約 2,471,529 件
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/333.html
2chは規制で書き込めそうもないので まとめ@ウィキでいうと[7スレ目103]です うまく書きこめてるのか不安 京介x桐乃 桐乃√END 「天気予報じゃ、午後には雨止むって言ってたのにな」 俺は桐乃と二人で雨の秋葉原の町を歩いている 沙織たちが俺の20歳の誕生日を祝ってくれるそうで、こうして桐乃と いつぞやのレンタルルームに向かっている途中。 俺の誕生日は先週だったが、みんなの都合がつかず今日となった訳だが。 沙織も黒猫も高校三年、桐乃も二年に進級し忙しい日々を送っているようだ。 「レンタルルームか、懐かしいな。おまえらがメイド服で迎えてくれたんだよな」 「そんな恥ずかしい事、もう忘れた」 拗ねたように桐乃はぷいっとそっぽを向いちまう。 「おいおい、離れると濡れちまうぞ」 それでも、桐乃はそっぽを向いたままだ、まったく今日はおまえが俺のエスコート役だろうが 「あの時のおまえ 茶髪にピアスでメイド服、明らかにミスマッチだけど すげぇ可愛かったぞ」 俺の言葉に気を良くしたのか、桐乃はまた俺に身を寄せてくる 「ココだな」 雨が降っていたので少し早めに出たが、予定より早く着いたな。 中に入り、傘をビニールの傘袋に入れていると 先に行った桐乃が 「なによコレ!こんなこと書いて、あんのぐるぐる眼鏡ー ちゃんと修正させないと」 そして受付の人に何やら文句を言っている。 案内の看板を見ると『高坂京介専属ハーレムご一行さま』と書かれていた 「沙織のやつ、相変わらずだな」 受付を済まして部屋へ向かう。 ドアを開けると沙織が出迎えてくれた、メイド服では無く いつものオタファッションなのは残念だが 「おおー、お早いお着きですな京介氏、きりりん氏。」 そして俺の顔を見て、驚き 「京介氏、その顔はいったいどうされたでござる?」 沙織が言うのも無理はない、俺の顔にはデカデカと湿布薬が貼られている 「まあ男の勲章ってところかな」 とカッコつけてみる。隣の桐乃をみると恥ずかしそうに 「……ばかじゃん」 可愛らしい罵倒。 そんな会話をしていると奥で準備をしていたらしい、黒猫も来て 「何やら訳ありのようね、仲良く腕まで組んで」 こちらもメイド服ではなくいつものゴスロリファッションだ 「まあな」 「その話はおいおい聞くとして、準備もできているでござる。さあ席へどうぞ」 席に着こうとすると桐乃が 「兄貴の上着も貸して、掛けておくから 」 「ああ、さんきゅ」 皆が席に着き、ケーキの蝋燭に火がともされた 「歳の数だけ蝋燭立てるとは言うけど、やっぱり20本は多くないか」 ケーキも四人では食べきれそうもない大きさだが、なんといっても本数が本数だ こういうのって子供が小さい時だけ やるもんじゃないのかよ。 「ルール通りにやるのが楽しいんじゃない」 「……まるで黒魔術の儀式のようね。フフフ」 「大きい蝋燭二本にすると『八つ墓村の祟りじゃ』になってしまいますぞ」 三人とも好き勝手な事言いやがって、最後のは意味もわからん 「じゃあ、いくぞ」 大きく息を吸い込んで、端の蝋燭から息をあびせる、何とか一息ですべての蝋燭の火を消す。 クラッカーの音が鳴り響き 「京介氏 遅ればせながら誕生日おめでとうでござる」 「誕生日おめでとう、先輩」 「兄貴、誕生日おめでとう」 二人だけの誕生日もいいけど、こうやって みんなに集まって祝ってもらえるっていいよな。 「沙織、黒猫、桐乃 ありがとう」 吹き消した蝋燭を取るとケーキは、やっぱり穴だらけだった。 桐乃がケーキを切り分け、受け皿にのせ 「はい 兄貴」 「さんきゅ」 そんな様子を見た黒猫が 「あなた、今日はやけに しおらしいのね。何があったの?」 「え、え、そんな事ないよぉ、いつもこうだよ」 取りつくろうように桐乃が応える。黒猫はいつもと違う反応に戸惑うように 「調子が狂うわね。」 桐乃が沙織と黒猫の分のケーキを受け皿に取っていると、様子を見ていた黒猫が 「あなた その左手の……。いえ、何でもないわ」 みんなでケーキを食べはじめ 「京介氏は二十歳になったわけですが何か変わったでござるか?」 「うーん。そうだな、たばこは吸いたいと思わないし、職場で誘われて酒も飲んでみたけど 俺には合わなかったな」 「そう言えば、職場の方はどうでござる? 眉毛がつながったサンダル履きでいつもプラモを 作ってる先輩とかモデルの様なスタイルの金髪の婦警さんとかいるでござるか?」 「あなたは漫画の影響を受けすぎよ。そんな人がいるわけないでしょ」 こいつの口からこんな言葉が出るとはな、最初に会ったときからもう3年近くか経つのか 「では拙者が婦警さんになれば、良いでござるな」 といって席を起ち、腰のあたりに手をやり、しなを作る。 こいつはこいつで全く変わっていない、演技だろうけど一貫してるよな。 おっと、ここは突っ込むべきところだよな。 「その格好だとまったくグッと来るものが無いな。」 こいつの中身がすっごい美人だと知っていても、この格好ではな 「では婦警さんのコスプレをすれば、どうですかな?」 お嬢様の婦警コスプレ・・・と考えていると桐乃が 「あ、あたしが婦警さんのコスプレした方が可愛くない?」 …やっべ、ミニスカポリス風、こっちの方が似合うかも。などと妄想していると 「?」「?」 沙織と黒猫が二人してキョトンとしているのに気がついた 「いつもなら、沙織のコスプレを想像した先輩が妹に暴力を振るわれるシーンのはずなのに」 ちょっと前までなら、そうだったけどな。俺と桐乃は… 「桐乃も成長したんだよ。」 桐乃は顔を赤らめて黙ってしまった。 俺は話題を変えるように、いや戻すように 「そうそう俺の職場の事だったな」 職場の先輩や、上司・・・普通すぎる。比較対象がこいつらってのが問題ありすぎなんだろうな 「職業柄 厳しい人が多いけど良い人ばかりだ、行動や言動も常識的だな。」 「仕事の方は年明けに配属されて、まだ覚える事いっぱいあって大変だけど、俺の性に合ってるかな」 「そうでござるか。しかし、京介氏が大学へは行かず就職したのは、ほんとに意外でしたな」 「そうね 先輩の事だから普通に進学すると思っていたのだけれど」 「早く社会に出たかったからな。お袋は反対したけ、親父は就職先が警察官ってのもあって納得してくれた。」 その後 いくつか仕事の失敗談などを語ると、三人に大笑いされてしまった。いや、そこは笑う所じゃなくて 励ますところだろ。 俺の話がひと段落したころ 「京介氏ばかりに語ってもらうのも悪いですな。そろそろ恒例の最近あった思いがけない話でも いたしましょうぞ」 いつの間にか恒例になっていたのかよ、まあ俺達の話もきりだしやすくなった訳だが。 もしかして気を使わせちまったかな。 「では拙者から」 「先週姉夫婦が帰国したのですが義兄が見事にオタク化していたでござるの巻」 「沙織のお姉さんって、確かガンプラとサバゲーが趣味だったよね。お義兄さんもそうなったって事?」 「はい、おもにガンプラにハマっていたでござる。姉夫婦を迎えに行く際、拙者は気を利かして お嬢様のコスプレをして行ったのに、その足でそのまま静岡に行くはめになったでござる」 「静岡に何かあるの?」 桐乃が何で静岡?という感じで聞く 「東静岡広場、1/1スケール RX-78-2ガンダムでござる」 「ああっ それって以前お台場にあったやつだよね。撮影で近くに行った時 見たけど、すごい迫力だった」 「今はビームサーベルも装備していて、夜はライトアップもされているそうね」 相変わらず、黒猫はこういう事にも詳しいな。 「義兄がガンダムを見てあんなにはしゃぐとは思いませんでしたぞ。姉上は義兄も巻き込んで外国でも コミュニティを作っていて、結婚しても外国に行っても、以前と変わらなかったでござる。」 沙織はとてもうれしそうに話す、趣味を捨てて去ったのではなく外国でも広めていたとはなぁ 「姉上が一般人だった義兄を変えたように、拙者も京介氏をガンオタに変えるべくこのプレゼントを送りますぞ」 ばかでっかい箱がテーブルの上に出された 『1/24 ギガサイズモデル ガンダム RG1/1ガンダムプロジェクトVer.』 「こ、これプラモデルか? プラモデルの箱でこんなでかいの見たことないけど」 「見た目は大きいですが、作り方は簡単になっておりますぞ。初めての京介氏でも大丈夫でござる」 「これ組み立てると大きさどれくらいなんだ?」 「大した事無いでござる、ざっと75cmほどですぞ」 「でかすぎるだろ、どこに置けばいいんだよ?」 「拙者としては、玄関に飾ってほしいでござる。京介氏のお宅を訪れた方、全員に見ていただけるように」 「ちょ、ちょっと何 勝手に決めようとしてんのよ」 桐乃が俺と沙織の会話に割って入ると、怪訝な顔をした黒猫が 「先輩はアパートで独り暮らしなのでしょ、なぜ あなたが口出しをするの?」 「え、えーと」 口ごもりながら桐乃は俺を見る。 「飾る場所については、ちょっと考えさせてくれ。でっかいプレゼントありがとな 沙織」 「いえいえ。では次、黒猫氏どうぞ」 「では、わたしの番ね。この前応募した小説が入選したわ」 「す、すごいじゃないか」「あ、あんたの中二病小説が入選?おかしくない。」 兄妹 二人して驚きの言葉が出る。桐乃 相変わらず黒猫には容赦ないな 「今度 出版される事になって、表紙イラストも自分で描いたわ、これよ」 と言って黒猫は紙袋から額縁を出した。そこには 「まんまベルフェゴールじゃねえか」「まんまベルフェゴールじゃない」 またもや兄妹 二人して突っ込みを入れた。 以前より、さらにうまくなって描きなおしてあるが、構図は依然とまったく一緒だ 「タイトルは『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』に変更したわ。私からのプレゼントは これ サイン付き特製原画よ。これから価値が出るから大切に取っておきなさい。」 「あ、ありがとうな。と、ところで内容は変更してあ・」 「あんた、まさかあのシーン書いてないでしょうね?」 俺が言い終わる前に桐乃が割り込んだ 「あのシーン? 」 黒猫は一瞬考えるような顔をして、その後 意地の悪い笑顔を浮かべながら 「ああ、兄のパンツを『くんか、くんか』するシーンの事?」 「そうよ、それ」 「残念なことに、女子中学生がする行為じゃないと編集さんにカットされてしまったわ」 黒猫は心から残念そうな顔して、答える。おい、今の話だと内容は変わってねぇってことか 「あんたねぇ」 「何を怒っているの? まさか 本当にあんな変態行為をしていたとでも」 「グググ」 桐乃は怒りが収まらないようだが 「桐乃 落ち着けって」 「だって あの黒いのがあんなこと言うんだよ」 桐乃は俺のシャツを引っ張りながら泣きついてくる。可愛らしいけど演技なのバレバレだぞ 「よしよし」 とりあえず桐乃の演技に付き合って、桐乃の頭をなでてやる。 「あなた達、いったいどうしたというのよ?」 「じゃあ次 あたしの番ね」 桐乃は嘘泣きから一転し、目で合図を送るように俺の顔を見た後 「先週 兄貴にプロポーズされた」 一瞬の沈黙の後、沙織と黒猫は 「それはいったいどういう事でござる」「何を言っているのこの女は」 一斉に、二人が俺を問い詰める 「ああ、本当だ先週 桐乃にプロポーズした」 今日、こいつらには話す予定だったし正直に答えた 「プレゼントはもうあげたから」 桐乃が言葉を続ける。それってまさか? 「あたしの初めて」 おいおい、そこまで言う事はないだろ。桐乃も言った後 顔を真っ赤にして 顔を隠すように両頬に手を当て後ろを向いてしまった。 「そ、それはなんというエロゲーでござるか」 「き、き、兄妹でそんな・・・ま、まさか、さっきから気になっていた左手の指輪は」 桐乃は左手を見せるように半分だけ、振り返り 「うん、兄貴から」 「いったい何を考えてるのよ、この兄妹は」 今までの聞いたことないような黒猫の怒号が飛びだした。 「ちょっと待て、落ち着いて聞いてくれ」 「思いがけない話の俺の番な。二十歳の誕生日に親父から実の息子じゃない事を告げられた。 血縁的には桐乃とは兄妹じゃなくて、従兄妹だった」 そう 二十歳の誕生日 寮から引っ越したばかりの俺のアパートで桐乃がお祝いしてくるというので 仕事を終え帰ろうとした所、親父から大事な話があると連絡があった。 断るわけにもいかず、桐乃には電話して少し遅くなる事を伝えた。 実家近くの小料理屋に着くと奥の座敷に案内された。 親父は先に来ていて 「まあ座れ、一杯飲むか」 「いや この後 用事あるから」 「そうか、では話を始めるか」 そして、刑事だった親父の兄貴とお袋の双子の姉との間の子が俺で、実父は俺が生まれる直前に殉職 実母は俺を生んですぐに亡くなった事を告げられた。墓参りの度に聞かされていた叔父夫婦が 俺の実の両親だった。 「お前ももう二十歳だ。しっかりこの現実を受け止められるな」 俺は頭の中で状況を整理してから 「ああ、大丈夫だ」 「そうか。おまえが大丈夫なら問題は無い、何も変わりはしない。」 先に店を出て、俺は一人 アパートへ向かった。 本当なら死別した両親の事を考えるべきなんだろうが、俺は桐乃の事しか考えられなかった。 親父は『何も変わりはしない』と言ったが、違う。大きく変わったんだぜ。 俺は今まで背負っていた荷が一気に軽くなったのを感じていた。 アパートに着き 「ただいま」 「おかえり。思ったより早かったね、お父さんの話 何だったの?」 桐乃が出迎えてくれた。 そんな桐乃を抱きよせ、唇を重ねた。 「…ン」 長い口づけの後 「ちょっとぉ、兄貴 いきなりすぎ」 照れながら桐乃は言った。 そう俺達はこんな関係になっていた。まだキスまでだけどな 俺が大学に行かなかったのも、早く一人前になってせめて親父たちには認めてもらいたかったからだ 「準備できてるから」 先ほどのキスで上気した桐乃にせかされ部屋に入り、テーブルの上の料理を見る 「おおー うまそう」 以前のバレンタインデーの一件で料理の腕はイマイチかと思っていたんだが 「へへ、実は兄貴が寮に入ってから料理の練習してたんだ」 それって俺の為なんだよな、うれしくて涙出そうだ。 「さあ、座って」 「ああ」 「兄貴 誕生日おめでとう」 「ありがとう、桐乃」 料理は見た目通りうまく、俺は幸せを実感していた。 こんな愛しい妹に手料理で誕生日を祝ってもらえるなんてな そして桐乃のうれしそうな顔を見ながら、俺は決意を固めた。 かたずけを終えた後 「じゃあ、そろそろ帰るね」 いつもなら『送って行くよ』と言う所だが、今日は違う。 「大事な話がある」 「今? さすがにこれ以上遅くなるのは兄貴のとこでもまずいかな」 「泊まっていけばいい」 「えっ!」 桐乃は驚いて、真意を探るように俺の顔を見つめる。 「親父の話な、…俺が実の息子じゃないと告げられた」 「……」 俺の言葉を聞いた後、桐乃はうつむいたまま黙ってしまった。やっぱりそうか 「もしかして、知ってた?」 俺は出来るだけ柔らかく言葉をつないだ 「…うん。偶然 お父さんたちが話してるの聞いちゃって」 「……そうか、それで『彼氏になってよ』なんだな」 「あの時は、あたしもテンパっちゃてて兄貴の気持ち考えてる余裕無くて・・・。あたしには 義理の兄でも兄貴には実の妹だったんだよね。それでもその後 あたしを選んでくれて本当に うれしかった」 真実を桐乃から俺に伝えてくれとも考えたが もし俺が逆の立場でも絶対に言えないよな 実の両親が既に亡くなっていて、おまえは『養子』なんだよなんて 例えそれで相手に好きな奴が出来て、離れることになっても、それは仕方がない事だろうと 桐乃もそう思っていたのか? 辛い思いさせちまったな。 だけど俺は桐乃を選び、その選択を間違いじゃなかった。 「今度は俺からな」 「?」 「俺と結婚してくれ」 桐乃は一瞬ポカンとなり 「えっ、えっ、えっ?」 何を言われたか理解できないといった仕草だった 「もる一度言うぞ、桐乃。俺と結婚してくれ」 今度は俺の顔をまっすぐに見つめ 「はい」 桐乃がシャワー浴びている最中に、俺は実家に電話をした 「京介だけど」 「ああ京介。桐乃帰ってないんだけど、まだそっちに居るの?」 「ああ、今日 桐乃 うちに泊まっていくから」 「ちょっと 何 勝手な事 言ってるの、お父さんが許す訳ないでしょ」 「親父は?」 「まだ帰ってきて無いわよ。あれ、あんたと飲んでたんじゃないの?」 「親父には明日 俺が話に行くと伝えておいてくれ」 そう言って、電話を切った。あとは明日だ。 桐乃がシャワーを終え出てきた。 「今日 泊まるって伝えておいた」 「お父さん怒ってた?」 「親父はまだ帰ってなかった。俺が明日 話に行くとお袋に伝言を頼んだ」 「大丈夫?」 「フッ、問題ない。俺もシャワー浴びてくるか」 親父との対決など、実妹と思っていた桐乃を選んだ時の覚悟に比べたら、大した問題じゃないぜ。 彼女の親への挨拶など男なら誰でも一度は通る道だ、ただ相手がちょっと強面なだけ しかしこの直後、俺は親父よりもっと恐ろしい敵を知るわけだが シャワーを終えて出ると 「さっき お母さんから電話があった。なんか全部ばれてるみたい」 やっぱり、こういう事は女の方が鋭いんだな 「他になんか言ってたか?」 恥ずかしそうに 「ちゃんと避妊はしなさいって」 どひゅあー、滅茶苦茶はずかしい。エロ本見つかるなんてのの比じゃない 明日 親父に会うよりお袋に会う方が恐ろしい。 あのいつもの含みありげな笑顔で『昨日、どうだったぁ?』とか聞かれたら 二階の窓から飛び降りて自殺しちまいそうだ。ラスボスはお袋だったのかよ 「あ、兄貴?」 桐乃が不安そうに見つめてくる。あ、そうだ こいつだって不安なんだよな 「ああ、大丈夫だ」 取りつくろうように答えた。ああ情けない俺。恐るべしお袋 寝室に行くと既に布団が敷いてあった。 「確認するけど、俺でいいんだよな」 「うん、兄貴がいい。ずっとこうなりたいと思ってた。でも 初めてなんだから優しくしてよね」 「ス、ストップ。ここからは省略よ。兄貴も何 まじめに語ってんのよ」 桐乃が顔を真っ赤にしながら大声で止めに入った。 「す、すまん」 いやぁ、こいつらが聞き上手なせいか、危なく俺と桐乃の初体験を暴露してしまう所だったぜ。 「なんと、これからがいい所でござらぬか、黒猫氏も聞きたいと言っておりますぞ」 「な、な、何を言っているの。ひ、人をだしに使うのはやめて頂戴」 顔を真っ赤にしながら黒猫は否定するが、目は興味津々と言っている よし、ここはびしっと 「お前達まだ誕生日前だから17歳だろ、18歳未満にはこういう話しちゃいけないの。俺 警察官だし」 「私達より年下の義理の妹に手を出しておいてよく言うわね」 こいつ鋭い所を突いてくるな、やっぱり、お前すごく聞きたいんだろ。 「問題は無い。ボコボコに殴られたけど親父も説得したし、籍も入れた」 「それでその顔なのねって、あなた今さらりとすごい事言ったわね」 「お二人はすでに入籍済みという事でござるか?」 「テヘ、あたしで『奥さまは16歳』なんだ」 「まさにエロゲーを地で行く女ね」 そんな、こんなで楽しいパーティーはお開きとなった。 帰り際に先ほどのハーレム御一行の看板をみると 高坂夫妻と愛人2名に変更されていた。 雨上がりの道を、二人 腕を組んで歩きながら 「あやせにも話さないとな」 「麻奈美さんもね」 「それと墓参りに」 「うん、叔父さんと叔母さん じゃなくてお義父さんとお義母さんに報告にいかないとね」 「そういえば、俺の呼び方 いつまで『兄貴』なんだ」 「もう少し、今のままじゃダメかな?」 「ダメって事はないけど」 「急だったからさ、徐々に変えていきたいかな、で次は『お兄ちゃん』ね」 いたずらっぽく笑う。 名前で呼ばれるのは、まだ少し先みたいだな END
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/117.html
桐乃「あたしはブラコンじゃないって!」 あやせ「本当に?」 加奈子「えー、桐乃ってすっげえブラコンっぽいんだけど」 桐乃「だから、そんな事ないってばー!」 加奈子「いひ。焦ってる桐乃っておもしろ~い!」 桐乃「もー、いい加減怒るかんね!?」 あやせ「……じゃあ、試してみよっか」 桐乃「はっ?……試す、って……?」 あやせ「だから、桐乃が本当にブラコンじゃないか試してみるの」 加奈子「おほっ! ソレ、チョー面白そうじゃねぇ~?」 桐乃「そ、そんなのどうやって試すってのよ?」 あやせ「それは……うーん」 加奈子「桐乃のお兄さんを加奈子達が誘惑してみるってのはどうヨ?」 桐乃・あやせ「はぁっ!?」 桐乃「あ、ああっ、あんた何言ってんの!?」 あやせ「ゆ、誘惑って……!?」 加奈子「さえない感じだから、ロリかわいい加奈子が迫ればイチコロだっつーの」 桐乃「ちょっと! それ本気で!?」 あやせ「……確かに、それならわかりやすいかも」 桐乃「あ、あやせ!?」 あやせ「だってさ、桐乃はブラコンじゃないんだよね?」 桐乃「そ、そうよ」 あやせ「だから、わたし達がお兄さんを誘惑しても耐えられるでしょ?」 桐乃「だから、そうじゃなくて! 友達が自分の兄貴を誘惑だなんて……」 加奈子「暇つぶしだからいーじゃん。加奈子だって“そう”なるつもりなんてねーし」 桐乃「だ、だけど……」 あやせ「――耐えられる自信が無いの?」 桐乃「……へっ?」 あやせ「ブラコンだったら、お兄さんが他の女の子とイチャイチャするのイヤだもんね」 桐乃「だ~か~ら~!」 あやせ「ねえ桐乃、これはチャンスなんだよ?」 桐乃「……チャンス?」 あやせ「うん。桐乃はブラコンじゃない、って証明するチャンス」 桐乃「だ、だけど……」 加奈子「うわ~~~、すんげ~~~詐欺師っぽいわ~~~~」 あやせ「何か言った?」 加奈子「……い、いえ、何も」 あやせ「桐乃もさ、ブラコンって思われるのイヤでしょ?」 桐乃「それは……まあ」 あやせ「だからさ、今回だけ! ねっ?」 加奈子「そーそー。オモシロそーだし」 桐乃「……もう! 仕方無いんだから!」 桐乃「た・だ・し! ヤバくなったらすぐ助けを呼ばなきゃダメだからね!?」 あやせ「うん、それに関しては“大丈夫”」 加奈子「う~い」 あやせ「……それじゃ、どっちから行く?」 加奈子「どっちでもいいっつーの」 加奈子「――そうだ! 何か賭けねぇ?」 あやせ「賭ける……って?」 加奈子「飲み込みがわりーなぁ。あの兄貴を誘惑した方が、 出来なかった方に何か一つ命令すっとかさぁ~」 あやせ「加奈子、そんなに自信あるんだ」 加奈子「当ったり前だっつーの。ちょろいちょろい」 桐乃「……」 あやせ「それじゃあ、今度お茶した時に奢るとか?」 加奈子「しょぼっ!……でもま、あの兄貴だったらそんなもんか」 あやせ「それじゃ、加奈子が先攻で良いよ」 加奈子「ぺっ! はぁ? なにソレ、加奈子じゃ誘惑出来ないってワケぇ?」 あやせ「演技でもあのお兄さんを誘惑だなんて……あはは、違うよ~」 あやせ「自信が無いから、加奈子のを参考にしようと思って」 加奈子「ちぇ、それならしゃーないか。いいよ、加奈子が先で」 あやせ「頑張ってね!……私のために」 桐乃「……」 京介「なんだか隣がうるせえな」 京介「……まっ、俺には関係ないからいいけどな」 コンコン 京介「ん? 何だ? っていうか誰だ」 ガチャッ! 加奈子「――おにぃ~いちゃん♪」 京介「……」 京介「意味が分からん!」 加奈子「だって、桐乃のおにぃちゃんだから“おにぃちゃん”でしょっ?」 京介「いやいや、ブリっこされてもリアクションに困るから!」 加奈子「えっ、それってぇ……加奈子がかわいいから困るってことぉ?」 京介「断じて違ぇ!……つーか、かわいいというより不気味だ」 加奈子「あ? オイ、こら。今なんつった? おぉ?」 京介「化けの皮がはがれるの早すぎだろ……」 加奈子「別にぃ、ただの暇つぶしだし」 京介「はあ?」 加奈子「奢るっつーのもしらばっくれりゃいいしなぁ~」 京介「というか、なんでいきなりあんな真似したんだよ」 加奈子「しっかし、あのブスに負けるのもシャクだな。オラ、とりあえず誘惑されとけヨ」 京介「俺の話を聞いてもらえませんかねぇ!?」 京介「なんなんだよ、誘惑とか……」 加奈子「あんたが加奈子にメロメロになればいいんだっつーの」 京介「えっ?……何? お前、もしかして……」 加奈子「なワケねーだろォが! うぜぇから、そういう勘違い」 京介「……そりゃどうもすみませんね」 加奈子「つーかさ、なんか妙に加奈子に馴れ馴れしくね?」 京介「そ、そうか?」 京介(……マネージャーのフリしたのがバレちゃまずいよなぁ、やっぱ) 京介「それを言うなら、お前だって馴れ馴れしいじゃねえか」 加奈子「んー、なんかあんたってそんな感じすんだよねぇ~?」 京介「な、なんだよ。ジロジロ見んな……」 加奈子「前に、どっかで会ったっけ?」 京介「そ、そりゃ、初めて会った時の事だろ」 加奈子「いや、そーじゃなくて……あー、うぜぇ、思い出せねぇ」 京介「……!」 京介「ほ、ほらほら! 用が無いなら出てってくれ!」 グイグイッ! 加奈子「あっ、コラ! ドコ触ってんだテメェ! 金寄越せコラぁっ!」 京介「へっ、お前みたいなぷにぷにの腹に払う金はねえよ」 加奈子「んなっ!? ケンカ売ってんのかゴルァ! 乙女に向かって……」 加奈子「……あん? な~んかその台詞、っつーか声に聞き覚えが……」 京介「!? じゃ、じゃあな!」 バタンッ! あやせ「誘惑失敗……かぁ」 桐乃「ねっ、もうやめよう?」 あやせ「ダメ。桐乃、自分で気付いてなかったの?」 桐乃「へっ? 何が?」 あやせ「加奈子がお兄さんの部屋に行ってる時、かなりソワソワしてたよ?」 桐乃「そ、そんな事……無いって」 加奈子「……っあ~~~思い出せねぇ~~~」 あやせ「ううん、かなりソワソワしてた」 桐乃「それは、ほら……あいつが加奈子に何かしないか心配で……」 あやせ「加奈子だから安心だったのかもしれないけど」 加奈子「……なぁ? 今もしかして加奈子のことバカにしたぁ?」 あやせ「ううん、そんな事ないよ」 加奈子「そんならいいんだけどよぉ~」 あやせ「わたしの場合、何かしてくると思うんだよね」 桐乃「……」 桐乃「そ、そう思うならやめた方が良いって! マジで!」 あやせ「“大丈夫”だって」 あやせ「……ねえ、桐乃。わたし、桐乃のこと信じたいの」 桐乃「あやせ……」 あやせ「だから……加奈子、わたしが行ったらちゃんと桐乃を見ててね?」 加奈子「あー、はいはい」 あやせ「――それじゃ、行ってくるね」 京介「ったく、さっきのは何だったんだ?」 京介「……まー、なんとか誤魔化せたからよしとするか」 コンコン 京介「って、また来たのかよ!?」 ガチャッ! あやせ「――お邪魔します」 京介「……」 京介「はい?」 京介「あいつに続いて、今度はお前か。一体何の用なん」 あやせ「近寄らないでください。ブチ殺しますよ」 京介「……ここ、俺の部屋なんだけど」 あやせ「そんな事言わないでください! 意識しないようにしてるんですから!」 京介「さすがの俺でもそれは傷つくぞ!?」 あやせ「大声を出さないでくださいよ」 京介「えっと……ごめんなさい?」 あやせ「……」 京介「……あの」 あやせ「な、なんですか!?」 京介「……あのー、何の用があるんでしょうか」 あやせ「そ、そうでした」 あやせ「わたしとしては本当に嫌なんですが……お兄さんを誘惑に」 京介「バッチこぉい!」 あやせ「ひぃっ!?」 あやせ「なっ、なんなんですか、その喜びようは!?」 京介「理由はわからん。が、お前が俺を誘惑する」 京介「それだけで――十分ってことだ」 あやせ「期待に満ちた目をしないでください! ブチ殺しますよ!」 京介「で? どうやって俺を誘惑してくれるんだ?」 あやせ「それは……」 あやせ(ぜ、全然考えてなかった……!) あやせ「……えっと」 京介「……」 あやせ「その、ですね……」 京介「……」 あやせ「……」 京介「……はぁ。ま、そんなもんだよな」 あやせ「は、はい?」 京介「今回のは一体どんな考えがあっての事なんだ?」 あやせ「……バレてたんですか」 京介「バレるも何も、さっきの加奈子に続いてお前じゃ丸分かりだっつーの」 あやせ「……そう言われれば、そうですよね」 京介「あのな、さっきは大変だったんだぜ?」 あやせ「っ、この変質者! 桐乃だけじゃなく、加奈子までっ!?」 京介「違うわっ! っつか声がでけぇ!」 あやせ「……!」 京介「……だから、マネージャーのフリしたのがバレそうだったんだよ」ヒソヒソッ あやせ「あ、あぁ、そういうことですか」 京介「さすがに焦ったぜ。バレたら面倒な事になるだろうからな」 あやせ「確かに、そうかもしれませんね」 京介「だろ? あんなことでギスギスするのも何だしな」 あやせ「……お兄さん、わたしと加奈子の仲を心配をしたんですか?」 京介「まあな。大したこっちゃねーけどよ」 あやせ「っぐ……ありがとう、ございます」 京介「そんなに苦々しそうに言われても」 あやせ「……はぁ、バレてるんならもう意味がないですね」 京介「だから、何が目的だったんだ?」 あやせ「わたしか加奈子がお兄さんを誘惑して、 桐乃がどんな反応をするかを見ようと」 京介「そりゃまた、何のために?」 あやせ「桐乃がブラコンなのかどうかを確かめるためにです」 京介「はぁ!? なんだそりゃ」 京介「アイツがブラコン? はっ! あり得ねえよ、そりゃ」 あやせ「そうでもないですよ」 京介「何?」 あやせ「だって、わたしがお兄さんの悪口を言っても桐乃ったら乗ってこないですもん」 京介「お前達の会話に俺の悪口が出てくるのがショックだよ!」 あやせ「だから、怪しいと思ってるんです」 京介「……はぁ、そうですか」 京介「それじゃ、今は加奈子が桐乃を監視してるってわけか」 あやせ「そのはずです」 京介「――そんじゃ、いっちょ協力してやるか」 あやせ「はい?」 京介「悪いけど、あいつは俺のことを嫌ってるよ」 あやせ「……そんなこと、ないと思いますけど」 京介「嫌ってなかったとしても、好いちゃいないさ」 京介「だからまー、お前の疑いを晴らすのは簡単だ」 あやせ「……」 あやせ「えっと、それじゃあ……」 あやせ「わたしと桐乃、どっちが好きですか?」 京介「お前に決まってるだろ。結婚してください」 あやせ「あ、無理」 ブー! 京介「防犯ブザーはマジでやめてくれ! 泣くぞコラ!?」 ガチャッ! 桐乃「あやせに何してんのよこの変態があああっ!」 京介・あやせ「……」 桐乃「えっ、何? その目……」 京介「いや、お前……」 桐乃「な、何よ」 あやせ「……ねえ、桐乃」 桐乃「な、何?」 京介「……ブザーが鳴ってほぼノータイムでドアが開くってどうなんだ?」 あやせ「……明らかに、部屋の前で突入する準備をしてましたよね」 桐乃「……」 京介・あやせ「……」 桐乃「ちっ、違うわよ? あたしはただ……そう! トイレに行こうとしてたの!」 あやせ「桐乃って……ブラコンだったのね」 桐乃「だっ、だから……ほら、あんたも何か言いなさいよ!?」 京介「何を言えっていうんだよ……!?」 桐乃「チッ! 使えない奴!」 あやせ「……」 桐乃「……」 京介「なんつーか……ごめんな、桐乃」 桐乃「な、何が」 京介「俺、あやせの方が好きなんだ」 桐乃「あんたもブラコン扱いするんじゃないわよ、ウザっ! っつーかキモっ!」 京介「いや、だってなぁ」 あやせ「……あれ?」 あやせ「そういえば……お兄さんって、桐乃が好きなんじゃないんですか?」 京介「……」 京介「あ」 桐乃「バカっ! あん時の誤魔化しが無駄になるじゃんっ!」ヒソヒソッ 京介「いや、今のは……つい、な……!?」 あやせ「つい? つい、何ですか?」 京介「だからほら、つい……」 京介「……」 京介「俺はシスコンだから、つい!」 桐乃・あやせ「……は?」 あやせ「意味が分からないんですけど」 京介「だ、だからだな?」 京介「さっきの好きってのはその――妹として好きって事だ」 あやせ「……はい?」 京介「ほら、お前は可愛いだろ。正直、桐乃よりも可愛い」 あやせ「あ……ありがとうございます」 桐乃「……」 京介「異性に抱く好きってのと、家族に抱く好きってのは違うだろ?」 あやせ「それじゃあ……わたしのことは、妹として好きってことですか?」 京介「そ、そうだ! 俺はシスコンだからな!」 あやせ「わからない……オタクってそういうものなの……!?」 京介「そういうものなんだって! 俺は、お前が桐乃より妹として好きなの!」 桐乃「……何よ、それ」 京介「はい? き、桐乃さん……?」 桐乃「意味わかんないんだケド……だって、妹はあたしでしょ?」 京介「そりゃそうだが……」 桐乃「なのに、なんであやせの方が妹として好きなわけ?」 京介「お、おい」 京介(せっかく誤魔化せそうなのに、何を言い出すんだコイツは!?) あやせ「き、桐乃?」 桐乃「……マジでムカつくんだけど」 京介・あやせ「……」 桐乃「何? あやせに『お兄さ~ん』って言われて? キモっ」 桐乃「デレデレしちゃってさぁ、ホントウザい」 京介「おい、お前」 桐乃「喋んな!」 京介「……」 桐乃「あやせの方が妹として好き? ハッ!」 桐乃「――兄貴の妹はあたしでしょ!」 京介・あやせ「……」 桐乃「……」 桐乃「あ」 京介「えっと、桐乃……」 桐乃「っ!」 タタタッ……バタンッ! 京介「……」 あやせ「……」 あやせ「……桐乃、かなりのブラコンだったみたいです」 京介「……何て言えばいいかわかんねえよ」 京介「しっかし……桐乃がブラコンだったとはな」ニヘラッ あやせ「何ニヤついてるんですか。ブチ殺しますよ」 京介「いや、嫌われてると思ってた妹に好かれてると知って悪い気はしねえって」 あやせ「そういうものですか」 京介「そういうもんだ」 あやせ「……」 あやせ「――というわけで、わたしの勘違いでした」 ???『でしょう? やっぱり、桐乃ちゃんはきょうちゃんの事が好きだったんだぁ』 あやせ「お兄さんも、やっぱりシスコン入ってると思いますけど」 ???『ほら、きょうちゃんって優しいから。家族に対してはなおさらだと思うよ~』 あやせ「……お兄さんって、桐乃の事を異性として見てないんですよね?」 ???『も~! そんな事ないよってずっと言ってるじゃない! ぷんぷん!』 あやせ「薄々怪しいとは思ってたんですけど……」 ???『ん? なぁに?』 あやせ「オタクだったのって、桐乃が先なんでしょうか……」 ???『ん~、わたしにはわからないけど、 きょうちゃんって“ぱそこん”は持ってなかったよ?』 あやせ「それじゃあ、あの時のは桐乃をかばうための嘘……?」 ???『桐乃ちゃんとあやせちゃんを仲直りさせようと必死だったんだよ。 だから、あまり怒らないであげてね……?』 あやせ「……怒りませんよ」 あやせ「とにかく、色々と問題がわかってよかったです。 ありがとうございました」 ???『あはは、お礼なんていいよ~』 あやせ「監視を任せた加奈子がサボって漫画を読んでたのは想定外でしたが、 ちょっとお仕置きをしておいたので次の機会があったら平気だと思います」 あやせ「お兄さん……いえ、京介さんって実は凄く良い人ですね」 ???『うん! きょうちゃんは凄く優しいし、いざという時は格好良くて……えへへ』 ???『……あれ? どうして呼び方が……』 沙織「ま、まあまあ良いではありませんか!」 桐乃「……良くないっつーの」 黒猫「フッ、自らの“真の姿”を安易に晒すとは愚かね」 桐乃「邪鬼眼ウザいから」 沙織「しかし、これで兄妹仲もよりよくなるでしょうな」 桐乃「……」 京介「それにしても、桐乃がブラコンだったとはなぁ」 京介「……」 京介「あやせも前に比べたら随分とリアクションが柔らかくなったし」 京介「……」 京介「ま、俺はシスコンじゃないけどな」 おわり
https://w.atwiki.jp/commercial/pages/13.html
祝!編集前発掘! https //ux.getuploader.com/newcm/download/19 編集後 年代 1980年代中ば スレの情報・内容 続・何故か怖かったCM 408 名前: 提供:名無しさん 投稿日: 2001/8/23(木) 10 51 1985年頃、「スーパータイム」の時間帯に放送していた 缶詰メーカーSSKの「サンスキップ」のCM。 肝心の商品の映像がなぜかピンボケ。妙に不自然な編集。 「何か遭ったのでは?」と思わずにいられなかった。 【森女】未出、迷宮入りCM捜索スレ【ラカルト】 931 :提供:名無しさん:2008/11/30(日) 01 49 15 0 恐怖のCM、SSK清水食品サンスキップ ~見たことないもの、見てみたいな~ (SSK清水食品は鈴与グループです) 出演者:子供役2人 母親役1人 放送時間帯:1985年 18時53分頃 フジテレビ「スーパータイム」(天気予報の直前) 放送エリア:関東地方で目撃者多数 内容: ~BGM~ ♪いっち にー サンスキップ♪ ♪いっち にー サンスキップ♪ (子供)サンスキップおいしいよ~ ――缶詰が並んだ画像が映る。しかし画像が乱れている いかにも特定の画面を一時停止させたかのような映像 ――BGMの音声、微妙に乱れる ピッチが不安定になる (母親)お酒の肴、SSKのオードブルツナが 大好きな主人‥ス・キ‥ ――当初、母親役は顔を含み上半身が映り、 手元のオードブルツナ缶詰にズーム ――しかし、ある日を境に顔から下だけが映り、 オードブルツナ缶詰のみにズーム (子供)スキ~! 続く 932 :提供:名無しさん:2008/11/30(日) 01 53 15 0 続き どこが怖いのか? 1.当初はごくありふれたCM映像だったが、ある時期(1985年頃)を境に編集が加えられてから奇妙なCMになる 2.その編集が一般人には理解しがたいものであったこと 3.具体例をあげると、 明らかに事故としか思えない商品のピンボケ映像が長期にわたって修正されず放送された 出演者の顔出し部分がカット編集されている。特に母親役の女性は首から下しか映らないよう編集された 4.放送に適さない編集と画質の映像がいつまでも直されることなく流され続けた点 5.商品は「サンスキップ」だが、CMのセリフは「オードブルツナ」と呼んでおり、整合性に疑問を覚える点 CMにまつわる噂と謎: 役者の出演契約が切れて顔出しができなくなったので編集した? しかし編集の仕方がオンエアするにふさわしくないクオリティ。 さらにそれを数ヶ月に渡り流し続けていた。 スポンサーの制作費の問題? CM送出装置のトラブル、もしくはビデオテープの損傷 マスターテープの亡失? 商品の印象を高めるため、わざと放送事故のような映像を作り上げた 933 :提供:名無しさん:2008/11/30(日) 01 57 25 0 CMの捜索と発掘可能性: 「スーパータイム」は当時、型破りのニュース番組として話題を呼んでいた上、 CMの放送時期にはグリコ・森永事件、新幹線上野延伸、科学万博、日航ジャンボ機事故など 重大事件が多発していたため、ビデオテープなどに番組を録画している人が多いのではないか。 お願いです。 いまいちど、お手持ちのビデオテープライブラリーをご覧いただき、このCMが録画されていないかを ご確認いただきたくよろしくお願い申し上げます。 934 :提供:名無しさん:2008/11/30(日) 18 15 26 0 931-933 このレスの内容だけで、お詫びCM風の恐怖フラッシュ作れそうだな 935 :JOCX-TV2 ◆mvhyO1ixPg :2008/11/30(日) 18 26 39 0 931-933 重要情報乙です。怖いな… wikiにも追加しとくか。 936 :提供:名無しさん:2008/11/30(日) 21 25 57 0 サンスキップ気になって公式行ってきたが、オードブルツナって商品は実在するんだね。 単なる自社PRCMじゃないの?いっそのこと問い合わせてみては・・・ 【ヒトガタ】未出、迷宮入りCM捜索スレ2【サンスキップ】 479 :提供:名無しさん:2009/09/25(金) 00 49 55 0 このスレ初参戦の新参者です。 ひょんなことから『未出・迷宮入りCM捜索@wiki』のページにたどり着きました。 ふとその中身を読んだところ… 「!!!!」 私が昔、モヤモヤ思っていた「SSKサンスキップ」のCMのことが 書かれているじゃないですか!! や~やっぱりアレを見ておかしいと思った人がいたんだなぁ、と思うと、 ちょっと嬉しくなりました。 確かにあのCM、明らかに不自然だったですもん。 子供心にホント不気味でしたね。。。 ただ、wikiに書いてあることと自分の記憶と、 ちょっと食い違ってるところがあるんですよね。 それに、私の記憶が確かなら、あそこに書かれていないこともあるし。 こういう場合、このスレに書き込んで良いんですかね? それとも、直接wikiを編集に行った方が良いんですかね? 新参者なので判断しかねています。 どうなんでしょ? >皆様。 693 :479:2010/01/13(水) 11 40 02 0 以前、 479に「サンスキップ」のことを書き込んだ者です。 個人的な事情で、しばらくスレを覗いていませんでした。 サンスキップの件、まだ捜索中のようですね。 改めて、ここで私の記憶していることを書き込もうと思ったのですが、 それを書いても、何だか発見につながるような気がしません。 そんな情報(と言うか、単なる記憶)でも書き込んで良いのでしょうか? 701 :693:2010/01/14(木) 03 41 18 0 479 693です。 Wikiの管理人さんからもOKが出た(!?)ようなので、役に立つかどうか分かりませんが、 とりあえず書いてみます。下書きしてみたんですが、長くなってしまいましたので、 何回かに分けて書き込みたいと思います。 まず、CMの出演者について、現在wikiには 出演者:子供役2人 母親役1人 とありますが、私の記憶では、確か、出演していた子役は3人だったような気がします。 {ちょっとぽっちゃりしたお姉さん役の女の子(小学校4~5年生くらい)が中心にいて、 その両脇に弟っぽい男の子達(小学校低学年くらい)が1人ずつ、 合計3人の子供が並んで出演していた}ような記憶があります。 「絶対3人か?」と言われると自信がないですが、女の子がいた事は確かです。 702 :693:2010/01/14(木) 03 43 54 0 で、これも私の記憶が確かならば…ですが、あのCMの「不自然な編集」は、 実は2回あったんじゃないか、つまり2段階の過程を踏んで編集が行なわれたんじゃないかと思うのです。 と言うのも、そもそも私があのCMに注目し始めたキッカケと言うのが、 現在wikiに書いてある通り、最初は何気なく見ていたごく普通CMが、 ある日突然、明らかに不自然な編集やズームアップが行なわれたため、 気にかかるようになり、注意して見ていたんですが、、、、、、 ●第一段階の編集(「バージョン1」とでもしましょう) 初めのうちは、wikiにも書かれている不自然なズームアップが確かに出演者の顔を 出さないような編集になっており、その編集の具合から見て、私は、出演者の中でも、 特にお姉さん役の女の子の顔を映さないようにしたのではないかと思っていました。 (現に確か「バージョン1」では、CM全編を通して、女の子の顔が全く映らなかったように記憶しています。) 703 :693:2010/01/14(木) 03 47 53 0 ●第二段階の編集(バージョン2) ところがある日から、例によって不自然なズームアップが来た時、 今度はお姉さん役の子の顔をど真ん中にズームで映すように変わっていたので、 ビックリした記憶があります。 「????」と思い、しばらく見ていたところ、wikiに書かれている通り、 明らかにお母さん役の人の「首から上」を映さないような編集に変わっていました。 (首から下はちゃんと映していたように思います。) 確かこんな感じだったと思います。 しかも、この「バージョン1」は、ほんの短い期間(おそらく数回)しか放映されて ないんじゃないかと思います。 と言うのも、私自身が「不自然な編集だなぁ」と感じ始めてから、 すぐに「バージョン2」になった記憶がありますので。 (当時の私は、週3~4日くらいのペースで「ニュース・スーパータイム」を見ていました。) ただ「バージョン1」に、お母さん役の人の顔がちゃんと写っていたかどうかは、 残念ながら記憶がありません。 後々思うと、そこはけっこう肝心なことなんですが。 今書いたこと以外は、現在wikiに書かれている内容と私の記憶とが一致しています。 704 :693:2010/01/14(木) 03 53 07 0 すいません…sage忘れてしまいました。 続きです。 ちなみにお姉さん役の子は、「現在の」間下このみ(「昔の」間下このみではない)に 似ていました。お母さん役の人は30歳台中盤くらい、タレントの伊藤麻衣子をげっそり 痩せさせたような不健康な感じの人で、目の下のクマが印象的だった記憶があります。 (お母さん役の人は、1回だけ当時の何かのTVドラマで見かけた記憶がありますので、 有名ではないが、当時の女優さんなんじゃないかと思います。) 当時、あの不自然な編集を見たとき、子供心にもえも言えぬ不気味さを感じましたが、 大人になった今考えてみると、おそらくお母さん役の人が、何か突発的な事情により 降板することになった(酒井のりピーみたいに何か不祥事でも働いた、 あるいはひょっとして亡くなられた、等)んじゃないでしょうか? CM契約切れやタレント契約切れということもありえない話じゃないですが…。 私的には、なんであんな編集になったのかという真相を知りたいところです。 私の記憶している情報は、以上のとおりです。 (出演している子供が3人というところは、ちょっと自信がありません…) 701 「サンスキップ」という商品名からみて、子供役が3人出演していた可能性は高いと考えられます。 いかにせん、25年前の記憶を正確に思い出すことは非常に困難ですが。 702 このCMが放送された当初は30秒で放映されていましたが、15秒に短縮されています。 問題の映像は15秒版で見ることができたと記憶しています。 30秒版と比較して、カットされた箇所は中盤部分、wikiに載っている、 「(母親)お酒の肴、SSKのオードブルツナが 大好きな主人‥ス・キ‥ 」 の部分です。 このカットした前後の映像がとにかくおかしかったのです。 お姉さん役の子(もし、いたとして)のカットまたはクロップはないように思います。 編集が2回にわたって行われたとして、初回の「バージョン1」から母親役の顔出しはなくなっています。 【浄瑠璃】未出・迷宮入りCM捜索スレ6【ヒトガタ】 670 :提供:名無しさん:2013/11/26(火) 19 52 18.67 0 【ヒトガタ】未出・迷宮入りCM捜索スレ5【サンスキップ】 前スレのサンスキップのCM、 最初の放映時に写ってたお母さん役が、画面から見切れてしまって声だけになってしまった理由ですが・・・・ なんか、亡くなった、大病、犯罪云々と、ここで色々話題になってるのでビックリしてしまいました。 今でも健康そのもの、15年くらい前からはジャズシンガーとして活躍されてますよ 671 :提供:名無しさん:2013/11/26(火) 20 01 18.90 0 【ヒトガタ】未出・迷宮入りCM捜索スレ5【サンスキップ】 放映開始からしばらく(1~2年くらい)は、母親役メインのカット割りでした。 ところが、 その後母親役の方は、他社のツナ缶(ほていのライツツナカル)のCMに出演します。 契約違反とかではなく、SSKが当初の予定より長く同じCMを流していた為、同一人物が同時期にツナ缶CMに出演する事になってしまったのです。 母親役の方をよーく知ってる身内が言うので間違いないです。 672 :提供:名無しさん:2013/11/26(火) 20 24 00.08 0 671の続きです こちらがそのライトツナカルCMです。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm32734291 (動画はこちら) 結局SSKは新CMを作らず、母親大写しをバッサリとカットして、ツナ缶の静止画像に差し替えた映像を流しました。 ちなみに、 この母親役の方は、70年代後半~90年代前半に多くのCMに出演されています。 オスカーに所属されていて、セブンイレブン、飲料、銀行、新聞社etc 自動車はいろんなメーカーに出演されています。 サンスキップの時代には、おもちゃメーカー、キリンレモン、ミスターイトウのバタークッキーの動画は今でも見る事が出来ますね。 688 :提供:名無しさん:2013/11/28(木) 12 42 18.26 0 670~672の者です。 出演者ご本人から直接ではなく、その身内の方から聞いた情報なので、多少事実と異なる事があるかもしれません。 また、かなり昔の事なので、記憶違いもあるかもしれません。 追加の情報ですが、 サンスキップのCMは、何度も改訂されているようです。 最初に聞いた情報の、母役の方が他社ツナ缶CM出演の為にカットされたバージョン以前にも、改訂があったようです。 また、当時はサンスキップだけ(オードブルツナは無し)の15秒バージョンも放映されていたみたいです。 たしか商品のラベルが途中で変わったかも・・・?という記憶もあるようです。 689 :提供:名無しさん:2013/11/28(木) 12 43 10.97 0 記憶があいまいな理由として、 この母親役の方が出演した他の食品系のCMで、商品ラベルのデザイン変更や、同一商品でも地域によって商品名を変えて販売する事があり、 放映後にナレーションや画像を追加したり、簡単な編集だけしてオンエアするケースがけっこうあったようです。 ソーセージとか、森永の乳酸菌飲料とか。それらの記憶とごっちゃになっているみたいです。 ただ、当初から15秒と30秒バージョンがある事、何度か改訂があった事、最終的に、他社のツナ缶CM出演の為、ばっさりカットされた事はたしかなようです。 【浄瑠璃】未出・迷宮入りCM捜索スレ27【シンクロ手】 845提供:名無しさん 2021/06/01(火) 18 42 06.89ID +ur3gqFIM ちょっと質問。 SSKのサンスキップのCMって、編集が入る前の映像ってどこかで発掘されてた? 846提供:名無しさん 2021/06/01(火) 18 45 32.06ID 48zh1K6oa 845 されてない 847提供:名無しさん 2021/06/01(火) 18 58 50.46ID +ur3gqFIM 846 ありがとう。まだなのね。了解。 848提供:名無しさん 2021/06/01(火) 22 01 59.47ID 83Ay3BUR0 サンスキップの編集前 ver を上げときました。 ちょい画質悪し。 https //ux.getuploader.com/newcm/download/19 881提供:名無しさん 2021/06/03(木) 18 04 54.61ID 4sg5ndhtM サンスキップ編集前版をUpした人です。 なんか大変喜んでいただけたようで何よりです。 さて、清水食品の商品なのに三菱商事が乗ってきているのは、 このCMが「三菱ダイヤモンドサッカー」の枠で流れたからで(ノイズが多いのはTVOの域外受信だからっぽい)、 この番組は三菱グループの提供ですから、三菱商事が「自社で取り扱っている商品」として出稿されたからと考えます。 (別の年のこの番組では、QBBとかソントン食品工業のCMが同様に発売元:三菱商事として流れています) ですので、清水食品自身が出稿してON AIRされたもの(「発売元:三菱商事」がない版)があるはず、とは思います。 それはまたどなたかに発掘いただければと思います。 備考 SSK清水食品はSSKセールスを経て現在も実在する会社である。リンク 「サンスキップ」の生産は終了しているが「オードブルツナ」は販売を継続している。 コメント 母親のシーンが声だけに・・ -- 名無しさん (2017-03-16 15 36 17) https //youtu.be/T0AldvwpIXA?t=610この考察動画だとライトツナの方が先に -- 名無しさん (2020-07-25 14 44 58) 途中送信すいません、諸事情でライトツナの方が先に放映されたから修正したって書いてあるけどこれは? -- 名無しさん (2020-07-25 14 46 04) 上の【浄瑠璃】未出・迷宮入りCM捜索スレ6【ヒトガタ】の670〜672、688〜689の人が芸能関係者なのかただの知り合いなの分からないけど、母親役の女優さんをよく知る身内が内情を赤の他人にペラペラ話すって時点でコンプラとかどうなの?って感想が先に出てくるわ…まあ大昔の事にとやかく言うのは野暮なんだろうけどさ -- 名無しさん (2020-10-08 19 58 52) よく知らない他人が勝手に推測するのはいいのか? -- 名無し (2021-02-05 06 10 17) 子役2人?3人では? -- 名無しさん (2021-03-20 10 05 08) 奇跡の発掘に涙が止まらない。祝!!! -- 名無しさん (2021-06-02 18 58 55) ガチの幻級が発掘されてこんなことあるんだなと感動 -- 名無しさん (2021-06-02 19 03 24) すげぇ!!!!ちゃんと顔はっきり出てたんだね! -- 名無しさん (2021-06-02 19 33 56) めちゃくちゃ凄いの発掘されてるやん!おめでとう! -- 名無しさん (2021-06-03 05 43 12) 久しぶりに来たらとんでもないの発掘されてる…!?すごい!!!! -- 男梅 (2021-06-03 06 53 13) 編集前がいつの間にか発掘されたとは -- 名無しさん (2021-06-03 15 40 14) 長年の謎だった修正前発掘おめでとうございます!!感動で鳥肌が… -- 名無しさん (2021-06-03 21 30 25) 見たら確かにお母さん役ライトツナカルの女優さんと顔似てるわ -- 名無しさん (2021-06-03 21 33 13) ↑メイクで目元が黒く見えるけど、同一人物だね。 -- 名無しさん (2021-06-07 18 17 48) マジ?これ見付かったの??? -- 名無しさん (2021-06-08 09 51 54) 発掘おめでとうございます🎉🎉🎉 -- 名無しさん (2021-06-08 15 12 36) 発掘おめでとう -- 名無しさん (2021-06-08 15 46 34) 凄い!祝!発掘! -- 名無しさん (2021-06-10 00 39 11) 発掘おめでとうございます! -- 名無しさん (2021-06-10 20 56 56) 最近ロクな事が無さ過ぎて絶望していたがちゃんと生きていればこういう事もあるんだな、って。残るは15秒版と噂の初期修正版? -- 名無しさん (2021-06-15 22 28 44) 久々に来たらすごいの発掘されてた。おめでとう! -- 名無しさん (2021-06-16 16 16 24) 凄い嬉しいありがとう。そしておめでとう!!!!!!!!! -- 名無しさん (2021-06-17 18 30 43) しばらく来てないうちに発掘されてた!出てこない可能性もあった中ほんとに嬉しい!最後の方、お母さんがス、キ、って言った後、子供も好きって言ってたのか、納得w -- 名無しさん (2021-06-17 20 50 18) サンスキップ発掘されてたんだ -- 名無しさん (2021-06-21 23 33 55) 随分前にこのページ見たけど、最近フォロワーから回ってきてまさかの発掘を知った。こんな何年も経って見つかるもんなんだなぁ -- 名無しさん (2021-07-27 17 50 43) 見つけた人凄いな -- 名無しさん (2021-11-14 11 52 05) お姉さん役が今の間下このみっぽいって情報あったけどまあまあわかって草。何年も映像見てなかっただろうにこうやって記憶があるのって凄い。他のCM捜索にも言えるけど妙に具体的に書かれた情報って信憑性あるのかも -- 名無しさん (2022-01-27 23 45 18) 母親役の斉藤いつきフェリシアさん、現在は浜松を拠点に活動されてるみたいだけどホテイフーズやSSKの本社も静岡なんだよね。なぜ彼女だけにツナ缶CM出演依頼が集中してたのか?みたいな書き込みが本スレにあったけど何か関係ありそうだね -- 名無しさん (2022-07-15 11 13 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/163.html
あやせ「ベッドの上ではお兄さんに逆らえない」 桐乃「」 桐乃「えっ・・・」 あやせ「へへっ///」どやっ 桐乃「うけるーwwwアイツ普段はヘタレなのにーwwあやせには強気なんだww」 あやせ「えっ・・・」 桐乃「私とやる時は甘えっぱなしなんですけどーwww」 あやせ「・・・」プルプル 桐乃「ぎゃははwww」 あやせ「って話を桐乃からきいたんですけど」 京介「……」 あやせ「お兄さん、どういうことなんですか?」 京介「そのーだな……それはな……」 あやせ「私は別に怒ってなんていませんよ?ただなんで私とヤっておきながら桐乃にも手を出したんですか?」 京介「い、いやだからな!それは……」 あやせ「……私じゃお兄さんを満足させられないのですか?私の何が物足りなかったのですか?私はどうすればお兄さんを満足させてあげられるのですか? ねぇ……お兄さん聞いてます?無視されると殺しちゃいますよ?死んじゃいますよ?ねぇ…何か言ってくださいよ……言えって言ってるでしょ!!」 京介「 」 京介「ま、待て!落ち着け!」 あやせ「落ち着け?私は常に冷静ですよ?お兄さんこそなんでそんなに慌ててるんですか? 堂々とすればいいじゃないですか。俺は桐乃と性行為しましたって。別に私は怒ってないんだし」 京介「お前が殺すとか言うから焦ってるんだろうが!」 あやせ「焦る?何でですか?お兄さんが最も愛してる女性の目の前で息を引き取るだなんて……ロマンチックじゃないですか//」 京介「良し。まずその手に持ったハサミを地面に置こうか」 あやせ「……話が逸れました。ではお兄さんに質問します。拒否権はありません」 京介「話を逸らすな!ハサミを置け!」 あやせ「質問します」 京介「だから話を……」 あやせ「質問します」チャキ 京介「ひぃっ……わ、分かったから!答えるからハサミを向けるな!」 あやせ「……向けるな?」 京介「向けないでください、あやせ様」 あやせ「……ふーん。まぁ良いです。じゃあ質問します。私に何か不満がありますか?」 京介「不満?んなモノあるワケ無いだろ」 あやせ「つまり私の身体で満足していると」 京介「む……それだとヤり目的で付き合ってるみたいじゃないか」 あやせ「実際そうじゃないですか。最近は会う度に一日中……」 京介「それはあやせが可愛すぎるからであって……」 あやせ「キャッ……虫酸が走ります///刺しますよ?///」 京介「おかしい!この流れ絶対おかしい!」 あやせ「……まぁ私に不満は無いんですね」 京介「強いて言うなら話を逸らさないでいただきたい」 あやせ「次の質問です」 京介「オイ。俺の話を聞いてたか?話を逸らすなと……」 あやせ「次の質問です」チャキ 京介「オーケーオーケードンドン答えます」 あやせ「お兄さんが従順になった所で質問です。私との行為中に何が物足りないんですか?」 京介「物足りない訳じゃないが……」 あやせ「行為に不満があるんですか?自分で言うのもアレなんですが……私結構お兄さんの期待に添えられる様なプレイに応じてるつもりなんですが……」 京介「待て。その言い草だと俺が変態プレイを強要してるみたいじゃねぇか」 あやせ「違うんですか?」 京介「違うわ!一昨日だってお前が『今日は私が手錠を付けるのでお兄さんは私のことを沢山可愛がってください』って言ってたじゃねぇか!」 あやせ「……次の質問です」 京介「待て。コレについては逃がさないぞ。話を逸らすな」 あやせ「むっ……仕方ありません。確かにあの時は私から手錠プレイを望みました」 あやせ「ですけど!お兄さんも中々ノリノリだったと思います」 京介「うっ……それは確かにそうだったが……」 あやせ「お兄さんがお尻を叩いたせいで今でも真っ赤になってます」 京介「わ、悪かったな……」 あやせ「私も楽しかったから別に良いですけどね。話を戻します。行為に不満はありますか?」 京介「無いっちゃ無いが強いて言うなら……」 あやせ「強いて言うなら?」 京介「口で…して欲しいかなって」 あやせ「 ……汚らわしいモノを私の口に突っ込みたいと。お兄さんはアソコだけじゃなくて口も犯したいと」 京介「ゔっ……つ、次の質問行こうぜ!」 あやせ「まぁ私はベッドの上ではお兄さんの言いなりペットですから。私はいずれ無理矢理口を犯されるのでしょう」 京介「 」 あやせ「さて……現段階だとお兄さんは私に不満は無くてむしろ毎日穴という穴を犯したいみたいですが……」 京介「もう何とでも言え」 あやせ「そんな誰もが羨む状態のお兄さんはなんで桐乃と交わったんですか?桐乃の方が胸大きいからですか?妹って響きがそんなに好きなんですか?それとも私との関係は行為目的で本命は桐……」 京介「あのさ……さっきから言いたかったんだが」 京介「俺、あやせ一筋だぜ?」 あやせ「えっ……」 京介「桐乃に手を出すとか兄としてあり得ないんだが……」 あやせ「嘘です。桐乃が私に嘘を付くはずありません」 京介「いや本当だって。逆に俺からすればなんで桐乃がそんなこと言ってるのか分からねぇし」 京介「桐乃と手を繋ぐってだけでも反吐が出そうなのに、まして行為中甘えまくるとか死んでもやりたくないわ」 あやせ「……つまりお兄さんは桐乃とは淫らな関係ではないと」 京介「当たり前だろ」 あやせ「……じゃあ桐乃はなんで私に嘘付いたのでしょうか」 京介「さぁな。酔っ払ってたんじゃねぇの?」 あやせ「コレについては本人に直接聞きましょう」 京介「あ……」 あやせ「……どうしたんですか?突然何か思い出した様な顔をして……抉りますよ?」 京介「なんでだよ!悪い事してねぇじゃねぇか!」 あやせ「冗談です。で、どうしたんですか?」 京介「お前だと冗談に聞こえないんだけど……」 あやせ「良いから話してください。本当に抉りますよ」 京介「話す!話すから!スプーンを顔に近付けないで!」ガタガタ あやせ「そんなにビビらなくても……私女の子なんですよ?その反応はちょっと傷付きます」 京介「えっ…あー悪い……ってなんで謝らなきゃいけないんだよ!眼球真近までスプーン近付けられたら誰でもビビるわ!」 あやせ「そうですか?怖がるお兄さんの姿は中々可愛くて……私は大好きですよ?」 京介「そんな愛の告げ方、嬉しくねぇわ!」 あやせ「そうですか……つまりお兄さんは私からの愛はいらないから身体だけ寄越せと……」 京介「違うわ!歪んだ愛情がいらねぇって言ってるんだよ!彼氏の怖がる姿を喜ぶ彼女とかおかしいだろ!」 あやせ「私はお兄さんの全てが好きですよ?ビクビクする姿も、手錠されてる姿も、私の胸を1時間くらい吸い続ける姿も、私を後ろから犯してる姿も全部全部大好きです」 京介「なんか素直に喜べねぇ……」 あやせ「話がかなり逸れました。私の愛情表現については後程ベッドの中で語りましょう。で、さっきは何を思い出したんですか?」 京介「なんか色々腑に落ちないが……いやさっきな唐突に思ったんだが、俺とあやせの関係は恋人じゃん?」 あやせ「まぁ世間体からすればそうなりますね」 京介「なんだよその含みのある言い方は……」 あやせ「いえ。続けてください」 京介「……そんで恋人だからその……色々するじゃん?」 あやせ「はい、色々しましたね」 京介「ってことはだな。桐乃にも彼氏が出来たらそういうことするのかなって……」 あやせ「……」 京介「それを考えてしまうとなんつうか……」 あやせ「まぁ良い気分じゃありませんよね」 京介「だろ!?俺も桐乃がそんなことを赤の他人とすると思うと……その彼氏殺しちまうかもしれねぇ。誰かに取られるくらいなら俺が……」 あやせ「えっ?」 京介「えっ?」 あやせ「……」 京介「……」 あやせ「ちょっと待ってください。お兄さんは桐乃とエッチなことをするのは死んでも嫌なんですよね?」 京介「当たり前だろ。なんで兄貴である俺が実の妹に手を出さなきゃいけない」 あやせ「はい。全くもってその通りです。兄妹でエッチなことなんてあり得ません。じゃあ桐乃に彼氏が出来たとします」 京介「彼氏をブン殴る一択だな」 あやせ「 」 あやせ「なんかおかしくないですか?」 京介「何がだ?あやせだって嫌だろ?桐乃が知らない男相手に股を開くなんて……」 あやせ「まぁ良い気分はしませんけど……私はその……お兄さんと付き合ってしまった訳であって……桐乃にどうこう言えないんですよ」 京介「は?意味が分からないんだが……」 あやせ「ですから!桐乃の好きな人を私は奪ってしまったと言いますか……」 京介「えっ……あやせ二股してるの?」 あやせ「なっ…違います!私はお兄さん一筋です!他の男なんて考えられません!」 京介「お、おう……」 あやせ「もう……つまりですね!その……私は桐乃の恋愛についてはどうこう言えないんです!」 京介「えっ……昔のお前なら桐乃に彼氏が出来たら殺しにかかる勢いなのに……」 あやせ「私だって桐乃に彼氏なんて嫌です!……けど……」 京介「だろ?嫌だろ?」 あやせ「でもそれっておかしいですよね。お兄さんは私とは付き合ってるのに、桐乃はダメって」 京介「いやおかしくない。兄と父親ってのは妹や娘に対しては理不尽であって良いモノなのだ」 あやせ「はぁ……なんか急に頭が冷めてきました。最後の質問です、お兄さん」 京介「まだ続いてたのか……それ」 あやせ「最後にしますから良いじゃないですか」 京介「まぁ良いけど……」 あやせ「今日これからどうします?桐乃は部活ですし、この家には私とお兄さんだけです」 京介「そ、そうだな。あやせはこの後何か用事があるのか?」 あやせ「いえ。お兄さんの為に一日空けてます」 京介「そ、そうか……」 あやせ「……お兄さん、これは新たなプレイか何かでしょうか?どうして焦らすのですか?素直に……」 京介「いや……ここでその……するの?」 あやせ「はい。それ以外無いじゃないですか。誰もいない彼氏の家なんてヤるしかないじゃないですか」 京介「そうだよな……そうなんだよなぁ……」 あやせ「……何を躊躇っているんですか?」 あやせ「私とするの……嫌ですか?」ウルウル 京介「い、嫌じゃない!むしろ一日中したい!」 あやせ「じゃあなんで今日は襲ってくれないんですか?趣向を変えて私に襲われたいんですか?」 京介「いやそういう訳じゃ……」 あやせ「そうですか。分かりました。私がお兄さんを無理矢理犯します」ドンッ 京介「うぉっ!ちょっ!まっ……んっっ!?」 あやせ「んっ……ぷはっ……考えてみたら私からキスするの初めてですね」 京介「そ…そうだな」 あやせ「案外良いかも知れません。私が主導権握るのも」 あやせ「ところでお兄さん」サスサス 京介「変なところさするな!」 あやせ「いえ撫で続けます。どういうことかいつもなら常時大にして私を犯してるのに……今日は変化しないですからね」 京介「 」 あやせ「まぁそのうち大きくなるでしょう。お兄さん、私の制服を脱がしてください」 京介「お、おう」ヌガシヌガシ あやせ「お兄さん、セーラ服脱がすのかなり早くなりましたね」 京介「そりゃ毎回やってれば慣れるっていうか……」 あやせ「そうですか……慣れてしまいましたか」 京介「それにしても……相変わらず綺麗な肌だよな」 あやせ「ありがとうございます。でもお兄さんがこれからこの肌を汚すんですよ?」 京介「汚すって……まぁ確かに汚してたりしたが……」 あやせ「……で、現在衣服を無理矢理剥がれて下着姿にされた私がお兄さんの目の前にいる訳ですが」 京介「お前が脱がせって言ったんだろうが!」 あやせ「なんでお兄さんは私を脱がすだけで何もしないんですか?」 京介「 」 あやせ「そうですか。なら私から……」サスサス 京介「きょっ……今日は普通に……イチャイチャじゃダメ……か?」 あやせ「何を言ってるんですか?ブチ殺しますよ」 京介「今日はマジでその……」 ガチャ 桐乃「兄貴ーwww今日はナニする!?www今朝は目隠しだったから……えっ」 あやせ「えっ?」 京介「あ……」 桐乃「あやせ……なんで下着だけなの?」 あやせ「桐乃……今のどういうこと?」 京介「あーそういえば今日は図書館で勉強しなきゃいけないんだよねーあはははー」 桐乃「 」 あやせ「 」 京介「…………じゃそういうことで」イソイソ あやせ「待ってくださいお兄さん」 京介「ひっ」ビクッ あやせ「お兄さんに大事な質問があります」ニコニコ あやせ「つまり最近朝起きると桐乃が跨っていると」 京介「その通りでございます」ボロボロ 桐乃「朝だと兄貴も眠くて身体動かないらしくてさぁwww『桐乃……マジでやめてくれ……何でもいうこと聞くから』って頼んでくるんだよwww」 京介「ちょっ!テメェ!」 あやせ「……ふーん。何でも言うこと聞くから……ねぇ」 桐乃「兄貴がさぁwwwあまりに嫌がるからさぁwww今日は兄貴に目隠しして空になるまで犯したったwww」 あやせ「……お兄さんにお話があります」 京介「ハイ……なんでしょうかあやせ様」 あやせ「先程お兄さんは『桐乃と手を繋ぐってだけでも反吐が出そうなのに、まして行為中甘えまくるとか死んでもやりたくないわ』って言いましたよね?」 京介「言いました」 桐乃「反www吐wwwがwww出wwwるwwwとwwwかwww嫌がりながらもビンビンにして5回も中に出した奴の台詞じゃないっしょwww」 あやせ「……」 京介「あああ…ああのなあやせ……まままず落ち着いて欲しいんだ、うん。手にもってるね、うん。数々の凶器を一旦ね、うん。置いてね、うん。桐乃じゃなくて俺の話を聞いて欲しいんだ」 桐乃「兄貴必死過ぎるでしょwwwあやせも病み過ぎてウケるwww」 あやせ「……分かりました。この際桐乃に犯されたのは良いとしましょう。今日私の下着姿を見ても反応がなかったのも不問にします」 京介「お、おう」 あやせ「本当はよくありませんけど今は仕方ありません、後程伺います」 桐乃「歳下に尻を敷かれる兄貴wwwでもヤってる時は立場逆転とかwwwあやせウケるwww」 京介「頼むから桐乃……マジで黙っててくれ。ほらアレを見るんだ……カッターの刃を出したり閉まったり繰り返してるあやせの手を」 桐乃「黙ってて欲しかったらその口で私の口を塞げば良いじゃないwwwほら早くwww早くwww」 あやせ「お兄さん」 京介「やらねぇよ!!だから俺の胸にカッター突き付けないでくれ!!」 桐乃「あー笑い疲れたわwwwちょっと便所行ってくるわwww」 バタン あやせ「 」 京介「やっと消えた……そのさっきのことなんだけどな」 あやせ「 」 京介「自ら望んだ訳じゃないのはあやせも分かってくれるだろ?」 あやせ「 」 京介「うっ……嘘付いたのは謝る……ゴメン」 あやせ「……お兄さんからはしてないんですよね?」 京介「あ、あぁ」 あやせ「絶対ですか?」 京介「絶対だ」 あやせ「今度嘘ついたら本当に殺しちゃいますよ?」 京介「殺すって……」 あやせ「嘘付いたんですか?」 京介「付いてない付いてない!断じで付いてません!」 あやせ「……そうですか。なら良いです」 京介「お、怒らないのか?」 あやせ「……今日はなんかもう疲れました。お兄さんのお膝をお借りしますね」ゴロン 京介「えっ……あ、あやせ?」 あやせ「お兄さんは疲れ切った私を労うべきだと思います。せっかく新しくした下着も空になったコレのせいで無駄になりましたし」サスサス 京介「さ、触るな!」 あやせ「お兄さんは私の頭を撫でてください。私はコレを撫でますから」 京介「撫でるって……頭をか?それと触るな」 あやせ「頭以外に何処を撫でるつもりですか?お尻ですか?ヤる気になっちゃいますよ?」 京介「あ、頭な!オッケーオッケー容易い御用だ」ナデナデ あやせ「んっ……あっ……」 京介「へ、変な声あげるな!」 あやせ「冗談です。でも気持ち良いのは本当です。ずっとこのままでいたいです」ゴロゴロ 京介「そ、そうか…」キュン あやせ「エッチの時とは別の気持ち良さですね」 京介「台無しじゃねぇか。今の俺のキュンを返しやがれ」 ーーーー 桐乃「なんなのよアレ……」 桐乃「アタシが爆弾投下して関係を悪くさせるはずだったのに……」 桐乃「なんでイチャイチャしてんのよ」 桐乃「オカシイオカシイオカシイ」 桐乃「兄貴ハアタシノモノナノ二……」 ーーーー あやせ「(フフッ……桐乃がお兄さんを無理矢理襲うなんてのは予想済み。お兄さんが私以外の人とヤるのは嫌だけどそれをあえて許したうえで更に仲良くなってる所を見せれば流石にダメージは大きいでしょうね)」 あやせ「(誰かとお兄さんがヤったくらいで私がお兄さんを手放す訳がないじゃない)」 あやせ「(お兄さんはこれからもずっとずっと私のモノ)」ニヤニヤ 京介「どうしたんだ?嬉しそうな顔をして」 あやせ「いえ。ただ再確認しただけです」 京介「再確認?」 あやせ「そうです。これからもずっとずっとずーっと」 あやせ「お兄さんは私のモノです」 完
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/521.html
第3話「俺の妹がこんなにあやせに似ているわけがない」 京介「ただいまー」 佳乃「おかえりー。ちゃんとお礼は言った?」 京介「ちゃっと言ったよ」 佳乃「お風呂はどうするの?」 京介「着替えてから入るわー」 佳乃「じゃあちゃっちゃっと入っちゃってねー」 京介「おう」 京介「はあー。さっぱりしたー」 京介「ん?なんだ、あやせか。泊まるなら言っといてくれよな」 桐乃「」 京介「先に風呂入ってしまって悪かったな。もしアレならお湯をはり替えてくれてもかまわんぞ。じゃあな」 桐乃「ふんっ!」タッタッタッ 京介「あやせも桐乃みたいになってきたな。今度桐乃に注意しとくか」ヤレヤレ コンコンッ 京介「桐乃ー?お前友達が泊まるならメールぐらいしろって」 京介「なんだ寝てるのか?」 京介(まあ、またエロゲ―にでも夢中になっているんだろう。ここまで聞こえない分、桐乃も成長したようだな) 京介「ふぁあーあ。寝よ」ガチャ ーーー次の日ーーー 京介「ふぁあーあ。おはよう」 大介「おはよう」 佳乃「おはよう」 桐乃「おはよ」キッ 京介「よう、おはよう!桐乃はまだ寝てるのか?」 佳乃「桐乃はそこに居るじゃない」 京介「どこに?」 佳乃「そこに」 京介「何を言ってるのかね、母上。これは桐乃の友達のあやせだろ」 佳乃「あやせちゃんこそどこに居るのよー」 京介「いや、ここに居るじゃねーか」 佳乃「だからそれは桐乃だってば」 佳乃「そんな事より早くご飯食べないと遅刻しちゃうわよ」 桐乃「」モグモグ 京介「まあいい、いただきまーす」モグモグ 京介「いってきまーす」 桐乃「いってきます」 佳乃「はい、行ってらっしゃい」 京介「なんだ、桐乃は置いて行っていいのか?」 桐乃「ふんっ!死ねっ!」タッタッタッタッ 京介「な、なんだ?あやせもあんなに足速かったのか・・・本当に桐乃に似てきたのか?」 麻奈実「あ、京ちゃーん。おはよー」 京介「おう、おはよう」 麻奈実「どうしたの?朝から不思議そうな顔して」 京介「まあな。朝から不思議な事だらけだよ」 麻奈実「どうしたの?」 京介「いやーそれがな、昨日から桐乃が見当たらないんだ」 麻奈実「それって家出って事?」 京介「いや、そうじゃないんだ。お袋も親父もいつも通りだしな」 麻奈実「うーん、それは確かに不思議だねー」 京介「それでな、桐乃はいないんだがあやせが昨日家に泊まっていたのも不思議なんだよなー」 麻奈実「そうだよねー。普通は友達がいないのに友達の家には泊まりに行かないよねー?」 京介「だよなー」 京介「おっ!いいところに!あやせー」 あやせ「あ、お兄さんと田村さん。おはようございます」 京介「あー、おはよう。って朝に言ったじゃねーか、ハハハ」 あやせ「何を言っているんですか?妄想は頭の中で留めておいてくれませんか?」 京介「なんだよ、今朝はまだしおらしかったのに」 あやせ「本当に何を言っているのですか?」 麻奈実「あやせちゃん、ちょっと聞いてもいいかな?」 あやせ「あまり時間がありませんので、手短にお願いします」 麻奈実「ごめんねー。それじゃあ二つだけ教えてね。昨日は京ちゃんの家に泊まったの?」 あやせ「っ!!ふんっ!」パンチ 京介「!?ふべらっ!」 京介「いきなりなにすんだよ!!」 あやせ「なんで私がこんな変態の家に泊まりに行かないといけないんですかっ?!そんな事するぐらいなら迷わず死を選択します!」 麻奈実「そっかー。じゃああと一つは桐乃ちゃんに変わった事はなかった?」 京介「あれ?麻奈実?心配してくれないのか?」 あやせ「桐乃にですか?うーん。そういえば昨日にいきなり髪を染めていましたね」 京介「・・・!」 京介「ちょっ!それって何色に染めたんだ?」 あやせ「それじゃあ学校に遅刻してしまうので、私はそろそろ」ツカツカツカツカ 麻奈実「桐乃ちゃんってもしかして黒色に染めたんじゃないのかな?」 あやせ「そうですよ。それでは失礼します」 京介「」 麻奈実「ほら京ちゃん!早く行かないと私たちも遅刻しちゃうよ?」 京介「う、うん・・・」 ーーー高坂家ーーー 京介「ただいまー」 京介(桐乃の靴があるな。ちょっと昨日の事を謝っとくか) 佳乃「おかえりー」 京介「桐乃は?部屋?」 佳乃「忘れ物取りに帰ってきて、すぐにまた部活に行ったわよ?」 京介「そうか。あいつは忙しないな」 京介(晩飯の時でいいよな) 桐乃「ただいまー」 佳乃「おかえりー。ちょうどご飯出来たから着替えてきなさい」 桐乃「はーい」 佳乃「ついでに京介も呼んできて。寝てるみたいだから」 桐乃「・・・うん」 コンコン 桐乃「ご飯だってー」 京介「おー・・・」 桐乃「チッ!」 ーーーリビングーーー 佳乃「あれ?京介は?」 桐乃「返事してたからもうすぐ降りてくると思うよ」 佳乃「そう」 桐乃「お父さんは?」 佳乃「ん?今日は遅くなるって」 京介「ふぁああ。なんだ親父はいないのか」 桐乃「」キッ トルルルルルゥ 佳乃「電話でてくるから、先に食べてて」 京介「おう」 京介「いただきます」 桐乃「いただきます」ボソッ 京介「桐乃」モグモグ 桐乃「」モグモグ 京介「昨日は悪かったな」モグモグ 桐乃「」モグモグ 京介「あまりに似てたもんだからよ、つい間違っちまった」 京介「けどよー」 桐乃「」モグモグ 京介「あやせとはまた違った、可愛さがあると俺は思ったぜ?」 桐乃「そう」ボソッ 京介「染めてた時もアレだったけどよ。黒色も、その、に、似合ってると思うぜ!」 桐乃「ごちそうさま」ボソッ 京介(やっぱりなかなか許してもらえないか) 桐乃「あとで部屋に来て・・・」ボソッ 京介「お、おう!!」ニコニコ 桐乃「ふんっ」 つづく
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/101.html
「ねぇ」 「? 何だよ?」 「あんたのこと、今日からミスターシスドーって呼ぶから」 「しす…? ミスターはともかく、シスドーってなんだ?」 「シスコンを拗らせ、その道を極めんと欲する者のこと」 「また超越者!? どんだけ人を超えればいいの!?」 「『妹が欲しいか? 我の拳は妹の息吹!』とか言っちゃうやつ」 「それどこのグラーフ!? てか最近の子はわかんなくね!?」 「だから今からトレーニング。付き合ってあげるから感謝しなさいよね」 「どこがどうなってそうなるの!?」 「一々うっさいなぁ…あんたのシスコンが有頂天でとどまる事を知らないから、 トレーニングでもしてガス抜きしないと、欲求不満になってお、襲われても困るし」 「しねェーよ!! そもそもシスコン極めてんなら、大事な妹襲うわけねぇだろ!!」 「!!!! …キモッ! 今の超キモかった!!」 「俺はもう泣きそうだよ…!」 「と、とにかく、まずは発声練習から! あたしが指さした台詞、読み上げて」 「ったく、どんな流れなんだこれは… なになに、グラハム・エーカー名言集? なんだこりゃ、なんかのアニメのキャラか?」 「そう。沙織の好きなロボットアニメのキャラ」 「ふーん…おっ、こりゃ結構熱い台詞が多いな。熱血系ってやつ?」 「まぁそんなとこ。あんたナルシストだし、キャラになりきるのとか好きでしょ」 「ぐっ…一々棘のある言い方しやがって…でもまぁ確かに、熱い台詞とか嫌いじゃねーけどな」 「んじゃ、始めるよ。まずはこれ」 「どれどれ…おし、『男の誓いに訂正はない!』」 「! い、いいじゃん…じゃ、次これね」 「『そんな道理、私の無理でこじ開ける!!』 おぉ! 熱いな!」 「―――次、これ」 「『好意を抱くよ。興味以上の対象だということさ』 結構クールな台詞もあるんだな」 「次、これ」 「『君の存在に心奪われた男だ!!』 ちょ、ちょっと恥ずかしいな…」 「恥ずかしがってちゃ練習にならないでしょ! 次!」 「お、おう…っ『逢いたかった…逢いたかったぞ!』」 「つ、次!」 「『この気持ち…まさしく愛だ!!』 …って桐乃? 大丈夫か? ぼーっとしてるぞ?」 「う、うるさい! 次っ! 大きな声でっ!」 「『抱きしめたいな!桐乃!!』 …ってえぇええええぇええ!?」 「!!!!!!!!!」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「ちょ!? なんで桐乃なの!? 桐乃ってキャラがいるの!? …っておい! 桐乃!? だ、大丈夫か? 顔真っ赤だぞ? 風邪でもひいてるんじゃないだろうな?」 「う、うっさい… 風邪なんて…」 「お、おい、本当に大丈夫なのか…? ぐったりしちまって、横になった方がいいんじゃないか…?」 「………………」 「…ったく、しょーがねーな」 「…んなっ!? あ、あんた何してっ!?」 「ほら、ベッドまで運んでやるからじっとしてろ」 「なななっ、なに勝手に抱き上げてんのよ!?!?!?」 「こ、こら暴れんな! 落としちまうだろうが!」 「~~~~~~~っ!!!!!」 「よいしょっと… やれやれ、熱でもあったのかよ?」 「べ、別に…」 「ったく、どれどれ…」 「っ!? ちょ、ちょっとあんた!?」 「いいからじっとしてろ、熱見てんだから…やっぱちょっと熱いな。今日はもう休んどけ」 「あ………」 「ん? どうした?」 「あの…手、もうちょっと、当ててて欲しい…んだけど………」 「あ、ああ、これでいいか?」 「ん…ちょっと冷たくて、気持ちいい…」 「はは、人間アイスノンだな。でもよ桐乃、あんま無茶ばっかすんじゃねーぞ」 「………うん」 「やれやれ…お、そうだ、これこれ…『まさに、眠り姫だ…!』」 「ッ!!!!!!」 「どうよ、ぴったりだったろ?」 「キッ、キモッ、なにどや顔してんのよ…も、もう寝るから出てって!」 「へーへー ………桐乃ー」 「な、なによ?」 「おやすみ」 「…おやすみ」 「―――なにが”おやすみ”よ………眠れるわけ、ないじゃない………」 「―――んで、ミスターシスドーと名付けてやったワケ。ホント、バカな兄貴を持つと苦労するって感じ?」 「はいはいごちそうさま あなたのお兄さんがシスドーなら、あなたはさしずめ、ミス・ブラドーと言ったところかしら」 「なっ? なによそれ?」 「言葉通りよ。ブラコンを拗らせ、その道を極めんと欲するもの いえ…ふふっ、それすら超えんとしているのだったかしら…?」 「こ…このクソ猫っ! なに勝手に厨二設定してんのよ!?」 「はっはっはっ。きりりん氏の京介氏への想いは、アクシズすら押し戻せそうですからなぁ」 「ちょ、ちょっと!? 沙織までなに言ってんの!?」 「あら、お気に召さなかったようね。ミス・ブラドーよりも、兄専用の方が良かったかしら?」 「っ!!!! ブッ殺されたいのあんた!? あたしはあいつとは違うっての! コスプレしたみたいになりきって、キャラの台詞叫んだりしないし!」 「ほほう、京介氏にそんなことをして頂いたのでござるか」 「あ…っ!」 「あらあら、ブーメランかしら? あなたにとって、さぞや甘美なひとときだったのでしょうね。だらしなく崩れた顔が目に浮かぶわ」 「そ、そんな顔してない! そもそも、あ、あいつが勝手にやったことだし!」 「それで、一体どんな台詞を? グラハムならば名台詞が揃っておりますが、きりりん氏が何を選ばれたのか、とても興味がありまする」 「な、なんだっていいじゃん…っ」 「あら、どうして隠すの? そんな態度を見せられてしまうと、何かやましいことでもあるのかと勘ぐってしまうわ?」 「そ、そんなことは…!」 「まさかきりりん氏…『抱きしめたいな!桐乃!!』 などと言わせたわけでは―――」 「!!!!!!!!」 「…どうやら的中だったようね」 「きりりん氏? おーい、きりりん氏ー? …ダメでござるな、固まってしまい申した」 「全くこの兄妹ときたら…もうおなかいっぱいよ」 「フハハハハ! まあまあ、良いではありませぬか!」 「こんのシスコンッ!!」 「どわっ!? い、いきなりなんなんだよ!?」 「あんたのせいで大恥かいたでしょうが! このバカッ! 変態っ! シスコンっ!」 「入ってくるなりこの仕打ち!? 俺が何したっていうの!?」 「うるさいうるさいうるさい! あんたが悪いんだからね! 責任とんなさいよ!」 「わ、わかったわかった! よくわかんねーけどわかったから! もうどうにでもしてくれ…」 「じゃあ、これ読み上げて」 「なんだよそれは…へ? これ、前にもやったやつじゃねーか。またやるのか?」 「いいから!」 「へいへい…『そんな道理、私の無理でこじ開ける!!』 これでいいか?」 「―――もう一回」 「『そんな道理、私の無理でこじ開ける!!』」 「もう一回!」 「ま、またかよ…? 『そんな道理、私の無理でこじ開ける!!』」 「もっと大きな声でっ!」 「『そんな道理! 私の無理でこじ開ける!!!』 」 「もっと力強く!!」 「『そんな道理ッ!! 私の無理でこじ開けるッ!!!!』 ………桐乃?」 「―――うん、これで許してあげる」 「これで? …本当にいいのか? これだけで」 「いいって言ってんじゃん。じゃ、おやすみ」 「お、おう。おやすみ…」 「―――あいつ、どうしちまったってんだ…?」 「―――こじ開けて、みせてよね…」
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/85.html
ある日の夕方、麻奈実と俺は家でくつろいでいた 「麻奈実、毎日あんがとな」 「あはっ、たいしたことないよぉ~」 夏休み親父が1週間の休暇をとってお袋と旅行に行ったのだ。桐乃は部活で忙しいらしく行かないことになった女の子一人はまずいということで俺も家で留守番である その間、毎日、麻奈実が飯を作りに来てくれるわけだ。 ガチャッ!リビングに入ってきたのは桐乃だった。桐乃はこちらを一瞥して、 「あんた、まだ、いたんだ、もう用済んだんだから、帰れば良いのに」 「お、お前わざわざ、めし作りに来てくれる奴に向かって何を言ってやがる!」 桐乃は俺をガン無視し、そのままキッチンの方でお菓子をとって出ていった 「チッ、何なんだあのふざけた態度は、すまんな麻奈実」 「大丈夫だよぉ~、きょうちゃん」 麻奈実は全く気にしてない様子で答えた麻奈実が料理を作りに来てくれるのはありがたいのだが 桐乃の機嫌は日に日に悪くなっていくのである。それに伴い桐乃の態度あの調子だ。全く困ったもんだぜ 「しかし、あれだな、わざわざ家に来て3食作ってくれるとなると・・・いっそのこと俺の家に泊まるか?」 俺は冗談で投げ掛けてみた 「へっ?また、きょうちゃんと一緒に眠るってこと?」 麻奈実は少し顔を赤らめた 「バッ・・・!まぎらわし言い方をするな」 ガチャン!次の瞬間再び乱暴にドアが開いた 「げっ、桐乃」 桐乃は超絶不機嫌な様子でこちらを睨んでやがる。こいつ、まさか、聞いていたのか? 「き、桐乃、一応いっとくが一緒に並んでねただけだからな。ヤマシイことは何も・・・」 「はあ?なんの話~?あんたらのキモい関係なんて興味ないんですけどー?」 桐乃はキッチンで缶ジュースを取って乱暴にドアを閉めて出ていった 「きょ、きょうちゃーん、ごめんねぇ~桐乃ちゃん怒っちゃったみたい。後で誤っておこうか~?」 「し、心配すんな、たいしたことねぇーって」 辞めとけ麻奈実よ、たぶんそれは逆効果だ その日の深夜 安らかに眠っていた俺は見苦しさとかすかな甘い匂いを感じ目を覚ました。 さては桐乃今日のことで文句言いにきやがったなと思い俺は眠い目を開いた 「・・・お、お、おまえつ・・・」 襲撃者はやはり桐乃だった。桐乃は俺に、覆いかぶさるような体勢で四つん這いになっている。 予想と違うことといえば、真っ赤な顔をした下着姿の桐乃だった。スラリとしたモデル体系に黒いブランドものらしき下着はよく似合っている 「・・・おっ、お、おまえっ・・・何してやがる!」 俺は桐乃の下着を見ないように目をそらした 「兄貴の童貞・・・奪いにきた」 はっ!?今、一体こいつ何て言った? 「お前!何してやがる!」 俺は語意を荒げて同じことを言った 「だから、兄貴の童貞、奪いにきたって言ってるんじゃない!」 どうやら、こいつは俺とHなことがしたいらしい。マ、マジか!? 「ば、馬鹿いってんじゃねー、俺たち兄妹だろ!」 こいつ、いきなり何を言い出すんだ 「別に良いじゃない!よそもヤってることなんだし!」 俺は一瞬息が詰まったよ 「ヤってるわけねーだろ!お前の言ってるのはエロゲーの話だ!!」 今日のおまえはどれだけエロゲー脳なんだ 「第一このあたしがHしてやろうって言ってるんじゃない。泣いて喜びなさいよ、あんた」 「喜ぶわけねーだろ!」 何処の世界に妹とHできて泣いて喜ぶ糞兄貴がいるだろう そんな、げどう兄貴がいたら俺がぶち殺してやんよ! 「っ!」 今になって俺は両手両足が縛られていることに気付いた 「ふん、どうせあんたのことだから抵抗すると思って縛っておいたのよ」 「くっ!」 力を入れたが全くほどける気配がない。こいつ相当強く結んでんな、ちきしょう 「くそっ、桐乃ほどけっ」 さすがにこの状況はヤバい 「ばっかじゃないの、ほどいたら縛った意味ないんですけど~」 くっ、もっともらしいことを言いやがる そういって桐乃は俺のズボンを下ろしにかかった 「ふ、ふーん、男のあそこってこうなってんのね」 桐乃は俺の解放されたリヴァイアサンをマジマジと見た 「・・・あ」 どうやら俺の相棒は桐乃に反応しているようだ 「あんたって、やっぱりシスコンね。しっかり勃っちゃってるじゃない」 「いや、これは違うんだ・・・」 違うんだお前は男の生理現象ってもんを分かっちゃいねぇんだ。断じて妹だから興奮してるわけじゃないんだよ。本当だからな 「ん・・・け、結構、グロいんだ・・・これ・・・」 桐乃は手馴れぬ手つきで俺の股間をつついた 「ん・・・ちゅ、んちゅ・・・舐めれば・・・いいわけ?」 桐乃の舌先は俺の亀頭を刺激してくる 「よし・・・!はむっ・・・ぺろぺろ、ちゅっ・・んんっ、んちゅ・・・」 背筋に快感が駆け上がる。桐乃の舌がねっとりと絡みついてくる 「や、辞めろ・・・桐乃!」 俺はたえられなくなって思わず叫んだよ 「んちゅ・・・へぇ・・・やめて欲しいわけ?・・・はむ・・・ちゅぱっ・・・」 桐乃は上目遣いにこちらを見てきた 「ちゅっ・・・れろっ・・・あんた・・・ん・・・そんな・・・ちゅ・・・やらしい顔で言っても・・・んじゅ・・・んじゅる・・・説得力ないんですけどぉ~。んむう。ちゅっ!」 桐乃は全く聞く気がないようだ 「ちゅぱっ・・・ちゅぷっ・・・れろれろ・・・んちゅっ・・・」 桐乃は口をしぼり亀頭からカリあたりまでを唇でしごく。くっ、こいつはスゲぇな 「れろっ・・・んちゅ、ちゅぷっ、んんっ」 桐乃も感じているのか吐息にも甘いものが混じってやがる 「くっ!」 俺は快感から逃れるために腰を引いてしまった 「逃げんな!舐められないじゃん」 桐乃は再び俺の相棒に喰らいつく 「んくっ・・・れりゅっ・・・はは~ん・・・んちゅ・・・そんなに気持ちいいんだ・・・ちゅ、んむぅぅ」 俺の顔を覗きこんだ桐乃はニヤリとする 「な・・・んなわけねぇだろ」 俺の顔が暑くなっちまいやがった 「嘘ばっかり」 桐乃はそういってまた熱心に舐め始めた だいたい妹にナニ舐められて気持ちいいですって言えるわけねーだろ! 「んむ・・・ん、ちゅる。ちゅぷっ・・・んっ」 桐乃は舌を上手に使いながら、顔を動かしてくる 「ん、じゅる・・・あむ・・・んんん、ちゅるちゅる」 急に刺激が強くなってきやがった。まさか、もう慣れてきやがったのか?本当に信じられないスペックの高さだ 「ううっ」 俺の意思に反して声が漏れる 「んじゅ・・・じゅるっ・・・兄貴・・・んんん・・・やっぱり気持ちいんでしょ・・・んちゅ」 桐乃の顔は真っ赤である 「・・・ああ」 思わず本音が漏れちまったじゃねーか 「んじゅっ・・・あんたってば・・・んぶっ!じゅっ、どうしようもないシスコンよね・・・じゅっ、じゅるるっ・・・こんなに立ってる・・・」 おまえ、なんで嬉しそうなんだよ 「はむっ・・・んじゅじゅるるる・・・じゅぶっ・・・」 桐乃は興奮しているせいか、これまで以上の激しさで顔を動かし始める 「き、きりの・・・!」 ヤバいもうそろそろ限界みたいだ 「あむっ!んっ・・・んじゅる・・・んみゃっ・・・んんっ!」 桐乃の口の端からよだれが垂れているが、全く気にした様子もなく、口を動かし続けた 「くっ、出る・・・離れろ桐乃」 「っ、んっ、んふっ、じゅふっ、じゅぷっ、じゅにゅぅぅぅぅっ」 桐俺の意図を察っしたみたいだが離してくれなかった首を振り続け竿の根元から鈴口まで舐めあげた そして・・・ 「くぷっ!?んぐぅぅぅぅぅぅ!!」 「ふぁん、ふっ、ぁっ、んっ、んくっ、くぅっ、んっ、んぐぅっ」 腰が跳ねて、俺の分身達が、桐乃の口内に放たれていく 「ん・・・ぅっ、んぐぅっ」 「ば、馬鹿、全部飲もうとするやつがあるか」 「んぐっ、んっ、くんっ、こくっ」 桐乃は俺のナニを離そうとしねぇんだ 「んくっ、・・・んっ」 そうして、桐乃は一滴残らず飲み干したんだ ドコッ!桐乃は俺の腹に蹴りを入れた 「あんた何飲ましてくれんのよ!この変態!!」 桐乃目は釣り上がっている 「勝手にナニ舐めてきたのは、そっちだろ!」 再び桐乃の蹴りが飛んでくる 「あんた、あれだけ出しといて何言い訳してんの!!」 俺だって好きでだしたわけじゃねーんだよ 「まあ、あたしは寛大だから許してあげるけどね」 2度も蹴っといてよく言うぜ。 しかし、このままだと俺の貞操は桐乃に奪われちまうんだよな。何とかしねーとな 「おい、桐乃!いいかげん、この縄ほどきやがれ」 俺は駄目元で頼んでみたんだ 「仕方ないわね」 桐乃はあっさりとほどいてくれたんだ 馬鹿め俺が素直にお前に従うとでも思ったか 「あんた、逃げようと思ってんならやめといた方がいいわよ あたしにエロいことしたことバラされたくなかったらね」 気づいてやがったんだな 「そんな脅しにのるかよっ!」 親父にバラしたらお前だって無事じゃ済まねえんだぞ。お前がそんなことするかよ 「嫌がるあたしに中だしされたって言っちゃおうかなー」 どうせはったりだろ 「・・・あやせに」 「てめえ、なんておそろしいこといいやがる」 あいつは俺を近親相姦上等の変態鬼畜兄貴と思ってるんだぜ 「あの子、怒ったらこわいのよねー」 「ぐっ」 んなこと、よく知ってるよ 「明日、仕事で会うんだよねー、言っちゃおうかなー」 「ぐぐっ」 てめえは兄を亡き者にし親友を犯罪者にしたいんだな? 「で、どうすんの?」 駄目だ。こいつ目が本気だ どうやら俺にはバッドエンド以外の選択肢は残されてないようだ 「チッ・・・分かったよ、ヤればいいんだろ」 1回だけだからな 「最初からそう言えばいいのよ」 桐乃はふんぞりかえっていやがる 俺達の間に少し沈黙が流れた 「あんた・・・本当に・・・あたしとヤるの・・・嫌なの?」 桐乃は唐突に、少し寂しげに問いかけてきた。ふん、嫌に決まってるだろうが 「本気で嫌なわけねーだろ」 おい京介、お前は何を言ってやがんだ。そんなことしたら妹とフラグが立っちまうじゃねーか 「ふん、あんた、どうしようもないシスコンね」 桐乃は、ほっとした感じで、にひひ、という悪戯っぽい笑みを浮かべたんだ。けっ、こうなったらエロいことに付き合ってやろうじゃねーか。覚悟しとけよ 俺は桐乃をベッドに寝かせ、視線をブラにやる 「・・・こっち、じろじろ見ないで・・・恥ずかしい・・・じゃん」 桐乃は身体をブルッと震わせる 「・・・気をつけるよ」 おまえ、今までずっとその格好だろう 「・・・脱がすぞ」 桐乃は小さく頷いた 俺は桐乃のブランドものの可愛いブラに手を伸ばし、ずりさげた 「・・・やっん」 桐乃の形の整った調度よいサイズの胸があらわになった 俺は優しく桐乃の胸に触れてみた 「んっ・・・兄貴が・・・触ってるんだ・・・あたしの・・・」 緊張しているのか桐乃の顔は耳まで真っ赤だ こいつもこういった経験がないんだろう 俺はゆっくりと桐乃の胸の感触を味わってみる 「んゃっ・・・兄貴・・・あたしの胸・・・んんっ・・・気持ちいい?」 「・・・おまえの胸、凄く、気持ちいいぞ」 なかなか、いいもん持ってんな、こいつ 俺は桐乃の胸を優しくもみしだく 「あんっ・・・ふ、あぁ・・・兄貴・・・ひゃっ・・・手気持ちいい・・・かも・・・あゃっ」 「桐乃・・・」 俺は乳首を掌の中心において、転がすような動きで胸をさする 「ゃぁっ・・・んんぅ・・・あんんっ」 桐乃の乳首を指でゆっくりこする 「はぁ・・・ふぅん・・・ああっ・・・」 俺は続けて先端の突起を弾く 「ふっ、は、はぁ、あ、ンっ!?うっ、あ」 桐乃は息を荒げていく 俺は絞るように力を込めて先端を強くつまんだ 「ひぁぁぁっ!?・・・先っぽ強くつままないでよ」 感じすぎたせいか桐乃は俺から身体を引き離そうとする 「逃げんなって、準備なしで入れちまうぜ?」 「・・・ごめん・・・兄貴・・・」 桐乃は申し訳なさそうに謝った あれっ?・・・さっきから・・・こいつ・・・おかしくねーか? そして桐乃の胸に唇を寄せ 「あっ・・・兄貴・・・駄目だってば・・・」 俺は桐乃の胸を鷲掴みにし先端の突起にむしゃぶりつき舌で転がしてみる 「・・・いひゃぁぁぁ」 桐乃は小さな悲鳴を上げる さらに桐乃の乳首に乱暴に吸い付いた 「はぅん・・・っ、う、ぅ、ひっ!」 舌を当てると乳首が硬くなっていくのが分かる。そのままころころ動かしてみた 「う、うぁぁっ・・・兄貴・・・い、いいっ」 桐乃の声が艶っぽくなる ちゅくちゅくと桐乃の胸を吸って、軽く歯を当ててみた 「ひゃああっ!・・・んやっ・・・あんまり・・・んんっ・・・あたしの胸で・・あぁっ・・・遊ばないでよ・・・んぁぁっ」 桐乃はトロンとした表情になっている 「仕方ねーな、次いくとするか」 まだ、おっぱいを堪能したかったんだがな・・・ 俺は桐乃のパンツをおろし股間へと手を持っていったんだ 「やっ・・・そこっ・・・」 桐乃は緊張しているのか身体を硬直させる。指で割れ目にそっていじってみるか 「あんっ・・・やっ・・・そこっ・・・んっ・・・ひっ」 軽く触れた手にはねっとりと糸をひいた。感じてんだな・・・こいつ。今度は少し強く動かしてみよう 「だ、ダメ、そこ、・・・ぁん」 桐乃はびくっと身体を動かしさっきより強い反応を示したんだ。俺は押し込むように中指を割れ目にしずめていく 「ふわぁっ・・・何・・・あぅん・・・これっ?・・・あぅっ・・・うぁぁん」 うわっ、思ったよりキツいんだな。なかなか指が進まない。今度は肉壁を指の平でこすってみっか 「くぁっ・・・手、気持ちいい・・・んくっ・・・」 桐乃は小さく身体をのけぞらせた 俺は妹に突っ込んだ指で中を開き覗き込んでみる 「ふーん、こうなってんだな」 おっ、これが処女膜か、破らねーように気をつけねーとな 「あぅぁぁ・・・っ!恥ずかしいってば・・・・あぁぁぁ・・・やめてよぉ・・・んんんっ!」 桐乃は手で顔を覆い隠している さっきから、こいつ反応がヌルイんだよな。よーし、少し、からかってやるか 「やめねーよ、おまえの兄貴はエロいことが大好きなんだよ!分かったな!!」 そう言うって俺は桐乃の中で円を描くように指を動かす 「あひゃっ・・・うひぁぁぁ」 桐乃は身体をピクピクさせる 「おまえ、ずいぶんエロい身体してんな」 絶対感じ過ぎだよな? 俺は桐乃の乳首を舌で弄りながら膣口でリズムを変えながら指を動かす 「あひゃっ・・・違う・・・んんっ・・・あたし・・・んぅっ・・・エッチな子なんか・・・あぁん・・・じゃない・・・んぅぅっ」 俺がなじると桐乃は頬を紅潮させながら、ますます濡れてきたようだ。こいつ本当はマゾなんじゃねーの? 「違うのか?こんなに濡れてるじゃねーか?」 ぺろぺろ舌で陰核を舐める 「ゃぁあぁ・・・違う・・・んっん・・・それは・・・んぅん・・・兄貴・・・はぁんっ・・・だから・・・あぁぁっぁ」 桐乃の火照った身体から汗が吹き出してくる 可愛いこと言ってくれるじゃねーの。まあ、雰囲気に流されてるだけだろうな。こいつは俺のこと嫌いのはずだし・・・クソ少しイラっときた 「俺じゃなくても濡れんじゃねーの」 俺は桐乃のくりを指でつねった 「ぃぎっ!・・・違う・・・もんぅぅ・・・ぁあぁっ・・・兄貴だけだから・・・くぅんっ」 こいつが好きになるゴッドな男なんて想像できねーな 俺は再び膣口に指を突っ込んでクチュクチュならす 「ひくひく指にすいついてんな・・・おまえ俺の指でオナニーしてんじゃねーよ!」 俺の指の動きにあわせるように桐乃は腰を動かしてくる 「ふぁっん・・・・んっ・・・もうやめて・・・んっ・・・おねがいっ・・・あぁっ・・・いじめないで・・・あ、ぁ、あ、あ・・・んぅっぅ」 桐乃はイヤイヤと首を振って拒否をしている 俺はそれを無視して乳房がのびるくらいに吸い付き桐乃の感じやすそうなところを確かめながら指を動かした 「ぅひゃ・・・っ!?やっ、やぁ・・・!兄貴・・・ひつ・・・やぁっ・・・指っ・・・んんっ・・・離してよぉぉぉ・・・ぁぁぁっ・・・いっちゃう、いっちゃうからぁ・・・んぁぁっ!」 桐乃の腰がビクッと震え愛液が溢れ出す 「そうか、ここが一番気持ちいいんだな」 おまえが一番かわいい顔をするのは、ここだもんな 俺はクリトリスを口に含め強めに吸い上げ桐乃の膣を指で激しくかきまわした 「ひゃあっ・・・んぁぁぁぁぁぁ・・・・!!」 桐乃は大きく背中をのけぞらした 「やぁあぁぁん・・・ぁぁぁ・・・ゃぁぁっ!・・・ぁ、ぁ、ぁ」 俺の指をくわえこんだまま桐乃の膣がきつく締まりながらヒクヒク動き大量の蜜が溢れだしてきやがったイッちまったかな?こりゃ 「グスッ・・・やめてって・・・いったのに」 桐乃は荒い呼吸で身体をがくがく震わせ泣きだしちまった 「わりい、ついやり過ぎちまった」 これでも、反省してるんだぜ 「・・・のり・・・」 しばらくして桐乃はぼそっと何かを呟いたようだが声が小さくてよく聞き取れなかった 「どうしたんだ、桐乃?」 おまえ、イっちまったのがそんなに怖かったのかよ? 「あんた調子にのり過ぎっ、ってんのよぉ~~!この腐れちんこがぁぁぁ~」 妹の腰の入った蹴りが俺のちんこをしとめた。ははっ、やっぱ俺の妹はこーでねーと。薄れゆく意識の中でじじいとばばあがこっちに来いといってるんだよな 「あんた、いいかげん起きなさいよ」 「ぐえっ」 俺は頬にびんたをくらい目を覚ました 「特別に今のでチャラにしてあげる」 桐乃はいつの間にかタオルで身体を隠してこっちを恥ずかしげに見ている 「悪かったよ、そろそろやっか?」 「え、えっ・・・すんの?」 ひどく動揺した顔をしやがる。何を今更って感じだよな 「あれだけヤル気だったじゃねーか。もう、しねーのかよ」 「馬鹿、・っき・は・っちゃ・・勢・・」 桐乃は何かモゴモゴと言ってやがる さてはこいつ・・・ 「怖いんならやめてもいいんだぜ?」 「ん、んなわけないじゃない!」 「それに俺も乗り気じゃねーしな」 「あんた!あれだけエロいことして今更逃げるつもりなの?」 あれっ?かえってヤル気にさせちまったんじゃねーの? 「なら、始めるからな」 俺が桐乃からタオルを剥ぎ取りベッドに寝かせる 「きゃっ」 俺は桐乃の両脚をとる 「あ、兄貴・・・優しくしないと、許さないからね」 「わかってんよ」 当たり前だろうが俺はペニスを桐乃の入り口につけ 「いくぞ」 桐乃は強く目をつむる。そして俺はペニスを桐乃にねじこんだ 「痛っ・・・!」 桐乃の形の整った顔がゆがむ。亀頭はくちゅりと飲み込まれたがなかなか前に進まねーんだ。嫌がる場所に無理矢理突っ込む感じだな・・・あやせが見たら卒倒もんだぞ 「あっ!い・・・っ、いぎっ・・・」 桐乃は苦悶の表情を浮かべる 「大丈夫か?」 「大丈夫なわけないじゃない!いいからさっさと進めなさいよ!!」 痛みを堪える桐乃の姿が痛ましくてならない。やっぱり痛いんだよな。ペニスが奥に向かう。だんだんと入りづらくなる。かなり、せめーな 「あ・・・あぁ、ぐっ!・・・兄貴の・・・太い・・・」 桐乃は苦しげな悲鳴をあげる 「桐乃、もっと力を抜け」 「無理っ・・・めちゃくちゃ痛いもん・・・」 桐乃は俺の背中に腕を回し爪をたててくる。こんなもんこいつの痛みに比べたらたいしたことねーんだろうな。俺はゆっくり力を入れると桐乃にねじ込む感触が伝わってくる 「いっ・・・ひぐううっ、兄貴・・・痛いよぉっ!!」 何かに耐えられなくなったような桐乃の涙混じりの叫び声が漏れ出す その時、コツンと何かひっかかった。たぶん、これが処女膜か 「我慢すんだぞ・・・」 俺は思いっきり力をこめ、そのまま桐乃をつらぬいた 「あっ、・・・あぐ・・・ぅーーー!!ぅぁ!!」 桐乃は苦しげに声にならない声を出す。シーツには赤い雫がこぼれおちてきてよ 「桐乃・・・よく頑張ったな」 「はぁっ、はぁっ、はぅっ・・・」 桐乃の息が段々と安定してくる 「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ・・・兄貴の・・・馬鹿っ・・・へたくそ!!」 桐乃は目からぽろぽろ涙をこぼしながら叩いてくる悪いな本当に痛かったんだよな 「桐乃、ありがとな」 「・・・馬鹿」 そういうと桐乃は、そのまま押し黙った。俺はそのまま動かないでやることにした。それからしばらくして桐乃はまっすぐとした目でこちらを見てきた 「過程はどうあれ・・・あたしは後悔してないから」 「俺もだよ」 不本意ながら俺もそう思ってんよ 「兄貴・・・そろそろ動いてもいいから」 未だに痛々しそうに見えるんだが 「こんなのたいした痛さじゃないし」 強がってんじゃねーよ。さっきまで痛がりまくってた奴のセリフかよ 「・・・わかった。我慢できなくなったら言えよな」 桐乃はこくんと頷く。俺は桐乃の中にあるナニをいったん引き、また奥まで挿しこみゆっくり動かし始めた 「んんっ、くぅっ、ぅぅっ・・・兄貴が、動いてる・・・っ!ふぅっ、ふぅ・・・はぁっ・・・!」 結合部から卑猥な音が漏れていた。俺は無理をせずゆっくり一定のペースを保った 「桐乃・・・どうだ?」 「くふっ・・・わ、わかんない・・・はああぁん!・・・痛い・・・けど・・・ぼぉーっ・・・ひゃん」 さらに腰を動かし続けた 「うくっ・・・んあっ!あ・・・ん、ふあぁ・・・っ」 未だに痛そうな表情をしているが反応はよくなってきてんな 「は、ぁぁあっあ・・・はぁあ・・・んんっ・・・なんか、変な感じ・・・んぁ」 奥に当たって、腰を引く。そして突く。それの繰り返しだな 「やっ、ぁああぁっ・・・兄貴・・・やぁ!あっ・・・ひゃっ!あぁぁっ!」 「今の声かわいかったな気持ち良かったのか?」 「はぁあ・・・ぁあぁっぁ・・・思いあがんな、この変態・・・うぅっんっ・・・」 腰が桐乃の下腹部にぶつかってぺちゃぺちゃと二人の汗を混ぜる 「あっ、あっ・・・兄貴が中かき回してる・・・ぁっあ」 本来こいつは俺の手の届かない超高みの女なんだよな。しかも、女子中学生で実の妹。おまけにスタイル抜群ときた そんな女が俺の前で股開いてやがる 「はふ・・・兄貴のち○んちん・・・ぅ、ぅっ、ぁ、ぁっぁ・・・大きくなった・・・くぅっ・・・興奮してんだ・・・っ、う、ん、ん」 「ち、違ぇよっ!」 馬鹿このタイミングでちんちんでかくしたら妹に欲情して、はぁはぁしてる変体兄貴じゃねーか 「はくぅっ・・・!だ、だめっ、兄貴ぃっ・・・!そこは駄目ぇっ・・・あぅううぅんっ」 腰を動かしながらおっぱいの唇を届かした 少し、速くするからな」 「うん・・・ふあぁっ」 ぢゅっ、ぢゅっと卑猥な音が大きくなった 「やぁっ、ああぁっ、ひゃぁあっ、ふぁっ」 分厚い粘膜越しの摩擦、ぷりぷりと擦れ膣壁の感触がする 「あ・・・あっ、あ、うっ!?く、ぅ・・・ぁ、ぁっ、う、んはぅ」 「すげぇな、桐乃のここ・・・絡みついてくんな」 俺に張り合うように桐乃が収縮してこれでもかと桐乃の感触を伝えてくる 「ふぁあう、んっ、すごい・・・んっ・・・兄貴が・・・あっ、う、ん・・・あたしの中で・・・どんどん熱くなる・・・はぅっ、ぁ、ぅ」 桐乃の顔が快楽に歪む 「あ、あっ、あ!?はっ、う・・・奥深い・・・はぁぅっ、ぅ、ん」 俺の突き上げたペニスが奥にぶつかり、たまらなく淫靡な音が響く 「あ、く、ぅ、ん・・・兄貴が・・・ぐちゅぐちゅしてる・・・はぁあぁ、んっ・・・いい・・・」 熱烈なピストン運動で桐乃の髪が振り乱れ形の良い胸がプルプル動いている 「うあっ、ひっ・・・ふぁあっ・・・兄貴のきてるっ」 桐乃が身悶えするたびにヒダに締め付けられる。俺は桐乃の揺れる乳房をこねるようにいじり続けたんだ 「ひゃあんっ、また胸ばっかりっ、ぁあぁっ!」 カリ部分が見えるほど腰を引き、奥まで一気に突っ込む 「ふっ、ふぅううっ、はぁ、はぁ、はぁっ・・・あぁあん・・・くっ・・・はぁっ・・・」 「桐乃、エロい顔してんな」 「ひゃっ・・・それは・・・あんたも・・・んやぁっ・・・同じじゃない・・・んあぁあっ」 肉のぶつかりあう音と粘膜があわ立つ音。一緒にイくことだけを目的にひたすら粘膜を交わらせる 「んひゃああ・・・兄貴ので・・・あたしのぐちゃぐちゃにされる・・・ふぁあぁぁぉ!」 「桐乃のっ・・・中で俺のが食い千切られそうだ」 気付けば桐乃の方からも俺の動きに合わせ腰を動かす。妹が嬉しそうに俺のペニスを中でこすってくる。背徳感がほどよいスパイスになり俺を刺激してくる 「桐乃っ・・・もうそろそろ」 「あっ、あ、うっ!・・・あたしもっ・・・あんたが・・・ひゃああっ・・・いっぱいこするから・・・ぁ、ぁっ、う、んはぅ・・・」 押し寄せる波に耐えられなくなった 「いく、いっちゃう、ひゃあぁあっ、はうぅうっ、あんっ、ああぁっ、ひゃぁああっ」 桐乃の奥に大量に叩きこんだ 「えっ、あ!?くううぅ・・・兄貴・・・駄目っ・・・外に・・・うあああぁ・・・っ」 「~~~~っ!?あ、あっう・・・はあぁふっ、はっ、う、く」 これはやっちまったな俺のペニスが桐乃の中でびくびく動いてよ 「ひっ・・あっ・・・あ、あ、あ」 それに伴いぴくぴくと桐乃の細い身体が何度も小さく跳ねた。桐乃の内部がすべてを飲み込むように痙攣し収縮する 「っ!っっ!ぁ、ぁあ!ん、んんぅぁく」 射精はなかなかおわらず更に桐乃の中を満たしていく 「ふあっ・・・まだ出てる」 最後の一滴まで出して引き抜くと、つながっていた部分から精液と破瓜の血が混じりあった液体がゴポリと落ちてきた 次の日、俺が目を覚ました時には桐乃の姿はどこにもなかった。昨日の情事を繰り広げたはずのシーツは真っ白で一切の乱れがない。桐乃は昨日と全く変わらず超絶不機嫌のままだしな ははっ、まさか夢落ちってことはないよな? それから数日たった後のこと 「京介ー、冷蔵庫に入ってたチューハイなくなってんだけど、あんた飲んだでしょ?」 「はっ?んなもん知らねーよ。桐乃が間違って飲んだんじゃねーのか?」 一体なんのことを言ってやがる 「嘘おっしゃい。桐乃も知らないって言ってたから、あんた以外いないじゃない。後でお父さんに言っとくからね」 お袋はそういって買い物にいったようだ。俺はため息をついてその場を後にしようとした 「ねえ」 桐乃がいつの間にか後ろに立っていやがった 「うぉっ」 俺は思わず声を出した心臓が止まるかと思ったぜ 「な、なんだよ」 ここのとこいろいろあったせいで俺は桐乃の顔をまともに見ることができねーんだよ 「あんた、この間貸したゲームやったの?」 そういえば2週間前にバルドフォースEXEとかいうゲームを借りたんだよなメインヒロインが可愛いという理由で 「あ、ああ、どうにかクリアしたよ。お前の言ったとおりメインのみのりちゃん可愛かったな」 桐乃の目が釣りあがる 「メインは燐ちゃんに決まってんじゃない!あんな影の薄い地味メガネのどこがメインのわけ?」 「てめー、みのりちゃんのことを悪くいうなっ!!」 この後、俺と桐乃のヒロイン論議は白熱したが結局メインは燐とかいうガキと認めてやることにした まあ、メインはみのりちゃんだけどな それから俺は『あの日』の真偽を確かめてみることにしたよ 「なあ・・・俺達の関係ってただの兄妹だよな?」 桐乃は訝しげな顔をして 「何・・・ご主人様と奴隷とでも言って欲しいわけ。あんた変態じゃないの?」 桐乃はごみを見る目で俺を見下してきた 「けっ、ならいいんだけどな」 やっぱり『あの日』のことは夢だったんだよな 「ねえ・・・」 妹は、いつものすげない口調でとんでもねえことを口走った 「そういえば、兄貴とキスしてなかったね」 そういって桐乃は俺の口に唾液を絡めて吸いついてきやがったのだ。強すぎるくらいのすいあげだ 「またね」 そういい残し桐乃は頬を赤くして2階に上がってちまった 「・・・・・」 俺は唖然として暫くその場に突っ立ったままだった。どうやら『あの日』のことはリアルだったみたいだな それから俺は想ったさ 俺の妹がこんなに可愛いわけがないってな
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/162.html
先日俺は黒猫と付き合いだしたことをみんなに打ち明けた。まぁ、隠しておく理由もないしね。 桐乃「え?嘘でしょ?」 沙織「まぁ!黒猫氏と京介氏がお付き合いをなさることに!?それではぜひお祝いをしませんと」 京介「いいっていいって、そんなことでわざわざお祝いとかおかしいだろ」 沙織「断固拒否するでござる。せっかく瑠璃ちゃんと京介氏が大人の階段をのぼったというのにこれをお祝いせずにはいられますまい!」 京介「まだのぼってねえよ!」 沙織「フフフ、でもお祝いしたいのは本当なんですよ?私の親友のお二人がお付き合いすることになったんですから」 京介「グッ///…そうか、じゃあ素直に受け取っとくか。ありがとな」 沙織「いえいえ、では日程や場所はのちほどメールにてお知らせするでござる」 黒猫「///」 桐乃「…キモ……」 こんなやりとりの間も黒猫と桐乃は終始うつむき加減だった。黒猫は照れてるだけだろうが桐乃まで不機嫌にならなくてもいいのにな。別に俺が黒猫と付き合うことになったからって黒猫はお前と友達でいることはやめねえだろうよ。 で、今日がそのお祝いとやらの日なんだが… 沙織『今度の日曜日に以前のレンタルルームでお待ちしています』 以前のレンタルルームってのはあいつらが俺を励ます会を開いてくれたあそこのことだろう。 正直、あそこにあんまりいい思い出はなかったりするんだけどな…デレた桐乃は見られたけど。 京介「あんまり、気乗りしねえなぁ…」 俺が前回同様受付を終えて案内された部屋の前まで行くとそこにはこれまた前回同様看板がたっていた。そういえば前回の受付もこのお姉さんだったな。俺を見る目が不審者を見る目だったのは気のせいだと思いたい。 京介「でも今回はハーレムとか関係ないのになんであんな目を…」 『高坂京介様専属ハーレム御一行様』 ちくしょおおおおおお!使い回しか沙織いぃぃぃぃ!! げんなりしながらも扉を開くと沙織、黒猫、桐乃が座っていた。 沙織「遅かったでござるな京介氏」 黒猫「ふん、さっさと座りなさいな」 桐乃「自分のお祝いなのに遅れてくるとか馬鹿じゃないの?」 京介「いや、すまん。ちょっと寝坊してな」 と、ありがちな言い訳をしたところで沙織がこう切り出した 沙織「さて、全員そろったところで瑠璃ちゃん&京介氏大人の階段記念パーティーを始めたいと思います!」 黒猫「そのネーミングは何とかならなかったの?」 沙織「フフフ、照れなくてもよいのですよ?」 桐乃「私から見てもそのネーミングはどうかと思うけど…」 沙織「む?ではきりりん氏ならどういうネーミングならよいと言うのですかな?」 桐乃「えっ?それは…黒猫ビッチ化記念とか?」 京介「おい!なんてパーティーにするんだお前は!それに大人の階段はのぼってねえって言ってんだろ!!」 桐乃「チッ…なにマジになってんの?」 まったくなんて妹だ…。まぁ、こいつとしても黒猫と遊べる日が減るのは目に見えてるしイライラしちまってもしょうがないかもな。それに俺がデレデレしてんのは気に食わないとか言ってたし。 でも不可解なのは最近黒猫への態度もなんか冷たいように見えるんだよな。ここはストレートに聞いてみるか。 京介「お前この間から黒猫や俺に対して冷たくねえか?いや俺に冷たいのはいつも通りだが」 桐乃「はぁ?なにそれ?そんなことないし、もしそうだとしてそれ今関係あんの?」 京介「いや、関係はねえけどよ…」 沙織「まあまあお二人とも今日は祝いの席ですから…」 少し険悪な雰囲気が漂ってきたところですかさず沙織がわって入る。こいつはほんとにこういうところうまいよな。 黒猫「あなた達そのへんにしときなさい、さっきからまったく話が進まないわ。で、お祝いと言うけれど今日は何をしてくれるのかしら?」 沙織「よくぞ聞いてくれました黒猫氏!実はこれまた前回同様出し物をさせていただくでござる!」 京介「いやな予感しかしねぇ……」 沙織「さりげなくひどいこというでござるな京介氏…しかし、これをみてもそんな口がきけますかな!?」 沙織が自身満々にみせてきたものはシスカリαのディスクだった。おい、俺はもはやこのゲームはトラウマといっていいレベルで恐怖を感じるんだが…。 桐乃「あれ?シスカリαじゃん。まさかまたこいつの前でプレーさせるわけ?」 沙織「さすがに拙者もそんなミスはもう犯さないでござるよ。今回はこのディスクと拙者特製データをプレゼントでござる」 黒猫、桐乃「「特製データ?」」 黒猫と桐乃が興味津々で聞いている。やっぱりゲーマーとしては気になるんだろうな。 沙織「左様、以前はきりりん氏と黒猫氏のキャラを作りましたな。が!今回はなんと!京介氏のキャラを作ったでござる!!」 京介「ぶふぉ!」 思わず吹き出してしまった。なんてものを作ってくれてやがるんだ沙織!じゃああれか?負けると俺そっくりのキャラが触手にあれやこれやされちゃうの?嫌すぎるんだが。これは黒猫や桐乃のこと怒れんな、気持ち悪すぎるし何より見られたくねえ。そら俺をぶっとばすわ。 桐乃「あんた正気なの?」 黒猫「あなたがそこまでの変態だなんて思わなかったわ」 沙織「う…ひどいいわれようでござる。これでも結構頑張って作ったんですよ?約束の日まで時間もないし徹夜したりして……」 京介「ま…まぁ、そんな顔するなって。黒猫もあれで喜んでるって」 黒猫「!?誰が先輩なんかの裸で喜ぶのよ!恥を知りなさい俗物が!!」 京介「いやそういう意味で言ったんじゃねえよ!」 助けを求めて沙織を見てみると腹を抱えて笑っていた。さてはこうなるとわかってやがったな! 沙織「はぁはぁ、ようやく笑いも収まったところで…次はきりりん氏の出し物でござる。はりきってどうぞ!」 桐乃「……」 桐乃は無言で自分の鞄からお祝いの品であろう物を取り出すと黒猫に一つを渡し、俺の前まで来てもう一つを差し出した。 桐乃「ん」 京介「お守り?」 なんだまともじゃないかほっとしたぜ……と思ったが甘かった。お守りを裏返すとそこには安産祈願と綺麗な刺繍で書いてあった。 京介「……え?」 黒猫「…え、あ、あ……」 黒猫は真っ赤になって動揺している。これは俺が桐乃に聞かねばなるまい。 京介「桐乃…これは一体どういうことだ?」 桐乃「…はぁ?見ての通りお守りじゃん。あんたその歳でぼけだしたの?」 京介「いやそうじゃなくてだな…これ安産祈願のお守りなんだが……」 桐乃「えっ!?あたしが買ったのは学業成就のはずなんだけど!」 京介「ま、まぁ気持ちはありがたく受け取っとくよ。な、黒猫?」 黒猫「あ、え?これをありがたく?……!?何を考えてるのこの変態!!」 京介「ちょ…変な誤解をするんじゃない!ちゃんと人の話をきけって! 沙織はここでもまた腹を抱えて笑っていた。しかし桐乃なぜか不機嫌とも悲しいともとれる表情だった。そんな顔しなくてもお前の気持ちは俺にも黒猫にも伝わったと思うぞ? 京介「しかし、お祝いが学業成就って…お前のセンスはどうなってるんだ……」 桐乃「うっさい!だってあんた一応受験生なんだからそれでいいじゃない……」 京介「そうだな。ありがとな桐乃」 その後はゲームをしたりプロジェクタでアニメを見たりしてすごした。これなら俺ん家でもよかったんじゃないか?と思いつつもパーティーはつつがなく終了した。 どうもここ最近桐乃の元気がない気がする。どうもお祝いパーティーをした日から様子がおかしいようだ。かれこれ一週間になるか。 京介『最近桐乃元気ないみたいなんだがなんか心当たりないか?』 あやせ『ちょうどよかったです。学校でも桐乃元気ないみたいで、私も一度お兄さんに相談しようと思っていたんです』 京介『そうか、そりゃよかった』 あやせ『本当に桐乃には手を出してないんですね?』 京介『出さねえよ!それに俺にはもう…』 あやせ『…?もう、何ですか?』 京介『いや、とにかく頼むな』 あやせ『…まあいいです。何かあればまた連絡します』 京介『おう、それじゃあな』 彼女がいると言おうとして思わず言いよどんでしまった。黒猫という彼女がいながらも、マイラブリーエンジェルあやせたんルートが諦めきれないのだろうか…。 翌日下校中 あやせ「桐乃最近元気ないよね?どうかしたの?」 桐乃「えっ!?そんなことないけど…どうしたの?」 あやせ「だって最近ずっと何か考え事してるみたいだし、お兄さんの話もしないし。何かあったんなら相談してくれないかな?」 桐乃「うえぇっ!?考え事はともかく、兄貴の話云々はおかしくない!?」 あやせ「そんなことない。桐乃お兄さんの話してるときはいつも楽しそうだったじゃない…文句ばっかりだったけど」 桐乃「いや…でもそれとこれは……」 / / `゙==彡 / ,.イ{_ ‘, / / / / ー===―- _ ‘, ′ -―==ミ、 ヽ} / / `ヽ | ,’ / ´ // {> ? | / /, 〃ハ ,ィ==ミ、 | 〈 ー彡 、‘ノ `? | 嘘つかないで! ‘, 丶 / 〃ハ ‘ , | お願い、私桐乃の力になりたいの!! ‘, ー――‐ .. , l 、‘ノ , ./ ∧ ’. 、 . i / i ? 、 . / ? 人, / | ? {j ー― ’ /// | /”´ / 桐乃(う、これは逃げられない…) 桐乃「……実はね……」 _______________________________________________ あやせ「ええええ!?お兄さんに彼女があああ!????」 桐乃「そうなの。まぁ兄貴が誰と付き合おうと関係ないんだけどね。」 あやせ「ブツブツ……私には結婚してくれとか言っておきながら……ブツブツ」 桐乃「あ、あやせ?」 あやせ「ブツブツ……しかもお姉さんというものがありながら……ブツブツ」 桐乃「あやせってば!」 あやせ「え!あ、なんでもないのよ?大丈夫」 ____________________________________________________ あやせ「そっか、桐乃はお兄さんが取られたみたいで寂しいのね」 桐乃「そ、そんなことない!あんな奴の相手をする機会が減ってせいせいしてるくらいだってば!!」 あやせ「素直になったらいいのに。そんなんだとこれから構ってもらえなくなるよ?」 桐乃「だ、だからそんなじゃないってば!」 あやせ「ふふっ、じゃあ桐乃あたしこっちだから。また明日ね、バイバイ!」 桐乃「あ、うん。バイバイ……」 京介「ただいま?」 桐乃「ちょっと話があるんだけど。あたしの部屋に来て」 京介「え?今からか?」 桐乃「チッ…当たり前でしょ。さっさとしなさいよね」 京介「へいへい、わかったよ」 かわいくねぇなと思いつつも言うことを聞いてしまう俺。ちょっと昔はこんな妹の言動にいちいちいらついてたもんだが今となっては精々かわいくねぇ程度である。いかんな、下僕根性が染みつきつつある。駄目だ俺…早くなんとかしないと…… 京介「で、なんだ話ってのは」 桐乃「あんた、いい加減黒いのとあたしの前でイチャイチャするのやめてくれる?ぶっちゃけキモイしウザイんだけど」 京介「イチャイチャなんてしてねえよ!それにお前にそんなこと言われる筋合いもねえ!」 桐乃「はぁ?してんじゃん!!二人きりでベッドの上でイチャイチャしてたんでしょ!!それに兄さんとか呼ばせてさぁ」 京介「あれはゲーム作ってただけだって言ったろ!それにあれは黒猫が勝手に呼んでるだけだ!そもそも俺が黒猫に何て呼ばれようとお前には関係ないだろ!?」 桐乃「かん………い……る」 京介「あん?」 桐乃「関係あるって言ってんの!」 桐乃「あんたはあたしの兄貴でしょ!!それなのに他の奴ばっかり構ってイチャイチャデレデレして!!!」 桐乃「あたしも構ってくれないとやだ!せっかくまた話とかできるようになったのに…もう昔みたいに戻るのはいやなの!!」 京介「な……」 あまりの驚きに声が出なかった。桐乃がまさかそんなふうに思っていたなんて。しかし、驚くのは後でもできる。今は兄貴の義務を果たしてやらんとな。 ぽん、と頭に手を置き撫でてやる。そういえばつい先日もこんなシチュエーションがあったな 桐乃「う…うぇぇ……うわああああん」 京介「悪かったよ、お前がそんなふうに思ってたなんて全然気づかなかった」 俺はいつも桐乃を泣かせてばっかりだ、悪いなこんな兄貴で。でもお前のこと親父とおふくろの次くらいには大事にできる自信くらいはあるんだぜ? 桐乃「ぐす…ぐすっ……」 京介「俺は重度のシスコンみたいだからな、いつでも甘えて来いよ。人生相談だってこれから何回でもきいてやるさ」 桐乃「うん……ありがとお兄ちゃん」 おかしい。最近あの子と先輩との仲が良すぎる気がする。 今までも仲悪そうに見えてお互い内心デレデレなのは透けて見えていたけれど…何か今まで以上にデレデレしているように見えるわね。 黒猫「まさか…妹に浮気してるわけじゃないわよね先輩?」 京介「お前はいきなり何を言い出すんだ。確かに桐乃はかわいい妹だが浮気とかはねーよ」 やはりおかしい。以前なら「あんなかわいくねぇ妹と何かあるわけないだろ!」とか言って全力で否定しそうなものを……これは何かあったわね。 黒猫「そう…でもその割には最近やけにイチャイチャしてるようだけど?」 京介「イチャイチャなんてしてねえよ、どこをどう見たらイチャイチャしてるように見えるんだ?」 黒猫「ふん…どうかしらね」 京介「ははーん。さては嫉妬してるな」 黒猫「な!?誰が誰に嫉妬してるというの!妄想も大概になさいな!」 京介「はっはっは、そう照れるなよ。嫉妬してるお前もかわいいぞ」 このドヤ顔……どうやら完全にスイッチが入ってしまっているみたいね。 駄目だわこいつ…早くなんとかしないと…… 黒猫「ところで、今日はどこへ連れて行ってくれるのかしら」 京介「おう、そうだな黒猫はどこへ行きたいんだ?」 黒猫「私は先輩の行きたいところでいいわ」 京介「そっか…じゃあ植物園とかどうだ?」 植物園?なんておじさんくさいチョイスなのかしら…まぁ先輩が行きたいと言うのであればついていくけれど。 黒猫「わかったわ。でももうちょっとましなプランはなかったの?せっかくのデ、デートなのだから///」 京介「う///いや、すまん。」 普段の頼りになる先輩もいいけれど照れて赤くなった先輩もなかなか… しかし、自分まで赤くなっているようでは駄目ね。 黒猫「植物園に行くのはいいけれど植物園で何をするの?」 京介「えっ?そりゃあ植物園なんだから植物を見るんだろ」 黒猫「…それ楽しいのかしら?」 京介「…やっぱりゲーセンにしとくか」 京介「そういえばゲーセンに来るのも久しぶりだな。桐乃との偽装デート以来か」 それを聞いて思い出してしまった。二人で…プリクラを撮ってたわね、しかもカップル専用プリクラで…忌々しい。 黒猫「先輩?あ、あれ…い、いっしょに撮らない?」 京介「あ、あれとるのか?」 黒猫「妹とは撮れて私とは撮れないというの?」 京介「いや…そうじゃないが色々とよくない思い出がだな」 黒猫「兄さん、いっしょに撮りましょう?」 京介「呼び方の問題じゃねえ!それに兄さんはやめてくれせっかく付き合うようになったんだからさ!」 黒猫「ちょっと大声でなんてこと言ってるの!///」 京介「何か問題があるのか?お前は俺のかわいい彼女なんだからさぁ!」 京介「ふははは、俺はこの子と付き合ってるんだぜ羨ましいか!」 黒猫「っ??!!さっさと撮るわよ」 なんて恥ずかしい!なんなの?なんでこんなにスイッチ入りっぱなしなのよ!! う、嬉しくないといえば嘘だけれど、それはもっと雰囲気のあるところで二人っきりでというのが普通でしょうに! 黒猫「で、どうすればいいのかしら」 京介「まずは、ここに金を入れて…次にフレームを選ぶんだ」 黒猫「この中から選べばいいのね。……これにしましょう」 京介「え…?これか?これはちょっと……もっとこっちの黒猫らしいかんじのがいいんじゃないか?」 黒猫「…あの子とはこれで撮ったくせに」 京介「いやあれは桐乃が勝手にだな…」 出てきたプリクラを見てまた先輩の顔が妙に赤いことに気づく。ひょっとして…これは…… 黒猫「先輩、ひょっとして体調がよくないのかしら」 京介「ばれたか。ちょっと風邪気味でな」 黒猫「そんな…ごめんなさい。今日はもう帰りましょうか」 京介「いや、大丈夫だよ。ちょっと熱がある程度だからさ」 黒猫「駄目よ。今日はもう家でおとなしくしてなさいな」 ___________________________ 京介「で、何をしてるんだ黒猫?」 黒猫「見ての通り看病よ」 京介「いや、それはわかるが…」 黒猫「安心なさい。これでも妹の世話でなれているのよ」 京介「いや、でもうつしてしまっても困るしよ」 黒猫「いいから、先輩は寝てなさい」 全くこのお人よしは…こんな時くらい頼りにしてくれてもいいでしょうに…… 京介「悪いな、実はさっきから体が重くて動く気にならんかったんだ。助かるよ」 京介「う?ん?…いかん、寝ちまってた。黒猫?」 黒猫「」スヤスヤ 京介「黒猫も寝ちまってたのか。おい黒猫、そんなところで寝てたら風邪ひくぞ」 黒猫「」スヤスヤ 京介「起こすのもかわいそうか。体も楽になったし、汗もかいちまったしちょっとシャワー浴びてくるか」 京介「黒猫はベッドに移しておけばいいかな」 ___________________________ 黒猫「……?……!」ガバッ なぜ私はベッドで寝ているの?先輩は? 慌ててまわりを見渡すと信じられないものが目に飛び込んできた。 京介「げっ」 黒猫「きゃあああああああああああああ」 京介「違う違うんだ黒猫!落ち着いてくれ!誤解なんだ!!」 な…なにを裸になってるのこのけだものは!私が寝てるのをいいことに襲おうとするなんて!! はっ!心なしかスカートもめくられた形跡があるような…… 黒猫「なにが誤解よ!もはや言い逃れできないでしょう!!ええい寄るな変態っ!!」 京介「違う!話をきいてくれええええええ」 俺は何とか黒猫を落ち着かせ説得することに成功した。でもさっきの叫び声でご近所さんが通報してたらどうしよう…超心配なんですけど。 黒猫「で、シャワーを浴びたら着替えが部屋にしかないことに気づいてここで着替えていたと…そういうことね」 京介「おう。その通りだ」 黒猫「なんでちょっと自信あり気に答えてるのよ痴漢先輩」 京介「すいませんでした黒猫様。そのあだ名だけはやめてください」 黒猫「ふん、まあいいわ。そのかわり一つだけ私のいうことを聞きなさい」 京介「ははぁ、何なりとお申し付けください」 黒猫「じゃあ……その…///」モジモジ 京介「どうした?なんでもいいんだぞ?俺の名誉のためになんでも言ってくれ」 黒猫「……抱っこ……///」 京介「え?」 黒猫「何度も…言わせないでちょうだい」 そう言って黒猫は両手を広げて上目使いで甘えてくる。 やべぇ超かわいい…俺は自分の顔が風邪とは別の理由で赤くなるのを自覚しながらこう言った。 京介「おいで」 黒猫「…」 黒猫は無言で俺のあぐらの上に座り込んだ。そのまま抱きしめてやると、黒猫の体が俺の腕の中にすっぽりと収まった。 なるほどこれは抱っこといえるだろう。 黒猫「ありがとう、先輩」 京介「何がだ?それよりその先輩ってのやめないか?せっかく付き合ってるんだからよ」 黒猫「ええ、そうね…これからもよろしくね…きょ…京介」 京介「おう!これからもよろしくな瑠璃」 お兄さんに彼女ができたと聞いてからお兄さんのことばかり考えてしまう。ちょっと変態だけど基本は優しい人だしできてもおかしくはないけど… あやせ「それにしてもあのお兄さんに彼女が……どんな人なんだろう……」 あやせ「私には結婚してくれとか言っておいてあの人は…!」ギリ あやせ「はっ!い…いけないこれじゃあまるで私が嫉妬してるみたいじゃない」 あやせ「違う違うそんなことない。これはお姉さんがかわいそうになっただけだよね」 桐乃「なんか、今度はあやせが元気なくなってない?」 あやせ「えっ?そんなことないよ。私は元気だよ?」 桐乃「嘘だ?、だって露骨に元気ないじゃん。いいからあたしに話してみなよ。相談するだけでも楽になるって」 あやせ「う…うん。実はね……」 桐乃「え?兄貴の彼女?」 あやせ「うん、どんな人なのかなって」 桐乃「ま…まさか……あやせまで………」 あやせ「そ、そんなんじゃないってば!単に気になっただけだってば!」 桐乃「そっか、そうだよね。あやせとあんな地味男とじゃ釣り合わないもんね」 あやせ「……」 桐乃「え?なんでちょっと怒ってるの?」 あやせ「え?そ、そんなことないよ?それよりどんな人なのか教えてよ」 桐乃「う?ん。そうだなぁ、一言で言うと邪気眼電波女」 あやせ「え?」 桐乃「常にゴスロリのかっこして痛いこと振りまいてる危ない感じのやつかなぁ…」 桐乃「まぁ…それなりに気をつかってくれたりするいい奴なんだけどさ」 あやせ「…うそうそ…お兄さんがそんな悪い人に引っかかってるなんて……」ブツブツ 桐乃「あやせ?」 あやせ「桐乃、ごめん!今日は用事があるから帰るね!」 桐乃「う、うん……わかった。また学校でね」 机の上に置いておいた携帯がなる。 京介「誰だよ。こっちは勉強中だってのに」 京介「あやせ!?お…俺なんかしたっけ…どうしよう俺なんもしてないよな…」 うろたえながらもメールを開く。ちくしょう、なんで女の子からのメールをこんなに怯えながら開かにゃならんのだ。 あやせ『お話があります。いつもの公園でまっています』 京介「お話…」ゴクリ 一体俺が何をしたというのだろうか。最近は桐乃とも仲良くやってるし…だがここで無視しようものなら俺は明日の朝日を拝むことはないかもしれん。行くしかないのか。 京介『わかった。すぐ行くよ』 京介「さて、行くと決まったら急がないとな」 あやせ「こんにちは、お待ちしてましたお兄さん」 京介「おう。で、話ってなんだ」 あやせ「率直にいいますが、彼女さんと別れてください」 京介「え?すまん、聞き違いかもしれないからもう一回いってくれるかなあやせさん」 あやせ「だから、彼女と別れてくださいと言ったんです」 京介「い、一体何を言い出すんだあやせ!そもそもなんでお前がそれを知っている!?」 あやせ「桐乃にききました。お兄さんが邪気眼電波女と付き合っていると!」 京介「桐乃め…なんていう紹介の仕方をするんだ……いや…まぁ、外れてはいないんだけどよ」 あやせ「私はお兄さんにこれ以上変態になってもっらうと困るんです!だからそんな人とは別れてください!!」 京介「お、落ち着けあやせ!お願いだからそんな大声で変態とか叫ばないで!すぐそこに交番もあるんだから!」 あやせ「じゃあ別れてくれますか?」ウルッ グッ…かわいいかわいいが、だからって黒猫と別れるわけにはいかん。そもそも俺がこれ以上変態になったからってあやせは困らないと思うんだが…ならないけどね。まずはその辺問いただしてみるか。 京介「落ち着けって。まずはわけを言えわけを。そもそもなんで俺が変態になると困るんだよ」 あやせ「え?それはだって…桐乃に手を出されたら困るし……」 京介「いや、それならむしろ彼女がいたほうが安心じゃないのか?」 あやせ「う……じゃ、じゃあお姉さんはどうするんですか!」 京介「真奈実か?あいつとはそんなんじゃねえって」 あやせ「……お兄さんってとんでもなく鈍いんですね…どこのそげぶですか…」 京介「そげぶ?」 あやせ「はぁ…いいです。わかりました、正直にいいます。」 あやせ「わ…私はお兄さんにか…構って欲しいんです///」 京介「あやせ!?」 あやせ「私一人っ子でずっと兄が欲しくて…桐乃が楽しそうにお兄さんの話するのをずっと羨ましく思ってたんです! あやせ「お兄さんのことが、す…好きかどうかはまだよくわからないですけど…」 あやせ「でもっ!お兄さんとお話しするのは楽しかったですし、人生相談に乗ってもらうのもうれしかったんです!」 京介「あやせ…お前そんな風に……」 あやせ「……ごめんなさい。いきなり別れてくれなんて迷惑ですよね」 京介「あやせ……お前の気持ちはよくわかった」 なんてこった。あやせがそんな風に思ってたなんて…どうやら俺は自分が思っていた以上に鈍いらしい。 あやせ「きゃっ」 ようやくわかったぜあやせ…ならば俺は義務を果たさねばなるまい!俺は兄貴なのだから!! 俺はあやせを抱き寄せながら力強くこう言い放った。 京介「俺にまかせろ!しっかりお前の兄貴になってやるぜ!」 あやせ「…はい?」 京介「すまない。今までお前のそんな気持ちに気づかなかったなんて…俺は兄貴失格だああああああ!」 あやせ「死ねえ!」ドスッ 京介「ぐぼ!」 あ…あやせ?お…俺が何をしたっていうんだ……かわいい妹を抱きしめてやっただけだろうに。 さすがの桐乃も地獄突きまではしなかったぞ? 桐乃「ちょっと!さっきから聞いてればなんなのよ!!」 京介「ゲホ……きり…の…?」 なんでこんなところに桐乃がいるんだ?いや今はそんなことはどうでもいい。まずい、さっきのを見られてたとすると殺される…… 京介「いや、違うんだ桐乃これはだな……」 最近言い訳ばっかりしてるな俺。なにこの修羅場っぽいかんじ、俺とは一番遠い世界だと思っていたのに。 桐乃「うっさい!前も言ったでしょ!あんたはあたしの兄貴なんだから、いくらあやせでも妹とか兄貴とか言ってんじゃない!!」 あやせ「はい?」 京介「お、落ち着け桐乃!ほんとの妹はおまえだけだ!」 ワァワァギャアギャア あやせ「…はぁ…………」クスリ 桐乃「私の兄貴でしょ!他の妹にデレデレしてんじゃない!」 京介「お前はエロゲのやりすぎだ!あやせとはあくまでも仮の兄妹としてだな!」 あやせ「じゃあ、私のことは遊びだったんですかお兄さん?ひどい!私(抱きしめられたの)初めてだったんですよ?」 京介「あやせ!?こんな時にシャレにならない発言をするんじゃない!」 桐乃「!?あ、あんた一体何したの!」 京介「違う!話をきけえええ!!」 あやせ「ふふっ、今はこれでいいです。でもお兄さんのこと諦めたわけじゃないですからね」 京介「…?あやせ何か言ったか?できれば桐乃の説得を手伝ってほしいんだが…って、いてぇ!!」
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1754.html
855 :Monolith兵:2013/08/26(月) 06 19 00 ネタSS「俺の妹が○○○なわけがない!」 没ネタ5 「あたしの家族が・・・」 ある日曜日の朝、高坂桐乃は少々遅い目覚めを迎えていた。 「うそ・・・。」 桐乃が目を覚ましたのは確かに自分の部屋のはずだった。しかし、微妙に違うところがあった。カーテンの色がピンクではなく淡い水色になっていた。ウサギのぬいぐるみがなく、代わりにハムスターみたいなぬいぐるみがあった。そして極めつけは、部屋の隠した押入れにあったはずのメルルグッズの数々が無かったのだ。 「な、なんでよ・・・。」 苦労して集めたメルルグッズがなくなってしまったことにショックを受けて、涙目になる桐乃であった。しかし、そこでハッと脳裏に閃く事があった。 「そうだ。京介の部屋に全部持って行ったんじゃあ。」 暫く前に、押入れの容量を超えたグッズの一部を京介に押し付けたことがあるのだ。正確には京介の部屋に置いたのだが。もしかすると、そのときにメルルグッズを全部京介の部屋に置いたのかもしれない。いや、京介が嫌がらせでメルルグッズを自分の部屋に・・・。もはや大事な宝物が無くなった事にパニックになった桐乃は、それを事実と受け止めてしまった。 そして、桐乃はすぐさま自室を出て京介の部屋へと突撃した。 「くぉらー、京介!あたしのメルルグッズ・・・を・・・。」 京介の部屋を勢いよく開けた桐乃だったが、京介の部屋は見覚えの無いものであった。いや、京介の部屋もであろうか。 無個性な部屋を個性的にすると言う建前の元、桐乃に押し付けられたメルルグッズやエロゲーによってキモオタの部屋に変えられた筈の京介の部屋はそこには無かった。代わりに、幾つもの本棚とそこに並べられている数々の分厚い本、航空機や船の模型、壁に貼られたバンドや戦闘機のポスター、机の上に置いてある大型のタワーPCと、桐乃の知っている兄の部屋とは似ても似つかないものだった。 そして何よりも、椅子に座ってこちらを見ている京介は桐乃の知る兄とは微かに違っていた。 「どうしたんだ桐乃?」 京介はあえて桐乃と読んだ。京介と桐乃との約束事で、どちらかが前世の名前で呼ばない限り兄妹として振舞うというものがある。恭介はその約束に従い、桐乃に妹として接したのだった。 だが、桐乃にしてみたら、京介は彼女が知っている兄ではなかった。顔は確かに兄のものだが精悍な顔つきで、体つきは服の上からでも解るほど筋肉質だった。桐乃と同じかそれよりも白かった肌は黒く焼けていて、何よりも桐乃が知る兄よりも背が高かった。 「あ・・・に・・・き?」 余りにも衝撃的な事態に桐乃は呆然としてしまった。だが、すぐにわれを取り戻すと、京介の部屋を出て一階へと下りていった。 「何しに来たんだ、あいつ?それとも辻さんのいつもの悪ふざけか?」 京介はそう勝手に納得し、そういえばそろそろ朝食の時間だなと部屋を出るべく椅子から立ち上がった。 856 :Monolith兵:2013/08/26(月) 06 19 32 「お母さん!お父さん!きょ、京介が変なの!何か別人になってた!!」 桐乃はリビングに入るなり、兄が変だと訴えた。幸い母佳乃は、桐乃の記憶にある母のままだった。 「どうしたの藪から棒に?」 「変な夢でも見たんだろう。」 父大介はテーブルに座って広げていた新聞をたたみ机に置いた。そして現れた父の顔は桐乃の知る父親の顔ではなかった。いや、確かに父親の顔とほぼ同じだった。しかし、桐乃の知る父は右の米神と頬に傷跡はなかったはずだ。それに、桐乃の知る父よりも目つきは鋭く、体も一回り大きいような気がした。 「お、お父さん?」 僅かだが、確かに違う兄と父の姿に桐乃は呆然とした。記憶にある姿と変わらない母は、そんな父に何も疑問に思わずいつものように接していた。 「おはよう。お袋、朝飯できてる?」 「すぐできるわよ。」 「休日だといえ、寝坊するとは足るんどるぞ。」 桐乃の後ろから京介の声がした。振り返ると、見覚えの無い兄の声を出す誰かがいた。そして、それに疑問を抱かず接する母と違う父。 その時、机の上で折りたたまれた新聞の記事が桐乃の目に入った。そこには、「帝国海軍、ソマリアで海賊を掃討!」と書かれていた。慌てて新聞を開いて見てみると、大英帝国とか、ロシア王国とか、カルフォルニア共和国とか、日本の核軍備の削減とか、聞いた事の無いことばかりが書いてあった。 「嘘よ・・・。嘘よー!」 桐乃はここが自分のいた世界ではなく、異世界だと理解した。以前やったことのあるエロゲーでこのような展開があり、桐乃はそれを思い出してしまった。違和感のある自室に無くなったメルルグッズ。微妙に違う父と兄。見知らぬ国名に核兵器を持っている日本。全てがここが自分のいた世界ではないと示していた。 「イヤァァァー!」 桐乃は新聞を放り投げ、頭を抱え蹲りながら、魂の底からの絶叫を上げた。 おわり
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/218.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1281447547/728-734 桐乃と黒猫と俺の萌え 「ウププ、そんであんたそんなにしょぼん(´;ω;`)としちゃってんだー」 「うるさいわよビッチ」 「はいはい、あたしに当たんないでよねぇ。ザンネンデチター」 「ぐがががががががッ。フン、マル顔の分際で私を怒らせようとするなんて身の程知らずな人間ね」 「マル顔はステータスだっつてんでしょ!? クソ猫!」 とまあいつものように痴話喧嘩をしている桐乃と黒猫。 毎度のことなので俺もいちいち突っ込んだりはせず、二人の傍らでコーヒーを飲みながら『仲いいなー俺も混ぜてくんねえかな』と空恐ろしいことを一考して、『アホかおまえは!?』とセルフ突っ込みを入れている土曜日の午後。 ああ、すまんすまん。これだけじゃ分かんねえよな。 犬も食ったら丸一日は腹痛に悩まされそうなケンカをかれこれ三十分は見せ付けられて少々頭が呆けていたんだよ。 いやさー、俺たち三人は黒猫の小説について話をしていたところなんだ。 ちょっと時間を巻き戻して説明すると、午前中に俺と黒猫は新宿に出掛けていたのさ。 以前、桐乃の携帯小説を盗作した犯人(フェイトさん@貧乏)を探しだす目的で俺たちが出版社を訪れた際に、黒猫は自分の書いたマスケラの――二次創作っていうのか?――小説を持っていったんだが。 それを編集者の熊谷さんて人に批評してもらったことがあんだよ。そん時は黒猫が泣くほどの酷評だったが、『また持ってきてくれればアドバイスくらいはお手伝いします』との温かい申し出をしてくれた。 そういった経緯があって、黒猫は新しく書いた小説を熊谷さんに見てもらうからっつうことで、ついでに俺を誘って出掛けていたという次第だ。 アドバイスしてもらった結果は残念ながら芳しいものじゃなかった。 黒猫も賞賛は期待していなかったんだろう、粛々と熊谷さんのアドバイスを真摯に受け止め、最後に『ありがとうございました』と丁寧なお辞儀をしていたよ。 まあそれでも前よりは格段に良くなっていると言われていたんだけど、桐乃に負けず劣らずのプライド高い黒猫はくやしかったろうな。 んで、持ち込みが終わって帰る途中に桐乃から首尾を聞くメール飛んできて、詳しいことは家で話すということで、今俺の家、正確には桐乃の部屋でアドバイスされた内容を桐乃に聞かせていたというわけさ。 ちなみに、桐乃には俺たちが盗難騒ぎで動いたことは言いたくないんで適当に話をあわせておいた。 「だからー、あんたの小説暗いんだってば。もっと読者が読んでパーッとするようなストーリーにしなさいよ」 いつの間にかじゃれあいも落ち着いて、桐乃と黒猫は小説の内容について話始めていた。 でも桐乃よ、明るいって言うけどおまえの小説、男の俺からすればクソ女を相手にする悲惨な男の悲哀しか感じられなかったんだが? 蹴りが飛んでくるだろうから口には出さんけどね。 「フン、余計なお世話よ。私はこの物語が書きたかったんだから。後はどう読者に上手く読ませる気を起こさせるかが問題なの」 「そーですかー。でもアンタそれがダメだって言われたんでしょ?」 「残念ではあるけど、そうね。もう少し文章に流れのようなものをつけるべきと指摘されたわ」 「ふーん、そんなん適当に書いていれば勝手に出来そうだけどね」 「全く、難しいことを平然と言うわね。ムカつくわよあなた」 「ま、あたしってほら? 天才だから?」 「言ってなさい」 コーヒーを置いて、俺も会話に混ざることにした。 「熊谷さんも良くなっているって言っていたし、これからだって。実際、素人の俺が読んでも前のやつより出来がすげー良いと思ったしな」 「あんなのお世辞のようなものよ」 「そんなことねえって。次に行くときは絶対褒め言葉をもっと吐き出させるようなものにしようぜ」 「簡単に言ってくれるわね。文章もそうだけど、他に言われたことだってあるし」 黒猫は憮然としながら、ジュースを一口した。 「なんて言われたの?」 「忌々しいわ。私が想像させた登場人物を否定されたのよ。『萌え』が足りていないって」 そういえば言っていたな。『萌えが欲しいですね。もっとキュンキュンさせて下さい』とか。相変わらずあの豪鬼は変態じじいだった。 「萌えねー。あんたの小説に出てくる人物ってカタイ感じがするし、頷けるところはあるわね」 「ストーリー上、萌えなキャラなんて出せるワケないでしょう。それに、萌えと一口に言われてもよく分からないわ」 黒猫は「ふぅ」とため息をつく。 萌えねー。俺もよく分からんな。具体的にどういうのが萌えだと言われても説明がつけようがない。 とにかく可愛いらしい感じならそうなんじゃねえの? 俺がそんな愚にもつかない考えを巡らせていると、桐乃が何やらピンときたようで、 「考えるより、実際やってみればいいのよ」 「「やってみるって、何を?」」 俺と黒猫は同時に桐乃に聞く。 不敵な笑みを浮かべる桐乃だが、どーせ変なことを考えついてんだろう。 早くもイヤな汗がタラタラするのを感じる俺。 当然この予感は当たり、この後俺たち三人はとんでもないことをやらかすのであった。 「ほらほら、さっさと脱げ!」 「ちょッ、やめて、やめなさいってばっ」 「いいからいいから♪」 楽しそうに桐乃は黒猫のゴスロリファッションを剥ぎ取っていく。 えーと……何やってんのコイツ? 黒猫の小説のキャラには萌えが足りないという話をしていた俺たちに桐乃は『やってみればいい』と宣言した。 何をどうするのか分からないとハテナマークを出している俺と黒猫だったんだが。 次の瞬間、桐乃はベッドに腰掛けていた黒猫を押し倒して追い剥ぎのように服を毟りだしたのだった。 哀れ黒猫は上着を剥ぎ取られて、半袖のカットソー姿になる。 「あんたの服可愛いけど、いつも同じようなやつだし長袖でなーんか足りてないと思ってたんだー。後スカートもねっ」 言いながら桐乃は黒猫のスカートをめくり上げていく。 「や、やめて頂戴……や……だめ……」 抵抗する黒猫なんだが、恥ずかしいのか上半身を片手で隠すようにしているので両手を使われる桐乃になす術もなく、 「ふぅ……これで良し!」 脱がされて、はいないんだけどクリップのようなものでスカートの丈を超ミニの状態にされてしまった。 「あとついでにコレね」 総仕上げと言うように桐乃は黒猫のカチューシャを外していつぞや黒猫からもらったネコミミを頭へ装着させる。 「こ、これのどこが良しなのよ、あなた」 うむ、当然の言葉と俺も思う。 「だってさーあんた夏でもその暑苦しい格好でいるんだもん。たまにはこういう格好しなって」 「今は夏じゃないでしょう」 だよなー。 理由になっていない理由を言う桐乃に黒猫は当然の疑問を投げかける。 ちなみに部屋の中は肌寒い温度ではない。その証拠に桐乃はふとももを大きく露出したホットパンツとティーシャツというラフな部屋着をしている。 「それにどうしてこの格好が萌えと関係があるっていうの?」 黒猫が問うと桐乃は自身たっぷりに指差してこう答えた。 「絶対領域よ! ほらあんたのスカート、ちょうどギリギリのところにしてるっしょ?」 言われて見てみると、黒猫のスカートの丈は確かにふともものところ、風が吹けば見えるか見えないか、そんなぎりぎりになっていた。 うむぅ……白いふとももがとっても目に眩しい。 「あと、下にあわせて上も軽めにしないとね、バランス悪いじゃん」 なるほどーと頷きかける俺をよそに黒猫は涙目で桐乃に抗議した。 「わ、私を実験台にしないで頂戴。こ、こんな恥ずかしい格好……」 「えーでも、本人がやってみないとね。ウン、これは思ってた以上に……か、かわいいかも。く、くぅ~」 なにやら一人で身をよじっている桐乃。おそらく自分好みに可愛くアレンジした黒猫を見て内心悶えているんだろう。 実にけったいな妹である。 「あー、似合っているぞ? 黒猫」 赤くなってちぢこまっている黒猫へちょとだけ同情しながら俺は感想を述べた。 「み、見ないで頂戴」 「そうは言っても、もう見ちまってるわけだし。いや、マジで似合うよウン。なんかすげえ可愛い」 ピコピコ動いているネコミミと恥らっている黒猫がかなり愛らしく感じてお世辞抜きで俺はそう思った。 「先輩の莫迦……」 顔をしかめて、ぼそりと呟くが赤い顔には若干褒められた照れも混じっているみたいだ。 やっぱ女の子なんだよな。と当たり前のことを感じながら、その表情にドキリとする。 「ふん、デレデレしちゃって。キモ」 黒猫と会話している俺に桐乃から毒ナイフが飛んできた。 「べ、別にデレデレなんて! か、可愛いと思ったんだから正直に答えただけだっつの」 「あっそ。てっきりこいつのふともも見てハァハァしてんのかと思ったー」 ギクリ。 「ん、んなことねーっつの! 変なこと言うなよ」 「どうだか」 オーバーアクション気味に肩をすくめる桐乃。 ムカつくなー、上機嫌だったのがなんでいきなり逆走したように不機嫌になってんだよ? 「あんた、あたしの脚も見てスケベなこと考えてないでしょうね? いくらあたしの脚線美が間近にあるからってやめてよね」 「するわけねーだろバーカ。おまえの見るくらいなら黒猫の方がマシだっつうの」 よせば良いのに俺は桐乃の火に油を注いだ。 当然こいつは激昂するわな。 「な――なんですって!? チョーキモキモキモ!」 「まあビッチに比べれば私の魅力が勝るのは仕方が無いわね」 黒猫がさらに桐乃を挑発させるようなことを言う。 「な! こ、このクソね……! く、くううぅ」 途中で言いやめ、桐乃はなにやら一人でもがいている。 あー黒猫が可愛いから、罵倒出来ないってか? いつもは遠慮無しにズケズケ言うくせに自分で掘った穴に落ちてるようなもんだな、実にオバカさんな妹だ。 黒猫は桐乃の反応が面白いのか更に追撃を始めだした。 「あら、先輩も私も世の真理を言ったまでよ。ねえ、先輩? 妹よりも私の姿に惹かれてしまったのよね?」 クスクスと桐乃をからかいながら、俺に可愛く微笑んでくる黒猫。 ぐ、かなり可愛い。って、さっきまで恥らっていたおまえは何処へ消えたの!? 黒猫の態度に顔を赤らめてしまう俺はついうっかり、こくんと頷いてしまう。 それが桐乃の琴線に触れたのか、 「痛い!? ほ、ほまえ頬をつねるんじゃへえ!」 「うっさい! あんたがデレデレするからっ」 ひでえ。実にひでえ。 ちょっと女の子に見とれるだけなのも俺はしてはイカンというのか、この妹様は? 「……っふ。くやしいなら自分でもしてみれば? 萌えってやつを」 「こ、こいつの前で出来るわけないじゃん。シスコンだから目の色変えて飛びかかってきそうで怖いしィー」 「シスコンはおまへらろ! 俺は妹萌えなんはにゃ興味へえよ! ――い、痛い! 痛いす桐乃さん!?」 桐乃はますます眉間にシワをつくって頬をギュニニとつねくってきた。 くあー、いつものノリで突っ込んじまったよ、頬が痛ええ! 「こんの! そ、そこまで言うならやってやろうじゃん。見てなさい! あたしが本気になればバカ兄貴なんか、すぐにアホ面さげるっつうの!」 言うやいなや、桐乃は俺の頬をパチンと放して、ベッドの上で膝を立て髪をかきあげるしぐさをした。 どうやらモデルのようなポーズを取っているらしい。 実際、モデル業をやっていたことがあるだけあって、かなり様になっている。 「どうよ?」 「どうよって言われても……」 薄着で胸をそらしているので出るとこが出てて、目のやり場に困る。 でもそんなことを言えるわけねえだろ? 「ま、まあ良いんじゃねえの?」 煮え切らない返事をすると、 「嘘ばっか。さっきからあたしの胸見てるくせに。あ~これだからシスコンはやだやだ」 うぐ! 鋭いな、しっかり気づいてやがった。 てか分かっているなら見せてくんなよなあもう! 股間の一部が膨張を始めそうになるだろが! 「フフン」と桐乃は薄笑を浮かべて俺の反応に満足しているようだ。 「でもあなた、それって萌えとは違うんじゃない?」 黒猫の言うとおり、萌えってのとは方向性が別の気がする。どちらかといえば単にポーズをつけているだけっつうか。 その指摘を桐乃は黒猫の負け惜しみとでも取ったのか、 「そーお? ま、貧相なからだじゃこんなポーズ意味ないもんねー。萌え以前の問題とか? キヒヒ」 言わんでもいいことを言う。 「だ、誰が貧相ですってぇぇぇ~~~」 「さぁね~。しいてあげればネコミミつけてるゴスロリ女のこと?」 「この脳みそまで腐り落ちたスイーツがっ。フ、フフフ……。もう私は負の情動を抑えきれそうに無いわ」 わなわなと身震いしながら黒いオーラを纏いだす黒猫。 だがあいかわらず頭のネコミミは可愛いく動いているのであんまり怖くはない。 「落ち着けって黒猫。俺はそんなこと気にしねえし」 桐乃に襲いかかろうとする黒猫の前に割って入ってどうにかなだめようとする。 「どいて先輩、その妹殺せないわ」 「ぶっそうなこと言ってんじゃねえ!?」 「へへーん。家にこもってばっかだから育ち悪いんじゃなーい? 魅力が無いのが許されるのは小学生までだよねー。キャハハ」 「ぶっ殺すわよこのビッチが!」 うおっ! 今日初めてコイツの語尾に「!」が付いたよ。 桐乃も俺の背中に隠れて挑発すんじゃねえ! 俺が被害を受けるだろ! 俺を挟んでキャットファイトが始まるかと身をすくましたが、黒猫は「まあいいわ」と言って桐乃から視線を外した。 あれ? いつもと違うなーと思っていると黒猫は俺の顔にすっと手を差し伸べてきて、 「あなたのお兄さんは、胸なんて気にしないって言っているわよ?」 さすりさすりと、頬をなぞりながら俺に潤んだ瞳を向ける黒猫。 え!? ちょっと黒猫さん? 「なあに?」 「え、いやぁその……」 桐乃に飛びかかろうとしていたのを止めたので黒猫は至近距離にいる。 更に桐乃が丈を短くしたスカートから生えている白いふとももが俺の足に乗っかっているもんで心臓がバックんバックんしてきた。 チャームの魔法でもかけられたように俺はぽわーんと黒猫の顔から目が離せないでいると、 「ダ、ダメ!」 「うお?」 桐乃が俺の頭を鷲掴みにして無理やり黒猫の視線から外させた。 いや、でも外させたのはいいとしてこの柔らかい感触はなんだ? 「あ、あんた! あたしの――」 「あたしの? あたしのなんなのかしら?」 「こ、このぉ~……!」 二人は何やらまた言い合いをしているが、俺はそれを聞いているどころじゃなかった。 顔に感じる柔らかさって…………おっぱいだよな? …………桐乃の。 「ひゃっ……あん!」 慌てて掴まれている頭をもぞもぞと動かすと桐乃が変な声を出して俺を放す。壁にぶつかってゴン! 痛てーなおい。 「こ、このスケベ!」 「お、おまえが押し付けたんじゃねえかよ! ――ゴ、ゴホン。というかおまえら二人共、そろそろいい加減にしろ!」 俺は二人の実のないケンカに終止符を打つべく語気を強めて言い放った。 だが、そんな俺の言葉など聞いていないかのように二人は何やら顔を赤くして俺のからだの一部に視線を合わせている。 「それ膨らませてるくせに何言っちゃってんの、変態」 「いやらしい雄ね」 それ? 二人の視線を辿っていくと、俺の股間に行き着いた。 ズボンがおもいっきりテントを張っている。 「ちょ! 俺のリヴァイアサンが覚醒めている!?」 「い、妹の胸でそんなに――」「私に少し魅了されたからって――」 桐乃と黒猫が同時に台詞を吐く。次いで、「「え?」」とお互いの顔を見合わせた。 「「………………」」 な、なんだ? 不可視の火花が一瞬桐乃と黒猫の間に見えたような気がしたが? 数秒くらいだろうか。俺が当惑していると、桐乃が俺の方に向き直って「どっちなのよ?」と聞いてきた。 「ど、どっちって……?」 「ハ? 察し悪いわね。だからー、どっちであんたは、……こ、コレ大きくしたのよ?」 なんつーこと聞いてくんだおまえ!? そんなもん答えられるわけねえだろ! 黒猫も言ってやれよ、このアホ妹にさあ? と、俺は黒猫に視線を動かしたが、その黒猫も黙って俺の口が動くのを待っているようだった。 まるで「私を選ばなきゃ呪い殺すわよ」と言いたそうな目で。 もう一度桐乃に視線を戻すと、「あたしって答えないと、許さないから」と目を吊り上げている。 ………………。 どうやら俺はいつの間にか修羅場のような状況に置かれているらしい。答えなければ、即バッドエンド。 どうしよう、どうすればいいの俺? というか股間がいつの間に勃起したのか俺でも分かんねえんだよ。 黒猫が俺の頬を触っていたときか? ふとももの感触は柔らかかったな……。それにめったに見せない微笑が間近にあって吸い込まれそうでかなりドキドキもんだった。 それとも桐乃のおっぱいに顔を埋めたときか? うう、考えたくねえが顔に感じたあのムニュムニュは正直妹といえども……。なんだかいい匂いもさせてたし。 「どっちよ?」 桐乃が更に言葉を重ねてきた。 あーもう、考える時間も与えてくれねえのかよ! し、仕方ねえ。言うしかないなら言ってやるよ。 俺はおそるおそる口を開いた。