約 2,471,175 件
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/296.html
11 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 00 01.21 ID KZdJ5BByo [11/20] 季節は夏。期末テストを間近に控えた、とある七月の土曜日。 その日の俺は我が家で唯一クーラーのない部屋(つまり俺の部屋のことだ)に朝から引きこもり、必死の――――というより苦悶に近い形相で机に向かっていた。 「く……ぐぬ……」 高校2年生らしく、テスト勉強のため……というわけではもちろんなく。 「ぐぬ……ぬ……」 新作ガンプラ、HGFCノーベルガンダムを組み立てているのだ。 「……くっ!」 パチン!パチン!…………ガリガリ………………パチッ。 パーツを切り出した後、丹念に切断箇所の処理をしてから組み立てる俺。 机の上では頭部以外が完成したガンプラが、残された頭部の完成を今か今かと待っている。 「よし!」 ロボットにあるまじき長い髪の毛のようなパーツを取り付け、ついに頭部が完成した。 「あとは、これをくっつけて――」 先ほどの頭部と胴体とを組み合わせ、ようやく一つのガンプラが完成した。 妙な達成感に支配され、思わずガンプラに見とれてしまう。 それにしても……なんでこんな女の子みたいなデザインなの? 「はっ」 はたと、正気に立ち返る。催眠術から解き放たれたかのような気分で頭を抱える。 ――お、俺はいったい、何をやっとるんだ……。 休日の朝っぱらから、部屋に閉じこもってガンプラ製作に没頭している17歳。 それが俺・高坂京介の現在の姿であった。 いやいや、違うんだって。これにはふかーいわけが……と言い訳しようかとも思ったが、これくらいは普通なんじゃなかろうか。 妹もののエロゲやってるんじゃあるまいし。 だが、俺がプラモをつくるようになるまでに、他人とは違う、ちょっとした事情があったのは確かだ。 なぜか俺は、あれからも、何度か妹に呼び止められ『人生相談』という名目で無理難題を押しつけられるという日々を送っていた。 つい先日も、この『HGFCノーベルガンダム』を手渡され、『まずは速攻で仮組みを終わらせて下さい。絶対ですよ?』みたいなことを言われたのだ。意味がわからない。 それで諾々と従っちまう俺も、情けないっちゃ情けないんだが……。 「ふぅ……やっと完成したな。休憩すっか」 渇いた喉を潤すべくリビングに降りると、件の妹が電話をしているところだった。 12 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 01 31.02 ID KZdJ5BByo [12/20] 「はっはっはっは! そうなのでござるか? いやはや……」 相変わらず、すげえ変貌ぶりだな。 妹には表と裏の顔があって、相手によって使い分けているのだが、表情や喋り方で『どちらの友達』と喋っているか一目瞭然なのだ。 「把握したでござる! ではお待ちしておりますぞ!!」 快活な返事を返す妹を横目に、冷蔵庫から麦茶を取り出す。 グラスに注いで飲み干すと、涼やかなのど越しがたまらない。やっぱ夏はこれにかぎるなあ。 「お兄様?」 タイミングを見計らっていたのか、俺が一息ついたところで妹から声がかかる。 「どうした?」 「終わりました?」 「あー、終わった終わった。ちょうど今組み立て終わったところだ」 「さすがお兄様! で? 表面処理はいつごろ終わりそうですか?」 「は? 組み立てて終わりじゃないの?」 俺がそう答えると、沙織は失望のまなざしでこちらを見つめてくる。 ところで、表面処理ってなんですか? 「お兄様……まさか素組で終えられるつもりではありませんわよね?」 おい、またわからない単語が出てきたぞ。素組? 「…………いいですか?表面処理とは、ゲート処理に始まり、400番、600番、1000番の順にペーパーがけ。次いで、洗剤でパーツを洗浄し削りカスと油分を落とします。その後水洗いで洗剤を落とし、完全乾燥後、塗装に入ります。本来なら合わせ目消しの作業が必要なのですが、このキットは合わせ目が目立たないので今回は無視しちゃいましょう。塗装ですが、お兄様は初心者ですから、まずは筆塗りで各塗料の特性を覚えるといいでしょう。どの塗料ならどの塗料に上塗りできるなど、知っておくべきことは意外とあります。あぁ、言い忘れておりましたわ。塗装の前にサフを吹くべきでした。サフは本当ならエアブラシで吹くといいのですが、今回は筆塗りの勉強ですし、お手入れも大変なので今回はスプレーを使いましょう。塗装時における最大の注意点ですが――」 ……おーけー、誰か通訳を呼んできてくれ。 っていうか、どうして俺がガンプラを作らなければならないんだ、説明しろ説明。 沙織のガンプラ講座をなんとか遮り、そういうようなことを尋ねてみたところ、 「理由ですか? この前も言ったではありませんか」 堂々と胸を張って、こんな答えが返ってきた。 「人生相談です」 うむ、相変わらずおっぱいでけえな。 だけど、これはどう考えても悩みの解決とは違うし、こういうのはオタク友達とやった方が楽しいんじゃないのか? おまえにはもう桐乃と黒猫っていうオタク友達がいるだろうに。 「きりりんさんと黒猫さんはガンダムには興味がないようですから……」 13 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 02 23.06 ID KZdJ5BByo [13/20] あぁ……そうだったな。 桐乃ってやつは、メルルという子供向けアニメの大ファンにして妹もののエロゲ収集家。 黒猫ってやつは、マスケラという厨二アニメの信者にしてちょっと電波入ってる危ない子。 どちらも悪い奴ではないのだが、確かにガンダムとは縁遠そうだ。 補足しておくと、どちらも沙織に負けないくらいの超絶美人でもある。 「そうでした、それで思い出しましたわ」 「あん? まだ何かあんのか?」 「明日、家にきりりんさんと黒猫さんがいらっしゃいますから、お兄様も一緒に遊びませんか?」 翌日の日曜日。 昼食をすませ、リビングでだらだらテレビを眺めていると、ぴんぽーんとインターホンが鳴った。少し間をおいて、再び、ぴんぽーん。 誰も出る様子がない。 ちなみに親父は休日だってのに仕事。お袋は近所のおばさんたちとどっかに行った。 痺れを切らしたのか、訪問者は最終的にインターホンを連打する。ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴんぽーん。 「そんなに連打するんじゃねえ。聞こえてるよ」 仕方なく俺はソファから重い腰をあげようとしたのだが、そこで、どたどたどたっと階段を駆け下りてくる声が聞こえた。でもって、 「お待たせして申し訳ござらん!お待ちしておりました!!」 絶対俺には言わないようなござる口調が聞こえてきた。 今日の沙織の服装は、「オタク」と聞いて思い浮かべるイメージそのもの。 これがあの妹とはなかなか信じがたいものである。 そうか、今日は沙織の友達が遊びにくるんだったな。 沈ませかけた尻を再び持ち上げ、玄関に顔を出す。 「いらっしゃい」 「あ、地味兄貴」 「……っふ……よくぞここまでたどり着いたものね……褒めてあげるわ」 会うなりこれだ。こいつらは遠慮とか思いやりって言葉を知らないの? 黒猫に関してはそれ言いたかっただけだろ。たどり着いた側が何言ってんだ。 「それでは早速拙者の部屋に行きましょう!」 そういうと、桐乃と黒猫を引き連れて階段を上っていく沙織。 俺はがっくりと項垂れながら来客者御一行を見送る。 「もう既に疲れた。……こんなんで半日もつのか?」 14 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 03 15.09 ID KZdJ5BByo [14/20] 俺がお茶とお菓子を持ってあがると、沙織達はなにやら俺の話題で盛り上がっていた。 「だから~、あたしの理想の兄貴像は、優しくて頼りがいがあって……あ、当然超シスコンなのがデフォだから。でもそれをなかなか認めようとしなくて」 「あなたにしてはいい線行ってるわ。だけど少し現実を見なさい。そんな都合のいい兄がいるわけがないでしょう?」 「いやいや、そうとも限らんでござるよ黒猫氏。拙者のお兄様なんかは結構それに近いものが――」 なんつー会話してるんだ。なんだよ、理想の兄貴像って。 他に話すこと一杯あるだろうに。なんでよりにもよって兄貴談義に花を咲かせてるんだ。 「えー? それはないって。だって“あれ”だよ?」 桐乃はそういうと俺を指差した。 まぁ確かに俺は凡庸だし、顔だっておまえらに比べりゃ地味だけど……“あれ”はないんじゃないですかね? 「きりりん氏、拙者のお兄様を舐めてもらっては困りますな」 「「「えっ?」」」 俺達3人の声がハモる。 「ふっふっふ。何を隠そう、先日拙者が家を飛び出してしまった時、お兄様はあちこち走り回って探してくれましたし、拙者の趣味が奪われかけたなら、父上に説教かましてまで守ってくれたと聞きました。そしてそれ以来、人生相談にもたびたび乗っていただいております。お兄様のシスコンっぷりったらそれはもう――」 ぎゃああああああああ! それ以上俺の恥ずかしい過去を暴露するんじゃない! 「ご、誤解だ! お、俺はあくまで沙織の人生相談とやらを最後まで責任もって終わらせたかっただけで、他意はないんだよ!!」 「そして、この反応でござる。いかがかな? きりりん氏」 お願い! もう俺で遊ぶのはやめて! 結局、なんやかんやで時間は過ぎ、今日はお開きとなった。 まぁ、なんだ。楽しかったよ、意外と。時間が経つのを忘れるくらいには。 「……今日は沙織と遊んでくれて、ありがとな」 肩の力を抜いて、口の端を持ち上げる。 すると、黒猫はじっと俺の眼を覗きこみ、 「……いい機会だから聞いておくけれど、あなた、どうしてあんなに妹の世話を焼いているの?」 なんでだろうなぁ……俺にもわからん。 「……シスコン?」 「それだけは違う!」 「じゃあなに?」 15 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 03 47.21 ID KZdJ5BByo [15/20] 首を傾げる黒猫。なんでかしらんが、この話題にえらくご執心らしい。 「…………兄妹だからじゃ、ねえの?」 「…………そう。分かった。……いいお兄さんね。とても羨ましいわ」 こちらの胸にじんわりと染み入るような、優しい口調。 「ふっふっふ。そうでござろう!なにしろ拙者自慢のお兄様ですからな!」 おまえはブラコンを隠そうともしないんだな。 気付けば、桐乃が唇をとがらせ、上目づかいでこちらを睨みつけている。 まるで欲しいものを買ってもらえなかった子供みたいな表情だ。 「ん? どうした?」 「…………」 「きりりん氏、そんなに見つめてもお兄様はあげられませんぞ?」 桐乃は、瞬間目を見開いたかと思うと、一転、眉間に皺を寄せ怒りを露わにする。 「だ、誰もこんなんいらないってば! つかキモいし、こっちの黒いのじゃないんだから!」 「――ハ、下らない勘違いをしないでちょうだい。……私だって、まるで好みじゃないわ。こんな男、こっちから願い下げよ」 ひでえ……なにもそこまで言わんでも……。 桐乃と黒猫は、俺への罵詈雑言をまき散らすや、勢いよく踵を返した。 そのまま早足で去っていく。俺はその背に向かってため息をついた。 「……はぁ」 すらりとした均整のとれた体に、ライトブラウンの流れるような長髪。 超居丈高で傲岸不遜。趣味はアニメにエロゲ。 かたや、真白な肌、日本人形のような黒髪。 無感情無愛想の上、口を開けば毒舌ばかり。 だけどな。 「ま、またね」 「――また来るわ」 たまに可愛いとこもある。 「はいよ」 第二話おわり
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/1377.html
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫) 発売日 :2008年8月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫) 発売日 :2008年12月5日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫) 発売日 :2009年4月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 (電撃文庫) 発売日 :2009年8月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫) 発売日 :2010年1月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉 (電撃文庫) 発売日 :2010年5月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫) 発売日 :2010年11月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈8〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈8〉 (電撃文庫) 発売日 :2011年5月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 (電撃文庫 ふ 8-14) 発売日 :2011年9月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉 俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉 (電撃文庫) 発売日 :2012年4月10日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫) 発売日 :2012年9月7日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (12) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (12) (電撃文庫) 発売日 :2013年6月7日 発売 ・著者:伏見つかさ ・イラスト:かんざき ひろ
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1163.html
740 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/28(水) 15 09 13.55 ID G6GxSwhm0 [4/5] ついでなんでもう1つ…短いのでそのままあげちゃいます キャラコメ風SS 『俺の妹が…』 京介「俺の名前は高坂京介だ。今日はキャラクターコメンタリー風にやってみようと思う。 ちなみにこの俺は原作15巻辺りから急きょ招集された京介。人呼んでウルトラ京介だ! つか本来担当するはずの原作12巻のスーパー京介が腹痛起こしちまったらしい。全く 一体どんな料理食わされたんだ…って、まあ俺は知ってるっちゃ知ってるんだけどな。 なんで今日はこのウルトラ京介さんに、ドーン!と任せてくれ」 桐乃「はいはい。て言うか何がウルトラ京介よ。このあたしに全く頭が上がんない癖して 偉そうにしちゃって。ま、あたしがいるお陰で原作15巻以上続いてるんだか感謝しなさいよ! あ、そうそう! あたしは高坂桐乃。超かわゆくて何させても完璧なこのバカ兄貴のよ…じゃない妹ね」 京介「おまっ…一体何言おうとした!? つかウルトラ京介が腹痛起こしたのはお前のせいだろ!」 桐乃「そんなの知らないしぃ。大体あんた、あたしがどの辺のあたしか分かって言ってんの?」 京介「そういやお前って原作何巻辺りの桐乃なんだ…? 雰囲気がなんか俺の知る桐乃じゃない気がする」 桐乃「ふっ…しょうがない。あんたが死ぬほど泣き叫んで『桐乃教えてくれ!』って言うから教えて…」 京介「言ってねーし泣き叫んでないからね! …だけどマジでお前っていつから来たの? 俺の知る桐乃とその…輪郭が違うっつーかその…いや」 桐乃「そこ見るなっ! だ、大体あたしも忙しいんだから。あんたのお陰でやること増えるし ……ただでさえ男…子…ヤンチ…面倒…大変…ブツブツ」 京介「おぉぉぉぉい!? なんかいまヤバイ単語聞こえた気がするんだが」 桐乃「キ・ノ・セ・イ! ってやば、お腹蹴られてるしっ! そろそろ一旦戻らないと」 京介「ままま待てぃ!? お腹? 蹴った? ちょ、ちょっと待てお前まさか…誰かと結婚したの…か?」 桐乃「ま、まぁね。そうだ、もう戻んないとダメだから仕方なく教えといてあげる。あたしはね… 原作20巻辺りから飛んできたんだよ」 京介「に、二十!? この話ってそんなに長く続いてるのかよ…じゃねえ! お前、一体誰と…?」 桐乃「内緒。……だけどね、実は原作13巻からタイトル変わるんだよ」 京介「な…マジかよ」 桐乃「そ。新しいタイトルはね───『俺の妹がこんな嫁な訳がない』」 -------------
https://w.atwiki.jp/keylightnovel/pages/120.html
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫) 「ここにコピー・推薦文をお願いします」 あらすじ +... 「俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から“人生相談”をされる羽目になるとは―。」 この作品が好きな人はこの作品が好き 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 0 (0%) その他 投票総数 0 タグ投票(この投票をもとにタグ登録、検索の充実を行っています) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 かんざきひろ 0 (0%) 2 アニメ化作品 0 (0%) 3 伏見つかさ 0 (0%) 4 妹 0 (0%) 5 電撃文庫 0 (0%) その他 投票総数 0
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/
俺の妹がこんなに可愛いわけがない&伏見つかさ作品のまとめサイトです。 来訪者数 - 今日 - 昨日 - ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」全12巻好評発売中! 現行スレ ワッチョイ無し http //hanabi.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1493421048/ ワッチョイ有り http //hanabi.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1467109654/ 新着情報 エロマンガ先生 アニメ化決定 伏見つかさ最新作「エロマンガ先生」第6巻発売決定(2016/3/10) コミックス「エロマンガ先生」第3巻発売(2016/1/9) ツイッター(Twitter) 『俺の妹』 『エロマンガ先生』 きりりん 黒猫 @oreimo_eromanga からのツイート @kirino_kousaka からのツイート @kuroneko_daten からのツイート アニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 本編有料配信中 ニコニコちゃんねる「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 http //ch.nicovideo.jp/channel/ch639 ニコニコちゃんねる「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」 http //ch.nicovideo.jp/oreimo2 ShowTime http //www.showtime.jp/genre/animation/ MovieGate モバイルサイト i-Phone、i-Pad http //movie-gate.jp/ ※TV未放映エピソードの配信は終了しました。 公式サイト http //www.oreimo-anime.com/ ゲーム PS3版 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。HD発売(2013/9/26) 公式サイトhttp //oreimo-game.channel.or.jp/ PSP版 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない発売(2012/5/17) 公式サイトhttp //oreimo-game.channel.or.jp/orepzoku/ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル発売(2011/1/27) 公式サイトhttp //oreimo-game.channel.or.jp/orep/ Link 電撃文庫 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(公式サイト) LUNAR LIGHT BLOG(伏見つかさブログ) tabgraphics_blog(かんざきひろブログ) ALICE XIII SPECIAL PAGE(十三番目のアリス特設ページ) 名探偵失格な彼女 - issue暫定HP 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」アニメ公式サイト 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル|バンダイナムコゲームス公式サイト wikiの編集方法や文法については、@wikiプラグイン一覧またはこちらをご覧ください
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/367.html
原語 skip 和訳 名詞 歩 (ある)き 跳 (と)び、 跳歩 (ちょうほ) 動名詞 省略、割愛、一足飛び 早送り、早回し 動詞 飛ばす、省く、略す、抜かす、端折る、俏す、事殺ぐ 漢字一字 飛、省、略 やまとことば はぶく(省)、すつ(捨)、ことそぐ(事殺) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (無記載) 新訂大言海 (無記載) 角川国語辞典新版 名・自サ変 左右交互に片足で軽くとんで行くこと。 大英和辭典 〔名〕[一]跳ブコト,跳躍:特ニ,步イテヰル間ニピョント跳ブコト.[二]飛バスコト,拔カスコト,落シテ行クコト,讀ミ落シ,見落シ.[三]【音】跳越,跳越音階.[四]主將,キャプテン(bowls・curling ナドノ球戲ノ).[五]【だぶりん大學俚語】校僕.[六]【製糖】一ツノ蒸發皿ノ中ニ入レル糖蜜ノ分量.[七]〘俗〙飛バサレルモノ,拔カサレルモノ.〔動〕Ⅰ.〔他〕[一]飛バス,落シテ行ク,拔カス,讀ミ落ス,見落ス.[二]輕ク飛ビ越エル.[三]跳ネ返リナガラ飛ンデ行カセル,跳飛サセル.[四]〘俚〙急イデ逃ゲル.[五]指導スル(bowls・curling ナドノ球戲ノ「チーム」ヲ,主將トシテ).Ⅱ.〔自〕[一]跳〔ト〕ビ廻ル,跳〔ハ〕ネル,躍リ廻ル.[二]繩飛ビヲスル(子供ガ).[三]跳ビ出ル,跳ビ出〔ダ〕ス,躍リ出ル.[四]〘俚〙逃亡スル,出奔スル,逐電〔チクテン〕スル.[五]直ニ氣ヲ移ス,氣ガ變ル.[六]拔カシテ讀ム,拔カシテ通ル,飛バス.[七]【音】跳越スル.[八]跳飛スル,反跳スル,跳ネ返リナガラ飛ブ(石ナドガ).[九]〘U.S.〙釣針ヲ水ノ上ヲ引イテ釣ル.[十]〘俚〙死ヌ.[十一]【大學俚語】怠〔ナマケ〕ル,ズルケル. 同義等式 原語単位 skip=歩き跳び カタカナ語単位 スキップ=歩き跳び 造語の解説 「片足で2歩ずつ交互に軽く跳びながら進むこと」に当たる語が見つからなかったため造語。 「両足が浮いている瞬間があるが走りではない進み方」ということを基に造語。 歩き跳びはそのまま、跳びながら歩くこと。 跳歩は歩き跳びの漢語版。 附箋:S ス 英語
https://w.atwiki.jp/seireianatei/pages/64.html
鍛錬の塔や精鋭訓練の戦闘をスキップする方法 1.まずは戦闘を開始する。 2.戦闘が開始したら、左上にキャラの顔が表示されているのを確認する。 3.顔をタップしてサーバー切り替えをクリック。 4,もう一度同じサーバーに入室する。 そうすると戦闘がスキップされています。 階層が変化してないなどの場合は戦闘で敗北したということです。 ※12月3日のアップデートにより3チーム編成の場合1つ毎の戦闘しかスキップできない。越境戦などはスキップしづらいので注意。
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/303.html
263 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 12 48.83 ID XdHsMWa0o [1/8] 当たり前のことだが、冬の廊下は寒い。 吐く息は白く、暖かさを持たないフローリングの床は容赦なく俺から体温を奪っていく。目は半分涙目で、足の痺れもそろそろ限界だ。 俺はかれこれ30分ほど廊下で正座していた。それが俺に与えられた量刑である。 この判決を下した人物は、決して俺のことが憎くてやったわけじゃない。 そして、俺が涙目なのもその人物が怖かったからじゃない。決して。 俺のことが嫌いでやってるわけじゃないのはわかる。それはわかるが、いくらなんでもこれはひどい。 沙織がブラコンなのは今に始まったことではないが最近のあいつは少しおかしい。 なんというか、少し常軌を逸している。 年下の異性の友人が増えたくらいで、なぜ俺は罰せられなくてはいけないのか。 「……エロゲだと定番の嫉妬イベントなんだけどな」 そう言葉を漏らし、思わず苦笑する。いつから俺の脳はこんな思考を辿るようになってしまったのか。 これはきっと……いや、絶対にあいつのせいに違いなかった。 だがこれは現実で、妹ルートは存在しないし、妹にフラグは立たないし立ててはいけない。沙織だってそれはわかっているだろう。 桐乃が妹に云々の時は、てっきり自分が除け物にされたみたいで拗ねているのだと思った。 だから、あいつは単純に俺に構って欲しいんだと思ってたんだ。 俺はあれ以来、沙織との時間を意識的に多くとるようにしてきた。シスコンだと言われれば反論のしようもない。 だが、それでもあいつの嫉妬ともとれる異様さは、消え失せてはいなかった。 現にこうして刑に服している最中である。もはやヤンデレと言っても差支えないレベルだ。 もし俺の認識が間違っているとしたら、あるいは…………あるいは不安なのだろうか。 沙織は黒猫のように二次元と三次元の境界が曖昧なやつではない。 いくら沙織がブラコンで俺がシスコンであったとしても、いつかは独り立ちしなければならない。そんなことはわかっているはずだ。 でも……だからこそ、今、甘えることが許される間だけは、貪欲に兄を――俺を必要としてくれるのかもしれない。 264 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 14 34.75 ID XdHsMWa0o [2/8] 「どうしたもんかな」 片手で頭をぼりぼりとかきむしりながら、途方に暮れる。 俺は以前沙織に向かって、『俺は何があってもお前の兄貴だよ』と言った。 その言葉に嘘はないし、これからも相談に乗ったり、一緒に遊んだりしたいと思っている。 でも兄だからこそフラグは立たないし、俺があれこれと世話をやいてやれる時間は限られている。 だから、あいつは兄貴離れをしなくてはならない。今すぐにする必要はないが、心の準備は必要だ。 沙織はきっとこれから恋をして、結婚をして、俺とすごした時間よりも長い時間を旦那と歩んでいくことだろう。 そう考えると胸が少しちくりと痛んだ。しかし、そこから目をそむけることはできない。 「俺がなんとかしないとな」 沙織が本格的にヤンデレ化する前に。 妹が道を外れようとしたとき、叱って道を正すのが親の役目ならば、そんなことしちゃダメだろ? と親には内緒でこっそり諭してやるのが兄の役目だと思っている。 もちろん怒られるときは道連れにされてしまうわけだけど。俺はそれでもかまわない。 俺はあいつの兄貴なんだよ。 『…………自業自得ね』 「いやいや、どこをどう考えたらそんな結論が出て来るんだよ」 刑期を満了し、晩飯を食べた後、沙織の脱ブラコンについてさっそく黒猫に相談をもちかけた。 ちなみに今の黒猫の言葉は、俺が犯した罪とそれに対する罰に対する感想である。 『ブラコンの妹がいるというのに、どこの馬の骨とも知らない女を自室に連れ込むなんて……あなた、死にたいの?』 「馬の骨って……あのなぁ、別に俺はそういうつもりじゃ――」 『関係ないわ』 一応の言い訳を試みるが、それを黒猫の言葉が遮った。 『あなたがどういうつもりかなんて関係ない。知らない女があなたの傍にいた。それだけで不快になるには十分よ』 「…………」 黒猫は強い口調で俺を攻め立てる。まるで沙織の気持ちを代弁するかのように。 ……俺よりよっぽど沙織のことをわかってやれているみたいだ。 でも、どうしてそこまで沙織の気持ちがわかるんだ? 同じ性別だから? 親友だから? 色々考えてみるが、どれもピンとこない。 265 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 16 03.05 ID XdHsMWa0o [3/8] 『聞けば、その女にお兄さんと呼ばせていたそうじゃない』 「なぜおまえがそれを知っている!?」 『沙織から聞いたのよ。チャットで怒りをぶちまけていたわ』 そういうことか。恐らく俺が正座している間にしていたのだろう。 黒猫が沙織の心情を理解できていたのは、きっとチャットでぶちまけていたのが怒りだけでなく自分の想いをもぶちまけていたからだ。 『知り合う女みんなに兄さんと呼ばせるなんてどんな変態なのかしら。シスコンもここまで来ると笑えないわ』 「ちょっと待て、俺は呼び方を強制したことなんて一度もないよ! 全員向こうが勝手に呼んでくるんだよ! そういうお前だってそうだろうが!」 降りかかる変態疑惑を全力で否定。 桐乃にしろ黒猫にしろあやせにしろ、勝手にそう呼びだしたんだから仕方ねえだろ!? 『………………………』 急に黒猫の返事が途絶えた。 あ……しまった。ちょっと強く言い過ぎたか? 今のはいくらなんでもひどかったかもしれん。 「く……黒猫? 俺は別におまえらに兄さんと呼ばれるのが嫌なわけじゃなくて……なんというか、言葉のあやというか」 しどろもどろになりながらも黒猫の機嫌を窺う。 『あ……気にしなくていいわ。ちょっと考え事をしていただけだから』 「そ、そうなのか?」 話し方から察するに、黒猫はどうやら本当に気にしていないみたいだった。 となると、どうしても気になってしまうのが人間の性というもの。 「考え事って?」 『あなたに言うとでも思っているの?』 ばっさり。 あまりにも綺麗に切られた場合、切られたことに気付かないことがあるという。今の俺はまさにそんな感じだった。 「え? あ……そ、そうか。…………すまん」 ここまであっさりと拒絶されるとは思わなかったぜ。なんだか、ちょっと寂しくなってしまう。 266 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 17 39.44 ID XdHsMWa0o [4/8] 『あ……別にあなたが頼りにならないとかそういうわけではなくて』 すると、俺の気持ちを察したのか黒猫がフォローをしてくれた。普段つんけんしてはいても根は優しいやつだからな。 だから、俺は気にしていないよ、というニュアンスも込めてわざと意地悪に言ってやったんだ。 「じゃあ、是非教えてもらいたいもんだな。頼りにならないわけじゃないんだろう?」 数瞬の間が空く。うつむきがちになり視線をさまよわせて、言うかどうかを迷っている姿が容易に想像できる。 どうにもいたたまれなくなった俺が、言いづらいなら別にいいんだぜ? そう言おうと思った時のことだった。 『…………あなたにあんなことを言っておいて自分はどうなのか、と思ったの』 あんなこと? 「自業自得ってことか?」 『もっと前よ』 もっと前? 俺ってこいつに何か言われたっけ? 『私が言えるのはここまでよ。ところで――』 これ以上追及するなと言うように、黒猫は話題を変えた。 『さっきから鳴っているこの騒音はなんなのかしら』 「ああ、これな。沙織がプラモの塗装してるんだよ」 実はさきほどから、沙織の部屋からドルルルルという音が響いている。 学校でボールに空気入れる機械があったろ? ちょうどあれみたいな音だ。 『塗装って、要は色を塗るのでしょう? なのになんでこんな騒音が出るのよ。なにか妖しいことでもしているのではないの?』 「なんでもコンプレッサーとかいうやつの音らしいぞ。エアブラシってのを使うにはそれが必要なんだと」 俺も、以前沙織に教わって塗装に挑戦したことはあったが、その時は筆を使った塗装だった。 エアブラシについても多少教えてもらったが、如何せんめんどくさそうで、俺の性に合わなさそうだった。 エアブラシの方が綺麗に塗れるらしいが、俺は地道に筆で塗り塗りしている方が性に合っている。 ちなみに沙織が塗装している間は、俺の部屋の窓は全開にする必要がある。あいつが使う塗装ブースの排気口が俺の部屋に通じているせいだ。 一時期は消臭力を買い込んでみたりしてみたが、シンナー系の匂いの前には無力だった。 気付けば、コンプレッサーの音がするのと同時に窓を開けるのが習慣となっていた。 だが、最近はこの匂いもまんざらでもないような気がするから不思議だ。 これが親父が言っていた“本物のシンナーなど比べものにならん中毒性”というやつだろうか。 だとしたら、親父が塗装に反対していた理由もちょっとわかるよ。 267 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 18 50.69 ID XdHsMWa0o [5/8] 『あなたも意外と苦労してるのね』 「慣れればそうでもないよ。あと、意外とは余計だ」 俺ってそんなにのんびり生きているように見えるんだろうか。 『まあ、いいわ。私の話はこれで終わり。おやすみなさい』 ピッ、と無機質な機械音をたて電話が切れた。 「私の話……ねえ」 あいつが“俺に言ったこと”は気になったが、どうにも思い出せないし、心当たりがない。 毒舌こそ日常茶飯事だが、何か悪口を言われた記憶もないし……あいつが悩むようなことあったっけ? 「だめだ、さっぱりわからねえ」 ぼやきながらベッドに仰向けで寝転がる。 ま、覚えてないってことはそんな大事なことじゃなかったってことだな、きっと。 「…………あいつにも相談してみようかな」 俺が思い浮かべたのは高坂桐乃。俺を兄貴と呼んで慕ってくれる女の子だ。黒 こう書けば聞こえはいいが、実際の所はわがまま放題の困ったやつ。 正直、まともな人生相談ができるとは思えない。だが、溺れる者は藁をも掴むというやつだ。 俺は意を決して、電話をかけた。他に聞きたいこともあったからな。 『……もしもし? 何か用?』 第一声から不機嫌な声。 「よ、よう。実はおまえに相談したいことがあってな」 『はあ? あたしがなんであんたの相談に乗らなくちゃいけないわけ? あたしは今からみやびちゃん攻略しないといけないんですけど』 イラッ。 お、抑えろ、抑えるんだ。 268 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 19 59.92 ID XdHsMWa0o [6/8] 「ま、まあそう言うなって。沙織のことでちょっと相談があるんだ」 『沙織の?』 桐乃の機嫌が一変したのがわかった。こいつはこいつで友達思いであることは間違いないんだよな。 沙織がこいつらと知り合えて本当によかったと思う。 「おう。だが、それに関してまず確かめておきたいことがあってな」 『え? なに?』 「おまえ、あやせって子知ってるか?」 『はあ!? あんたあやせに何かしたんじゃないでしょうね! あやせになんかしたらぶっ殺すから!』 「お、俺は何もしてねえよ! お、落ち着けって!」 あやせの名前を出しただけですごいキレようである。どうやらあやせが桐乃の友人であることは間違いないようだ。 自分のストーカーを「なんかしたらぶっ殺す」とか言って擁護するやつはいないだろう。 『ちっ……セツメイ。早く』 「いや、実はな――」 そこから俺は、あやせに桐乃との関係を問いただされたこと、そのうち人生相談に乗ってくれと頼まれたことを説明した。 ちなみに、お兄さんと呼ばれていることは伏せておいた。 『まさか……あやせが…………』 桐乃はどうやらショックを受けているようだ。電話越しなので顔は見えないが、驚いている様がありありと伝わってくる。 『だから最近やたらと詮索を…………あやせってば一体どういうつもりで』 何やら一人で納得し、そのまま考え出す桐乃。 「おーい、俺にもわかるように説明してくれ」 『あんたはちょっと黙ってて』 ここでもばっさりと切られ、言葉を失う俺。 『…………まさかオタク趣味がバレた? でもそんな感じはしないし……じゃあなんでこいつに』 どうやら桐乃はあやせの目的がわからないようだった。 『あ~っ、もう! わけわかんない! あんた何か知らないの?』 「そうだな……おまえのオタク趣味を探ると言うよりは、俺のことを調べに来たって感じだったな」 『は?』 これは決して自意識過剰なわけではない。なにせあやせ本人が言ったことだ。 「おまえ、俺たちと遊ぶようになってから学校の友達と付き合い悪くなったらしいじゃねえか。それを不審に思ったあやせが色々調べた結果俺に辿り着いたらしんだよ」 あえてあやせのストーキング行為については伝えることはしなかった。あいつはあいつで親友が心配で仕方なかっただけだろうからな。 俺たちのために時間を割いてくれるのは嬉しい事なんだけど、旧来の友達からすれば心配になるのもしょうがない。 269 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 20 46.41 ID XdHsMWa0o [7/8] 『……あ』 それを聞いて桐乃はなにやら思うところがあったらしい。 「ったく……沙織や黒猫と遊んでくれるのは嬉しいけど、あんまり友達心配させないようにな」 『ちっ……大きなお世話だっての』 桐乃が今ここにいるならば、むくれてそっぽを向いていたことだろう。あるいは電話の向こうでもそうしているかもしれない。 『でも…………ありがと』 「あいよ」 顔が見えない分、今日の桐乃は少し素直なようだった。 素直な桐乃が微笑ましくて、にやけてしまうのが止められない。 『じゃあ、あたしもう寝るから』 「おう。またな、おやすみ」 『…………おやすみ』 ピッ。 あいつも、いつもこうだとかわいいんだけどなあ……。 「あ、沙織のこと相談するの忘れた」 第九話おわり
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1094.html
俺の妹がこんなにとびっきりに変態なわけがない 第1話 俺の妹がこんなにとびっきりに変態なわけがない 第2話 俺の妹がこんなとびっきりに変態なわけがない 第3話 俺の妹がこんなにとびっきに変態なわけがない 第4話 俺の妹がこんなにとびっきりに変態なわけがない 第5話
https://w.atwiki.jp/werewolfonline/pages/429.html
俺の妹がこんなに可愛いハズがない。 プレイ回数 755回/ 勝利数 415回 ユーザー情報 勝率は基本的に55%周辺を彷徨っている。 基本的にはふざけているが、Xは思考力より説得力が重要視されると謳い、自身の朝イチの考察からその対象と対話して縄誘導していくプレイスタイルが常である。 昔は他鯖出身アピールでマウントを取ってくるイキりPLを吊るしたり、epで戦犯を煽ることが生きがいだったが、この國の過疎化が進んだ今人狼Xというサーバー愛してやまない同じ先人達を少し大切に思っている。