約 3,786 件
https://w.atwiki.jp/callofwar/pages/19.html
兵站はゲームに勝利するにおいて必要な資源や人員の 調達や この言葉を耳にした人自体少ないのではないだろうか。 それぐらい地味だが、戦争、主に長期戦ではこいつが めちゃくちゃ役に立ってくる。 まさに縁の下の力持ちと言ったところか。 この兵站という土台をどれだけ大きく、どれだけ固めることができるかでここから先が変わってくる。 戦略 作戦 戦術 兵站 そもそも兵站って何や? コトバンクより、 へい‐たん【兵站】 〘名〙 軍隊の戦闘力を維持し、作戦を支援するために、戦闘部隊の後方にあって、人員・兵器・食糧などの整備・補給・修理や、後方連絡線の確保などにあたる機能。 また、その機関。 兵站部。 やっぱり影が薄い callofwarで補給と聞くとやはり有名なのは上空から落ちてくる「敵に間違って落としちゃった補給物資」だろう。 だが今回はそれとは違うものの補給だ。 このゲームに補給車両や物資補給の鉄道自体存在しないため、いまいちピンと来ない方々もいらっしゃるハズ。 編集者の思うcallofwarにおける兵站 その1 領地での資源生産、人材生産増加のための「領地の経済」の建設物ご一行 維持費があることにより兵器は高水準を保てている。 そのため資源のある領地への工場建設、徴兵事務所の建設は兵站とし機能するだろう。「補給」に当てはまる。 さらにプロパガンダ機関で士気を上げることで生産量もかさ増しできる。士気が上がれば上がるほど生産量は上がり、建設やユニット生産のための時間を短縮できる。 援軍をつくって後方連絡しよう。 その2 アップグレード やっぱりアップグレード。 ある程度研究を進めるとそのユニットの下のレベルのユニットの製造が出来なくなってしまう。 その代わりそのユニットのうち下レベルのものを、現在生産できる最大のレベルのユニットに必要な製造コストの半分のコストで強化できる。おそらく「整備」に当てはまる。 その3 ユニットのサポートの建設物ご一行 ここには「掩蔽壕(えんぺいごう)(都市以外では要塞)」「インフラ」「仮設滑走路(都市では空軍基地)」「地元港湾(都市では海軍基地)」の4種が当てはまる。 「掩蔽壕(要塞)」はその土地の「灰色の点」と同じにいるユニットの守備力を上げてくれる。(通ったらそこを占領できるあの「点」である。) 「インフラ」はその土地「全体」にいるユニットのスピードを上げてくれる。インフラのレベルをあげればどんどん速くできる。 「仮設滑走路(空軍基地)」はそこに航空機を止めておける上、これのレベルを上げればどんどん給油に必要な時間が短くなっていく。空軍基地のほうは航空機の製造ができる。 「地元港湾(海軍基地)」は輸送船に陸軍ユニットが乗り込むときの時間を短縮できる。レベルを上げればどんどん短縮できる。海軍基地のほうは軍艦を製造できる。 と、軍をより強固にするものばかり。 まさに兵站。 自国の兵站を守るには? ① 資源生産地の保護 相手に奪われないように軍を配備して、敵襲に備えて自国の資源を守り抜こう。 ② 自分の援軍をスムーズに送る 敵国の兵站を止めるには? ① 資源生産地の略奪 単純明快。資源生産地をこっちが奪えば相手は補給も何もできない。一つ一つの領地でも人材や資金は湧き出すため、じりじり相手を削っていこう。 中核領地は非中核領地と比べ資源の生産量が多い。なるべく相手の中核領地を奪っていこう。 都市部以外にも一部資源が湧く土地があるため、そこを狙っていければデカイ。 開始から4日目ぐらいまではよく不足しがちな物資、食料を生産する土地を、 中戦車、自走砲、機械化歩兵等機甲部隊が手に入り、5日目から10日目ぐらいからはこいつらの生産によく使う鉄や、機甲部隊に加え空軍や海軍も本格的に強化していくため、空海軍製造に必須なオイルの生産地を、 11~18日目ぐらいからは数々のユニットのレベルアップの研究のための費用によく使う鉄や物資の生産地を、 どのドクトリンでも核に着手できる20日目以降は核生産に必須な希少な物資の生産地を奪っていこう ② 相手の軍を断つ 相手の援軍が来たときは壁役のユニットを配置して相手が来るのを迎え撃ったり、 相手が陸海両方から挟み撃ちしてきたとき等、輸送船を相手が使っているとき潜水艦で撃退したりするなど。 とにかく相手が自陣に軍を送ったときその軍を増やされないようにしよう。 総括 兵站...つまり下準備である。 これをどれだけ整え、どれだけ有利にできるかで戦術も作戦も幅が決まっていく。 ただ、無理して「領地の経済」の建設物や「ユニットのサポート」の建設物を一気に建てたりすると肝心の軍の生産のための材料がなくなってしまう。 余裕があれば建てておこうというレベル。 中でも真っ先に建てるべきは産業レベル1。 物資や食料などの序盤なくなりやすい資源のところに建てておくことで序盤の資源不足をやり過ごすことができる。 余りにも余ってきたらストックマーケットで売ることで 資金稼ぎや、足りない資源の購入ができる。 今使うためにも、余裕ができたら売るためにも建てておいて損はない。 兵站を整えたらいよいよ戦略を考える。 戦略達成のため実行するのが作戦、 作戦実行のための方法が戦術。 そして戦術の幅は兵站が鍵を握る。
https://w.atwiki.jp/odunullpo/pages/52.html
兵站とは? 徴兵を目的とした都市。戦争の際の再徴兵の移動の手間を省く。 兵站に集めるために一旦物資を集める副兵站などもある。 兵站に適した都市 前線から1ターンで移動できる(大抵は前線都市の1都市後ろに置くことが多い) 治安・城壁が高い(前線が抜かれても守りやすい都市) 輸送ルートが作りやすい(地方都市から輸送するルートは重要) 兵站のメリットとデメリット メリット 徴兵が楽 金欠・兵役不足・技術不足などによる徴兵ミスも少ない 一斉攻撃の先行が作りやすい 安心して米売りが出来る(売りすぎて米ゼロとかない) デメリット 兵站を抜かれると物資を敵国にごっそり持って行かれる 災害に弱い 内政
https://w.atwiki.jp/gundamwar/pages/5942.html
兵站 [部分編集] 栄光の戦史 OPERATION O-153 青 1-3-0 C 補強 (自動D):自軍配備フェイズ終了時に、手札が1枚以下の場合、カード1枚を引く。 青のドローオペレーション。 条件があるのは一日の長と同じだが、こちらはコモンで合計国力が3。ウィニーで使うには少々重たいが、手札は減り易いので貼れればこちらのものである。 同弾に収録されているシンタ&クム同様に手札調整が行えるモルゲンレーテとの相性は良好。 読み方は「へいたん」
https://w.atwiki.jp/riwamahi/pages/256.html
兵站系各種アイドレスにおける運用と条件 A.陸軍兵站システム(技術) 海軍兵站システムも同ルール準じる 聯合先の部隊へ国民PCを組み込んだ場合、エントリーに1名でも混ざっていればその部隊に作用できる 国家資産としての猫士でも機能する。 猫士で運用する場合派遣元の部隊としての部隊エントリー表が必要 派遣先エントリー表に派遣を受けている旨、派遣受けて作業している隊の記述が必要ただし、猫士は要員を派遣先部隊内に組み込んではいけない(派遣先の部隊の指揮下に入れてはいけない) 派遣先のみをまとめた表が必要 例1)猫士を使う場合 1)リワマヒ国兵站部隊として兵站第1分隊のエントリーを行う 2)聯合先A国部隊へ兵站支援を行う旨をリワマヒ国エントリー表に記入 ○兵站第1分隊(A国担当) 34xxx01:資産猫士:0:南国人+医師+医師+名医 ○兵站第2分隊(B国担当) 34xxx02:資産猫士:0:南国人+医師+医師+名医 ○兵站第3分隊(C藩国担当) 34xxx03:資産猫士:0:南国人+医師+医師+名医 3)聯合先A国部隊エントリー表に、兵站第一分隊の表記を行い、支援を受けている事を書く リワマヒ兵站小隊より ○兵站第1分隊(A国担当) 34xxx01:資産猫士:0:南国人+医師+医師+名医 支援派遣中 4)以後、聯合A国部隊人員は兵站システムの恩恵を受ける事ができる 例2) 1)聯合先A国部隊にPC国民を派遣、部隊に組み込みこまれた場合 A国I=D分隊 アメショー1 パイロット:A国民1 コパイ:A国民2 コパイ:リワマヒ国民 アメショー2 パイロット:A国民3 コパイ:A国民4 コパイ:A国民5 2)この場合、聯合A国部隊人員は兵站システムの恩恵を受ける事ができる B.補給士官(プレイヤー職4アイドレス) 猫士は職4が着られないので国民である必要がある。 派遣元のリワマヒ国部隊としてのエントリーは不要 補給士官を持ったPCが聯合による人員派遣として聯合先の部隊に組み込んだエントリーが必要この状態で陸軍兵站システムの利用は出来るこの場合は0.75×0.75の効果を得ることができる 栄光の野戦炊飯具1号(兵器) 何台あっても影響人数が増えるだけで75%が増えるわけではない2台=20人を75%であって、余っていても2台で10人56%にはならない 陸軍兵站システム、補給士官の消費軽減と重複できるこの場合、人員の基本消費量に0.75×0.75×0.75を掛け計算し、端数を切り上げる
https://w.atwiki.jp/i_d_rb/pages/97.html
L:兵站システム={ t:兵站システム=技術アイドレスである海軍兵站システム及び、陸軍兵站システムのこと t:兵站システムの適用範囲=兵站システムは、技術保有国の国民が所属する 部隊全体に効果を及ぼせる t:兵站システムの適用範囲=追記:帝國の各部隊は、宰相府と聯合を組み、 宰相の許可を得て、帝國軍所属者・PPG所属者・秘書官・エースのいずれかを 部隊に組み込むことで宰相府藩国の兵站システムを利用できる t:消費削減の上限=兵站システムや補給士官等の特殊を重ねても、 消費量が元の15%未満になることはない t:消費削減の上限=追記:兵站システム等の特殊を使用した場合、 消費が0万tになることもあり得る}
https://w.atwiki.jp/gaw_jp/pages/52.html
兵站基地 No E-C003 名称 兵站基地 タイプ 施設 レベル 1 コスト 2 対設 装甲 HP 0 - 3 ・補給物資の調達・ (90°) 手札を1枚捨て札にし、リソースを1ポイント獲得する。 あるいはリソースを1ポイント支払い、デッキからカードを1枚引く。 考察 リソースと手札をバーターできるが、どっちにしてもあまりお得感に乏しい施設。 せめて2ポイントと交換できれば……。 Q A 備考
https://w.atwiki.jp/konekoneko/pages/143.html
No.19732 兵站システムの適用範囲は、技術保有国及びその聯合国の人が乗る機体とその搭乗員の消費分。但し兵站システム保有国の人が1名以上いないと使えない。
https://w.atwiki.jp/tokyoventrilo/pages/132.html
兵站学 カタクラフトが範囲攻撃になる
https://w.atwiki.jp/ryuunabe/pages/335.html
海軍兵站システム アイドレスWiKiの該当ページ L:海軍兵站システム = { t:名称 = 海軍兵站システム(技術) t:要点 = 停泊する補給艦,積荷をデリックで積載中 t:周辺環境 = 海辺に面した補給所 t:評価 = なし t:特殊 = { *海軍兵站システムの技術カテゴリ = 組織技術として扱う。 *海軍兵站システムを運用する国は、戦闘動員による燃料消費を75%に出来る。 } t:→次のアイドレス = 補給士官(職業4)・航空機・輸送機開発(イベント)・大規模修理工場(施設) } コメント 今、燃料とか資源が少ない国には喉から手が出るほど欲しいシステムである。元々個人的には陸軍兵站システムの能力予想が(軍関係の)消費抑え(つまり燃料とか食糧)って思ってたが、 実際には陸軍、海軍で分かれてたんだよねぇ 派生前リスト 燃料生産地→西国人
https://w.atwiki.jp/kinoutun/pages/545.html
海軍兵站システム L:海軍兵站システム = { t:名称 = 海軍兵站システム(技術) t:要点 = 停泊する補給艦,積荷をデリックで積載中 t:周辺環境 = 海辺に面した補給所 t:評価 = なし t:特殊 = { *海軍兵站システムの技術カテゴリ = ,,組織技術。 *海軍兵站システムの特殊効果 = ,条件発動,(海軍兵站システムを運用する国の)戦闘動員による燃料消費を75%。 } t:→次のアイドレス = 補給士官(職業4),航空機・輸送機の開発(イベント),大規模修理工場(施設) } HQ取得:燃料消費75% HQB継承:燃料生産地より継承:第1世代:燃料消費75% HQB継承:猫妖精2+猫妖精2+猫先生より継承:第2世代:燃料消費75% 海軍兵站システムプレストーリー 海軍兵站システム兵站 補給 海軍の兵站システム まとめ 技術解説 海辺に面した補給所「メイドマガジン」 アフターストーリー おまけ プレストーリー 「燃料を使いすぎです」 「じゃ、自前で何とか少なく出来るよう頑張るわ」 経理からそう言われたから作ってみた 30010102 キノウツン藩国は西国である。 燃料を生産する国であったが…それよりも消費量が莫大であった。 「どうしてこんなにうちは燃料使うんだっけ?」 試算を聞いて青狸は頭を抱えている。 「対空ミサイルにレーザー用のエネルギー、増槽用燃料にウォードレスの各種オプション。その他諸々だな。ちなみに歩兵編成でも相当量」 見積もりを書いた本人―はるが呟く。 「えー、これ何とかならないの。重編成組んだら国庫吹っ飛んじゃうよ」 「何とか出来ないわけでもないがー。」 「なるの!?」 言っておいて驚く青狸。 「兵站システム、自前で建てればいいんだ。燃料だけならそれでたぶん」 「うーん…今までだと他の国のをずっと使わせてもらってたもんねえ」 「まあ、だからうちで使う分くらいを賄えば輸出にも少しは余裕が出るだろ」 事も無げに言うはる。 「まあ確かにそうだね。市場にもある程度は燃料が出せるようになるし、作ってみようか」 ぽん、と肉球の形をしたにゃんにゃん共和国共通の認証印が押される。 この日、キノウツン藩国の海軍兵站システム作成が始まった。 海軍兵站システム 兵站 「システムで、なんで燃料が減るんだろう」 「別に燃料減らすためのもんじゃないんだがな……」 「え?」 「おまえさん、ロジスティックを節約術か何かと勘違いしておるだろう」 「ち、違うの?」 兵站とは「作戦軍のために後方にあって、車両・軍需品の前送・補給・修理、後方連絡線の確保などに任ずる機関」である。 英語ではロジスティクス(logistics)であり、「兵站業、調達、貯蔵、輸送、宿営、糧食、交付及び人員・機材・補給品の護送などの業務」と訳される。 つまるところ、兵站とは後方支援であり、補給、整備、輸送、医療を統合した支援機能のことを指す。 兵站システムとはこれら後方支援の部隊を動かすための組織、制度である。 補給 「よって、兵站システムの補給体制の計画力の向上や、効率化、迅速化、 最適化の結果として燃料が減ってるだけなのである」 「つまり、やりくりがうまくなったてことよね?」 「そうともいうな......いや、あれ?」 「なんだ、やっぱ節約術でいいんじゃないの」 「だーかーら」 補給とは部隊が戦闘力を維持するために、部隊が必要な物資燃料を適時適所に充足させることをいう。 補給物資は後方支援施設から送られてくるが、支援施設には更に後方の支援施設から送られてきており、最終的に【策源地】と呼ばれる集積地から送られてくる。 この策源地から前線までのルートを【後方連絡線】、あるいは【兵站ライン】と呼ぶ。 また、兵站ラインの中でも更に重要ラインを【補給幹線(MSR)】と呼び、策源地及び兵站ライン上の支援施設のことを【支援地域】という。 つまり後方支援組織は、これら支援地域とそれらが連接する交通網で構成されている。 兵站ライン図 策源地や基地などの補給基地を支援地域と呼ぶ。 補給業務は実際の補給必要量の決定、補給物資燃料の確保、配分活動、からなる。 補給必要量の決定は作戦の各期、または全期間中の必要量を確定し、指揮部隊に対して配給可能な補給量予想を明示するために行われ、これにより補給能力の限界を明らかにして、作戦全般の構想上の参考とするためのものである。 しかしながら、補給支援は、複雑であり広範であり多岐であり、そして鈍重であり脆弱である。 補給品目を取ってみれば、各種武器、食料、燃料、弾薬、通信機器、被服、車両、戦車、I=D等の装備品及び木材などの資材、鉄条網など多様に存在する。 これらは品目ごとに取り扱い方が異なるため全てを一括に管理することは出来ず、自然的に管理方法は複雑化且つ肥大化する。 その結果、陸路においてはこれらを充分に運ぶことはできないため、常続的な物資追送を要する。部隊は兵站ラインという鎖のついた足かせを嵌めて歩かねばならず、迅速なフットワークが阻害される。 同様に海路では容積と積み込みが、空路では容積と重量が問題で、後方支援を鈍重なものとしている。 これらの補給車、補給船、補給機は基本的に武装を持たないため、敵の攻撃に脆弱である。 以上から、後方支援には先験的な計画性と、融通性、継続性、強靱性、効率が重要である。 後方支援は、作戦前段階から状況を認識し準備を進め、実施へとこぎつけられる高い計画性を持って行われなければならない。 また、敵の行動を予測することは困難であるため、あらゆる状況変化に適応できる融通性も必要である。 同様に、脆弱な部隊を護り補給を行うために、確実な交通路の確保、及び支援部隊の管理自営力の保持、相互支援などによる継続性、強靱性の維持が必要である。 作戦における補給品の需要は複雑にして膨大、なにより急を要する。そのため質、量が必ずしも満たされることはないのが通常である。 したがって補給業務は緊急の事態や場所に対して、効率的に万全の補給を事前配置し、あるいは追送することが重要なのである。 海軍の兵站システム 「でも海軍ないよね、うち」 「空軍も基地で補給するのは一緒である。その基地も後方の 支援施設からの補給が必要ではあるな。 それに、自国に空母こそないが、他国の船に自国の航空機 を載せることもあるだろう。 その時の機材の積み込みは誰がやる? 答えは当然、キノウツンの後方支援部隊さ。 故に、どこまでいっても兵站組織というものは重要なのである」 「ふーん」 「それに、前線となる基地と輸送路の確保、各国とのやりとり もまた彼らの仕事。 それらは概ね海軍を端として発展し、今なお共和国において 相互支援関係を結んでいるのである」 海軍式の兵站システムとは支援地域(補給基地)の確保及び、積み降ろしの効率化である。 前者は、海路の選定や中継となる支援施設の確保や他国での相互使用協定などで、後者は大型の軍事港や集積所、パレットやコンテナ輸送システムの確立である。 これらの効率的な輸送方法は、一部航空機においても使用されている。 まとめ 「――結論として、海軍兵站システムとは後方支援組織の 結成・見直しと体制の確立のことである。 それらは、後方支援が安全かつ迅速、最適に行えるための 仕組みなのだよ。 結果として燃料消費が減るだけで、燃料を減らすための 技術ではないというわけである。わかったか?」 「でも、うちの国ってどう考えても燃料減らすために――」 「そこは気にするな」 技術解説 海軍兵站システムの長として羅幻王国では、軍全体の戦闘消費を1/5にまで削減することができるという。 彼らの卓越した後方支援ロジスティックス――補給技術に頼り切りのキノウツンではあったが、おそらくそれは今後も同様であろう。 ただし、やはり支援だけ受けていて自国で補給技術が確立されていないというものも考え物である。 今後、彼らの支援に頼れないシーンというのはどうしても増えてくる。 歩兵一人で24万t、ラビプラス一機で61万t。 燃料生産国ではあるが、それよりも消費が多いのがキノウツンであった。 後方支援部隊の設立 キノウツンにも後方支援部隊は存在したが、今までは兵站システムの技術供与を受ける聯合国の要請に応じて緊急派遣する人員として機能していた。 これを常設の補給部隊とし、通常運営時は独自の兵站システムを構成することとした。 この独自システムは羅幻・宰相府・FEGなどの主な兵站システム享受国の方式を包括した上で大雑把にしたものであった。 大雑把というのは、細かい部分は真似しないということであり、これには二つの利点があった。 一つは、割と少ない人数で対応できること。 そして、もう一つは聯合国の兵站システムの力を借りる際に円滑に業務引き継ぎが行えることであった。 人事構成図 特徴として兼務が多く、大雑把で最低限の人数されている。 輸送手段の再構築 キノウツンの燃料供給はパイプラインを主としている。 そのため、道路交通はあまり使われてはいなかったが、これを見直し燃料供給施設から戦地後方までの道路網を整備しなおした。 海上運輸に至っても民間から大型輸送船を買い取り、補給船として改装しなおし、この際に民間から補給船乗組員を応募した。 支援施設の充実 陸路用の支援施設を、随所に設置。 必要に応じて、事前補給を行えるようにした。 必要なのでメイド喫茶は存在する。(ただしメイドさんは駐在していない) 補給施設の超大型化 併せて、湾岸の補給施設を超大型化。 港は存在したが補給戦用の軍用港はなかったのであった。 もちろんメイド喫茶も併設されている。 燃料の軽量化 これは、キノウツンの得意技術である。 逆にキノウツン以外では使用する局面が限られてしまうが、主立った戦闘燃料をキノウツン製地熱電池「飛梅雷球」に変更した。 「飛梅雷球」と既存の液体燃料では、通常に用いた場合の質量燃費比は2倍以上の効率が出るため、キノウツン兵站システムの根幹とも言えるポイントであった。 海辺に面した補給所「メイドマガジン」 「補給所にもメイド喫茶あるの?」 「HAHAHA」 冗談だと思ったらしい。 「ないわけないじゃないか」 「だよねー。え?」 「え?」 メイドさんの弾薬庫の名前どおり、弾薬庫を改装して作られたのがこの喫茶店である。 こんなところにも経費削減...というわけではなく、速やかに経営を開始するために、軍設営の弾薬庫を一個大目に作ってそこにメイド喫茶を建ててるのであった。 軍だけあって仮設ガレージなら、一日もあれば作れてしまうのである。 もっとも本当にガレージしか作られないため、倉庫が出来てからはメイドさん達の仕事である。 水道、ガス設備の構築、インテリア、エクステリアの配置、食器、食材その他の搬入、仕込み、準備。 それを一夜のうちに終了させて、次の日には開店してしまうのがメイドさんだった。 「まあ、さすがに天井とか壁とかガレージのままですけど」 打ちっ放しのコンクリ、むき出しの鉄骨。 逆にそれが雰囲気となっているという意見もあるのだが、メイド喫茶としては華やかさが欲しいところと苦笑する。 まあ、そんなメイドさんも場所がら、ツナギの上からエプロンを着込んだスタイルと荒っぽい雰囲気である。 マッチしていると言えばマッチしているのだろう。 アフターストーリー 「しかし、T16になって兵站システムとはなあ」 メイドマガジンでテキーラをあおる高原。 この店、夜には酒も出るが、さすがに軍の膝元で不貞を働くものもいない。 落ち着いた空気と拳の効いたBGMが、風通しの良い店内に流れている。 はるはウィスキーをちびちび飲んでいた。 沢邑はなにやらメイドに指導している。 兵站ライン作成班のメンツだった。 「そだなあ、俺は――ここにいる奴の命なら預かれるけど」 「さよか」 皆まで聞かなかった。 高原とて、今まで世話になっておきながら、結局取得するのかという思いはある。 できれば最後まで、頼り頼られるそんな国でいたい。 しかし、それでも―― キノウツンはピーキーな職業を有する国である。 危険も多く、限定的な場所に出向くことも多い。 燃料費が嵩むとは言え、そう言う場所に他国から派遣された人員を連れていくのは、どうしても気が引ける。 編成上の都合もある。 降下能力の特殊制限が100%制限になったのが決定的だった。 ムラマサ3の対抗能力も、同様だろう。 キノウツンが最大限の性能を発揮するには、100%キノウツンの国民で編成する必要がある。 ここからの戦いは、仲間の生き死にに許可を取る暇はない。 だから、俺たちは、俺たちだけで戦場に出る。 そう決めたのだ。 「これで自由に戦えるってことだろ」 「危険な戦場に出る機会が増えるってことだけどな...」 「なあに、いつものことだ」 「...かもなあ」 ぼやいてウィスキーを煽るはるに苦笑して、高原は追加でウーロン茶を頼んだ。 おまけ イラスト(はる・沢邑勝海) 文章(高原鋼一郎)