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2010年4月17日 最終更新:2011年11月20日 どこかの出版社で邦訳してくれないかなあと個人的に思っている作品のタイトルをただ並べていくページ。 (書評などを参考にしているものの、台湾・中国ミステリと違って完全に未読なので、絶対に面白い作品だとは断言できないのですが……) 1.韓国の最新の本格ミステリ小説 韓国の最新の本格ミステリ小説を挙げる。ハン・ドンジンとト・ジンギの作品は韓国のミステリファンの交流サイトなどで高い評価を受けている。ソン・ソニョンは今年長編デビューした作家で、やはりネット上の書評などで高い評価を受けている。 (1)《京城(けいじょう)探偵録》シリーズ - ハン・ドンジン(韓東珍) ネット書店アラジン:『京城探偵録』(2009年1月) ネット書店アラジン:『血の絆 京城探偵録2』(2011年10月) 1作目の内容紹介ページを作りました → 「1930年代の朝鮮京城を舞台にしたシャーロック・ホームズパスティーシュ『京城探偵録』」 (2)《闇の弁護士》シリーズ - ト・ジンギ(都振棋) ネット書店アラジン:『赤い家の殺人』(2010年9月) ネット書店アラジン:『椿姫(ラ・トラヴィアータ)の肖像』(2010年9月) ネット書店アラジン:『精神自殺』(2011年7月) 作者のト・ジンギは現役裁判官のミステリ作家で、これが長編デビュー作。2011年6月現在、43歳か44歳。 ト・ジンギが長編2作同時刊行でデビューすると、ついに韓国にも島田荘司や綾辻行人に比肩しうる本格ミステリ作家が現れたと話題になった。『赤い家の殺人』と『椿姫(ラ・トラヴィアータ)の肖像』は「闇の弁護士」シリーズの1作目と2作目であり、2011年7月には早くもシリーズ3作目の長編『精神自殺』が刊行された。 ト・ジンギは好きな作家に江戸川乱歩、島田荘司、東野圭吾らを挙げている。もともとミステリ好きだったが、2009年になってから通勤時間を利用して半年ほどで日本のものを中心に新たにミステリを100冊以上読破。2009年11月、創作を開始。2010年6月、短編「選択」が韓国推理作家協会主催の公募新人賞「季刊ミステリ新人賞」を受賞し、『季刊ミステリ』2010年夏号に掲載される。その3ヶ月後、長編2作を同時刊行し劇的なデビューをかざった。 (3)『合作 ――殺人のための殺人』、『死してこそ生きる男』 - ソン・ソニョン ネット書店アラジン:『合作 ――殺人のための殺人』(2011年4月) ネット書店アラジン:『死してこそ生きる男』(2011年10月) 『合作 ――殺人のための殺人』は、石垣島で死体が発見され日本と韓国の刑事が合同で捜査をするという作品。読者に正々堂々と対決を挑む本格ミステリ作品。 『死してこそ生きる男』は、濡れ衣を着せられた主人公とそれを追う刑事などをめぐるサスペンス小説。 作者のソン・ソニョンは1974年生まれ。2008年に短編「ツバメの巣城殺人事件」で韓国推理作家協会主催の公募新人賞「季刊ミステリ新人賞」を受賞してデビューした。その後は韓国推理作家協会のアンソロジーなどで「誰がわたしのラーメンを食べたんだ?」など日常の謎ミステリを中心に短編を発表。2011年、初の長編作品『合作 ――殺人のための殺人』を上梓した。 2.アンソロジー (1)『今年の推理小説』(韓国推理作家協会編) ネット書店アラジン:『今年の推理小説 2009年版』(2009年7月) ネット書店アラジン:『今年の推理小説 2010年版』(2010年7月) ネット書店アラジン:『今年の推理小説 2011年版』(2011年8月) 韓国推理作家協会(1983年設立)が毎年夏に編んでいるアンソロジー。日本では10年以上前の1998年版が『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』(バベル・プレス、2002年)として刊行されているのみ。そろそろ、新たな邦訳がほしい。 (2)『韓国推理サスペンス短編選』(2008年~) ネット書店アラジン:『韓国推理サスペンス短編選』(2008年5月) ネット書店アラジン:『韓国推理サスペンス短編選2』(2009年7月) ネット書店アラジン:『韓国推理サスペンス短編選3』(2010年10月) 韓国推理小説100周年(イ・ヘジョ(李海朝)『双玉笛(そうぎょくてき)』から100年)を記念して刊行された新世代作家10人のアンソロジー。原題は「推理スリラー」となっているが、ここでの「スリラー」は日本でいえば「サスペンス」ぐらいの意味のようなのでそう訳した。『韓国推理スリラー短編選』としてもいいかもしれない。 密室ものや日常の謎作品もあるとのこと。第1巻は、第1回ブロガー大賞国内文学部門第5位。 (3)『12人12色 韓国若手作家の推理短編集』 ネット書店アラジン:『12人12色 韓国若手作家の推理短編集』(2009年7月) 季刊ミステリ新人賞受賞者など、韓国の若手作家12人が作品を寄せている。 関連記事 韓国ミステリ 読書案内 このアジアミステリを邦訳してほしい! 台湾ミステリ編 中国ミステリ編 韓国ミステリ紹介 目次へ
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ステ すて(名/略称) 解説(表) 1) 「ステータス」の略称。 2) ボーナスポイントをステータスだけに割り振ったキャラクターのこと。
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新武将設定条件 評価 行軍 攻撃 防御 計略 補助 内政 収入 災害 関係 その他 コメント 新武将設定条件 分類 設定条件 ノーマル特技 最初から新武将に使用可能 レア特技 本編クリア(どれか1つのシナリオをクリア)で使用可能 最上級特技 最速(10年以内)クリア(CS)・イベントスチル回収数30以上(PC)で使用可能 CSPKなら最初からノーマル~最上級特技全て設定可能 評価 評価記号 評価内容 ☆ 非常に強力。第一線で活躍してもらいたい。 ◎ 主戦力に見込める。所持武将は是非迎え入れたい。 ◯ まずまず使用できる。所持させておきたい。 △ 場合によっては使える。が、それほど重要ではない。 × 使える場面がとても少ない。他の特技に変えたほうが良い。 行軍 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 飛将 陸上でZOC無視。武力の低い敵部隊への戦法成功時クリティカル 呂布 ☆ 「槍将」+「戟将」+「弓将」+「騎将」+「遁走」の効果。クリティカル効果は建設物へは適用されない。自部隊が水軍・兵器でも適用されないが、輸送部隊の時は「遁走」の効果だけ適用される。 遁走 陸上でZOC無視 劉備 ◎ 「闘神」「神将」とのコンボで擬似「飛将」。敵の大軍の中をスルスル移動して、火罠設置の自爆テロや戟兵による複数部隊攻撃が有効。自部隊が水軍・兵器では適用されないが、輸送部隊では適用される。 強行 兵器・輸送部隊を除く陸上部隊の移動力+5 鄧艾、韓信、秦良玉、戴宗 ◯ 敵の撹乱や戦法の有利な位置取り、陣や軍楽台を建設するのにも便利。ただし単独で突出すると袋にされやすく、さらにZOCを無視できないため敵施設があると結局足止めされる。「遁走」「飛将」などとのコンボでは威力を発揮する。 長駆 騎兵部隊の移動力+3 夏侯覇、韓遂、徐栄、張燕、馬休 △ 本道のみを行軍する際は移動距離はUPしないので注意。(技巧『精鋭騎兵』研究後はUP)「騎神」「疾走」とのコンボが基本。 推進 水上でZOC無視 周旨、周倉、孫韶、董襲、留賛、阮小二、阮小五、阮小七 × 水上戦の機会は地理上どうしても乏しくなる。また水上は広く、ZOC効果のある建設物も建設できないので恩恵はあまり無い。 操舵 水上で移動力+4。輸送部隊も含む(PC・CS版双方PK) 蔡瑁、朱拠、呂拠、呂岱、魯淑 ◯ 「運搬」と効果が重複するので(PC・CS版双方PKで確認)、水上間を経由する輸送では「運搬」とコンボで時間をかなり短縮できる。 踏破 桟道通行の被害なし。落石・火罠の被害軽減。所属都市への火罠被害も軽減 王頎、牽弘、張嶷、陳式、馬忠(蜀)、解珍、解宝(CS) △ 技巧「難所行軍」と同じ効果を持つ。ゲーム中の説明にはないが火罠の被害も半減する(PK)。また、都市に所持武将が所属するだけで都市への火罠のダメージを軽減できる。「藤甲」の火罠対策としては「火神」よりもこちらの方が有効な時も。 運搬 輸送部隊の陸上・水上移動力+5 高翔、孫皎、董昭、杜畿、李豊(蜀) ◎ 前線への物資補給時に効果を発揮する。味方部隊への補給・鎮静、釣り役など、様々な場面で輸送部隊の移動力UPは重宝する。能力研究で習得させればザコ武将でも運送屋として活躍できる。 解毒 毒泉の被害を防ぐ 朶思大王、呂凱 × 雲南・建寧の戦闘で重要。制圧後も輸送日数の短縮になる。水軍系特技以上に効果を発揮する場面が少ないのが残念。 攻撃 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 掃討 攻撃した部隊の気力減少(-5) 祝融、張苞、凌操、凌統 × 減少量が少なく、有利をほとんど実感できない。水上に限ればそれなりに有効。地味に効く。 威風 攻撃した部隊の気力減少(-20) 甘寧、顔良、張遼、英布、史進 △ 乱射、霹靂付き投石はその攻撃すべてに適用される。だが大抵は気力が0になる前に敵兵が全滅してしまうため、有効に使うためには複数部隊の投入または「連戦」との併用で手数を増やしたい。「掃討」持ちと組ませても「威風」が優先されて「掃討」の効果は反映されない。大兵力の兵器部隊を無力化したい時は中々有用。特に敵が固い超級では通常以上の効果を発揮する。対人戦では戦法や計略を効果的に使ってくるため気力削りの効果が増す。 昂揚 敵部隊を倒すと気力回復(+10) 賀斉、関興、吾粲、張郃、張氏、杜預、高長恭、扈三娘 △ 回復量が少なく、効果は薄め。「捕縛」「精妙」「強奪」などと組ませてトドメ専門部隊を作るといいかも。撃破した部隊数だけ回復する、戟兵・弩兵・霹靂付き投石器戦法でまとめて撃破すると大幅に回復するので気力が減ったこれらの部隊では結構有効。乱射・突出し等で味方部隊を倒しても回復する。 連戦 通常攻撃が50%の確率で二回攻撃 魏延、牛金、曹洪、傅彤、鮑三娘 ◯ 「駆逐」「白馬」「神将」などの通常攻撃系特技とのコンボが秀逸。通常攻撃は反撃被害が大きいので、「急襲」とも相性がいい。効果は伏兵や一斉攻撃にも適用される。ただし後者はコマンドを実行した部隊が「連戦」所持の場合のみ発動。伏兵で効果発動時は反撃被害を受ける。 急襲 陸上攻撃時50%の確率で被害を受けない 夏侯淵、曹叡、張球、丁奉、文鴦、彭越、索超 △ 受けないのは反撃の被害。戦法は反撃被害が少なめなので恩恵はあまり無い。通常攻撃系特技、とくに「連戦」とのコンボで威力を発揮する。また、応射の被害も50%の確率で防ぐ(PCPK)。超級においては敵の反撃ダメージもバカにならないので、相対的に有用性が増す。 強襲 水上攻撃時50%の確率で被害を受けない 全琮、駱統、張横 × 「急襲」の水上版。水上戦は間接攻撃が主体なので、出番は少ない。 乱戦 森で攻撃時クリティカル 王悦、孟獲、劉辟、冷苞、解宝(PC)、田虎 ◯ 自部隊が森にいる時、敵部隊に対する通常攻撃及び戦法が全てクリティカル。攻撃側の兵科にかかわらず、相手が部隊なら適用されるため森から兵器部隊で敵部隊を攻撃してもクリティカルになる、また相手部隊がいる地形は関係ないので注意。(極端な例として森から「射程」+霹靂付き投石器で水上の部隊を攻撃してもクリティカルになる)ただしクリティカル効果は建設物へは適用されない。地形限定の「覇王」と考えれば非常に優秀といえるが、森の近くでは自軍の運動も制限されることを忘れずに。槍兵で螺旋突/乱突による混乱を狙うのが一般的だが、弩兵でもかなり有効。 攻城 拠点、施設、建設物攻撃時クリティカル 楽進、高順、胡奮 ◎ 城や関を含む建設物に対する通常攻撃及び戦法が全てクリティカル。「工神」と違い、自部隊が弩兵や水軍の場合にも適用される。 掎角 一斉攻撃時、50%の確率で混乱させる 陳宮、程昱 △ 一斉攻撃時には他の参加部隊の「捕縛」「威風」等の効果も発動する。非能力依存かつほぼ全ての兵科で活用可能な点が最大の魅力といえよう。ただし肝心の一斉攻撃の使い勝手があまり良くないのが難点である。 捕縛 敵部隊撃破時、特技「強運」や名馬の無い武将を必ず捕縛 衛瓘、馬忠(呉)、潘璋、龐娥、雷横、楊雄(CS) ☆ 拠点陥落時に発動すると、未出撃の所属全武将を捕縛できる。PKならば符節台とコンボで大量登用可に。ただしPKでは兵科問わず、敵拠点に隣接した状態で落城させないと効果が適用されない。井蘭、投石などの部隊に所持武将を編入させた時に注意。ちなみに捕縛防止系の特技などの所有者に対しては、そちらの効果が優先されて捕縛効果が発揮されない。。つまり「血路」持ちが所属する部隊、あるいは「強運」や名馬の所有者などは捕縛できない(CSPK)。 精妙 敵部隊撃破時、獲得技巧ポイント二倍 徐庶、曹真、陳泰、羊祜、陸抗、王慶 △ 部隊能力自体が向上するわけではないので、他に比べると後回しになりがちか。 強奪 敵部隊撃破時、アイテムを奪うことがある 胡車児、笮融、眭固、張闓、劉唐 × 相手部隊がアイテムを持っている確率自体が低いため、効果が発揮される確率はかなり低い。名馬持ちで何度でも襲来する五月蠅い相手を黙らせる時には有用。ただし、100%奪取ではないため複数回撃破する必要があるだろう。 心攻 敵攻撃時、兵士の一部を吸収 陳表、呂蒙、楽毅、晁蓋 ◯ 吸収量は相手側被害の15%。兵糧は奪えないので注意。直接攻撃でしか発動せず、間接攻撃では吸収出来ない。防御に秀で、複数の部隊を狙える戟兵部隊での運用が基本。他には攻撃力の高い騎兵で「連戦」+「神将」or「駆逐」のコンボなどが有効。 駆逐 自分より武力の低い部隊への通常攻撃がクリティカル 孫堅、王翦、楊志(PC) △ 「連戦」「掎角」とのコンボが有効。所有武将の関係上、出番は少なめだが。 射程 井欄、投石の射程が一マス延びる 歩隲、李典、劉曄 ◎ 範囲+1だけでかなり強力。「攻城」「工神」「昂揚」「楽奏」とのコンボも◎港関戦では攻守共に威力を発揮。闘艦の投石には効果を発揮しないので注意。 白馬 技巧「騎射」を未研究でも騎射が可能、騎射がクリティカル 公孫越、公孫瓚、公孫続、公孫範、龐徳、陳慶之、張清(CS)、瓊英(CS) ◯ 騎射研究前は非常に嬉しい特技。騎射は通常攻撃なので、戦法発動時に効果が発揮される「騎神」「疾走」とは組ませないほうが良い。「連戦」と組ませると、気力消費無し+反撃被害なし+高威力で戦法が必要無いほど優秀。 補佐 人間関係がなくても約30%の確率で支援攻撃発生(嫌い除く) 関平、呉懿、趙累、満寵、鮑信、鮑叔牙、石秀 ☆ 所持武将が主将でないと発動しない点に厳重な注意を要するが支援攻撃自体はとても優秀。発動機会を少しでも増やすため、部隊は弩兵か騎射付きの騎兵にしたい(攻城兵器不可)。「補佐」部隊は計略部隊の行動後に敵群のド真ん中に置くと支援攻撃が発生しやすい。「白馬」「射手」「強行」「遁走」などと組むと良い。 槍将 自分より武力の低い敵部隊への槍兵戦法成功時クリティカル 王基、朱桓、鄧忠、李通、劉封 ◎ 武力に左右されるため、無力化されることも。螺旋突(乱突)がクリティカルになれば相手を必ず混乱させるので、槍兵が一気に使いやすくなる。 戟将 自分より武力の低い敵部隊への戟兵戦法成功時クリティカル 鄂煥、花鬘、沈瑩、陳武、李厳 ◯ 武力に左右されるため、無力化されることも。「強行」「心攻」「遁走」とのコンボが有効。複数部隊にクリティカル効果があるので大きな損害を与えられる。戟兵は消費気力がかなり多いので「昂揚」「詩想」「楽奏」なども有効。 弓将 自分より武力の低い敵部隊への弩兵戦法成功時クリティカル 麹義、厳顔、蒋欽、孫尚香、張任、瓊英(PC) ◎ 武力に左右されるため、無力化されることも。「射手」「火神」とのコンボが有効。弩兵は消費気力が非常に多いので「昂揚」「詩想」「楽奏」なども有効。 騎将 自分より武力の低い敵部隊への騎兵戦法成功時クリティカル 夏侯惇、張繍、馬雲騄、文醜 ◯ 武力に左右されるため、無力化されることも。「疾走」「猛者」とのコンボが有効。騎兵戦法の成功率は行動前に居た地点の高度での判定になるので「遁走」「強行」「長駆」なども有効。 水将 自分より武力の低い敵部隊への水上戦法成功時クリティカル 王渾、韓当、朱然、孫翊、張承 △ 武力に左右されるため、無力化されることも。「推進」「操舵」「火神」とのコンボが有効。水上戦の機会は少ないが、火矢が確実に着火する効果は大きい。 勇将 自分より武力の低い敵部隊への全戦法成功時クリティカル 孫策、関勝 ☆ 「槍将」+「戟将」+「弓将」+「騎将」+「水将」+「工将(?)」の効果。クリティカル効果は建設物へは適用されない。しかし水軍戦法や兵器戦法でも部隊相手ならクリティカルが適用されるのでその点で唯一「神将」「飛将」よりも勝っている。 神将 自分より武力の低い敵部隊への通常攻撃と全戦法成功時クリティカル 関羽、史文恭 ☆ 「槍将」+「戟将」+「弓将」+「騎将」+「駆逐」の効果。クリティカル効果は建設物へは適用されない。また武力の低い敵部隊への戦法クリティカルは水軍・兵器では適用されないことに注意。通常攻撃のクリティカルは攻撃時のSEが変わる。 闘神 槍兵戦法と戟兵戦法成功時クリティカル 張飛、白起、林冲 ☆ 「槍神」+「戟神」の効果。状況にとって槍と戟を使い分けよう。 槍神 槍兵戦法成功時クリティカル 尉遅恭、董平、欒廷玉 ☆ 「猛者」とのコンボが有効。螺旋突(乱突)がクリティカルになれば相手を必ず混乱させるので、槍兵が一気に使いやすくなる。 戟神 戟兵戦法成功時クリティカル 太史慈、徐寧 ◎ 「心攻」「遁走」とのコンボで敵群の懐に入って暴れまわるのが有効。戟兵は消費気力がかなり多いので「昂揚」「詩想」「楽奏」とのコンボも良し。 弓神 弩兵戦法成功時クリティカル 黄忠、花栄 ☆ 「射手」「火神」とのコンボが有効。建設物への戦法成功時も必ずクリティカルに。さらに、乱射が味方部隊と味方軍事施設に当たらなくなる効果もある(「覇王」には無い)。「補佐」持ちと義兄弟になり「補佐」持ちの官位を上げて主将にして「弓神」を副将にすれば最強の支援攻撃部隊にもなれる。 騎神 騎兵戦法成功時クリティカル 馬超、霍去病、呼延灼 ○ 「疾走」「猛者」とのコンボが基本。騎兵戦法の成功率は行動前に居た地点の高度での判定になるので「遁走」「強行」「長駆」なども有効。 工神 兵器戦法成功時クリティカル 黄月英 ◎ 「攻城」と違って、自部隊が兵器でありさえすれば、部隊攻撃でもクリティカル。「射程」「楽奏」「昂揚」とのコンボが有効。 水神 水上戦法成功時クリティカル 周泰、鄭成功、張順 ◯ 水上戦の機会は少ないが、川沿いの施設破壊、川からの都市攻撃にも使える。「操舵」「推進」「楽想」とのコンボが有効。 覇王 全戦法成功時クリティカル 項籍 ☆ 最強の一言に尽きる。兵器・水軍にも適用され、万能な事この上ない。乱射で味方を巻き込んでしまう点で「弓神」に若干劣る。能力研究で確実に1つ手に入るため、COMが武将に特技を覚えさせるCS版ではとんだ雑魚武将が持っていることも。 疾走 自部隊よりも攻撃力の低い部隊への騎兵戦法成功時、混乱させる 関索、曹彰、呂玲綺、楊大眼、楊志(CS) ☆ 混乱成功判定は部隊攻撃力に準拠するため、主将の武力が低いと発動しない。「騎神」「騎将」とのコンボが有効。螺旋突クリティカルと違い、反撃被害は受けるので「急襲」と組み合わせても良い。混乱効果を主眼とした騎兵隊と割切り、適当な高武力武将の副将にもよい(*1)。「猛者」とのコンボも有効。「猛者」の怪我判定の方が先に処理されるので運は絡むが自分より攻撃力の高い部隊も混乱できるようになる。騎兵戦法の成功率は行動前に居た地点の高度での判定になるので「遁走」「強行」「長駆」とのコンボも有効。 射手 森に弩兵戦法可能 王桃、曹休、曹丕、呂虔、張清(PC) ◯ 「弓神」「弓将」「乱戦」とのコンボが有効。森への弩兵の火矢の成功率はかなり高いので(最高95%)「火神」も有効。森への乱射で撃ちもらしがなくなるのも大きい(CS版限定)。 猛者 戦法で敵部隊をマス移動させると、50%の確率で負傷させる 王双、華雄、沙摩柯、孫礼、傅僉、李逵 △ 知力や武力を低下させることで、相手の特技を無力化出来る可能性がある。そのため、「神算」や「虚実」などの強力な能力依存系特技所持武将が所属する部隊に対して効果を発揮。誰が怪我するかわからないのがやや難点だが混乱した部隊を狙って毎ターン引きずり回していれば敵軍を弱体化させられる。敵部隊をマス移動できない弩兵・兵器部隊には編入しないこと。 防御 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 不屈 自部隊の兵士の数が少ないとき、攻撃されても50%の確率で被害なし 霍峻、郝昭、郭淮、張悌、文聘、楊雄(PC)、童貫 △ 発動するのは兵力3000未満のとき。戦法や計略(火計など)を無効には出来ない。発動ラインの関係上自軍では使いにくいが、COM武将がこの能力を持つ場合、非常に面倒。自軍でも部隊兵力が少ない序盤ならそれなりに有効。 金剛 敵の攻撃が微弱な時、50%の確率で被害なし 于詮、王伉、許褚、向寵、諸葛誕、秦瓊、魯智深 △ 500未満のダメージが無効になる。防御の高い戟兵や、水上戦で有効。援護攻撃を無効化するのにも役立つ。ただし戦法は無効に出来ないので、戦法を使われにくい位置取りを心がけよう。 鉄壁 一斉攻撃されても通常攻撃になる 徐盛、審配、曹仁、孫桓、羅憲、武松 × 一斉攻撃を通常攻撃にするだけなので、一斉攻撃に参加した他部隊は行動済にならない。COMも弱ってくると一斉攻撃をしかけてくるので旋風の使える戟兵とは非常に相性が良い。もっとも、下手に計略や戦法を使われるよりは、一斉攻撃で他の弱っていない部隊まで行動済にしてくれる方が余程助かるだろう。 怒髪 敵部隊の戦法を受けると気力5回復 王異、諸葛尚、曹髦、孫魯班、劉諶、秦明 × 効果は非常に地味だが、火矢の応酬が多い水上戦では擬似「楽奏」となる。 藤甲 火以外の攻撃の被害は半減、火は二倍 兀突骨 ◯ 「火神」とのコンボは、火罠・火矢の火ダメージは2倍で火計・火中進軍の火ダメージは0となる(CS版PK)。火矢が怖ければ森に配置すればよいが、火罠には注意。 強運 戦死、捕縛、負傷しない 劉禅、劉邦、宋江 × 囮や自爆テロ役として使える。同部隊でも特技持ちにしか効果が無い点に注意。城近くの防衛線で兵1緊急ZOCを張る、同じく兵1で囮になる少数の兵士を引き連れて火種を設置しそのターンで爆破してもらうなどの運用が考えられる。が、どれも一般的な使い方とは言いがたいし、劇的な効果があるわけでもない。一騎討ち時の「急所」「無双」「偽退却」による負傷も防ぐ。 血路 部隊が壊滅しても同じ部隊の武将が捕虜にならない 関銀屏、曹昂、廖化 △ 主力武将の部隊に参加させると良い。劣勢の時にこそ活きる特技。特性を活かした、やられても良いorやられる事前提の戦法が熱い。少数部隊での囮や敵領内撹乱、敵の近くを通る危険な輸送も安心。計略系特技と組んで少数部隊で出撃し、やられて帰れば気力の心配せずに計略が使える。判定があるのはあくまで攻撃による「部隊壊滅時」のみであり、一騎打ちによる単独捕縛は防げないことに注意。また同様の理由で、落城時の捕縛も防げない。 護衛 同じ部隊の武将が負傷、戦死しない 典韋 △ ゲーム中の説明にはないが、火によるランダム継続ダメージを無効化する効果もある。相手の「猛者」や火による負傷対策として有効。騎兵戦法による戦死も防げる。とくに能力値依存の特技持ちを負傷から守れるのは大きい。ただし、所持武将自身は負傷もするし、戦死もするので無理は禁物。 計略 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 待伏 伏兵成功時クリティカル 王甫、蒯良、公孫康、諸葛瞻、法正 × 伏兵は地形を選ぶためほとんど使わない。クリティカルの効果も地味。うまく使えてかつクリティカルすれば敵を混乱させられるしかつ気力消費も撹乱より少ないので有効ではあるが。PKでは伏兵の仕様が強化されたが焼け石に水。騎兵・兵器・輸送は伏兵を使えないので注意。 火攻 自分より知力の低い部隊への火計が必ず成功。消火が必ず成功。 黄蓋、皇甫嵩、朱儁 △ 火計は攻撃力が低い。よって戦法で普通に攻撃していたほうがいいかもしれない。技巧「神火計」があれば間接攻撃にそこそこ使える。 言毒 自分より知力の低い部隊への偽報が必ず成功 橋瑁、周魴、張特、陳珪、楊戩 ◎ 偽報は撹乱の代用としても有用。自分より低知力部隊には必ず成功する。 機略 自分より知力の低い部隊への撹乱が必ず成功 何晏、李恢 ◎ 最も多用するであろう部隊計略である撹乱が必中になるのは大きい。自分より低知力部隊には必ず成功する。 詭計 自分より知力の低い部隊への同討が必ず成功 王允、徐氏、陳登 ◯ 同討は効果は大きいが気力消費量が少しネック。「沈着」「規律」「明鏡」の適用外なのが良い。相手のターンにやられること前提で、兵1輸送隊で計略を仕掛ける手もある。 虚実 自分より知力の低い部隊への全部隊計略が必ず成功 曹操、孫臏 ☆ 「規律」「沈着」「明鏡」「洞察」を持った武将には効かない。所持武将(曹操・知力91)の関係上特に序盤で非常に強力。 妙計 自分より知力の低い部隊への計略成功時クリティカル 袁術、李勣 ◯ 相手の知力に左右されるが、部隊計略クリティカルの効果は大変強力。「虚実」「機略」等とのコンボで用いることになるか。○将系の特技と違い、施設や地面への着火などでも確実に発動するので、火罠着火要員にすると低知力武将でも確実に活躍できる。鬼謀と組み合わせると大変便利かつ強い。 秘計 自分より知力の高い部隊への計略成功時クリティカル 桓範、張春華、張松 △ 基本は「妙計」と同質。クリティカルは魅力的だが、所有者の知力が中途半端に高く使い辛い。火球などは知力1に設定されているようなので(PCPK)、妙計のようなクリティカル着火要員には使えない。 看破 自分より知力の低い部隊からの計略を必ず見破る 夏侯氏、范増 △ 自分より知力が低い敵部隊からの計略は、最初から成功率がかなり低いのであまり有難味が無いかも。「虚実」「神算」に勝てるわけでもないので実用性は低い。 洞察 敵部隊からの計略を必ず見破る 趙雲、岳飛 〇 諸葛亮の「神算」すら無力化できる最上級の計略防御系特技。しかし編成や立ち回りに注意すればあまり計略は受けないので、自軍で使う分には武将枠の節約になる程度でやや微妙。攻撃系特技の方がいい感がある。逆に敵にいるとひたすら脅威(面倒)だが。知力の低い雑魚武将につけるというのは一見ありだが、あくまで計略にかからなくなるだけであり、知力が関わる鎮静や消火、政治が関わる建設力などはカバーできない点に注意。落雷は自身がターゲットにされた場合のみ有効であり、周囲のマスを狙われた場合の巻き込まれは防げない。 火神 低知力部隊への火計が必ず成功。消火が必ず成功。火の被害無効。敵への火のダメージ二倍 周瑜 ☆ 敵の火矢で燃えないので海戦では滅法強い。「弓将」や「水将」と組ませて火矢を撃つのも強い。火の被害無効を生かした火罠による自爆戦法も面白い。ただし火罠による死亡・混乱判定は残るので注意。 神算 自分より知力の低い部隊への計略が必ず成功し、必ずクリティカル。また自分より知力の低い部隊からの計略を必ず見破る。 諸葛亮、張良 ☆ 「虚実」+「看破」+「深謀」の効果。 百出 部隊計略の消費気力が1になる 賈充、荀攸、諸葛恪、馬謖、呉用 ☆ 「神算」「鬼門」「虚実」とのコンボが文字通りの反則級。 鬼謀 部隊計略を仕掛けられる範囲が一マス広がる 郭嘉、鍾会、陸遜、呉起 ◎ 計略の成功率は変わらないが、敵部隊に壁を二つ挟んで計略を仕掛けられる意義は大きい。単体ではそれほど決定力のある特技ではないが、他の計略成功率系特技とのコンボが効果的。 連環 部隊計略成功時、隣接1部隊にも被害 龐統 ◎ 成功時のみ効果を発揮するので、「虚実」「神算」とのコンボが望ましい。伏兵、同討では発動しない。隣接部隊に計略を掛けるというだけなので、連鎖した後成功するかどうかはまた別判定。なお、都市内部に放火すると、二連続でヒットする。 深謀 部隊計略成功時、必ずクリティカル 司馬懿 ◎ 成功時のみ効果を発揮するので、「虚実」「機略」「傾国」とのコンボが望ましい。 反計 部隊計略を見破ると同じ計略で反撃 賈詡、姜維 × 「明鏡」「洞察」とのコンボで100%効果を発揮する。反計しても必ず成功するとは限らない。諸葛亮とのコンボなら自部隊への計略をもれなく反撃成功させる部隊が完成する・・・が、敵は知力の高い部隊へはあまり計略をかけてくれないので・・・。 傾国 女性のいない部隊への計略成功率二倍 郭氏、甄氏、貂蝉、李師師 ◎ 高知力の武将がいれば、擬似「虚実」に。 妖術 妖術を使用可能 張梁、木鹿大王、高廉 △ 気力消費50は多すぎる。「百出」とのコンボは必須。 鬼門 妖術、落雷を使用可能 張角、張宝、呂尚、公孫勝 ☆ 落雷が強すぎてバランス崩壊している。「百出」とのコンボは必須にして必殺の威力。判定は部隊知力だが、「神算」「虚実」の影響を受けないので注意。成功確率は最高で75%。「反計」相手に使うとはね返されるので要注意。 注)「鬼謀」は「待伏」にも有効。自部隊が森の中に居れば水上の敵にも伏兵が発動するようになる。 補助 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 規律 偽報にかからない 于禁、袁渙、黄権、司馬師、辛憲英、石韜、朱仝 △ 「沈着」との防計コンボが有効。撹乱と偽報は片方だけ防げてもあまり意味は無いので、二つ揃えてやっと一人前という印象。 沈着 撹乱にかからない 王平、霍弋、司馬昭、徐晃、馬岱、孟建、盧俊義 △ 厄介な撹乱を確実に防げるのがよい。「規律」との防計コンボが有効。 明鏡 撹乱、偽報にかからない 夏侯令女、蒋琬、陸鬱生 ○ 能力研究で低知力高武力武将につけることも可能で、COMの思考を利用して避雷針にすることもできる。同討だけは防げない。 楽奏 毎ターン気力が5回復 小喬、鄒氏、大喬、卞氏、燕青 ◯ 長期戦になるほど有無の差が出てくる。消耗が少ない後衛、特に兵器との相性がいい。水上戦では頼りになる。なお、軍楽台と同時に発動はしないので、「詩想」とは二者択一になる。 詩想 軍楽台の気力回復が2倍 蔡琰、曹植、陳琳、劉劭 ○ 軍楽台次第とはいえ回復量の大きさは魅力的。1ターンで気力が20回復するので槍で螺旋に戟で範囲戦法や弩で乱射など強力の戦法にはもってこい。もちろん計略も投石も撃ち放題。状況が悪く戦線が動かない時ほど効果を発揮する。前線のお供に、訓練+軍楽台で補給隊の能率上昇に。なお、「楽奏」と同時に発動はしないので、二者択一になる。 築城 建設時の効率が2倍 賈逵、張紘、留平、留略、婁圭、蒙恬 ◎ 陣や弓櫓、軍楽台を一気に建設できる。防計要員などに覚えさせておくと、前線部隊の建設力が飛躍的に上がって格段に戦いやすくなる。また少ない兵で火罠を設置できるので自爆テロ時の費用節減にも使えるが、焼死にだけは注意。 屯田 港、関に駐留時兵糧消費0 韓浩、国淵、甯随、劉馥、蕭何 △超級時◯ 兵3万の毎季節兵糧消費量は、場合によっては「米道」の収入アップ量をも上回る。港関拡張があればさらにその倍。限定的な状況でしか使いにくいが、特に超級などになるとその効果は非常に大きい。ただし所持武将は皆内政能力が高く、特技を発揮しようとすると能力が死んでしまうのには注意。 内政 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 名声 徴兵実行時、集まる兵士五割増し 袁紹、夏侯玄、魏諷、張邈、程普、柴進 △ 低下する治安度も五割増しになる。中盤以降兵舎レベル3を前線で運用できるようになると、治安の回復が追いつかず、これがブレーキとなり徴兵そのものが散発的となる為、徴兵速度アップの効果は限定的になる。徴兵費用や行動力の節約にもなるため序盤の拡張期や弱小勢力では大いに有効だが、終盤では価値は低下しがち。 能吏 槍・戟・弩の生産量二倍 温恢、蒯越、鍾繇、馬良、費禕、管夷吾、李斯 ☆ 内政系では最重要の特技。槍・戟・弩の三種類に適用可能なため効果は大きい。レベルの低い施設でも十分な生産量を確保できるという点も嬉しい。計算式の関係上、3人のうちだれか1人が持っていれば最終的な効果が2倍になるため、所持者の知力が低くても、もう一人高知力者をつければきちんと性能を発揮できる。生産、ひいては内政に関する人員を大幅に節約できるため、貧乏所帯や高難易度では特に有効。逆に内政の人数が余り出すような大所帯になってくると、細かく管理して節約する必要もなくなってくるので、ややありがたみは薄れる。 繁殖 軍馬の生産量二倍 閻行、成宜、馬騰、楊氏、梁習 ◎ 軍馬にしか適用できないため、「能吏」より効果は限定的となるが、それでも生産速度倍速&実質半額はシンプルに強い。騎兵は前線で殴り合う兵科の割に防御力が低く消耗が激しい意味があるため、尚のことである。基本的な生産量は知力に依存するので、知力の高い武将に付ければより効果的。 発明 兵器生産日数半減 尹黙、関寧、郤正、裴秀、馬鈞 △ 攻城兵器は大量には要らないので、それほど大事ではない。投石部隊を大量に動員させて防衛戦を展開する際は輝く。効果自体は能力依存しないが、基本的な開発日数短縮のために知力の高い武将に付けるのがベター。 造船 艦船生産日数半減 王濬、吾彦、唐咨、呂範 △ 走舸は可能な限り使わないこと。港がある都市を持っている場合、「造船」を必ず研究しておきたい。艦船は兵器と違い出撃部隊数と同じだけ用意することになるので、「発明」より有用。効果自体は能力依存しないが、基本的な開発日数短縮のために知力の高い武将に付けるのがベター。 指導 技巧研究費用半減同部隊所属武将(特技所持武将本人を除く)の入手経験値量が2倍に 袁遺、崔州平、孫権、董允、盧植 ◯ 期間の短縮にはならないので、所持者の能力では足手まといになることも。経験値入手量2倍の効果は出陣中のみで拠点コマンドでは適用されない。また「指導」所持者本人は2倍の恩恵にはありつけられないので注意。(「指導」所持者が同部隊に2人以上いる場合、「指導」所持者の入手経験値量も2倍になる。PC・CS共にPKで確認。) 技巧習得イベント や 五虎将軍イベント などの出陣中の武将を含めた経験値UP系イベント時も反映される。これもイベント発生時に「指導」持ちと共に出陣中でないと反映されない。 眼力 未発見の在野武将を必ず発見 伊籍、顧雍、崔琰、荀彧、毛玠 × 未発見武将の出ない後期シナリオではほぼ無意味。また、未発見武将がいる都市に移動が必要な事や、直接登用に繋がるわけではないのも×。未発見武将の多い序盤シナリオではそれなりに効果だが、能力的にもったいない武将が多いので、中盤以降は育成や廟による書き換えを検討すべきだろう。政治力が低い武将ばかりなら嬉しい(S1 張角など)。 論客 外交で舌戦に持ち込みやすくなる(超級は舌戦確率20%、上級以下は100%) 闞沢、簡雍、諸葛瑾、孫乾、鄧芝、張儀、藺相如 ☆超級時△ 同盟、停戦、捕虜交換時に有効。こちらの「論客」持ち以上の知力持ちがいない勢力を自由にあしらえる。親善するより安価に済むことが多く、敗北しても特に失うものはないので、例え格上相手でも何度でも申し込める。舌戦の強さは知力はもちろん性格も大きく影響するので、武将育成で習得させるときには武将を厳選したい。 注)「能吏」や「繁殖」を高知力武将に充てたくない、またはそもそも高知力がいない、という状況は意外に多いはず。 実は関連施設をLv3にしておくと、知力50程度の武将につけても生産量は大きなものになるのである(詳しい算出式は内政参照)。 後方で暇を持て余しているような中途半端な武将につけても充分な生産量は確保できるだろう。 一例を挙げるとLv3+「特技ありを含め三人とも知力50」のラインアップで6000の生産。(特技なしだと半分になる。) 最高の条件はLv3+「特技ありを含め三人とも知力100」だが、それでも9000の生産が限界。 特技の有無は知力以上に大きいということがわかるだろう。 収入 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 富豪 所属都市の金収入五割増し 董白、張世平、糜竺、呂伯奢、魯粛、李応、穆弘、段三娘 ◎ 無条件で効果を発揮するため重要。「徴税」とのコンボでも月初めにしか効果は無い。 米道 所属都市の兵糧収入五割増し 閻圃、張魯 ◎ 無条件で効果を発揮するため重要。「徴収」とのコンボでも季節初めにしか効果は無い。 徴税 所属都市の金収入が十日毎に。一回は月当たりの五割分0.5×3=1.5 董卓、贏政、高俅 ◎ 「富豪」とのコンボは1.5×0.5+0.5+0.5=1.75。保有武将が初期にしか登場しないのが難。 徴収 所属都市の兵糧収入が月毎に。一回は季節当たりの五割分0.5×3=1.5 李儒、蔡京 ◎ 「米道」とのコンボは1.5×0.5+0.5+0.5=1.75。保有武将が初期にしか登場しないのが難。 注) 富豪が適用されるのは月初め、米道は季節初めの収入のみ。 都市が増えてきたら、市場だらけの金銭特化都市、農場だらけの兵糧特化都市を造って、各々を常駐させれば効果的だ。 注2)富豪と米道は都市の基礎生産力も含めて1.5倍にするが、徴税と徴収は関連施設の数値のみ1.5倍。 注3)同程度の収入が見込める都市が2つの場合、富豪+徴税コンボ(1.75+1)よりそれぞれの都市に分ける方が(1.5+1.5)全体としての収入は増える。 注4)月初めのみ徴税を隣の都市にでも移動させて呼び戻せば、コンボで1.5+0.5+0.5=2.5。 もちろん隣の都市は収入が半分になるし、何より面倒だが、特化都市なら効果は大きい。 災害 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 親烏 所属都市に烏丸の根城が発生しない 袁煕、閻柔、牽招、田予、劉虞 × 襄平、北平、薊でのみ有効。治安低下の防止効果は無い。 親羌 所属都市に羌の根城が発生しない 韓徳、徐邈、成公英、張既、馬鉄 × 武威、安定、天水でのみ有効。治安低下の防止効果は無い。 親越 所属都市に山越族の根城が発生しない 厳輿、厳白虎、朱治、鍾離牧、孫瑜 × 柴桑、呉、会稽でのみ有効。治安低下の防止効果は無い。 親蛮 所属都市に南蛮の根城が発生しない 帯来洞主、張翼、董和、孟優、雍闓 × 雲南、建寧、江州でのみ有効。治安低下の防止効果は無い。 威圧 所属都市に賊や異民族が発生しにくくなる 王匡、臧覇、孫観、張曼成、波才、李俊 × 親○系と違って、100%防止できるわけではない。検証によれば、賊の発生率そのものに関与するのではなく、「所属都市に賊が発生しない最低の治安の値を80から60に下げる」効果とのこと。治安低下の防止効果などもないので、この特技に頼るより素直に巡察した方が効率的。 仁政 所属都市が同じ武将の忠誠度が自然低下しない 王昶、呉国太、司馬攸、曹沖、孫登、孔丘 ☆ 武将数が多くなってくると、季節ごとの褒美の行動力消費が洒落にならないので非常に有効。出陣中の味方部隊寝返りによる損害は非常に大きいため、武将の多い最前線都市に配属させたい。低難易度では行動力の節約or保険程度の効果だが、引き抜き工作が激しくなる超級では劇的に価値が上がる。ただし防げるのはあくまで自然低下のみで、流言による低下は防げないので過信は禁物。 風水 所属都市でいなご、疫病が発生しない 虞翻、周昕、石苞、田疇、陸績 ◯ いなご、疫病のダメージはかなり深刻なので、大軍を駐留させた前線都市に配属させたい。あくまで予防するだけであり、発生済み都市に派遣しても鎮静化はできない。侵攻部隊と共に最前線都市を転々としていく都合上、防計軍師などに覚えさせるのも効果的。一見地味な特技ではあるが、疫病、特に超級でのそれは非常に手痛いダメージになるため、主力が駐留する都市にはなるべく置いておくと安心。 祈願 所属都市で豊作がおきやすくなる 鍾毓、孫氏、楼玄 △ 豊作率上昇はそれなりに体感できるが地味。米収入が多い都市で「米道」などとのコンボが有効。 注)「親○」系の防止効果は100%だが、防げるのはあくまで対象の異民族だけであり、賊の発生まで防げるわけではない。 賊の発生を防ぐためには治安を維持するしかなく、治安が高ければ当然異民族もわかないわけで、極めて実用性は低い。 1都市あたり1人さえ置けないほど頭数が切迫しているのならともかく、普通のプレイならもっと有効な特技に変更したいところ。 勿論、後方で巡察するしか使い道がないような低性能武将についている場合はこの限りではないが。 関係 [部分編集] 特技名 説明・備考 保有武将 評価 内助 結婚すると配偶者双方の全能力プラス1 杜氏、樊氏、糜氏 △ 武力・統率が1違うだけでもだいぶ有利。発動が能力値に依存する戦争・計略系の特技を持つ武将と婚姻すると尚よし。軍師と婚姻させ助言の正確性を高めるのももちろんよし。 その他 [部分編集] 論客 は、上級以下と超級で使い勝手が激変する。 効果の発動確率が100%と20%なのであるから当然である。 初心者プレイヤーは舌戦に勝利しにくいので実感しづらいが、ある程度慣れれば非常に有用な特技。 特に中盤までの群雄割拠時、親善する金が無い場合に重宝する。 もっとも超級でも事情は同じで、貧乏所帯であれば確率20%といえども、中盤までの論客はそれなりに使える。 問題は中盤までに論客持ち武将を確保できるかどうかにある。 捕縛 は使い方次第で☆5つつけてもいいくらいのバランスブレイカーな特技。 まず捕縛持ち武将を義兄弟にして忠誠度が落ちないようにする。 次に戟か槍で出陣し最優先で補給を受けながら敵部隊を撃破し続けるとかたっぱしから敵を捕虜に出来る。 捕虜は出陣中の部隊から絶対に逃げることが出来ないので敵城からの再出陣を阻止でき、忠誠度が落ち次第登用していける。 これをやると敵勢力の武将があっという間に枯渇する。 城に戻ると捕虜が城に移ってしまい逃亡の可能性が出てくるのと、全滅してしまうとやはり逃げてしまうので注意すること。 コメント 踏破と難所行軍は微妙に違うよね。 踏破のみだと間道や浅瀬に侵入することができなかった・・・ -- (名無しさん) 2020-03-17 12 11 28 10年以上前のゲーム さらにソシャゲやオンラインでもないのに評価論争とはなかなか熱い… -- (名無しさん) 2020-04-20 21 10 37 あの糞藝爪覧とまで自虐されたゴミが今や名作扱いとか胸熱 妖術って所有者が微妙すぎるせいもあるんだろうけど、 複数部隊が戦闘不能になるのに△は不憫な気がする -- (名無しさん) 2020-04-29 21 45 16 妖術は気力消費量がネックだから 「※1」付けて「百出ある時のみ、評価を上げても良い」とか補足説明欄を欄外に作ったらどうだろうか? -- (名無しさん) 2020-06-29 11 36 44 飛将の最後、輸送部隊には適用されるってどういう意味なんだ?クリティカルの話してたよな?施設だの水軍だの兵器だのって。輸送部隊にクリティカルなんてあるのか?遁走の効果だけだろう?どういう意味なんだ? -- (名無しさん) 2020-07-07 21 43 38 神将と覇王はどっちが強いですか? -- (名無しさん) 2020-08-06 09 25 05 覇王だね。神将は部隊の気力尽きても通常攻撃や援護攻撃が威力上がるから戦闘力が低下しにくいかな。 -- (名無しさん) 2020-08-10 01 04 00 火神は誰につけたら効果的とかありますか -- (名無しさん) 2020-09-17 19 10 48 火神は知力依存ありだが、真価は火罠の着火、火矢なので弩適正高めの文官 -- (名無しさん) 2020-09-21 14 48 49 集結シナリオや寿命を長寿ないし仮想にしてるなら蒯良がオススメ。 弩Sに知力88かつ特技がぱっとしない待伏だから書き換えてしまえば副将に最適。 -- (名無しさん) 2020-09-21 22 31 53 遁走って兵器に適用されないの?してた記憶あるんだが勘違いかな。 -- (名無しさん) 2021-04-05 21 52 19 覇王が最強というが率いれる部隊は1種類だけなんで全戦法クリティカルってあんまパっとしない。せめて通常攻撃もクリティカルくらいはないと他のクリティカル特技と比べてもあまり恩恵は感じない。ついでに遁走と推進でもついてれば最強だった -- (名無しさん) 2021-04-15 00 39 15 覇王は所持武将の能力に依存しないのも利点 じゃあ何が最強なのか教えてほしいぐらい もちろん率いれる部隊が増える並のメリットある特技でお願いします -- (名無しさん) 2021-04-16 15 18 02 あ -- (名無しさん) 2021-07-22 11 47 38 PC版で論客の舌戦確立が20%ということだが、 Steam版では外交でほとんど舌戦に持ち込めない。 体感だと5%といった感じ。 50回程度停戦を試したが舌戦は2回だけだった。 -- (名無しさん) 2021-11-16 02 56 16 「長駆」単独だと恩恵を感じにくいが、技巧の良馬産出(精鋭騎兵)と組み合わせると目に見えて恩恵を感じるようになる。 都市間の輸送をあえて騎馬隊にするという使い方があるのだが、港からの出航時(出陣時)に限り騎馬隊の移動力を元に計算されるようで 長駆(強行)と良馬産出(精鋭騎兵)の組み合わせで港から港へ10日で行けるようになるところもある。 このギミックを利用すると、港に待機させておけば船(騎兵1)での河上からの開発地襲撃が素早くできる。 -- (名無しさん) 2021-12-12 12 01 59 特技「眼力」ですが所持武将が探索して発見につながらなかったら、未発見武将の存在がもう居ないことを明確にしてくれるので それなりに有用。また、空白都市の関や港から発見するだけで、在野武将として別都市からの登用可能となるため、空白都市を緩衝地帯とするため占拠しない場合も そこそこ使える。 (例:董卓が洛陽から長安に撤収した直後で虎牢関からその特技所持者で発見をし、別の都市から登用をかける場合とか、 空白都市の占拠に寡兵の輸送隊を使っており、既にそこに向かって別のCOM勢力が占拠に向かっており、鉢合わせになる可能性が大いにあるときは相手が都市を占拠する前に 隣接する港や関から発見してしまえば、COM勢力が占拠する前の僅差のタイミングのみで登用ができるようになる。 なお、登用の成否判定はコマンド実行時にされているようで、登用にするにあたりそこへ到達するまでの日数に対象の空白都市が占拠されCOM勢力の物となってもゲーム内部で コマンド実行時で登用判定が成功していれば、登用できる。) さらに、高魅力の所持者に持たせると舌戦を発生させ、さらに舌戦勝利という方法でCOMが支配している都市の所属する港や関から未発見武将を登用することができる。 (例:長安や洛陽、晋陽、柴桑など放置されている港を抑えてそこから対象都市の在野武将を引き抜くことができる。) -- (名無しさん) 2022-09-15 16 00 15 火攻と火神は消火の成功率が100%になるらしい。覚えておくと多少便利かも。 -- (名無しさん) 2023-06-29 14 10 40 もしかして連戦って支援攻撃には発生しないんですか? 補佐持ちとずっと組ませてたんですが、クリアまで一回も発動しませんでした -- (名無しさん) 2023-11-01 20 29 47 Steam版の論客持ちによる 舌戦確率が5%程度というのは本当だと思う。 ただ、序盤は20%位ある感じだが ゲーム中盤以降は目って似舌戦に持ち込めない。 PS2版にも同傾向があった気がするが Steam版の方がより顕著 -- (名無しさん) 2023-11-06 16 31 09 名前 コメント すべてのコメントを見る 過去ログ 特技一覧/コメントログ1 特技一覧/コメントログ2
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プロフィール エグゼク◎/クロガネ△/ニューロ● 30才、男性 一人称:我 二人称:君 三人称:○○ 口調:威厳 概要 ステラ・コンパニオンの代表は、各地域ごとに、その地の言語で、「黒」と「星」を組み合わせた名で活動します。 鈍黒の甲冑に身を包んだような風貌の彼は、その手に大剣のようにも見えるビジネスバッグを携えています。 実際には、それは巨大なトロンであり、それによってどのような状況においてもネットワークにアクセスし、ステラ・コンパニオンの運営を最適化出来るのだと言われています。 実際のところ、彼はメディアの取材を受けることも、内心を周囲に語ることもほとんど無く、彼の目的や背景、方針は世に知られていません。 そして、それはステラ・コンパニオンについても同様です。ただ、次々と各地域の都市を喪失させ続けているということを除けば。 アクト内で開示された情報 アオサギを信頼している様子です。 アマテラス協定に対し、日本地域の攻略の邪魔になるとうっとおしく思っているようです。 Act2のエンディングにて、『イワヤト会議』という会議の準備をしていることが判明しました。 イワヤト会議とは、日本の各都市がアマテラス協定の運営と方針について話し合う会議であり、ステラ・コンパニオンもただアマテラス協定によって押さえつけられているつもりはないということなのかもしれません。 最近のステラとクロボシ 10:最近ステラ・コンパニオンの傘下として再編されたステラ・アミューズメント社という社が、どうも統制が甘いようです 16:代表であるクロボシは、日本を中心に活動しています。とくに、N◎VAだけではなく中小都市の経済事情について活発に調査しているようです。 21:ー 30:ー キャラクターシート https //character-sheets.appspot.com/tnx/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYnKia_gQM 関連情報 ステラ・コンパニオン ステラ・コンパニオン総合運営本部 ラス=ヴェガス総合運営本部長、ゴールドルナ モウコH∀∀N総合運営本部長、紅夢(ホンルォ) ミトラスEΔEN総合運営本部長、アオサギ メニューに戻る
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2012年5月12日 大きな地図で見る 「オランダの推理小説」というものが日本でことさら取り上げられることはほとんどない。オランダの外交官・東洋学者・探偵作家のロバート・ファン・ヒューリック(1910-1967)は例外的に日本での知名度が高いが、その作品が「オランダの推理小説」だと意識されることはあまりないだろう。ファン・ヒューリックは中国を舞台とするミステリを英語で執筆していたからである。 とはいえ、オランダと日本の推理小説界の因縁(?)は浅くない。西洋の探偵小説が初めて日本語に翻訳されたのは江戸時代末期だとされるが、その翻訳探偵小説はオランダの作品だったのである。また、江戸川乱歩は前述のロバート・ファン・ヒューリックと親しい付き合いがあったほか、日本ではまったく無名のオランダの探偵作家W・G・キエルドルフと手紙のやり取りをしたりもしている。以下では日本との関係をメインに、オランダ推理小説の歴史を紹介する。 関連記事:「オランダ語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ」(2012年5月12日) Index 江戸時代に邦訳されたクリステメイエルの短編探偵小説2編 江戸川乱歩とオランダの探偵作家の交流 W・G・キエルドルフによるオランダ探偵小説略史(20世紀初頭~1950年代) 1960年代以降の主なミステリ作家 オランダ推理作家協会とフランドル推理作家協会 江戸時代に邦訳されたクリステメイエルの短編探偵小説2編 今から151年前、江戸時代末期の西暦1861年(明治元年は1868年)、洋学者の神田孝平(たかひら)(1830-1898)がオランダの短編探偵小説(または探偵実話)2編を和訳している。これが西洋の探偵物の最初の邦訳だとされている。神田孝平自身がつけた訳題は「ヨンケル・ファン・ロデレイキ一件」と「青騎兵并(ならびに)右家族共吟味一件」。1997年に西田耕三氏が神田孝平の訳文を現代語に訳して出版した際には、タイトルは「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」、「青騎兵とその家族の捜査の顚末」としている。現代語の方が分かりやすいので、以下、これらの作品については西田耕三氏の訳題を使うこととする。 「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」と「青騎兵とその家族の捜査の顚末」の作者はオランダのヤン・バスティアン・クリステメイエル(Jan Bastiaan Christemeijer、1794-1872)。この2編は、1820年に出版のクリステメイエル『刑事裁判および人間の過失の実録からなる文書』(短編5編収録、訳題は宮永孝氏に拠る)に掲載されたのが最初だと目されている。その前年にはクリステメイエルの同様の趣旨の短編7編を収録する本が出版されており、1830年にはその2冊を合わせた全12編収録の本が出版されている。神田孝平はこの1830年出版の本から2編を選んで翻訳したのである(この1830年版はGoogleブックスで全ページ閲覧可能)。 この2編は神田孝平が1861年に翻訳してからすぐに広く世間に知られた訳ではなく、最初は写本の形で回し読みされた。「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」の方は1877年から1878年にかけて「楊牙児(ヨンゲル)ノ奇獄」というタイトルで雑誌『花月新誌』に連載されたのが世に出た最初で、1886年には『和蘭美政録 楊牙児奇談』(Googleブックスで全ページ閲覧可能)というタイトルで出版されている。これらは神田孝平の訳文のまま世に出た訳ではなく、一部が省略されるなど他人の手が加わっていた。なお、エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の「モルグ街の殺人」が初めて邦訳・新聞掲載されたのが1887年、須藤南翠(1857-1920)の「殺人犯」の発表が1888年、黒岩涙香(1862-1920)の「無惨」の発表が1889年である。「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」の邦訳が世に出たのはそれらよりも早かったことになる。 「青騎兵とその家族の捜査の顚末」の方は、1892年に『日本之法律』に「探偵小説 青騎兵」というタイトルで連載されたのが世に出た最初である(川戸道昭氏の論文「ミステリー小説のあけぼの」で明らかにされた)。同時期に『日本之少年』にも連載された。のちに『新青年』1931年4月号にも掲載されている。 さて、探偵小説の嚆矢とされるエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」が発表されたのが1841年なので、クリステメイエルの作品はそれよりも早いということになる。法政大学教授で、原典およびクリステメイエルについての詳細な調査を行った宮永孝氏は論文「楊牙児(ヨンケル)奇獄」(2011)で以下のように書いている。 ポーの先の探偵小説【注:「モルグ街の殺人」】が活字となる二十年ほど前に、オランダにおいてちゃんとした探偵小説が存在したのである。が、オランダ語といった特異な言語のせいか、世間の注意をほとんど惹かず、また大して問題にもされず、こんにちに至っている。 同論文(こちらで全文閲覧可能)の末尾には、宮永氏による 「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」のオランダ語原典からの翻訳「ヨンケル・ファン・ロデレイケ一件――別名 喜劇の表題(タイトル)によって発覚した二重殺人事件」が付されている。気になる方は、ぜひこちらで実際に読んでもらいたい。 なお、中島河太郎氏は宮永孝氏の調査結果を紹介しつつ、「日本探偵小説史」で以下のような見解を示している。 中島河太郎「日本探偵小説史」『日本探偵小説全集12 名作集2』創元推理文庫、1989年2月、p.609-610より引用 ともかく日本の最初の翻訳探偵小説の身許がようやくつきとめられた。原作は一八二〇年刊行のオランダの作品となると、ポオの「モルグ街の殺人」より、さらに遡ること二十年あまりである。肝腎の原著者については皆目分らないし、また構成の上から眺めても、果たして小説として書かれたか疑問が残らないわけではない。「楊牙児」は(――ネタばれ――)に趣向があり、「青騎兵」は二つの事件を交錯させ、他人を陥れようと種々のトリックを弄するおもしろ味はあるが、ともかく推理的部分は薄弱で、本格的構成はポオに譲らなければならない。 西田耕三氏による神田孝平の訳文からの現代語訳(「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」、「青騎兵とその家族の捜査の顚末」)は、西田耕三編『日本最初の翻訳ミステリー小説 吉野作造と神田孝平』(耕風社、1997年)に収録されている。「青騎兵とその家族の捜査の顚末」が現代語で読めるのはおそらくこの本だけだろう。なおこの本には、神田孝平が和訳した「ヨンケル・ファン・ロデレイキ一件」と「青騎兵并(ならびに)右家族共吟味一件」、および1877年に『花月新誌』に掲載されたバージョンの「楊牙児ノ奇獄」も収録されている。 おまけ:なお、SFで最初に邦訳されたのもオランダの作品だそうだ。北原尚彦『SF万国博覧会』(青弓社、2000年)によるとその作品は、ジヲス・コリデスの『新未来記』。1868年に近藤真琴によって訳され、その10年後に刊行されたとのこと。横田順彌『日本SFこてん古典』にあらすじ紹介などがあるそうだ。 江戸川乱歩とオランダの探偵作家の交流 江戸川乱歩(1894-1965)がオランダの探偵作家のロバート・ファン・ヒューリック(Robert van Gulik、1910-1967)と交流があったというのはよく知られた話だろう。ファン・ヒューリックは中国の裁判小説に題材をとった狄(ディー)判事シリーズ(ハヤカワ・ミステリで全作品邦訳されている)で知られるが、外交官・東洋学者でもあり、日本語・中国語に堪能だった。乱歩は1949年の大みそか、高島屋の古書展でファン・ヒューリックが中国語から英訳した『Dee Goong An』(狄(ディー)公案)を入手。乱歩はこの中国の探偵小説を「長篇本格探偵小説の体をなしていて西洋のガボリオやボアゴベイに比べても、大して見劣りしない」(探偵作家クラブ会報第33号、1950年2月)と称賛している。乱歩は古書店の店主を通じてファン・ヒューリック本人とも連絡を取り、1950年5月の土曜会(探偵作家クラブの月例会)に招いたりもしている。その模様は、雑誌『宝石』に掲載の座談会「中国の探偵小説を語る」(1950年9月号)で読むことができる(ロバート・ファン・ヒューリック『柳園の壺』[ハヤカワ・ミステリ、2005年]巻末にも一部再録)。なおファン・ヒューリックはオランダの推理作家だが、作品は英語で執筆した。最初の創作"The Chinese Maze Murders"の邦訳が『迷路の殺人』と題されて英語版に先駆けて出版されたのは1951年のことである(2009年刊のハヤカワ・ミステリ版のタイトルは『沙蘭(さらん)の迷路』)。 乱歩は1957年、ファン・ヒューリックの仲介で、オランダの探偵作家のW・G・キエルドルフ(Wilhelm Gustave Kierdorff、1912-1984)と手紙のやり取りをしている。キエルドルフが乱歩に送った手紙によれば、キエルドルフは1956年、オランダの探偵作家クラブであるジェフリー・ギル・クラブ(Geoffrey Gill Club)を創設。会員は約50名。クラブの名称になっているジェフリー・ギルとは、オランダ探偵小説の創始者とされるイファンス(Ivans、本名:Jakob van Schevichaven、1866-1935)の作品で主人公を務めるイギリス人探偵の名前だという。乱歩のもとにはこのジェフリー・ギル・クラブの機関誌『MYSTERIE-Detective』も送られてきている。キエルドルフは機関誌の第3号で日本の探偵小説と探偵作家クラブについて紹介したいと書いているが、それが実現したのかは分からない。キエルドルフは乱歩のほかにも、フランス版EQMMの編集長のモーリス・ルノール(Maurice Renault)、アメリカのドナルド・A・イェイツ(Donald A. Yates)、デンマークのシャーロック・ホームズ・クラブ創設者のヘンリックセン(Henriksen)、フランス在住のペルシャ人フレイドン・ホヴェイダ(Fereydoun Hoveyda、邦訳書に『推理小説の歴史はアルキメデスに始まる』[東京創元社、1981年]等)、オーストラリアの探偵作家アーサー・アップフィールド(Arthur Upfield)など、世界中の探偵小説関係者と連絡をとっていたようだ。キエルドルフが乱歩に送った最初の手紙の原文(英語)は、日本探偵作家クラブ会報第133号(1958年9月)に全文掲載されている。乱歩とキエルドルフの手紙のやり取りがどれぐらい続いたのかは分からない。乱歩はキエルドルフの最初の手紙に対して「詳しい返事を出しておいた」(日本探偵作家クラブ会報第119号、1957年5・6月)と書いているので少なくとも1度は返信したようだが、お互い手紙を1通送ったきりで終わってしまったのかもしれない。 乱歩は海外のミステリ事情の紹介に熱心で、1960年11月の日本探偵作家クラブ会報第158号では英国推理作家協会(CWA)会報1960年8月号の記事を紹介している。それによれば、オランダのジェフリー・ギル・クラブのJacqueline Kempeesが英国推理作家協会に、オランダの推理小説界を紹介する手紙を寄越してきたのだという。英国推理作家協会に寄せられたこの手紙では、ジェフリー・ギル・クラブの会長はピム・ホフドルプ(Pim Hofdorp)とされていた。乱歩は気付いていなかったと思われるが、ピム・ホフドルプというのはW・G・キエルドルフの筆名であり、つまりホフドルプとキエルドルフは同一人物である。 ところで、W・G・キエルドルフとは一体何者だったのだろう。オランダ語版Wikipediaの記事をGoogle翻訳で英語に直すという不確かな方法に頼って紹介すると、W・G・キエルドルフは1912年2月4日生まれ。ピム・ホフドルプ(Pim Hofdorp)という筆名で、1959年から1980年にかけて、オランダのハーグを舞台とする推理小説シリーズを発表した。このシリーズにはハーグについての地誌学的・歴史学的知識がふんだんに盛り込まれていたそうだ。1984年6月9日逝去。残念ながら、その作品の邦訳はない。 W・G・キエルドルフによるオランダ探偵小説略史(20世紀初頭~1950年代) 『探偵倶楽部』1958年7月号にはW・G・キエルドルフの「オランダの探偵小説」という記事が載っている。キエルドルフが乱歩に送った最初の手紙の原文(英語)を読んでみると、その手紙にはキエルドルフがフランス語で書いたオランダ探偵小説略史が同封されていたことが分かる。手紙によれば、モーリス・ルノールが創設したフランスの探偵小説愛好クラブ Club Mystère Fiction の会誌に寄稿したものだという。『探偵倶楽部』に載った記事は、おそらくはこれを翻訳したものだろう。ちなみにネット上を検索してみたところ、Club Mystère Fictionの会誌の目次を紹介しているページがあった(リンク)。キエルドルフの寄稿"Le Roman policier aux Pays-Bas"(オランダの探偵小説)はClub Mystère Fictionの会誌の第5号(1955年11月・12月)に載ったようである。 この時期には乱歩は探偵雑誌『宝石』の編集長となっていたので、キエルドルフの原稿がライバル誌である『探偵倶楽部』に載ったのは少々不思議である。 以下、W・G・キエルドルフ「オランダの探偵小説」に従って、オランダの1950年代までの探偵小説略史を紹介する。 この記事によれば、オランダ探偵小説の創始者であるイファンス(Ivans、本名:Jakob van Schevichaven、1866-1935)は1910年にデビュー。この特異な筆名は本名の一部を拾って作られたものである(J + van + S → Ivans)。イファンスの探偵小説で探偵役を務めるのは、シャーロック・ホームズそっくりのイギリス人名探偵ジェフリー・ギル(Geoffrey Gill)。ワトソン役はオランダの法学博士ウィレム・ヘンドリクス。ジェフリー・ギルの探偵譚は1930年までにオランダ国内に10万人の読者を獲得し、北欧の言語にも翻訳されたという。 イファンスの後継者とみなされていたのが探偵作家のハファンク(Havank、本名:Hendrikus Frederikus van der Kallen、1904-1964)。この筆名はイファンスの筆名と同じやり方で作られている(H + van + K → Havank)。ハファンクはパリ警視庁のシルヴェール警部(Silvère)とその助手シャルル・カルリエ(Charles C.M. Carlier、通称Schaduw[影、シャドー])を主人公とする探偵小説を執筆。2人はヨーロッパ各地で活躍。時にはオランダが舞台になることもあったが、基本的にはフランスが舞台の作品が多い。 大手出版社のブルーナ社が1947年、新人探偵作家発掘のためのコンテストを開始。これによりオランダの探偵小説は飛躍することになる。受賞者の中で特筆すべきはアムステルダムの新聞記者、ヨープ・ファン・デン・ブルーク(Joop van den Broek、1926-1997)。彼の受賞作の『ナドラのための真珠』(Parels voor Nadra、1953)は、ジャカルタの質屋で盗まれた真珠の財宝が主題になっている。この作者はアメリカのハードボイルド、特にミッキー・スピレーンの影響を受けていたという。同時期には、ベルト・ヤーピン(Bert Japin)、アプ・フィッセル(Ab Visser)、ハリエット・フレーゼル(Harriët Freezer)、エリーネ・カーピット(Eline Capit)、ボプ・ファン・オイエン(Bob van Oyen)など続々と若手の探偵作家が登場している。 ちなみにブルーナ社は、ミッフィーで知られるディック・ブルーナ(Dick Bruna)の父が経営していた出版社である。ディック・ブルーナはブルーナ社の推理小説のペーパーバックの表紙デザインを手がけており、その数は2000点以上にのぼるという。その一部は輸入雑貨店assistonのサイトのこちらのページや、古書店dessinのサイトのこちらのページなどで見ることができる。 前述のハファンクの作品もブルーナ社から出版されており、ディック・ブルーナが装丁を手がけていた。ハファンクの作品は邦訳がなく、日本のミステリファンの間でその名はまったく知られていないと思うが、この名前は日本のディック・ブルーナファンの間では有名であるらしい。「ハファンク」と日本語で入力して検索してみると、結構な数の情報がヒットする。 ハファンクは創作のほかに英米探偵小説のオランダ語への翻訳も行っていた。1961年に出版された江戸川乱歩のオランダ語訳短編集『Griezelverhalen uit Japan』の編訳者でもある。もちろん日本語からではなく、1956年に出版された江戸川乱歩の英訳短編集『Japanese Tales of Mystery Imagination』から重訳したものだろう。この乱歩のオランダ語訳短編集もブルーナ社から出版されており、ディック・ブルーナが装丁を手がけたようだ。表紙イラストはこちらで見られる。同社より1981年に新装版が刊行されているが、表紙を見てみると、乱歩の名前よりもハファンクの名前の方が目立っている(リンク)。 ほかの特筆すべき作家に、W・H・ファン・エームラント(W.H. van Eemlandt、本名:Willem Hendrik Haasse、1889-1955)がいる。彼は1953年、65歳で探偵作家デビュー。アムステルダム司法警察のアールト・ファン・ハウトヘム警視(Aart van Houthem)を主人公とする探偵小説シリーズを1953年から1955年の3年間で12作発表した。1955年11月逝去。その作品はドロシー・L・セイヤーズと比較されることもあったというが、キエルドルフは、むしろジョルジュ・シムノンのメグレ警部ものと共通する点が多いと述べている。なお、娘のヘラ・ハーセ(Hella Haasse、1918-2011)もミステリ作家ではないが有名な作家で、父よりも早くデビューしている。ヘラ・ハーセの作品は邦訳される予定があるらしい。 キエルドルフ「オランダの探偵小説」に記述されているのはここまでである。この記事はW・H・ファン・エームラントの1955年11月の死去に言及があり、また1955年のことを「去年」と書いていることから、1956年に執筆されたもの(または1956年に発表することが予定されていたもの)だと推定できる。この記事がClub Mystère Fictionの会誌の第5号(1955年11月・12月)に載ったとする推定とは辛うじて矛盾しない。または、乱歩のもとに送られてきたのは、キエルドルフがClub Mystère Fictionの会誌に寄稿したものに少々加筆したものだったのかもしれない。 1960年代以降の主なミステリ作家 1960年代以降のオランダのミステリ界について、日本で知られていることは少ない。ここでは邦訳のある作家について紹介する。 ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク(Janwillem van de Wetering、1931-2008)はオランダに生まれ、南アフリカ共和国、イギリス、日本、コロンビア、オーストラリアなど世界中を渡り歩く。日本を訪れたのは哲学の勉強を通して禅に興味を持ったためで、京都で一年半ほど座禅三昧の日々を過ごしたという。その後オランダに帰国して警察官となり、1975年、40代で推理作家デビューした。代表シリーズはアムステルダム警察のフライプストラ警部補(Grijpstra)とデ・ヒール巡査部長(de Gier)のシリーズで、日本では第4作まで邦訳されている。ほかに、日本人の斎藤警部が主人公の短編作品などもある。 ティム・クラベー[ティム・クラベとも表記](Tim Krabbé、1943- )はウェテリンクより10歳以上年下だが、デビューはティム・クラベーの方が早い。1967年にデビューし、現在も執筆活動を続けている。1995年には、前年発表の『マダム・20』(邦訳1996年、青山出版社)でオランダ推理作家協会の黄金の首吊り輪賞を受賞している。邦訳は『マダム・20』のほかに、『失踪』(邦訳1993年、日本放送出版協会)と『洞窟』(邦訳2002年、アーティストハウス)がある。 トーマス・ロス(Tomas Ross、1944- )はオランダ推理作家協会創設の主導者で、会長も務めた人物。本名はウィレム・ホーヘンドールン(Willem Hogendoorn)。1980年ごろから政治小説やサスペンス小説を発表しはじめた。1987年、1996年、2003年に黄金の首吊り輪賞を受賞。1990年にはスウェーデンの推理作家マイ・シューヴァルと合作した『グレタ・ガルボに似た女』がスウェーデンの出版社から刊行されている(邦訳は1993年、角川文庫)。この作品は、それぞれが一章ずつ書き、その原稿を粗訳とともに相手に送り、送られた方がそれに自分なりに手を加えて、また翻訳をつけて送り返す、という方式で執筆されたもので、完成までに3年かかったという。マイ・シューヴァルはマルティン・ベックシリーズの共同執筆者であった夫のペール・ヴァールーが1975年に死去して以来創作から遠ざかっており、『グレタ・ガルボに似た女』は15年ぶりの新作となった。 《世界のミステリ》を特集した『ミステリマガジン』1999年3月号にはオランダの推理作家、クリス・リッペンの短編「芸術」が掲載されている。クリス・リッペン(Chris Rippen、1940- )は48歳で推理作家デビュー。1991年に発表した第2作"Playback"で翌年、オランダ推理作家協会の黄金の首吊り輪賞を受賞。『ミステリマガジン』1999年3月号に短編が掲載された当時にはオランダ推理作家協会の会長も務めていた。 ところで、オランダの南に隣接するベルギーの北半分(フランドル地方)ではオランダ語が使用されており、もちろん、オランダ語で推理小説を執筆している作家もいる。クリス・リッペンの作品の邦訳が載ったのと同じ『ミステリマガジン』1999年3月号には、オランダ語で作品を執筆するベルギー人作家ボブ・メンデスの短編「国王への報告書」も掲載されている。ボブ・メンデス(Bob Mendes、1928- )は1989年に会計士の仕事を辞めてから本格的に執筆活動を開始。1993年には"Vergelding"(復讐)でオランダ推理作家協会の黄金の首吊り輪賞を受賞。1997年には"De kracht van het vuur"(火力)で再度同賞を受賞した。 ベルギーの推理作家としてはジョルジュ・シムノン(Georges Simenon)とスタニスラス=アンドレ・ステーマン(Stanislas-André Steeman)が有名だが、二人はベルギー南部の出身で、創作活動にはフランス語を使用した。 オランダ推理作家協会とフランドル推理作家協会 オランダ推理作家協会(Genootschap van Nederlandstalige Misdaadauteurs[略称 GNM])は1986年創設。同年より毎年、オランダ語で書かれた年間最優秀のミステリ作品に黄金の首吊り輪賞(Gouden Strop、公式サイト)を授与している。この賞の名前は先に言及したヨープ・ファン・デン・ブルーク(Joop van den Broek、1926-1997)が1982年に発表した『黄金の首吊り輪』に由来する。Gouden Strop賞は『ミステリマガジン』1998年4月号p.53では「黄金の首吊り輪賞」、1999年3月号p.35、p.61では「金の投げ縄賞」という訳語が使われている。また、2008年11月号p.66では単に「オランダ推理作家協会賞」とされている。このページでは仮に黄金の首吊り輪賞という訳語を使用しておく。 オランダ推理作家協会は1997年より、年間最優秀新人にシャドー賞(De Schaduwprijs、公式サイト)を授与している。この賞の名前はハファンクの作品に登場するシャドーに由来する。オランダ推理作家協会が主催する賞にはほかに、GNM巨匠賞(De GNM Meesterprijs)がある。 オランダ推理作家協会(GNM)が1986年に創設されたのち、1991年にはベルギー北部のオランダ語使用地域(フランドル地方)でフランドル推理作家協会(Genootschap van Vlaamse Misdaadauteurs[略称 GVM])が創設されている。フランドル推理作家協会は2002年より、オランダ語で執筆された年間最優秀のミステリ作品にダイヤモンドの弾丸賞(Diamanten Kogel)を授与している。前述のボブ・メンデスは2004年、"Medeschuldig"でダイヤモンドの弾丸賞を受賞している。2004年以降、ダイヤモンドの弾丸賞の対象にはオランダの作家の作品も含まれるとされた。 フランドル地方の推理小説を対象とするミステリ賞としては、フランドル推理作家協会が主催するダイヤモンドの弾丸賞以外に、エルキュール・ポアロ賞(Hercule Poirotprijs)というのもある。 関連リンクオランダの推理作家一覧 - オランダ語版Wikipedia フランドル地方の推理作家一覧 - オランダ語版Wikipedia 邦訳されたオランダの推理小説/ミステリ (日本のamazon内に作成したリスト) 関連記事 江戸川乱歩と交流のあった海外ミステリ作家の紹介オランダのロバート・ファン・ヒューリック、W・G・キエルドルフ(当ページ) ソ連のロマン・キム 韓国の金来成(キム・ネソン) ミステリ略史オランダ(当ページ) ソ連/ロシア スペイン・ポルトガル・中南米 イタリア チェコ推理小説略史 インド推理小説探求・受容史
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2010年4月17日 最終更新:2011年6月22日 どこかの出版社で邦訳してくれないかなあと個人的に思っている作品のタイトルをただ並べていくコーナー。 1.長編 すでに邦訳が出ている水天一色(すいてんいっしき、シュイティエンイースー)の長編と、上でもあげた杜撰の長編を挙げる(未読)。 水天一色 杜落寒シリーズ 『校园惨剧』(校園惨劇)(学校の惨劇) 内蒙古人民出版社、2008年 『盲人与狗』(盲人と犬) 内蒙古人民出版社、2008年 学生探偵の杜落寒(ドゥールオハン)が活躍するシリーズ。 作者の水天一色は1981年生まれ。 日本で『蝶の夢』が刊行されている「乱神館記シリーズ」は、中国でもまだ1作しか刊行されていない。 杜撰 『时之悲』(時之悲) 北京出版社、2010年9月 不可能犯罪ものの短編を書いていた杜撰の初の長編作品。 2.短編集 中国のミステリ雑誌『歳月・推理』で活躍する作家2人の作品集を挙げる。(一部のみ既読) 公式サイトで表紙や作品紹介が見られる(http //mysteryworld.cn/shownews.asp?news_id=220) (1) 御手洗熊猫 (ユーショウシー ションマオ、みたらい ぱんだ) 『御手洗浊的流浪 - 御手洗浊探案集 Mitarai Daku is Wandering』 (御手洗濁の流浪) 北京出版社、2009年4月 アジア本格リーグの水天一色『蝶の夢』巻末や『本格ミステリー・ワールド 2010』で紹介されていた、非常に気になる筆名の推理作家の短編集。現在までに、御手洗熊猫の作品で単行本として刊行されているのはこの1冊のみ(『蝶の夢』巻末で紹介されている長編ミステリ『島田流殺人事件』は未刊行)。 作者の御手洗熊猫は、この短編集が出た時には上海師範大学在学中。 収録作品(5編) 「二十角館の首なし死体」、「世俗辺縁的歌者」、「奇想天外の瞬間移動マジック」、「人体博物館謀殺案」、「消失的詭計不見了」 探偵役は御手洗濁(ユーショウシー ジュオ、みたらい だく)。 筆名や探偵役の名前から考えて、ふざけた感じのパロディなのかと思っていたらそんなことはなく、トリックやロジックを重視したしっかりとした本格だった(と思う。読解力の都合上、断言はできない)。 巻頭の作品「二十角館の首なし死体」では、脚注に高木彬光、島田荘司、綾辻行人、有栖川有栖、京極夏彦、森博嗣らたくさんの日本の推理作家の名前が登場する。 長編『島田流殺人事件』――紹介ページ(日本語) (2) 杜撰 (ずさん、ドゥージュアン) 『纯属杜撰』(純属杜撰) 内蒙古人民出版社(のちに台湾でも2分冊で刊行) 『纯属杜撰2』(純属杜撰2) 北京出版社、2009年4月 『第五元素』 北京出版社、2009年 各8編収録。「不可能犯罪」ものの短編を書き続けている作家だと、『本格ミステリー・ワールド 2010』では紹介されている。 作者の杜撰は1984年生まれ。 『純属杜撰2』に収録の「美人鱼之恋」(人魚の恋)では、ホテルの一室から女性が消える密室トリックを扱っている。 関連記事 中国ミステリ 読書案内 中国ミステリについて知るための資料リスト このアジアミステリを邦訳してほしい! 台湾ミステリ編 韓国ミステリ編 中国ミステリ紹介 目次へ
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連絡事項 12/18 忘年会&送別会 4/22 歓送迎会
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何故ステマは駄目なのか。
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関西ミステリ連合冬の総会2017 本イベントは終了いたしました。 今年の関ミス連総会には、古野まほろ先生をお呼びします。 講演会には、一般の方もご参加いただけます。 ぜひご来場ください。 期日:2017年12月2日(土) 場所:立命館大学衣笠キャンパス 明学館401 開場 13 00~ 開演 14 00~ 終了 ~17 00(予定) 入場料:無料 入場について:先着順 当日の入場は開場後に先着順で受け付けます。 会場の席数には余裕がございますが、 収容上限を上回ると判断すれば、入場を制限させていただく場合もございます。 あらかじめ、ご了承ください。 形式:質疑応答 当日来場された方の質問に、古野先生より回答していただきます。 事前質問: 当日参加いただけない方に向けて、事前質問を募集したします。 事前質問は、メールおよびTwitterのDMにて承っております。 名前(ニックネーム可)と質問をご記入いただきますようお願いいたします。 なお、構成の都合上利用できない場合もございますので、あらかじめ、ご了承ください。 メールアドレスはこちら ritsumys@yahoo.co.jp Twitterアカウントはこちら @Ritsmys サイン会: 実施いたします。 対象書籍のいずれかをご持参していただきます。 対象書籍 『全日本探偵道コンクール セーラー服と黙示録』(角川文庫) 『R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室』(新潮文庫nex) 『禁じられたジュリエット』(講談社) 新刊を特に対象としたサイン会ですが、 思い入れのある既刊をお持ちいただいても構いません。 ※参加者多数の場合は、抽選となることがございます。