約 50,302 件
https://w.atwiki.jp/801game/pages/196.html
【ゲーム名】KADEN N episode 0 前編 【ゲームジャンル】ノベル 【動作環境】Winmeで動作確認済み 【注意事項】18禁分岐なしリバ 【使用条件】個人プレイのみ 二次可 公開条件→こっそりとどうぞ 二次内容について グロ・病み・暴力・猟奇的など、危険度高いものはNG 。 NLは可。というかむしろ作って下さい。見たいです(真顔 【ろだ消滅時の再うp】作者のみ再うp可 【wiki編集】作者編集可 【説明】なんちゃって現代設定のアンドロイドもの。 KADEN N 前編 http //www39.atwiki.jp/801game/pages/180.html 後編 http //www39.atwiki.jp/801game/pages/188.html KISS http //www39.atwiki.jp/801game/pages/189.html の続きですが、全て未プレイの方はゲーム開始前にreadmeを読んで下さればたぶん大丈夫。 6月2日から8月6日までの話です。画面サイズ800×600。 プレイ時間は約1時間で、シリアス明るめな話です。スチルは24ケ。 登場人物はメイン2名+脇役。立ち絵・分岐なし。 BGM・効果音・CGモードと短いおまけあり。 地雷ポイント 怖い要素なし LOVEと片想いと機械と青春と少し肌色な話。 分岐なしでリバーシブル。挿入なし。キスとお触りだけ。 女子が少しだけからむ←会話程度でスチルなし ツッコミ所満載過ぎる設定&ストーリー 主人公が二股かけられてるような雰囲気 今ひとつ分かりにくいストーリー 機械事情についての知識が中途半端未満な人が作った おまけは性別変更を連想させるような内容(スチルなし) 過去作プレイ済みの方へ N後編でちょっと匂わせた「過去話」です。主人公は今までと同じ。 N前後編より半年ほど前の6月2日から始まって、8月6日までの話。 金髪のイメージが悪くなる可能性あり 18歳未満の方のダウンロード、所持、プレイを禁止します。 パスはsea DL 後編は http //www39.atwiki.jp/801game/pages/199.html 18禁 エロ スチル有 ノベル 二次創作OK 吉里吉里 学生 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magichappy/pages/480.html
▼● The Three Kingdoms 天の塔からの指令。 ウィンダスに並ぶ強国、サンドリアと バストゥークの国内情勢を探れ。 詳細は、各国の領事館にて。 移動には、マウラから出航している セルビナ行きの機船を使うと良い。 ウィンダス森の区 / ブーマガード + ... Rakoh Buuma いいところへ来た。さきほど、 天の塔から大規模なミッションの知らせが入ったが、 派遣できる冒険者が少なく、弱っていたのだ。 Rakoh Buuma くわしい説明は、 天の塔の書記官がしてくれるだろう。 天の塔へ、急ぎ行ってみてくれ。 ミッションを受けた! Rakoh Buuma 天の塔は、ここから北、 石の区にある。このミッションの詳しい説明は、 天の塔の書記官がしてくれるだろう。 Miiri-Wohri じ、じつはボクも、このミッションに 参加させてほしいんだけど……。 Miiri-Wohri そんなこと言ったら、ソラ・ジャーブ たちに、く、くわれちゃうかも……。 Tih Pikeh 今度のミッションを受けたら、しばらく ここに戻れなくなるわん。それって、ちょっとだけ サビしいかもしれないかもかも~。 Sola Jaab 他の国に行ったら、ウィンダスが いちばんイイ国だってわかるにゃ。 Sola Jaab 食べものはおいしいし、 昼寝はオッケーだし、遅刻はあたりまえにゃ。 みーんな、ほどほどに手を抜いて生きてるにゃー。 ウィンダス水の区 / 北風団 + ... Mokyokyo ちょうど良かった。 とても大変なミッションが、天の塔より発行されて いるんです。 Mokyokyo これは、あなたのように 冒険慣れした方が適任の、大規模なミッションです。 Mokyokyo 詳細は、天の塔で説明されます。 石の区へ急いでください。 ミッションを受けた! Mokyokyo 今回のミッションは、冒険慣れした 方でないと、やり遂げることができないでしょう。 ぜひ、ウィンダスのために挑戦してください。 Mokyokyo 詳しくは、天の塔の書記官が説明して くれますから、石の区へ急いでください。 Panna-Donna ボクもミッションの内容を 聞いちゃったけど、大変なミッションだよぉ。 Panna-Donna あ~あ。ボクは単なる ガードで良かった! こういう責任が重そうな ミッションは、とっても無理だもの。 Dagoza-Beruza 天の塔は、星の大樹と ともにあり、天と星の加護を受けているのだ。 まさに、魔法都市ウィンダスの中心なのだ。 Ten of Hearts ワタシ★たち カーディアン★の アタマ★の ブブン★は テン★の★トウ の チカ★で ソダ★て られて★います。 Ten of Hearts ヨク ミ★て くだ★サイ。 ホラ ワタシ★たち の アタマ★は キ★の★ミ なの デス。スゴイ で★しょう? ウィンダス石の区 / 天の塔前・魔戦士隊 + ... Zokima-Rokima さぁさぁ、とうとう来ましたよ。 世界をまたにかけた大冒険の始まりです。 Zokima-Rokima 詳しくは、この先、 天の塔の書記官の間にて、説明されるでしょう。 さぁさぁ、ずずずいっと奥へ……。 ミッションを受けた! Zokima-Rokima 冒険者なら、世界をまたにかけた 大冒険をしてみたいと思うでしょう? しかも それが、祖国のためになるというから一石二鳥! Zokima-Rokima 詳しくは、この先、 天の塔の書記官の間にて、説明されるでしょう。 さぁさぁ、ずずずいっと奥へ……。 Pakke-Pokke こういう大きなミッションを やってみたい気はするんだけど、やっぱり僕には ムリだろうなぁ。 Pakke-Pokke 僕、枕がかわると寝つけないんだ。 船酔いもするし、チョコボにも嫌われる体質なんだ。 これじゃ旅なんか出来ないよ。 Keo-Koruo 天の塔の書記官の間にいる クピピ(Kupipi)ちゃんと、お話ししたこと あるタルか? Keo-Koruo クピピちゃんは、ああ見えても ウィンダス所属の冒険者とガードの顔と名前を ぜーんぶ覚えてるタルよ! ハンパないタル! Chawo Shipeynyo ……あれ? あんたどっか行くのかい? Chawo Shipeynyo それじゃ、他国がどれくらい 獣人との戦いに備えているか、ちゃんとその目で 見てきて伝えておくれよ! ウィンダス港 / ウェスト・オブ・ビースト + ... Janshura-Rashura ええと、次のミッションは、 鼻の院の…… Janshura-Rashura ……っと、そうだ! そんなのより、あのミッションがあった! Janshura-Rashura ……あ、ビックリした? いやー、いきなりゴメンゴメン。さっき、冒険者 向けっぽい、大変なミッションが、天の塔より 言い渡されたんだよね。 Janshura-Rashura こっちのほうが、あなたに 向いてると思うんだ! あなた、冒険好きって顔 してるもの。 Janshura-Rashura 詳しいことは、天の塔で 書記官さんからきいてちょうだい。 じゃあ、冒険を楽しんできてね~。 ミッションを受けた! Janshura-Rashura 天の塔の行き方? ええと、ここから行くのが一番遠いなぁ。 とりあえず、北東へ行けばいいんだけど、 森の区か水の区をつっきらないと……。 Janshura-Rashura うまく天の塔へ着くことが できたら、書記官さんにミッションの内容を 詳しく聞いてちょうだいね。 Puo Rhen ジャンシュラ隊長は言わなかったが、 今回のミッションは、かなり長丁場になるぜ? 覚悟はいいのかい? Puo Rhen お別れを言いたい相手がいるんなら、 今のうちに、カタをつけたほうがいいぜ。後になって 化けて出られても、相手が困るからなぁ。 Nine of Clubs サヨウ★ナラー。 オホシ★サマ に ナラナイ★ヨウ に イキて★カエッて キテ★クダサイ ね。 Ten of Clubs サヨウ★ナラー。 オホシ★サマ に ナッタ★ら ソラ★から オッコチ ナイ★ヨウ に キ★を ツケ★て クダサイ★ネ。 天の塔 Kupipi ええと、ようこそなのです。 ミッションを受けにきた冒険者なのです? Kupipi ……ええと、ランクは2? 試験の行方をスキップした場合 + ... Kupipi 今度のミッションは、多くの試練を 乗り越えなければいけない、とても重大な ミッションなのなのですよ。 Kupipi ランク2ごときの冒険者さんが、 やりとげることができるか、わからないです……。 Semih Lafihna 君は、確か……。 Kupipi ええと? セミ・ラフィーナさまのお知り合いなのです? Semih Lafihna ……[彼女/彼]、ここに何の用なの? Kupipi このたび、天の塔より発行されます 調査ミッションを受けに来た冒険者なのです。 けれど、まだランク2ごときの冒険者で…… 試験の行方をクリアした場合 + ... Kupipi ……本当はまだ早いなの。 でもあなたは、耳の院から出ていたミッションを きちんとやりとげてるなの。 Kupipi それだけ戦える腕を持ってるなら きっとだいじょうぶだと思うなのなの。 Semih Lafihna 君は、確か……。 Kupipi ええと? セミ・ラフィーナさまのお知り合いなのです? Semih Lafihna ……[彼女/彼]、ここに何の用なの? Kupipi このたび、天の塔より発行されます 調査ミッションを受けに来た冒険者なのです。 まだランク2の冒険者ですが…… Semih Lafihna クピピ、説明はいい。 その管理表を見せてくれない? Semih Lafihna いい戦歴だ。 見かけによらず、腕がたつようね。 Semih Lafihna ……そして……、 運も悪いようだ……。 Semih Lafihna クピピ。 [彼女/彼]のミッション発行の手続きをして。 Semih Lafihna ミッション内容の説明も頼む。 もちろん、領事への紹介状も。 Kupipi ええと……??? ……はい、ええ、わかりましたなのです! パターン1 + ... Semih Lafihna ……また、会えるとは 思わなかったわ。 Semih Lafihna 試させてもらうとしましょう。 君の運と実力と、その瞳に宿る星の輝きを。 パターン2 + ... Semih Lafihna 試させてもらうとしましょう。 君の運と実力と、その瞳に宿る星の輝きを。 星唄ミッション進行時 + ... Semih Lafihna 大丈夫よ。 私の分身を呼ぶことができる 盟-セミを渡しておくから。 Semih Lafihna 試させてもらうとしましょう。 君の運と実力と、その瞳に宿る星の輝きを。 盟-セミを手にいれた! 盟-セミ Rare Ex 『セミ』の力が宿った巻物。 セミ・ラフィーナの力を借りることができる。 Semih Lafihna ……? まだ私に、用事があるのか? Semih Lafihna ライオン……か。 彼女は要注意人物だと、私はみなしている。 Semih Lafihna ヤグードに 関することで、口の院の院長と 何度かやりとりをしているからね。 Semih Lafihna 下手な刺激を ヤグードに与えては困るのよ。 Semih Lafihna そうでなくとも、 ヤグードたちの組織体制に変化が見られ、 皆がピリピリしているというのに……。 Semih Lafihna とにかく。 あなたが探しているライオンなら、 もうウィンダスにはいないと思う。 Semih Lafihna では、クピピ。 あとはよろしく頼むわ。 Kupipi では、説明を読み上げます。 Kupipi 3国の盟約に基づき、海の向こうの友好国 ……サンドリア王国とバストゥーク共和国には、 ウィンダスの領事館が存在します。 Kupipi この2国の領事館をまわり、他国の様子を 探ってください。2国のどちらを先にするかは、 各自の自由なのなのです。 Kupipi 他国のウィンダス領事館では、 なにかお仕事をお願いされるかもしれません。 Kupipi そういったお仕事からも さまざまな情報を手に入れて、ウィンダスに 持って帰ってきてください。 Kupipi ちなみにどちらに行くとしても、 港町マウラから船に乗っていくと早いですよ。 Kupipi ここまでで、何か質問はあるのです? 選択肢:質問は? 質問はない もういちど説明を(繰り返し) Kupipi ウィンダスは平和を尊ぶ中立国だと いうことを、決して忘れないでくださいです。 Kupipi 他国でなんて言われようと、20年前の 大戦の悲劇をくりかえさぬようにするのが わが国のつとめなのなのです。 だいじなもの 領事への紹介状を手にいれた! 領事への紹介状 ウィンダス連邦発行。 在サンドリア、在バストゥーク 両領事への紹介状。 両国を巡るミッションのために必要。 ※2種類の台詞を交互に言う。 Kupipi 大丈夫なのです? なんだか、心もとないお顔をしてるのです……。 Kupipi 北のサンドリア、西のバストゥーク。 それぞれの国のウィンダス領事館を探して 領事館長に会えばいいのですよ。 あとは、そこでのお楽しみなのです♪ Kupipi ……というわけで、 説明は終わったのです。早く行け! Kupipi ……なのなのです。 Urubero-Mohbero なれない土地では、 いろいろと苦労をすることだろう。 Urubero-Mohbero そのようなときこそ、 初心に戻り、自分を見つめなおす良いチャンス。 新たなる道を探すように努めなされ。 Tayaya 20年前の大戦では、ジュノ大公国が 中心となって構成されたウィンダス・サンドリア・ バストゥーク3国の連合軍が、闇の王率いる 獣人軍を打破したのです。 Tayaya 20年後、ウィンダスとヤグードが 友好関係を結ぼうとは、誰が想像できたでしょう。 ▲ 試験の行方 三大強国(前編) 三大強国(サンドリア編)(前編) 三大強国(バストゥーク編)(前編) ■関連項目 ウィンダスミッション Copyright (C) 2002-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
https://w.atwiki.jp/srwk/pages/161.html
第32-1話 『リセットされる世界・前編』 勝利条件 バースデイ撃破 バースデイのHP50%以下 敵の全滅 敗北条件 味方戦艦の撃沈 ヴァン、レイ、ネロの撃墜 7ターン経過(バースデイのHP50%以下で削除) サウダーデ・オブ・サンデイ撃墜後 味方戦艦の撃沈 7ターン経過(バースデイのHP50%以下で削除) ヴァン、レイの撃墜 ステージデータ 初期 初期味方 ダン・オブ・サーズデイ(PU不可) 初期味方 ヴォルケイン改(PU不可) 初期味方 エルドラソウル 初期味方 ブラウニー 初期味方 大空魔竜 初期味方 アークエンジェル 初期味方 選択19機 初期敵 バースデイ 初期敵 ダリア・オブ・ウェンズデイ 初期敵 サウダーデ・オブ・サンデイ 初期敵 ドラクル*2×5 初期敵 ブラッドクレイドル*2×10 バースデイ以外の敵8機撃墜orバースデイHP50%以下 MAP北東、北西 敵増援 ドラクル*2×2 敵増援 ブラッドクレイドル*2×4 バースデイHP50%以下 MAP北東、北西 敵増援 ドラクル*2×3 敵増援 ブラッドクレイドル*2×6 敵データ 初期 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 基本経験値 数 撃破アイテム 備考 バースデイ カギ爪の男 +5 150000 8(3) 20000 400 1 超高性能電子頭脳ピンクハロAコンボLv+1サイズ差無視 ガーディアンカーテンHP回復Lv1EN回復Lv3特殊効果武器無効サイズ差無視気力限界突破MAP兵器有 ダリア・オブ・ウェンズデイ ファサリナ +4 55100 6(3) 16000 360 1 ランドモジュールS格闘+10集中力Lv+1 ステルス装置電磁シールド サウダーデ・オブ・サンデイ ミハエル +4 54100 7(3) 17000 360 1 フライトモジュールSEセーブ見切り 電磁シールドヴァン狙い ドラクル AI +2 7700 5(3) 1200 100 10 - PU5 ブラッドクレイドル AI +1 6400 5(3) 1300 110 20 - PU10 バースデイ以外の敵8機撃墜orバースデイHP50%以下 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 基本経験値 数 撃破アイテム 備考 ドラクル AI +2 7700 5(3) 1200 100 4 - PU2 ブラッドクレイドル AI +1 6400 5(3) 1300 110 8 - PU4 バースデイHP50%以下 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 基本経験値 数 撃破アイテム 備考 ドラクル AI +2 7700 5(3) 1200 100 6 - PU3 ブラッドクレイドル AI +1 6400 5(3) 1300 110 12 - PU6 イベント・敵撤退情報等 サウダーデ・オブ・サンデイ撃墜でエルドラソウルの武器にダンガンボンバディーロ追加、ダンとの合体攻撃追加。 バースデイHP50%以下でダンのHP・EN全回復、ヴァンがオーバーフロウ習得、気力最大に。バースデイのHP・EN全回復。 回復後のバースデイ撃墜でダンの武器に神は裁き追加、ヴォルケイン改との合体攻撃追加。 ※合体攻撃ガン×ソード追加イベント時のレイの顔グラフィックはこのイベント限定の特別仕様になっている。 攻略アドバイス 例によってインターミッションでは別ルート部隊を編成・強化できない。戦闘前に念入りに編成しよう。 サウダーデはダンを優先して狙う。ダンが攻撃可能範囲にいないとAコンボを連発するため、ダンをおとりにすると良い。 バースデイは地形S・気力限界突破・高レベル底力・ガーディアンカーテンと、半端な攻撃ではダメージが与えられない。加えて特殊効果武器無効。OGs等の同効果と違い、直撃でも無効化出来ないので注意。 攻撃力も高く、装甲値が高いユニットでもかなりのダメージを受けるので、SPを惜しまず短期決戦すべき。 バースデイのMAP兵器G-ER流体は見た目に反して切り払い可能。ただし通常版はできない。 周回を重ねて強化を施せばバースデイの2度撃墜も可能。ただし機体はかなり限定されると思われる。ソルヴリアス・レックス武装15段階改造、ミストの気力170、格闘498、魂のクリスタル・ハート・ソードでカギ爪の男の気力50、HP76000を撃墜。 キラ(Lv51 気力162 射撃値368 ガンファイトLv9 サイズ差無視 ストフリ搭乗 15段階改造 魂 ランドモジュールS)+カガリ(Lv49 気力150 射撃値288 ガンファイトLv9 アカツキ搭乗 15段階改造 闘志)で、クー・クライング・クルー(Lv56 気力80)に60256+15543で撃破。1周目。信頼補正もこの時点ではほぼ最高のはず。 バースデイを倒した後にサウダーデ、ダリアを撃墜するとガン×ソードフラグ成立。逆に言えば、カギ爪の男を倒すまで二人の攻撃に耐えなければならない。 高Lvの底力を所持しているので、下手に攻撃を加えるとクリティカル乱発で放置するよりも危なくなる。 ダリアとサウダーデはビームによるコンボを多用してくるため、装甲の高いビームコート持ちを壁にするとよい。 ガン×ソードフラグを全て満たしていた場合、シナリオクリア後にミハエルとファサリナが仲間になる。 戦闘前会話 味方固有:サラ、ラ・カン AI:ヴァン(カギ爪撃墜前)、ネロ、プリシラ カギ爪の男:ヴァン、ネロ、プリシラ、ミスト ミハエル:ヴァン、ネロ、プリシラ、シン ファサリナ:レ・ミィ、ヴァン、ネロ、プリシラ 隣接シナリオ 竜宮島ルート 第31A話『蒼穹~そら』 ダリウス界ルート 第31B-2話『父の心・後編』 ダンナーベースルート 第31C-2話『鋼の巨人達・前編』 第32-2話『リセットされる世界・後編』
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/10340.html
ザ・ゲームシリーズ 37 ピピル(前編) ザ・ゲームシリーズ 38 ピピル(後編) Pipiru the Archer 機種:PC 作曲者:大焼酎 開発元:NOAH 発売元:ダイソー 発売年:2002年 概要 森の妖精ピピルが弓矢を使って魔物と戦う横スクロールアクションシューティングゲーム。 元々はゲーム制作チームNOAHがシェアウェアで配布していたソフト「Pipiru the Archer」を、ダイソーが製品として発売したソフトである。 100円ショップということで、前編と後編に分けて販売された。 メルヘンの世界らしい絵本のようなタッチのグラフィックが美しい作品である。 曲は春雨オンガク館の大焼酎が担当している。 収録曲 曲名 補足 順位 ザ・ゲームシリーズ 37 ピピル(前編) タイトル 練習モード オープニング Little Village 緑竜&デビル戦 クリア Ghost Wood 魔法使い戦 エンディング ザ・ゲームシリーズ 38 ピピル(後編) Demon Castle(城外) Demon Castle(城内) ラストバトル
https://w.atwiki.jp/vip_sw/pages/43.html
前編 27 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 23 50 05.50 ID aTf1UEUL0 [8/11] 「ハァ!? 結婚っ!?」 「ああ、そうだ。お前ももういい歳なんだから、そろそろ嫁の一人でもこさえてもいいだろう」 「いやっそれはそうだけど…そんな急に言われても相手が……」 「それについては大丈夫だ。もう相手は選んであるからな」 「お、おいっ! そんな勝手にっ!!」 「まぁまぁ、相手はウィッチだ。スゴイ美人だぞ?」 「そんな問題じゃねぇって…」 「もう決まったことだ。今更とやかく言ってもどうにもならん」 「そうかもしれないけどさぁ…」 「先方は今統合戦闘航空団のメンバーとして招聘されている。それが一段落したら正式に籍を入れるから、それまで大きな問題を起こすんじゃないぞ?」 「顔も分からない相手と結婚とか突然言われてもなぁ…」 『弱虫飛行士と堅物魔女』 29 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 23 52 39.52 ID aTf1UEUL0 [9/11] ―1945年3月 504基地 パティ「ハァ!? 結婚っ!?」 アンジー「うむ、この504統合戦闘航空団の任務が一段落したら籍を入れることになった」 パティ「えっ…何? アンジー、彼氏とかいたの?」 アンジー「いや、出会ってからまだ1週間も経っていない」 パティ「なんでそんな人と……」 アンジー「相手はヒスパニア空軍大将の御息子の戦闘機乗りでな、大将殿の方から縁談を持ちかけられてウチの両親が受け入れたんだ」 パティ「そんな…アンジーはそれでいいの……?」 アンジー「役人一家のウチにとって、空軍大将とのパイプができるのは非常に有利だからな。両親の役に立てるなら私はそれでいい」 パティ「でも、結婚は女の子にとって人生で最大のイベントなのに……親が勝手に決めた相手となんて……」 アンジー「なに、私にはこの方が性に合っている。それに……」 俺「すいません、ララサーバル中尉。少しよろしいでしょうか?」 アンジー「お、どうしたんだ、俺少尉?」 パティ「む……アンジー、もしかしてこの人が?」 アンジー「うむ。お前には紹介しておこう。私の婚約者、俺少尉だ」 30 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 23 55 08.06 ID aTf1UEUL0 [10/11] 俺「え、えっと…初めまして、シェイド中尉っ! ララサーバル中尉のこ、婚約者の……俺ヒスパニア空軍少尉ですっ!」 パティ「ふ~ん…」ジトーッ 俺「うぅ…!」タジッ パティ「う~ん…なんか情けないな~…。そんなのでアンジーをちゃんと守れるんですか?」ジトーッ 俺「それは……え~と…」オロオロ パティ「悪い人ではなさそうだけど、一人で抱え込みやすいアンジーにはもうちょっと頼りがいがある人の方が似合っているような……」 アンジー「俺少尉だってやる時にはやってくれるさ」 パティ「本当にそうですかぁ?」ジロッ 俺「うっ……」プイッ アンジー「それくらいにしてやってくれ、パティ。俺少尉、何か私に用事があるのだろう?」 俺「は、はい…! えっと…トラヤヌス作戦についてなんですけど……」 アンジー「ふむふむ」 パティ「むぅ…やっぱり納得出来ないなぁ…」 31 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 23 57 23.21 ID aTf1UEUL0 [11/11] 竹井「それでは各員、トラヤヌス作戦の準備を開始しろ」 「「「「了解っ!」」」」 アンジー「俺少尉」 俺「は、はいっ!? 何ですか、ララサーバル中尉っ!?」 アンジー「貴官も作戦に参加するのだな。私達のサポート、しっかり頼むぞ」 俺「りょ、了解しましたっ!」 アンジー「そんなに固くなるな。大丈夫、きっと上手くいくさ」 俺「あの、ララサーバル中尉……」 アンジー「ん?」 俺「その赤ズボン隊の制服、似合っていますね」ニコッ アンジー「フフッ…ありがとう」ニッ 32 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/07(金) 00 01 11.42 ID 40bbr3vG0 [1/10] ―1945年3月 ヴェネチアネウロイの巣 竹井「こちら竹井。作戦は失敗した…。くりかえす トラヤヌス作戦は失敗した…。」 フェルナンディア「敵が来るわよっ!?」 竹井「迎撃用意っ! 深追いをしないで、撤退を第一に考えろっ!」 「「「「了解っ!!」」」」 マルチナ「ッ……固っ…!」ダダダダダ パティ「くっ……攻撃も強くなってるよ…!」ガガガガガ 竹井「これはキツイわね…。」 アンジー「竹井大尉、ここは私に任せてください」 竹井「……………」チラッ パティ「ハァ……ハァ…!」ゼェゼェ 竹井「そうね。他の皆はいっぱいいっぱいみたいだし、ここは貴女に任せるわ、アンジー。 全機撤退っ! 殿はララサーバル中尉が務めるっ!」 パティ「アンジー…」 アンジー「大丈夫だ、パティ。こんな窮地は今まで何度も乗り越えてきたんだから」ニッ 33 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/07(金) 00 07 59.29 ID 40bbr3vG0 [2/10] パティ「うん…。任せたよ、アンジー 絶対…帰ってきてね」 アンジー「ああ、当然だ」 竹井「それじゃあアンジー任せたわよ」 俺「………」ブゥゥゥン 竹井「ちょっとそこの戦闘機っ!? えっと…俺ヒスパニア空軍少尉っ! 撤退命令が聞こえなかったのっ!?」 俺「………」ブゥゥゥン 竹井「俺少尉っ!!」 アンジー「俺少尉」 俺「……………婚約者として貴女一人を置いていくわけにはいきません」 アンジー「ふぅ…まったく……」 俺「………俺は…」 35 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/07(金) 00 10 31.96 ID 40bbr3vG0 [3/10] アンジー「戦闘機乗りの貴様が残ってどうなる? あの強力なネウロイの攻撃を戦闘機でかわしきれると思っているのか?」 俺「………」 アンジー「気持ちはうれしいが………私の気持ちだって同じだということも分かってくれ」 俺「………」 アンジー「私だって婚約者の貴様を犬死になどさせたくない」 俺「…………………………すいません、竹井大尉。自分も撤退します」ブゥゥン 竹井「良かった……。それじゃあアンジー、絶対無事に帰ってきなさいよ?」 アンジー「了解しました」 俺「ララサーバル中尉……」 アンジー「安心しろ、俺少尉。お前の花嫁はたったあれだけのネウロイ相手に遅れを取るほどひ弱ではない」ニッ 37 自分:アンジー短編[sage] 投稿日:2011/10/07(金) 00 12 45.49 ID 40bbr3vG0 [4/10] キュオオオオオオオオオオ アンジー「さて、あれだけの大口を叩いておいて何だが、この敵の数は厄介だな その上、固さも攻撃の威力も以前のものを凌駕していると……」 キィィィィィィ アンジー「ほぅ…まだ増えるか。これはまた大層な数になったものだ この数の敵に相対するのが私一人とは、少々もの寂しい絵面だな」 キュイイイイィィィィ アンジー「なぁに、退屈はさせん 504統合戦闘航空団『アルダーウィッチ―ズ』アンジェラ・サラス・ララサーバル ヒスパニア精鋭青中隊が筆頭の実力、その目にしっかりと焼き付けていけ」 後編へ続く
https://w.atwiki.jp/ultrafrontier/pages/149.html
「ウルトラ大集結!前編」よりウルトラヒーローが登場。 ウルトラヒーローはガネーによる強化が出来ない代わりに簡単な操作で強力な技を出せる。 No キャラクター名 レアリティ U1-001 ウルトラマンギンガストリウム ☆☆☆☆(ギャラクシーレア) U1-002 ウルトラマンギンガストリウム ☆☆(レア) U1-003 ウルトラマンギンガストリウム ☆(ノーマル) U1-004 ウルトラマンビクトリー ☆☆☆☆(ギャラクシーレア) U1-005 ウルトラマンビクトリー ☆☆(レア) U1-006 ウルトラマンビクトリー ☆(ノーマル) U1-007 ウルトラマンギンガ ☆☆☆(スターレア) U1-008 ウルトラマンギンガ ☆☆(レア) U1-009 ウルトラマンギンガ ☆(ノーマル) U1-010 ウルトラマンゼロ ☆☆☆☆(ギャラクシーレア) U1-011 ウルトラマンゼロ ☆☆(レア) U1-012 ウルトラマンゼロ ☆(ノーマル) U1-013 ウルトラマンタロウ ☆☆☆(スターレア) U1-014 ウルトラマンタロウ ☆☆(レア) U1-015 ウルトラマンタロウ ☆(ノーマル) U1-016 ウルトラセブン ☆☆☆(スターレア) U1-017 ウルトラセブン ☆☆(レア) U1-018 ウルトラセブン ☆(ノーマル) U1-019 ウルトラマン ☆☆☆☆(ギャラクシーレア) U1-020 ウルトラマン ☆☆(レア) U1-021 ウルトラマン ☆(ノーマル) U1-022 チブル星人エクセラー ☆☆☆(スターレア) U1-023 チブル星人エクセラー ☆(ノーマル) U1-024 バルタンバトラー・バレル ☆☆☆(スターレア) U1-025 バルタンバトラー・バレル ☆(ノーマル) U1-026 ガッツガンナー・ガルム ☆☆☆(スターレア) U1-027 ガッツガンナー・ガルム ☆(ノーマル) U1-028 マグママスター・マグナ ☆☆☆(スターレア) U1-029 マグママスター・マグナ ☆(ノーマル) U1-030 ダダC(コマンドナンバーズ) ☆☆(レア) U1-031 メフィラス星人ジェント ☆(ノーマル) U1-032 メフィラス星人シックル ☆(ノーマル) U1-033 チブル星人(チブローダー) ☆☆(レア) U1-034 ババルウ星人フガク ☆(ノーマル) U1-035 ノダチザムシャー ☆(ノーマル) U1-036 ザラブ星人 ☆☆(レア) U1-037 メトロン星人 ☆(ノーマル) U1-038 イカルス星人 ☆(ノーマル) U1-039 ガッツ星人 ☆☆☆(スターレア) U1-040 ナックル星人 ☆(ノーマル) U1-041 ピッコラ星雲人ピッコロ ☆☆(レア) U1-042 バルキー星人 ☆☆(レア) U1-043 マグマ星人 ☆(ノーマル) U1-044 ババルウ星人 ☆☆(レア) U1-045 ザムシャー ☆☆(レア) U1-046 メフィラス星人 魔導のスライ ☆(ノーマル) U1-047 ヒッポリト星人 地獄のジャタール ☆(ノーマル) U1-048 テンペラー星人 極悪のヴィラニアス ☆(ノーマル) U1-049 デスレ星雲人 炎上のデスローグ ☆(ノーマル) U1-050 グローザ星系人 氷結のグロッケン ☆(ノーマル) U1-051 ウルトラマンギンガストリウム CP(キャンペーン) U1-052 ウルトラマンビクトリー CP(キャンペーン) U1-053 ウルトラマンギンガ CP(キャンペーン) U1-054 ウルトラマンゼロ CP(キャンペーン) U1-055 ウルトラマンタロウ CP(キャンペーン) U1-056 ウルトラセブン CP(キャンペーン) U1-057 ウルトラマン CP(キャンペーン) U1-058 ウルトラマンベリアル ☆☆☆☆(シークレットレア)
https://w.atwiki.jp/marix/pages/21.html
草 解 禁 前編 ~8.11 ホースディラー記念日~ これはMr.X(現まりえ)の数々のバロスな愚行に対し、住人が怒りを爆発させた、伝説の瞬間をまとめたものである。わずか2時間余りの間に600レスという脅威の回転数(草ワーニンまで発生)と普段なら滅多に見られない住人達の草乱用レスそしてみごとな狂乱ぶりをご覧あれ。 ※回転数が早いため、日時を省き時間だけ表記させていただきます。ご了承ください。 #1270 [ネ申] 12 36 草を生やすことを許可します #1271 [匿名@KAT-TUN] 12 37 ただ今からこのトピに限り、草(w)を生やすことを許可いたしました #1272 [匿名@KAT-TUN] 12 37 ちょwwwSNK乙ってwwwオマイだろwwwwww 草ごめん、できればたちゃん刈らないで #1273 [匿名@KAT-TUN] 12 38 どれもSNK乙の一言で返す気かコイツ #1274 [まちそ] 12 38 草生やしていいよ。 #1275 [匿名@KAT-TUN] 12 38 SNK丸出し乙って感じだなwwwwwwwwwwwwwwwさぁみんなwww存分に生やせwwwwwwwwwwww #1277 [匿名@KAT-TUN] 12 38 送ったmjdメールボムしてやりてえw #1278 [匿名@KAT-TUN] 12 38 SNKSNKて馬鹿の一つ覚えwwwwwww痛いとこ突かれて発行者涙目wwwwwテラハズカシスwwwwざまあwwwwww 草すみませんでしたorz #1279 [匿名@KAT-TUN] 12 38 用意はできてるのー _, ._ (´・ω・`) d~)、 / i )~ヽ \`| / /|除| `ー_(_ノ|草| ( `( 、ノ剤| _ノ`i_ノ #1280 [匿名@KAT-TUN] 12 38 それじゃおもいきって・・・ なにこいつwww自分がSNKだろwwwwwwほんとはフランス語できないんじゃねーの?wwwwww #1283 [匿名@KAT-TUN] 12 39 まちそが言うなら大丈夫。草 解 禁 #1284 [匿名@KAT-TUN] 12 39 発行者涙目wwww顔真っ赤でここロムって必死にマガ発行してるwwwwwwwメール来てもポニーシカだからSNK乙しか返せないwwwwSNKはお前だよwwwwwwwwwwwお前こそSwNwKw乙w #1285 [匿名@KAT-TUN] 12 39 なんだよホースディラーめwwwやっぱりホースディラーだから馬鹿の一つ覚えかよwwwみんなにSNK乙って返事してるのかよwww意外と律儀だなwww 【まりえサブアド消去】 #1289 [匿名@KAT-TUN] 12 40 サブアド消しやがったw #1290 [匿名@KAT-TUN] 12 40 メール送ってあげた(*^_^*)ポム #1291 [匿名@KAT-TUN] 12 40 フランス語で送ったら返信こねえwwwwww #1293 [匿名@KAT-TUN] 12 41 ちょwww草ナツカシス #1294 [匿名@KAT-TUN] 12 41 発行者mjdkウザスwwwmjdkwwwmwjwdwkwww #1296 [匿名@KAT-TUN] 12 41 【フランス語で書かれたメール文】 これ文法間違ってない?自信ないんだが送りたい #1298 [匿名@KAT-TUN] 12 41 1289mjdkww やっぱchikenだったんだなww #1298 [匿名@KAT-TUN] 12 41 バロスバロス草もたまにはいいもんだなwww愉快な気分になるぜwwww #1299 [匿名@KAT-TUN] 12 42 1291ちょwwwオマイさっきからカッコYosugiんだろwwww #1300 [匿名@KAT-TUN] 12 42 わざわざフランス語で送ったのに返事なしかよ。英語とオランダ語もつけてあげた方がよかったか? #1301 [匿名@KAT-TUN] 12 42 やべwww草生やすの気持ちいいwwwwwwまさにこのマガ主のための草だなwwwwww #1303 [匿名@KAT-TUN] 12 43 【まとめPart4#1116のマガ文】 バロスウザスバロスwwwww #1303 [匿名@KAT-TUN] 12 43 草解禁してみんなが楽しそうに見えるwwww愉快な気分にさせてくれて発行者mjdkありがとww #1305 [匿名@KAT-TUN] 12 43 SNK乙しか返してないのかw馬鹿の一つ覚えだなwwwwwフランス語で返事してみろやw発行者年齢詐称救いようのないSNKwwwwww #1306 [匿名@KAT-TUN] 12 43 こいつ住人なめすぎwwwwwwま、アタスは何もできないがwww #1308 [匿名@KAT-TUN] 12 43 草はコイツのために存在するんだなwwwバロスwww #1309 [匿名@KAT-TUN] 12 43 あぁんw草気持ちいいwww今頃発行者必死で辞書引いてるなwざまぁwwwwww #1312 [匿名@KAT-TUN] 12 44 なんか発行者のおかげで住人がもっと好きになったよありがとよwSwNwKwwwww #1315 [匿名@KAT-TUN] 12 45 初めまして(*^_^*)早速ですが、mjdkの意味分かってますか? ってメールしたけど返ってこないーなんでー? #1319 [匿名@KAT-TUN] 12 45 【まとめPart4#1318のマガ文】 missだってギャァァァァアバロスバロスバロスバロスバロスバロスバロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1320 [匿名@KAT-TUN] 12 46 リアルchikenwwwwww #1321 [匿名@KAT-TUN] 12 46 また逃げやがった #1323 [匿名@KAT-TUN] 12 46 草ワーニンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!あとで記念に草解禁したとこから画メモしよwwwwうはww #1323 [匿名@KAT-TUN] 12 46 逃げたwwwww #1324 [匿名@KAT-TUN] 12 46 逃げたwww発行者逃げたぞwww #1325 [匿名@KAT-TUN] 12 46 マガ移転したところで読者居るはずがねーww居たとしてもここのスレに居る住人だろうなww #1326 [匿名@KAT-TUN] 12 46 misswww正しくお前の人生そのものだよwwwwお前が生まれたそのこと自体からmissだよwwwww #1326 [匿名@KAT-TUN] 12 46 びびって変えやがったwwww mjdk chikenだなwwwwwww #1327 [匿名@KAT-TUN] 12 47 バロスバロスバロスバロスバロスバロスwwwこいつmjdkキングオブチキンだなwでてこいやゴルァw #1328 [匿名@KAT-TUN] 12 47 きんもー☆ #1331 [匿名@KAT-TUN] 12 48 chikenすぎバーカバーカバーカ早くタヒねよwwwwwchikenバーカwwwwなにがX だ?ネーミングセンスなさすぎバロスバルスバロスwwwwwwwww #1332 [匿名@KAT-TUN] 12 48 ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww発行者wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww馬鹿すぐるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwタヒねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwタヒねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1334 [匿名@KAT-TUN] 12 48 やべぇwwwwww住人最高wwwwwwwwwwwww #1335 [匿名@KAT-TUN] 12 49 早く出て来てねwwchikenな発行者wwwwww #1336 [匿名@KAT-TUN] 12 49 1332ちょwおまwwwwwwwwwwww #1337 [匿名@KAT-TUN] 12 49 草ワーニンスゴスwww #1338 [匿名@KAT-TUN] 12 50 楽しいーーーーーー\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/ \(^o^)/ 住人mjdk luv yawwwwwwwww #1339 [匿名@KAT-TUN] 12 50 マガ移転しても見つけてやんよwwwww #1340 [匿名@KAT-TUN] 12 50 ちょwwwwwww何これwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww久々に来たらVIP並になってて噴飯したwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1340 [匿名@KAT-TUN] 12 50 発行者mjdk涙目wwwwwwwwwww #1342 [匿名@KAT-TUN] 12 51 記念に生やしとこwwwwwwwwwwwwwwwwww #1342 [匿名@KAT-TUN] 12 51 全てにバロスwwwwwwww発行者wwwwwwキエッwキエッwwwww #1344 [匿名@KAT-TUN] 12 51 だから言ったろ?住人の力なめるなってさwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwchikenのくせにえらそうにしてんじゃねーよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1345 [匿名@KAT-TUN] 12 52 wwmwjwdwkwwwwww #1346 [匿名@KAT-TUN] 12 52 発行者バロスwwwwタヒぬwwww腹筋痛すぐるwwwwwwwwバロスバロス逃げんなwwwwwwwww #1348 [匿名@KAT-TUN] 12 52 いくら移転してもF様が見つけるよwww無駄だよwwwバロスバロスwテラバナナwwww #1349 [匿名@KAT-TUN] 12 53 アタスも記念にwwwwwwwww糞www発行者wwwwwwとりあえずwwwwwwwwwww他界www希望wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1351 [匿名@KAT-TUN] 12 53 土下座待ってんだけどwwwwww ムビ晒せよwwwwwww #1354 [匿名@KAT-TUN] 12 54 うけるうけるwwwwwwwwwwwwバロスすぎるwwwwwwwwww逃げんなやwwwwwwwwwwwwもう住人luvya\(^o^)/wwwww #1356 [匿名@KAT-TUN] 12 55 発行者半泣きwwwwwwwwwwままんに助けを求めてるwwwwwwwwwwwwwwwww涙目wwwwww顔まっかっかwwwwwwwwwwwwwww早wwwwwwくwwwwww土wwwwwww下wwwwww座wwwwwwしwwwwwwwろwwwwww土下座wwwwwwwwwwww #1357 [匿名@KAT-TUN] 12 55 住人なめんなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww発行者涙目wwwwwwwwwwww恥ずかしい奴wwwwwwwwwwwwwwテラクソバロスバロス #1360 [匿名@KAT-TUN] 12 56 1354ちがうよぅwwwwww「lav ya」だよぅwwwwww #1363 [匿名@KAT-TUN] 12 56 誰が新しいマガ見つけるかなwwwwww発行者待っとけwwwwww逃げるなんて一番ダセェよwwwwww #1366 [匿名@KAT-TUN] 12 57 おいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwアタスの寝てる間に16件もマガおくってんじゃねーよ糞マガwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwうぜえ消すのに時間かかったんだよアフォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwしかもこいつとタメとか終わってる自分乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 草打つの大変だった #1367 [匿名@KAT-TUN] 12 57 解禁Yahoo!wwwwwwwwwwwwww #1368 [匿名@KAT-TUN] 12 57 「フランス語がいいね」と君が言ったけど8月11日はホースディラー記念日 #1371 [匿名@KAT-TUN] 12 57 わたしはまちこ #1372 [匿名@KAT-TUN] 12 57 lav yaバロスバルスバラスwwwwwwwwwwwwww発行者キーコなめてんじゃねぇぞwwwwwwwww #1373 [匿名@KAT-TUN] 12 58 / 土下座ー土下座ー土下座ー土下座ー \ ライフ風にwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1375 [匿名@KAT-TUN] 12 58 発行者SNK乙wwwwwwwwwもうここには来るなwww #1376 [匿名@KAT-TUN] 12 58 ちょwwwww発行者wwwwまたマガ作んのかwwww馬鹿だなwwwwホースディアwwwwwwww #1380 [匿名@KAT-TUN] 12 59 ポニーシカなMr.Xという夏休み代表が現れた記念www #1381 [匿名@KAT-TUN] 13 00 今日記念日決定wwwwwwwwwwwwバロスwwwwwwww発行者涙目wwwwwwwwwwwwwwww #1383 [匿名@KAT-TUN] 13 01 ポニーシカlav ya!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1384 [匿名@KAT-TUN] 13 01 1326がバロスすぐる #1385 [匿名@KAT-TUN] 13 01 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww新マガハケーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1386 [匿名@KAT-TUN] 13 01 何これwwwwwwちょっと席外してたらテラヤバスワロスワロスwwwwwwwwwwww住人lav yawwwwwwwww糞マガ発行者は焼く新しいアド晒してwwwwwwwwwwww #1387 [匿名@KAT-TUN] 13 02 草解禁したら住人がパワーアップしたwwwwww発行者wwwwwwむだだよwwwwwwwwwwwwwww1211(un bon vin blanc) アタスフランス語知らねーけど発行者のためにわざわざウィキで調べてあげたんだよwwwwww #1388 [匿名@KAT-TUN] 13 02 1385ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwmjdkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwオマイネ申wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1390 [匿名@KAT-TUN] 13 02 晒してwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwじらさないでwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww晒してwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1391 [匿名@KAT-TUN] 13 02 K2.8.11事件発生しましたwwwww犯人は逃亡を続けている模様ですwwww #1392 [匿名@KAT-TUN] 13 03 1387テwwwラwwwヤwwwサwwwシwwwスwwww #1395 [匿名@KAT-TUN] 13 03 もうオマイらのレスもwwwwwwwwwwwwバロスすぎてwwwwwwwwwwwwwwwwwwww #1397 [匿名@KAT-TUN] 13 04 これは歴史になるのかな? #1399 [匿名@KAT-TUN] 13 05 歴史に残りますねw確実にww 前編-2につづく
https://w.atwiki.jp/srpgbr/pages/293.html
sister(前編) ◆LKgHrWJock あの女の妹が姉の死を嘆き悲しんでいるのかと思った。 異形の竜に守られた民家の脇ですすり泣く少女、私と同じ年頃の彼女の 月明かりに照らされた癖のない髪、黒味がかった長い髪が、私にそう錯覚させた。 あの女、私が殺した二人目の女がいまわの際に呟いた忌まわしい言葉が甦る。 血反吐に呑まれかけた震える声がまた、空ろな脳裏にこだまする。 ――………だれか…の……ため…に…だ…れかを……ころ……す…な……て かな………し……い…こ…………と…を……し……な…い………で……… 嫌な言葉。あまりにも不愉快だったから、腹いせに顔を叩き割ってあげたわ。 勘違いしないでね、自分の行為を否定されたから怒ったわけじゃないの。 私自身が非難されるのは構わない。相応のことをしているのだから。 でもね。ラムザ兄さんを愚弄することだけは許さない。当然でしょ? だって、ラムザ兄さんは私を救うために何人もの人を殺したの。 優しい人なのに。他人を犠牲にすることを憎む人、 他人のため、弱者を守るために戦うことを誇りとし、安易に剣を振わない人、 誰かと敵対しても最後まで諦めず、妥協点を見出すべく対話を試みる人なのに。 それでも、私を助け出すためには殺さざるを得なかった。 人前では胸を張って明るく振舞っていたラムザ兄さんだけど、きっと陰ではそうじゃなかった。 けれどもそれを人前では出さない、それもまたラムザ兄さんの優しさなんだ。 だから私は仲間の前で笑っているラムザ兄さんを見てこう思った。 ラムザ兄さんは、私を救うために、自分の心を犠牲にしたんだ。 なのに、あの女の忌まわしい言葉。 誰かのために誰かを殺すという行為を当然のような顔で、憐れむような目で否定した。 ラムザ兄さんが私のためにしてくれたことなのに。 ラムザ兄さんだって好き好んで殺したわけじゃないのに。 なのにあんなことを言うなんて、ラムザ兄さんを愚弄してるわ。だから怒ったの。 二度とあんな目で私を――ううん、ラムザ兄さんを見ないように、 そしてあんな言葉を吐けないように、顔を叩き割ってあげたわ。当然よね。 あの目を、あの口を、あの顔をそのままにしておいたら、 私の大切なラムザ兄さんが、ラムザ兄さんの優しい心が汚れちゃうもの。 そう、私は当然のことをしただけ。 そして、あの女は二度とラムザ兄さんを愚弄できなくなった。 ラムザ兄さんの優しい心はもう汚れたりなんかしない。私はラムザ兄さんを守ったんだ。 だから大丈夫。何も問題なんてない。もう解決したから。そう、解決した、はずなのに―― どうしてあの女の言葉を思い出すとこんなに苛々するんだろう。 ◇ ◆ ◇ 泣き声なんて聞かれたくなかった。 アメルを失って落ち込んでいるマグナの前で別のことに対する涙を流すわけにはいかなかったし、 誰よりも大切なホームズの心をこれ以上乱したくなかったのだ。 かといって、こみ上げる嗚咽を抑えることも出来ず、カトリは民家の外に出た。 殺人者に対する恐れはなかった。 戸外には、自身の召喚したドラゴンゾンビがうずくまっているし、 手の中には、自身の姿を強力な竜に変える<火竜石>がある。 いや、来るなら来い、などと思っているわけではない。彼女に戦うつもりはない。 たとえ相手が殺し合いに乗った者であったとしても、無用な殺人は避けたいところだ。 ただ、今のカトリにとっては胸を圧迫する悲しみや、ホームズやマグナを慮る気持ちが、 殺人者に対する警戒心を遥かに大きく上回ってしまった――ただそれだけのことだった。 「どうして、こんなことになったのかな……みんな優しい人だったのに……」 いくら涙を流しても、痛いほどの感情は消えてくれない。 今頃ホームズはハミルトンの最期の願いを聞き届けるべく、その首を切り落としているのだろう。 色々言いつつもカトリには甘いホームズだが、流石に今回ばかりは彼女の同席を許さなかった。 かつてホームズが口にした言葉がふと脳裏に甦り、カトリに痛切な悲しみをもたらす。 ――奴らは別に悪人じゃねえ。一人一人は結構いいやつなのに、 戦争というコップの中でグルグルとかき回されてる。ムナクソ悪くて反吐が出そうだ。 今回は何も国家や宗教や大きな集団が関与しているわけではなかったのに、 ヴォルマルフやディエルゴたちを含めてもせいぜい60人程度しかいないはずなのに、 まして自分たちのグループには5人しかいなかったというのに、翻弄されることしか出来ない、 手の届く場所にいるはずの優しい人たちを救えない、通じ合うことすら出来ない。 部屋を後にするカトリに対し、ホームズは何も言わなかった。 何も思わない人ではないのに。むしろ人一倍色々なことを感じ取る人なのに。 それでも何も言わなかった。言葉に出来ない様々な気持ちを一人で抱えているのだ。 大好きな、大切なホームズの苦しみを軽減するすべが見つからない。 そのことが途方もなく哀しくて、カトリはただ泣きじゃくった。 「どうしたの?」 すぐ近くで声が聞こえた。鈴の音を思わせる少女の声だった。 涙を拭いながら顔を上げると、自分と同じ年頃の少女が暗闇に浮かぶように立っていた。 闇の中にあっても尚明るい金の髪を頭の後ろで一つに束ねた、優しげな少女だった。 既にこちらを見ていた少女、彼女はにこりと笑顔を見せ、親しげに話し掛けてきた。 「私、アルマっていうの。あなたは?」 「カトリ……私はカトリ……」 「ねえカトリ、そこにいる竜みたいな生き物はなあに?」 「ドラゴンゾンビ……。私の、お友達……なのかな……」 「変わったお友達ね。他にはいないの? お友達とか、仲間とか……」 仲間――その一言で、嘆きの発作が再発する。 仲間ならばいる。少なくとも自分は、彼らのことを仲間だと思っている。 でも、実際はどうなのだろう。ルヴァイドは戦いに身を投じるべく一人で去っていき、 マグナは深い悲しみに沈んだまま、そしてハミルトンは自ら命を絶った。 誰一人として癒せない、守れない、救えない、傍にいることすら出来ない。 仲間はいる、そう思っているはずなのに言おうとすると嗚咽が漏れる、言葉にならない。 アルマがこちらに歩み寄り、むせび泣くカトリを抱き締めた。 気のせいだろうか。アルマの身体からは、うっすらと血の匂いがした。 「カトリ、こんな場所に一人でいたら危ないわ」 「ううん……、ドラゴンゾンビがいてくれるから……私は大丈夫……」 「そういう問題じゃないわ。どうして家に入らないの?」 「悲しい……から……」 それ以上は何も言えない。また涙が溢れ出て、カトリは再び泣きじゃくる。 頭を撫でるアルマの指、その動きは優しく柔らかいが、やはり血の匂いがする。 それともこの村に漂う死の匂いと混同しているだけだろうか―― 「ねえカトリ、星を見に行かない? とても綺麗に見える場所があるの。 お友達のドラゴンゾンビについて来てもらえば安心でしょ?」 違和感がカトリの胸をかすめた。それはアルマに対するもの。 表情、声、言葉、動作、そしてその身に纏う空気。それらがどこか噛み合わない。 得体の知れないものを感じる。しかしそれでもカトリはアルマの誘いに応じた。 もしかすると、その違和感ゆえに、アルマを放っておけなかったのかも知れない。 ◇ ◆ ◇ 当初の予定では、G-5の街で物資を調達し、人の中に紛れ込むつもりだった。 けれどもそこで遭遇したのは、あの黒髪の男の子。 長い髪を頭の後ろで一つに束ねた中性的な少年で、あの女を殺す現場に居合わせた一人だった。 しかも彼には同行者がおり、その立ち居振舞いから戦場に慣れている者だと分かる。 ガストラフェテスの扱い辛さと矢の残り本数、そして仕留め損ねたときのリスクを考えると、 襲撃は断念せざるを得なかった。たとえ物陰からの狙撃であっても今の私には分が悪い。 あの女を殺す現場に居合わせた者がいた、その事実を少し軽く考えすぎていたみたい。 あの場にいたのは三人、いずれも若い男の人。残りの二人は今ごろ何処にいるんだろう。 生きていれば、あの黒髪の子のように、誰かとつるんでいるかも知れない。 そしたら――まずは情報交換を行なうだろう。 自分自身について、そして自分が見聞きしたことについて仲間に伝える。 その際には、“ゲーム”に乗った危険人物として私のことを話すに違いない。 所有武器や言動は勿論のこと、人相や背格好についても言及するだろう。 そしてその情報は、出会った人すべてに伝播してゆく。 そうなると、仲間を装って接近することはおろか、顔を見せることすら難しくなる。 ……本当に忌々しい女ね。死んでも尚、私の足を引っ張るなんて。 とはいえ、このまま何もせずあの女に、己の失策に引きずられるつもりなんてない。 私が殺し合いに乗ったという事実が広まれば、そう、ラムザ兄さんの心が汚れちゃうもの。 そうなる前に、ラムザ兄さんを優勝させなきゃ。 もし既にそうなっているのなら、出回ってしまった情報を潰さなきゃ。 事実を虚構で覆い隠し、真実を嘘に書き換えて、虚像を皆に信じ込ませる。 私になら出来るわ。だって私はあの聖アジョラの生まれ変わりなんだもの。 でも、流石にそれは私一人の力では無理。 聖アジョラだって、一人で伝説になったわけじゃないものね。 私に必要なのは、強力な仲間。仲間っていうよりも、下僕かしら。 情報戦に長けた狡猾な人か、他人に好かれる善良な人間性の持ち主がいいわ。 要するに、その人の言うことの方があの三人の言葉よりもより多くの人にとって――ううん、 ラムザ兄さんにとって受け容れたいと思えるものであるなら、それで問題ないってこと。 大体、あのネスティって人、ネイスなんて偽名を使ったりして随分と用心深いけれど、 そういう人って誰に対しても壁を作っていたりするから、孤立しやすいのよね。 いくら彼が本当のことを言ったとしても、誰にも信じてもらえなければ、 それはもう“本当のこと”なんかじゃない。あとの二人だってそう、 彼らがどれほど人の信頼を得られる人間だというのかしら。 殺害現場を見られたからって、悪い噂を流されたからって、どうってことはないわ。 狡猾な人殺しを伝説の聖人に仕立て上げる、それって私に縁のないことじゃないもの。 ……そうして私は仲間を、手駒を、下僕を求め、C-3エリアの村に向かった。 村付近の平原を歩いていると、涼やかな夜風に乗って血の匂いが漂ってきた。 既に殺し合いが行なわれたのだろう。しかも多分、死傷者は一人どころではない。 私にとっては好都合だった。こんな時間だ、安全な寝床を求め、ここには人が集まるだろう。 でも、たとえゲームに抗う者ばかりであったとしても、彼らは決して一枚岩ではいられない。 血の匂いとない交ぜになって漂う死臭が、私にそれを確信させる。 民家の横に、家屋よりも大きな生き物がうずくまっているのを見つけた。 ドラゴンのように見えるけれど、御伽噺の挿絵ですら見たことのない姿をしていた。 でも、もしも竜の一種なら――私は鞄に手を入れて<竜玉石>にそっと触れる。 三番目に殺した女の子、赤い服を着た子供の支給品。その説明書にはこう記されていた。 ――古代高等竜人族が作りだした魔法のオーブ。ドラゴンとの交信に用いる。 周囲の竜族をパワーアップさせる「操竜効果」を得られる。 交信に用いる、とのことだけれど、相手の意思は伝わってこない。 では、この生き物はドラゴンではなかったのか、といえば、そういうわけでもなく。 何らかの意思を感じ取ることは出来ないものの、そこに空洞があるということは理解できる。 試しに軽く念じると、その竜のような生き物は私の意図したとおりに身じろぎした。 自分が微笑んでいるのが分かる。嬉しかった。この変種のドラゴンを操れば 沢山の人を殺せるだろう。ラムザ兄さんをまた一歩、優勝に近づけることが出来る。 しかもこのドラゴンが人を襲ったところで、一体誰が私の仕業だと気付くだろうか。 実際に手を下すのは人ではなく魔物、これならラムザ兄さんの優しい心は汚れない。 「どうして、こんなことになったのかな……みんな優しい人だったのに……」 声が聞こえた。少女の泣き声。私はゆっくりと歩を進める。 人がいる。ドラゴンの傍らに少女がうずくまり、むせび泣いているのが見える。 最初に疑ったのは、罠である可能性。 弱者を装って油断させ、近寄ったところを竜に襲わせるつもりではないかと警戒した。 でも、とすぐに考え直す。そういうつもりなら、返り討ちにすればいいんだわ。 私には<竜玉石>があるんだから。でも、このコはそれを知らない。 そう、罠ならば。このコが殺し合いに乗っているならば、何の問題も生じない。 問題があるとすれば、彼女に大勢の仲間がおり、私に関する情報が知れ渡っている場合。 でも、こんな場所で一人で泣いてるってことは、仲間内で何かが起きたってことよね。 うまく話を聞き出して問題点を把握すれば、私の入り込む隙が見つかるかも知れない。 たとえ私の顔や名前が危険人物として知られていても、ね。 自分の微笑みが楽しげな笑顔に変わるのを感じながら、私は少女に声をかけた。 「どうしたの?」 ◇ ◆ ◇ 111 神なき世界 投下順 111 sister(後編) 111 神なき世界 時系列順 111 sister(後編) 111 神なき世界 カトリ 111 sister(後編) 120 奴隷剣士の反乱(前編) アルマ 111 sister(後編)
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1265.html
325 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 02 58 ID o6sBa/R4 三つの鎖 31 お昼休みが終わり、午後の授業が始まっても耕平君は帰って来なかった。 耕平君に告白された後、気がつけば私は教室に戻っていた。どうやって戻ってきたのか、全然覚えていない。 それぐらいに私は動揺していた。 思えば、 告白されたのはこれで二回目だ。 一回目は中学一年生のとき、幸一くんに。 それ以外に告白された事は一度もない。 周りのみんなは、私はモテると思っているけど、実際にはそんな事は無い。実際、今までの人生の中で私に交際を申し込んだのは幸一くんと耕平君だけ。 私がモテない理由は、冷たい人間だからだと思う。幸一くんと梓ちゃん以外の同世代の親しい友達はいないし欲しいとも思わない。他は広く浅い交遊関係しかない。 それだけに、耕平君に好きと言われて自分でも信じられないぐらい動揺している。 幸一くんに好きと言われた時は、全く動揺しなかった。幸一くんが本気じゃないのは分かっていたし、幸一くんは私に恋していたのではなくて恋に恋していただけ。 耕平君は違う。胸が痛くなるほどの気持ちが伝わってきた。 私を好きって。愛しているって。 ここまで男の人に求められたのは、生まれて初めて。 耕平君がそんな風に想っているのを、私は全く気がつかなかった。 そんな素振りは全く無かった。それに耕平君にはいつも恋人がいた。すぐに恋人が変わるとよく噂になっていた。それに耕平君は女子に人気がある。見た目はけっこう格好いいし、話も上手いけど、妙な所で紳士的な男の子。成績も運動神経もいい。 私、耕平君にひどい事をした。耕平君の前で、幸一くんにべたべたしていた。 今なら分かる。好きな人が、他の人にべったりなのが、どれだけ辛いか。 「村田さん?」 クラスメイトに声を掛けられて私は顔をあげた。 気がつけば授業もホームルームも終わっていた。放課後のお掃除のために掃除当番の人たちが机を動かしている。 私は慌てて荷物をまとめて席を立った。クラスメイトは机を運んでいった。 一体どうしたのだろう。私はどうかしている。 耕平君も幸一くんもいない。 私は家に向かって歩き始めた。 耕平君は私のどこを見て好きになってくれたのだろう。 分からない。私に男の人から好きになるようなポイントはあるのだろうか。 私に交際を申し込んできた人は幸一くんと耕平君だけだけど、手を出そうとしてきた人はいた。 中学校や高校での先輩や教師。 みんな立場をかさに迫ってくるような、下劣な男ばかりだった。 もちろん、丁重にお断りした。場合によっては脅迫に近い事もした。 男の人ってなんてつまらないのだろうと思っていた。 相手より上の立場じゃないと、女の子にアタックできない人ばかり。 でも、耕平君は違った。 他にも大勢の女の子がいて、その中には耕平君を好きと言ってくれる女の子もいるに違いないのに、私を好きと言ってくれた。 分からない。何で私なんかを好きになってくれたのだろう。 私が幸一くんの好きになったのは、気がつけばだった。理由なんて分からない。ずっと一緒にいて、それで好きになっていた。 そんな事を考えていると、家に着いた。誰もいない。 自分の部屋に戻り、制服を脱いで私服に着替える。 鏡に映る自分の顔。微かに頬が赤くなっている。 ふいにお昼の事が脳裏によみがえる。 私を抱きしめ、頬にキスする耕平君。 顔が熱くなる。 信じられない。 私は幸一くんを好きなのに、他の男の人に抱きしめられて、頬にキスされて、その事を嫌だと思っていない私がいる。 訳が分からない。私は幸一くんを好きなのに。 今まで、私に似たような事をしてきた男の人はいる。その時は嫌というより、怒りを感じた。付き合ってもいないし、交際を申し込んでもいないのに、 自分の立場をかさにきてそんな事をしてくる男の人に腹が立って仕方が無かった。それ相応の報復をしたけど、心は全く痛まなかった。 耕平君の表情が脳裏に浮かぶ。真剣な瞳で私を見つめ、好きと言う耕平君。 他の人に好きと言われるのが、こんなに恥ずかしく、そして嬉しいなんて。 私の足元に黒い何かが微かに動く。 気がつけばシロが私の傍にいた。つぶらな瞳で私を見上げている。 「シロ。私の事好き?」 わうっと頷くシロ。 326 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 04 27 ID o6sBa/R4 「私っておかしいのかな。私ね、幸一くんを好きなのにね、他の男の人に好きって言われて嬉しいと思う自分がいるの。これって変だよね」 わうっと首を横に振るシロ。 「どうして?だって私は幸一くんを好きなんだよ?それなのに他の男の人から好きって言われて嬉しく感じるなんて、おかしいでしょ?」 シロはしばらく私を見つめた後、部屋を出ていった。 少しして階段を上る足音が聞こえてくる。 シロの足音じゃない。人の足音。 「春子。入るわよ」 お母さんが部屋に入ってきた。いつ帰って来たのだろう。時計を見ると、もう遅い時間。 いけない。やっぱりおかしい。 「どうしたの。変な顔して」 お母さんはそう言って私の隣に座った。 「シロが私を引っ張るから、春子に何かあったのかと思ったけど。何があったの?」 そう言ってお母さんは心配そうに私を見た。 お母さんは綺麗だ。きっと昔は男の人に人気があったに違いない。 相談したら、今の私が変な理由も分かるかもしれない。 「お母さん。相談したい事があるけどいい?」 「あら。珍しいわね。もちろんいいわよ」 お母さんはそう言って微笑んだ。確かに、私がお母さんに相談した事は数えるほどかもしれない。自分で言うのも変だけど、私は何でもそつなくこなす方だ。私に迫るろくでもない男の人も、全部自分で処理した。 「で。何を相談したいの?」 ええと。何から言えばいいのだろう。 「あのね、今日、告白されたの」 「あら。交際を申し込まれたの?」 「うん。断ったけど。告白してきたのはクラスメイトの男の子。私ね、その男の子が私を好きって知らなかった。そんな素振りも全く無かったし。だから、すごくびっくりした」 思い出すだけで頬が熱くなる。 「私、その男の子の事は好きでも何でもなかった。意識した事も無かったし、ただのクラスメイトだった。それなのに、好きって言われて、何だか変な気分なの」 お母さんは不思議そうに私を見つめる。 「変な気分って?気持ち悪いってこと?」 「ええと、そう見える?」 「全然。むしろ嬉しそうに見える」 微かに胸に痛みが走る。 幸一くんを好きなのに、他の男の人から好きと言われて嬉しく感じている自分。 「これって変だよね?好きでもない人から好きって言われて嬉しく感じるなんて」 お母さんは呆れたように私を見つめた。 「この子は何を言っているの。そんなの普通でしょ?好きって言われたら、ろくでもない男でもない限り嬉しいに決まっているじゃない」 「だって、私、その男の子の事、好きでも何でもないんだよ?」 お母さんは額を押さえてため息をついた。 「春子。あなた今まで告白された事はある?」 「一応、あるよ」 「幸一君を除いて」 「…無い」 「じゃあ告白した事は?」 私から告白。 幸一くんのあれは、カウントしていいのだろうか。 「一応、あると思う」 お母さんは呆れたように私を見つめた。 「手間のかからない出来た子だと思っていたけど、やっぱりまだ子供ね」 お母さんの言い方に私は少しムッときた。 「そんな事ないよ」 「おおありよ。あのね、好きな人に気持ちを伝えるってね、すごく勇気がいる事なの。それは分かる?」 どうなのだろう。 「春子が幸一君を好きって言うのとは訳が違うわ。好きって気持ちを伝えるのはね、今までの関係が別の関係になるの。より良い関係になるとは限らないわ。相手に拒絶されるかもしれないし。 だから告白するのってすごく勇気がいるの。それだけの勇気をふるって好きって言ってくれるのよ?ろくでもない男でもない限り、嬉しくないわけないじゃない。 私に言わせてみれば、その男の子は結構見どころあるわ。少なくとも、自分の気持ちを伝える勇気がある子だもの。断るなんてもったいない事したわね。付き合ってもよかったのに」 「でも、私、その男の子の事、好きってわけじゃないよ。それなのにお付き合いするなんて、不誠実だよ」 「あのね、春子は男女交際を勘違いしているわ」 私はムッときた。 「何でよ。好きでもない人と付き合うなんて、不誠実だよ」 「そんな事言っていたら、相思相愛じゃないと恋人になれないでしょ。世の中、最初から相思相愛の恋人なんていないわよ」 …確かに、そうかもしれない。 お母さんは諭すように言った。 327 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 05 53 ID o6sBa/R4 「男女交際ってね、お互いの事を知ってもらって、お互いの気持ちを伝えあうの。最初は片想いでも、付き合っていたら両想いになるかもしれない」 「…分からないよ」 私には分からない。好きって言ってもらったのが、今日が初めてだから。 「例えばね、お父さんいるでしょ?私も最初はお父さんの事、男の人として意識した事は全く無かったわ」 そう言えば、お父さんとお母さんの馴れ初めは余り知らない。 「確か大学で同じ部活だったっけ?」 「そう。体育会の合気道部だった。部活は上下関係がすごく厳しかったわ。お父さんとは同じ学年だった。 お母さんね、かなりモテたの。でもね、全然嬉しくなかった。私の先輩は根性無しが多くて、女の子をデートに誘うのも先輩の立場でしか言えない人ばかりだったから。 本当にひどいわよ。お酒に酔わせてホテルに連れて行こうとする人もいたわ。交際を申し込んでもいないのに あの頃は男の人が大嫌いだった。高嶺の花って言葉があるでしょ?高嶺の花だから止めておけって男の人はいうじゃない。全員とは言わないけど、男の人には努力して女の人に合わせるっていう発想が無いの。 少なくとも大学時代の部活の先輩はそんな男の人ばかりだった。自分じゃ手が届かないと勝手に勘違いして、上下関係を使うの。本当に腹が立ったわ」 すごく親近感を感じる。お母さんも私と同じ苦労をしていたんだ。 「もちろんそんな先輩ばかりじゃなかったわ。私に助け船を出してくれた先輩もいた。素敵な男の人だったわ。でもね、素敵な男の人って希少価値が高いから、そういう人に限って彼女がいたわ。 私、すごく残念だったわ。私が素敵と思う人は恋人がいるのに、魅力を感じない人ばかりにろくでもないアプローチされるし。 でもね、お父さんは違ったの。まっすぐに私に交際を申し込んできたわ。 はっきり言って全然スマートじゃなかったわ。すごく緊張していたし。でも、そこまで勇気を振り絞って気持ちを伝えてくれたのが嬉しかった。 だから、お父さんの気持ちに応えたいって思ったの」 気持ちに応える? 一体どういう事だろう。 「気持ちに応えるってどういう事?付き合うって事?」 「それもあるけど、本質は違うわ。 気持ちに応えるって言うのは、その人を好きになるって事よ。この人を好きになりたいって思ったの。 男女交際ってのはそういうものよ。交際を申し込んだ側からしたら相手を好きにさせる期間で、交際を申し込まれた側からしたら相手を好きになる期間」 「でも、付き合ってはみたけど相手の事を好きになれなかったらどうするの?」 「別れたらいいじゃない」 「そんなのひどくない?好きでもないのに付き合って好きになれないから別れるなんて」 「あのね、何も交際を申し込まれた人間すべてと付き合えって言っているわけじゃないわ。この人なら好きになってもいい、そう思える人とだけ付き合えばいいじゃない。 それにね、付き合うってことは相手にチャンスを与えるってことなの。交際するから私を惚れさせてみろって事よ。チャンスを活かしきれず惚れさせることができなかったら、それは相手の責任よ」 「なにそれ。すごく上から目線じゃない」 「恋愛ってそういうものよ。惚れたら負けって言う言葉もあるぐらいだし」 「…やっぱり納得いかない」 お母さんは呆れたように私を見た。 「春子ってすごくピュアね」 「だってお母さんの言っている事は分からないよ。好きって言われただけでその人を好きになるなんて、やっぱり変だよ」 「あのね、幸一君を見てもそう思う?」 胸に微かな痛みが走る。 「幸一君って一つ下の後輩と付き合っているんでしょ。梓ちゃんと同じクラスの」 「…うん」 「あの幸一君が妹のクラスメイトに手を出すような男の子だと思う?」 「幸一くんはそんな男の子じゃないよ。幸一くんは紳士的だもん」 「でしょ?仮に幸一君がその子に惚れていても、幸一君はその気持ちを秘めると思うわ。だって幸一君は優しすぎるもの。妹やその友達に迷惑をかけたり困らせたりしたくない。そう思う子だわ。 だからね、きっと梓ちゃんのクラスメイトから告白したんだと思う。春子は知っているの?」 知っている。だって、夏美ちゃんに惚れていく幸一くんを傍で見続けたから。 「知っているなら分かるでしょ?」 分からない。分かりたくもない。 お母さんはため息をついた。 「まだ納得してないわね」 「だって、分からないもん」 「そうね。幸一君の恋人ってどんな子なの?勘だけど、どちらかと言えば見た目は子供っぽい女の子じゃない?」 「…何でそう思うの?」 328 三つの鎖 31 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2011/02/02(水) 22 07 32 ID o6sBa/R4 「幸一君の後輩になるわけだから年下でしょ?それに幸一君はどちらかと言えば落ち着いた父性溢れる男の子だから、年上に甘えたい女の子から人気がありそうな気がするの。となれば子供っぽい女の子かと思って」 お母さんの言う事は当たっている。 夏美ちゃんは芯はしっかりしたいい子だけど、普段の言動は子供っぽい。 「幸一君の好みってどちらかと言えば年上のリードしてくれる女の子だと思うわ。だって女の子に対しては奥手だし。それなのに恋人は年下の子供っぽい女の子。何でか分かる?」 分からない。 そんなの、分からない。 幸一くんが夏美ちゃんを好きになった理由なんて、分かりたくもない。 「その女の子が幸一君を好きって言えたからよ。人に好きと言われるのはそれぐらい破壊力があるの」 そんな理由で? 好きって言った。ただそれだけの事で、幸一くんは夏美ちゃんを好きになったの? だったら私はどうなの? 私は毎日好きって言っていた。 それなのに幸一くんは私を好きになってくれなかった。 「真剣に好きって言ってくれる人と一緒にいたら全部とは言わないけど好きになる可能性はあるわ。好きなタイプに関係なくね」 だったら、何で私を好きになってくれなかったの。 そんなの、おかしいよ。 「春子も分かっているでしょ。今日、男の子に真剣に好きって言われて動揺しているじゃない」 「違うよ」 「違わないわ。相手にもよるけど、求められたら応えたいって思うのが普通よ」 「変だよ。じゃあお母さんはお父さん以外の人から好きって言われたら、応えたいと思うの?」 「お父さんより先に言われたらそう思ったかもしれないわ。でも、お父さんの方が先だった。それに今はお父さんを愛している。お父さんも私の好きって気持ちに応えてくれる。もしお父さんが私の気持ちに応えてくれない人なら、他の人を好きになるかもしれないけど」 「なにそれ。順番なんかで決まるの。そんなのへんだよ」 「何言っているの。恋は早い者勝ちよ」 私はその言葉に頭を殴られたような衝撃を受けた。 恋は早い者勝ち。 私に、チャンスはあった。 幸一くんが好きって言ってくれた中学生の時。 あの時、幸一くんと付き合っていれば違った結果になったかもしれない。 幸一くんは私に恋していなかった。恋に恋していただけだった。 私も幸一くんに恋していなかった。あの頃の私にとって、幸一くんは弟でしかなかった。 でも、付き合っていたらその過程でお互いに好きになっていたかもしれない。 私にチャンスはあった。 でも、私はそのチャンスを活かしていなかった。 だから夏美ちゃんに奪われた。 私に幸一くんを好きにさせるチャンスはあった。 あったのに私は何もしなかった。 ただ、幸一くんのお姉ちゃんとしての立場が心地よくて、そのままでいた。 お母さんの言っている事が分かった気がする。 好きって気持ちを伝えるのってすごく勇気がいる。 今の心地よい関係が壊れるリスクを冒してまで自分の気持ちを伝えるなんて、私にはできない。 私にできたのは、子供のように好きって言う事だけ。脅迫して傍に縛り付けただけ。 夏美ちゃんも耕平君は違った。 自分の気持ちをまっすぐに伝えた。 それがどれだけ勇気を必要として、尊い行為なのか。 「春子?」 お母さんは心配そうに私を見つめていた。 「どうしたの。もしかしたら、交際を申し込んできた男の子に変なことされたの」 「うんうん。ちょっと考え事」 「そう」 お母さんはそれ以上何も言わなかった。 心配そうに私を見つめるだけだった。 戻る 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1209.html
484 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 52 20 ID TckWV/As 三つの鎖 29 今日の朝、私は幸せだった。 幸一くんとのデート。何を着るかを考え、お化粧し、履いて行く靴を選ぶ。 待ち合わせ場所に行くのも足取りが軽かった。 幸一くんは誠実な男の子だ。にもかかわらず、夏美ちゃんという恋人がいるのに私と遊びに行く事を了承した。 本来なら絶対にあり得ない。夏美ちゃんをほったらかしにして、他の女の子と遊びに行くなんて、幸一くんは絶対にしない。 でも今回は私の誘いに幸一くんは応じてくれた。 嬉しかった。例え幸一君が追い詰められていたとしても、私といる事を選んでくれた。 隣町のショッピングモールで私は幸一くんと遊んだ。幸一くんの手を握り、腕を組んでも幸一くんは困ったように笑うだけで嫌がらなかった。 楽しかった。幸せだった。嬉しかった。 夏美ちゃんに勝ったと思った。幸一くんがあるお店に入るまでは。 幸一くんが入っていったのは、シルバーアクセサリーを扱うお店だった。私のしている指輪を幸一くんが購入したお店。 「夏美ちゃんにプロポーズしたいから、指輪選びに付き合って欲しい」 最初、幸一くんの言っていることが分からなかった。 「まだ高校生だし、ちゃんとした指輪は買えないけど、何かいいのをプレゼントしたい」 誰が、誰に、何のために、何をプレゼントするの? どういう意味? 私を選んでくれたんじゃないの? コウイチクンハナニヲイッテイルノ? 視界が歪む。まっすぐ立っているはずなのに、足元が定まらない。 私の考えをよそに、幸一くんは真剣な表情で指輪を見ている。 その横顔に胸が締め付けられる。 私と一緒にいるのに、私の事を考えていない。 幸一くんが考えているのは夏美ちゃんの事。 私じゃない。 私じゃ、ない。 気がつけば幸一くんはすでに指輪を購入していた。 サイズの違う2つのシンプルな銀の指輪。 私は拳を握りしめた。私の左手の指輪の感触。 指輪をケースに入れる幸一くんの横顔。 真剣な決意を秘めた表情。 二人でバスに乗り、私達の街に戻る。 バス停で降り、幸一くんは私を見た。 「今日はありがとう。春子のおかげで気持ちが楽になった」 そう言ってほほ笑む幸一くん。 「今から夏美ちゃんの家に行ってくる。成功しても失敗しても後で報告する。それじゃあ」 そう言って幸一くんは私に背を向けた。 「待って」 私は思わず幸一くんを引きとめた。 振り向く幸一くん。私を見つめる誠実な瞳。 「何で幸一くんは夏美ちゃんのためにそこまでするの?」 握りしめた拳が微かに震える。 「幸一くん、何も悪くないのに夏美ちゃんにひどい事をされたんでしょ?」 幸一くんの瞳の色が微かに揺れる。 「知ってるの?」 全て知っている。リアルタイムで盗聴していた。 夏美ちゃんが幸一くんに言った事は、全て聞いた。 「うんうん。でも、幸一くん、泣いてたじゃない。お姉ちゃん、分かったよ。夏美ちゃんと何かあったって」 幸一くんの表情が微かに陰る。 夏美ちゃんがした事は、幸一くんを傷つける事だった。一人で泣くぐらい、幸一くんは傷ついていた。 昔からそう。どれだけ悲しくても寂しくても、幸一くんは人前では絶対に泣かない。私の前でも泣こうとしない。悲しくて寂しくてどうしようもない時は、誰もいないところで幸一くんは一人で泣いている。 「最近の夏美ちゃん、様子がおかしいよ。学校でも教師に目をつけられているし。噂、聞いたでしょ?」 唇をかみしめる幸一くん。 「夏美ちゃんは悪くない」 「そうかもしれないよ。でもね、夏美ちゃんの評判が悪いのは本当だよ。お姉ちゃんね、心配なの。幸一くんの身に何か起きそうな気がするの」 私は幸一くんの手を握った。 大きくてごつごつした手。でも、温かかい手。 「しばらく夏美ちゃんと距離を置いた方がいいよ。梓ちゃんの事もあるでしょ」 幸一くんの瞳の色が微かに揺れる。 485 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 54 19 ID TckWV/As 「プロポーズなんてしてどうするの。幸一くん、まだ高校生だよ。そんな事してなんになるの。考え直して。今は梓ちゃんの事を解決するのが先決だよ」 うつむく幸一くん。 「お姉ちゃん、協力するから。きっと梓ちゃんと仲直りできるよ。そうすれば誰にもはばかることなく夏美ちゃんと付き合える。だから考え直して」 もし幸一くんが夏美ちゃんにプロポーズしたら、夏美ちゃんはきっと受け入れる。 そうしたら、幸一くんは完全に夏美ちゃんのものになっちゃう。 そんなの絶対にいや。 「春子」 幸一くんは私を見下ろした。 その真剣な表情に胸が痛くなる。 考えているのは夏美ちゃんの事。 私じゃない。 私じゃ、ない。 「馬鹿な事をしているって自分でも分かっている。でも、僕にはそれぐらいしか思いつかないんだ」 大人びて落ち着いた表情。その表情に顔が熱くなる。 それと同時に胸が苦しくなる。 「僕の気持ちを伝えたい。好きだって。愛しているって。夏美ちゃんと一生いたいって。一生傍にいて欲しいって」 幸一くんの一言一言が私の胸に突き刺さる。 全て私の望み。 それなのに、幸一くんが望むのは私じゃない。 「だからプロポーズしようと思う。夏美ちゃんに知って欲しい。それぐらい好きだって事を」 幸一くんはそっと私の手をほどいた。 「馬鹿な弟でごめん。姉さん。行ってくるよ」 そう言って幸一くんは笑った。 落ち着いた大人の笑顔。 私に背を向けて歩く幸一くん。その後ろ姿が徐々に小さくなる。 幸一くんが、私の手の届かない場所に行ってしまう。 気がつけば私は走り出していた。 「幸一くん!!」 振り向いた幸一くんに私は抱きついた。幸一くんの背中に腕をまわし、思い切り抱き締める。 この腕をほどいたら、幸一くんは私の手の届かない場所に行ってしまう。 「いやっ!!行っちゃいやっ!!」 私の声は震えていた。 「お願い!!行かないで!!夏美ちゃんのものにならないで!!」 目頭が熱い。涙で視界がにじむ。 「好きなの!!幸一くんが好き!!愛している!!」 涙の雫が頬を伝う。 幸一くんの胸に額を押し付けたまま、私は喋り続けた。 「ずっと好きだったの!!小さい時からずっと幸一くんを好きだったの!!お願いだから私を見て!!」 私は顔をあげた。幸一くんの顔が近い。 戸惑ったように、悲しそうに私を見下ろす幸一くん。 胸が締め付けられるほど澄んだ瞳が私を見つめる。 幸一くんの瞳が雄弁に語る。 一人の女として愛しているのは私じゃないって。 「何でなの!?何で夏美ちゃんなの!?何で私じゃないの!?私の方が幸一くんの傍にいた!!ずっと見ていた!!ずっと好きだった!!それなのに何で夏美ちゃんなの!?何で私じゃないの!?」 涙がとめどなく溢れる。頬を伝い、足元に落ちる。 幸一くんはそっと私の涙をぬぐってくれた。 「私の何がいけないの!?夏美ちゃんみたいに髪の毛が短い方がいいの!?小さい方がいいの!?お料理ができない方がいいの!?年下の方がいいの!?」 幸一くんが悲しそうに私を見下ろす。 その視線が堪らなくつらい。 「幸一くんが望む女の子になる!!幸一くんが望むならなんだってする!!だからお願い!!行かないで!!夏美ちゃんのものにならないで!!傍にいて!!傍にいさせて!!」 そっと私の肩を押す幸一くん。 悲しそうに私を見つめる澄んだ瞳。 「ごめん」 申し訳なさそうに、本当に申し訳なさそうに答える幸一くん。 「本当にごめん。姉さんの気持ちには応えられない」 「姉さんって言わないで!!」 幸一くんは驚いたように私を見た。 「私が幸一くんのお姉ちゃんだから駄目なの!?お姉ちゃんだから恋人にしてくれないの!?」 私はずっと幸一くんのお姉ちゃんだった。お姉ちゃんとして傍にいた。それが嬉しかった。 でも、今はそれが足かせになっている。 486 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 55 34 ID TckWV/As 「私ね、幸一くんの事が好きだった。幸一くんが望む私になろうって思ってた。覚えてる?最初に会った日。私ね、今でも覚えているよ」 公園で梓ちゃんと一緒にいる幸一くん。梓ちゃんは幸一くんにべったり甘えていた。 幸一くんは寂しそうだった。甘えたい年頃なのに、甘えられるご両親はいつもお仕事。 だから傍にいてあげようと思った。幸一くんが甘えられる存在になろうと思った。 私の方が一日だけ早く生まれたから、幸一くんのお姉ちゃんになろうって思った。だから私は幸一くんのお姉ちゃんだった。 それが幸一くんのためだから。幸一くんの望みだから。 「私ね、幸一くんのためにお姉ちゃんでいたんだよ。幸一くんが望むからお姉ちゃんでいたんだよ」 幸一くんを抱きしめる手が震える。 「それなのに、夏美ちゃんを選ぶの。お姉ちゃんとしての私が必要なくなったから、私はもういらないの。幸一くんはお姉ちゃんとしての私を必要としてくれたのに、女の子としての私は必要としてくれないの」 涙が足元にぽたりぽたりと落ちる。 「こんな事になるなら、幸一くんのお姉ちゃんになるんじゃなかった」 私は顔をあげられなかった。幸一くんの顔を見られなかった。 「春子には言葉に尽くせないほど感謝している。ずっと僕の傍にいてくれた。ずっと僕を助けてくれた。梓に嫌われていた日々、春子の存在にどれだけ支えられたか、春子でも分からないと思う」 落ち着いた声で話す幸一くん。 「春子のためなら何でもしてもいいと思っていた。でも、それだけは駄目だ。僕の恋人は、夏美ちゃんだから」 幸一くんの言葉が胸に突き刺さる。 涙がとめどなく溢れ、地面に落ちる。 「春子の気持ちは嬉しい。でも、応えられない」 嬉しくなくてもいい。感謝してくれなくてもいい。 憎んでもいい。嫌われてもいい。 恋人じゃなくてもいい。都合のいい女でもいい。 お姉ちゃんでも、そうでなくてもいい。 だから、私を幸一くんの傍にいさせて。 そう言おうとして、言えなかった。 幸一くんは泣いていた。 顔をぐちゃぐちゃにして、私を見下ろしていた。 涙は頬を伝い、地面に落ちる。 「ごめん。本当にごめん」 幸一くんは泣いていた。 本当に悲しそうに泣いていた。 私の気持ちに応えられなくて。傷つけて。 その事で、本当に泣いていた。 嬉しくない。嬉しくないよ。 涙なんかいらない。 ただ、私の傍にいてくれたらいい。 それなのに、私は何も言えなかった。 悲しそうに泣く幸一くんに、何も言えなかった。 だって、幸一くんは何も悪くない。 幸一くんは自分の気持ちに嘘をつかなかった。私の言う事に適当に合わせることもできるのに、しなかった。あくまでも誠実に、真剣に私の気持ちに応えた。 その結果が、拒絶。 でも、幸一くんは何も悪くない。幸一くんは私の気持ちに誠実に真剣に応えただけ。 例えその結果が拒絶でも、それは幸一くんが真剣に考えた結果。 幸一くんは悪くない。 悪いのは、私。 「ごめん。僕、もう行くよ」 幸一くんはそう言って私の顔を見た。 大人びて、落ち着いた男の人の表情。 そっと私の涙をぬぐい、私にハンカチを握らせ、幸一くんは私に背を向けた。 だんだんと小さくなっていく幸一くんの背中。 幸一くんは振り返らなかった。 私は追えなかった。 私は失意のままに家に戻った。 その後、夏美ちゃんの家をずっと盗聴していた。 警察に連絡したのは私だ。 非通知設定で、ボイスチェンジャーを使用した。 夏美ちゃんを必死に庇う幸一くん。 もし警察が夏美ちゃんを連れていけば、真実は全て明らかになる。 夏美ちゃんが幸一くんを殺そうとした事も。 警察は尋問のプロだ。素人の夏美ちゃんは簡単に真実を話してしまうだろう。 487 三つの鎖 29 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/10/27(水) 21 58 10 ID TckWV/As 幸一くんはそれを分かっているから、必死に庇う。 夏美ちゃんにあれだけ酷い事をされ、刺されても、幸一くんは夏美ちゃんと別れない。 ただ単に夏美ちゃんにお父さんに頼まれたからだけじゃない。 幸一くんは、心の底から夏美ちゃんに惚れている。 それが悔しい。悲しい。 私は幸一くんのお姉ちゃんだった。 手間のかかる弟は、どこに出しても恥ずかしくない立派な男の子になった。 でも、幸一くんが選んだ女の子は夏美ちゃん。 私じゃない。 姉としての私の期待に応えてくれても、女の子としての私の気持ちには応えてくれない。 弟として幸一くんは私の期待に応えてくれた。けど、男の子としては私の気持ちに応えてくれない。 幸一くんはやってきた警察の人と夏美ちゃんと一緒に部屋を出ていった。 しばらくして、幸一くんと夏美ちゃんは帰ってきた。 音だけだから良く分からないけど、幸一くんは夏美ちゃんの部屋をお掃除しているみたいだった。 きっと、夏美ちゃんが幸一くんを刺した痕跡を全て消すつもりなんだ。 ぼんやりとそんな事を考えていると、がたんという大きな音が聞こえた。 いえ、もしかしたら小さい音なのかもしれない。盗聴器のすぐそばで発生した音は大きく聞こえる。 『春子。聞こえている?』 スピーカーから聞こえた幸一くんの声に、心臓が止まるかと思った。 『警察に連絡したのは匿名だったらしい。僕が刺された状況を知るためには、この家の状況をどこかで知るしかない。盗撮か盗聴。そう思って調べたら、これがあった。多分、盗聴器だ』 淡々とした幸一くんの声。 『盗聴器を仕掛ける人の心当たりは春子しかいない。救急車に連絡してくれたのは感謝している。聞いていたと思うけど、夏美ちゃんにプロポーズした』 幸一くんの言葉が胸に突き刺さる。 『夏美ちゃんは承諾してくれた。もちろん、結婚は当分先になる』 そうだ。幸一くんは夏美ちゃんにプロポーズして、夏美ちゃんはそれを断らなかった。 幸一くんは、夏美ちゃんのものになってしまった。 「やめて」 私の気持ちが言葉となって溢れ出す。 「お願い。そんな事言わないで。夏美ちゃんのものにならないで。お姉ちゃんね、幸一くんの事が好きなの。愛しているの。だから、そんな事言わないで」 幸一くんに言葉は届かないのは分かっている。幸一くんの音声はこっちに届くけど、私の音声は幸一くんに届かない。 それでも、言葉は止まらない。 「お願い!!夏美ちゃんのものにならないで!!お姉ちゃんを見て!!私を愛して!!」 目頭が熱い。頬を涙が伝う。 『春子には感謝している。ありがとう』 「ねえ!!幸一くん!!」 『また会った時に報告する。それじゃあ』 「幸一くん!!」 音声は途切れた。モニターには、盗聴器からの信号が途絶した事を示す表示が映るだけ。 気がつけば随分と時間が過ぎていた。既に夜遅い。 いつの間にこんなに時間がたったのだろう。 遠くでシロの吠える音が聞こえる。 窓から見下ろすと、幸一くんが歩いていた。 見るからに悲壮な表情。 夏美ちゃんにプロポーズして、受け入れられたとは思えない思いつめた瞳。 そういえば幸一くんは梓ちゃんに報告したのだろうか。 まだに違いない。もし報告していたら、幸一くんも夏美ちゃんも無傷のはずがない。 幸一くんは加原の家に入って消えた。 私は急いで盗聴のためのツールを再起動した。 戻る 目次 次へ