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「なんか……代行、最近機嫌良くない?」 「あー……」 ヒソヒソ声で会話をする姫松高校麻雀部のレギュラーメンバー。 話題の中心は、前の監督に代わって自分たちのチームの指導を受け持つ赤坂郁乃について。 悪い人ではないが良い人とも言い難い、ぶっちゃけて言えばよく分からなくて面倒くさい人、というのがチームメンバーの郁乃に対しての共通認識だった。 「なんか……最近はお洒落し始めたらしいし」 「あー……」 絹恵の言葉を受けて、恭子はパソコンのメールをチェックする郁乃に目を向ける。 「~♪」 鼻歌混じりだ。そして、いつも緩い表情を浮かべているので分かりにくいが、何となく嬉しそうな雰囲気を感じる。 「うーむ……アレは、男絡みと見た!」 「ええっ!?」 ◆ 「あ、あのー……」 「ん~? なあに~?」 「何か、良いことでもあったんですか?」 今回の対局で最下位になった人が代行に話を聞いてくる、という条件で見事に最下位を踏み抜いた漫が、恐る恐る郁乃に尋ねる。 「あら、分かる~?」 「は、はい」 「ふふ、それな――」 いくのん判定直下 1~30 とっても良いことがあるんよ~ 31~60 スペシャルゲストが来るんよ~ 61~98 ダーリンが来るんよ~ ゾロ目 ??? ??? 「とーっても、良いことがあるんよ~」 「は、はぁ」 「勿論、みんなにも良いことだから……期待しててな?」 と、ノートパソコンを畳むと、郁乃はバッグに荷物を片付けて席を立つ。 「代行?」 「ごめんな~、急用出来ちゃったから。今日は、自主練習で頼むわ」 「そういうことでしたら」 「ふふふ……ずっと待っとったんよ、ダーリン♪」 ――それから、数日。 京太郎は、大阪に来ていた。 「えっと……スーパーが、そこで……あっちには公園があるのか」 引っ越しの片付けを終えて、前監督への挨拶を済ませた京太郎は、自分の生活圏内となる地域を探索していた。 私用でも仕事でも大阪を訪れたことは過去に何度かあるが、ここいらの土地勘は無い。 時間のある内に、どこに何が有るのかは覚えておきたかったのだが―― 「あーっ! 危ない!!」 「へ?」 悲鳴に近い叫び声。 振り向くと、何やら白いボールのようなものが猛スピードで迫り―― 判定直下 0~33 顔面セーフ! 34~66 何とか弾いた! 67~99 ナイスキャッチ! 何とか弾いた! 「――以後、気をつけるように。一歩間違えてたら大変なことになったんだからな」 「はい……すみません……」 濡れたタオルで赤く腫れた腕を冷やし、京太郎は公園のベンチに座って、一人の少女に説教をしていた。 しょげ返っているこの少女の話によると、散歩のつもりで公園を訪れたところ、サッカーボールが落ちているのを発見して。 元サッカー部の血が騒ぎ、公園内の木をゴールに見立ててシュートしたところ。 ボールが思ったより古かったということと、久しぶりの動きで体がイメージ通りに動かなかったことが重なって。 ボールの軌道が予想よりも逸れて、目標の木から外れて、道を歩く自分に当たってしまった、とのこと。 「まずは周りをよく見ること。俺も元運動部だから偶に体がうずくのは分かるけど、それで誰かが怪我したら洒落にならん」 「はい……仰る通りです……」 ふう、と京太郎は溜息を吐く。 俺も中学時代にこんな過去があったなぁ、と京太郎は懐かしい気分になった。 「お、絹ー!! オカンがそろそろご飯って呼んどるでー!!」 「あ、お姉ちゃん」 「お……?」 洋榎判定直下 1~30 兄ちゃん、どっかで見たよーな 31~60 んー……も、もしかして……? 61~98 え!? まさか、す、すすすすす…… ゾロ目 ??? 「兄ちゃん、どっかで見たよーな」 「ちょ、お姉ちゃん、失礼だから――」 突如として乱入し、自分の顔をまじまじと見詰めてくる少女。 しかし、当然のことながら、京太郎にはこの少女と出会った覚えはない。 『お姉ちゃん』という言葉からして、この少女はサッカー少女の姉なのだろうが。 「いや、人違いじゃないか?」 「んー、そっか……?」 「ああ……すいませんすいません……」 もしかしたら現役時代の自分のファンなのかもしれないが、わざわざそれを自分から言う気にはならない。 相手が知らないなら自分も知らない、京太郎はそういうことにした。 「……それじゃあ俺はここで」 「あ、せめてお詫びを!」 「いや、いいよ。次から気を付けてくれれば」 「おー、またな。兄ちゃん」 ふと空を見上げれば、雲行きも怪しい。 雨が降り出す前に、さっさとここを去るのがお互いの為になるだろう。 京太郎は二人に背を向けて、公園を後に―― 「あ……あーっ!!?」 「っ!?」 足が出口に差し掛かったところで、公園内に響く無遠慮な大声。 驚いて振り向く前に、先程の少女が回り込んで来た。 先程までの怪訝な瞳が驚きの色に染まっている。 「や、やっぱり! 絹! ペン、サインペン持ってない!?」 「あるわけないやん、そんなの……どうしたの?」 「どうしたもこうしたもあるかい! だってこの人、この人は――!」 「……」 ……大阪って、こんなに忙しい場所だったか? 京太郎は、小さく溜息を吐いた。 乱入してきた少女の名前が愛宕洋榎、現役時代の自分のファンであるらしい。 サッカー少女の名前が愛宕絹恵、洋榎の妹らしい。 そして二人とも、姫松高校の麻雀部のレギュラーメンバーだとのこと。 「ああもう! こんなことならもっと洒落た格好を――」 「いや、そんな服そんなんばっかやん、お姉ちゃん」 「うっさい!」 一線を退いてから大分経ったが、こんな場所で思わぬ出会いをするとは。 京太郎は嬉しくなって頬を緩めた――が。 「……それは嬉しいんだけど、そろそろ雨降ってきそうだから」 「あー……? ホントだ」 「サインは、また。今度会った時にでも。それじゃ」 「あ、はい」 「また今度ー」 洋榎の反応を見るに、自分が彼女たちの指導を受け持つというのは、サプライズにしておいた方が面白そうだ。 京太郎は二人に手を振って、今度こそ公園を後にした。 その日の夜。 京太郎の予想通り、あの後に降り始めた雨はどんどん勢いを増して、太陽が完全に沈みきった今でもアパートの窓を雨が強く叩く音がする。 ――ピンポーン。 「……こんな時間に?」 宅配便ということはないだろう。 お隣さんの挨拶にしても、少し不自然に感じる。 京太郎は怪訝に感じながらも、玄関の扉を開けて―― 「えへへ、来ちゃった~♪」 心臓が、跳ねる音がした。 ――そんなとこで寝てると、風邪ひいてまうよー? 昔に、自分を支えてくれて。 ――ねぇ、どうして? 昔に、自分が傷付けて。 ――そっか。行っちゃうのね 昔に、別れた人。 その人が。 「とりあえず、中に入れて欲しいな~、なんて」 今、自分の前に、立っていた。 雨でずぶ濡れの彼女を招き入れ、扉を閉める。 「あー……部屋は変わっても、雰囲気は変わらんなぁ。やっぱり」 赤坂郁乃。昔に付き合っていた彼女。 分かっていた筈だ。姫松高校の麻雀部の指導を請け負うということは、彼女と再会するということに。 ……まさか、こんなにも早いとは、思わなかったけど。 「……とりあえず、風呂いれますから。待ってて下さい」 「あら、京ちゃん大胆~」 「は?」 「シャワー浴びて待ってろ、だなんて」 「……風邪は引きそうにないですね、その様子だと」 「あーん、いけず」 それに。 「……そういう関係じゃあ、ないでしょう。俺たちは」 「……」 彼女が、肩に寄りかかってくる。 「……郁乃さん?」 「そんなこと、言わんといて」 「……」 突き放せばいいのに。 京太郎は、郁乃を拒めなかった。 「寒いねん、京ちゃん」 「だから、シャワーを」 「温めて」 「……」 「温めて、欲しいんよ。今晩だけでもいいから」 「あの時みたいに」 コンマ判定直下 1~50 ……そういう関係じゃあ、ないでしょう。俺たちは 51~00 ……今晩、だけだぞ ……今晩、だけだぞ 「……今晩、だけだぞ」 「……ふふ」 彼女を抱き寄せる。 「明日からは、俺は短期の指導員で、あなたは監督。それ以上でも、それ以下でもない」 「あはっ」 雨の匂いに混じって、ほのかに甘い匂いがした。 「――それで、良いですね?」 「……うん。ええよ、それで」 「今晩は、それで。ね」 彼女の体は、冷たかった。 驚く姫松のレギュラーメンバーたちの表情。 その中でも特に、口をあんぐりと開けた洋榎の顔が印象的だった。 「今日からこの人にもみんなの指導やってもらうから~」 隣の郁乃と視線を合わせる。 その中に、特別な感情は含まれていない。 「須賀京太郎です。今日から皆さんの指導を手伝うことになりました。よろしくな」 「おぉー……」 生徒たちから、驚きと喜びの声があがる。 その反応に大小の差はあれど、概ね好意的に受け入れられたようだ。 ◆ 「それじゃあ、今日は京ちゃんにはこの子を特に見てもらうから~」 郁乃が指名した子は―― ――強い。 鋭い勘と打ち回し、そして何よりも対局相手のことをよく見ている。 牌を引き寄せるツキの良さを活かす技術もある。 攻撃面でも防御面でも抜群の安定性を誇る。 高校生でここまで打てれば、下手なプロよりも強いだろう。 それが、実際に麻雀を通してみての京太郎の洋榎に対する印象だった。 「は、はひっ! ありがとございます!!」 というようなことをさらっと伝えると、洋榎が真っ赤な顔でカタカタと震えだした。 ……やっぱり、もうちょっと落ち着きを持った方が良いかもしれない。 洋榎判定直下 1~30 主将が面白い顔しとる…… 31~50 あんなお姉ちゃん初めて見るわ…… 51~98 ん~、やっぱり洋榎ちゃんには…… ゾロ目 ??? あんなお姉ちゃん初めてみるわ…… 全国という大舞台を前にしても堂々としたスタイルを崩さなかった姉が。 それどころか調子に乗り過ぎて対戦相手に咎められたりもする姉が。 「さ、さすが須賀プロ!」 唐揚げを前にした訳でもないのに、キラキラと目を輝かせているではないか。 真っ赤な顔はまるでトマトのようである。 いや、憧れのプロが目の前にいて、更に指導までして貰えるのだから、その気持ちも分からないでもないが。 それでも調子を崩すことなくいつもの自分の麻雀が打てているのは、流石としか言いようがない。 「あんなお姉ちゃん初めて見るわ……」 「せやねぇ」 「あ、監督」 誰に言うでもなく呟くと、いつの間にかに隣にいた郁乃に返事をされた。 「洋榎ちゃんは十分強いから、京ちゃんは必要なかったかも~」 「はぁ……」 郁乃が二人の方へと歩いていく。 京太郎に夢中になっている洋榎は郁乃には気付いていない。 「……ま、何はともあれお姉ちゃんは強いっちゅーことやな」 今度は自分も指導とかして貰えるのかな? 絹恵は二人から視線を外すと、自分の練習を再会した。 ◆ 「相変わらず、色男やね。洋榎ちゃん、メロメロやったし」 「忘れたとは言わせへんよ? 女の子二人も泣かせといて」 「……ん。まぁ、ええけどな?」 「これから、始まるんやし」 ◆ 「さ、サインして下さい!」 ペンを渡されてデコを差し出された京太郎は、何と言って良いのか分からない。 上重漫。麻雀の実力では姫松レギュラーメンバーの中では皆に少し劣るものの、時折見せる爆発力には目を見張るものがある。 京太郎の彼女に対する現段階での印象はその程度のもので、洋榎のように自分の熱烈なファンではないと思っていたのだが。 「もしかして、バツゲーム的な何か?」 「!」 どうやら図星だったようだ。 「んん……まぁ、そうだなぁ」 京太郎は受け取ったペンをクルクルと回して考え込む。 漫判定直下 1~70 じゃ、こうしよう 71~00 いえ! 是非ともお願いします! じゃ、こうしよう 「じゃ、こうしよう」 「へ?」 メモ帳のページを一枚切り取り、受け取ったペンを使ってサラサラと記入する。 内容は彼女へのアドバイスと、簡単な練習メニューだ。 最後に自分の名前を忘れずに書き終えると、テープを使って漫のデコにぺたりと貼り付ける。 「これもサインの一つってことで」 「あ……ありがとうございます!」 ◆ 「京ちゃんも手が早いなぁ」 「はい?」 「聞いたで? 女の子の体に自分の名前を刻み付けたって~」 「ぶっ!?」 完全に間違っている。 が、職員室の至る所から視線を感じてヒソヒソ声が聞こえてくる。 誤解を解くのは、少し面倒くさそうだ。 ◆ 「須賀先生は……代行とは、どんな関係なんですか?」 「んー……」 恐る恐る、といった具合に恭子が訊ねてくる。 そのまま答えるなら、外部講師と監督という仕事上の関係だが――間違いなく、彼女が知りたいのはそういうことではないのだろう。 「……まぁ、昔の知り合いだよ。現役時代に色々あってさ」 「はぁ……」 「善野さんともあの人がきっかけで知り合ったし」 「……え? 監督と、知り合いなんですか?」 「ああ。興味があるなら――」 「是非とも! 是非ともお願いします!」 「お、おう」 皆に慕われていた善野前監督だが、恭子には特に慕われていたという。 ふとその話を思い出し、持ちかけてみたら凄い勢いで食いついてきた。 「まぁ、これは最初の頃の話なんだけど――」 「ゴクリ……」 子どものように瞳を輝かせる恭子に苦笑しながら、京太郎は話し始めた。 恭子判定直下 1~30 ありがとうございました! 31~50 また、よろしくお願いします! 51~98 ……アレ? もう? ゾロ目 ??? また、よろしくお願いします! 「また、よろしくお願いします!」 「それじゃあ、また明日な」 すっかり話し込んで、気が付けばもう互いに帰らなければならない時間となっていた。 恭子は特別聞き上手という訳ではなかったが、善野一美の名前が出る度に瞳を輝かせる姿は、話していて面白かった。 そして話を聞く恭子としても、自分の知らない監督の姿や大人同士での善野の話には強く興味を引かれた。 「……また、色々と聞きたいなぁ」 京太郎から聞く話は面白いし、指導も的確だ。 また、二人で話をしたい。 恭子は期待に胸を弾ませて、帰路についた。 ◆ 『ふっふっふ! 今日という今日はギャフンと言わせたげるから!』 『新しい必殺技も覚えたんだからね』 『それにちゃんと決め台詞とか名前とかも考えたんだから!』 『首を洗って待っててね!』 全く、仕方のないやつだ。 ネト麻を通じて送られてきたメッセージに、京太郎は微笑ましい気持ちになって苦笑し―― 「……」 「わっ」 気付いたら、すぐ側にいた洋榎にガン見されていた。 口もいつもの三角形ではなく、横一文字に閉じられている。 「……どうした?」 「センセ……今のは、誰や?」 「今のって……メッセの?」 コクリと無言で頷かれる。 「あぁ……ここに来る前にいたとこの教え子だよ」 「教え子……ウチらみたいな?」 「まぁ、そうなるかな」 洋榎判定直下 1~50 だったら、ウチにも! 51~00 そっか……そら、そうやな だったら、ウチにも! 「だ、だったら!」 「ん?」 「だったら、ウチにも!」 と、目の前に突き出される携帯。 画面にはプロフィールが表示されている。 行動だけ見るとまるでわけが分からないが、言葉から察するに携帯のアドレスとネト麻のIDを教えて欲しい、ということだろう。 「……分かった分かった、後でメールで一緒に俺のIDも送るから」 「やった!」 ガッツポーズを取って浮かれる洋榎は放って置いたら小躍りしそうだ。 本当に落ち着きのない子だと、京太郎は再度苦笑した。 ◆ ――で。 『あの』 『なーに?』 『教えましたっけ、俺のID』 『まぁまぁ、細かいことは気にせんといて?』 画面の向こう側に、彼女の緩い笑顔が見えた気がした。 ◆ 『だれ』 『誰って。お前こそ誰や』 『出てってよ。あんた最近いつもいるけどココ私と先生の場所だから』 『ネットにそんなんあるかアホ』 『ムカつく』 『絡んできたのはそっちや。それに』 『先生は、お前のもんやない』 ――さんがログアウトしました。 ――さんがログアウトしました。 部活動が休みの日であるにも関わらず。 恭子は一人、部室の机に向かってシャーペンを動かしていた。 「ふぅ……」 「お疲れさん」 「あ、ありがとうございます」 今までに得たデータを自分なりにノートに整理して一息吐くと、京太郎がコーヒーを差し出してきた。 お礼を言って紙コップを受け取る。コーヒーの良い匂いがした。 「休日なのに人がいるから誰かと思ったよ」 「……まぁ、いつもやってるわけやないですけど。部室のが家より集中できますし、やれる時にやれることはやっておかんと」 「流石だな」 「いや、それ程でも」 照れ隠しに受け取った紙コップに口を付ける。 苦過ぎず甘過ぎず、程良い塩梅だった。 恭子判定直下 1~50 良い人やなぁ、やっぱり 51~98 この人が先生で良かった ゾロ目 ??? 良い人やなぁ、やっぱり ――良い人やなぁ、やっぱり。 末原恭子の京太郎に最初の対する印象は、「凄い人だけど良い人でもある」というもので。 「あの」代行がやけに推す人なので最初は不安に思ったものの、話してみれば案外普通の人だった。 善野監督の見舞いに行った時に聞いた話からも、悪い人じゃないことは伝わってきたし。 休日なのにも関わらず、こうして色々と面倒を見てくれる。 「本当にありがとうございます。休日なのに手伝ってもらっちゃって」 「いいって。俺も楽しんでやってるから」 ――また、休日に来れば二人で会えるかな? シャーペンを進めながらふと、そんなことを頭の隅で考えた。 それが何を意味するのかは、恭子自身にもまだよく分かっていない。 ◆ 「あっ」 「あっ」 近所のスーパーにて。 特売シールが貼られた鶏肉のパックを手に取ろうとしたら、白い手が重なって。 反射的に横を見れば、すっかり見慣れた姫松のエースがポカンと口を開けていた。 京太郎は一つ咳払いをすると、手を引っ込める。 「どうぞ」 「え、センセもこれ買いに来たんとちゃいます?」 「まぁ、確かに唐揚げが食いたくなったから来た訳だけど。別にコンビニのでもいいからな」 「ぬー……それじゃ、遠慮なく」 京太郎に促されてパックを籠に入れる洋榎。 この鶏肉のパック以外には特に目ぼしいものもなかったので、帰ろうとした京太郎だが、 「あ、そや!」 「え?」 ガシッと、洋榎に手を力強く掴まれた。 「唐揚げがいいならウチに来ればいいんや! オカンの唐揚げは絶品やで!」 「い、いや……流石に――」 直下判定 1~30 流石にそこまではね 31~50 何やってんのお姉ちゃん 51~98 鶏肉如きにいつまでかけとんねん ゾロ目 ??? 鶏肉如きにいつまでかけとんねん 「いや、流石にそこまではね」 「ウチのオカンの唐揚げ食べたらそんなことも言えなくなりますって!」 大阪の押しの強さは何度か経験しているが、洋榎の手から伝わってくる力は今までの中でも特に強い。 京太郎が首を縦に振らない限りは、この指が離れることもないだろう。 「鶏肉如きにいつまでかけとんねん」 「あ、オカン!」 「あっ」 そうして京太郎が困っているところに現れる洋榎の母親。 愛宕雅枝、京太郎も何度か面識がある元プロ雀士。 鶏肉を買いに行かせたっきり戻ってこない洋榎をもどかしく感じて、鶏肉コーナーまで来たようであるが。 「ん? ああ、アンタか」 「どうも」 雅枝は京太郎の顔を見ると、納得したように頷いた。 「ウチのが世話になっとるらしいな。コイツ、家でもアンタのことばっかりやで。前までズボラにしてたこともしっかりやるようになったし」 「は、はぁ」 「この前なんかは、風呂上がりに――」 「オ、オカン!」 雅枝の言葉を遮り、洋榎が真っ赤な顔をして叫ぶ。 自分の恥ずかしい点を憧れの人の前で暴露されているのだから無理はない。 だが、雅枝は容赦しない。 「今現在、そんなことしてるヤツが今更何を恥ずかしがるっちゅーねん」 「え?……あっ!」 雅枝に指摘され、慌てて京太郎の手を離して後退りする洋榎。 「ハァ……すまんなぁ、ウチの洋榎がこんなんで。指導でも迷惑かけとらんか?」 「いえ、洋榎さんはとても素直ですし、指摘したことも100点以上の結果で返してくれますから」 「ほぉ?」 ニヤニヤと視線を向けてくる雅枝に、洋榎は頭を抱えて蹲る。 穴があったら入りたい、そんな顔を浮かべていた。 「……ん、そうだ。アンタ、今晩はウチで食べてくか?」 「え?」 「遠慮すんな、色々と聞きたいこともあるからな」 こうして京太郎は雅枝に強引に連れられて、愛宕家の食卓にお邪魔することになり。 洋榎の父親とも面識を持つようになるのだが、それはまた別の話である。 ◆ 「相変わらず手が早いな~」 「ですから、そういった誤解を招くようなことは止めて下さいよ」 郁乃の皮肉めいた言葉。 幸いにも、この会話が聞こえるような範囲に人がいないとはいえ。 先日の職員室での会話のような、彼女の意図的に誤解を招くような言い回しは少し疲れる。 「そう? 洋榎ちゃんとか、京ちゃんにメロメロみたいだけど~」 「まぁ、彼女は現役時代にかなり応援してくれてたみたいですから」 「本当に、それだけなんかなぁ」 「……」 郁乃と長い付き合いの京太郎には、彼女の言わんとしていることが、理解できた。 「……あなたと俺は、監督と外部講師だ。それ以上でも以下でもないと、言った筈だ」 「……」 「ですから、辞めにしましょう。こんな話は――」 その言葉を遮るように。 郁乃が、京太郎の手を取った。 「なら」 「……」 「また、新しく始めればええんとちゃう?」 1~33 ……。 34~66 ……え? 67~00 ……ウソ、やろ? ……。 京太郎は、あの夜の出来事を拒むように。 そっと無言で、郁乃を突き放した。 「……止めましょう、こんな場所で」 郁乃は、何も言わない。 何も、言えない。 「……それに。今の俺に、あなたを受け入れることは、出来ません」 「……」 「受け入れたらそれでまた、何も出来なくなってしまう。あなたに甘えて、昔みたいに」 「……ええんよ、甘えてくれても」 「それは……駄目です。今の俺には、俺を待ってくれてる人たちがいるから」 「……ウチは、ずっと待ってたんよ。京ちゃんを」 「……」 「ずっと、ずっと」 「……時間を」 「……」 「時間を、下さい。直ぐには返事を返すことは出来ません」 「……だから。全国大会が終わって、俺に余裕が出来るまで」 「……」 「待っていて、くれませんか」 小さく口を開けて、郁乃が息を吐く。 「――」 チャイムの音に紛れて、声は届かなかったけれど。 京太郎には、郁乃の言葉が、間違いなく聞き取れた。
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「な、なあそこの君!」 「はい?」 見知らぬ声に振り向けば、息を切らした少女。 黒髪のロングヘアで、背が程よく高い。胸も大きめだが大き過ぎるということもなく、足も肉付きが良い。 京太郎は『バランスの良い、健康的な人』という印象を抱いた。 「ぜぇ……ぜぇ……」 そんな子が膝に手を付き、呼吸を整えている。 汗で髪が首筋に張り付いている。 余程急いで走り回っていたんだろう。苦しそうだ。 「あの、ポカリで良ければどうぞ」 「わ、悪いな……んぐっ」 ぐび、ぐび、ぷはーっ。 一瞬にしてペットボトルが空になる。 見ている方が気持ち良くなる程の飲みっぷりである。 「はー、生き返った。ありがとな」 「はぁ、どういたしまして」 りゅーか判定直下 1~30 東京にも親切な人はおるんやな! 31~60 ありがと! 恩に着るわ! 61~98 あら……なんなの、コレ……? ゾロ目 ??? あら……なんなの、コレ……? 親切な人だなあ、と普通ならその程度で終わるやり取り。 だが。 あら……なんなの、コレ……? 目の前の男子を、もっと知りたい。 名前を、趣味を、癖を、好きなものを、血液型を、呼吸を、鼓動を。 もっと深く、表面ではなく、内部まで。 この男の子を、知りたい。 知り尽くして、自分の手で管理したい―― 「あの、それで?」 声をかけられて我に返る。 「あ、せやった。なあ、君、怜を見なかった?」 「怜?」 「そ。こんぐらいの、病弱アピールしてる子なんやけど。あ、コレ写真な」 「いや、見なかったですけど……」 「そっか……どこほっつき歩いてんのやら……」 「あの、一緒に探しましょうか?」 「ええの?」 「はい。これも縁ですし」 「よし! じゃ、君はあっち頼むわ! これウチの携帯の番号で、見かけたらよろしくな!」 「うす、了解っす」 ◆ 「あ、あれか?」 自販機の隣で、ベンチにもたれ掛かっている女の子。 竜華から貰った携帯の画像データと照らし合わせても、間違いはない。 あそこで呑気に寝息を立てている彼女こそ、竜華が必死に探していた怜なのだろう。 「あの……?」 とりあえず、肩に手をかけて揺すってみる。 怜の、反応は―― 怜判定直下 1~30 あと五分…… 31~60 んん?……どっかで会ったか……? 61~98 ああ、ついにお迎えが来たんか…… ゾロ目 ??? ◆ 「ん、ん……?」 ピクリと瞼が揺れて、ゆっくり目が開かれる。 起こす前に先に竜華を呼んだ方が良かったかもしれない、と今になって気付く。 さて、何と言ったものか。 「あのですね、俺は――」 「ああ、おはよ。京ちゃん」 「へ?」 首に腕が回される。 京太郎がその行為の意味を理解するよりも、速く。 「ん」 「!?」 唇を強引に奪われた。 それもただ触れ合うだけの軽いものではなく、深く、味合うように、長く。 京太郎が何も理解出来ずに固まっているにも関わらず、彼女の行為は止まらない。 「――ぷはっ」 やがて、怜から唇を離す。 二人の間に、透明な橋がかかった。 「ん。ごちそーさん」 「あーっ!! 何しとんねん!!」 「ひっ!?」 建物全体に響き渡る怒声。 先程の彼女の印象を覆す形相に、つい情けなく怯えた声を漏らしてしまう。 いや、この表情には、見覚えが―― 「ウチの京太郎くんにへんなことすんな!!」 「んー? なにって」 ぽりぽり。 対して、呑気に頬をかく怜。 大者なのか、惚け者なのか、京太郎にはわからなかった。 「昨日はりゅーかの番やったし、今日はウチの日やろ?」 「へ?」 ピタッと止まる竜華。 彼女の反応は、 竜華判定直下 0~55 ああ、せやったか。せやなぁ 56~99 なに言っとんの!? ああ、せやったか。せやなぁ 「ああ、せやったか。せやなぁ」 「りゅーかは変なところでおっちょこちょいやなぁ」 「あは、堪忍したってやー」 あっはっはっは。 楽しそうに笑う二人。 違う。 さっきの竜華の表情は、宮守の先輩たちを思い出させたが、違う。 宮守の先輩たちの表情はまだ、理解できるけど。 この人たちは、 「もー、そんなんで京ちゃんに愛想尽かされても知らんよ?」 「京太郎くんがそんな器の小さい男じゃないのは怜もよく知ってるやろ? なあ、」 「京太郎、くん?」 異質、だ。 「っ!」 考えるよりも先に、恐怖感が体を突き動かす。 纏わり付く怜を跳ね除け、がむしゃらに足を動かす。 今は一刻も速く、ここから逃げ出したかった。 「はぁ……はぁ……」 途中ですれ違った咲も久も霞も小蒔も無視して。 気が付いたら、宮守の控室に着いていた。 竜華も怜も、追いかけては来なかった。 「どうしたの? なんか色々凄いことになってるけど」 「胡桃、先輩……」 今は、この小さな先輩が。 何よりも、頼りに見えた。 「先輩……!」 「え? いや、どうしたの!? そりゃ私も嬉しいけど心の準備ってものが!!」 小さな体に縋り付く。 宮守の先輩なら誰でもよかった。 さっきの光景を、忘れさせてほしかった。 ◆ その後、東京にいる間は京太郎が一人で行動することはなかった。 最低でも二人の3年生と、常に一緒に行動した。 塞たちは、「絶対に私たちが京太郎を守る」と決意した。 京太郎の心に、トラウマに近い傷を残したとはいえ。 結果としてこのことが、宮守の絆を深めることになったのは。 何とも、皮肉な話であった。 【宮守、全国大会日常パート 了】
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「あ、モモ! ちょっと待ってくれー」 廊下で後輩の『匂い』を嗅ぎ取り、ふと用事があったことを思い出してすれ違った後輩の袖を掴んだ智美だが。 「はい?」 「アレ?」 振り向いた人物は桃子ではなく、鶴賀麻雀部唯一の男子部員だった。 互いに目が点になり、智美は京太郎から手を離すとバツが悪そうに頰をかいた。 「あれー? おかしいなー」 「それはこっちの台詞ですよ。何で俺とモモを間違えるんですか」 「何でって……匂い?」 「はぁ……」 袖の辺りをクンクンと嗅いでも、京太郎には智美の言う『匂い』は理解出来なかった。 そんな京太郎に、智美が直に匂いを嗅ごうと顔を近付けるが―― 「いづっ!?」 「どうしました!?」 背後から思いっきり髪を引っ張られたような強烈な痛みを感じて後退る。 キョロキョロと辺りを見渡してもいるのは京太郎だけだ。 「むー? 気のせいか? まぁ、後でモモを見付けたらよろしく言っておいてなー?」 「あぁ……はい、分かりました」 「きょーうさんっ」 「わっ!? 驚かすなよ、全く……ああ、さっき先輩が呼んでたぞ」 「いいっすよ別に。多分大したことないし」 彼は、それなりに人気がある。 そこそこ整った顔立ちと、明るくて誰にでも話しかけられる性格。 「えへへ……」 だけど、彼のことを一番良く知っているのは自分だ。 彼の好みの漫画やゲーム、コーヒーに砂糖を何杯入れるのか何てものは序の口。 部屋の中の家具の配置は勿論、風呂で体を洗う順番から行為に用いる本の種類まで。 唯一桃子が知らないのは、京太郎の心の中だけだ。 「お休みなさい、京さん……」 今日も眠りに付いた京太郎の額、瞼、鼻、唇にキスをする。 京太郎が他の女と話した回数だけ、上書きするように。 「ずーっと一緒にいたいなぁ……」 京太郎の胸に頰を押し付け、桃子は目を閉じた。 【揺り籠から墓場まで】
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「今日もありがとう!楽しかったね!」 彼女とのデートを終え、帰路に着いた。 今まで彼女などいたことがなかったのだが、大学の空手サークルに入るとすぐに彼女ができた。 彼女は鈴木真弥。1つ上の先輩で、黒帯だ。僕にはもったいないくらい可愛い。 しかし、僕には大きな悩みがあった。 同じ空手サークルの同級生である猪口琴海に、ものすごくアタックされているのだ。 僕が真弥と付き合っていることは知っているはずなのに、しきりにデートに誘ってくる。 琴海も黒帯で、真弥と同じくらいの美人だ。 もともと強い女性に出会いたくて空手サークルに入った僕としては、琴海は真弥と同じ絶好の相手だ。 しかし僕には真弥がいる。断り続けてきたが、その度に悲しむ琴海の姿を見てついに 「じゃあ1回だけならいいよ。絶対真弥にバレないようにね。」 と言ってしまった。 真弥にバレてしまったらおしまいなのは知っていた。かつて真弥と付き合っていた友人も同じように別の女性に言い寄られ、何回かデートをしているうちにバレてしまったのだ。 呼び出された友人は空手で鍛えられた屈強な手足でボコボコに蹴られ殴られ、半年くらい入院していたのだ。 真弥にバレませんように…そう思いながら琴海とのデートに向かった。 特に行きたい所もなかったので、近くの科学館に行った。 琴海の距離感は異様に近く、周りからはカップルにしか見えない様子だ。 しかしこんなにも可愛い琴海に近づかれ、真弥にバレないことよりも今日のデートを楽しむことを意識し出すようになった。 デートの3日後、サークルの活動場所である大学の道場に、真弥から話があると呼び出された。 来週のデートが楽しみと話した直後のことだったので、別れ話ではないだろう。 この日はサークル活動は無く、静かな道場だ。 時間通りに場所に行くと、真弥の他にもう1人女性がいる。 「お待たせ!話ってなに?」 声をかけると2人は振り返った。 なんと、真弥と話していたのは琴海だった。 手になにか持っている。 「急に呼び出してごめんね。こないだの琴海とのデートは楽しかった?」 笑顔でそう言いながら、1枚の写真を渡される。 そこには、僕と琴海が親密な様子で歩いている姿が残っていた。 「こ…これは違うんだ。偶然会ったからちよっと話しただけで…」 苦し紛れの言い訳をするが、今度はスマホの画面を見せ 「琴海とのLINE、しっかり待ち合わせしてるじゃん」 僕が何も言い返せないでいると、こう続ける。 「隠すってことはやっぱり、浮気だったんだね。ならちゃんとお仕置きしてあげないと。」 お仕置きとはもちろん、空手黒帯の女の子にボコボコにされるということだ。 「じゃあまずは正拳突きから。琴海、手伝って」 あばら骨は確実に折れ、内蔵が破裂してもおかしくないような正拳突きを食らうことになったのだ。 すぐに逃げようとするが、あっという間に琴海に片手で捕まえられてしまった。 琴海に羽交い締めをされ、絶体絶命のピンチ。 真弥の鋭い拳が僕の腹に近づく。 覚悟を決め、一発目を受ける。 ウッ 笑顔で突き出された拳は、僕の鳩尾にジャストミートした。 気を失いそうになるほどの痛みで倒れそうになるが、琴海に羽交い締めされているせいで、体勢は変わらない。 「うわぁ〜痛そう笑 瓦もレンガブロックも簡単に割れちゃうような正拳突きを、素人が無防備で受けたらそりゃあ痛いか。でもまだ終わらないからね?」 2発目、3発目と、次々に真弥の拳が僕の鳩尾をエグるように突き出される。 そして10発目 勢いを付けて突き出された拳は、今日1番の力で僕の鳩尾をとらえた。 ゴホッゴホッ 「あ〜ら。咳き込んじゃった。最後の1発は稽古でもめったにやらない、100%の力で殴ったからね。私のこの顔からは想像できない痛みでしよ〜 琴海、ありがとう。ちよっと休憩しよっか。」 「は〜い。」 琴海の羽交い締めが終わると、床に倒れ込んだ。羽交い締めをされている時は気が付かなかったが、琴海の力も相当強い。まだ脇の辺りの感覚が戻らない。 もちろん、それ以上に真弥の正拳突きは激痛だった。真弥の言う通り、あの可愛い顔の子から殴られているとは思えないほどの痛みだった。 「アイツのお腹どうなったかな?」 2人は興味津々に僕の服をめくった。 「すごい真っ青になってますね!さすが真弥先輩!」 「まあね笑 次は蹴りでお仕置きね。」 「はい!笑」 促される前に琴海は僕に羽交い締めをする。さっきの痛みは全く引いていないが、次の罰を受ける。 「下段蹴りして琴海の羽交い締め無しでも逃げられないようにしてあげよっか〜私の蹴りの威力は知ってるよね?」 そう、僕は以前ミットありで彼女の下段蹴りを太ももに受けてみたことがあったのだ。その時は3割程度の力で蹴ったと話していたが、彼女の重い蹴りの痛みは蓄積し、足を引きずりながら帰宅したのを覚えている。家に帰って蹴られた太ももを見てみると、真っ青になっていた。 そんな蹴りをミット無しで、しかも思いっきり受けるのだ。一発受ければもう自力で立っていられるはずがない。 今度ばかりは必死に逃げようとする。琴海の羽交い締めからはなかなか逃れることができず、足をバタつかせる。 「抵抗するな!」 真弥に怒鳴られても無視して足をバタバタ動かす。 15秒ほど抵抗していると突然、バコッという鈍い音ともに今まで感じたことの無い激痛がお尻に走った。 「琴海、ナイス膝蹴り!」 「へへっなかなか大人しくならないので思いっきり蹴っちゃいました笑」 なんと今、琴海の膝蹴りをお尻に受けたのだった。 琴海の膝蹴りと言えばサークル内の女子で一番強いとも言われるほとだ。 ムキムキの太ももの筋肉は道着の上からでも確認できる。 お尻のジンジンとした痛みは蹴られた瞬間から全く引かない。 足をバタつかせるのも忘れるほどの痛みだった。いや、再び逃げようとすればあの膝蹴りをまた受けることになるのを恐れ、本能が抵抗をやめさせたのかもしれない。 「やっと大人しくなったね。じゃあ下段蹴りいくよ。」 無防備になった僕の太ももを真弥の脚が襲いかかる。 一発目… ミットありで受けた時とは全く違う、想像を絶する激痛が走る。真弥の足は急所部分を見事にとらえ、あっという間に自力では立てないようになってしまった。 だが、琴海の羽交い締めにより倒れることはできない。無理やり倒れ込みでもすれば琴海に逃げると判断され、膝蹴りの餌食になるかもしれない。全く痛みが引かないお尻にもう一度膝蹴りを食らうなど、想像するだけでも恐ろしい。 一発目の蹴りは左脚に受けた。右利きの真弥が、一番蹴りやすいように蹴ったのだろう。 僕はもう一度右足で蹴られると考え、蹴られる予定の左脚をバレないように少し浮かせた。 こうするとダメージを少し減らすことができると、真弥から教えてもらったことがあったのだ。 「じゃ、2発目行くね〜」 次に来るであろう激痛に備え、目をつぶって真弥の蹴りを待つ。 バシッ ウッ なんと彼女の蹴りは、予想に反して右脚にヒットした。 右脚に殆どの体重をかけていた僕は、予想外の右脚への大ダメージに息が止まった。 琴海の羽交い締めを振り切り、そのまま僕は倒れてしまった。正拳突きを10発も受けた鳩尾に、再び激痛が走る。 「真弥先輩強すぎですよ〜笑 2発で倒れちゃったじゃないですか〜」 「だってコイツ片脚だけに体重かけてんだもん笑 まさかバレてないとでも?」 真弥には全てお見通しだった。 「そろそろ私もお仕置きしていいですか??」 「そうだね!さっきの蹴り2発で走って逃げるのはおろか、歩くことすらできないはずだから。」 「わ〜い!でも真弥先輩みたいにカッコいいことはできないから、お尻ペンペンでもしちゃおっかな。」 「琴海らしくてかわいいね。今日初めてのお仕置きやっちやおう笑」 琴海は僕の腹を抱えあげて正座した状態で脚を腹の下に入れる。偶然か必然か、琴海の兵器ともいえる膝が鳩尾に当たり、痛みがさらに増す。 そして、ズボンとパンツを脱がされる。蹴られた太ももをゴムが通過する度に、再び激痛が走る。 「先輩見てください!お尻真っ青になってますよ!さっきの膝蹴りがちゃんと当たった証拠ですね!」 お尻はもう青あざになっていたようだ。 「私が蹴った太もものアザも負けてないよ!」 2人は僕の体にできたアザで、楽しそうに会話している。 「それじゃあお尻ペンペンスタート♪」 ベシッ…ベシッ…ベシッ…… 次々に振りかざされる琴海の右手は、左右のお尻を正確にとらえ、道場全体に打撃音が響き渡る。軽く力を入れるだけで上腕二頭筋が盛り上がるような腕で、もちろん手加減などせずにお尻に次々と制裁を与える。 一発受けた時点でほぼ感覚がなくなるようなジーンとした痛みが広がっており、その後2~30発一気に食らった。 「真弥先輩!お尻の両端真っ赤になりました!」 「お疲れ。さっきの膝蹴りと合わせて、お尻全体はそのうち真っ青になるね。」 自分のお尻の様子を聞き、冷や汗が止まらない。僕は生きて帰れるのだろうか。 「ど…どうして琴海まで…お仕置きをするんだ…?琴海は真弥にとって敵じゃないか…」 何も言わなければすぐに次のお仕置きが始まってしまうので、そんな質問をしてみた。 「真弥先輩、そろそろホントのこと話します?」 「そうね。 実は私たち、最初からコレが目的だったの。 まず私がターゲットの男と付き合って、いい感じになってきたら琴海にアタックさせる。その様子を私がスマホで撮影して、それを理由にボコボコに痛みつける。 アンタもその友達も綺麗に引っかかってくれたね。」 「そ…そういうことだったのか…」 もはや理由はどうでも良い。いや、聞いても理解できないほど痛みで頭が混乱しているのだ。この話をしている間、お仕置きは少し延期されたのだから。 「真弥先輩、そういえばさっきから道着の右脚にヌメっとしたものが付いてるんですが、何だか分かりますか?」 「多分アレね。」 そう言うと真弥は僕の体を仰向けの状態に転がす。お尻全体に激痛が走るが、そんなことは気にしてくれない。 「見て見て。おちんぽがこんなに硬くなってる。」 「えっホントですね…でもコレって興奮している時になるやつですよね?」 「そうよ。今こいつは興奮してるの。おちんぽは嘘をつかないからね。」 「黒帯の女の子2人にボコボコにされて興奮するなんて、とんでもないですね。」 そう、僕は完全に勃起していたのだ。実は元々M気質があり、空手サークルに入ったのも女子に少しいじめられたいという思いもあったからだ。 真弥からボコボコにされると聞いた時、既に僕は興奮していた。だが、一発目の正拳突きを受けた瞬間、あまりの痛みにその興奮は抑えられた。 最後に琴海からお尻ペンペンをされると聞いた時、再び勃起してしまった。そして琴海から叩かれている間、おちんぽが揺られてほんの少しだけ精液が出てしまったのだ。 「こんな変態は二度と興奮できない体にしないとね」 まさか…とは思ったが、そのまさかだった。 「早く脚を広げて。何するか分かるでしょ?」 広げた脚の間に笑顔で見下しながら立つ。 自分をアザだらけにしているのが本当にこの女の子なのか何度も疑ってしまうほど可愛い笑顔だ。 その笑顔のまま、一発目の蹴りが入る。 どこを蹴られたのか、もうお分かりだろう。男子特有の急所、金玉だ。 今日一番の痛みだ。吐き気とともに、全身に電気が走るような痛みを感じる。 「琴海の大事な道着を汚した犯人は潰しておかないとね。私サッカーも習ってたから、こういう蹴りも得意なんだ。潰れるまでいくよ。」 僕はもう、脚を閉じるなどの抵抗はしなかった。2人の黒帯の女の子を相手に敵うはずがないことは、今までのお仕置きで身に染みていたからだ。 無抵抗の僕に、容赦なく2発目、3発目の蹴りが入る。もちろん毎回脚を大きく振りかぶり、思いっきり蹴られる。早く潰れて、この連撃から逃れたいと思うようになった。 そしてついに… パンッ 今までの打撃音とは明らかに異なる、破裂するような音が響いた。 真弥が金玉を掴みながら確認している。 「1個潰れた〜意外と簡単に潰れるんだね笑」 実は、2人が金玉を潰したのは初めてだった。以前同じようにボコボコにされた友人は、金玉は潰されずに許されたそうだ。だが、今日は2人とも容赦しない。 「真弥先輩すご〜い。もう一個は私が潰していいですか?」 「もちろん!得意の膝で潰す?」 「はい!一発で潰すので、ちょっとの間コイツ立たせておいてください!」 今まで琴海がしていたように羽交い締めをし、無理やり僕を立たせる。琴海よりも強い力で固定され、全く身動きが取れない。 促される間もなく蹴りやすいように脚を開き、ひとつになってしまった金玉を琴海に差し出す。 金玉の位置を確認しながら膝で狙いを定める。 既に真弥の蹴りを何発も受けているため、膝が少し触れるだけでも激痛だ。 「トドメの膝蹴りいくネッ」 笑顔でそう言い、地面を蹴って金玉を目がけて膝を突き出す。 パァァァァン 100%の力で放たれた琴海の膝蹴りは、僕の金玉に直撃し、宣言通り一発で潰れた。 潰れた瞬間、中にあった精液とともにおちんぽから血が流れ出た。 「最後の射精、私の膝蹴りでできてよかったネ。」 「琴海の膝蹴りは相変わらず最強だね。」 「真弥先輩のキックも相当ですよ笑」 「ありがとう笑 どう?黒帯の女の子2人にボッコボコにされた気持ちは?最後にボコボコにした私の足でも舐めろ。」 言われるがままに真弥の足の裏、足の甲を舐めた。足裏は強烈な汗の匂いがしたが、今の僕にとってはその程度痛くも痒くもない。赤くもなっていない綺麗な足の甲を舐めながら、このごく普通の足でこんなにもダメージを与えることができるのかと驚いていた。 もう声は全く出ない。 「よく無言で私のくっさい足舐めれるなぁ。それから、今後もこの作戦使っていくから、今日のことは口外厳禁だからね。アンタの友達も、私と付き合ってるのを知りながら何も言ってこなかったでしょ? もし誰か1人でもこのことを伝えたらもうこの作戦は使えなくなる。そうなったらアンタを毎日サンドバッグにして今日みたいにボッコボコにするからね。まぁ金玉はもう潰しちゃったから他の所だけだけど笑」 「真弥先輩怖いですよ〜笑 でもそうなったら毎日ボコボコにできますね!それはそれで楽しいかも♪」 「琴美だってすっごく怖いこと言ってるよ笑 ボコボコにされておちんぽ硬くなっちゃうような奴だから、もしかしたらまたボコボコにされたくてわざと誰かに話すかもね笑」 2人は笑って話しながら道場をあとにした。 たった30分程度だったが、永遠に感じられた。 お腹、太もも、お尻、そして金玉を木端微塵にされた僕は、何度も転び、脚を引きずりながら一人暮らしの下宿先に帰った。 鏡で見た自分の姿は、変わり果てたものだった。お尻も、真弥が話していた通り全体が真っ青になっていた。 数ヶ月後、ようやくアザがほとんど消え、痛みも1/10程度になったところで、サークル活動に足を運んだ。真弥と琴海から、サークルを辞めるなとも脅されていたのだ。 久しぶりに顔を出すと、入ったばかりの後輩と真弥が付き合っているという話を聞いた。 またあの恐ろしい計画が始まっていたのだ。 しかも相手は真弥にとつて2つも下の後輩。この計画を教えてあげようか悩みに悩んだ。教えれば僕は毎日2人のサンドバッグだ。 1週間ほど悩んだが、まだ答えは出ない。琴美が明日デートに誘っているのを見かける。 この後輩は数日後、僕と同じようにボロボロにされてしまうのだろうか。そう思うと、夜も眠れなかった。 翌朝、ついに僕は決心し琴海と真弥を呼び出す。琴海はデートの予定だったはずだが、すぐに来てくれた。 「あの後輩にも僕と同じ計画を実行しようとしてるのを見たんだ。ても僕みたいにボコボコにされる姿を想像したら可哀想でたまらない。 だからもうあの計画はやめてくれ。その代わりに僕がどれだけでも2人のサンドバッグになるから。」 とうとう言ってしまった。セリフを予想していた真弥は、動画を撮影していた。 「聞いた?今『サンドバッグになる』って言ったよね〜」 「はい!笑 また私たちの計画にハマりましたね!」 なんと2人は後輩をボコボコにする気など元々なく、僕がこう出るのを期待していたのだ。 だが、もう遅い。1度言ってしまったら、もう彼女らのサンドバッグになるしかない。 2人が用意していたロープで僕を本物のサンドバッグのように地面から10センチほど浮くように吊し上げ、いつもサンドバッグを変形させているほどの強烈なキックを何発も浴びせる。 あれから1ヶ月経った今日も、アザだらけの体で彼女らのもとに向かう。
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53パンフ 最近、中規模のイベント製作をやってない 別名は業界で有名、一緒に仕事をしたい人として名高い 別名の仕事はクールな雰囲気でロゼ作品の方向性が意外 雑誌 2007年は他の仕事もあって『クローバー』の手が遅くなった 2008年は別PNでの活動や、ゲーム以外の仕事で忙しい年になりそう エンピレの製作秘話 幾つかの仕事が被り幾つかの作品に携わったので切り替えが難しかった。そして半年以上休んでない 政治ものが好きで別ペンネームで結構書いている政治ものになると全然違った書き方になるらしい 一時期仕事の関係でラスベガスに滞在 制作日記 別仕事でも作詞をした人によって曲変えるほう。基本はよほど知っている人用でないと曲が書けなかったが、キャラネタだと思うと意外と出来て楽しい 声の方や事務所とは別仕事でお世話になっている 昔はそのての仕事も受けていた>キャラソンっぽい曲 他でラジオのD(ロゼ内でなのか不明) その他 シナリオ担当。音楽面では作詞も担当している。別PNでも活動中。>歌詞カード 53パンフ ※現時点では、どこまで通るのか分かっていません 五月:「CDや諸々のノベルティー無料配布して、ムービーは~(中略))…というようなイベントにしましょう~」 お財布を握ってる偉い人:「この規模でやると、昼夜全席埋まっても余裕で赤字だな……」 五月のところに矢印あって「最近、中規模のイベント製作をやってないので感覚おかしい」 乙女@QuinRose(クインロゼ) アンチスレ69 7 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2008/07/10(木) 01 23 02 ID ??? ≫1乙です とある事情でロゼイベパンフを嫌々読むはめになった で、世辞メインにしても気になることがあった OVA化やイベント開催祝辞系のメッセージ部分だが ウンコウの別名は業界で有名だとか、一緒に仕事したい人として名高いとか 別名の仕事はクールな雰囲気でロゼ作品の方向性が意外だったとかだな… 目を疑う様な賛辞満載で思わずここに来てしまった 余所で遭遇を避けるためにもウンコウ別名の調べ方が気になってきた 素晴らしい仕事ぶり(笑)なんか一生見てやらないww 雑誌 ―2007年はいかがでしたか? アリスの年でした。『クローバー』のときは他の仕事もあったとはいえ、 手が遅いなと反省。来年の目標は手を早めることです。 ――2008年のご予定を差し支えない範囲で教えてください! 私が、別PNでの活動や、ゲーム以外の仕事で忙しい年になりそうなので、 今以上の本数は出せないかもしれません…。 でも、ゲームも書きたいので出来れば2本。無理でも1本。 まだスケジュール調整が出来ていないので来年の詳細については未定ですが…。 ――女性向ゲームでシナリオを書かれる上で注意されている点、というのはどこでしょう? ――NGアクションとかNGワードとか。 政治の話はあまり入れないようにはしてますね。私は、政治ものが好きなんです。 別ペンネームなんですけど、結構書いています。でも政治ものになると全然違った書き方に なりますし、こだわりがずれてテーマがぶれちゃいますから避けるようにしてます。 私が一時期仕事の関係でラスベガスに滞在したことがあったので…。 なんかこう言うとすごそうですが、すごい仕事とかではなく…。 いや、すごいかな。私、デタラメ英語しか話せないんですよ? なんで連れて行かれたのか、未だに謎です(笑)。勘弁してくれと思った。 製作中の秘話(Princess Note) 実はいくつかの仕事が被りまして。いくつかの作品に 携わっている上で、頭の切り替えが一番難しかったです。 半年以上休んでいないので体力的にも結構……ぐるぐるきてますね(笑) 制作日記 2007年03月14日22:32 シナリオ諸々担当の五月ですー。 ここ数日はいろいろいろと締め切りがありまして、別仕事でも〆日が重なって、ぐるんぐるんです。 修羅場が明けたのに飲みにもいけない切ない日々を過ごしておりますです。 (素で酔っぱらっているような文章書きではございますが) さてさて、今月末には、HPでも新作ゲームの発表を行わせていただきます。 ………多分、驚かれてしまいます。 断言できますが、次作は予想外なブツです。あ、こっちに来たのか…と。呆れてやってください…。 そして、次作から塗り等を私好みな感じに変えてもらっております。 と申しますか、かなり余計な口出し・指示させてもらっています。 グラフィックの印象は結構変わるかもしれません。イメージが違ったらすみません。なんでもかんでも最初に謝っておきます。 2007年03月23日21:17 囲ってあるのは画像内に書かれている文章 俺とか言ってるのはキャラなりきり ネタ日記。 五月ですー。直の担当じゃないですが、CD制作詰め中です。 心境の変化があったのでたどってみましょう。 キャラソン・・・?うーん…キャラソンって何だっけ?どういうのを指すの???普段作ってる曲とどう違うんだわっかんないよ目線泳いじゃうぜえ?何?似たようなの作ったことあるだろって?俺、過去のことは覚えてられないんだよねほら、アレだからさーえ?アレって何って?さあ何だろなにそれ、なにそれむりむり、制作勘取り戻せないよ↑心情図 ↓最近の別仕事でそういうのもあったような… でもでも、キャラが歌うって考えるとネタ的に面白いと思いません?エースとかエースとかエースが歌うんですよ?・・・・・・え。どっきーん!↑※ネタに激弱 ↓そうか!自キャラか!ネタだ! ・・・・・・。↑ぼんやり脳みそフル回転か、もしくはゼロ回転中(後者である場合が多い) ↓ときどき(ネタに弱い) ・・・・・・。・・・・・・。↑ぼんやり脳みそフル回転か、もしくはゼロ回転中(後者である場合が多い) ↓どきどきどき(すごく弱い) ん?確かに最近なんかやったようなやってないような…気もするようなしないような…あれ?大丈夫?…な気もしてきたかもしれないぞ?とりあえず知ってる人に頼んだり頼まなかったり調整すればなんとかなる…、かな?↑心情図・2さっきと言ってること違う ↓記憶力が復活した模様 まかせてくれっあ!大丈夫、大丈夫!なんの心配もないって!まかせてまかせてっ……どろ船に乗った気分でどかーんっとね!↑まずかろう↑最終結論最初と言ってること全然違う という感じに、キャラソン(と思わしきもの。その定義は未だ不明)という名のブツを作りました。 2曲だけ予定。 しかも、はまりそうです。 私は人によって曲変えるほうなので、基本はよほど知っている人用でないと曲が書けないのですが、キャラネタだと思うと意外や意外。楽しいですね。 2007年03月31日 五月ですー。 発表ごとが続いております。 なんだか心配されてしまったのですが、声の方や事務所と仲悪くないですよ?焦ります焦ります、良好です、ほんと。 別仕事でもお世話になっているのに怖いこと言わないで、ほんと。 アリスでも、もしドラマ等の機会があれば是非にと思っております。 2007年04月16日 尊敬?してます、してます。してますから、病院行きましょう 五月でっす。 死にかけてまっす。病院行く暇もありません。 今週末あたり、なにやらお知らせのようなものがあったり。 他仕事とソレのおかげで不休の日々…。 楽しいなー眠いなー… 事務系とだらだら日記の温度差が激しいので分けたほうが絶対いいと思うんですが、 事務系を分けてしまうと通販繁忙期以外は書くことがないので認知度も低くてお知らせの意味が低そうですよ…といわれてしまいました。 うまい分け方があればまとまりもいいのですが…。 制作日記はだらんだらんと…。 ……だらだらごろごろしたいです。 今、世界で23番目くらいに働いていると思います。順位に根拠はありません。 2007年04月20日 五月です。 お知らせコピペ。 自分を叱咤激励してみる。 ☆今の目標 EDを5~10追加。 合間のイベントを20~30追加。 ……ぐらいですかね。 うーん、他仕事とのスケジュール調整うまくいかなかったので、月末までだとこのへんが限度か。 精一杯頑張ります。 2007年05月11日 ぐうぐう。睡眠のぐうぐうのほうが欲しいです。 久々に締め切り破りをやらかしてしまいましたー五月です。 …というわけで、ちょっと前に脱稿いたしました。 アラビアンズ・ロストPS2版の追加シナリオと特典の。 別仕事抱えつつ、アリスの小説と夏コミ発売物用のシナリオも同時進行だったので、本当に久しぶりに切羽詰った修羅場でございました。 そして、まだまだ、どのつく修羅場続行中です。 …というわけでというわけでというわけで、スケジュール調整がうまくいけば最近はまった(?)キャラソン作りを頑張ってみます。 正確には、歌声のキーをそこまで詳しく存じない人に詞を乗せることにはまりました。 あまりキーを選ばない曲でテンポよく…というのは詞もそうですが作曲が難しくも楽しそうです。 ムービー曲は変えませんがエンディング曲とか差し替えてみようかと。 実は、キャラソンの定義が未だによく分かりません。 似て非なる、キャラソンっぽいものが出来上がると思います。 昔はそのてのお仕事も受けたものですが、なにやら系統が違うような気がしないでもない。 今回のアリスのも、あまりネタになっていない気がいたします。 ごめんなさい、つまんないライターで。 とりあえず、ブッキング中です。 2007年6月01日 お久しぶりです。五月ですー。(頭の悪い出だし!) ↓宣伝。 ファンブック。 ファンブックは版元さんに我侭をいわせていただきまして…。 マゾだとか××××だとか××××だとか言われても気にせず書き下ろし小説3本と、書き下ろしイラストもかなり入れさせていただきました。 アラビアンズ・ロストとどん被りですが…。他仕事で落とせないのともどん被りでもありますが・・・。真剣、自分××××じゃないかとも思いますが…。 でも、3000円近いですし…。 まったくの別仕事(ゲーム関係じゃないやつ)が待ち構えているので、まだまだ修羅場ですー。 ではでは! 2007年08月03日 五月です。 夏コミが近くなってきて目が回りそうです。 さてさて、ドラマ&ラジオCDについてのお問い合わせが来ているのですが、 大分前から夏コミ詳細ページにあるとおり、あのまんまなな内容です。 変更等はありません~ ドラマは普段そんなには作らないので(日本語おかしいですね。いつもか)、頑張っています。 まあ、大体いつも全力で頑張ってます、しかし今回も頑張りました、でも努力とは常に報われるとは限らぬものであって…。(おや?) 内容としては、単体でも聴けるのですが、今回は4編に少しだけつながりを持たせてみました。 そういえば、ラジオはディレクションも私がやっていて、それって名前入れなきゃ駄目なんでないのと言われたのですが、 印刷物には入っていませんでした。指定し忘れました。入れなきゃいけなかったのかな、名前。でもキャストがちゃんと入ってればいいですよね、駄目なんですかね。そういえば他でD入るときは入れてたような気もしなくもない。 ちなみにラジオのディレクションは、進行表とか作ってタイムとか指定とかがつがつ入れて内容作る感じの作業です。(説明が適当すぎる) 大体の内容はここで決まってくる感じのような気がしなくもない。 内容つまんなかったら、主にここの責任という…。あははうふふ。 内部の人間が入ってて名前入れないってことはアレか、逃げか逃げなのか逃げちゃうのかと思われたらアレでアレな感じなので暴露しときます。 つまんなかったら9割方ディレクションのせいで、面白かったら9割方パーソナリティーとゲストの方のおかげで1割くらいがディレクションの手柄です。 ………きりきりきり。 負担が…。
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このページはこちらに移転しました 浮気者 作詞/元・ボーリングの玉拾い 耳を澄ませば聴こえる 鐘の音聴こえてくんよ マジぱねぇ! 騒音ってレベルじゃねーぞ! 耳を澄ませば聴こえる 喘ぎ声聴こえてくんよ マジぱねぇ! 騒音ってレベルじゃねーぞ! 本当は彼女いるけれど 2次元の彼女は浮気者 僕らいや俺らは孤独だけれど 彼女が幸せならいいじゃない それでいいじゃないか なあ?同志よ (;´Д`)ハァハァ 実は嫁がいるけれど 2次元の嫁は浮気者 僕らいや俺らは孤独だけれど 彼女が幸せならいいじゃない それでいいじゃないか なあ?同志よ ふぅ・・・ 何やってんだ俺・・・
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【完結済み連載】 2005 総合・女性向け・BL 2006 総合・女性向け・BL 2007 総合・女性向け・BL 2008 総合・女性向け・BL 2009 総合・女性向け・BL 2010 総合・女性向け・BL 2011 総合・女性向け・BL 2012 総合・女性向け・BL 2013 総合・女性向け・BL 2014 総合・女性向け・BL 2015 総合・女性向け・BL 2016 総合・女性向け・BL 2017 総合・女性向け・BL 【短編】 2005 総合・女性向け・BL 2006 総合・女性向け・BL 2007 総合・女性向け・BL 2008 総合・女性向け・BL 2009 総合・女性向け・BL 2010 総合・女性向け・BL 2011 総合・女性向け・BL 2012 総合・女性向け・BL 2013 総合・女性向け・BL 2014 総合・女性向け・BL 2015 総合・女性向け・BL 2016 総合・女性向け・BL 2017 総合・女性向け・BL
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元ネタ:酒場でDABADA(沢田研二) 作:ヤジタリウス 嫁さん探して見えない時は どこかのホテルを探してみろよ 男と裸で絡み合い 楽しく過ごしているはずだから ダバダ ディディ ダバダ ディダ ダバダ ディディ ダバダ ディダ たまに聞く話だね 浮気が他人の嫁さんならば 気楽に煽りも入れられるけど いきなりまさかのサレ夫役 自分に振られりゃgkbrするよ ダバダ ディディ ダバダ ディダ ダバダ ディディ ダバダ ディダ 情けない話だね 0時を過ぎても嫁さんが帰ってこないのは 男と一緒にいるからか 携帯チェックをしてみようか よせよ よせよ 知らぬが仏 ダバダ ディディ ダバダ ディダ ダバダ ディディ ダバダ ディダ 痩せ我慢し時だね 信じりゃ白髪の生え揃うまで 修羅場りゃすぐにも別々の道 やっぱり俺には穏やかな 波風立たない人生がいい ダバダ ディディ ダバダ ディダ ダバダ ディディ ダバダ ディダ 優しげな男だね 明け方近くに嫁さんが足音忍ばせて 帰ってくるなりシャワー浴び 溜め息ついてる事もある よせよ よせよ 見ぬもの清し 時々嫁さん目を伏せて視線を逸らすのは 仕事で疲れているからさ たまにはゆっくり休みなよ そうさ そうさ 信じているよ ダバダ ディディ ダバダ ディダ ダバダ ディディ ダバダ ディダ それもまた勇気だね ダバダ ディディ ダバダ ディダ ダバダ ディディ ダバダ ディダ 優しげな男だね 検索タグ J-POP フルコーラス ヤジタリウス 不倫サレ 沢田研二 メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト