約 1,522,778 件
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/2623.html
大ゲートが開き異世界交流が始まってから長距離の船便も増えたので便利になったものだ ミズハミシマの港で船を探すのに手伝ってくれた恰幅のいい和装の鮫人は感慨深く語った。 商船と客船で航路が賑わいだしたがまぁぶつかつほどではないし、海上の治安もよくなってきたと珊瑚のパイプをくゆらせて笑ったのが印象に残った。 今、自分はミズハミシマの港からオルニトまでを直で結ぶ船便の上で揺られている。 折角の異世界、船室にいるのも勿体ないと甲板で海を眺める。地球と同じで青い海。 ただ、時折吹き抜ける潮風の中から話声が聞こえるのと海上で起伏する波がにゅっと手を振るように隆起するのを見ると「やはり異世界」というのを実感する。 船首に胡坐を組み貝笛を奏でる空読み士のおかげか、時化にも大雨にも見舞われず航海は順調である。 海中料理と海底料理の違いが分かり食べなれてきた頃、オルニトの山脈が水平線に現れた。 何てことはない「いち人間」である自分が異世界のそれもオルニトなどに来ることになろうとは ─── 勤めていた支店が取り潰しになったことでなし崩しに会社都合で解雇となった 高校卒業からそのまま就職し働くこと七年余、まさかのお暇に最初は戸惑ったが再出発のためにと補助の出る資格や免許を修得する日々であった。 思えば多少仕事ができるようになったと調子に乗っていたのもいけなかったのではと自分を省みることも覚えた社会人に親戚から突然の相談を持ち掛けられた我が家。 「叔父さんも会社が倒産して再就職先を探していたんだけど何を思ったか異世界で冒険者になると言って飛び出したんだって。 奥さんは看護師だから家計は大丈夫みたいなのだけれど、すぐ帰って来ると思ってたのが一週間二週間と帰ってこなくて遂に一か月経っちゃって。 流石に警察に行ったら個人責任の範疇と言われてねぇ、今はまだ異世界での行方不明者の捜索も中々難しいみたい。 ねぇ、あんたまだ失業保険期間残っているんだし旅行がてら異世界で叔父さんを探しに行って欲しいのよ。直接会わなくても帰ってきてと言付けとか頼むだけでもいいし」 実家暮らしの弱味と言いますか、親に頼まれたら仕方がないというのが半分と修学旅行以来行ってない異世界への興味が半分でとんとんと異世界行きの準備が進んだ。 人探しで動き回るであろう前提なのでツアーではなく自己責任の個人旅行ということになった。 渡航(タコ)フェリーにて淡路沖に現れる三面鳥居のゲートを越えて異世界に入る。ミズハミシマの港町へは思いの外スムーズに到着した。 事前にネットで調べてあった冒険者ギルド・ミズハミシマ港町支部へと向かう。 異世界交流が進む昨今、異世界で新たな生活を始めようとする動きも大きくなる一方でそれらに関する情報も広まっている。 実際に異世界で生活し活動して戻ってきた人達の声も多く、それを見てから異世界に渡る人も多いのだという。 異世界で冒険者となり様々な土地で活動する そんな誰もが一度は夢見ることが異世界では立派な職業として確立しているのだ。 冒険者ギルドにて登録をするという至極簡単な手続きによりなれてしまう冒険者に、その世界に叔父は飛び込んでいったのだろう。 「冒険者は増える一方だけどその分厄介ごとや事故も増えたのだわ。とりあえず身元証明はきっちりしておくのがギルドの方針なのだわ」 受付で応対してくれたゴブリンの女性はせわしなく喋るのだが要点は漏らさずこちらの質問には答えてくれる親切だ。 冒険者同士であれば情報の公開も多少は融通が利くと言われ自分も言われるまま幾つかの書類に記載し晴れて冒険者となったのである。 「冒険者になった親戚を探している?ミズハミシマで冒険者登録をしたというのならすぐに分かるのだわ」 クルスベルグ謹製のルーン板に叔父の名前を言うやすぐに光が分厚い名簿帳の中へと走査していく。 程なくしてぺらりと名簿が開くとそこには叔父の名前が記載されていた。 「その登録番号なら…先月依頼を受けてオルニトに向かったのだわ」 「オルニト?」 「そうオルニト。初心者向けの依頼、と言うよりもまだそんなに冒険者の集まっていないオルニトだから依頼は山ほどあるのだわ選び放題。 その中の一つを受けてその冒険者はオルニトに向かったのだわ、船で」 体育会系の部活で慣らし大学では登山部だった叔父。新しい物好きで活発な性格だというのは知っているが、まさかここまでとは想像外であった。 未だ未開の地が多く空には過去の遺産が浮かぶという国オルニト。叔父も何かしらピンと感じるものがあったのだろうか。 何は無くともオルニトの港に無事到着する。 冒険者ギルドのオルニト港町支部へと向かう。 ミズハミシマと比べると人通りは少ないが石造りや藁造りや丸太小屋だと建物のバラエティ豊かなのが目を引く。 そう多くないが店が集まっている一画にギルド支部はあった。とりあえず建てました感のある小さな平屋だ。 「すみません、お邪魔します」 見た目よりずっと軽い扉を押し開けるとそこにはロビーとカウンターとその向こうでこちらをじっと見つめる翼持つ人影二つ。 「しぶちょーお客さんですよ」鶏冠のように髪をまとめ上げたハーピーが翼を振る。 「いえ、冒険者ですね。私には分かります」白黒の毛並みも鮮やかな燕の様な鳥人は賢そうな帽子をくいくいと上下させる。 「あの、お伺いしたいことがあるのですが…」 それは冒険者としての大きな一歩になるのであった。 次回【赤い供物を求めて】 異世界旅行に行ったきり戻ってこないと日本が損失だけどそこまで深く考えなくてもいいよね。アッサリなれてしまう冒険者の軽さいいね -- (名無しさん) 2017-03-12 06 44 38 登録したらあとは依頼をこなすだけなので人数は多ければ多いほどいいとかそんな感じなのではなかろうか冒険者 -- (名無しさん) 2017-03-12 20 48 40 精霊出てくるとやっぱり異世界だなって思う。ルーン便利だな -- (名無しさん) 2017-03-13 17 56 44 日雇い仕事がたくさんあるイメージで冒険者もその中の一つみたいなもん -- (名無しさん) 2017-04-22 05 48 30 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hammerfairy/pages/583.html
スーパー冒険者の服 スーパー○ンキー大冒険にあやかって作った服。 クリティカル無効 装備可:全員 HP自動回復5% ヨニクロのライバル会社が、 起死回生を狙って出した最後の冒険者シリーズ。 「天竺まで行っても破れない!」を宣伝文句として掲げ、 汗まみれの営業と、 爪に火を灯すまでにカットされた役員給与で 必死に頑張り続け、やっとのことで世の中に認められた服。 ただ、世の中の人が同情して買ってるだけで、 実際に着ているのは私は見たことない。 性能は今までのシリーズとダンチ。
https://w.atwiki.jp/tacticsogre-reborn/pages/12.html
クラスとは ユニットごとに選べる(または固有の)職業のこと。 クラスごとに装備できる武具、魔法、スキルなどが異なる。 ▶序盤おすすめクラスはこちら クラスチェンジの方法 アイテムの「転職証」を使用することでクラスチェンジが可能。 ショップで購入したり、戦闘で入手できる。 ※随時、情報の更新をお願いします 転職可能なクラス クラス 移動 WT 転職証 ウォリアー 軽歩4 32 戦士の証 アーチャー 軽歩3 26 射手の証 ウィザード(ウィッチ) 鈍歩3 25 魔道士の証 クレリック 鈍歩3 24 僧侶の証 ルーンフェンサー(ヴァルキリー) 軽歩4,水中 26 魔剣士の証 ナイト 軽歩4 36 騎士の証 クラス名 クラス名 クラス名 固有のクラス クラス 専用キャラ クラス名 クラス名 クラス名
https://w.atwiki.jp/03330/pages/54.html
クラスチェンジには5の倍数のLvになる必要がある Lv.5, 10, 15, (商人→貿易商 はLv10から) Lv16以上でノービスになれる ノービス Lvは1に戻る(経験値はそのまま) スキル、魔法はすべて忘れる(パックスキルは別) 1stクラスの職業に転職できるようになる 上の3つ以外は変化なし 戦闘職 一般市民スキルを持たない職業が当てはまる。 戦士【剣術】 剣士【屈強】 聖戦士【早技】 剣聖【剣の舞】 剣闘士【斧技】【野生児】 バーバリアン【怪力】 ベルセルク【暴走】 女戦士【剣術】 アマゾン【誘惑】 ベラトリックス【魔法耐性】 ヴァルキリー【ペガサス】 兵士【剣術】 騎士【馬術】 禁衛騎士【鉄壁の守り】 聖騎士【騎士道】 竜騎士【乗竜】【槍術】 傭兵【戦利金】【斧技】 黒騎士【鋼鉄の鎧】 ダークロード【血の契約】 魔法使い【魔法】 魔術師none 妖術師none 魔導師【召喚術】 こそ泥【正体不明】 盗人【奪取】 盗賊【逃走】 怪盗【潜伏】 浪人【抜刀】 武士【連続切り】 旗本【居合抜き】 剣豪【二刀流】 間者【忍術】 忍者【抜刀】【正体不明】 上忍【狼の嗅覚】 首領【闇討ち】 抜忍【潜伏】 修羅【道連れ】 女忍【抜刀】【妖艶】 くノ一【死の接吻】 夜叉【成仏】 用心棒【致命傷】【剣術】 殺し屋【必殺】 暗殺者【洞察】 アサシン【道連れ】 人斬り【対人戦】【抜刀】 仕掛け人【返り討ち】 修行者【格闘術】 格闘家【反撃】【強靱な肉体】 拳法家♂【禁欲】 拳法家♀【気功波】 拳法師範♂【酔拳】 拳法師範♀【詠春拳】 私立探偵【検死】【剣術】 賞金稼ぎ【罪と罰】 バウンティハンター【相殺】 処刑人【首狩り】 旅人【値切り】 冒険者【探索】 探検家【棒術】【探検日誌】 トレジャーハンター【宝探し】【剣術】 道化師【ジャグリング】【詩】 旅芸人【物量作戦】【棒術】 吟遊詩人【魅了】 トゥルバドール【旅の噂】 狩人【狩猟】【捕獲】【斧技】 弓使い【弓術】 レンジャー【狙撃】 ガーディアン【迷彩】 隠者【孤高】【剣術】 釣師【魚釣り】【槍術】 漁師【操舵術】【燻製】 船乗り【航海術】【剣術】 海賊【宝探し】【斧技】 飼い主【狩猟】 調教師【動物調教】 獣操士【獣調教】【獣医学】 竜操士【竜調教】 ジプシー【魚釣り】 遊び人【女殺し】 流浪人【剣術】 ヴァカボンド【我流】 生産職 生産職チャートを参照
https://w.atwiki.jp/iwarpg_wiki2/pages/81.html
通常MOB 名前 HP ドロップ品 備考 彷徨う亡骸 1000 彷徨う魂 廃墟に巣食う蟲 1500 魔素 C BOSS 名前 HP ドロップ品 備考 腐敗した冒険者 6000 屍の涙 急に背後に回ってくるの殴ってハメるのは難しい BOSSレアドロ(確率不明) 名前 種類 エンチャント 特殊属性 備考 腐敗魂 素材 攻略 ワルディム砂漠の中では比較的簡単なダンジョン、素材集めに精を出そう。
https://w.atwiki.jp/pfrpg/pages/22.html
冒険者の共同倉庫 ここには、冒険で入手したものの、現在の参加者には必要が無いが売り払うのは勿体無い品。誰か他の冒険者に使って貰うために置いておく品。処分してしまうには惜しい記念の品などを置いておく為の倉庫です。 倉庫に入れる場合。アイテム名と判明しているアイテムの効能(重量なども含む)。あるならアイテムの価格(市場購入価格)などを付記して書き込んでください。 個人的なアイテムなど、所有権を手放していないものは所有者名も付記してください。無記名のアイテムは冒険者の共有物として扱われます。 個人的なもの以外の倉庫の共有アイテムは、セッション中などGMの管理下以外では基本的には持ち出しはできないこととします。 蘇生代、能力値吸収、石化回復募金 価格:ひとくち10gp 重量:重かったり軽かったり 現在までの募金金額:1010gp 「ぼきんばこに名前と一緒にお金をいれておいてください」 「募金された方は蘇生代や吸収回復代のために募金箱からお金を持って行ってかまいません」 「蘇生でレベル減っちゃった方はお見舞い金として -(下がる前のレベル×下がる前のレベルの半分×100gp)- をもって行ってかまいません」 「募金されていない方でも募金箱から治療費の8割を持って行ってもらってかまいません」 募金記録 金額 募金者名 募金時のレベル 500gp アラサム 6Lv時 100gp クラリス 6Lv時 210gp オットルナ 6Lv時 200gp ハミル 6Lv時 ※「あんまりここにお金をかけすぎてそうびがてうすになると、逆にここを利用する機会が増えちゃいます」 「なので1レベルの間に -(レベル×レベルの半分×50gp)- 以上募金することは避けてください、次のレベルになってからの募金をおねがいします」 「あと、この募金以外にも事故のあった時のパーティ内でお金出し合ったりするのはいいとおもいます!」(アラサム) 屋根つき四輪馬車+馬2頭(戦闘非訓練) 価格:250gp 重量:600ポンド 「移動はこれで楽になるだろう。これからも働きに期待している」(エドウィック村長) 冷たい鉄製ロングソード+1 価格:3615gp 重量:4ポンド 「貴重な魔法の武器です、みなさんで使っていただけるといいですね!」(うぃり) アロー(10) 価格:5sp 重量:1.5ポンド 「お守り代わりに弓持ってるんやけどな、重量がかさんでちっと使い切れそうにないのよ。勝手に持ってってえぇよ。」(ルーシー) 錬金術の火×10 価格:20gp 重量:1.0ポンド 「スウォーム相手にひどい目にあったからな。冒険に出るとき、自由に持って行ってくれ」(ストラス) 麻のロープ×16 価格:16gp 重量:10.0ポンド*16 所用で使った縄のあまりです。ご自由にお使いください(アレシア) 回復用ポーションとスクロールセット 価格:300gp、50gp*2、750gp、325gp 重量:0ポンド 術者レベル:3、1、5 「戦士系の方で分担して持っていくといいとおもいます、キュアは回復役の方が気絶したときにもつかえます」(アラサム) キュア・モデレット・ウーンズ(ポーション 持続 瞬間、効果:HPを2d8+3点回復する ディレイ・ポイズン2本(ポーション 持続 1時間、効果 毒の効果を持続時間が終わるまで待機させる、持続時間中に受けた毒も同じ リムーヴ・ブラインドネス(ポーションとスクロール1つづつ) 持続 瞬間、効果 盲目状態を解除する(スクロール版は距離 接触で他人にも使える 10フィートの梯子 価格:5cp、重量:20ポンド 「このはしご、かったけれど重くて冒険に持っていけないのでおいておくよ、すきに使っておくれ」(オットルナ) ダークウッド製ヘヴィ・シールド 価格:257gp 重量:5ポンド 「ホブゴブリンから手に入れた盾があるので置いておくよ。ちょっと取り回しが効きにくいけど、良かったら使って欲しいな」(アスター)
https://w.atwiki.jp/tukucity/pages/44.html
冒険者のお宿 開始時期 第3期 前提クエスト 不特定 主な関連仲間キャラ なし 関連ダンジョン ゴールドリメンバー 開始条件 クエストを19個以上クリアすると宿屋前に出現するシワスに話しかける クリア条件 ゴールドリメンバーでツクジュエルを入手し、宿屋前にいるシワスに話しかける 推奨レベルの低い順にクエストをこなして行くとまだそのレベルに達していない状態でシワスが出現するようになるが、焦ってクリアしようとすると危険。 ゴールドリメンバー内では多くのツクが入手可能。敵編成の関係上全体攻撃の強力なキャラがいればツクと経験値を一度に稼げるダンジョンでもあるため、ダンジョンだけ先に解放しておくのも手。 ボスのヘルメースは全体攻撃が強力で各種耐性も高め。雷属性が弱点なのでツクヨミの稲妻連撃やエクシアのエクレールが特に有効。また全体回復が出来る仲間が二人は欲しい。
https://w.atwiki.jp/granblue_adventurer/pages/25.html
名前 ルナ=アシュフォード 身長 173cm 職業 冒険者 クラス マギテック、デーモンルーラー 性格 基本的には冷静なタイプ
https://w.atwiki.jp/pipirin/pages/10.html
クラスについて クラス(職業)は3種類に分かれていて、それぞれ装備できるものや使用できるスキル(技)が異なります。さらに、同じクラスでも取得するスキルに応じて、キャラクターに特徴が出てくるようになります。 【近接攻撃型の「ウォリアー」】 強固な防御力と強烈な攻撃力を誇るクラス。 肉体的に他のクラスより秀でており、白兵戦を得意とします。 【万能型の「スカウト」】 弓による遠距離攻撃と短剣による奇襲攻撃を使い分けるクラス。 相手をかく乱させ、弱体化させることを得意とします。 【遠距離魔法攻撃型の「ソーサラー」】 強力な魔法を多彩に使いこなすことができるクラス。 魔法でダメージを与えるだけでなく、相手の動きを封じることもできます。
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/1618.html
ある冒険者の受難 (くそっ!最悪じゃねェか。) 操縦槽の中で声に出さず毒づいた。 場所は地下遺跡の中、目の前にはその|無人LEV《クソッタレ》が3体…1体倒したから、後2体が立ちはだかっている。 こちらは5人…だったが、今はすでに相棒と2人だけ。 なんでこんな事になったのか、イラつきながらも冷静に考える。どうやってこの場を切り抜けるかを… * 俺は自由都市同盟で冒険者をやっている。 ここ自由都市同盟はアルカディア帝国、カーライル王朝聖王国と並ぶ三大国家の一つだ。 この国では民主共和政の下、新人類と亜人が共存し、発展して来た。 そして冒険者は様々な厄介事を解決する、良く言えば一種のスペシャリスト、悪く言えば何でも屋と呼べる存在だ。 さて、俺は普段から相棒と2人で組んで仕事をしてきた。 組んで6年になるか、すっかり気心の知れた頼りになる奴だ。 今回組んだあのデブ・チビ・ノッポの3人組とは、3か月前に仕事の都合で冒険者組合から紹介された。 4度一緒に仕事をして、ようやく慣れ親しんできたところだった。 今回の件は、その3人組が持ち込んで来たものだ。 俺は再三、情報の正確さを確認するよう促したが、あの3人組と来たら、大丈夫、問題ない、と楽観していた。 で、その問題の遺跡は禁忌の地と自由都市同盟の国境にほど近い、同盟側にあった。 その遺跡の内部調査の為の下調べを行うのが俺たちへの依頼だった。要は調査隊が入るのに危険かどうかを調べて、可能ならその危険を排除しておけ、という事だ。 同盟領土内にまだ手付かずの遺跡が残っていたのは、軽く驚きを覚えた。 それと同時に嫌な予感もあった。 だが、高額の報酬に釣られて、結局は引き受けた。 * 遺跡に入ってすぐにはナニも無かった。めぼしいモノも、魔獣の姿も。 もう少し奥に入って行くと、歓迎を受けた。 『ネコグモ』が4体、こちらに近づいてくるのが丸わかりだ。俺たちはすぐに行動を起こし、1分で片付けた。 さて、と思ったその時に、最後尾のデブの悲鳴と、奴の魔装兵にネコグモが取り付いているのが見えた。 (下手打ちやがって、間に合うか。) 舌打ちと同時に動こうとしたその刹那、魔装兵を巻き込んでネコグモは爆散した。 魔装兵の腕が俺の頭を飛び越えて、通路の奥へ消えていった。 仲間を1人失った。 だが、ほんとうに最悪なのはここからだ。 爆発音に反応したのか、それともハナからそこにイやがったのか、通路の奥からそいつが姿を現した。 第4期LEVヴェルクートの無人機タイプだ。 デカイ。俺の機兵より一回り以上背が高い。 この場所は狭くはないが、決して広くもない。それを2体並んで、こちらに近づいてくる。 まだ距離がある。 態勢を立て直して迎撃の構えを取ろうとした時に、|無人LEV《そいつ》は長い腕をさらに伸ばして腕を飛ばしてきた。 ワイヤーで繋がったその手でチビの乗る重機兵を掴んだ瞬間、スパークして重機兵は崩れ落ちた。 機体から白い煙が上がっている。 (高圧電流か!) とっさにそう思った。触られるとヤバい。 一気に距離を詰める。奴はリーチが長いが、懐に入ればこちらが有利だ。 案の定、反応が遅れた|無人LEV《そいつ》の腕を掻い潜って胴に一撃叩き込む。 可動部を狙った剣は奴を横一文字に薙いで沈黙させた。 ノッポの乗る軽機兵は、俺のマネをして距離を詰める。仲間の仇とばかりに突っ込んだ。 だが、懐に入ったその刹那にガックリと動きを止める。 軽機兵の背中から、2本の鉄杭が飛び出ていた。 (背面のサブアームにパイルバンカーを積んでやがったか。) さっきの攻撃で俺が串刺しにならずに済んだのは幸運か。いや、幸運なら、そもそもこんな状況にはなりはすまい。 残りは1体。組んだ日は浅かったが、3人の仲間を失った。 こんな所はオサラバしよう。 相棒に合図を送って転身した先に、こちらの動きをうかがうように、もう1体、|無人LEV《そいつ》がイやがった。 くそっ!最悪じゃねェか。