりしたように僕を見上げる夏美ちゃん。 「傍にいてほしいのも夏美ちゃんだけだ」 夏美ちゃんの頬がみるみる赤く染まる。 「僕は夏美ちゃんが好きだ。明るい笑顔に僕は何時も励ましてもらっている。勇気をもらっている。この世に生れて一番感謝しているのは夏美ちゃんに出会えた事だと思うぐらいだ」 恥ずかしそうに顔をそむける夏美ちゃん。耳まで真っ赤だ。 「お兄さんの言っている事痛すぎです。お父さんより恥ずかしい事を言っています」 夏美ちゃんの言葉が胸に突き刺さる。別の意味で胸が痛む。 「でも」 頬に添えた僕の手に夏美ちゃんの手が上からかぶせられる。小さくて温かい手。 「そう言ってくれるのは嬉しいです」 夏美ちゃんはそっぽを向いたまま恥ずかしそうに言った。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/53786.html
【検索用 ほしわたりのついおくせんへん 登録タグ 2023年 VOCALOID inuha ほ 初音ミク 曲 曲は】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:inuha 作曲:inuha 編曲:inuha イラスト:inuha 唄:初音ミク 曲紹介 その瞬間のすべてを君のために。 曲名:『星渡りの追憶(前編)』(ほしわたりのついおく(ぜんぺん)) ボカコレ2023夏TOP100ランキング参加曲。 後編含む作品の全体がBOOTHで有料で公開されている。 歌詞 (動画説明文より転載) 一生が終わる瞬間を想像している 僕は星を渡る 親友に会う たったひとりの君よ (ロウソクとかマッチとか忘れずにね) 僕は街を駆ける 夏の魔法 覚悟はできてるよ 屋上でも陸橋でもどこでもいい ただし ただ 夜空へと繋がった高いところへ行く 線香花火をつけて 火の玉落ちるそのときに 目を閉じ 息を止めて 落ちていく イメージを イメージを… 上下も前後もなくしたら 隕石 流星 避けながら 細胞が危険だと叫ぶ そのまま 引き寄せられるまま あの日 逃げた先には草原があって そこはゆるやかな坂になっていて あれはなんの星座だとか 願いごとはなにかとか そして不思議なことが起こったのを覚えている 真っ暗な景色の中で懐かしい声がする たったひとりの君よ 忘れないから 忘れないでよ 小さな二人の約束を もう破ることも守ることもできない 二人の約束を 忘れないための約束を 一生が終わる瞬間を想像している 僕は追憶する 夏の日々を 遠い過去のことを コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/537.html
大会当日。受付。 テーブルの上には広げられた書類。その上に無遠慮に投げ出された軍師の足。 窓から射し込んだ朝日が、徐々に室内の気温を上げていく。 「結局12人参加、か。普通のトーナメントは出来ないな。人数があわん」 参加者一覧を片手にコーヒーを啜り、軍師が呟く。 窓枠。腰掛たシュールの右手には三色団子が四本。なぜかアンデルセン持ち。 左手には緑茶入りの……そうとう冷えているのか、 ぐっしょりと汗をかいたやかんが握られていた。 「うむ。試合数に差は出るが、 試合ごとに対戦者を抽選しての勝ち抜き戦にするしかないな。 まぁ運も実力のうちと言うし、回復スタッフの腕は保障する。 あの一家なら間違いなく完全回復してくれるからな。 試合数を多くこなした方が有利、という見方も出てくるわけだ。 参加者の好みにもよるだろうが……まぁこの面子なら問題ないだろう」 言って、団子を真ん中の白だけを食べ、腰に手を当てて緑茶を飲むシュール。 「……汚い食い方を……」 「細かいことは気にするな」 続けて一番下の緑を頬張り、再び緑茶を一気飲みしたシュールが席を立つ。 「軍師。そろそろ朝礼の準備をしたほうがいいんじゃないか?」 「……そうだな。で、お前はどこへ行くんだ?」 「魔王を迎えに行ってくる」 「朝礼は8:30開始予定だ。試合開始は 魔王の演説には45分から10分間用意しておく。遅れるなよ」 「うむ」 先端に残った赤を串ごといっぺんに咥え、 四本の串を上下にピコピコさせながら、校門に向かっていった。 三年教室。 土曜日にもかかわらず、ほとんどの生徒がが出席していた教室は 普段以上に異様な空気に包まれていた。 「……まぁなんつうか。始まるな。武闘会」 両手を頭の後ろで組み、椅子にだらしなくもたれ、「男」が言う。 「優勝者は望みが叶うんだってな……だれが勝つんだろな」 椅子に逆に腰掛けた友が、ニヤリと笑う。 そうだなぁ、と呟いた男は、視線を教室に走らせた。 「クールぅぅうう!勝とうな!!二人で決勝やろうな! な!!」 「まだ参加者の名も対戦表も出ていない。気が早いぞ。もう少し落ち着いたらどうだ」 相変わらず高らかに吼えるヒートと、それを華麗に流すクール。 ただ眺めているだけの、こちらまでうずうずしてくるほどに挑戦的なヒートの瞳。 ただ眺めているだけで、背筋に寒気が走るほどに威圧的なクールの瞳。 その感情差は、二人の能力によってそのまま温度差となって現れる。 談笑しつつも、薄く立つ陽炎。 爆発と氷。 正反対の、二人の能力。 二人は、本当によく似ている。 クールの忠告を聞いているのかいないのか、叫び、暴れ続けるヒート。 しかしそれは自分の調子を確かめ、また高めるためのもの。 決して興奮して自分を見失うことは無い。 椅子に座ったまま腕を組み、微動だにせず横目でヒートを見つめるクールもまた、 平静を装いつつも戦闘が待ち遠しいらしく、数分前からつま先が静かに8ビートを刻んでいる。 普段のクールなら、こういうことはしない。絶対。 対照な性格。合同の根底。 正直、見てみたい対決だ。 ㍉子はというと、「俺」と相変わらず端末を睨んでいた。 二人の間に飛び交う、理解不能な横文字。「俺」のほうも相当詳しいのだろう。 ライフルだのマシンガンだの、断片的に知った単語は聞こえてくるのだが、 パワードスーツに積む銃器の話をしていること以外、全く解らない。 聞いていてもつまらないので、他を観察しようと目を逸らしかけたその時。 「㍉子さん」 その二人に割って入る控えめな声。プロセスだ。 「おーう、おはよ。これ例のブツな」 「ありがとうございます」 ㍉子が人の頭ほどの大きさの巾着を鞄から引っ張り出し、プロセスに渡す。そして。 「いい?絶っっっっ対手加減しないからね!」 びしっ! とプロセスを指差し、言う。 「えぇ。私もそのつもりです」 しとやかに微笑み、プロセス。 プロセスの異常な計算能力は、このクラスに留まらず誰もが知ってる。恐れてる。 それにしたって、 ……パワードスーツだぞ。 ヒートに、クールに、佐藤さんに、 挙句ヴァル姐だぞ。 計算で何とかなる相手じゃないはずだ。それとも、その巾着の中身がそれほど強力なのか。 そんなものを㍉子が、敵に売ったのか。 「プロセスぅぅ!お前も出るのかぁぁ!」 「……はい。お手柔らかに」 意外な人物の参加が嬉しいのか、満面の笑みでプロセスを抱きしめ、 まぁぁけないぞぉぉぉと吼えながら前後にガクガク揺さぶるヒート。 その揺さぶりを読んで自ら揺れているのか、 プロセスの微笑みから発せられる声が乱れる事はなかった。 意外な参加、といえば荘厳さん。 数日前から腕に、足に、擦り傷や痣が目立つようになった。 口数も減り、休み時間が始まるとすぐに教室を出て格技室に篭り、 なぎなたを振るっていたそうだ。 いつも微笑みを携え、輝きを振りまいていた荘厳さんのその変貌に、 皆驚きを隠せ無かった。 そんな荘厳さんは今日、家から持ってきたのであろう、 本物のなぎなたを背負って登校してきた。 2mを超える長さの布包みを持つ荘厳さん。 驚くべきことに、クラス全体がその異様な存在の出席に気づくまで、 3分もの時間を要した。 荘厳さんから、いつものオーラが全く出ていなかったのだ。 椅子に座る荘厳さんの顔に笑みは無く、 眉間にしわを寄せたまま、何かを考え込んでいるようだった。 一方。 口数が少ない分、クールよりもクールだ、と囁かれることもある佐藤さん。 いつもなら、遅刻ギリギリに息を切らしてやってくる渡辺さんを、 今か今かと目を輝かせて待っているのだが…… 今日は机に突っ伏し、何かブツブツと呟いていたり。 制服の袖で顔を拭ったり。鼻を啜る音が聞こえたり。 もともと眼力で話す佐藤さん。 強烈な欝オーラに、誰も近づくことが出来ず、慰めの言葉も掛けられない。 渡辺さんがバイトで来れないのが相当ショックらしい。 数日前に大会にエントリーしたらしいのだが……大丈夫なのだろうか。 今はそっとしておこう。 さて優勝候補、ヴァル姐は、というと。 直径5cmほどの円形の金属板に、ニードルでカリカリと何か書き込んでいた。 「ヴァル姐、なにしてるお?( ^ω^)」 「即席のタリスマンだ。こちらの言葉で言うと護符、とでも言った方が解りやすいかな」 独特のオーラに加え口数が少なく、さらにきついヴァル姐。 転入当日は皆避け気味だったが、そこは流石というべきかこの学園。 3日もすれば打ち解け、その毅然とした振る舞いから「姐さん」の愛称をもらい、 何かあれば頼りにされている。 「魔王がリングの管理らしいからな。恐らくリングは魔界の一部の召還なんだろう。 向こうの空気はあまり肌に合わん。念のため、な」 「な、何が書いてあるのかさっぱりだお…… ヴァル姐すごいお!そんなこともできるのかお!!(^ω^)」 話し相手は内藤。 物心ついたときから語尾が「お」だったり、 暇さえあらば両手を広げて走っていたり、となかなか変わった奴だ。 「神界から来た私にとっては、こちらの座学の方が難解だ…… 特になんだあの"ぶつり"だの"すうがく"だのは……さっぱり理解できん」 「でも世界史の成績はすごかった気がするお?( ^ω^)」 今でこそ、ヴァル姐のようなキツい人とも話せているが、 小学校・中学校で相当ひどいいじめにあったらしく、 入学時は誰とも目すら合わさなかった。 ……いや、今も。 「暗記はまぁ、苦手ではないからな。……ところで内藤。前から気にはなっていたのだが」 「お?( ^ω^)」 「その"かぶりもの"は何だ?」 内藤は、常に『(^ω^)』の大きなかぶりものを冠っていた。 幼馴染のツン曰く、中3の秋以来、人前では決して外さないそうだ。 いじめの発端が顔にあったらしいが、詳しいことはツンも解らないという。 この学園に入学後、ツンドロが何度か盗もうとしていたが、 いつも走っているだけあって内藤の足はすこぶる速く、一旦校庭に逃げられると誰も追いつけなかった。 「……ひみつだお(;^ω^)))」 「そうか。なにか、こちらの世界の流行なのかと思ってな。悪かった」 「ごめんお……(^ω^ )」 「何、私も兜を外さぬ身だ。気にするな」 「……(^ω^ )」 事実、ゾンビや幽霊までもが平然といるこの学園。かぶりもの・奇行の一つや二つ、大した問題ではない。 「……ヴァル姐は、美人だお(^ω^ )」 「む。なんだいきなり」 「……空も飛べるお。羨ましいお(^ω^ )」 「まぁ、神界人だからな」 「力も強いお。頭もいいお(^ω^ )」 「……神界人だから、な」 「ヴァル姐は……飛べない人間を見て、どう思うお?(^ω^;)」 「我らより下等だ、とは思っていたな。ただ……」 「ごめん。もういいお。お邪魔したお( ^ω^)」 「あっ、おい!」 速かった。内藤は自分の鞄を引っ掴み、走って教室から出て行った。 引きとめ、何かを言おうとヴァル姐の伸ばした手は届かず、 寂しそうに虚空を掴んだ後、静かに作業に戻った。 金属板を削る、カリカリという音が、やけに耳に痛かった。 「……人間って怖いな」 「……な」 男と友のため息と同時に、朝礼放送の開始を告げるチャイムが鳴った。
https://w.atwiki.jp/boonmix/pages/33.html
1 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 20 49 12.36 ID +45QDrQi0 ――… 爪'ー`)y‐「初めから素直にどけばいい物を。愚かですね」 ( )「フォックス…貴様、本気か…!?」 爪'ー`)y‐「はて、何をいまさら? …嘘や冗談なら、神殿を襲ったりしませんよ」 ( )「DATに触れてしまえば…この世界は崩壊するのだぞ!」 爪'ー`)y‐「そんな事は知ったことではありませんね。私自身は別の世界で生きれば良いまでですから」 ( )「そこまでして…力が欲しいか!?」 爪'ー`)y‐「当然です。さて、お喋りはここまでにしましょう。 ふふ、このDATを手に入れれば、最強の力が私の物となるのですね」 ( )(く…いかん。せめて、せめて奪われるくらいなら!!) 13 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 20 52 57.98 ID +45QDrQi0 ( )『バルス』 その言葉を発した瞬間、閃光が走る。 激しい振動――神殿が音を立て崩れ始めた。 爪'ー`)y‐「目が、目が――!! く、DATだ。DATはどこだ!!」 フォックスは光となって散らばっていくDATを手探りで掴む。 だが、フォックスの腕の中に残ったのは半数程度だった。 爪'ー`)y‐「ち、視力が…仕方あるまい。ここにいると崩壊に巻き込まれてしまう」 フォックスは砕けたDATの一つを高く掲げ、闇に包まれた。 ( )(この事を…誰かに知らせなければ…だが、もう体が――) 崩れゆく神殿の中、世界の崩壊が、今――始まった。 ――( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです 18 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 20 54 57.41 ID +45QDrQi0 【始まりの章】 芝生に寝転がり、空を見上げる。 どこまでも続く青空。ゆっくりと流れる白い雲… (主^ω^)「世界は今日も平和だお」 僕は自然のベットに寝転がり、静かに目を閉じた。 どこからか聞こえてくる、鳥の声や、川のせせらぎが心地よい。 危険とは無関係の世界。 絵に描いたような平和な日常だった。 27 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 20 56 58.79 ID +45QDrQi0 (主^ω^)「…お?」 ふと、遥か空高くに、黒い煙のような物体が姿を現した。 (主^ω^)「…真っ黒クロ助かお?」 その黒い煙はその範囲を拡大し、空を覆い始め、あっという間に空全体を覆った。 (主^ω^)「なんだお…すごく嫌な気分だお」 32 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 20 58 58.63 ID +45QDrQi0 光が遮られ、世界は成す術もなく闇に包まれていく。 (主;^ω^)「なんだお!? 一体なにが起こってるんだお!?」 あたふたしてみるが、どうすることも出来ない。 次第に意識が薄くなり始める。 (主 ω )「駄目だ…お…とーちゃん…」 ――光が見えた。 それは、自分に向かってくる。 …光る欠片だ。何故か、それが何であるか僕はわかるような気がした。 36 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 20 59 58.59 ID +45QDrQi0 ( )「…私だ。わかるか?」 (主^ω^)「トーチャン…一体、何が起こったんだお?」 ( )「時間がない。今から言う事を、しっかり聞いてくれ」 光の中で、トーチャンの声が響く。 ( )「私達の世界を構成するDAT…それが、フォックスによって奪われてしまったんだ」 ( )「私は禁断の呪文を唱え、全てのDATが奪取されることは防いだ。 だが、DATの半数は別世界へと飛び散ってしまった…」 (主^ω^)「じゃあ、僕らの世界は…!!」 ( )「残念だが、もう存在していないだろう」 (主^ω^)「そんな…」 42 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 21 01 59.23 ID +45QDrQi0 ( )「だが、まだ手はある。今、お前はDATの力で別世界へ転送されている途中なのだ」 ( )「別世界に飛び散ったDATを集め、フォックスを倒してくれ…。 そうすれば、再びこの世界を復活させることが出来る…!」 (主 ^ω^)「…わかったお! トーチャン、待っててくれお!!」 ( )「頼んだ…ぞ……-ン…」 それからの記憶は定かでは無い。 気づいた時、僕はすでに別世界に降り立っていた… 46 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 21 03 16.67 ID +45QDrQi0 【闇世界】 爪'ー`)y「はぁ…はぁ…あの老いぼれめ」 爪'ー`)y「っち、視力はしばらく戻りそうも無いな」 フォックスは静かにDATを手に取ると、忽ち闇の衣がフォックスを包む。 爪'ー`)y「残りのDATは別世界に散ったか…ならばこうするまでだ」 フォックスはふっ、と集中すると、体から闇が現れ四方に散らばる。 爪'ー`)y「くっくっく。我が闇の化身達に、どこまで抗えるか楽しみだ…名を失った小僧よ」 フォックスは不適に笑う。 世界を巡る物語が、今、動き始める… 51 名前: ◆NscXkUt6VE 投稿日: 2007/03/10(土) 21 04 18.11 ID +45QDrQi0 ( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです 主題歌 「Fighted to THE WORLD!!」 作詞・ボーカル 1◆wSaCDPDEl2 ♪ジャランチャーン ジャランチャーン ジャラジャラジャラッチャ――ン 溢れだすエナジー いかれるAnythings 絶望の中で 不屈の闘志が光へ導くー(ウォウウウォウ) Fighted to THE WORLD!! 光る勇気を呼び起こせー Fighted to THE WORLD!! 待ち受ける 悪魔の指先ー 突き破れ 拳でー(wow!) ワールド エナジ--! And you are fighted! =======爪'ー`)y‐――● ○――(^ω^主)======= http //youtube.com/watch?v=UxsEqaT2M2A ※リンクフリーのようです
https://w.atwiki.jp/hanashimann/pages/102.html
彼『さぁいよいよ決勝戦!!判定は2組のコンビが終わってからの記名投票制になります!!誰が勝つかは予想できないこの戦い!!勝つのはどっちだー!!』 華恋『それでは早速行ってみましょう!!先攻は『永遠の勇者』です!!どうぞ!!』 先攻 『永遠の勇者』 コンビ アリス&刈谷 アリス「どうもー、永遠の勇者ことアリスでぇーす♪」 刈谷「うっす・・・・・」 アリス「テンション低っ!!(笑) 決勝戦だというのにどうしたの!?」 刈谷「いやーそうなんだけどよ・・・・なんか本当にこんなんで決着つけていいのかなーっていうね・・・」 アリス「いいに決まってるわよ!どんな戦い方でも勝ちは勝ちだわ! さぁ張り切っていきましょう!」 刈谷「はぁ、まぁいいか・・・・やってやるさ、最後まで付き合ってやるさ」 アリス「その調子よ! それで?今日どんな下ネタを披露してくれるんだ~い?←←」 刈谷「オイ!!!それじゃまるで俺が下ネタ言っているみたいに聞こえるからやめろよ!!」 アリス「いつ下ネタやるの?←←」 刈谷「今で・・・・・って言わせねーよ!? 危うく言うとこだったよ!!お前そういうネタもう控えてくんね!?」 アリス「そんな・・・・私の大事な部分を控えろだなんて・・・//」 刈谷「いや言ってねーよ!? てかそういうのがダメなんだって!!お前一応女なんだからそういうのやめて!いやマジで!」 アリス「マジンガー?←←」 刈谷「ゼェェェェェ!!・・・・・・ってだから何言わせようとしてんだお前!? お前のノリが分からない最近!!」 アリス「何?私の胸の盛り具合を確かめてみたいって? もうっ、刈谷のエッチ!!//」 刈谷「お前いい加減にしろよ!!お前の耳マジでどうなってんの!? 耳鼻科行けよ!!空耳激しすぎだろどう考えても!!」 アリス「欧米か!!←←」 刈谷「何が!?(笑) どこ見ても欧米な事言ってねぇよな!?ていうかさっきから何リアルの芸人ネタばっか使ってんの!?パクリやめろ!!」 アリス「刈谷は私の心をパクッた(奪った)くせに・・・・・いい加減結婚してよ!!(プンプン」 刈谷「ハァァァァァァァァ!? 何変な逆ギレしてんのおおおおおおおおおお!?意味不明過ぎてついていけないんだけど!!」 アリス「さて、前置きはこの辺にしておきましょうか←←」 刈谷「これ前置きだったの!?(笑) 絶対お前今テキトーに誤魔化そうとしてただろ!ねえ!!」 アリス「細かい事気にしな~い♪」 刈谷「なんかもう既に疲れるんだが・・・・まあいいや、で何だよ?」 アリス「私最近、欲しいものがあるからバイトしたいのよねー」 刈谷「へぇーバイトねえ・・・・でもいいのか?お前大学どうすんのさ、一応教諭やってんだろ?」 アリス「まぁ、そうなんだけどさ・・・そこはうまく時間を調整してバイトしたいのよ。私、コンビニで働いてみようと思うの♪」 刈谷「コンビニ?いやー接客業ならお前できそうだけど・・・・かなりキツイんじゃね?夜勤とかさ」 アリス「あー、変な客来るからでしょ?怖いわー。 だからその、シミュレーションとして刈谷が怪しい人役として演じてほしいの」 刈谷「は!?なんで俺怪しい人なわけ!?ふざけんな!!」 アリス「いやそういうつもりじゃないわよ!! 私そういう目に遭った時の対処してみたいの!!申し訳ないと思って頼んでるの!お願い!!協力して!!」 刈谷「う、うーん・・・・・クッ・・・・役目的には嫌だがアリスの頼みだし・・・・こ、今回だけだぞ!!」 アリス「ありがとう!!刈谷だーいすき♪」 刈谷「う・・・うるせえよ・・・!!///」 アリス「ウフッ♪ さ、じゃあ始めましょ!」 テーマ 「コンビニのあるある対応」 刈谷(怪しい人役) アリス(店員役) アリス「いらっしゃいませー♪」 刈谷「・・・・・・・」 アリス「ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも・・・・・あ・た・し?」 刈谷「ってちょっと待てえええええええええええ!!!!」 アリス「な、何よ!?」 刈谷「それ接客じゃねえし!!なんで新婚夫婦みたいなやり取りになっているの!?おかしいだろ!!」 アリス「やだ刈谷、私と刈谷まだそこまで進展してないのに新婚夫婦だなんて・・・・//」 刈谷「ちげぇよ!! 例えだろ例え!!っていうか俺とお前そんな関係じゃねえし!!」 アリス「むーっ!!何が違うっていうのよ!!」 刈谷「だからそういう余計な事言わなくていいんだよ!! そういう風に対応する店員さんお前だけだから!!」 アリス「分かったわよ、じゃあやり直しね」 TAKE 2 アリス「いらっしゃいませー♪」 刈谷「・・・・・・・」 アリス「御主人様、今日のメニューは「にゃんにゃんアリススペシャル」です♪今頼んでおくと私が御主人様だーいすきって抱っこしてあげますよ♪」 刈谷「だからちがぁぁぁぁぁぁう!!!」 アリス「キャッ!!・・・・もう、今度は何なのよ!」 刈谷「それじゃメイド喫茶だろが!!ここコンビニだよ!?」 アリス「コンビニってそういう対応しないのかしら?」 刈谷「しねぇよ!!(笑) どう考えても別の店になっちまうじゃねえか!」 アリス「うーん、難しいわね・・・・もっかいやり直すわ」 刈谷「全く、ちゃんとしろよ」 TAKE 3 アリス「いらっしゃいませー♪」 刈谷「・・・・・・・」 アリス「・・・・・?(なんか怪しい格好してるわねぇ、警察呼んだ方がいいかしら?)」 刈谷「・・・・・オイ」 アリス「は、はい!!」 刈谷「ここにある金全部出せやコラ!!さもないと撃つぞ!!」 アリス「ひっ・・・!!(ご、強盗!?どうしよどうしよ!!)」 刈谷「何してんだ!!早くしろ!!今すぐ用意しろ!!」 アリス「は、はいいい!!え、えーと・・・わ、私ネックレスとペンダントしかないです!!」 刈谷「そっちじゃねえよ!!金目なものだけど金じゃねえよ!!現金出せつってんだよコラ!!」 アリス「いつ出すの?←←」 刈谷「今でs・・・・って何言わせようとしてんだコラ!!調子乗ってるぞ撃つぞコラ!!見せもんじゃねえんだよオイ!!」 アリス「見せもん!?そ・・・そんな・・・私の裸が見たいだなんて大胆な・・・・//」 刈谷「んなこたぁ言ってねえよ!!誰がてめぇの裸見たいって言う強盗いんだよ!! 俺が強盗なの分かってんだろコラ!!」 アリス「くっ・・・・!!なら・・・撃ってください・・・!!」 刈谷「な、何・・・!?てめぇ・・・・銃口を自分の胸に当てるとかどういうつもりだ!?」 アリス「貴方に・・・・私のハートを撃ってほしいんです・・・・///」 刈谷「誰が上手い事言えと言ったんだ!?(笑) 店員てめぇどういう接客対応教えられたんだよオイ!!」 アリス「え?違うんですか!?」 刈谷「素だったの!? 違うわあああ!!本当に調子乗んなよコラ!!マジで撃つぞコラ!!」 アリス「ひっ!ごめんなさいアイムソーリーコイ○ミソーリー!←←」 刈谷「古っっっ!!!(笑) お前古臭いよ!!いいから金出せコラ!」 アリス「ひっ!!え、えとえと・・・・あ、温めますか!?それとも箸をお付けしますか!?」 刈谷「ハァッ!?金をレンジで温めて誰得だよ!?しねぇよ!! しかも箸つけてどうすんだ!?」 アリス「あ、ごめんなさい!!ソフトクリームですね!!」 刈谷「いやそっちでもねぇから!!金にソフトクリームつける強盗なんていねぇよ!!お前絶対強盗分かってねえだろ!」 アリス「きゃんっ!!・・・・あーあ、服までベットベトになっちゃったわー・・・・今なら私を舐めてテイクアウトしていいですよ・・・//」 刈谷「さっきからお前何言ってんだよ!!舐めねぇよ!!そしてテイクアウトもしねぇよ!! 俺がテイクアウトしたいのは金だよ金!!」 アリス「ど、どうせ男なんて金目当てなんだわ・・・・!!私に魅力なんてないんだわ・・・!!体目当てだと思ってたのに裏切られたわ!!」 刈谷「だぁぁぁぁぁぁぁかぁぁぁぁぁぁぁらぁぁぁぁぁぁぁ!! 何お前変なところで逆ギレしてんだよ!!お前コンビニ店員向いてないよ!!」 アリス「じゃあ私に振り向いてよ刈谷!!」 刈谷「いや向く方向性違うから!!」 アリス「じゃあ今度はメイド喫茶やりましょ♪」 刈谷「いややんねーよ!! いい加減にしろ!」!」 アリス「どうも、ありがとうございましたー♪」 彼『いやー面白い!まさかコンビニネタを披露してくれるなんて思ってなかったですねー!!これは次に出てくる『危険な兄妹』に大きなプレッシャーを与えることになるでしょう!!』 華恋『そうですねー!流石は勇者コンビです!! でもまだ結果は分かりません!!泣いても笑っても次の組で最後です!!』 彼『そうですね!!それでは次行ってみましょう!!』 決勝戦(後半)へ続く
https://w.atwiki.jp/marix/pages/23.html
草 解 禁 前編 ~8.11 ホースディラー記念日~ これはMr.X(現まりえ)の数々のバロスな愚行に対し、住人が怒りを爆発させた、伝説の瞬間をまとめたものである。わずか2時間余りの間に600レスという脅威の回転数(草ワーニンまで発生)と普段なら滅多に見られない住人達の草乱用レスそしてみごとな狂乱ぶりをご覧あれ。 ※回転数が早いため、日時を省き時間だけ表記させていただきます。ご了承ください。 #1270 [ネ申] 12 36 草を生やすことを許可します #1271 [匿名@KAT-TUN] 12 37 ただ今からこのトピに限り、草(w)を生やすことを許可いたしました #1272 [匿名@KAT-TUN] 12 37 ちょwwwSNK乙ってwwwオマイだろwwwwww 草ごめん、できればたちゃん刈らないで #1273 [匿名@KAT-TUN] 12 38 どれもSNK乙の一言で返す気かコイツ #1274 [まちそ] 12 38 草生やしていいよ。 #1275 [匿名@KAT-TUN] 12 38 SNK丸出し乙って感じだなwwwwwwwwwwwwwwwさぁみんなwww存分に生やせwwwwwwwwwwww #1277 [匿名@KAT-TUN] 12 38 送ったmjdメールボムしてやりてえw #1278 [匿名@KAT-TUN] 12 38 SNKSNKて馬鹿の一つ覚えwwwwwww痛いとこ突かれて発行者涙目wwwwwテラハズカシスwwwwざまあwwwwww 草すみませんでしたorz #1279 [匿名@KAT-TUN] 12 38 用意はできてるのー _, ._ (´・ω・`) d~)、 / i )~ヽ \` | / /|除| `ー_(_ノ|草| ( `( 、ノ剤| _ノ`i_ノ #1280 [匿名@KAT-TUN] 12 38 それじゃおもいきって・・・ なにこいつwww自分がSNKだろwwwwwwほんとはフランス語できないんじゃねーの?wwwwww #1283 [匿名@KAT-TUN] 12 39 まちそが言うなら大丈夫。草 解 禁 #1284 [匿名@KAT-TUN] 12 39 発行者涙目wwww顔真っ赤でここロムって必死にマガ発行してるwwwwwwwメール来てもポニーシカだからSNK乙しか返せないwwwwSNKはお前だよwwwwwwwwwwwお前こそSwNwKw乙w #1285 [匿名@KAT-TUN] 12 39 なんだよホースディラーめwwwやっぱりホースディラーだから馬鹿の一つ覚えかよwwwみんなにSNK乙って返事してるのかよwww意外と律儀だなwww 【まりえサブアド消去】 #1289 [匿名@KAT-TUN] 12 40 サブアド消しやがったw #1290 [匿名@KAT-TUN] 12 40 メール送ってあげた(*^_^*)ポム #1291 [匿名@KAT-TUN] 12 40 フランス語で送ったら返信こねえwwwwww #1293 [匿名@KAT-TUN] 12 41 ちょwww草ナツカシス #1294 [匿名@KAT-TUN] 12 41 発行者mjdkウザスwwwmjdkwwwmwjwdwkwww #1296 [匿名@KAT-TUN] 12 41 【フランス語で書かれたメール文】 これ文法間違ってない?自信ないんだが送りたい #1298 [匿名@KAT-TUN] 12 41 1289mjdkww やっぱchikenだったんだなww #1298 [匿名@KAT-TUN] 12 41 バロスバロス草もたまにはいいもんだなwww愉快な気分になるぜwwww #1299 [匿名@KAT-TUN] 12 42 1291ちょwwwオマイさっきからカッコYosugiんだろwwww #1300 [匿名@KAT-TUN] 12 42 わざわざフランス語で送ったのに返事なしかよ。英語とオランダ語もつけてあげた方がよかったか? #1301 [匿名@KAT-TUN] 12 42 やべwww草生やすの気持ちいいwwwwwwまさにこのマガ主のための草だなwwwwww #1303 [匿名@KAT-TUN] 12 43 【まとめPart4#1116のマガ文】 バロスウザスバロスwwwww #1303 [匿名@KAT-TUN] 12 43 草解禁してみんなが楽しそうに見えるwwww愉快な気分にさせてくれて発行者mjdkありがとww #1305 [匿名@KAT-TUN] 12 43 SNK乙しか返してないのかw馬鹿の一つ覚えだなwwwwwフランス語で返事してみろやw発行者年齢詐称救いようのないSNKwwwwww #1306 [匿名@KAT-TUN] 12 43 こいつ住人なめすぎwwwwwwま、アタスは何もできないがwww #1308 [匿名@KAT-TUN] 12 43 草はコイツのために存在するんだなwwwバロスwww #1309 [匿名@KAT-TUN] 12 43 あぁんw草気持ちいいwww今頃発行者必死で辞書引いてるなwざまぁwwwwww #1312 [匿名@KAT-TUN] 12 44 なんか発行者のおかげで住人がもっと好きになったよありがとよwSwNwKwwwww #1315 [匿名@KAT-TUN] 12 45 初めまして(*^_^*)早速ですが、mjdkの意味分かってますか? ってメールしたけど返ってこないーなんでー? #1319 [匿名@KAT-TUN] 12 45 【まとめPart4#1318のマガ文】 missだってギャァァァァアバロスバロスバロスバロスバロスバロスバロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1320 [匿名@KAT-TUN] 12 46 リアルchikenwwwwww #1321 [匿名@KAT-TUN] 12 46 また逃げやがった #1323 [匿名@KAT-TUN] 12 46 草ワーニンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!あとで記念に草解禁したとこから画メモしよwwwwうはww #1323 [匿名@KAT-TUN] 12 46 逃げたwwwww #1324 [匿名@KAT-TUN] 12 46 逃げたwww発行者逃げたぞwww #1325 [匿名@KAT-TUN] 12 46 マガ移転したところで読者居るはずがねーww居たとしてもここのスレに居る住人だろうなww #1326 [匿名@KAT-TUN] 12 46 misswww正しくお前の人生そのものだよwwwwお前が生まれたそのこと自体からmissだよwwwww #1326 [匿名@KAT-TUN] 12 46 びびって変えやがったwwww mjdk chikenだなwwwwwww #1327 [匿名@KAT-TUN] 12 47 バロスバロスバロスバロスバロスバロスwwwこいつmjdkキングオブチキンだなwでてこいやゴルァw #1328 [匿名@KAT-TUN] 12 47 きんもー☆ #1331 [匿名@KAT-TUN] 12 48 chikenすぎバーカバーカバーカ早くタヒねよwwwwwchikenバーカwwwwなにがX だ?ネーミングセンスなさすぎバロスバルスバロスwwwwwwwww #1332 [匿名@KAT-TUN] 12 48 ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww発行者wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww馬鹿すぐるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwタヒねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwタヒねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1334 [匿名@KAT-TUN] 12 48 やべぇwwwwww住人最高wwwwwwwwwwwww #1335 [匿名@KAT-TUN] 12 49 早く出て来てねwwchikenな発行者wwwwww #1336 [匿名@KAT-TUN] 12 49 1332ちょwおまwwwwwwwwwwww #1337 [匿名@KAT-TUN] 12 49 草ワーニンスゴスwww #1338 [匿名@KAT-TUN] 12 50 楽しいーーーーーー\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/ \(^o^)/ 住人mjdk luv yawwwwwwwww #1339 [匿名@KAT-TUN] 12 50 マガ移転しても見つけてやんよwwwww #1340 [匿名@KAT-TUN] 12 50 ちょwwwwwww何これwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww久々に来たらVIP並になってて噴飯したwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1340 [匿名@KAT-TUN] 12 50 発行者mjdk涙目wwwwwwwwwww #1342 [匿名@KAT-TUN] 12 51 記念に生やしとこwwwwwwwwwwwwwwwwww #1342 [匿名@KAT-TUN] 12 51 全てにバロスwwwwwwww発行者wwwwwwキエッwキエッwwwww #1344 [匿名@KAT-TUN] 12 51 だから言ったろ?住人の力なめるなってさwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwchikenのくせにえらそうにしてんじゃねーよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1345 [匿名@KAT-TUN] 12 52 wwmwjwdwkwwwwww #1346 [匿名@KAT-TUN] 12 52 発行者バロスwwwwタヒぬwwww腹筋痛すぐるwwwwwwwwバロスバロス逃げんなwwwwwwwww #1348 [匿名@KAT-TUN] 12 52 いくら移転してもF様が見つけるよwww無駄だよwwwバロスバロスwテラバナナwwww #1349 [匿名@KAT-TUN] 12 53 アタスも記念にwwwwwwwww糞www発行者wwwwwwとりあえずwwwwwwwwwww他界www希望wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1351 [匿名@KAT-TUN] 12 53 土下座待ってんだけどwwwwww ムビ晒せよwwwwwww #1354 [匿名@KAT-TUN] 12 54 うけるうけるwwwwwwwwwwwwバロスすぎるwwwwwwwwww逃げんなやwwwwwwwwwwwwもう住人luvya\(^o^)/wwwww #1356 [匿名@KAT-TUN] 12 55 発行者半泣きwwwwwwwwwwままんに助けを求めてるwwwwwwwwwwwwwwwww涙目wwwwww顔まっかっかwwwwwwwwwwwwwww早wwwwwwくwwwwww土wwwwwww下wwwwww座wwwwwwしwwwwwwwろwwwwww土下座wwwwwwwwwwww #1357 [匿名@KAT-TUN] 12 55 住人なめんなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww発行者涙目wwwwwwwwwwww恥ずかしい奴wwwwwwwwwwwwwwテラクソバロスバロス #1360 [匿名@KAT-TUN] 12 56 1354ちがうよぅwwwwww「lav ya」だよぅwwwwww #1363 [匿名@KAT-TUN] 12 56 誰が新しいマガ見つけるかなwwwwww発行者待っとけwwwwww逃げるなんて一番ダセェよwwwwww #1366 [匿名@KAT-TUN] 12 57 おいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwアタスの寝てる間に16件もマガおくってんじゃねーよ糞マガwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwうぜえ消すのに時間かかったんだよアフォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwしかもこいつとタメとか終わってる自分乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 草打つの大変だった #1367 [匿名@KAT-TUN] 12 57 解禁Yahoo!wwwwwwwwwwwwww #1368 [匿名@KAT-TUN] 12 57 「フランス語がいいね」と君が言ったけど8月11日はホースディラー記念日 #1371 [匿名@KAT-TUN] 12 57 わたしはまちこ #1372 [匿名@KAT-TUN] 12 57 lav yaバロスバルスバラスwwwwwwwwwwwwww発行者キーコなめてんじゃねぇぞwwwwwwwww #1373 [匿名@KAT-TUN] 12 58 / 土下座ー土下座ー土下座ー土下座ー \ ライフ風にwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1375 [匿名@KAT-TUN] 12 58 発行者SNK乙wwwwwwwwwもうここには来るなwww #1376 [匿名@KAT-TUN] 12 58 ちょwwwww発行者wwwwまたマガ作んのかwwww馬鹿だなwwwwホースディアwwwwwwww #1380 [匿名@KAT-TUN] 12 59 ポニーシカなMr.Xという夏休み代表が現れた記念www #1381 [匿名@KAT-TUN] 13 00 今日記念日決定wwwwwwwwwwwwバロスwwwwwwww発行者涙目wwwwwwwwwwwwwwww #1383 [匿名@KAT-TUN] 13 01 ポニーシカlav ya!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1384 [匿名@KAT-TUN] 13 01 1326がバロスすぐる #1385 [匿名@KAT-TUN] 13 01 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww新マガハケーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1386 [匿名@KAT-TUN] 13 01 何これwwwwwwちょっと席外してたらテラヤバスワロスワロスwwwwwwwwwwww住人lav yawwwwwwwww糞マガ発行者は焼く新しいアド晒してwwwwwwwwwwww #1387 [匿名@KAT-TUN] 13 02 草解禁したら住人がパワーアップしたwwwwww発行者wwwwwwむだだよwwwwwwwwwwwwwww1211(un bon vin blanc) アタスフランス語知らねーけど発行者のためにわざわざウィキで調べてあげたんだよwwwwww #1388 [匿名@KAT-TUN] 13 02 1385ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwmjdkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwオマイネ申wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1390 [匿名@KAT-TUN] 13 02 晒してwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwじらさないでwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww晒してwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1391 [匿名@KAT-TUN] 13 02 K2.8.11事件発生しましたwwwww犯人は逃亡を続けている模様ですwwww #1392 [匿名@KAT-TUN] 13 03 1387テwwwラwwwヤwwwサwwwシwwwスwwww #1395 [匿名@KAT-TUN] 13 03 もうオマイらのレスもwwwwwwwwwwwwバロスすぎてwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1397 [匿名@KAT-TUN] 13 04 これは歴史になるのかな? #1399 [匿名@KAT-TUN] 13 05 歴史に残りますねw確実にww 草 解 禁 前編-2につづく
https://w.atwiki.jp/amc_wiki/pages/47.html
前編 <仮台本> アバン TV(内容はAngelBeats!) (TVを見る主人公) 音無 「今の、酷かったな。これは、ちょっと、ないわー。試写会行った奴涙目www(プツッ (TVを切る動作+音と同時に暗転 → 倒れている主人公が目覚める) 音無 「テクノブレイク!・・・何も思い出せない・・」 ゆり 「目が覚めた?」 音無 「(えらい美人がそこにいた)!!・・・あんた、」 ゆり 「ただの人間には興味ないわ!ようこそ、シグマ団へ」(ハルヒ参照 音無 「シグマ団?何だそれ?」 ゆり 「SIGMAでシグマ団よ」 音無 「何の略なんだそれは?」 ゆり 「それはセッk(ピーーー)団だったかかしら?思い出せない・・・ここまではでているんだが・・・」(SYD参照 音無 「それはどこからでる予定なんだい?」 どどん ピッピッピッ ゆり 「シグマ団団則ひと~つ。ナニは3日で30回まで」 音無 「そんなに!?」 OP(ABのOP再現予定 提供・CM ●京都アニメーションCM(花を植えるヤツ ●笑ってはいけないティアラジオCM Aパート ゆり 「唐突だけどあなた入団してくれないかしら」 音無 「?にゅうだん?オッパイミサイル?」 ゆり 「いやだからシグマ団に、よ」 音無 「・・・えぇと、それって本物の銃?」 ゆり 「ふぅ、ここに来たやつはみんなそんな反応するのよね。順応性を高めなさい。あるがままを受け止めるの。」 音無 「え?」 ゆり 「戦うのよ」 音無 「え?」 ゆり 「あれよ! あれがシグマ団の敵。天使よ。」 音無 「え?(おいおい、何言ってんだこいつ) だが断る。せっかくだからおれは、向こうに行くぜ!」 ゆり 「はぁ?なんで?わけわかんないわ!どうしたらそんな思考に至るの?ばかなの?死ぬの? これは死ねないこの世界でよく使われるジョークなんだけど(キリッ、どう、笑えるかしら」 音無 「笑えんな。そんなギャグで大丈夫か?」 ゆり 「大丈夫だ問題ない」 音無 「じゃ、そういうことで」 ゆり 「ちょ、おい待てよ!(モノマネで)ちょ」 ナレ 「神は言っているー――ーまだ去る運命ではないと」 映像巻き戻し 音無 「そんなギャグで大丈夫か?」 ゆり 「一番良いギャグを頼む」 音無 「ごにょごにょ」(ゆりに耳打ち) ゆり 「わかったわ、ゴホン、・・・実は俺、着やせするタイプなんだー!!!」 (墨をゆりっぺの腹に) 音無 「うん、面白いな、じゃ俺は向こうに行くから」 ゆり「うがーー!お前なんか猫のウンコ踏めー―――!」 音無 「(訳が分かんない。なんなんだあいつら。)うぅ~い、おいっすー。あんた銃で狙われてたぞ?天使だーとか何とか言って」 天使 「ジロジロ見ないでください。不快です。死にます。」 音無 「まぁまぁいいじゃないですかデュフフ。」 天使 「お前誰だよ」 音無後ろを振り向いて イカ娘 「わたし?わたしはイカ娘でゲソ。この世界を侵略しにきたでゲソ。わたしの部下にならなイカ」 団員 「お前じゃねえ、すわってろ」 イカ娘体操すわり 天使 「結局お前はなんなんだ」 音無 「なんだかんだときかれたら、答えてあげるが世の情け……」 天使 「モッモッモッ」 音無 「なんだよ、最後まで言わせろよ」 天使 「え?どうして?」 音無 「どうしてって言われても、、むしろこっちが聞きたいわ。魂が覚えているっていうのか?むしろお前が説明してくれよ」 天使 「まそっぷ」 ―暗転のち校長室内― (戦線名会議中(雑談)部分は省略) 音無 「・・・知らない、天井だ……(追憶、焦って体を確認)・・・…生きてる。あんな激痛だったのに。アレはきもちよかったなー」 スズ 「きがくるっとる」 ゼロ 「こいつが新入りか」 イカ娘 「貧相な体つきでゲソ、こんなのでは戦力にならないんじゃなイカ?」 ゼロ 「頭数は必要だ。今はボスボロットだとしても戦力が欲しい。ブリタニアを倒すために!」 音無 「ボスボロットは使えるだろギリギリ、ボスボロットは!っていうかブリタニアってなんだよ」 ゼロ「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな。」 音無 「ちょっ、待てよっ(キムタク)。俺は一体どうなったんだ?」 ムギ 「まあまあ、お茶にしましょうか」 音無 「お茶て・・・」 長門「水分補給は重要・・・糖分も足りない」 ロボ娘「ワタシ ハ オイル ヲ」 翔太郎「コーヒーをもちろんブラックでな」 ゆり「ちょっとあんた達、私を差し置いて何お茶飲んでんのよ」 音無「あ、お前はさっきの!」 ゆり「なに?曲がり角でぶつかったかしら?それとも豆腐の角かしら?」 セイバー「運命の出会いというわけですか」 スズ「いや、多分違うと思う」 音無「もう何がなんだか(ビキビキ」 ???「ぬぐわあああああああああああああああああああああああ」 ティエリア 「隣の部屋からだ」 ゆり 「あの部屋には、ミシェル!!!」 ドアを開けるとミシェルの死体 背中には「オナニー」、散乱するティッシュ、地面に書かれた「正」31の途中 全団員 「みしぇるうううううううううううう」 空に映るミシェル「キラッ☆」 音無 「し、しんでる!?・・・のか?」 ゆり 「団則を守らなかったから……」 スズ「あーそんなのありましたね」 アイキャッチ 音無 「くそ!結局何なんだよ!ムキー!」 ゆり 「まぁまぁ、仕方ないから懇切丁寧に説明してあげる。こんなサービス滅多にしないんだからね!」 音無 「あ、ああ(引き気味に」 ゆり 「ここは私たちの秘密基地よ。ここ以外に安全に話し合える場所はないわ」 音無 「何なんだよお前ら、俺を巻き込むなよ!」 「俺は静かに暮らしたいんだよ」 「つーかここどこ?」 ゆり 「質問が多いわね」 「質問は一つにしなさい」 音無 「じゃあスリーサイズは?」 ゆり 「上から129.3、129.3、129.3よ!」 音無 「ドラえもんじゃねーか!!」 スズ 「む、的確な突っ込み」 セイバー「突っ込みは重要です。我々には必要な存在といえるでしょう」 フィリップ「ふむ、確かにボクたちはどうやらボケのほうが多いらしい。アンバランスだね」 イカ娘「まったくでゲソ。おかしなやつらでゲソ」 ゆり 「えぇとコイツらは置いとくとして まぁとりあえず聴きなさい。あたしたちがかつて生きてきた世界では人の死は無差別に無作為に訪れるものだった。 ゼロ 「・・・」 ゆり 「だから抗いようもなかった。でもこの世界はちがうのよ。」 音無 「違う?」 ゆり 「そう、この世界は抵抗すれば存在し続けられる。あらがえるのよ。」 昔の人はこう言ったわ。『ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん』ってね!」 音無 「デビルアネモネ!・・・ 言葉の意味は分からんが大体分かった。 けど、その先にあるのは何なんだ?お前らは何をしたいんだ?」 ゆり 「私たちの目的はね、天使を消し去ること。 そして、この世界を手に入れる。 」 ゼロ「(そう、ブリタニアに対抗する力を手に入れるために!)」 イカ娘「(そう、地上を侵略するためにでゲソ)」 スズ「(こいつら違うこと考えてそうね)」 ゆり 「まだ来て間もないから混乱するのも無理ないわ。 順応性を高めなさい。そしてあるがままを受け止めなさい。」 音無 「だがどうしてそこで天使と戦うことになる。天使って一体なんなんだ?」 ゆり 「天使が何かは私達もわからない。でも、天使とは戦うものでしょ?エヴァ しかり、アクエリオンしかり」 スズ 「ちょっとちがうよーな」 音無 「そうか、戦うのか、天使と。。」 ゆり 「そうよ。共にね。」 音無 「なんだよそれ!意味わかんねえ。。そうかこれは夢か!夢なんだな、ちょっとそこのお前、つねってみてくれ」 セイバー 「きゅぅ~」(乳首をつねる 音無 「ンギモヂィィ」 ゆり 「ひどい現実ね・・・」 音無 「……はっ!いや待ってくれ、少し時間をくれないか」 ゆり 「あまり時間はとれないわ。 男は度胸何でもやってみるものよ」 音無 「そうだな俺は・・・」 アイマス的三択 1「わかった、手を組もう」 2「断る、他をあたってくれ」 3「お前の乳首もつねらせろ」 1を選択 音無「わかった、手を組もう」 (盛り上がるシグマ団) ゆり 「じゃあ自己紹介しましょう。 私はゆりよ。ここのリーダー。みんなからはキャップと呼ばれているわ」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン 翔太郎 「呼んでねーよ」 ゆり 「うるさいわね、気分よ、気分」 ゆり 「で、彼女は、花澤さん」 花澤 「大沢事務所所属、花澤香菜です。代表作はゼーガペインですよろしく」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン ゆり 「そっちの青いのが、セイバー」 セイバー「ゴロー、ご飯はまだですか?」 音無 「誰がゴローじゃ!」 セイバー「私はセイバー。セイバーのクラスのサーヴァントですが、 あなたはマスターではないので真名は明かせない。 主に自宅警備を担当しています」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン 長門 「この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタ クト用ヒューマノイド・インターフェース、それがわたし」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン 音無 「そうかすごいな。なに言ってんだお前」 ゆり 「その子は長門有希。シグマ団がほこる無敵のデータベースよ」 音無 「へー、長門はなんでも知ってるんだな」 長門 「……その認識は正しくない。アクセスできる情報には制限がある」 フィリップ 「例えば“ヘブンズトルネード”。この項目はなぜか閲覧できない。実に興味深いね」 ゆり 「彼はフィリップ。彼もデータベース担当ね。データ担当ならもう一人いたわ」 ティエリア「ティエリア・アーデだ。ヴェーダと直結している。」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン 音無 「よ、よろしく。なんだか他人のような気がしないが」 ティエリア 「絶望したか?」 音無 「いや・・・」 ムギ 「みなさーんお茶が入りましたよ」 ゆり 「彼女はムギ。キーボード担当よ」 ムギ 「よろしく」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン 音無 「あ、ああよろしく。あの、そのまゆ(ry」 スズ 「それ以上いけないわ」 ゆり 「彼女はスズ。シグマ団の会計よ。」 音無 「・・・・?」 スズ 「おーい!下!下!」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン 音無 「ん・・・ああ小s(ry」 スズ 「それ以上言うとブッ転がすわよ」 音無 「す、すまない」 ゆり 「彼女は貴重な突っ込み担当よ。機嫌を損ねないで」 音無 「んーコイツは?」 ロボ娘 「ワタシ デスカ?」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン ゆり 「彼女のことはよく知らないけどとりあえずNASAで開発されたロボットよ」 音無 「ロボットォ?」 ロボ娘 「サイシンモデルデス」 音無 「本当かよ?」 ゆり 「さぁー?取り説にはそう書いてあったけど?」(V作戦のヤツとか 音無 「取り説あるのかよ!適当だな」 ロボ娘 「・・・」(蓋開けてジュース飲んでる 音無 「・・・!ああ!」 ロボ娘 「NASAカラ キマシタ」 音無 「今中の人見えたぞ・・・」 翔太郎 「騒がしいぜ。。。全く」 ゆり 「彼は左翔太郎。フィリップ君のパートナーよ。」 翔太郎コーヒー飲む ぱにぽにキャラ紹介風カットイン ゆり 「ま、ハーフボイルドってところね」 翔太郎「ブッーーー!」(コーヒー吹く 音無 「おわぁ!」 翔太郎「誰が半熟ヒーローだ!」 音無 「言ってねぇし!まったく・・・」 ゆり 「せ、彼がゼロ。素性は私もよく知らないわ」 ゼロ 「我が名はゼロ。この黒の騎士団を率いている。 分けあってこの仮面をはずすことは出来ないが」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン 音無 「あ、ああ大丈夫だ。 その仮面を取ったらイケメンなんだろ?」 ゼロ 「フッそれはどうかな」 音無 「ああ、ロリコンかもしれんな」 ゼロ 「貴様!ナナリーのことか!」 音無 「え?いや・・?」 ゆり 「ま、団員紹介はこんなところかしらね」 イカ娘 「ちょーっと待つでゲソ!私の紹介がまだじゃなイカ!?」 ゆり 「ああ、彼女はイカちゃん。ただのイカよ。」 音無 「そ、そうか」 イカ娘 「ひどいでゲソー」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン ゆり 「・・そういえば、あなた名前は?」 音無 「えぇと、、こ、小、、小西、、」 ゆり 「小西、、普通の名前ね。じゃぁわたしがあだ名を付けてあげるわ!・・・にわかキモオタくそゲス野郎、略してにわゲスが、音無、ね。うーん、やっぱりにわゲ」 音無 「音無がいいですー!音無でお願いします!」 ゆり 「・・・そう。わかったわ、よろしく『音無』。」 一同 「ようこそシグマ団へ!」 CM入りのアイキャッチ― CM ●モバゲー(ギャルゲー、ロボ子、イカ娘、セイバー) ●ヴァイスシュバルツ Bパート 劇中劇からスタート 劇中劇からスタート 仮面ライダー空鬼OP からっぽの頭(ここ) 試験をゼロからはじめよう 情リテは投げ捨てるもの 今、性欲を解き放て! クウ鬼 早く取り直せ クウ鬼 前期の単位 クウ鬼 三年(うえ)になるために・・・ No Money No Tan-i モニターの前にいる限り No Money No Tan-i 恐れるものは留年だ 完全独走!俺が越えてやる! 超変身!仮面ライダークウ鬼! (会誌しぐま Vol.6より) ??「ウウ・・オデノカラダハボドボドダ」 オーズ「おいおい無茶するのは」 ??「ザヨゴォ」 オーズ「力が暴走してるのか!?」 ??「ウゾダドンドコドーン!」 オーズ「止めるしかないか!」 ??「ヘシン!」 クウ鬼に変身 BGM:FULLFORCE オーズ「やっぱりこうなるか!」 戦闘 殴ったり(早回しで クウ鬼「オレァクサムヲムッコロス!」 ベルト「ファイナル・アタック・ライドゥ ククククウキィ!」 クウ鬼「ウェーイ!」 キック オーズ「やるしかないか!」 ベルト「スキャニングチャージ!」 キック 二人「うぉおおおおおおおお・・・ッ!?」 二人の間に通行人(抱き枕かミルキィホームズのアレ ゴゥゥ!ゴゥゥ!(サイコガン 二人「ぐわあ!」 二人「誰だ!」 一同 「コ、コブラァァーーー!」 アイキャッチ 音無 「しっかしこんなにダラダラしてていいのか? 団員一人死んでるんだろ・・・?」 ミシェル 「ふぅ・・・」 音無 「って生き返ってるゥゥ!?」 ゆり 「あんたリアクションでかいのよ! 言ったでしょ、死なない世界だって。 あ、こいつはミシェル」 ミシェル 「やぁ君が新入りかい・・・?」 ぱにぽにキャラ紹介風カットイン ミシェル 「って男かよ。まぁいいや、俺の名m…… 恥ずかしい目覚まし時計かなんかの音 セイバー 「お昼です。食事を要求します、ゴロー」 音無 「何度も言わせるな、僕の名前は音無だ」 セイバー 「失礼、かみまみた、ゴロ無さん」 音無 「わざとだろ」 セイバー 「はい。ということで食堂に行きましょう」 全員「はいはい・・・ガヤガヤ」←ガヤで アイキャッチ 屋外でダベりながら移動するシグマ団 翔太郎「!おいアレを見ろ!」 (一人屋外でマーボーを食おうとする天使) イカ娘 「天使がいるでゲソ!」 ゆり 「これはチャンスだわ!オペレーション・ベルダンディ発動! あとは手はずどおりにね、散!」 バッ! 音無以外がその場で瞬間移動 音無 「え?ちょ?アレ?俺どうすればいいんだよ!」 3組に分かれる ライブ組 ボーカル:花澤さん ギター:長門 ベース:スズ キーボード:ムギ ドラム:ロボ娘 司令室 ゼロ、フィリップ 戦闘組 セイバー、イカ娘、ティエリア、ミシェル、ペリーヌ(翔太郎)、ゆり、音無 ゼロ「これより作戦を開始する!」 ゆり「指揮は任せたわよ!ゼロ」 ゼロ「NPCを引き付けるためのライブだ 派手に頼む」 ライブ組を一人ずつ映す 花澤「すぅ・・・私の歌を聴けぇ!」 BGM「射手座☆午後九時Don t be late」 ゆり「全軍突撃!アターーック!」 銃撃 天使「!!」 天使マーボーおいて逃げる ゆり「待て!」 セイバーがマーボー拾って食べる ゼロ「地上班はそのまま追撃 空中班はポイントD21へ移動」 フィリップ「挟み撃ちというわけか定石だね」 地上班:セイバー、イカ娘、ゆり、音無 空中班:ティエリア、ミシェル、ペリーヌ 音無「ようやく追いついた! おい本当にあいつと戦うのかよ!」 イカ娘「戦場では迷ってはダメでゲソ。 迷いは死を生むでゲソ」 音無「死なない世界なんだろ!クソッ!」 天使が逃げ込んだ部屋の扉を開ける 天使「このとびらのうらでずっと待っていたぞ 来なかったらどうしようかと不安になっていたところだ いくぞ(棒読 」 FF5の戦闘画面に移行 BGM:ビッグブリッジの死闘 ゆり:ぬすむ 「天使の小手」 セイバー:みだれうち 天使:死の宣告→イカ娘 音無:かくれる イカ娘:あおまほう→イカスミ ゆり:ぬすむ 「何も持ってない!」 セイバー:なげる→エクスカリパー イカ娘:こうげき 天使:ホーリー イカ娘→死 音無:あらわれる セイバー:みだれうち 天使「 わたしが悪かった・・・・・・ (ヘイスト) 4人でこられちゃ・・・・・・ (プロテス) てもあしもでない・・・・・・・ (シェル) てのは ウソだけどな!! (ジャンプ)」 音無:アイテム→フェニックスの尾 イカ娘:復活 天使:こうげき イカ娘→死 ゆり:ひっさつ→ばくれつけん 天使「 うっ! 急用を思い出した!! 必ず もどって来るからなっ!」 とうそう BGM:勝利のファンファーレ イカ娘「うぐぐぐ・・・・なかなかやるでゲソ・・・・」 天使「お前の触手でバンドが死んでる」 イカ娘「ムキー!海より深い私の心の袋の緒が切れたでゲソ!」 天使「ハンドソニック」 音声「ソードベント」 イカ娘「ゲソーー」←斬られる ゼロ「イカ娘・・・座ってろ!」 イカ娘体操座り この隙に天使逃げる 音無「おい逃げたぞ」 ゆり「ちょっと待って、セーブしてるから」 セーブ画面(エロゲ風? BGM:射手座フェードアウト ライブ組 長門「次の曲を・・・」 花澤「わかったわ、せーの!」 BGM:恋愛サーキュレーション 司令室 フィリップ「ゼロ、天使はポイントE21へ移動している」 ゼロ「フッ、定石だな。だがそれゆえに読みやすい・・・ 空中班!天使を迎撃せよ!」 ミシェル「こちらスカル2、目標を狙撃する」 ティエリア「ヴァーチェ、目標を破壊する」 ペリーヌ「コアを狙いますわ」 BGM:スト魔の戦闘系かなんか 画面:スパロボ 支援攻撃: ティエリア「GNドライブチェック・・・トランザム! GNキャノン、発射」 ビーム発射 ミシェル「ターゲットインサイト・・・あたれぇ!」 一斉射撃 ペリーヌ「少佐・・・見ていてくださいまし!」 突撃 天使「当たらなければどうということはない」 回避 天使「乾坤一擲・・・」 音声「ソードベント」 ウイングゼロ的に 被ダメージ ペリーヌ「まだ、まだいけますわ!」 戦闘画面終了 天使「しつこいわ・・・」 「こっちか~らあっち!」←ラッキーマン参照 ティエリア「消えた!?」 BGM:恋愛サーキュレーションフェードアウト 司令室 ゼロ「む、天使はどこへ!?」 フィリップ「検索しよう・・・これは・・・ライブ会場だ!」 ゼロ「なんだと!」 ライブ会場 長門「!」 天使「ここは・・・」 スズ「ちょっと!天使が来るなんて聞いてないわよ!」 ムギ「どうしましょう~」 ロボ娘「コマリマシタ・・・」 花澤「うろたえないで・・・私たちにできることは、歌うことだけ・・・」 4人「!」 花澤「私の・・・いえ、私たちの歌を聴けぇ!」 天使「・・・」 BGM:セキレイ 天使曲を聴いてる 花澤「まだ誰も~」 天使「ズコー」 ???「花澤顔でかーい!!」 花澤「あぁ・・・」 花澤さん発光、サビに重なる感じで消える 司令室 フィリップ「花澤さんの反応が消失した」 ゼロ「何!?何が起きている」 ライブ会場 天使「そう、成仏したのね・・・」 天使去る(ロッカーとか? 司令室 フィリップ「天使の反応も消失、ふむ、少なくともボクたちの監視網の中には存在しないみたいだ」 ゼロ「そうか、、、勝ったという事か 各班は撤退ルートBから撤収。 ルート12を用いて集合せよ。 繰り返す・・・」 ゆり「終わったみたいね」 セイバー「そうですか・・・」 音無「これで・・・終わり?」 ゆり「そうよ、さ、撤収撤収」 音無「(一方的じゃないか・・・本当に天使と戦う意味があるんだろうか? わからない・・・)」 アイキャッチ (場面転換、基地でたむろするSSS) 音無 「いいのか?こんなところでのんきに飯食ってて。あいつはまた襲って来ないのか?」 ゆり 「ただご飯食べてるだけじゃない、気にしすぎよ」 スズ 「そう言えば、なんかライブの最後で花澤さん消えたんだけど?」 ゆり 「あ、そう」 長門 「彼女の反応は検地可能範囲内に存在しない」 音無 「おいおい、死んでも生き返る世界じゃなかったのかよ!」 ゆり 「知らないわよ!成仏でもしたんじゃない?」 音無 「それはひょっとしてギャグで言っているのか」 ゆり 「マジよ!おおマジ!」 音無 「くっ、お前らもみんな信じてるのかよ!?」 全団員 「うn」 音無 「・・・悪いが別行動を取らせてもらう」 スズ 「ちょっとあんた勝手に・・・」 ゆり 「良いわよ。好きにしなさい」 音無 「へっ!言われなくたって出て行ってやるよ!ばーかばーか!」 イカ娘 「バカっていうほうがバカでゲソー!」 音無 「(ふん、、、コイツら あれだけの力と統率力があれば何だってし放題なのに、 こんな地味に飯食って暮らしてるのか・・・胡散臭い! 敵はほんとうにたった一人、、天使だけなんだぞ。 あいつとの戦いを正当化できるのか? わからない・・・おれには、記憶が無いんだから。。 自分の目で確かめるしかない・・・この世界の真実を!)」 セイバー 「よかったのですか?ゆり?彼を引き止めなくて」 ゆり 「かまわないわ・・・ (そう、かまわない。 ひょっとしたら私たちに許されている時間は残りわずかなのかもしれないのだから・・・) ED(ダンス付きアニソンメドレー? Cパート ティエリア 「ゆり、これを見てくれ」 ゆり 「これは・・・!」 ティエリア 「ああ、ようやく手がかりを手に入れたよ」 ゆり 「ついに開かれるわけね-天国の扉(ヘブンズドア)-が!」 次回予告 ナレーション 「ああ最早何も言うまい 語るべき言葉ここにあらず 話すべき相手ここにおらず 漢ただ前を向き、ただ上を目指す ただ前を向き、ただ上を目指す」