約 337,353 件
https://w.atwiki.jp/huac/pages/135.html
どん突き直進(どんつきちょくしん) 丁字路を直進すること。 言うまでもなく、落ちるかささる。 在籍中に一度は起こるらしく、 「どん突き直進」と聞いて誰(orどの事件)を思い浮かべるかが、 ある種のジェネレーションギャップである。 最近では06年度夏にCAがどん突きを直進して土手を登った。 2011年、北大主管の7大戦の部Tの標語にもなった。 語録/タ行に戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotaxsvp/pages/7.html
お気入MAD動画♪ 主に銀魂とか…WJアニメちょい②UPしてますwww 土方十四郎の憂鬱 マジで上手く出来すぎて…凄すぎます…!!! ギャグマンガ日和 銀魂ver. ヮロスwww REBORN!ver. 標語01「シール」 ネタ知ってる人なら分かるはずwww 動画(youtube) =>http //www.youtube.com/
https://w.atwiki.jp/crosnaworld/pages/54.html
Principality of Foundation 概要 国歌 公王陛下に尽くす兵たち 標語 帝国に従え 建国年 678年 主要言語 アルヴィス語 政治体制 公王制 首都 アルヴィス・バラード 最大都市 アルヴィス・バラード 主要都市 ベンナゴンクェイド・プール 主要民族構成 アルヴィス人ファンデシオン人リフテン人 通貨 帝国ラリス 位置づけ 歴史 政治 経済 軍事 技術 その他特筆すべき事など
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7216.html
熱した砂の上、梓があんなに遠くに見える。 とにかく混乱していた。澪は溺れている梓を助けようとしたが、 助けようにも声の出し方と歩き方がとっさにわからなくなってしまった。 こんなことが実際にあるのである。 後輩の命の窮地にも情けない自分が恥ずかしい。 恥ずかしいけど泣くことしかできない。それが恥ずかしい。堂々巡りだ。 「うわ、うあああああああ」 そんな自家撞着をよそに梓はなんとか砂浜までたどりついた。 体力を限界ギリギリまで浸かって何とか浜辺にたどりつく。 梓の眼に非難するような色はなかったが、失望はありありと描かれていた。 まあ、実際のところ助けに来ても二人とも溺れてしまう可能性だってあるのだから、 非難の仕様はないし、失望を抱いたのも自分勝手な気がして、 梓はとりあえずのところ澪をどうにかしてあげたいと思うようになった。 澪はそんな逡巡にも気付かずに泣きながら、やっと声の出し方を思い出したのか。 「梓、大丈夫か!?大丈夫だったか!?」 などと今更になって言い出し、梓の失望を少しよみがえらせる。 いい人だけど使えない。梓は無意識化で澪に対してそう判断を下した。 それは半分事実だったが、サバイバル化ではストレスはたまりやすいものだ。 否定的になりやすいし、それはいくらかの危険もはらむ。 この否定的判断が吉と出るか凶と出るかは、いずれわかるだろう。 澪「良かった、本当によかった!!」 澪は馬鹿みたいにその文句を繰り返すばかりでなにも考えられない様子だ。 梓はわかったわかったと手でその動きを制し、いきなり切り出す。 梓「三人を探しに行きましょう。」 その言葉を聞いて初めて、澪は三人の不在に気づいたようだ。 急にあたふたし始めて、なにやら二三ぼそぼそつぶやくと、 にっこりと笑顔を浮かべて、そのまま微動だにしなくなった。 面倒だなあ、と梓は口には出さないけれど、強く思った。 おそらく、意識を失うなりなんなりで潮水をあまり飲まなかったのだろう。 梓と澪は漂着してすぐに行動が開始できた。もっとも澪は再起動にずいぶんかかったが。 同じ浜に流されるなら同時に近い時間で着くはず、 という梓の意見でSOSの置き石を残して二人はビーチから早々に立ち去ることとした。 浜に流れ着いたゴミからサンダルを拾ってきれいに洗って履く。 澪は拾ったものを使うのが嫌そうだったが、後輩の前なので頑張った。 澪「どこをどう探すんだ?」 自分で考えてください、などと意地悪を言おうか迷ったが、正直に伝えた。 梓「とりあえず真水を探しましょう。」 澪「どうして水なんて探すんだ?」 梓「生存には水は不可欠ですよね?」 澪「水さえあれば、三日半は生きられるなんて言うよな」 梓「私たちには絶対必要です。つまり、」 澪「みんなにも必要か!」 梓の推理は非常に、論理的には正しいものだった。 生存に必要な水、それを得ると同時に仲間と再会する。 だが実際には唯たち三人にはそれでは会えない。 無人島であろうことは二人とも理解していたが、二人とも家を見ていなかった。 その二人がまさか井戸が生きている集落があろうなどと予測できるはずもない。 小さな間違えを抱えつつ二人は浜辺に沿って歩き、河口を探すこととした。 河口を探すと一口にいっても簡単なものではない。 梓の思惑に反して、すぐには河口にはたどりつけない。 浜の熱さにやられそうになりながら、二人はせっせと歩く。 この間、二人は一言も言葉を発することはなかったが、それは正しい。 熱と徒歩による疲労以外は最小限に抑えて行動することが本能的にできていた。 40分ほどわき目も振らずに歩くと、海にちょっとした川が流れているのが見えてきた。 澪「なんだか結構細い河だな……」 梓「支流ってやつなんでしょうか……」 二人は少しばかりのどが渇いていたが、下流の水はどうにも信用できず、 火照った皮膚を湿らせる程度で口には含めず、上流に向かって歩き出す。 上流に行くにはどうにも道が歩きにくく、サイズの合わないサンダルでは難行だった。 梓と澪はたがいに怪我のないように注意して、ゆっくりとだが確実に登っていく。 梓「上流に向かえば、この川がどういう構造か少しはわかりますね」 澪「ああ、唯たちも水のきれいな上流近くに向かうだろうし」 残念ながら井戸を手に入れた三人にはその考えでは外れである。 しかし上流を目指すという志向はサバイバルにおいて決して間違いではない。 きれいな水を手に入れるのは最優先の命題なのだ。 山に入って沢を探そうとするようなことは素人には無理だが、 上流をめざし比較的きれいな湧水を探すのは難しくない。 道なき道をかき分けていくと、水がたまっている地点へたどりついた。 ここから水がわいているわけではないが、見たところきれいな水が蓄えられている。 湿った川沿いを歩いてきた二人はそこまでのどが渇いていたわけではないが、 それでもやはり水を飲まないわけにはいかない。 澪「ここの水、きれいかな……」 梓「なんとも言えないですね」 見た目がきれいでも雑菌が繁殖している水など多々ある。 水溜りの近くに作業小屋のようなものがあるのに澪が気付き、 視線で梓を促し、とりあえずは小屋の中をみてみることにした。 作業小屋は八畳もない掘立小屋だったが、所狭しと道具が並べてある。 漁や採集に使うのか釣り具やナイフやマッチや薬缶など役立ちそうなものは多い。 安全靴や作業着のつなぎ、ブルーシートに蚊取り線香、石鹸まである。 澪「すごいな……」 どの道具も少々ふるいがつかいようはありそうだ。 澪は無人島でこのような道具と出会えたことが不思議でならかった。 どうしてこうも使える道具が都合よく並ぶのだろうか。 神秘を感じる澪に対し、梓は早々と道具の中から薬缶とマッチを取り出す。 澪「どうした、梓?」 梓「そうですよ、水が飲みたきゃ沸かせばいいじゃないですか!」 そういうと梓は枯れ木を探しに出ていった。 ワンテンポ遅れて澪も石を探しに出て行った かまどは、熱効率を高めるために三方を石の壁で囲った「コの字形」がもっとも一般的なタイプである。 その際には、「空気が供給されやすいように、かまどの焚き口を風が吹き込んでくる側へ向ける事が鉄則」 そのような基本事項を知っていた澪はせっせとかまどを組み上げていく。 梓もそれにはくちだしせずにさまざまな太さの枝を拾ってきた。 なんだかんだで二人のコンビネーションは良好だった。 お互いが規則的に自分のやることを理解していたので、 問題もなくかまどと薪の用意はできた。 水溜り近くにあったのでマッチは湿っていた。 なかなかつかなかったが、しばらくしてどうにか弱弱しい火がついた。 それをダメにしたマッチにつけて、かまどの中で木々が徐々にが燃え上がる。 澪「や、やったあ!」 梓「ヤッテヤッタデス!」 澪と梓は手を取り合って我を忘れて喜んだ。 共同作業の達成は人間に喜びの感情を与える。 それは原初の人間が狩をしていたころからの本能である。 作業の中で梓は澪への否定的判断を払拭し、尊敬する澪先輩は帰ってきた。 澪の弱さと強さの両方を受け入れることができるようになったのだ。 共同作業は心の結びつきを強める。 ましてや、二人で生存のために作業するなど、最高の好機だ。 火は楽しみである。そう火遊びは楽しい。 それは少年少女はもちろん大人にも言えることだ。 ろうそくに火をつけたり、枯れ木を燃やすのに人は言い切れぬ高揚感をえる。 本能が火の慰みをもとめるのだ。 さっそく水溜りの水を薬缶に入れて煮沸を始める。 二人は作業着やら何やらをやや下流の水で洗って火干しを始めた。 梓も澪も火にまきをくべる作業が楽しくて仕方がないようで、 服を乾かす間にかまどをもうひとつつくり、予備の火として保存することとした。 梓と澪は火の楽しさを十二分に堪能し、薬缶の中身が沸騰すると、 かまどから薬缶をはずして、じぶんたちは食べられそうなものを探しに歩いた。 梓「たんぽぽがたくさんありますね」 二人があたりを散策すると、タンポポが群生しているのを見つけた。 梓が葉を何枚かつむと、虫食いもなく鮮度もいい。 梓「晩御飯はきまりましたね」 澪「ちょっと待て、たったんぽぽなんて食えるのか?」 梓「食べたことはないですけど、大丈夫らしいですよ」 中東などではタンポポは食用にされる。 日本でも揚げて食べるケースは多い。 澪「わざわざ食べなくても……」 梓「私は食べます。この暑さでお腹に物を入れてなきゃ、最悪死にます」 澪「そんな、大げさな……、第一おなかこわしたらどうするんだ?」 グウゥーと何とも間抜けな音が澪の腹から響く。 梓「とりあえず、二人分作りますから。食べたくなったら言って下さい」 澪「ううっ、私も一緒に作ってたべるよー」 素人にとって野草は簡単に取れる栄養源の最たるものだ。 獣や魚などをとれるなら、野草はサブの食糧だが。 大の大人でもそうかんたんに狩猟はできない。 ましてや女子高生の彼女たちには土台無理な話だ。 食糧に富んだ唯たち三人に対し、不利なように見える二人だが、 このタンポポ食は思わぬ点で唯たちよりも有利な状況を生み出した。 みおみおとあずにゃんの拾いものリョウリショー!!! 澪「というわけで、このタンポポをどう調理するんだ?」 梓「まずはきれいな葉っぱを選び、それを水を入れたなべにぶち込みます」 澪「豪快だな」 梓「いえ、決して豪快じゃないですよ。あく抜きですから、五分ごとに水を入れかえて苦みを抜きます」 澪「何回変えるんだ?」 梓「最低五回くらいです。多分」 ※ 筆者はあく抜きを怠ったがために苦い思いをしたのをここに付記する。 ドレッシングなどの調味料がない場合はあく抜きは必須だ。 タンポポは十分にあくをぬいても苦みがはっきり残るため、この作業は大事である。 水溶性ビタミンが溶け出してしまうことなど気にせず、 ひたすら水にさらしてえぐみをぬくことに専念すべきだといえよう。 澪「あく抜き終了!」 梓「ずいぶん早いですがまあ気にしませんよ。その間にわかしておいたお湯に葉っぱをさっとくぐらせます」 澪「葉がくたくたになるまでやってもいいぞ」 梓「今回はお腹に優しくなるようにくたくたになるまで火に通しました」 澪「で、次はどうするんだ?」 梓「終了です」 澪「へ?」 梓「だから終了です」 澪「味付けとかは?」 梓「醤油はおろか塩もないです。ですからこれで完成です」 澪「……」 料理名 たんぽぽのはっぱのあくをぬいてゆでたの 4
https://w.atwiki.jp/sobloxivanamna/pages/24.html
ギャラリー 当サイト内の資料を纏めて掲載します。資料は資料番号順に掲載されます。 図2-1-1 シヴィオン帝国旗 図2-1-2 シヴィオン帝国旗正方形版 図2-1-3 シヴァルヒュイム 図2-1-4 XAH標語 標準文法版 図2-1-5 XAHのPR画像 図2-1-6 XAHのバナー画像 p103-1
https://w.atwiki.jp/kakis/pages/9751.html
veld ek opn /// / 運転なしの酒 飲んだら乗るな \ 16 seren klel \ [ avut ] \ 飲んだら乗るな。交通標語。日本語から直訳するとxen ek kondになるが、これはおかしい。xenだとジュースも入ってしまうし、kondだと助手席に乗るのも駄目になってしまう。kondをamoに変えるのも不適。バイクも駄目だからである。opn ek veldの対 \
https://w.atwiki.jp/allemagne420/pages/19.html
朝鮮民主主義人民共和国 Democratic People's Republic of Korea (国旗) (国章) 国の標語 なし 国歌 애국가 (朝鮮語 愛国歌) 名称 朝鮮民主主義人民共和国 民族 朝鮮民族 公用語 朝鮮語 国家主席 金日成 内閣総理 不在 首都 平壌 最大都市 平壌 通貨 朝鮮ウォン ⬛︎________《概要》_________⬛︎ 朝鮮半島に位置する社会主義共和制国家。 ⬛︎________《歴史》_________⬛︎
https://w.atwiki.jp/icinm4/pages/21.html
フェイルディラシア諸国共同体 フェイルディラシア諸国共同体とは フェイルディラシア諸国共同体は、フェイルディラシア地域に於ける安保・経済・政治・文化での地域協力機構。本部は三洲連合共和国の西京にある。略称はFCC。 目次 フェイルディラシア諸国共同体 フェイルディラシア諸国共同体とは 目次 設定 設立の経緯 歴史 加盟国 原加盟国 その後の加盟国 組織 軍事 外部リンク 設定 公式略称 FCC 英語名称 Faildirasia Countries Community FCC旗 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 標語 諸民族の協同による多様性の尊重 総人口 2億3700万人 設立 ヴァレフォール暦14年6月 設立の経緯 宗教や文化上の価値観の相違によって民族間対立が絶えなかったフェイルディラシアでは、国際的な地域協力機構の必要性が常に叫ばれていた。先鋭的な反共産主義至上路線の持つ意義がオーファン戦争を境に陳腐化し、同盟として新たな基礎理念を模索し始めた西京独立国家連合は、下記を目的として掲げるフェイルディラシア諸国共同体・FCCへと発展的解消を遂げる。ヴァレフォール暦14年6月、加盟各国の代表によるFCC設立条約への調印と同時に、正式に発足した。 { 1:国連憲章の目的及び諸原則に従い、 2:国家主義、市場主義、君主政治等の非社会主義体制を擁護し、 3:フェイルディラシアの民族・文化・宗教対立等の不安定要因を除去し、地域の安定と福祉を助長し、 4:加盟国間の相互防衛並びに共通の利益の確保の為に、その努力を維持し、 5:国際社会の平和と安定の為に必要な行動をとること。}; (FCC設立条約前文による) 歴史 地域協力機構としての課題FCCは地域協力機構としての性質を全面に押し出しているが、SISAの解消と同時に離散したフェイルディラシア主要国のアルベニック共和国、トラニストア連合王国は、それぞれ自国首都を拠点とした同盟組織を別個に立ち上げており、「地域協力機構としてのFCC」が、フェイルディラシアに於いて遍く影響力を浸透させているとは言い難い現実もある。また、「地域協力機構としてのFCC」の象徴として検討されている加盟国間の関税撤廃や自由往来に関しても、未だに実現されていない。 加盟国 三洲連合共和国 大レイリル及びウェイランド合同王国 原加盟国 三洲連合共和国 オーファン連邦共和国 大レイリル及びウェイランド合同王国 その後の加盟国 現在のところ無し。 組織 中央理事会 ・・・FCCの最高意思決定機関。各国政府が7名ずつ代表大使を派遣。加盟国が関係する外交事案や内政問題、フェイルディラシア地域全般の問題等について、FCCとしての基本方針を明らかにすると共に、各専門委員会を統括し、中央理事会決議によるFCCF(後述)編成や、新規加盟国の承認などに挙げられる事務処理も担当する。 防衛計画委員会 ・・・海外での軍事情勢を分析し、FCCFを運用する(詳細は後述)。 経済協力委員会 ・・・FCC圏内での関税撤廃や、自由往来などの経済に関する諸案件について討議する。 文化科学委員会 ・・・フェイルディラシアに於ける民族、文化、宗教の多様性を把握し、文明間対話を促進。 FCC圏内の文化・自然遺産の保護についても担当する。 また、上記の常設組織の他に、不定期に首脳・外相・国防相・経済閣僚級会議が必要に応じて開かれる。FCCが関係する高度な政治問題などを取り扱う場として想定されている。 軍事 FCCは、フェイルディラシア諸国共同体統合軍・FCCFとして軍事力を保持する。外部から何れかの加盟国に対して武力攻撃が加えられた場合や、中央理事会の決議によって、FCCとして軍事力を行使する場合に編成される非常備軍だ。加盟国軍隊の戦力をFCCF指揮下に編入する形式をとり、防衛計画委員会が実際の運用を担当する。 また、FCCFでの効率的な運用を視野に入れて、三洲国家防衛総軍とレイリル王立軍の間で戦術情報の共有体制(戦術データ・リンク)が強化されている他、共同図上演習の実施や艦艇の相互訪問などで軍事交流を活発化させている。 外部リンク フェイルディラシア諸国共同体専用スレッド
https://w.atwiki.jp/maltisekai/pages/128.html
エルシタリア王国とは今のエルシタリア連合王国の全身である イギリスで言うイングランド 次の国 エルシタリア連合王国 国旗 位置 緑がエルシタリア王国 詳細 国名 エルシタリア連合王国 人口 1656万人 首都 エルシタリア市 最大都市 アルモンド市 言語 エルシタリア語、英語 宗教 キリスト教(カトリック、プロテスタント) 国祭日 国民の日(7月1日) 国歌 エルシタリア平和の賛歌 標語 団結と繁栄 元首 国王チャールズ1世 通貨 エルシタリア・ポンド(EWP)
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/2632.html
http //sankei.jp.msn.com/world/china/100312/chn1003120331000-n1.htm 【正論】学習院大学教授・井上寿一 異質中国との歴史研究のリスク 2010.3.12 03 29 2005年の近隣諸国の反日デモをピークとして、外交・政治・社会問題としての歴史教科書問題は、今では表面上ではあれ、沈静化している。このような状況のなかでこそ、本格的な議論を始めるべきではないか。以下では外務省のウェブサイトが公開している日中歴史共同研究の報告書を手がかりに考えてみたい。 ≪多国間の国際関係の中で≫ すでにいくつかの新聞が報じているように、この報告書は、中国側の事情による戦後史部分の非公開、討議要旨の削除など、問題が多い。だからといって、放っておくわけにはいかない。専門家による今後の研究の進展に期待する、といった傍観者的な態度も無責任だ。事は私たちの歴史認識にかかわっているからである。 報告書の近現代史の部分は2部構成になっている。第1部は1920年代までの時期を扱う。注目すべきは次のような認識である。「この時期にはまだ多くの政策の可能性や選択肢が残されており、友好から敵対への転換点とすることは適当ではない」。この観点を生かすとすれば、今後は、たとえば日清戦争回避の可能性、あるいは第一次世界大戦後の日中協調関係の条件などを解明すべきだ。 その際に重要なのは、日中関係の歴史的な展開を2国間レベルに止めることなく、侵略-被侵略(加害-被害)の二項対立図式を超えて、多国間の国際関係のなかで分析することである。この時期の日中関係の「可能性や選択肢」が具体的に明らかになれば、それはこれからの日中関係に大きな示唆を与えるにちがいない。 ≪検証の科学的方法の重要性≫ 第2部は満州事変から太平洋戦争までの「戦争の時代」である。この部分に関しては、2点、言及したい。一つはいわゆる南京事件のことである。もう一つは戦争の社会変革作用についてである。 第1の南京事件はどのように記述しても、中国側からであれ、日本国内からであれ、何らかの批判は避けがたい、政治的な争点になりやすいテーマである。社会的な関心も高い。 このことを当然の前提として、執筆者は史料実証主義に徹して記述している。史料に基づく客観的な叙述に政治的な配慮の痕跡は認められない。ここにあるのは執筆者が求めた「真実」である。 もとより南京事件に関して異なる解釈の余地はある。それでも報告書が指摘する次の点は共通認識とすべきだ。「犠牲者数に諸説がある背景には、『虐殺』(不法殺害)の定義、対象とする地域・期間、埋葬記録、人口統計など資料に対する検証の相違が存在している」。検証作業は科学的な(反証可能性が担保された)方法によっておこなわなくてはならない。 しかし自然科学の実験室における追試験とは異なり、歴史の検証作業は特別な困難が伴う。「われわれはみな、過去のイメージを現在において作り出し…心地よく思うイメージに、過去を当てはめようとする」(ケネス・フィーダー『幻想の古代史』)からである。 それでも「さまざまな独立した証拠が収斂する」(同書)時、私たちはそこに歴史の真実を発見することができる。この観点から、南京事件に限らず、日中関係史の検証作業を続けるべきだろう。 第2の点を指摘したいのは、報告書の記述の大半を占める軍事史、戦争外交史以外の視点も必要ではないかと考えたからである。戦後、中国はなぜ共産化したのか。戦後の日本はなぜ戦前との連続性を強く持っていたのか。これらの疑問を解く鍵となるのが戦争の社会変革作用である。言い換えると、軍事史、戦争外交史だけでなく、社会史を加えることによって、日中関係史を再構成する試みがあってよいのではないか。 ≪「友好」を前提とするにも≫ 社会史の視点の導入による新しい日中関係史像の提示は、両国の外交関係の改善にとって、必ずしもプラスとはならず、リスクを伴うものになるかもしれない。「悪いのは日本の軍国主義者である。日本の人民は、中国の人民と同様に、日本の軍国主義者の被害者である」。戦後の日中「友好」関係の前提となる、このような共通認識の基本的な枠組みが崩れかねないからである。 それでも戦争をとおして共産党権力が確立していく中国と、戦争と民主化を同時に進めていく日本との国家間関係史として、日中関係史を構築することができれば、政治的なイデオロギー対立を相対化して、議論を深めることができるだろう。 日中歴史共同研究の日本側座長北岡伸一教授によれば、今回の研究は議論の「入り口」だという。共同作業の第2期においては、以上に述べた点も含めて、研究のいっそうの進展を求めるとともに、私たち国民一人ひとりも、それぞれの立場から何らかの形で、日中関係の歴史を考え続けていかなくてはならないと思う。日中歴史共同研究の成否は、同じアジア地域の隣国でありながら、異質な他者の中国と日本が共存できるか否かの試金石だからである。(いのうえ としかず) 日中歴史共同研究