約 220,910 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1891.html
登録日:2010/10/12 Tue 01 20 57 更新日:2023/01/06 Fri 09 11 12 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ゆかり王国 イングランド オクスフォード教導院 モンスターランド 国家 境界線上のホライゾン 変態多数 女王の盾符 浮遊島 王賜剣 英国 境界線上のホライゾンの国家の一つ。読み方は「イングランド」。 家名襲名も暫定支配もしていない中立的立場。 対応する対馬が狭いため、重奏世界の海底を浮上させた「浮遊島」を領地とする。 教導院は「オクスフォード教導院」。 多くの異族が住み、制服は種で異なる特徴的な体型を考慮した紺色の重量級。 極東系住人の大半は過去に滅びた尼子家の残党である。 食人系の異族のために人肉やそれを食う許可証が流通している。 信仰されているのは聖譜Tsirhc系の一つである英国聖譜協奏派(アングリカンチャーチ)。 他教導院における総長連合、生徒会は女王の盾符(トランプ)と呼ばれる一つの組織になっている。 また、英国の象徴として本土防衛用術式剣、王賜剣二型(EX.カリバーン)が存在する。 これには、刀身から発生する衝撃波で対象を砕き、「英国側に倒れず外へと切り飛ばされる」という術式効果を付与する能力を持つ。 地殻に突き刺さった状態で残されており、「この剣を引き抜く者、王たる資格を持つ者なり」という伝承も残されている。 主要人物 エリザベス (CV.田村ゆかり) オクスフォード教導院総長兼生徒会長。 主に妖精女王と呼ばれる。 戦種は全方位精霊術師。“女王の盾符”の12。 通神での名は『女王』。 人間と妖精のハーフであり自信に溢れた性格。 王賜剣二型(EX.カリバーン)の使い手で、強力な精霊術を使い戦闘に関しては主に航空艦などに対する防空戦力となる。 ウイリアム・セシル (CV.桑谷夏子) オクスフォード教導院副会長。 “女王の盾符”両10の片割。 通神での名は『せしる』。 見た目は女版ハンプティダンプティ。 襲名元に過食症という特徴があったため英国一のフードファイターの彼女が選ばれた。 そのため襲名を目指した活動をしておらず執務能力は無いが、純朴な性格と判断力から、エリザベスも含めた“女王の盾符”に頼られる。 自分の体重を、目視した対象の天に向いた面に分け与える術式を使う。 ロバート・ダッドリー (CV.山田みほ) オクスフォード教導院副長。 “女王の盾符”両10の片割。 第五聖譜“巨きなる正義(ブラキウム・ジャスティア)”旧代の使い手。 左手用の手甲で、周囲数十メートル内の武器を所有者ごと遠隔操作する。 通神での名は『副長』。 見た目は痩せ女+足枷鉄球。 襲名元は陸軍の要でエリザベスの愛人とも言われた男性だったが、殺人事件の疑惑などで没落する人物。 女性なのは混乱をさける為であり、エリザベスに連れ出されるまでは「女王にとって負となる事件を防ぐため」と牢に入れられていた(今でも枷をつけているのもそのため)。 なんでも「打ち払う」術式を使う。 その他の女王の盾符は項目参照 傷有り(スカード) 戦種は全方位精霊術師。 英国第四階層の代表を勤めている人物。 緑色のフード付き長衣を纏い、足には鉄杭の鎖がついた足枷を嵌めている。 名前の由来は体の前面にある無数の傷痕から。 この傷痕はかつて300人の騎士と戦い殺した時の物。 その騎士達の墓の管理もしている。 そして、その正体は……金髪巨乳……!! ミルトン (CV.川原慶久) 走狗の一種である八咫烏。 傷有りと共に第四階層を管理しており、地脈の管理責任者は彼である。 ちなみに、ミルトンは英国に来てから襲名したもので「失楽園」などの作者。 その前の名は「横道・兵庫助」であり、尼子十勇士の生き残りである。 ヘンリー八世 元オクスフォード教導院総長。 王賜剣を抜けると豪語していたが一度も試す事はなかった。 密かにカルロス一世と協力して末世を研究していた。 現在は公主隠しにあい行方不明。 メアリ メアリ・チューダーとメアリ・スチュアートの二重襲名者で、これにより“重双血塗れ(ダブルブラッディ)”の字名を持つ。 ざっくり説明するとメアリ・チューダーは旧派だったため英国教関係者300人を虐殺した人物で別名「ブラッディメアリ」、メアリ・スチュアートはエリザベス女王を暗殺しようとした人物。 この二人の悪女を二重襲名している為“重双血塗れメアリ”は英国の不貞の象徴とされ倫敦塔に幽閉されている。 追記、修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ariadust/pages/13.html
Contents メインキャラクター 武蔵 武蔵アリアダスト教導院 生徒会 総長連合 学生その他 その他 武蔵その他 三河 三征西班牙 K.P.A.Itaria 英国 P.A.ODA メインキャラクター 葵・トーリ “不可能男(インポッシブル)” 主人公。武蔵アリアダスト教導院総長連合総長兼生徒会長。 極まった馬鹿。異常なまでにアッパーな性格。 ホライゾン・アリアダストの旧友であったが、10年前、交通事故により彼女を喪う。その際に自身も怪我を負い、今もなおその傷跡は残り、身体機能の低下を招いている。神道奏者として芸能系の神を奉じ、上位検定を通るも使用加護は未申請。 P-01sに告白すると宣言した当日、元信の最期の放送を聴き、仲間達と共にP-01sの元に駆けつける。しかしK.P.A.Itariaの確保部隊の妨害を受け、状況を案じた正純によって気絶させられ、言葉交わすこと能わなかった。そして翌日の予告日、P.M.6 00に彼女の自害が執行されることとなる。 P-01s(ピー・ゼロワンエス) ホライゾン・アリアダスト 自動人形。“嫉妬”の大罪武装“全域焦がれ(オロス・フトーノス)”を秘める。 元は三河当主の嫡女 ホライゾン・アリアダストであった。 松平元信の乗る馬車に轢かれ、彼によって自動人形へ改造された上、感情を大罪武装の原料として抜かれる。 記憶を失い行き倒れていたところを青雷亭店主に拾われ、パン屋兼軽食屋店員として働き始める。 その後、元信の全国放送によりその正体が公になり、確保部隊により保護される。翌日、大罪武装取り出しのための引責自害を了承し、P.M.6 00執行予定。 ホライゾン・アリアダスト(生前) 黒髪、碧眼の少女。芯が強く、優しすぎるとも。 武蔵 武蔵アリアダスト教導院 生徒会 本多・正純 副会長。 襲名のために男性化を行うが、減胸したところで“人払い”により正信の家系を自動人形に奪われた。下腹部の男性化手術は行っていない。その後、三河からアリアダスト学院へと転入するため武蔵に移り住むが、その時に母を公主隠しにより失う。 学費を払うためバイトに勤しみ、よく餓死寸前で行き倒れるところを青雷亭に救われている。 男装、P-01sとは友達。父は武蔵暫定議会の議員。 トーリや二代からはセージュンと呼ばれている。 三河消滅時にP-01sを匿おうとするが、捕獲部隊に囲まれ、極東のことを考えトーリの行動を制する。 P-01s捕獲後は聖連の手駒として、その権限を温存される。不信任決議により臨時生徒総会に聖連側として参加する。機関部代表と騎士階級代表の相対を経て、トーリとの討論に至るが、そこで逆にホライゾンを救うことの異義を問われ、武蔵側の立場からの義を唱える。そしてインノケンティウスの介入からに始まる問答から、各国にとっても利となる大義名分を宣言する。 ツキノワ アリクイ型走狗。 シロジロ・ベルトーニ 会計、“冷面(レーメン)” 商業の神稲荷系サンクトと上位契約を持つ。ベルトーニ商店若手幹部。 金にうるさい。 ホライゾン姫の処刑日の当日の議事において経済的側面から武蔵の今後において悲観的な状況を述べるが、鈴とトーリの願いに応え、警護隊と交渉し、生徒会副会長の不信任決議のための臨時生徒総会を発動する。総会では直政に力の有無を問われ、戦闘に挑み、金の力でもって勝利する。 ハイディ・オーゲザヴァラー 会計補佐 白狐エリマキを首に巻いている。 シロジロのパートナーで彼ほどではないがかなりがめつい。 トゥーサン・ネシンバラ 書記、ひょろメガネ。歴史系知識に富む。その知識を活かし軍師として指揮を執る一方、術式“幾重言葉”を使い戦闘も可能。走狗ミチザネを使う。かつて三征西班牙の機密教会施設・第十三無津乞令教導院に属していた。 幾重言葉 スガワラ系イツルに奉納した文章を願掛けとし、具現化する術式。 総長連合 本多・二代 極東警護隊総隊長→武蔵アリアダスト教導院副長。近接武術師 忠勝の娘。正純とは幼なじみだが最近は顔を合わせてない。 出雲系カザマツリの移動術“翔翼”を使う。 先行艦に乗り込んでいたため、三河消失の難を逃れる。 翌日に三征西班牙より蜻蛉切の返還が行われ、その際に力の意志の表明を行おうとするが、宗茂に速さで負け、かなわなかった。 その後、臨時生徒総会に乱入してきたガリレオを制し、教導院側に勝負を求める。臨時生徒総会、第四回戦として貴美との戦闘に入るが、蜻蛉切を使用するも届かず敗北し、侍として主君ホライゾンの救助を行うことを諭される。総会後、トーリの要請により臨時副長に就任する。 ホライゾン救出作戦では宗茂と相対し、勝利する。 点蔵と似たような口調だが、「自分~御座る」な点蔵に対して二代は「拙者~御座る」であるため点蔵はトーリに人間的濃度で負けていると称された。 点蔵・クロスユナイト 第一特務、近接忍術師(ニンジャフォーサー) エロゲ(親も)。顔をほとんど隠している。語尾ャーで~ゴザル。トーリや喜美からの扱いはいい加減。 自称金髪巨乳担当。 キヨナリ・ウルキアガ 第二特務 航空系半竜 三征西班牙異端審問の家系。実家は寝具店。 自称姉キャラ担当。 マルゴット・ナイト 第三特務、遠隔魔術士(マギノガンナー)、黒魔術師(シュヴァルツヘクセン) 金の六枚翼。巨乳。笑顔。 エロゲに理解はあるようだ。“見下し魔山(エーデルブロッケン)”のテスター。配達業を正業とする。 ナルゼとは同室で、ベッドを共にする仲。 自分のことを「ナイちゃん」と呼ぶ。 マルガ・ナルゼ 第四特務、遠隔魔術士(マギノガンナー)、白魔術師(ヴァイスヘクセン) 黒の六枚翼。無表情。漫画草紙研究部部長。出自(父方)になにやら秘密あり? ネイト・ミトツダイラ 第五特務、“銀狼(アルジョント・ルウ)” 松平分家を預かる女騎士。母が人狼(ルウガルウ)の人狼ハーフ、半人狼(デミ・ルウガルウ)。獣変調(ベトドゥモデュレチオン)行使不能だが、その代わり普段からとてつもない怪力を発揮する。 トーリに胸を貸すほどの傑物。 武蔵の委譲後に松平家の本家と 騎士階級代表として臨時生徒総会に挑み、その降伏と帰順により市民革命の歴史再現を進め、武蔵領民への寄与を行うとするが、鈴に止められ、総長麾下に入る。 銀鎖(アルジョントシェイナ) インテリジェントシェイナ 直政 第六特務 中国出身、姉御、義腕(右)。 臨時生徒総会では機関部代表として相対する。聖連との戦闘に際し、我々が力を持っているかを問い、シロジロと戦闘を行う。 地摺朱雀 四聖式武神三型。走狗(妹)が宿った重武神。武神の破片の寄せ集めではあるが、元が戦闘用であったため武蔵機関部重武神作業班の中では最強。 学生その他 葵・貴美 トーリの姉。芸能ウズメ系サダ派の神を奉じている。 弟に関しては心配性。 臨時生徒総会の四回戦として参入した二代に相対し、高嶺舞をもって勝利する。 ウズィ 面を付けた少女型走狗 浅間・智 神道の神奏術師。浅間神社の娘。周囲からはアサマチと呼ばれる。 左目に緑の義眼“木葉”を持ちかなりの巨乳。アデーレからは「片目義眼でジャンル巨乳巫女」と称された。長身ゆえか、皆のカアちゃん役。 トーリや貴美の幼なじみで、トーリとは共に乳をもみ合った仲。 “狙撃巫女”として国際的に著名。 父がトゥルーエンドに到達した。 ハナミ 二頭身の少女様の走狗。 東 帝の嫡子で半神。「予」 聖連の求めに従い、権限の奉還と能力の封印を行い還俗し、一月ぶりに武蔵に帰ってきた。 幽霊探しの際に出た幼女幽霊に懐かれ、翌朝までミリアムのベッドで添い寝していた。 ノリキ 無愛想無口な格闘家。弟達が多い苦労人。 父は北条の重臣であったが追われ、北条・氏直襲名後に自害する。北条・氏直に嫁ぐ督姫を襲名する予定であった。ノリキは「乗姫」または「乗去」から。 ペルソナ君 上半身裸に西洋兜。 伊藤・健児 インキュバス 禿頭に上半身裸。気体が本体であるため、運動により密度の低下を招く。 向井・鈴 盲目、前髪。P-01sを恐れる。前髪を長く伸ばし目元を隠している。 アルマダ海戦において、音響定位等による優れた空間把握力と察知力を見込まれ、武蔵支援の元、戦況把握に貢献する。 ミリアム・ポークウ 車椅子の少女。東と同室になる。辛口セメント。授業には出ないが、級友が持ってくる授業ノートによって勉強をしている。 ネンジ 1メートル大のスライム、朱色。威厳たっぷり。ワインを飲むと赤っぽくなるらしい。 アデーレ・バルフェット メガネっ娘、従士、白い長槍が武装。両親は六護式仏蘭西の流れだが、本人は武蔵生まれ。 父より譲り受けた旧型の機動殻“弄獣”は、機動力を犠牲にする代償として非常に高いレベルの防御性能を得ている。 ハッサン・フルブシ インド系。ターバン装備。 カレーは飲み物。 御広敷・銀二 汗っかき、調理部、ロリコン 三科・大 泰造翁の孫、覚羅教導院所属、浮遊島へ留学中。IZUMOにも出入りする技術者。後武蔵へ転入。直政の後輩となる。 その他 オリオトライ・真喜子 教師。超蛮族派鉄拳制裁系。出雲の出身。眼の色は青だが、その他の容貌は武蔵住人。かつて死ぬような思いをしたらしい。 高機動。IZUMOのテスターをやっている。 酒井・忠次 学長、松平四天王の一人。 十年ぶりに三河へと降り、旧友達と酒を酌み交わす。 三要・光紀 教師。三年竹組担当。 オリオトライの後輩。先日男に逃げられた二十四歳。 ヨシナオ 教頭、兼武蔵王 六護式仏蘭西の田舎領主であったが、聖譜連盟から武蔵王として派遣されている。。 一人称は「麻呂」、友達にいない、妻帯者、マインスイーパーではなくソリティア。 武蔵が三河となることに際し、生徒会の権限を預かる。臨時生徒総会の貴美と二代の相対に際してトーリから、貴美の勝利した場合に王の権限の委譲を求められ、二代の敗北により権限の返還と、補佐役として副王の設立を提示する。 シェーダー夫妻 購買にて文具店を営む、動白骨(スケルトン)の夫婦。 ??? 半透明。 東をパパと懐き、ミリアムをママと呼ぶ。 「パパ、いないの……」 武蔵その他 武蔵 航空艦武蔵を司る自動人形。 各艦には同型の自動人形がいる。 ——以上。 黒藻の獣 契約により武蔵の下水処理を担う。人の名前を呼ぶというのは非常に珍しいらしい。 P-01sの友達。 葵・善鬼 パン屋兼軽食屋“青雷亭(ブルーサンダー)”を営む。元侍。 葵姉弟の母親。 一時期はホライゾンの母親の警護役をやっていたこともある。 小野・忠明 葵姉弟の父親 本多・正信 武蔵暫定議会議員。ノブタン。 小西 正信と取引関係にある商人、コニタン、十字架を首に下げる エロゲも扱い、アリアダスト教導院のイベント『幽霊探し』では、正信と共にバンゾックの扮装をして現れた(鼻血の方)。 泰造 機関部のチーフの老人。 小出翁 品川商工会。 ミシラ三世 多摩にて干物屋“干るす”を営む。 “提督(アルミランテ)” “山椿(ヴィルトカメリー)” “海兵(マリネ)” 三河 松平・元信 “傀儡男(イエスマン)” 松平家当主。 よく自分を「先生」と呼称する。 内縁の妻との間に娘、ホライゾンをつくるが、彼女を事故に遭わせ大罪武装の元とする。弟松平・信康を自害により、喪う。 地脈炉の暴走と共に消える。 本多・忠勝 松平四天王の一人。“東国無双” “蜻蛉切”を扱う。 地脈炉の暴走崩壊を阻止しようとする部隊を鹿角と共に殲滅する。誾に蜻蛉切を託した後、主とともに消滅に巻き込まれる。 鹿角 忠勝に仕える口の悪い自動人形。二代の基本指南も行っている。 忠勝の亡き妻の指輪を魂としている(舌に埋め込んである)。 宗茂との戦闘により半身を断たれ、“悲嘆の怠惰”の最大出力の地脈炉への直撃を妨げるため、その身に弾体を取り込んだ上で忠勝に切らせる。 榊原 松平四天王の一人、“檄文” 酒井や忠勝ともに酒を酌み交わした後、公主隠しに会い失踪。 井伊・直政 松平四天王の一人。 国政や開発担当者であったが、公主隠しに会い失踪。 三征西班牙 フェリペ・セグント 総長兼生徒会長。 フアナ 副会長兼会計。大罪武装“怠惰な嫌気(アーケディア・カタスリプシ)”の使い手。 ディエゴ・ベラスケス 書記。長寿族。聖譜顕装“身堅き節制・新代”の使い手。 弘中・隆包 副長。アロンソ・ペレス・デ・グスマンを二重襲名。聖譜顕装“身堅き節制・旧代”の使い手。主に長尺バットで攻撃を行う。 レパントの海戦で江良・房栄と共に戦死。現在は霊体として活動している。 立花・宗茂 八大竜王の一人、大罪武装“悲嘆の怠惰(リピ・カタスリプシ)”の使い手。近接武術師(ストライクフォーサー)、第一特務 “神速(ヴェロシダート・デ・ディオス)”ガルシア・デ・セヴァリョスを二重襲名。 スピード特化の極端な装備。 道雪の婿養子。 地脈炉を防衛する忠勝と戦う。敗北するも“悲嘆の怠惰”の超過駆動を放つ。しかし忠勝と鹿角により直撃が阻止され、地脈炉の破壊を防がれる。その後、救出に来た誾に助けられ、三河から脱出する。 翌日艦内にて目覚め、誾と共に蜻蛉切の返還に立ち会う。 大罪武装を奪われた責を問われ、立花・宗茂の襲名解除を受ける。以後武蔵へ移動、一般生徒となる。 江良・房栄 第二特務。アルバロ・デ・バサーンを二重襲名。 三征西班牙旗機“道征き白虎”を駆る。 立花・誾(ぎん) 第三特務。道雪の嫡女、宗茂の幼妻。 両の義腕。夫の出世を生き甲斐とする女。 忠勝との戦闘で負傷した宗茂の回収を行い、その際に忠勝より蜻蛉切を預けられる。 十字砲火(アルカブス・クルス) 長砲。義腕の二律空間に収納されている。“四つ角十字(クアトロクルス)” ペデロ・バルデス 第四特務。 フローレンス・バルデス 第五特務。ペデロの妹。 B1T3 アルカラ・デ・エナレス教導院属、狙撃兵。 三河警護に当たっていたが、自動人形の襲撃に遭う。 ガブリエル 三頭身二枚翼の走狗。 カルロス一世 M.H.R.R.皇帝(カール五世)兼三征西班牙前総長 K.P.A.Itaria インノケンティウス 教皇総長(パパ・スコウラ) 八大竜王の一人、大罪武装“淫蕩の御身(スティソス・ボルネイア)”の使い手。 かつて旧教の武蔵への浸透を画策するが、忠次に防がれたという因縁がある。 新たなる大罪武装を三河に無心に来た所で、三河消滅に立ち会う。 臨時生徒総会に介入し、正純と対論の並べ合いを行いその教導院側の敗北とその行動を封じようとするも、論争は決裂する。武蔵との戦闘においては、“ 淫蕩の御身”を使用するも、相対を求めた正純の牛歩戦術に掛かり、時間稼ぎを行われてしまう。 立花・道雪(どうせつ) 副長。“西無双”、雷切。 誾の父、宗茂の師匠。三征西班牙所属であったが、引退旅行と称しK.P.A.Itariaへ行き副長に就任する。四脚の重武神を操り、厳島の戦いに参加する。 村上・元吉 第一特務。六護式仏蘭西所属であったが傭兵として村上水軍を率い、“第二次木津川口の戦い”で指揮を執る。 ガリレオ 第二特務 魔神族、学生、元パトヴァ教導院学長、元教授。 Heliocentrism(地動説)のガリレオ、体長三メートル。 臨時学生総会におけるインノケンティウスと正純の 地動説(ヘリオセントリズム) 天動説(ジオセントリズム) ガリレオの扱う天体運行の再現術、異端の術式。地動説は対象を中心に術者を公転運動させる術式で、天動説は対象を術者中心に公転運動させる術式。 オリンピア 英国 エリザベス 総長兼生徒会長、妖精女王、メアリの双子の妹。 メアリ “重双血塗れ(ダブルブラッディ)メアリ”。現在倫敦塔南西塔に幽閉中。処刑を待つ身。 傷有り(スカード) 金髪巨乳。第四階層代表? としてフードを被り顔を隠し、男口調でいた。その正体は、「メアリは英国を転々としていた」という記述の歴史再現の一環として、一時の自由を与えられていた“重双血塗れメアリ”。体の傷は、“血塗れ”メアリとして自ら行った三百人の処刑の際に付いたもの。 ミルトン ヤタガラス。はぐれ走狗。元は出雲に住むヤタガラス、尼子十勇士が一人横道・兵庫助・正光であったが、英国へ逃げ延びる途中事故で死にかけていたところをメアリに救われ、以後仕える。 ウィリアム・セシル 副会長。フードファイター。加重術式により自身にかかる重量を、任意の対象に分配する。 ロバート・ダッドリー 副長。聖譜顕装“巨きなる正義・新代”の使い手。 ベン・ジョンソン 書記。黒人。アスリート詩人。靴に仕込まれた活版印刷機により、空中に詩を穿つ。ドーピングを使用。 ニコラス・ベーコン 書記補佐、国璽尚書、国務部部長、方位道化師(トリックスター)、妖精族(人工)、無性。英国国璽“英国認印(シールオブクイーン)”の守護精霊であり、巨大ハンマー型の国璽を武器として振るう。 チャールズ・ハワード 会計、海戦長、船舶部部長。七三眼鏡。資産家で、英国海軍の所有者。 トマス・シェイクスピア 八大竜王の一人、大罪武装“拒絶の強欲”の使い手、文芸部副部長。半寿族。人気作家、俳優。 宮廷大臣一座(ロード・チェンバレンズ・メン) 劇場術式。 フランシス・ドレイク 海戦副長、船舶部副長。半狼。聖譜顕装“巨きなる正義・旧代”の使い手。純血に近い半狼であり、その狼砲は対空砲撃となる。 ジョン・ホーキンス 船舶部主将、ドレイクの相棒。水着。ビート板機殻付き三叉槍を使う。 トマス・キャベンディッシュ 船舶部マネージャー。人魚女。 グレイス・オマリ 女海賊、木精。女王の友人。 クリストファー・ハットン 大法官。動白骨(リビングボーン)。 F・ウオルシンガム 風紀委員長、“Nokeeping Gundog(首輪知らずの猟犬)”。自動人形。千本薔薇十字 (Wars of the Roses). ウオルター・ローリー 戦時補佐官、“トライデント”。かつて極東・尼子家にて尼子十勇士が一人であった山中・幸盛。巨大な重力刀による剣術と忍術を使う。 ヘンリー八世 元総長、“万能王”。王賜剣を抜けると豪語していた。公主隠しに遭う。 かつて一年間ほど、キャサリン、アン・ブーリンと共に妖精に隠されていたことがある。第一王妃キャサリンはカルロス一世の叔母であり、カルロス一世と交友があった。 キャサリン ヘンリー八世の第一王妃。病弱のため子供を産めない体であり、そのために“血塗れ”メアリは妖精に隠されたとされる。病死。 アン・ブーリン ヘンリー八世の第二王妃、メアリ/エリザベス姉妹の母、ケルトの妖精王族、木精。処刑される。 トルン リザードマン。 P.A.ODA 織田・信長 暗殺を恐れ、公の場に姿を現さない。 柴田・勝家 M.H.R.R.副長、六天魔軍の一番、五大頂のトップ、鬼型長寿族。旧派正規戦士団団長ティリー将軍を二重襲名。“鬼柴田” 聖譜顕装“意欲の慈愛・新代”と神格武装“瓶割”を所持する。 前田・利家 P.A.O.M.会計兼A.H.R.R.S.会計、五大頂の四、六天魔軍、亡霊。傭兵王ヴァレンシュタインを二重襲名。 霊魂展開術を得意とする。 お松 A.H.R.R.S.会計補佐。術式「癒使」の一部となっているため、その常時展開に費やす流体により出費がかさむ。 癒使(イスラフィル) 治癒の力の応用として、霊魂の保持・展開により百万規模の軍勢を黄泉から引き出す能力“加賀百万G(カガ・ミリオネンガイスト)”。 明智・光秀 京、大和地方を管理。 松永・弾正・久秀 紀伊半島管轄。ムラサイ諸派連合の総長。 佐々・成政 六天魔軍の四軍。 羽柴 マティアスの副官。司教メルキオールを追加襲名。 九鬼・嘉隆 守護委員会水戦係代表、魚類系魔神族。鉄甲船団の長。 鈴木・孫一 守護委員会特戦係代表、人型の魔神族女性。ヤタガラスを操る。 滝川・一益 忍者。 M.H.R.R. ルドルフ二世 皇帝総長、“狂人(ヴァージンニンガー)”。マクデブルク近郊の塔に幽閉を受けている。 マティアス 生徒会長、ボヘミア副総長。ルドルフ二世の弟。ルドルフ二世を幽閉している。 ゲーリケ マクデブルク暫定市長、ザクセン教導院会計役。 ヨーハン候 ザクセン副総長。 巴御前 書記、鬼型長寿族、霊体。マルティン・ルターの亡霊。M.H.R.R.生徒会唯一の新派。 聖譜顕装“意欲の慈愛・旧代”を所持する。 六護式仏蘭西 ルイ・エクシヴ 総長、“太陽王(ロワ・ソレイユ)”。毛利・輝元の夫。大罪武装“傲慢の光臨”、聖譜顕装“聖骸の賢明・旧代”を持つ。 毛利・輝元 生徒会長、毛利家当主。ルイ・エクシヴの妻。大罪武装“虚栄の光臨”、聖譜顕装“聖骸の賢明・新代”を持つ。 テュレンヌ公 副長、異族。詳細不明。“人狼女王(レーネ・デ・ガウル)”、ネイト・ミトツダイラの母。神格武装“銀十字”を扱う。 リュイヌ夫人 副会長、会計マザランを二重襲名。旗機“パレ・カルディナル”を駆る。 侍女リュイヌ婦人として、アンヌ・ドートリッシュに会うため武蔵に亡命する。 パレ・カルディナル 女性型武神。アンヌ・ドートリッシュの武神パレ・カルディナルと、極東の自動人形リュイヌの合一体。アンヌ・ドートリッシュとは常時回線が繋がれており、文章のやりとり等が出来ている。 毛利・元清 書記。自動人形 Mouri-01。 アンリ 特務、三銃士。自動人形。 アルマン 特務、三銃士。自動人形。 イザック 特務、三銃士。自動人形型武神。 アンヌ・ドートリッシュ 前暫定総長兼生徒会長。ルイ・エクシヴの妹。表向きは、不治の病により療養中。実際は人質としてM.H.R.R.マクデブルクに送られ、アンヌ・ドートリッシュを納めた武神の合一機構がマウリトス大聖堂に安置されている。 ネイト・ミトツダイラ父の友人であり、ネイト父と人狼女王の馴れ初めに大きく貢献した。 ユスターシュ・ドジェ ルイ14世の異母兄。毛利・元清の二重襲名を前に、六護式仏蘭西から去る。以後不明。生きていたら現在18歳、背中に竜の入れ墨を持ったマッチョ系であったという。 IZUMO 出雲・邑 IZUMO全座長。 ミツ トーリ、貴美の祖母。元教員。ホライゾン母に術式を教えた。 ホライゾン母 ホライゾンの母、故人。中等部ではIZUMOのミツに師事し、高等部ではどの教導院に属していたのかは不明。 「地脈を通して行う、大罪の運命の解決」を研究していた。 清・武田 覚羅教導院 源・九郎・義経 総長。長寿族。武田信玄、ヌルハチ、フビライを襲名。実朝を襲名した兄・頼朝の暗殺を自ら行った。永くを生き、多くのことに達観している。 弁慶 副長。 佐藤兄弟 副会長。 猿飛・佐助 “要らずの一番”。浅黒、忍者。二代と交戦。 霧隠・才蔵 “要らずの二番”。色白白髪の女、妖物。二代と交戦。 三好・清海入道 “要らずの三番”。鬼型長寿族、僧侶。ネシンバラと交戦。 伊佐入道 “要らずの四番”。短躯の少女(様)。 穴山・小助 “要らずの五番”。 海野・六郎 “要らずの七番”。厚化粧の踊り子、鉄扇使い。ネシンバラと交戦。 筧・十蔵 “要らずの十番”。長身痩躯、火縄を扱う。 里見教導院 里見・義頼 王、総長、“家臣殺し”。霊刀・村雨丸、神格武装“八房”を扱う。元「正木・憲時」、先代の里見・義頼を弑逆し現在の名を襲名。八犬武神“忠”を駆る。 剣砲・村雨丸 里見・義康 生徒会長、長寿族。先代里見・義頼の妹。八犬武神“義”を駆る。 里見・義頼 先代里見・義頼、またその父里見・義弘を二重襲名。義康の姉。八犬武神“信”を駆っていた。 北条印度諸国連合 小田原学院 北条・氏直 総長、鬼族。 天下剣山
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/19.html
「――何の嫌がらせだ一体!!」 【所属】 極東(武蔵)/武蔵アリアダスト教導院 【役職】 生徒会:副会長 【名前】 本多・正純 【読み方】 ほんだ・まさずみ 【種族】 極東人 【元ネタ】 本多正純 【字名】 不明 【戦種】 交渉師 【HN】 副会長 【登場巻】 第1巻上~ 【人物】 武蔵アリアダスト教導院に所属する生徒会副会長の少女。基本的にまじめで誠実。少し意地っ張りなところも。 本多・忠勝の娘・である本多・二代とは三河で暮らしていた時からの旧友。 高等部になってから武蔵アリアダスト教導院へ転入してきたため、小等部からの持ち上がりであるクラスメイト達とは、当初あまり馴染めていなかったが、様々な経験を経て三年梅組のノリに染まりつつある。 新参者として武蔵勢の過去を追っていく立場にあり、読者と同じ視点で動くことが多い貴重なキャラ。 幼い頃「本多正純」の歴史再現による襲名を有利に行うため男性化手術を行ったがその途中で襲名に失敗し、胸を削った状態のまま今に至る。 身体機能としては女性のままであるが、女性が男性を襲名している人物も多い中で彼女が男性化しようとしたのは、 本来襲名者は同性であれば選ばれる可能性が高まる、とされているため。 とりかえしのつかない状態で襲名に失敗する形となったが、本人としてはその体型(貧乳)を気にしているわけではない。 体系的な意味なので気にしていないと言っても、ここまでしたのに襲名に失敗した、というのは本人の中でコンプレックスとなっている。 なお襲名失敗したのに関わらず現武蔵副会長の立場に上り詰めた処を他国の教導院を含め評価されており、 特に父親が所属する武蔵の暫定議会を中心に隠れアイドル的存在。 同じく襲名を失敗し暫定議員となった父の本多・正信に対して苦手意識、不信感を持っており外から見た場合の親子仲はあまり良いようには見えない。 これは正純が三河で母親と暮らしていた時点で父親が既に武蔵に乗り込んで別居状態であり、公主隠しに母親が巻き込まれ消失したときに初めて三河に呼び戻される形になったことを引きずっているためである。 正信にしてみても妻と娘を放っておいたことはネックになっているらしいが、実際は上記の通り溺愛されており、 正純の動向は常にチェックされている上に、彼女に危害が及ぶものならカチコミも辞さないレベル。 何故そこまで愛しているのに正純に対して塩対応なのかといえば、正信は「威厳のある父親でなければいけない」というこだわり?があり、それを崩せないため。 言ってしまえば「威厳のある父親というキャラメイクを壊せない」ことが、正純に対して距離の有るような対応に繋がっている。 またオタクであることも娘にバレたくないらしく、距離を詰めすぎて自分の趣味がバレるのも避けたいのだろう。 持っていた苦手意識は、1巻での騒動でやや薄らいだ。 判断力と頭の回転はとても速く、弁論に関しては大きな戦力となるものの、戦闘訓練は受けておらず基本的に非戦闘員である。 後に、後述するツキノワと契約し、浅間が術式をツキノワに装填することである程度攻撃術式は使えるようになった。 第2巻における英国では役職持ち故にクリストファー・ハットンのターゲットにされてしまう。 生活費を稼ぐべく教導院で子供達に対して教鞭を取っているが食料状況は芳しくなく、よく腹を空かせて行き倒れていたが、産土契約による加護が弱まっていたことが原因だと判明。 浅間神社と改めて契約しなおすことで餓死寸前となるのは回避されたはずなのだが、何故か現在もよく空腹で倒れているらしい。 その時に走狗の契約もしてオオアリクイのツキノワを手に入れ、人目を憚らず溺愛するようになった。 ちなみに契約するまでは携帯社務(こちらで言う携帯電話)を使っていた。 政治の場を舞台として捉えているさまを、エリザベスが自分自身と重ねて評価している。 滑るはずのギャグがウケたり、メアリからも「どことなく妹と似ている」と言われるあたり、政治家としてだけでなく人間性の部分でもエリザベスと近いものがあるようだ。 現在は交渉師として、他国との交渉役を務める。 しかし、交渉の結果として戦争へ突入することが非常に多く、皆に戦争狂【ウォーモンガー】扱いされるようになった。本人は必死に否定しているが、最近は割りと受け入れてきたのか否定するよりも軽く流すように。 たまに口にするギャグは、その場を一瞬で凍らせる破壊力がある。 しかし、小等部の生徒やエリザベスにはウケるようだ。本人もギャグが滑ってることに対する自覚が薄い。 最近では笑いをこらえている、耐えていると好意的に解釈しだしたのか皆に笑いを促すようになった(強制ともいう)。 記録映像の確認でも参加した際にダジャレを言うが「笑っていいぞ」と強要したり、その威力で航空艦を撃沈(したように演出を重ねた)、消火活動等を行っている(?)。 十本槍の殆どが未来から来たトーリ達の子供や身内で構成されていることを知り、 「私はそんなものがないから気楽」と言ったようなことを話していたのだが、 11巻下にて福島・正則の親が自分であることを加藤・清正から受け取った黒藻の貴石によって気付かされる。 図らずも正純は11巻中の二代と正則、メアリ、点蔵、清正の面談の際、正則の母として同席していて親通しの会談にも加わっていたことになる。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/1118.html
「待て貴様ら! 何故だ! 何故何もしていない私を捕縛する!」 【所属】 独立阿蘭陀教導院 【役職】 総長連合 総長生徒会 生徒会長 【名前】 ウィレム二世 【読み方】 うぃれむにせい 【種族】 不明 【元ネタ】 オラニエ公ウィレム二世 【字名】 不明 【登場巻】 11巻中 【人物】 三征西班牙領域内に存在する独立阿蘭陀教導院の総長兼生徒会長。 4巻下において公主隠しで消失したオラニエ公ウィレム一世の実子であり、現在の役職は父親から受け継いだもの。 彼の特徴はなんと言っても全裸。当たり前のように全裸。改派だから全裸←?。 父親も同様に全裸であったらしい。父子揃って全裸キャラとは…逆に母親が気になる。 NBの紹介では「第三の全裸」となっていた。親父はイラストビジュアルが不明なので全裸には数えられない模様。 多分第一の全裸はトーリで第二の全裸はエクシヴ。 彼曰く、自分が衣服を身に着けないのは「改派の教え」。 登場するなり警備担当の戦士団に捕縛されながらも、改派を作ったマルティン・ルターを二重襲名する巴御前に対して自身の意見に対する同意を求める。 が、そんな覚えは全くないとあっさり言い返される。 それでも全く折れずに、「改派の神奏者は神の言葉にだけ耳を傾ければ良し」とし、 人の言葉は邪魔であり、衣服もまた己のステータスや個性を伝える”人の言葉”である、故にいらない、全裸!と言い張った。 なお巴御前はその主張をすべて聞いた上で、「異端じゃないかコイツ」と突き放した。改派トップに突き放されるって宗教的にトドメのような気がするのだが… なおどうでもいいが、彼の理論をよく考えてみると、インノケンティウスが至った「主の力は何処にでも満ちあふれているから考えるな、言葉なんていらない、感じろ」の理論と同じものではなかろうか。でも異端認定されたしな… また、11巻中で開かれたヴェストファーレン会議では武蔵の馬鹿全裸、六護式仏蘭西の太陽全裸、阿蘭陀の二代目全裸3名が同じページに集結するという珍事が発生した。全裸だけに! 全裸でいるキャラ自体がそうそういないのに、この作品では複数いる上に、同じ場所に集結するとか一体どこの世紀末だろうか。 …ああ、末世が近いんだった。 なおイノケンは服を着ていないが全裸キャラには含まれない。 全裸であること以外は割とまっとうな人物であり、真面目で実直な性格。 だが議論慣れしておらず、父親から総長と生徒会長の座を引き継いで日が浅いため、そういった身分に対する立ち振舞が身についていない。 阿蘭陀はヴェストファーレン会議(ミュンスター条約)を持ってオランダ独立戦争こと、八十年戦争を終わらせ独立が叶うことになる。 交渉相手は歴史再現で支配者であるスペイン、つまり三征西班牙の重役達であり、阿蘭陀の独立は聖譜記述で保証されているのだから、 交渉自体もすんなり進むだろうと本人は高をくくっていた。 なお「阿蘭陀は独立する=生まれたままの裸同然独立国家」という導きで全裸を選択したというのもあるらしい。やっぱり考え自体異端じゃないかなコイツ。独立果たしてから脱げ。 だが全裸の下を見た交渉担当のフアナが脱落し、本多・正純の仲介で、大久保・忠隣/長安が代理交渉役に就任。 全裸の上を見る彼女を相手に、独立講和を行う。 全裸の彼が壇上に立ち、無表情の大久保と対談するの様子はギャグでしか無い。真面目な場面だが。ちなみに挿絵あり。 阿蘭陀としては三征西班牙の支配から脱し、小規模ながらも独自の立ち位置から存在感を発揮する英国のように、大国の庇護を受けない独立国として確立し、末世に対する各国の動きに追従して立ち回るのを目標としていた。 しかし、彼は末世を武蔵勢と羽柴勢が合流して解決出来た場合、その後に待っている外界の開拓事業に阿蘭陀がついていけなくなる可能性を見落としていた。 そもそも末世、運命との決戦は勝てるかどうかわからない。実際前提条件がかなり違うとはいえ、一度は運命に対し世界は敗北し消滅することになってしまっている。 荒れる世界に取り残され、それをチャンスと見た他の大国に取り込まれる危険性。 それを乗り切るために…というところで、K.P.A.Italiaの思惑を受けた元気のいい傀儡が「阿蘭陀は改派が保護する」と宣言。 さらにチューリップバブルの歴史再現を持ち出し、それを材料に権益を差し出せと脅しをかけてくる。 見通しが甘かったことを理解したウィレム二世は、いざとなれば自分自身を差し出すことで切り抜けようとも考え、失うしかない自分を救ってくれるかと大久保に問いかける。 それに対し大久保は、チューリップバブルを起こす権限を阿蘭陀側に預けることとし、阿蘭陀を手に入れたものはチューリップバブルの歴史再現が開始されそれに巻き込まれることになると告げる。 チューリップバブルは、チューリップそのものがないと起こすことができない。 マティアスは大量の球根を所持していることを根拠にバブルの歴史再現を行うと宣言していたのだが、うどんのメスが三河争乱前にサガルマータ回廊の手前、 天山地域でチューリップの原種の球根を仕入れており、それを使ってバブルの歴史再現を行えと告げられる。 なおハイディは仕入れた球根を阿蘭陀に寄港した際に、バブルを起こされたくなければ有利な商業を認めろと脅すつもりだったとか。こいつもか。…いやいつものことか。 それを受けたウィレム二世は、独立はするものの、他国が手を出したり接収に動いた場合、チューリップバブルの再現をおこない負債を得ると宣言。 それと同時に、三征西班牙の世話にはなり続けるということを決定した。 どうでもいいがこの項目、気づけば代名詞ばかりで個人名ほとんど使ってないな…と管理者は思った。でもだいたい通じるのがホライゾンの恐ろしいところである。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/33.html
「あいましたあっ!!!」 【所属】 武蔵/武蔵アリアダスト教導院 【役職】 風紀委員会:風紀委員 【名前】 浅間・智 【読み方】 あさま・とも 【種族】 極東人 【元ネタ】 不明 【字名】 狙撃巫女・砲撃巫女・ズドン巫女など 【戦種】 遠隔系 【HN】 あさま 【登場巻】 第1巻上~ 【人物】 浅間神社の一人娘で巫女をしている黒髪の少女。誰に対しても柔和で、一部から「アサマチ」とも呼ばれている。 葵・トーリ、葵・喜美姉弟の幼なじみで、人生の被害者。 マルガ・ナルゼの書く同人誌・浅間様が射てるの主役モデルでもある。 術式により追尾機能などを付加し空気抵抗などを禊いだ弓矢を得意とするが、巫女は人を撃ってはいけないのにもかかわらずちょっとしたことで弓矢を持ち出し狙撃を行う。 弓矢でありながらその威力、射程、命中率、及び速写性と連射性は極めて高く、術式を用いるとその一撃は戦艦の主砲クラスすら一方的に打ち破る。 そのことで各国の教導院では有名な存在となっており、「狙撃巫女」、「砲撃巫女」、「射殺巫女」、「ズドン巫女」などと呼ばれ、そう呼ばれるたびに射撃を行うのでより悪名は轟くことに。 3巻下では「武蔵のクリティカル巫女」とも呼ばれていた。 厄を落とすために射るはずだが、厄のために射ているために「ヤク中巫女」とも。 巨乳で背が高く、ややうっかり気味の性格も相まってよくカラダネタで弄られる事がある。 その巨乳はハイディに「どんな肥料やってんだ!?」と突っ込まれたこともあるほどで、クラスのカーストでは最上位。 なお、アニメホライゾン一期の初回限定版Blu-ray2巻の設定資料いわく、クラスメイトの胸のサイズ順と胸の形のラフがあり、それによると1位が浅間となっている、番外で上にネイトのママンがあるがクラスメイトの話なので関係はない。 3巻中では巫女服を着た浅間の胸の谷間に貫手をした喜美の手が抜けないほどの圧が掛かっていることが分かった。 あまり目立たないが尻の方も凄く、正純を事故で窒息させたことがある。 過去のトーリとの約束のため普段からノーブラであるなど色々とエロスな人だが風紀委員を務める。 胸に尻が乗ってる女ととあるキャラから言われたことがある。 左目は翠の義眼・木葉を用いて精密な射撃を行うことができるほか、内燃総拝気も年度明けで三十六となったらしい。 これはトーリには及ばずとも同年代の生徒に比べてかなり高い内燃拝気量と位置付けられる。 艦内放送でよく走狗や術式契約の宣伝を行っており、やや商売人気質なところも。 ちなみに実家である浅間神社は解約率が2%という鬼神社。 最近禊用の滝が温水仕様となったらしく、一時間ぐらいゆっくり禊をしているという発言をしたところ直政とハイディに「ブルジョワ巫女!!」と突っ込まれた。 性格は至ってまともで、武蔵内では常識人の分類に当てはまるだろう。 しかし、彼女自身は無自覚に毒舌を吐いたり、無自覚にエロ小説を書いたりと、常識人の皮をかぶった外道である。 その様な事があるたび周りから「お前の方がひどい」と総ツッコミを受ける。 だが、先にも述べたように彼女は無自覚である。余計にひどい。 代演の関係でお神酒を消費することが多いためかザル。 その驚異の肝臓は巫女肝臓とも呼ばれるが、彼女本人はウズメ系よりサクヤ系(サクヤ系は酒造を行う)。 ただお酒は果実酒系よりは穀物系。 トーリのエロゲ毒見役の1人。担当は巫女と触手物。 さらにエロゲのパッケージを見ただけでどれくらいで売れるか分かるほどエロゲに精通している。 トーリのことは異性と認識していたこともあるが、バレンタインの際に諦め、その後は従兄弟程度の認識。 現在は馬鹿っぷりに母親の姿勢。 だが、トーリに依存している節があり、喜美の家(トーリの家)に泊まり、翌日、目覚め彼がおらず、 事故でトーリが不在になった過去を思い出して不安を感じ、探索し厨房で朝食を作っている彼を見つけた時に涙を流すほど。 4巻下ではノヴゴロドでの公主隠し後にホライゾンが言った些細な発言を了承したため、喜美に大奥入りなどとからかわれ、5巻上ではトーリの発言により喜美から公認の大奥入りなどとからかわれる。 6巻では正式に側室的な立場となり、トーリとの関係の進展に頭を悩ますことが多くなった。 その後、徐々にトーリとの距離を縮めている。 10巻下ではトーリの死という状態から、トーリを黄泉帰りさせることで、強化する手を使う。 その黄泉の国の手前で待っていたトーリから事故で死の境を彷徨っている時に魂だけで抜け出た際、智により救われたことを告げられる。 その言葉で智は自身もまた過去にトーリを助けられていたことを知ってようやく踏ん切りがつく。 艦内の通神の補助も行っており、彼女が居ないと通神補助の大部分が無くなり自動人形達の負担が大きくなる。 通神についても詳しく、システムの改善やホライゾンの通神なども改善したりしている。 通神担当だがマルチすぎてどれが担当か分かり辛くなっている。 自身が契約している走狗はハナミ。 彼女を介して様々な術式を使い、異常事態に対する対応が早い。 防御術式なども有しているが、なんといっても彼女の最大の特徴は戦艦さえもぶち抜く弓矢の過剰なまでの威力であろう。 最近では速射性も向上し、4連射でノヴゴロド上の人間無骨を射抜いたほど。 戦闘センスは無いものの、上記のように異常なまでの破壊力を持っている。 彼女の立場は浅間神社の後継ぎで、現実における大臣クラス(twitter 川上稔)。 アニメ6話での彼女の作文は川上稔が書き下ろしたものである。 『きみとあさまで2(上)』にて現在は父親と暮らしており、家事全般も務めている事が明らかになる(母親は亡くなっている模様)。 ちなみに母親の名前は詠。 コメンタリーでは担当回以外にもこそっと登場。 と言ってもコメンタリーを担当しているキャラが不穏当な発言をどこからか察知して番屋を呼んだり、自分が担当した回ではハイディを約8回番屋送りにした(うち1回はとばっちり)。 その「砲撃巫女」属性は後世に概念(?)として伝わり、OBSTACLE世界の一つ『激突のヘクセンナハト』では攻撃特化型砲撃巫女、都市シリーズの『奏(騒)楽都市 OSAKA』では義眼とリンクした超高度衛星砲撃が切り札な水氷使い巫女が登場している。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/999.html
【用語名】 運命 【よみかた】 うんめい 【詳細】 人の意思や想いをこえて人に幸・不幸を与える力を意味する言葉。 まるで誰かが決めたかのように物事が起きることであり、「宿命」などとも称される。 かつて、天上から降りてきた人々は、再び天へ戻るため歴史再現を行うこととした。 そのため環境神群が修復した自然環境は力を失った人々にとっては過酷すぎるものであり、厳しい環境へ立ち向かうために「運命を味方につけることにした」、とされる。 これは比喩ではなく、文字通り運命を味方につけること、つまり運命に人格を与えることで味方とすることであった。 自動人形のようなタイプではなく、人が作り与えたものであるため人に尽くす。 北条の遺跡のレリーフなどに刻まれていた顔の無い幼子の正体はこの人格を与えられた運命を表したものであり、絵が赤子なのは人格が子供のものであるため。 その人格は依代を必要としたため、流体で構成される第二の月を依代として用いたが、 それが表に出ると利用しようとする輩が出て来るため、この情報は極秘とされ内裏に収められた。 帝となった自動人形を通して三種の神器を持って地脈をコントロールし、それにまつわるインフラ整備を整えたのは当時最大の教譜だった神道。 だがこの隠蔽がアダとなり、人々は運命に人格があることを忘れ聖譜記述に則った勢力争いに明け暮れるようになる。 多くの人々が歴史再現の中で富を得るもその最期にまつわる再現をして死んでいく。 戦争の再現であればさらに多くの人間が死ぬ。 そういった事実を世界は受け入れなければならず、世界を良くするために人格を与えられたが故に運命はその事実に悩んだ。 聖譜と同期し、世界そのものであるがゆえにそのことをただ見ることしかできない運命は次第に疲れていく。 あらかじめそのことは予想されていたため当時の人間たちは帝を通して運命をなだめてはいたが、あまり効果はなく、その果てに運命は気づいた。 「自分さえいなければ人は死なない」、と。 160年前、運命は手首を切るように地脈からその存在を外し始め、運命だって痛いのは嫌なので緩慢な死を望んだ。 それが末世とされる流体の希薄化による世界消滅であり、不安定化した地脈が重奏世界を崩壊させ重奏統合争乱が勃発した。 つまるところ末世とは運命の、世界の自殺だったのである。 内裏はこの時に一度開けられた。 大罪武装は、運命が感情を持ったからこそそういう結論に至ったのだと判断し、運命に叩きこむことで感情を否定し"死"を作り出すための武器だったが、 既に大罪を、感情を嫌悪している運命はそれに同意をしてしまうため効果がないことが判明した。 そのため一から作りなおされたのが、大罪武装を統括するOSたる 焦がれの全域 。 P-01mである織田・信長に搭載された"焦がれの全域"を用いて全ての大罪武装を起動することで発動する断罪武装を運命に叩きこみ、 感情は悪いものだとして否定する真なる説教武装を持って、運命に"死"を与える。 そうなると運命の人格は消滅しまっさらとなるが、世界そのものを滅ぼすのと同意であるがゆえに、 今まで運命が関わり整ってきた技術、関係、歴史、それら全ては真っ白な状態へと戻る。 世界は"終わる"が、その後も続いていくものが有り、"終わらせない"ための計画が、「終わらせて、しかし終わらせない」と松永・弾正・久秀が口にしていた創世計画の全貌である。 末世は終わるが、全てが一文無し、リンクフリーの状態でやり直さなければならないため、人口は激減するが、 世界が完全に滅びるよりは良いと判断した松平・元信らがこの計画を立案。 元々は織田・信秀が考えていた策であったのだが、発案された当時は技術不足で出来ず、松平・元信の計画で何とかしようとしたものの失敗している。 なお、この計画を外部に漏らさず最近まで隠蔽した上で少数の人間で準備を進めていたのは、もちろんこの計画の存在が猛烈な反対を引き起こすことは明らかであり、 歴史再現を行い天上へと戻るという大前提が意味をなくしてしまう。 また、それ以外にも運命が自分の自殺を止めようとして、過去運命と関わりを持った人間、及び自殺を止めるために明確な手段を取ろうとした人間たちに対し公主隠しが発生するため、迂闊に漏らせないことも手伝っていた。 本能寺の変は月の軌道が重なる満月の夜、P-01mを本能寺ごと第二の月へと打ち上げ運命の人格を処刑するためのもの。 そして9巻下の終盤、ついに創世計画は始まった。 だが、計画は失敗したらしく、11巻中にて信長の肉体を奪って姿を現す。 その際にトゥーサン・ネシンバラと対話したことで、瓦解の総勢の強さを最大まで上げる。 11巻下にて最終決戦が開始。武蔵勢を中心とした勢力は武蔵、大和と共に第二の月まで行き、 運命と対峙することになる。 運命としては”最終段階にまで進化した大罪武装を運命に当てる”と言うことをされるかと想っていた。 だが、武蔵勢は違った。 かつて、羽柴勢が居た未来では大罪武装を当てても運命には効かなかったという。 しかし、トーリは想った。 大罪武装は運命に効いていたのではないかと。 効いてはいたのだが運命がアップデートをしてしまったので効かなかったように見えたのではないかと。 最終進化した大罪武装は解釈をたたき込むが、例え解釈で何とかしようにも 哀しいものは哀しい。例え一時は何とかなったとしても、また運命は死のうとする。 それならばどうするか。 トーリ達の出した結論は第二の月破壊。運命が宿っている第二の月を破壊することであった。 第二の月が破壊されれば運命は自由になる。 もしもへこたれそうになったならば自分達が話し相手になる。 一人で居ては駄目だ、こっちへ来いとトーリ達は言うが運命は拒絶する。 そして最終決戦、未来から託されたものやら、受け継いできたものを使い、トーリ達は月を破壊する。 運命は言った。 「また、明日……」 それはかつて何処でもない教導院で使っていた言葉を。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/208.html
「私がM.H.R.R.総長、ルドルフ二世よ――――!?」 【所属】 M.H.R.R. 【名前】 ルドルフ二世 【読み方】 るどるふにせい 【種族】 不明(変態野郎?) 【元ネタ】 ルドルフ二世 【字名】 狂人【ヴァージンニンガー】 【戦種】 不明 【HN】 不明 【登場巻】 第3巻下 【人物】 M.H.R.R.の「皇帝総長」。字名「Wahnsinniger」は、ドイツ語でそのまま「狂人」の意。 フェリペ・セグンドやルイ・エクシヴに倣えば、「ルドルフ・セクンデ」となるはずだが、普通に呼ばれている理由は不明。 史実では魔術等に傾倒し国政をほったらかしにしていた人物であり、その歴史再現のためM.H.R.R.中枢から外され弟であるマティアスの手によって現在幽閉中の身。 歴史再現や襲名の関係上、血縁者であっても赤の他人が襲名することが多い中、珍しく彼とマティアスとは実の兄弟の関係らしい。全く似てないが。 マティアス曰く「誰に対しても優しすぎる人」との事で、彼の言う事を一度も疑ったことがなかったらしい。 カルロス一世とは歴史再現上の血縁関係にあったため、彼が公主隠しで失踪した後、末世に関する研究データを全て受け継いでいる。 外見上は女性用のM.H.R.R.制服を着用した筋骨隆々のオカマ。 その実、彼は本物の変態であり狂人、オーストリア系のハプスブルク家が完成させた変態野郎(シェイプシフター)。 変態的な意味での変態であり、変態だから変態なのだとよくわからないお人。 ハプスブルク家(簡単に言うと結婚で家を発展させろという家系)は、出産しても死ぬ事のない身体を作るために、いかなる種族とも交配可能で、 無痛覚、高速再生、己の姿を相手の望むがままに変化させられる政略結婚の道具を作ることを目標に、母体に術式を埋め込むようにかけ続け、その肉体で子を出産するという事を何代にもおいてくりかえし続けた。 その結果、術式が上手くいったのは女達ではなく男のルドルフ二世であり、研究成果として彼は無痛覚かつ驚異的な再生能力を持つ変態野郎として完成する。 なおこの研究には後に登場する島・左近も関わっており、かなり広くやっていたようだ。 左近は彼の体質のプロトタイプと言えるが、ルドルフ二世ほど完成度は高くなく、首をはねられても再生するが痛みを消すことができない。 左近と異なり彼は傷を受けても痛みを感じないが、性格的に優しい彼は、そんな自分は人ではないのかもしれないと思い、人あらざる神を知ろうとし、近づこうとして魔術を学び自分を強化したとされる。 幽閉に伴う引越しも、改派領邦なら英国との交流を持っているため、英国式魔術や異族、亜神などの勉強ができるためである。 「狂人」と言われるのも、人間的にではなく(若干、いや割りとそっち方面も狂人ではあるが)生物的なものから来ている異名。 痛みが意味無いため両親から叱られたりという経験がなく、呼吸器も循環器も両断してさえ喋れる上に血煙となって即座に再生する高い再生能力故に、死なない自分とは何なのか、特別ではないのかという考えの末に、 「神」ではないかという思いに至る。 そう思ってからはルネサンスの彫像を目標に身体を鍛え、太古の神々は雌雄同体だったということから、男の方は鍛えた末彫像の神様と等しくなったため、 今度は女性の方ということで女性の姿を取るようになったらしい。女性用の制服を身に着けたり、女言葉を使うのはそういった経緯から。 その結果、ガチムチオカマな変態野郎という凄まじいビジュアルの存在が完成した。 彼の世話をするため幽閉先の塔に住まう120人の女性たちは皆ルドルフの暗殺を依頼されて赴いた者達であり、いずれも彼に敗北したものの、 だが現在はその懐の深さに敬服し、彼を心底から慕っている者達ばかりである。 その能力ゆえ、武器による負傷も毒を服用することによるダメージも全く効果がなく、全身を強化し鍛え上げているため相手の動きに合わせ自らを変化させその最大の力を持って相手を叩き潰す戦法が得意。 だがどうやっても人の痛みを理解できず、そんな自分を不出来と悩み、神に見捨てられたと結論づけて魔術に頼ろうと考えた。 皇帝となるのも本人が望んだわけではなく、形骸的な選挙すらなしでただ歴史再現にふさわしい家系で兄弟の兄だからという理由で解釈もなしに皇帝の座に担がれることになったため。 家の格で重役に就かされた人物は他にも上杉・景勝がいる。 コレに関しては皇帝の選挙は形骸的なものとなっていたという史実も利用されたのだろうが、本人は自分よりも人間的で頭のいい弟が皇帝になるべきだったと考えており、 ルドルフ二世は己の存在に悩みながらも他者に理解されず、時代背景を利用した歴史再現によって自由を奪われたのだ。 なお弟の方は自分は頭が悪いと考え、P.A.Odaや、そこからの出向者に利用される傀儡となる道を選び、こちらもまた自由が奪われた… と思いきや傀儡であることを逆に誇りとして結構やりたい放題やっている。 やはり弟のほうが適正があったんじゃなかろうか。 そして、3巻下におけるカルロス一世の研究データを賭けネイト・ミトツダイラとの相対を行う。 運動するのに理想的な男性の体型と、瞬発力に優れた女性の体型の切り替えを高速で行い、ネイトと同じ姿となって瞬発加速で彼女を追い詰めていくが 、瞬発加速のコツを掴んだネイトにジャーマンスープレックスを貧乳回避され、その隙に天井にたたきつけられた挙句大量の剣を叩きこまれハンマーで殴り飛ばされた。 四肢を切断しその再生もハンマーで殴り飛ばし本体を遠くへ移動させることで遅らせ、鎖を巻きつけられて壁に何度も叩きつけられる。 だがそれでも痛みはなく、変態して人狼女王、馬鹿の姿に変わるもより激しい攻撃を食らい、激突した壁が崩壊し地上へと落下する間、延髄を剣で貫き、切っ先を塔に突き刺したまま超高速で落下することで神経に直接鉄の軋らせを叩き込むという方法でついに痛みを味わうことになり、その辛さから自害しようとするも、ネイトによって唐竹割りに両断され地面に激突し破裂した。 そして皇帝の開きとなって戦闘不能になり、破裂した身体も加護によって元通りとなるがなぜか女性の姿になった後(相対したネイトははじめから女性であった可能性を考えていた)、 侍女達とともに行方不明になり、皇帝総長の座はマティアスに引き継がれることになった。 それにより彼にまつわる歴史再現は終了し、以後行方不明だったが、極東の各地でその姿は確認されていたらしい。 10巻下にて、自らを完成させるための実験体である島・左近及び駒王丸の前に、以前と変わらぬテンションで再登場。 どうやら身を隠していたインノケンティウスとやり取りをしていたようで、大和を始めとする羽柴陣営に対する抵抗として、左近らと戦闘を行う。 「変態野郎」同士の驚異的な再生能力を発揮しつつの削り合いに、かつて戦い自分に変化を与えてくれたミトツダイラの姿を借りるなりして左近相手に相打ちに近い形ではあるが、勝利を収めた。 11巻中にてヴェストファーレン会議に参戦。草の獣に化けてこっそり会場に潜入していた。 三成を犠牲にされそうになりキレた竹中・半兵衛のハイダメージハイリターン政策により総長兼生徒会長が引きずり下ろされたM.H.R.R.の総長になることを宣言、受理された。 なおその時にマティアスからは兄さんが姉さんになっていたと言われた。 結局の所ルドルフ二世が男だったのか女だったのかはよくわからない。定かではないというか、よくわからない。 ネイトの感想によれば本当は女性だったという可能性もあり、弟の発言によれば少なくとも彼の知る中でルドルフ二世は女性だったわけではないらしい。 それらを解釈すれば、生まれながらの肉体は男性だったが、内面が女性的というか、心の性別が女性だった、ということだろうか。 初めて痛みを知ったことで意識を失った結果、変態野郎としての肉体が、彼の心の本質のままに変化した、のだろうか。 そちらを考えると非常に危ない気がするが…まぁうん。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1670.html
登録日:2010/12/30(木) 14 00 09? 更新日:2023/02/06 Mon 20 06 40 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 あの二人の血脈? すべりキャラ まロい エロすぎる罪 エロ死刑 セージュン ヅカホンダ 二代の嫁 副会長 境界線上のホライゾン 実は腹ペコキャラ 小さい方の本多 尻 川上稔作品登場人物リンク 戦争大好き 断層少女 極東 武蔵アリアダスト教導院 沢城みゆき 活字中毒 生徒会 萌えキャラ 貧乳 貧多 黒髪ロング 本多正ず…… imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 本多・正純 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ライトノベル境界線上のホライゾンの登場人物 (CV.沢城みゆき) 所属:武蔵アリアダスト教導院 役職:副会長 戦種:交渉師 字名:――― 通神名:副会長 政治家志望。 過去に本多を襲名しようと性転換手術を受けるが、その途中で襲名に失敗。 その後は武蔵に単身赴任しっぱなしの父本多・正信(彼も襲名に失敗した人物)を横目に母と二人で過ごしていたが、母が突如公主隠しという怪異により消失。 高校2年時から父に呼ばれ武蔵に転校した。 なお母に関しては、後に世界の秘密に関わっていたせいで消失フラグが立ったことが明かされている。 中途半端に手術した事で貧乳になる。つーか無い。無いともさ…!男の胸板と思ってくれてもいい。 このため水着シーンもスク水のバックショットくらいしかなく、ガールズトーク3巻口絵の風呂上りシーンでも他の面々が水着か寝間着姿な中、独りだけシンプルなさらしと腰布を纏っていた。 ホライゾン・アリアダストの自害を巡り、一時期は聖連側についていたが、臨時生徒総会で、元の鞘に戻る。 その際に、葵・トーリによって、武蔵勢の前でズボンを脱がされ胸を揉まれるという偉い目にあう。しかも挿し絵付き。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 今も、本人は憤ってはいるが、同時に色々吹っ切れた。 因みに、トーリ曰く尻がエロい。 なおその胸板ゆえに1巻までは男子制服を着ていたが、この件以降は女子制服に男子制服の上着のみを着、スカートの代わりにバインダーを付ける変則衣装となっている。 本人自体の戦闘能力は無いものの、非常に頭がきれ、弁論に秀でているので、彼女が活躍するのは主に他国との交渉時。 ――最後は戦争になるけど。 また、バイトで中等部教師をしているが本などに金を使うこともあり、常に財政難だったため表示枠も持っていなかったが、 二巻の英国編にて、表示枠と走狗の契約をしてオオアリクイのツキノワを手に入れ、身内用の大量の攻撃術式を装備する様になる。 なお食費や時間も削って本に充てていることと2上まできちんと武蔵での神道契約をしていなかったことによる加護不足からよく空腹で行き倒れており、 軽食屋「青雷亭」の馴染になったのもそのお陰(?)である(ついでに服を剥かれて性別チェックされたそうだが)。 速読と理解量の莫大さが凄まじくそれを日常的に行っていて、その一部始終を見ていた立花嫁からは「自分のしていることが、どれだけ異常か気がついてない」と評価されている。 ただそのせいで他の娯楽等にはかなり疎く、6下では里見・義康から「空詠み(カラオケ)課題曲を教えてくれ」と依頼された際(最初喜美に依頼するもプロ過ぎて参考にならなかった)、 まるで演説をする様に初めて知る歌を歌い、周囲から酷評を受けた。 武蔵の下水処理を担う「黒藻の獣」になつかれており、彼らから「名前で呼ばれる」というかなりレアな扱いをされている。 性格は生真面目で、武蔵の為なら自らのキャリアに傷を付ける覚悟もある。 だが、その性格と自分の立場から武蔵の暴走の最大の被害者でもある。 また、作中でもまともな部類に入るキャラだったが、巻を負う毎に少しずつおかしくなってきている。 まるでどこかの尻神様のようだ…… そのせいか、4下では後輩で襲名者の代表委員長大久保・忠隣/長安と討論になり、相手が英国の戦いに巻き込まれたせいで義腕となった事実まで持ち出して非戦を訴えてきた時、 大久保に対してスカート降ろしを実行。その勢いで全力で自らの本気を大久保に分からせ勝利し、以降大久保にあれこれ押し付ける様になった。 途中で転校して来たという立場からか、面倒見のいい浅間・智との絡みが多く、作中でナルゼに百合モノ同人誌のネタにされる。 偶々同じ苗字の本多・二代は三河時代からの知り合いだが、5下では二代から求婚対策のため、嫁指名されてしまった。 いやあくまでいい訳であり、実際問題2人とも現段階では恋愛自体興味がない同士でもあるが。 ちなみにネシンバラからは男子制服等から「ヅカ本多君」、御広敷からは「貧多君」等と呼ばれている。 また転校生なため「他同級生の間で暗黙の了解となっている事項」(10年前の『事故』等)を開始時点では知らず、なんと1下ラストまで「いつも世話になっていた青雷亭の主人」が「葵姉弟の母」なことを知らなかった(*1)。 1上ではひょんなことから自然区域にあった「御霊平庵」という建物と広場を見つけ、一人で読書する時の行きつけの場所にしている …が、10下にてその事をクラスメイトに話した際、実はそこが30年前松平・元信により何処かから移築されるも、彼が三河に留まったため放棄された廃墟と判明。 本来存在しないはずの在りし日の光景や、そこに集う人々を見ていたという事実に正純が気づいたことが、母の過去…ひいてはある少女の真実を知る端緒となっている。 父親とは長い間家庭放置していたことや彼の厳しさ等から気まずい関係だったが、2巻からはある程度普通の親子関係となっている。 …が、未だに父の本性が超の付くオタクにして娘フェチな事にはまったく気づいていない。 そして、正純を語る上で外せないのは つまらないギャグ 元々は、小等部相手の授業に語呂合わせで覚えさせる為に行っていたが、次第にノリノリになり、持ちネタまで作り出している。 しかし、周りからは全くウケず、一時期その寒いギャグで交渉や、戦闘時に敵のモチベーションを下げる必殺技として使用されかけた事もある。 作中で使用されたギャグ 「ゴート人だけにゴー、と行く、と」 「16XX年……!地球は、末世の炎に包まれた……!」 「どうも、歌丸です」 「三征西班牙だけに、――賛成するかと思っていたが」 「考えタ――イ――ム――」 「まあ、確かに、飛んで来たからにはとんだ無駄足か」 「大罪武装だけに、たいざいにせえよ、と……」 以下、最終巻のネタバレに付き注意。 ――最終決戦時十本槍の加藤・清正から、彼女のパートナーにして別未来の二代の娘福島・正則が「産みの母から貰った」という首飾りを預かる。 そこにあしらわれた貴石は、かつてトーリや教皇総長との相対時黒藻の獣から貰ったものと同じ形をしており… それに気づいた正純は、(最終巻内での明言こそないが)胸を削った際諦めていたはずの「母親」に別未来の自分がなれたことに気づき、一人物思いにふけるのだった。 (「女同士で妊娠出来るのか」問題は、技術発達により別未来のナルゼ・ナイトペアの子供がいるため問題なし) そして末世解決直後、なんと再建された「御霊平庵」に自分の母とホライゾンの母マリアが帰還。母子再会を果たした。 続編『境界線上のホライゾン NEXT BOX』ではその後の様子が語られており、母は三河復興のため地上に降りる事を選択し、父もまた三河での仕事を探していることが判明。 その一方福島に「自分が母だ」ということは(ナルゼ等のネタになりそうだしなんて危惧も込みで)未だに告白出来てはいない。 追記、修正は寒いギャグを全世界に発信してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 浅間みたいに口では否定しててもってわけじゃなくて、損得で考えて戦争してるからまだ大丈夫だよね? ね? -- 名無しさん (2014-10-31 14 50 05) 正純の胸って本来それなりにあったのか?ってかなんで戻さないの? -- (2014-12-09 01 21 51) よく貧相な食生活で倒れてるが、本買うの控えればもうちょいマシになるよな、多分。 -- 名無しさん (2015-01-12 13 46 12) ちょっと待って、スカート降ろされた時近くに父親いたよね。何を思ったんですかねぇ -- 名無しさん (2023-02-06 20 06 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/66.html
「よっしゃ死亡フラグゲット―――!!」 【所属】 武蔵アリアダスト教導院 【役職】 教員 【名前】 オリオトライ・真喜子 【読み方】 おりおとらい・まきこ 【種族】 極東人(?) 【元ネタ】 不明 【字名】 リアルアマゾネス 【登場巻】 第1巻上~ 【人物】 武蔵アリアダスト教導院に所属する教員の女性。 明るくさっぱりした教師らしい性格だが常にセメント。 トーリ達のクラスである三年梅組を受け持ち、いつもジャージを着用している。 黒い髪の毛を持ち、容姿は極東系なのだが目が青い。 IZUMO出身で学生時代はミツ(トーリらの祖母)の教えを受けていた。 浅間・智に『リアルアマゾネス』と言わしめる程高い運動能力を持ち、梅組の生徒全員を相手にしながらほぼ無傷で切り抜けるほど。 人間とは思えない戦闘力だが、Encyclopediaによると人種としては「極東人」。…人なんだ。 すらりとした良いスタイルを持ち、なかなかのオパーイだが、ホライゾンの世界では「普通」らしい。 表紙では10巻上を担当。…これで普通、だと… その戦闘力は外部にも評価されているのか、IZUMO系武装のテスター(ただし生活用品)をしている。 常に腰にさして持ち歩いている長刀も斬撃重視の形状をしたIZUMO製だが彼女本人の持ちもの。 第1巻序盤における授業などで自分の髪の毛を斬るなど多少使うシーンはあるが、パンを盾にスライスしたり鞘をつけたままで殴る練習をするなど扱いが雑。 教師としては授業を自分ではなく生徒本人に行わせるものが多く、問われたことについて答えられれば得点を、 答えられなかったりミスがあれば事前申告していた「罰」を与える御高説をよく採用する。 教員であるため学生間の相対に関わる権利はなく、表立って戦ったり、他国との相対に出たりすることは無い。 その戦闘力が身内にしか向かないというのもある意味悲劇だが、そんな彼女も小さい頃の修行で、「師匠みたいなもの」に全然叶わなかったという。 最後に負けそうになったのは7年前とか。 武蔵にいた頃はアリアダスト最強とされていた石川・数正と相対したのは5年前なので、武蔵に来る前に何かあったようだ。 その戦闘力の高さ、IZUMO製としかわかっていない謎の長剣持ちと武蔵の面々と比較しても謎の多い女性。 経歴としてある程度わかっていることはあれど、「武蔵にどうしても来て教師やってみたかった」と言い、 武蔵には「会ってみたい人」もいて、会えて良かったと考えていると語る感想の謎。 武蔵にどうしても来たかった理由、「会いたかった人」、 彼女に剣を預けた「誰か」と言い、オリオトライの周りにはいまだに登場していない謎の人物の影がある。 また二境紋について知っていたり、かつて天竜を倒したこともあった等、ますます武蔵に来るまでの経緯の謎が増えた。 また、アニメ3話でトーリが後悔通りで右往左往している際、思わせぶりに謎の首飾りを握り応援している。 8巻上にて実地期末テストを行い、助っ人達も含めて武蔵を荒らす。 その後の会話で五年前に武蔵に現れて、当時教員最強だった石川・数正を倒してアリアダスト教導院の教員に収まったことが判明。 彼女との会話で負けると楽しい、負けても負けてもずっと楽しいと話していた。 クリスティーナは彼女の正体について察しているらしい。 10巻中にて暴走状態となった糟屋・武則と対戦し倒されそうになったネイト・ミトツダイラを助けるために 教員権限を使い乱入、難なく長剣を使い、糟屋を止めている。 その際、コントロールが効かなくなった半人狼の糟屋の攻撃を微動だにせず止める様子から、「ゴリラ」という徒名が追加された。 彼女の謎めいた正体。 それは、十本槍の大多数と同様、未来から抽出された「運命の自殺を止められなかった世界線」の人間ということ。 そしてオリオトライ・真喜子というのは偽名であり、本名は「葵・オリオトライ」―――― 彼女こそが「トーリとホライゾンの娘」である。 気がついたのはホライゾンであり、理由としては、トーリら2人が生き延びた理由にある。 十本槍の面々が知っている未来ではトーリは間に合わなかったが、今回は間に合った。 梅組面々の実力も高く、鍛えてあったのもそうだが、梅組連中が尖った戦力とは言え武蔵という集団の総合力が低ければ結局は他国に比べても下の存在でしかない。 梅組を抜かしても烏合の衆というわけではなく、武蔵戦士団を構成する学生の練度もかなり高められていた。 その総合力で三河争乱という出だしから一度辿ったルートとは異なる展開が生まれたのだ。 その原因は誰かが武蔵の学生を鍛えたから。そう、オリオトライが体育教師として生徒たちを鍛え上げた。 かつての歴史と比べると、文字通り”鍛え方が違った”のである。 オリオトライ・真喜子という名も、当初はファンの間ではオリオトライ→オリオン トライから「三本の矢」。つまり毛利元就ないしその関係者ではないかという推察があった。 だが3巻の小ネタで毛利・元就本人が登場したため、その説は否定されていたが正体が明らかにされるとともに由来が判明した。 オリオトライの方はスペルにするとORIOTRI、ORIはギリシャ語で地の果てを意味する。 実母であるホライゾン(極東で地平線の意)に繋がる言葉であり、後半部分のOTRIはOは丸、TRIはトーリ。 ORI(ホライゾン)O(間違いではなかったという意味の○)TRI(トーリ)で二人の子供だと言うことを表していた。 そして真喜子の方は「”真”においては”喜”美の”子”」と言う意味である。 トーリとホライゾンが死んだ世界では誰が二人の子供を生むことを望んだのか。 それはトーリの姉である喜美。要はは代理母と言うことになる。 真喜子という名前はNBによれば自分で考えた偽名であり、「産みの母を誇らしく思えるように」という意味が込められている。 また偽名を名乗る事で二境紋を出す運命の察知を少しでも逸らせようという狙いもあった模様。 十本槍の大多数、梅組の子供達の中で欠損を埋めるため外見年齢が低下した蜂須賀・小六を除けば、オリオトライのみ外見の年齢が合わない。 高等部2年である豊等に反して彼女は既に学生ではなく教員である。 これは地脈を通して自分達を過去に送ることが決まった際に、自分だけが試験的に抽出されるよう立候補したため。 後々やってきた福島らに比べ数年先に過去に戻ってきたオリオトライはIZUMOに確保されたものの、詳しい事情を漏らせば運命が察知する上、他国に話そうにもそれが原因で誰かが公主隠しにでもあってしまえばそれはIZUMOの起こしたテロか何かと判断されかねない。 何よりたった一人で抽出されたことから、オリオトライが話す出来事が本当なのかどうかも疑われており、周りは持て余してしまっていたようだ。 ただその情報を知った松平・元信はその後抽出された他の子供達から直接情報を取れるよう、IZUMOではなくP.A.Odaに送るよう手配している。 自分を除く子供達の肉親は運命との最終決戦かその後の世界消失に伴い死亡するため、運命との戦いをどうにかする必要があるのだが、オリオトライの場合両親が三河争乱で死んでしまうという前提条件の違いがあった。 そのため何とか三河争乱で両親を助けたかったが、それを行うことは他の面々から止められており間に合わないという判断だった。 それでも助けたかったのだ。会いたかった。 運が良かったのはIZUMOにはミツというオリオトライにとっては曾祖母にあたる人物が居たからであり、 安定化もそうだが色々と仕込んでくれたという。 結局自分ひとりで出来ることには限界があり、世界は優しくないし一人では世界を変えることなんてできないことから、教員となって親を含めた生徒たちを鍛える形でかつての失敗を覆そうと考えた。 会いたかった親達ややりたかったことである来たるべき日のための武蔵の面々の強化のために彼女は教師となって武蔵に乗り込んだ。(後に三日で親関連についてはアレだったとは答えている) 真実が明かされた後、トーリの一言に泣き出す場面もあった。 更にアニメにもなったオパーイ揉みに対しても触れられている。 なお、声優関係(オリオトライの担当声優さんは幼少期のトーリも演じている)についても作者は驚いたらしい。 11巻上では異母きょうだいたちや花園で共にいた者たちとも会話をしている。 また、講和会議の時、彼女が抽出された時を基点に話を進めることとなった。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/246.html
本多正純&ライダー 対角線上の戦争屋達 ◆TAEv0TJMEI いや、違うからな? 私は別に戦争が好きというわけではないからな? 配点(諸君我々は戦争が大好きだ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ● 記憶を取り戻し目を覚ました正純は割り当てられた家の中で頭を抱えながらこう思った。 ……運営やる気ないだろ! なんてことはない、自分がこうして記憶を取り戻せたのは明らかに運営が手を抜いていたからだ。 いやだって明らかにあの学園、武蔵に比べて変態と外道と馬鹿が足りなかったし。 そんな状態で違和感を抱くなという方が無理があるよなー……。 やる気が無いといえば、そもそも自分がここにいることだってそうだ。 別に聖杯戦争に参加したかったわけでも、ゴフェルの木片を探し当てたわけでもない。 気がつけば方舟の中に連れ込まれていた。 何かきっかけがあったかなーとその前後のことを思い返してみる。 ウルキアガが何か騒いでいて、嫁のことかと思ったら馬鹿が通販で仕入れたエロゲのことで、その初回特典が…… 「あれかー!」 思い出した。 馬鹿が仕入れたエロゲの特典、それがまさしくゴフェルの木片だったのだ。 オタクが何か長々と解説を垂れ流してたのだから間違いない。 ● 「いいかい? ゴフェルの木というのはね、聖譜を真面目に研究している学者たちですら匙をぶん投げている聖遺物なんだ。 旧派(カトリック)も改派(プロテスタント)どころか聖譜序奏派(サイオン)ですら諦めたくらいだからね。 なんせ聖譜に出てくるのは一回、たったの一回限りなんだよ? しかも具体的に何を指すのかは記されていなかった。 これが無視出来る程度のものならよかったのだけどね。そうもいかない。何せこのゴフェルの木はあのノアの方舟の素材になったのだからね! 歴史再現のためにも分からないままじゃ済ませられなかったんだよ。 結局は逆転の発想でノアの方舟を何らかの木材で作った後にその木材が何かを徹底的に秘密にする形で“解釈”したようなのだけどね。 それにしてもノアの方舟だよ、ノアの方舟! 聖譜曰く……って、え? 流石にノアの方舟は知っているから略せって? 分かってないなー! この方舟には実は外宇宙から飛来した遺物だとも、一説には異世界から来た超巨大飛行船艦だったとさえも伝えられているんだよ! 武蔵のような航空都市艦は実はノアの方舟を元にしたんじゃないかって説もあるくらいだ! 巨大な機竜に変形しただとか武神に変形しただとか、とにかく、ノアの方舟は浪漫の塊なんだよ! ああ、時を超え世界を超え宇宙(そら)より来たりし巨大戦艦――かの舟が望むのはありとあらゆる生物の種の保全。 一対の番たちをその巨躯に宿し……」 ● そうそう、そんな感じのことを言っていた気がする。 つまるところゴフェルの木というのは何がなんだか全く分かっていない物なのだ。 そこに着目してその名を冠したものが何らかの商品になることは珍しいことではないと商人たちも言っていた。 ……でもなあ、だからってなあー、まさか本物の木片がエロゲの特典としてついてくるなんて思わないだろ、普通。 やっぱやる気ないだろ、ムーンセル。 正純ははぁっとため息をつき結論付ける。 それにしても、何故、自分だけが呼ばれたのだろうか。 あの後のことは分からないが少なくともあの場で馬鹿と忍者とウルキアガが木片に触っていた。 そもそも騒動の発端は異端審問官であるウルキアガがゴフェルの木片が本物か気にしたからだったはずだ。 それであれよこれよと騒ぎが大きくなり、馬鹿がつい忍者に投げた木片がクリーンヒットしてその跳弾がこっちに跳んできて気づけば方舟の中だ。 どう考えたってこれ、馬鹿たちのほうが呼ばれてしかるべきだろ。 そうならなかったとすれば、馬鹿たち三人との間に何か差があったからだと考えるべきだろう。 ぱっと思いつくのは、 「嫁か?」 ありえない話ではない、かもしれない。 なんせノアの方舟だ。 男女雄雌一対の動物たちをこれでもかと乗せまくった船だ。 いや、しかしそれならむしろやっぱり独り身の自分よりも馬鹿たちを呼ぶべきだったのではないか? 『ま――?』 ああ、うんうん、私にはお前がいたんだったな、ツキノワ、可愛いぞ。 所持品扱いされたのだろう共に連れて来られてしまったマウスを撫でる。 よし、落ち着いた。 とりあえず嫁のいるいないは関係ないと考えていいだろう。 他の差は何だろうか。 この聖杯戦争は月の聖杯を賭けた戦争であり、何故聖杯を望むかというと願いを叶えるためだ。 なら、と正純は思う。 自分と馬鹿たちの差はそこにこそあるのではないか。 自分には聖杯で叶えたい願いがあり、馬鹿たちにはそれがなかった。 思い当たるものがあるとすれば、馬鹿も抱えていた“後悔”だが、今の自分にもそれはない。 襲名と身体についての未練はもうないと言い切れる。 だとすれば、 ……母、か。 公主隠しを追っていけば、もしかしたら、と思っていなかったと言えば嘘になる。 ……その結果がまさか公主隠しと関係ない形で私まで行方不明になるなんてなー。 馬鹿たちは今頃どうしているのだろうかと思いながら肩をすくめる。 ずっと姿を消し黙っていた“彼”が声をかけてきたのはそんな時だった。 「やあ、何かお悩みのようだ。戦争についてでも考えていたのだとしたら、そいつは素敵だ」 ● 正純は声の主を見た。 男だった。 小太りした眼鏡の男がそこにいた。 サーヴァント“ライダー”。 正純が呼び出した英霊であり、先程まで気絶していた原因だ。 戦闘系の役職ではない自分は内燃拝気を貯めること自体不慣れであり、それが一気にあれだけもっていかれるとなると意識を保つことができなかったのだ。 幸か不幸か気絶している間に見た夢のなかで、ライダーのことはある程度は把握することができた。 まず一番に驚いたのは彼の過去でも、性格でもなく、彼という英霊が活躍した時期だった。 ライダーが活躍したのは20世紀末の英国だ。 つまりは末法の後の世の人物であり、自分たちにとっては過去の人間でありながらある意味で未来の人間でもあるのだ。 その部分に興味が無いわけではない。 しかし、何らかの形で歴史を先読みしてしまったことがばれれば聖連を牛耳るM.H.R.R.に武蔵に介入する口実を与えてしまう。 だから正純は末法の先を聞こうとはせず、ライダーの問いかけに普通に返した。 「いや、私が何故ここにこうして呼ばれたのかを考えていた」 ふむ、と椅子に腰掛け、腕を組み、一瞬だけ考えた後ライダーは笑みを浮かべて、 「戦争をしたいということだろ?」 「違ーーーーーーーーーーーう!」 正純はツッコンだ。 武蔵勢ならともかく、聖譜の時代の人間にまで勘違いされたままにするわけにはいかない。 というかムーンセルに監視されている以上、下手するとムーンセルにまで本多正純は戦争が好きだと記録されかねない。 それは断じて避けねばならない。 「いいか、ライダー。私のどんな記憶を見たのかは分からないが、私は別に戦争推進派というわけではないんだ。 私はいつも交渉で解決できればいいなと願っているのだからな!」 「ああ、知っているとも。 お嬢さんの交渉は平和を追い求めながらもいつも狙ったように大戦争へと導く素晴らしい交渉だった。 イタリア、イギリス、スペイン、ローマ、インド……。 これほどの数の国と君たちからした絶対の正当性をもって戦争に持ち込む政治家がいたとは、我々の時代にも見習って欲しかったくらいだよ。 今回も是非、我々に活躍できる戦場を与えて欲しいとそう願っている」 パンパンパンパンと拍手を送ってくるライダーに正純はため息をつく。 言われてみれば短期間にかなりの国と戦争してきた気もするが、どの戦争にもちゃんと意味があった。 決して戦争をしたいからしてきたわけではない。 それはむしろこのライダーの方だろう。 「違うな。ライダー、あなたは、あなた方は戦争を望んでいても、私に望んではいない。 あなた方自身に望む戦争をこそ望んでいる」 「――分かっているじゃないか」 ● そうとも、とライダーは頷いた。 私は戦争が好きだ。戦争が大好きだ。 殲滅戦が好きだ、電撃戦が好きだ、打撃戦が好きだ、防衛戦が好きだ、包囲戦が好きだ、突破戦が好きだ、退却戦が好きだ、掃討戦が好きだ、撤退戦が好きだ。 平原で、街道で塹壕で、草原で凍土で、砂漠で、海上で、空中で、泥中で、湿原で、この地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きだ。 地上どころか月で戦争ができるなんてまるで夢を見ているようだ。 お嬢さんの夢のなかの戦争も興味深いものだった。 まさか厭戦ムードが漂い、過去の過ちを教訓とし、二度と起こらないようになどと連中に言われていた戦争が。 遥か未来で歴史を教訓として戦争を行おうなどと取り決めされることになろうとは! 皮肉だ、実に皮肉で面白い。 解釈のある戦争も、歴史再現による戦争も、それはそれで戦争の一つの形だ。 ありとあらゆる戦争が好きなライダーは故に、未来の戦争を否定しない。 否定はしないが――足りないとは思うし、疑ってもいる。 だからお嬢さんへと探りを入れる。 ……君は闘争の本質をどこまで分かっているのかと。 「お嬢さん、私は私が望んだ戦争をやりきった。 結果はムーンセルから与えられたデータを見るに、私は我が宿敵を討ち漏らしたようだが、それもまた戦争だ。 私は私の全てを賭けて私の宿敵たちとの戦争をやりきった。 あの時ああしていればだとか、もう一度できさえすればなど、それは敗北主義者たちの戯言に過ぎない。 あれは最高に良い戦争だった」 最高に良い戦争だったからこそ、二度目なんて望まない。 しかし現にライダーはこうしてここにいる。 戦場に、いる。 ライダーの宿敵は彼だ。だが、彼らはここにいるだろうか? 自分がこうしてここにいるのだ、もしかしたら彼もここにいるかもしれない。 人間と英雄と英雄ならぬ反英雄が、怪物たちが、化物が願いを賭けて殺しあう。 いかにも彼が好みそうなシチュエーションだ。 とはいえいくら彼が望もうとも、実際に召喚されるかどうかは、聖杯の判断とマスターとの相性次第だ。 「そんな戦争をやりきった私に、敵を失ってしまった私に。 果たして君は私が求めるに足る戦争を、敵を君は用意できるのかな?」 ライダーは問いかけ、同時に期待する。 さあ、答えてくれ、お嬢さん。私の“願い”に。 「――いいだろうか」 答えはすぐに、返ってきた。 ● 「これから私達がどう動くのか、それが今の問い掛けへの私からの答えだ」 暗にすぐには答えないが、これからする話は無関係ではないとライダーへと伝える。 ライダーが頷いたのを聞き届ける意思があると見て、正純は話を続ける。 「この聖杯戦争には私のように望まぬ形で呼び出されてしまった者たちもいるはずだ。 生死を賭けた戦いとは知らず戦争へと巻き込まれた者たち。 彼らは失われないでいいはずの人たちだ。私は彼らの喪失を望まない。彼らの親しいものたちの喪失を望まない」 それは武蔵の人間として、本多正純として絶対に譲れない意思だ。 「それなら、どうするというんだ、お嬢さん。 私は決して強いサーヴァントではないし防衛戦も好きだが、向いていない」 「そのための政治家で交渉師だ」 いいか、と正純は右手を握りしめ、言い放つ。 「ここには数多の世界、数多の時代から多くの人々が呼ばれている。 自分からこの地に来た者、私のように巻き込まれた者、彼らの抱く願いも多種多様だろう。 英霊だってあなたみたいなものもいれば、私達の襲名元になった者たちもいるだろう。 その彼らの目的や願いを折り合わせる。 私は失わせるなとは言うが、戦うな、手を抜けとは言わない。 私達も、彼らも勝ち、得たいものを戦後交渉で得ればいい。それも含めて戦争だ」 解るか? 「この聖杯戦争は、戦争などと冠しているが、実際には相対戦の連続によるバトルロワイヤルみたいなものだ。 戦争ではなく個人戦、よくて同盟を組んだ物同士の集団戦止まりだろう。 それを私達は文字通り、戦争にする。 聖杯を望むものもいるだろう。生き延びたいとそれだけを願うものもいるだろう。 私のように失われようとする命を、救おうとする者もいるはずだ」 「だが死をばらまき死を望む人間もいる。私が居る、ここにいる」 死を望むものがいることを知っている。 己の死すら受け止めるものがいることを知っている。 自分たちに後を託し、生きるために戦い抜いた者たちも覚えている。 彼らをぶつかり合う関係だとも、強いとも、すごいとも思いはしたが、こっちがそれに合わせることはない。 「そうだな。私とあなたは“違う”。 あなたは死なせ死ぬことを望み戦争し、私は戦争することで意思を救い命を救う。 私たちは平行線ですらない対角線だ。 先ほどの問の答えはまさに私こそがあなたの敵とも言える」 だが、と正純は一息ついてライダーへと歩み寄る。 「だからこそ交わる点がある。 対角線ならばどれだけ近かろうとどれだけ遠かろうと私たちの間に線は引ける。 そしてその中央にあるのが――」 「聖杯だ」 ● 正純はライダーが笑みを深くするのを知覚した。 ……よし、ひとまずは命をつないだみたいだ。 ライダーは戦争のために戦争をしてきたような人間だが、それでも夢のなかで見た彼は、敵を定め戦争をする人間だった。 その彼が聖杯戦争に参加しに来たというのなら、それはここに彼の敵がいるということだ。 先の戦場と敵を用意できるのかという質問は、戦場と敵を要求してきたわけではなかった。 ライダーが見定めた敵を正純も敵として見定めることができているのか、その敵を引きずり出す戦場を用意できるか。 そういう確認だった。 なら、その敵とは誰だ? ライダーが宿敵と定めた吸血鬼か? 否。 聖杯戦争にかの吸血鬼たちが召喚されるとは限らない。 そんな運任せではない、この戦いにおいて唯一絶対的に存在することが確約されているものがあるではないか。 聖杯だ……! 「私は聖杯――ムーンセル及びアークセルと交渉したいとそう考えている。 聖杯が観測機で、オタクの言ったように方舟が一対の人間を求めているというのなら、殺しあわせるのは手段ではあって目的ではない。 聖杯が観測資料として満足し、方舟が保存するに足るという一対を選出できるのなら、必ずしも死人を出す必要はないはずだ。 聖杯戦争よりももっと得るものが大きいと私のやり方の価値を示し、納得させれば運営も文句は言うまい」 つまり 「私はこの聖杯戦争を“解釈”する!」 言うとライダーがわざとらしく眉をしかめ、まだ先があるだろうと促してくる。 「なるほど、お嬢さんのやろうとしていることは分かった。 しかしムーンセルほどの演算装置が、人類を観察するのに適した形として考案したのが今の聖杯戦争のはずだ。 そう簡単にムーンセルを納得させ、聖杯戦争の形式を変えることはできまい! どうする気だ、お嬢さん。その時はどうする気だ!?」 「その時は、誠に遺憾ながら簡単だ」 正純は、手を挙げて、こう言った。 この答えこそ、ライダーが望んでいたものだと確信しながら口にした。 「戦争すりゃいいんだよ、聖杯と」 霊体とはこの世に未練を残した魂がなるものだ。 サーヴァントとて同じだろう。 死を望み、良い死を得たはずのライダーが霊体になっているとしたら、それは死後になんらかの不満が生じたからに他ならない。 そして彼に死後を与えたものも、即ち聖杯だ。 聖杯戦争――聖杯を望む戦争ではなく、聖杯に臨む戦争こそがライダーの望みであり、 私の、望みだ……! さあ、これどうだ、ライダー……少佐! 「――ああ言った、よく言った……素晴らしい」 ● 「貴方は今、ようやく私のマスターとなった。 共に戦う同胞となった」 素晴らしい、とライダーもまた歩み寄りマスターを称賛する。 その通りだと、ライダーは聖杯に怒りを顕にする。 「聖杯? ムーンセル? 方舟? アークセル? 全ての生命、全ての生態、生命の誕生、進化、人類の発生、文明の拡大、歴史、思想――そして魂を記録するだって? なんだそれは、何なんだそれは。 まるで吸血鬼じゃないか。 聖杯が、方舟が、その本質は吸血鬼と同じだなんてイスカリオテの奴らに是非とも教えてあげたいくらいだよ」 自ら化物になった神父なら気づいていたかもしれないがね。 「しかもあの軍にして城である我が宿敵以上のスケールと来た。驚きだ。 光そのものを介した魂の保管? 過去と現在、あるいは未来。時代、更には世界を繋ぐ一対のつがい? ああ、それはきっと素晴らしいことなのだろう。 私という意思が無限永久に存在し続け、無限永久に戦い続ける。 マスターの世界の戦争のような未知の戦争さえも、世界の壁を超えて体験できるだなんて想像するだけで楽しいぞ。 その上私を元にした子どもたちが過去現代未来異世界にまで解き放たれるとは全く、愉快極まりない! 愉快で素敵で歓喜で素晴らしくて楽しくて――」 だが冗談じゃないと吐き捨てる。 「真っ平御免だ。俺の心も魂も命も俺だけのものだ」 気がつけばムーンセルの中にいた。データとして記録されていた。 ムーンセルが魂さえも記憶すると言っても、それは何も死んだ人間の魂を回収しているわけではない。 記録はあくまでも記録に過ぎず、かつて少佐と呼ばれた人物の記録でしかない。 それでもライダーは言い切れる。何度だって言い切れる。 サーヴァントになろうとも、フォトニックに閉じ込められた光の信号になろうとも、私は人間だ。 人間は魂の、心の、意思の生き物だ。 「私は私だ!!」 だからこそ、許せない。 私を記録し、私を保有し、私を共有し、私を量産し、私を永遠にしようとする聖杯を、私は心底憎む! 故に! 「さあ、始めよう武蔵副会長」 「ああ、始めよう少佐」 「「私たちの戦争を」」 【クラス】 ライダー 【真名】 少佐@HELLSING 【パラメーター】 筋力E 耐久D 敏捷E 魔力E 幸運C 宝具A+ 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 騎乗:- ライダークラスにあるまじきことだが彼自身に騎乗スキルは存在しない。 最後の大隊使用時のみ、配下に飛行船や戦艦などを操縦させることで間接的に騎乗できる。 対魔力 E 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 【保有スキル】 戦争狂:A カリスマと軍略の複合スキル。反英雄に対しては補正が入る。 (カリスマ:A) 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。 反英雄にのみ絶大な効果をもたらすが、戦争の本質を分かっていないものには維持し続けることができない。 (軍略 A) 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 勝利するために熱狂的かつ合理的冷静に戦況を把握できる。 自らの対軍・対城宝具の行使や、 相手の対軍・対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 アーカードという個にして軍であり城である存在相手に戦い抜いたこともあり、同様の群体的な存在相手にも有利な補正が与えられる。 戦闘続行:C - サイボーグ故瀕死の傷でも戦闘を可能とし、その狂気故に死の間際まで戦うことを止めない。 ただし『スキル:人間』故に、サイボーグとしての補正はかなり下がっている。 射撃下手:A- 百発一中。 飛び道具を使用したときの命中のマイナス補正。 Aランクならばもはや呪いの域。 どうやって親衛隊入りできたのかも謎なくらい命中しないが、自身が宿敵と認めた相手との戦争では一発に限り当てることができる。 人間:A- 人間を人間たらしめている物はただ一つ、己の意志であるという信念のもと、彼は自らを人間であると定義し続けた。 彼が彼であるという意思を抱く限り、彼は機械になろうとも人間であり、英霊になろうとも人間である。 かつて吸血鬼化を拒絶した逸話もあり、自らの存在・意思・魂を操作・変質・吸収しようとするあらゆる干渉を無効化する。 ただし彼は最後には化物として人間に倒されたため、同ランク以上の『人間』スキルを持つ相手には耐性が低くなる。 最も、『人間』である相手が存在・意思・魂を操作・変質・吸収しようしてくる可能性は限りなく低いのだが。 【宝具】 『戦鬼の徒(ヴォアウルフ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ 1~9 最大補足 1~9人 自らが率いた戦鬼の徒(リップバーン、ゾーリン、大尉、シュレディンガー)をサーヴァントとして召喚する。 一般人以下の力しかないライダーがサーヴァント級の吸血鬼を率いたことが宝具となった。 厳密には戦鬼の徒ではないドク、トバルカイン、ヴァレンタイン兄弟も召喚できるがその場合彼ら4人はワンランク下がりCランクとなる。 一度に召喚できるサーヴァントに上限はないが、ライダーのマスターとしての適正が一般人レベルのため、一騎維持し続けられるかも難しい。 ただしこの宝具の使用一回一回が“戦争”を促進し、もう一つの宝具の布石となるため、令呪を用いてでも使っていく価値はある。 また、ドクやシュレディンガーのように必ずしも直接戦闘させるだけが使い道ではない。 『最後の大隊(ミレニアム)』 ランク:A+ 種別:対人対軍対城宝具 レンジ:1~200 最大捕捉:1000 自らが率いた吸血鬼部隊『最後の大隊』をまるごと再現する宝具。 戦争を望み、戦争に生き、戦争に笑って死んでいった少佐たち最後の大隊が共有する“戦争”の心象風景を形にした固有結界。 燃えるロンドンを覆い尽くす『戦鬼の徒』を含んだ1000人の吸血鬼、さらには飛行船などを全て自らのサーヴァントとして召喚する。 ランクE-の『単独行動』が付くため短時間であればマスター不在でも戦闘可能。 一度発動してしまえば結界の維持は大隊総員の魔力を使って行われるため、発動できさえすれば燃費はいい。 更には“戦争”になればなるほどライダー及び大隊の描く戦争の心象風景が強化されていき、 現実が少佐達の心象風景に近くなることもあり、消費魔力が軽減されてより大きな戦争ができる。 しかし、最初に結界を展開するライダー自身魔力が殆ど無いため、ライダー単体では普段は結界を展開することもできない。 1000人の吸血鬼も『戦鬼の徒』以外はサーヴァントとしてはEランクな上、誰もが戦争の中での死を望んでいるため相手次第では加速度的に減っていく。 ただし、それは戦争の激化を意味しており、上記の特性から必ずしも一方的に不利になるとは限らない。 人数の減少による一人あたりの結界維持の負担の増加を相殺できるだけではなく、消費の軽減が上回りかえって燃費がよくなることも。 個にして軍であり城であるアーカードを倒すためだけの軍隊であるため、そのすべての種別を上乗せでき、軍略スキルの補正を二重に受けられる。 【Weapon】 拳銃。 サーヴァントの武器であるにもかかわらず神秘を持たない。 そのためサーヴァントに通用しないがそもそもライダーは殆ど当てられないのでマスター相手にも実際は通用しない。 【人物背景】 本名はモンティナ・マックスとされている眼鏡をかけた肥満体の小男。 「目的のためには手段は選ばない」という『君主論』を引き合いに出した上で、「手段のために目的は選ばない」と謳うほどの戦争狂。 しかしその全ては彼が宿敵と定めた吸血鬼アーカードを破るためであった。 現在の身体はサイボーグだが、人間を意思の生き物と定義しており、自分は自分で人間だとしている。 それゆえ血液を介して他者と融合する吸血鬼の本質を憎み、これを否定する。 ロンドンに侵攻し壊滅的な打撃を与え、自らの策略通りアーカードを消滅させることに成功する(後に帰還されたが)。 その後宿敵と認めて自ら飛行船に招き入れたインテグラとセラスと対峙。 最期はインテグラとの撃ち合いで額を撃ち抜かれるも自身が最後に撃った銃弾が初めて命中した事を喜びつつ、良い戦争だったと満足して絶命した。 尚、カバー裏などのオマケでは、キャラが一転して側近の大尉、博士と共にアニメオタクと化しており、コミケに参加している。 この辺りや濃い大隊の面子(人狼込み)なども合わせて正純に召喚された要因かもしれない。 【聖杯への願い】 聖杯にかける願いはないが聖杯は許せないので聖杯と戦争する。 【基本戦術、方針、運用法】 マスター、サーヴァント共に単純な戦闘力は皆無であり、或いは最弱コンビかもしれない。 正純は魔力を内燃拝気で補えるが、貯めるのに相当な時間と労力を要し、戦闘系でもないためあまり宛に出来ない。 正純の方針的に魂食いもできないため、通常戦闘=宝具の使用であるライダーには令呪による援護や魔力源になるアイテム又は協力者が必要不可欠である。 このコンビの肝はいかにして正純による交渉で戦闘を避けつつ、戦争に持ち込むかである。 ……なんだかおかしなことを言っているようだが、何もおかしくはない。 戦争にさえ持ち込んでしまえば少佐及び最後の大隊はもとより、戦術運用や濃い面子の扱い方もこなせる正純も水を得た魚となる。 後はいかにして戦死を望んでいる最後の大隊を正純が上手く生かして活かせるか次第である。 ――最も、正純もまた紛れも無く戦国時代に生き、戦争に生きている人間であるが故に決して甘い人間ではない。 なお、ライダーは魔術や神秘といったものに科学的にアプローチをかけ、また自身もサイボーグであるため神秘は最低クラスである。 そのため一般人レベルの霊核しか持たず、人混みに紛れると感知能力の高いサーヴァントでも発見は困難になる。 大隊の多くも科学技術が関わっているため神秘は同じく最低クラスだが、幸いここは月の聖杯戦争である。 吸血鬼作成や、対アーカードを推し進めるに辺り魂についても研究していたため、魂を量子化して電脳世界に干渉する事自体には適正がある。 何よりも、彼の人間とは意志の生き物であるという信念も相まって、メイガスでなくウィザードとして宝具のランクを底上げしている。 【マスター】 本多・正純@境界線上のホライゾン 【参加方法】 葵・トーリに届いたエロゲの予約特典についていたゴルフェの木片が頭部に当たって参加 【マスターとしての願い】 公主隠しで失ってしまった母親を取り戻したい? 【weapon】 ツキノワ 正純の走狗(マウス)でオオアリクイ。 主の術式を補佐する霊獣型デバイスで正純には溺愛されている。鳴き声は『まー』。 仲間から送られた攻撃術式群で正純を護衛することもあったため、購買で買えるレベルのコードキャストなら読み込んで使用可能。 ちなみにムーンセルによる再現により自身のサーヴァントとや、相応の術や道具を持った相手になら各種通神が可能。 【能力・技能】 戦闘系役職ではないため戦闘面での能力は皆無。 反面、政治家としては外政・内政共に極めて優れているが、担当した交渉の結論が何故かほとんど毎回戦争になってしまう。 本人の戦術組み立て能力も極めて高いため余計にたちが悪い。 ちなみにギャグが致命的に寒いという弱点があり、交渉時にもよく口にし敵味方ともに唖然とさせる。 【人物背景】 武蔵アリアダスト教導院に所属する生徒会副会長の少女。 幼い頃歴史再現による襲名を有利に行うため男性化手術を行ったがその途中で襲名に失敗し、胸を削った状態のまま今に至り男装をしていた。 基本的にまじめで誠実。少し意地っ張りなところも。武蔵に染まったため、苦労人のようでいて結構無茶ぶりする。あとよく行き倒れる。 武蔵の実質的サブリーダーで、政治家志望の有能な交渉師。交渉スタイルはもっぱら攻めであり、屁理屈も込の言葉による殴り合いを得意とする。 最後はほぼ必ず戦争になるため、皆に戦争狂扱いされており、他国のトップに平和の敵か何かかとまで言われるようになってしまった。 【方針】 他参加者と交渉することで聖杯戦争を解釈し、聖杯とも交渉し、場合によっては聖杯と戦争し、失われようとする命を救う。救う。 【令呪】 令呪は右手の甲にあるが、演説の際の身振り手振りを目立たせるためにほぼ常に着用している白手袋の下にちょうど隠れている。 形状は丸に立ち葵こと、本多立ち葵。本多氏の家紋であり徳川家から葵紋の使用が認められている。 丸、葵紋真ん中及び左、右と見ての通りちょうど三つの部分に別れており、それぞれの部分が令呪の一画となっている。 BACK NEXT 014 ホシノ・ルリ&ライダー 投下順 016 狭間偉出夫@真・女神転生if...、ライダー 014 ホシノ・ルリ&ライダー 時系列順 016 狭間偉出夫@真・女神転生if...、ライダー BACK 登場キャラ NEXT 参戦 本多・正純&ライダー(少佐) 045 戦中の登校者