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book_bunko_img06.png いつもの(?)日常が戻ってきたかと思いきや……沙織の様子がおかしい!? 人気シリーズ第6弾!! ヤバイ。桐乃ヤバイ。俺の妹マジヤバイ。 まず偉そう。もう傲岸不遜なんてもんじゃない。超居丈高。 「オマエ何様」って妹にきくと、「チッ」って舌打ちするだけじゃなく、その後腕組んで「うざい」って睨みかえしてくる。 スゲェ! なんか遠慮とか無いの。妹なんだから兄貴のことを敬って、もっと仲良くしなきゃいけないんじゃ ── と思っていた時期が俺にもありました。 っていうくらいの勝手気儘ぶり。普通は人間なんだから絶対謙遜とかもする。でも俺の妹は全然平気。凄い。ヤバイ。どれくらい凄いかというと、なんかこの宣伝文、どこかで同じようなのを見たはずなのにそれすら気にしない豪快さ。さすが俺の妹だ、なんともないぜ。 とにかくお前ら、ウチにいる妹のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ桐乃と一緒にいる俺、超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない(9) book_bunko_img09.png 著者/伏見つかさ イラスト/かんざきひろ 定価 578円 今度の『俺の妹』は“それぞれの視点”で描かれる特別編! さらには意外なコラボも!? あのルリ姉に──好きな人ぉ? どーせ脳内彼氏でしょ? (8)巻の顛末を黒猫の妹・日向の視点から描いた『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』。腐女子の妹を「世界一可愛い」と豪語する、もうひとつの“残念な兄妹”の物語『俺の妹はこんなに可愛い』。いくつもの“顔”を持つ沙織・バジーナの“ルーツ”に迫る『カメレオンドーター』。桐乃に“トラウマ”を植えつけた瀬菜の恐るべき行動とは?『突撃 乙女ロード!』。お兄さんが彼女と別れたのって、もしかして……私のせい? あやせのフクザツな乙女心と、加奈子のライブ楽屋裏の一幕『過ちのダークエンジェル』。ほか『真夜中のガールズトーク』『妹のウエディングドレス』2本を収録! さらにはアニメOP主題歌を担当した「ClariS」とのコラボが実現! 原作の主題歌『nexus』の発売や、作中に「ClariS」の二人が登場するなど驚き満載の特別編!!
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俺の妹 第1弾 012-アイテムカード MP 1 みんなの妹みやたんが「がんばれにぃに!」と応援してくれる。しかしハットリは、ブックオフ妹が心配になり実家に帰ってしまう。 【効果】 「装」 男キャラ専用。すべてのステータスが2上がる。但し【麻ずきん】は装備できない。 【特殊効果】 このカードは相手【ハットリ(系)】に装備できる。使用するとハットリは予備HPに行く。 ペン汁 誰か解説してくれ。 ○○の評価する俺の妹カード 以下名前出してもいい人解説してくれ。
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赤星 める 赤星めるがデザインされたカード群。俺の妹がこんなに可愛いわけがない時点で2種類が存在する。 『星くず☆うぃっちメルル』の主人公。メルルに変身する。 元々はごくごく普通の小学4年生だったが、こめっとくんとの出会いを経て魔法少女になった。 声優は星野 くらら。 カード一覧 《赤星 める(017)》 《赤星 める(062)》 支援カード 《黒月 あるふぁ(039)》 関連項目 『星くず☆うぃっちメルル』 メルル 黒月 あるふぁ こめっとくん 編集
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) book_bunko_img11.png 著者/伏見つかさイラスト/かんざきひろ 定価 620円 TVアニメ第2期製作決定! 大人気ドラマチックコメディ、待望の第11弾! 「あの頃のあたし───お、お兄ちゃんっ子だったの」 引っ越し祝いパーティの場で交わされた“約束”を果たすため、田村家を訪れた俺と桐乃。話し合いは、やがてそれぞれの過去話になっていって…… 「仕方ないことなんかなぁ、この世に一個だってねーんだよ!」「学校に行ったら負けだと思っている」「その謎のペットボトルは……まさか……おまえ禁断の行為を……!」 『凄いお兄ちゃん』なんて、最初からいなかったんだよ」「そんなことで、お兄ちゃんを嫌いになるわけないじゃん」 「だから。あたしは、あんたのことが嫌いになったんだよ」 兄妹冷戦の真相が、ついに明かされる。重要エピソード満載の最新刊!!
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない(10) book_bunko_img10.png 著者 伏見つかさ イラスト/作画 かんざきひろ 価格 本体590円 + 税30円 好評発売中(2012年4月10日発売) ISBN 978-4-04-886519-7 判型 A6判 ページ数 360 黒猫vsあやせ!? 意外な組み合せに注目な人気シリーズ最新刊! あのバカがしばらく一人暮らしをすることになった。受験勉強に集中するためってのと、あとひとつ、お母さんが最近あたしと京介の仲がよすぎることを変に疑ってるらしい……。あたしと京介がそんな関係に──なんて、あるわけないじゃん! で、まあ、責任の一端は、ちょっとだけあたしに……あるみたいだし、あいつもどうせコンビニのお弁当とかばっか食べそうだし、仕方ないから、あたしが面倒見てあげようかと思ったんだけど……。 ちょっとあんたたち、なに勝手に京介の家で引越し祝いパーティ開こうとしてんの!? 発案者の地味子はいいとして、黒いのに沙織に、あやせに……加奈子まで! ていうか、あんたたち知り合いだったの!? えっ? 地味子と仲直り? そんなのあとあと! あーもー、ひなちゃんは言うこと聞かないし! こんなんじゃ京介が勉強に集中できないじゃん!
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http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1316537661/388-393 京介×桐乃 ※マジキチ注意! 「うお」 「きゃあ」 階段を降りて来る妹の桐乃とぶつかり、妹のバッグの中身が玄関口にぶちまけられる。 必死で中身を回収する桐乃を手伝おうとしたら 「くんな、キモ」 と煙たがる始末だ。 おいおい実の兄にその態度はないだろう?と思ったが実の兄だからか、と猫被り上手の妹だから仕方ないと諦めるしかねぇな。それからしばらくしてだ。 自分の部屋に戻ろうとふと玄関口をみるとなにかが転がってあるのが見えた。 それを拾うと俺は硬直したね。なんせそれはぶよぶよしてて真ん中に穴が貫通していたんだから。 「オナホール…」 その言葉が口に出る。そうなのだ。どういうわけか俺の家の玄関口にオナホールなるものが転がっていたのだ。 すると がちゃ 「京介、…なにしてんの?」 母親がドアを開けるや否や咄嗟に俺はその物体を抱え込みだんごむしみたいにまるまった。 「いや、なんでもない」 「あ、そう。変なものはエロ本だけにしてちょうだい」 「なぜそれを!?」 母はそのまますぎて行く。 一体、このオナホールは誰のなんだ? うちにあったってことはやっぱりうちの誰かということになる。 俺はもちろん違う。記憶喪失でもないかぎりな。 ということは…いや、まさかそれはないだろう。 だが、このまま放っておくわけにもいかず俺は夕食時にかまをかけることにした。 食卓にて 「あー俺の友達にシスシスキツキツ貫通型の愛好者がいてな」ちなみにそれはあのオナホの名前だ。 「…いきなり何の話だ?」けげんそうな父。 「さぁ、なにかしらね?」と母。 あれ?本命の父の反応は淡泊なものだった。 と 「ご、ご馳走様…」席をたつ桐乃。 「あら、まだ半分も残ってるわ」 「い、いらない…あ、あまりおなか、へってないの…」 まさかの妹!? いやいやまさかな。だが念のために 「あーご飯くったらコンビニいってガリガリ君買いに行くかな、と。」わざとらしくいう。 ちらと桐乃の視線を感じたがきのせいではないだろう。 一旦、家を出てこっそり俺の部屋に戻ると物色する妹の姿があった。 「捜し物ってこれか?」 桐乃が脱兎のごとくオナホを奪う。 「まぁ、事情はきかねえがもうあんな失敗はするなよ」 「ねぇ…」 「ん?」 「わたしが例えばこういうものが好きだとしたら笑う?やっぱり変だよね…」 「笑わない」 「え…」 「いいんじゃねえの。最初はびっくりしたが趣味はひとそれぞれだ。誰かに迷惑かけなきゃ、べつにいいんじゃねぇの?」 「…そっか。」 と桐乃はどこかほっとしたようにオナホ片手に自分の部屋に戻っていった。 深夜、爆睡していると桐乃に起こされた。 「ふぁ、なんだよ」 「人生相談」 「え?」 「人生相談があるの」 「わかった、わかった。それがすんだら寝かせてくれよな」 ここで安請け合いしたことで俺の人生はとんでもないことになったわけだが寝起きの俺にそれを知る術はなかった。 桐乃の部屋にて 「……」呆然とする俺。 「どう♪すごいでしょ☆これはヒダヒダの貫通型でこれはマジキツキツのロリ型オナホ、この重量感たっぷりの据え置きオナホは洗うのが大変だけど威力がやばいんだぁ♪……」 次から出るわオナホの賛美歌。 俺はとある疑問を呟かずにはいれなかった。 「女のお前がどうやってオナホ使えんだよ!」 桐乃は説明し実演した。 「感応型双頭ディルドって知ってる?これなんだけど…」二つペニスが合体したディルドを手にとる桐乃。 「これを…あたしのあれに入れると…あっ、ああんっ…」ごく… 妹がディルドの片方をじぶんの性器の中にくちゅっと挿入した。すると 「うお…」 もう片方のディルドの端の表面が波打ち内臓のような肉感に変化した。 「ディルドが触れている情報をもう片方に伝達することで形状をかえることができるの。」 つまり… 「そう。今見えてるこの部分はあたしの膣の表面なの。そして情報は向こうからも送られてくるの…だから」 と、ローションを並々と湛えたオナホを桐乃はディルドの露出してるほうに被せた。 「こうするとオナホを楽しめるの…あっ、あぁん…」 桐乃はオナホを動かし始める。 桐乃は俺にオナホを勧めてきた。 「はい、まずはこの10本を貸してあげるから感想をお願いね」 「へいへい」 「あ、それと」 あの双頭ディルドを渡される。 「これも使ってね」 「どういうことだよ」 「どうもこうもないわ。あんたのアナルにこれを刺してオナホを使いなさい。絶対に前で使わないでちょうだい」 なにその変態プレイ。 だが、そんなに悪くなかったのには我ながら驚いたぜ。 幼なじみの助言をもとに桐乃のオナホ友達を探すことに。 「オナホ大好きっ娘?」 「そ。わたしみたいにオナホ大大大好きな女の子たちの集まりなのよ。次の休日にオフ会があるんだけど…」 「分かったよ。ついていけばいいんだろ?」 秋葉原にて 超興奮する桐乃。うげぇ。いたるとこに新作オナホのチラシがある。胸やけするぜ。 オフ会はいたって普通だった。メイドカフェに集まってオナホ談義をするだけだ。 しかし、桐乃はいまいち中に入れずにいたみたいだ。どうやらほとんどの娘はオナホと自らのまんこを合わせる貝合わせのがメインだからだ。 しかし、この会の主催者には吹いたな。 チャットじゃ拙者ござるよ口調だったのに現実じゃあたくしですの口調だもんな。しかも超絶美女ときた。ぼっきんぼっきんを押さえることはできねえぜ! オフ会の一次会が終わり悄然とする桐乃と連れ立って秋葉原見学に行こうとするところを主催者の沙織がひきとめた。 なんでも一次会に話があまりできなかった娘をあつめて二次会をするという。俺と桐乃は参加することにした。 二次会の他の参加者は黒猫というHNの黒髪の色白美少女だった。 二次会は愛用のオナホを使用するところを相手に見せ付けるというイベントだ。そのため他の参加者たちは各々でグループを作り、ラブホで技量の限りを披露することになっていた。 俺達もラブホに入る。受付のおっさんが中高生の女子を3人引き連れる俺に羨望の眼差しを送っていたな。 俺達はシャワーを浴び(残念ながら俺だけ別で浴びた)、ベッドでバスローブ姿となった。 桐乃と黒猫は互いのオナホをけなしながらオナホオナニーし始めた。 「あいつら喧嘩してばっかだな」 「うふふふ、あたくしにはとても気が合うように見えますわ」 俺は沙織のまんこに挿入した双頭ディルドの片方に挿入された貫通型ロングオナホに同じく俺のアナルに挿入した双頭ディルドの片方を挿入しながら 「そっか。しかし、このオナホすっごくきもちいいな」 「あたくしの自慢の自作オナホですもの。それにしてもいつもこのような方法で妹さんとされてるんですか?」 「まぁ、な」 「変態なお兄様なのね。これはどうかしら?」 そういうと沙織は俺のアナルに挿入されたディルドを抜くと自らの双頭ディルドの片方を俺のアナルに挿入した。 「うおぉぉぉ!?」 「どうかしら?あたしのおまんこは?」 「すっごくいいです!!」 双頭ディルドには先史文明のオーバーテクノロジー使われているともいわれ、触れた表面の形状を再現するだけでなく、温度質感はおろか、分泌液までも透過してしまうのだ。 俺の大腸は沙織の柔らかさや温かさに蹂躙されながらもディルドから滴る分泌液を吸収するのをやめない。それでいて超が沙織の膣に包まれているという感覚もするからやばい。 「さらぁにぃ、この新型感応型オナホでぇ」 と三股にわかれたオナホを取り出すと俺の勃起チンポに挿入した。 「そこのお二人さん。ちょっとこのオナホに挿入してくださらない?」 と一本の双頭ディルドをまんこにいれレズセックスしていた桐乃と黒猫が各々双頭ディルドを装着し、三股のオナホに挿入すると 「はうわあぁぁぁぁぁぁ!」 とてつもない快楽が俺のペニスを襲った。 説明しよう。新型応型オナホとはオナホに包まれた物体の情報を他の二つの穴に伝達しさらに二つの穴の情報を受信するというもので イママサにおれは桐乃に初挿入しつつ黒猫にも初挿入を果たしたのだ。ふたりの膣の感触が快楽を何倍にも高める。 こうして桐乃だけだはなく、俺にもオナホ友達が出来たのだった。 数日がたち 学校から家に帰るとリビングで桐乃と父親が争っていた。 テーブルの上にオナホと双頭ディルドがおいてあった。 リビングでしてるところを見つかったようだ。 母「きっとこれならお父さんの機嫌も少しはよくなるわ」とペペローションを手渡される。 「感応型双頭ディルドってんはすごいやつなんだ!大腸で女の子のおまんこを楽しめるんだ!」 俺は父親にそれを試す。 父、今にもとろけそうな快楽に我慢。 全裸の父のアナルに挿入した双頭ディルドの片方を自らのまんこに挿入した全裸の桐乃はおっぱいを押し付けたり、脚を絡ませたり、耳たぶを舐めたり愛撫するがまだ足りないらしい。 「感応型オナホなんかほら実の娘のおまんこを味わえるんだぜ」 と父は娘の膣に挿入した双頭ディルドに挿入してあるオナホにちんぽを挿入すると娘の膣に包まれた感覚に陥り遂に墜ちた。 「ふははは、許す許す!」
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俺の妹 ラジオ WEBラジオ「俺の妹が(ラジオでも)こんなに可愛いわけがない。」公式サイト WEBラジオ「俺の妹が(ラジオでも)こんなに可愛いわけがない」公式サイト バックナンバー ショートドラマ 第24回 2011.07.22 最後まで聞いてくれてありがとう!幸福が訪れる呪いをかけるわ 第23回 2011.07.08 ゲスト:中村悠一 第22回 2011.06.24 -- 第21回 2011.06.10 ゲスト:田村麻奈実 昔の桐乃と京介は・・・ 第20回 2011.05.27 ちょっと人生相談が・・・ 第19回 2011.05.13 ゲスト:沙織・バジーナ ハブられすぎ(涙) 第18回 2011.04.22 ゴールデンウィークはどうする? 第17回 2011.04.08 ゲスト:新垣あやせ 黒猫危機一髪! 第16回 2011.03.25 お花見に行こう ござる語をやろう 第15回 2011.03.12 理想の兄貴像 第14回 2011.02.25 恋愛相談 第13回 2011.02.11 バレンタイン 第12回 2011.01.28 今年の抱負 第11回 2011.01.14 受験 第10回 2010.12.24 クリスマス 第9回 2010.12.10 朝が苦手 第8回 2010.11.26 中猫ちゃん登場 第7回 2010.11.12 黒猫「ヒロイン奪うわよ?」、桐乃「いつでも受けて立つ!」 黒猫:妹、桐乃:お姉ちゃん 第6回 2010.10.22 あたしの兄貴がこんなに格好いいわけがない 京介を罵倒? 第5回 2010.10.08 -- 第4回 2010.09.24 桐乃は黒猫っぽく、黒猫は桐乃っぽく 第3回 2010.09.10 お互いの良い所を褒め合う 黒猫に罵倒してほしい 第2回 2010.08.27 お便り紹介 ラジオ収録感想 桐乃は変態だけど竹達さんなら大丈夫! 第1回 2010.08.13 やってほしいこと募集! 企画書2行だった… アニ店特急2010冬(コミックマーケット79直行便バス配布物) 2010.12.29 桐乃の冬コミ 伝説の少女K 伝説の少女K再び アニ店特急降車 俺の妹が(ラジオでも)こんなに可愛いわけがない 出張版CD(電撃G sフェスティバル Vol.19付録) 2010.12.11 電撃G sフェスティバルVol.19特典紹介
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1286349444/137-141 あ…ありのまま、今起こっている事を話すぜ! 『俺は妹の部屋で、妹のパソコンを使って、妹にいかがわしいことするゲームをしながら、 妹にいかがわしいことをさせている!』 な…何を言っているのかわからねーと思うが俺も何をされているのかわからねぇ… 頭がどうにかなりそうだ…催眠術だとか超現実だとか、 そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わっているぜ… それは不用意な一言から始まった。 「どのシーンが一番興奮するか、って言われてもな……どのシーンも興奮しねえよ」 このセリフ、京介にしてみれば「妹キャラの濡れ場に興奮するわけにはいかない」という意味を言外に匂わせたつもりだったのだが、 兄を部屋に呼び出し、エロゲーの客観的な意見とやらを求めていた妹オタク妹に、真意は通じなかった。 彼女のまなじりがダイヴブレーキが必要な急角度に吊り上がり、心臓の毛を一本一本こじるような目で兄を睨みつける。 「はぁ?この神ゲーで全然興奮できないなんてマジでありえないんだけど!?」 「じゃあ、お前は興奮してんのか」と聞くわけにもいかず、予想外の剣幕に兄はしどろもどろになる。 どうやら桐乃は元々性的興奮を催させるために創られたゲームが、全くその目的を果たしていないと聞いたことで、 お気に入りの作品を全否定されたような気持ちになってしまったらしい。 そうと、気付いたときには既に遅く、妹様はなんか一人合点していた。腕を組み、玉蟲を薙ぎ払う勢いで言う。 頬を心もち赤らめて。 「わかった!実は……このゲームは秘められた全機能を解放していないの!」 「なんか黒猫みたいな言い方だな……」 「ここでアイツの名前を出さないでっ!っ……ともかく、アンタが興奮できなかったのは、そのせいに違いないわ」 妹が熱くなるのに反比例して、兄は冷めてきた。後頭部をかきかきジト目で問う。 「で、その機能ってのは、なんなんだ?」 途端に身を引き、言い淀む桐乃。目を逸らしてブツブツと何事か呟いている。 「そ、それは……あたしも持ってないけど」 (いや、しらねーよ)とツッコミを入れるほど大きな声でもなく。 京介は黙って見守ることにした、 いつのまにか光彩を失いかけた目で「布教」「布教」「布教のためなら」「しかたない」とかなんとか、のたまう妹を。 エロゲー宣教師様が、ようやっと得心がいったように一度うなづくと、目に再び宿った光は妖しくギラついていた。 嫌な予感しかしない雰囲気に、今度は改宗者が身を引く。 しかし、コンプリートしたつもりのゲームにやり残しがあったと聞いては、一抹の興味を覚えてしまうのも事実だった。 そんな兄に妹は目を伏せながら悲しげに切り出した。 「ほんとは純正品でやってほしいの…」 くねっと身をひねる。今にも泣き出しそうな表情。 「でも純正品は高いからもってないの…」 そして、ぐあしっと肩を掴んできた! 「だから、あたしがやるわ!」 荒い鼻息が京介に掛かる。何をやるのか結局わからなかったが、その迫力におされて彼はコクコク頷いてしまった。 「さあ、席について!」 いまにも清水寺の舞台から飛び降りそうなヤケクソじみた勢いで、桐乃が自分の椅子を引く。 くだんのエロゲーはすでに起動して、シーン回想モードに突入していた。 「いや、座るのはいいんだが……お前、なんで、机の下に入ってんの?」 京介の網膜が水晶体を通して観測したとおり、桐乃は自らの身体を折りたたみ、狭い空間に押し込めていた。 腿を両手で抱えたままキッと見つめてくる。 「いいから!」 「お、おぉ……」 妹の珍妙な格好が醸し出す不気味な迫力に気圧されて、兄は恐る恐る腰かけるとマウスを手に取った。 しかし、足元の気配が気になってしかたがない。 チラッ 「……」 チラッ 「……」 「……」 「……」 チラッ 「こっちみんなッ!!」 ガンッ! 蹴りを食らって椅子が勢いよく滑る。あやうく転倒しそうになる。 京介は溜息をつきながら、着席しなおした。足が当たるので自然と股が開きがちになる。 「はぁ、わかったよ。ともかく、はじめればいいんだろ」 カチッ クリックでメッセージを進めると、それはどうやら妹キャラの好感度が高いときの―― 『えへへ、お兄ちゃん。あたしがなめなめしてあげるねっ』 とスピーカー様がおっしゃるシーンであるらしかった。音声の明るさが、かえって気まずい。 カチッ カチッ かといって顔色をうかがえば攻撃されるのは目に見えていたので、無言で情景描写を読み進める。 と、膝元で空気の揺れる気配がした。 ガチ 硬質の音に続いて、ズボンに張力。 (!?) 身体がこわばった拍子に、もう一度、左ボタン押し込んでしまう。 『うわぁ、お兄ちゃんのニオイがするよう』 白々しく妹キャラの音声が流れる。リアルではズボンを襲っていた張力が緩み、今度はパンツに…… (いいか。見るなよ。絶対見るなよ、俺!) だが、冷や汗が耳から顎先まで伝う前に、リヴァイアサンは大気に暴露された。 カチチッ 指を滑らせ、たまらず下をみる。なんとそこには、兄の荒ぶる海獣に鼻を寄せる妹の姿が! 跳ねるように立ち上がらなかったのは、桐乃を蹴飛ばしてしまう危険に気付いたからだった。 「お、おま……な、何してんだよ!?」 それまで首筋まで桜色に染めた妹のどこか陶然としていた目が、色を変えて直上をねめつける。 「実物のニオイを……じゃなくて!見ないでっていったでしょ!!」 「こんな真似されたら、誰でも見るわ!お前は恩返しの鶴か!?」 「だからぁ!あたしがゲームの代わりにシてあげるっていってるじゃん!」 「聞いてねえよ!どんなゲームだ?イリュージョンあたりが質量のある立体映像を開発でもしたのかっ!」 丸出しのまま怒鳴り合う兄妹。唾の飛沫が眠れるリヴァイアサンに降りかかる。 「そ、そうじゃなくて……」桐乃は僅かに言い淀む。そして、淀みを越えれば激流のごとく。 「このゲームは、ォ、オナホールと連動しているの!!あたしをオナホ代わりにしなさいってこと!」 「……!!?」 目元に涙を浮かべて叩きつけられた言葉に、京介は絶句した。思考がフリーズする。 桐乃は吐きだした声の代わりとばかりに、涙を散らしながら兄のペニスにむしゃぶりついた。 「んっ、ちゅっ、んぐっふ、はっ」 稚拙というのもはばかられる有様で彼女は、性器を必死に舐め転がし、しゃぶり、唾液をまぶせる。 それでも、妹をエロゲーの付属品扱いにするシチュエーションの異常と、股間を覆う生温かさが京介の意識に生じた空白域を押し広げた。 自然、本能に委ねられたリヴァイアサンは水に馴染む属性にしたがい元気百倍! 美少女の口中でぐんぐんと怒張してしまう!! たまらず漏れた桐乃のくぐもった嗚咽が、京介の正気をやっと呼び戻す。 その声音には彼の深層意識を刺激せずにはいられない切なげな響きがあったのだ。 あわてて妹の頭を押さえ、ペニスを引き抜く。 唾液がてらてら光る亀頭と瑞々しい唇の間に細い橋を造った。その先にあるのは涙をボロボロとこぼす妹の美貌。 勃起の衝撃に頭のネジが何本か飛んだらしく、その情景を見た京介の股間は甘くうずいた。 それでも性衝動を押し殺して、おろおろと左手を伸ばす。 「だ、大丈夫か?」 「ッ、大丈夫なわけないでしょ!あたしにここまでさせたんだから……ちゃんと最後までプレイしなさいよ!!」 今夜の妹は、いや今夜の妹も予想外のことばかり言う。 Lv.1の勇者は四の五いわせず、再びリヴァイアサンに挑みかかってきた。 「ぐぅっ!」 驚いた京介は桐乃の頭に左手を置くが、突き放すでもなく引き寄せるでもなく。 妹の無理な攻めにされるがままになってしまう。 結果、ファンシーな部屋に淫らな水音だけが満ちる。 見えない出口をもとめて、いまだ動かせずにいた京介の右手がマウスを強く握った。すると、 『あんっ、お兄ちゃん、だいしゅき!!好きなの!好き!お兄ちゃんっっ。んちゅっ、レロ…』 プレイ中だったエロゲーの音声がスピーカーから溢れだす。嬌声を聞いて桐乃の行為が微かに熱を帯びた。 もしかしたら、回想シーンが終われば、同時に罪深い行為も終わってくれるかもしれない。 京介はその直感にすがった。肉感に目をしかめながら、左クリックを連打連打。 セリフが終わるまで進めない設定が、ツライ。 『お兄ちゃん、ココがいいの?』 『おててでもして、あげるね?』 『さきっぽ熱くなってきたぁ~』 兄妹での行為ことに抵抗感を覚えている京介が思わずムカつくほど明るい声で、画面中の妹は淫猥な行為に耽る。 まるで彼女に対抗心を燃やしているかのごとく、桐乃の奉仕も過熱していった。 カリ裏を舌でほじったり、タマ袋を揉んだり、前立腺に頬ずりしたり…… エロゲーの内容をなぞることで、テクニックの幅が急速に広がっていく。 いつしか京介の意識は、ムカついていたはずのエロゲー主人公と一体化していた。 絶え間ない妹の攻めに、熱いタイダルウェイブが分身にこみあげてくる。 『お兄ちゃん感じて!あたしの口でもっと感じてぇ!』 もはやゲームの音声も、桐乃に直接言われているようにしか、聞こえない! 妹の頭をおさえる手に知らず知らずのうちに力がこもり、さらなる奉仕を貪欲に求めてしまう。 桐乃は桐乃で、そんな反応に抵抗するどころかよりいっそう激しいフェラチオで応えた。 粘膜が溶け合って、二人の境界が曖昧になっていく感覚―― ガチチガチガチガチ! 快楽に痙攣した右手がマウスを乱打をする。 シーンを進めなければ、ずっと楽しめるのではないかと、さきほどまでとは正反対の妄想が脳裏に浮かんだ。 だが無情にも慈悲深く、快楽は頂点に達し、最後の選択肢が目の前に現れる。 1.口に出す 2.顔にかける 京介は――1を選んだ。 「くっ!桐乃!!中に出すからなっ!全部飲めよ!!」 「!!!?」 びゅるびゅるびゅるくびゅく―― 口をついた自分の言葉に過剰反応して、京介の思考はショートした。 (中に出す、桐乃の、妹の、中にっ!) いままで溜め込んだ背徳感を、大量の精液と一緒に吐きだし、叩きつける。妹の口腔を白濁液が暴力的に犯していく。 桐乃はただただ必死に、兄を受け止め、腹におさめようと喉を蠢かした。 しかし、後続の量は圧倒的。たまらず唇から溢れたザーメンが形の良い顎を伝う。 あわてて受けた白い手が真っ白に染まるころ、ようやく射精は終わりを迎えた。 「はぁ~~」 心底けだるげな溜息が、普段でもだるそうな男の口から漏れる。賢者モードの到来である。 そんな彼でも、目の前の少女が手に溜まった粘液を、苦悶しながらすする姿には驚かされた。 「おまっ、何してんだ!?無理に飲まなくたって……」 だが彼女は言うことを聞かず、首を振り振り、残った子種をゆっくりと嚥下していった。 涙を浮かべた目は咎めるように訴える。「自分がほしいのはそんな言葉じゃない」と。 何度かまばたきしてから、京介は言う。 「えーと、その……すげぇよかったわ」 小さな頷きと微笑みが返ってくる。 おかげで、勃起時にブッ飛んだネジの何本かが永遠に失われたことが確認できた。 そう、淫らな液体でドロドロになった桐乃の顔を見ているうちにリヴァイアサンが 「私が倒されようとも第二第三のタイダルウェイブが……」などと自己主張をはじめたのだ。 (……これ以上ここにいると、マズい) 京介は席を立ち、できるだけ顔を直視しないようにして妹の頭を撫でやると、ドアに向かって踵を返した。 「待って」 小さな声にぴたりと足が止まる。衝突事故の寸前みたいに危険を知りながら身体が動いてくれない。 心のどこかでは“事故”を望んでしまっているのだった。 そんな兄の背中に妹は言葉を投げる。 「あたし……今日から部屋の鍵、かけないから」 言われたほうが深意を理解するのに少し時間が掛かった。掛かっている間に、 「俺の部屋なんか、最初から鍵がないんだぜ」 と、軽く返してしまっていた。息を呑む気配に気付いたときには後の祭り。 もつれそうな足で部屋を立ち去るしかなくなっていた。明日から、どんな顔で妹に会えばいいのか……。 「おやすみ」 「……おやすみ」 京介はドアノブを回す。せっかくあるのに使われなくなった鍵を少しだけ不憫に思う。 だが、本当は気付いていた。 ――この鍵を使う役目は自分に課せられているのだということを。
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290468634/26-29 「私と付き合ってください」 黒猫から告白を受けた後、その場での返事をしなかった俺は、家に帰り一人部屋の中で考えていた。 「まさか、あいつが本当に俺のことを好きだったなんて」 黒猫とは1年くらいの付き合いになる。あいつも初めて会った時とは大分印象が変わり、今までのいろんなやりとりから、 親密になっていきもしかしたらという想いはあったんだが、いざ本当に告白されてみると嬉しい気持ちで舞い上がる半面、 さてどうしたもんかと考えざるを得なかった。 そんな夜だった。桐乃に呼び出されたのは。 ドアがガチャンと開く音と同時に、桐乃が顔をのぞかせてきた。クイックイッっと、妹に指で呼びつけられる。 「ノックもしないで、なんだよお前は」 「・・・・・・・・・・・・・・」 あれ?なんか怒っていらっしゃる? 何もしゃべらない妹に対して、さからってはいけないと身の危険を感じた俺は、 妹のなすがままに妹の部屋へ誘導され、妹のベットの前の床に正座させられた。 そこで、ようやく妹がその重い口を開いたのであった。 「あんた、あの黒いのことをどう思っているの。今日、あいつから告白されたんでしょ」 あれ? 何で知っているんですか桐乃さん? 黒猫? もしかしてあいつが言ったのかな。 「いや、どうって言われても。」 それを今考えているところなんだよ。 俺は妹からの突然の問いかけに対して、動揺を隠すことができなかった。 「はあーーーー。あんたがそんなこと言ってどうすんの。あいつは本気だよ。本当に本当に、あんたのことが好きなのよ。 こんなに真剣になっているあいつを今までに見たことがないくらいに」 そう言って、桐乃は俺の襟首をつかみ、顔を近づけてきた。 「あんなやつのことなんて、どうだっていい。いや、どっちかってゆうと、むしろ失恋でもしてくれたら大笑いして やるんだけどね。だけど・・・・・・・・。だけどね。 ・・・・・・あんたは、あんたはね。あいつに対してしっかりと 考えて答えをださなきゃいけないの。 それが・・・・・・それが・・・・・・。たとえ、どんな答えだったとしても・・・・・・」 何も答えることができなかった。こいつ、本当に黒猫のことを心配しているんだな。昨日のこともあるんだから、 ほんとだったら俺なんかとは口も聞きたくないはずなのに。 だけど。そうだな。そろそろ決着をつけなきゃならないな。そういって俺は立ち上がり、妹の頭にそっと手を差し伸べた。 安心しろ、桐乃。俺は重度のシスコンなんだ。俺はお前のそんな顔なんか見たくない。はん、笑いたければ笑うがいいさ。 俺は妹の笑顔を見るためだったら、何だってやってやるさ。 「黒猫と付き合う。それがお前の望みなんだろ」 「えっ・・・」 その瞬間、桐乃は目を見開いて、とても悲しくて寂しそうな表情になった。 そして・・・・ バンツ! と、顔面をぶっとばされた。桐乃がクッションを拾い上げて、両手で俺の顔面に叩き付けてきたのだった。 「ゲボツ・・・・・」さほど痛くないが、一瞬息ができなくなる。立ち直る暇さえなく、今度は下腹部に衝撃が走った。 ずどんという音がするほど、強烈な前蹴りだ。 「ちょ・・・・・・待・・・・・・痛・・・・・」 「うるさいっ!」 バンツ!!「あたしが・・・・・・・・っ! あたしがどんな気持ちでこんな話をしていると思っているの!」 バンツ!!「あたしが・・・・・・・・っ! あたしがあの時のあんたの言葉でどんだけ傷ついたと思っているの!」 バンツ!!「あたしが・・・・・・・・っ! あたしが、いったいどれだけあんたのことを考えていると思っているの!」 バンツ! バンツ! バンツ! バンツ! 何度も、何度も、あふれる感情のごと、叩き付けてくる。泣きじゃくりながら俺をブッ叩き続けている。 「何怒ってんだ?お前、俺を黒猫と付き合ってほしいんじゃなかったのかよ!」 「な! 違う。 ・・・あたしは・・・・あたしは・・・・・」 「あたしは。あたしはそんなことを望んでいない。本当は・・・・・本当は・・・・・・」 ようやく攻撃を止めた後、桐乃はそう言って顔をゆがめて、とても苦しそうな表情で俺を見つめてきた。 数分後 「嫌だ・・・・・・・・・・・・・・・」 「嫌だ。嫌だ。嫌だ。兄貴が誰かと付き合うなんて絶対に嫌だ。あんたは、あんたは、あたしだけ見ていてよ!」 そう言って、桐乃は俺に抱きついてきた。 それは、信じがたい光景であった。桐乃が・・・あの桐乃がだぜ。最近でこそ、そこそこ仲よくなっていて、偽装デート とかもしていたのだが。まさか、本当にまさかなんだが、俺は今まで大きな誤解をしていたんじゃないだろうか。 「おま・・・! いったい何言ってるんだ!」 「本当は、本当は、あんたのことがずっと前から気になっていたのよ!」 「あんたがあたしにいままで色々してくれたこと、すっごい感謝しているから。嬉しかったから。あんたがいなかったら、 あたしはとっくにあの趣味をやめさせられていたし、あやせとだって絶好していたかもしれない。アメリカに行って苦しん でいた時も、あんたが助けにきてくれてほんとに嬉しかった。いつだって あんたは、あたしが本当に苦しんでいる時に 助けてくれた」 「あたり前だろ。俺はお前の兄貴なんだから」 「だけど・・・だけど・・いつの間にかあたしは、あんたがいないと何もできなくなってきたの。あんたが心のささえに なっていたの。・・・・・・・。表面上は、なんでも完璧にこなしてきたつもりだった。 だけど、だけど、あんたがいないと・・・・・。あんたが見てくれていないとあたしは・・・・・あたしは・・・・・」 「好き・・・・・お兄ちゃん・・・・・・」 「・・・・・バカ野郎」 よくわかった。ようするにこいつは、俺が思い描いていた姿とはまったく正反対であり、とても弱い人間だったのだ。 すべてを完璧にこなしているかのように見える桐乃は、精神的に、決して強いやつじゃない。むしろ、本質は、未熟で脆い。 辛いことがあれば、普通に凹む。だけど、それをなんとかこなしてきたのは、責任感と決意でありなにがなんでもやってやる という気迫だと思っていたのだが、それは俺の大きな勘違いであった。 俺が、こんな何も取り柄もないような俺が、桐乃にとってのパワーの源であり、心の支えになっていたのだ。 俺は、いつかリアに言われた言葉を思い出していた。 「だって、キリノがボロボロになっていたのは、超好きなおにいさんに会えなかったからで、キリノがいきなり早くなったのは、 おにいさんがロスに来たからじゃん」 人一倍、鈍いといわれる俺であったが、さすがにここに至っては、すべてが間違いであったことにようやく気がついたのであった。 たった二人きりの兄弟だっていうのに、どうしてこんなに気持ちがすれ違うんだろうな。 すべてを言い切ったのか、桐乃は、はあはあと息を荒げて、俺の顔を至近距離で睨みつけてきた。力をすべて使い果たしたのか、 今にも気を失ってしまいそうな顔をしている。 「・・・・・桐乃。・・・・・済まなかった。」 こうして、俺と妹の人生最後?の大喧嘩いやカミングアウトは終わった。 決めなければいけない。今度こそ本当に。 その時、頭の中に出てきたのは、もちろん黒猫。 だけではなかった。 我が人生に見てきた人の中で最もかわいいと思っている愛しのラブリーマイエンジェルあやせちゃん。そして、俺の幼馴染であり 俺に最も安らぎを与えてくれる麻奈美。 黒猫だけでなくこの2人との関係もはっきりさせなければならないな。 その時の俺は、本当に真剣だった。 まずは、あやせからだな。 そして、俺は、携帯を手に持ち、ラブリーマイエンジェルあやせちゃんへ、俺の最後のメールを出した。