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登録日:2012/01/27(金) 22 54 37 更新日:2024/05/27 Mon 15 21 33NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2003年十勝沖地震 2010年チリ地震津波 2022年トンガ火山噴火津波 2024年台湾地震 2024年能登半島地震 NHK テレビ トラウマ トラウマ ←音が ラジオ 三陸はるか沖地震 北海道南西沖地震 北海道東方沖地震 地震 日本海中部地震 東北地方太平洋沖地震 東日本大震災 民放各局 津波 災害 真面目項目 緊急 緊急警報放送 警報 緊急警報放送(きんきゅうけいほうほうそう)とは、NHK緊急放送を越える、人命に関わる重大な事案が発生した場合に放送される特別放送である。 略称はEWS。 概要 津波警報・大津波警報、東海地震警戒宣言が発令された場合、または都道府県知事、市区町村長が大規模災害等に被災した場合、総務省を通じて各放送局に依頼して発報される。 その際に緊急信号をテレビ・ラジオの電波に乗せて対応する受信機を強制的に起動させることができる。 ◆テレビの場合 ここでは関東広域圏を例にとる NHK総合からテレビ東京まで信号を出せる状態になってはいるが、民放側にあまりノウハウがない為、アナログ放送時代にはとんでもない場面で信号音を出したり、放送事故を起こしたりと散々であった。 地上波テレビ放送 デジタル放送の場合、特殊な無音デジタル信号を放送局側で出すため、強制的に電源が入る場合(*1)、緊急警報放送を受信するチャンネルはノウハウが培われているNHK総合かNHK教育に合わせておくことが推奨されている。 アナログ放送 アナログ放送の緊急警報放送は、AM、FMラジオを兼営するNHKは、テレビとラジオの緊急警報放送信号が同一である為、今後も流されると決定している。また、地方民放局のラ・テ兼営局も同様と思われる。 CATVと光回線でのデジアナ変換放送開始に伴うデジアナ変換措置として、民放各局は暫定的に2015年3月31日までアナログ放送の信号音をデジタル放送で流す事としている。 2012年3月31日にアナログ放送が停波され、同年4月1日から東北地方太平洋沖地震で被災した岩手、宮城、福島でもデジアナ変換がスタートし、アナログ放送単独は上記を除いてラジオ以外はなくなった。 ◆ラジオの場合 くどいようだがNHKに合わせておくのがベストだと思われる。 ラジオのアナログ放送は停波しないことが決まっており、信号発報音はラジオ放送が終了しない限り聞けるはずである。 基本的に、電車の発車ベルの様な緊急警報放送を出すが、やはりNHKの方がノウハウが培われている為、民放よりNHKに受信機の設定がしてある場合が多い。 実際の運用 緊急警報放送は大津波警報・津波警報の際に放送される第二種警報放送とその他のケースに放送される第一種警報放送に分けられる。 ちなみに東北地方太平洋沖地震時にはNHK・日テレ・TBS・フジ・テレ朝が第二種、テレ東は第一種で放送。アナログ放送はNHKとテレ東だけが発令し、NHKとテレ東以外はデジタル放送のみであった。 音源自体は色々な場所にUPされているので視聴自体は容易であるが、間違っても屋外などで鳴らしてはならない。(*2)冗談や謝罪では到底済まない事態になる。 TBSは目的外に放送した結果、視聴者から受信機が勝手に起動したと苦情が殺到し、総務省から大目玉を食らった他、民放各局が2010年チリ地震津波や東北地方太平洋沖地震の緊急警報放送の終了音を出し忘れて、総務省から大目玉を食らった。 試験放送はどの局も定期的に実施しているが、比較的視聴しやすいのはNHKだろう。1月以外の毎月1日、正午前の天気予報とニュースの間に実施しているので、この日にテレビを視聴できる環境にいれば、チャンネルを合わせてみるのもアリだろう。 なお、時折、日曜日深夜のお休みの時間に点検を兼ねて緊急警報速報のテストが行われているが、特殊な信号を混ぜて送信する為、電車の発車ベルに近いような音が大音量でスピーカーから聞こえ、一部ではトラウマ扱いされている。そのくらい強く印象に残る音でなければいけないのだが 追記・修正願います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ttps //www.youtube.com/watch?v=teVacjUGVxc 緊急地震速報>NHK緊急放送>緊急警報放送 の3本立て -- 名無しさん (2017-07-06 09 55 13) 確か、どこぞの独裁国がミサイル撃ってきたときにもこれ流すんだったっけ? -- 名無しさん (2020-03-25 15 42 39) ↑それはJアラートでまた違うもの -- 名無しさん (2024-05-14 13 45 26) 名前 コメント
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日本BS放送 本店:東京都千代田区神田駿河台二丁目5番地 【商号履歴】 日本BS放送株式会社(2007年2月~) 日本ビーエス放送株式会社(1999年12月~2007年2月) 日本ビーエス放送企画株式会社(1999年8月23日~1999年12月) 【株式上場履歴】 <東証1部>2015年3月12日~ <東証2部>2014年3月12日~2015年3月11日(1部指定) 【沿革】 平成11年8月 衛星放送の番組及び普及に関する調査研究を目的として、東京都豊島区高田に日本ビーエス放送企画株式会社を設立(資本金1億円) 平成11年12月 日本ビーエス放送株式会社に商号を変更。郵政省(現 総務省)よりBSデジタルデータ放送(放送衛星を利用したデジタルデータ放送)の委託放送業務の認定を受ける 平成12年12月 BSデジタルデータ放送開始。郵政省(現 総務省)より110度CSデジタルデータ放送(通信衛星を利用したデジタルデータ放送)の委託放送業務の認定を受ける 平成13年6月 東京都渋谷区渋谷に本店を移転 平成14年4月 110度CSデジタルデータ放送開始 平成16年5月 総務省より110度CSデジタル放送(標準テレビジョン放送)の委託放送業務の認定を受ける 平成16年6月 東京都豊島区高田に本店を移転 平成17年10月 株式会社メガポート放送を吸収合併 平成17年12月 総務省よりBSデジタル高精細度テレビジョン放送(ハイビジョン放送)の委託放送業務の認定を受ける 平成18年6月 東京都千代田区一ツ橋に本店を移転 平成18年11月 110度CSデジタル放送委託放送業務終了 平成18年12月 110度CSデジタル放送事業に関して有する権利義務の一部をマルチチャンネルエンターテイメント株式会社に承継(吸収分割) 平成19年2月 日本BS放送株式会社に商号を変更 平成19年9月 BSデジタルデータ放送委託放送業務終了 平成19年12月 BSデジタルハイビジョン放送開始 平成20年3月 東京都千代田区神田駿河台に本店を移転 平成22年4月 社団法人日本民間放送連盟(現 一般社団法人日本民間放送連盟)に入会 平成23年10月 株式会社ビデオリサーチが実施する接触率(番組視聴者数の目安)調査(BSパワー調査)に参加 平成26年3月 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
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「さあ設置したばかりのエアコン壊した理由を説明してもらおうか」 『それはその・・・えっと、時勢に則ってエk 「エコロジーとかにわか却下」 『あの・・・あ、あなたの我慢が足らないから鍛え直してあげようかと』 「連日30℃越えとかおまえ経験した事あるのかよ? そもそも幽霊は気温感じる感覚あるのか?」 『・・・どっちもないです・・・』 「・・・で?」 『・・・テレビで・・・見たから・・・』 「何を?」 『・・・団扇であおぎっこ・・・』 「・・・バカだなお前。言ってくれりゃいくらでも付き合ってやるのに」 『!! べ、別に無理にとは言ってないけどやってくれるなら付き合わせてあげる!』 「で? なぜエアコン壊した?」 『・・・あなたが出かけた隙に興味本位で動かしたら止め方分からなくて、 そしたらあなたが帰ってきて焦って色々投げつけたら動かなくなりました。 で、でもでも使い方の説明してくれなかったあなたにも責任があるんだから!』 「ふふふそうですね。 ではエアコン直るまでキサマは全自動扇風機という事でOK?」 『・・・はい・・・』 暑いのでカキコ
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『理由』 ◆o9OK.7WteQ 突然目の前に人間が降ってきた場合の正しい対処というのはどんなものだろうか。 ……少なくとも、御坂美琴はそんな特殊な状況に対処する術を学んだ覚えはないし、これからも学ぶつもりはなかった。 しかし、今、ここではそれをする必要があった。 御坂はとりあえず無意識の内に開いていた口を閉じ、目の前の男に視線を向け観察した。 (……チンピラ、ね) その男、いや、少年と呼んでもさしつかえのない年齢だろう――に抱いた印象はそれだった。 むき出しの敵意に、“あの野郎”といった乱暴な言葉。 右腕の袖がないジャケットの左肩には、 御坂が昔見た懐かしいアニメの特集番組で見た世紀末的なプロテクターが取り付けられている。 (オタク……には見えないけど) とにかく話しかけてみよう。 目の前の男は怪我をしているようで、痛みに耐えるようにして左手で右腕を押さえている。 見ればその右目も閉じられたままだ。 相手がどんな人間であるにせよ、自分ならば不足の自体にも対処出来る。 その自信があった。 男は重傷ではないようで、男はこちらに気付くとそのまま視線をこちらに合わせゆっくりと立ち上がった。 (とりあえず話は出来そうかな。無理なら、まあ……ちょっと痛い目を見て貰うことになるけどね) 「あの、大丈夫ですか……?」 御坂美琴は、可能な限り優しい声で男に聞いた。 「空から降ってきたみたいだけど、右腕の方は――」 「おい」 だが、御坂美琴の問いかけは男の乱暴な言葉に遮られることとなった。 出鼻をくじかれた形になって御坂はほんの少し苛立ったが、それを顔に出さずに男と会話を続けた。 「……はい、なんですか?」 ほぼ確実に相手は自分の事を知らないだろうと御坂美琴は推測した。 自分が学園都市で7人しかいないレベル5の内の一人で第三位の『電撃使い(エレクトロマスター)』。 『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ御坂美琴だと知ってこのような口調で話しかけてくるのは、 よほど親しい人間か自分のことをビリビリと呼ぶあの少年くらいなものだ。 (相手は能力者じゃない一般人?) 御坂美琴はそう思い、とりあえず今はこちらの素性を明かさないことに決めた。 もし自分が何者かを明かして怖がられてしまったら後が面倒だからだ。 今はとにかく情報が欲しい。 そのためには、か弱い女子中学生を演じてコミュニケーションを円滑にさせた方がいいだろう。 幸い自分は学園都市の名門お嬢様学校に通っていたので、言葉遣いに関しては問題ない。 もっとも、それが素の口調ではないから聞く者が聞けば違和感を感じるだろうが、 目の前の男相手ならば問題はないように思えた。 「テメエも参加者か?」 (……て、“テメエ”って私のこと!? コイツ、なんでこんなに態度がでかいわけ!?) ――早くも御坂美琴のかぶったお嬢様という仮面ははがれようとしていた。 だが、御坂美琴は諦めずに男と会話を続けるべくはがれかけた仮面をかぶりなおした。 「参加者、というよりも訳もわからずここに連れて来られて……」 御坂美琴は肩を落とし俯いた。 そして、指でかるく目尻を拭う。 その姿は、この状況に怯え助けを求めるか弱い少女そのもの。 (――さすがにここまでやればコイツも少しは態度を変えるでしょ!) ……中身はそうではないが。 さすがにこんな弱気な様子を見せれば、目の前の男も自分を心配する気持ちが多少は芽生えるだろう。 自画自賛もなんだが、見た目が可愛い女の子が困っているのを放っておく男はほぼいないと思っている。 相手に下心が生まれるにせよ、これである程度の会話は成り立つはずだ。 御坂美琴はそう思っていた。 が、 「そうか。じゃあテメエも……」 男の口調はあくまでも乱暴なままだった。 さすがにそのことに御坂美琴は憤った。 (目の前で女の子が困ってるっていうのに、そんな態度を取る? 普通だったら心配するとかちょっと態度を優しくするとかあるでしょうが) 「ちょっとあんた。いくらなんでも――」 流石に自分がここまでやったのに態度を変えないことに御坂美琴は腹を立て、 かぶっていたお嬢様の仮面を脱ぎ捨て、粉砕した。 そして、その顔が怒りをあらわすものに変わろうとした瞬間、 「参加者ってことだな」 目の前の男に敵意をぶつけられ、予定していた表情の変更を余儀なくされた。 「……だったらどうだっていうのよ?」 御坂美琴が見せた表情は呆れ。 「あんたまさか、このゲームに勝って願いを叶えようって思ってるの?」 男の言動や容姿などは、ただのいきがっている街のチンピラそのもの。 そして、先ほどまでの態度を考慮して御坂美琴が導き出した答えがそれだった。 「先に教えておいてあげるわ。このゲームは、ただのケンカ自慢が勝ち残れるようなものじゃない」 そう、このゲームの参加者には……あの『一方通行』がいる。 例え目の前の男がどれだけ腕っ節が強かろうとそんなことは関係ない。 「あんたが超能力者だとしても――」 御坂美琴はその力を示すように体から電気を男にも見えるように発生させた。 それを見て、男は目を左目を少し見開いた。 そして、右目は相変わらず閉じたまま。 「『超電磁砲(レールガン)』の……レベル5の私を知らない程度じゃ話にならない。 だから馬鹿な――」 考えはやめておけ。 そう言おうとした時、御坂美琴は男の上半身がフラリと揺れたことに気付いた。 立ち上がったときは一見平気そうに見えたが、やはり落ちた時の衝撃でダメージを負っていたのではないか? このまま倒れる。 そう思い、御坂美琴は男に駆け寄ろうとした―― 「――ちょっ、だいじょ」 ――が、 「ゴチャゴチャうるせえ!」 男はその揺れた上半身を支えるように両足を肩幅よりも大きく開いて腰を落とし……吼えた。 ・ ・ ・ 男には、背負っているものがあった。 その命を燃やし続けながらも、守りたいものがあった。 だが、それはここには存在しない。 この殺しあうために用意された場所には。 (すぐに戻らなきゃならねえ) その思いが男を支配していた。 どんなことをしてでも、元の世界に帰る。 それが困難であることもわかっている。 わかってはいるが、 (知ったことか!) 本来ならば、男は他人の言うことには従わない。 自分に命令する者がいたら、真っ先にその人物を殴るだろう。 しかし、男が今一番殴りたい人物は恐らくこの場所にはいない。 探したわけではないが、こんな手のこんだ事をする人間がわざわざ自らを危険に晒すとは思えない。 それに、元々考えることは得意ではないのだ。 「……とりあえず、テメエはボコる」 現状でわかっている、すぐに元の世界――ロストグラウンドに帰れる可能性が一番高い方法。 それは―― ――この殺し合いに乗ることだった。 ……男の名はカズマ。 ネイティブアルターのカズマ。 ・ ・ ・ 「……何よ。やろうっての?」 御坂美琴は肩をすくめてため息をついた。 「一応教えておいてあげる」 体からほとばしる電気が激しさを増していく。 しかし、カズマはそれを見ても表情を変えず右腕を左手で持ち上げ、一直線に御坂美琴に向けた。 いまだ何をするでもないカズマに対し、御坂美琴は体中から電気をほとばしらせ、微笑みながら言った。 「私は御坂美琴。 レベル5の――『電撃使い(エレクトロマスター)』。『超電磁砲(レールガン)』とも呼ばれてるわ」 カズマはそれに対し、 「テメエの名前は刻まねぇ。……だが、一応こっちも言っておく」 御坂美琴はカズマの言葉と態度を疑問に思った。 何故なら、今の名乗りも力を誇示するような能力の使い方も威嚇のつもりで行ったのだが、 カズマの反応は御坂美琴の予想していたものとは間逆だったからだ。 「……『シェルブリット』のカズマだ」 口元を歪めながらカズマがそう言い放ったのを合図にしたかの様に、 御坂美琴の足元付近の地面が音を立てて光の粒子に変わった。 「――っ!?」 そして、カズマの周辺の地面や木々の所々も同じ様に削り取られていく。 それを見た御坂美琴は一気に緊張を強め、カズマから距離を離すように後ろに下がった。 (あの能力は何!?……あんなのをまともに食らったら一瞬で……!) 精神感応性物質変換能力――通称アルター能力は生物を分解することはない。 アルター使いの中には自分自身を分解する者もいるが、それはあくまで能力者本人だけだ。 しかし、初めてアルター能力を目の前にした御坂美琴がこう思うのも無理はないだろう。 (周辺の物質を削り取る能力!? なんてデタラメなっ! あれに巻き込まれたらただじゃすまないだろうし、電気だってもしかしたら――) 「……お、おお……おおおおおっ……!」 「!?」 そして御坂美琴は見た。 カズマの右腕が拳の先から肩にかけて一直線に三つに裂けていくのを。 (能力の暴走!? でも、それにしては力を止めようとする気配が全然しない……) そう思った矢先、その裂けた腕を中心にして金色の無数の輪が突如出現した。 その輪は三枚におろされた右腕を無理矢理一つにまとめるかの様にその直径を狭めていく。 紐に縛られたハムのようになった腕には、既に先ほどまであった裂け目は見当たらなくなっていた。 そして、さらにその上に金色の装甲が纏われ、右肩の後ろには赤い羽根が出現した。 「……行くぜ」 カズマは右目を見開き、言った。 (まずい……安定した! ひとまずここは距離を取らないと――!) 現在、二人の距離は約10メートル程。 先ほど後退したとはいえ、相手の射程がわからない以上もっと距離をあけた方が良いと判断した。 (最初に私を攻撃しなかったのは威嚇? それとも、攻撃する場所は任意に選べないランダム型の能力?) いつでもカズマの動きに対処出来るように、御坂美琴は電気を放出したまま足元を取られないように慎重に、 しかし、その視線は真っ直ぐにカズマを見据えながら後退した。 結論から言えば、御坂美琴の推測は間違っていた。 空間が削り取られるのは、アルター使いがその力を発現させるために必要な準備段階。 アルター使いは削り取った――分解した物質を再構成させたものでその力を示す。 (あの変化した右手が能力を操る鍵? それなら対処方法は……) そしてカズマの力、アルター能力が示す力とは―― 「……衝撃のファーストブリット……!」 ――唯、殴ること。 カズマはその右手を突き出しながら、距離を少しずつ離していく御坂美琴に向かって駆けだした。 生い茂る草と斜面に足を取られる事なく、その距離を一気に縮めていく。 「まずいっ――!」 そんな御坂美琴の声のした直後、それをかき消すように轟音が響き渡った。 「……っぐ」 カズマは突如目の前に現れた物体――黒い壁を睨みつけた。 その黒い壁の正体とは、 (どうやら、念のため後ろに下がりながら砂鉄を集めておいて正解だったみたいね……!) 御坂美琴は電気を操るという能力を利用し、周辺の砂鉄を用いて壁を作り出したのだ。 その質量と密度はさすがレベル5の能力者といったところ。 「おおおおおぉっ!」 緑色の炎を噴出しながら加速し、威力を増したカズマの一撃にも耐えることが出来ている。 だが、御坂美琴は違和感を感じていた。 (おかしい。どうして物を削り取る能力を使わないの?) 壁を挟んでいるため、反対側でカズマが何をしているかは御坂美琴には確認出来ていなかったのだ。 そしてそれが、この二人の接触の結果を大きく左右することとなる。 (……もしかしてあの右腕は――) 御坂美琴がカズマの能力が何なのかを考え出した時、 「撃滅の……セカンドブリットぉっ!!」 壁の反対側から声が聞こえたのと同時に、一筋の亀裂がピシリと黒い砂鉄の盾に入った。 「なっ!?」 ピシリ……ピシ……ピシリッ……! 「なんでこの厚さと密度の塊にヒビが入るのよ!?」 そのことに驚いていた。 並の攻撃では打ち破ることの出来ない壁を作り出していたはずなのに。 「くっ!」 能力を全開にし、壁の密度をあげる。 ここで電撃を相手に食らわせても、その攻撃をする時には壁の制御を解かなくてはならない。 だが、もし相手がそれを狙っているとしたら……。 (考えろ……考えろ考えろ考えろ考えろっ!) 相手の能力は何なのか。 相手の狙いは何なのか。 相手を倒すためには―― (――待った。別に……) 「……倒す必要はないっ!!」 御坂美琴のその言葉をきっかけにして、 「抹殺の……ラスト――っおおおおおおおっ!?」 圧縮をされていた砂鉄が本来の柔らかさを取り戻し、一斉にカズマに降り注いだ。 ・ ・ ・ 「―――はあっ!……はあっ……!」 自分は途中から大きな勘違いをしていた。 相手の能力や言動に気を取られ、本当に重要なことを忘れかけていた。 目的はこのゲームに勝つことではない。 勝って生き残るという案は、『一方通行』がこのゲームに参加していると知った時点で没にしたばかりだったのに。 「勝ちっ……負けにこ、だわるなんて……馬鹿っ、らしいわ……よね……!」 それは、御坂美琴がいつもつっかかっていた少年の言葉だということに彼女自身は気付いていない。 あの時とっさに思いついた策とは、砂鉄で相手の視界を一定時間奪い――逃げることだった。 これならば、相手が視界を奪われたことでやってきたかもしれない無作為な削り取る能力に巻き込まれる可能性が少ない。 トドメを刺そうとその場に残って相打ち、では駄目なのだ。 相手の能力がどんなものにせよ、結果的に自分は逃げのびることが出来た。 「重、要なのは……生き残、ること……!」 (それに――人を殺しちゃった後、どんな顔をして“あいつ”に会えばいいかわからないしね) もしかしたらあの男を倒す機会を無駄にしてしまったのかもしれない。 (……“たら”“れば”を考えても仕方ないか。とりあえず今は――) 「きゅっ……休憩っ!」 御坂美琴はそう言うと汚れるのも気にせずその場に座り込んだ。 逃げるために使った体力を取り戻し、息を整えるために。 あの少年――上条当麻に会うために。 【A-4 緩やかな斜面の茂み/一日目・黎明】 【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】 【状態】:疲労(大) 土埃塗れ 【装備】:なし 【道具】:基本支給品 不明支給品1~3 【思考・状況】 1:脱出狙い。上条を探す。 2:休憩っ! ※カズマの能力(アルター能力)を完全に理解してはいません。 ・ ・ ・ カズマは全身についた砂鉄を払うことなく、そのまま木の幹に背中を預けるようにして座っていた。 既にその右腕のアルター化は解けていて、右目も硬く閉じられている。 乱暴に拭ったためか、左目が赤く充血していた。 「っぐうあっ……!」 カズマは思わず呻き声をあげた。 だが、それは先ほどの戦いだけの影響によるものではない。 痛みの正体とは、その体を蝕むアルター。 だが、“その程度のこと”ではカズマは止まらない。 今もその目は―― ――前を見続けている。 【A-3 森の中/1日目 黎明】 【カズマ@スクライド】 【状態】:疲労(中) 墜落による全身に軽い負傷 砂鉄まみれ 右腕に痛み 右目の瞼が上がらない 【装備】:なし 【道具】:基本支給品一式、ランダム支給品1~3 【思考・状況】 1:とにかくあの野郎をぶん殴る。(誰かはよく分かっていない) 2:優勝狙い。 ※とりあえず前を見ているだけです。この後どこに向かうかは後続の書き手さんに任せます。 時系列順で読む Back 『友達』 Next 奈落の花 投下順で読む Back 『友達』 Next 奈落の花 Back Next 我が﨟たし悪の華 カズマ Believe 我が﨟たし悪の華 御坂美琴 同じ夜明けを見ている
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歌手 葡萄畑 リリース 昭和50(1975)年10月 レーベル ポリドールレコード 作詞 山上たつひこ 作曲 青木和義 編曲 葡萄畑 JASRAC 0S1-7359-0 放送禁止理由 「禁じられた歌」(ルック社)で要注意歌謡曲に類するとして掲載 との説 豆知識 曲を聴く方法 (注) 実際の視聴は行っておりませんので、問題箇所が修正されている可能性があります。 参考(リンク) カオスの本棚 - 放送禁止歌 part5 歌詞 名前 コメント
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歌手 キングギドラ リリース レーベル 作詞 横井英之/ZEEBRA/坂上功/DJ OASIS/各務貢太/K-DUB SHINE 作曲 横井英之/ZEEBRA 編曲 JASRAC 0O3-3055-0 放送禁止理由 アメリカの同時多発テロを扱った作品で、歌詞に問題あり との説 クリアランスの問題 との説 豆知識 曲を聴く方法 (注) 実際の視聴は行っておりませんので、問題箇所が修正されている可能性があります。 参考(リンク) カオスの本棚 - 放送禁止歌・・・ part4 歌詞 名前 コメント
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キーンコーンカーンコーン♪ 『おっと言い忘れてた 禁止エリアは港区だけではなく……東京都江東区・有明・ビッグサイト全体も含めるよ どうもボケっぽくてすまないねえ』 と追加放送が流れたとさ。 「こんな進行役で大丈夫か?」 【一日目・14時05分/???・主催者本部】 【七原文人@BLOOD-C】 【共通思考】 1:バトルロワイアルを運営する ※主催側です。 【左慈@恋姫†無双】 【共通思考】 1:バトルロワイアルを運営する ※主催側です。
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放送禁止理由 豆知識 曲を聴く方法 参考(リンク) 名前 コメント
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第一放送 ◆BUgCrmZ/Lk やぁやぁ、久しぶりだね。ボクだよ。 定時になったので、最初に告知した通り放送を行う。 同じ放送は二度行うことはないので、各自聞き逃す事の無いように。 現時点で意識を失っている者は…………まぁ残念だったということで。 それでは、まずは禁止エリアの発表だ。 最初に説明したとおり…………説明したよね? 念のためもう一度、簡単に説明するけど、進入禁止領域に侵入すると死亡する。それだけの話だ。 そして禁止エリアは侵入禁止領域の追加だ。 地図の外なんて意図しない限り行くことはないだろうから大丈夫だろうけど。 こっちの禁止エリアに関しては意識せずにいると侵入してしまう可能性があるので注意することだ。 では発表する。 禁止エリアは『B-2』『D-4』『E-8』。 以上三つが禁止エリアとなる。 とはいえ現在指定エリアに放送の時点で侵入してしまっている者がいる場合もあるだろうから、一応猶予は設けてある。 各エリアが禁止エリアとなるのはこの放送からちょうど一時間後だ。 それまでは大丈夫だが、それ以降は、侵入すると死亡することになるので早めに離れるように。 さて、それではお待ちかね、参加者の告知をしよう。 と言っても、既に参加者名簿を各自の荷物の中に転送しいるので、各自で確認してくれ。 荷物ごと無くしてしまったモノは、近くのモノに見せてもらうといい。 …………………。 …………。 ……。 確認したかい? それではそれを踏まえた上で、この6時間で脱落した死者を発表する。 『聖澤めぐる』 『劉厳』 『二階堂永遠』 『橘蓮霧』 『一色亜矢』 『一色麻矢』 『宍岡琢磨』 『ファンガール・J』 『龍造寺さくら』 『花緒璃乃』 『白井慶一』 『琥珀愛子』 以上の12名だ。 丁度3分の1が脱落だ。なかなか悪くないペースだ。 上手く行けば今日中に帰れるかもしれないね。 もちろん帰れるのは一人だけなんだけど。 ひとまず今回の放送は以上だ。 これ以降も6時間ごとに同じ形式で行うこととなるので気に留めておくように。 そして、次の放送も生きて聞けることを目指してくれ。 それでは、さようなら。 32 邂逅か、それとも 時系列順 34 許さざるもの 32 邂逅か、それとも 投下順 34 許さざるもの 00 OP:未知との遭遇 ヨグス [[]]
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歌手 Creedence Clearwater Revival リリース レーベル 作詞 作曲 編曲 放送禁止理由 アメリカで放送禁止 雨がナパーム弾のメタファーで、ベトナム戦争への抗議の歌である との説 豆知識 曲を聴く方法 【試聴】iTunesMUSICStore(要iTunes) (注) 実際の視聴は行っておりませんので、問題箇所が修正されている可能性があります。 参考(リンク) カオスの本棚 - 放送禁止歌(要注意歌謡曲)案内 part1 花と緑 歌詞(訳) よく人はこんなことを言ってた 嵐の前はだいたい穏やかなものだと 今まではだいたいそうだったって言うんだ それが済むと人はこう言うんだ 晴れた日にも雨は降るんだと あのキラキラ輝く水面に降り注ぐんだって 俺は知りたくもない そんな雨を見たことがある奴のことなんて 俺は知りたくもない そんな雨を見たことがある奴のことなんて 晴れた日に降る雨のことなんて 名前 コメント